境港市議会 2016-12-01
平成28年第6回定例会(第1号12月 1日)
この事業は、妊娠・出産から出産後の子育てについて不安のある方に対し、必要な情報を提供することで不安の解消を図るとともに、孤立しがちな方に対してプッシュ型の
情報提供をすることで孤立の不安を和らげることを目的としています。
事業の概要としては、開設した
モバイルサイトで
子育て支援に関するサービスや
施設情報、各種手当の情報等の提供とともに、
予防接種スケジュールの作成や
医療機関の検索も行えるほか、
予防接種のお知らせや妊婦、子育て中の
保護者宛ての
メールマガジンの配信を行っています。10月末現在の
メール配信登録者数は751人で、1カ月当たり約30人ずつ増加しているとのことでした。
また、開設から1年半が経過し、
利用者アンケートなどから市民の満足度は高いとのことでした。
最後は、東京都北区へ伺い、介護と医療の連携による
在宅医療支援体制の充実について視察を行いました。
東京都北区は、面積2061平方キロメートルと本市同様に非常にコンパクトな
地理的条件にありますが、
高齢化率は255%と23区では一番高く、要介護3以上の認定者は今後もふえ続ける見込みであることと、平成23年度に実施した全
高齢者実態把握調査のもと、長生きするなら北区が一番
専門研究会を設置し、高齢者の地域の見守りの充実、
地域包括支援センターの
機能強化、介護と医療の連携による
地域包括ケアの
推進事業、
認知症高齢者総合支援事業、高齢者の住まい、
元気高齢者施策の6つの柱をテーマに、
在宅療養支援の
仕組みづくりの検討に入りました。
その結果、平成24年度より、1、
高齢者安心サポート医の配置、2、
在宅介護・
医療連携推進会議の設置、3、部局横断の専門職として介護・
医療連携推進担当副参事の配置を
新規事業で実施、その後、
在宅療養安心マップの作成、多
職種連携研修会、摂
食嚥下機能支援推進部会の設置等に
取り組み、平成28年10月現在、17カ所の
高齢者安心センター、これは
地域包括支援センターですが、これを設置し、よりきめの細かな支援の体制を構築されています。さまざまな課題の解決に当たっては、担当部署の職員の奮闘はもちろん、官民一体となった協力体制の確立が鍵であったとのことでした。
いずれの自治体も、本市とは
人口規模や有している
地域資源の違いはあるものの、それを活用し、事業の枠組みを構築していくその工夫に知恵を使ってると感じましたし、本市においても課題となっている諸事業において大変に参考になるものでありました。
以上で
経済厚生委員会視察報告を終わります。
○議長(
岡空研二君) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
岡空研二君) 日程第1、
会議録署名議員を指名いたします。
署名議員に、
柊康弘議員、
佐名木知信議員を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(
岡空研二君) 日程第2、会期の決定を行います。
本定例会の会期は、本日から12月20日までの20日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 異議なしと認めます。よって、会期は、12月1日から12月20日までの20日間と決しました。
◎日程第3
市政概要報告
○議長(
岡空研二君) 日程第3、
市政概要報告を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 平成28年12月
定例市議会に当たり、市政の概要について申し上げます。
まず、平成28年度の
財政見通しと平成29年度
予算編成方針について申し上げます。
初めに、本年度の
財政見通しといたしましては、歳入においては、
一般財源の柱である市税及び
地方交付税、それぞれ当初予算額を確保できるものと見込んでおり、これら
一般財源に国・
県支出金などの
特定財源を加えた総額も、おおむね確保できるものと見込んでおります。
次に、平成29年度の
予算編成につきましては、高齢化の進行に伴う
社会保障関係経費の増大に加え、
公共施設等の
インフラ資産も更新の時期を迎えてるほか、
仮称市民交流センターなどの
大型事業も控えていることから、依然として厳しい
財政状況が続くものと考えており、引き続き規律ある
財政運営に徹しながら、
財源配分の重点化を図ってまいります。
また、昨年10月に策定いたしました境港市
総合戦略に基づき、圏域との連携を図りながら
人口減少の克服と
地域活性化を目指すとともに、現在策定中の境港市
まちづくり総合プランと連動性のある
予算編成を行うこととしております。
連携強化による
一体的発展について申し上げます。
本年度、中海・宍道湖・
大山圏域市長会では、
環日本海国際フェリーの
運航支援や
クルーズ客船寄港時のおもてなしなどに加え、圏域の
官民組織連携のもとに、山陰が誇るいいものを再発掘し、その魅力を全国へ発信する「山陰いいものマルシェ」の開催、テレビなどのメディアを活用した3
大都市圏での
圏域PRや
インバウンド対策などに一体となって取り組んでいるところであります。
また、
観光地域づくりの
推進組織の設立に向けて、
関係団体との協議も進めているところであります。
まちづくり総合プランについて申し上げます。
本市の今後5年間の
市政運営の大きな方向性を定める境港市
まちづくり総合プランの策定につきましては、
総合計画審議会において本市の
まちづくりの基本理念や将来都市像、またそれらを実現するための基本目標などについて御審議いただき、11月に
総合プランの案を取りまとめていただいたところであります。
今市議会でも、このプランについて御審議いただき、年内には策定したいと考えております。
環日本海交流について申し上げます。
環日本海国際フェリーは、1月から10月末までに
境港-東海間を43往復運航し、旅客数は約2万5,300人で、前年比115%となっており、過去最高を記録した昨年を上回るペースで好調に推移しております。
また、境港発着の貨物量は、10月末時点で約4,100トンで、ほぼ前年並みとなっております。
境港の利用促進につきましては、境港貿易振興会が8月に大阪で境港利用促進懇談会を、11月に出雲で山陰ポートセミナーを開催いたしました。出雲でのセミナーは、初めての
取り組みとして浜田港振興会と合同で開催し、山陰の2つの港の一体的な活用を圏域の企業にPRしました。
10月に韓国東海市において開催された第22回環日本海拠点都市会議では、参加都市相互の信頼関係を育むとともに、さらなる経済交流の拡大について合意しました。
観光振興について申し上げます。
水木しげるロードにおける観光客の入り込みは好調を維持しており、年間200万人の目標を11月20日に達成したところであります。水木しげる記念館におきましても、年間入館者数が2年ぶりに20万人を突破する見込みであります。
9月10日、11日には、妖怪文化の普及に貢献した地域として怪遺産に認定された都市のある鳥取県、岩手県、徳島県の主催による怪フォーラムが水木しげるロードで盛大に開催され、本市の妖怪文化を全国に向けて発信しました。
また、ゲゲゲの鬼太郎のイラストを描いた御当地ナンバープレートを原動機つき自転車に導入し、水木先生の命日となる11月30日から交付を開始したところであります。
本年、境港へのクルーズ客船の寄港回数は33回を数え、昨年の23回から大きく増加し、約4万人ものお客様に山陰両県の観光地を訪れていただきました。
米子鬼太郎空港におきましては、香港便が9月に就航し、山陰から世界へのアクセスがまた一つ広がりました。10月からエアソウル社へ移管されましたソウル便とともに、一層の路線の活性化と利用促進に
関係機関と連携して取り組んでまいります。
水産業について申し上げます。
境漁港における本年1月から10月末までの水揚げ量は8万6,000トン余で、前年比86%と下回ったものの、水揚げ金額につきましては155億8,000万円余で、ほぼ前年並みとなっております。
境漁港の高度衛生管理型漁港・市場整備につきましては、現在、岸壁の水深を深くする増深工事や3号上屋の南側の改築工事、トラックスケールの新築工事が進められております。
つくり育てる漁業につきましては、沖合での大規模養殖を可能とする自動給餌施設が完成し、美保湾のギンザケ養殖場にて実証試験が行われているところであります。
魚食普及につきましては、境漁港で水揚げされる魚の調理法を紹介した冊子「お魚のプロが教えてくれる境港のカンタン時短お魚レシピ」を9月に境港市産地協議会が3,000冊発行し、魚食普及、水産振興に活用しているところであります。
農業について申し上げます。
耕作放棄地対策につきましては、
農業委員会において
農地利用状況調査のほか、
再生利用に適した農地の選定作業や、担い手農家を対象に農地のニーズ調査を実施いたしました。その調査結果を踏まえ、本年度中に約1ヘクタールの農地再生事業を実施する予定としております。
伯州綿事業につきましては、外部アドバイザーを招聘し、組織の見直しや拠点施設の必要性など、貴重な提言をいただいたところであり、この提言を今後の事業展開に生かしてまいりたいと考えております。
地域おこし協力隊につきましては、伯州綿を活用したトートバッグの開発・販売、市内小学校での和紙づくり、地域の方々との交流イベント、地域おこしフェスティバルの開催など、伯州綿を通じて多くの方々とかかわりを持ちながら、積極的に活動を行っているところであります。
商工業について申し上げます。
企業立地につきましては、魚介ラーメンスープを製造するJPS株式会社、小型風力発電機を製造する株式会社ナチュラル・エナジー・テクニカルがそれぞれ来年6月の操業開始に向け、準備を進められておられます。
また、山陰アシックス工業株式会社におきまして商品の増産と、本社研究開発機能の一部を移転するための新工場が10月に完成しました。今後、順次新工場での操業を開始する予定となっております。
創業支援につきましては、鳥取県西部創業サポートセンターの支援を受けた特定創業支援認定者5人が市内で小売業及びサービス業を開業されたところであります。
水木しげるロード
リニューアル事業について申し上げます。
水木しげるロード
リニューアル事業につきましては、年明けよりブロンズ像の移転などの準備工事に着手する予定としており、11月から地元を初めとする関係者の皆様に対して、今後のスケジュールなど施工計画に基づいた説明を行っているところであります。工事による観光客への影響を最小限にとどめるため、可能な限り速やかに工事を進めるとともに、集客策を講じてまいりたいと考えております。
また、新設ブロンズ像のスポンサー全国公募につきましては、18体の公募に対し、1カ月間で10体の御応募をいただいており、来年度当初にお披露目したいと考えております。
中海護岸整備について申し上げます。
国土交通省による渡漁港の移設と堤防整備の完成を受け、8月に旧漁港の埋め立てに着手しました。工事は順調に進捗し、予定どおり本年度中の完成を見込んでおります。
漁港周辺の道路整備に伴う樋門改築工事につきましては、国土交通省への委託事業として実施する予定でしたが、財源の一部として見込んでおりました国の交付金が要望額を大きく下回ったことから、やむなく交付金の繰り越し手続を行い、新年度交付金とあわせ、来年度に事業委託する予定としております。
港湾整備と新規航路の開設について申し上げます。
埠頭用地不足を解消し、効率的な貨物輸送や荷役作業が可能となる待望の中野地区国際物流ターミナルが完成し、9月11日に供用開始式が行われました。
さらに、10月に成立した国の
補正予算におきまして、この物流ターミナルに大型クルーズ客船を受け入れるための係留設備と、竹内南地区貨客船ターミナルの地盤改良工事の一部について整備費用が盛り込まれたところであります。
日本海側の新たな海上輸送ルートの開設につきましては、6月の
苫小牧-敦賀間を定期運航するRORO船を境港まで延伸したトライアル輸送に続き、今月5日には東京-博多間のRORO船定期航路を延伸したトライアル輸送の実施が予定されております。
地籍調査事業について申し上げます。
地籍調査事業につきましては、福定町と竹内町の市道外浜線から東側の約50ヘクタールについて現地調査を行っており、年内にはおおむね境界の確認を完了する予定となっております。
また、昨年度実施しました幸神町全域と新屋町の一部の調査結果につきましては、測量結果の図面や面積を確認いただく閲覧を1月に実施できるよう準備を進めているところであります。
道路の整備について申し上げます。
生活関連道路の整備につきましては、舗装修繕や側溝改修の予定箇所11路線のうち6路線が完了し、4路線について工事を行っているところであります。残る1路線につきましても、今月中に発注する予定としております。
また、済生会病院北側の米川にかかる済生橋の修繕工事や通学路の安全対策として実施する中浜小学校周辺道路のカラー舗装等3路線につきましては、1月の現地着手に向け、鋭意準備を進めているところであり、いずれの工事も本年度中の完成を見込んでおります。
公共下水道の整備について申し上げます。
公共下水道の整備につきましては、渡中継ポンプ場マンホールポンプ、県道米子境港線沿線の渡3号汚水幹線などの整備に着工したところであります。
また、渡町の東側、西森岡の南側、米川町の西側などにおいて、汚水枝線の面整備を進めており、本年度末の人口普及率は約70%を見込んでおります。
防災対策について申し上げます。
10月21日に発生した鳥取県中部を震源とする地震につきましては、本市では震度4を記録しましたが、大きな被害はありませんでした。被害の大きかった県中部の市及び町に対しまして、要請に基づき保健業務、建築物応急危険度判定業務、避難所運営業務などに職員を派遣するとともに、アルファ化米やブルーシートなどの物資を提供したところであります。
原子力災害対策につきましては、11月14日に災害対策本部運営訓練において国と鳥取・島根両県及び6市によるテレビ会議を行い、情報共有や指示伝達の訓練を実施したほか、11月19日には市内全地区から140人の市民の皆様に御参加いただき、避難訓練を行いました。
避難訓練では、今回初めて緊急速報エリアメールを市内全域にテスト配信し、携帯電話等をお持ちの多くの市民の皆様に災害時の情報伝達手段の一つとして、受信体験をしていただきました。訓練に参加された皆様には、災害時に実際使用する江府町の避難退域時検査会場で被曝検査をした後、原子力防災講習を受講していただきました。
今後も、訓練での課題を検証し、避難計画の実効性を高めてまいりたいと考えております。
美保基地への空中給油・輸送機の配備について申し上げます。
9月8日、中国四国防衛局から鳥取県に対し、平成32年度以降、航空自衛隊美保基地に空中給油・輸送機を配備する計画があることについて事前協議の申し入れがありました。
これを受けて、本市では9月下旬に市議会や地元中浜地区を初め関係者への説明会を開催し、さらに10月22日に実施されたデモフライトの騒音測定結果等を踏まえた全市民対象の住民説明会を11月18日から22日にかけて開催したところであります。
環境施策について申し上げます。
4月から米子市クリーンセンターで本市の可燃ごみの焼却処理が始まりましたが、これまでのところ順調に実施されております。
グループホームでモデル的に取り組んでおります使用済み紙おむつの分別収集につきましては、新たに有料老人ホームにも協力いただき、収集を開始したところであります。
また、使用済み小型電子機器につきましても、4月からリサイクルセンターにおいて無料で引き取りを始めたことや、指定されている全品目をリサイクルの対象としたことなどから、昨年度と比較し、約6倍の回収量となっており、資源化も着実に進みつつあります。
再生可能エネルギーの利用促進につきましては、4月から家庭用太陽光発電システムの導入に対する支援の上限を引き上げたことから、申請件数が大きく増加しております。
学校教育の充実について申し上げます。
中学生の国際理解教育
推進事業として、8月に市内の中学生9人が根室市を訪問しました。根室市では、我が国とロシアとの歴史を学ぶとともに、地元を初め富山県や和歌山県から参加の中学生と交流会を通して、さまざまな考えに触れるなど、これからのよりよい国際交流についての見識が深まったところであります。
本市の特色を生かした英語教育の充実につきましては、8月から毎月1回、小学5・6年生を対象にした英語土曜学習「境港うきうきイングリッシュ」を島根大学の留学生や大学生を講師として開催しております。
また、中学校では、新たに外国語指導助手を1人配置し、意欲的に英語を使ってコミュニケーションを図るための
取り組みを進めております。
境港市校区審議会において御審議いただいておりました「将来の児童・生徒数減少に対応した小中学校の編成の方向」につきましては、小中一貫校を開設することが望ましい、また「今後の学校の編成の方向に照らした誠道小学校の在り方」につきましては、継続して審議を行うとの中間答申が9月に示されました。
今後、さらに議論を深めていただき、来年度に最終答申を示していただくこととなっております。
社会教育について申し上げます。
公民館の耐震改修につきましては、余子公民館の工事が終わり、年内には上道公民館の工事も完了する見込みであります。また、市民体育館耐震工事につきましては、来年4月の使用再開に向けて順調に進捗しております。
仮称市民交流センターの整備につきましては、10月15日に基本設計業務プロポーザル第2次審査のプレゼンテーションを公開で行い、選定された設計者と業務委託契約を締結したところであります。
今後は、市民を対象としたワークショップや検討委員会を開催し、防災機能を備えた文化芸術の拠点として、ふさわしい施設となるよう、市民の皆様と一緒になって基本設計を取りまとめたいと考えております。
子育て支援の充実について申し上げます。
本年度新たに開設した境港版ネウボラ・子育て世代包括支援センターでは、妊産婦の方に対し、専門の職員が個別面談、電話、訪問等を行いながら、一人一人の状況にあわせて、より丁寧で適切な相談支援を提供しております。
そのほか、育児パッケージとして産後1カ月健診の無料化、満1歳になるまでのおむつ代の助成などについても順調に御利用いただいているところであります。
高齢者福祉について申し上げます。
10月1日から市直営による境港市
地域包括支援センターの業務を開始いたしましたが、市報掲載や
関係団体への連絡、訪問等の広報活動により、スムーズに移行できたところであります。
高齢者にかかわる相談窓口を一元化したことにより、より迅速かつ統一的な対応やサービス提供が可能となり、
関係団体との連携も緊密に図られております。
さきの鳥取県中部地震発生の際には、独居高齢者の安否確認など速やかな対応と状況把握をすることができたところであります。
以上、市政の概要について御報告申し上げましたが、議員並びに市民各位の格段の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
岡空研二君) ただいまの
市政概要報告に対する質問は、一般質問の際にお願いいたします。
◎日程第4 議案第80号・議案第81号
○議長(
岡空研二君) 日程第4、議案第80号、
監査委員の選任について及び議案第81号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを一括議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 議案第80号及び議案第81号の提案理由につきまして一括して申し上げます。
議案第80号は、
監査委員の松本正福氏が12月8日をもって任期満了となりますので、再び同氏を選任いたしたく、法の定めるところにより、議会の同意を求めるものであります。
議案第81号は、
固定資産評価審査委員会委員の渡邉俊裕氏が12月18日をもって任期満了となりますので、再び同氏を選任いたしたく、法の定めるところにより、議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議の上、御同意いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
岡空研二君) お諮りいたします。ただいま一括上程いたしました議案については、即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、日程第4については、即決といたします。
質疑に入ります。質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
討論を省略し、採決いたします。
まず、議案第80号、
監査委員の選任について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第80号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第81号、固定資産評価審査委員会の委員の選任について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岡空研二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号は、原案のとおり同意することに決しました。
◎日程第5 議案第82号~議案第96号
○議長(
岡空研二君) 日程第5、議案第82号、平成28年度境港市
一般会計補正予算(第3号)から議案第96号、財産の交換についてまでを一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました議案について、市長の提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 議案第82号から議案第96号までの提案理由につきまして一括して申し上げます。
議案第82号は、一般会計の
補正予算(第3号)であります。
このたびの
補正予算では、経済対策としての国の2次
補正予算を活用した臨時福祉給付金の支給事業や、平成29年度に予定しておりました
公共施設等の整備や改修などを一部前倒しして取り組む経費を計上いたしております。
経済対策に係る事業といたしましては、低所得者への臨時福祉給付金として1人当たり1万5,000円を給付するための経費1億2,947万円余、水木しげるロードの
リニューアル工事費4億2,800万円、小・中学校体育館の屋根防水及び外壁改修費等8,621万円余など、合わせて6事業、総額6億5,069万円余を増額いたしております。
その他の歳出の主な内容といたしまして、総務費におきましては、夕日ヶ丘地区の定期借地契約の締結に伴う境港市土地開発公社からの土地購入費3,879万円余、ふるさと納税寄附額の増額に伴う寄附をいただいた方へのプレゼント費用等7,470万円余、魚と鬼太郎のまち境港ふるさと基金への積立金1億2,200万円などをそれぞれ増額。
民生費におきましては、防犯対策等を行う介護サービス事業者への補助金700万円余、鳥取県後期高齢者医療広域連合への前年度負担金の確定に伴う追加負担金555万円などをそれぞれ増額。
衛生費におきましては、申請件数の増加に伴う住宅用太陽光発電システムの設置補助金500万円などをそれぞれ増額。
農林水産業費におきましては、高収益作物への転換を図るための土地改良を行う鳥取県農業農村担い手育成機構への補助金900万円などをそれぞれ増額。
商工費におきましては、水木しげる記念館公式ガイドブックの増刷経費270万円を増額。
土木費におきましては、アスベストを撤去する建物所有者に対する補助金466万円余、道路修繕箇所の増加に伴う工事費480万円などをそれぞれ増額。
消防費におきましては、日本消防協会から配備を受ける防災活動車両の登録に係る経費等33万円余を増額。
教育費におきましては、小学校の遊具を更新する経費等265万円余、弓道場の矢よけ板の改修工事費196万円余などをそれぞれ増額いたしております。
また、人事院勧告に準ずる給与改定や共済年金に係る追加費用の負担率改正などによる人件費、合わせて362万円余を減額いたしております。
歳入につきましては、歳出に伴う国・
県支出金などを計上するほか、主な財源として繰越金及び
地方交付税、基金繰入金を増額いたしております。
以上によりまして、歳入歳出それぞれ9億4,746万8,000円を増額し、予算総額を169億5,419万4,000円といたすものであります。
あわせて繰越明許費の設定と債務負担行為の追加の補正を行っております。繰越明許費につきましては、年度内に事業の完了が困難である臨時福祉給付金支給事業など6事業について設定し、翌年度に予算を繰り越すものであります。
債務負担行為につきましては、平成29年度に更新業務を行う図書館ITシステムについて、本年度中に契約を締結し、システム構築を行う必要があるため、また市民会館や文化ホールなどの文化施設の管理委託についても、本年度中に
指定管理者と協定を締結する必要があるため、それぞれ追加いたしております。
議案第83号は、国民健康保険費特別会計の
補正予算(第2号)でありまして、介護納付金の確定に伴う社会保険診療報酬支払基金への追加納付金1,173万8,000円を増額し、予算総額を46億5,918万3,000円といたすものであります。
議案第84号は、下水道事業費特別会計の
補正予算(第1号)でありまして、国の2次
補正予算を活用し、整備促進を図るとともに、事業費の組み替えを行うものであります。
汚水幹線整備費2億900万円などを増額する一方、下水道センター整備事業における工事内容の見直しに伴い、1億4,280万円を減額いたしております。
また、人事院勧告に準ずる給与改定や共済年金に係る追加費用の負担率改正などによる人件費、合わせて138万円余を増額いたしております。
以上によりまして、歳入歳出それぞれ7,078万8,000円を増額し、予算総額を31億8,115万2,000円といたすものであります。
あわせて、工期の関係などにより年度内に事業の完了が困難である下水道管渠事業など4事業につきまして繰越明許費を設定し、翌年度に予算を繰り越す措置とっております。
議案第85号は、介護保険費特別会計の
補正予算(第2号)でありまして、介護保険事業計画の策定に向けた
実態調査等の実施経費309万5,000円を増額し、予算総額を37億568万6,000円といたすものであります。
議案第86号は、境港市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正で、職員の勤勉手当、給料月額及び扶養手当並びに特別職等の期末手当について、人事院勧告に準じた改正を行うものであります。
議案第87号は、境港市職員の退職手当に関する条例の一部改正で、雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、退職手当の規定について所要の改正を行うものであります。
議案第88号は、境港市職員の定年等に関する条例の一部改正で、当該条例中の職員の再任用に係る規定は、境港市職員の再任用に関する条例に規定されていることから、条例の整理を行うものであります。
議案第89号は、境港市
公共下水道条例の一部改正で、公共下水道使用料について新たに温泉汚水に係る料金を設定するものであります。
議案第90号は、境港市
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正で、受益者負担金の負担区として新たに第7負担区を定め、その負担金額を設定するものであります。
議案第91号は、市道の路線の認定で、夕日ヶ丘地区の2路線につきまして、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
議案第92号及び議案第93号は、境港管理組合及び国土交通省による公有水面埋め立て工事が竣工したことに伴い、新たに生じた土地の確認をするとともに、当該土地を昭和町の区域に編入をするもので、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
議案第94号は、本市行政運営の指針となる新たな境港市
まちづくり総合プランを策定することについて、本市条例の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
議案第95号は、境港市民会館、境港市文化ホール及び海とくらしの史料館の
指定管理者となっている一般財団法人境港市文化振興財団が平成29年3月31日をもって指定期間満了となることから、引き続き同財団を
指定管理者として指定いたしたく、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
議案第96号は、財産の交換でありまして、夕日ヶ丘地区において境港新都市土地区画整理事業の保留地を境港市土地開発公社用地と交換いたしたく、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明いたしました。
よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
岡空研二君) ただいま一括上程いたしました各議案に対する質疑は、別に日程を設けておりますので、その際といたします。
◎散 会 (11時07分)
○議長(
岡空研二君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
2日から6日までは休会とし、次の本会議は12月7日午前10時に開きます。
本日はこれをもって散会といたします。お疲れさまでした。
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
境港市議会議長
境港市議会議員
境港市議会議員...