倉吉市議会 > 2016-03-08 >
平成28年第3回定例会(第6号 3月 8日)

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  1. 倉吉市議会 2016-03-08
    平成28年第3回定例会(第6号 3月 8日)


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    最終取得日: 2022-12-10
    平成28年第3回定例会(第6号 3月 8日)                倉吉市議会会議録(第6号) 平成28年3月8日(火曜日)    第1 付議議案に対する質疑 〇会議に付した事件  ◎日程第1                 午前10時00分 開議 ○議長(高田周儀君) これより本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  以上、報告をいたします。 ○議長(高田周儀君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。 ○議長(高田周儀君) 日程に先立ち、ここで平成23年3月11日に発生しました東日本大震災により犠牲になられた方々とその御遺族に対し、哀悼の意を表するため、黙祷をささげたいと思います。  皆様、御起立をお願いします。  黙祷。
                      〔黙  祷〕 ○議長(高田周儀君) 黙祷を終了します。御着席ください。  日程第1 付議議案に対する質疑 ○議長(高田周儀君) 日程第1、昨日に引き続き、付議議案に対する質疑を行います。  議案第16号 平成28年度倉吉市一般会計予算歳出のうち、第3款民生費について、引き続き質疑を求めます。  17番段塚廣文議員に質問を許します。  17番段塚議員。 ○17番(段塚廣文君) 第3款についての質疑の通告は、人件費と、それから放課後児童健全育成事業費の委託料について通告しておりましたが、放課後につきましては、資料等をいただきましたので、理解いたしました。したがって、ここでの質疑はいたしませんが、人件費について質疑をいたします。  事項別明細書の70ページ、2目の保育所費でございますが、まず、報酬が5,121万8,000円という多額になっております。これは、前年度は報酬は、この部分はゼロでございまして、嘱託医だけが組んであったという実態でありますが、ことしは一挙に5,000万円という報酬が増額になっとる。その反面、賃金が昨年は1億8,568万2,000円、今回は1億3,627万2,000円ということで、ほぼこの差額が報酬に行ったということは類推できる。そこらは、人件費の組み方が、これは賃金から報酬に持っていったということは、嘱託扱いになったのか、そういったこともあるかもしらんが、そこらをもう少し、人件費の多額な移動なので、そこらをどういう形で予算計上されたのか、まずお聞きしたいと思います。  そして、賃金の1億3,600万円については、これは決算統計で性質別に分類すると人件費に分類できる賃金なのか、あるいはこれは物件費的に分類できる賃金なのか、恒常的な臨時職員等の雇用であれば、これは人件費に分類するものではないかと私は思いますが、そこらあたりをまず説明を加えていただきたい。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 段塚議員の質問にお答えいたします。  報酬及び賃金のそれぞれの増減の理由でございますけども、これは平成27年度当初予算におきましては、児童クラブの指導員がおりますが、その21人分を当初は賃金で計上しておりました。これを平成28年度は報酬で計上したものでございます。これは、臨時非常勤職員の任用につきまして、いわゆるパート職員です、時間の短いパート職員については、臨時的任用職員ということで位置づけておりまして、これを賃金で支払っていたもの、これが見直しによりまして、一般職非常勤職員ということが新たにできまして、そこにすることになりました関係で、臨時的任用職員から一般職の非常勤職員ということに変わったもので、そのために賃金から報酬へ行ったものでございます。それと、あわせまして、児童クラブ、障がい児がちょっとふえております関係で、障がい児加配の指導員を5人増加しております。その関係のものが628万円程度増加したものでございます。 ○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 段塚議員の御質問にお答えします。  物件費なのかということでございますけども、物件費での取り扱いということで考えております。以上でございます。 ○17番(段塚廣文君) よく一般質問でもいろいろな議員から、この保育所の職員体系の指摘がある。私もやったことがあるが、そういったことも含めて、待遇改善というか、条件がよくなる扱いをしたと理解していいのか。多分今臨時的任用職員から恒常的になっとるわけだな、報酬の扱いになってね。ですから、私は職員の待遇改善というか、雇用の面で改善が見られたと思っとるけども、やっぱり順次そういう形でしていって、保育に対する条件というか、対応の改善ということが考えられての措置なのか、そこだけ。多分そうだと思うけども、頑張ってそうしましたぐらいな胸を張って言ってもらっても結構だが、どうですか。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 段塚議員がおっしゃるように、十分ではございませんが、随時待遇改善に努めているところでございます。 ○17番(段塚廣文君) やっぱり引き続き職員の待遇改善には留意して取り組んでいただきたいということで、この件は終わりたいと思いますが、次に、もう1件通告しておりますが、公立保育所の再編に伴う推進費的な経費がこの平成28年度の当初予算の中で組んであるのか。この事項別明細書のどこを探してもそこらが私はよう探さんし、見当たらんと思うだが、推進に伴う経費、どこらにどれぐらい計上されておるのか、お願いしたい。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 段塚議員の質問にお答えします。  公立保育所の再編の推進に関する費用ということでございますが、特別なものは予算計上してはおりません。まずは、平成28年度から、保護者や地域の方々にしっかり説明していきたいと考えておりまして、その中で必要になれば、例えば視察ですとか、そういったものを計画していきたいと考えております。また、補正予算が必要な場合には、またそのときお願いしたいと考えているところでございます。 ○議長(高田周儀君) 4回目になります。 ○17番(段塚廣文君) 今、福祉保健部長が答弁したんだけども、そこだ、私が指摘して言いたいのは。一般質問でも私申し上げましたが、一般質問的になっちゃあ悪いけえ、長くは言いませんが、いわゆる再編計画の再編をやったわけだ、再編計画のもとをまた再編で変えたわけだ。そして、推進は平成28年の4月から取り組みますという推進項目は上がっとるわけだ。それが平成28年度の当初予算に、今言ったように、推進に伴う経費が1円も予算で組んでない。これはいかがなものかと思うですよ。それは必要であれば、補正組みますということかもしらん、補正組まな推進できんから。ここらがやっぱり意気込みがない。私は、一つの目でも設定して、推進事業費でも組んで、やっぱり積極的にやるべきですよ、方向が出たんですから。保育所の再編という大きな事業です。それについて、当初予算に1円も予算が組んでない。これはちょっと残念だな、こういうやり方は。福祉保健部長では答えにくいな。誰かが答えなおさまりませんな。 ○副市長(山﨑昌徳君) ただいま御指摘いただきました公立保育所の再編の推進についての予算でございますが、お答え申し上げましたように、予算計上という形の中での額は計上しておりませんけれども、平成28年度から、この再編に対する人員配置の中で担当の主幹とか、そういった形を設けながら、人員増で推進してまいりたいと考えておるところでございます。 ○17番(段塚廣文君) 体制は組んどると、人事の面でね。それはわかった。ただ、その人たちが動けれる予算の裏づけというのもやっぱり必要だと思う。だけえ、今後、補正で十分対応して、しっかり再編という大事業に取り組んでほしい、こういうことだけ申し上げて終わります。 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。  次に、第4款衛生費について、質疑を求めます。  3人から質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、7番鳥飼幹男議員に質疑を許します。  7番鳥飼議員。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。4款衛生費につきましては、母子健康教室と、それから動物愛護事業について、2点質問を通告をさせていただいております。両方とも執行部から説明を受けまして、大体の内容は、目的等も理解をいたしました。  特にこの母子健康教室の中では、新規事業として思春期保健対策講演会という事業があって、お聞きをいたしましたが、これは思春期の子どもさんを対象にと思っておりましたら、いわゆる保護者を対象とした研修を行うということで、予算額につきましても説明をいただきましたので、これに対する御答弁は結構でございます。  もう一つ、4款で、動物愛護事業、これが増額をされております。この事業につきましては、いわゆる犬・猫の殺処分を減らすということで、倉吉市が県下で初の事業として平成26年7月に野良猫の避妊・去勢、そうした手術に係る費用の一部を助成する事業を展開しておりまして、これ、平成28年度は県もそうした市町村が行う事業に対して、その費用の半額を助成をするということで、いよいよ県もこうした犬・猫の殺処分に対する取り組みが始まったということで、県下に大きく広がっていくことを期待をしております。  よって、内容等につきましても理解をいたしておりますが、1点、この平成26年7月に開始をして、平成26年度は途中からでしたですが、こうした助成事業の実績として27匹上がっておりますが、今回、予算もでありますが、当初5,000円であったものが、今回で1万円に増額になっております。これはボランティアで活動していらっしゃる方にとっては、大きな励みになってくると思いますが、平成27年度の予定としては120頭と計画に上がってるわけでありますが、平成27年度の現状と、そうした実績見通し、非常に多くの数になってますが、ここを現状と実績見通しについてお伺いをいたしたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 鳥飼議員の御質問にお答えいたします。  この動物愛護、野良猫の避妊、あるいは去勢手術費用の助成でございます。先ほど議員言われましたとおり、平成26年の7月から始めておるということで、平成26年度につきましては、27頭の実績でございます。平成27年度につきましては、申請をされておる方は現在98頭分を申請をされております。交付実績としては、現在66頭の交付実績をしております。最終的にこの98頭の申請、計画でございますので、全て実績として上がるというぐあいにはなかなか難しいところもあるかと思いますけども、これに近い数はいくのではないかと予想しております。以上でございます。 ○7番(鳥飼幹男君) 御答弁いただきました。見通しとしては98頭まで上がっていくということで。  今回助成金が5,000円から1万円に増額になっております。これは、本当に、今申し上げましたけども、そうしたボランティアの方のそれを助成をしてあげて、避妊・去勢をして、そしてまた譲渡されるという非常に地道な活動を続けておられます。実績も98頭ということですから、非常に大きな数になっているわけで、補助額も増額になりました。広報をしっかりと行っていただきたい、広報周知をね。これはやっていただきたいと思いますし、非常に多くの数がなされているということがこれでわかりましたので、120頭、計画を組んでいただいておりますので、しっかりとした広報活動をお願いをして、終わりたいと思います。 ○議長(高田周儀君) 次に、2番朝日等治議員に質疑を許します。  2番朝日等治議員。 ○2番(朝日等治君) 4款の衛生費で通告をしておりますのは1点、湯中運動であります。この湯中運動は本市が本格的に取り組みを始めたのが平成25年度から。平成25年度、26年度と国保会計、あるいは介護保険特別会計のほうから湯中運動に係る費用の予算が組まれておりました。昨年は、一般会計におきまして湯中運動事業としまして、当初予算で193万3,000円、内訳は、講師の派遣手数料であるとか、湯中リーダー養成業務委託料、あとは温泉の会場借り上げ料、こういった構成で予算が組んでありましたが、平成28年度の当初予算書におきましては、どこを見ても湯中運動が出てまいりません。多分、察するにですが、ここの4款衛生費、1項保健衛生費、5目健康増進費、予算額が138万4,000円の中にあるのかなと思いますが、まず、湯中運動に係る平成28年度における当初予算がどこに幾らあるのか、教えていただきたいと思います。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 朝日等治議員の質問にお答えいたします。  湯中運動の予算に関する質問でございますが、平成28年度当初予算額としては、湯中運動考案者の指導、2回予定しておりますが、それに対する講師謝金として14万7,000円を計上しております。湯中運動は、平成25年度から取り組んで、数年かけて自主運営に移行できるように事業を実施してきたところでございますが、平成25年度から27年度に関しましては、湯中運動の普及と地元指導者の育成を目的とした事業展開をしてまいりました。12回シリーズの教室や指導者を育成するためのリーダー養成講座、普及を目的とした体験教室等を実施してきたところでございます。平成28年度以降につきましては、自主運営に移行できるめどが立ったと判断しまして、最小限の講師謝金のみを計上したものでございます。 ○2番(朝日等治君) 2番。わかりました。この4款1項5目の中に14万7,000円の講師謝金ということで予算があると。回数は2回ということでした。  今、部長から御答弁をいただきましたが、この湯中運動は、リーダーを育成することであるとか、地元でサークルができて、このサークルから広がりを見せていくということが目的であり、その延長に医療費の削減、健康づくり、こういった目的があるわけです。この平成25年から本格的に取り組みを始めまして、リーダーとして認定を受けられた方がこの3年間で何人育ってこられたのか。  それと、もう一つは、このポイントになる一花会というサークルですが、このサークルの現在の状況、これについてもお聞きをしてみたいと思います。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) リーダーの人数でございますが、これは現在30人養成されております。  それから、一花会さんの活動ということでございますが、これは現在は、各回リーダーが2名出られまして、毎週火、水、木ですか、活動をしておられるということを伺っております。 ○2番(朝日等治君) 2番。わかりました。30人の方がリーダーとして認定を受けられておられるということで、サークルの一花会というのもこのリーダーがかかわられて、先ほど火、水、木と部長から御答弁いただきましたが、このかなめとなる一花会の活動も結構活発にやっておられるというのも、私も地元におりまして、よく耳にしたり、評価を聞いたりするところであります。  この関金温泉プラチナプロジェクト、医療、介護、観光、この3本立てで成り立つプラチナプロジェクトの中で、この湯中運動は確実に大事な事業という位置づけであるものの、やはり課題もあるようです。湯中運動の評価というのは、地元によっても高い評価をよく聞きますが、先ほど言いました問題というのが、どうしても関金温泉、温泉を活用した湯中運動ですので、浴槽でこの教室を開かれんといけん。いずれも旅館の浴槽、温泉が入った浴槽で湯中運動をされるので、一番問題は会場の確保ということです。この会場の確保についても、当然に整理をしていく必要があると思うわけですが、平成28年において、この会場について、福祉保健部のほうにもいろいろと声が届いとると思いますが、この会場の整理、どう考えておられるか、聞きたいと思います。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 湯中運動の会場の件でございますけれども、湯中運動実施においては、会場のことが一番問題でございます。特に湯の温度の管理が一番重要でございまして、現在は通常の温泉について、旅館組合さんのほうで調整をして、営業に支障が出ない範囲で運営していただいているところでございます。常時温度が保たれた専用の浴場といいますか、会場を設置することが一番望ましいことではあると思いますけど、なかなか現状では困難なところがございます。旅館組合さんの既存の施設の利用方法等について、ちょっと研究していく必要があるのかなとは今考えているところでございます。 ○議長(高田周儀君) 次に、13番山口博敬議員に質疑を許します。  13番山口議員。 ○13番(山口博敬君) 13番。私は、健康診査、歯周病、この歯周病というのは、最近すごく多い、ふえたというか、多いようでございますが、議案にこうやって、私もうっかりしとって、よう知らなんだけども、この歯周病の検診をし出してから相当数なるではないかと思うですけども、何年間ぐらいこういう事業を、事業活動をしてこられたのか。  それから、非常に受診率が悪いようだけども、2,400人の対象者がおられて、6%を掛ければと、書いてあるですけども、過去、数年、5年なら5年、数年間の受診者、受診率、その辺の推移をまず言ってかせていただきたいと。よろしくお願いします。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 山口博敬議員の質問にお答えいたします。  歯周疾患検診をいつから開始したかということでございますが、これは平成25年度から40歳、50歳、60歳になる人を対象に検診料金を無料として開始したものでございます。  受診の状況でございますが、平成25年度が受診者が129人で受診率が6.5%です。平成26年度も受診者が129人で受診率は6.7%、それから、平成27年度、これは1月末現在ですが、受診者数が75人で受診率が4.0%となっております。 ○13番(山口博敬君) ありがとうございました。平成25年、3年経過してる、そういう状態のようです。  それで、倉吉はがん検診も非常に受診率が低い。大体十四、五%から十七、八%の辺で推移しとるわけですけども、この口も、口腔も非常に重要だということのようです。私もその歯周病の一人、今度歯医者に行って歯を抜かないけん。こういうことです。やっぱりみんなが気をつけないけん。それで、私も気をつけとるけども、これはやっぱり幼少期といいますか、保育園のころから指導、教育をして、習慣化させることが非常に重要だと、こういうことを言われております。やっぱり40歳から70歳、ことしからは70歳もプラスするということでございますけども、そういうある程度の年をとった人間も大事、それから、もっと大事なのはいわゆる幼少期、小さいときからそういう習慣化をして、虫歯だとか、口の中のそういう症状を未然に抑えていくと、こういうことが非常に大事ではなかろうかと思うわけです。ですから、いわゆる若年者、幼少期からの教育なり、習慣化をするために、どういう対応を現在とっておられるのか。  そのことと、今40歳、50歳、60歳、ことしから70歳と、こういう年齢の方に受診をしてもらうということだけでも、例えば40歳以上の方はそういう検診を受けてくださいと、こういうがん検診のように、そういう年齢の固定化、いわゆる40歳とか、50歳とか、60歳とか、そういうことでなしに、40歳以上は受けてくださいと、こういう方向にはならんもんかどうか、その2点をちょっと説明願いたい、教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 幼少期の取り組みということでございますが、議員おっしゃるとおり、やっぱり子どものころからの継続した取り組みが必要であるとは考えております。それで、保育園、認定こども園等から小・中学生に至る、現在の取り組み状況でございますが、歯科検診、それから食後の歯磨き、うがい等は全て行っております。それから、保育園、認定こども園につきましては、希望者ではございますが、フッ化物の洗口をしております。また、かみかみメニューとして、顎や歯を丈夫にする食材、例えばするめとか煮干し等でございますが、これを献立に取り入れております。また、虫歯予防デーとか食育習慣における歯の大切さの啓発等を行っております。小学校におきましては、虫歯予防デーに絡めた歯磨き指導や健康教育を行っておりますし、よい歯のコンクールポスター応募をしております。ちなみに、ちょっと古いデータになりますが、虫歯の罹患率が、例えば平成18年度当初、小・中学生が7割強ありましたものが、平成23年度には60%を切るぐらいになっておりまして、約十二、三%低下している状況がございます。  それから、40歳以上について全てという、無料化をということであろうと思いますけど、歯科検診も確かに大切なものでございます。そういう意味で、まずは意識づけをしてもらうということで、その特定の年代の方に検診券を送って受けてもらうようなことを、まずはそこから、意識づけということから始めさせていただきたいと考えているところです。 ○13番(山口博敬君) わかりました。ありがとうございました。保育園なり認定こども園なり、いろいろ取り組まれてると、小・中学校もそうだと。特に今説明を聞いて、例えば歯の虫歯の罹患率も、例えば70%台から60%台に下がってきとるというような説明も受けました。  いずれにしましても、こういう若年期のときのそういう指導が非常に重要であるということに間違いないわけで、この辺の実践をさらに重要視してもらって、健全な歯、健全な口腔管理を将来ともに重視してもらいますようにお願いをしておきます。  それから、年代のオープン化については、いろいろ経費もかかるでしょうけども、例えば40歳、50歳、60歳以外の方は、いわゆる若干の助成をして、オープンにすると、こういう方法もあるわけで、いろいろ検討してもらって、できるだけ多くの方がこの検診ができるような形にしていただければと、こう思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 議員おっしゃるとおり、歯周疾患というのは全身疾患との関連性も大きくあります。生活習慣病予防とか、誤嚥性の肺炎等の予防をして、健康長寿の実現のためにも重要であります。そういったことを踏まえまして、その辺のところは検討させていただきたいと思います。 ○13番(山口博敬君) よろしく。 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。  次に、第5款労働費について質疑を求めます。  質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。  次に、第6款農林水産業費について質疑を求めます。  7人から質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、6番藤井隆弘議員に質疑を許します。  6番藤井議員。 ○6番(藤井隆弘君) 私は、6款の中では、1項3目の鳥獣被害総合対策事業定年帰農者等支援事業についてお聞きしたいと思います。  初めに、鳥獣被害総合対策事業です。こちらのほうは有害鳥獣がふえてて、年々、どんどんふえてるということで対策をとらんといかんかなと思いながらですけれども、2点お聞きします。  要綱を見ましたら、この中に、報酬の中で、有害鳥獣被害対策実施隊というものが一人頭6,800円の60人分で40万8,000円計上されております。条例もできて、新たに設置されたものだと思いますけれども、これについての説明を加えていただきたいと思います。  それと、同じくこの事業の中で、旅費としまして、有害処理施設視察として2人分組まれております。8万円です。これはどのような内容で視察に行かれるのかと、この2点をお聞きしたいなと思っております。  次に、同じく1項3目の定年帰農者等支援事業についてです。こちらは、新規事業ですけれども、事業の目的には、これまで手伝い程度の農業従事で、定年早期退職等を迎えた人のうち、本格的に農業を始める意思のある定年帰農者等を新たな担い手と捉え、農業技術取得や就農初期に係る経費の負担軽減を図ると書いてあります。また、事業概要の中には、国及び県の新規就農者に対する支援制度の要件を満たさない定年帰農者とあるので、2点。  1つは、国及び県の新規就農者に対する支援制度の要件を満たさない、要件を満たさないということは具体的にはどういうことなのかということと、この事業で総額90万円、一人頭30万円の3人分ということのようですけれども、具体的にはどのような支援、経費、負担軽減を受けられるのかということについてお聞きしたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 藤井議員の御質問にお答えいたします。  まず、1点、有害鳥獣関係でございます。今回の予算で計上させていただいております有害鳥獣被害対策実施隊でございます。こちらは、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づき設置するというものでございます。鳥獣による農林水産業の被害の防止を図ることを目的というものでございます。こちらにつきましては、倉吉市でいいますと市長でございますけども、市長が任命し、非常勤の公務員とするということで、条例に基づいて報酬、あるいは公務災害等の規定を設けるものでございます。活動の内容といたしましては、捕獲の活動であるとか、追い払い、防止柵の設置、調査、情報の収集、技術指導、啓発活動等を予定しておるところでございます。  それから、この予算にあります視察でございます。こちらにつきましては、2カ所を予定しております。一つは、この有害鳥獣捕獲後の処理、あるいは出口を考えるという上で、京都府の福知山市、舞鶴市、綾部市の3市が共同利用しております中丹地域有害鳥獣処理施設ということで、こちらは焼却処理施設ということでございます。もう1カ所は、福井県三方上中郡若狭町の嶺南地域有害鳥獣処理加工施設ということで、こちらは焼却及び食肉処理、加工施設ということで、この2カ所の視察を予定しているものでございます。 ○議長(高田周儀君) 答弁漏れ。 ○産業環境部長(田中規靖君) 済みません、失礼します。もう1点、定年帰農者等の支援でございます。  まず、この事業の対象者、国、県の補助の対象にならないということで、どのようなものかということでございますけど、国と県の支援制度というものがございます。これは新規就農者ということで、就農計画等を作成していただいて、それの認定を受けた方ということが大前提でございまして、国におきましては、青年就農給付金、年間150万円でございますけども、こちらの給付を受けられている方、あるいは、これは45歳未満という条件がございますので、それ以上の方で国の規定に準ずるような方については、県と市で青年就農交付金というものを出しております。それにも該当されない方。それから、親元就農、これも県と市でやっておりますけれども、認定農業者のもとで農業の勉強をされている方について、交付金を払っております。これにも該当されない方ということで、それらの方を対象としておるものでございます。  現在の農政というのが、どちらかというと認定農業者、あるいはこういうある程度所得を掲げてされる方に施策が集中しておるということでございまして、本市のような中山間地が多いところでは、なかなか大規模の方、あるいは所得を多くしようという方以外にも、中、あるいは小の農業者、生産者の方によって農地が守られているという部分もございます。そういう方に対して、まずはその農業を続けていただくきっかけをつくりたいということで、この事業をしたものでございます。  先ほど議員からありましたように、今まで実家で農業の手伝い等をやっておりましたけれども、定年を機に本格的にやってみようという方について、大がかりではないですけども、取っかかりとしてやるということで、その初期費用をお手伝いしようというものでございまして、例えば簡易の農作業用の機械、あるいは施設、それから、農業技術修得に係る経費等の補助を予定しておるというものでございます。以上でございます。 ○6番(藤井隆弘君) 最初に、鳥獣被害のほうですけれども、何にしても、一般質問のときにも、これまで厄介者をきちんと対応せんといかんということでの話を聞きながら、そうだなと思っておりますが、一つ、旅費の中で、焼却処分というのは、結局捕獲しても全てジビエや何かで活用できるじゃなくって、そうじゃないものについてのこともたくさんせんといかんので、そういった視察も含めてという意味だということでしょうかね。また、教えてください。  それと、定年帰農者の分ですけども、初期、きっかけづくりということで、それこそ農業、帰ってやってみたいけれどもという人は結構おられるんじゃないかなと思いますけども、例えば管理機買っても二、三十万円します、ちょっとしたもんだったら。そういったことだったり、意欲を持ってやろうと思って、30万円で3人、そんなもんでええのかなと。それこそ80歳までもうかる農業とか、総合戦略の中にもあって、農林業、もうちょっと頑張っていこうというのだったら、もうちょっとこれ、予算化したほうがいいんじゃないかなと思うので、その辺の考えはどうなんですかね。 ○産業環境部長(田中規靖君) まず、有害鳥獣でございます。焼却処理施設、市がそちらのほうに向かうと決定したわけではございませんし、今ハンターの方等、捕獲された場合、その処分等について、非常に困っておられるということでございます。なかなかジビエ、あるいは商品開発として出口が難しい中で、一つの対処方法としての焼却ということを視察に行くということでございます。  続きまして、定年帰農者の金額の件でございます。補助率が2分の1で、上限30万円ということでございます。それで、金額が少ないのではないかというところでございますけれども、こちらは、例えば農業大学校のスキルアップ研修等でありますと、受講料が11万円程度ということでございます。それについても2分の1、それから、簡易な機械等ということで、仮に30万円の機械でしたら15万円ということで、どこまでを見込んでおるかというところはなかなか非常に難しい中、新規事業でございまして、手探りな状況があると思います。それぞれの今現在、今までの御相談であるとか、そういうものを考慮して30万円、2分の1というものを定めたものでございまして、件数にいたしましても、相談等を勘案して3件ということで、30万円掛ける3件の90万円とさせていただいたところでございます。実際に事業を始めてみて、その申請される方、あるいは各状況を見ながら、予算のこともございますけれども、また議会等に御相談させていただくこともあろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○6番(藤井隆弘君) わかりました。新規事業というのは、確かにやってみないとということではありますけれども、いい事業だと思いますので、ぜひ積極的に進めていただければと思います。終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、7番鳥飼幹男議員に質疑を許します。
     7番鳥飼議員。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。同じく6款、先ほどございました定年帰農者等支援事業について、私も何点かお伺いをしたいと思います。  今種々、目的、内容についてはお話をいただきましたので、結構でございます。  いわゆる本格的に農業を始める意思のある方に対しての初期の経費や農業技術の取得に補助するということですが、実はこの質問、今も部長から答弁ありました、関金の農業大学校でのスキルアップ研修、今11万1,600円です。これにちょうど私の年代が定年でUターンで帰ってきてる同級生が多いんです。意外と農業大学校のこのスキルアップ研修に通って、今農業の研修を受けている人があります。こうした制度が活用できれば、非常に有効だなと思います。これに10万円ちょっとかかりますし、今あったように、農機具を購入するということになれば、それ以上の額があるわけで、こうした補助があるということは、使えれば大変に有効だと思うんですが、そこで、今、部長は、取っかかりとしてやるんだと、これは。定年希望者あたりがね。そのためにやると。今農業大学校に通っている同級生あたりもそうですが、どれぐらいの規模でやっているのかよくわからないんですが、これ、就農ということになると、本格的に農業をするということになると、いわゆる販売をしなくちゃいけないのか、いわゆる自家菜園というか、自分とこで消費するような農業に対してでもできるのか、このあたりが少し明確でないので、そうした要件、また、どういう方を想定されてるのか、ちょっとお伺いしたいと思いますし、それから、もう一つは、関金もそうですが、高齢化がどんどん進んで、近所でももう田畑で作物をつくっていくことが困難になって、いろんな方が借りて、農地を借りてやってらっしゃる方がある。また、そういうものを希望される方もある。50代、60代というのは、ハローワークに行ってもなかなか就職がない。そういうことで、例えばそういう方が農業に、じゃあ、参入してみようかと。研修をしっかり受けて、そして、田畑を借りて農業に取り組んでみようかという方があったとした場合、そういう方も対象になるのか。いわゆる定年とか、ここでは早期退職者と書かれておりますが、この範囲というのはどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 鳥飼議員の御質問にお答えいたします。  支給のまず要件でございます。これは、あくまでも農業生産による農産物の出荷、販売を目指しておるということで、総合戦略にもありましたように、80歳までもうかる農業という部分もございますので、こちらがまず対象となるということで、自家用野菜生産のためというものは対象にならないというぐあいにさせていただいております。  そして、要件といたしましては、今現在考えておるのが、事業開始後3年以内に農産物の販売額がおおよそ100万円以上向上ということとさせていただいております。これは販売額でございます、所得でございませんので、その辺を販売額ということで100万円以上を3年間のうちに向上させていただきたい、おおむねでございますので、そういう思いでおります。  それから、どこまでを対象とするかということで、名前は定年帰農者と考えておりますけれども、思いとしては、取っかかり、農業振興、あるいは農地を守るという思いでつくっておる部分がございますので、そのあたりは柔軟に対応していきたいとは考えております。以上です。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。わかりました。  いわゆる自家用栽培では対象にならないと、これは出荷、販売が第一の要件になるということですから、本当に農業していかなくちゃいけませんが、それで、そこで今、50代、60代、いわゆる定年退職じゃなくても、そういう思いのある方については対象にしていきたいということでございましたので、またこれはよろしくお願いしときたいと思いますが、今あった、現状と比べて3年以内に農産物の販売額がおおむね100万円以上向上の方が対象だとおっしゃいましたが、今さっき言ったように、農業大学校に通っている方は、そういういわゆる販売をしていこうという思いはあると。販売、出荷していこうという思いはある。だけども、実際に3年後の100万円になるのかどうなのかわからん。これは申請の段階で、あれですか、農地の大きさとか、そういうものをチェックをされるんですか。3年後におおむね100万円とおっしゃるけど、ということは、3年間それをチェックされるということかな、その助成した方の販売額を。ここらあたりがどういう基準で、まず、申請の段階での基準はどういう基準でやられるのか、そこがちょっと今お聞きをしててわかりにくかったんですが、そのあたり教えてください。 ○産業環境部長(田中規靖君) 申請行為でございますので、申請に当たりましては、事業計画を添付していただくということとなります。作付の予定品目であるとか、予定面積を記載していただくと。その中で事業要件等を審査させていただいて、達成見込み、ある程度達成見込みができると、おおむねということでございますので、それを審査して決定していくということでございまして、仰せのとおり、3年間、その都度検査、あるいは後追いして指導していくというものでございます。以上です。 ○7番(鳥飼幹男君) わかりました。非常に注目する事業だろう、額としては、今、藤井議員もおっしゃったけども、非常に少ないわけですが、また対象人数も3名ということですけども、非常にいい事業だと思うんです。また、そうした意味では、広報もしっかり力を入れていただいて、お願いしておきたいと思います。じゃあ、以上、終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、14番福井康夫議員に質疑を許します。  14番福井議員。 ○14番(福井康夫君) 私は、同じく第6款農林水産業費のうち、第2項林業費、第2目の林業振興費についてお尋ねをいたします。予算説明書が95ページであろうと思います。  まず、一つは、竹資源活用新事業創出事業となっております。53万4,000円でございます。これは、2年目の取り組みと聞いておりますけども、昨年取り組まれた実績というものがわかれば教えていただいて、今年度のこの予算というものは、同じ団体、あるいは個人に交付予定なのか。さらには、新規の団体を予定されているかどうか、お尋ねをしておきます。  それから、もう一つは、ことしの竹林整備補助金でございます。平成28年度の当初予算では、竹林の整備費は927万8,000円を計上されておるようでございますけども、近年多かったり、少なかったり、この議場でも竹林整備事業、もっと力を入れてくれという声に応えられて、よう頑張っておられるなと感じております。平成25年は、たしか581万円余でございました。非常に県も森林環境保全税ですか、そうした原資の配分がかなり厳しくて、少なかった年もありますし、昨年あたりも850万円余を確保しておられるということで、竹林整備のこの補助金というのは800万円、900万円計上されて、取り組んできていただいている。もっと充実すればいいでしょうけども、なかなかそのあたりも財源の確保も厳しいのではないかなということを思っております。  そこで、この竹林整備、今年度等も927万8,000円が計上されておりますが、こうしたところの団体がどのくらいの面積を伐採をしていく計画になっとるのか、教えていただけたらと思います。その2点、よろしくお願いします。 ○産業環境部長(田中規靖君) 福井議員の御質問にお答えいたします。  まず、竹資源活用新事業創出事業でございます。平成27年度実績といいましょうか、まだ終わってませんけども、3月末で予定でございますけども、今現在2団体の方が行っておられます。1人は個人さんでございまして、竹チップを圃場にまき、水稲であるとか、果実の元肥として使用して、品質のよい作物を生産を目指すということで、データをとられて、そこでそのデータを蓄積されて、本当にきくのかどうかということの検証をされております。それの助成が1点。  それから、もう1点は、団体さんでございますけれども、竹水、竹を切って、そこにビニールをかぶせて竹の水をとるという部分でございます。これは継続的にやっておられるもので、平成27年度にこの事業を活用されて行われておるというところでございます。現在その竹水を集めて、それに対して商品化をどうだろうということで、いろいろな研究、あるいは視察等をされておるところに対する助成ということで、平成27年度は今のところ2件ということとなっております。  それから、平成28年度につきましても、基本的には個人の方、竹チップの部分については継続してやられるということなので、その方は予定しておりますし、もう1団体、竹水のほうもされるのではないかということで2団体を予定しとるものでございます。  それから、竹林整備事業でございます。こちらの平成28年度分の面積ということでございます。平成28年度につきましては、実施箇所が8カ所ということで、実施の面積、計画されとる面積は3.94ヘクタールということでございます。以上です。 ○14番(福井康夫君) 14番。ありがとうございます。竹資源活用新事業創出事業について、2団体、1団体と個人でいろいろと資源活用に向けた取り組みがなされているという答弁いただきました。一つは、チップにしながら、そのチップを水稲栽培や果実栽培の元肥としての利活用を研究しておられるということです。もう一つの団体は、竹水、この竹水を扱いながら、何とか食品としての製品化を研究しておられるということで答弁いただきました。  非常に頑張っておいでで、その他の活用でも、これまで竹炭、炭にしながら、その炭の活用もということでも取り上げられてまいりました。国土交通省あたり、あるいは県も、例えば河川の水質の浄化に向けて有効だということが言われつつも、なかなか活用がされてこない。あるいは農地についても、土壌改良に非常にこの竹炭もいいじゃないかと言いながら、やっぱりなかなか広まっていかないという、出口がなかなか難しいところがあったと思うんですけども、いずれにしても、私はこの予算、去年、あるいはことしを見ながら、こうした特に竹の資源を活用した研究といいましょうか、商品化、これは特にチップなどをして水稲栽培、コシヒカリが倒伏するんで、倒伏防止に役立つじゃないかとかいう、こういう研究は、もっと県のほうでやっていただくように要望していただければと思うんですよ。本来、県内、全国どこでもこの竹問題というのは共通の課題です。どう扱うかというのは、市町のレベルでそこを研究する、これはもちろん努力はやっておいでで、評価はできるんだけども、本来もっと県レベルでそういう研究を続けて、あるいは先駆けてやっていただくものがこの竹資源の活用新事業じゃないかなと思います。  竹のない山というのは非常にきれいでして、昨年、青森等、東北、これは特に教育委員会の関係で視察に行きました。東北は竹がありませんね。ないんです。きれいですな、竹のない山というのは、でしたな、青森のほう。やっぱりそういう山というのが、何と日本の森林も竹のない山というのは、竹のもいい面もあるとは思いますけども、また、竹林がない東北の山は見事でした。そういうふうになればなという思いですけども、いずれにしても、この竹資源、これは県のほうにもっと働きかけて、市でここまで予算化して、2年目、取り組んでいただいているのは大変結構なことです。それ以上に県にも求めてもらいたい、その思いでこの質問をしております。一つはそれです。  それから、竹林整備費は、言いましたように927万円、非常に予算確保していただいてるんじゃないかという評価をしましたが、8カ所、4町余りですね、対象が。各団体で申請して、あるいは個人で申請しておられるものが8カ所、8団体でしょうかね。そのあたり、ないしは、各団体ごとにどれだけのこの補助金でどれだけの面積が今取り組まれているのか。言いかえれば、地区のほう、倉吉における竹林の整備がなされてる地域、この4町余りですね、どういったところなのか、わかれば、教えてください。 ○産業環境部長(田中規靖君) お答えいたします。  竹活用の県への要望ということでございます。議員仰せのとおりだと思います。確かにどこの県内どこでも起こり得る問題でございます。特にデータ収集とか、分析、解析等は、市町村レベルでは非常に難しいと、できないということがございますので、県のそういう専門機関等でやっていただくのが一番いいと考えております。県に対しましては、農林水産試験研究機関への試験研究等の要望はさせていただいとるということで、県として竹対策となる活用方法の検討をお願いはしているところでございます。今後も引き続きその部分についての要望等は行っていきたいと考えております。  それから、竹林整備事業でございますけれども、平成28年度につきましては、8カ所と申しましたけども、団体としては5団体で8カ所でございます。具体的な場所といたしましては、関金松河原であるとか、寺谷、それから上神、長谷、高城、国府という予定を聞いておるところでございます。以上です。 ○14番(福井康夫君) 14番。わかりました。  くどいようですけど、見ますと、求める成果、いわゆる成果でこういうふうに指摘しておられますが、例えばコシヒカリは一般的に栽培中、倒伏しやすいと。10アール当たり何キログラムを元肥として使用すればよいかを検討するという、例えば成果を求める。柿やクリに対して、1本当たり竹パウダーを何キロ使用すれば、落下の軽減につながるか検討するということで、これは一つの文言で書き上げておられるといえば、そうですけども、やっぱり個人でここまで成果を求められる、あるいは研究といっても、なかなかかなりハードルが高いと思うんですよね。研究機関をお持ちの県あたりにぜひそういうところを裏づけやっていただきながら、その協力のもとで実施は個人であり、団体でやっていくような仕組みというのも求めてもらいたいと思いますので、よろしく。以上、終わります。答弁いいです。 ○議長(高田周儀君) 次に、8番伊藤正三議員に質疑を許します。  8番伊藤議員。 ○8番(伊藤正三君) 私は、2点質問をしたいと思います。鳥獣被害総合対策事業と、それともう一つは土地改良についてお尋ねをいたします。といいますのは、この2つが結構前年度予算からかなり大幅に増額をされております。そして、増額も生産的な、建設的なことでの増額はよろしいのですが、どちらかというと負といいますか、マイナスの面、やっぱり有害鳥獣ということで、藤井議員も言われましたが、いわゆる厄介者ということ、ただ、被害が出ますので、ほっとくわけにもいかないということであろうと思います。  ちょっと聞き取りのときに聞いたんですが、これはかなりふえてるというようなことを聞きました。特にこの中で顕著なのがイノシシなんでございますが、まず、部長、ここ二、三年の捕獲量というのがわかりますか。  まず、それをお聞きするのと、それと、抜本的な対策があるかないか、できるかということはなかなか難しい部分もあるかもわかりませんが、先ほど藤井議員の質問の中で、とったものを焼却処分だけじゃなしに、今はやりのジビエですか、そういうことで地域で利用できないかということに対して、出口がわからないと。いわゆる出口というのは、恐らく引き取り手のことでしょうと思うわけですが、そういうことも言われました。ただ、どうでしょう、佐賀県に武雄市というところがありまして、いのしし課というのをその当時つくって、捕獲ということだけじゃなしに、ハンターを雇って、大量に狩猟もして捕獲もして、それを加工したりして販売などなどにつなげていったというような、積極的にその負の部分をプラスに変えるようなこともやっとるようでございます。そのことのよしあしは別として、そういういろんな考え方ができると思います。今後、やっぱりそういうことに対する抜本的対策、今後も恐らくこの形でずっとふえていけば、予算もそれなりにふえていくわけですから、どっかでとめるような対策をとられるべきだと思うわけです。その辺のところ、ちょっとお尋ねします。 ○産業環境部長(田中規靖君) 伊藤議員の御質問にお答えいたします。  有害鳥獣対策のまず現状でございます。平成25年から、ちょっとこれは年でございまして、1月から12月の部分の捕獲頭数でございますけれども、イノシシにおきましては、平成25年が144頭、それから平成26年が273頭、平成27年が365頭でございます。ちなみに、平成28年1月、2月、2カ月ですけども、既に102頭ということでございます。  こちらに対して、有効な手だてはということでございます。野生動物でございまして、生息場所、個体数、活動範囲というのははっきりしたことがなかなかつかめないということでございまして、これをすれば有効な手だてというのがないのが現状というところでございます。先ほど藤井議員のところでも御答弁申し上げましたように、有害鳥獣被害対策実施隊の設置であるとか、あるいは出口を見据えた商品開発、あるいはそういう産業化による出口を見据えることによって、その捕獲員の育成であるとかということで、その地域全体、市全体で取り組んでいって、最終的に被害の拡大を防止する、ともに共存していけるような環境にしていくということが目標でございまして、なかなか有効な手だてはないけども、地道に活動を行って、継続していくということと、取り組みとしてはそういうことを考えておるところでございます。 ○8番(伊藤正三君) わかりました。御努力はされていくべきだし、当然のことでございますが、武雄市とか、どんな形か、一回内容を調べられて、どんな成果があったのか、なかったのか、そんなところも一回調べてみられるのもよろしいかと思いますし、ぜひそうしていただきたい。それと、産業化とかになるときも、人間だけじゃなしに、今ペットのドックフード、キャットフード、ああいうものにも転換というか、かなり使われているようでございますし、実際、関金に企業誘致で入っておられる施設がそういうことにも取り組んでおられるということを、前に視察したときにそんなようなこともあったと思いますんで、その辺、幅広く一回いろいろと勉強をしておいていただきたいと思います。  続きまして、1項農業費の中の土地改良でございます。これも、先回よりかなり予算も上がっているわけでございますが、特にやっぱり問題なのは農水路、農業用水です。農水路の整備が、今コンクリートの劣化も進んでおりますし、大変だと思うわけです。それに、距離的にも物すごい延長、距離もかなり長い。これを全国的、あるいは県でも大変に苦慮をされているようでございます。  それで、今後、これもやっぱりどんどんふえていくのか、あるいは今いきつつあるが、どこかでピークを迎えれば、修繕費というのがもう減ってくるのか。それと、これは地元負担もありますよね。ですから、いわゆる管理は区内はその地区民の人にやっていただくということでございましょうが、それは主に、改修工事まではなかなか至らないんじゃないんですか。どちらかというと周りの雑草とか、そういうものの処理だとか、そういうようなことが主になってしまうんではないかなと思うわけです。今実際、どうでしょう、一応現状と対策というのを最初にお聞きしたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) まず、有害鳥獣につきましては、捕獲、あるいは出口、そちらの両面でさらに検討は進めてまいりたいと考えております。  それから、土地改良事業でございます。御指摘のとおり、農業用施設を設置して三、四十年ということで、長い期間がたち、老朽化が進んでおるというのが現状でございます。そういう施設につきましては、主に土地改良区等が管理しておるというところでございまして、ある時期をもって改修がなくなるのかという御質問ですけども、こちらについては、随時まだまだ要望に対して応えられていないという現状がございますので、当面の間は補修、改修が必要ということでございます。ちょっといつになればというのは、今現在では見通しが立たないという状況でございます。  それから、改修の方法といたしましては、国、県事業等で、その事業に乗れる部分については、そちらの事業でしていただくということとしております。こちら、当然地元負担があるということでございまして、そちらも含めて、御検討いただくということになりますし、あるいは負担がないということでございますと、市が行っております原材料支給制度、あるいはそういう中山間地の直接払いであるとか、農地、水の保全活動をやっておられる地区においては、そちらのほうの長寿命化活動でされるとか、そういう場合もございます。いずれにいたしましても、この農業施設の老朽化対策というのは、非常に要望箇所が多くなっておりまして、なかなか全件、皆様の御要望に応え切れていないというのが現状でございまして、なるべく優先順位をつけながら配分して事業を行っていきたいと考えております。 ○8番(伊藤正三君) わかりました。  ただ、もう必要なことですので、いわゆる経費がかかっても、順次やらなくてはならないわけです。お尋ねしますが、これは国からのこういうことに対しての援助といいますか、そういうものはないのかということと、ここにはちょっと表現してないわけですが、国のいわゆる支援といいますか、補助といいますか、今こそ国に立ち上がっていただくべきだと思うわけですが。  それと、この地元負担で、負担率というのは、その躯体といいますか、要するに量の問題です。例えばその地区に、地区地区で広さも違うし、長さも違いますんで、当然躯体の長さによって補助金は当然違うわけですよね。その辺のところは、やっぱりそうでも一定の補助率ということですか。要するに農業用水路を長い距離抱えてる地区と、短い地区との違いといいますか、そういうのはあるわけですか。 ○産業環境部長(田中規靖君) 土地改良事業、あるいは農村整備事業がございますけれども、基本的に予算に計上させていただいとる工事費というのは、国、県の補助が入っているものでございます。  それから、地元負担につきましては、事業の性質、種類によって地元負担が変わっております。それで、おおよそ事業費に対して地元負担何%ということで決まっております。費用が多くなれば、それに対する地元負担も大きいし、小さければ少ないと。おおよそ20%、あるいはそれ以下というのが大体の地元負担ということとなっております。以上です。 ○8番(伊藤正三君) わかりました。終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、11番丸田克孝議員に質疑を許します。  11番丸田議員。 ○11番(丸田克孝君) 11番。6款1項3目農業振興費で、2つの事業について通告をしております。  最初の分は、地産地消推進事業でありますが、全体で99万3,000円という予算が計上されております。その内容についてですが、中部発!食のみやこフェスティバル負担金83万3,000円ということであるわけですけども、この食のみやこフェスティバル、地元というか、倉吉の負担金が83万3,000円、全体の規模はどういった規模で、どの程度の予算でもって開催されているのかということ。  それと、事業概要というか、説明の中に、地元地産地消協力店のPRということも掲げてあるわけですが、どういったPR活動をされているのかをお尋ねしたいと思います。  それと、もう1点、地域特産品づくりということで、これは100万円計上されております。この中身が、2分の1の補助率、上限50万円ということで、今年度というか、次の平成28年度は100万円で2件ですね。ですから、50万円ずつですか、ということで補助率が2分の1で計上されておりますが、この2件というのはもう決定された内容で進められているのか。  また、例えばこれがもし6次産業化の商品が2件以上、もし出てきちゃったら、例えば補正でも組まれたりして、増額される気があるのかどうか、その辺をお尋ねします。 ○産業環境部長(田中規靖君) 丸田議員の御質問にお答えいたします。  まず、中部発!食のみやこフェスティバルの件でございます。全体の規模感でございますけれども、全体の予算といたしましては650万円を予定しとるということでございます。こちらについては、県が250万円、それからJA鳥取中央様が200万円、そして残りの200万円を中部の1市4町が負担するということとしております。それで、1市4町が負担する200万円の配分割り当てでございますけれども、標準財政規模が80%、160万円、それから、国勢調査による人口分として20%、40万円をそれぞれの構成比から算出ということでございまして、倉吉市、平成28年度が83万3,000円ということとしております。こちらについては、標準財政規模でありますと、構成比が40.4%ということで、こちらについて160万円の40.4%で64万6,400円、それから、人口につきましては、平成22年の国勢調査を使っておりますけども、構成比が46.6%ということで、40万円の46.6%で18万6,400円ということで、合わせて83万2,800円ということとしております。  続きまして、イベント等のPRでございます。実際2日間にわたって行っております。会場で当然農産物の販売等によるPR、それから、加工品の販売等によるPR等をさせていただいております。その中で、中部の食を県内、県外に発信していくという目的でございます。  続きまして、地域特産品づくり事業でございます。50万円2団体ということで、2団体はもう決まっておるのかというところでございますけれども、正式にはまだ決めてはおりません。予定しておりますのは、平成27年度につきましては、極実スイカの、極実スイカプレミアムということで、そちらのほうでパッケージ等を作成された部分についての補助をさせていただいたということでございます。そちらについては、2年度、平成27年度、28年度の事業ということで、平成27年度に一括してされたということで、平成28年度の2団体につきましては、今現在予定しておるのは、例えばプリンスメロンであるとか、あるいは大原トマトということで、こちらについては、2団体、そういうことがあるのではないかということで、2団体を予定しておるということでございますけれども、農業団体さん等の協議により、またそのあたりは調整していきたいと思っております。  こちらについて、多く手が挙がればということがございました。こちらにつきましても、その予算の範囲内で回る部分については、当然させていただくということになりますけども、予算が足らないということになれば、また議会等にも御相談させていただくということもあろうかと思います。以上です。 ○11番(丸田克孝君) 細かく説明していただきました。かなりの規模のフェスティバルだということで、毎年大勢の方、参加されている状況というのを見ております。実際にこれが地産地消なり、地産他消なり、本当にこの中で中部の食品というか、特産品が売れると、また利用される、他市、他町に出ていくということになれば、本当にこのフェスティバルの開催の意味もあるだろうと思うんで、ぜひぜひこの事業もその次の特産品づくりにもつながっていくと思いますけど、頑張っていただきたいと思います。  それと、特産品づくりということで、スイカなりメロンということでさっきお聞きしましたけど、6次産業化ということであれば、例えば加工品であったりとかというのも出てくると思うんです。この特産品の中のスイカだとか、メロンというのは商品だろうけども、例えばそれを加工して、ここにうたってある6次産業化という形になると、また、私たちは意味がちょっと多少違ってくるんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 ○産業環境部長(田中規靖君) こちらの地域特産品づくりというのは、基本的に6次産業化ということにこだわっているものではございません。地域としての農産物としてブランド化をするということですので、例えばスイカ、スイカの倉吉市、あるいはプリンスメロンの倉吉市ということで、地域の特産ということのブランド化をするということでございます。また、6次産業化につきましては、農業部門、あるいは商工部門で連携して、そのお手伝いをするというようなメニューもございますので、そちらのほうで活用していただきたいと考えております。 ○11番(丸田克孝君) わかりました。 ○議長(高田周儀君) 次に、3番佐藤博英議員に質疑を許します。  3番佐藤議員。 ○3番(佐藤博英君) 3番。薬用作物等生産振興対策事業ということで、去年からこの薬用作物というのは始まってます。ことしは県が100万円出してくれるということで、全体の予算が前年度の倍になってます。  聞くだけなんですけど、今どういう状況にあるのかなと。200万円と倍になるわけですから、どういうふうに取り組んでいくのか、それから、その見通しについて、わかれば伺います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  薬用作物等生産振興対策事業でございます。こちらは、平成27年度、国の補助を受けて開始したということで、薬用作物の圃場の実証実験、植えてみて、実際倉吉市、本市においてどういう作物がいいのか、あるいは、できた作物が果たして有効な効果があるのかということを時間をかけて検証するということで、国については、一括して初年度交付ということで、2年度目以降、全く予算がつかないということでございました。その中で、県にも相談し、県のほうがこういうことの薬用作物ということで、半額補助ということで、今回、平成28年度の予算計上させていただいたというところでございます。  平成27年度につきましては、本市では、上北条と北谷地区に実証圃場を設置して、カラスビシャク、生薬名はハンゲでございますけども、こちらを栽培しておるというところでございます。昨年11月に、日本食品分析センターに依頼して、残留金属等の分析をしていただいて、いずれも残留金属等は定量以下ということでございます。それから、12月以降といたしましては、2月に製薬会社と意見交換をする機会ということで、現在の薬用作物の栽培方法であるとか、中国での栽培状況等の意見交換を行ったというところでございます。また、今年度、市内で採取したハンゲ等について、その試験分析を現在行っておるということで、近く回答がある予定ということでございます。当然この実験、実証につきましては、倉吉市薬用作物栽培検討会というものを設置しておりまして、これは鳥取大学であるとか、県の農業改良普及所であるとか、あとJAさん、農業者等、それで集まって検討をし、鳥大からは専門等の情報をそれぞれいただいておるというところでございますし、先ほど申しましたように、製薬会社等と意見交換をさせていただいておるということでございます。  なお、平成28年度の予算につきましては、圃場です、実証圃場を平成27年度は5畝ずつの1反だったものを、平成28年度は3反にしようということで、そちらの分についての費用の増、あるいは分析手数料、それから実証圃場の作業手数料ということで、こちらについて予算は倍増、あるいは3倍増ということで計上させていただいておるということで、昨年よりも結果的に倍の予算計上とさせていただいたというところでございます。以上です。 ○3番(佐藤博英君) よくわかりました。頑張ってほしいということで、今の状況を聞いたわけです。  市の予算としては、基金の繰り入れで対応しているということもあって、やっぱり市民の皆さんにも知っていただきたいと思って質問したんですけど、それこそうちの周りにもたくさんハンゲ生えてますけども、これが本当に特産作物となるというのは、一つのやっぱり夢なのかなとも思いますし、ぜひしっかり取り組んでいただくことをお願いして、終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、9番由田隆議員に質疑を許します。  9番由田議員。 ○9番(由田 隆君) それでは、私からは、農林水産業費、1項農業費、5目農地費、13節委託料、ため池防災ハザードマップ作成業務委託料についてと、2項林業費、2目林業振興費、13節委託料、高城山休養施設維持管理業務委託料について、2点について質問をいたします。  まず、今回予算計上では160万円が計上されて、ため池防災ハザードマップ作成業務委託料ということで提案されています。この事業の目的と期待される効果について伺うと同時に、数ある倉吉の農業用ため池等あるわけですが、この2カ所になった理由、あるいはこれらのため池が危険度ランキングみたいなものでランクづけされていて、上位のものからこのようになったとか、そういうような説明をまずいただきたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 由田議員の御質問にお答えいたします。  まず、ため池ハザードマップでございます。東日本大震災等でため池の決壊であるとか、近年、ゲリラ豪雨ということで、ため池の被害というものが発生しておるというところでございます。それで、国においては、平成25年、平成26年に一斉点検を行ったということで、点検結果から、造成されて長い年数がたつため池が多いということで、多くのため池で何らかの対策が必要ということは認識はしておるというところでございます。しかし、一遍に対策ができるわけではないということで、費用の面もございますので、その対策を講じるまでの間、不測の事態に備えるため、ハザードマップを作成するということを決定いたしまして、この事業が農村地域防災減災事業ということで国の100%補助ということでメニュー化されたということで、これを活用させていただくというものでございます。  それから、今回のため池2カ所でございます。県の防災重要ため池というものがございます。倉吉市には16カ所ございますけれども、こちらについて、優先的にこのハザードマップを作成するということとしております。平成28年度は、この重点ため池の下流に人家の多い2カ所を選定させていただいたと。具体的には桜ため池、それから観ノ目ため池という灘手のほうでございますけども、こちらのほう2カ所についてハザードマップを作成するというものでございます。なお、県につきましては、今後5年間で県内の防災重点ため池についてハザードマップを作成するという計画としておるというところでございます。以上です。 ○9番(由田 隆君) 9番。概略はわかりました。  県の調査が2年間にわたって行われて、その結果についてのハザードマップということですが、ハザードマップをつくることは私はよしとします、ある意味ね。そうであるとすれば、じゃあ、16カ所の倉吉市のため池については、例えば改修、あるいは補修を要するところはないということで、集中豪雨、あるいはゲリラ豪雨等、あるいは台風も含めて、それらが来ても、今決壊するおそれがないという前提でのハザードマップなのかどうか。一方で、ハザードマップをつくりながら、例えば改修の予定もあるのかどうか。そこらの総合的な検討がなされているかということも、やはり地域住民からすると、ただマップをつくっていただいて、ある雨量に達すれば避難する、あるいは警戒する、それだけで終わってしまうのかということの危惧も地域住民には生まれてくると思うんです。そこらのところのトータル的な今後の方針があるのかないかということを2点目としてお伺いをいたしたいと思います。  それで、このハザードマップの今後の活用です。マップをつくって、確かに地域にはそれぞれの自主防災組織や公民館であると思うんですが、そこらに周知をし、あるいは今後は予想される大きな豪雨だとか、そういうときには警戒に当たらなければなりません。そこらの公設消防団なり、常備消防とのそういう連絡体制、この活用については、どのように考えているのか、あわせてお伺いをいたしたいと思います。  それと、2点目の質問で、高城山休養施設維持管理業務委託料ということで、今回予算計上されています。市長もこのたびの3月定例議会冒頭の提案理由の説明の中では、やはり教育文化、コミュニティーの醸成というところで、子どもたちのために誇れるふるさとであるとか、教育環境、歴史文化の振興に努めるというようなことをあえて言われています。ある意味では、地域のこういう歴史文化を学習に取り入れたり、あるいは地域を誇れる、その教材の一つにしていくというのは、教育効果というものがあるように思います。現状の高城山休養施設、どうなっているのでしょうか。今回何と2万5,000円の予算がついています。この予算でどのような維持管理をして、今後の学習教材に生かしていかれようとしているのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) お答えいたします。  まず、ため池でございます。県、あるいは市も一体となって、全ため池を調査しております。そこの中で、県の防災重点ため池がございますし、そのほかのため池につきましても、地震による倒壊、あるいは大雨による決壊等の判断をしております。その中で、ランクづけをしております。そこの中で早急に改修をしなければならないもの、あるいはもう少し現状のままでもいいもの、全く必要ないものというランク分けをしております。そこの中で、国の事業だったりを使って改修をしていくということがまず第1点でございます。ただし、先ほど申しましたように、一遍にそういうことができるわけではないということで、そのようなときにもし決壊したりした場合に、地域住民の皆様の安全確保ということで、このハザードマップをつくらせていただいとるということでございます。ないにこしたことはないですけども、もし万が一の場合ということを想定してということでございます。  なお、このハザードマップにつきましては、想定の水の深さであるとか、どれぐらいで水が流れてくるとか、あるいはどういう経路でどういう避難場所に行くというようなことを掲載をさせていただいておるということで、これは地元のワークショップ等で作成していきますので、関係集落の全戸に配布して、防災、災害意識の啓発、普及を図りたいと考えております。また、今回のハザードマップ作成については、防災安全課とも一緒になってする予定としておりますので、防災安全課と連携しながら、例えば洪水ハザードマップとの一本化、あるいは整合性等も視野に入れながら作成していきたいと考えて、有効な情報になるような事業にしたいと考えておるところでございます。  続きまして、高城山でございます。こちらにつきましては、平成4年の3月に設置しております。緑を愛し、森林づくりへの理解を深めながら、心と体の健康づくりに資するということで、そういう高城山展望台の設置ということで、当初は展望台と、それからあずまや、それからトイレ等がございました。それで、近隣、その当時、設置した当時は、周りに余り木もなく、見晴らしもよかったわけでございますけれども、時間がたつにつれ、周りの木が大きくなり、なかなか見通しが、展望台からは見えなくなるということもございます。年数もたつということで、平成21年に展望台は老朽化も進んだということで撤去させていただいたというところでございます。現在は、あずまやと、それから簡易トイレということで残っておるというところでございまして、今回の委託料につきましては、その施設の清掃及び点検、それから除草等の委託ということで、高城地区振興協議会とこの2万5,000円の委託契約をしておるというところでございます。 ○9番(由田 隆君) まず、ハザードマップについてでありますが、このハザードマップの簡易なものを見させていただきました。その際に私が考えたのは、例えば桜ため池、これが決壊した場合に、その流域は、服部であるとか、今在家地区の方々の、避難路を分断してしまうんです、通常の地震とか、大きな災害等。ですから、今までも自主防災組織や公民館単位で自主避難、あるいは避難命令を受けて避難する際に、例えば高城でいえば小学校が避難場所になってます。そこに行く際の経路が分断されてしまうというようなことにもなってます。今回初めてこれは出てくるわけですから、今までの防災に加えて、このため池のハザードマップを合わせることによって、じゃあ、高城地区住民が安心・安全のためにどこに避難すればいいのかということをトータル的に考えていく必要が出てくるんですね。ですから、常備消防ほか、公設、あるいは地区の住民の、あるいは直近の集落へのこの徹底と活用というのが大きな課題になってくると思っています。そういう危惧で今回質問をさせていただきました。  あわせて、やはりただ危険をあおるだけではいけません。防災マップでよしとすることなく、やはり県、国に働きかけて、予算をとってきて、修理、あるいは補修、改善を求めることが私は第一であると思っていますので、今後の努力に期待いたしたいと思います。  あわせて、この高城山の休養施設です。私も行ってみました。高城山の頂上、結構広いですよ。周りの草刈りしてあります。多分、昨年の秋ぐらいでしょうかね、草刈りはして、今、部長が言われたように、展望台を設置したときには小さい松の木等が今は大きくなって、全然展望なんかできない状況にあります。さらには、言われたように、展望台は朽ち果ててというか、撤去され、横しにいまだに放置って言うべきでしょうか、置いてあります。そこに行くまでがこれまた大変、展望台というか、山頂に。福積のところから上がっていくあの道は川になって、流れるようになってまして、人が歩けるような状態ではない。特に、お年寄りは行くすべがないし、子どもだって、行く道中のところも危険なところがたくさんあります。今後、あれを生かして、ふるさとというところで生かせようとしたら、やはりもうちょっと整備が必要であると思いますよ。そういう整備計画があって、毎年2万5,000円の維持管理費としているのか、やっぱりそういうところを地元と、あるいは学校等で協議しながら、どうすればあの高城山が活用できるのか、御協議いただきたいと思うわけですけど、いかがでしょうか。 ○産業環境部長(田中規靖君) まず、ため池の件でございますけれども、まず一番は全て安全なため池になるということが一番いいわけでございますんで、そちらの整備については、国、県にも十分に事業を実施していただくように要望はしていきたいと考えます。  続きまして、高城山の展望台でございます。御指摘のとおり、今現在、広いところではございますけれども、残っておるあずまやにつきましても相当老朽化しておりますし、それから、行く道でございます。あちらは作業道ということでございますけれども、道が車が通った跡がわだちになっておって、水が流れて削れておるという箇所もあります。従前は子どもたちの遠足のコースにもなっておった時期もございますけども、御指摘のとおり、危険であるということで、近年は行っておられないということでございます。  あの展望台をどうするのかという構想があるのかというところでございますけども、今現在については、今ここでこういうぐあいにしますというような目標、あるいは計画があるわけではございません。御指摘のとおり、その高城山をどうしていくのか、地域として高城山の持つ意味合いというものをどう考えるかということにつきましては、今後地元等とよく協議させていただいて、展望台をどのように活用していくのか、あるいは高城山を森林としてどのように活用していくのかということについて、地元と協議等は進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高田周儀君) 4回目です。
    ○9番(由田 隆君) まず、ハザードマップですが、本当に今回2カ所なんですね。16カ所のうち2カ所ということで、今後は少なくても下流域の住民の方に危険、これは高城と灘手のこの地区だけが危険なところじゃないわけですから、やはり危険箇所はあと14カ所、少なくても県が指定の分についてはあるわけですから、早急にハザードマップをつくれるように、予算措置、あるいは県当局に申し入れをしていただきたいと思います。  そして、高城山です。2万5,000円といえども、地域の方がどんな思いで草刈りやってるんでしょうか。この高城山の歴史遺産というんでしょうか、後世に残していかなければならないとする地域住民の思いが2万5,000円でそういう整備に汗を流していただいているわけですから、その人たちの思いにも応える意味で、やはりしっかりした整備計画、あるいは活用を考えていただくことをお願いして、質問は終わります。 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。  暫時休憩をいたします。                 午前11時55分 休憩                 午後 1時00分 再開 ○議長(高田周儀君) 再開いたします。  次に、第7款商工費について質疑を求めます。  9人から質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、6番藤井隆弘議員に質疑を許します。  6番藤井議員。 ○6番(藤井隆弘君) 6番。7款です。商工費。1項2目就職情報提供事業と、同じく1項3目琴櫻記念館運営事業、それとポップカルチャーによる観光客等誘致促進事業についてお聞きします。  初めに、1項2目就職情報提供事業、新規事業の205万3,000円です。この事業は、目的として、就労意欲のある市民が就職情報、事業所の求人情報を得られるとあります。この事業について3点、まずお聞きします。  1番目に、この事業ができた目的といいますか、背景、そういったことについて説明をお願いしたいと思います。  2番目に、雇用推進コーディネーターについてです。この事業の主なものは、報酬として176万2,000円となっておりますが、このコーディネーターがどのような方を考えておられるのか、また、どのような仕事をされるのか。  それと、3番目としては、事業内容について、就業についてはハローワークというものがあるんですけども、そのハローワークとの違いとかすみ分けといいますか、そういった部分について説明をお願いしたいと思います。  それと、琴櫻記念館運営事業について607万4,000円です。この事業について、2点、まずお聞きしたいのは、入館者数、入場者数といいますか、それと、どのような展示物、また案内がしてあるのか、まずお聞きします。 ○産業環境部長(田中規靖君) 藤井議員の御質問にお答えいたします。  就職情報提供事業でございます。背景でございますけれども、現在有効求人倍率、1月時点では1.26倍ということとなっております。しかしながら、求人は増加しておるわけでございますけれども、例えば業務別といいましょうか、そういうところで見ますと、例えば専門的、技術的職業というのは、有効求人倍率3.67倍ということで高うございます。サービスの職業も2.28倍ということで高うございます。逆に、管理、事務的職業というのが0.39倍、生産工程の職業というのが0.76倍ということで、業種によって、有効求人倍率、非常に差が大きいというものがございます。加えて、例えば就職されてから、その後、定着される率でございます。逆に言いますと、離職率ということになりますけれども、高校卒でございますと、1年後の離職率が24.8%、2年後が35.2%、3年後が42.9%ということで、これは全国平均から比べても高うなっているところでございます。この要因といたしまして、企業様が求める求人と実際働かれる方とのミスマッチといいましょうか、本人の希望との差がそこに出てくるのではないかなと考えておるところでございます。それから、既に誘致しておる企業からも、進出して拡大するわけでありますけれども、地元雇用としてなかなか人が集まらないということも聞いております。そのように企業側と、それから求職者の方との具体的なマッチングといいましょうか、本当に合うような職業を合う企業にということで、その仲立ちをするというのがこちらの就職情報提供事業というものと考えております。  それで、雇用推進コーディネーターの方でございますけれども、できれば即戦力ということで働いていただきたいという思いがございます。そこで、職業紹介事業に係る実務経験のある方を優遇ということで、募集要項に記載させていただいとるということでございます。業務といたしましては、相談窓口を商工課内に設置して、週3日程度、予約制で相談を受けるという部分が一つと、それから、当然待っていてもマッチングということはできませんので、そのあたり、企業、あるいは新規求人者の方ということで、外に出て情報収集を行うということでございます。  ハローワークとの違いということでございますけれども、ハローワークさんというのは企業の情報、それから求職の方の情報、そこで俗に言う企業側から出てきた書面の情報をもってマッチングをするというところでございまして、なかなか深い、本当でその企業が求める人材があるかということは、余りそこまでなかなか立ち入れないという部分がございますので、この就職情報提供事業について、機動的に動いていって、積極的に情報を集め、企業に紹介して、よりマッチングをさせていくということで、その辺のすみ分けをしておるところでございます。 ○企画振興部長(岩本善文君) 琴櫻記念館運営事業についての御質問でございます。入場者数と展示内容、御案内等々ということでございました。  平成24年に現在のところに琴櫻記念館を設置しました。平成24年度で1万8,349名、25年度で1万9,719名、26年度で2万1,159名、今年度が2月末までなんですけども、1万7,938名ということで、累計で7万7,000人余りの方が来館いただいたということでございます。  展示内容、御案内についてでございます。佐渡ヶ嶽部屋の全面的な協力をいただいて、土俵入りの際に用いられた化粧廻し、あるいは優勝トロフィーのレプリカ、そのほか、ゆかりの貴重な品々を展示しているものです。それから、地元からということで、関係の方や成徳小学校などからパンフレット、写真、パネル、色紙などもお借りしているということで、説明員を配置しておりまして、適宜御案内をしているという状況でございます。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今それぞれ説明していただきました。  就職情報提供事業につきましては、これまであるようでなかったというか、ただ、ハローワークのような形の情報提供だけじゃなくって、きちんと対応、本当にミスマッチというのがやっぱり働く上では、離職率が倉吉の場合、高いということも先ほどありましたけども、そういったことがなるべく未然に防げたり、どうせ働くんなら満足して働いていただくような形で、週に3日ですか、商工課におられて、あとは実際に動いていただいてということで、それもそういった経験のある方をイメージしておられるようですから、うまくいけばいいなと思っております。  琴櫻記念館のほうは、今説明していただきまして、徐々にふえてるのかなと。ただ、私も行ってみたんですけど、ちょっと場所も奥まったところにあって、そんなに広い、町屋というか、ですから、それこそ佐渡ヶ嶽部屋の力士が優勝もしたりして、もうすぐ始まりますけども、注目されて、観光客なんかも琴櫻のという名前も、お孫さんもおられるわけですから、関心の深いところなんですが、考えてみたら、成徳小学校の前には銅像がありますね。それに、先ほど成徳小学校の話も出ました。今校舎の建て直しというか、その関係で、成徳小学校には琴櫻の記念したような部屋があったのを覚えてまして、それを今改修のために博物館にそういった作品というか、いろんなものが移っているようです。そういったリストもちょっともらいましたら、番付表とか、記念品とかもありますんで、ぜひ同じ倉吉が関係しているものならば、そういったものも含めて考えて、調整して、ただ、場所が狭いのと、できればもうちょっと違う場所にということも、これは別個のとこで話せんといかんなと思ってるんですけども、そういったことも考えて、より充実したものになればと思っております。その辺のところ、またあったら、答弁をお願いします。  次に、1項3目のポップカルチャーによる観光客等誘致促進事業、こちらのほうも新規事業として、県の補助金と一般財源800万円ずつで1,600万円が計上してありますが、次の3点についてお聞きしたいと思います。  まず、言葉自体ですね、ポップカルチャー、わかる人はわかるんでしょうけども、なかなかわかりづらいと。私なんかはちょっとわかりづらいなと思って、ほかの言葉があればなと思って、でも、ポップカルチャーなんでしょうね、今の人にとったら。ポップカルチャーを活用した観光客誘致を行うことで、本市の知名度及び交流人口の拡大を目指すとありますが、もう少しわかりやすく、どういうことなのかという説明を加えていただけたらと思います。  2番目に、委託料1,540万円がついております、この事業のほとんどが委託料なんですけども、実際具体的にはどのようなことをするのかということ。  それと、事業の概要のところを見ましたら、事業費のところに、需要費21万4,000円の中に、ちょっと読み方から自信ないんですけども、刀鍛冶の大原刀匠安綱ということがある。これはこの事業とどういう関係があるのかなと思いますので、ちょっと教えていただければと思います。 ○企画振興部長(岩本善文君) まず、琴櫻記念館のより充実についてでございます。先ほど御指摘のあった地元にある資源は、今後しっかりと連携をとりながら活用させていただきたいということと、先場所、琴奨菊関が優勝されたということで、琴奨菊関にまつわるもの、あるいはその後、御結婚されたということで、そこでの引き出物みたいな形での企画展ということをし、大勢の方に来ていただいたということがございます。折々にそういう企画展も織りまぜながら、盛り上げていくことをしたいなと考えているところでございます。  続きまして、ポップカルチャーでございます。  まず、ポップカルチャーとは何だということなんですけども、これはポピュラーカルチャー、ポピュラーというのは大衆向けの文化ということのようでございます。語弊があるかもしれませんが、言ってみれば、高尚な文化というのではなくて、一般大衆向けの文化であるということで、一般的には漫画であるとか、アニメであるとか、映画、ゲーム、コスプレというような、またこれも言っちゃうとあれなんですけど、サブカルチャーといいますか、そういうメーンじゃないもの、大衆向けのものということ全般を指すということで我々としては捉えており、これらの情報全てをポップカルチャーということで捉えておるものでございます。  日本の最先端の文化として、このポップカルチャーが国内はもとより、外国、特に海外において注目を浴びているということで、国としてもこういうことを切り口に海外からのお客様を呼び込みたいというような思いがあります。倉吉はグッドスマイルカンパニーがあることにより、日本有数の、ある意味、ポップカルチャーの先進地になり得る資質があるということで、これを最大限活用して観光づくり、まちづくりをしていこうということで進めようとしているものでございます。  委託料、これはグッドスマイルカンパニーに対して委託をして行う事業でございまして、平成27年度から実施しておるものであります。2年目ということになります。目的としては、倉吉を認知してもらい、倉吉に来てもらうということを目標として、行政と企業、それと住民にも参画していただいて盛り上げていくということで、県のまんが王国とっとりの国家戦略プロジェクト推進補助金というのをいただきながら実施しているものでございます。  大きくは、今年度から実施しております、まずフィギュアの拠点整備ということで、赤瓦一号館においてグッドスマイルカンパニーのフィギュアの展示、販売ということを行っております。フィギュアだけではなくて、グッドスマイルカンパニーの倉吉工場の金型であるとか、製造工程の解説パネル等々もしたような仕組みになってます。場所が余り広くないもんですから、なかなかたくさんのものを一挙にというわけにはいかないんですけども、このコーナーについて継続をしていくこと、そして、展示の内容を入れかえていくということで、一層の充実を図っていくということをまず第一に考えております。それと、もう一つが、新たな取り組みとして、町なかを回遊するようなシステムをつくりたいなと思っております。まちの中の、特に白壁土蔵群を中心としたまちの中に、アニメキャラクターの人型のパネルを設置したり、展示サインを設置したりすることによって、観光客が町なかを回遊していただくような仕掛けを行いたいと考えております。当然周遊を促すようなマップ等も作成し、言ってみれば、ある商店街が実在するというようなことを含めて、回遊を促すような仕掛けをしたいと考えております。それと、もう一つが、本市を訪問してもらう動機づけとして、これらのコンテンツを活用した折々のイベント、集客イベントを開催するというようなことを考えております。それと、最後に、このこういうような動きを全国に知ってもらうためには、メディアであったり、旅行会社を招聘して、しっかりと情報を出してもらうということで、そういう関係のメディア、旅行会社等々を招致する活動を行っていき、市の取り組みを周知していただき、それを見た人が興味を持っていただき、来ていただくような仕掛けをしたいなと考えてるものでございます。  それともう1点、伯耆安綱の件でございます。昨年あたりから、日本刀を擬人化した人気オンラインゲーム、「刀剣乱舞」というゲームがあるんですけども、これが若い女性を中心に人気を博しており、これをきっかけにと言われてますけども、日本刀自体も人気を集め、展示されている博物館や資料館に若い人が訪れる。あるいは刀剣に関する書籍がたくさん売れる。流行語大賞、2015年の流行語大賞の候補にも「刀剣女子」というような言葉がノミネートされるほど刀剣ブームというのがあるようでございます。この大原には、大原鍛冶一族が居住していたという言い伝えがあり、安綱という名前の方なんですけども、平安時代中期の刀鍛冶をされた方。童子切安綱ということで、刀剣の国宝第1号で、東京国立博物館に所蔵されている天下の5つの剣のうちの1つだという剣が、実は倉吉市大原から出されたものということがあります。こういう形で、これもポップカルチャーということにも絡めていき、ファンからはキャラクター化というような声が非常に強いと聞いておりますので、それの受け皿として地元の大原に案内看板等々、今もう既に整備はされとるんですけども、それをより充実したり、そのほか、資料、パンフレット等々をつくるような形で、童子切安綱を生み出した倉吉市大原というのを売り出すような仕掛けをしたいなと考えているところでございます。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 6番。今お聞きしました。相撲のほうの琴櫻、ぜひ充実したものにしていただきたいし、倉吉には琴櫻だけじゃなくって、すぐ近く、民営でされているような河本緑石さんなんかもあります。いろんな素材の中で、今回、琴櫻ですから、充実していただきたいということ。  それと、ポップカルチャーの部分ですけれども、知らないところでいろんなところが関心がある人が多いんだなと思って、確かに新しいグッドスマイルカンパニーの店舗というか、展示場もできて、そこじゃないと、ここに来ないとないようなものもあるということだったと思いますし、ぜひ充実していただきたい。  倉吉の西郷の大原、そういうことを初めて知りましたけども、これもぜひ、場合によっては大化けしてすごいものになるんじゃないかなと思いますので、しっかりと取り組んでいただければなと思います。よろしくお願いします。終わります。(山口議員「議事進行」と呼ぶ) ○議長(高田周儀君) 13番。 ○13番(山口博敬君) 今ええ質問をされました。ありがとうございます。  実は私、一回一般質問しとったな、大原、安綱の話。そのときは、どうも西のほうに負けちゃって、倉吉のいわゆる固有の題材ではないような答弁もらっとるだけど、あれはどがにいですかいな、それは。ちょっと頼みますよ、教育長。どがにいだかいな、ほんに。今は倉吉って、この前、倉吉じゃなかったで。 ○企画振興部長(岩本善文君) 童子切安綱については、伯耆国安綱ということで御指摘をいただいたものだと思っています。2説ありまして、今の伯耆町にもそういうような由来があると。それから、倉吉市の大原にもそういう由来があるということで、伯耆町とそんなけんかするつもりはないんですけども、倉吉の大原の童子切安綱の由来をしっかりと確立させていただいて、PRをさせていただきたいなと思っているところでございます。 ○議長(高田周儀君) 13番山口議員、最後……。 ○13番(山口博敬君) 最後ですよ、最後。岩本部長、お願いしますよ。もう倉吉の安綱だから、私そう思ったけども、何だか、この前、そうでもないような言葉だった。今非常に安心しました。頼みます。よろしく。 ○議長(高田周儀君) 次に、7番鳥飼幹男議員に質疑を許します。  7番鳥飼議員。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。同じく商工費、7款、就職情報提供事業、今質問がありました。これにつきましては、市役所において無料職業紹介を実施するということで、その背景なり、目的等につきましては、今、部長から御答弁をいただいて、内容的にはわかりました。いわゆる求人は非常にふえているということで、今も1.26倍ということで上昇傾向にあるけども、そこにミスマッチが起きている。やっぱり求人が欲しい企業と、それに応募してくる求職者の格差が非常に違ってきていて、うまくマッチングできないという御答弁でありました。  それから、もう一つは、私も大変気にしてました高校卒の離職率。これはいろんな新聞とか報道等でも見たこともありますし、高校卒がなかなか定着しない。働いても1年、2年、3年ぐらいで離職してしまうというようなことがあって、そういう意味では、こうした職業紹介を市が取り組んでいくということもまた意味のあることかなと思うんですが、今御答弁の中で、そうやって求める求人とのミスマッチを仲立ちしていくんだということがありました。ところが、いわゆるハローワークは、企業は出しっ放しですから、なかなか内容まではできないということで御答弁があったんですよね。市内には実はそうしたことに対応するべく、くらよし若者仕事ぷらざとか、それから、レディーズ仕事ぷらざ、女性の方を中心としたそうしたプラザとか、また、中高年を中心としたミドル・シニア仕事ぷらざ、こうした就職支援をサポートするものが実は市内にもたくさんあるわけです。そこの中で、あえて商工課にそうした仲介する窓口を置くということは、もう一度そのあたりの目的を教えていただきたい。僕から見れば、仕事、我々も就職の相談を受けたときには、パープルタウンの中にあるくらよし若者仕事ぷらざあたりを紹介して、そして、個別に面談をいただいたりしているわけで、内容的には同じようなことではないのかなと思ってますので、もう一度このあたり、市役所があえてやる意味を教えてください。  それから、今ありましたけど、いわゆる求職者、これを商工課の窓口で相談を受ける求職者というのはどういう形で情報提供をしたりされるのか。どういう方を想定されているのか。基本的に今言ったように、相談があれば、くらよし若者仕事ぷらざに紹介をしたり、当然ハローワークに行くんですが、商工課でそうした求職者の方を集めるということになると、どのような情報提供をして、どのような人を想定されてるのか。  それから、市内企業を訪問ということがあるわけですが、求人があれば、我々もそうですが、ハローワークに求人を出すわけですよ、企業として。だけど、今あったのは、週に3回は窓口で相談窓口をやって、残ってる日については、市内の企業を回るんだと。やみくもに回られるわけではないと思いますが、このあたりもどのような企業を想定してやろうとされているのか、もう一度そのあたり、御答弁をいただければと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 鳥飼議員の御質問にお答えいたします。  市内には若者に仕事を紹介する、くらよし若者仕事ぷらざであるとか、レディーズ仕事ぷらざ、あるいはミドル・シニア仕事ぷらざというところがございます。基本的には、ハローワークさんと同様で、相談に来られる方を待って、それに対して、その方の状態、若者である、あるいは女性である、あるいはある程度年をとられた方であるという、その状態に応じた職業紹介をするというところでございます。今回の事業については、企業に実際出向いていく、あるいは求職の方のところに実際出向いていって、実態をよく聞き取ってマッチングをさせるというのが主ですので、別に縄張り意識を持ってというようなことは考えておりませんけれども、当然連携をしながらということになると思いますけども、やはり機動性と、そういうところに重点を置いていきたいと考えております。  それから、どういう方を対象に、どういうPRをということなんですけども、基本的には求職の相談に来られた方ということを対象としております。ただ、待っておっても、当然来られることが少ないということですので、その広報といたしましては、市報であるとか、ホームページ、あるいはハローワーク、関係機関等にも協力をしていただいて、その辺の情報は流していきたいと思っております。それから、職業訓練所等へのチラシであるとか、その辺の周知をさせていただきたいと考えております。以上です。 ○7番(鳥飼幹男君) あんまりよくわかりませんでしたが、しっかりやっていただきたい、これは大事なことですから。  周知もしていただいて、今あったように、離職率も高い、それから、業種によっては非常に差が出ているということで、しっかり取り組んでいただきたいと思うんですが、実はこの一般質問の中にも出ておりました。先日、中部森林組合の役員の方々と意見交換をさせていただいた折にも、林業の担い手であるフォレストキーパーというんでしょうか、そうした人材の確保に大変に苦慮していると。ハローワークにも出すんだけども、5名か6名ぐらいの求人だったと思いますが、出すんだけども、応募が全くないと、こういう実態もありますし、それから、また、先日も製造業をやってらっしゃる社長さんと懇談する機会があって、いろいろお話を伺いました。そしたら、市のいろんな補助金を使ったりして、何とか会社も求人をして業種を広げていきたいんだと、そういう思いもあるというお話でしたけど、なかなかこれも公募してもない。ですから、どうしても外国人労働者に頼るしかないと。そういうお話をされておりました。いわゆる求人をしたいんだけども、人が集まらない。こういう実態が市内にやっぱり起こってるんだろうなと思うんですよ。ですから、ぜひともこういう事業はしっかりとやる以上は企業を回っていただいて、いろんな企業の社長さんの考え方なり、これからの思いなり、そういうものを聞いていただいて、そうすれば求職者にその会社の思いも伝えていけるわけですし、だけん、今のフォレストキーパーの件についても、組合長はもう3K、汚い、きついというような3Kを改革していきたいと、もう大きく。それで、組合長も若者が働きやすい職場にもしていきたいんだというような話をされてました。  そのときに、実はお話の中で、それだったら、一度、移住定住で一番大事なのは、いわゆる働き場の確保だと、移住者が入ってくるのに。一度、移住定住相談窓口が市役所にあるんで、いわゆる県外のそういった移住相談会に森林組合も出てみられたらどうですかという提案をしたんです、この前。そういう意味では、これから移住定住にも力を入れていく、そういう意味では、この移住定住窓口と、そして、今回やるこの就職支援、このあたりもうまくきちっと連携をとってやれば、意外と県外で地方に移住したい、そういうところでも林業の担い手としてやりたいという方もあるかもしれん。そういったことの連携をとるような体制、しっかり入れたらいいんじゃないかと思いますが、そのあたりのお考えはどのように考えておられるか。 ○産業環境部長(田中規靖君) まさに今言われたとおりでございまして、本当に企業さんが求められる人材等をあっせんといいますか、マッチングさせていくということを目標としておるというところでございます。先ほど言われた中部森林組合さんについては、これは新たな事業で訪問先として入れてみたいなと考えております。  それから、移住定住につきましては、この情報は、当然そういう移住定住を考えておられる方も対象としておりますので、一緒になって相談に乗っていきたいと考えております。以上です。 ○7番(鳥飼幹男君) 頑張ってください。終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、5番米田勝彦議員に質疑を許します。  5番米田議員。 ○5番(米田勝彦君) 同じく就職情報提供事業です。事業説明シートの通し番号で164ページに載っております。最初にといいますか、質問は5点用意しておりましたけれども、先ほどの質問に対する答弁で理解した部分がありますので、実務的な観点から、3つ質問させていただきます。  まず1つ目は、相談窓口は商工課内とありますけども、庁外に設ける考えはありませんか。  2つ目ですけども、市内企業の求人を開拓するため、市内事業所へ訪問されるわけですけども、1日当たり何件の訪問を予定されておりますか。  3つ目です。この雇用推進コーディネーターの方の勤務概要を教えていただきたいと思います。先ほど週3日という話がありました。雇用条件は更新ですか。それから、また、車は自分の車を使うとか、市の車を使うとか、あると思いますけども。それから、また、1日の出勤時間、退社時間、その辺を教えてください。以上、3点質問します。 ○産業環境部長(田中規靖君) 米田議員の御質問にお答えいたします。  まず、相談窓口を商工課内ということで、庁外にも置かないかというお話でございます。基本的には商工課内に相談窓口ということが基本とさせておりますけれども、当然求人の方の状況等もございますので、それは機動的に相談に行くということはしたいと思っております。常時庁外にということまではちょっと今のところは考えておりませんけれども、その必要があることがあれば、そういうことも検討はしていきたいなと思いますけども、まず、この事業自体が機動的に動くということを第一としておりますので、そのあたりについては、臨機応変にやっていきたいなと考えております。  それから、企業の訪問件数ということでございますけれども、雇用しようとする方については、非常勤職員ということと考えております。週5日、週の労働時間が29時間以内ということとさせていただいておりまして、週5日勤務で、3日間は、先ほど申しましたように、相談の業務ということで、残り2日について、1日2件程度で52週ということで、約200件程度は企業を訪問できるのではないかなとは試算はしておるところでございます。  それから、雇用する方の勤務条件でございますけれども、1週間当たり29時間以内ということで、今考えておりますのは、6時間勤務を4日、それから5時間勤務を1日ということで、合計29時間ということとさせていただきたいと。6時間勤務の場合は9時出庁の16時退庁、それから5時間勤務の場合は10時出庁で16時退庁ということでございます。ただ、これは一応週29時間の中ということで、相手方もあることですので、その週29時間の中で変更ということは可能であろうと考えております。それから、期間の更新につきましては、本市の一般職非常勤職員取扱規程に基づいてさせていただくということで、更新もある程度可能であると考えております。それから、使用する車でございますけども、こちらについては公用車を考えておるところでございます。以上です。 ○5番(米田勝彦君) ありがとうございます。  まず、相談窓口は商工課内、臨機応変に庁外でもやるということですけども、やはり相談者の方というのは、人目を気にされる場合が結構多いと思うんです。現実的に北庁舎の商工課内に相談窓口を設けても、そこに行かれる人は少ないんじゃないかと思います。私も以前、平成15年ですけども、総合事務所で就職支援をやっとったことがあるんですけども、そのときの経験から考えますと、やはり相談場所というのは、庁内では難しいと思います。ここは、成徳小学校の玄関口のほうに、左に今、認知症の相談窓口があるんですけども、以前はあそこにハローワークの情報誌なんかも置いてあったりしましたが、あの辺が相談窓口としていいんじゃないかと私は思っております。検討していただきたいと思います。  それから、1日当たり、先ほどの話では1日2件ということを言っておられますけど、倉吉の商工会議所で登録されとる事業所というのが1,000件ぐらいあるんです。2件ではなかなか求人情報を拾い上げるというのは難しいんじゃないかと思いますね。もちろんハローワークの情報もあるんですけども、ハローワークと違った特徴のある就職支援業務をやられると思うんで、やはりもう少し1日の訪問件数というのはふやした格好で組んだほうがいいんじゃないかと思います。  それから、週5日ということですけども、これは土日は考えておられるんですかね。やはり平日だけではなく、祭日もありますけども、土日かいずれか一つは相談曜日としてあけといたほうがいいんじゃないかと思います。  車は公用車を使うということで、ただ、公用車というのは倉吉市という名前がはっきり入っております。それで相談者のところに倉吉市というマークの入った車で行くというのも、なかなか向こうとしても何だか恥ずかしいということ、恥ずかしいという言い方は失礼しました。これは削除してもらいたいんですけども、何となく気になるところだと思うんで、ネームが入ってない車も一旦は考えてみられたらどうかと思います。  以上、3点質問しましたけれども、これから新規に取り組まれる就職情報提供事業ですけども、市内に住んでおられる方はもとより、先ほどありました移住定住される方にとりましても実際に就職先を確保するということは大変なことです。しかし、働く場所は徐々にふえつつあるようでして、先ほどの答弁でも、有効求人倍率が1.26倍と徐々にふえております。企業誘致や地元事業所への助成、それからまた、中心市街地活性化事業、地方創生事業、市長が取り組んでこられましたさまざまな施策が働く場所の拡大へとこれから効果を上げていくと思います。次はそこに就職していただくだけだと思います。その就職のお手伝いをするのが、このたび新たにやられる事業です。多くの方が就職できますように、全力を挙げて取り組んでいただき、地方創生を実現していただきたいと思います。終わります。 ○産業環境部長(田中規靖君) 御提案ありがとうございます。まだ実際に動いてないと、これから詰めなければならないところも多々あると思います。先ほど言われたような、商工課内がどうなのか、あるいは土日はどうなのか、それで、公用車の倉吉市という名前というところ、十分検討に値するところだと思いますので、参考にさせていただいて、なるべく求職者の方の御意向に沿うように、効果が出るような事業としたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高田周儀君) 次に、15番坂井徹議員に質疑を許します。  15番坂井議員。 ○15番(坂井 徹君) 通し番号71ページですけれども、ポップカルチャーによる観光客等誘致促進事業で、商工費として、今回誘致業務委託1,540万円が計上されております。このポップカルチャーの意味、先ほど説明ありましたけども、最先端文化に対して、アニメ、漫画、映画、コスプレも大衆文化的なもんだという話ですが、今後気をつけていただきたいのは、やはり年配者ほど、こういう言葉の意味が理解しづらいし、コスプレ自体も私は大衆文化と言われてもそうかなと思うぐらいな感じを持ちます。ですから、特に広報関係の文書では注釈をつけていただけたらなと思います。  それで、質問ですけれども、委託先と委託業務内容について説明を加えていただきたいと思いましたけれども、委託先はグッドスマイルカンパニーだというお話で理解できます。委託業務内容は、倉吉を特に認知してもらうために赤瓦一号館にコーナーを設置したけれども、グッスマのコーナーが継続するようなことのため、あるいはアニメキャラクターを町内に配置して、回遊性を狙うと。それから、メディア招致によって、クールなまちをPRする一翼を担ってもらうんだというような話、それで、ここで一つだけあれですけれども、海洋堂の作品、見に行ったんですけれども、回遊性を狙うそのフィギュアの配置ということであれば、等身大の作品が随分、四万十のミュージアムに行ったときもございました。ある意味では、そういうものも考えていく必要があるんじゃないかと個人的には思います。  この辺についての印象をお聞きしたいのと、それから、ワンダーフェスティバルへの参加費が38万6,000円計上されておりますが、これはどんな目的を持って、どなたが出かけられるのか。そして、何を中心に視察、見てこようとしていらっしゃるのか。それから、お願いですけれども、当然視察報告というものを聞かせていただきたいと思うんですが、それに対する考え方を最初にお伺いします。 ○企画振興部長(岩本善文君) 表現につきましては、注記を行い、皆さんにわかっていただくような努力をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まちなか回遊の考え方を少しだけ補足させていただきますと、今想定しておりますのは、グッドスマイルカンパニーのキャラクターを並べるということではなくて、仮想のまち、あるいは仮想の商店街をこの倉吉のまちに置いたらどうなるのかなというようなところを含めたアニメキャラクターの人形を置いていきたいなと、パネルを置いていきたいなと思っており、御指摘のような、例えば等身大のビッグスケールのフィギュアを置くというようなことは今のところ想定はしておりません。今後、平成28年度で終わる事業ではないので、平成29年度以降、そのまちなか回遊のあり方ということについて、また考え方が変われば、そういうことも検討させていただくこともあるのかなと思っており、今のところは等身大のパネルを置いて、マップを添えて、回っていただくようなことをしたいなと考えているところでございます。  それと、ワンダーフェスティバルの参加の件でございます。ワンダーフェスティバルというのは、年2回、2月と7月、幕張メッセで行われる国内最大のフィギュア等のイベント。入り込みが5万人とも6万人とも言われている大きなイベントでありまして、グッドスマイルカンパニーはそこのイベントの中で大きなブースを持っておられる、そこの中心的な企業であります。そこを視察に行かせていただこうと思っておりまして、対象は職員だと考えております。  目的は2つございます。平成27年の冬、平成26年度のときには、市長に行っていただいて倉吉のPRをしていただきました。そういうようなことが平成28年度において確定しているわけではありませんけども、今後一層ポップカルチャーでまちづくりをしていくようなときに、パートナーであるグッドスマイルカンパニーとのワンダーフェスティバルのステージにおいての倉吉市のPRということも想定できますので、そういうことへの参加ということもあるだろうなと思っております。それと、もう一つが、このワンダーフェスティバルで利用したグッドスマイルカンパニーのブースの展示を倉吉でも展開できないかなということがあり、現実に赤瓦一号館の中でも一部再現している部分もございます。今後こういうようなことをどんどん展開していきたいなと思っておりますので、その都度その都度のワンダーフェスティバルでどういう展示が行われ、これがどういうふうに倉吉に活用できるかというようなことを協議させていただくことも含めてということでの視察ということで考えており、当然報告は何らかの形でさせていただきたいと思っております。以上です。 ○15番(坂井 徹君) 回遊性に関する話の中で、ちょっと趣旨が違ってるというお答えでしたけれども、例えば成徳、明倫地区にも随分商店にしても、民家にしてもあいたものが、物件がありますよね。そういうところに、今回も小川邸への予算投下もされるわけですから、回遊性を狙うんだったら、そういう空き物件に対して、さっき言ったような将来的な話になりますけれども、等身大のものを置いておけば、結構名物になるんじゃないかと想像して申し上げました。  次の質問ですけれども、県のまんが王国とっとりの話がよくあちこちに出てくるわけですけれども、この国家戦略プロジェクトと銘打ってありますけれども、それはどんなプロジェクトなのか説明を加えていただきたい。  そして、そのプロジェクトにいう拠点整備事業と今回話題に上がってるフィギュアミュージアム構想はどう連動しているのか、どう連動していると捉えるべきか、お伺いします。 ○企画振興部長(岩本善文君) 今後のまちなかでの展開については、先ほど申しましたように、平成28年度で終わるということは考えておりませんので、どんどん展開していく中で、どういう形でまちを活用させてもらうかというところで検討させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  まんが王国とっとりの国家戦略プロジェクトとはということの御質問でございます。これは、もちろん県の取り組みでございます。まんが王国とっとりの国づくりを推進することを目的として、漫画を核に、そこから派生するサブカルチャー等々を幅広く活用して、地域を盛り上げる団体、市町村等の取り組みを支援し、創意工夫あふれる取り組みを応援するものということでございまして、その中で、ソフト、ハードの整備を両方行う拠点活用推進事業というのがございます。平成27年度、今年度から倉吉市のこのグッドスマイルカンパニーと共同した事業については、これに指定をしていただいてまして、補助率が2分の1、上限が800万円ということで、言ってみれば、この整備そのものを使ってこの事業をやるということでございます。以上です。 ○15番(坂井 徹君) ちょっと答えが中途半端で足りなかったんじゃないでしょうか。ミュージアム構想は、このプロジェクトとどう連動しているかということのお答えがなかったように思います。  それから、県の800万円の、このプロジェクトからの補助金です。グッスマに特化したというお話がございましたけれども、それは今後、例えばフィギュア関連の事業が拡大するに伴って、それは拡大していく、グッスマだけに特化したものとは違った格好で補助をされる可能性があるのかどうかについてもお聞きします。  それと、あと、このトップフィギュアを扱う3社ですね。グッドスマイルカンパニー、海洋堂、ガイナックス、この3社は業界内でどんな位置関係にあるのか、それぞれの特徴はどういう特徴と捉えていらっしゃいますか。グッスマが出てきていただいているがゆえに、関連性があると思ってお聞きします。  それと、まず、特にワンダーフェスティバルに視察に出かけられるのは、グッスマとの連携強化を目的としているということがうたってあります。このグッスマについては、先ほどもちょっと金型の話が、出てましたけど、これがすごい金のかかる難しい仕事内容ということで、グッスマは今、産業人材育成センターのほうで1人しか扱えない1億円以上の3Dの最新の機械が入れてあって、グッスマさんがある人物を使って、その機械で金型をつくってもらう金型工場を鳥取のほうで探していらっしゃって、恐らく目星をつけておられるんだと思いますけれども、そうすることによって、随分いろんな今海外でやられていることが国内でできるようになる可能性が大だと聞いておりますけれども、このグッドスマイルカンパニーは、今回の民間事業者のフィギュアミュージアム構想に対してどんなスタンスをとっておられるのか。行政は現在、このグッドスマイルカンパニーと民間事業者にどんな立場でかかわっていらっしゃるのか、お伺いします。 ○企画振興部長(岩本善文君) 失礼しました。ミュージアム構想とまんが王国とっとり国家戦略プロジェクト推進補助金との絡みということの御質問でありました。勘違いをしておりました。これについては、関係ございません。
     それと、海洋堂に対する本市のスタンスといいますか、というのは、現在のところ持ち合わせておりません。  それと、グッスマに特化したこの補助金が今後グッスマだけではなく、変更していく可能性があるかということなんですけども、目指しているところが、キャラクターグッズでありますとか、またこれもあれですけども、フィギュアであるとか、ポップカルチャーということでございますので、必ずしもグッドスマイルカンパニーだけではなく、アニメというところで共有できるような社についても、当然それは一緒になってやっていこうというところでは想定はしておりますが、現在のところ、海洋堂さんとのコラボというところを想定しているものではございません。  それと、グッドスマイルカンパニーと民間企業に対して市がどうかかわっているかということがございました。グッドスマイルカンパニーについては、企画振興部においては、観光ということを中心に今後のまちづくりというところに関してのパートナーとして考えておりますし、産業環境部においては、誘致企業としての捉え、産業の面の捉えというところで考えているものでございます。民間業者さんとのかかわりということについては、そういう提案をされているので、その提案について妥当な提案であるのであれば、円形校舎についての検討を市においても考えていくという立ち位置であると思っております。以上でございます。 ○議長(高田周儀君) 4回目です。 ○15番(坂井 徹君) この3社は、民間事業者が今計画していますフィギュアミュージアム構想に対する関心度、市として行政の立場から見て、どんな関心を持ってるかなという感触をお聞かせください。 ○企画振興部長(岩本善文君) 3Dプリンターについては、産業環境部のほうで答弁をいたします。  まず、フィギュアミュージアム構想についてでございますけども、基本的にはその前段の話のところでお聞きをしてるということでございまして、ミュージアム構想自体について、じゃあ、どういう考えを持っているかということについては、現在のところ差し控えさせていただきたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 済みません、漏れておりました。産業人材育成センターの3Dプリンターを利用して金型をという御質問でございましたけれども、我々が知り得とる情報といたしましては、金型の製造ではなく、パーツを含めた試作品、もののこういうねんどろいどをつくると、そういう部品の試作品を3Dプリンターでつくられておるとお聞きしております。それで、こちらのねんどろいどの生産に必要な金型、これは樹脂成型用金型と聞いております。これを取り扱っておる企業というのは、県内とか、周辺にはないということで、現在は中国の工場に隣接しておる金型製作設計企業から取り寄せておると聞いております。それで、その金型をつくる工場が国内、あるいは県内というような話は今のところ聞いておりません。以上です。 ○15番(坂井 徹君) このフィギュア関連については、やっぱり企業誘致で出てきていらっしゃるのはグッドスマイルカンパニーということで、あくまで市としては、まずグッスマを立てる、言い方は俗になりますけれども、グッスマさんをまず第一線に立てて、いろんなまちづくりの協力を仰ぐ必要があると思います。どんなフィギュア関連の構想であろうが何であろうが、グッスマ抜きにはやるべきじゃないと思うし、まず、第一にグッスマの協力を仰ぐ、そのために市としても何としてでも協力を仰ぐための緻密なすり合わせ、協力、相互の協力、これ抜きにしては考えられないと思いますので、今後もしっかりと協力体制をタッグを組んでやっていただきたいと思っております。終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、2番朝日等治議員に質疑を許します。  2番朝日議員。 ○2番(朝日等治君) 2番。7款商工費につきましては、1項3目の観光費から2つの事業についてお尋ねをいたします。  まず、1点目に、地域資源観光活用事業、関金地区についてのものでありますが、この事業の目的は、関金地区の温泉や豊かな自然を活用しながら、体験型教育旅行誘致協議会や旅館組合と連携し、温泉及び中山間地域への観光客の誘客を図るものということで、旅費のほか、役務費、負担金、補助金、それぞれ予算の設定がございますが、このうち補助金が405万円であります。この補助金の中で、農村型体験旅行推進事業費補助金250万円の設定があり、関金地区の自然暮らしや体験を商品化し、学校の体験旅行を誘致する体験型教育旅行誘致協議会の活動支援ということでありますが、平成28年度、新年度においては、この250万円をもって体験型教育旅行をどのように展開されようと考えておられるのか、まず伺います。 ○企画振興部長(岩本善文君) 農村型体験旅行推進事業でございます。これにつきましては、平成28年度も平成27年度同様、関金エリアの資源を最大限活用して、農家民泊、あるいは農業体験等々をしていただくことで、今後の関金振興につなげていきたい、観光化につなげていきたいということで、今年度に引き続き精力的に取り組んでいきたいと考えているものでございます。以上でございます。 ○2番(朝日等治君) この体験型教育旅行の取り組みについては、これまでの取り組みの成果としてはまだあらわれてきてはおりませんが、実績として、関西圏の中学校、小学校から実際に体験型教育旅行として関金においでになった学校、クラスもぼちぼち出てき出しました。この体験型教育旅行の課題が、何といっても農家を初めとする宿泊先の確保、これが最大の問題のように感じておりますし、実際そうだと思います。平成28年度においては、協議会におかれましてもこの宿泊先の確保を最大の課題として取り組む、こういった話も聞いておりますので、しっかりと取り組んでいただきたいとお願いをしておきます。  もう一つの事業につきましては、観光施設維持管理事業、これも関金地区についてのものでありますが、関金地区に位置する観光施設の効率的かつ適正な運営を図るため、指定管理者による管理運営を行い、必要な修繕等を行うというものというのがこの事業の目的でありまして、1,505万8,000円の予算が設定をされております。事業シートを見てみますと、需用費、消耗品費として1万8,000円、修繕料として事業シートに記載があるのは湯命館の循環ポンプ、補助メーター、これで482万8,000円、役務費で手数料として24万7,000円、使用料及び賃借料で湯楽里と道の駅犬挟、この2つの施設にAEDをリースするということで12万円、あと、国民宿舎事業特別会計に984万5,000円の繰り出しを行うということであります。  ここで、部長に聞きたいのは、需用費の中の修繕料、先ほど言いましたが、湯命館の循環ポンプ、補助メーター482万8,000円、この予算、当初予算について少し説明を加えていただきたいと思います。 ○企画振興部長(岩本善文君) 農家民泊の受け入れの強化ということにつきましては、御指摘あったように、一番の強化ポイントだと思っております。県内の他地域と連携して、農家体験は倉吉で行い、宿泊は他地域でというようなパターンが多いということで、できることなら関金エリアで自己完結をすることが今後の観光振興につながるということに思ってますんで、そこをしっかりとしていきたいと思っております。現在のところ、体験受け入れ先で10件の民宿プラスそのほかに20件、合計30件が受け入れ体制を整えていただいておりまして、これまで累計で57件190名の方がお泊まりになっておるということなんですけども、なかなか数が伸びていかないということがございますので、一生懸命頑張っていきたいと思っております。  2点目の御質問の観光施設維持管理事業でございます。需用費の修繕料482万8,000円の内訳ということでございます。まず、内容としましては、湯命館で空調設備4基の取りかえ、これが350万円でございます。それとポンプ1台の取りかえ及び11台のオーバーホールの修繕84万2,000円、それと、湯命館ではないんですけども、道の駅犬挟の電気補助メーターの取りかえ48万6,000円、合計で482万8,000円ということでございまして、大きいのが湯命館の空調設備でございます。空調設備が合計11基あるんですけども、平成7年にオープンして以来、施設の更新がされていないということで、20年を経過しているということで、昨年取りかえました1基を除く10基について、3カ年の計画で更新をしていく予定をしており、平成28年度はそのうち4基の取りかえをしようとするものでございます。ポンプについても同様に、設置から20年経過しており、ポンプが全部で12台あるようでございます。この取りかえ1台とオーバーホール修繕11台分ということの経費がこの主なものでございます。以上です。 ○2番(朝日等治君) 部長、今この事業シートに基づいて修繕料の内訳を聞いたわけですけれども、この事業シートに記載がない空調設備ですか、空調設備全部で11台あって、そのうち4基かえるのに350万円、この482万8,000円の最大、一番多く占めているのがこの空調設備でありますが、どういうふうに評価したらいいのか、やはり我々、この事業シートをもとに質疑をしますので、これは記載漏れという考えでよろしいでしょうか。こんなことが起こっとるんだったら、ほかの事業も全部聞かんといけんようなことになってしまいますし、それこそ査定が正確に行われとるかというところまで心配が及んでしまいます。  そこらはちょっとはっきりしていただきたいなと思いますし、空調設備11台のうちの4台で350万円ということで、ポンプの修繕も、これ湯命館でした。私の記憶では、施設の修繕については、当初の設計が1件当たりが100万円を超える場合については、倉吉市と指定管理者が協議するということになっていたと思いますが、これが間違っていたら訂正をしてください。この空調設備、11台のうち、平成28年度は4台で、3カ年にわたって10台を更新される。これは当然にしていただきたいと思いますが、まず、平成28年度においてどういう協議がなされたのか、そこを御説明ください。 ○企画振興部長(岩本善文君) まず、御指摘のこの事業シートの掲載と、先ほど私が答弁しました内容が食い違っているんではないかということでございます。確かにそのとおりでございまして、この事業シートにおける修繕料482万8,000円の内訳というところで、湯命館の循環ポンプ補助メーターということで記載をしておりました。これについては、十分ではございません。改めてこの分についての記載について、また資料を後で配付させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。詳しい説明を加えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それと、修繕の取り扱いでございます。議員御指摘のとおり、各指定管理施設の協定書においては、当初の設計額が1件につき100万円以上のものについては、市と協議して行うということで記載をしておりました。平成26年5月の臨時議会での担当常任委員会において、耐用年数を経過した設備や備品の取りかえは設置者が行うべきではないかと、修繕等に関する負担区分の定義が曖昧な部分があるということの指摘を受け、平成27年4月に、修繕等に関する負担区分の取り扱いを定めて、各指定管理者と覚書を締結いたしました。この内容ですが、施設を運営するために当初から設置された機器、備品等を一体的に交換する必要がある場合は、100万円未満でも市が施工する。当初から設置された機器、備品を適正に使用するために消耗品の交換、修繕については、100万円未満の場合は指定管理者が施工する。ただし、修繕回数が増加し、機器、備品ごと交換するほうが支出が抑制されると認められる場合、市が施工する。こういう形で取り決めをいたしまして、これに基づいて平成28年度の計画をしたものでございます。以上です。 ○議長(高田周儀君) 4回目です。 ○2番(朝日等治君) 部長、今御答弁いただきましたけども、確かに地方自治法では、議会にはこの事業シートまで提出することはないわけですけども、どうしてもこの予算の審査、細かく見たいもんですから、事業シートをしっかり見せていただきました。ただ、この質疑のベースにさせていただいたこの事業シート、記載漏れがあるというようなことでは、この先、審議になりませんので、正確なものを今出していただきたいと思います。 ○議長(高田周儀君) 出ますか。  暫時休憩します。                 午後2時13分 休憩                 午後2時29分 再開 ○議長(高田周儀君) 再開します。 ○企画振興部長(岩本善文君) ただいまお手元に修繕料482万円の内訳をお配りさせていただきました。これに書いてありますとおり、湯命館においては、一番大きいものは空調設備4基の取りかえ350万円、それから、ポンプ84万2,000円、それと、道の駅電気補助メーターの取りかえ48万6,000円ということでございます。この事業シートにおいて、本来ですと、一番主なものを含めて、正確に記載するべきでした。それが湯命館循環ポンプというようなことで記載をしておりました。申しわけありませんでした。以後、気をつけます。 ○議長(高田周儀君) 5回目です。 ○2番(朝日等治君) 部長、そのとおりです。一番大きいものの記載がないということであります。この当初予算の審査において、このようなことだったら、本当にほかも心配です。ちょっと何か少し緊張感が欠如しとるのかなと思いますので、しっかりとお願いします。 ○議長(高田周儀君) 次に、8番伊藤正三議員に質疑を許します。  8番伊藤議員。 ○8番(伊藤正三君) 8番。私は商工費の中で2点通告しておりましたが、まちかどステーションの管理につきましては、担当課より説明と資料をいただきました。使用状況なり、有効に活用されとるのかなというようなことがちょっと思いましたもので、お尋ねをしたところ、年間稼働率も74.7%、定期的に4教室を開催されたり、その他、不定期な利用、恐らく展示会やいろんな敬老会、あるいはコンサートなどなど、指定管理者がしっかりと努力して、それなりの機能を発揮していただいているようですので、このことについては説明は要りません。  もう一つ、では、7款1項2目商店街等活性化というところでございます。倉吉市は、この中心市街地の活性化を大きな政策目標として課題として取り組んでいるわけです。それにもかかわらず、ここが前年度予算から200万円ほどの減。やっぱり本当に地方創生、これから中心市街地の活性化を進める上で、この予算が強化される、あるいは増額されるというようなことを期待しておりましたが、200万円ほど逆に減額になっております。この辺の理由をお知らせください。  それと、もう一つ、このチャレンジショップ設置運営事務委託料というほうは、これは商工会議所に対して行われるものであると思います。ただ、もう一つのにぎわいのある商店街づくり事業補助金の中で、家賃1万8,000円掛ける12カ月、5件を補助すると。それで、店舗改装費100万円掛ける4件、400万円ということでございまして、この内容といいますか、根拠を教えていただきたいと思います。以上、よろしくお願いします。 ○産業環境部長(田中規靖君) 伊藤議員の御質問にお答えいたします。  まず、全体のこの事業費、昨年度と比べて200万円の減というところでございます。昨年度といいましょうか、平成27年度と比してということでございます。これにつきましては、まず、この対象としておりました事業が店舗の改装事業のこの中に、大体はこれ単市事業ということで行っとるわけでございますけれども、平成27年度は県の補助を受け、まちなか振興ビジネス活性化支援事業という県の事業がございます。その中で事業費が300万円、それで、市と県が100万円ずつ出し合って補助するという、そういう事業がございました。それで、平成27年度は、県と市を合わせて200万円を計上しとったということで、残念ながら平成27年度、これに、要件に該当する事業がなかったということで、実際は不執行ということになるわけでございます。それも踏まえて、平成28年度は、今のところそういう予定がないということでございますので、その分を削らせていただいて、200万円の減ということで、従来から行っておりますにぎわいのある商店街づくりという枠で捉えますと、減ってはいないというところでございます。  それから、出店促進事業、家賃補助と、それから店舗改装事業でございます。こちらにつきましては、予算の立て方につきましては、基本的に実績を見込んでということとなります。出店促進事業につきましては、家賃補助でございますけども、平成24年度が4件、25年度が4件、26年度が4件、27年度が今現在4件ということで来ておりまして、希望も込めて5件ということで1万8,000円の12カ月の5件ということで計上させていただいております。  それから、店舗改装につきましては、平成24年度が3件、25年度が2件、26年度が5件、27年度、今現在で4件ということでございます。額も100万円というのが上限ということでございますので、平成28年度は今のところ4店舗を見込んで予算計上させていただいておるというところでございます。以上です。 ○8番(伊藤正三君) 説明いただきました。納得をいたします。というのは、説明についてはですね。実績を主に考慮されとるというわけでありましょう。それはそれで結構でございます。  それと、あと、店舗改装費100万円掛ける4件ということで、これが例えばふえたと、5件、あるいは6件あったという場合は、例えば補正など、あるいはほかの財源を当てられるというようなことがあるのか。  それと、もう一つは、これ、4件掛ける100万円ということで、上限が恐らく100万円みたいな形になっていると思いますが、今のふえた場合や、あるいは400万円の予算の中で、例えば2件しかない。ただ、店舗の規模、あるいは業種などで、もう少し増額ができないか。あるいは、もしそういうような希望があったときにできる方法があるのか。要するに臨機応変といいますか、もう少し柔軟的に支援ができるようなことにはならないかということをお尋ねしたいと思います。 ○産業環境部長(田中規靖君) 引き続きお答えいたします。  予算が足りなくなった場合、申し込みが多かった場合ということでございますけども、そちらにつきましては、補正を含めて、検討はしていかなくてはならないのかなとは考えております。  それから、少なかった場合、その枠を今希望されとる方にということでございますけども、こちらになりますと、それこそ要綱自体を見直すと、上限を見直すということとなりますので、何らかの基準日を設けて一斉にしなければならないということと考えております。ただ、それにつきましては、柔軟に考えていかなければならないかなとは考えております。それはといいますと、従前ですと、この店舗改装は、雑貨というようなものが大体多かったですけれども、近年になりますと、飲食店等が多くなってきておるということで、100万円で果たして足るのか、半分補助の上限100万円で、それ以上、非常にもとの事業費自体がかさばるということも聞いておりますので、その辺の制度の仕組みというのは、今後変更を検討しなければならないかなと考えております。いつからということは、ちょっと今のところは申せませんけども、その可能性は十分にあると考えております。以上です。 ○8番(伊藤正三君) いい御答弁をいただきました。店舗を求めている方も物すごい多様化しておりますので。今言いましたように、やはり一律的ではなく、相手の事情、あるいは事業の質といいますか、そういうものも考慮しながら、柔軟性を持って対応していただきたいと思います。規制緩和や制度変更なども考えていただけるということですので、しっかりと中心市街地活性化のために取り組んでいただきたいと思います。以上です。 ○議長(高田周儀君) 次に、16番中野隆議員に質疑を許します。  16番中野議員。 ○16番(中野 隆君) 7款1項3目の観光費のところで質問いたします。  観光関連団体助成事業ということで、倉吉観光・MICE協会とDMOの関係、DMOといいますと、12月議会に、とっとり梨の花温泉郷広域観光協議会を核とする鳥取県中部圏域版DMO整備実践事業ということで、このときに836万3,000円の予算を通しております。それで、また、中部と倉吉市の観光ということでは、関係があるような、またちょっと違うのかなという部分もあるんですけれども、そこを説明していただきたいという部分と、もう一つは、観光一般になりますかね。GPSの音声ガイドを、それの端末を貸し出すとかどうのこうのというようなことをちょっと説明のときに聞いたんですけれども、私、それを聞いたときに、音声ガイドというのは、一般的には博物館とか、美術館、それから比較的大きな施設の観光案内をするときに使うんですけれども、これを倉吉市で使うということ、音声ガイド、そういう端末を貸し出すとかというのは、私は今の世の中の流れからすると、ちょっと時代おくれじゃないかなと感じました。というのは、今インターネットの世の中ですし、スマートフォン、多くの人がスマートフォンを持ってますんで、これからはスマートフォンでガイドができるような世の中になっていくんではないかなと私が思ったもので、これはどうなのかなと思いました。  私なりに調べると、どうも富士ゼロックスとかいろんな会社が端末を出して音声ガイドをすると。GPSつきの専用スマートフォンで音声ガイドをするというようなことはちょっとあったんですけれども、これはこれでいいかもしれないけど、本当にこれが世の中の流れになっていくんだろうかなというのは、ちょっと心配しております。というのは、これから東京オリンピックがあったりして、英語とか中国語と韓国語とかということはあるとは思うんですけれども、多言語に対応しているということも聞いたんですけれども、例えば倉吉に外国の方でもいいですし、国内から倉吉に来て、その端末を借りると。借りて使うと。また例えば米子のほうに行くと。また倉吉で借りたやつは返して、米子のほうで借りたりとか。資料をいただいたのは丹波・篠山でしたか。そういうのをしたときに、本当にそういうようなシステムになっていくのかなという、果たして。ちょっとその辺のところを疑問に思いましたので質問をしたんですけれども、もしいい答弁がいただければありがたいなと思っております。 ○企画振興部長(岩本善文君) まず、広域観光組織、鳥取中部観光推進機構についてでございます。  議員からも説明がございましたが、ことしの1月18日、旧とっとり梨の花温泉郷広域観光協議会が発展的に解消されて、一般社団法人鳥取中部観光推進機構として設立をされました。これがいわゆる観光地域づくり法人、DMOということで、観光庁の日本版DMOとしても全国24の中で先日登録されたところでございますし、今月中には旅行業の資格も取得されるということで、広域観光を担う組織として今後期待していくものでございます。  主な役割につきましては、倉吉だけではなく中部圏域の観光情報や魅力を一括して圏域外に発信、あわせてセールスプロモーション活動をされる。それから、海外のメディア、旅行会社の招聘事業や受け入れ対応、インバウンド受け入れに伴う通訳サポート等々をされるということで、従来梨の花温泉郷がやられたものを中心に、なおかつ今後、旅行業を取得されますので、独自の企画、商品をつくられ、それを催行されるというようなことの動きをされる中で、それぞれの市町の役割としては、それぞれ市町の中の地域での観光素材の発掘や磨き上げ、維持等をすること、それからその地域ならではの商品をつくっていくこと。これらをまとめて機構が圏域外にプロモーションしていく。こういうような位置づけになるんじゃないかと思います。  あわせて、MICE協会においては観光案内所、観光ガイド等の観光客への直接サービス、その現場での直接サービスというのはそれぞれの市町の観光協会、倉吉でいいますとMICE協会さんが担うことになるということでのすみ分け、位置づけということで整理をしているものでございます。  それともう1点、観光音声ガイドサービスということでございます。  御指摘のとおり、スマホの普及率が格段に伸びており、スマホをベースとしたいろんなアプリ等々での活用というのは今後伸びていくだろうと想定をされます。  今回、我々が導入しようとするのは、まさに手のひらサイズの携帯端末でございます。これを一方的に受け身だけで受信をしてガイドを受けることができるということで、普通、スマホのアプリ等ですと、そこにインストールしていって、そこにセッティングしていってというような細かな作業が必要なんですけども、そういうことをしないで、その場に行けば自動的にガイダンスを受けれるというようなことでございます。  メリットとして考えてますのは、アプリと比較して、初期投資、維持など運用コストが抑えられるというようなこと。それから観光案内所等で貸し出しレンタル料を徴収し、ランニングコストを相殺することができる。アプリ等ですと経費は回収できないというようなことがあります。  観光客にとっては、スマホを持たれない層に活用をしていただけること、それから先ほど申しましたように、観光ポイントに行けば自動的に音声が流れる、操作も簡単で容易に扱うことができる、当然、繰り返し聞くこともできるというようなことで、観光客にとってもアプリのインストール等々の煩わしさがなく、それぞれが自由に活用していただけるんではないか。ただ、来られたときに借りていただいて、お返しいただくという作業は必要になってきますけども、全ての方に対して優しい、簡単なものでないかと思っております。  本県では、大山寺周辺で試験運用が行われております。それと、先ほど議員がおっしゃったように、丹波・篠山であるとかというところでは導入されており、東京都においては次期東京オリンピック・パラリンピックを見据えるところで、臨海副都心でも既に導入運用をされているというようなことで、アプリということについても当然、今後伸びていくツールでありますし、これについても、今、導入しようとするものについてもあわせてこれも使っていただいてということで、観光客にとって、より使い勝手のいいものがたくさんあるというところでの選択肢としていただくということも必要なのかなと思っています。  それと、この分野に関しては日進月歩なんで、常に我々としても新しい情報を入手して、どういうトレンドでどうなっていくかということも頭に置きながら、これについては東京都でも運用されているということもございますし、そういうスマホ等々を持たれない方も多いということもあり、そういう方にとって便利なものということで導入したいなと考えているものでございます。以上です。 ○16番(中野 隆君) MICE協会とDMOの関係というのは、わからんでもないです。十分理解してるかというと、そうでもないかもしれないんですけども。すみ分けというのは必要なのかなと思いますし、さらにMICE協会としては倉吉市に密着した観光ということをやっていただきたいなとは思います。  それと、GPSつきの音声ガイドというのは、私もちょっと考えたんですけど、それってやっぱり発想が、昔のそれこそテープレコーダーか何か知らないですけども、ガイドを持ってて、ある場所に行ったら声が出てくるというのと発想は全然変わってないな。それが専用のスマートフォンになったのかというぐらいしかないなと思いましたんで。それが使いやすいという人にとってはそうかもしれないですし、それじゃあよそへ行ったり東京へ行ったりしても使えないわと。僕の気持ちとしては、専用のアプリ入れたらどこへ行ってでもできるというのは、例えば外国の方が来られたときでも、それが一般的じゃないかなと思ったもので、倉吉をこうやるということについては、それはそれでメリットはあるかもしれないけども、そういうだけじゃないよと。  もう一つには、例えば奈良でしたか、バーチャルリアリティー。ないものに対してもゴーグルをすると物が見えてくると。そういうようなことまで観光についてはいろんな形で進んでおります。それこそ日進月歩だと思います。東京オリンピックまでにどうなるのか、ちょっとよくわからないんですけれども、あと4年先ですか。よくわからないんですけども、それこそ情報はしっかり入れて対応していただきたいなと思います。  それともう一つ、これ言っときたいなと思うのは、MICE協会、私、1年前にMICE協会内部でのトラブルについて質問して、やっぱり市としても何か対策なり手だてをせないけんではないかということを質問したんですけど、それからどうなったかということもちょっと聞きたいので、答弁してください。 ○企画振興部長(岩本善文君) 今、御質問のあった件につきましては、組織としてといいますか、観光ということに関してのことを言わせていただきますと、旅行会社からの問い合わせ、御案内、あるいはホームページやパンフレット上での情報発信、観光案内所でのパンフレットPR、観光窓口のパンフレット郵送というようなことについては、全てシャットアウトするということではなく、以前と変わりなく、ほかの観光施設と同様な扱いで対応していただくようになっているということでございます。  以上でございます。(「議事進行」と呼ぶ者あり) ○16番(中野 隆君) 何で、俺がしゃべっとるのに。(「いや今、向こうのちょっと話を待っとる……」と呼ぶ者あり)  ちょっと待ちないな、しゃべっとるだけ。終わってからにしない。(「議事進行は優先でしょう」と呼ぶ者あり) ○議長(高田周儀君) 8番伊藤議員。 ○8番(伊藤正三君) いや、今、中野議員の質問に対してちょうど発言中だったので、それを待って議事進行をさせていただきます。  まさに今の質問の中に、MICE協会のトラブル、そのことはどうなったかというような、これは質疑の質問でそんなことはあり得るんですか。  それと、そのトラブルの内容とか、本当で確実に発生したもんかどうかなんか、誰が証明して、どういう内容かわからないでしょう。それを公の場所で、市が委託しとる観光関係のMICE協会に対して、中でどんなトラブルがあったかわからんのにですよ、トラブルがあったと。前に自分がそれを質問したではないかと。そのトラブルはどうなっとるんだというような質疑はあり得んと思います。議長のほうで御検討をお願いします。 ○議長(高田周儀君) トラブルという言葉について、言い直しはありますか。 ○16番(中野 隆君) 1年前にも対応いたしますということを言っておられるんで、その中身については、私は、そのことについてどうこうというのは、この場では当然問題があると思ってるから。どうなっておりますかと、進んでますか、進んでませんかというだけ答弁してください。 ○企画振興部長(岩本善文君) 先ほども答弁させてもらいましたが、組織としてというか、旅行会社からの問い合わせや御案内や、ホームページやパンフレット上での情報発信、あるいは観光案内所でのPR、窓口へのパンフレット郵送等々は以前と変わりなく、他の観光施設と同様な扱いをしていただくということになりました。以上です。 ○16番(中野 隆君) このことについては、通告はもちろんしております。皆さん、心配しておられるようですから。ですから、答弁についても慎重に答弁されたと僕は思っておりますけれども。ただ、そういう答弁で、私はこれ以上深く入らないようにとは思っておりますんで。以上で終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、3番佐藤博英議員に質疑を許します。  3番佐藤議員。 ○3番(佐藤博英君) 2件、私、通告をしております。  就職情報提供事業というのは何人もの方が質問されて、内容もよくわかりました。ただ、誘致企業を中心に雇用ということを進めていくということがあったんで。ただ、市内に二大事業所というか二大企業という、JAと、それから市役所自身、やっぱりそういうのを持ってないと、ほかの人にやってくださいということをどうなんでしょうかね、言いづらいと思うんですよ。そういう枠は市としてもやっぱり持っておくべきではないのかと思いましたので、どうされるかというのはこれからのことだと思いますけども、考えていただきたいというのが一つです。  それから、誘致企業です。7款1項2目、企業誘致、企業立地促進補助金。これ昨年度予算から見ますと2億円以上ふえてます。また随分ふえてるなと思ったんですが、それはそれとしてなんですが、財源が基金の取り崩しが3億3,000万円なんです。  それで、これは総務部長のほうがいいのかもしれませんけども、来年度末で約4億5,800万円の基金の取り崩しがあります。基金が減ります。このうち3億3,000万円がこの企業誘致で使われる予定になっている。しかも今回の議会の前に説明あったときに、財政計画の推計ということで出してもらいました。どんどんどんどんやっぱり、これ見ますと、基金だけ見ますと、平成27年度、今年度の本当に半分ぐらいに基金が減っていってしまう。これずっとこうやって使い続けていくということになると、本当に基金残高が平成33年末で28億円、去年は50何億円ありましたけど。この基金、ふるさと納税による基金がなかったら、私、大変なことになっとるのかなと思います。これは推計ですからあれですけども、恐らく今決まっている事業についての推計でいっていると思います。  ここに、ちょうど同じ用紙に新発債のことが載ってました。この新発債、2月22日に配られた資料だと思います。新発債も、推計ですから仕方ないんですが、もうどんどんどんどん減っていく計算になってます。これもすごい減ってます。平成27年度は余りに大きかったんですけど。いずれにしても、これもすごく減るようになってますけど、こんなこと、私、あり得るのかなと思うんです。  やっぱりこの企業立地促進補助金というのは雇用と連動しているわけですから、一般質問でも言いましたけども、やっぱりそこはきちんとね。ある人に言わせると、やっぱり非正規労働者が多いんだと言う方もおられました。やっぱりきちんと正規職員として倉吉に根づいていただけるような、そういう雇用のあり方というのも考えながら、私、この企業立地促進補助金というのは考えていかないと、財政的にも倉吉のためにも大変だなと思いますので、その辺は考えていただきたいなと。  それから、金融対策については、私、言うつもりはなかったんですけど、これは答えなくていいですけど、やっぱり4億何千万円というお金を、戻ってくる金だとしても、やっぱりここにもこんだけの大きな両方合わせると、10億円近いお金が使われるというところが、何とも大変だなと、市の財政から見ても大変だなと思います。  それはいいですけども、その辺のところ、部長としてはどうお考えか。 ○産業環境部長(田中規靖君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  まず、就職情報でございます。誘致企業を優先にということは当然考えておりません。誘致企業様の中にも進出先でなかなか人が集まらないということ、そういう要因もあるということでございまして、当然、地元企業さんも一生懸命就職情報を提供していきたいと考えております。  それから、企業誘致の補助金でございますけれども、平成27年度当初と平成28年度当初を比べてということで、2億円近くふえているのではないかということでございますけれども、平成27年度の当初につきましては、最初は約5億5,000万円余の支出を見込んでおったというところでございます。ただ、その中で、地域住民生活等緊急支援交付金事業というものがございまして、そのうち3億円余を前倒ししたということで、実際、平成27年度の当初予算は約2億5,000万円程度となったということでございまして、平成28年度の当初が4億5,000万円余りということで、見かけ上2億円ふえたという状況になろうと思います。  それから、企業立地の補助金を倉吉ふるさと未来づくり基金であるとか、若者の定住化促進基金、あるいは企業立地推進基金を3億3,000万円取り崩してということで、非常に御心配いただいとるわけでございますけれども、重点課題であります雇用の確保ということで、今般、灘手にもできます医療関連の企業につきましては、最終的には100人雇用ということを目標と掲げられておりますので、地元の雇用に多大な貢献をしていただけるものと考えておりますし、その中で当然に正規雇用ということが市としては望ましいということで、そのあたりについても企業様に言っていきたいと思っております。  大きな企業に来ていただくということになると、それなりの補助金ということも、限度額はあるといえども出るということでございますので、十分な雇用確保については今後もお願いしていきたいと考えております。以上です。 ○3番(佐藤博英君) わかりました。  ただ、移住定住の場合、さっきもありましたけども、やっぱりいわゆる非正規雇用であると、また後で大変な思いをするということもありますので、その辺はやっぱりある程度加味していただきたいなと。あるいは、例えば市に枠を設けるとしても、例えば1年とか2年とか、その間にきちんと仕事を探すとか、そういう形での受け入れというのはやっぱり考えていただきたいなと思います。  あとは財政の問題ですから、今後どうなるのかというのはやっぱりわかりません。これ以上にいっぱい事業的なものが出てくる可能性もあるわけですので、ふるさと納税による基金というのは本当に大助かりだと思いますけども、基金の取り崩しに当たってはやっぱり慎重にしていただきたいなと思います。  以上で終わります。
    ○議長(高田周儀君) 次に、17番段塚廣文議員に質疑を許します。  17番段塚議員。 ○17番(段塚廣文君) 私は、7款では、7款1項3目のいろいろな事業に対しての根拠、予算審査でございますので、しっかりとその数字は根拠は確かなものかというところに重点を置いて質問いたしたいと思います。  まず最初に、ポップカルチャーによる観光客等誘致促進事業1,600万円、これについては何人かの議員が質問されましたが、このさき方、事業シートが問題になっておりました。このポップカルチャーの事業シートを見ますと……。どれだい。(「71ページ。71」と呼ぶ者あり)俺、別に引っ張り出いとるだけどどっかへ行っちゃったがな。  下手なことを言ったら叱られるけえ、ちょっと待ってくださいよ。持ち時間の範囲でやりますけな。  ポップカルチャーね、勉強会の資料。20ページだ。  言いますよ。このポップカルチャーは、私も横文字に弱いから知りませんでしたが、さっきの説明で、大衆文化ということだそうですな。それで、さき方、伯耆安綱の話が出ておりましたが、この事業シートによると今年度予算額が1,600万円で、そのうち2分の1の800万円が県補助だ。  それで、その説明欄見ると、普通旅費が38万6,000円、需用費が21万4,000円で、これはパンフレットの作成と修繕料の10万円、あと委託料が1,540万円、これだけだ。  ちょっともう一遍ね、誰か説明があった、部長から。もう一遍ちょっと内容を、委託料の内容は何なのか、説明を加えていただきたい。 ○企画振興部長(岩本善文君) 説明をいたします。  まず最初に、フィギュア拠点の整備ということで、赤瓦一号館でのフィギュア展示販売の継続と充実ということでございます。これが196万円でございます。それと、まちなか回遊整備ということで、仮想のまち商店街とリンクするようなアニメキャラクター人型のパネルを作成、あるいは展示サインの作成、それからマップ等の印刷ということで、これが510万円でございます。それと、本市を訪問してもらう動機づけとして、これらのポップカルチャーを活用した集客イベントを開催、折々に開催するということで、これが284万円でございます。もう一つが、倉吉認知度アップということで、メディアや旅行会社を招聘するということで、これが550万円。これで、トータルで1,540万円ということでございます。  以上でございます。 ○17番(段塚廣文君) それで、今、説明があった。それで、これが一くくりしちゃってあるわけだ、委託料が。これどこに委託するんですかな。  それで、どこに委託するかということが一つと、それともう一つ、さき方、大くくりの金が言われたな。赤瓦の関係が196万円だったか。そういうことだった、数字があった。  それで、これじゃあわからんから、私は質疑書を出いて、その積算根拠を示してくださいと。それの資料があればくださいと言ってもらった。そしたらね、こういうのが来とっだ。委託料の主な内容、1,540万円、まちなか回遊整備510万円、ほんで理由がそれぞれ3点ほど書いてある。三、四点か。それから、フィギュア拠点整備196万円、倉吉認知度アップ550万円、イベント開催284万円、その他の事業60万円。これがここに載っとる需用費と旅費。それで財源は自主財源が800万円、県補助金が800万円と。  これは、800万円は自主財源だ。なるほど県の800万円の補助金があるといったって、こんな大くくりなもので予算審議してくださいって言えますか。少なくともこれまでの予算審査の中でいろいろな項目はやっぱりみんなが質問した。それにはもう少しきちんと積み上げた数字が出とるわ。これテレビ、皆、見とるですよ、市民も。1,540万円の委託料、大まかにだで、3つか4つに分けて。4つだ、4点に分けて一くくりにして、こういう事業やりますよ、1,600万円使います。800万円は市の財源ですよ。市の財源ということは、市民が負担するものだ。余りにも薄弱じゃないですか、こういう資料で。1,600万円の予算を議会に認めなさいという。県が800万円出すから、800万円、市が出いて、この事業は補助事業ですから。こんな話じゃ、根拠が薄弱ですよ。もう少し積み上げた、内容の細かい資料を出いてください。 ○議長(高田周儀君) 暫時休憩いたします。                 午後3時13分 休憩                 午後3時30分 再開 ○議長(高田周儀君) 再開いたします。 ○企画振興部長(岩本善文君) 済みませんでした。ポップカルチャーによる観光客等誘客促進事業の1,540万の委託料の内訳を出させてもらいました。  済みません、今大急ぎでしたもんですから、単価のところで若干違っとるところがございます。合計額についてはそれぞれ510万円なり196万円なり284万円なり550万円なりというところで合ってますけども、単価のところで一部違っとるところがございます。ポスターの印刷経費、単価が千円で20万円になってますけども、これは200円なんで0.2、それから配布物印刷が10万円じゃなくて0.1、それと赤瓦一号館の家賃が80万円になってますけども、これは8万円です。それから、展示入れかえが一式で100万円というようなことで、また正しく計算したものは、済みません、きょうじゅうには配らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○17番(段塚廣文君) 委託先はいや。 ○企画振興部長(岩本善文君) 失礼しました。委託先は、グッドスマイルカンパニーです。 ○17番(段塚廣文君) そうするとあれですか、1,540万円はグッドスマイルカンパニーに全部委託するんですか。  今ね、事業シートよりもちょっとだけ詳しいものが出た。これだってあれですよ、大ざっぱなもんですぞ、ほんに。単価だってね、10万円単位だ、みんな。  ですから、この議事の進行から考えれば、議長も困られるだろうから、今のところはこれであれだけど、もう少しやっぱり詳細なものが審査には必要ですよ。100万単位、10万単位のおまえ、あれですよ、つかみだで、こがなのは。一般のあれなんかは、補助金や委託料でこんな単位でやりますかね、だって。だけ、初めにこれありきってちゃな感じだ。  それは私どもはこの事業が悪いとは言わん。県の補助金もつくし。これだってですよ、一つの例だ、企画全体のコーディネート。コーディネート費、数量1、単価50万円、合計50万円。今、急に要求されたらこの程度の大まかな上の、まだ少し細かいものが出たということですけども、きょうじゅうじゃなくても結構ですから、もう少しきちんとした、積算根拠のもう少し緻密なもの、そういったもので資料をつくってもらって、後日でも結構ですから、お願いします。  予算というのはね、やっぱり1年間の事業目的があって、どういう効果があって、それにはどれぐらいの財源を持ってやるかという、我々はそういうのを審査して270何億円の予算を決めるわけですから、ええかげんな気持ちで議決するわけじゃないんですんで、そのことは言っときます。  時間がありますから、次に行きます。  次に、もう一つ、農村型体験旅行推進事業費、これについて質問いたします。  これも市費が250万円かな、市の補助金が250万円。それで、これはあれですかな、これも資料の話しするけどな、再々。この平成28年度農村型教育旅行推進事業費補助金収支予算書というのが出てきた。というのが、予算の事項別明細見れば、倉吉市補助金250万円と、これだけしか載っとらんわけです。それで、シートにはないですか、これは。シートにあるか、何ページかあったか。観光交流課を見たけど、なかった。  まあ、それはそれだ。あったら示してください。  それで、その内容を、積算となった内容を見せてくださいよ、出してくださいって、質疑のときに通告しました。それで出てきたもの、その収支予算書が出てきたんだ、収支予算書が。いただきました。それ当初は市の補助金280万円。30万円、予算査定で減額されまして、250万円になりましたと。ところが歳出はその予算書を直してない。それぐらい、きちんとしたものを議会に示そうかという姿勢が見えない。そこも指摘しておきます。  それで、内部の質問をいたしますが、コーディネーター賃金が11万5,600円、12カ月とある。コーディネーターってどういう資格で、どういう人がコーディネーターになっとるんでしょうか。  それから、体験受け、こんなは平成28年はなあなったか。これはなあなったな。査定で落ちたというのか。それからね、事務所の家賃というのがあるだ、事務所の家賃5万円と。これどこに事務所が借りてあるのかな。  それから、これについては、体験型教育旅行誘致協議会というのがあるそうです。その誘致協議会というのは、どういう人で協議会が構成されておるのか。その誘致協議会というものは活動しとるんですか、正常に。そこらを含めて、まず第1回。時間の範囲内でやりますから、答えてください。 ○企画振興部長(岩本善文君) お答えをいたします。  まず、シートですけれども、69ページ。 ○17番(段塚廣文君) あるか。 ○企画振興部長(岩本善文君) はい。69ページの地域資源観光活用事業、関金地区の事業の概要、一番下になります。農村型体験旅行推進事業費補助金ということで出しているものでございます。  それと、コーディネーターでございます。コーディネーターは、養生の郷の楠本さんがコーディネーターをしていただいております。養生の郷が事務局を持っていただいておりまして、事務局経費というのは事務局であろうと思います。旧商工会館が事務所ということで、そこの支払いをしておられます。  それと、協議会の構成メンバーなんですけども、清流遊YOU村、関金温泉旅館組合、道の駅「犬挟」、水車の郷体験工房、浅井もちっこ倶楽部、鳥取県中部森林組合、真栄農産、鳥飼畜産、やまもり温泉キャンプ場、民泊農家10件、NPO養生の郷等で組織をされております。  平成18年度から体験型教育旅行誘致に向けた取り組みを行っておられるということで、平成26年度の受け入れ実績は約600名ということでございます。以上です。 ○17番(段塚廣文君) コーディネーターというのは、養生の郷の職員ですか。ええかな、それで。 ○企画振興部長(岩本善文君) そうです。 ○17番(段塚廣文君) それで、さっきの事務所も、これはこの旅行推進事業の協議会が借りとるんですか。これ養生の郷が事務所代払っとるんじゃないですか、この5万円。確認してみてください。これはまた。 ○議長(高田周儀君) 段塚議員、ちょっと。今、4回目ですんで、そのつもりで。 ○17番(段塚廣文君) ああ、そうか。なら、えっと言わないけんがな。  それで、4回目だから、これしまって、もう一遍あっだらあが。うん、わかった。  それで、地域では、いわゆる関金ではだ、養生の郷の事業じゃないかっていう人もあるわけだ。この事務所は協議会が払っとるんですか。確認してみてください。事務所がこの協議会で、この事業をするために事務所代5万円払って、旧商工会館のところへ入っとるかえ。肩がわりじゃないかっていう声もある。  それから、平成27年度は体験受け入れ業務委託245日掛ける4時間、850円というのがあったけども、これ27年度は支払われとるわ。平成28年度は切ってある、どういうわけだか。これはどういうわけで切ったのかな。筋が通らんから、これは切らないけんと思ったのか。それから、賃金の中で、体験受け入れ支援アルバイト6,800円掛ける4回の4人と、それから民泊拡大支援アルバイト6,800円掛ける30人。これらの業務っていったら、実態はどがにいだい。言葉では支援アルバイト、体験受け入れ支援だとかってあるけども、平成27年度の実績が出ませんが、27年度の予算では、それはないだな。報償費の中には。ない。平成27年度は講演、講師の謝金とかなんとか、そういうのですわ。  ですからね、もう少し、ちょっと向こうが出いてきたらこれでええということには、ちょっとおかしいじゃないかと思うがな。  それから、時間がないけ、市の250万円の対象経費は何か、そこははっきりしてください。何と何が市の対象経費になっとるのか。  それからもう一つは、さっき協議会のメンバーの話があったな、協議会のメンバー。所属と、どういう団体から出とるという。それで、協議会の構成のメンバー、名簿とか何かありますか、どういうので構成されとるんですかという思いがあったから資料要求した。そしたらその中にね、どういう形で参加されるのか知らんが、亡くなった人が載っとるわい。呼びに行ったって出てこんで。それから、今はその団体の代表でない人が出とる。2人ぐらいある、それが。それから、今はもうその団体もないのがある。  だけね、それで見た、そしたら、2015年4月現在って書いてあった。少なくともね、議案質疑するために何と何をと要求しとるのに、持ってきた資料がこれだ。もっと慎重になってもらわないけん。  あとは委員長にしっかり審議してもらって、また質問することは委員長質疑もしたいと思いますが。  今のコーディネーターも、養生の郷の副理事長という立場の人だな。それが悪いとは言わんが、だから地域では丸投げの事業じゃないかという声まで出るということだ。もう少しその辺は疑問を持たれんようなやり方をしてもらわないけんし、それから今言ったように根拠もきちんとして、それからその後の指導もきちんとせないけんと思っておりますが。時間も来ました。そのことを答えていただいて、持ち時間を終わりたいと思います。(発言する者あり)  ああ、もう一回あるか。 ○企画振興部長(岩本善文君) たくさん質問をいただきました。漏れがあるかもしれませんけども。  体験モニターについては、今回、県の補助が減額になるということで、事業から落としたものでございます。それと、アルバイトの件でございます。平成27年度においても賃金ということで、体験受け入れ支援アルバイトということで、一部については記載しておると思います。それと、この協議会の名簿、済みません、御指摘いただいたことについて、最新の情報でもう一度名簿を出させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  あと養生の郷との関係なんですけども、養生の郷が事務局を持っておられるということで承知をしております。そういう意味で言うと、養生の郷が事務局で主体的に頑張っていらっしゃるということだろうと思いますけども、それは決して養生の郷が肩がわりということではなくて、事務局を持っておられるという中でしていただいておると理解はしておりますけども、もう一度、地元に事情をよく聞いてみたいと思います。  そのほか御指摘があったことにつきましては、資料等を整えさせていただいて、提出をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○17番(段塚廣文君) そのほかにも通告した件がありますが、さき方言った、予算査定で歳入は落といとるけど歳出はそのままの計画だというのも資料として出てきとる。だけ、これはもう一遍ね、資料は資料らしく、収支予算書の査定後の数字を変えたようなものでなしに、議会に出す資料は資料らしく整えて出していただきたい。  きょうはこの程度にして、終わります。時間も来ました。 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって質疑を終結いたしました。  次に、第8款土木費について質疑を求めます。  4人から質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、6番藤井隆弘議員に質疑を許します。  6番藤井議員。 ○6番(藤井隆弘君) 私のほうは、8款4項1目都市計画総務、景観の部分です。  こちらのほうのシートでは、前年度予算が212万5,000円に対して本年度が4,638万8,000円ということで、かなりの増額になってますが、中身を見たら都市計画図の作成業務委託、これが4,200万円余りということで、そんなもんかなと思いながら、もう一つの都市計画マスタープラン、これが聞いてましたら、平成20年ですか、前にも一回出てまして、これは10次総に合わせたようなもの、それと土地の将来像というか、そういったものを定めたもんだと思っているわけですが、今回新しく、また年数たったのでつくられるということのようですが、3点お聞きします。  1つは、策定に当たっての方針というか目的、考え方。さっきちょっと触れましたけど、そういったものと、この委員というものが9人ですか、あるんですけども、どういった方なのか、またどういった立場の方なのかということ。  そして2番目ですが、委託料が400万円ということですが、これがどういった形で、どこかに委託されるんでしょうけども、ちょっとその辺をお聞かせ願いたい。  それと、これができたら、先ほどもちょっと言いましたけども、前回のときは総合計画だったり中活のところにも若干載ってました、土地のマスタープラン。どういった活用をされるのかという点について聞かせていただければと思います。 ○建設部長(石賀祐二君) 藤井議員の、都市計画マスタープランの関係の質問についてお答えいたします。  都市計画マスタープランは、都市計画法に基づきまして、都市計画区域内の道路ですとか公園、下水道等の都市施設、それや土地利用などの、都市計画の基本的な方針を長期的な視点で総合的に定めるものでございます。  都市計画マスタープランは、都道府県が策定するマスタープランと市町村が策定するものの2種類がありまして、県のマスタープランは広域的な見地から県の都市計画区域ごと、県内には18の区域がありますが、それが策定されております。市町村のマスタープランは地域に密着した見地から、都市計画区域の地区別に都市計画に関する基本計画をまとめる、基本方針を策定するということで、鳥取市、米子市、倉吉市、日吉津村が策定済みになっております。  このマスタープラン、現在、市のほうは、先ほど申されましたように平成20年に策定をしております。このマスタープランは、総合計画を上位計画としまして、県のマスタープランや中心市街地活性化基本計画などと整合をとったものとして策定を行います。その際には、検討委員会や市民の意見をお聞きしながら策定するということで、今回の見直しに当たっては、平成28年度、29年度の2カ年で行う予定にしております。  検討委員会のほうですが、前回は学識経験者1名、地域住民の代表、それから市民活動の関係者など各種分野から8名、それから行政機関から3名、計12名の委員になっていただいて検討のほうをしております。今回も前回の委員のメンバーに準じたような形で選考をさせていただきたいと思っております。  続いて、400万円の予算をこれに計上しているところですが、これはマスタープランを策定するために必要な基礎資料の収集や分析、検討委員会や地元委員会を踏まえた計画の検討、これを業務委託でコンサルに委託して実施するものでございます。平成28年度には原案をつくる予定でございます。  この400万円の業務委託ですが、今回、11次の総合計画を策定した直後でもありますし、それから県もこの同時期にマスタープランを策定するということがありますので、そういったものも活用し、あと今回は前回のマスタープランの見直しということで考えておりますので、そういったことで400万円の予算の範囲内で実施したいと考えております。  それから、どういった活用かということですが、これは先ほど申しましたように、都市計画区域の道路ですとか下水道、公園、それから土地利用などの、都市計画の長期的な方針を立てるというものでございます。都市計画道路等を今現在定めておりますが、そういったものも市民の御意見、検討会の意見を聞きながら見直しをしていくということも出てくると思いますし、そういった整備方針についての御意見をいただいて、基本的な方針をつくっていくという予定にしております。  以上でございます。 ○6番(藤井隆弘君) 今、お聞きしました。既につくってあるものの見直しということですから、前回ほどの大きなものではないんですけども、いずれにしても都市計画というか、まちづくりにとって基盤になるものということですので、2年間、慎重に、いろんな市民の意見を聞きながら、その代表の方も出てきておられるわけですから、しっかりとしたものをつくっていただけたらと思います。終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、14番福井康夫議員に質疑を許します。  14番福井議員。 ○14番(福井康夫君) 私は、8款土木費、4項都市計画費の2目で公園費についてお尋ねをいたします。  これは打吹公園の管理事務所の改修費250万3,000円、これについてお聞きするわけですけども、かなり古くなってきたこの管理事務所、これまで打吹公園の樹木、桜の木ですね、ないしは園舎、猿の園舎あたり改修されて、本当によくなってきましたが、この管理事務所、長年古いままでここに来ておりました。  打吹公園というのは、やっぱり市民に大きく親しまれておりまして、今月の市報、3月号です、たしか11ページであろうと思いますけども、非常きれいなピンクのこういう柄が出ております。これは春まつりですね。この本会議が済めば、1週間すれば春が来ます。もうそこまで来ております。4月1日から5月20日まで、倉吉春まつりが開催されますが、本当にこの打吹公園というのは市民に親しまれてきた、そうした公園でもあるわけであります。ウオークをするにも、ウオーカーにも非常に親しまれておりますし、そういう公園でございます。  先ほども倉吉春まつりの運営委託、観光交流課さんは、倉吉春まつりの運営委託料、これは290万円計上しておいでのようですけども、土木費のほうでございますから質問というわけにはなりませんが、もう一つは、イベントの取り組みで、先ほどありましたポップカルチャーによる観光客の誘致促進事業ですか、これも私は今知りましたけども、委託料の1,540万円のうち284万円、これはいわゆるイベント開催として、分類がくらよし桜まつり♪開催ということですから、これも恐らく4月1日から5月20日までの春まつりで計画をされるものだろうと思っております。かなりこの間ロングラン、1カ月ありますから、そういう公園でのイベントというのも盛りだくさんだろうなと感じました。  そこで、それらを管理しておられる管理事務所、これを見ますと、実施設計ということで、建てかえは来年ということになっておりますけども、実施設計されるこの内容を聞かせていただき、特に管理事務所の場所であるとか、それからなぜ本体の改修は次年度、平成29年度へというところも、理由もお聞かせいただけたらなと思います。よろしくお願いします。 ○建設部長(石賀祐二君) 福井議員の、打吹公園管理事務所の件についてお答えいたします。  打吹公園管理事務所の改修、来年度予定をさせていただいて、予算に上げさせていただいたところですが、管理事務所は昭和36年に建築されて以来55年が経過しております。施設の老朽化が著しいというところでございますし、現在、塞いではおりますが、基礎の部分に防空ごうの跡のようなものもございまして、非常に地盤の悪いところに建築をしておるものでございます。  現在の事務所は、事務室と動物用の調理室が同じスペースにあるということもありますし、動物飼料等を保管する部屋が1室しかないということで、そういった作業の面でも非常に狭いということになっております。また、動物舎の清掃等で非常に汚れたりいたしますが、その後のシャワーもシャワー室がないということで、管理事務所の外にブルーシート等で囲ったようなシャワー室をつくって洗い落としているという状況でございます。  改築計画としまして、現在、既存の今の場所に解体してつくる予定にしております。木造平家建てのものをつくります。現在のものが33平米ほどの大きさですが、新しいものは48平米ぐらいのものを建てたいと思っております。また、地下を設けまして、地下には車庫と倉庫を設けたいと。管理事務所の北側のほうが若干段差があって、前に市道がありますが、基礎部分を車庫にしまして、その前側の市道のほうから出入りするというような構造を考えております。シャワー室もつくりまして、管理人の労働環境の改善を図ると。作業スペース等も動物飼料等の保管スペース等も広げて、管理がしやすい環境をつくっていきたいと思っております。 ○14番(福井康夫君) 何で来年…… ○建設部長(石賀祐二君) 今年度、実施設計のみということにさせていただいてますが、設計した後、建築予算の額が固まると思いますので、平成29年度に建築のほうは予算要求をさせていただきたいと考えております。
     以上でございます。 ○14番(福井康夫君) ありがとうございます。  現在地で建てかえを計画されるということです。確かに、あそこに行ってみますと、防空ごうの跡、全部で4つぐらいあるかもしれません。この管理事務所の下は直接的には2つぐらいが関係するのかもしれませんが。3つもないのかな。いずれにしても、下のほうは樹木の根っこも露出しております、大変危ない状態でもって、かなりのそうした地盤の強化、そうした部分も恐らく必要だろうと思います。そちらのほうについては駐車場として、駐車スペースですか、地階としての利活用、上層部、上のほうは平家の1階で48平米ということで計画されて、ようやく更衣室なりシャワーも整備されるということで、せっかく園舎、猿舎のほうもよくなりましたけども、こうした人が作業される管理事務所のほうもやっぱり快適に、本当に四季を通じて大変な作業をやっておいでだと思いますんで、ぜひ環境整備を図ってあげていただきたいと思います。  それから、あの周辺というのは、まだまだ橋田邦彦先生の石碑もあるわけですし、あるいは旧リス舎、これらもそのまま使われず放置の状態なんですよね。これまで言いましたように、遊歩道の整備とか、かなり一体的に整備されてました。もう少しそうした周辺も今後どうされるのかということもやはり検討される必要があるじゃないかと思いますけども、そのあたりをもう一回お聞かせください。  それから今の体制、管理人体制です、どうなっているのかということをお聞きしたいと思います。5人でという形を聞いておりますけども、従前は、これは廃止されてから何年もなるんですけども、打吹山のナラ枯れ対策でも一般質問も指摘させていただきましたけども、打吹公園、このナラ枯れも、今年度はナラ枯れは140万円程度の予算でなかったかと思う。来年度は247万6,000円のナラ枯れ対策、そうした予算も計上されております。これは一般質問でも言いましたけども、特にこうした打吹公園に対する樹木のナラ枯れ対策、これらを見ますと、いわゆる看守人というのは廃止になりましたけども、今の管理人の皆さんで見回り等の折、対応されるんじゃないかと思いますけども、そのあたりがしっかりとれるのかどうかです。遊歩道の管理もです。遊歩道の管理もそうした市民の皆さんが本当に早朝等利用されておりますけども、平常時の管理、日常の管理というもの、これらを動物舎、公園の範囲内だけでなくて、そういうコースあたりの管理もできる体制というのがどうなってるのか、お聞かせください。その2点、お聞かせください。 ○建設部長(石賀祐二君) まず、リス舎ですとか、そういった周辺の施設についての御質問でございます。  リス舎は現在、活用してないところですが、鳥をそこに飼うとか、どういった活用の仕方がいいかというのは、また市民の皆様や打吹公園のあり方検討会、そういったものがございますので、そういった中で御意見を聞いたりして検討をしていきたいと思います。今現在は特に計画を持ってはおりませんが、検討していきたいと思います。  あと管理人の、山ですとか、そういう遊歩道とか、そういったものの管理ですが、以前は山については山林看守人さんという方がおられまして、平成23年度まで財政課に在籍しておられました。現在は、打吹公園の管理人と業務が重なるということで、当時廃止をした経緯があるようでございます。  公園管理人も定期的な巡回を、遊歩道ですとか山のほうをしております。また、豪雨や台風の後にはその都度点検にも行っております。また、大きな支障木ですとか、そういった管理人でできないようなものは外注もしておりますので、そういったいろいろな対応をとっており、管理水準が落ちないように努めておりますので、現在のところは特に困っているという状況はございません。  市民の皆様に親しんでいただいてる公園ですので、今後も引き続き、適切な管理に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 ○14番(福井康夫君) もう一つ、公園の桜等の樹木管理、今、樹木医の指導を受けながら、管理、手入れ、今その途中だと思っております。かなり手当てされてまいっております。これもたびたびですけども、弘前公園みたいに樹木医が何人もおられて、本当にあれだけの管理というのは我が市ではそこまでは難しいにしても、かなり手入れされて管理されてきたと思っております。  ぜひこれらも引き続いて充実を図ってもらいたいと思いますが、最後にお聞きしたいのは、このたびは公園の管理事務所の改修の実施設計になっておりますけども、園舎もよくなりました。まだ猿のほうも園舎の中でちょっと窮屈かなという感じもしておりましたけども、専門家に言わせればかなり、今、面倒を見ておられる方にすれば、十分なスペースが確保できておると思ってるということのようでして、ああ、そうですかということでやりとりしましたけども。その奥の動物舎のほうです、そちらのほうについての改修も必要じゃないかということもお聞きしますが、そちらのほうに対しては今後の計画の思いというのがもしあれば聞かせてください。動物舎ですね。 ○建設部長(石賀祐二君) 動物舎についてですが、動物舎につきましては具体的な計画は今のところは持っておりませんが、現在、鳥ですとかの動物が若干少ない状況にありますので、そういった動物をどこかからちょっと、ほかの公園等から譲っていただくとか、そういったことを今、調整をしたりしておるところです。  動物舎自体、かなり古くなっているものもありますので、そういった動物舎のあり方についてもいろいろ、打吹公園のあり方検討会みたいな場で検討もまたしていきたいなと思っております。  以上でございます。 ○14番(福井康夫君) はい、いいです。 ○議長(高田周儀君) 次に、12番福谷直美議員に質疑を許します。  12番福谷議員。 ○12番(福谷直美君) 私も今、福井議員が質問された、公園の長寿命化で出しておりますんで、重複しないようにしたいと思いますが、重複するところもあるかもしれません。少しお聞きしたいと思います。  長寿命化ということで、今の公園管理の改修、事務所というのは、よくわかりました。  もう一つ下のほうに、都市公園屋外遊具取替工事とあります。300万円予定してありますが、円谷公園のジャングルジム、これはわかりますが、下のこの千人破戸公園ですか、これちょっと千人破戸公園って読むんですか、ちょっとようわからんですけど、これはどこにある公園なんですか。ちょっとまた教えていただきたいと思います。  先ほど公園で福井議員がいろいろとされました。私、一般質問にならんやにしたいと思いますが。部長は最近、公園に上がられたことはありますでしょうか。私も行ってみました。猿が相当、今、30匹以上ですか。ざっと数えたら、それぐらいおるかなと思ってみましたが。それが、鹿、それから亀、クジャク、それと豚、ヤギ、モルモットですかね、おりました。それから、小さい鳥もたくさんおりましたが、私は前から動物公園って要るかなと思っとるです。あれはやはりどこかに移転していただいて、文化のまちの文化系の公園にしたら皆さんが親しまれるかなという思いで、ずっと前から何回もこれも質問しておりますが、長寿命化ということで、まだまだ何年もこれを続けられるんだなという、今回の予算で見させていただきました。  その動物舎の前に椅子がございます。私、椅子に座ってみました。きれいには掃除がしてありますが、やはり動物です。においも出ます。何分にも、あそこで弁当を広げて弁当でも食べるかなというような状況にはございません。やはりさっきありましたリス舎ですか、あのリス舎なんかはいいんかなと思うんですけど、いまいち動物は。会ってきました。本当情けない目をしておりました、動物も皆、下を向いて。これね、どうも、もっと環境のいいところのすばらしい、子どもらがさっと行けるようなところに移転をして、あそこはいろんな動物でなしに、市民や、それから観光客や、そういう方の広場として利用されるべきではないかなと思います。公園は必要ですんでね、したいと思います。  それから、飛龍閣のあたりにも一角にベンチもありましたし、これもいいな、あそこはあずまやもありましたしね、ここだったら弁当でも広げて食べれるなというような感じもいたしました。  それと、その前に前からあります喫茶室ですかね、あそこはこれからシーズンになりますんで、開店をされるんかな、どうされるんかなと。それもお聞きしたいと思いますし。とりあえずここまでの御答弁をお願いいたします。 ○建設部長(石賀祐二君) 福谷議員の、打吹公園に関する御質問にお答えいたします。  まず、千人破戸公園、東巌城町になります。天神川のすぐ近くになりますが、平成28年度予算で滑り台ですとかを、スプリングですとか、プレイスプリングに改築すると。新しい滑り台とスプリングの遊具に改築するという計画をしております。千人破戸公園でございます。  それから、動物舎の前のところがもっと市民の方が憩えるような場所にしたほうがいいじゃないかというような御意見だったんじゃないかなと思いますが、私自身もどちらかというと、もう少し打吹公園には広い広場があったほうがいいかなとは思っております。しかしながら、打吹公園周辺は樹木が打吹山の森ということで保存林になってるということがございますし、また、風致保安林になってるということがございまして、拡張するということがなかなかできないということがありますので、言われるように、もし何かするとすれば、あの動物舎のところを見直してというような御意見になるんじゃないかなと思います。そういったことも市民の皆さんの意見を聞いたり、あり方検討会の中でも意見を聞いたりして検討していきたいと思いますが、やはり長い間親しまれた公園ですので、どういったものがいいかというのは慎重に検討していきたいと思っております。  それから、もう一つあったかいな。  以上で……。 ○12番(福谷直美君) 済みません、喫茶室っていうですか、喫茶室だか。 ○建設部長(石賀祐二君) 済みません。喫茶室についてですが、喫茶室は平成24年度までは喫茶うつぶきということで使用されておりましたが、採算性を理由に出店者が撤退されたということで、その後、出店者の募集を何度か行っております。しかしながら、希望者がないということで、現在は建設部で管理をしておりますが、平成26年度からはNPO未来が、春まつりの期間中に限定して桜カフェというものを運営していただいてるという状況でございます。それ以外の期間については、特に利用していただいていない状況ですが、今後は絵ですとか写真、そういったギャラリーとしての利用や、来園者の休憩所として使用していただくというようなことを検討してみたいなと思っております。  以上でございます。 ○12番(福谷直美君) 先ほども福井議員からたくさん質問がありましたんで、余り私も聞くことがございませんが。  ですから、部長、動物舎のあの空き地。あの空き地に両方の園舎が、動物舎がなくなれば、あそこはすごくすばらしい、市民にとって憩いの場になると思うんですよ。弁当なり、芝生を植えたりして子どもたちがそこで転んでもというような。打吹公園って、そういう場所がないんです。猿の園舎あたりはほとんど傾斜地ですしね、できるとしたらあそこしかないと思うんです。ですから、動物は動物園として、私、以前にも提案をしたことがあるんですが、いろんな動物園も必要だということになれば、関金の県の施設の農業大学校、そこの一角に動物園を、県にお願いするか市がするか、わからんですけど、そういうところに持っていってして、あそこはもう私、これから憩いの場もですし、観光の場にもね、もう絶対必要な場所だと思ってるんです。最高の場所です。本当はお猿さんもどこかに行ってほしかったんですけど、今は大分整理をされましたんで、しばらくはまだということでしょうが。これちょっとまた検討してほしいと思います。質問というよりは要望ですけど、よろしくお願いいたします。終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、13番山口博敬議員に質疑を許します。  13番山口議員。 ○13番(山口博敬君) 今、福井議員なり福谷議員が詳しく質問していただきましたので、あと残った分だけ。  あそこは桜が有名でございまして、市民の方も観光客の方も打吹公園の桜を楽しみに来られる方が結構おられます。それで、やっぱり桜の木も長寿命化ということで、現在、不定根誘引法という方法で試験がされておると。現在、2年か3年たつと思うけども、これのいわゆる試験の内容を、途中経過を教えていただきたいと。いいだか悪いだか、今後の見込みがあるだかないだか。  それから、公園の遊具の取りかえ、300万円ほど予算化をされとるわけですけども、市内の公園の中に遊具のある公園もあるし、ないところもあるし、いろいろあるわけですけども、いっとき遊具が壊れて利用者がけがをすると、こういうような事故もあったわけですけども、点検もしていただきたいと、こう思います。  それで公園の、特に遊具のある公園の利用率というだか、そういう利用する人数だとか、そういうことがわかれば教えていただきたいと。  それから、これは遊具のある公園のいわゆる修繕計画とか、そんなのもあれば、どういう形で修繕をして安全なり安心を確保していくかという点を、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○建設部長(石賀祐二君) 山口議員の、打吹公園の桜、それから公園の遊具の件についての御質問にお答えいたします。  まず、打吹公園の桜の不定根誘引法の状況についてですが、平成26年3月に、巻いてありますフィルムを外して検証をしております。そのときの状況は、幹から根が張り出して新たな樹皮を形成している状態で、予定どおり回復してきているという状況が確認できております。不定根誘引法をやって、まだ時間がさほどたっておりませんので、もう少し時間をかけて、あと2年後、もう一度はぐって状況を検証したいと考えております。  続きまして、都市公園の屋外遊具についてでございますが、都市公園及びそれ以外の公園に分かれますが、現在、都市公園においては26の公園中22に遊具が設置してありまして、その設置の遊具の数としては116施設になります。それから、都市公園以外、これが113公園ございまして、そのうち42公園に124の遊具が設置してあります。  この遊具につきましては、平成25年度に策定した公園施設長寿命化計画で健全度の判定を行っております。これは都市公園の遊具についてですが、そういった健全度の判定を行って、危険度が高く使用禁止すべきという遊具については、そのときに撤去をしておりますし、現在残っている遊具につきましては、劣化状況に応じて年次的に更新、修繕していくという計画を、その長寿命化計画の中で立てております。  遊具の安全管理としまして、5年に1回、業者の点検をしております。それから、地元に委託管理していただいてます公園につきましては、遊具以外の施設の点検とあわせまして2カ月に1回点検をしていただくようにお願いしております。草刈り等も地元のほうにしていただいておりますが、点検の結果、緊急性の高い破損や劣化があれば、随時連絡をいただいて対応するということにしております。地元に管理していただいてる以外の公園について、これは直営で管理している公園になりますが、それについても適宜、2カ月に1回以上の点検を実施しているところでございます。 ○13番(山口博敬君) ありがとうございました。  桜のほうの試験については、いい結果が出ればいいなと。それで元気を取り戻して、桜がいっぱい咲いてくれるということを期待したいと思います。  それから、遊具のほうは、公園に遊具があるわけですけども、これはやっぱり事故があっちゃならんわけでして、今、部長言われましたように点検を徹底してもらって、とにかく事故が起こらんように、これは気をつけていただきたいと思います。  それから、地方道路整備事業ということで、道路の改良工事1億1,600万円、これが市道八屋福庭線というのも3つのうちの1つにも入っておるわけです。これは随分以前にこの西郷地区の八屋からずっと福庭までの計画があったように言ってかしてもらっとったことがあったわけですけども、来年、平成29年には福庭の念法寺さんのほうに通ずるという話を聞いておりますけども、こっちのいわゆる西郷地区の八屋から山根にかけてのあの計画は今どうなっとるのか、その点を確認したいと思いますので、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○建設部長(石賀祐二君) 山口議員の、西郷地区の八屋福庭線の現状ということで、お答えいたします。  西郷地区の八屋福庭線、これにつきましては、平成27年5月に都市計画の変更が行われまして、八屋の中電工前の交差点から上井の県道倉吉青谷線までの間、これは現在は都市計画道路八屋上井線ということで変更になっております。この区間は、御承知のとおり市街化が進んで住宅等もたくさん建っております。現時点で県においても市においても事業計画を持ってないわけですが、そういった住宅の密集地に都市計画決定されている道路でございますので、ここに道路を整備するということになれば、住宅等の移転等も多数必要になって、事業費も非常にかかるということで、ここのこの路線の整備は非常に難しい問題が多いかなと認識しております。  この地域、この道路についてのあり方というのは、地元の皆さんの御意見も聞いて、この都市計画道路をこのまま進めていくのかどうかも含めて意見を聞いていきたいと思っておりますし、既存の道路、市道ですとかの既存の道路の整備や、倉吉線跡地というものでありますので、その辺の有効利用も含めた検討、研究をしていきたいなと思っております。  以上でございます。 ○13番(山口博敬君) 今、部長が言われたとおり、時間が経過すればするほど住宅が現に建ちよる。密集地になりつつありよる。だんだんとその度合いが進んできよる。  それで、特に、何回かもうお願いした経緯もあるだけども、この本会議場でも。いわゆる倉吉線跡地が残っております。特に東西道路は何本かあります、何本かある。ところが南北道路がないわけですよ。それで特に緊急車両あたりの通行、緊急事態、緊急車両の対応、これがなかなかあの辺の地形もようわからんし、ストップしちゃうということがあって、何本かいわゆる南北道路をお願いしたいということで、八屋福庭線がそういうことも配慮してできるということであればそれにこしたことはないけども、今のとおりですよ。だんだんと密集度合いが進んでくる、だけども緊急車両の対応が難しいということですから、やっぱり早急に、特に南北道路、あの辺の検討を早くしてほしいと、していただきたいと、今こういう要望がありますので、そこのところをよろしく検討をお願いしたいと。よろしくお願いします。 ○建設部長(石賀祐二君) 議員の言われる御意見、もっともなところもあると思いますので、これから都市計画マスタープランも地域の皆様と一緒に検討していきたいと思っておりますので、そういった中でもまた御意見を聞いて検討をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○13番(山口博敬君) はい。 ○議長(高田周儀君) 以上で質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。  以上で本日の付議議案に対する質疑は終了することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の日程はこれをもって終了いたしました。  あすの本会議は午前10時から会議を開き、引き続き付議議案に対する質疑を行うこととして、本日はこれをもって散会いたします。                 午後4時28分 散会...