倉吉市議会 > 2022-06-14 >
令和 4年第 5回定例会(第2号 6月14日)

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  1. 倉吉市議会 2022-06-14
    令和 4年第 5回定例会(第2号 6月14日)


    取得元: 倉吉市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-11
    令和 4年第 5回定例会(第2号 6月14日)                  倉吉市議会会議録(第2号) 令和4年6月14日(火曜日)   第1 市政に対する一般質問 〇会議に付した事件  ◎日程第1                   午前10時00分 開議 ○議長(福谷直美君) これより本日の会議を開きます。  おはようございます。  本日届出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  以上、報告いたします。 ○議長(福谷直美君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。  議長より申し上げます。本定例会では、新型コロナウイルス感染防止対策といたしまして、飛沫防止のためのアクリル板を設置いたしております。議員、執行部職員、傍聴者の皆様、報道機関の皆様には、マスクなど飛沫防止用具の着用の要請をいたしますとともに、発言の際のマスクやマウスシールドの着用を許可いたします。また、演台、質問席などにアルコール消毒液を設置しておりますので、御利用いただきたいと思います。以上でございます。  なお、本日からの一般質問においては、各議員の質問終了ごとに5分間の休憩を設け、消毒作業及び換気の実施をいたします。
     日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(福谷直美君) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  まず、会派くらよしの14番藤井隆弘議員。 ○14番(藤井隆弘君)(登壇)(拍手) おはようございます。会派くらよしの藤井隆弘です。どうぞよろしくお願いいたします。  広田市長は、市長選挙で、活気あふれる元気な倉吉を目指してと訴え、圧倒的な支持を得て市長に就任されました。  就任後、2か月余り、精力的な取組をされ、市民も大きな期待をしております。広田市長にとって初の定例議会で一般質問のトップバッターとして質問させていただきますことを大変光栄でうれしく思っております。  今回は、市長に就任されてからの取組、所信表明、職員への訓示などを通じて、広田市長の基本的な政治姿勢について質問してまいります。  初めに、新型コロナ対策と元気な倉吉づくりです。  所信表明で、まずもって取り組まなければならないのは、新型コロナウイルス感染防止対策と疲弊した地域経済の立て直しであると述べられております。減少傾向にあるとはいえ、昨日の倉吉保健所管内新型コロナウイルス感染者は7名で、そのうちワクチンを3回接種した方も感染しておられます。新型コロナウイルス感染対策、特に第4回目のワクチン接種の取組がどうなっているのかお聞かせください。  また、市長就任後、4月と5月の臨時議会で、一般会計では合計で28事業、12億3,000万円余を予算化され、今定例会でも54事業、5億3,000万円弱、合わせて17億6,000万円弱を予算化、また、上程されております。この中で疲弊する地域経済の立て直しの主な事業内容を教えてください。また、これらの事業でどのような効果を期待されているのかについてもお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君)(登壇) 皆さん、おはようございます。初めての議会でございますので、皆さん、お手柔らかにお願いできたらと思いますが。  それでは、ただいまの藤井市議会議員さんからの御質問についてお答えしたいと思います。  まず、新型コロナウイルス予防の関係でございます。  4回目接種のことというお話もございましたが、ワクチン接種自体感染予防効果のある有効な手だての一つであると考えておりまして、さらに接種を進めていかないといけないと思っているところでございます。  接種率については、6月5日現在で初回接種が81%、追加接種3回目は59%、小児接種が17%でございます。6月1日から追加4回目接種の予約を開始し、この6月10日から4回目接種が始まったところでございます。この4回目接種については、重症化予防を目的として実施するもので、対象者を重症化リスクの高い60歳以上の方、そして、18歳から59歳の方で基礎疾患を有する方あるいは重症化リスクが高いと医師が認める方に限定して、3回目接種から5か月経過した方に実施しようというものでございます。接種券の発送については、60歳以上の方には5月26日の接種券の発送を皮切りに、4回目接種が可能となる時期に合わせまして順次発送していく予定としております。18歳から59歳の方で基礎疾患を有する方につきましては、令和4年、今年の3月末までに3回目接種を終えた全ての方に基礎疾患の有無ですとか、4回目接種の希望の有無を伺う文書をこの6月中旬から下旬の間に発送することとしています。高齢者施設等の接種についても、これまでと同様、各施設で接種計画を立てていただき、6月下旬から接種できる体制を整えているところでございます。現在は、4回目の追加接種を中心にワクチン接種を進めていますが、初回接種、小児接種、そして3回目の追加接種も接種期限である9月30日までに接種できるため、ホームページですとか、防災無線、それからNCNさんの御協力、様々な媒体を活用して広報を行い、県教育委員会、商工会議所など関係機関と連携を図り、一人でも多くの方に接種いただくよう努めているところでございます。  続きまして、経済支援策についてでございます。  まず、がんばる事業者福高応援事業の執行状況について御報告させていただきたいと思います。令和4年4月臨時議会において予算承認をいただいた、がんばる事業者福高支援事業についてでございますが、5月9日に受付を開始し、5月31日現在で565件の申請を受け付けているところでございます。受付開始から約20日間で41.5%の申請率でございまして、多くの事業者に求められていた支援事業であると感じているところでございます。また、本事業は、本年1月からのオミクロン株、さらには大雪、ウクライナ情勢等による燃料、資材等の高騰が追い打ちをかけ、全業種の皆様が非常に厳しい状況であると捉えまして、対象期間は本年9月末までとするなど、一件でも多くの事業者さんに利用いただくよう工夫しているところでございまして、この事業を活用して事業の継続を図っていただきたいと考えているところでございます。  また、本議会で上程されましたプレミアム付観光応援クーポンでございますが、本年2月に市内の飲食店等を対象にした緊急アンケートにおいても、8割の事業者さんが今後もプレミアム飲食券の発行等により消費喚起施策が必要という声をいただいたところでございます。市独自の切れ目なく力強い消費喚起策を通じて、活力ある元気な倉吉を取り戻していくため、今回のプレミアム付飲食券の発行事業は、事業費総額を約6,300万円余りと、これまで市が実施してまいりました消費喚起策の中で最大規模としたところでございます。  具体的には、市内の飲食店を対象とした観光キャンペーンとして、プレミアム率40%の観光応援クーポンを2万8,000セット発行し、そのクーポンの内容といたしましては、飲食店とかで使える飲食クーポンが6,000円分と、あと、観光体験施設タクシー代行サービス等で使える観光クーポン1,000円、合計7,000円分のクーポンを5,000円で販売するということにしたものでございます。販売利用期間は県のプレミアム付飲食券の利用が終了した後、お盆の前から販売を開始し、令和5年1月まで利用できるように考えており、県の飲食券の利用期間と重複しない形で考えております。  これまでの事業において、飲食クーポンは150店舗、また、観光クーポンは70店舗に御参加をいただいたところでございますが、今回の事業にもぜひ多くの飲食店等の御参加をいただきたいと考えているところでございます。多くの市民の皆様に御利用いただき、本市の観光産業を応援してまいりたいということをお願いしたいと思っております。  それから、今後の取組についてでございますが、ただいま御説明申し上げました、がんばる事業者福高応援事業について、事業継続を目指していただくとともに、今、御説明申し上げましたプレミアム付観光応援クーポンによって人の動きを活発化させたいと考えているところでございます。  また、現在、新分野展開等に新たなチャレンジに対する支援ですとか、観光商品開発に対する支援なども今計画中でございまして、今議会中に追加提案していくように考えているところでございます。令和2年から続きます長引くコロナ禍において、終息のめどが立たない状況ではございますが、事業者と協力して、こういった状況を乗り越えていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。何にしても、コロナ対策というのが第一ですから、しっかりとワクチン接種も含めて取組をお願いしたいなと思っております。  それと、倉吉を元気にする、疲弊した経済をということでの事業、今上げられました、がんばる事業者福高応援事業、それと、今議会で上程されておりますクーポンですね。これについても本当に効果、有効なものだと思いますし、事業者にとってはありがたい、倉吉を元気にして、自分たちも頑張ろうという意思の表れで、本当に広田市政のカラーというか、積極的な一面がのぞかれた事業だと思っております。  この後のことについてお聞きしようとしましたが、もうお答えいただきましたので、ありがとうございます。しっかりと受け止めまして、取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、人口減少・少子高齢化対策ということについてでございます。  人口減少は、多くの地方都市にとって共通の課題であります。所信表明で人口減少対策について、観光人口、交流人口、関係人口を増加させ、移住定住につなげていきたいと述べられました。また、市報5月号によりますと、子育て施策を点検し、子育て世代のための各種支援策を強化したいと。若い世代が移住してくる呼び水となるような支援策を検討したいとありました。  そこでお伺いします。広田市長の考えておられる現時点での人口減少対策についてお聞かせ願えればと思います。また、子育て施策につきまして、今後こういったことをやっていきたいんだというような支援策がありましたら、答弁いただければと思います。よろしくお願いします。 ○市長(広田一恭君) 子育て支援についてでございますが、本市では、子育て総合支援センターおひさまの充実ですとか、子育て世代包括支援センターを設置いたしまして、妊娠初期から子育て期まで切れ目のない支援を行う体制の構築に取り組んでいるところでございます。そういった支援策を引き続き継続していきたいと思っているところでございます。また、今後そういった、今、子育て世帯のお母様方とかからもいろんな御意見を聞きながら、今求められている施策等について、また改めてそういった施策展開を図っていければということを考えています。以上です。 ○14番(藤井隆弘君) おひさまを含めていろんな施策があると思います、子ども家庭課でもね。広田市長のスタイルとして、いろんなことを市民と意見交換をしながら取り組んでいくということですので、これからまたいろんな事業が反映されていくんじゃないかなと思っております。移住定住ということについても、子育て世代というのがこれから大事だと思いますので、呼び水となるような事業をしっかりと打っていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  そういった子育て世代、人口減少対策ということと併せて、高齢化対策、人口がこの高齢化の中でかなり高齢化率も倉吉市でも高くなっているわけですけれども、これまで市長の所信表明であるとか、市報等での高齢化対策、あるいは福祉といった面での具体的な発言や発信を見聞きすることはありませんでした。  昨日の市長施政方針では、高齢者施策について、高齢者が健康で仕事や趣味などの生きがいを持ちながら豊かな生活を送ることができるよう、地域包括支援センターや各地区コミュニティセンターなどが連携、情報共有し、地域で互いに支え合い誰もが暮らしやすいと感じられる共生のまちづくりを進めますと述べられました。  高齢者に優しいまちづくりというのは、私は若者を含めて全ての世代で住みやすいまちづくりにつながるものだと考えております。倉吉市は、御存じのとおり、住みよさランキング2021で総合5位となっております。特に介護老人福祉・保健施設、あるいは病院・一般診療所の病床数などを含めた安心度というものが高く評価されているわけです。骨格予算でしっかり予算化してあるということだとは思いますけれども、改めてこの高齢化対策、福祉に関する広田市長の考えをお伺いできればと思います。 ○市長(広田一恭君) 高齢化対策についての御質問でございました。  令和2年の国勢調査によりますと、本市の65歳以上の高齢者は1万6,034人と、前回調査の1万5,488人より546人増加し、高齢化率が31.7%から34.8%と約3ポイントも増加したところでございます。さき方御紹介いただいたように施政方針でも触れましたが、高齢者施策は、健康で豊かな生涯元気なまちづくりを進める上で重点的に取り組む必要があると考えているところでございます。  予算措置については、議員御指摘のとおり、本年度の当初予算でも結構予算が組んでありまして、前年度と同等額が措置されておりますので、石田市政からバトンタッチをいたしました私としましても、引き続きこれらの取組を継続してまいりたいと思います。  先ほどお母さん方の御意見も聞くというお話もいたしましたが、高齢化の対策についても、市民の方からいろいろ御意見も聞きながら、不足している施策等があれば、また改めて御提案申し上げ、高齢化対策にもしっかり取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。重点的な施策だという確認をさせていただきました。  何にしても、若い者から高齢者まで、誰もが住みやすい倉吉ということでの取組の一環としてしっかりと進めていただきたい。具体的なことについては、後の議会でも、高齢者問題であるとか福祉の問題については、また質問させていただく機会もあるかと思いますが、そういった中で、先ほどもちょっとおっしゃいました。いろんな世代の意見を聞いていくんだということで、実はこれは5月22日だったでしょうか、鳥取短期大学鳥取看護大学の学生さん19名だったと思いますけども、一緒に、元気な倉吉づくり「市長と“はなし”しょいや」、しょいやっていい響きですね、そういった会を開かれました。高校生や大学生など、若い人たちから直接意見を聞く会とのことで、本当にすばらしい取組を始められたんだなと感心したわけですけれども、お伺いしたいなと思っています。  この「市長と“はなし”しょいや」で出た意見をどう活用していかれるのか。そして、また、今後様々な形で会を持たれるかと思いますけれども、今後の予定についても分かってることがあればお聞かせ願えればと思います。 ○市長(広田一恭君) 「市長と“はなし”しょいや」の状況と今後の展開について御質問いただいたところでございます。  人口減少を食い止めるために若者がどういうまちに住みたいのか、どういうまちに帰ってきたいのか、そういった意見を十分把握するために、このたび、鳥取看護大学鳥取短期大学の生徒さんに集まっていただいて、今御説明があったとおり、5月22日に19名の学生の参加を得て、住み続けたいと思う活気あふれる元気なまちをテーマに、いろいろざっくばらんに意見交換を行ったところでございます。  学生さんからは、放課後の過ごし方や買物する場所等について、倉吉駅周辺には遊べる場所がないですとか、休日にはやっぱり鳥取市や米子市に遊びに行く。あるいは放課後勉強ができるようなカフェをまとめたようなパンフレットが欲しいだとか、そういった御意見をいただいたところでございます。また、働く場所についても、市内にどういう会社があるのか分からない、知らないということだったり、女性中心の会社があれば働きやすいだとか、そういった御意見もいただいたところでございます。また、観光地についても、白壁土蔵群の店が開いているのか閉まっているのか分からないんで、ネットで調べても開店状況が分からないとか、地元の人しか知らないカフェも多いというような声もございました。また、自然を生かしてグランピング施設をつくってはどうかということの意見をいただいたところでございます。私からは、地元にパープルタウンですとか、いろんな施設もあるということは申し上げましたが、そういった店ではどうも満足はできない状況がございました。  多岐にわたる意見をいただきました学生さんから、勉強したり、長い時間過ごせるカフェが欲しいという声が多かったと受け止めておりまして、以前カフェ事業者に、ここ倉吉市に出店等の意向はないかというようなことに取り組んだ経緯もございますが、そういった事業者さんが倉吉市に出てきたいというか、即断即決で駄目だという御意見もあったようでございまして、なかなかすぐには新たなカフェを誘致することは難しいという状況にございますので、まず、できることからということで、地元のカフェの場所をマップに落とし込んだチラシを作るなど、まず、学生さんからいただいた声をそういった形にできればなと思ってるところでございます。  また、働く場所についても、知らないという御意見があったところでございまして、専門技術を生かせる、大手メーカーさんともつながるすばらしい製造事業者さんも市内にはございますので、そういった事業者さんを紹介するようなチラシですとか、そういったものの作成にも取り組んで、地元企業の魅力をしっかり学生さんにお伝えしたいなということを思っているところでございます。  できるところからということで、早速にそういった、いただいた施設等の設置にはなかなか着手できないところでございますが、今申し上げましたマップですとか、企業紹介のチラシとか、今不足していること、すぐできることには早速にも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。以上です。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。話をしてみて、発見というのが多分いろいろお互いにあるんだと思いますし、できることからやるという、何にしても一番は、市長さんとお会いして自分たちの声を聞いてもらえたんだということが、多分これからいろんな場面でいろんな会を持たれるかと思いますが、そのことが一番大事だと思います。市役所あるいは行政に対する信頼感といいますか、そういったことを大事にして取り組んでいただければなと思っております。  3つ目ですけども、これは職員への訓示ということで一緒に質問させていただきますけども、広田市長は、就任式の中で職員に向けて3点訓示されました。1点目は、明るい、正しい、仲よい職場づくりに取り組みましょう。2つ目は、挨拶、笑顔、返事をきちんと実践していきましょう。3つ目は、自分の住んでいる地域コミュニティーの維持、運営に率先して協力しましょうということで、私もその席に同席させていただきましたが、本当に分かりやすく、職員にとっても何か心に響くものがあったんじゃないかなとは思ったわけですけれども、まず、広田市長の目指す職場づくり、期待する職員像というものについて改めてお伺いしながら、そのことについて具体的な取組が始まっていたのならば、またお聞かせください。そして、市の職員と地域活動ということについての市長のお考えをお聞きします。  そして、これはコミュニティーということについては、倉吉市自治公民館への加入及び参加を促進する条例というものがこの4月にできまして、その中では、市の職員は自らも地域社会の一員であるという認識の下、積極的に参加するよう努めなければならないとあります。広田市政のベースは、先ほどもちょっと触れましたけれども、声を聞く、地域の情勢、状況を知って現場を見る、そういったことがベースになるんじゃないかなと思っております。  昨年4月から地区公民館がコミュニティセンターとなりまして、その中でベースとなる事業として、元気の出る地域づくり支援事業というのがあります。この事業は、13地区一律の交付金事業ということになっておりますけれども、私はこれはやっぱりいろんな地域の状況、人口も違えばいろんなことも違いますので、そこを精査した、例えば基準プラス人口割とか、そういったことを含めた活動しやすい事業にしていただければと思いますけれども、そういったこともちょっと考えについてお聞かせ願えればと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君) まず、目指す職場づくり、また、期待する職員像についてでございます。  今御紹介いただいたように、4月の就任式で、明るい、正しい、仲よい職場ということを申し上げたところでございます。明るいということにつきましては、風通しのよい職場、職員が生き生きと働き、挨拶や笑顔が自然と出るような職場をイメージしたものでございます。正しいという点につきましても、どのような職場であっても法令遵守は基本でございますが、市民の皆さんと一緒にまちづくりを行っていく市役所においては、最も重点的な取組だと思います。職員としてのみならず、人として、また、一市民としても正しい行動を心がけていただきたいという思いでございます。また、仲よいとは、市民の皆さんとはもとより、職場内でのハラスメントですとか、いじめなどもなく、健全なコミュニケーションが図られている職場を目指すもので、困難な課題等がございましても、組織一丸となって対処していく、そういった職場を皆さんに目指してほしいということを申し上げたところでございます。また、期待する職員像として、きちんとした挨拶、笑顔、返事ができることが重要と話しました。  住民と直接接することの多い市役所の職員としては、基本的なマナーですとか、エチケットの徹底をお願いしたところでございまして、さらには次のステップとして、創意工夫ですとか、挑戦する姿勢につなげていただけたらなと思っているところでございます。  また、この目指す職場づくりや職員像を実現していく上でも、市役所には市役所改革推進本部というものが設置されております。この改革推進本部で現状の市役所の問題点等を洗い出した上で改善策を検討し、よりよい市役所、明るい市役所へ変えていくよう取り組んでいきたいと考えているところでございます。  また、市の職員と地域活動との関係についてでございます。  さき方、議員の御指摘がございました。促進条例でもその旨が規定されているところでございますが、職員も地域住民の一人であり、自身が住んでいる地域コミュニティーの維持、運営に率先して協力するようお話ししたところでございます。全ての職員が地域活動に参画するべきと考えているところでございまして、今後そういった地域活動へ参画することの意義ですとか重要性、また、行政職員のあるべき姿などについて、全職員を対象に研修を行う等、意識改革等に努めてまいりたいと考えております。  また、最後に、元気の出る地域づくり支援事業の交付金のことについてでございます。  元気の出る地域づくり支援事業を実施しまして、各地区コミュニティセンターの指定管理者に対して一律に152万4,000円を交付してるところでございますが、この金額につきましては、各地域の人口規模とか広さとか、そういった面によらず、最低限必要となる経費に当たる金額と考えているところで、いわゆる固定経費的な費用として、運営上、最低限必要な金額であろうと考えてお示ししているところでございます。  せんだって5月末に自治公民館連合会常任委員会と各地区コミュニティセンターの指定管理者との会合がございましたが、一律に配分しているこの交付金について、地区の人口等の傾斜配分による算定方法を現時点では改める考えはないということを御説明申し上げたところでございます。それに対して、特に今現在大きな意見等はございませんでしたが、今後も引き続いて、指定管理者さん等のいろいろな御意見を伺いながら、協議を重ねていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。職員あるいは地域との関係ということにつきまして、今答弁いただきました。  広田市長自身も地域の自治公民館の役員等、長年携わっておられて、その重要性もしっかりと理解されている方だと認識しておりますので、職員もこのやり取りも聞いておるでしょうから、しっかりと取り組んでいただければなと思っています。  ここまで大まかな市長の政治姿勢について質問してきました。こうやって議会を傍聴されている方、また、テレビ視聴されている方も広田市長のお考えであるとか、人柄を見聞きされ、ますます期待感を持たれたんじゃないかなと私は思っております。  新型コロナウイルス対策、あるいは地域経済の活性化、人口減少、少子化対策、高齢化対策、福祉施策、地域づくりなどなどたくさんの課題がありますが、その具体策については、今後また質問をしていきたいなと思っております。  いずれにしましても、しっかりと市民と対話し、信頼関係をつくりながら行政を進めていく姿勢を、また、共に倉吉市をくらしよし倉吉としていくということを確認しながら、今回の私の市長への質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、教育のまちづくりということで、ここからは教育長に質問させていただきます。  まず一つは、学校のハード面ということでエレベーターの設置について質問していきます。  学校は子どもの学びの場でもあり、地域の集いの場、そして、指定避難所にもなっています。学校は様々な場面でいろんなことが対応できる、例えば子どもや教員や保護者、地域の方々などが来校されるわけですけれども、いろんな方が来られるわけでして、そういった方が自由に移動できるっていいますか、活動できる、誰にでも優しいエレベーター、こういったものが必要なのではないかなと私は思っております。  そこでお聞きしますが、現在、倉吉市内18校のエレベーターの設置状況と、設置されている学校も幾つかあると思っておりますが、その設置経過について併せて教えてください。 ○教育長(小椋博幸君) おはようございます。6月定例会、今回もよろしくお願いいたします。  早速、藤井議員の御質問にお答えいたします。  小・中学校のエレベーターの設置状況についてのお尋ねでございます。校舎にエレベーターが設置されている小・中学校は現在5校でございます。小学校が4校、それから中学校に1校という状況です。その経過につきましては、小学校の1校については、肢体不自由児童の入学を機に設置したものであります。そのほかの4校については、増改築でありますとか、移転工事に伴う法的な整備によって整備したものでございます。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。5校あるということで、その内容についても今お伺いいたしました。  それで、学校のバリアフリー化、公共施設のですね、そういった観点から申しますと、私自身も学校現場、長年おりまして、最後は上北条小学校でしたけれども、そちらで足を捻挫して1か月以上松葉づえをついて1階から3階まで巡回したという経験もありますし、既に設置してある学校の校長先生からも、職員がけがをして車椅子だったけども、エレベーターがあってとってもよかった、感謝していたという話も聞いております。  そういったことですとか、一つ紹介しますと、これは文部科学省の公立小中学校施設におけるバリアフリー化の状況調査というのが、令和2年5月1日現在の資料として載っておりますけれども、これは車椅子使用者用のトイレがあるかとか、スロープなどによる段差解消がなされているか、あるいはエレベーターが設置されている状況についての調査でございますけれども、全国の小・中学校、これは2万8,131校のうち、エレベーター設置校は7,610校で27.1%となっております。倉吉市の場合は18校のうち5校ですから、27.8%と、まあまあ標準的なという見方もできますが、実はこれは配慮が必要な児童生徒等、先ほど教員の話もしましたけれども、そういった者が在席する学校では、6,451校で見ると、このエレベーターの設置状況は40.5%となっております。  このように、毎日学校に通う子どもたちであるとか、教員の中で移動が難しい者がいる場合には優先的に、しかも早急にエレベーターを設置することが必要だと考えますが、いかがでしょうか。 ○教育長(小椋博幸君) 続いての御質問でございます。  議員おっしゃいますように、学校施設は児童生徒が安全に学習、生活できる場であります。同時に地域住民の学校教育や生涯学習への参加、あるいは災害時における避難場所としての役割を果たす施設であります。エレベーターの設置については、障がいのある児童生徒の安全かつ円滑な学校生活や災害時において障がいのある方や高齢者が無理なく安全に移動し、避難するためには重要であると考えています。ただ、改修コストが非常に大きいという課題がありまして、全学校に順次設置していくということは、現時点では非常に難しいと思っています。  ですので、児童生徒あるいは教職員等で移動が難しい人がいるという場合については緊急性が高いものと捉えまして、優先的に整備を行っていきたいと考えます。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。確かに予算的なものということで何千万円という予算がかかることでしょうから、順次計画的にということも難しいかとは思いますが、今言われたように、そういった該当の方がおられるということについては、必要だということで進めるという心強い答弁をいただきました。確かに予算的なことについては、教育委員会のみでは解決する問題ではありませんので、よく市長と協議していただいて、緊急ということであるならば、本当に補正予算を組んででも早急な取組をお願いしたいということを申し上げておきます。何かあれば、この点についても後でお聞かせください。  次に、学校のソフト面ということで、まず、コロナ禍と学校行事等の在り方についてということです。  このコロナ禍で学校の生活も一変しました。マスクをこれからはつけなくてもいい場面というか、そういった文科省の通達も出てるようですけれども、例えば給食は前を向いて黙って食べましょう。これまではグループで一緒に食べていましたけども、そういったことも変わってきましたし、掃除もほこりが舞い上がらないように、ほうきからモップに替えているんだと、そういったことも変わっているかと思っていますし、学校行事もいろんな面で変化が起きているようです。  まず、2点お聞きします。1つは、新型コロナウイルスの感染状況にもよるかもしれませんが、学校での掃除、外であったり中であったり、トイレというのはどうやって掃除をしているのかお聞きします。  2つ目は、学校行事、今年度既に実施されました入学式とか運動会、小学校は行われていますけれども、どのような形で実施されたのか。そして、昨年度の卒業式では、4校、5校だったでしょうか、学校外でのリモートによる視聴ということもできて、私も見させていただきましたが、入学式は1校だけしかできなかった、なかったということを聞いております。これはどうしてなのでしょうか、お聞きいたします。 ○教育長(小椋博幸君) 続いて、コロナ禍においての学校の中での清掃の状況についてのお尋ねでございます。  学校の清掃については、コロナ禍となる以前から、教職員の働き方改革の一環として、週1回は掃除のない日を設定しようということで各学校に指示を行い、定着してきています。今年度は、掃除のない日をさらに週2回に設定している学校もあって、その時間を業務や補習等に充てるなど、工夫して取り組んでいる状況でございます。  現在の市内全ての学校において、掃除は児童生徒が行っております。その方法や回数等については、それぞれの学校の現状に合わせ、工夫をしながら行っているところでございます。基本的には、鳥取県教育委員会のガイドラインというものがありますので、そこに従っております。ただ、県のガイドラインも学校教育活動の制限の緩和という方向に現在進んでおります。本市においても、国や県の通知に従い段階的に教育活動の制限を緩和しているところでございます。  例えば県のガイドラインによる清掃活動については、換気のよい状況でマスクをした上で行うようにすること。掃除が終わった後、石けん等を使用して手洗いを行うこととなっております。また、感染拡大局面の場合は、目、鼻、口が床のウイルスに近づき感染リスクが高まることから、雑巾がけは控えることとなっています。これは県のガイドラインでございます。  現在はこの感染拡大局面の場合には当たりませんので、倉吉市教育委員会としましては、レベル分類別の対応一覧表というものを作りまして、学校へ6月2日に通知しているところでございます。特に清掃活動については、換気のよい状況、マスク着用での実施、その後の泡石けんでの手洗いとしております。  それから、次に、学校行事のことに関しての御質問でございます。  卒業式あるいは入学式のリモート配信のことについてのお尋ねでございました。令和3年度の卒業式については、4校がリモート配信を行いました。実施校が4校にとどまりましたのは、卒業生の中に写真、動画への掲載ができないという児童生徒がいることが一つ理由としてありました。それから、もう一つは、学校にとっては急な要請だったために変更がなかなか難しかったということも上げられると思います。  このリモート配信については、今年度の4月の校長会でも、可能な限り学校行事は家族や地域にリモート配信をするように指示は行っています。ただ、入学式につきましては、先ほど申し上げた新入生の写真、動画に係る許諾というのが入学の後ということになりますので、入学式については致し方ないと考えております。  それから、配信方法についてですけれども、昨年度、関金小学校がユーチューブ限定配信という方法を取られまして、この配信を採用しますと、担当する職員が1人で済むということでございました。大変便利であるということでありましたので、他の学校でも活用できるように広めてまいりたいと考えております。 ○14番(藤井隆弘君) 分かりましたというか、清掃についても、働き方改革で回数を減らしているんだと、それはそれでいいことだと私は思っています。もともとこの掃除というのが学校においてどんな位置づけかといいましたら、学習指導要領にもたしか当番活動的な扱いの表現しかなかったと思うので、必ずしも生活時程の中に15分間とか入れて掃除しなければならないということではなかったと思っています。  例えばですけれども、このコロナ禍で、名古屋市であるとか福岡市では業者さんに入っていただいて清掃活動をやっていただいてるという例もあるようです。いろんな意味で働き方改革であったり、掃除の意義であったり、いろんな学校の職員の過重負担ということを改善していく一つの方法ではないかなとは思っています。学校の教員というのは、朝学校に来てから帰るまでずっと何らかの形で関わりを持ち、休みがあってないような生活をずっとしてるわけです。もっと言えば、保育園、幼稚園はもっとすごいんでしょうけどもね。そういった意味でも、ぜひともこれは検討として、職務を軽減する対策の一環として、これに限らずですけれども、検討していただければと思っております。  それと、学校行事のICTの活用については、言われることも分かるんですけれども、そのとおりだと思いますが、例えば倉吉市は、昨年度、ICT支援員、これは業者の方だと思うんですけれども、1名配置していましたが、本年度はカットされております。なくなっています。そして、近隣の北栄町とか湯梨浜町、いろんなところがGIGAスクール構想という中で充実していくんだという方向だと思いますが、残念ながら倉吉市は専門の方だけじゃなくて、いわゆるちょこちょこ使っていただけるというか、楽な支援員だけじゃなくて、サポーターという方についても考えたらどうだということもかつての議会で質問をした経過がありますが、このことについて、そのときの教育長の答弁はこういうことでした。ICT支援員の活用について、中身についての支援、授業についての支援ということが要るということであれば、新年度に向けての予算のときに検討しようという考えを持っているということでしたが、必要がない、人は要らないということだったんでしょうか。  いろんなことで地域と学校との関係が離れてきている中で、私は何らかの対策、こういった支援員、サポーターも含めてですけども、そういった人的配置も教育委員会として必要だとは思いますが、再度ちょっとお考えをお聞かせ願えますか。 ○教育長(小椋博幸君) 続いて、業務支援員という言い方をしておりますが、教員ではない立場で何らかの業務を支援していただく人の配置のことでありますとか、ICT支援員についてのお尋ねでございます。  業務支援員と呼んでおりますけれども、この方は県に配置をいただいて、2年ぐらい前からそれぞれの学校に配置しております。学校は今もコロナ対策の関係で子どもたちが帰って、放課後になりましたら、学校の要所要所を消毒の作業を行っておりますので、これをこの業務支援員の方にお手伝いをいただくでありますとか、それから、床に関わる清掃についてもお手伝いをしていただいているという状況もあります。ただ、これが全校への配置にはまだなっていませんで、兼務していただいているところもありますので、何とかもう少し増やしていただけるように、これは県にも相談をかけ続けたいと思っています。  それから、ICT支援員のことですけれども、令和3年度にタブレットが子どもたち一人一人に渡って、とにかく使ってみようということで動き出しました。それで、学校からのトラブルに係る報告というのは、最初の段階ではハードに関わる部分が大分多くて、設定がうまくいかないでありますとか、つながり具合に少し課題があるとか、そういうことがありましたので、今年度はハードに関わるトラブルについては、業者委託ということで予算化していただいております。必要があれば、その業者に学校から連絡をして、すぐさま何らかの手を打ってもらうということができております。  それから、日々の授業に使うことに関わるICT支援員のことについてですけれども、昨年度1年間の動きを見ましたら、かなり先生方もICT、タブレットをどう使っていくかということを積極的に動いていただいたという印象を持っています。それで、今年度からは、とにかく使ってみるの段階から効果的な使い方へシフトしていこうということを去年からずっと言ってるんですが、小学校においては、昨年度の後半ぐらいから本当に効果的な使い方にシフトしていきつつある学校が幾つもあるなという状況でありました。
     こういう状況の中で、今年度は、そこまで先生たちが積極的に使うことに向かっていただけるんであれば、それぞれの学校で、まず先生方がさらに効果的な使い方にチャレンジしていただきたいという気持ちを持っています。つまり何年生のこの教科のこの単元のときであればこう使っていけるというものを積み上げていく。  それから、もう一つは、1日の生活時程の中にこの時間とこの時間とこの時間になったら、タブレットを使って何らかの作業をするというようなことが組み込めないかというようなことも指示はしておりますし、そこにチャレンジしてる学校もたくさんありますので、そういう状況の中から、来年度の予算に向けてですけど、ICT支援員を増やしてはどうかということでございますが、来年度の4月に向けては、予算要求に向けて、専門的な知識を持っておられる方が配置できるように努力をしたいと思っています。 ○14番(藤井隆弘君) 何にしましても、教育は人なりです。人をしっかりとつけていただいて、活用して、子どもたちあるいは保護者の信頼を得る学校にしていただければなと思っておりますし、地域間格差だけじゃなくって、学校格差があってはならないと思います。そこを束ねて調整されるのが教育委員会だと思いますので、しっかりと状況を把握して、学校教育課にも何名か指導主事がおられますので、学校の様子をしっかりと見ていただいて、どの子も同じような学びができる学校をつくっていただきたいなと思いますので、この件についてはよろしくお願いいたします。  最後の質問になりますけれども、学校ボランティアとその協力体制についてということです。  学校と地域を結ぶのが学校支援ボランティアさんなどだと思いますけれども、この学校支援ボランティアは、市内の小・中学校で400人近くが登録されていると聞いております。何点かお伺いします。  1つ目は、学校ボランティアの活動について少しお話し願えればと思います。  2つ目は、学校支援ボランティアとなるにはどうするのか、また、学校との関係、子どもたちへの紹介などというのはどうしているのか。  3つ目としては、学校ボランティア活動時に事故があるかもしれませんが、そういった場合の保険というのは入っておられるのか。また、保険に入っておられるのなら、どういった内容なのか。  4つ目としては、登下校の見守りをする場合など、例えば下校の時間が変更されたりとか休校になったりすることも考えられると思いますが、その場合の連絡体制はどうなっているのか。  5つ目としては、学校支援ボランティアに登録されていなくても子どもたちのためにボランティア活動をされている方も多くあるかと思いますけれども、その辺の実態把握はどうなっているのか、以上5点お伺いいたします。 ○教育長(小椋博幸君) 続いて、学校支援ボランティアについての御質問でございます。  学校支援ボランティアは、かなり以前から、読み聞かせでありますとか登下校の見守り等でお世話になってきております。制度的に整備されたのは平成18年、教育基本法の改正によって、学校、家庭、地域の連携協力が盛り込まれたことによって、文部科学省においても、学校のニーズと地域の力をマッチングさせるという取組の中で生まれてきたと認識しております。  本市では、平成22年度ですけれども、小学校区ごとの教育を考える会と学校評議員制度を充実、発展させて、地域の学校教育への参画を図り、学校支援地域体制、地域学校委員会というものを立ち上げました。この地域学校委員会が現在はコミュニティ・スクールと捉えられております。  当時、県の事業を活用し、地域学校委員会の中に地域コーディネーターを配置し、地域コーディネーターは学校のニーズに応じて、学校と地域住民との連絡調整を行い、学校支援をコーディネートするという方法を取ってきました。学校支援の内容については、管理職あるいは地域住民と十分に協議し、情報の共有や共通理解を図ることとしてきております。  地域コーディネーターは、積極的に学校支援ボランティアを募集し、地域の協力を得ることによって、学習支援でありますとか環境整備、あるいは登下校の安全確保、ゲストティーチャー等、様々な地域の方に御協力をいただいて今日に至っている状況です。  学校支援ボランティアについては、地域コーディネーターに中心になっていただき、それぞれの学校、地域の実情に合わせ、それぞれの地域に合う方法でボランティアを集めていただき、無理がない範囲で支援をしていただくと大変ありがたいと考えております。  このボランティアの募集について、学校から、例えば学校だよりですとかで呼びかけをしている学校は3校です。そのほかの学校は、先ほど申し上げました地域コーディネーターの方が中心になって、ボランティアに必要な方に声かけをしていただくという方法を取っているところが多いということでございます。  それから、次に、学校支援ボランティアになるにはどうするかとか、子どもたちへの紹介はということでございますが、学校支援ボランティアの募集方法は、先ほど申し上げたとおりで、各家庭に文書配付している学校もあれば、地域の団体に声をかけていただくという両方の場合がございます。もし地域の方で何らかのボランティアをしたいとおっしゃる方があるようでしたら、学校や地域コーディネーター、校区のボランティア団体等に御相談をいただきたいと思います。  子どもたちへの紹介については、通年でお世話になる登下校安全確保ボランティアさんについては、年度初めの交通安全教室で紹介したり、児童生徒と関わる活動の前に紹介したりということを行っています。あるいは、環境整備等でお世話になっている方については、全校朝会の校長講話で紹介したり、校内の掲示物、学校だより等で紹介をしています。  学校を回ってみますと、廊下に地域の方の写真がずっと並べてあって、お名前とどういう支援をしていただいているかというような説明のある掲示がなされていて、本当にあれはいいなと私自身も思っています。  それから、複数の学校ですけれども、感謝の気持ちを伝えたいということで、収穫祭やありがとう集会という学校行事に学校支援ボランティアの皆さんを招待しているということも行っております。  次に、ボランティア保険に関わることでございますが、ボランティア保険については、各学校において支援内容や回数を見ながら加入していただく方を選定し、教育委員会が取りまとめ、加入しているという、そういう方法で行っております。選定に当たっては、例えばけがの可能性が高い学校整備ボランティアや年間回数の多い登下校安全確保ボランティアが優先順位として高くされているという傾向にあります。  ただ、この保険は、自発的な意思により他人と社会に貢献する無償のボランティア活動ということが対象でありまして、例えば学校では、ふるさと学習のためにゲストティーチャーをお招きしますが、このゲストティーチャーには謝金がありますので、こういう方はこのボランティア保険の対象にはならないということでございます。  補償内容については、ボランティア活動中の事故に係るけが、あるいは損害賠償責任、後遺症障がいに対応している保険です。年額で申し上げますと、1年間の掛金が350円ということでして、令和3年度はこの保険を使って何らかのけがの補償をしたという例はありませんでした。  それから、次に、登下校の見守りの場合、時間変更等の連絡体制のことでございますが、学校支援ボランティアへの連絡体制については、各学校に任せている状況ですけれども、コーディネーターや管理職が連携して、その方法を確定していくことは非常に大事なことですので、例えば保護者向けのマチコミメールを使うであるとか、代表者にメールを送るでありますとか、直接お電話をさしあげるというような方法で連絡を取っております。  今までも急遽の行事予定変更で子どもたちの帰る時間が変更になって、見守りの方にとっては、あれ、今日は子どもらが帰ってこんなと思われたようなこともあったということは承知しておりますので、本当に善意でボランティアに関わっていただいている方々に失礼のないよう、感謝の気持ちを持ってこの連絡体制のところは取り組んでいきたいと思っています。  それから、次に、学校支援ボランティアに登録されていなくても活動に参加されておられる方の実態把握についてですが、教育委員会として、全体的な把握はしておりません。ただ、学校支援ボランティアに登録がされなくても、ちょっと学校のためにこういうお手伝いをしたい、例えば環境整備作業に参加してくださるであるとか、花壇の世話をしてくださるとか、自発的に活動していただいていることは承知しております。継続的においでいただくようであればお声かけをして、正式に学校支援ボランティアに入っていただきたいと考えています。その際には、危険度に応じてボランティア保険にも加入していただきたいと思っています。  今後も学校支援ボランティアの方々が安心して活動していただけるように、例えば先ほどのボランティア保険のことでありますとか、協議しながら検討してまいりたいと思っています。 ○14番(藤井隆弘君) ありがとうございます。  学校教育も様々な課題が山積しているといいますか、また明日も質問されるでしょうが、学校再編に関わってのことであるとか、直接的ではないですけども、福祉と関わってのヤングケアラーの問題とかいろんな課題があるわけですけれども、子ども第一に、そして、保護者、地域の方々の信頼を得られる学校となるためにしっかりと支えていただく教育委員会となることをお願いして質問を終わります。 ○議長(福谷直美君) ここで、消毒及び換気のため、5分間休憩いたします。                   午前11時10分 休憩                   午前11時16分 再開 ○議長(福谷直美君) 再開いたします。  次に、同じく会派くらよしの13番丸田克孝議員に市政に対する一般質問を許します。 ○13番(丸田克孝君)(登壇) 会派くらよしの丸田克孝です。  まずは、広田市長、御就任おめでとうございます。  昨日は施政方針を示されましたし、同僚議員からの通告もなされておりますので、よろしくお願いします。  市長は、選挙の公約の中に元気なまち、活気ある倉吉を目指すということを掲げていらっしゃいましたけども、私自身、5期20年間、ずっと安全で安心なまち、元気で活気、そして活力あるまち倉吉を目指すということで頑張ってきております。どうか前市長の路線を継続しつつ、広田市長の斬新で画期的な施策で倉吉市を盛り上げていただきたい、元気にしていただきたいと思っておりますんで、よろしくお願いします。  また、打吹まつりも開催する方向で進められておりますけども、私、評価したいと思いますが、イベントの開催、いつまでも中止という方向では駄目だと思うんです。何とか開催する方向で、開催するためにはどうしたらいいのかということを検討しながら進めていただけたらなと思っております。財政的にもなかなか窮屈な当市でありますけども、ぜひ進めていただける方向、いい汗をかこうと私は言ってますけども、別に財政だけが問題じゃないし、感染対策も必要でありますが、そのやり方も検討していただいて、どうか頑張っていただければと思います。体調を崩さないようにぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。  それでは、最初の質問をいたします。  まず、議長のお許しを得てお手元に資料を配付させていただいておりますけども、最初のページと裏の1の1のページは、昨年、令和3年度の事業で市場城址の竹林整備をしたときに伐採した竹を再利用ということで竹灯籠を作りました。2基のアーチ、背の高いものを作って、あとは竹灯籠、170メートルの県道に約200本の竹灯籠を作って、昨年の年度末に計画したんですが、強風と雪のために中止になりました。今年の桜の満開時に再度計画をいたしまして、1の1ページに写真をつけてみました。こういった取組をやったんですが、これも2日の予定が1日で終わって、今後に課題を残したという状況でございます。  それで、この令和3年度の事業が終わって、4年度に予定されておりましたのが、2ページの図面になりますけども、この緑で囲った枠ですね。これ市道に沿ったところですが、ここを令和3年度で整備していただいて、これが市場城址全体の約3分の1ぐらいですか、事業が終わったわけですけども、業者さんから残りの4年度以降の予定が中止、できないという報告を受けたんです。理由には、この枠の中のブロックが積んであるような形が堀切の坂になるんですけども、次のページ御覧いただけたら分かると思います。竹を切った跡がチップとパウダーで埋められて、ユニックが通るようにしてありますけど、実際には4メートルとか5メートルの高さで堀切、堀の跡があるんですけども、ここから先はいわゆるユニックとかユンボが入っちゃ駄目だというようなことらしいんです。要するに史跡を傷つけるという理由だそうですけども、そこで改めて、新市長と教育長にお尋ねします。  昨年の私の質問の答弁にも竹林整備と里山保全、史跡保護、どちらが大事かという質問に対して、御両人ともどちらも大切だというお答えをいただいてるわけですけれども、今でもそのお考えには変わりがないのか、まずはその辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○教育長(小椋博幸君)(登壇) 丸田議員の御質問にお答えをいたします。  市場城跡の整備に関わって、史跡の保護と環境整備についてどう考えるかという御質問でございますが、結論を先に申し上げますと、どちらも大切だと思っております。  令和3年12月議会において竹林整備を行い、畑の復活、里山復活と史跡との調整についてという質問をいただきました。  市場城跡は、小鴨氏に関連する倉吉の歴史を考える上で非常に重要な遺跡です。現在の良好な状況を保って、現地が保存されている方法でぜひ竹林の整備を行っていただきたいとお答えしております。  今回、城跡の全域ではありませんが、地元の皆さんと業者の方が行っていただいた整備によって高低差の大きい防御施設、堀、その堀の様子がよく見えるようになって、城跡が良好に見学できる状態になったことは非常にありがたく思っております。以上でございます。 ○市長(広田一恭君)(登壇) 竹林整備と里山整備、どちらが重要かということで、ただいま教育長の答弁にもございましたが、私も竹林整備、里山整備、いずれも重要なことだと思っております。また、このたびの整備場所がそういう文化財の関係もあるということで、文化財保護にも十分配慮した整備の仕方、実施の仕方が重要であろうと考えているところでございます。以上でございます。 ○13番(丸田克孝君) ありがとうございます。前回同様、市長、教育長とも、どちらも大切だということは変わりないということで確認させていただきました。  結局は、今年、令和3年度に整備された3分の1で残りはまだ倍以上残ってるわけですよ。その現状というのは、4ページの下の部分と5ページを見ていただけると分かるんですけども、こういった状況でとても人が入って整備できるような状態ではないわけです。業者の方もユンボとかユニックを入れて整備されるわけですけども、文化財課では、キャタピラーの跡も駄目だというようなことで、業者としてもとても作業できないから手を抜くということなんですよ。今回は違った、史跡ではない場所での契約をされてるようですけども、我々としては、ここまでして、私個人的にも史跡がこういう形で見えてきた、この市場城址がいわゆる観光のスポットにもなれるような場所になってくれればいいなという思いもあるんですけども、機械も入らないということは、じゃあ、人の手で、誰がするのかという形になってきちゃうんですよね、結局。  質問の内容は、結局これを放置してまた何十年後にますます荒れちゃうのか、このままで残すのか、残った3分の2を整備していくのかということを、じゃあ誰がするのですかということも関わってくると思うんですよ。  今回この農林課の進める竹林整備の後というのは、5年間の維持管理が必要だということで、新しく生えてくる竹であったりタケノコを栽培というか、取って食べたりしていただいとるわけですけども、そのタケノコの掘り方にも問題が出てきたということなんです。実際にかなりの量ですから、とても食べ切れないということで、市場に出したりとか出荷したりしようかという話もあったんです。ところが、タケノコを出荷する条件として、掘ったときに、タケノコの白い根の部分がぐるりとピンク色というか、紫のところがありますよね、あれが3段残っていないと商品にならないという条件があるんです。それもくわ等で傷をつけてもならない、丸々3段の根を残した商品だということになれば、かなり掘らないと、採取できないということです。  そうなると、この堀切の坂をそういった形で切っていくと、まず史跡を傷つけますよということになると思うんです。掘った後、埋めとけばいいんじゃないかというような話もしてみるんですが、やっぱり傷つけちゃ駄目だということであれば、竹は生えてきた段階で地上から10センチぐらいのところから、3ページの下の部分ですが、こういった形で切っていかざるを得ないだろうと、そういった保全の仕方じゃないと維持はできないんではないかというようなことも言ってるわけです。この坂道をタケノコを取りに上がるのも大変なんですよ。かなり高齢になってくると、上からロープでも下げて引っ張らないと上がれないような坂ですので、本当に維持管理も大変だろうと。業者の方も維持するのは、切り取っていくんだということですから、4ページの下の段やら、5ページになってしまうのも数年間で見えてきちゃわへんかなという思いがあるんですけども、その維持管理、どういった形で進めていけばいいのか、文化財課の考え方なり、県の考え方なり。  私、一つ提案したいのは、この市場城址を維持していくために、例えばボランティアか何かで、もともとここは竹やぶじゃありませんので、全部切り取っちゃって、本当に里山みたいな形にして市場城址を維持、保存していくという形のものが、ボランティア活動等で例えば市場城を守る会みたいな形のものができないのかなと。集落だけではとても維持できないということから、そういった発想が出てきたわけですけど、その辺についての今後の考え方、まず、両名の方にお尋ねをしたいと思います。 ○教育長(小椋博幸君) 今後のその竹林の整備の進め方についてのお尋ねでございます。  令和3年度に行われた竹林の整備ですが、竹自体を切るときには、チェーンソーで1本ずつ切られたと聞いています。重機を使われる部分については、その切った竹を集めるであるとか、束ねるであるとか、運ぶというときにお使いになられたと聞いておりますので、その考え方であれば、残りの竹林の整備も、例えばですけれども、重機をそこまで持っていかなくても切られた竹を広いところまで引き出すとか、そういう方法を取っていただければ、確かにV字型で狭いというようなところもありますし、高いところもあるんですけど、重機をそこに入れるためにはかなりの養生が必要になりますので、その養生を行わなくても切れる方法はあるのではないかと考えております。また、その辺の方法については、業者の方がどうおっしゃるかということもありますし、それから、地元の小鴨の方がどう協力体制を取られるかということもありますので、引き続きその方法については相談させていただきたいと思います。  それから、整備後の管理のタケノコの件でございますが、5年間は整備した良好な状態を維持するための管理が必要ということはお伺いしております。それで、タケノコを取ることについても、原則は遺跡を傷つけないようにお願いしたいということはもちろんなんですが、文化財課と協議をしていただけませんでしょうか。こういう掘り方なら、さっきおっしゃった、根まで残しながら採取ができるということもあろうかと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  それと、もう1点、この市場城跡についての例えば保存団体をつくってみようかというお気持ちがあるんでしたら、そこはぜひ進めていただけるとありがたいと、併せて思います。 ○市長(広田一恭君) 竹林整備事業でございますが、放置竹林等を整備して竹林の適正管理を行う取組を続けるということで非常に重要だということを先ほど答弁したところでございます。また、竹林整備事業の実施後の管理についても、それぞれ基準に基づいて、5年間は適正に行っていただくということが重要になってまいります。さき方も申し上げましたが、このたびの作業箇所が史跡ということで、史跡を損傷しない程度に根本の近いところで伐採する方法で管理をお願いしたいと思いますが、教育長の答弁にもございましたように、やはり文化財課ともよく協議をしていただいて、適切な維持管理をお願いしたいと思う次第でございます。以上です。 ○13番(丸田克孝君) おっしゃっていること、御答弁いただいたことはよく分かるんです。私もそれはそうだろうと思うんです。ただ、問題は、集落のボランティアの方にお願いして、十何人の方でお手伝いしていただいてるんですが、正直言って、もう高齢化が進んで、60何がしが若い人たちということですよ。チェーンソーも準備して切るわけですけども、何せ数が多いから、チェーンソーの刃を曲げたり外したりとかというトラブルがありながら続けてきたわけですよ。それで、とても我々の集落だけ、ボランティアだけでは無理だと。地権者の方も私たちの集落以外の方も、この2ページを見たら御覧いただけると思いますが、何にも書いてないところの畑とか、この坂の部分も地権者の方がいらっしゃるわけですよ。そういった方たちの許可や承諾も得ないけませんけども、取りあえず大変だと。  そうなると、例えば50人、100人でも史跡を守るような団体を募って、たくさんの人にやっていただきたい。この上の部分の囲ってあるところの真四角のコの字の白いところですね。ここに今、県が試掘してる場所があるんですけども、前に4メーター、3メーター以上の用水路があって、橋を架けないとユンボとかがこの場所に入ってこれないので、橋をつけてでも、中に入って、裏から切った竹を引っ張り出せないかという提案もしたんです。ところが、この畑の部分、ここも史跡内なので、傷をつけちゃ駄目だということです。だから、チップをまくなり、パウダーをまくなりして、傷はつけないようにキャタピラーが走るというようなことも何か難しいというような答弁でした。ということは、もう人手でこの坂を越えて、広い市道側に出していくというような方法じゃないと無理じゃないかなというような結論に今のところ達してるわけですけども、そういったことで、何かこの竹林整備の事業というのは大変なんだなと、里山も復活させたいと思いつつも、史跡ということでままならないということですよね。ですから何とかいい方法でこれが整備できるということで、正直言って、人手だろうと思います。  だから、そういったことで、我々じゃなくて、行政側も市場城跡を保存する、もちろん地権者の許可、承諾も要りますけども、そういった形の取組というのもちょっと考えて検討していただけたらいかがかなと思っておりますんで、まず、そこについて、次の質問にも結果的にはつながりますけど、御検討、答弁をよろしくお願いします。 ○教育長(小椋博幸君) 続いての御質問でございます。市場城跡の保存団体のような団体ができないかということでございますが、これは地元の方が率先してつくろうとなさるのか、あるいは教育委員会が主動してつくるのかによって、ちょっと状況が変わってくるのかもしれないということを思いますので、先ほども申し上げましたように、もしこの市場城跡を保存していこうと思われる方の取組の中で整備ができていく方向になれば、それは非常にいいことだと思いますので、ちょっとその辺は研究させていただきたいなと思います。 ○13番(丸田克孝君) ありがとうございます。実際にこの思いは私の思いで、たまたま竹林を整備しようといったときに、史跡だということで、これも観光のスポットとなればいいなという思いからの発想で今質問させていただいとるわけですけども、要するにせっかく重要な史跡であるんであれば、もっと立派な形で残して維持していけたらいいんじゃないかなという、それが今後、里山整備であったり、畑、実際には放置されておりますけども、何かの形で法人が作物を作ったりすることができる方向に進めばありがたいな、いいなと思いますんで、よろしくお願いします。  そこで、この竹林整備の関係で、この間ここは県の農林局、林業振興課ですか、ここが持ってる資料の中に、地域ぐるみで取り組みたいときには、森林・山村多面的機能発揮対策交付金という事業があるということで、利用してくださいということをお聞きしたんですけども、正直、初めて聞く交付金の名称だったもんですから、その辺について説明をお願いしたいと思います。 ○市長(広田一恭君) 森林・山村多面的機能発揮対策交付金の事業内容等についての御質問でございました。  この交付金につきましては、平成25年度から始まった林野庁の事業でございまして、森林の有する多面的機能の発揮に向け、地域住民等による森林の保全、管理活動等の取組を国や県、市町村等が協力して支援を行うというもので、本県では、鳥取県緑化推進委員会が窓口になっているものでございます。事業メニューに応じて、国から定額が交付され、地方公共団体が国交付額の3分の1を別途負担することで優先採択の対象となっているようです。事業要件といたしましては、3名以上で構成する活動組織ですとか、森林経営計画の策定されていない0.1ヘクタール以上の森林を対象とする。また、里山林の保全、森林資源の利活用等の取組を支援するものであり、また、活動実施期間についても3年間、3年間の活動計画書を作成することが必要で、年度ごとの採択になっておりまして、審査も年度ごとに実施されているようでございます。  事業内容としましては、メインメニューと、そのメインメニューに組み合わせることにより実施が可能なサイドメニューがございます。このメインメニューとサイドメニューについては、ちょっと細かい点がありますので、担当部長からお答えをさせていただきたいと思いますが、交付金額は面積と取組内容を基本に決定され、一活動組織当たりの単年度の交付額の上限は500万円というような内容になっているところでございます。以上です。 ○生活産業部長(谷田富穂君) それでは、メインメニュー、そしてサイドメニューについて、その概要について御説明をさせていただきます。  まず、メインメニューといたしましては、その概要としましては、集落周辺の美しい里山林を維持するための景観保全かつ整備の活動、森林の健全性を維持するための保全活動等を行う地域環境保全タイプというものがございます。この地域環境保全タイプのうちの一つとして、侵入する竹等の除去、竹林整備の活動というメニューがございまして、竹でありますとか木の伐採、搬出、処理、利用等が対象となりまして、1ヘクタール当たり最大で、定額となりますが、初年度で28万5,000円、2年目で26万5,000円、3年目で24万5,000円が国から交付されるというような仕組みとなっております。集落周辺の里山に当たります広葉樹林等の森林資源を木質バイオマス、炭焼き等に活用するようなメニューもあります。そのほか、サイドメニューということで組立てがしてありますのが、メインメニューと組み合わせることによって可能となるものでございますが、3つございます。  1つ目が、歩道や作業道等を造ること、改修すること。そして、鳥獣害防止柵の設置をする、補修をする、そういったものに対する事業としまして、森林機能強化タイプというものがございます。  そして、2つ目に、地域外の関係者の方と活動内容を調整したり、地域外の関係者の受入れのための環境整備、これらの活動に必要となる森林調査、見回り等、関係人口・創出タイプというものがございます。  そして、3つ目に、これらメインメニュー、サイドメニューの活動の実施に必要な機材ですとか資材の整備。こういったものを支援するといった主な内容がございます。概要としましては、以上でございます。 ○13番(丸田克孝君) ありがとうございます。実際に聞き取りの中で過去に取り組んだ団体があるということで、初めてお聞きしたんですけども、この事業ということで、自治公民館であれば3名以上の中で取り組めるということだと思う。ただ、ヘクタール当たりが28万5,000円ということで、0.1ヘクタール以上、それにしてもかなりの広大な場所だと思うんですよ。だから、申請する場合、その辺の面積をどうやって、例えば実際測量して測るのか、地図の上から概算で面積を測るのかというようなことも今後の勉強だと思うんですが、この事業を通して、この史跡の竹林を整備することもできるのか、あるいは以前、農林課長からも説明があった、チップにする機械を市が購入しているということで、そういった機械も併用しながら、この事業を進めていくことができるのかなということです。  市自体も今年度は予算を組んでないでしょうけども、来年度以降ですか、もし申請して認められれば3分の1の額ということですけども、当市としても取り組む姿勢あるのかどうか、そこをまずお聞きしたいと思います。 ○市長(広田一恭君) 今後の取組内容等でございますが、県下では、今年度、鳥取市と日南町の組織が2年目の取組を行っているということで、本市においても、平成27、28年度にそれぞれ1組織が取組をスタートした経緯もございます。ただ、平成29年度からいずれも取組が廃止になったところでございまして、ちょっとそれらの情報を取ってみますと、鳥取県緑化推進委員会からの聞き取りですと、平成29年度から採択要件が非常に厳しくなって、事業に取り組む組織が少なくなったということもお伺いしてるところでございまして、したがいまして、この事業を実施するということになれば、非常にハードルも高い面もあるかなということを思っているところでございます。  活動場所となる森林の調査、あるいは必要書類の作成、採択申請、最終的には林野庁の交付申請等、実施に向けては非常に手続もたくさんございますので、これから今年度実施するということは、非常に難しいかなということは思いますが、今いろいろるる御質問があった、面積の測り方ですとか、書類申請等の内容も検討しつつ、次年度の事業として準備も可能で、事業主体等の事業実施の方向性がきちっと固まれば、市としても予算対応を行って支援していきたいということを考えておりますが、まずは、そういった事業主体の皆さん方と私ども担当課とよく事前に協議をしていただいて、今後の事業実施に向けた準備に入っていただければなと思う次第でございます。以上です。 ○13番(丸田克孝君) 御答弁いただきました。どういったことでハードルが高くなっているのかというのは分かりませんけども、実際にだんだんと荒れてくる里山、また繁茂してくる竹林というのを整備する制度がありながらハードルが高くなっていくというのが、正直矛盾を生じていると、今お聞きして感じました。ぜひもっともっと簡単に地元の人が取り組めるような施策にしていただけるような働きかけをしていただいて、里山を保全管理するという、しやすいような形にぜひつくっていただけたらと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後の質問になりますが、最初に、資料の6ページです。この質問というのは、昨年の異常気象による7月の豪雨のときに、国道313号線が冠水したという情報をいただきまして、聞き取りというか、お尋ねに行ったんですが、そこの航空写真をこの6ページに載せております。これ国道313号線で、美作街道という表示がしてありますけども、この北側には、上小鴨コミュニティセンターがあるところですし、南側には上小鴨小学校があるところです。それで、赤で斜線をしているところと、小さい丸してあるところが次の手描きの図面のAの部分になります。内容は、昨年冠水して国道が水浸しになったということですが、この理由が国道に面した農業用水路です。上からと下からと、航空写真でいくと、南、下側から上がっていくのと4分の1の楕円形になった美作街道のところとの合流点ですね、ここが豪雨で水路があふれて、国道313号線の暗渠を通ってBに流れるわけですが、これがはけなくてあふれ出たということでございました。  それで、実際に現地を見させてもらったときに、その集落の人の説明が、この合流したAの地点からですが、次にCですね、これは国道の側溝があるんですが、この国道に面して結構側溝が途中から入ってまして、大きな用水路につながってるわけですが、このAとCのところに市道が走ってて、ここが通学路になるわけですが、例えばここに暗渠をつけて増水時には蓋を開けてCに分水したらあふれ出ることもないんじゃないかというような御提案をいただいたんです。実際に国道の側溝と農業用水路の水路と接続できるのかなというようなことも含めてですけども、これから異常気象によって豪雨、1時間当たり100ミリとかいうような形のたくさんの雨が降れば、この水路も水田だけではカバーできなくて、多分越水して冠水していく状況というのが増えると思うんですけども、こういった場所をたまたま提案いただきました。  それで、それ以前にも、市街地の雨水の処理をする市道の側溝ですね、それを年に数回泥上げするんですが、どこにつながっとるか分からんと、止まっとるんじゃないかというような説明も受けて、そんなことはないでしょうという説明はしたんですけど、市民の方は、要するに泥上げをするのに、その排水、どこにつながってるのか分からないというような、いわゆる雨水排水路というか、市道の側溝があるというようなことも思っとられるわけです。だから、ますます豪雨の回数が増えてくれば、そういった排水路というか、水路が市内各地にありゃへんのかなと思うんですよね。その減災、防災の意味からも、そういった水路を、例えば県道や国道から市道につながる水路とか、市道から農道につながる水路みたいなところも分水の意味で接続できる取組というのは、まずできるのかなということからお尋ねしたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 農業用水路の関係で御質問いただきました。  昨年の7月豪雨の際には、今議員御指摘のとおり、市内多くの箇所で道路冠水等の被害が発生したところでございます。御指摘のございました石塚地内の水路でございますが、上流から流れてくる2本の農業用の水路が国道313号を横断する暗渠に合流しとるということで、昨年の7月豪雨の際に大量の流水がこの暗渠部にあふれて、道路冠水が発生したということだと認識しております。  農業用の水路の流量の調整等につきましては、その水路を管理していただいております農業関係者で行っていただいておるところでございます。御指摘のあった石塚地内のその箇所について、さき方、地元から御提案のあった国道の側溝に接続し分水するということの可否でございますが、軽減につながる可能性もございますが、安易にそういったことで水路をつないでしまうと、今度は他の箇所に水害が発生することも考えられますので、その辺の流水状況なりをきちっと勘案した上で接続する可否なりを検討せんと、なかなか安易にはできないものと認識しております。以上です。 ○13番(丸田克孝君) 正直言って、それじゃあ困るわけで、この水田だけで、田んぼだけで流れるところがないからこの用水路を通ってAまで来るわけです。この上というのが、上小鴨小学校までのところに福山のちょっとした集落がありますが、大量の水が国道から水田に落ちる、それで、田んぼにたまった水がこの水路を通って入ってくるということで、かなりの量になると思うんですよ。平素は水田の用水路ですから、取水側と排水側との水路でそんなに流れてないんですが、ただ、今回のような増水時には、このAからBに対する暗渠では、はけ切れないということで。これは国道ですから。初めは農道ということで聞き合わせしたんですが、下のこの水路は市道みたいなんですね、通学路、上小鴨小学校までの市道だということでしたけども、このAとCを結ぶところ、これはふだんは堰か何かして農業用水路として使っていけばいい。それで、もし雨が降ったときに堰を取れば、Cに分水できるからというのが提案なんですよ。  かなりの水が、あれ1時間当たり何ぼ、去年の豪雨ってかなりの量だと思うんですけども、あれだけの量というのは今後もあり得るし、こういった箇所というのはここだけじゃなしに、結構市内いろんなところで、私たちの自治公内の集落にも実際に越水して冠水したというところがあるんですけども、正直、市道の側溝、県道の側溝あるいは農道の側溝との接続点は、昔はどういった形でやられたのか、不可解な水路が多いと思うんですよ。何でこう接続しないのかなというのが、お互いが別々に工事しておられるというようなことがあるんで、そういうところでも、今後の防災の観点からもぜひチェックをしながら、地元の方の要望もあるでしょうし、調べてやっていただけたらありがたいなという思いで、今回の市民の方からの提案も含めての質問にさせていただきました。ぜひ防災という観点からも、そういった接続なりは、できる方向、ふだんの農業用には影響しないような形というのが取れると思うんで、それはぜひ検討していただきたいと思いますが、その辺についてお答えください。 ○市長(広田一恭君) 道路冠水ですとかそういう浸水被害の対策につきましては、今議員御指摘のとおり、現地の地形ですとか、周辺の用排水系統など、しっかり調査した上で、用水管理等も含め、総合的に検討を行う必要があると認識しているところでございます。前段で御指摘のあった石塚地内の当該箇所についても、土地改良区等に適切な用水管理を働きかけるとともに、周辺状況を確認して、どのような対策ができるのか検討してみたいと思いますし、さき方、市内水路の経路の不明な点についてもいろいろ御指摘のあったところでございますので、市内で同様の事案の情報がございましたら、私ども現地を確認して、どのような対策が実施できるのか検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○13番(丸田克孝君) 終わります。 ○議長(福谷直美君) 暫時休憩いたします。                   午前11時58分 休憩                   午後 1時00分 再開 ○議長(福谷直美君) 再開いたします。  次に、同じく会派くらよしの7番大月悦子議員に市政に対する一般質問を許します。 ○7番(大月悦子君)(登壇) 皆様こんにちは。午後の質問に入らせていただきます。会派くらよし7番の大月悦子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  広田新市長の就任後、初めての一般質問でございます。市長には午前中からたくさん皆さんが希望しているとおり、活気ある元気な倉吉を実現する牽引者として進んでいただきますよう期待しております。私も新たな気持ちで質問に臨ませていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  通告に従い、観光ルートについて、「有害ごみ」の出し方について、若者をまちづくりの主役にについての3問をいたします。  まず、観光ルートについての質問です。  倉吉市役所本庁舎-博物館-打吹公園のルートですが、白壁土蔵群周辺の観光地から市役所-博物館-打吹公園を観光ルートの一つとして取り組む具体策についてお聞きいたします。
     成徳小学校から博物館への上り坂、下り坂は、高齢者、車椅子やベビーカーなどが必要な方にとっては大変困難な状態になっております。あの公園に行きたいがなと嘆いておられる成徳地区にお住まいの方からもお声をいただきました。  まず、観光客が立ち寄る場所として、倉吉市の本庁舎についてです。  本庁舎は、ロの字型の平面の本舎に平家建ての議会堂が接続し、構造躯体をコンクリート打ちっ放しで表現し、水平線を強調した外観、ピロティや中庭など開放的な空間構成も併せ持ち、これは丹下健三の初期の庁舎建築の特徴をよく示しているものです。2007年には、国登録有形文化財に認定されています。本庁舎を貴重な構造物として少しでも外観を整え、本庁舎を多くの方に関心を持って見ていただきたいと思っています。  まず、外観ですが、私が思うには、何か汚れているような感じがしますが、皆さんはどうでしょうか。それと、玄関前に倉吉市民憲章と倉吉市庁の2つの石碑があります。なかなか読めない状態になっています。どこが庁舎か分かりにくいのではないかと思いました。また、正面階段を上がると、右側に丹下健三建築の説明のパネルがありますが、これは階段を上らない限り目につかないと思います。また、外部空間として、ピロティは、上がってみると、市全体を見渡すことができるとてもよい景観になっています。本庁舎とその周辺の整備と案内板などの工夫が必要ではないでしょうか。  次に、博物館について。  博物館は、展示などの催物のほか、中に入ると休憩するところからは椿の平が見えるなどゆっくりと過ごすことができます。家でもない職場でもない、ゆっくりとほっとできる場所としても第3の居場所が博物館にはあります。博物館に上がるためには石段を上らなければなりません。上がるのが困難な方への配慮が必要と考えます。石段の正面の左側に案内板が設置してありますが、古く、剥げており、なかなか読めない状態になっております。観光客の方に聞きますと、博物館に上がるのは石段を上がれない方は左側の運動場へ回るか、公園を回ってとの回答でしたが、そのことのルートの説明がそこにはありませんでした。  まず、市長は、本庁舎にいらっしゃるときにはどこから入られていますでしょうか。それから、今まで外から見られていた本庁舎にお入りになっての御感想をお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君)(登壇) 御質問にお答えしたいと思います。  私はどこから入るかという御質問でございましたが、ありがたいことに公用車で送迎をしていただいているところでございまして、東側の1階から毎日入っておりまして、初登庁のときだけ西側から皆さんにお迎えいただいて入らせていただきました。たまにはあっちから回って、本日御指摘いただいたような周辺の状況にも目を配っていきたいなと思います。  また、庁舎についての市長のこれまでとまた違った見方という辺についての御質問でございました。  近代建築を勉強すれば、まず、やっぱり丹下先生がすぐ出てくるところでございますし、日本で最初に活躍された日本の建築家でもある丹下先生がこの市庁舎を造られたということで、非常に感慨深いものがございます。東京都では、国立代々木競技場だとか、最近では、東京都庁舎とか、それから、東京お台場のフジテレビもたしか丹下先生だったと思います。初期の頃の建物がこの市役所でございますので、建築技術ですとかデザインは、なかなか不勉強なものですから、私はあまりよく分かりませんが、東京都庁とかに入りますと、天井の高さだとか、最近の建築物を見させていただく中では、今風な、やはり機能面では新しい庁舎のほうの魅力がすごいなと思うわけでございますが、この丹下先生の初期の建築物のすばらしい資源として、今後も大事に、そして、御指摘のあったように大いにアピールしていくべきものでないかなと考えているところでございます。以上です。 ○7番(大月悦子君) ありがとうございました。ぜひ、時には正面からお入りになっていただくといろんなことがよく見えるんではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  先ほどの質問にもありましたが、私も誇れる市役所だと思っていますので、観光客にぜひそれを見ていただきたいと思いますが、それに耐えられるだけの本庁舎にしないといけないなと思っていますので、本庁舎の整備のことについて少しお伺いしたいと思います。  コンクリートの打ちっ放しが外から見えるので、それに汚れではない部分もあるということをお聞きしましたけど、かなり汚れた部分もあるのではないかなと思いますので、その辺も少し考えていただきたいなと思いますことと、やっぱり玄関周囲は、あ、これが倉吉市役所だなということが分かるように、石碑の点検も少ししていただきたいなと思っています。  それと、博物館もそうですが、案内板をきめ細やかに、丁寧に来られた人に分かるようなものをやっぱり作っていただきたいなと思っていますので、その辺もぜひ考慮していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 本庁舎が築後65年を経過しとるということで、今、議員御指摘のとおり、打ちっ放しのコンクリート外壁、経年劣化もやっぱり避けられず、老朽化も進んでいるところだろうと思います。平成9年施工の耐震改修工事の際に、外壁の洗浄を実施したようでございます。25年経過しておりますので、議員御指摘のとおり、コンクリートの汚れが見受けられるところで、外壁の洗浄等について検討してまいりたいと思います。  また、石碑についても清掃等、今まで以上にメンテナンス等を行いまして、近く実施予定でございますが、庁舎周辺の植栽の剪定業務にて、支障枝の剪定、刈り込んでいきたいと思っております。  また、西側の掲示板に、倉吉市庁舎の建設ということで、DOCOMOMO Japanさんの日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選に選ばれたことを受けて、看板も設置させていただいとるところですが、案内板の設置についても検討してまいりたいと思います。以上です。 ○7番(大月悦子君) ありがとうございました。  これから新型コロナウイルスも終息に近くなりますと、たくさんの方が倉吉市においでになると思いますので、ぜひ白壁土蔵群から倉吉市役所、博物館、打吹公園にも観光に来ていただけるように、いろんな案内板の検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、「有害ごみ」の出し方についての質問に入ります。  令和4年4月から分別区分に有害ごみが追加されました。これは、実証試験などの取組から始められて、4月までにいろんなところで説明会があったとは聞きましたが、まず、有害ごみとはどういうことなのか、なぜ分別区分に追加されたのかを説明していただき、そして、どのような経過をたどって市民がそれを実行するようにならなければならなかったのか、経過を説明していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君) 有害ごみの分別回収についての御質問をいただいたところでございます。  有害ごみは、このたび蛍光管、乾電池、充電池一体型の製品として、3種類分別するようにしたところでございます。  経緯といたしましては、令和2年度に小型充電式電池が原因と思われる火災がほうきリサイクルセンターで発生したことによりまして、乾電池ですとか、充電池一体型の製品の分別の必要性が高まったところでございます。令和3年度に明倫地区とか上井地区で実証実験をいたしまして、収集方法ですとか、収集体制について検討し、本年の4月にステーション回収を開始したところでございます。  また、地球規模での水銀汚染防止を目指します水銀に関する水俣条約が発効、これは平成29年8月でございますが、そういった条約も発効しておるということで、水銀が、少量でございますが含まれている蛍光管についても併せて回収することとしたところでございます。以上です。 ○7番(大月悦子君) ありがとうございました。  確かに一番大きな原因はこの火災になったことというのと、それから水銀の汚染がひどくなり、蔓延しないようにということ。水銀は、水俣の問題からずっとかなり長い間の課題だったと思いますので、ぜひ取組はしていくことが大事だと思っています。  5月に市民の方にアンケートを行いました。97名の方から回答をいただきましたので、少し述べてみたいと思います。  最初に、4月から分別区分に有害ごみが追加されてることを知っていた人が85人、知らなかった人が12人。以後は単位は省略させてもらって、数字だけを述べさせていただきます。それを知ったきっかけはどういうことかと聞きましたら、市報の57が最も多く、次に、同時に配布されたごみ分別収集てびきが38、チラシが36、アンケートに同封いたしました広域ふるさと連合のチラシが16、友人から聞いたが6、回覧が5、説明会で知ったが4、それから、1人ずつですが、役員から聞いたとか、日程表を見て知った、モデル地区の経験をした、それから町内放送、それから市に直接聞いたということで、かなりの方が知っておられることが分かりました。  とても失礼な話ですけど、半数近くの方がまだ知ってらっしゃらないかなと思ったんですけど、もう85名の方が知っているというのは、かなり倉吉市の方は、多くの方が本当にごみ問題に関心を持っておられるということがよく分かりました。  市報でもそのことがよく伝わって、理解をされているんじゃないかなと思いましたので、本当にこれはいろいろ工夫されて市報を作られたと思うんですけど、もし、その辺のことを工夫されたことなどがあればお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君) かなりの方がこのたびの分別については御理解をいただいていたということで、自治公民館長さんや、自治会の厚生部長さん方々の御協力等もありまして、地域の皆様への周知もできたのかなと思う次第でございますし、また多くの方が、今、議員御指摘のとおり、非常に環境意識も高いこともよく分かりましたので、皆さん方には敬意を表する次第でございます。  有害ごみのチラシ配布だったり、分別の説明会等につきましてですが、さき方御紹介のあったとおり、市報ですとか、各チラシ等も配布したところでございますし、また、説明会も本年の1月から4月にかけて35回ですかね、地区の館長会ですとか、厚生部会等に実施してきたところでございます。  有害ごみの出し方等については、引き続き分かりやすい資料等も御提示し、また、それらの分別がしっかりできるように周知等にもこれからも引き続き取り組んでまいりたいと思っております。 ○7番(大月悦子君) 本当に地域の方の協力があって、説明会もそうですけど、何度も放送があったりとか、それから回覧を回されたりとかして、そういう努力があったということだと思います。  それでは、既に分別して、有害ごみとして出されたことの経験があるかというのをお聞きしましたら、乾電池は55、蛍光管が37、充電池一体型の製品が22で、やっぱり乾電池の回収が一番多かったようです。  今回の分別で、先ほども言われましたけど、大切なことは、ショートによる火災の発生だということで、その火災を予防するためにこの分別が大事だということだと思います。よく、なかなか難しいので、慣れるのを待とう、慣れるまで仕方がないという言葉をお聞きしますけど、この件に関してだけは、慣れるのを待つということは危険なことだと思いますので、ぜひ、慣れるまで待つのでなくて、皆が早く実施できるということを目標にした取組が必要ではないかなと思います。  ですから、もう少し徹底した、特に乾電池に特化した説明の仕方が必要ではないかなと思いますけど、その件についてはいかがでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 乾電池の出し方でございますが、絶縁することにより、ショートして発火するということを防いでいただいてお出しいただくということが、なかなかそのまま出してしまったりということではないかなと思いますので、その出し方等を含めて、引き続き市報の掲載ですとか、図面だとか、写真だとか、いろんなそういう分かりやすい分別の仕方の資料等、また工夫いたしまして、一層の周知を図ってまいりたいと思います。以上です。 ○7番(大月悦子君) 出すときだけじゃなくて、私は、おうちの中に置いているときも問題だと思いますので、そのことも付け加えいただきたいなと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。  そのほかに、ごみの回収について一般的な意見を聞きまして、むしろこの分別回収は当然なことだとか、むしろこういうことをすることは遅かったというようなことで、本当に市民の意識が高いということが、何度もお話をしますけど、関心が高いなということがうかがえます。  でも、決まった日に、それでも、分かってるけど、なかなかそういうのを守ることが難しいという、困難なこともあるというようなお話の中に、決まった日以外に出すための回収ボックスというのがあると書いていますが、どこにあるのかということをこの際、皆さんにお伝えしていただきたいなと思っています。それから、先ほど少しおっしゃいましたけど、紙ベースでの広報も大事ですが、その中に図を入れるとか、もう少し分かりやすい、特に高齢者、高齢者に特化するわけではないですけど、もう少し分かりやすく説明ができるような広報の作り方をしていただきたいなという声がたくさんありましたし、それから、やはり文章だけでは理解しにくいので、説明会を頻繁に設けてほしいというようなことが分かりましたんで、その辺のことについて御意見があればお伺いいたします。 ○市長(広田一恭君) 回収ボックスについては、市庁舎の第2庁舎の西側、関金支所にも回収ボックスを設置して、指定日以外にも出せるようにしております。そういったことも引き続き周知してまいりたいと思いますし、さき方から少し御説明を申し上げておりますが、高齢の方や若い方にもしっかり分別の仕方、出し方、そしてまた、さき方おっしゃいました保管中の乾電池の状況等を含めて、また分かりやすいチラシ等を作ってまいりたいと思います。  ただ、写真入りのチラシ等については、市報の4月号のときに班で回覧もしていただきました。そういったことも含めて、今後いろいろ工夫をしながら、分かりやすい広報、周知に努めてまいりたいと思います。 ○7番(大月悦子君) 今回アンケートを取って、本当にたくさんの方が関心を持っておられるということが分かりました。  でも、市民一人一人ではできるものではなくて、行政と一体になって、私たちも協力をして、安全なごみ回収ができるように努めたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。  次の質問に入ります。  テーマは、若者をまちづくりの主役にについてということです。  中部地区社会教育関係者研修会兼中部地区生涯学習実践研究会交流会が昨年の12月12日に開催されました。高校生が自己実現の探究や地域課題の解決など、主体的な取組を通じて学んだ成果の発表を通じ、地域の人々と意見交換、情報共有する中で、高校生自らが地域社会で果たす役割や高校と地域社会の新たな連携につながる契機になるという目的を持った中部ハイスクールフォーラムは、毎年、高校生のプレゼンテーションが行われ、中学生、地域の方たちも参加しています。  私も初回から参加して、高校生の視点や発表能力の高さや地域の課題の発見につながるなど、多くの刺激を受けております。  改めて、中部ハイスクールフォーラムの開催やその意義、目的、経過について、教育長に質問いたします。 ○教育長(小椋博幸君) 大月議員の御質問にお答えいたします。  中部ハイスクールフォーラムの開催の意義や目的についてということでございます。  このハイスクールフォーラムは、平成29年度、倉吉市教育委員会が単独で始めました。その後、令和元年度からは中部の4町と共催ということで、先ほど御説明がありました内容で、5回の開催をしております。  このハイスクールフォーラムを開催していこうという、その背景のことでございますが、若い世代の地域での活動や参加が減少傾向にあると。特に高校生については、地域の行事や祭り、そういうところで姿を見る機会が少ないという声が、特に地域の皆さんから上がっておりました。これには、部活動や学習塾を含む勉学に時間を費やす現状から、致し方ない面もあるのではないかと思っておりますが、一方で、高校生自身は、決して地域への関心がないわけではなく、高校において地域を知る、探究する機会が設けられており、特色ある様々な活動や取組を行っています。このミスマッチを解消することで、地域の方々に高校生の思いや取組を知っていただくきっかけをつくることができないだろうかと、そういう思いから、平成29年度に始めたものでございます。  この事業の目的ですが、議員から御説明もありましたんですけど、高校生が自己実現の探究や地域課題の解決など、主体的な取組の中で学んだ成果の発表を通して、地域の人々と意見交換や情報共有する中で、高校生自らが地域社会で果たす役割や高校と地域社会の新たな連携につながる契機となるように、そういう思いで実施しているものでございます。  高校生にとっては、特色ある取組を地域に紹介するとともに、高校生の表現力を高められるというメリットがあると思いますし、中学生も参加しますので、中学生にとっては、高校生の力を間近で学ぶ貴重な機会であり、将来を選択する重要な場になると捉えております。それから、地域の皆さんにとっては、地域と高校との連携について探る糸口となると、こういうことも期待をしております。  フォーラムでは、中部地区の高等学校による活動発表、これをプレゼンテーションという形で行っていただいておりますが、その後、高校生とゲストコメンテーター、あるいは参加者による意見交換も行っております。  昨年度は、動画配信サービスによるライブ配信、ウェブ会議システムを利用し、各高校等及び中部各市町の視聴会場をつなぐという形で、オンライン開催とさせていただきました。  この事業を通して、本当によかったなと思う点を幾つか御紹介させていただきたいと思いますが、1つは、まず、本市だけではなく、中部の4町と一緒になって取組ができるようになった。これは本当に大きいと思っています。それから、地域において、高校生の姿があまり見られないと捉えられがちでありましたが、実際には、各高校において特色ある学びや取組が行われていることをよく理解していただいた。高校生は、地域や社会にある課題に目を向け、高校生なりの考えを持って取り組んでいることも併せて分かっていただいたと思います。そのことをこのフォーラムを通じて中学生や地域の人に知ってもらい、本当に理解が進んだということは私の個人的な思いとしても非常にうれしいと思っています。  さらに、高校生と地域との連携という部分において、フォーラムでの高校生とゲストコメンテーターとの意見交換がきっかけになりまして、倉吉北高等学校の調理科の生徒が定期的に市内のこども食堂で子どもたちに調理器具の使い方を教えるという連携が実現をいたしました。  さらには、高校生同士のつながりの例ですけれども、倉吉農業高等学校が作った米を倉吉北高等学校の高校生レストランの食材として取り入れるということも実現いたしました。  意見交換の場では、毎回積極的に高校生に対して質問する中学生の姿があり、中学生にとって進路選択の機会になるだけでなく、近い将来のモデルとして、地域や社会とのつながりを意識して考え行動する高校生の姿を学ぶことは、意義深いと捉えております。  今後も高校生自身が地域社会で果たす役割を考え、そして行動し、地域の大人も高校生の活動や取組を応援し、次世代の人材を育成していくために何ができるかを考え、行動していただいて、地域との連携につながるよう、中部の4町とも共に連携し、引き続きこの事業の充実に取り組んでまいりたいと思っています。 ○7番(大月悦子君) ありがとうございました。  まさにその目的が達成できた報告が昨年行われたフォーラムだと思いますので、ちょっとそのことをお話しさせていただいて、質問に移ります。  昨年のフォーラムは、青パパイヤ生産について、県立倉吉農業高等学校、以下農高と言わせていただきます、県立倉吉東高等学校、以後東高と述べさせていただきます、この2校がプレゼンテーションを行い、2校が一緒になって活動した部分がありました。  2校に聞き取りに伺い、その経過、課題について聞いてまいりました。時間の関係で詳細は説明できませんので、2校から資料を頂き、議長の許可を得ましたので、皆さんのお手元に配付しております。裏表の資料ですので、御覧ください。  まず、最初に、農高の発表は、「TOTTORIパパイヤ普及作戦~青パパイヤは鳥取農業の救世主になれるのか~令和参年苦闘編」の発表でした。  市長にお聞きしますが、青パパイヤのことは御存じでしょうか。 ○市長(広田一恭君) パパイヤのその取組というのは新聞報道もされておりましたので、なぜパパイヤかなとかいうような思いを持ちつつ、新聞記事を興味深く読んだところでございます。以上です。 ○7番(大月悦子君) 農高の研究の動機としては、農家の高齢化などで増える耕作放棄地の対策として、手間がかからず、収益が期待できる産物を特産品にすることが研究の課題で設定されています。これは整枝や水やりなどの管理作業が少なく、作業時間がスイカ栽培の46%だそうです。収益性も、10アール当たり、農高の試算では約30万円ぐらいはあるのではないかと言っておりました。果実はいろんな調理をして食べることができるし、また、鳥取県の食品開発研究所の分析によると、葉には、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれて、乾燥粉剤で保存ができる。これ、リーフティーって紅茶みたいな感じのお茶にでき、栄養価も値段も高い青パパイヤに注目したということの発表です。今年で4年目に入るそうです。  青パパイヤは、東南アジアとかにあるので、なかなか寒い状態を越すということが難しいので、1年1年に栽培をしないといけないということですけど、今3年目のパパイヤが育っているのも見させていただきました。でも、これは温室の中じゃないと育たないそうです。  苗は、その苗を買うと、1株が1,000円ぐらいするそうですけど、農高の生徒たちは稲の育苗機を使って発芽させることができて、苗の生産技術が安定して、苗を栽培して、希望者へ販売していて、現在栽培者は県内でも60軒以上に増加しているということを伺いました。  果実は、食品とか加工品としては、ドリンクとかリキュールが製品化されて、販売されております。これは生産農家にとっては売り先になり、規格外の果実も換金の機会が増えるんではないかと話していました。  それと、青パパイヤに含まれるたんぱく質分解酵素、パパイン酵素は、乾燥状態でも効果があることが鳥取短期大学との共同研究で認められ、肉料理でも実験が行われたそうで、お肉が軟らかく食べれるそうです。  昨年の10月には、県内の生産者と共にとっとりパパイヤフェスティバルが倉吉パークスクエアで開催されるなど、各地で栽培が進みつつあるようです。  皆様も御存じと思いますが、6月8日の日本海新聞に北栄町の方の記事で、「青パパイア産地化が夢」として、30アールの畑に280本を植えて生産しているというような記事が載っておりました。かなりパパイヤの生産が根づいているようで、日野高等学校も取り組んでいるというお話も聞きました。  今後についてお聞きしましたところ、乾燥粉末にするには、今、農高にある機械で行っていますが、その中の1人の生徒が、今度は、卒業して家で栽培をするとなると、その過程が家でするのはなかなか困難なので、何とかしてほしいというお話がありました。これは、農家栽培者も同じように、乾燥粉末にするのはやはりなかなか難しい、大量にするのは難しいと思うので、共同でできる場所と機械が多くなれば栽培量も多くなるし、そして6次産業化にもつながるんではないかなと考えております。この6次産業化するための、できる場所と機械を購入する、設置してほしいということ、この学生は言っておりましたけど、この学生に対する市長のお答えをと思いますけど、よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君) 青パパイヤの加工に係る支援についての御質問でございました。  6次産業化の取組については、機械施設の整備を行う場合、県等の補助事業を活用すれば経費の2分の1は支援が受けれますので、自己負担があと2分の1、どうにか確保できればということになるのかと思います。  ただ、今御紹介のあったように、卒業生だけでそういう機械の導入というか、2分の1を負担するということはなかなか難しいと思いますので、今御紹介のあったように、周辺の農家さんですね、一緒に取り組んでおられる農家の皆さん方で共同して設置する、あるいはそういった方々、大人の方々の御支援に対する融資制度とか、そういったことも利用していただいて、できる限り応援をしていきたいなと思いますので、ぜひ私どもにも御相談いただければと思いますし、また、せっかく農高時代から研究してこられた成果でございますので、しっかり応援して、新たな地元産品にもつながればなと期待しているところでございますので、ぜひとも私どもに御相談等あればと思います。以上です。 ○7番(大月悦子君) ありがとうございます。ぜひ倉吉市の新しい農業に取り組めるように支援をしてやってほしいと思いますので、よろしくお願いします。  また、今生産されている農家にとっても広げられるいい機会になると思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。  そして、同時に、東高が「雌雄を変える碧パパイヤ」と題して、農高が育てている青パパイヤの根にくぎを刺すことで、雄株が雌株になるということ、それから、実の下部、中部、上部で種の性別が変わるということを何か情報で聞いたそうです。それを探究したというのが東高の実験でございます。  というのは、雄株を作ってても実がならないので、雌株にならないといけないということで、雌株にする努力をするというのが東南アジアでもかなり進んでいるという情報を得て、実験をしてみようと考えられたそうです。でも、時間やいろんなこともありまして、くぎを刺すことと、それから種のことについては2つとも、なかなか成果は得られませんでしたが、それは性転換をするということが確認ができなかったということですが、今後の展望として、ちゃんと仮説をもう少し立てて研究を進めたいと言ってました。その研究した人は3年生なので、進学になるということです。県外の大学に進みますが、将来はいろんなことをそこから学んで、ぜひ倉吉市に帰って役に立つように頑張りたいと話して、とても頼もしいなと思いました。  その生徒がUターンして倉吉市に帰ったときに、倉吉市でも生産開発に関われるような体制ができていると、今回学んだことの意味があったと実感ができ、勇気も湧くのではないかなと思っていますので、市長として、この学生に少し勇気づけになるメッセージを発していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君) 東高の生徒さんがそういう研究を実施しておられるということも私は知らんかったもんですからあれですが、地域の高校生が連携してそういった取組が始まっているということを非常に頼もしく思ったところでございます。  これから進学されるということでございますので、またそういう分野の学部等に進学されるのかちょっと分かりませんが、引き続き研究等をされて、今入手されたいろんな成果をどんどん発展させていただいて、議員御紹介のあったように、また地元に戻って何か取り組みたいということであれば、そういった熱い思いには大いに応えてまいりたいと思いますので、しっかり大学等で学ばれて、またその成果を地元に持って帰っていただいて、地域の活性化、元気づくりに活用していただければなと思います。  大いに応援してまいりますので、また生徒さんにお伝えいただければと思います。以上です。 ○7番(大月悦子君) 時間を気にしていましたので、多分市長の言葉は届いていると思いますので、勇気づけになると思います。ありがとうございました。  次に、全国まちづくり若者サミットから得られた提言を少し述べてみたいと思います。  これは、先ほども述べたように、まちづくりの主役を学生に、子どもたちにしてほしいという意味です。  この全国まちづくり若者サミットというのはずっと行われていまして、若者をまちづくりの主役にという事例発表をしています。その中から3点、少し倉吉市の取組に参考になるのではないかなというのがありましたので、述べさせていただきたいと思っています。  長野県の高森町が、高森町わかもの☆特命係を設置して、若者目線による高森町の魅力を発信し、多くの若者に高森町に愛着を持ってもらうために、日本一のしあわせタウン総合戦略、倉吉市でいくと総合計画だと思いますけど、そういうのに揚げるU・Iターン促進や若者が活躍できるまちづくりに向けて、町政に意見、提言を行うようにしておるそうです。  それからもう一つは、福井県の鯖江市は、鯖江市民主役条例を2010年に制定しています。これは、市民主役のまちづくり、市民一人一人が主役のまちづくりとして、居場所と出番の創造として条例をつくっている。これは随分前にテレビでも放映されましたが、JK課と、Jは女性のJ、Kは高校生のKというので、JK課というそうです。そういうのがあるということです。  それから、愛知県の新城市では、新城市若者条例、新城市若者議会条例が平成27年4月1日に施行されて、若者が活躍できるまちを目標に議会を毎年やって、令和3年度は第7期の若者議会が活発に動いているとお聞きしています。  よく、若者は地域に参加しないと嘆く、先ほど教育長さんのお話にもありましたが、そういうのがよく言われたりしますが、そうではなくて、関心がないというよりも、参加の仕方が分からなかったのではないかなということもありますので、例えば参加するような機会を意識的につくるということが市にも大切ではないかなと思います。若者が関心を示したことに、私たちは若者に何々してほしいと言うのではなく、したいこと、考えてることが実現できるように、私たち行政や専門家のサポートを得る必要があると思います。  私たちは若者が将来に向かって勇気と元気が出るように、寛容的にそういうものを受け入れて、成功に導くように支援をする必要がないかなと思いますので、その件について、市長のお考えをお聞きいたします。
    ○市長(広田一恭君) 全国まちづくり若者サミットの3例を御紹介いただきました。若い方々のいろんな意見を地域のまちづくりや行政に反映するいい事例だと思います。  私も施政方針でも述べましたが、市民の皆さんとしっかり対話し、信頼関係を構築しながら行政を進めていくということを申し述べたところでございます。  午前中の御質問にもございましたが、お答えしたところでございますが、せんだって鳥取看護大学鳥取短期大学の学生さんからも意見を聞く場を設けたところでございまして、そういった若い方々の意見をすぐさま全て反映するわけにはなりませんが、できる限りそういう皆さんの意見を地域のまちづくりやそういったことに生かせるよう、私も努力をしてまいりたいと思う次第でございます。  特に、せんだって意見を聞いた学生さんたちが、SUN-IN未来ウオークでスタッフとして、意見を述べていた四、五人の学生さんがまたそういう地域のイベント等の取組に協力している姿を見せていただきました。地域の方、地域の皆さんと協力したり、またそういう地域を元気にするようなイベントに合わせて協力している姿に感動したところでございまして、先ほど御紹介のあった3か所の若者と同様、この倉吉市にもそういった元気な活気のある学生たちもいますので、そういった皆さんの意見をしっかり反映して、若い人たちが住み続けたい、またこの倉吉市に戻ってきたいというまちづくりに引き続き私も取り組んでまいりたいと思います。 ○7番(大月悦子君) ありがとうございます。  ぜひ若者たちが参加から、今度は参画をする立場になって、自分の意見が達成できるというか、皆さんと一緒にまちづくりができるようにお互いが支援をしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ○議長(福谷直美君) ここで消毒及び換気のため、5分間休憩いたします。                   午後1時49分 休憩                   午後1時54分 再開 ○議長(福谷直美君) 再開いたします。  次に、同じく会派くらよしの1番大津昌克議員に、市政に対する一般質問を許します。 ○1番(大津昌克君)(登壇)(拍手) 会派くらよしの大津昌克でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  これより市政に対する一般質問をさせていただきますが、その前に、広田市長、今年は3年ぶりに打吹まつりが開催されるということで、いろいろと条件は制限をされながらも、規模も考えながらということでありますが、やはり祭りといえばまちの華でもありますので、その祭りが成功しますよう、私もこのポロシャツを着て応援をしてまいりたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、市長の政治姿勢について幾つかお伺いさせていただきます。  初めに、自治基本条例の制定と倉吉市史の編さんについてお尋ねいたします。  これらについては、昨年度、石田市長に質問をさせていただいた際に、いずれも作成すべき時期は来ているが、自身の任期が僅かなため、次の市長にというような答弁をいただいておりました。  そこで、以前の私と石田市長の議論を踏まえて、ずばり広田市長の御所見をお伺いいたします。 ○市長(広田一恭君)(登壇) 冒頭、打吹まつりのことをおっしゃっていただきまして、何とか祭りらしい打吹まつりになるように、今、事務局にも申し上げておるところで、皆さんと久々に楽しい祭りになるように私も取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  さて、まず、自治基本条例の制定についてでございます。  自治基本条例といいますのは、自治体の自治の方針と自治体運営の基本的なルールを定める条例とされておりまして、全国で約22%、5分の1ぐらいの自治体は施行しているということでございます。自治基本条例は、平成12年の地方分権一括法による地方分権推進の流れの中で、平成10年代後半から平成20年代前半を中心に全国の自治体で制定の動きがあったものと認識しております。  地方分権改革によりまして、国による中央集権型のシステムから、国と自治体の関係が対等、協力の関係に改められ、自治体の自由度や自己決定、自己責任の度合いが高まる中で、市民がまちづくりを考える住民自治の契機となるよう条例が制定されてきたものと認識しております。  自治基本条例の内容についてでございますが、基本理念、市民等の権利・責務、議会の役割・責務、長・執行機関の責務、住民自治の仕組みですとか、自治基本条例の位置づけ等が主に規定されているところでございます。  本市においては、議員御存じのとおり、類似する条例といたしまして、倉吉市市民参画と協働のまちづくり推進条例を制定しており、内容もその目的、市民参画と協働のまちづくりの意味、基本理念、情報共有、市民意見の把握、市民間の合意形成、市民の役割、市民活動団体の役割、また、議会の役割、行政の役割、指針の策定などが規定されているところでございます。当まちづくり推進条例について定めております指針においては、ワークショップやパブリックコメントの実施方法等、市民参画の進め方や市民と行政との協働事業の進め方について定められているところでございます。  また、市民と協働したまちづくりの推進については、本市の最上位計画でもございます総合計画、第12次倉吉市総合計画で、目指すまちの姿ですとか、現状と課題、今後の取組方針などを定めているところでございます。  県内では、鳥取市や米子市等も自治基本条例を制定しており、鳥取市は平成20年3月、私ども、先ほど御紹介いたしましたまちづくり推進条例が平成18年12月でございますので、同様な時期にそういった条例を制定した経緯もあるのかなと見ているところでございます。  さて、そのまちづくり推進条例において、市民、地域自治組織、市民活動団体、行政等の役割は先ほど御紹介したとおり、整理されておりまして、現時点では、市民生活において必要な部分は網羅されているように思っております。本条例、私どものまちづくり推進条例も、また自治基本条例も理念条例でございますので、しっかり点検して、場合によっては私どものまちづくり推進条例の改正だったり、そういったことでも対応できるかなと思いますし、また、点検の上、もっとしっかり基本的な事項等がまだ不足しているよということであれば、自治基本条例を制定することもやぶさかではないと思いますので、まずは、改めて今の条例をよく点検して、判断してまいりたいと思っているところでございます。  続きまして、倉吉市史編さんについてございます。  倉吉市の変遷や行政としての取組をきちんと記録に残すべきという議員の御意見には全く賛同するものでございます。  ただ、25年という長期間の記録が必要になる現状を見ますと、実際に編さんするということになれば、かなりの時間と費用が必要だと認識するところでございます。また、編さんするに当たっては、専門の組織も当然必要だと思いますので、そういった取組体制やコスト面、そういった検討も必要かと思います。  ただ、内容について、きちんと記録に残していく、いわゆる行政の記録として通史の改訂版ということではなくて、行政のいろんな記録をきちっとまずは残していくということも一つの案として、市史の最終発行から現在までの行政の記録をまとめたものを作っていってはどうかなと思う次第でございます。  来年度、市制70周年を控えております。来年70周年を契機に、市史の最終発行から現在までの行政の記録を編さんする作業に取り組めるよう、情報収集ですとか、研究に着手してまいりたいと思います。以上です。 ○1番(大津昌克君) 市史の編さんについては、市長おっしゃるとおり、最終発刊から25年が経過しておりますから、先送りすればするほどやらなければいけないことが増えてきますので、行政の流れについて、特に合併という大きなイベントがありましたので、ぜひまとめていただきますようにお願いをしておきたい。  それから、自治基本条例については、おっしゃるとおりだと思います。今ある市民参画条例を発展させるように改正するべきなのか、あるいはどうなのかということをまず検討いただいて。といいますのも、自治公民館への加入及び参加を促進する条例というのをおつくりになられましたので、やっぱり平成18年当時と今時代もちょっと変わってきてますし、まちづくりの在り方、住民の意識も変わってきてますから、その辺を十分研究されて、改正されるなり、制定されるなりの取組をちょっと検討いただければと思います。  続いては、職員人事についてお尋ねしたいと思います。  地方自治法第161条では、市には副市長を置くとなっております。ところが、現在は副市長が空席のままでありまして、副市長といえば、市長の補佐役として極めて重要な役割があると思います。  現状として、副市長が不存在ということについて、業務に支障はありませんか。ないのであれば、副市長は置かないとする条例を制定する必要もあります。また、必要であるというのであれば、副市長にどのような役割を求められますか、お伺いいたします。 ○市長(広田一恭君) 副市長のことについて御質問をいただきました。  副市長は、ずばり必要と考えております。私1人よりは、また別ないろんな観点から行政の運営について幅広い知識の中でいろんな判断が必要だと思いますし、また、万が一いろんな災害等が発生した場合、私が県外出張だとか、不在にしているときの対応等にしても、副市長はぜひとも置こうということは考えております。  したがいまして、本来であればこの6月議会にも御提案をできればということでいろいろ、何人にもというわけではございませんが、一応その人選に努力をしてきたところでございますが、なかなか調整が十分今現在取れていないところでございまして、もう少し調整をさせていただいて、早ければ、早ければというか、次の定例会にはぜひとも提案をさせていただきたいなと思う次第でございます。  また、支障を生じてないかとか、市議会の議員の皆さんからも大丈夫か、寝とるかとか、いろいろ御心配もいただいとるところでございますが、何とかその辺も、秘書さんにいろいろ御苦労をかけているところでございますが、調整もしていただいとる中で、しっかり支障を生じないように業務をしているところでございます。  また、新任ということで、いろんなイベントですとか、各種団体の会合等にも呼ばれるわけでございますが、皆さんと直接顔を合わせていろんな意見交換なり、そういったことができることを非常に今喜んでいるところでございますので、そういった業務をこなしていき、支障が出ないようにしっかり取り組んでまいりたいと思っております。以上です。 ○1番(大津昌克君) 今議会には提案がないということを御答弁いただきましたけれども、あんまり急がれてということもどうかと思いますから、しっかりと検討されながら、適材を的確な時期に提案いただきたいと思っています。多くの市民の皆さんもそれが期待の的になっとるんじゃないかと今思っております。  そこで、ちょっと提案といいますか、地方分権改革というようなことを言われ出してからもう既に30年近くが経過しようとしているわけですけれども、近年の地方公共団体の果たす役割というのは、より複雑化、多様化の一途にあると思います。抱える課題は増すばかりではないかと思っております。  そこで、現在の副市長定数は1名と倉吉市はなっておりますけれども、例えばそれを2名とかいうふうに複数名にしたりして、それぞれの専門に的確な人材を登用するなどということも考えてみてはどうでしょうか。1人は内部の統制をしっかりやっていく、それともう1人は特別に外部に対する対応であるとか、限られた、これからの課題について対応するものなんていう形に役割を分けていく。それで、その中で、例えばその人選に当たって、民間から全国公募をするというようなこともやっておられる自治体もあるようでありまして、それなりの実績も出ているということも報告が出ているようであります。そのような考え方はいかがかというのがまず第1点。  それから、特に副市長という特別職に限らず、一般職においても、例えばデジタル監であるとか、マーケティング監であるとか、そういう専門的な仕事をしていただく、一般職であっても、これは市長の人事権で任命できますので、議会に諮る必要がありませんから、そういう方の全国公募による登用であるとか、そういうことも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  そしてまた、倉吉市のUIJターンなどの期待も含めて、学生のインターンシップというものを積極的に受け入れるというのはどうでしょうか。  伺いましたら、インターンシップというのはやっているということでしたけれども、これ、ある意味長期、2週間、3週間、あるいは半年やっているというところもあるようでして、しかも有給、給料を出して、毎日ではないにしても、週に3日ぐらい勤務いただき、行政の仕事を経験いただいて、卒業後には受験いただき、倉吉市職員を希望いただくというような形の前段のインターンシップを行っているという自治体もあるそうであります。  こういうような考え方の中で、副市長、専門監、インターンシップについて、市長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○市長(広田一恭君) 副市長の2名配置についてはどうかと、また、全国公募についてはどうかということですが、鳥取市、米子市、境港市もいずれも副市長さんは1名、鳥取市さんは副市長の定数は2名としておられるようでございますが、全国的に見ても、倉吉市と同様な人口規模では、2人配置しているという市は少ないようでございますので、2名配置については今のところ考えておりませんし、また、それなりの給料をお出しすることにもなりますので、2人分の人件費が必要ということには少し抵抗があるところでございます。  また、全国公募ということで、非常に多様な人材を確保するという面では、一つの方法だろうなと思いますが、倉吉市をよく知っておられる方だったり、また、少しいろんな考え方の下で、自分が不足しているような知識をお持ちの方を地元の方で探してみたいなということを思っておりますので、現時点では全国公募までは考えていないところでございます。  また、専門性の高い職種の人材の確保等についてでございますが、今現在、私も即応性の観点から、外部の人材を求める方法というのは極めて有効であろうと思っております。琴浦町さんがこの前、情報関係の人材を確保され、北栄町さんもでしたかね、周辺の自治体でもそういった人材を確保しておられますので、私自身も本市の職員の中でもそういう情報関係の専門の人材はやっぱり必要だろうと思いますので、専門性の高い人材の確保という面では、今現在、自治体のデジタルトランスフォーメーション、そちらの人材の確保は必要かなと考えているところでございまして、これも確保していけたらと思います。  インターンシップの実施についても一つ御提案をいただきましたので、そういった方法についても参考にさせていただいて、また検討してまいりたいと思います。以上です。 ○1番(大津昌克君) 副市長の人選についての広田市長のお考えがよく分かりました。地元をよく知った方というようなことをおっしゃいましたので、そのような方をぜひ人選していただければと思いますし、一般職の専門の人材については検討があるということでございますから、期待をしていきたいと思いますし、大学生におけるインターンシップ等も併せて御検討いただければと思います。  では、次に、都市公園の整備についてのお尋ねであります。  約20年間にわたって多目的広場として利用されてきた大御堂廃寺跡歴史公園ですが、地籍整備によって利用が制限されることになります。このことによって市民からは、立地や面積、またトイレ、駐車場といった設備と同じ条件を備えた新たな施設の必要性が求められています。  そこで提案ですが、大御堂の東側、市道を挟んだ隣地の上灘中央公園でありますが、ここは公園としては2つに分かれていると説明を受けたんですが、ここを一面の大きな多目的公園としてリニューアルしてはいかがでしょうか。かなりの面積がありますので、大御堂が使えなくなった場所の面積の代替施設としては本当に有効活用ができるんではないかと思っております。実際、大御堂ですね、かなり利用者があります。この前、グラウンドゴルフ、市長杯に出ていただいたと思いますが、約250名といった参加がある。そういう施設でありますので、ここを立地が変わらない、ちょっと移動していただくだけで2つの面が使えるような施設ということで、上灘中央公園のリニューアルを提案したいと思います。  上灘中央公園は、大御堂と違って、樹木による木陰もありますし、全面芝生化とかすれば、子どもから高齢者まで多目的に利用の価値があるんではないか。また、できます県立美術館と相乗効果も期待できるではないかと思いますが、市長の御所見をお伺いします。 ○市長(広田一恭君) 上灘中央公園の整備について御質問をいただきました。  上灘中央公園、都市公園の一つとして、ブランコですとか、ぶら下がり器具、また先ほど御紹介いただきましたように、日陰となる植栽などもあるということで、地域の触れ合い、コミュニティーの場として親しまれていると認識しているところでございます。  ただ、遊具やフェンスとか、周辺の施設についても非常に老朽化していると。樹木も大分大きくなって、維持管理等に非常に苦慮してる状態で、公園施設の在り方についてちょうど検討していたところでございまして、そういった有効利用の御提案についても検討してまいりたいと思いますが、大御堂廃寺跡歴史公園の史跡整備の代替施設としての公園整備ということまでは今のところ考えていないところでございます。  ただ、使用していないテニスコートの撤去ですとか、維持管理に支障となっている、高木の整理だとか、遊具の集約化などの検討は必要ということを考えております。  また、同じように全面の芝生化等にすれば、またとても使い勝手がよろしいかと思いますが、その整備費、また維持管理費も非常に高額となりますので、そういったまでの整備はできませんが、公園利用が支障ない多目的広場としての整備を、維持管理しやすい公園整備の在り方について検討してまいりたいと思います。  周辺の自治会や周りの方の憩いの場ということになっておりますし、活用していらっしゃる団体もございますので、そういった公園利用者の御意見もお聞かせいただきながら検討してまいりたいと思います。以上です。 ○1番(大津昌克君) 整備の規模はともかくとしても、整備の必要性というのは認識していらっしゃる。ぜひ住民の声をよくお聞きになっていただいて、整備の仕方を検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、関金温泉振興と入湯税についてのお尋ねをしたいと思います。  これから再生グリーンスコーレの運営事業者と設計事業者によるコンペが行われるということを伺っているわけですけど、私としては何度も申し上げているように、上限とはいえ、年間に3,600万円の運営費を投下して、温泉地の宿泊施設を税金で運営することの疑問が拭えないといいますか、そこまでする必要があるんだろうかということを感じているわけであります。  そこで、まず、旧グリーンスコーレが公営企業として経営されていたときの経営状況、収支はどうだったでしょうか、お尋ねをしたいと思います。特に倉吉市と合併後のグリーンスコーレは2年間で約5億円以上の赤字を出していたと記憶していますが、いかがですか。 ○市長(広田一恭君) グリーンスコーレの過去の状況ということでございますが、昭和43年から平成17年まで、国民宿舎企業団として運営され、平成17年から平成19年が市の直営、そして平成19年から平成29年が指定管理者さんでの管理運営ということで、市が直営で運営した頃の財務状況については、毎年度2,000万円を超えるような赤字が出てたところでございますし、指定管理者さんが運営していた頃は、民間事業者に譲渡いたしました直近5年間でまいりますと、最低が1,600万円でしたが、最高4,700万円程度の赤字でございました。以上です。 ○1番(大津昌克君) いずれにしても黒字にはなってなかったことのほうが多かったというのが実績だと思います。  そのことを踏まえて、今回はコンペをしていただくわけでありますし、上限が3,600万円とはいえ、それが限りなくゼロに近くなるような提案をしていただくわけですが、以前、懇談会のときに市長おっしゃったんですけども、民間業者が提示するプランによっては、やるかやらんか考えるというところをおっしゃってたんですけど、場合によっては中止の可能性というのがあると捉えていいですか。 ○市長(広田一恭君) このたびの公募型のプロポーザルのことに少し触れさせていただいたらと思いますが、今御指摘の3,600万円については、民間事業者さんからよりよいといいますか、自由度の高い提案を求めるという面で、おっしゃるとおり、私個人としての感覚でも若干高いなと、高額だなという感覚は持っておりますが、指定管理者の提案上限額を3,600万円として、今提案を募集したところでございまして、指定管理料の提案額というものは、議員御指摘のとおり、評価点に連動しておりまして、実現性、継続性、妥当性等が担保された提案額であれば、金額が低いほど高得点になるわけでございまして、指定管理料の額については、そういった他の観点での審査と併せてきっちり審査をしてまいりたいと思いますし、最終的には、1,000点満点の審査結果で600点以上を一応合格ラインとさせていただいております。当然ながら、600点に満たない場合は選定しないということになりますし、また、600点を超えてるものでもいろいろ審査の内容、審査の観点等について私自身もしっかり判断してまいりたいと思っています。 ○1番(大津昌克君) 分かりました。  8月になると、その事業者のコンペですか、プレゼンが公開であると伺っておりますので、ぜひすばらしい内容を、プレゼンを期待したいなと思ってるところであります。  それで、次に、入湯税についてお尋ねなんですけれども、この入湯税、近年の税収としては大体200万円前後の税収だったんです。ところが令和2年度からは500万円超と倍増になっておりました。しかしながら、この増加額は関金温泉の利用者が増えたのではないと、関金温泉の入湯税ではないということでありました。  その入湯税から逆算したところの関金温泉の入り込み客数というのは、年間に2万人前後を推移しておるというデータが出ております、鳥取県のデータでそういうのが出ておりますけれども。また、ある日帰り温泉施設での入湯客は年間約9万人の利用者があるというデータもあります。この入湯税というのは、日帰り温泉は課税免除となっておるようであります。単純にこの9万人に150円を掛けてみますれば、1,350万円という税収が見込めるんではないかと思うわけでありますけれども、倉吉市入湯税条例の中では、今のところ減免ということになっている。  それで、この入湯税というのは目的税として、温泉施設の整備や観光振興に要する費用に充てるとされておりまして、関金温泉の維持、活性化には必要かつ重要な財源と言えるんではないかと考えております。  この入湯税の額や課税免除の基準は市町村ごとに決めてよいことになっておるということで、県内の市町村でも様々な条件を出しているというところでありまして、中には、日帰りに対しては150円ではなく、半額にするとか、額も変えているというところもあるようであります。  こういうことから、今の条例がつくられたのは合併の平成17年でありますけれども、当時の時代背景であるとか、今後の関金振興のことも考えた上で、この入湯税条例の減免基準や額というのをちょっと見直すべきではないかと考えますが、市長はどう考えられるでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 入湯税の課税見直し等についての御質問をいただいたところでございます。  入湯税については、議員御紹介のあったとおり、目的税でございますので、観光振興を含めて、そういったところの目的にしか使えないということで、本市の税率は、標準税率であります1日1人当たり150円を適用しているところでございますが、日帰り入湯客で、浴場利用料金が1,500円以下となる者については課税免除するということで、他の市町村等でも同じような取扱いがなされているところでございます。  旧関金町との合併以前から、日帰り入湯客の利用料金自体が非常に安いというか、比較的低いこと、日帰りで利用される方が多くて、いわゆるぜいたくな温泉の入り方というよりは、地元の方々が疲労回復等を目的にした入浴行為が非常に多いこと。それから、地域住民の福祉向上を図るため近隣住民に利用させるという目的も加味すれば、税負担の公平性を欠くもんではないと私自身も思っているところで、今御紹介したとおり、宿泊を伴わず、利用料が1,500円以下で入湯する者について課税免除しているところでございます。  今後、さき方グリーンスコーレの問題についても触れていただいたところでございますが、観光客によります需要が非常に高まって、今御紹介をしましたように、地元住民よりその利用比率がどんどん高いというような実態になれば、そういった課税についても条例改正等検討してまいりたいと思いますが、現状ではそういった状況にはございませんので、今のところでは改正等は考えていないというところでございます。 ○1番(大津昌克君) 減免になるのが1,500円以下というのが倉吉市だけ。ちなみに東京都は1,200円、倉吉市より安いということは申し添えておきたいと思いますし、時期が来れば検討は必要だということだろうと思います。よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと順序が変わりましたけど、ここで地方公会計書類の公開と活用についてのお尋ねをしたいと思います。  地方公会計の整備については、総務大臣より、平成27年から29年の3年間で全ての自治体において作成し活用するよう通知があったところであります。倉吉市ではそのような財務書類は公開されていないと思います。見たことがありません。固定資産税台帳は見せていただきましたけど、ほかの公会計書類が公開されているというところは見てないです。  これらはほかの自治体の先進事例においては、予算決算や事業評価、また施設管理等、透明性の向上と説明責任の履行においてもかなり効果があるという報告があります。  現在、倉吉市における地方公会計制度の導入状況はどうなっているのか、公開状況、活用状況についてお尋ねします。 ○市長(広田一恭君) 地方公会計の整備状況について御質問をいただきました。  現在のところ、企業会計以外の予算決算において用いている資料は、現金主義、単式簿記で現金収支のみの記述でございます。  長期的な視点から、施設の更新、統廃合、長寿命化を適切にマネジメントするためには、資産と負債の状況把握が必須だと考えておりますが、今申し上げました現金主義、単式簿記ではそういった把握はちょっと不可能でございますので、発生主義、複式簿記の会計方式による地方公会計制度、先ほど御紹介もいただいた固定資産台帳等の活用がそういった効果を発揮するものと認識しているところでございます。  平成26年に取りまとめられました今後の新地方公会計の推進に関する研究会報告書では、固定資産台帳の整備と複式簿記の導入を前提とした財務書類の作成に関する統一的な基準が示されたところでございまして、本市においてもこの基準に基づき、固定資産台帳の整備を行いまして、平成29年度には一通り完成させておりますが、さき方、前段で御指摘のとおり、公開を行えていないところでございます。  理由としましては、使用していた財務会計システムや地方公会計システムが非常に古いもので、分析ですとか、活用に必要な機能が備わっていないということ、また、市民の皆様や議会の皆様に理解しやすいような形での情報ができないという判断の下に、まだ公開をしていなかったところでございます。  ただ、このたび財務会計システムと地方公会計システムを新たに導入いたしまして、現在データの蓄積と運用に向けての準備を行っているところでございます。データの入力についても、今現在、令和元年度の入力を終えたところで、比較対照する意味では複数年度ということで、今、令和2年度分を入力して、そういった比較対照の見せ方、そういったものを工夫していかなければいけないという状況でございますので、もう少しお待ちいただきまして、市民の皆様や議会の皆様に理解しやすいような形が可能になりましたら、早速にも情報を公開していきたいと思いますし、そういった資料を使って予算決算や事業評価、施設のマネジメントへの活用を進めてまいりたいと思っています。 ○1番(大津昌克君) ぜひとも早く進めていただきたいと思っております。  私も先進事例とかいろいろ研究しますのに、この事業に幾ら投下して、それがどのように使われて、何が残ったのか、人件費はどのぐらい使ったのかとか、いろんなことの資料が作成できるようになっておりまして、評価とか、それから施設管理についてはすごく扱いやすいものに変わってきますので、私も逐次提案をさせていただきたいと思いますので、いち早く導入をお願いしたいと思います。  続いて、公共施設、公有財産の管理活用についてのお伺いをします。  まず、公共施設のうち、指定管理となっている施設についてお伺いします。  指定管理の本来の目的は行財政改革であり、民間のノウハウによる増収益や管理費の軽減、またサービスの向上にあると思います。しかしながら、近年、この指定管理料が増加傾向にあるようです。
     そこで、この指定管理、特に利用料という受益者負担による運営を主体とする施設の管理費は、市が直営するよりどの程度の効果が出ているのか、できたら具体的な数字を示しての御説明をお願いします。 ○市長(広田一恭君) 公共施設の指定管理の実態といったところへの御質問でございました。  直営施設を指定管理施設に変更する場合、特に人件費に係る削減効果が期待されるところでございますが、湯命館ですとか、湯楽里、また道の駅「犬挟」は、管理委託制度から指定管理制度へ移行させた施設でもございます。また、エキパル倉吉などは開設当初から指定管理制度でスタートした施設でもございまして、今御質問の具体的な削減効果を数字でお示しすることというのは非常に難しいということです。以上です。 ○1番(大津昌克君) 具体的数字の説明は難しいということでしたが、では、一応民間に指定管理をしたことによって、それなりのアウトソーシングによる効果は出ているということでよろしいですか。 ○市長(広田一恭君) 私もある程度何か計算ができる方法はないかなということで、事務方に資料も作成してもらったところですが、ちょっと正確性に欠ける面もあるかと思いますが、人件費だけで見ると、一部削減効果が出ているところもございますが、1,000万円以上増額になっているというところでございますが、ただ、指定管理でもって一応人件費の削減をある程度期待するとさき方答弁したところでございますが、最近の状況でいきますと、人件費の削減ということは、直営でやっても民間が実施しても基本的にさほど変わらない格好になってきておるんじゃないかなと。  ただ、保育園とかの指定管理制度の利用者のアンケート結果等を見ますと、サービスに対する感触がとっても高いといいますか、満足度が非常に高いところにございますので、今後は、なかなか人件費で差がつかない部分、利用者の増だとか、また利用者の満足度、そういったものを一つの指標として指定管理制度とかを評価していく必要があるかなと思っているところでございます。 ○1番(大津昌克君) なかなかその評価は難しいということでありますけれども、だから複式簿記による公会計システムが必要になってくるということになるわけでありますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、倉吉の駅北や旧上灘保育園、また旧倉吉西保育園などの遊休財産の活用について、どう考えておられるのかお伺いします。  住宅地や商業地域のど真ん中に、先ほど申した市が保有する空き地や空き家が長年にわたって放置されております。これはとてもまちが元気な姿とは言い難いと思います。  活気あふれる元気な倉吉を目指される広田市長の御所見を伺います。 ○市長(広田一恭君) 駅北12街区等の状況等について今御質問をいただきました。  私も駅北のほうに住んでいるもんでございますので、駅北12街区の利用というのは、駅の玄関口でもございますので、非常に重要だと考えております。何とかすばらしい利用ができればなと思っているところでございますが、これまで現地に利用者募集の看板を立て、住宅の整備など、15件程度の相談も受けているところでございますが、なかなか進展もないところでございます。また、駅周辺ということで、レストランやカフェの誘致、そういった事業者11件ぐらいにも打診をしたことがあるようですが、なかなか成果が出ていない状況でございます。現状では、周辺の都市整備も進んできておりますので、何とかすばらしい利用ができればなと、私ども、私もしっかり取り組んでまいりたいと思っております。  また、旧上灘保育園についてでございますが、施設の経年劣化も著しく、中部地震によって施設内外にひびが入るなど、非常にダメージを受けている施設でございますので、施設の再利用は今現在は考えていないところでございます。今後売却する方向で検討していきたいなと思っています。  また、旧倉吉西保育園についてですが、建物は老朽化しており、利用目的に応じては、大規模な改修も必要だと考えているところでございますが、児童福祉施設として利活用したいという要望もございます。相談を受けているところでございますので、条件等を整理して検討を進めて、ぜひとも利用していただくような方向に持っていけたらと思ってるところでございます。以上です。 ○1番(大津昌克君) いずれにしましても市民の大事な財産でございますので、眠らせておくことなく、有効に活用していただくということでお願いしておきたいと思います。  では、次に、教育振興についてお尋ねしてまいりたいと思います。  まず、教育行政の情報発信と広聴活動についてお尋ねいたします。  この情報発信と広聴活動の充実は、第12次総合計画の行政経営の方針に掲げられており、教育行政としても当然取り組んでおられるものと思います。  常に議会でも議論されていますが、行政情報は、必要とする人に早く、的確に届けなければいけません。しかしながら、以前から指摘していますが、教育委員会はホームページ上での情報更新が遅いと感じております。例えば高校生通学費助成ですけれども、あれほど全国放送されるほど有名になった話題になったわけでありますが、今年度から補助対象が変更されて対象者が増加したわけですけれども、ホームページの更新は、今年度の5月18日、この日に初めて更新されておりまして、それまでの間は、補助対象者を中部地区の高校に通うことを条件としたという古い情報のままが掲載されておりました。また、いつの頃からか、教育委員会会議の日程は市政情報の業務予定に掲載されなくなりました。  このような情報発信の在り方について、教育委員会の認識をまずお伺いいたします。  それと、教育委員会の広聴活動の現状についてお尋ねしておきたいと思います。  教育委員会は、教育行政に対する市民の声をどのような方法で広聴しておられますか、お尋ねします。  そして、3つ目に、それらの現状を踏まえて、今後の情報発信と広聴活動をどのように考えておられますか、伺います。 ○教育長(小椋博幸君) 大津議員の御質問にお答えいたします。  情報発信と広聴活動のことについてでございます。  まず、ホームページ上での情報更新が遅いという御指摘でございます。  更新が遅くなったことについては本当に反省すべきところは反省して、今後これらの情報更新を速やかに掲載し、市民の皆様にお伝えできるように努力してまいりたいと思います。  例として挙げられました高校生通学費助成の情報発信については、第1段階として、令和3年度末に当時の中学校3年生にチラシで配布ということは行いました。あわせて、今年度になってからですが、県内の高校等に再度チラシを配って周知を依頼したところでございます。  それから、教育委員会定例会の次回の開催予定についてのことでございますが、ホームページの倉吉の教育というページのところに次回の倉吉市教育委員会定例会の開催日程を掲載しております。あわせて、市役所本庁舎前の掲示板にも掲示しております。  ただ、御指摘がありましたように、業務予定に載せた方がより多くの方に分かっていただけますし、周知はできると思いますので、業務予定にも今後掲載するようにしていきたいと思っています。  次に、広聴活動についてのお尋ねでございます。  一般的に、広聴活動には、計画制定時に広く公に意見、情報、改正案などを求めるパブリックコメントというものがございますが、教育委員会では、これ以外にも、学校への訪問でありますとか、あるいはコミュニティセンターへの訪問、小・中学校PTA連合会との懇談、そういうものを通して市民の声を直接聞き、情報収集は行ってきております。また、各課が所管しております審議会ですとか、協議会への諮問や協議を行っており、そこでいただいた御意見や指摘については、教育委員会定例会の報告ということで、市民の声として報告をさせていただいております。  今後についてですけれども、先ほど申しましたような様々なところからいただいた御意見、あるいは情報については、教育委員会定例会で報告、協議がなされ、教育行政にも反映するように努めているところでございます。  ここ数年で私が一番覚えておりますのは、社会教育委員協議会の中で、図書館の駐車場をもうちょっと何とか広くしてもらうことはできないかという御意見をいただいて、今回リス舎周辺の整備のことと関連して、駐車場を広げていただくようなことに進んでいるということが一番印象に残っております。  引き続き学校、コミュニティセンターへの計画訪問やPTA連合会との懇談、審議会、協議会への諮問や協議を行って、広聴活動には努めてまいります。  情報発信については、現在行っている市報、あるいはホームページ以外にも、SNS、これを活用するということももう今の時代は必要だと思いますので、このSNSの活用ということにも努力してまいりたいと思っています。  それと、訪問での情報収集は次回の定例会で委員が感じられたことを意見として協議し、今後の教育行政につなげていけるか関係各課を交えて検討を進めてるという状況でございまして、教育委員会定例会では、議事録を多分御覧になっていただいてると思いますが、かなり自由に御意見をいただいておりますので、私としましても本当にいい話合いといいますか、御意見がいただけてるなということは実感してるところでございます。努力してまいります。 ○1番(大津昌克君) いろいろと活動しておられるんだと思うんですが、いずれにしてもその情報発信が遅いのと少ない、ここであります。いろんな活動をされても、市民からこういう意見をいただきましたということをやっぱり今ICTの社会で、小・中学校はみんなタブレットを持ってるわけですから、情報はタイムリーに上げていただくということが大事だと思います。  教育委員会会議も僕は会議録はずっと見てます。やっぱりこれも出てくるのが遅いです。次回の教育委員会会議の日程というのも実は2か月前に決まってるというのも知っています。だけど、公開ね、業務予定に公開されてないので、カレンダーを見ても出てないということになりますので、一々そこまで見に行くかといったら、なかなか見に行かないところもありますので、工夫をお願いしたいと思います。  今SNSの活用もおっしゃっていただきましたので、情報の差し支えない範囲で、教育行政がやっている活動内容なども本当にタイムリーに上げていただければいいなと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、総合教育会議についてお尋ねしたいと思います。  6月3日に今年度第1回目の総合教育会議が開催されたようですが、協議、調整内容について、どのようなことが議論されたのか、まずお聞かせいただきたいと思います。  そして、市長にお伺いしたいと思いますが、教育委員会は独立した行政委員会でありまして、市長の関与が極めて制限をされるということにはなっておることでありますけれども、これは私の私的な考えでもありますけど、とはいえ、やっぱり倉吉市のことでありますので、市長にも教育行政は大事に見ていただかなければいけません。  私は、教育とは、まちづくりにおいても最重要かつ最優先すべきものだと思っておりまして、就任後、何かと御多忙であったと思うんですけれども、その大事な教育に対して、自分の権限外とはいえ、倉吉市の教育の現状と課題をいち早く確認するという意味も込めて、もう少し早い時期、例年は5月に行っておるわけでありますけれども、総合教育会議、開くことはできなかったのか、そういう考えはなかったのか、また、教育委員会としてもそういうことを市長に要請されなかったんだろうかということをお尋ねいたします。 ○教育長(小椋博幸君) 続いて、総合教育会議のことについてのお尋ねでございます。  改めてですけれども、総合教育会議は、市長と教育委員会との自由な意見交換の場として、年2回開催しております。今年度第1回目の総合教育会議は、今御説明がありましたように、6月3日に開催しました。  1回目の会議は、過去の総合教育会議の振り返りとして、いじめ、あるいは問題行動、ICT教育など、毎回議題として上がってくる項目について報告、意見交換を行い、令和3年度の倉吉市教育の重点施策の実績と評価の報告を行いました。これは、広田市長に新しくなられたということがあって、過去数年間の議題をお示ししたほうがいいという判断でございます。  それから、大綱についてですけれども、大綱についても、市長がお替わりになられたことがありますので、どうでしょうかということをまずお示しして、今後必要に応じて変更していくということにさせていただきました。  協議の内容については、高校選択に係る中学生の実態でありますとか、大御堂廃寺跡の整備の計画、博物館の整備の計画、そして令和4年度の倉吉市教育委員会の重点施策などについても意見交換、協議を行ったところでございます。 ○市長(広田一恭君) 総合教育会議についての市長としての考えについてでございました。  例年5月ということで、6月3日がちょっと遅かったじゃないかという御指摘でございました。  教育委員会のいろんな情報なり、必要な協議とかについても各課からいろいろ逐次報告も入ってまいりますし、迅速に協議を行っていたところで、緊急を要する場合についても、教育長と早速にも協議をして進めてきたところでございまして、支障の生ずるような事態はなかったように思っているところでございます。  総合教育会議というのも私は初めての経験でございまして、意見を交わすテーマですとか、その準備にも事務方は少し苦労をされたと思いますし、さき方、教育長の答弁にもございましたが、私が初めてということで、過去の協議事項についても取りまとめていただいた経緯もありまして、そういった状況からすれば、6月当初が大変遅いということではなかったかなと思っているところでございます。  ただ、総合教育会議、私初めて経験いたしましたが、双方、教育委員さんと忌憚のない意見交換をさせていただく場ということでございましたが、教育委員さんの人選がすばらしいなと思ったところでございます。過去のいじめの不登校の問題ですとか、さき方、協議事項の一つとして紹介のありました高校選択に係る実態など、いろんな今の市内の教育問題について、教育委員さんと忌憚のない意見交換ができて、非常に有意義な会議であったなと認識しております。教育委員さんの活発な御意見等が、私どももこれからいろんな教育行政等を進めていく中で、教育長と一緒になって取り組んでいく課題等も明確に見えてきたところでございまして、非常に有意義な会議であったということを報告させていただきたいと思います。 ○1番(大津昌克君) いろいろと就任されてお忙しかったのもあると思いますし、何と、教育長、5月は学校現場で新型コロナウイルスがかなり出ましたね。臨時休校とか、たくさんあった時期でもあったと思います。そういうこともあって、いろんなことの課題解決にもできるだけ市長との協議といいますか、情報交換というのは、持っておられるとは思うんだけども、教育委員さんとという機会はなかなかないと思いますので、年に2回の総合教育会議と言われてますけれども、必要であれば数回開いていただくということで、倉吉市の教育をしっかりと支えていただきたいと思います。  特に市長は、教育行政、予算権も持っておりませんので、教育はすごくボリュームのある予算なんですよ、物すごく。ですから、そういう点の配慮もしっかりと教育長と情報共有をされて、教育に対する予算措置もお願いをしておきたいと思います。  最後に、教育委員会の機能強化についてお尋ねします。  平成27年から新教育委員会体制ということで、教育委員会が変わってきたわけでありますが、教育委員会の教育長へのチェック機能の強化、会議の透明性というのが新たに求められているんだと文科省の資料では書かれておりました。  旧制度から新制度に移って何か変わった点、こういうことがよくなったとか、こういうところはちょっとというようなところがあれば教えていただきたいと思います。  それから、先ほどの情報公開のときの質問でもさせていただいたんだけども、教育委員会の情報提供が少し遅いことについて、教育委員会の委員さんからそういう指摘はないんだろうかと思ってるんですね。だから、その点も含めて、情報公開や広聴活動の点でも、教育委員さんの教育長、それから教育委員会事務局に対する監視機能をもう少し強化されたほうがいいんじゃないかとも感じておるわけでありますが、いかがでしょうか。  それから、教育行政の点検及び評価に当たって、その点検及び評価公表の流れとして、2月に各課で自己評価を行って、それを3月に各課の担当審議会に提出し、外部評価を最終評価とするということになっているんですけども、その流れについて、いつどこの審議会で外部評価が行われたのかということをお尋ねしておきたいと思います。 ○教育長(小椋博幸君) 続いての御質問でございます。  まず教育委員会の機能強化についてのお尋ねでございます。  新制度に変わりましたのは、御説明のありましたとおり、法改正によりまして、教育委員の教育長へのチェック機能の強化と会議の透明化としての具体的な内容というものが示されております。1つは、教育委員は定数の3分の1以上からの会議の招集の請求が行えることです。それから、教育長に対する事務委任及び教育長の専決に関する規則で、教育長が委任された事務の管理、執行状況を教育委員会で報告する義務が規定されております。毎回教育委員会定例会で報告しております。3つ目に、会議の透明化のため、原則、会議の議事録の作成及び公表ということが示されております。  御指摘のありましたとおり、議事録が遅いとかホームページの更新が遅いということは大変申し訳ないと思っておりますが、何とかそこは努力してまいりたいと思います。  あわせて、教育委員の皆さんからホームページの更新についての指摘がないかということですが、実は御指摘をいただいております。もうちょっと早く、もうちょっと詳しくということはいただいておりますので、その手続が進められるように努力してまいりたいと思っております。  次に、教育行政の点検及び評価のことでございます。  これも教育委員会制度が新しくなったときに実施するように定められたもので、この教育行政の点検及び評価については、実は外部評価については明確に法に規定されているものではありません。ただ、地域の実情に応じて、教育委員会の創意工夫により、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るとされておりまして、本市の場合には、各課が所管します、先ほど申し上げました審議会、あるいは協議会の委員の皆様に教育委員会の自己評価の案をお届けして、御覧いただいて意見をいただくという手順で最終的な点検、評価をまとめるということを行っています。  先ほど申し上げました外部評価に当たる主なものとしましては、いずれも年度末、3月に開催されている会議ですけれども、スポーツ推進審議会、これは社会教育課が所管しております。それから同じく、社会教育委員協議会、あるいは倉吉博物館協議会、学校で行っております学校評価アンケートなどで最終的にこの項目についてはAであるとか、Bであるとか、Cであるとか、そういうふうに固めて、それを総合教育会議でもやはり市長に御説明しておく必要があると思いましたし、その後、議員の皆様にも報告する、これは法で定められておりますので、今後そのようにさせていただく予定にしております。 ○1番(大津昌克君) まず、教育委員さんからホームページの更新も遅いよというチェックが、声があるということであれば、やはり教育委員会事務局にはしっかりと改善を求めておきたいと思います。  それと、外部評価の審議会のことについては、今回は多分、新型コロナウイルスとかで文書でやったという例もあると思うんだけど、どんな声があったかというのを、もし差し支えなければ、そういうところの情報公開も外部の民間審議会の方はこんな意見があったよということが分かるので、それも併せてお願いできたらと思います。  私は、教育委員会の活性化に大いに期待をしているわけであります。それは取りも直さず、倉吉教育が活性化するということにおいて、倉吉市の子どもたちの将来が明るいものとなってくるということを感じるからであります。それと、倉吉市が掲げている教育目標によって、この倉吉市に生まれてよかった、倉吉市に住んでよかった、倉吉市で教育を受けてよかった、保護者としても、倉吉市で子育てをしてよかったと思えるようなまちづくりの一つになるんじゃないかと思っていますので、特に教育ということについて私は思いを深く感じておるわけであります。  今後、より多くの市民の声に耳を傾けながら、常にブラッシュアップしていただいて、公開できる情報はタイムリーに情報をアップしていただき、市民により分かりやすい説明をお願いするとともに、教育委員会のさらなる機能強化を求めて、私の質問を終わりたいと思います。  最後に、御所感を聞いて終わります。 ○教育長(小椋博幸君) まず、外部からいただいた意見の公開については、ちょっとこの場ではどうさせていただくとお返事がしにくいので、考えたいと思います。どこまでできるかということをきちっと精査したいと思います。  それから、今後の教育委員会の活性化、あるいは機能強化のことについてでございますが、教育委員会の機能強化には、住民の意向や教育現場の把握、教育委員の研修、教育委員会からの市民への広報や情報公開は不可欠であると考えております。引き続き多くの市民の皆様の意見を取り入れながら、場面に応じた広聴活動及び市民に分かりやすくかつ速やかな情報発信を努力してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(福谷直美君) 暫時休憩いたします。                   午後3時06分 休憩                   午後3時14分 再開 ○議長(福谷直美君) 再開いたします。  続いて、会派こころの4番田村閑美議員に、市政に対する一般質問を許します。 ○4番(田村閑美君)(登壇)(拍手) 4番、会派こころ、田村閑美です。  一人会派ですが、本日は、会派くらよしさんの後にさせていただくことになりました。本日最後です。皆さん、お疲れと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。  先ほど大津議員さんも言われておりましたが、私も打吹まつりの開催をとってもうれしく思っています。長年にわたり打吹まつり実行委員も務めさせていただいておりましたが、議員になってしっかり応援したいと思っております。頑張りましょう。よろしくお願いします。  そして、折しも6月は環境月間です。地球に優しく配慮してこれなかった人間の行いをしっかりと手当てしなければならない時期に来てるかと、昨今の気象状況を踏まえ、痛感しています。  まず、最初に、中間見直しされました第2次倉吉市環境基本計画についてお伺いいたします。  倉吉市地球温暖化対策実行計画についてですが、2050年までに二酸化炭素、いわゆるCO2の排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティの実現を目指し、倉吉市と中部森林組合、そして鳥取銀行による三者連携協定が5月の末に締結されました。  昨日も市長の施政方針でお話をされましたが、広田新市長の思いを早々に着手いただき、ありがたい限りです。  市としては、J-クレジット制度の普及活動を進めるとのことでした。すぐにJA鳥取中央さんがクレジット購入をされました。このように、皆さんがどんどん賛同されますとよいですが、ゼロカーボンシティ宣言に基づき、2050年までに市内の二酸化炭素排出量は実質ゼロになるのでしょうか。身近なところから取り組んでと、市報6月号にも、くらすけくんを使って見やすく掲載されていました。こちらです。こちらの裏表紙に絵コンテですごく分かりやすく書いてはあったんですが、それでも私の女友達がどこまですればよいか分からんにと言ってました。  それがどのように数値化されるのか、そしてどこまで努力すると達成できるのか、その実現のために市民としてできる具体的取り組み方と実行計画を教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。 ○市長(広田一恭君)(登壇) 打吹まつりのことについても触れていただきました。しっかり盛り上げていけたらと思います。  ゼロカーボンシティ実現に向けた取組と実行計画についてということで、市民の皆さんができること、私たちができることについてということの質問でございました。  市民の取組といたしましては、昨日の議会開会にもクールビズの取扱い等について議長から御提案があったところでございますし、クールシェアということで、それぞれの家庭でエアコンをつけるのではなくて、涼しい場所にみんなが集まって、家庭や地域で楽しみながらエアコンの節電につなげるようなことも非常にすばらしい取組ではないかなと思います。  我々が個々にできることとしまして、クールチョイスという考え方がございます。省電力型の電化製品を選ぶ、例えば冷蔵庫でも星マークが5つぐらいついている、値段は若干高めでございますが、電気使用量は非常に少ないということで、そういった省電力型の電化製品を選ぶ、または、照明は、ここは分かりませんけど、LEDに替えるというようなことも非常に消費電力を下げる取組だと思います。また、ここ鳥取県、倉吉市というか、なかなか公共交通機関がないところでは車の活用が非常に、皆さん多いわけでございますが、エコドライブに心がける、いわゆる急発進や急加速等を少なくして、環境に優しい運転に努めていただくということも非常に有効だと思う次第でございます。  また、そうはいっても私も公用車で行き来させていただいておりますが、公共交通機関の利用等も非常に二酸化炭素を減らすことができますし、今エコカーの補助制度もございますし、電気自動車やハイブリッド型の自動車を選ぶということも二酸化炭素を減らすことができる取組だと思っております。  また、5月補正でお認めいただいた住宅リフォームの事業についても非常に環境に優しい事業につながるものだと思います。断熱工事ですとか、窓のペアガラス化だとか、そういった環境に優しいリフォーム等も非常に二酸化炭素を減らす効果が高い取組でございますので、そういった市民の皆様が身近にできる環境の取組を大いにPRして、二酸化炭素の削減につなげていきたいと思いますし、皆さん方も周りの市民の皆様方に御周知、御協力いただければと思う次第でございます。 ○4番(田村閑美君) 答弁いただきました。  市長、身近なところからゼロカーボンに向けて取り組んでみようというような、少し市報にも書いてあるんですが、いろいろ試してやるけど、それを目に見える化というか、数値化というか、そういうことがないと、どこまで頑張ればいいの、どこまで達成したらいいの、2050年までにゼロカーボンにするという宣言ですから、そういうふうに目的に向かって進んでいくということは分かるのですが、それがどの辺まで来ているのかということが市民に分かると、もっともっと励みになって、もっともっと節約しようとか、今日は歩いてみようとか、そんな気持ちになるんじゃないかなと思うんです。その宣言をする部分の具体化として、市民が目に見えて、ああ、ここまで私たち、頑張ってるんだというのを表すような施策というか、何かつくっていただくことは無理でしょうか、どうでしょうか、お願いします。 ○市長(広田一恭君) 見える化といいますか、数値化ができないかという御質問でございますが、なかなか数値化するというのが非常に難しい格好で、例えば、自治体としましては、倉吉市がそうしているのかちょっと不勉強であれですが、年間に排出しているCO2の量が、例えば公用車の使用量だとか電気の使用量だとか、そういうことで年間の使用量を比較をしつつ、そういう環境の取組がどのように進んでいるかというようなことはお示しできるのではないかなという気はします。  また、さき方、御紹介のございましたJ-クレジットの関係でも、いわゆる木材1本がCO20.1キロぐらいになるとか、CO2の量に換算したときに、どのくらいの割合になるのかなというような情報提供も、一つの目安として考えていきたいなと思います。
    ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。それが本当に少しでも見える化になると、倉吉市民として頑張ってるなと、自分を褒めたいなというぐらいな気持ちになりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。  本市も本当にしっかり取り組んでいただけることに対し、計画だけではなく、実績が積み重なっていくよう、市民を挙げての努力が必要だと本当に痛感しております。このような意義を持って進めていく中で、環境基本計画に5つの基本目標が掲げられ、SDGsと関連づけられています。  こちらのパネルになります。皆様のお手元にも配付していると思いますが、こちらの資料になります。こちらの倉吉市地球温暖化対策実行計画と、こちら2か所ですね、2か所下に明記されていますが、これが先ほどのゼロカーボンシティ宣言のことでしょうか。この5つ全てがゼロカーボンにつながってると思うので、ちょっとよく私、分かりませんが、この取組を日々の生活の中で目にすることもふだんないです。どこで活用するためにつくられたSDGsなのか、具体的に市民とか事業者は、こちらを見た人、これから見るであろう事業者はどのように取り組んでいけばいいのでしょうか、教えてください。 ○市長(広田一恭君) 本日配付いただいた環境基本計画の基本目標とSDGsの関連づけということで、それぞれ基本目標の1番から5番までが、17の持続可能な目標のどれに該当しとるのかということを分類分けしていただいた資料かなと思う次第でございます。  地球にやさしいまちを実現しましょうという基本目標の1については、低炭素のまちづくりの推進なり、エネルギー消費量の削減ということで、地球温暖化対策実行計画がそのものずばりですよということをお示ししているんだと思いますが、1から17のそれぞれのこの表示について、市民の皆様もなかなかまだ十分な理解ができてないところだと思いますので、皆さんへの周知という面では、やっぱりまだ文字できちっとそれを書いていかんといけんのかなと思います。  ただ、例えば本市の第12次総合計画についても、各計画は全て17の目標のどの項目に該当しているのかということを一応表示してありますので、市民の皆さん方には、そういう取組内容が17の目標のどれに該当するのかというようなことを知るきっかけとしていただくような資料に市の各計画等もしているところでございますので、またそういったことも参考にしていただきながら、このSDGsの17の目標の周知なりを図っていけたらなと思います。 ○4番(田村閑美君) 答弁ありがとうございます。この基本目標がSDGsと関連づけられていることをありがたいと感じています。でも、それに対して、市民には周知できていないのが現状ですが、私もこの第2次倉吉市環境基本計画中間見直し版を勉強するまで知りませんでした。書類の中でしか存在しないので知る由もありませんが、こちらの1番ですね、「地球にやさしいまちを現実する」という部分の中に、詳しく見てみますと、ゴーヤ、アサガオを育ててグリーンカーテンを作りましょうという具体的に提案をいただいている内容もありました。本気で市民に取組を勧めたいと思っていらっしゃるなら、種の配布などをしてSDGsを伝え、自らの動きの必要性を分かってもらおうとするアクションが大切だと感じますが、市長はいかがお考えでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 省エネルギー、クールビズ等の実践についての、今、一つの具体的な取組として、そういう緑のカーテンを御紹介いただいたところでございますが、先ほど御紹介申し上げました、地球温暖化防止に向けての市民の取組ですね、ああいった家庭でできることや具体的にできることというのは、さき方、御答弁申し上げたように、例示をして、皆さんが地球温暖化防止に向けて取り組むことが、例えば、市の定めた環境基本計画のどれに当たっているのかということを関連づけるような具体的な取組等についても、周知を図るように務めてまいりたいと思います。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。本当に大変な作業だと思いますが、今後の具体的取組について、もう一歩深く伺おうと思っていますが、このSDGsは環境課だけでなく、人権政策課もSDGsに関連した目標をつくられています。福祉課、教育委員会もワークショップイベントなども開催されています。  皆様にもお配りしていますが、先ほどから市長も言われてます17の目標を上げて解決するためには、この17も全部網羅しようと思うと大変だと思います。すみません、皆さんのお手元にあるこの13番目が、気候変動の気候がちょっと字が違うようですが、申し訳ございません、引っ張ってきた資料がちょっと違ってましたが、これを全部解決するためには行政や企業の取組全てにおいて関わりがありますが、本当にこれを網羅するのは難しく、とても大変なことです。でも、そもそもが、さきに触れました環境基本計画や男女共同参画などのSDGsを一つ一つ具体化するのは大きな目標をつくって進むべき道に対しての小道ではないでしょうか。  2015年に国連で採択され、2030年をゴールに持続可能な社会のため、誰一人取り残さないと設定されてるSDGsです。2030年ゴールは通過点にすぎず、その先も目標にするのは、地域で暮らす人たちの幸せ度を向上させることですが、2016年から6年も経過し、2030年までには8年しかございません。本市もSDGs推進本部はあるようですし、前回も福井康夫議員も一般質問でSDGsに触れられています。達成に向けて優れた事業に取り組むSDGs未来都市の一つに鳥取県も最近選ばれております。県内では智頭町、日南町、鳥取市も選ばれています。未来都市に選ばれることが必要と言っているわけではなく、SDGsへの取組は、本市民にとっても幸せになるための大切な取組です。ぜひ目指すところを絞って指針を示してほしいと願います。昨日発表されました市長の施政方針を基に組み立てられたらよいのではとも思いますが、いかがでしょうか。 ○市長(広田一恭君) SDGs未来都市の選定まではいかなくても、そういった取組をということだったと思います。  さき方、申し上げましたとおり、市の基本方針といいますか、総合計画の中にも、みんなSDGsの17の目標をそれぞれ当てて、今、市が一丸となって取り組む総合計画の中でも、SDGsを非常に意識した中で取り組むことにしておりますので、12次総を推進していくこと自体がイコールSDGsの17の目標を進めていることにつながっているんではないかなと思っている次第でございます。  私を本部長として、倉吉市SDGs推進本部というものを昨年9月に立ち上げて、そういったワーキンググループで具体的な取組の検討を行っているところでございますので、そういった取組を一層推進して、鳥取市さんとか鳥取県が未来都市として取り組んでおられることも含めて、私どももその未来都市には選定はされていないものの、SDGs17の目標を意識した環境への取組、またいろんな人権施策、17の開発目標を推進してまいりたいと思います。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。その12次総を取り組みながらつくっていくという、本当に大変なことだと思いますし、でもそれは内向きというか、役所内では分かり合ってるけど、市民に対しては伝わりにくいのではないかなと、とても不安に感じています。  皆さん、本当に役所の方々は努力されて、きっちりそういうことをSDGsにも関連づけながら進めているんだとは思っていますが、それが市民に伝わっていないのは市民にとってちょっと不幸なことだなと感じていますので、それをできるだけもっと簡素化して、見やすく、分かりやすく、伝えやすくしていただけないかなと、とても強く思っている次第でございます。市民が本当に幸せになるための地図のようなものだと思っています。  もう少しだけ具体的に話をさせていただきますが、昨年、倉吉市で行われた日本女性会議プレイベントでは、高校生がSDGsを考えるイベントを行われました。本当にとてもすばらしいことです。ですが、参加された総産の2年の中川さんは、SDGsと言うだけではなく、具体的な取組をしっかりやらなければいけないというコメントもされてるようです。イベントで終わるのではなく、継続して進めることが大切だと感じています。  本市でもランドセルのリユースはされていますが、声を大にして、なぜ必要なのかを伝えながら進めてほしい事業です。  あるまちでは、地元スーパーで残った弁当を半額提供で、夕方、保育園に迎えに来た父兄に注文購入してもらう取組をしていました。夕方になると残った弁当を父兄さんにメールで、今日はこの弁当が残ってますよ、半額で提供しますよという案内をして、それをその父兄さんが、ああ、今日はちょっと疲れたから弁当頼みたいよとして注文すると、その保育園にその弁当が届けられ、父兄の方は、今日は2つとか、僕んところは1つとかということで注文して持って帰られるということのようです。それによって食品ロスを減らすという具体例が出ております。仕事で疲れた父兄に、たまのゆとりを生むことにもつながりました。そしてまた、それに賛同した地元のパン屋さんも、残ったパンの半額提供をするという、どちらにとっても幸せになれる取組をしています。  私が期待するのは、大いにそういうことであって、具体的にどういう動きをしていくかということをすごく大事にしてますし、そうやってほしいなと思っております。幸せになるためには何が必要かを明確に、たくさんアクションを起こす本市であってほしいと本当に希望します。中でも、これから再生、復元に着手していきますグリーンスコーレせきがね、大御堂廃寺跡、そしてリス舎周辺事業に対しても、しっかりSDGsを取り入れていただきたいと願っています。  また、広田市長が望む観光振興を進めるべく、おもてなし環境を整えることにもつなげていただき、今ある縦割り行政のSDGsは市民に対して機能していないので、総合的な倉吉SDGsをつくっていただき、市民にとって分かりやすく、そして、それを見た市外、県外者が移住したくなるような、幸せの循環が見える地図を早急に着手していただきたいと強く願います。活気あふれる元気な倉吉の公約実現に向けて、広田新市長のまちづくりスタートです。どうぞよろしくお願いします。いかがでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 前段で御提案のありました弁当とか食べ残しの関係なり、ちまたでもいろんなそういう環境に優しい取組が進められていると認識しておりまして、また、コンビニとかでもそういった取組がされておりますし、地元のスーパーでも3割引きとかいうことで、売れ残りというか、そういったものがないような取組は実施されていると認識しておりますので、そういった取組がいろんな分野でも広がっていくように、周知なり広報に努めてまいりたいと思います。  また、御提案のあったグリーンスコーレですとか大御堂廃寺跡、またリス舎周辺事業、リス舎の周辺事業については、まだ具体的に取組が明確にはなっていないところでございますが、グリーンスコーレにつきましても、SDGsの目標を当てはめてみれば、例えば8番の働きがいも経済成長もということで、ターゲットですが、2030年までに雇用創出、地方の文化振興、産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための施策を立案し、実施するものということで、グリーンスコーレの事業自体もSDGsの8番目の目標にきっちり合致しているものだと思いますし、私の目指しました観光振興も、そういったことで具体的にグリーンスコーレがしっかり再生できれば、そういった取組につながるものと考えております。  また、大御堂廃寺跡につきましても、例えば11番の住み続けられるまちづくりをというもので、世界の文化遺産及び自然遺産の保護、保全の努力を強化するというSDGsの目標には合致してくるものと考えております。  そういった意識をして、各事業がSDGsの目標にも合致するということを確認しながら、いろんな各種施策を展開していければなと思う次第でございます。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。ぜひグリーンスコーレにおいても大御堂、リス舎跡についても、これから新たにつくっていくものですが、ぜひそれを、内々で分かってるのじゃなくて、市民が見て一目で分かる。例えば、バロメーターでもいいですし、数字でもいいですし、標識でも何でもいいかなとは今思っていますが、市民が見て、ああ、こういうふうにリサイクルされてるんだとか、こういうふうに循環されてるんだとかという部分を取り入れていただければと思います。そこは本当に具体的に目に見える化にしていただきたいと願っておりますが、よろしくお願いします。  続きまして、女性活躍についてお伺いしたいと思います。  6月は環境月間ですと述べましたが、6月は倉吉市男女共同参画推進月間でもあります。皆様、御存じでしたでしょうか。第6次くらよし男女共同参画プランもしっかりした内容で1年前につくられていますが、そもそも女性活躍はなぜ必要と思われてますか、教えてください。 ○市長(広田一恭君) 女性活躍の必要性についての御質問でございます。  21世紀の成熟社会にふさわしい活力ある社会をつくっていくためには、多様化、高度化する時代の流れを敏感に捉え、的確に対応していく必要があると考えているところでございます。女性活躍が進むことで、多様な視点や価値観、創意工夫がもたらされ、社会を変える力となることが期待されることから、女性の活躍が求められてるものと認識しております。  少子高齢化、生産年齢人口の減少が進む中、労働力の確保も大きな問題となっております。家事労働の多くを女性が担ってる割合が現在では高うございますが、仕事と家庭を両立しながら能力を発揮していくためには、会社での長時間労働を前提とした働き方では、女性に仕事か家庭生活かの二者択一を迫ることにもなってしまいます。今後、長時間労働を改める、また、多様な働き方を認めるなど、抜本的な労働環境の見直しが必要となっているところでございます。女性はもちろんですが、男性も含めて、育児や介護など、制約のある労働者が増えてきている現状に合わせまして、働き方改革を行い、誰もが働きやすい職場の実現が重要と言えます。  女性活躍とは、女性だけでなく、全ての人が生き生きと活躍できる仕組みづくりであるとし、周知啓発していくことが必要と考えているところでございます。 ○4番(田村閑美君) 市長からしっかり語っていただき、うれしく思っております。引き続き、よろしくお願いします。  私は、なぜ女性活躍が必要なんだと、年上の男性から数回聞かれたこともあります。新聞、マスコミでも、女性活躍に関する記事をよく目にしますが、それでも納得していない方もいらっしゃる、腑に落ちないなと。男女共同参画だから、女性だけなんておかしいという声も最近では聞かれたりします。本当に浸透していくのはまだまだ難しいんだなと感じておりますが、少しずつでも前に進めるために伝えていかなければなりません。  2015年に女性活躍推進法が可決し、かなりの時間が経過していますが、本市役所においての女性管理職への登用はどのように推移しているでしょうか、教えてください。 ○市長(広田一恭君) 市役所での女性管理職の登用の推移についてでございます。  令和4年、本年の4月時点でございますが、管理職、課長級以上でございますが、女性の割合は41人中4人ということで、9.8%、約1割ということになっております。また、監督職ですね、係長とか課長補佐級を含めますと31.7%、145人中、女性が46人ということでございます。  5年前と比較いたしますと、管理職、5年前は16.3%で、49人中、女性8人だったということで、監督職は30.1%ということで、その時期時期によって組織も若干違うところもありますから、そのままの比較ではございませんが、ただ、鳥取県と比較をいたしますと、鳥取県の一般行政職の課長級以上が22.6%、係長級以上が36.5%ということで、県が一層進んでいるというところでございまして、4月でしたかね、5月になったかな、市長に就任してから知事と意見交換をする場を設けていただきまして、この女性登用の問題についても、一部話題になったところでございます。私が、庁内の幹部会議を開いたときに、女性が1名だったですというお話を日本女性会議の中で申し上げたら、知事は、そらあ、すぐさまそういうことにはならんと、自分でも10年以上かかって、女性登用をずっと進めてきて、やっと今、そんな状態になっているんで、広田市長もこれからしっかり取り組んでほしいという激励というか、励ましのお言葉をいただいたところでございまして、私は県の職員のときに、そこまで女性にというか、審議会の委員さんとか、4割以上ということに非常にこだわられたというか、絶対許してもらえなかったもんですから、そういう厳しい対応が今の鳥取県の女性登用の高率につながっていると思いますので、私もしっかり女性登用には今後も努めてまいりたいと思っています。 ○4番(田村閑美君) 答弁ありがとうございます。そうですね、本当に鳥取県庁は女性管理職をコンスタントに増やしておりまして、内閣府の調査で6年連続1位、全国平均11.8%ですが、22%で断トツです。それには本当に、先ほど、広田市長さんも御答弁されましたが、平井知事の御努力もたくさんあったんだろうなと思っております。  それはやっぱりいろんな登用の支援があったからだと思っておりますが、本市としては、今ある登用の支援はどうなってるかということと、これからどう支援をされていくおつもりなのか、あればお聞かせいただけますか。 ○市長(広田一恭君) 今後の市役所での女性登用の支援についてということで、管理職への登用といいますと、行政のいろんな分野、あらゆる分野で経験をし、市政全般に精通すること、また、管理職として必要な能力ですとか、業務や人事のマネジメント能力、また、意思決定能力等を習得する必要があります。  女性の場合は、妊娠ですとか出産など、ライフイベントによりまして、女性と男性の業務キャリアに違いが生ずることも事実でございます。職員各自の事情や考えもしんしゃくしながらキャリア形成を図って、職員研修等についても、管理職登用を見越した課長補佐級のレベルアップ研修の受講ですとか、例えば、市町村アカデミーなどの開催する中長期研修などについても、業務の都合や各自の事情にも配慮しつつも、女性に積極的に参加を促していけたらなと思っているところでございます。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。これからの登用の支援をしっかり考えていただき、本当にありがたいと思っております。実績が出るのは、これからもうすぐすぐあるんじゃないかなとも思っております。  女性がトップや役職を持つことに、本当に残念ながらまだまだ弊害があります。今、市長がおっしゃったように、どうあったら女性の能力を発揮できるのかということの周りの支援はもっともっと大切だと思いますので、どうぞ続けてほしいと思っております。  つい最近聞いた話ですが、本市を訪れた女性が、市の幹部の方に、倉吉市役所は女性の部長などがおらんし、どうなってるんですかねと聞いたら、その方は、なってほしいだけど、なりたがらんにと、なりたいと言わんにという返答があったと聞きました。なりたがらないんじゃなくて、なってもらうように仕掛けていくということが一番大切な肝になるんじゃないかなと感じてなりません。どうぞそこをこれからしっかりまた取り組んでいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  そして、役所は、役所内だけじゃなくて、企業にもそれを伝えていく役割があります。ですので、本市においては、まず、モデルとなるような女性役員の登用をお願いしたいと思います。  そして、またできましたら、まだ副市長のポストが決まっておりません。先ほど、大津議員も副市長の話に触れられておりましたが、隣の席も空いておる状態です。ぜひ広田市長の片腕に、地元をよく知る方が大事だとおっしゃっていましたので、よく知る女性の副市長の起用をお願いできませんか、いかがでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 御提案ありがとうございます。  男女限らず、私を十分補佐していただける、また、地元にも精通した方を人選してまいりたいと思います。貴重な御意見ありがとうございました。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。女性の副市長が誕生しますと、とても元気なまちになると思います。早めにというか、次の議会ではとおっしゃっていましたが、決めていただけますよう期待を込めてお願いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  ワーク・ライフ・バランスにつきましては、先ほど、市長さんも少しお触れになられたので、少し割愛しますが、ワーク・ライフ・バランスは、県の取組で女性活躍推進課によります、とっとり女性活躍ネットワーク会議という会が定期的に行われています。広田市長も県のことにはお詳しくいらっしゃるから御存じかと思いますが、私も発足当時から参加させていただいてますが、女性の視点で女性活躍のための仕掛けを根気よく続けています。女性の管理職や活動をしている女性が、自らの活動や夢を発信することで、次に続く女性に可能性を示唆し、勇気を与えることなどを方針として、女性リーダー研修も助言、サポートにも行かせていただいております。  よく考えると、県は県、市は市、そういうふうで行ってるわけですね。何かそれもったいないなとすごくよく感じます。そこで、ぜひ、県と連携して、広田市長の県に在籍してたというお力もいただきながら、しっかりタッグを組んで、新たな手法で大胆なタッグを組んで、女性活躍の推進に取り組んでいただけないでしょうか。 ○市長(広田一恭君) ただいま御紹介いただきました、そういう県の取組等については、私もまだ十分勉強してなかったもんですから、私どもの職員も、女性管理職の皆さんや起業家の皆さん方のいろんな声を聞く場があるとすれば、そういうところに職員も派遣して、意識改革なり、そういった取組に努力してまいりたいと思います。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。じゃあ、本当に新たなアクションを起こしていただけるということで、よろしくお願いいたします。  最後の質問になります。「女性の職業生活における活躍の推進」に「起業を目指す女性に対して、事業経営に関する知識や情報を提供することで女性の起業を推進します」ということが第6次くらよし男女共同参画プランにも記してありますが、ぜひアクションを起こしてほしいと思います。  私も24歳で起業し、今に至りますが、起業したい若い女性や子育てが終わった女性、中には起業して3年になるが、閉店せざるを得ないなど様々な相談があります。このような商業ベースの話になると、すぐに商工会議所を推薦いただけますが、それももちろん大切ですが、会議所会員になる前に、必要な多様な支援を提供できることが大切ではないかなと感じます。少し自信ができましたら、商工会議所に入会し、大きく飛躍していただくことができます。最初から会議所に入会できる人はよいですが、男性への起業支援と違い、女性への支援は生活、子育て環境などを考えなければならず、少し違います。  数年前から多様なサポート支援で、起業に関する本の紹介で図書館がつなぐ起業の支援もございます。様々な不安を払拭する勉強や、女性ならではの相談支援をぜひ、女性がきらきら輝き、まちが元気になるためにも、女性起業塾なるものを定期的にでも開催していただきたいと願います。会議所への女性会員増のためのステップとして、そして、日本女性会議を開催する本市において、女性活躍を願う一心でのお願いです。いかがでしょうか。 ○市長(広田一恭君) 女性の起業促進についての御質問だったと思います。  御存じだと思いますが、市の創業支援事業はチャレンジショップ事業ですとか、にぎわいのある商店街づくり事業など、それは女性でも男性でも利用できる制度となっているところでございます。このチャレンジショップあきない塾などの実績を見てみますと、これまで46名の卒業生が輩出されておりますが、そのうち31名が独立開業につながっている取組でございます。31名のうち女性が25名という構成でありまして、女性の起業、独立開業につながっている事業だなと思っているところでございまして、チャレンジショップの卒業生の皆さんとかにもお聞きしながら、先ほど御提案のあった起業塾というか、情報提供だったり起業支援の方策の検討だったりも考えてみたいと思います。また、早くから起業をしておられる田村市議さんにも御協力いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○4番(田村閑美君) ありがとうございます。これから本当に期待してやみません。  チャレンジショップもすごく助かっておりますが、お知り合いでちょっと高齢だからチャレンジショップには入れないと却下された方もいらっしゃると聞いております。残念なことですが。私が今お願いしたのは、女性活躍を進める上でのお願いでございます。そこをひとつ起業家、商売人を増やすだけでなくて、女性活躍を進める上です。どうぞよろしくお願いいたします。これで終わります。 ○議長(福谷直美君) 以上で本日の市政に対する一般質問は終了することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福谷直美君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の日程はこれをもって終了いたしました。  明日も午前10時から会議を開き、市政に対する一般質問を行うこととして、本日はこれをもって散会いたします。                   午後4時06分 散会...