事務局長。
○
事務局長(
山本政明君) 御報告いたします。
初めに、請願・陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものはお手元に配付の文書表のとおりでありまして、
会議規則第92条の規定により、平成23年陳情第2号を
総務常任委員会へ付託されました。
次に、3月
定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
なお、
監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
以上でございます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(森山大四郎君) 日程第4 ここで町長から
あいさつがあります。
町長、平木 誠君。
○町 長(平木 誠君) 皆さん、おはようございます。
平成23年第8回
八頭町議会定例会を招集させていただきました。
議員各位におかれましては、全員おそろいで御参会いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く御礼申し上げたいと思います。
また、日ごろから
町政発展のため、さらには
町民福祉の向上に御尽力を賜っていることに対しましても感謝を申し上げる次第であります。
3.11という新しい言葉が生まれましたが、3月11日に発生いたしました
東北地方太平洋沖地震と大津波は、
東日本各地を襲い、死者・行方不明の方が2万4,000人を超えるなど、沿岸部の市町村を中心に壊滅的な被害をもたらし、改めまして自然の猛威を見せつけたところでございます。
加えまして、
福島原子力発電所の重大な事故をめぐりましては憂慮すべき事態が続き、
周辺住民の方々、
皆様方の不安が募る中で厳しい
避難生活の長期化が懸念されておるところであります。
5月31日に開催されました、平成23年度第1回県・
市町村行政懇談会でも喫緊の課題ということで、
危機管理セミナーとこの内容1点に絞って
意見交換が行われたところであります。
このたびの
東日本大震災は、大地震・大津波による広域的かつ甚大な
自然災害に
原子力災害が加わりました
複合災害で、未曾有の国難と言うべきこの事態に対処するためには、新たな
立法措置や
財政措置の大幅な拡充など、
支援方策が不可欠であると思います。
また、今回の地震等による被害は、
地域住民の方の生活のみならず、社会・
経済活動に対しまして壊滅的な打撃を与え、日本の経済にも多大な影響を及ぼしており、
住民生活の安定と
農林水産業、商工業、
サービス業など、産業の復興に対しましても支援が急務であると考えるものであります。
5月2日には
早期復旧・復興を目指します、総額4兆円規模の平成23年度の国の第1次
補正予算が成立しましたが、
復興構想会議の提言をもとに本格的な復興策が盛り込まれると見られております。一日も早い第2次
補正予算の成立が望まれるところであります。
さて、ことしは昨年の暖冬から一転して、降雪量の多い厳しい冬の幕あけとなりましたが、早いもので新年度に入り既に2カ月が経過し、木々の緑も深みを増してまいりました。5月29日には積雪の関係で一月おくれで安徳の
里姫路公園まつりを開催しましたが、あいにくの天候で、残念ながら参加者が少なかったようであります。
また、5月29日から30日にかけまして、台風2号から変わった低気圧や
梅雨前線の影響で、
県内各地はまとまった雨と強い風に見舞われました。八頭町でも豪雨により私都川の堤防が一部侵食され、
林道河合谷線の崩落や畦畔等の小規模な
崩落災害の被害も出ております。
また、このたびの台風の影響で果樹、特に柿ですが、
郡家地域で3%程度、
八東地域で1%程度の新梢被害が見られていると伺っております。収量に影響がなければよいと思うものであります。
ことしは、昨年より18日も早い梅雨入りということでありましたが、農家の
皆様方の田植えもほぼ終わり、日々水田が青々と色を増しております。ことしは昨年と異なり、秋には順調な稲穂が実ることを期待するものであります。
また、3月
定例会で御承認いただきました当初予算、
繰り越し事業の執行につきましては、
職員一体となって
景気対策を含め、
ハード事業の
早期発注や
各種施策の推進に努めているところであります。
公共交通の関係を申し上げますと、本年度に入りまして免許証をお持ちでない65歳以上の
高齢者の
皆様方の買い物、
医療機関等への
タクシー利用助成につきまして、
利用回数、御利用いただける地域を拡大し、また、
タクシー事業者の方に対しましても
利用料金の割引をお願いし、この2カ月間、多くの
皆様方に
タクシーの利用をいただいていると伺っております。ちなみに、3月末で
タクシー利用補助の登録をいただいておりました方は51名でございましたが、現在は102名の方であります。また、昨年から始めました10人乗りの
町営バスにつきましても細見線、見槻線の便数をふやし、御利用をいただいているところであります。
多くの
皆様方に御利用いただきたいと考えておりますので、今後も町民の
皆様方の御意見を伺いながら、運行に努めてまいりたいと考えております。
次に、
CATVの関係であります。
平成21年度から取り組んでまいりました
町内全域への光ケーブルの敷設などの
地域情報通信基盤整備事業が完了し、
サービス提供がスタートいたしております。中
山間地域でも新たな
情報通信の時代を迎え、
企業誘致や
若者定住策の一助になると考えておりますが、今後は、町民の
皆様方に
ケーブルテレビによります
議会中継を初め、行事、
イベント、町内の話題など、地域の魅力を発信したいと思います。
また、
ケーブルテレビの
加入促進を図るべく、岩美町の受信点から
CATVに再送信を行う
区域外放送受信点設備工事を5月末に発注し、11月末には完成の予定であります。
福祉関係では、この4月から
社会福祉士の採用を、また、
主任ケアマネージャーを社協から派遣していただき、
地域包括支援センターの体制を充実したところであります。
高齢者や家族の
総合相談、
支援業務の拠点として活用していただいております。
また、現在、平成24年度からの
福祉事務所開設に向けた準備を行っておりますが、6月からは3名の職員の
東部福祉事務所での研修も始まっております。
農業関係では、平成19年度から実施してまいりました農地・水・
環境保全対策事業が、本年度から農地・水保全
管理支払交付金と名称を変えまして、支援が拡充されております。これまでの
事業活動に加え、新たに老朽化が進む水路や農道などの
長寿命化のための補修、更新等を行う団体に対し支援しようとするものですが、ことしの3月と5月に説明会を開催させていただき、現在、
申請団体の取りまとめを行っているところであります。現在、62団体の
見込みであります。
次に、懸案でありました
学校給食共同調理場関係ですが、
関連工事の
電気設備、
機械設備、
厨房機器の三つの工事を6月1日に入札を行いました。今
定例会におきまして、
請負契約の締結につきましての御審議をお願いするようにいたしておりますし、
本体工事につきましては、改めて本会期中に御審議を賜りたいと考えております。
また、例年この
定例会で
智頭急行、
若桜鉄道の
経営状況を報告させていただいております。
まず、
智頭急行でありますが、国内の
経済回復基調の兆しが見られるものの、依然として勢いが見られず、出張の自粛や旅行の手控えなどに加えまして、
高速道路料金の大幅な引き下げの継続、さらには
姫路鳥取線の
県内部分の
全線開通や
原油価格の上昇などもあり、昨年は減収・減益となりました。黒字になりましたけれども、黒字で当期純利益は2億5,300万円余りであります。なお、配当につきましては、平成20年度から3年連続で見送られました。
また、本年も景気の不安が続く中で、3月11日に発生しました
東日本大震災の影響によります旅行の自粛など、旅客数の減少による大幅な減収や
原油価格等の上昇による費用の増加など、減収・減益となる
見込みであると予想されております。
次に、
若桜鉄道であります。
一昨年から
上下分離方式に移行しました
若桜鉄道ですが、今月末に開催されます
取締役会で22年度決算の報告を受けることになっております。内容を申し上げますと、現段階の
見込みでありますが、
輸送人員につきましては39万7,000人で、対前年度比101%、
旅客収入は7,013万円で、対前年度比94%となるようであります。少子化によります
通学定期利用者の減少が原因の主因になっていると考えているところであります。
利用促進に向けましては、
シルバー定期券などの
各種企画切符の販売、
SL運転体験の回数をふやすなどの
取り組みなどで、現在、
経常損益は約50万円の黒字の
見込みであります。また、4月に実施しました
花見列車には、ことしも1,200人の
団体ツアーを受け入れましたが、今後もこうした
企画列車を四季を通じて運行し、
ツアー誘致を図っていきたいと考えております。
今後も
若桜鉄道の
利用促進に当たりまして、強力な
乗車運動、また、
支援運動を展開する必要があると考えておりますので、御協力をお願いしたいと思います。また、地域の
皆様方の各駅を拠点としました
駅前活性化の
取り組みにつきましても、あわせまして引き続き御支援を賜りたいと思います。
最後に、
決算見込みの報告であります。
5月31日をもちまして、平成22年度の会計を閉じました。
決算状況でございますが、
一般会計におきましては、歳入136億3,250万円余り、歳出は、132億7,364万円余りになる
見込みであります。
繰り越しに伴います財源、6,560万円余りを差し引きました繰越金は、2億9,325万円となる
見込みとなっておりますが、平成23年度の当初予算におきまして、既に5,000万円の計上をさせていただいております。
特別会計におきましてもおおむね順調に推移し、繰越金を生じておりますことを報告いたしておきます。
以上で平成23年6月
定例会に当たりましての
あいさつとさせていただきますが、本
定例会に上程させていただきます議案は、報告5件、
契約議決3件、
条例改正3件、
町道認定1件、
補正予算3件の計15件でございます。十分なる御審議をいただきまして、御可決賜りますようお願い申し上げまして、
あいさつとさせていただきます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で町長の
あいさつを終わります。
◎
一括議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) この際、日程第5 報告第2号 債権の放棄についてから、日程第9 報告第6号 平成22年度八頭町
繰越明許費繰越計算書についてまで、5件を
一括議題といたします。
次に、町長から
報告内容の説明を求めます。
○町 長(平木 誠君) それでは、ただいま
一括議題となりました、報告第2号から報告第6号につきまして報告いたします。
報告第2号、債権の放棄について。債権の適正な管理を行うための債権の督促、
滞納処分、
債権放棄など、
債権管理に対します統一的な
事務手順を定めました「八頭町
債権管理条例」を4月1日より施行いたしております。
このたび、
水道料金の
滞納整理に当たりまして、債務者の死亡・所在不明、
事業所の倒産・廃業などで徴収困難となったもののうち、平成18年3月以前までの
水道料金91万413円を八頭町
簡易水道事業給水条例第30条の規定により債権を放棄いたしました。八頭町
債権管理条例第14条第1項の規定により、町の債権につきまして放棄いたしましたので報告させていただきます。
報告第3号、八頭町
土地開発公社の
経営状況であります。
平成22年度は、
公社運営のための
通常業務のほか、21年度に
日本通運株式会社から購入しておりました郡家駅
周辺整備事業に関連します用地を隣接の
宮崎節子氏と八頭町に売却をいたしました。
決算の概要でございますが、まず、
収益的収入及び支出ですが、
事業収益といたしまして2,229万7,836円であります。内訳は、
土地売却収入で、
宮崎節子氏より28万5,768円、八頭町より2,201万2,068円であります。
事業外収益といたしましては、
受取利息6,552円と、雑収入として
土地使用料の3,661円であります。
支出につきましては、
事業原価、これは公有地の
取得原価ですが、2,228万8,097円、
一般管理費として14万7,575円を支出しております。
一般管理費は、主に
町県民税7万円余りと
事務管理費であります。
次に、
資本的収入及び支出でありますが、
資本的収入はありません。
資本的支出は、714万7,225円であります。内訳は、
借入金償還金700万円、
支払い利息4万9,575円、
事務費といたしまして、これはくいの修繕代ですが、9万7,650円であります。
資産につきましては、現金及び預金1,962万2,367円、
基本財産定期預金500万円となっております。また、負債・資本につきましては、資本金500万円、
前期繰越準備金1,974万9,990円であります。当期の損失といたしまして、12万7,623円となっており、資産及び負債、及び資本それぞれの合計額は、2,462万2,367円となっております。
以上で平成22年度八頭町
土地開発公社の
経営状況の報告とさせていただきます。
報告第4号、
財団法人八頭町
農業公社の
経営状況であります。
八頭町
農業公社は、平成7年に設立し、16年が経過したところであります。平成22年度の
収支決算は、当期未
処分剰余金が20万7,307円の黒字となりました。
主な理由といたしましては、
農作業受託面積の減少に伴います手数料の収入減がありましたものの、
業務費等の削減に努めましたところから、
当期余剰金20万7,307円を計上できたものであります。
前年度からの
前期繰越金欠損金は854万394円で、
当期剰余金20万7,307円を合わせますと、次
年度繰越欠損金は833万3,087円となりました。
次に、平成22年度の
事業内容を申し上げます。
継続的事業の
利用権設定面積は178.3ヘクタールで、21年度と比較しまして5ヘクタールの増であります。また、
農業者戸別所得補償制度に伴います
農地利用集積円滑化事業では、当
農業公社が
農地利用集積円滑化団体となり、
八頭船岡農場、
麻生農園で98.1ヘクタールの
利用権設定を新たに行いました。農作業の
受託面積は85.4ヘクタールで、平成21年度と比較しまして2.8ヘクタールの減となっております。
また、地域の特産となる農作物の開発と普及を図るべく、平成21年度から取り組んでおります「
地域特産品開発・
販路開拓事業」につきましては、柿、ハト麦を利用した
加工品をつくったほか、関西圏を中心に14回の
販売促進活動や
販売業者への売り込みなど、精力的に活動しております。
今後も引き続き
受託面積の拡大に力を入れていきたいと考えますし、
事務費の縮減、経営の改善に加え、新たな
加工品の
開発販売に努めてまいりたいと思います。今後とも御支援を賜りますようお願い申し上げまして、平成22年度の
財団法人八頭町
農業公社の
経営状況の報告とさせていただきます。
報告第5号、
八東地域振興株式会社の
経営状況であります。
八東地域振興株式会社は、平成7年に設立し、16年が経過いたしました。平成22年度の
事業概要を申し上げますと、平成22年度は前年に引き続き
フルーツ総合センターの
受託管理業務及び道の駅「はっとう」の
管理業務、また、
フルーツ総合センターでの
各種農産物並びに
加工品、菓子などの販売に加え、
フルーツ観光園の企画・運営を行い、道の
駅利用者に対します
サービスの向上と
販売事業の推進を図ってまいりました。
販売面では、
主力産品の一つであります梨が、昨年の
記録的猛暑の影響から
小玉傾向となったものの糖度が高く、新規の来客数もふえるなど、好評のうちに販売を終え、前年
個数対比で180%を超える数量を販売することができました。
しかしながら、販売額全体といたしましては、近年常態化しつつある国道29号の交通量と県外の方のお客さんの減少により、減額となりました。各生産部と連携した
イベントの開催や人件費ほか経費の節減にも努力いたしましたが、前年実績に比べ520万円減の6,997万円余りの販売額で、前年対比93.1%にとどまりました。
当期欠損金は86万1,894円で、残念ではありますが、3年連続の
赤字決算となっております。
なお、昨年、積立金の一部、300万円を取り崩しまして
損失金処分を行い、残額の3万7,304円を
前期繰越利益としておりますので、次
年度繰越欠損金は82万4,590円であります。
今後も引き続き、誘客・
販売拡大に努めるとともに、経費の縮減など、経営の改善にも努めてまいりたいと思います。
以上で平成22年度の
八東地域振興株式会社の
経営状況の報告とさせていただきます。
なお、報告第3号から報告第5号につきましては、
地方自治法243条の3第2項の規定により、本議会に報告するものであります。
報告第6号、平成22年度八頭町
繰越明許費繰越計算書であります。
一般会計では、総務費で
郡家公民館耐震補強工事などの
地域活性化・きめ細かな
対策費、
高齢者などの見守り
連携事業を初めとします
住民生活に光をそそぐ
対策費など3事業。民生費は、
身体障害者福祉団体支援事業、
保育所一般管理費の2事業であります。
農林水産業費では、
県営農免農道広留野整備負担金事業、
チャレンジプラン支援事業、緑の
産業再生プロジェクト事業など4事業。土木費は、急
傾斜地崩壊対策負担金事業、
町道出合線改良事業など4事業であります。消防費は、
防災対策費であります。
一般会計は14事業、4億6,353万4,000円を
繰り越しをいたしました。
簡易水道特別会計では、県事業の
砂防工事の
繰り越しに伴い、水道管の布設がえを行います
簡易水道整備事業費と
地域活性化・きめ細かな
対策費で1,034万4,000円であります。
また、
公共下水道特別会計では、
地域活性化・きめ細かな
対策費520万円、農業集落排水
特別会計では、県事業の
砂防工事の
繰り越しに伴い、下水道管移設を行います
一般管理費と、
地域活性化・きめ細かな
対策費で1,001万5,000円を
繰り越しさせていただいております。
5月31日に繰越計算書を調製いたしましたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、本議会に報告させていただくものでございます。
以上であります。
○議 長(森山大四郎君) 以上で内容説明を終わります。
ただいまの報告第2号から第6号に対しての質疑は、審議の都合により、6月8日の会議において行います。
◎
一括議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) この際、日程第10 議案第69号 八頭町
学校給食共同調理場新築(
電気設備)
工事請負契約の締結についてから、日程第12 議案第71号 八頭町
学校給食共同調理場新築(
厨房機器)
工事請負契約の締結についてまで、3議案について
一括議題といたします。
◎提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 町長から提案理由の説明を求めます。
○町 長(平木 誠君) それでは、ただいま
一括議題となりました工事請負関係の3議案につきまして、御説明をさせていただきます。
初めに、議案第69号、八頭町
学校給食共同調理場新築(
電気設備)
工事請負契約の締結であります。
八頭町内の学校給食共同調理場は、現在、旧町ごとに施設がございますが、中には米飯給食に対応できていない施設があるのが現状であります。これまで、町内の児童・生徒に同一内容の給食を供給できず、保護者からも改善を求める声も寄せられておりました。また、建築から20数年経過し、旧来のウエット方式を採用している施設もあり、衛生面でも不安を抱えておることもあります。
このようなことから、児童・生徒の健やかな成長を願い、安全で安心な給食を供給するため、町内一施設に統合し、新たに今年度、八頭町学校給食共同調理場を建築するものであります。完成後のメンテナンス等を考慮し、工種に分けて発注をさせていただきました。
議案第69号の八頭町
学校給食共同調理場新築(
電気設備)工事につきましては、去る6月1日に入札を行った結果、鳥取市商栄町124番地1、シグマ電気株式会社代表取締役、池本喜衛氏が6,804万円で落札し、6月3日に仮契約を締結いたしております。
工事の概要は、受変電設備、幹線設備、電灯設備、火災報知設備などであります。
次に、議案第70号、八頭町
学校給食共同調理場新築(
機械設備)
工事請負契約の締結であります。
この工事につきましても、去る6月1日に入札を行った結果、鳥取市西品治字田島前ノ2 816番地1、株式会社中電工鳥取統括支社執行役員支社長、延原政行氏が5,397万円で落札され、6月3日に仮契約を締結しております。
工事の概要は、冷暖房設備、換気設備、排気消臭設備であります。
次に、議案第71号、八頭町
学校給食共同調理場新築(
厨房機器)
工事請負契約の締結であります。
この工事につきましても、去る6月1日に入札を行いました結果、鳥取市戎町119番地2、株式会社森下久平商店代表取締役、森下泰年氏が1億8,257万4,000円で落札し、6月3日に仮契約を締結いたしております。
工事の概要は、調理に要します作業台、冷蔵・冷凍庫、電気調理がま、フライヤー、連続炊飯器、コンテナ消毒保管機、食器洗浄機など、さまざまな
厨房機器の設備であります。
以上、3工事の早期着工、早期完成を図りたいと考えておるところであります。
議案第69号から議案第71号までの3議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第5号及び
八頭町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
御事情、御賢察賜りまして、御可決を賜りたいと思います。
○議 長(森山大四郎君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎
一括議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) 次に、日程第13 議案第72号
八頭町議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正についてから、日程第19 議案第78号 平成23年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第1号)まで、7議案について
一括議題といたします。
◎提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 町長から提案理由の説明を求めます。
○町 長(平木 誠君) それでは、ただいま
一括議題となりました議案第72号から議案第78号の7議案につきまして、御説明をさせていただきます。
議案第72号、
八頭町議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正であります。
平成23年3月11日に発生いたしました
東日本大震災を受け、地方公共団体等に対します特別の財政援助等の措置を実施する「
東日本大震災に対処するための特別の財政援助及び助成に関する法律」が平成23年5月2日に公布され、同日に施行されております。
通常、震災などによります行方不明者の方の家族が遺族補償などを受給するときには、不明になってから1年が経過した後に家庭裁判所で「失踪宣告」を受け、民法上死亡したことを証明する必要があります。
今回の改正は、
東日本大震災により、3カ月間行方不明で生死がわからない場合でありますとか、死亡が3カ月以内に確認されましても、死亡の時期がわからない議員、その他非常勤の職員につきまして、震災が発生しました3月11日に死亡したと推定し、遺族補償などの給付規定に適用しようとするものであります。
議案第73号、八頭町税条例の改正であります。
平成23年4月27日をもって、地方税法の一部改正がなされました。
今回の改正は、
東日本大震災の被災者等の負担軽減を図るため、個人住民税におきます雑損控除額などの特例、住宅借入金など、特別税額控除の適用期間の特例、固定資産税の課税標準額の特例措置等につきまして、緊急の対応としての措置を講ずるものであります。
雑損控除額等の特例につきましては、
東日本大震災で受けた住宅や家財等の資産の損失を平成22年において生じた損失とみなして、平成23年度分の個人住民税からの雑損控除を認めるものであります。
住宅借入金等特別税額控除の適用期間の特例は、住宅ローン控除の適用住宅が大震災により滅失しても、控除対象期間の残りの期間について、引き続き特別税額控除の適用を可能とする改正となっております。また、固定資産税の課税標準の特例措置につきましては、震災により滅失・損壊した住宅の用に供されていた土地を、被災後10年間について住宅用地とみなして固定資産税を軽減しようとするものであります。
議案第74号、八頭町
非常勤消防団員等に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部改正であります。
今回の改正は、議案第72号と同様の内容で、
東日本大震災により3カ月間行方不明で生死がわからない場合でありますとか、死亡が3カ月以内に確認されましても死亡の時期がわからない非常勤の消防団員につきまして、震災が発生しました3月11日に死亡したと推定し、
退職報償金の支給規定に適用しようとするものであります。
また、同条の附則により、八頭町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例においても、この規定を適用する改正となっております。
以上3議案、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第75号、町道の
路線認定であります。
整理番号郡家307号の御建山3号線は、認定延長45メートルで、幅員は4メートルから20メートルであります。
この路線は、昭和51年に民間の方により造成された宅地造成地内の道路で、これまで位置指定道路として認定されておりましたが、今回、八頭町に道路部分の所有権移転登記が完了いたしましたので、町道として認定しようとするものであります。生活に密着した路線であり、町道として認定することがふさわしい路線と判断しております。
道路法第8条第2項の規定に基づき、本議会の議決を求めるものであります。
議案第76号、平成23年度八頭町
一般会計補正予算(第2号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億8,626万5,000円を追加させていただきたいと思います。
歳入の主なものです。国庫支出金では、輸送高度化事業国庫補助金226万円余りの増であります。これは、本年度の輸送高度化事業の事業枠の確保ができたことによるものであります。
県の支出金では、総務費県補助金で緊急雇用創出特別交付金365万円を計上しております。福祉事務所設置などの準備費などにつきまして、緊急雇用創出特別交付金を活用しようとするものであります。
民生費県補助金では、小規模ケアハウス開設などに伴います介護基盤緊急整備等臨時特例交付金9,570万円、また、子育て支援を目的とした安心子ども基金県補助金792万円余りであります。
農林水産業費県補助金では、農業費の関係で、コンバイン購入に対します次世代につなぐ地域農業バックアップ事業県補助金302万円余り、パイプハウスの整備補助を目的としました食のみやこ直販ビジネス支援モデル事業費県補助金300万円、林業費関係では、野生鳥獣被害防止事業費県補助金106万円、間伐事業の追加などによります緑の
産業再生プロジェクト事業県補助金1,450万円を計上しております。
なお、竹林整備事業県補助金につきましては、本年度、補助率の削減により、420万円の減額であります。
教育費県補助金では、とっとり学力向上支援事業165万円、小・中学校ごとのボランティア事業支援事業費といたしまして、地域で育む学校支援ボランティア事業240万円余りを計上しております。
繰入金は、障がい者福祉施設の運営事業費補助として、
住民生活に光をそそぐ基金から113万円を繰り入れております。
前年度繰越金を5,000万円
見込み、諸収入で公園施設等の建物共済金328万円余りを計上させていただいております。
次に、歳出であります。
歳出の主なものを申し上げますと、総務費では、男女共同参画推進費で母親サロン、父親の育児講座費用など460万円、交通政策費は、12系客車設置に係ります「隼駅を守る会」への補助金150万円、
若桜鉄道対策費では、輸送高度化事業委託料など、721万円を追加しております。
民生費では、本年度急遽、社会福祉協議会から
主任ケアマネージャーの方に出向をしていただいておりますので、包括支援センター事業費の負担金として609万円、介護基盤緊急整備事業の補助金9,200万円は、「社会福祉法人れしーぶ」が計画しております小規模ケアハウスの開設に伴うものであります。
地域支え愛体制づくりは、「地域福祉計画」の作成の諸費用など370万円。福祉事務所準備費で緊急雇用創出特別交付金を活用した臨時職員雇用賃金など、286万円余りの増であります。
衛生費では、子育てサポート事業327万円余りで、子育て支援用の公用車購入などを予定しております。
農林水産業費では、農業振興費で「農業法人やまのうえ」が、次世代につなぐ地域農業バックアップ事業を活用しましてコンバイン購入を予定しておられますので、機械購入の補助金454万円余り、また、JA鳥取いなばの食のみやこ直販ビジネス支援モデル事業によりますパイプハウスの整備補助、600万円を追加しております。このパイプハウスにつきましては、整備後、JA鳥取いなばさんが農家の方々に貸し出しを予定されております。
施設管理運営費では、姫路公園を初めとします各施設の修繕料など、602万円であります。
林業総務費の野生鳥獣被害防止事業費241万円余りは、イノシシの防護さくの追加要望によるものでありますし、緑の
産業再生プロジェクト事業で間伐事業、集落公民館の木造施設整備事業の補助金、1,450万円増額しております。
商工費では、商工振興総務費で、商工会への特産品試作開発事業補助金100万円であります。
土木費では、議案第75号で上程いたしました、町道御建山3号線の舗装補修工事費100万円余りを道路橋梁維持費で追加しております。
教育費では、事務局費で中学校区ごとに小・中学校合同研修会を開催します、とっとり学力向上支援事業165万円、また、小・中学校ごとのボランティア支援事業費といたしまして、地域で育む学校支援ボランティア事業251万円余りを計上しております。
予備費につきましては、1,897万円の増であります。
次に、議案第77号、平成23年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第1号)であります。
歳入歳出それぞれ231万円を追加させていただきました。
歳入につきましては、前年度繰越金231万円であります。
歳出につきましては、総務費の工事請負費で懸案事項でありました、すくも塚地内の公共下水道施設整備工事費231万円を追加させていただいております。
議案第78号、平成23年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第1号)であります。
この会計は、歳入歳出それぞれ151万2,000円を追加させていただきました。
歳入につきましては、繰越金の151万2,000円であります。
歳出につきましては、総務費で農業集落排水処理施設の施設統合に係ります、事業計画書の作成業務委託料151万2,000円を追加しております。
以上3議案、
地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
それでは、説明を終わらせていただきます。
事情を御賢察の上、御可決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎散 会
○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(森山大四郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、6月8日、午前9時30分から再開いたします。
(平成23年6月7日午前10時15分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...