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平成30年12月定例会(第5号12月12日)

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  1. 米子市議会 2018-12-12
    平成30年12月定例会(第5号12月12日)


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    平成30年12月定例会(第5号12月12日)          平成30年米子市議会12月定例会会議録(第5号) 平成30年12月12日(水曜日)              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                         平成30年12月12日 午前10時開議 第1 市政一般に対する質問 第2 議案第83号〜議案第95号 第3 陳情第23号 待機児童解消、保育士等の処遇改善、保育の無償化のための必要な           措置を求める意見書の提出を求める陳情書    陳情第24号 米子市公立保育所統廃合・民営化に関する陳情書              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                本日の会議に付した事件 議事日程に同じ              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 出席議員(26名)  1番  矢田貝 香 織       2番  山 川 智 帆  3番  土 光   均       4番  奥 岩 浩 基  5番  門 脇 一 男       6番  田 村 謙 介  7番  今 城 雅 子       8番  国 頭   靖
     9番  西 川 章 三      10番  又 野 史 朗 11番  石 橋 佳 枝      12番  伊 藤 ひろえ 13番  戸 田 隆 次      14番  稲 田   清 15番  岡 田 啓 介      16番  三 鴨 秀 文 17番  安 田   篤      18番  前 原   茂 19番  矢 倉   強      20番  岡 村 英 治 21番  遠 藤   通      22番  安 達 卓 是 23番  中 田 利 幸      24番  尾 沢 三 夫 25番  岩 ア 康 朗      26番  渡 辺 穣 爾              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  欠席議員(0名)              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 説明のため出席した者 市長        伊 木 隆 司       教育長      浦 林   実 副市長       伊 澤 勇 人       水道局長     細 川 庸一郎 総務部長      辻   佳 枝       総合政策部長   大 江 淳 史 市民生活部長    朝 妻 博 樹       福祉保健部長   斉 下 美智子 経済部長      大 塚 寿 史       都市整備部長   錦 織 孝 二 下水道部長     矢 木 茂 生       淀江支所長    高 橋 輝 幸 会計管理者     政 木 人 巳       教育委員会事務局長                                  松 下   強 財政課長      下 関 浩 次       防災安全監    武 田 直 樹 文化観光局長    岡   雄 一       農林水産振興局長 高 橋 浩 二              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 出席した事務局職員 第1号(12月4日)に同じ              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                午前10時00分 開議 ○(渡辺議長) これより本日の会議を開きます。  この際、御報告を申し上げます。  本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了承願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               第1 市政一般に対する質問 ○(渡辺議長) それでは、日程第1、市政一般に対する質問を行います。  初めに、山川議員。                 〔山川議員質問席へ〕 ○(山川議員) 皆様、おはようございます。よなご・未来の山川智帆でございます。皆様、寒くなってまいりました。皆様、くれぐれも御自愛くださいませ。  12月議会は私たちのまちの都市計画、これについて議論してまいりたいと思います。  私たちのまちというと、最近米子って寂れてきたね、元気ないよね、言われます。今議会においても、ある自治会がなり手がいないということで解散してしまった。街灯は自治会が2分の1負担なので、街灯もつくことができない。淀江においては、バスの運転手、どんぐりコロコロ、なり手がいない。赤字で採算が合わない、存続がどうなるのかわからない。在宅の安否確認のためのお弁当配付、ある自治会は廃止をやむを得ない、このような状況です。  これらの要因は何なんでしょうか。要因はたくさんあると思います。最大の要因は人口減少です。人口減少をどう解消していくのか、どう対応していくのか。それには米子のデータを分析して、私たちのまちが何に強いのか、何を強みに投資したらいいのか戦略を立てる必要があります。戦略を立てるためにも、まずは米子のデータ分析をする必要があると思いますが、市長はいかがお考えでしょうか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) データは大変重要だと思いますし、そうしたデータを十分使いながら、まちづくりに生かしていくことは重要だと思っております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) データは重要です、米子の強みを生かすデータ。そこで、データ分析をやってまいりたいと思うんですけれども、私たちのまちは鳥取大学医学部医療センター、博愛、労災病院、たくさんの介護施設、たくさんの医療施設があります。  そこでお尋ねします。医者数、病床数は全国と米子市を比較した場合、どれぐらいの比較でしょうか、お答えください。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 医師の数、病床の数を全国比較した数字ということでございますが、日本医師会が公表しております平成29年10月現在の本市の医師数は全体で753人でございまして、人口10万人当たりは504.3人で、全国平均233.9人の約2.2倍となっております。  同じく病床数は、一般診療所の病床数が216床で、人口10万人当たりは144.7となり、全国平均77.4の約1.9倍となっております。  また、病院の一般病床数は1,592床で、人口10万人当たりは1,066.2となりまして、全国平均694.5の約1.5倍でございます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) やはり医者数、病床数は、皆様が薄々気づいているとおり、全国平均の約2倍ということです。  それでは、産業別で働いている人の割合はどうでしょう。鳥取県においては、平成27年には医療・福祉で働いている人のほうが、実は卸売・小売で働いている人、逆転構造になってるんです。米子市の場合は、医療・福祉の伸びの割合が多い、伸びてきてるというふうになっています。商都米子、これが医療の都市米子に転換しつつあると思います。  そこで、これらの医療の都市米子の今の現状を踏まえた上で、次の質問に入りたいと思います。医療の都市の中で、私たちのまちで鳥取大学医学部、医大の渋滞問題、これを解消していく。そして、史跡公園問題、この2つに対しての話をしていきたいと思います。  まず、1つ目の質問に入りたいと思います。医大が湊山球場を使わせてくださいという陳情を引き込めた理由について伺いたいと思います。  まずは、質問の前に粗筋をちょっと御説明したいと思いますが、27年の9月において、鳥取大学医学部から湊山球場を使わせてくださいと、市長、そして議会に陳情が行われました。概要は、病院が老朽化しており、近い将来、病院の建設等が予定されるため、ほかの地域も含めて検討している。敷地が狭いため、湊山球場を提供いただきたいということでした。ここで問題になってきたのは、医学部長がマスコミでコメントして、そのため新聞に報道されました。米子市民も、鳥大が米子からいなくなったら米子って終わってしまうじゃないか、このようなことがたくさん言われました。そうすると、半年もたたないうちに大騒ぎになったため、医学部長は平成28年2月、その地位を退かれ、その陳情が取り下げられました。  そこでお伺いします。湊山球場を提供願いたいというこの陳情が、28年2月に取り下げられた理由を伺います。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 鳥取大学からの湊山球場の提供の要望書を取り下げられた理由、経緯は今、議員さんのほうが説明になられましたけれど、その理由としまして、取り下げの文書の中に書いてありますのは、今後の検討及び議論が円滑に進むためという書き方がしてあります。その辺は、なかなかどういう意味なのか、具体的なものっていうのはその時点でも明らかにはなっておりませんで、ただ、その時点での、ある意味、市の側も医大の側も、もうメンバーがかわってしまいました。市民にどうだったか、あと、市の内部に対してもどうだったかというのもわからない部分がありましたので、今の伊木市長就任後の29年6月9日に、直接、鳥取大学の副学長である病院長さんと医学部長と面談を行いました。その中で、現在どうですかということを具体的に伺ったところ、医学部及び附属病院は、現時点、球場敷地を使う予定はありませんということを言われました。今後の連携を深めていくことも確認しましたので、現時点ではそういうふうになっておりますが、当時、どういう形で引き込められたかということは、こちらのほうでは関与するところではないと思っております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 今、陳情が取り下げられた理由は、具体的には明らかになっていないということでした。そして、29年に新市長、そして新体制になった上での協議をされたということですが、そのときの具体的な内容について、協議内容についてお話を願いたいと思います。  というのが、米子市が湊山球場は史跡として使う予定であるということをもし医大に伝えたのであれば、医大は、所有者がそういうふうに言ってるんだったら、じゃあ使えないな、じゃあ諦めるしかないな、そんな感じじゃないんでしょうか。具体的に教えてください。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 具体的にといいますと、要望があった時点、その使用理由としては、敷地が狭隘なため、屋外体育施設として球場を整備の上、提供願いたいということ、それから、外来駐車場の整備ということで、立体駐車場の整備拡充を図ってきたが、それでもなお狭隘であるため、湊山球場を整備の上、一部駐車場として提供願いたいと。それから、将来の医学部附属病院の再開発に向けた敷地の確保ということが書いてありました。  ただ、先ほども申しましたが、今後の円滑な協議をするために、とりあえず取り下げますよと、議論が円滑に進めるためにも取り下げますということだったので、その後、市長就任後で、こちらは市長、副市長、それから病院側は副学長である病院長さんと医学部長さん、その4名で具体的に出会って話をさせていただいてます。そのときに、まずは、先ほど申し上げたように、今、医大として、病院として、湊山球場を使う予定があるかということを聞いたところ、ありませんということははっきり言われたものですから、その後、じゃあ今後、具体的に何かしら医大が敷地的にも広げたいというような希望があれば、その都度、その都度、しっかり話し合って、解決を図っていきましょうねということを話したものです。ですから、現時点でどこをどうしましょうという具体的な話までは進んではおりません。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) やはり具体的な内容を話し合わないと、一歩も前に進めないと思います。そこでお伺いしたいと思うんですけども、具体的に出会って話す内容としてちょっとお伺いしたいんですけども、湊山球場を米子市としては医大に提供できない理由は何でしょうか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 湊山球場敷地につきましては、米子城三の丸の中心部に位置したものでありまして、これは文化庁により、既存の史跡指定地と同等の価値づけがなされているというものでございます。このため、本市としましては、文化財保護という観点から、湊山球場につきましては、今の史跡指定地と同様に、国の史跡として取り扱っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 質問のことで、もう一点、こちらの側、今は用途の話でしたけれど、現時点で鳥大さんのほうが使う理由がないと、今使う予定はないと言っておられるものを、いや、ぜひぜひ使ってくださいっていうことの必要はないということで今提供していないということでございます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 今から次の質問だったりも全部関連してくるので、今の話については質問で深掘りしていきたいと思います。  それでは、29年、協議された内容の具体的な内容としてお聞きしたいと思います。医大としては、県道米子境港線、医大の前の通りですね、あそこが月曜日と火曜日が、予約患者さんが午前中は1,500人から1,600人待ちで、3車線あるうちの1車線が渋滞しています。そのような渋滞緩和を手伝ってください、渋滞緩和についての認識があるという話はしたのかされなかったのかお聞かせください。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 混雑をしてるという状況は、当然こちら側も把握しておりますし、それを湊山球場を使って、駐車場として今やりたいと考えているというようなお話は一切ございませんでした。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 混雑しているということは認識しているということです。そこでお聞かせください。外来駐車場について不足しているということは、話し合いはされたんでしょうか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) とにかく駐車スペースが少ないということは、これは当方も認識しております。それによって、現在予定されておる医大の県道を挟んだ反対側、第2駐車場のとこの立体化の工事も計画されておりますし、そういう一つの方策として、そういうことを考えておられるんだというふうに認識しております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 今、第2駐車場の話もありましたので、後々史跡公園並びに医大の渋滞緩和について、これらの第2駐車場の件も含めて深掘りして質問してまいりたいと思います。  続いて、史跡公園の費用対効果についてお話ししてまいりたいと思います。伊木市長は、この史跡公園について、担当から聞きますと、思い入れが非常に強いということです。そこでお聞きします。伊木市長の史跡公園に対する意義、目的を教えてください。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) この史跡公園といいますか、その前に米子城整備計画というものがありまして、その意義ですけれども、米子城跡につきましては、国史跡としての国民共有の財産であるということ、これは米子市民のみならず、国史跡に指定されたということは、国民共有の財産であるということがまず第1点、重要でございます。同時に、それは地元の我々にとりましても地域固有の歴史、あるいは文化を物語る貴重な財産でありまして、以上より、これを適切に保存、活用することが大切であるというふうに認識をしております。  したがいまして、米子城整備事業のこの意義というものは、まさに歴史と文化に根差したまちづくりを具体的に進めていくことほかならないというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 伊木市長の意義、お聞きしました。それでは、費用対効果、コストについてお伺いしたいと思います。まず、こちらをごらんください。まず、9号線を通りまして、こちらの図は見えますでしょうか、中海を挟み、これが史跡公園、鳥大医学部ですね。これが県道米子境港線です。そして、今、この黄色の印がついているものが一地権者の所有になっています。オレンジ部分が市の所有です。一地権者の所有は、湊山球場、出山、深浦、YSPアイススケート場があったところです。そして、英霊塔がある飯山です。そして、赤線があるところ、きれいに見えませんが、飯山だったり深浦だったりが土砂災害特別警戒区域レッドゾーンの指定になっています。土砂災害特別警戒区域レッドゾーンというのは、特に人命に著しい影響を与える、資産価値に著しい影響を与えると言われています。  平成18年において、国の史跡指定は、この斜線部においてされました。そのとき民間の一地権者の湊山球場、出山、深浦が買い上げを検討となりました。しかし、平成29年3月、市長選の1カ月前ですが、計画対象区域が内堀の内側、ふえたんです。そして、一地権者、また同じ地権者の飯山、英霊塔がある土砂災害特別警戒区域レッドゾーンのところも含まれたんです。しかも平成20年8月概算においては、坪19万8,000となっています。なぜ土砂災害特別警戒区域レッドゾーンのところを含んで買い上げる必要性があるのか、なぜ飯山、英霊塔があるところをふやしたのか市長に伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。       (「市長に伺います。方針なんで市長に伺います。」と山川議員)  岡さん、どうぞ。  (「市長に伺います。市長に伺ってます、方針なので、買い上げる必要性についての。」と山川議員) ○(岡文化観光局長) まず、所管といたしまして、私のほうからお答えしたいと思います。  (「市長が答えてください。課長に権限があるんですか、買い上げの検討をする。」と山川議員) ○(渡辺議長) 局長です。            (「局長に。あるんですか。」と山川議員)  権限のことは、今、事務的なことを最初に答弁しますから。  局長。 ○(岡文化観光局長) 考え方でございます。飯山につきましては、米子城の前身といたしまして、15世紀半ばに山名氏がとりでを築いたと言われる場所でございます。そこから始まりました米子城の成り立ちや、この地域の戦国時代の様子を物語る上で重要なものというふうに考えておりまして、保存活用計画上では、今後、追加指定を検討する必要があるというものの一つとして上げているものでございます。
    ○(渡辺議長) 飯山ね。 ○(岡文化観光局長) 飯山です。あっ、深浦も。 ○(渡辺議長) 飯山だけに。いや、今答えたのが飯山。   (「市長に答えてもらってください、買い上げる必要性があるのか。」と山川議員)  買い上げる予定ですか。       (「検討、買い上げを検討って記載してあります。」と山川議員)               〔傍聴席で発言する者あり〕            (「市長、答えてください。」と山川議員) ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。            (「市長、答えてください。」と山川議員) ○(岡文化観光局長) 少し説明を加えたいと思いますが、今の買い上げを検討するということではございませんで、今後、追加指定を検討する必要があるのではないかという問題提起を保存活用計画の中でしているわけでございます。 ○(渡辺議長) 市長、これは今の答弁あったんで、山川議員は買い上げということだそうですんで。伊木市長、追加があるか。  どうぞ、伊木市長。 ○(伊木市長) 今、局長から答弁いたしましたけれども、追加指定をする検討をするということの段階でございまして、議員がおっしゃるような買い上げということは、まだ検討の段階に入っておりません。それと、何か高額な金額で云々と言われましたけども、いずれにしましても、これは資産査定というのをきちっとした上での話ですので、今、数字が出たような気がいたしましたけれども、そうした数字は市役所内では一切、今現在については検討しておりませんので、申し添えます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 史跡米子城跡保存活用、この計画書、こちらの173ページに、今の飯山、公有化を検討って、必要に応じて公有化を進めるって書いてあるんじゃないですか、何なんですか、その答えは。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 保存活用計画の中に記載してございますのは、飯山についても歴史的には重要であるということと、今後、追加指定を検討する必要があるという価値づけというか、そういうものはしております。ただ、これを確定した話とか、いつやるっていう話ではございません。 ○(渡辺議長) ちょっと待って、購入って書いてあるっていうのは書いてあるんですか。  (「必要に応じて買い上げ、公有化を検討って書いてあるじゃないですか、進めるって。」と山川議員) ○(渡辺議長) ちょっと黙っておいてください、山川議員は。  岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 必要に応じてといいますのは、追加指定をした場合には公有化を進めていくというのが基本的な考え方としてございますので、それを記載したものでございます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 飯山においては、この173ページにおいて、地権者の協力のもと保存を図り、必要に応じて公有化、買い上げを進めるって書いてあるじゃないですか、うそつかんでくださいよ。  それと、聞きたいんですけど、平成27年9月の議会答弁において、地権者に負担をかけないため買い上げるのが合理的、国が高い補助率の補助金を用意してくれましたので、基本的には湊山球場、出山、深浦、買い上げるものとしていますっていう議会答弁、27年9月にされてるじゃないですか。これが、まだ追加指定されてからですよって、検討の方向性じゃないんですか、基本的にはって書いてあるんですけど、違いますか、市長。 ○(渡辺議長) 27年、飯山、まあいいや。 ○(山川議員) 飯山です、だけん今3つって言いました。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) その史跡指定地の買い上げについて、少し御説明をさせていただきたいと思います。27年9月の議会で、買い上げに関しての答弁をしたという経過がございます。そのときに民有地を史跡指定地として買い上げるという意味におきまして、それは、一つは地権者の立場というところから考えますと、土地所有者には史跡指定がかかりますと、文化財保護法第125条により現状変更等の制限がかかってくるわけでございますので、そういった意味では、地権者の負担という意味だと思いますけども、まずその買い上げるという意味というのは、例えば国の史跡指定にいたしますと、やはりこれは未来永劫、史跡として保護していかないといけないというのが原則的にあります。そのためには、やはり所有者が民間なら民間ということではなくて、しっかり行政のほうで所有をしておいて、未来永劫、これをきちんと保護、保存、そして活用も含めてですけども、そういったことをやっていくと、そのための公有化であるというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) さっぱりわからない答えです。計画対象範囲は、ほかの民間の土地も含むんじゃないですか、市長。なぜほかの民間の土地は買い上げなくて、一地権者のみの土地を買い上げるんですか、市長。お答えください。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。  御静粛にしてください。  (「いや、市長に聞いてるんです、方針なので、買い上げる方針なので。局長にはないじゃないですか、権限が。」と山川議員) ○(岡文化観光局長) これは保存活用計画を策定したときの、やはり経緯とか背景、その根本にありますものがございますので、やはりそこの部分をしっかり説明していきたいと思います。今、御指摘のありました地権者ということがございます。地権者と、それから追加史跡指定していく範囲ですね、それから保存活用計画の対象範囲としている部分という、そういう御質問だったと思います。米子城跡というのが範囲は広うございまして、その中で、やはりしっかりとまず後世に向けて保存していくべきというところは、いわゆる内堀があった内側というところの、城跡でいえば内郭部分というところでございます。その中でも、やはり市街化がかなり進んでいる部分がございますし、なかなかそれを今々どうするということもできませんので、やはりそういう今の市街地の状況を生かしながら、史跡として価値というものをずっと将来に保存していくために、どれだけミニマムで必要かと考えたときに、やはり今の既存の指定地、それに加えて深浦、出山、それから場合によっては飯山の検討もということになるというところで、それらを今後の対象範囲としたものでございます。  地権者の話も出ましたけども、いわゆる今の城山ですね、本丸を中心とした城山の部分なんですけれども、そこがもともと特定の地権者の方が持っておられたところを米子市が、昭和8年だったと思いますけれども、寄附を受けまして、今の米子城跡、湊山公園という部分の城山っていうものはあるわけでございます。いわば、その周囲の深浦ですとか出山ですとか、飯山も含めますと、いわゆる地権者の方の残地というような形で今残っておりますので、どうしてもひっくるめて史跡ということになれば、やはり同じような地権者の方の土地が民地として幾らか入ってくるという、結果としてそうなるということでございます。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 再三にわたって基本方針的な御質問があるわけですので、一括して回答しておきたいと思うんですけれども、あらゆる具体的な計画といいますものは、全て計画が案としてまとまった段階で、全て議会にお諮りをして、その上で進めていきますので、決して市長が独断で何か進めていくということは決してございませんので、そのことははっきりと申し上げたいと思います。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 議事進行でお願いします。 ○(渡辺議長) どの部分が議事進行ですか。 ○(山川議員) 市長になぜ民間のほかの土地は買い上げを検討しないのかって聞きました。それについての回答がありません。そして、先ほど局長が答えられましたが、長ったるい説明がありましたが、さっぱり回答になってません。やはり方針を決める市長に聞きたいんです。局長じゃなくて、市長にお答えいただきたいんです。 ○(渡辺議長) いや、ちょっと待って、ちょっと待って、議事進行だから、ちょっと待って。いわゆる市街化の云々の答弁されたけど、してないっていう部分は、市長ができるっていうことね。  伊木市長。 ○(伊木市長) 今、通告がありませんので、私でできる範囲で答弁いたしますけれども、個別具体の計画の中身については、はっきりとまとまった段階できちんと議会に御説明を申し上げ、そしてその上で意見を頂戴して、そして計画というものを固めていくというプロセスをとります。ですので、今、個別具体の質問をいただいておりますけれども、それに対して答弁が欲しいということであれば、局長のほうから答弁させます。 ○(渡辺議長) 局長、もう一度答弁して。いや、要らんことない、それは。議事進行したんだから、答弁してないって。もう一回答弁して。  岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 今、なぜほかの民地を買わないかということでございますけども、先ほど申し上げましたけども、米子城跡として保存していくべき、今取り組むべき土地というのが内堀の内側で、その中で市街化が進んでいて、いろんな商業施設等が建っておりまして、なかなかそこを今すぐどうしようということはできないので、既存の指定地の隣接する、有効に活用できる土地を中心にこれから追加指定していこうと、そういう考えのもとで保存活用計画が策定されておりますので、おのずとそこの土地に限定されるということになろうかと思います。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) なぜこの質問をしたかというと、その史跡公園の駐車場不足の問題、そして医大の駐車場不足の問題を具体的に解決するには、この今の一地権者の必要がない土地を買うよりも、民間の土地を買う検討をするっていうほうが、まだ説得力があるから聞いたんです。  そして、御理解されてないようですから、平成20年の8月、米子市城跡整備事業にかかわる概算内訳で、土地の取得費は約6億とされています。飯山はこの事業費算定に入っていません。  そこでお聞きします。これ、全体事業の約7割です。お聞きします、鑑定はしたのか、してないのか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 土地の価格につきましては、現在これという数字はございません。もちろんその鑑定もしてございません。今後、必要に応じて土地の買収等出てくる場合には、これは必ず土地の鑑定をいたしまして、それをもとにした価格というのを決めていくと、そういう手順になってまいります。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 鑑定はしていないということですので、固定資産税路線価、どのようになっていますか。近傍類似地の地価の単価はどうなっていますか。今現状、大分下がっていますよね。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 平成30年の固定資産評価基準におきます路線価ということで言いますと、近隣の固定資産評価基準における路線価としては、平成30年1月1日時点の価格として、湊山球場敷地の北東側の市道、いわゆる球場に今隣接する市道でございますけれども、そこに面する土地で、平米当たりが3万3,800円ということになっております。もう一つ、深浦側のやまつみスポーツクラブ入り口付近の国道9号線に面する土地で、平米当たりが2万7,100円というふうになっております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 固定資産税路線価においては、それはもちろん当然のように史跡公園区域指定はされていません。そして、土砂災害特別警戒区域レッドゾーンの指定はされていません。  そこでお聞きします。対象地の固定資産税評価額は幾らになっているんでしょうか、お聞かせください。といいますのが、平成29年3月議会答弁において、地権者の同意が必要、協議が必要とありますが、その後の経過はどうなったんでしょうか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 固定資産税評価額につきましては、これを公表するということになれば、先ほど議員がおっしゃいましたように、所有者の同意が必要ということにもなるかもしれませんけども、これはあくまでも個人情報ということでございますので、議場で公表するようなことは差し控えたいと考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 今、所有者の同意が必要になるかもしれませんがって言われましたが、29年の3月の議会答弁で市側が協議が必要というふうにされたんですが、協議されなかったんですか、だったら、今の答えは。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) やはりこれは検討しますと個人情報であるということから、議場で公表することは差し控えたいという考えに至ったということでございます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 何度も繰り返し言いますが、土砂災害特別警戒区域、このレッドゾーンにおいては、特に人命、財産に著しい影響を与えるとされています。資産価値は著しく減少します。レッド地域においては、当たり前ですが、売れません。売買対象はほとんどないということです。これは共通した意見です。深浦において、そして飯山においては、幾らの値段がつくでしょうか、何をつくる予定なんでしょうか、お聞かせください。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 今、まずは飯山、深浦で何をするのかというところでございますけども、飯山は、先ほども申し上げましたように、今後、追加指定、必要があるかどうかということも含めて、必要性は史跡の価値としてはあるんですけれども、実際に追加していくかどうかということにつきましては、今後検討を要するということで、深浦につきましては、ある程度、今の本丸、城山の部分と一体的なものであって、当時、軍港として使われていたというような歴史的な経緯もございますので、史跡公園としてその歴史がわかるような利用の仕方、活用の仕方を考えていきたいというふうには思っております。 ○(渡辺議長) 幾らで買うのか。 ○(岡文化観光局長) あっ、金額ですね、済みません。もう一点、じゃあそれを買うとなったときに、その金額はということでございますけども、これはやはり先ほどもお話に出ておりましたけども、土地の鑑定をやっていかないと、いろいろなその鑑定には要素があると思いますので、近傍類似地がどうだという話ではなくて、やっぱりしっかり鑑定していかないと、これはわからないと、結論が出ないというものだと思いますんで、ちょっとそれが幾らになるのか、高いとか安いとかっていうことはわかりかねるところでございます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 深浦においてはあずまや、ベンチがつくられるということですけど、それでよろしいでしょうか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 基本的には、史跡公園ということで考えますと、そういった休息設備といいますか、施設といいますか、そういうものの設置は必要性があるだろうというふうには考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) なぜこの質問をしたかということなんですけど、土砂災害リスクが高いところです。ですから、土砂災害が起きないよう、耐震、そして構造上、RCの擁壁をつくる、建築費が莫大にかかります。平成20年8月、先ほどの概算内訳において、整備事業費2億8,000万円とありましたが、これらには土砂災害リスクは含まれているんでしょうか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 土砂災害リスクといいますのは、今、城山の部分部分で、そういう急傾斜地対策といったような必要性があるところもございますので、そういったところは、例えば県の治山事業で対応していただいたりと、今後、ほかの事業でもって治山をやっていく、保護していくというような必要性もあるかもしれませんけども、そうですね……。 ○(渡辺議長) 根本的に20年の、その金額のとこの話ですよ、今。 ○(岡文化観光局長) それで、今後、米子城跡全体を整備していかないといけないということで、今、ちょうど整備基本計画も策定中でございます。その中では、城山自体の地盤の調査なども必要ではないかというふうに考えておりまして、まだそういったことに関して金額というものは出してないんですけども、そういったものも含んだ事業として進めていかないといけないんだろうというふうには考えております。           (「議事進行、いいでしょうか。」と山川議員) ○(渡辺議長) いや、ちょっと待って。山川議員が言っておられるのは、20年の数字を言っておられますね。ちょっと待って、岡局長、待って。20年の数字の回答にでも、そういう金額っていうのの積算がですよね、そういう積算で出された金額なのかっていうことですよ、要はね。  岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 済みません。20年に積算いたしましたときには、そういう地盤調査とか斜面保護対策といったようなところまでは含んでおりません。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 聞き取りの結果でも含んでいないということでした。木を切ったら地盤も弱いし、石垣も悪い状態とも聞きました。土砂災害が起きないよう、この莫大な建築費を見積もる必要があります。これらを差し引いたものが買い取り金額になると思います。  そして伺いたいのが、深浦においてはスポーツ施設があります。このスポーツ施設は取り壊す予定でしょうか、どうでしょうか。取り壊すのであれば、解体費は誰が負担するんでしょうか、お聞かせください。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 土地を買い取るという段階になりましたら、その前段として、先ほどお話ございましたけども、じゃあ建物をどうするのかとか、そういうことをその時点で検討していくということになりますので、今、誰がどういう形で負担するかということは決めておりません。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 通常、こういう解体費っていうのは売り主負担なんです。そして、先ほどの擁壁、土砂災害のレッドゾーンにおいて建築費が莫大にかかる、これらについても差し引いたもの。これらの建築費並びに買い取り費用を引くとマイナス資産になるんですよ、坪19万8,000円には到底ならないんです。御理解いただけましたでしょうか。  したがって、これらの理由から、今回の公有地化検討とありますが、買い上げる必要性があるのは湊山球場だけだと思います。いかがでしょうか、市長。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) これも今、保存活用計画をベースにした話ということで考えますと、私のほうでお答えしたいと思います。公有化というのは、あくまでも買い取りをするっていうことが前提というお話ではございませんで、今後、追加指定をして、例えば国の史跡として保護をしていく場合に、やはり土地を公有化していって、未来永劫、行政できちんと保護をしていくという考え方のもとの公有化ということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 平成27年の9月の議会の答弁においては、基本的に買い上げるというふうに言われています。買い上げが前提ってなってるんじゃないですか。名分だけの買い上げるっていう税金の浪費はやめていただきたい。市長、いかがですか。
    ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 繰り返しになりますけれども、具体的な計画につきましては、詳細、きちっと議会にお示しした上で物事を進めさせていただこうと思っております。ですので、今の時点で無駄だとか、どこがどうとかっていうのは、これから具体的な計画、事業の中身を見ていただいた上で御質問していただきたいというふうに思っております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 繰り返しになりますけども、市長は、市長にしか予算提出権、修正権がないっていうことを御理解いただいてないのですか。議員にはチェックする権限しかないんですよ、だからチェックしてるんですよ、理解してますか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 当然でございまして、議会には拒否権がございますので、そこはきちっと我々として予算を提案する限りは、その中身についてきちんと説明できるようにするのは当然のことだと思っております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) こちらとしても当然にチェックしてまいりたいと思います。  それでは、質問に入りたいと思います。聞き取りにおいて、この坪19万8,000で、史跡において宅地並みの評価をするのはおかしいじゃないの、これ買い上げるのはおかしいじゃないのっていうふうに言ってましたら、いや、だって史跡の評価を安くやったら、住宅地並みの課税をして評価しないと、売ってくれないじゃないと言われましたね。これ、背任罪の可能性があるっていうこと、御存じでしょうか。 ○(渡辺議長) ちょっと待ってよ、それは何か録音テープか何かあるの。 ○(山川議員) いや、聞き取りです。 ○(渡辺議長) 聞いただけっていうこと。 ○(山川議員) 聞き取りです。 ○(渡辺議長) それは大変な話だよ、今のは。  岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 今、議員おっしゃったことは、ちょっと私自身としては記憶にはございません。なおかつ、やはり土地の売買の金額っていうのは、我々が恣意的に決めるというようなことではなくて、やはり土地の鑑定評価をして、公平・公正に出てきた金額に対して、これを売買価格にするのかどうかということを、例えば市の財産評価審議会ですとか、そういったところで検討しながら、最終的に金額というのは決まってくるというふうに考えております。 ○(渡辺議長) ちょっと、そういう発言は何かもってやってくださいね。刑事罰の今、話だったけど。岡局長が言ったっていうこと、それは。 ○(山川議員) いや、聞き取りで。 ○(渡辺議長) 聞き取りで。誰の発言なんですか。それは岡局長の発言なんですか。背任罪という、今、話があったけど。 ○(山川議員) 背任罪の可能性があるっていう趣旨です。 ○(渡辺議長) どうなんですか、それは。可能性があるということは、そういうことがあるということですか。 ○(山川議員) 同じことのこの関連でいきますので、いいですか。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 聞き取りで、そのように過大に評価して、市が買い上げて、市に損害を生じさせたら背任罪の可能性があるんです。それに加えて、地権者から市の担当者、議員、そして市長、これに意見の連絡があれば背任罪の可能性があるんです。それに加えて、金銭の授受のやりとりがあれば、贈収賄の可能性があるんです。 ○(渡辺議長) ちょっと待って、ちょっと待って。 ○(山川議員) いや、これ実際にあった事例だから言ってるんです。いいですか、事例を御存じないようですから、もう一遍指摘しておきます。いいですか、2007年、2012年、奈良県の生駒市において、市長の指示において公園用地を買収しました。それにおいては山林を宅地で評価してくれと鑑定士に圧力をかけて依頼した。議長は金銭の授受を受けた。前市長は家宅捜索を受けた。議長は追徴金1,400万円、懲役3年。鑑定士は除名処分になりました。現実にあった事件だから言ってるんです。今の史跡の評価ではなくて住宅地の評価にすると、そして市に安い土地を過大に買わせて市に損害を負わせたら背任罪になる可能性があるということの指摘です。 ○(渡辺議長) ちょっと待って。そういう事例が全国にあるという話ですよね。これは、今話されるのは、土地の地権者もあるわけですからね、米子市の。奈良の話はいいですから。その方が、例えば議長や市長に何か金銭を送ればという例え……。 ○(山川議員) そういう指摘を、例えを挙げてして……。 ○(渡辺議長) いや、それはだめでしょ、そういうの。相手があるわけだから。奈良県の例えはいいけど。 ○(山川議員) いや、実際にそういうやりとりで、史跡ではなくて住宅地の19万8,000じゃないと売らんというふうな話を言われたので、それだったら背任罪になるんですよということを指摘したんです。 ○(渡辺議長) 大塚経済部長。 ○(大塚経済部長) 文化観光局長は経済部のもとで働いておりますので、私のほうから少しお話をさせていただきたいと思います。今、山川議員の話は、少し飛躍をしているという、表現的にも少しオーバーな表現が過ぎると。議場で言われる発言ではないんじゃないかなということがございます。          (「実際にやりとりがあったんです。」と山川議員) ○(渡辺議長) いや、ちょっと黙って。山川さん、黙って。 ○(大塚経済部長) その中でやりとりがあったということを今、文化観光局長に確認しましたが、そういったやりとりはないということを申しております。  それともう一点、仮に、これは仮にですよ、19万幾らのお金でないと売らないと言っているんですよという発言があるかもしれません、そういったやりとりがあったかもしれません、経過としてですね。ただ、文化観光局長だとか市長だとか、そこの土地の価格を全く決められるものではない、コントロールできるものではございません。不動産鑑定評価は、これは必ずしないといけない。また、財産評価委員会でも、面積多分かかりますんで、ようけかかりますんで、財産評価委員会にもかけなければいけない。さらには、議会のほうにそれをお示しして、そういった状況を説明した上で、買い取り価格というのはお示ししなければいけないと、そういうルールがある中で、今、あたかも不正があったというようなお話、事例を出されると……。          (「可能性があるということです。」と山川議員)  可能性があるというお話を議場でされるということは、我々職員にとって非常に名誉が傷つけられることでございますので、先ほどの発言は撤回いただきたいというふうに考えます。           (「実際にやりとりをして……。」と山川議員) ○(渡辺議長) ちょっと待って。可能性があるというのであっても、可能性というのはある可能性があるということですよ、言われるのは。当然、贈収賄、贈側で土地の持ち主さんがそういう行為に及ぶかもしれないというようなことが考えれるような発言はやめていただきたいと思いますよ、私は。それで、議事進行で、何ですか。  山川議員。 ○(山川議員) 訂正願いたいと言われたんですけども、実際にやりとりしましたよね。史跡として評価するのと、宅地として評価するのは著しい違いがある、でも、それだったら史跡で持っとっても、史跡の評価だったら売ってくれんがんっていうふうに言われたんですよ、記憶にないっていうふうに言われたんですけど。 ○(渡辺議長) それは議事進行になってないんで。 ○(山川議員) ですから、実際、そういうふうに安い土地を過大に買って……。 ○(渡辺議長) それは議事進行になってない。 ○(山川議員) 圧力をかけて鑑定をやると、背任罪のおそれがあるんですよっていうことを指摘したんです。御理解ないようなので、指摘したんです。実際にやりとりがあったからこそ言ってるんです。そういう可能性があることも認識されてないままやると、問題になるから言ってるんです。(拍手) ○(渡辺議長) 御静粛に。ちょっと静粛にね、山川議員も。  岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 済みません、繰り返しになるかもしれませんけども、あくまでもその土地の価格というのは不動産鑑定など、第三者的な評価というもので出てきたものでしか扱えませんので、我々がどうするとか、誰に圧力かけるなんていうことは、到底そんなことは考えてもみませんでしたけれども、できる話ではないと思います。 ○(渡辺議長) ちょっと待って。それで、先ほどの可能性がある発言と大塚経済部長の言われたところも含めては、ちょっと起こしてみて、また山川さんと協議しましょう、議場での発言については。  山川議員。 ○(山川議員) 市民にとって最も大事なことは、米子市の財政健全化なんですよ。だからこそ見える化、圧力がない鑑定が必要なんですよ。違いますか、市長。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 当たり前の話ですけども、不動産売買をする際には、まず不動産鑑定をして、その評価を今度は財産評価の審議会にかけて、その上で議会にお諮りするという形をとります。幾つかの段階できちっとチェックが入る仕組みになってますので、御懸念のようなことはございません。以上です。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 当たり前のことなんですけども、御懸念のことはありませんって、何も事情を知らなくてよく言えますね。じゃあ、次の質問だったりも全部入りますけども、費用対効果を含めて、優先性が高いものを投資する、無駄なものには投資しない、公約で言ったから何を言っても市長は許されるんだ、何をやっても許されるんだ、違いますよ。湊山球場しか買い上げる必要性ないじゃないですか。それらについては、市長の得意な経済効果の比較においてやっていきたいと思います。経済効果の比較において、まず史跡の入り込み客数をお伺いしたいと思います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 史跡の入り込み客数ということでございましたけども、これは米子城に関する近年のイベントに参加した人数ということでよろしゅうございますか。米子城に関するイベントっていうのを本格的に力を入れ始めたのが大体平成26年度あたりからでございまして、平成26年度がイベントに参加された方、1,177人、27年度が1,289人、28年度が984人、29年度が1,327人となっておりまして、30年度、今年度はいろいろ大きなイベントもやりました関係で、6,000人以上の方が現在参加されているということです。  ただ、これはあくまでもイベント参加者ということで、把握はしてないんですけども、例えばふだん、城山に登っておられる方とか利用されている方というのは多数見かけますので、かなりの数に上るものと考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 大体平均が2,000人ぐらいですか、ことしは多くて6,000人ぐらいですか。それで、鳥取大学と比較したいんですけど、鳥取大学は月曜日と火曜日が予約の患者さん待ちで1,500人から1,600人です。要は4日間だけで、この年間のイベント参加者を超えるんです。これについては、お客さんにしてはそうです。  それではお聞きしたいと思いますが、経済効果、史跡の経済効果についてはどうでしょうか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の経済効果ということでございます。米子城跡の保存整備につきましては、一義的には、これは文化財としての価値の保存ということになるものでございます。その上で整備したものを人々が集い、楽しみ、広く親しむことができるよう利活用を図り、あるいは城下町と一体的に観光資源として活用を図ることで、インバウンドも含めた観光誘客の促進ですとか、本市のPR効果、そういったものが得られまして、あと社会教育、学校教育など、教育的な面で活用する価値、市民の郷土への誇り、愛着を育み、歴史的都市景観を形成することなどによって、歴史と文化に根差した魅力ある地域づくりに資することの価値、そういったさまざまな価値がございますので、相対的に合わせますと、経済的効果に寄与するものであるというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 史跡は、結局経済効果を把握してないということなんですけども、鳥取大学は2017年の6月30日の集計の年間利益では、年間約13億ということです。これは、史跡より鳥大のほうが経済効果が多いということは、市民目線からにおいても費用対効果においても比較優位ということは明らかだと思いますが、計算が得意な市長はいかがお考えでしょうか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) これ、議論の順番があると思いますね。今、局長からも答弁がありましたとおり、史跡の保護ということがまず第一義に来て、そこをいかに図っていくのか、この観点がスタートであります。経済対策のように、最初から経済効果を目指してやる事業ではなくて、文化事業として、これは国の史跡指定を受けて、そして国の予算もいただきながら、あくまで史跡の保存というところが第一義に来るというとこです。  しかしながら、せっかくこうした魅力ある財産を単なる保存ということだけで済ましてはもったいないし、しかも大きな税金を使うわけですから、それではいけないということで、できる限り、その魅力を発信しながら、市民の皆様はもとより、県の内外からも人が訪れるような魅力あふれる史跡のエリアにしていくということが重要なことです。それと、医大の患者さんの数を比較するというのは、その論点が全くおかしいと思いますね、それは。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 市長が恐らくそういうふうに言われるんだろうなというふうに想像していました。保存であるから経済効果は考えない、観光も考えないっていうことを言われるだろうなと思ってました。  そこで妥協点、保存と活用が折り合えないかということを提案させていただきたいと思います。文化財の保存と医大の活用っていうのは、ある意味、矛盾するようです。しかし、共存する方法もあるんです。というのは、松江においては三の丸を県庁にしている。全国的においても、三の丸を裁判所だったり市役所だったり県庁にしているケースもある。現代に生かした活用方法も選択肢としてあるということです。  教育委員会並びに局長は、今、史跡のイベントだったり頑張っておられます。石垣の保存を頑張る、バックネットを取って、木を取ってライトアップする、それもまたよし。そして、医大の渋滞緩和、これを解消する、そのために湊山球場に駐車場をつくり、患者さんがぬれないように空中通路をつくりやっていく、共存する方法があるっていうことを言っていきたいと思います。この妥協点については、データにおいて比較していきたいと思います。  まず、先ほど総合政策部長においては、市は医大の渋滞について認識はあるっていうことでしたので、それについて質問してまいりたいと思います。解消する具体策として、湊山球場を活用できないかということを言っていきたいと思います。どうでしょうか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) おっしゃいますけれど、言っておられる意味はわかるんですけれど、医大自体が湊山球場を駐車場にして、そこを患者さんの駐車場にしたいという意向を今持っておられないときに、第三者がそれはどうかという議論をする必要は全くないと思います。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 第三者が全くする必要はない、市民として渋滞して困っている認識はしているということでしたよね、それは確認します。もう一度、再度確認します。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) はい、それは認識は持っております。もう一つ言わせてください、ですから医大としては、今、第2駐車場を立体としたいと思っておられる。ただ、医大として、そこの場所の客体として、湊山球場は今は考えておられないということも認識しております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 今、先ほど言われたのが、第2駐車場の件もあるから、そして今、活用と保存、これが調和できないかと言ったのは、史跡公園の駐車場として、そして医大の駐車場としての共存ができないかという意味から言ったんです。なぜなのか、データで示したいと思います。第2駐車場ですが、規模と階層は何階建てを建設予定でしょうか、お聞かせください。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) そこは当方では把握はしておりません。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 地図をちょっと皆さんにごらんいただきたいんですね、地図を見てください。まず、医大において湊山球場は、この黄色とオレンジの部分が湊山球場なんです、駐車場なんです。そして、第2駐車場と言ったのは、医大を挟んで、県道を挟みます。永瀬石油があって、ローソンがあって、今は薬局になってます、その隣です。こちらはゼンリンのスケールから推測しますと、1,900平米程度です。階層にすると3階、4階建てというふうに聞きました。  そこでお聞かせください。130台ふえると言いましたが、全体の医大の駐車場、第1、第2、第3駐車場の割合、総数の中から、どの程度の台数でしょうか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) その数字は、現時点は把握しておりません。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 委託先である恵仁会から聞き取りしました。第1駐車場は立体駐車場を含めて410台、第2駐車場は現在83台ですが、130台ふえる。第3駐車場は48台足す911台で、合計1,582台だそうです。ですから、第2駐車場がふえて、やったやったではなくて、たった1割に満たないんです。ですから、湊山球場、2万3,971平米、この第2駐車場の約10倍以上のスケールがあります。しかも、この県道を挟んで患者さんは渡りますでしょうか、使いますでしょうか、お聞かせください。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 今のお聞かせくださいの意味がわかりません。 ○(渡辺議長) いや、県道を挟んで渡るのをお聞かせくださいなのか、両方答えてあげて、湊山球場のほうがいいじゃないかと。            (「いやいや、議事進行。」と山川議員) ○(渡辺議長) 議事進行じゃなくて、まず答えて。 ○(大江総合政策部長) わかりました。実際そこにとめられた方は渡られると思います。 ○(渡辺議長) 山川議員、議事進行じゃないよ。  山川議員。 ○(山川議員) 何が言いたいかといったら、結局、第1、第2、第3の1,589台でもっても足りない。なぜかといったら、鳥大の2017年の6月30日の職員数、2,807人だからです。そして、月曜日と火曜日の渋滞は1,500人から1,600人、この総数をもっても渋滞が解消できない、だからこそ湊山球場の敷地を提供できないか、考えることができないかと言ったんです。それは、史跡公園の駐車場不足の問題も関連してきますので、検討いただけたらと思うんですよ。
    ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 前提として、要はそこの医大さん自体が湊山球場を使ってという希望がないところで、この場でどう話してもあんまり意味がないように思いますし、うちとしても、医大さんは第2駐車場を今拡充してやる、今後いろんな問題が出てきた場合には、もう両者で積極的に話し合って解決に向かっていきましょうという意思統一はできておるわけですから、現在、湊山球場をどうこうというのは、今この時点ではお答えしようがないです。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 医大の経営陣ではなくて、患者目線から見てください。今の史跡の駐車場不足も解消できない、そして医大の駐車場、渋滞のことも解消できないからこそ、両者が共存できる方法はないかということなんです。というのが、史跡三の丸は動線からして、こちらの湊山公園線から入るというふうに伺いました。しかし、聞いてみたら、駐車場は市役所の駐車場を使ってもらうということでしたが、よろしいでしょうか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 現状、例えば枡形のほうから入ろうとすると、最寄りの駐車場ということになりますと、市役所の駐車場ということになります。それとあと、湊山公園には湊山公園の駐車場というのがございますし、テニスコートの横にも公園駐車場というのが現在ございますので、そういったところの利用ももちろん可能であると考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 今、湊山公園線から、三の丸、こちら側の入り口から入るっていうことでしたんですけども、湊山公園、ボート場のところの駐車場、こちらなんですよ、動線が遠く離れてるじゃないですか。ましてや、こちらは駐車台数123台しかないんですよ、バスのスペースもないんですよ。これはどうするんですかって言ったら、市役所の駐車場使ってください、あとはしゃぶしゃぶ温野菜と商工会議所前にバス停があるので公共バス使ってください、これが観光政策と言えますか。だからこそ、この隣接地にある湊山球場、史跡公園の動線も近いですし、医大の駐車場として空中通路、患者さんがぬれないように、両者が共存できる道はないんですかっていうことですよ。史跡公園、目玉じゃないんですか。駐車場、こんな動線が遠くていいんですか、どうですか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 確かに現状では、駐車場とか駐車スペースっていうのが枡形の近くにあるかと言われればございません。ですので、今策定中でございますけども、整備基本計画の中では、例えばバスの乗降場ですとか車寄せのようなものをできる限り近いところですね、三の丸あたりに設置するような方向性というところで検討はしております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 車寄せはどこですか。だから民間の土地を買い上げる検討のほうがまだましって言ったのは、飯山がレッドゾーン、そして深浦のところは、その動線から離れています。車寄せってありますけども、これでいいんですか。これが観光施策ですか、おかしいですよ、おかしくないですか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 車寄せにつきましては、三の丸のどこかというイメージは持っております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) ですから、三の丸、湊山球場を史跡の駐車場並びに医大の駐車場ということで共存ができないかと言ったんです。なぜこのことを言ったかということですが、上位計画として総合計画があります、都市計画マスタープランがあります、伯耆の国よなご文化創造計画があります。そこで米子城の史跡の保存活用計画がなってくるんです。活用と医大の渋滞をと思っている、これが共存できないか、これを現代に合わせてやっていく必要があるんじゃないでしょうか、市長。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 観光政策ということで言われておりますけれども、この中心市街地の駐車場不足というものは重々承知をしておりますし、課題であるという認識もございます。これは田村議員さんでしたでしょうか、いわゆる城下町観光における観光駐車場の必要性ということでも御指摘をいただいておりまして、我々は認識をしているところでございます。  そうした中で、既存のさまざまな建物や道路がある中で、我々としてどのような手段がとれ得るかということは、これからも当然検討していくこととなっております。ですので、駐車場が不足してるという認識は当然持っておりますので、それに対してどういう手が打てるのかということは、しっかりと議論してまいりたいと思っております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 駐車場不足と認識があるのであれば、なおさら史跡の駐車場、今の基本計画ですと不十分ですよね。そして、医大の駐車場不足、これが両者が解決できる策、あるじゃないですか。だから、それを検討してみたらいいじゃないですか、違いますか。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) まず、湊山球場敷地でございますけども、これは最初のほうでも申し上げましたけども、米子城三の丸の中心部に位置したというところで、文化庁から既存の史跡指定地と同等の価値づけがなされているものであるということでありまして、このため、土地利用をする場合にでも、文化財保護の観点から、やはりその建物はもとよりですけども、史跡活用のための駐車場であっても、原則、これは史跡指定地外に設置するという取り扱い方針もございますので、今後、文化財としての保存を図りながら、活用整備を図っていくという考え方になります。議員おっしゃいましたけども、例えば三の丸の中にいろいろな官公庁が建ってたりというようなことが現にございます。それは、以前、今のように文化財保護の考え方がしっかりできる前のことでございまして、それこそ城が取り払われてから、いろいろな行政の施設が入ったりとか、いろいろな訓練場に使われたりとかという歴史がございます。そうした中で、やはりそれは本来の城跡を未来に残していくという正しい形ではないということで、今文化庁もできる限り史跡の範囲内には物を建てない、つくらないと、関係ないものは置かないというような、そういう考え方のもとに文化財保護行政といいますか、政策を進めているところでございます。ですので、改めてこれから史跡にしようというところに何か物をつくるとか建てるとか、違うものを入れるというような、そういう考えは、基本的な政策方針とも外れてきますので、するべきではないというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 前市長の総合計画だからですか、前市長の総合計画に基づいた都市計画マスタープランだからですか、前市長の総合計画に基づいた米子城跡整備保存計画だからですか、前市長の延長路線でしょうか、どこが違うんでしょうか。 ○(渡辺議長) 岡さん、答えられますか、同じ答えになる。  岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 今、総合計画のお話が出ました。総合計画の中では、文化財の保護と活用という中で、あるいは中心市街地の活性化の推進という中で米子城跡の整備というものを位置づけております。あるいは、また経済活性化の面でいいますと、観光資源の活用と発掘というような意味合いで、これは米子城ばかりではないんですけども、史跡とか文化財などの歴史的価値を有する観光資源の活用というような項目も設けております。総合計画の中では、そういう位置づけでございまして、そういった史跡を保存と活用していこうということがうたわれておりまして、中身の詳細なところまでの検討ということではございません。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) 総合計画で医大も重要という位置づけもありますよね、違いますか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 医療のまち米子の中心として、非常に重要だという位置づけはございます。 ○(渡辺議長) 山川議員。 ○(山川議員) ですから、文化の保存と医大の活用というのは、一見矛盾するんです。だからこそ両者が折り合う点を、共存できるところ、調整できないかっていうことを検討いただきたいということです。  私たちが何を未来に残したいのか、あなた自身の大切な方が病院で待つことなく、治療におくれることなく病気が回復していく、一緒に生きていける。そうすることで幸せを感じることができたら、それこそが私たちの行政力、信用につながると思っています。この保存と活用、うまくやれば、必ず私たちの宝になります。アワー・ハピネス・インスパイヤー・ザ・ネクスト。次回は人口減少に対応できる具体的な解決策として、米子、医療の都市計画を皆様と議論してまいりたいと思います。市民ニーズに合わせた行政展開を目指して、ともに議論してまいりたいと思います。  以上で質問を終わります。(拍手) ○(渡辺議長) 御静粛に。  次に、遠藤議員。                 〔遠藤議員質問席へ〕 ○(遠藤議員) ちょっと議事進行で発言させてもらえんかな。 ○(渡辺議長) 先ほどの件ですか。 ○(遠藤議員) 議事の整理の関係で。 ○(渡辺議長) 議事の整理ね、はい。 ○(遠藤議員) 議長は確認されておるかどうかわからんけれども、今まで議長に対して質問通告をして、それが当局に照会されて、それで担当部が、あるいは担当課が、それに基づいて質問者に対してレクチャーを含めて、お互いに説明をしたりという場があったんですよね。その結果、それについてこういうような肉づけしました、方向づけしました、検討いたしましたいうようなものが事前に文書でメモ的に議員に配付されてきたいう経過があったと思うんです。それが今回から、何か消えてるような感じを受けるんですけども、そういうルールの改変が行われたんですか。 ○(渡辺議長) 行ってません。 ○(遠藤議員) 行われていない。なぜこれを聞くかというと、議員によっては、それぞれに当局が応対が違うということがあるとすれば、これは非常に問題になることじゃないかと私は思うんですよ。好きな議員さんには、どうぞこういう文書をお渡ししておきますから、嫌いな議員さんにはお渡しできません、極端に言えばそういうことにもなる、果たしてそれでいいのかということなんですよ。  問題はもう一つ、質問通告をしたわけだから、それに基づいて質問やりとりして、レクチャーをしたけども文書の回答がないから、その中身をやろうと思ったことは見えないわね、当然。だけど、本会議場でそれやる、質問通告ありませんから、答弁できない、これは許されんわね。 ○(渡辺議長) そういうことはないです。 ○(遠藤議員) こういうことも想定した答弁をきちんとやる、質問通告がありませんから御答弁できません、こういうことはないよね。これぜひ確認しておきたい。それでいいだね、議長。いいですか。 ○(渡辺議長) ないでしょう。皆さん、ないですよね、当局。ありませんよね。  はい、どうぞ、遠藤議員。 ○(遠藤議員) それでは、質問に入ります。一院クラブの遠藤通でございます。4点にわたって質問通告をいたしております。最初に、市長の政治姿勢について伺います。  11月20日の軍事行動発言の撤回の判断についてお聞かせをいただきたいと思います。市長は21日の発言後も、27日の議会の全協の場でも、発言は撤回しないと、こういう強い姿勢でありましたが、撤回の判断に至った経緯について説明を求めたいと思います。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 議員のおっしゃるとおり、27日の全協では撤回しないという話をしておりました。その時点におきましては、私自身もその発言自体に特に誤りがあったわけではなく、あくまで誤解に基づく御意見であったという認識のもと、真意を説明させていただいたという次第でございます。ただ、その後も誤解が解ける気配がない部分が見えましたので、その部分につきまして、その誤解を招いた文言につきまして撤回をすることに決めた次第でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 確認しますけども、市長がお答えになった中で、発言に誤りはなかったとおっしゃったと思うんですが、間違いないですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 私は、これは国民の集いのスピーチの中で発言したわけですけれども、その真意のほどというものは何度も何度も、この議場でも全員協議会を通じてお話をさせていただきました。そのことについて、私自身、今でも一連の発言の趣旨というものは決して間違ってなかったと思っております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 誤りがなかったのに発言を撤回されるっていうのは、ちょっと理解しがたいですけどね。つまり、一連のスピーチの中で市民の皆さん方が問題にされておる、私もそうなんだけども、時の市長が軍事行動を安倍さんがしたら支援をする、こういう御発言をされたわけですよね。それは事実でしょ。だけん、それは言ったことは誤りがなかったということの意味ですか、どうなんです。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 軍事行動を直接的に支持するという言い方は決してしておりません。その点について、私は誤解があるということを何度も説明をしてきております。あくまで拉致被害の回復といいましょうか、被害者の帰国と、そして拉致問題の解決というものを早く、そして全力でやってほしいという思いの中で述べた言葉の一端が誤解を招いたということで、その誤解を招いた部分について撤回をさせていただいたという次第でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) あなたの言われていることは、マスコミを含めて確認してますよ、それはしとらんぞという話にはならんでしょ。大事なことは、市長さん、たくさんの質問項目出したけども、今のやりとりをしておると、時の市長が憲法遵守という大きな使命があるにもかかわらず、軍事行動という発言を公の場でされたと、支援をするという言葉を発せられたと、これに問題が集中してるんですよ。だけん、あなたは言ってないじゃなくて、言っておられるんです。だから、言っておられるその言葉自身に、市長の立場として、市民の多くは、多分、他の自治体の首長も唖然としておられると思いますよ。何でそんな発言が出るんだと、米子市長はということになってるんじゃないですか。それが発言に誤りがなかったというような方向に持っていかれるというのは、少し謙虚さが足らんじゃないかなと私は思いますよ、あなたの今の姿勢見てると。  もう一つ思うのは、発言を撤回されたわけですけども、それで市民の側は疑惑が晴れたというふうにお考えになりますか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 少なくとも、誤解を受けた発言の文言につきましては、撤回をいたしました。それでもなお誤解される方があるいうことであれば、当然これは説明をきちっと重ねることによって、誤解を解いていきたいというふうに思っております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) どうもはっきりしませんね、しっくりしないですね。真意が伝わってきません、私には。  そこで、真意が伝わらなかったと、あなたおっしゃっていますけども、なぜ市民に真意が伝わらなかったというふうに理解されてるんですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 真意が伝わった方もたくさんいらっしゃいました。ですから、それは一概には言えないことですけれども、真意が伝わらなかったという部分につきましては、やはり言葉の一部分だけを捉えられて、その部分についていろんな批判を言われたということがございました。ですので、それは真意じゃないということを、何度も何度も説明してきたわけでございます。ですので、それは今後も、もし撤回したにもかかわらず、それでも誤解をされるということであれば、重ねて説明はしていく所存でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 市長自身は、軍事行動を支援するという言葉を使われたことは事実ですね。例え話でも、言ったんだということまで新聞に書いてありますし、そういうことを補足する状況になってるんですね。だけん、軍事行動を安倍さんがやったら、それを支援をすると、これは事実でしょ、言われたことは。それがうそだったということなんですか。それで市民が間違っておるということにとっていらっしゃるんですか。私はそうじゃないと思いますよ。軍事行動を安倍さんがやったら、私はそれを支援をするということを言われたことは事実だと、これは。これはうそだったということで撤回されたんですか、じゃないでしょ、事実だからその文言を撤回されたんでしょ、こういうことでしょ。  もう一つ、私伺いますけども、この撤回の釈明の中に、軍事行動を支援するという言葉は適正であったかどうかということに対しての反省の言葉が見えないんですよ。これは、適正であったというふうな御判断なんですか。最初の答弁を聞くと、発言に誤りはなかったということをおっしゃったわけですから、軍事行動を支援するいうこと自身については間違いじゃなかったという受けとめ方にもなりますし、しかし、撤回をされた文言の中には、適正な発言ではなかったという反省の言葉が見えないんですが、どうなんですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) まず、遠藤議員の認識の誤りは、私自身は軍事行動を支持するということをそのまま言った覚えはございません。あくまで拉致問題解決のために、あらゆる手段を尽くしてほしいという意を強くするために言った言葉でございます。ただ、もちろん、そこで軍事行動という言葉が出たこと自体は事実でございまして、その言葉がひとり歩きしてしまい、いろいろあらぬ誤解を招いたということを、そのことについて、これ以上の誤解拡大を防ぐために、この言葉を撤回したということでございます。               (「議事進行。」と遠藤議員) ○(渡辺議長) 議事進行せないけませんか、今の答弁は本人の考え方ですよ。 ○(遠藤議員) 議事進行、議事進行だ。 ○(渡辺議長) 議事進行って、どういう内容ですか。 ○(遠藤議員) 今の答弁は、今まで議論してきた経過と、実際に米子市のホームページに載っとる事柄とは全く違ったことを市長は言っておられますよ。 ○(渡辺議長) どういうところがですか。 ○(遠藤議員) どういうところがって、議長、聞いてもわからんの、あんた。ちゃんと聞いとれやい。ここに書いてある、ホームページで。市長コメントの中で、挨拶文に。安倍内閣が軍事行動をするというのであれば、あるいは憲法改正するとなれば、それも全て全面的に支持してと、こうなっとる。ホームページに載っとるんじゃない、これ。 ○(渡辺議長) それの答弁したんでしょ、市長は。 ○(遠藤議員) してないって言っとるがな。そういうことを言ってない、あれが間違ったって言っとるだがな。 ○(渡辺議長) お座りください。 ○(遠藤議員) お座りじゃない、だから議事進行でそれを整理してごせと。 ○(渡辺議長) お座りください、今答えるようですから、もう一回。 ○(遠藤議員) だからきちんと休憩して、この文言をきちんと整理してごせ。 ○(渡辺議長) いや、今答えますから。  伊木市長。 ○(伊木市長) 今読んでいただきましたけれども、あくまでそれ、拉致被害を回復するために、あらゆる行動をしてほしいという文脈の中で、例えの「あれば」という言葉を使って、例えということで使っております。ですので、これは繰り返しになりますけども、軍事行動を支持するというような、その部分だけを切り取られては困るということがございます。そのことをもって、誤解が広がったために、その言葉を撤回をしたという、こういう経過でございますので、理解をしていただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) きちんと整理してもらわんなら質問できん。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 同じこと繰り返しとっても始まらん。 ○(渡辺議長) 遠藤議員、どうぞ。 ○(遠藤議員) だから、議事整理してくださいよ。
    ○(渡辺議長) 議事整理。最初の質問なんですね、遠藤議員の最初、今、遠藤議員の先ほどの質問に対する答えが……。 ○(遠藤議員) 全然わかってない。どっちの味方してるの、議長は。 ○(渡辺議長) 味方はしてないです、誰も味方はしてないです、私は。 ○(遠藤議員) ちゃんと聞いとけばなんぼでも言えるがな。いいかや、市長が言われるのは、軍事行動を支援するというふうに自分が言ったということを、僕が言っておることを誤っとると言われただ。そして、自分の言ったことについては、誤りはなかったと、21日のことは、いうことも言っておられるわけだ。  ところが、僕が聞いておるのは、軍事行動を支援するということをあなたは言われたんじゃないんですかと。いや、そうじゃないんだと言っておられる。そうじゃないじゃない、ホームページにも載っとるがん、これ。そこだけを切り取ってもらったって困ると言われたけど、それが載っとるから言ってるんじゃないの、それが問題になってるんじゃないの。時の市長として、そういう言葉を使ってるかどうかという……。 ○(渡辺議長) 要は言葉として、言ったか言わないかの確認っていうことですね。 ○(遠藤議員) いうことの流れの中で言っとるけども、それは言ってないと言っておられる。 ○(渡辺議長) 言葉として、言ったか言わないかの確認っていうことですね。 ○(遠藤議員) ここに書いてあるのに、それを言ってないと言っとる。 ○(渡辺議長) その確認だそうです。  伊木市長。 ○(伊木市長) 言葉として軍事行動という言葉を使ったのは事実でございます。ただ、それが、何度も言うように……。 ○(渡辺議長) ただはもういい、言ったか言わないかという質問のようです。  遠藤議員。 ○(遠藤議員) 言われたから問題になったんでしょ、言ってないじゃないんでしょ。それで、私はもう一つ聞きますけども、軍事行動を支援をするという言葉は適正であったかどうかと、これについて今伺ってるんですけども、反省の弁が見えないんですが、どうなんですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) これも何度も真意をお伝えしていますように、軍事行動そのものを促したり、あるいは、軍事行動そのものを、そうした行為を支持するという意味で使ったわけではございません。あくまで、その拉致問題を解決するために、あらゆる行動をしてほしいという文脈で使った、そこが誤解されているので、その言葉を撤回したんですよ。撤回したんですね。だから、撤回してるわけですから、そこについてはしっかりと御理解をいただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 撤回された言葉の中に、時の市長として、軍事行動を支援するという言葉を使ったことが適正であったかどうかということの反省の弁が見えないがどうかと、こう聞いてるんですよ。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) まあ、これも繰り返しになりますけれども、私自身、その発言全体の真意というものは何度もお伝えするとおりでございまして、その部分について特に誤りがあったというふうには思っておりません。  ただ、遠藤議員がそうおっしゃるように、誤解をされる部分があったということは、これは事実でございますので、それについては真摯に受けとめ、撤回をしたという経過でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 市長、これから細かくやりとりしても同じことの繰り返しだから、まとめさせてもらうけども、あなたは軍事行動を支持するということは言ったの言わないの、言ったということは事実だけど、そのことは支持するということを言ったわけじゃなくてなんて、わけのわからんことを言っておられるけども。問題は、軍事行動を支持するということを言われたこと自身が、時の市長として正しい発言であるかどうかということを聞いておるわけだ。撤回されたということは、正しくなかったから撤回されたんじゃないんですか、と私は受けとめるんですよ、一般的な常識としては。だけど、あなたは、その常識がちょっとおわかりにならないようだ。  そういう意味で、もう一つ伺っておきますけど、僕は今の市長の姿勢を聞いておって、周辺の自治体の首長が少しばかりあんぐりとしておられると思う。これは米子市長とつき合うに、今後どうしてつき合ったらいいのかなと、こういうような声も何か聞こえてくるよう感じがするんですけども、そういう周辺自治体の疑念の払拭については、どう御認識されてますか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 各首長さんの見解については、私のほうで答える立場にないため、答弁は控えさせていただきます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) そういうところまで物事を配慮して、市長の言動というのはあるべきなんですよ。それが大事なことなんですよ、政治家として。  それから、もう一つ聞きますけど、あなたは拉致問題を早期解決したい、だから一生懸命思いを込めたと、だから間違った言葉を使っちゃったと、こういうことになるんだと思うんだけども、本当に拉致問題を解決するためには、どういう手段が一番有効だとお考えですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) やはり国民世論が一丸となって、この拉致被害を回復するための政府の行動を支持していくということ、ここが非常に重要だと思っております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 僕、国民世論はかなり高まっていると思いますよ、拉致問題に対して、北朝鮮に対する。一番それが障害になっておるというか、直接の交渉にできない現状になっている背景というのは、アメリカじゃないんですか。アメリカ合衆国が日本と北朝鮮の直接の交渉をとめてるんじゃないんですか、この拉致問題で。何遍もその行動は政府もやろうとしたんですよ。小泉さんがして以降、全くそれができなくなった。今の安倍さんもやろうとするけど、アメリカが待ったをかける。これが、拉致問題を最もおくらせてることは、政治的な最大の原因だと思いますよ、こういう認識はないんですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) その拉致問題解決がおくれている原因というものについては、いろいろな議論があるとは認識しております。ただ、少なくとも言えることは、ことしに入りまして、歴史的な米朝首脳会談が行われまして、その会談の中で日本の拉致問題というものが重要であるということがアメリカ大統領から示されたという事実はございましたので、そのことをもって、やっぱりこのタイミングで拉致問題の解決を図らなければならないという強い思いを申し上げたところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 私は、例えば北朝鮮に日本の連絡事務所でも設けるとか、あるいは拉致問題でも直接北朝鮮と交渉をさせるようにアメリカと話しするとか、そういう具体的なことがない限り、トランプさんにお願いしとったような話では、解決はなかなかできない。そういう政治状況を打破することが、今の日本の政府には大事だと私は申し上げておきたいと思う。  次の質問に入ります。都市計画マスタープランの策定案についてお伺いいたしますけれども、これを読みまして、全協でも説明いただいて、意見も言わせていただきましたけども、市長の言われる住んで楽しいまちづくりという市政の理念が、このマスタープランの中には見えないんですけども、どのようにこれは盛り込まれているんですか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) お示ししております都市計画マスタープランの素案でございますけれど、このマスタープランは米子市の都市計画に関する基本的な方針を示すものでございます。20年程度を目安にして考えて、先を見越して行っているものでございます。  ただ、整備構想の中では、地区ごとの特性に応じて目指すべき将来像を示させていただいております。個別の具体的な案件、特に具体的な策定プランということは、各事業における計画で、これから検討していくということになります。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 大江部長、少し都市マスに対する認識が違うんじゃないかな。都市マスをつくるということは、向こう20年の都市像というものを描く基本計画ですよね。そして、その10年のうちには、それを20年の都市像を目指すための基本計画、これを具体的に実行していくいうのを定めていく、これが都市マスの原則じゃないんですか。僕、国の指示通達を読んでおると、そう書いてあるで。あなたのを聞いてると、これから検討するんですわいと、文章をつくって、作文をつくりましたと、ここにこういう冊子ができました、この中身に書いたことは、これからやるんですわいと。これは少し都市マスの計画の原点とは違うんじゃないの。この冊子の中に、そういう都市計画の地区別を含めた、都市機能を含めた張りつけを、土地利用を含めて用途指定をどう定めていくかという具体性を持たせるのが市町村の都市マスじゃないんですか。それが書かれてないということを私は言ってるんですよ、どうなんです。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) そういう御指摘をいただきましたけど、あくまでも都市計画マスタープランは、法律上も都市計画に関する基本的な方針という書き方です。ですから、ある意味、米子市、一番大きい計画は総合計画というものがありますけれど、これについても基本構想、基本計画、5年、10年というラインですけれど、都市計画マスタープランは20年先の都市像を見越して考えていくものですから、個々個別のものというのは、いろんな社会情勢の変化に応じて、それぞれの個別の計画で定めていくことになります。ですから、都市計画マスタープランというものは、あくまでも大まかな方向性を定めるものというふうなことで考えております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) ほんなら、具体的に聞きますけど、この安倍三柳線、これはどういうふうに定めておるんですか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 安倍三柳線、これはもう今、構想に入っておりまして、着手も一部されておる状況でございますから、現状として書いてあります。今後、それをどうしていくかというのは、これはもう整備については予算等も絡むことですから、今後、年度年度で、それぞれ予算化でここまで今年度いきますよというような形で議会に報告しながら進めていくということになりますから、都市計画マスタープランでいつの時点で完成させますみたいな具体的なことを書くものではないというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) その論でいけば、総合計画で十分間に合うんじゃないの、あなたの判断は。都市マスは今、私が最初申し上げた建設省の局長通達で具体的に書いてあるんですよ。どう書いてあるかというと、地域における都市づくりの課題と、これに対応した整備等の方針を明らかにする、これが市町村のマスタープラン、整備方針を明らかにすることですよ。この冊子を読んでおると、明らかになってない。安倍三柳線の場合なんかも、全く明らかになってない。私が質問して事前に回答いただいた中では、32年度までの計画は載せておりますけども、それから先は載せてないと書いてある。だって、都市マスは10年先の基本計画でしょ、32年だったら再来年でしょ、2年先しか書いてないということですよ。10年先を定めたならば、安倍三柳線はその中で、終点までどうするかという計画を載せるべきじゃないの、それが都市マスでしょ。予算がつくかつかないかわからんから載せませんでした、それは都市マスじゃないじゃないですか。都市マスを決めるから予算配分もそういうふうに総合的に判断して、編成していかないけない、だから都市マスの上で定めるんだ、これが都市マスでしょ、違うんですか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 違うんでしょうと言われたら違います。やはり、これは都市計画マスタープランというのは、20年先を見越した大まかな方向性を定めるものです。ですから、個別の事業がいつできるというのを都市マスの中で、現在着手中、それで見込みがあってっていうことは書く部分もありますけれど、そうでないものについては、そこの中で具体的に書くということはありません。 ○(遠藤議員) まあ、建設省の局長通達のことを今引用したけども、具体的な姿をどうつくるかというのは都市マスですよということを言っとるわけだ。そういうことは書くことはございませんというのは、僕は米子市の都市マスに対する認識の甘さだと思うよ。  もう一つ申し上げると、この文章全体を読んでおると、あなたの答弁に見られるように、各課のそれぞれ持ってる事業を寄せ集めて作文集をつくった、これだけだ。その中身は、これからそれぞれが検討していきます、こんな話になってる。これは都市マスで考えることじゃないじゃない。僕はそれが大きなこの都市マスに対する意識の違いだと思うよ。  例えば聞くけども、淀江のインターチェンジ周辺に新たな拠点となる土地利用をするとありますけども、これはどのような土地利用を検討されての記述なんですか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 淀江インターチェンジ周辺、これは今後の土地利用で考えられる要素があるということで、都市計画マスタープランには載せております。ただ、あそこの場合は、平地は多いですけど、やはり優良の農地があります。それから、半分はもう大山町に入ってしまうという実態もございます。ですから、その辺も含めながら、今後具体的にあそこをどうやっていくかというのは考えていくよというのは都市計画マスタープランの中では定めておりますけれど、どうやっていくかというのは、それが仮に工業用地的なものであれば、経済部を中心として、今後具体的な計画を定めていただくということになると思います。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 僕は、ここの段階で用途指定を含めたものの表現することが都市マスの具体的な基本計画になるんじゃないですか、こう思うんですよ。その結果、その先どう進めていくかは実行部隊の中で検討していく、これが都市マスの私は姿だと思うんですよ。私、そういう点で、この都市マスに対する認識が、完全の作成する事務方が認識が間違っておるということを指摘しとかないかんと思う。  それから、市長、あなたの公約に準じたものなんだと思うけども、米子市を5つに分けて、それぞれで違う処方箋によって米子をダイナミックに復活させるということ、これは公約と言ってもいいじゃないですか、掲げておられますよね。こういうものを都市マスの中にはめ込んでいくということ、僕は大事なことじゃないかと思うけど、今回はめ込んでないじゃないかと思うんですが、どうなんです、これ。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 具体的な部分については、ちょっと担当部長から説明をいたしますけども、私が市長選の最中に申し上げた5つのブロックに分けようという考え方、これは基本的には経済政策を念頭に置いております。つまり、米子のまち全体をどのように発展させていこうかといったときに、その具体案を、そういったブロックに分けて考える考え方があるのではないかということをお示ししたとこでございます。そうした意味におきまして、この都市計画との関係につきましては、これは担当部長のほうから説明させていただきます。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 都市計画マスタープランにおける地区別、今の5つのブロックというのは、市長が説明しましたとおり、経済的な政策として掲げ、提案されたものだと認識しております。  都市計画マスタープランのほうにおきましては、5つの地区に区分して、都市化が進んだ米子市の中央地区、それから既存集落地と農地から成る平たんな弓ヶ浜地区、それから日野川右岸の工場地と既存集落地及び農地から成る平たんな箕蚊屋地区、それから既存集落地と大規模住宅団地、農地及び丘陵地から成る南部、それから旧淀江町の部分である淀江地区、それから都市計画の区域外になっております伯仙地区、その6ブロックにブロック分けしていろいろ考えていくという方向性で進んでおります。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) さっぱり見えんがん、だから。僕は市長の提唱されたことはいいことだと思うよ、それは経済政策。経済政策をやるには、それを支えるインフラをどうするか、これがついていかなかったら、既存の中だけで経済政策を打って幾ら叫んでも、物事が動かんじゃないですか。だから、それが都市マスにも反映すべき、こういうことになるんじゃないかと思うよ、僕は。  そこで、あえて提案しますけど、市長、こういう考え方もあってもいいですよ、とひょうな提案だけどね、米子弁で言うと。例えば民宿村とか、癒やしの村とか、それからジビエ食の村とか、国際村とか、そんなものをはめ込んだらどうなんですか、まちの中に。僕はいいと思うよ。例えば、国際村だったら香港便が走っておるわけだから、香港から直に来ていただいて、米子の市街地の中で商売してもらえんかと。そして、香港の本当の味を米子の市民に食べさせてほしい、こんなアイデアもあってもいいじゃないの。そのぐらいのことをやられていかないと、ただ漠然と抽象論で、今、部長が言ったような流れでは、あなたの任期中のあなたの政策は生きてこんじゃないのか、私はそれを心配しとる。そういうとひょうな話かもしれないけども、そういうような思い切った、ダイナミックっていうのはそういうことを含めて私はあるんじゃないかと思うけども、いかがなんでしょう。検討されてみたら、これだけじゃなしに、ほかのことも含めて。市長の認識をまずお聞かせください。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 今、具体的に御提案をいただきましたので、こうした具体的なことを今後考えていかなければならないと思っております。都市計画マスタープランにつきましては、そうした具体的なプランが動くようなインフラ整備を中心とした計画をつくっていくことにありますので、都市計画マスタープランの中でどのように扱うかということは、当然いろいろ検討はあると思いますけれども、具体的な動きは、これはこれでしっかりと検討していきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 今、遠藤議員から御提案のあったこと、非常に魅力的なことだとは思います。ただ、都市計画マスタープランにおいて、やっぱり各地区の特性に応じたまちづくりはやはり必要になってまいります。その中で、今後、ここはどういう方向がいいというのは当然出てくるかと思います。ただ、それを実質的に実現していくためには、誰がそれを担うのか、プレーヤーの部分ですね、それを全く考えずには、やはり簡単にはそういう言葉を置けませんし、仮に、ある意味インパクトのある何とか村みたいな格好ですると、誰がどこで決めただというようなとこでもまだ出てくるレベルだと思います。ですから、これは誰が担うのか、それから、今後の情勢の展開によってどうなっていくのかっていうのを見きわめながら、各個別の計画の中で、例えば弓ヶ浜の個別計画を考えるときには、そこではそういうような方向性を出していくっていうことは十分に考えられることだと思います。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 誰が担うかって、米子市がそういうプランを絵を描いて、皆さん寄ってください、知恵のある人、寄ってください、金のある人、寄ってください、こういうことをやらなかったら誰がそれを働きかけるの。そういうことが都市マスの中にも表現として見えるようにするのが都市マスじゃないかと私は思うんですよ、具体化というのは。  それから、この都市マスをつくるに当たって、今までの都市マスの総括をしたと、こういうふうに言われておるんですけれども、私はその総括の姿が見えないと思うんですね。例えば、総合計画でこの間、指標が配られましたよね、目標数値が。その結果で示されたものが配られましたね、いきいきプランの。歩行者通行量、中心市街地の人口の社会増減、下町観光ガイドの年間利用数、あるいは文化施設の年間利用者数、これらのところの状況を拾ってみますと、必ずしも進展していってないですね。そして、32年度には大きな目標が掲げてある。これ、どういうふうに埋め合わせていくんですか。こういうことも含めて、どう総括をしてきた上で今回の都市マスが成り立っておるのか、こういうことだと思うんですが、いかがですか。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 総括というのがどこまで具体的にできるのかということもあります。今回、新たなものとして、今までもあったわけですから、こういう形で新市長のもとでは都市計画マスタープランをつくって、今、素案でお示しさせていただいておる。ですから、今後これをどう進行していくかというのが課題であって、総括の部分っていうのは、具体的にどこをどう総括するっていうことではやってはおらないとこでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) だから、総括なき都市マス計画をつくろうとすることに大きな誤りがある、こういうことを申し上げなきゃならないんですよ。行政というのは総括を忘れてるんです。そういうことを考えて新しい体制になったわけだから、古き体質から改めてもらって、社会の常識に合った市政運営にしてもらわなきゃいかん、そのことを注文つけておきます。  それからもう一つ、この都市マスの中で矛盾を感じるのは、公営住宅の長寿命化の計画、これがうたってあります。しかし、一方では住宅計画というのがあります。この住宅計画を見ると、平成32年度までに長寿命化事業を84%、こういうふうに計画のとおりにやると書いてありますが、それからもう一方では、32年度を目標に8棟、長寿命化計画で工事をやると、こうとも書いてあります。これ、具体的にできるんですか。都市マスではそういう方向づけはちゃんとしてるということになっていいんですか、それでいいですか。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 長寿命化事業の進捗状況についてでございますけれども、地域住宅計画における長寿命化事業の平成32年度の目標値は84%としておりますけれども、現段階でおくれが生じておりまして、約63%の見込みになるというところでございます。  それと、実施箇所につきましては、平成32年度までに8棟中6棟を完了するという予定でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 6棟はどことどこですか。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 河崎住宅は4棟のうち2棟が完了予定でございます。それと、上福原住宅は3棟全て、大工町住宅は1棟、これは完了してるというところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 僕はこれで思うのは、住宅計画というものそのものが議会に説明されてないじゃないかという気がするんですよ。これ掘り下げていくと、こういう資料が見つかったというのが私の実感なんだけども、この住宅計画に定められとることから見て、都市マスはそれを全部丸写しにしてるわけなんだけども、これは修正しなくてもいいんですか、住宅計画は。このままでいくんですか。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) この地域住宅計画につきましては、国の社会資本整備総合交付金を充当いたしまして実施する事業について5カ年計画を立てているものでございます。これにつきましては、公営住宅の長寿命化につきまして、長寿命化計画に沿って行うこととしております。こういったところでの人口減少、少子高齢化の進展や地域の住宅事情を勘案して、安全、快適で潤いのある住まい、まちづくりを実現することを目標として行っているところでございます。これにつきましては、また次期計画を変更するときには、そういったところも修正が必要ではないかと考えております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 修正が必要かどうかって、修正が必要じゃないですか。修正するなら、きちんと議会に対しての説明を求めていただかないと、議論の整合性が図れないんですよ、このままできちゃうと。このことを申し上げておきます。 ○(渡辺議長) 大項目変わられますね、休憩させていただきたいと思いますんで。  暫時休憩いたします。                午前11時54分 休憩                午後 1時00分 再開 ○(渡辺議長) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたします。
     遠藤議員。 ○(遠藤議員) 次に、水道法の改正とコンセッション方式という問題について、市長なり水道局長の見解を伺っておきたいと思うんですけど、質問通告をいたしておりましたけども、昨日の岡村議員の質問にほぼお答えになっている点がありますんで、それに関連して、きょうの新聞にもコメントが載っておりましたけども、それについて少し質問させていただきたいと思います。  きょうの新聞に、現時点ではコンセッション方式の導入は難しいというふうに市長は判断されたと報道になっておりますけども、この現時点というのは市長の任期中ということを意味するんですか、伺っておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 現時点は、まさに今の時点ということでございますけれども、発言の意図というか、趣旨というか、背景にある考え方というのは、いろんな物事がある中で、民営化ということそのものを否定するものではなく、水道ということに関して、岡村議員から御質問がございましたので、そのことについて私の所見を述べたというものでございます。  要は、民営化するための条件が整うか、将来のことはわかりませんので、少なくとも今の現状から判断して、それは不可能であろうという認識を示したものでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 将来のことについての状況はわからないということでおっしゃった、そのとおりだと思うんですが、政府が言ってる法律の趣旨の中に、いわゆる周辺市町村との広域化いうことによって、過疎化されている自治体の水道も含めた中で大きい自治体を含めて面倒見ていこうじゃないかというのが企画されてるんじゃないかと、こういうふうに読めるんですけども、例えば県西部で、そういうような広域化、既に米子市と日吉津村となっておるんで、それをさらに広げた中で広域化の水道事業化ということが出てきたときには、どういうお考えになりますか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) やはりこれも将来どうなるかということについては、ちょっと予断を持って述べられないこともございます。現状、どういう状況にあるかということについては、水道局長のほうから答弁させていただきます。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) ちょっと急な質問で申しわけございません、広域連携のお話だと思います。現在、鳥取県のほうが主導されまして、広域連携の検討会、ちょっと今、手元にぱっと名前が出てきませんけども、始まったところでございますが、まだ現状がどうなっているのかというようなところの取りまとめというか、そういう段階でございまして、個別具体の話には至っておりません。  ただ、米子市の場合を考えたときに、西部圏域の中心都市であろうということは考えておりますので、何か連携していって、本市も含めましてコスト削減になるようなことがあれば、そういったことはやっていきたいと。そういうものがあるのかどうかも含めて、今後そういうものを検討していくという状況だと思っております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 将来的な流れとしては、どういうふうになるかわからない、今確定できないということはわかりましたけども、法の趣旨からいくと、そういう流れが組み込まれているということだと思うんですね。  もう一つ、市長が、このコンセッション方式というのは水道事業になじまないと、こういうふうにおっしゃってるということになっていますけども、どういう意味でなじまないというふうにお考えになっているのかということを重ねて伺っておきたいと思います。  政府のほうは、民間化することによって、いわゆる経営コストいうことも含め、行政コストを下げる意味がある、そのことによって財源を回しやすいということを言っとるようなんですけども、これ自身も、これは難しいというものの中に入るということですか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) まず、なじまないという言い方を自分が直接的にしたかどうか、ちょっとわかりませんけれども、趣旨としては、例えばの話ですけれども、わかりやすく例を挙げて説明しますと、例えば電気事業というのがあります。これもやはり電気を安定的に供給するというミッションがあるものの、以前は株式会社で運営をしておりましたが、今はさまざまな電源といいましょうか、太陽光だとか、水力はもともとあるんですけども、いろいろな電源があって、言ってみれば自由化とともに競争というものがだんだん入ってきて、コストを下げる方向に働いているのかなというものがあります。ですので、これは民営というものが一つなじむ部分があるだろうというのが電気の例ですけども、水道についても同じく生活インフラであるんですけれども、水道管というものが水源から一体的な構成をしておりますので、それをどこか切り取ってという言い方はあれでしょうかね、新たな水源をつくって水道を流し始めて競争を起こすというようなことは、ちょっと考えにくいし、そもそも、そういう意味で民営化というものがふさわしくない業態ではないかという所見を示したものでございます。  もう一つの御質問は、広域化の話だったと思いますけれども、先ほど水道局長のほうからも答弁がありましたとおり、今後いろんな意味でコストを下げていくために広域化ということは必要になるかもしれませんし、そういう議論はしていかなければいけないかもしれませんが、しかしながら、そのことと民営化というのは直接的には関係ないだろうと、民営だろうが公営であろうが、やるべき努力はしなければならないだろうという考え方を私は持っております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) いずれにしても、水道行政に対して、こういう動きが入っていくということは非常に不安な状況が起きてくるんじゃないかなと私は思っております。  そこで、この法の中にもう一つ書いてあるのは、PFI法というのが通りましたですよね、ことしの5月に。その中に、水道行政にコンセッションを導入した場合には、利息を全額免除すると、こういうような法律が組み込まれておるというふうに言われておりますけど、水道局はこれを把握してらっしゃいますか。そして、米子市に当てはめた場合に、どのぐらいの利息がそういう中で免除されるということになるんですか。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) ちょっと先ほどの答弁で少しお話しさせてください。遠藤議員の広域連携のところの話ですけども、本年度から鳥取県上下水道に係る広域化・共同化等の検討会というものが鳥取県主導で、東部、中部、西部で展開されていっておりますというのが一つと、ちょっとぱっと頭に出てきませんでしたけども、米子市の水道局を見たときに、変な話ですけども、境港市、それから日吉津村にも供給しておりますので、基本的には広域連携が過去にスタートしているという現状があるということを一言申し添えさせていただきます。  そうしますと、今御質問のございましたPFI法によって、起債の利息等の補助があるじゃないかと、そのことを知っているかということでございます。これは、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、よくPFI法と言われておりますが、PFI法の一部を改正する法律によりまして、一定の要件のもとでコンセッション方式による水道事業に係る施設運営権を設定した地方公共団体に対し、当該事業の地方債の繰り上げ償還を認め、元利償還金以外を免除する制度が創設されたということは承知しております。  議員、今、米子市に当てはめたらどうだということでございます。今申しました一定の要件というのに幾つかございますが、一つとして年利3%以上のものというのがございまして、現時点で米子市の起債残高が130億円ぐらいございますが、これに対象となるもの等々を考慮しますと、もしコンセッションを行って、この制度を利用した場合には4,600万程度が節減できるというふうに現在は認識しております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) まあ、余り米子市にとっては魅力のある話ではないと、こういう説明ですよね。私もそう思いますね。  そこで、もう一つ政府が言っておる、この法を導入した背景には、将来にわたって水道管の交換事業、これに大きな金が食い込むんじゃないかと、それを自治体でやっとっても将来が危ういじゃないかということの中で民間の力をというのが入ってきとるんですけども、米子市の耐震適合率いうのは、現時点ではどのぐらいになってますか。あわせて、交換事業費、将来を見通してどのぐらいかかるというふうに判断されますか。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 耐震の関係と、それに係る交換という質問だと思います。一つに、本市におけます基幹管路の耐震化率は25%でございます。基幹管路を含みます老朽管更新は、平成26年度に策定いたしましたアセットマネジメントに基づいて計画的に実施していくこととしております。  その中で、現在、水道管の耐用年数は40年でございますけども、新素材の開発など、技術改良によって近年耐用年数は大幅に伸びてきているということで、現在100年ぐらい使える水道管が出てきているというふうに考えております。その中で、米子市の全ての配管の交換を考えた場合には、やはりこの100年程度のサイクルになるのではないかというふうに考えております。  そういう中で、本年3月に作成いたしました新水道ビジョンにおきまして、今後10年間の財政計画を示しておりまして、この中に耐震化も含みます老朽管の更新、総額63億3,000万円余を見込んでおります。この財源には一部、国庫補助金等を見込んでおります。そういう状況でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) つまり、国が言っておるのは、財政が困難になるという一つの基準になっておるのは、耐用年数を40年で区切るのか、今、水道局長が言われたように、いろんな資材等の改良も進んでいることも考えながら、100年という時間帯で見ていくのかいうことの基礎が違ってくるということになってくると思うんですね、お話を伺っていると。それによると、米子市もそんなに財政が逼迫して、交換事業に対して大きな負担がかぶるということはないというような御見解だというふうに伺っていいんですか。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 基本的にはそうだと思っておりますが、ただ、全国的に見まして、やはり老朽化した水道管の破損事故ですとかいうものが非常にクローズアップされていっている中で、今、私言いましたけども、全てが100年に対応できるとは思っておりませんので、そこはやはり今の状況であっても、計画的に更新作業をしていくという状況だろうと思います。その中で、今米子市の状況とすれば、非常に危機的な状況というところまでの認識は持っていないという状況でございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 最後に、水道関係で1点、ちょっと聞いておきたいと思いますが、市長自身も導入する考えはないということを明確にされたということの上に立って、あえてお聞きいたしますけども、このコンセッション方式というのは、いわゆる料金収入の権限を全部民間に譲渡するということなんですよね。水道の本来の収入財源というのは料金ですから、それを全部民間に委ねちゃうと。そうすると、水道の残された部分での施設管理、改修いうものの財源というものは、どういう形で算段をしていくかいうことについては、想定としてどういうふうに考えられますか。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 先ほど市長も申しましたけど、私のほうも、まだ法ができたばかりということで、コンセッションそのものを事細かく検討しておるわけではございませんので、少しあやふやな点があろうかと思いますけども、今言われました、コンセッションを行って民間に水道事業を渡したときに、残る部分はどうするんですかという御質問だと思います。  一つとして、まず、どこまで渡すかというあたり、今、議員が言われましたように、少しの維持修繕は私ども水道局に残すのか、それとも全部コンセッションする民間に渡すのかというところの線引きあたりは、契約書、あるいは協定書の中で決められるものだろうというふうに一つ思います。  今、議員言われますように、幾らか、例えば水道局が行うものが残ったとして、それを水道局長の私がやらないといけないときにはというのを考えますと、多分でございますけども、最初にコンセッションを行う民間会社へ売却を行います、その売却益が入ってきますので、多分この売却益の中で一定程度行うのではないかというふうに考えます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) いずれにしてもこのコンセッション方式というのは、よくよく考えて、市民の方にも理解を求めていかないけない部分が残っておるんじゃないかと私は思います。政府が方針を決めてからじゃ、それに乗られないというような状況ではないということをしっかりとお互いに共有しておきたいと思いますね。  次に入ります。次は、学校施設の空調整備事業、これについてお尋ねをいたしますけども、今回の補正予算にも載っとるんですけれども、国は学校施設のどの施設を事業対象としているのかということと、財源措置は臨時特例交付金配当額及び地方交付税の還付率というのについてはどのような見通しになるのか、あわせて説明を求めておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 国の事業対象範囲と財源措置についてでございますが、平成30年12月4日付で文部科学省から内定通知が参りました。それによりますと、対象教室は普通教室及び特別教室でございます。また、国の財源措置につきましては、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金配分額及び地方債の60%を地方交付税措置するとのことでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 最初、たしか全協じゃなかったかな、総務部長の説明では財源がまだ確定してないという話だったけども、確定したんですか、予算の配分は。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 内定通知ということでございますので、これから国に対して申請をして、それで交付決定を受けて正式な決定ということになると考えております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) その場合に、いつも交付金の関係で社会資本整備総合交付金の議論するんだけども、差が生じるようなことはないですか。内定通知が来た、そして決定を受けた、予算に乗せとった金額と、その後から具体的に決まった金額に差が起こるということは心配ないですか、差額が出るということは。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 今回の補正予算で計上させていただいている財源につきましては、普通教室分の配分額を見込んで予算計上をさせていただいておりますけれども、このたびの内定通知につきましては、普通教室及び特別教室も含めた配分額の内定でございますので、この内定通知のほうが大きいというふうでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 今の説明では、国からの内定通知には普通学級と特別教室というものを含めた中で通知が来た、こういうことなんですね。じゃあ、なぜ補正予算に普通学級だけが予算化されたんですか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) この補正予算に普通教室分だけを計上したという経過でございますけれども、まず、文部科学省に提出した事業計画といたしましては、普通教室及び特別教室等に空調設備を整備する計画として提出したところでございます。その事業計画の提出の際に、文部科学省からは、児童生徒等の早期の安全性の確保のために編成された国の平成30年度第1次補正予算の趣旨に鑑み、特例交付金への積極的な事業計上を依頼されたところでございます。その後、サウンディング型市場調査ですとか、そういった調査の実施ですとか、情報収集等を行う中で、普通教室のみの整備であっても、来年度末までの整備完了につきましては大変厳しい状況であったことから、本議会での予算計上につきましては、普通教室のみの整備費用を計上させていただいたところでございます。その後、県を通じて文部科学省より、先ほど申し上げました12月4日付で内定通知があったところでございますけれども、事業計画時には、文部科学省からの通知では普通教室を優先して予算配分を行うとのことでございましたが、今回の内定通知の内容は特別教室についても予算配分を行うというものでございました。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) だから、補正予算でなぜ普通学級だけに絞ったんですかと聞いてる。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 先ほども少し触れましたけれども、事業計画を提出した後にサウンディング型市場調査を実施して、民間事業者からいろいろな意見をお伺いしたり、あと情報収集等を行う中で、機器の調達ですとか業者の手配ですとか、そういったところが大変厳しい状況にあるということで、特別教室も含めた設置を目指すということになれば、なかなかこれもどんどん厳しくなるということで、補正予算には普通教室のみを計上させていただいたところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 政府自身が1年間という限定したこういうものをつくること自身が間違っとると私は思いますよ。教育委員会の責任だと思いませんが、しかし、せっかくできたこういう財政措置の背景がある以上は、これを機会にして全教室に対応していくというのが本来の私は仕事の仕方だと思うんですよね。  そこで、伺いますけども、例えば普通教室と特別教室にやった場合の市の負担額と、普通教室だけをやった場合の市の負担額というのはどのぐらいになりますか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 普通教室を対象にした事業費と特別教室を加えた事業費の差額についてでございますけれども、概算で約7億3,700万円と試算しております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) その中で、普通教室だけと、特別教室を加えた分の事業費の市の負担額と、市が負担する額ですよ、それから普通教室だけの市の負担額というのは、算出されていらっしゃいますか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 申しわけございません。手元にそういった試算の数字が現在ございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 議事進行で言わせてごすか、僕が説明するけん。いいかや。説明せにゃいけん、局長にかわって私が説明するけど、それでいいか。質問にすると時間がない。本来説明もらわないけんのだけど。 ○(渡辺議長) 後でお持ちする程度ではだめだということですか。 ○(遠藤議員) 今、議論せにゃ話にならんが。 ○(渡辺議長) じゃあ、持ってこれますか、すぐ。 ○(遠藤議員) できるか、できないか。だから、それを、時間がないから私のほうが計算しとるけん説明するけん、それでやっていったらどうかということ。 ○(渡辺議長) すぐ持ってこれない。 ○(遠藤議員) ちょっと議長。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 私が試算しますと、普通教室で市の負担部分というのは3億6,800万円なんですよ。それから、特別教室を含めてやると5億6,500万円なんです。こういう数字を見たときに、特別教室を財政的に見れば、そんなに加えたからといって重たい数字ではない、こういうふうに僕は判断するんです。だから、この際、こういう制度がある中で、やったらどうかと。ましてや決算期に不用額が13億出るような米子市の財政状況もありますから、10億近いこの事業をやったときに不用額が何ぼ浮くか知らんけども、それを充当すれば、市債ですから、これは、現金じゃないんで。そうすると、かなり負担はそう重くなくてやれるんじゃないかと、私は早計ながら判断しております。そうすると、機械を確保することや工事期間や業者の関係というのは難しい問題があるか知らんけども、こういうチャンスにこそ本当に学校の教育施設整備というものを思い切ってやっていくと、県内の業者だけでなしに県外も含めて業者の皆さんに参加してもらうということも含めた中でやっていくということは、あってもいいじゃないかと思うんですよね。その辺のところを含めて検討されたんですか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 今、遠藤議員さんがおっしゃいましたとおり、国の配分が特別教室も含めてということで参りました。非常に有利な補助金でございますので、議員おっしゃいますように、この補助制度というのは最大限に活用したいというふうに考えておりまして、特別教室等への空調設備の整備につきましても、各学校現場の利用実態ですとか必要性、希望などをよく精査して今後検討したいというふうに考えているところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 教育長に伺いますが、特別教室に冷房設備はなくても生徒にとっては安心・安全な学習環境だと、こういうふうにお考えですか。 ○(渡辺議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) まず、普通教室で過ごす時間が長いわけで、先ほど申し上げましたように、それ以外の教室ということで特別教室が今、出たわけですけれども、あるにこしたことはないと思いますけれども、今の優先度からいえば普通教室が圧倒的に高いと。特別教室については、これまでも順次優先順位を考えながら整備してきたところですので、そういったところで整備を続けていきたいと、そういうふうに考えております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) ちょっと教育長、しっかりしたほうがいいんじゃないですか。教育環境の不公平という問題が残るんじゃないですか、普通教室はできたけど、特別教室はせん。だけど、特別教室も授業としては生徒が使うということを考えると、教育環境の不公平、こういうことに対してもっと配慮をしていくのが教育行政のトップの仕事じゃないかと私は思うんですよ。しかも、全体的にやったって、市債でやる場合に5億6,500万、大きな金じゃないですよ、20年間償還しようと思ったら、でしょ。そういうことも考えれば、この際、工夫をして教育施設のきちっとした姿をつくり出していく、これが僕は教育長に問われる大事な部分だというふうに思いますよ。それで、これ、設計はもうでき上がっとるんですか、まだでき上がってないですか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 基本的に設計委託費も含めて12月補正で計上させていただいておりますので、議決をいただきましたら直ちにそういった設計の委託業務の発注ということをやりたいというふうに思っております。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 発注業務をして、設計ができ上がるのはいつですか。そして、工事発注はいつですか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 詳しいスケジュールにつきましては、まだきちっとした確定したものはございませんけれども、準備のできたものから直ちにそういった作業に移っていきたいというふうに考えております。 ○(遠藤議員) 私の手元にいただいた分で、設計発注は来年の3月までに切り上げる、今年度中ですね。それで、工事の発注は4月以降と、こういうふうになっておるようです。そうすると、今、私が申し上げたように、普通学級、特別学級を含めてまだ時間があって設計にも十分間に合うんじゃないかというのが私の判断です。ですから、財政負担のことも考えても、そんなに重たい内容のものでもないし、市長自身も含めて、教育長も含めて、将来の米子市のやっぱり学校の教育施設のありようも考えた中で十分に検討して、特別学級についても対象になるような努力をしてもらいたい、このことを要望しておきたいと思いますね。  それからもう一点が、中学校が8校、小学校が20校ですね、対象校は。問題は、これはどういう方法で工事発注されますか。
    ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) 発注方法につきましても、詳細はまだ決めてはおりませんけれども、基本的には学校ごとに事業発注を行うことと考えておりますけれども、今後事業の進捗状況等によりまして、複数校を一括して発注することも検討しているところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 最後のところの複数校一括して発注すると、ここにちょっと僕は内容を絞り込んでしたいと思うんだけども、その場合に主任技術者の専任配置、それから現場代理人の現場常駐、こういうものが規則で定められてますよね。それはどういう扱いになりますか。 ○(渡辺議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 現場代理人と、そして主任技術者のことについてでございます。現在、本市におきまして主任技術者は、請負金額3,500万円以上の工事につきましては専任配置が必要となり、請負金額3,500万円未満の工事については1名で3件まで管理することができるとしております。また、現場代理人は工事現場への常駐が義務づけられております。国の通知におきましては、通信手段の発達により発注者と直ちに連絡をとることが容易になってきていること等から、適正な施行が行われると発注者が認める場合には、例外的に常駐を要しないとすることができるとなっておりまして、現場代理人等の緩和につきまして、今後検討を行いたいというふうに考えているところでございます。また、現場代理人のほうでございますけれども、予定価格130万円以下の随意契約につきましては、3件まで同一の現場代理人で可としているところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) そこで問題になるのは、私自身が思ってですよ、発注者が同一の場合の契約が複数あったときに、現場代理人が常駐しなくてもいいのか。今、緩和ができた話の中には、発注者が別であった場合においてはそういうことができるのかというところが一つポイントになるような気がするんですね。米子市が発注して複数に出した分、それ、みんな現場代理人は常駐しなくてもいいですよということになるのか、それは米子市からもらってる仕事と民間からもらってる仕事があって、その中での行き来をしてもいいですよということなのか、この辺がちょっと私は不明確に見えるんですが、その辺の解釈はどうなんでしょう。 ○(渡辺議長) 辻総務部長。 ○(辻総務部長) 現場代理人等でございますけれども、あくまでもやはり請負契約の的確な履行ということを確保していただきたいというふうに考えておりますけれども、先ほどのお尋ねにつきましては、緩和ということでございますけれども、本市が発注するという中で、例えば必ず1人というようなことではなくて、複数の学校を1人の方が見ていただくというようなことを考えないといけないのかなというふうに思っているところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) こういうのは突然起きた事業ですからなかなか体制が整ってないというような現状にあると思っていますけれども、ただ、ここのところはきちんと整理をして契約発注をしていただかないと、行政段階では通ったことでも、公正取引委員会では通らんことが起きますからね。そこの辺のところを精査をきちんとしていっていただきたい、こういうふうに思いますね。  もう一点、時間がありませんけども、サウンディング型市場調査を行われたんですね。この結果はどのような形でまとまったんですか。 ○(渡辺議長) 松下教育委員会事務局長。 ○(松下教育委員会事務局長) サウンディング型市場調査の概要についてでございますけれども、このエアコンの設置事業につきまして、効果的・効率的かつ早期に整備可能な整備手法や公募条件等を検討するに当たり、平成30年11月5日から11月13日までの間に、事前に申し込みがございました民間事業者、これ7社でございますけれども、こちらと個別に直接対話による意見交換を実施したところでございます。これによりまして、整備手法や想定される工期、また事業実施にかかる課題等、さまざまな意見交換をすることができ、本市の整備手法等の検討の一助になったというふうに考えております。  なお、対話内容の概要につきましては、現在最終の取りまとめを行っており、今月中に市のホームページにて公表する予定でございますが、主な内容といたしまして、機器の確保や専門業者の不足などの課題、また早期整備には学校の協力体制が必要などとの意見をいただいたところでございます。 ○(渡辺議長) 遠藤議員。 ○(遠藤議員) 心配するのは、いわゆる事前に市と業者とが事業をめぐって話し合いをしたというような結果が残ることを私は一番懸念をしてるわけです。そういうことがないようにやっていただきたいと思いますし、もともとサウンディング型市場調査というものをこういう既製品を集めた工事に当てはめること自身が少し無理がある。国交省が言っておるサウンディング型市場調査というのは、広い土地にどういう都市機能をはめるのか、そのためにどういう箱物を据えつけたらいいのかというのを一般の民間の知恵を集めて考えていく、そして国なら国が発注する、こういうもののシステムになっておるというふうに思っておりますね。そういう点から見ると、少し何かこのサウンディング型市場調査を今回取り入れられたということの中身が読み取りにくいということでないかというふうに申し上げて、質問を終わります。 ○(渡辺議長) 次に、岩ア議員。                 〔岩ア議員質問席へ〕 ○(岩ア議員) 会派政英会の岩アでございます。私は12月定例会に当たりまして、大要2点、国土強靱化地域計画について、そして下水道事業包括的民間委託について質問をいたします。どうか執行部におかれましては、明確な御答弁をいただきますようよろしくお願いします。  それでは、第1点目、米子市国土強靱化地域計画についてでございます。  鳥取県西部でも、本当に近年でも大規模自然災害と言われるようなものが数多く起きております。平成12年には、記憶にも新しいんですけども鳥取県西部地震、これはマグニチュード7.3ということで、大規模な地震でありました。地震関係でいえば、平成28年10月に鳥取県の中部地震、マグニチュード6.6、大変な地震でありまして、これももう本当に記憶に新しいところではあると思います。その他台風による災害、豪雨、大雪、平成23年の大雪では、ちょうど12月31日から元日にかけての観測史上最深積雪89センチということで、本当に車が立ち往生して大変な事態になりました。送電線も断裂して16カ所の被害、そして13万戸が停電するという、まさに大規模災害でございます。そういったことが、ここ鳥取県西部でも本当に近い、この短期間に行われているという現状の中で、それぞれの地域がやはり国の国土強靱化基本計画に基づいて地域計画を策定していく、この重要性っていうのが非常に私も重要だということを、実は前議会の会派のほうでも、5年前ぐらいからずっとこの地域計画の必要性を訴えてまいったというところでありますが、このたび素案が示され、ただいまパブリックコメントに付され、今後この計画が実施、実行していくということになる、このタイミングでございますので、ぜひともこのたびの素案を見て、先般も全員協議会でいろいろ各議員からの質問等もありましたけども、私なりのちょっと確認したい点もございますので、何点か質問してまいりたいと思います。  まずは、米子市の国土強靱化地域計画、計画策定の趣旨、これについてお尋ねをいたします。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 趣旨でございますけれども、これは大規模自然災害に備えて、事前防災や減災、あるいは迅速な復旧・復興に資する施策を総合的かつ計画的に推進するための指針としまして、強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法に基づき作成をするものでございます。本地域計画を策定することによりまして、国土強靱化に向けました本市の姿勢を明らかにし、効率的な施策の推進を図るというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) そうしますと、それぞれ個別の課題について質問してまいりたいと思います。まずは、鳥取県国土強靱化地域計画が策定されましてから、結構時間がたっております。私は直ちに米子市の地域計画を策定すべきだということを常日ごろ言っておりましたけども、なぜこんなに時間がたったのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 米子市地域計画の策定が今年度となった経緯についてでございますが、国土強靱化地域計画の策定の必要性につきましては十分に認識をしていたというところでございますが、総合計画の改定とあわせて策定するなど、策定の手法などについて検討していたというところでございます。しかし、近年の自然災害の状況を鑑みますと、早急に地域計画を策定することが必要であると判断いたしまして、本年度内に策定することとしたものでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 次の質問です。他計画との関係において、地域防災計画を初めとするさまざまな分野での計画の指針になる本計画であるということは理解いたします。なぜ総合計画、あるいは地方創生総合戦略とは連携となっているのか、これは私どもが理解してる分には、国の指針にもありますようにアンブレラ計画なわけでございますので、総合計画よりも上位計画に位置するんではないかというふうに理解はしておりましたけども、今回の米子市の国土強靱化地域計画については、一応連携という形になっておりますが、その辺の理由をお尋ねいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 総合計画、地方創生総合戦略との関係についてでございます。総合計画につきましては、市政運営を総合的かつ計画的に行うための指針を定めるものでございます。また、地方創生総合戦略につきましては、地方創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施するために必要な事項を定めるものでございます。また、地域計画につきましては、市の施策の推進について国土強靱化の観点から指針を示すものとして定めるものであることから、総合計画の上位の位置づけとはせずに、総合計画と調和を図るものとしているというところでございます。  また、国土強靱化のための取り組みを進めますことは、その地域の持続的な成長を促し、地域の活性化に結びつくものでございますので、地方創生に関する施策と連携して進めることが必要であります。そういったところから、地方創生総合戦略と調和を図るものとしたところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) わかりました。次の質問です。この地域計画による既存の事務事業の包含、あるいは事業の実施、新たな新規事業があるのかどうなのか、またあるとするならばその財源等はどうなっているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 既存の事業の包含、または新規事業の実施はあるかというお尋ねでございます。既存事業の統廃合や新たな事業の創設は行っていないというところでございます。既存の事業のうち、国土強靱化に資する事業を重要業績指標として記載したところでございます。今後、市の施策や事業の統廃合や創設がございまして、国土強靱化の取り組みとして位置づけるべきものがございましたら、時期を捉えまして地域計画に記載すると考えているところでございます。  それと、財源につきましては、それぞれの事業に適用されます補助金や交付金、起債など、あらゆる方法を活用して確保に努めていくということで考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 続いての質問ですが、各省庁からの補助メニュー、この採択要件の緩和というテーマについて質問いたしたいと思いますが、各省庁、国土強靱化に向ける補助メニューがございます。今後重要施策の推進に当たって、国の採択要件の緩和につながっていくのではないかというふうに思っておりますけども、いかがなっておりますでしょうか。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 補助メニューの採択要件の緩和についてでございます。政府は国土強靱化地域計画に基づきまして実施される取り組みに対しまして、交付金、補助金による支援を講じることとされております。本市が実施いたします国土強靱化に資する事業につきましても、本地域計画に定め、実施することによりまして、交付金、補助金の交付の判断に当たりまして、配慮されることが期待できるものと考えているところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 特に国土交通省、防災・安全交付金でありますとか社総金、この採択率っていうのは本当に強く議会からも求めてるところでございますので、ぜひとも今回この地域計画の策定に当たりまして、今後においてはしっかりと財源確保策をさらに頑張っていただきたい、このようなことを要望しておきたいと思います。  続いては、国土強靱化地域計画素案について、中でも私は、これまでもちょっと言っておりましたけども、原子力事故やテロ等の自然災害以外のリスクは対象外となっているのはなぜかということでございますが、避難計画等にも当然指針となると思っております。米子市の地域防災計画にも原子力版ということであるわけでございますので、なぜこのたびは原子力災害やテロ等の自然災害以外のリスクは対象外となっているのかお尋ねをしたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 自然災害以外のリスクが対象外になっている理由についてでございます。強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法、これに基づきます国土強靱化に対する取り組みにつきましては、大規模自然災害を対象としたものでございます。そういったところから、同法を根拠にいたします本市の地域計画につきましても、大規模自然災害を対象としたというところでございます。  なお、情報伝達体制ですとか道路網の整備につきましては、大規模自然災害に限らず、原子力災害の備えとしても必要でございます。そういったところから、本地域計画は原子力災害への対応にも資するものということで考えているところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) わかりました。続いては、南海トラフの関係で記載がありました。南海トラフ、大規模地震などに対する本件の取り組み、貢献、これはどのようなことになっていくのか、どのような見解がありますでしょうか、お尋ねいたしたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 南海トラフ地震への取り組み、貢献についてでございます。本市が大規模自然災害に対し強靱なまちとなることによりまして、西日本の太平洋側に大規模自然災害が発生した場合でも、被災地への支援ですとか被災者の受け入れ、あるいは社会経済システムのバックアップ機能の確保、こういったところの役割を果たすことができるということで考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) バックアップ機能の確保とありましたが、これの具体的な支援策というのはどういったものが考えられるでしょうか、お尋ねします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 社会経済システムのバックアップ機能の具体策についてというところでございます。バックアップ機能といたしましては、事業所の事務所や生産拠点、データセンターの立地など、産業活動の分散化の受け皿になるというところが一つございます。また、被災者の一時避難や集団移転の受け入れ、あるいは被災地への食料や水、生活必需品の安定供給、こういったところが考えられるというところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 答弁では、それぞれ今るるおっしゃいましたですが、例えば事務所の生産拠点とかデータセンターの立地等々、これは理解できます。被災者の一時避難や集団移転の受け入れを想定をする、それから食料や水、生活必需品などの安定供給、そういったものを考えますと、今後これはまたバックアップ機能の確保とうたってる限りはきちんとこれを事業化していくという考えであると思いますが、それに間違いございませんでしょうか。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 今後そういったバックアップ機能の確保という面につきましては、そういった体制も整えていくということで考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 続いての質問です。続いてのちょっと気になったところでございますが、基幹管路の耐震化率、これは水道事業でございますか、ライフラインの確保ですね。脆弱性評価、ライフラインの確保の中で、大地震時に上下水道の機能確保のため、それぞれ耐震化を図る必要があるとされております。現時点では上水道基幹管路耐震化率が、先ほどもちょっと触れられましたけれども、25%。下水道管渠の耐震化率は5.7%と極めて低い数字でございます。この評価についての見解、そして今後の方針についてそれぞれお尋ねをいたします。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 基幹管路の耐震化率ということで、上水、水道の関係のほうを私のほうから御答弁したいと思います。議員今言われましたように、本市におけます水道管の基幹管路の耐震化率は25%という現状でございます。これは全国平均の耐震化率と同程度といいますか、少し上の数字となっているというふうに認識しております。しかし、決して高いというふうには認識しておりません。本年3月に作成いたしました新水道ビジョンにおいて今後10年間の耐震化も含む老朽管の更新を計画しております。この中で特に国道431号沿いですとか、夜見地内の基幹管路の耐震化を優先して位置づけしておりまして、今後五、六年程度でさらに10ポイント向上させることとしております。引き続き耐震化につきましては、それ以降も着実に推進していくこととしております。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 下水道の管渠の耐震化率についての評価についての見解と今後の方針ということでございます。下水道の管路の耐震化につきましては、5.7%ということになっております。これは緊急輸送道路等に埋設されているいわゆる重要な管路の延長、これに対します耐震性能が確保されている管路の延長の割合でございまして、本市の場合、重要な管路の延長が96.5キロメートル、耐震性能が確保されている延長が5.5キロメートルで、これを割りますと5.7%ということになっております。下水道の管路につきましては、平成26年度以降に新設いたしました管渠につきましては、設計時に耐震化の検討を行っているため、5.5キロメートルが耐震化されておりますが、それまでに布設いたしました管路につきましては耐震化の検証がされていないため、今後耐震調査、診断を行いまして、耐震性が確保されていない管渠につきましては、耐震対策を実施する必要がございます。  今後につきましては、下水道の総合地震対策計画を策定いたしまして、まずは耐震診断を実施し、対策が必要な箇所について優先度を考慮しながら耐震工事を行っていくこととしております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) まずは水道局長からの答弁で、いえば新水道ビジョン、お示しされておりますが、この事業計画に基づいて今後6年程度でさらに10%程度向上させる計画、はっきりとおっしゃったわけでございますが、比較するわけではありませんけども、下水道部長、ちょっとその答弁では、全くこれから総合地震対策計画を策定して、徐々にやっていきますわいと。今現在、新たに新設した管渠が5.5キロあるわけで、そこはもう既に耐震化を行っているので、実際はほとんどのところがそれまでの既存の管渠っていうのは耐震ができてないと、一体どうするんだと。何年で何%向上させる気構えがあるのかというようなことが、全くまだ今後の計画ということになってくるわけでございます。水道局と比較したわけではございませんけども、頑張っていかないといけないし、もうちょっと、より具体的な計画を煮詰めていかなきゃいけないんだろうなと思います。下水道については、またこの後の質問にもかかわってくることもあろうかと思いますので、一応そのように指摘をしておきたいと思います。  さて、次は、国土強靱化のための取り組みで、自主防災組織組織率64%とあります。これは、同じく脆弱性評価の二次災害の防止という観点で言っております、自主防災組織の組織率が64%、それから重要ため池のハザードマップ作成率が60%と、これもまだまだ低いなというところであります。この評価についての見解と今後の方針についてお尋ねをいたします。 ○(渡辺議長) 武田防災安全監。 ○(武田防災安全監) まず、自主防災組織率64%についての見解と今後の方針ということでございますが、64%、そんなに高い数字ではないということは認識しておりまして、昨年度1年間では21組織が新たに自主防災組織を結成いただきました。今年度につきましては、今、ここまでの取り組みですけれど、一応26組織の結成をいただきまして、現時点におきましては、自主防災組織率につきましては約68%というふうになっております。これにつきまして、担当者が市のほうから積極的に地域に出かけて直接働きかけを行った結果であるとともに、昨今の全国各地におけます災害が頻発してるということもあって、市民の防災に対する関心も高くなっているということも関係しているのではないかというふうに考えております。  今後につきましても、引き続き未結成自治会のほうは積極的に個別に訪問しまして、組織の意義や重要性を説明の上、結成の働きかけを行っていきたいというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 重要ため池のハザードマップについてでございます。平成29年度末で、ハザードマップ作成の対象となります5カ所の重要ため池のうち、3カ所につきましては作成済みでございます。さらに、本年度中にも1カ所の重要ため池につきましてハザードマップを現在作成中でございます。残る1カ所につきましても、来年度にハザードマップを作成する予定としておるところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) わかりました。来年度はハザードマップが100%になるという見込みだということでありますので、これは了としたいと思います。  自主防災組織組織率、現時点で68%と、頑張っていただいているということでございますけども、これについてはまた後ほどちょっと触れてみたいと思いますが、その結成率、組織率だけではなくて、実際組織をされました自主防災組織がどのように機能していくのかということまで含めて、ちょっと後ほどこれはいろいろまた議論してみたいと思っております。  続きまして、ハザードマップ作成とか訓練、防災教育を通じて、地域コミュニティ力を強化するための支援の必要性がうたわれております。その具体策についての見解をお尋ねいたします。 ○(渡辺議長) 武田防災安全監。 ○(武田防災安全監) 地域コミュニティ力強化のための支援についての具体策ということでございますが、地域に出向いていきまして地道な防災意識や知識の普及啓発、自主防災組織の未結成自治会への結成に向けての個別の働きかけなどを継続的に行うとともに、県の地域防災リーダー養成支援事業などの活用により、防災士の資格取得やスキルアップ研修などを通じて積極的に地域防災リーダーを養成し、地域防災力の向上に取り組んでいくというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 続いての質問ですが、地域防災力強化、このために小さな拠点を設置して行政、経済機能を確保するとともに、災害時の防災拠点としての機能を持たせること、これにより避難行動要支援者を支援する拠点等としての活用を検討するとありますが、それはどのような拠点となり得るのか、わかりやすく御説明を願いたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 小さな拠点とはどのような拠点となり得るかというようなお尋ねでございます。小さな拠点につきましては、小学校区など複数の集落が散在する生活圏におきまして、買い物、福祉などの日常生活に必要な機能やサービスを集約、確保するためにつくられました地域の拠点でございます。その生活圏におきまして災害が発生した際に、避難所の確保、避難行動要支援者の支援などの福祉サービスの提供、食料品や日用品の提供などの必要な機能やサービスの提供を迅速かつ効率的に行うための拠点となるものと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) では、米子市としては小さな拠点を、今現在どのような単位で、どんなふうに行こうとされてるのか、お考えがあれば教えてください。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 小さな拠点の単位についてというところでございます。小さな拠点が対象とする生活圏といたしましては、小学校区ですとか中学校区、公民館といった範囲が考えられるというところでございます。小さな拠点づくりに当たりましては、対象となる地域の住民の皆様の考え方を踏まえまして、市としても協力していきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 御認識がちょっと甘いのかなと率直に思います。市として協力していきたいと、そんなもんではないんじゃないかなと思っております。この小さな拠点というのが、結構重要な位置づけに今後は必ずなってくるわけでございます。後ほども触れたいと思いますけども、この小さな拠点、例えば福祉の充実でありますとか、市として本当に積極的にかかわっていかなきゃいけないんだろうなと思います。これについてはちょっと改めて市長の御見解、御認識をいただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) この小さな拠点につきましては、国土交通省のほうから示されたガイドラインといいましょうか、そういうのがあるんですけれども、それに基づきますと議員おっしゃるように、やはり地域住民がもちろん中心ではあるんですけれども、市としてできる限りのこういった取り組みについてはアナウンスをしながら、この取り組みが進むような努力というものはしなければならないというふうに思っております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) ぜひぜひ本当に努力を続けていただきたいと思います。  関連して次の質問でございますが、次は、施策プログラムの設定の中で、避難行動要支援者個別計画の策定、これが未策定となっております。策定はこれから検討するということになっております。大規模自然災害に対して、自主防災組織等の地域力がかなめであると言えるわけであります。そのためにも平時からの個別計画等訓練は最重要課題と考えますが、いかがでしょうか。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 個別計画についてでございますが、個別計画は要支援者個人ごとに具体的な避難支援方法を明確にするものでございまして、地域での避難支援者をいかに確保するかという問題があるため、現在なかなか策定が進んでいない状況でございます。今後、自主防災組織等、地域における支援者となり得る関係者の方々の御協力を得ながら、計画策定と訓練を進めていきたいと考えております。
    ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) なかなか進んでいない現状であるという言葉を、恐らく3年ぐらいずっと繰り返しておられるのは間違いございません、ずっと私も言い続けてきてますからね。これってどうですか、福祉保健部だけが頑張ってやってるとかいう問題ではないんですね。市長、副市長、ぜひ聞いてみてもらいたいんですけども、これは本当に全庁挙げて取り組んでいくべき課題、それもすぐにですね。もうすぐに取り組んでいって、形を体系づけていかなければならない課題、このように私は認識しておりますけども、副市長、どうですか。 ○(渡辺議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 先ほどの小さな拠点の話もそうでありますが、地域の力をどう、防災ということもそうでありますし、福祉のまちづくりもそうであります、それから公民館を基軸とした自治会組織問題もそうでありますが、御指摘のとおりだと思っております。改めて申し上げるまでもございませんが、公民館の動き、あるいは今御指摘のあった要支援者の避難計画の話、それから自主防災組織も、設立だけじゃなくてあとのフォローが十分できてないという話もございます。この辺の体制をうまく地域に、それぞれの地域の実情ございますので画一的にということではないと思っておりますが、しっかりそれをバックアップし支えていく市役所の体制づくりが必要だろうと、このように考えております。そういった観点で、新年度に向けて体制の整備を検討してまいりたいと、このように考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) ぜひぜひ新年度の組織体系を含めてちょっと検討をいただきたいと思います。  次には、豪雪のことについて触れてみたいと思います。豪雪等による長期にわたる孤立集落の発生、除雪体制の強化、連携強化と図式的に示されておりますが、これは豪雪の問題も、この地域も本当に抱えておるわけでございますが、どのように強化を図られる考えなのか、今現在何か考えがありましたら、お示しいただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 除雪体制の確保に係ります連携強化についてでございます。効率的かつ的確な除雪を行うため、国や県との間で管理区分を越えた道路の除雪体制の構築ですとか、職員の派遣などの連携体制を構築しているというところでございます。引き続き孤立集落の発生の防止も含めまして、より効率的かつ的確な除雪を行うため、この連携を一層密にしていきたいと考えております。また、効率的な除雪作業のための理解と協力の依頼ですとか、自主防災組織に対する除雪に係る資機材の購入に要する費用を補助するなど、除雪に関する市民との協働に関しまして、さまざまな方法により広報や支援をしていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 今月の市報でしたかね、除雪に関するテーマもちょっと記載がありました。ああ、いいことだなと実は思っております。ただ、除雪に対する注意喚起も非常に重要ですし、今後の連携という形で、言ってみれば生活道路、市道をできるだけ効率よく全市にわたって計画をつくっていくということで、二重にも三重にもしっかりとその計画をつくって取り組んでいっていただきたい、このように要望しておきます。  続いては、個別の施策分野において主な取り組みということで、このたび安倍三柳線、あるいは米子境港間の高規格道路を地域計画に落とし込んだ経緯と、それぞれの狙いについてお尋ねをしたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 今回の地域計画のほうに安倍三柳線、米子境港間高規格道路の記載についての経緯でございます。緊急輸送道路とネットワークを形成する市道等、また物流、地域交通のネットワークを形成する高規格道路がどのようなものか具体性を持たせるために、これらの例示といたしまして安倍三柳線、米子境港間の高規格道路を記載することとしたところでございます。また、これらの道路を本地域計画に記載することによりまして、整備に係る国からの交付金の配分への配慮を期待するというところもございますし、これらの道路の整備に対します米子市の意思を示すことにもなるというところで、記載したところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) ぜひ、その意思を示したということでございますので、これは国に出向いていってしっかりとPRをしていっていただきたい、このように要望しておきます。  続いては、復興・復旧、こういうテーマについてちょっと何点か質問してみたいと思います。迅速な復興・復旧について、まず1つ目が大量の災害廃棄物を迅速かつ適正に処理とありますが、その体制をどのように考えておりますか、よろしくお願いします。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 災害廃棄物の処理体制についてでございます。災害廃棄物の処理につきましては、本年度中の策定を目標に、現在米子市災害廃棄物処理計画を策定するよう作業を進めているところでございます。災害の種類や規模によりましては、広域的な協力、支援、そういった処理等も想定されますので、事業者団体と災害廃棄物処理に関する協定を締結するなど、処理体制の構築を現在進めているところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 本年度中、災害廃棄物処理計画を策定するということでございました。これは了としたいと思います。  続いて、個別施策分野における主な取り組みということで、人材等の不足が記載されております。人材等の不足に対して、これはどのような取り組みで推進をしていくのか、お考えを聞いてみたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 人材等の不足への取り組みの推進についてというところでございます。災害からの迅速な復旧・復興に必要な人材につきましては、主に建設関係事業者において必要とされるというところでございます。人材の確保は各事業者において取り組まれるところでございますが、人材の確保に当たっては経営の安定、こういったところは必要不可欠でございます。本市におきましては、関係事業者の要望も踏まえまして、今回の補正予算のほうでいわゆるゼロ市債を活用しておりまして、工事を前倒し発注することにより、施工時期の平準化ですとか、公共事業の偏りの解消を図りまして、経営の安定に資するよう配慮したというところでございます。今後も市といたしましては、関係事業者における経営の安定、人材の確保に資する取り組みを行っていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) これは例えばの話ですが、鳥取県西部の建築士会等と協定をしっかりと結んでいただいて、その取り組みの明確化を図るべきと、このようにも思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  続いての課題でございますが、個別施策分野における主な取り組みで、地域コミュニティの崩壊とあります。地域の災害対応力向上のため、自主防災組織等の機能強化は最重要課題であります。訓練や資機材の計画が全く未設定ということになっておりますが、その対応についてお尋ねをしたいと思います。 ○(渡辺議長) 武田防災安全監。 ○(武田防災安全監) 地域コミュニティの崩壊等、それに対する対策ということでございますけれど、自主防災組織については先ほど結成について訪問してやっているということは説明させていただきましたけど、自主防災組織については地域の特性に合わせて規約を作成していただくことになっております。その規約では、その地区の防災計画を作成することとなっておりまして、それぞれが訓練の実施や資機材の備蓄などを行うことになっております。なお、それぞれの自主防災組織が訓練の活動を行う際には、行政からも補助金による助成等を行い、バックアップをしているところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 防災安全監、人ごとみたいな言い方を本当にされているように私は伺いました。何か、それぞれの地区計画というか、自主防災組織においてそれぞれが訓練や資機材等の備蓄を行い、防災計画をつくることになっておりますと。実際それは各地域において、じゃあ、自主防災組織が積極的にそういうことができますかといったら、現状なかなか難しいと思います。したがって、米子市がどこまでそこにかかわってくるのかということが重要であると、先ほどもちょっと指摘をいたしましたけども、ぜひともそこはこういう計画をしっかりと立てられるのであれば、ここは強く認識をしていただきたい。米子市がもっと積極的にかかわるべきですよ、人ごとではありません。  さらに、自主防災組織っていうのが充実強化していくことこそ、それぞれの地域を守っていく、そういったことにもつながってくるわけですので、最強の国土強靱化ではないでしょうか、地域計画になるのではないでしょうか。ここのところを強く私は言っておきたいと思います。強く要望しておきます。  続いては、基幹インフラと迅速かつ円滑な復旧・復興を図るために、土地境界の把握に必要な地籍調査の着実な進捗を図る必要があると記載ございますが、私もまさにそうだと思っておりますし、会派からも地籍調査の要望というのは常日ごろから出してるわけでございます。しっかりと予算をつけて頑張っていっていただきたいと思いますが、これについての見解をいただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 地籍調査の進捗についてでございます。土地に関する正確な記録を残し、災害復旧の迅速化などの効果があります地籍調査事業の本市の進捗率につきましては、平成29年度末現在で36%というふうになっております。今年度につきましては、和田地区と淀江町本宮地区におきまして、合計0.81平方キロメートルにおきまして現地調査と、それから地籍図の作成などの事業を実施しておるところでございます。今後も事業量の増加など、さらなる事業の推進を図っていきたいというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 大体こういう答弁でございますが、やはりもっとこれは積極的にやっていくべきではないかと、しっかり予算化も図っていただきたい、このようなことを強く要望しておきたいと思います。  続いて、参ります。続いては、個別計画の役割の行政機能分野において、同時被災の可能性の低い徳島県とのカウンターパートの取り組み推進促進とありますが、本市はどのようなかかわりを持っておられるのか、何かありましたらお知らせください。 ○(渡辺議長) 武田防災安全監。 ○(武田防災安全監) カウンターパートの取り組み促進の内容についてでございますけれど、鳥取県におきましては徳島県とカウンターパートの取り組み促進を行っておられます。本市におきましては、徳島県の阿南市と災害時相互応援協定を締結し、災害のないときでも例えば防災訓練の相互参加などを重ね、連携強化を図っているということでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 前段で申し上げた南海トラフへの対応というのも、まさにこういったことなのかなというふうに思います。協定を結んでいるカウンターパート、協定を結んでいる阿南市との連携強化というのを、もうちょっと明確に強化をしていくという考え方も一つなのかなと思いますので、またいろいろ変化がありましたらお知らせをいただきたいと思います。  国土強靱化については最後の質問になります。地域計画の推進期間として平成31年度から平成35年度までのおおむね5年間としているわけでございますが、この間のPDCAサイクルによる見直し、これをどのようにお考えなのかお尋ねをしたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) PDCAサイクルによる見直しの進め方についてでございます。本地域計画に記載されました取り組みにつきましては、毎年進捗状況の確認を行うこととしております。また、中間年をめどに本地域計画に記載しております取り組みにつきまして、進捗状況や達成状況の評価を行いまして、その結果を踏まえまして必要があれば地域計画の見直しを行っていくということでございます。  なお、既存の施策・事業、新規の施策・事業につきましては、国土強靱化の取り組みに位置づけが必要なものにつきましては、時期を捉えまして本地域計画に記載していきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) これは非常に重要なことでございます。やっぱり見直し作業って本当に必要だと思いますので、ぜひとも年間でいろいろ見直し作業にも入っていただきたいし、早速この素案づくりから素案の公表に至っては、さきの全員協議会からも、そして本日私からも、いろんな提案なり確認なり入ったわけでございますので、ぜひともそこら辺をしっかりと捉えていただいて、より適切な強靱計画になりますことを祈念申し上げたいと思います。  それでは、次の大要2点目に入っていきたいと思います。下水道事業包括的な民間委託についてでございます。  我が国では、財政状況が厳しさを増す中で、インフラの老朽化対策、あるいは大規模災害に備える減災・防災対策等の課題にも取り組みつつある真に必要な社会資本の整備、維持、更新を的確に進めていくことが求められております。その推進には、官民連携手法を活用することが有効であると報告されております。また、今議会でも議論ありました、本日遠藤議員からも指摘ありましたとおりですが、今国会でも水道法の一部改正法案が審議され、水道事業の基盤強化を図る目的で地方公共団体が水道事業者等としての位置づけを維持しつつ、厚生労働大臣の許可を受けて水道施設に関する公共施設等運営権を民間事業者に設定できる仕組み、いわゆるコンセッション方式の導入検討に入っております。  私は、ことしの3月議会で下水道事業に関して包括的民間委託の必要性を議論してまいりましたが、そこの時点で明らかになったのは、膨大な施設の耐震化や老朽施設の更新需要の増大、そして人口減少等による水道料金収入及び下水道使用料収入の減少、そして財政健全化策、企業債残高の削減への対応、職員の減少や高齢化による技術継承への懸念、生活環境公社への委託の状況と問題点について、そして副市長からの総括としては、住民生活の非常に重要なインフラであることから、安全・安心をどう守っていくのか、より一層慎重な対応が必要であるので、市内部で検討してみたいとくくられております。これが本年の3月でございました。  そして、現在までのそれについての検討状況、まずはお尋ねしたいと思います。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 下水道事業の包括的民間委託につきましての検討状況ということでございます。下水道事業におきます処理場及びポンプ場等を安定的かつ効果的で持続可能な運転及び維持管理を行うことを目的とする下水道施設の包括的民間委託の導入等について検討をするため、本年、下水道施設等包括的民間委託導入検討委員会を設置したところでございます。第1回目の検討委員会を10月に開催いたしまして、この中で、現在進めております生活排水対策全体の検討、この中で、その大もとであります処理場をどうしていくのかということをテーマに現状の確認と議論の方向性を確認する作業に入ったところでございます。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 下水道事業における処理場及びポンプ場等の安定的かつ効率的、持続可能な運転維持管理を行っていく上で、将来を見据えた包括的民間委託への導入について、下水道施設等包括的民間委託導入検討委員会、これが庁内に設置されたということで、大変歓迎しております。まずは一歩前進というふうに思っております。  そこで、次の質問に入りますが、公共下水道事業及び農業集落排水事業の経営の効率化を目的といたしまして、本年4月から地方公営企業法の財務規定を適用し、公営企業会計に移行いたしました。これに伴い、施設の包括的民間委託をセットで進めること、このことこそ最大限のメリットがあるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 国交省におきましては、下水道の維持管理につきまして民間事業者の創意工夫を生かし、事業の効率化を進めるため、性能発注方式を基本とした包括的民間委託を推進しておられます。公営企業会計へ移行いたしました本市は、中長期的な視野に基づく計画的な経営に取り組み、持続可能な下水道事業を実施していくために、徹底した効率化、経営健全化を図る必要があると考えております。  ただし、他市町村の実績等からも、包括的民間委託導入によりまして委託費用は増加する傾向があることから、まずは情報をきちっと整理し、しっかりと検討することが必要であると考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 下水道事業の包括的民間委託による期待される効果といたしまして、これまで個別に行っていた点検や清掃、それから調査業務等を複合的に発注し、それを複数年契約とするため個々別々に委託業務を発注する場合に比べ、業務の軽減を図ることができるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 民間企業によります創意工夫によりまして、運転手順の改善、あるいは施設の修繕、そのあたりの必要性の見きわめと保守点検との一体的な実施等を行うことによりまして、業務の効率化が図れるものと考えております。例えば、薬剤等ユーティリティー費の縮減、あるいは保守点検の効率化、あるいは長期間の継続した維持管理によります技術の安定、そのあたりの効果があるものと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 続いての課題でございますが、工期や路線単価の業務ではなくて面的に捉えることにより、業務の効率化が図られ、受託者から見れば複数年の契約期間に伴い、人材の確保や設備投資がしやすく創意工夫が発揮しやすいと考えますけども、いかがでしょうか。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 複数年の契約によりまして効果があるものというふうに考えております。一つには、受注者側の経験、技術力の蓄積、それから常時配置人員や資機材の効率的な配置、あるいは車両等機材の長期レンタル等、民間ノウハウによる創意工夫によりましてコスト削減が期待されるものと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 続いては、分割発注で得られた個別の調査データ、これを維持管理データとして全体にまとめる業務は、包括的民間委託によって一括して民間の技術者が行い、省力化されること、あるいは災害時などの緊急時には、状況を把握した経験ある業者によって迅速かつ適切に対応できるというメリットも考えられますけども、いかがでしょうか。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 運転・維持管理データを調査、蓄積し、運転・維持管理に生かすことで、効率的かつ適正な業務を行うことが期待できるものと考えております。現在、米子市におきましては、市職員によりまして運転データ等の入力業務を行い、運転・維持管理業務を行っているところでございますけども、包括的民間委託を導入することによりまして、市職員の業務量軽減の効果が期待できるものと考えております。  また、大雨、台風等によります災害時に加え、事故、苦情等の際、受注者による一次的対応を行うことにより、迅速な対応が期待できるものと考えております。現在、本市におきましては、市職員によりまして大雨、台風、あるいは事故、苦情等の個別の対応を行っているところでございます。これも包括的民間委託の導入によりまして、受注者による一次的対応を行うことで、市職員の業務量縮減が期待できるものと考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) そうしますと、次には、本市の想定する包括的民間委託の課題認識についてお尋ねをしたいと思います。その見解についてお尋ねします。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 本市の想定いたします包括的民間委託の課題認識ということについてでございます。まずは、適正な業務の履行確認がきちっとできるのかどうか、行政と受託者との役割や責任の明確化が必要であると考えております。  次に、コスト面でございますけども、包括的民間委託を導入した場合、委託費が割高になる傾向がございます。これにつきましては、トータルコストの面で十分な検証を行う必要があると考えております。  また、本市の場合ですけども、米子市生活環境公社からの包括民間委託への移管ということで、どう円滑に移管していくかという課題もあると考えております。  また、ここが下水道部としての一番大きな課題であると思っておりますけども、包括民間委託導入後、職員が必要最小限に縮減されること、また職員みずから現場業務を行うことが少なくなることから、職員の技術力の低下ということが懸念されているところでございます。国土交通省のほうでは、業務内容の履行確認につきまして、発注者側の技術力の向上と継承を課題としております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 課題認識をいただきました。続いては、ちょうど浜松市、きょうちょっと出ましたね、コンセッションのことについて出たんですけど、浜松市はコンセッション方式の導入検討を平成23年に、そして導入決定が平成26年、そして下水道事業に関して事業開始、コンセッションの事業開始が本年の4月から浜松市は行われました。これについての概要について、まずはお尋ねをしたいと思いますし、あわせて、本市がそのコンセッション方式、浜松市並みのコンセッション方式にした場合の検討課題といいましょうか、そういったことについてお示しをいただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 矢木下水道部長。 ○(矢木下水道部長) 浜松市のコンセッション方式、あるいは本市への導入した場合ということについてでございます。浜松市さんのほうで、本年4月から一部の処理場につきましてコンセッション方式を導入されております。本市への導入ということについてでございますけども、現在本市では、下水道施設全体の老朽化が進む中で、施設管理の最適化を図るため、現在ストックマネジメント計画の策定を進めているところでございます。コンセッション方式の導入検討につきましては、具体的な施設の改築計画等に合わせて検討するというのが効果的ではないかというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) るるさまざまな角度から御見解をいただいたわけでございます。それでは、最後に、今回の下水道の事業、包括的民間委託について、副市長のほうからこれまでの議論を通じて総括をいただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 下水道の諸問題ということであります。これ、岩ア議員のほうからもるる御指摘いただいたとおりだと思っております。3月議会で包括委託の話、そこに向けた検討を早急に進めるようにという御指摘をいただいておりますし、できれば1年ぐらいの期間でという非常に高いハードルもいただいたところでございますが、今るる担当部長のほうからもお答えしたとおりでございます。まだまだ弓浜部を中心に未整備の管路の整備をどうやっていくのか、あるいは半世紀が近くなっております内浜処理場を中心とする基幹施設、これを今後どのように長寿命化していくのか、少し後手を踏んでいるところがあると正直思いますが、今やっとアセットマネジメントといいましょうか、施設の全体の維持補修を将来的にどうやっていくのかということの資産の調査をかけて、今年度、そして来年度にかけてそれを整理していくという作業を同時進行で進めております。  こういったようなものをしっかり踏まえながら、御指摘いただいておりました包括外部委託といったようなものも活用していく。方向性としてはやはり民間の力をもっと使っていくということは絶対に必要だろうと考えておりまして、先ほど下水道部長のほうからも御紹介したとおり、下水道内部での基礎的な調査も踏まえた上で、今年10月に内部に検討委員会を設定したところでございます。当然のことながら私が座長を務めることになっておりまして、私の責任のもとでしっかり進めたいと思っておりますが、この問題、改めて申し上げるまでもありませんが、非常に大きな問題であり、かつ重要な問題だというふうに考えております。  水道の問題もきょう議場でもお話が出ましたが、下水道廃棄物の問題というのはともすると少し脇に追いやられるような感じはしますが、水道と同じぐらい住民の安全・安心、そして清潔で文化的な生活を支えるライフライン、インフラだと思っております。この安全・安心をしっかり守っていくという観点から、民間の力も活用しながら、下水道の将来の長期的な、安定的な体制をしっかり検討してまいりたいと、このように考えております。以上です。 ○(渡辺議長) 岩ア議員。 ○(岩ア議員) 以上で終わります。ありがとうございました。 ○(渡辺議長) 次に、国頭議員。                 〔国頭議員質問席へ〕 ○(国頭議員) 会派よなご・未来の国頭でございます。本日は、大要4点について質問しますが、最後ということもあり、多少質問がダブるところありますが、御容赦いただきたいと思います。  まず最初に、淀江の産業廃棄物最終処分場について質問いたします。  先日、私たち会派よなご・未来は、淀江にて淀江産業廃棄物最終処分場についての住民の皆さんと意見交換を行いました。約30名の市民の方が来られました。その中で、さまざまな意見を頂戴いたしました。まとめたものは会派として先日市長に対して要望書を提出させていただきました。私たち会派の中にもさまざまな意見がありますが、本日は私の意見として、市や市長に対して提案も含めた質問をさせていただきます。  淀江に産業廃棄物最終処分の話が出てからもう10年超えますでしょうか、現在までまだ決着には至っておりません。これは第一に住民の方、淀江の方、市民の方の理解が必要だからであります。私も議員になってこの間、この経過をずっと見てまいりましたが、私が思うのに、そもそも淀江のこの場所が最終処分場の適地なのか、いつも思います。産廃の最終処分場が必要だからということはわかりますが、あくまでもやはりこの地、この場所に決めないといけないものかと思ってしまいます。途中、大きな建設反対の署名活動があり、現在も米子市に対して最終処分場に土地を提供しないようにと、住民の署名活動が続いております。住民の反対運動や不満は小さくなるどころか、逆に大きくなっているようにも感じます。これは合併前の淀江町時代に、産廃の最終処分場の適地はないと回答しておきながら、合併後、そのこともありながらの、言ってみれば強引にといいますか、無理に突き進んできた結果なのではないかなと思っております。それは決して県とか環境管理事業センターとか、最初に事業主体だった環境プラントさんだけの責任ではないように思います。この建設予定地に土地を持つ米子市、候補地になるこの米子市が前市長のときから含めて住民に対して、十分に当事者として関係者に対し責任を果たしてこなかったことも、また問題だと思っております。そういった意味で、今後米子市の対応はより重要になってくると考えます。  では、質問に移りたいと思います。まず、住民の方から伺ったことであります。先日の土光議員の質問でもありましたが、私も事業主体となった環境管理事業センターの対応には、きのうの話から出ておりますが、もろもろ不信を抱いております。環境管理事業センターに環境影響調査を外部委託した結果資料等を請求しましたら、地質調査した現場写真やら、とても大事な地下水の水位等の結果が、ここにありますけども、一部黒塗りで出てきています。そういったことを市は把握しておられたのかどうか、伺います。また、黒塗りの中身は市としても把握すべきではないかと思っておりますが、お伺いしたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長
    ○(朝妻市民生活部長) 情報公開の件についてでございますが、住民の皆さんが情報公開請求されたということの中身ということにつきましては、市のほうでは把握はしてございません。それから、市として把握するべきではないかということでございますが、そこにつきましても、市が把握することではないというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 随時、市民が請求したことまでは米子市は知られないとしても、もしそういった事実があれば、やはりそのことについては米子市が知っておくことも必要ではないかなと、私はそう思うんですが、違うんでしょうか。この辺については副市長、どうお考えになるのか、ちょっとお聞きしておきます。 ○(渡辺議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 今、朝妻部長のほうからもお答えいたしましたが、環境管理事業センターがお持ちの情報で、かつ保有主体である環境管理事業センターが開示できないという御判断をされたものについて、市が把握するということは、市民には出せないけど市には教えれるという扱いが可能なのかどうかということだと思います。これはするしないというよりは、やはり環境管理事業センターのほうで開示すべき情報でないという御判断があったということであれば、それを尊重するということではないかなと、このように考えております。以上です。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 市民の方からすると、調査した地質のところの現場写真であったり、それから大事な水位の記録であったり、あとほかは全部ほとんど開示しておられますけれども、一部だけ、そこのところだけ黒塗りっていうのは、やはり何か隠しておられるんじゃないかというような不信があるということであります。やはりそういった市民の不安というか不信もしっかりと払拭しなければ、先に進んでいかないんではないかなと思っております。  伊木市長になられて、この最終処分場について県内に必要と言われておりますけども、それは私も重々わかっております。しかし、改めてお聞きしますが、当市、この淀江地区に必要かどうかについて、市長に考えをお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 御質問にありましたように、必要性については従来から私も言ってきたと思います。場所につきましては、これはセンターと県のほうで民主的な手続の中でお決めになることだというふうに思っております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) そうであります。県とセンターとが場所は決めなくてはいけないんですが、私から見れば、前市長は、産廃は県のすることとずっとして、ちょっと少し他人事であったように思いますけども、伊木市長は、私の見る限り、この計画については前向きに考えを示してこられたんではないかなと、前の市長と違ってということであります。  しかし、現状、住民からいまだ多くの反対と不安の声があります。本当に、再度でありますけども、この場所が適地なのかどうかということを、今となって原点に戻って考え直しておられるのか、いつも問いかけておられるのかどうかについてお聞きしたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 産業廃棄物最終処分場の位置についてでございます。原点に返ってということでございますが、まず出だしは鳥取県環境管理事業センターのほうが平成15年度に選定方針を作成されまして、候補地を探しておられまして、環境プラント工業から候補地の提案があり、処分容量の確保、法的規制、災害危険性や施工等に問題がないということで、適格性を有していると判断されて候補地とされたというふうに承知しております。処分場の用地は事業主体が選定されるところでございまして、市が考え直すとか、どうするとかというものではないというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) やはり、場所の選定ということであります。県と事業センターは、私考えるに、ともに安直だったんではないかなと思います。県内4カ所で断られた後に、この西部の土地で、この水がきれいで誇る淀江に、この地に持ってくるっていうのはどうだったかなと思っております。  ずっと私も見ておりまして、米子市は推進の立場で動いてこられてると考えます。西部広域の次期一般廃棄物最終処分場の話もありますし、また担当部局もずっと今まで聞いておりますけども、推進寄りの答弁のように私には聞こえます。この流れを、しっかりともう一度市民の皆さんの側に立って戻すことが必要じゃないかなと思っております。  次に、署名活動でもありましたように、淀江の住民の半分以上の反対、現在も行われている県の意見調整会議の難航、このまま平行線で終わってもよいのか、今後のところですが、このあたり副市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○(渡辺議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) このまま終わってもよいのかという御質問でありまして、どうお答えしようかなと思いながら今、立ちましたが、これも改めて申し上げるまでもございません。県の条例で手続が定まっております。目的とか制度とか改めてここでお答えする必要はないと思いますので、その手続にのっとって、先ほど市長も申し上げましたが、これは県議会で民主的な手続で定められた条例でございます。その県議会の監視のもとでしっかりとした意見調整等、あるいはその後の手続が行われるものだと、このように考えておりまして、それがいいか悪いかということを私がこの場で判断するべきものではないと、このように考えております。以上であります。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) やはり現在、意見調整会議、自治会の理解が得られるように米子市みずからしっかりと、きのうからもありましたけど、動くべきではないかと思っておりますが、その点について、副市長、改めてちょっと事務方としてお聞きしたいなと思います。 ○(渡辺議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 米子市みずからが動くべきではないかということでありますが、米子市はこの産廃処分場の問題の所在基礎的自治体であるということ、これは改めて私が申し上げるまでもないことであります。そういった立場で住民の皆様のお声にも向かい合ってきたつもりでもありますし、これからその役割は果たしていかなければならないと、このように考えております。以上です。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 先ほど来、言っております。県内の過去の候補地は東部、中部に4カ所ありました。青谷町出合地区と鳥取市小沢見地区の用地は、用地取得のめどがたたないため断念されました。平成16年、倉吉市長は候補地の除外を文書で申し入れられました。平成18年、岩美町長も候補地除外を、終末施設及び公害の発生するおそれのある施設は浦富地内には絶対設置しないとの意見をもって口頭で除外を申し入れておられます。そういった、適地ではないとはっきり断った自治体もございます。私は、ここまで住民の反対や不満が残っていれば、米子市が今まで除外を申し出られなかったことに対して不思議を感じておるのですが、今までの経過は十分に申し入れる理由に当たるんではないかなと思っておるんですが、それについての市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 産業廃棄物最終処分場の必要性については、今議会でも申し上げているところでございます。今、県のほうで条例手続の中でそういった意見調整が行われているところでございます。本市としてそういった除外ですとか、そういったことを申し入れをする考えはございません。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) そういった過去の経緯を踏まえても、私はそういった動きがあってもよかったのではないかなと思う次第であります。  最後に伺います。今後、県の手続条例が終わったとして、米子市の土地の提供を求められることになった場合、市長はどういう観点からこのことについて判断されるのかお聞きしたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) まだ条例手続の途中でございます。ただ、最終判断を県がされました場合には、本市としましては、適切な手続をなされて出た判断ということでございますれば、妥当なものとして受け入れるということになろうかと存じます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) これについて、市長は以前の発言で、やはり関係6自治会の全ての同意が必要だという発言が過去にあったと思いますが、それについては加えられることはないんでしょうか。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) その時点でそういう発言をしたということは私も記憶をしております。今は、そういったさまざまな意見が出て、まさに意見調整の手続に入っておられます。ですから、先ほど部長が答弁しましたように、そうした民主的な手続に基づいて妥当なものと認められるのであれば、我々米子市としてはその判断を受け入れていくということになると考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) あと、副市長でしたでしょうか、当初予定された一般廃棄物の最終処分場の候補地としても、この土地は考える選択肢はあるということで発言されたことがあると思いますが、覚えておられませんでしょうか。ここの一般廃棄物最終処分場の次期の場所が決まるまでということはないんでしょうか。 ○(渡辺議長) 伊澤副市長。 ○(伊澤副市長) 今の御質問ですが、恐らく私の記憶であれば、土光議員さんからだったと思いますが、西部広域の次の一般廃棄物処分場の候補地の選定作業、具体的な選定作業を今やってるわけじゃありませんが、そのもとになる次の機能、西部広域全体の廃棄物の処理の将来像、ビジョンに向けた検討を始めております。そういった中で、次の処分場の用地選定の対象になるのかならないのかという御質問があって、それは対象から除くものではないと、そういう意味でいけば対象の範囲に入ってるんですね、入ってるというふうに受けとめさせていただきましたというようなやりとりが土光議員さんの間であったと、このように記憶しております。それは、そういうやりとりは確かにいたしました。  ただ、そのときにも申し上げましたが、あるいはその別の質問のときにも申し上げましたが、西部広域として、私も過去の書類をずっと見させていただいておりますが、今問題になっているいわゆる産業廃棄物処分場の予定地、俗に3期地区と呼ばれるところでありますが、ここを一般廃棄物の処理場として使うという意思決定をした事実経過はありません。むしろそこは使わないというような方向での議論が進んでいたというふうに承知しております。それは理由がしっかりあるからであります。  そういったようなことも踏まえたときに、3期地区と呼ばれるところに選ぶという可能性がどれだけあるのかということは、私は今の段階で断言はできませんが、可能性はないというふうに思っております。だからこそ、産業廃棄物処分場の話が出てきてるということだろうと、このように私自身は理解をしております。それが私からのお答えであります。以上であります。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) わかりました。いずれにしましても、住民の方の理解が第一であります。そのことは、県のすることでありますが、住民は米子市の住民であるわけでありますので、そのあたりは他人事とならないように今後も意見を聞いて、そして米子市の意見もしっかりと持っていただきたいなと思います。そういうことを要望して次の質問に移ります。 ○(渡辺議長) 国頭議員。次の項目ですね。 ○(国頭議員) 次の項目です。 ○(渡辺議長) 休憩入れてもいいですか。 ○(国頭議員) はい。 ○(渡辺議長) 暫時休憩をいたします。                 午後2時59分 休憩                 午後3時14分 再開 ○(渡辺議長) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたします。  国頭議員。 ○(国頭議員) 続きまして、道路管理についてお伺いいたします。  まず最初に、松江市も街路樹が多いというまちでありますが、米子市も多いと聞いております。この街路樹の国、県、市の管理体制についてお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 街路樹の管理体制についてでございます。国、県、市とも各道路管理者のほうが点検や剪定等につきまして、年間を通じて行うよう外部に委託しているという状況でございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 続いて、本市の現状としてどのようなところに街路樹があるのか、お聞きいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 街路樹の植樹場所についてでございます。本市におきましては、コンベンションセンターの前面道路、市道末広町東町線など都市計画道路等、歩道がある道路の歩道内に樹木を植えているという状況でございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) では、5年間の街路樹の維持管理費についてお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 街路樹の維持管理費についてでございます。平成25年度が2,155万2,300円でございます。平成26年度が2,368万7,640円、平成27年度が2,332万8,000円、平成28年度が2,436万40円、平成29年度が2,385万3,960円となっております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 毎年二千三、四百万ぐらいですか、かかっているということであります。街路樹があることによる鳥の被害等もよく聞きますけども、本市に寄せられる街路樹の相談についてどのようなものがあるかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 街路樹に関します相談内容についてでございます。本市に寄せられる相談といたしましては、根上がりによる歩道の隆起ですとか、街路樹の枝の繁茂による通行の支障、植樹ますの草の繁茂、あるいは落ち葉の処理についてがございます。今のところ鳥によるふんなどの被害については、相談がないというところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 市道についてはないのかもしれませんが、私のよく通る431などは非常にあると伺っております。  次に、松江市が街路樹の管理計画を立てると報道がありましたが、どのような内容か把握しておられるのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 松江市の街路樹管理計画についてでございます。松江市におかれまして、街路樹による信号や標識の視認性の阻害ですとか、根上がりによる歩道を含めた道路の隆起による通行上の支障など問題視されておりまして、これらを解消するために街路樹がある路線ごとの具体的な適正化計画を立てるものというふうに伺っております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 私は、将来的に本市も松江市のように街路樹管理に関する計画をする必要があると考えますが、見解をお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 街路樹管理計画の必要性についてというところでございます。本市におきましても、やっぱり街路樹管理のこういった課題はございますので、松江市の管理計画を先進事例として注視、あるいは情報収集をしていきたいと思っております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 松江市の街路樹は米子の倍近くあるそうですので、しっかりと今後松江市の取り組みを参考にしていただきたいと思います。  次に、水道事業についてお伺いいたします。  現在の経営についてお伺いしますが、これは重なるところがありますが、現在の水道料金についてと、これまでに料金値下げについて検討されたことはあるのかどうか、そして今後あるのかどうかについてお伺いします。報道でもありますように、兵庫県赤穂市、月平均853円ということでありますし、4人世帯の水道料金は全国平均で3,488円とされておりますが、お伺いしたいと思います。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 料金等のお尋ねでございます。岡村議員のときに料金のことをお答えしておりますが、1カ月当たり20立方メートルを使用した場合の本市の水道料金は、2,194円ということでございます。  これまで値下げについて検討したかということでございますが、値下げについての検討は行っておりません。  今後についてですが、本市では、平成6年以降、消費税の改定を除きまして水道料金の改定は行っておりません。しかし、人口減少や節水機器の進歩によりまして、さらなる給水収益の減少を、これを予測しております。いずれ料金改定というようなことも来ようかというふうには思っておりますが、現在は適切な維持管理を行って安定した水道事業運営をさらに継続して進めるということを念頭に置きまして、現在水道局の中で、私ども水道局にとって最も収入が多くなるような水道料金制度、最も有利になるような水道料金制度のあり方について検討を始めたところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 平成6年から料金を変えておられないということであります。四半世紀、24年ぐらいたつんでしょうか。市民にとっては安ければ安いにこしたことはないと思うんですが。よく水道事業は黒字だから安くしてもというお話はありますけども、今後管の修繕等を考えれば、報道によりますと、将来的には水道料金は自治体では、2倍、3倍になるような自治体も、こう言われておりますので、そういったアップがないようにしっかりと計画をとっていただきたいと思います。  次に、今後の経営についてお伺いいたします。水道管の耐用年数は何年で想定されていて、その全てを取りかえるには何年かかり、費用は幾らぐらいかかると想定されているのか。老朽化した水道管を1キロメートル交換するのに1億5,000万程度かかると報道されておりますけども、アセットマネジメントは作成されて実施されてるのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 水道管の耐用年数ほかの御質問でございます。現在水道管の法定の耐用年数は40年でございますけども、新素材の開発など技術改良によりまして実際の耐用年数は大幅に伸びておりまして、100年使用できるものもあるというふうにどんどん言われてきております。  本市では、資産管理でありますアセットマネジメントを平成26年から実施しておりまして、老朽化した施設の更新を計画的に実施するよう努めているところでございます。このアセットマネジメントの中では、年間およそ10キロメートルの老朽管を計画的に更新していく予定として、年間の工事費はおよそ6億8,000万円、1キロメートル当たりの経費はおよそ6,800万円を見込んでおります。そういう中で、このアセットマネジメントの中では、全ての配管の更新には約130年、900億円程度必要になるのではないかという推計を行っております。  水道局といたしましては、引き続きアセットマネジメントに基づく計画的な老朽管更新に努め、安定的かつ持続可能な水道事業を着実に進めていきたいと、そういうふうに思っております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 全てを更新されるのは130年ということであります。毎年年間10キロしか老朽管を更新していく予算がないのかもしれませんけども、やはり130年といいますと、今更新してもまた次の更新がやってくるんじゃないかと思うところであります。より現実性のあるような計画も必要じゃないかなと思っております。ちょっと130年だと、なかなか実際どうなのかなと思ってしまいます。  次に、今国会で可決された改正水道法の焦点であります市町村間の広域連携、民間事業者との連携であります。この2つでありますが、米子市水道局は近隣市町村との広域連携、民間連携、重なりますけどお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。 ○(細川水道局長) 広域連携、あるいは民間との連携ということでございます。広域化につきましては、遠藤議員のときに少しお話しいたしましたが、本年度から上水道に係る広域化・共同化等検討会、これが鳥取県の主導のもとで県の東部、中部、西部の3つの流域単位ごとに開催されております。しかし、まだ調査・研究の段階ということで、具体的な広域連携の動きまではございません。ただ、先ほども申し上げましたが、米子市は既に境港市、日吉津村との広域化を実施済みであるというふうにも考えております。現時点においてこれ以上の給水区域の拡大そのものが、水源の位置ですとか管路の布設状況を勘案しますと、なかなか難しいのではないかというふうには考えております。ただ、その一方で、流域の中心市である本市といたしましては、引き続きこの議論の推移を注視いたしまして、流域の各町と共同で実施することでお互いの経費節減に資するような取り組みができないかなどは検討していきたいというふうに考えております。
     民間との連携につきましてでございますが、本市におきましても、これまでに水道メーターの点検ですとか修繕工事など、一部業務で民間委託を既に実施しております。今回の水道法改正では、これまで地方公共団体に限られておりました水道事業の運営権を民間事業者に設定できるコンセッション方式が導入できるということになっておりますが、本市といたしましては、公営による事業運営を着実に実施しているというところでございまして、このような民間との連携は現時点では考えていないというところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) わかりました。先ほど局長言われたように、安定かつ持続可能な計画をもとに、水道料金が将来上がらないように、大幅な値上げがないように今後も取り組んでいただきたいと思います。  次に、最後になりますが、スポーツ振興についてお伺いいたします。  先日、松江市で第1回となる国宝松江城マラソンが、フルマラソンとしては14年ぶり、松江市で開催となりました。5,000人が参加され、市内の方が4割、市外の方が6割参加だったそうです。市民のスポーツ振興だけでなく、経済効果も4億1,000万円と発表されました。健康志向とマラソンブームは引き続き全国で続いており、マラソン大会の新設は、相乗効果として大会があるのが当たり前というような意味では、自治体にはマラソン大会はあるのが当たり前になってきた、そういう意味では、市民マラソンがあることは自治体にとっては重要と考えております。鳥取市の鳥取マラソンは大会長の深澤市長、名誉会長は平井知事の県の支援もあって、年々大きくなっております。松江市にはレディースハーフマラソンなど他のマラソン大会や、出雲市にもくにびきマラソン、一畑薬師マラソンなど、多くのマラソン大会が各自治体にはそろっております。質問したいと思います、市内で開催されるマラソン大会は現在幾つあるのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 本市の市内で開催されておりますマラソン大会は、毎年元旦に市が主催で開催しております米子市お正月どらドラマラソン大会のみでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 今、正月に開催される米子市お正月どらドラマラソン大会ですか、一つになってしまいました。3年前まで、米子読売マラソンというものが米子市の主催でありましたけども、このマラソン大会はなぜ中止になったのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子読売マラソンでございます。これは平成27年まで開催されておりましたが、主催者でございます読売新聞社の支局体制が縮小されたということに伴いまして、継続が困難になって中止となったというふうに伺っております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) この米子読売マラソンというのは、米子市は、最初はかつてはしっかりと中心になって取り組んでおられました。しかし、主催は冠しながら途中で読売新聞のほうに振ってしまったと。それ以後、米子市はずっと関与しなかった、ほぼ手伝ってこなかったということも聞いております。そういう意味では、私はやめざるを得なかった、米子市の協力がなかったからなくなってしまったのではないかと思っております。  次に、市内のマラソン競技人口は何人おられるのか、把握しておられるのか、お聞きします。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 市内のマラソン競技人口についてでございますが、この競技人口については把握してございませんが、米子市お正月どらドラマラソン大会では、4キロ、2キロの部がございまして、これには合わせて900人の方が参加されております。また、平成27年まで行われておりました米子読売マラソンでは、ハーフ、10キロ、5キロ、3キロという4部門ございまして、合計で480人の参加があったということでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 900人ということでありますね。私が5年、6年ぐらい前、参加したときには300人から400人だったと思いますけども、読売マラソンがなくなった影響もあるのでしょうか、900人ぐらいになっております。ただ、日吉津のチューリップマラソン、これで今、2,000人ぐらい参加ということであります。先日安来のなかうみマラソン、私も5キロですけども参加してまいりました。安来のなかうみマラソンは、競技の部として、子どもと保護者が一緒に参加できるファミリーの部とか、ウオーキングの部というのがあります。そして、子どもからお年寄りまで誰もがマラソンに参加できるような大会をされておりますが、スポーツ振興の一環として市民誰もが参加できる、新たなハーフもあるようなマラソン大会を開催する考えはないのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 現在本市におきましては、市民のスポーツ振興策といたしまして、先ほど申し上げましたお正月のどらドラマラソン大会や、毎月開催のウオーキングなどを行います体力づくり歩け歩け大会を初めといたしまして、そのほかの分野、これはマラソンだけということではございませんけども、さまざまなスポーツイベントを実施しておりまして、現時点でマラソン大会を実施する考えはございません。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 5年前ぐらいでしょうか、このマラソンの質問したことありますけども、やはり市民マラソンのしっかりしたものがあれば、裾野が、競技人口が広がっていくんですよ。そういったスポーツ振興においての米子市のビジョンというものをしっかりと持ってやってもらいたい。やはりどらドラマラソンだけでは、これを大きくするということでしたらわかりますが、この15万都市の米子でスポーツ振興のビジョンというものをしっかり持って今後を考えていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○(渡辺議長) 以上で市政一般に対する質問は終わりました。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜              第2 議案第83号〜議案第95号 ○(渡辺議長) 次に、日程第2、議案第83号から第95号までの13件を一括して議題といたします。  これより13件の議案に対する質疑に入ります。ございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(渡辺議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております13件の議案については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜              第3 陳情第23号・陳情第24号 ○(渡辺議長) 次に、日程第3、陳情第23号及び第24号の2件を一括して議題といたします。  ただいま議題となっております2件の陳情につきましては、お手元に配付しております付託区分表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  以上で本日の日程は、全て終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、15日、16日及び20日は休会とし、13日、14日及び17日から19日までは委員会審査を行い、21日午前10時から会議を開きたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(渡辺議長) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  本日はこれをもって散会いたします。               午後3時39分 散会...