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平成21年第15回定例会(第4日目12月11日)

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  1. 八頭町議会 2009-12-11
    平成21年第15回定例会(第4日目12月11日)


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    平成21年第15回定例会(第4日目12月11日)         平成21年第15回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成21年12月11日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成21年12月11日午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 小倉 一博   2番 谷本 正敏   3番 桑村 和夫    4番 小林 久幸   5番 下田 敏夫   6番 川西 末男    7番 矢部 博祥   8番 栄田 秀之   9番 池本  強   10番 髙橋信一郎  11番 岡嶋 正広  12番 川西  聡   13番 河村 久雄  14番 前土居一泰  15番 谷口美佐子   16番 西尾 節子  17番 山本 弘敏  18番 森山大四郎 不応招議員   (な  し) 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長   平木 誠  副 町 長  井山愛治  教 育 長   西山淳夫  総務課長    吉田英人  船岡支所長  山根貴和  八東支所長   西川孝行  税務課長    岸本博伸  企画人権課長 薮田邦彦  福祉環境課長  勝原宣則  保健課長    細田初博  産業課長   小林孝規  建設課長    野崎正実  上下水道課長  保木本妻枝 地籍調査課長 小林 孝  会計管理者   土橋芳子  収納対策室長 植木俊明  教育委員会事務局次長          平木章治  農業委員会事務局長          前田康博 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 山本政明   局長補佐  中村文子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    6番 川西末男議員    7番 矢部博祥議員              議 事 日 程 (第 4 号)                平成21年12月11日(金)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(森山大四郎君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は18名でございます。  定足数に達しておりますので、これから12月10日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(森山大四郎君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(森山大四郎君) 日程第1、一般質問を行います。  それでは、12番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎川西 聡議員質問 ○12番(川西 聡君) 皆さん、改めましておはようございます。議席番号12番、日本共産党の川西聡でございます。議長の許可をいただきましたので、一般質問を行います。  まず最初に、各医療保険制度の諸点についてということでございますが、まず最初は後期高齢者制度の問題であります。  私は通告には出しておりますが、簡単に言いたいと思います。  保険料が払えない人にペナルティーで資格証明書の発行というのがありました。あれは是正になりまして、厚生労働省の方から資格証明書はよっぽどの事情がない限りは発行しないようにという、そういう通知が各広域連合にございました。これは皆さん方ご承知のとおりであります。  しかし、あとで議論になりますが、資格証明書だけの問題でよろしいのでしょうかという問題であります。ご承知のように正規の保険証が取り上げられて、短期保険証が1カ月、3カ月、6カ月、こういうものが発行されております。こういう問題について、厚生労働省の通知ではどういうことを言っているかといったら、資格証明書どおりの扱いではなくてもいいと。これまでどおりの扱いだと。すなわち短期保険証は出しなさいと。その短期保険証というのは保険料徴収の対策を効果的かつ効率的に行うため、繰り返し行いなさいと。こういうことを言っているわけですね。  短期保険証は市町村の窓口で手渡すことを原則といたします。そして、これを勧めております。保険料の納付を迫るものであります。もし短期保険証が切れて、次の保険証が交付されるまでの間に無保険状態ということになる。こういうことになれば大変だということで、考えてる都道府県は考えております。発行がゼロの都道府県が7都県あります。  私は今回の質問で平木町長にちょっと思い切った質問をちょっと投げかけてみたんですが、広域連合にこのような資格証明書と同様な扱いを短期保険証に対しても適応すると。こういうような通知を出してもらうように広域連合で平木町長が問題提起をされるおつもりはないかどうかということをちょっとご質問いたします。  それから、2つ目の質問は、国民健康保険制度の問題であります。  これは国民健康保険法という法律がありまして、これは後でまた議論いたしますが、第44条に特別の事情のある被保険者で、一部負担金を支払う人が、困難な人に対して一部負担金の減免や徴収猶予ができるという、こういう制度がございます。法律に基づいて各自治体では、長々と言いませんが、規則であるとか、あるいは減免及び徴収猶予取り扱い要綱、こういうものを定めていて、実施をしている自治体がございます。果たして当町はいかがでございましょうかという質問であります。  以上が1回目の質問であります。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) おはようございます。それでは12番、川西議員一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  前段がなかったもので私も前段を飛ばさせていただきまして、資格証明のことはありましたし、ゼロ件でありますし、短期保険証につきましては、町内では2名であります。そういう部分でありましたように、お互いが顔を見させていただいて、取り上げるという気持ちではありません。  今度、民主党に政権が変わりまして、この後期高齢者は廃止ということですが、来年早速にはならないというふうに思いまして、政府案でも、今あります9割軽減は継続していくということでございまして、2割、5割、7割、9割の軽減があるわけです。  当町にいらっしゃる方は国保に加入していらっしゃる方でというふうに認識しておるところであります。そういう部分で全国の町村会、後期高齢の医療制度については堅持すべきという方向性でありあますけれども、内容についてはもし改正するに当たりましても十分議論協議してほしいという申し入れを民主党にしております。  そういう部分でこのあたりがどう改善されていくのか私の持論もあるのですけれども、今の制度の中で広域連合の方にそういう申し入れはする気持ちはありません。やはり、自治体がきちっとそこの部分を把握して、その方に対しての所得の状況とかを判断してやっていくべきであろうというふうに思います。  それから、2点目の国保の関係ですけども、これにつきましては、川西議員の方はどこまで考えておられるかわかりませんけれども、鳥取県内で5市町あります。多分旧3町もあったんじゃないかなと思うんですが、日南は昭和37年に制定してるわけなんですね。だから、これにつきましては、冷害とか農作物の不作、それから火災とか風水害、そういうことによって被害を受けられた方に対しましての病院にかかられた費用の充用、減免ですね。減免になったら町が立てかえするということになりますが、そういう部分がありますので、これは検討はさせていただきますけれども、対象になる方が限定されるんではないかなというふうに思っているところであります。  とりあえずの答弁。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 確認の質問をいしたしますが、町長。  短期保険証が発行されて有効期限が切れますね。それで次の短期保険証になるまでの間、無保険ですね。これは間違いないですね。いかがですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 状況は把握しておりまして、もし本人さんが期限がきても来られないということになればこちらから出かけるという格好になろうかと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) そんなことを聞いてんじゃない。  もう一度同じことを質問するんですか。違うでしょう。僕が聞いたのは。短期保険証が切れて、次の保険証が発行になる。同じことを言わせるのかい。もう1回答えてください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) だからお答えしましたように、期限が来るということになればこちらの方から連絡をさせていただくと。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 無保険になるんでしょうと聞いているんですよ。なるのかならないのか答えてください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 保険証は期限がありますので切れたら無保険になるわけですね。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 最初からそう言えばいいじゃない。  そう言えばいいじゃないですか。失礼しました。取り消します。ごめんさい。ちょっと、言葉遣い悪いもので。  それで、今、町長、ちょっと大まかな議論になって申しわけないんですけども、この問題は一体何が焦点かといったら、無保険になるということ自体が問題なんですよ。無保険になるというそのもの自体の制度、一番いいのは、ここで議論しようとは思いませんよ。後期高齢者医療制度その物が廃止になるのは問題ないんです。資格証明書短期保険証も発行はできない。これは国保の状態でいきますと老人保健制度の状態でいきますと、これは法律が多分元に戻って75歳以上の方々には保険証は取り上げないということになります。これは問題ない。しかし、そこのところを議論しようというんじゃないです。無保険状態になると。だからこの無保険状態になるのを何とかせずにはどうしたらいいか。これはやっぱり受療権といいまして、これは法律用語であります。国民が医療権を受ける権利、受療権の侵害になると。もっと大げさな言い方をすれば憲法第25条の最低限の文化的な生活を営む権利を有するというんですね。この問題にもやっぱり影響するということであります。  ですから、そういったことで資格証の問題は国民的な世論が高まって、とうとう最初は知らん顔してた厚生労働省も音を上げて資格証はよっぽどの事情がない限りは発行するなと言ったわけですね。短期保険証の問題でも同じようなことが今彷彿として起こっているわけですね。ですから、こういった問題でやっぱり町長は無保険状態ということを認めたわけですから、こういった状態を防ぐために広域連合に問題提起をするということを私は申し上げたわけですが、再度いかがですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 誘導質問は避けていただきたいというふうに思いますけども。私はそれはないようにこちらの方で手だてをするという話を申し上げさせていただいたというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 僕は誘導質問なんか全然してないでしょう。どこが誘導質問ですか。もう一度答えてくださいよ。じゃあ、その気はもう全然ないと。短期保険証資格証明証と同じような取り扱いをするべきじゃないんですかというようなことを広域連合で問題提起するつもりは全然ないということですか。もう1回答えて。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ありません。町独自で考えていくべき問題だと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) いいです。一言言わせていただければ、果たして後期高齢者医療制度が廃止になって、後になって振り返ってみてどうかなという問題が残るんじゃないかなということは、僕は思います。  次の質問であります。一部負担金の問題ですね。ちょっと、お伺いしますが、ちょっと長ったらしくなって申しわけないですけど。  厚生労働省保険局国民健康保険課長の通知。国民健康保険における一部負担金の適切な運用に係るモデル事業の実施について。これはことしの7月10日に出されている通知であります。  これに基づきまして県の保健福祉保険部医療指導課長から、ちょっと長ったらしくて申しわけないけど読ませていただきます。  生活に困窮する国民健康保険の被保険者に対する対応について。それに基づいて県の保健福祉部医療指導課長から、国民健康保険における一部負担金の適切な運用に関するモデル事業の実施について。いわゆるこの一部負担金の制度を今、貧困家庭が多いんで全国にモデル事業を募集してモデル事業をやるということで通知が各市町村あてにも出てるはずでありますが、僕は9月議会で質問するべきだったんですね。この申込期限は7月24日ございました。  このことについて、返答してるわけですね。当町は。私はレクチャーで課長とはちょっとお話をしておりませんので、これは返答してるはずですね。無視はしていないはずです。このモデル事業についてはどのような返答をされましたか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 秋に申し上げまして検討はいたしておりません。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) でも現物を見ますと、県の福祉保険部医療指導課長のさっきの通知によると、モデル事業を実施する市町村、少なくとも1市町村を選定したいと。実施要領をご確認の上、実施意思の有無について平成21年7月24日までにご報告をお願いしますとなっておりますね。報告しなかったんですか。全然検討もしなくて。そんなことはないでしょう。もう1回。
    ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 検討しておりません。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) いやあ、レクチャー受けておくべきだったですね。全然検討してない。それは不誠実ですよ。幾らなんでも。そう思われませんか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 鳥取県下、どこがやっていらっしゃるでしょうか。この条例を持っておられるところにつきましても、今の時点ではないんです。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) よそは出してないから、うちが出さなくたって構わないじゃないかというふうに聞こえたんだけど、僕は物すごく不誠実に聞こえるな。その議論はいいと思います。したいと思いません。  それででしたら、このモデル事業に実施をしていないということで。じゃあ、ちょっと端的に伺いましょう。今現在、一部負担金の減免猶予についてやる気がないというぐあいに僕は受け取ったんですが、その理由はなんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) やる気はないとは申し上げておりませんが。  19の市町村中、鳥取県内では、鳥取市、米子市、倉吉市、日吉津村、日南町であります。実績はゼロであります。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 実は、僕は不勉強で町長の方がよく知っておられる。倉吉市がやっぱり制度を設けてまして、倉吉市も実績はゼロなんですよ。だけど制度枠は条例でのってるというわけですね。それでちょっと僕は言い方は悪かったです。検討されると言われた。だけど大いに検討していただきたいということで、私は自分の論を補強してみたいと思うんですね。  というのは西暦2002年の話です。沖縄県の豊見城市というのがございます。一部負担金減免申請に対してこれを市民が申請したわけですね。ところが豊見城市には減免だとか猶予の規定がないということでありました。市がそのことを盾にとりまして、これも言葉が悪いかな、そのことを根拠にいたしまして、前例がないということで免除申請を承認しなかったんですね。  ところが、この市民の方が納得いかないということで沖縄県の国保審査会、こちらに請求を求めた。そうすると沖縄県の国保審査会はその請求を認めて免除申請の不承認は国民健康保険法に違反する、そういう審判を下した。その審判を受けて豊見城市では審判後、月収が生活保護基準の110%以下で、一部負担金を免除。120%以下では8割減額、130%以下で5割減額する。要綱を定めてこれを実施を開始した。こういうことなんですよ。  つまり、僕は何を言いたいのかといったら、実施要綱がないから、だからこれはできませんよということにはいかないということなんですよ。というのはなぜかと言ったら、法律がある。国民健康保険法、第44条に国民の権利としてこれが認められている。だから、町に減免やそういう免除の猶予規定がないから、これはできませんよというわけにはいかないということなんですね。それを示しているのがこれが沖縄県の豊見城市の例であります。  さらに、ちょっとしつこいようですがもう1つ2つ言いたいと思います。それを受けて今度は同じ九州の福岡県、国民健康保険医療指導室。一部負担金減免生活困窮者に対する救済措置であることから、被保険者から申請があればこれを受理し、法律の趣旨に照らし、適正に処理する必要がある。法律の趣旨に照らして適正に処理する必要がある。門前払いはいけませんよ。福岡県もこういう見解を出した。これを実施している。  もうちょっと辛抱してください。そもそも、論に立ち返って旧厚生省、昭和34年3月30日、厚生省保険局通知、どういうことをいっているか、この問題でですよ。減免期間を6カ月以内とし、減免該当状況を具体的に定め、被保険者に周知徹底を図り、医療機関との連携を保ち、適正に実施するよう特段の配慮を行うこと。このことを全国の都道府県に通知を出してる。それに基づいて多分、町長がご紹介になった日南ですか、昭和37年、これができたと。  それから、もう1つ。昭和30年、1960年2月24日、ちょっと長ったらしいですが。やっぱり厚生省保険局国民健康保険課長通知、こうなってます。  一部負担金の支払困難な者に対する徴収猶予、及び減免の制度の適正な運用を行うとともに、被保険者に対して、その趣旨を徹底、普及させるように、こういう指示がある。  実際にそういうような根拠づけになるいわゆる物があって、考えているところは、考えているところといったらちょっと語弊があるかな、それなりに熟慮したところは猶予とか減免だとかというものを設けて、こういう制度を実施をしていると。こういうことでございますから、私は大いに検討していただいて、これは来年度にでもこの一部負担金の免除あるいは猶予の規定、これ設けていただければなということを私は思います。  ちょっと乱暴な言い方かもわかりませんが、実際に申請する方はなくても倉吉市のように大枠ではあるけど、やっぱりこういう場合は、ああいう場合は、というようなことで減免規定を設けてると。私はそれだけでも前進ではないかと、このように思うわけでありますが、もう一度町長のご所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。答弁。 ○町 長(平木 誠君) 確認ですけども、医療機関にかかられた方の減免猶予ですね。 ○議 長(森山大四郎君) 川西議員。 ○12番(川西 聡君) そのとおりでございます。窓口で一部負担金を払う場合の減免。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○ 町 長(平木 誠君) 日南町の場合は、具体的に書いてありますが、これは検討させてもらいたいと思いますが、鳥取市の場合は内容的にわからない、条例はあるんだけど、という話であります。検討はさせていただきたいというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) それでは次の質問をいたします。  世界人権宣言ということが初日に出てまいりました。それに基づいて子どもの権利条約の問題にも関連するわけですが。今、とんでもないこと、僕からすればとんでもないことを考えているんですね、厚生労働省が。その問題であります。保育所の最低基準の見直しの問題についてこれ、ちょっと聞いてみたいと思います。  私は密接に関連があるとは申しませんが、何らかの関連が非常に強いと、この八頭町にですね。今、現在の八頭町の焦眉の急の問題ではありませんが、何といいますか、ちょっと格好つけた物の言い方をすれば、警鐘を乱打すると、そういった意味合いでちょっと質問をしてみたいと思います。  政府の地方分権改革推進委員会認可保育所の国の最低基準の撤廃を勧告したのを受けて、厚生労働省が東京都など待機児童の深刻な一部に限り保育室の面積基準について地方自治体に基準を定める権利を移譲すると。この考え方を示しました。待機児が一定程度解消するまでの間の暫定措置だと、長妻厚生労働大臣はおっしゃいますが、待機児をいつまでに解消するのかのめどは立っておりません。最低基準はそもそも今から61年前、1948年、昭和23年に憲法第25条の見地から、子供の健康と健全な育成に必要な最低限度の基準として制定されたものであります。一々中身はいいません。これの引き下げは国として子供に補償すべき最低水準を守る責任の放棄ではないかと。こういうことで全国の保育団体、広範な反対運動が起きているわけですね。それで、東京都だけの問題ですか。あとで議論になります。東京都なんか待機児童の問題を解消するためだけの暫定措置だから、勘弁してくれと、我慢してくれと言っているわけです。果たしてそんなことで通用するのかなという問題ですね。  また、その次が、これがもう大変な問題であります。それは今面積基準の問題はこれは東京都のような都市部の問題です。ところが、厚生労働省が次の考えてるのは次の医務室、園庭、建物の耐火基準、避難設備等最低基準はすごいですよ、都市部に限らず国の基準自体を撤廃して、自治体が独自に定めるように、こういうことを検討しているわけですね。本当に後でも議論しますが、とんでもない話であります。求められているのは最低基準の緩和や引き下げだけではないと思います。保育予算を抜本的にふやして国が責任を持って保育所対策を行うことだというぐあいに思います。簡単に言えば予算をふやして保育所をいっぱい建てる。70年代から80年代にかけて、保育所が1年間で1,000カ所建ったと。こういうような実績もあるわけですね。  子供が犠牲を強いられ、保育現場に大きな困難をもたらす危険をはらむ最低基準の緩和。この考え方は直ちに撤回するように私は町長が町村会で、鳥取県の町村会で問題提起するなりして厚生労働省に抗議をするべきだと。私はこの問題は現場の反対の声だと、私は町長がこれを代表して厚生労働省にやっぱり、これはおかしいではないかと、こういうのは撤回しなさいということを私は申し入れるべきだというぐあいに思うんですが、いかがでありましょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは2点目の厚生労働省が検討中の保育所の最低基準の見直しということであります。川西議員の方で中身的にはお話されたのでいいかとは思うんですが、保育所の待機児童が多いということで特に都市部、地方のはそんなにないんです。全国の町村長大会でもその話はありました。その中で待機児童が多いがゆえに特例的に条例をもって、その自治体で決めることができると。一時的な措置ということで、待機児童の解消ということであります。  だから私たちの地方にとりましては、そういう話はないわけですし、全国でもそういう話があがっておりました。だからあくまで条例ですから、議会議決になります。黙って執行部の方だけで勝手にするということにはなりませんので、ご理解を賜りたいというふうに思っております。  それから、今、保育所の建築の話があったんですが、私もそう思います。1人2万6,000円、月に払うよりも、そういう部分に投資した方がいいというふうには考えております。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) じゃあ、端的にわかりやすく言いますと、厚生労働省が考えている都市部のいわゆる待機児童が解消されるまでの間においてのこの面積基準の緩和はいたし方ないと。認めたってし方ない。認めざるを得ないということですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 民間でやられればそうなんでしょうが、今すぐ保育所を建てられないという事情があるのではないでしょうか。だから私たちがそこのことの自治体まで意見を申し述べる話ではないというふうには思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) これは見解が違いますよ。僕はこういってはなんですが、以前勤めていたところで、組合のちょっと仕事をやってましたけどね、別に使用者側を悪く言うわけではないのですけども、風穴が開いたら、1つ風穴が開いたら2つ開け、3つ開け、こういうようなやっぱり経験をずっとしてきました。今回、関係ないようでいて大いに関係あるんじゃないですか。都市部でのことだから、だからこれ例外的な措置だと。仮にこれを全国の自治体が、東京都さん、勝手におやりなさいということで、認められるということになると、将来的に非常に心配になりますよ。1つ突破口が開くんです。議会議決云々かんぬん言われたけど、それはよくわかっています。それはそのときにやっぱり良心的な判断をするでしょう。その議会議員がね。しかし、基本的な考え方として、一部の例外地域だとはいいながら、そういう例をつくってしまうということになったら、一体どういうことになるかということですね。結論から言えば、一部地域だからといって、引き下げを容認すれば、最低基準の意味はないですよ。ここもちょっと議論したいんだけども、最低基準の意味っていったらどこにあるかといったら、例外を設けない、どこにいってもやっぱり全国一律で、少なくとも公的責任で、ここだけは絶対に譲ってはいけない、それが基本精神ですよ。  ところが、東京都なんかがやろうとしてるやり方というのは例外措置を設ける。例外措置を設けていくということになってくると、ほかの地域でも引き下げが迫られることになるのは、私は過去の経験からして、政治の世界において私はもうセオリーだということを思わざるを得ないんですが、町長、そこまで思われませんか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 都市部で待機の児童の子供さんが多いということがあるわけですね。東京都だけではないと思います。だから、そういう部分にメスを入れていかれたのか、公営として本当に準備をされてきたのかわかりませんけども、やはりそこの自治体が緊急避難的にそういう部分を取り入れてとりあえずはしのごう、という方針だと思います。だから、これは未来永劫続くとは私は思いませんし、基本的な部分というのはあるわけですから、当事者じゃない私たちがそういうことを口を挟むといいますか、言うべき問題ではないというふうに思います。まず、待機児童の解消、ということだろうと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) よくね、僕はテストを受けるときに、国語の先生によく言われたものですよ。国語というのはね、川西君。長い文章を読んでその中に答えが絶対あるから。だから、一度でも読んだらわかるんだと、こういうことを言われました。何が言いたいかというと、明らかじゃないですか。厚生労働省が何て言っているかといったら、いわゆる面積基準は例外ですよと。しかし、ここが問題です。医務室や園庭や建物の耐火規準や避難設備は都市部に限らず国の基準自体を撤廃すると。これ地方に任せると言っているんですよ。面積基準だけは例外ですよと。これが説得力のある言い方ですか。とてもじゃないけど、僕は言葉を選んで言いますが、信じられないといいますか、まゆつばといいますか、おかしいと思わなきゃいけないですよ。だって、考え方自体の中に示されてるじゃないですか。後でもちょっと議論しますけども、最低基準の見直しは、さっきも言ったように、医務室やいろんなところ最低基準を見直しをしなさいよと投げかけてる。ところが、イの一番に、面積だけは例外ですよと。こういう考え方が通用しますか。事の道理がわかっている人だったら、いかに本質的なねらいがどこにあるかということがわかりますよ。町長、いかがですか。それでも考え方維持しますか、さっきの。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) つくられた方の意図はわからないんですが、私は素直に受けとめたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) じゃあ、ちょっと角度を変えて質問しましょう。  最低基準の見直しの問題ですね。私はけしからんというぐあいに思うんですが基本的な問題であります。国が補助金を出しますね。保育所運営でね。これは当然最低基準がもとになっていると僕は思います。細かい、具体的な議論はちょっとレクチャーを受けてないのでよくわかりませんが、最低基準が取り払われるということになってくると、補助金の算定なんかは一体どういうことになってくるんですか。  わかりましたかね、私の今の質問。最低基準が国の最低基準がなくなる。今、国の最低基準があるから、地方自治体に対する保育予算というのが決められて出されているわけですけども、これがもし緩和される、各地方自治体でやり直せということになったら、これは一体どうなるんですか。ちょっと技術的な問題ですけど、ちょっとお示しください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 保育所の関係は補助金、補助制度がありません。保育料の基準も国の基準は示されておりませんし、もう一般財源化されております。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) そうだったかな。そうじゃないでしょう。やっぱり国からの手当てというのはあるでしょう、これは。失礼、確かに言われるとおりで、認可保育所には確かにそういうことではないかもしれないけども、認可保育所以外、いわゆる民間の。そういったようなところというのは国の最低基準というのは確か、基準になっているでしょう。いかがですか。ちょっとお示しください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 認可保育所はそういうことだと思いますし、認可外につきましても、それに準じてやっておられると思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 僕はやっぱり、今のはちょっと置いておきますけども、面積基準にものすごくこだわりますね。最初に厚生労働省が示した。今、2歳児以上で1.98平米ですか。やっぱり、こういうことを許すということになってくると、やっぱり将来的に果たして対岸の火事で済ますことができるのかどうなのか。そのことを非常に心配するわけですね。ですから、何回も聞いてしつこいですからもうやめますけども、私は町長、それは他の自治体に対する干渉にならないというぐあいに私は指摘をせざるを得ないというぐあいに思うわけであります。  それでは最後の質問をいたします。  住宅リフォームの資金の助成についてであります。町民の方が、住宅の修繕や改装をするときに、上限10万円を限度にして、工事費を助成する制度である、住宅リフォーム助成制度の創設を求めたいと思います。  この制度を実施している自治体では全国で19県75市町村に広がっております。県内で一番新しいところは、にわか勉強で申しわけなかったんですが、琴浦町が地域活性化交付金、あれを活用いたしまして、この4月から行われております。総額の予算は2,000万円。200件を対象見込みとしております。助成額が上限10万円ということでございます。  これは半永久的な措置ではありませんよ。当然。7月から10月までの65件が対象となって、51万9,000円の助成を実施をしております。後でも紹介しますけれども、この住宅リフォームの助成というのは、僕も余り精通してるわけではないんですが、経済効果というんですか。売り買い、非常にお金が動くということで、時間があれば紹介しますが、琴浦町の場合ですと、向こうの課長にお伺いしましたら、1億1,600万円、現在のところ経済効果が表れていると。やっぱり、こういう不況の時代でございますので、私は財源的にまだちょっと不透明な部分というのはあるのですが、もしこれが地域活性化交付金なんかの二次補正ですか、そっちの方で許されるようなことでもありましたら、私は住宅リフォーム制度の助成措置はぜひとも、検討してもらえないか、実現してもらえないかということを質問したいわけですが、いかがですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは3点目の住宅リフォーム資金の助成についてということであります。  鳥取県内では琴浦町というふうに思っておりますが、経済危機対策につきましては、各町村がそれぞれの課題とか、それに対します支援というのがあるわけでありまして、琴浦町さんはそこの部分に現実的には1、000万円ぐらいでしょうか、2,000万円の費用の中で1,000万円ぐらいとお聞きしております。来年以降は続けるかどうか、町長が変わられるのでわかりません、ということで、私はこの経済危機だけを見られてやられたんじゃないかなと思います。それは町村独自の判断でいろいろやっていかれるべきだろうと思いますし、それと、内容は10万円以上の町内の大工さん、左官屋さんがされた工事に対して、1割出すと。最高が10万円ですね。そういう制度であります。  わがまちは、いろんな公共事業もさせていただいたんですが、火災警報器の設置とか、インフルエンザの助成、マスク、それから太陽光発電もありました、ことしはですね。来年も続けますけれども。それから、プレミア付につきましては、商工会に登録されたさっきありました大工さん、左官さんを頼まれて、その費用にも使えるわけです。そういう部分でやらせていただきました。琴浦町さんはそこの部分に重点的にされたということだったと思います。ということで、八頭町としては、考えておりません。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 考えていないって、あと3分40秒ありますので、ちょっと頑張ってみましょうかね。  ちょっと能書きたれるようで申しわけないんですけども。全国的にはどういう効果をもたらすかと、町内にですね。こういうことでございます。質問ですから、聞いてくださいね。  中小零細業者の振興の問題です。それから、住民が当然安全な居住環境づくりに努める問題。それから、町の経済効果と耐震改修促進工事の相乗効果、これは抜群にあると。ということで、非常に私は意味があるんじゃないかなというぐあいに思うんですが。ちょっと角度を変えて。  木造建築が町内に幾らぐらいあるか、そういうパーセンテージなんかは掌握されてらっしゃいますか。通告外になるかな。いかがですか。わかりますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) いや、ちょっと数字的にはわかりませんけども。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) 私もちょっと、聞いたらすぐにわかるんかなと思ったんですけど、ちょっと甘かったですね。やっぱり、耐震の問題でちょっとしつこいようですが、やっぱり、リフォームをしていく上で木造建築というのは耐震に弱いということで、こういったところにやっぱり力を入れるというのがやっぱり全国的な通性でございますね。  ということで、それから、経済効果の問題ね。ちょっと魅力的なんですけども、町ではなくて明石市なんですけどね。市内の施工業者を利用して住宅の修繕や補修などの工事を行う場合に、工事費の10%、さっき言ったとこですね、限度額10万円を助成する制度、西暦2000年よりやっていると。恒常的にやっているんですね。昨年300人が利用して市の財政負担2,110万円に対して、3億6,000万円の売り買いが発生して、17倍の経済効果があったと。これは魅力的ですね。  それから、広島県の御調市、これも上限を10万円から20万円、または工事額の10%に引き上げたと。今年度は予算1、000万円が10月には使い切った状態となったと。御調市でも補助金の金額に対する工事総額は25倍になり、大きな経済効果があることが証明をされたと。  こういうようなことで、私はしつこく繰り返すようですが、財源的な問題をちょっと検討されて、やっぱり私はだれでもが効果があると、潤うわけですから、何とか検討できないかということをちょっと最後にまたしつこくお伺いしたいわけですが、いかがですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 経済効果は確かにあるとはいうふうには思います。ありましたように、八頭町はプレミアでも1,800万円、つぎ込ませていただきました。それと、耐震の調査には補助がありまして、町も県も出しておりますが、ます耐震調査をしてやらないと、ただ単なる補修では耐震補強にはならないというふうには私は個人的には思っております。  いろいろ申し上げましたけども、財政事情、大変厳しい折でありまして、あちらもこちらもということにはなりませんので、ご勘弁願いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 川西議員。 ○12番(川西 聡君) ちょっとだけ。ちょっとつまみ食いというか、揚げ足取りで申しわけないですけど、耐震調査というのは個々の家庭がやるなんてことになると大変なことですよ。個々の家庭はそういう財力なんか、ある家はあるだろうけど、木造建築でですよ。やっぱりこれだけの世の中ですから、大変なことなんですよ。耐震調査やって、それからリフォームやらされる考え方というのはちょっとどうかなというぐあいに僕は思うんだけど。そのことコメント。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 川西議員の方で耐震に役立つと言われたもので、やっぱり調査も必要でないかという話です。 ○議 長(森山大四郎君) 川西聡議員。 ○12番(川西 聡君) いろんな意味で総合的にご検討願いたいということを最後に申し上げまして今定例議会の一般質問を終わるものであります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、12番、川西聡議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午前10時15分)
    ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午前10時20分) ◎谷口美佐子議員質問 ○議 長(森山大四郎君) 次に、15番、谷口美佐子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ○15番(谷口美佐子さん) おはようございます。15番議員、日本共産党谷口美佐子でございます。  最初にちょっとお断りしておきたいと思いますが、3項目についてお尋ねするようにしておりますが、2番目の安全・安心対策のところで②がありますが、都合により割愛させていただきますので、そのことをおわびいたします。  私は3つの項目について、子育て支援施策、安全対策施策、それから、同和行政についての大項目で一つずつ、町長ならびに教育長にお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いします。  今、経済危機が叫ばれておりまして、格差社会が進行していく中、とりわけ子育てには社会が協力していくということは、大変大事なことではないでしょうか。子供たちの幸せのために、さまざまの形で尽力されています八頭町の町政。本当にそれに対しては敬意を表します。  近年は少子化の進行と子供の医療費無料化運動が相まって、子供の医療費助成を自治体が熱心に取り組まれるようになって拡充されて定着しつつあることは御存じだと思います。これは私がどうして申し上げますかと言いますと、ある新しい新日本婦人の会の婦人団体でございますが、それの中にも私もはいっておりますので、一生懸命でやっているところでございます。  それで、子供の病気には病気になったときにかかる費用を少しでも軽減しようとして市町村の自主財政によって子供の医療費助成制度が広がっております。県下でも町村が中学校卒業まで医療費を助成しておりますのに、八頭町を初めとする市町村、3市3町村それは一目瞭然にわかるかと思いましてちょっと私、朝、ぱっと書きましたけれど、赤いのが中学校まで医療費無料制度を、わかりませんかしら、大変大ざっぱに鳥取県内を書いておりますけれども、3市町村が小学校入学前の助成はしております。前までは。ですけれども、赤いしるしと青いしるしのあるところの市町村はそれぞれ小学校まで。卒業するまで。また、中学校卒業するまで無料にしております、これは女性団体でこういうことを調べたんです。  といいますのも、ことしの4月に日本海新聞にありましたのを図面化したところであります。そこで私は一方では市町村の格差もあることですし、県の制度に上乗せしているところでは一たん窓口で支払いをしてから払い戻すという償還払い制度が行われております。私は若いお父さん、お母さんの立場から平日に役場に手続に行くのは大変難しいといいますか、働いていることもあり、いろいろと手がないこともあって大変だという声が聞かれます。そのことも、町長に償還払い制度はなくして現物給付に変えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。ちなみに中学校卒業するまで医療費無料にしている鳥取県ではありませんが、全国の県を探しましたら、東北の方ですが群馬県です。ことしの10月から窓口負担はゼロ。中学校卒業するまで完全無料化に踏み切りました。八頭町でもこういうことも頭に入れてくださいまして、中学校卒業するまで医療費の無料化と窓口負担ゼロに、県の方に要請していただくということはできませんでしょうか。町長にお伺いいたします。まず、第1の。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは15番、谷口議員の一般質問にお答えしたいと思います。  1番目の子育て支援施策であります。ありましたように、県の方が小学校までするということで一方的にされて町も半分払ったんですが、全県下で県の町村会として、県の方に何とか中学校まで県も応分の補助を2分の1、できないでしょうかという話がありました。その中でやはり県は財政的な問題があったかもしれませんけれども、つれない返事でありまして、大方の人口を持っておる鳥取市、米子、境港市、やっておりませんし、倉吉も小学校までであります。そういう部分があって、大方のものがないと県は動かないということだろうかと思います。  以前にも、この問題に対しましての一般質問がございまして、何らかの方向を考えていきたいという答弁もさせていただいております。本日もありますけども。その中で町としては当時、肺炎球菌の補助とかそれから季節性インフルの補助打ち出したところだったんですね。それから2歳までの方にはヒブワクチン、今回また新型インフルの補助も中学生まで考えているところでありまして、そういう中で財政大変厳しいんですけれども、町としては中学校まで半額をとりあえず考えさせていただいたらというふうに思います。  今回全県下でも経済危機があったんでしょうか、半額のところが3つほど全額になっております。そういう部分で1,000万円近い金が要るわけでして、よくわかるんですけども、とりあえずは半額で出発したらなというふうに考えておるところであります。  対象の小学生から中学生の皆さん、1,592名、約1,600名の方が対象になります。  それから償還払いと現物の考え方ですが、ほとんどのところが償還払いになっております。インフルエンザとかそういう部分で今、償還払いでなくして現物支給、そこの場で差額を払っていただくような格好にしてる部分と両方あるんですけれども、今現在では、今時点、償還払いの方向で進ませていただいております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 谷口議員。 ○15番(谷口美佐子さん) 新型インフルエンザはことしの流行で大変八頭町内にもいろいろ出たと思います、一般も含めて。ですけれど、そればっかりではないと思うんです、子供の病気といいますのは。ですから、それをも含めてですけども、中学校までは半額でいってみましょうかという返事をいただいたわけですけれど、それはいいことだと思いますけれども、やはり半額というのではなくて金銭的に苦しいというところのご理由があると思うんですけれど、子供の病気にたずさわっている若いお父さん、お母さんは全額に希望しておられますし、もうひとつと思いますが、その願いは聞かれなかったと思ってよろしいでしょうか。  それと、もう1つ償還払い制度ですけども、本当に忙しい若いお父さん、お母さんいうのは現物支給の方が一番していただいた方がいいと思っていらっしゃるようですので、その辺を再度、2つ、半額でなくって、償還払い制度も続けていかれるっていう返事に対しましてお尋ねしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 町独自でやらせていただいております75歳以上の方の肺炎球菌の補助、それから季節性のインフルエンザの補助、新型インフルエンザの補助、それから2歳までの方のヒブワクチン、4回無料です。これの補助をさせていただいておりまして、他町にはないところをやらせていただいております。  だから、ありましたようにすべてを町でということにはなかなかならないと思います。1つありますのはことし新型インフル、季節性インフルの予算を組ませていただいておりまして、現実にどこまで町民の皆さんが利用されるのかわからない部分があります。未知数です、これは。肺炎球菌の方はだいたいわかったんですが、そういう部分も見きわめないと町の財政としてもなかなかここの部分に2,000万円という金はつぎ込めないというふうに思っております。  償還払いの話ですけども、ありましたように、新型インフルとか、それから肺炎球菌とか、それは現物支給の方向でできるものはやらせていただいております。償還払いというのはほかのところは皆さんそうなんですけども、何があるのかなというのはちょっと勉強させていただきたいと思います。  やはり、償還払いの関係は領収書の内容点検とかレセプト点検の問題があるようでございまして、そういう部分で先進の市町もやっておられないんじゃないかなというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 谷口議員。 ○15番(谷口美佐子さん) 償還払い制度については実際は行っていない市町村が多いようでございますので、県の方にも町長としては申し上げていただくというわけにはいきませんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) お願いしたいんですけども、県の方にも中学生まで補助を出していただくということになれば、あとの2分の1が県費ですから、大変助かるというふうに思います。  償還払いにつきましては県の施策ではないというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 谷口議員。 ○15番(谷口美佐子さん) 県の施策でも何でもありませんけれども、町長として八頭町の子供たちを病気から防ぐためにも、ぜひ県の方に申し入れていただきたいと思います。これで私は第1項目の質問は終わらせていただきます。  2項目めの安全・安心対策ということでございますが、これは町営住宅、固有名詞で言いますと、郡家の金石団地のことでございます。そこの住宅の入口のところの街灯が今、全然ともっていなくって修理をしていただくというわけにはいかないでしょうか。このことについては、そこの住民の方から町営住宅を建て直すときに、それまではずっと蛍光灯でやっていたんですけど、ソーラーの電気で、蓄電することによって行われていたわけですが、そのソーラーをしようというのは試しにしてみようというのは町の方のやり方だったようですけれども、それが壊れたからというのでそのまま真っ暗のままなんですが。聞きますと電気代を受益者負担で出せば幾らでもソーラーはしなくって普通の蛍光灯の照明をするっておっしゃってましたけれども、それを町営住宅の受益者負担で電気代を出すというのはどうかと思いますので、そのあたりをお尋ねしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは2点目の、安全・安心対策ということで町営住宅の金石団地の街灯修理の件であります。これは平成8年に8戸の住宅を改築いたしました。当時ソーラーということで、補助事業の中で2カ所させていただいたと思います。1カ所は平成18年に蓄電しなくなりまして、点灯しなくなったということで、修理も考えましたけども、高価なものでありますので、1個8万円。一般設置してある蛍光灯で、蛍光灯の街灯に変えさせてもらって設置はしたんですけども、電気代は郡家部落で払ってもらっております。  指摘の今、おっしゃいました街灯につきましては20年度に蓄電しなくなりまして、点灯できなくなりました。同じように蛍光灯を変えるというふうな検討をさせてもらって、郡家部落とも話をさせていただいたのですが、近くに街灯があるというふうなことで不要との回答でありました。  一般的にどの町営住宅におきましても、町営住宅内の蛍光灯とかの防犯灯といいますか、安全灯につきましては、共益費の中の一部というふうに考えておりまして電気代は払っていただいているというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 谷口議員。 ○15番(谷口美佐子さん) 町営住宅の入口のところにありまして、この消灯しておるところは。それで近くにあるとおっしゃいますけども、実際に行ってみられてわかると思いますが、近くの蛍光灯というのは普通住宅の方のところです。本当に真っ暗です実際は。ですけども、受益者と地域の方ではいいから電気代払わないといけんから、そんな下の方にもあるんだし、しなくてもいいってさっきも町長の答弁の方で聞かれましたけれど、実際は郡家には今ちょっと静まりましたけど、不審火の事故がありました。そのときにも、ずっと重々感じ取って真っ暗でなかったら少しぐらいは感知できるというか、そういうこともあるし、ぜひ電気代を払う払わないにかかわらず、明るくしていただきたいという住宅の中の人の意見でございますので、その辺を考えていただきまして、安全対策としての一部だと思いますが、よく電気代だけに絞っておっしゃらなくて、そういう制度になってるといわれたらそれまでかもわかりませんけども、町の方も町営住宅のことですし、これからも考えていただきたいと思います。  追求質問にはちょっとならないと思いますので、次の第3項目、同和行政についてというところに移ります。  これは、誤解を招かざるを得ん文章表現になっておりますので、その辺を先に釈明いたしまして、おわびいたしたいと思います。要するに、特別事業として行われている同和事業をやめるべきではないかということについてお尋ねする要旨でございますのでよろしくお願いいたします。  私が八頭町の町会議員でないときでございます。もう今から考えますと4年半前になりますが、そのころに同僚議員がおっしゃってましたことによりますと、平成27年ごろまでにはこの事業もやめていくことにするとお聞きしております。改めまして私がここでお尋ねしたいところでございますので、よろしくお願いしまして、同和地区に住んでいるということで経済的に困っていて生活を支えるということから始まりました同和事業を、住んでいる地域を問わず、区別することなく生活を守っていくということこそ、行政のやるべき姿ではないかと思いますので、長い長い間の自民党の政治の中の一つの産物ではないかなと思うわけです。どこに住んでいても、生活基盤、生活を守るという施策が充実されていけば、同和地区の人も救われるのではないかということを私は考えておりますので、町長はいかに思われるのかお尋ねいたしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) もう一つお願いします。谷口議員。 ○15番(谷口美佐子さん) もう一つ、教育長の方に、お尋ねするところでございますが、実は地区学習会なんかですね。部落学習会の出席率のことなんですけども、すごく私も西地区館の同推協の委員をしておりますが、強制的にしないようにしてはどんなかということをお願いします。  例えば、これは一例ですが、必ず1軒に1人は必ずこういう学習会には出てというような半強制的な誘いであります。このことは私も区長をしておりましたときにもありましたし、今は大分それも緩和されておると思いますが、そのことをお尋ねしたいと思いますし。  そもそも同和教育が始まったのは今から30数年前だったと思います。部落差別意識をなくするということで、始まりましたこの同和教育。当時は差別をするということが当たり前であったような社会常識だったように思います。私は特別に同和教育を続ける、このまままだ続けていくということはどうかと思いまして、いろいろ、いろんな場面で同推協の方なんかは力を入れてやっておられることには敬意を表しますが、部落差別をするという意識が1人でもあってはならないという同和教育はいかがと思うのです。このことを判断するのは一体だれがするのでしょうか。といわれますと、判断できない問題です。未来永劫とわに続く心の中の問題であるからではないでしょうか。私は現在、部落差別がなくなる直前の状態にきているのではないかと思うわけです。部落解放を、先日でございますが、議会議員全員と同推協の協議会の役員の方なんかと懇話会を開いたことがありますが、そのときの中にもいろいろ皆さんが懇談しておりましたけれど、部落解放、私はそのときに部落解放の運動の目的というのは部落解放運動をしなくてもよいような社会をつくるということだと、これは初代の部落解放同盟の委員長が語っておられたことですが私も同感でございます。教育長のあくまでもこれは部落解放の問題でございますので、人権問題とかそういうのにはすりかえないようによろしくお答えをしていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは3点目の同和行政についてお答えしたいと思います。  初めに通告書の方では同和事業を一般財源化するという話でございましたが、事業を一般財源化することはできませんので、一般対策化と理解をいたしてお答えをしたいというふうに思います。  日本国憲法では法の下の平等とすべての国民に基本的人権を保障しておりまして、八頭町としましても、人権尊重宣言を出しましてあらゆる差別の撤廃に向けて取り組んでいるところであります。  昭和40年の同対審答申より、44年、同和対策の特別措置法ができましたから、以来、33年にわたった特別措置法、平成14年3月31日で地対財特法というような名前の中で終わったんですけれども、確かにハード面につきましてはそうだかもしれませんが、先ほどもありましたように、心の中の部分ていうのがなかなか解消されてないというふうに思っております。  合併以来、部落差別撤廃人権擁護に関する条例、これに基づきます総合計画、実施計画で八頭町の同和問題の解消に向けての推進を図ってるところであります。ありますように、啓発教育、就労、結婚などでは今なお多くの課題が残されているのも事実であります。以前私が、同和問題が存在する限り必要な施策を行うということを申し上げてありましたが、これは取り下げさせていただきまして、今の現在では同和問題の解決をこの計画期間であります平成27年度までにやはり行政の責務として達成するとお話をしております。  同和地区、また、地区関係者を対象とするいわゆる特別対策につきましては、特別措置法は失効しましたけれども、同和問題の解決に向けて真に必要な対策は引き続き実施したいと思います。なお、一般対策で取り組むべきものもあるかと思いますので、これらを精査しながら、事業を進めてまいりたいと考えておるところであります。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 本日初めてでございます。おはようございます。  先ほど、谷口議員からのご質問をいただきました。質問書ですが、質問書には部落学習会の出席は強制的にしないこと、例えば、1軒に1人は必ずという強制的な誘いであります。お考えを伺いますという質問でございました。  質問でお話になったことはここに書いてあることとは少し何か違うのかなと思いながら聞いておりました。  例えば、昭和30数年前に同和教育が始まったと、そのころは差別するのが当たり前だったというふうにおっしゃいましたが、本当にそうだったんでしょうか。それから、もう差別はもうなくなっている、もう目の前に来てるのでやめてもいい、これも本当なんでしょうか。それから最後にあくまで部落解放の問題なので人権問題とすりかえはしないようにというようなこともありました。部落解放の問題は人権問題じゃないのでしょうか。非常に疑問の残る私は質問であったというふうに思います。少し冷静になってお答えをしたいと思います。  昭和40年8月に出された同和対策審議会の答申で同和問題は、人類普遍の原理である人間の自由と平等に関する問題であり、日本国憲法によって保障された基本的人権にかかわる課題である。したがって、審議会はこれを未解決に放置することは断じて許されないことであり、その早急な解決こそ、国の責務であり、同時に国民的課題であるとされております。また、鳥取県人権尊重の社会づくり条例では、県内に暮らすすべての者の責務として相互に人権を尊重し、みずからが人権尊重の社会づくりの担い手であることを認識し、人権意識の向上に努めるというふうに定められております。八頭町では八頭町部落差別撤廃及び人権擁護に関する条例で相互に基本的人権を尊重し、部落差別を初めあらゆる差別をなくすための施策に協力するとともに、みずからも差別及び差別を助長する行為をしないよう務めると定めております。  八頭町部落差別撤廃人権擁護総合計画により、さまざまな取り組みをしておりますけれども、部落差別を初めとするあらゆる差別が残念ながら現存をしている実態はございます。このような状況で八頭町はもとより、すべての行政において人権尊重のまちづくりは重要な課題となっております。そのため、1人でも多くの町民に学習を通して、明るく一人一人が輝くまちづくりを実現するための学習会を計画し、一人でも多くの町民に参加していただくための呼びかけとなっております。それぞれの地区の同和教育推進委員会では決して強制的な誘いはしておられないというふうに考えております。  先ほど、私も郡家西地域の云々という話がありました。谷口議員は郡家西地域同和教育推進委員会の代表者でございます。よくお考えをいただきたいというふうに思います。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午前10時55分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午前10時56分) ○議 長(森山大四郎君) 谷口議員。どうぞ。 ○15番(谷口美佐子さん) 町長の答弁の中で、普通一般施策、そちらの方に回すべきだということも聞きました。ですが、同和事業の中でどういうふうな利点といいますか、同和部落の方の利点といいますのは、今までもずっと予算書、決算書の中にもありますが、固定資産税の半分だけ支払えばいいとか保育料を3割、そこにいらっしゃる方は払えばいいとか、それぞれほかにもまだあると思います、奨学金の返還不要というようなのがあると思いますけれど、私はある中で保育料もそこの部落にいるということ自身で恵まれているんだと思っていて何にも言えなかったと。しかし、ここの八頭町の話ではありませんけれど、鳥取県内の話でございますが、保育料も他の部落の人と同じように町で同じ額を払うようになったと。私はとっても保育料のことだけについても保育に関してでも堂々と皆さんと一緒に物が言えるようになったと喜んでいらっしゃった方もありました。そういうことも考えまして、だんだんと今、だれもが生活は厳しくなっている時代でございます。町長の部落差別だけを部落だけを優遇するというような施策でなくて、一般の全体の人にもできるような町独自の一般事業の施策を頭に考えておられるかどうかということを追求してお尋ねしたいと思います ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 町独自の施策といたしまして、予算計上もさせていただいております。先ほど教育長の方からも話があったんですが、とらえ方の問題が少し違うんじゃないかというふうに思っております。  と、申し上げますのは、やはり今ある同和問題に対します差別というのはどこから発生して来たのか、原点はどこなのか、そこをよく考えていただかないと先ほどありましたように、就労の問題一つとりましてもありましたし、進学の問題にとりましてもあったわけです。そういう部分のお手伝いができないかということで町として独自でやらせていただいております。  奨学金の話もあったんですけども、これも合併しましてからも、所得制限もつけさせていただいたりして、ある程度の一般的な方の考え方の中での給付もしております。奨学制度のいろいろな問題もあるんですけれども、しておりますし、いろんなところの角度から考えさせていただいて、今、提案させていただいてるような予算になっていると思っておりますので、属地属人もあるでしょう。いろんな問題があるんですけども、このあたりのとらえ方というのが私と谷口議員とは少し違うのかなというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 谷口議員。 ○15番(谷口美佐子さん) 同和行政というのは本当に個々人のいろんな思いがあると思います。教育長の答弁におきまして、人権問題と絡めないで、と言いましたけれども、それはあくまでも憲法にうたわれております人権の問題は尊重していかないといけません。しかし、同和事業というものが、ちょっと私は今、現在考えますと、どこの部落の人、八頭町に住んでいる人の生活などから見ますと、変わらないという今の現状だと思うわけです。それも個々人のとり方だとおっしゃるかもわかりませんけれども、部落解放運動を叫ばなくてもいい、そういう社会が本当の意味での部落解放であると思うわけです。私はそのようなところから質問したわけでございますが、町長の答弁の中にもまだそういう優遇体制も続けていくようにおっしゃいましたけれども、それで結構でございます。町の姿勢がそうだから。だからいいんですけれども、同和問題、部落解放運動の問題については皆さんもただ心の中にある問題だと思います。心の中の問題に踏み入ること、というのは人権の問題なんかにも関係があると思うんですけれども、あくまでも今の同和事業はやめていくべきだということで、私の質問をこれで終わらせていただきます。あと、5分ほどありますが。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩。         (午前11時03分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午前11時04分) ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 質問をいただいておりませんので答弁にはなりませんけれども、先ほどの最後のくくりの言葉の中で、少し気になるといいますか、ありましたので真意を伺いたいというふうに思います。  一般地区の方たちと同和地区と言われるの方たちとの差がなくなっているというふうにおっしゃいましたけれども、鳥取県の実態調査、八頭町の実態調査、見られて本当に差がなくなったんでしょうか。そういう認識でおられるんでしょうか。伺いたいと思います。 ◎休  憩
    ○議 長(森山大四郎君) 休憩。           (午前11時05分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) それでは再開いたします。  (午前11時06分) ○議 長(森山大四郎君) これにて、15番、谷口美佐子議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたしましす。   (午前11時06分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) それでは静粛にお願いいたします。  再開いたします。              (午前11時15分) ◎栄田秀之議員質問 ○議 長(森山大四郎君) 次に8番、栄田秀之議員の質問を許しますので登壇願います。 ○8 番(栄田秀之君) 8番の栄田でございます。午前中最後の質問になりますが。私は3件の質問をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  まず、1点は役場窓口対応と証明書等の時間外取り扱いについて。2件目はドーム周辺の多目的広場の利用について。3点目につきましては、米の消費拡大における町の取り組みについてと、以上の3件についてお伺いしたいと思います。  それでは最初の質問に入らせていただきます。  役場の本庁舎における町民の方が役場に入られたとき、来庁されたときの案内のことでございますが。私も含めてでございますが、役場の業務にふなれな方、それから高齢者の方々、障害者の方々ともども、役場の窓口において案内をしていただける職員の方がいたら助かるなといつも思っておるところでございます。多くの町民の方々からもそういう声を聞いております。  現在、役場の本庁舎の正面入口を入りますと、福祉環境課の窓口になっております。自動ドアを入りまして、事務所に入りますと、福祉環境課の職員、全員が横向きでパソコンに向かって仕事をしておられると。入って看板を見れば証明書のコーナーとかわかるわけですが、入りますと一瞬面食らうようでございます。私もそうでございます。それで役場に行きましてカウンターの方に行って用件を告げてどこどこに行って用件を済ませて帰るというのが現状でございます。  先日、鳥取市役所の方へ用事があって参りました。市役所では皆さん御存じのように正面に案内場がございまして大抵のことは正面の案内場で間に合いますが、入口のロビーの辺でうろうろしておりましたら、市役所の職員の方が、「どちらにおいでですが。どういうご用件でしょうか。」ということで尋ねてくれました。ほかの方にもそういうふうに尋ねてるようです。そして、その職員に用件を告げると自分の行きたいところに案内をしてくれました。うれしかったですね。安心しました。これが本当の住民サービスかなと思って実感をしたわけでございます。  八頭町におきましても、鳥取市役所と同じようにとは申しませんが、それぞれ職員の方々も自分の仕事が忙しいとは思いますが、そこで私の提案でございますが、各課のローテーションで週一度、各課の1人、窓口の案内係を担当していただくわけにはいかないでしょうか、と思っておるところです。窓口に小さい机でも置いていただいて、来庁者の方の案内を担当していただく。来庁者が少ないときには自分の仕事でもやっていただければいいんですが、そういう案内を設けていただきたいなというふうに思っているとこが1点であります。  続きましてもう1点。続けて質問をさせていただきます。  2点目では役場窓口の証明書等の発行取り扱い時間の延長はできないものか、お伺いしたいと思います。これにつきましては、仕事の都合で役場の業務時間内に役場を訪れることが難しい方や、多くの方は仕事を持っておられますので、仕事帰りに役場に寄りたい方。例えば言いますと、鳥取の方で5時半なり、6時ごろに仕事を終わって役場に帰るとどうしても1時間ぐらいかかるということがございます。そういう方々の利便を図るために、本庁舎での証明書等の発行について、取り扱い時間の延長はできないものかどうかお伺いしたいと思います。また、それにつきましても、勤めておられる、特に若い方ですけれど、若い方にそういう要望がたくさんございます。  ご承知のことと思いますが、鳥取市役所市民課におきましては、平成3年から土日の対応、それから平成16年から午後7時までの時間外の対応をできると、しているというふうに聞いております。  市民課におきましては市民証明コーナーを設けて市民に利便を図るサービスを行っております。市役所での業務時間は平日は朝8時30分から午後7時までの時間を行っております。また、土日振りかえ休日は朝8時30分から9時15分の取り扱いをしているようです。主な業務内容は戸籍謄本抄本、印鑑証明、印鑑届それから資産証明とか納税証明、出生、結婚、死亡届等の業務を行っているようです。  そこで、わが八頭町におきましても、すべて鳥取市のようにとは言いませんが当面週1日、なか日の水曜日あたりでも証明書の発行等につきまして、午後7時までの時間延長はできないものか。住みよい八頭町、人口をふやすためにもそういう住民サービスの1つとして時間の延長はできないものか、町長にお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは8番、栄田議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  初めに役場窓口の対応と証明書等の時間外取り扱いについてということであります。この総合案内といいますか、窓口に対しましては以前、一般質問もありましたし、他の団体からも鳥取市並みとはいわなくても総合窓口はどうだろうかという話がございまして、試行させていただいた時期があります。試みですね。これは20年の4月から5月の13日まで、このあたりが一番転入、転出が多いですし、ここをさせていただいたんですけども、これはありましたように、各課の課長等と全職員でローテーションでやったんですが、不評だったんですね。  やはり鳥取の窓口、いらっしゃいますけども、これも余りよく聞きません。鳥取市は人員がたくさんおられてああいう格好でできるんでしょうが、わがまちではなかなか難しいと思いますし、本庁舎、支所も含めまして、カウンターの部分というのがそんなに広くなくて、来られる方がどうかっていうのはわかりませんので、そのときありましたのはやっぱり職員が、それぞれ外から帰った職員でも伺ってますとか、ますかとかそういうふうに声かけの中でやっていくのがいいんじゃないかというふうなことであります。  鳥取市は1日何人訪れるのかわかりませんけども、そういうことがあっております。今後、窓口のあり方というのが本所、支所考える中で出てくるかもわかりませんけれども、試行はさせていただいたというふうに思っておりまして、余りかんばしくなかったです。  先ほどありましたように岩美町みたいに広い庁舎でどこにいっていいかわからんということではない、あれだけの通路のところですので、職員の気のつけ方だと思います。仕事に熱中しておりましたら気がつかない部分があるというふうなお話なんですが。で、ふなれな方とか老人の方、障害者の方などは2階3階に事務所がある課があるわけですが、そういう部分では3階の方からおりてもらうとか、2階からおりてもらう、そういうふうなことはさせていただいておるところであります。また、特殊的な定額給付金とか、選挙の期日前投票、そういうことにつきましては案内係をさせていただいているというふうに思っております。  それから2点目の時間外証明の話ですが、死亡とか婚姻届というのは、365日できます。それはそうでありますけども、ちょっと調査をさせていただきましたら、郵送の申請というのが多いようでして、来られないから、仕事の都合ですね。そういうことがあるようですので、町として週に1回、本庁舎で職員体制を考えながら、水曜日がいいんでしょうかね。7時までちょっと試行してみたいなというふうに思っております。  ちょっと私も知らなかったんですが、やっぱり年間660件くらいの請求があるということでありますので、考えてみたいなというふうに思っておるところであります。近隣では岩美町がやっておりますが、若桜、智頭はありません。ということでとりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) ありがとうございました。それではちょっと2点ほどお伺いさせていただきます。  窓口の案内の件でございますが、確かにこれは不評になると思います。これは何でかということは町長も想像できる思いますが、案内される方は役場の顔になりますので業務に精通する各業務の勉強をしておかなくてはならない。そして接遇の勉強もしてこなくてはならない。例えば例にとって悪いですが、税務で一生懸命、税務のかたい、税務署の税金の問題ずっと研究をしておってそして仕事をやっておって窓口に来てそのままの顔で受付でやると。それは町民は片や不評に当然なります。私はそういう窓口の研修、窓口の応対について職員研修になるのではないかと一つは思っておるところです。いかがでしょうか。意見。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 職員の接遇につきましては民間出てやられた方がいいじゃないかとか、いろいろあるんですけども、接遇については職員は知っておりますし、案内する方、する者はすべてのことを知っているわけでなくて、そういう方面に用事の方は何課に案内するとかそういう方でありまして、そこですぐ事務を全部するということではないというふうに思っております。だから、試行の仕方が悪かったかもしれませんが、町民の皆さんからは不評でありました。  市役所みたいに広いところでいすに座られて待っておられてそこで見ておられるというのはいいかもしれませんが、これは船岡、八東もそうなんですが、そんなに広いスペースがございませんし、目の中で人が入りますので、それは対応できるというふうに感じました。試行させていただく中で。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 先ほどの町長のお答えでございますが、庁舎のロビーも狭いわけです。私はもう1つの考えといたしましては、先ほど福祉環境課の横を向いて座っているということでございますが、これもスペースの関係だと思いますが、少なくても1名でも正面を向いて座っていただいてたら、またこれも町民との対応がスムーズに行くのではないかというふうに思っておりますが、いかかでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) スペースのことでいいわけになったらいけませんが、合併前からいろいろ郡家の場合はやりましたけども、いずれも余りうまくいきませんでしたという報告をさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) それでは2問目の時間外対応のことでございますが、一応時間外対応についてはあるいは週一日検討したいということでございますので、十分に検討していただいて、お願いしたいと思います。  それでは2問目の質問に移らせていただきたいと思います。  郡家ドーム周辺の多目的広場の利用についてでございますが、広場に子供たち専用の運動スペースを設けていただきたいというふうに考えておるところでございます。これにつきましてはドーム周辺の多目的広場には北側の芝面コートと、南側の土面のコートと2面ございます。近年、グラウンドゴルフ人口が非常にふえておりまして、当初はグラウンドゴルフには芝面のコートを専用に使っておりましたが、近ごろは土面のコートにもコースを設置しております。土曜日、日曜日のグラウンドゴルフの利用も多いようでございます。そこで子供たちも遊びたいときは時々グラウンドゴルフの方と一緒になってやっておりますが、グラウンドゴルフのボールは硬くて長いコースでは50メートル飛ばしますので、これも子供に当たったりすると非常に危険でございます。  また、子供たちの最近サッカーが普及しておりますので、サッカーのボールこれがまた、グラウンドゴルフの方に当たってもまた危険でございます。そういうことでございまして、なかなかすみ分けができん状況でございます。時々中にはあっちに行ったりこっちに行ったりとか、そういう話も、子供たちにあっちに行けとかこっちに行けとかそういう話も聞いているところでございます。ドームの近くには下門尾、フローラル、カーサ、ドミール、多くの住宅がございまして、子供たちでもざっと70名から80名はいると思います。近くの下門尾、フローラルでも小学生が52名ございます。  また、近くの団地の中の運動場はサッカーとかキャッチボールは多く禁止されておるところがございますので、フローラルにつきましても、団地の中の運動場は禁止されておるようです。そういうことでございますので、子供たちも安心していつでも遊ぶことができるようにしたいと考えているところでございます。  そこで提案でございますが、広場の健康センター寄りの現在障害者用の駐車場等があるところでございますが、その三角形部分に子供たち専用の広場を設けていただけたらと思っているところです。あそこの少しななめになっておりますが、そこの土をとって平らにして芝を張って子供たち専用のスペースを設けていただいたらなというふうに思っておるとこでございます。八頭町の子供たちが元気に健康で安心して安全に遊べる場所をつくっていただけたらというふうに思っておるところですがいかがでしょうか。お伺いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは2点目のドーム周辺の多目的広場の利用についてということであります。  ここの施設というのは平成8年の8月8日にオープンいたしました。当時高齢者の生きがいと健康づくりということで、拠点として整備されたというふうに思っております。ありますように、グラウンドゴルフとかゲートボールとか、そういう部分が主になっておりまして、計画的には芝の管理とかそこのクレーのところにつきましてもすべて管理するというふうなことで始まったと思います。当時から子供さんとここのミスマッチがあっておりまして、何とかみんなが仲よく使ってほしいなというのがあったんですけども、現実的にフローラルが来て子供さんがそこだけでも50人ですか、小学校、ということが当時としてまた様子が変わってきております。  先般、グラウンドゴルフの会長さんともお会いさせていただきまして、せめて土日の大会はなくしてもらって、芝の方だけでやってもらえないかと。大会は両方使わないとできないということでして、あるならばクレーの方も土の方も練習しないと技術が向上しないと。私ははっきり言ったんですが、そういう大会は河川公園の方で、芝でやってもらえんだろうかなという話もしました。即答はなかったんですが。2月の定例会、総会があるのでそのあたりも協議をしてもらいたいと。会長さんも心を痛めておられまして、子供さんと高齢者の皆さんとのいがみ合いというのか、そういうのが現場で発生してるということでありますので、考えたいと思います。  やはり、そればっかりではなくて、先般もガラスが壊れたんですが、キャッチボールなんかされるとやっぱりドームのガラスが壊れるとか、またほかの対策が要るのかなという感じはしております。  それで質問がありましたのは、保健センター側の三角スペースの話ですけども、社会福祉協議会で花壇として利用しておりましたスペースでありまして、233平方メートルありますが、変形しておりますし、さっきありましたキャッチボールとか、サッカーではちょっと狭いのかなと思いますし、そこで駐車中の車にボールが当って、何かあったらじゃあどうするのかというのがあるので、そこはちょっと無理かなというふうに考えておるところであります。そこの部分は駐車場も狭いですし、もし花壇としても適当でないとなればそういう方向の方がいいんじゃないかな。今どういう格好になるかわからないんですが、クレーの部分を共有して使ってもらうというふうなお話を進めさせていただいておりますので、いましばらくお待ち願いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 先ほど、町長にお答えいただきましたけれども、芝面と土面との2コートがあって使い分けをということでございますが、先ほど申しましたようになかなか協議に入るとあっちに行けとか、こっちに行けとかいう問題が現実に起こるようでございます。一応言葉とか、規則では使い分けはきちんとできるわけですが、現状では本当になかなか使い分けというのは難しいと思います。私も近いもので都度見ておりますが、特に問題があるのは夏休みとか、冬休みは余り遊びませんけども、休みのときは本当に困ると思っております。それから、一番問題があったのは子供たちが早く帰っておる日、そういう日は一様子供たちも困るようです。そういう休みの日に夏休みとかそういうこともありますので、町長は使い分けすると費用もかかりませんし、いいなということでございますが、どちらにせよ、三角形部分、サッカーにせよ、野球にせよ、駐車場にボールが当たると危ない、確かにそうですが、そういう場合はネットを張っていただくとか、そういう対策を考えていただきまして、サッカーやキャッチボールのみでなしに、もっと小さい子供でも十分に寝転んで遊べるようにそこを改良していただくというわけにはいかんでしょうか。お伺いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) そこの部分の面積ぐらいでしたら、各集落にあります公園でできるというふうに思っておりますし、使い便利が悪いということと、さっきの事故のことがあります。同じネットを張るならば、やはりクレーの方に張った方がいいというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 町長、先ほど申しましたが、各集落の広場におきましては、大抵キャッチボール禁止とか、そういうふうになっておるようです。その点どうでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) だから、同じような面積でありますので、そこもキャッチボールはだめだということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 同じような面積といいますか、この間フローラルの区長と一緒に大体に測ってみました。あそこの三角形のスペース、モクセイの木のあたりの歩道のところからずっと取り込んでいきますと、かなりの面積になるのではないかと思っております。それについては再度検討をしていただきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) ありましたように、そこでまたトラブルが発生します。ネットを設けるということになればやっぱりクレーの方の広い方に考えた方がいいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田秀之議員。 ○8 番(栄田秀之君) それでは重ねてもう一度お伺いいたします。例えば、町長は芝面とか土面のコートのどういうふうに使い分け、どのふうに使い分けというふうに判断しておられるでしょうか。再度お伺いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 管理のことは別にしまして、通常の練習は芝の方で、大会等も通常の練習は両方でもいいんですが、クレーの方のポールは常時置いてありますけども、これはとってもらうと。常時置いてあるんですよ、旗、ポールが。だからそれは大会はもう土日は避けてほしいという話はしておりまして、大会されても芝生の方だけでの大会に何とかお願いできんでしょうかという申し入れはしております、会長にね。会長もやっぱりその辺のことは考えておられて、何とかせないけんなという話をされてますので、そこの部分は何とかなるんじゃないかなという感じはしております。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) それじゃあ、グラウンドゴルフの方と協議ということでございますので、子供たちが安心して遊べるようにひとつ要望いたしまして、この質問は終わります。  続いて、次の質問に入らせていただきます。  次は米の消費拡大における町の取り組みについてお伺いいたします。  鳥取県の今年度の米の作況指数は94でやや不良でした。これは天候不順が原因といわれております。全国の平均は98。隣の島根県は96でございました。先日の農業新聞にも載っておりましたが、日本の食糧自給率は41%で、自給率を高めるために米粉、コメの粉ですね、米粉の利用が注目されていると載っておりました。これもまた載っておりましたが、鳥取市の給食におきましても、この12月から米粉パンを使用するというふうに載っておりましたので、給食会に尋ねてみましたら、12月から既に米粉パンを使用しておるということであります。鳥取市の給食は皆さん御存じのように週4回の米飯でパンは週一度でございます。鳥取市は給食が約1万3,600食でございます。米粉パンは1つ約18円高くなるようですが、ざっと計算しますと900万から1、000万円の費用がかかるようです。12月から既に鳥取市は取り組んでおられるようです。また、米粉の料理につきましても、ケーキとかてんぷらとか、そういう料理の紹介のことも載っておりました。  米粉用の米の生産は麦、大豆に変わる転作作物の新たな転作作物として非常に注目されており、作付面積もふえておるようです。今後一層、米粉の生産と消費を高めて食糧自給率を上げていきたいというふうにも載っておりました。  そこで八頭町におきましても、米の消費拡大についてきちんとした取り組みがなされていると思いますので、それについてお伺いしたいと思いますが、その先に一つ、先回、私が9月定例議会で一般質問をさせていただきました。八頭町の学校給食におけます米飯のことでございますが、これにつきましても新しい給食センターが平成23年着工の予定で計画されているようです。新しい給食センターができますと、約2,000食の対応ができるとお伺いしております。現在八頭町におきまして給食に米飯が週3回でございますが、新しい給食センターができますと、週4回の対応ができると伺っております。これらにつきまして含めて八頭町の米の消費拡大の取り組みについて町長にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは3点目の米の消費拡大における町の取り組みについて、本当は教育長にしてほしかったですけど。ということで、日本の自給率というのが下がってきておるというのは事実でありますし、学校給食が今の話題になっておりますけども、八頭町で今1,600から1,700食というところでございます。お話したと思いますけども、米飯給食は船岡と八東地域で週3回、郡家地域は弁当持参3回ですね。これはこの米は船岡と八東地域がそれぞれ生産された米を県の学校給食会が精米したものをそれぞれ給食センターで使用しております。  生徒さんの減少に伴いまして量は減ってきておりますけれども、そういう部分では地産地消、やらせていただいておりますし、米粉パンにつきましては月に1回ですね。3回が米飯であと2回が小麦のパンなんですけども、その中に4回のうちに1回は米粉パンが出てるということであります。新しい給食センターができるならばそういう米飯給食も全地域で取り組めますし、また最新の設備ということで週4回も可能かなというふうには思っております。  鳥取市の取り組みが出ましたですけども、やっぱり1つのパンで18円50銭違うそうです。鳥取市がみなもちなさるのかなと思ったらJAと県と町が分けておられるようでして、日本晴れだそうです。今度政策が変わってきまして、水稲の補償もあるんですけども、米粉用米が今度8万円出るんですかね。10アール。こういう部分で鳥取市の場合は3者の方に依頼をされて日本晴れをつくっているということのようでありますけども、今後教育委員会が今後のできるまでどうされるかわからないのですけども郡家地域の子が弁当持参ということもあるので、早く予定どおり給食センターを建築して、このあたりを解消していきたいなというふうに考えております。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 先ほど、いろいろ検討するというふうにございました。最近、米粉のことが話題になっておるようでございますが、米粉のパンも週に一度使われているということをお聞きしました。これにつきましても、鳥取市では既に12月からすべて米粉パンになっていると、予算の関係もございますが、これにつきましてもわが八頭町におきましても、すべて米粉パンにできないものか検討をお願いしたいというふうに思っているところです。それから、米粉、それから給食以外の米の消費拡大における町の取り組みについてどのようなことがなされているかお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 農業どころですから、自家米が多いというふうには思っております。だから特別にここの部分で地産地消、基本的には全農さんの方にお願いしたりしてするという部分もあります。これは学校給食会とつながっておられまして、だから特にはありませんが、県内産といいますか、わからないですね、今。どこがどこの産だか。だから県内だったらいいんじゃないかなという考え方を持っておりますけども。特にはございません。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 県の事務所、矢部さんが出ておられる事務所におきましても米の推進とかそういう消費拡大とかそういうものについては特には考えておられないわけでしょうか。お伺いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 町として売りに出るということは考えておりません。個人的に特別栽培米とか有機米を売られる方はそれぞれのルート持って販売しておられますし、やはりJAさんが主ですから全農さんの流れの中に入ってくるんじゃないかなと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) 先ほど町長のお答えがありましたように、米はJAなり全農の方にということがございます。しかし、いろいろございますが、八頭町の産業といたしまして、米の生産は非常に大きな役割というか位置を占めておるわけでございますので、町としても何かそういう今後アクションを起こしていただきたいと思っているところですが、今後についてそういう取り組みとか、そういう方針とかそういうものはございませんでしょうか。お伺いします。
    ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○ 町 長(平木 誠君) 単独町だけでは難しいと思いますので、JAさんとか関係する団体と話はしていくべきでしょうけども、今までそういう話がありませんでしたので県内で大体賄っておられると思います。鳥取県だけ考えるんでなくして全国的に考えていくということになればいろんなことがあろうかとは思いますけども、今現在では特には考えてはおりません。 ○議 長(森山大四郎君) 栄田議員。 ○8 番(栄田秀之君) もう1つ、お伺いしたいと思いますが、まず鳥取市の給食におきまして1つ言っておきたいなというふうに思っておるところでございますが。鳥取市の給食、米飯給食が週3回から4回にいたったいきさつについて説明をしておきたいと思います。  その理由につきましては週3回の実施から年数が経過し、米の消費拡大の機運がさらに高まったというのが一因だというふうに言っております。さらに2つ目といたしましては炊飯の工場が新しいライスセンターの、ライスセンターといいましても米を炊くライスセンターです。JAのライスセンターではございませんので。ライスセンターの稼働により週4回が可能になったという条件の、2つの条件があって週3回から4回にふやしたということです。  鳥取市におきまして、昭和54年に全校が米飯週2回、平成元年に週2.5回、平成8年に週3回、平成17年から週4回に変遷をしております。まず3回から4回につきましては先ほど申し上げましたように9年かかっております。そこでまだ9年、わが町は9年たっているかどうかちょっとわかりませんが、そういう9年の年月がたっているようです。  それからもう1つは、本年、農産物の価格の低迷が非常にしております。今日少なくとも八頭町におきましては農産物の代表である米の消費拡大を進めていただくようにお願いを申し上げまして私の質問は終わります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、8番、栄田秀之議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午前11時58分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 1時00分) ◎河村久雄議員質問 ○議 長(森山大四郎君) 次に13番、河村久雄議員の質問を許しますので登壇願います。 ○13番(河村久雄君) ちょうど午後1時になりました。13番議員河村でございますが、ただいま議長からお許しをいただきましたので、既に通告をいたしております事がらにつきまして質問をいたしたい。町長なり教育長というふうに思っておるところでございます。ただ、本年に質問いたしました事項の中で年の瀬も迫っておりますし、年を繰り越したくないこんな思いで改めて質問する予定をいたしております。ところが、午前の質問の中で同僚議員の方からも質問がありました。ただし私の立場の中で改めてその問題についても質問をさせていただきたい、このように思っておるところでございます。  初めに、小児医療費の助成についてでございますが、先ほども申し上げましたように、6月の議会で質問をさせていただきまして、そのときの町長のご答弁は人並みとはいかないが前向きに検討したいというご答弁はいただいたということで、そのときの私の質問の中にも次の9月議会でも質問をいたして検討していただきたい、このように申し上げておりましたけども、9月議会は逃してしまってここになった。先ほど申し上げましたように同僚議員の質問でお答えはいただいたようでございますが、少し中身について触れさせていただきたいというふうに思っておることろでございます。  この医療制度は新聞報道のことも先ほどございましたが、21年の4月のことしの4月の新聞の中で小学校の6年生までが1市1町それから中学3年生までが10町1村、ということで助成が行われておるわけでございます。このことはやはり八頭町に来て住んでよかった、先ほど人口問題の話もございましたけれども、八頭町に住みたい、住んでよかった、そういうまちづくりをしていただくというのが医療制度の助成にもつながるんじゃないか、医療制度の助成があってそういう形になるんじゃないかなというふうに思っておるところでございます。  その中で改めて町長の方に、助成を考えていただいておるか、先ほどの答弁もありましたが、私としては私の立場でご答弁をまずいただきたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは13番、河村議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  初めに小児医療の助成についてでございます。これにつきましては谷口議員、午前中にお答えさせていただきましたけれども、医療機関に通院される方が一日530円、入院で一日に1,200円の一部負担を控除した額を助成させていただきたいというふうに思っておりまして、その額は2分の1であります。できれば県の方が来てくださったらちょうど100になるんですけども、ほかの町でも経済危機の中で2分の1のところを全額にしてあるところが3町村ほどこの4月から、7月に変えておられるところもあるようでございます。  この春、予算に組ませていただきましたのは季節性のインフルエンザでヒブワクチンも含めて1歳から2歳までという格好の中で、これは子供さんが病気になられて保育とか、そこの部分に大変子育ての方の労力が要ると、勤めもままならないような状況がある中で、予防を考えさせていただいたわけです。先般は、昨年はすごく季節性のインフルがはやったわけです。ことしは新型ですけども。これから季節性がはやるかもわかりません。そういう部分で私も危機感を持っていたところでありましたし、そういう中で子育ての支援になればということでありました。そのときにすぐだったんですが、どうだろうかという話でありまして、ダブルではなかなか苦しいなということで考えさせていただくというふうな時間も与えていただきました。  今後、新型インフルがどういう格好で来年出てくるかですね。今後のインフルができるのかどうなのか、わからないんですけども、これも続けなくちゃならないと。ヒブも肺炎球菌もです。そう思っておりまして、ことし結果が出まして来年どういう方向性が出るのかなというのも確かめないと財政問題上大変になりまして、合わせまして2,000万円ぐらい要るわけであります。来年の予算編成にはとりあえず2分の1で組まさせていただきたいというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 補助の内容はわかりました。  ところで、該当者が申請をする方法、流れというものはいかがな方法を考えられておるか。病気にかかられた方が、医療窓口からの領収書を持ってきてどこに持ってきて確認してどこで金を受け取るか。その流れはどういう形になるのかお尋ねをいたしたい。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 基本的には償還払いでして、領収書を持ってきていただくということで、確認も要るわけですね。レセプトとか。まだここを詰めてませんのでこれから詰めさせてもらおうと、教育委員会の関係も出てきますし、思っております。まだ十分詰まっておりません。今予算編成の中での話であります。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 行政でよくあるというのはちょっと失礼になるかもしれませんが、たらい回しという言葉がございますが、どこか保健課に持って行って領収書を。そこで確認をされて金の支払いは金融機関か、町の金融を扱う窓口かということになるとそれは一つのたらい回しになるというふうに私は思うわけでございまして、その辺の制度は先ほどまだよく考えていないということでございますが、もう一度その辺の整理の仕方についてお尋ねをしたい。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○ 町 長(平木 誠君) 皆さんにご不便をかけないような方法を考えたいというふうに思っております。肺炎球菌のとき始め現金償還払いでして、申請していただいて、また振込みとか現金でもらう方はもう1回出てもらうとかいうふうなこともあったんです。このあたりを何回も出ていただかないような格好をとりたいなというふうには思います。どうしても振込みということになるというふうに思っておりまして、このあたりを徹底させていただいて、何回も何回も出ていただくことがないような格好をお知らせなり、いろんな場面でお知らせしていきたいというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) この小児医療制度の問題についてはいろいろ検討していただくようでございまして、町民にとっては、また保護者にとっては本当にありがたいことだろうなというふうに思っております。  次に進めてまいりたいと思いますが、除雪業務の委託についてお伺いをいたしたいと思います。この除雪業務につきましても、同僚議員の方から除雪の関係、ちょうど冬になる時期でございまして、いろいろ除雪業務についてはご質問があったわけでございますが、私の方はその金の問題、いわゆる支払いがどういう形になるのかという問題について質問をいたしたいというふうに思っておりますが。  ことしの雪の状況というのは来てみなわからんということではございますが、いろいろうわさは耳にいたします。ことしは暖冬で雪が少ないんじゃないかというような話もございますし、また一方では山にハチの巣が高いところにしとるとか、カメムシが多いとか、だから雪が多いのではないかとか、そんな話も聞くわけでございますが、ことしの当初の除雪に関する当初予算というのは約2,700万円ぐらいが計上されておるようでございます。これも先ほど言いましたように、季節によって増額をせざるを得ないというような年もございますし、余って減額というようなこともあるようでございますが、その中にあって除雪業務は基本的には町の方からそれぞれの業者関係者へ委託という形がとられておるようでございます。委託を受けた業者はそれぞれの積雪に合わせた除雪業務をしていくわけでございますが、その中で人件費、燃料費、そういったものは委託を受けた業者は、それぞれの燃料費についてはスタンドへ、人件費については雇用してる方々へという形で毎月毎月が支払いの状況になっておると。先ほど言いましたように、その年による除雪の業務の量によってかなりの差が出てくるわけですが、それが冬期間が終わった後で、現状から見ると冬期間が終わった後の一括の請求支払というような形になっているんじゃないかなというふうに思うわけでございます。その間、四、五カ月間というのは先ほど言いましたように、人件費なり、月々の燃料費というのはそれぞれの油屋さん、スタンドに支払っていく、いわゆる立てかえ的な支払いになっている。経済的に見て厳しい社会でございます。できることならこれは必ずそういう方向ということでなしに、受託をされた業者の方が手続をすればそれに基づいて支払いができる、こんな方法がとれないのか町長へお伺いをいたしたい。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは2点目の除雪業務委託であります。  合併前はいろいろな方法で除雪があったわけですが、合併してからは企業の方にお願いして除雪をするという方向で進めさせていただいております。そういう中でいつも協議、お願いをするんですけども、なかなかこの除雪に関しましては大変、時間単価といいますか、いろいろ考え方があるわけですけども、きつい部分があるかもわかりません。そういう中でことしも全区間委託ができるということになりました。今企業の方もだんだん減ってこられまして、機械を持っておられる方、またお願いする立場の中でも、大変町としてもありがたく思っておるところであります。  そういう部分でお話もさせていただき、するんですけども、契約は12月1日から3月31日の委託契約期間になっております。河村議員がおっしゃいますように、それまでは業者の方からの意見もなかったということもあるんですが、言いにくかったということもあったかもしれません。そういう部分で考えますときに、主に人件費になると思いますけども、一般の工事請負でも部分払い制度があるわけでして、この委託料大体1,700万円から1,800万円でしょうか。こういう部分を1月の初めから2月が多い、2月末ぐらいにとりあえず閉めさせていただいて、仮払いといいますか、部分払いといいますか、全額は払えませんが、申請に基づきましてするような格好にした方がいいのかな、契約の一部変更になりますけども。あと、3月ということになると、そんなに出られるときはないと思います。支払いは4月になりますので。というふうには思っておりますのでこの冬からそういう方向でいかせてもらいたいというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 私の思いが通じて聞いていただけたというふうに今思っております。この除雪に関する質問については以上で終わります。  続きまして教育長へお伺いをいたしたいというふうに思いますが。智・徳・体という言葉がよく使われることでございます。私は今回の町議会議員の立候補に当たりまして、智・徳・体のバランス、こういった学校教育についていろいろな形の中でできることの努力をしてまいりたい、このような目標を揚げております。今回はその中の体育、体づくり、こういった問題について教育長にお尋ねをいたしたいというふうに思います。  体育の指導要領、目標といたしておりますものは心と体を一体としてとらえ、適切な運動と経験と健康、安全についての理解を通して、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎を育てるとともに、健康の保持、促進と体力の向上を図り、楽しく明るい生活を営む態度を育てるというふうになっておるというふうに思います。  それぞれの学年別の目標というのがあるようでございます。小学校におきましては体育の時間としては3時間、そのほか、業間を含めた簡単な、指導ではないかもしれませんが体育をされたり、始業前の体育があったり、終了後の体育があったりということもあるわけでございますが、その中で特に器具を使った体育というのが、これを見ますと学年ごとにやっぱり、それぞれ体育の指導のあり方というのも向上していくんだなと、そういう指導の中で体力でも学力でもそうですが、それぞれの個々の差というものが生まれる。個々の差について指導というのも体育指導の中でしっかり指導されておると思いますが、これは本来の質問とはちょっと外れるかもしれませんが、学年別の目標というのがあります。一、二学年というのは遊びの中から器具を使うと。遊びという言葉が低学年には入っておる。鉄棒を使った運動の遊びとか、鉄棒にさわる、ぶら下がる、それからちょっと上がるというような指導すると、体育の担当の先生は。三、四年になりますと、体育の中で工夫をしていくということでございまして、工夫ということはそれなりの、また先生の指導がそこに入ってくると。鉄棒にとりましても、基本的な逆上がりとか、回転をするとか、そういったことが鉄棒をながしておりますが、そういう形。五、六年になりますと、運動の楽しさ、それから運動の中での喜び、そういったそれから技を磨いていく、こんなことがあるようでございます。  そういう中にあって私が質問としておりますラジオ体操というのはこういう学校教育の中にはございません。しかし、小中学校の運動会に教育長もすべて参加されているというふうに思いますが、常に感じておりますのが、ラジオ体操というのは私は運動会にしても体育行事にしても1丁目の1番地ではないかと。そのラジオ体操がどうも見ていてきちっとできてないように私は考えて見ておるわけでございまして、教育長の所感をお伺いしたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) それでは河村議員のご質問にお答えをしたいというふうに思います。  前段、鉄棒のことが出ておりましたが、その中で学習指導要領の中身について詳しくお話をいただきました。私はひょっとして御存じないのかなと思って原稿ではそれを伝えないけんというふうに書いておりましたけれども、省いてご説明をさせていただきます。  ラジオ体操のことでございます。小中学校の運動会でラジオ体操がきちんとできてないというご指摘をいただきました。現在11の小中学校のうち、中学校では1校、小学校では5校でラジオ体操をやっております。運動会でのラジオ体操は種目、あるいは競技としてではなくて、これから走ったり飛んだりする前の準備運動ということでございます。準備運動という観点からいきますと、ほかの方法、たとえばストレッチ体操などでも有効ではないかというふうに思っております。また、今の小中学校の学習指導要領ではお話のあったようにラジオ体操の位置づけはありません。体づくり運動という領域の中で先生によっては指導しているというのが実態でございます。  児童生徒の体力向上については体育や遠足またクラブ活動など、さまざまな取り組みがあり、ラジオ体操がどうしても必要ということにはなっておりません。ただ、小学校におきましては夏休み前には一定の期間指導しております。これも体力をつけるというよりむしろ朝きちんと起きて涼しいうちに学習に取り組むための準備であり生活リズムの構築のためというふうに考えております。  学校によってはこのラジオ体操に地域やあるいは保護者のご協力もいただいておるということでございます。ご指摘のようにきちんとできてないということにつきましては、私もそのように感じている部分もございます。先ほども申し上げたように体育の中できちっとした指導を受けていないという現実もありますので、ある面、いたし方ないかなというふうにも感じております。以上です。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 先ほどのご答弁の中で、ラジオ体操をやっておる、といいますか指導をされておる中学校1校、小学校5校、学校名は聞いてもよろしいでしょうかな。よかったら。やってられない学校の方を教えてください。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長。 ○教育長(西山淳夫君) ちょっとやってる方の学校しか暗記しておらんので。  中学校は船岡中学校です。それから小学校は、郡家東小学校と、それから船岡小学校、大江小学校、それから八東地域では丹比小学校と安部小学校ですか。これだけは運動会のときの朝、ラジオ体操をやっているということでございます。  ことしは八東地域の中で2校だったんですけど、丹比ともう1つが安部だったか、八東だったかもしれません。済みません。持ってきておりませんので、済みません。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) これは運動会のときにやっとるという意味ですか。今のご答弁は。 ○教育長(西山淳夫君) ご質問がそうでしたのでそういうふうに受け取っておりますが。 ○13番(河村久雄君) 質問はラジオ体操そのものがきちっとできてない、このことは先ほど申し上げました体育要領そのものは学年をおって少しずつレベルアップをするような指導がされておる、そういうことがあるわけですが、ラジオ体操がきちっとできてないということは、言いかえるとそういう学年による体力づくりというのがきちっとできてないことにも関連するんじゃないかというふうに私はとらえるわけでございまして。例えば運動会だけでやるということではなしに、運動会にやるということになればその前段としてどこかの体育教科の中か、どこかでラジオ体操の指導はされているだろうというふうに思うわけです。その指導をされて初めて運動会にされるわけですが、その指導がイコールの考え方がどうなのかということがありますが、どうも体育指導というのが昨今どうも体力づくりを含めて学校教育の中ではちょっと私の目から見ると十分指導がされてないんじゃないかなというふうに思うわけでありまして、先ほど申し上げましたマニュアルによる体育指導というのがどういう形で行われておるか、お答えができれば教えてほしい。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 先ほども申し上げましたとおり、ラジオ体操が子供の体力づくりに絶対という位置づけになっていないというのがまずありまして、どのように子供に体力をつけていくかというのが先生方の考え方で指導要領に基づいてやっているということでございます。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 行き詰ってしまうような質問でございますが、場所によって町民と一体参加の中の小学校なり中学校の運動会というのもあるというふうに思いますが、やはり教育現場の中で目に触れるところを問わず、やっぱり体育そういうものをやる場合にはもう少しやっぱり指導というのを教育現場の中でも教育長の方からも教育現場の方につなげていただいて、もう少しきびきびしたラジオ体操を見ていてもかかってくる音楽といいますか、あれはきちきちっといちにっというかけ声の中でございますが、やっとる生徒や我々もそうかもしれませんが、いーちにーとなってしまって節度がない。やっぱりそれが教育の中からあらわれているんじゃないかなというふうに思いますが改めてその辺の学校現場に対する指導といいますか、そういったことを教育長どうお考えなのかをお伺いをしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 繰り返すようになりますが、子供の体力をつけるというのは何もラジオ体操でなくてもつくと思いますし、それが見た目きちっとできとらんのですべての学校に対してもうちょっときちっとしんさいなということは私としては言えないなというふうに思っております。それは、じゃあ今の子供の体力が本当についていないのかということをやっぱり検証していって、それをつけるためにはどの種目がよかったり、どういう方法がいいのかてことはやっぱり検証していく必要もあると思いますし、ラジオ体操できちっとした体力がついていく、それのみでついていくということは到底考えられませんので、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○13番(河村久雄君) 私は以上で質問を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、13番、河村久雄議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 1時30分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 1時36分) ◎下田敏夫議員質問 ○議 長(森山大四郎君) 次に、5番、下田敏夫議員の質問を許しますので登壇願います。 ○5 番(下田敏夫君) 議席番号5番の下田敏夫でございます。議長に許可をいただきましたので、通告に従い、高齢化社会への取り組みについて町長に質問をさせていただきます。  先日、12月7日だったと思うんですが、京都市で80歳の妻が81歳の夫に殺虫剤を飲ませて殺害、みずからも服毒したという出来事が報道されておりました。大変いたましい出来事だというふうに思っております。介護に疲れたという末の出来事だというふうに報道されておりました。  80年生きてこられて、多分戦後の、戦争体験もしておられ、戦後復興、また高度成長の時代にはひたいに汗をして国のために働かれたと思うわけでございますが、その人生の終末が介護疲れでの自死。余りにもせつなく悲しい出来事だというふうに思っております。このようなことが現実に起こっております所はGDPで世界第2の世界に冠たる日本のことでございます。毎年の自死、みずから死を選ばれる方のことでございますが、この方が3万人を超えるという。大変悲しいことが起こっている国でございます。この国の実態は果たして真に豊かな国と言えるのでありましょうか。お年寄りを大切にしない国が、国で子供を産んでふやそうという方がふえるのでありましょうか。今や、わが国日本は世界でもっとも早く高齢化社会へ到達し、世界に類を見ないスピードで高齢社会へと進んでおります。本町においても10年もたてば、高齢から超高齢社会へと変わっていくことが予想されております。その中において我々住民のニーズに沿った高齢社会への施策というものが求められております。今後の高齢社会への対応策をどう進めていくのか次の点につきまして町長のご所見をお伺いいたします。  1つ目は現状の高齢者対策の具体的施策は、2番目はそれらの現段階での評価、有効性について、3番目は今後の対策をどのように進められていくのか町長のご所見をお伺いしたいと思います。  それから、次にそれを踏まえまして、地域支援事業としてのふれあいの居場所、地域の茶の間、うちの実家等、住民が参加する活動について町としてどのような支援策を考えておられるのか町長のご所見をお尋ねをいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは下田議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  高齢化社会への取り組みは、ということであります。先ほどありましたけども、日本で自殺者の方が3万人を超えて、ずっと超えておりまして、自動車事故の方は1万人から今5,000人台になったんですが、これも余りいい話ではないんですけども、そういう実態があるというのは何なんでしょう、社会構造が悪いんでしょうかね、やっぱり。というふうに今思っておりますけれども、少子化、高齢化でございます。今回は高齢化と。高齢社会の対応はということでございます。  平成12年に始まりました介護保険制度も10年を迎えまして、老後といったら悪いんですけども、生活を支える仕組みとしては認知され、着実に普及してきたというふうに思っておるところであります。具体策はということでありますが、高齢者の方の介護支援体制の状況でございますが、八頭町では平成20年度の介護保険の対象者の方は3,806世帯、5,396人おられます。そのうちの介護認定申請者の方は1,153件、介護認定させていただいたのは911人、実現率16.9%となっておられます。また、介護サービスを受けておられる方は居宅サービスが470、地域密着型は25名、施設サービスが225名ということで722名の80%の方がサービスを受けておられます。  またそのほか、介護認定で自立になられた方、将来介護状態になりそうな方などに対しましては、特定高齢者の方を決定させていただき、介護予防プランの作成また運動機能向上、口腔機能向上、栄養改善事業を実施させていただいておるところであります。また、自宅で生活が困難な方の老人の方の措置ですとか、独居の方に安心して生活をしていただくための緊急通報装置とか、また高齢者の方や家族の相談窓口、地域包括センター、こういうもの、また社協とのタイアップでの地域での見守り活動等々しておりますし、また、元気な方に対しましてはシルバー人材センターの支援とか、また老人クラブへの活動、そういう部分でいろいろ社協とも連携しながらやらせていただいております。それらの現段階の評価、有効性はということでございますが、介護保険事業につきましては先ほどありましたように、介護保険事業も10年目となりました。その中で、待機者のこともあるんですけども、たまたま八頭町では老健特養の施設が近くにあるということがありますけども、入所できない方もおられます。今回地域密着型の特養、29名。それから多機能型ができますけども、あと多機能型が2カ所、町では計画されているところであります。ショートステイとそれからデイサービスですね。それから今後、今鳥取市が申請されましたけども、大型施設が欲しいということで県に申請されております。60人以上。ちょっと危惧しておりますけども、そういう部分も鳥取市としても近く八頭町から鳥取市の方にもたくさん施設に入っておられる方もいらっしゃいますから人事ごとではないというふうには思っております。そういう部分でいろんなことをやっておりますけれども、まだまだ皆さん方に100%安心だでというふうなところまではいってないというふうには思います。今後、いつまでも現役でいてほしいという中でやはりいかに外に出ていただいて交流するか、そういう部分があるというふうに思っております。  今後の対策ということですが、先ほどありましたように、介護状態になられた方に対しましては状態が悪化しないように、なりそうな方には介護予防を重点的にやっていくということだろうというふうに思っておりまして、それには今やっておりますいろんな事業を進めていかなければならないというふうに思っております。先ほどありましたように老老介護で疲れてそういう悲惨なことがあるということ自体が制度が悪いのかどうかわかりませんがそういう部分があるのは確かでありまして、やっぱり八頭町としては元気な老人対策で元気な高齢者対策に取り組んでまいりたいというふうに思います。  それから、4点目の地域支援事業でありまして、ふれあいの居場所づくりということがあります。地域の茶の間といいますか、そういう部分で気軽に寄れるような所があったらいいのかな、というのが私自身も思っております。デイの事業所も6カ所ありますけれども、やはりそれは認定していただいた方でありますし、そういう部分では元気な方の高齢者の居場所づくりというのが何か考えなくちゃいけないのかなというふうに思います。
     特にありましたように、独居の方、それから昼間独居の方もいらっしゃるわけであります。先般職員の方が兵庫県の方に視察をしております。NPO法人なんですが、ふるさとというところですが、介護保険外で宿泊サービスを週何日利用しても1泊500円でやろうということで、これは多分に利益は上がらないと思っておりますけども、そういう部分に行政が多分支援があるというふうには思っております。だからそういう方がいらっしゃれば大変助かるんですが、民間の方にそこまでもなかなかお願いができないというのが現状であります。  その中で社協の方の取り組みが今あっております。ふれあいサロン、生き生きサロンですけども、今、64集落、郡家が37、船岡13、八東14だそうですが、今年度5集落がふえたそうです。今取り組みとしては、1集落1サロンの考え方でいかれたいと。年間2万5,000円、年10回以上開いてくださいというふうなことであります。八頭町内でも公民館等を利用してサロンだけでなくして、近い高齢者の皆さんが午前中集まられるとか、その支援をしておられる集落もあります。それと今後社協とされても今八頭町の地域福祉活動計画プランというのをたてられて来年からやっていこうということが始まっております。八頭さんさんクラブだそうです。そういう中でもやはり高齢者の昼間独居の方、高齢者の夫婦世帯の増加と、ここをどういう格好でネットワークで結びたいというふうなことを考えておられます。今回も交通手段、公共交通の話もさせていただいたんですが、やはり高齢者の皆さんは病院とか買い物、そういう部分にもなかなか不便をきたしておられるのが現状でありまして、1つの項目だけとっても大変なことなんですけども、町としましても全体で見ていかないといけないのかなというふうには考えておるところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町長の方からいろいろ述べていただきました。100%満足いかない状態ではあるけど、今後ともやっていきたいということでございまして、いろいろな施策をしていただいて町民の方もある程度満足はしていただいている施策ではなかろうかというふうに思っておりますが、私が心配しておりますのは、これからどんどん高齢化から高齢になってきて当然に財政面で収入が減って支出がふえる。収入が減るというのは町税が当然に減ってくるだろうということと、それから支出においては社会保障費、民生費が当然にふえてくる部分があろうかと思います。そういった中で自主財源の乏しい本町において町長はどのような運営をしていかれるお考えなのかお尋ねいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 単独町では無理だと思います。やはり福祉問題というのがありまして、今回質問があってなかったんですけども、25億ある中での中身というのは義務負担なんですね、ほとんど。だから地方消費税1%もらって約2兆5,000億あるそうです。1%で。で、この配分が八頭町には1億3,000万円。だからこういう部分をちょっと今のはヒントなんですが、ヒントといいますか1つのお示しなんですけども、ある程度国の方で考えてもらわないと国もここにお金がないから大変困っているわけですね。以前にも申し上げましたけれども、今の状態というのは1軒の家に例えれば1,000万円借りてると、借金があると、そういう家庭が年収が40万円ぐらいだと。実際年間90万円要りますと。今そういう状態だと。だからもともとないんです。国もないんです。そういう部分では何らかの方法を公平で薄く広くといいますか、やっていかないと国自体がもちません。で、町ももちません。ということで、やっぱりありましたように、だれかおっしゃったんですか、これは言ったらいけんのかな、元気でやはり家庭で人生を終えられるというのが一番だと思います。やはり寝込んだらいけないというふうに私は思います。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 先ほど町長の答弁にもありましたが、2000年に介護保険制度が始まりました。介護保険法に定められております高齢者に対するサービス体系は骨格を分類しますと1つは介護給付を受けるサービス。2つ目が予防給付を受けるサービス。3つ目が地域支援事業として行われるサービスというふうに分類されるように書いてございます。  介護サービスを受けるサービスやそれから介護予防サービスは受けられないけど日常生活を営むための支援を必要とする高齢者や支援を必要とする状態になるのを予防しようとする高齢者が利用する自治体が行う地域支援事業の任意事業、これが先ほど言いましたふれあいの居場所づくりだとか地域の茶の間、それからうちの実家というような形で住民が自発的に運営されている施設でございます。これに自治体が支援し援助するということが今ひそかに全国で広まっております。昨年、地域の茶の間サミットというのが北海道で開かれてもおります。全国から集まって来られていろんな体験を話しされて広められているという実態がございます。  地域支援事業として民間がやっておられるというのは基本的にだれかに会いたいとかだれかと話したい、だれかと一緒にお茶したいと、行くところが欲しいという方々の願いに答えて毎日そこに行ったらだれかと会えてだれかと話ができて、そして子供からお年寄り、障害者の方も交えた居場所をつくっていこうという考え方で運営されているものでございます。  人と触れ合うことの大切さは先ほども町長からありましたが、民間生命保険会社の調査機関によりますと、90歳以上の方にアンケートを取られたそうですね。どういうことをやっておられますかと。タバコは吸われますか、酒は飲まれますかと。いろんな項目を調査されて、断トツの1位だったのがあるそうでございます。それは何かと言いますと、長生きしておられる人、断トツの1位は友達が多い、だそうでございます。  人間は基本的に何人かのグループで一緒に行動したり、助け合ったり、教育をしたり、生産活動をしたりと、グループで活動する性格を持った動物であります。ために、人々は一緒になって心地よく生きていきたいという本能を持っているものだというふうに思っております。  しかし、人間は1人でいる時間も必要であります。ただ、ずっと1人でおりますと、精神力、知力、好奇心、感性などが、さまざまな部分が退化していくわけでございます。引きこもりだとか、そういったこともこれに当てはまるのではなかろうかというふうに思うわけでございますが、なぜ1人でいるとそういうことになるかと言いますと、精神的には不安になるからだというふうに言われております、ずっと1人でいますと、やがて寂しくなり、心細くなってまいります。そうなると積極的に頑張ろうとかいろいろなことを知ろうとか、やってみようか、という力がそがれてまいります。ところが、人は人と触れ合うことによって自分を受けとめてもらうことによってうれしくなり、不安が消えて人間に大きな力を与えることとなるわけございます。いろんな人と一緒にいれるということ、これは自分が認められる安心感と自分が受け入れられる喜び、それから人から刺激を受け、自分が気づかないことに思いついたり、やる気になったりして、自分の力を出せる充実感、生きがい、そういったものが醸成されるものだというふうに思うわけであります。  かくも、人と人というのは触れ合うことが大切だということは皆様もよくご承知のとおりだと思います。そこで私は八頭町において町長も先ほども言われましたが、そういったものがあればいいなということでございますが、こういったものを支援体制をつくっていただいて、例えば一番こういったことで困っておられる方がいらっしゃる、何かと言いますと、まず、家賃ですね。借りられたときの。家賃負担が非常に大きいと。それから光熱費、これに係る部分が非常に大きいという話が出ております。  新潟県なんかですと、県がこの事業にのられて、河田珪子さんという方が新発田市の方なんですが、この方が発祥されたみたいでございまして、現在、770カ所ですか。新潟県に地域の茶の間というのができているそうでございます。そこで大体90歳から赤ちゃんまでが10人とか20人とか集まってやっておられるという事例がございます。その方々が困っていらっしゃるのが、先ほど言いましたが、地域の中でそういうところを借りてやろうと思えば家賃負担が大きい。といいますのは、先ほど町長もおっしゃられましたが、一泊500円だという話でございます。この地域の茶の間の場合は1日来られて200円だそうでございます。それでお昼御飯を食べられると300円、一泊されると2,000円というような基準でやっておられるところが多いようでございます。そのような形でやるということは、人件費はもちろん出ませんし、光熱費でほとんど消えていくんじゃなかろうかというふうに思うわけでございます。こういったものに対して町が支援できる体制ができないものか、再度町長にお尋ねをしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) この関係につきましては、以前町の方にお尋ねになられた方がありまして、県の方に何とかいい補助がないかと。それに合わせて町がするというふうな考え方で調査をしたのですが、実際的にはありませんでした。やっぱり、先ほどありましたように、個人でされるということに対しましてはなかなか、これが全域を対象として私考えてますから、ここだけということでなしに、やっぱりNPOとか、そういう方で立ち上げてもらって、そこに非営利団体ですから、そこに出させていただくというのが一番ベターなのかなという感じがしておりますけれども。今後、県の方ともどういう格好になるかわからないんですが、そういう部分の補助制度ができないものだろうかと、ということはやっていきたいというふうに思います。  だから、今、じゃあ町がやりますとかということは、ちょっと答弁できませんけれども、そういう流れが今、出てきつつあるというのは確かでありまして、やっぱり元気な方で、いつでもそこに行けばだれかに会えるというふうな格好の交流の場、これを何とか模索してみたいなと。  例えば、これが1つのモデルをつくってするとか、そういうことも模索してみたいなということは思っております。これには議会の皆さんのご理解も要るというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 財政的に厳しい本町でございます。この高齢社会、高齢化社会を迎えて、住民との協働というのは必須条件ではなかろうかというふうに考えるものでございます。地域でつくる老老介護の場所、保育所ならぬ宅老所でございますね。そういった形のもので、住民の皆様が老老介護でそれこそ住民の地域の皆様が地域の高齢者の方を世話していくということは、私は大変高齢者の方についてもその尊厳を守り、自立性を守り、協調性を助けるという意味において大変大事なことではなかろうかと思っております。町長、県の方にも働きかけていただくということでございますので、強くそのことを希望いたします。  まちづくりは人づくり。よそ者、ばか者、若者が必要だと、集まらないとできないと言われております。また、まちおこしはまちの人を起こすことだと言われておるわけでございます。人が輝き、集い、夢が広がる八頭町でございます。町民が自信と誇りに満ち、勇気とやる気できらきら輝き、その人たちが集まって、力を合わせて将来に向かって夢を実現していく、そのような八頭町となりますよう、町長におかれましては将来ビジョンをしっかりと持っていただき、全力で町政運営に取り組んでいただくことを期待しまして、質問を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、5番、下田敏夫議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 2時02分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 2時12分) ◎前土居一泰議員質問 ○議 長(森山大四郎君) 次に、14番、前土居一泰議員の質問を許しますので登壇願います。 ○14番(前土居一泰君) 議席番号14番、前土居-泰でございます。議長から発言のお許しがございましたので、先に通告しております点について、町長へお尋ねをいたします。  11月の27日に、県の町村議長会の研修会がございまして、議場は議員が主役である、このようなお話がございました。また、全国の町村議会活性化研究会によりますと、議員は常に厳しく、激しく、一般質質問を繰り返して、執行部は緊張感を持って、不断の行政、いわゆるたえまず不断の行政を行い、改善に努力をさせるのが議員の役目であると、このように書いてございます。  この役目はきのうの最初の髙橋議員から先ほどの12人目までの皆さんが果たされました。最後に見せ場をつくれという話がございましたが、そういう能力も持ち合わせておりませんし、私の身の丈の合ったささやかではございますが、夢に描いておりますことをお話をしまして、その内容について町長のお考えを伺いたい。このような思いで、きょうこの議場に立っております。  私はこの10月に、私が関係しております農事組合法人の販売員として2回、大阪市内へ行かせていただきました。その節には副町長を始め、役場の職員の皆さんに、いろいろとお世話になりました。改めて心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。  その販売ときに、いわゆるいろんな物を売ったわけですが、その売った商品の内容、あるいは、お客様の方から八頭町はどんなところだ、一度、行ってみたいな、というような声も何人かから聞きまして、そのことを参考にしながら今回の質問の第1、第2を思いついたところでございます。  まず最初に八頭町の観光資源について、でございます。観光資源と言いますと、おいでになった方々にどんな感動を与えるのかということになろうかと思います。また、観光地づくりは「地域づくり」とも言われておりますが、これらの視点を背景にしながら、次の質問をいたします。  第一点目は、現在の八頭町には町長がお考えの観光資源としてはどんなものがございますか。四、五点でも挙げていただければ幸いでございます。  2点目は、将来に向けて観光資源をつくっていこう、というお考えはどうかという点でございます。  3点目は、あわせて若桜鉄道の利用拡大につなげれるようなことはないかということでございます。  4点目は、観光地づくりは地域づくりという考えについての町長としてのご見解といいますか、お考えを伺いたいというように思います。  以上、まず最初の質問といたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは14番、前土居議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います  八頭町の観光資源についてということであります。  その前に、議会の皆さん方からの、この議場の雰囲気でございますけども、絶えず緊張感を持ってこちらも答弁させていただいておりますので、その点はこれ以上、緊張が出ないようにお願いしたいと思いますけれども、そういう意味で前土居議員におかれましては、大阪の方に販売員として本当に2回も行っていただきましたし、大変ありがとうございました。目に写られた情景、光景、また住吉区の皆さん、阿倍野区の皆さんがいろんな話もあったというふうには思っておるところであります。  きょう、お話もさせてもらいますんですが、ちょっと阿倍野区、住吉区忘れたんですけども、姫路公園でかまくらを作っていると、いうことをお話しましたら、ええ、素掘りで、かまくらというものは雪を持ってきてこうするものだというイメージがあって、ぜひ行きたいなという話も当時もありました。そういう部分で、八頭町の観光資源にとりましては、やはり姫路公園、船岡の竹林、八東のふる森、等々がございますし、これからいろんな格好で出てくるんじゃないかなと思いますけども、扇ノ山、やはり氷ノ山のみならず、登山のブームがありますけども、扇ノ山も観光資源の1つだというふうに思っておりまして、これは今後、鳥取市国府町ですから、岩美が登山ルートがありますし、森林管理所も出て、国定公園だから木も切ってもいけないんだけども、切るような格好でやりましょうという話もしたこともあります。そういう部分がありますし、特にフルーツのまちでありますから、観光農園といいますか、そういうものがあると思います。積極的に湯梨浜なんかはそれをやっておられますし、桃に始まりましてブドウ、梨、りんご、西条、花御所というようなことがございます。  それから、これからあります若桜鉄道も1つの観光資源というふうに思っておるところであります。  それからもう1点は、やはりおもてなしの心が八頭町の中に芽生えてこないといけないというふうに思っております。これは観光につきものだというふうには思います。だから、物語をつくって、おもてなしの心を持ってやっていくというのがあります。これは1つの例ですけども、船岡の方に有名なお店屋さんができまして、そこの隣に大江神社というのがありまして、これも何ウサギがおるかわからないんですが、二の宮さんの財原神社、またの名をね。そういうことがありまして、いろんなことがありますので、そういう部分では地元の皆さんにもお願いもしてきております。  それから2点目の観光資源の創造ということがありますが、先般郡家の駅前に神ウサギ、そういうことでいなばの白ウサギの伝説に基づいてのことでいろんな方々がかかわっていただきまして、やっていただいております。こういう部分もこれからは前面に出していって、八頭町のみならず、鳥取市もそうですから、鳥取市は鳥取市の部分、河原もありますから、河原と八頭町、というふうなことで、もっとグローバルな部分を発展的にさせていくべきじゃないかなというふうに思っておるところであります。  それから、3点目の観光資源の創造による若鉄の利用拡大であります。利用拡大になるかどうかわからないんですけども、本年10月に第2回の若桜町の観光協会との意見交換ということでさせていただきまして、若桜鉄道の沿線の皆さんの主催事業というのを協働で行っていこうと、お互いが関与していこうと、八頭町がやってるから八頭町だけでやりなさいということでなくして、そういう部分もありますし、関西圏との旅行会社とのタイアップでSL見学とか、りんご、梨狩りの体験ツアーというふうなことも企画できるんじゃないかなというふうに思っております。民間活力ではありますが、隼駅前では隼まつり、というふうなことでありますし、これも専門誌によりますと、全国版で出ておりまして、八頭町の隼というところはどういうところだというのがあるようでございます。  それから4点目の観光地づくりは地域づくりからという人もあるが、これについてはということでありますが、おっしゃるとおりだろうというふうに思っております。やはり地域が盛り上がらなければ、どんな観光地でも魅力は発しないというふうに思っておりまして、これがまだまだ不十分でこれから立ち上がっていくという思いの中で聞いていただいたらと、思うんですけども、若桜鉄道沿線の皆さんにも駅を核とした直接でもないんですけども、何とか考えてもらえんでしょうかという話もしております。だんだん機運が皆さん、わかっていただきまして、できるできないは別にして、とりあえず話はしてみようやというのが今あるわけです。  それから、郡家駅前の活性化協議会も立ち上げていただきまして、先般、軽トラ朝市がありましたし、今月20日に2回目をするということであります。  それから旧鳥銀の社屋の再利用ということでありまして、ここを拠点に観光協会として拠点にして八頭町の特産品等々を将来的には集約してそこに電話が入ればどこどこ産の何何も送れる。そこでまとめると、あっちこっちの品物をまとめて送れる、送るとか、そういうこともワンストップサービスではないんですけども、向こうの方がそれぞれに電話5回もせんでも1カ所にしたら5品目そろうというふうな話も、これは関西事務所の矢部所長の方からも大阪の方のニーズというのはそういうのがあるんだよという話もあります。花御所柿の立体看板もできましたし、だんだんと皆さん方がそういう下地ができてきつつあるというふうに思っておりますし、観光協会の主催であったんですが、文化観光圏づくりフォーラムというふうなことも開催させていただきました。そういう部分ではまだ具体的にこうだということはないんですけども、徐々に下地ができつつあるというふうに思っておりまして、私としても大変喜んでいるところであります。  答弁になったかどうかわかりませんが、もし私が申し上げました観光地以外に観光地がありましたら、ご指導願いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) この秋にお亡くなりになりました姫路のある方はいつもこういうふうに言っておられました。魅力がなければ人は来ない、ということを常に言っておられましたが、例えば、若桜鉄道について町長はどの辺が魅力だというふうにお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) もともと、若桜鉄道は魅力があって残ったわけではないんです。で、今の考えとしては、SLを持ってこられました、若桜がですね。それはそういうものを引っ張っていく中で若桜鉄道を活性化しようというわけであります。だから、旧の駅がずっとあるわけですが、今船岡の方にも立ち上げていただくような準備をして、どうなるかわかりません、これは。隼はお願いしてできました。丹比の方も今考えてもらってますけども、もちろん安部駅は寅さんが1つできたんですけども、これだけでは掲げてあるだけですから、そういう部分で、活性化をやりたいっていうのが私の考えであります。だから、これは周辺の観光源を利用するていうのは結びつけでいくわけですけども、まずもって若桜鉄道を残すにはどうしたらいいかというのが観光の部分にでてきたと。少子化ですから、今の沿線住民の方だけではもたないわけです。その部分があるというふうに私は位置づけております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 12月12日、明日、卒業試験がありますが、観光協会が観光大学というのを開催されました。これについて町長のコメントというか感想はいかがでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 観光大学はもう立ち上がっているんでよ。 ○14番(前土居一泰君) ですから、それについての感想はどうですかということを言っているんです。 ○町 長(平木 誠君) 12日どうのこうのと言われてましたもので。 ○14番(前土居一泰君) いやいや、12日に卒業試験がある観光大学と言ったんですよ。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 観光大学に入られました皆さん方におかれましては、町内の方もいらっしゃいましたし、また町外から県外から帰ってこられた方もいらっしゃいました。八頭町に住んでても八頭町の実情を知らないと、行ったことのないところもたくさんある、いう中で歴史も勉強しながら、自分として案内役といいますか、そういう部分ができたらいいなとか、それから、ある方は専門でやっておられたガイドさんがおられましたけども、こういう方は他のまちのことはたくさん知識があって、説明はできるんだけど、こと八頭町のことになると皆さんに案内するような力量がないというのが、私は知らなかったというふうなことで、まずもって地元から自分を磨くといいますか、身につけていきたいというふうな話もございました。だから、これがすべてではないわけでして、これは1つのきっかけだと思います。だから、そういう皆さんがたくさんふえていただいて、智頭の方でもやっておりますように、観光ボランティアのガイドさんとかになっていただければ大変うれしいのかなというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 若桜鉄道の沿線で、八東地域に清徳寺というお寺がございますが、町長はここへ行かれたことはございますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 回数はそんなに多くないんですけども、あそこに姫さんがおられるということで姫蛍、当時、砂防工事をやっておられましたけども、行かせていただいたり、それから秋のもみじとか、何回か行かせていただいておるところでございます。そこの南川さんという方も何回か名刺交換もさせていただいて、こちらには住んでいらっしゃらないんですけども、清徳寺の内容とかでもお話を聞かせていただいたり、ということで清徳寺は何回か行かせていただいております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) もみじのころに行かれたということですけど、もみじはどういう形でああいうふうにたくさんというか、立派になったかということについて聞かれておりますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 聞かれておりません。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 清徳寺の裏に清徳寺は11月の17日が例祭日でして、年じゅう同じ日にやっておられますが、裏にあるもみじは和尚さんが結婚されて、来られた奥さんが毎年何本かずつ、ずっと植えてこられたと。結果としてちょうど例祭日のころになれば清徳寺の裏はもみじできれいだと。こういうことだというふうに私は伺っております。つまり、観光地というところまでなっているかどうかは別にして、あのきれいなもみじは人工的に作られたのだと、こういうふうに伺っております。  もう1点、お尋ねしますけど、この11月ごろにしいたけ会館へ行かれたことはございますか。対翠閣です。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 2時32分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 2時33分) ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私がこの質問をしたかったのは、11月の上旬、しいたけ会館に行きましたら、2階のフロントの階に四、五枚、大きな写真が展示してありました。その中の1枚はヒガンバナの中を走っている若桜鉄道の写真でありました。ですから、町長がもし、それを見ておられたら、何か感じておられんだろうかという思いで、質問をしたんでありまして、別にそれ以上のものはございません。  つまり、私がこれから、ささやかな夢というふうに言っておりますのは、観光地を観光資源を今あるものも必要ですけど、例えば、若桜鉄道は魅力があったから残ったのではないということは、魅力はないということですから、若桜鉄道をどうやって魅力のあるものにしようかということを、お互い自分たちの手でつくれんものかと、こういうのが私の思いです。ですから、今言いましたように、清徳寺のもみじはもともとは人工でつくったんだと。清徳寺ができて、若桜鉄道沿線ができんということはないだろうかと、こういう思いで質問をしてるということでございます。  ちょっと、手前みその部分になりますが、私の村では10年ぐらい前からスイセンを植えておりました。去年からヒガンバナにしようということで、去年、ことしとヒガンバナを植えました。というのは、いわゆる、そういう地域づくりを通じて、将来的に下峰寺はヒガンバナがきれいなところだから、1回ぐらい寄ってみようよというような人ができたらいいなということで、考えたんです。スイセンはずっと植えておりましたけども、スイセンというのは植えかえをしないというと花がだんだん悪くなってきます。それからもう1つ問題点は道路わきにずっと植えてるわけですから、春になったら雪がふることがあります。皆さんが除雪してくれ、除雪してくれということでありますから、春にスイセンが咲きそうな前に雪でもふったらブルドーザーがバーッときれいにしてくれるんですね。ですから、その植えかえもようせんし、そういう問題点もあると。ヒガンバナはちょうどその時期でないし、さらに、道路わきに植えても田んぼの邪魔にもならんと。こういうことなんです。  そこで1つ、質問なんですけど、ヒガンバナはモグラ対策にいいということをいわれておりますけど、町長、その点についてはご承知でしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) カタクリの花の球根というのは食べられるのは知ってましたですけど、うちの水田のあぜにもヒガンバナはありまして、絶えませんですね、あれね、広がってきます。そういう部分では強い品種なのかなというふうに思っておるところであります。  いろいろございましたけれども、先ほど申し上げましたように、若桜鉄道の駅前の活性化、駅前でなくてもいいんですが、この前も八東校区の区長さん方にお集まりいただきましたときに、きょうも3人の議員さんがちょうど八東におられますけども、一緒に同席でして、その中でもお話をさせていただいたんですが、八東の駅と清徳を結びつけるというふうなこともあるんですけども、私がそれを言ったらいけませんから、皆さんで考えてもらって、1つの点をつくりたいんですね。それで若桜線延長にそれぞれのグループができたときに、先ほどありましたようなことを、例えばレンゲ畑、例えばですよ。そういうのも沿線にたってやろうやと、いうふうな流れになってくるのが一番いいと思います。やっぱり、今は点をつくらせてもらうようにお願いはしてるんですけども、それができてないというのが現実です。そういう流れの中で今お話をさせていただいているという状況下です。
     モグラといわず、強い品種だというふうに表現はさせていただきました。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) じゃあ、それでヒガンバナという花に対するイメージはどのようなものを町長としてはお持ちでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) ヒガンバナというのは私のところでは舌曲がりと言ってましたし、マンジュシャゲとも言っておりましたし、大体彼岸前後に咲くのからヒガンバナだろうというふうに思いますが、なくなったばあさんだったですかな、あの球根を食べたらいけんでというのは聞いておりました。本当ですよ。そういう部分で余り深いイメージはないんですけども、何というんでしょうか、可憐な花といいますか、そういう花です。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) ヒガンバナというのはいわゆる真っ向くさいということで、嫌う人があるということで、当初、スイセンにしようか、ヒガンバナにしようかということで、以前郡家町に田渕という課長さんがおられまして、その方と相談をしてスイセンにした経過がございますけど、その後、時間がたってきて、真っ向くさいとか言ってる時代じゃないと、こういうことになってヒガンバナにしたんです。それでいわゆる耕地整理をした関係で以前は田んぼのあぜにいっぱいヒガンバナが出てたんですけど、最近出はしましたけど、少なくなってました。これを田んぼのあぜに植えるとモグラが来ないので、いわゆる漏水対策になると、こういうことも含めて私どもはやっております。  それから、もう1つ、手前みそになりますけど、ことし、たまたま私の村の県のえらい人だったOBの人が菜種の種を県の方からだったんですけど、もらって来られまして、私の村の道路約500メーターばかりですけど、道路沿いに田んぼを耕って、菜種の種をまきました。それで最初のヒガンバナを植えたときには、18名の人が呼びかけたら出てきてくれました。菜種のはえが悪いところを補植するときには、13名の方が出てこられまして、中には80歳の方も出てきてもらってよかったなというような思いをしておるんです。それで、私は若桜鉄道沿線沿いに例えば、ヒガンバナを植えるとか、菜の花のずっと縦断したというか一本線というのか、そういうものをできれんもんだろうかなと、こういうふうに考えておるんですけど、こういうことについて町長はどのようなご感想をお持ちでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 合併する前から、若桜鉄道の沿線に景観的なものを植えて、観光の1つにしたらという話がありました。それは広大な部分で、レンゲを地面に転作でやるとか、菜種を菜の花を植えるとか、あったわけですが、それは1人の力ではどうにもならんわけでして、やっぱり今あるように、連係をもってやっていかないと、ものを決めるのもそうですね、なかなか難しいと思います。スポットではできてもと思いますので、ありましたように、その辺からやっていきたいというふうな思いでして、それを植える植えないということに対しましては、今はお答えすることはできません。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) スポットということも確かに問題点ですけども、私は毎年、毎年、少しずつやっていけたらいいんじゃないんだろうかと、こういう思いでおるんです。といいますのは、9月にヒガンバナの里の何か、日本でもベストテンと言うか、そういう競技があるそうでして、中国では広島県の三次にヒガンバナの有名な里があると言うので行ってみたんですけど、私の感じでは今、下峰寺が植えてるのをもう五、六年したら10年先にはその三次に負けないヒガンバナの里にすることができると、こういうような思いでおるわけです。ですから、例えば、ことしは船岡駅の周辺、次は隼駅の周辺と、こういうような形でできんもんかと。  それで、あくまでも植えるのについてはボランティアだと。ボランティアの人に出てもらうと。こういうふうに私は思うんですけど、このボランティアということについて、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 若鉄の土手に植えるんだったらたやすいかもわかりませんが、それはかなわないと思います。今、隼ではサルビアをみんな植えられまして、駅構内です。だから、駅構内に植えるということにつきましては、安部の方も構内ではないんですけども近くに皆さん方がチューリップとかサルビアとか植えてもらってます。だから、そういう部分ではできるんですけども、沿線全体を考えたときにということになると、個人の土地ですから、やはり理解が要りますので、それは地域の協議会の中で、やっぱりそういうことをずっと話し合って固めてきてもらわないと難しいのかなと。だから、駅構内の話に限定しましても、名前は、名称はどうでもいいんですけども、そこの部分で皆さんが共通してもらってやっていかないと難しいのかなというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私がヒガンバナやスイセンにこだわっておりますのは、植えて放っておいてもいいと。のちのち管理が要るものでしたら、大変ですし、さらに周辺の作物等に、例えば、コスモスのように大きくなって邪魔になると、こういうものだったら反対をされるのでいけんと。さっき言いましたように、あぜに植えたら逆にモグラ対策等になると、了解が非常に得られやすいものだと、こういう思いでこだわっているんです。それでボランティアというのについて、私はある部分では私は人徳がありませんので私が呼びかけても人が出てこないと思いますので、町長は八頭町の殿さんでございますから、この紋所が目に入らぬかということで、募集をしていただいたら2万人は無理だと思いますけど、五、六十人は出ていただけるだろうと。いや、五、六十人というのは、それ以上の人間がふえるというと、作業がしにくいし、邪魔になるだけです。ですから五、六十人でないと。というふうに思うんですけど、それで町長は忙しい体ですから、出れんときはあってもいいですし、そのために城代家老がつくってあるわけですから、そういうことでしていただきたいと。  町長、それで質問ですけど、こういうことをするということについて、どういうメリットがあるというようにお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) メリットといいますのは、私はプロセスを大切にしたいと思います。だから町長の一声で、私はそんな力量はないんですけども、前にも申し上げましたけども、お嫁さんの話の世話をしたら、権利をかさにして何をいいますかという話がありました。それはそれでいいんですけど、仕事上の話だったらできるんですけど、ボランティアの部分は私が声かけというのはなかなか難しいと思いますよ。だから、ありましたように、みんなで協議してもらって話し合いをしてもらって、ここで盛り上がっていかないと五、六十人の方がだれか知らんけど来て植えられましたで、ということでは一過性のものになってしまうというふうに私は思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) それは最初言いましたように、毎年、あるいは年に二、三回でいいです。続けていくということが前提でして、出る人はその都度、都合がつく方で結構だと思うんです。全国的にいろんな町村がいろんなことをやっておられる中で、そういうボランティアを募って、例えば五、六十人の中には私は役場の職員の皆さんが10人や15人は出られると思いますし、出られんような八頭町だったら先はないと私は思っております。そういうのを継続することによって、町民と職員が同じ方向で汗をかく、このことは共通認識になるし、その町民も役場の職員のファンになると、こういう例が全国的にいっぱいあるわけです。さらに、ボランティアですから、金は要りません。それは、ジュースの1本ぐらいはどこかからどうとかせんといけんと思いますけど、そういういわゆる役場の職員の皆さんと、町民が、繰り返すようですけど、同じように汗を流しあって、語り合う。人間というのは舌先三寸の話では変わりませんけど、行動によって意識は変わるというように思っているんです。先ほど町長はもてなしの心と言われましたんですけど、そういう行動に参加する中で、それぞれの町民は外からおいでになった方についていわゆるどう接したらいいかというもてなしの心を少しずつ養っていくんじゃないだろうか。こういうことだと私は思いますし、観光大学の中でもそういう意味のことをおっしゃった先生もありました。そういう意味で私はボランティアということと、繰り返すようですけど、そういうことを言っているんです。  それで、財源について以前に言いました、同じことを言います。八東地域では毎年30万円程度、公民館の方へ花をつくるということで送ってあるわけですけど、この予算等を使うということについてはどうお考えですか。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 2時51分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 2時52分) ○14番(前土居一泰君) 八東地域では例年、公民館の費用ということで30万円程度、花を植えるということで。そういうの、例えばそういうことに使うということについて町長、どういうふうにお考えですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、お願いします。 ○町 長(平木 誠君) 大変いいことだと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員、どうぞ。 ○14番(前土居一泰君) といいますのは、ちょっとこれ余談になるかもわかりませんですけど、ヒガンバナはタキイ種苗ではこれくらいの大きいのが100円で売っております。100円の種でしたら、7月に植えて9月に花が咲きます。土手でとってきたこんな小さいのは何年かせんと咲きません。それで、これも余分ですけど、この間、産業課の関係の人と話をしておりまして、タキイと言ったら、タキイって何ですかと言うの。おまえ、顔を洗って来いって言ったんですけど、産業課の皆さんですから、せめてその全国1、2位を争う種苗会社の名前ぐらいは知るように日常的にしていただきたいとこういうふうに思いました。  以上で第1の点については終わりまして、2つ目の質問に移りたいと思います。  2つ目は、八頭町の特産品、なかんずく基幹産業といわれております農産物の特産品についてお尋ねをいたします。  観光客を招いたり、他町村に負けないような所得を上げるには、販売できるような農産物を、あるいは他地区との差別化が図れるような産物を、ということになると考えます。町外から人が来られたり、町内の産品が町外で売れるようになることは町民の自信と誇りになる、というようなことを思いつつ、この2つ目の質問もいたします。  内容は、1、現時点で八頭町にある農産物の特産品はどんなものをお考えですか。  2、新しい特産品をつくっていこう、というお考えはいかがですか。  3、秋に大阪市方面に職員が販売に行かれましたが、職員の報告を聞かれてのご感想はいかがでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは2点目の八頭町の特産品、特に農産物ということでございます。どういうものがあるでしょうかということでございますが、特産品とブランド品とは違うわけですね。特産品というのはやっぱりその地域でしかとれないというふうな部分がありますもんで、とらえ方がちょっとわからないんですけども、そういう意味では花御所というのは柿の種類1,000種類あってもここしかないというふうにもお聞きしております。一部あります。本場の奈良の方にも少し。それから西条柿、20世紀も入ると思いますし、これから改植が進んでくるかどうかわかりませんが、青梨のなつひめ、赤梨の新甘泉。特に郡家の選果場では適熟出荷といいますか、そういう部分で白ウサギのマークの郡家の梨ということでこれはブランドとして売れておるように思っております。  また、リンゴにつきましても、八東地域でありますのは暖地リンゴであります、そういう部分があるということがありますし、また、広留野の大根、白ネギ等々もあると思います。白ネギなんかは全国各地でつくっておりますのでどうかなとは思いますが、大江ノ郷の特別配合で育てられた天美卵、スイーツもございますし、いえばエリンギとかホンモロコ、ヤマメもあるというふうに思っております。そういう部分で特産品と、ブランド品といいますか、あるとは思いますけども、やはり、きょうもある本を読んでおりましたら、特産品とは何ぞや、ブランド品とは何ぞやというのがあったんですが、こちらが生産者が思ってても、消費者が向いてくださらなかったら何にもならないということで、消費者ニーズにあったものがそういう方向で言われるんではないかという話がありました。売れないものは特産品にはならないということであります。それから、特産品の創造ですが国の経済危機対策の中にあったんですが、4月から緊急雇用制度を利用させていただいて、農業開発公社の職員1名を増員しておりますが、特産品の開発や販路開拓にあたっていただいております。実際にはヤマメのくん製、西条柿、花御所柿を使ったアイスクリーム、リキュールの開発等々もございますし山上の組合法人ではハト麦を主にハト麦茶、ゼンヤクノーさんにも関わっていただいておりますけれども、そういう部分があって、ハト麦を使ってやろうということで八頭のふれあい市場ではハト麦せんべい、ハト麦うどん、ちょっと違いましたけども、ナタ豆茶、ハト麦焼酎もやっていこうというふうなことでハト麦にこだわっていこうというところもございます。  それから、3点目の大阪方面のイベントでございますが、ことしは残念ながら私は大阪の方にはこの3月には行かせていただいたんですが、10月秋の分には副町長の方で対応させてもらいました。報告を受けましたけども、阿倍野区の青空マーケットを含め、3回あったということでありますけども、今年度は大阪森林の市、阿倍野区フルーツ市場、住吉区民まつり、それから万博公園のエコフェスタ、それから住吉区のよさみ幼稚園バザー、これが新しいところで所長がお店の方にも品物を置いていただけないでしょうかとずっと回っておりますし、ここの幼稚園では町の西条柿等々持っていってやったということであります。それから八頭町のイメージソング、八頭町音頭を歌っていただいております嶺陽子さんがコンサートをされるということでここでも副町長にも八頭町のピーアールもしてもらったというふうに思っておりまして、全国版での西条柿の販売であります。  名古屋の方ですが、スーパーヤマナカアスティ店で開催されました鳥取県の物産販売会等々に7つのイベントであります。  それから、今月の19日、20日に開催されます大阪光のルネッサンスと来年3月に予定されております阿倍野区青空マーケットにも参加する予定であります。今まで行かせていただいた感想というのを聞いておりますけれども、どのイベントも有意義であったと思っておりますし、ことしは生産者の皆さん、販売店からも多くの皆さんに参加していただいて直接市場、いちばといいますか、現地を見ていただいて大変意義があったというふうに思っております。また、来年のイベントには多くの方々にも声かけをしたいなというふうに思っております。職員の方も特定の課でなくして全体で公募募ったりしてみんながその場を知ろうでというふうなことでさせていただいております。9月、10月にイベントが集中しますし、これは反省ですけども、多くの皆様が来る会場でも来られる方が買い物目当てでない、ほかの見学というふうなことがあるでしょうし、それから荷物を買われても持って帰られるのが電車とかなかなか大きい物はむずかしいと言うふうなことがありますのでこれからは状況判断の中で鳥取県の大阪事務所の推薦もあるんですけど、考えていくべきだろうというふうに思います。やっぱり1回のイベントとして終わりでなくして、人と人とのつながり、これを大切にしていきながら、やっぱりやっていかなくてはいけないというふうに思っておりまして、そういう部分が個人商店のお店屋さんにも置いてやろうかなということが出てくるでしょうし、それからもう1点、鳥取の日の丸産業さんが、大阪の方で給油所を経営しております。私も行かせていただきましたけれども、アンテナショップということで八頭町産の品物、きょう写真を持ってきていないんですけども、売っていただいております。ここも八頭町出身の方が課長さんでおられまして、鳥取の日の丸産業さんのご理解もあるんですけども、そういう部分があるということであります。今、加工グループ等で特産品がありますのが41、かきもちとかそういうものを含めまして、おみそとかあるわけですが、何といいましても、八頭町は米、林産物、柿、果実、畜産、これが一番大きな農産業の収入になっているというのは事実でありますので、これも大切にしていかなければならないと思います。以上で答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 休耕田とかいわゆる私どものところでいったら、山の谷と言っておりますが、そういうようなところ等がふえて、いわゆる耕作されてないところがふえてきているわけですけれども、特産品とは消費者ニーズにあったものというように町長、おっしゃったわけですけど、例えば具体的にどういうようなものを頭に描かれるような品物がございましたら、教えていただけませんか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) これは八頭町のことでないんですが、北栄町が、砂丘長いもからねばりっ子に変えられて、砂丘長いもも全国ではちょっと衰退ぎみだということで、されたそうですが、ねばりっこ、これくらいあるんですけども、これでさっきの話、持ち帰りの関係で売れない。それから核家族といいますか、世帯の人数が少ないということもあるんでしょうが、1本はこのくらい、この場合半分に切って売ったらすごく売れ出した。例えばですね。  だから八頭町も柿の個包装から、いろいろあるんですけども、やっぱり消費者の皆さんのニーズというのを生産する側あたりが、これはいいものだから食べてなということだけでなくして、このあたりを考えていかないと一方通行ではだめだなというふうには思いました。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私は大阪に来て、意外と思いましたのは、梅干しがよく売れましたし、柚子なんかも割合売れたんですが、それで、いわゆる私どもの山の谷はイノシシがごっつい耕作をしてくれてますけど、梅の木とか、柚子の木だったらイノシシはとらないわけですよね。ある部分では植えっぱなしの分もいいし、そういうものをどうだろうかと。それで、いわゆるこの地で売り切れん部分についてはどっかにセールスに行ったらどうだろうかと、こういうように思いましたのは10月の末に土地改良区の全国大会が松江でありまして、雲南市に見学に行きましたらワインをつくっておられまして、原料はここにあるだろうかと思いましたら、鳥取県産のブドウがいっぱい来ているということでした。それが雲南のところのワインということで出てるというわけですね。梅の場合も見てないので話ということになりますが、たまたま紀州に上陸したから紀州梅になってるというのがいっぱいあるというふうにいわれてます。ですから、つくり方によってはあるいはその辺の販路を拡大すれば何とかならんへんだろうかというふうなこと、さらに例えば、ユズポンでは高知県の馬路村というのが有名ですけど、ここは御存じのように人口が1,100人ぐらいでずっと私も村内を車で走ってみたんですけど、私都谷よりは狭いぐらいの山のところです。あそこが20億も30億も売れるような柚子がつくれるだろうかというようなことも思ったりはしました。ですから、産業課の方で特に役場は責任もって売るというようなことは言えませんし言ってはいけんとは思いますけども、何か考えてみてほしいというか、考えるべきだと、こういうふうに思いますが、いかがでしょうか、その辺について。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 休耕田ですか。耕作放棄地のことなんでしょうかね。そういうところは梅はいいと思いますね。柚子は前にも郡家のときには砂丘のところでしょうか、視察に行かれて植えられたことがあるんですが、優良地には植えられておりません。斜面とかそういうところにです。わが社もいつぞや植えまして、全部切りましたけど、大変なとげがあって。本当ですよ。だからよほどの覚悟でかからないとなかなか難しい。単純には儲けには収益にはつながらないというのは、私は感じております。だから、できる部分、梅も需要が大変あるようです。あるようですので、そのあたりも今後の対策の中に、本当はもっと収益があるものがいいんでしょうけども、梅、いいんじゃないかなというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 先ほど、よそ者、ばか者、若者ということを言われた方がありますが、観光地づくりなり、特産品の開発というものはこういうような方と言ったらちょっと失礼になりますけど、そういう要素がないというとできないと思っておりますので、私も老骨にむち打って、ばか者になりたいと、こういう思いをしておりますので、以上で私の質問を終わりたいと思いますが、最後に一言、あれします。  八頭町の加工グループは41あるというふうにおっしゃいました。それで私はこれを見まして、郡家フレンドセンターというのがないのでこれを入れたら42が正解だというふうに言おうと思っておりました。ところが、中によりみちというのがございます。このフレンドセンターの責任者の話によりますと、よりみちというのはあそこの建物の名称であって、グループとしては存在しないと、こういうふうに責任者の方は言っておられましたので、この場をかりてお伝えしておきたいと思いますし、それから物産館加工部というのが書いてあります。あそこの店長さんというか責任者の方も物産館みかど、多分そのことだろうと思います。こだわっておられます。戒名といいますと、この間発言取り消しがありましたので、戒名とはいいませんけど、それぞれの名称については私もたまたま珍しい名字で何回も違った字で来たりするんです。いい悪いは別にしてその事務をやっておられる方はどの程度この事業について思いを抱いておられるだろうなということを私はいつも思うんです。ですから、今回のこれはこれでいいわけですけど、いろんな事務の場合において少なくとも戒名とは言いませんが固有名詞については正確に書いていただくような指導を町長に強くお願いをして終わりたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 大変申しわけありませんでした。町長にと申されましたけども、以前の問題でありますので、やはり人の名前ですから、思います。それと確認ですが、よりみちという看板はおろされるわけですね。 ○14番(前土居一泰君) 建物の名前ですからあくまでも外向きには郡家フレンドセンターということで通用していこうと、こういうふうに理事会としては確認しております。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) そうでなくて、皆さんにわかるような格好でないと誤解を招くと思います。やはり看板は下げてもらって、加工部なら加工部にしていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) それは私どもの内部の問題ですから、建物の名前についてはどうこうというのは、やっぱり内政干渉じゃないですけどね、そういうことだろうと思いますので。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、14番、前土居一泰議員の一般質問を終わります。以上で日程第1一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。  議事の都合により、12月12日から12月17日まで6日間休会したいと思います。  これにご異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(森山大四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、12月12日から12月17日まで6日間休会することに決しました。 ◎散  会 ○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(森山大四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  なお、次の本議会は12月18日午前9時30分から再開いたします。  終わります。御苦労さまでした。        (平成21年12月11日午後3時15分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員
     署名議員...