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令和 2年 6月定例会(第4号 6月17日)

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  1. 境港市議会 2020-06-17
    令和 2年 6月定例会(第4号 6月17日)


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    令和 2年 6月定例会(第4号 6月17日) 6月定例会     令和2年6月 境港市議会(定例会)会議録(第4号)   令和2年6月17日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 第3 議案第46号〜議案第51号 第4 陳情第6号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるため          の、2021年度政府予算に係る意見書採択に関する陳情    陳情第7号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求          める陳情書    陳情第8号 地方財政の充実・強化を求める陳情  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (14名)     1番  森 岡 俊 夫 君      2番  景 山   憲 君
        3番  米 村 一 三 君      5番  岡 空 研 二 君     6番  平 松 謙 治 君      7番  柊   康 弘 君     8番  荒 井 秀 行 君      9番  永 井   章 君     10番  築 谷 敏 雄 君      11番  足 田 法 行 君     12番  田 口 俊 介 君      13番  松 本   熙 君     14番  安 田 共 子 君      15番  長 尾 達 也 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市     長  中 村 勝 治 君     副  市  長  清 水 寿 夫 君 教  育  長  松 本 敏 浩 君     総 務 部 長  築 谷 俊 三 君 総務部防災監   藤 川 順 一 君     市民生活部長   中 村 直 満 君 福祉保健部長   阿 部 英 治 君     産 業 部 長  柏 木 頼 文 君 建 設 部 長  灘   英 樹 君     総務部次長    渡 辺   文 君 福祉保健部次長  永 井 卓 真 君     産業部次長    木 村 晋 一 君 建設部次長    柏 木 雅 昭 君     建設部次長    松 本 啓 志 君 教育委員会事務局長          松 原   隆 君     秘 書 課 長  浜 田   潤 君 財 政 課 長  黒 見 政 之 君     教育総務課長   亀 井   功 君 生涯学習課長   黒 崎   享 君  事務局出席職員職氏名                        局長補佐兼議事係長 局     長  浜 田   壮 君              手 島 由美子 君 調査庶務係長   山 本 泰 淳 君     議事係主任    盛 岡 智佳子 君 ◎開  議(10時00分) ○議長(森岡俊夫君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  日程に先立って、諸般の報告をいたします。  本日の会議に永井章議員から遅刻の通知がありましたので、報告をいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森岡俊夫君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。  署名議員に、米村一三議員、田口俊介議員を指名いたします。 ◎日程第2 一般質問 ○議長(森岡俊夫君) 日程第2、一般質問に入ります。  昨日に引き続き各個質問を行います。  なお、新型コロナウイルス感染症対策として、議場内ではマスクを着用することとしておりますが、ソーシャルディスタンスが十分確保できている質問席と演壇での発言に限ってマスクを外しても構わないことといたします。  初めに、平松謙治議員。 ○6番(平松謙治君) 会派きょうどう平松謙治です。6月定例市議会に当たり、一般廃棄物の処理、ごみ処理について質問をさせていただきます。  さて、私は、平成16年に中村市政がスタートしてから、これまで毎年のようにごみ処理行政について質問してまいりました。今回は中村市長への最後の質問として、これまでの総評と今後の課題についてお聞きしたいと思います。  さて、境港市では、平成15年10月から、可燃ごみ不燃ごみの直接搬入の一部有料化をスタートさせました。その後、平成16年10月より可燃ごみの持ち出しに有料指定袋制を導入し、ごみ処理の有料化が本格的にスタートいたしました。平成24年10月から直接搬入ごみ処理料金下限制度を廃止、平成26年11月から、可燃ごみとして処理をしていた軟質プラスチックの分別回収をスタートさせ、ごみの減量化と資源化に取り組んでいます。  また、廃品の再資源化を促し、ごみの減量化を目的に行っていた廃品回収推進団体奨励交付金制度の助成枠の拡大などにより、廃品回収活動も広がりを見せています。また、これらのほかに、生ごみの堆肥化・グループ回収や、ごみ固形燃料化など様々な施策を行ってきました。しかし、このごみ処理は境港市という単市で完結できる事業ではありません。一般廃棄物最終処分など広域で取り組むべき事業も多数あります。  このような中、平成13年に鳥取県西部広域行政管理組合で策定された可燃ごみ処理広域化基本計画における平成23年度の稼働目標とした広域での可燃ごみ焼却施設建設計画を、平成18年度に中村市長の提案により計画を凍結いたしました。これにより本市清掃センターでは、焼却施設の延命を行いつつも、平成27年度に施設の使用を停止し、翌年28年度より米子市クリーンセンターでの可燃ごみ焼却委託に移行いたしました。他町村においても、焼却施設を持つ周辺自治体の協力により、多額の費用を要する焼却施設建設の延期ができています。また、一般廃棄物最終処分については、焼却灰のセメント原料化等により延命化が図られています。  ここで、中村市政これまでの16年を振り返り、一般廃棄物ごみ処理行政について、本市だけにとどまらず、広域行政を含めた総評をお聞かせいただきたいと思います。  また、西部広域行政管理組合可燃ごみ処理広域化基本計画ですが、中期計画である平成23年度稼働予定の可燃物ごみ処理施設整備計画は、平成18年度に凍結となりましたが、長期計画として令和14年度稼働の可燃ごみ処理施設整備の構想があり、具体的な議論が進んでいます。先月28日には、西部広域行政管理組合議会特別委員会でこの基本構想案の概要説明がなされました。この一般廃棄物施設整備基本構想案は、今後、境港市が進むごみ処理施策へ大きな影響を与えるものです。この基本構想案でどのような議論がなされているのか、そして境港市ではどのような課題があるのかをお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 平松議員の御質問にお答えをいたします。  一般廃棄物の処理について御質問をいただきました。  初めに、これまでの16年を振り返って、一般廃棄物処理行政について、本市だけにとどまらず、広域行政を含めた総評をということであります。  一般廃棄物の処理につきましては、これまでの16年間、ごみ処理の有料化をはじめとする様々な減量対策民間リサイクル施設を活用した資源化などに取り組んでまいりました。こうした取組を重ねてきた結果、令和元年度の可燃ごみは就任前の平成15年度と比較して37%の削減となったところであります。この間には、西部広域行政管理組合におきまして、平成23年度に稼働を予定しておりました可燃ごみ処理施設建設につきまして、当時の本市及び町村のごみの量や米子市クリーンセンター処理能力などを総合的に勘案、検証し、計画の見直しを訴え建設を凍結することができたところであります。その後、平成28年度より米子市クリーンセンターへの本市の可燃ごみの受入れが実現をし、余力のあった処理能力を大いに活用させていただきながら今日に至っております。また、西部圏域のその他の焼却施設でも延命化が図られまして、西部圏域全体として合理的なごみ処理が行われてきたことは、コスト面において非常に大きな効果があったものと、このように考えております。  本市におけるごみ処理行政は、自治会関係者をはじめ多くの方々の御尽力と市民や市内事業所の皆様の御理解と御協力の下、大きく進展してまいりました。改めまして深く感謝申し上げる次第であります。  次に、西部広域行政管理組合一般廃棄物処理施設整備基本構想案ではどのような議論がなされているのか、また、本市ではどのような課題があるのかということでございます。  一般廃棄物処理施設整備基本構想につきましては、鳥取県西部のごみ処理あり方検討会におきまして昨年5月より6回にわたる会議が開催されたところであります。この中では、可燃ごみ及び不燃ごみ処理施設最終処分場施設整備を念頭に、ごみ処理の広域化に向けた課題の抽出、処理対象ごみ分別区分の統一、効率的な施設の設置及び管理運営体制の構築等が検討されてまいりました。本年3月末に基本構想の案が概成され、平松議員がおっしゃるように、先月の28日に西部広域行政管理組合議会特別委員会で報告されたところであります。本市では、今議会の常任委員会で御報告させていただく予定としております。  また、本市における課題といたしましては、ごみ処理施設の位置が遠方になった場合の安全で安定した収集運搬体制の構築、中継施設の必要性の検証、分別区分や市民が直接持ち込むごみの受入れ体制の検討などが上げられます。いずれにいたしましても、今後とも市の責任において一般廃棄物を持続的、安定的に処理していくために、広域処理の実現に向けて西部圏域の市町村と十分な連携を図ってまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  平松議員。 ○6番(平松謙治君) ありがとうございます。中村市長とは、本当この16年間ごみ処理のことでたくさんの議論を本会議場で交わさせていただきました。行政視察で勉強させてもらった先進地事例の紹介やごみの分別、減量化などの提案であったり、西部広域行政管理組合のエコスラグセンターの問題、また、一般廃棄物最終処分場のことなど、本当に毎年、進捗状況も含め質問させていただきました。  また、ちょっと改めて今回議事録を確認しとって、平成21年9月議会で境港市廃棄物処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例制定、これはごみ処理施設へのごみの搬入量下限制度の廃止ですが、こういった条例案が出されましたが、中村市政において唯一の否決をされた案件ではなかったかと思います。これまで市長とは、是々非々も、いいことはいい、悪いことは悪いと議論が十分に尽くされたかなという強い思いを持ってます。  そんな中で、このごみ処理行政についてなんですが、不燃ごみの収集の有料化の是非についてちょっと議論をしたことがなかったもんですから、少しだけ見解をお聞きしたいと思うんですけども、現在、本市では、不燃ごみの持込みについては有料化がなされています。しかし、収集については無料のままで、市民にとっては大変助かっているところではありますが、周辺自治体においては大半が有料化となっており、ごみの減量化において、これまでごみ処理の有料化が効果的だという話が多々されてきましたが、担当者の会議であったり、審議会でこの不燃ごみの持込みに関して何かしら議論がなされているのか、そういったところを教えていただけませんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  中村市民生活部長。 ○市民生活部長中村直満君) 市長に代わってお答えいたします。  現在、近年、内部で不燃ごみの定期収集の有料化ということについては、正直まだ議論という場に至っておりません。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○6番(平松謙治君) ありがとうございます。  それで、この後、2番目に質問しておりました西部広域の今後の計画の中で、先ほど市長からもお話がありましたけども、ごみの排出に関することで、境港市と米子市、あと西部の町村とのごみの分別に関して、かなり有料であったり、また、軟質プラスチックなどについては分別しないところもあったりといったところで、統一を図っていかないといけない部分があります。その辺は、しっかり今後の議論だということで質問はしないでおこうと思うんですが、今回、西部広域一般廃棄物処理施設基本構想において、ごみの分別、各市町村の統一化といったところが、先ほどお話しいただいたように大変重要な論点になると思います。  それともう一つ、最終処分場の処理において、飛灰、焼却した後の灰の処分については、今現在は民間のとこで処理をされて最終処分場に持ち込まないような形で延命化が図れていると思います。それが今回コストのことについてこの計画の中で議論がなされて、コスト面において、最終処分場に埋めるほうがいいんじゃないかというようなところもあると思いますが、その辺についてちょっとだけお話しいただけませんでしょうか。議論の現状をお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 中村市民生活部長。 ○市民生活部長中村直満君) 市長に代わってお答えいたします。  まず初めの、各市町村で異なるごみの分別の部分についてでございます。  これについては、この基本構想を協議する中でも、各市町村ごとの状況というのも確認したところでございます。ただ、その中で、それぞれ各市町村というのも、これまでの経緯等もあって広く住民の方にも周知して取り組んできた経過もありますので、これは今のこの基本構想の段階でこの段階で統一的にルールを決めるということではなくて、今後の検討ということでこの基本構想の中では取り扱ってございます。  それから、続きまして、飛灰とか主灰の処理の関係でございます。  確かに御指摘のとおり、現在は民間施設、県外にありますが、そこに搬出しております。ただ、これをいわゆる西部広域で設置する最終処分場、ここに搬入するということになりますと、最終処分場の容積といいますか、施設規模、かなり影響を受けることになります。ということは、用地選定から建設コストとかもかなり違ってくることになります。そういうことも今、基本構想の段階では、西部広域最終処分場に搬入するのか、持ち込まないのかという結論はこの構想の中では決定をしないということでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 続けてございましたらどうぞ。  平松議員。 ○6番(平松謙治君) ありがとうございます。  先ほど質問したとおり、各この構想段階ではそういったところはまだ今後の課題ということで、逆に言ったら、その今後の課題ということで、境港市もですし、広域としてもこの問題をしっかりこなしていかないと、広域で行っているスケールメリットというのが有効に働かないと思います。これまでもごみ処理についていろいろと質問してまいりましたけども、今後、広域行政の視野に立った施策というのが本当に重要になってくると私は感じておりまして、広域の当然連携、統一、先ほどの課題としてあった分別の統一であったり、処理の仕方の統一であったり、また、先ほどのもう一つの最終的な費用対効果に関わってくるところだとは思うんですが、最終処分場に飛灰を入れるのか入れないのかといったところ、そういったところ、この広域の住民意識の確立というのが大変重要になってくると思います。  これまで中村市長におかれては、そういった広域に対してもしっかり物をおっしゃって、この圏域のまとめ役だったと思います。今後、中村市長におかれては、市長という立場からは退かれるわけですけども、これからもまた別の形でこの地域のために御尽力いただきたいと思います。このごみ処理行政というのは終わりはないと思います。今後しっかり私も頑張っていきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 平松謙治議員の質問はこれまでといたします。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩をいたします。再開は午前10時35分といたします。        (10時22分) ◎再  開(10時35分)
    ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  次に、安田共子議員。 ○14番(安田共子君) 日本共産党境港市議団安田共子です。今日は、新型コロナウイルス感染予防感染拡大防止策として幾つか質問をさせていただきます。  まずは、これからの対策についてです。全国で緊急事態宣言が解除になった今だからこそ、新型コロナウイルス感染予防感染拡大防止のために何が必要なのかという観点で幾つか質問させていただきます。  5月14日、国が鳥取県を含む39県で緊急事態宣言を解除し、その後、中村市長は、5月15日メッセージを発出され、感染防止のため、マスクの着用や手洗い、三密、密閉・密集・密接の回避、鳥取県が示す鳥取型新しい生活様式の実践に努めてくださいと呼びかけられました。その後、5月25日に全都道府県で緊急事態宣言が解除になり、鳥取県においては5月26日に対策本部会議が開かれ、県境を越える移動、観光振興などについて段階的緩和の方針も出されました。その後、中村市長は、5月28日に市民に向けてメッセージを発出、また、6月市報別冊でもメッセージを載せておられました。私は、ただ、それ以降の境港市のホームページや市報で発信される情報は、鳥取県の方針を十分伝えるものになっていないと感じています。  そこで、まず、5月25日の全国での緊急事態宣言解除以降の鳥取県、本市の新型コロナウイルス感染症対策の方針の概略と併せ、新型コロナウイルスに関して、今、市長が市民に呼びかけたいことをこの場でぜひお聞かせください。  2点目に、緊急事態宣言の解除を受けて公共施設の臨時休館なども解除され、感染防止対策を取っての利用が再開されていますが、主な公共施設、特に利用者の自己管理が求められる体育施設、公民館、学習等供用施設について利用時の感染防止対策や規制はどうなっているか、お聞かせください。  3点目に、災害時における新型コロナウイルス感染症対策について、6月8日付で市のホームページで市民へ呼びかけをされていますが、その内容を改めて御説明いただき、また、このことの周知方法についてお考えをお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 安田議員の御質問にお答えをいたします。  これからの新型コロナウイルス感染予防感染拡大防止策についてお尋ねをいただきました。  初めに、緊急事態宣言解除後の本市の新型コロナウイルス感染症対策の方針の概略に併せ、今、市民に呼びかけたいことはということでございます。  緊急事態宣言の解除後、鳥取県では、新しい生活様式の定着を前提に、一定の移行期間を設け、外出の自粛や施設の利用制限の要請を緩和しながら、段階的に社会経済活動活動レベルを引き上げるように方針が示されております。緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルスが終息となったわけではなく、ワクチンや治療薬の開発にはまだまだ多くの時間が必要となりますので、決して気を緩めることができない、そういった状況であると認識をしております。このため市におきましても、一日も早く平穏な日常生活を取り戻せるように、感染拡大の防止と社会経済活動の回復との両立を図りながら独自の支援策などを講じているところであります。市民の皆さんには、改めまして、鳥取型新しい生活様式の実践と定着を進め、市民一丸となって感染防止に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、災害時における新型コロナウイルス感染症対策について市のホームページで市民へ呼びかけをしているが、その内容について説明をということ、そしてまた、周知方法についての考えをということでございます。  田口議員の各個質問でもお答えをいたしましたとおり、災害時に開設する避難所では、3つの密、密閉・密集・密接、これが重なりやすく、新型コロナウイルス感染のリスクが高まると考えられます。本市では、感染症対策といたしまして、避難所の開設数を増やすとともに、密集・密接を避けるためのスペースの確保、換気や衛生対策の徹底などの対応を進めているところであります。また、親戚や友人宅など避難所以外への避難、いわゆる分散避難の推奨、避難所でのマスクの着用などの基本的な感染防止対策の必要性について周知を進めてまいります。  なお、この内容につきましては、市報7月号において、災害時における新型コロナウイルス感染症対策として掲載し、周知を図ることとしております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 安田議員の御質問にお答えをいたします。  利用者の自己管理が求められる体育施設、公民館、学習等供用施設について、利用時の感染防止策や規制はどのようにしているのかということでございます。  国が定めたガイドラインに基づき、入館時での手指消毒、マスクの着用、三密の回避、利用者の把握を行うなど、感染防止対策に取り組んでおります。また、施設により使用目的や規模の違いはありますが、温水プールではゴーグル、帽子の貸出し及び採暖室の利用禁止、市民体育館では大体育室の利用人数を100人以下に制限、公民館、学習等供用施設では利用中に職員が状況を確認するなど、施設ごとに規制を設けております。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  安田議員。 ○14番(安田共子君) ありがとうございました。  ちょっと細かいことになるかもしれませんが、市民の皆さんが社会生活を再開といいますか、続けられる中でやっぱり不安なことも耳にしますので、重ねて質問をさせていただきたいと思います。  必要な情報は何かというところで、市民が知りたい情報ということもありますし、誰もが同じ認識を持っている基準となる科学的というか、専門家の意見も踏まえた基準となる情報も必要じゃないかと思っています。鳥取県が出しているホームページの情報などを見ますと、県外との往来について細かく示されていて、それをなかなか読んで理解をするというのも大変ですし、市からも発信をする内容としては、それほどたくさんの情報ということにはならないかもしれませんが、段階的に解除をしていくというようなことについては、県外在住の親族がいる人も多いということと、もちろん観光業が主な産業となっている境港市にとっては大変重要な情報だと思うので、もう少しこの辺の発信もされたほうがいいのではないかと思うんですが、ちょうど6月19日以降の県外との往来、中国地方の中では交流をするというようなことも示されたところですので、御検討いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) 市長に代わってお答えいたします。  くしくも本日、鳥取県のほうが、まずは中国圏内の移動から緩和していくというような発表もあったところであります。こういったことについても、鳥取県のほうは大変きめ細かく県のホームページを活用して情報提供をしておられるところであります。市のホームページも、なるべくこういったことも、重複はするわけなんですけれども、市民の皆さんに分かりやすい形で理解していただくように努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) それから、県外に行かれる場合と県外から来られた人へのメッセージなども鳥取県の情報の中にはありますので、そういったことも必要かと思いますので、お願いします。  それから、感染者や家族への応援やねぎらい、医療従事者への感謝や県外車への親切心も、鳥取県人の心意気ということで持っていきましょうというような呼びかけもされていますので、そういったメッセージも市長からの発信としてはあってもいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) これまでは感染拡大の防止という観点から、県外の方が県内、市内に来られることはやはり自粛というんでしょうか、遠慮してもらっていただいたところであるんですけれども、これから新しい時期を迎えておりますので、逆に、また改めて県外の方も市内、県内に来ていただきたいという思いもあります。こういった思いを、また時期に応じて市民の皆さん、あるいは県外に向けても情報発信をしていかなければいけないことかなというふうに考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) それから、県内での外出や観光や、もちろん市内や近隣市への飲食店の利用なども事業として、定額給付金だとか地方振興券などによってそういった思いを込めているということは私たちは分かるんですけど、もうそこをストレートに感染防止の対策を取りながら飲食店の利用をしましょう、応援しましょうということもメッセージとしては必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 今、御指摘いただきました点も含めまして周知をしていきたいと思います。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねて。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 外食を控えようというのが4月、5月と続いていたので、それをお店のほうもそういうところを気をつけながら再開をしておられるところですし、そこを理解をした上で、皆さんも、もう行っていいんだろうかっていうような市民のちゅうちょする思いもあるのかなというふうに見聞きしますので、そういったところを、もちろん感染予防の対策を取っていますということの上で情報発信が必要ではないかなと思いますので、よろしくお願いします。  それから、次に、教育長から答弁いただいた公共施設での対策についてです。  まず問題提起したいのは、利用者の自主的な管理や徹底が定着するまでは職員の声かけや利用後のフォローも必要ではないかと思います。今の答弁の中でも、公民館などでは職員が利用状況を確認するようにしているということですので、職員がいない夜間、休日の利用はもうしばらく自粛を延ばしてもよかったんじゃないかなと、6月からそこも利用できるようになっているんですけど、もう少しそれは延ばしてもよかったんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 利用の方に徹底するということで、御指摘の部分もあるかなというふうには思います。各施設では掲示をきちっとしながら、それで利用者にお願いするというような方法を取っておりますんで、だんだん利用される方も慣れてきておられますんで、そういったところを続けてお願いしていくということでいきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 安田議員。 ○14番(安田共子君) やはり利用者で気をつけてということなんだと思うんですが、一方で、職員さんのほうでされてることもあるんだと思うんですけど、調度品、机、椅子やスリッパや照明スイッチの消毒をどうしているのかというようなこともそれぞれの施設によって違うようなことも聞きますので、それもどの程度必要なのかということも、専門家の意見も聞きながら学校ではこういうふうにしているとかということがあれば、一定、複数の施設がありますけど、そこは統一するような基準があってもいいんじゃないかと思いますが、現状とお考えについてお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  黒崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(黒崎 享君) 教育長に代わってお答えします。  消毒の件につきましては、机とか椅子とか使われた後に、利用者がされる場合と職員がする場合というのが、基本的に利用者にしていただくような形で行っています。あとスリッパとかも、使用後にきちっと箱に入れてもらってその後消毒したりとか、そういった対応を取らさせていただいております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) これに関連して、先ほどもちらっと言いましたけど、学校でもこういうふうに対応しているということがあると思うんですけど、いかがでしょうか、どのようになってますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 学校につきましても施設の消毒を職員のほうがやっとるんですが、手すりでありますとかドアノブでありますとか、誰もがそこを触れるというところを中心に児童・生徒が下校した後、消毒をするということをやっております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) この辺、全国の状況は分かりませんが、複数の自治体では、小児科医などの意見も聞きながら、学校でどういうふうに感染予防に取り組んでいくかというような検討会議も持っているというところもあるようでして、そういうところでは消毒については1日1回はするということで徹底をしているというのも聞きますので、公民館なども利用者にしてもらうというところもありますが、基本的に職員が1日1回は消毒をするというふうに示しておかれたほうがよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 御指摘のとおり、やはりそういったところはきちっと毎日やるということを徹底したいというふうに思います。  それから、これからは社会全体で自粛ということではなくて、活動が非常に活発になっていきます。したがって、自己責任というような部分も含めてそれぞれが感染予防の自覚を高めるということが必要になってきます。学校においても、児童・生徒のそういった感染予防に対する構えというものをしっかりと育ててやりたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 安田議員。 ○14番(安田共子君) 社会経済活動の回復と感染予防との両立ということが市長のメッセージでもありましたように、様々な市民活動についても同じことが言えると思いますので、その辺いろいろと気をつけていかないといけないことがあると思うんですが、その中の一つに、マスクや手指アルコール消毒は、感覚過敏とかアレルギーなどで着用や使用ができない人もおられると思いますが、子供を含め、そうした方々がおられるということは把握をしておられますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 具体的に教育委員会のほうにそういったお話は来てないんですが、特に手指消毒に関しましては、これまでアルコールでありますとか次亜塩素酸水というものを使用して実施をするようにというような指示を出しておりました。ところが、WHOのほうで推奨しないというような指摘もございまして、また、鳥大の医学部の教授のほうからも、手洗いは石けんと流水だと、それが基本だというような指示もいただきましたので、手指消毒の方法を変えて指導しておるという状況でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 石けんでの手洗いができれば手指消毒は要らないしということを言おうと思ったんですが、そういう専門家の意見ということも踏まえて実施しておられるということですので、マスクについても、大きく症状が出るという方はないかもしれないんですけど、感覚過敏だとかという方もおられて、ちょっと話題になったのが、東京の中学生が、自分も感覚過敏があるということで感覚過敏研究所というのを設立しておられるんですけど、感覚過敏でマスクをつけられない人向けの意思表示カードを作成したことも話題になりました。本当はこういうのがなくても、マスクをしていない人にはそれぞれ事情があるのかなというような配慮も必要ではないかなと思うんですが、これからの季節、熱中症を誘引するおそれもあるということで、マスクを今は外しましょうとか、そういう逆の声かけも必要な場合も出てくるかもしれません。屋外では人との距離が保てる場所ではマスクは必要ないということとか、今日の議会でも壇上ではマスクはしなくてもいいというようなことだとかあると思いますが、その辺、マスクの使用については市の見解はいかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) マスクのつけるとき、外すときということであります。  これにつきましては、鳥取県のほうが啓発をしております。例えば外すときということになりますと、屋外での人の距離、2メートル以上が確保できる場合はマスクを外してもいいでありますとか、散歩やウオーキング、自転車等は外してもいいといったようなことが記入されております。逆に、つけなければいけないというときで、三密になるようなところ、そういった空間ではやっぱりつけなければならないと、こういったことが一つのチラシにまとめて発表しておられますので、これにつきまして、また市のホームページでも出していきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 学校におきましても、マスクのつけるとき、外すときの指示をしておりまして、特に体育等の運動するとき、部活も含めてこれは外すというふうに指示をしております。それからこれからは非常に暑い日が続いてまいります。熱中症の危険を感じるようなときには、マスクを外すというような指導をしております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 正確な情報発信がこういうことも非常に必要じゃないかなと思っておりまして、自粛警察っていうのがマスコミでも取り上げられていましたが、マスク警察みたいな、マスクをしてない人を見ると、マスクせんといけんのにって思ったりというようなことがあったり、マスクが事情があってできないのに攻撃をされたり、入店や入館を断られるようなことが当たり前になってはいけないなというふうに思っています。マスクをしてない人を見かけたら、何か理由があるのではという寛容さも市民社会に必要ではないかなと思っているところです。  一方で、マスクしてこないといけなかったのに忘れたという人もおられるんじゃないかと思うんですが、学校などでもそういうときの対応をされてると思いますが、公共施設でも同様にそういうことがあるんじゃないかなと思うんですが、先に提案をさせてもらうと、無料であげるということは、すぐにはそうはならないのかもしれないんですけど、1枚幾らというふうに手数料をお願いをするということで提供をしてはどうかということも思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  黒崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(黒崎 享君) 教育長に代わってお答えします。  公共施設でのマスクを忘れた人のその利用なんですけども、余子公民館さんが最初マスクを忘れた人用に、マスクに代わる代替のナプキンか何かで作ったものを忘れた方にお渡ししたりとかというような事例もあります。お金を頂いて代替のマスクをあげるというところの是非とかはあると思うんで、その辺りは、またいろいろ公民館や公共施設の方とも相談しながら、そういった対応をどうするのかというのを検討させていただきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 今、手作りマスクとかもたくさんもらったりあげたりということも聞きますので、そういったものの利用もいいのかもしれません。  それから、検温、体温を測ってから活動しましょうということでやっていると思うんですけど、ちょっと体調悪いけど熱測ってないわとか、今、体温どれぐらいだろうという方たちのためにも、公民館とかにも体育施設とかにも体温計とか設置されてるのかなと思うと、それもまちまちのように聞きますが、今ここに来て体温計の設置ということも必要じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  黒崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(黒崎 享君) 教育長に代わってお答えします。
     今、非接触型体温計というのがあるんですけど、それを使ってるのが海とくらしの史料館と温水プールが使ってます。それ以外については非接触型体温計というのはないんですけれども、今後その非接触型体温計とか今いろんな新しい商品も出てますので、そういったのをほかの公共施設をどういうふうに対応すべきなのかというのは検討させていただければと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) いろんな全国の施設や店舗によっては、全員をその非接触型で測るというようなところもあると思いますけど、そういうことではなくても、今熱が測りたいというようなところに対応できるようにと思いますので、検討をお願いします。  いろいろと聞きましたが、特に公民館7館と供用施設の2館の計9館は、市民が生涯学習や市民活動のために幅広い年齢の方が自主的に使用できるという共通の機能を持っているので、感染予防策を共有をしたりとか、職員もいろんな市民や利用者からの疑問に答えられるように共有をされたらというふうに思いますので、そういった取組もお願いをしたいと思います。  公民館について、ちょっと気になっているので、公民館まつりについて、各公民館や公民館運営審議会などで決定をすることだとは思うんですが、現状としてはどうなっているか、お聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  黒崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(黒崎 享君) 教育長に代わってお答えします。  公民館まつりについてのお問合せですけれども、7月の1日の公民館長会で今年の公民館まつりをどうするのかというような最終判断をする予定としております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 市のほうからも密にならない工夫として、公民館まつりと銘打ってするかどうかは置いといても、何か行事をするときに飲食はやめるとか少人数で製造したものをそこで食べずに持ち帰りのみにするとか、あと、展示作品を皆さんに見てもらうというのも公民館まつりの一つの大きなイベントだと思うので、そういうのも代わりに1週間程度作品を展示する内容のものを開催するとか、一定の方法を示すこともできると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  黒崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(黒崎 享君) 教育長に代わってお答えします。  公民館まつり、内容といいますか、やらない場合とか、そういった議論も一応6月の館長会で行われておりまして、やっぱり飲食というのはなかなか難しいんじゃないかという意見がそのときはよく出てましたし、仮に中止になった場合、展示とかって、それを目標にというか、そういったふだんの活動内容を示す場面は、まつり自体が中止になっても展示とかっていうのは、一定期間、公民館で展示するとかっていうのはやらないといけないんじゃないかというような意見は出ておりました。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 公共施設の利用について、最後に、参加者の報告、利用者の把握をしてもらうということが教育長の答弁にもありましたが、そのことについて、プライバシーや個人情報の侵害にならないようにという心配も少しするところで、各利用団体でそういう名簿は保管をしてもらうとか、それでは駄目で、各施設でその名簿を保管をしておかないといけないという場合も、参加者の確認は感染者が発生した可能性が出た場合、あるいは感染者が発生した場合などに限るといった厳重な保管が求められるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  黒崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(黒崎 享君) 教育長に代わってお答えします。  利用者の名簿につきましては、当然先ほど安田議員が言われたように、感染云々というところが発生した場合にしか当然使えませんし、その出されたものはほかの人が見られないようにボックスに入れてもらうとか、そういった管理を徹底させていただいているので、そういった感染の疑いがあるというときにしか利用しないですし、一定の期間がたてば、もうそれは廃棄すべきものだと考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 安田議員。 ○14番(安田共子君) それでは、ちょっとこれからのこと、最後の災害対策についてですが、これまでのほかの議員さんの質問にもありましたので、私からは、鳥取県からの災害対策の情報の中に、あと、国のほうでもそうですが、避難の際に自分でマスクや体温計や消毒液を持参しましょうということもあるんですが、これについては境港市はどういうお考えでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  藤川防災監。 ○総務部防災監(藤川順一君) 市長に代わってお答えします。  こういった新型コロナウイルスの感染症が終息しない中での避難行動については、市民の皆様におかれましても、先ほど議員言われましたように、やはり自助努力、自助、共助という形でそういった品を事前に準備していただくということが基本になるというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  安田議員。 ○14番(安田共子君) それから、避難所だけじゃなくて、親類、知人宅への避難も選択肢の一つとしてということも繰り返し提起されているところですが、そういったことや、改めて感染予防に気をつけてということも含めて、これまでも言われてきたことですけど、いざ災害が起こったら、自分がどうするのか、地域でどう協力するのかということについて、改めて自治会や学校、保育園、幼稚園とか保護者に対してだとか周知や啓発や出前講座かな、そういうふうにされてたと思うんですけど、そこも強化をしていく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  藤川防災監。 ○総務部防災監(藤川順一君) コロナウイルスの感染症が終息しない中でのこういった避難が必要になった場合、ふだんの避難とはやっぱり違うというふうに感じておりまして。ただ、原則は、危険な場所にいる方は避難していただく、これが一番大事なことで、自分の命を守るということが避難ですので、一昨年の西日本の豪雨とか昨年の台風19号においても、正常性バイアスという、自分だけは大丈夫じゃないかというようなことがあって避難がどうしても遅れたということがございますので、やはり危険な場所にいる方は避難をしていただくというのが原則になろうかと思います。そのためには、ハザードマップ等で自分の住んでいる地区、町または自分の家がどういう想定になってるかというのを確認していただければというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 問いかけが、自治会等に周知していくかという問いかけなんですけど、答えがないので、もう一度答弁願います。 ○総務部防災監(藤川順一君) そのことも含めまして、先ほど議員言われたように、出前講座等で自治防災課の職員も各自治会のほうに赴くことも多いですので、その点について、平常時と違う注意点ということで積極的に周知していきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  安田議員。 ○14番(安田共子君) これからのことをしっかり取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それで、この後、新型コロナウイルス感染予防感染拡大防止対策として、これまでの対策についてお聞きをします。  新型コロナウイルス感染症、第二波、第三波による感染拡大に備えるということが皆さん口々に言われることです。国の緊急事態宣言が鳥取県に出されていた4月16日から5月14日の期間や、鳥取・島根両県で感染者が確認をされた4月以降に取られた対応について幾つか振り返りたいと思います。  最初に、小・中学校の臨時休業についてです。3月の臨時休校に続いて4月27日から5月6日まで臨時休校の措置を取られました。ゴールデンウイークを含んでいるので、実質、学校が休みになったのは4日間ですが、この臨時休校の目的と休校措置を取られた効果や影響について御説明をお願いします。  次に、公民館や体育施設は、緊急事態宣言が出されていた4月中旬から5月半ばまで臨時休館となり、水木しげる記念館と海とくらしの史料館は5月末まで休館措置を取られました。また、保育施設や幼稚園、児童クラブでは、利用者に登園自粛の要請を行い、それに必要な予算措置も取られました。臨時休館や登園自粛についても、学校と同様に目的と効果や影響について御説明ください。  最後に、4月に新型コロナ感染者の立ち寄り場所や勤務先についてのデマやうわさが流れて、市民の中に不安が広がりました。デマやうわさ、風評による被害の実態と市の対応について御説明をお願いします。  また、基本的な情報公開の在り方を市民に知らせ、啓発する必要があるのではないかと思います。つまり感染者が確認された場合に、濃厚接触者や立ち寄り場所を調査はされるが、それを公表するかどうかは感染者本人や当該施設の同意が必要ということ、また、濃厚接触でなく、立ち寄り程度であれば感染リスクが低く公表の必要はない、また、どのような場所や施設でも感染リスクがあるものとした上で行動するというのが新しい生活様式だということなど、これは私がこういうふうに理解をしているということをちょっと言わせてもらったんですが、そうした情報発信や啓発が必要ではないかと思っているのですが、いかがでしょうか、見解を伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) これまでの新型コロナウイルス感染予防感染拡大についてお尋ねをいただきました。  初めに、公民館や体育施設、水木しげる記念館と海とくらしの史料館の臨時休館、そして保育施設や幼稚園、児童クラブでの登園自粛について、目的と効果や影響についてであります。  臨時休館や登園自粛は、人と人との接触を減らして感染拡大を防止するために実施したところであります。公民館や体育施設の臨時休館によって市民の皆様の活動の拠点となる施設が使えず、大変御不便をおかけいたしました。自治会、PTA、民生委員、その他多くの団体で年度替わりの大切な時期の活動に影響があったものと考えております。水木しげる記念館や海とくらしの史料館の臨時休館中は、水木しげるロード沿いの店舗におきましては、平日はおよそ8割、土日は7割が自主的に営業を休止されるなど、観光関連産業への影響は大きいものがあったと認識をしております。また、保育施設や児童クラブの登園自粛によりまして、仕事を休まざるを得ない保護者もおられ、勤務先等も含め少なからぬ影響はあったと思います。  臨時休館や登園自粛の効果といたしましては、各施設において集団感染が発生することもなく、また、鳥取県内で4月18日以降、新たな感染者が確認されていないことから、新型コロナウイルス感染拡大を防ぎ、市民の皆様の健康を守ることにつながったと、このように考えております。  次に、デマやうわさ、風評による被害の実態と市の対応はどうだったのかということであります。  新型コロナウイルス感染症に関するデマや風評被害の実態につきましては、松江市で感染者が確認された4月9日以降、現在まで1件の相談が市内の事業者からございました。内容といたしましては、感染者が店舗を利用しているのではないかと確認をする電話が数日続いているというものでありまして、市は、相談を受けた後に県に報告するとともに、市のホームページにデマに対する注意喚起を行ってまいりました。幸いこの店舗において来店者の減少など影響は出ていないとのことでありましたが、市ホームページやあんしんトリピーメールで、不確かな情報等に惑わされて自らが間違った情報を流すことは厳に慎み、国や県が提供している正しい情報に基づく冷静な行動をお願いしたところであります。引き続き正確な情報に基づいた行動を心がけていただくように周知をしてまいります。  最後に、基本的な情報公開の在り方を市民に知らせ、啓発する必要があるのではないかということであります。  感染者に関する情報の公開は保健所を所管する地方自治体が行うこととなっておりますので、感染者が確認された場合には、保健所を所管する鳥取県が感染拡大の防止のために必要な情報を公開することとなります。本市では、県の公式発表を受けまして、市内において感染者が確認された場合には市のホームページ等でお知らせをいたします。これらのことは市のホームページで周知を図っているところであります。緊急事態宣言の解除は、終わりではなく、新型コロナウイルスとの闘いの始まりでありますので、市民の皆さんに改めて周知してまいりたいと考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 4月27日から5月6日までの小・中学校の臨時休校の目的と休校措置の効果や影響についてでございます。  4月16日に全国一斉に緊急事態宣言が出された中、本県においては感染拡大はしていない状況であり、基本的には、できる限り学校教育を継続すべきとの考えを持つ一方で、ゴールデンウイーク中の不要不急の外出を抑制し、人と人との接触を削減することが必要との判断で、4月27日からの臨時休業措置を取りました。臨時休業中は、子供たちの姿を外でほとんど見ないとの声も聞かれました。子供たちに感染者が出なかったことが何よりの成果であったと考えております。また、各御家庭での感染予防の意識が高まったものと考えております。  一方で、学校再開後、学習や友達の関係に不安を抱く児童・生徒のほか、自らの感染を心配する児童・生徒や保護者もおられました。これらの不安を解消していくようスクールカウンセラーの積極的な活用や教育相談体制を充実させながら、子供たちの心のケアに努めるよう学校には指示をしております。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  安田議員。 ○14番(安田共子君) 今後も、当該施設や市内や周辺自治体での感染状況を見て、臨時休校や臨時休館の措置が取られる可能性もあるんだろうなと思いましたので、そういった今までの措置がどうだったのかということをしっかり検討いただきたいと思いましたので、質問させていただきました。御答弁ありがとうございます。  少し重ねて質問をしたいと思いますが、デマやうわさについては、そういうものが出る可能性はあると想定した上で、そういったことをキャッチしたらその都度早く対応する必要があると。風評被害が起こらないようにということもありますので、早くしないといけないということと併せて、市長が言われたように、正確な情報に基づいて判断をするようにという注意喚起については、最初のテーマのところで触れたマスクや消毒液が使えない人への配慮などと併せて随時啓発していく必要があると思いますので、そのときだけではなくて、随時、常々注意喚起をしていくというふうにお願いをしたいと思います。  それから、臨時休校や臨時休館ということで登園自粛などの措置もあったために、市の職員の特別休暇の制度も改定をされたと思います。子供が休まないといけないときに、保護者である市の職員が休みを取れるようにということで対応されました。市内の事業所のお手本にもなる取組だったと思いますのでよかったと思うんですが、ちょっと制度ができるのが遅かったために、その前に取得した休暇に適用されていないというような現状も少し聞いてるんですが、今後のこともありますので適切に対応をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 市長に代わってお答えいたします。  特別休暇の制度設計につきましては、市町村それぞれの自治体がそれぞれに対応してる部分もございまして、国の指導などにも基づきまして、改めてこういう緊急事態宣言が出た、それから休校措置が取られたというような非常時においてはやはり特別休暇を設定すべきものであろうという格好で、現在、特別休暇が設けられてる項目の中で、自然災害などが起こった場合の項目に追加をさせていただいて対応させていただいたところでございます。今後、第二波、第三波が訪れたときも同様の考え方を適用してまいりたいと考えているところであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  安田議員。 ○14番(安田共子君) いろいろと聞かせてもらいました。正しい情報とともに、必要以上に自粛ということではなく、感染拡大や感染に気をつけながら活動をしていくということが本当にこれから求められるところですので、様々な取組を重ねてお願いをしたいと思います。ホームページやあんしんトリピーメールにしか載ってない情報だと、そういうメディアを使える人にしか伝わらないということもありますが、たくさんの情報などでもそういったことを利用するということもあると思いますので、そういった情報を見た人が、また、ホームページにこう書いてあったよとか、市報についても見てない人もあると思いますので、市報にこういうふうにあったよというようなことが市民の横のつながりでしっかり伝わるような社会になるといいなというふうにも思いますので、それが伝わりやすいメッセージの発信をぜひお願いをしたいと思います。  以上、中村市長への最後の質問、コロナ対策一本になりました。このコロナ禍の中で命と暮らしを守る社会がどうあるべきか、問われていると思います。今日までの質問の中でも様々なそういった要望や取組をお願いしますということがたくさんあったと思います。残す1か月余りの任期の中でも、営業に苦労されている方々や生活のままならない方々の声に耳を傾けて支援に尽力をされているところですが、その様々な支援策とともに、要所要所でしっかりと誰一人取り残さないというメッセージを送り続けて次期市長に引き継いでいただきたいと思います。お願いをして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 安田共子議員の質問はこれまでといたします。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。        (11時31分) ◎再  開(13時10分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  午前中に引き続き各個質問を行います。  築谷敏雄議員。 ○10番(築谷敏雄君) 自民クラブの築谷敏雄でございます。6月定例議会に当たり、通告に従いまして私見を交えながら質問いたします。市長並びに執行部の皆様には誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言が全面解除され、全国で感染防止社会経済活動の両立が模索されております。鳥取県は、5月14日の解除後、徐々に市民生活は安定してきたと思われるが、観光や飲食業を中心に依然として厳しい経済環境が続いております。このような中で、高齢者への感染症対策、また、学校の感染症対策の2点について質問をいたします。  まず最初に、高齢者への新型コロナウイルス感染症対策について伺います。  新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患がある方は重症化しやすいことが明らかになっております。自分自身を守るために、手洗いを中心とする感染予防が必要です。また、人が多く集まる場所を避けることなどが言われており、家に閉じ籠もりがちになりますが、高齢者にとっては、併せて動かないことによる健康への影響が危惧されます。生活不活発によりフレイルが進み、心身や脳の機能が低下していきます。動かない時間を減らし、自宅でもできる適度な運動をするなど、フレイルを予防し、抵抗力を下げないようにしなければなりません。  そこで、本市における高齢者への対策について何点か伺います。  最初に、長期間の活動自粛や社会生活の制限は、フレイルの進行だけでなく、認知症や生活習慣病などを悪化させる可能性もありますが、本市では高齢者へのフレイル予防等の対策をどのように行っているのか、お聞かせください。  2番目に、各地区で行われているふれあいの家が、様子を見ながら早い地区では6月から、その他の地区では7月から開催となっておりますが、どのような感染症対策が行われているのか、お聞かせください。  最初の質問は以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 築谷議員の御質問にお答えをいたします。  高齢者への新型コロナウイルス感染症対策についてお尋ねをいただきました。  初めに、高齢者へのフレイル予防等の対策をどのように行っているのかということであります。
     築谷議員が御指摘のとおり、高齢者の方々にとりましては、活動自粛の期間が長くなりますと、フレイルの状態が進むということが危惧をされます。本市では、この間「今こそ「フレイル予防」が大切!」と題した感染予防と弱らない体づくりについてのリーフレットの配布や脳トレ、感染予防、また、毎日のフレイル予防の取組状況が書き込めるカレンダーがついたフレイル通信を2週間置きに作成し、発行しているところであります。これらのリーフレットは地域包括支援センターをはじめ、ふれあいの家の援助員の方々、フレイルサポーターの方々の御協力をいただきながら、ふれあいの家や百歳体操の参加者、認知症自主サークルの方々などにも配布するとともに、市報やホームページにも掲載するなど、幅広く啓発に努めているところであります。  また、以前から普及に努めておりますいきいき百歳体操につきましても、DVDの配布を積極的に進め、2月末以降では約70人の希望者にお配りするなど、自宅にいながらできる感染予防やフレイル予防の対策に取り組んでまいりました。  次に、各地区のふれあいの家の開催について、どのような感染症対策が行われるのかということであります。  ふれあいの家の再開に向けましては、国や県の方針を基に、参加前の検温やマスクの着用、手洗いや小まめな換気など、ふれあいの家感染予防10か条を作成いたしました。5月中旬から担当課におきまして、市内7地区の社会福祉協議会と相談の場を設けましてこの10か条を援助員の方々に説明するとともに、意見交換を行い、今月から順次再開しております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 答弁いただきましたので、重ねて質問させていただきます。  まず、フレイルの予防ということで、高齢者の皆さん、地域包括の皆さん、それから民生委員の皆さん、介護従事者の方、医療従事者の方に本当にお世話になってるということを心からお礼を申し上げたいと思います。  それと、市長の答弁からもございましたが、今フレイルに関するそういったリーフレットもたくさん出ております。やはりその中で感染症対策の予防をしているわけでございますが、いろいろなものがたくさんあって何か見にくいような感じがします。その中にあって、フレイル予防が大事だということで先ほども説明がございました、ふれあいの家の感染予防10か条ですか、こういったことも出てきて分かりやすくなっております。  それともう一つ、チラシですね。先ほどありました脳トレ、それから健康状態等も分かるような表がございまして、それに記入をするようになっております。こういったことで、個々の高齢者の方が自分自身の体調管理とか、そういったことができるような仕組みになっているようなんですが、これについてもうちょっと詳しいことが分かれば教えていただきたいと思いますが、よろしいですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) 市長に代わって答弁申し上げます。  先ほど御紹介させていただきましたけれども、このフレイル予防ということでありまして、いろんなリーフレット、チラシ等を作りまして、ふれあいの家の援助員さんやフレイル予防のサポーターの皆さんを通じて配っていただいたところであります。こういったリーフレット等を見ていただくのも大事ですし、援助員さんの方々の御協力をいただきながら、安否確認というわけではないんですけれども、そういった訪問を通じて、こういった家に引き籠もりがちの方の刺激というんでしょうか、になるように取り組んできたところであります。  加えて、このフレイル予防のリーフレットも回数を重ねておるんですけれども、その都度、色も変えてめり張りがつくような形、こういった工夫をしながら啓発に努めてきたというところであります。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 確かに白を変えて色分けもして分かりやすく、本当にこれはいいなと思っております。これはいいんですが、今度ふれあいの家でもこれから開催されるところもあると思います。また、7月から様子を見て開催されるところもあるんですけど、なかなかそういった自粛期間が長かって、今度もう出るのが大儀いなとか、そういった方もおられると思うんですよ。そういった方々に、今度また開催しますから出てくださいよという、そういうような御案内とかを流すようなことはされてるんですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) やはり一度、家にいる状態というんでしょうか、そういうふうになってしまいますと、なかなか次の一歩というんですか、また改めて出かけるということがおっくうになられる方もおられるのではないかというふうに思います。ですので、そういったおっくうになるような人がおられないように、声かけということも気をつけて行っていきたいというふうに思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) ぜひ、そういった方のやっぱり声は聞きますんで、本当にもう出たくないなあという方もおられます。根気よく攻めていただきたいなと思います。  それと、こういった高齢者の方が本当にこの自粛期間の中、一番困った、配食をやめたとこもありますし、そういった食事のことですね、こういったことについての指導などはどういう具合にされとったか、お聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) 食事の提供につきましては、今やっぱりこういった時期でもあります。コロナのこともありますし、また、夏場を迎えて食中毒の時期ということが重なることもあって、ふれあいの家での食の提供も見合わせておりますし、あと、地区社協のほうで食事サービスということもしていただいとるんですけれども、これにつきましても、地区によっては夏場は中止というふうな地区もあるというふうに聞いております。ただ、ふれあいの家の中で、やはり食事がないとつまらんなというか、物足りんなという方がおられるというふうにも聞いておりますので、これにつきましては、夏場の時期でありますけれども、食生活改善推進員さんとか、いろんな人の意見を聞きながら時期に応じて再開できるような形で考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) そういうことで、いろんなところで配食の中止とか、それが出てます。そういった中で、やっぱり高齢者さんの特に在宅独り住まいの方ですけども、いろんなまた栄養的なこと、栄養過多になったりとか栄養不足で大変な塩分とか不足になったりとかそういったことが起こる可能性もありますし、それと、もう一つ心配なのは口腔ケアのところでございまして、よく誤嚥性の予防、こういったきちっとできるようなまた仕組みもあるのかなと思いまして、これは民生委員とか、そういった指導員の方が行かれると思うんですが、その辺はどういう具合にされてますかね。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  阿部福祉保健部長。 ○福祉保健部長(阿部英治君) そういった口の中の出来事ということも、やはり物を食べるという中では大事なことだというふうに考えておりますので、今の御指摘でいただいたとおり、そういったことも念頭に置きながら皆さんのほうに周知を図っていきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) こういう時期なんですけど、コロナが第二波、三波がまた来る可能性もありますし、これからのこともあります。そういったことをいろいろ検証もして、何が必要なのかということも備えておくことが必要じゃないかと思いますので、よろしく検討のほうをお願いいたします。  そうしますと、高齢者の件は以上で終わります。  続きまして、小・中学校の新型コロナウイルス感染対策についてお聞きします。  最初に、小・中学校における感染症に関する学校の新しい生活様式についてでございますが、文部科学省は、2020年5月22日に学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」を作成し、全国の教育委員会などに通知をいたしました。地域の感染レベルを3段階に分け、身体的な距離などの行動基準を示しております。  「学校の新しい生活様式」では、学校の教育活動を再開していくに当たって、児童・生徒や教職員の感染リスクを可能な限り低減するために、2020年5月時点の知見に基づき学校の衛生管理の観点から作成したマニュアル、5月22日の通知では、教育委員会などに対し、所管の学校への周知、自治体の衛生主管部局との共有を要請したところであります。気温の高い日が続くこれからの時期は熱中症の対策が必要になることから、6月4日に熱中症にも配慮した新しい生活様式が通知されました。  行動基準は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の提言で示された地域区分を踏まえ、特定警戒に相当するレベル3、感染拡大注意に相当するレベル2、感染観察に相当するレベル1の3段階で設定がされております。どの感染レベルに該当するかについては、地域の蔓延状況や医療提供体制などの状況を踏まえ、自治体の衛生主管部局と相談の上、判断をするとしております。  学校における基本的な新型コロナウイルス感染症対策については、基本的には常時マスクを着用することが望ましいと記してはいるんですが、熱中症などの可能性が高いと判断した場合や体育の授業時は不要としたとしています。登校時の検温結果や健康状態の把握、発熱など風邪の症状がある場合などの自宅休養の徹底なども求めております。また、接触感染の仕組みを児童・生徒に理解させ、接触感染を避ける方法として、手洗いを徹底、手洗いのタイミングには、外から教室に入るとき、せきやくしゃみ、鼻をかんだとき、給食の前後、掃除の後、トイレの後、共有のものを触ったときの6つが上げられております。このほか学校で感染者が発生した場合の対応、臨時休校の判断などについても留意事項などを記載しております。  鳥取県では、レベル1としており、1メートルを目安に学級内で最大限の間隔を取ることや、感染リスクの高い教科活動、また、部活動については十分な感染症対策を行った上で実施としていますが、本市の小・中学校の対応策について幾つか伺います。  1番目に、授業、学校給食、登下校、部活動、図書館についてのそれぞれの対応策についてお聞かせください。  2番目に、児童・生徒への理解と周知及び心のケア等について対応はどのように行うのか、お聞かせください。  3番目に、保護者への理解、協力についてどのように行っているのか、お聞かせください。  4番目、教職員への周知についてどのように行っているのか、お聞かせください。  次に、オンラインでの家庭学習についてでございます。  2020年4月7日に閣議決定された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策〜国民の命と生活を守り抜き、経済再生へ〜」において盛り込まれたリモート化等によるデジタル・トランスフォーメーションの加速、その中で、文部科学省はGIGAスクール構想の加速を進めることを決定しました。2023年度までの児童・生徒1人1台端末の整備スケジュールを前倒しで進めていくGIGAスクール構想におけるハード、ソフト、人材を一体とした整備を加速させることで、緊急時においてもICTの活用により全ての学びを保障できる環境を実現することを目的としており、2020年度補正予算額案として総額約2,292億円が計上されております。  特に予算が割り当てられているのが1人1台端末の早期実現であり、1,951億円、2019年度補正予算措置済みとなっている小学校5、6年、中学校1年に加え、残りの中学2、3年、小学校1年から4年の全ての措置を進めていくと。また、障がいのある児童・生徒のための入出力支援装置整備にも11億円の補正予算が計上されております。端末の使用に当たり必要になるそれぞれの障がいに対応した入出力支援装置の整備も支援すると。  4月の7日に、萩生田光一文部科学大臣の記者会見録では、記者の緊急事態宣言が出た地域を優先的に配備することを検討しているのかという質問に対して、特にこれから長期にわたって学校が休校する自治体に関しては、できる限り早期の購入を促していきたいと回答しております。また、全国レベルでの整備状況を見ると、現時点で家庭に端末を持ち帰ることは難しい自治体が多いと指摘しております。7都道県は、家庭にパソコンやタブレットがある場合はそれらを使用し、持っていない家庭には学校のパソコンやタブレットを持ち帰って授業を行ってもらいたいと語っておりました。  このような中、本市におけるICTの活用について幾つか伺います。  最初の質問に、本市におけるオンライン学習についての考え方をお聞かせください。  2番目に、国のGIGAスクール構想やオンライン学習の環境の対応についてお聞かせください。  質問は以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 築谷議員からの小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策についての御質問にお答えをいたします。  初めに、学校の新しい生活様式について、授業、学校給食、登下校、部活動、学校図書館についてのそれぞれの対策についてどうかというお尋ねでございます。  本市の小・中学校における感染症対策につきましては、登校前の検温、マスク着用、三密の回避など、基本的な感染症対策を継続する新しい学校生活様式に基づき、感染及びその拡大リスクを可能な限り低減しつつ、教育活動の継続、児童・生徒の健やかな学びを保障していくことを基本として実施をしております。  授業、給食時におきましては、換気の徹底、机や配膳台の配置を工夫し、1メートルを目安に最大限の間隔を取るようにしております。登下校におきましても、人との間隔を取り、密接しないように指導をしております。  部活動におきましては、感染防止対策を行った上で、生徒の体調を確認しながら実施をしております。  学校図書館におきましては、館内が密にならないよう同時に利用する人数を制限し、読み聞かせの際には児童と児童の間隔を取るようにしております。また、図書館利用後には手洗いを徹底するなど、感染予防に努めております。  次に、児童・生徒への理解と周知、心のケアについての対応はとのことです。  児童・生徒への理解や心のケアにつきましては、日常的に学校生活での様子を丁寧に観察し、また、必要に応じてアンケートや教育相談を実施するなど、各学校の実態に合わせて取り組んでおります。さらに、必要に応じてスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、外部機関との連携を図り早期に対応ができるようにしております。  次に、保護者への理解、協力についてどのように行っているのかと。  保護者への対応につきましては、県教委及び市教委からの通知の配布、各学校からの通信やホームページを利用し、各学校の対応等について発信をすることで理解と協力がいただけるよう対応しております。  次に、教職員への周知についてどのように行っているのかということです。  教職員への周知につきましては、感染状況や対応方針が更新されるたびに校長会で県教育委員会及び市教育委員会の対応方針を説明し、各学校で指示内容が徹底されるように対応しております。  続きまして、オンラインでの家庭学習についての御質問です。  本市におけるオンライン学習についての考え方はどうかとの御質問です。本市では、オンライン学習を検討するに当たり、児童・生徒の保護者に対し、家庭の情報機器環境アンケートを実施いたしました。このアンケートでは、パソコンなど家庭学習で使用できる情報機器の保有状況、インターネット接続に必要な通信環境の整備状況、オンライン学習についての御意見等をいただき、各家庭における現状調査を行いました。  調査結果によりますと、小学校で約2割、中学校で約1割の御家庭が家庭学習に使用できる情報機器を保有しておらず、また、通信環境の整備につきましても、小学校、中学校ともに約1割の御家庭が整備されていない状況でした。中には、機器は持っているが子供には使用させたくない、子供が複数人いて全員分の機器は用意できない、通信環境はあるが契約している通信容量が少ないなどの意見もありました。さらに、保護者が不在のときに子供一人でインターネットを使用させたくない、小学生のうちからパソコンを使用させるのは健康面に不安がある、保護者がうまくサポートできないなど、オンライン学習に不安を持っておられる保護者もおられました。  本市としましては、これらの状況を踏まえ、まずは学校内にインターネットに接続できる環境を構築し、情報モラル教育をはじめとして学校内でのオンライン学習を進めることを考えております。また、これらの学習を通して子供一人でも安心して安全にオンライン学習が実施できるよう指導していく必要があると考えております。  次に、国のGIGAスクール構想やオンライン学習の対応についてはどうかということでございます。  国のGIGAスクール構想の対応につきましては、校内通信ネットワーク整備及び学習者用パソコン1人1台整備を国の補助金を活用し、今年度中に整備する予定としております。また、オンライン学習の対応につきましては、先ほど申し上げましたように、まずは学校内において安全にオンライン学習が実施できるよう指導していくことが必要だと考えております。家庭でのオンライン学習につきましては、通信料の負担も伴うことから、現段階ではオンライン授業の実施あるいはオンライン学習を宿題、課題とすることは難しいと考えております。子供たち一人一人が同じ環境で学習できる方法について、今後も引き続き調査研究をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 御答弁いただきましたので、続けて質問させていただきます。  まず、学校の新しい生活様式のところのもので、現在、三中校区なんかはコミュニティ・スクールも始まったばっかりで、ちょうどそういう時期でございましてまたこのコロナ感染が始まったんですが、そういったところでこのコミュニティ・スクールの現状、それと、こういったところの地域への情報発信ということはどういう具合になっていますか、お聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) コミュニティ・スクールの現在の実施状況でございます。  緊急事態宣言が発令されておるときには、地域の方と子供たちの触れ合いという学習はなかなかできないので避けるという形を取っておりましたが、特に学校の環境整備ということで、地域の方にいろいろ御支援をいただきました。6月になり宣言も解除されましたので、今は学校のほうに地域の方お出かけいただきまして子供の学習について応援をいただいておるところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) そういった場所でも、やはり対策は取るというのは当然されとると思うんですが、そういう制約とかそういうのがありましたら。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) やはり基本的な生活様式の中での感染予防というものを常に意識をしながら、マスクの着用でありますとか距離を置くとか、あるいは対話といいますか、対話をするということはなるべく避けながら、するときでも距離を置く、短時間で終わるというようなことを注意しながらやっております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 分かりました。  それと、新しい生活様式で、熱中症に配慮したということが入っておりました。以前、登下校なんかも、この頃、特に雨が降る前はすごく暑い日が続きました。そういったときにやっぱりマスクを外せとか、そういった要望が出たんでしょうか。それで、また起こしているのかなと思いまして。何か子供さんが下校のときにマスクをしておられて、ちょっと家に帰ったら調子を悪くされたということも聞きました。そういうことがないようにの対策だと思うんですが、それについてお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 感染予防と熱中症対策という部分でマスクの着用の仕方なんですが、体育とか運動を伴う場面ではマスクは外すようにということを指導しております。あわせて、熱中症が心配になるWBGTの指標等を見ながら、そういった危険な状況のときにはマスクを外すということを学校にお願いをしております。  それから、屋外での行動については、距離が空いてるときにはマスクは外してもいいというようなことで対応しております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。
    ○10番(築谷敏雄君) 本当に現場に即した、そういった対応を取っていただきたいなと。子供さんですから、そういったことが分からないとこもあるんで、やっぱり大人や、また、先生方がよく指導していただきたいと思います。  続いて、オンラインのほうに移りたいと思います。  まず、これも先ほど教育長が言われた、まずは学校からということなんですが、県内の他市町村の取組状況ということがもし分かれば教えてください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 他の市町村の取組を詳細に把握をしておるわけではございませんが、オンラインについては、全ての市町村が対応するということで進んでおります。その中で、家庭の学習支援をどうするかということが一つテーマになっておりまして、境港はまずは学校でという方針なんですが、家庭の学習支援のために、市町村が保有してるパソコン等を環境のない家庭に貸出しをして学習支援をするということを目的に準備を進めておられる市町村もあるというふうに聞いております。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 確かに特に町村のほうがそういった取組を結構されておられます。鳥取県でいいますと、岩美町さん、若桜町、日南町さん等において、あと、県立高校等はまた違った取組でやっておられますけど、そういうのも今学校でということですけど、やはり研究はされてこれは対応になってくると思いますんで、いろんなラーニング教材とかありますから、それも調べてちゃんとやっぱり境港市に合った教材を選んでいただきたいなと思います。  先ほどアンケート調査ということもございまして、それを分析して、保護者の方がこのオンライン学習について本当に理解が得られるのかどうか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 先日実施をしました調査の中では、やはり子供たちにコンピューターをいきなり貸し出すということについて抵抗感があったり、あるいはコンピューターだけの授業になれば、健康面、視力の問題であるとか、そんなものは大丈夫かというような不安感を持っておられる保護者はおられるなということを確認をいたしました。これからは、やはりこのオンライン学習が子供たちの学習においてどんな役割をしていくのか、どんな効果があるのか、そういったことを保護者の方にも具体的に説明をしていくということが必要かなというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) いろいろな場合がございます。特に保護者の方はそういった面で心配もあると思うんです。不安もあります。それを少しずつ教育委員会、学校のほうからも説明して理解を得るようにしていただきたいなと思います。  それと、こういった支援なんですけど、教員の方にもやっぱり不得手な方もおられると思うんです。小学校の先生、また、中学校の先生、違うと思うんですが、対応がね。特にそういったことで教員の方の研修というのはどういうことになってるでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 私を含めてパソコンが苦手な教員はおるんだろうというふうに思います。機器をそろえれば、それだけ学習が進むということではございません。やはり研修をセットで組んでいくということは必要だと思います。県の教育委員会のほうでも、悉皆で全ての教員がそういった研修を受けれる講座を設けるということと、それから市の中でも境港独自の研修を実施したいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 私もそうなんですけど、不得手でございまして、やっぱりそれはやる側のほうもきちっと研修して対応してほしいなと思います。  それと、続きまして、ちょっと掘り下げて、今年度からプログラミング教育、これも始まってきておると聞いております。これもICTの一環として予算も入っておるとこでございまして、これをちょっとお聞きしたいんですが、今回このプログラミング教育に期待されるのは、プログラミング的思考を育むこととされておられます。小学生という早い段階からプログラミングを通してテクノロジーに触れることは、これからの子供たちの可能性を広げることになりますが、しかし、懸念されているのは、教員への負担、こういったところが増加するのではないかなと。そしてプログラミング教育の研修が不足していないかとかICTの支援員などがきちんと確保されているのか、支援体制の強化を図られているのか、伺います。  また、その学習用のコンピューターの配備状況はどうなっているのか。国は、子供1人に対して1台のコンピューター端末の整備を目指しておるんですけども、実情、本市の配備状況はどういう具合になってるのか、伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松原教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(松原 隆君) 教育長に代わってお答えします。  本市の状況でございますが、教育用PC現有台数としましては、小・中学校合わせて7人に1台の割合ということでございます。  あと、本年度より新しい学習指導要領で実施されておりますプログラミング教育につきましては、コンピューター等を使いながら論理的に物事を考えていくというプログラミング的思考などを育成することを狙いとしておりますので、現在、市内に配置しておりますICT支援員を活用しながら学習を進めているところでございます。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) GIGAスクールなんですね、学校のICT環境の抜本的な改善とICTを効率的に活用した個別最適化がされた学び、こういった創造性を育む学びの実現を目指したものなんですけども、通信ネットワークの整備については3月補正予算でされておられますけども、問題はコンピューターなんで、先ほど教育長の答弁では7人に1台というところでございます。これは昨年3月、全国調査で全国平均が5.4人に1台、鳥取県では平均が3.7人に1台と。それから比べると本当に境港市は上がってるというところでございますが、全国的、県が3.7人に1台ですから、もっとその辺を考えていただきたいなと。  本当に、小・中学校、全学年1人に1台のコンピューターというのは、国は令和5年ですか、こういったときに整備しなさいというか、そういう通知が来てると思うんですが、目標を立てられてると思うんです。本市として、このスケジュールをどういう具合に考えておられるのか、お聞きします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 現在は確かに遅れた部分がありますが、先ほどお答えしましたように、今年度中には1人1台の端末機器、いわゆるコンピューターをそろえるという方向で進めておりますんで、今年度中には子供たちがそういったパソコンを活用しながら学習が進めやすい環境が整ってくるというふうには思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) そういった整備目標を立てて、きちっとやっていただきたいなと思います。本当に子供たちはコンピューターは家で触ってるんですよね。だから学校の整備が間に合っていないということもありますが、そういう結果にもなっています。もう時代的にやはりICTを使った教育というのは非常に重要になってきていますし、社会に出てからICTを必ず使うわけですので、この辺、本市の児童・生徒が不利にならないように、また、他市との遅れが出ないような形で早急な整備を重ねてお願いを申し上げます。  それと、このICT機器は、障がいのある子供たちや、また、不登校の児童・生徒さんにとって、一人一人に応じた最適で効果的な学びを提供するのに役立つにとどまらず、コミュニケーションツールとしても重要なものでありまして、遠隔教育は病気休業中の子供たちの学習機会の確保にも資するものでございますし、このような特別支援教育等の充実に際してICTは欠かせないものとなっていると言われてます。そういった本市でこういった特別支援教育や不登校におけるICTの活用について所見をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 今、特別支援教育あるいは不登校対策という部分でのICTの活用をというお尋ねでございます。  ICTを活用した学習ということになりますと、文字情報、それから音声情報、それからいわゆる映像というものを組み合わせながら学習の支援ができます。そういったことは障がい児教育あるいは不登校児童・生徒の学習において効果的であるというふうには思っております。特に鳥取県は、不登校総合対策センター等で「すらら」というeラーニングの教材も現在使っておりまして、不登校児童・生徒の家庭学習を支援するということが進んでおります。その状況をお聞きしますと、学習意欲が非常にあったり、あるいは家庭学習が定着してる子供さんにとっては非常に有効な教材であると。ただ、そういったところがまだ未確立の児童・生徒については、長続きしないというような、そんな課題も示されております。境港としましては、「すらら」というような教材を、別室登校といいますか、学校には登校するんですけど、教室には入れないそういった児童・生徒さんの学習として、こういった教材は非常に有効になるなというふうには考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 今言われましたその「すらら」ですけども、やっぱりそういったことを以前から不登校の方に提供していただいて評判のいいことを聞いております。また、いろんな教材もありますし、これから本当にまだコロナ対策でまた第二波、第三波ということも考えられますので、来年どういうことになるか分かりません。そういった場合に、まずは学校でやっていく、それはよく分かります。だけども、将来を考えると、やっぱりそういった各家庭にも入っていかなければ当然なりませんし、それの理解もきちっと取っていただいて、そういった準備を加えていただきたいなと思います。  そうしますと、質問は以上で終わります。  最後に、中村市長に本当に私が本議会最後の質問者でございました。本当に4期16年、市長も様々な施策を出して、また実を結んで境港市も豊かになったんではないかなと思います。また、私も、このように市長と対峙して、やはり私の人間性も育ってきたし、また勉強になりました。本当にありがとうございました。またこれからも本当に退官後は、健康第一でございますから、私もそうですけど、留意されて、また実りある御活躍を祈念いたしますので、よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。  どうもありがとうございました。終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷敏雄議員の質問はこれまでといたします。  以上で一般質問を終わります。 ◎日程第3 議案第46号〜議案第51号 ○議長(森岡俊夫君) 日程第3、議案第46号、令和2年度境港市一般会計補正予算(第3号)から議案第51号、境港市手数料条例の一部を改正する条例制定についてまでを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案について、議案質疑の通告がありませんので、お手元の付託表のとおり各委員会に付託いたします。 ◎日程第4 陳情第6号〜陳情第8号 ○議長(森岡俊夫君) 日程第4、陳情第6号、教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2021年度政府予算に係る意見書採択に関する陳情から陳情第8号、地方財政の充実・強化を求める陳情までを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました陳情は、お手元の陳情文書表のとおり各委員会に付託いたします。 ◎散  会(14時02分) ○議長(森岡俊夫君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  明日18日から25日までは委員会審査等のため休会とし、次の本会議は、6月26日午前10時に開きます。  本日はこれをもって散会といたします。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。          境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...