境港市議会 2019-12-04
令和元年12月定例会(第1号12月 4日)
○議長(柊 康弘君) 日程第1、
会議録署名議員を指名いたします。
署名議員に、
安田共子議員、
永井章議員を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(柊 康弘君) 日程第2、会期決定を行います。
本定例会の会期は、本日から12月20日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柊 康弘君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、12月4日から12月20日までの17日間と決しました。
◎日程第3
市政概要報告
○議長(柊 康弘君) 日程第3、
市政概要報告を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君)
令和元年12月
定例市議会に当たり、市政の概要について申し上げます。
まず、
令和元年度の
財政見通しと令和2年度の
予算編成方針について申し上げます。
初めに、本年度の
財政見通しにつきましては、歳入において、一般財源の柱である市税収入と
地方交付税に加え、国・県支出金などの特定財源についても、おおむね当初予算額を確保できるものと見込んでおります。
次に、来年度の予算につきましては、境港市
まちづくり総合プランが計画の最終年度を迎えることから、総仕上げとして、「魅力と活気にあふれ、心豊かに安心して暮らせるまち」の実現に向けた予算を編成することとしております。
なお、地方財政を取り巻く環境がますます厳しくなるものと見込まれる中ではありますが、(仮称)
境港市民交流センターの
建設工事の本格化に加え、
防災行政無線システムの更新などの
大型投資事業を予定しております。
編成に当たりましては、一層規律ある
財政運営に徹し、有利な財源の積極的な確保に努め、
市債借り入れ及び基金取り崩しの抑制を図りつつ、事業の厳選や経常経費の節減、合理化に努めてまいります。
総合戦略について申し上げます。
境港市
総合戦略につきましては、来年度からの5年間を期間とする次期戦略の策定に向け、市民を初め行政や経済界、学校、
金融機関等の代表で構成する境港市
総合戦略推進会議において協議を重ねていただいております。
現在3つの目標は継承しつつ、国の
総合戦略の策定に向けた基本方針に盛り込まれた関係人口の拡大など、新たな視点を取り入れることを確認しており、先月開催した2回目の会議におきまして、戦略に盛り込む具体的な施策の意見集約を行ったところであります。
今後、年明けには素案を取りまとめ、
パブリックコメントなどを実施し、来年2月
開催予定の会議を経て、策定することとしております。
中海・宍道湖・
大山圏域の連携について申し上げます。
中海・宍道湖・
大山圏域市長会におきましても、
次期総合戦略の策定を進めており、
総合戦略推進委員会の意見を踏まえ、現在、幹事会で鋭意検討を重ねているところであります。
中国横断新幹線につきましては、10月20日、行政や議会、経済界に加え、圏域の住民など約500人が参加し、総決起大会が開催されました。
大会では、
山陰新幹線とあわせて
次期整備計画路線に位置づけることなど、4項目から成る決議が採択され、先月14日には、圏域5市の市長がそろって決議内容を国へ強く要望したところであります。
今後も、
整備計画路線への格上げを目指し、圏域の
関係団体が一体となって
取り組みを進めてまいります。
文化や
スポーツによる交流促進といたしましては、圏域の小学生を対象として、
プロスポーツチームなどとの
交流大会を来月開催し、若い世代からの自治体の枠を超えた交流を図ることとしております。
環日本海交流について申し上げます。
米子鬼太郎空港の
ソウル便につきましては、減便の決定を受けて以降、
関係機関と連携して対応をしてまいりましたが、利用客の減少に歯どめがかからず、10月からは他の地方空港の
ソウル便同様、運休となりました。
また、
環日本海国際フェリーにつきましても、
韓国人利用客の激減により、先月28日から来年2月末までの間、運休となったところであります。運休の決定を受け、鳥取県とともに職員を
DBSクルーズフェリー社に派遣し、経営陣に早期の
運航再開を強く働きかけてまいりました。貨物については堅調に推移していたところであり、圏域の発展に大きく寄与してきた海の道が一時的に途絶えることは、観光のみならず、経済活動にも大きな影響が及ぶものと懸念しております。
今回の運休は、いずれも
日韓両国政府間の関係悪化が大きな要因であり、状況を打開することは容易でありませんが、関係改善に向けた事態の推移を注視しながら、鳥取県や
関係機関とともに
運航再開への道を模索してまいりたいと考えております。
10月27日に米子市におきまして、第25回
環日本海拠点都市会議が開催されました。
日韓関係の改善が見通せない状況にもかかわらず、韓国の3市全てが参加するなど、4カ国10都市の代表が一堂に会し、「友好・
経済交流による今後の発展と展望について」をテーマとして活発に
意見交換を行い、交流を深めました。
会議では、
地域経済の相互発展を図るため、多方面での協力体制の強化や、文化・
スポーツなどの分野における交流の推進などを確認するとともに、
実務者レベルの協議会を新たに設置することで合意したところであります。
観光振興について申し上げます。
水木しげるロードにつきましては、本年の入り込み客数が10月に250万人を突破し、平成23年以来となる300万人の大台達成も視野に入ってきたところであります。これは、昨年のリニューアルが大変御好評をいただいてることに加え、
妖怪ナイトウオーク、
妖怪ハロウィン、土曜夜市など、
官民一体となって実施しているイベントや夏季限定の
妖怪影絵による誘客が数字となってあらわれたものと考えております。
これから
例年観光客が減少する冬場を迎えますが、昨年に続き、
クリスマスや正月限定の
妖怪影絵に加えて、
関係団体とともに開催する
クリスマス期間の
特別イベントなどにより誘客を図ってまいります。
また、
妖怪影絵を初めとする夜の演出照明は、
一般社団法人照明学会の高い評価を受け、
照明デザイン賞において最優秀賞を受賞しました。
沿道の景観につきましては、昨年度からも建物の改修などに対する助成を行っており、累計7件の改修が完了しました。また、現在2件の改修が進んでいるほか、複数の相談もいただいているところであり、住民が主体となった
町並み環境整備が進みつつあります。
水木しげる記念館は、9月12日に開館以来の入館者数が400万人を突破し、大きな節目を迎えました。
今後のあり方につきましては、
検討委員会で議論を重ねていただいております。これまでの会議で、記念館に求められる役割や機能などについて意見を交わし、整備の方向性について委員の方々の考えが一致したところであり、来月に
開催予定の会議において、提言内容が取りまとめられることとなっております。
米子鬼太郎空港について申し上げます。
昨年度から進められておりました
空港ターミナルビルの
増改築工事が完成し、先月から供用開始されました。
今回の増改築では、国際線の
手荷物受取所や
到着ロビーの拡張により、
受け入れ環境が大きく改善されたほか、混雑の緩和として
保安検査場の
検査レーンが増設され、
搭乗待合室も拡張されるなど、圏域における空の玄関口としての機能が格段に向上したところであります。
国内線におきましては、東京便が就航55周年を迎えました。10月に開催された記念式典では、これまでの歴史を振り返るとともに、乗客数が4年連続で過去最多を更新するなど、好調が続く路線の一層の発展に向け、
関係者一同が決意を新たにしたところであります。
一方、国際線におきましては、
ソウル便の運休を受け、
インバウンド誘客の多角化を進めることを
関係機関で確認したところであります。そのような中、
上海吉祥航空が上海便を来月11日から週2便で運航することとなりました。圏域と中国の一大都市を結ぶ定期路線の誕生に大きな期待を寄せており、
関係機関と密に連携し、利用の掘り起こしを図ってまいりたいと考えております。
水産業について申し上げます。
境漁港における1月から10月末までの水揚げ量は、サバ、マイワシが大きく減少したことにより7万7,000トン余、前年比73%でしたが、
水揚げ金額につきましては167億円余と前年並みとなっております。
本年度の
ズワイガニ漁につきましては、昨年度豊漁により
漁獲割り当て量を早期に消化し、漁の継続が危ぶまれたことを踏まえ、日々の漁獲量を集計し、漁業者や
観光関係者などで共有するとともに、漁獲量に応じて業界団体が自主規制の強化を検討するなど、漁期を通して安定的な漁獲が図られるように、対策が講じられているところであります。
境漁港の
高度衛生管理型漁港・
市場整備につきましては、2号上屋に係る地盤や護岸の
耐震強化工事が鋭意進められており、来年10月に完成する予定と伺っております。
プレミアム付商品券について申し上げます。
消費税率の引き上げに伴う消費の下支えを図るため、
市民税非課税者と
子育て世帯の世帯主の方々を対象に、10月1日から市内7カ所の郵便局におきまして
プレミアム付商品券を販売しております。
10月末までの間に、
市民税非課税者のうち申請いただいた2,100人余、
子育て世帯の世帯主800人余の方々に商品券の購入に必要となる引きかえ券を送付したところであります。
商品券の販売及び使用期限は来年3月末までとしており、多くの方々に使っていただけるように、一層の周知を図ってまいります。
港湾について申し上げます。
竹内南地区の港湾整備につきましては、来年春の供用開始に向け、
境港管理組合による境夢みなと
ターミナルの新築工事が竣工し、先月22日に完成式がとり行われました。また、
国土交通省による岸壁の整備についても、順調に進められております。
来年10月には、
ターミナル周辺を会場として「
Sea級グルメ全国大会」を開催することとなりました。海にちなんだグルメが一堂に集い、例年多くの来場者でにぎわうこの大会は、
ターミナルを広くPRできる、またとない機会と考えており、今後、市が中心となって
実行委員会を立ち上げ、準備を進めてまいります。
株式会社東京エネシスが子会社を通じて、一般家庭の約5万5,000世帯分に相当する1億6,000万キロワット余の年間発電量を誇る木質バイオマス発電所を昭和町に建設することとなりました。
東南アジアからパームヤシ殻などの燃料を調達するに当たり、整備された港湾が発電所の近隣にあることが進出の決め手の一つになったと伺っており、境港が高く評価されたものと考えております。
計画では、令和4年度中に稼働し、年間14万トン余の燃料が輸入されることとなっており、境港の利用拡大にもつながるものと期待しております。
中海護岸整備について申し上げます。
西工業団地の整備につきましては、
国土交通省による貯木場開口部の締切工事が完成し、現在は周辺の護岸整備が進められております。
また、貯木場については、所有者による埋め立てが先月から始まったところであります。
渡漁港周辺の整備につきましては、昨年度末に着手した内水排除施設の土木本体工事が完成したところであり、今後、水路やポンプの整備を進めることとしております。
また、中海護岸沿いの市道渡84号線の漁港から南側部分の拡幅整備や旧漁港周辺道路の側溝整備を鋭意進めているところであります。
夕日ヶ丘団地について申し上げます。
国の
地域経済循環創造事業を活用し、市民の健康づくりにおける課題解決に向けた
取り組みを行うフィットネススタジオを夕日ヶ丘団地に出店する株式会社KENと土地開発公社との間で、10月25日に事業用定期借地権の設定に関する覚書が取り交わされました。
来年4月の開業に向け、現在工事が進められており、健康増進の核となる施設が整備されることで、「健康」をテーマに開発した夕日ヶ丘団地の魅力も一層向上するものと期待するところであります。
道路並びに公共下水道の整備について申し上げます。
生活関連道の整備につきましては、本年度は舗装修繕や側溝改修、通学路の安全対策など9路線を予定しており、このうち通学路の安全対策を行う1路線については完了したところであります。現在6路線の工事を進めており、残る2路線についても年内の着手に向け、鋭意準備を進めております。
高規格幹線道路につきましては、中国横断自動車道岡山米子線の暫定2車線で供用されている区間がおおむね10年から15年の計画で4車線化されることとなりました。
先月12日には、期成同盟会が主催する総決起大会が開催され、全線4車線化の早期実現とあわせ、米子−境港間の事業化に向けた計画段階評価の早期着手などを求める決議が採択されるとともに、国への要望活動を行いました。特に米子−境港間の事業化に向けた要望では、鳥取県や米子市、日吉津村と結束し、強く働きかけてきたところであります。
公共下水道につきましては、市道外港外江線の沿線において、汚水幹線の工事を進めているところであります。
また、渡町や外江町などにおきまして、汚水枝線の面整備を進めており、本年度末の普及率は約80%を見込んでおります。
防災対策について申し上げます。
原子力防災訓練につきましては、国の原子力総合防災訓練との共同開催として、先月8日から10日までの3日間にわたり実施しました。
住民避難訓練では、屋内退避や避難の指示について、市内全域に緊急速報メールの訓練配信を行うとともに、渡、外江の2地区から60人近くの市民や消防隊員の方々に御参加いただき、バスやJRなどを使用した避難退域時検査会場までの避難や会場での被曝検査などのほか、一部の方には鳥取市に開設された広域避難所までの避難を体験していただきました。
また、初めての
取り組みとして、行政機能の移転先とされている鳥取県庁講堂への移転訓練を行ったところであり、今後、一連の訓練での課題を検証し、避難計画などに反映してまいりたいと考えております。
津波災害対策につきましては、鳥取県が津波災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンの指定に向けた手続を進めており、先月17日に指定による影響などに関する住民説明会を開催したところであります。
指定された際は、地域防災計画において、避難等に関する事項のほか、区域内の社会福祉施設などを避難促進施設として定めることとしておりますが、市にはハザードマップの作成・周知などが、避難促進施設には避難確保計画の策定等がそれぞれ義務づけられることから、ハザードマップの改定に加え、対象となる施設への周知や計画作成の支援を行うことを考えております。
ブロック塀の安全対策につきましては、引き続き危険なブロック塀の撤去などに対する助成制度の周知を図っております。
本年度は9月から募集しており、10月末時点において、撤去で3件、改修で2件の申し込みがあったほか、複数の相談を受けているところであります。
学校教育並びに社会教育について申し上げます。
ICT環境の充実につきましては、9月に大型液晶ディスプレーを小学校1年生から4年生までの普通教室に整備しました。これにより、平成29年度から年次的に進めてまいりました全ての小・中学校への整備が完了し、授業において、さまざまな形で活用されているところであります。
学校環境の整備といたしましては、各学校で迅速な除雪ができるように、全ての小・中学校へ小型除雪機を配備し、通学路となる市道の除雪とあわせ、児童・生徒の安全を守る体制の充実を図りました。
また、第三中学校の大規模改造につきましては、実施設計を終えたところであり、必要となる工事費を来年度予算に計上することとしております。
余子小学校と統合した後の誠道小学校の跡地利用につきましては、地域住民の要望や意見の聞き取りに加え、先月、庁内の関係部署で構成する誠道小学校跡地利用等庁内
検討委員会を設置したところであり、他の地域の活用事例も参考に検討を進めてまいります。
(仮称)
境港市民交流センターの整備につきましては、国の補助金の交付決定を受け、入札に係る公告を行ったところであり、来月に開札した後、落札業者と仮契約を締結することとしております。
子育て支援について申し上げます。
10月から幼児教育・保育の無償化が始まりました。待機児童の急増などを心配する声もありましたが、これまでのところ大きな混乱は生じておりません。先月1日時点の待機児童は6人となっており、今後、解消が図れるように努めてまいります。
また、来年度の入園手続を進めているところでありますが、保護者の方々へ無償化についてきめ細かく周知するとともに、待機児童が生じないように取り組んでまいります。
ボランティアセンターについて申し上げます。
これまで境港市民総合ボランティアセンターにおきまして、運営協議会により行われていたボランティアのコーディネートなどの業務は、10月1日から境港市社会福祉協議会に移管され、新たに設置された境港市ボランティアセンターで行われております。
社会福祉協議会は、10月から開始した介護支援ボランティアポイント制度の登録やコーディネートに係る業務も受託しており、重要度が増しているボランティア活動の一層の充実を期待するところであります。
障がい者福祉の充実について申し上げます。
市民の方々へ障がい福祉サービスの周知を図るため、相談窓口や利用方法などをまとめた手引を10月に市報とあわせて配布いたしました。
サービスに対するニーズは年々増加しているところであり、手引を活用し、個々に合った適切なサービスを時機を逸することなく、かつ迅速に利用していただきたいと考えております。
高齢者福祉の充実について申し上げます。
フレイル予防事業につきましては、引き続きサポーターの養成に努めており、これまで49人となりました。サポーターの方々とともに実施しているフレイルチェックを本年度は各地区において開催しております。
みずからの心と体の健康状態を知っていただき、個々の状態に応じて、いきいき百歳体操などの地域活動や健康づくり事業への参加を促したり、必要な方には適切な専門機関を紹介するなど、住民自身でフレイルの予防や改善に取り組む仕組みづくりを進めているところであります。
市民の健康づくりについて申し上げます。
境港市健康づくり推進計画に基づき、本年度から成人歯科健診や女性を対象とした骨密度検査を始めたところであり、積極的に周知を図るとともに、受診勧奨を行い、受診率の向上を図りたいと考えております。
また、産後健診につきましては、回数を2回にふやすとともに、産後鬱の症状を確認する質問票を取り入れるなど、充実を図りました。これまでのところ専門機関につなげた例はありませんが、引き続き回答結果を踏まえた産後早期からの支援に努めてまいります。
自死対策につきましては、わずかな変化にいち早く気づき、悩みを抱える方に寄り添うなど、適切な対応を図るゲートキーパーの養成を今年度から始めております。
29人の方々が養成講座の受講を終えたところであり、今後、日常生活において気にかかる方への声かけや相談を行い、必要に応じて専門機関につなげていただくこととしております。
公立・公的病院の再編問題について申し上げます。
急速に進む高齢化や人口減少などを踏まえ、医療提供体制の見直しが議論される中、国は、再編・統合を促す必要があると判断した全国424の公立・公的病院を公表しました。
この中には、済生会境港総合病院も含まれており、地域の実情が反映されていない国の判断に懸念を抱き、直ちに鳥取県に対し、機械的な再編・統合を行わないことを国へ働きかけるように求めたところであります。
今回の唐突な公表は、全国の
関係機関の強い反発を招き、国と地方との協議の場が設けられました。本市といたしましても、全国市長会を通じ、強く要望してまいりたいと考えております。
以上、市政の概要について御報告申し上げましたが、議員並びに市民各位の格段の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(柊 康弘君) ただいまの
市政概要報告に対する質問は、一般質問の際にお願いいたします。
◎休 憩
○議長(柊 康弘君) ここで休憩いたします。再開は午前11時5分といたします。
(10時48分)
◎再 開(11時05分)
○議長(柊 康弘君) 再開いたします。
◎日程第4 報告第16号・議案第63号
○議長(柊 康弘君) 日程第4、報告第16号、議会の委任による専決処分の報告について及び議案第63号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました報告及び議案について、市長の提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 報告第16号の報告及び議案第63号の提案理由につきまして、一括して申し上げます。
報告第16号は、交通事故による
損害賠償額を定めたものであります。
法の定めるところにより、専決処分いたしましたので、御報告いたすものであります。
議案第63号は、
固定資産評価審査委員会委員の渡邉俊裕氏が12月18日をもって任期満了となりますので、再び同氏を選任いたしたく、法の定めるところにより、議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議の上、御同意いただきますようお願い申し上げます。
○議長(柊 康弘君) お諮りいたします。ただいま一括上程いたしました議案については、即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柊 康弘君) 御異議なしと認めます。よって、日程第4については、即決といたします。
質疑に入ります。質疑がありましたらどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柊 康弘君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
討論を省略し、採決いたします。
議案第63号、
固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柊 康弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号は、原案のとおり同意することに決しました。
◎日程第5 議案第64号〜議案第72号
○議長(柊 康弘君) 日程第5、議案第64号、令和元
年度境港市
一般会計補正予算(第3号)から議案第72号、
建設工事の委託に関する基本協定の変更についてまでを一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました議案について、市長の提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 議案第64号から議案第72号までの提案理由につきまして、一括して申し上げます。
議案第64号は、
令和元年度一般会計の補正予算(第3号)であります。
まず、歳出の主な内容について申し上げます。
総務費におきましては、夕日ヶ丘地区の定期借地契約の締結に伴う保留地の購入費4,130万円余、補償対象給付の増加に伴う市民総合保険給付金30万円などをそれぞれ増額。
民生費におきましては、低年齢児保育や一時預かり保育等への対応の増加などに伴う私立保育園等の運営費に対する補助金337万円余、入所世帯の増加に伴う母子生活支援施設措置費582万円余などをそれぞれ増額。
衛生費におきましては、給付件数の増加に伴う未熟児養育医療費給付金30万円余、受診者数の増加に伴う成人歯科健診の委託料等20万円をそれぞれ増額。
農林水産業費におきましては、境漁港の高度
衛生管理型への移行にあわせ、魚族感謝の塔を建立する境港水産振興協会への設置費に対する負担金35万円を増額。
商工費におきましては、寄附を受けた
水木しげるロード沿いの家屋を妖怪着ぐるみの待機場所として改修する経費280万円余を増額。
土木費におきましては、修繕箇所の増加等に伴う道路維持補修費260万円、国の防災・安全交付金の増額による工事の前倒しに伴う市道漁港関連道線の舗装・修繕工事費1,529万円余などをそれぞれ増額。
教育費におきましては、来年4月の誠道小学校との統合に向け、余子小学校の設備を改修するための経費等195万円、しらぎく会館の水道管が老朽化していることに伴い、新たに敷設するための工事費等243万円余などをそれぞれ増額いたしております。
また、各費目の人件費につきまして、人事院勧告に準ずる給与改定による勤勉手当等の増額の一方、職員の育児休業の取得などによる給料等の減額に伴い、合わせて1,258万円余を減額いたしております。
歳入につきましては、歳出に伴う国・県出資金などを計上するほか、財源として、繰越金及び基金繰入金、市債などを増額いたしております。
以上によりまして、歳入歳出それぞれ6,805万2,000円を増額し、予算総額を176億7,447万5,000円といたすものであります。
また、あわせて繰越明許費と債務負担行為の追加の補正を行っております。
繰越明許費につきましては、入札の不調により年度内に事業の完了が困難である中海湖岸整備関連事業について追加し、翌年度に予算を繰り越す措置をとっております。
債務負担行為につきましては、市道維持修繕工事について、本年度中に入札を行い、新年度当初から迅速に対応するため、また文化施設の管理委託料について、本年度中に
指定管理者と協定を締結する必要があるため、それぞれ追加いたしております。
議案第65号は、下水道事業費特別会計の補正予算(第1号)でありまして、人事院勧告に準ずる給与改定や人事異動などに伴う人件費65万2,000円を増額し、予算総額を24億7,908万5,000円といたすものであります。
また、あわせて繰越明許費の設定と債務負担行為の追加の補正を行っております。
繰越明許費につきましては、工期の関係などにより年度内に事業の完了が困難である浸水対策事業など2事業について設定し、翌年度に予算を繰り越す措置をとっております。
債務負担行為につきましては、汚水ますの新設工事について本年度中に入札を行い、新年度当初から迅速に対応するため、また西工業団地排水路改修工事について、発注時期の平準化と早期の完成を図るため、それぞれ追加いたしております。
議案第66号は、介護保険費特別会計の補正予算(第2号)でありまして、地域包括支援センターにおける相談件数の増加に伴い、相談業務に当たる臨時職員を1人雇用するための経費55万4,000円を増額し、予算総額を38億6,183万7,000円といたすものであります。
議案第67号は、境港市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正で、職員の勤勉手当、住居手当及び給料月額並びに特別職等の期末手当などについて、人事院勧告に準じた改正を行うものであります。
議案第68号は、境港市税条例の一部改正で、個人市民税における寄附金税額控除の対象としている特定非営利活動法人1団体について、指定期間の満了に伴い、対象から除くものであります。
議案第69号は、
境港市営住宅条例の一部改正で、民法の一部改正に伴い、入居決定者の連帯保証人が保証する極度額を定めるものであります。
議案第70号は、境港市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正で、
災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正などに伴い、災害援護資金に係る償還金の支払い猶予、または償還免除を判断するため、貸し付けを受けた者などに収入または資産の状況について報告を求めることができる規定などを整備するものであります。
議案第71号は、境港市文化ホール及び海とくらしの史料館の
指定管理者となっている一般財団法人境港市文化振興財団の指定期間が令和2年の3月31日をもって満了となることから、引き続き同財団を指定いたしたく、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
議案第72号は、平成29年6月30日に議決をいただきました境港市下水道センター改築更新建築工事の委託に関する基本協定の契約金額を5億265万円から3,899万円減額し、4億6,366万円に変更することについて、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明いたしました。
よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(柊 康弘君) ただいま一括上程いたしました各議案に対する質疑は、別に日程を設けておりますので、その際といたします。
◎散 会(11時19分)
○議長(柊 康弘君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
5日から8日までは休会とし、次の本会議は12月9日午前10時に開きます。
本日はこれをもって散会といたします。お疲れさまでした。
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
境港市議会議長
境港市議会議員
境港市議会議員...