米子市議会 2021-06-25
令和 3年 6月定例会(第5号 6月25日)
森 井 聖 太
議事調査担当係長 安 東 智 志
~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時00分 開議
○(岩﨑議長) これより本日の会議を開き
ます。
この際、御報告申し上げ
ます。
本日の会議
に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了承願い
ます。
なお、本日の議事日程は、お手元
に配付し
ており
ます日程書のとおり行いたいと思い
ます。
~~~~~~~~~~~~~~~
第1 市政一般に対する質問
○(岩﨑議長) それでは、日程第1、市政一般に対する質問を行い
ます。
本日は、先日
に引き続き、会派による代表質問を行っ
ていただき
ます。
蒼生会、稲田議員。
○(稲田議員)(登壇) 皆様、おはようござい
ます。会派蒼生会の稲田清です。会派を代表し
て質問を行っ
てまいり
ます。明快なる答弁を求め
ます。
まず最初
に、市長の政治姿勢から伺っ
てまいり
ます。
伊木市政が2期目を迎え
ました。「住んで楽しいまちづくり 第2章」として、大きく7つの公約を掲げ
ておられ、これからその実現
に向け
て邁進されるものと思い
ます。後ほどその7つの公約については具体的
にお尋ねし
ますが、まずは大局的な見地から、米子市政についてどのよう
に手腕を発揮され
ていくのかを伺い
ます。
次に、財政状況と予算編成についてお尋ねし
ます。
現在は新型コロナウイルスへの対応策が緊急かつ重要な政策課題であることは言うまで
もあり
ません。当分の間、この状況が続く
にせよ、いずれ確実
にアフターコロナと言われる時期が到来することと思い
ます。その時期を迎えるまで、持続可能な財政運営を継続し
て行う必要があり
ます。そこで、歳入及び歳出がどのような状況であるのか、また財政の均衡がどのよう
に図られ
ているのか、それらに対してコロナ禍の影響はどのようであるのか伺い
ます。
次に、公約
に掲げられ
ました、「住んで楽しいまちづくり 第2章」の7つの政策について、具体的
にお尋ねし
ます。
まず、交通基盤の充実と歩い
て楽しいまちづくりとして、高速交通網の整備促進についてお尋ねし
ます。米子境港間を結ぶ高規格幹線道路の事業化を念頭
に、それと同時並行し
て中海・
宍道湖圏域道路整備勉強会において、いわゆる8の字ルート
も県境の枠を越え、将来の道路網として検討され
ているところです。このたび、この勉強会における市長の顔ぶれ
も変わり、伊木市長
も2期目となり、これまで以上
に牽引する役割を担っ
ておられると思い
ます。これらの事業に対する所見を伺い
ます。
次に、地域交通体系の確立についてお尋ねし
ます。令和元年9月、米子市公共交通ビジョンが策定され、その主な取組として8つの柱が示し
てあり
ます。それらの取組の実績と今後の展開を伺い
ます。また、そのビジョンでも触れられ
ており
ますが、特に高齢者等の運転免許証返納の動き、加え
て、高校生等通学助成制度の令和2年度の実績及び令和3年4月1日から米子駅と皆生観光センター等をつなぐ循環線が、まい
にちループとの愛称となった動きについて伺い
ます。
次に、米子駅周辺整備の推進についてお尋ねし
ます。令和5年度の供用開始
に向け、関係事業が進められ
ているところと思い
ます。改めて、米子駅周辺整備スケジュール
にある各事業の進捗と併せ
て、駅北広場整備としての民間と連携したグルメプラザ、既存のJR施設の活用における状況について伺い
ます。
次に、災害
に強いまちづくりと脱炭素社会への取組の推進として、まず、地域の防災活動を通じた地域づくりについてお尋ねし
ます。近年、全国各地で大規模な災害が発生し
ており、防災・減災対策は喫緊の課題となっ
てい
ます。米子市の各自治会において、自主防災組織を結成したものの、その後、休眠状態
にある組織
もあると仄聞し
ており
ますが、現状どのよう
に把握し、今後の見通し等を含めた支援策について伺い
ます。また、地域防災力
に寄与する防災ラジオ3,000台の一般向け有償貸付けの受付を4月15日から5月21日までの間で実施されたところですが、その実績と、それを踏まえた今後の取組について伺い
ます。また、防災行政無線の放送内容を電話で聞く
緊急放送テレホンサービスに加え、令和2年2月より防災行政無線の放送分を掲載するサービスが開始され
てい
ます。この掲載された情報をもっと見えやすい場所
に移す工夫や、多くの人
に伝達する工夫をすべきと考え
ますが、所見を伺い
ます。
続い
て、指定避難所、避難道路の整備についてお尋ねし
ます。災害
に強いまちをつくるため
には、臨機応変
に対応できる機動性のある避難所が必要です。近年の多発化、激甚化する災害
に備え、指定避難所、指定緊急避難場所、福祉避難所等が整備され
ているところですが、機器や備品を含めた現在の整備状況についてお尋ねし
ます。また、プライバシー保護の観点から、簡易ベッド、簡易トイレ、マンホールトイレ等の整備予定について
も伺い
ます。一方、車社会の現代は避難所ばかりではなく、避難道路について
も整備をする必要があると考え
ます。今後の整備計画について伺い
ます。あわせ
て、以前からその必要性を訴え
てき
ました、原子力災害の一時集結所としての住吉小学校整備についてこのたび予算化がなされ
ており
ますので、その詳細について
も伺い
ます。
次に、消防団の活動の充実と団員数の確保についてお尋ねし
ます。地域防災力の要となっ
ている消防団は、近年、全国的
に団員不足や高齢化が顕著
になっ
てき
ており、米子市
も例外ではあり
ません。このままでは地域防災
に支障が出かねない状況
になっ
てい
ます。そこで国は、全国の自治体
に消防団員に対し処遇の改善を通知したとされ
てい
ますが、米子市の取組状況はどのよう
になっ
ているのか伺い
ます。また、たとえ報酬等の引上げがあったとして
も、近年の多発化、激甚化する災害の中で団員一人一人の役割や危険度が高まれば、団員の確保はさらに難しくなるのではないかと考え
ます。消防ポンプの点検、火災予防の啓発、操法大会の準備等で休日
も出勤するため、特に若者
には敬遠されがち
になる現状があり
ます。今後の団員確保
に向け
てどのような取組をされるのか伺い
ます。
次に、脱炭素社会への取組の推進についてお尋ねし
ます。現在、日本政府は2050年まで
に温室効果ガスの排出を全体としてゼロ
にするカーボンニュートラル、すなわち脱炭素社会の実現を目指し
ている状況です。また、米子市においては令和3年2月
に第2次米子市環境基本計画が策定され、これらの目標を達成することが脱炭素社会への取組
につながるものと考えられ
ますが、所見を伺い
ます。
次に、市民が主役の共生社会の構築として、まず、拉致被害者の早期帰国の実現についてお尋ねし
ます。拉致問題について、現在17人の方が政府によって拉致被害者として認定され
てい
ます。米子市において
も松本京子さんが平成18年11月20日
に17人目の拉致被害者として認定され
ており、古都瑞子さん、矢倉富康さんについて
も拉致の可能性が高いと指摘され
てい
ます。平成14年9月
に北朝鮮は日本人拉致を認め、同年10月
に5人の帰国が実現し
ましたが、他の被害者についてはいまだ納得いく説明がなされ
ていないのが現状です。米子市において
も令和2年10月
に拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」が上演され、拉致を決して許さないという強い決意を新た
にしたところです。米子の地から拉致問題の解決
に向け
ての機運を高め、拉致被害者として政府認定され
ている松本京子さんをはじめ、全ての拉致被害者の一刻
も早い帰国が実現することを強く望むところです。米子市として今後どういった取組を考え
ておられるのか伺い
ます。
次に、障がい福祉の充実についてお尋ねし
ます。米子市障がい者支援プラン2021が令和3年3月
に策定され
ました。さきの3月定例会での質問の答弁として、障がいのある方の支援体制の充実として相談支援体制、医療的ケアが必要な児童生徒に対する支援の強化について目標値を定め
て推進するとあり
ましたが、その具体的な内容について伺い
ます。
次に、教育の充実と子育てしやすいまちづくりとして、まず、ふるさと教育の推進についてお尋ねし
ます。平成29年2月
に米子市教育振興基本計画、後期期間の基本施策が策定され、その4か月後の6月
に平成29年度第1回米子市総合教育会議が開催され、その1年後からは総合政策部とも共管し進め
ていく中で、都度、ふるさと教育について言及があり
ました。改めて、米子市のふるさと教育をどのよう
に行っ
てきたのか、そして今後どういったものを行うのか、それぞれについて伺い
ます。
次に、フリースクールへの支援についてお尋ねし
ます。不登校いじめ対策事業として今年度から新規
にフリースクール
に通う児童生徒の授業料等を補助する制度が開始され
てい
ます。その利用状況を伺い
ます。あわせ
て、今年度から不登校対策をこれまで以上
に体制を強化し
ているとのことです。こども総合支援会議の概要について伺い
ます。また、多様な学び推進事業について詳細を伺い
ます。
次に、インクルーシブ教育の推進についてお尋ねし
ます。インクルーシブ教育については、改めてその理想とする像、イメージとそれ
に向けた施策をどういったものとして考え
ておられるのか伺い
ます。あわせ
て、先ほどの障がい者支援プラン2021と
も関連し、保育におけるインクルーシブと教育におけるインクルーシブについて、それぞれをどのよう
にお考えか伺い
ます。
次に、稼げる経済圏の再構築として、まず、皆生温泉の海遊リゾート構想の推進についてお尋ねし
ます。平成31年3月
に策定された
皆生温泉まちづくりビジョンにおいて、海遊リゾート・皆生温泉と大きく銘を打ち、施策の柱としてブランド向上、ネットワーク強化、コンテンツ創出、インフラ構築が設定され
ており、それらを推進するための具体的な取組としてのアクションプランが詳細
に設定され
ており
ます。これらの動きを伺い
ます。また、そのアクションプランの一つ
に老人憩の家跡地の活用検討があり、こちらに関しては動きがあるようですので、その詳細
も伺い
ます。また、
皆生温泉まちづくりビジョン推進事業について伺い
ます。
次に、遊休農地の解消と農業基盤整備の促進についてお尋ねし
ます。米子市の基幹産業で
もある農業は、地球温暖化、気候変動
に加え、農業人口の減少、高齢化、後継者不足により耕作面積の減少や荒廃農地の発生等、様々な問題が顕在化し
てい
ます。農業人口の減少を食い止め、農業振興を図るため
には、新規就農者の育成が必須です。どのよう
に事業の推進を図られるのか伺い
ます。また、荒廃農地解消を含め、様々な課題を解消するため、各地区で策定し
ている人・農地プランの実質化を急ぐ必要があり
ます。実質化の現状と課題認識について伺い
ます。加え
て、圃場整備事業について
も伺い
ます。最後
に、農林水産省は農業の環境負担軽減と生産性向上を目指す政策方針、みどりの食料システム戦略をこの5月
に策定し
ました。米子市ではこの戦略について今後どのよう
に取り組んでいくのか伺い
ます。
次に、歴史と文化
に根差したまちづくりとして、まず、米子城跡三の丸広場等の保存活用と整備の推進についてお尋ねし
ます。湊山球場のレフトスタンド部分が駐車場として整備され、
史跡米子城跡保存活用計画に示された他の施策において
も実施されることを期待するところです。そこで、令和3年度において具体的
にどういった動きを予定し
ているのか伺い
ます。
次に、淀江傘200周年記念事業の実施についてお尋ねし
ます。米子市における歴史と文化
に根差したまちづくりを進め
ていく上で核となる重要なツールであり
ますが、いまだその活用の方向性は不明確であり、産業化
に至っ
てはその道筋すら見え
ていないのが現状です。そのため、このたびの淀江傘200周年記念事業の実施に当たっては、単なる記念事業
に終わらず、本事業を一つのきっかけとして、米子市における淀江傘の今後のまちづくりにおける活用の方向性を指し示すものでなければならないと考え
ます。そこで、この事業実施の狙いについて伺うとともに、この事業を通じて今後淀江傘についてどのような展開を図っ
ていくのか伺い
ます。
次に、
スポーツ健康まちづくりとして、まず、サイクリストの聖地化事業の推進についてお尋ねし
ます。全日本トライアスロン皆生大会、皆生・
大山シー・トゥ・サミット、
淀江サイクルカーニバルなど、自転車を含むイベントが非常
にバラエティー
に富んでおり
ます。このよう
に幅広く自転車に関するイベントはあり
ますが、まだまだ開拓の余地があると思っ
ており
ます。そこで、サイクリストの聖地化事業の推進はどういったものなのか伺い
ます。また、
サイクルツーリズム広域連携推進事業について伺い
ます。
次に、新体育館整備の推進についてお尋ねし
ます。鳥取県・米子市新体育館整備基本計画
に沿っ
て、現在はPPP/
PFI手法導入可能性調査が行われ
ているところです。この新体育館建設
に向け
て、米子市としてどういったコンセプトを持っ
て臨まれるのか伺い
ます。具体的
には、バリアフリー化など共生社会を目指した取組、単なる体育施設
にとどまらず、広い地域から利用者を呼び込む取組、災害時の対応としての避難施設等の防災機能としての取組を伺い
ます。また、体育施設29か所への電子予約システム導入として、
スポーツ施設電子予約導入事業について伺い
ます。
大要4点目
に移り
ます。
ワクチンの接種状況と今後の対応について。次に、
新型コロナウイルス感染症に関する対策として、まず、ワクチンの接種状況と今後の対応についてお尋ねし
ます。7月末時点での第1回目の接種見込み率が概算で約87%を見込んでいるとのことでしたが、その場合、約13%の方が未接種となり、その中
には何らかの事情で接種を希望し
ても申込みができない方、あるいは接種会場へ行けない方などがいらっしゃると思われ
ます。そういった方々への対応について伺い
ます。
次に、コロナ禍における人権、福祉及び経済への対策についてお尋ねし
ます。まず、人権に関する施策として、差別や誹謗中傷で人権面での心配
も生じるところですが、そのサポート体制について伺い
ます。次に、福祉に関する対策として、DV被害、児童虐待について、それぞれがどのような状況となっ
ているのか伺い
ます。また、支援対象児童等見守り強化事業について、詳細を伺い
ます。最後
に、経済に関する対策として、本年4月1日より観光戦略の推進を目的として、
株式会社ANA総合研究所より人材の受入れを行っ
ており、その担当業務としてアフターコロナ
に向けた観光戦略の推進、地域の観光資源の磨き上げや掘り起こし等がござい
ますが、その進捗状況を伺い
ます。
次に、米子市まちづくりビジョンから、4項目をお尋ねし
ます。
まず、米子市まちづくりビジョンとSDGsへの取組についてお尋ねし
ます。令和2年3月
に策定され、それから約1年3か月たった現在、よりSDGsが注目され
ていると思い
ます。そこ
には、経済、社会、環境の3側面から総合的な取組などを通じた地域の一層の活性化が図られ、地方創生
につながるとして、まち・ひと・しごと創生基本方針の中
にもSDGs達成のための取組が位置づけられ
てい
ます。米子市まちづくりビジョンの取組は、SDGsの理念の重なるものであり、米子市まちづくりビジョンの推進を図ることがSDGsの目標達成
に資するものと考え
ますとあり
ます。改めて、SDGsを踏まえた上での米子市が行う施策の具体的な事例を交え
ての所見を伺い
ます。
次に、人口ビジョンについてお尋ねし
ます。令和2年度の出生数が1,143人となり、前年の令和元年度の1,247人と比べ
て104人の減少という数値となり
ました。ちなみに、同じ比較を1年分遡り
ますと32人の減少、さらにもう1年分遡り
ますと64人の減少と、この1年間分がそれ以前の2年間分の合計より
も多いという結果でした。例え
て言えば、100人という人数は小規模な小学校1校分
に相当し、このような減少は今後の米子市の施策
に大きく影響を与えるものと思い
ます。この状況を踏まえ、まず、米子市としての見解を伺い
ます。また、その原因として新型コロナウイルスの存在がどの程度影響したのかという分析はなされ
ているのか伺い
ます。
次に、鳥取大学医学部及び
米子工業高等専門学校等との連携についてお尋ねし
ます。令和3年3月1日
に鳥取大学医学部附属病院と米子市において、地域
に根差した医療の発展及び持続発展する福祉のまちづくりの実現
に向け
ての連携協定が締結され、その協定項目として、医療・福祉の発展向上
に向けた共同研究、共同事業体の取組に関すること、地域社会の活性化、産業振興等に関すること、人材育成及び人材交流に関することなどが記し
てあり
ます。これらについての具体的な動きを伺い
ます。
次に、淀江地域における歴史地域資源の活用についてお尋ねし
ます。伯耆古代の丘エリアの活性化について、まず、先般、株式会社白鳳における運営状況の報告があり
ましたが、改めてこれまでの経緯と現時点での状況を伺い
ます。次に、伯耆古代の丘エリアのにぎわいづくりについて伺い
ます。あわせ
て、フレイル対策拠点事業がローズセントラルビル、そして淀江ゆめ温泉が拠点として実施されるとのことですが、事業の詳細について伺い
ます。
大要6点目
に移り
ます。次に、第4次米子市行財政改革大綱についてお尋ねし
ます。
令和3年3月
に自治体変革のトップランナーを目指し
てとして、第4次米子市行財政改革大綱及びその実施計画が策定され
ました。その数値目標として、1、令和6年度末の時点における財政調整基金の残高について、米子市の標準財政規模の10%を超える
額を確保する、2、デジタル技術の活用等による業務の自動化、省力化を進め、期間中
に正規職員40人役相当以上の業務の自動化、省力化を行う、3、公民連携、公公連携などの手法による公の施設の利活用、見直しなどをはじめとする取組を10件以上実施すると明記し
てあり
ます。改めて、市長としての考え、この行財政改革大綱
にかける意気込みを伺い
ます。また、今後これらの数値目標の達成のため、新た
にDX推進課、あるいはDX戦略課を創設し、より強力
に推進し
ていくことを提案し
ますが、所見を伺い
ます。また、大綱の取組として、20年後
にも質の高いサービスを提供できる行政手法への変革が掲げ
てあり、その具体的な項目
に民間委託等の推進として、民間
にできることは民間
に委ねることを念頭
に業務の民間委託、施設の民営化等を検討するとあり
ます。また、この大綱を中心的役割として推進する調査課において、地方行政サービス改革に関する取組状況等の調査結果が示され
ており、その中で指定管理者制度の導入として、そのうち公営住宅について将来的
には民間活力の活用の一手段として検討する予定とあり
ます。この公営住宅の指定管理者制度への導入について伺い
ます。
次に、市民への情報提供についてお尋ねし
ます。
伊木市政2期目
に当たり、住んで楽しいまちの実現
に向け、今後の米子市のまちづくりを加速度的
に進め
ていくため
には、政策の方向性について市長と認識を共有し、また市民の潜在的パワーを引き出すため
には、市民との方向性の対話
も不可欠となっ
てき
ます。そのため、従来型のホームページ、市報といった一方的な情報のみならず、市民との双方向の対話
につながる方策が今求められ
ているものと考え
ます。そこで、今後、米子市への情報提供についてどのよう
に取り組まれ
ていくおつもりであるのか、市長の見解を伺い
ます。
次に、スマートシティ(ソサエティー5.0)と5Gの活用についてお尋ねし
ます。
米子市情報化基本計画をはじめ、スマートシティ(ソサエティー5.0)
に対応した計画について伺い
ます。また、コロナ禍により前倒しされた事業について伺い
ます。あわせ
て、国と連携し進める事業はあるのか伺い
ます。また、今後、デジタル庁の発足
に伴い、例として、ワンストップ窓口サービスや業務の効率化の情報交換などを行うことにより市民サービスの向上が期待され
ますが、所見を伺い
ます。
次に、ヌカカ(干拓虫)対策事業についてお尋ねし
ます。
主
に弓浜部とその周辺で生息し
ているヌカカですが、発生が最盛期
に入っ
てき
ました。ヌカカの駆除を目的としたモデル事業が彦名地区で始まり、本年は計画の最終年度となる3年目を迎え
ます。そこで、まず本年の4月、5月
にヌカカの幼虫駆除を目的として行われた石灰散布等の取組状況について伺い
ます。また、モデル事業の効果の検証や弓浜部をはじめとするヌカカの集団発生が予想される地区への事業拡大について、今後どのような取組をされる計画なのか伺い
ます。加え
て、農地の環境を考えれば、石灰散布以外の駆除方法
も模索すべきと考え
ますが、所見を伺い
ます。
次に、介護予防とフレイル対策の推進についてお尋ねし
ます。
高齢人口の増加、生産年齢人口の減少により、介護保険制度などの社会保障制度が危うくなっ
ていくおそれがあり
ます。今後、医療費、介護費の伸びをいかにし
て抑えるかが重要なテーマであると考え
ます。そのため、健康寿命の延伸を目指しフレイル対策と介護予防事業を一体的
に実施することで高齢者の健康増進を図ることが最重要と考え
ます。また、コロナ禍での三密回避やひきこもりなどにより社会活動や運動機会が制限され、フレイル化が加速したり認知機能が低下することが想定され、そのため、要介護認定数の増加により介護に関する給付が増えることが懸念され
ます。平時でも健康寿命の延伸のためのフレイル予防が重要であると考え
ます。新型コロナウイルス感染拡大の終息が見通せない現状では、平時以上のフレイル対策や予防事業の強化が必要と考え
ます。フレイル予防対策について、改めて見解を伺い
ます。
次に、こども総本部(仮称)の設置についてお尋ねし
ます。
福祉保健部のこども未来局と教育委員会が一体化されることが打ち出され
ました。大いに評価、歓迎するところであり
ます。また、これまで以上
に期待を大きくするところで
もあり
ます。出生から保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校を一気通貫
に対応でき、いよいよその実施を迎えること
になり
ます。改めて、機構改正後、どういったことを課題として取り組んでいかれるのか伺い
ます。また、令和3年6月23日掲載の保育施設等入所可能児童数一覧を見る
に、これまで保育所入所の待機児童とされた特にゼロ歳児において、空き状況が見られるよう
になっ
てい
ます。見通しとして、保育所の待機児童の解消がほぼなされたと認識し
てよいと思え
ますが、所見を伺い
ます。また、国の掲げる放課後子ども総合プランの目標として、放課後児童クラブの整備等を進め、待機児童解消を目指すこととされ
てい
ますが、今後の取組について見解を伺い
ます。
次に、家庭教育支援条例についてお尋ねし
ます。
近年の核家族化、少子化が顕著であり、それ
に加え
てコロナ禍の影響で子どもを取り巻く環境が大きく変化し
てい
ます。将来の担い手である子どもの健全な育成を考えた場合、家庭の役割は重要であり、その家庭を行政としてどのよう
に支援し
ていくのかを考え
ていかなければならないと思い
ます。見解を伺い
ます。
次に、スポーツ振興とアスリート支援についてお尋ねし
ます。
米子市
には、皆生トライアスロン
に代表されるスポーツと観光産業が一体となったものがあり、米子市
にゆかりのあるオリンピック選手
も選出され、また鳥取県は国体開催
も内定があるなど、今後の米子市内でのスポーツの盛り上がりや関連事業の発展が見込まれ
ます。現時点において、鳥取県と連携したアスリートの支援策などについて伺い
ます。また、鳥取県と連携し整備が進む米子市民体育館ですが、今後の大会及び合宿の誘致
に当たり、アスリートの受入れが可能な設備、例えばトレーニング設備やミーティングルームなどを活用し
てはと考え
ますが、所見を伺い
ます。また、新体育館の整備
に限らず、活躍が期待されるスポーツに対するハード面の整備
も必要と考え
ますが、所見を伺い
ます。
次に、都市計画決定された道路と企業誘致についてお尋ねし
ます。
本年2月、計画から55年たった安倍三柳線の一部と葭津和田線が開通し
ました。初め
に、まだ供用開始から3か月ですが、その効果について伺い
ます。次に、米子市はおおむね20年以内
には事業着手の予定がない路線として米子中央線、米子駅車尾線、旗ヶ崎中央線ほか4路線の規制緩和をされ
てい
ますが、都市計画決定され
てからまだ未着工の都市計画道路があり
ます。安倍三柳線の次にどの路線について進め
ていかれるのか伺い
ます。次に、本年開通した2路線の都市計画道路沿線の土地利用について、検討され
ているのか伺い
ます。
次に、空き家対策とUIJターンについてお尋ねし
ます。
米子市は、2023年までを期間とする空き家対策等計画を策定し、現在進め
てい
ます。人口減少が進む中、空き家の増加が景観や防犯・防災の観点から深刻な社会問題となっ
てき
ました。しかし、昨年来の新型コロナウイルスの感染症拡大を受け
て、都市部から高まった地方暮らしへの関心
に沿っ
て移住者を呼び込めば、空き家は地域の資源
になり得るため、攻めの姿勢で空き家活用
に本腰を入れる必要があり
ます。市長は、本年の市長選挙において市内各所を訪れた中での空き家問題についてどのよう
に感じられたのか伺い
ます。兵庫県三田市
には、市外から移住し中古住宅を
購入する人を対象
に、リモートワークのスペースを設ける改修費用などを補助する制度をスタートし
てい
ます。米子市は、計画は進捗状況及び施策の成果を適切
に検証し、状況
に応じ
て適宜見通しを実施することで効果的な空き家対策を講じ
ますとされ
てい
ますが、現在何が検討され
ているのか伺い
ます。
次に、ウォーカブル推進都市についてお尋ねし
ます。
新商都米子のまちづくり2021において、それぞれのゾーンごと
にウォーカブル推進事業を策定し
ておられ
ます。歩行者の滞留人口の目標値などの設定はあるのか伺い
ます。また、ウォーカブル推進路線近隣地域において、居住者の日常生活の利便性向上についてどのよう
に計画され
ているのか伺い
ます。また、ウォーカブル推進事業において、米子市民または来訪者に対して推進路線においてどのよう
に歩行者
に移動し
てもらうことをイメージし
ているのか伺い
ます。
次に、中海・錦海かわまちづくり計画についてお尋ねし
ます。
平成31年3月
に策定された中海・錦海かわまちづくり計画において、その整備工程として令和2年度から国主体で親水護岸の整備が開始され、令和4年度から県主体で桟橋等の整備が開始され、同じく令和4年度から米子市主体で遊覧船発着場の整備、芝生広場の整備、駐車場、駐輪場の整備及び歩道の整備が予定され
てい
ますが、それぞれの進捗状況を伺い
ます。
次に、米子市立図書館30周年と今後の図書館の在り方についてお尋ねし
ます。
米子市立図書館30周年を迎え
ました。現在は、コロナ禍により利用者数が鈍化傾向
にあり
ますが、それ以前は週末
には駐車場がほぼいっぱい
になるほど利用者があり、他市と比べ
ても引けを取らないと自負できる図書館であると思っ
ており
ます。そこで、まず、利用者数、蔵書冊数、貸出冊数の推移について伺い
ます。また、新たな図書館、第2図書館の必要性について、見解を伺い
ます。また、図書館
に公衆無線LANの設置を求める声があり
ますが、ニーズ調査がなされ
ているのか伺い
ます。
次に、米子市立学校校区審議会と小中学校の校区についてお尋ねし
ます。
校区審議会とまちづくり協議会が立ち上がっ
てい
ますが、改めてそれぞれの設置目的、そして現在までの開催結果を伺い
ます。また、その両者の位置関係及び今後の審議、協議のスケジュールはどのよう
になっ
ているのか伺い
ます。
最後
に、上下水道事業の効率的な組織運営についてお尋ねし
ます。
上下水道の効率的な組織運営
に向け
て、上下水道の効率的な組織運営、人事交流の状況及び民間委託について、それぞれの進捗状況を伺い
ます。また、下水道及び農業集落排水施設の使用料を引き上げる議案が上程され
てい
ますが、その経緯を伺い
ます。
以上で壇上での質問を終わり
ます。答弁を受け、内容により再質問させ
ていただき
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長)(登壇) 蒼生会、稲田議員の代表質問に対しまして、市長部局所管の項目について、私のほうから答弁をいたし
ます。
最初
に、市長の政治姿勢といたし
まして、米子市の行政についての、今後どのよう
に行っ
ていくのか、その点についてのお尋ねでござい
ます。2期目の施政方針
につきましては、昨年策定をいたし
ました米子市まちづくりビジョン、そしてこのたび公約
に掲げ
ました住んで楽しいまちづくり、ここ
に掲げた7つの柱、これが全ての政策
につながる私の基本理念でござい
ます。そしてこの理念をベース
にいたし
まして、今後多様化、複雑化する諸課題に対してスピード感を持っ
て取り組み、そして本市が誇る豊かな自然を生かし
て市民が生きる喜びを感じ、人生の充実感を感じられる新商都米子の創造を目指し
て、全力で取り組んでまいりたいと考え
ており
ます。
続き
まして、財政状況と予算編成についてのお尋ねでござい
ますが、まず、歳出、歳入の状況
についてでござい
ます。このたびの補正予算を含め
ました令和3年度の一般会計総額、これは約750億円であり
ました。過去最大の予算規模となっ
てござい
ます。これは「住んで楽しいまちづくり 第2章」のスタートといたし
まして、米子市まちづくりビジョン
に掲げ
ます7つの柱
に沿った施策を進捗、これを図るとともに、コロナ対策
にもしっかりと対応するための予算、歳出予算を計上したことによるものでござい
ます。一方で、歳入の根幹であり
ます市税収入
につきましては、景気回復が遅れ
ていることから、国による財源の手当はあるものの、大幅な減収が見込まれ
ている状況でござい
ます。このような状況での財政の均衡についてでござい
ますが、本年度におきましては、このたび補正予算を含め
まして基金を機動的
に活用し
ており
ます。財政調整基金におきましてはこれまで8億2,000万円、がいなよなご応援基金におきましては1億2,000万円を取り崩すことによりまして、収支の均衡を図っ
ているところでござい
ます。
コロナ禍の影響についてでござい
ますが、これまでコロナ対策において国の臨時交付金などを活用し
て実施し
ており
ますほか、それでもなお補いきれない部分
につきましては、先ほど申し上げ
ました財政調整基金を必要
に応じ
て取り崩すなど、財政運営のコントロールをし
ているところでござい
ます。しかしながら、法人市民税など、特に税収減が見込まれ
ておるものにつきましては、回復の見通しはいまだ見え
ていない状況
にござい
ます。持続可能な財政基盤を確立させるため
にも、経済活動の下支えと市民生活の支援
に努めつつ、第4次行政改革大綱
に基づき
ます新たな財源確保の取組を積極的
に進め
ていかねばならないと考え
ており
ます。
続き
まして、高速交通網の整備促進についてのお尋ねでござい
ますが、米子境港間高規格幹線道路
についてでござい
ますが、この道路は、日本海有数の人口集積地であり
ます中海・宍道湖・大山圏域がさらに発展をし、そして日本海国土軸の主要な地域となるため
にも必要な道路であると認識をし
ており
ます。また、防災面におきまして
も、大規模災害時
におけ
ます緊急避難路や緊急輸送路としての機能が期待できると考え
ており
まして、今後とも県や境港市、日吉津村と連携をし
て事業の凍結解除と早期事業化
に向け
て取り組んでまいりたいと考え
ており
ます。
公共交通について、公共交通ビジョン8つの柱の取組実績と今後の展開についてでござい
ますが、高齢者バス定期券補助事業、そして高校生通学費助成事業のほか、合計7つの事業について実施をし
てまいり
ました。今後
も持続可能な地域公共交通体系の確立
に向け
て様々な施策を講じ
ていきたいと考え
ており
ます。またその中で、米子市内の運転免許証自主返納数
につきましては、平成30年の496人から令和2年は609人と増加傾向
にあり
ます。高校生通学費助成制度の令和2年度の実績は48人であり
まして、助成
額は88万2,000円であり
ました。また、平成30年10月から運行し
ており
ます市町村循環線
につきまして愛称募集を行い
まして、今年の4月1日から、まい
にちループという愛称の使用の開始をしたところでござい
ます。
続き
まして、米子駅周辺整備の進捗についてのお尋ねでござい
ます。南北自由通路等整備事業、これの令和5年度の供用開始
に向け
まして、今年度は北側から自由通路と新駅舎の工事を進めるため、旧JR支社ビルの一部取壊し
に着手をし
ているところでござい
ます。また、駅南広場の工事
につきましては、令和3年12月頃
に着工をする予定でござい
ます。また、駅北広場の再整備
につきましては、関係機関との協議や調整、また市民の皆様からの意見を反映した上で本年度中
に基本計画を策定し、令和5年度の工事着工を目指し
ているところでござい
ます。その中でグルメプラザや仮駅として利用し
ており
ます既存のJR施設用地の活用
につきましては、将来、だんだん広場と一体的な活用を考え
ており
まして、しかしながら、現時点においては各施設との調整が未了であることから、活用策、あるいは整備方針、整備方法、また整備の時期などについて、今後検討することとし
ており
ます。
自主防災組織の現状と今後の支援策についてでござい
ますが、現在、自主防災組織の結成率は約84%となっ
ており
ます。多くの組織で訓練や資機材整備など、防災活動
に取り組んでおられると把握し
ており
ます。一方で、担い手不足で活動が困難という声
も聞い
ており
まして、こうした課題解消のため、今年度から地区単位の自主防災組織の連合組織の結成
につきましても支援を行うことで地域防災力の向上を図りたいと考え
ており
ます。
防災ラジオの貸与の実績と今後の取組
についてでござい
ますが、一般向けの有償貸与
につきましては345名の応募がござい
ました。今後は在庫を使用し
ました再募集を実施する予定とし
ており
まして、市民の皆様に対するさらなる周知を行いながら、防災ラジオの普及促進
に努めたいと考え
ており
ます。
防災行政無線の伝達方法の工夫についてでござい
ますが、放送内容を市のホームページ
に掲載をするホームページ連携サービスは昨年から開始をしたところでござい
ます。これまで市報をはじめ、広報のチラシ、あるいは公民館窓口への配架、出前講座の際の資料配付など、周知
に取り組んでまいり
ました。今後
も防災ラジオや緊急放送、テレホンサービス、あんしんトリピーメールといった他の防災情報の取得ツールと併せ
て、さらなる周知
に努めたいと考え
ており
ます。
また、災害
に備えた機器や備品について、現在の整備状況についてのお尋ねでござい
ます。県内の連携備蓄
におけ
ます所定品目を整備し
ており
ますほか、感染症対策のためのパーティションや非接触型体温計などの整備を行っ
ているところでござい
ます。
今後の整備予定についてですが、簡易トイレ
につきましては連携備蓄の所定量を整備をし
ており
まして、また簡易ベッド
につきましては、要配慮者の避難のときの環境改善のため、本市独自の取組として段ボールベッドを整備し
ており
ます。マンホールトイレ
につきましては、昨年度
に設計を行い
ました4か所について今年度は工事を実施し、併せ
て上物の整備
もし
ていくこととし
ており
ます。
続き
まして、避難道路の整備計画についてでござい
ますが、国
に要望を出し
ており
ます高規格幹線道路や安倍三柳線2工区の都市整備道路
につきましては、災害発生時の避難路としての役割
も大きいことから、引き続き要望活動を実施、また整備
に努め
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、消防団員の処遇の改善についてでござい
ます。消防団員の処遇の改善
につきましては、現在、国において報酬の見直しが検討され
ており
まして、本市において
も適切
に取り組むこととし
ており
ます。また、消防団員の人数の確保
につきましては、積極的な広報や職場、地域への理解を求める取組を進め
ます。また、入団しやすい環境づくりとして、機能別分団員制度ですとか、あるいは、入団
にメリットを感じ
てもらうための学生消防団活動認定制度などの取組を積極的
に進め
ているところでござい
ます。
続き
まして、脱炭素社会への取組についてのお尋ねでござい
ますが、まず、国のほうで産業政策としてのグリーン成長戦略と、地域における取組推進のための地域脱炭素ロードマップを策定し、脱炭素社会の実現
に向けた取組を進め
ておられ
ます。本市におきまして
も、本年2月
に策定をいたし
ました第2次米子市環境基本計画の中で、2050年まで
に温室効果ガス実質排出ゼロを目指すことを表明し
ており
まして、部局横断で検討会を設置し、脱炭素社会の実現
に向けた具体的な取組について検討を進める所存でござい
ます。
続き
まして、拉致事件に対する今後の取組
についてでござい
ますが、拉致被害者の一刻
も早い帰国の実現
に向け
まして、国民のつどいや啓発パネル展を開催するなど、拉致問題を広く市民
に周知をし、国民世論を米子から盛り上げるべく啓発活動を国や県と連携を図りながら取り組むとともに、あらゆる機会を捉え
て国へ働きかけ
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、障がいのある方に対する支援体制の現在の具体的な内容についてのお尋ねでござい
ます。相談支援体制の充実
につきましては、米子市障がい者基幹相談支援センターにおきまして、引き続き地域の相談支援事業所への専門的指導や人材育成を行うこととし
ており
ます。また、医療的ケアが必要な児童生徒に対しましては、医療的ケア児等に関するコーディネーターを配置いたし
まして、関係機関との連携によります本人及び家族への支援を行っ
ており
ます。
保育
におけ
ますインクルーシブについてのお尋ねでござい
ますが、インクルーシブ保育とは、障がいの有無や国籍や年齢
にとらわれず、全ての子どもを包括的
に保育することであり
ます。市内の多くの保育所が障がい等の支援の必要な子どもを受け入れ
ており
まして、障がいの程度によりましては保育士の加配を行い、それぞれの子どもの発達
にふさわしい配慮や支援をし
ており
ます。その中で、各園が園児一人一人を大事
にし、集団の中でお互いを受け入れ、大切
にしながら育っ
ていくことを念頭
に、生きる力の基礎を育てることを大切
にした保育を実施し
ており
ます。
続き
まして、
皆生温泉まちづくりビジョンについてのお尋ねで、まずは進捗状況
についてでござい
ますが、ビジョンを策定した後、明かりによります温泉情緒の創出
に向け
ました、皆生みらいの灯りコンセプトの策定や、便益施設としての皆生海浜公園のトイレの新築など、実行可能な取組を進め
てきたところでござい
ます。これと並行いたし
まして、ビジョン推進のための財源を獲得するとともに、体制構築
に向けた調整
も着実
に進め
ているところでござい
ます。また、元老人憩の家の跡地の活用計画の検討状況でござい
ますが、跡地活用に関する提案募集をプロポーザルの方式により実施いたし
まして、今年の3月
に最優秀提案者が決定をいたし
ました。この提案内容は、皆生温泉エリアの自然を楽しむことができるグランピング施設であり
まして、5月
に最優秀提案者であり
ます東大産業株式会社さんと基本協定を締結し、今後の土地の売買契約
に向けた協議を進め
ているところでござい
ます。
皆生温泉まちづくりビジョンの推進事業の詳細
についてでござい
ますが、この事業によりまして
皆生温泉まちづくりビジョンに掲げる取組を加速化させる考えでござい
ます。具体的
には、ビジョンを推進する体制を構築することや、砂浜の新たな利活用の促進、海岸遊歩道を活用した海と温泉街の一体感の醸成、そしてメインストリートであり
ます四条通りの活性化
に資する取組を実施し
ていく考えでござい
ます。
続き
まして、農業に関する御質問でござい
ますが、農業振興を図るための新規就農者の育成についてでござい
ます。就農希望者に対しましては、関係機関と連携をいたし
まして面談を実施し、農業研修制度のあっせんや研修先の選定、また農地の確保や地域
に早く溶け込んでもらうための地域コミュニティへの積極的な参加の勧奨などを行っ
ており
ます。こうした就農準備段階からのきめ細やかなサポート
に心がけ
ているところでござい
ます。また、就農後
につきましては、早期の定着と経営の安定を目指し
まして生産技術者の指導ですとか、生活費等の助成、あるいは農機具等の
購入助成などの支援を行っ
ているところでござい
ます。
人・農地プランの実質化の現状と課題の認識についてでござい
ますが、現状といたし
ましては、今年の3月末現在で10地区におきまして人・農地プランを取りまとめたところでござい
ます。課題といたし
まして、弓浜地域を中心
に9地区で実質化でき
ており
ませんので、それを取りまとめる必要があるということと、また令和2年度
に取りまとめた地区におきまして
もプラン実行のための取組をスタートさせるところでござい
ます。
圃場の整備状況
についてでござい
ますが、3地区それぞれ御説明いたし
ますと、まず皆生地区
につきましては面積は12ヘクタール、これは本年度
に工事を完了いたし
まして、来年度
には事業完了を予定し
ているところでござい
ます。富益地区におきましては14.4ヘクタールござい
まして、本年度
に国の事業採択の予定がござい
まして、令和6年度の事業完了を目指し
て今努力中でござい
ます。淀江地区
につきましては面積約40ヘクタールとなっ
ており
まして、本年度
に事業計画書の策定を完了し、令和8年度の事業完了を目指し
ているところでござい
ます。
また、みどりの食料システム戦略について、今後の取組についてのお尋ねでござい
ますが、この戦略は持続可能な食料システムの構築
に向け
まして、中長期的な観点から調達、生産、加工、流通、消費の各段階の取組と、カーボンニュートラルなどの農業環境負荷低減のイノベーションを推進する取組でござい
ます。具体的
には、有機農業の拡大ですとか、化学農薬、肥料の低減、あるいは農林水産業の二酸化炭素排出量の実質ゼロ化、再生可能エネルギーの導入などを目標
に掲げ
ており
ます。今後、国・県の施策が明らか
になり
ますれば、この戦略を本市の農業施策
にいかに生かし
ていくか、県や関係機関と協議をしたいと考え
ており
ます。
続き
まして、米子城跡の三の丸整備の動きについてのお尋ねでござい
ます。令和3年度の整備事業といたし
ましては、旧湊山球場の内野スタンドの解体撤去や遺構の発掘調査、民間所有地の公有地化などを実施する予定でござい
ます。ソフト事業といたし
ましては、発掘調査の現地公開ですとか、石垣のライトアップなどを予定し
ており
ます。
続き
まして、淀江傘200年の記念事業の実施についてでござい
ます。まず、本事業の狙いでござい
ますが、今年は淀江傘が誕生し
てから200年の節目を迎えた年でござい
ます。その魅力や伝統工芸の価値を広く発信をし、再認識し
てもらうとともに、製造技術の継承や後継者の育成、また需要の拡大
につなげ、淀江傘の振興、発展を目指すことが狙いでござい
ます。今後の展開といたし
ましては、後継者の育成と製造技術の継承を支援し、生産体制を充実させるとともに、観光施設などでの安定的な需要を確保しながら、将来的
には販路を拡大し、産業として自立できる可能性を探っ
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、サイクリスト聖地化事業についてのお尋ねでござい
ます。このサイクリスト聖地化事業でござい
ますが、これは米子市を含み
ます大山周辺の豊かな自然環境の中で、サイクリングを手段としてスポーツツーリズムを推進するための事業でござい
ます。具体的
には、先進地の視察ですとか、地域の飲食店等の事業所でのスタンプラリー、また飲食店や宿泊施設などでのサイクルラックの設置の検証事業を行うこととし
ており
ます。
次に、新しい体育館のコンセプトについてのお尋ねでござい
ます。まず、体育館の内部や駐車場からその動線におきまして、バリアフリーやユニバーサルデザインを適切
に取り入れ
まして、障がい者の方や高齢者の方
にも使いやすい市民の誰
もが健康づくり
に取り組める施設として、スポーツによって共生社会の実現
に貢献できる施設を目指したいと思っ
ており
ます。また、プロスポーツや全国規模の大会開催
に必要なアリーナや観客収容数を確保いたし
まして、スポーツをはじめとした交流人口の拡大を図り、地域活性化
に資する施設とすることや、大規模災害などの有事の際
には避難所や物資の供給拠点として活用をし、地域の安心・安全な暮らし
に貢献する施設、これ
も目指し
ているところでござい
ます。
スポーツ施設の電子予約システムの導入事業についてのお尋ねでござい
ますが、現在、毎月抽せん会を実施し
て優先順位を決定し、予約を受け付け
ており
ますものを、インターネットで予約を受け付け
て抽せんから使用料の決済まで行えるシステムを導入し、受付業務の省力化とともに、市民の利便性の向上を図っ
ていく所存でござい
ます。
続き
まして、
新型コロナウイルス感染症について、ワクチン接種についてのお尋ねでござい
ます。ワクチンの接種を希望し
ても申込みができない方や、接種会場へ行けない方への対応についてでござい
ますが、65歳以上の高齢者の予約
につきましては、民生児童委員や包括支援センターなどの関係機関への協力依頼を行い
まして、支援をいただい
ているところでござい
ます。接種会場
に行けない方につきましては、本議会
にワクチン接種移送困難者支援事業といたし
まして予算案を計上し
ており
まして、接種会場までの移動手段がない高齢者や障がい者の方に対しまして、タクシーによる送迎支援を行うこととし
ており
ます。
続き
まして、人権面でのサポート体制
についてでござい
ますが、これまで新型コロナ
に関連する人権侵害を防ぐため
に3つの宣言などの啓発ですとか、マスクの着用が困難な方に対しまして表示カードの配付
に取り組んだところでござい
ますが、引き続き人権相談の受付や広報など、関係機関と連携を図りながら対応し
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、DV被害、あるいは児童虐待の状況
についてでござい
ますが、DV相談の実人数
につきましては、平成31年度が175人であったのに対しまして、令和2年度は397人と増加をし
ており
ます。また、児童虐待に関する相談件数
も平成31年度が83件だったのに対しまして、令和2年度は109件と増加をし
ており
ます。この増加の主な要因といたし
ましては、コロナウイルス感染症拡大
に伴い
ます就労機会の減少によりまして、経済困窮ですとか在宅時間の増加により家族以外との接触機会が減少したことによる社会的なストレスなどの様々な生活不安が高まったことがあるのではないかと考え
てござい
ます。また、支援対象事業など、見守り強化の事業の内容
についてでござい
ますが、この
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、子どもを見守る機会が減少し
ており
まして、児童虐待のリスクが高まっ
ており
ますことから、子ども食堂の支援を行われる民間団体などが支援ニーズの高い子どもの居宅訪問をするなどし
て状況の把握や食事の提供、学習、あるいは生活指導の支援などを通じた子どもの見守りを行うものでござい
ます。
続き
まして、アフターコロナ
に向けた観光戦略の推進の進捗状況でござい
ますが、現在の動きといたし
まして、観光関連事業者へのヒアリングなどによりまして、本市観光資源の強みや課題について把握し
てもらったところでござい
ます。このヒアリング結果
に基づき
まして、これまでの経験を生かし
て新たな米子名物の開発などを進め
ていただいてるところでござい
ます。
続き
まして、SDGs
につきまして、施策の具体的な事例についてのお尋ねでござい
ます。SDGsの内容
につきましては、既に米子市として取り組んでいるものが多数あり
ますことから、昨年策定いたし
ましたまちづくりビジョン
にはその対照表を付したところでござい
ます。コロナ禍におきまして、例えば生活困窮
に陥る世帯が増え
ましたことから、独り親世帯への支援給付金ですとか、住民税非課税世帯への商品券の配付などを行い
ましたが、これは誰一人取り残さないというSDGsの理念と重なった支援策でござい
ます。
続き
まして、出生数の減少についてのお尋ねでござい
ますが、二十歳から39歳までの若年女性の人口減少が続い
ており
まして、年度ごと
に減少幅の差はあり
ますものの、今後
も出生数の減少傾向は続くものと考え
てござい
ます。合計特殊出生率、あるいは婚姻件数などを注視しつつ、若者の就職活動支援ですとか子育て支援の充実など、施策を総合的
に実行し
ていくつもりですが、よりよい政策があり
ましたら、また教え
ていただければありがたく思うところでござい
ます。出生数の減少
につきまして、新型コロナウイルスが影響したのかどうかについての分析でござい
ますが、出生数の新型コロナの影響が表れるのは令和2年12月以降と考えられ
ますが、今年の5月までの時点におきまして、本市におきましては明確な数字
には表れ
ていない模様でござい
ます。
続き
まして、
鳥取大学医学部附属病院との協定項目の具体的な動きについてのお尋ねでござい
ます。既に連携を実施し
ており
ます共同研究や共同事業などの取組を今後一層充実させ
ますとともに、本協定をきっかけとして地域
に根差した医療の発展や持続発展する福祉のまちづくりの実現
に向け
て、新たな取組について
も協議を進め
てまいりたいと考え
ており
ます。また、病院が目指す将来
に向け
ての様々な取組
につきましても、まちづくりの視点から全面的
に協力、支援をし
てまいりたいと考え
ており
ます。
続き
まして、株式会社白鳳の現在の状況などについてのお尋ねでござい
ます。株式会社白鳳
につきましては、経営改善
に向けた取組を行っ
ている最中
に新型コロナウイルス感染症の影響が出
てまいり
まして、集客が激減をし、経営状況が一層厳しくなったところでござい
ました。そこで、会社を存続させるための抜本的な経営改善策を講じ
まして、この4月からは指定管理事業であり
ます温浴事業
に経営を集中し取り組んでいるところでござい
ます。またそこ
に県のWeLove山陰キャンペーンの効果
もあり
まして、集客、収支とも
に安定をしたスタートが切れ
ていると伺っ
ており
ます。本市といたし
まして、施設の有効活用と平日の集客
に向けた対策といたし
まして、昨年度から淀江ゆめ温泉で高齢者の運動教室を実施し
ており
まして、このたび6月補正予算
に上程し
ており
ますフレイル対策事業の拠点の一つとして
も活用を予定し
ており
ます。今後
も引き続き、高齢者の健康寿命延伸
に向けた取組を実施することで、温浴施設の認知度向上による新規利用者の獲得と本市の事業への参加による集客といった相乗効果を目指し
て経営改善
につなげ
ていきたいと考え
ており
ます。
伯耆古代の丘エリアのにぎわいづくり
に向けた今後の取組
についてでござい
ますが、現在、伯耆古代の丘エリア活性化構想
に基づい
て、にぎわいづくり
に取り組んでいるところでござい
ます。今年度は、上淀廃寺跡の彩色仏教壁画の発見から30年の節目を迎えるに当たりまして、記念事業を予定し
ており
ます。主な事業といたし
ましては、これまでの研究成果を紹介いたし
ます記念のパンフレットの制作や記念講演の開催、また特別パネル巡回展のほか、米子高専と連携をしたデジタル技術を活用した情報発信等を予定し
ており
ます。さらに、このデジタル技術を昨年度から鳥取県の妻木晩田史跡公園と連携をし
て取り組んでおり
ます淀江魅せるストーリーパンフレット
にも応用し
て、淀江エリアの認知度向上を図ることとし
ており
ます。また、古代伯耆の丘公園
につきましては、駐車場
に車椅子利用者のスペースを設けるなど、利用者の安全確保と利便性の向上
に向け
て年次的
に整備を進め
ていく予定とし
ており
ます。
続き
まして、フレイル対策拠点事業の概要
についてでござい
ますが、高齢者の健康寿命の延伸を図るため
に、淀江ゆめ温泉とローズセントラルビルを本市におけるフレイル対策の拠点として整備をし、フレイルチェックやリハビリ専門職によります予防実践教室等を実施し、日常的
にフレイル予防
に触れる機会を確保することとしたいと考え
ており
ます。
続き
まして、第4次米子市行政改革大綱に対する考え方についてのお尋ねでござい
ます。高齢化と人口減少は日本全体の問題であるだけでなく、米子市にとりまして
も大きな課題でござい
ます。高齢者人口がピークを迎える一方で、生産年齢人口の減少が進む2040年におきまして
も質の高い行政サービスを提供し
ていく必要があると考え
ており
ます。そのため
には、デジタル技術を駆使し、サービスの向上と業務の効率化を両立させるとともに、地域を支える多様な主体、あるいは他の自治体との連携の促進など、これまでの手法
にとらわれない変革が求められ
ていると考え
ており
ます。変わらなければならないという問題意識をみんなで持っ
て、本市が自治体変革のこれをリードする気概を持っ
て邁進し
ていきたいと考え
ており
ます。
DX、デジタルトランスフォーメーション推進のための新たな課の新設についてのお尋ねでござい
ます。本市におきまして本年5月、DX
に関わり
ます施策を総合的かつ積極的
に推進するため、米子市デジタルトランスフォーメーション推進本部を設置いたし
ました。この本部
にはDX推進チームを置き
まして、全庁的なDXの推進の中心的存在となるDX推進員を配置することとし
ており
ます。今後新たな組織の新設
も含め
まして、DXの取組を一段と加速させるための体制を整え
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、公営住宅の指定管理者制度導入についてのお尋ねでござい
ます。公営住宅の管理業務
につきましては、お尋ねの指定管理者制度のほか
に鳥取県住宅供給公社へ委託する管理代行制度があり
まして、今後そうした制度導入
に向けた検討をし
ていきたいと考え
ており
ます。
今後の市民への情報提供の取組についてのお尋ねでござい
ます。私が掲げ
ており
ます、住んで楽しいまち、これの実現
には市民の皆様はもちろんですが、企業や団体、また市の外、市外
にお住まいの方々のいわゆる関係人口の皆様の力を結集することが必要だと考え
ており
ます。今後
につきましては、機会を捉え
て市民の皆様との対話を行いつつ、広報よなごやホームページといった媒体
に加え
て、メルマガやSNSなど、双方向性のある媒体での情報提供を一層充実し
ていきたいと考え
ており
ます。
米子市情報化基本計画をはじめとし
ますスマートシティ(ソサエティー5.0)
に対応した事業
についてでござい
ます。手続
に係る市民の負担軽減と事務処理の自動化によります職員負担の軽減を図り
ますため、8月から電子申請サービスを開始いたし
ますとともに、10月からは子育て分野の複数手続を一括受付し、また自動処理をするスマート窓口を稼働させることとし
ており
ます。また、将来的
には電子申請サービスとスマート窓口を接続いたし
まして、さらに利便性の向上を図っ
ていくこととし
ており
ます。市民サービスの向上への期待についてでござい
ますが、政府において
もデジタル庁発足
に伴い
まして行政手続のデジタル化が進み、ワンストップサービスの推進や業務効率の改善が進展するものと見込まれ
ます。本市といたし
ましては、今年の10月
にスマート窓口を開設する予定であり
まして、これ
に伴い
まして市民サービスの向上を図っ
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、ヌカカ(干拓虫)の対策事業
についてでござい
ますが、本年のヌカカ発生抑制対策
に関わるモデル事業の取組
についてでござい
ます。継続的
に実施可能な対策を検討いたし
ますため、令和元年度から今年度にかけまして、彦名地区の自治会の皆様
に御協力をいただき
ましてモデル事業を実施し
ており
ます。本年の4月と5月の実施面積は昨年度の約1.4倍の748アールでござい
ました。今後の取組
についてでござい
ますが、3年間のモデル事業の実施結果を踏まえ
まして事業の内容を検証し、ヌカカの発生と被害が確認され
ており
ます弓浜地区全域及びその隣接地区
に事業区域を拡大する予定とし
ており
ます。また、石灰散布以外の駆除方法
についてでござい
ますが、これまでの調査・研究の結果ですとか専門家の見解を踏まえ
まして、安全
に継続し
て実施できる駆除方法を検討するという視点でモデル事業を実施し
ており
まして、まずは現在実施し
ている石灰散布を基本とした対策を進め
ていく考えでござい
ます。
続き
まして、フレイル対策についてのお尋ねでござい
ます。フレイル対策は、市民が健康な状態で健康長寿を重ね
ていくため
に重要な政策であり、また介護期間が短くなり
ますれば介護保険料の抑制
も期待できる事業でござい
ます。コロナによって高齢者の外出機会が減り
まして、これまで元気だったお年寄りがフレイルの状態
になるということは十分
に注意しなければならないと考え
ており
ます。これまで行っ
てきた永江地区での実証実験などを踏まえ
まして、今後は市内全域
にこのフレイル対策を進め
ていきたいというふう
に考え
ており
まして、コロナで一定の制約はあり
ますが、可能な限り所定の計画を進め
ていく所存でござい
ます。
続き
まして、こども総本部の設置後の課題と取組
についてでござい
ますが、学校や福祉、あるいは地域や関係機関のネットワークの活用によりまして、子どもの成長過程
におけ
ます様々な困難を解消し
ていくことが必要と考え
ており
ます。あわせ
て、教育課題以外の子どもたちの身の回りの様々な問題解決のため
に、現在教員の皆さんが相当な労力を割かれ
ておられることで、いわゆる教員の多忙化
につながっ
ていることが大きな課題と考え
ており
ます。教員の教育施策以外での負担を極力減らすため
に、また新しい教育課題
にしっかりと注力できる体制を目指すため
に、こうしたこども総本部の設置について目指し
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、待機児童の解消の認識についてでござい
ますが、お尋ねのとおり、待機児童が今減少し
ており
ますが、これ
には
新型コロナウイルス感染症の影響により、親御さんのほうで入所を控えるといった利用
もあるのではないかと考え
ており
ます。したがい
まして、現在の状況をもっ
て待機児童が解消されたとまでは考え
てござい
ません。今後
につきましては、保育所の入所申込み状況ですとか、あるいは出生数などを注視しながら、保育の需要のバランスを見極め
ていきたいと考え
ており
ます。
新・放課後子ども総合プラン
に掲げる待機児童解消の取組
についてでござい
ますが、こども総本部、これは仮称でござい
ますけども、これの設置によりまして、これまで以上
に教育と福祉が一体となり、新・放課後子ども総合プランの目標であり
ます待機児童の解消
に向け
て、一人一人の子どもたちの安心・安全な放課後の居場所の確保
に取り組んでいきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、行政として家庭
にどのような支援を行っ
ていくべきかというお尋ねでござい
ます。家庭は子どもにとって
も安らぎの場所であり
まして、基本的生活習慣ですとか、自尊心や社会的マナーを身
につける上で重要な役割を持ってると考え
ており
ます。全ての教育の出発点と
も言える家庭教育の重要性を広く市民
に理解し
ていただき
ますとともに、家庭と地域と学校とが綿密
に連携をしながら、子どもたちの健やかな成長を支え
ていくことが行政の役割として重要と考え
ており
ます。
続き
まして、スポーツ振興についてのお尋ねでござい
ます。まず、アスリートの支援策についてでござい
ますが、米子市スポーツ協会が加盟し
ており
ます鳥取県スポーツ協会を通じて競技力の向上など事業
に取り組んでおり
まして、引き続き、協会と協力しながらアスリートの支援
に取り組んでいきたいと考え
ており
ます。また、大会や合宿誘致のための設備についてでござい
ますが、新しい体育館におきましてスポーツツーリズムを推進し、地域の交流人口の拡大を図る観点からどのような設備が有効か、県と協議
もしながら整備を考え
ていきたいと考え
ており
ます。また、新体育館以外のハード整備についてのお尋ねでござい
ますが、ほか
にも陸上競技場ですとか水泳場など、アスリートが活躍できるような環境、これは必要であると考え
ており
ますので、それらについて
も適切
に確保し
ていくよう考え
ていきたいと思っ
ており
ます。
続き
まして、都市計画決定された道路と企業誘致についてのお尋ねでござい
ますが、まず、開通し
ました安倍三柳線1工区と葭津和田町線、通称和崎かけはし通りについてでござい
ますが、このたびの開通によりまして踏切部分や周辺道路の渋滞が緩和され
ましたこと
に加え
まして、地域間のアクセスが強化され
て移動時間の短縮
につながり
ましたことや、歩道整備によって通学時の安全が確保されるなど、効果があったというふう
に考え
ており
ます。また、都市計画道路の次の整備路線
についてでござい
ますが、令和2年度で安倍三柳線の1工区が完成をいたし
まして、引き続き2工区の事業
に着手し
ており
ますが、その後
につきましては、今後鳥取県とも協議を進めながら考え
ていくこととし
ており
ます。また、開通した都市計画道路沿線の土地利用の検討についてでござい
ますが、まず、葭津和田町線、通称和崎かけはし通りのJR境線から中海側の沿線を含み
ます地域におきましては工業系の地区計画手法により、また安倍三柳線の1工区の沿線におきましては地元企業支援型の地区計画手法により、それぞれ開発できるよう緩和をし
ているところでござい
ます。
続き
まして、空き家問題の認識についてのお尋ねでござい
ます。私
も様々な機会で市内を歩くことはござい
ますが、市内至るところで空き家が増え
ていると実感をし
ており
ます。現在、米子市内の空き家約4,800軒があると数えられ
ており
まして、空き家の中
にはまだまだ十分使えるもの
もあり
まして、利活用
に向けた取組が重要であると考え
ており
ます。移住者を対象とした空き家対策
につきましては、平成31年4月
に総合的な空き家対策として従来の空き家バンクを見直し
ますとともに、昨年市街化調整区域における移住者の空き家取得を可能とするなどの条件整備をしたところでござい
ます。今後、全国の取組事例を調べ
まして、より有効な対策について研究をし
ていきたいと考え
ており
ます。
続き
まして、新商都米子のまちづくり2021における歩行者の滞在人口の目標値などの設定についてのお尋ねでござい
ます。歩行者数や新店舗の数、あるいはイベントの数などの目標値
につきましては、今後設定をし
ていきたいと考え
ており
ます。居住者の日常生活の利便性の向上についてですけれども、町なかを車中心から歩行者中心の空間
に展開し
ていくことで人々が集い、多様な活動が繰り広げられる場を目指すものであり
まして、車がなく
ても一定の活動ができるよう
になることで日常生活の利便性が向上し
ていくものと考え
ており
ます。また米子市民、または来訪者の方に対しまして、推進路線においてどのよう
に歩行者
に移動し
ていくことをイメージし
ているのかについてでござい
ますが、駅前通りから元町サンロード、そして本通り商店街、またえる・
もーる商店街までの間で居心地がいい空間づくりを行い
まして、そのエリアでにぎわいが生じ、自然と人が歩くよう
になることをイメージし
ており
ます。
続き
まして、中海・錦海かわまちづくり計画についてのお尋ねでござい
ます。まず、整備の進捗状況でござい
ますが、国、県、市とも
に多少の工程の変更はござい
ますが、それぞれ整備
に向けた事業を進め
ているところでござい
ます。本市の整備箇所であり
ます芝生広場など
につきましては、今年度中
に詳細設計を実施いたし
ますなど、工事着工
に向けた準備を進め
ているところでござい
ます。
続き
まして、美保地区のまちづくり協議会の設置目的などについてのお尋ねでござい
ます。このまちづくり協議会は、校区審議会の諮問事項となっ
ていない、例えば学校統合となった場合の校舎設置場所ですとか、保育所などを併設する公共施設の話ですとか、あるいは、旧校舎跡地利用などの振興策
につきまして、地域の方々と意見交換を行う場でござい
まして、5月
に第1回の協議会を開催したところでござい
ます。今後
につきましては、持続可能な地域づくりを推進し
ますため、校区審議会の協議結果を踏まえながら、継続し
て開催する予定でござい
ます。
続き
まして、上下水道事業の効率的な組織運営についてのお尋ねでござい
ます。現在、水道料金及び下水道使用料の料金改定
に向かい
ます中で、一層の経営努力を行うため
に引き続き様々な手法を検討し
ているところでござい
ます。続き
まして、人事交流の状況
についてでござい
ますが、人事交流の実施
に向け
まして、現在、対象者数や能力向上
に資するべく適切な配属先について検討を行っ
ているところでござい
ます。また、民間委託の進捗状況
についてでござい
ますが、既に民間委託の導入
に向けた準備作業
に取りかかっ
ており
まして、準備が整い次第、導入
に取り組んでまいりたいと考え
ており
ます。また、使用料改正の議会上程の経緯
についてでござい
ます。使用料改正
につきましては、昨年の11月
に全員協議会で御説明を申し上げたとおりでござい
まして、米子市下水道使用料等審議会の答申を受け
て、令和3年度当初からの料金改定を予定し
ており
ましたが、新型コロナウイルスの市民生活や地域経済への影響
に考慮いたし
まして、改正時期を当面の間延期し
ていたところでござい
ます。改正後の最初の納期となり
ます11月頃のワクチン接種の状況を勘案いたし
ましたほか、一般会計の繰り出しによる市民負担ですとか事業見通しなど
も踏まえ
まして総合的
に判断をし、このたび議会上程をしたものでござい
ます。ついては、今後、これ
に一層の経営努力を重ね
て、経営の健全化と安定した事業運営を図っ
ていきたいと考え
ており
ます。
私のほうからは以上でござい
ます。
○(岩﨑議長) 浦林教育長。
○(浦林教育長)(登壇) 蒼生会、稲田議員の代表質問
にお答えを申し上げ
ます。
まずは、住吉小学校前庭等整備事業についてのお尋ねでござい
ます。住吉小学校は、原子力災害時におきまして住民の一時集結所となっ
ており
ますが、周辺道路が狭く、避難住民を県東部ですとか中部、あるいは県外の指定された避難場所
に移送するための大型バスの進入が困難でござい
ます。この状況を解消するため
に、前庭の大幅なレイアウト変更を行い
まして、正門付近からグラウンド方面
に入る交差点や進入道路を拡張することによりまして、バスの安全な進入経路や展開スペースを確保しようとするものでござい
ます。なお、令和3年度は測量と設計を行い
まして、令和4年度
に工事を行う計画とし
ており
ます。
次に、ふるさと教育についてのお尋ねでござい
ます。まず、どのよう
に行っ
てきたのかということについてでござい
ますが、幾つか具体例を挙げ
ますと、ある学校では米子城や寺町を題材
に地域の歴史
に触れたり、また和傘伝承館など、伝統文化を学んだりし
ており
ます。それぞれの学校で身近な地域資材の掘り起こしを行ったり、ふるさとキャリア教育
に焦点化した年間指導計画を作成したりしながら進め
ており
ます。また、市内で共通した取組としましては、米子市の歌を必ずどこかの学年で位置づけたり、ふるさと米子の先人
に学ぶ郷土資料集を道徳や社会科、あるいは総合的な学習の時間などで活用することを位置づけたりし
ており
ます。今後の取組
についてでござい
ますが、これまで
も本市におきましてはふるさと教育
に取り組んでき
ましたが、文部科学省が令和2年度から全国の小・中・高等学校、特別支援学校等
に導入し
ましたキャリアパスポートを本市で
も導入したことをきっかけ
に、さらに力を入れ
ておるところで思い
ます。このキャリアパスポートを活用し
まして、学んだことをつづり、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自分の変容や成長を自己評価できるよう
にし
ており
ます。今後はふるさと教育でつけたい力の定着度を見たり、時代のニーズ
に合った内容を取り入れたりしながら継続的
に進め
ていきたいと考え
ており
ます。そして、年間指導計画を的確
に振り返りながら、よい狙いが達成できる学習
にし
ていきたいと考え
ており
ます。あわせ
まして、必要
に応じ
て高等学校、地元企業、民間団体などと連携した取組を推進し
ていきたいと考え
ており
ます。
次に、フリースクールの支援と利用状況
についてでござい
ますが、不登校となった児童生徒やその保護者の中
には、学校復帰の難しさや学校以外の場で教育を受けたいという思いから、民間のフリースクールを希望される場合がござい
ます。教育機会の確保、多様な学びの保障のため、一定の条件はござい
ますが、このような家庭に対しまして授業料の一部を補助することとし
ており
ます。今年度は若干名の児童生徒が活用し
ている状況でござい
ます。不登校対策の強化についてですが、近年、不登校児童生徒の増加傾向が続い
ており
ますので、これまでとは違う視点でさらに研究を進め
ていく必要があると、このよう
に考え
ており
ます。そこで、今年度から学校関係者や福祉部局、フレンドリールームの指導員やスクールソーシャルワーカーをメンバーとしましてこども総合支援会議を開催し、不登校児童生徒への対応や福祉部局との連携について協議を深め
ているところでござい
ます。多様な学び推進事業
につきましては、市内3中学校をモデル校としまして不登校児童生徒に対する家庭訪問や、校内適応指導教室での学習支援を行っ
ていくための不登校学習支援員を1名ずつの計3名の配置を現在お願いし
ているところでござい
ます。
次に、インクルーシブ教育についてのお尋ねでござい
ます。まず、理想とする像としましては、障がいの有無
にかかわらず子どもたちが同じ学校で個々の特性
に応じた適切な教育を受け、共に学ぶことができる教育でござい
ます。またその実現
に向けた施策
につきましては、一人一人の実態を把握するとともに、個々の教育的ニーズ
に応えるため、通常の学級、通級指導教室、特別支援学級といった多様な学びの場を保障し
ており
ます。また、米子市教育支援委員会や通級指導教室入級審査会を開催し
まして、専門家の御意見や医師のアセスメントを得ながら、一人一人の力が最大限伸びるような学びの場を決定し
ているところでござい
ます。
次に、教育におけるインクルーシブ
につきましては、障がいのある児童生徒が十分
に教育を受けられるための合理的配慮の提供ですとか、その基盤となる環境整備が重要だというふう
に考え
ており
ます。例えば、医療的ケアの必要な児童生徒に対し看護師配置を行い
まして、地域の学校の学びの場を保障し
ており
ます。また、通級指導教室におきましては、他市
に先駆け
まして巡回指導方式を取り入れ、多くの子どもたちが指導を受けやすいような学びの場を整備し
ているところでござい
ます。このよう
に、障がいの有無
にかかわらず、全ての子どもたちがお互いの人格と個性を尊重し合う共生社会の実現
に向け、引き続き取り組んでまいりたいと考え
ており
ます。
次に、米子市立図書館についてのお尋ねでござい
ます。まず、利用者数、蔵書冊数、貸出冊数の推移についてでござい
ますが、令和2年度は
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして利用が大きく減少し
ており
ますので、この場では平成29年度と令和元年度を比較し
てお話をさせ
ていただきたいと思い
ます。来館者数は平成29年の31万400人に対しまして、令和元年度は32万2,750人と約1万2,000人の増でござい
ます。蔵書冊数は平成29年度の31万1,077冊に対しまして、令和元年度は33万1,656冊と約2万冊の増でござい
ます。個人への貸出冊数は平成29年度の65万4,178冊に対しまして、令和元年度は68万4,331冊と約3万冊の増となっ
ており
まして、いずれ
も増加傾向
にござい
ます。
次に、現在の図書館を補完する新たな図書館の必要性についてのお尋ねでござい
ます。利便性の向上
につきましては、平成25年のリニューアルの際
に自動貸出機の導入ですとか、開館時間の延長などを行ったところでござい
ます。また、遠方
にお住まいの方に対しましては、移動図書館車による巡回サービス
も行っ
ており
ます。利用者数や蔵書冊数が増える中で、さらなる利便性向上策として現在の図書館を補完する分館を設置することは一つの方法だというふう
には思い
ますが、まずは図書館
に関わっ
てくださる方々の御意見
もお聞きしつつ、様々
に工夫しながら利便性の向上を含めた図書館運営を行っ
てまいりたいと考え
ており
ます。
次に、公衆無線LANの設置についてのお尋ねでござい
ます。公衆無線LAN設置
に特化した調査は行っ
ており
ませんが、利用者アンケートを毎年実施し
ており
ます。また、図書館協議会や利用団体から
も様々な御意見を伺っ
ており
まして、その中で公衆無線LAN設置の要望を何件かいただい
ているところでござい
ます。公衆無線LANは便利なものだというふう
に思い
ますけれども、設置
につきましてはその必要性を十分
に検討した上で判断する必要があるというふう
に考え
ており
ます。
次に、米子市立学校校区審議会についてのお尋ねでござい
ます。まず目的についてですが、美保中学校区の学校の在り方について諮問するため
に設置したところでござい
まして、美保中学校区における児童生徒の数の減少
に対応できる学校づくりや、小学校の統合、小中一貫型小学校・中学校や義務教育学校の設置などについて審議いただい
ているものでござい
ます。開催状況
につきましては、これまで2回開催し
ており
まして、委員の方々から諮問内容
に関わる様々な御意見を頂戴し
ており
まして、慎重
に審議を進め
ていただい
ているところでござい
ます。今後のスケジュール
につきましては、あくまで予定ではござい
ますが、秋にかけましてあと3回程度、合わせ
て5回程度の開催を予定し
ており
ます。一方、まちづくり協議会
につきましては、先ほど市長のほうから答弁
もござい
ましたけれども、地域の方々と校区審議会の審議結果を前提とし
まして、諮問事項となっ
ていない併設する公共施設や地域活性化等の地域振興策などについての意見交換を行う場、このよう
にし
ており
ます。以上でござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 答弁をいただき
ましたので、何点か再質問させ
ていただきたいと思い
ます。
まず、大要1点目でお伺いし
ました市長の政治姿勢のところで、こちらは私の感想と申し
ますか、読ませ
ていただい
て、特にバックキャストという言葉
に目が引かれ
まして、格好いい言葉をお使い
になったなと思い
ます。確か
に未来を想定し
て、そこで逆算し
ていくという考え方、私
も好きでござい
ますので、今回私の質問、この後でもどこかで織り交ぜさせ
ていただきたいと思っ
ており
ます。
大要2点目の財政状況と予算編成のところで伺いたいと思い
ます。先ほど御答弁ござい
ましたが、改めて歳入における動きや見通し、あるいはその確保策についてお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 辻総務部長。
○(辻総務部長) 歳入における見通し及びその確保策についてでござい
ますが、歳入の大きな柱であり
ます市税収入におきましては、令和2年度実績で前年度比マイナス4億7,000万円程度の減収となったところでござい
まして、本年度
もさらなる減収が見込まれ
ている状況ではござい
ますが、このうち固定資産税におきましては国の施策による減免分の減収補填がござい
ますほか、その他の税収
につきましても普通交付税によりまして一定程度の補填が見込まれ
ているところでござい
ます。市の対応といたし
ましては、国・県に対しましてコロナの影響を大きく受けた地方財政の実情を訴え
まして、コロナ臨時交付金の追加交付等を求め
ていくほか、収納対策の強化、遊休資産の売却及び活用、また財政調整基金やがいなよなご応援基金等の機動的な活用など、あらゆる手段によりまして歳入確保
に努め
ていくこととし
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 約4億7,000万円の減収で、ただ補填策があるということですが、ただ、令和2年度はで、今後
も恐らく減収という、要は令和元年とか2年
に比し
ていけばどんどん下がっ
ていくこと
も大いに予見され
ますので、またちょっと確保策、私のほう
もいろいろと時期を見
て提案させ
ていただければと思い
ます。
質問としては次です。財政調整基金のまず状況をお尋ねし
ます。また、行財政改革での目標値が、先ほど答弁
にもござい
ましたが、そういったものの乖離具合ですね、あるいは目標設定の考え方を修正するかしないかの有無についてお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 辻総務部長。
○(辻総務部長) まず最初
に、財政調整基金の状況
についてでござい
ますが、令和2年度末時点の残高は約29億2,000万円でござい
ます。本年度は現時点におきまして、8億2,000万円の取崩しを見込んでおり
ますことから、本年度末残高は約21億円となる見込みでござい
ます。なお、今後のコロナの状況によりましては、さらなる基金の活用
も視野
に入れ
まして、機動的な財政運営を行うこととし
ており
ます。
また、行革目標との乖離具合と目標設定の修正をするかしないかというお尋ねでござい
ますが、第4次行革大綱実施計画
に目標として掲げ
ており
ます数値は、令和6年度末時点の残高が、標準財政規模の10%を超える
額というふう
にし
ており
ます。本市では、その
額が31億円から32億円程度ということを想定し
ており
ます。現時点で行革目標と本年度末残高との乖離は約10億円ということ
になる見込みでござい
ますが、災害発生時等
に機動的
に活用できる財源として、財政調整基金はやはり必要な財源でござい
ますことから、標準財政規模の10%程度の備えは確保すべきものであると考え
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 方向性は分かり
ました。乖離幅が10億
に近い、八、九億円ということで、なかなか目標は変えないということは私
も尊重したいと思い
ます。ですから、V字回復を待つというか、あまり確実
にならないことを当て
にし
てはいけないんですけれども、早くコロナが終息し
て、その後の経済の盛り上げというのを、先ほどと一緒ですけど、一緒
に考え
ていきたいと思い
ます。
質問は次ですが、ふるさと納税の状況について伺い
ます。またあわせ
て主な使途ですね、こちら
もお尋ねし
ておき
ます。
○(岩﨑議長) 辻総務部長。
○(辻総務部長) ふるさと納税の状況
についてでござい
ますが、令和2年度の寄附件数及び金額は、約6万4,000件、金額
にいたし
まして約8億9,800万円、また令和2年度末時点のがいなよなご応援基金の残高は約14億2,000万円となっ
ているところでござい
ます。
使途でござい
ますが、このたびの補正予算における活用事業といたし
ましては、住んで楽しいまちづくりファンド事業、また淀江傘200年記念事業、皆生みらいの灯り推進事業など、8事業を予定し
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) ありがたいこと
に9億円近い寄附ですね、ふるさと納税を頂戴し
ているということで、この場を借り
て感謝申し上げたいと思い
ます。たまたま質問と時期がちょうど合ったのかしれ
ませんけど、配付があり
ましたふるさと納税通信というもので、非常
にすばらしいというか感動し
ました。俳優さんかと思いきや、後でまた質問で聞こうと思い
ますが、ANAから派遣され、出向ですかね、正しい表現はね、社員の方なんですが、きちんとANAの色のネクタイをされてるところ、しっかりその宣伝
も忘れないかなと思い
ますが。後ろ
にはまた、今回質問
に出
ている淀江傘
もこんなカラフルな、すみません、こんな大きいパネル
にでもしとけばよかったですねと思い
ますが、本当に米子のことが城山からの景色
も、ああ、このアングルから撮るとまた違っ
ていいなと思ったり、中
にはおいしそうなハムの絵
もあったりし
て、すばらしいもの
もあったりし
て、ふるさと納税あっ
ての、先ほどの数億円のこと
もあり
ますし、またこういうことで返礼品
もあり、また米子を宣伝し
ていく活動で、コロナ禍で
もこういう事業しっかりやっ
てもらっ
ているということで、また紹介させ
ていただき
ました。
次ですが、先ほど答弁
にござい
ました、住んで楽しいまちづくりファンドですね、こちらについて、また詳しい内容をお尋ねしたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 杉村経済部長。
○(杉村経済部長) 住んで楽しいまちづくりファンド事業
についてでござい
ます。このたびのまちづくりファンド
につきましては、本市と金融機関がそれぞれ出資をいたし
まして、総額8,000万円のファンドを組成し、中心市街地や米子港周辺、皆生温泉などにおきまして、新たなにぎわいの創出やまちの魅力向上
に寄与する取組を行っ
ていただき
ます事業者に対しまして、投資という形で支援する事業でござい
まして、官民連携し
て地域経済の活性化を図り、本市の住んで楽しいまちづくりを推進し
ていくことを目的とし
ているところでござい
ます。
なお、ファンドの運用期間は15年とし
ており
まして、投資規模といたし
ましては、1事業者当たり上限を2,000万円、投資期間は1社当たり原則10年とすることで考え
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) すごく攻撃的なと申し
ますか、本当にやっ
ていくぞというのが見えるような金額の措置で
もあり
ます。ファンドとか投資というのは、市長が本当に得意な分野じゃないかと思い
ます。通告をちゃんとしてなかったんで、またどこかの機会で投資の指南ってちょっと言葉選びが適当か、適当じゃないかと思い
ますが、とにかく米子は魅力があるんだと。多分米子内外まで、どっかちょっと範囲をどこまで定めたらいいか分かり
ませんけれども、とにかく米子は本当に価値があるんだと。先ほどのパンフレット
もそうですしね。そういう部分でまた先頭
に立っ
て、経済部
も頑張っ
ていっ
ていただい
て、このファンドを、要は2,000万より
も8,000万より
も大きい結果を、リターンを、これは求める内容かと思い
ますので、よろしくお願いし
ます。
次に、地域交通体系の確立のところで再質問したいと思い
ます。運転免許証を返納された方への対応、フォローはどのよう
になされ
ているのかをお尋ねしたいと思い
ます。免許返納すること自体は、どこまでかは言い難いですが、推進すべきであることと思い
ます。ただ、免許がない状態
になり
ますと、どうしても身内か誰かが送り迎えをするか、あるいは公共交通機関
に委ねるしかあり
ませんが、恐らくですが、それがだんだんおっくう
になっ
てしまい、最終的
にはずっと家
にいる、ひきこもりのような状態を起こしかね
ません。いわゆる社会的フレイルというもの
になり
ますが、こういったものを含め
てどのよう
に考え
ていらっしゃるのかをお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 運転免許返納者に対する対策などについてでござい
ますけども、高齢者及び高齢の運転免許返納者
につきましては、外出機会の増加による健康増進を図るということを目的
に、高齢者バス定期券、いわゆるグランド70の
購入助成を行っ
ているところでござい
ます。また、このグランド70の
購入時
に、先ほど議員おっしゃい
ましたフレイルに関するアンケートを配布し、アンケート結果をうちの福祉保健部のほうへ提供し
ており
まして、そしてその結果、いわゆるフレイル候補者
につきましては、今後、保健師による訪問などを予定し
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 非常
にいい施策だと思い
ます。要は免許を返す
にはそれなりの理由があり
ますし、普通、そうなっ
てしまうだろうなと理解できるんですが、そこで終わることなく、フレイルのチェックというか、アンケートをされ
て、保健師さんまで行き
ますということで、かなり手厚いサポートかと思い
ます。非常
に評価できる内容かと思い
ます。
次です。循環バス、だんだんバス運行事業、それから公共交通利用促進事業、ノーマイカー推進事業、Y-MaaS実証実験及びバス利用環境向上事業等々が、今回、予定され
ており
ますが、そちらの詳細をお尋ねいたし
ます。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 交通政策
に係る事業の詳細
についてでござい
ますけども、まず循環バス運行事業、だんだんバス運行事業でござい
ますが、これは公共交通の利用者の増加によりますバス路線等の維持確保及びいわゆる中心市街地の活性化、それを図るため
に、いわゆるだんだんバスの新ルートの実証実験、バスを2台から3台
にするんですけども、それの実証実験を行い
まして、最適なルートを検証したいというふう
に考え
ており
ます。
また、公共交通利用促進事業
につきましては、交通事業者の経験というものを本市の公共交通政策全般
に役立て
ていただくため
に、JR西日本さんからの職員派遣を受けるものでござい
ます。
また、ノーマイカー推進事業
につきましては、ノーマイカーデーを週
に1回、これを実施いたし
まして、参加者の当日のバス運賃、これを半額
にしたり、それ
も協賛店の店舗等で特典を受けられるよう
にしたいという、そういうものでござい
ます。
また、Y-MaaS実証実験
につきましては、これはスマートフォンを用い
ました電子チケット運用実験、いわゆる電子チケットを売るというものでござい
ます。そのY-MaaSを行うものでござい
ます。
最後
に、バス利用環境向上事業
につきましては、往路と復路で異なる停留所、例えば久米町とか加茂町、あとは髙島屋前とか公会堂前でござい
ますが、それについて、名称を統一し、利便性の向上を図るものでござい
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 今回の市長の6月補正に対する取組で、手厚いところはいろいろあるんですが、ここがもう本当に手厚いなと思い
ました。本当に地域交通を考え
ていく、先ほど公共交通ですから、やっぱり生活の移動手段がなくなると本当に困る時代が来るというの、これ
も一つのバックキャストかなと思い
ました。私
も本当にたま
にはバス
に乗るよう
にし
てますが、こういうこと
になっ
てますので、週1ぐらいバスか、あとは自転車、後ほど出
ますので、車以外での通勤あるいは移動を心がけるよう
にしたいと思い
ます。
先ほど八幡部長の答弁
にあり
ましたうちで、実証ルートのところですね、せんだっての質問の中で
もござい
ましたが、改めてだんだんバスの、まずルートについての考え方についてお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) ルートの考え方
についてでござい
ますが、ルート
につきましては、単純な逆回りということではなく
て、主要な目的地であり
ます米子駅とか髙島屋前、そして大学病院間のこの所要時間の短縮、そして新たな需要開拓を目指し
まして、米子城跡や寺町を巡るルート、そういうことを検討し
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 逆ルートを求める声が以前からあったのはもちろん承知されてると思い
ますし、今回の実証というか、実験的な意味かと思い
ますが、いろんなのを試されることは有意義でいいかと思い
ます。市民の方からは、だんだんバスの当初の設置目的は大分ずれるんですけれども、いわゆる安倍三柳線沿線ですとか、要するに今の旧市街地を1周し
ているルートの一つ外の枠とか、そういうものを求められる声があり
ましたので、先ほどの答弁で了とはいたし
ますけれども、今後
も、せっかく実験をされるんであれば、そういうニーズ
もあるということだけは声を届けさせ
ていただきたいと思い
ます。
質問は次に移り
ます。障がい福祉の充実についてのところで再質問したいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 稲田議員、すみません。項目が替わられ
ますね、ここで。
○(稲田議員) はい。
○(岩﨑議長) そうし
ますと、こちらのほうでお昼休憩
にしたいと思い
ますので、よろしくお願いし
ます。
暫時休憩いたし
ます。
午前11時54分 休憩
午後 1時00分 再開
○(前原副議長) 休憩前
に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたし
ます。
稲田議員。
○(稲田議員) 午後から
もよろしくお願いいたし
ます。
なかなか駆け出しな者でし
てというか、拙い者ですみません。どこを再質問するかとか関連質問があるかはゆっくり言っ
ていくとより円滑ではないかという天からの声があり
ましたので、速やか
にそれ
に従っ
ていきたいと思い
ます。原稿
にないことを読み出すと、またこんなこと
になっ
てしまうんですが、米子駅周辺の整備推進については、後ほど田村議員から関連質問をさせ
ていただき
ます。
それから、地域防災の活動を通じた地域づくりについて、ちょっとまた再質問をさせ
ていただきたいと思い
ます。午前中は住吉小学校の件
に触れ
ていただき
ましたが、改めてですが、住吉小学校はもちろん狭隘な道路
もそうですし、住宅が密集し
ているような地域でござい
ます。余裕を持ったスペースの確保を望むところでござい
ます。学校長やあるいは関係者から十分
に聞き取りを行っ
ていっ
て進め
ていただきたいと思い
ますが、確認としてお尋ねし
ておき
ます。
○(前原副議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 住吉小学校前庭等整備事業
についてでござい
ます。本事業は、原子力災害時
に係る防災機能の向上を念頭
に置いた事業でござい
ます。同時に、子どもの学習環境の確保を第一
に、教育との両立が図れるよう学校長と協議を行っ
てきたところでござい
ます。今後
も学校長をはじめ地域の方々への情報提供や意見聴取を重ねながら、事業を進める計画といたし
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) よろしくお願いし
ます。学校の敷地内のバスの転回はもちろんなんですけど、そこ
に進入するまで
に結構、運転手さんの腕を試すではないですけれども、本当に狭い道路を本当に縫うよう
に行くものですから、その点
も含め
て、ぜひともいいものを、より安全なものをつくっ
ていただくよう
にこちらお願いし
ておき
ます。
それから、その前
に防災ラジオについて
も質問をいたし
ました。また後ほど、これは門脇議員が関連質問され
ますが、今回ちょっと無理を言っ
てお借りし
てき
ました。電池
も抜い
てますので音は出
ませんけれども、こういったもので、私
も住吉公民館
に、あるとき
に出向いたとき
に、急
に地域防災無線の放送が流れるんですよね。ああ、これはとってもいいなと思い
ました。3,000台分のうちの345台ですか、まだまだこれ、市民の知らない方
も多いと思い
ますし、どうでしょう、たしなみじゃないんですけれども、ふだんラジオはそんなに聞かないんだけれども、災害用
に防災用
に持っ
ておくというの
も大事な発想かと思い
ます。その辺はこれからまた、門脇議員
も質問されると思い
ますので、その辺りを含めた、要は広がっ
ていく策を練っ
ていただきたいと思い
ます。
そういたし
ますと、その後の消防団員活動の充実、団員数の確保について
も門脇議員が関連質問を行い
ます。
午前中の一番最後のところ
にまた戻っ
てですが、障がい福祉の充実についてを再質問いたし
ます。医療ケア児の受入体制について、現状と課題を伺い
ます。
○(前原副議長) 景山こども未来局長。
○(景山こども未来局長) まず、保育所等における受入体制について御答弁申し上げ
ます。これまで、医療的ケアの必要な子ども
につきましては、公立保育所の1施設、認定こども園の1施設で受入れ実績がござい
まして、看護師を配置いたし
まして関係機関と連携しながら保育を行っ
ており
ます。保育の実施に当たりましては、一人一人の発達や疾患の状況を踏まえ
まして、集団の中で安全
に生活するための配慮が必要でござい
ますので、受入体制の構築
につきましては、関係者の理解と医療的ケア
に対応できる人材の確保が肝要であるというふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 浦林教育長。
○(浦林教育長) 続き
まして、小中学校での受入体制についてお尋ねでござい
ましたので、お答えさせ
ていただき
ます。現在、医療的ケア児は市内小学校の2校で受入れ実績がござい
まして、看護師を配置し
て関係機関と連携しながら体制を整え
ているところでござい
ます。受入体制の構築に当たりましては、小中学校
に通学する児童生徒が安心で安全な学校生活を送ることができるよう、学校における健康観察や日常的な医療的ケアを実施することが大切でござい
ます。現状としましては、教職員や児童生徒が医療的ケアについての理解を深めるため、教職員は研修を実施したり、校内の医療的ケア安全委員会を定期的
に開催し、支援の方法や体制の見直しを行ったりし
ており
ます。また、児童生徒に対しましては、年度当初
に、発達段階
に応じた理解学習を行っ
ており
ます。課題としましては、今後
も本市における医療的ケアを必要とする児童生徒の増加が予測されるため
に、安定した人材の確保をする、こういったことでござい
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) ありがとうござい
ました。こちら
もまだ一足飛び
に理想とするところまで行くのはなかなか時間かかると思い
ますが、引き続きの対応をお願いしたいと思い
ます。
それから、フリースクールの支援についてのところで再質問させ
ていただき
ます。これまで支援の必要な児童生徒に対する様々な施策の重要性を訴え、それぞれに対して実際
に施策として積み上げ
てき
ておられ
ます。改めてお尋ねし
ますが、米子市が独自で予算化し
ている支援策はどういったものがあり、どれぐらいの予算がかかっ
ているのかをお尋ねいたし
ます。
○(前原副議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 支援の必要な児童生徒への施策についてでござい
ます。様々な施策を行っ
ており
ますが、不登校いじめ対策といたし
まして、当初予算におきましては、フリースクール利用料補助110万9,000円、フレンドリールームの運営に関する費用557万6,000円であり、合計約670万円の予算措置をいただき
ました。また、このたびの肉づけ補正予算といたし
まして、不登校支援
に係る多様な学び推進事業におきまして、552万1,000円を上程させ
ていただい
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 今おっしゃっ
ていただいただけでも1,000万円近く、それを超える
額ですし、例えばですけど、米子市独自でほぼ行っ
ているものとしては、にこにこサポート支援事業があり、これ、5,000万円近くとか、要は私が議員
になっ
てからですけど、いろいろなことが特に教育関係
に市単独で、以前はなかったものができるよう
になってる。5歳児健診は教育の分野ではないかもしれ
ませんけど、その受皿として、さっき言ったにこにこサポートであったり、通級指導学級であったり、それから、教育の分野だけではないですけど、学校給食
も行われたり、本当に10年たっ
て手厚く手厚くなっ
てき
ていると思い
ます。予算
にはもちろん限りがあり
ますけど、この教育分野の手厚い予算措置というの
も引き続きお願いし
ておき
ます。
それから、稼げる経済圏の再構築のうち、皆生温泉の海遊リゾート構想の推進については、森谷議員が関連質問をされ
ます。その次の遊休農地の解消と農業基盤整備の促進については、門脇議員が関連質問され
ます。
それから、6の分
に移り
まして、米子城跡三の丸広場等の保存活用と整備の推進については、田村議員が関連質問され
ます。その後、淀江傘200周年記念事業の実施については、三鴨議員が関連質問され
ます。
(7)の
スポーツ健康まちづくりの①サイクリストの聖地化事業の推進についてを再質問させ
ていただき
ます。弓ヶ浜サイクリングロードを通じて、淀江
にあるゆめ温泉と、それから、境港市
にあり
ます夢みなとタワーを結ぶサイクルイベントというものを提案し
てみたいんですが、いかがでしょうか。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 弓ヶ浜サイクリングロードを活用したイベントの実施ということで御質問いただき
ました。サイクルスポーツの推進事業の中で、県、米子市、境港市で協力し
まして、団体等が行われ
ますイベントに対しましての助成事業を行っ
ており
ます。また、この制度を関係団体のほう
に周知いたし
まして、活用いただき
ますよう
にしたいと思っ
てますが、米子市、県や境港市と協力し
まして、このサイクリングロードを活用したイベントの実施を計画し
ており
ます。また、御提案いただき
ました淀江と境港市の両施設の名前
に夢という文字が入っ
ており
ます。温泉施設
もござい
ますので、大変ユニークな考えで
もあり
ますので、そのようなイベントのニーズがあるかどうか、県、そして境港市、サイクリング協会のほう
に相談し
てみたいと思っ
てい
ます。以上です。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 本当に夢と夢をつなぐサイクリングロードがあるということで、ぜひ米子の一つの財産ですので、それを有効
に使っ
ていただくイベントを考え
ていただきたいと思っ
ており
ます。
次に移り
ます。新体育館整備の促進について再質問させ
ていただき
ます。予約システムについて、先ほど御答弁いただき
ましたが、そのシステムを市単独で、今のところ想定され
ているのであろうと思い
ますが、鳥取県と共同で運営すべきでないかと思い、そのことについてお尋ねいたし
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 体育施設の予約システムにおける県との共同導入についての御質問でござい
ますが、当初は共同で導入することで、自治体ごとのコストが安くなるのではないかということで、県、米子市、鳥取市、倉吉市、境港市の5者でシステム導入することを検討し
ており
ましたが、検討を進める中で導入コストは対象となる施設数によって左右されるため
に、特に自治体ごとの経費は安くならず、また維持運営経費
につきましては、施設数が多くなれば自治体等からの問合せへの対応など、システムのオペレーションのための体制が大規模となり、かえって割高
になることが分かっ
てまいり
ました。また、財源
につきましては、一般財団法人地域活性化センターの助成金を充てる予定とし
ており
まして、その助成を受けるため
には単独での契約が要件でござい
ます。現在は米子市単独で導入することを検討し
ており
ますが、県のほうで、現在、本市と同じよう
に令和4年度当初からの導入スケジュールで動い
ておられ
ますので、県と連携し
て運営する場合、利用者の利便性向上といったメリット
もあることから、メリット、デメリット等を比較検討した上で、最適な方法を選択し
てまいりたいと思い
ます。以上です。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) このことについては要望を述べさせ
ていただきたいと思い
ます。まだシステムが始まっ
てませんから、今からどうこう言うのは何かと思い
ますが、例えばと言わせ
てもらえれば、会議室予約で、私、県立武道館の会議室を使わせ
てもらうんです。武道館なのでスポーツ施設なんですけど、会議室を使う場合と、米子市内
にはほか
にふれあい里であったり、それから文化ホールであったり、いろいろあり
ますよね、県の施設
もあり
ますけど、それぞれ
に照会を、要は照らし合わせ
てどこが空いてるかなというのを見なきゃいけないし、申込方法は違い
ますと。スポーツ施設
も、現在、米子市はインターネット上で決済は何
もない状態で、要は電話をかけ
て空いてれば、確認し
て直接出向い
て書くものを書い
て、事後で精算するという、言うなれば手間であり
ますし、またそれぞれ
にしなきゃいけない。このそれぞれで行うという部分が残ったまま、今後、システムが進んでいくのはよくないと思い
ます。できるだけ一元的
に、利用する市民、県民にとっては、これは市の施設だからとか、これは県の施設だからはあまり関係ない。料金で、たまに差異が起きるかもしれ
ませんけど、予約システムは使いやすい、すなわち県との共同ということで、これは強くお願いし
ておきたいと思い
ます。また後ほど、この項目に関しては渡辺議員が関連質問を行い
ます。
それから、コロナのところの(2)、コロナ禍における人権福祉及び経済への対策についてでござい
ます。これは質問というより
も、ちょっと私
も頭を抱え
てしまうんですが、DV相談件数が約2倍以上、それから児童虐待件数
もおおよそ1.2~1.3倍ということで増加し
てい
ますので、またちょっと別の機会でこれは取り上げなければならないなと思い
ました。あまりいいことではないと感じ
ており
ます。
それから、経済のところで聞かせ
ていただき
ましたが、また2回目の登場で恐縮なんですが、答弁では今後みたいなこと
もあり
ましたけど、こうやっ
て既に活躍され
てますので、またこれ
も私の要望なんですけれども、どこか時期を見
て、こういうことを米子
に来
て感じ
ました、こういうことを今後展開し
ていきたいですと、1年たったら戻られるかもしれ
ませんけど、取り組まれたことであるとか、今後こういう展開を米子市がするともっといいんじゃないかというような提案をする場を、委員会なりでまたあれば有意義ではないかと思い、これはお願いし
ておき
ます。
それから、大要5点目、米子市まちづくりビジョンの米子市まちづくりビジョンとSDGsのところです。こちら
も要望というか、紹介
になり
ますかね。今日はちょっと珍しく、今日はこんな派手なというか、カラフルなネクタイをし
てきたんですが、SDGs用
にし
てきたんですが、特に女性からかな、出会うと、あら、すてきなネクタイですねってたくさんお声いただいたんですが、ふだん、どんだけすてきじゃないネクタイをしてるのかなと思うぐらい、すねちゃいけ
ませんね、ありがたく、すてきと言われたんで喜んでおり
ますが、カラフルだからとか、SDGs色だからというだけではなく
て、こういった筆入れ
もさせ
てもらっ
ているんです。米子市内の福祉作業所で作られ
ているものでし
て、色がたまたまカラフルなのでSDGs
にも相まってるかなと思うんですが、それ以外
にもさをり織りという織り方だそうで、染色するとき
に、こん中
に入ってないんですけど、セイタカアワダチソウを染色の材料
にもできるそうです。それから、米子市の花のツツジの花の部分を染め
て淡いピンク色というか、薄紅色
にも染めることができるというので、市内
にもこうやっ
てSDGs、あるいは行動が、SDGsが目標じゃなく
て、やっ
ていることがSDGsなところがあり
ますので、紹介だけさせ
ていただき
ました。こんな小さいリボン型の
も作られ
てますが、小さ過ぎ
て見え
ませんね。また、市長自ら手
に取っ
て御覧
になっ
ていただければと思い
ます。
その次です。人口ビジョンについて、こちらは再質問させ
ていただき
ます。実は今日、6月25日の午前8時半
に、この質問と全く同じ日だったんですけども、国勢調査、令和2年度調査速報値が出
ました。米子市を早速見る
に、人口がこの5年間で1,892人の減少でござい
ました。その前の5年前の発表は、何と1,000人近くの増だったんで、全国ですごく珍しいと言っちゃいけ
ませんけど、本当少ない例で、ただ、米子市政は頑張っ
ているなという一つの表れかと思ったんですが、今回は同じ5年間で1,890、おおよそ2,000人ぐらい、やはり人口が減っ
てしまっ
ておるということが国勢調査でも伺えるところです。質問としては出生数の落ち込みです。出生数が少ないことが市の政策とどこまで関連性があるかというのはなかなか難しいんですが、ただ、何らかの影響が出るということは、これは理解いただけることだと思い
ます。どういった影響を現時点で考え
ておられるのかをお尋ねし
ておきたいと思い
ます。
○(前原副議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 人口減少についての影響についてのお尋ねでござい
ますが、この人口減少
につきましては、今後のまちづくりにおける市民の暮らしや地域社会
に大きな影響を及ぼすものであるというふう
に捉え
ており
ます。このたびの米子市のまちづくりビジョンにおきましては、人口ビジョンというのを作成いたし
まして、その中では人口減少、それを踏まえた上で具体的な施策を、このビジョンとして取りまとめたところでござい
ます。今後は、このビジョン
に掲げる施策のさらなる推進によりまして、人口減少下で
も地域が発展し、市民が充実感を得られる「住んで楽しいまち よなご」、この実現
に向け
て取り組んでいきたいと、そういうふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 大局的な見地からの見解だったかと思い
ますが、私としてはやっぱり保育所とか幼稚園とか小学校、そのうち入れ
ますけど、そういった部分のいわゆる箱物というか、そういった部分をやっぱり縮小せざるを得ない状況を暗示し
てしまってるのではないかと思い
ます。今後、社会増
に伴っ
て増える
もしれ
ませんけれども、やはり前2年間で100人、この1年間で100人、この3年間で200人ぐらい、出生がこれまでのペースより落ちてるということは、なかなかそこがV字的
に回復
も望めないのであれば、早め
に先手を打つかのごとく、やっぱりどこかは何かしらの縮小であったり、統廃合は、これは致し方ないものだと思い
ますので、後
になっ
てやるとやっぱり結構住民の反対意見とか、いや、そうじゃないとか、まだまだだとかっ
て意見が出かね
ませんけれども、数字は意外と正直なものですから、そのことはしっかりと政策
に織り込んでいただくことをお願い
もしつつ、私
もまた提案をし
ていきたいと思い
ます。
それから、鳥大医学部及び米子工業高等専門学校との連携についてのところで再質問させ
ていただき
ます。これは2つのことを提案させ
ていただきたいと思い
ます。フレイル対策を意識した健康遊具の開発について、鳥取大学医学部と米子高専と連携し
てできるものがあると思っ
ており
ますが、お考えをいただきたいと思い
ます。また、学びの支援が必要な児童生徒へのソフト開発について、同じく連携できるものがあると思い
ますが、考えを伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 議員の御提案についてでござい
ますが、今後、医工連携事業を進めるに当たりまして、鳥取大学医学部及び附属病院さんと米子高専さんとの連携を進め
ていく、そういうこと
にし
ており
まして、その検討の場におきまして、議員御提案の内容について
も、私のほうから提案させ
ていただきたいというふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 健康遊具は特にフレイルを意識したものがあればいいのではないかなと思い
ます。公園
にあっ
て、この段々をこうやっ
て越え
ていけば何歳ぐらいの年齢の筋力があり
ますよとか、筋力をつけるの
も欲しいですけど、確認をするものが市内の至るところ
にあれば、ああ、ちょっと自分は弱ってるな、じゃあ、対策が必要かなと感じれる機会があったほうがいいのかと思い
ます。
それから、学びの支援のほうは、先ほど申し
ました、米子市は5歳児健診をやっ
ており
ます、全児童に対してやっ
ており
ます。その受皿となるものは多い
にこしたことはないと思い
ます。多過ぎ
て困るという部分
もあるかもしれ
ませんが、まだまだ足りない部分
もあろうかと思い
ます。特にソフト開発をし
ていただければ、学校
にはもう全児童
にタブレットあるいはノートパソコン端末が配られ
てますので、教材としてすぐ
に生かせ
ますし、それが米子市のまた宣伝
になろうかと思い
ます。事業として
も成長すればなおいいかと思い
ますので、よろしくお願いし
ます。フレイルに関しましては、後ほど尾沢議員が関連質問を行い
ます。
それから、淀江地域における歴史地域資源の活用についてでござい
ます。先ほど答弁
にも触れ
ていただき
ましたが、株式会社白鳳さんにおける件でござい
ます。要するにゆめ温泉の施設を米子市が指定管理
に出し
ているということ
もあり
ますので、これは密接な関係があるものと捉え
ており
ますが、先ほどの質問は現状等伺い
ましたが、それを受け
て、今度は今後どのよう
にし
ていく考えなのかをお尋ねし
ておき
ます。
○(前原副議長) 橋井淀江支所長。
○(橋井淀江支所長) 淀江ゆめ温泉の今後についてのお尋ねでござい
ます。まず、淀江ゆめ温泉の指定管理者、株式会社白鳳の経営状況
についてでござい
ますが、近年の生活様式等の変化により、温浴部門と並ぶ株式会社白鳳の経営の柱である会席事業が多大な影響を受け
ていたところ
に、今回の新型コロナ感染症の拡大により、会席事業利用者が皆無となり、経営状況が一層厳しくなり、会社存続のため、利益の回復が見込めない会席・製造部門を廃止しスリム化を図り、今年度から指定管理事業である温浴事業
に集中することで、経営改善を図ることとしたと伺っ
ており
ます。淀江ゆめ温泉温浴事業は、本市とし
ましても、淀江の地域資源として有効
に活用し
ていくものと考え
ており
ます。ただ、近隣
にも民間の同様施設があるとおり、競合する分野で
もあることから、2年前の令和元年度策定いたし
ました伯耆古代の丘活性化構想におきまして示し
ており
ますとおり、将来的
には民間への譲渡等
も視野
に、その在り方を検討し
ていくこととし
ており
ます。しかし、現在は公の施設で
もあり、従来、指定管理者が自主事業として会席事業を行っ
ていた2階スペースの有効活用を図るため、高齢者の健康寿命の延伸を図るためのフレイル対策の拠点とすべく、施策を進め
ているところでござい
ます。以上です。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 経営状況が厳しい中というのは、私
も伺っ
ており
ました。淀江
にお住まいの方から、これは複数人、今後を心配される声
もいただい
ており、この質問をした次第でござい
ます。先ほどの答弁の中
に譲渡等ということで、そうならないよう
に、あるいは経営状態がこれ以上悪化しないよう
に、いろいろとまた今
も策を練られ
ている最中かと思い
ます。近々、株主総会
もあると
も伺っ
ており
ますが、その内容についてはこちら側からとやかく言う筋合いはないかもしれ
ませんが、ただ、あの地域で淀江のあのエリアの活性化ということに関しては、まだまだある程度できるものがあるんじゃないかと思っ
ており
ます。いかんせん、まずはコロナが終息し
て、その後
になるかと思い
ますが、特に淀江の地域の人
に限らず、温泉やあの地域を愛する方いらっしゃい
ますので、私
も自転車
に乗りながら温泉
にまたつかっ
ていきたいと思い
ます。それぐらいしか、今のところ言うことがあり
ませんが、心配はし
ており
ますので、よろしくお願いし
ます。
次に、大要6点目
に移り
ます。第4次米子市行財政改革大綱についてです。こちら
も再質問させ
ていただき
ますが、答弁の中
に米子市デジタルトランスフォーメーション推進本部というものがござい
ましたが、その詳細をお尋ねし
ます。
○(前原副議長) 辻総務部長。
○(辻総務部長) 米子市デジタルトランスフォーメーション推進本部
についてでござい
ますが、副市長が本部長を務め、各部長等をメンバーとして構成する米子市デジタルトランスフォーメーション推進本部会議におきまして、DX
に係る施策を総合的かつ積極的
に推進するため、重要事項の審議及び総合調整を行っ
ていくこととし
ており
ますほか、若手職員を中心
に40名程度をDX推進員として指名し、総合政策部情報政策課長をリーダーとするDX推進チームとして研修を行いながら、各部署のDXを推進する中心的な役割を担わせることとし
ているところでござい
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 大いに期待し
ており
ます。私としては、本質問というか先ほど言ったとおり、DX推進課あるいはDX戦略課としてやられたほうがいいのではないかと思い
ますが、5月
にそれが立ち上がっ
ていたということを、すみません、知らなかったものですから、それをせっかく立ち上げたならば、そちらでまた結果を出し
ていただい
て、ただ、寄り合い的なものでやっ
てますと、先ほど情報政策課長が中心
にやっとられることで、別にそのこと
に異論があるわけではないんですが、要は寄り合い的な、寄せ集めとまでは言い
ませんので、やっ
てますと、結局何だか分からないままで進まないということ
もありゃせんかなと思い
ます。ですので、この米子市デジタルトランスフォーメーション推進本部の今後の動向をまた報告し
てください。何を今度目標
にやっ
ていくのかですね。それがないと、ただ単に集まっ
て、ないとは思い
ますよ、集まっただけで終わりなんてことは決してないよう
にし
ていただきたいので、また行方を教え
てやっ
てください。
次です。7、市民への情報提供については、こちら、三鴨議員が後ほど関連質問を行い
ます。
8、スマートシティ(ソサエティー5.0)と5Gの活用については、奥岩議員が関連質問をいたし
ます。
それから、ヌカカ(干拓虫)対策事業
につきましては、門脇議員が関連質問を行い
ます。
それから、介護予防とフレイル対策の推進については、尾沢議員が関連質問を行い
ます。
それから、こども総本部(仮称)の設置についてでござい
ますが、名称
につきましては委員会で
もこれ
に触れる発言
もござい
ましたし、またたしか推進を御検討中みたいな答弁
もあったかと思い
ますので、また委員会のほう
にその結果と経緯を報告し
ていただければと思い
ます。こども総本部
につきましては、本当にここ数年、このことばかりではないんですけれども、議会で質問させ
ていただい
て、ようやくこのような結果
になったことをまた私、本当に感謝し
ており
ます。これまでよく使わせ
ていただいたんですが、小学校、中学校の使ってない教室を、使ってないと、また言っちゃ怒られるんですかね。ふだん生徒とか児童があまりいない教室を、遠回し
に言わなく
てもいいんですけど、空き教室と言ったり、余裕教室と言ったり、この何か押し合いみたいなのがあったよう
に記憶し
ており
ますが、今後はそのような見解の相違
も生まれないと思い
ます。1つの組織
になる以上、本当に横たわっ
ている課題たくさんあるのは私
も承知し
ており
ますし、本当に力合わせ
て、あっちがこう言った、こっちがああ言ったなんていうことはもう一切なく進め
ていただくものと信じ
ており
ますので、ひとつよろしくお願いし
ます。
それから、大要12点目、家庭教育支援条例
につきましては、森谷議員が関連質問を行い
ます。
それから、13番目、スポーツ振興とアスリート支援については、奥岩議員が関連質問を行い
ます。
14、都市計画決定された道路と企業誘致については、渡辺議員が関連質問を行い
ます。
15、空き家対策とUIJターンについては、渡辺議員が関連質問を行い
ます。
17、中海・錦海かわまちづくり計画については、田村議員が関連質問を行い
ます。
18番目、米子市立図書館30周年と今後の図書館の在り方について、再質問をさせ
ていただき
ます。このような形で本当すばらしい、美しい冊子を作られ
て、もちろん拝見させ
ていただき
ました。今日、資料のほう
も用意させ
ていただき
ました。毎回、協議会は傍聴させ
ていただくよう
にし
ており
ますが、昨年
も同じようなもので、今年
も同じよう
に、要するに数字で言い
ますと、私は米子市の図書館は非常
に優秀だと。図書館
も優秀であるんだけれども、市民の利用する頻度がとても高い図書館であるということを言っ
ているわけです。裏表
になっ
て多少見づらい部分
もあり
ますが、米子市のところと鳥取市を比べると、鳥取市は3館とあり
ます。要は市の名前の右横が空白なのは1館、一つしかないという意味でござい
まして、図書館が一つだけなのが、この表の中だけですよ、表の中だけですと、米子市、境港市、安来市、防府市の4市です。その4市の中で人口が最大なのが米子市でござい
ますと。また、蔵書数は全体平均より
も少なく、個人貸出数は平均並みの数値ですので、これは非常
に効率がよい。言い方を換えれば本の回転率が高い。要するに利用率が高い図書館だということが言い切れると思い
ます。知的財産を増やす意味で
も、近い将来、まさにバックキャスト、ここで使わせ
ていただき
ますが、の観点から、第2図書館を進め
てほしいと思うんですが、見解をお尋ねいたし
ます。
○(前原副議長) 浦林教育長。
○(浦林教育長) 稲田議員のほうから、近隣都市の図書館の数とか、いろんな分析をし
ていただき
ました。その中で米子図書館の評価、高くし
ていただいたこと、ありがたく思っ
ており
ます。数が2館あるところ、1館あるところ、それぞれだなという実感は持っ
ており
ます。ただ、この市の面積ですとか、それから市町村の合併等の成り立ち、いろんなことが複雑
に絡んでいるんではないかなということ、これは想像
になっ
てしまい
ますけれども、思っ
ており
ます。ですから、それぞれの市において、そういったことを勘案しながら図書館の数を決定され
ているのではないかというふう
に私は拝察をし
ており
ます。我々としましては、議員の御提案いただいたこと等を、図書館
に関わっ
てくださる熱心な方々いらっしゃい
ますので、そういった方々の意見を聞いたりしながら、一層の利便性を高める、このよう
に努め
てまいりたいというふう
に思い
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) いきなり前向きな答弁をとは私
も言い
ませんので、ただ、複数館、要は2館以上あるところは合併が恐らく背景
にあるんだろうなと思う。つぶさにそれは調べ
ており
ませんので、そこは申し訳ないんですが、ただ、合併が平成の10年代の中盤から終わり頃だったということは、そこから数え
てもう15年ぐらいたち
ますので、あそこの市町村は合併があったからこうこうだと。例えば病院
もそうだと思い
ますし、いろんな職員さんの数が多い少ないとかあると思い
ますが、ただ、それをずっと言い続け
ますと、じゃあ、30年
も40年
もたっ
て、いや、あそこは合併したからこれが多くてっ
て言い続け
ていいのかと。要は、米子市民の方は熱心
に利用され
ているけれども、蔵書冊数の割
に個人貸出数が少ないのは、待ってる時間があるんじゃないかと私は思い
ます。私
も本借りるとき
に、いわゆるベストセラーと言われるものはもう30人、40人待ちで来るんですね。お一人の方が2週間借りられ
ますし、取り置き期間が1週間ですので、それをフル
にいくと3週間、1人の方が1冊、これは別に正規の、何
も要は3週間保持し
て問題がないんですね。となると、なかなか手
に回っ
てこないですね。だったら市中の本屋さんで買物されたらどうですかという話
にもなり
ますけど、そうすると今度は費用
もかさんでいき
ますし、全部ベストセラーをそろえるというわけではないんですが、何度
も言い
ます、数字を見る限り、そういう熱心
に図書館を利用されたい方のチャンス、機会の芽をある程度摘んでしまってるんではないかということです。
それから、月末と月曜日と図書整備期間、これは休みなんですけれども、それ以外
にたま
にイレギュラーの休み
もあったり
もするんですけれども、私
も恥ずかしながらというか、もう恥ずかしい年で
もないんですけど、結構間違え
て月曜日行っ
てしまうんですね。戸が閉まって
て引き返すんですけど、結構、何か似たような行動をされてる方
も多く
て、曜日の把握ができてないほうのお叱りはごもっともですけど、やっぱりいらっしゃるんですよ、一定数。時間
に余裕があり
ますので、ちょっとここは熱を入れたいところなんでお話を続け
ますが、ある夏休みなんですが、ある小学生の2人組の女の子が、はい何人とかって、月末だったんですけど、要は間違え
て図書館
に来た人の数をカウントしてるという、何とも恥ずかしい場面
に遭遇したこと
もあり
ますが、何が言いたいかっていうと、もう同じことの繰り返しなんです。要は図書館利用者は多いんです。米子は、じゃあ、本の冊数が十分
にあるかといったら、人口見合いでいったらそうでもないし、行政面積が狭いと言われるかもしれ
ませんけれども、私、もう一つぐらいあっ
てもいいんじゃないかと思い
ますし、市の拠点を発展させ
ていくんであれば、今後の電子的な部分と融合させる部分が欲しいなと思っ
てます。先ほど答弁のとおり、図書館の関係者、皆さん聞き取りされるということですので、またその結果を期待したいと思い
ます。
次、大要19点目、米子市立学校校区審議会と小中学校の校区について伺い
ます。追及として一つ、取りあえず聞かせ
てください。そもそもなんですけれども、複式学級が統廃合の出発点という基準を、私は見直すべきではないかと思っ
ており
ます。僅かといっ
ては大変失礼なんですが、1人の出生によって、米子市及び米子市教育委員会の施策が時にし
て大きく揺れることを懸念し
ます。今後、他の地区で
も同じよう
に統廃合が論じられる状況が生じた場合、今の基準では同じような議論を引き起こしかねないと懸念し
ており
ますが、検討し
ていただきたいと思うのですが、見解を求め
ます。
○(前原副議長) 浦林教育長。
○(浦林教育長) 学校の在り方を検討する基準についてのお尋ねでござい
ます。何度
も申し上げ
ており
ますような基本方針を米子市持っ
ており
まして、その中
に複式学級が予見された段階と、それが小学校の在り方を検討する一つの目安とし
ている、議員の御紹介いただいたとおりでござい
ます。この美保中学校
につきましては、複式学級が予見され
ましたことをきっかけとして、地域の方々と小学校の在り方について議論を始め
ましたが、美保中学校区全体の人口減少が想定される中、統廃合を含めた学校の在り方を校区審議会を設置し
て検討すべきという御意見をいただき
まして、今
に至っ
ている状況でござい
ます。こうした経緯から、複式学級が予見される年度が多少変化したとしまして
も、美保中学校区全体の人口減少の状況
に大きな変化がないということから、地域の方々の御意見
に基づき
まして、引き続き美保中学校区の学校の在り方を検討し
ていきたいというふう
に考え
ており
ます。全体のというようなこと
もあったと思うんですが、本市におきましては、現在、美保中学校区以外
に複式学級が予見される学校
もござい
ませんし、それから、児童生徒が緩やか
に減少し
ている地域
もあれば、逆
に増加し
て校舎を増築するような地域
もあるということで、非常
に人口
も流動的といったところ
もござい
ますので、現時点ではこの基準の見直しを行う、そういった段階ではないというふう
に判断をし
ており
ます。しかしながら、人口減少のこと
も、先ほどから議員
も御指摘いただい
ており
ます、全市的
に児童生徒が減少するというような状況が見られるよう
になっ
てくれば、この基準を見直し
て、米子市全体の校区の検討をする必要、そういった時期
も来るや
もしれぬというふうな認識でおり
ます。以上でござい
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) その答弁の一番最後のほうの部分ですね、今回100人の出生の減少がなければ、要は例年の平均ぐらいでいくと30から40、50ぐらいの幅
に収まっ
ていれば、私
もなかなかうんとは思ったんですが、今回100人ということで、それで、コロナの影響がどれほどでしょうかということ、現時点ではなかなかそうだとは言い切れないということ
もあっ
て。ただ、今後のほうがより加速というか、影響があるとすれば、コロナの影響の幅が大きくなるだろうということ
に仮にすれば、もう1年後はもしかしたら100人をさらに超える人数が出生数で落ち込む。どこかで底は打つとは思い
ます。1,000人を割るようなことはないんだろうとは思い
ますけれども、ただ、仮に減る傾向がもう1年続いたとしたら、かなりそれは今の答弁のままで、要するにその状況を見
てとかいうより
も、その状況が見える時期が来るんじゃないかと思っ
てます。今回、地域でどれぐらいの、要するに中学校区なり小学校区なり
に割っ
て、何人かというのは調べ
てはおり
ませんけれども、そう遠くないうち
に出るのであれば、しっかりとした基準を策定し
ておい
てほしいということをお願いし
ておき
ます。
では、一番最後
になり
ます。大要20点目、上下水道事業の効率的な組織運営についてで再質問させ
ていただき
ます。水道局の敷地、昔の庁舎を除却した跡地など、車で通るとそれがずっと見えるんですけれども、それを有効活用を検討され
ているのかをお尋ねし
ます。
○(前原副議長) 朝妻水道局長。
○(朝妻水道局長) 水道局旧庁舎の跡地の活用についてのお尋ねでござい
ます。現在、敷地
に面する県道境車尾線拡張工事が施工中でござい
まして、旧敷地面積の90%程度をバックヤードとして使用し
ていただい
ている状況でござい
ます。当該工事の竣工予定が令和11年度以降と伺っ
ており、県道の完成形状や往来の状況など、また当該地が水源の地内であるということを考慮しつつ、慎重
に検討したいというふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 簡単
に言うと、令和11年ぐらいまでは今の状況ですという理解でいいですかね。今が令和3年ですから、8年間ぐらいですか。ちょっと時期がすみません、今、11年というのを聞いたものですから、下水道部の事務所の移転というの
も、先ほど少しお尋ねしたんですけども、ちょっと年次がずれるかもしれ
ませんが、仮として、下水道部の事務所機能の移転の候補地と、ただ単純な質問ですよ、候補地となり得るのかどうかをお尋ねし
ておき
ます。
○(前原副議長) 朝妻水道局長。
○(朝妻水道局長) 下水道部の事務所の移転候補地についてのお尋ねでござい
ますが、それ
につきましては、庁舎再編の中で検討され
ていく課題というふう
には認識し
ており
ますが、水源地内の土地の活用ということにつきましては、先ほど
も申し上げ
ましたよう
に、慎重な検討が必要と考え
ますが、公共施設の敷地としての活用については、規模等
にもより
ますが、可能であろうというふう
には考え
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) 私
もあの土手沿いの道を時には里帰りのとき、時には高校時代の通学路とか通っ
てき
て、最近、道路を拡幅し
てい
て、単純な拡幅だと思ってたんですね、土手の部分を。そしたら、私
もちょっと都市整備部さん
にお願いし
て資料取り寄せたら、
ます、ボックスというんですかね、鉄道の下の道路がもう一つボックスができ
て、ボックスが1個、2個、0.5個ぐらいな感じでかなり大きな道路の改良工事だということを伺い
ました。道路がよくなっ
て、広い土地があると何か開発したらいいんじゃないかという、水源地があり
ますし、水道局さんのお考え
も将来の見通し
もあり
ますから、簡単なことは言え
ません。ただ、土地としての利便性が上がれば、ただ、そこを放っとくじゃないですけど、よりは、有効活用する手段を私は求め
ておきたいと思い
ますので、これは本庁のほうと
もしっかり協議をされ
て、下水道部の建物では一つの案でござい
ますし、ほかの有効活用の案があれば、11年まで待たなきゃいけ
ませんけど、積極的
にそちらはお願いしたいと思い
ます。
次の質問ですが、下水道部における汚水処理施設再構築の検討について、今後、老朽化による使用施設の更新時期が迫る状況の中、中央ポンプ場の建て替え場所はどこを想定し
ているのかをお尋ねし
ておき
ます。
○(前原副議長) 下関下水道部長。
○(下関下水道部長) 中央ポンプ場の建て替え場所
についてでござい
ますけれども、中央ポンプ場は昭和47年
に供用を開始した施設でござい
ますので、老朽化が進んでいる施設でござい
ます。そのほか、中海への負荷軽減あるいは全体的なコスト試算を踏まえ
まして、5月の閉会中の委員会で御説明させ
ていただき
ましたとおり、米子浄化場と併せ
まして中央ポンプ場と内浜処理場を機能集約し、安倍の内浜処理場地内への建て替えの方向で検討を進め
ているところでござい
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) ここからは私の個人的な想定を含めた質問
になり
ますが、その答弁を受け
ますと、今後、現在の中央ポンプ場が設置し
ている場所が空いたとして、湊山公園敷地をその部分
に一旦、要は湊山公園と中央ポンプ場は隣接し
ているので、その空いた部分
に湊山公園の面積分をちょっとずらし
て広げ
て、その拡幅し
て空いた面積分を空き用地として、要はこれまで何回か俎上
にのっ
ており
ますが、鳥大医学部の建て替え用地について、何らかの対応ができるのではないのと、想像
も含め
て思い
ますが、見解をお尋ねできればと思い
ます。
○(前原副議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 議員さんの想像を含め
ての見解
についてでござい
ますが、平成31年の3月定例会、この市長答弁におきまして、先ほどの
鳥取大学医学部附属病院の建て替えに際しまして、湊山公園の場所を必要とされる場合
には、病院用地
に提供することを構想したい、そういうことを市長のほうから表明させ
ていただい
ており
ます。なお、この隣接し
ている湊山公園と中央ポンプ場の用地の活用
につきましては、これは具体的な話があれば検討し
ていきたいと、そういうふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 稲田議員。
○(稲田議員) したがって、鳥大医学部さんの動きと中央ポンプ場の関連づけは御想像の範囲ですねということで承り
ましたが、何をもっ
てこの質問をしたかと申し
ますと、前段は水道局さんの今の敷地の今後の利用活用でした。後段は鳥大医学部さんのこと
も前段の質問
にも入れ
ており
ますが、もちろん後ほど尾沢議員
もしっかりとその連携については質問されると思い
ますが、米子市とし
てできることは何かという姿勢を、やはり見せ
てほしいと。どっかで進んで
ますよと言われれば、我々
もそれを信じるだけなんですけども、やっぱり動きがあるのであれば、具体的なアクションがこうだという姿勢を、鳥大医学部さん
にも見せるものがあったほうがいいのかなと思っ
てした質問でござい
ました。
以上で私の代表質問は終わり
ます。これ以後、会派同僚議員によります関連質問
に移り
ます。ありがとうござい
ました。
○(前原副議長) これより会派の議員による関連質問
に入り
ます。
初め
に、奥岩議員。
〔奥岩議員質問席へ〕
○(奥岩議員) 会派、蒼生会の奥岩です。稲田議員の代表質問
に関連し
まして、大要2点、質問をさせ
ていただき
ます。申合せにより、マスクを外させ
ていただき
ます。
まずは、スマートシティ(ソサエティー5.0)と5Gの活用についてですが、先ほど
も議場でやり取りがあり
ました。本市におきまして
も、本格的な人口減少社会を迎える中、働き手の負担軽減へつながると言われ
てい
ます、デジタルテクノロジーの活用は必須となると考え
ており
ます。また、新たな技術の導入や普及は市民生活を豊か
にするものと
も想像され
ます。そういった前段を踏まえ
まして、本市ではまちづくりビジョン策定し
ておられ
ますが、その中の公共交通利用促進の策の一つといたし
まして、新たなモビリティーサービス、MaaSの活用についての研究を上げ
ておられ
ます。現在、市内の5Gエリアが広がりを見せ、高速ネットワークが普及しつつある状態と認識し
ており
ますが、令和2年3月議会、同様の質問から1年以上が経過いたし
ました。現在の本市
におけ
ますMaaSの実用可能性についての調査・研究等の検討状況について伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) MaaS、いわゆるモビリティー・アズ・ア・サービスですけども、これの実用化の可能性についてでござい
ますが、これ
につきましては、国やまた地域の事例等を調査・研究し
てき
ているところでござい
ます。なお、今議会では、先ほど答弁させ
ていただき
ましたけども、Y-MaaS実証実験を予算計上し
ており
まして、スマートフォンを活用した電子チケットの実証実験、これを実施したいというふう
に考え
ており
ます。そしてこの電子チケットは、このMaaSの主要機能の一つでござい
まして、この実証実験の結果を基
に、さらなるMaaSの研究検証を行い、この実用化の可能性について、これを探っ
ていきたいと、そういうふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 今、御答弁あり
ましたとおり、MaaSにつきましては、今回、補正予算
にも案で計上され
ているのを確認させ
ていただき
ました。また、先ほどの御答弁のとおり、予定されてるということでしたら、まちづくりビジョン策定からすぐ
に、素早く行動を起こし
ていただき
まして、現在の調査・研究
に動こうという行動
につきましては、非常
に高く評価し
ており
ますので、引き続き本年度の動向をこちら側から
も注視させ
ていただきたいと思い
ます。また、このMaaSの活用によりまして、別の話
にはなり
ますが、ほかで計画され
ておられ
ます、ウォーカブルのほう
につきましても、将来的
にはそちらの推進
にもつながるものと考え
ており
ますので、引き続き状況を捉え、素早い対応を期待し
ており
ますので、よろしくお願いいたし
ます。
続き
まして、防災について伺いたいと思い
ます。国交省が示し
ており
ますスマートシティのイメージ例では、災害リスクの見える化として、都市空間データと災害データの融合活用が上げられ
ており、本市のまちづくりビジョンの中のソサエティー5.0実現
に向けた技術の活用では、電子地図情報サービス提供
も計画され
ており
ます。様々なデータの活用が、本市での今後の防災
に役立つのではないかと期待し
ているところではござい
ます。
さて、そこでですが、デジタルテクノロジーの活用の可能性がどの程度あるのか、まずは現在の本市での災害対策等
におけ
ます避難所開設など、市の対応業務はどういったものがあるのか伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 災害時の本市の対応業務についてのお尋ねでござい
ます。災害の種類や規模
にもより
ますが、まず、災害に関する情報収集と職員への伝達、避難に関する市民への広報周知、避難所開設
に伴う物品等の手配、状況把握と国・県はじめ関係機関との連絡等でござい
ます。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 今、答弁
にもござい
ましたが、災害の種類ですとか規模
にもよると考え
ます。また、災害初期におきましては、市や社会福祉協議会さんが中心となっ
て、災害対策本部、避難所、ボランティアセンターの対応をし
ていただい
て、その後、復旧・復興まではボランティアの方がメイン
になっ
て動かれるのが現状ではないかというふう
に認識し
ており
ます。災害発生時の初動段階におきまして、先ほど答弁
にあった業務等
に関わられ
ます職員さんの数について伺いたいと思い
ます。また、災害時の対応業務のうち、デジタル化され
ているものは現在どのようなものがあるのか、重ね
てお伺いいたし
ます。
○(前原副議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) まず、本市の業務
に当たる職員数についての御答弁をさせ
ていただき
ます。先ほどと同様
に、災害の種類や規模等
にもより
ますが、米子市地域防災計画で規定する災害対策本部が設置され、第1配備体制において、各班が対応業務を行うこととした場合の職員数ですが、災害に関する情報収集と職員への伝達を行う総務部総務班19名、避難に関する市民への広報周知を行う秘書報道班並びに企画報道班6名、避難所開設
に伴う物品等の手配を行う財務輸送班、調達班6名、情報把握と国・県はじめ関係機関との連絡を行う被害状況把握被害調査班7名、またこれ
に加え、先ほど総務部総務班19名と言い
ましたけども、その19名が各課で所管施設及び施設利用者の被害を把握する関係機関との連絡等を行っ
ており
ます。
次に、災害対策業務のうち、デジタル化され
ているもののお尋ねでござい
ます。情報収集時のホームページ、ライブカメラの確認、テレビ会議等のインターネットの活用、職員への伝達手段としてのLINE WORKS等の活用、広報周知時の市ホームページのほかSNS媒体の活用、FMラジオ局との放送連携、情報把握と関係機関等の連絡等の専用システムの活用などでござい
ます。主
にパソコン、インターネットを活用したデジタル化がされ
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 基本的
には、今、お話
もあり
ましたとおりの動きをされ
て、市の地域防災計画の個別の計画ですとか、またBCP等
にのっとっ
ての対応をされるんではないかと考え
ており
ます。また、現在
も新型コロナウイルス感染症によりまして、ワクチン接種が進んでいる中とはいえ
ますが、状況によっては昨年度策定され
ました、新型コロナウイルスBCP、こちらが適用されるような場合
も十分
にあり得るのではないかというふう
にも考え
ており
ます。技術の活用によりまして、防災
に限らず、災害時
にも特にデジタルテクノロジーの有用性があるのではないかと思い質問をさせ
ていただいたんですが、先ほどの答弁の、こんぐらい人数があり
ますよとか、デジタル化し
ているところがどのぐらいですよというようなのを鑑みさせ
ていただき
ますと、現在のような新型感染症による災害時
に限っ
ては、電気ですとか水道、そしてガス等のライフラインの影響が少ないことが予見され
ますので、そういったことに関しましては答弁
にもあり
ましたとおり、ウェブ会議ですとか、LINE WORKSによる情報伝達の使用ですとか、そういったところを積極的な活用によりまして、感染リスク下げながら、抑えながら、迅速な災害対応をし
ていただけるとは考えるんですが、現在、国でデジタル庁の話
も進んでいるんですけど、そちらのほう、どういったものが活用できるかというのを、引き続き情報収集し
ていただい
て、調査をお願いしたいと思い
ます。
一方で、先ほど申し上げ
ましたようなライフラインが遮断されるような災害時の場合
には、本庁舎、非常電源設備があるとはいい
ましても、現在のデジタル化された業務がどの程度機能するかというのが、まだ不透明な部分がござい
ますので、その辺はある程度想定された状態で訓練等行っ
ていただいたほうがいいのではないかなというふう
に感じ
ました。平時ではデジタル技術は積極的
に活用し
ていただい
て、住民サービス
に寄与し
ていただきたいんですけど、災害時におきましては、デジタル化されたテクノロジーを過信することなく、あらゆる事態を想定し、いろいろな災害が既に起こった未来への対応となるような準備ができるよう期待し
ており
ます。
次に、スポーツ振興とアスリート支援について伺い
ます。新体育館整備検討中の東山公園ですが、こちらは市内の宿泊施設からの交通のアクセスがよく、大会や合宿誘致
に向い
ているのではないかなと考え
ており
ます。市民・県民の活用や大会の開催のみならず、スポーツツーリズムの観点から、合宿誘致
も視野
に入れた施設の整備は必須ではないかなと
も考え
ており
ます。稲田議員の質問と重複いたし
ますが、合宿での施設活用を考え
ますと、アスリート
に対応したトレーニング設備を用意したトレーニングルーム等の設置が必要ではないかと考え
ますが、所見を伺い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 新体育館の合宿誘致
も視野
に入れた施設整備についての御質問でござい
ますが、新体育館の基本コンセプトとし
まして、交流人口拡大を通じた地域の活性化ということがあり
まして、合宿の受入れ
につきましてもぜひ進め
てまいりたいと考え
ており
ます。また、基本計画
にはPPP/PFI手法で整備する場合の事業者からの提案機能の例としてまして、ランニングコース、トレーニングジムなど
も上げ
ており
まして、県とも協議しながら有効な設備の整備を考え
ていきたいと考え
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 重ね
ての答弁
になり
ましたが、ありがとうござい
ました。先ほどお話
もさせ
ていただき
ましたとおり、答弁
にもあり
ましたとおり、県との協議
になるとは考えるんですが、ぜひ積極的
に意見を取り入れ
ていただきながら、スポーツ、健康、そしてスポーツツーリズムと、多角的な視野を持っ
て協議を進め
ていただきたいなと考え
ており
ます。また、第88回の国民スポーツ大会、県内で内々定となっ
ており
ますが、恐らくこの新体育館
も国体期間中
に利用される施設
になるのではないかなというふう
に考え
ており
ます。アスリートにとって、大会の期間中であり
ましても質の高いトレーニングは必須であり
ますので、こちらのほう、整備の実現を期待し
ており
ます。
さて、新体育館
に限らずスポーツツーリズムの観点から考え
てみ
ますと、市内におきましては皆生トライアスロン、シー・トゥ・サミット、淀江のサイクルカーニバルですとか白砂青松のサイクリングコース、また湊山のボートですとかカヤック等の地域資源を生かしたスポーツが多々ござい
ます。以上のようなスポーツについては、既にスポーツツーリズムの土壌ができ
ているのではないのかなというふう
にも考え
ており
まして、このような地域資源を生かしたスポーツを活用し
て、合宿誘致以外
にも、さらなる誘客への取組を考え
てはいかがかと思い
ますが、御所見を伺い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 皆生トライアスロンなど、地域資源を生かしたスポーツによる誘客
についてでござい
ます。トライアスロン皆生大会では、例年の参加者が1,000名以上あり
まして、うち9割程度は県外からの参加者でござい
ます。スポーツはこの圏域
に人を呼び込む有効な手段と認識し
ており
ます。現在、サイクリスト聖地化事業の推進など、スポーツによって交流人口の拡大を図る取組を進め
ており
まして、この取組をさらに拡大し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 皆生トライアスロン、既にブランディングされた大きな大会は、今、御答弁あり
ましたとおり、すばらしいものだと思い
ますので、もちろんのこと、年間を通してスポーツツーリズムの醸成を期待し
ており
ますが、こちら、いかがでしょうか。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 年間を通したスポーツツーリズムの醸成について御質問され
ました。トライアスロンなど、既に確立された大会
に加え
まして、サイクリングや合宿の誘致など、本市の自然環境やスポーツ施設を活用したスポーツツーリズムをさらに拡大し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) ぜひ拡大し
ていただきたいと思い
ます。本年度、オリンピックイヤー
になり
ますが、本市の関係者からは水泳、ボクシング、ボート、セーリングとオリンピック選手が既に内定し
ておられ
まして、非常
に期待がかかるところでござい
ます。また、本市の学生スポーツでは、一例ではござい
ますが、米子北高校のサッカー部が全国で活躍し
ておられ
まして、米子の名前を全国区で有名なものとしておられ
ます。そんな中、このスポーツに関しまして、県と協力し
て、さらなる強化策を考え
てはいかがでしょうか。市長の御所見を伺い
ます。
○(前原副議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 議員が御指摘のとおり、今年はオリンピックイヤーでござい
まして、本市からは4名のオリンピック選手が出場される予定となっ
ており
ます。また、今後、パラリンピック
につきましても有力選手がいらっしゃい
ますので、期待をし
ているところであるんですけれども、過去、米子市出身のオリンピック選手は通算で3名だったというふう
に伺っ
ており
ます。ということを考え
ますと、1大会で4人のオリンピック選手が誕生するというのは、非常
にすばらしいことであるというふう
に思い
ます。それは、やはり議員御指摘のとおり、競技力向上について、これまで長年にわたって選手本人はもちろんですけれども、監督やコーチあるいは家族の方、関係者の方、こうした方々が本当に長年にわたって努力を重ね
てきた、そのたまものだというふう
に思い
ます。そうした意味においては、議員御指摘のとおり、この競技力向上というのは大変重要な、今後
も政策
になるというふう
に考え
ており
まして、本市といたし
まして、県スポーツ協会、こうした機関を通じて、やはりこうした機関がより大きな予算をお持ちであり
ますので、選手の強化というものを図っ
ていきたいというふう
に思っ
ており
ますし、あわせ
て、施設の環境、これ
も整え
ていくことで強化を、競技力の向上というものを図っ
ていきたいと、そのよう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 今、答弁
もあり
ましたとおり、1大会で4名というのが非常
にすばらしいことだということがよく分かり
ました。また、パラリンピック
も控え
ており
ますので、ますます盛り上がることが予見され
ますので、これが一過性とならないよう
に、今、力強く御答弁され
ましたとおり、県と共同し
ていただき
まして、スポーツ強化、取り組んでいただきたいなと考え
ており
ます。
スポーツ競技力の向上の施策といたし
ましては、ほか
にも、市内では中学校におきまして、専門的な技術指導と生徒のスキルアップのため
に、県と連動し
て部活動指導員の配置がござい
ます。こちら、アスリートの育成と教職員さんの負担軽減の観点から、さらなる指導員の配置ですとか外部指導者の積極的な活用を検討し
てはどうかと考え
ますが、御所見を伺い
ます。
○(前原副議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 部活動指導員などの活用についてでござい
ます。部活動指導員
につきましては、毎年、各中学校の希望
に基づき
まして配置し
ているところでござい
ます。配置実績といたし
ましては、令和3年度におきまして、米子市内の中学校
に部活動指導員を6校7名、外部指導員を5校9名を配置し
ており、年々、体制の充実を図っ
てきたところでござい
ます。成果といたし
ましては、専門家による効果的な指導を受けることで、今月行われ
ました中学校総体におきまして、好成績を収めるなど生徒の技能が向上いたし
ましたり、また教員の負担が少なからず軽減したりし
ていると報告を受け
ており
まして、一定の成果が上がっ
ているものと認識し
ており
ます。このような専門性を有し、熱意を持っ
て生徒を御指導いただく指導者の方を確保することは容易ではあり
ませんが、今後とも生徒の育成など
に向けた体制の充実を図っ
てまいりたいと考え
ており
ます。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 内々定段階ではあるんですけど、先ほどからの繰り返し
になり
ますが、国体
も控える中、そういったような中学校での取組
も非常
に重要だと考え
ており
ます。今後の大会へ向け
ての強化と考え
ますと、中学生時代の競技力向上の必要性
もあるのではないかなというふう
にも感じ
ており
ますし、以前と違い、中学校におきましては部活動時間ですとか日数が、現在、ある程度制限され
ている中でござい
ますので、そういったところを鑑み
ましても、この制度、ぜひ有効活用し
ていただい
て、アスリートですとかスポーツ選手のみならず、先ほど
もお話しさせ
ていただき
ました、御答弁
にもあり
ましたとおり、現場の職員、先生方に対して
も非常
に有効な制度であると思い
ますので、ぜひ、積極的な活用を期待し
ており
ます。
また、今後についてですが、法令上の課題等あるとは考えるんですが、今後、学校単位
に縛られず、各競技団体ですとか、教育委員会さんだけでなく、市長部局のスポーツ振興課さんと連携しながら、新たなスポーツ強化
に向け
て策を検討し
てみ
てはいかがかと考え
ますが、御所見を伺い
ます。
○(前原副議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 今後の部活動におけるスポーツ強化についてでござい
ます。平成30年度
にスポーツ庁が策定いたし
ました、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインにおきましては、今後、学校と地域が協働、融合した形での持続可能な環境の整備を進めるよう示され
ており
ます。しかしながら、このような環境を整備するため
には、各競技団体との調整、また特に地方都市におきまして、人材の確保等、実現においては様々な課題があるものと認識し
ており
ます。本市といたし
ましては、議員御指摘のとおり、各競技団体や本市スポーツ振興課等と連携を図りながら、よりよい部活動の在り方について考え
てまいり
ます。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) ぜひお願いし
ます。いろいろと新しい策が出
てくるかと思い
ますので、こども総本部
も、仮称ですけど、設置されるということですので、いろいろと情報交換が今後しやすくなるのではないかなと考え
ますので、ぜひぜひ策を検討し
ていただけたらなと思い
ます。中学生
に限らず、有力なスポーツ選手育成するため
には、先ほど市長の答弁
にもあり
ましたとおり、本人さんの努力と、また指導者さんのお力ですとか、施設のことですとか、保護者さんの協力が大きいと考え
ておられ
ます。そこ
に、さらによりよい施設があり
ますと、練習ですとかトレーニング環境が整い
ますので、さらなる競技力の向上が期待され
ますので、ぜひぜひ施設におきましては、今、御答弁、協議させ
ていただき
ました観点から検討し
ていただければなと思い
ますので、お願いいたし
ます。
さて、有力なアスリート、こちらの支援に関しましては、指導者側さんからの観点ですとか、アスリート本人さん側からの観点から考え
ますと、この施設が非常
に重要
になっ
てき
ますので、繰り返し
になり
ますが、こちらの施設の在り方、活用の仕方
につきまして、御所見を伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 競技力向上のための施設の在り方についての御質問でござい
ます。有力なアスリートが育つため
には、環境の整った施設で集中し
てトレーニング
に専念することが重要と考え
ており
ます。一般の利用者の方との利用調整は必要
になっ
てまいり
ますが、市のスポーツ施設におきまして
も、そのような環境が整うよう努め
てまいりたいと思い
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 同じ見解だと思い
ますので、ぜひ努め
ていただきたいと思い
ます。繰り返し
にはなり
ますが、施設と指導者、そして選手、また保護者の方、支え
てくださる方、全部必要
になっ
てき
ますので、そういった体制が取れるよう
にし
ていただけたらなと考え
ます。先ほどから、オリンピックイヤーということ
もあり
まして、スポーツと言ってたんですが、夏季のスポーツばっかりお話をし
てきたんですが、もちろん冬季
もスポーツがござい
まして、本市におきまして
も、本市の選手ではスキーですとかフィギュアスケートですとか、国体において活躍され
ておられ
ました。こちらのほうのスポーツに関しまして
も、強化について検討し
ていただきたいと考え
ますが、いかがでしょうか。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 冬季のスポーツの強化についての御質問でござい
ます。冬季のスポーツ競技
につきましても、県のスポーツ協会を通じ
まして、同じよう
に選手強化の支援
に取り組んでまいりたいと考え
てい
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 一度で聞けばよかったんですけど、分け
てしまっ
て申し訳あり
ませんでした。ぜひ、夏季
に限らず、冬季スポーツのほう
も強化、お願いいたし
ます。
さて、冬季のお話をさせ
ていただき
ましたが、観光庁
におかれ
ましては、一昨年ですかね、コロナ前のお話なんですけど、インバウンド事業を狙ったスノーリゾートの地域活性化
に力を入れられ
て、そういった構想、また地域と連携し
て進められ
ているような事業がござい
ました。本市におきまして
も、冬のシーズンはスキーやスノボのシーズンでござい
ますので、そういった誘客が見込め
まして、またそれ
に加え
ましてカニのシーズンで
もあり
ますので、観光では非常
にこういったところの誘客が期待できるのではないかなと考え
ており
ます。また、一方でですが、自然の雪
に頼り切ったような観光
になった場合、雪不足が起きた際
にキャンセルがあったりとかというようなことが懸念され
ますので、冬季におきましては、雪以外の別の魅力が必要ではないかなというふう
に観光面では考え
ますが、御所見を伺い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 冬季における本市の観光の魅力ということで御質問でござい
ますが、冬季の観光コンテンツはもちろん必要であり
まして、例えば民間の事業者が今年の1月から2月
に実施され
ました、皆生の砂浜
に巨大なたこを浮かべる空の水族館や透明なドームテントで飲食を楽しめるウミコタ、そういった冬の皆生
に新た
ににぎわいを生み出し
ていただい
ており
ます。このことから
も、冬季の新たな魅力を掘り起こし、誘客
につなげることは必要なことであると考え
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 事例を出し
ていただき
まして、よく分かり
ました。ありがとうござい
ます。雪が少ない年があり
ましても、冬を感じられるような場所ですとか、見せ方があり
ますと、繰り返し
になり
ますが、年間を通じて、スポーツツーリズム
に限らず、本市の観光誘客
につながるのではないかと考え
ますので、引き続き、いろいろな策を検討し
ていただきたいなと思い
ます。お話をしながら、ずっと今スポーツのお話をしてたので一例ではござい
ますが、冬季限定でスキー、スノーボードができなく
ても、スケートリンクがあったりとかすると、これ
もスポーツツーリズム
につながるのかなというふう
にも考え
ましたので、こういったもの
も官民限らず有用性について探っ
て見
てはどうかなと考え
ますが、いかがでしょうか。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 冬季限定のスケートリンクの有効性ということで御質問をいただき
ました。一例として提案いただき
ました、冬季限定のスケートリンクは、誘客
に役立つ可能性があると考え
ており
ます。それ
に限らず、本市観光資源の磨き上げ等、冬季の魅力向上
に努め
てまいりたいと考え
てい
ます。以上です。
○(前原副議長) 奥岩議員。
○(奥岩議員) 一例で今お話をしながら思いついたものですので、どれが有用かなというの
も分からない状態ですが、冬
につきましてもいろいろな見せ方、また特にインバウンドに関しましては、我々が気づかないような視点があると思い
ますので、ふだん何げないところが、気づいてないところが観光資源
になったりというようなこと
もござい
ますので、そういったところ
もぜひ注視し
ていただい
て、観光
に寄与し
ていただきたいなと思い
ます。
最後
になり
ますが、米子市は環日本海の拠点都市といたし
まして、県内の鳥取さんとか境港さんはもとより、中国、韓国、ロシアと約20都市ですかね、20都市以上と経済文化交流がござい
ますので、こういったところとの交流
にもスポーツツーリズムですとか、今お話をさせ
ていただき
ました冬季の新しい魅力ですとか、そういったところは魅力的ではないかなと考え
ますので、今はまだコロナの時期ですが、今後のアフターコロナをにらんだ観光コンテンツ
につきましては、引き続き多角的
に可能性を研究し
ていただき
ますことを期待いたし
まして、私の質問とさせ
ていただき
ます。ありがとうござい
ました。
○(前原副議長) 次に、三鴨議員。
〔三鴨議員質問席へ〕
○(三鴨議員) 蒼生会、三鴨でござい
ます。稲田代表の質問
に関連いたし
まして、大要2点ほど伺わせ
ていただきたいと思い
ます。よろしくお願いいたし
ます。
初め
に、淀江傘について伺っ
ていきたいと思うんですけれども、このたびの200周年記念事業、これについて答弁をいただき
ました。事業の内容等伺っ
てきたんですけども、いまだコロナ禍ということで、なかなか大人数で1か所
に集まっ
て大々的
に盛大
に祝うということがなかなかできにくいとは思うんですけれども、やはり代表が言われたよう
に、この事業をきっかけ
に、いかにこれから淀江傘については展開を図っ
ていくのか、これが重要ではないかというふう
に考え
ており
ます。やはり淀江傘の魅力
にいかに多くの人
に触れ
ていただけるのか、これが今回の200周年事業の狙いであり、そしてこれがきっかけ
になるんじゃないかというふう
に期待はし
ており
ます。
そこで、まず伺いたいと思うんですけれども、これまで
も淀江傘、私から
もいろいろ提案をさせ
ていただき
まして、いろいろと取組のほうし
ていただい
ているところでござい
ますけれども、本事業をきっかけといたし
まして、新た
に着手しよう、あるいは試み
てみよう、そういった取組がござい
ましたら、まず御紹介いただけたらと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 淀江傘200周年の記念事業
につきまして、新たな取組についての御質問でござい
ますが、この記念事業とし
まして、市内の商業施設での淀江傘200本の展示を行い、淀江傘を間近で見
て触れ
ていただく機会を提供したいと考え
てい
ます。また、観光施設などで淀江傘の貸出しを行い
まして、実際、淀江傘
に触れ
ていただき
まして、直接使っ
てもらう機会をつくっ
てみたいと思っ
てい
ます。また、そのほか、今後の淀江傘の振興
に向け
ました推進会議を開催し
まして、傘に関する資料等の保存調査、また200年祭のPR、記念展、講演会等の開催
に取り組んでみたいと考え
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 日常生活のほうで淀江傘を実際
に差し
て町を歩い
ていくというのは、なかなかないかと思うんですけれども、やはりおっしゃられ
ましたとおり、体験ですよね。観光客の方ですとか、市民の方ですとか、ふだん、まだ淀江傘
に触ったことのない、手
に触れたことがないような方々
に、今回、触れ
ていただくと。傘差し
ていただい
て、米子の風情のあるまち並みなんかで写真撮っ
ていただい
て、SNSとかで拡散し
ていただくとまたいいのかなというふう
に思うんですけれども、今回、今、御答弁いただいたよう
に、いろいろとこれをきっかけ
に進んでいくのかなというふう
には感じ
ました。
そこで、次にですけれども、一昨年、淀江傘について一つテーマを取り上げ
て質問をさせ
ていただき
ました。既に私の考え方とかっていうのが伝わっ
ているという前提で、以下、質問させ
ていただきたいというふう
に思うんですけれども、淀江傘を、私、産業化とか経済活動とか、そういった側面で捉え
て質問をさせ
ていただい
ており
ました。それは、長らく淀江傘というのが教育委員会の教育行政の中で、文化伝承というのが主
にクローズアップされ
て、取り上げられ
てきた分野であったということはござい
ますけれども、伊木市長の下で経済部の所管
になったということで、これはいわゆる経済活動ですとか、産業化ですとか、こういったところ
にも関わっ
てくるのかなというふう
に思っ
ており
ます。
そこで、質問なんですけども、文化伝承というのはやはり分かるんです、一つ、伝統文化なんで。ただ、一方で経済部の所管ということで、産業化ということがあろうかと思うんですけれども、今後はこの産業化というところをもっと強く押し出した施策というのを打っ
ていく、こういったこと
も考え
ていくべきじゃないかというふう
に思っ
ているんですけれども、この点について所見を伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 淀江傘の産業化についての御質問でござい
ますが、淀江傘の製造技術を将来
に向け
て継承し、生産体制を充実させることがまず大事であると考え
ており
ます。将来的
には販路を拡大し、産業として自立できる可能性を探っ
ていきたいと考え
ており
ます。また、安定的な需要を生み出す仕掛けとし
まして、市内の観光施設や宿泊施設での貸出用の和傘の普及などを関係団体と協議し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) おっしゃられてることはよく分かるんです、後継者育成ですとか人材育成ですとか。ただ、現状なかなか人数っていうのが増え
ていかないですよね。このままいくと産業化っていうところ
に至るまで
に何年、何十年かかるんだというような、そういった計算みたいな話
になっ
てくるんですけれども。ただ、今ちょっとコロナ禍でなかなか難しいんですけど、いっとき淀江傘というのが観光インバウンドで大変注目を浴びたりですとか、皇室の方
も訪れ
ていただい
て、すごく日本チックな和傘っていうのが皆さん注目を浴び
ていただいてるというとき
もござい
ました。したがい
まして、アフターコロナっていうところを見据え
て、今からでも少しずつで
も準備を進め
ていくっていうこと
も重要じゃないかなというふう
に思っ
ており
ます。
次からはいろいろ伺っ
ていきたいと思うんですけれども、淀江傘については、それを中心
に地域の経済活動が回っ
ていくような、もっと大きな視点で捉えるべきじゃないかというふう
に思っ
ており
まして、今、文化観光局長、お答えいただいたんですけども、私、経済という分野からこの淀江傘というのを捉え
ていきたいというふう
に思っ
ており
ます。この件、経済部所管ということで、経済という側面、経済部はこの淀江傘をどのよう
に捉え
ておられるのか、ちょっと急ですみませんけど、経済部長、御答弁お願いし
ます。
○(前原副議長) 杉村経済部長。
○(杉村経済部長) 淀江傘の経済面からどう捉え
ているか、御質問
にあり
ますよう
に、産業化
につなげ
ていくという視点だと思っ
ており
ます。議員御承知のよう
に、先ほど御質問あり
ましたよう
に、非常
に淀江傘を産業化し
ていくの
には様々な課題があるというふう
に思っ
ており
まして、やはり、その課題を一つずつステップを踏んでいく必要があるなというふう
に思っ
ており
ます。
おっしゃい
ましたよう
に、今、作り手の問題があり
まして、技術伝承者という形で、伝承の会の中
に会長さんがおられ
て、それの伝承を受け
ておられる研修生の方が1名いらっしゃる。実際、作り手は2名ということだろうかと思い
ますが、この作り手をやはり増やし
ていかないと、産業として商品を提供し
ていくと、そういうものがなかなかできないという現状がござい
ます。ですから、後継者育成をし
ていっ
て作り手を増やす、それで生産力を高め
ていくこと
も重要だと思い
ますし、先ほどあり
ましたよう
に、200周年記念事業、これをやり
まして、市民をはじめとして広く内外
に周知を図っ
て、この淀江傘の歴史であるとか、あるいは製品のすばらしさ、技術のすばらしさというものを改めて広くPRし
ていく必要があるというふう
に思っ
ており
ますし、今回、ふるさと納税
に返礼品として淀江傘のほう
も加え
まして、そういった形で全国
にもPRをし
ていきたいというふう
に考え
ており
ます。また、全部手作りで作っ
ておられ
まして、非常
に一本一本丁寧
に作っ
ていただい
ておるんですけども、やはり作業効率を高め
ていくと、それで生産性を高め
ていくというようなこと
も生産力の強化ということ
になっ
ていくと思い
ますし、あるいは、議員おっしゃい
ましたよう
に、結構、和傘というのが海外の方
に非常
に興味を持っ
ていただける、そういうアイテムであるというふうなこと
もお聞きし
ており
ます。そういった海外
も含めた市場開拓、こういったもの
も併せ
て、その関連性を探っ
ていくというか、そういったこと
もやっ
ていく必要があるのかなというふう
に思い
ます。
いずれ
にし
ても、そうした淀江傘で食べ
ていけるというか、稼いでいけるという力が
ついてくることによって、またそれをやりたいなというような作り手の方
も増え
てくる。こういった好循環を生み出し
ていっ
て徐々に産業化として復活し
てくるというようなこと
になろうかと思い
ます。経済部のほうとして
も、その淀江傘を一つの米子市の特産品として位置づけ、伝承の会の皆さんとも協力しながら支援し
てまいりたいというふう
に考え
ており
ます。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 最近、淀江の町を車で通ることがよくあるんですけども、商店なんか
も閉まっ
てたりですとか、コロナ禍なんで人通りが少ないというの
もあるかと思うんですけど、なかなか通って
ても寂しいなっていう思いがし
ます。そういう中で、前回は水木しげるロードとの比較っていうことでいろいろ話をさせ
ていただいたんですけれども、あれは妖怪ということでアイテムを使っ
て、人通りとか、あるいはいろいろと経済活動を回し
ていくっていうのを、まちづくりを進め
ているんですけれども、淀江のほう
も傘をうまく使っ
て、何とか人通りですとか地域の経済活動ですとか、そういった回し
ていけるようなアイテムの一つ
にならないかなというふう
に道を通りながらどうかなというふう
に思っ
て、最近淀江の町を通ったところなんですけれども。
そこで、淀江振興ということで、やはり淀江傘のブランドを生かし
ていくっていうのがひいては淀江の振興っていうところ
につながっ
ていくんじゃないかと思っ
てい
ます。市長
も副市長
も、文化観光局長
も淀江支所長
も、今、経済部長
も言われ
ましたけども、大変興味を持っ
ておられ
ますし、平場で話してるときはこうしたらいいんじゃないかとか、いろいろと熱い思いを聞かせ
ていただい
ているんですけれども、やはりこの淀江傘、今るる言い
ましたよう
に、まちづくりと直結してると思うんですよ。そうなっ
てくると、やっぱり地域の商店の皆さんだとか、あるいは商工会の皆さんだとか、こういったところと連携を図っ
ていくということが大事じゃないかなというふう
に思っ
てい
ます。
そこで、地元の商工会、こういったところと連携するなどし
て地域の経済活動やまちづくり、こういったものを一度話し合っ
てみ
てはどうかというふう
に考え
ているんですけれども、その点、見解を伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 淀江傘
におき
ます地元の商工会等との連携協議の必要
につきましての御質問でござい
ますが、淀江傘のブランドといい
ますのは地域特性を生かした経済活動の一つのアイテム
になるというふう
に考え
ており
ます。しかしながら、先ほど
も経済部長
も申し上げ
ましたよう
に、生産体制の確立、また地域需要の充実し
ていく中で、地元の経済団体等とどのような連携を持てるか、そういったあたりを研究し
ていく必要があると考え
てます。以上です。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) かつて淀江傘というのが商工会の青年部の皆さんが関わっ
て頑張られたっていうことで、今回、文化観光局長
に伺い
ました。私
も3年、4年前ですけど、商工会青年部の部長をさせ
ていただい
てまして、もう商工会合併した後の部長だったんでなかなか淀江だけっていうのがなく
て、歴史っていうの
も分からなく
て関わりというのがなかったんですけども、経済部長
には以前、勉強会、意見交換会ということで青年部とさせ
ていただいたんですけども、私
も今年1年で卒業ですので、新しい部長さん大変興味持っ
ておられ
ますので、青年部のほう
にも声かけ
ていただけたら一緒
になっ
て協力いろいろできるところあると思い
ますので、また経済部のほうから
も声かけ
ていただけたらと思っ
ており
ます。
そこで、次に、やはり核となる施設であろう和傘伝承館、これについて
もちょっと伺いたいなというふう
に思っ
ており
ます。繰り返し
になり
ますけど、やはりコロナ禍なので一時の勢いというのがなかなかないかと思うんですけれども、現在の和傘伝承館の利用、活用状況について伺っ
てみたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 淀江の和傘伝承館の現在の利用、活用状況についての御質問でござい
ますが、現在は開館を火曜日から土曜日まで開い
ており
まして、午前9時から午後5時まで、日曜、月曜、祝日は休館し
ており
ます。従事し
てます方ですけども、県の伝統工芸士が1名、そして研修生が1名、そのほか2名の方で作っ
ていただい
てます。来館者数
につきましては、昨年度ですけども、約3,000名の方が館のほう
にお見え
になり
ました。そして生産本数
につきましては、昨年度ですけども、これはランプシェードとか張り替え修理
も含め
ましてですけども、約150本を手がけ
ており
ます。以上でござい
ます。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 現在の和傘伝承館なんですけども、場所の問題ですとか、あるいはスペースの問題ですとか、いろいろ問題があろうかと思うんですけども、作業場なのか販売所なのか、あるいは資料館なのか、ちょっとどれ
も何か中途半端な感じがし
て、なかなか核としての機能っていうのが発揮でき
ていないんじゃないかなというふうな印象を受け
てい
ます。そこで、やはりこういった核となる施設っていうのは、まちづくりという観点から
も非常
に重要な施設じゃないかというふう
に考え
ており
まして、その在り方ですとか、今後どのような機能を持たせ
ていくのかっていうことは、やはりしっかりと検討をなされないといけないのかなというふう
に思い
ます。
そこで、やはり和傘伝承館、その名
にふさわしい機能が十分
に発揮されるような検討っていうのを始め
ていくべきじゃないかというふう
に考え
ているんですけれども、この点の見解を伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 和傘伝承館の今後の在り方の検討の必要性についての御質問でござい
ますが、今回、記念事業の中で淀江傘に関する情報とか資料提供、これを地域の方
に求め
まして記録保存を進め
てまいり
ます。そして、今現在
につきましては、この伝承館はやはり淀江傘の技術を継承する継承の場だというふう
に考え
ており
ます。今後
もその施設の在り方
につきましては、先ほど申し上げ
ましたよう
に、振興会議の中で進め
てまいり
ます。以上でござい
ます。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 分かり
ました。淀江傘、本当にすごく夢があっ
て、これからの淀江のまちづくり
に非常
に大きく貢献するようなアイテムだと思っ
ているんですけれども、ただ、話をして
ても結局行き着くところが後継者の問題、どうするんだっていうところ
にまた返っ
てき
てしまうんですよね。そこで、淀江傘っていうのはやはり米子市が誇る伝統文化ではあるんですけども、これは鳥取県から見
ても、やはり鳥取県が誇る伝統文化だというふう
に思っ
ており
ます。
そこで、現在の後継者育成について県と連携、どのよう
にされ
ておられるのか、その点伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 淀江傘の後継者の育成についての県との連携についての御質問でござい
ますが、現在、県の補助金でふるさと産業支援事業補助金を活用し
まして製造技術の継承を支援いただい
ており
ます。以上です。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) そういった取組っていうの
もあるんですけど、まだまだ取組としては弱いのかなというふう
に思っ
てます。何年かかけ
てようやく1人、2人というペースだとなかなか産業化というところ
につながっ
ていかないのかなというふう
に思っ
ており
ますので、例えば弓浜絣の例
もあるんですけれども、ここはもっと県のほう
にも本気
になっ
て主体的
に動い
ていただけるような働きかけというのを行うべきじゃないかというふう
に考えるんですけれども、この辺りの見解を伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 後継者育成における県への働きかけについての御質問でござい
ますが、本年、とっとりの文化遺産魅力発掘プロジェクトの中で淀江傘の後継者育成を含めた講演会を予定され
ており
ます。また、後継者育成
につきましては、今後
も引き続き
まして県との連携をさらに強め
てまいりたいと考え
てます。以上です。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 分かり
ました。一昨年
に質問させ
ていただい
てから、今回2回目の淀江傘を取り上げ
ての質問
になり
ましたけれども、やはり夢が膨らみ
ますよね。淀江駅から降り
て歩い
ていくと、いろんな傘を作ってるようなお店だとか、そういうところで体験をしながら、私のちょっと理想の伝承館というのがあるんですけど、そういったところ
に行き着い
て、いろんな和傘の文化
に触れ
ていただい
て、そして地域の経済活動
もそこで回っ
ていく、元気な淀江の通りができる。そういったメインのツール
にやっぱり淀江傘というのはすごく夢があるものだなというふう
に今でも思っ
ており
ます。
そこで、やはり200周年事業、きっかけ
になることは間違いないと思い
ます。そして、淀江傘の昔の文化とか歴史とか知っ
ている方
もどんどん少なくなっ
ていき
まして、商工会青年部なんか
も今は関わっ
ており
ませんし、傘
に関わっ
ていくような人
もどんどん減っ
ていくような現状であり
ます。ですので、もうこの機を逃したら次はないと、もうこれはラストチャンスだぐらいの気持ちで、今回これをきっかけ
に淀江傘の復活といい
ますか、それ
に向かっ
て動い
ていただきたいと思い
ますが、市長、いかがお考えでしょうか。
○(前原副議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 淀江傘ですけれども、いわゆる和傘は、これは、かつては全国各地で生産をされ
ていたという歴史があるんですけれども、西洋傘が入るよう
になり
ましてから、その多くはもう廃れ
てしまい
まして、僅か
に残る生産場所の一つが淀江であるということで、今や本当に伝統工芸となっ
て大変貴重な和傘というふう
になっ
ているのがこの淀江傘であり
ます。今、三鴨議員が言われ
ましたよう
に、本当に今、この200年の節目を迎え
て、ここでしっかりとこの淀江傘のこれからのことを考えながら200周年イベントなどをし
ていかないと、本当に最後のチャンスだなというふうな気持ちで私
も思っ
ており
ます。
ただ、文化観光局長や経済部長が述べ
ましたよう
に、いわゆる産業化
に向け
ての道のりというのは、現時点においては大変厳しいものがあるというのは我々は認識し
ておかなければならないと思っ
ており
ます。それは単に後継者の問題だけではなく
て、たとえ後継者があったとして
も、例えば傘の重要な部品の一つ、ちょうど軸
に骨が集まるようなところの、ちょっと具体的な名前忘れ
てしまい
ましたけども、そうした重要な部品なんかは、いわゆる米子の中では作ってないんですね。県外から仕入れ
ている状況があっ
て、しかも、その県外の職人さん
も非常
に少ない人数でやっ
ておられるという現状があるので、こうしたところ
も基本的
に自製化し
ていかないと、自分たちで作れるよう
になっ
ていかないと、いわゆる重要な部材の調達
も将来的
に厳しい状況
も我々としては想定し
ておかなければいけないということで、後継者の育成とともに、例えば先ほど商工会のお話を出し
ていただき
ましたけども、いろんな作業工程の中で必要な工程については、市内の、あるいは淀江地内の中で調達ができるような、そういう生産体制というもの
もいつか確立したいなというのは気持ちとしては持っ
てます。すぐ
には無理ですけども、そういう目標は持っ
ていかなきゃいけないと思い
ます。
そして、次には、やはり言われたよう
に、販売の部分ですけれども、今、1本数万円で売っ
ているんですけども、これだとなかなか産業化
にはつながり
ません。1本数万円でも高いと思われるかもしれ
ませんけども、やはりそれをもう1桁ぐらい価値を上げ
ていかないと、いわゆる自立化するまで
には、とてもじゃないですけども、生産本数との関係でいき
ますと成り立ちにくいところがあり
ます。そうして、やっぱり自立化への目標等は持ちつつ
も、まず、この200周年でしっかりと淀江傘の魅力というものをいま一度、市民の皆さんはもちろん、観光客ですとか、あるいはネットで買物をし
てくださるインバウンドの方
も含めた、海外の方
も含め
て、魅力をPRする機会を持っ
て、そして、それをきっかけ
に、今申し上げたような課題を一つ一つクリアし
ていくべくチャレンジはしたいなというふう
に思っ
ており
ますので、皆様のまたアドバイス
もいただければというふう
に思い
ます。以上でござい
ます。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 分かり
ました。このたびの200周年記念事業、楽しみ
にし
ており
ますので、引き続きしっかり取り組んでいただけたらと思い
ます。
2点目
に移りたいと思い
ます。ちょっと事務的な話
になっ
てしまうんですけど、市民への情報提供についてということで伺いたいと思い
ます。
今コロナ禍でし
て、様々な媒体による多くの情報というのが氾濫し
ており
まして、市民にとって
もインフォデミックって言うんですかね、情報パンデミックが心配され
ており
ます。我々市議会のほう
にもいろいろな、特に経済部からですとか福祉保健部さんからですとか、たくさんの多くの情報が流れ
てき
まして、特にコロナの補助金ですとか、ああいうとき
にはすごく混乱したっていう経験
もござい
ます。ですので、仕事として取り組んでる私たちですらそうですので、日常生活で情報
に触れる市民の方っていうのは、自分
に必要な情報っていうのをしっかりと素早く検索でき
て短時間で理解できる、そういったことがすごく重要
になっ
てくると思っ
てい
ます。
そこで、情報の重要度などを勘案し
まして、情報が過多となり過ぎないよう
に適切な時期、手法での情報提供
に努めるべきである、このよう
に考え
ており
ますが、見解を伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 辻総務部長。
○(辻総務部長) コロナ禍
におき
ます適切な情報提供についてでござい
ますが、本市におきまして
も、適切な情報発信については重要であると認識し
ているところでござい
ます。新型コロナウイルス及びワクチン関係
につきましては、公的機関の発する情報を御確認いただくよう呼びかけ
ており
ますほか、ワクチン接種関係の市のホームページでは目次をつけ
まして、予約状況や必要な手続等
に情報掲載を絞るといったこと
に留意いたし
まして、できるだけ伝わりやすい発信となるよう努め
ているところでござい
ます。今後
も新型コロナウイルス感染症対策
に限り
ませず、時期や媒体、手法
につきまして、常に市民
に分かりやすい情報提供を行っ
てまいりたいと考え
ており
ます。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 分かり
ました。それからもう一つは、今、伊木市政が2期目を迎え
まして、やはり今回選挙がなかったものですから、伊木市長のいろいろな政策ですとか、なかなか多くが伝わらない部分というの
もあったのかもしれ
ません。したがい
まして、政策がきっちりと市民の皆さん
に伝わるような形で、これからは情報提供というのを行っ
ていかないといけないと思い
ますし、やはり、市長は常に市民の皆さんのパワーを引き出し
て市民の力と一緒
になっ
て市政運営をし
ていくんだというふうなことを言われ
ており
ましたけれども、市民のパワーを引き出す
にし
ても一体どういう分野で引き出し
ていけばいいんだっていうような、なかなかそういう、正確
に市長の思いとか政策っていうのをこれからはしっかりと伝え
ていき、市民の皆様と共に市政運営をし
ていくっていう姿勢が求められるのかなというふう
に考え
ており
ます。
そこで、市民にとって伝わりやすく、またシビックプライドの醸成
につながるような情報発信というのが必要
になっ
てくると思うんですけれども、そういった媒体についてはどのよう
に考え
ておられるのか、その辺り伺いたいと思い
ます。
○(前原副議長) 辻総務部長。
○(辻総務部長) 情報の媒体とその活用についてでござい
ますが、住んで楽しいまちづくりを推進するため
には、市民はもちろん、地元企業や団体、あるいは市外の関係人口に対しまして米子の魅力を発信し、まちへの誇りや愛着を高めることでまちづくりへの関与、まちの魅力を推奨する気持ちを醸成することが必要であると考え
ており
ます。現在、広報紙やホームページといった媒体はもちろん、メルマガやSNSといった双方向性のある媒体、マスメディアの活用やふれあい説明会、市政提案といった手法を内容
に応じ
て活用し
ているところでござい
ますが、今年度はシティプロモーションの強化といたし
まして、新た
に新聞紙面広告や折り込みチラシ、またケーブルテレビでの情報発信を行うための予算を、この6月補正予算案として上程させ
ていただいてるところでござい
ます。今後
も適切な情報発信のため、あらゆる手段を活用し
ていく所存でござい
ます。
○(前原副議長) 三鴨議員。
○(三鴨議員) 分かり
ました。媒体が多い
にこしたことはないと思うんですけど、たくさんの多くの情報が来るとなかなか混乱をし
てしまい
まして、ちょっと最初の1問目のほう
に戻るんですけども、やはり必要な情報を容易
に取れ
ていく、また利用できるっていうような、本当に情報があふれる中で、どうしたらいいのかなっていうことは私
もつい悩んでいるところなんですけれども、市民の皆様
にしっかりと市政の情報が伝わり、そして今、コロナ禍におきまして苦しんでおられる事業者の皆様、あるいは市民の皆様おられるかもしれ
ません。そういった方
に支援を与えるような情報がある場合、またそういった方
にもしっかりと伝わるような情報提供の方法等、模索し
ていただけたらと思っ
ており
ます。
以上で私の関連質問を終わり
ます。
○(前原副議長) 暫時休憩いたし
ます。
午後2時54分 休憩
午後3時08分 再開
○(岩﨑議長) 休憩前
に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたし
ます。
次に、田村議員。
〔田村議員質問席へ〕
○(田村議員) 会派蒼生会、打っ
て出る米子市を目指す田村謙介でござい
ます。先日の中田議員のマスク
にオリンピックということでし
て、私
もブーム
に乗っ
てこういうのをつけ
てまいり
ました。全集中で質問をし
てまいりたいと思い
ます。よろしくお願いをいたし
ます。
まず、代表質問で当会派の稲田議員のほうから様々
に質問、提案がござい
ました。その中で、私は観光振興の視点で、以下3つの質問をし
てまいり
ます。米子駅周辺整備の推進について、米子城跡三の丸広場等の保存活用と整備の推進について、それと、中海・錦海かわまちづくり計画について、これらの関連質問をし
てまいり
ます。
まず最初
に、今回、いよいよ旧米子駅舎の解体工事がもう着手となっ
ており
ます。私
もよく通るんですけれども、日々その形を崩し
ていく旧駅舎を見ながら、やはり悲しい思いをするわけなんですけれども、これが完成といい
ましょうか、南北の自由通路ができたこの暁
には、ぜひ、この米子市
に再びにぎわいを創出する、そういった足がかりとなるような整備というのを私は願っ
ており
ます。また市民
もそうだと思い
ます。今回の整備において、南北自由通路完成後のにぎわい創出策、これについて現時点、本市が考え
ている見解をお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 米子駅周辺の整備におけるにぎわい創出策についての御質問でござい
ます。皆様御存じのよう
に、自由通路
に合わせ
まして、駅の南広場の整備ですとか北広場の再整備を行う予定とし
ており
ます。それによりまして、米子駅の南口と北口がつながるということで、歩行者の方や自転車の往来というものがスムーズ
になるという具合
に考え
ており
ますし、あわせ
て、自家用車ですとか各公共交通機関の利用に際しまして
も利便性が向上するものだと考え
ており
ます。そういうことをもちまして、米子駅自体の交通結節としての機能、これ
も充実するという具合
に考え
ており
ますことから、いろいろお話
もあり
ましたけども、本市が進め
ますウォーカブルの推進、これ
につきまして、駅周辺のにぎわい創出
につながるものだという具合
にも考え
ており
ます。
その一環といたし
まして、昨年度は、国が示し
ました道路空間における規制緩和、こういうものによりまして、駅前通り
におかれ
まして沿線の店舗によるストリートテラス、これが実施され
ており
ます。また、今トライアル・サウンディングを行っ
ており
ますけども、駅周辺
にも公園がござい
ます。そういった公園施設の利活用
も考え
ておるところでござい
ます。現在、このようなハード的な要素の手法によりまして、まちのにぎわい創出の基礎となり
ます準備、これは先行し
て行っ
ているものだと考え
ており
まして、今後はそれらを十分
に活用したイベントの実施ですとかまちの魅力や集客力、こういうものを高めるソフト事業、こういうものを立案する必要があるという具合
にも考え
ておるところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かり
ました。では、以前議会で、平成27年6月、そして令和2年12月議会でスクランブル交差点についての御提案を申し上げ
ており
ます。先ほど来あり
ました、いわゆるウォーカブル推進を図る上で、以前は市長
も自らその問題点を指摘をされ
ておられ
ました。いわゆるぐるっと回る迂回状態
になっ
ていると。これの解消について重ね
て要望したいというふう
に思っ
ており
ます。以前は警察との協議であるとか動向調査をしたいとか、様々
におっしゃっ
ておられ
ましたが、平成27年6月の答弁においては、高齢者の方や身体
に障がいをお持ちの方の負担軽減などのメリットということをうたっ
ておられ
ます。今、米子市
もどんどん高齢化が進んでいる中で、この当局の認識というのは私は極めて正しいと思っ
ており
ます。一方、例えば信号のシステムが変わるというような形の歩車分離
になるということについて御懸念
もされ
ておられ
まして、交通渋滞発生などのデメリット
も踏まえながら相談し
てみたいというふう
に言っ
ておられ
ます。いずれ
にし
ても、駅前で交通渋滞というのが現在そんなに頻発してるとは思えない。というのは、ハーベスト側はもう既に歩車分離信号
になってるわけで、そういったこと
も考え
て、もう高齢者の方や身体
に障がいをお持ちの方、そちらのほう
に心を寄せ
ていただき、交通渋滞云々よりは、今のウォーカブル推進の観点から
もこれは再度提案をさせ
ていただきたい、検討いただきたいと思い
ますが、見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 駅前の交差点についての御質問だと思い
ます。駅前の交差点におきましては、皆様方
も御存じのよう
に、ワシントンホテル側から駅のほう
に横断した際
に、直接駅の入り口のほう
に向かうことができず
に、今はだんだん広場のほうを迂回し
て、ぐるっと回っ
ていくというような動線を取る必要があるということがいろいろ問題
になってるところで
もあり
ましょうし、先ほどおっしゃられ
ました高齢者の皆様ですとか障がいの皆様方の、そういった動く距離を短くするということ
も考えの一つだという具合
に思い
ます。今回、自由通路の整備ですとか北広場の再整備など
に合わせ
まして、先ほど
もおっしゃられ
ましたけども、ウォーカブル、こういうものの推進の観点から、現在、交通量調査の結果ですとか車両の渋滞状況、また県道の車線構成など幅広く検討し
まして、議会提案であるスクランブル化、または、それ以外
にいろいろな形態
も含め
て、鳥取県並びに県警のほうと継続協議中でござい
ます。その中でスクランブル化につきましては、先ほどお話
もあり
ましたけれども、朝夕の駅前通りの渋滞に対しまして歩車分離の信号
にした場合、ワンサイクル増えるため
に、さらに渋滞の悪化が懸念されるということから、歩行者の交通量が増え
てから改めて検討し
てはどうかというような御意見をいただい
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かり
ます。意見をいただいてるところでござい
ますで終わっ
てますけれども、それじゃなく、実証実験とは言い
ませんけれども、机上でいろいろされるのではなく、実際
にやはりやっ
てみるいうことをまずやられたらいかがでしょうか。既に歩車分離
になっ
ているハーベスト側、もうあそこはできるわけで、試験的で
もやっ
てみる。そういうとにかく一つ、一歩前進ということを今後期待したいと思っ
ており
ます。前回のこの答弁というのは平成27年ですから、随分前。何年
もこの状態ということはやはりよろしくないと思い
ます。せっかく米子市がウォーカブル推進と標榜するのであれば、やはりこれは推進し
ていただきたいと心から願っ
ており
ます。よろしくお願いをいたし
ます。
では、次に移り
ます。南口が整備されたら、いずれは人がどんどんそこを通るであろうと。ある程度の動線ができ
てき
て、商業が張りつい
ていくんじゃないかというような構想
もあったというふう
に私は記憶し
ており
ます。しかし、今のコロナ禍であっ
ては、こういったことというのは無理で、やはり米子市として利活用、先ほどの通路を利用した利活用の御紹介
もあり
ましたが、例えば、それ
も併せ
て南側での実施、あと商業の誘致を戦略的
に図っ
ていくということが必要
になるんじゃないかというふう
に思っ
ており
ますが、本市の見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 杉村経済部長。
○(杉村経済部長) 米子駅南口の利活用や商業誘致についてでござい
ます。都市整備部長
も御答弁申し上げ
ましたとおり、新商都米子のまちづくりの重点課題の一つといたし
まして、米子駅周辺地域
も部局横断で取り組むウォーカブル推進事業におきまして、ハード整備やまちの魅力向上
に向けた検討を進め
ているところでござい
まして、南口
につきましても米子駅周辺エリアでのウォーカブル推進、こうした事業を進め
ていく中で、いかににぎわいを創出し
ていけるのかが重要と考え
ており
まして、検討を進め
てまいりたいというふう
に考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) どうぞよろしくお願いをいたし
ます。それでは、以前、これ
も議会提案をし
ており
ますが、駅の南口ができた際
に、例えば近くで見どころとなるのが米子駅構内
にある扇形車庫であり
ます。これ
につきましては不定期ではあり
ますけれども、大人の社会見学ということでJRさんのほうが開放し
ておられる。本市
も関わっ
て広報などをし
ておられるということは了解し
ておるんですけれども、こういった、まず駅
に来
てもらっ
て、電車などで米子駅
に降り
ていただい
て、そこからそちらのほう
に誘導し
ていただくいうことを考えると、やはり誘導看板というのが必要なんじゃないかと。扇形車庫ここですよと、こっち方向ですよと。構内
に入れなくっ
てもちょっと離れたところからでも写真撮れるような、そういったところ
もあり
ますし、そういった方向を案内する、こういった看板が必要なんじゃないかというふう
に申し上げ
ており
ます。これについて現在の見解をお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) JR米子駅の南口からの扇形車庫への誘導看板の設置についての御提案でござい
ます。これ
につきまして、扇形車庫の観光面における活用としまして、先ほど
も議員言われ
ましたよう
に、常時ではあり
ませんが、JRさんの企画で扇形車庫等の見学ツアーが実施されたという実績がござい
ます。現在はツアー以外での見学が困難であることから、扇形車庫
に誘導する看板の設置
につきましては、見学の常時実施
も含め
まして、JRさんの御意見を伺っ
ていきたいと考え
ており
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かり
ました。ちょっとこれ、直接は関係ないんですけれども、最近、米子駅前を私歩い
ており
ましたら、だんだん広場のところ
にSLのモニュメントがあるんですね、銀河鉄道のような。あれを見てる子ども連れのお父ちゃんと小さい子どもがそれを見上げ
て、あ、パパ、電車だと言ってるんですね。電車だって、何言ってるんだろうと思ったら、お父ちゃん
も、あ、電車だね。子どもが、前のは何、要するにSLの部分ですね、あれ何って言ってるんです。お父さん、分かんないんです。何だろうねって言ってるんですよ。僕、えっと思いながら、SLだよと言っ
ても、結局、今、SLというものが若い世代、もう子育て世代のお父さんですら知らない、そういう時代
になっ
てきてるということでござい
ます。
以前、湊山公園
にあるSLのことを私取り上げ
ました。令和元年の9月
に再塗装がなされたということの御答弁を頂戴し
ており
ます。こういったものがやはり公園
にあっ
て、子どもたちがうろうろして
ても上がれないし、触れないし、見上げるだけで、そういうものがああいうところ
にあるよりは、以前から何回か提案をし
ており
ます、やはり駅構内
に移設をし
て観光的
に見
ていただけるものとして再整備したらどうかということを以前申し上げ
ており
ます。こういったJR、旧国鉄の退役車両の保存、これについて前の議会で御答弁を頂戴し
ており
ます、JRの退役車両の保存活用についてでござい
ますが、議員御指摘のとおり、退役車両、例えば特急やくもの新型車両更新後の旧車両など、鉄道資料として観光資源となり得る可能性があると考え
ており
ます。しかしながら、保存活用に当たり設置場所をどこ
にするとか、費用面、管理面でクリアすべき課題
もござい
ますため
にJRの御意向などを伺っ
て研究し
てまいりたい、そういう内容であり
ました。非常
に期待してる内容であり
まして、これぜひ、南口のにぎわい創出、そういった観点から
もやはり保存をし
ていく、適切な場所
に置い
ていく、そういったことを求めたいと思っ
ており
ます。これについてJRとの協議はどのようなものだったのか伺い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 特急やくもなどの退役車両の保存についてのJRとの協議状況についてお尋ねでござい
ますが、退役車両の保存活用
につきましては、JRさんの御意見を伺ったところ、鉄道車両として使用する場合を除き、原則的
には譲渡は行っ
ていないという回答をいただい
ており
ます。ただ、そういった難しい状況ではござい
ますが、観光資源としての活用ということを考え
まして、今後
も研究し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かり
ました。JRさんの一発目の答えとしては、それが多分妥当だと思い
ます。しかしながら、他市の状況を見
てますと、鉄道をいわゆるまちのシンボルとして捉えてるところなんか必死
に、やはりそういった退役車両を譲り受け
て、適切
に保存管理、展示をされ
てらっしゃるということであり
ます。したがい
まして、やはり他市の状況というのをしっかりと研究いただい
て、どういう手法でそういったものを引っ張っ
てこれたのかいうことについては、引き続きJRさんとの協議含め御検討いただきたいということを強く要望したいと思い
ます。
先ほど申し上げ
ました湊山公園
に屋外展示し
ているSLの再塗装、これについては平成28年と令和2年、これについて質問させ
ていただき
ました。この再塗装の費用というのはお幾らぐらいかかったんでしょうか。いわゆる長年屋外放置をしとった車両1両、これを再塗装したその費用面をどれぐらいだったのかお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 湊山公園のSLの再塗装費用でござい
ますけども、工事の請負費は162万円ということ
になっ
ており
ます。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かり
ました。162万円ということで、いずれ
にせよ結構なお金がかかってるところであり
ます。先ほど御紹介し
ました当局の答弁の中で、いわゆる設置場所をどこ
にするのか、費用面、管理面、そういったことの研究ということがござい
ましたので、近く
に法勝寺電車の展示が南部町でされ
ておられ
ます、これについて私は南部町の教育委員会さんのほう
に行き
まして視察をさせ
ていただき
ました。この車両の展示状況並び
にかかった費用等を伺い
ました。パンフレット
も作っ
ておられ
ますけれども、中身はしっかりとこういう形で。この部分
に、ちょっと見づらいとは思い
ますけれども、今まで西伯小学校の入り口
にあった車両を再塗装し
て、再び搬入をし
て保存
にすること
にしたということの紹介があるわけなんですが、私行ったとき
に懇切丁寧
に御説明いただいた南部町教育委員会の皆さん
には本当に心から感謝したいと、また資料提供
も頂戴したわけなんですけれども、屋根が
ついて、国道側はガラス張り
になってると。反対側はホーム
になっ
てい
て見学する方はそこから入れ
ますよという形で、これなどもう再塗装って要らないんです。整備するこの車庫が2,300万だったんですね。私もっと高いかなと思っとったんですが、こういったものをすることで、先ほどかかったような費用というのは、今後、多分要らないであろう状況で適切
に保存ができると。しかも、管理面の心配を当局言っ
ておられ
ましたけれども、5か所ぐらい
にセンサーがあっ
て近寄るとピヨピヨ言っ
て、これが民間の警備会社
につながっ
ておっ
て24時間警備をし
ており
ますということであり
ました。
このよう
に、やはり南部町さんは、しっかりとこういった車両を文化財として大切
にし
ていくということでござい
ますけれども、やはり本市は、鉄道のまち米子としてはこういうことをやっぱりやっていいんじゃないかなというふうに思っ
ており
ます。したがい
まして、こういった、先ほど御紹介したSLであるとか、以前
に出
てきた特急やくも号381系電車であるとか、引退が間近と言われるDD51ディーゼル機関車であるとか、そういったものが1両2,300万内外で保存できる。しかも南口の横っ腹
に当たるよう
に、多分使えないであろう引込線というのは2本ぐらいあり
ます。こういったものを使わせ
ていただい
てそういうところ
に設置する。こういった展示車庫の整備というのを御提案したいと思い
ます。必ず米子市の見どころ
になると思い
ますし、私
も航空自衛隊さん
に掛け合っ
て飛行機置い
てもらい
ました。市長
にも御協力いただき
ました。やはり、ああいう古く、もう使わないよというものをただ壊すのではなく、地元の宝として置い
ていただく、こういった整備をぜひやっ
ていただきたい、提案したいと思い
ますが、見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) JR米子駅南口の展示車庫の複数整備という御提案でござい
ます。待避線の敷地の利用
につきましては、JR様
に確認し
ましたところ、現時点では展示車庫の整備は考え
ておられ
ませんで、利用活用については今後検討するという回答をいただい
ており
ます。待避線の敷地の利用
に係るJR様の意向については引き続き確認し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かり
ました。御確認いただいたということで、これはお礼申し上げたいとは思い
ます。しかし、JRさんが現時点で展示車庫の整備なんか考えるわけがないわけです。これは本市からぜひやっ
ていただきたいということで、これの資金的なものに関しては、例えばガバメントクラウドファンディングであるとか様々な手法は考えられ
ます。これ
に賛同いただける方は多分全国
にたくさんいらっしゃると思い
ますし、現に香川県の方が、たしかあれ、うどん屋さんだったんですけれども、九州の阿久根市というところ
にブルートレインが2両置い
てあったのが、それが朽ち
ておったと。これを頂きたいということで、まさに2,000万内外のクラウドファンディングで移設をし
て、今、琴平の山の上
にそこが、ブルートレインが並んでると、しかも塗装
も終わってると、そういう状況であり
ます。私
も見
に行きたいと思ってるんですが、やはりそれは全国で
も大注目を浴びてるということでござい
ます。やはりお金はかかるんですけれども、JRさんがやっ
てくれるわけでは絶対あり
ませんので、こういったこと、しっかりと私
も関わりたいと思っ
ており
ますが、整備について前向き
に今後
も検討いただきたいと、これは切にお願いをしたいと思い
ます。よろしくお願いをいたし
ます。
続き
まして、項目替わり
ます。米子城跡三の丸広場等の保存活用と整備の推進についての関連質問をいたし
ます。稲田議員のほうから
もあり
ました。もうこれ、ほかの会派の方
も聞い
ておられ
ました。これについては何回目
にもなるんですけれども、取りあえず現在、整備完了となった三の丸駐車場の利用状況、これを伺いたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 米子城跡の三の丸駐車場の利用状況についてのお尋ねでござい
ますが、本年3月の20日の駐車場オープン以来、多くの方
に御利用いただい
てい
ます。感触としましては、鳥取ナンバーが7割程度、特に土曜、日曜、月曜
につきましては県外の車
も見受けられ
ます。現状では満車という状況ではござい
ませんが、その駐車場のほうから米子城跡
に、天守のほう
に向かわれ
ます来訪者の方の流れが見られることから設置の効果はあったものと考え
ており
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) ありがとうござい
ます。これについては、もうこれ、平成26年度
に私、初当選以降ずっと、駐車場、駐車場と念仏のよう
に言っ
ており
ました。私
にし
てみたら非常
にありがたい整備だったと思い
ますし、本当に夢がかなったという状態であり
ます。引き続き市民の皆様
にはこちらの駐車場をどんどん活用し
ていただい
て、米子城
に触れ
ていただきたいというふう
に心から願っ
ており
ます。
観光目線で考えた場合
に、以前質問させ
ていただき
ました、米子駅からバス
に乗っ
て、この米子城
に至るルートということについて質問させ
ていただいた際
に、近くの久米町ですか、バス停があり
ます。また加茂町、斜め前
にもあり
ます。こういったものが近く
にあるということであり
まして、私、このバス停は分かりにくいので、名前変え
ていただけ
ませんかということを御提案をし
ており
ます。それ
につきましては、なお、議員御提案の観光客
に分かりやすい案内となるよう
にとの御意見について、最寄りの路線バスの停留所の名称を例えば米子城跡入り口など
に変更し
ていくということは、今後ちょっと検討させ
ていただきたいというふう
に考え
ており
ますという御答弁をいただき非常
に喜んだところであり
ます。先日来、これの名称変更についての御答弁が何度かござい
ました。具体的
に、もう米子城跡入り口、もしくは三の丸前など、米子
にお城があるんだよということを内外
に示せるような、そういった名称
にはもういよいよ決定をし
ていただきたい、再度これは提案したいと思い
ますが、見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 議員御提案の件
につきましては、バス利用環境向上事業ということで予算計上いたし
ており
まして、分かりやすい名称
に変更したいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) よろしくお願いいたし
ます。予算計上となったということですので一安心。ただ、名称については、やはりしっかりと米子城というものを入れ
ていただきたいというふう
に思い
ます。ぜひよろしくお願いをいたし
ます。
では、同じ議会でだんだんバスのルート化というものを提案をし
ており
ます。これについては、だんだんバスを米子城跡まで運行することは観光面で効果は大きいというのは議員と認識は同じでござい
ますが、実は既存の路線バスが、現状においてはだんだんバスより
も多いという内容でござい
ました。1日58便運行し
ており
ますということで、現在については、だんだんバスの路線化よりは路線バスの活用を進め
ていきたいという御答弁を頂戴し
ており
ます。これについて
も、今議会の冒頭からルート案のいわゆる検証というのをやっ
ていただくということでござい
ました。これについては、もうぜひこの駐車場まで乗り入れ
ていただく、そこでUターンなり転回をし
ていただい
て、また医大方面
に向かっ
ていただくと。そのルート案については、ほかはちょっと考えられないので、ぜひ、もうこれ
も決定をし
ていただきたい。駐車場ができた今、観光客の利便性の向上のため
に再度提案をいたし
ます。改めて見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) だんだんバスのルート案
につきましては、本議会におきましてだんだんバスの運行事業、予算計上をし
ており
ます。これは先日から答弁をさせ
ていただい
ているとおりでござい
ます。その実証実験において、現在、米子城跡を経由するルートというの
も検討し
ており
まして、関係機関と調整をさせ
ていただいてると、そういう段階でござい
ます。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) ありがとうござい
ます。ぜひ進め
てください。米子城跡の観光地化については私
もこだわりがあり
まして、観光地なのにバス停がないというのは非常
におかしいということは何度
も申し上げ
ており
ました。これをもっ
て非常
に市民
にも観光客
にも分かりやすい米子城跡、さらににぎわい創出のランドマーク
になるのじゃないかということを御期待申し上げたいと思い
ます。お礼を申し上げたいと思い
ます。
じゃあ、次の質問
に参り
ます。今、三の丸の駐車場の入り口
に、角っこ
に全体図、いわゆる米子城の全体俯瞰図のようなものが、新しいものが設置となっ
ており
ます。私隅々見たんですが非常
にすばらしいもので、これは本当によくやったなというふう
に私は本当に喜んだわけなんですが、残念ながら設置してる場所が角っこ、いわゆる駐車場の角っこなんですね、入り口の。車で入られる方はもう完全
に普通
にスルーをし
て入られ
て、車を止め
て上がられるという動線を考えるならば、この看板というのはもっと城側
にないとおかしいんじゃないかというふう
に思っ
ており
ます。入り口はむしろ大きく、三の丸駐車場入り口ぐらいの大きい看板がどんどんとあっ
て、ああいった詳細のすばらしいものは、やはり下りられた観光客がしっかりと見
て歩かれる、その道しるべとなるべき場所
にあるのが本当だと思い
ます。これの移設を要望したいと思い
ますが、見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 米子城跡の全体図の移設についての御要望でござい
ますが、これは米子高専さん
に作成いただき
ました米子城跡の全体図でござい
まして、歩道からはよく見え
ますが、三差路
に面し
て設置し
てあるため
に駐車場側から見えにくくなっ
ていることは認識し
ており
ます。現在、仮設として設置し
ているものでござい
まして、今後の三の丸広場整備の中で、来訪者
に向け
てより適切な場所
に移設する予定でござい
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) よろしくお願いをいたし
ます。続き
まして、駐車場
に隣接するであろう便益施設の建設について
も、以前、御答弁をいただい
ており
ます。今現在で分かる範囲でもいいので、完成はいつ頃
になりそうか伺い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 三の丸広場の便益施設の完成時期についてのお尋ねでござい
ますが、三の丸駐車場付近
に設置予定のトイレ等の便益施設については、今のスケジュールでは令和4年度
に実施設計を行い
まして、令和5年度
に設置工事を予定し
ており
ますが、少しでも前倒しできるよう
に文化庁や県と調整し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) これ
も引き続きよろしくお願いをしたいと思い
ます。最近新聞なんか読んでると、あれと思うことがよくあるんです。というのは、いわゆる長らく見なかった国内のバス旅行などのチラシが入るよう
になったんですね。私の母
も2回コロナのワクチンを打っ
ており
ます。まだ今は心配だと言うんですけれども、やはり聞くと、もううずうずし
てどんどんもう旅行
に行きたいわと、こんなのもう飽きたけん早くどっかへ行きたい、そういうニーズはすごい高まってるんだろうなと思うわけであり
まして、そういったものを、アフターコロナを見据えたいわゆる事業展開、観光施策というのは既にもう始まってるというふう
に考え
ていいんじゃないかというふう
に考え
ており
ます。このアフターコロナ
に向けたいわゆる周遊する、山陰を周遊し
ていただく観光バス、これをぜひ米子市内
に誘致をする。いわゆるそういったバス会社など
に立ち寄り施設としてぜひ米子
に来
ていただい
て、願わくばお金を落とし
ていただく。そういった施策は今後追いかけ
ていく必要あり
ますけれども、経済
につなげるため
には、やはりこういった取組というのは既に始め
てい
ていいというふう
に私は考え
ます。現在の方針を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 米子における周遊観光バスの誘致の促進についてのお尋ねでござい
ますが、今年度、米子城跡に関しまして、大手の旅行会社などの観光バスツアーの受入れを予定し
ており
ます。また、市の観光協会が大人たちの社会見学、米子城散策と発掘調査現場見学としまして観光メニュー化をいたし
まして、その情報については県の観光連盟を通じまして全国の旅行代理店のほう
に情報提供を行っ
ており
ます。また、アフターコロナを見据え
まして、観光戦略の立案が課題という認識はし
ており
まして、その中でも、観光バスツアーの誘致については、旅行代理店等のツアー計画立案
に活用し
ていただけるよう
に最新の米子城跡に関する情報を提供し
てまいりたいと考え
ており
ます。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) ありがとうございます。既にそういった取組をしておられるということで非常に安心いたしました。
一つ参考までにお教えしたいと思いますのが、以前視察をさせていただいた倉吉市の琴櫻駐車場、バス転回所というのが正式名称なんですけれども、そこで倉吉市の担当者さんがやはり同じように、こういう駐車場ができたので来てくださいということを言われたら、まず最初に言われたのが休憩する場所、いわゆるドライバー、ガイドさんが休憩する場所ありますか、トイレありますかと必ず聞かれるんだそうです。ですので、やはり便益施設、先ほどスケジュール感を申されましたけれども、やはりこういったものもできるだけ早く、仮設でもいいので誘致するのであれば、ドライバーさんもここで取りあえずゆっくり、木陰というか、バス止めて休んでいただけますよということがセットでないと多分来ていただけないのだというふうに考えますし、それについては、またスピード感を持ってそういった便益施設の整備、また先ほどだんだんバスの停留所のことも御答弁いただきましたが、そういったものをひとつ、集まりといいましょうか、そういったところをきちっと整備をされたら非常に、観光地、米子城跡というのが出来上がるというふうに私も認識しておりますので、よろしくお願いをいたします。
では、この項、最後になります。久米町の交差点ありますね。三の丸の駐車場から、さあ国道9号線に出ようかといったところでガソリンスタンドの横の信号に引っかかるわけなんですけれども、幅が微妙に車2台分ない状態であります。先日もちょっと定点で五、六分立って見てみましたけれども、やはり追い抜こう追い抜こうとする車が微妙に5センチ、10センチ重なった状態で渋滞をしてるいう状態であります。三の丸の駐車場がなければ、こういったことって今までもあったじゃないかということになろうと思いますが、やはり本市の文化振興の面で他市からも本市の皆さんも来ていただくということを考えるならば、やはりそういったトラフィックジャムがないようなものを提供していかなきゃいけないんじゃないかというふうに考えております。
したがいまして、こういったものの渋滞解消のための改良工事、例えば車線の増設であるとか右折信号機の設置であるとか、国県と協議していただいて、そこの幅をもうちょっとだけ広げていただくというようなことは考えられないか、ぜひこれは要望したいと思っております。これの見解を伺います。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 久米町の交差点の改良についての御提案でございますが、三の丸の駐車場の設置に伴いまして交通量状況調査を今年度行う予定に考えております。その結果によりまして、交差点改良等の選択肢も踏まえ、交通誘導策等を担当部局と研究、協議して進めてまいりたいと考えています。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いをいたします。
それでは、私の関連質問、最後の項目、中海・錦海かわまちづくり計画についてお伺いをいたします。この項につきましては、かわまちづくり計画に付随すべき周辺整備についてという副題をつけて質問をさせていただいております。以前、かわまち整備エリアから白壁土蔵群まで連担照明の設置というのを提案をさせていただいております。こういったものについて、例えば駐車場としてのかわまちエリア、そして白壁土蔵群のいわゆる下町観光エリア、こういったものをつなぐ観光地的な、ぼんやりと誘導してくれるようなというか、こちらのほうに何かあるよと予感させるような、まさにナイトタイムエコノミーに資する整備であるというふうに提案をしておりましたし、これについては前向きな答弁をいただいております。
特に、これは市長のほうから、例えば加茂川沿いの白壁土蔵群のライトアップ、彫刻ロードのライトアップ、こうした夜のにぎわいをいかに経済に結びつけていくのか、このナイトタイムエコノミーの推進というものは我々といたしましてもしっかり進めていきたい、そういう考えでありますと。例えば、こういったかわまちづくり計画や、あるいは米子港ベイ・ウォーターフロント計画など、今後計画がいろいろと始まってまいりますので、これらも含めてナイトタイムエコノミーの推進を検討していく考えでありますいうことで非常に喜びました。私が言ったのは、ただ白壁土蔵群ということを言ったわけなんですが、対岸に想定をされている、こういったベイ・ウォーターフロント計画、そういったものもひもづけして夜のにぎわいづくりに資する整備をしていきたいというこれは意思表明であったということで、非常に感激しましたし、歓迎するわけであります。
さきに皆生温泉におきましても、KAIKE AKARI PARK実証実験というものもございました。こういった結果からも、ライトアップによるそぞろ歩きゾーンの整備というものは、まさに、このナイトタイムエコノミーに資するいうことになろうかと思いますし、皆生だけでなく下町エリアにおいても必要な整備である、それは再度御提案をしたいと思います。これの見解を伺います。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 加茂川護岸のライトアップについての御提案でございますが、加茂川護岸のライトアップにつきましては、議員御指摘のとおり、かわまちエリアや城下町エリアのまち歩きの新たなコンテンツになると考えております。イベントと連携しましてライトアップは本年も実施する予定でございますが、今後の整備については地元の住民の方や民間事業者の方等と連携を行いながら、ニーズの補足に努め設置方法や費用等を検討しながら考えてまいりたいと思います。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) ぜひとも、しっかり進めていただきたい。私もいろいろ提案するんですが、当局と思いが一つになると非常にうれしいもんであります。心強く思いますし、やはり地元の方にも私、意見聴取しております。ぜひやってほしいということでありますし、地元の方の御意見であったのは、そういうことがあれば、今、タコ焼き屋さんが一つできてるんだけど、そういったものももっと増えるんじゃないかというような期待の声も聞かれております。いわゆるイベントで3日間だけ傘をおいてやりましたよとか、そういったもので通年で観光客来るわけがないんです。いつ行っても米子はこういう風情ですよと。ああいった力入れたものを単発でするのではなく、さっきライトアップっておっしゃいましたけど、私のイメージは石灯籠。いわゆる今でいう松江城のぐるり堀川沿いにある、ああいったもののイメージで、道と一緒に照らされる上の建物がぼんやりと浮かび上がると、そういった風情を言っておりますので、ぱあっと照らすということじゃない。これは訂正したいと思います。いずれにしても前向きな御答弁を頂戴しました。ありがとうございます。
では、続きまして、以前、ミニパークっていうんですかね、天神町の郵便局前、ちょうど公衆トイレのある辺り、あの辺りと対岸にいわゆる加茂川公園っていうんですか、あの公園の整備がありました。先日も加茂川のイベントでそこを使われたということでありますし、いわゆるサウンディングで、そういったものも今後も民間活用で効果的に使っていきたいというようなお話もございました。しかしながら、今、この2か所を行き来するというのは結構な大回りになるわけでして、ぜひ、他市にも見られるような、いわゆる城下町という雰囲気を想起させるような木造のアーチ橋、そういったものがあの辺りにあると非常に観光的にもいいんじゃないか、春になるとしだれ桜と併せてライトアップなんかすると非常に観光コンテンツにもなるというふうに私は考えております。この木造アーチ橋の整備を提案をいたします。見解を伺います。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 加茂川の木造アーチ橋の整備の御提案でございますが、中海・錦海かわまちづくり計画の整備区域と加茂川周辺の周遊性を高めるためには人の回遊を促していくような方策が必要であるということは考えております。その一つの材料として、加茂川広場と加茂川の緑地を結ぶ橋の整備につきましては、費用対効果などにつきまして検討の上、判断していく必要があると考えております。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 今現在ではそれが普通の答弁だと思います。しかしながら、地元の方の声を聞きますと、そういうものがあればいいんじゃないかなと。非常に前向きな御意見も多々いただいております。地元の方にもぜひ意見を聞いていただいて進めていただければというふうに思います。
次、駐車場の整備、今回のかわまちづくりのエリア、駐車場になるわけなんですが、まち歩きの拠点として期待をされておるわけであります。今まではなかったものがそこにできて、今までになかった人たちがそういった白壁土蔵群、あっちの下町エリアに流れていくということを考えるならば、既存でまちづくりの団体というのは、今知ってる限りでは大きいところで2か所あります。そういったところの連携をしっかりしてやはり進めていかなきゃいけない。要するに、行政が進めたいと思ってもそこが足並みそろってくれなかったり、例えば船着場を造ったって船が動かなかったら何にもならない、そういうことになります。そういったものをしっかり連携する必要があると思っております。これについての見解を伺います。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 加茂川及び下町に関するまちづくり団体との連携状況についてのお尋ねでございますが、まちづくり団体との連携状況につきましては、米子市の観光協会が米子城・城下町観光拠点強化事業の従事者をまちなか観光案内所のほうに派遣しておりまして、各地のイベント開催において連携を図っております。また、今後も連携を密に図りながら、まちなか観光事業継続の一助となる取組を進めてまいりたいと考えております。以上です。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) 分かりました。いわゆる臨時職員を派遣したから、連携してるということではなく、やはり本市としてしっかりとそこに関わってるのかどうか、いわゆる今後の支援補助事業であるとか、そういったことも含めて対応していただきたいというふうに願っておりますし、要望を強くしておきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
続きまして、米子港の再開発について、先ほど市長答弁を引用させていただきました。こういった全体構想というのが現在発表されております。今後本市としては、そういった事業者の方とどのような連携が考えられるのか伺います。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 米子港活性化ゾーン活用事業との連携でございますが、米子港につきましては中海・錦海かわまちづくり計画に基づきます加茂川河口のマリーナゾーンの整備を契機といたしまして、米子港周辺の地域全体の活性化を目指すための鳥取県が設けた検討会におきまして、米子港周辺ウォーターフロント活用策、これが取りまとめられたところでございます。御存じのとおり、このゾーンは中心市街地の城下町エリアと隣接する重要なゾーンでありますので、米子港周辺整備事業の区域の一つとして今後の事業計画の具体的内容を見極めながら、歩いて楽しいまちづくりに向けた支援の在り方について、関係者との連携を図っていきたいと考えております。
○(岩﨑議長) 田村議員。
○(田村議員) よく分かりました。ありがとうございます。ウォーカブルという観点からも、この2つの拠点を行き来するということの、先ほどおっしゃられました、歩いて楽しいということというのは非常に大事なんじゃないかなというふうに思いますし、本市が本当に観光でまた人がどんどん来てくれるということの足がかりになる一つの大きな出来事だと思いますので、大いに期待をしたいと思います。
先ほど触れられましたが、米子市ふるさと納税通信というのを私も隅々見させていただきました。非常にすばらしいと思いました。私も議員になってから何度か、いわゆる外部人材の登用について会派要望に上げたりとか議会提案をしたり、いろいろしておりましたが、プロパーの職員で何とかやっとるというような回答ばかりであったわけでありますが、今回、コロナという出来事を介してではありますが、こういったすばらしい視点を持った方が本市に来られたということは、私は大きなチャンスだというふうに思います。また、この方おっしゃっておられるんですが、奇跡だと、奇跡体験。我々米子に住んでても奇跡とあまり思うことはないのかも分からないんですが、私も以前、大阪にいたときにうちの父が、山登り、登山もできて海水浴もできてと、ハイキングもできて釣りもできて、そんなのが30分圏内、スキーもできて。そんなところ、おまえ観光を研究してるんだったらほかにどこがあるって、宿題で聞かれたことあります。私、一生懸命探すんですけどないんですね、やはり。僕、議会で2回ぐらい引用したと思うんですけれども、やはりこの地域というのはそういった素材がしっかりある。今あるものにしっかりと光を当てて取り組めば、きっと奇跡的な本市の復興というのはできる、打って出るような米子市になるんじゃないかというふうに思っております。
先ほど稲田議員のほうからも、夢みなとタワーとゆめ温泉の間をサイクリングでつなぐイベントをどうかという御提案がございました。こういった夢のある企画をしっかりと我々議員も提案してまいりたいと思いますし、当局の皆さんもしっかりと夢を持って対応いただきますように心からお願いをしまして、私の質問を終わります。
○(岩﨑議長) 次に、渡辺議員。
〔渡辺議員質問席へ〕
○(渡辺議員) 蒼生会、渡辺です。稲田議員の代表質問の関連の質問をさせていただきたいと思います。順番に沿って質問したいと思います。
初めに、新体育館整備の推進について質問したいと思います。米子市における県・市共同での新体育館整備に向けたPFI導入可能性調査委託費の経費の予算案が現在提案されています。いよいよ具体的に進んできました現在の市民体育館周辺には、東山体育館、県営東山水泳場があります。新体育館整備検討委員会においても、周辺施設利用のための駐車場問題について、不足するのではないかとの意見が多く出されています。そこで、県営東山水泳場と米子市皆生市民プールの県・市の公共施設共同整備事業の先導的、モデル的取組として推進すべきと考えます。
そこで質問ですが、第2回鳥取県・米子市新体育館整備検討委員会において、水泳場に関する質疑応答があったと仄聞しておりますが、内容について伺います。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 第2回の鳥取県・米子市新体育館整備検討委員会の質疑応答の内容についてでございますが、昨年の10月の21日に開催されました検討委員会におきまして、副委員長のほうから、隣接する県営水泳場について整備からある程度年数が経過しているが改修計画があるか、また皆生にもう一つ市営プールがあるが、そちらと上手な形で連携し、集約できないかと思うが何か考えはあるかとのお尋ねがありまして、これについて県のほうから回答で、現時点では具体的な計画はないが、いずれ老朽化していくので検討が必要と認識していると。また、皆生の市営プールとの集約について、そうした観点は持っていなかったが、新体育館と同じように県・市で連携して整備していくのも可能性のある話と感じるという返答があったというふうに伺っております。以上です。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) それでは、両プールの設置年と、今後設備を維持するために経費がどのようになるのか伺いたいと思います。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 両プールの設置年と維持経費についてでございますが、県営の東山水泳場につきましては昭和58年、そして皆生の市民プールにつきましては昭和55年に設置されておりまして、いずれも設置から40年程度経過しております。
また、今後の維持経費につきましてですけれども、通常の管理経費とは別に、東山の水泳場につきましては、令和3年から7年の今後5年間で約1億1,000万円、そして皆生の市民プールにつきましては、1,000万円余りの改修経費を予定しております。以上です。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 大変古いと、今後もう10年ぐらいたつと、50年以上たっちゃうということですから、こういった委員会でのお話もあったんだと思います。私も仄聞しますのに、こういった委員会の意見を受けて、県議会6月定例会においても同様な質問があったようですけども、知事はどういう見識であるとかっていうのをお伺いします。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 県議会における知事の答弁についてのお尋ねでございますが、さきの6月21日の県議会におきまして、自民党の野坂議員のほうから、両プールの統廃合についての将来的な課題ではないかとの質問があったと。それにつきましての県知事の回答が、米子市とは西部総合事務所や新体育館について連携している、今回プールについて質問いただき、今までの取組の成果を検証し、ハード面だけでなく、業務連携といったソフト面も含めて、これまでの取組以外にも連携できるものがないか、米子市と話合いをしてみたいという答弁をされたというふうに伺ってます。以上です。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) そういう答弁があったということです。私も思うんですけども、委員会での議論もそうなんですけども、次の共同の取組として、県と市でプールの共同整備構想の検討を、検討といいますか、まだ入り口なんで、話合いをしてみたいという答弁ですんで、したらどうかと思うんですけども、どういうお考えか伺いたいと思います。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 今、まさに新体育館の整備につきましては、県と市で共同で設置するということで話合いを進めているところでございます。やはり人口減少社会に今入っておりまして、そういう時代における公共施設の在り方というのは、その人口減少のペースに合わせながら、適切にダウンサイジングをしていくということは大変重要なテーマとなっております。ただ、ダウンサイジングするにしても、その機能とか質というものが落ちてしまっては、それは非常にこの市民にとりましても、県民にとりましてもよくないわけですので、今まさにやっております県と市で共同で一つの体育館を造るということは、限りある資源を最適化するという意味で、非常に今、よいやり方でないかというふうな感触はつかんでいるところでございます。これは、プールも同じではないかというふうには思います。県営と市営のそれぞれプールがありまして、それぞれに老朽化も始まっているという状況の中で、今後、そのプールの在り方を県と市で共同で考えていくということは大変有用な話ではないかというふうに思いますので、今後、協議の場などを設けまして、話合いを始めたいというふうに思います。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 事の発端といいますのは、初めにこの委員会の場で、駐車場問題を危惧するっていうのが市民とか委員の間から出たというのが、これは新体育館ですね、というのが出るんで。これは、ちなみにまだ共同でやるかどうかも決まってないですし、移転するかも決まってない、本当に本当に仮の話なんですけど、県営プールが市と合同でやって、あの場所が空いた場合、大体何台ぐらい駐車スペースが取れるかって、分かればでいいんで、教えてください。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 県営プールの跡地に駐車場を整備した場合の台数についてのお尋ねでございますけれども、県営の東山水泳場の敷地面積が約1万3,000平方メートルでございまして、詳細は設計してみなければ分かりませんが、1台当たりの必要面積から、単純計算しますと、形状は少し不整形ではございますけども、約500台程度は取れるというふうに想定しております。以上です。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) あの周辺には新体育館を造って、野球場もあって、陸上もあって、東山体育館もあるということですから、そういうふうな危惧される声っていうのは当然上がってくると思います。そういう意味でも、まだ1歩目も出てないのかもしれませんけど、そういうお話があるようでしたら、協議の場を持っていただいて、取り組んでいただきたいと思います。
競泳200メートル平泳ぎの武良選手、板飛び込み3メートル、三上選手、東京大会出場が決まっています。鳥取県の水泳のレベルは高いんですが、設備は十分とは言えてないと思います。もう外にあったりしますね、飛び込みは。そういう状況ですから、この際、どうにか公共施設整備の合理的モデルのさらなる推進、展開が必要と思いますので、市長にも知事にも御努力をいただいて、協議をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
時間がありませんので、次の質問に行きたいと思います。都市計画決定された道路の企業誘致についてということでの関連ですけど、今回はまだ入り口みたいな話で、関連質問ですから、持ち時間がありませんので短いやり取りで終わろうと思うんですけども。整備された安倍三柳線、葭津和田町線、これの効果については代表質問で聞いております。ああいった効果が出るとは思うんですけども、そこで伺いたいのは、当初、この道路、非常に古い都市計画決定なんですけども、都市計画決定を実施するときの目的はどのようであったのか教えていただきたいと思います。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 目的についてでございますけども、2路線とも主要幹線道路を結び、環状機能を有しており、国道431号の渋滞対策としても配置されているものでございます。安倍三柳線につきましては昭和41年に決定されておりますが、これは、中海地区の発展に伴い、本市将来の発展に資するものとして決定されたものでございますし、葭津和田町線につきましては、昭和48年の決定でございますけども、和田町の工業団地から発生する交通を処理するとともに、国道431号と主要地方道米子境港線を結ぶ道路として、また米川沿いの自転車専用道路などと連絡する道路として、そういうことで決定されたということでございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 今でいえば国道431号線、僕ら、昭和40年代ですと産業道路ですね、外浜産業ということで、今でこそ431がすごく渋滞するんで、あれができてよかったなとは思うんですけど、走ってみると、両側、内浜産業と国道431の渋滞というよりは、その横を通る県道外浜とか市道外浜、ああいう横の道の渋滞の緩和にすごく寄与していると私は思いますんで、通しに通しに走る人は少ないと思います、最終的には。
そこで、時代背景も変わって、和田浜の工業団地というのも、その時代にはまだ売れてない土地がいっぱいあったんですが、今、ほぼほぼ完売に近い、売れてない土地は地主が売らない土地です。あそこはオーダーメード方式ですから、市が持ってませんので、というような状況になってます。
それで、代表質問でも伺ったんですけども、ちょっと再度同じようなことを聞くことにもなると思いますんで、その前に、都市計画決定された予定区域には、建築に対する規制があります。それを米子市都市計画法第53条第1項の規定による建築の許可における別に定める地域に該当する路線名と該当しない路線名について教えてください。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 建築制限の緩和についてのお尋ねだと思いますが、緩和につきましては、米子市の都市計画法に基づく建築の許可に関する基準において定めておりまして、緩和している路線につきましては、これは事業着手が近い将来見込まれない路線としております。米子中央線、青木団地線、安倍旗ヶ崎線など、計7路線を定めております。そして、緩和していない路線につきましては、事業を既に実施中でありますとか、もうすぐ実施予定の路線等としておりまして、安倍三柳線、両三柳中央線等を定めているところでございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) そうですね。インターネットで土地計画決定された道路というのはずっと出てるんですよね。それを見ますと、今言われた7路線は、今回、規制緩和してるんで建築できるようになったということですよね、簡単に言えば。逆に、されてないというのは、安倍三柳、両三柳中央、皆生温泉環状等なんですよね。これ今、着工しているところです。それと、表から見たら、もう全部完成してるんですよね、供用済みです、残りは。新しい路線はないということになると、私は、今回、残りの着工済みの道路と、今回通った葭津和田町線のこの沿線というの以外、新たな道路の沿線というのはなかなか生まれてこないんじゃないかと思ってます。米子中央とか、もう20年以上って書いてありますよね、あれ。もう着工しないわけですから、それで規制緩和して、家がどんどん建っていって、本当に着工できるのかなというと、そういう意味では、今通ったこの路線の沿線の開発というのは非常に重要になると考えてます。
そこで、代表でもちょっと申し上げたんですけど、再度的な質問になるんですけど、両路線の土地利用について、道路開通に伴い規制緩和されるのか、同じような質問してますけども、また市として土地利用について考え方を持っておられるのか伺います。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) まず、2路線の規制緩和についてでございますが、安倍三柳線沿線につきましては、この周辺の両三柳地区というのが市街化区域に隣接しておりますので、国道431号、県道東福原樋口線、県道両三柳西福原線などの幹線道路があることから、市街化に準ずる交通の利便性の高い地区として、令和2年12月に議会でも説明させていただきましたが、地元企業支援型の地区計画の手法により開発できるような基準を定めて緩和をしております。そして、葭津和田町線沿線につきましては、これは開通に伴う緩和というものではございませんけども、JR境線から中海側の沿線を含む地域において、工業用地の需要の拡大に即応するために、令和元年の12月に工業系の地区計画の手法により開発できるような基準を設けているというところでございます。
そして、今後も併せて土地利用につきましては、基本的に都市計画道路の沿線でありましても、市街化調整区域、これは原則として開発を抑制すべき区域として位置づけております。そして、葭津和田町線沿線につきましては、現時点ではさらなる緩和の予定はございませんが、安倍三柳線につきましては、2工区の開通に伴い、緩和できるような基準を定めていると、そういうところでございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) もう、これ質問じゃないんで、また今度にしたいと思うんですけど、安倍三柳の2工区やって、三柳中央線と交わったまでのところっていうのは、いわゆる農地が多いもんですから、5,000平米以上の開発だったと思うんですよね、この支援型っていうのは。それが道路に張りついたら、もしかしてですよ、奥のほうがどうなるんだろう、住宅、市街化に向かうのにそういうのと混在するのかという不安があります。これは、今度議論したいと思います。
葭津和田町線に至っては、道路の線路から両側は農振農用地です。ですから、農振農用地を避けると、どおんと中海側しか工業系の地区計画は立てられない。そうすると、もう和田浜の工業団地より中海に近いところになるんですよね。ですから、そういうふうに現実性があるのかと。境港が工業団地やってますけど、これは市が買い上げて工業団地を造ると。この間、ちょっと話を聞いたら、非常に苦戦されてます。何がっていうと、いいところは農振農用地なんです。農振解除が物すごく難しいと。県の許可がなかなか下りないということで。ですから、急にいろんな会社が出てこようと思って、土地を手配しようと思っても、今私が思うのは、葭津和田町線と内浜産業道路線の間しか空いた土地ってないんですけど、内浜産業線は農振農用地じゃないんですけども、ある程度戦略を持って道路のっていうのは考えないと、土地利用は、機敏に対応ができないと思います。これで、今回はやめて、次の質問に行きたいと思います。
空き家対策とUIJターンについてということで関連質問します。
インターネットで米子市のホームページ、UIJって打ったら、全然出てこないんですよね。おかしいなと思って、Uターンって打ったら、IJUターンっていう、何だった、いつから変わったんだって思ったら、読むと移住ってなるんだそうですね。ですから、私のは「ういじゅう」か何かでちょっと語呂が悪いんですけど、もう通告しちゃったんで、今度からIJUターンという題に変えたいと思います。これは、市の皆さんから、何言ってんだと思われるかもしれませんけど、これで通したいと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。
現在、コロナ禍において、国民の意識は大きく変化をしていると思います。東京都の人口も初めて減少傾向に傾いたと聞いております。都会に住む方等は、より災害が少なく、特に感染症に対する対処が取り組まれている地域に関心が高いとも言われております。
住みよさランキング50以内に3つの市が入りました。いつかは倉吉を抜きましょう、倉吉を追い越そうという勢いでいきたいと思いますけれども、アフターコロナを見据え、これは米子市においてですけども、深刻化している空き家を地域の資源として、都市部から地方に移住の関心が高まっている現在、定住促進と空き家解消を目指して情報発信するためにも、新たな政策が必要ではないかと考えて質問をさせていただきます。
十分に住める空き家の活用をするためには件数の把握が必要となりますが、空き家バンクの登録数、ホームページで見ると1件、ほかはもうちょっと多いんですよね、1件です。ほかの大きい市は何百件というのもあるんですけども、登録件数をもっと増やす施策が必要でないかと思うんですけども。長野なんかは、宅建業者に手数料とかと、いろんな施策をやって、240件、250件だそうです。移住希望する方は、一番最初は、そういった公式の役所のホームページを見るんじゃないかということで質問させてもらってます。そういう情報発信が必要と思うんですけれども、いかがでしょうか。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 空き家バンクに対しての御質問でございます。空き家バンクにつきましては、制度開設以来、7件が成約しているという状況でございますけども、議員御指摘のとおり、登録件数は伸び悩んでいるという状況でございます。要因といたしましては、この空き家バンクの制度、これに対します認知度、これが低いのかなという具合に改めて想定をしているところではございますが、今後につきましては、広報よなごや市ホームページを通じまして、当然啓発を図るということは必要でございますけども、空き家の所有者の皆様に対しまして、空き家バンクの登録を呼びかけたり、その登録物件、これを掘り起こしていくという作業が必要だという具合にも考えますので、そういったことに努めてまいりたいという具合に考えております。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 認知度が低いという答弁ございました。言われるとおりなんですよね。私の周りもいっぱい持っておられるんですけど、空き家バンクって、そげな銀行があるだかみたいな話ですから、ちゃんと説明しないと分かんないです。で、空き家になっていくということです。
長野さんなんかっていうのは、宅建業界に1登録1,500円で、諸費用の上限5万円払うと、宅建協会からもどんどん市のホームページに載っていくというような状況もあるというふうに聞いておりますんで、そこはもう少し頑張っていただきたいと思いますし、次の質問でももう少しお答えをいただきたいと思うんですけれども、現在、全世界的にコロナ感染症による、これまでにない生活様式の変化、また働き方の変化が起こっています。これまで地方では仕事ができない、対面でなければ仕事ができないという概念が崩れ、デジタル化により住んでる場所は関係なく、仕事ができる環境と自治体の協力があれば、米子市も住んでみたい都市となり得る可能性があります。市として検討して、なおもっと情報発信していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。
○(八幡総合政策部長) 移住定住の情報発信につきましては、これまでも市のホームページ、SNS、メールマガジンなどとともに、県西部圏域の市町村と連携した移住ポータルサイト、そういうものを通じて取り組んできたところでございますが、議員がおっしゃられますように、コロナによる地方移住の関心の高まりを捉え、今後も都市圏等に向けて本市の住みやすさ、暮らしやすさについて引き続き情報発信に努め、交流人口や移住の拡大につながるように、市のイメージアップというものを図ってまいりたいと、そういうふうに考えております。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 先ほど田村議員のお話でありましたように、私らもサイクリングはしないし、スキーにも行かないし、水泳にも、日に当たることは極力避けてるんですけど、非常に海も近い、市長もいつも言われますけど、山も近い、サイクリングロードもある、食べ物もうまい、なおかつ人柄がいいと、たまには違う人もいるかもしれませんけど、人柄がいい、これをどんどん情報発信したら、今、やっぱりそういう地域に住みたいっていう、最初に三田の話をしましたけども、あれはターゲットを絞ってんですよね。いわゆるもう現役で働く人、リモートできる設備はもう補助金出しますよって、ばあんっていくと、神戸とか近いんで、そういう地区はまだそれでいいんですけど、米子の場合は、やっぱりそういうものを売りにして、いろんな世代、いろんな階層の方に働きかけるためにも、もっともっとメニューを増やしていかなきゃいけないと思うんです。
そこで、最初に戻るんですけども、米子市空き家利活用流通促進事業補助っていうのがありますよね、利用内容及び状況と、特に空き家を相続した人は、空き家登録しようにも、家財の処分に困るという声をよく耳にしますが、この事業のチラシがあるんですけど、家財にも使えそうな感じで、家財等なんて書いてあるもんですから伺いますけども、家財道具撤去費の制度、これについて伺いたいと思います。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 米子市の空き家利活用流通促進事業補助制度についての御質問でございます。この補助制度につきましては、空き家の所有者または賃借人もしくは購入者が、空き家を賃貸もしくは売買するために行う改修工事費用の一部について助成を行うものであります。令和3年度は10件の補助を予定しておりますが、本日の時点で4件の申請を受けております。そのうち3件が交付決定済みでございます。本制度につきまして、家財道具の撤去についても対象となるわけではございますが、改修工事を行うことが前提となっておりまして、家財道具のみの撤去の場合には補助の対象とはならないということでございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 今、これ伺ってるのは所有者支援という形ですね。私の町内でも今年になってあったんですけど、お父さんが亡くなられて空き家になったと。それで、筑波研究学園都市におられて、研究職で、御夫婦なんで、もう帰りませんと。この家どうしましょうかっていって言われたんですけど、いやあ、家財があるんで、もう貸せるなんて無理ですわって言ったら、お金持っておられたんで、全部更地にして筑波に帰られました。ですから、そういう面でいくと、古い家はそういうのもあるんですけども、県外在住者ですよね、その人も、県外在住者が相続者となった場合は、ほとんどの住宅は空き家となります。
農地についても一緒で、その方の家が農業やってたら不在地主です、完全に。このような方に、空き家バンクへの勧め等、現在の取組について何をされているのか伺います。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 県外に在住されている方が相続をされた場合についての対策ということでございますけども、空き家バンクっていうものが現在の制度として一つあるんですけども、ちょっと現在のところ、この県外在住者の皆様方に特化した御案内ということは申し上げておらない状況でございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) そうですよね。後であれしますけども、特化したというか、いろんなところに届く施策をやってくださいと今話ししてて、今のコロナ後だったら、若い人にはこれが必要だろうと、こうだろうというので質問してますんで。特化したになるんですけど、これから先は、持っている人にですけども、そういう意味で御理解をいただきたいと思います。
所有者支援策、長野市はすごく力を入れてまして、バンク登録件数を増加させるために、2021年度から空き家バンク登録意向の物件に残された家財など、片づけ費用の補助制度を始めて、すごく伸ばしておられます。県外在住所有者から、賃貸または売買したいが、家財が残っていて、また処分方法も分からないという声を多く寄せられているというのも仄聞してます。米子市でも、先ほどの答弁ではないんですけども、検討されてはどうでしょうか。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 家財の片づけ費用の補助制度を検討してはどうかということだと思いますけども、先ほど御紹介にあずかりましたように、そういった補助制度を実施している自治体があるということは承知しておりますので、全国的な状況、これについても、ちょっと調査を進めてみたいという具合に考えます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 大事なのは、空き家バンクでいう空き家希望者の方、これはもう、今買い取ってとかどうこうでなくて、賃貸で入りたいという人も含めてと、所有者両方に情報発信をすることが必要であるというふうに思います。特に、所有者に対する啓発が必要でして、要はもう、そのまま投げっ放しっちゃ悪いですけど、置いといて、親戚がおれば、1回ぐらい見に行ってくれっていうことで、投げっ放しでどんどん古くなって、一番最悪は特定空家になっていくというような状況になりますんで、そういうことになる前にどういう手だてを打っていくのかっていうと、つながり方として、市役所として残るっていうのは、例えば固定資産税送付書に添付または印刷して啓発する、それは空き家バンクっていって、こういう補助制度があって、片づけができたら、バンクに登録して、こういうのがあります。また、先ほど申し上げましたように、農地を持っておられたら、こういう農地の賃借のやり方とかいろいろありますよというのを啓発していく、そして取り組んでいくというようなのができるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 今の議員のほうから提案いただきました固定資産税の納付通知書等に、案内の添付とかそういうことをしてはどうかということでございますけども、先ほども申し上げましたとおり、やはり認知度といいますか、そういうものが低いというのが一つの要因でもあると思いますので、本市の空き家バンク制度を広く知っていただくためにも、そういった啓発文書の同封等について検討してみたいという具合に思います。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) まだ、今コロナ禍ですからね、全国的な動向っていうのは、そんなに人がいて、転居するような動いてこないんですけども、今後は必ずそういう流れが来るんじゃないかというのがありますんで、まだコロナがいつ終息するか分かりませんので、時間がありますんで、検討をしていただきたいと思います。
もう一つ、したいんですけど、空き家と就農等と連動した取組ということです。米子市においても、特に一次産業は、遊休農地の問題とか次世代の担い手不足が深刻な課題です。県外からの移住定住者に就農してもらえればという事情を常に抱えています。このような方に対する現在の施策があるのか伺いたいと思います。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 県外からの移住定住と、いわゆる就農をセットにしたに対することの支援策についてでございますけれども、現在のところ、新規就農と移住定住、空き家対策を組み合わせた支援策は持ち合わせていないというところでございます。ただし、令和2年の6月に、空き家の有効活用を図るため、市街化調整区域における開発基準の見直しを行いまして、都市計画法の規制が適用される前から生活拠点があった人しか住めない区域などでも、県外から移住できるようにはしてるというところでございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) ないということで、これも検討をいただきたいなと思います。
水産業のまち、境港市は、ある程度のものをつくっておられるんですよね。ここら辺が入り口じゃないかなと思うんですけども、取り組むとしてですけども。境港市の就農目的の移住定住を支援する制度がどのような制度であるか、概要をお願いしたいと思います。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 境港市の就農目的の移住定住を支援する制度の概要についてでございますけれども、境港市の制度は、境港市就農住宅整備事業費補助金というものでございます。制度の概要についてですけれども、将来、農業経営の担い手となる青年等のIJUターン、これちょっと境港市から交付要綱を取り寄せましたら、IJUターンと記載してございました、そのまま読まさせていただきますけれども、による就農促進しまして、新規就農の就農初期の生活基盤の負担を軽減を図るものでございます。空き家等を利用しまして、住宅を確保し、利用する場合の修繕、改造に要する経費を、1戸当たり100万円を限度に補助いたします。また、賃貸住宅の賃借料に要する経費に1対象当たり月額2万円を就農から5年間に限り補助すると、以上でございます。
○(岩﨑議長) 渡辺議員。
○(渡辺議員) 最後の質問といいますか、要望したいと思います。インターネット等で市のホームページ等を見ても、悪くはないんですよ。悪くはないんですけど、やっぱり今、就農の話とかいろいろ申し上げたんですけども、それにつながっていく、クリックしたら、就農希望の方はこうこうこう、中心市街地の空き商店で起業したい方はこうこうこう、そして、こういう補助の制度がありますっていうのはつながっていくようなのがパッケージでできれば、この米子市っていうのは住みよさランキング二十何位だかになってますから、必ず見てみたい、そして成長バイアスが崩れたと言われてますから、いわゆる地震も病気も、都会におったら自分はならないと思っていたのが、なる時代がはっきり分かったと。そうすると、一番安心なのはどこだっていうことになると、鳥取県じゃないですか、鳥取県じゃないですかね。そうすると、いろんな人が見てくれる可能性もありますんで、それに備えていただきたいなと思います。
中久喜局長に申し上げたいのは、じゃ、就農対策による移住が全国で一番進んでおるのはどこだと。これはIJUターンでなく、UIターンっていう名前でやってる安来市です。近いですから、行ってみられたらいいです。イチゴです。若い方が、もう今、9家族とか10家族、移住されてます。そういう方に対しては、農地も、いわゆるハウスの機材費も、そして農業に対するいろんな研修制度も全部パッケージで、インターネットで見れます。インターネットで見なくても、安来でしたら行けると思いますんで、一回行かれて、ああ、こういうやり方があるのか。安来っていうのは、農業でなりわえる移住者を呼ぶということでやっておられて、すごくいい、やっておられるということで、安来の方に聞いたら、安来のこのIJUターン就農施策は日本一ですと言っておられましたんで、確認をしていただきたいと思います。以上で終わります。
○(岩﨑議長) 次に、門脇議員。
〔門脇議員質問席へ〕
○(門脇議員) 会派蒼生会の門脇一男でございます。稲田議員の代表質問に関連して、大要3点の質問をいたします。残り時間の関係上、簡潔に質問したいと思いますので、当局の皆さんにおかれましても、簡潔で明瞭な答弁をお願いしたいと思います。
大要の1点目は、災害に強いまちづくりについてであります。
まず、米子市消防団の団員数の確保についてお尋ねをいたします。本市においては、消防団に対し、これまで資器材、装備品、報酬等の充実強化に努めてこられ、一定の評価をするところでありますが、一方で、近年は緩やかとはいえ、団員不足や高齢化が顕著になってきており、その対策や取組が急がれるところであります。
そこで、初めに、消防団、あるいは消防団員の使命とは何なのか、またどのような活動を行い、どのような方が消防団員になれるのかをお伺いします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 消防団等の使命、それから活動状況や消防団員の資質の質問でございます。消防団、消防団員の使命は、自分たちのまちは自分たちで守るという理念の下、消防防火活動体制の中核的存在として、地域住民の安心・安全の確保をすることであります。主な活動は、災害現場における消火等の活動、防火啓発活動、救急講習等の多岐にわたっております。
消防団員の資格としては、米子市在住、勤務または通学している18歳以上の方であり、地域防災への熱意があり、健康な方であれば、男女問わず入団することができます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 地域防災への熱意があり、健康な方であれば入団できるということで、多くの方が入団の条件を満たすと、こういうことになると思います。それでは、現在の条例定数に対する団員数、団員の平均年齢と、これらの近年の傾向についてお伺いいたします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 団員数、また平均年齢、近年の傾向についてですが、条例定数544名に対し、現在517名、平均年齢は49歳となり、過去5年間を遡ると、平均年齢は47歳から49歳に推移していますが、今後の人口減少や高齢化などの社会情勢を考慮いたしますと、平均年齢は上昇傾向になると予測しております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 若い方が思うように入団してこない、これは60歳、70歳になっても退団できないと、こういう実情がここにあるように思います。このままの状況で団員不足や高齢化が続けば、消防団活動にどのような影響があると考えているのかお伺いします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) やはり、今これから平均年齢が高くなりますと、活動状況においてもなかなか現場に着くの遅くなったり、いろいろなことがありますけれども、そういったことも含めて、現在の消防団員、連携しながら、いろいろ話合いを経て、また活動したいと思っております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) このままでいきますと、高い確率でさらなる団員不足、高齢化が進展すると私は思っていますので、地域防災力の要でもある消防団員が不足すれば、当然地域防災力の低下につながってまいります。
そこで、消防団の団員数を確保するために、まずは、市の職員、現在も多くの方が消防団員として活躍されていらっしゃいますけども、さらなる入団の働きかけをすべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 過去に、新規採用職員を対象に、地域防災力の中核であるという意識づけや消防団への加入促進を目的として、消防団員の指導の下、体験入学を実施したこともあり、今後もそのような機会をつくり、また研修等を通じて地域防災力の重要性を伝えながら、広く市の職員の消防団への加入促進を図ってまいりたいと考えております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 消防団の団員数確保については喫緊の課題であると思っていますので、市職員への加入促進に加え、各企業、会社の消防団活動への理解、入団への働きかけも強化していただきますようお願いいたします。
次に、消防団に入団していただくには広報も大切になってまいります。団員募集についての広報はどのようにされているのか伺います。また、ポスターの掲示については、どのような場所でされているのかも併せて伺います。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 団員募集の広報活動方法、またポスターの掲示場所についてでございますが、ホームページ、広報紙に置いて募集を呼びかけており、公民館等の公共施設にポスターを掲示しております。また、学生消防団活動認定制度を活用し、米子工業高等専門学校の授業において、消防団員との意見交換や質疑を行うなど、学生への消防団活動を行ってまいります。その他に、消防団員を応援する消防団応援の店登録制度を活用し、のぼりを配付する等、各種募集活動を行っております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 今後は、これらに加えて、ぜひ若い方が集まるような場所で広報やチラシの配布をして、消防団に対する理解を深めていただき、入団へのきっかけづくりをしていただきたいと思います。例えば、成人式などはうってつけの機会だと思いますが、いかがでしょうか、見解を伺います。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 成人式の消防団の周知の活動の活用でございますが、成人式は同世代の若者が多数集まる場であり、責任感が醸成される機会の一つであることから、一人でも多くの若者が消防団に対する興味を抱いていただけるような募集の活動の場として活用していきたいと思っております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 広報に関しましては、さらに力を注いでいただきたいと思います。
それでは、次に、防災ラジオの普及促進についてお尋ねをします。代表質問の答弁では、一般向け有償貸与については345台の申込みがあったということでありましたが、この件はちょっとまた後ほど伺うとして、まずは、このたびの防災ラジオ導入により、どのような効果が期待できるのかをお伺いします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) ラジオの導入における効果や期待についてですが、屋外の防災行政無線に加え、屋内でも防災情報をより確実に取得できるような環境が構築されております。そのため、災害時の情報を基に判断を行い、正確な避難行動を取れるようになることも期待できます。特に、高齢者、障がい者等のいわゆる要配慮者等にとって、スマートフォンの情報端末よりも扱いやすいラジオは有効な情報取得手段になることが期待できると考えております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 私もまさにそのとおりだと思っております。しかしながら、3,000台の貸与予定に対し、実績は345台ということで、あまりにも寂しい結果になっているように思います。私の地元の電器店では、20台貸与を予定しておられましたけども、結果は3台しか申込みがなかったと嘆いておられました。本市全体でも、予定台数に達していない、この現状をどう分析されているのかお伺いします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 予定台数に達しなかった分析でございます。防災ラジオ整備事業は、令和2年度中に一定条件を満たす方への優先貸与を先行し、今年度は、4月から5月にかけて一般貸与の募集を行ったところ、先ほど言われましたように345台の申込みがありました。準備していた台数に達しなかった理由としては、出水期前の貸与開始としたため、スケジュールがタイトになったこと、防災ラジオ事業に関するお知らせを立て続けに行うことになり、受信機の一般貸与についての周知が行き届かなかったこと、貸与の手続について、分かりにくさと煩わしさを感じさせたことなどが主な要因と考えております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) こうは分析されましたけども、それでも予想外のこの少ない貸与数に、やはりどこか寂しい気がしております。参考までに、県内他市ではどのような状況なのかをお伺いいたします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 他市の状況でございますが、県内では鳥取市が防災ラジオ事業を行い、防災ラジオ受信機の販売を行っております。市民、地元自治会、民間事業者等に対する販売広報を行い、5月28日時点で1万3,047台の防災ラジオを販売していることを把握しております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 販売と貸与のこういう違いがあるとはいえ、たしか同額の2,000円だったと思いますので、鳥取市が1万3,047台、本市が345台、この大きな差異をどう認識されているのかお伺いいたします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 鳥取市との大きな差についてでございますが、貸与は販売と比較して、貸与の仕組みがちょっと分かりにくかったこと、それから申請や引換えなどの事務手続が煩わしかったこととかありまして、普及台数に差が生まれたと考えており、今後の普及促進に向けて課題と捉えております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 私はそうとばかりは言えない部分があると思っております。どうも本市の防災ラジオ整備事業については、認識されていない市民があまりにも多いように感じています。普及に当たっては、もっと細微末端まで丁寧に周知すべきと考えますが、見解をお伺いします。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 先ほど言われたように、細微末端まででしたけれども、うちのほうの周知としては、市報やホームページ等の広報媒体のほか、テレビやラジオ等のメディアの活用、自治連合会をはじめ、関連する会議等での説明、自治会の回覧など、多様な手段を用いたところです。今後、再募集を行う際には、防災ラジオの貸与の情報と併せて、防災ラジオの利点を効果的に周知できるようにしたいと考えております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 今後の再募集に当たっては、もう少し具体的な答弁を期待しておりましたけども、周知、普及に当たりましては、例えば単位自治体やあるいは老人会に、この防災ラジオ、稲田議員が現物持っておられましたけども、防災ラジオの現物を示した上で説明に当たるとか、あるいは災害弱者と呼ばれている方が多い独居世帯、高齢者世帯に個別に説明に出向くと、こういうことも必要と考えますが、再度見解を伺います。
○(岩﨑議長) 佐小田防災安全監。
○(佐小田防災安全監) 自治会や要配慮者の世帯の個別説明などの広報、普及についてでございますが、防災ラジオの防災無線放送時に自動で電源が入ることや、家庭内で防災無線放送を聞くことができる、こういった利点について、まだ周知に至ってない点もあるため、先ほど議員がおっしゃった御意見も参考としながら、周知方法について考えていきたいと思っております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) ぜひとも災害弱者の方々の目線に立って、防災ラジオ3,000台の普及に向けて事業の進展を図っていただきたいと思います。
次に、米子港・旗ヶ崎工業団地内の防災設備についてお尋ねをいたします。このことについては、4年前の本会議において質問をさせていただきましたが、改めて防災道路や避難路の新設について質問をさせていただきます。
現在は4年前と状況が変わりまして、このたび中海・錦海かわまちづくり計画の策定を機に、米子港・旗ヶ崎工業団地内の野積み場用地1万6,000平方メートルの売却が決まり、ここにはサテライトオフィスや交流スペース、ホテルといった施設が提案されているとの報道がありました。まずは、このことについて確認したいと思いますが、間違いないでしょうか。
○(岩﨑議長) 杉村経済部長。
○(杉村経済部長) 米子港・旗ヶ崎工業団地内に、新たな民間施設が提案されていることについてのお尋ねでございます。御質問のとおり、県のほうでは、所有されます米子港の野積み場用地を取得して、米子港周辺のウオーターフロント活性化に取り組む民間事業者を公募されまして、1民間事業者から、サテライトオフィス、交流スペース、ホテルを建設する御提案があり、審査の結果、優先交渉権者に決定されまして、現在、基本協定の締結に向けて協議を行っていると伺っております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 間違いないと、こういうことを確認させていただきました。このような状況下ですので、この周辺の防災道路、避難路の整備を急ぐ必要があると考えます。一たび災害が起こると、一方向にしか避難することができない現状にどのような認識をお持ちなのかお伺いします。
○(岩﨑議長) 杉村経済部長。
○(杉村経済部長) 災害時に一方向にしか避難できないことについての認識についてのお尋ねでございます。現在、米子港・旗ヶ崎工業団地の南側エリアの車両通行につきましては、御質問のとおり、米子港側一方向からの出入りとなっておりますが、その他には、承水路の中ほどに歩道橋が1基設置してある状況でございます。また、工業団地内の企業の皆さんからの御要望を踏まえまして、承水路の終点の部分に設置してあります防潮水門、この管理橋の緊急時の使用につきまして、平成29年12月に市と国土交通省との間で協定を締結いたしまして、災害時には緊急車両と歩行者の通行が可能となってございます。こうしたことから、工業団地北側からの避難路も確保したところでございます。
今後、米子港周辺に提案されております、御質問にありましたような大規模施設が完成し、営業が開始された際には、米子港の方向からの避難者が増加することが予見されることから、その際の避難経路の確保について検討していく必要があると考えております。
○(岩﨑議長) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
門脇議員。
○(門脇議員) 防潮水門の管理橋、これについては、私もあそこ、用があって何度か行ったことがありますけども、歩行することについてはあまり支障はないように思いますけども、これが車となりますと、非常に管理橋の幅が狭く、また管理橋の入り口、出口のところは直角に曲がっておりますので、これは非常に車両の走行には適しないように私は思っております。そこで、今後検討される中で、防災道路避難路を新設するとなった場合は、国の防災・減災の補助制度など、活用できる制度があるのかどうかお伺いします。
○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
○(隠樹都市整備部長) 防災道路を新設する場合の活用できる補助制度ということでございますけども、一応、県のほうにも確認いたしましたところ、今の時点におきましては、社会資本総合交付金、いわゆる社総金というやつでございますけども、これを活用することになるということで伺っております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 社総金ですね、たとえ社総金が活用できることになった場合でも、米子港・旗ヶ崎工業団地内の防災道路、あるいは避難路を新設する、こういうことになれば、かなりの事業費が想定されます。しかしながら、事は命に関わる問題であります。団地内及び周辺の状況を鑑みれば、整備をする、このことについては必須のことだと思っておりますが、最後に市長に見解をお伺いします。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 先ほど経済部長のほうからも答弁させていただきましたが、米子港・旗ヶ崎工業団地内の避難経路の確保につきましては、国土交通省所管の防潮水門の管理橋を緊急時に通行できるようにしましたことで、一定の対応ができたものと認識はしております。しかしながら、御指摘のとおり、このたび新たに米子港周辺に開発案件が浮上してきたことから、今後のその周辺の利用者が増えるということが見込まれております。こうした状況から、緊急時の避難路につきましては、米子港周辺のこの状況を見ながら必要に応じて検討していきたいと考えております。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) まずは、米子港・旗ヶ崎工業団地内、またその周辺の将来像をきちんとお示しいただき、防災道路を含めた避難経路についても、前向きに検討していただきますように要望をしておきます。
○(岩﨑議長) 項目が替わられますか。
○(門脇議員) はい。
○(岩﨑議長) それでは、ちょっと一旦休憩を入れたいと思い
ます。
暫時休憩いたし
ます。
午後4時57分 休憩
午後5時08分 再開
○(岩﨑議長) 休憩前
に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたし
ます。
門脇議員。
○(門脇議員) それでは、引き続き
まして質問をさせ
ていただき
ます。
大要の2点目は、遊休農地の解消についてであり
ます。
まず初め
に、新規就農者の育成についてお尋ねし
ます。遊休農地解消のため
にも、新規就農者の育成は最重要課題の一つで
もあり
ます。課題解消
に向かっ
て、代表質問で御答弁いただき
ましたよう
に、様々な支援や助成で事業進捗を図られ
てい
ますが、思うような新規就農者の増
にはつながっ
てい
ません。調べたところ、新規就農者は、ここ3年間で11人という予想以上
に少ない実績であり
ました。これ
には農業次世代人材投資資金事業、こういうものが影響し
ていると私は考え
ます。まずは、この事業の内容についてお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 農業次世代人材投資資金の事業内容でござい
ますけれども、50歳未満で独立・自営就農する認定新規就農者に対しまして、勤労意欲の喚起と定着を図ることを目的として、農業を始め
てから最長5年間、交付金を交付するというものでござい
ます。交付
額についてですけれども、令和3年度採択者からは、経営開始1年から3年目は毎年150万円、4年目、5年目
につきましては毎年120万円を交付する定額制となっ
てい
ます。しかしながら、令和2年度までは、年間最大150万円を最長5年間、交付するものでござい
まして、所得が
増額した場合
には、交付停止や交付
額が減額される仕組みという具合
になっ
ているものでござい
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) それでは、この農業次世代人材投資資金について、新規就農者の方々とはどのような意見交換を行っ
ているのかお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 新規就農者からの意見聴取についてでござい
ます。今年2月
に開催され
ました米子市、境港市の若手農業者で組織する米子地区農村青年会議というのがござい
ますけれども、この定例会
に合わせ
まして、若手農業者と鳥取県、JA、米子市、境港市で意見交換会を行い
ました。その中で、新規就農者から、農業次世代人材投資資金
につきまして、研修期間から就農初期の間はなかなか農業収入が見込めないこと、機械設備の
購入費用があることを理由
に、補助
額を
増額し
てほしいという要望がござい
ました。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 若干、本年度から交付
額の変更があったようで、交付
額は、初年度から3年間がそれぞれ150万円、4年目、5年目がそれぞれ120万円となっ
てい
ます。問題は、就農1年目は全く収入が見込めない中、多額の設備費、資材費を支払わなければならないというところ
にあり
ます。こういうことから
も、新規就農者や就農希望者の多くは1年目の交付
額の増加を切望され
ており
ます。
農水省は、現在、新規就農施策の検討会なるものを立ち上げ
ており
ます。新規就農者、また、就農希望者の声をまとめ
て国へ届けるの
も本市の務めだと考え
ますが、見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 農業次世代人材投資資金事業ですけれども、これは国の補助事業でござい
まして、先ほど答弁させ
ていただき
ましたけれども、2月の米子地区農村青年会議での意見交換会を踏まえ
まして、農林水産省中四国農政局の鳥取県拠点
に、若手農業者との意見交換を提案いたし
ました。そういたし
ましたところ、6月10日、2週間ほど前ですけれども、米子地区農村青年会議の中で意見交換会が実現したということでござい
ます。それで、その交換会の中ではですけれども、先ほど門脇議員さんがおっしゃられ
ましたよう
に、特に就農初期については収入がないので何とかし
てほしいということで、農業次世代人材投資資金の
増額も要望され
まして、これに対しまして、国のほうは、今回の意見を踏まえ、来年度予算要求の参考
にしたいという回答をいただいたところでござい
ます。農業次世代人材投資資金の
増額要望
につきましては県
も承知し
ており
まして、今後、県と対応を協議したいという具合
に考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 局長、これは本当、今まで
にはなかったようなことだと思い
ますし、私は、このことにつきましては高く評価をしたいと思い
ます。今後
もこれで終わることなく、機会を捉え
て、農業者の方々の意見や要望を取りまとめ
て、国や県への提言をし
ていただきたいと思い
ますので、よろしくお願いいたし
ます。
次に、遊休農地の解消
に期待され
ている洋芝の栽培について、現状と今後の計画についてお伺いをいたし
ます。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 洋芝の現況と今後の計画についてでござい
ます。現在、弓浜地区におきまして、1件の事業者が洋芝を生産し
まして、販売を行っ
ておるところでござい
ます。令和2年度末の時点では、約3ヘクタールの芝を生産し
ておられ
ます。今年度は、1ヘクタールを新た
に新規作付を行う予定でござい
まして、合計4ヘクタールの芝を生産する予定ということでござい
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) この洋芝を生産し
ているSC鳥取が百年構想プロジェクトとして「しばふる」を立ち上げ
ましたが、本市はどのような連携を取るお考えなのかお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) SC鳥取さんがやっ
ておられる「しばふる」ですけれども、これは、今議員がお話をいただき
ましたよう
に、百年構想の一つとして、地域社会の一員としてお役に立つという思いから立ち上げられた芝生の生産事業でござい
ます。SC鳥取の芝生生産
につきましては、荒廃農地の解消
につながるものと考え
まして、私たちといたし
ましても、よなご芝生産振興事業の中で支援をし
てまいり
ました。芝生の生産
につきましては、今申し上げたとおり、荒廃農地の解消、そしてまた市の特産物となる可能性
もあり
ますため、今後とも支援をし
ていきたいというふう
に思っ
ており
ますし、また販路
につきましては、市内の小中学校の校庭の芝生化を進める中で、協力できることがないか検討したいというふう
に考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) それならば、ぜひとも学校の校庭の芝生化を推し進め
ていただきたいと、私はこのよう
に思い
ます。そこで、本市では、校庭の芝生化をし
ている小中学校は、現在何校あるのかお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 本市の小中学校
におけ
ます芝生化についてでござい
ます。現在、就将小学校と大篠津小学校の2校が芝生のグラウンドとなっ
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 僅か2校
にとどまっ
ていると、こういう実態が分かり
ました。それでは、校庭の芝生化についてのメリット、デメリットについてお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 芝生のグラウンドのメリットとデメリット
についてでござい
ます。メリットといたし
ましては、けがをしにくい、足への衝撃が少ない、照り返しが少ない、土ぼこりが舞い上がらないなどと言われ
ており
まして、一方、デメリットといたし
ましては、白線を引きにくくなる、そして芝刈り、散水、肥料をやるなど、維持
に費用と手間がかかることと言われ
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) メリットとデメリットをお伺いし
ましたが、私は、校庭の芝生化については、多角的
に考えれば、遊休農地の解消
にもつながるなど、メリットのほうが大きいよう
に思い
ますが、この芝生化に対する市長の見解をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 私
も議員と同様、この校庭の芝生化につきましてはメリットが大きいものというふう
に考え
ており
ますが、やはりデメリットの部分についてしっかりとクリアし
ていかないと、これは進まないという実情がござい
ますので、この点については、今後しっかりと考え
ていきたいというふう
に思っ
ており
ますが、具体的
には、先ほど松田事務局長から
も答弁がござい
ましたけれども、維持管理のところですね、芝生の芝刈りや散水、あるいは肥料をやる、そういうような維持管理のところ
に課題がござい
ますので、この部分を適切
にクリアし
て、前
に進められるよう
にしたいというふう
に思い
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 課題はそれぞれあると思い
ますけども、これらをクリアし
て、事業を前
に進めたいと、こういう非常
に前向きな答弁であったと受け止め
ました。それでは、最後
に、この校庭の芝生化に対する今後の計画、見通しについてお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。
○(松田教育委員会事務局長) 今後の芝生化の計画、見通し
についてでござい
ます。先ほど、市長から御答弁申し上げ
ました課題をクリアしつつ、まずは、モデルとなる学校を選定した上で、芝生化による体力向上などを目指すなど、子どもたちを健やか
に育てる環境づくり
に努め
てまいりたいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 私は、この校庭の芝生化につきましては、大いに歓迎をするものであり
ます。具体的なことが決まり次第、また議会
に報告をいただきたいと思い
ます。
それでは、大要の3点目は、ヌカカ対策事業
についてであり
ます。
初め
に、市長は、ヌカカ対策事業について、この春
に被害
に遭われ
ている方々から直接被害状況や要望を伺う機会を持たれ
ており
ます。そのときの率直な感想をお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) ヌカカ被害について、私
もいろいろな方から直接、その被害などについてお話を伺う機会がこれまでござい
ました。お話を伺うたび
に、やはりその被害というものは決して命
に関わるものではない
にせよ、極めて不快感の強いものであり
まして、何とかこの被害を軽減ないしは撲滅したいという思いを持っ
ているところでござい
ます。このヌカカ
につきましては、この後
もいろいろ御質問いただくかも分かり
ませんけども、代表質問に対する答弁で
もお答えし
ましたけども、主な発生源が荒廃農地であるということ、また石灰散布が一定程度有効であるということが分かっ
てき
ており
ますので、こうしたモデル事業の成果を踏まえ
まして、今後の対策をしっかりと推進し
ていきたいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) ヌカカ被害に対しましては、市長
も自分事として、さらに認識を深め
ていただけたことと思い
ます。
それでは、質問
に入り
ますが、まずは、本年のヌカカの発生区域、発生数について、また現在のヌカカの発生状況等について、どのような見解をお持ちなのかお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 永瀬市民生活部長。
○(永瀬市民生活部長) 本年度、ヌカカの発生区域、発生数でござい
ますが、まず、発生区域
につきましては、これまでの調査結果から、弓ヶ浜地区全域と考え
ており
まして、なお、地域別の発生傾向といたし
ましては、ヌカカの彦名地区での最終調査地点、それらの傾向と同様と考え
ており
ます。また、発生数
につきましては、ヌカカの最終調査の結果
により
ますと、5月末から増え始め、6月の初旬
には、例年
に比べ
て多く発生し
ていた状況でござい
ました。また、これ
に伴い
まして、被害状況
も発生状況
に比例する傾向がござい
ますので、被害を感じられた方々が多くあったんではないかなと思っ
ており
ます。例年のことでござい
ますけども、6月中
に発生のピークを迎え
ており
まして、気象条件により多く発生することがあり
ますので、こういった条件が重なったのではないのかなというふう
に考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 私の住んでいる崎津地区では、6月の上旬
には、この白いシャツが真っ黒
になる、そういうような大量のヌカカが発生をいたし
ました。健康被害はもとより、精神的な苦痛を訴える方
も多くいらっしゃい
ます。対策が急がれるところであり
ます。代表質問の答弁では、現在実施し
ている石灰散布を基本とした土壌対策を進め
ていくとあり
ましたが、現時点ではどのような研究や試験を行っ
ているのかお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 永瀬市民生活部長。
○(永瀬市民生活部長) 現在、行っ
ており
ます研究及び試験でござい
ますが、ヌカカの主な発生源であり
ます荒廃農地
につきまして、地域で継続的
に実施可能な土壌対策の確立を目指し
まして、令和元年度から令和3年度まで、彦名地区の住宅地周辺の荒廃農地におきましてモデル事業を実施し
ており
ますが、このモデル事業の中で米子高専と連携いたし
まして、幼虫駆除のための適正な石灰散布量について検証試験を実施し
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) きちんとした調査結果は、今後のアンケートの調査の結果を待つことといたし
ますが、それでもモデル地区の方々からは、多少なりとも何らかの情報が入っ
ていることと推察いたし
ます。そこで、このモデル地区では、今年のヌカカの発生についてはどのような状況なのかお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 永瀬市民生活部長。
○(永瀬市民生活部長) モデル地区での発生状況でござい
ますが、今年の6月上旬はヌカカが発生しやすい気象条件、具体的
には気温が25度から28度程度、湿度が70%程度、無風、こういった条件でござい
ますが、こういう条件がそろっ
ており
ましたそういった中で、地元の方々からはヌカカが多く発生し
ていると、そういった情報を伺っ
ており
ます。モデル事業を実施された自治会へのアンケート調査は、今後7月
に実施予定とし
ており
ますが、現在のところ事業を実施された自治会の皆様からは、石灰散布を連続し
て実施したときについては、対策の効果を感じ
ているなどという御意見
も伺っ
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) ヌカカ対策
には石灰散布が有効であると、こういうことだと思い
ます。
そこで、この石灰について、農林水産振興局長
にお尋ねをいたし
ます。農産物の播種や定植をする前
に石灰を散布いたし
ますが、これは何のため
に行うのかお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 石灰散布の目的
についてでござい
ますけれども、日本は降水量が多いため、降水により土壌のアルカリ成分が流亡しやすく、弱酸性
に傾く傾向がござい
ます。pH値の矯正やカルシウム補給を目的といたし
まして、土壌改良のため
に石灰を散布するということでござい
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 御説明いただき、ありがとうござい
ました。この石灰ですが、ヌカカ対策として3年間石灰散布をした土壌はアルカリ度が高くなり、いざ耕作をし
て農地を復元しようとして
も、農作物ができにくくなると考え
ますが、見解をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。
○(中久喜農林水産振興局長) 鳥取県の西部改良普及所
に伺い
ましたところ、弓浜地区におきましては、白ネギやニンジンを栽培するため
に、毎年、苦土石灰を10アール当たり40キログラムから100キログラム散布するということでござい
ます。一方、ヌカカ対策事業におきましては、毎年、苦土石灰を10アール当たり70キログラムから100キログラム散布し
ているということでござい
まして、一般的
に農作物を栽培しなく
ても、降雨により自然
にpHが下がる傾向
にあり
ますので、ヌカカ対策事業の石灰散布により農作物ができにくくなるほど土壌のアルカリ性が高くなるとは考えにくいということでござい
ました。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) ところが、局長、そうはうまくいかないんですよね。弓浜地区の圃場はほとんど砂地であり
ますけども、そういうところはpHがやっぱり思うよう
に下がっ
てくれ
ますけども、ところが黒ぼく土、黒い土ですね、黒ぼく土が混ざった砂地やほとんど黒ぼく土のような圃場、こういう圃場は思うよう
にpHが下がらないんですよね。ということで、こういうところでは農産物ができにくいと、こういう状況
になるのではないかと思っ
ており
ます。そこで、このような圃場が再び荒廃化しないよう
に、しっかりとした対策をまた考え
ていただきたいと、このよう
に思い
ますので、中久喜局長、これは宿題とさせ
ていただき
ますので、よろしくお願いいたし
ます。
代表質問で、今後
もヌカカ対策については、石灰散布を基本とした土壌対策をし
ていく旨の答弁がござい
ましたが、これはこれで推し進め
ていただきながら
も、ヌカカ駆除の新たな手法について
も研究、検討し
ていただきたいと思い
ますが、改めて最後
に見解を伺い
ます。
○(岩﨑議長) 永瀬市民生活部長。
○(永瀬市民生活部長) 石灰散布を基本といたし
ました土壌対策
につきましては、引き続き進め
てまいりたいと思い
ます。来年度からは地域ニーズや駆除効果などのモデル事業の検証結果を踏まえ
まして、ヌカカの発生及び被害が確認され
ている弓ヶ浜地区全域及びその隣接地区
に事業区域を拡大する予定でござい
ますが、今後とも、先ほど議員御紹介いただき
ました内容
も含め
まして、継続的
に実施可能な事業手法、こういったものを検討し
てまいりたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 門脇議員。
○(門脇議員) 今後のヌカカ対策事業
には大いに期待をし
ており
ますので、多角的な事業手法の検討
もよろしくお願いしたいと思い
ます。
それでは、私の質問はこれで終わり
ますけども、最後
に1句披露申し上げ
て、終わりたいと思い
ます。負け
てはならぬ、コロナ
にも、ヌカカ
にも。以上で質問を終わり
ます。
○(岩﨑議長) 次に、森谷議員。
〔森谷議員質問席へ〕
○(森谷議員) 会派蒼生会の森谷司でござい
ます。4月の米子市会議員補欠選挙で当選させ
ていただき、今日初めて、定例会で質問させ
ていただき
ます。よろしくお願いいたし
ます。代表質問
に関連いたし
まして、私からは2点質問させ
ていただき
ます。
まず第1番目
に教育についてお伺いいたし
ます。家庭教育支援条例についてお伺いいたし
ます。
私は、民間ではあり
ますけれども、有志と共に少子高齢化問題、人口減少問題、青少年健全育成問題、家庭教育問題などをテーマ
に勉強をし
てき
ました。その大きなきっかけは、2011年3月の東日本大震災でござい
ます。大震災のその年の今年の漢字は、御存じだと思い
ますけれども、絆でした。また、世論調査では、複数回答ですけれども、特に大切
に思うことの第1が家族69%、第2が地域とのつながり37%でした。そして、2011年の5月
に日本創成会議が発足し
て、2014年
にストップ少子化・地方元気戦略が発表され
まして、その内容が、2040年まで
に地方都市の半分が消滅するというショッキングなレポートでござい
ました。それをきっかけ
に、私たちは、家庭問題、人口減少問題などをテーマ
に勉強を重ね
てきた次第でござい
ます。
今、コロナ禍で、家庭の様々な問題、特に子どもたちに関する問題として、児童虐待、不登校、ひきこもり、子どもの貧困、ヤングケアラーなど、多岐にわたり、より深刻な問題
になっ
てき
ており
ます。政府
もこども庁の創設が議論され
ており
ますし、本市におきまして
も、それより先駆け
て、仮の名称であり
ますけれども、こども総本部という、今までのこども未来局と教育委員会を1つの部局として、縦割り行政の弊害をなくすという大きな改革をなされ
ているということ
に私たち
も大いに期待をし
ており
ます。
関連質問であり
ますので、子どもたちが抱えてる様々な問題の中で、絞っ
て、不登校、ひきこもり、児童虐待について取り上げ
てみたいと思い
ます。不登校
も年々増加し
ており
ます。中学校では、1,000人当たりの不登校生徒数が約40人
に達し
てます。実に25人
に1人が不登校の生徒がいる状況でござい
ます。質問いたし
ます。本市における令和元年と昨年、令和2年の不登校、ひきこもり、児童虐待の実数をお伺いしたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 浦林教育長。
○(浦林教育長) 初め
に、教育委員会から不登校の実数についてお答えいたし
ます。令和元年度は209人、令和2年度は200人となっ
ており
まして、横ばいでござい
ますが、ここ数年増加し
ており
まして、その対策と支援は喫緊の課題と捉え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 景山こども未来局長。
○(景山こども未来局長) 続き
まして、児童虐待、ひきこもりの数について御答弁申し上げ
ます。まず、児童虐待の相談件数でござい
ますけれども、令和元年度83件、令和2年度は109件でござい
まして、26件増加いたし
ました。また、ひきこもりの相談件数でござい
ますが、こちらは本市の障がい者支援課が相談対応いたし
ました10代の相談件数でござい
ますけれども、令和元年度は1件、令和2年度は2件でござい
ました。
○(岩﨑議長) 森谷議員。
○(森谷議員) ありがとうござい
ます。不登校の児童生徒、データ
により
ますと合わせ
て約200人と伺っ
ており
ます。そこ
に高校生の不登校
も加え
ますともっと大きな人数
になるかと思い
ます。不登校の生徒が高校を卒業したり、成人
になると、現在の体制では、その後ケアすること、なかなかできないと思い
ます。
ひきこもりの人数は年々増え
ており
まして、現在100万人を超えてると
も言われ
ており
ます。ひきこもりのきっかけは、職場
になじめないのが23%、小中高からの不登校と大学
になじめないとか、大学受験
に失敗したと、こういうことをトータルし
ますと、ほぼ同じ23%という数字
になり
ます。したがい
まして、ひきこもりの問題は、児童生徒のとき
にいかに初期対応で解決し
ていくのかということが大きく問われ
ているかというふう
に思い
ます。また、児童虐待の疑いで警察から通告された子どもの数が、昨年で10万人を超えたと、過去最多となり
ました。これ
もコロナウイルス感染の影響があるかと思い
ます。また、自殺に関する若い世代の現状について、加え
て報告させ
ていただき
ますと、コロナ禍の昨年、自殺で亡くなった人の数が11年ぶり
に増加いたし
ました。中でも深刻なのが10代、20代の若い世代でござい
ます。10代、20代の自殺者は3,298名です。前年から2割近く増加し
てい
ます。警察の調べで
も、はっきりとした原因が分からず、不詳と取れるケースが3割
に上っ
ているという報告を聞い
ており
ます。
現代は、子育て家庭を支える地域の絆
も弱体化し
ており
ますし、また多くの親が、育児、子どもの不登校、発達障がいなど、様々な悩みを抱え込んでい
ます。子育ての悩みを相談できる人がいるかという質問に対しましては、平成14年度で73%から、平成26年度で43%
になっ
てい
ます。結果的
にそれらのしわ寄せが学校など、教育機関
に集中し、保護司、教育など、教師など
にも大きな負担
になっ
ているかと思われ
ます。不登校などの児童生徒が増えれば、これを担当するカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、家庭支援人材などは、1人が数十人の案件を抱えることとなり、一人一人を十分
にケアする余裕がない現状かと思い
ます。
ここでお伺いいたし
ます。本市におきましては、様々な機関が、子どもたち、児童生徒の指導、サポートをされ
ていらっしゃい
ますけれども、この本市において、子どもたちを支援、サポートする人材の実情をお伺いいたし
ます。
○(岩﨑議長) 浦林教育長。
○(浦林教育長) 児童生徒をサポートする本市の人材の実情についてのお尋ねでござい
ます。教育委員会のほう
には、教育や社会福祉に関する専門的な知識や経験
に基づい
て、児童生徒やその保護者
に働きかけを行ったり、学校に対して支援体制づくりや専門的な助言、関係機関等との連携を図ったりするスクールソーシャルワーカーを配置し
ており
ます。平成28年度
に1名増員し
まして、3名体制でござい
ます。また、平成29年
にはスーパーバイザー2名を採用し
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 景山こども未来局長。
○(景山こども未来局長) こども未来局におきましては、様々な職員が子どもたちの過ごしを支え
ているところでござい
ますが、特に虐待の未然防止を目的といたし
まして、子どもの養育や子どものいる家庭の悩み事の相談を面接や訪問などにより助言するなどの家庭支援を行っ
ており
ます家庭相談員がおり
ます。平成29年と平成30年度
に、それぞれで1名を増員いたし
まして、現在4名体制で対応し
ているところでござい
ます。
○(岩﨑議長) 森谷議員。
○(森谷議員) ありがとうござい
ます。現状を把握され、スクールソーシャルワーカーなどを増員されてると、その御努力は理解し
ており
ます。ただ、先ほどから言われてるよう
に、小中学生だけでも200人の不登校生徒がいるということを考え
ますと、いかにこの対応する人材を増強できるかということが課題ではないかというふう
に思い
ます。
ちなみに、家庭教育支援条例を制定された静岡県では、施行後
に家庭教育支援員を養成し、教育経験者やPTAや役員経験者、カウンセラーなど、家庭教育支援チームを組織され
て、3年間で320名の支援員を養成したと。聞き
ますところ
によると、大体中学校の校区ごと
に最低1人は家庭教育支援チームを配置し、今後は小学生単位でそのチームを増やし
ていこうということを聞い
ており
ます。その成果としては、条例ができたことによって職員の意識が変わり、横の連携が取れやすくなっ
て、学校、地域との連帯
も進んでいるということを聞い
ており
ます。
子どもたちが抱え
ている、これらの諸問題の解決は、イコール少子化による人口減少
に歯止めをかけることができると確信し
ており
ます。1979年の1月の当時の大平正芳首相は、施政方針演説で、家庭基盤の充実、田園都市構想の推進を通じて、公平で品格のある日本型福祉社会の建設
に力を尽くすという演説をされ
ました。40年前
に既に家庭基盤の充実を国家政策の軸
に置くよう
に提言され
ていらっしゃい
ます。それから40年たち
ました。この子どもたちが抱えてる問題、ますます深刻化し
ており
ます。ネグレクト、いわゆる育児放棄、愛着障がいなど、また家族療法が注目され
てい
ますよう
に、家庭
に焦点を当てることによって、子どもが抱える諸問題の解決
につながっ
ていくかというふう
に考え
ており
ます。全国では、今、9県、6市で条例が制定され
ており
ますので、ぜひこの家庭教育支援条例のまた検討
もお願いしたいと思い
ます。既に、この家庭教育支援条例、家庭教育については、本市において
も、過去、一般質問で尾沢議員が2回、三鴨議員が2回、岩﨑議員が2回質問され
ており
ますので、今後、本市における家庭教育支援条例についての取組の可能性といい
ますか、それをちょっとお伺いしたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 景山こども未来局長。
○(景山こども未来局長) 本市においての家庭教育支援条例
に向け
ての取組ということでござい
ますが、本市におきましては、現在、各施策の充実
に取り組んでいるところでござい
まして、現在のところ条例制定を進める考えはござい
ません。けれども、今後の、また国の動向等を注視しながら、引き続き研究し
てまいりたいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 森谷議員。
○(森谷議員) ありがとうござい
ます。今、本市で取り組まれ
ているこども総本部を中心として、縦割りをなくし
て、行政と教育委員会が一体となっ
て取り組んでいかれるという意味で、私とし
ても条例をつくるというより
も、本当に中身として、子どもたち
にふさわしい仕組みをつくっ
ていただきたいと思い
ますし、また要望としては、先ほどから言っ
てますよう
に、子どもたちをしっかりとサポートできる支援体制、家庭教育支援の人数的な支援を、増員をお願いしたいと思い
ます。
続き
まして、もう1点質問させ
ていただき
ます。2つ目の質問
に入り
ます。皆生温泉の活性化についてでござい
ます。
米子市の大きな観光と産業の資源の一つが皆生温泉だと認識し
ており
ます。市長の答弁
もあり
ました、
皆生温泉まちづくりビジョン、その取組が加速され
て、ますます皆生温泉が活性化することを期待し
ており
ます。私が手
に入れたデータ
により
ますと、3年前ですけれども、にっぽんの温泉100選で山陰の中では玉造温泉が14位、三朝温泉が37位、そして皆生温泉が78位というデータが出
ており
ました。皆生温泉の個々の人気はあっ
ても、皆生温泉、トータル的な人気は、こういった数字が示し
ており
ますけれども、質問でござい
ます。皆生温泉の全国的な知名度、人気などをどう分析されてるかお伺いしたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 奥田文化観光局長。
○(奥田文化観光局長) 皆生温泉の全国的な知名度、人気の分析についての御質問でござい
ますが、皆生温泉のエリア全体としての評価は、現状では高いとは言えず、観光経済新聞のにっぽんの温泉100選におきまして、2020年度のランキングは58位でござい
ました。しかしながら、現在、
皆生温泉まちづくりビジョンをさらに推進し
ており
まして、エリア全体の魅力度向上による全国的な人気の獲得
に向かうということで努め
ており
ます。以上でござい
ます。
○(岩﨑議長) 森谷議員。
○(森谷議員) それでは、ウィズコロナ、アフターコロナの中で山陰及び地元を呼び込む企画、また展望をお伺いしたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) ウィズコロナの中でどのよう
に、今後観光を進め
ていくのか、課題と展望について私のほうから答弁させ
ていただき
ますが、まず、このコロナ禍の中におきましては、インバウンドですとか、あるいは都市部からの誘客というものが大変難しくなっ
ており
ますので、山陰両県ですとか、あるいは米子市民をターゲットといたし
ました取組が必要と考え
ており
ます。いわゆるマイクロツーリズムでござい
ます。また、令和2年度におきましては、昨年度ですけども、山陰両県、あるいは市民を対象といたし
ました宿泊キャンペーンですとか、あるいは市内周遊のバスツアーの運行などを実施をいたし
まして、これが好評を博したため
に、今年度
も引き続き行っ
ていく予定とし
ており
ます。また、米子市内の小学校におきましては、コロナ禍における地元への愛着心醸成を目的といたし
ましたふるさと教育の一環といたし
まして、皆生温泉
に宿泊するという対応
も見られ
ているところでござい
ます。今後
も、引き続き、こうした近隣地域からの誘客を狙い
ますマイクロツーリズムを推進し
ていき
ますとともに、本市の魅力の再発見ですとか、あるいは観光資源の磨き上げなどを行い
まして、このコロナ禍の終息後
には、それらを生かした都市部からの誘客、あるいはインバウンド誘客
に取り組んでいきたいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 森谷議員。
○(森谷議員) ありがとうござい
ます。コロナ禍で県内の小学校、中学校が修学旅行先を地元の皆生温泉
に選ばれたと、そのきっかけ
になったということは、本当に何か大きなヒントを与え
てくれたと思い
ます。子どもたちが地域への関心と、また愛着が高まるとてもよい企画
になると思い
ますし、期待し
ており
ます。
これは私の要望といい
ますか、気持ちですけれども、県外、海外からの集客
もそうですけども、まず、基本は地元から皆生が愛され、地元が誇れる皆生温泉づくりという意味で、昼
も夜
も安全・安心で、家族連れで皆生でエンジョイできるような、そんな環境、または企画、そういったことができればいいかなと思っ
ており
ます。私の昔のイメージですけど、どうしても皆生というのが夜のちょっと雰囲気がござい
まして、昼でも夜でも安心し
て行ける、そういったまちづくり、皆生づくり
にお願いしたいと思い
ます。
また、皆生温泉の活性化
に御努力されてること
に、また評価するとともに、先ほど言い
ました皆生が家族が
にぎわえる、そういった環境づくりをし
ていただくことによって、今、コロナ禍であるからこそ、しっかりとした足元を固める機会として、改革、改善し
ていただくことを要望いたし
まして、私の関連質問を終えたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 次に、尾沢議員。
〔尾沢議員質問席へ〕
○(尾沢議員) 蒼生会の尾沢三夫です。稲田議員の代表質問の最後ということでござい
まして、時間が押し
ており
ますので、びしっといきたいというふう
に思い
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員、マスクを、マスクを外し
て。
○(尾沢議員) ありがとうござい
ます。代表質問において、介護予防とフレイル対策について、市長の所見をお聞きいたし
ましたが、米子では、全国
に先駆け
てICTを活用した先進的なフレイル予防事業を3年前から行っ
ているということでござい
まして、これは高く評価できるものと思っ
ており
ます。他市と比較し
ても、このテーマについては、米子市はトップランナーと考え
ており
ます。しかし、将来にわたって、非常
に重要な事柄なので、少し深掘りし
てみたいと思い
ますので、よろしくお願いいたし
ます。
全国的
に増大傾向
にある介護保険事業の決算
額についてお聞かせください。
○(岩﨑議長) 大橋福祉保健部長。
○(大橋福祉保健部長) 介護保険事業特別会計の決算
額の変化についてお尋ねでござい
ます。平成21年度、10年以上前のことですけれども、108億2,721万円が決算でござい
ましたが、令和元年度
になり
ますと、145億5,720万円となっ
ており
ます。10年で約1.3倍
に増え
ており
ます。以上でござい
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 私の手元の米子市の予算書
により
ますと、先ほどお話のあり
ました145億5,000万ということでござい
ますが、これが何と150億5,000万の予算
になっ
ておると。こういうことで、この介護保険について
も年々急伸し
ていると。これが今、フレイルが大切なことなんだと、こういうことかというふう
に考え
ておるところでござい
ますので、この件についてもっと聞い
てみたいと思い
ます。現在、米子市において実施され
ており
ますフレイル対策事業をお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 大橋福祉保健部長。
○(大橋福祉保健部長) 本市のフレイル対策として行っ
ていることでござい
ますけれども、永江地区でフレイル予防事業の確立を目指したモデル事業をやっ
ており
ます。また、昨年は、フレイルの周知・広報を目的として、髙島屋のお歳暮売場の一角を貸し
ていただい
てフレイルチェックをし
てい
ます。そのほか、お気づきでしょうけれども、このワクチン接種会場の待機時間、15分ほどあるんですけども、その時間を利用し
て、フレイルチェックを皆様方
にし
ていただい
てい
ます。そういったことと、あとこのフレイル対策事業をやっ
ていく基盤として、市役所だけではなく
て、鳥取大学医学部であったり、あるいは民間企業であったり、介護事業者であったりの力を合わせ
てこの事業を進め
ている、基盤整備
もやっ
ており
ます。以上でござい
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) おっしゃるよう
に私
も第1回目のコロナのワクチンを打っ
ていただいたとき
に、このアンケートがござい
まして、健常なのか、いわゆるフレイルなのか、自分で
も判断できるようなアンケートでござい
まして、さすが
に米子市はやるなということで、ちょっと確認し
てみ
ましたところ、集団接種をするところでは、それができ
ているんです。しかし、個別の医院で打ってる人はそのアンケートがどうも行ってないんじゃないかと、こういう感じでござい
ますんで、まあ、大部分の方々はそういった形でアンケート
にお答えいただいてると思い
ますね。しかしながら、そうでない開業医のところではそうではなかったかな、もっともっと広め
ていかないといけ
ませんねということでござい
ます。
先ほど
もお話があり
ましたよう
に、全国
に先駆け
て取り組んでこられた対策事業は、他の自治体と比較し
ての位置づけはどのよう
になってるのかお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 大橋福祉保健部長。
○(大橋福祉保健部長) 他の自治体と比較し
て、米子市のやってることはどうかという、評価についてのお尋ねでござい
まして、私のほうから言うの
も何か少しこっぱずかしいんですけれども、これまでやっ
ていたこと、先ほど説明したことがあり
ますし、たまたま全国で、このフレイルに関する意識調査をやったことがあり
まして、一般的な都市だと、大体フレイルの意味内容まで知ってるっていうの、2割ぐらいなんだそうです。それが、米子市の住民だと6割までいっ
ている、そういうことと、先ほど申し上げたいろんな事業をやっ
ていることを組み合わせ
まして、またそれに対する市長の思いを乗っけ
ますと、これは全国1位ではないかなというのが自己評価でござい
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) すばらしいことですね。フレイルという、この片仮名といい
ますか、知らない人結構多いんですよ。フレイルっていったらケーキ屋さんの名前か、こういうふう
に言う人
もやっぱり私の周りで
もいっぱいいらっしゃる。皆さん
も胸
に手を当て
て考え
てみられ
て、フレイルっていうことがどういったことなのか、これはすごいことなんですよ。認知症
になる一歩手前
に必ず通るべき道、その区間をフレイルというんだそうで、フレイル
になる前
に健常な人生を送ろうじゃないか、フレイル
になっ
てしまうと、ちょっとまた進むと認知症、帰っ
てくると健常と、こういうことでござい
ますんで、非常
に意義ある運動であるというふう
に思い
ます。
先ほどお話のあり
ました永江地区でのフレイル対策を実施し
て、これをモデル地区としてやられたと思うんですが、どのような成果が出たのか、またどのような課題が明らか
になったのかをお尋ねし
ます。
○(岩﨑議長) 大橋福祉保健部長。
○(大橋福祉保健部長) 永江地区でのモデル事業の成果と課題についてのお尋ねでござい
ました。介入プログラムを展開したわけであり
ますけれども、そのプログラムの参加者においては、フレイルの状態から健常の状態へ戻った、あるいはプレフレイル
に戻った、要するに心身の状況が向上した方が60%ぐらいあり
ました。また、ふだん、そういう運動とかあまりされない方が、このプログラムを通ることで、その後
も日常的
にフレイルの予防習慣を身
につけられたというのが成果でござい
ます。
一方、課題でござい
ますけれども、やはりフレイル
に関心をお持ちでない方をプログラム
にお誘いするのはやはり難儀なことでござい
ました。自治会等の協力を得
まして、戸別訪問、営業
に回ったわけであり
ますけれども、やはり今後は、この集客が一番大きい課題
になるだろうというふう
に考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 永江地区での、モデル地区での成果は、全市
に広げることが肝要なことなんですね、肝腎だろうと思い
ます。どのよう
に展開し
ているのか、現在やっ
ていらっしゃる部分
も併せ
て、希望
も併せ、実施
も併せ、お尋ねいたし
ます。
○(岩﨑議長) 大橋福祉保健部長。
○(大橋福祉保健部長) フレイル対策の全市的展開でござい
ますけれども、フレイル対策っていうのは、予防っていうのはそもそも運動と栄養と社会参加の3要素を概念とした予防実践なんでござい
ます。これが市民の慣習
になっ
ていくこと、習慣化し
ていくことがとても大事でござい
ますので、尾沢議員がおっしゃるよう
に、早期
に市民のほう
に広がっ
ていくことがすごく大事なことでござい
まして、そういうため
には、当面、2か所の拠点を設け
て、集客、宣伝のノウハウを持つ民間事業者の活力を活用しながら、速やか
に全市的な展開を図っ
てまいる考えでおり
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 分かり
ました。今までお聞きした米子市のフレイル対策は、的確であり、他の自治体の模範
になるだろうと思い
ます。しかし、団塊の世代が間もなく後期高齢者となり、コロナ禍
に在宅を余儀なくされ
て、加速度的
にフレイル、要介護が増加するものと考えられ
ます。それ
に伴い、介護費用は増加の一途をたどっ
てしまい
ます。現在、健康対策課のみの事業となっ
ており
ますが、長寿社会課との明確な連携が必要と考え
ます。今こそ、全市を挙げ
て取り組むため
に、フレイル対策推進室を設置することはいかがでしょうか。市長の所見をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) このフレイルを進め
ていくための組織について、これまでの経過を少しお話をいたし
ますと、令和2年の4月
に機構改正によりまして、健康対策課の中
に新た
に健康長寿担当を設置をいたし
ました。そこ
に理学療法士や作業療法士が行い
ます介護予防
に係る健康指導業務、これを長寿社会課から移管し、体制の強化を図ったところでござい
ます。高齢化社会を迎えた現代におきまして、幸せ
に老後の生活を送り、また持続可能な長寿社会をつくっ
ていき
ますため
には、健康寿命の延伸がますます重要となるわけでござい
まして、フレイル対策は引き続き本市にとりまして、大変大きな課題であるというふうな認識をし
ているところでござい
ます。そこで、今、尾沢議員からフレイル対策推進室の設置について御提案がござい
ました。今年はまだコロナの影響
も残っ
ており
まして、十分な取組が再開でき
ており
ませんけれども、コロナが終息いたし
ました暁
には、再び、活動を活発化させ
て、このフレイル対策をしっかりと推進をし
ていきたいというふう
に思っ
ており
ますので、このフレイル対策推進室というものについては、その一つの大きな象徴的な組織として、これを前向き
に検討したいというふう
に思い
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 非常
に心強い回答をいただき
ました。もう一つ違った角度から、この問題について、新たな官民連携の手法
にPFSと称される成果連動型民間委託契約方式が国で提案され
ており
ます。ソフト事業
も含め
て、米子市
もこのような手法の導入の検討を進められ
てはいかがでしょうか。市長の所見をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) この官民連携の手法、PFSであり
ますけれども、ペイ・フォー・サクセスの頭文字を取ったものと承知をし
ており
ます。このPFSの活用
につきましては、効果的、効率的な事業の実施や事業の改善、そして新たな課題の解決など、有効な手法であるというふう
に理解をし
ており
ます。フレイル対策におきましては、官民連携によりまして、介護給付費の減少ですとか、あるいは成果指標
に直接結びつくことを目的
に、現在、民間企業に対しまして、フレイルチェックのフレイル判定ですとか、そのデータ管理の業務委託を行っ
ているところでござい
ます。あわせ
て、今後、民間企業との連携を進める中で、このPFSの活用について
も考え
てみたいと思い
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 事は急を要し
ます。ここ三、四年が勝負、フレイル対策が当たり前となるよう、他市
に先駆け
て我々やっ
ている、これを、今これからの三、四年で勝負、事が起き
てからの後追いで幾ら金をかけ
てもなかなかでき
ません。事が起きる前
に手を打つことができればというふうなことで、提案
もさせ
ていただきたかったというふう
に思っ
ており
ます。あとは、PRを含め
て、全市民が意識するよう、この運動を推進し
ていただくよう切に要望し
て、次に進ませ
ていただき
ます。
大要2点目の鳥取大学医学部との連携についてというところでお伺いし
ていきたいと思い
ます。
今年、鳥取大学医学部は75周年、なぜ米子
に決まったのかなっていうことを書い
ており
ますが、時は昭和20年、米子医専を設立され
ました。その医専を前身とする鳥大医学部が75周年を迎え
ました。昭和20年といい
ますと終戦の年であり
ます。戦況が悪化する中、医師の養成は国家の至上命題であった。山陰
に医学専門学校との話があり、県選出の国会議員や県知事や県議会の議員など、県を挙げ
て誘致運動を展開したのです。全国的
に激しい誘致合戦の末、なぜ米子
に決まったのか。先人の熱意、活躍が目
に浮かぶようであり
ます。それから75年余り、多くの医療人材を輩出し、医大として市民
に親しまれ、命や健康だけでなく、基幹産業としてこの地を守り、支え
ており
ます。先人たちの思いを未来
に引き継ぐ義務が私たち
にはあると思い
ます。歴史的な経緯を踏まえ
て、米子
に設立された鳥大医学部は、鳥大病院とともに、今や、
新型コロナウイルス感染症への対応や高度先端医療の提供、地域医療への貢献など、あらゆる分野において米子市
になく
てはならない存在であると思い
ます。市長の所見をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 今、議員が御紹介いただき
ましたよう
に75年前の今頃ですけれども、鳥取大学医学部、当時の米子医専がこの米子
に誘致され
ました。先人たちの多大な熱意というのがあったということを御紹介いただき
ましたけども、当時の米子市がそこ
にあった学校ですとか、あるいは病院、これを拠出し
て、そして最終的
に誘致
に成功したという話
も伺っ
ているところでござい
ます。私たちといたし
ましても、そうした先人の熱意や、あるいは具体的な行動というものについては大いに見習い、また引き継いでいかなければならないと、そのよう
に考え
ており
ます。そして、その後、75年の長きにわたりまして、優秀な人材を多く輩出され、地域医療の発展はもとより、日本の医学の発展のため
に多大な貢献をし
てこられ
ましたことは、我々米子市民にとりまして
も、大きな誇りとするところでござい
ます。また、地域医療の発展等々のみならず、地域の振興の面におきまして
も大きく貢献をし
ていただい
ており
まして、本市
にはなく
てはならない存在であると、そのよう
に認識をし
ており
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) その病院の病棟が建設され
て30年が経過、この75周年の折のコメントで、30年が経過したと、10年後をめど
に新しい病院建設を考え
ているとのことでござい
ます。ハード、ソフトの両面からこれらの病院はどうあるべきかを研究し、そういうものを新しい病院
に詰め込みたい、この新病院は、米子市が進めるまちづくり構想と
も関わっ
てき
ますとおっしゃっ
てい
ます。未来
に向けた米子市の発展にとって、極めて重要な要素であると思い
ます。市として今後どのよう
に協力し
ていくのか、見解をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 鳥取大学医学部の附属病院
につきましては、10年後の病院の再開発
に向けた検討を進め
ているというふう
に伺っ
ており
ます。これは、議員おっしゃるとおり大変重要な、我々米子市民にとりまして
も出来事
になるというふう
に思っ
ており
ます。附属病院の施設環境の改善
につきましては、さらなる高度先端医療の発展ですとか、あるいは地域医療体制の充実
につながるものでござい
まして、これからトップミーティングなどの機会を通じて意見交換をしっかりとしながら、その考え方を共有し、将来
に向けたまちづくりの視点から、我々といたし
ましても全面的
に支援をし
ていきたいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 市長の2期目の公約
にもあったかと思い
ますが、鳥大医学部及び病院との連携推進が上げられ
てい
ます。その旗印となるスローガンが伝わっ
てい
ません。医大なくし
て米子はないとの姿勢を広く示し、市民のシビックプライドを醸成し
て、さらなる地域活性化の強力なエンジンとするための方策について、市長の所見をお伺いし
ます。
○(岩﨑議長) 伊木市長。
○(伊木市長) 我々、米子市は、医療充実都市を標榜し
ているわけでござい
まして、その一つの大きな中核
に鳥取大学医学部附属病院もあるというふう
に考え
ており
ます。これまで
も、この医療充実都市についての様々な情報発信を行っ
てきたところでござい
ますが、これ
につきまして引き続き、鳥取大学医学部並びに附属病院の地域医療の充実が市民の安心や安全
につながっ
ているということ、このことをしっかりとPRをし
ていきながら、また地域での雇用ですとか、医工連携事業など、経済面での貢献
につきましても引き続き市民の皆様
にPRをし
ていきたいと考え
ており
ます。
○(岩﨑議長) 尾沢議員。
○(尾沢議員) 医療充実都市よなごについて、本当に力強い市長のお考えを聞い
て、安心したところであり
ます。医大の関連、そして、フレイルの対策、この2点は、本当に私自身にとって
も大きな問題だなと、大きな課題だなというふう
に考え
ており
まして、まさに地域活性化のエンジンというふう
に表現され
ており
ます市長の公約といい
ますか、これからやっ
ていこうとする的確な言葉であろうというふう
に思っ
ており
ます。アクセルを力いっぱい踏み込んで、そして米子市の地域の活性化を今後と
も進め
ていただくことを心より要望し、私の質問は終わらせ
ていただき
ます。ありがとうござい
ました。
○(岩﨑議長) 以上で本日の日程は終了いたし
ました。
お諮りいたし
ます。本日はこれをもって散会し、26日、27日は休会とし、28日午前10時から会議を開きたいと思い
ます。これ
に御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(岩﨑議長) 御異議なしと認め、そのよう
に決定いたし
ます。
本日はこれをもって散会いたし
ます。
午後6時19分 散会...