また、
境港流通プラットホーム協議会が中心となって進められている
国内RORO船定期航路の開設を目指した
取り組みとして、昨年に続き境港と苫小牧港の間で
試験輸送が7月に行われるなど、
貨客船ターミナルの完成を見据え、
実現可能性の検証が進められているところであります。
夕日ヶ丘団地の
市街化促進について申し上げます。
本年度の
夕日ヶ丘団地の分譲につきましては、8月末現在で
定期借地契約件数が
子育て世代を中心に12件となっております。昨年度、大
規模区画を
一般住宅向けに再整備した
県営住宅北側の区画におきましても住宅の着工が始まり、今後の分譲に弾みがつくものと考えております。
また、
夕日ヶ丘メモリアルパークの
中海沿いでは、かわ
まちづくり計画に基づき、
国土交通省による
親水護岸整備が行われます。本年中には工事に着手し、平成30年度に竣工の予定となっており、完成後は水辺に親しむ憩いの場として、またジョギングや
ウオーキングコースとして
健康シティ夕日ヶ丘にふさわしい新たな魅力あるエリアとなるものと期待しているところであります。
浄化センターの閉鎖について申し上げます。
浄化センターでは、平成2年から現施設でくみ取りし尿と
浄化槽汚泥の
受け入れ処理を行ってきましたが、
公共下水道の普及による
受け入れ量の激減と施設の老朽化から
下水道センターでの
一元処理化を進めてまいりました。昨年度末に
下水道センターの
汚泥等受け入れ施設が完成したことを受けて、
浄化センターでの
受け入れを終了し、その後、施設内の
清掃作業を行い、6月30日をもって閉鎖したところであります。
防災対策について申し上げます。
島根原子力発電所1号機の
廃止措置計画に対する中国電力への回答につきましては、
安全協定に基づき、全体計画と第1段階である
解体工事準備期間について、住民の
安全確保や環境の保全を図ることを最優先に実施することなどの意見を付した上で、6月27日に
鳥取県知事、
米子市長と連名で了承する旨を通知したところであります。また、
島根県知事に対しても、覚書に基づき同様の意見書を提出したところであります。
原子力防災訓練につきましては、11月19日に
イオンモール日吉津を避難退域時
検査会場として、バスやJR等を利用した住民や
避難行動要
支援者の
避難訓練等を行います。
国内各地で大
規模災害が頻発する中で、
防災ヘリとしての活用も期待される
大型輸送ヘリコプターCH-47、2機が来年3月に
美保基地へ新規配備される予定となっております。8月にそのうちの1機が大阪の
八尾駐屯地に一時配置され、10月からは
美保基地や米子駐屯地など
関連施設に飛来して訓練が行われる予定であります。
学校教育の充実について申し上げます。
学校教育の充実につきましては、
ICT環境の整備として小学5、6年生の全学級に
大型液晶ディスプレーを配備し、
外国語活動を初め各授業において積極的に活用しております。また、将来の境港市を担う人材の育成を目指した
取り組みとして、昨年度から始めた小学生の土曜
英語学習の拡充や
外国語指導助手の増員など、
英語教育の充実を図っているところであります。
中学生の
国際理解推進事業として、8月に市内の
中学生9人が根室市を訪問し我が国とロシアとの歴史を学ぶとともに、根室市や他県の
中学生との交流を通してこれからの
国際交流についての見識を深めたところであります。
学校と地域が連携し
社会総がかりで
子供たちを育む
コミュニティ・
スクールにつきましては、平成31年度から順次導入する予定としております。5月には
準備委員会を設置し、本
年度教育委員会事務局に配置した推進員を中心に、地域の皆様とともに協議・研修を行いながら導入に向けた
取り組みを進めております。
また、
コミュニティ・
スクールについての理解を広めるため、8月17日には
学校地域協働推進フォーラムin境港を開催したところであります。
社会教育について申し上げます。
日中国交正常化45周年を記念し、青少年の友好の輪を広げることを目的に8月4日から6日までの日程で北京市において開催された
日中友好交流都市中学生卓球交歓大会に境港市と中国・琿春市各2名で
合同チームを編成し参加しました。参加した生徒にとっては、同じ競技に打ち込む同世代の
仲間たちから大きな刺激を受けるとともに、コミュニケーションの重要さなどを肌で感じる貴重な体験となりました。
平成31年度に美保湾で行われる
セーリングの
レーザー級世界選手権につきましては、7月に鳥取県や鳥取県
セーリング連盟などとともに
実行委員会を立ち上げたところであり、今後、大会の成功に向けて鋭意準備を進めてまいります。
仮称・
境港市民交流センターの整備につきましては、現在、10月の
実施設計の契約に向けて準備を進めているところであります。また、平成30年度に予定しております
市民会館などの解体につきましては、6月に設計の契約を行ったところであります。
子育て支援について申し上げます。
開設2年目となる
子育て世代包括支援センターでは、
専門職員が
個別面談、訪問、
電子メールなどによるきめ細かな
相談対応と支援を行っております。8月には妊娠・出産・子育てに関する情報をわかりやすくまとめた
カラー版「境港市
子育てサポートガイド」が完成し、
母子手帳の交付時などに配付しております。
また、
新生児聴覚検査費用助成や
保険適用の
一般不妊治療費助成などの
新規事業も好評をいただいているところであります。
3歳未満児の
受け入れにつきましては、本年度から
公立保育園の
受け入れ枠を24人ふやしたことで、4月の
保育所在籍人数は公立・私立全体で450人となり、昨年より30人増加しております。また、9月の
待機児童数は7人で、前年同期の41人から改善しております。さらに、現在ゼロ歳から2歳までを対象とする
小規模保育事業所の
開設準備が市内2カ所で進められており、
夕日ヶ丘では12月、中野町では来年4月に
開設予定で、これにより年度途中の
待機児童の解消が図られるものと期待しているところであります。
地域福祉の充実について申し上げます。
今後、本市における福祉のあり方や総合的な
取り組みについて定める第3期境港市
地域福祉計画、また障がいのある方が安心して暮らせる
共生社会の実現を目指す第5期境港市
障害福祉計画につきましては、それぞれ第1回
策定委員会を8月30日、9月6日に開催したところであり、いずれも来年3月を目途に取りまとめることとしております。
昨年10月から市直営で一本化しました境港市
地域包括支援センターでは、場所のわかりやすさに加え庁内での迅速かつ横断的な対応や手続が可能となり、これまでと比べ相談・
支援件数が大幅に伸びております。4月に発足した専門医を交えた
認知症初期集中支援チームでは、
早期診断・
早期対応に向けた支援・
相談体制を整え、
介護負担の軽減を図っているところであります。
また、4月からは
生活支援コーディネーターを
社会福祉協議会に配置し、
地域ごとのニーズとサービスのマッチングやネットワークの構築に向けた準備を進めております。
介護保険事業につきましては、平成30年度から3カ年を
計画期間とする第7期
高齢者福祉計画・
介護保険事業計画の第1回
策定委員会を8月2日に開催したところであり、来年2月を目途に計画を取りまとめることとしております。
以上、市政の概要について御報告申し上げましたが、議員並びに
市民各位の格段の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
岡空研二君) ただいまの
市政概要報告に対する質問は、
一般質問の際にお願いいたします。
◎日程第4 議案第42
号~議案第48号
○議長(
岡空研二君) 日程第4、議案第42号、
教育委員会委員の任命についてから議案第48号、平成29年度境港市
介護保険費特別会計補正予算(第1号)までを
一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました議案について、市長の
提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(
中村勝治君) 議案第42号から議案第48号までの
提案理由につきまして、一括して申し上げます。
議案第42号は、
教育委員会委員の
谷田真基氏が9月30日をもって
任期満了となりますので、新たに十河淳氏を任命いたしたく、法の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。
議案第43号から議案第45号までは、いずれも
職員懲戒審査委員会委員の任命にかかわるものであります。
議案第43号は、
学識経験を有する者の中から任命いたしております
門脇哲也氏が9月28日をもって
任期満了となりますので、再び同氏を任命いたしたく、
本市条例の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。
議案第44号は、
学識経験を有する者の中から任命いたしております
赤石有平氏が9月28日をもって
任期満了となりますので、再び同氏を任命いたしたく、
本市条例の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。
議案第45号は、市の職員の中から任命いたしております
門脇健一君が9月28日をもって
任期満了となりますので、再び同君を任命いたしたく、
本市条例の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。
議案第46号は、
人権擁護委員の
神﨑和重氏が12月31日をもって
任期満了となりますので、再び同氏を推薦いたしたく、法の定めるところにより議会の意見を求めるものであります。
議案第47号は、平成29年度
国民健康保険費特別会計の
補正予算(第1号)でありまして、平成28年度に
概算払いを受けておりました
社会保険診療報酬支払基金からの
交付金の精算に伴う
返還金131万2,000円を増額し、
予算総額を47億2,190万6,000円といたすものであります。
議案第48号は、平成29年度
介護保険費特別会計の
補正予算(第1号)でありまして、平成28年度に
概算払いを受けておりました
社会保険診療報酬支払基金からの
交付金の精算に伴う
返還金544万5,000円を増額し、
予算総額を37億5,948万8,000円といたすものであります。
よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
岡空研二君) お諮りいたします。ただいま一括上程いたしました議案については、即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、日程第4については即決といたします。
質疑に入ります。質疑がありましたらどうぞ。
〔質疑なし〕
○議長(
岡空研二君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
討論に入ります。討論がありましたらどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 討論なしと認め、討論を終わります。
採決いたします。
まず、議案第42号、
教育委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第42号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第43号から議案第45号までの
職員懲戒審査委員会委員の任命については、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号、議案第44号、議案第45号は、いずれも原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第46号、
人権擁護委員候補者の推薦について、原案のとおり推薦することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号は、原案のとおり推薦に同意することに決しました。
次に、議案第47号、平成29年度境港市
国民健康保険費特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第47号は、原案のとおり決しました。
次に、議案第48号、平成29年度境港市
介護保険費特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号は、原案のとおり決しました。
◎日程第5 議案第49
号~議案第57号
○議長(
岡空研二君) 日程第5、議案第49号、平成29年度境港市
一般会計補正予算(第2号)から議案第57号、
建設工事の委託に関する
基本協定の変更についてまでを
一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました議案について、市長の
提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(
中村勝治君) 議案第49号から議案第57号までの
提案理由につきまして、一括して申し上げます。
議案第49号は、平成29年度一般会計の
補正予算(第2号)であります。
まず、歳出の主な内容について申し上げます。
総務費におきましては、庁舎受水槽及び冷却塔移設事業について、補助事業として新たに採択されたことに伴い財源振替を行うほか、
夕日ヶ丘地区の定期借地契約の締結に伴う境港市土地開発公社等からの土地購入費6,737万円余、庁舎の照明器具や空調設備の省エネ改修工事費2,254万円余などをそれぞれ増額。
民生費におきましては、
介護保険費特別会計への繰出金159万円余、保育園及び地域
子育て支援センターの遊具を更新する経費233万円余などをそれぞれ増額。
農林水産業費におきましては、誠道地区の
飛砂対策として設置する
防砂ネットの工事費等5,190万円余、水産物の付加価値向上を図るための施設整備を行う仲買業者への補助金1,000万円などをそれぞれ増額。
商工費におきましては、アーケードを撤去する本町アーケード商店街への補助金313万円などをそれぞれ増額。
土木費におきましては、申請件数の増加に伴う木造住宅の耐震診断委託料等553万円余、狭隘道路の拡幅整備を行うための
実施設計費等1,000万円などをそれぞれ増額。
教育費におきましては、小学校施設の修繕箇所増加に伴う修繕費400万円、市民体育館の給水管改修工事費306万円余などをそれぞれ増額いたしております。
歳入につきましては、歳出に伴う国・県支出金などを計上するほか、普通交付税等の確定に伴い普通交付税5,441万円余、臨時財政対策債4,660万円をそれぞれ減額する一方、主な財源として繰越金や基金繰入金、市債を増額いたしております。
以上によりまして、歳入歳出それぞれ1億9,872万3,000円を増額し、
予算総額を164億1,022万5,000円といたすものであります。あわせて、債務負担行為の補正として仮称・
境港市民交流センターの
実施設計業務委託料について、計画面積の増加等に伴い、限度額を増額する変更を行っております。
議案第50号は
介護保険費特別会計の
補正予算(第2号)でありまして、制度改正に伴うシステム改修費318万6,000円を増額し、
予算総額を37億6,267万4,000円といたすものであります。
議案第51号は境港市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正で、地方公務員の
育児休業等に関する法律等の改正に伴い、非常勤職員の育児休業について、対象となる子が2歳に達する日まで取得できる場合を新たに規定するなどの改正を行うものであります。
議案第52号は境港市
税条例等の一部改正で、地方税法等の改正に伴い、上場株式等の配当所得などに対する個人市民税の課税方式の選択について規定を整理するほか、配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しに伴い、控除対象配偶者の定義を変更するなど所要の改正を行うものであります。
議案第53号は
境港市民会館条例の廃止で、平成30年度に境港
市民会館の解体を予定していることから条例を廃止し、あわせて関係条例の整備を行うものであります。
議案第54号は境港市
公民館条例の一部改正で、平成30年度に境港市中央公民館の解体を予定していることから、当該条例中の中央公民館部分を削除するものであります。
議案第55号は境港市日曜休日
応急診療所条例の一部改正で、日曜休日応急診療所における指定管理者の指定期間2年を来年度から3年に延長するものであります。
議案第56号は境港市
浄化センター条例の廃止で、
浄化センターの閉鎖に伴い条例を廃止するものであります。
議案第57号は平成27年12月18日に議決をいただきました境港市
下水道センター建設工事の委託に関する
基本協定の契約金額を6億9,000万円から2億4,040万円減額し、4億4,960万円に変更することについて、議会の議決を求めるものであります。
以上、今回提案いたしました議案につきましてその概要を御説明しました。よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
岡空研二君) ただいま一括上程いたしました各議案に対する質疑は別に日程を設けておりますので、その際といたします。
◎散 会(10時46分)