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平成25年第 8回定例会(第1日目 9月 5日)

  • 関西弁(/)
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  1. 八頭町議会 2013-09-05
    平成25年第 8回定例会(第1日目 9月 5日)


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    平成25年第 8回定例会(第1日目 9月 5日)      平成25年第8回八頭町議会定例会 会議録 (第1号)   招集年月日  平成25年9月5日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成25年9月5日 午前9時30分宣告        (第1日) 応招議員    1番 山本 弘敏   2番 小林 久幸   3番 坂根 實豊    4番 下田 敏夫   5番 岡嶋 正広   6番 川西 末男    7番 西尾 節子   8番 小倉 一博   9番 栄田 秀之   10番 川西  聡  11番 桑村 和夫  12番 尾島  勲   13番 髙橋信一郎  14番 河村 久雄  15番 池本  強   16番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町  長   井山愛治  副 町 長   吉田英人  教 育 長   薮田邦彦  総務課長   野崎正実  船岡支所長兼住民課長         山根祐一  八東支所長兼住民課長         保木本妻枝 税務課長    岩見一郎  企画課長   川西美恵子 福祉環境課長  前田康博  保健課長    橋本 隆  産業観光課長 矢部雅彦  建設課長    西尾哲夫  上下水道課長  森脇孝和  地籍調査課長 平木章治  会計管理者   土橋芳子  人権推進課長 細田初博  教育委員会事務局次長         田村政司  農業委員会事務局長         小林俊一  男女共同参画センター所長         林 仁美  福祉事務所長 田中裕之  代表監査委員 田中壽人 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 山本政明   主任 寺坂武文 町長提出議案の題目   人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   八頭町財産区管理委員の選任について   土地の取得について(統合中学校駐車場用地)   寄附の受け入れについて(財団法人八頭農業公社残余財産)   財産の譲渡について(財団法人八頭農業公社残余財産)   八頭町住民投票条例の制定について   八頭町放置家屋等の適正管理に関する条例の制定について   八頭町開発行為の事前協議に関する条例の一部改正について   八頭町道路事業分担金徴収条例の制定について   八頭町道路部分改良事業分担金徴収条例の制定について   八頭町障害者等医療費助成条例の一部改正について   八頭町企業立地促進条例の一部改正について   八頭町公共下水道条例の一部改正について   八頭町小規模集合排水処理施設条例の一部改正について   八頭町農業集落排水施設条例の一部改正について   八頭町合併処理浄化槽施設条例の一部改正について   八頭町簡易水道事業給水条例の一部改正について   平成25年度八頭町一般会計補正予算(第5号)   平成25年度八頭町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)   平成25年度八頭町簡易水道特別会計補正予算(第2号)   平成25年度八頭町住宅資金特別会計補正予算(第2号)   平成25年度八頭町公共下水道特別会計補正予算(第2号)   平成25年度八頭町農業集落排水特別会計補正予算(第2号)   平成25年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第3号)   平成25年度八頭町大江財産特別会計補正予算(第1号)   平成24年度八頭町一般会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町上私都財産区特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町市場、覚王寺財産特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町上津黒、下津黒財産特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町篠波財産区特別会計歳入歳出決算の認定について   平成24年度八頭町大江財産特別会計歳入歳出決算の認定について 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員   14番 河村久雄議員  15番 池本 強議員              議 事 日 程 (第 1 号)               平成25年9月5日(木)午前9時30分開議 日程 第 1 会議録署名議員の指名  〃 第 2 会期の決定  〃 第 3 諸般の報告  〃 第 4 町長あいさつ  〃 第 5 報告第  6号 八頭町健全化判断比率及び資金不足比率について  〃 第 6 報告第  7号 専決処分の報告について(交通事故の和解)  〃 第 7 議案第 87号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  〃 第 8 議案第 88号 八頭町財産区管理委員の選任について  〃 第 9 議案第 89号 土地の取得について(統合中学校駐車場用地)  〃 第10 議案第 90号 寄附の受け入れについて(財団法人八頭農業公社残余                財産)  〃 第11 議案第 91号 財産の譲渡について(財団法人八頭農業公社残余財産                )  〃 第12 議案第 92号 八頭町住民投票条例の制定について  〃 第13 議案第 93号 八頭町放置家屋等の適正管理に関する条例の制定につい                て  〃 第14 議案第 94号 八頭町開発行為の事前協議に関する条例の一部改正につ                いて  〃 第15 議案第 95号 八頭町道路事業分担金徴収条例の制定について  〃 第16 議案第 96号 八頭町道路部分改良事業分担金徴収条例の制定について  〃 第17 議案第 97号 八頭町障害者等医療費助成条例の一部改正について  〃 第18 議案第 98号 八頭町企業立地促進条例の一部改正について  〃 第19 議案第 99号 八頭町公共下水道条例の一部改正について  〃 第20 議案第100号 八頭町小規模集合排水処理施設条例の一部改正について  〃 第21 議案第101号 八頭町農業集落排水施設条例の一部改正について  〃 第22 議案第102号 八頭町合併処理浄化槽施設条例の一部改正について  〃 第23 議案第103号 八頭町簡易水道事業給水条例の一部改正について
     〃 第24 議案第104号 平成25年度八頭町一般会計補正予算(第5号)  〃 第25 議案第105号 平成25年度八頭町国民健康保険特別会計補正予算(第                2号)  〃 第26 議案第106号 平成25年度八頭町簡易水道特別会計補正予算(第2号                )  〃 第27 議案第107号 平成25年度八頭町住宅資金特別会計補正予算(第2号                )  〃 第28 議案第108号 平成25年度八頭町公共下水道特別会計補正予算(第2                号)  〃 第29 議案第109号 平成25年度八頭町農業集落排水特別会計補正予算(第                2号)  〃 第30 議案第110号 平成25年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第3号                )  〃 第31 議案第111号 平成25年度八頭町大江財産特別会計補正予算(第1                号)  〃 第32 議案第112号 平成24年度八頭町一般会計歳入歳出決算の認定につい                て  〃 第33 議案第113号 平成24年度八頭町国民健康保険特別会計歳入歳出決算                の認定について  〃 第34 議案第114号 平成24年度八頭町簡易水道特別会計歳入歳出決算の認                定について  〃 第35 議案第115号 平成24年度八頭町住宅資金特別会計歳入歳出決算の認                定について  〃 第36 議案第116号 平成24年度八頭町公共下水道特別会計歳入歳出決算の                認定について  〃 第37 議案第117号 平成24年度八頭町農業集落排水特別会計歳入歳出決算                の認定について  〃 第38 議案第118号 平成24年度八頭町介護保険特別会計歳入歳出決算の認                定について  〃 第39 議案第119号 平成24年度八頭町宅地造成特別会計歳入歳出決算の認                定について  〃 第40 議案第120号 平成24年度八頭町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認                定について  〃 第41 議案第121号 平成24年度八頭町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決                算の認定について  〃 第42 議案第122号 平成24年度八頭町上私都財産区特別会計歳入歳出決算                の認定について  〃 第43 議案第123号 平成24年度八頭町市場、覚王寺財産特別会計歳入歳                出決算の認定について  〃 第44 議案第124号 平成24年度八頭町上津黒、下津黒財産特別会計歳入                歳出決算の認定について  〃 第45 議案第125号 平成24年度八頭町篠波財産区特別会計歳入歳出決算の                認定について  〃 第46 議案第126号 平成24年度八頭町大江財産特別会計歳入歳出決算の                認定について 議事の経過 ◎開会宣告                    (午前9時30分) ○議 長(岡嶋正広君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は16名で、定足数に達しております。  よって、平成25年第8回八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。  ただいまから本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(岡嶋正広君) 本定例会の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎会議録署名議員の指名 ○議 長(岡嶋正広君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により   14番 河村久雄議員   15番 池本 強議員を指名いたします。 ◎会期の決定 ○議 長(岡嶋正広君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から平成25年9月25日までの21日間といたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(岡嶋正広君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は本日から平成25年9月25日までの21日間とすることに決定いたしました。 ◎諸般の報告 ○議 長(岡嶋正広君) 日程第3 諸般の報告を行います。  事務局長をしていたさせます。  事務局長。 ○事務局長(山本政明君) 御報告いたします。  初めに、請願・陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものはお手元に配付の文書表のとおりでありまして、会議規則第92条の規定により、平成25年陳情第14号、第15号を総務教育常任委員会へ、平成25年陳情第13号を産業福祉常任委員会へそれぞれ付託されました。  次に、6月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。  次に、6月定例会で可決された意見書は、関係機関に送付いたしましたので御報告いたします。  なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって御報告にかえさせていただきます。  以上でございます。 ○議 長(岡嶋正広君) 以上で諸般の報告を終わります。 ◎町長あいさつ ○議 長(岡嶋正広君) 日程第4、ここで町長からあいさつがあります。  町長、井山愛治君。 ○町 長(井山愛治君) 皆さん、おはようございます。  平成25年第8回八頭町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、全員おそろいで御参加いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く感謝を申し上げます。  9月に入り、朝夕はめっきり涼しくなりましたが、ことしの夏も暑く、連日暑い日が続きました。とりわけ、高知県の四万十市では、41度という国内史上最高気温を観測するなど、記録ずくめの猛暑の夏となりました。  しかしながら、鳥取県西部、島根県、山口県、また、先般は兵庫県でも記録的なゲリラ豪雨を受け、局地的な被害が発生しております。被害に遭われました皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  昨日の大雨では、避難勧告を発令いたしましたが、幸いに現在のところ被害が生じておりません。大変幸いでございました。避難勧告というのは、大変発生するときに緊張感もあるんでございますが、今後とも空振りを恐れずに、住民の安心・安全のために発令してまいりたいというふうに思っております。  9月1日に実施予定でありました防災訓練は、残念ながら台風15号の接近の影響によります天候不順が予測されたため、本年度はやむなく中止いたしたところでございます。八頭町におきましても、常に初動対策を万全にいたしまして、絶えず気持ちを引き締めて災害対応に臨みたいと考えております。  さて、町内の各小・中学校では2学期も始まり、今週末には運動会も予定されているところであります。いよいよ味覚の秋、スポーツの秋の幕あけであります。  9月に入り、鳥取県産二十世紀梨の出荷が本格化しております。八頭町でも8月25日に八東選果場で、30日には郡家選果場で特産の二十世紀梨の出荷が始まりました。ことしは、春以降適度な日照と降雨に恵まれたことで順調に生育し、査定会では玉太りもよく、糖度も十分で、甘くておいしい梨に仕上がったと伺っております。
     現在、八頭町はもとより、県内の果樹農家から、残暑厳しい関西圏を中心に、一足早く秋を告げる二十世紀梨のみずみずしさが届けられていることと思います。  また、八頭町の秋の味覚の代表であります西条柿、花御所柿につきましても、味覚の秋を目前に生育は順調のようでありますし、8月30日に発表されました水稲の作柄概況も、平年に比べやや良ということでありますが、この雨で大変ちょっと心配をいたしております。  本年の夏を振り返ってみますと、第9回目を迎えました八頭町きらめき祭、ことしは7月28日に船岡竹林公園で開催し、時折雨の降るあいにくの天候ではございましたが、多くの皆様方に御来場いただき、ことしもまた町民が一体となった盛大なイベントができたと思っております。ありがとうございました。  当日は、山陰放送のラジオ公開録音も実施し、八頭町のPRはもとより、歌謡ショー、郷土芸能、やずぴょんや花トリピー、韓国横城郡の子供たちの参加と、盛りだくさんの内容で、フィナーレは約1,500発の打ち上げ花火が初めて竹林公園の夜空を彩り、会場は歓声に包まれておりました。  また、合併10年記念のプレイベントといたしまして、7月30日に中央中学校の校庭で開催いたしました夏の風物詩、夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会でありますが、当日は心配されました雨も上がり、早朝にもかかわらず、会場には子供からお年寄りまで、1,400人以上の方にお集まりをいただきました。体操では、参加者みんなで大きな声を出し、ラジオを通して全国を初め、海外にも八頭町民の大きな声を届けていただいたところであります。  次に、8月28日から30日まで、横城郡の高郡主団6名の皆様方を八頭町へ招聘いたしました。来年は、旧の八東町時代から数えまして、交流20年ということでございますが、今回も町はもとより、議会への表敬訪問、町内各施設の視察も行われ、横城郡とのさらなる交流が深められたと思っているところであります。  さて、国内に目を向けますと、8月6日に出されました政府の社会保障制度国民会議の報告では、今後、社会保障制度の持続性を高めるため、社会保険料と並ぶ主要な財源として消費税収を確保し、改革は行う必要があるとされております。主な内容では、医療介護関係では、国民健康保険は保険者を市町村から都道府県に移行、70歳以上の高齢者からの2割負担の早期導入、介護保険の高所得者の利用者負担引き上げ、要支援1・2の方を介護保険給付から切り離した上での段階的な市町村事業への移行などであります。  年金では、支給開始年齢引き上げ検討、高所得者への課税強化、少子化対策では、育児休業中の経済的支援検討が報告されました。低所得者に配慮した報告ではありますが、社会保障制度は大きく変わろうとしております。その結果、今後、地方財政に大きく影響を与えるのではないかというふうに懸念をしているところでございます。  一方、先般の全員協議会でも協議をいたしましたが、政府、自民党は8月12日、平成25年度から過疎債の適用として、人口減少や高齢者の増加が進む過疎地に対する財政支援の範囲を拡大する方針を固められ、この中には鉄道施設の整備・改修なども加えられる方向で、年内には結論をまとめるということでございます。老朽化をしております若桜鉄道の車両更新にとりましては朗報でありますので、さらに鳥取県・若桜町とも連携をとりながら、今後、国に対しまして強く要請を行ってまいりたいと考えているところであります。  現在、国政には消費税の問題、原発再稼働、TPP、社会保障など、大きな政治課題があると言われております。そのような中で8月30日、政府各省庁の平成26年度の概算要求が事実上締め切られ、要求総額は過去最大の99兆2,000億円に膨らんだということであります。公共工事など、裁量的経費を前年度予算に比較し、10%削減するよう各省庁に求める一方で、成長戦略に盛り込まれた政策や防災対策などの推進枠に予算を重点配分するということであります。  地方におきましては、安定的財政運営に必要な地方交付税の確保が重要でありますが、自治体全体の収支見通しを示します中期財政計画の試算に基づき要求されたとのことでありますが、各自治体への配分額で昨年より1.8%少ない16兆7,600億円余りとなっておる現状であります。  次に、私ごとになりますが、4月24日、町長に就任以来4カ月が経過いたしました。あっという間の4カ月であったように思いますが、このほど私の掲げました六つのまちづくり公約に対しまして、任期中のそれぞれのまちづくり公約の具体的な目標を立て、数値化できるものは数値化いたしました。間もなく公表する予定としていますが、着実に一歩ずつ、できるところから対処してまいりたいと考えているところであります。  また、新たな助成事業としまして、既に全協等でもお話ししておりますが、魅力ある地域づくり推進事業補助集落ごみステーション設置補助狩猟免許取得補助道路部分改良事業などを新たに行い、その実施期限を私の任期中といたしております。政策を選択しつつ、少しでも町民の皆様方の隅々に手の届く行政運営に取り組んでまいりたいと考えているところであります。  最後に、決算のことについて少し触れておきます。決算認定は、決定した予算が適正に執行されたか、議会の皆様方に審査をいただき、行政効果や経済効果の調査、また、行政効果を評価し、今後の行政運営の改善にも役立てる大切なものであります。  平成24年度の一般会計実質収支は、3億9,500万円余りとなっており、実質公債費比率も10.9で、前年より0.9ポイント改善されました。しかしながら、経常収支比率財政力指数とも前年度より悪化しているのが現状であります。  今後、大きく社会保障制度が変わりつつある中で、地方財政が圧迫されることは歴然といたしております。御承知のように、交付税に大きく依存している八頭町は、合併11年目の平成27年度から一本算定がえとなり、32年度には約11億円の交付税が削減となります。今から行政改革を強く推進し、平成32年度を見据えた行政運営に取り組む重要性をひしひしと感じているところであります。  本定例会に上程いたします議案は、報告2件、条例改正など17件、補正予算8件、平成24年度の八頭町の決算認定15件の合計42議案であります。  十分なる御審議をいただきまして、議決・認定をいただきますようお願い申し上げまして、御挨拶といたします。 ○議 長(岡嶋正広君) 以上で、町長のあいさつを終わります。 ◎議題の宣告 ○議 長(岡嶋正広君) 日程第5 報告第6号 八頭町健全化判断比率及び資金不足比率についてと、日程第6 報告第7号 専決処分の報告について(交通事故の和解)の報告2件を議題といたします。  町長から報告内容の説明を求めます。  町長。 ○町 長(井山愛治君) 報告第6号 八頭町健全化判断比率及び資金不足比率についてでございます。  地方公共団体の財政の健全化度をあらわします指標であります、八頭町健全化判断比率及び資金不足比率を、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定によりまして報告をするものであります。  八頭町の平成24年度決算におきます健全化判断比率は、普通会計実質収支の赤字額が、標準財政規模に占める割合を示します実質赤字比率、また、普通会計と他の特別会計を合わせました連結実質赤字比率とも赤字を生じておりませんので、記載はありません。  標準財政規模に占めます公債費の割合を示しました実質公債費比率は10.9%で、昨年と比較しまして0.9%改善されました。また、負債をあらわす指標の将来負担比率は67.6%で、昨年より9.9%改善されています。  特別会計公営企業会計におきます資金不足はゼロでありますので、記載はございません。  現在のところ、早期健全化基準に到達する懸念はありませんが、今後も引き続き健全な行財政運営に心がけていきたいと考えております。  以上、八頭町健全化判断比率及び資金不足比率の報告とさせていただきます。  報告第7号 専決処分の報告について(交通事故の和解)でございます。  報告案件は、平成25年7月16日、午前7時50分ごろ、鳥取自動車株式会社所属の職員が運転する八頭町有のスクールバスが起こした事故の損害賠償に係ります和解と、損害賠償額の確定によるものであります。  事故内容は、運転手が役場本庁舎西側の町道を郡家西小学校方面から本庁舎前の県道に進入(右折)しようとした際に、向かいの町道から県道に左折していた八頭町郡家238番地、堀長四郎氏所有の乗用車に接触したものです。  その結果、堀氏が運転していた車両の右側後方部が破損いたしました。  今回の事故原因は、スクールバス運転手の安全確認が不十分であったための事故で、大変申しわけなく思っております。事故直後、教育委員会を通じまして、鳥取自動車の職員へ、公用車の運転には細心の注意を払うよう徹底したところであります。  8月23日、損害賠償に係ります損害賠償の額を3万2,839円と定めまして和解が成立し、専決処分を行いました。  地方自治法第180条第1項の規定により、議会において規定されている事項について専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告いたすものでございます。 ○議 長(岡嶋正広君) 以上で、報告内容の説明を終わります。  ただいまの報告第6号、第7号に対しての質疑は、審議の都合により9月6日の会議において行います。 ◎一括議題の宣告 ○議 長(岡嶋正広君) この際、日程第7 議案第87号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてから、日程第9 議案第89号 土地の取得について(統合中学校駐車場用地)まで3議案について、一括議題といたします。  町長から提案理由の説明を求めます。  町長。 ○町 長(井山愛治君) 議案第87号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございます。  人権擁護委員は、法務大臣が委嘱し、任期は3年間となっており、現在、本町では10名の人権擁護委員の皆様に御活躍をいただいております。  今回、平成20年1月より、2期6年間人権擁護委員として御尽力をいただきました小島京子さんが、本年12月31日の任期をもって勇退されることになりました。  小島さんは、日ごろから幅広く人権問題の相談を受けるなど、人望が厚く熱心な方でございましたので慰留に努めましたが、御家庭の事情もあり、本人の意志も強く断念をいたしました。  議案第87号は、小島さんの勇退に伴いまして、八頭町郡家75番地、富永恵子さんを人権擁護委員に推薦しようとするものであります。  富永恵子さんは、長年にわたり教職に携わられ、平成24年3月、智頭町立土師小学校を退職後、現在は、鳥取県人権教育推進協議会事務局に勤務され活躍しておられます。日ごろの研修会等にも積極的に参加され、人権意識も高く、非常に人望もあり、適任者であります。  富永さんには、長年の教師としての経験を生かし、地域の人権擁護活動に取り組んでいただけるものと考えております。  なお、任期は、平成26年1月1日から平成28年12月31日までであります。  人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。  よろしく御審議をお願いいたします。  議案第88号 八頭町財産区管理委員の選任について。  八頭町財産区管理条例では、財産区管理会の設置、組織及び運営等に関しまして必要な事項を定めておりますが、現在の「上私都財産区」、「市場・覚王寺財産区」、「上津黒・下津黒財産区」、「別府財産区」、「篠波財産区」の財産区管理委員の任期が、平成25年9月27日をもって満了となります。  このたび、それぞれの財産区から財産区管理委員の推薦をいただきましたので、八頭町財産区管理条例第3条第1項の規定に基づき、財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。  なお、財産区管理委員の任期は、4年と定められております。  議案第89号 土地の取得について(統合中学校駐車場用地)でございます。  平成27年4月に統合予定の「八頭町立八頭中学校」駐車場整備事業用地の農地転用及び事業認定等の手続が完了いたしましたので、このたび用地の取得をしようとするものであります。  内訳といたしましては、八頭町郡家149番地2ほか8筆、5,088.54平方メートルを、八頭町郡家251番地、井上雅紀氏及び大阪市城東区永田四丁目1番23号、株式会社松井製作所代表取締役社長、松井貞雄氏から、取得価格、4,300万4,645円で購入しようとするものであります。  用地買収が終了いたしましたら、工事発注を行いたいと思っております。駐車スペースにつきましては、122台を予定しているところであります。  地方自治法第96条第1項第8号の規定及び八頭町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、本議会の議決を求めるものであります。  事情、御賢察の上、御可決賜りますようお願いいたします。 ○議 長(岡嶋正広君) 以上で提案理由の説明を終わります。 ◎一括議題の宣告 ○議 長(岡嶋正広君) この際、日程第10 議案第90号 寄附の受け入れについて(財団法人八頭農業公社残余財産)から、日程第46 議案第126号 平成24年度八頭町大江財産特別会計歳入歳出決算の認定についてまで37議案について、一括議題といたします。  町長から提案理由の説明を求めます。  町長。 ○町 長(井山愛治君) 議案第90号 寄附の受け入れについてでございます。  公益法人制度改革により、平成25年3月31日をもちまして、財団法人八頭町農業公社は解散し、平成25年4月1日以降、清算事務を進めてまいりました。  このたび、清算に伴います残余財産を、同公社の寄附行為第32条第1項の規定に従いまして、八頭町に寄附をいただいくものであります。  寄附を受ける物件等の種類につきましては、鉄骨造、一部2階建てのこおげフレンドセンター1階の一部分、27.5平方メートルでございます。  また、建物の附属施設としまして、トイレ、衛生器具等一式、什器備品といたしまして、パーテーション、エアコン等一式であります。  なお、寄附を受けます物件等の所在地は、八頭郡八頭町門尾40番地2で、施設の名称は、こおげフレンドセンターであります。寄附者につきましては、八頭郡八頭町見槻65番地、財団法人八頭町農業公社代表清算人、井山愛治でございます。  議案第91号 財産の譲渡についてでございます。  財団法人八頭町農業公社の残余財産につきまして、平成25年5月24日に設立いたしました、新法人「一般財団法人八頭町農業公社」へ、無償で譲渡しようとするものであります。  譲渡物件等につきましては、議案第90号にありました寄附物件でございます。物件等を譲渡する相手方は、八頭郡八頭町姫路228番地1、一般財団法人八頭町農業公社理事長、吉田英人であります。  法令等に従いまして、進めているものであります。  よろしく御審議をお願いいたします。  議案第92号 八頭町住民投票条例の制定についてでございます。  この条例は、平成25年1月1日から施行しております、八頭町自治基本条例第30条第7項の規定に基づき、住民投票の実施に関して必要な事項を定めようとするものであります。  住民投票は、自治基本条例30条第1項に規定します、町政全体に関する重要事項で、直接町民に賛否を問う必要があると認められる事案を想定しており、例えば、産業廃棄物処理施設の設置とか、原子力発電所の設置、合併協議会の設置などが考えられます。  主な内容としまして、住民投票の請求、発議では、議会の議員及び町長の選挙権を有する者の3分の1以上の連署をもって、請求があった場合であるとか、議会におきましては、地方自治法第112条第2項を引用し、議員定数の12分の1以上の者をもって議員提案され、可決された場合といたしました。また、町長みずからも発議できるとしております。  住民投票の成立要件としては、一事案について、投票総数の投票資格者の2分の1に満たないときは成立しないものとし、投票結果につきましては、町長及び町議会は、住民投票の結果を尊重しなければならないとしております。  住民投票の実施ということになりますと、行政主導ではなく、町政の課題事案に向けて、町民の皆様方の関心と理解を前提としたものであり、住民自治の実践として評価できるものと考えております。  議案第93号 八頭町放置家屋等の適正管理に関する条例の制定についてであります。  八頭町では、近年、家屋が不完全な管理のまま長年放置されることによりまして、周辺住民の生活環境を著しく損なっている老朽危険家屋が増加しております。  今回、このような放置家屋等の管理の適正化を図ることにより、倒壊等による事故、犯罪、火災等を未然に防止し、町民の生活環境の保全を図り、安心・安全なまちづくりを推進することを目的に、本条例を制定しようとするものであります。  内容につきましては、所有者等の責務や町の調査、指導、助成制度等、放置家屋等の適正管理に関して必要な事項を定めております。  議案第94号 八頭町開発行為の事前協議に関する条例の一部改正についてであります。  八頭町では、自然環境、生活環境の保全を図り、安全で快適なまちづくりの実現を目指すべく、開発行為の事前協議条例を制定しております。  事前協議の適用範囲項目であります宅地造成につきましては、現在、「3,000平方メートル以上の宅地造成及びこれに準ずる土地造成」となっており、民間事業者が宅地造成や太陽光発電事業等に参入しにくい状況となっているところであります。  また、宅地造成や太陽光発電施設等の開発行為におきましては、国・県の認可・承認を受けなければ実施することができない事業となっております。  これらのことから、このたび本条例の適用範囲から、風力・太陽光及び小水力発電施設を除外するとともに、宅地造成の要件を「3,000平方メートル以上」から「5,000平方メートル以上」に条例の一部を改正し、民間活力を導入しながら、将来にわたって自然と調和した良好な生活環境を確保しようとするものであります。
     議案第95号 八頭町道路事業分担金徴収条例の制定についてであります。  この条例は、町が行う道路の新設及び改良工事費用に充てる分担金の徴収について、必要な事項を定めようとするものであります。  事業の対象は1・2級及びそれに準ずる道路以外のその他町道及び橋梁としております。  道路工事の施行により、受益者の方から工事費用の一部を徴収しようとするもので、それぞれ事業費に対する分担率と一戸当たりの上限額を定めました。  事業費に対します分担率は、その他町道、100分の10以内(ただし、一戸当たりの上限額を3万円)、橋梁につきましては、100分の5以内(ただし、一戸当たりの上限額は3万円)としております。  なお、本条例の施行に伴い、「八頭町過疎対策事業債受益者分担金徴収に関わる特別措置要綱」は廃止するものであります。  議案第96号 八頭町道路部分改良事業分担金徴収条例の制定についてであります。  この条例は、町が行う道路の部分的改良事業費用に充てる分担金の徴収について、議案第95号同様、必要な事項を定めようとするものであります。  狭隘な道路等の改良事業の施行により、受益者の方から工事費用の一部を徴収しようとするもので、分担金の額は、事業費に2分の1を乗じた額としております。  対象事業費は200万円未満で、補償費を除く部分的な道路改良、橋梁を対象としました。  なお、本条例については、平成29年3月31日限りで、効力を失うものといたしております。  議案第97号 八頭町障害者等医療費助成条例の一部改正についてであります。  障害者等医療費助成制度は、身体、知的、精神に障がいのある方や障がいのある児童の医療費を助成することにより、健康の保持と生活の安定を図ることが目的であります。  特別医療費助成制度も同様の目的で作られたものですが、現在、この制度での所得判定基準日は8月1日となっており、障害者等医療費助成制度の所得判定基準日は7月1日であります。  現状では、両制度の所得判定基準日が1カ月異なることから、特別医療費助成では、前年度所得、障害者等の医療費助成では、前々年度所得の判定となり、制度間でどちらの助成も受けられない者が生じることとなります。  このたび、所得判定基準日を特別医療制度と同様の8月1日に改正するとともに、あわわせまして、対象者に精神障害者保健福祉手帳の3級保持者を追加し、広く制度を利用していただけるようにするものであります。  議案第98号 八頭町企業立地促進条例の一部改正についてであります。  八頭町にとりまして、雇用の確保は重要課題であり、産業の振興、雇用機会の拡大、地域経済の発展等を目的に、企業立地促進条例を制定しております。  現在、企業誘致につきましては、空き工場等を中心に県内外の企業に働きかけを行っているところでありますが、今回、工場等の新増設に伴います奨励措置につきまして、県と同様の条件に緩和させていただき、町内企業の立地促進を図ろうとするものであります。  内容につきましては、交付対象企業の指定要件の一部であります、投下固定資産額が500万円を超え、かつ、新規常用雇用者数を「5人以上9人以下」のものを、「3人以上9人以下」に改正しようとするものであります。  本町経済の活性化と町民生活の安定と向上に寄与するものと考えております。  議案第99号 八頭町公共下水道条例の一部改正について、議案第100号 八頭町小規模集合排水施設条例の一部改正について、議案第101号 八頭町農業集落排水施設条例の一部改正について、議案第102号 八頭町合併浄化槽施設条例の一部改正について。  議案第99号から議案第102号につきましては、同様の内容ですので、一括して説明申し上げます。  八頭町上下水道運営審議会へ、水道の安定供給、下水道の公衆衛生の向上と環境保全と、適正な施設の維持管理に必要な使用料金の改正について諮問を行い、平成25年3月に答申をいただきました。  今回、審議会の答申を尊重し、八頭町下水道条例等の一部を改正させていただき、平成26年4月1日から施行しようとするものであります。  人口の減少に伴います継続的収益減のもとで、今後も持続可能な会計運営を図る必要があり、使用料金の改定を行うものであり、近隣市町村の料金体系、社会情勢等を考慮した使用料金の内容となっております。  改定内容は、一般家庭の一月当たりの使用料基本料金を2,200円から2,300円に、世帯員割につきましては、一人につき、420円を440円に、一人増すごとの加算を420円から440円に改正しようとするものです。  また、水道水等を使用した一般家庭以外の使用料基本料金を10立方メートルまで2,200円を7立方メートルまで2,300円に、1立方メートル当たりの超過料金につきましては、現在、3段階で設定しておりましたものを今回、4段階に改正しようとするものであります。  議案第103号 八頭町簡易水道条例の一部改正についてであります。  議案第103号につきましても同様に、八頭町上下水道運営審議会の答申を尊重し、今回、八頭町簡易水道条例の一部を改正させていただき、平成26年4月1日から施行しようとするものであります。  答申では、利用者負担の公平の視点から、独居・高齢者世帯等へ配慮、逓増制の緩和や近隣市町村の料金体系、社会情勢等を考慮した使用料金の内容となっております。  改定内容は、一般用、営業用とも一月当たりの基本料金を10立方メートルまで1,200円であったものを7立方メートルまで1,100円に、1立方メートル当たりの超過料金につきましては、現在、3段階で設定しておりましたものを今回、4段階に改正いたすものであります。  次に、議案第104号から議案第111号は、補正予算の関係であります。各会計の繰越金につきましては、補正額が100万円以上ありましたものを今回予算化いたしました。  議案第104号 平成25年度八頭町一般会計補正予算(第5号)。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億4,125万1,000円を追加しようとするものです。  歳入の主なものを御説明いたします。  地方交付税は、普通交付税の決定通知によりまして、2億7,956万円余を追加いたしました。  国庫支出金では、統合中学校増築に伴う、公立学校施設整備事業国庫補助金1,921万円余を新たに計上し、社会資本整備総合交付金2,625万円余、ガン対策推進事業国庫補助金479万円余を減額いたしました。  県支出金では、野生鳥獣被害防止事業費補助金631万円余、緑の産業再生プロジェクト事業県補助金5,206万円余などの追加であります。  寄附金801万円余は、農業公社の精算に伴うものです。  繰越金は、繰越額の確定により、3億4,500万円余の追加をいたしました。  町債につきましては、臨時財政対策債の発行可能額の確定に伴いまして2,060万円、万代寺橋事業債1,460万円を減額し、中学校整備事業債1億5,630万円などの追加であります。  次に歳出であります。  総務費の総務管理費では、八東庁舎の修繕、工事請負費など441万円余、交通政策費では、郡家駅コミュニティ施設整備事業642万円余を追加しました。  民生費では、更生医療給付費で生活保護対象者の人工透析開始による扶助費590万円、保育施設整備事業は、郡家保育所駐車場整備事業費750万円を計上しました。  生活保護費の4,166万円余は、生活保護扶助費の返納金であります。  衛生費では、長寿健康増進事業費で集団検診など608万円余を増額し、がん対策費では、乳がん重点実施分の中止により、809万円余を減額しました。  次に、農林水産業費であります。  農業振興総務費では、農業公社新法人出損金、柿用包装機械導入補助など1,051万円余、農業農村整備事業は、地域ため池総合整備事業負担金など、669万円の追加であります。  他には、野生鳥獣被害防止事業費は、奨励金など1,023万円余、緑の産業再生プロジェクト事業補助金5,207万円を追加しました。  土木費では、通学路安全対策工事など、道路橋梁維持費に625万円を追加しております。  なお、除雪機械購入費の615万円余りの減は、除雪ドーザー等の入札減によるものです。  橋梁の長寿命化計画によります池田中橋改良事業、東橋改良事業の実施設計委託料に1,011万円を追加し、万代寺橋改良事業には平成24年度に追加配分を受けておりますので、4,502万円の減額としました。  教育費では、小学校管理運営費で、丹比小学校体育館器具庫屋根改修工事などに419万円余、中学校建設費で、平成27年4月に統合予定の中学校の増築工事の工事請負費として、1億8,350万円を計上いたしました。  予備費には、4億7,673万円余を追加しております。  それぞれ詳しい予算内容につきましては、事業説明書等をごらんいただきたいと思います。  議案第105号 平成25年度八頭町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,800万8,000円を追加しようとするものであります。  歳入では、5月末の賦課税率の決定によりまして、国民健康保険税3,000万円を減額し、繰越金8,800万円余を追加いたしております。  歳出では、諸支出金として、過年度に係ります特定健診等の国・県支出金返還金を60万円余、予備費に5,730万円余を追加いたしました。  議案第106号 平成25年度八頭町簡易水道特別会計補正予算(第2号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ1,346万9,000円を追加しようとするものです。  歳入では、前年度繰越金の確定により1,346万円余を追加し、歳出では、総務費で久能寺第二水源地の吐出修繕など356万円余、事業費では、船岡地域の老朽管移設工事費315万円余を計上しました。  また、予備費、674万円余を追加しております。  議案第107号 平成25年度八頭町住宅資金特別会計補正予算(第2号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ557万5,000円を追加しようとするものです。  歳入では、前年度繰越金557万円余を追加し、歳出では、住宅資金健全化基金積立金300万円、予備費257万円余を計上いたしました。  議案第108号 平成25年度八頭町公共下水道特別会計補正予算(第2号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ2,915万1,000円を追加しようとするものであります。  歳入では、前年度繰越金の確定により、2,915万円余を追加し、歳出では施設管理費で、落雷による奥谷3号マンホールポンプ非常通報装置の修繕など394万円、予備費2,521万円余を計上しました。  議案第109号 平成25年度八頭町農業集落排水特別会計補正予算(第2号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ2,094万1,000円を追加しようとするものです。  歳入では、前年度繰越金の確定により2,094万円余を追加し、歳出では、施設管理費で隼郡家1号中継ポンプの修繕料など1,053万円余、予備費1,040万円余を計上しております。  議案第110号 平成25年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第3号)であります。  今回補正いたします額は、歳入歳出それぞれ2,226万2,000円を追加しようとするものであります。  歳入では、平成24年度の給付費の精算に伴い、介護給付費国庫負担金1,109万円余、支払基金交付金560万円余、介護給付費県負担金822万円余を増額し、平成24年度繰越金は、321万円余を減額いたしております。  歳出でも歳入同様、平成24年度の給付費の精算に伴い、諸支出金で国・県等への返納金251万円余、一般会計への繰出金226万円余を計上いたしております。  また、予備費に1,676万円余を追加いたしました。  議案第111号 平成25年度八頭町大江財産特別会計補正予算(第1号)であります。  今回の補正に伴います予算総額の変更はございません。  歳出では、財産区の管理費用としまして、作業道の維持賃金など13万円を追加し、予備費で調整しております。  議案第112号から議案第126号までの15議案は、平成24年度の八頭町の各会計の決算であり、地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定を得ようとするものでございます。  議案第112号 平成24年度八頭町一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、4億9,187万4,888円となりました。  翌年度へ繰り越すべき財源、9,586万8,000円を差し引いた実質収支額は、3億9,500万6,888円であります。  主な歳入は、町税が12億8,690万円余で、昨年より1,210万円余の減額となっております。前年対比0.94%の減で、主因は評価がえに伴う固定資産税の減によるものであります。  なお、町税におきましては、地方税法第15条の7及び18条により、93万508円を不納欠損処理とさせていただきました。  地方交付税は、福祉事務所の開設により、昨年より約9,400万円余り増の56億4,840万円余となりました。  他には、子どものための手当て国庫負担金などの国庫支出金6億6,900万円余、自立支援事業県負担金などの県支出金10億1,720万円余であります。  繰越金は4億2,170万円余で、臨時財政対策債などの町債は、11億1,220万円でありました。  ふるさと納税によります寄附金は、209万円であります。  次に歳出でありますが、主なものを申し上げます。  まず、総務費です。  男女共同参画事業では、男女共同参画フェスティバルを開催するなど、幅広い年代層に向け、男女共同参画推進への啓発を行いました。  財政調整基金は、3億5,400万円、まちづくり基金は、3億1,000万円の積み立てであります。  情報通信基盤整備事業では、CATV加入促進に向け、継続費事業として、下野地内に区域外放送受信点整備工事に着手しました。  公共交通につきましては、町営のバス事業を初め、高齢者の方などを対象に、タクシーの利用補助制度を拡大し、3月末で556名の登録となっております。  郡家駅周辺整備につきましては、基本計画をもとに、将来の郡家駅周辺の整備に向けまして、JRと協議を進めました。若桜鉄道は、上下分離方式に移行し4年目を迎え、昨年も過去3カ年同様、旅客収益の赤字分を営業外収入で補う努力をしましたが、結果的に470万円の赤字となっております。  次に、民生費の関係であります。  同和対策の関係では、差別解消に向け、八頭町部落差別撤廃・人権擁護実施計画(後期計画)に沿った諸事業を展開いたしました。
     包括支援センター事業は、高齢者や家族の方の相談窓口として活動するとともに、高齢者虐待防止の啓発に取り組み、認知症サポーターの養成を行っております。  自立支援事業では、障がいの内容にかかわらず、利用量等に応じた必要なサービスの提供を行い、児童手当給付事業は、0歳から中学校修了前の生徒を対象に、児童手当の支給により、児童の健全育成に寄与いたしました。  保育所の関係では、繰越事業ではございましたが、郡家保育所、国中保育所の増築を行い、未満児の保育室の施設整備と郡家保育所には新たに病後児保育施設を設置しました。  また、昨年から福祉事務所を開設し、県から移管されました生活保護費の支給等を行っております。  次に衛生費であります。  平成23年度に策定しました地域福祉計画をもとに、昨年、町内3地域にモデル地区を設定し、まちづくり委員会の立ち上げや、地区に合った福祉事業の展開を行っていただきました。  各種の予防接種事業では、事業の充実に向けて、未接種者のフォローに努めるなど、感染症発症の予防の充実を図っております、昨年は、新たに不活ポリオと四種混合ワクチンが定期予防接種に導入され、予防と保護者の負担軽減を行いました。  なお、全額助成を行っておりますヒブワクチン、小児用肺炎球菌、子宮頚がんワクチンは、平成25年度から予防接種法の改正により、定期予防接種に変更となります。  高齢者につきましては、継続して肺炎球菌の予防接種の助成を行い、長寿健康増進事業では、40歳以上の住民の方を対象に総合検診を実施し、疾病の早期発見、早期治療につなげました。  可燃ごみの処理につきましては、平成21年7月から鳥取市に処理を委託し、神谷清掃工場に搬入をいたしております。  次に、農林水産業費であります。  チャレンジプラン支援事業では、意欲のある元気な農業者を育成すべく、プラン実現に必要な支援を行うとともに、現在、第3次を迎えております中山間直接支払交付金事業では、集落及び個別協定を合わせ34の協定を行い、耕作意欲の向上につなげました。  また、平成19年度から始まりました農地・水保全管理支払交付金事業は、耕作放棄地の未然防止と農業用施設の管理など、共同活動61組織、向上活動60組織に対しまして、支援を行っております。  地籍調査事業につきましては、昨年、3地域合わせまして、6.09平方キロメートルの実施面積であります。  林業関係では、野生鳥獣被害防止事業で電気柵23基、1万1,471メートルなどの助成を行うとともに、有害鳥獣の捕獲に積極的に取り組み、農家への被害と負担の軽減を図りました。  森林整備地域活動支援推進事業では、7団地、1,399.6ヘクタールについて活動実施協定を締結し、作業路網の改良活動等の推進を図りました。  商工費では、地域経済の活性化を図るべく、プレミアム付き商品券の発行に対しまして補助を行っております。  観光費では、緊急雇用事業を活用し、八頭町の特産品を一堂に集め、「八頭町マルシェ2012」を開催しました。  次に、土木費であります。  道路橋梁費では、小型除雪機を購入して、6集落に貸与を行い、冬季の除雪対策に備えていただいております。  また、町内全体の除雪作業が円滑に行えるよう、安部地区にドーザ1台を追加配備し、船岡地域の除雪ドーザを更新しました。  生活関連道路であります町道の改良につきましては、出合線、下濃船久線の改良工事を継続して行っております。  八東川水辺プラザ河川公園は、昨年も県内外から多くのグラウンドゴルフ愛好者の方に御利用をいただきました。  次に、消防費であります。  消防設備等整備事業では、消防自動車2台の更新を行い、防災備蓄整備事業で船岡地域に防災備蓄倉庫を新築し、有事に備えました。  また、拠点避難施設整備事業では、老朽化した国中体育館を解体し、一部翌年度に繰り越しをいたしましたが、拠点避難施設として国中活性化施設の整備を進めております。  次に、教育費の関係であります。  昨年は、熱中症対策として、全小・中学校の各教室に扇風機を設置し、教育環境の改善を行っております。  また、合併後始めました少人数学級等の実施事業では、小学校で全学年での30人学級の実施と複式学級の解消を行い、中学校では、全学年で33人学級を実施し、学校教育の充実を図りました。  また、同和教育費の関係につきましては、同和問題講演会、部落解放研究集会、各集落での同和問題学習会などを継続して開催し、差別解消に向けた住民の人権意識の向上に努めております。  第7回目を迎えました森下広一杯マラソン大会は、県内外から1,622人の皆様方に参加をいただき、健康増進と体力向上を図っていただきました。  次に、災害復旧費です。  一昨年9月の台風12・15号によりまして、八頭町内は大きな被害に見舞われました。林道災害では、昨年からの繰越事業により、佐崎線などの復旧工事を行いました。  また、公共土木施設災害の町道ホウキ線、公共施設災害の船岡多目的グラウンド進入路の災害復旧工事につきましても、繰越事業により復旧工事を行っております。  最後に、公債費の関係であります。  昨年度中に償還が終了しました起債事業は28件、一般会計の平成24年度末の地方債残高は、117億8,310万円余となっております。  議案第113号 平成24年度八頭町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、1億5,389万5,520円となりました。  歳入では、国民健康保険税4億1,900万円余を徴収させていただきました。  なお、国民健康保険税におきまして、304万5,920円を地方税法第15条の7及び第18条により、不納欠損処理をさせていただいております。  また、療養給付費負担金、調整交付金等につきましては、国・県等からの所定の負担率によるものであります。  歳出では、各種保険給付事業を実施し、被保険者の健康・福祉の増進に努めておりますが、14億2,820万円余となりました。1人当たりの各種保険給付事業は、12.7%の増となっております。  保険事業では、昨年申し込みをされた299人の全ての方に人間ドックを受診していただきました。平成20年度から始まりました特定健康診査事業の昨年の受診率は、41.5%でありました。  被保険者の方の幸福は、健康が第一と考えておりますので、今後も引き続き健康増進と医療費の抑制を図るべく、受診率の向上に努めたいと考えております。  議案第114号 平成24年度八頭町簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、1,925万9,650円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源、547万5,000円を差し引いた実質収支額は、1,378万4,650円であります。  主な歳入は、水道使用料が2億1,220万円余、一般会計からの繰入金9,360万円余、繰越金1,580万円余であります。  歳出では、破岩・船岡地内の老朽管更新、丹比系水源調査など1,170万円余、給水施設等の修繕費2,210万円余、水質検査ほか維持費に8,890万円余を支出し、施設の適正な維持管理と水道水の安定供給を図りました。  公債費は、1億7,950万円余であります。  議案第115号 平成24年度八頭町住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、565万3,893円であります。  歳入では、県補助金として、償還推進助成事業補助金36万円、住宅資金健全化基金積立金繰入金として、610万円余の繰り入れをいたしました。  また、平成24年度中に償還の完了した方は、6名であります。  歳出では、住宅資金健全化基金分としまして、300万円の基金積み立てを行いました。  公債費は1,348万円余ですが、そのうち利率の高いもの、610万円余を繰上償還しております。  議案第116号 平成24年度八頭町公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、3,062万1,387円となりました。  主な歳入は、使用料1億1,460万円余、一般会計からの繰入金2億6,420万円、繰越金3,000万円余が主なものです。  歳出では、総務費の施設管理費8,240万円余、繰り越し分の1,030万円余をもちまして、マンホールポンプ、処理施設機器類の修繕を行うなどの維持管理を行い、生活環境の維持と向上を図っております。  公債費は、2億7,380万円余です。  議案第117号 平成24年度八頭町農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、2,928万7,926円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源、666万6,000円を差し引いた実質収支額は、2,262万1,926円であります。  主な歳入は、使用料1億3,990万円余、国庫支出金200万円余、繰入金5億8,200万円、繰越金2,210万円余が主なものです。  歳出では、総務費の施設管理費、2億720万円余の費用をもちまして施設の適正な管理に努め、公共用水域の水質保全を行っております。  また、施設統合事業では、野町処理区の私都第二処理区への統合に取り組みを進めました。  公債費は、4億7,030万円余です。  議案第118号 平成24年度八頭町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、215万7,385円の不足となりまして、平成25年度会計より繰上充用をいたしております。  歳入では、介護保険料3億1,043万円余を徴収させていただき、介護給付費負担金、調整交付金等につきましては、国・県等から所定の負担率によるものです。  一般会計からの繰入金は、2億9,590万円余でありました。  歳出では、平成25年3月末の介護保険第1号被保険者数は5,367人で、昨年度末より132名増加し、要支援・要介護認定者数につきましても1,086名と、昨年度末より80名増加しております。  このため、保険給付費におきましても、昨年度と比較しまして1億1,080万円余増額の17億8,880万円余となりました。  なお、一昨年、第5期介護保険事業計画を策定しておりますが、介護給付費削減に向け、今後も介護予防事業及び要介護状態の悪化防止事業の充実を図り、地域包括支援センターとの一層の連携を図りたいと考えております。  議案第119号 平成24年度八頭町宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、29万7,419円となりました。  歳入の主なものは、1区画分の売上収入390万円余、基金からの繰り入れとして、2次分譲地等の償還金分2,340万円余であります。  歳出では、総務費で1区画分の売上代金等、440万円余の積み立てを行いました。  公債費は、2,340万円余となっております。  議案第120号 平成24年度八頭町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、123万8,853円となりました。  歳入の永代使用料は、郡家墓苑第2次造成地9区画270万円、船岡墓苑1区画28万円の合計298万円であります。  基金からの繰入金、180万円余を行いました。  歳出の主なものは総務管理費で、郡家墓苑ののり面補修工事を行い、基金への積立金140万円余、公債費160万円余であります。  第2次造成地の郡家墓苑につきましては、79区画全てが永代使用となり、船岡墓苑では、53区画のうち13区画が残りの区画となっております。  議案第121号 平成24年度八頭町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  歳入歳出差し引き額は、76万8,382円となりました。  主な歳入は、後期高齢者医療保険料、1億1,410万円余を徴収させていただきました。  なお、保険基盤安定繰入金など、一般会計からの繰り入れは5,730万円余です。  歳出の主なものは、総務費としまして、保険証の発行、保険料納付書の発送費等230万円余、保険料、基盤安定負担金を合わせました広域連合への負担金、1億6,840万円余であります。  議案第122号 平成24年度八頭町上私都財産区特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第123号 平成24年度八頭町市場、覚王寺財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第124号 平成24年度八頭町上津黒、下津黒財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第125号 平成24年度八頭町篠波財産区特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第126号 平成24年度八頭町大江財産特別会計歳入歳出決算の認定についての5議案の決算につきましては、それぞれの管理会で執行されましたものを町で精査し、ここに提案いたしております。  以上、一括いたしまして提案理由を申し上げました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議 長(岡嶋正広君) 以上で提案理由の説明を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(岡嶋正広君) 暫時休憩します。       (午前10時41分) ◎再  開
    ○議 長(岡嶋正広君) 会議を再開します。      (午前10時50分) ◎決算審査報告 ○議 長(岡嶋正広君) この際、議案第112号から議案第126号まで、15議案に係る決算の審査について、一括して田中代表監査委員から審査報告を求めます。  田中代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) ただいま議長から御指名をいただきました、代表監査委員の田中でございます。  去る、5月の議会におきまして、皆様から重責を与えていただきました。皆様の御期待に応えられるよう、精いっぱい職責を果たしたいと思います。皆様の御指導・御鞭撻をよろしくお願いします。  それでは、決算審査の報告をさせていただきます。  皆様のお手元にあります決算審査意見書は、町長より提出されました平成24年度の決算関係の書類に基づき、髙橋監査委員と審査を実施した結果を取りまとめたものでございます。  決算審査は、平成25年7月8日から8月12日までのうち7日間、会計管理者を初め担当の皆さんに出席いただき、提出された歳入歳出決算書、実質収支に関する調書、歳入歳出決算事項別説明書及び財産に関する調書、そして、資金運用状況、各部門における主要な施策の成果、予算の執行実績などの資料に基づいて実施いたしました。  決算の計数は正確で誤りはないか、予算の執行は関係法令に基づき効果的かつ的確になされているか、収入支出事務は関係法令に基づき適正で計画的・効率的に処理されているか、財産管理及び主要事業の各状況については、それぞれ関係の諸帳簿及び証憑書類との照合、その他必要と認める関係書類の提出を求め、関係職員から聴取しました。  そして、別途実施しております例月現金出納検査の結果も勘案し、慎重に審査を行いました。  審査の結果は次のとおりでございます。  町長より審査を求められました平成24年度一般会計及び14の特別会計と財産に関する調書につきましては、皆様のお手元に配付しております決算審査意見書のとおり、歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別説明書、実質収支に関する調書は、関係法令に準拠して調整されており、計数についても誤りは認められず、決算は適正に表示されているものと認められました。資金運用状況及び財産に関する調書の計数についても誤りは認められず、適正に管理運営されているものと認められました。  次に、審査意見の要点を申し上げます。金額については、できるだけ100万円、あるいは1,000円単位で報告したいと思います。詳細については、意見書で確認いただきたいと思います。  なお、意見書の字句に誤りがありましたので、訂正をお願いしたいと思います。意見書の4ページの審査意見のところです。意見の8行目ぐらい、単位を千円としておりますけども、百万円に訂正していただきたいと思います。  平成24年度は、平木町政として最終年度の決算となり、町民が主役のまちづくりを目指し、施策を進められました。八頭町自治基本条例が25年1月に施行され、待望の鳥取自動車河原インターと国道29号線が25年3月に全線開通しました。  平成24年度決算の最終予算額は171億9,600万円で、当初予算155億9,900万円に対して、10.24%の増加となりました。決算規模を前年に比べますと、歳入総額は166億9,700万円で0.99%減少し、歳出総額は159億3,900万円で1.48%の減少となりました。翌年度へ繰り越された財源は、1億800万円となっております。  歳入を見ますと、一般会計は2億8,400万円減少し、特別会計は、1億1,700万円増加しました。町税収入は徴収率が向上しているものの、前年に比べ1,200万円ほど減少しております。人口減少と高齢化が急速に進んでいる現状を見ますと、今後、町税の増収は期待できないと思われます。頼りの国の財政状況が深刻なことは、皆様、御承知のとおりであります。  自主財源の乏しい八頭町にとりましては、財源の確保、税外収入の増加策は、これからますます重要性を増してくると思います。  今期、町有財産雑種地の賃貸契約されたものがありましたが、町有財産の有効活用に積極的に取り組む必要があるように思います。眠っている財産はないか、無償貸与しているものに有料化できるものはないかなど、物件一つずつの洗い直しを含めて、改めて町税以外の収入をふやす対策を検討していただきたいと思います。  歳出では、歳出総額2億3,900万円減少、一般会計で3億5,300万円減少しました。前年に比べ、民生費5億2,700万円が増加したものの、教育費が8億7,400万円減少したことなどが主な要因であります。  特別会計は、1億1,400万円増加しております。事業の執行状況を見ますと、福祉事務所の開設や船岡トレーニングセンターの耐震化事業を初め、ほぼ計画どおりに執行されていると思いますが、一般会計歳出の不用額は、4億4,700万円となっております。実績減等が理由として上げられておりますが、削減努力を評価すべきものなのか、実行上課題があったのか、または予算の見積もりに課題があったのかなど、内容をよく評価・検討し、今後に生かしていただきたいと思います。  収入未済額は4億6,800万円で、前年に比べ1,400万円増加しております。昨年度は減少したものの、今期また増加していることは、懸念材料であります。健康保険特別会計は、768万4,000円と多額で、増加傾向が続いており、特別な対策が急がれると思います。  不納欠損額は、総額397万6,000円計上しておりますが、前年に比較し、3,906万2,000円、90.76%と大幅に減少し、過去最小となりました。  普通会計の歳入総額は107億8,600万円で、前年110億8,100万円に比べて2.7%減少しています。自主財源を見ると20億9,200万円、自主財源比率は19.4%で、前年に比べ0.9ポイント改善しておりますが、極めて低い水準であることは認識すべきことと思います。  歳出総額は102億8,900万円で、前年106億5,300万円に比べ3億6,300万円、3.4%の減少となりました。普通建設事業費が前年に比べ5億2,100万円、41.6%減少し、積立金は2億3,500万円、47.2%増加しました。  特別会計には、一般会計より14億5,700万円の繰り出しが行われています。農業集落排水特別会計5億8,200万円を筆頭に、一般会計歳出の14%を占めております特別会計は、本来、その会計の中で採算をとるべきものでありますが、単に赤字を埋めるために一般会計からの繰り入れが当たり前のように行われていないか。上下水道運営審議会では、使用料金の適正化について答申が行われていますが、各会計とも事業運営の抜本的な見直しや利用者負担の原点に立つことが肝要と思います。  特別会計の中で介護保険特別会計は、歳入不足が生じ、215万7,385円が翌年度繰上充用金で補填されています。この措置は、制度的には認められていることとはいえ、歳入不足を計上しながら、一方では999万1,000円、基金積立金を積み増しております。関係する予算項目を精査しておれば、赤字決算は防ぐことができたと思われます。予算・決算に対する認識がなく、管理が適切でなかったため、こうした処理が行われたものと思われます。担当部署には、責任を持った対応を求めたいと思います。  地方債の残高は、総額218億600万円となりました。合併時に比べると、50億2,400万円減少しています。基金の残高は42億2,900万円で、前年に比べ6億8,000万円増加しております。これも、合併時に比べると30億8,000万円の増加となりました。  財政指標のうち、財政力を示す財政力指数は0.231で、前年度0.238に比べ、0.007ポイント低下し、弾力性を示す経常収支比率も84.9%で、前年度84.2%に比べ0.7ポイント低下しております。財政健全化比率のうち、実質公債費比率は10.9%で、0.9ポイント改善し、改善傾向が続いております。  他の指標は、別紙13で御確認ください。  内部事務の改善については、決算審査、例月出納検査を初め、各監査を通して指摘しておりますが、積極的でスピード感のある取り組みが乏しいように思います。職員の皆様のやる気・奮起を期待しております。  平成24年度決算について意見を述べましたが、財政計画によると、平成28年度には2億2,000万円の歳入不足が予想されています。行政改革を推進するために、行政改革推進プランや第2次定員適正化計画に基づいて推進されておりますが、進捗状況や成果を明らかにし、数値的にも財政計画や決算にどう反映したのか、わかりやすく説明し、町民にプロセスを示し、安定した財政基盤の強化に生かしていくことが重要と思います。  各会計の内容は、審査意見書で確認いただきたいと思います。  資金運用状況は、例月出納検査で運用状況を検査しておりますが、定期預金を中心に運用され、預金利率低下により利回りは下がっていますが、適正に行われていると認められました。  財産の管理の状況は、財産に関する調書のとおり、適正に管理されているものと認められました。  以上で、審査の報告を終わりたいと思います。  御審議をどうぞよろしくお願いいたします。  終わりになりましたが、決算審査に御協力いただきました関係職員の皆様に、この場をおかりして厚くお礼を申し上げまして、報告を終わります。  大変ありがとうございました。 ○議 長(岡嶋正広君) 以上で、議案第112号から議案126号まで、15議案に係る監査委員の審査報告を終わります。  この際、ただいま代表監査委員から報告のありました、議案第112号から議案第126号まで15議案に係る決算審査報告について、一括して質疑に入ります。  質疑ございませんか。  9番、栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 先ほど、監査委員から決算審査意見書の報告がありましたが、意見書の5ページ、下から5行目、内部事務の改善については、決算審査意見書、例月出納検査を初め、各監査を通じて指摘しているが、今回の決算審査においても指摘事項があるが、積極的に改善に取り組んでいるとは感じられていない。スピード感を持って正確な事務処理の徹底を求めるとありますが、具体的にはどのような事項が指摘事項であったのか、お伺いいたします。 ○議 長(岡嶋正広君) 代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) お答えします。  指摘事項につきましては、各監査・審査の報告は、町長さんを初め、議長さんにも文書をもって報告をしてあると思いますので、その内容で確認をしていただきたいと思います。 ○議 長(岡嶋正広君) 9番、栄田秀之議員。 ○9 番(栄田秀之君) 先ほど、議長と町長には報告してあるということですけど、どういうことですか、もう一度。例月検査で報告してあるということですか。これ、決算審査の中身ですよ、5ページの。具体的にどういう事項が指摘されたのかという伺いですよ。 ○議 長(岡嶋正広君) 田中代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) 意見書を見ていただいたらわかると思いますが、今回の決算審査の中では、2点の指摘事項を指摘しておりますので、これは確認をしていただきたいと思いますが、1点は、18ページを見ていただきたいと思いますけど、第9款、教育費の中に指摘事項として、教育費、通学合宿推進事業24万円、変更手続を行わないまま自然合宿を実施していたというのが1点と、21ページの特別会計の中で、介護保険特別会計について指摘事項として、23年度の繰越明許費繰越計算書の内容に誤りがあったということで、未収入特定財源が155万5,000円というふうに計算書には記載してありましたが、正しくは、148万4,000円と既収入特定財源7万1,000円と記載すべきでありましたというふうに、以上2件を今回の審査では指摘をしております。  以上です。 ○議 長(岡嶋正広君) そのほか、質疑ございませんか。  7番、西尾節子議員。 ○7 番(西尾節子君) 先ほどのと関連してですが、5ページの下から3行目のあたり、スピード感を持って正確な事務管理の徹底を求めるというふうに書いてあって、その職員のやる気を求めるようなことをおっしゃいましたが、先ほどの指摘と関係あっての言葉でしょうか。 ○議 長(岡嶋正広君) 田中代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) お答えします。  ただいまの指摘、2件はありますけども、例月出納検査だとか定期監査だとか、いろんな機会を通じて、私どもの意見を申し上げております。その中で、指摘事項に該当するものについては、指摘基準に基づいて指摘をしております。  そのことについて改善をしてほしいとかいろいろ議論をした中で、なかなか進んでないものがあるように思いますので、今回の2件のみにかかわらず、全体的にそういうことについての対応が少し鈍いのではないかというのが、私どもの意見でございます。  以上です。 ○議 長(岡嶋正広君) ほかに質疑ございませんか。  15番、池本 強議員。 ○15番(池本 強君) 二、三御質問したいと思いますが、監査委員さんにおかれましては、一般会計と14の特別会計の決算審査ということで、大変御苦労をかけたではなかろうかと、心から敬意と感謝を申し上げたいと思いますが、お聞きしたい点は、1点目といたしまして、税、料金の徴収状況についてでございます。徴収率が一部改善されているということも載っているわけでありますが、税並びに料金の滞納額は、依然として増加傾向にあるという現状でございまして、これにつきます御認識を、御意見を伺えたらと思います。  この中で、新たな対応策が急がれるとのことでございますが、例えばとして御意見があれば伺えたらと思います。  それから、2点目でございますが、歳出でございます。不用額の点に触れられておりますが、監査委員さんとしては、どういう評価をされたのかという点がお聞きできればと思います。  それから、3点目でございますが、特別会計の住宅資金特別会計でございます。特にコメントは出てないわけでございますが、基金造成時に収入の今後の見込みといいますか、収支計画というのが立てられているわけでありますが、これに沿って滞納金等の整理等が計画どおり進んでいるのかどうか、その辺の状況が確認されておられればお伺いしたいと思います。  以上でございます。 ○議 長(岡嶋正広君) 田中代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) お答えします。  徴収率等滞納のことについて、まずお答えします。  税の滞納については、特に現年の滞納だとか、ここ近年相当努力されて、そういう意味では税の徴収率が改善してきておるというのは認めてもいいんじゃないかなというふうに思います。  ただ、その中でも税といいましても、健康保険税については、意見の中でも触れておりますけども、依然としてずっと増加傾向にあります。これは、今のままでいいのかどうかというのは、非常に懸念をしております。  ですから、保険税につきましては、やっぱりどうしたらいいのかというのは、皆さんでよく議論をしていただいて、今後の対応策といいますか、その辺は具体策は検討していただきたいなというふうに思います。  それから、税については、そのように改善しておりますが、全体としては、収入未済のほうにも触れておりますけども、収入未済額というのはふえてきておりますので、そういう点では、全般的には徴収努力というのはもっと考えていかないけんではないかなというふうに思います。  収納対策だとかそういうことで皆さんが努力された結果が、今、大分改善しとるとはいえ、先ほど保険税のことにも触れましたけども、発生しておる部分というのも非常に気になるとこでして、そういう点についてもよく考えてみる必要があるように思いますし、滞納の中では、特におくれておると思われるのは、町営住宅の家賃収入の徴収が、もう少し元気を出して具体的に手をつけていただきたいと。大分、担当課では力を入れておられますので、今回は特にそのことには触れませんでしたけども、その辺を期待したいと思います。  それから、不用額のことについてありましたけども、このことについては、もう少し一件ずつ、私としては結果を評価して見ていただいて、それを私の意見というようなことではなくて、本当でこの予算はどうだったのかというのを担当課だけではなくて、やっぱりよく吟味してみる必要があるのではないか。そして、内容がどうだったかという結論を出して、その上で考えていくべきことかなというふうな感じがします。  私の感想としては、多少、予算編成に以前に比べると、多少はゆとりといいますか、そういう感じは受けました。  それから、住宅資金の滞納についてありましたけども、住宅資金の滞納対策も大分進んでおりまして、個別には対応は進んでいるというふうに、私は思います。  それで、計画に沿って、ほぼ現状では対応されているのではないかなというふうな印象を持っております。  以上です。 ○議 長(岡嶋正広君) ほかに質疑ございませんか。  10番、川西聡議員。 ○10番(川西 聡君) ちょっとお伺いしてみたいと思います。  以前、私、何年度だったかちょっと失念したんですが、ただいまの池本議員の指摘の質問です。国保の滞納をどういうぐあいに解決していったらいいかということで、監査委員の田中さんに質疑をしたことがありました。  そのときの私の記憶、間違いでなければ、例えば言われたと思うんですね。例えばということで具体的に、今、4期に分けてやっておられると。この4期に分けてやっているいわゆるやり方を、期数をふやすとかというような具体的な例を、田中さんはたしか御指摘になった、あるいは参考意見としておっしゃられたと、そういう記憶があります。  その考え方に今でも変わりはありませんか。 ○議 長(岡嶋正広君) 田中代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) 具体的に4期というのは、何を4期に分けてということですか。 ○議 長(岡嶋正広君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 逆質問なんだけど、2回目になるのかな。  いいです、こだわりません。結構です。  いわゆる、国保の一番重税感が高いと言われる、いわゆる国保で皆さん方が、国保税が高い、何とかしてほしいと、そういうことでこれを解決していくのに、いわゆる今4期制になっている、税の徴収はですね。これを期数を多くする。例えば、これを8期制にするとか、10期制にするとか、こういうような意味合いです。  私は、そういうことを申し上げたというぐあいに思うんですが、いかがでしょう。 ○議 長(岡嶋正広君) 田中代表監査委員。 ○代表監査委員(田中壽人君) 健康保険税のことについての質問だと思いますけども、そのことにつきましては、基本的にはやっぱり、こうして収入未済がふえているということは、払いにくいということが現実としてあるんではないかというふうに思われます。  ですから、どうしたら払いやすいのか、その辺は町民の実態を踏まえて、回数をふやすということも一つの方策だと思いますし、ほかに方法があるのかないのか、そういう点も含めてよく検討していただきたいと思います。  川西議員の説明は、多分、以前、八東町時代に毎月分割払いみたいなことがありましたから、そういう点も踏まえての多分、関連した経過の中での発言だと思いますけども、要は、町民の皆さんが、健康保険税というのは1回の金額はかなり多額になりますので、1回滞納するとなかなか追いつくというのは難しいように思うんです。
     ですから、そういう点で、どうしたら町民の皆さんが納めやすいのかという視点で考えて、対応を考えていただけたらというふうに私は考えております。  以上です。 ○議 長(岡嶋正広君) ほかに質疑ございませんか。             (質疑なし) ○議 長(岡嶋正広君) 質疑なしと認めます。  これにて、議案第112号から議案第126号までの決算審査報告についての質疑を終結いたします。 ◎散  会 ○議 長(岡嶋正広君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(岡嶋正広君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、9月6日、午前9時30分から再開いたします。     (平成25年9月5日 午前11時24分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...