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出席議員及び
欠席議員
第1号(12月3日)に同じ
〜
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説明のため出席した者
市長 伊 木 隆 司
教育長 浦 林 実
副
市長 伊 澤 勇 人
水道局長 細 川
庸一郎
総務部長 辻 佳 枝
総合政策部長 八 幡 泰 治
市民生活部長 朝 妻 博 樹
福祉保健部長 景 山 泰 子
経済部長 杉 村 聡
都市整備部長 錦 織 孝 二
下水道部長 矢 木 茂 生
淀江支所長 高 橋 輝 幸
教育委員会事務局長 松 下 強
財政課長 下 関 浩 次
こども未来局長 湯 澤 智 子
文化観光局長 岡 雄 一
〜
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出席した
事務局職員
第1号(12月3日)に同じ
〜
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午前10時00分 開議
○(
渡辺議長) これより本日の
会議を開きます。
この際、御報告申し上げます。本日の
会議に説明のため出席を求めた者の
職氏名は、お手元の
報告書のとおり御了承願います。
なお、本日の
議事日程は、お手元に配付しております
日程書のとおり行いたいと思います。
〜
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第1
市政一般に対する
質問
○(
渡辺議長) それでは、日程第1、
市政一般に対する
質問を行います。
尾沢議員。
〔
尾沢議員質問席へ〕
○(
尾沢議員)
令和元年の12月最終の
各個質問ということでございまして、
蒼生会の
尾沢三夫でございます。本日は、最後の
質問ということです。できることならば有終の美を飾っての
議会質問ということになればいいなと思っております。
大要3点についてお尋ねをしたいなというふうに思っておるところでございますが、まず、第1点目に
中国横断新幹線(
伯備新幹線)の
整備促進についてお尋ねしたいなと思っております。
これはと申しますと、実は本年の3月に、この
米子市の中で18名の
促進市議会議員連盟というのが立ち上がりまして、その代表をさせていただいておるということもございますし、それから、多くの市民の方々が
伯備新幹線、
新幹線が
米子に来るぞと、またはこの
山陰に来るぞというふうなことについては、余り意識してらっしゃらない、こんな背景もありますが、今、ずっと昭和48年に
日本全国の
新幹線網の
整備計画ができまして、それが逐次、工事が完了して、この40年間でついに函館まで行ったよと、またはついに
金沢まで行ったよと、その後の、じゃあ、函館から札幌までは、これは2030年が予定になってますねということで、着々と実は進んでいるんです。それから、我々も記憶の新しいところでは、
山陰新幹線ということで、
金沢から福井を通って舞鶴に行くと、
山陰新幹線への道がつくぞといったのが、小浜に入りました。それが京都を通って大阪に行くという、これも
予定路線になりました。そういうふうなことで、
予定路線というものに、今、
格上げの時期が来てるんですね。この
格上げの時期に、当然ながら、
山陰新幹線であるとか
中国横断新幹線という、昭和48年の
基本計画の中に織り込まれている、その
計画がいわゆる
整備として
実現してくる時期が今来たぞと。
例えば
四国のほうも、
四国新幹線というのも
計画に入っておりますが、これは目の前では高松まで、
岡山起点の高松というふうな
計画になっています。我々の
中国横断新幹線については、
岡山起点の松江となってます。我々の運動は、それを出雲までという、これは何を意味するかといいますと、先にもうついております新潟の
新幹線、それから
金沢の
新幹線、これはついこの間ついたわけですが、これは
人口が120万、例えば
金沢近辺は80万で、この中海・
宍道湖圏域はこれは65万、
日本海側の中でスポットで中央とつながっていかなければならない
地域として、いわゆる我々の住んでるこの
地域が取り上げられているわけで、それが
実現するかどうかというふうなことが、この
実現について言えば、これから大体20年後、30年後です。しかしながら、ここ一、二年の間に国のほうでの
整備計画への
格上げが必要だとか、そういうふうなことがございまして、今回、1番目の
質問にこの点を取り上げさせていただいて、この
質問を通じて多くの
皆様方に
中国横断新幹線というのが、我々、夢じゃないんだよと、
実現するんだぞということを、当局の
皆様方とともに共有しながら、そして、それを広めていかなければならないと。せんだって、その団体で
国交省の国交副大臣の青木さんのところに行きました。そういたしましたら、やはり、ぜひとも民間の
皆さん方の大きな運動も起こしていただきたい、それをもって政府とかけ合いたいというふうなことの話がございましたので、そういったところが底辺にあるということで、今回の
質問をさせていただきたいというふうに思っております。
まず第1点目に、この
中国横断新幹線(
伯備新幹線)を取り巻く
状況についてお尋ねしたいなと思ってます。各所で
整備推進に向けた組織が立ち上がり、
活動が活発化していますが、その組織の
状況についてお伺いいたします。また、
整備推進に向けた
取り組みの
状況についてお伺いいたします。
○(
渡辺議長)
八幡総合政策部長。
○(
八幡総合政策部長)
中国横断新幹線、いわゆる
伯備新幹線の
整備推進状況につきましては、組織といたしまして、中海・
宍道湖・
大山圏域の
自治体、あとは
議会の
皆様、そして
経済団体の
皆様などで構成されます、
中国横断新幹線、これも
伯備新幹線整備推進会議が本年5月に設立されたところでございます。そして、
先ほど議員さん、おっしゃられましたけども、本市の
議員の
皆様方の有志におかれても、
伯備新幹線の
整備促進市議会議員連盟というのを3月に立ち上げられたということでございますし、また中海・
宍道湖・
大山圏域のいわゆる4市でも
議員連盟が立ち上がっているところでございます。
そして、
整備推進に向けた
取り組みの
状況についてでございますが、これも
先ほど議員さんがおっしゃられましたんで、繰り返しになるとは思いますが、本年5月に、
中国横断新幹線(
伯備新幹線)
整備推進会議の
設立総会を開催し、その後、6月に
国土交通省への
要望活動を実施したところでございます。また、本年10月には、
早期実現への機運を高めるために総
決起大会、安来で開催させていただきまして、その中で
京都大学大学院の
藤井聡教授によります
講演会が実施され、
伯備新幹線の
整備効果について、
参加者の理解を深めたところでございますし、また11月、
先ほど議員さんがおっしゃられましたが、総
決起大会で採択した
大会決議に基づき、
国土交通省への
要望活動をまたさせていただいたというところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) ともに進めていかなければならないというふうに思うんですが、そこで、こういった運動を、今、私
たちだけではなくて、他の
地域においても行われてると思うんですが、最も知りたいのは、なぜ、この
タイミングでこの
活動が活発化してきているのかということをお尋ねしたいと思ってます。
○(
渡辺議長)
八幡総合政策部長。
○(
八幡総合政策部長) なぜ、今、この
タイミングでという御
質問でございますけども、
議員おっしゃられましたように、
新幹線の
整備については、まず、今の
基本計画路線から
整備計画路線への
格上げと、これが大前提になります。それにつきましては、現在、国において平成29年度から
令和2年度にかけて、
幹線鉄道ネットワーク等の
あり方に関する
調査、そういうものが実施されております。その中で、現在の
基本計画路線、私どもも
基本計画路線なんですが、それを含めた
ネットワークについて
調査、研究がなされております。その
調査、
研究等を踏まえて、
先ほどから言われております
基幹計画路線の一部が、いわゆる
新幹線の
整備に必要な
整備計画路線に
格上げされると思われるということから、各
地域において、この
活動が活発化しているということでございます。
また、
令和4年度におきましては、
北陸新幹線の
金沢敦賀間、
九州新幹線の
武雄温泉長崎間が開業し、それ以降に一部
路線が
先ほどの
基本計画から
整備計画に
格上げになると言われている
状況から、現在、
四国などの他の
基本計画路線においても、その
推進団体を中心に国等への活発な
要望活動や
啓発活動が行われていると、そういうところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) まさに
格上げの
タイミングが
令和の2年
あたりにあるということで、まさに今が正念場かなと。平成29年から
令和の2年という、
令和2年といいますと来年ですが、
そこらあたりに
格上げになると大体20年とか25年後にはついたぞというようなことになるんじゃないかと。そこら辺の夢について、ちょっとお尋ねいたしますが、
新幹線の
整備効果についてですね。
新幹線整備の
効果について、市民に周知することが極めて重要であろうというふうに思ってます。せんだっても、この
藤井先生のお話でも、まさにたくさんの経費、たくさんの
設備費はかかるけども、それに倍する何倍もの
効果があるんだぞというような話は聞かせていただきましたが、その
整備効果の最たるものは、各
地域との
移動時間の
短縮効果だと考えます。その
効果について一つお伺いします。また、そのほか考えられる、いわゆる
中国横断新幹線による
経済効果であるとか、いろんな
効果についてお伺いいたします。
○(
渡辺議長)
八幡総合政策部長。
○(
八幡総合政策部長) まず最初に、
新幹線整備による
移動時間の
短縮効果についてでございますが、
先ほどの
京都大学の
藤井先生の試算によりますと、
伯備新幹線の
整備により、いわゆる
米子岡山間は33分で接続されるという試算をされております。現在の
特急列車と比較してみますと、およそ1時間
半程度の
移動時間の
短縮効果が見込まれますし、
米子岡山間が33分ということでございますので、
米子新大阪間は約1時間20分で接続されるということになります。そのほか、
新幹線整備による
効果でございますけども、
新幹線の
整備によりまして、いわゆる
大量輸送というのが可能となります。比較的近年開業いたしました
北海道新幹線ですとか
北陸新幹線において、いずれの
路線も開業前と比較して
輸送人員というものが大幅に増加しております。また、それによりまして、
沿線地域の
活性化も進展しておりまして、沿線の
主要観光地では
観光客数が増加し、ホテルの
新規開業などの開発も活発化し、また、
企業立地も増加するなど大きな
経済波及効果が得られているということを伺っております。またそれに加えまして
新幹線というのは雪や災害に強いという特徴もありまして、平成30年2月の
北陸地方豪雪時や平成30年4月の
西日本豪雨時におきましては、道路、鉄道、
在来線の
代替輸送手段として機能したと、そういうことも伺っているところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) その大変な
効果、時間的に
岡山米子間33分、これは計算上、そういうことだそうなんですが、どういう形でつくのかわかりませんが、33分という時間というのはすごい、我々にとっては大きな短縮だなと。そして、岡山が33分というと、大体我々の感覚からすると名和や大山のあの
あたりとそう変わんねえじゃないかみたいな感じになっちゃう。そんなことが、実は
新幹線は
実現する、それが現実になるんだということだと思うんですが、その
新幹線の
整備を進める際の手順、またその進める際に考えられる
課題というものについて、現在、考えられる事柄についてお伺いいたしておきます。
○(
渡辺議長)
八幡総合政策部長。
○(
八幡総合政策部長) まず手順についてでございますが、
先ほどから申し上げておりますように、
伯備新幹線は法律がありまして、
全国新幹線鉄道整備法に基づく
基本計画路線でございますので、まずは法に定める
整備計画路線への
格上げ、何回も繰り返し申し上げておりますが、
整備計画路線への
格上げが必要でございます。この
整備計画路線への
格上げにつきましては、これも法律が定める
鉄道運輸機構等の
調査を経て実施されるということでございます。そして、
整備計画路線格上げ後につきましては、そこで詳細なルートや駅、着工の順番などが相当時間をかけて
調査、検討されて決定し、その後、いよいよ着工という手続になります。
新幹線整備の際の
課題につきましては、
整備事業費の
地元負担金の発生と
あと並行在来線の
経営分離の
問題が上げられると考えております。また、
新幹線整備に係る国の予算総枠というのも少ないのではないかというふうに考えております。これらの具体的な
課題をクリアするために、まずは国の予算総枠の拡大、あとは
地元負担の
あり方の見直し、そして
並行在来線を
経営分離しないために必要な措置、これらの検討を現在
要望しているところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) いいことばかりじゃなくて、それに必要なことも実は
課題としてあるんだよということを、やはり認識をしておかなければならないかと思いますが、実は、このことは今しかないんですね。今、この時期しかない。この時期を逃したら、多分永遠に
山陰への
新幹線はない、これから50年後も100年後もないよと思われる
タイミングだからこそ、我々は今、力を入れなければならないということをともに認識していきたいというふうに思っております。そういたしますと、今後の
取り組みということでございますが、
新幹線整備に関する今後の
取り組みと将来的な展望をお伺いいたします。
○(
渡辺議長)
伊木市長。
○(
伊木市長)
新幹線整備に関する、まず、今後の
取り組みについてですけれども、引き続き
先ほど答弁申し上げました
中国横断新幹線(
伯備新幹線)の
整備推進会議、これを通じまして、圏域の
自治体や
議会あるいは
経済界などと一体となって国への
要望活動を進めていきたいと考えております。また、その際にはやはり
地元の熱意や
盛り上がり、これは
新幹線整備に当たりまして、大変重要な要素となりますので、この
機運醸成に努めていきたいと考えております。
それから、今後の将来的な展望についてですけれども、
御存じのとおり、今、
東京名古屋間で
リニア新幹線、リニアモーターカーによる
新幹線の
整備が始まっております。2027年を目指して開通させる目的で始まっておりますけれども、これによりまして、
東京名古屋間が約40分に短縮すると聞いております。さらに、これが大阪まで延伸されますと、
東京大阪間が1時間少々で結ばれるということになります。単に早くなるということのみならず、既存の東海道
新幹線、これがもう少し停車駅がふえまして、
在来線と
リニア線のちょうど中間のような存在になって、より一層、この
東京大阪間が非常に便利な、
移動に便利な
地域になるということです。そうなると、恐らく今以上に、この
地域に日本の
人口が集中していくだろうということが予想されます。
御存じのとおり、今、日本は
人口減少社会に入っておりますが、
人口減少社会の中でさらに
東京大阪間に
人口が集中していくということは、それ以外の
地域というのは加速度的に
人口が減っていくということを意味しております。そうなったときに、我々のこの
地域がいつまでもつのかということは、大変重要な
課題だと、私はそのように認識しております。そうした中において、こうした
高速鉄道というものを一定程度
整備しておかなければ、こうした時代の変化にもう対抗できない、あらがえないぐらいなところまでなっていくだろうというふうに想像をしております。そうならないためにも、少しでも今打てる手を打っていこうということで、この
新幹線整備に向けて、今、立ち上がったところでございます。
これにつきまして、ちょっともう少し加えて言いますと、
四国新幹線という構想も、今、
四国のほうで立ち上がっておりまして、これはすごい構想になっておりまして、淡路島を経由して
四国を通る、さらにこれを松山、愛媛を抜けて大分までつなぐということです。大きな橋を2本かけるという構想になっておりまして、もう非常に大きな構想なんですけども、この
盛り上がり方というのは全くもってすばらしいものがあります。我々、
陸続きの
山陰地方がこのような
状況では、本当に大丈夫なのかと思うぐらい、
四国のほうは非常に盛り上がってるということは付言しておきたいというふうに思います。我々も
陸続きであることに甘んじないで、しっかりと
活動していかなければいけないということです。
さらに、ちょっともう一つだけ加えさせていただきますと、この
実現可能性について、
地域の
皆様で疑問を持たれる方も少なからずいらっしゃいます。今の既存の
ルールでいきますと、
並行在来線の扱いを、これを
地元で持てと、
地元で負担せよということになりますので、これは非常に厳しいものがありますし、もう
一つ地元負担金というものがありまして、
整備費用の約3分の1を
地元自治体で、これは県になりますけども、持つという
ルールがあります。これは、なかなかこれ、耐えられるものではありません、この2つについてはですね。ですので、我々は
要望する中で、まず
負担金については最低でもと言いましょうか、最高でもと言いましょうか、便益の範囲内にしてくれということを言っております。あくまで、これは国のいわゆる国策として進めてほしいという
要望をしておりますし、また
地元の重要な
移動手段である
在来線、これについても、きちんと責任を持ってほしいと。言ってみれば、わがままのような
要望にも聞こえるかもしれませんが、そうでもしないと
実現可能性というものは出てきませんので、
実現をするためには、そうした
要望も、要は
ルールを変えてでもやってほしいと、あくまで国策としてやってほしいということを申し上げているところでございます。現在、
先ほど部長のほうからも答弁がありましたけれども、
基本計画路線となっておりますが、これを
整備計画路線へ
格上げするために、今後、しっかりと
要望活動を展開していきたいと思っております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 心強い御答弁をいただきまして、20年後、30年後、私
たちが本当に存在してるかどうかわかりませんが、次の世代のために、この
地域のために、やっぱり我々、今、やっておかなければならないことに精いっぱい運動としてやっていきたいというふうに思っておりますんで、今後ともどうぞよろしく、その点についてお願いを申し上げておきます。
そういたしますと、2点目の
質問に入らせていただきたいと思います。映らなくてもいいんで、私はこういうものを、すごいまた、これ、感動して。
○(
渡辺議長) それを出されるのは言ってありますよね。
○(
尾沢議員) いや、言ってませんので。
○(
渡辺議長) 映さなくてもいいですか。
○(
尾沢議員) ああ、別にいいです。僕の気持ちだけで、映してくれるなら、勝手に映して。
○(
渡辺議長)
ルール的には載せるのには、言ってもらえば映しますんで。
○(
尾沢議員) かたいことはいいんじゃないですか。
○(
渡辺議長) いや、かたいじゃない、それは
皆さん、やっておられますから、そういう発言はやめてください。
○(
尾沢議員) こんなんです、こんなんです。
皆さん、こんなんです。これは
米子市
観光課が発行いたしました、天空の城、すごいなと思いながら、昨日は
田村議員のほうから、このテーマについて
質問をしていただいて、大変に私も、彼、大変な
勉強家なんですね、いろいろな方々との交流を持ちながら、この
質問に臨んでいるわけですが、私は
余り勉強家ではないんで、その点をお許しいただきたいのですが、ただ、随分前から
米子城の復元、何か形つくろうよというのを申し上げておりました。そして、
米子というのは言葉ではシンボルはというと
米子城だとか、
ランドマークはというとそういった言葉が出てくるわけですが、本当に心の中でみんなそんなに思ってるのかなって、
米子の
人たちどう思ってるのかな。僕らも親しい人にちょっと聞きますと、そらあ、石垣がきれいになってよかったじゃない、すごいよ、このごろの
米子の城はと、以前は鬱蒼としていたんですね。そう意識になかったけれども、どんどん行政が力、いわゆる
保存計画、そしてその後に出されました、この
整備基本計画ですね、これに基づいてずっとすばらしい
状況に私はなってきていると思ってます。そして、ここの5年か七、八年、せいぜい10年ぐらいでしょうか、全国の城というのがどんどんもう脚光を浴びるようになってます。何年か前に
米子から大津にかわられた
加藤家という、
大津城というのが全くきれいにでき上がってましたし、それからこの間は
尼崎城ができたというんでちょっと行ってみました。すばらしいな、とにかく城に対して、そこに、あの場所にああいった形であるというのが、
米子にとってはすごい財産なんですよ。つくろうと思ってもつくれません。幾ら金積んだってできません。そして、あの中には、あの今の石垣しかないけれども、いろんなものを付加していくと、もっともっとすばらしいものになっていくんじゃないだろうかななんて思っておりますんで、この海に臨む天空の城、
米子城の復元についてということで、これから
質問をさせていただきたいなというふうに思います。
まず第1番目に、
米子城跡の
整備にあっては保存が重要であることは理解しています。文化庁の担当の方とも何度も私
たちも出会って、
米子城のことについて話ししました。そのころには、
保存計画をつくりなさいというのが
佐藤専門官のお言葉でした。それができたよという報告に、そして
整備計画ができたよといったときには、もう退官しておられました。今、それ、どなたが担当なのかということをちょっと失念いたしましたけど、その佐藤さんの後の担当の方とも一度お会いしたことがあります。史跡を、保存が大切であるということは理解しています。一方で、史跡を活用していくことについても、国は力を入れてきております。
米子城跡に多くの人に来ていただき、その魅力を理解してもらうために活用の一環として、復元にも力を入れていくべきだと考えておるわけでございますが、その所見をお伺いいたします。
○(
渡辺議長)
岡文化観光局長。
○(
岡文化観光局長)
米子城跡の活用の一環として、復元にも力を入れていくべきであるということについてでございますが、御指摘のとおり、史跡を適切に保存していくことと、その価値や魅力について理解を深めていただくための活用を両立させていくことは、今後の文化財の
あり方の重要な柱であるというふうに認識しております。
米子城跡についても同様でございます。十分な資料及び
調査、研究に基づいた復元
整備などによりまして、史跡の価値を顕在化し、
米子城跡の歴史的景観の向上を図ることは活用の面で有効な手法の一つであるというふうに考えております。そうした中で、
米子城跡、史跡でございますので、いろいろな制約なり条件なりというのもございます。
米子城跡におきます往時の歴史的建造物の復元につきましては、今後、発掘
調査及び史資料
調査の成果を踏まえまして文化庁とも協議をしながら、実施可能かどうかということについて検討してまいりたいというふうに考えております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 文化庁と相談して復元が可能ならば考えていきたいということでございますけども、私
たちが少し確認したところによりますと、復元ということについては、寛容でございました。全く史跡に沿わない建造物は、これは許可しませんよというふうな言い方であったと思います。ということであるならば、いわゆる一歩でも二歩でも進めるということで、昨日も出ておりましたけど、白壁土蔵や四重やぐらですね、小天守、これをやぐらであれば基準が低いということも耳にしたものですから、要するに城のシンボリックな歴史的建造物などの復元がいいなというふうに考えておりますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○(
渡辺議長)
岡文化観光局長。
○(
岡文化観光局長) 城のシンボリック的な歴史的建造物などの復元ということについてでございます。白壁土塀や登り石垣など、
米子城跡の往時の姿が視覚的にもはっきりと認識でき、また、そういった情景が伺えるような建造物のうち、
調査など、
先ほど申し上げましたけど、さまざまな
調査がございます。そういった結果、復元基準を満たすものについては、これも文化庁と協議しながらということになりますが、必要に応じて
取り組みを進めていきたいというふうに考えております。あわせまして、復元しようとする建造物の土台には石垣などの遺構がございます。これらにつきましては、非常に脆弱性が
問題となっている箇所もございますので、十分に
状況を把握し、必要な箇所につきましては保護対策なども検討をしてまいりたいというふうに考えております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 文化庁との協議というのも確かに必要です。四重やぐら、天守というのは大変にハードルが高いと思いますので、四重やぐらというのを言い方として、私
たちは求めていく。要するにもっともっと
米子城に箔つけようよということなわけでございます。史跡
米子城跡の
整備で、最終の目標、いわゆるこうして
整備基本計画というのができ、その前には保存
基本計画ができ、そして最終の目標というところ、これをぜひ明確にしていただきたいなというふうに思うわけであります。それで、その辺を聞かせてもらえばいいなというふうに思っております。
○(
渡辺議長)
伊木市長。
○(
伊木市長)
整備基本計画の最終的な目標ですけれども、
議員がおっしゃってる復元ということについて、どこまで行けるかというのは、これは
基本計画の中で明らかにしながら進めていくものだというふうに認識しておりますが、まず、やはり、これは
議員冒頭に言われましたとおり、我々が持つ歴史的、文化的な資産、これを貴重な財産であるということで次世代へ確実に承継するということ、これが非常に大切なことでありますし、そのために、あわせて城跡の魅力を再認識をし、適切な公開、活用によって、市民の郷土への愛着や誇りを育み、そして観光振興や
地域の
活性化への寄与を目指すもの、このことが
基本計画に書かれていることでもございます。こうした
基本計画に掲げた
調査、研究や保存あるいは
整備工事などを着実に推進していきたいと考えております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 復元運動は私
たちが過去二度ぐらいでしょうか、運動があって、それによって募金を集められた団体もあったり、署名
活動をして提出された団体があったりというふうなことが、復元運動があったということを記憶いたしております。だから、その思いというのは結構ある。しかしながら、そこまで気が回んないよということがあったことによって、現在やっと、現在の
状況になってる。これは、この関連のことからすると、私は城関係について言うと、周回おくれ、こういった資産、財産を持っている、その都市との比較するとちょっとおくれとるよねというふうに実は感じておりまして、ここらでいわゆる挽回していこうというふうに私自身は訴えたいわけでありますので、そこら辺に対しての当局の所見をお伺いしたいなと思いますんで、よろしくお願いします。
○(
渡辺議長)
伊木市長。
○(
伊木市長)
議員御指摘のとおり、
米子城跡の
整備につきましては、他の都市のそういった文化関係あるいは史跡保護関係の行政に比べますと、随分おくれているという御指摘はそのとおりだというふうに思っております。鳥取城の跡の一つの例に出しますと、昭和55年から発掘
調査を行っておりまして、既に40年近くがたつわけですけれども、それから考えると、
米子城跡につきましては、ほんの四、五年前にこの本丸の
調査に着手をしたところでありまして、危険木の伐採を始めたのもここ二、三年の話でございます。そういう意味におきましては、確かに
米子城跡の
整備というものは本当に緒についたばかりであるという、この基本的な認識を我々持たなければいけないというふうに思っております。
そうした中で、ことし3月につくりました
米子城跡整備基本計画ですけれども、これを具体的に、本格的にスタートさせるという、今、時期に入ったというとこでございまして、その内容に当たりましては文化庁などとも協議をしながら、可能なところから、前倒しをしながらしていかなければいけないというふうに思っております。
ただ、スピード感を持ってやるかというところにつきましては、何分、これは予算との兼ね合いがあります。文化あるいは史跡関係の政策といいますのは、福祉政策と違いまして、直接、我々の生活そのものに当たるわけではありませんので、ただ、そうはいっても市民の誇りやあるいは喜びというものを高めるものではありますので、ここはやはり市民の
皆さんの理解を得ながら進めていかなければならないというふうに思っております。そうした意味において、イベントなどもあわせてやりながら、この
整備基本計画を着実に実行していきたいというふうに考えております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 私としては周回おくれということを
市長のほうでも認識をしていただいてると、そしてそれに向かってやっぱり調整していこうということを感じておりますので、できるだけの応援もさせていただきたいなというふうには思っております。
市長にしかできない決断というのが、やっぱり中にあるだろうというふうに思ってますので、ぜひ、この点においてもよろしくお願いいたします。
そういたしますと、3点目の
質問をさせていただきたいと思います。3点目は、家庭教育支援条例の制定についてということで、これも再三申し上げてきたことかなというふうに思います。
ついこの間、見てたら、こんな本が目に入りました。これ、見えますか、「育てたように子は育つ」という相田みつをさんの「いのちのことば」という題名なんですけれど、非常に深く考えさせられます。今の、ちまたで、いろいろ子ども
たちが、きょうも新聞に出てましたね、ついに90万を割ったと。本年もう90万を切るということが、
日本全国のことし1年間の生まれた子ども
たちというのは、人数が大体決まったそうでございまして、もうそれがどんとふえることはないわけで、今、12月ですから。何を申し上げたいかというと、家庭教育支援条例というのは、これはもう既に何年も前から、各行政関係も取り組んできておりまして、この家庭教育というのは本当に大切だな。私は前回、前々回、少子化であるとか、それから昨日も子どもの貧困というふうなことが
質問の中でありましたけど、本当に子ども
たちはどうなんだということを、実は感じておりますので、ぜひ
米子市においても家庭教育支援条例というふうなもので、子ども
たちを守ってやっていただきたいなというふうに思っておるところでございます。
教育の原点は家庭にある。家庭教育ですね。ほとんどの人の共通認識であります。少子化、核家族化の進行、
地域のつながりの希薄化など社会が大きく変化している中で、家庭の教育力の低下が指摘されており、今こそ、家庭教育に全力を挙げなければならないと考えております。家庭教育の必要性、重要性について、
市長の所見をお伺いいたします。
○(
渡辺議長)
伊木市長。
○(
伊木市長) 家庭教育の必要性、重要性ですけれども、家庭は子ども
たちに基本的な生活習慣を身につける場であると考えておりまして、その重要性については十分認識をしているつもりでございます。
また、家庭教育の必要性につきましては、教育基本法において地方公共団体が家庭教育を支援するよう定めておりまして、その役割を適切に果たしていきたいと考えております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 家庭教育の重要性、必要性については認識してるよと。十分にあるということでございますが、市として取り組んでいる、私の申し上げる家庭教育関連に対しての
取り組み状況についてお伺いいたします。
○(
渡辺議長) 湯澤
こども未来局長。
○(湯澤
こども未来局長) 本市の家庭教育への
取り組み状況ということでございます。近年の家庭教育、子育て支援の重要性に鑑みまして、乳幼児期の子育て親育ち講座といたしまして、家庭教育講座タムタムスクールを年間10回開催しております。乳幼児の保護者が、日々の子育てにおける不安や悩みを解消できるように努めているところでございます。
また、子育てに関する情報を収集、整理し、情報提供したり、保護者からの子育て相談に対応するなど、家庭教育支援チームによります、保護者に対する家庭教育支援も実施しております。
一方で、就学期、思春期の家庭教育に関する
課題について、児童生徒さんの保護者の方、教員を対象とした子育て支援講座を学校、PTAと連携しまして実施しております。また、市内全公民館におきまして、家庭教育に関する講座を開催し、
地域で子ども
たちを見守っていく機運の醸成に努めているところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 今、御説明のありました家庭教育支援チームについて、ちょっとお尋ねさせていただきたい。これはどういった組織で運営されておりますでしょうか。
○(
渡辺議長) 湯澤
こども未来局長。
○(湯澤
こども未来局長) 家庭教育支援チームについてでございますけれども、子育て支援情報が届きにくい家庭ですとか、不安や悩みを抱える保護者に対して、よりきめ細かい支援を行うため、家庭教育支援チームというチームを市内でつくっていただいております。3名の方が携わっていただいておりますけれども、市内に子育てに関する情報あるいはそういったものを整理して提供していただいてる、子育て支援センターですとか公民館において、そういった情報を提供していただいてるところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 幼児用にタムタムスクールというのがあると。それが年間10回程度されていると。これは乳幼児の保護者または子育てに対する不安を持たれる親御さんに対して、そういった場を持ってるということで、タムタムスクールというのは、どういった形態で、どれぐらいの利用というんですか、御相談とか、そういったこと、御紹介いただければありがたいと思います。
○(
渡辺議長) 湯澤
こども未来局長。
○(湯澤
こども未来局長) タムタムスクールについてのお尋ねでございます。
先ほど、ちょっと回数についてはお答えいたしましたけれども、会場は児童文化センターなどを利用しまして、乳幼児期のお子さんをお持ちの保護者の方あるいは親子そろっての参加もしていただいております。内容について、子育て支援に係る講師さんによる講座ですとか、あとは親子の触れ合い遊びなどの講座を開催していただいております。参加につきましては、30年度におきまして、大体433人の参加をいただいているところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) この支援講座の中で、今の回答の中、いわゆる思春期、就学期、家庭教育に関する
課題について、児童生徒の保護者や教員を対象として子育て支援講座を学校やPTAと連携してやってるということが回答の中にございましたけれども、かつてはこの関連というのは教育委員会が担当しとったのかなというふうに思いますけど、ここで言う、学校やPTAの関連、連携してるというところについて、この家庭教育についてはどのように連携してらっしゃるのかということを
教育長にお尋ねしたいと思います。
○(
渡辺議長) 浦林
教育長。
○(浦林
教育長) 事業の主体者は、今、湯澤局長のほうが話したとおりでございます。学校としましては、PTA
活動でそういったことを取り入れるというようなことをやっておりましたりとか、それからそういった講座等に参加していただけるように御案内を申し上げるといったことが主となっておるところでございます。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) 教育委員会から
市長部局にかわったりなんかしたということもあったんですが、この子どもたちや、それから親御さんに対していろいろとやってらっしゃることというのは、私は現実に否定はいたしませんが、要はかゆいところまで手が届くような、そういう子どもたちに、または子どもを育てる親御さん
たちに、親の教育というのはどっかでやんなきゃいけないだろうということもあるんですね。この家庭教育支援条例の中には、親の学びプログラムというのがあったり、それから子育ての孤立化を防ぐとか、子育て支援の核が家庭教育支援策になってくる。そこで、いわゆる
地域の
皆さんと一緒にこれをやっていく。今、我々は職員という、いわゆるプロの
人たちがそれを、家庭教育についてもいろいろと指導したり、相談乗ったりしてる。そうじゃなくて、もっと輪広げようよと。いわゆるいろいろな課の仕事について、太い串を刺していこうよと。そして、子どもたちに満遍なくといいますか、より多くの手が、目が行くように、今、ともすると報道なんかをちょっと聞いたり見たりしておりますと、やはり子ども
たちの貧困という言葉とか、余り登校、不登校であるとか、数が減ってないんですよね。そちらのほうがふえてるような
状況かと思うんです。やはりここで串をぶっと太く刺して、家庭教育基本条例というふうなものに取り組んでいけたら、多少、子ども
たちのそういったとこに目が届くかなというふうに考えるわけでございますが、市としての
取り組み状況を一層深めてほしいなということの希望を申し上げておきたいんですが、それについて、制定する考えはないのかどうかということを、またはそれについて取り組もうという準備であるとか、そういったことについてのお答えをいただければと思います。
○(
渡辺議長)
伊木市長。
○(
伊木市長) この条例制定に向かうべきではないかというお尋ねだと思いますけども、大切なことは、多くの市民の
皆様に、この家庭教育の大切さ、これをいかに理解をしてもらえるかということだと思っております。ともすれば教育の
問題というのは、学校だとかあるいは教育委員会に向かうような傾向が、これまでもなきにしもあらずではなかったかなというふうに思いますが、そうした中において、家庭あるいは
地域も含めてですけれども、学校と三位一体となって、子どもの教育をやっていくということで、家庭教育の重要性を認識してもらうことが大切であり、そのために条例制定がこの手段として有効かどうか、これについては、今後、情報収集に努めたいというふうに考えております。
○(
渡辺議長)
尾沢議員。
○(
尾沢議員) ぜひ情報収集に努めていただきたいというふうに思います。
子どもは国の宝、
地域の宝ということで、これは、もう
米子市でもそんなにふやすことはなかなかできない。そして、誕生してきた子ども
たちというのは本当に
地域の宝であり国の宝だぞというふうに考えるような、そういった施策が私は必要だと。大人になって、それで、
先ほどもちょろっと申し上げましたけど、育てたように子は育つということですね、私
たち大人がやってやれることといったら何というと、
そこらあたりになるんかなというふうに思いますので、ぜひ
調査していただいて、必要であるというふうにお考えになっていただければ、ぜひ進めてやっていただきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。
時間もやってまいりましたので、私の
質問もこれをもって終了とさせていただきます。本当にことし1年、
皆様には大変お世話になりました。最後の
質問をさせていただいて、次年も、
令和2年も引き続きよろしくお願いいたします。また、
皆様方の御健康を祈念いたしまして
質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○(
渡辺議長) 以上で
市政一般に対する
質問は終わりました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第2 議案第88号〜議案第103号
○(
渡辺議長) 次に、日程第2、議案第88号から第103号までの16件を一括して議題といたします。
これより16件の議案に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
又野
議員。
○(又野
議員) 日本共産党
米子市議団の又野です。私は、議案第89号、
米子市特別職の職員の給与に関する条例及び
米子市教育委員会
教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに
質問させていただきます。
その中で、特に給料及び報酬の額の改定についてです。今回の特別職の給料及び報酬の改定、これ、久しぶりだということです。前回の報酬改定のときには、さまざまな議論がなされたと聞いております。市民の方々からは、
議員のなり手も少なくなってきているし上げてもいいという意見もあれば、市民の生活が苦しいのに上げるのかという意見もあります。また、そもそもどのように
議員報酬が決まっているのかというようなことを聞かれることもあります。私からも説明はするんですけれども、
議員報酬等の決定について、広く明らかにしておく必要があると考えて、3点ほど
質問させていただきます。
まず一点ですけれども、特別職などの給料及び報酬のこれまでの経過、特に前回の給料改定のときの
状況、そして今回、改定されることになった理由について、それと第2点目として、前回の改定の内容、今回、パーセントで示してはおられますけれども、実際に幾らが幾らになるのか、そしてその上げ幅の根拠について、それと3つ目といたしまして、議案説明の中にありますけれども、考慮された社会経済情勢、本市の経済
状況、他団体の
状況、そしてそれを踏まえた報酬等審
議会の内容、委員の主な意見などを教えてください。
○(
渡辺議長) 辻
総務部長。
○(辻
総務部長) 議案第89号についてのお尋ねでございます。まず初めに、給料及び報酬の額についての経過とこのたび改正するに至った理由についてでございます。
先ほど、
議員のほうからもございましたように、前回は平成19年4月でございますが、当時の本市の財政
状況等に鑑み、
市長や
議員の
皆様などといった特別職の給料及び報酬の額を12%の大幅減額する改定を実施し、それが今日に至っております。さらに
市長等におきましては、平成19年度から平成24年度まで、それに上乗せしてさらに10%、平成25年度は12%上乗せして減額してきたところでございます。数年前からではございますが、民間において、給与が上昇傾向に転じてきたことや本市の財政
状況もいっときより好転してきたこと、また昨年の総務部局の委員会におきまして、報酬審
議会を開く旨、副
市長のほうから答弁させていただいたようなこともございまして、このたび、特別職の給料及び報酬の額の現状や期末手当の
あり方につきまして、
米子市特別職報酬等審
議会に諮問し、意見を求めるに至ったところでございます。
また、報酬、給料の額が具体的にどのようになったかということについてのお尋ねでございますけれども、この上げ幅を2.2から2.4%の増額ということで考えております。この2.2から2.4と申しますのは、報酬等審
議会の中で出た御意見でまとまったものでございますけれども、消費者物価指数の上昇というのが、この間、大体、その
あたり上昇してきたと。それが一つ根拠としてなるのではないかといった御意見を踏まえて、この率を採用したものでございます。月額で申し上げますと、
市長は95万円から97万1,000円へ2万1,000円の増、副
市長は79万2,000円から80万9,000円の1万7,000円の増、
教育長、水道事業管理者は67万8,000円から69万3,000円の1万5,000円増、議長は54万1,000円から55万4,000円の1万3,000円の増、副議長は47万5,000円から48万6,000円の1万1,000円の増、
議員は44万円から45万円の1万円の増にそれぞれ改正したいと考えているところでございます。
また、このたびの報酬審
議会の議論の内容、意見ということで、
先ほどと少し重複するものでございますけれども、我々事務局のほうから提出いたしました、本市の類似団体や
山陰他都市の
状況などの資料を踏まえ、多角的に御審議いただきました。市民の御理解もやはり得られるものでなければといった御意見も出まして、この物価指数の変動というのをベースに額を上げるべきということになったものでございます。具体的な報酬等審
議会の委員さんの御意見としましては、本市の決算
状況や本市の財政運営については、基金残高がふえ、市債残高が減り、財政指標もよくなってきているといった、ここ近年、委員さんがおっしゃいますには、努力してきた結果が見られますので、鳥取、松江、出雲の各市に加え、
人口がほぼ同じ類似団体も含めての平均額ぐらいまでは上げてもよいのではないかといった御意見、また期末手当の支給割合である月数ですが、それにつきましては、国家公務員の特別職が改定した際には、特別職報酬審
議会の審議を経ずに、国準拠で改定してもよいのではないかなどの御意見をいただいたところでございます。
○(
渡辺議長) 又野
議員。
○(又野
議員) 前回、平成19年に大幅に減額して、10年以上、減額のままだったということです。そして、このたび、社会
状況、他団体の
状況などさまざまな観点から考慮した上、報酬審
議会でも上げてもいいのではないかという意見が多く、今回の提案に至ったということだと思います。前回の12%の大幅な減額に比べると、今回の2.2%から2.4%の引き上げというものは大きいものではありませんけれども、ただ、やはり市民の理解というのが必要だと考えます。特別職の給料及び報酬改定の手続の中で、市民の意見というのはどのように反映されているのでしょうか。
○(
渡辺議長) 辻
総務部長。
○(辻
総務部長) 給料、報酬の額の改定に係る手続の中での市民の意見の反映ということについてでございますけれども、このたびの改定に際して、諮問をさせていただきました、この
米子市特別職報酬等審
議会といいますのは、特別職の職員の給料及び報酬の額について、広く市民の意見を求めるために、そういう目的で設置するものでございまして、今回もそれによりまして招集といいますか、お願いして審議していただいたものでございます。この委員構成につきましても、学識経験を有する者にとどまりませず、市民の市政への参加を推進するという必要もございますことから、公募委員というのも選任しておりまして、市民の
皆様の御意見を適切に反映したものと考えております。
○(
渡辺議長) 以上で通告による質疑は終わりました。
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) ほかにないものと認め、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております16件の議案については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第3
陳情第53号〜
陳情第57号
○(
渡辺議長) 次に、日程第3、
陳情第53号から第57号までの5件を一括して議題といたします。
ただいま議題となっております5件の
陳情のうち、
陳情第56号については、原子力発電・エネルギー
問題等
調査特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。
なお、そのほかの4件の
陳情につきましては、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、14日、15日及び19日は休会とし、12日、13日及び16日から18日までは委員会審査を行い、20日午前10時から
会議を開きたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
渡辺議長) 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。
本日はこれをもって散会をいたします。
午前11時06分 散会...