翌日は東京で
全国市長会が開催され、その中で、仙台、会津若松、
南相馬の各
市長さんから
支援のお礼と国としての抜本的な
対策の実施、各自治体への継続的な
支援の要請がありました。まだまだ長い戦いは避けられず、日本の総力を挙げて取り組まなければならないとの
思いを強くいたしたところであります。
本市におきましても、これまで
被災地への
救援物資等の輸送、
災害ボランティアや
職員等の派遣、
本市での
避難者や児童の
受け入れ支援、
雇用支援など緊急の
被災地・
被災者支援を講じてまいりました。また、
相談窓口の設置、県との
協調融資による
震災対応融資など
資金繰り支援、韓国での
誘客キャンペーンなど、
企業、
観光面への
影響に対処する
対策も行ってまいりました。今後ともできる限りの
支援を行っていきたいと考えております。
一方、今後の
本市の
防災対策として、今回の
大震災を教訓とし、
被害想定の見直し、
避難計画の策定、大災害時の
業務継続計画の検討など、県、周辺町と連携し
危機管理対策を早急に進めてまいる所存であります。
それでは、ただいま
上程されました
報告第1号から第3号、
議案第46号から第53号までの諸
議案につきまして、
提案理由の御
説明を申し上げます。
まず、
報告第3号
議会の委任による
専決処分についてであります。
市営上灘中央住宅建てかえ
工事建築主体について、
構造適合判定機関との
協議結果に基づく
変更により、くい
工事2本追加及びその
関連工事等、
鉄筋工事、
コンクリート型枠工事等でありますが、それの
変更により727万200円の
増額となり、
請負契約金額を6億1,049万5,200円に
変更する
専決処分をしましたので、本
会議に
報告するものです。
次に、
議案第46号
専決処分について(
平成22年度
倉吉市
一般会計補正予算(第10号))であります。
地方自治法第179条第1項の
規定により
専決処分をしたので、同条第3項の
規定により
議会に
報告し、承認を求めるもので、
早期退職者2名分の
退職手当806万7,000円の
増額並びに
東日本大震災の
影響による
繰越明許費2件を追加したものであります。
次に、
議案第47号
平成23年度
倉吉市
一般会計補正予算(第1号)についてであります。
初めに、
東日本大震災復興支援事業についてであります。これは
東日本大震災の
被災地への
職員派遣に必要な旅費などの
費用及び
被災地に提供した
連携備蓄物資の
補充等を行うため2,564万1,000円を計上するものです。
次に、
住民基本台帳システム改修についてであります。
我が国に入国、在留する
外国人は年々増加していること等を背景に、
外国人住民に対し
基礎的行政サービスを提供する基盤となる制度の
必要性が高まっております。これまで
外国人住民の
居住関係や
身分関係は
外国人登録法に基づいており、日本人と
外国人が別々の制度で把握されているため
行政の
サービスが行き届きにくいなど、課題がありました。このようなことから、
外国人住民の利便の増進及び
市町村等の
行政の
合理化を図ることを目的として
住民基本台帳法の一部を
改正する法律が
平成21年7月15日に公布され、
平成24年7月の施行とされております。このため
本市の
住民基本台帳システムを
法改正対応の
システムに改修するもので、4,371万2,000円を計上しております。
次に、映画「遥かな町へ」
支援事業についてであります。
倉吉を舞台とした漫画「遥かな町へ」の
映画化について、
映画制作関係者から計画の意向が表明され、東映、
小学館などで構成する
制作委員会から
地元協力金2,000万円の要請があり、鳥取県と
本市がそれぞれ1,000万円ずつ負担するものです。
次に、働く世代の
大腸がん検診推進事業についてであります。
大腸がんは
罹患数、
死亡者数とも
我が国に多い
がんであり、特に働き盛りの40歳代後半から増加しています。
大腸がんは
早期であれば100%近く完治しますが、無症状の
早期に発見することが必要不可欠であり、検診が重要であります。このことから、40歳から60歳の方について5歳刻みに無料で
大腸がん検診を受診していただける環境を整えようとするもので、133万9,000円を計上しております。
次に、
市営陸上競技場整備についてであります。改修に当たり
舗装材について比較検討した結果、第3種の
公認競技場として、
トータルコストが安く、長く使用でき、
利用者に配慮した素材として
ポリウレタン系舗装材による
全面改修を実施することとし、当初
予算で計上していた
合成ゴム系舗装材との
価格差など7,360万2,000円を
増額するものです。
次に、
学校給食調理業務委託についてであります。
平成18年3月公表の
集中改革プランで
調理部門の
民間委託を行うとされ、この間、
学校給食業務のうち調理、
洗浄等業務を
民間事業者に委託し、
運営経費の削減を図ることとして、
委託内容等検討を進め、
関係者等に
説明を行ってまいりました。大方の御理解が得られたことから、今後
プロポーザル型公募を行い、最適な
事業者を選定し、
平成24年4月からの5年間契約による
業務開始を予定しており、4億8,639万5,000円を
債務負担行為として計上しております。
以上により、
補正の
総額は2億699万2,000円の
増額で、
補正後の
予算総額は268億8,252万円となります。
続きまして、
条例案件についてであります。
議案第49号
倉吉市
税条例の一部
改正についてであります。
東日本大震災の
被災者等の負担の軽減を図る等のための
地方税法の一部
改正に伴い、
所要の
改正を行うものです。
次に、
議案第51号
倉吉市
農林業振興事業分担金徴収条例の一部
改正についてであります。
県営地域ため池総合整備事業の施行に伴い
地元分担金を徴収するため、
倉吉市
農林業振興事業分担金徴収条例に
所要の
改正を行うものです。
次に、
議案第53号
定住自立圏の
形成に関する
協定の
変更についてであります。
本市と
圏域内4町との間で
平成22年3月31日に締結をした
定住自立圏形成協定の一部を
変更する
協定を締結するため、
倉吉市議会の議決すべき事件に関する
条例第2条及び
定住自立圏の
形成に関する
協定第6条後段の
規定により、本
市議会の議決を求めるものです。
変更内容は、
圏域住民への
医療サービス体制を確保するため
救急医療体制の充実について追加したものです。
以上、今回提案いたしました諸
議案につきまして、その
概要を御
説明いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
日程第5
倉吉市
土地開発公社
日程第6
財団法人倉吉市
教育振興事業団
日程第7
せきがね
犬挟観光株式会社
○
議長(
福井康夫君) 次に、
日程第5から
日程第7までを一括して議題といたします。
市長の
説明を求めます。
石田市長。
○
市長(
石田耕太郎君)(
登壇)
本市が出資しております
法人等の
経営状況について、
地方自治法第243条の3第2項の
規定に基づき、本
市議会に提出させていただきましたので、その
概要を御
説明申し上げます。
まず、
倉吉市
土地開発公社についてです。
平成22年度
事業報告ですが、
土地の
売却につきましては、
倉吉市駄経寺町2丁目3番9の
公共用施設用地4,289.06平方メートルを7,583万580円で
売却しました。
次に、
損益計算書ですが、
土地の
売却による
事業収益と
事業外収益を合わせた収益の
総額7,584万4,814円に対し、
公有地取得事業原価と
販売費及び
一般管理費を合わせた
費用の
総額が8,227万195円であり、差し引き642万5,381円の
不足額を生じますが、この
不足額は、
貸借対照表に記載のとおり、
繰越準備金で処理するものです。
次に、
平成23年度の
事業計画、
予算についてですが、みどり町第二団地の
用地売却を見込み、
所要の
予算を計上しております。
次に、
財団法人倉吉市
教育振興事業団の
経営状況について御
説明申し上げます。
まず、
平成22年度の
事業報告でありますが、前年度に引き続いて
倉吉スポーツセンターほか15
施設の
受託、自営の
倉吉庭球場管理棟の
管理及びその
運営並びに
自主事業を積極的に推進しました。
正味財産増減計算書に記載のとおり、
スポーツ施設の
受託及び
自主管理等のための
所要の
経費を支弁しており、
経営収益の
合計6,015万6,589円に対し
経営費用の
合計は6,151万7,182円であり、
当期一般正味財産は136万593円の減額となっております。
次に、
平成23年度の
事業計画及び
予算についてでありますが、
平成23年度においても
指定管理者として引き続き
受託スポーツ施設や
自主管理施設の
管理運営に取り組むとともに、
自主事業を活発に展開し、
住民福祉の増進を図り、活力と潤いのある
倉吉市の
形成に寄与しようとするものであります。
予算につきましては、以上の
事業を実施する
所要の
財源確保と
経費支弁を行うものであり、収入及び支出の
合計額はそれぞれ6,326万9,000円であります。
次に、
せきがね
犬挟観光株式会社の
経営状況について御
説明申し上げます。
まず、
平成22年度の
事業報告でありますが、前年度に引き続いて
倉吉市
関金生産物直売食材供給施設の
管理及びその
運営を積極的に推進いたしました。
平成22年度の売り上げ及び
利用客数は、正月以降の大雪の
影響もあり、前年
比微減となっております。
損益計算書につきましては、
売上高から
売上原価を差し引いた
売上総
利益2,364万6,277円に対し
販売費及び
一般管理費の
支出合計が2,374万882円であり、
売上総
利益から
支出合計を差し引いた
営業損失は9万4,605円となっています。これに
営業外収益と
営業外費用を加えた
当期の
経常利益は205万6,395円であり、
法人税、
住民税、
事業税を差し引いた
当期純
利益は184万2,319円となりました。
次に、
平成23年度の
事業計画及び
予算についてでありますが、
平成23年度
事業においては、引き続き
倉吉市
関金生産物直売食材供給施設の
受託及び
自主管理運営事業を活発に展開するとともに、道の駅としての
機能充実を図り、
観光施設及び
関連企業との連携を保ちながら、その目的、
使命実現のために合理的、能率的に
事業を行い、
経費節減を実施し、
経営の向上を図るものであります。さらに、直営で
運営しているレストランでは、
地元食材を積極的に活用し、
特産品販売との
相乗効果を目指してまいります。
予算につきましては以上の
事業を実施する
所要の
財源確保と
経費支弁を行うものであり、
売上目標を1億3,450万円、
販売費及び
一般管理費は3,337万7,000円を予定しております。
以上、
概要説明とさせていただきます。
○
議長(
福井康夫君) それでは、これより
全員協議会を開き、ただいまの
説明に対する
質疑を行いたいと
思います。
暫時休憩いたします。
午前10時33分 休憩
午前11時50分 再開
○
議長(
福井康夫君) それでは、本
会議を再開いたします。
暫時休憩いたします。
執行部の席の入れかえが済まれてから再開いたします。失礼しました。
午前11時50分 休憩
午前11時51分 再開
○
議長(
福井康夫君) それでは、本
会議を再開いたします。
日程第5から第7までは先ほどの
全員協議会における
質疑をもって
質疑を終結することにいたします。
以上で本日の
日程はすべて終了いたしました。
次の本
会議は6月20日月曜日午前10時から
会議を開き、
市政に対する
一般質問を行うこととし、本日はこれをもって
散会いたします。
午前11時51分
散会...