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平成26年第7回定例会(第3号 9月 3日)

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  1. 倉吉市議会 2014-09-03
    平成26年第7回定例会(第3号 9月 3日)


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    平成26年第7回定例会(第3号 9月 3日)                  倉吉市議会会議録(第3号) 平成26年9月3日(水曜日)    第1 市政に対する一般質問 〇会議に付した事件  ◎日程第1                 午前10時00分 開議 ○議長(由田 隆君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  以上、報告をいたします。 ○議長(由田 隆君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。  日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(由田 隆君) 日程第1、昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。
     まず、会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の12番福谷直美君に市政に対する一般質問を許します。 ○12番(福谷直美君)(登壇)(拍手) おはようございます。  くらよしアイズ・倉吉自民共同福谷直美でございます。質問をさせていただきます。  本来ですと、会長であります段塚会長代表質問をされる予定でありましたが、図らずも5日間の出席停止となりました。私が代理を務めさせていただきます。  質問に入る前に、8月19日からの豪雨により、お亡くなりになりました多くの方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。  くらよしアイズ・倉吉自民共同は、6月議会終了後、3回の視察勉強をさせていただきました。まず1つは、岡山県の上斎原にあります独立行政法人日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターにおける安全規制の現状と福島原子力発電所事故終息について、所長より詳しく説明を受けて、また施設内、坑道を含めて視察をしてまいりました。専門用語等なかなか理解できない部分もありましたが、環境課の職員も同行願い、勉強をしてまいりました。  次に、東京に出向き、県選出国会議員の先生に、倉吉市内河川改修、山陰道、北条道路、313号などの予算をつけていただいたお礼と、今後とも倉吉の発展のために御尽力をお願いをしてまいりました。  また、自民党会館石破幹事長を訪ね、国家のため、鳥取県、また倉吉のためにも総理を目指していただきたいとエールを送ってまいりました。かなり時間をとっていただき、石破先生に熱き思いを聞き、初の鳥取県からの将来総理が誕生を実感をいたしました。けさの報道で、内閣改造では、新設される地方創生担当大臣石破幹事長が就任をされるようであります。倉吉にとっても力強く思っております。  次に、倉吉の公の施設、駅パル、子育て支援センターほうきリサイクルセンター西倉吉工業団地給食センター、湯命館、湯楽里、関金南谷水力発電所、木の実の里、一日をかけて視察し、現場の職員の説明を聞き、生の声を肌で感じてまいりました。この視察を生かし、市民のために役立ててまいりたいと思います。このことについて、質問でもありませんが、市長のコメントをいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(由田 隆君) 答弁を求めます。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) おはようございます。  福谷議員一般質問にお答えをいたします。  まず、会派として3回にわたって現地視察をされ、いろいろ意見を聞きながら、これからの市政反映に生かしていきたいという姿勢については、大変貴重な行動だというふうに思っています。ぜひ住民の皆さんの御意見を市政に届けていただくように、頑張っていただくようにお願いを申し上げたいというふうに思います。  コメントをということでありますが、上斎原の原子力機構、人形峠の事業所を訪問されて、特に原子力問題という非常に今直面をしている大きな問題を学習されたということであります。福島の問題については、本当に大変な状況が続いているわけでありまして、なかなか避難されている方の帰郷の、それぞれのふるさとへ帰る見通しも立たないという現状には、本当に心を痛めることがあるわけであります。科学的な問題も解決していかないといけないわけでありますので、そういった点について人形峠の事業所が貢献できれば、これにこした喜びはないだろうというふうに思っています。ぜひ頑張ってほしいなというふうに思います。  それから、国会議員さんを訪れていろいろお礼なりお願いなりをされてこられたということであります。倉吉の市政の推進に当たっても、とりわけ公共事業の推進に当たっては、国会議員の先生方に本当にお世話になっております。誰といわずお世話になっているわけでありまして、私からも感謝を申し上げたいというふうに思います。これからも必要に応じて上京しながら、倉吉の実情、鳥取県の実情をお伝えをして、国政の場で御支援をいただきたいというふうに思っております。  とりわけ石破幹事長には、きょうですか、内閣改造の中で地方創生にかかわる大臣に御就任されるというような、これはうわさということになるでしょうか、報道がされているわけでありまして、我々地方行政に携わる者にとっては、こういった本当に重要なポストにつかれることになれば、大変心強いことであるなというふうに思っています。とりわけ今、人口減少の問題というのが本当に大きなテーマになっているわけでありまして、東京一極集中の是正、そういったものも含めて、本当に地方の実情をよく御存じの代議士がそういった職につかれるということになれば、これは、これからのいろんなさまざまな取り組みに御活躍いただけるんではないかというふうに御期待を申し上げたいというふうに思います。  それから、市内の各種の施設を見られたということであります。これもそれぞれいろいろな課題を抱えている状況があるだろうというふうに思いますので、一つ一つちょっとメモもできませんでしたのであれですけれども、ぜひそれぞれの分野での市政の推進に、またこういった現場視察を通じて得られた知見をもとに、御提案もいただければありがたいなというふうに思っているとこであります。これからも現場の目線でいろいろ勉強を進めていただいて、市政の推進に頑張っていただくようにエールを送りたいというふうに思います。感想としては、以上でございます。 ○12番(福谷直美君) この視察をさせていただいて、原子力、上斎原ですね、なかなか以前もありました水漏れで通報があったみたいな話もありますが、本当に倉吉とは目と鼻の先にある、あの施設が本当に安全なのか、倉吉市民にとってどうなのか。水は高いところから低いところに流れてくる、そういう施設内を視察していただいて、倉吉市民のやはり安心・安全を確かめてみるというのは、私たちの思いで行かせていただきました。本当にすばらしい施設といいますか、管理が行き届いておりまして、さすがだなと思うぐらいでありますが、まだまだあの施設をこれから解体をしていくということだそうですが、まだまだこれから何十年もそれをかかっていくということでありましたので、坑道の中も見させていただいて、どういうものが出たとか、ウランとか、そういうのも見させていただいて本当に勉強になったと思います。これはやはりこの見学コースというのがあるようでございますので、できましたらやはり子どもたちにもそういう勉強の場として活用していかれたらなと思いました。  それと、石破幹事長のことでありますが、本当に鳥取県から、皆さんの本当に鳥取県の熱い思いでここまで力をつけられた国会議員の先生が、この鳥取県の選出ということで私も誇りに思っております。それから、私もいろいろと全国といいますか、東京に会議に参りますが、鳥取県より外に出たら、石破代議士の人気といいますか、すごいものがございます。会うだけで皆さんがすごく感動されたりされますので、ぜひとも来年ぐらいには総理になっていただきたいなと思っております。これは鳥取県民、ここにおられる皆さんも一緒になって育てた国会議員ですので、一緒になって使わせていただく、その力を使わせていただいて地方創生にしっかりと頑張っていただく。  それと、今回ちょっと時間が、段塚会長の分がありますので、ちょっと余分なことも申し上げると思いますが、きのうも各議員から国会に物申せと、国に物申せと。農業、林業、そういうことに対して国に物申せと、きのうの議員の発言もございました。やはりここは地方創生石破大臣が誕生すれば、やはり倉吉にとっても大きな力強い味方になると思いますので、しっかりと使っていきたい、いただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それと、各公の施設、回らせていただきました。うちの会派はことし新しく2人新人の議員さんが出られましたので、やはり公の施設が倉吉で議員としてどういうものか、どういう内容なのか、やはり知る必要があるということで回らせていただきました。お二方もすごく勉強になったと言っていただきましたし、やはりそこの中で、施設で担当職員から今の現状とか、その思いとか、悩みとか、いろんな話をさせていただきながら回らせていただきました。これも本当にそれが次に市政に反映できることかなと思い、本当に充実した一日を過ごさせていただきました。というので、今後ともこういう勉強をしながら、市民のためにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。  コメントは以上にして、それでは質問に入らさせていただきます。  広島の豪雨災害を教訓に倉吉の対策はについて質問をいたします。  広島市の今回の豪雨災害は、必死に救助に当たっておられた50代の消防署員の殉職、また二、三歳のいたいけない幼児が土砂に飲み込まれ、さらにアパートが跡形もなく土石流に流されました。このような悲惨なニュースに接し、言葉もありません。新聞、テレビ等の報道によりますと、現地ではわずか3時間に300ミリ近い、想像を絶する猛烈な雨が降ったということであります。この3時間に300ミリ近い猛烈な豪雨は、広島市の8月分に匹敵するまさに未曽有の豪雨ということであります。  最近、全国至るところで局地的に短時間に降る豪雨は、バックビルディング現象によるものと言われております。このバックビルディング現象は、南風に乗って大量の水蒸気が現地に向かい、その過程で積乱雲が発生し、一つの雲の固まりが風下に流れるところには次の固まりができ、同じ場所で豪雨をもたらす現象だそうであります。この現象は、全国どこで起きても不思議ではなく、現段階では気象庁でも予測不可能と言われております。現場は急峻な地形に加え、もろい花崗岩でできた真砂土という特有な地形、土質が重なりました。そういう場所に宅地が造成をされております。このため発生した土石流によって一瞬にして住宅、アパートが流され、多くの犠牲者、不明者が出ました。このことはいつこの倉吉で起きても不思議ではありません。もろい花崗岩ができた真砂土には、大量になると崩れて一気に流れ出すと言われております。  鳥取県では、この広島市北部で発生した大災害を教訓に、県内約6,200カ所の危険地帯を早急に再点検するということであります。そこで倉吉市の現況と取り組みについてお尋ねをいたします。真砂土は、中部では倉吉、関金、三朝町で多く見られると言われております。倉吉市は、崖崩れなどが起こる可能性のある危険箇所を現時点でどの程度把握し、どういう対応をとっているのか、まずお聞きをいたします。  これは以前に耳にしたことでありますが、県が倉吉市のある箇所を急傾斜地に指定、防止工事を計画していたが、地元の反対によって着工を断念をしたというケースを耳にしております。当然、地元にはそれなりの理由があったとは思いますが、昨今のこの全国的な豪雨による土砂災害を見るにつけ、昔のことわざにありますように、転ばぬ先のつえで予防措置がいかに重要か、このことについても感じるものであります。  また、3年前でしたか、山口県で発生した特別養護老人ホームが土石流に流され大惨事になった教訓に、国は施設周辺にあるやはり急傾斜地などを優先して整備するよう指導しております。倉吉市ではそういう事例はないのか、このこともお聞きをいたします。いずれにしても、万一の場合、優先して市民の生命、財産を守るべきだと考えますが、市長のお考えをお聞きをいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 広島の豪雨災害、これを教訓に、倉吉としての対策をしっかり講じていかないといけないんではないかという御趣旨かと思います。おっしゃるとおりでありますので、これから広島市の経過等を十分点検をしながら、倉吉の防災行政に生かしていきたいというふうに思っています。  今回の広島の災害が起こった地域、花崗岩の風化した真砂土の地域で発生をしているということであります。本県でもかなり広範囲にわたって分布をしているわけであります。倉吉市については、小鴨川の右岸から天神川にかけてかなりこの花崗岩質の土質が分布をしているという現状がございます。県のほうでは、こういった土質の部分について、風化度調査を実施検証されるという計画というふうに伺っているところであります。  倉吉市の状況はどうかということでありますけれども、土砂災害危険箇所は503カ所ございます。土石流の危険のある箇所が197カ所、急傾斜地が301カ所、地すべりの危険のある箇所が5カ所というような状況になっております。このうち対策済みの箇所が69カ所、事業の実施中が8カ所というような状況になっております。今後、状況に合わせて優先度を考えながら、こういった対策を講じていただくように県のほうにもお願いをしていきたいというふうに思います。  それから、小規模急傾斜地の崩壊対策事業について、中止をされた例があるがということでありましたけれども、これはなかなか関係者がおられて、関係者の合意が調わなかったということであります。個々の対応をされるというようには伺っているところであります。ただ、これはやはり合意がないとなかなか進まないということで、やむを得ないのかなというふうに思っております。  それから、あわせて山口県であった災害、これは平成21年の7月に山口県の防府市で、特別養護老人ホームが土砂に埋もれて14名の方が亡くなったという事案でありますけれども、この災害を受けて県のほうでは、老人福祉施設とか保育園などの要援護者施設について、急傾斜地崩壊防止対策というものを推進してきておられるわけであります。  市内でいえば、503カ所のうち、要援護者施設がある箇所が32カ所ございます。この要援護者施設のうち入所施設、これは31施設ありますけれども、このうち対策が完了した施設が19施設、今年度中、26年度中に完了予定の施設が12施設ということで、入所施設については本年度全ての対策が完了する予定になっております。  一方、入居施設でない要援護者施設、保育園とか通所の施設ですね、これについても県のほうで対策を進めておられて、対象施設23施設のうち12施設の対策が完了しているというふうに伺っています。残りの施設についてもできるだけ早く対応していただくようにお願いをしていきたいというふうに思っております。  それから、こうした福祉施設医療機関なども含めて、多くの要援護者のあるような施設については、防災行政無線の設備を市のほうから貸与させていただいておりますので、そういったものを通じて早急な避難につなげていきたいなというふうに思っているところであります。以上です。 ○12番(福谷直美君) 御答弁をいただきました。この災害、私も先月の30日に広島に行ってまいりました。現場も少し見させていただいて、本当に想像に絶する、こんなことが起きるんかなと思うぐらいの大惨事でございました。それこそ身の毛が、ぞんぞがつくといいますか、それぐらいの本当に、でありました。いろんな後で会議もありまして、したときに、もう広島はやっぱり沈んでいると、もう夜の飲食等も控えるようにという話も出ておりますし、今ちょっと広島は全体で悲しんでいるんですよとおっしゃっておられました。それぐらい本当に広島全体までそういう話になってきております。  いろいろ市長、いろんなたくさんの危険箇所はございます。これを早く早急にといっても、なかなかできるものではないと私も思っております。ではどうするかといいますと、やはりどうやって避難をするか、どうやってその避難の周知をしていくか。といいますのが、先月の25日でした。午後3時ごろ、自身で体験をいたしましたが、3時ごろ私たちのところではすごい雨が降りました。何という、私も初めてのような雨が降りました。どうも他地区には降ってないようであります。こんな雨がそれこそ2時間、3時間降ったら、絶対災害が起きるなと思うぐらい。私も車を運転しておりまして、車をとめてしばらくそこに立ちすくんでおりましたが、今、災害というのは、局地的にそこに、その場に降るという災害になってきております。そういう場合には、全体的に警報とか避難とか出にくい、出しにくい、わからないと思うんです。こういう対策をどうしていくのか。例えば、そういうところにおられる方にそれをお願いしていくとかね、いろいろその対策も考えなくては、全体で大雨が降る、全体で災害が起きるということになれば、やはり早急に市も対応をされるでしょう。それから防災無線も使って警報も出されるでしょう。局地的に降る場合、これが今の傾向であります。これはやはり対応、対策をしていくべきだなと、私自身が感じました。  それと、先ほどの広島ですが、避難されている方のちょっとお話を聞きましたり、避難所の例えば高齢者の方、体の不自由な方、障がいのある方の避難所がない。この間、大雨のときに、市も避難所を開設されて、来てください、行ってくださいという広報がありましたね。私はすばらしい対応だったなと思っておりますが、そういう方の避難所、避難する場所、そういうものはできとったんかな、あったのかなと思います。もしあれば、それも広報してあげてほしいなと思いますが、広島の場合はそれがない、大変不自由だっておっしゃっておられました。これもやはり行政の仕事かなと感じましたので、もしその辺の御答弁があればお願いをしたいと思いますし、先ほど言いました大雨、口に出せないぐらい本当に大雨でした。他地区には降っておりません、ほんの狭い範囲だと思います。そういうのの対応、もしあればお聞きしたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 特に最近の雨の降り方が、非常に局地的に降るというのは、おっしゃるとおりであります。何年前だったでしょうか、琴浦町で100ミリ前後の大雨が降って災害がかなり起こったときがありました。あのときも役場の周辺はほとんど降ってなかったというふうに聞いております。総合事務所も全く降ってなかったということで、なかなかその実感がなかったということで、被害もなかなか気づかなかったと面もあったようにも思います。  同じような状況が倉吉でも起こっています。台風11号のときも、局地的にはかなり降りました。それもただ非常に短時間でした。10分間に20ミリ近い雨が降っているんですが、これが20分ぐらい続いて、あとぱたっとやんだということで、ただそれが1時間降り続けば恐らく100ミリを超えるような雨になるということですので、瞬間的には本当にひどい雨の状況のというのが今、各地で起こっており、それが局所的な災害にもつながっているということだろうというふうに思います。こういう局所的なものをどう把握して対応していくのかって、なかなか難しいところがあるわけでありまして、役所としては、やはりできるだけ地域の皆さんからそういった情報を得る。特に消防団などの皆さんから通報をいただいて、対応をしていくということも必要なのかなというふうに思います。  それと、なかなかそういう局所的に短時間に降る場合には、役所の行動を待っていては間に合わないということもありますので、住民の皆さんに自主的に判断をして対応していただくと、そういう能力を身につけていただくということも必要なんではないかなというふうに思います。  そういう面で、いろいろな情報をお伝えをするやり方、逆に情報を手に入れるシステム、それから実際に避難をしたりするときの避難所の確保、そしてそういったいろいろ避難をされる方に対する備蓄など物資の確保、そういったものをしっかりやりながら対応していく。一番に何よりもやはり訓練を通じてそういう知識を身につけ、日ごろから体制をとっていただくということが必要なんではないかなというふうに思っております。ぜひそういう面で防災体制としても各方面にわたってしっかり取り組んでいきたいというふうに思います。  それから、要援護者の避難先はどうなのかということでありますが、急な事態にはなかなか対応できない面もあろうかというふうに思います。ぜひそういう場合には、在宅の方については家の中で少しでも被害の少ないと予想されるような2階だとか、あるいは山の反対側の部屋に移るとか、そういった行動をとっていただきたいと思いますし、仮にもし時間的な余裕があるようであれば、福祉施設のほうと防災に関する協定を結んでおります。そういった面で、そういったところに避難をしていただくようなことも考えていかないといけないなというふうに思います。  いろいろ、今の本当にいろんな豪雨だけの問題ではないわけでありますので、いろんな災害事象に対してきちっと対応できるような、そういうマニュアルをしっかりつくっていきたいというふうに思います。また、地域のほうでも防災マップづくりなどを今やっていただいているわけですので、そういったことを通じて具体的な行動とマニュアルとがきちっとマッチするような、そんな対応を周知をしていきたいというふうに思っております。 ○12番(福谷直美君) 今、市長がおっしゃったように、やはり自助、共助、やっぱり地元、自治公のそういう訓練をして日ごろから備える、これがやっぱり一番とりあえず大事なことかなと思っております。私の自治公でも2回ほど訓練をいたしました。すればするほど問題点がたくさん出てまいります。が、何でもですが、それを言い続ける、訓練をし続ける、避難を言い続ける、1回したからもういいというのは、ほとんど忘れちゃいます。それを何回も何回も事故を、そういうことをずっと言っていく。よく建設現場あたりで事故をされます。それは毎日、その危険に対して毎日物を言う、毎日していく。積み重ねることによって事故は防いでいく。ですから、市の交通事故でも、それを毎回言っていく、これがやはり一番のことだと思います。それは自治公も一緒だと思います。1回したから、2回したからでなしに、何回もしていく。これはやはり行政と一緒になって、やはり自助、共助としてやっていくべきだと思っております。  この質問ばかりしていてはいけませんが、しっかりと市長、これは取り組んでいくべきだと思います。そういう大災害がそこに、目の前に倉吉にも見えているというのを前提に、お願いをしたいと思います。  それでは、次の質問に入りたいと思います。看護大学の開学に向けて質問をいたします。  開学に向けて校舎の姿が見えてまいりました。誘致運動にかかわった一人として、喜びにたえません。あわせて、大学の寮も建設中であります。いよいよ生徒募集が始まろうとしております。そこで、市民の方からいろいろのお尋ねがございます。ことし受験希望者は、地元であれば行きたい、入れてほしい。また金銭的な支援はあるのか、寮に入れるのか、地元枠はあるのかなど、市民の思いがあります。まず市長に、募集に当たってどういう方針なのか、お聞きをしたいと思います。  また、先ごろ、倉吉市と鳥取短大との協定が報道されております。私も以前から提言をしてまいりました。市長のこのことについての思いも、あわせてお聞かせを願いたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 防災にかかわる訓練については、これは本当に大事なことだというふうに思います。今度また、今月の27日だったでしょうか、上北条地区で訓練をするようにしています。これは地震と火事、火災を想定したものではありますけれども、こういった訓練を重ねていくことが大事だなというふうに思います。  私も以前、私の集落でもやったことがあるんですが、例えば担架を準備をして、それを避難に使おうということでやったんですが、実際やってみると非常に重くてなかなか大変でありました。やっぱりこれはリヤカーのようなものが必要だなというのを、訓練やってみて初めてわかったというようなこともありますので、ぜひそれぞれの自治公でも訓練を積極的にやっていただけるように働きかけをお願いしていきたいというふうに思います。  それから、看護大学についてであります。ぜひ地元の方々に入学していただけるような、そんな形に持っていきたいなというふうには思っています。その募集についての考えはどうかということでありますが、これは市のほうで募集を決めるわけではありませんので、あくまでも学校のほうで考えていただかないといけないことになるわけであります。ただ、我々としてもできるだけ地元のそういう看護師を目指す皆さんに入学をしていただきたいなという気持ちは持っておりますので、その意向は大学にもお伝えをしております。大学自体も地域密着型の大学として育てていこうというお気持ちを持っておられます。コミュニティーカレッジとしての役割を果たしたいということでおっしゃっているわけでありますので、その面では一致をしているというふうに思っております。  具体的にどういう募集の仕方になるかということを大学のほうに確認をいたしましたところでは、入学定員80人ということでありますが、そのうち推薦入学が35名、一般入学が45名。推薦入学については、成績だけではなくて地元ということも考慮した選考もやっていきたいということでありますし、推薦入学35人のうち20人は、県内の高校を対象とした指定校推薦枠を設けてやりたいと。ただ、指定校の大体選考というのは、高校のほうでは大体夏ごろやられるということで、ことしはちょっと間に合わないかなということであります。来年以降については、そういった指定校推薦を使いながら、地元の入学を目指していきたいというふうな考え方を持っておられるようであります。  それから、学費の問題もあります。そういう面では、県のほうで看護職員就学資金貸付制度というのを持っておられます。これは地元の医療機関等に就職されれば返還は免除するというようなものでありますので、非常に有効なものではないかというふうに思っています。市のほうからも県のほうにこの枠の拡大等の充実をお願いしているところでありまして、先般、知事要望でもお願いをしております。知事のほうも拡充に努力したいということでお答えをいただいておりますので、できるだけたくさんの方に利用していただけるように、この辺は引き続いて県のほうにもお願いをしていきたいというふうに思っています。こういったようなものも活用していただいて、ぜひ地元の皆さんには、この看護大学目指してトライをしていただきたいなというふうに思っているところであります。  それから、鳥取短大のほうと協定を結んだけどもということでありますが、これは従来から鳥取短期大学とはいろんな形で御協力をいただいておるわけであります。まず協定として見ても、教育委員会のほうも協定を結んでおられますし、防災についての協定も結ばせていただいております。避難所としての活用等も図らせていただくことになっているわけであります。また、いろんな市の審議会とか、いろんな委員会に委員としての御就任もいただいたりしておりますし、いろんな生涯学習などの講師としてもたくさん出ていただいているわけでありまして、今までからもそういう意味での連携は十分とれているというふうに思いますが、これもきちっと形として包括協定ということで整理をさせていただき、具体的にどういうふうにしていくかというのは、これから双方で経過の中で整理をしていけばいいのではないかなというふうに思っているとこであります。  看護大学ができれば、看護大学についても同じような形でやっていければというふうに思いますし、学長候補の近田先生のほうは、まちの保健室というような取り組みをしたいということをおっしゃっておられるわけでありますので、そういう面でも緊密な連携を図りながら、大学と一緒にやっていけたらというふうに思っているとこであります。 ○12番(福谷直美君) 推薦地元枠含めて35人と今おっしゃっていただきました。この大学、私、本当に2年、3年ですか前に、本当に地元の看護師さんが不足している、それから若い方が県外に出て帰ってこない、それではもうとにかく倉吉に大学をつくって、地元に貢献していただく、若者定住する、子育てをする、人口増にする、そんな思いからできたらなという思いでしておりましたので、やはり地元の方に入学してほしい。といいますのが、少し雑談の中で、ある大学関係者の方が、最初の入学の方は完全に卒業してもらわなければ、次の入学者が減ってくる。だから成績優秀な方から80人とるんだとみたいなことをおっしゃっておったことがありましたんで、最悪そうすれば、そんなことはないとは思いますが、最悪、なら中部での方が一人も入学できんようなことにもなりかねないじゃないかなという私が危惧をしたものですから、この質問をさせていただきました。  今、市長がおっしゃっていただいた35人程度は、やっぱり推薦なり、それから地元枠みたいなのがあると言っていただきましたので、これはいいなと思っております。  とにかくこの大学が、県外にもやはり輪を広げるべきだと思いますが、やはり地元の方に、外に出ずに倉吉で勉強をして、地元の病院に行っていただいて、将来的にはやっぱり倉吉に住んでいただいて、結婚していただいて、人口増につなげていくというのを、やはり私は一番だと思います。最後まで気を抜かずに、この大学を注視しながら、市長、頑張ってこの大学を盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次に行きたいと思いますが、次の質問に行かせていただきます。誘致企業と地元企業とのかかわりについて、お聞きをいたします。  私は、誘致企業と地元経済界、また地元企業などの交流を通じて、倉吉の経済が全体的に底上げをされるものと考えます。その中で、今、商工会議所が中心となり、中部元気クラブが開催をされておりますが、御存じのとおり、参加メンバーが産・官・金・学、多方面の交流がなされております。その中で参加者が一番少ないのが産業界であります。そこには企業の大小はありましょうが、交流を通じてビジネスチャンスを生まれてくるものと私は考えております。市長は誘致企業にどのように指導をしてお願いをしておられるのか、お考えをお聞きをしたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) まず、看護大学でありますが、地元の看護師志望の皆さんにもぜひ入っていただきたいわけですが、ただ、やっぱり閉鎖的な学校であってはいけないというふうに思いますので、全国からどんどん応募していただけるような、そういった大学にもなってほしいなという気持ちもございます。ですから、地元も外からもという両面で、いい大学づくりをぜひしていただきたいというふうに思っておるとこであります。  それから、誘致企業と地元経済界とのかかわりということについてでありますが、元気クラブを例に出されてお話をいただきました。元気クラブの話が出たんで、そこから話をさせていただきますが、先般の元気クラブでは、誘致企業でありますウッドプラスチックテクノロジーの社長さんに御講演をいただいたというケースもあるわけでありまして、そういう面でやはり地元の経済界と誘致企業との連携といいますか、交流というのはやっぱりしっかりやっていく必要があるんだろうというふうに思います。会議所の皆さんにも、誘致情報については提供させていただき、会議所としてもいろいろ接触をしていただいているというふうに思います。  それから、地元の企業とも、これ事業実施に当たっての当然連携ということもあるだろうというふうに思います。資材の納入とか、あるいは製品の取り扱いとか、いろんな面で交流ができれば、地元経済にも効果が上がってくるわけであります。そういう面でぜひ地元の企業の皆さんにも関心を持っていただいて、いずれいろいろなビジネスチャンスをつかんでいただければいいんではないかなというふうに思っています。  実際に、市内の企業でも、ああいう企業誘致の協定を結んだときに、新聞報道等、テレビ等も通じて報道がいろいろされます。そういう報道を受けて、すぐ動いて、実際に営業につなげた例も多々あるようでありますので、逆に言うと、地元の企業の皆さんにもそういう目線で、自分のビジネスチャンスとして動いていただければ、非常に意味のあることになってくるんじゃないかなというふうに思っています。いずれにしても、企業情報、お互いに双方の情報交換については、我々も努力をしていきたいというふうに思っております。 ○12番(福谷直美君) やはり企業誘致で来られる方は、かなりの大手の方がやっぱり多うございます。そこの中に、ただ直接雇用だけが目的ではなく、やはりそこの中にビジネスチャンスを求めて下請の従業員さんもそれにかかわっていく、いろんな総合的にやっぱり倉吉を経済的に豊かにしていくというのは、ただその企業誘致だけが、その雇用だけがというのでなしに、やはり全体的にいろんなところで交流を持っていただいて、下請にでも入っていただいて、そうすればいろんなビジネスチャンスがと思うんです。ですからそういう例えば市長、その企業誘致で来られる方が、例えば商工会議所の会員になるとかね、そこに中に入って問題を解決していくとか、そういうことの指導はされておるんかなと、お願いをされておるんかなと思います。やはりそこの中に一緒になって考えていく、やはり倉吉で事業を展開していただくなら、倉吉のために、倉吉と一緒になって事業を展開してほしいと私は思っておりますので、その辺はやはり市のほうが企業誘致をされるときに、商工会議所とか、そういう団体に入っていただいて、一緒になって倉吉を盛り上げてほしいというお願いはされておるんかなと思いますので、その点お聞きいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 先ほど申し上げたように、誘致企業の情報については会議所のほうにもお話をさせていただいております。実際、商工会議所のほうでも働きかけをされ、会議所に加入をされた企業もあります。そういう面で、できるだけ誘致で応じていただいた企業にも、地元になじんでいただいて、地元の一員として活動していただくことが大切な部分ではないかというふうに思いますので、会議所と十分、会議所に入る入らないはまた別の問題があろうかと思いますけれども、十分に地元企業、ある意味地元企業になるわけでありますので、そういう形で活動していくようにお願いをしていきたいというふうに思います。 ○12番(福谷直美君) 私は、やはりそういうところから、倉吉はよく新聞報道されております、住みよいまち倉吉、豊かなまち倉吉とありますが、経済的には、やはりランクのほうも下であります。やはりこれは多くの企業と一緒になって、豊かな倉吉をつくるという意味で、そういう大手の企業さんと一緒になって起業をし、人材をつくっていく、それから雇用を求めていくというのもやはり雇用の企業誘致を推進する場の中でも話をしていただいたらなと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次に行きます。次に、市道脇の立ち木伐採についてお聞きをいたします。  市民の間から、市道脇、また宅地から繁茂して、邪魔をしてトラブルになりかねないという声をよくお聞きいたします。我慢できるときはいいが、我慢できずに伐採しようとすると、勝手に切るなと言われる。そんなトラブルが起きる原因となります。せっかく積み上げてきたお互いの信頼関係、たかが木で壊れたら悲しいことであります。また、別の声は、繁茂した枝が道路にはみ出し、車に邪魔になるというものであります。運転を遮る場合は大事故を起こしかねません。そこで、こうしたトラブルを解消する策はないのか、市長、お聞きをいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 市道、道路の管理と立木の管理の問題でありますけれども、往々にしてそういうトラブルが起こりがちだろうというふうに思います。やはり市道という公共財をしっかりと管理していく上で、民間の一般の市民の皆さんの所有権との接触というものはどうしても出てくるわけであります。ただ、やはり私有財産は私有財産でありますので、道路にかぶってきたから勝手に切るというわけにもなかなかいかないという現状があります。  そういうことで、市のほうでも平成14年に、倉吉沿道区域指定の基準に関する条例という条例を制定をしております。道路の建築限界内、要するに道路の走行に支障のあるようなとこに生えてくる立木についての管理のあり方、規制について規定をしているわけでありますけれども、この条例では、沿道区域における土地等の管理者、所有者ということになりましょうか、それの損害予防義務というのを課しておりますし、道路管理者はその損害または危険を防止するために必要な措置を講ずべきことを命ずることができるということで、権限が与えられている条例になっております。  基本的には、やはり交通等に支障がある場合には、所有者にお願いをして伐採をしていただくということになるだろうというふうに思います。ただ、例えば積雪などで急に竹が倒れかかって道路の通行ができなくなる。立木が例えば台風で、倒れて通行できないというような場合には、これは緊急避難として管理者の市のほうで伐採をするということも出てくるだろうというふうに思いますが、一般的なケースとしては、やはり私有財産でありますので、所有者に対応していただくというのが基本になろうかと思います。 ○12番(福谷直美君) 市長のおっしゃる、私有財産だからなかなかできないということでありますが、今の私のこの質問はね、要するにきのうも質問がありました空き家等からも、空き家ですから木も繁茂してもうどんどん出てくる。それから、普通の住宅街でも隣の木が入ってくる、なかなか言いにくい、言えない、こういうところにね、なかなか隣ですから言えないというところもある。そういったトラブルをなくすような策、例えばそういう場合に市民課に相談してくださいとか、建設課に相談してくださいとかね、やっぱり困っておられます、言いたくても言いにくい。ならそういう法的には何かあるのか、だから誰かにそういう見回りの方がおられるのか。やはり高齢になっておられる方がかなりやっぱり倉吉にも多うなってまいりまして、それが気になる、あるんですね。だからそういう、いや、それはもう市のほうとしてはできないから、やっぱり話し合ってくださいでは、相談をされておる方にはね、なかなかそれを言いにくいですわね。だから、そういうその窓口というのが正しいのかわかりませんが、相談をさせていただく、相談できる場所ってないですか。お願いします。 ○市長(石田耕太郎君) ですから、この条例を市のほうでつくっていますので、建設部のほうで道路管理として、この条例に基づいてそれぞれ必要な措置を命ずることができるようになっておりますので、御要望いただければその状況に合わせて、状況によっては所有者に伐採のお願いをしたり、最悪の場合には命令を出させていただくという場合も出てくるということでありますので、道路管理者の市のほうに御相談をいただければというふうに思っております。それにあわせて、何もかも市のほうでやるということではなくて、基本はやはり所有者の方にやっていただく。あるいは地域の中で御相談をして、できる範囲があればそれはやっていただいたら結構なんですけれども、行政的な措置としては、この条例に基づいて市のほうで処理をさせていただくということになろうというふうに思います。 ○12番(福谷直美君) わかりました。そういう条例があるということで、そういう御相談がある場合は建設課のほうに一言お尋ね願いたいということで、結構ですね。わかりました。またそういうことがありましたら、そういうふうに私もお話をさせていただきたいと思います。  次に、青少年スポーツクラブへの支援策ということで上げさせていただいています。これは聞き取りといいますか、お話を聞かせていただいて、納得はさせていただきましたが、これは教育長だと思います。今、スポーツクラブ、子どもたちが本当に野球、サッカー、卓球、いろんなスポーツに頑張って子どもたちがしております。その中で、やっぱり遠征とか、それから大会、中国大会、それから県大会、中国大会、全国大会、そういったときに、そういう支援策はあるのかなと。といいますのが、やはりよく皆さんも御存じだと思います。そのたびにやはり父兄の方が寄附を集めて回っておられます。大変だなという姿を見ながら市の支援策はどういうふうになっているんかなと、出させていただきました。お聞きして少し納得しましたが、皆さんにもわかるように教育長の答弁をお願いしたいと思います。 ○教育長(福井伸一郎君) くらよしアイズ・倉吉自民共同福谷直美議員のスポーツ活動の補助についての御質問でございました。  この夏、あの市役所の横のほうにも掲げておりますけれども、全国のわんぱく相撲において5年生の部で準優勝、それから全国小学生陸上で走り高飛びで上小鴨小学校の子どもが2位に入っているというふうな頑張りがありました。  中学校につきましても、全国大会参加、大変たくさん多く参加しております。高校におきましては、倉吉西高のアベックで弓道で優勝と。個人戦でも準優勝、それから自転車競技でも活躍しておる生徒がたくさんおります。こうした子どもたちの活動につきまして、全国大会等出場費補助金交付金、これはいわゆる旅費のほうの2分の1を補助するものでございます。  それから、全国大会出場激励費という形で交付しています。これは旅費ではないけれども、例えば私も何回か全国大会に出ましたけれども、やはり宿舎から会場に移動するときに交通機関使っていたんでは間に合いません、タクシーを使うことがございます。これは旅費の中には含まれていませんので、そうしたときの費用とか、そういった意味で激励費という形の中で出させてもらっています。  この実績プラス、少年団の日常の活動の補助金、こういったものも、わずかでございますけれども、一団について7,000円の21団というふうな形でさせてもらっています。この全国大会の補助金の交付金の額ですけれども、23年度は210万円、24年度が137万円、25年度は147万円という形で補助しています。それから、激励費のほうは24年度からつくりましたけども、最初の24年は52万円、25年度は96万円という形の中で激励をさせてもらっているというふうなものでございます。以上です。 ○12番(福谷直美君) 他市に比べたら、かなり倉吉市は手厚い補助がしてあるという、スポーツ関係者に聞きましたら、他市に比べたらかなりやはり優遇されているぐらいしていただいておるということでありました。これからオリンピックも始まります。東京オリンピック、これにも倉吉からやはりそういう選手が出れるぐらいな、やはりもう少しふやしてでもこのあたりはされたらなと思います。  市長、よかったらまたそのことも、もう少し考えていただきたいと。手厚い補助はしてあるようですが、まだまだ大変だとおっしゃっておりますので、よろしくお願いしておきたいと思います。  もう1点ですね、あと1点。もうそろそろ時間も来ましたんでやめますが、次に、倉吉企業が世界に向けての発信していく支援策ということで出させていただいております。  これは製造業、バッグ製造業のことですが、最近よく、いつでしたかね、日経の中国版にも出ておりました、アメリカにそういう拠点で販売していると。それから、きのう、おとといだったかな、出ておりました。アメリカセレブにバルコスとかいって出ておりましたので、これは新しく企業誘致をされるのも私は必要だと思いますが、既存の企業のやっぱり支援策も考えていくべきでないかなと。それが金額的な支援なのか、人の思いなのかわかりませんが、そういうのの接触、そういうことはあるのかなという感じがしましたので、お聞きをしてみたいと思います。市長、よかったら。 ○市長(石田耕太郎君) 地元の企業への支援、これはもちろん大事なことであります。何も誘致企業ばかりを大事にするつもりはありません。地元の皆さんに頑張っていただけるような形には、もちろん持っていきたいというふうに思っているとこであります。  特に、元気な企業で全国に、そして海外に展開をされている企業というのは倉吉にとっても、倉吉のイメージアップにつながるだろうというふうに思いますので、しっかり応援をしていきたいというふうに思います。  実際、販路開拓については、市の商品等販路開拓支援事業補助金というのをつくっております。この事業も御利用いただいておりますし、日ごろから担当部のほうで社長さんとは随時お会いをして情報交換もさせていただいております。  実は、このバッグについては、ふるさと納税の贈呈品として登録をさせていただいております。少々値が張るもんですから、50万以上の方にということでありますけれども、かなり人気のようでありますので、こういったことも含めて可能な範囲で御支援をしていきたいというふうに思います。 ○12番(福谷直美君) すごくこういう、全国に出てみますと有名です、この製造メーカー。どっちかと言えば、この鳥取県、倉吉よりは外に出たほうがと思うぐらいすごく有名なメーカーに育ってておられます。東京に行っても大阪に行っても、持ちたいなという声をよく聞きます。ですから、もう少し地元としても、倉吉としても、やはりいろんな支援策、私、支援策といったら金ばっかしでなくってもいいと思うんです。それを、例えば広報なり宣伝なり、倉吉の方にもたくさん知っていただくということも必要なのかなと思っております。外に出てみますとすごく有名で、こちらのほうが、ああ、そんなに有名なんですかと思うぐらいの有名なバッグに育っておられるようですので、やはりそういった思いの支援策も順次考えていただきたいと思います。  長々ありがとうございました。終わります。 ○議長(由田 隆君) 答弁はよろしいですか。 ○12番(福谷直美君) いいです。 ○議長(由田 隆君) はい。  次に、同じく会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の6番藤井隆弘君に市政に対する一般質問を許します。 ○6番(藤井隆弘君)(登壇)(拍手) くらよしアイズ・倉吉自民共同の藤井隆弘君でございます。早速、質問に入らせてもらいます。  市報の5月号で、市長は行政の仕事について次のように答えておられます。「1つは、当面する課題にいかにスピード感を持って対応していくのかということ。1つは、将来に対してきちっと布石を打っていくこと。将来を見通しながら、今何をしていくのか、戦略を持った仕事をしていくことが大切である」と述べておられます。同じく2期目の重点課題として、「1つは人口減少、特に中心市街地の人口減少であり、今年度は駅周辺を含む中心市街地のあり方、企業誘致、看護大学」と、施設の整備を上げておられます。今9月議会では、平成25年度の決算が出ています。また、平成26年度の補正予算も出て、本年度事業、あるいは予算の見通しも大体立ったものだと思っております。  さて、どんな事業を行うにしても財政の裏づけが必要となります。そこで、市長は倉吉市の財政状況をどう分析しておられるのか聞きたいと思います。良好なのか、心配な面があるのか、また分析結果の原因、どういったことでそうなっているのかというようなことに対してお考えがあればお聞きしたいと思います。
    ○議長(由田 隆君) 答弁を求めます。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) 藤井隆弘議員の一般質問にお答えをいたします。  まず、財政問題について、今どのように分析をして、特に課題等があればどういうふうな課題を認識してるのかという御質問でございます。  財政の指標はいろいろあるわけでありますけれども、全体的に見ると、総括的に言えば改善はされてきているけれども万全というところまでは行ってないっていうのが今の現状ではないかなというふうに思っております。  個別にちょっと分析というか、状況をお話をしてみたいというふうに思いますけれども、まず、市の持っている貯金と言うべき基金の状況でありますけれども、一般的な基金であります財政調整基金と減債基金の合計、平成21年と比較をして申し上げてみますと、平成21年が9億1,000万でありましたのが平成25年度末で24億8,000万、その他の基金も入れて、基金のトータルとして見れば平成21年が36億4,000万、平成25年度末が56億8,000万ということで、かなりふえてきているという状況がございます。ただ、今年度については、企業誘致とはいえ、かなりこの基金を活用させていただきますので、ことし26年末でいくと47億9,000万と若干減少する見込みであるという状況でございます。ただ、これは臨時的な措置として企業誘致等に使ったということでありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。  それから、市にとって主要な財源であります地方交付税と市税の状況をちょっと見てみたいと思いますが、交付税については22年度をピークに減少の傾向にございます。とりわけ来年度以降、合併算定がえが縮小していきます。一本算定に切りかわっていくという状況にあるわけでありまして、この辺がかなり寄与をしてくるんではないかという危惧を持っております。  それから市税については、アベノミクスはあるんですけれども、なかなか地方までその十分な影響が来ていない面があるんではないかということで、市民税などは若干伸び悩んでおるという状況であります。それと都市計画税を廃止をいたしましたので、この分は当然減収に成っているということであります。ただ、長期的には今、企業誘致も積極的にやっておりますので、そういった効果が将来的には出てきてくれるんではないかというふうに期待をしているとこであります。  それから、借金であります地方債の残高でありますが、交付税の裏措置のような臨時財政対策債を除いた地方債でいきますと、平成17年度末の残高が307億円でありましたが、25年度末で200億円ということで、順調に減少してきているんではないかというふうに思っております。ただ、これも26年度は企業誘致の関係で若干増加をするということになろうというふうに思います。  それから、経常収支比率ですけれども、平成25年度決算で90.8%ということで、総合計画のほうの目標には95.0%、これは平成27年度でありますが、ということでありますので、これをクリアしている状況であります。  それから、実質公債比率については、25年度決算14.7%ということで、これも総合計画の目標値、平成27年18%未満をクリアしているとこであります。18%未満ということになりましたので、それ以前の許可団体から協議団体にかわったという状況にございます。総じて見れば、少しずつやはり改善をしてきているんではないかなというふうに思います。  ただ、なかなかこれからの時代考えたときに、国の予算も今非常に大きな借金を抱えている状況でありますので、交付税の伸びというのがなかなか期待できない時代に入っているんではないかというふうに思っております。そういう面で、自主財源をいかに確保するかということをあわせて、行政改革等を通じて歳出についてもしっかり点検をしながら財政運営をやっていく必要があるんではないかというふうに思ってるとこであります。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) ただいま、かなり詳しくお話をいただきました。  私も先ほど出ました市税とか地方交付税、あるいは基金、地方債等についても資料は用意しておりますけども、今、答弁いただいた中でかなり出てますので、そういった共通認識のもとで、まず改善している部分はあるけども、今年度企業誘致等、大規模な事業をしたので基金等も減って、それは仕方ないなと思っております。  こちらにちょっと資料を用意しておりますので、見ていただければと思います。上のほうですけれども、これが倉吉市の家計簿といいますか、1軒のうちには家計簿というものがありますので、それを倉吉さんということで考えてつくっております。これは平成21年度と、市長が就任される前の年、それと平成26年度9月段階で、補正段階での家計簿としております。  平成26年度は予算額、平成21年度は決算額をその年の人口で割って、1人当たりの金額を出しております。項目は市税を基本給、市債をローン、人件費を食費、普通建設事業費を増改築費といったような家の家計という形で考えて書いていますけれども、改めてこの表をごらんになって、重なる部分はあるかと思いますけれども、どう考えられるか答弁をお願いいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 家計簿を見てどうかということでありますが、基本給はそんなに大きく変わっていない。諸手当が若干ふえて、ローンが少しふえてきているという、雑収入もかなりふえておるという状況ですね。トータルとして見ると、かなり収入増にはなっているなという感じだというふうに思います。  ローンがふえたのは、先ほど申し上げたような企業誘致などの借金がふえてきているということが影響しているのかなというふうに思います。必ずしも固定給である基本給が伸びてませんので、この辺がこれからの課題ではないかなという、ざっとした感じではそういう感触を持たせていただきました。 ○6番(藤井隆弘君) 今、市長がごらんになって、そのとおりだと思います。特に収入のほうは、そうですね、ローンがふえてる、全体としてもふえてる。これ、人口が減少してますので、分母が少なくなれば当然そういったこともありますが、ただ、かなりふえてると、トータルとしてはね。それと、支出のほうにつきましては特に増改築費、これは企業誘致等の関係もあって膨らんでる。全体としても市長が就任されてから攻めの市政というか、そういったこともありまして、いろんな意味でいい状況もあったと。職員が数十名減ってますので、そういった人件費の分も圧縮して、よくなった一つの条件でしょうし、先ほど言われました地方交付税等も思いのほかこれまできちんと入ってた、ただ、これからは一本算定等もあって不透明なこともあるということで確認したいなと思っています。  せっかくつくりましたんで、後ろのほうもちょっと見ていただければと。これは先ほど市長が答弁いただいたものをグラフ化、これは行政のほうでも出していただいたものですから、これも先ほどの市長の答弁とあわせて見ていただければなと思っております。  こうやって、たくさん市という形の中で金がかかる部分もあるんです。ただ、引き締めるところは引き締めていなければならないということで、共通認識のもとに次の質問のほうに入らせていただきますけれども、財布のひもがかたくなってきても、当然、使うべきところはこれから使わなければならないということで、先ほど冒頭に言いましたけども、市長の2期目の重点施策ということの中で、特に1つは企業誘致、1つは中心市街地活性化、3つ目は公立保育所、学校再編ということについて、提案も含めて質問をさせていただきます。  初めに企業誘致と人材育成についてです。倉吉を、私は常々、住みたい、行きたい、帰りたいまちとする、そういったテーマで政治活動に取り組んでいますけれども、そのためには働き場所というものが重要になります。当然、企業誘致も必要となります。市長の重点施策の2期目の一つに当然入っております。まず、倉吉市内に事業所のある企業にかかわって、そういった製造業が中心になるかと思いますけども、売り上げであるとか、従業員数の現状についてお伺いしたいと思います。  それと、これまで企業誘致にかかわった経費、設備投資、人的経費もあるかと思うんですけれども、そういった経費と企業誘致による効果、税収とか、その他いろんなことが考えられるかと思いますけれども、それについて市長のお考えをお聞きしたいなと思っています。 ○市長(石田耕太郎君) まず、企業誘致に絡んで、倉吉の事業所の状況ということでありますけれども、年次的に当然動きはあるわけでありまして、少し細かい数字になりますけれども、そうですね、平成17年と比較して申し上げましょうか。事業所数でいきますと、平成17年が116の事業所でありましたが、平成24年には94に減ってきているという状況でございます。従業者の数が平成17年が3,957名から、24年が3,349名と、これも生産年齢が減ってきているというものもあるだろうというふうに思いますし、やはり経済的な問題というのが1つ数字として出てるんではないかなというふうに思っております。  それから製造品の出荷額で申し上げますと、平成17年が、これは単位が100万円ですから、791億でありましたが、24年が778億ということで、これも平成20年には982億ということで上がっている年もありますけれども、まあ、ほぼ横ばいぐらいの感じで見るのがいいのかなというふうに思います。そういう面では、市内の経済状況というのは決して好調な状況ではないっていうふうに思っています。そういう面で、こうした企業誘致の効果がこれから出てくれば、倉吉にとってもプラスになるんではないかというふうに思っております。  企業誘致に対してどれぐらい補助金を出しているのかということでありますけれども、今まだ実際に操業開始に至ってない企業もたくさんありますので、10件誘致をしたうち3件に今のところ交付をさせていただいております。交付済みが2億5,700万の補助金を交付をさせていただいております。ウッドプラスチックテクノロジーとカインズとアイ・オー・プロセス、ただ、最終年度までいってませんので、まだ途中経過で交付をさせていただいているという状況であります。今後、残りの企業についても状況に合わせて交付をしていきたいというふうに思っているとこであります。 ○議長(由田 隆君) 効果、効果についての。 ○市長(石田耕太郎君) はい。当然、効果としては、1番には雇用ということなろうかというふうに思います。現在のところ、この10社の企業について既に雇用されている人数が106名、将来的に、最終的には、今の計画段階が全部できれば466名の雇用につながっていくんではないかというふうに期待をしているとこであります。 ○6番(藤井隆弘君) 今交付金ということではありました、財政的な面ではね。それ以上に設備投資等でかなりの持ち出しもあっとるかとは思いますけれども、効果っていうのは確かに企業誘致したからすぐ出るものでもございませんし、数字であらわれないようないろんなプラス面が私はあるかと思っています。そういった意味でも、大谷工業団地、また灘手、いろんな現在ある西倉吉の工業団地も含めて、ほかにも適地はあるかと思いますけれども、これはこれで進めていく必要があるかと思っております。  ただ、いろんな費用対効果、そういったことも含めながら企業誘致に当たっては条件の見直しも必要になってくるかと思います。何でもいいから出てきてくださいっていうんではだめだと思いますので、そういったことも含めながら、これからある意味、慎重に、しかし大胆にというか、そういった形での企業誘致も必要かなと思っています。  それと、これから大切になってくるのは、既に新設されているというか、もともとある企業も含めてなんですけれども、市と企業が互いに利益を受けるような関係、そういったものが必要じゃないかなと思っています。  先ほども出ましたけど、先ごろ倉吉市と鳥取短期大学との包括的な連携に関する協定調印式というものが行われました。互いの資産を活用して地域社会の発展と人材育成に寄与するためという目的だと把握しております。私は、市と倉吉に事業所がある企業との間でも同様のことができるんじゃないかなと思っております。行政と企業が一体となって、地域の中にある資産として、より連携を深めることが大事ではないかと思っています。そうでなければ企業にとっては倉吉というところは単なる利益の追求の場、そのメリットがなくなれば移ってしまう。そういった関係では、やっぱりよろしくないんじゃないかなと思います。  6月議会のちょっと前でしたかね、テレビを見ていましたら、倉吉市に進出した企業の社長さんがこういったことを言っておられました。倉吉には必要としている人材がいないという発言がありました。企業誘致は進んでいますが、企業が必要としている人材と倉吉の現状と、ある意味ミスマッチがあるのではないでしょうか。昨日も話が出ました。エキパル倉吉のほうで8月の13日から17日に進出企業の紹介などがありまして、私も出かけてみました。とてもよい企画だなと思いました。1,300人ほどですか、きのうの答弁ではおいでいただいたということなんですけれども、こういったことは進出企業にとっても自社のPRもできますし、市民にも関心を持っていただく、そういった機会になるかと思います。  また、市民にとっても倉吉の事業所のある企業に関心が持てる、愛着が持てる、場合によってはそこを通して就職活動につながるというようなことも可能性としてはあるんではないかなと思いますので、そういったことも含めて、これは提案という形でこれから詰めていきたいなと思っているんですけれども、今思ってることを提案させていただきます。  まず1つには、倉吉のために働きたい、そういった志を持っている若者もたくさんおりますので、そういった若者を育てて支援するための給付型の奨学金、そういったものもつくってはいかがでしょうか、新しく。  それと2番目に、倉吉市出身の大学生、あるいは専門学校生、遠くに出ている若者もいます。そういった者への情報発信、情報共有する仕組みをつくってはどうでしょうか。当然、本人や保護者の理解を得ながらということになりますが、市の情報や産業、そういったことを魅力を発信する情報共有化を図るシステムをつくる。それから、担当課や大阪のほうに事務所がありますので、そちらにアンテナショップ的な、アンテナショップというわけにはならないでしょうから機能を入れて、人材発掘や確保に努めると。  それと3番目として、行政が企業の求める人材を把握し、企業、行政合同で人材確保に努めると。これは例えば中学校や高校で企業と連携した学習、あるいは出前授業といったこともあるかと思うんですけれども、そういったことを行ったり、企業見学会などを計画的に行う。また、市内に事業所のある企業を市民に知ってもらうためのイベントを計画的に行う。昨今、先ほど言いましたようなことも含めて計画的に行ったらどうでしょうか。これからは本当に地域力と先見性、そういったものが必要、勝負だと思っています。倉吉市の未来を担う人材育成、人材確保の一環として、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○市長(石田耕太郎君) 行政と企業とが相互に利益を得るような、そういう連携体制というのが大事ではないかということであります。  おっしゃるとおりだと思います。ぜひ我々も努力をしていなければいけないなというふうに思っています。何点かは御指摘がありました。報道でも、なかなか進出企業について人材が確保できないということがあったということであります。特にIT関係などについて、なかなか人材が得られないっていう現状があるのは我々も認識をしております。せっかく来ていただいた企業が求める人材がないということでは円滑な操業にもつながらないわけでありますので、我々も努力をしていかないといけないなというふうに思います。Uターン、Iターン人材の確保とか、あるいは大学のほうにもお願いをしたり、ケースによっては養成施設での受講なども働きかけたり、いろんな形で人材の確保には努力をしていかないといけないなというふうに思っているところであります。  そこで、幾つか御提案をいただきました。情報交換の取り組みについても御紹介をいただきましたけれども、やはり市民の皆さん、県民の皆さんにこういう企業の状況というのも知っていただく努力も、これも継続的にやっていきたいというふうに思っていますが、1つ、給付型の就学資金のようなものができないかということでありますけれども、例えば先ほどもお二人のあった看護師のような就学資金、一つの例かというふうに思いますが、こういうものは資格職でありますので、比較的制度としてつくりやすいわけでありますし、実際、人材の確保を希望される事業所もたくさんあるわけでありますので、余りミスマッチが起こらないわけでありますけれども、一般的な形で特定の職種について奨学金をつくろうとすると、やはり受け皿を必ず確保してあげないと、逆にいけないということになってきます。ところが、なかなか企業の求める人材というのは固定していなくて、いろんな多様な人材を求めておられるというのが現実でありますので、その辺をマッチングさせた制度が本当にできるのかというあたりが少し懸念があるのかなという感じがしております。  奨学資金制度自体は今倉吉市でも持っているわけでありますので、そういうものをうまく活用できればそれを活用して、今はどちらかというと就学のために、要するに大学などに行くための奨学金になっているわけですけれども、それをもう一方先まで、就労にまでつなげていければなお結構だということにはなるだろうというふうに思います。ただ、先ほど申し上げたような課題もありますので、もうちょっと勉強してみたいというふうに思います。  それから、情報発信をどんどんやっていかないといけないということであります。これは特に県外の、できれば大学、専門学校などに行っておられる皆さんに直接こういう情報が届けば、県内就労、倉吉への地元就労につながっていくという要素は高いだろうというふうに思います。具体的に、個別にピンポイントにやるというのはなかなか個人情報の関係があって難しい面はあるんだろうというふうに思いますが、例えば各高等学校の同窓会などとタイアップして、そういう方法を少しでも情報提供できるような、もちろん希望してない方にまで情報を送ると、これまたトラブルの原因にもなりますから、希望される方に限定して情報提供をするようなシステムができればいいなという感じを持っています。どこまで可能か、この辺はそれぞれの学校ともちょっと御相談をしてみたいというふうに思います。  それから、その機会に先ほど関西事務所ともタイアップしてというお話もありましたけれども、市の持っておりますこういう誘致企業の情報ですとか、人材募集の情報というのは、ふるさと鳥取県定住機構、こちらのほうに提供をして、この定住機構のほうから鳥取への就職フェアですとか、I・J・Uターンの相談会ですとか、企業ガイダンスなどの就職活動のイベントに参加していただくような案内を大学等に周知をしていただく、こういった取り組みもできるだろうと思いますので、機構のほうとも十分御相談しながら情報発信に努力をしていきたいなというふうに思っております。  それから、人材確保という面で、各中学校や高等学校との連携をしてはということでありますが、これはぜひ学校のほうとも、学校も時間数の密度が濃い中でなかなか難しい面もあろうかというふうに思いますが、例えば授業の一環で総合学習などのような機会に講師で出すとか、あるいはインターンシップのような形で参加をしていただくとか、いろんな連携の仕方があるだろうというふうに思いますので、この辺も工夫をしていきたいというふうに思います。  それから、イベントへの参加も先ほど定住機構の関連で幾つかイベントも申し上げましたが、こういったようなイベントも含めて企業情報の発信には努力をしていきたいというふうに思います。いずれにしても企業側のニーズも十分伺いながら、どんな対応が可能か十分検討していきたいというふうに思います。 ○6番(藤井隆弘君) 確かに個人情報であるとか、とても難しい面はあるかと思いますけども、地元におりながら、さらに勉強したいということで離れていかれる子どもさんが多いですね。そういった中で、後で、ああ、倉吉にはこんな企業があったんだ、帰れたんだっていうのを、大分大きくなってからじゃなくて、やっぱり一連の流れをつくればもっともっと倉吉に人材いないわけじゃなくておるんだと思いますが、それが発掘できてない部分もあるかと思いますので、ぜひともまたいろいろ研究、検討を重ねていただきたいなと思っていますし、確かに中学校でも体験活動ということで、3日間ぐらいですかね、企業に行ったりするわけですけども、そこをもう一歩、発展したような形のものができたら、就労意識というのかな、そういったものも高まると思いますので、ぜひお願いしたいなと思っています。  次に、中心市街地活性化基本法によるまちづくりです。本議会でもたくさんの議員が質問しております。これまでの質問で理解できたこともありますが、私なりの視点で幾つか質問をさせていただきます。  まず、まちづくりに関係した市の現状についてです。地元商店街の利用状況であるとか、買い物しやすい商店街だと思っているのか、これは意識調査でわかるかと思うんですけれども、空き店舗の状況、観光客の入り込み状況といったことについてお聞きしたいと思います。  また、市民には、こういった議会でどんどん情報発信しているのでだんだん浸透してきてるかとは思うんですけれども、まだまだよく伝わってないという気がしています。特に当該地区の方々への情報提供と啓発ということが大切になってくるかと思っていますけれども、市として具体的にどのような働きかけをこれからされていくのか、お考えがあればお聞きしたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 市民意識調査の中でこういう市街地での買い物等についての状況、どうなっているかということでありますけれども、上井地区、あるいは成徳・明倫地区の商店街を利用されている状況というのは、いつも利用している、時々利用しているというような答えの方の割合が大体60%台の前半ということであります。この数字をどう読むかというのはなかなか難しいですけれども、必ずしも高い率ではないなという感じがしております。もっともっと利用していただけるような地域になればという思いで、今、活性化に基本計画の取り組みをさせていただいているところであります。どういうふうにこれを市民の皆さん、あるいは事業者の皆さんに周知をしていくかということは、これからのこの計画の成否にかかわってくる問題だろうというふうに思います。そういう面で、十分これからPRをしていかないといけないだろうというふうに思っています。  とりわけ、やはりこの中心市街地活性化、具体的な事業につながらないと余り意味のないものになってしまうわけであります。ということは、逆に言うと事業者の皆さんに積極的に参画をしていただいて、具体的な事業提案をしていただかないといけないということになってくるわけであります。そういう面でしっかりと今からPRをしていきたいというふうに思っております。もちろん報道の皆さんにも御協力いただいて、こういった検討委員会などの状況を報道していただければありがたいなというふうに思っていますけれども、当然、行政としての手法でありますホームページですとか、市報などは十分活用しながらやっていきたいというふうに思っておりますし、特に市の職員も経済団体ですとかNPOですとか、あるいは自治公民館の館長会などにも出かけさせていただいて、計画の趣旨なり、役割なり、具体的な事業の御提案をいただくようなことも働きかけていきたいというふうに思っております。  具体的には、今月19日には、まずは事業者向けの説明会を開催するように予定をしております。これは上井地区と成徳地区とですね、2カ所で実施をする予定にしておりますけれども、これからもこれで終わりということではなくて、時期を見ながらしっかりとPRをして働きかけをしていきたいというふうに思ってるとこであります。 ○6番(藤井隆弘君) 今、現状とこれからの働きかけというようなことを答弁いただきました。確かにもう9月1日の意識調査、早速出ましたんで、かなりスピーディーな結果が出たんですけれども、これまでにもね。それを見ても、確かに地元の商店街60%の前半ですが、ちょっと上がってます。それと、特に上井、成徳・明倫地区などは良好なというか、結果が出ておりますね、平均よりも。それと利用する人も結構多いんだなと思って、割と、変な言い方ですけど、意外にいい結果だなと思って見てたんですけれども、これから来年の6月に向けて作業を進めていくんですけれども、市長が言われたように、この事業の成否というのは地元の熱意とかアイデア、そういったものがどんだけ出てくるのか、あるいはまた行政のサポートがどういった形でいくのかっていうことが成功の源になるかとは思っています。そういった意味で、この事業、本当にいろんな可能性とか発展性を持っているかと私は思っております。  この倉吉というのは、改めて成徳地区から伝建群から明倫地区に行く八橋往来、本当にいい町並みだと思っておりますし、明倫地区などはある意味大正、昭和のロマンチックな、そういった、あるいは鉢屋川のまち沿いの町並みであるとか、水源地のポンプ室、この改修されましたね、あるいはヒシクラしょうゆとか、個人、名前出してますですが、そういった付近の景観とか、本当にいいものがたくさんあるかと思っております。そういったところを、例えば小型のレトロバスとか、タクシーとか、自転車で回遊するようなルートをつくったりとか、ちょっとしゃれた店をつくって、そういったことも考えられる、これはアイデアですけどね。  それからまた、上井地区でも駅周辺の整備、それとあわせてこの事業が活用できるんじゃないかなと思っています。若い方も短大、あるいは来年開学になる看護大学、それと高校生もJRやバス、起点になってますので使えますので、そこのほうでゆっくりと楽しめるレストランとかコーヒーショップ、ちょっと歩いてでも買い物ができるコンパクトな商店街、その中には例えば生鮮野菜や果物などの直売センターみたいなものがあればなと思っています、土地がないわけではないんで、あの辺にも。それとか、赤瓦でやってますチャレンジショップなんかもこちらでやってみたらどうでしょうか。それと倉吉北条線の踏み切りのほうに行くところの道路、あるいはその周辺の旭地区では、電柱を地中化にして自動車や人が歩きやすい、そういった町並みっていうことを考えて、思いがどんどん膨らんでいくわけですけれども、そういったことを考えていけたらな。  先ほど事業者向けの説明会が9月19日にということがありました。当然、民間の事業については国が直接民間事業者のほうに補助金という形で支援となるわけでしょうけれども、やっぱり市としても先ほどありましたように広くPR、情報提供をしていただきたいし、これは命運をかけた事業として、大げさな言い方をすれば、全庁的な取り組みとしてしっかりとやっていただきたいと、そのためには当然財政が必要となります。補助金といっても2分の1、3分の1でしょうから、手出しも当然出てくるわけですけども、行政としてもね。そこのところは金をしっかり使ってでもやっていただきたいなと思っています。いかがでしょうか。 ○市長(石田耕太郎君) 中心市街地活性化計画、これからの倉吉にとって本当に大事な取り組みになってくるという御指摘をいただきました。  倉吉にとっても最後のチャンスと言ってはいけないかもしれませんけれども、本当に難しい時期にこれから来ておりますので、しっかりと今取り組んでいかないといけないんだろうというふうに思います。いろいろアイデアを披瀝をいただきました。まさにこういったアイデアを実際に事業者の皆さんに御提案をいただくことが大切なんだろうというふうに思います。  先般、米子市の計画についての記事が報道されていました。この中心市街地活性化の事業を使ってやらないといけない事業が少ないと、公共事業、今までの既存の制度で対応できるものが多いということでなかなか認められなかったというような記事が出ておりましたけれども、そういう面では、やはりこの中活事業としてやらないといけない、そういう民間事業がどんどん出てくるということが大切なんだろうというふうに思います。もちろんそれをしっかり、公共事業も含めて行政のほうでサポートをする。先ほど電線の地中化のお話もありましたけれども、こういったものは行政でないとできないことでありますので、行政の役割をしっかり果たしながら、民間事業がしっかり取り組んでいただけるような、そういう計画にしないといけないんだろうというふうに思います。そういう面で、こういう事業者向けの説明会などを通じて住民の皆さん、地域の皆さん、事業者の皆さんに取り組んでいただける環境をつくっていかないといけないというふうに思います。  しっかりと必要なお金は出してということであります。この辺は十分予算配慮をしながら、議会のほうとも御相談しながらやっていきたいというふうに思います。 ○6番(藤井隆弘君) 国も地方創生という文言が躍っておりますけども、確かにこれからそういった目が向けられてくるんじゃないかなと思いますので、使えるものは使って、しっかりとまちづくりを進めていけたらなと思っております。  次に、公立保育所、学校再編についてでございます。初めに、学校の再編について教育長のほうにお伺いしたいなと思っています。7月30日付の新聞を見ていましたら、次のような記事がありました。「7月29日に市長と市教育委員との意見交換会で、教育の質の確保でなく、教員削減が目的にとられるなど小学校再編への影響を懸念する声が相次いだ。同市では、教育の質の確保などを目的に小学校の1学級20人以上を適正規模とし、2013年2月には市内の小学校14校を9校にする再編案を示しているが、統廃合により学校がなくなる地域などから反対意見が出て、再編のめどは立っていない」、再編のめどが立っていないというようなことがありました。そこで教育長、現在の再編に関する取り組み状況お聞きしたいと思います。 ○教育長(福井伸一郎君) くらよしアイズ・倉吉自民共同、藤井隆弘議員の学校の適正配置についての今状況についての質問でございました。  先ほどありましたように、7月29日は市長と教育委員さんで協議をさせていただいております。今までの経過としましては、昨年までの2年間では小学校の校区別14地区、中学校の5地区、対象地区の小学校10地区での説明会、それから、市民シンポジウムを2回、そして小学校のPTA連合会との協議、自治公民館館長会、あるいは各それぞれの地区との希望による協議というのを進めてまいりました。  本年度、対象小学校地区との代表との話し合いというのは、例えば明倫と成徳地区合同での開催というのを実施いたしました。それから、関金と山守地区の合同での話し合いというのも実施しております。それから、自治公民館館長会では、高城地区が説明をしに来てほしいということで、これも実施いたしました。小学校のPTA連合会ともう少ししっかりと勉強会をしましょうということを提案をしておりまして、小学校PTA連合会のほうでもそのことを了承いただきまして、どういうふうに進めていくかということを協議をしてまいりました。  現在のところ、全体会ではまず1回行いました。それから、小学校PTA連合会を5つのブロックに分けて勉強会、現在4ブロックを終了したところでございます。このブロックのほうは、やはりなかなか並行線のままのところもございます。しかし、話し合いの中で、やはり例えば成徳と明倫地区の場合ですと、小学校の統合についてはもうやむを得ないんではないか、最初はちょっとかたくななところもありましたけれども、やむを得ないんではないかと考えている。あと問題となるのは、やっぱり学校の位置と校名ということなんじゃないか。しかし、両者で確認をしたのは、統合をしていく、もうやらなくちゃいけないんじゃないかということがあれば、それは乗り越えられる壁ではないのか、これを協議の場をもう少しつなげていこうというような話し合いもありました。  また、あるところでは、現在のところ2校の統合案が出てるんだけれども、しかしそれは長い時期を見たときには、これもやはり限界が来るではないか。そうすると、もう少し大きい地区の固まりの中でやっていくことも必要じゃないか、それについてはそれぞれの地域の中でも大分御了承されたという雰囲気がありました。しかし、中にはやはり単独存続で残してほしいということを力説されるところもございました。  さまざまなところがありますけれども、ただ小学校だけの話し合いにとどまらず、地域や皆さんもオブザーバーとして参加されていたりしているところもございました。ぐっと進んだという感じではないんですけれども、しかし、確実にやはりこの問題についての認識というのは、私は深まってきているなということを思っています。引き続き話し合いを継続しながら、この大きな事業について取り組んでいきたいなと思っているところでございます。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、教育長のほうから進捗状況といいますか、話し合い等は着実に進んでいるという把握はしました。ただ、市民から見ると、何となくめどが立っていないんじゃないかな、新聞記事もこういうことが出てますもんでね、そういった感触になっておられる方もおられると思います。学校の耐震化というものを来年、27年度で全校が一応終了、繰り越しも含めてですけども、成徳小学校のほうも建てかえで調整というようなことだと把握しておりますので、結局、市内全小・中学校が耐震化改修を終わるということになります。ある意味、どこもしっかり耐震も改修も、だから、これから学習の場として使えますよというような状況が整います。  そこで、今度は市長にお聞きしたいと思うんです。今、教育長の答弁では、ある意味進んでいるという感もあるんですけども、いろんな状況の変化等も今起きています。話の中でも、もっと大きな枠でというようなことも話が出ました。そういった経過や政府の動き、これは新聞報道ですので、まだ確実なものではないんですけれども出てますので、そういったことも含めて市長に今の再編に対する思いを聞きたいと思うんですが、例えば3つ選択肢が私あるんと思うんですよ。1つは、本当に計画どおりに小学校15校を9校にやるんだと、2番目には、そうはいっても地域の中に学校がないというのはという議論も結構ありますので、これは再編をしないという選択肢もあるかと思います。3番目は、政府の方針、これは新聞で出てましたのは、学校再編にかかわって指針を見直すんだと。それは学校統廃合で規模を拡大して少子化対応をする。これはバス通学なんかも、これまでは小学校で通学距離は4キロでしたけれども、これをもっと広めて通学バスで30分程度だったらこれは可じゃないかと、いいんじゃないかということも出てました。  それと、これはそういったことじゃなくて中身なんですけれども、教育の質の確保、一定の人数が、1つの学級にはグループ学習であるとか、学級編制といったことも必要じゃないかということで、そのために学校の統廃合を進めると。そういった統廃合を進める自治体に対しては、国としても財政支援をすることを検討しているんだと。これはまだ法案が通ったわけじゃありませんので、多分、そういった方法も出てますので、全くこれまでのことは置いてでも、きちんともう一回、6月議会でも言いましたけども、総合教育会議などで市長と教育委員さん方が集まられて、そういった情報もいろいろ含めながら再検討をするというのも、また一つの手じゃないかなと思います。こういったことが考えられるかと思いますが、市長、今の気持ちははっきり言うとどうしたいんだということを、するんだということを答えていただきたいなと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 学校統廃合について、私としての考え方はどうかと、特に3つの選択肢があるけれどもということでありますが、3つの選択肢のうちの最後の国の動き等を見ながらということについては、恐らく国のほうは、統廃合すれば区域が拡大しますので、当然今までの基準では賄えなくなってくるっていうことが背景にもあるんではないかという気がしますので、むしろ統廃合を推進するための一つの方向づけをされているんではないかという気がしております。  基本は、今お示しをしている案を基本にまずは考えたいというふうに思っています。ただ、先ほど教育長さんのお話にもありましたように、もう少し進めてはどうかという御意見もあるようでありますので、そういうことが本当に可能かどうかという見きわめはしたいというふうに思います。ただ、今の時点では、やはり基本は今の案をベースに考えていきたいというふうに思っています。それは、やはりまずは教育効果ということを重点に、子どもたちの成長をどう確保するのか、学力をどう保障するのか、こういった視点を大事にしながら、そうはいってもやはり通学区域の問題とか、コミュニティーの問題というものも無視できませんので、地域の皆さんの御理解をいただく努力をしながら、今の原案をもとに進めていけたらというふうに思っております。 ○6番(藤井隆弘君) 市長のほうから、今の案を基本としながら考えていくんだという思いをお聞きしました。いずれにしても市民間の話し合い、市民同士の話し合い、あるいはもっと機運といいますか、そういった盛り上がりを持って、みんなで市全体の問題だというような形になればなと思います。そういった中にも当然財政的な面も考える一つの資料だと思います。  今の案ということで市長も答えられましたんで、それをもとに考えますと、例えば今、14校が小学校9校になった場合、複式学級解消のための人的配置、定数内講師ですね、職員、教員といいますか、それと学校主事、図書館司書、非常勤職員の元気はつらつといった、こういった人件費であるとか、教材整備費、あるいは運営費などでざっとくくりで計算したら、年間7,600万ぐらいは私は負担が減るんじゃないかなと思っています。  逆に再編に伴って新設しなければならない学校もあります。それと増築しなければならない学校も出てきます。そういったことはいろんな補助金なんかも使ってでしょうけども、10億以上は、小鴨小学校のときもかなりかかってますんで、かかるかと思います。また、通学バスっていうようなことも若干出る地域もあるかもしれません。そういった運営費もかかるかと思います。ただ、建物があれば、幾ら改修したと言っても維持費というものはかかってきますんで、もう逆に再編を進めたときにはその跡地だったり、建物をどうする、貸すよということも耐震改修もできたんだったら使いようもあるかと思いますので、いろんなことが出てくるかと思いますので、そういったことも具体的に資料提示しながら、多方面からみんなで話し合いをする、そういったことが大事なことだと思ってます。慌てることはないかもしれませんが、しかし勇気を持って判断しながら進めていっていただきたいなと思っています。  公立保育所の再編についても同じことだと思っています。こちらも一部施設の改修が進んでいますけれども、再編に当たってのそういった方向性、具体的な動きがちょっと見えないんじゃないかなという気がしております。再編にかかわっての財政的な数字というのも、これまでの議会で示されたと思いますが、それをもう一度きちんと算定し直してみたり、それ以上に大事なのは、子どもにとってよりよい保育環境、これは保育の質の確保であるかと、正規保育士、少ないんですけどね、現在は、そういった確保、一定の人数のクラス、子どもが遊ぶ、あるいは育っていくために必要なことだと思っていますので、そういった環境はどうなのかということで、具体的にしっかりとこれから検討していかなければならないなと思っています。市の重点課題として、ぜひとも市長に先頭に立って動きを見せていただきたいなと思っています。いかがでしょうか。 ○市長(石田耕太郎君) 学校の統廃合とあわせて保育所の統廃合についての御質問をいただきました。  学校の統廃合についても経費的なものというのも当然あるわけでありますので、この辺も教育委員会とも十分すり合わせをしながら、必要な資金を確保しつつ、統廃合には向かっていきたいというふうに思っております。  それから、保育所の問題であります。保育所についても、本当に粗い試算でありますが財政的な問題も試算はしております。今の試算でいけば、公立保育所として、保育所の場合は小学校、中学校と違って私立の保育園もあるというのが特徴でありまして、その辺との兼ね合いというものも一つは出てくるのかなというふうに思っておりますが、公立保育所だけで見ると、今の再編計画のとおりやるとすれば、公立の部分で減額になるものとしては職員の経費とか管理経費で約1億2,400万円、それから逆に、これ、上井と倉吉西を民間移管すると8,500万ばかりの委託費が出てくるということで、差し引き3,900万程度の減額につながるのかなというふうに思います。  ただ、一方では統合により新設しないといけないものが出てきますので、1カ所当たりの3億6,300万、これは定員によって変わってきますけれども、90人とすれば3億6,300万程度は必要だろうということでありますので、これが2施設になれば7億を超える8億近いものが必要になってくるということになろうかというふうに思います。こういった財政問題も一つは考えていく必要があるだろうというふうに思います。  それから保育士の問題でありますが、統廃合すれば今臨時でお願いをしてる保育士さんの数は37人減るという、これは昨年の4月の児童数で比較をした場合ですけれども、そうなります。そうすると、正職員をそのまま配置をするということになれば、正職の比率が36%から50%に上がるということであります。そういう面での体制の充実にはつながっていくんだろうというふうに思います。  やはり、まずは学校のほうと一緒で、子どもたちの成長ということにとってどれぐらいの規模というのが必要なのかということをやっぱり勘案すると、統廃合というものも避けられないんではないかというふうに思っているとこであります。ただ、これも学校と一緒で、えいやでやるというものでもありませんので、やっぱり地域の合意を得ながら取り組みを進めていきたいというふうに思っているとこであります。 ○議長(由田 隆君) 6番議員に……。教育長、御答弁ありますか。失礼しました。 ○教育長(福井伸一郎君) 学校適正配置にかかわる財政的なものの影響についてということで御質問がございました。  学校適正配置について大きくは財政的な面では4つの点があるんではなかいなと私は考えています。まず1つは人件費でございます。2つ目は学校の運営費、維持管理費、こういったものでございます。3点目は学校の建築費、それから4点目は通学方法にかかわるバス停の補助あるいはスクールバス、こういったもののというふうに4つに分けられるんではないかと思っています。  先ほど人件費につきましては、ありましたように14校が9校に減るということになれば、5校分の市費ですね、市費で行っているもの、教員のほうは県費負担教職員ですので、これは市のほうには影響ございません。学校主事の5名、図書館司書の5名、それから複式解消加配、それから元気はつらつの職員、こういったものを合わせますと、差し引きしますと1,000万近くの減額になると思います。  それから光熱水費や維持管理費でございますが、24年度の実績でいきますと5校分で7,000万ぐらいになるかと思います。ただし、その分だけは地方交付税の基準配当額がありますので、その入ってくる分も減ってくるということになるかと思います。  それから学校の建設費につきましては、これはケース・バイ・ケースでどういうふうにしていくかということは非常に大きなものでございますが、私ども今考えているところの中でどうしても必要なものが例えば小鴨小学校でございます。小鴨小学校は28年度からは、これは増築をしなければならないという状況にあります。その増築分は今4クラス分で何とか賄うわけですが、4クラス分で賄えるところをもう少し先を読み込んで上小鴨小学校の統合を見越していくならば、6クラスを増築すれば上小鴨小学校の小学校の子どもたちも入れるわけです。そうしたことを考えるならば、その差額っていうのは、これはどれぐらいの金額になるかわかりませんけれども、しかし、それは学校運営費のその差し引きの中で数年後にはもう回収できるんではないか。10数年になるかもしれませんけれども、そういったことを考えるならば、学校の建設費等の中でもやはり統合によっていくということは十分に考えられると思っています。  それからスクールバスでございます。これスクールバスにつきましては、これは湯梨浜町のケースを聞かせていただきました。これは年間で2,000万強あるようでございます。どのようなコースを走らせるかによって随分違うと思いますが、そうしたことを考えるならば、これは増の形になります。しかし、スクールバスについては、先ほど議員のほうからも紹介ありましたように、新しい国のほうの方針、これがどうなるものかちょっとわかりませんけれども、しかし、新聞報道によりますとスクールバスを走らせる運行のそうしたものに対する補助とか、そういったものもメニューに加わっています。  それから、つい先日出ました文部省の概算要求でございますが、この中には学校規模の適正化への支援ということで学校統合にかかわる支援、統合前1年、統合後5年間、教員を加配しますというふうなものが概算予算により出ました。詳しいものがちょっとわかりませんので、まだわかりませんけれども、そうしたことを含めるならば、それの文部科学省からの支援もございますので、そういったことも含めながらまた説明会をしていきたいと思っています。いずれにしましても平成20年から議論を始めたこの適正化、これは教育上必要ということで推進してきていますので、例えばこれが財政面で安くなるからするということではなくって、たとえ財政面が多くても私たちはこれをしなければならないというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(由田 隆君) 6番藤井議員さんにお願いをいたしますが、この項目は午前中で締めたいと思います。今のことについて再質問があれば伺いたいと思います。(発言する者あり)  もう1回、どうぞ。 ○6番(藤井隆弘君) 時間の関係もあるようですから、今、答弁いただいたことをしっかりとやっていただければと思い、最後です、これはお願いとして終わりたいなと思います。これまで財政状況や重点施策についていろいろ質問をさせていただきましたが、いかに予算をつけたかっていうことではなくって、いかに結果を出すのかという政策効果に重点を置いた予算編成、これからも取り組みお願いして質問を終わりたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 事業の効果、それからコストに対してどうなのかということ、十分評価をしながら必要な予算をつけていくという作業をしていきたいというふうに思っております。前回もいろいろ御指摘をいただきましたけれども、ことし、25年度決算の事業実績評価の評価シートの中でそういったさまざまな実績や効果を整理しながら内部検証を行って、それを現年度事業に反映するとともに翌年度の予算にも生かしていく、そういう中でしっかりと内部評価をして必要性、優先性、効果等を検証した上で予算要求を行うと、査定もそういう考え方でやっていくと、そういう方針で臨んでいきたいというふうに思います。(藤井議員「終わります」と呼ぶ) ○議長(由田 隆君) 暫時休憩をいたします。                 午後0時07分 休憩                 午後1時00分 再開 ○議長(由田 隆君) 再開いたします。  次に、同じく会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の5番米田勝彦君に市政に対する一般質問を許します。  どうぞ。
    ○5番(米田勝彦君)(登壇)(拍手) くらよしアイズ・倉吉自民共同の米田勝彦です。中心市街地活性化事業について質問いたします。  現在、倉吉市におきましては、中心市街地を活性化するため、国の支援を受けるべく基本計画を策定中です。既に倉吉市は先進地であります鳥取市、米子市の例を参考にしながらこの事業に取り組んでおられると思います。どういったことに取り組めば町を活性化することができるか、さまざまな事例を研究されていると思いますが、ここに解決の手がかりとなるヒントが書かれている報告書があります。これは公開されていまして、関係者の方は御承知と思いますが、住民の皆様は御存じないので、紹介いたしたいと思います。  鳥取市が平成19年の11月から平成25年3月までの5年5カ月の期間、行った事業を総括したものであります。タイトルは長いですが、認定中心市街地活性化基本計画の最終フォローアップに関する報告書というものです。フォローアップというのは追いかけるという意味ですが、基本計画の達成状況、結果の検証、分析の報告書です。その中に市民の方々に対するアンケートの結果が掲載されています。基本計画に基づいて実施された事業について市民の皆様の意見を聞いたものです。お手元の資料あるいはフリップで説明したいと思いますので、降壇いたします。  表の左上をごらんいただきたいと思います。市民アンケートと表示しているところです。調査時期は、これは平成24年の2月です。市民の方に4,000枚郵送しております。回収枚数は1,605枚、回収率は40.1%でした。この基本計画に対する鳥取市民の評価ですが、結論は活性化に至らなかったというものです。行政の評価は活性化したとなっております。協議会の評価も若干活性化したとなっています。どうしてこうした違いができるか考えてみましたが、行政というのは数値で判断します。わずか当初に比べて0.1%でも上昇すれば、これは計画を達成したというふうに行政は判断します。ところが、市民はそうした数値のデータを持っておりませんから町なかで生活した実感として感じます。ですから0.1%なんていうものは人間の感覚では感じませんから、この計画は評価してないわけです。そういったデータだと思います。  次ですけども、この中心市街地活性化事業の計画期間は5年ですが、この期間中、鳥取市では活性化のための事業が73行われました。多分、倉吉も50から60ぐらいの事業は計画はされるんじゃないかと思います。平成25年の当時、そのうち、73のうち25の事業が完了しました。そして45の事業が現在でも進行中です。4つの事業が未着手となっております。事業の着手率は95%と書いてあります。これは、こうした中で市民の皆様が関心を持たれた事業のベストスリーを書いております。1つは商業等の活性化対策、2番目が公共交通機関の利便性の向上、3番目が公園、駐車場などの整備、これが市民の方がこの計画に関心を持たれたベストスリーです。  次にですけれども、これは住民の皆様が感じられた中心市街地活性化に重要なことのベストテンです。まず1番目が何といっても駐車場の整備、2番目が若者などの働く場の確保、3番目が魅力的な商品などを扱う店舗、4番目が公共交通機関の利便性の向上、5番目が安全・安心のまちづくり、6番、快適に過ごすための環境づくり、7、観光客などの誘致、8番、食料品、日用品などを扱う店舗、9番、歩行者と自転車の分離推進など、10番、イベントや催事の開催となっております。この10項目は鳥取市民アンケートの結果ですが、中心市街地を活性化するための基本的な要件を網羅してあると思います。  そこで倉吉市はこうした中心市街地活性化のための基本的要件を整備するため、どのような取り組みをされているのか、あるいはこのたびの基本計画の中にどのように取り込まれをされているのか、倉吉市の取り組み状況を市長にお聞きいたします。 ○議長(由田 隆君) 答弁を求めます。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) 米田勝彦議員の一般質問にお答えをいたします。  中心市街地活性化事業について鳥取市のフォローアップ報告書に基づいてその市民の皆さんの関心の高かったというか、重点的に捉えておられた項目について倉吉の取り組みはどうなってるかということでございますけれども、最終的には倉吉、これからつくる計画の中で整理をしていくことになろうかというふうに思いますけれども、そういう意味では現状ではまだ十分な取り組みができてないものも多いわけでありますが、今の状況ということで一つずつ触れてみたいというふうに思いますけれども、まず1点目の駐車場の整備ということについては倉吉駅の周辺でいえば倉吉駅の南口、北口の駐車場を整備をしてきております。それから白壁土蔵群の周辺でいけば、新町の駐車場あるいは琴櫻銅像前の観光駐車場、それからこれからはたからやの跡地を当面は駐車場として整備しようというふうに考えているところであります。  それから2つ目の働く場の確保ということについては、きょうも御質問いただきましたけれども、企業誘致ですとか既存の企業の規模拡大あるいは白壁土蔵群周辺での空き店舗活用による起業家支援、こういったものも取り組んできたところであります。  それから3番目の魅力的な商品などを扱う店舗、これは倉吉にとっても大きな課題かなというふうに思っております。ぜひいろいろな面でチャレンジしてほしいというふうに思います。  それから4点目の公共交通機関の利便性の向上、これは倉吉市でも同じ状況はあるだろうというふうに思います。倉吉駅とこの打吹地区との路線バスという面では基本的には五、六分間隔で運行されておりまして、そういう面での利便性はあるんだろうというふうに思いますけれども、運行経路の問題あるいは料金の問題、運行時間帯、早い時間帯で運行が打ち切られてしまうと、そういったような課題があるんではないかというふうに思っております。  それから5点目の安全・安心のまちづくりという面では、駅周辺ではもう雨水排水処理の取り組みもしておりますし、この中心市街地の中ではありませんけれども、防災センターの開設あるいは防災行政無線の整備といったハード対策、それからハザードマップの作成といったソフト対策、こういった取り組みもやっているところであります。  それから6点目に上がっております快適に過ごすための環境づくりもどういう範囲でお答えすればいいのか、あれですけれども、いろんなスポーツ施設の整備もしております。それから打吹公園の整備ですとか、八橋往来のカラー舗装、ベンチの設置、トイレの整備あるいは県のほうでやっていただいている電線類の地中化、こんなものも環境づくりにつながっていくのかなというふうに思っております。  それから7番目に上がっております観光客の誘致、これも倉吉にとっても大事なポイントだというふうに思いますけれども、白壁土蔵群の周辺でのそれこそ駐車場とか伝建地区内の建物の改修支援といったようなものの整備を行っておりますが、一方では宿泊施設とか特に宴会、バンケット機能といったものが必ずしも十分ではないのかというふうに思っております。ただ、この観光客、観光という面でいくと、もう倉吉だけじゃなくって中部全体として三朝温泉あるいははわい温泉なども含めて考えていく必要があるというふうな感じがしております。  それから8番目に上がっております食料品、日用品などを扱う店舗についてでありますが、これについて特別な行政の取り組みというのはないだろうというふうに思いますけれども、サンピアや、あるいはホテイ堂って大規模店舗が閉店をする中で、かねて御指摘もいただいてた下着類等を扱われるような店舗が減ってきているということでありましたが、それに、そういったことに対応する意味でスーパーでの取り組みとか、あるいはホームセンターなどで衣類品などもかなり扱われているように思います。さらにはコンビニなども随分ふえてきているのかなといったような感じもしております。  それから9番目に上がっています歩行者と自転車の分離推進ということについては、本市ではまだまだ取り組みがなされていない不十分な状況ではないかというふうに思います。  それから10番目に上がっていますイベントあるいは催事の開催という面では、これもいろんな取り組みをしております。春まつりですとか未来ウオークですとか、打吹まつり、光の回廊あるいは里見時代行列、これからやります市民大茶会、それからこれは伝統的な行事でもあります長谷の観音市、新しい祭りとしてばえん祭などなど、いろんな機関、団体で、行政だけじゃなくっていろんなイベントに取り組んでいただいているというふうに思っております。ただ、今ざっと羅列をいたしましたけれども、これで十分だとはとても思っておりませんので、これ、それぞれの評価をしながら計画の中でもいろいろアイデアを出していただけたら、ありがたいなというふうに思ってるとこであります。以上です。 ○5番(米田勝彦君) ありがとうございます。  今の御答弁の中で、1番目の駐車場の整備というのがどの項目も上位に上がっております。駐車場というのは現在、倉吉の場合は駅北側、それからたからや、今度整備されるわけですけれども、やはり駐車場が中心市街地には少ないと思います。例えば私らが津山に行っても津山では町なかにどんと大きな駐車場があります。商工会館が近くにあります。倉吉の場合は、そういった目新しい大きな駐車場っつうのはないように思います。観光客には、やはりもう少しはっきりとわかる大きな駐車場をある程度用意されるべきではないかと思います。そうしますと用地が問題になりますけれども、御承知のように倉吉も空き店舗、空き地がたくさんできております。また、現在使われておるところも売りたいというような大きな面積の土地もあります。そういったところの情報を入手されて基本計画の中で駐車場配置を計画されながら、そういった土地の取得に向かわれてもいいんじゃないかと思ったりしております。  それと4番目の公共交通機関の利便性の向上ですけれども、先ほど言われた時間帯とか経路もありますけれども、やはり周辺の高齢者の方が旧市内に、中心市街地に入ってくる場合、やはり今のバスの時間帯では使い勝手が悪いという声も聞いております。そのために国はデマンド型の交通体系を整備しようと今、この間の新聞によりますと出ておりました。広瀬の辺で電話かければバスがやってくるっちゅうことありますけれども、全市的にデマンド型のバス体系を活用していくべきではないかと思います。現行の路線バスとも競合しないように今言われた時間帯の悪いところにはデマンド型で、そこのバス停までバスを運行するとか、そういった全市内を統合的に見たバスの運用体系を考えていくべきじゃないかと思っております。ですから倉吉ももう少しデマンド型の、国が今度やろうとしているデマンド型の交通体系を研究されるべきではないかと思います。  次に、フリップの右上を見ていただきたいと思います。ここに元気のない中心市街地、そして魅力ある中心市街地と書いてあります。元気のない中心市街地を元気のある魅力のある中心市街地にはどうすればいいのか。ここに書いておりますけれども、まず行政の投資が、もちろんこれは行政の投資が必要です。それ、どういった投資が必要かというのは先ほど出ました10項目は最低限、行政が整えることが重要じゃないかと思っております。次に、民間の投資です。民間の投資して元気のない中心市街地を救っていく、活力のあるものとして変えていく。ただし、行政の投資が不十分な場合には、つまり、魅力ある基盤整備ができてないと民間は投資しないと思います。民間が一からやることはありません。行政が基盤整備をして魅力あれば、民間はそこに出向いてくるという形になると思いますので、行政はしっかりとした基盤整備をしていただきたいと思います。そして3番目は住民の皆様の熱意です。この3つがそろって初めて元気のない中心市街地を魅力のある中心市街地にするわけです。  ですからこの3つの主体がばらばらに動いていたのでは力はそがれますから、やはり3つの主体がそろえるような方法も基本計画の中でまた行政もとっていただかなければいけないと思っております。ですから今、先ほど言いましたけども、重要なのは住民の熱意ですけれども、行政や民間の投資が十分であったとしても行政の皆さんの熱意がなければ、この事業は成功しないと思います。なぜなら行政や民間の投資を利用するのは住民の皆様だからです。自分たちの町は自分たちでつくっていこう、こういう熱意という気持ちがあってこそ、地域は活性化するわけです。例えば商店街であれば地元で買い物をしようという気持ちになってくるわけです。ですから、ただただ熱い気持ちを持ってくださいと住民の方に言っても持っていただけるものではありません。  では、どうしたら住民の皆様に熱意を持っていただけるか。それは住民の皆様に現在、倉吉は中心市街地活性化事業をやっているんだと、これをまず知っていただくことです。知らなければ熱意も何も生まれてきません。自分たちのまちを活性化しようという気持ちは生まれてまいりません。そこで知っていただくためには何といっても情報を提供することが大切です。行政が今、何をやっているのか、積極的に住民の方にお知らせし、住民の皆さんを巻き込んで一緒になってまちづくりをするという姿勢が大切です。例えばイベントの成功するかしないかはどれだけの人がその情報を知ったか知らないかで決まってまいります。イベントがあることを知らなければ、人はイベントに行きません。そこで市長にお尋ねします。  住民の皆様はどのような形でこの事業に参加しますか。  参画するとすれば何人程度ですか。  住民の皆様の考え、要望はどういった方法で集めますか。  どういった方法をとれば、住民の方々の熱意が生まれると思いますか。  事業の基本計画の進捗状況は随時公表されますか。  以上、5点について御質問いたします。 ○市長(石田耕太郎君) 米田議員の続いての御質問にお答えをいたします。  先ほどの10点のポイントの中で特に上位に上がっております駐車場の整備が大事だと、倉吉も十分じゃないという御指摘でございます。駐車場はどこの地域にとっても集客のもう非常に大事なポイントになってくるだろうというふうに思います。倉吉も必ずしも十分ではないというふうに思います。そういう面でたからやの整備についても当面、駐車場として活用しようという考え方をお示しをしているところでありますし、市内にも空き地がたくさんあるという御指摘であります。なかなかまとまった土地というのが少ないのかなという感じはしておりますけれども、まちづくり会社の重要な事業の一つにもなるんではないかというふうにも思いますので、この辺も土地の確保をしながら検討していく必要があるんではないかというふうに思います。  それから公共交通の問題についても御指摘をいただきました。なかなか使い勝手がよくないということであります。確かに倉吉のバス路線というのはもう市内路線が非常に過密な割になかなか利便性が上がっていないという感じもしております。これを、デマンド型を導入してはどうかということでありますけれども、今、導入しているデマンドはどちらかというと山間部のほうの乗降客の少ない地域にデマンド型を適用しようということで、市内2路線で今、適用しているわけでありますけれども、これを中心市街地にもということになると、中心市街地、非常に頻繁に行き来する路線でデマンド型は本当にいいのかなっていうところは考えていく必要があるのかなというふうに思います。やはり今の路線自体が五、六分で1台来るという非常に今、過密な状況がある中であります。それを全部デマンド型に切りかえるっていうことに多分ならないと思いますので、デマンド型を今走っていない地域でデマンド型をどう活用できるかというような範囲、考え方で研究してみたいというふうに思います。  それから全体として魅力ある中心市街地にするには行政、民間、住民の役割分担、大事である、特に住民の熱意が大事であるということであります。これはおっしゃるとおりだというふうに思います。そういう面で行政ももちろんしっかり役割を果たさないといけませんけれども、民間と住民の参画というものをしっかりとインセンティブから働かせながらやっていく必要があるんだろうというふうに思います。特に住民の熱意を確保する意味で情報の共有が大事だということであります。  どういったやり方でやるのかということでありますけれども、一つには参画の形としてはアンケート調査などで住民の意向を把握をしていくという、地域のニーズを把握していくということは一つのやり方としてあるんではないかなというふうに思っています。そういう面で6月から7月にかけて4,000人を対象にアンケート調査を実施をさせていただいています。1,544人から御回答をいただいております。現在、集計分析中でありますので、またそれらを踏まえて計画にも反映していきたいということが1点、それから検討の段階で当然、検討委員会を組織をしているわけでありまして、その委員としての参画をいただいている。これが24名の方に参画をいただいているということであります。それから女性の皆さんの視点でニーズの把握をしようということで意見交換会をさせていただいています。これは16名の女性の方々に御参加をいただいております。  そのほか、これからもいろんな形で情報提供をさせていただきながらインターネットなども活用、ホームページなどで情報提供しながらいろいろ御意見をいただくような仕組みをつくったり、あるいは直接、既に行動もやってしていますけれども、経済団体ですとかNPOですとか、あるいは自治会、自治公民館ですとか、いろんな方面に対して説明会等を通じて周知を図り、意見も伺っていきたいというふうに思っております。先ほど藤井議員にもお答えいたしましたけれども、今月の19日にも説明会を上井地区と成徳地区で開催をして御意見をいただきたいというふうに思っております。ぜひ大勢の皆さんにお出かけいただければというふうに思います。  それから、この進捗状況の公表についてということでありますが、これは当然ホームページで公表していきたいというふうに思っておりますし、市報ですとか説明会などの中でも周知を図っていきたいというふうに思っています。いろんな手段で市民の皆さんに情報、お届けをする作業を通じて熱意を持って参画していただけるような計画にしていけたらというふうに思っております。 ○5番(米田勝彦君) ありがとうございます。  今の御答弁の中で、アンケートなんかで住民の方々の意見を取り入れるということを言っておられました。このたびやられたアンケートをちょっと拝見させてもらいましたが、いろんな質問がありました。その中に例えば倉吉をどんな町にしたいと思いますかというような質問がないわけですよね。いろんな質問があるわけですけども、やはり倉吉をどんな町にしたいかというような質問は最低限必要な項目だと思います。なぜかといいますと、この計画は倉吉を活性化するわけです。将来のビジョンをまずつくらなければなりません。目的はないのに基本的計画はつくれないと思います。将来ビジョンをはっきりとさせるためのそのアンケートというものは今後考えていただきたいと思います。  続きまして、このフリップの右の端のほうに一つ書いております。懸垂幕の文字を表示してみました。倉吉市は中心市街地活性化事業に取り組んでいますかというものです。この懸垂幕は、市が本気でこの事業に取り組んでいるかを示すためのものです。まず、市が熱意を示し、その熱意を市民や民間に伝えていくべきだと思います。私はぜひとも計画期間中にこの懸垂幕を市庁舎の前に出させて、つくっていただきたいと希望いたします。  終わりになりますけども、市長は6月議会の私の質問に対してこう答弁されております。この計画は市だけでつくるものではなく、それで特に商業者の皆さんには自分のとこの問題として取り組んでいただかなきゃいけない等とおっしゃっています。私は、この点につきましては市長とは若干認識を異にしております。私が今までお会いした商業者の方々は皆、大変努力されております。自分とこの問題として本当に一生懸命取り組んでおられます。しかし、現状では自分たちの努力だけではどうにもならないとこまで来ておるわけです。つまり、自助努力にも限界があるわけです。だからこそ、国が支援に乗り出してきているわけです。このたびの基本計画も国の支援に基づくものです。商業者の方々の立場から言わせていただければ、こういうことになると思います。市長の言葉を置きかえますと、商業者の立場としてはこう言います。特に行政の皆さんには自分とこの問題として取り組んでいただかなければいけないと私は言わせて、私っちゅうか、商業者の方は言いたいと思っております。  市長は、また6月の答弁の中で先ほど言われましたけど、最後のチャンスだという気持ちは持っていますとおっしゃっていました。私は市長だけではなく、一部の担当者だけではなく市役所全体が500人近い市の職員の方々に中心市街地活性化の情報を共有して、自分とこの問題として最後のチャンスだという気持ちを持ってこの事業に取り組んでいただきたいと思っております。商業者の方々、そして市民の方々が倉吉の再生を待ち望んでおります。終わりますけども、市長、何か御答弁があればお願いします。 ○市長(石田耕太郎君) 米田議員のこのフリップに書いていただいておりますように行政、民間、住民、この三位一体の取り組みがやっぱり必要なんだというふうに思います。その中で行政も当然果たすべき役割というのはあるわけですので、しっかり行政の役割を果たしながら民間と十分連携、タイアップしながら取り組んでいけるようなそういう計画もしていきたいというふうに思っております。市も担当部署だけじゃなくって、全庁を挙げてということであります。そのためにも推進本部をつくっているわけでありますので、そういった場を通じて十分、意思疎通を図り、しっかりとした取り組みにつなげていきたいというふうに思います。  なお、懸垂幕については検討したいというふうに思います。(米田議員「ありがとうございました。終わります」と呼ぶ) ○議長(由田 隆君) 以上ですか。(発言する者あり)はい。  次に、同じく会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の11番丸田克孝君に市政に対する一般質問を許します。 ○11番(丸田克孝君)(登壇)(拍手) 会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の丸田克孝です。共同会派最後の質問をさせていただきます。  質問の前にそれぞれ各議員さん、昨日から広島の災害のことについておっしゃっていました。本当に甚大な被害をお受けになられました皆様にお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方の御冥福をお祈りしたいと思います。そして被害をお受けになられた皆さん、一日も早く復興をされますようお祈りを申し上げます。  一昨日は防災の日でした。倉吉の防災のことについてもそれぞれの議員さんおっしゃってますけども、最近の自然災害、予測のつかない状況だということで、1時間当たりの降雨量が50ミリとか80ミリっていうのは本当にこの数値が耳なれをしております。今回の広島の豪雨も教訓として、どこの災害においても二次災害を防ぐために復旧作業中は、いわゆる2度目の土砂を防ぐための対策を講じて作業をやっておられるということですよね。いわゆる針金を張って数ミリずれれば警報が鳴るという仕組みですけども、この仕組みは恐らく今の倉吉の中でも本当に急傾斜地、危険な箇所には設置されてはいかがかなという思いがあります。とにかく平素から危機意識を持って管理を怠りなく、その防災、いわゆる避難訓練等も行いながら、もし災害発生時には被害が最小で犠牲者もゼロとなるような危険箇所の総点検あるいは対応等を日ごろからの訓練も含めてお願いをしておきます。  それでは、最初の質問に入ります。この中心市街地活性化計画、昨日もまた同僚議員、きょうも皆さん多く取り上げていらっしゃいます。私も見方を変えて重複を避けながら質問をさせていただきます。倉吉市はこの中心市街地がどのような形、どのような町になれば元気になる、あるいは活気がある町になると思っておられるのか。また、今回の策定業務の受託業者ですね、どのような、いわゆる中心市街地活性化のための要望を出されているのかなということであればお聞きしたいと思います。  そして、この事業によって経済効果っていうのはどれぐらいを希望というか、期待をされているのかなということでお聞きしたいと思うんですけども、実際にこの経済効果というか、鳥取県の総生産高、経済白書みたいなもんですけれども、倉吉市がないのかなということでインターネットを調べてみましたけど、なかなかヒットしません。鳥取県で全産業のいわゆる生産高というものが出てきましたので、調べましたけれども、23年度のデータです。産業の合計が1兆4,196億1,900万円というような数字が出ていまして、そのうちの小売とか卸売は1,960億、食料品とか製造業は、これは何ぼになるですか、304兆ですか、6,200万円、ピークは平成13年度で1兆9,000億円ということは約5,000億ぐらいずってきているわけですよね。それで倉吉市にもそういった指標がないのかなということで調べましたけど、なかなか出てこないんですけども、とにかく年々衰退をしていってる事実があります。それをこの中心市街地活性化でどのような、どれだけ、どこまで回復というか、いわゆる復活できるのかなという非常に難しい問題ではありますけども、この受託業者が倉吉の実情を理解して、倉吉の市民の気質ですね、市民の気質を理解されて、その市民の方、いわゆる事業者の方がその事業に取り組む、取り込みやすい事業ができるのかなという思いがあります。それを行政がどの程度、いわゆる事業者の方に説明をされながらでも一緒に取り組んでいかれるのかなという思いであります。将来は倉吉市、消滅する町だということで懸念されております。人口減少は日本の課題でもあります。人口減少の歯どめとなるような事業になるでしょうか。  企業誘致は、いわゆる成果を上げていることは評価をいたしますけども、雇用の場が今、実際に確保されてもその働く人がいない、若者がいない。きょう午前中ありました人材がなかなかいないということで、企業はなかなか成り立つことはできないということと思います。県外から移住してきて倉吉に住んで倉吉の新しい企業、事業所に働く、そんな人たちがたくさんふえれば元気な、いわゆる魅力ある町になると思うんですけども、その県外からの移住者に対して例えばアパート等の減額とか補助とか、そういった形で環境づくりを整えてあげることによって人口減少に歯どめをかける、あるいは少子化対策として子育て世代への優遇措置とか、以前にも質問いたしました子育てのための若い人たちにオーダーメード型の市営住宅を建設するとか、そういった自治体もあるんで、そういうことも提言したいと思います。  また、先日です。ちょうど先週になりますが、ラジオ番組で月尾嘉男教授が言っておられましたけども、数十年後の日本において現在の職業、仕事は60%なくなるという話でした。現在、全くされてされていない、成り立っていない職業が出てくるだろうということでございます。技術、科学の進歩によってロボットでも可能な仕事がふえてくるということで、実際にすごい美人で一見、人間と見違えるようなロボットがつくられておりまして、10数カ国語を話すということですね。将来は受付嬢であったりとかアナウンサーも要らなくなるではないかというような懸念したお話もされておられました。運転中だったために詳細は全て覚えておりませんけども、なくなった仕事の中に印象あったのは明治時代からあった電話交換の仕事ですね。私もたまたま勤めてた企業ですけども、電話交換の仕事はなくなったと。また、まだまだたくさんそういったなくなった仕事はあります。現在、全くされていない仕事を思いつけば、生き残っていける、これからよいというような話をされていましたけども、私の能力では到底無理なことだなと思いながら感じました。その内容が5次産業ということですね。5次産業は創造情報を扱う産業で、創造情報とは頭脳が生み出す商品であるということがありまして、5次産業が日本経済再生の切り札であるといったようなシリーズも出ているようです。  とにかく正直言って倉吉の商店街、言い出せば切りがないんですが、最悪な状態だという思いがあります。何度も言ってる東部、西部に1時間、車を走らせれば本当に大型店があって買い物ができる状況だということですね。また、近隣にはディスカウントの店が出店も計画をしております。市内の商店街が閉店して、いわゆるスーパーでの買い物っていうのは高齢者の方、本当に大仕事であります。最近はコンビニもだんだんと淘汰されていって閉店している状況があって、いわゆる中小企業っていうか、小売店にとっては非常に深刻な悩みで、さらにそれが後継者がいないということも最悪の状況ですね。先日の新聞で鳥取県の後継者不在率は平均で74.4%の事業所、いわゆる小売店でもそうですが、企業が後継者がいないということで全国で5番目の高さだという報道がありました。高齢化が進んで、少子化も進んで跡継ぎがいない。正直言って本当に話題がない、暗い話題しかない現実なんですけども、そういう状況で本当にどこまで中心市街地活性化、市民の皆さんが本気になって取り組む、また、行政の皆さんが本気になって取り組んで元気な倉吉にできるのかなという心配があります。  先ほどの質問にもありましたたからやの跡地が今、駐車場になってくれば観光客の皆さんにも非常に便利がよくなりますけども、ここで提言しておきますが、伝建群までの動線ですね、今の道路いうよりバス通り路線ですけども、観光客の方が赤瓦周辺まで歩いてこられれば、その店舗、今、シャッター通りになる近い状態ですけども、その歩道を拡幅して、いわゆるバス通りを一方通行にされてはどうかなという私は提案をしておきたいと思います。そうすれば、空き店舗の活用も可能になり、また、中心市街地の活性化にもつながるんではないかと。いわゆる県外からの観光客の方が買い物をするように、そのためにはボランティアの方がいわゆる観光客を誘導されるときに、ただ歩いて紹介だけじゃない、本当に今々言いました店舗に入って、そのお店の商品を紹介する、あるいは品物を紹介する、食べさせる。それで一品でも買っていただくと、そういった仕組みっていうのは、私はボランティアの方の大切な仕事ではないかと思っておるんですよね。そのために多少、費用弁償も出すっていうことも必要だろうと思いますけども、とにかく観光客の方にお金を使っていただく、元気な町をつくっていただく、そしてもう一つはコンパクトシティー、全国から高齢者の方をいわゆる移住していただいて倉吉で住んでいただく、そういったことも人口減少にもつながることだと思います。  そして明倫の円形校舎の取り壊し予算ですけども、これ凍結したままです。この活性化事業で活用できるでしょうか、どうお考えでしょうか。活気ある町になることが望ましいんですけども、市長には思い切った妙案であったり、秘策を出していただいて元気な町、活力ある倉吉をつくっていただきたいと思うんですけども、市長のお考えをお聞かせいただきます。 ○議長(由田 隆君) 石田市長に申し上げます。質問の順番とか提言等、いろいろありました。質問者のことをよく理解して答弁願います。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) 丸田克孝議員の一般質問にお答えをいたします。  まず、広島の災害を踏まえて市としてもきちっと対応をすべきと、急傾斜地などにセンサーというか、事前にそういう災害の予兆が確認できるような設備の設置も含めて検討してはどうかという御指摘でありました。また、訓練等もしっかりやるようにということであります。どういったところにどういう予防措置をとるのか、ハード的な整備を図るのか、この辺はそれぞれの地域の状況に合わせて国あるいは県とも御相談しながら対応を考えていきたいというふうに思いますし、訓練については、これは非常に大事なポイントだというふうに思いますので、それぞれの地区、行政のほうからもお願いをしつつ、それぞれの地区でそういった訓練に取り組んでいただくように働きかけをしていきたいっていうふうに思います。  それから中心市街地活性化事業について何点か御質問をいただきました。  中心市街地活性化をする上でどういう町にすればいいのかといった、そういう視点を持って取り組むことが必要ではないかということでございました。そういう面で特に将来のこういうまちづくりのビジョンを持ってまたやっていかないといけないということなのかなというふうに思っておりますけれども、それこそ今回の活性化計画の中で十分アンケートも参考にしつつ、検討委員会の委員の皆さん、あるいは地域の皆さんの意見をいろいろ伺っていく中でまちづくり像というものをつくっていきたいなというふうに思っておるところであります。  コンサルなどの提案もどういう格好であったとのかということでありますけれども、基本的に今の商店街の実情、丸田議員も非常に厳しい見解を示されたわけでありますけれども、ある意味そういう非常に難しい状況にあるからこそ、この計画をつくっていかないといけないということなんだろうというふうに思いますので、国の支援制度を十分活用しつつ、住民の皆さんのアイデアあるいは熱意というものもいただいて、計画の推進に当たっていきたいなというふうに思っているところであります。  今のところ、考えております内容というのは地域としては打吹エリアと駅周辺エリアというのを一つのターゲットにしたいということでありますし、これらの地域は今でも相当の商業的な集積を持っているということ、それから人口密度もあり、潜在力っていうのは今でもまだあるんではないかというふうに思っているところであります。打吹エリアについていえば人口密度が市内で2番目に高いと、それから事業所数は市内で1番だということ、それから卸小売の事業従事者の数も一番ある。それから宿泊業、飲食サービス事業の事業所が2番目であると。それから駅の周辺のほうは人口密度が1番、事業所数は2番、宿泊、飲食サービスの事業所が1番というようなことで、打吹と駅周辺エリアとで大体1番、2番をほぼカバーしているとこういう状況があるわけで、そういう面でこの2つの地区を活性化していけば、かなり力になっていくんではないかというふうに思っているところであります。活性化の方向性としては、今々、検討委員会のほうで議論をされていますけれども、コンサルの提案なども含めて今はコンパクトで暮らしやすい環境を整えた生活中心の町にする、それから交流人口を呼び込む観光の拠点とする、都市型産業の育成の場として活用していくと、こういったようなことが今、検討のテーマになっているところであります。こういう打吹エリアと駅周辺のエリアの役割分担をしながらやっていくことで、倉吉全体としての活力もつながっていくんではないかなというふうに思っておるところであります。  それから経済効果の測定ができないかということであります。商業販売額なども落ちてきているということもあるわけでありますが、もう経済効果っていうのは今の段階ではなかなか難しいというふうに思います。計画をまとめる中でこの計画を達成すれば、どういった効果ができる、出てくるのかといったあたりは多少、推計というか、そういうものにもできてくるのかなというふうに思いますけれども、今の時点ではちょっと難しいというふうに申し上げざるを得ないだろうというふうに思います。  それから将来、人口減少の中で産業の形態も変わってくるというラジオ放送だったでしょうか、お聞きになった上での感想がありましたけれども、余り先のことを言ってても始まらないという面があります。今できることとしてどういうことができるのかっていうことを考えながら、やっていくことが必要なんだろうというふうに思います。  たからやの活用、それから伝建地区までどうやってそのたからやの駐車場を活用した人たちを引き寄せるか、これも大事なことだろうというふうに思います。  それからバス道路を一方通行にして歩道拡幅をして、そういった機能を持たせてはどうかという御提案かというふうに思いますが、一つのアイデアではあるというふうに思います。ただ、一方通行にしてしまうと、じゃあ、そのほかのバス車両をどういうふうに処理するのか、バス路線をどうするのか、なかなか難しい課題があるんだろうというふうに思います。バス事業者の意向もあるだろうというふうに思います。米田議員のおっしゃってたデマンド型の交通ということも含めて全体的な交通体系をどういうふうに構築するのかという中で、これも整理をしていくことになろうかというふうに思います。  そのほか、コンパクトシティーにしていくこと、あるいは移住定住に対する支援、こういったものを、今でも移住定住、いろいろ支援策を講じさせていただいています。こういったものも含めて、さらにつけ加えるべきものがあったら計画の中でも盛り込んでいきたいというふうに思います。  それから明倫の円形校舎についてどういうふうに考えているかということでありますけれども、我々としては基本的には5月の予算の際にも解体という方針で提案をさせていただいたわけでありますけれども、議会のほうで、附帯決議の中で民間での活用というか、そういったものも含めてこの中心市街地活性化基本計画を策定する中で再度、吟味をということで御支持をいただいておるわけでありますので、その中で検討することになろうかと思いますが、行政でというよりも民間の知恵でこの活用もいい活用の仕方があれば、それも議論をしていったらいいんではないかなというふうに思ってるところであります。行政として今、明倫の円形校舎はこういうふうに活用したいというものを持ってるということではありませんので、御承知をいただければというふうに思います。  いずれにしてもこの活性化計画、これから具体的な中身、具体的な球出し事業というものを集約をしていかないといけないという段階でありますので、十分、周囲の皆さんに御理解をいただきながら事業の実施、事業の計画づくりというものに当たっていきたいというふうに思っているとこであります。以上です。 ○議長(由田 隆君) 11番議員、後継者対策の答弁ありました。(発言する者あり)いいですか。 ○11番(丸田克孝君) 正直言って通告書の順番どおりには、もう課題が大きいために一つの文章をつくっていけば、まとめて全体言わなきゃいけなくなっちゃうんで順番どおりには質問いたしませんでしたけども、防災のことで提言のつもりで言いましたけど、実際にどこからやるっていうには本当に危険な箇所っていうのがあると思うんですよね。民家が近くて、いわゆる急傾斜地があるとことか、そこはどこと判断できませんが、やっぱり災害が起きてから二次災害を防ぐための策では遅いと思うんだよね。やっぱりできるところからはぜひ取り組んでいただけたらなという思いで提案させていただいたんです。  答弁いただいた中で後継者がいないって本当に、じゃあ、後継者がいないからどうするのかということではなかなか結論が出る問題ではないと思うんですよね。ただ、中心市街地活性化、この事業がいわゆるだめだというんじゃない、やらなきゃいけないと思うから今の心配事を上げて警鐘を鳴らしているつもりなんです。ですから後継者がいないっていうのは今、心配なのがですよ、例えば商店街に、いわゆるこの事業の中で元気になろうということでいろいろな策、政策つくりますよね。だけど、本当に今、小売店を経営しておられる皆さんが高齢者になってて後継者がいないのに、じゃあ、その町を元気にするために一緒になって、いわゆるいい汗をかかれるのかなっていう心配があるんですよ、はっきり言ってね。実際にまだ60代はそれでも元気なのかな。でも、70代、80になった人が例えば本当にこういう事業をしたいんだということで協力をお願いしていった。なら、そのために例えば、いわゆる店舗を改装してやるんだとか、例えば元気になるためにこういう商品扱えとかって言っても、やっぱり資本力の問題もあるし、資金力の問題もあるしっていうことでやっぱり後継者の人は私一代でいいんだって思っちゃえば、それ以上の進歩はないと思うんですよね。そしたら中心市街地活性化策、この事業が本当にどこまで、いわゆる推進するのかなという心配があるんで私は言ってるんでね。  駐車場もある程度あるとは言いますけど、今、鳥取県の住民、人間、正直、日本一歩かない県民だということで、いわゆる本当に市内の近くに駐車場がないと、車の、歩いていかないんですよね。ですから近くにあって、そこから、じゃあ、100メーター先の店舗まで歩こうかっていって歩きませんよ、はっきり言って。やっぱりどうしても大型のいわゆるストアなり、そういうディスカウント店舗なりに行けば一つの店舗の中で全てがそろっちゃうとなっちゃうと、本当に小売業で小さい店をやっておられる商店の皆さんというのは大変だろうと思います。それと大きなバス通りから離れたところ、いわゆる中の通りは以前はいわゆる車じゃなくて歩いて買い物されるから商品が動いてたと思います。今、ところが、真ん中の通り、市役所線、それと何道路というんですか、一番向こうの土手のほうに近いところ、あの線を移動されるけども、中の線は、じゃあ、車で走られるか買い物に行かれるかといったら駐車場がないからまず行かれません。そういったことで本当に倉吉の町が活性化するのかなというのはすごく、やっぱり心配するんですけどね。そういった意味で今回のいろんな問題点を出しながらやるんですが、最終的にこの事業ができたときにその商店街だけじゃない、いわゆるほかの市民の方も含めたっていろいろ説明がありましたけども、本当にいい汗かいてやろうやと、最後に祭り出しますけども、そういった形がないと僕はやっぱりこの事業っていうのはなかなか成功しないだろうなと思います。口ばっかりを言って、いわゆる事業だけ出せば絵に描いた餅になって終わりかねないのかなという、ちょっと心配があって警鐘の意味でいろいろ質問させていただいておるんです。  それと5次産業ですけど、いわゆる数十年先、我々生きてないかもわかんないけど、今から考えておかないと、そういう産業が将来の日本の職業になるよっていうことも、いわゆるある程度、頭に入れておかないといけないのかなっていう思いがあるんですよね。そういう意味で第5次産業っていうのを一応しゃべりました。まだまだこれから先だと思いますけども、一番今ない事業をやらないと将来生きていけないっていうことを月尾嘉男先生おっしゃってましたんで、それはこれから5年先、10年先には商品化されるということで一応話はさせていただいております。  それと明倫の話です。中心市街地活性化、いわゆる民間が活用されるというものの、耐震構造するためには3億以上要るんでしょ。それを、じゃあ、市が出して、それの例えば経済効果っていうの、いわゆる費用対効果っていうのは本当にあるのかなという、私は心配してるんで、登記をされた状態、今のままで明倫を置いてて本当に危険はないのかなぐらいの、危なくないのかなという思いでお尋ねをしとるわけですけども、私は正直言って解体すればいいなという思いでずっと質問をさせていただいておりますけど、今言ったことについて2度目の答弁お願いをいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 防災については、よく整理をしていきたいというふうに思います。  それから後継者の問題ということでありますけれども、これは、後継者っていうのは御家族だけで考えていくにはやはり限界があるというふうに思います。やる気のある方に店舗は貸していただいて、そういう中で事業を別の事業であってもその店舗を活用してやっていくというようなことをやっていかないと、後継者の問題っていうのはこれはなかなか解決しないんでないかなというふうに思っています。そういう面で融通を、空き店舗活用の手法というものをしっかり考えていかないといけないんではないかというふうに思っておるところであります。  それから、なかなか歩かない県民性っていうのも確かにあるわけで、都会に行くと本当によく歩かれるなというふうに思うわけでありますけれども、歩かないと、どう歩かせるかということも考えていかな、それにはやはり魅力のある店舗を一定の地域に集積をしていくということも大事なことではないかというふうに思いますし、歩きたくなるようなまちづくりというか、そういったものも考えていく必要があるのかなというふうに思います。これも具体的な球があっての話になるというふうに思いますので、ぜひいいアイデアを出していただければというふうに思います。  それから明倫校舎の円形校舎については、もう基本的には取り壊しという、解体という方針を出しているわけであります。当然それを活用するということになれば、コストパフォーマンスを考えて、やはりコストに見合うような計画でないと、なかなか実現が難しいかなというふうに思ってるところであります。 ○11番(丸田克孝君) 11番。わかりました。とにかくどちらにせよ、元気な町、活気のある町、倉吉市ということで今のままでは本当に危ないという思いはありますんで、ぜひともみんなでいいアイデア、いい汗をかきながら、すばらしい町にしていっていただきたいと、我々も一緒になって協力をしたいと思います。よろしくお願いをいたします。  続きまして、打吹公園の整備についてお尋ねいたします。  私は以前は建設企画常任委員会に在籍しておりまして、その時点で打吹公園の整備に関しては、いろいろと提言、提案をさせていただいております。市民の皆様からの60周年記念、桜の苗木御寄附をいただいて植樹もされましたし、イロハモミジの植樹も数年前に終わっております。あと、私思うのは打吹公園の梅、紅梅、紅白の梅、梅林コーナーを設けて造成していただきたいなと思っております。もう要するに1年を通じて歩ける公園、いわゆる、だから梅林から始まって桜、ツツジ、あと何があります、ツバキとかイロハモミジとかね。だから本当に1年を通じて楽しめる打吹公園になればいいなという思いからもあって、定例会の中でエレベーター棟を建てて通路をつくってほしいって、市役所へももちろん行けるような、車椅子で地力で歩けるような。もちろん市役所もそうですし、打吹公園も行ければ、博物館にも本当に車椅子の方が出てきて一人ででも行けれるというような状況がつくればいいなということで、その夢はいまだに消しておりませんし、これからもぜひ提案していきたいなという思いがあるんですけども、その打吹公園の桜です。100年を経過して、かなり老木になって伐採もされているし、中が透いて惨めな姿の木もたくさんあるわけですけども、何とか100年たった桜の木、老木を助けて残していただきたいと、これが100年たった桜だよというような表示をしながらでも元気な花を咲かせてやりたいという思いがずっとありまして、提言はさせてもらっています。  一昨年ですか、その常任委員会に所属しているときに青森県の弘前の公園のいわゆる市の職員の方、桜の剪定をすることによって元気な桜の木を維持していく。それで毎年、立派な桜を咲かせるんだというテレビ番組を知って本当に視察に行く予定を立てておりました。ところが、選挙前というようなこともあったりして断念したんですが、そのいわゆる樹木医ですね、市の職員さんがことし、昨年ですか、退職されたということでしたけども、ぜひ倉吉も桜の木、剪定をして若返らせてほしいと思うのと、この西側ですか、いわゆる登り口の桜が非常に上部のほう枯れて危ない状況の桜いっぱいあります。いわゆる枯れている部分というのは、ぜひ私は折れそうなんで伐採をして取り除いてほしいなという思いで質問しておるわけですけども、2011年の11月ですか、大垣市の公園で強風のためだったとはいえ、折れて落下した枝によって死亡された女子児童があって、その賠償金が4,800万で示談したというような報道も出ております。今の公園の桜は本当に枯れて花のつかない危ない枝っていうのはたくさんあるんですよね。そういった桜は早急に点検して伐採するなり、また当然ほかの木もそうですけども、元気、若返らせるための剪定も含めて維持管理をしていただきたいということで質問いたしますけども、市長の考え、お聞かせください。 ○市長(石田耕太郎君) 打吹公園の特に桜の問題についてであります。その前に梅林をつくって、1年を通じていろんな花が観賞できるようなそういう公園にしてはどうかということでありますが、できるだけ公園の機能は充実をしていきたいというふうに思いますし、大勢の皆さんにおいでいただけるような公園づくりをしていきたいというふうに思っていますけれども、ただ、なかなか木を植えるのにかなりもう植えられております。日当たりの問題等もあって、特に打吹公園の場合は北向きの公園ということもあって、なかなか日照に問題があるだろうというふうに思います。桜も昨年も60周年の記念事業ということで60本の募集をして最終的には80本を植えたわけですけれども、なかなか植える場所がないということで、かなり陸上競技場のほうも含めて植栽をする場所を探したというような経緯もあって、梅林を果たして本当に相当な規模でつくる場所があるのかなということをちょっと疑問な面があるんかなというふうに思っております。  それから桜の特に枯れそうなものは、もっと安全のためにも伐採をすべきということでありますが、もちろんこれは安全な公園でなくてはいけませんので、安全な面で支障があるものはやっぱりきちっと伐採をしていくという作業をしていく必要があるだろうというふうに思います。最近の5カ年の状況で御報告いたしますと、伐採をした木が86本ございます。それに新しく植えたのが120本、これは昨年植えた80本も含めてになりますけれども、それだけのものも植えております。それから土壌改良したのが5本、不定根の周囲は黒く巻いて上の根を下まで引っ張っていって活性化しようというふうな工夫をしているのが15本、それからサークルベンチ、根本が踏まれないようにサークルをつくってるようなものが2本ということで、それぞれできるだけせっかくの長く頑張ってくれた桜ですので、そのまま保存できるものは保存しながら、やっぱり安全に支障があるものは伐採をすると、そんな基本方針で対応させていただいております。  なるべく桜の春の開花時期に一定のボリュームが確保できるような形を維持しつつ、最終的には安全面を優先して対応していきたいというふうに思ってるとこであります。もう長く市民の皆さんに愛された公園ですので、御満足いただけるように、鳥の被害等もあったりしてなかなか十分な花見ができない年も生じていますけれども、できるだけ満足いただけるような管理をしていきたいというふうには思っています。もうこの際に、それに際してはやっぱり樹木医の御意見なども伺いながら対応していきたいというふうに思います。 ○11番(丸田克孝君) 11番。実際、本当に公園の管理っていうのはいろいろと検討され、手入れをされていることに対しては敬意を表したいと思います。認めます。ただ、本当にそこで見えるところの桜は上のかなり枯れた枝がいっぱいあるんですよね。だから、あれが何かの機会で落ちはしないのかなという思いで毎日見ていますので、ぜひともそういった危険箇所を検査の上、早急に取り組んでいただきたいなと思います。  それでは、最後の質問をいたします。打吹まつりについてであります。私、9月議会では必ず取り上げております。これも何とか元気な祭りにしたいなと、元気な町にしたいなという思いからの質問であります。正直、いろいろなことを毎年言ってますけども、この祭り実行委員会の皆様には本当に大変な苦労があるんだろうなと思います。毎年、試行錯誤をしながらいろんなお考えで、いろんな場所で、またいろんな取り組みを入れながら祭りをつくり上げていらっしゃるっていうことに対して本当に敬意を表したいなと思います。  みつぼしの童子踊りも何年か前から提言をしていまして、昨年よりはことし、ややよくなったのかなという思いはしております。実際、踊り子の皆さんが声をかけながら踊っているというのはいいなと思いながら私も声をかけ、出すんですけども、あと、これにいわゆる観客の見ていらっしゃる方が同じようにかけ声をかけるようになれば、何かまたさらに盛り上がってくるんじゃないかなという思いはあって、声をからしながら一つ、二つとやってるんですけども、何かな、ますます何か去年よりことしっていう形でいいなと思ってはおりましたけども、実際に今回の祭りに宇和島からもお越しになって、皆さんとか毎年来ていらっしゃいますけども、あと子どもたちの和太鼓もそうです。また、町内からの山車も台数がふえて、いわゆる年々と充実した内容にはなりつつあるんですけども、その観客の皆さんが何か以前のようなあれ、いわゆる人出っていうのかな、あれがないなと思いながら、ことし踊らないんですけど、一緒に連と歩きましたけども、それについてどうなのかなという市長のお考えをお聞きしたいと思います。  それと、いわゆる開催に当たっての盛り上げ方ですね。これ鳥取のしゃんしゃん祭、傘踊りでも米子のがいな祭でも数週間前からですか、いろいろといろんなイベント組みながら徐々に盛り上げていくっていう、前夜祭も含めてですけど、手法をとっておられるんですけども、打吹まつりにはないなと思うんですよね。その打吹まつり当日の、毎年これも言うんです、朝になっても何か本当にきょう、これ祭りかいなって思うような雰囲気なんです。午後近くになって、だんだんと皆さんが出てこられて準備をされているっていうのがあって、やっぱりもうちょっと盛り上げてほしいなという思いがあります。それは市民の方の意見なり、いわゆる騒音の問題だとか、いろいろあるとは思いますけども、やっぱり1年に1度の祭り、何とかみんなで盛り上げていけたらいいのかなという思いで申し上げております。  それとこの踊り手の方から、ことし暗いなということをまた、ことし聞きました。だけど、いろいろ聞き取りの中でお話しするのに、照明の数は変わらないというようなことで説明を受けたんですけども、それはやっぱり商店のシャッターが閉まってて明るさがないからなのかなっていう思いもふっとよぎったんですけども、本当に照明の数っていうのは去年と昨年と一緒だったのかなということで一つはお聞きしたいと思います。  それと教育長にも、やっぱり子どもたちが参加すれば、いわゆる父兄の方も出てくるということでのお尋ねをしたいと思うんですけども、倉吉のみつぼし盆踊り、その文化、伝統芸能を継承する意味も含めて学校で、いわゆるみつぼし盆踊り等、練習して祭りに参加する仕組みっていうのはできないのかなと。子どもが参加すれば、成徳地区が明るい時間帯で地区の方と子どもたち踊りますよね。あのときのように、やっぱりお母さん方、必ず出てきて、おじいちゃん、おばあちゃんも子どもたちの踊りを見ていらっしゃるということで、あの形が広がって盆踊り8時からの踊りにつながれば、やっぱりもっと観客の方もふえるのかなという思いもあっての質問をしております。それで最初の質問の中で、いわゆる一方通行にしてバス通りを分けるというようなことを提案しました。そうなると、この踊りの開催場所がなくなっちゃうんですけれどね。そしたら、やっぱり未来中心を中心とした円形の祭りの会場を移動する案も考えざるを得んのかなという思いもありますっていうのは、バス通りが一方通行になれば狭になりますから、踊りは踊れませんからね。もしなればです。そうすれば、会場の移動っていうのも検討していかなきゃいけないなと思うんですけど、ことしの祭りを振り返って総括として市長の御意見、また、教育長の御答弁をお聞かせください。 ○市長(石田耕太郎君) 打吹まつりについてどういう感想かということでありますが、本当に大勢の皆さんに参画をしていただいて、2日間にわたって祭りを実施できました。2日目は若干雨で変更を余儀なくされた面がありましたけども、大勢の市民の皆さんから市外の皆さんも含めて盛大にできたというふうに思ってます。心より関係者の皆さんに感謝を申し上げたいなというふうに思っています。幾つかこれに関連して御質問をいただきました。  一つには、盛り上げがどうかということで御質問をいただきました。早くから祭りの雰囲気をつくっていくっていうのは本当に大事なことだなというふうに思っています。今やってることとしてはポスターを張ったり、あるいはTシャツとかポロシャツあるいはタオルなど販売をして、それを買っていただいて着ていただくことで盛り上げていただく、こういった取り組みをしているわけであります。他地区に比べて少し地味だなという感は否めないというふうに思います。以前は特にみつぼし踊りの曲を事前に流したりというようなこともやっておったようでありますけれども、なかなか騒音というか、うるさいというような声もあって中止をしたというようなこともあります。どんなやり方をして盛り上げていくかっていうことについては、またそれこそ実行委員会などでも御意見をいただきながら考えてみたいというふうに思います。マスコミなどにも情報提供をして、いろいろPRに活動の一翼も担っていただいたりしているわけでありますし、日本海新聞さんにはもう打吹天女コンテストそのものを主催していただいている、そういうかかわりもしていただいているわけであります。いろいろ工夫をしながら盛り上げには努力をしていきたいなというふうに思っています。  それから暗いということでの御指摘をいただきました。一つには近年その通りに面した家の明かりとか街灯が減ってきているということがあるのかなというふうに思ったりはするんですけども、そういう状況もあって投光機の設置をして明かりの補完をしているわけでありますが、少し暗いという声もあって一昨年に5基を追加をいたしました。ことしもさらに5基を追加して対応したところであります。できるだけ暗いところが少なくなるように方向だとか配置だとかっていうのを工夫しながら、できるだけ対応していきたいっていうふうに思っています。  それから仮に一方通行にしたら市内じゃなくて未来中心のほうでということでのお話もありましたが、やはり未来中心に行ってしまうと町のお祭りというよりも単なるイベントになってしまうんじゃないかなという危惧もあります。やはり地域の中で市民の皆さんと一緒に楽しむということも大事なポイントになるんではないかというふうな気がしておりまして、できるだけ市街地を活用した祭りとしてやっていきたいなというふうに思っておるところであります。  それから子どもさんの参加について教育長さんに御質問もいただいてるわけで、私のほうもちょっとお答えをさせていただきますが、やはり子どもさんに参加していただくっていうのは大変いいことだろうというふうに思います。ただ、時間的に問題もあるとは思いますけれども、ことしはみつぼし踊りには全体で24チーム、新しく参加していただいたチームも2チームございました。全体で1,303人の方にも参加をいただいた状況があります。できれば地区の皆さん、地区連として参加をしていただければというふうに思います。ことしは小鴨、灘手、高城、昭和町の4つの団体に参加をしていただきました。地区として参加していただけば、そこに子どもさんにも参加をしていただけるようになるんではないかなというふうに思いますので、学校単位でっていうのはなかなか難しい。先生方の御負担もありますので、こういう地区の参加の中で子どもさんにも踊っていただく。小鴨なんかはかなり参加をしていただいておるように思いますけれども、そういうやり方もふやしていけるような取り組みができたらいいんではないかなというふうに思っておるところであります。  それから、ことし、踊りの際に丸田議員の御指摘もいただいて、かけ声を音源の中に入れさせていただきました。非常に踊りのきっかけがつかめるということで、見ててもほぼそろった形で踊っていただけたんではないかなというふうに思っております。こういう工夫もしながら市民全体の皆さんに楽しんでいただけるような、観客の皆さんも含めて楽しんでいただけるようなお祭りにしていけたらというふうに思ってるところであります。
    ○教育長(福井伸一郎君) 丸田議員のみつぼし踊りの参加と子どもたちの参加ということでございます。  当日は子どもたちのほうは小学校の金管パレードですね、大体3時から4時ぐらいまでかけてやります。これが日中、集めてくるのが大体1時過ぎぐらいからバスで路線、集めてきます。そしてパレードが終わった後で演奏をした後、またそれを帰します。大体、家に帰るのは6時ぐらいになるんじゃないでしょうか。その中から今度はまた次の7時からの踊りっていうのはなかなか大変だろうと思っています。それから先生方のほうとしても金管パレードの扱い、こういったことについてもかなりずっと準備しながらやってきていらっしゃいますので、そこのところにみつぼし踊りをと重ねていくっていうのはかなり負担感、強いなという感じがします。私自身も子どもたちのパレードと一緒に歩きます。それから、その後、人権政策のほうでうちわを配って回ります。それで7時からまた踊ります。6時間、結構厳しいです。そういうことからいうと、ちょっと今、市長のほうからも答弁がありましたように地区でやっていくっていう考え方をもう少し強めていく、あるいはまた違う形での子どもたちの参加っていうのがあるのかなということを考えてみたいなとは思いました。以上です。 ○11番(丸田克孝君) はい、わかりました。最後の質問いたします。  いわゆる教育長、おっしゃることはよくわかります。だから私もそこまでは言いません。ただ、先ほど市長の答弁にもありました。地区で地区振がまた、いわゆる中心となって踊り子連つくる。それが学校の中で例えば中学校なんかも今よさこいソーランという形で踊りの場面ありますよね。そういったものが例えばみつぼし盆踊りが小学校、中学校の中でそういう踊り、練習する機会がつくっておけば、地区振でのいわゆる参加のときに子どもたちも参加しやすい環境がつくれるんかなという思いもあってのことで、学校がどうしても出なさいということは言いません。ただ、要するに盛り上げていったり、子どもたちが出れば親御さんも出られる、おじいちゃん、おばあちゃんも出てこられるっていうことで盛り上げていく、いわゆる手段としてぜひ子どもたちにもその文化、伝統芸能をいわゆる継承していっていただきたいということでお願いします。  市長には、いわゆる会場の移動というのは、それは極端な例ですけども、昔の周回道路のコースを変えれば、踊り子連が今は1,300人ですから、これがもっとふえれば大きな周回になれば今のままでも交互通行は無理とするやろね、いわゆる周回道路になると思うんですけど、とにかく中心市街地活性化策が成功させようと思えば、1年に1度のみつぼし踊りのBGMがうるさいっていうようなことは、できれば指導っていうか何とか説得をしながら盛り上げる、いわゆる市民の方の努力も協力もお願いしていただけたらなということでございますんで、最後の質問でもし答弁があればよろしくお願いします。 ○市長(石田耕太郎君) このみつぼし踊りも含めて打吹まつりのまた総括をさせていただきますので、その中でまたいろいろ皆さんの御意見も伺って御協力をお願いすることはお願いしていきたいというふうに思います。(丸田議員「終わります」と呼ぶ) ○議長(由田 隆君) はい。じゃ、お席へ。  以上で、本日の市政に対する一般質問は終了することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(由田 隆君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の日程はこれをもって終了いたしました。  明日も午前10時から会議を開き、市政に対する一般質問を行うこととして、本日はこれをもって散会をいたします。御苦労さまでした。                 午後2時27分 散会...