米子市議会 > 2020-12-03 >
令和 2年12月定例会(第2号12月 3日)

  • RPA(/)
ツイート シェア
  1. 米子市議会 2020-12-03
    令和 2年12月定例会(第2号12月 3日)


    取得元: 米子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-11
    令和 2年12月定例会(第2号12月 3日)           令和2年米子市議会12月定例会会議録(第2号) 令和2年12月3日(木曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~                          令和2年12月3日 午前10時開議 第1 市政一般に対する質問              ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件 議事日程に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席議員及び欠席議員 第1号(12月1日)に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~                 説明のため出席した者 市長        伊 木 隆 司       教育長      浦 林   実 副市長       伊 澤 勇 人       水道局長     細 川 庸一郎 総務部長      辻   佳 枝       総合政策部長   八 幡 泰 治 市民生活部長    朝 妻 博 樹       福祉保健部長   景 山 泰 子 経済部長      杉 村   聡       都市整備部長   隠 樹 千佳良
    下水道部長     矢 木 茂 生       淀江支所長    橋 井 雅 巳 教育委員会事務局長 松 田 展 雄       財政課長     下 関 浩 次 こども未来局長   湯 澤 智 子       文化観光局長   岡   雄 一 農林水産振興局長  中久喜 知 也              ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席した事務局職員 事務局長      松 下   強       事務局次長    土 井 諭 子 事務局長補佐庶務担当事務局長補佐       議事調査担当事務局長補佐           瀬 尻 かおり                森 井 聖 太 議事調査担当係長  佐 藤 祐 佳       議事調査担当主任 安 東 智 志 調整官       先 灘   匡              ~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時00分 開議 ○(岩﨑議長) これより本日の会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了承願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。              ~~~~~~~~~~~~~~~               第1 市政一般に対する質問 ○(岩﨑議長) それでは、日程第1、市政一般に対する質問を行います。  順次発言を許します。  初めに、門脇議員。                 〔門脇議員質問席へ〕 ○(門脇議員) 距離が保てておりますので、マスクを外させていただきます。  改めまして、皆さん、おはようございます。会派蒼生会の門脇一男でございます。まず初めに、新型コロナウイルスについてでありますが、昼夜を問わず、医療の最前線で患者さんの治療に尽力されている医療従事者とその関係者の皆様に心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げたいと思います。誠にありがとうございます。  それでは、質問に移ります。本定例会に当たり、私は大要3点から成る質問をさせていただきます。  大要の1点目は、市長の政治姿勢についてであります。  伊木市長が市長に就任されて3年8か月が経過しました。これまで市政発展のため、また市民福祉と市民生活の向上のため、山積する様々な課題に全力で取り組んでこられた姿勢に対しては、私は高く評価をしております。また、新型コロナウイルス感染症対策においても、米子市のリーダーとして粉骨砕身の姿勢で取り組まれていることに対しても心から敬意を表したいと思います。  それでは、質問の初めに、まず、原点に立ち返っていただき、市長の政治理念でもあります住んで楽しいまちづくりとは、どのようなまちづくりをイメージしておられるのか伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) これまでの市政運営に対しまして、評価をいただきましたことに率直に感謝を申し上げます。  御質問の件ですけれども、住んで楽しいまちといいますのは、誰もが生きる喜びを感じられ、人生の充実感を得ることができる、そういうまちをイメージをしております。現代におけるまちづくりにつきましては、単に経済的に豊かになるということを目指すだけではなくて、やはり恵まれた自然環境ですとか、特に米子につきましては、開放的な市民性など、こうしたものを生かして楽しく心豊かに過ごせるまちをいかにつくっていくのか、これが大切だというふうに考えております。そのことをもちまして、住んで楽しいまちづくりである、そのように考えてございます。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) それでは、次に、住んで楽しいまちづくり、これを実践するに当たり、様々な施策展開をされてきたことと思いますが、この3年8か月の間に実現できたもの、あるいは課題として残っているものについて伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) これまで約3年と8か月の間ですけれども、例えば米子駅の南北自由通路等整備事業、あるいは米子城跡の史跡整備事業、また市道安倍三柳線の開通など、様々な市政課題に対して、スピード感を持って取り組んでまいりました。また、手話言語条例の制定ですとか、介護予防やフレイル対策など福祉面での取組、あるいは小中学校の全ての普通教室へエアコンを設置することや学校給食での地産地消の推進、それから5歳児健診やこども総合相談窓口の設置など、教育や子育て支援の面でも様々な取組を進めてまいりました。  また、こうした市政課題を解決するに当たりましては、国や県との連携を深め、財政面での課題解消にも努めてまいりました。こうした連携によりまして、市長就任以来、様々な事業を手がけてまいりましたが、3年連続で主要な財政の健全化指標については良化することができております。また、税や料の未収入金対策につきましても、年々効果を積み重ねておりまして、先般は住民税の払込成績が優秀であるということで、鳥取県知事より9年連続となる感謝状を受け取ることもできました。また、庁舎の再編ビジョンも作成をいたしまして、当面の方針について皆様に御審議をいただくとともに、本庁舎の借地問題につきましても、具体的なアクションにつなげて現在も努力中でございます。さらには、今年に入って発生しました新型コロナウイルスへの対応につきましても、感染予防や経済面、あるいは感染者への誹謗中傷などを防ぐ人権配慮の取組など、スピード感を持って取り組んできたとこでございます。  今申し上げましたような3年8か月の取組に際しましては、議員の皆様並びに市民の皆様に多大なる御理解と御支援をいただきましたことに、改めて感謝を申し上げたいと思います。同時に、たくさんの仕事をこなしていただきました副市長以下、市役所の職員の皆さんにも心から感謝をいたします。  一方で、これらの事業にはまだ道半ばのものも多く残っておりまして、例えば米子道の4車線化早期完成、これにつきましては、優先整備区間の認定はいただきましたけども、早期完成までまだ時間がかかるということで、引き続きの取組も必要となっております。また、米子境港間の高規格道路の検討ですとか、観光面における皆生温泉の回遊リゾート構想、あるいは米子城跡における史跡整備事業、また福祉政策における地域つながる福祉プランの進展や、あるいは介護予防やフレイル対策、こうした事業が成果を上げるためには、引き続き努力を重ねていくことが必要だと考えております。さらには、コロナ禍の中におきまして、地方の暮らしが見直されている中で、米子を取り巻く豊かな自然を生かしたまちづくりを一層進めていかなければならないというふうに考えております。また、先月、全員協議会で説明をいたしました新商都米子のまちづくり2021にお示しをしましたように、町なかと郊外の一体的な発展を遂げるための諸施策につきましても、これは着実に進展させることが必要であるというふうに考えており、こうした課題がまだまだあるというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 私は市長が着実に前進、あるいは結果につなげられた、先ほど答弁をいただきましたが、これらの事業につきましては、伊木市長であったからこそ成し遂げられた事業も数多くあると思っております。  一方で、先ほど課題として上げられました事業がございますが、その中の一つに本年3月に策定された米子市まちづくりビジョンと、こういうものもあると思っております。ここには7つの基本目標が掲げられています。今後はこれらの基本目標を着実に実行していくことが市長の責務と考えます。この米子市まちづくりビジョンを市長はどのように実行されていくお考えなのか伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 私が市長に就任をいたしましてから市政課題について部局横断的に取り組むための政策企画会議というものを設置しております。そこに具体的な事業計画の進捗につきまして、四半期ごとに施策の管理をしていく、そのような仕組みを設けているとこでございます。  御質問の米子市のまちづくりビジョンに係る施策につきましても、一つ一つを具体的な事業の推進計画に落とし込んで、これを引き続き政策企画会議において進捗管理を行うことにより、スピード感を持って確実に実行していきたい、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 私は、住んで楽しいまちづくりについては、まだまだ道半ばと感じていますし、米子市まちづくりビジョンについても実践に向けてスタートしたばかりだと思っております。とても市長の今任期中に実現できるものではありません。私の周りでは既に来年4月の市長選が話題になっております。1期目の伊木市政を高く評価する声や2期目も伊木市長にこの米子市政を任せたい、若い力で引っ張っていってほしいという声を数多く聞きます。  12月1日に開催された米子市選挙管理委員会で、米子市長選挙の告示日が来年の4月11日、投票日が4月18日に決定いたしました。次期市長選については、市長の発言として市議会12月定例会で自分の考えを示したい旨の一部報道もありましたが、まさに今がその12月定例会であります。この場において、次期市長選に向けての出馬の意向、あるいは決意を正式に表明すべきではないかと考えますが、市長の見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 大変身に余るお言葉をいただきまして、改めて感謝を申し上げます。  先ほど申し上げましたとおり、この3年8か月の間、できたこともありますが、一方で、まだまだ積み残した課題もあるというふうに認識をしております。4年前に私が市長に就任する際は、当時43歳でありまして、民間出身ということもありまして、どこまでできるのかというお言葉もいろいろいただきました。私自身も全幅の自信を持って挑んできたというよりは、負託を受けた以上は一生懸命とにかくこの身を賭して市政に邁進していこう、そのような考えでこの3年8か月やってまいりました。しかしながら、先ほど申し上げたような課題というものをしっかりと今後も遂行していく責任というものは一方で感じております。また、そうした課題を一つ一つ着実にこなしていくことによって、この米子のまちはより一層輝ける地方都市として21世紀にさん然と輝ける、私はそのような可能性を持っていると確信をしております。そうした課題をしっかりと遂行していく責任や、あるいは市民の皆様の期待というものに応えなければならないという思いはございまして、この身を賭して覚悟を決めて2期目に挑戦したいと、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) ただいま伊木市長から次期市長選に向けての正式な出馬表明、こういうものがあったと思っておりますが、ここから先の質問は記者会見みたいになっては困りますので、私は多くを語ることはいたしませんが、志半ばの市政を投げ出すことなく正式に出馬表明をされたまさにその英断を私は高く評価をしたいと思います。  一方で、選挙は選挙として、まずは残りの任期4か月、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、住んで楽しいまちづくりに向かい、本市のトップリーダーとしての職責を全うしていただきたいと思います。  この項目の最後に、一つ聞いていただきたい言葉がございます。今年の11月8日、体操の国際大会が東京の代々木第一体育館で開催されました。そのときの閉会セレモニーで内村航平選手のスピーチがあります。紹介させていただきます。  「国民の皆さんがオリンピックはできないんじゃないかという気持ちが80%を超えているというのは少し残念に思っています。できないじゃなくて、どうやったらできるかをみんなで考えて、どうにかできるように、そういう方向に考えを変えてほしいと思います。非常に大変なことであるというのは承知の上で言っていますが、国民の皆さんとアスリートが同じ気持ちでないと大会はできないのかなと思う。どうにかできる、何とかできるやり方は必ずあると思うので、どうかできないと思わないでほしいと思います。」  これは内村選手の心の叫びでもあります。内村選手のこの言葉は、今の行政に対しての言葉として置き換えることができると私は思います。市長は様々な要望や提案に対して、できないのではなく、どうやったらできるのかを常日頃から実践してこられたと私は感じております。内村選手のこの言葉を引用させていただき、改めて私から市長に贈らせていただきます。できないのではなく、どうやったらできるのか、ぜひこの姿勢を今後も貫いていただきたいと思います。  それでは、次の項目に移ります。大要の2点目は、ヌカカ対策についてであります。  ヌカカはハエの仲間で体長が1.5ミリ前後、弓浜部を中心におおよそ5月から7月に発生し、地域住民に健康被害を与える害虫です。ヌカカにかまれると数日間は強いかゆみに襲われ、皮膚炎を起こすこともあります。弓浜部では干拓虫とも呼ばれています。本市では、平成26年に始まったヌカカ対策事業ですが、まずはヌカカの生態や発生状況、被害状況の確認、薬剤の効果検証、その後に健康被害対策として平成28年にはヌカカの被害を予防するためにというリーフレットが作成、配布され、ヌカカに対する被害予防には一定の効果があったものと私は思っています。また、あわせて、ヌカカの発生抑制対策に向けての幼虫の遺伝子解析、発生箇所の特定、発生抑制の検証が行われ、令和元年度から3か年の計画で彦名地区を対象に発生抑制を目的に石灰散布等のモデル事業が始まりました。本年も本議会において安達議員、石橋議員、中田議員、前原議員がヌカカ対策について質問をされておりますが、12月になり様々な取りまとめや統計がなされていると思いますので、総括的に私のほうからも質問をさせていただきます。  まず初めに、今年のヌカカの発生状況と被害状況について、例年と比較してどうだったのか、またヌカカの発生場所については変化がなかったのか、加えて近隣の市町村での発生状況はどうなのか、併せて伺います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 今年のヌカカの発生状況等についてのお尋ねでございます。調査地点における4月下旬から7月下旬までのヌカカの採取数は非常に少なかった昨年と比べると約4倍でございましたが、一昨年とは同程度でございました。また、今年は5月の雨量、平均気温が高く、ヌカカの発生時期が例年に比べ2週間程度早かったことが発生数が多いと感じられた方が多かったというふうに推測しております。  発生場所につきましては、これまでの調査により、弓ヶ浜地域で広範囲にヌカカが発生及び被害報告が確認されていることから、弓浜地域全体が発生場所と考えております。  近隣の状況につきましては、境港市に問合せをしたところ、今年度、市民からの問合せですとか発生の情報はなかったと伺っております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 境港市については、本市と同じように荒廃農地が点在しておりますので、全く発生していないということはないとは思いますが、集団発生についてはしていないと、こういうことだと思います。状況に変化がありましたら、また情報提供をお願いしたいと思います。  さて、本市では、本年の6月13日から14日にかけて、48時間の雨量として227.5ミリの大雨を記録しました。荒廃農地をはじめとする多くの圃場が数日間浸水した状況となりました。そして、この日からぴたりとヌカカが発生しなくなり、このまま終えんするのではないかという淡い期待を抱いておりましたが、10日後あたりからぽつぽつと発生をし始め、6月27日には再び大発生をいたしました。このように、ヌカカの発生には天候と重要な関わりがあることが分かります。これから先もヌカカの発生数がどのように推移するかは分かりませんが、分からないからこそ発生抑制対策を急がなければならないと感じています。  そこで、発生抑制対策についてはまた後ほど伺いますが、弓浜部を中心に発生しているヌカカには、イソヌカカとトクナガクロヌカカの2種類が生息しております。近年この2種類のヌカカの発生はどのような状況なのか伺います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) イソヌカカとトクナガクロヌカカの発生状況についてのお尋ねでございます。米子高専に委託して実施した発生状況調査によりますと、調査地点において調査期間中に捕獲されたヌカカのほぼ全てがトクナガクロヌカカで、イソヌカカは極めて少なく、近年も同様の状況でございます。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) トクナガクロヌカカよりイソヌカカのほうが刺咬性、刺してかむ、この刺咬性が強いのではないかと私は思っております。トクナガクロヌカカは内陸部を中心に生息し、イソヌカカは海辺や水辺に生息していると言われていますので、なかなかイソヌカカの生態状況が数として表れないのかもしれませんが、本年7月7日付の地元紙に、ある方が5月31日に中海湖岸を散歩していたら、ヌカカの集団に襲われ、帰宅して体中を調べたら、100か所以上もかまれていた、こういう旨の投稿が載っておりました。これこそイソヌカカではないかと思っています。イソヌカカの発生数は少ないかもしれませんが、こういうこともありますので、内陸部ばかりでなく、海辺、水辺でのイソヌカカに対するさらなる注意喚起も必要だと思いますので、検討をしていただきたいと思います。  次に、来年度の成虫の発生状況ですけど、この調査はどのように行う考えなのか伺います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 来年度の成虫の発生状況調査についてのお尋ねでございます。現在、モデル事業の検証試験の一環として、その年度の発生傾向を把握するための調査を実施しておりまして、モデル事業実施期間中の来年度も引き続き調査を行う予定としております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 成虫調査は彦名町の1か所になると思いますが、そうなると弓浜部全体ではどういう状況になっているのかというものが見えてきませんので、複数か所での本格的な調査が無理なのであれば、それぞれの地区で情報提供をしていただく方を調査員としてお願いし、アバウトでもいいですから、発生状況について、この1週間、崎津地区は多かったとか、和田はやや少なかった、こういう弓浜部内の各地区の発生状況を把握しておく必要があるのではないかと思っております。そんなに費用もかからないと思いますので、このことも検討をしていただきたいと思います。  次に、彦名町におけるモデル事業についてお尋ねします。ヌカカの発生抑制対策として始まった彦名町におけるモデル事業ですが、改めてこの2年間のモデル事業の内容と検証結果について伺います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 2年間のモデル事業の内容についてのお尋ねでございます。ヌカカの主な発生源であります荒廃農地について、地域で実施可能な土壌対策の確立を目指して、彦名地区における住宅地周辺の荒廃農地において、石灰散布、耕うん及び除草作業を行う自治会または土地所有者に対する補助事業を実施し、アンケート調査を実施したところでございます。また、米子高専に委託し、作業効果の検証を実施したところでございます。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) そこで、このモデル事業の検証結果を踏まえ、ヌカカの発生抑制にはどの作業方法がベストであると考えているのかを伺います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) ヌカカの発生抑制の作業方法についてのお尋ねでございます。検証試験によりますと、石灰散布だけでも一定の抑制効果があるということ、さらには継続して実施することが効果的であることという結果が得られており、検証結果を踏まえ、石灰散布を基本にした継続的な対策を検討してまいりたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 現段階では石灰散布を継続していくことがベストのように感じておりますが、そこで、最終年度となる来年度のモデル事業はどのようなものになるのか伺います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 来年度のモデル事業についてのお尋ねでございます。令和3年度は彦名地区において、駆除作業に対する補助事業を継続するとともに、より効果的な石灰散布量を検討するための検証試験を実施する予定としております。また、補助事業終了後に地域で継続的に実施可能な事業手法を検討するためのアンケート調査を実施する予定としております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) モデル事業については理解をいたしました。それでは、モデル事業以外の対策についてお尋ねします。今年度はモデル事業のほかにはどのようなヌカカ対策事業を行ったのか伺います。また、今後の取組についても併せてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) モデル事業以外のヌカカ対策事業についてのお尋ねでございます。被害予防に係る啓発としまして、広報よなご、市ホームページによる予防方法やヌカカ発生状況などの広報、弓ヶ浜地区の保育園及び幼稚園に対する文書による周知を行い、注意喚起を行ってきたところでございます。また、モデル事業区域内の保育園及び公共施設に有効性分イカリジン含有の新商品を配布し、使用を推奨するなどして虫よけ剤の普及を図ったところでございます。使用に対する効果や使用感については良好であるとの意見を多数頂戴しておるところでございます。今後につきましては、引き続き広報等による注意喚起を図り、被害予防方法等の周知啓発に努めたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) ヌカカ対策事業に関しましては、継続的にしっかりと取り組んでいただいていると感じています。ヌカカの発生抑制対策が確立された際には、周知徹底の観点からも、健康被害対策を含めた新たなリーフレットの作成、配布をお願いしたいと思っております。これは強く要望をしておきます。  次に、アンケート結果についてお尋ねします。彦名地区でのモデル事業について、この2年間のアンケート調査の内容とその結果についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) アンケート調査の内容と結果についてのお尋ねでございます。1年目につきましては、事業に対するニーズ、実施効果、問題点等の把握を目的として、彦名地区の自治会に加入されている全世帯を対象にアンケート調査を実施しております。結果につきましては、各自治会とも6割から8割の方が次年度の事業について肯定的であるなど、おおむねニーズが高く、ヌカカ発生数及び健康被害が減ったように感じた方が多かったため、事業実施の効果はあったものと考えておるところでございます。  なお、主な御意見として、ヌカカ発生抑制効果以外にも景観や衛生面でよい結果があったですとか、荒廃農地は私有地で土地所有者が管理すべきであるとの御意見を頂戴しております。  2点目につきましては、作業実施に当たっての課題等の把握を目的に、彦名地区の全15自治会を対象にアンケート調査を実施しております。頂戴した主な御意見としては、土地の適正管理は所有者が行うべきもの、また農林部局と連携するなどして地権者に農地の適正管理を要請してほしい、あるいは石灰散布には農地の草刈りが必要であり、補助金等の支援が必要であるとの御意見を頂戴しております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。
    ○(門脇議員) それでは、このアンケート結果から、どのような課題が見え、今後どのように対処していくお考えなのかお伺いします。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 課題と今後の対処についてのお尋ねでございます。  1点目は、土地所有者による農地管理の促進という点でございます。本来、私有地は個人の財産であり、個人で管理すべきものではございますが、ヌカカ駆除促進を図るためには、引き続き土地所有者の方も補助事業対象とすることで検討を行ってまいりたいというふうに考えております。また、農林部局とも連携し、今後とも農業政策との連携を図ってまいりたいと考えております。  2点目につきましては、補助対象作業についてでございます。石灰散布のみでもヌカカ発生抑制対策に一定の効果が認められたことから、生活環境保全事業としては石灰散布に対する支援を行うこととし、石灰散布作業の効率を上げるために、除草または耕うんが必要な場合については、その労務費等も補助対象とする方向で検討してまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) ヌカカの発生抑制事業に関しては、生活環境保全の観点からも進めていかなければなりませんが、やはり根本はヌカカの発生源となっている荒廃農地をどう管理していくかが焦点になってくるものと思います。  そこで、農林水産振興局長にお尋ねをしたいと思いますが、9月議会でも指摘しました。このモデル事業を行った圃場に対しては、農地中間管理事業などを活用して再び荒廃化させないことが農林課の務めでもあると指摘をさせていただきました。これは私の前にも同様な指摘を中田議員がされたものと思っておりますが、これについての現在の検討状況、取組状況についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 中久喜農林水産振興局長。 ○(中久喜農林水産振興局長) モデル事業を含めた今後の取組の状況についてでございます。荒廃農地の解消につきましては、これまでも農地中間管理機構の推進や国・県の補助事業及び単市事業により、その解消に努めてきたところでございます。荒廃農地の解消は、議員さんがおっしゃられましたように、ヌカカの発生抑制にもつながることから、引き続き地元の農業者、農地中間管理機構、JAと連携して、より一層、弓浜部の荒廃農地対策を推進していきたいと考えております。また、ヌカカ発生抑制対策モデル事業により耕作可能となった農地につきましては、農地中間管理機構とも連携しまして、借手を見つけるなど、早期に農地として再生できるように努めたいという具合に考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) ただいま答弁でありますけども、局長、非常に優秀で模範的な答弁だと思っております。そういうことで何か私の心には響いてこない、こんな感じがいたします。しかしながら、一方で、もう一人の私がおりまして、この優秀で模範的な答弁に期待もしております。ですから、局長、いま一度、先ほどの答弁をかみしめていただき、しっかりとした対処をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次に、いま一度総括的にお尋ねをしたいと思います。今年度のモデル事業の検証結果並びにアンケート結果を踏まえ、来年度のモデル事業の内容はどのようなものになるのか改めてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 来年度についてですけれども、効果検証試験やアンケート調査の結果を踏まえまして、引き続き駆除作業に対する補助事業を実施していきたい、そのように考えております。また、より効率的な石灰散布量を検討しますために、検証試験を実施をいたしまして、地域で継続的に実施可能な事業手法を検討していきたい、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) モデル事業の最終年度ですから、ヌカカ発生の抑制、ひいては駆除に向けての方策をしっかりと確立していただきたいと思います。  次に、前議会でも議論がございましたが、このモデル事業終了後においては、彦名地区にとどまらず、補助対象地域を拡大して事業の存続を図るべきだと考えますが、見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 補助対象地域につきましては、ヌカカの発生及び被害が確認をされております弓浜地区全域及びその隣接地区を対象地区として想定をしております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 引き続き事業を存続し、補助対象地域を拡大すると、こう受け取りましたが、答弁が少し抽象的でありますので、具体的な事業内容をお示ししていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) まず、モデル事業終了後の事業につきましてですけども、補助対象地域の見直しにつきましては、具体的にはヌカカの発生及び被害が確認されております大篠津町、葭津、大崎、和田町、富益町、夜見町、彦名町の弓浜地区全域及びそこに隣接します河崎、両三柳、安倍、これを想定をしております。また、事業内容につきましては、今回のモデル事業の検証結果やアンケート調査などによりまして、地元の意見も踏まえて検討をしていきたいと、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 前向きな答弁がいただけたものと思っております。ヌカカの駆除に向けて一歩も二歩も進んだように思います。  それでは、この項目の最後に、ヌカカ対策に係る施設の整備状況についてお尋ねします。8月6日に議会より、第3回の新型コロナウイルス感染症に関する緊急申入れを行ったところでありますが、その中で、保育園、小中学校では、新型コロナウイルス感染症予防として外気流入のために窓を開放している観点から、害虫等の侵入を防ぎ、安心して窓の開放ができるように、網戸の設置について早急に取り組まれたい旨の申入れを行っています。このことについての現在の検討状況についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) ヌカカ対策に係る施設整備についてでございます。網戸の設置などの施設整備につきまして、小中学校におきましては、校舎の長寿命化改修工事や修繕工事等、他の教育環境の整備事業との優先度を踏まえまして、事業化を判断してまいりたいと考えております。なお、事業化には時間を要することもあることから、予防対策として虫よけスプレーの有効性について改めて各学校に紹介するなど、学校と連携しながら児童生徒が安心して学べる環境づくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 続いて、保育園の網戸の整備状況についてお答えいたします。弓浜地域の公立保育園におきましては、新型コロナウイルス感染症対策としまして全ての園の保育室に今年度新たに網戸を設置しております。通風、風の通りを確保するため、防虫網戸とはしておりませんが、ヌカカの対策といたしまして有効性が確認されております成分、イカリジンの入った忌避剤を使用することとしております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 保育園には設置済みということで、これは素直にありがたいなと思っております。一方で、小中学校につきましては、他の事業との優先度を踏まえ事業化を判断すると、こういうことでございました。いま一度ヌカカ被害を確認していただき、児童生徒の教育環境を守る観点からも、一日も早い網戸の設置をお願いしたいと思います。これは強く要望をしておきます。  それでは、以上で第2項目めを終わりまして、次の項目に移りたいと思います。大要の3点目は、新体育館の整備計画についてであります。  平成元年11月、鳥取県と本市は東山公園内に新体育館を共同設置する方針を正式に表明されました。  そこで、まず初めに、改めてお尋ねいたします。米子市民体育館の老朽化に伴い、新たに建設予定の新体育館についての本日までの協議状況、検討状況についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新体育館の整備に係ります検討状況についてでございます。本年7月27日と10月21日の2回にわたり、有識者、競技団体、地元住民などによります鳥取県・米子市新体育館整備検討委員会を開催いたしまして、新体育館に求められる機能などについて話し合ったところでございます。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 検討委員会につきましては、私も傍聴しておりましたので、そのときに感じた問題点等につきましては、また後ほど質問したいと思います。  そこで、新体育館そのものについて少し詳しく伺いたいと思います。新体育館整備に係る基本コンセプトと施設構成、機能についてはどのようになっているのかをお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新体育館の基本コンセプト、施設構成、機能についてでございます。まず、新体育館の基本コンセプトでございますが、年齢や障がいの有無を問わず、誰もがスポーツに親しみ、健康づくりに役立つ施設、スポーツをはじめとした交流人口の拡大を通じた地域活性化に資する施設、安心・安全なまちづくりに貢献する施設といった3つのコンセプトを考えております。施設構成といたしましては、メインアリーナとサブアリーナ、武道場を備えたものを考えておりまして、ほかに会議室や更衣室などの部屋も必要と考えております。そのほか駐車場につきましても、可能な範囲で大会の開催や日常的な利用に必要な平面駐車スペースの確保を目指していくことを考えております。また、飲食スペースや売店、トレーニングジム、コンサート、商業イベントに対応する機能など、付加的な機能につきましては、PPP、PFI手法を採用することが決まった場合に、民間事業者も任意事業として提案を認めていきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 答弁をいただき新体育館の姿が少しずつ見えてきたように思います。そこで、新体育館の建設予定地でありますが、現在、市民体育館が建っている場所か、あるいはその隣のサブグラウンドが候補地として上がっていると伺っています。なかなか決まらないようですが、その検討状況について伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新体育館の建設予定地についてでございます。現在の市民体育館の敷地とその体育館前の駐車場、それと体育館に隣接しておりますサブグラウンドを合わせた敷地を建設候補地と考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 局長、すみません、私の質問の仕方が悪かったようでございますので、ちょっと改めてもう一度お聞きしたいと思いますが、体育館自体の建設場所を含めた敷地内の配置について、これはいつ頃決定されるのか改めてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新体育館の敷地についてでございますが、これは今年度作成に取り組んでおります基本計画において決定して、その中で施設配置の案も示す予定でございますが、PPP、PFI手法を採用した場合に、最終的にどのような施設配置で施設計画を立てていくかということは、事業者の公募を行い、そのうちの最も優れた提案を採用するというような流れになりますので、現在の予定ですと令和5年度にその作業を行う見込みということでございます。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 分かりやすく説明をしていただきましたので、理解をいたしました。  次に、問題となっている駐車場の整備についてお尋ねをいたします。10月21日の新体育館整備検討委員会では、多くの委員の方から駐車場不足が指摘されておりました。平面駐車場での整備なのか、場合によっては立体駐車場にするのか、あるいは無断駐車が多い現状を踏まえれば、有料駐車場にしてもいいように感じますが、駐車場整備についての検討状況についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 駐車場についての検討状況でございます。新体育館の整備に伴いまして、平面で駐車場を整備した場合でも東山公園全体で必要な駐車台数を確保できるのではないかと考えておりまして、基本的には平面で検討をしております。しかしながら、PPP、PFIを採用することとなった場合は、民間事業者に駐車場のレイアウト等も込みでの施設配置等を含めたプランを求めていきたいというふうに考えております。また、公共交通機関の利用促進や乗り合わせによります車の台数の縮小、あるいは施設利用者以外による駐車の抑制といった観点から、駐車場の有料化についても検討しなければいけないというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 私は現在の市民体育館の駐車場で約10台ほどだったと思いますけども、乗用車が無断駐車をして、そこから1台のマイクロバスに乗り換えてどこかへ出発していったと、こういうことを目の当たりにしたことがございます。こういうことも過去にありましたので、必要駐車台数の確保も含め、しっかりと検討していただきたいと思います。  それでは、次に、付随する施設についてお尋ねをします。サブグラウンドにある外トイレは、管理状態が悪く、市民から度々苦情をいただいております。このたびの新体育館整備に当たって、外トイレ及び下水道についてもきちんと整備すべきと考えますが、見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 体育館の外トイレ、下水道の整備ということでございます。現在サブグラウンドにございます外トイレにつきましては、老朽化しておりまして、その仕様も今の時代には合わないものとなってきていると考えております。新体育館の施設配置等の計画が決まりましたら、体育館整備に併せまして周辺の陸上競技場などの施設も含めて浄化槽を廃止し、下水道の整備を検討していきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) ここは度々苦情をいただいているところですので、整備のほうをしっかりとよろしくお願いしたいと思います。  次に、新体育館への動線についてでありますが、かつての議会答弁では、東山公園東側からの動線、あるいは公園中央の米川からの動線などを検討するとのことでありました。それでは、JR米子駅側から、いわゆる昭和町側からの動線整備についてはどのような考えをお持ちなのか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新体育館への動線についてでございます。現在、大会等の場合に、多くの車が出入りすることがございます。そうした際に、東山公園の西側の昭和町側の公道が混雑するとの話も伺っておりまして、自動車の動線は公園東側などからの動線もさらに重要になってくると想定をしておりますが、今後、施設の配置を決めていく中で、動線の計画についても明確にしていきたいというふうに考えております。その一方で、歩行者にとりましては、直近のJR東山公園駅からは約500メートル、そしてJR米子駅からでも約1.1キロと比較的近い距離にありますので、昭和町側からの動線も利便性が高いのではないかと考えておりまして、こういった歩行者の動線への配慮も必要になってくると考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 私はJR米子駅から新体育館までは十分に徒歩圏内だと思っています。そこで、この動線ですが、ウオーカブルなまちづくり構想の中で、JR米子駅南側から東山公園までは構想に入っているのかどうかをお伺いします。 ○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。 ○(八幡総合政策部長) ウオーカブル、これは居心地がよくて何か歩きたくなるなという町なかですとか、要は歩いて楽しいまちづくりをするための構想でございますけども、先日お示しをいたしました新商都よなごのまちづくり2021におきまして、議員御質問をされました米子駅南側のいわゆる事業につきましては、現時点におきましては都市計画道路米子駅目久美町線、これは米子駅の南の広場から県道の米子環状線までの道路でございますけども、これをいわゆる国の都市再生整備計画事業によりまして、歩道を拡幅したり、路面の美装化、そういうことを検討しているところでございます。議員御質問の米子駅南側から東山公園までの歩行者の動線に配慮したこの構想というものにつきましては、今後、まちづくりの観点も踏まえてきちんと研究してまいりたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) JR米子駅南側から新体育館を含めた東山公園まで、青少年が楽しみながら歩ける、また高齢者や身体の不自由な方々が安心して歩ける、バリアフリー化も視野に入れたそんな動線をつくっていただきたいと思います。このことは要望しておきたいと思います。  次に、体育館のインターネットによる使用申込みについてお伺いをいたします。安く導入する方法がないか研究を進めたいという答弁が以前ございました。新体育館の整備を機に、こちらも推し進めるべきと考えますが、検討状況についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 体育施設のインターネットによる使用申込みについてでございます。これは新体育館の整備を待たずに取り組んでいきたいというふうに考えております。現在、県や他市と共同で導入するのか、あるいは米子市単独で導入するのかということを検討しておりまして、この方針が決まりましたらシステムの構築、導入に取り組んでいきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 今までのように平日に市民体育館へ申込みに行かなくてもインターネットで申込みができるというのは、非常に利便性の向上の面からもメリットが大きいと感じております。新体育館の整備を待たずにということで、大いに期待をしていますので、さらに推し進めていただきますようにお願いをしておきます。  次に、県の所管ではありますが、県立産業体育館の今後の在り方についてお尋ねします。あそこは更地になってしまうとか、あるいは経営形態を変えてそのまま存続するなど、いろいろな臆測が飛び交っておりますが、新体育館整備後はどのようになるのか、分かる範囲で結構ですのでお答えをいただきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 県立の米子産業体育館についてでございます。これは新体育館の整備に当たっては、公共施設等適正管理推進事業債というものの活用を検討しておりまして、県におきましてこの産業体育館の扱いについても適切に対応される考えであるというふうに伺っております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 県立でございますので、この産業体育館の件に関しましては、また新たな情報が入り次第報告していただきたいと思います。  それでは、元に戻りまして、新体育館についてでありますが、今後の整備スケジュールについてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新体育館の整備に係ります今後のスケジュールについてでございます。第3回の新体育館整備検討委員会を来年1月に開催する予定としておりまして、そこで基本計画の素案について意見交換していくこととしております。そこで基本計画案が固まった後に、県・市の議会に報告していきたいというふうに考えております。また、令和3年度には、PPP、PFIの導入可能性調査を実施したいと考えておりまして、その結果、PPP、PFI手法を採用することとなった場合は、令和4年度以降、実施方針案を策定し、事業者を公募、決定の後、令和5年度の着工、令和8年度の竣工、供用開始を目指していきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 令和8年度の竣工、供用開始を目指すと、こういうことだったと思います。私もしっかりと見届けまして、新体育館で思いっ切り卓球ができることを夢見ております。  最後に、新体育館施設整備に当たっての市長の思いと期待について伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 新体育館についていろいろと答弁をさせていただきましたけれども、やはりスポーツでまちを活性化をするということともに、スポーツを通じて市民の健康増進を進めるということ、これは今後の市政運営にとりまして大変重要な課題であると、そのように認識をしております。そこで、この新体育館に対しましては、基本コンセプトでも触れましたように、年齢や障がいの有無を問わず、地域の誰もがスポーツに親しむことができ、スポーツ人口の拡大、あるいは健康寿命の延伸や生活習慣病の予防など、スポーツによる健康増進を図っていくこと、またスポーツをはじめとした様々なイベントによりまして、交流人口を拡大し、地域経済の活性化を図っていくこと、また災害の発生時などには、有事ですけれども、避難所や物資の供給拠点などとして活用をし、地域の皆さんの安心・安全な暮らしに役立つこと、このような役割を期待しているとこでございます。  また、このような役割期待を持つ施設を県と市で連携をして整備をして、地域の拠点体育館として様々な活用を進めていくことによりまして、この地域を元気にし、そして住民の皆さんの幸せに資するような、そのような施設にしていきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 門脇議員。 ○(門脇議員) 私は本当にどこにでも誇れるような、そういう体育館になりそうな予感がしております。新体育館の整備により、プロスポーツや一線級の選手の競技を目の当たりにすることができます。パラスポーツをはじめ、多様な競技にも触れ合う機会が多くなります。青少年はもちろんのこと、市民にとっても夢が広がってまいります。私は先ほど新体育館で思いっ切り卓球がしたいと、こう申しましたが、その相手を当局の皆さんにお願いをして私の質問を終わります。 ○(岩﨑議長) 次に、戸田議員。                 〔戸田議員質問席へ〕 ○(戸田議員) 会派政英会の戸田でございます。よろしくお願いいたします。本定例会に当たりまして、大要3点質問してまいりたいと思います。  マスクを外させていただきます。御了解いただきたいと思います。  まず初めに、米子境港間の高速道路の案件について質問してまいりたいと思います。  この内容につきましては、先般も報道の中で在り方勉強会というような設置をされて、今後検討をするというような内容を私は仄聞しておるわけでございますが、その中で、やはり米子境港高速道路の整備については、かねてよりいろいろな方面から要望されたりいろいろと切望されたり、そのような内容ではなかったかというふうに私は理解をしておりますけれども、その事務についてどのような進捗状況が図られているのか、その辺の状況について伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。
    ○(隠樹都市整備部長) 米子境港間の事業に向けた進捗状況についてでございますけども、本年3月、第2回米子・境港地域と道路のあり方検討会に向けた意見交換会が実施され、圏域の現状、課題、将来像、米子境港間地域の道路の必要性等について、国と県及び2市1村間で確認及び整理を行いました。こうした中、国からは、まずは地域の将来像を見据え、広域的道路ネットワークの観点から、高規格道路の必要性を整備するという方針が示され、国は新たに国、鳥取・島根両県及び関係市、村、ネクスコ西日本をメンバーといたします中海・宍道湖圏域道路整備勉強会を先月11月20日ですけども、開催いたしました。この中で圏域の道路整備についていろいろ議論がなされたところでございます。今後この勉強会によりまして、中海・宍道湖圏域の道路ネットワークの必要性を取りまとめた後に、個別路線であります米子境港間の高規格道路の調査検討を国主導で行い、凍結解除を経て事業化に進むものと想定しております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 今、答弁いただいたんですが、高速道路の必要性についてこれから整理するんだというふうな内容でなかったかというふうに私、思うんですが、私はかねてよりその状況というようなものは既にある程度まとまっておったのかなと、私自身ですよ、そういうふうに私は解釈しておったんですが、必要性をまとめてこれから事務に進むというような流れというのは、私は少し釈然としないですが、副市長さん、もし答えられたら答弁いただければありがたいです。 ○(岩﨑議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 今、担当部長のほうからお答えしたとおりであります。在り方検討会というのを、議員も御案内のとおりでありますが、設けて、米子境港間の道路の検討はしておりました。ただ、国のほうでは、その事業化をより確実に進めるためだというふうに私は理解しておりますが、少し広域的な観点から道路の位置づけを、特に中海・宍道湖圏域については、これは市長会のほうからも要望しておりますが、両圏域が発展するための道路基盤としての道路ネットワークの必要性というの、これは国のほうに市長会のほうからもお願いしております。そういったようなことの流れを踏まえての動きだろうと思っておりますが、その中で米子境港の高規格道路がどういう位置づけになるのか、どういう必要性がしっかり説明できるのかということを、これは先ほど部長もお答えしたとおり、国のほうで音頭を取って取りまとめて米子境港間の高速道路の事業化に向けた歩みをしっかり進めたいと、こういう考えではないかなと、このように考えております。以上です。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 私のしんしゃくでいけば、ある程度そういうふうな土壌がある程度煮詰まって、これからルート決定にある程度入るのかなというふうに私は期待しておったもんです。そういう中で、期待した一方、逆に言えばそういうふうな考え方ではなくて、今、副市長さんが答弁されたような、これから周辺状況を十分に醸成していきながら事務を図っていくというような流れだというふうに思うんですが、ちょっと私の中では在り方勉強会が設置された中では、もっとこの事業が進むのかなというふうに私は理解しておったもんですから、改めてその辺を伺ったわけですけれども、一方、今の中海架橋という大きな事業もあります。私たちも今の安来・米子市の議員連盟を設立して島根県知事、鳥取県知事に中海架橋の整備実現について要望をしてきておるわけですけれども、なかなか難しい面があるわけですが、中海架橋の整備事業についての事務的ないわゆる流れ、状況をまず伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 中海架橋整備に係る進捗状況でございますけれども、これにつきましては、毎年、本市から鳥取県知事に対しまして、安来市は島根県知事に対しまして中海架橋建設連絡協議会の早期開催というものを要望しております。鳥取県知事には一定の理解をいただいていると考えております。さらに島根県知事に対しましては、中海・宍道湖・大山圏域市長会を通じて、本年3月に地域の発展に必要な道路ネットワークの形成のために早期実現の要望を行いましたが、中海架橋建設連絡協議会の開催のめどがついていないというのが今の実情でございます。そのことにつきましては、今年も安来市と意見交換を行いまして、引き続き両県に対し、中海架橋建設連絡協議会の早期開催に向け働きかけを行うということを確認しまして、本市におきましては鳥取県知事に要望しておりますが、今のところ見通しは立っていないというのが状況でございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 中海架橋の整備については議員連盟で島根県知事、それと鳥取県知事さんにお会いさせていただいて要望をしました。島根県知事さんのその中での考え方は、当時の知事でしたけれども、当時は山陰道の以西、いわゆる浜田以西が島根県にとってはまだ未整備区間が相当多いと。島根県としては山陰道の整備に注力したいというようなお話でありました。鳥取県の知事に対しては、今の平井知事は中海架橋は当然必要な事業であって、前向きにそういうふうな検討をしていきたいと。ただ、費用負担の割合がいろいろあるので、その辺の弊害もあるのかなというふうなお話をいただいたんですが、なぜこれを私がといいますと、先ほども言いましたように、中海架橋の整備事業、米子境港間の高速道路の事業、これは私、本市にとっては大きな二大事業だと思ってます。これは市民も県民も今の切望しているというふうに私は思っておるんですけれども、しかしながら、中海架橋の整備については、私たちも直接両県の知事とそういうお話をさせていただいた機会があった中で、やはりなかなか難しいのかな、しかしながら、やらなければならないという考え方はお持ちであるということは私は解しております。  そうした中で、今のもう一方の米子境港間の高速道路の整備事業については、勉強会等を設立されて今の事業を進捗化を図っていくというような私はニュアンスではないかなという、私自身は理解しておるんですけど、そういう中で、今の二大事業を比べると言うのはおかしい、どちらも必要な事業なんですけども、しかしながら、具現性を図っていける状況が整いやすいのは、やはり米子境港の高速道路ではないかなと私自身は理解しておるんですけれども、そういうふうな内容について、本当に今の二大事業の今後の進め方等については、市長はどのように今後考えておられるか伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) この二大事業、いずれもやはり国の関与というものが、やり方はともかくとして重要だと考えております。国のほうの見方としては、やはり地元がまとまってるかどうかというのは大変重要な視点だというふうに伺っております。そうした観点からいきますと、米子境港間の高規格幹線道路につきましては、地元で今、一致して国要望かけたりもできている状況であるのに対しまして、中海架橋につきましては、先ほど答弁もいたしましたけれども、島根県側のまだ了解といいましょうか、考え方がまとまっていないという状況があると、これは一つの事実でございますので、この事実を踏まえて、それぞれの状況に応じた活動、事業を進めていかなければならない、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 大きな事業ですので、進めていかなければならないという市長さんの強い意思を伺ったんですが、その中で、私たちもメディアしかなかなか情報は入ってこないんですけれども、先般の勉強会でも私は傍聴したかったんですが、それはかないません。そういうふうな状況を鑑みれば、今私たちが伺っておるのは、米子境港間の高速道路事業については凍結をしているんだと。その凍結を解除していかなければならない、いわゆる今後のスケジュール感というか、いわゆる事務の流れ、そういうふうなところは私はどのように考えておられるか、それを伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) スケジュール感につきましてですけども、11月の20日に中海・宍道湖圏域道路整備勉強会、これは開催されたということは先ほども答弁したところなんですが、この勉強会の中で、圏域の道路ネットワークの必要性が取りまとめをされた後に、個別路線であります米子境港間高規格幹線道路の調査・検討が国主導で行われ、その後、凍結の解除に進むものというふうに想定をしております。ですので、今後、国を中心としたこうした動きが始まる中で、的確な時期を捉えながら、県や境港市、日吉津村などと連携をして、改めて国に対する働きかけというものをやっていきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 本市と関係市町村との合意形成があって、ルート等については国と協議していくという中身ではなかったかなというふうに思うんですが、ただ、その中で、私が思いますのは、ルート決定というのは国の直轄事業ですので、今の国の専権事項といいますか、ルートを決めてくるのは国だろうというふうに理解はするんですけれども、先般の勉強会についても、今のオフレコで進められたと。私たちがそこが情報がなかなか把握できにくい部分もあるんですけれども、そういう中で、やはりルートについては市民も大きくその辺のところを注視しとるわけですよね。どこら辺のルートなのかなというふうな形は、すごく私自身も興味を持っておるわけですけれども、そういうふうな中で、ルートをというようなことを、国に対して、本市なり、先ほど市長が答弁があった関係市町村との協議の中で提案をしていくというような、そういう具体的ないわゆる事務の流れっていうのは想定はされないんですか。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 議員おっしゃりますとおり、ルートにつきましては、あくまで国が主導して決定するものだという具合に考えております。地元ルート案の国への提案につきましては、通常の手順にはないものであるという具合に考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 私ね、ルートは国が定める、国が直轄で事業していくんだということは分かるんですよ。しかしながら、市民にとってはどこのルートを走るのか、どういうところが高速化をされるかって、私すごく興味を持っておられますし、ましてや逆に言えば、そういうふうないわゆる土地の提供なりいろんな事務が出てくる。そういう面は住民の合意形成も必要になってくると私は思うんですよ。そういうふうな形からいけば、ある程度今の事前段階の中で、市民なりに意見を提供するような場は確保する考え方はないんですか。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 議員おっしゃるとおりですね、ルートをどこにするかというのが大変重要な問題だというふうに思っております。ですので、しかるべき段階になりましたら、これは必ず地元の意見ということは国に対して話はする、そういう機会は必ず設けられるだろうというふうに思っておりますし、我々からも働きかけたいというふうに思っております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) そういうふうな答弁いただきましたので、私は今、市民の方からいろんな意見をいただきます。今の在り方検討会が設立されていろんな考え方がある。先般も市民の方からもお話をいただきました。いろんな案をいただいて、戸田さん、どこ走るんですよとか、431の上空は走らないですよねとか、いろんな意見があります。私たちはそういうような情報がない中で、市民に対する話をするというようなことは、今皆無な状況なんですよね。市長さんからも強い言葉いただきましたので、今後、そういうふうな場を設けてきちっと市民に情報提供するというようなスタンスを構築していただきたい、このところを少し要望しておきたいと思います。  それで、米子境港間については、本当に住民の方々も注視してますし、期待もしております。そういうふうな中で、やはり米子の経済のいわゆる動向に大きく左右されるのではないかなと、私は思ってるとこなんですが、そういうふうなところもいろいろと多角的に検討されて、この事務はいわゆる慎重かつスピード感を持って対応していただければというふうに強く要望しておきたいと思います。  次に、米子インター周辺の工業団地について質問をしてまいりたいというふうに思います。  米子インターの周辺の工業団地につきましては、従来、今、農工法等を適用されて整備をされたというふうに私は理解しております。約4ヘクタールの工業団地を整備されたと。このたび議案上程もされておられますけれども、既に全て完売されたというふうに私は理解しておりますけども、そういうふうな中で、やはり今の整備手法、いろんなしがらみがあるわけですけれども、整備手法についてどのように検証されておられるか伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) 米子インター周辺工業用地の整備手法の検証についてでございます。同用地の整備に当たりましては、都市計画法に基づきます市街化区域の編入、地区計画、開発行為や農工法、現在は農産法となっておりますが、それから地域未来投資促進法など、様々な手法を検討したところでございます。その結果、同用地につきましては、農地法に基づくみなし3種農地でございまして、農地転用、農振除外が可能であったことから、都市計画法に基づきます開発行為により整備を行うこととしたものでございます。この手法につきましては、計画を決定した当時におきましては、短時間で実現可能な手法であったと考えているところでございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 農工法、今、農産法なり開発行為、都市計画、いろいろと総合的に勘案して今の状況になったというふうに私は理解しておるんですけど、確かにみなし3種農地でないとなかなか農振の除外、今のもう一つが農産法の除外申請ってなかなか難しい。そういうふうなことを鑑みて今の背景を精査した上で、今の現在の状況になってきたのかなと私は思っとるんですけど、今、私は今回も先ほど言いましたように、工業団地では完売なるというふうな形になれば、今後の工業団地を整備する必要が私はあるであろうというふうに理解しておるんですけれども、そうした中で、いろんな法律を調べてみますと、やはり今の農産法の事務を対応したほうがスムーズではなかろうかなというふうに思ってます。その内容といいますのが、今の現工業団地の南東側を視野に入れれば、農産法を適用して農振の除外等を回避するというような事務対応が私は想定されるんじゃないかなというふうに思いますが、その辺のところはいかがにしんしゃくされておられますか。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) 議員のほうから御質問ございました米子インター周辺工業用地のいわゆる南東側についてでございます。そういった地域を含めまして、農産法の適用がスムーズではないかというお尋ねでございます。この南東側について申し上げますと、いろいろな地域で法適用の場合が違ってきますが、南東側地域の区域につきましては、みなし3種農地の区域外ということになっておりまして、現状、農振除外、農地転用ができない区域でございます。本市が農産法の対象地域となれば、農地転用や農振除外が可能となってまいりますので、排水対策等の課題も解決をすることができれば、候補地の一つとなってくるのではないかというふうに考えているところでございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 私が今の現工業団地の南東というのを今申し上げますのは、やはり今の工業団地と連担しておると。もう一つが今の進入路等も大きなものをつけてますので、それを活用していけばある程度将来的な経費が節減できるんではないかというような総合的な観点から、私は一つの候補地として十分に値する土地ではなかろうかと私は理解しておるんです。  そうした中で、今、工業団地の整備に当たっては、やはり企業のニーズが一番大きな問題であろうと。むやみやたらに工業団地を整備するのでなくて、本当に需要と供給のバランスを鑑みていかなければならないと、私はそういうふうに理解しております。企業ニーズの内容についてはどのように把握しておられますか。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) 本市への企業の進出ニーズについてでございます。企業訪問や企業からの問合せの現在の状況から見ますと、本市の交通結節点としての優位性から、製造業に比して運輸業であるとか、流通業からのニーズが高いというふうに判断しているところでございます。その中でも特に米子インターチェンジ付近につきましては、やはり立地の優位性から、県内外問わず、物流拠点としての産業用地のニーズが高いというふうに判断しているところでございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 今、部長さんから答弁ありましたように、立地条件は確かに一番すばらしいなと思っております。それで今回の議案上程でありますようないわゆる企業も拡大をされて、製造業から今の拡大をして企業にそういうふうな売却をしてきたというふうに、そういうふうな足跡があるわけですけれども、企業のニーズというのは米子市のインター周辺を求めておられるというのが、私、今、答弁ではなかったかなというふうに思うんですが、そうした中で、工業団地の整備というのは、大きな事業を投資するわけですけれども、今回、議案上程されておられます中では、売却費が約7億5,000万ぐらいでしたかね、私の記憶の中では思っておるんですけれども、やはり今後、雇用の創出なり企業立地、そういうふうな若者定住化というような観点からいけば、今の今回議会答弁の処理方針の中にも、そういうふうな観点から検討をしていきたいというふうな答弁もありました。そういうふうな中でいけば、やはり今後そういうふうな新たな工業団地が整備が求められてくるんであろうというふうに私は理解しておるんですけれども、どのように考えておられますか。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) 今後の工業用地の整備に係る事業の方針についてでございます。先ほども御答弁いたしましたとおり、企業からのヒアリングなどから、インターチェンジ周辺の交通の利便性の高い地域におきます物流業を中心とした産業用地でありますとか、製造業に適した内陸型の産業用地など、それぞれの産業の特性に合った産業用地の確保に向けて、現在、内部検討を進めているところでございまして、事業化についても今後検討していきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) それで先ほど企業ニーズの状況について伺ったんですけれども、それで先ほど部長とも議論したんですけど、ある程度、今の南東地域を整備するのであれば、やはり農産法に適格したような内容なのかなと私は思うんですけれども、これはほかの候補地もあると思うんですけれども、そういうふうな状況を想定をされるわけですけども、農産法について私もいろいろと調べましたけど、やはり国勢調査に多く左右されるというふうに私は理解しておるんですけど、当局はどう考えておられますか。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) 農産法の適用についてのお尋ねでございます。農産法につきましては、国勢調査によります人口の基準というのがございまして、農産法の施行令第3条に国勢調査の人口増加率が法適用の判断基準となります旨、規定をされているところでございます。本市におきましては、現在、国勢調査、今年やっておりますが、前回の調査の平成27年に実施されました国勢調査の結果によりますと、人口増加率が全国平均を上回っていたことから、現状としては農産法の適用外となっているところでございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) そういうふうな中で、今の農産法が適用できにくい場合には、やはり開発行為等によるいわゆる事務手法を用いていかなければならないのではないかなと私は思うんですけども、今の工業団地の内容についても、いろいろと県ともお話しする機会がありましたので、いろいろお話をさせていただきました。しかしながら、開発行為ってなかなか難しいです。私自身も開発行為、3回も4回もやりましたけど、大変です。今の公拡法がいろんなことに出て来て、一つの事業でも1年から2年要するというような内容を私も理解しておるんですけれども、そういうふうな開発行為というような許可権は県が持っておられるわけですけれども、そういうふうな今の開発行為というような内容を進めながら、やはりある程度の緩和措置というのか、そういうふうなものが講じていただけないものかどうかって私よくいつも考えます。そういうふうな中で、県と市とはそういうふうな事業を目途にいろいろと交渉する場所がいっぱいあるんでしょうけれども、やはりそういうふうな県との連携強化を図っていくというような手法は講じておられますか、それを伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) これまでも内閣府の提案募集制度、これを利用いたしまして、農産法の法適用基準の見直しの相談など、農地転用の規制緩和につきましては、国や県に要望をしてきたところでございますが、開発できる手法は現在のところ見当たらないというのが現状でございます。引き続きこれにつきましては、国や県に要望を重ねてこの解決に当たっていきたいというふうに思っております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) それで先ほども言いましたように、今の議会答弁の処理方針、今般の12月の定例会に当てての市長の概要報告でしたかね、それについても今の工業団地の整備については検討していかなければならないというように今の強いお言葉があったんですけども、私はそういうふうな状況を踏まえれば、やはり今、工業団地の南東側というのは事務的に対応できる場所ではないかなって私自身は理解しております。そういうふうな観点からいけば、全市の中でいろんな候補地の中から選定していかなければならないのは理解しますけれども、やはりそういうふうな今の南東側というような場所も企業ニーズに応えていく、応えて企業ニーズから考えれば一番適地であろうかというふうに私は思いますが、市長さん、いかがでしょうか。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 米子インター周辺工業用地の南東側ですけれども、企業の皆さんからのヒアリングなどによりますと、やはりこの辺りのニーズというものは非常に高いという認識をしております。ですので、新たな産業用地の候補地の一つである、そのように考えてございます。ただし、この地域につきましては、規制緩和の問題、これは先ほど来、話をしていることですけれども、それから排水対策の課題、こうした課題もございますので、これらにつきまして開発ができる手法を確立していくということが前提にはなると、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) そういうふうな市長さんの考え方伺ったんですが、これから本当に工業団地も今ほとんどないような状況下になってきたと。企業が求めておると。需要と供給のバランスを考えれば、やはり新たな工業団地も今後整備する必要があるであろうというふうに私も思っておりますし、市長さんも同じ考えではなかろうかというふうに思いますので、強い姿勢でこの問題に対峙していただきますようによろしくお願いしたいと思います。これは要望させてください。  次に、市道、いわゆる狭隘道路の整備に係る用地買収について伺っておきたいと思います。  この内容については、私も何回も当局と議会の中で質問をしとるわけですけれども、いわゆる先般の市道の用地買収については、施策変換されまして、今も説明がありました。しかしながら、狭隘道路についてはちょっと置き去りになっていると私は思っております。狭隘道路の拡幅工事に係る用地買収の現状について伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 狭隘道路事業における用地の買収の現状ですけども、狭隘道路用地につきましては、出入口となる交差点部分の土地、これにつきましては、用地価格相当分として報償金を支払っております。その他の用地につきましては、現在のところ寄附ということで行わせていただいております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 私よく、私も自治連合会長をしておったときに、狭隘道路の整備について陳情させていただきました。いろんな自治会からも出てきますので、一括で上げていくんですけれども、今部長さんがおっしゃったような内容ではなかなかない。寄附をしていただけなければこの狭隘道路の整備は無理ですよというような当局からのお返事をいただきました。まず寄附が限定だというふうな形になったんですけど、関係自治会長さんにもお話をして御理解をいただいて、地権者の方へ出していただいた、提供していただいたというような様態を私は今理解しておるんですけど、なかなか補償費を払うというような状況ではなくて、今の提供していただくというような流れなんですが、この事業については国の補助金が私はあるというふうに思っておりますが、その状況について伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 国の補助金につきましては、改良事業及び用地取得及び補償費、それとあと登記料につきましては国の補助にのって行われるというのが国の補助制度という具合に考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 従前から今の国の補助金が2分の1があるというような今の答弁であったというふうに思います。私のほうも調べてみましたら、2分の1の補助金がありますよというような状況だったんですが、しかしながら、そういうふうな補助制度があるにもかかわらず、10年前からでしたかね、平成24年度からでしたかね、そういうふうな今の用地は寄附とするような、前提を寄附するようなというような取決めが私はいかがだったかなと。住民に対して私は不親切ではなかったかな、市民にって私は思っておるんです。  そういうふうな中で、やはり寄附行為をされてきた、寄附行為というような様態を堅持しなければならなかったその背景というのは何ですか、それを伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 背景といいますか、寄附行為として行ってきた考え方なんですけども、本市におきましては、平成24年度からこの制度を導入するに当たりまして、22年、23年にかけまして中国地方で既に狭隘道路事業、これを採用している先進地に対しまして、道路用地の取扱いについてということで聞き取り調査を実施をさせていただいたところでございます。あわせまして、これまで集落内または周辺の生活道路の拡幅整備におきまして、米子市として寄附ということで対応していたことや先ほど申し上げました聞き取り調査で7割方の自治体が用地の取得方法を寄附ということで実施していたことから、これを参考に本市も寄附での用地取得とすることにしたものでございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 他市の事例が7割がそういう状況だったから、それを引用したという答弁ですけど、それは理解するんですけど、その前にこの施策を実施していく本市の考え方が私は理解できないですよ。この本市を、いわゆる寄附していただくことにすると。しかしながら、それは本市の考え方は何ですか、底辺は。それに実施するに当たって、他市の事例、他市が7割がそういうふうな形を取っておるので、それを参考としたっていうのは分かるんですよ。本市のいわゆる基本的な考え方は何ですかって伺っとるんですけど、なかなか聞き取れないから答弁ができないんですけど、私ちょっと伺ったのは、一般財源の縮減化というようなことも想定されとったのかなと当時の私は先輩に伺ったんですけれど、そういうふうに伺ったんですけど、やはりそういうふうなことが私は今答弁の中では置き去りにされておる。本市の姿勢が何だったかと私は問うてるんです。姿勢を問わず市政を説明せずに他市の事例がある。そうですか。じゃあ、隠樹さんが家建てるときに、人の事例をして建てるんですか。自分の考え方があってやるんでしょう。そこのところが聞き取りのところは私はちょっと不信感があって、そうではないんでしょうと。だけど、やはり市民には、次問いますけども、施策を変更するに当たっては、市民にはこうこうこうだったから、新たにこういうふうな考え方しますよっていうことで御理解いただかないけんと思いますよ。深く追求しませんけれども、やっぱりこれからは市民に分かりやすい、やはり狭隘道路にあっても、消防車や救急車が入れないようなところが全部市道になっておるんです。それを逐次、今の連合自治会を通して要望を上げてくださいって私たちも要望上げてきとるんです。そこの中で、狭隘道路の拡幅に当たっては、まず寄附が前提ですよというようなスタンスは私はおかしいって言っとる。だからそういうふうなところで鑑みれば、今先ほど部長が答弁されたような用地買収事務に当たっては、国庫補助金の2分の1もいわゆる補助があるような制度を活用した体系に私は戻すべきだと思います。いかがでしょうか。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 用地寄附から買収等へ切り替えたほうがいいんじゃないかということだと思いますけども、先般委員会のほうでも御説明しましたように、今まで米子市のほうで単独事業等で行っておりました生活道路の拡幅等に係る部分につきまして、優先順位の決定の仕方ですとか、その中で用地取得に係るものにつきましては、寄附でも事業を行いますし、用地買収としても行いますという選択枠を設けさせていただくとしたところでございますので、今後この狭隘道路事業につきましても、やはり同じような方向で考えるものだという具合に考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) じゃあ、そうしますと、狭隘道路の用地買収についても、今の令和3年度からきちっと買収をして拡幅工事をやるというような考え方でよろしいですか、市長さん、どうですか。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) はい、そのとおりだと考えております。先ほど来、答弁してきましたように、これまでの考え方というものは、あくまで先進地の調査結果に基づいて制度化されたものというふうに考えておりますけれども、用地寄附による道路事業につきましては、全国でも多数の自治体で採用があるという事実もございますし、地域の皆さんが主に自分たちが生活の中で使う道路をみんなで整備するという生活道路の考え方というものも昔からあったんだろうというふうには考えております。このことから、用地寄附による事業というもの自体が否定されるものではないというふうに考えておりますが、今後、将来にわたって用地寄附のみに頼っては今後の事業や地元の皆様への対応も難しくなるというふうに考えておりまして、単市事業も含めた道路整備全般につきましては、従来の考え方を見直して用地買収を行う方針に改めようというふうにしているとこでございます。その旨を先般11月の常任委員会で報告をさせていただいたという経緯でございます。これに伴いまして、狭隘道路拡幅整備事業につきましてもこれまで同様、用地寄附による事業形態も否定することなく継続はいたしますが、用地買収を行うことも選択できるように取扱いを改める方向で検討しているところでございます。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) いわゆる狭隘道路もそういうふうな対応をしていくというふうな私はしていただきたいというふうにいきますし、同じ道路の拡幅工事に当たって、片方は買収、片方は買収しないというような差をつけるというのを市民サービスにとってはいかがなものかなと私は思います。そういうふうな観点からいけば、今の同じ市道の拡幅に当たっての協力というような観点からいけば、市民もそういうふうな考え方も持ち合わせておられるでしょうし、用地買収については平等化を図っていただきたいいうふうに求めます。  次に、今の用地買収の事務についてはこれから多岐にわたって出てくるんですけれども、組織について、私が一つ心配しますのは、従前は用地課というのがあって、用地専門員っていうのが配置されておられました。これは今の国県なり市町村なりの事業について、用地買収事務については一元化を図って対応していくんだという内容であったと思います。私も用地課に数件お願いをした事例があるわけですけれども、今後そのような状況をどのように想定されておられますか、それを伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 用地買収の増加に係る組織の見直しについてでございますが、業務量の増加が認められるときには、必要に応じて人員体制の強化を検討してまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) ちょっと追及になるんですけど、検討しますという考え方はいいんですよ。じゃあ、今の業務量が、今都市整備部が所管しておる用地買収はほとんどないんでしょうけど、寄附とか、そういうふうな路線を、市道を拡幅するに当たっての例えば年間に10本なら10本、市道を拡幅していくんだと。それに伴って用地買収が必ず必要であるというふうなことも私は想定されると思うんですよ。即座に機構改革をして対応すべきでないかというような意見ではないですけれども、ある程度やはり今の都市整備部の中でも、用地専門員というような使命を帯びたいわゆる係員というのを養成していくのが求められてくると私は思うんですが、その辺のところは想定されていないんですか。 ○(岩﨑議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 重ねての御質問ですので、私のほうからお答えしたいと思います。結論は、先ほど部長も申し上げましたが、よく業務量等を点検して、できる体制を検討していきたいと、このように思います。改めて申し上げるまでもありませんが、用地事務も含め、市役所、様々な事務につきましてどういう組織がいいのか、あるいは職員体制、定数や配置をどうしていくのかということは、これは毎年点検をしております。その中で、業務量、あるいは業務の実態に応じた体制を取ってきてるということでありますし、近年は動きも激しいもんですから、必要に応じては年度の中途でも応援職員を増員したり、そういったことを絶えずやっております。まだ予算編成中でありますんで、確定した状況ではありませんが、担当部長のほうに聞きますと、今回の道路事業の取扱いの変更に伴って、来年度からすぐに大量の用地事務が発生するという状況にはないというふうに聞いております。そういった状況も点検確認しているとこであります。  用地専門員という固定化したやり方がいいのかどうかというのは、これは選択の問題だと思っておりまして、そういったことも含めて点検してまいりたいと思いますし、もう一つあるのは、用地専門員というのを廃止した一つの影響として、これも現場の声で聞きましたが、いわゆる技術職員だけが用地が絡むような仕事もやってるというのが実情のようでありまして、そこはやはりいわゆる技術系の職員と事務系の職員のペアでやっていくというようなことも、より効率的に事業を進めるためには必要だろうと思っております。全体の定数をやたら増やさないということを前提にしながら、そういった職員の上手な配置といいましょうか、これをよくよく点検して実行していきたいと、このように思います。以上です。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) その辺は理解しましたけれども、やはり私が心配するのは、今の繰越明許の内容についても用地買収の事務が滞ったというのよく説明があります。その辺のところを当局がどのように捉まえておられるのかっていうことを私は一つ投げかけておきたかったんですけれども、副市長さんがそういうふうな答弁でしたので、その辺で了としたいと思いますけれども、その辺のところも全般的な見直しの時期に来ておるのも私は事実であろうというふうに思いますので、その内容については投げかけておきたいと思います。  そこで、用地買収の事務について、市長さんから答弁あったんですけれども、その内容について、市民に対してどのように広報していくのか、その辺のところを伺っておきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 用地事務の変更に伴います市民への周知ということでございますけども、生活道路等に関する自治会等からの要望に対する道路整備事業につきましては、先月開催されました自治連合会の常任委員会に対して説明をさせていただいたところでございます。今後は希望がある連合自治会においては、現地に出向いて説明を行うということにしておりまして、併せましてホームページなどを活用しまして、周知を図るという具合に考えております。狭隘道路につきましても、同じような対応ということで周知を図らせていただきたいという具合に考えております。 ○(岩﨑議長) 戸田議員。 ○(戸田議員) 私たちによく相談がありますのは、例えばこの辺のところは用地買収をしていただいた。その100メートル離れたとこは用地買収していただけなかったというような、その内容についてよく説明するんですけど、狭隘道路について、当局と考え方伺って市民の方に説明するんですけど、なかなか理解していただけない部分があるので、その辺のところは十分に今の当局のほうで市民に対する対応方を検討していただければなというふうに思います。  今の狭隘道路がある程度買収になっていけば、ある程度もっともっと市民の方々の協力も得られて、ある程度狭隘道路のいわゆるその辺のところの解消は進んでいくんではないかなと私は期待しておるとこでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、先般新聞に折り込みがありました。それは中学校の作文の題名は「家族」ということでした。これは教育長さんは載せておられたんですけど、私、すごくこれも家内に教えられて自分も読みました。そういう中で、印象に残ったのが、障がい施設で働く母子家庭の親子さんで、娘さんが作文を書いておられました。そういう中で、いつも親子でけんかをしておる。面白くないな。しかしながら、いつかお母さんに大事なときにはありがとうということを言おうとして、ありがとうと言い出したと。最後の結びが、これが印象だったんですけど、お母さんの働く姿を見て、私は絶対に幸せになりたいということだったんです。先ほどの私の前の門脇議員さんが質問があった折に市長さんとのやり取りを聞いてました。そのようなことで、私は新たに意思を確信したんですけど、やはりそういうふうな中学2年生の娘さんが幸せになりたい、そういうふうな環境をつくっていくのも私や市長さんやちの使命ではないでしょうか。住んで楽しいまちづくりはそのテーマではなかろうかなと私は思います。
     以上で終わります。ありがとうございました。 ○(岩﨑議長) 次に、渡辺議員。                 〔渡辺議員質問席へ〕 ○(渡辺議員) 蒼生会の渡辺です。マスクを取らさせていただきます。  これ、1項目が15分で終わるんでしょうかね、教育長。分かんないんだけど、過ぎないように議長が止めていただければ私は午後からまた向かっていきたいというふうに思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。  1番目ですね、米子市小学校・中学校の適正規模・適正配置に係る基本方針についてということで出させていただいてます。  初めに、米子市公共施設等総合管理計画において、適正な教育環境の整備に向け、文部科学省が平成27年に公表した公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引等を参考にされ、児童生徒の推移及び施設の老朽化度を総合的に検証し、学校の適正規模、適正配置の検討を行うというふうになっております。現在の進捗状況をお聞かせください。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 米子市立小学校、中学校の適正規模、適正配置についてのお尋ねでございます。  平成29年9月に基本方針を策定しておりまして、その中で、鳥取県公立小・中・特別支援学校学級編制基準に従いまして、小学校については連続する2つの学年の児童生徒の合計が15人以下の複式学級となる可能性が高い学級数が6学級の小規模について、優先的に検討するというふうにしております。この方針に変更はないことから、複式学級となる可能性が高いと予見されたときには、今後の学校の在り方について検討することとしております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) そう書いてありますので、教育委員会の方針ですからそうだと思うんですけど、私そこで、今後、他市のことも含めて質問するんですけど、私が聞いたのは、ちょっと記憶が曖昧なところもあるんでこれに対してその方が言ったとか言わないっていう話じゃないんですけど、私が議員となった当初、私の校区の学校って百四、五十人だったと思いますから、当然複式が考えられるような状態ではなかったです。ただ、非常に少ないという状況ですから、当時、たしか山岡教育長に学校統合の考えについて質問させていただいたことがあるんですよね。そうしたとき、そのときの記憶で山岡教育長の答弁では、今そういう状況にないと、米子市には。ただし、米子市において複式学級は考えられない。当然、統廃合を検討する旨の答弁を私は伺ったつもりがあるんですけど、また繰り返しのあれになるんですけど、先ほどの答弁では複式学級が予見されたとき検討するという、それは方針に書いてありますが変わりがないということですね。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 今の議員のほうがおっしゃったようなそういった発言というのがどういった場面であったかというのは確認ができませんでしたけれども、恐らくそれは先ほど申し上げました平成29年9月のこの基本方針策定以前ではなかったのかなというふうな認識をしております。ですから、この基本方針を策定した以後におきましては、教育委員会としましては、この基本方針に沿って教育行政を進めてまいりたいと、このように考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) それでは、米子市における複式学級の考え方、米子市における複式学級についての教育委員会の見解を伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 複式学級についての見解をとのことでございます。  複式学級とは、皆様御承知のとおり、2つの学年で児童生徒でそういった学年、編制する学級のことで、鳥取県におきましては、1学級の上限を15人というふうにしておりますので、普通の学級に比べると半数以下ということですので、一人一人にきめ細やかな指導ができやすいのではないかというふうに思っております。反面、1人の教員が2つの学年を指導するということになりますので、一定程度の困難さというのはあるであろうというふうに認識をしております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) ちょっとすみません、順番が狂っちゃったんですけども、追及としてですけども、複式学級とはそういうもんだというお話をいただいて、方針どおりいくと。これは後につながっていくんですけど、教育委員会として主体的に行動を考えられてるように感じないんですけど、そこら辺のところをお願いします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 教育委員会としての主体性が感じられないのではないかという御指摘ですけれども、教育委員会としてはこの方針を主体的に策定しております。それからそして複式学級となることが予見されるとなったときには、誰彼か言われるわけではなく、我々が主体となって地域の方々にこの学校の在り方をどうしましょうというふうな御提案、または御相談を申し上げるというふうに、つもりでございますので、私たちとしましては主体的に動いていると、そういった認識でございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) そういたしますと、今現在、主体的に動いておられますように、動いておられるところがありますので伺いますけど、適正規模、適正配置、現在の進捗状況伺います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) その基本方針に従って現在どうなっているかというお尋ねでございます。  実は美保中学校区の小学校がこういった状況になっておりまして、令和8年度に和田小学校が令和9年度には大篠津小学校が複式学級となる可能性が高いという状況になってまいりました。そうしたことから、昨年11月以降、9回にわたりましてこういった美保地区の保護者の方ですとか、地域の方々と説明をさせていただいて、そして御意見を頂戴しているとこでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 私も出席する方からいろいろお話を伺ったりするんですけど、当然、学校統合が前提というか、前にはあるっていうことが理解されていますし、逆に言えば、先ほどの山岡教育長の話じゃないですけど、2人足らんなら2人、転入してもらえりゃこの話はなくなるんだねという、僕は主体的でないっていうのはそういうふうに受け取られてる面があるから申し上げているということです、目指すところということで。ですから、じゃあ、大篠津小学校を残すのに9年度どうも1人、1人どうも足らないようだと。だったら、1人転入してくれば教育委員会、5回も10回もこうやって会議していただけますけども、なくなるんだねっていう声が聞こえてくるんですよね、結局。そこが教育委員会さんがどういう方針で臨んでいるのかっていうのが私には主体的にもっとやっていただかないと、これ続けてずっと何年かいきますとね、本当にそういう状況が来るまでに話はつくと思いますよ、令和8年、9年ですけど、どうなのかなというふうな思いで質問してますんでよろしくお願いしたいと思います。  学校の適正規模、適正配置を進めるに当たっての留意事項ということで、学校と地域へ配慮して地域コミュニティとの関係にも視点を置くことが重要であり、自治会組織をはじめとする様々な団体組織や地域活動があり、学校がコミュニティ形成の中心施設として役割を果たしてきた経緯を考慮し、十分な協議、調整を図ることが必要と記載をされております。  現在、弓ヶ浜小学校区、淀江小学校区は統合小学校という形になっておりますが、どのような配慮がされているのか、またこのことにより、問題が発生してるのか伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) これまでに統廃合した学校の地域のコミュニティ、そういったことについてのお尋ねでございます。  学校の適正規模、適正配置につきましては、議員が御指摘のとおり、地域コミュニティとの関係というものを視点に置くことが大変重要でございまして、十分な協議や調整を図ることは必要というふうに考えております。  弓ヶ浜小学校が統合したのは昭和38年、淀江小学校が昭和44年でございまして、それ以来50年たっているというような状況でございます。両校の校区を見てみますと、小学校区を単位として活動していらっしゃるような場面、あるいは元の小学校区といいますか、言い換えれば公民館単位、そういったところで活動していらっしゃる部分もありまして、それらは両立しているのではないかと私は考えておりまして、特に問題となるようなことはないのではないかというふうに思っております。言われるように、今後もこういった適正規模、適正配置を考える際には、やはり学校だけではなくて、地域のコミュニティとの関係ということも大事にしながら考えていきたいと、このように考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 今後、話合いが進んでいけば、当然、校区審議会という形になると思うんですけども、どのタイミングで校区審議会の設置を考えておられるか伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 校区審議会をどのようなタイミングで開催するのかというお尋ねでございます。  今言っておりますように、複式学級となることが予見される、そういった美保地区に限ってでありますけれども、これまでまちづくりの視点も先ほどおっしゃいましたので、自治会関係者の方、公民館関係者の方、そしてPTAの方とまず今後のまちづくり、そして学校づくりの意見交換を当初行っておりました。そうしたところで、地域の者の意見もいいけども、もう少し保護者の意見をしっかり聞いてほしいというような御要望がございまして、今年は8月から11月にかけて7回説明会を開催してきました。そうすると、本当にいろんな意見が出るわけですけれども、やはり学校、小学校に愛着がある、そういった御意見もございましたし、それからこんなに減るんなら小学校と中学校を一緒にして義務教育学校というようなものもあるようだから、そういったものを考えてみてはと、様々、紹介は2つですけれども、大変多くの御意見を頂戴いたしました。ここで一旦この意見を最初に集まっていただいておりましたその地域の方とか公民館の方、PTAの方に皆さんからお聞きしたらこういうような御意見が出てきましたが、いかがでしょうかということを御提示申し上げ、説明が必要ならさらなる説明を行っていきたいと思いますが、そういったことであれば、校区審議会を開いて美保地区の学校づくりをもっと前に進めるような形で考えてはというような、そういう御意見を頂戴すれば、すぐさまそういった会は開催しなければならない、そういうふうに思っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員、いいですか、項目途中でありますけども、ちょっとここで休憩を取りたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、暫時休憩いたします。                午前11時58分 休憩                午後 1時00分 再開 ○(岩﨑議長) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたします。  渡辺議員。 ○(渡辺議員) すみません、午前中に引き続いてでございますけど、今から見られる方は何だったんだろうか分からないとこもあるかもしれませんけど、おさらいで言いますと、方針によれば複式が予見されるとき、地元と話合いをしますよということと、それに対する校区審議会は教育長の答弁では、法律的にも多少そうなんでしょうけど、校区から願い出があれば設置しますよという御答弁だったというふうに思います。違ってたらまた言っていただければと思いますけど、方針等を見ると、12学級から24学級が望ましい。そういう中で、6学級の学校がその当時ですよ、5校、12学級以下が4校、9校、実は米子市には存在している、そういう状況で私が言わなくても教育長は御理解されてるので、次の質問に移りたいと思うんですけど、それに加えて2040年を見据えた米子市及び他市の取組についてということで通告をさせていただいてます。2040年がどういう区切りなのかっていうのはもう御存じだと思うんですけども、米子市の場合、人口の減少はさほどではないんですけど、人口構成がすごく変わるんですよね。いわゆる若い方は減って75歳以上の年寄りの独居についてはたくさん増えていくと、そういう状況があるわけですけども、県内他市の小中学校区の統廃合の取組、これについて伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 県内の他市の統廃合の状況についてのお尋ねでございます。新聞報道等によりますと、県内3市それぞれが小学校・中学校の適正規模・適正配置を検討しておられるようです。とりわけ鳥取市におかれましては、令和2年の10月12日に鳥取市立学校の配置及び校区の設定についての答申がなされたというふうに伺っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 他市のも見るんですけども、やはりこういった人口バランスも変わっていくという、先を見ながら、鳥取市は30年後を見ながら今年、答申があったと思うんですけど、2040年問題は先ほども言ってますし、鳥取県自体で21%人口が減ると。超高齢化社会、75歳の独居が7軒に1軒ということになると、本市としても、福祉とか、そちらに対する予算というのは非常にだんだんだんだん増えていくっていうのは、これは簡単に予測できる状況になると思います。そればかりでなく、社会構造の変化が急速に進むと予測されてます。このことを踏まえて基本方針を、これは先ほど来、言ってますけど、適正規模・適正配置に対する基本方針ですね、これを基本実施計画に進める必要性を私は感じてるんですけども、教育長の所見を伺います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 小中学校の適正規模・適正配置の基本方針を実施計画に進めてはどうかというような御提案でございます。現在、本市の状況を見ますと、児童生徒が緩やかに減少している地域もありますし、逆に増加して、校舎を増築しているといった地域もございます。このような状況下は、方針の見直し、あるいはこれを実施計画にするというような段階ではないのかなというふうに考えております。しかしながら、議員がおっしゃるように、将来を見据えれば、全市的に児童生徒が減少するというようなこともあり得ることと思っております。そういった状況が予見されるようになれば、現在の方針を見直したり、あるいは実施計画に移していく、そういったことも必要かなというふうに感じております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 基本方針にはそう書いてありますから、先ほども言いましたけど、予見されるような場合、話合いに行きます、質問では合併の話はしないでくださいみたいなことをしとられると、ああ、そんなはずじゃないじゃないかっていう意見を私、聞くんですよね、参加した方からですよ。そういう中で、先ほど来、申し上げてるのは、先を見越した取組等をもうされてるところがあるんですからというつもりで申し上げてます。鳥取市においては中心市街地の空洞化であるとか複式学級が存在してました。近くに学校が存在するのに、元校区では遠い学校に通学しなけりゃいけない新興住宅、施設の老朽化、明らかな人口減少、コロナ感染症で見えてきた大規模校の密の問題等々により、今年、校区審議会が答申を出されました。境港市は、校区審議会を29年に設置し、誠道小学校の統合と統合後、新たな教育の取組として、境第二中学校を建て替えるときに合わせて小中一貫校にするという予定になってます。先ほどの答弁では、米子市において、引き続きの質問になりますけども、このような問題点はないと思っておられるか、ちょっと伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 本市におきましては、先ほど議員のほうが御指摘になられました内容が複数でありますとか広範囲に起こっているというような状況にはないというふうに思っております。しかしながら、先ほども申し上げましたけれども、将来的な人口減少を見据えて人口の変動を注視し、市全体としての児童生徒数の減少傾向が予見されるようになれば、当然、現在の方針を見直し、複式学級にこだわらず、市全体の新たな方針が必要になるというふうに考えております。現在の米子市、そして、おっしゃるような未来の米子市をしっかりと見詰めながら、子どもたちにとってよりよい学習環境を整備してまいりたいと、このように考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 今日のところは基本的な考え方で、結局、教育長も方針にもう変えますとか言えるはずもないわけですから、こういう議論って終わりたいとは思うんですけども、公の施設の在り方の検討等もありますし、または、例えて言うとですよ、これは例えですから現実にこうでないかもしれませんけど、福米西小学校等が増えてくると、今後も、隣接する、近くにある福生西等に空き教室があっても、これは変われない。これまではそういうことがあってもどんどんどんどん増築してましたけど、そういったことを含めて、鳥取市のように12学級、22学級以内ということでまとめていこうと、通学校区をきちっとそういう新興住宅等があったら線引きも変えて、平準化していこうという取組ももうなされて、今後、緊急を要する校区から順次統廃合等をやっていく、話合いに入っていくと。だから、これは、逆に言えば、住民から要望があって開いて校区審議会じゃないと思いますよ。どちらかというと、市として主体的に動いて、設計図を作って、今後、それをもって住民の方々に説明をしていくっていうのが鳥取市方式だと思いますし、境港市も二中校区でのそういう状態を含めて、新たな教育の在り方っていうのをされたんだというふうに思います。  追及はしませんので、最後に、鳥取市の校区審議会の答申の中にある終わりにという部分に書いてあることを読みたいと思います。「他者と協働し、知恵を出し合いながら、たくましく立ち向かう鳥取市の子どもたちであってほしい。そのためには、学校によって出会う友達の数が極端に少なかったり、実現できる授業形態が限られたりすることは避けるべきである。これを大人社会の力で改善できるのであれば、早い段階からそれに向けて議論を開始すべきである。そして、教育の機会をできる限り平等に保障する努力を続けていきたい」と、これが鳥取市の統廃合の答申に対する後書きになりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  では、次の質問に、2点目の質問に行きたいと思います。  新しい生活様式に合わせた学校運営、大項目はコロナ感染拡大する中の支援の必要性についてであります。共通して4項目あるんですけど、同じことをちょっと聞くことがありますんで、それは御容赦願いたいと思います。なぜかというと、コロナ感染症が広がる中で、学校もそうなんですけど、自助ではもうどうしてもどうにもならないと。菅総理が就任で言われました、自助、共助、公助と。まず、自助として自分でできることは自分でやってみる、共助として地域や家族で互いに助け合う、公助として政府、役所がセーフティーネットで守るという意味なんだそうですけども、そういう意味で、かなり自助だけではもう困っておられる方がいるんじゃないかということも含めての質問です。  最初に、新しい生活様式に合わせた学校運営に対する支援についてということでお聞きします。コロナ感染症拡大以前にはなかった児童生徒に対する手洗い、せきエチケット、基本的な感染症対策に加え、ソーシャルディスタンス、三密など、安全な学校生活に対する対策はされておられるでしょうか。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 学校における新型コロナウイルス感染症対策についてのお尋ねでございます。新型コロナウイルス感染症の全国的な感染拡大以降、本市では、新型コロナウイルス感染症対策7か条というようなものを市のほうから示しまして、各学校で取り組んでいただいております。具体的に申し上げますと、マスクの着用ですとか毎朝の検温など家庭の協力を得ながら行っていくというようなこと、それから原則として教室は常に換気を行うようにしていこう、あるいは可能な限りソーシャルディスタンスを確保しながらの学習としよう、それから教職員による消毒作業や子どもたちの健康観察を念入りに行おうというような感じで7か条上げておりますが、懸命に感染症防止対策を行っております。  それから、子どもたち自身も頑張ってくれておりまして、児童会や生徒会を中心に感染防止のためにできることを自分たちで考えて、米子市では自治的な取組というのを推進しておりますが、そういった取組がコロナ感染症対策においても生かされていると、そのように感じております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 頑張っておられるなと思います。こういう中でも授業が続いていってるんで、その努力のおかげだろうと思います。  コロナ感染症拡大がまだ続いている中ですけど、学校現場では新しい生活様式に合わせた学校運営を行うために、先ほども答弁いただきましたけど、教職員の負担というのが、または負担感でもいいですけども、増加してはいないでしょうか。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 教職員の負担が増加しているのではないかとのお尋ねでございます。増加した業務、実際ございまして、放課後の消毒作業がございますし、登校時の健康チェックカードによる児童生徒の健康状態の把握、こういったことが新たに加わっております。各学校におきましては、生活時程を見直しまして、児童生徒の在校時間を短縮するなど工夫して、懸命に取り組んでいただいてるところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) どこの学校を見ても、放課後に教職員の先生がドアとかドアノブ、または生徒の机、椅子、それを一回一回消毒しながら、または昼休憩にもやられてるというような、いろんなことがあって、これまでなかったことが増えてると思います。そういう中で、小学校のほうにも緊急事態宣言というものが出たんですけど、授業の遅れを取り戻すための工夫による負担の増加等はどうでしょう、本市の状況を伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 学習進度についてどういった対応を取っておるかというようなことでございますが、本市におきましては、まず、今年度に入りましてからはほぼ休校もございませんので、順調に学習が進んでおります。それから、コロナということで、例年実施しております行事をもうやむを得ず中止にしたりとか、あるいは縮小して実施、そういうようなことによりまして、どうしても時間が余ってくるということで、そういった余剰時間を使って学習を進めてまいりました。その結果、昨年度ほぼ1か月休校になったわけですけれども、そういった未指導部分というのはもう補充できておりますし、現時点ではほぼ年間指導計画どおりに教育課程は進んでいるというふうに把握しております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 学校全体の指導体制の充実、学びの保障のための教職員の加配、学習指導、スクールサポートの追加配分など、今後より一層インフルエンザとコロナの同時流行が心配される中ですので、必要ではありませんか。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) コロナとインフルエンザの同時流行に備えて、学校への支援をどうするかというお尋ねでございます。これまで教育委員会は、指導主事等が各学校に出かけまして、感染防止対策について聞き取りを行いながら、必要な支援を行ってまいりました。これまで県の配置の非常勤職員である学校衛生アシスタント、こういったものを3名配置して、週20時間の勤務で12校巡回しておりますし、そしてその仕事の内容は、衛生アシスタントということですね、消毒作業行っておりますし、それからコロナと直接の関係の職員ではないんですけれども、県の配置の学校の教員の業務アシスタントというものを配置しておりますけれども、これを週20時間で5校、そういった配置をしております。これらの方々の力も大きいんですけれども、何といいましても教職員と児童生徒、そして保護者の皆様方の御協力というのがあって今、コロナを何とか乗り越えていると、その中をしっかり頑張っているといった状況です。インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行というのは心配されますけれども、新しい生活様式を実施していくということがインフルエンザにも新型コロナウイルスにも共通して予防効果があるというふうに聞いておりますので、これまでの取組を継続していきたいというふうに考えております。これから寒い時期になりますので、これからも、先ほど申し上げましたように、学校のほうに指導主事を派遣したりとか、それから学校や子どもたちの気持ちをまた頑張ってもらうために市のほうから気をつけることを書いた通知を出したりして、教職員、あるいは児童生徒の感染防止、長くなっておりますけども、頑張ってもらって、そういったものを防ぐ、そういった意識を継続していきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 重ねてですけども、先ほど来、インフルエンザで学級閉鎖等が起こる時期にやってきてますんで、そういったことも含めて、安全・安心な学校運営を図るための予算措置とか人的措置、これを当局にお願いしたらいいじゃないですか。どうですか。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 予算措置とか人的措置、さらに必要ではないかというようなお尋ねですけれども、これまで新型コロナウイルス感染症対策としまして、教育委員会のほうもその都度必要な予算をお願いをして、議会のほうにもお認めをいただいてきました。そういったおかげで、子どもたちが安全で、そして安心して学校生活が送れることができているなということで、大変ありがたく思っております。今後、そういった同時流行が心配される時期を迎えますが、子どもたちの学びが確実で、そして豊かに行えるように、必要に応じまして、また予算措置や人的措置をお願いしなければならないこともあるかなと、こういうふうに思っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 境港のコミュニティ・スクールとか米子市でも実験的にやられるということで、そういうのをやっぱり進めていただいて、ボランティア、NPO等の人でも来てもらって、放課後は先生は事務をしながらでも机のあれをやってもらうというような体制をつくっていかれたらいいんじゃないかなというふうに思いますんで、これは要望をしておきます。  次、2の項目に行きたいと思います。地域行事の中止が続く中、地域コミュニティ対策としての高齢者への支援について伺います。コロナ禍の中で、地域の活動が停滞し、特に重症化するリスクが高い高齢者の身体機能が低下する方、鬱傾向の方が増加していると言われます。また、感染症対策をした上での通いの場を開催することが高齢者の心身の健康確保を図ることと社会とのつながりの確保は極めて重要であると言われてます。今年1月からのコロナ感染拡大により、全国的な調査で92%のそういった活動が中止され、再開されても参加率が非常に低いと報告される中で、米子市の状況を伺います。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 本市におきます高齢者の通いの場の状況についてでございますけれども、本市が実施しております介護予防教室や老人福祉センターなどでの各種教室や団体活動などにつきましては、感染拡大防止の対策を図りながら、夏頃から再開しているところでございますけれども、現在の参加人数は、正直、以前よりも減少している状況でございます。地域におけます行事ですとかサロン活動などにつきましては、鳥取県内の感染状況などを見ながら、それぞれの御判断により活動を見合わせていらっしゃるところもあるというふうに承知いたしております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) フレイル対策の一環としても、そういった場というのは有効性があるということは明らかになってます。感染症対策に留意しながら、できる活動について継続していかれたのか、そのためのガイドラインを作成されて、安心してできる体制の取組をされたのかを伺います。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 通いの場のような活動につきましては、本市といたしましては、十分な感染予防対策を行いました上で可能な活動は再開して、またそれを継続して実施しているところでございます。地域で取り組まれております健康づくりなどの活動に対しましては、厚労省の通いの場を開催するための留意点といったものがございますが、それを参考に、活動時における感染予防対策を個別にお示ししているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) うちにも86の母親がいるんですけども、怖くて外に出れないとかマスクをつけて歩くのが苦しくて嫌だとか言って、家から出ないんですよね。そういう中で、集まることのできない高齢者の孤立の懸念、外出自粛による生活機能の低下、家庭内の人間関係の悪化等を把握されてますか、その対策を講じられてますか、伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) コロナ禍におきます高齢者の状況等につきましては、身近な通いの場が中止されることによりまして外出機会が減少して、閉じ籠もりがちになることで、身体機能や認知機能の低下につながるおそれがあるということを課題として捉えております。高齢者のお独り暮らしですとか高齢者のみの世帯など支援が必要な方に対しましては、民生児童委員さんや地域包括支援センターによります声かけ、見守り活動などを行っていただいているところでございます。運動不足ですとか筋力低下を予防するための対策といたしましては、御自宅でできるフレイル予防体操の動画配信などを行っております。また、認知症の要素も取り入れましたトレーニング動画、おうちで実践エンジョイトレーニングといったものでございますが、これは昨日、12月2日からインターネットで配信しておりますし、また今月7日からはケーブルテレビを活用して配信する予定といたしております。少しでも外出するきっかけにしていただけるように、介護予防教室などの再開ですとか新しい生活様式を取り入れましたウオーキングなどの感染リスクの少ない運動の普及啓発に取り組んでいるところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 感染リスクがありますから、動画とかインターネット、ケーブルテレビ、アナログな高齢者の方じゃなかなか触れるのが難しいのかなって感じるとこもあるんですけども、今年の初めからのコロナ禍の中で、特に介護の必要のない高齢者が社会とつながることができる行事、事業が減少してるのは先ほど申し上げました。対策をしても感染者が心配で減少してるということですけども、若者対策であるひきこもり対策というのは、逆に言えば、社会問題として市もいろいろ取り組まれますし、議場でもたくさん質問があるんですけども、このような高齢者、今言ったような方々ですけども、対策っていうのは個人の問題として捉えられてるんでしょうか、そこをお伺いしたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。
    ○(伊木市長) この問題につきましては、我々もコロナの感染症対策としてこれまで感染予防の話と、それから社会経済対策という、これを両立させなければいけないということで言ってきたわけですけども、今言った一方のほう、社会経済対策のまさにその問題であると、そういう認識をしております。ですので、これは決して個人の問題ではなくて、大きな社会問題として捉えなければならない、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) そうですね。まだまだ長引く可能性もありますし、同時流行等もあるんで、やっぱりこれ取り組んでいってもらいたいと思います。今後、インフルエンザとの同時流行の拡大とか冬季、冬場になるんで籠もられるということを危惧するわけですけど、春までにこのような状況が続けば、市として高齢者の孤独対策に重点的な施策が必要ではないかと思うんですけども。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 高齢者に対する重点的な施策が必要ではないかという御意見についてでございますが、閉じ籠もりがちな高齢者を支援するといったことは喫緊の課題であるというふうに考えておりまして、引き続き、民生児童委員さんですとか地域包括支援センターの職員さんなどによる見守りや声かけを行っていただくほか、地区の担当保健師、そして社会福祉協議会とも連携した閉じ籠もり防止のための啓発活動ですとかコロナ禍におきます過ごし方などを市報やホームページの活用など様々な手段での周知を行っていきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 民生委員さんとかいつも出てくるんですけど、私も民生委員の選考等に関わるんですけど、増やせば増やすほどなっていただく方は誰もおらないと、引き受けていただけないような状態ですんで、そこら辺は民生委員さんでいいのかどうなのか、次の質問で申し上げたいんですけど、ちょっと時間がないので全部は省いて、必要な部分だけ質問させてもらいますけども、そういったつながりが疎遠になってる中で、公助にも自助にも限界があるんじゃないかということは先ほど、最初申し上げた、共助を強化して取り組む必要があるということで、市としてボランティア、NPO法人等の育成、また現在ある団体への協力支援、これをする必要があるんではないでしょうか伺います。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 共助の取組の強化や支援ということでございますけれども、地域の中で高齢者の見守りや閉じ籠もり防止の活動を行っていただきます際に支援できる仕組みといったものにつきまして、現在検討を進めているところでございます。そのようなことを他市の状況も踏まえながら検討していきたいと思っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) よろしくお願いします。次に、通告では家庭内保育者への支援ということにしてますけど、市のほうは自宅で保育している保護者というふうに言われるそうですんで、そう言いたいと思います。保育園等に入園できない、または何らかの事情で自宅で保育されている保護者は、コロナ感染症の拡大、また今後、インフルエンザ等流行による孤立が懸念されると思ってます。米子市に該当する保育者の数はどれぐらいおられるんでしょうか。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 御自宅で保育、育児をしていらっしゃる保護者の方の人数という把握はちょっと難しいところなんですけれども、それに関連しまして近い、考えられる数字として児童数のほうで、保育施設等に就園していない児童数というものをちょっと捉えておりますので、これをお答えしたいと思いますが、令和2年10月1日時点で約1,400人となっております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 保育園、幼稚園等、コロナ感染症拡大による様々な対策が講じられてますけども、上記のような保育者の実態、児童虐待等もあるというような報道もあるんですけども、それについて、米子市として情報を把握されているでしょうか。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 在宅で育児をしていらっしゃる保護者の状況につきましては、乳幼児健診のときですとか赤ちゃん訪問、こども総合相談窓口や子育て支援センターでの相談などで把握させていただいております。また、特に虐待の可能性があるケースにつきましては、児童相談所など関係機関と連携を取りながら把握するよう努めているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) どのような支援策を実施されてるでしょうか。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 在宅で育児をなさっている保護者の方への支援につきましては、具体的には子育て支援センターなどにおきまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策を取りながら、子育て中の親子同士の交流を促進する、あるいは子育てサークルなどの支援ですとか情報提供、子育て講座の開催、子育てに関する相談などに対応しますとともに、市のホームページにおきましては、自宅で親子で楽しめる動画などを公開することによりまして、保護者の方の子育てに対する孤独感や負担感を解消できるように努めているところでございます。また、養育に不安のある保護者の方につきましては、保健師、それから家庭相談員などが電話や家庭訪問を行いまして、助言や訪問支援を実施するとともに、産後ヘルプ事業、あるいは養育支援訪問事業、ショートステイ事業などを必要に応じて御利用いただくなど、保護者の方の支援を行っているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) いろんな支援をされてるんですけど、実際、必要な方の数が把握できてない、できないっていうか、先ほどの高齢者もそうなんですけども、そういう中でのあれだと効果的に打てないんじゃないかとも感じるわけでして、そういった意味でも含めて、もっと保護者の実態を把握する必要があるんじゃないかと思うんですけども、いかがでしょう。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) そういった状況で孤立する可能性のある保護者の方がいらっしゃるんじゃないかということで、在宅で育児をしていらっしゃる保護者の方の状況につきましては、先ほど御答弁させていただいたとおりなんですけれども、様々な機会を捉えて把握に努めております。さらに、要保護児童対策地域協議会の構成団体であります、先ほども出ましたけれども、民生児童委員協議会さんなど、その他にもNPO法人さんなども連携しながら現状把握を行っているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) これも答弁の中にもあったんですけど、一応ほとんど全部聞いてますんで、こういった場合、もう市役所だけでは解決することはできないっていう場合、やっぱりボランティア、NPO団体等を育成、またはそういった方の支援をしていく必要性を感じられるかどうか、伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 現在のコロナ禍におきましては、協力団体や人材の育成の必要性が一層増すものと考えております。関係団体やNPO法人などのネットワークをより強化するとともに、研修や事例検討などを通しまして人材育成に努めてまいりたいと思っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) この間、東京、渋谷で、路上でおられた女性の方が殴られて亡くなったと。あの方は、派遣だったんですけども、結果的に派遣切りにあって、家賃が払えなくて、路上生活になったと。ただ、それは公的な援助もあるんですよね、生活保護とかいろいろ。だけど、公的なものには頼りたくないということで、もう一回頑張るということで、そうされてたそうですが、ああいうことになったということで、必ずしも皆さんが公的でなくても、そういった民間の力を貸してもらえるならばという心がある人もあるわけですから、そういう意味で、両輪で行政が持ったほうがいいじゃないかというつもりでこれは質問させていただいてますんで、次の項目に移りたいと思います。  妊産婦支援ですね、妊産婦が出産のため産院に入院する際のPCR検査は行われているんでしょうか伺います。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 妊婦さんに対してのPCR検査ということですけれども、緊急な入院の場合を除きまして、妊娠35週から36週の間に産婦人科のほうで実施していただいております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 国の補助と県の補助もあるということですから、安心しました。  感染症拡大により社会との接点が減った妊産婦の方の産後鬱が増加してると言われているんですけど、その実態を把握されてますか。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 出産直後の方の産後鬱の実態把握ということでございますけれども、産後鬱につきましては、コロナウイルス感染症により特に増加しているという認識は今のところございませんけれども、産後2週間と4週間のときに産婦人科で産後健診を行っておりまして、同時に、エジンバラ産後鬱質問票を実施しております。これにより産後鬱のリスクの有無について把握させていただいているところです。リスクの高い妊婦さんに対しましては、医療機関との連絡を取りながら早期の訪問や相談対応を行っておりまして、その後も継続して支援を行っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 鳥取県、特に米子もそうですけど、最近、感染者の方の報告あるんですけども、さほどに拡大して、たくさんというわけでもないですし、医療施設も整ってますんで、感染症でそういう方が少ないのか、今後長引いたら多くなるのかも含めて、やっぱりきちっと把握されたほうがいいというふうに思います。これまでも、また今後のコロナ感染症の特に感染拡大が都市部に親族がいる妊産婦の方が里帰り出産することなく、米子市で出産されるケースが考えられるんですけど、このような妊産婦に対する支援はどうなっているでしょうか伺います。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 里帰り出産がこういった状況下でできない妊産婦さんへの支援ということでございますけれども、医療機関と情報共有いたしまして、心身の状況を把握させていただいた上で、訪問、電話など必要な支援を行っております。また、産後ヘルプサービスや産後ケアなど、妊産婦さんの状況に応じて必要なサービスを紹介させていただいたり、相談対応をさせていただくなど、継続的な支援を行っているところです。加えて、今年度から配置しております地区担当保健師による支援も行っているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) もう追及はないんであれですけども、先ほどPCR検査をすると。逆に東京、大阪にいる娘さん等が鳥取県米子に里帰り出産したい。そうすると、私が親の場合だと、いや、近所の人から怖がられえけん、やめてくれって言う人もあるんですよね、やっぱり、大阪が帰ってきとんなあよっていって。でも、ちゃんとPCR検査するんだと、そういう体制ができてるんだという宣伝もしていただきたいですし、先進地で言うと、里帰り出産ができないところでは佐世保市等がボランティアやNPO団体と契約して、6か月間、育児支援と家事支援をする。授乳とか、また育児支援ならおむつを替えたり、入浴の介助に行かれるとか、家事支援では食事の準備とか衣類の洗濯や取り込み等を6か月間、そういったボランティアとかNPOと契約してやられるそうです、もう親の育児の協力はできないもんですから。また、そこら辺もちょっと研究してください。  次に、子どもの貧困対策への支援の質問をしたいと思います。米子市における子どもの貧困の現状をどのように把握されてますか伺います。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 米子市における子どもの貧困の現状ということでございますけれども、生活保護受給世帯、児童扶養手当受給世帯、独り親家庭の子どもさんの数や就学援助を受けている要保護・準要保護生徒の数など、関係各課とも連携を取りながら実態把握に努めているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) コロナ感染症以前と比べて貧困は進んでいるというふうに把握されていますか、そうでもないということですか。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 現在の数字を取ってみますと、貧困が進んでいるかどうかということにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響というのは、これまでのところ、先ほど申し上げた生活保護受給世帯等の児童数等の増加傾向は見られていないということです。こども総合相談窓口、それから子育て支援センターなどにおきます相談ですとか独り親など子育て世帯からの相談における困り感など、市民の声を的確に捉えて、関係各課と連携を取りながら、適切な対応に努めてまいりたいと思っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 子ども食堂の運営団体数と現在の活動の状況をお聞かせいただきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 本市が把握しております市内の子ども食堂の団体数ですけれども、13団体、15か所で実施されております。コロナ感染症拡大後の活動状況につきましては、11月現在で、マスクの着用、消毒薬の配備やパーティションの設置など感染予防対策に配慮しながら、12か所で実施されておりまして、うち2か所は弁当配布などで対応していただいてると伺っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 配食サービスとか感染症対策に取り組んでおられる団体さんもあるんですけど、市のそういった具体的な支援というのはあるんでしょうか。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 市のほうからの団体さんへの支援ということですけれども、この5月に米子ロータリークラブさんからコロナ対策に活用することを意図とした寄附をいただいておりまして、各子ども食堂などに感染予防に係る物品の支援をさせていただいてるところです。今後も、各実施団体の主体的な運営を基本とさせていただきながら、子どもたちの安全・安心な居場所の提供の取組を新たに行う民間団体さんに対して、立ち上げ時の補助を行わせていただくとともに、市のホームページのほうには翌月の各子ども食堂さんの実施状況を掲載するなど、広報啓発の支援を行ってまいります。また、国や県とも連携をしながら様々な支援情報を共有するとともに、定期的な情報交換に努めてまいりたいと思っております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) よろしくお願いします。子どもの貧困対策推進法、ちょっと時間が私、ないような気がしますんで、次の議会か、その次、また質問させていただけたらというふうに思います。  ずっと質問してきましたけども、これ、豊中なんですけども、高齢者のところへ書いてありますけども、高齢者の孤独、独りにしない、共助を目的にしています、自助ばかりを求めてきた日本ですが、もう限界がありますという言葉もありますけども、ずっと質問させていただきましたけど、こういう方々を助けていくのにも、やはり行政として、公助ばかりでなく、そういったことも含めて、米子市も努力していただければ、もっと住んで楽しい米子市になると思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。  では、次の質問に移りたいと思います。来年度予算編成について質問させていただきたいと思います。  まず初めに、編成方針について、3年ぶりに一般財源ベースでマイナス3%のシーリングを採用されましたけど、その理由について伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 来年度の予算方針につきまして3%のシーリングを行うということで今、考えておりますけれども、この一番の理由は、やはり現下の経済情勢から見ました来年度の税収減ということを予想しているからでございます。やはり特に法人、あるいは個人の住民税につきましては経済状況から見ますと大幅な減少が見られるんではないか、そのような予想の中で、来年度の予算方針についてそのように考えたということでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 編成方針の中で4項目を重点施策として掲げられておられますけども、この理由について伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 4項目は、一つはポストコロナを見据えた新しい日常に向けた取組ということと、2番目としてまちづくりの基盤整備の推進ということ、それから3点目としては公民連携と公公の連携、そして4番目としては防災・減災、国土強靱化、こういった項目を上げてございますが、これらは国の経済財政運営と改革の基本方針2020、いわゆる骨太の方針や現在の社会情勢を踏まえました上で、本市として将来あるべき米子市の将来像、これを実現するために必要な施策について掲げたものでございます。これらの施策につきましては、積極的に予算措置を検討することとしております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) ちょっとちなみに聞いてみます。米子市の経常収支比率というのはどれぐらいになっていますかということと、経常的経費について、マイナスシーリングを復活される中で、既存事業の徹底した見直しと一層の効率化が必要とのことですが、経常的経費の具体例についてどういったことか伺いたいと思います。コロナ禍でありますから、今、民間事業者っていうのは非常に苦労されています。そういう中で、無理な削減を担当者のほうがお願いに行く可能性もあるんですよね。そうすると、民間業者の方からすると、この時期に市役所、これだけ減らせって言ってきなあだかやみたいな感じもあるわけですが、そこら辺がきちんと担当も含めて理解できるように聞いておきたいと思いますので、伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) まず最初の経常収支比率についてでございますけれども、令和元年度の決算におけます経常収支比率は90.7%でございます。経常的経費の範囲は、新規に、あるいは拡大して実施しようとするような事業に係る経費、いわゆる政策的経費、そういったものを除いた、日頃、経常的に執行している経費を指しておりまして、扶助費、公債費などの義務的経費や長期契約等に基づいたシステム使用料などはシーリングの対象からは除外しているところでございます。具体的なシーリング対象となる経常的経費の主なものとしては、公共施設の維持管理経費や各課の事務経費等を考えておりますが、これらにつきましては、システム導入等によります事務の効率化、また業務の抜本的な見直しなどを積極的に検討いたしまして、より効率的な予算の執行につなげていく必要があるものと考えているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) この後の再質問はちょっと飛ばさせていただきまして、歳入確保策について伺いたいと思うんですけども、予測される大幅な減収見込み、先ほど減収見込みのお話、市長からありましたけど、もう少し具体的にお願いします。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 来年度の歳入の確保ということについてでございますが、税収におきましては、元年度決算と比較いたしまして、固定資産税で約20億円の減、個人市民税、法人市民税がそれぞれ6億円、足して12億円程度の減収を見込んでいるところでございます。ただし、このうちの、現段階での見込みでございますけれども、約25億円程度は減収補填特別交付金や普通交付税等によりまして、国からの財源措置が見込まれているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 7億は大きいですよね。いろんな面で小さい数字ではないと思います。そこで、市として取り組む歳入確保策、これはどう考えておられるか伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 本市として考えます歳入の確保策ということでございますが、まず、こういった実情がありますので、国や県に対しまして、コロナの影響を大きく受けたこの地方財政の実情をしっかりと訴えかけていきますほか、国・県の補助制度等の積極的な活用や収納対策の強化、また財政調整基金やがいなよなご応援基金などの弾力的な活用、一層の予算の効率的な執行など、あらゆる手段を講じていくこととしているところでございます。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) あらゆる手段を講じていただきたいと思います。そうしないと、いろいろ事業が止まったりする可能性もないことはないかもしれません。  ただし、国に対しての予算確保に対する要請行動、これはやっぱり東京等、すごく感染拡大してますけども、積極的に市長には行っていただきたい、私はそう考えてます、感染が危険ではありますけども。特に東京はまだまだインフルエンザも含めて拡大が予測される中での状況でありますから、公費で適宜PCR検査されたらどうですか。それで私も安心してお話ができます。僕はやったほうがいいじゃないかなという思いがあります。そうすると、皆さん、いろんな面でも安心じゃないかなというふうに思います。  来年の予算の編成に当たって、不透明なとこはあるが、アフターコロナを見据えた予算措置を考えるのか。要は、今回ちょっとこれ難しい質問で、4月は市長選挙ですから、骨格予算ですよね。だけど、予算要求は通年でさせてますから、ある程度の予算のあれは見えてるんですけど、選挙受からないと次の補正はできないんで、なかなか答えにくいとは思うんですけども、市長の所見を伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) まず、やっぱりコロナ対策につきましてはしっかりと国のほうにいわゆる臨時交付金など財源措置については求めていきたい、そのように思っております。  それと、来年度以降の話は今、議員のお尋ねのとおりでございますが、これまでの流れの中で、例えばデジタル化を進めていくこと、こうしたことはコロナ後も見据えてやっていかなければいけないということと、さらにはやはりコロナによって見直される地域のよさ、自然豊かなこの地方都市のよさというものを生かしたまちづくりというものはしていかなければならないのではないか、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) なかなか答弁しにくい質問だったとは思うんですけども、事業者も非常にコロナで傷んでる中で、米子市は緊縮財政だ、ああっていうようなことは伝わりますと、やっぱり民間事業者のマインドですよね、そこら辺を考えてです。  それで、次ですけど、厳しい財政状況が予測される中、通年予算として要求することをされていますけども、施設整備事業の実施時期に影響はないのかを伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 予算編成作業を今しているところではございますけれども、議員も御指摘のとおり、本市にとって必要な事業はきちんと遂行していかなくてはならないというふうに思っております。道路や排水路の補修などの市民生活に密接に関係する事業や米子駅南北自由通路等整備事業、淀江・宇田川統合園整備事業など、進めていくべき事業は着実に前に進めてまいります。いずれにいたしましても、優先順位を見定めながら、しっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 事業の優先順位を見定めながらということですけども、優先順位は多分そうなんでしょうけど、令和3年度予算編成において行われるのかを伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 優先順位についてでございますけれども、予算編成の中で、財源も踏まえまして、事業全体を見ながら判断していくこととなりますが、特に継続事業につきましてはしっかりと盛り込んでいきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。
    ○(渡辺議員) こういう状況ですから、民間、傷んでますんで、どうか、7億円の減収ではありますけども、期待できる予算編成を行っていただきたいという要望をしておきます。  最後に、コロナ感染症においてですけど、特別会計に影響がないのか伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) コロナ感染症における特別会計への影響についてでございますが、例えば下水道事業におきましては、現在のコロナ感染症の影響が拡大しつつある状況を勘案いたしまして、一定期間、使用料の改定は見送ることとしております。これによりまして、下水道事業の経営に影響が出てくる可能性がございますため、改定延期に伴う減収額につきましては一般会計からの繰り出しにより対応することとし、安定した経営の維持を図ることとしております。  また、駐車場事業におきましては、JR利用者等の減少に伴いまして、地下駐車場の使用料収入が減少してございますが、定期利用者の募集を再開するなど、利用者の回復につながる取組を進めることとしております。  また、国民健康保険事業、介護保険事業等の保険料を財源として運営している特別会計におきましては、コロナ感染症の影響による保険料の減免というものを行っておりますが、これにつきましては、全額、国からの補填措置がございますため、財政運営に大きく影響を及ぼすことはないものと考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) ちょっと併せて伺いますけど、下水道の使用料というのは飲食店とか宿泊業が閉まってたんで、収入に影響はなかったのかということと、国保、介護については、診療控えとか介護事業控えということが叫ばれてましたけど、影響がなかったのか伺います。 ○(岩﨑議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 下水道事業の使用料収入についてのお尋ねでございます。本年4月、5月の下水道使用料等の調定額につきましては、一般家庭が対前年比で10%近くの伸びを示したのに対しまして、5月から7月にかけましては、大きな落ち込みが見られたところでございます。しかしながら、現在は、11月末時点では営業とか工場といった部門につきましても、経済活動関係、こういったものにつきまして、対前年同月比で90%以上となるなど回復傾向にございます。下水道使用料等の調定額全体の累計でも、前年とほぼ同程度の状況となっております。先行きが不透明な状況ではございますが、令和2年度の決算時点では前年度並みの下水道使用料等の調定額が維持できるものと見込んでおり、コロナ感染症拡大による経済活動の停滞による収入源の影響は少ないものと考えております。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 国民健康保険事業の支出におけます診察控えの影響についてでございます。本年4月、5月の医療給付費につきましては前年と比べて約1億7,000万円減少しておるところでございまして、9月時点におきましても約1億9,500万円減少しているところでございますが、療養給付費の財源となります県の保険給付費等交付金が同程度削減されるということでございますので、収支決算に与える影響についてはないものと考えております。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 続きまして、介護事業の御利用といったことでございますけれども、介護の給付費のほうで見てみますと、昨年同月と比較いたしまして、4月、5月では前年比0.3%の伸び、そして6月以降は約1%から3%の伸びとなっておりまして、介護給付費の推移を見る限りではコロナによる影響は現状のところはないものというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 渡辺議員。 ○(渡辺議員) 安心したっていう感じがしますね。よくテレビで病院が倒産するんじゃないかとか、診療控え、介護控えがあるんじゃないかというお話が出るんですけど、米子市では顕著にそういうことは見られないということだと思います。  下水道について、今後、コロナが収まったら、巣籠もりした分が伸びて、経済の落ちたっていうの、そういうのあるんですけども、家庭使用料はそんな減ってくるかもしれません、水道も一緒なんですけども。そこは注視しながらいく可能性があるなと。経済状況が元に返らない可能性もありますんで、どうかお願いして、質問を終わりたいと思います。 ○(岩﨑議長) 次に、稲田議員。                 〔稲田議員質問席へ〕 ○(稲田議員) 会派蒼生会の稲田清です。市長の出馬表明が午前中、最初にございましたが、そのことに触れたいのもやまやまですが、今回用意した原稿がかなりボリュームがあるもんですから、もし最後に時間があれば、質問と織り交ぜて、私も何か伝えたいこと、質問したいことを入れるかもしれませんので、よろしくお願いします。じゃあ、通告に従いまして2点、教育について、福祉についてを質問してまいります。  最初に、教育についてでございます。つい先ほどの渡辺議員と重なる部分があるかもしれませんが、御容赦ください。  まず最初に、学校施設の在り方についてでございます。学校施設の在り方を考えていく前提として、出生数の動向がかなり私、気にしておりますものですから、まず、切っても切り離せない関係であると思いますので、令和2年度の出生数の、現時点で構いませんのでお聞かせいただきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 令和2年度の出生数ということでございます。令和2年4月から10月末までの本市の出生数は700人でございまして、前年同期の出生数は774人と承知しております。なお、令和元年度1年間の出生数は1,246人と承知しております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) すみません、マスクを外させていただきます。  これ、数字に関することですので、事前に1,200という部分は、御無理を言って用意していただきましたので、伺っておったものですから、手元でも計算させていただきました。単純に7か月で700人ですから、1か月当たり100人というペースで、前年の同期に、同じ区間で比べたら74人減る傾向ですし、手元で計算させていただきました。平成27年度から1年ごとに前年と比べますと減少する人数が71、29、64、32、47と、増減を繰り返すんですけれども、その5年の平均値が48.6人。いわゆるトリム平均っていいまして、最大値と最小値を取り除いた数で、令和元年度を最後とする5年間、それから令和2年度は推計値ですけど、その5年間でそれぞれトリム平均を取っても、47.7とか48.6とかでございます。48から50ぐらいは、手元の数字を拾っただけですけれども、減る傾向はほぼ明らかかなと思います。したがって、2年間であれば100人ぐらいのペースということで、誤解を恐れずに言わせていただければ、小規模な学校が1つ分ぐらいの人数がなくなっていくというペースでございます。ただ、地域による偏在ですね、それから社会増減がこれから起きてきますので、一概には言えないです。ですが、出生ベースでいうと年間50人ぐらい減る傾向に入ってしまったという言い方になるでしょうか。この想定の蓋然性が高いほどより課題認識を強く持つ必要があると思っての質問でございます。  それを踏まえてですが、先ほども渡辺議員も触れられましたが、令和3年2月に策定された学校施設の個別施設計画である米子市学校施設の長寿命化計画の進捗状況をお尋ねいたします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 個別施設計画の進捗状況についてでございます。本市におきましては、米子市公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画である米子市学校施設の長寿命化計画につきまして、令和2年3月に策定したところでございます。今年度につきましては、啓成小学校校舎等の整備に係る実施設計業務を行っておりまして、今後も各年度ごとに優先順位等を勘案しながら計画を進めていきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 一つは啓成小学校を示されたわけですが、深掘りする前に、手元にもあるんですが、校長会ですね、小学校校長会、中学校校長会から要望というものが毎年出されておりまして、そこにもこれに関することが触れられておるのですが、この校長会からの要望についてはどのように対処されているのかをお尋ねいたします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 小中学校長会の要望への対応についてでございます。小中学校長会からはこれまで様々な要望をいただいているところでございます。要望に対しましては、例えば令和元年度には普通教室への空調設備設置を完了しておりまして、本年度につきましては、ICT環境整備といたしまして、ネットワーク環境及び児童生徒1人1台端末整備など、GIGAスクール構想の実現に向けた整備を進めるなど、学習環境の改善に努めておるところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 要は校長会からの要望で、これまでも一番はエアコン設置だったと、過去の話ですけれども。伊木市長のこの4年間の中でエアコン設置に踏み切って、それが終わったということで、一つ、大仕事が終わられてるだと思いますし、GIGAスクール構想も、また後で触れますけど、令和5年度までの端末配備というのが令和3年度の頭から行けるということで、2年間縮まると……、どうしましょうかね、いいですか。 ○(岩﨑議長) ちょっと止めてもらえますか。  暫時休憩いたします。                 午後2時04分 休憩                 午後2時08分 再開 ○(岩﨑議長) 休憩前に引き続き、会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたします。  稲田議員。 ○(稲田議員) 今の御答弁は、エアコンなり、GIGAのことがあったんですけれども、それ以外としては老朽化してる施設のことも指摘というか、要望されているわけですね。一段戻りまして、長寿命化計画にも、個別に154の施設に整理をされて、市内の小中学校ですね、校舎とか特別教室棟とか、A、B、C、D、Aはおおむね良好、Bは部分的に劣化、Cは広範囲に劣化、Dは早急に対応する必要があると、4段階に評価されております。そのうち気になるのは、D判定となっている老朽化してる部分ですね、ここの箇所への対応がどうなっているのかをお聞かせください。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 学校施設の老朽化への対応についてでございます。本市の個別施設計画の中で、各学校の建物の屋上や外壁等の劣化状況をA、B、C、Dの4段階で評価しており、最も劣化が進んでいるものをD評価としているところでございます。その評価も勘案し、本市におきましては、就将小学校などの大規模な改修を実施するとともに、児童生徒の安全に関わるもの、学習に影響を及ぼすものを最優先とし、対応してるところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 先ほどの答弁とその前の答弁で、要は啓成小学校、それから就将小学校と、具体名は上がってるんですけど、この長寿命化計画にはほかにもいっぱいあるんですね。そこはどう対処されていくのか。大型改修をしていく、修繕していく学校を決めていったところで、要は取りこぼしが起きるんじゃないかという懸念をしております。今後、啓成小、就将小でない、以外のところの個別にはどのように対応されている計画であるのかをお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 老朽化への対応についてでございますが、大型案件が先行される様子がうかがえるとの指摘がございます。令和元年度の実績といたしまして、就将小学校の大規模な改修と併せまして、老朽化が進行し、早急に個別の対応が必要と判断した別の小学校の外壁や、また別の小学校の屋上防水などについて、改修工事を実施してきたところでございます。本年も同様に、今後も各学校の建物の外壁や屋上等の劣化状況も踏まえながら大規模な改修を実施するとともに、老朽化が進行し、早急に個別の対応が必要と思われる外壁や屋上防水などの改修工事も併せて実施していきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 答弁は理解はするんですけど、具体的なのが上がってきてないんですね。Dで、何とか中学校とかいって書いてあるわけですよ。そこを触れられない理由が私には理解ができないんですが、したがって、重ねての質問になります。大型案件が優先される、先行されることは、これは理解しますが、A、B、C、Dで、先ほどのDですね、これが時間が経過すると、今はない区分ですが、仮にEなんかができてしまって、さらに早急に対応が必要ということで、ただ単に時間軸がずれていくだけで、先送りとも取られかねないようなことが続くんではないかという懸念がございますが、そういったものの対応はどのように考えておられるのか、もう先ほどの答弁の域を出ないのか、そこは重ねて追及で質問いたします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 先ほどの答弁と重ねてというところにもなるかもしれませんけれども、外壁の工事といたしますと彦名小学校、屋上防水となりますと福米東小学校について改修工事を実施してきたところでございます。引き続きではございますが、そういった外壁や屋上等の劣化状況も踏まえながら、改修工事も併せて実施していきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 聞き方が悪いようで申し訳ございませんが、このDになっているところですね、一覧で出して、それぞれどうなりますかと聞けばよかったのかなと今、反省をしております。またどこかの機会でDとうたってあるところがどうしていくのかっていうのを、これはやっぱり早急に対応する必要があると明記されていて、果たしてこのままでいいのかと。年度と言えば昨年度末ですが、今年の3月に策定されて、発表もされてますので、どうされるのかなと。というのは、これが安全対策に今度、係ってくると思うんです。改修する云々が要は児童生徒や近隣住民の方への安全という部分に係ってきますんで、安全対策は次の項でも入れておりますけど、そこも私、重要視しておりますので、ぜひともまたちょっと次の機会ですが、聞かせてください。  進みます。今度は、冒頭で出生数の減少の話をさせてもらいました。出生数の減少が各、特に小学校の入学する児童の数と直結しにくい、要は地域によって偏在しておりますし、社会増、社会減、要は転校ですね、転入、転校があった場合にはまた変わってくるので、ただ、やはりこの出生数が1,400、1,300、1,200、今、それを切る流れになって、もう見えてきてますね。児童生徒数の減少による統廃合の計画、さっき渡辺議員も触れられておられましたが、その両方ですね、建物は劣化していく、子どもの数は減っていく、その両方を誰がどのように対処して、個別管理計画をまとめていくのか、そのことをお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 個別の施設計画と統廃合、学校の適正化の在り方、この計画をどのように対応していくかというお尋ねでございます。まず、個別の施設計画におきましては、学校施設設備の基本的な方針を内容として2つ示しております。1つ目は、学校施設の長寿命化計画の基本方針で、先ほど議員が御質問になった内容、我々が御答弁申し上げた内容でございます。これは、老朽化した学校施設につきまして、建築年数の経過年数等による総合的な視点から優先順位を決定して、順次行っておると先ほど御答弁申し上げたところですけれども、もう一つ、2点目ですけれども、学校施設の規模・配置計画等の基本方針も示しておりまして、これは、児童生徒数の減少と学校の適正規模・適正配置、統廃合、そういったことを検討するときに、小学校においては、先ほど来、申し上げております、複式学級が予見される、そういったような場面になったときに優先的に検討するという方針でございますが、今の個別の施設計画の中に統廃合を含む内容も含んで位置づけておるといったところでございます。  これが両方動いていったときにどう対応していくかということについてですけれども、学校施設の長寿命化計画の基本方針による建物の更新を行う学校につきましては、そういった学校が複式学級になることが予見されるというようなことがあれば、学校施設の在り方も含めて、教育委員会として検討していくと、そういったことになるというふうに思っております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 答弁としては分かるんですけれども、時間がかかりそうだなという印象を受けました。時間をかけてやるべきものですから、特に先ほどの適正規模・適正配置で、もし地域の声を聞きながらということであれば、それは一足飛びにはできない、これはもう分かりました。ただ、出生数の減り方というのはもうデータ上、間違いなく先ほどのペースに近いもので表れると思います。加えて、老朽化が進んでいくという、この3つの要因を、これは誰がと聞いたので、教育長がだと私は思っておりますけれども、個別管理計画からの側面というよりも、第一義には教育の質の担保なんですけれども、やはりこの計画の早い実行と、先ほど渡辺議員も言われました、今後の方針をもう少し主体的な部分をびしっと分かるように、またどこかでお伝えください。今の時点ですと、先送りみたいなことが続くんじゃないかという懸念のほうが強いです。これははっきりお伝えしておきます。  質問は次です。次の安全のところに入れようかと思ったんですが、まだ学校の施設にも関わることなので、ここで聞かせてもらいますと、建物が中心なんですけれども、敷地内には樹木が、どの学校も木がないところはないと思いますので、その樹木の繁茂の仕方ですね、気になっております。特に電線と同じぐらいの高さ、あるいはそれ以上まで伸びてしまってる状況を私、目にして心配しておりますが、樹木の剪定基準があるのかをお尋ねしておきます。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 学校の樹木の剪定についてでございます。本市におきまして、学校の樹木に対し明確な剪定基準は設けておりませんが、隣接地などへの影響を及ぼす場合や学習に影響がある場合には、各学校予算の中で、各学校が必要に応じて剪定を行っているところでございます。また、巨木になった樹木の剪定や松くい虫等の病害虫による樹木の伐採など、各学校での対応が難しい、比較的高額な場合や突発的な事案につきましては、教育委員会において対応しているところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 明確な基準がないということなんですが、先ほどの個別管理計画に戻ると、建物が大体四、五十年たっているものが多いということは、必然的に樹木もその頃、植樹してるものが多いと思いますので、木の年齢も四、五十歳になっていると。どっかで成長が止まることなく、多分、木はぐんぐん伸びていきますので、高いものだと校舎の高さぐらいまでいってる木もあるし、それ以上の木も、私も多分、記憶の中では見たものがあります。この樹木の剪定状況を私、総点検実施すべきだと考えますが、お考えを聞かせてください。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 学校における樹木の総点検をすべきとの御提案をいただきました。先ほどの御答弁と重なるかもしれませんけれども、学校と教育委員会とで協力しながら、児童生徒の安全・安心を確保し、一定程度、樹木についての管理ができていることから、市内小学校及び中学校一斉に実施するなど、改めて総点検することは現在のところ考えておりません。今後も、樹木の管理も含め、児童生徒の教育環境をしっかり整えてまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 私、すぐ伐採してくれと言ったわけじゃなくて、点検をしてくれと言ったんですが、ということは、現状は十分、電線に引っかかったりとかしてないとかっていうふうに捉えていいんでしょうかと。要は逆説的に捉えさせてもらったら、管理が行き届いていると認識してよいのか。仮に電線を折損、電線の折損ですから切断してしまうとか電線にもたれかかるとか、そういう状況ですが、それが起きないという認識でいらっしゃるのか、これが1つ目。それから、ちょっと点検をお願いして否定されるとなると、私も何かこの質問の意味が全くなくなるなと思います。市内の全ての、私、学校を歩いてみたわけではありませんが、数校は歩いてみました。木の中に線が走ってるという、要するに木と電線が一緒になっちゃってるような部分もあるんですね。これ、災害のときにそれが倒れて、線が切れました、電話通じません、電気通ってませんということが予見されると。これ、防災安全の観点からも私、重要な事柄と考えておりますが、この2つについてちょっと明確な答弁をお願いいたします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 電線より高い樹木があればいかがするかというような御質問いただきました。小中学校におきまして、樹木が倒壊し、電線を破損させるようなことは児童生徒の安心・安全の観点から当然あってはならないことと考えております。一部の電線等を引いておられる関係事業者様からは巡回して、電線に触れそうな樹木の把握に努めていただいてるようですので、あくまで教育委員会や学校が主体的になりながらも、そういった情報も生かしつつ、電線等を引いている関係事業者と協議の上、必要な場合は対応して、児童生徒の教育環境をしっかり整えてまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 半分は理解できるんですが、要は、一点欠けてる視点がありまして、大きくなったことを前提に聞いてるんです。本当言うと、大きくなる前に切ってほしいんですよ。まず、それが一つです。それ、基準がないから、この木は何メートルで切りましょうって決めづらいし、それは低い木ばっかりだと、それは見栄えもいろいろあるでしょうから、これは分かりますが、もう電線にかかるまでいって、事業者がこれ危ないですよ、じゃあ切りましょうというのは事後的対応で、事前に対応すべきなんです。本当はそこが言いたいんです。ただ、それをし出すと、本当に予算かかって、校舎そのものにクラックがあるだとかD判定のところの予算も食ってしまうからそこは言わなかったんですけど、その姿勢を私は是とはしません。点検されたらどうですか、これ。その前の答弁にあった、学校予算の範囲内でやるとおっしゃってるから、学校長が樹木を先に切りに行くかというのはちょっと、これ、考えづらくて、やっぱりコンクリートが剥がれてる、どうこう、教育委員会もちょっと来年度に回すぞ、じゃあ、自費でやるかみたいなことが現実起きてるんじゃないでしょうか。そこは十分、私よりも分かってらっしゃると思うんですよね。それで事業者に云々って、学校の敷地で今後危険が迫ってるの、点検してくれっていうの、それほどしない理由はあるっていうことですね、再度追及です。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 各学校におけます樹木の在り方についての御質問をいただきました。樹木と申しましても、それなりの学校の意味があっての樹木を植えられたというふうにも思っております。必要な伐採は今後とも予算の中で剪定なりもやってまいりたいと思っておりますので、そこら辺り、御理解賜りたいと思います。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) いやいや、私が最終的に理解云々じゃなくて、要は危険じゃないですかということを、点検してもらうのがなぜ駄目なのか、ちょっと私は理解できません。ちょっと検討してください。教育長、どうですか。同じ見解ですか、教育長。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 先ほども答弁したとおり、まず、子どもたちに悪影響があるというのはあってはいけない、これもう間違いなく思っておりますし、それから学校の木によって市民生活に悪影響与える、こういったことも当然あってはいけないというふうに思います。議員が言われる木の中を電線が通っているっていうようなのは、米子市内以外にもいろんなところでそういった光景っていうの見かけます。ケヤキとかが大きくなっていて、その周りを切って、その間を、もうちょっとどの線か分かりませんけど、通っているような場面、たくさん見かけます。先ほど答弁申し上げたように、そういった事業者の方がそういったことも気をつけていらっしゃるようですけれども、これは業者に任せればいいということではないと思いますので、学校側にもそういった危険はないのかと、これは確認をしてみたいと思います。議員の言われる点検というのと少し違うかもしれません。校長のほうにこういった問題があるようだったら速やかに教育委員会に知らせてくれと、そういったことは行いたいと思います。点検とも言えるかもしれませんけども、早急に対応していきたいと思います。調査していきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) ぜひよろしくお願いします。これ私がやればいいんであれば私がやるかもしれませんけど、ここで写真出して、こんだけ駄目だなんていう例を出すの、これちょっと議員がするよりも協力関係者やってください。お願いします。  頑張って続けますが、次の学校の安全対策について伺います。原子力災害の一時集結所となっております住吉小学校は、バスの進入や駐車に課題があり、これに対し、令和元年12月議会で防災安全監が教育委員会等と協議している旨を答弁されておられましたと。その後の進捗状況をお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 住吉小学校の安全対策に係る進捗状況についてでございます。令和元年12月議会定例会におきまして答弁以降の進捗状況につきましては、学校を所管いたします教育委員会と防災安全課や道路整備課などの関係課並びに学校とともに協議を行ってきた結果、原子力災害時だけではなく、児童の安全・安心の観点からも学校敷地内のバス進入路及び複数台のバス駐車場の確保は必要であると認識してるとこでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 認識を共有できまして、ありがとうございます。続けて、令和3年度予算編成の時期であると思いますので、具体的に今後どういう検討がなされていく、あるいはどういった計画を基に予算計上に臨まれていくのかをお尋ねしておきます。 ○(岩﨑議長) 松田教育委員会事務局長。 ○(松田教育委員会事務局長) 学校の安全対策に係る予算編成についてでございます。住吉小学校の整備におきまして、令和3年度に向けましては、学校敷地内へのバス進入路及び駐車場の整備等について事業化を考えているところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 分かりました。この小学校は、原子力災害が起きたときには一時集結所になると。同じ地区で住吉公民館、それから後藤ヶ丘中学校というのもありますが、その3つとも全部バスが横づけできない状況で、人口は密集しているということになります。一たび災害が起きたら、原子力災害に限らずですけれども、かなり人が密集する。車両も密集する。人災が起きる何かを誘発しかねないような私、懸念をしておりまして、1年前か、お尋ねさせていただきまして、前進したことを大いに評価したいと思います。  質問としては、次ですね、学校教育及び運営の在り方についてに移ります。コミュニティ・スクールの導入に向けての進捗状況お尋ねします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) コミュニティ・スクール導入に向けての状況についてのお尋ねでございます。昨年の12月に米子市版コミュニティ・スクール推進協議会を立ち上げまして、これまで計4回開催し、米子市の実態に即したコミュニティ・スクールの在り方、導入や運用に関することについて協議を進めてまいりました。あわせまして、推進協議会の委員さん以外の地域の方々からも機会を設けて意見を伺っております。これらの中で浮かび上がってきた課題をモデル校実施を行いながら解決していかなければならないというふうに考えております。学校へ公募を行いましたところ希望する学校が数校ございましたので、次回の推進協議会の中でモデル実施をする学校を決定していきたいと、このように考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) コミュニティ・スクールが実施に向けて動いていることは数年前から把握はしておりましたが、いよいよ始まるんだなということなんですが、令和3年度からそのモデル校が指定されるものであろうと思いますが、具体的にどういった動き、要はコミュニティ・スクールはこういったことやっていきますよというものが、想定される部分でお聞かせいただける範囲で構いませんのでお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 令和3年度以降の具体的な取組についてのお尋ねでございます。先ほど申し上げましたように、モデル校が決定した後、3年度を待つことなく決定すれば速やかに次の動きにしていきたいというふうに思っておりますけれども、そこら辺を併せてお話をしたいと思います。  まず、モデル実施をされる学校の関係者の皆様にこのコミュニティ・スクールがどういうものであるかというのを丁寧に説明していきたいと思います。一部皆さん言葉は大分なじんでこられた方もあるんですが、中身がなかなか分かっていただいてない。これ私どもの責任でもあるわけですけれども、そういったことを十分に周知していきたいというふうに思います。あと先ほど申し上げました推進協議会とか地域の方々から課題ですとか御意見たくさん頂戴しておりますので、こういったものをモデル実施校でどういうふうにすれば解決していくかということを確認しながら進めていくということになります。そのモデル校だけではまた周知が進みませんので、周りの校長ですとか、地域の方々、違う校区の方にもそういったモデル校の進捗状況をお話ししながら徐々に米子市全体に考え方を伝えてまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。
    ○(稲田議員) いみじくも今、教育長言われた中で、まさにそのとおりだの部分がありまして、私が地域で出席したある会議で、後中校区ネットというんですけど、各中学校長、小学校長お二人、PTA会長が3人、6人ですね、それから青少年育成の代表されてる方、それから交通安全指導、地域の安全・安心見守りの方、それから公民館長さんとかがあって、そのような方が集まって、要はコミュニティ・スクールに多分参加する人たちかなと思ったんですが、その中で、つい3か月ぐらい前ですよ、コミュニティ・スクールの話が出たときにコミュニティ・スクールを知っていたのは4人で、学校長さん3人と残り1人は私だったということで、あらっと思って、これはこれは早くいいものであれば事前にどんどん広めるような、あるいは理解してもらうような活動始めないと、急にこれ、上からやれというものではないですけれど、結果的にそうなってしまうと地域で受け入れられ難いものになりかねないので、まさに教育長が言われた部分が既に顕在化している、あるいはしつつありますので、対応のほどよろしくお願いします。  次です。学校現場の働き方改革についてという視点で、また3つ連続してお尋ねします。1つ目が留守番電話対応が始まっております。保護者が学校に夕方以降電話するときの対応が留守番電話になっていること、それから2つ目、休日の部活動の指導を地域で行っていることについて、それから3つ目、コロナ禍の下、改めて気づかされた点があると思いますので、それぞれお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 学校の運営について3点お尋ねがございました。まず留守番電話導入のことですけれども、これは教員の働き方改革を進めるということもありますし、その中で子どもたちに充実した指導を行いたいという思いで、本年の10月1日から全ての小中学校において運用を開始したところでございます。留守番電話対応になると保護者の方が学校に連絡を取られたいときどうすればいいのかということはございますが、これは米子市役所のほうにかけていただくようにしておりまして、そこから学校教育課の指導主事に連絡が行き、そこから当該校の管理職に連絡が行く、そういった体制を整えております。混乱があるのではないかと心配しておりましたけれども、導入直後の1週間ぐらいは1日に一、二件程度、そして2か月で全部で10件程度のお尋ねがあったというやな状況でございます。現在、学校のほうに聞きますと、保護者や地域の方々に御理解や御協力をいただいておりまして、大きな問題もなく順調に進んでおると聞いておりますし、教職員からは電話対応業務が軽減されたことによりまして集中して業務に専念できると、そのような声も聞いておりまして、現時点ではおおむね好評であるというふうに考えております。今後も引き続き定期的に学校へ聞き取りを行いながら、必要に応じて見直し等も検討しながら、よりよい体制づくりを目指してまいりたいと考えております。  次に、休日の部活動の指導ということについてのお尋ねでございます。現在の状況申し上げますと、市内の中学校では、部活動指導員を6校6名、外部指導者を6校10名配置しております。令和元年度から新たに配置しました部活動指導員によりまして、生徒はより専門的な、そして効果的な指導を受けることができるようになっております。また、この部活動指導員というのは教員がいなくても単独で引率や指導ができますので、結果として教員がそこにいなくてもよいということで、これまで部活動に費やしていた多くの時間の一部を教材研究や教育相談などに充てることができるようになりまして、教員にとってもプラスというふうに聞いております。議員がお尋ねの休日の部活動の指導というのは、これ地域によっていろいろ状況も違いますので、まずはこのたびスポーツ庁のほうが出されました資料のほうを参考にして、本市にどのような形で導入できるのかしっかりと考えてまいりたいというふうに思います。  それからコロナの中で改めて気づいた点、非常にたくさんあるんですけれども、1点御紹介をさせていただこうかなと思いますが、新型コロナウイルス感染対策を行いながら学校運営行っているということ振り返ってみますと、大きなところでいえば運動会や体育祭、学習発表会や文化祭といったような学校行事の内容を精選したり、それから時間を短縮したりして実施してまいりました。これを実施するときに例年どおり開催してほしいとか、教育上効果が上がらないのではというような声が上がるんではないかなと少し心配をしておったんですけれども、逆に、児童生徒が前向きに取り組む姿や教職員の創意工夫で例年同様大変充実したものになったというような多くの声をお寄せいただいております。  振り返ってみてということですけれども、学校現場においては、私もその一人でしたけれども、どうしても一つの活動するときにほかのことも加えて成果が上げられないかな、もっとこんなふうに工夫すると子どもが成長するんじゃないかなとついつい欲張ってしまって、結果として少し時間がかかってしまったり、あまりに詰め込むために教職員とか一部の児童生徒が少し負担に感じるようなことももしかしたらあったんじゃないかなと、そのようなことを改めて感じております。  こうしたことに、今後、元の原点に立ち返りまして、各学校で育てたい子ども像、これをまず明確にする。そしてその学習を何の目標のためにやってるか、そこをしっかりとフォーカスして、その中で充実した対応にするよう、あれもこれもと入れないようしっかりと目標とタイアップした学習にしていく、そういったことが必要じゃないかなと感じているところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) それぞれ意見交換をしたいというか、深掘りしたい内容なんですが、今回働き方改革で伺って、これほど高らかに答弁が返ってきたのが初めてじゃないかなと思うぐらい、いや、進んだなと思います、本当に。  留守電対応も数年前、私も議会では言ったんですけど、全く、あんまり響かなかったのを記憶してるんですが、今回始まったということで、大いにこれは歓迎しておりますし、この質問に最初、至った経緯は、学校の先生の知人がおりまして、コロナで大変じゃないですかと言ったら、大変は大変、対応は大変だけども、元来教師はこうあるべきだが分かったと言うんです。えっ、それはどういうことと聞いたら、運動会の時間は取ってあるけど、教育課程にその準備とかは一切ないんだと。ですからあれこれ準備をしながら学校の授業の準備をしてという部分が全くないまま、我々はだから2倍、3倍時期として働かなきゃいけないと。そういうことから開放されたと。言葉いいかどうか分かりませんよ。本来あるべき姿が分かったというのは、かなり重大な気づきだったんだと思います。  私も一保護者として運動会、それから文化祭、合唱コンクール拝見させていただきました。特に合唱コンクールは、密を防ぐために1家庭2人まで、学年総入替えで、これまで比較的人数の多い小学校、中学校でいたもんですから、わさわさとか、がさがさとか、ちょっとあまりいい表現じゃないかもしれませんけど、物すごい人がたくさんいてうるさい中、あるいは騒然とした中、演目を見る、音楽を聴くだったんですけど、今年はしんと静かなまま、まさにこれが鑑賞なんだなということ初めて気づく機会も与えていただいたと思っております。どこにそのポイントを置くかというのはまたこれから変わるかもしれませんけど、コロナが全部悪いということはなく、これがまた何かのヒント、気づきになってますので、教育現場にはぜひ生かしてほしいと思います。  もっと話したいんですが、次に移ります。GIGAスクール構想についてですが、これ先議でも取り上げられておりますので、私としては絞って聞きます。まず、事情があって学校へ通えない児童生徒に対して自宅使用は可能であるとの見解が示されましたが、その場合、出席日数への算入はどういう扱いになるのかをお聞かせください。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 家庭でICT器具を使ったものが出席になるかということですけれども、本市が実施しておりますいい学び推進事業におきまして児童生徒が「すらら」を活用して学習した場合は、校長の判断で指導要録上、出席扱いとすることができる、そしてその成果を評価に反映させることができる、そういったことを学校のほうへ通知しております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 分かりました。次ですが、GIGAスクールの2つ目なんですけれども、導入までのロードマップも示されて、もう予算も全部そろったと思います。無事始まることを願うばかりですが、始まった以降、要は小1から小6、中1から中3、一斉に始まりますよね。ですから先生方も初めてですよね。もちろん子どもたちも初めてですけど、戸惑う部分もあるのかなと思いますが、これ致し方ない部分もあると思いますが、いずれどこかで内部でブラッシュアップしていくような仕組みですね、より活用深めていくような研究をしていく部署なり部門なりが今想定されているのかをお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) GIGAスクール構想、どこが中心になって進めていくのかというお尋ねです。今考えておりますのは、学校教育課の指導主事を中心に据えまして、効果的な活用について研究を深めていきたいというふうに思っておりますし、教職員にはこの学校教育課のほうから県の研修、市の研修等に参加していただくように声かけをしていく。そして教育総務課のほうにICT支援員が配置しておりますので、これらに機械の操作、そして学習内容の充実、この辺を一体的に進めていきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) これは4月以降始まって、現場の声やいろいろ私も調査させていただいて、また時期を見て質問したいと思います。文部科学省から各教科等の指導におけるICTの効果的な活用についてというのが出ておりまして、これ結構興味深い内容ですが、これを話すと時間がもうなくなりますので、一番最後のページですね、特別支援教育における1人1台端末の活用というのもあって、以前経済部長にも地域での産学官連携でありますよと言ってます。これなんか米子市でどんどん教育委員会と経済部というか、地元企業、鳥大医学部さんを含めてやっていただくと、すごい先進的な例があって、水平展開すれば全国までできるビジネスチャンスでもありますし、ビジネスばっかりが大事とは言いませんけど、それも包含してますので、教育委員会でこれちゃんと見られると思いますので、またさらなる展開を期待しております。  では、大要2に移ります。福祉についてでございます。  1、重層的支援体制整備事業についてを伺います。その重層的支援体制整備事業についての意義、事業内容及び事業に関する考え等をお聞かせください。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 重層的支援体制整備事業でございますけれども、これは令和3年4月に施行されます改正社会福祉法に新たに盛り込まれた事業でございます。複雑化、複合化いたしました支援ニーズに対応するために既存の相談支援などの取組を生かしながら従来の分野ごとの縦割りをなくして包括的な支援体制を構築するといった事業でございまして、相談支援、それから参加支援事業、地域づくり事業といった事業を一体的に実施するものでございます。  具体的に申し上げますと、まず相談支援でございますが、属性にかかわらず相談支援を実施いたします包括的相談支援事業と他機関協働事業と、それからアウトリーチなどを通じた継続的支援事業といったもので構成されております。また、次、参加支援事業でございますけれども、これは社会とのつながりの回復を支援する事業でございます。そして地域づくり事業でございますが、これは孤立を防いで多様な活躍の場を確保する事業でございます。本市におきましては、令和4年度から重層的支援体制整備事業を実施したいというふうに考えておりまして、来年度、令和3年度につきましては、その事業実施に向けた移行準備期間といたしまして、試行的に各事業を実施しながら支援関係機関や地域住民の皆様との意見交換を重ねまして具体的な内容を検討してまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 特に縦割りをなくすという言葉に私はびびっと響きましたので、ぜひよろしくお願いします。先ほどの答弁の中にもございましたアウトリーチ、これ訪問支援なんですけれども、そのアウトリーチについて具体的にはどのような動きを想定されているのかをお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) アウトリーチについてでございますが、ひきこもりなどによりまして社会との関係が困難になっておられる方に対しまして関係機関と連携をしながら御本人や御家族との信頼関係の構築に向けた丁寧な働きかけを行い、訪問面接や電話相談、また同行支援などを通じまして継続的に関わり、適切な支援を届けるといった事業でございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) これに関しては後ほどの不登校・ひきこもりの項でもまた再度触れさせていただきますので、質問は進めます。  3、不登校・ひきこもり対策について伺ってまいります。最初に、令和2年3月議会において、不登校対策事業について私が質問させていただきました。そのときの内容ですが、フリースクールに係る費用への助成を事業化することについてでしたが、そのお答えとしては、県の事業内容の詳細、県内の他の自治体の動向、通っている児童生徒及び保護者のニーズ等を把握し、その支援について考えてまいりたいというものでございましたが、改めて、今、令和3年度に向けた動きが検討されてる時期だと思いますので、令和3年度に向けて事業化する考えはないのかお尋ねいたします。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) フリースクールについての事業化についてどうかというお尋ねでございます。不登校児童生徒の中には現在フリースクールに通ったり、あるいは通学を検討したりする児童生徒がいることも認識をしております。教育委員会としましては、あくまで学校復帰を第一義とはしつつも、こうした児童生徒の学びの場の保障も大切であるというふうに考えておりまして、現在事業化に向けて考えているところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) ぜひとも推進していただくようお願いしておきます。ところでなんですが、この件に関して3月で聞いたときは、答弁された方がこちら側、福祉保健部、こども未来局長であったと記憶しておりますが、これが今、教育長が答弁いただいておりますが、ここに何か経緯があったと思いますので、そのことについてお尋ねしておきます。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) フリースクールに通う子どもたちというのは、不登校となった児童生徒であるというふうに思います。中学生であったり小学生であれば、フリースクールのほうにつないでいくのは学校のほうが身近であろうと。そういったことを福祉保健部のほうと相談をしまして、このたび教育委員会のほうで考えていこうというふうにしたところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 勝手な解釈ですが、一つの縦割りの排除であったではないかと。私は大いに歓迎いたします。やはり学校復帰が第一義と言われました。ということはやっぱり学校側、教育委員会、学校の先生がフォローしてあげるというか、フォローするほうが私はいいんじゃないか。ただ、学校があまり得意じゃない、苦手な児童生徒さんには無理にそこはというわけではないですけれども、やっぱり学校とつながってはいるよという部分を明確に示すのは、私は教育委員会がそれこそ第一義にやっていただきたいと思っております。  次ですが、これ確認のような質問でございますが、不登校の児童生徒について、義務教育期間は小学校及び中学校がその対応しているわけですけれども、中学校卒業後、言い換えれば高校進学はしたけれども、そこから不登校あるいは中退となって、あるいはひきこもりになってしまうというようなことが、これ現実として起こっておりますが、誰がどのように支援していくのか改めて確認としてお尋ねいたします。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) 不登校の生徒さんの中学校卒業後の支援ということでございます。中学校の在校時から不登校であった生徒さんにつきましては、保護者の方、それから学校などからこども相談課、障がい者支援課など関係部署が情報提供受けまして、引き続き御本人や御家族の支援を行っているところでございます。  また、中学校を卒業して進路が未決定の生徒さんや高校を中退で退学された方の情報についても鳥取県のいじめ不登校総合対策センターのほうで情報集約されまして、市町村やハートフルスペース、若者サポートステーションなどの支援機関に対して情報提供や支援の連携を行うことになっておりまして、御本人及び御家族に対する相談支援ですとか、必要に応じて福祉サービスの提供などを行うこととしております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 分かりました。要は各機関はあるんですよ。ないわけじゃないです。ただ、そこにつながっていくまでがなかなか私、距離があるんではないかなと常々思っているわけです。  質問を続けます。そこに先ほどのアウトリーチが登場してもらえれば私はいいんじゃないかと思っておりまして、アウトリーチですよ、急がれる事業だと思っておりますと。先ほども聞いて、重ねてとなりますが、令和3年度の準備期間は、具体的にどういった人であったり団体によってその準備が行われていくのかをお尋ねいたします。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 令和3年度でございますけれども、試行的にひきこもりの状況にある方やその御家族の相談支援に関わっておられます支援団体のほうに御協力をいただきながら、県ですとか市、また先ほど局長が答弁で申し上げましたような支援機関の方々との連携を図りまして、家庭訪問を中心とした丁寧な働きかけを行ってまいりたいと考えております。そして、併せまして研修などを実施いたしますことによりまして支援者の育成を図ることで支援の充実に努めてまいりたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 最初は手探りかもしれませんけれども、これ必ず効果が現れる事業だと私は思っております。一つ前の湯澤局長が言われた機関というのは、正直申し上げて、別に局長に責任があるわけじゃないですよ、なじみがないというか、薄い部分があって、歯が痛ければ歯医者さんに行けばいいし、ちょっと視力だったら眼科さんにとか、おなかが痛ければ内科かなとか、要は何か異常があればどこかに助け、あるいは医療機関行くんですけど、いわゆるひきこもり、不登校、ちょっと学校が敬遠ぎみだな、そして要は高校の世代なんだけれども、学校へ行かなくなったときに果たしてどこに行くのかなと。私も先ほどの中でハートフルスペースは行かせていただきましたけど、あそこに私、不登校なんですという方がピンポンと押して、普通の民家みたいな造りですから、行くとはまず考えにくいと。やっぱり誰かの紹介、つながりがあってのことだと思うんですね。そのときにやっぱり、ああ、この人にこう聞いたから行ってみよう。その人が多分随行番されると思いますので、だったら行こう。どんどんハードルが下がるんですね。やっぱり社会とのつながりが希薄になりがちな人なので、そこにやっぱりインターネットの情報とか、紙の情報とか、ここはやっぱり人だと思うんです。ということで先ほど部長も言われておりましたので、研修等々もあるということですから、ぜひいいものをつくり上げていただきたいと思います。  まだ話したいんですが、質問、次に移ります。米子市障がい福祉計画・米子市障がい児福祉計画についてを質問いたします。現在米子市障がい者計画等策定委員会が第2回目が終わって、この計画が議論されている最中ではございますが、ですので部分的に私のちょっと思ってるところだけをピックアップして質問したいと思います。障がいのある児童が地域の中で暮らすためには、保育所や学校においても障がい児を分けるのではなく、他の児童生徒と一緒に学び過ごす、要はインクルーシブと言いますが、包含するという意味ですけども、インクルーシブな保育所、幼稚園、小中学校になることが必要となると考えておりますが、本市における現状と認識をお尋ねいたします。 ○(岩﨑議長) 湯澤こども未来局長。 ○(湯澤こども未来局長) インクルーシブな保育施設、小中学校の現状と必要性への認識についてということでございます。障がいの有無にかかわらず全ての児童生徒さんが共に成長できるよう、障がいのある児童さんを包容したインクルーシブな社会を実現していくことは、共生社会の実現につながるものであると認識しておりまして、現在医療的なケアが必要な児童さんにつきましては2保育施設で受け入れているほか、障がいがあったり、発達に課題がある児童さんについても各保育施設に加配職員を配置しまして保育を行っているところでございます。  また、障がいのある児童さんの進学や進級時にその選択肢として、特別支援学校や特別支援学級だけでなく、普通学級での学びも含め児童生徒さん御本人の状態、御希望を踏まえ保護者の方とも御相談させていただき、適切な教育支援となるよう対応しているところでございます。その中で地域の学校を希望された場合には、他の児童生徒さんの障がいに対する理解を深め、障がいのある児童生徒さんが十分に教育を受けられるよう合理的配慮やその基礎となる環境整備に取り組んでいるところでございます。 ○(岩﨑議長) 稲田議員。 ○(稲田議員) 今、答弁いただきました。これ私、意外なことと思っていただければうれしいんですけど、この障がい者計画の案を障がいに造詣の深い、福祉に造詣の深い方にお伝えしたら、稲田さん、これぜひやってくれ。それはぜひやりますと。何を言われたかというと、これ本当にやると移住定住につながりますよと。米子というところは車社会だけれども、これから体育館も新しくなって、多分パラリンピックがあればパラスポーツも盛んになるだろうし、要はやっぱり障がいのある方はどうしても自動車での移動が多いと思います。電車、バスよりも自動車のほうが親和性が高いので、そういう方がどんどん都会から移住してくるようなところまで、本気でこれやったらなりますよと言われて、ああ、そうなんだなと思いました。委員会でそのような議論が出るかどうかは別として、やっぱり米子がこの福祉が、あるいは前段の教育がどんどん発展していけば、私そういう芽は存分にあると思っております。  そのようなことを踏まえて最後の質問ですが、福祉と教育の統合について改めて、教育長、コメントいただけないでしょうか。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 子どもたちの支援につきましては、これまでも申し上げておりますが、福祉保健部と教育委員会のほうで連携を進めてきております。今後、一層連携を深めながら子どもたちのために取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○(岩﨑議長) 暫時休憩いたします。                 午後3時00分 休憩                 午後3時14分 再開 ○(岩﨑議長) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたします。  次に、田村議員。                 〔田村議員質問席へ〕 ○(田村議員) 会派蒼生会、打って出る米子市を目指す田村謙介でございます。先ほどはフライングで議長に田村議員と言っていただいて、大変緊張しておったのがほぐれて話ができるかなと思っております。頑張りたいと思います。  本日は、米子市の観光振興について、そして米子城跡の復元とまちづくりについて・ボリューム5ということで、この2点をお尋ねをしてまいりたいと思います。  それでは、早速ですけれども、まず米子駅及び周辺の整備について、現在の状況についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 米子駅周辺の整備の現状でございますけども、まず自由通路ですが、本年8月にJR西日本と工事協定を締結いたしました。今年度は駅南広場側の基礎工事、これに着手しておりまして、令和3年度に現在のJR米子駅支社ビル解体後、北側から通路の工事に入る予定としております。新米子駅、こちらは9月に仮駅が開業いたしまして、令和5年の春の供用開始を目指しJR西日本が推進を図っております。駅北広場整備、これにつきましては現在基本計画を策定中でございまして、1月の議会の都市経済委員会で中間報告を行わせていただく予定としております。以上です。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) この質問、何で最初にしたかというと、やはり米子駅というのは観光の要、そこがスタートというところでありますが、そこの整備についてなかなか市民の方には伝わってないなというのが実感として分かりました。先日、米子駅のお別れイベントがあったんですが、報道を見て、そんなことがあったのという方が非常に多かったんです。私は営業最終日、そしてお別れイベント、両方行かせていただいたんですけれども、やはりこういった市民の関心事についてはもっと広報すべきだったんじゃないかなというふうに感じております。  その上でお尋ねしたいんですが、新駅ビルのいわゆる外観であるとかそういったものはあるんですけれども、駅ビル、いわゆる右側の何も意匠がはっきりしてない、あれがまだこの現在にもできてないというのはおかしいな、何でだろう、不思議に思っております。この辺りの理由をお尋ねします。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 新駅ビルにつきましては、自由通路及び新米子駅の供用開始と同じ令和5年春の開業を目指しJR西日本グループ社内におきまして調整をされておると聞いております。令和2年度中には公表したい旨をJRのほうからは現在伺っているという状況でございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。この駅ビルなんですが、今のお話だとJRさんが、JRさんがということなんですが、以前は鳥取県がとか、米子市がということで、共同で4階建てのビルあたりを建てようかみたいな話もありましたし、就任直後の伊木市長はプラネタリウムなんかどうだろうかというアイデアを披露され、平井鳥取県知事も非常に同意をされたというようなことがニュースとなり、市民としても皆さん喜ばれたということがございました。  しかしながら、それがなくなって、駅ビルよりもグルメプラザ側のほうが自由度が高い整備が可能であるというふうな見解に至ったわけなんですが、その方向性というのは現在どうなってるのか伺います。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) 今後のグルメプラザ等の方向性についてでございますが、米子駅周辺まちづくりプロジェクトにおきまして検討いたしました結果、グルメプラザ部分に民間投資による新たなにぎわい拠点を創出していくためには、やはり新駅からの人の動線、いわゆる流れを確保することが必要であるというふうに考えておりまして、そのグルメプラザと新駅の間にある既存のJR施設、現在仮設駅が入ってるところですけども、やはりここの部分を含めて整備する必要があるというふうに判断をしております。  ただ、このJR施設には運行に関わる機器が設置してございまして、この機器類の耐用年数が相当期間残っているという状況もございまして、この部分につきましてはJRとの調整が必要であるといったことが出てまいります。  そして現在グルメプラザの状況でございますけども、観光案内所も仮設で移ってきておりますが、全てのフロアがテナントで埋まっていると、全て埋まってるという状況もございます。そして現在のやはりコロナ禍の状況では民間の投資意欲というのはかなり下がってきているという状況にございまして、そういったもろもろの面を検討してグルメプラザにつきましては当面現状での運営を継続していきたいというふうに考えておりまして、今後の状況を見て必要な対応をしていきたいと考えとります。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よく分かりました。このグルメプラザはいいのですが、全体、駅前のロータリー部について再整備がなされるというようなことで、以前委員会で図面が示されました。私ぱっと見たときに、あれ、タクシー乗り場どこ行っちゃったんだろうというふうに思ったんですが、これがウォーカブル推進の観点でこういったものだというようなお話を聞き、おかしいなというふうに私自身は思ったんですが、この配置図というのは決定はいつなのか伺います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 駅前ロータリーの配置図につきましては、先ほど答弁いたしましたように駅前北広場につきまして、今現在基本計画を策定中でございます。本年度末の完成を予定しておりますけども、1月の都市経済委員会のほうで中間報告をさせていただき、令和3年度の早い時期に改めて基本計画の説明をまた都市経済委員会のほうに行わせていただく予定としております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。それでは、以前私がこの場で提案をした内容でありますけれども、平成27年の6月19日の議会におきまして、駅前のいわゆる信号機の配置、これ待つのが時間がかかるということで、駅前の交差点に対してスクランブル交差点を設置したらいかがでしょうかという旨の提案をさせていただきました。これにつきまして市の回答といたしましては、スクランブル交差点についてですが、歩行者が十字路の交差点で斜め向かい側に一度で道路を横断できるスクランブル交差点について、高齢者の方や身体に障がいをお持ちの方の負担軽減などのメリットや交通渋滞発生などのデメリットも踏まえながら警察と相談してみたいと考えておりますというような御答弁をいただきました。  その後、令和2年3月議会におきまして、同僚の門脇議員の質問に対し、伊木市長のほうから、現時点こうというところまではまだ考えておりませんが、割愛しまして、駅に向かってワシントンホテルプラザ側を歩いておりますと、あの駅前の交差点のところ、そのまま駅に向かって渡ってしまいますと、ぐっと左にずれて大回りをしてしまわないといけないという内容、そして駅前に行くと何とかそこからはストレートに行けると。これは歩いて周遊できるまち、つまりウォーカブルな都市づくりについて、駅前の中では非常にいわゆる弱点といいましょうか、課題となる配置だと思っておりますという旨の発言をいただいております。  いわゆる再整備が行われるこのタイミングで、本市としてもいよいよスクランブル交差点の配置、設置というものについては真剣に進んでいただきたい、そのように再提案させていただきますが、回答お願いします。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 米子駅から駅前通りへの交差点につきましては、現在は県警本部並びに米子警察署と協議を始めておりまして、交通量調査、これの解析結果を今待ってる段階でございまして、それをもって改めて協議を行うこととしております。  蛇足ではございますが、10月末だったと思いますけども、私、都市整備部長と八幡総合政策部長のほうで県警本部のほうには出向きまして、その辺の協議の協力というものも改めて要請をさせていただいております。以上でございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ということは本市としては、米子駅前はスクランブル交差点化するという方針であると、これ確認ですが伺います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 米子駅から駅前通り交差点につきましての形状につきましては、先ほども申し上げましたとおり現在県警本部と米子警察署と協議を始めておりまして、その中でどういう方法がいいのかということも含めて協議のほうをさせていただきたいという具合に考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。
    ○(田村議員) ぜひその実現に向かって御努力いただきたいというふうに思います。  次の項目行きます。米子駅というのは、鉄道産業文化遺産の塊だと私、思っておりまして、観光振興に非常に資する場所だというふうに感じております。同じようにこの鉄道を観光に生かすまちづくりというのは他市でもあるわけなんですが、その他市の動向について米子として調査されていますかどうか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 鉄道産業文化遺産を活用した観光振興の他市の動向ということでございます。現時点では他市状況についての把握は行っておりませんけれども、鉄道を観光資源としている都市につきましては本市の観光振興においても参考にすべき点があるものと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。以前この場でも御紹介しました福知山市、そして津山市などが参考になるというふうに思っております。これどういうことかというと、いわゆる城跡があって、城を復元した。そして転車台があって、それを観光活用してる、そういうところなんです。本市も同じ状況なんですが、これをまねとは言いませんけれども、参考として観光開発できないものでしょうか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 近隣市と同等の整備ができないかということだと思います。津山市や福知山市におきましては、JRとの連携により使用されなくなった扇形車庫や転車台を利用し鉄道車両を展示することによって観光資源化しているということは、議員御指摘のとおりでございます。しかしながら、米子の場合ですと、JR米子駅構内にあります扇形車庫、転車台は、現在稼働中の現役施設でありますので、これらを観光展示用として利用することは困難であると伺っております。  その一方で、JRの企画として2015年から2019年まで継続的に、オプションとしてということではございますけども、扇形車庫、転車台の現地見学を組み込んだツアーを実施されたという例もあります。このツアーは、現在コロナウイルス感染症に配慮し休止となってはいるのですが、こうした見学ツアーとしての見せ方というのはJRの御協力もいただきながら検討できるのではないかと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひこのJRさんとは連絡を密にして、その機を捉えてやはりそういうことは引き続き訴えていただきたい。私も議員である限りはそれを言い続けたいと思っております。よろしくお願いします。  次、先日、米子駅のお別れイベントの中でJRから特急のヘッドマークなど、すごく貴重なものばかりなんですけど、私も鉄ちゃんですごく喜んでるわけなんですが、それが本市のものということで譲渡されました。これは非常に宝だと思っておりまして、今回の駅の整備事業、そういったものを市民に知っていただく、そういったパース図とともに展示したり、そういったことで関心持っていただくことはできるんじゃないかというふうに感じております。本市の見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) JRから頂いた寄贈品の活用についてということでございます。このたびJR西日本様から特急のヘッドマークや駅名標などの米子の鉄道にまつわる貴重な品々を多数御寄贈いただきました。こうした鉄道資料を活用して今後、資料の収蔵先でございます山陰歴史館において企画展や常設展示などを計画しているところでございます。ちょうど現在、米子駅南北自由通路等整備事業、あるいは駅舎の改修などの整備事業が進行しているところでございますので、こうした事業内容の説明と併せて鉄道資料を展示することで米子駅や米子市における鉄道の歴史などについて理解を深めていただく機会になればと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) この山陰歴史館に展示、企画展ということなんですが、私ちょっと違うと思います。これは企画展として、もちろんそれに資する展示物であるんですが、やはり米子市のものとしてもらった以上、そういったまちづくりの整備事業とともに、お金を取らずに市役所の市民ホールであるとか、そういったところで出すべきだ。これは要望しておきます。こういうお金を取るものではないというふうに思います。よろしくお願いします。  じゃ、次、行きます。以前、湊山公園に野外展示中のD51蒸気機関車、これが廃れておったということを御指摘させていただきました。平成18年から10年間放置状態にあるということを平成28年の本議会で訴えをさせていただきました。その後の対応を伺います。 ○(岩﨑議長) 隠樹都市整備部長。 ○(隠樹都市整備部長) 湊山公園のD51の再塗装につきましてですが、これにつきましては令和元年9月に再塗装を完了しております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 完了しておりますというよりも10年放置したということに対してどうなのかということも言っていただきたかったのと、他市では、例えば行政が税金で塗りました、そういうことではなくって、例えばまちづくりイベントとして、また観光イベントとして何々公園SL、いわゆるリフレッシュ大作戦であるとか、そういったことを銘打って、県外、全国から人が集まっとる、そういう状況を踏まえますと、やはり残念。こういったものについてはもっと市民の関心等高めて、やはり人が集う、そういった中で事業やっていただきたかったな、これは残念だなということは申したいいうふうに思っとります。  じゃ、次、このSLは、野ざらしじゃなく、本来あるべき車庫に収納すれば観光資源化、特に私は扇形車庫というものを名指しをして、ここに入れたらどうですかということを言っておりました。今の御回答だとまだ現役で扇形車庫を使ってるので無理っぽいなというのは分かるんですけれども、本市の見解を再度伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) SLの扇形車庫収納による観光資源化ということかと思います。先ほど申し上げましたように、確かに扇形車庫あるいは転車台というのは現役施設で、非常にそれを観光利用というのは難しいなということは伺っているのでございます。  そういう中で、この米子駅構内の扇形車庫に、では、今のSLを収納してということが可能かということは、やはり同様に難しい点はあろうかと思いますが、JRに対しましてまた御意見を伺ってみたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひこれも継続して問いかけをしていただきたいと思います。JRさんもやはり今、赤字が増えてということになってきますと、こういった旅客収入よりもそれ以外の収入源としては、こういったものも非常にお金になるんじゃないかというふうに私は感じておりますし、やはり行政の背中を押すといいましょうか、そういった御意見も必要なんじゃないか、そういったものが津山では成功してるんじゃないか、そういうふうに感じております。引き続きよろしくお願いします。  先ほど、この転車台、これは現役であるというお話ありました。それであるならばSLの運行というものに活用ができるわけであります。現在、SLやまぐち号というのは、この近く、JR西日本で走っておりまして、新山口と津和野間ということで走ってるんですが、なぜこの間走るのかといったら、この両駅に転車台があるからなんです。したがって、米子もいずれかの方向から走ってきたSLの転車が可能だということになりますと、こういった観光列車の運行も実際可能になってくるというふうに考えております。こういったものもSLの活用、そして地域振興、JR西日本の活性化、そういったこと踏まえて提案されたらどうかというふうに感じますが、本市の見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) JRと連携したSL企画列車の誘致ということだと思います。SL企画列車の誘致につきましては、まずはその実現可能性などについて様々な条件といいますか、そういったものがありますので、これはJRの意見を伺ってみたいと考えております。その後に必要に応じて関係機関等との協議を行っていきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひお願いをいたします。  次に移ります。今後、退役車両というのがどんどん出てくる予定になっております。皆さん御存じの特急やくも号、これ381系電車というんですが、これが2年後には退役予定になっております。あと現在普通電車として使われている115系電車、これも退役予定が近い。そしてオレンジ色というんですか、赤い40系ディーゼル客車、あと機関車のDD51、DE10なんて、こういった退役が本当に間近に迫ったようなのが米子駅うろうろしてるわけなんですけれども、こういったものが保存活用できるはずだというふうに感じております。これも退役後にはただ後藤工場で潰すんじゃなく、保存のほうに考えてもらえないか、そういった交渉すべきだというふうに感じております。見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) JRの退役車両の保存活用についてでございます。議員御指摘のとおり、退役車両、例えば特急やくもの新型車両更新後の旧車両といったものについては、鉄道資料として観光資源となり得る可能性はあるというふうに考えております。  しかしながら、保存活用に当たりましては、設置場所をどこにするのかとか、費用面、管理面等でクリアすべき課題もございますため、まずはJRの御意向、御意見も伺いながら保存活用の方法等について研究していきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) こちらもどうぞよろしくお願いをいたします。参考としてお話しさせていただくと、JR九州の門司港駅というところに昔のいわゆる退役車両の先頭部分、これを切った、カットしたものがずらっと並んでおる、非常にスペース的にも狭い範囲で多くの電車が並んでるというような光景もございます。こういったことも一つ参考としながら、やはり見てもらえる素材がそこにあるということを分かっていただきたい、そういうふうに感じております。ぜひよろしくお願いをいたします。  じゃ、次、参ります。以前、この場で彫刻ロードの利活用ということをお話をさせていただきました。この彫刻ロード、現在の状況を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 彫刻ロードの現状についてでございます。彫刻ロードにつきましては、米子彫刻ネットワークと共同によりまして2か月に1回程度清掃活動を実施し、除草やごみ拾いなど彫刻ロードの環境美化に努めているほか、米子市美術館のミュージアムスクールとして美術館学芸員によります作品解説を交えて毎年米子彫刻ロードの探検ツアーを実施しているところでございます。そして、昨年度には米子野外彫刻マップのリニューアルとともに民間企業との共催によりますまち歩き企画や彫刻シンポジウム参加作家によるギャラリートークなどを開催し、多くの方に親しんでいただいたところでございます。また、米子のまちナイトウォークツアーを実施いたしまして、その際に彫刻ロードもライトアップし、参加者は市内各所で行われておりましたライトアップイベントのポイントを経由して、加茂川広場で行われた野外映画祭ナイトシアターin城下町までのまち歩きを楽しんでいただくなど、Yonagoヒカリマチプロジェクトの一環として彫刻ロードを活用したイベントの開催を行ってきているところでございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ありがとうございます。私がこれを最初に言ったのは平成27年6月19日ということになっておりまして、彫刻ロードの利活用訴えた際には、先ほどおっしゃっていただいたような内容を検討したいというような内容であったわけですので、実際に取り組んでいただいたいうことは非常にありがたいというふうに感じておりますし、私以外にも戸田議員なども同様の訴え、これを活性化して観光に役立てればどうかというようなお訴えもあります。こういったものを米子の宝だということを再度認識いただく、そういった施策をぜひ継続実施をしていただきたいというふうに感じております。  続きまして、この彫刻ロードなんですが、昨今、本市が進めておりますウォーカブル推進都市というんですか、これの事業路線から外れておるわけでございます。これおかしいなと。そういったいろんな要件はあったとは思いますけれども、既に歩きたい日本の道500選ですか、そういったものに選ばれてるこの彫刻ロードが歩きたい道の整備から外れてる。既存の整備は終わったという御意見もありますが、何で今回外れたのか、これの説明をお伺いします。 ○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。 ○(八幡総合政策部長) まず、いわゆる居心地がよく歩きたくなるまちづくりの観点から、この彫刻ロードを活用すべきだと、そういう御意見については、全くこれは同じ意見でございます。このたびなぜ指定路線から外れたのかということでございますけども、この今回指定をさせていただきましたいわゆるウォーカブル推進事業路線につきましては、新しい道路指定制度によりまして、いわゆる道路占用の緩和ですとか、美装化等々の道路の整備、それができる路線を基本としております。例えば道路上で商売がしやすいように歩行者の利便増進を図り、安全性や居心地がいい空間づくりができる、そういう路線を優先的に上げているものでございます。  彫刻ロードにつきましては、いわゆる遊歩道として整備、彫刻ロードとしては河川道なんですけども、整備しておりますけども、今後、関係課等の協議により、またそういう視点での再整備の必要等がありましたら、このウォーカブル推進事業、居心地がよく歩きたくなるまちなかの事業も含め様々な事業による整備というのは当然これから検討していきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よろしくお願いします。このウォーカブル推進の観点でロード活用という話の中で、ウォーカブル推進路線の全体図というのはございました。これがちょうど内町のポンプ場裏で途切れておりまして、かわまち整備をされる側、米子港側とつなげるべきだというふうに感じております。以前も同僚議員から同様の質問、御意見があったと思いますけれども、この点について本来だと、この彫刻ロードやり始めたときにはぐるっと回って、あそこももちろんつないで、また駅のほうに戻っていく、そういった計画であったように記憶をしております。その完遂、いわゆるミッシングリンクを解消するという観点でもそこの整備をするべきだというふうに感じておりますが、御意見を伺います。 ○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。 ○(八幡総合政策部長) ただいまの御質問で米子駅から、いわゆる彫刻ロードを通って、湊山公園の中海側を周遊して米子港に行くには、議員さんがおっしゃるとおり一旦県道に出る必要があって、非常に動線が悪いということは、私どもの部及び都市整備部においてもこれは非常に懸案課題であるなという認識をしているところでございます。そして、そこをスムーズに行くには、内町のポンプ場裏の護岸整備が、これが必要になってまいります。そういう観点も踏まえて、今回こういうまちづくりの全体像というのを出しましたので、今後これは都市整備部さんと一緒に国土交通省、積極的に協議をしていきたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 前向き答弁だったと思います。ぜひ検討、引き続きお願いをします。それで、平成27年6月と平成31年3月に2回御提案をしております彫刻ロードのライトアップ、これを申し上げております。それと案内看板の設置というものをお訴えをしております。いずれもちょっと前向き答弁というのはいただいておりませんが、やはり夜間も歩いていただける、イベントでは歩いていただいたみたいですけれども、恒常的に観光客の人に歩いてもらえる環境づくりというのは非常に大事だというふうに思いますし、例えば4色LEDなどで様々な光がライトアップされると、例えばやってるキャンペーンだったり、ピンクリボンデーだったりとか、そういったときにも色が変わる、そういったものをやるべきだというふうに再度お訴えをしたいと思います。この見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 彫刻ロードのライトアップと、それから案内看板の設置についてでございます。ライトアップにつきましては、令和元年度に米子のまちナイトウォークツアーを行った際に実証実験的に実施をしたものでございまして、このときは参加者から御好評をいただいたというところでございます。案内看板につきましては、市のホームページや彫刻マップなどで彫刻の詳細について情報発信をし、また広報よなごで定期的に彫刻の魅力を紹介しており、これらの情報はウェブ上で御覧いただくことができるようにしております。また、米子駅南北自由通路等整備事業における北広場の整備に併せて、米子駅から彫刻ロードへ誘導するための案内看板の設置や既存の案内板のリニューアルなども検討課題であると考えております。今後、彫刻ロードのウォーキングイベントなどを行う中で、議員御指摘の内容も踏まえながらどのような方法で情報発信するとさらに彫刻に愛着を持っていただけるかなど他市状況等も踏まえつつ実証実験なども行いながら調査研究していきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よろしくお願いします。この彫刻ロードのライトアップであるとか利活用については、私ももちろんなんですけれども、経済団体の方だったり、まちづくりの方からも同様の意見をいただいておりますし、例えばできるんだったらクラウドファンディングなども活用して市民も関われるような形の整備ができないか、そういった御意見もいただいております。本市で全部解決するということではなく、やはりそういったものもまちづくり団体の皆さんにぜひ投げかけていただいて、協働をされたらいかがかというふうに御提案をしておきます。  次、行きます。このかわまち整備というのが今、実行中であります。先ほど御案内があった彫刻ロードのスタート地点であるとか、あの辺り、これも以前申し上げておるんですが、ウッドデッキがありまして、そこなんかを再整備したらどうですかということを申し上げておったんですが、かわまち整備の一部に船着場が整備をされようとしております。そういったところの活用ということを考えると、例えば米子駅から歩いてかわまちエリアまで来た方が船でもう一回駅前まで戻ると、ウッドデッキまで戻る、その逆もある、そういったことは一つの観光に資するものだというふうに私は感じております。したがって、この米子駅前側の船着場、これの改修、ぜひすべきだというふうに感じておりますが、見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 新加茂川にございますコンベンションセンター横の既存の船着場の改修ということだと思います。これにつきましては米子港エリアで想定されます遊覧船発着場とつなぐことによりまして、かわまちエリアと米子駅エリア相互の観光客や市民の周遊の促進が期待できるものでございまして、御指摘のとおり彫刻ロードの活性化、ひいては米子駅前の観光コンテンツの一つになり得るものと考えております。船着場の改修等につきましては、これはかわまちエリアの整備後における遊覧船の運航形態、そういったものが明らかになった時点で必要に応じて検討していきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。じゃ、次です。いよいよそのかわまち整備は始まっておるというお話はさせてもらいました。今後、城下町への誘客にどのように連携させるのかということをお尋ねしたいと思いますが、このかわまち整備するに当たって、駐車場スペースだけではなく、大型バスも止まれるようにしたらどうかという提案に対し、転回場といいましょうか、乗降場としての整備を考えたいという旨の御答弁を平成31年3月にいただいております。この現状について伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) かわまち整備後の城下町への誘客ということでございます。米子港の旧米子港跡を親水護岸及び駐車場として整備し、米子駅エリアと城下町エリアをつなぐ結節点とすることで観光客や市民がこれまでのように商店街エリアや山陰歴史館方面からだけではなく、米子駅から米子彫刻ロード、米子城跡、湊山公園、米子港方面からといったように中海側から城下町を回遊するような観光ルートを構築し、滞在時間の延長や周遊性の向上を図っていきたいと考えております。また、この同地で計画しております駐車場を大型バスの乗降車場として活用し、城下町への送客を行うという仕組みを考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ありがとうございます。ぜひ活用していただきますように再度お願いしておきます。  続きまして、パース図というのがございました、このかわまち整備のですね。この中で便宜施設があったんですけれども、当初頂いておった図面と最近国交省か何か作ったきれいな図面と比べてみますと活用エリアが3分の1ぐらいに減ってるんですね、見比べたら。これ実際どうなんでしょうか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) かわまち計画に関しましてのパース図ということでございます。議員御指摘のパース図といいますのは、先ほどもおっしゃってましたけども、国交省が作ったものだということでございまして、これは公的に整備する部分を図示するために国交省が便宜的に作成されたものということでございます。かわまちづくり計画におきましては計画策定時からお示ししている図がございまして、それから活用の幅が小さくなったということではございません。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。  それでは、続きまして、加茂川イベント、名称が加茂川に戻ったということで、イベント、先日行われました。人出、内容等について伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 先般行われました秋の加茂川まつりの状況でございます。メイン会場の加茂川広場では、子ども万灯などのアトラクション、パネルディスカッション並びに飲食ブースの出店などがありまして、加茂川・中海遊覧船、ヨットやモーターボートによります中海のクルージング体験など加茂川、中海の水面を活用したアクティビティーも実施されたものでございます。加茂川エリア全体といたしましては、エリア内の様々な事業者の方に御協力、御協賛いただきまして、キーワードラリーというのをやりました。さらには夜間のライトアップ&カフェといったものが実施されたものでございます。  人出の状況でございますけども、正確な人数までは把握しておりませんが、メイン会場の加茂川広場では、飲食ブースや加茂川、中海の水面を活用したアクティビティーに大勢の方が参加していらっしゃった様子を見受けております。また、加茂川沿道も多くの歩行者でにぎわい、人通りが途切れることがなかったように見受けました。特に家族連れの姿が目につきまして、子どもから大人まで多くの人でにぎわったという状況だったと認識しております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 実施、運営していただいた市民団体、市民の皆様方には本当に感謝申し上げたいと思っておりますし、引き続きこのようなイベントが開催されるよう願っております。  続きまして、平成31年3月、そして令和元年6月に2度護岸敷のカフェ活用について御提案をしております。県有地でもございますし、なかなかハードルは高いんですが、県と相談してやっていきたい旨の御答弁をいただいとります。今回のイベントについてこういったものが開催された旨伺っておりますが、内容を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 加茂川護岸敷のカフェ活用の実施内容でございます。秋の加茂川まつりのイベントの一環といたしまして実施したものでございますが、民間団体の出店により加茂川広場でドリンク等を提供しまして、城下町や河川空間の雰囲気を感じながら飲食できるスペースを護岸部に設置したものでございます。今回はあくまで実験的な取組でございましたけれども、関係者や来場者からは非常に喜びの声をいただいたものでございます。こうした今回の取組を基に護岸敷の継続的な利用について考えていきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひお願いをいたします。そして、これも平成30年7月議会で護岸のライトアップ整備というのを申し上げております。かわまち整備と連携させるべきという内容でありました。これも以前、朝日町の、今照明がきれいになっておるんですけれども、あそこの整備も東館の整備と連動させたほうがよかったんじゃないかという旨、岡田議員から指摘があったと思います。私の今回のこれも同じでありまして、かわまち整備が一方でできるけれども、下町のほうには動線ができてない、そういったことならないように、あと4年ありますので、ライトアップ、これは整備させて進めるべきというふうに感じております。見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 加茂川護岸のライトアップの整備ということでございます。加茂川護岸のライトアップにつきましては、御指摘のとおり地域おこし協力隊や民間の方の御協力により以前から実施してきたものでございます。ほかのイベントとの関連や季節、その他の状況によりまして実施内容を少しずつ変えながら、ある意味柔軟性を強めにして対応してきたものでございます。また、先般開催されました秋の加茂川まつりのように新たな護岸活用の方法も見え始めてきたという面もございます。このように様々な利活用に資するよう加茂川のライトを設置することで、かわまちエリアや城下町エリアのまち歩きの新しいコンテンツづくりが期待できると考えております。このため整備につきましては、民間事業者との連携や、またニーズの捕捉に努めまして、設置方法や費用等を検討しながら考えていきたいと思います。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よろしくお願いします。  続きまして、平成30年、新たな観光拠点と私は感じておりますが、航空自衛隊美保基地南地区展示場、これの現在の状況を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 航空自衛隊美保基地南地区の飛行機の展示場の現状認識ということでございます。展示してあります飛行機につきましては、航空機ファンをはじめ多くの方に見ていただいておりまして、そのことによって航空自衛隊美保基地の歴史に触れていただける機会を提供できているのではないかというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) これのお願いを私、市長とさせていただいたということで、市長からは、航空産業遺産、米子に置いていただいてありがたいという旨の御答弁をいただいております。今回、人気のF-4EJファントムというものがやってまいりました。この追加展示については、私もお願いをしておりましたし、自衛隊のほうでもそういった退役機の利活用について様々内部協議があった旨伺っておりますが、今年の1月20日、鳥取県婦人防衛協力会の新年会で私と一緒に経済部長、総合政策部長ともに鳥取県の西部振興局長さんたちと頭を下げたということがございました、実際にやってまいりました。これについての感想、経済部長から伺います。 ○(岩﨑議長) 杉村経済部長。 ○(杉村経済部長) このたびYS11に加えまして、人気のF-4を展示していただくことに関しましては、航空機ファンをこの米子に引きつけていく新たな観光素材になるというふうに考えております。地元の声を受け止めていただいて、航空自衛隊美保基地のそういった御厚意に深く感謝をしとりますし、航空ファンなど交流人口の拡大に生かしていきたいと考えとります。 ○(岩﨑議長) 八幡総合政策部長。 ○(八幡総合政策部長) 私のほうは、同じ答弁になりますので、簡単でございますけども、美保基地のそういう地域振興に係る取組につきましては常に私は敬意を表しております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ありがとうございます。本当にそうなんですよね。この地域振興について、やはりそういった自衛隊さんが協力をいただいたということは、これは本当に重たいというふうに受け止めないといけないですし、いよいよこの周辺整備については本市も鳥取県と協議を本格化させるべきだというふうに感じております。この周辺整備の必要性、これについての認識を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) この飛行機展示場の周辺整備の必要性ということでございます。これはF-4EJがこのたび展示されるということになりますと、さらに今以上の多くの航空ファンの方が写真撮影等のために訪問されることが予想されます。そのため交通の安全面にも配慮しながら展示エリア周辺の県有地などを駐車場として利用できればというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。
    ○(田村議員) これについては引き続き私も県のほうとも協力したいと思いますし、県議会議員の皆さんとも協調してやっていきたいというふうに感じております。  続きまして、この場所ですね、もういよいよ観光地だというふうな認識を私は持っておるんですが、本市の観光マップ、観光関連配布物、ホームページなどへの追加記載を強く要望したいと思っております。内容、回答をお願いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 当該展示エリアの観光マップ等への掲載ということでございます。これにつきましては今の駐車場整備等の協議が進みまして、内容が確定した時点で検討したいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よろしくお願いいたします。  じゃ、次に、アジア博物館のことをお話ししたいと思います。このアジア博物館の近隣に間もなくレザー工芸ギャラリーがすばらしいのはできてるんですが、周辺整備について本市の認識を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) このアジア博物館周辺の整備状況ということでございますけども、御指摘のようにレザー工芸ギャラリーでございます本池美術館がオープンすることでアジア博物館との相乗効果による誘客が見込めるということが考えられると思います。このため両館におきまして駐車場の相互利用等での連携を検討しておられると、そういった状況だというふうに伺っております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) そのとおりなんですね。これはすごく大チャンスだというふうに思っておりまして、既に本市が寄贈を受けてアジア博物館に置いていただいてる井上コレクション、エミール・ガレとか、ドーム兄弟とか、非常に高価な価値のあるガラス工芸品、そして本市が生んだ写真作家、杵島隆さんの作品、これも本市は寄贈を受けております。それに本池さんの工芸ギャラリーということになると、非常に一大観光地になるんじゃないかというふうに感じております。これについての見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) このアジア博物館と本池美術館は、非常に近接したとこにありますので、一つの観光エリアとしての集客が期待できるということでございます。  今アジア博物館のほうでは、市で所有しておりますエミール・ガレ、ドーム兄弟のガラス製品等を展示に向けて準備を進めていただいているところでございます。  また、市で収蔵します杵島隆の作品などもございますけども、この写真につきましては、紙にプリントされた写真という特性がございますので、美術館の外で展示する場合には退色や劣化等を防ぐため遮光や温湿度管理など適切な展示環境が必要と考えております。そういった中で可能な2館連携とか、そういったことを進めていくと観光エリアとして活性化図っていけるんじゃないかというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。このアジア博物館については、私、非常にもったいないなと思っておりまして、これは431側が白い壁が長くつながってるということで、これは開削すべきだということを申し上げるために先般、同僚の渡辺議員と一緒にここを訪れ、管理人の方に申し上げたところ、それについては検討してると、検討させていただきたい旨の回答いただいてるということであります。あそこがもし開削して車の出入りができるようになったら、これこそまさに、例えば道の駅のような活用もできるでしょうし、非常に大きな観光エリアが誕生する、私は思っております。本市の見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) アジア博物館についてでございますけども、アジア博物館の海側の塀の開削につきましては、具体的な整備内容、整備時期等について正式なお話としてはまだ我々は伺っておりません。これにつきましてはアジア博物館の意向が最優先されると考えておりますので、まずは内容確認してみたいということがございます。  そして、道の駅というような活用でございますけども、道の駅化ということについては市としては現時点では考えておりませんが、先ほども話がありました本池美術館などもありますので、人が集まるような施設、仕組みづくり、そういったところで協力しながらそういうにぎわいをつくっていければというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) これもしそれがなれば、あそこがそういう整備ができれば、まさに地域の雇用創出であるとか経済的な面からもプラスでしょうし、そういったことからも市としてもただ一事業主がやってることだと考えるのではなく、やはり設置主であるダイニッカさんに同様の、ぜひお願いしたい旨の要望をするべきだ、私は感じております。見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) この件につきましては、今、局長がいろいろ申し上げたとおりであるんですけども、議員御指摘のとおり、このアジア博物館ともう一つ、これからできる本池美術館、こうした一つの観光スポットになり得る、そういった素材だというふうに思っておりますので、必要な要望というものについてはこのダイニッカさんに対してかけていきたい、そのように思っております。この点、ダイニッカさん、大変協力的でございますので、その点につきましては我々米子市としても責任持ってアイデアをつくって、その上でダイニッカさんに要望かけていきたい、そのように考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 市長、ありがとうございます。ぜひお願いをしたいと思います。本当に新しい観光地できる、今からちょっとわくわくしちゃようなお話でございました。ぜひともお願いしたいと思います。  じゃ、続きまして、最後に、米子城跡の復元とまちづくりについて・ボリューム5ということで質問をいたします。  湊山球場の閉場イベント、これについては私もしつこくしつこく、ああしたらいい、こうしたらいいということを申し上げておりました。総括を伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 湊山球場の閉場イベントの総括でございますけれども、御存じのとおり、この湊山球場は、昭和28年に建設が終わりまして、以来67年にわたってこの地域の野球活動、あるいはプロ野球、そして高校野球の決勝戦など様々な野球の大会が開かれてきたところでございます。この閉場イベントに当たりましては、長年こうした使用をしてきたこと、野球関係者の思いなども込めまして、ありがとう湊山球場というタイトルをつけて実施をいたしました。  9月21日でしたけれども、この日には地域の野球少年たちと、あるいは草野球やってらっしゃる選手の皆さん、還暦を迎えられた方や、あるいは古希を迎えられた方もいらっしゃいましたけども、こうした方々で交流試合をやっていただきましたし、また場内アナウンスですとか、サイレンですとか、あるいはスコアボードの活用など、往時をしのばせるようなこの湊山球場のしつらえというものを存分に使わせていただいたという状況がございます。参加者からは、とても満足したというふうにお声をいただきましたし、こういう形で最後を閉じることができたことをうれしく思うというような感想もいただきました。また、その日を前後しまして、9月20日から22日にかけましては、これは記念試合に支障のない範囲で一般開放を行いました。その中では、グラウンドはもちろんですけども、ダッグアウトですとか、バックネット裏、あるいはスタンドなど様々な角度から見ていただく、そういうような時間も取らせていただきました。  いずれにいたしましても、山陰の球史あるいは米子の歴史を物語る上でも重要な湊山球場の閉場をよい形で終えることができたというふうに考えておりますし、野球関係者の皆様の多大なる御理解と協力に改めて感謝を申し上げたい、そのように思います。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 閉場イベントしっかりやっていただいたということでございました。非常にありがたいと思います。  一つ漏れておりましたのが、9月19日に米子城シアターというのをやっていただいたんですね。いわゆる米子城の石垣に投影すると。これも要望しておったのもやっていただいたいうことでございます。非常にありがたいと思っております。  今回も工事が始まっちゃうとどんどん捨てていくということになるんですけれども、例えばバックネットだったりいろんなものの中に廃棄物の中に放出できるもの、無償提供したり、販売できたり、そういうものなかったのかなというふうに感じております。捨てるものとしては、砂というものを選手の皆さん持って帰ったらいかがですなんていうことも提案をしておりました。そういったものについて伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 湊山球場の残存物品等の取扱いについてということでございます。これはスコアボードなどの撤去に際しまして、学校名の書かれたスコアボード用の表示板、そういったものにつきましては希望のあった学校には無償提供いたしました。また、そうした学校名書いてあるもの、そのほかの表示板や得点板などにつきましては、山陰歴史館で保存しております。今後も湊山球場のあかしとなります貴重な歴史資料として保管、活用していきたいと考えております。また、議員から御提案のありました湊山球場の土でございます。希望者には持って帰っていただきまして、感謝の言葉をいただいたところでございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よかったです。うれしいと思います。  じゃ、次に、米子城整備基本計画に基づく進捗状況、これはいつも聞かせてもらってます。現状を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡整備基本計画の進捗状況についてでございます。平成31年3月に整備基本計画を策定して以降、年次的に整備を進めてきております。今年度は、湊山球場レフトスタンドの撤去やその部分に史跡等活用専用駐車場の整備、そして石垣や地形の調査、危険木の伐採などを実施し、おおむね順調に進捗しているものと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) では、既に終えられた試掘により内堀の位置が確定をしたわけなんですが、本発掘によって全体像が判明するのはいつ頃になるのか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 内堀についてでございます。内堀については、3塁側内野スタンド付近を中心に遺構が残っていると思われます。現在行っておりますレフトスタンドに続きまして、今後は3塁側の内野スタンドの撤去に着手することとしておりまして、撤去後に発掘調査を行い、その成果も踏まえながら整備、検討していくこととなります。今後、5年程度をめどに何らかの形で内堀の姿を表現したいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 枡形の隣に米子青年会議所さんの事務所がございます。私も17年前から国際交流事業のお手伝いということで年に1回必ず行かせていただいておりましたし、当時若かった国頭議員とか、最近だと奥岩議員とも一緒にあそこでいろんな国際交流事業についてさせていただいた、その思い出のある建物がいよいよ撤去ということになります。これについては、この米子青年会議所のOBの方というのは、本当に米子の経済の中心におられる方ばかりでございます。そういったことからも特に丁寧に現役の方含め説明すべきだと考えております。現状についてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子青年会議所への対応ということでございます。米子青年会議所に対しましては、理事長をはじめ役員の方々に米子城跡保存整備事業の趣旨、あるいは整備計画、スケジュールなどについて御説明をいたしまして、会員やOBの方々にお伝えいただいているところでございます。米子青年会議所の皆様に本市の取組について御理解、御協力をいただいていることに関しましては感謝申し上げますとともに、今後、円滑に事業を推進できますよう引き続き連携を密にし、取り組んでいきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) よろしくお願いをいたします。  次に、伺います。三の丸跡地の追加指定について、せんだって報道がなされました。これについての現状をお伺いいたします。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 三の丸跡地の追加指定についてでございますが、これは旧湊山球場敷地に当たる部分ですけども、ここの米子城跡三の丸部分につきましては、本年7月に国史跡の追加指定に係る意見具申を行いまして、先般、11月20日、国の文化審議会で答申が出されたところでございます。今後は、来年2月に予定されております官報告示をもちまして正式に史跡指定となるものと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 粛々とお願いしたいと思いますが、これについて例えば過去、市長選の争点とも言える、そういった土地の売買であるとか、そういったことも含む内容でありました。場合によってはかつて係争事案でもあった、そういったところでありまして、この説明についてはやはり丁寧にすべきではないかということは以前申し上げてたいうことでございます。この議会の説明について、どのような説明されたのか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 追加指定に関しまして議会への説明ということでございます。これにつきましては、今年の2月及び6月の都市経済委員会や9月の議会での市政概要報告など、適時に議会にも方針等をお伝えしながら事務を進めてきたところでございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) その地権者との交渉内容というのはどういうものだったのか、協力的だったのかどうなのか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 地権者の方との交渉内容ということでございます。土地の所有者の方につきましては、史跡米子城跡の重要性や価値あるいは追加指定の意義、今後の活用などについて御説明をし、御理解、御同意をいただいているところでございます。そうした上で追加指定に向けての事務手続を進めてきたところでございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。この市民合意というのについて私も以前からお話をさせていただいておったんですが、先ほどもちょっと触れましたが、市民の中には例えば地方議員が配布されてる政策チラシの内容について、こういった売買についての疑念を感じておられるような方もいる、少数ですけど、いらっしゃるというふうに私は認識をしております。こういった市民に対する合意形成についてどのように対応されているのか見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) やはりこの経過については、丁寧に説明をしていきたいというふうに思っております。この米子城跡三の丸部分につきましては、米蔵ですとか、家老の屋敷跡など当時の行政施設の中心があった場所とされておりまして、このたびの国史跡として追加指定されますことによりまして、その歴史的価値もより明確になっていくものと考えております。地権者の方々や市民の皆様の御理解と御協力に改めてこの場をお借りしまして感謝を申し上げたいというふうに思っております。  また、今後ですけれども、既存の指定地部分と併せまして引き続き米子城跡の価値や魅力を高めていくことができるよう、まずは整備を推進をしまして、そして様々なソフト事業も展開していくことを考えておりますし、またそうした場合にそのいろいろな機会を捉えまして進捗状況や、また将来像などお示しすることで市民の皆様の理解がさらに深まるよう取り組んでいきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 今、市長おっしゃっていただいた丁寧さといいましょうか、もうこれが本当に大事なことでありまして、様々な思いが交錯する場所でありますので、もう実際今のようにやっていただくと非常にありがたいですし、市民の方も納得いただけるのではないかいうふうに期待したいと思います。  続きまして、航空レーザー測量の実施状況について伺います。実施日、経費、そういったものについてお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の航空レーザー測量の実施状況についてでございます。これにつきましては5月末に入札により委託業者を決定いたしまして、事前の現地調査を経て、8月3日にヘリコプターによる航空レーザー計測を実施し、その後、再度の現地調査を行い、その結果を基に現在赤色立体図の作成、分析を進めているところでございます。これにかかりました経費は572万でございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。確認ですけれども、ヘリコプターなんですね。以前聞き取りのときにはセスナだったような話もありましたが。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 実施したのはヘリコプターでございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 今回の測量結果で何か新しく発見された遺構とか、そういったものはありましたでしょうか。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 今このレーザー測量の結果につきましては分析途中でございますが、現段階の赤色立体図から読み取れることといたしましては、これまでの現地調査では確認できていないくるわや水手ぐるわから深浦ぐるわへの、いわゆる中海側への城内道、城の中に通っております道など、さらに過去の崩落斜面が確認できるなど成果ございまして、今後の整備に資する資料収集ができていると考えております。さらに分析を進め、現地と対比しながら城跡の全体像の解明を進めていきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。できましたらそういったものもどんどん市民の方にお示しいただけたらありがたいなというふうに感じております。  この航空レーザー測量についてなんですが、昨今ドローンを使った詳細なもの、しかも安価にできるというものが多く紹介をされております。動画配信サイトなど見ますと、そういったものもあまたあります。お値段もこの572万ではない、もっと安いものがあったというふうに感じております。これについて、なぜこの決定をされたのかということをお伺いしたいと思います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 航空測量のドローンとヘリコプター、その他航空機ということにつきましては、それぞれどういうものを計測していくのかと、どういう状況でやるのかといったようなことによって一長一短あるというふうにも伺っております。そうした中で、今回は入札により業者を決定したものでございますけども、その仕様書の中では何で計測するのかというその手段については特に提示しておりませんでしたが、今回この米子城跡の場合ですと、エリアが非常に広範囲に及び、それを効率的、しかも確実に業務を遂行するということでヘリコプターを選択したものであるというふうに伺っております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ヘリコプターというのは、従来の手法であるということは私も認知しておりますし、いいんですけれども、やはりドローンというものが非常に活用され出してる中においては、今後こういったものが発生する際にはぜひ御検討いただきたい。それで市民の大切な税金が幾ばくか安く収まるのであればというふうな観点から、ぜひ検討いただきたいというふうに申し添えたいと思います。これは意見であります。  最後の項目になります。史跡内における便宜施設について認識をお伺いします。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 史跡内の便益施設についての認識でございます。米子城跡への理解を深め、安全、快適にその魅力に触れていただけるよう、史跡内における便益施設は整備可能な範囲で必要に応じて設置したいと考えております。整備基本計画におきましては、ベンチやあずまやなどの休息施設、トイレの適切な場所への設置、史跡等活用専用駐車場の設置、各種イベント等多目的な利活用に供する広場としての三の丸の整備などを検討することとしております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。津山城、先日行ってきたんですけれども、いわゆる敷地内、城内と隣接地含めて7つのトイレと観光案内所というのがありました。米子城跡の計画の中では、その個数的にはどうなんでしょうか。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の整備計画におけるトイレということでございます。米子城跡内のトイレにつきましては、三の丸広場及び二の丸への設置を検討しているところでございます。このトイレにつきましては、三の丸広場に設置するトイレにつきましては、簡易な史跡ガイダンスや観光案内を付加したものを設置するようなことも検討しております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。2か所という、ちょっとそれが多いか少ないかは別として、誘客においてトイレというのは非常に重要でして、例えば天守とか登城路途中、それら二の丸よりも上の部分に例えば景観にもなじむ、いわゆるやぐら形のトイレなどの設置というのは他市で見られるんですが、本市としては考えられないんでしょうか伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 三の丸広場ですとか二の丸辺りですとトイレの設置というのは、場所をいろいろ検討するにしても可能かとは思うんですけれども、天守台や二の丸から上の本丸の登城路付近、そういったところへの設置につきましては現時点では非常に困難であるというふうに考えております。これは遺構や景観等への影響、維持管理が確実にできるかどうかといったようなことが理由となりますが、ほかの城郭ですとか、あるいは山岳対応でどうされているかといったような状況も参考にしながら調査・研究してみたいと思います。
    ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひお願いします。以前、外国のお客さんを連れていったときにトイレにすぐ下りられて行方不明になっちゃって大騒ぎになった、そういうことを御紹介したと思います。やはり上のところにないと困られる方というのは多数いらっしゃると頭に置いていただいて、ぜひ御検討いただきたいと思います。  暫定駐車場の先行整備というのは、今始まっております。これ早い段階でもう既に観光地としての活用が米子城可能だというふうに感じますが、見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の暫定駐車場ということで、これは史跡等活用専用駐車場ということでございまして、今の湊山球場の跡地の部分でレフト側スタンドの辺りに今整備をしているちょうど途上でございます。来年の3月には供用開始の予定でございます。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 来年の3月供用開始ということですね。では、もうそこから正面切って入れると、そういう状態ができる。トイレは間に合いそうですか。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) トイレの設置は、これはちょっと若干時期がずれるように記憶しております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 分かりました。米子城を訪れていただいた方にお金を落としていってもらうということを考えるならば、やはり以前私もお話ししたと思います、米子城を冠した商品開発、これをぜひ進めていただきたいというふうに感じております。市が主導して地元業者に依頼すべきと考えますが、本市の見解を伺います。 ○(岩﨑議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城を冠した商品開発ということでございます。米子城関連の商品は、近年、観光協会やまちなか観光案内所など地元の様々な事業者の皆様の創意工夫による新商品の開発に取り組んでおられるものでございまして、バリエーションも豊富になってきております。最近では伝統的な米子城の銘菓といったものに加えて、米子城煎餅、米子城カレー、しろやまブレンドコーヒーなど米子城や城山を冠した商品も開発されております。また、絵はがきやペーパークラフト、しゃちほこの箸置き、手拭い、ポロシャツ、トートバッグ、コースター、ストラップなどのグッズの種類も増えてきております。こうした商品につきまして、基本的には民間の方々の主導でアイデアを出していただき作成、販売していただくものと考えておりますが、アイデアづくりに資する情報提供などは商工会議所などとも連携を図りながら市としても積極的に側面支援を図っていきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 田村議員。 ○(田村議員) 最後になりますが、本市が新しい、また来年更新される伊木体制、私は期待をしておりますけれども、その中で引き続き市民に寄り添って観光施策しっかりやっていただきますようお願いしまして質問を終わります。 ○(岩﨑議長) 次に、三鴨議員。                 〔三鴨議員質問席へ〕 ○(三鴨議員) 蒼生会、三鴨でございます。大要1点、本市の消費者行政について伺っていきたいと思います。  現在新型コロナウイルスの感染拡大によりまして、新しい生活様式による生活が社会に浸透しているところでございますが、それに伴いまして新型コロナウイルス感染症に便乗した特殊詐欺の被害が全国的に急増しているとのことでございます。  そこで初めに伺いたいと思いますが、このコロナ禍におきます本市の消費者相談の現状について伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 消費者相談の内容、傾向等についてのお尋ねでございます。昨年度末から今年度にかけまして新型コロナウイルス関連の相談につきましては、商品を発注したが、コロナ対応の関係で商品が届かないですとか、コロナで中止となったコンサートの返金について問合せをしたが、電話が通じないですとか、マスクの注文を承りましたという身に覚えのないメールが入ったなど多々相談を受けているところでございます。これらの相談も含めまして、相談内容の傾向といたしましては、架空請求、身に覚えのない請求など特殊詐欺に関する相談が多く寄せられております。また、年代的には高齢者からの相談が全体の4割を占めて、最も多い状況となってございます。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) 相談件数的にはどうなんでしょうかね。増加してるとか、そういった点を伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 相談件数についてのお尋ねでございます。新型コロナウイルス関連の相談件数につきましては、1月末から今10月末までの間で79件の相談を受けております。また、相談件数全体といたしましては、10月末現在で昨年と比べますと令和元年度が603件、本年度は574件と、若干減少はしている状況ではございますが、中身的には相談内容としましては年々複雑化、多様化しておりまして、引き続き情報の収集等、啓発が必要と考えております。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) そういった現状であるということなんですけれども、それでは、そのような現状に対しまして現在どのような対策を講じておられるのか、その点伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 現状に対する対策についてのお尋ねでございます。消費生活相談室におきます電話や面談による個別相談はもとよりでございますが、広報よなご、市ホームページを利用しました注意喚起のほか、県や県警との連携による情報共有を図りまして、緊急性の高い案件につきましては防災無線ですとかマスコミへの資料提供など適時の注意喚起に努めているところでございます。また、消費生活セミナーや街頭、ショッピングセンターでのチラシ配布等啓発活動を進めているところでございます。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) なかなかいまだコロナウイルスの終息が見えないという中で、不安に付け込んだ、あるいは支援制度の体制、この混乱に付け込んだ特殊詐欺の被害というのが本市において増えてきているんだということを確認させていただきました。防災無線の話もございましたけれども、重要なのはやっぱりスピードだと思います。今回会派要望でも上げさせていただきましたけども、引き続き時宜にかなった啓発に努めていただけたらというふうに思っております。  それでは、次に移りますけれども、本市の消費者相談の現状につきまして、年代的には高齢者からの相談が多いというふうに伺いました。そこで、福祉保健部と連携した高齢者の見守り体制の充実、これが重要ではないかというふうに思っております。この点どのような対策を講じておられるのか伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 見守り体制の充実についてのお尋ねでございます。高齢化社会の進展に伴いまして、消費者被害に遭う可能性の高い見守りを必要とされる方が増加する中、見守り体制の充実は重要と考えておりまして、福祉保健部の所管する例えば包括支援センターなど様々な資源を活用して消費者被害の防止に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) そういたしますと、福祉保健部のほうに伺いたいと思うんですけども、福祉保健部が所管する様々な資源、ネットワークとは具体的にどういうものなのか伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 福祉保健部が所管いたします具体的な対策ということでございますけれども、まず地域包括支援センターの役割といたしましては権利擁護がございます。日々の活動の中でケアマネジャーなどが高齢者の消費者被害に気づくよう運用しているといったところでございます。また、米子市社会福祉協議会では、独自事業といたしまして在宅福祉員によります見守り活動を行っておられるところでございます。このように家庭訪問を行うケアマネジャーなどが消費者被害により気づくことができるように、消費生活相談室と連携いたしまして研修等にも取り組んでいるところでございます。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) これまで権利擁護につきましては、成年後見制度の利用というのを訴えてまいりました。契約の事前、事後、代理人として全体を見渡せるということで訴えてきたんですけども、後見の人数が増えなかったりですとか、判断能力の有無の問題、あるいは手続の煩雑さ、こういったところがネックになってなかなか進んでいかないということでしたけれども、消費者被害となりますと、事後的に対応できたとしても被害それ自体の回復が難しいというところもあるかと思います。ですので重要なのは、契約の事前、入り口のところでいかにチェックできるのかというところだと思います。市民生活部さんがやっておられる啓発ですとか、あるいは私はこれ提案させていただくんですけど、福祉保健部さんが関わっておられる日常生活自立支援事業、こういったものをうまく活用して今後、高齢者の権利擁護として検討していく必要があるんじゃないかというふうに考えているんですけれども、この点見解を伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 景山福祉保健部長。 ○(景山福祉保健部長) 日常生活自立支援事業につきましては、契約によりまして金銭管理などの日常生活の支援を行う米子市社会福祉協議会の事業でございます。事業の性質上、消費者被害を認知しやすいものでございますので、本市といたしましても事業の活用を推進していきたいと考えております。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) お願いいたしておきたいと思います。  それから消費者教育についても伺ってみたいと思います。これは市民の皆さんに向けた消費者教育はもとより、これからの消費の基礎を築く時期の子どもたちへの啓発というのも重要じゃないかなというふうに思っております。そこで、本市の消費者教育の推進策について伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 本市の消費者教育の推進についてのお尋ねでございます。自立した消費者の育成を目指しまして、地域に出かけてふれあい説明会を実施しておりますほか、様々なテーマでの消費生活セミナーを実施しているところでございます。また、令和4年4月には成年年齢が18歳に引き下がる予定でございますので、低年齢層への啓発が重要と考えておりまして、昨年から小中学校向け出前消費者講座というのを実施しておりまして、この案内ですとか、チラシ配布など小中学校への働きかけを継続してまいりたいというふうに考えております。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) 教育委員会のほうに伺いたいと思いますけど、学校教育の現場ではどうでしょうか。 ○(岩﨑議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 学校現場での消費者教育の具体についてのお尋ねでございます。学校では、学習指導要領に基づきまして、小中学校の社会科や家庭科、特別の教科、道徳などの教科を中心に児童生徒の発達段階に応じて消費者教育を行っております。具体ということですので、2つほど紹介させていただきますと、今後想定される子どもたちの身近な消費活動であるインターネットを利用した買物につきまして、ワンクリックで容易に注文ができ、家に直接届くなどのよい点がある反面、実物を見て判断できないというようなことや詐欺や偽装の被害に遭うおそれがあることなどを学習しております。また、将来に向けての貯蓄や保険、クレジットの適切な利用などを理解しまして、収入と収支のバランスの取れた計画的な金銭管理について考えるような学習を進めております。このような消費に関する様々な事象や問題に触れながら基本的な考え方について理解しますとともに、今後、子どもたちが主体的に判断して責任を持って行動できる力を育んでいくといったところでございます。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) 今、市民生活部さん、福祉保健部さん、教育委員会さんと伺ってまいりましたけれども、本日一番伺いたい、今後の体制について伺いたいと思います。  昨年の12月定例会におきまして、県と市の消費生活センターの一元化について質問させていただきました。その際、機能の統合、一元化、これは難しいけれども、県、市の消費生活相談室の近接設置、これについては県と協議してみたいというふうな答弁をいただいております。そこで伺いますが、その後の県との協議の状況、また現在の状況について伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 私からお答えいたします。ちょうど1年前でしたでしょうか、議員のほうからそういうお話があって、たしか私が御答弁申し上げたように記憶しております。議員さんの御質問も一つのきっかけになりまして、改めて県・市の連携が可能な行政課題の一つということで、直ちにといいましょうか、県と協議をしております。  ただ、そのときもちょっと申し上げたと思うんですけど、実はこの消費生活センターの体制整備等、それから消費者関連法制の経過、これは話すと少し長くなるんで、そこは省略させていただきますが、実は少し経過がある話でございまして、そういった経過、それから現状の役割分担と、それから法制上の役割分担が必ずしも一致してないというような問題、それから具体的な問題としては、米子に消費生活センターの県の本部といいましょうか、本所があるというようなことで、実は米子の消費生活センターで県全体を所管しておられるというような問題、それから実際には今、県のほうは相談業務、業務の部分をNPO法人に委託しておられまして、県の職員が直接やってるわけではないといったような幾つかの課題が改めて浮かび上がってきました。こういったものを解決するとすると、当面可能なのは、今、議員のお話からもありましたとおり、やはり近接設置といいましょうか、県と市の機関をできるだけ近いところに、できれば同じスペースに一緒に入れるというようなことが最も当面の対策としては現実的じゃないかなというところまでは行ったんですけど、実は、じゃ、具体的に場所があるかという話になると、その場所の確保が難しいという次なる課題が明らかになってきた。結論から申し上げますと、そういった協議を重ねておりますが、この辺のことにつきましては場所の問題等々も含めて、役割分担の話も根底にありますけど、少し時間をかけてしっかり議論していこうということで継続協議してるということであります。以上です。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) 県のほうは、この点についてはどのような認識をお持ちなんでしょうか、その点伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) この件に関する県の認識についてでございますけれども、今般、改めて県の行革担当部署に認識を確認しましたところ、実現すれば住民サービスの向上につながるものであり、今後も市と連携しながら公共施設の再編等のタイミングを見ながら一緒に研究してみたいということでございました。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) 県と市が同じような認識を持っているということで確認させていただきましたけども、先ほど副市長からも答弁ありましたけども、これがやっぱり一番進まないのはスペースの問題なんですかね。課題はどこにあるんでしょう、その点伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 物理的なといいましょうか、一番分かりやすい話は場所の問題なんです。ただ、さっき少し経過もずっと申し上げましたが、その根底にある様々な整理しなければならない課題もあるという、これも事実であります。実際今、県はコンベンションセンターの中に入っておられる、御存じのとおりであります。そこを例えば出るというようなことも議論少ししてみたんですけど、そうするとそこ空いたとこどうするのかというような県側の問題も出てまいりますし、市が入るといっても、じゃあ、そのスペースがないといったような問題、そういうようなこともありますので、少しタイミングを見て、また検討していこうということにしてるということは御理解いただきたいと思います。以上です。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) そこで思うんですけれども、例えば行政がこれから担う消費者分野というのは、やはり市民生活部さんがされておられるような啓発部分とか、福祉保健部さんがされておられる予防チェック、それから教育委員会さんがされている教育、ここに力を注いでいくべきだと思うんです。法テラスもできて、いろんな民間の相談機関がある中で、事後的なところに行政の力を注ぐというのは、これから現実的ではないというふうに思っております。  そこで市長に伺いたいと思うんですけれども、今、県と市それぞれのセンターを近接設置ということで話が進んでいる、前提で話が進んでいますけれども、二重行政、私どう考えても二重行政だと思うんですけど、これの解消という点から考えますと施設の必置規定がある県が一元的に機能を担っていただいて、努力義務である市というのが相談室を廃止する、そういった選択肢もあり得るんじゃないかというふうに思っています。将来において想定される行政資源の先細り、これを念頭に今後の公公連携の在り方、このような大胆な発想というのが、役割分担というのが必要とされてくるんじゃないかというふうに思っているんですけど、市長の見解を伺いたいと思います。 ○(岩﨑議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 議員の御提案には合理性があるというふうに思っております。ただ、現時点におきましては、先ほど来答弁させていただいとりますように物理的な問題があったりだとか、あるいはお互いの制度上の存立基盤といいましょうか、そういった課題があるという話をさせていただきました。しかしながら、そうした御提案の方向性というものには合理性はあると思っておりますので、今後、例えば物理的に統合できそうな機会が来たらですとか、いろいろな条件を整えた上ではありますけれども、県と協議の上、こうした話を進めていきたいというふうに考えとります。 ○(岩﨑議長) 三鴨議員。 ○(三鴨議員) 分かりました。今回センターということで、前回と今回と絞ってさせていただいたんですけど、実はこういう施設というのがまだ県と市にはあると思ってまして、例えば男女共同参画センター、こういったのも機能統合していくということができるんじゃないかというふうに思っています。まだ精査していけば何か所か出てくるような気もするので、辻総務部長さん、ちょっと調査課で研究をしてみていただけたらというふうに思っています。というのがこれから少子高齢化が進んでいって、人的な資源というの限られる中で、本市におきましてもAI、RPAの活用ですとか、あるいは公民連携ですとかする中で、なかなか公公連携が進んでいかないというのは、やはりこの時代に逆行していくという方向だと思っております。具体的な一つの例としてこのセンターの例を挙げましたけれども、ほかにも同じような考え方で機能統合ができるような部分があるというふうに考えとりますので、私もちょっと探してみたいと思うんですけれども、また御提案等させていただきたいと思います。  ちょっとまだ声の調子が本調子じゃなくて、今日はすみませんでした。次回もさせていただこうと思いますので、よろしくお願いします。今回以上で終わります。 ○(岩﨑議長) 以上で本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明4日午前10時から会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  本日はこれをもって散会いたします。                午後4時45分 散会...