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平成25年第3回定例会(第1号 9月11日)

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  1. 境港市議会 2013-09-11
    平成25年第3回定例会(第1号 9月11日)


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    平成25年第3回定例会(第1号 9月11日)  9月定例会     第3回 境港市議会(定例会)会議録(第1号)   平成25年9月11日(水曜日)午前10時開会 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 市政概要報告 第4 報告第14号 議会の委任による専決処分の報告について           【交通事故による損害賠償額の決定】    議案第50号 教育委員会委員の任命について    議案第51号 職員懲戒審査委員会委員の任命について    議案第52号 職員懲戒審査委員会委員の任命について    議案第53号 職員懲戒審査委員会委員の任命について    議案第54号 人権擁護委員候補者の推薦について 第5 議案第55号 平成25年度境港市一般会計補正予算(第3号)    議案第56号 平成25年度境港市国民健康保険費特別会計補正予算(第1号)    議案第57号 平成25年度境港市下水道事業費特別会計補正予算(第1号)    議案第58号 平成25年度境港市介護保険費特別会計補正予算(第1号)
       議案第59号 境港市一般職の職員の給与の特例に関する条例制定について    議案第60号 境港市税条例等の一部を改正する条例制定について    議案第61号 境港水産加工汚水処理場整備基金条例の一部を改正する条例制定につ          いて    議案第62号 市道の路線の廃止について    議案第63号 市道の路線の認定について  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (16名)     1番  松 下   克 君      2番  浜 田 一 哉 君     3番  柊   康 弘 君      5番  平 松 謙 治 君     6番  景 山   憲 君      7番  岡 空 研 二 君     8番  米 村 一 三 君      9番  松 本   熙 君     10番  定 岡 敏 行 君      11番  田 口 俊 介 君     12番  南 條 可代子 君      13番  荒 井 秀 行 君     14番  永 井   章 君      15番  佐名木 知 信 君     16番  竹 安   徹 君      17番  松 尾 好 行 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市    長   中 村 勝 治 君     副  市  長  安 倍 和 海 君 教育委員長    遠 藤 惠 裕 君     教  育  長  佐々木 邦 広 君 総 務 部 長  下 坂 鉄 雄 君     市民生活部長   清 水 寿 夫 君 福祉保健部長   佐々木 史 郎 君     産 業 部 長  伊 達 憲太郎 君 建設部長     木 下 泰 之 君     市民生活部防災監 角   俊一郎 君 教育委員会事務局参事          門 脇 俊 史 君     総務部次長    浜 田   壮 君 産業部次長    田 辺 伸 一 君     秘 書 課 長  中 村 直 満 君 総 務 課 長  築 谷 俊 三 君     教育総務課長   永 井 卓 真 君 教育総務課主査  山 本 淳 一 君     生涯学習課長   池 田 明 世 君 事務局出席職員職氏名 局     長  寺 澤 敬 人 君     局 長 補 佐  沼 倉 加奈子 君 調査庶務係長   吉 田 光 寿 君     議事係主任    深 町 仁 美 君 ◎開  会(10時00分) ○議長(松下 克君) おはようございます。  これより平成25年第3回境港市議会定例会を開会いたします。  日程に先立って、諸般の報告をいたします。  本日、全国瞬時警報システム試験放送が全国一斉に行われます。発言の途中で放送が入ることがありますが、あらかじめ御了承ください。  経済厚生委員会より、行政視察概要報告がございます。  経済厚生委員会委員長柊康弘議員。 ○経済厚生委員会委員長(柊 康弘君) 経済厚生委員会において7月31日から8月2日に行いました行政視察について、その概要を報告いたします。  7月31日は、茨城県水戸市にて、観光交流拠点施設好文Cafe」の整備について説明を受けました。  これは、さまざまな分野におけるにぎわい交流創出をするための事業の一環で建設された施設であり、水戸市の名所である偕楽園、千波湖の周辺に若者が集まれるスポットを整備することを基本として、プロポーザル方式により新好文茶屋建設工事として実施されました。本市においても水木しげるロードを中心としたその周辺に観光客をも含めた交流の場が存在することにより、にぎわいの高まりが生まれるのではないかと感じました。  8月1日は、茨城県大洗町にて、みなとオアシス取り組みについて説明を受けました。  大洗町では、「みなとオアシス大洗」を打ち出すため、首都圏と北海道を結ぶカーフェリー基地としてだけではなく、アウトレットモールなどが整備され、観光拠点としての機能を強化し、クルーズ船誘客に力を入れておられます。近年は大洗港で水揚げされた新鮮な魚を提供する「母ちゃんの店」など、「食」を通じたにぎわいづくりに積極的に取り組んでおられました。境港市も本年6月27日に「みなとオアシス」の正式登録を受けたばかりでありますが、国土交通省の支援策であることを念頭に置いて施策の展開を構築する必要があると感じました。  8月2日は、午前に埼玉県川口市、午後に草加市にて視察を行いました。  川口市では、川口農業塾について説明を受けました。  この事業は、都市化の影響、農業従事者の高齢化、担い手不足などにより農地・農家人口の減少が続いているため、川口市の農業の発展と活性化を図ることを目的として始められました。次世代を担う青年や中高齢者で農業に興味をもち、将来新規就農を希望する者を対象に、農業技術指導員による年間カリキュラムを通して営農実践研修を行い、農業経営の担い手の候補となるような人材の育成・確保を関係機関と連携して進めておられました。本市においても耕作放棄地の解消に向けて参考になる取り組みであると感じました。  草加市では、草加市内共通ポイントカード事業について説明を受けました。  この事業の内容は、満点スタンプ式ポイントカード方式を採用しており、このポイントカードを持参し、加盟店で購入すると100円で1ポイントが付与され、400ポイントで満点カードとなり、500円分の商品が購入できる仕組みです。24年度の加盟店数は171店で、草加市商店連合事業協同組合会員数に対する割合は約21.2%です。各種イベントなど加盟店の増加に向けた取り組みを行っているものの、廃業などによる退会もあり、店舗数が伸び悩んでいる現状にあるとのことでした。今後、バスヘのラッピング広告やインターネットの活用など、効果的なPR活動の推進、新規加盟店への特典や新たなサービス付与などについて、草加市商店連合事業協同組合、商店街、市が連携して検討していく必要があるとのことでした。本市においても個人商店の廃業などがあり、このような事例を参考にして対策を講ずる必要があると感じました。  以上で経済厚生委員会行政視察報告を終わります。 ○議長(松下 克君) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(松下 克君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。  署名議員に、景山憲議員、定岡敏行議員を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(松下 克君) 日程第2、会期の決定を行います。  本定例会の会期は、本日から9月26日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、9月11日から9月26日までの16日間と決しました。 ◎日程第3 市政概要報告 ○議長(松下 克君) 日程第3、市政概要報告を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 平成25年9月定例市議会に当たり、市政の概要について申し上げます。  まず、環日本海交流について申し上げます。  環日本海国際フェリーは、就航以来4年2カ月が経過し、この間、安定運航が続き、航路に対する信頼感も一層高まってまいりました。本年7月末までに境港-東海間を263往復運航し、延べ10万8,000人を超える旅客が往来しております。また、貨物につきましては、昨年開催されたウラジオストク市でのAPEC終了後、需要が減少したことなどにより、7月末現在で航路全体では前年同期に比べ減少しているものの、境港-東海間においてはパプリカなどが安定して輸入されておりまして、増加傾向にあります。  この航路を市民の皆様にさらに身近に感じてもらうために、市報6月号に特集記事を掲載し、7月には小学生とその家族を対象にイースタンドリーム号船内見学会を行ったところであります。また、8月には航路を活用して市内の少年サッカーチームが東海市とウラジオストク市を訪問し、両地域の子供たちとサッカー交流を行いました。そのほか市内在住の大学生がウラジオストク市で開催された国際青少年フェスティバルに参加し、集まった学生たちとディスカッションや研究発表を通じ交流を深めるなど、航路の寄港地間の青少年交流も活発化しております。引き続き国際フェリー航路に対する市民の方々の関心を高め、市民レベルの交流の促進に取り組んでまいります。  ウラジオストク市で7月に開催された第19回環日本海拠点都市会議では、「観光・物流の活性化に向けた環日本海における航海・航空路線の発展」について意見交換を行い、既存航路の活用、会員各都市間の活発な情報交換、税関等関係各所への働きかけによる航路のよりよい環境づくりを促進することについて合意したところであります。  なお、中国琿春市との友好都市提携20周年を記念して計画しておりましたチャーター便による琿春市への訪問及び各種市民交流などの大規模な記念事業は、受け入れ態勢が整わないため中止となりました。現在、10月に予定しております両市行政及び関係者による記念式典の開催に向け調整しているところであります。  観光振興について申し上げます。  本年の水木しげるロードの観光入り込み客数は、出雲大社の遷宮、松江自動車道の開通などの効果もあり、8月末現在、対前年比101%、194万9,000人と、本年の目標であります250万人突破に向け好調に推移しており、水木しげる記念館入館者数につきましても対前年比105%と、同様に好調を維持しているところであります。  7月21日には、水木しげるロード誕生20周年を祝い、関係者の皆様と盛大に記念式典を開催するとともに、今後のさらなる発展に向けての連携、協力を確認いたしました。  水木しげるロード振興会では、7月と8月に夜のイベント「妖怪そぞろ歩き」を開催され、多くのお客様に楽しんでいただいたと伺っております。その際、水木しげる記念館夏休み開館時間をさらに延長し、昨年から行われておりますブロンズ像ライトアップ事業とあわせ、境港市観光振興プランの重点施策に掲げております夜の水木しげるロードの仕掛けが順調に進捗しているものと感じたところであります。  本年、境港に寄港したクルーズ客船は、8月末現在で11回を数え、約7,000人のお客様が山陰両県の観光地などを訪れました。境港管理組合を初め山陰両県、中海・宍道湖・大山圏域市長会などの関係者の皆様と一丸となって歓迎行事を行うとともに、本市におきましても無料シャトルバスを運行するなど、おもてなしの充実、強化に取り組んでいるところです。  一方、7月から8月にかけて、香港からのチャーター便が合計24往復運航され、約3,300人のお客様が米子鬼太郎空港を訪れました。香港でも水木しげる先生の作品の人気は高く、全てのツアーコース水木しげるロードの観光、鬼太郎列車への乗車が組み込まれており、大いに楽しんでいただきました。この期間中は、鳥取県、境港市観光協会と協力し、毎日10体の着ぐるみによる境港らしいおもてなしを実施するなど、来年以降の運航継続に向け本市の魅力を伝えたところであります。  ホテル誘致について申し上げます。  ホテル誘致につきましては、これまで事業者と継続的に交渉を進めてまいりましたが、8月12日にホテル事業を運営する株式会社共立メンテナンス及び建物を建設所有する三菱UFJリース株式会社ホテル事業についての協定を締結し、本市への進出が正式に決定したところです。  ホテルは、水木しげるロードの西端に当たるJR境港駅前に鉄筋コンクリート12階建て、延べ6,271平方メートル、客室数200室で建設され、天然温泉の大浴場やレストランを備え、平成26年1月着工、平成27年5月の本格開業が予定されております。市では事業者に対し、条例に基づき設備投資新規雇用に対する支援を行うこととしております。ホテル誘致に長年取り組んでまいりました本市にとりまして、このたびの進出は大変喜ばしい出来事であり、通過型観光地から滞在型観光地への転換が図られるとともに、本市に新たな活力を与え、観光振興経済活性化雇用拡大につながるものと期待をしております。  商工業について申し上げます。  弓浜絣産地維持対策につきましては、鳥取県弓浜絣協同組合弓浜絣振興計画に基づき、平成22年度から第2期後継者育成事業に取り組んでまいりましたが、8月31日をもちまして2期生3人が晴れて研修を修了されました。3人とも県内での起業を予定されており、弓浜絣の伝統の継承とかすり産業の活性化につながるものと期待しております。今後も鳥取県弓浜絣協同組合と事業者の取り組みを国、県とともにしっかりと支援してまいります。  水産業について申し上げます。  平成25年上半期の境漁港における水揚げ量は、マイワシの豊漁もあり6万4,000トン余で対前年比106%、水揚げ金額に関しましても87億円余で111%と、いずれも前年を上回っている状況であります。クロマグロ水揚げ量も1,300トン余、水揚げ金額は13億9,000万円余で、いずれも前年の約2倍と好調に推移いたしました。7月7日には境港天然マグロPR推進協議会による第3回まぐろ感謝祭が開催され、境港に水揚げされたクロマグロを広くPRするとともに、資源管理への積極的な取り組み姿勢マグロ資源を大切に利活用していることなどを産地から全国に発信していく取り組みが行われました。  水産業を取り巻く状況は、資源の減少、魚価の低迷、燃油高騰、漁業就業者の減少と高齢化など、さまざまな課題を抱えておりますが、漁業就業者対策においては、本年度は14人が企業等で漁船員として新たに雇用され研修が行われているほか、新規漁業就業者沿岸漁業経営開始に協力する漁業協同組合を鳥取県とともに支援をしており、現在のところ4人を対象に事業を実施しているところであります。  育てる漁業として美保湾で行われているギンザケ海面養殖漁業とヒラメの放流事業取り組みは2年目を迎え、ギンザケの養殖につきましては3月から6月に境港サーモンとして昨年の4倍に当たる471トンが出荷されました。また、ヒラメの放流につきましては、6月に稚魚を3万2,000尾放流し、昨年に引き続き回収率の調査を行っており、事業化の可能性について検証をしております。  境漁港におきましては、産地間競争に打ち勝ち、消費者に信頼される安全・安心な市場を目指し、本年3月に取りまとめられた「さかいみなと漁港市場活性化ビジョン」に基づき高度衛生管理型市場の整備を推進するため、水産庁直轄で調査が進められております。また、境港水産加工汚水処理場改築事業につきましては、7月に実施設計を発注したところであり、来年、工事に着手することとしております。  本市が誇る水産加工品等を全国にPRするため、4月に開催された食博覧会・大阪に水産加工大賞に入賞した4業者が出店を行ったほか、8月に開催されたシーフードショー・東京では境港水産振興協会と連携し、新たな販路開拓、付加価値向上を目指す取り組みへの支援を行ったところであります。そのほか、第5回境港市水産加工大賞を受賞したイカカツが、境港代表として7月に苫小牧市で開催された第3回みなとオアシスSea級グルメ全国大会に参加し、優秀賞に選ばれ、境港の食が全国に認められたところであります。また、魚食普及の新たな取り組みとして、5月から毎月1回、さかいみなと中野港漁村市が開催され、沿岸漁業基地・中野港で揚がる魚の周知とブランド化が進められております。
     農業について申し上げます。  耕作放棄地の解消につきまして、本年度は農林水産省により国営中海土地改良事業で生じた残土を活用する農地再生事業を第二中学校の北東に位置する産業中央線沿いの湿田において取り組んでいただいており、11月中に完了する予定と伺っております。この再生事業により、約1.6ヘクタールの湿田が本市の特産白ネギを初めとする野菜の生産地として生まれ変わることとなります。  港湾整備について申し上げます。  国土交通省先導的官民連携支援事業として6月に採択された「境港におけるみなとを核とした官民連携事業」について協議する2回目の検討委員会が8月30日に開催されました。この検討委員会は、鳥取県、境港管理組合、本市などが国に事業化を要望している竹内南地区貨客船ターミナルの機能やにぎわいづくりなどについて検討するもので、観光団体経済団体水産団体関係行政機関などの委員で構成され、年度内に基本計画を取りまとめ、貨客船ターミナル事業採択に向けて国に働きかけていくこととしております。  また、取り扱い貨物の増加や船舶の大型化などにより埠頭用地や岸壁が不足していることから国の直轄事業として工事が進められております中野地区国際物流ターミナル整備事業につきましては、埋め立て手続などを終え、平成28年度の完成を目標に本年10月より本格的に岸壁工事に着手されると伺っております。  境港管理組合では、中国地方と北陸地域、北海道との物流の促進と効率化を目的に、境港と新潟港、苫小牧港を結ぶRORO船による試験輸送を4月と8月に実施されました。この試験輸送に当たり、私も7月に北海道を訪ね、船主である栗林商船株式会社航路開設を改めて要望したほか、苫小牧市長へ協力依頼と企業への貨物確保をお願いしてまいりました。この試験輸送は秋にも計画されており、コストや所要時間等を検証しながら、境港と北陸地域、北海道を結ぶ新たな海の道の開設に向けて境港管理組合とともに取り組んでまいりたいと考えております。  境港の機能の充実は、中海・宍道湖・大山圏域の発展や振興に欠くことのできないものであり、本市の役割として、引き続き港湾整備の促進や利用拡大に取り組んでまいります。  夕日ヶ丘団地市街化促進について申し上げます。  夕日ヶ丘団地は、平成11年に分譲を開始してから、ことしで15年になります。この間、景気の低迷や民有地との価格差などから分譲が進まない時期がありましたが、平成21年度に定期借地制度を導入してからは、20代、30代の子育て世代を中心に多くの方がこの制度を利用してマイホームを建築され、また民有地にも住宅やアパートが建ち並び、現在では約470世帯、1,400人の方がお住まいになっております。定期借地の契約状況は、平成24年度は28件でありましたが、本年度は8月末現在で13件の契約が成立し、相談中の案件も約20件を数えるなど順調に推移しており、この制度を導入してからの契約件数は105件となっております。引き続きテレビ、ラジオ、ホームページ、新聞折り込みチラシ等によるPRのほか、コンビニエンスストアに続く商業施設利便施設の誘致にも取り組んでまいります。  また、土地開発公社の銀行等からの有利子借り入れは、市基金からの無利子貸付の増額や土地の売却収入などにより、年度当初の5億円から10月にはゼロになるものと見込んでおり、土地開発公社の財政面において一定の改善が図れたものと考えております。  防災対策について申し上げます。  原子力災害対策につきましては、3月に策定した広域住民避難計画の周知を図るため、7月中旬から8月上旬にかけて各地区の公民館などで説明会を開催し、224人の御参加をいただきました。また、8月18日には鳥取県並びに米子市と共催で原子力防災講演会本市文化ホールで開催し、鳥取県原子力防災専門家会議の委員である大分県立看護科学大学甲斐倫明教授から放射線防護や被曝と健康リスクについて御講演をいただいたところでございます。今後は鳥取、島根両県が合同で実施している避難時間推計シミュレーションの結果や、11月に予定されている鳥取、島根両県と関係6市が合同で実施する原子力防災訓練を踏まえての課題を避難計画に反映してまいりたいと考えております。  地域防災取り組みにつきましては、本年度、自主防災会が新たに2団体設立され、組織率は52.5%となっておりますが、さらなる組織率向上を目指して自治会の会合などに職員が出向き、自主防災会の意義、市の支援策等を説明し、組織設立の促進を図ります。  また、今月22日には市民会館において、東日本大震災で「釜石の奇跡」を導いた群馬大学の片田敏孝教授をお招きして、大津波から命を守り抜いた釜石市の児童・生徒の行動や防災教育について御講演をいただきます。多くの市民の皆様に御参加いただきたいと考えております。  教育環境の整備について申し上げます。  昨年9月に着工しました第二中学校の改築工事は、周辺住民の皆様の御理解と御協力をいただきながら順調に進捗し、今月27日に竣工式を迎える運びとなりました。新校舎の内装には、本市が日南町阿毘縁に所有する市民の山に昭和58年から63年にかけ、当時の小学生が植林した杉材を使用しております。当日は学校公開日といたしますので、保護者や地域の皆様に多数お越しいただき、生徒の様子や新校舎をごらんいただきたいと思っております。  第三中学校の冷暖房設備改修も、11月の完成に向け順調に進捗しております。整備を終えますと、年次的に進めてまいりました小・中学校の耐震改修冷暖房設備改修が完了します。また、給食センターにつきましては、7月に用地取得を終え、実施設計に取りかかる予定としております。  社会教育について申し上げます。  市民会館の開館40周年を記念して7月7日に開催しました「NHKのど自慢」では、予選会で選ばれた20組による歌声とともに、本市のマグロや水木しげるロードの映像などが全国に向けて放送され、本市の魅力が発信できたものと考えております。また、予選会、本選ともに観覧者は1,000人を超え、市民を初めとする多くの皆様にお楽しみいただきました。  社会教育施設の整備につきましては、現在、境公民館周辺住民の皆様の御理解と御協力をいただきながら耐震改修工事を実施しており、10月上旬ごろには完成する予定となっております。残る公民館につきましても年次的に耐震対策を実施してまいりたいと考えております。  市民会館につきましては、今後の利用における安全性を確認するため、ホール及び会議室などの耐震診断を実施しており、今後、診断結果等を踏まえ、対応を検討してまいりたいと考えております。  子育て支援について申し上げます。  本年4月から保育所保育料について、平成19年度以来となる大幅な引き下げを実施し、子育て世代経済的負担の軽減を図っているところであります。これにより公立、私立を含めた保育所入所児童の約75%が減額となっております。あわせて幼稚園保育料につきましても、就園奨励費補助金として国庫補助の対象とならない2歳児について市の単独補助を実施し、現在までに21人の児童に補助を拡大しております。  また、保育園児たちが本格的な演劇や歌など、生の舞台を体感できるアートスタート事業を開始しました。小劇団が園を訪問し、演劇などの公演を通して子供たちの五感を刺激し、感性をはぐくみ心の成長を手助けする事業であり、市内の3歳以上の全ての保育園児、幼稚園児に鑑賞する機会を設けることとしております。7月に1園目を実施し、大変好評を得ており、今後、10月から11月にかけて順次、別の園で実施を予定しております。  風疹予防接種費助成について申し上げます。  全国的に20代から40代を中心に風疹患者が増加している状況の中、本年3月以降、鳥取県内でも患者の発生が見られました。風疹ウイルスに妊婦が感染すると、生まれてくる子供に先天性風疹症候群の発症が懸念されることから、本市では6月1日から19歳以上50歳未満の妊娠を希望する女性と妊婦の夫を対象に、上限8,000円の風疹予防接種費助成を開始しました。7月接種分までで144件の助成を行ったところであります。  以上、市政の概要について御報告申し上げましたが、議員並びに市民各位の格段の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松下 克君) ただいまの市政概要報告に対する質問は、一般質問の際にお願いいたします。 ◎日程第4 報告第14号・議案第50号~議案第54号 ○議長(松下 克君) 日程第4、報告第14号、議会の委任による専決処分の報告についてから、議案第54号、人権擁護委員候補者の推薦についてまでを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました報告並びに議案について、市長の提案理由の説明を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 報告第14号及び議案第50号から議案第54号までの提案理由につきまして、一括して申し上げます。  報告第14号は、交通事故による損害賠償額を定めたものであります。法の定めるところにより専決処分をいたしましたので、御報告いたすものであります。  議案第50号は、教育委員会委員の岩田謙二郎氏が9月30日をもって任期満了となりますので、新たに谷田真基氏を任命いたしたく、法の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。  議案第51号から議案第53号までは、いずれも職員懲戒審査委員会委員の任命にかかわるものであります。  議案第51号は、学識経験を有する者の中から任命いたしております門脇哲也氏が9月28日をもって任期満了となりますので、再び同氏を任命いたしたく、本市条例の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。  議案第52号は、学識経験を有する者の中から任命いたしております赤石有平氏が9月28日をもって任期満了となりますので、再び同氏を任命いたしたく、本市条例の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。  議案第53号は、市の職員の中から任命いたしております小山加寿美君が9月28日をもって任期満了となりますので、新たに井上千恵君を任命いたしたく、本市条例の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。  議案第54号は、人権擁護委員の濵田幹夫氏が9月30日をもって任期満了となりますので、新たに早川明美氏を推薦いたしたく、法の定めるところにより議会の意見を求めるものであります。  よろしく御審議の上、御同意いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(松下 克君) お諮りします。ただいま一括上程いたしました案件については即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、日程第4については即決といたします。  質疑に入ります。質疑がありましたらどうぞ。                  〔質疑なし〕 ○議長(松下 克君) 質疑を終わります。  討論を省略し、採決いたします。  まず、議案第50号、教育委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第51号、職員懲戒審査委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第51号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第52号、職員懲戒審査委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第52号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第53号、職員懲戒審査委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第53号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第54号、人権擁護委員候補者の推薦について、原案のとおり推薦することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第54号は、原案のとおり推薦に同意することに決しました。 ◎日程第5 議案第55号~議案第63号 ○議長(松下 克君) 日程第5、議案第55号、平成25年度境港市一般会計補正予算(第3号)から議案第63号、市道の路線の認定についてまでを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案について、市長の提案理由の説明を求めます。  中村市長。 ○市長(中村勝治君) 議案第55号から議案第63号までの提案理由につきまして、一括して申し上げます。  議案第55号は、一般会計の補正予算(第3号)であります。  まず、歳出の主な内容について申し上げます。  総務費におきましては、夕日ヶ丘地区定期借地契約の締結に伴い、境港市土地開発公社等からの土地購入費9,767万円余、ふるさと納税の寄附者が増加していることに伴い、寄附をいただいた方へのプレゼント費用等1,052万円余などをそれぞれ増額。  民生費におきましては、特別医療費の償還払いの給付方法を口座振り込みに変更することに伴うシステム改修費141万円、人材の維持確保を目的として保育士等の処遇改善に取り組む私立保育園に対する助成金1,485万円余などをそれぞれ増額。  労働費におきましては、いずれも緊急雇用創出事業を活用して新たな雇用を創出し実施するもので、側溝及び農業用水路の現状調査を行い、今後の清掃業務の指針となる基礎資料を作成するための経費681万円余、増加傾向にある外国人観光客の受け入れ対策を強化するための経費185万円余などをそれぞれ増額。  農林水産業費におきましては、鳥取県の緑の産業再生プロジェクト事業の補助金を活用して市内の木材加工業者が県産材の利用拡大を図るための施設整備に対する助成金2億円、沿岸漁業の新規就業者に対し漁船等をリースする漁業協同組合への助成金605万円余などをそれぞれ増額。  土木費におきましては、通学路の安全対策として第一中学校と第三中学校の通学路にLED防犯灯を新たに整備するための経費365万円余、橋梁の老朽化対策として本年度実施した点検に基づき必要な整備を行うための実施設計費と補修に要する経費2,000万円などをそれぞれ増額。  教育費におきましては、本市の指定文化財の補修に対する助成金69万円余、鳥取県サッカー協会からの指定寄附を受けて、スポーツ広場の大人用サッカーゴールを更新する経費40万円をそれぞれ増額いたしております。  歳入につきましては、歳出に伴う国・県支出金などを計上するほか、財源として、主に繰越金と地方交付税を増額いたしております。  以上によりまして、歳入歳出それぞれ4億215万2,000円を増額し、予算総額を159億7,606万7,000円といたすものであります。  議案第56号は、国民健康保険費特別会計の補正予算(第1号)でありまして、平成24年度に概算払いを受けておりました社会保険診療報酬支払基金からの交付金の精算に伴う返還金3,372万7,000円を増額し、予算総額を44億6,010万4,000円といたすものであります。  議案第57号は、下水道事業費特別会計の補正予算(第1号)でありまして、税制改正に伴うシステム改修費174万3,000円を増額し、予算総額を18億4,011万2,000円といたすものであります。  議案第58号は、介護保険費特別会計の補正予算(第1号)でありまして、平成24年度に概算払いを受けておりました社会保険診療報酬支払基金からの交付金の精算に伴う返還金49万8,000円を増額し、予算総額を33億3,349万7,000円といたすものであります。  議案第59号は、境港市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定で、平成25年10月1日から平成26年6月30日までの間、職員の給与について、給料を3%、管理職手当を5%、それぞれ減額するものであります。  議案第60号は、境港市税条例等の一部改正で、地方税法の一部改正に伴い、延滞金の利率引き下げや寄附金税額控除の対象となるNPO法人の要件を規定するなど、所要の改正を行うものであります。  議案第61号は、境港水産加工汚水処理場整備基金条例の一部改正で、境港水産加工汚水処理公社が一般社団法人となったことに伴い、条例の中で引用しております名称を改めるものであります。  議案第62号及び議案第63号は、渡及び外江地区の市道3路線の廃止と認定でありまして、法の定めるところにより議会の議決を求めるものであります。  以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(松下 克君) ただいま一括上程いたしました各議案に対する質疑は、別に日程を設けておりますので、その際といたします。 ◎散  会(10時53分) ○議長(松下 克君) 以上で本日の日程は議了いたしました。  12日から16日までは休会とし、次の本会議は9月17日午前10時に開きます。  本日はこれをもって散会といたします。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
             境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...