倉吉市議会 2019-12-18
令和元年第5回定例会(第6号12月18日)
本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。以上、報告をいたします。
続いて、諸般の報告をいたします。
12月3日付で
鳥取中部ふるさと広域連合議会の
入江議長から、本
市議会選出の
伊藤正三議員、
大津昌克議員、
坂井徹議員、
鳥飼幹男議員、
福井康夫議員、
福谷直美議員、
藤井隆弘議員から、12月2日付で
連合議会議員の辞職願が提出され、同日付で許可したので、欠員となった7人を選挙をしてほしい旨の依頼が参っております。以上、報告でございます。
○議長(
伊藤正三君) 本日の
議事日程は、お手元にお配りしております
日程書どおりに行います。
日程第1 選挙第4号
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員の
補欠選挙について
○議長(
伊藤正三君) 日程第1、選挙第4号
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員の
補欠選挙を行います。
本件は、
鳥取中部ふるさと広域連合規約第8条の規定により、同
議会議員のうち、倉吉市
選出議員7人の選挙を求めるものであります。
選挙の方法についてお諮りいたします。選挙の方法は、
地方自治法第118条第2項の規定により、
指名推選とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は
指名推選とすることに決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。議長において指名することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名いたします。
それでは、議長において、
伊藤正三議員、
大津昌克議員、
竺原晶子議員、
鳥飼幹男議員、
福井康夫議員、
福谷直美議員、
藤井隆弘議員を指名いたします。
以上7人の諸君を
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した7人の諸君が
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員に当選されました。
ただいま
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員に当選された諸君に、
会議規則第33条第2項の規定により告知いたします。
日程第2 選挙第5号 鳥取県
後期高齢者医療広域連合議会議員の
補欠選挙について
○議長(
伊藤正三君) 日程第2、選挙第5号 鳥取県
後期高齢者医療広域連合議会議員の
補欠選挙を行います。
本件は、鳥取県
後期高齢者医療広域連合規約第8条の規定により、同
議会議員のうち、倉吉市
選出議員1人の選挙を求めるものであります。
選挙の方法についてお諮りをいたします。選挙の方法は、
地方自治法第118条第2項の規定により、
指名推選とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は
指名推選とすることに決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。議長において指名することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名いたします。
それでは、
伊藤正三議員を指名いたします。
伊藤正三議員を鳥取県
後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した
伊藤正三議員が鳥取県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。
ただいま鳥取県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選された
伊藤正三議員に、
会議規則第33条第2項の規定により告知いたします。
日程第3
委員長報告並びに同報告に対する質疑
○議長(
伊藤正三君) 日程第3、
委員長報告並びに同報告に対する質疑を行います。
まず、
企画産業常任委員会委員長の報告を求めます。
16番
福谷直美議員。
○16番(
福谷直美君)(登壇) おはようございます。
それでは、
企画産業常任委員会の
委員長報告をいたします。
去る12月9日の本会議において、当
委員会に付託をされました議案を審査するため、12月13日に
委員会を開催し、
担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査をいたしましたので、その結果について御報告をいたします。
まず、議案第66号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第74号 倉吉市
企業立地促進等による地域における
産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について、議案第75号 倉吉市
農村環境改善センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について、以上2件の
条例案件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第77号
エキパル倉吉及び倉吉市駐車場の
指定管理者の指定については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情の
取り扱いについて御報告をいたします。
まず、陳情第15号 放送法における「
受信設備の設置」概念の法に適合した運用についての
意見書提出については、
全員賛成により研究留保すべきものと決定をいたしました。
次に、陳情第16号
公共放送の運営に係るコンプライアンスの徹底及び、
消費者保護体制の強化を求める
意見書提出については、
全員賛成により趣旨採択すべきものと決定をいたしました。
以上、簡単でありますが、
企画産業常任委員会の
委員長報告といたします。
○議長(
伊藤正三君) 次に、
教育福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
7番
鳥飼幹男議員。
○7番(
鳥飼幹男君)(登壇)
教育福祉常任委員会の
委員長報告をいたします。
去る12月9日の本会議において、当
委員会に付託をされました議案を審査するため、同月11日に
委員会を開催し、
担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査をいたしましたので、その結果について御報告をいたします。
まず、議案第66号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第72号 倉吉市
福祉事務所設置条例の一部改正について、議案第73号 倉吉市
国民健康保険条例の一部改正について、以上2件の
条例案件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第78号 倉吉市
高齢者生活福祉センターの
指定管理者の指定について、議案第79号 倉吉市公民館の
指定管理者の指定について、議案第80号
倉吉市営温水プールの
指定管理者の指定について、以上3件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上、簡単ではありますが、
教育福祉常任委員会の
委員長報告といたします。
○議長(
伊藤正三君) 次に、
総務建設常任委員会委員長の報告を求めます。
15番
福井康夫議員。
○15番(
福井康夫君)(登壇)
総務建設常任委員会の
委員長報告をいたします。
去る12月9日の本会議において、当
委員会に付託されました議案を審査するため、同月12日に
委員会を開催し、
担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告をいたします。
まず、議案第66号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当
委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第67号 令和元
年度倉吉市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第68号 令和元
年度倉吉市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第69号 令和元
年度倉吉市
集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、以上3件の
特別会計補正予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第70号 令和元
年度倉吉市
水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第71号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定について、議案第76号 倉吉市
上水道給水条例及び倉吉市
公共下水道条例の一部改正について、以上2件の
条例案件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第81号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、
委員長裁決により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本件の審査につきましては、反対の旨の
少数意見がありましたことを申し添えます。
次に、議案第82号 令和元
年度倉吉市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第83号 令和元
年度倉吉市
水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第84号
特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正については、
委員長裁決により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本件の審査につきましては、反対の旨の
少数意見がありましたことを申し添えます。
次に、議案第85号 倉吉市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第86号 倉吉市
印鑑条例の一部改正について、以上2件の
条例案件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続いて、陳情の
取り扱いについて御報告いたします。
陳情第14号 桜を見る会の
実態解明を求める
意見書提出については、
委員長裁決により採択すべきものと決定いたしました。
以上、簡単でありますが、
総務建設常任委員会の
委員長報告といたします。
○議長(
伊藤正三君) 続いて、
総務建設常任委員会で留保された
少数意見の
報告書が議長に提出されておりますので、
少数意見の報告を許します。
10番
大津昌克議員。
○10番(
大津昌克君)(登壇) それでは、
総務建設常任委員会におきまして、留保しました意見を述べさせていただきます。
議案第81号及び議案第84号についてですが、本年10月より
消費増税となり、実質的には物価上昇し、さらに
下水道料金など
公共料金の
引き上げなどもあり、市民の負担は増加している現状にあります。また、市財政も厳しく、
行財政改革のさなかである現状で、
一般職員はともかく、
特別職の特に議員の
期末手当引き上げは必要ないとする意見を述べ、本議案に対する
反対意見を述べたものであります。以上であります。
○議長(
伊藤正三君) 続いて、ただいまの報告に対する質疑を求めます。
まず、
企画産業常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、
教育福祉常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。
10番
大津議員。
○10番(
大津昌克君) それでは、
教育福祉常任委員長への質問をさせていただきたいと思います。
けさ議席にこれが配られておりましたが、資料が配られておりましたけども、
市営温水プール指定管理の
債務負担行為に関する審議の際に、
教育委員会から提出されたのがこの資料でありました。これは私も確認をしております。それで、これは予算の比較という資料でございますが、大体この予算を審議する際には、過去の
決算状況と対比するということも重要であろうかと思いますが、この
委員会の折に
決算資料は提示されたのか、または、
決算資料の提示を請求されたのか、まず1点はそこをお伺いしたいと思います。
もう1点ですけれども、
高齢者健康増進対策を行っていたときには、
健康増進事業150万円と同程度のものを
指定管理者が負担していたというような説明が
委員会内でなされておりましたが、もしこれが何らかの費用を負担していたとすれば、どういう費用、いわゆる何費というものを幾ら負担していたのかお聞きをしたいと思います。
○7番(
鳥飼幹男君) 御答弁をいたしたいと思います。
市営温水プールの状況につきまして、質疑において、
教育委員会事務局長からの答弁に対して数字を羅列されてもわからないというようなことがありましたので、きょうはきちっとそうした資料を比較表として、質疑のときには、たしか前年度とか平成27年度の状況も含めて予算、
指定管理料が930万円も伸びてるがという、そういう質疑でありましたので、
委員会としては、5,280万円の
指定管理料が適切に算出されたものなのか、妥当性について審議をいたしました。
よって、今、種々述べられましたが、
決算資料の提示であるとか、
高齢者の料金はどこで負担してるかとか、そういう審議は一切しておりません。
それで、せっかくの機会ですから、きちっとしておきたいと思いますが、今回の5,280万円の
指定管理料、平成27年度に比べて930万円という大きな額が差額として上がっておるわけでありますが、これにつきましては、支出の部を見ていただければわかりますが、3,000万円という
人件費、大きな要因はまず
人件費です。これは質疑のときにもありましたが、正社員を3名から5名にふやしたい、この意図は、これからやはり職員も高齢化してくる、若い人材をきちっと育成をして、そして
指定管理者としてのきちっとした体制をとりたい、まずそれが1点であります。それから、賃金につきましては、ここ近年、いわゆる昇給がなされてないということがあって、この段階できちっと昇給をして賃金のアップもして、そうした職員の体制をきちっと整えたいということでこの
人件費がふえております。それから、営業直接費につきましては、160万円の増額になっておりますが、これはそこに書かれておりますように、光熱費が実績により非常に伸びてるということがありまして、これを了としたところであります。
以上、そうした大きなものを申し上げましたが、こうした支出に対して収入でありますが、
利用料が今後回数券による減によって減っていくだろうということがあります。それから、今ありました、当然
高齢者健康増進対策費150万円が市から提供されなくなってまいります。これ実績について、平成30年度の実績等も伺いました。300万円程度そうした無料の
利用者、額があるということでありますが、これが150万円補填をしておりますが、
指定管理者も何らかの形で150万円をして、何とか体制を整えてきた、こういう説明もありましたが、今後やはり
利用者が減ってくる。それから、これからの
介護予防という観点で今まで70歳以上の減免をしてきましたけども、今後、
指定管理者も60歳以上に減免を下げるということですから、これによる減収もあるでしょう。そこに持ってきて
利用者も減ってくる、そうした中でこの150万円というのは消えていくんであろうと思いますが、委員からも、そうではなくて、やはりしっかりと利用増に向けた
取り組みをしていただきたいというような発言もありまして、そこに書いてありますが、収入の分で、その他ということで、部活動の利用の増加を見込むということで、こうした学生に対する
取り組みであるとか、県職員の利用等の推進とか、
事業者としてもそうした
利用者の増を図っていきたいというような説明があったところで、よって、この収入と支出の差額を見ますと、
指定管理料5,280万円は了とすべきであろうということで、
委員会では
全会一致でこれを可決したということであります。以上が審議の経過並びに結果であります。以上です。
○10番(
大津昌克君) 御丁寧な御答弁をありがとうございました。
結果として、
決算書は確認はしておられないということはわかりました。
それから、もう1点だけ、今、
委員長もおっしゃられましたけれども、過去の
指定管理料年間額と比べると930万円の増加、事実上930万円、実際は780万円なんですけど、その150万円の
高齢者健康増進対策費がなくなっているのに930万円ということだと思いますが、その財源についての議論、いわゆるどこからその財源がやってくるのかというような議論はなかったのか、あったのか、そこだけちょっともう一度だけお願いしたいと思います。
○7番(
鳥飼幹男君) そのような議論はありません。今、種々、私申し上げました、私たちは
指定管理料5,280万円が妥当であるかどうか、
委員会としてきちっと審議をさせていただいたということであります。以上です。
○議長(
伊藤正三君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、
総務建設常任委員会委員長の報告及び
少数意見の報告に対する質疑を一括して求めます。
13番
山口議員。
○13番(
山口博敬君) 陳情で、桜を見る会の
実態解明を求める
意見書の提出について、この陳情が出ておりましたけども、
委員長さんの説明では、
委員長裁決ということでございました。
それで、この陳情に対する、各委員からどういう意見が出されたのか、それをちょっと教えてください。
○15番(
福井康夫君) ただいま13番議員から、陳情第14号 桜を見る会の
実態解明を求める
意見書提出についてというこの陳情、
委員会での議論の経過、御質問ありました。
御案内のとおり、この陳情の趣旨がございます。簡単でございますので、ちょっと読み上げます。
桜を見る会について、その
招待範囲は妥当であったかどうか、
実態解明と問題の是正を行うことが必要である。具体的には、1、桜を見る会の招待者、範囲の適正化、2、不適切な招待はなかったのかの検証、3、
公文書管理の
管理期間の見直し、4、国民への
説明責任の全うについて、国に対して
意見書の提出を賜りたい、これが陳情者の趣旨でございました。それに対して、当
委員会では、趣旨を尊重して採択すべきという意見、並びになじまないという反対の意見、それぞれあったわけでございますけども、特に中身について、これを確かめる情報を持っていない、私どもでは、陳情としては採択できることはない、不採択ではないのかという意見です。もう一つは、この
委員会に果たしてなじむ陳情かどうかというそうした意見もございました。
それから、採択すべきという方の意見としては、先ほど趣旨にも申し上げましたように、1から4まで、桜を見る会の範囲の適正化であるとか、不適切な招待はなかったかの検証、あるいは公文書の管理の見直し、国民への
説明責任ということで、いろんな情報が報道がなされている中で、当然国民の税金を使うことですから、裏づけとしてこういうことはやるべきだということで、採択をすべきだという意見。もう一方も同様な意見で、国の実態の解明を求めている、やはり是か非なのかはっきりしてほしいということだろうという提案者、
提出者の意を酌んで、採択すべきだろうという意見、そうした議論がなされました。
当
委員会では、陳情第14号に対しては、採択すべきという意見と不採択にすべきという意見と同数になりまして、
委員長の裁決で採択とした内容でございます。以上が経過でございます。
○議長(
伊藤正三君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
日程第4
付議議案の討論・採決
○議長(
伊藤正三君) 日程第4、
付議議案の討論・採決を行います。
初めに、議案及び陳情について、一括して討論を求めます。
2人から討論の通告がありますので、順次発言を許します。
10番
大津昌克議員。
○10番(
大津昌克君)(登壇) 私は、議案第66号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第4号)、議案第81号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第5号)及び議案第84号
特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正についてに対し、反対の立場で討論を行います。
まず、議案第66号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第4号)は、第3条
債務負担行為の補正中、
市営温水プール指定管理料についてです。過去に比べ年間780万円の増額とした
算定根拠が不明確であり、容認できないからであります。なぜならば、本来
予算審議を行う場合は、前年以前の
決算実績をもとにするのが通例だと思います。ところが、
常任委員会の審議では、平成27年度と
令和元年度の予算と令和2年度の予算の比較だけにとどまり、
決算書を用いておりません。
そこで、私は
教育委員会より、平成26年度から30年度までの
決算書の提出を受け、その内容を確認しました。平成27年度の
収入合計は6,647万1,762円、
支出合計は6,327万9,621円と319万2,141円の利益が出ています。これは、
高齢者健康増進対策事業を行い、70歳以上が無料だったときの決算です。また、同じく70歳以上が無料だった平成30年度の決算では、
収入合計6,424万8,094円、
支出合計6,423万943円と1万7,151円の黒字です。平成27年度に比べ収益が下がったのは、
利用料、
事業収入などが約220万円減収し、支出が約95万円増加したのが原因です。これらの数字を見る限り、70歳以上が無料でも一定の売り上げを確保しさえすれば
黒字経営が可能であることがわかります。また、
教育委員会は70歳以上を無料とする
高齢者健康増進対策事業により、
指定管理者は事業費150万円とほぼ同額を負担しているとの説明でしたが、
決算書の支出には、そのような
費用負担の項目はなく、金銭を負担しているわけではないことがわかります。
確かに
無料利用者があれば、光熱費などの経費が増加することはわかります。しかし、経営は成り立っているわけであります。このたび予算の増額幅の高い
人件費に着目して見ると、平成30年度の決算で約2,300万円の
人件費が令和2年度の予算では3,000万円と約1.3倍となっています。その増額の説明では、社員、
アルバイトとも賃上げをしたとのことですが、賃金の上げ幅が1.3倍というのはどういうことでしょうか。年収300万円の人なら390万円になるということです。あくまでも平均値ですから、もっと高くなる場合もあるでしょう。さらに
賃金増額の説明には、社員を3名から5名に2名の増、
アルバイトは15名から13名の減と、全体の人数は18名で変わってはいません。
人件費が1.3倍の増ですから、単純に人数を1.3倍して見ますと、約24人分の賃金ということになります。人数は総勢18名で変わらないのに、皆さんはこのような説明で賃金が1.3倍に増加することに納得をされますか。この
指定管理料には税金が使われるわけですから、予算が増額となる場合は、しっかりとした説明が必要ではないでしょうか。
単純なプラス・マイナスだと、年間780万円の増ですが、
高齢者健康増進対策事業の150万円のマイナス分を加味すると、
指定管理料は年間930万円の増額となります。
行財政改革を断行する中、このように予算が増加するということは、どこかの予算が削られるということです。財政状況が厳しく、一般財源の確保が極めて難しいと言われる中で、この
指定管理料の増額の財源はどこに求めるのでしょうか。この増加率は約17.3%と2割近く増加しています。これは
債務負担行為として、向こう5年間を拘束するものです。もう少し詳細な説明が必要と思いますが、いかがでしょうか。
したがって、私は、
市営温水プール指定管理料の増額について、市民が納得するより詳細な説明が必要であり、場合によっては調査
委員会の設置も視野に入れ、審議をやり直すべきと考え、議案第66号に反対するものであります。
次に、議案第81号及び84号についてありますが、これらの議案は、人事院勧告による法令改正を受け、
特別職の期末手当及び一般職の給与等を
引き上げるとする補正予算案と条例改正案についてです。
私は、平成29年10月に議員に就任以来ずっと、一般職はともかく
特別職の特に議員の報酬、期末手当は上げるべきではないと主張してまいりました。なぜなら、震災後の復旧や
行財政改革のさなかであり、倉吉市の財政は厳しさを増しているはずです。皆さんがこのことは御承知のとおりです。さらには、
消費増税による物価の上昇、さらには
公共料金の
引き上げ等による市民の負担はかなり厳しさを増しています。そんな中、平成26年度より議員の期末手当は毎年上がり続け、その総額は約22万円にも上ろうとしています。また、議員に交付される政務活動費も月額1万円から2万円の倍額となり、年額にすれば、12万円から24万円となっています。実際、一部の市民からは、なぜ議員の報酬や政務活動費が上がるのかと疑問の声も出ています。
私は、人事院勧告と
特別職報酬は別であり、
特別職の報酬は報酬審議会で検討されるべきであると考えます。
したがって、一般職の給料
引き上げはともかくとして、
特別職の期末手当の
引き上げに対しては断固反対であります。
議案第81号及び議案第84号に反対をするものであります。議員各位におかれましては、よくお考えになられ、私の意見に御賛同いただきますようお願いを申し上げたいと思います。また、賛同いただけず、両議案が可決となった場合、私は議員個人に交付されています政務活動費24万円を全額返納することとし、さらに来年度より一切請求しないことを決意するものであります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
伊藤正三君) 続いて、3番佐藤博英議員。
○3番(佐藤博英君)(登壇) 私も、ただいま
大津議員がおっしゃいました議案第81号及び84号について、反対の立場から討論をいたします。
理由も重なる部分がたくさんありますけれども、要約してお話をしたいと思います。
いずれの議案も
特別職の職員給与に関して
引き上げることを提案し、予算に反映させるためのものであります。
特別職というのは、市長、副市長、教育長、そして議員であります。その期末手当、いわゆるボーナス部分でありますけれども、0.05カ月、約2万円の
引き上げという内容でありますが、幾ら人事院勧告に準じたものであっても、
特別職については当てはまるものではないと考えます。
一般職員の場合は、公務員として同等の立場にあり、労働組合という交渉団体として認められた中での
引き上げであり、当然のことであります。しかし、
特別職の場合、一般労働者と違い、給与ではなく報酬とされ、それは報酬審議会等で決められるべきものであり、全く性格が異なるものと考えます。
昨今の、先ほどもありました消費税の増税、あるいは医療介護負担増を考え合わせれば、この2つの議案については反対をしなければならないと考えます。
次であります。陳情についてであります。陳情第15号、これは研究留保、第16号趣旨採択でありました。いずれもNHKの
公共放送としてのあり方、受信料契約のあり方についての疑問と是正を求めているものであります。これまでも半ば強引な契約や受信料徴収について、多くの皆さんから声を聞き、また、放送内容についても、会長自身が、政府の意向は無視できない旨の発言をしてまいりました。NHKが受信料と国の支援で成り立っていることは理解しつつ、その運営や体制について、国民にもっとわかりやすくする努力と期間が必要であると考えます。
こうしたことを踏まえ、
公共放送としての法に基づいた規定の明確化、あるいはコンプライアンスの徹底、消費者保護の強化はどうしても必要であり、この両陳情は採択すべきことを訴えまして、私の討論といたします。皆さんの御賛同、心からお願いを申し上げまして、私の討論といたします。
○議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
続いて、議案及び陳情を順次採決いたします。
まず、議案第66号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第4号)について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、議案第66号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第67号 令和元
年度倉吉市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)から議案第69号 令和元
年度倉吉市
集落排水事業特別会計補正予算(第2号)まで、計3件の
特別会計補正予算を一括して採決いたします。
以上3件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第67号から第69号までの計3件の
特別会計補正予算は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第70号 令和元
年度倉吉市
水道事業会計補正予算(第3号)について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第70号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第71号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定についてから、議案第76号 倉吉市
上水道給水条例及び倉吉市
公共下水道条例の一部改正についてまでの計6件を一括して採決いたします。
以上6件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号から第76号までの計6件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第77号
エキパル倉吉及び倉吉市駐車場の
指定管理者の指定についてから、議案第80号
倉吉市営温水プールの
指定管理者の指定についてまでの計4件を一括して採決いたします。
以上4件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第77号から第80号までの計4件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第81号 令和元
年度倉吉市
一般会計補正予算(第5号)について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第82号 令和元
年度倉吉市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第83号 令和元
年度倉吉市
水道事業会計補正予算(第4号)について採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第84号
特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第85号 倉吉市職員の給与に関する条例の一部改正について及び議案第86号 倉吉市
印鑑条例の一部改正についての計2件を一括して採決いたします。
以上2件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第85号及び第86号の計2件は、原案のとおり可決されました。
これより陳情の
取り扱いについて、お諮りいたします。
まず、陳情第14号 桜を見る会の
実態解明を求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立全員であります。よって、本陳情は、
委員長報告のとおりの
取り扱いとすることに決定いたしました。
次に、陳情第15号 放送法における「
受信設備の設置」概念の法に適合した運用についての
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は研究留保であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、本陳情は、
委員長報告のとおりの
取り扱いとすることに決定いたしました。
次に、陳情第16号
公共放送の運営に係るコンプライアンスの徹底及び、
消費者保護体制の強化を求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は趣旨採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、本陳情は、
委員長報告のとおりの
取り扱いとすることに決定いたしました。
日程第5 議案第87号
監査委員の選任について
○議長(
伊藤正三君) 日程第5、議案第87号
監査委員の選任についてを議題といたします。
なお、本案の審議には、
地方自治法第117条の規定により、議題となっている間は該当者は除斥となります。
丸田克孝議員の退席を求めます。
〔丸田克孝君 退席〕
○議長(
伊藤正三君) 提案理由の説明を求めます。
石田市長。
○市長(石田耕太郎君)(登壇) それでは、ただいま上程されました追加議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
議案第87号
監査委員の選任についてであります。
本市
議会議員から選任する
監査委員が、
令和元年11月30日に辞職されたことに伴い、次期
監査委員について、慎重に選考いたしました結果、丸田克孝氏が適任と考えますので、
地方自治法第196条第1項の規定により、本市議会の同意を求めるものであります。
以上、今回提案しました議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
伊藤正三君) 続いて、質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま質疑を終結した議案第87号は、
委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行をいたします。
それでは、議案第87号
監査委員の選任について、討論を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより、議案第87号を採決いたします。
本案は、同意することに……(坂井議員「議長、起立採決で」と呼ぶ)
〔佐藤博英君、
福井康夫君 退席〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議ありとのことでございますので、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本件は、同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、議案第87号は同意されました。
丸田克孝議員の除斥を解きます。
〔丸田克孝君 入場〕
〔佐藤博英君、
福井康夫君 入場〕
日程第6
議会発議第6号 「桜を見る会」
真相解明を求める
意見書提出について
○議長(
伊藤正三君) 日程第6、
議会発議第6号 「桜を見る会」
真相解明を求める
意見書提出についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
15番
福井康夫議員。
○15番(
福井康夫君)(登壇) それでは、
議会発議第6号 「桜を見る会」
真相解明を求める
意見書提出について、提案理由の説明を申し述べます。
安倍晋三首相主催の桜を見る会をめぐる疑惑が国政の大問題となっています。桜を見る会は、各界の功労者などを招待者とし、内閣府がそのまとめをすることとしてきましたが、その実態は拡大解釈され、予算も参加者もふえ続けてきました。さらに、桜を見る会の招待者名簿についても、
公文書管理として適切な
管理期間の見直しが求められてきています。
よって、本市議会は、国に対し、国民の
真相解明の求めに応えて、情報公開と明確な
説明責任を果たすよう求めるものであります。以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出いたします。
令和元年12月18日、鳥取県倉吉市議会。内閣総理大臣、内閣官房長官、衆議院議長、参議院議長宛てということでございます。以上、賛同よろしくお願いいたします。
○議長(
伊藤正三君) 続いて、質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま質疑を終結した
議会発議は、
委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、討論を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊藤正三君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決を行います。
議会発議第6号 「桜を見る会」
真相解明を求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
伊藤正三君) 起立全員であります。よって、
議会発議第6号は、原案のとおり可決されました。
以上で本定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。
これをもちまして
令和元年第5回倉吉市議会定例会を閉会いたします。
午前10時55分 閉会
署 名
この会議録の正当なることを認め署名する。
倉吉市議会議長
〃 議 員
〃 議 員...