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令和 2年 9月定例会(第5号10月 1日)

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  1. 境港市議会 2020-10-01
    令和 2年 9月定例会(第5号10月 1日)


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    令和 2年 9月定例会(第5号10月 1日) 9月定例会     令和2年9月 境港市議会(定例会)会議録(第5号)   令和2年10月1日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議案第59号 議案第60号 議案第61号                             (予算委員会委員長報告)    議案第62号 議案第63号 議案第64号 議案第65号    請願第1号 請願第2号 陳情第9号                           (総務民教委員会委員長報告)    議案第66号 議案第67号                           (経済厚生委員会委員長報告) 第3 報告第16号 令和元年度境港市決算に基づく健全化判断比率の報告について    報告第17号 令和元年度境港市決算に基づく資金不足比率の報告について 第4 議案第68号 令和2年度境港一般会計補正予算(第6号) 第5 議案第69号 特別功労表彰者の決定について    議案第70号 特別功労表彰者の決定について    議案第71号 特別功労表彰者の決定について
    第6 議案第72号 令和元年度境港一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第73号 令和元年度境港国民健康保険費特別会計歳入歳出決算の認定につい          て    議案第74号 令和元年度境港駐車場費特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第75号 令和元年度境港下水道事業費特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第76号 令和元年度境港高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計歳入歳出決          算の認定について    議案第77号 令和元年度境港介護保険費特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第78号 令和元年度境港土地区画整理費特別会計歳入歳出決算の認定につい          て    議案第79号 令和元年度境港市場事業費特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第80号 令和元年度境港後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算の認定につ          いて    令和元年度決算審査特別委員会の設置について 第7 委員会提出議案第3号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な          悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について    議員提出議案第7号 境港市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について    議員提出議案第8号 女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見              書の提出について    議員提出議案第9号 選択的夫婦別姓の導入並びに女性のみに適用される再婚禁止              期間の廃止を求める意見書の提出について    議員提出議案第10号 国の責任による少人数学級の前進を求める意見書の提出につ              いて  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (16名)     1番  森 岡 俊 夫 君      2番  景 山   憲 君     3番  米 村 一 三 君      5番  足 田 法 行 君     6番  田 口 俊 介 君      7番  柊   康 弘 君     8番  平 松 謙 治 君      9番  岡 空 研 二 君     10番  築 谷 敏 雄 君      11番  永 井   章 君     12番  荒 井 秀 行 君      13番  吉 井   巧 君     14番  安 田 共 子 君      15番  長 尾 達 也 君     16番  加 藤 文 治 君      17番  松 本   熙 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市     長  伊 達 憲太郎 君     副  市  長  清 水 寿 夫 君 教  育  長  松 本 敏 浩 君     代表監査委員   松 本 正 福 君 総 務 部 長  築 谷 俊 三 君     総務部防災監   藤 川 順 一 君 市民生活部長   中 村 直 満 君     福祉保健部長   阿 部 英 治 君 産 業 部 長  柏 木 頼 文 君     建 設 部 長  灘   英 樹 君 総務部次長    渡 辺   文 君     福祉保健部次長  永 井 卓 真 君 産業部次長    木 村 晋 一 君     建設部次長    柏 木 雅 昭 君 教育委員会事務局長          松 原   隆 君     秘 書 課 長  浜 田   潤 君 教育総務課長   亀 井   功 君     生涯学習課長   黒 崎   享 君 監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長          出 木 茂 樹 君  事務局出席職員職氏名                        局長補佐議事係長 局     長  浜 田   壮 君              手 島 由美子 君 調査庶務係長   山 本 泰 淳 君     議事係主任    盛 岡 智佳子 君 ◎開  議(10時00分) ○議長(森岡俊夫君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森岡俊夫君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。  署名議員に岡空研二議員、永井章議員を指名いたします。 ◎日程第2 議案第59号〜議案第67号・請願第1号〜請願第2号・陳情第9号       (各委員会委員長報告) ○議長(森岡俊夫君) 日程第2、議案第59号から議案第67号及び請願第1号から陳情第9号までを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました案件について、各委員会委員長の報告を求めます。  なお、ソーシャルディスタンスが十分確保できている演壇での発言はマスク等の着用は不要といたします。  まず、予算委員会及び総務民教委員会委員長平松謙治議員。 ○予算委員会委員長平松謙治君) おはようございます。  予算委員会総務民教委員会委員長平松謙治です。委員長報告をさせていただきます。  まず初めに、予算委員会委員長報告を行います。  予算委員会に付託されました議案3件を審査した結果について申し上げます。  審査に当たりましては、清水副市長をはじめ担当部課長関係職員出席の下、議案についての質疑を行い、慎重に審査したところであります。  初めに、議案第59号、令和2年度境港一般会計補正予算(第5号)は、新型コロナウイルス感染症対策事業として既に4月と6月に補正予算計上した地域経済変動対策資金を用いた企業自立支援事業が予想を上回る融資となったため、不足が見込まれる貸付金4億2,536万円余を増額。また、その融資に対する利子補給金不足見込額503万円余も増額するとともに、令和3年度以降に必要となる利子補助金の一部の基金への積立金1億500万円を計上するものです。  生活困窮者自立支援事業では、住居確保給付金を5月に補正計上したもののなお不足が見込まれるため、扶助費197万円余を増額。  小・中学校における感染症防止並びに学習環境を確保するために必要な機器等の購入費465万円、災害時の指定避難所における避難者の飛沫感染防止プライバシー保護のためのパーティション等購入経費150万円余など11事業を計上しています。  なお、歳入については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを計上するほか、貸付金元金収入や繰越金を増額しています。  次に、新型コロナウイルス感染症対策以外の事業では、夕日ヶ丘地区定期借地契約締結に伴う保留地購入費4,653万円余、住民基本台帳法などが改正されたことに伴う住民基本台帳システム戸籍システム改修経費1,300万円余、グループホームの改修を行う介護保険事業者への助成1,175万円余、重度の強度行動障がい者に新たに居住支援を行う事業所の運営に係る経費助成376万円余、市民体育館トイレ改修工事費644万円余など15事業を計上しています。  歳入については、歳出に伴う国、県支出金などを計上するほか、財源として繰越金を増額しています。  これにより歳入歳出それぞれ6億3,908万円を増額し、予算総額を232億5,576万1,000円とするものでありました。  委員からは、日曜休日応急診療所利用者減による指定管理料の増額に関連して、コロナ禍における市内病院における受診控えについての質問や、生活困窮者自立支援事業住居確保給付金相談状況社会福祉協議会生活資金貸付相談状況についての質疑、また防災行政無線戸別受信機の貸与について、障がい者や低所得者への無償貸与を望む意見がありました。  採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第60号、令和2年度境港国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)は、資格異動により不足が見込まれる保険税の還付金120万円を増額し、予算総額を35億3,707万2,000円とするもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第61号、令和2年度境港介護保険費特別会計補正予算(第2号)は、令和元年度に概算払いを受けた国、県等からの交付金の精算に伴う返還金2,587万円を増額し予算総額を37億8,195万4,000円とするもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で予算委員会委員長報告を終わります。 ○総務民教委員会委員長平松謙治君) 続いて総務民教委員会委員長報告を行います。  総務民教委員会に付託されました議案4件、請願2件、陳情1件を審査した結果について申し上げます。  審査に当たりましては、清水副市長をはじめ担当部課長関係職員出席の下、議案と請願、陳情についての質疑を行い、慎重に審査したところであります。  まず初めに、議案第62号、市長の退職手当の特例に関する条例制定についてです。  この議案は、現市長の在職期間に係る退職手当を支給しない特例を設けるもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
     次に、議案第63号、境港市新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例制定についてです。  この議案は、国から交付される新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し新たに基金を設置するもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第64号、境港市税条例の一部を改正する条例制定についてです。  これは地方税法の一部改正に伴い、個人市民税について婚姻歴の有無や性別にかかわらず、生計を一にする子を有する単身者について独り親控除等を適用するなどの改正を行うもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第65号、境港市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてです。  これは地方税法の一部改正に伴い、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る課税の特例を加えるもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第1号、女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書の提出を求める請願は、国連総会で採択された女性差別撤廃条約選択議定書を国が批准するよう求めるものです。  委員からは、採択して意見書を提出すべきとの意見や国の司法権の整備が必要であるとの意見があり、採決の結果、賛成多数で採択し意見書を提出すべきものと決しました。  ただし、3名の委員から閉会中の継続審査との意思表示があったことを付言します。  次に、請願第2号、選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書の提出を求める請願は、国に対して選択的夫婦別姓の導入と女性のみに適用される再婚禁止期間の廃止を求めるものです。  委員からは、採択して意見書を提出すべきとの意見や国民の議論が十分でない、落ち着いた議論が必要などの意見があり、採決の結果、賛成多数で採択し意見書を提出すべきものと決しました。  ただし、3名の委員から閉会中の継続審査との意思表示があったことを付言いたします。  最後に、陳情第9号、国の責任による少人数学級の前進を求める陳情は、国においては小・中学校における少人数学級の実施及び教職員定数の改善を求めるものです。  委員からは、国の責任において少人数学級を進めるべきとの意見や、早々に20名程度のクラスにすることには賛同しかねるとの意見、少人数学級だけの問題ではなく教員の多忙解消の議論が必要などの意見があり、採決の結果、賛成多数で採択し意見書提出すべきものと決しました。  ただし、2名の委員から不採択、1名の委員から閉会中の継続審査との意思表示があったことを付言します。  また、総務民教委員会が所管する(仮称)境港市民交流センター新築工事進捗状況並びに海とくらしの史料館のあり方検討委員会の開催について報告を受けました。  海とくらしの史料館のあり方検討委員会の報告では、既存の魚の剥製展示の施設としての議論となっているが、ゼロベースで周辺施設との連携を踏まえた議論を求める意見が多くあり、また3回の検討委員会で結論を出すことへの異論もありました。引き続き海とくらしの史料館の在り方については委員会で議論を行ってまいります。  最後に、閉会中の委員会において島根原子力発電所の再稼働に関する報告を鳥取県から受ける方向で進めていくことを確認したところです。  以上で総務民教委員会委員長報告を終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 次に、経済厚生委員会委員長永井章議員。 ○経済厚生委員会委員長(永井 章君) 失礼します。おはようございます。  経済厚生委員会委員長報告を行います。  経済厚生委員会に付託された議案2件について、審査の結果を申し上げます。  審査に当たりましては、清水副市長をはじめ担当部課長関係職員出席の下、9月11日に議案説明、質疑を行い、28日に討論、採決を行ったところであります。  初めに、議案第66号、財産の取得についてであります。  この議案は、市民バス1台を島根日野自動車株式会社米子支店から1,980万円で購入することについて議会の議決を求めるものであります。  委員からは、市内の業者を優先してはどうかという意見や、競争性を高める入札制度の在り方について質疑がありました。  採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第67号、市道の路線の認定についてであります。  この議案は、市道として渡町内及び竹内町内の2路線を認定することについて議会の議決を求めるものであります。  採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で経済厚生委員会委員長報告を終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 以上で委員長報告を終わります。  討論に入ります。  通告により、安田共子議員。 ○14番(安田共子君) ただいまの委員長報告のうち、各請願、陳情について採択、意見書提出との報告に賛成の立場で討論いたします。  まず、請願第1号、女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書提出を求める請願についてです。  性犯罪、セクハラ、マタハラ、大学入試差別賃金格差夫婦同姓の強制など挙げれば切りがありません。全て人権上看過できる問題ではなく、苦しむ女性自らの運動にも押され改善の努力がなされているところですが、残念ながら日本は世界的には男女平等ランキングで153か国中121位の底辺国です。  国連が女性差別撤廃条約の実効性を高めるため制定した選択議定書を批准すれば、個人が権利侵害の事実を国連へ直接通報でき、人権侵害の原因となる法制度の改善のスピードアップが求められ、司法判断にも影響します。  1985年に日本が条約を批准してから35年もの月日、年月がたっており、繰り返し議論されてきたにもかかわらず国の対応が遅過ぎるため、こういう要望が全国で広がっています。そういう今こそ国にスピードアップを求めるべきではないでしょうか。  次に、請願第2号、選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書の提出を求める請願についてです。  現行民法の婚姻時の名字の規定は夫婦同姓の強制となっています。制度上は男女どちらの名字も選べますが、現実は96%が夫の名字で婚姻届を出しています。多くの女性から、また男性からも別姓を選択できるようにしてほしいと切実な要望が広がり、訴訟や申立てが続いています。要求は、別姓を選べるようにという選択的制度です。家族の名字が違うのは嫌だと思う人は、夫婦同姓を選べばよいのです。  日本国内で議論が十分でないという意見がありますが、日本でも1996年に法制審議会の答申で選択的夫婦別姓制度の導入を提言し、改正法案も準備されました。この答申を受け夫婦別姓でも現在の戸籍システムで管理できるようになっており、子供は筆頭者の名字で統一されるという現行どおりで混乱はありません。現行でも子供は自分で名字を選ぶことはできませんが、離婚で親の名字が別々になった場合は15歳になれば家庭裁判所経由で離婚した親の別の名字に改姓することは可能です。  また、現在も別姓家庭は存在します。そうした方々に対するいわれのない偏見や差別、いじめがあるのであれば、それは当然なくしていかなくてはなりません。  法制審議会での答申からもう25年がたち、議論は尽くされています。現に困難を感じている方々がおられる中、直ちに法改正をするよう求めることは拙速ではなく、やはり当然です。  最後に、陳情第9号、国の責任による少人数学級の前進を求める陳情です。  新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、全国では分散登校時差登校が行われ、少人数学級が手厚い教育、柔軟な教育にいかに有効かが全国の経験となりました。子供たちに学び、心のケア、三密を避け安全を保障する上で30人以下学級で20人程度の授業の実現は多くの関係者の要望にもなっています。  陳情は、20人以下学級を求めているのではありません。現状多くのクラスで実施できている20人程度での授業が、30人以下学級の実現で当たり前になるということを求めています。  与党自民党教育再生実行本部も9月24日、一クラス30人以下の少人数学級の実現に向け、政府に義務教育標準法改正を求める決議を採択したとのことです。少人数学級を求める要求はぜいたくでも何でもなく、当然過ぎるぐらい当然の要求です。  以上のことから、これらの請願、陳情を採択し国へ意見書を提出することが議会の総意になりますよう、各議員の皆様に賛同をお願いし討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 以上で討論を終わり、採決いたします。  まず、議案について採決いたします。  議案第59号、令和2年度境港一般会計補正予算(第5号)から議案第67号、市道の路線の認定についてまでは、それぞれ原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第59号、令和2年度境港一般会計補正予算(第5号)、議案第60号、令和2年度境港国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)、議案第61号、令和2年度境港介護保険費特別会計補正予算(第2号)、議案第62号、市長の退職手当の特例に関する条例制定について、議案第63号、境港市新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例制定について、議案第64号、境港市税条例等の一部を改正する条例制定について、議案第65号、境港市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、議案第66号、財産の取得について、議案第67号、市道の路線の認定については、それぞれ原案のとおり可決いたしました。  次に、請願及び陳情について採決いたします。  まず、請願第1号、女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書の提出を求める請願は、委員会においては採択、意見書提出であります。これに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、請願第1号は、採択、意見書提出と決しました。  次に、請願第2号、選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書の提出を求める請願は、委員会においては採択、意見書提出であります。これに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、請願第2号は、採択、意見書提出と決しました。  最後に、陳情第9号、国の責任による少人数学級の前進を求める陳情は、委員会においては採択、意見書提出であります。これに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、陳情第9号は、採択、意見書提出と決しました。 ◎日程第3 報告第16号〜報告第17号  日程第4 議案第68号  日程第5 議案第69号〜議案第71号 ○議長(森岡俊夫君) 日程第3、報告第16号、令和元年度境港市決算に基づく健全化判断比率の報告についてから日程第5、議案第71号、特別功労表彰者の決定についてまでを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました報告及び議案について、市長の提案理由の説明を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 報告第16号及び報告第17号の報告並びに議案第68号から議案第71号までの提案理由につきまして、一括して申し上げます。  報告第16号及び報告第17号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、令和元年度の決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率につきまして監査委員の審査を経ましたので、その意見書を添えて議会に御報告するものであります。  なお、健全化判断比率については、財政を早期に健全化すべきとされる基準値を大幅に下回っており、資金不足比率については資金不足が生じていないことから、本市の財政状況は健全な状態であります。  議案第68号は令和2年度一般会計補正予算(第6号)で、新型コロナウイルス感染症対策事業を計上しております。  まず、歳出の内容について申し上げます。  季節性インフルエンザ新型コロナウイルス感染症の同時流行に備え、インフルエンザ予防接種を受ける乳幼児並びに高齢者等の増加が予想されることに伴い、不足が見込まれる予防接種委託料928万円余を増額。国の持続化給付金の対象とならない売上げが前年同月と比較し15%以上50%未満減少している中小企業者等個人事業者については10万円、法人については20万円をそれぞれ上限として給付する本市独自の経営持続化応援給付金3,000万円を増額しております。  歳入につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を計上しております。  以上によりまして、歳入歳出それぞれ3,928万6,000円を増額し予算総額を232億9,504万7,000円とするものであります。  議案第69号から議案第71号までは、本市の観光振興に顕著な功績を残された前境港市観光協会会長桝田知身氏、地方自治の発展に顕著な功績を残された前鳥取県議会議員の安田優子氏並びに市政の振興、発展に顕著な功績を残された前市長の中村勝治氏を特別功労表彰者としたいので、境港市表彰条例の規定により議会の議決を求めるものであります。よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) お諮りします。ただいま一括上程いたしました案件については、即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号から議案第71号までは即決といたします。  質疑に入ります。質疑がありましたらどうぞ。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  討論に入ります。討論がありましたらどうぞ。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 討論なしと認め、討論を終わります。  採決いたします。  まず、議案第68号、令和2年度境港一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号は、原案のとおり可決いたしました。  次に、議案第69号、特別功労表彰者の決定について、原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号は、原案のとおり可決いたしました。  続いて、議案第70号、特別功労表彰者の決定について、原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第70号は、原案のとおり可決いたしました。  最後に、議案第71号、特別功労表彰者の決定について、原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号は、原案のとおり可決いたしました。 ◎日程第6 議案第72号〜議案第80号       令和元年度決算審査特別委員会の設置について ○議長(森岡俊夫君) 日程第6、議案第72号、令和元年度境港一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第80号、令和元年度境港後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、及び令和元年度決算審査特別委員会の設置についてを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案について、市長の提案理由の説明を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 議案第72号から議案第80号までの提案理由につきまして、一括して申し上げます。  議案第72号から議案第80号までは、令和元年度の一般会計及び全特別会計の決算につきまして監査委員の審査を経ましたので、その意見を添えて議会の認定に付するものであります。  令和元年度は、中学校への部活動指導員の配置や前年度に策定した境港市健康づくり推進計画に基づく産後鬱検査を取り入れた健康診査や成人歯科検診の実施など、市民生活に根差した新たな事業にも積極的に取り組んでまいりました。こうした事業に加え、(仮称)境港市民交流センターの建設が始まったことで当初予算の規模が過去最大となった中、経費の節減や事業の合理化、ふるさと納税を財源として積み増した基金の有効活用など、引き続き規律ある財政運営に撤した結果、財政調整基金並びに減債基金を取り崩さない決算とすることができたところであり、自立、持続可能な財政基盤の確立が図られたものと考えております。  以上によりまして、一般会計につきましては歳入総額167億294万円余、歳出総額163億7,636万円余となりましたが、翌年度の財源として1億5,090万円余を繰り越すことにより、実質収支で1億7,567万円余の黒字決算となったところであります。  また、国民健康保険費をはじめとする各特別会計につきましても、おおむね計画どおりに予算を執行したところであります。  以上、令和元年度決算の概要を申し上げました。よろしく御審議の上、御承認いただきますようお願い申し上げます。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) お諮りします。先ほど上程いたしました議案第72号から議案第80号までの決算に関する議案審査のため、令和元年度決算審査特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。  ただいま設置いたしました令和元年度決算審査特別委員会の委員は監査委員を除く15名で構成し、境港市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、景山憲議員、米村一三議員、足田法行議員、柊康弘議員、平松謙治議員、岡空研二議員、築谷敏雄議員、永井章議員、荒井秀行議員、吉井巧議員、安田共子議員、長尾達也議員、加藤文治議員、松本熙議員、森岡俊夫を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま設置いたしました令和元年度決算審査特別委員会に、議案第72号、令和元年度境港一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第80号、令和元年度境港後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの決算議案を付託し、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森岡俊夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号から議案第80号までを令和元年度決算審査特別委員会に付託し、閉会中の継続審査とすることに決しました。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩いたします。再開は10時50分からといたします。        (10時40分) ◎再  開(10時50分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。 ◎日程第7 委員会提出議案第3号・議員提出議案第7号〜議員提出議案第10号 ○議長(森岡俊夫君) 日程第7、委員会提出議案第3号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてから議員提出議案第10号、国の責任による少人数学級の前進を求める意見書の提出についてまでを一括議題といたします。  提出者の提案理由の説明を求めます。  まず、委員会提出議案第3号について、議会運営委員会委員長、米村一三議員。 ○議会運営委員会委員長(米村一三君) 委員会提出議案第3号の提案理由を申し上げます。  提案理由は案文の読み上げをもって代えさせていただきます。  委員会提出議案第3号     新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し     地方税財源の確保を求める意見書  新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。  地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。  よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。                    記 1.地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。 2.地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。 3.令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。 4.税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。 5.とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特別措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  同僚議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 傍聴の方に申し上げます。本会議場ではマスクの着用が義務づけられておりますので、マスクを着用してください。  次に、議員提出議案第7号について、田口俊介議員。 ○6番(田口俊介君) 議員提出議案第7号、境港市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について提案理由を申し上げます。  平成30年1月告示の市議会議員一般選挙、この一般選挙が無投票になったことを受け、当境港市議会ではこの地方議員の成り手不足の問題について境港市議会基本条例第24条の議員定数及び第25条の議員報酬の規定に基づき、議会改革推進特別委員会に検討部会を設け、2年余りの期間協議を重ねてまいりました。  そして、この間に実施をいたしました市民アンケートの結果や、また検討部会による県内他市の議員1人当たりの人口の比較、また今後の人口推移の見込みなど議論を踏まえ、令和2年6月24日の同特別委員会において議員定数を現行の16名から1名減ずるべきとする意見が多数を占めました。そして、令和4年の市議会議員一般選挙から議員定数を15人とする意向を確認したところであります。  その後、議会運営委員会において同特別委員会の報告を受け、定数を1名減とする条例改正の手続を進めることといたしました。  以上により、境港市議会議員の定数について、現行の16名から1名減じ15名に改めるため境港市議会議員定数条例の一部を改正し、次の一般選挙から適用することを提案するものであります。  なお、同時に議論を重ねてまいりました議員報酬につきましては、現下、新型コロナウイルス感染症による経済的な影響が市内にも及んでいること、また同感染症の終息の見込みが現時点で立たないことなど、現時点では議論する状況にないといたしましたことを申し添えます。  以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森岡俊夫君) 次に、議員提出議案第8号について、松本熙議員。 ○17番(松本 熙君) 議員提出議案第8号、女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書の提出について、案文の読み上げをしたいと思います。  議員提出議案第8号       女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書  女性差別撤廃条約選択議定書は、女性差別撤廃条約の実効性を高めるために1999年の国連総会で採択され、2020年1月現在、締約国189カ国中113カ国が批准しています。条約締約国の個人または集団が、条約で保障された権利の侵害を女性差別撤廃委員会に直接申し立てをすることができ、委員会が内容を審議し、通報者と当事国に「見解」「勧告」を通知する制度を定めています。  女性差別撤廃条約の締約国は、「女性に対する差別を撤廃する政策をすべての適当な手段により、かつ、遅滞なく追求することに合意」しています。国連が定めた国際的な基準の適用を積極的に国内で進めることが、締約国である日本政府の役割であることは明らかです。2016年に日本の条約実施状況を審議した女性差別撤廃委員会をはじめ、2017年に日本の人権状況の普遍的定期審査を行った国連人権理事会も、同条約選択議定書の批准を再度日本政府に勧告しています。  2020年までの政府の第4次男女共同参画基本計画は、「女子差別撤廃条約の積極的遵守等に努める」「女子差別撤廃条約の選択議定書については、早期締結について真剣に検討を進める」としています。  よって、国においては、女性差別撤廃条約選択議定書にすみやかに批准するよう求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  議員各位の御理解をいただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 続いて、議員提出議案第9号について、柊康弘議員。 ○7番(柊 康弘君) 議員提出議案第9号は、案文の読み上げをもって説明といたします。  議員提出議案第9号      選択的夫婦別姓の導入並びに女性のみに適用される再婚禁止期間の      廃止を求める意見書  現行の民法では夫婦別姓での婚姻が認められないため、望まぬ改姓、通称使用などによる不利益・不都合を強いられています。婚姻の際、実際には96%が夫の姓になっているのは間接的な女性差別であり、夫婦同姓の強制は、両性の平等と基本的人権を掲げた憲法に反します。  別姓を望む人に、その選択を認める選択的夫婦別姓制度の導入を求める声はますます切実で、提訴が相次ぎ、世論調査でも賛成が反対を上回っています。女性のみに適用される再婚禁止期間の廃止も、緊急の課題です。  2015年12月、最高裁判所は「夫婦同姓は合憲」という判断を示しましたが、制度のあり方については、社会の受け止め方等の状況に関する判断を含め、国会で判断されるべきとしており、一日も早い国会の対応が求められます。国連女性差別撤廃委員会は、日本政府に対して民法の差別的規定の廃止を繰り返し勧告し、2016年3月には、最高裁判断にかかわらず、現行民法が差別的な規定を保持しているとして、改めて早急な是正を勧告しています。  よって、国においては選択的夫婦別姓の導入並びに女性のみに適用される再婚禁止期間を廃止するよう民法の改正を求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 最後に、議員提出議案第10号について、長尾達也議員。 ○15番(長尾達也君) 議員提出議案第10号の提案理由は、案文の読み上げをもって代えさせていただきます。  議員提出議案第10号          国の責任による少人数学級の前進を求める意見書  経済格差の拡大などによる就学援助児童生徒の増加、保護者等の多様な教育ニーズ、子供たちの学力格差の拡大など、ますます教育現場では困難な状況が表れています。日本の学校の「1学級40人(小学校1年は35人)」の定数は国際的に見て異常な多さであり、OECD諸国に比べて、1学級当たりの児童生徒数や教員1人当たりの児童生徒数が多い状態です。  鳥取県は独自の少人数学級施策として、小学校1年2年で「30人以下学級」、中学校1年で「33人以下学級」、その他の学年で「35人以下学級」を実施しています。これら「少人数学級」は、次代を担う子供たちの教育をより良くしていくために必要不可欠な制度であり、さらに推進が必要です。
     実際に日本各地で何らかの形態で「少人数学級」の施策が実施されていますが、自治体間格差が広がっていることも厳しい現実です。全ての子供たちがどこに生まれ育ったとしても、等しく良質な学校教育を受けられるようにすることは、多くの保護者・教育関係者の願いです。地方に負担を押し付けることなく、国が責任を持って少人数学級の前進と、そのための教職員定数改善を行うことが重要です。  また、この間、全国では、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校中や学校再開への移行段階で、「3密」を避けるためにクラスの2分の1程度で授業ができる分散登校時差登校が行われた自治体、学校も少なくありません。40人学級では子供の感染を防ぐための身体的距離もとれません。全国知事会会長・全国市長会会長・全国町村会会長も少人数学級の実施を求めています。  よって、30人以下学級を早期完全実施し、20人程度で授業ができるようにするため、必要な教職員定数の大幅な改善など人的措置・財政措置をとっていただくよう要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  同僚議員の皆さんの賛同を得られるようお願いをいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 討論に入ります。  通告により、安田共子議員。 ○14番(安田共子君) ただいま提案がありました本市議会の議員定数を16人から15人へ1削減する議員提出議案第7号に反対の立場で討論いたします。  まず、議員定数を考える場合重要なのは、境港市議会基本条例にも示しているように議会の果たす役割、そして市の財政です。議会は市民の意思を代表する議決機関であり、市民の意見を把握し、活発な議論を通じて政策立案、政策提言、行政のチェックという様々な責務を果たさなければなりません。  境港市は、少子化、高齢化、人口減少そして住民福祉の向上や3つの港、基幹産業の水産業、観光業を中心とした地域の発展、市民の命と財産に直結する美保基地や原子力発電所の問題など、多くの課題を抱えています。  さらに、今コロナ危機から市民の命と暮らしを守る重要な問題の真っただ中です。今なぜ議員の定数を削減しなければならないのでしょうか。市の財政から見ても、この間、本市の財政状況は大きく改善しており、これまで定数削減してきた時期と比べても削減しなければならない要因にはなりません。  もちろん市民の方から議員の数が多いのではないかという声も聞きます。昨年、市民の皆さんに御協力いただいた市民アンケートでは、議員定数がやや多いと多いが合わせて47.4%と半分近くとなりました。しかし、一方で定数は適当だ、やや少ない、少ないを合わせるとこれも48.6%と半分近くとなり、拮抗する結果となりました。つまり、定数削減の根拠として言われる市民アンケートの結果、議員定数を削減するべきという声が多かったという判断は間違いであるということをここで改めて確認しておかなくてはなりません。  また、全国、中国地方の類似の自治体と比べても、人口3万から3万5,000人の全国46自治体のうち8割以上が定数16以上、中国地方では6自治体全て16人以上で、決して本市議会の定数が多いとは言えず、むしろ少ない状況です。  このたび議員定数について検討するきっかけとなったのは、2018年の市議会議員選挙が無投票だったことであります。しかし、無投票の要因が議員定数が多かったからという結論に至ったわけではありません。全国では無投票となる議会が増えています。低投票率も全国的な課題です。国民全体の政治不信がその背景にあり、政治家を信頼できない、相談しても何もしてくれない、議員、議会が何をしているか分からないという意見も少なくありません。こうした問題を解決するためには、議員、議会が市民のために活動し、絶えず議会は何を求められているか、何をするべきかを考え議論し具体化し行動し、議会に魅力を感じてもらう以外にありません。  新型コロナウイルス感染症対策に関して、議会として要請を行うなど議会全体での取組を強めているところです。議員自らその数を減らして議会の活動を狭めるのではなく、地道な活動を大いに広げて議会活動を活性化し政治不信の払拭に努め、市民から議員を減らす必要はない、私も議員になりたいと言われるような状況をつくろうではありませんか。このことを議員の皆様に呼びかけて討論といたします。御清聴ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 以上で討論を終わり、採決いたします。  まず、委員会提出議案第3号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、委員会提出議案第3号は、原案のとおり可決いたしました。  次に、議員提出議案第7号、境港市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、議員提出議案第7号は、原案のとおり可決いたしました。  次に、議員提出議案第8号、女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書の提出について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、議員提出議案第8号は、原案のとおり可決いたしました。  続いて、議員提出議案第9号、選択的夫婦別姓の導入並びに女性のみに適用される再婚禁止期間の廃止を求める意見書の提出について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、議員提出議案第9号は、原案のとおり可決いたしました。  最後に、議員提出議案第10号、国の責任による少人数学級の前進を求める意見書の提出について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○議長(森岡俊夫君) 御着席ください。起立多数と認めます。よって、議員提出議案第10号は、原案のとおり可決いたしました。  ただいま可決いたしました意見書については、議長名で関係する諸機関に送付いたします。 ◎閉  会(11時20分) ○議長(森岡俊夫君) 以上で今期定例市議会に付議された議案並びに請願、陳情の審議を全て終了いたしました。  これをもって令和2年9月境港市議会定例会を閉会いたします。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。          境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...