○(
渡辺議長) 次に、日程第3、議案第1号、
特別功労者及び功労者の表彰についてを議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、
矢倉議員の退席を求めます。
〔
矢倉議員退席〕
○(
渡辺議長)
提案理由の説明を求めます。
伊木市長。
○(
伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第1号につきまして御説明を申し上げます。
議案第1号、
特別功労者及び功労者の表彰については、
本市表彰条例の規定に該当されます
特別功労者1名及び功労者13名の方々を表彰申し上げることについて先議をお願いするものでございます。
特別功労者及び功労者として表彰申し上げる14名の方々は、いずれも各分野において多年にわたり
本市発展のため尽力され、その功績が顕著な方々でございます。その御芳名と御功績につきましては、お手元の議案書のとおりでございますので、御同意をお願いするものでございます。
○(
渡辺議長) これより本件に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、
委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) 御異議なしと認め、
委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり同意されました。
〔
矢倉議員着席〕
~~~~~~~~~~~~~~~
第4 議案第2
号~議案第44号
第5 報告第1号
○(
渡辺議長) 次に、日程第4、議案第2号から第44号までの43件並びに日程第5、報告第1号、以上44件を一括して議題といたします。
提案理由の説明及び報告を求めます。
伊木市長。
○(
伊木市長)(登壇) 本日、ここに令和2年度
一般会計当初予算を初め、関係諸議案の審議をお願いするに当たり、新年度における市政の基本的な方針と予算に関する総括的な説明を申し上げます。
本市を初めとする全国の自治体は、
人口減少、
少子高齢化の大きな波にさらされているほか、各地で相次いだ大規模な災害への対応、さらにはさまざまな世界情勢の変動による
地域経済への影響に直面しているところでございます。本市におきましても、これらの諸課題に正面から立ち向かい、その克服に全身全霊を傾けてまいりたいと考えております。
また、当初予算の編成に当たりましては、災害や経済の下振れリスクへの対策などが盛り込まれた国の
補正予算と連動して編成した令和元年度3月
補正予算に引き続き、13カ月予算として迅速かつきめ細やかに対応していくことといたしました。本年は、第4次
総合計画と
次期地方創生総合戦略を一体的に策定しました米子市
まちづくりビジョンが新たにスタートする年でもあります。本市の新たな将来像を実現するため、引き続き
財政基盤の確立と挑戦する米子市の両立を図り、
スピード感を持って、住んで楽しいまちの具現化に取り組んでまいりたいと考えております。
このような中で、市政運営における諸課題の解決に向けて、令和2年度は次に掲げる諸施策について重点的に取り組んでまいりたいと考えております。
まずは、経済の活性化でございます。
整備が完了いたします
米子インター周辺工業用地につきましては、
地域経済の活性化や若年層の人口流出などの諸課題への対応につなげるため、
企業誘致や
地元企業の増設拡大のための受け皿として、分譲促進を図ってまいります。
また、新たな
取り組みとして本地域の
再生可能エネルギーである太陽光及び
下水道内浜処理場の消化ガスを有効に活用して発電を行うとともに、公民館に蓄電池を設置して、災害時における避難所の非常用電源として活用するほか、平常時には充放電を制御することにより、
エネルギーの地産地消を図ることとします。
米子駅
南北自由通路等整備事業につきましては、令和2年度は引き続きJRへの
移転補償を実施するとともに、令和4年度末の
事業完了に向け、
自由通路の工事に着手します。あわせて整備を検討しております駅北広場につきましては、
基本計画を策定し、
交通結節機能の向上や安心・安全な
歩行者空間の創出による、居心地が良く歩きたくなるまちなかの実現に向けて取り組んでまいります。
角盤町エリアにつきましては、昨年、旧
米子髙島屋東館が
体験型複合施設にリニューアルオープンしましたが、今後も
地元商店街振興組合、
中心市街地活性化協議会等で構成する角盤町
中心市街地にぎわい創出プロジェクトにおいて、引き続き官民が力を合わせて地域の活性化に取り組んでいくこととしております。
農業の振興についてですが、本市の主要作物である白ネギ、ニンジン、ブロッコリー、柿、梨などについて、生産力の
維持向上を図り、産地としての競争力を高めるとともに、
地域特産品ブランド化を推進するため、農業者への支援を引き続き進めてまいります。また、
荒廃農地の解消についてですが、
農業基盤整備事業として
皆生地区の工事の完成や
富益地区の
事業計画の策定に取り組むほか、新たに
淀江地区での
事業実施に向けて地域の合意形成に取り組んでまいります。そのほか
稲吉地区の
梨団地整備事業、
彦名干拓地の
農地整備事業などを実施し、
荒廃農地の解消と新たな発生の抑制に取り組んでまいります。
観光振興につきましては、本年、
皆生温泉が開発100周年を迎えることから、海や砂浜を利用した
体験企画やイベント、
観光センター多目的ホールの改修、
皆生海浜公園の
トイレ整備、砂浜の
クリーンアップ等の事業を実施し、
皆生温泉へより一層の誘客を図ることとします。
インバウンド誘客対策としましては、鳥取県
西部圏域が一体となった組織である
大山山麓・
日野川流域観光推進協議会において、本年3月に開通する白砂青松の
弓ヶ浜サイクリングコースを活用した
観光プランや
インバウンドウエディング客をターゲットとした
周遊観光コースの造成、
周遊型定額タクシー運行実証事業を行うこととしております。また、昨年3月に策定しました中海・錦海かわ
まちづくり計画に基づき、令和5年度の完成を目指して米子港の
整備事業に着手いたします。
次に、歴史と文化に根差した
まちづくりの推進でございます。
米子城跡につきましては、湊山球場の
スタンド撤去の開始など、本格的に
三の丸広場の整備に着手するほか、危険性の高い石垣の保全に向けた調査や危険木の伐採などを行い、文化財の保護と来訪者の安全性、快適性の確保を図るとともに、今後の適切な保存、活用に資するため、遺構の
確認調査を進めてまいります。また、米子城の魅力を市内外に向けて発信する米子城・魅せる
プロジェクト事業として、城跡や城下町の魅力に触れていただく
市民参加型の
米子城フェスタや
ウオークイベント、石垣のライトアップなどを引き続き実施するほか、新たにお
城エキスポや
全国山城サミットに参加し、首都圏を初めとする全国に対してもその魅力を広く積極的に発信していきます。
文化芸術活動の振興につきましては、美術館では幅広い分野のすぐれた
芸術作品に触れていただけるよう、溝口町出身の
辻晉堂生誕110周年を記念した
特別企画展や
特別共催展「
フォーエバー現代美術館コレクション草間彌生展」などの
各種展覧会を開催することとしております。また、
ホール事業では、市民が広く芸術に触れる機会を提供するとともに、
地元出身アーティストや地域で活動する
アーティストの育成、支援に努めるほか、公会堂では
全国公開放送番組「新・BS日本のうた」の
公開収録を開催するなど、
芸術文化に触れる機会の確保を図っていくこととしております。
また、
淀江地区の
歴史文化を活用した地域の振興として、
伯耆古代の丘公園の
トイレ改修、遊具や
フリースペースの整備など、気軽に楽しめる
公園整備を進め、
伯耆古代の丘エリアの
にぎわいづくりに取り組んでまいります。
次に、高齢者、
子育て世帯など、人にやさしい
まちづくりの推進でございます。
公共交通の
利便性向上対策につきましては、
市民生活を支える移動手段として重要な役割を担う
公共交通の
維持確保のため、
学識経験者の意見を伺いながら市内の
公共交通体系を点検し、新たな
総合交通体系の構築に向けて調査・研究を実施するとともに、
中心市街地活性化や
介護予防にもつながる
取り組みとして、
公共交通の
利用支援を実施することとしております。また、住民などが主体となる
バス停留所の
環境整備への支援を実施することで、
地域福祉の向上や
バス待合環境の改善につなげてまいります。
高齢者の
外出支援につきましては、
バス定期券助成の拡大を行うとともに、
公共交通機関を利用した場合の
介護予防調査を実施いたします。また、
公共交通機関を利用して通学する高校生を対象とする
通学費用の助成を行うことで、就学期の子どもを抱える世帯の
経済的負担の軽減を図ることとしております。
子育て支援につきましては、子育てしやすい環境を提供するため、新たに
母子手帳アプリを導入するほか、産後の
初期段階の産後鬱の
予防対策等の充実を図るため、産後
ケア事業に係る利用料を無料化するとともに、基金を活用して出産や子育てに不安を抱える妊婦に対して、市外からの移住者も含めて
妊娠初期からの支援や生活に必要な
各種助成を行うこととしております。また、
乳幼児等に対するロタウイルスワクチンの
予防接種が法律で義務づけられたことから、新たに本年8月生まれの子どもからの
定期接種を実施するとともに、同学年全体で集団免疫をつけるため、
市単独事業として4月から7月生まれの子どもについても
ワクチン接種を実施いたします。
DV被害者支援対策につきましては、
女性相談員の増員を行い、
相談窓口のさらなる周知とあわせて、女性が相談しやすい
環境づくりを進めてまいります。
保育所の
待機児童対策につきましては、
保育士確保のための基準緩和や業務の
ICT化推進への支援を行うほか、
加配保育士の配置等が必要な
私立保育所等への支援を拡充し、受入態勢の整備を行うことで、
待機児童の解消に努めてまいります。
子育て施設の整備につきましては、
公立保育所未来構想に基づく統合園第1号として
淀江保育園、
宇田川保育園の統合建てかえ事業に着手するほか、子どもの健やかな成長のため、保育所での知育玩具などの整備を行うこととしております。
健康寿命の延伸につきましては、
永江地区で行っている
モデル事業の
事業成果を受けて、公民連携による
取り組みも生かしながらフレイルチェックを全市域に拡大して実施いたします。これにより
フレイル状態の進行抑制及び要
介護状態の発生防止に向けた実態把握が可能となるものと考えております。また、保健師を増員して新たに
フレイル予防の
啓発活動や健診等の受診勧奨などを行う
高齢者保健事業・
介護予防一体的実施事業に取り組むこととし、全中学校区に
地域担当の保健師を配置する新体制により、これらの
取り組みを進めることとします。
地域共生社会の実現に向けた
取り組みとして、地域における
包括的相談体制の構築と
課題解決力の強化を図るため、
モデル地区に対して
地域福祉コーディネーターが支援等を行う
取り組みをさらに強化するとともに、新たに
相談支援包括化推進員を配置し、複合的な課題等に対する
総合的支援体制の充実を図ることとしております。
次に、
広域連携による
まちづくりの推進でございます。
中海・宍道湖・
大山圏域市長会におきまして、第2期
地方版総合戦略を策定し、この圏域が日本海側の一大拠点となるよう、新たな台湾との交流、インドとの
経済交流による
人材確保、
インバウンド推進などに取り組むほか、
伯備新幹線や
米子境港間を結ぶ高
規格幹線道路など、圏域の
交通インフラの整備を促進するため、国や関係団体への働きかけを強化してまいります。
また、鳥取県
西部広域行政管理組合におきましては、消防や
不燃物処理などの
共同処理事務について引き続き円滑に実施するとともに、桜の苑の大
規模改修や浄化場の統合など、適切な
施設運営、管理に取り組んでまいります。
次に、
教育環境の整備でございます。
学校施設の整備につきましては、児童数の増加に伴う教室不足に対応するため、令和元年度に引き続き
福米西小学校の
校舎増築工事を実施いたします。また、
啓成小学校につきましては、本市で初めてとなる保育所との連携型による改築に向けて
実施設計に着手するとともに、
改築予定地の
埋蔵文化財調査を実施することとしております。そのほか
明道小学校の
外壁改修、
福生中学校の
渡り廊下改築などの
施設整備を実施するほか、学校の
バリアフリー化推進のため
住吉小学校体育館に
スロープ等を設置し、
児童生徒がより安全で安心して学べる
学習環境となるよう改善を図ってまいります。また、子どもの心身の健やかな成長を支えるため、子どもの体力、運動能力の向上を目指して小学校に運動遊具を整備いたします。
学力向上の
取り組みにつきましては、小学校においてつまずきが生じやすい小学3年生から新たに
学力調査を実施いたします。その結果を教員による指導方法の研究や授業改善、きめ細やかな児童への
学習支援などにつなげ、確かな学力の定着を図ってまいります。また、小中学校の
学校図書館司書の配置を充実し、
児童生徒の
読解力向上等を図る
取り組みを進めることとします。
障がいのある
子どもたちへの支援の強化につきましては、障がいのある
子どもたちが自立し、社会参加するために必要な力を培うことを目指して、小学校に加えて全中学校ににこにこ
サポート支援員の配置を拡充し、子ども一人一人の
教育的ニーズをより的確に把握した指導や生活や学習上の困難を克服するために必要な支援の充実を図ることとします。また、
医療的ケアを必要とする児童が安全に
学校生活を送れるよう、小学校に新たに看護師を配置し、受け入れの態勢を整備いたします。
食育の
取り組みとしましては、大山どりや
大山こむぎなどの
地元食材を使用した
学校給食を提供し、地域の食文化への関心や地産地消の推進を図ることとしております。
次に、防災・減災への
取り組みの推進についてです。
消防力の充実強化につきましては、老朽化した春日分団の
消防ポンプ自動車の更新など、設備面での強化を図るほか、令和2年度は本市が
消防庁主催の
全国少年消防クラブ交流大会の開催地となることから、これを契機に
消防団活動のさらなる
情報発信を行い、引き続き
消防団員の確保に努めてまいります。また、住民参加による各種避難訓練を実施することにより、避難指示発令時等における対応力の向上、さらには広域住民避難計画の実効性の向上に努めるほか、防災行政無線を補完する手段として防災ラジオを導入し、防災情報の伝達機能の強化を図ることといたします。また、災害時の
環境整備の一環として多くの避難者が想定される避難所について、マンホールトイレの整備を進めていくこととしております。
以上、重点的に取り組む諸施策について説明いたしましたが、そのほか令和2年度当初予算と施策のうち主なものについて説明をいたします。
まず、米子市
まちづくりビジョンの
取り組みについてですが、このビジョンの柱となる
基本構想部分については、今議会に上程をし、御審議いただくこととしておりますが、本市を取り巻く社会情勢や地域特性、諸課題を踏まえ、
人口減少社会にあっても多様な課題に的確に対応しつつ、本市のさらなる発展を遂げるよう
まちづくりを進めてまいります。
人口減少社会に対応したスマート自治体への
取り組みとしましては、提携業務の一部に
RPA、ロボティック・プロセス・オートメーションを導入し、事務の効率化や負担軽減を図ることとしております。また、全国でも最先端の
取り組みとなるスマート窓口システムの構築事業は、マイナンバーやAI等のICT技術を活用し、わかりやすく時間や手間のかからない窓口を構築することで、住民サービスの質の向上と行政の効率化を図る
取り組みであり、令和2年度は子育て分野からシステムの構築に着手することとしております。
マイナンバーカードの取得促進の
取り組みとしましては、市民の皆様のカード取得機会をふやすとともに、申請等にスムーズに対応するため、本年2月にマイナンバーカード特設ブースを開設したところですが、この特設ブースに加え、企業や地域の集まりなどで出張受付も行うこととしております。また、マイナンバーカードは令和3年3月から健康保険証として活用される予定となっていることから、事前登録やマイナポイント活用のためのID登録もあわせて特設ブースで行うこととしております。
ふるさと教育につきましては、郷土の先人を題材とした資料集の小学生への配付や地域の歴史を保存する記念誌編さんへの助成などのほか、若者の定住及び活力ある地域社会を担う人材の育成を図るため、新たに鳥取県立米子西高等学校が取り組む総合的な探求の時間において、地域に関するテーマや情報提供等の支援を行うこととしております。
スポーツの振興につきましては、本年、40回の記念大会を迎える全日本トライアスロン皆生大会の開催のほか、東京オリンピック・パラリンピックに関連した事前キャンプや地元選手への応援などに取り組むほか、スポーツ施設につきましては、淀江球場の改修に向けた設計業務に着手するとともに、鳥取県と連携した整備に向けて協議を進めている新たな総合体育館について、住民や利用者の代表、有識者の方々で構成する組織を立ち上げ、検討していくこととしております。米子市弓浜コミュニティー広場の整備につきましては、利用者の熱中症の防止、荒天時の退避及び更衣場所の確保等を目的として休憩施設の整備を行うこととしております。
空き家対策につきましては、新たに空き家の利活用に必要な改修費用を助成する制度を創設するとともに、引き続き倒壊等の危険性のある特定空き家を所有者がみずから除却する場合の支援事業を実施し、安心で安全な住環境の確保を図ってまいります。
道路網の整備につきましては、市道安倍三柳線改良事業において令和3年3月の供用開始に向けて、県道両三柳西福原線との交差点改良を行うほか、社会資本整備総合交付金等を活用して緊急度の高いものから幹線市道や生活道路の整備を計画的に実施することとしております。
生活排水対策の
取り組みにつきましては、ストックマネジメント計画に基づく汚水処理施設の計画的な改築更新とあわせて、本市における下水道整備の現状、各種汚水処理施設の有する特性、経済性等を総合的に勘案し、市街化区域を優先しながら、年間約60ヘクタールの公共下水道の新規整備を実施するとともに、公共下水道の早期整備が困難な地域では合併処理浄化槽の設置補助制度によって早期の概成を図ることで、持続的な汚水処理システムの構築を目指してまいります。
上水道事業につきましては、引き続き基幹管路更新事業、老朽管更新事業、国道431号の水管橋更新事業、各水源地
整備事業などを計画的に進めることとし、給水収益が減少傾向にある中で経営の健全性を確保しながら、より一層安全で良質な水の安定供給とあわせて、強靱で持続可能な水道事業を目指してまいります。
また、就労についてさまざまな困難や働きづらさを抱えている方に安定した雇用機会を設けることを目的として創設した特定業務職の職員につきましては、本年4月1日付で3名を採用する予定であり、これに伴うジョブコーチの養成や支援職員の配置など、就労支援策にも力を入れて取り組んでまいります。
以上、令和2年度の市政の方向と予算の概要について申し述べましたが、議員各位の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。
引き続きまして、先ほど総括的な御説明をいたしました議案第34号から議案第44号までの令和2年度
一般会計、特別会計及び企業会計の11議案を除く議案第2号から議案第33号までの32議案及び報告1件について御説明を申し上げます。
議案第2号は、令和元
年度米子市下水道事業会計の第2回の
補正予算でございまして、令和2年元旦に発生した皆生処理場送泥管事故に係る予算について、1月31日付で
専決処分を行いましたので、御報告するものでございます。
次に、議案第3号、米子市
情報公開条例及び米子市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定については、本市における公文書の公開及び個人情報の開示に関し、光ディスクに保存して交付する方法等を新たに導入するとともに、公文書の写しの交付を行う場合の費用について手数料として徴収する方式に見直しを行うものでございます。
次に、議案第4号、米子市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市が
個人番号を含む
特定個人情報を利用することができる事務等として、外国人に対する児童福祉法関係事務等を加えるものでございます。
次に、議案第5号、米子市
被災者住宅再建等の支援に関する条例の一部を改正する条例の制定については、被災した住宅に対する災害救助法に基づく応急修理の支援対象が拡大されたことにより、鳥取県
被災者住宅再建等支援条例が一部改正され、支援金の額について見直しが行われることに伴い、本市においても同様の見直しを行うものでございます。
次に、議案第6号、市長等の
損害賠償責任の一部の免責に関する条例の制定については、
地方自治法の一部改正により、地方公共団体は、市長や職員等の地方公共団体に対する
損害賠償責任について、その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、賠償責任額を限定して、それ以上の額を免責する旨を条例で定めることができることとされたことに伴い、本市における市長等の
損害賠償責任の一部の免責に関し、必要な事項を定めるものでございます。
次に、議案第7号、米子市職員の服務の宣誓に関する条例及び
米子市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例については、
会計年度任用職員制度の導入に伴い、
会計年度任用職員に係る服務の宣誓及び公務災害補償の補償基礎額について定めるものでございます。
次に、議案第8号、米子市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、
会計年度任用職員の給料について、一般職の職員に係る行政職給料表に加え、特定業務職給料表を適用するものでございます。
次に、議案第9号、米子市
印鑑条例の一部を改正する条例の制定については、印鑑登録に係る旧氏の取り扱いについて所要の整備を行うほか、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の趣旨を踏まえた所要の整備を行うものでございます。
次に、議案第10号、米子市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、国民健康保険法施行令の一部改正に伴う保険料の賦課限度額の引き上げ及び保険料の軽減対象世帯に係る所得判定基準の見直しを行うほか、資産割額の廃止とこれに伴う保険料の料率の改定等を行うものでございます。
次に、議案第11号、米子市
市税条例の一部を改正する条例の制定については、個人市民税の寄附金税額控除に係る控除対象特定非営利活動法人について、指定期間が満了した法人を控除対象から除外するものでございます。
次に、議案第12号、米子市
福祉基金条例の一部を改正する条例の制定については、米子市福祉基金を子どもの貧困対策として実施する施策に広く有効活用するための所要の改正を行うとともに、基金の名称を米子市ひまわり基金に改めるものでございます。
次に、議案第13号、米子市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、保育士が不足していることに鑑み、小規模保育事業所A型及び保育所型事業所内保育事業所における保育士の配置に関する基準を弾力的に適用することができるよう、所要の改正を行うものでございます。
次に、議案第14号、米子市
中小企業振興条例の制定については、中小企業者・小規模企業者が本市経済において果たす役割の重要性に鑑み、中小企業者・小規模企業者の振興に関する
取り組みの基本となる事項について定め、関係施策を総合的かつ計画的に推進することで、本市経済の活性化及び
市民生活の向上に寄与することを目的として制定するものでございます。
次に、議案第15号、
米子市営住宅条例の一部を改正する条例の制定については、民法の改正に伴い、市営住宅入居者の連帯保証人が保証する極度額を定めるとともに、子育て世代を市営住宅への優先入居の対象に加えるものでございます。
次に、議案第16号、米子市
企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、
会計年度任用職員制度の導入に伴い、
企業職員における
会計年度任用職員の給与の種類及び基準に関し、必要な事項を定めるものでございます。
次に、議案第17号、第4次米子市
総合計画の
基本構想の策定については、令和2年度から令和11年度までの10年間を計画期間とする第4次米子市
総合計画の
基本構想の策定について議決をお願いするものでございます。
次に、議案第18号、
事業委託契約の締結についての議決の一部変更については、市道安倍三柳線改良工事に伴うJR境線との立体交差箇所に係る工事について、
事業委託契約の締結について、議決の一部をお手元の議案書のとおり変更するものでございます。
次に、議案第19号、財産の処分については、
米子インター周辺工業用地整備事業により整備した土地の一部について、お手元の議案書のとおり売却するものでございます。
次に、議案第20号から議案第22号までの3議案は、いずれも権利の放棄についてでございまして、本市住宅新築資金または宅地取得資金を借り受けた債務者に対し、本市が有する債権について、お手元の議案書のとおり放棄しようとするものでございます。
次に、議案第23号は、米子市万能町駐車場、米子駅
前地下駐車場及び米子駅
前地下駐輪場の
指定管理者について、お手元の議案書のとおり指定するものでございます。
次に、議案第24号、市道の路線認定については、金友2号線ほか17路線を新たな市道として認定するものでございます。
次に、議案第25号、市道の路線変更については、市道勝田町北4号線ほか2路線の起点または終点を変更するものでございます。
次に、議案第26号、伯耆町道の路線の認定の承諾については、伯耆町がその区域を超えて本市区域内において伯耆町道の路線を認定することについて承諾するものでございます。
次に、議案第27号は、令和元
年度米子市
一般会計の第4回の
補正予算でございまして、今回の補正は、国の
補正予算に関連したもののほか、事業の実施状況等により不足が見込まれる事業、特に急を要する経費等について年度内の所要見込み額を勘案し、調整したものでございます。
このうち主な事業について御説明をいたします。