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平成26年第1回定例会(第1号 3月 5日)

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  1. 境港市議会 2014-03-05
    平成26年第1回定例会(第1号 3月 5日)


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    平成26年第1回定例会(第1号 3月 5日) 3月定例会     第1回 境港市議会(定例会)会議録(第1号)   平成26年3月5日(水曜日)午前10時開会 第1 仮議席の指定 第2 議長選挙  議 事 日 程(第1号の2) 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 副議長選挙 第4 議席の指定 第5 議会運営委員会委員の選任について 第6 常任委員会委員の選任について 第7 玉井斎場管理組合議会議員の選挙について 第8 議案第1号 人権擁護委員候補者の推薦について 第9 議案第2号 平成25年度境港市一般会計補正予算(第6号)    議案第3号 平成25年度境港市国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)    議案第4号 平成25年度境港市下水道事業費特別会計補正予算(第4号)
       議案第5号 平成25年度境港市介護保険費特別会計補正予算(第3号)    議案第6号 平成25年度境港市市場事業費特別会計補正予算(第2号)    議案第7号 平成25年度境港市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号) 第10 市長施政方針 第11 議案第8号 平成26年度境港市一般会計予算    議案第9号 平成26年度境港市国民健康保険費特別会計予算    議案第10号 平成26年度境港市駐車場費特別会計予算    議案第11号 平成26年度境港市下水道事業費特別会計予算    議案第12号 平成26年度境港市高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計予算    議案第13号 平成26年度境港市介護保険費特別会計予算    議案第14号 平成26年度境港市土地区画整理費特別会計予算    議案第15号 平成26年度境港市市場事業費特別会計予算    議案第16号 平成26年度境港市後期高齢者医療費特別会計予算    議案第17号 境港市用品調達基金の設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定          について    議案第18号 市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第19号 境港市民体育館条例等の一部を改正する条例制定について    議案第20号 境港市社会教育委員条例の一部を改正する条例制定について    議案第21号 教育委員会所管嘱託員(非常勤)の定数及び給与に関する条例の一部          を改正する条例制定について    議案第22号 境港市企業立地の促進及び雇用の拡大に関する条例の一部を改正する          条例制定について    議案第23号 境港市公共下水道条例の一部を改正する条例制定について    議案第24号 境港市下水処理施設条例及び境港市下水処理施設事業受益者分担に関          する条例を廃止する条例制定について    議案第25号 境港市営墓地条例制定について    議案第26号 境港市空家の適正管理に関する条例制定について    議案第27号 米子境港都市計画事業上道中野土地区画整理事業施行規程を定める条          例を廃止する条例制定について    議案第28号 権利の放棄について  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (16名)     1番  足 田 法 行 君      2番  定 岡 敏 行 君     3番  荒 井 秀 行 君      5番  岡 空 研 二 君     6番  景 山   憲 君      7番  佐名木 知 信 君     8番  田 口 俊 介 君      9番  築 谷 敏 雄 君     10番  永 井   章 君      11番  浜 田 一 哉 君     12番  M 田 佳 尚 君      13番  柊   康 弘 君     14番  平 松 謙 治 君      15番  松 本   熙 君     16番  安 田 共 子 君      17番  米 村 一 三 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市     長  中 村 勝 治 君     副  市  長  安 倍 和 海 君 教育委員会委員          足 立 ひと美 君     教  育  長  佐々木 邦 広 君 総 務 部 長  下 坂 鉄 雄 君     市民生活部長   清 水 寿 夫 君 福祉保健部長   佐々木 史 郎 君     産 業 部 長  伊 達 憲太郎 君 建 設 部 長  木 下 泰 之 君     市民生活部防災監 角   俊一郎 君 教育委員会事務局参事          門 脇 俊 史 君     総務部次長    浜 田   壮 君 産業部次長    田 辺 伸 一 君     秘 書 課 長  中 村 直 満 君 総 務 課 長  築 谷 俊 三 君     教育総務課長   永 井 卓 真 君 教育総務課主査  山 本 淳 一 君     生涯学習課長   池 田 明 世 君  事務局出席職員職氏名 局     長  寺 澤 敬 人 君     局 長 補 佐  沼 倉 加奈子 君 調査庶務係長   吉 田 光 寿 君     議事係主任    深 町 仁 美 君 ◎開  会(10時00分) ○事務局長(寺澤敬人君) おはようございます。  事務局長の寺澤でございます。  本定例会は、一般選挙後、初めての議会でございます。  議長が選出されるまでの間、地方自治法第107条の規定により、出席議員の中で年長に議員が臨時に議長の職務を行うことになっております。  年長の定岡敏行議員を御紹介いたします。 ○臨時議長(定岡敏行君) おはようございます。  ただいま御紹介をいただきました定岡敏行でございます。  地方自治法の規定により、臨時に議長の職務を行います。  どうかよろしくお願いをいたします。  これより、平成26年第1回境港市議会定例会を開会いたします。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 仮議席の指定 ○臨時議長(定岡敏行君) 日程第1、仮議席の指定を行います。  ただいま御着席の議席を仮議席として指定をいたします。 ◎日程第2 議長選挙臨時議長(定岡敏行君) 日程第2、議長選挙を行います。  選挙は、投票で行います。  それでは、議場を閉鎖いたします。                  〔議場閉鎖〕 ○臨時議長(定岡敏行君) ただいまの出席議員数は16人であります。  次に、境港市議会会議規則第30条第2項の規定により、立会人を指名をいたします。  立会人に、田口俊介議員松本熙議員を指名をいたします。  投票用紙を配付いたします。                 〔投票用紙配付〕 ○臨時議長(定岡敏行君) 念のため申し上げますが、投票は単記無記名であります。  投票用紙の配付漏れはございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○臨時議長(定岡敏行君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めます。
                    〔投票箱点検〕 ○臨時議長(定岡敏行君) 異状なしと認めますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○臨時議長(定岡敏行君) では、これより投票に移ります。  職員の点呼に応じて、順次投票をお願いいたします。  点呼いたします。               〔局長点呼、議員投票〕 ○臨時議長(定岡敏行君) 投票漏れはございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○臨時議長(定岡敏行君) 投票漏れなしと認めて、投票を終了をいたします。  開票を行います。  田口俊介議員松本熙議員は、開票の立ち会いをお願いをいたします。                  〔開  票〕 ○臨時議長(定岡敏行君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数16票、有効投票15票、無効投票1票であります。  有効投票のうち、米村一三議員15票、以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は4票であります。よって、米村一三議員が議長に当選をされました。  議場の閉鎖を解きます。                  〔議場開鎖〕 ○臨時議長(定岡敏行君) ただいま議長に当選をされました米村一三議員が議場におられますので、会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。  承諾の挨拶をお願いをいたします。  米村議員。 ○17番(米村一三君) たくさんの方の御支持を賜り、議長を務めることになりました。  同僚議員の皆様とともに協力し合いながら、よりよい議会を目指したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○臨時議長(定岡敏行君) それでは、米村議員、議長席にお着きをお願いいたします。            〔議長 議長席に着く、臨時議長退席〕 ○議長(米村一三君) ただいまより議事日程第1号の2に基づき、進行いたします。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(米村一三君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。  署名議員に、浜田一哉議員荒井秀行議員を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(米村一三君) 日程第2、会期の決定を行います。  本定例会の会期は、本日から3月25日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、3月5日から3月25日までの21日間と決しました。 ◎日程第3 副議長選挙 ○議長(米村一三君) 日程第3、これより副議長選挙を行います。  選挙は、投票で行います。  議場を閉鎖いたします。                  〔議場閉鎖〕 ○議長(米村一三君) ただいまの出席議員数は16人であります。  次に、境港市議会会議規則第30条第2項の規定により、立会人を指名をいたします。  立会人に、田口俊介議員松本熙議員を指名をいたします。  投票用紙を配付いたします。                 〔投票用紙配付〕 ○議長(米村一三君) 念のため申し上げます。  投票は単記無記名であります。  投票用紙の配付漏れはありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めます。                 〔投票箱点検〕 ○議長(米村一三君) 異状なしと認めます。  これより投票に移ります。  職員の点呼に応じて、順次投票願います。  点呼いたします。               〔局長点呼、議員投票〕 ○議長(米村一三君) 投票漏れはございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。  開票を行います。  田口俊介議員松本熙議員は、開票の立ち会いをお願いいたします。                  〔開  票〕 ○議長(米村一三君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数16票、有効投票16票、無効投票0票です。  有効投票中、永井章議員16票、以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は4票であります。よって、永井章議員が副議長に当選をされました。  議場の閉鎖を解きます。                  〔議場開鎖〕 ○議長(米村一三君) ただいま副議長に当選されました永井章議員が議場におられますので、会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。  承諾の挨拶をお願いいたします。  永井議員。 ○10番(永井 章君) 議員の皆様の御推挙を賜りまして、今後、副議長の職務を遂行し、議長の補佐役として議会運営が公正かつ円滑に進むことに努めます。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◎休  憩 ○議長(米村一三君) ここで休憩いたします。再開は午前11時30分からといたします。        (10時33分) ◎再  開(11時30分) ○議長(米村一三君) 再開いたします。 ◎日程第4 議席の指定 ○議長(米村一三君) 日程第4、議席の指定を行います。  会議規則第3条第2項の規定により、各議員の議席は、お手元の議席表のとおり指定いたします。  移動をお願いいたします。                  〔議席移動〕     ───────────────────────────────    1番 米村 一三議員  2番 永井  章議員  3番 柊  康弘議員    5番 浜田 一哉議員  6番 M田 佳尚議員  7番 平松 謙治議員    8番 景山  憲議員  9番 岡空 研二議員  10番 佐名木知信議員    11番 築谷 敏雄議員  12番 荒井 秀行議員  13番 松本  熙議員
       14番 田口 俊介議員  15番 定岡 敏行議員  16番 安田 共子議員    17番 足田 法行議員     ─────────────────────────────── ◎日程第5 議会運営委員会委員の選任について ○議長(米村一三君) 日程第5、議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。  境港市議会委員会条例第5条の規定により、議長において指名いたします。  議会運営委員会の委員に、岡空研二議員、浜田一哉議員柊康弘議員荒井秀行議員佐名木知信議員、定岡敏行議員田口俊介議員松本熙議員を選任することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を議会運営委員会委員に選任することに決しました。 ◎日程第6 常任委員会委員の選任について ○議長(米村一三君) 日程第6、常任委員会委員の選任についてを議題といたします。  委員会条例第5条の規定により、議長において指名をいたします。  総務民教委員会の委員に、平松謙治議員柊康弘議員景山憲議員、M田佳尚議員、永井章議員、築谷敏雄議員安田共子議員田口俊介議員を、経済厚生委員会の委員に、岡空研二議員、浜田一哉議員荒井秀行議員佐名木知信議員、定岡敏行議員足田法行議員松本熙議員米村一三を選任することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を総務民教委員会委員及び経済厚生委員会委員にそれぞれ選任することに決しました。 ◎日程第7 玉井斎場管理組合議会議員の選挙について ○議長(米村一三君) 日程第7、玉井斎場管理組合議会議員の選挙についてを議題といたします。  玉井斎場管理組合規約第6条の規定により、選挙を行います。  本組合議会議員は、組合規約第5条の規定により、境港市議会からは6人を選挙することとなっております。  お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。  玉井斎場管理組合議会の議員に、柊康弘議員、築谷敏雄議員安田共子議員田口俊介議員松本熙議員米村一三、以上6人の議員を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました6人の議員を本組合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました6人の議員が玉井斎場管理組合議会議員に当選されました。  ただいま当選されました6人の議員に本席から会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。 ◎日程第8 議案第1号 ○議長(米村一三君) 日程第8、議案第1号、人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。  ただいま上程いたしました議案について、市長の提案理由の説明を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 議案第1号の提案理由を申し上げます。  議案第1号は、人権擁護委員の門脇紀文氏が6月30日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を推薦いたしたく、法の定めるところにより、議会の意見を求めるものであります。  よろしく御審議の上、御同意いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(米村一三君) お諮りいたします。議案第1号については、即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号については、即決といたします。  質疑に入ります。質疑がありましたら、どうぞ。                  〔質疑なし〕 ○議長(米村一三君) 質疑を終わります。  討論を省略し、採決いたします。  議案第1号、人権擁護委員候補者の推薦について、原案のとおり推薦することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は、原案のとおり推薦に同意することに決しました。 ◎日程第9 議案第2号〜議案第7号 ○議長(米村一三君) 日程第9、議案第2号、平成25年度境港市一般会計補正予算(第6号)から議案第7号、平成25年度境港市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)までを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案について、市長の提案理由の説明を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 議案第2号から議案第7号までの提案理由につきまして一括して申し上げます。  議案第2号は、一般会計の補正予算(第6号)でありまして、国の経済対策に協力するとともに、より有利な財源の確保策として国の補正予算を活用し、平成26年度に予定しておりました一部事業を前倒しして取り組む経費などを増額いたすものであります。  歳出の主な内容について申し上げます。  まず、国の経済対策に対応するものとして、橋梁の老朽化対策として必要な整備等を行うための経費1,600万円、経年により劣化した第2夕顔団地屋上の防水改修を行うための経費1,117万円余、平成27年度2学期からの稼働に向けて整備する給食センターの建設に係る経費13億3,233万円など、6事業で総額13億7,170万円余を増額いたしております。  次に、その他の事業について主なものを申し上げます。  議会費におきましては、このたびの市議会議員一般選挙により、新たに4名の議員が選出されたことに伴う議員報酬36万円余を増額。  総務費におきましては、早期退職者に対する退職手当4,913万円余、本年度事業の財源としていた地域の元気臨時交付金の一部を翌年度事業の財源に変更するための境港市地域活性化基金への積立金1億4,986万円、夕日ヶ丘地区定期借地契約の締結に伴う境港市土地開発公社からの土地購入費2,163万円余、生活保護費など平成24年度に国、県から受けた負担金や補助金等の精算に伴う返還金4,406万円余などをそれぞれ増額。  民生費におきましては、国民健康保険費特別会計への繰出金7,128万円余、障がい者福祉サービス利用者の増加に伴う障がい者自立支援給付費4,092万円余、生活支援ハウススプリンクラー整備費に対する助成金758万円余などをそれぞれ増額。  衛生費におきましては、済生会境港総合病院が実施している救急医療の運営経費に対する助成金2,500万円を増額。  農林水産業費におきましては、松くい虫の被害が拡大したことに伴う松くい虫駆除委託料51万円余を増額。  商工費におきましては、水木しげる記念館入館料収入に応じて負担する著作権使用料132万円を増額。  土木費におきましては、さかいポートサウナの運営費として、燃油価格の高騰などによる燃料費や光熱水費135万円余などを増額。  教育費におきましては、小・中学校の管理費として、燃油価格の高騰などによる燃料費や光熱水費675万円余、老朽化した市民体育館給水管改修に要する経費762万円余をそれぞれ増額いたしております。  歳入につきましては、歳出に伴う国・県支出金などを増額するほか、財源として、主に基金繰入金地方交付税を増額いたしております。  以上によりまして、歳入歳出それぞれ18億6,959万9,000円を増額し、予算総額を185億9,903万3,000円といたすものであります。  また、あわせて工期の関係などにより年度内に事業の完了が困難である給食センター建設事業など13事業につきまして、繰越明許費を設定し、翌年度に予算を繰り越す措置をとっております。  議案第3号は、国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)でありまして、平成24年度に国、県から受けた給付費や負担金の精算に伴う返還金7,128万2,000円を増額し、予算総額を45億3,666万9,000円といたすものであります。  議案第4号は、下水道事業費特別会計補正予算(第4号)でありまして、国の経済対策としての補正予算を活用し、境港地区の管渠整備費8,560万円、下水道センター水処理施設増設整備費3億円をそれぞれ増額するなど、歳入歳出それぞれ3億9,140万円を増額し、予算総額を22億4,555万2,000円といたすものであります。  また、あわせて工期の関係などにより年度内に事業の完了が困難である4事業につきまして、繰越明許費を設定し、翌年度に予算を繰り越す措置をとっております。  議案第5号は、介護保険費特別会計補正予算(第3号)でありまして、居宅介護サービス等の利用件数の増加に伴う保険給付費7,483万円余を増額するなど、歳入歳出それぞれ7,633万5,000円を増額し、予算総額を34億1,332万4,000円といたすものであります。  議案第6号は、市場事業費特別会計補正予算(第2号)でありまして、一般社団法人境港水産加工汚水処理公社からの指定寄附金を積み立てた基金の繰り入れによる財源振替を行うものであります。  また、あわせて年度内に事業の完了が困難である汚水処理施設改築事業につきまして、繰越明許費を設定し、翌年度に予算を繰り越す措置をとっております。  議案第7号は、後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)でありまして、保険基盤安定事業負担金の額の確定に伴う鳥取県後期高齢者医療広域連合への納付金67万1,000円を増額し、予算総額を3億5,478万7,000円といたすものであります。  以上、提案理由を申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(米村一三君) 質疑に入ります。質疑がありましたら、どうぞ。                  〔質疑なし〕 ○議長(米村一三君) 質疑を終わります。  お諮りいたします。議案第2号、平成25年度境港市一般会計補正予算(第6号)、議案第3号、平成25年度境港市国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)、議案第7号、平成25年度境港市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)については総務民教委員会に、議案第4号、平成25年度境港市下水道事業費特別会計補正予算(第4号)、議案第5号、平成25年度境港市介護保険費特別会計補正予算(第3号)、議案第6号、平成25年度境港市市場事業費特別会計補正予算(第2号)については、経済厚生委員会に付託したいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認め、議案第2号、議案第3号、議案第7号は総務民教委員会に、議案第4号、議案第5号、議案第6号は経済厚生委員会に付託いたします。 ◎休  憩 ○議長(米村一三君) ここで、委員会審査等のため休憩いたします。再開は午後3時30分といたします。        (11時50分) ◎再  開(15時30分) ○議長(米村一三君) 再開いたします。
     議案第2号から議案第7号までについて、各委員会委員長の報告を求めます。  まず、総務民教委員会委員長、景山憲議員。 ○総務民教委員会委員長(景山 憲君) 総務民教委員会委員長報告を行います。  議案審査に先立ち、正副委員長の互選を行いまして、委員長に私、景山憲、副委員長に平松謙治議員が選任されたことをまず報告をいたします。  当委員会に付託されました補正予算の3議案について、審査の結果を申し上げます。  最初に、議案第2号、平成25年度境港市一般会計補正予算(第6号)は、より有利な財源の確保策として国の補正予算を活用し、26年度に予定していました一部事業を前倒しして取り組む給食センター建設事業13億3,233万円など、国の経済対策に対応する6事業のほか、補助金の精算に伴う返還金、特別会計への繰出金、基金積立金など合わせて歳入歳出それぞれ18億6,959万9,000円を増額し、予算総額を185億9,903万3,000円とするものでございます。  また、年度内に事業の完了が困難であります給食センター建設事業など13事業について、繰越明許費を設定するものです。  委員からは、給食センターの建設や夕日ヶ丘集会所建設に関する今後のスケジュールについて質疑がございました。また、防災情報ステーション等整備事業については、その利活用の手法やランニングコストについての質疑がありました。  採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号、平成25年度境港市国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)は、国、県から受けた給付費や負担金の精算に伴う返還金7,128万2,000円を増額し、予算総額を45億3,666万9,000円とするものです。  採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第7号、平成25年度境港市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)は、鳥取県後期高齢者医療広域連合への納付金67万1,000円を増額し、予算総額を3億5,478万7,000円とするものでございます。  採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で委員長報告を終わります。 ○議長(米村一三君) 次に、経済厚生委員会委員長、佐名木知信議員。 ○経済厚生委員会委員長(佐名木知信君) これより経済厚生委員会委員長報告を行います。  議案審査に先立ち、正副委員長の互選を行い、委員長に私、佐名木知信、副委員長に浜田一哉議員が選任されたことを報告いたします。  当委員会に付託された補正予算3議案につきまして、審査の結果を申し上げます。  まず、議案第4号、平成25年度境港市下水道事業費特別会計補正予算(第4号)は、国の経済対策としての補正予算を活用し、境地区の管渠整備費下水道センター水処理施設増設整備費など3億9,140万円を増額し、予算総額を22億4,555万2,000円とするものです。  また、年度内に事業の完了が困難である4事業について、繰越明許費の設定をするものです。  採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号、平成25年度境港市介護保険費特別会計補正予算(第3号)は、居宅介護サービス等の利用件数の増加に伴う保険給付費など7,633万5,000円を増額し、予算総額を34億1,332万4,000円とするものです。  採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第6号、平成25年度境港市市場事業費特別会計補正予算(第2号)は、基金の繰り入れによる財源振替を行うものであり、あわせて汚水処理施設改築事業について繰越明許費を設定するものです。  委員からは、改築工法変更に伴う工事費の増減についての質疑があり、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で経済厚生委員会委員長報告を終わります。 ○議長(米村一三君) 以上で委員長報告を終わります。  質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑がありましたら、どうぞ。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 質疑を終わります。  討論に入ります。討論がありましたら、どうぞ。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 討論を終わります。  採決いたします。  議案第2号、平成25年度境港市一般会計補正予算(第6号)から議案第7号、平成25年度境港市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)まで、原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米村一三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号、平成25年度境港市一般会計補正予算(第6号)、議案第3号、平成25年度境港市国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)、議案第4号、平成25年度境港市下水道事業費特別会計補正予算(第4号)、議案第5号、平成25年度境港市介護保険費特別会計補正予算(第3号)、議案第6号、平成25年度境港市市場事業費特別会計補正予算(第2号)、議案第7号、平成25年度境港市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)は、それぞれ原案のとおり可決いたしました。 ◎日程第10 市長施政方針 ○議長(米村一三君) 日程第10、市長の施政方針を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 今期定例市議会において、平成26年度予算案を初めとする諸議案を御審議願うに当たり、所信の一端を述べるとともに、主要課題等について基本的な考え方を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の一層の御理解と御協力をお願いするものであります。  議員各位におかれましては、このたびの市議会議員一般選挙において、めでたく当選を果たされましたことに対し、お喜びを申し上げます。  これからも皆様と一緒になって、境港市勢の伸展と市民福祉の向上に、誠心誠意取り組んでまいりたいと存じます。  圏域の自治体が強く連携し、それぞれの特性、優位性を最大限に生かしながら一つのまちのように機能し合い、圏域全体の活力を生み出すことで一体的な発展を図る。私は、この考えのもと、「連携と共栄」を市政運営の柱に掲げ、取り組んでまいりました。  境港中野地区国際物流ターミナル整備事業の本格的な事業着手や竹内南地区の貨客船ターミナル整備に向けての先導的官民連携支援事業採択、また米子鬼太郎空港における新規航空路線の就航など、圏域の共有財産である海と空の港の拠点機能の充実が着実に進展しつつあり、手応えを感じているところであります。  本市が目指す北東アジアに向けた西日本のゲートウエイは、この2つの港の能力を生かし切ることが不可欠であり、幅広い連携のもと一層の利活用促進に努め、圏域での役割をしっかりと果たしてまいります。  そして、本市に上昇気流が吹いているこのときを逃すことなく、果断に施策を講じ、持続的な発展につなげていきたいと考えております。  一方、市民の暮らしに根差した施策につきましては、市民の立場、視点に立って、これまで重点的に取り組んでまいりました子育て支援や高齢者福祉の充実、教育環境の整備、そのほか市民の皆様が安心・安全に暮らしていただくたの防災対策などの喫緊の課題にも適切に対応し、市民福祉のさらなる向上に努めてまいります。  私の政治理念である公明正大な市政運営に徹し、人や物が寄り集まり、活気にあふれ、誰もが心豊かに安心して暮らせるまち、環日本海オアシス都市を市民の皆様が実感できるよう、引き続き全力を傾注してまいります。  まず1番目に、規律ある行財政運営と協働の推進についてであります。  平成26年度当初予算案について申し上げます。  本市の財政状況につきましては、人件費の削減など行政内部コストの徹底した抑制による行財政改革が市債残高の大幅な縮減や財政調整基金を初めとする基金残高の増加などの成果につながったことにより、一時の危機的な状況から脱し、これまで本市が目指した自立・持続可能な財政基盤が整備されつつあるものと考えております。  一方、国に目を転じますと、国と地方の借金が1,000兆円を超える財政状況の抜本的な改善を図るため、4月から実施される消費税率引き上げを柱とした社会保障と税の一体改革等に言手し、国家レベルでの財政健全化に踏み出したところであります。これらの国の制度改正による本市への影響について、十分に注視、検証しながら、引き続き規律ある財攻運営に努めてまいります。  平成26年度の当初予算編成につきましては、国の経済対策に対応し、一部事業を前倒しする平成25年度3月補正予算と一体化することで、より有利となる財源の確保に努めたところであります。また、引き続き経常的経費及び継続する政策的経費の見直しに努めるとともに、市民生活に密着したサービスの堅持や喫緊の課題には、時期を逸することのないよう最大限配慮して編成しております。  さらに、平成24年度の国の緊急経済対策による交付金を積み立てた地域活性化基金を財源として、本市の重点施策であります子育て支援、教育の分野や市民の生活環境の向上、充実を目的とする投資を行うなど、魅力と活気あふれるまちづくり、心豊かに安心して暮らせるまちづくりの実現に向けて積極的な予算措置を行ったところであります。  協働のまちづくりの推進について申し上げます。  私は、自分たちの住むまちは自分たちで考え、自分たちでつくり上げていくことがまちづくりの原点であるとし、市民、市民活動団体、事業者などと行政が役割と責任を担い、連携・協力しながら、よりよいまちをつくり上げていく協働のまちづくりを提唱しております。  現在、市民の皆様にも御理解をいただき、子供たちへの読み間かせ活動を初め、公園や広場の清掃活動、芝生化されたグラウンドの管理、ケヤキ並木の落ち葉の清掃活動など、まちづくりのさまざまな場面で取り組みが展開されております。多様化する市民ニーズに対応していくためには、行政、市民活動団体などがそれぞれの特性を生かし、連携・協力し合いながら地域課題を解決していくことが、これまで以上に重要になってくると考えており、引き続き協働のまちづくりを推進してまいります。  2番目に、経済の活性化と都市基盤整備についてであります。  中海・宍道湖・大山圏域の連携について申し上げます。  中海・宍道湖・大山圏域市長会では、圏域が一体的に発展していくために、構成各市が有する特徴的な資源や優位性を生かした連携を推し進めております。平成26年度は、これまでの広域観光や産業支援の連携、環境保全や防災対策の連携などの取り組みに加え、新たに若者の就業支援などを行うこととしております。  また、圏域の発展には、行政間にとどまらず、経済団体と協力関係を築き、ともに取り組んでいくことが重要であることから、引き続き課題や連携のあり方などについて、中海・宍道湖・大山圏域ブロック経済協議会と議論を重ねていくこととしております。今後も連携した取り組みを広げるとともに、協力関係を強化していくことにより、圏域のさらなる発展につなげてまいりたいと考えております。  環日本海交流の推進について申し上げます。  世界的に景気が低迷する厳しい状況の中、運航会社の英断により開設された環日本海国際フェリー航路は、当圏域の発展に欠かすことのできない極めて重要な海の道であることから、本市は寄港地として、鳥取県や中海・宍道湖・大山圏域市長会と協調し、5年間運航の初動支援を行ってまいりました。  その成果として、開設以来定期運航が続けられ、2万7,000トン余の貨物と延べ12万人を超える旅客が境港−東海間を往来し、この圏域と対岸諸国とを結ぶ物流、観光のインフラとしての地歩を着実に固めつつあります。  また、懸案でありました日韓間の貨物の取り扱いも、新たな物流ルートの開拓が進むなど、今後の利用増加が期待されています。しかしながら、最近では我が国と環日本海諸国との外交問題や競合航路の開設など新たな問題が生じ、航路を取り巻く環境は依然厳しく、運航会社の自立的な運航は不透明な状況であります。  本航路は、開設以来、企業の国際物流競争力の向上や外国人観光客の誘致など、大きな経済効果をもたらしており、当圏域に不可欠な共有の財産であることから、航路の定着・安定化に向けて、鳥取県や中海・宍道湖・大山圏域市長会と協調し、支援額を減額した上で、当面1年間の支援を継続してまいりたいと考えております。  その他、環日本海諸国で行われるスポーツ・文化交流に市民団体等が参加する際の渡航費用などへの助成やウラジオストク市において大学生を対象に開催される国際青少年フェスティバルへの派遣など、引き続き市民交流の促進に取り組んでまいります。  米子−ソウル便につきましては、平成13年就航以来の日本人搭乗者が昨年9月に25万人を達成しました。一方で、山陰国際観光協議会を中心に、さまざまな利用拡大対策を継続して行ってるところでありますが、昨年4月から本年1月までの搭乗率は、外交問題や円安などの影響により47.3%と前年度に比べ5.6ポイント減少し、非常に厳しい状況となっております。  本年は、鳥取県と韓国江原道が友好提携20周年を迎えることから、交流事業も多く計画されており、山陰地方唯一の国際定期航空路線の安定運航に向け、関係機関とさらなる連携を図り、支援を行ってまいります。  観光振興について申し上げます。  昨年、誕生20周年を迎えた水木しげるロードは、さまざまな記念イベントを実施したこともあり、前年を上回る283万人の観光客をお迎えし、大いににぎわいました。平成27年春には、JR境港駅前にホテルが開業する予定であり、夜の水木しげるロードの仕掛けを初め、滞在型観光の充実を図るため、夜の観光案内マップの作成や夜間イベントの検討など、関係団体と連携して取り組んでまいります。  本年、境港には、クルーズ客船の寄港が昨年の17回を上回る20回以上予定されております。昨年に引き続きオプショナルツアーに参加されないお客様の二次交通手段であるシャトルバスを運行するとともに、民間、行政の関係団体で組織する境港クルーズ客船環境づくり会議を中心に、公衆無線LANの整備、各店舗における外国語表記の推進、語学研修の充実など、外国人観光客へのさらなるおもてなしの向上を図ってまいります。  スカイマーク株式会社が来月新規路線を開設される予定であります北海道と沖縄、来年度中国横断自動車道尾道松江線の全線開通を控えた広島・四国圏域との相互連携を図りながら、「さかなと鬼太郎のまち境港」のPRを積極的に進めてまいります。  また、中海・宍道湖・大山圏域市長会や、昨年、世界ジオパークに認定された隠岐諸島、松江市と構成する松江・境港・隠岐観光振興協議会などの関係団体とともに、圏域一体となった観光PR、情報発信などに引き続き取り組んでまいります。  水産業の振興について申し上げます。  全国主要漁港の取扱高速報値によりますと、境漁港における平成25年の水揚げ量は、イワシ類の増加により13万6,000トン余と前年比約19%増で全国第3位、水揚げ金額につきましても、アジや夏場のマグロ漁が好調に推移し、178億円余、前年比約10%増で全国第8位となり、水揚げ量、金額ともに前年を大きく上回りました。しかしながら、本市の基幹産業である水産業を取り巻く環境は、燃油価格の高騰、魚価の低迷、漁業の担い手の減少や高齢化など、依然として厳しい状況が続いております。  このような中、安全で安心な水産物の安定的な供給に向けて、水産物の高度な衛生管理を実現するための基本的な考え方と講ずる措置等を示す高度衛生管理基本計画の策定が国により進められております。市としましても、漁港機能の強化による供給体制の整備拡充にできる限りの協力をしてまいりたいと考えております。  漁業就業者育成支援対策につきましては、漁船乗組員や養殖業従業員を新たに雇用し、研修事業を行う企業等への助成を引き続き実施してまいります。  水産加工品のブランド発信対策につきましては、みんなで選ぶ境港の水産加工大賞で入賞した商品の魅力を全国に情報発信するとともに、販路開拓等を支援するため、県外で開催する鳥取県フェアへの出展経費を助成するなど、産地としての知名度向上を目指して取り組んでまいります。  また、子育て支援と連携した魚食普及の取り組みにつきましては、園児たちが境漁港の見学を行う「おさかな探検事業」や実際に魚をさばくフィッシュ・キッチン事業など、魚に直接触れる体験を通じ、魚に親しむ食育事業を引き続き進めてまいります。  美保湾でつくり育てる漁業として取り組まれていたギンザケ養殖につきましては、2年間の実証試験を踏まえ、昨年末から本格的に事業がスタートしたほか、ヒラメの試験放流についても好結果が得られ、平成26年度から放流事業の再開が決定されたところであります。市としましても、本格的にこれらの事業が軌道に乗るように、引き続き支援してまいります。  境港水産加工汚水処理場改築事業につきましては、平成27年度の完成に向け、平成26年度から処理施設及び管渠工事を本格的に実施することとしており、水産加工業の安定操業や地域の生活環境の保全を図ってまいります。  農業の振興について申し上げます。  本市農業は、砂地を生かした特産白ネギ等の野菜づくりが主であり、この野菜産地を維持していくために、引き続き弓浜農業未来づくりプロジェクト事業等の諸事業を鳥取県などと連携しながら実施し、生産拡大や経営の改善を目指す農家を支援してまいります。  農業への新規参入者や企業参入につきましても、就農条件整備事業等諸事業の活用により、就農初期の負担軽減等円滑な就農を促し、次代の農業の担い手育成を図ってまいります。また、平成26年度から各都道府県に農地中間管理機構が設置されますが、機構による農地集積事業、農地基盤整備事業を活用し、耕作放棄地の解消を図ってまいります。  農業用水路につきましては、農家の高齢化により個人や地域で清掃が十分に行えないため、農地の十分な活用に至っていない箇所が多く見受けられます。農家による清掃を原則としながらも、困難な箇所については市が年次的に清掃を行うこととし、平成26年度は農家の皆様の意見を伺いながら計画を策定し、平成27年度からの実施に向け準備を進めてまいります。  なお、緊急性がある箇所については、平成26年度に前倒しして実施します。  境港市農業公社における伯州綿の栽培につきましては、栽培サポーターと連携を図り、1.5ヘクタールの作付をすることとしております。新たにインターネットや大手百貨店での販売も計画しており、販路拡大による収入の確保を図ってまいりたいと考えております。  また、昨年発足した伯州綿連絡協議会、伯州綿ファンクラブと連携して伯州綿を素材としたワークショップ等を開催し、伯州綿が市民の皆様のより身近な存在となるよう努めてまいります。  商工業の振興について申し上げます。  内閣府が発表した2月の月例経済報告によりますと、我が国の景気は緩やかに回復しているとのことですが、地方においては、いまだ十分な実感がありません。引き続き国や鳥取県の金融施策と連携して制度融資の充実に努め、市内企業の経営を支援してまいります。  平成26年度は、小規模事業者が日本政策金融公庫の小規模事業者経営改善資金融資を活用する際に支払う利子の2分の1を補助し、経営改善を支援してまいります。  企業誘致につきましては、境港市企業立地の促進及び雇用の拡大に関する条例を改正し、支援措置の要件を緩和することで、市内に進出する企業及び既存企業が行う設備投資に対して、これまで以上にきめ細かく支援してまいります。  着実に整備が進む本市の物流・人流を支える港湾、空港などの社会基盤を積極的にPRし、今後も鳥取県などの関係機関と連携を図りながら、市内への企業誘致に取り組んでまいります。  雇用対策につきましては、松江市が運営し、新卒大学生に対して地元企業への就職を支援するウェブサイト「まつえ就職ナビ」に本市も米子市、安来市とともに運営に加わり、中海圏域内での定住及びUターンの促進に結びつくように取り組んでまいります。  その他、弓浜絣産地維持対策につきましては、第3次弓浜絣振興計画に基づき、鳥取県弓浜絣協同組合の商品開発や販路開拓を国や鳥取県とともに支援し、伝統的工芸品弓浜絣の伝承と産地の維持・発展に努めてまいります。  水木しげるロードのリニューアルについて申し上げます。
     平成5年に水木しげるロードを開設して以来、本市を取り巻く環境も大きく変化しております。ロードのにぎわいが続く今こそ、10年、20年先を見据えた次の一手を打つべきときとの考えから、水木しげるロード全体のリニューアルに取り組むこととしました。  先月19日に堀繁東京大学教授を委員長とし、境港商工会議所、境港市観光協会、水木しげるロード関係者などから成る基本構想策定検討委員会を立ち上げ、検討を進めているところです。また、市職員によるプロジェクトチームを組織し、検討委員会と並行して、さまざまな角度から検討を進めております。  この基本構想は、本年度末を目標に取りまとめることとしており、基本構想をもとに、平成26年度は基本計画を策定し、平成27年度以降のできるだけ早い時期に工事に着手できるよう取り組んでまいります。  中海護岸整備について申し上げます。  国土交通省が実施する中海護岸整備事業のうち渡漁港につきましては、漁港北側の護岸工事がおおむね完了し、現在、平成27年度の完成を目指して南側の護岸工事が進められております。  一方、工事が未着手でありました外江貯木場の護岸整備につきましては、先月入札が行われたところであり、今後、貯木場所有者との調整を行いながら、工事の進捗を図る方針であると伺っております。これにより、本市の短期整備箇所は全て工事に着手されることとなります。  また、この事業にあわせて本市が取り組んでおります渡漁港周辺整備につきましては、防災避難用道路ともなる市道渡84号線の工事を本格化させるとともに、内水排除対策として樋門改修と排水路改修を行うこととしております。今後も地元と十分に調整を図りながら、国や鳥取県と連携して取り組んでまいります。  港湾整備について申し上げます。  竹内南地区の貨客船ターミナル整備事業につきましては、国の先導的官民連携支援事業による竹内南地区の貨客船ターミナルの機能と周辺のにぎわいづくり方策を協議する委員会による協議が先月終了し、最終計画が取りまとめられました。  今後は、計画に盛り込まれた岸壁や背後の貨物ヤード等の整備を境港港湾計画に反映するため、境港地方港湾審議会等の諸手続を経て、本年夏ごろには変更される予定となっております。  環日本海国際フェリーに加え、クルーズ客船の寄港が相次ぎ、国内外の観光客が増加しております。これらの観光客をお迎えする専用の貨客船ターミナル整備は急務であり、引き続き周辺自治体や経済団体等とともに、新規事業採択に向けて国や関係機関に働きかけていくこととしております。  国の直轄事業である中野地区国際物流ターミナル整備事業につきましては、平成28年度の完成を目標に、昨年10月から本格的に工事着手されたところであります。しかしながら、港湾利用企業からは一日も早い完成が切望されており、早期の供用開始に向け、予算の確保を国や関係機関に働きかけてまいります。  境港管理組合では、境港と新潟港、苫小牧港を結ぶRORO船による試験輸送を今年度に引き続き平成26年度も実施される計画であります。定期航路の開設には貨物確保が最も重要であり、利用企業へのPRや新たな荷主への呼びかけなど、境港管理組合とともに取り組んでまいりたいと考えております。  地籍調査事業について申し上げます。  土地境界をめぐるトラブルの未然防止や災害復旧の迅速化などを目的に実施する地籍調査事業につきましては、東日本大震災において実施済みの自治体で復旧・復興が迅速に進んでいることから、その重要性が再認識されております。本市では、平成25年4月、地籍調査準備室を設置し、平成27年度の事業着手に向けて準備を進めているところです。  約29平方キロメートルとコンパクトな市域でありますが、地籍調査の事業期間は約40年に及ぶものと考えており、平成26年度においては、長期的視点に立った基本計画と国の第6次国土調査事業10箇年計画にあわせた平成31年度までの実施計画を国土交通省と協議しながら策定することとしております。  また、地籍調査を円滑に進めるために、国土交通省に要望していた都市部官民境界基本調査が平成26年度から本市の約7割を占める市街地・集落において開始される予定となっており、今後も国の制度を最大限に活用しながら地籍調査事業を推進してまいります。  道路・橋梁等の整備について申し上げます。  安全・安心な道路環境を確保するため、外浜線の舗装改修を行うほか、損傷が著しい道路から計画的に整備してまいります。また、中海干拓地へ通じる弓浜北橋の補修工事と未点検の橋梁の点検を行います。  通学路の安全対策として、学校、警察との合同安全点検等を踏まえ、路側帯のカラー舗装やガードパイプ改修などを行います。  狭隘道路解消につきましては、狭隘道路拡幅整備要綱をもとにモデル事業を実施することとしており、市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら取り組んでまいります。  街路灯と防犯灯につきましては、平成22年度から通学路を中心に蛍光灯から長寿命で消費電力の少ないLED照明に順次切りかえてまいりましたが、地域活性化基金を活用し、残りの全てをLED照明に切りかえ、省エネルギー対策と維持管理費の削減を図ってまいります。  夕日ヶ丘団地の市街化促進について申し上げます。  夕日ヶ丘団地の分譲につきましては、子育て世代を中心に定期借地制度の利用が引き続き好調で、平成21年の導入以来1月末現在で121件の契約が成立しており、夕日ヶ丘2丁目における市・土地開発公社の分譲中の区画は、商談中を含めると、ほぼ分譲先が決まった状況となっております。夕日ヶ丘団地全体では、民有地にも90件を超える住宅が建築されており、約500世帯、1,500人余の方が暮らし、市街地の形成が着実に進んでおります。引き続き、テレビ、ラジオ、雑誌等によるPRなどを通じ、夕日ヶ丘団地の魅力と定期借地制度の周知に努めるとともに、商業・利便施設の誘致にも取り組み、分譲促進を図ってまいります。  また、墓地を併設した公園の整備につきましては、公園全域と墓地の一部造成工事が間もなく完成し、スポーツ広場や親水公園と連なる新たな憩いの空間が誕生します。  なお、墓地の供用は、7月から730区画のうち50区画程度を予定しております。  今後は、夕日ヶ丘地区において、中海の水辺空間の利活用を推進するまちづくり計画を策定し、公園墓地西側につきましても、周辺と同様に親水護岸が整備されるよう、国に働きかけまいります。  公共下水道事業について申し上げます。  平成26年度の下水道整備事業につきましては、境地区のJR境線周辺や上道町、中野町などで整備を進める予定としており、これにより平成26年度末の下水道普及率は60%を見込んでおります。  第二中学校前の県道余子停車場線では、渡駐在所東側から鳥取西部農業協同組合境港支所までの間で、境港2号汚水幹線の築造工事を行います。平成28年度までに幹線の整備を終え、その後、渡地区の整備を進める計画としております。  下水道センターにつきましては、平成27年度の完成を目標に、引き続き水処理施設の増設工事を実施してまいります。また、現在の事業認可区域の整備がおおむね平成28年度に完了することから、平成26年度に計画の変更に取り組む予定です。  平成27年度以降の事業認可区域としましては、渡地区全域と市道外港外江線以南の外江地区の一部及び米川東側の米川町など約205ヘクタールの拡大を行う考えであります。今後も効率的な整備を行い、下水道の普及促進を図り、中海などの水質保全と快適な生活環境の確保に努めてまいります。  防災対策について申し上げます。  防災対策につきましては、東日本大震災を教訓とした災害対策に引き続き取り組んでまいります。原子力災害対策においては、昨年11月、中国電力は、国に島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性確認申請をするに当たり、安全協定に基づく初めての事前報告を本市へ行いました。これに対して本市では、汚染水対策など7項目の意見を付して回答しました。  中国電力は12月に申請を行い、現在、審査を受けているところであります。この問題は、先行地域、国の動向にも注視しながら、鳥取県、米子市と連携し、対応してまいりたいと考えております。  平成23年度から行っております原子力防災訓練につきましては、住民避難訓練などを継続して行ってまいります。また、昨年策定した広域住民避難計画等につきましては、国の指針の改正、避難時間推計シミュレーション結果などを踏まえ、見直しを行うこととしております。  その他、遠隔地との情報伝達が可能なMCA無線の整備、さらにNTT西日本と協力し、小・中学校、公民館などへの災害時優先電話の設置、また引き続き自主防災組織の育成強化、災害時要援護者対策等を行うこととしております。  市民の安全・安心の確保は最優先の課題として認識しており、今後も万全を期してまいります。  環境政策について申し上げます。  ごみ行政につきましては、平成28年度から実施する米子市への可燃ごみ処理委託に向けて、さらなる減量化に努めてまいります。現在、各地区のふれあいの家などにおいて、古紙類分別の徹底や生ごみの分別などについて御協力をお願いしているところですが、市民の皆様の御理解をいただくため、引き続ききめ細かく説明会などを行ってまいります。  さらに、米子市クリーンセンターに可燃ごみとして持ち込めない発泡スチロールや、現在、可燃ごみとして取り扱っている廃プラスチック等について、分別方法などを検討してまいりたいと考えております。  再生可能エネルギーを利用した発電事業につきましては、鳥取県が昨年のFAZ倉庫に続き、竹内西緑地で太陽光発電の取り組みを進めておられるほか、民間事業所におきましても、竹内団地、西工業団地、昭和町などで取り組まれております。  その他、民間事業所が西工業団地において間伐材などを加工した木材チップを燃料とする木質バイオマス発電事業に着手されております。今後も引き続き家庭用太陽光発電システムの導入に対する補助を継続するとともに、家庭用太陽熱温水器の導入に対する補助にも新たに取り組むなど、再生可能エネルギーの利用促進を図ってまいります。  3番目に、市民一人一人を大切にする教育と福祉の充実についてであります。  学校教育の充実について申し上げます。  学校教育におきましては、いじめ・不登校対策と学力向上を義務教育の柱に据え、引き続き重点的に取り組んでまいります。いじめ・不登校対策につきましては、子供の側に立ち、保護者や地域、関係諸機関と連携を図るスクールソーシャルワーカーを新たに1名配置し、家庭環境等の複雑な要因を背景とした諸問題への解決へ取り組んでまいります。  学力向上につきましては、少人数学級の実施と各校への指導補助員の配置を継続し、きめ細かで、個々のつまずきに寄り添った教育を実践してまいります。また、地域の子供は地域で育てるとの考えのもと、小・中・高の連携による学びの場の創出にも取り組んでまいります。  施設整備につきましては、給食センターの建設と給食を受け入れる各校の配膳室の設計を実施し、平成27年度、2学期の稼働に向け、準備を進めてまいります。現在、旧校舎の解体を行っております第二中学校につきましては、テニスコートや駐車場などの整備を含む外構工事を行い、本年度末には改築事業に伴う一連の工事が完了いたします。  このほか、体育館と武道場の天井や照明器具などの落下防止対策に2カ年計画で取り組み、安全性の向上を図るほか、教職員用のパソコンを更新し、業務の効率化と情報管理のさらなる徹底に努めてまいります。  社会教育について申し上げます。  生涯学習の推進につきましては、各公民館が幅広い年齢層の皆様が気軽に集い、世代を超えた交流や生きがいづくり、地域づくりの中心となるように積極的に情報発信し、学習機会の提供及び充実に努めてまいります。  また、平成17年から開催している境港市読書活動推進大会が本年で10回目を迎えることから、市民図書館では読書活動のさらなる推進を目指し、赤ちゃんから大人まで読書の楽しさを知っていただけるように、大型絵本、大活字本などの蔵書の充実、利用者サービスの向上に努めてまいります。  文化の振興につきましては、市民の自主的な活動を支援するとともに、芸術・文化に親しむ機会の提供や地域の歴史を次世代に継承する活動などに引き続き努めてまいります。  なお、文化ホール及び海とくらしの史料館がいずれも開館20周年を迎えることから、コンサート、写真展及び講演会などの記念事業を開催することとしております。  文化・体育施設につきましては、安全性の確保や利用者の利便性の向上、生涯学習活動の活性化を目的に、竜ケ山球場、陸上競技場、市民温水プールなどの改修、中央テニスコートのオムニ化、文化ホールの調光設備の更新などを行い、施設の整備充実を図ってまいります。  また、高齢者の健康づくり、生きがいづくり、経済的負担の軽減のために、一部施設の料金体系の見直しを図ることとしております。  なお、市民会館につきましては、耐震診断の結果、昨年12月12日からホールの使用を停止しております。市民会館の今後の方向性については、市民の皆様の御意見や利用実態を踏まえ、検討を進めてまいります。  公民館につきましては、年次的に施設の耐震改修等工事を実施してるところですが、平成26年度は渡公民館の耐震診断、上道公民館と誠道公民館の実施設計を計画しております。  子育て支援の充実について申し上げます。  少子化が進む中、「子育てするなら境港市」を標榜し、保育料の引き下げや3歳未満児の入所枠拡大を初め、夕日ヶ丘への子育て世代の定住促進やチャイルドシートの購入費助成なども含め、子供を産み育てやすい環境づくりに重点を置いて取り組んでまいりました。  平成26年度においては、拡充してきた保育サービス、地域子育て支援センターでの親子支援、乳幼児健診から療育指導へとつなぐ母子保健など、引き続き充実を図ってまいります。  保育所、幼稚園につきましては、3歳未満児の入園希望者の増加に応えるため、美哉幼稚園の認定こども園移行のための増築、栴檀保育園の園舎増築などの整備費に助成するほか、公立保育所の園舎の大規模改修を行い、安全・安心で良好な保育環境へと整備します。  平成27年度から施行される子ども・子育て支援法での新たな保育所・幼稚園制度の開始に向けて、平成27年度から5年間を計画期間とする境港市子ども・子育て支援事業計画を策定することとしており、ニーズ調査の結果や利用者、関係者の意見を勘案しながら、就学前の子供たちの保育・教育の提供体制の確保と実施時期などについて検討してまいります。  また、先天性風疹症候群の予防のため、本年度、風疹ワクチン接種費の助成を実施したところですが、風疹の流行再燃に備えて、平成26年度は風疹抗体検査について国と県が助成することとなりましたので、抗体検査が抗体価が低かった人に対して、引き続きワクチン接種費の助成を行い、安心して子供を産み育てられる環境づくりに配慮してまいります。  障がい者福祉の充実について申し上げます。  障がい者福祉施策につきましては、障害者総合支援法の制度改正に対応するとともに、平成26年度は障がい者のための施策に関して基本的な方針を示す境港市障害者計画と障害福祉サービス等の提供体制の確保に関して定める第4期境港市障がい福祉計画を策定することとしています。  また、重度の肢体不自由と知的障害が重複する重度障がい児(者)が在宅でも安心した生活を送ることができるように、鳥取県と連携し、生活介護や短期入所等を行う福祉サービス事業所に対し、新たに運営費の一部を助成して、重度障がい児(者)を受け入れる事業所の確保を進めることとしています。  障がい者の就労支援に関しましては、障害者優先調達法に基づき、障がい者就労施設等が提供する物品やサービスについて、市からの発注増加に努めるとともに、一般企業にも障がい者の雇用を働きかけるなど、働く障がい者等の工賃向上と雇用の場の確保に努めてまいります。  また、障がいへの理解を深める「あいサポート運動」を通じて、さまざまな障がいの特性や障がいのある人への必要な配慮などの普及啓発を行い、誰もが暮らしやすい地域社会の実現に向けて取り組んでまいります。  高齢者福祉の充実について申し上げます。  65歳以上の人の人口に占める割合を示す本市の高齢化率は28%を超え、他の多くの自治体と同様に高齢化が進んでおります。そのような中、高齢者がいつまでも健康で自立した生活が送れるよう、地域での貴重な交流の場となっている高齢者ふれあいの家事業を初め、認知症予防対策や介護予防事業などを引き続き実施するほか、地域包括支援センターや地域などと連携しながら、相談体制の充実や見守り・支え合い体制の構築に努めてまいります。  また、平成26年度は、第5期介護保険事業計画の最終年度となりますので、事業計画策定委員会を設置し、平成27年度から3年間を事業期間とする第6期介護保険事業計画を策定することとしております。  さらに、今後、後期高齢者人口の増大に伴い、医療や介護を必要とする高齢者や、ひとり暮らしの高齢者が今以上に増加する将来を見据え、高齢者がたとえ介護等を要する状態となっても、住みなれた地域で自分らしく暮らし続けられるよう、医療を初め介護、生活支援サービスなどが一体的に提供される地域包括ケア体制の整備に向け、昨年12月に設立した境港市包括ケア推進協議会で、医療と介護の連携による在宅医療・介護の充実や関係機関の連携による体系的な見守り体制の構築などについて検討してまいります。  市民の健康づくりについて申し上げます。  誰もが健康で安心して暮らすために、妊産婦と乳幼児の健診、成人や高齢者の各種検診の実施と健康教育や啓発活動などを通して、市民の健康づくりを推進します。  がん検診につきましては、休日に複数のがん検診を同じ日に受診できる日数をふやすなど、検診を受けやすい環境を整えるとともに、市内事業所へのがん検診実施状況の聞き取り調査や周知を図るなど、早期発見の大切さについての啓発を強化し、受診率向上に取り組んでまいります。  五大疾病の一つとされる精神疾患を抱える方は、本市にも多数おられます。これらの心の病気を抱える方への支援や自死の予防・啓発など、引き続き心の健康づくりにも取り組んでまいります。  以上、本市を取り巻く状況並びに平成26年度に臨む市政運営の基本的考え方について、その概要を申し述べました。  具体的な施策につきましては、予算案、その他の議案の提案理由で申し上げたいと存じますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(米村一三君) ただいまの施政方針に対する質問は、一般質問の際にお願いいたします。 ◎休  憩 ○議長(米村一三君) ここで休憩いたします。再開は午後4時45分といたします。        (16時35分) ◎再  開(16時45分) ○議長(米村一三君) 再開いたします。  間もなく午後5時になりますが、本日の会議時間はあらかじめ延長いたします。 ◎日程第11 議案第8号〜議案第28号 ○議長(米村一三君) 日程第11、議案第8号、平成26年度境港市一般会計予算から議案第28号、権利の放棄についてまでを一括議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 議案第8号から議案第28号までの提案理由につきまして一括して申し上げます。  議案第8号から議案第16号までは、平成26年度予算関係議案であります。平成26年度予算案につきましては、施政方針でも申し上げた考え方を基本に編成したところであります。  予算総額は一般会計が152億円で、前年度に比べ1.4%の減となっております。また、特別会計を含めました全会計では、前年度に比べ1.6%増の263億5,588万7,000円となっております。  議案第8号の一般会計予算について、重点を置きました新規事業を中心に、その概要を申し上げます。
     まず、子育て支援の充実といたしまして、安全・安心・快適な保育環境を向上させるために実施する公立保育所3園の改修費1億3,300万円、消費税引き上げによる影響緩和策として、子育て世代への臨時的な給付金3,969万円余、生まれてくる子供に風疹ウイルスにる悪影響が及ぶことを未然に防ぐため、ワクチン接種費用の一部を助成するための経費128万円などを新たに計上いたしております。  次に、教育環境の充実といたしまして、給食センターの稼働にあわせ、配送された給食を受け入れる配膳室を小・中学校に整備するための経費4,287万円余、第二中学校のテニスコートや駐車場を整備するなど外構工事を行う経費1億6,787万円余、いじめ・不登校対策として、保護者や関係機関などと連携して児童・生徒が抱える問題に対応するスクールソーシャルワーカーを配置する経費219万円余などを新たに計上いたすほか、小学校3年生から6年生までの児童及び中学校2年生、3年生で少人数学級を実施するための経費1,200万円などを引き続き計上いたしております。  次に、安全・安心なまちづくりの推進といたしまして、災害に強いまちづくりを目的とした施設整備のための基本構想策定経費766万円余、通学路の安全対策として、歩道の整備や歩道部分のカラー舗装を行うための経費1,200万円、小・中学校体育館の天井や照明器具などの落下防止対策として調査・点検等を実施する経費1,982万円余、市民体育館の耐震化を図るため、耐震診断等に要する経費1,806万円余などを新たに計上いたすほか、渡公民館の耐震診断や上道公民館の耐震改修等実施設計など、公民館の耐震対策経費838万円などを引き続き計上いたしております。  次に、都市基盤の充実といたしまして、自治会等の住民活動の拠点となる夕日ヶ丘地区集会所2棟の整備費8,345万円余、自治会等による清掃が困難となった側溝の清掃委託料950万円、省エネルギー対策の推進及び管理コスト軽減を図るため、市が管理する街灯、防犯灯をLED照明等に切りかえる経費1億5,000万円、水木しげるロードのリニューアルに向けた基本計画策定経費1,517万円余、竜ケ山球場のグラウンド改修やバックスクリーンの新設などに要する経費1億1,696万円余、利用者の利便性の向上を図るため、中央テニスコートのクレーコート4面をオムニコートに整備するための経費4,914万円などを新たに計上いたしております。  次に、産業振興対策といたしまして、高齢化等により清掃が困難となっている農業用排水路の清掃委託料297万円余、中海圏域における若者の就職支援策として、中海4市で運営する就職サイトの負担金181万円余、水木しげる記念館を訪れる観光客の雨天時等の利便性を向上させるため、前庭に屋根つきの通路を設置する経費584万円余、水木しげるロードの夜の魅力を紹介するナイトマップの作成や夜間イベントの開催に要する経費64万円余などを新たに計上いたしております。  また、そのほかにも消費税引き上げによる影響緩和策として、低所得者への臨時的な給付金1億6,062万円余、家庭用太陽熱温水器の購入費助成金20万円などを新たに計上いたすほか、環日本海国際フェリーへの運航支援に対する負担金1,640万円などを引き続き計上いたしております。  続いて、歳入について申し上げます。  市税収入は、固定資産税などの増収見込みにより、前年度より0.9%増の37億2,532万円余、地方交付税は2.2%減の35億7,000万円、寄附金は、ふるさと納税によるさかなと鬼太郎のまち境港ふるさと基金事業指定寄附金の増額見込みにより、前年度より273.5%増の1億5,502万円余、繰入金は、地域活性化基金や減債基金などの取り崩しにより、101.3%増の10億5,953万円余、市債は45.7%減の7億3,190万円、その他の財源につきましては、過去の実績等を考慮して、それぞれ計上しているところであります。  次に、特別会計について申し上げます。  議案第9号は、平成26年度国民健康保険費特別会計予算でありまして、保険給付費の過去の実績等を考慮するとともに、その他運営に必要な所要の経費を計上して、予算総額を42億1,905万1,000円といたしております。  議案第10号は、平成26年度駐車場費特別会計予算でありまして、市営駐車場の施設管理費や公債費を計上して、予算総額を5,417万7,000円といたしております。  議案第11号は、平成26年度下水道事業費特別会計予算でありまして、主に境地区の管渠整備費や渡地区の整備に向けた境港2号汚水幹線の整備費、下水道センターの水処理施設の増設整備費などを計上し、予算総額を23億9,638万5,000円といたしております。  議案第12号は、平成26年度高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計予算でありまして、2件の新規貸し付けを見込み、予算総額を600万4,000円といたしております。  議案第13号は、平成26年度介護保険費特別会計予算でありまして、保険給付費の過去の実績を考慮するとともに、その他運営に必要な所要の経費を計上して、予算総額を36億1,245万2,000円といたしております。  議案第14号は、平成26年度土地区画整理費特別会計予算でありまして、深田川土地区画整理と境港新都市土地区画整理のそれぞれの保留地事業に係る公債費などを計上し、予算総額を3,511万4,000円といたしております。  議案第15号は、平成26年度市場事業費特別会計予算でありまして、水産加工汚水処理施設の管渠整備費及び施設改築費や市場関係者詰所と汚水処理施設のそれぞれの施設管理に係る諸経費などを計上して、予算総額を4億5,991万7,000円といたしております。  議案第16号は、平成26年度後期高齢者医療費特別会計予算でありまして、鳥取県後期高齢者医療広域連合への納付金のほか、保険料の徴収事務費などの所要の経費を計上し、予算総額を3億7,278万7,000円といたしております。  以上、平成26年度予算の概要を申し上げましたが、内容につきましては、予算書を初め予算の概要、予算補足説明資料に詳細に記載しております。  議案第17号は、境港市用品調達基金の設置及び管理に関する条例の廃止で、境港市用品調達基金を3月31日で廃止するものであります。  議案第18号は、市長等の給与の特例に関する条例の一部改正で、市長の給与を20%、副市長の給与を15%、教育長の給与を10%、それぞれ減額する期間を平成27年3月31日まで1年間延長するものであります。  議案第19号は、境港市民体育館条例等の一部改正で、市民体育館、市民温水プール及び海とくらしの史料館につきまして、70歳以上の高齢者や障がい者の方が使用する場合に、使用料等を無料とするものであります。  議案第20号は、境港市社会教育委員条例の一部改正で、社会教育法の改正に伴い、社会教育委員を委嘱する際の基準を定めるものであります。  議案第21号は、教育委員会所管嘱託員(非常勤)の定数及び給与に関する条例の一部改正で、公民館長の報酬月額を7万4,000円から15万円に引き上げるものであります。  議案第22号は、境港市企業立地の促進及び雇用の拡大に関する条例の一部改正で、企業立地を促進する支援措置につきまして、投下固定資産の額及び新規雇用者の人数に応じて設けおります区分を現在の2段階から3段階に細分化するなど、企業が利用しやすい制度に改めるものであります。  議案第23号は、境港市公共下水道条例の一部改正で、公共下水道料金につきまして、そのもととなっている水道料金と同じ算定月の表現となるよう改めるものであります。  議案第24号は、境港市下水処理施設条例及び境港市下水処理施設事業受益者分担に関する条例の廃止で、弥生下水処理場で受け入れている汚水を今後は公共下水道に接続して処理することに伴い、条例を廃止するものであります。  議案第25号は、境港市営墓地条例の全部改正で、市民スポーツ広場に隣接する夕日ヶ丘メモリアルパークの設置に伴う所要の改正を行うものであります。  議案第26号は、境港市空家の適正管理に関する条例の制定で、空き家の適正な管理について、所有者の責務や市が講ずる措置を定め、安全で安心な市民の生活環境の確保を図るものであります。  議案第27号は、米子境港都市計画事業上道中野土地区画整理事業施行規程を定める条例の廃止で、同土地区画整理事業の全ての業務が終了したことから、条例を廃止するものであります。  議案第28号は、債務者の死亡により、老人保護措置費負担金の徴収が見込めないことから、その権利を放棄することについて、法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。  以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明しました。  よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(米村一三君) ただいま一括上程いたしました各議案に対する質疑は別に日程を設けておりますので、その際といたします。 ◎散  会(17時05分) ○議長(米村一三君) 以上で本日の日程は議了いたしました。  6日から9日までは休会とし、次の本会議は3月10日午前10時に開きます。  本日はこれをもって散会といたします。お疲れさまでした。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。          境港市議会臨時議長          境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...