倉吉市議会 2022-09-22
令和 4年第 6回定例会(第7号 9月22日)
以上、
継続審査ではなく、可決すべきと考え、
反対討論とさせていただきます。(
福井康夫議員「議長、17番」と呼ぶ)
○議長(
福谷直美君) 17番
福井議員。
○17番(
福井康夫君)(登壇) 先ほどは
広田市長から
校名変更に伴う事件の
撤回請求がなされました。議案第55号
倉吉市立小学校及び
中学校設置条例の一部改正でございます。提案より僅か10日余りでの撤回を表明されましたけども、今朝方お聞きして、まさしく青天のへきれきでした。非常に驚きました。結果は先ほど出たとおりでありますので、これ以上は申しません。
私は、陳情第19号 新
小学校の
校名の
見直しについて、この
趣旨採択、議案第55号
倉吉市立小学校及び
中学校設置条例の一部改正について、
委員会では賛成多数により
継続審査と報告されました。
委員長報告に反対の立場で討論したいと思います。
この
陳情書の
提出者は
灘手地区住民有志代表とあります。これまで
統合反対でいたが、
児童数の減少もあって統合することを納得したと。自分としては打吹という
学校名を応募した。
応募数が多い
校名でなく、1票しかなかった至誠に決定されたのか、不思議である。誰がどのような権限や方法で決めたのか、
校名の再考を求めるという趣旨で提出されております。この陳情されている方々が言っておられます、多くの市民の気持ちが尊重されるべきだと。このことについて何ら問題なく、私自身も異論はありません。1点目の反対の理由にある数の多いものがなぜ採用されないのか、2点目の
選考過程に疑義があり、納得できない、これらの反対する立場の意見でございますが、このことについて、9月7日の
一般質問において
小椋教育長から、全てにわたって詳細な
経過報告があったと思っております。
その経過は、今年の3月16日以降の
統合準備委員会及び
校名の
検討委員会において協議されてきました。その会議で、具体的な会議としては4月28日開催の第6回
委員会では、
校名案として341件のうち119件に絞られ、さらに6月6日の第7回
委員会で候補が2案に絞られたと。そこで大事なことは、
統合準備委員会は
公募条件として多数によらない決定の方法を採用する。このことが確認された
委員会で同数となって、この
ルールにのっとって一本の
校名に決定された。事前に
校名決定の
ルールが
役員会で合意された内容で進められていた。
2点目の
選考過程に疑義があるという指摘があります。6月6日の
候補案について同数となり、
委員長が2度投票することになった、このことに対して
法的根拠またはこの瑕疵があったのではないかという指摘でございますが、
出席者による
決定方法が事前に合意、納得の上、手続が進められている。ここで、一番問題となることは、後でそのことを覆すやり方は、これは本当にいたずらに混乱を巻き起こす、引き起こすことになると思います。したがって、結論はまず
統合準備委員会で合意、決定されました内容は最大限尊重すべきものであると考えます。
自分たちのことを
自分たちで決める、これが
民主主義の根幹だと思います。
自己決定権を奪うようなことは避けるべきだと思います。
2点目の今回、
教育委員会でも決定されてきた
校名決定の手続について議会で破棄することになれば、今日まで積み上げてこられた
統合準備委員会そのものの今後の協議がまとまらなくなる、そのように危惧いたします。
機能停止になるんじゃないでしょうか。
統合準備委員会の各代表は、既に住民の代表としての責務の下で会議を進めてこられたものと思っております。
学校統合の
校名募集と決定に、このような
得票数によらないとする
募集要項を採用されてるところは全国に多数ございます。昨年の12月でもお隣の岡山県、津山市でございますけれども、津山市
地域開校準備委員会等において検討され、決定されております。たくさんあります。
倉吉市の将来の
児童数は、待ったなしに減少していきます。将来、
中学校区に1校の
小学校というような姿も見詰めなければならないと思います。そうした中で
統合準備委員会の決定をほごにするような
見直しは避けるべきだと思います。
以上、陳情につきまして私の感じたことを申し上げまして、反対の討論といたします。(
山根議員「議長、3番」と呼ぶ)
○議長(
福谷直美君) 3番
山根議員。
○3番(
山根健資君)(登壇) 皆様おはようございます。議案第55号
委員長報告に反対の立場、そして原案に賛成の立場で討論させていただきます。
私は本日、
市議会議員の立場でなく、
成徳小学校に息子が実際通っている父親としての立場で討論をさせていただきます。
まずもって、
統合準備委員会の皆様、本当にいろいろ御苦労があったと思います。ありがとうございました。
成徳小学校と
灘手小学校の統合後の
校名ですが、公募で一番
投票数が多かったのが打吹と願っている方々は本当に苦しいです、つらいです。そして正式な手続を経て出された
校名、至誠と願っている方々も同様に苦しいです、つらいです。はたまた、それ以外の
校名と願っている方々も苦しいです、つらいです。どの立場の方々も苦しいです、救ってあげたいです。一番つらい立場の方々はどなたでしょうか。どの立場の人を救えばよいのでしょうか。残念ながら、そのどちらでもない
方々たちです。一番つらいのは
成徳小学校と
灘手小学校の両校に通っている児童の
皆さんです。今日も
成徳小学校と
灘手小学校の
児童同士の交流がまさしく隣の建屋、
成徳小学校で進められておられます。
先生方は、どのように新しい学校のことを説明されるのでしょうか。
9月17日土曜日、成徳の
ナイトウオークのイベントがありました。その際、
学校関係者の方と会話させていただきました。児童に影響を及ぼすのが一番心配です、早く収束してほしいとおっしゃっておられました。今現在、
成徳小学校では合併の準備のため、図書館が閉鎖になり、楽器が収納され、児童の学業が制限されています。いつまでこの中途半端な状態を
校名問題で引っ張って続けられるおつもりか、この状態を
皆さん御存じでしたでしょうか。これが本質です。
両校児童は苦しめられているのです。助けてあげてください、助けてください。
校名問題が長引けば長引くほど、児童や
先生方が苦しい思いをされます。この状態を看過できるわけはありません。一刻も早く終止符を打ち、新たなスタートを切るときです。どうか皆様、本質を忘れないでください。本質、それは児童の教育です。結論を先送りにすると、さらにつらい時間が長くなるばかりです。どうか一刻も早く、1日1秒でも早く結論を出していただき、早急に
子どもたちに安心した
教育環境を整えてあげてください。
校名の
決定権は、議会にはありません。
統合準備委員会の方々が小さな
合意形成を積み重ねながら長い年月をかけ、両地区を代表されて正式な手続を経てやっと出された
校名です。
成徳地区、
灘手地区、両地区の繁栄なくして倉吉市の繁栄はありません。どうか皆様、この議案第55号
委員長報告に対して反対の立場を取っていただき、採択に持っていっていただきたい。
成徳小学校に息子を通わせる父親からの切なる願いです。児童に1日1秒でも早く平穏な日々を過ごさせてやってください。お願いいたします。(
藤井議員「議長」と呼ぶ)
○議長(
福谷直美君)
藤井議員。
○14番(藤井隆弘君)(登壇) 議案第55号について、先ほどからいろいろな御意見が、議員から出ております。私も、私もというか、私は
委員長報告に賛成の立場での討論をしたいと思っております。
委員長の説明では、選定過程に当たって不透明な部分があると。したがって、新聞報道等、いろいろな市民の方々の御意見も出ていると。灘手の陳情、そして成徳の要望書ですか、また、いろいろ声の欄、新聞報道等も出ております。そういった中で本日、市長から
撤回請求ということもあったわけですけれども、そういった中で
最終結論を出すべきではないという
委員長の報告がございました。再度協議する中で、
説明責任を
教育委員会にも果たしていただきたいと。そしてスケジュール的には本日の採決、また
委員長報告のとおり、
委員会、
教育福祉常任委員会の再度の継続ということになりましても、来年、令和5年4月の開校は間違いないことであると思っております。
そういった中で
校名の募集については、まず前提条件としては
成徳小学校、
灘手小学校、そして最終形はどうかということを私も昨年の12月議会、本議会でも確認して、これは3校、明倫
小学校も含めての統合であるということは間違いないということを確認しております。それがために明倫
小学校の卒業生は来年の4月から東
中学校に通うと。移行措置期間として3年間あるようですけども、そういった多分配慮がある中でのことだと思っております。そういった中で確かに150対1、
選考過程についてはいろんな取決めの中での粛々と進められたので、その工程について私は申し上げるべきではないとは思っておりますが、結論としましては、こういった形で、いろんな御意見が噴出する中で性急に決めるべきではなくて、きちんと市民の合意も図るべきであるかと思っております。何にしましても数が多い、少ないだけではなく、これが上位に残ったのは至誠と打吹という名称だったと思いますけれども、そういった中で灘手の方もこういった打吹山の麓の学校に、今の
成徳小学校のところに通うんだと。いずれは明倫とのそういった協議も始まると思います。そういった中に、打吹山の麓に学校ということであるならば、誰もこれをおかしいという者はないなと私は議員としては思っております。
そういった形の中で、ここで結論を出すというよりはしっかりと検討していただくことを願って、
委員長報告に賛成の立場の討論とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
福谷直美君) 討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決に入ります。
まず、認定第1号 令和3年度倉吉市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第11号 令和3年度
倉吉市上北条財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、計11件を一括して採決いたします。
以上11件の決算は、認定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号から第11号までの計11件は、認定されました。
次に、議案第49号 令和3年度倉吉市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について及び議案第50号 令和3年度倉吉市
下水道事業会計資本金の額の減少及び決算の認定についての計2件を一括して採決いたします。
以上2件は、原案のとおり可決及び認定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号及び第50号の計2件は、原案のとおり可決及び認定されました。
次に、議案第51号 令和4年度倉吉市
一般会計補正予算(第5号)について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君) 起立多数であります。よって、議案第51号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第52号 倉吉市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正についてから議案第54号 倉吉市
手数料条例の一部改正についてまで、計3件を一括して採決いたします。
以上、計3件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第52号から第54号までの計3件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第55号
倉吉市立小学校及び
中学校設置条例の一部改正について採決いたします。
本案は、
委員会から
継続審査の申出があります。
お諮りします。起立しない者は反対とみなします。この申出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君)
起立少数であります。よって、議案第55号の
継続審査の申出は否決されました。(
鳥羽昌明議員「議長」と呼ぶ)鳥羽議員。
○5番(
鳥羽昌明君) ただいま議案第55号に関して、
教育福祉常任委員会からの
継続審査の申出が否決をされました。このままでは本案は
定例会が閉会すると同時に廃案となってしまいます。
委員会の責務を果たすためにも再度、常任
委員会を開催して審査したいと思いますので、本会議は暫時休憩をしていただきたいと思います。
○議長(
福谷直美君) 分かりました。
暫時休憩いたします。
午前10時47分 休憩
午前11時13分 再開
○議長(
福谷直美君) 再開いたします。
本会議休憩中に
教育福祉常任委員会が開催され、議案第55号の審査が行われ、結果報告が議長に提出されました。
お諮りします。この際、直ちに
委員長報告を求め、議案第55号の本案の審議に戻りたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、
教育福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
5番
鳥羽昌明議員。
○5番(
鳥羽昌明君)(登壇)
教育福祉常任委員会の
委員長報告をいたします。
先ほどの本会議において、当
委員会が申し出しておりました議案第55号の
継続審査が否決されましたので、再度、議案第55号の審査を行いました。その結果について御報告いたします。
議案第55号
倉吉市立小学校及び
中学校設置条例の一部改正については、
全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本案の採決に当たっては、2人の
委員が退席されましたので、申し添えます。
以上、簡単ではありますが、
教育福祉常任委員会の
委員長報告といたします。
○議長(
福谷直美君) 続いて、ただいまの報告に対する質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
それでは、議案第55号
倉吉市立小学校及び
中学校設置条例の一部改正について、討論、採決を行います。
まず、討論を求めます。(
鳥羽昌明議員「議長、5番」と呼ぶ)鳥羽議員。
○5番(
鳥羽昌明君)(登壇) 議案第55号について、一議員の立場で賛成討論していきたいと思います。
本議案に対する私の基本的態度は、
校名の
選考過程において、よほどのこと、例えば明らかな法令違反や不正等がない限り、その決定を尊重するものです。そうでなければ、
統合準備委員会の存在意義はなく、混乱が増幅され、教育現場へ影響を及ぼすこととなります。今回、幾つか疑義が指摘されておりますので、それらについて見ていきたいと思います。
まず、明倫地区の代表を議論に加えるべきではなかったかについてです。これについては、既に議場で答弁がされているように、明倫
小学校の統合は現時点では全くの未定であること、10年後になるのか、20年後になるのか分からず、今、議論に加わっても責任が持てない、今回は成徳と灘手の統合であるから、必要に応じて参加はするが、2校で協議していただきたい。その際、新
校名については、いずれの
小学校名が入らなければ、その決定を承諾するとの明倫地区代表の意向を尊重したことによるものです。このことについて、特段の問題や不自然さは感じられません。
次に、150対1の公募結果についてです。今回の議論で特にこの点が注目されておりますが、今回の公募を分かりやすく言えば、投票ではなく、アイデアの募集です。準備
委員では思いつかないような多様な案を広く募集することが目的、つまり、何票集まったかではなく、何種類集まったかであり、重複する案であってもそのカウントは1となります。その後、同じテーブルにのせて
統合準備委員会が選考作業を行い、候補を絞っていく。このことは既に公募の要項の中に、応募された同じ名前の数によって
校名が決定されるものではありません。応募していただいた
校名を基に
統合準備委員会で検討を行い、
校名候補を決定しますと明記されております。こうした手法は全国でも取り入れられており、例えばある自治体の
統合準備委員会の議事録を確認すると、ある
委員から、1位だから選ばなくてはいけないというのであれば、我々の意味はない。
応募数がどうこうというよりも、出てきた
校名案とその理由を考えればいいのであって、最初から
応募数を示す必要もない。そのほうが純粋に審議できると、
委員にすら数は知らせてくれるなと申し出されております。こうしたことから、今回の公募に関して、そして、その後の
応募数の
取扱いについて問題があったとは言えません。
とはいえ、応募したのだから結果の数は公表すべきや、何のために公募したかとの意見も理解できます。この点、市
教育委員会が改めて市民に説明されることを望みます。
最後に、投票から教員を外した点と
委員長の議決権についてです。まず、前提として理解しておく必要があるのは、この
統合準備委員会は
私的諮問機関であるということです。諮問機関には2種類あり、1つは法律や条例を設置根拠とする審議会や審査会、対して、
私的諮問機関は法律に基づかず、その根拠となるのは要綱です。まず、投票の際に教員を除いた点についてですが、
学校統合という地域間の重要案件に際し、全体の奉仕者であり、いずれ異動が伴う教員の立場を考えれば、今回のその対応に一定の理解はできます。ただ、
私的諮問機関の構成員に、そこまで地方公務員法や教員公務員に関する法の適用を求めるべきかということも感じます。これは、
委員長の二重議決に関しても同様で、指摘のとおり疑義は残るものの、そうであったとしても
私的諮問機関にすぎず、そこまで厳密に地方議会や国会等の議会体の
ルールの適用を求めるべきなのかとも言えます。かつ要綱の中に、
委員長は表決の際に
委員の立場を離れるとの規定もありません。これらがいずれも
委員間の了承の上でなされたのであれば、その
統合準備委員会の裁量によってよしとすべきではないか。よって、総合的に判断して、統合準備
委員の
皆さんが費やした、これまでの努力と積み重ねてきた協議の結果を尊重することをもって、本議案は可決すべきである、このように考えます。
仮にこうした状況下、決定的、合理的理由が見いだせない中で本議案が否決されれば、
統合準備委員会の独立性や自主判断を害することになり、再度、
準備委員会の協議の仕切り直しが迫られるなら、翻ってその影響としわ寄せが及ぶ先は
子どもたち教育の現場です。誰のための議論であるか、冷静に考えなければなりません。現在、新校歌にふさわしいフレーズの募集が行われ、両校の児童から共に仲よくとの言葉が多く寄せられているとお聞きしております。一方で、今回、市民の中に
選考過程の大きな疑問や臆測、不満の声があるのも事実です。それは人々の伝聞や報道といった断片的な情報しかないことにも起因しており、その点については、市
教育委員会が責任を持って市民へ説明されることを望みます。
以上、賛成討論とさせていただきます。(大津議員「議長」と呼ぶ)
○議長(
福谷直美君) 大津議員。
○1番(大津昌克君)(登壇) 私は、本来であれば常任
委員会の決定を尊重し、もう少し審議を深めてまいりたかったというのが本意であります。先ほどから一議員の発言によりなどということもありますけれども、私はたった一人、私だけの意見を言っているんではありません。多くの市民からどうしてだろう、そういう疑問があるからこそ議会で諮っていただきたいから、ここで発言しているわけであります。現に本議会が始まってからでも多くの市民がこの件に関して注目し、いろんな意見を市長のところ、
教育長のところに上げてきているわけであります。その市民の声を受けて市長が本日判断をされたんですけれども、ここで否決され、現在に至っています。
先ほどからるる
教育委員会が主張されることを肯定される討論をしておられますが、私たちは
教育委員会からだけしか聞き取りをしておりません。もっと当事者の声、市民の声、それを議会に招いてしっかりと聞き取るべき、それが議会の在り方ではありませんか。なぜその作業をしないで、ここで拙速に結論を出そうとしているんでしょう。この問題のいまだに解決しない、法令の解釈なんかはどうでもいいです、解決しない部分は
選考過程が非公開となった部分があることです。どこの要綱のどこを見ても
選考過程を非公開にするなどという文面はありません。どうやって非公開ということを決められたんでしょうか。どうして公開されなかった部分があるのでしょうか。公開すると困る、そういうことがあったからではありませんか。そこを調べるために、議会はもっと審議を尽くすべきだった。審議を尽くして、本当に市民の声を届ける。我々は執行部の代表者ではありません、市民の代表です。どうして市民の声を届けることができないんでしょうか。
最後は多数決ということになりますが、私は、本来ここで決めるべきではない、もう少し時間が欲しい、そういう主張をさせていただいて、現在の状況では議案に反対の立場で討論をいたしました。
○議長(
福谷直美君) 討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより本案を起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君) 起立多数であります。よって、議案第55号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第56号 辺地についての
総合整備計画の策定について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第56号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第57号
功労表彰について採決いたします。
本案は、同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号は、同意されました。
次に、議案第58号 令和4年度倉吉市
一般会計補正予算(第6号)について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第58号は、原案のとおり可決されました。
これより請願・陳情の
取扱いについてお諮りいたします。
まず、請願第2号
会計年度任用職員の
処遇改善にむけた
法改正と雇用安定を求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は採択であります。
本請願は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君) 起立全員であります。よって、請願第2号は、
委員長報告のとおり取り扱うことに決定いたしました。
次に、陳情第16号 倉吉市における
個人情報の適切な管理について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君) 賛成多数であります。よって、陳情第16号は、
委員長報告のとおり取り扱うことに決定いたしました。
次に、陳情第18号 市民からの意見の公表と開かれた行政の推進について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は
趣旨採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君) 起立全員であります。よって、陳情第18号は、
委員長報告のとおり取り扱うことに決定いたしました。
次に、陳情第19号 新
小学校の
校名の
見直しについて、起立により採決いたします。
起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は
趣旨採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○議長(
福谷直美君) 起立多数であります。よって、陳情第19号は、
委員長報告のとおり取り扱うことに決定いたしました。
日程第4
委員会の閉会中の
継続調査について
○議長(
福谷直美君) 日程第4、
委員会の閉会中の
継続調査についてを議題といたします。
教育福祉常任委員会の
鳥羽昌明委員長から、
委員会における所管事務調査を行う旨の通知があり、併せて閉会中の
継続調査の申出がございました。所管事務調査事項は、指定管理者と行政の在り方についてであります。
お諮りいたします。申出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、
教育福祉常任委員会の所管事務調査については、閉会中の
継続調査とすることに決定いたしました。
日程第5
追加議案の審議
○議長(
福谷直美君) 日程第5、
追加議案の審議を行います。
まず、市長提出議案として、報告第5号及び議案第59号から第61号を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
広田市長。
○市長(
広田一恭君)(登壇) それでは、このたび提案いたしました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
まず、報告第5号 損害賠償の額の決定についての議会の委任による専決処分についてであります。
令和4年8月19日に
灘手小学校の中庭で職員が草刈りを行っていたところ、刈り払い機の刃ではじかれた小石が相手方の自家用車に当たり、損害を与えたため、これに関する損害賠償の額の決定について、9月13日に専決処分を行ったものです。
次に、議案第59号 副市長の選任についてであります。
本市副市長について適任者を慎重に検討した結果、加藤礼二氏を選任することが最適と考えましたので、地方自治法第162条の規定に基づき、本議会の同意を求めるものです。
なお、同氏の略歴はお手元に配付している資料のとおりで、鳥取県職員として長年にわたり行政運営に携わられ、知識、経験とも非常に豊富であり、その人柄は温厚篤実にして極めて円満な方です。県職員在職中は観光政策部門を歴任されたほか、中部総合事務所地域振興局長、中部地震復興本部事務局長として県中部圏域の振興、とりわけ鳥取県中部地震からの復興に尽力されており、その経験と人格は本市副市長として最適任であると確信するものです。
次に、議案第60号
教育委員会委員の任命についてであります。
本市
教育委員会委員のうち、福井真喜代氏の任期が令和4年10月7日をもって満了となります。その後任
委員について慎重に検討した結果、再度、同氏を任命することが最適と考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、本議会の同意を求めるものです。
なお、同氏の略歴はお手元に配付している資料のとおりで、人格、識見ともに秀でられ、今日までの
委員としての活動にも評価のあるところです。
次に、議案第61号 人権擁護
委員候補者の推薦についてであります。
本市区域の人権擁護
委員のうち、山本博子氏、廣谷静枝氏及び藤山正明氏の任期が令和4年12月31日をもって満了となります。その後任
委員について慎重に検討した結果、山本氏の後任として山田正隆氏を新たに推薦することとし、また、廣谷氏及び藤山氏については再度推薦することが最適と考え、この3名の推薦について人権擁護
委員法第6条第3項の規定に基づき、本議会の意見を求めるものです。
なお、お三方の略歴はお手元に配付している資料のとおりで、いずれの方も人格、識見とも秀でられ、また、廣谷氏と藤山氏については、今日までの
委員としての実績にも評価のあるところです。
以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
福谷直美君) 続いて、質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま質疑を終結した諸議案は、
委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、一括して討論を求めます。
討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決を行います。
議案第59号 副市長の選任について、同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第59号は、同意されました。
暫時休憩いたします。
午前11時36分 休憩
午前11時38分 再開
○議長(
福谷直美君) 再開いたします。
次に、議案第60号
教育委員会委員の任命について及び議案第61号 人権擁護
委員候補者の推薦についての2件を一括して採決いたします。
以上、計2件は、同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議案第60号及び第61号の計2件は、同意されました。
続いて、議会提出議案として議会発議第7号を議題といたします。
議会発議第7号
会計年度任用職員の
処遇改善にむけた
法改正と雇用安定を求める
意見書提出について、提案理由の説明を求めます。
17番
福井康夫議員。
○17番(
福井康夫君)(登壇) それでは、議会発議第7号
会計年度任用職員の
処遇改善にむけた
法改正と雇用安定を求める
意見書提出について、その提案理由の説明を行います。
自治体で働く
会計年度任用職員は、2020年総務省調査によると全国で70万とされ、常勤職員と同様に地方行政の重要な担い手となっています。適正な任用・勤務条件の確保を目的に、2020年4月から
会計年度任用職員制度がスタートしましたが、今なお官製ワーキングプアとやゆされる状況にあり、
法改正により一定程度改善したものの、依然として常勤職員との均衡あるいは均等、いわゆる同一労働同一賃金の観点からは程遠い状況は変わっていません。とりわけ短時間の
会計年度任用職員には法律上、期末手当しか支給できないなど、格差は広がるばかりであります。良質で安定した行政サービスの維持・向上のためには、
会計年度任用職員の
処遇改善、そして雇用安定が急務となっております。
つきましては、次の措置が取られるよう強く要望するものでございます。
まず1つ、短時間勤務の
会計年度任用職員の勤勉手当支給制限に関する規定の
見直しを行い、短時間の
会計年度任用職員にも勤勉手当を支給できるようにすること。
2つ目が、各自治体において
会計年度任用職員等の
処遇改善促進に向け、必要な財源の確保について特段の配慮を行うこと。
3点目が、
会計年度任用職員の雇用安定を図るため、任期の定めのない短時間勤務職員制度の導入について検討すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものでございます。
令和4年9月22日。鳥取県倉吉市議会。
提出先でございますが、岸田内閣総理大臣をはじめ総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官、衆議院議長、参議院議長、以上でございます。
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
福谷直美君) 続いて、議会発議第7号の質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま質疑を終結した議会発議は、
委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、一括して討論を求めます。
討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決を行います。
議会発議第7号
会計年度任用職員の
処遇改善にむけた
法改正と雇用安定を求める
意見書提出について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、議会発議第7号は、原案のとおり可決されました。
日程第6
議会改革推進特別委員会の
中間報告
○議長(
福谷直美君) 日程第6、
議会改革推進特別委員会の
中間報告を議題といたします。
議会改革推進特別委員会の藤井隆弘
委員長から
中間報告の申出がありますので、ここで許可いたします。
14番藤井隆弘議員。
○14番(藤井隆弘君)(登壇)
議会改革推進特別委員会の
中間報告をさせていただきます。
本
委員会は、令和3年12月
定例会において設置され、開かれた議会を実現するため、1つ、議会基本条例案の作成、2つ、議会BCP案の作成、3つ、議会のタブレット導入及び運用について、4つ、議員定数に関すること、以上4点について調査、検討することを目的に設置されたものであります。
令和3年12月20日の第1回
委員会を皮切りに現在まで18回の
委員会を開催し、議会基本条例案の作成では、
委員によるワークショップなども実施しながら精力的に調査、検討を行っているところです。そうした中でこのたび議会基本条例の素案ができましたので、その内容を議員及び市民の皆様に報告いたします。
議員の皆様には机上に全文が置いてありますけれども、この条例では、
民主主義の前提である情報の公開、積極的な市民との対話、政策への多様な市民参加の促進、議員間の自由闊達な討議の展開、意思決定過程の明確化、議員自らの研さんと資質の向上、議会活動を支える体制整備等について定めており、市民に身近で信頼される開かれた議会を目指し、市民の負託に全力で応える決意を持って作成したものであります。今後、パブリックコメントを実施し、市民の
皆さんと意見交換の機会も持ちながら、この条例案をさらによいものとするよう努めてまいりたいと思います。
次に、議会のタブレット導入、運用についてでありますが、本年7月1日からタブレット端末を導入し、倉吉市議会タブレット端末機使用基準を作成しながら、効果的な議会のタブレット端末の使用について調査、検討を行っているところです。8月31日には
委員によるペーパーレス会議システム導入、運用の公募型プロポーザルを実施し、プレゼンテーションを通してタブレット端末による効率的で効果的な会議システムの選定を行ったところであります。今後、議員の皆様のタブレット端末にシステムが導入され、議会活動や議員活動において積極的にタブレット端末を利用して充実した議論等が行えるよう、さらに調査、検討を進めたいと考えております。
また、議会BCP案の作成については素案の作成中であり、議員定数に関することについても、様々な視点から適当な議員数を研究するなど、継続して進めているところでございます。
以上、簡単ではありますが、
議会改革推進特別委員会の
中間報告といたします。
○議長(
福谷直美君) 続いて、ただいまの報告に対する質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福谷直美君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
以上で本
定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。
これをもって令和4年第6回倉吉市議会
定例会を閉会いたします。御苦労さんでした。
午前11時47分 閉会
署 名
この会議録の正当なることを認め署名する。
倉吉市議会議長
〃 議員
〃 議員...