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令和 2年 9月定例会(第2号 9月23日)

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  1. 境港市議会 2020-09-23
    令和 2年 9月定例会(第2号 9月23日)


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    令和 2年 9月定例会(第2号 9月23日) 9月定例会     令和2年9月 境港市議会(定例会)会議録(第2号)   令和2年9月23日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (16名)     1番  森 岡 俊 夫 君      2番  景 山   憲 君     3番  米 村 一 三 君      5番  足 田 法 行 君     6番  田 口 俊 介 君      7番  柊   康 弘 君     8番  平 松 謙 治 君      9番  岡 空 研 二 君     10番  築 谷 敏 雄 君      11番  永 井   章 君     12番  荒 井 秀 行 君      13番  吉 井   巧 君     14番  安 田 共 子 君      15番  長 尾 達 也 君
        16番  加 藤 文 治 君      17番  松 本   熙 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市     長  伊 達 憲太郎 君     副  市  長  清 水 寿 夫 君                        選挙管理委員会委員長 教  育  長  松 本 敏 浩 君              三 代   智 君 総 務 部 長  築 谷 俊 三 君     総務部防災監   藤 川 順 一 君 市民生活部長   中 村 直 満 君     福祉保健部長   阿 部 英 治 君 産 業 部 長  柏 木 頼 文 君     建 設 部 長  灘   英 樹 君 総務部次長    渡 辺   文 君     福祉保健部次長  永 井 卓 真 君 産業部次長    木 村 晋 一 君     建設部次長    柏 木 雅 昭 君 教育委員会事務局長          松 原   隆 君     秘 書 課 長  浜 田   潤 君 財 政 課 長  黒 見 政 之 君     教育総務課長   亀 井   功 君                        監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長 生涯学習課長   黒 崎   享 君              出 木 茂 樹 君  事務局出席職員職氏名                        局長補佐兼議事係長 局     長  浜 田   壮 君              手 島 由美子 君 調査庶務係長   山 本 泰 淳 君     議事係主任    盛 岡 智佳子 君 ◎開  議(10時00分) ○議長(森岡俊夫君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森岡俊夫君) 日程第1、議事録署名議員を指名いたします。  署名議員に、岡空研二議員、永井章議員を指名いたします。 ◎日程第2 一般質問 ○議長(森岡俊夫君) 日程第2、一般質問に入ります。  本日は代表質問を行います。  まず、きょうどう代表、米村一三議員。 ○3番(米村一三君) おはようございます。会派きょうどうの米村です。  9月定例市議会に当たり、会派の代表質問を行いたいと思います。十分距離が取れているということで、壇上ではマスクを外して質問させていただきます。  初めに、7月に行われた市長選挙において見事当選されました伊達市長におかれましては、誠におめでとうございます。今後の活躍を大いに期待いたします。  また、同時に実施された市議選において当選されました吉井議員、加藤議員におかれましては当選おめでとうございます。お喜びを申し上げます。お二人の加入で、議会がパワーアップすることを期待しております。  伊達市長は、選挙戦に臨むに当たり後援会だよりを4回にわたって発行し、新聞折り込みにて市内全域に配布されたようで、私の家にも届きました。このパンフレットには、市長選に臨む姿勢が記されておりました。また、選挙戦のさなかには、街頭演説や個人演説会の場でパンフレットに記載されていた内容をるる訴えてこられたと受け取りました。  また、議会で示された所信表明において、「公正」「利他の心」を政治信条に、これまでのよいものは継続、発展させ、変えるべきものはスピード感を持って大胆に変えていくとの姿勢の下に、日本一住みたいまち境港を目指すとされています。4年間の任期に全力で取り組まれることと大いに期待するところです。  今定例会では、全市に配布されたパンフレットに記載の施策に関して、私見を交え順次質問をいたします。  最初に取り上げられているのが「市民とともに「協働」「共生」「笑顔」をキーワードにまちづくりに取り組む」とのテーマでした。不安を解決したり軽減したりして安心に変えるよう徹底して取り組む。不安が安心に変わればみんなが笑顔になる。笑顔あふれるまちを目指すとされています。多くの市民は、共感を覚えたのではと受け止めました。  その施策、対策は幅広く多岐にわたるものと考えます。真っ先に取り組むべき課題は何であるとされているか、お示しください。  私は、この課題の最優先事項は市職員全員の接客マナーのさらなる向上にあると考えます。市内最大の事業所である市役所には、短時間勤務の人も加えると600人近くの職員が働いていますが、全職員が優れた接客マナーをマスターしているでしょうか。謙虚に見直すことも必要であると考えます。  2点目の項目に「子育てするなら境港!人口減少対策に徹底して取り組む」と掲げておられます。その施策として、さらなる保育料の軽減、小児医療費助成、保育の質の向上、年度途中の待機児童の解消などを述べられております。保育の質の向上や年度途中の待機児童の解消などの実現には、保育士を確保するための待遇改善が必要となるのではないでしょうか。初任給を改定するなどの方策はあるのでしょうか。全職員の賃金体系を変えることはたやすいことではありません。大きな賃上げ原資が必要となるからです。その解決策の一つとして、保育士手当の新設が考えられるのではないでしょうか。保育現場に働く人への処遇改善として取り組むべきではと考えます。お考えをお示しください。  人口減対策の一環として、市営住宅の充実により若者世代・子育て世帯への支援が必要ではないでしょうか。本年度の予算に2棟9戸を解体し1棟5戸を建設する予算を組まれておりますが、平成12年に上道団地の40戸を建設して以来とのことです。政策空き家としている戸数も含めて350戸の市営住宅はあるものの、ほとんどの住宅が建築してから年月が経過して古くなっており、エレベーター施設もないことから不人気であるとのことです。結婚を意識するときに、まず考えるのは住む家ではないでしょうか。若者の定住対策としても、必要な市営住宅建設に今後も取り組む必要があると考えます。所見をお示しください。  人口の社会減の大きな要因として、進学などで10代の若者が故郷を離れ、卒業後の20代で帰郷する割合が少ないことがあります。この率を若者回復率と表現するそうです。進学などで100人が故郷を離れ、就職で50人が帰郷すれば若者回復率50%となるということです。この割合を増やす策として、市長はふるさと愛を育む教育の推進を掲げておられます。  この課題に積極的に取り組んでおられる兵庫県豊岡市の市長は、若者回復率を詳細に検討することからジェンダーギャップのあることに気づきました。すなわち、男性に比較し女性の若者回復率が半分程度しかない。一旦故郷を離れた女性の帰郷する割合が少ないとの事実です。このジェンダーギャップが生じる要因は、親が息子にかける言葉に娘とは違うことがあるなど様々な要因があるとされております。豊岡市では、地域や企業とともに女性が帰郷したくなる環境、制度を工夫し実施することに取り組み、徐々に男性、女性の帰郷する割合の差が縮小しているとのことです。本市でもその現状を分析し、きめ細かな対策を実施することが大切ではないでしょうか。見解をお示しください。  3点目に、支え愛の心で超高齢社会対策に徹底して取り組むとされています。この施策の柱として、健康寿命の延伸を掲げておられます。フレイルサポーターの役割や市内各地で実施されている百歳体操の拡充に向けて、活動を展開されるとのことです。それに加えて自分の家の付近をゆっくりと散歩することや、少し体力のある方は本年完成した弓ヶ浜サイクリングコースを活用して自転車での散歩を推奨してはと考えます。本格的にサイクリングする人だけではなく、いわゆるママチャリと言われる普通の自転車でゆっくりとサイクリングを楽しんでおられる人もおられますが、まだまだ少数です。ぜひ身近にある施設を活用するよう、啓発が必要ではないでしょうか。見解をお示しください。  この項のもう一つの柱として、顔の見える地域づくりを掲げておられます。地域で支え合う活動は市内各地で展開されていると考えますが、全地域の実情に精通しているわけでもないですから、身近な例からの私見を述べたいと思います。  私の住む竹内町を例に取りますと、自治会では安心カプセルや防災活動を展開されておりますし、竹内ことぶきクラブでは友愛訪問の活動を、地区社協の活動としてふれあいの家、さらには町内には4名の民生委員も活動されております。それぞれの担当者が独居者や高齢者家庭を訪問し、安否を確認する作業をされております。各団体、組織がそれぞれの思いで活動を発足させ展開しておられますから共通する部分も多々ありますが、目的の違いも当然のことながらあります。共通する部分を抽出し、各組織間で情報の共有化ができる体制づくりが進めば目指す作業を分担して実施でき、目的の遂行が効率的に可能になるのではと考えます。市がコーディネーターの役割を果たし、取り組んでもよいのではないかと考えます。見解をお示しください。  4点目に、魚、鬼太郎、港を生かした産業振興を提唱しておられます。この課題に関しての私見を述べたいと思います。  初めに、水産振興についてです。本市の基幹産業として位置づけられた水産業の隆盛が経済を左右することは、誰もが異論のないところでしょう。かつては数社あった缶詰製造業が現在は皆無となっております。時代の流れとともに、輸出をメインとした缶詰製造が円高などにより廃れてきたことによるものでしょう。しかしながら、健康志向の高まりとともに、サバやイワシの缶詰が以前よりずっと高単価で販売されるようになってきております。境漁港でもイワシやサバは大量に水揚げされる魚種ですから、これに付加価値を加える加工業である缶詰製造業の誘致が必要ではないかと考えます。検討すべき課題ではないでしょうか。見解をお示しください。  次に、報道によりますと仲卸センターの新築構想が検討されており、計画では6億円ないしは7億円の規模になり、融資枠によっては規模の変更も考えなければならないとありました。本市は「さかなと鬼太郎」のまちを標榜しておりますから、この計画に助成金を拠出するのではなく、資本参加してもよいのではないでしょうか。ぜひ設置者と協議の上、検討いただきたいと考えます。  続いて、観光振興について伺います。  さて、先般、境港市観光協会の会長を長年務められた桝田知身氏が退任されました。桝田さんは「水木しげる」をテーマとして観光振興に努め、本市を全国レベルの観光地に育て上げられた立て役者だと思います。その功績に報いるために、同氏の顕彰を準備すべきではないでしょうか。市長の見解をお聞かせください。  続いて、水木しげる記念館新築計画について伺います。  私は、記念館建て替えは現在の場所で営業を続けながら他の場所での建て替えがよいと考えています。理由としては、建築に要する期間の入館料収入が無視できないからです。新記念館の候補地としては、水木しげるロードからあまり離れていない海岸に面した場所がよいのではと以前の議会の場で述べました。記念館や付随する駐車場を考えると、かなりの面積が必要ではないかとも思えます。地域の方々と協議しながら、場所の選定を急ぐ必要があるのではと考えます。御所見を伺います。  次に、近隣地域間の観光ルートのPRについて質問いたします。  昨今のコロナ禍を考えますと、当面は大々的に全国へ向けて誘客活動を展開することもはばかられますから、鳥取県や島根県の皆さんにこの圏域の観光地を訪れていただく企画が肝要ではないかと考えます。1泊2日程度で遊覧できる推奨コースを幾通りかつくり、宍道湖・中海・大山圏域市長会相互乗り入れキャンペーンを展開してはと考えます。御所見をお聞かせください。  地元の山陰放送で、水曜日の午後7時から「生たまごBang!」という番組が放映されています。この番組は、ゴールデンタイムに山陰地方のローカル情報番組をレギュラー放送するという全国でも珍しい番組です。全国ネットで放送されている同種の番組は東京や横浜、京都などの地域を取り上げておりますので私などは早々に行くことはありませんが、山陰放送のこの番組で提供されている情報は日常の生活で利用することができますので最近よく見ております。当市の人気スポットやおいしい店の情報を積極的に放送局に紹介することが、地域の活性化につながると考えます。ぜひ情報の提供を市の定例業務として取り上げていただきたいと考えます。御所見をお聞かせください。  産業振興の項目の中で、雇用の拡大について述べておられます。雇用の拡大を図るには既存企業の拡大や誘致企業の進出を考えるわけですが、残念ながら本市に5ヘクタール規模の工業用地は県の企業局が所有する竹内団地の1区画以外にはありません。新規に工業用地の確保を図らなくては、企業進出そのものが進展しないと考えます。工業用地確保への施策について、どのような考えをお持ちかお示しください。  5点目に、私たちが誇れる大切な海を守る環境づくりや生活環境対策を推進すると掲げておられます。  その柱の一つには、地域の豊かな自然を次世代に引き継ぐとの項目がありました。本市は従来から白砂青松の郷土を誇りとしてきておりますが、新たに整備された弓ヶ浜サイクリングコースを利用してみると雑草やごみの散乱が目につきますが、そのような場所でもテントを設営し夏を楽しむ人々が多くおられました。  美保湾を臨む海岸沿いには、公共マリーナ美保湾展望台に駐車場はありますが、その他には駐車場はありません。その間に一、二か所、国道134号線からの舗装された進入路と五、六台規模の駐車場があれば、もっと海辺を楽しむ人が増えるのではないでしょうか。雑草やごみの整理、新たな駐車場の造成を手がけてはいかがでしょうか。ぜひ検討いただきたいと考えます。  また、生活環境を守るという項目では、空き家対策の早期着手を実施すると表明されておりました。危険な空き家への対策やコロナ対策で求められたリモートワークへの言及もありました。ぜひ新たな手法での取組を期待したいと考えます。  そこで、新方式による空き家提供策について私案を述べたいと思います。  空き家が貸家として提供されないのは、貸す側がある程度の修繕をする必要があることではないでしょうか。古い貸家を持っている人から聞きますと、少々の家賃収入があっても屋根や浴室を修理すること、下水道の接続などが発生すると持ち出しになり他人に貸せたくないとの意見を耳にします。このようなことが発生しない新制度での古い家屋の貸付けを考える必要があるのではと思います。家と土地の固定資産税程度の額で市が借り受け、同程度の家賃で借主に貸し付け、住むのに必要な修理は全て借主が実施するとの制度を導入できないものでしょうか。言わば農地を農業公社が借り受け、必要とする借手に貸し出す制度と同様なスタイルです。貸す側にも少しメリットがあり、借りる側も安く借りられる制度を検討していただきたいと考えます。御所見をお示しください。  6点目として、中海・宍道湖・大山圏域の高規格幹線道路等の早期実現を提唱しておられます。内容は、米子−境港間の高規格幹線道路整備、境港−出雲道路の早期実現、中海架橋の早期実現、米子道の4車線化整備促進などでした。本市としては真っ先に取り組む事業は米子−境港間の高規格幹線道路整備でしょうが、この圏域の自治体全体で取り組むことが必要でしょうから、地域ニーズがあり優先度の高い案件から順次取り組んでいただきたいと考えます。市長の所見をお伺いします。  7点目に、未来にツケを回さない行財政運営について言及されています。  前任の中村市政の16年間を通じた財政運営を振り返りますと、市債発行を抑制し公債費を適切に償還した結果、臨財債を除く市債残高は就任当時と比較して68億円もの削減が達成されております。今後の財政需要を考慮しますと、従来の財政運営を踏み外さぬ市政運営が求められると推測されますが、お考えをお聞かせください。  この項目の柱として、情報通信や人工知能、業務自動化システムの活用で業務の効率化を図ることを述べておられます。新しいツールの導入により、省力化を図っていくことが時代の流れとなるでしょうから、積極的に取り組まれるよう望みます。  また、もう一つの柱に笑顔あふれる職場で市民サービスの向上を掲げておられます。市職員が意欲的に楽しく働ける職場をとの意図であろうと推測いたします。しかしながら、数百人にも上る職員を抱える市役所の全ての職員が笑顔あふれる職場と感じるのは容易なことではありません。また、全ての職員が満足できる実績評価や人事考課を実施するのも容易なことではありません。働く人々が納得できる評価を実施するには、おのおのの目標、目的を明確にし上司と共有することや、それに対する正確な評価が必要であると言われております。上司の方々は、部下とのコミュニケーションが重要となるとのことです。これらの点を重視した人事運営が実行されることで、市民に対して丁寧な対応があふれる市役所としていただきたいと考えます。所見をお聞かせください。  8点目に、新型コロナウイルス感染症対策の拡充を掲げておられます。  基本的なスタンスとして、新しい生活様式、新しい学校生活様式の実現と定着の促進により、市民一丸となった感染症防止対策を実行するとされております。  そこで、本市のコロナ対策としての医療体制の拡充について伺います。  一頃より減ったものの、現在も全国で毎日数百人を超える感染者が発生しております。有効なワクチンに関しては、今のところ開発のめどが立っておりません。本市内での感染の発生した場合や感染の疑いがあった場合に、市民が頼りにするのは済生会境港病院ではないでしょうか。この新型感染症が取り沙汰され始めてから8か月ほど経過しました。この間に、済生会病院における新型感染症への対応についてどのように拡充されたのかお聞かせください。  現在のところ、PCR検査については済生会病院では検体の採取を行い、検査自体は他の場所で行っているとのことです。搬送自体にもかなりの時間を要すると思われます。このような体制の改善はできないものかと思います。この点についてもお聞かせください。  この項目の2つ目に、地域経済や市民生活の支援について質問いたします。  議会では議会改革推進特別委員会の場で協議をし、本市の地域経済の現状を把握するには境港商工会議所に所属の企業の皆さんからお聞きすることが正確な把握につながるだろうと、商業部会を皮切りに8つの部会に所属する企業の皆さんと意見交換を実施しお聞きした要望を取りまとめ、伊達市長にお渡ししました。本市の財源に限りはあろうとは思いますが、ぜひ実現に向けて御尽力をいただきたいと考えます。現状での取組について答弁をお聞かせください。  以上、選挙に書かれた8項目についてるる質問をいたしましたが、今後の本市に想定される課題について何点か質問をしたいと思います。  初めに、7月に実施されました境港市長選挙の投票率について伺います。  今回の投票率は62.29%でした。過去の投票率を見ますと、平成28年の市長選の投票率は51.95%、平成16年の市長選は63.39%の投票率でした。近年の選挙の投票率からすると、やや関心の高さが見られるのかなと推測をいたします。中でも期日前・不在者投票が大きく増えていること、男性より女性の投票率が高いことなどが目につきます。年代別に見ますと、20代から60代の各年代とも女性の投票率が高く、男性の投票率が低い結果となっています。近年、若者の選挙離れが言われますが、年代別の投票率を見ますと10代で41.9%、20代が42.5%、30代が52.3%、40代が60.7%、50代が68.9%、60代が73.8%、70代が77.1%となっており、80歳以上は別として、年代が上の方ほど投票率が高くなっております。10代、20代については、私の印象としては意外と高かったかなと感じております。これらのことから、今後どのような啓発が必要と分析されているのかお聞かせください。  次に、本市で今後に予想される大型事業への備えについて質問いたします。  私は、市庁舎の新築建て替えや老朽化する校舎や学区再編により校舎の建て替えが検討される項目として生じるのではないかと考えます。  新市庁舎について言えば、3年ほど前に安来市が新庁舎を建設しております。鉄筋コンクリート造りで4階建て、延べ床面積6,510平方メートルの規模で、総事業費約44億円の規模です。平米単価が67万円程度となります。自治体によっては、多額の新市庁舎建設に考え直せとの運動が起きているところもあります。市庁舎建設の計画を立てる際には、時間をかけて市民とのコンセンサスを得るための説明会の実施や、建築に必要な事業費の準備も必要ではないでしょうか。  もう一つの大きな事業費が想定される案件としては、校舎の建て替えが想定されます。校舎の老朽化に対する新築建て替えと学校区再編の論議を並行して実施しながら、効率的な計画を立てる必要があります。  中学校を新築した場合、第二中学校の例からすれば約20億円の予算規模となります。小学校にしても、その半分と推定しても1校当たり10億円程度の事業費となるのではないでしょうか。このような財源規模も十分踏まえた上で、校区再編議論がされるべきと考えます。予算の関係が大きいので、校舎建て替えについても市長のお考えをお示しください。  最後に、下水道事業について伺います。  少し古い資料ですが、平成29年に実施しました市民と議会の懇談会の場で下水道事業についての質問があり、担当課に確認し、後日、次のように回答しております。本市の公共下水道事業は昭和58年度に開始され、平成38年度完成予定とし、建設に要する工事費総額は473億円を見込み、現在、これは平成28年度末のことですが、現在までに360億円が投じられて進められている。平成28年度末の整備状況は、面積で893.6ヘクタール、処理可能世帯は1万532世帯、2万4,085人で、人口にして普及率は69.7%となっている。公共下水道への接続率は80.3%ですとの回答でした。  さて、それ以来3年を経過したわけですが、現時点での完成見込みの時期、今後に要する工事費概算、最新の接続率について説明を求めます。  同時に、着工当時の想定と38年ほど経過した今現在、大きく異なった状況は人口ではないかと思いますが、本市の情勢が大きな変化したことに対して実施した対応を説明ください。
     以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) おはようございます。  まず、答弁に先立ちまして、先日本市で初めて新型コロナウイルス感染症に感染された方が確認されました。心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈り申し上げます。  市民の皆様は大きな心配や不安を抱いておられることと思いますが、市としましては鳥取県などと連携し、今後の様々な状況に対応できるよう備えるとともに、状況に応じた分かりやすい情報発信を行ってまいります。不確かな情報に惑わされることなく、市や鳥取県からの公式な情報に基づき冷静に行動いただくとともに、一人一人が手洗いやうがい、マスク等の着用の徹底、密閉、密集、密接の3つの密を避けるなど、感染予防に取り組んでいただきますよう改めてお願い申し上げます。  また、所信表明で申し上げましたとおり、闘う相手は新型コロナウイルス感染症であり人ではありません。感染された方やその御家族の方々、そして医療従事者の方々などに対して心ない言動や誹謗中傷を決してしないよう強くお願い申し上げます。  それでは、米村議員のきょうどう代表の代表質問にお答えいたします。  まず初めに、まちづくりの施策、対策は幅広く多岐にわたるものと考えるが、真っ先に取り組むべき課題は何であるかとのお尋ねであります。  私は、選挙戦を通じて本市が取り組むべき課題として持続可能なまちづくりや人口減少対策、空き家対策、新型コロナウイルス感染症対策等を上げてきました。このほかにも課題は山積しておりますが、議員がおっしゃるとおり市役所職員の接客マナーのさらなる向上も優先して取り組むべき課題の一つと考えております。  職員の接遇につきましては、新規採用時の研修において社会人としてのマナーについて学び、その後、職員の経験年数等の段階に応じた研修を実施し、全職員が公務員として常に市民の気持ちに寄り添い対応することが肝要と考えております。  しかしながら、職員の対応が不十分なことにより市民の皆様から苦情をいただくケースも見られ、各職員が接客に向けて努力すべき点、改善すべき点がまだあるものと考えております。引き続き職員の接客マナーの向上を図り、市民一人一人に丁寧な対応ができるように指導してまいります。  続いて、保育の質の向上や年度途中の待機児童の解消などの実現には、保育士の待遇改善が必要。その解決策の一つとして、保育士手当の新設が考えられるのではとのお尋ねであります。  民間の保育士に対しましては国が処遇改善加算という制度を創設し、経験年数に応じた引上げが行われているところであります。一方、本市の保育士は一般事務職と同じ処遇であり、人事院勧告に準じて改正しております。人事院勧告は民間企業の調査を行った上でその官民格差に基づき毎年決定されていることから、現在の給与は適切な基準と考えております。したがいまして、議員からの御提案のありました保育士手当を新設する考えはございません。  また、保護者の利便性を向上しながら保育士の負担軽減に寄与するため、本年度ICTシステムの導入を決定しております。加えて、子供たちが落ち着いて過ごせる保育士の環境をテーマとした研修にも取り組んでおります。  続いて、人口減対策及び若者の定住対策として、市営住宅の整備を推進する必要があるのではとの御質問であります。  市営住宅は、住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸することにより、居住の安定を図ることを目的としております。収入基準等の入居基準を満たしている場合には、若者世代も入居が可能であります。市営住宅の整備に関する喫緊の課題としましては、現居住世帯の高齢化問題と老朽化した政策空き家の解消であると認識しております。これらの課題の対応として、まずは誠道団地の建て替え事業から取り組んでおります。建物内部を段差の少ないバリアフリー化とするなど、高齢者対応として政策空き家に入居している方々に転居をお願いすることとしております。  なお、誠道団地の整備コストについては余裕があり、若者世帯の入居も可能であります。また、渡団地及び外江団地につきましては、主に断熱、給湯、給配水に関する大規模改修を予定しており、既存住宅の長寿命化と住環境の向上にも取り組んでまいります。  続いて、豊岡市は男性に比較し女性の若者回復率が半分程度しかない。本市でもその状況を分析して、きめ細かな対策を実施することが大切ではないかとのことであります。  豊岡市が引用されている若者回復率は、10代の進学などによる転出で社会減となった人数や20代のUターンなどの転入で回復している割合を算出し、若者の地元定着の指標として引用しているものであります。  本市の場合、2010年と2015年の国勢調査の数値から若者回復率を算出しますと、男性が9.0%、女性が51.1%、全体で27.9%となっており、少し豊岡市とは異なる傾向が現れておりますが、若者の社会減による人口減少は以前から本市の課題と認識しております。これまでも人口減対策に取り組んでまいりましたが、引き続き本市への地元定着やUターンにつながるよう、教材づくりとして小学生への地域学習や中学生への職場体験学習を通じてふるさと境港を大切に思う心を醸成してまいりたいと思います。  また、若者にとりまして魅力ある雇用創出のため引き続き企業誘致等に取り組むとともに、本市だけでは若者の希望する職種が全てそろうわけではありません。中海・宍道湖・大山圏域市長会においても圏域一体となった雇用の場の創出に努め、圏域の総合戦略にうたったように住みたくなる圏域となるよう取り組んでまいりたいと考えております。  続いて、超高齢社会への対応であります。健康寿命の延伸について、サイクリングロードなど身近にある施設を活用するよう計画が必要ではないかとのお尋ねであります。  白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースは本年3月に全線開通となり、ウオーキングやサイクリングをしておられる方も見受けられますが、高齢者の方々の健康づくりや介護予防における活用につきましては、これまで御案内する機会がありませんでした。白砂青松の景色を眺めながら一人で、また気の合った仲間同士でウオーキングやゆっくりと行うサイクリングを楽しむことは、本市が健康寿命延伸のために取り組んでいるフレイル予防の運動、社会参加にもつながり大切なことと考えます。今後、より多くの高齢者の方々に健康づくり、介護予防の取組にサイクリングロードなど身近な施設を活用していただけるよう、機会を捉えて紹介してまいりたいと思います。  続きまして、地区の各組織間で情報の共有ができる体制づくりを市がコーディネーターの役割を果たし、顔の見える地域づくりに取り組んではとのお尋ねであります。  竹内町では、平成27年から地域課題の解決のために竹内町安心安全ネットワークを結成され、町内の自治会などの各種組織、団体が連携し、防災や高齢者福祉等、地域一体となった活動を展開しておられます。本市では、社会福祉協議会に配置しております生活支援コーディネーターが各地区へ出かけ、支え愛マップづくりなどを通じて地域で高齢者の見守り体制を構築する重要性を啓発し体制づくりをお手伝いするとともに、活動支援のための補助金制度を設けております。地域における支え合い活動は、住民の方々に主体的に取り組んでいただくことが肝要であります。竹内町のような取組が市内全域に広がるように、生活支援コーディネーターを中心に顔の見える関係づくりの機運を高め、各組織間で情報の共有ができる体制づくりの支援を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、本市の産業振興について7点お尋ねがあります。  1点目でありますが、境漁港で大量に水揚げされるイワシやサバに付加価値を加える加工業である缶詰製造業の誘致が必要ではないかということであります。  市内の水産加工業者の中には缶詰製造を検討されておられるところもありますが、安定した原材料の確保や多額の設備投資が難しく、なかなか進まない状況であると伺っております。本市の基幹産業である水産業を生かした缶詰製造業の誘致活動は、近年の缶詰需要の高まりもあり、境漁港で水揚げされるイワシやサバに付加価値を加えるのに有効であると考えますが、社会情勢、環境は目まぐるしく変化しており、業種に的を絞らず漁港、港湾、空港など本市が有する優位性を生かし、今後も幅広い業種への誘致活動を行ってまいります。  2点目に、水産物直売センター新築構想が検討されている中、この計画に資本参加してはどうかということであります。  境港水産物直売センターは昭和52年に仲卸店舗として鳥取県が建設し、平成26年に山陰旋網漁業協同組合が買い取り、今日に至るわけですが、築後42年が経過し、現在建て替えを検討されています。建て替え計画では、一般社団法人農林水産業未来基金の助成金を活用し、魚介類の販売だけではなく来場者が購入した魚介類をその場で調理し食べていただける飲食スペースや、多目的トイレの設置など人が集まり食べるだけではなく、楽しめる仕組みを計画されているところであります。市といたしましては、鳥取県や事業主体である山陰旋網漁業協同組合などと連携し、集客につながるようなPRや食育や魚食普及活動の推進などを一緒になって取り組んでいく考えですが、議員御提案の資本参加は考えておりません。  続いて、3点目に本市を全国レベルの観光地に育て上げられた桝田知身氏の功績に報いるために、同氏の顕彰をすべきではないかとの御提案です。  桝田知身氏は、境港市観光協会の会長として本年5月まで16年間の長きにわたり水木しげるロードを核とした妖怪によるまちづくりに御尽力されました。この間、その卓越した発想力、実行力、発信力により妖怪ブロンズ像のスポンサー公募の実施や境港妖怪ジャズフェスティバル、境港妖怪検定、妖怪そっくりコンテストなど今や全国的にも注目を集めるイベントを数々手がけられました。議員おっしゃるとおり、私も本市が全国レベルの観光地になり得たことは桝田氏の存在なしには語れないものと考えており、改めまして敬意を表するとともにその功績に対し顕彰したいと考えております。  続いて、4点目であります。水木しげる記念館の新築計画については、地域の方々と協議しながら場所の選定を急ぐ必要があるのではないかとのお尋ねであります。  昨年度設置しました水木しげる記念館あり方検討委員会を本年度も開催する予定にしております。建て替えの場所や整備方法等につきまして、委員の御意見、水木プロダクションの御意向もしっかりとお聞きし、今年度中に候補地を選定できるよう検討してまいります。  5点目に、近隣地域間の観光ルートのPRについて、1泊2日程度で遊覧できる推奨コースをつくり、中海・宍道湖・大山圏域市長会相互乗り入れキャンペーンを展開してはどうかとのお尋ねであります。  議員御指摘のとおり、現在の新型コロナウイルス感染状況下におきましては、全国へ向けた大々的な観光誘客を行うのではなく、鳥取県並びに島根県が実施したWeLove鳥取キャンペーンやしまねプレミアム宿泊券・飲食券のようにまずは県民に向けた誘客策に取り組み、徐々に中国5県及び四国等へ拡充していくことが最善と考えております。中海・宍道湖・大山圏域観光局におきましては、圏域の風景などの写真をSNSに投稿しPRするシマトリたびを7月から8月にかけて実施したほか、圏域の温泉地を周遊する山陰湯めぐりスタンプラリーを9月末まで実施しており、今後も引き続き圏域内の魅力発信と誘客促進に取り組むこととしております。  6点目に、放送局に対し本市の人気スポットやおいしい店の情報を提供することを市の定例業務として取り上げてはとのお尋ねです。  御指摘のとおり、放送局に取り上げていただくことは大変大きな宣伝効果があると考えております。本年6月に境港市観光協会の会長が16年ぶりに交代され、読売テレビチーフプロデューサーの結城豊弘氏が新しい会長に就任されました。先般、結城新会長の豊富な人脈を生かして、タレントの辛坊治郎氏に御出演いただいた「うまい!のんびり!妖怪の街境港」という観光PR動画が制作され、テレビや新聞等に大きく取り上げていただいたところであります。観光スポットや店舗等の情報につきましては、境港市観光協会や境港商工会議所のホームページ等で最新の情報を提供されているところでありますが、市では広域性のあるもの、話題性のあるイベント等につきましてこれまでと同様に適時報道各社に資料提供を行ってまいりたいと考えております。  続いて7点目、工業用地確保の施策についてどのような考えかということであります。  市内工業用地の空き状況につきましては、民地の未利用地も含め市内3つの工業団地に15区画、約13ヘクタールございます。1ヘクタール以上の比較的大規模な工業用地は僅か5区画となっております。こうした状況から、今後の経済、企業の動向を注視しつつ、荒廃農地対策と併せて新たな工業団地の造成について検討を進めてまいりたいと考えております。  続いて、公共マリーナ美保湾展望台の間に駐車場があれば海辺を楽しむ人が増える。雑草やごみの整理、新たな駐車場の造成を手がけてはの御提案であります。  現在、美保湾海浜部の美化活動につきましては、鳥取県から海岸漂着物等の処理業務を受託し、海辺を楽しむ方々が多くなる夏場を中心に作業を実施しているところであります。また、国道431号線沿いの松林は、ボランティア団体、通称でありますが弓ヶ浜・白砂青松そだて隊による活動が定着してきており、行政と住民が一体となり白砂青松の景観形成に取り組んでいるところであります。  議員御指摘の弓ヶ浜サイクリングコース沿いの雑草やごみにつきましては、管理者である鳥取県と協議し、新たな地域資源であるサイクリングコースの魅力向上に向け管理体制の強化を図ってまいりたいと考えております。  国道431号線沿いの海岸沿いに駐車場を整備するためには、保安林指定による規制をはじめ交通量の多い道路から進入となるため交差点の改良も必要となることから、管理者である鳥取県等関係機関に相談してみたいと思います。  続いて、家と土地の固定資産税程度の額で市が空き家を借り受け、同程度の家賃で借主に貸し付けし、住むのに必要な修理は全て借主が実施する制度を導入してはということであります。  御提案をいただきました市が空き家を借り受けた上で一般の居住用住宅向けに貸出しを行うことにつきましては、現時点では考えておりません。しかしながら、高額な修繕費が空き家の流通を妨げている一つの要因であると考えられることから、その負担の軽減を図るため、県の補助制度を活用して空き家改修費の一部を助成する補助金の創設を検討しているところであります。また、これに併せ所有者負担のさらなる軽減や家賃の低額化を図ることもできる独自の助成制度についても検討してみたいと考えております。  続いて、米子−境港間の高規格幹線道路整備等への取組についてのお尋ねであります。  高規格幹線道路整備等への取組につきましては、所信表明でも申し上げましたとおり圏域内を8の字に結ぶ高規格道路網や米子道の4車線化などの早期実現を目指し、圏域市長会や関係自治体、期成同盟会などと連携して取り組んでまいります。その中でも米子−境港間高規格幹線道路の整備につきましては、先人が積み上げてこられた本市の重要な事業であり、その思いはしっかりと引き継ぎ、この道路が早期に実現できるよう全力で取り組んでまいります。  続いて、今後の財政需要を考慮すると従来の財政運営を踏み外さぬ市政運営が求められると推測するが、どのように考えるかということであります。  私は、前市長が掲げておられた自立・持続可能な財政基盤の確立を目指し、職員として徹底した行財政改革と規律ある行財政運営の一翼を担ってまいりました。所信表明の際に申し上げたとおり、本市の財政状況は行財政改革に取り組む前と比較し臨時財政対策債を除く起債残高は約60%、金額にして約105億円減少し、基金残高は約80%、金額にして約17億円増加するなど、目に見える形で大きく改善しております。将来的には庁舎の建て替えや小・中学校の校舎建て替えなどの大型事業が予想されるところであり、引き続き公債費の適正管理に努めるとともに、基金の積み増しも必要になると考えております。新型コロナウイルス感染症の影響により先行きが不透明な財政状況ではありますが、今後も将来にわたって市民に不可欠なサービスの維持と提供を可能にし、さらなる市民サービスの向上を図るため行政コストの削減を徹底するとともに、適切で効率的な歳出執行に努め、企業誘致や産業振興、普及促進等を進めることにより市税収入等の自主財源のさらなる確保に取り組むなど、未来にツケを回さない財政運営を行っていく考えであります。  続いて、新しいツールの導入による業務の効率化について積極的に取り組まれるようにとのことであります。  生産労働人口が減少していく中、少ない人数でも生産性を維持向上させるための技術としてAI(人工知能)やRPA(業務プロセス自動化)など、ICT情報通信技術の利活用が全国の自治体で進んでおります。本市も参加する鳥取県自治体ICT共同化推進協議会におきましても、RPA・AI検討部会、議事録作成システム検討部会などを立ち上げ、情報共有や導入に向けた検討を進めているところであります。今後はこれまで以上にICTの利活用を加速させ、保育園のAI入所選考システム、AIチャットボットやAI議事録作成システムなどを積極的に導入し、自動化できる業務は自動化することで業務の効率化を図ってまいります。  続いて、働く職員が納得できる評価を実施することが市民に対して丁寧な対応があふれる市役所につながるというお尋ねであります。  私は、就任以来、職員に対し笑顔を最大の勤務評価、職員が暗い気持ちでは何も改善されないと伝えております。職員の笑顔があふれる職場を目指す上で、職員が意欲的に働ける環境づくりはとても大切なことであり、特に就労意欲に影響をもたらす人事評価については職員が納得できるものであることが必要であると考えております。  本市の人事評価制度は、年度の上期と下期の当初に上司と部下が意思の疎通を図りながら半期の目標を設定し、目標を明確にし共有しながら上司からの助言を受け、計画的に業務を遂行し、期末時には、上司より評価結果の説明を受けるというサイクルで実施しております。上司と部下のコミュニケーションを重視した設計としております。  また、評価に当たりましては公平性が担保されることも重要なことであると認識しておりますので、評価者への研修についても継続して行ってまいります。この制度の導入により、徐々にではありますが着実に職員のレベルアップが図られているものと認識しております。市民に対して丁寧な対応があふれる市役所にしていきたいと考えております。  続いて、コロナウイルス感染症対策について3点お尋ねであります。  まず、第1点目に済生会境港総合病院における新型感染症への対応について、どのように拡充されてきたのかとお尋ねであります。  感染症指定医療機関である済生会境港総合病院におかれましては、従来からの感染症病床2床を予備室を含めて4床に増床されました。さらに、一般病棟内に感染防護壁及び陰圧システムを設置され、新型コロナウイルスに対応できる病床31床を確保されたところであります。  受診に当たりましては、感染しているリスクの高い方の見極めや適切な医療を提供するために発熱トリアージブース等を設置され、入院患者への面会についてはオンライン面会を開始されるなど、安心して受診や来院ができるよう感染予防に努められておられます。  検査につきましては、3月から実施しているドライブスルー方式によるPCR検体採取に加え、PCR検査と比較し精度は下がりますが抗原検査キットによる有症状者の検査を8月中旬より開始しておられます。そのほか、職員を対象とした防護具脱着訓練や新型コロナウイルスへの不安対応のためのメンタルヘルスケア研修を実施されるなど、多方面にわたり新型コロナウイルスに対応した体制を整えているところとお伺いしております。  先般、済生会境港総合病院では職員1名の新型コロナウイルス感染が確認されました。直ちに病院は鳥取県と連携し濃厚接触者の調査やPCR検査の実施、病棟や使用した場所の消毒、さらには鳥取県感染制御専門チームによる感染対策の点検調査などを実施され、感染の拡大防止に全力を挙げ取り組んでおられます。本市では初めての感染確認となりますので、市民の皆さんにおかれましては大変御心配や御不安を抱えておられることと思いますが、鳥取県や市から発信される公式な情報を基に冷静な行動を取っていただくとともに、感染者の方や医療従事者の皆さんに対し心ない行動は厳に慎んでいただくようお願いいたします。本市としましても、地域の医療を担う済生会境港総合病院に対し引き続き支援を行うとともに正確な情報を発信し、市民の皆様の不安解消に努めてまいります。  続いて、PCR検査については検体の採取のみとなっているが、体制改善ができないかとのお尋ねであります。  PCR検査機器が特定の機関にのみ設置されていることから、御指摘のとおり検査体制の整備が待たれたところであります。済生会境港総合病院におかれましては、国の補助金を活用しPCR検査機器を4台購入され、遅くとも10月中には院内で運用開始となるよう準備を進めているところとお伺いいたしております。  続いて、コロナ感染症対策について、議会で取りまとめられた要望の現状での取組についてのお尋ねであります。  8月28日に市議会から要請いただきました新型コロナウイルス感染症に係る支援策につきましては、国の持続化給付金の対象とならない売上高、対前年同月比50%未満減少した事業者に対し市独自で支援する施策を検討しており、本議会に追加議案を提出する予定としております。また、その他の要望事項につきましては、タクシー事業者の支援など引き続き検討することとしているもののほか、国や県の支援策を活用していただけるものについては市報やホームページ、商工会議所などを通じて各種支援策の周知に努めてまいります。  続いて、想定される本市の課題について御質問をいただいております。  市庁舎建設の計画を立てる際には、時間をかけて市民とのコンセンサスを得るための説明会の実施や、建築に必要な事業費の準備も必要ではないかとお尋ねであります。  本市の庁舎は10年前には耐震改修を終え、また本年度コンクリートの劣化状況の診断も行ったところ結果は問題はなく、現在も健全な状態を保っております。しかしながら、本市の庁舎は建設以来約60年が経過し、近い将来、建て替えの必要があると認識しております。建て替えには建設場所、庁舎の規模、どのような機能を持つ施設とするのか、また多額な事業費の財源確保など様々な課題があります。現時点で極力庁舎のメンテナンスに心がけ、できるだけ延命化を図る考えですが、この施設が健全な状態のうちに建て替えについての検討を始めたいと思います。まずは担当部署での検討から始まり、庁内の専門職員で構成する検討会議を経て、構想が固まるような時期には住民説明会を開催するなど、十分に市民の声を聞く機会を設け取り組んでいかなければならないと考えております。  続いて、学校校舎の建て替えについての考えもお示しくださいとのことであります。  議員御指摘のとおり、小・中学校の建て替えにつきましても市庁舎同様巨額な財源を必要としますので、小・中学校の再編の在り方と併せ中長期的な計画を立てていく必要があります。また、他の公共施設やインフラ施設等の維持、更新と併せ総合的に判断して計画していく必要もあると考えております。  続いて、公共下水道について現時点での完成見込み時期、今後に要する工事費概算、最新の接続率についてのお尋ねであります。  これまでの本市の公共下水道事業につきましては、居住地域における汚水管渠の整備を優先する形で事業の推進を図ってまいりました。現在の事業計画において、これら居住地域の汚水管渠整備が市内全域にわたって完了する時期については、令和8年度頃を見込んでおります。残る工事区間は渡、外江地区となりますが、道路の狭隘な箇所も多いことから状況に応じては完了時期がずれ込むこともあります。居住地域の整備が概成の後は、竹内団地の一部と西工業団地及び昭和町地区の整備を行っていくこととなります。これにつきましては、企業の立地状況や社会経済状況の変化等を踏まえ、慎重に進めていかなければならないと考えております。  以上のことから、これらの工業団地を含む公共下水道事業の最終的な完了は、早くとも令和10年代半ば頃と予定しております。事業費につきましては、居住区域や概成するまでに必要な事業費として残り約70億円、工業団地の整備を終了するまでとなりますと処理場の増設を含めさらに40億円程度の事業費を要するものと考えられます。  また、一方でこれまで既に整備が完了している施設が建設から30年以上経過しており、順次改築、更新の時期を迎えていることから、今後、新設管渠整備の推進と改築更新の双方の費用が必要となってまいります。これらのことにより、今後は既に運用が開始されている施設の長寿命化計画の下、施設の延命化を行い、事業費の平準化を図っていくことが求められております。  整備状況につきましては、令和元年度末の時点で整備面積は1,013ヘクタール、処理可能世帯は1万2,419世帯、約2万7,000人、人口に対しての普及率は79.8%、処理可能人口に対しての接続率は79.9%となっており、実質約64%の方々に御利用いただいております。  続いて、着工より37年間経過し、市の情勢の大きな変化に対応して実施したものはというお尋ねであります。  本市の公共下水道事業は、昭和58年度に計画人口5万4,000人、計画処理水量7万2,000トンとして着手しました。現在の事業計画における計画人口3万700人と比較すると、当初計画人口の約57%となっております。事業全体計画は、この37年間において人口減少、社会情勢の変化に対応するよう計画人口、施設の規模等を見直してまいりました。また、使用料金及び受益者負担金につきましても、社会情勢を鑑み下水道料金等審議会の御意見を伺いながら適切な料金改定を行うなど、事業の安定化を図ってまいりました。今後におきましても、人口減少、高齢化の急速な進展により事業経営は非常に厳しい状況を想定しておりますが、接続率の向上並びに施設の長寿命化等により事業を行ってまいります。  以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 選挙管理委員会委員長の答弁を求めます。  三代委員長。 ○選挙管理委員会委員長(三代 智君) 若者の選挙離れについて、今後どのような啓発が必要と分析しているかとの御質問でありますが、まず今年7月に実施いたしました市長選挙におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響による投票率の低下が懸念されておりましたが、16年ぶりに新人候補の一騎打ちの選挙戦となりまして市民の関心も高く、62.29%という近年行われました選挙に比べ高い投票率となりました。しかしながら、10代、20代の投票率はそれぞれ41.92%、42.53%と低調な結果となっております。  そこで、若者の選挙離れ対策といたしまして、ホームページ、フェイスブックやツイッターなどSNSの活用などにより情報発信に努めております。また、選挙権年齢が18歳に引き下げられました平成27年以降、18歳以下を対象にした選挙出前講座を毎年市内2か所の高等学校に出向き実施しております。今後はさらに下の世代、中学生を対象といたしまして啓発冊子の配布など、様々な啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 議長、ここで若干休憩を取っていただけますか。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) それでは、ここで休憩いたします。再開は午前11時35分といたします。        (11時25分) ◎再  開(11時35分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  米村議員の質問を続けます。  追及質問がございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 答弁をいただきましたので、重ねて何点か質問したいと思います。
     今日は選挙管理委員会の委員長さんもおいでですので、先にそちらの質問をさせていただきたいと思います。  今後の啓発について、高校での出前講座ということもありました。学校との兼ね合いもあるかと思いますので、県教委なり市教委とも連携を取りながらぜひ進めていただきたいなという具合に思います。  それで追及質問なんですけども、今回期日前投票、不在者投票が大きく伸びておりますけども、その要因についてはどのように分析しておられますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  出木選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(出木茂樹君) 選挙管理委員会委員長に代わりましてお答えします。  本年7月に実施した境港市長選挙の期日前の投票率は20.96%であり、この制度が始まって以来2番目に高い数値となりました。  先ほども委員長がお答えしたとおり、投票率を大きく伸ばした主な要因については今回の市長選挙へ市民の関心が大変高かったことであります。そのほかにも、期日前投票が簡単にできることが広く浸透してきたことが要因と考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 実は、今回健康センターですかね、期日前投票の場所が変わりましてね、以前とは。それは分かりやすかったなという印象は思ってたんですけれども、ぜひともその場所等々も検討して、皆さんが投票しやすいようなところを考えていただきたいなという具合に思います。  それで20代、30代の方が70代、60代よりもずっと低いという現実がありますので、例えば夕日ヶ丘団地辺りにも期日前投票の場所が設けられたら、仕事でなかなかできない人たちがしやすいのかなとも思ったりはするんですが、その辺の検討をされてはいかがかなと思いますが、答弁を求めます。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  出木事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(出木茂樹君) 委員長に代わってお答えいたします。  本市の市域はコンパクトで平たんな地形であります。これまで市役所期日前投票所として対応してまいりましたが、これはこの場所が人口密集地域であることや、市内のあらゆる場所から車の移動でおおむね15分以内で到達可能であること、また4コースあるはまるーぷバスの終点になっていることなどから、大変利便性の高い場所であるからであります。県内の他市と比較してみても、本市の期日前の投票率は高くなっております。このような理由から、御提案いただきました夕日ヶ丘地区に新たに期日前投票所を設けることについては現在のところ考えておりません。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) いずれにしましても経費とか人員の問題もあるでしょうから、ぜひ十分検討していただきたいなという具合に思います。選挙管理委員会への質問は以上といたしたいと思います。  次に、一番最初の「市民とともに「協働」「共生」「笑顔」をキーワードにまちづくりに取り組む」というテーマについて質問をいたしますけども、伊達市長は接客マナーも一つの課題であるという具合に答弁をしておられました。接客マナーを心がける点の第一は、来庁された市民の方の話をきちっと聞くということだと思います。てきぱきと要領よく話せる人というのはないですから、その辺をまずきちんとやっていただいて、御相談の内容を正確に把握した後に迅速に対応することではないかなという具合に思います。  日々同じ業務を市の職員はやってるわけですから、同じような相談や同じような内容の悩み等々を何度も聞かれると思います。そうしますとついつい、そういうことがあるかどうかは私も確認しておりませんけども、つっけんどんになったりさっさと自分はてきぱきとやったつもりがぞんざいに扱ったような印象というのがついついありますから、ぜひともその辺をきちんとまずは耳を傾け、正確に理解するということが第一歩だと思いますのでその辺をよろしくお願いしたいと思いますが、市長は職員に求められるそういったマナーについてどのようにお考えなのかをお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 先ほど申し上げましたように、米村議員がおっしゃられるとおり市民の方は本当に様々な悩みやお困り事もあろうかと思います。それに対して、市の職員は今おっしゃられたようにしっかりと聞いて、機械的に処理するのではなくてやっぱり本当に市民の気持ちに寄り添って、悩んでおられること、困っておられることを一緒になって考えて解決していくという基本的な姿勢を徹底して指導していきたいというふうに思います。市民の方々の、僕は選挙戦からずっと言ってましたように市民や事業者の方々の困り事、悩んでおられることを一緒になって考えて、不安を安心に変えていくようにというふうに職員にも言っております。改めてまた徹底してやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) よろしくお願いをしたいと思います。  実は今回の市長選を見ておりましたら、相手候補の方は盛んに民間出身だということを自分の利点として言っておられました。市のOBと民間出身者とどちらがいいかという単純に全ての比較は私はできないと思うんですけども、推測するに多分その考え方が柔軟性がないとか新規の発想を思いつかないとかということが言いたかったんではないかなという具合に思います。  実は、やはり伊達市長もついちょっと前までは市の職員だったわけですけども、やはり市長となると視点なり物の見方をやや変えるべきところもあるんじゃないかなという具合に思います。それでやはり職員の時代に経験されたことをそれを土台にして、さらにいろんな物事をよくするということが大切だと思いますので、人事の最高責任者としてやはり市の職員の方の能力というのを十分にはかっていただきたいという具合に思うんですが、その辺に関しまして市長のお考えがあればお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 米村議員のおっしゃるとおり、私も38年間市の職員として勤務しておりました。本当に長い間市の職員としてやってきたわけですけれど、自分はその間に選挙戦でも申し上げましたとおり仕事を通じて多くの市民の方と関わってまいりました。ボランティア活動を通じてもそうですし、地域の方々とも自治会や公民館の活動を通じて多く関わってきました。そこで私はたくさん市民の方々から知識を得たり、知恵をいただいたり人脈を広げたりしてまいりました。それを最大限に生かして、市政運営に当たっていくというふうに申し上げてきました。職員も私みたいにもっともっと外に出て、いろんな外へ出て市民の方と話をすると耳の痛い話も多く聞くとは思いますけれど、それが職員にとっては非常に糧になると思います。そういう市民の生の声を聞いて、自分なりに考え行動できる職員になってほしいというふうに思います。  ですから井の中のカワズではないですけれども、市役所の中にだけいてはいい発想も浮かびません。いい活動もできないというふうに思いますので、職員のほうにはその辺を徹底してやっていただくように私からも指導というか言ってまいりたいというふうに思います。ですから、職員は市民の方が喜んでいただく仕事をすると市民の方も当然市役所の応援団になっていただけるというふうに私は思ってますので、しっかりとその辺を意識して職員には取り組んでもらうということを言いたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) まちづくりのキーワードに「共生」という言葉を取り上げておられました。それぞれが持つ長所を認め合う、それを大切にするということじゃないかなという具合に考えます。このことを積極的にアピールするためには、この取組についてどのようなことを具体的に行うのかということを広報し、その広報を拡充することが必要ではないかなという具合に思うんですが、お考えがあればお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 共生社会づくりについてであります。私は、全ての世代の人々、子供から高齢者まで、それと障がいをお持ちの方、例えば外国人の方、いろんな全ての境遇の方たちがお互い理解をし合って、共に支え合う共生社会を目指して取り組んでまいります。  それと、中海・宍道湖・大山圏域の市町村とともに連携を強化して、一体的な発展を目指す、この圏域の市町村とも共に生きていく。また私たちが誇れるこの海、美保湾、中海はじめ弓ヶ浜、この自然豊かな大地、これらの豊かな自然を次世代にしっかりと引き継ぐための環境保全等の取組、自然とともに生きていくことは非常に大事なことであるというふうに私は考えております。そういう人であったり自然であったりこの圏域の市町村だったり、共に生きていくということをテーマにして、いろんな施策を展開していくということを私はやっていく。それを例えば地域社会と共生社会づくりをするというときには、先ほど答弁いたしましたように竹内町でやっておられる支え愛マップづくり、そういうことをいい事例をしっかりと全地域に広げていくために、広報をしっかりとやっていくというようなことで取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) なかなか市民が何をしたらいいか分かんないということもあるかと思いますので、ぜひともその辺のPRなり積極的に努めていただきたいなという具合に思います。  2番目の項目に移ります。保育士手当につきましては、今のところ考えていないという回答でございました。市の職員の待遇を生涯賃金という観点から見れば、この地域ではかなり優位であろうなという具合には思います。ただ、その初任者賃金というのはさほど高い水準ではないなという気もしますので、保育士手当ということで補ってはどうかなという具合に考えました。  また民間の方、公立から民間に移した保育所なんかもあるんですけども、やや市よりは悪いんじゃないかなという具合にも承っておりますので、その辺での波及力もあるような気もしますのでこれは提案しましたが、今後の課題としてぜひ検討していただきたいなという具合に思いますがいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 市長に代わってお答えいたします。  先ほど市長がお答えいたしましたとおりに、本市の保育士の処遇認定についても、国がちゃんと試算した官民格差を考えた人事院勧告に準じて改正いたしております。若干の学歴の区分によって初任給なんかも比較するとそういった点もあろうかとは思いますが、これは国の人勧に準拠するという市の給与の決まりでこれまでも実施しておりますので、現時点では御提案いただいた手当については市長がお答えいただいたとおり、今のところは考えてはおりません。  また、民間の方の給与につきましても、これは保育園の関係としては実は公定価格という設定を行っておりまして、その中で処遇改善の経費なども見込まれていることや、またその都度その都度、国の指示に従って処遇の改善がなされるものと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 賃金のことですから、この部分だけをこう上げたり下げたりというのは非常に難しい部分があるのは十分分かりますので、ぜひともその世間相場というのが一番の目安になるかと思いますので、その辺が向上するようにぜひ努めていただきたいなと思います。  市立保育園の運営費、年間でもかなりな額なんですけども、将来の宝とよく言われますので、その辺の若干増加してもいいのかなというような思いもありますので、ぜひ検討いただきたいと思います。  市営住宅について実は言及したんですが、質問をつくりましてから担当課に確認しましたら、所得制限があって多分該当しない人が多いんじゃないか。結婚されて共稼ぎの夫婦だと所得制限を超えてしまうんじゃないかなというようなこともありますので、今後私自身も市営住宅並びに若者への支援の住宅についてはちょっと研究をしてみたいなという具合に思っております。年間、一般所帯で350万を超すと制限に引っかかるんだそうでして、その辺私も認識不足でした。  続いて、社会減についての質問に移ります。  以前、豊岡市の市長さんの講演をセミナーの際に聞いたことがございまして、そのときにもまちづくりに関して一生懸命取り組んでおられたという印象でした。一度我々も視察をしてみたいなと思うぐらいの内容でした。豊岡市では、少し以前には男性で帰郷してくる人が増えつつあるんですけども、女性のほうは減少傾向だという事例があったんだそうです。それで男女の回復率、倍ぐらいな開きが発生しているということで、東京都は一番女性の流入が多いんだそうでして、東京と豊岡の比較で何が魅力が足らないのかというふうな要因を検討されて、様々な対策を取られた。そのことによって女性の帰郷が若干増えつつあるというようなことも伺っておりますので、ぜひともその辺のところも検討されてはいかがかなという具合に思います。検討されるかどうかについて、ぜひお考えをお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 豊岡市の事例でありますが、例えば女性のジェンダーギャップの解消とか女性の働く職場の改善とか、非常に豊岡市は積極的に女性が帰ってきたいような施策を取られております。境港市も豊岡ほど女性が帰ってきてないということでは試算ではなってますけれども、僕はそうは思ってないんで、試算は試算でありますが、若い女性の方が一旦出ても進学して就職しても、ふるさとへ帰って就職をして子育てをするという環境づくりを、境港市だけでは魅力がないということになろうかと思っただけで、よそにおられるかもしれませんけれども、ここは中海・宍道湖・大山圏域でしっかりといい会社もたくさんあるわけですから、そこに就職してもらって住むのは境港市で通っていただくというようなことをしていきたいというふうに思います。豊岡の施策の内容をしっかりと検証させていただきます。ありがとうございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 次の3番目の項目に移りたいと思います。健康寿命の延伸ということで、いろいろサイクリングコースなども紹介してみたいというような答弁でした。  この4連休がございまして、つい先日だったですね、2度ほど私もママチャリで走ってみましたら公共マリーナのキャンプ場はもうテントが数え切れないぐらいありますし、それからそれにあふれた人なんでしょうね、サイクリングロードの先ほど134と言いましたが431、番号を壇上での質問のときに国道の名前を間違えましたけども、431沿いのほうにテントをたくさん張っておられました。ですからよそから見たらかなり魅力的な場所ではないかなと思いますので、ぜひぜひ市内の市民の皆さんにも紹介をしていただきたいという具合に思います。  さて、続いてのほうなんですが、本年4月に夕日ヶ丘地区にフィットネスクラブが営業を開始されております。市内に同種の施設が数か所あるようですけれども、運営会社と御相談されて65歳以上の高齢者に無料で体験できるお試し券を例えば3枚程度配るとかということをすれば、なかなか年を取りますと新しいことに挑戦がしづらいですから、その券を使ってそのフィットネスを利用してみれば、それを継続してやってみたいなという気持ちになられたら本人の健康のためにもいいですし、運営会社もその辺のメリットがあるわけですから多分相談に乗ってくれそうな気がしてるんですけどね、ぜひそういうことを働きかけてほしいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 夕日ヶ丘に新しくできたフィットネスクラブ、そちらのほうとは補助金も出した関係で当然地域の、境港市の課題、健康についての課題についても取り組むということで補助金を出した経緯もあって、健康づくり等については一緒になってやるという部分もあります。  それで今、米村議員が御提案の無料お試し券でありますけれど、市内のそういうフィットネスクラブでは無料体験というインセンティブをつけて会員の拡大をしておられるところもありますので、その辺も加味して健康づくり、介護予防等についてはできるところがあれば、そういうところで相談をしていってます。その際に、無料体験、お試し券等々も事業者の方と相談してみたいとは思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 私も意を決して入会はしたもののなかなか最初は行きづらくて、なるべく人が少ない時間帯を目がけて行くんですが、やはり私のような年配の人はあまりいませんでどっちかいうと若い人ということですから、せっかくの施設ですので歩くだけの機械もありますので、そこの辺は年配の方にもトレーニングとして利用できるんじゃないかなというような気もいたしますので、ぜひとも話を前に進めていただきたいなというように思います。  それと顔の見える地域づくりの質問に関してですが、私が先ほど竹内町の例を種々挙げましたけども、市役所の担当課というのを考えてみますと、自治会や地域防災については自治防災課、社会福祉協議会や民生児童委員については福祉課、ことぶきクラブは長寿社会課というように担当が分かれておりますので、ぜひともこの皆さん方、担当の皆さんが一堂に会されて何を共通でやって、何は独自のものとしてやっていくというような仕分をされて取り組まれたら、もう少し地域の皆さんも楽に顔の見える地域づくりに貢献できるような気がするんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) 市長に代わってお答え申し上げます。  顔の見える地域づくりについて、各所管課が一堂に会して協議することが大切ではないかというそういう御提案でございます。  様々な組織や団体が各地域で支え合う活動をしておられる中、市の所管課の担当業務はそれぞれに異なっておりますが、日頃から必要に応じて互いに情報を共有し、連携して市民福祉の向上に努めているところであります。また、民生児童委員協議会、社会福祉協議会と市の福祉保健部各課や自治防災課、教育委員会と意見交換会を1年に1回実施しており、災害時の連携や民生児童委員の地域福祉活動などの共通課題の協議や情報共有を行っております。  顔の見える地域づくりのためには、行政と組織、団体が思いを一つにして活動を進めていくことが大切であるというふうに考えておりますので、今後も十分行政と組織、団体に加え、所管課同士の連携も密にして取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) 米村議員の質問の途中でございますけども、ここで休憩をいたします。再開は午後1時10分といたします。        (12時04分) ◎再  開(13時10分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  米村議員の質問を続けます。  追及質問がございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) それでは、重ねて質問をしたいと思います。  4番目の項目、産業振興について何点か伺いたいと思います。  境漁港では毎年10万トン前後の水揚げがあるわけですけども、加工業というので私は缶詰製造業を申し上げたんですが、幅広い業種の企業進出を求めていくというようなことでございましたので、ぜひともそのようなことをやっていただきたいなと思います。せっかくの水揚げ後のこの加工業で付加価値をつけることによって水産業全体の生産高も上がるわけでございますので、ぜひともそのようなことを。  それと同時に、販売ルートを独自に開発できたらなという思いがあるんですが、今までのほかに最近は直接ネットで販売ということもありますので、若干この間の報道によりますと観光協会かどっかで地元の産品の紹介をしているというような話も聞きましたんで、ぜひとも境港ショップみたいなのをネットでつくるとか、そういう新しい販売ルートというのをぜひ考えていただきたいと思うんですが、その辺に関してございましたらよろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えします。  加工業者さんのほうが直接販売できる流通ルートをつくったらどうかというような御質問であります。  水産業者の加工業者の皆さんの中には、既にインターネット販売などで直接販売されている業者さんもございます。市としましては、水産加工業を紹介する冊子であります水産加工ハンドブックに各企業の販売商品ですとかそういう広報などを掲載しまして、各方面に情報発信を行っているところであります。
     このほか、ふるさと納税の返礼品を購入されている水産の加工業者の多くには、返礼品を発送される際に自社商品をPRするパンフレットなどを同封されまして、新たな顧客獲得につなげておられるところであります。  このほか、コロナウイルス感染症対策といたしまして鳥取県とともにインターネット商談ですとか販売などに活用できる非対面型販売促進事業費補助金を創設しております。このように、今後も各業者の販路拡大を支援してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 最近、松江の老舗のしょうゆ屋さんが従業員が数人だそうですけどもツイッターでつぶやいたところすごく反響を呼んだというような例もあるようですので、ぜひとも境港でも大手の会社は全部自前のネット販売のことを既に開始しておられますのでその辺はそれとしまして、なかなかそこまで至らない業者もあるかと思いますので、何とかその辺の工夫をしてあげていただきたいなという具合に思います。  次に、前観光協会会長の桝田さんの表彰は、16年間務められてその顕彰を検討されているというような答弁でございました。ぜひとも表彰状1枚ではなしに、伊達市長在任中は毎年松葉ガニを送るとか、そのような喜んでもらえるような顕彰法をぜひ考えていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  次に、水木しげる記念館の新築、建て替え工事なんですけども、ゼンリンの地図を見ましても周辺になかなかまとまった土地というのが見当たらないということは事実だと思いますので、できましたらせっかくの水辺の風景があります境水道に面して水木しげる先生の生家もありますから、この辺のことも考慮し、さらに海とくらしの史料館や今建て替えが予定されております仲卸センター等々が結びつくような位置にぜひとも検討をいただきたいと思いますが、その辺に関して答弁をよろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 米村議員の御提案の土地につきましても、水木ロードの記念館周辺、距離は少々ありますけれど、現地建て替えと周辺で新築というのは当然比較検討もしていかないといけませんし、それで海岸通りも人通りが多くなればそれだけ商売を始められる方も出てくるというようなこともありますので、きちんと検討委員会の方にも十分検討していただくようにしていきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 検討委員会の話が出たんでお聞きしたいんですが、今現在その検討委員会はずっとそのままのメンバーで続けていかれるかどうかその辺をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  水木しげる記念館のあり方検討会のメンバーについてという御質問でありますが、事情がない限り現状のメンバーで御検討いただきたいと思っております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 十分地域の方々の意見や様々な階層からの意見を引き出して、皆さんが納得いくような結論を出していただきたいなという具合に思います。  それから、山陰放送のテレビ番組のことに言及しましたけども、中海テレビ放送でも「ふらりほろ酔い酒場めぐり」というのを長谷川さんがレポーターされておりまして、実は彼と同級生なもんですから、以前に出会ったときにぜひとも境港を紹介する店を教えてほしいというようなことも聞きました。BSSにしましても中海テレビ放送にしてもやはり情報というのが欲しいのは確かだと思いますので、商工会議所や観光協会の仕事だとこう割り切らずに、ぜひとも市としても地域の発展のための紹介というのを続けていただきたいなという具合に思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 観光協会、商工会議所任せじゃなくて、行政としてもきちんと情報は出していきたい。  それと、長谷川さん、僕も仲よくしておりまして、直接会って話をしてみたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) やはりマスコミに取り上げられるとかなりの反響があるようでして、ほかの全国ネットのテレビ見てますと最近コロナの関係で以前の番組を再編集して放送してるケースが非常に多いんですけども、取り上げていただいてお客さんが増えたという店の話もよく出てますので、ぜひともその辺のマスメディアの活用というのも仕事として取り上げていただきたいなという具合に思います。  次に、工業用地の確保についてです。本年度予算に農地耕作条件改善事業が計上されております。当初3年計画で産業中央線付近の耕作放棄地を再生する事業ということでスタートしましたけども、耕作の希望者が少ないということで規模を縮小されたというようなことも聞いております。しかしながら耕作放棄地はたくさんありますので、耕作に不向きな土地というのもあるかと思いますので、その辺を何とか工業用地に転換できないかなという思いがあります。  先ほどの答弁でも、13区画ぐらいで1ヘクタール以上の区画が5つ程度しかないという話でございましたので、ぜひともその辺も考えていただきたいなと思いますが、答弁がありましたらよろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 耕作放棄地につきましては、耕作してない農地が今現在3割、200ヘクタールぐらいたしかちょっと、定かな数字ではありませんけどそのくらいはあります。農地が六百数十ヘクタールありますので、ですからその中でも再生できる農地、それとちょっと再生が困難だなという農地ありますので、そういうもう耕作になかなか再生が難しい農地をそういう工業用地に活用する。それと、あとは工業用地に活用した分農地が減るわけですから、その分、耕作できる農地の需要によりますけれど、増やしていくというセットで物は考えていくようにしております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 最近、コロナ禍のせいもありまして人材派遣業者の大手でありますパソナが本社を東京から淡路島に移す。社員が1,000人から1,500人ぐらい移動するというような報道をつい最近見ました。ですからそういった動きがありますので、既に準備しているとこもあるかと思いますので、企業誘致には最適なタイミングではないかなと思います。ぜひとも工業用地を造成していただきたいという思いがありますし、耕作放棄地が境港の場合は多分細切れの畑が多いかと思うんです。それで昔の言葉で言いますと3畝、4畝なんていう単位の面積が非常に多いかと思うんですけども、もうこちらに帰ってこないのでどうにでもしてくれという人も結構いらっしゃいますので、例えばその区画を決めまして寄附を募ったり市へ寄附していただくとか、もう無条件で使わせてもらうとかということを広報すれば応募があるのではないかなという気がいたします。その辺についてのお考えがあればお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 工業用地の造成するエリア、候補地が決まれば、そういう市民の方に寄附の声かけもしてもいいとは思いますけれど、原則は用地買収が原則だというふうに思います。ただ、市の発展のために寄附をするという市民のありがたいお申出がある。それは受け止めていいんじゃないかなというふうに思っています。ただ、借地でというふうになると後々に返してくれというようなこともあるので、そこはちょっと慎重に考えるべきものかなというふうな感じも今いたしております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) いろいろな心配はあるかと思いますが、その辺は契約に例えば15年とか20年という単位で結んでいけば、そこそこの土地が集まるような気もいたしますので、ぜひトライをしていただきたいなという具合に思います。  次、5番目の項目に移ります。環境を守るという項目なんですけども、この連休を見ましても弓ヶ浜の海辺で遊んでいらっしゃる方が結構いらっしゃいました。以前に私が所属していた団体が年に数回、美保湾沿いの清掃をしていました。市にビーチクリーナーがあるということで、重機の扱いに慣れたメンバーもいたもんですから借りることができないかという具合な相談をしたところ、リース会社の物件なので貸出しができないというような答弁でした。いろんな団体の協力を得ないとなかなか市が毎回毎回定期清掃するわけにならんでしょうから、その辺のリース会社との交渉によれば貸出しも可能ではないかなという気がしますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  中村市民生活部長。 ○市民生活部長(中村直満君) 市長に代わってお答えいたします。  ビーチクリーナーのボランティア団体への貸出しということでございますけども、現在ビーチクリーナーによる海浜部の美化活動につきましては、運転者資格のほか機械の操作や調整、それから砂浜部分の地形の把握などが必要とされることから、知識と経験を備えた業者に現在は委託しておるところでございます。  ビーチクリーナー専用のトラクターというのはいずれもリース契約を行っているものでございますが、大変そういった申出というのはありがたいことだとは感じておりますが、こういった作業中の万一の危険とかいうことを考慮しますと、ボランティア団体等への貸出しというのは現在控えさせていただいているところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 危険があるというようなことも心配のようですけども、多分運転する業者の方は専門業者がされますんで、そういう方がいないところは多分貸し出してほしいということはないかと思います。再度検討していただきたいなというふうに思います。  それから、空き家の件で若干述べたいと思います。こういう物件を市が借りて貸し出すということは、制度としては難しいというようなことでした。  実は私は古い家がありまして、その固定資産税が年間2万4,000円弱ぐらいなもんですから、2,000円程度の家賃で借りてもらえれば私の固定資産税の部分が負担されていいなという具合に思ったりしたもんですからそういう話をしましたけども、多分借家法なんかもあって難しい部分もあるかと思いますけども、ぜひこれは検討をいただきたいなという具合に思います。いろいろ検討して駄目なら駄目ということなんですけど、ぜひその辺も検討していただきたいと思います。  それで、次は6番目の項目に移りたいと思います。高規格幹線道路の早期実現の項目なんですけども、米子−境港間の高規格幹線道路整備に関しては8月の25日の日本海新聞を見ておりましたら米子市長、日吉津村長それから伊達市長と対談か何か、インタビュー記事か何かが載ってましてその記事をずっと見てみますと、米子市長や日吉津村長が共に境港の港や空港を高規格道路で結ぶことでこのエリア全体の価値が上がるというようにおっしゃっておられまして、これはなかなかいいチャンスかなという思いで記事を見ました。  今後のこの三者の連携について、予定がございましたらお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 米子−境港間の高規格幹線道路につきましては、今月9月の初めに平井鳥取県知事、それと伊木米子市長、中田日吉津村長と一堂に会して意見交換を行って、この道路の必要性であるとかそういうところをしっかりと本市で確認をして、早期実現に向かって一緒になって取り組むということを確認したところであります。  それと、あと中国横断道岡山米子線は期成同盟会も解消して、蒜山インターチェンジから境港間の次の期成同盟会ということで米子道の4車線化と米子−境港間の整備に向けてみんなで取り組むということの組織になりました。それでこの期成同盟会で今年の11月には東京のほうで決起集会を予定しておりますし、米子のほうでシンポジウムを予定しております。ですから、この圏域の市町村が一丸となって取り組むという体制を取っておりますので、引き続き力強くこの早期実現に向けては邁進してまいります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 着々とこの準備が進んでいるようでございますので、ぜひとも随分前から境港の悲願でもありますのでよろしくお願いをいたします。  続いて、7番目の項目に移りたいと思います。新しい技術やシステムを活用して業務を効率的に行うという提案もしていらっしゃいました。実は本年の2月の初めだったと思いますけども、会派きょうどうのメンバーで幕張メッセで開催されておりました地方創生EXPOというのを視察しました。いろんな最新の技術や手法によるまちづくりの提案が随分されておりました。新たな情報を得るのに、やはりそういった機会に市の職員らが視察なり派遣していただくということも大切だなという具合に思いますので、ぜひその辺も考えていただきたいと思いますが答弁をお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 職員の出張につきましては、本当に行財政改革を行っていく上で職員はなかなか出る機会が少なくなっています。ただ、水木しげるロードのリニューアルとかですね、今建設中の仮称市民交流センターにつきましては、ああいう大型プロジェクト先進地視察等々を行っておるところであります。という面で、今米村議員がおっしゃられたように職員もしっかりと現地に行って声も聞き勉強する機会、必要に応じて設けたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 昔から「百聞は一見にしかず」と申しますので、ぜひともその辺配慮していただきたいという具合に思います。  次に、笑顔あふれる職場で市民サービスの向上という項目なんですが、実は私、調べて初めて分かったんですけども、職員の方の出勤時刻は8時30分で退出時刻は5時15分。開庁、閉庁の時間も一緒なんですよね。私のイメージですと仕事が始まる前に大体朝礼というのをやりまして、今日気をつけることとか最近の苦情はこうだといったような情報交換の場があって、それから仕事に臨むんだろうなと勝手に思い込んでたんですが、こういったことですのでそんなような時間はないと思いますので、その職員間、上司から部下への伝達、これはいつどのようにしてやっておられるのかをお聞かせいただけませんか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 市長に代わってお答えいたします。  上司から部下への伝達手段、どういったところで時間を設けているのかとか、それから職員間のミーティングについてのお尋ねでございますが、米村議員から御紹介があったように閉庁時間と勤務時間がイコールでございますので、勤務時間内に工夫をして上司から部下への伝達時間を設けるとか、それから、今ですとパソコンの庁内LANの中で情報を提供して情報を共有化する、また部署によっては、教育委員会であるとか福祉保健部、総務部のほうもですか、開庁の直後、5分内程度に自発的に職員が集まってそこで週の頭に情報交換をしながら、今週はこういう行事があるのでこういった取組をしようという意思の疎通を図って意思統一を図ってるような部署もございます、全部ではないんですが。そういった格好で、いろいろな部署でその窓口業務があるないいろんな環境でございますので、それぞれが工夫しながら、情報の共有化や上司からの伝達の時間を設けているところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 労働組合との関係もあって、なかなか勤務時間を変えるというのは難しいかと思いますけども、やはり直接上司から部下へ、部下から上司へという会話があって初めてコミュニケーションが成り立つんではないかなという思いがあります。大体あまり長くても意味がないそうですから、3分から5分、同じような時間が持てるような何とか方法をぜひ考えていただきたいなという具合に思います。  それでは、8番目の項目として新型コロナウイルスについての追及質問をしたいと思います。  実は、本市において初めて先日コロナウイルスの感染が報道されました。医療の最前線に当たる方であるとのことでした。その後の調査では感染経路が特定できないので対応策が難しいかなとは思いますけども、このような危険にさらされて働く方々の安心して任務に当たられるようにその環境をぜひ整えていただきたいなと思うんですけども、既にいろいろ対策されているかとは思いますが、市としても可能な支援をぜひともお願いしたいという具合に思いますがいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 先週、済生会病院で職員の方が1人感染されたわけですけれど、すぐ済生会のほう、職員の方が市役所に来られて情報交換の仕組み等も聞き、すぐ当然鳥取県とも対応するわけですけども、そういう連携は常に密に取っている状況であります。ですから、済生会病院がコロナ感染対策に資するこういうものをしたいということであれば常に相談に来られてますし、市のほうができることは今までどおり対応していくということにしております。 ○議長(森岡俊夫君) 続けてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) それと予算書を見ておりましたら、市職員の人件費の中に特殊勤務手当の中に感染症予防業務に対する手当として一回600円という規定が実はありました。これはこのたびのコロナ感染症に適用されるものかどうか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 本市の特殊勤務手当というものは4つほど持ってございまして、その中の一つとして感染症対応は接触手当と感染手当というものがあって、感染という場合は本当に感染してしまった場合休まなければならない。その間の1か月の給料を想定したものです。接触手当というのは今のお尋ねの件についてのものですが、本来、境港市の市の職員の場合、新型コロナとかそういった感染症の対応を業務ですることになっておりませんで、現在、東・中・西保健所の職員の対応となっております。倉吉市の例でしたが、倉吉のほうで新型コロナウイルスが発生した際、そこの職場のこともあったので倉吉の市の職員応援を頼まれたということもあったわけですが、その場合も現場対応等で、直接接触するような場面はなかったということで、特勤手当としてはもっておりますが、現時点では接触手当を支給するような場面は市の業務には今のところはないということでありますので、現在でも勤務手当の改正までは考えておりません。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) これは当然元から感染症を意識した分じゃないですから、600円という金額はいささか安過ぎるなという気もしますので、こういう事態ですから今後のこともございますので、ぜひ検討をお願いしたいなという具合に思います。  それと、報道によればインフルエンザがこの冬場はやると、この感染症との双方の関わり合いで非常に危険であるということが言われて、予防接種の助成の対象が拡大されるというような方向にあるようですけども、当市の対応というのはいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) 市長に代わって答弁申し上げます。  インフルエンザ予防接種の対象が拡大される動きがあるが、当市の場合はという御質問であります。  季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との同時流行に備え、国におきましてはリスクの高い者から優先的に接種できるよう、原則として65歳以上の高齢者等への接種を10月1日から、それ以外の方は10月26日以降の接種とするよう呼びかけを行っておられます。  本市では、これまでの65歳以上の高齢者及び生後6か月から就学前の小児を対象とし、インフルエンザの助成を行っております。  助成対象の拡大につきましては、ワクチンの供給量等を参考にしながら庁内で検討を行ったところでございますが、このコロナ禍にあってこの冬はワクチンの需要が高まる可能性が高いと指摘されており、助成対象を拡大することで本来優先して接種を受けるべき高齢者や小児等が接種しづらくなる可能性もあることから、助成対象の拡大は行わないことといたしました。この冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に警戒をする必要があり、高齢者など重症化のリスクの高い人へワクチンの接種を強く推奨してまいります。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 市でも検討されているということです。そのおそれを心配しておられるということですけども、政府が言います65歳以上の方が10月1日からで、小さいお子さんは26日以降というようなことが流れてましたので、専門家なのか評論家なのか知りませんが、テレビに出てる人たちの言葉を聞くとどちらも危険度は同じだというような意見もありますので、差をつけない方向で検討できないものかなというような気もいたしますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長
    福祉保健部長(阿部英治君) その差をつけない方向で何とか調整ができないかということでありますが、本来のインフルエンザワクチンですけれども、数にやはり限りがあるようでございまして、昨年に比べますと12%程度全体の生産量が多いようなんですけども、さすがに皆さんに行き渡る状況とは可能かどうかということを勘案しまして、やはり優先順位の高い人にまず最初に受けられるようにということで優先したいなというところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 時期が時期ですから、もう結構手後れかなという感じもせんでもないですけども、ぜひとも今後のことも踏まえて後ほど検討いただきたいなという具合に思います。  それから、本市の企業はかなり外国人の技能実習生に支えられてる部分があると思います。その人たちが帰れなくなったりこっちに入国できなかったりというようなことで、本市の企業の活動に支障が出ているのではないかなという気もするんですけども、その辺の実態についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  コロナ禍での外国人技能実習生、こちらの事業活動にどのような影響があるかという御質問だと思います。  4月の緊急事態宣言後に、外国人材を受け入れされている事業所に対しまして外国人材の出入国の予定やコロナウイルスの影響等を聞き取るアンケートを実施しております。その後も随時電話等で聞き取りを行いまして状況の把握に努めておるところでありまして、具体的な影響としましては、受け入れされている事業者におかれましては入国後14日間の待機場所が必要だということで、それに係る費用の増加が見込まれます。また、幾つかの事業所におかれましては新規の外国人が入国できないということで、人員不足ですとか入国時期の見込みが立たないということで、人員募集ができないなどの影響が出ていると伺っておるところであります。  それから、帰国できない外国人技能実習生ですが、新型コロナに関します在留資格の特例措置を活用されまして在留資格を変更し、継続雇用や滞在期間を延長して対応しておられると伺ってます。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 確かに受け入れる方々も費用が増加しているということも仄聞しておりますので、ぜひその辺の支援策でもあれば検討をいただきたいなという具合に思います。  それから、済生会病院につきましては随分とコロナの問題が起きてからいろいろな対応を取られているようですけども、PCR検査の導入も当初何か聞いたところで12月ぐらいまでに機械導入のめどがないというようなことでしたけども、これは10月頃には導入できそうだということですので少し安心をいたしました。  それでは、今後想定される大型事業への準備をということで、パソコンでずっと見ておりましたら地域的に東北の沿岸部の自治体が多かったですけど、そこは随分新築されておりました。多分、津波による被害かなという具合に思いました。それを見ておりますと、建築単価が30万円台から60万円台、すごく幅広い建築単価になっていました。もちろんその構造や機能も備え具合によって随分違ってくるのは当然だと思いますので、この境港市もいずれ建て替えを検討する時期が来るんではないかなと思ってますんで、ぜひともその辺の検討を重ねていただきたいなという具合に思います。先ほど安来市の例を言いましたけども相当な金額になって、お隣の松江市では最近は市民団体からクレームついてるようですので、ぜひ検討し、それを皆さんに理解していただくということをやっていただきたいという具合に思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 庁舎の建て替えにつきましては、先ほど答弁しましたようにどんな機能を有するものにするのかとか、いろんなことも検討して市民の皆様の声もよく十分お聞きしながら、米村議員の言われる市民が納得できるような建設計画にしていきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) そういうことで、今現在のこの市庁舎、あとどのぐらい使われる予定なのかということを想定で結構ですけどもお聞かせいただきたいんですが、期間がすごくあるようなんで、せめてエレベーターぐらいはつけてもいいんじゃないかという気がしておりますがいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) まず、市長が答弁されたように現時点でこの建物自体はまだ健全な状態で、あと何年だとかという状況ではございません。あと何年かということではございますが、極力やはりこの施設がまだ健全な状態であるということは、それは生かしていかなければならないと考えておりまして、あと10年、あと20年というようなことはここで明言はできませんが、できるだけ長もちをさせたいという具合に考えております。  この建物、以前、米村議員、エレベーターをつけたら、あまり長い間使われるようならエレベーターをつけたらというような御提案もいただいたことがございますが、ただ構造上、庁舎が分かれているとか庁舎をつなぐところに段差があったりとか、エレベーター自体の設置は設置場所を考えると結構な額になるというようなところもございまして、ユニバーサルデザインの観点から言えば、本当に使い勝手の悪い不便をおかけする構造となっておりますが、その際には職員が、もし2階、3階に用事の方がいらっしゃるということになれば、2階、3階の配置されている職員が1階のほうまで出向いて対応するなど、そういったような対応で当面対応してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 先ほど答弁の中で耐震改修をして今10年ぐらいという具合にお聞きしましたけども、それから考えますと常識的にあと15年や20年は使われるんじゃないかなと思うんですよね。そうしますと今どきエレベーターのない市役所というのは非常にまれでして、構造を考えれば確かにいろんな難点はあるかと思いますけども、上ってから下りるのは割と市の職員が運ぶにしても楽だと思いますので、一度ぜひエレベーター建設というものを検討していただきたいなという具合に思います。  それと、次は学校校舎の新改築ということでお聞きしますけども、やはり今検討されています学区制の中学校を何校にするのか。それから、一貫校を一体型にするのか分離型にするのかによって大きくその費用が変わってくると思いますので、その辺は十分その費用を頭に入れながらの検討も必要ではないかなという具合に思いますがいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 中学校の編成の在り方についての御質問です。市長に代わってお答えをいたします。  中学校の将来的なその編成の在り方、これは慎重に検討していかないといけないというふうに考えております。現在、境港市におきましては地域とともにある学校づくりを推進しておりまして、これを進めるために中学校区単位でコミュニティ・スクールを実施をしております。この事業を進めるためには、今ある校舎を活用した施設分離型の小中一貫校を開設するのが望ましいというふうに考えております。将来的に児童・生徒数の推移、それに伴う適正規模、そして御指摘ありましたような建設費でありますとか学校の維持、こういったものを総合的に判断をいたしまして、施設一体型の小中一貫校あるいは義務教育学校を建設するのが望ましいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 私は近い将来を見たら、やはり小学校というのはその地域の一つの核ですので、当面は施設分離型でいかれて、人口推移等々を見て将来を決めるということをぜひともやっていただきたいなという具合に思います。  次に、最後の下水道事業についてお伺いします。  現在の接続率、当初この事業に取りかかったときの想定と差異はあるのかないのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  昭和58年の計画スタート当初におきまして、事業の完了は着工からおおむね60年程度ということでスタートいたしました。  接続率につきましては、当初極力多くの人に早くつないでいただくという考えの下ではございましたけども、数値という形で設置をしておりません。といいますのが、下水道接続につきましては各世帯、事業所の方にやっぱり御負担を求めるということがございまして計画数値というものは定めておりませんが、接続に関するルールを定めて周知広報活動に力をということで接続率の向上を図ってきたというところでございます。  公共下水道の接続に関しましては、下水道法で供用開始後3年以内に接続するというふうに定められております。本市におきましては、接続をさらに促進するという目的で、事業開始当初から運用基準としまして供用開始後5か月以内に接続をするようにという条例を定めております。しかし、一方で経済的な負担に関する支援が必要だということもございまして、接続に関する無利子の融資制度を創設して御利用いただきながら接続率の向上に努めてまいったところでございます。  結果としまして、現段階において約80%の接続率を維持するという状況になっております。当初考えられた事業の完了目標に対する進捗状況の評価ということにつきましては、先ほど市長答弁にもございましたように市内全域の事業完了の年度は工業団地も含めますとおおむね令和10年代半ばという推測がございます。事業開始から約50年程度ということで、当初の関係で目標値に沿った形で整備自体は順調に推移しているというふうに考えております。  今後は接続率のさらなる向上を目指して、広報活動に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  米村議員。 ○3番(米村一三君) 随分と高齢化が進んできてますので、なかなかその接続率を維持するのは難しい仕事かなという具合には思います。担当の方も大変だと思いますけども、それでも巨額の費用をかけて造ったインフラですので、多くの方々に利用していただけるような努力をぜひとも継続していただきたいなという具合に思います。よろしくお願いします。  以上で私の質問は終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 米村一三議員の質問はこれまでといたします。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩いたします。再開は午後2時10分といたします。        (13時58分) ◎再  開(14時10分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  引き続ききょうどうの質問を続けます。  関連質問の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、柊康弘議員。 ○7番(柊 康弘君) 9月定例会に当たり、米村議員の代表質問に関連し質問をいたします。  伊達市長におかれましては7月の市長選挙において初当選され、今後4年間の市政運営を任されました。これまで38年間の行政経験に加え、様々なボランティア活動で得られた経験を存分に発揮され、強いリーダーシップで市政運営をされることを期待いたします。  それでは、早速人口減少対策について質問をいたします。  伊達市長におかれましては、後援会活動の一環で発行された後援会だよりや選挙期間中に街頭演説で自らの政策を述べられ、私も拝見、拝聴いたしました。そして、議会初日の所信表明で改めて伊達市長が取り組む政策が述べられました。  日本一住みたいまち境港を目指して、8つの項目に重点的に取り組むと述べられた項目の一つに、人口減少対策があります。自然減の対策として「子育てするなら境港」を標榜した子育て支援の充実や産後ヘルパーの派遣や家庭訪問支援などによる身体的、精神的負担の軽減、保育料のさらなる引下げや保育の質の向上を図るとともに、短時間勤務の導入などを働きかけ、子育てをしながら働き続けることができる職場環境づくりを進めたい。  社会減の対策として、ふるさと境港への愛着を育む教育を推進し、進学等で転出しても戻ってくる子供を一人でも増やしたい。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により地方回帰の機運が高まりつつあり、移住にも関心が寄せられている。夕日ヶ丘団地の定期借地権制度は市外から移住された方の利用は約3割を占め、本市へ移住、定住される方を呼び込む上で大きなアピールポイントとなっているが、加えて将来自分の土地や住まいを残したい方向けに貸し付けした土地を譲渡する新たな制度を創設する。産業振興や創業支援、企業誘致などに取り組み、移住してこられる方の働く場の確保を図ってまいると述べられました。  ここで述べられました夕日ヶ丘団地において貸し付けした土地を譲渡する新たな制度とはどのような制度なのか、具体的にお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 柊議員のきょうどう代表の関連質問にお答えいたします。  人口減少対策についてお尋ねであります。  夕日ヶ丘団地において貸し付けした土地を譲渡する新たな制度とはどのような制度なのかという御質問です。  新たな制度の創設は、土地の販売や51年間の定期借地制度のほかに分譲方法の選択肢を増やして、夕日ヶ丘地区のさらなる市街化促進と定住促進を図ることを目的とするものであります。具体的には、土地を自分のものにされたい方々を対象として、契約期間内に支払った賃料の総額と契約時に預託する保証金の合計額が土地購入代金に見合うように設定した契約を締結し、契約満了後にその土地を対象者に譲渡するという制度を今考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) それでは、重ねて質問してまいりたいと思います。  先ほどの答弁では、土地購入代金に見合う賃料です。ちょっとイメージが湧きにくいんですけど、選挙期間中にも訴えておられた例えば35年かけて借りている期間にその土地の価格に見合う賃料を払っていき、ある一定の期間が来てそれが土地の代金と一緒になったら自分のものになるというようなイメージを持ったらよろしいですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 柊議員のおっしゃるとおり、例えば選挙中にも35年間貸付けをする。それで保証料と。すると、例えば購入代金が1,000万円の土地であればそれを35年間で払うというようなイメージで、例えば定期借地権であれば100坪が6,000円程度の賃料になるわけですけれど、それで例えば1,000万の土地で計算すると約2万2,000円ぐらいとか、定期借地権よりは非常にぐっと高くはなるわけですけれど、後々自分の土地として残したいという方向けにそういう制度を考えているということであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) 分かりました。  その場合、1,000万円の土地で先ほどから例で言われましたけど、月2万2,000円払っていき35年たったら1,000万円になるということで、通常、今販売している土地の場合は購入していただいて住宅ローンを組みますね、大半の方は。そうすると金利が発生します。この今市長がお考えの制度の場合は、金利部分は考えずに土地の値段、100坪だったら1,000万で1,000万円何年かかけて支払っていただいたら自分のものになるという理解でいいですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 今のところそういうようなことで、インセンティブを持たせたような住宅地貸付制度を頭の中で考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) ちょっともう1点確認です。現在ある定期借地権制度を利用した場合、土地にかかる固定資産税は当然土地の持ち主でないのでかかってませんが、今お考えの制度の場合もそのように土地にかかる固定資産税はかからないという理解でいいですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 固定資産税につきましては、35年後に譲渡するわけですから、それからは当然所有者のほうの名義になりますので固定資産税はかかってまいります。 ○議長(森岡俊夫君) 柊議員。 ○7番(柊 康弘君) 分かりました。その自分のものになるまではかからないということですね。  大変利用者にとってはすごくメリットがある、お得な制度でいい制度だと思います。ただ一つ、私が心配するのは、さっきも言ったようにもう既に土地を購入されて金利を払いながら住宅ローンを払っているという方がいらっしゃって、やはりその辺でちょっと不公平感を感じるんじゃないかなというところを懸念をするんですが、その辺についてはどのように考えておられますか。
    ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 定期借地権を導入した際も、平成8年から境港市は土地の価格がずっと下がり続けて、そういう状況もあってなかなか土地が売れないという状況が続いて、夕日ヶ丘団地も当然のごとく最初は分譲できましたけれども、一つも1区画も分譲できないという状況が続いておりました。そのときに定期借地借家法が改正になって定期借地権の利用が可能になったので、そういうところを時期を失せずに新しい制度をという。それで今、非常に税収もきちんと確保しないという状況で、夕日ヶ丘にも3区画、これをきちんと分譲して、固定資産税も、最初は土地はありませんけれど建物の固定資産税は入りますし、住民税も入るわけですから、そういう税収確保のためにも選択肢を増やして市街化を促進したいという思いであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) ちょっと私も心配な部分もあって言わせていただきました。その辺もしっかり返していただいて、ぜひ進めていただきたいなというふうに思います。  あと1点、この制度はいつぐらいからスタートしたいとお考えでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 今、就任早々各部長と課長、各部と私のああいう政策について打合せ等々は終了しました。この住宅地貸付けについても担当は都市整備課でありますけれど、本当は今議会でもというような職員のすごくスピードある作業が進んでたところですが、もうちょっとゆっくりじっくり考えて、市民の方に重々理解をしてもらってから制度を導入することになるのでというような状況で、スピード感を持って職員は取り組んでいるところであります。今年度中には必ず導入したいというふうな作業の進め方であります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねて。  柊議員。 ○7番(柊 康弘君) 分かりました。スピード感も大事ですけど理解いただくことも大事ですので、その辺をしっかりやっていただいて進めていただきたいと思います。  以上で私の質問は終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 柊康弘議員の質問はこれまでといたします。  引き続ききょうどうの関連質問を行います。  平松謙治議員。 ○8番(平松謙治君) 会派きょうどうの平松謙治です。米村議員の代表質問に関連して質問をいたします。  まず、代表質問の環境づくりや生活環境対策に関連して、美保湾などの海辺の活用について最初の質問をいたします。  さきの伊達市長の所信表明で、白砂青松の弓ヶ浜、沿岸漁業やマリンスポーツの盛んな美保湾、ラムサール条約に登録されている中海など、他に誇れる美しい自然環境を守っていくために市民一人一人が自分事としてできることを日々の暮らしの中で実践していただくよう啓発し、自分も率先して行動していきたいと環境保全に関する思いをお聞きしました。私も強く共感するところです。  また、伊達市長におかれてはヨットなど海に親しむ中で特に感じられたのではないかと思うところです。私自身も、中海でボートやペーロンなど活動する中でそういった意識が芽生えたと感じております。市民の皆様においても、それぞれの場所、例えば弓ヶ浜の浜辺であったり美保湾や中海の海岸であったり、その場との関わりが環境を守るという意識へとつながるのではないかと思うところです。  さて、そこで市民の皆様をはじめ多くの皆様に海や海辺に親しんでいただける環境整備が自然環境保全に対する意識啓発へつながる重要な施策であると考えます。また、それとともに伊達市長の目指す海辺のにぎわいの一つの形になるのではないでしょうか。  そこで、海辺のにぎわいや活用について伊達市長は具体的にどのようなイメージをお持ちなのか。また、どのように進めていきたいと思っているのかお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 平松議員のきょうどうの関連質問にお答えいたします。  海辺のにぎわいや活用について、具体的なイメージや進め方についての考えをとのお尋ねであります。  三方が海に開かれた本市にとりまして、海は魚介類をはじめとする豊かな恵みを与えてくれる存在であるとともに、近年はセーリング、ボート、ペーロンをはじめとする各種マリンスポーツ、釣りや海水浴などのレジャーの拠点として国内外の多くの方々に御利用いただいております。加えまして、美保湾沿いにサイクリングロードを開通したことにより、また一つ新たな魅力が加わったところであります。  また、この9月からソフトバンク株式会社の子会社が幅広い世代の健康増進及びベンチャースポーツを活用した地方創生を目指し、新屋町の海岸において各種ビーチスポーツの実証実験を開催されるなど、海辺を生かした新たな取組も進められております。  今後の海辺のにぎわいや活用についての御質問でありますが、境港管理組合が策定された境港長期構想におきましては、施策の展開方向として豊かな自然環境を活用したレクリエーション、マリンスポーツ拠点機能の強化が盛り込まれております。具体的には、マリーナ機能の強化、海釣りに対応するための施設、親水性のある砂浜確保などが上げられています。本市としましては、現在海で行われている各種マリンスポーツやレジャーに加え、先ほど触れました構想に盛り込んでいる各種の施策につきましても実現に向けて協力してまいりたいと考えております。  また、海辺のにぎわいは活用を進めるためには海の環境保全への取組が欠かせません。近年、マイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な問題となっており、境港の海も例外と言えない状況であります。地域の宝である海を未来に残していくため、利用者、市民自らができることを実践していただけるよう啓発に努めたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  それでは、順次質問をしていきたいと思います。  まず初めに、境港、特に弓ヶ浜、海水浴としてはすごいいい環境であるなと今すごく分かるところではありますが、実際海水浴場としては行政機関として認めてない状況があると思うんですけども、それに関して今使っていらっしゃる状況を今後どうしていきたいとか、市長の思いというのをお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) かつての境港は、海水浴場も上道町のほうの海岸ではたしか飛び込み台もあったようなそういう記憶もございます。僕も小さい頃からあの辺りに出たら泳いでみたもんですけれども、海水浴場につきましてはいろいろ水質検査等は毎年境港市も行っており悪い水質ではありませんけれど、海底の状況が一定しない。急に深くなったりとかそういうこともあります。海流の関係、それとサンドリサイクルしてる関係もありまして、なかなか海底の状況が安定しないということがあります。昔から海水浴場の開設についても市役所の中でも僕も若いときに、昭和50年代末ぐらいですかね、海水浴場検討委員会というのがありました。そこでも論議して、検討もしていたということもございます。  ただ、海水浴場は例えば皆生の海水浴場であれば、当然旅館組合のほうで開設をされております。当然海水浴を目当てに皆生温泉のほうに来られるという目玉としてやっておられます。境港で開設するということになると、そういう営利目的な海岸ではありませんから、なかなか国のほうも国有管理地を使うというところもありますので、そういう大々的に営利活動ができるのかなというようなこともありますし、併設施設であったり休憩施設であったり監視員であったり、かなり事業費もかかってきます。企業と人材が必要であります。というところもあってなかなか今現在は進んでいないという状況でありますが、海水浴場だけじゃなくて、今、平松議員がおっしゃったように浜の利活用、海の利活用で海水浴以外に境港らしい公共マリーナもあり中浜港もあってヨット、ペーロンもある。そういう活用は十分できるわけですから、そういうことで境港は海辺であったり海の活用をしていく方向を考えたらどうかなというふうな思いであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  私も、海水浴という観点で、この安全性というのはしっかり担保していかないといけないのかなとは思うところであります。  それで今、境港管理組合のほうで沖合展開をにらんだ海釣り施設の整備などの実証試験ということで、夢みなとタワーの横の防波堤に足場を組んで釣り人に開放するということでやっております。ただ、そこに実際使っていただく方にはちゃんとライフジャケットをつけてくださいよというようなことをうたった看板がたしかあったとは思うんですけども、なかなか厳しいことですし、沖合にある通称一文字の防波堤、あそこは昔、渡船で渡ってチヌ釣りだったり本当たくさんの方が魚釣りを楽しむ環境でしたけども、鳥取市のほうの事故を受けてその渡船が中止になったりしている。そういったことで、しっかり安全対策というのを考えていかないといけないと強く感じるところです。  それで私、そういった部分で前中村市長に一度質問したんですけども、ねんりんピック等近いうちに行われます。そういった中で釣りの大会というのも一つ面白いのかなと思うような提案をさせていただきましたけども、ちょっと話が飛躍してしまっているんですけども、釣りの環境という部分でもっと境港をPRどんどんしていったらどうかと思うところですけど、伊達市長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 本当に境港を訪れる釣り客というのは多くいらっしゃいます。ただ、市街地で魚釣り、境水道も中海もですけど、そういうところで釣りをされている。あと美保湾のほうでも釣りをされていますけれど、なかなか本当に隠岐島であったりとかそういう醍醐味という魚釣りのそういう場所が、一文字の跡がなくなった関係でなくなってきているわけです。その辺で気軽に楽しめる釣り、マニアが楽しめる釣りはなかなか難しいのかとは思いますけれど、そういう気軽に家族で楽しめる釣りというのは境港は案外適しているんじゃないかなというふうに思っています。  それで今、境港管理組合が50メートルの幅で海釣りの竹内団地で実験をしていますけれども、それが安全性も確保できて本当に楽しんでいける施設であるなら、その造設も管理組合のほうでは今考えているという状況であります。いずれにいたしてもそういう本当にファミリーで楽しむ、少しだけ楽しめる魚を釣る場なのかなというふうには考えているところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  そういった魚釣りをぜひしてほしいという質問をしている中で、今度自分がそういう質問しとってある種ちょっとどうと思われるかもしれませんけども、魚釣りをされる方のマナーという点で、伊達市長今おっしゃられてた、海の環境保全といった中で大変ごみのポイ捨てだったりそういうのが実際目立つ。水道も何か、本当ほぼほぼ流れています。相反するところで私が話ししているのは十分承知しているんですけども、そういった部分でごみの、きれいなところにはごみ捨てませんので、そういったところもしっかりやってないという、いろんなそういった政策を打ち出す中では課題もどんどん出ていくというところが私自身も考えながら市長にも考えていただきたいですし、いい環境であればと思うとこです。  それで先ほど伊達市長から御紹介のありましたソフトバンクの関連会社の地方創生でビーチスポーツの環境整備を試験的にするということで、鳥取県とたしかこれは協調してこの事業をされているようです。それでこの話を境港市のほうにもお話をさせてもらってこの事業に結びつけていくようですけども、境港市としてできることは何かないのかというようなということで、PRはぜひしていきたいというようなことを執行部のほうからお話があったようですけども、それでこの事業に対して境港市としてどのような関わりをされているかお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) ソフトバンクのこの実証実験につきましては、鳥取県と話が進んで県内でどこでするかというところで鳥取港周辺候補地、それで地元理解もしやすい境港。というのは、境港はビーチバレーを毎年海岸でやっています。ですからそういうビーチスポーツにも理解がある境港であるというところもあって、結果、最終的には境港で実証実験が行われているという状況であります。ですから境港はビーチバレーのほかでもビーチラグビーも行われておりますし、ですからそういうところもあってどんどんどんどん砂浜はきれいな砂浜であれば十分そういうビーチスポーツに利用できることが可能でありますので、境港市としても今回のソフトバンクの事業が成功して事業化に進むように広報等、PRでお手伝いをしていきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございました。  それで今、境港管理組合で境港長期構想を立てて様々な計画をしています。先ほどソフトバンクの実証試験もありますし、ビーチバレーであったり中海のほうだったらまたボートだったりペーロンだったり、最近はよくサップをやっていらっしゃる方も見ます。そういった中でその施設の環境整備、そういった部分、それと実際にそこで何か物事をするときに運営をする、もしくは管理するそういった部分。様々な人たちが関わって進めていかないといけないと思うんですけども、その中で境港市というのはどういった立場といいますか、どういった立ち位置というのが望まれるのかなというところを所見をお聞かせいただければと思うんですけども。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) ビーチスポーツされる方は当然シャワーとかトイレとか近くにあったほうがいいとか、当然そういう施設が必要になってくるというふうに思います。今現在、新屋の海岸であればキャンプ場のトイレもありますし、公共マリーナのほうに行ってもらえばシャワーも借りれるというような状況であります。中海のほうはシャワーはないわけですね。艇庫の中にありましたかね。そういうことで若干不便なところはありますけれど、最低限の施設があるという状況でありますけれど、どんどんどんどんビーチスポーツ等が盛んになれば、この施設だけでは十分ではないという利用者の声も出てこようかと思います。それは当然鳥取県や境港管理組合等々、そういう関係機関と市も一緒になって利用者のための利便施設どうしようかということは検討し、整備していく方向であるというふうに思っています。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  こういった構想、具体的なにぎわう施設という意味で、行政はほとんど多くの部分がハード整備を大きく担うのかなと思います。ただ、それと同時に民間が運営を担うのか。具体的にこういった大きな計画をつくる中で、行政であったり民間であったりまた市民であったり、様々な方々から意見を出し合ってそういった形をつくっていただくような形を、いろんな方法を検討していただきたいと思います。  それで平成26年度に境港市海のスポーツ活性化調査検討会議、教育長も出られてたんですけども、今の教育長が出ていらっしゃったんですけども、ここではこの海のスポーツ活性化調査検討会議、これがスポーツ振興への助成、これの効果的な在り方を提案するということでいろいろと議論して、一つの提案書としてまとめました。その中で、市民が身近に感じ憩うことができる海、子供たちが遊び学ぶことのできる海、海のスポーツを安全に行う体制づくりということで、そういう観点で調査をしました。それでそれの中の、私、この調査書を見て一番思ったとこが人材の育成、特に安全に対する人材の育成です。そこをしていかないといけないというところを強く思いましたし、実際ソフト事業でプログラムを行うところも人です。ぜひともその辺しっかり踏まえた上で、いろいろな方法、目的は一つであってもそれに向かう方法はたくさんあると思います。ぜひともその辺しっかり伊達市長にはリーダーシップを発揮してもらって、すばらしい境港の運営創造していただきたいと思います。まず初めの質問は以上といたします。  次に、代表質問、未来にツケを回さない行政運営に関連してICT(情報通信技術)の活用について質問いたします。  伊達市長は、所信表明においてICTを活用した業務の効率化をうたわれています。具体的に、どのような業務でICTを活用し効率化を進めるのかお示しください。  さて、国においてはマイナンバーカードによる利便性の提供と業務の効率化を進めようとしています。さきに行った特別定額給付金の申込みでも、マイナンバーカードの活用による給付でスムーズに給付が行えるとして国はPRしてたように思います。  そこで、本市においてマイナンバーカードによる申込みがどれだけあったのかお聞かせください。  また、郵送による申込みとマイナンバーカードによるオンラインの申込みとで業務の効率についての所見をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 平松議員から、ICTの活用について具体的にどのような業務で活用し効率化を進めるのかというお尋ねであります。  現在、活用を検討しているICTは、AI(人工知能)やRPA(業務プロセス自動化)などであります。これはこれまで人が行っていたパソコン上の操作を代わりにロボットが行うことにより自動化するもので、手順が決まっている作業や反復作業など定型的で単純な作業を得意としております。本市の業務でもAIやRPAの活用により自動化が可能な業務は多くあると考えます。具体的に申し上げますと、保育園の入園選考をAIが行う入所選考システム、スマートフォンやホームページで定型的な問合せに答えるAIチャットボット、講演会等を録音した音声からAIが文字に変換する議事録作成システムなどがあります。このほかの業務におきましても、AIやRPAの活用について先進的な導入事例を参考に検討を進めてまいりたいと思います。  次に、特別定額給付金の申込みについて、マイナンバーカードによる申込みがどれだけあったのか。また、郵送による申込みとマイナンバーカードによるオンライン申込みとの業務の効率についての所見をということであります。  本市では216件のオンライン申請があり、そのうち受理件数が205件、不受理の件数が11件でありました。全体の申請件数は1万5,262件でしたので、約1.3%の申請割合となったところであります。  業務効率についてですが、郵送申請の場合は本市からあらかじめ世帯主、世帯員、世帯の給付額を記載した申請書送付しておりますが、オンライン申請の場合には世帯主でない方からの申請や世帯員の相違などがあり、不受理となるケースがありました。  また、申請を受け付けても内容審査のために紙媒体に印刷する必要があることから、職員からは業務の効率性が悪いと感じたと聞いております。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  本市の業務の効率化というところで、私、マイナンバーカードで大きな何かしら個人のデータを取り扱うようなところ何かされるのかなと思って多少心配しておったんですけども、今の段階では基本的にはハード整備によって単純な作業をこなしていくということで、取りあえずは安心したところです。  それで先ほどのマイナンバーカードによる定額給付金の利用状況の事務処理の関係のお話もお聞きしました。テレビ報道等で、オンラインによる手続で東京都内の役所では大変余計に手間取ったというのがすごくあったもんですから、実際そうだったのかなということでいろいろと今後の反省点であるのかなと思ったところです。  それでこの後ちょっとマイナンバーカードに関していろいろと質問をしていきたいと思うんですけども、令和1年、昨年の12月議会でもちょっと質問させてもらったんですけども、子育てワンストップサービス、母子保健や児童手当の手続的なことをこのマイナンバーカードを使ったオンラインでの維持ができるということで、年間にランニングコストがかかって実質60万からのお金を要してやっているわけですが、初年度、昨年度利用はゼロということでしたけども、今年度の利用状況はいかがでしょうか、お聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 市長に代わってお答えいたします。  子育てワンストップサービスの本年度の利用状況ということでございます。  本年度も芳しい状況ではございません。利用状況実績はございません。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) この状況について、市長の所見をお伺いできませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 非常にデジタル行政進めていくという上でも、本当に利用しやすいような状態にしないととても市民の皆様から利用されない、支持されないということがよく分かります。ですからそういうことがないように利用しやすい、本当に簡単に御利用いただけるような内容にしていかないといけないと強く思っているところであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。
     平松議員。 ○8番(平松謙治君) ありがとうございます。  それでこの子育て支援のサービスについて、境港市では実際この3年間ゼロということですけども、例えば県内の他市町村の状況というのは把握されていたら教えていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 県内の他市の状況でいいますと、やはりちょっと利用実績は、子育てワンストップサービスについてはございません。ただ、島根県さんになるとちょっと近隣で松江市や出雲市さん、安来市さんなどは2桁の件数が出ていまして利用実績を確認させていただいているところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 平松議員。 ○8番(平松謙治君) ぜひともその辺、行政として今の現状を国に対して申し上げていただいて、改善できるところは改善していただくような取組をしていただきたいなと思うところです。  そして次なんですけども、このマイナンバーカードの利用に関して住民票の発行だったり健康保険証の関係が今後利用されていくと思うんですけども、今後の利用の拡大状況、予定についてまずは教えていただけませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 今のところ、まだマイナンバーカードをどのように利活用するかといった決定されてるような事項はございません。例えば一部の保険者の保険としてマイナンバーを利用するというような案も出されているところではございますが、それも利用者の希望者によってというような状況のところもございます。それから御承知のことと思いますが、今マイナポイントという格好で上限5,000円をポイントに付与してキャッシュレスに進めるような利用促進のこれは一環だと思いますが、そのような方策も国のほうは考えているところでございます。  現時点で住民票のほうにひもづけて確実にという話はまだ決定事項になっておりません。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) ちょっと私が間違えていたら確認させてください。  住民票のコンビニエンスストア等での発行はマイナンバーカードは関係なかったですかね、まず確認であります。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 境港市では現在まだ自治体クラウドの導入をしておりませんのでできませんが、自治体クラウド化をされているところについてはコンビニでの住民票交付はできます。その場合は、マイナンバーカードがある方がコンビニで住民票の交付ができます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) 今はできてないと思うんですけど、予算組みで予定がされてなかったですか。なかったならなかったでいいです。改めて確認させてください。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 実施時期ですけれども、制度は今着々と自治体クラウドの導入の手続を進めていますが、コンビニ交付の制度開始としては来年の4月を予定しているところでございます、本市は。 ○議長(森岡俊夫君) 平松議員。 ○8番(平松謙治君) 分かりました。  それと、あと健康保険証の関係なんですけども、先ほど総務部長のほうからは健康保険証に関して全く決まってないようなお話であったんですが、私のほうで確認させてもらった中では今年の8月から健康保険証の利用の申込みをするというのが国のほうの制度としてあって、そういった国のほうの保険証として利用できますよというリーフレットを新しい保険証を発行する中でお配りしているというようなことを聞いているんですけども、その辺執行部のほうはどうなっていますでしょうか、確認させてください。 ○議長(森岡俊夫君) 中村市民生活部長。 ○市民生活部長(中村直満君) 市長に代わってお答えいたします。  マイナンバーカードの保険証としての利用ということにつきましては、確かに言われますように今年の国民健康保険証を郵送した際にリーフレットを同封しております。ただ、これは国がつくったリーフレットでございまして、3月から全ては予定ということを印刷してのリーフレットでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) 私も質問をしとってちょっといらいらしてきているのもあるんですけども、今年度の令和2年度の資料に国民健康保険の特別会計予算で397万4,000円をこの事業に関わるので、国保の補助金を使って事業化としてやってます。それであくまで3月の予定ということなんですけども、本当にそんなもんでいいんですか。行政がこれだけお金使ってシステムを今年度中にするのに、これは国が決まってないからということなのかもしれませんけども、私はいささか疑問に思うんですけども、これだけのお金を使って予算化して事業を年内にするのに、ここまでしか決まってないということでよろしいわけですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  中村市民生活部長。 ○市民生活部長(中村直満君) 私どものほうといたしましては、当然3月からということで準備は進めておるところですけれども、リーフレットのところで3月予定という部分でございまして、私どもも国のほうの進行状況というのはちょっとそんなに把握しておりませんけども、お配りしたリーフレットの中ではそういう条件で国がするものを周知ということで使わせていただいたということでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) 今のマイナンバーカードの交付実績が最近上がっております。これは多分ですけどもマイナポイントの関係ではないかと思うんですけども、マイナンバーカードの交付が増えてきている現状とその理由というのをお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  中村市民生活部長。 ○市民生活部長(中村直満君) 代わってお答えいたします。  確かに御指摘のとおり本年度4月からの、今、私の手元にございますのが8月末ですから5か月での発行枚数が既に昨年度4月から3月の1年間を上回った枚数となっております。  さらに月ごとにちょっと見てみますと、6月からちょっと多くなっております。このタイミングというのを考えますと、やはり御指摘のとおりマイナポイントの制度が近づいてきたというそのタイミングだろうと思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  平松議員。 ○8番(平松謙治君) 私自身はマイナンバーカード自体を否定するもんではないんですが、今の国の国保の健康保険証の関係であったりマイナポイントに関しても、結局は、今日たまたま先ほどインターネットで総務省ですかね、国のホームページ見ましたけど、マイナポイントの利用期間だったりなんかは各金融機関ですか、何とかペイだとか、そういうところを確認してくださいよという文言になってる。大丈夫かと思ったわけです。国の政策を否定することになっちゃうんですけども、境港市の行政としてもっと責任を持ってこういった情報というのが出さないと、私はよくこんなリーフレット渡したなと思います。しっかりこれは、なかなか国から下りてこないという現状はあると思いますけども、しっかりやっていただきたいと思います。  特に3月から予定ということで、健康保険証の関係は行政機関がシステムをつくったから動くもんじゃないです。各病院であったりそういった施設にちゃんと端末があったりそういうことができないと、全く動かないです。ですので、その辺情報をしっかり取って市民の方に的確に伝えることしかできないかもしれませんけども、その辺しっかりしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁は要りませんか。 ○8番(平松謙治君) 要りません。 ○議長(森岡俊夫君) 平松謙治議員の質問はこれまでといたします。  以上できょうどうの代表質問を終わります。  本日の一般質問は以上といたします。 ◎散  会(15時00分) ○議長(森岡俊夫君) 次の本会議は、明日24日午前10時に開き、引き続き一般質問を行います。  本日はこれをもって散会といたします。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。          境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...