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平成30年 9月定例会(第5号 9月12日)

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  1. 米子市議会 2018-09-12
    平成30年 9月定例会(第5号 9月12日)


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    平成30年 9月定例会(第5号 9月12日)          平成30年米子市議会9月定例会会議録(第5号) 平成30年9月12日(水曜日)              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                         平成30年9月12日 午前10時開議 第1 市政一般に対する質問 第2 議案第72号〜議案第77号 第3 陳情第19号 沖縄県による「辺野古沿岸埋め立て承認撤回の意志」を尊重するよ           う日本政府に求める意見書提出についての陳情    陳情第20号 同性パートナーシップの承認制度の導入に向けた協議開始を求める           陳情    陳情第21号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるた           めの、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請について              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                本日の会議に付した事件 議事日程に同じ              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 出席議員及び欠席議員 第3号(9月7日)に同じ
                 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 説明のため出席した者 市長        伊 木 隆 司      教育長       浦 林   実 副市長       伊 澤 勇 人      水道局長      細 川 庸一郎 総務部長      辻   佳 枝      総合政策部長    大 江 淳 史 市民生活部長    朝 妻 博 樹      福祉保健部長    斉 下 美智子 経済部長      大 塚 寿 史      都市整備部長    錦 織 孝 二 下水道部長     矢 木 茂 生      淀江支所長     高 橋 輝 幸 会計管理者     政 木 人 巳      教育委員会事務局長 松 下   強 財政課長      下 関 浩 次      文化観光局長    岡   雄 一 農林水産振興局長  高 橋 浩 二      こども未来局長   景 山 泰 子              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 出席した事務局職員 第1号(9月4日)に同じ              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                午前10時00分 開議 ○(渡辺議長) これより本日の会議を開きます。  この際、御報告を申し上げます。  本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了解を願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程書のとおり行いたいと思います。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               第1 市政一般に対する質問 ○(渡辺議長) それでは、日程第1、市政一般に対する質問を行います。  順次発言を許します。  初めに、安田議員。                 〔安田議員質問席へ〕 ○(安田議員) 私は、平成30年9月米子市議会定例会に当たり、大要2点について質問させていただきます。市長を初め関係部長の明快な答弁をお願いをいたします。  最初に、大沢川の暗渠排水についてお伺いをいたします。  古来、福米地域に巨大な湿地があり、大沢と呼ばれていました。米川水路の開通や新開川の掘削により用水が確保され、水田の栽培面積は福生、福米、加茂の3地区にまたがる330ヘクタールにふえましたが、排水不良に悩まされていました。排水は、新田川、堀川、観音川、加茂新川の4本で、日本海に流していましたが、ともに冬の季節風による漂砂が河口を塞ぐので排水できず、湿田で低収量、作業困難、災害の多発等が発生をしていました。昭和32年、国の総合土地改良事業に呼応し、県営農地改良事業として大沢川土地改良事業計画が発表されました。総事業費1億7,000万円、特徴はヒューム管を埋設した暗渠で、弓ヶ浜を横断し、風浪や漂砂の少ない中海側に排水することです。水路で西に約2,200メートル流し、内径1,800ミリのヒューム管1,779メートルを地下に埋設して、道路、米川、JR境港線を越えて中海まで排水をしています。そこで、水路部分の土地は買収されましたが、暗渠部分の土地は買収されなかった経緯についてお伺いをいたします。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 大沢川の整備事業におきまして、暗渠部分の土地が買収されなかった経緯ということでございますけども、県営排水改良事業によります大沢川整備の事業主体でありました鳥取県に確認いたしましたところ、事業当時、昭和30年代におきましては、土地所有者に事業の同意を得ることによって事業着手していたと推測されるということでございました。当時の事業の進め方や住民の方々の工事に対する意識が現代とは少し違うところがあったのではないかというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 今、そのような答弁ですけれども、60年前ぐらいの話ですので、私の感覚としてはちょっと考えられないような状況であると、こういうふうに思っております。  次に、暗渠部分の土地は、沼地、墓地、地下構造物などのある路線は除外され、最終的に上後藤、旗ヶ崎路線が選定され、畑作がほとんどであったようですが、土地の買収は見送られ、工事期間のみ借用して施工し、整地して返還されたようです。しかし、よく考えれば、個人の土地の下に公共の水路がつくられていれば、土地の利用方法や所有者の変遷、または埋設されたヒューム管の耐用年数など、大変な問題を抱え込むことになりますが、今度どのようにされるのかお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 暗渠管の今後についてということでございます。大沢川暗渠排水管の今後の方向性につきましては、施設の管理者であります鳥取県と協議を行っているところでございますが、現時点で具体的な方策は定まっていない状況でございます。鳥取県西部地震以降は、毎年1回、鳥取県と共同で暗渠内の点検、調査を実施しており、また平成29年度には目地の補修工事を行ったところでございます。現時点では、暗渠の健全性は保たれていると判断しておりますけども、今後も継続して点検、調査を行いまして、状態を監視していくとともに、排水路のあり方について協議を行っていきたいというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) それで、ふだんから点検をされてるということですけれど、どのような点検をされておられるのか、ちょっと聞いておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 点検の内容につきましては、暗渠管の管内に入りまして、破損とか継ぎ目部分の損傷の有無、あるいは管壁のクラック等がないか、剥離がないか等、目視等により確認をしております。また、コンクリートの強度試験としましては、シュミットハンマーを使った強度試験を実施しております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次に、工事についてですけれども、配水管の内径は1,800ミリ、長さ2,000ミリ、これを地下に900本並べたようですが、土地の借地料、畑作の補償及び本体工事の概要について、日程、埋設深さ、工事の方法などをお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 土地の借地、あるいは畑作の補償ということでございます。この工事の事業主体でありました鳥取県に当時のことにつきまして確認をいたしましたが、土地は借地はしておらず、借地料は発生していないということでございました。また、畑作の補償につきましては、工事により作付できない収量、あるいは復旧後の減収量、地力回復に要する費用を算出して補償を行ったということでございました。  また、本体工事の概要につきましては、暗渠区間の工期は昭和33年度から昭和36年度にかけて行われております。工事の内容につきましては、開削工法で行われております。直径1.8メートルの管を延長線779メートル埋設したものでございます。この埋設した深さは、場所により異なる部分もありますけども、地下約1メートルから5メートルの範囲となっております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 工事の結果、大沢川は漂砂のない内浜に放流する計画が完了し、大沢地区の乾田化は進み、耕地整理も行われて、豊かな田畑が生まれました。関連して行われた外浜産業道路の開通により米子境港間の道路交通の困難が解消され、米子市の産業発展に寄与したことは紛れもない事実であります。そして、昭和47年3月、東福原、西福原、米原、三柳の一部が市街化区域に編入され、三柳下流部は調整区域に指定されました。住吉地区の市街化区域指定は、大沢地区より1年早く、昭和46年3月に都市計画法により市街化区域に決定をされました。この決定により、暗渠管の埋設された農地は宅地とされ売買されることが自由となり、多くの問題を抱えながら農地の宅地化が進行しました。  そこで、大沢川の施設管理者はどのようになっているのかお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 大沢川の施設の管理者ということでございます。大沢川の管理につきましては、開渠部分につきましては、平成7年度に鳥取県から譲与を受けて米子市が管理しております。また、暗渠の部分につきましては、鳥取県でございます。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次に、農地の中に配水管が埋設されたことに何の規制もありませんが、個人の宅地の場合はかなり意味が異なります。配水管の設置に際して用地買収を行わず、権利の設定も行われなかった結果、登記簿には何の記載もなく、普通の宅地として売買が行われました。土地を購入した人の立場でいえば、何も知らずに買った宅地の地下に巨大な配水管が埋設されていたわけであります。工事着工前に土地に関して区分地上権の設定をすべきではなかったのかお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 工事着工前に区分地上権を設定すべきではなかったかということでございます。地下や地上の空間の一定範囲を目的として設定される地上権であります区分地上権につきましては、この暗渠管の工事が行われました以降の昭和41年の民法改正によって新設されたものでございます。工事を実施する時点では、従来の地上権などの何らかの権利を設定すべきであったのではないかというふうに考えますが、当時は農林省の地上権に係る取り扱い指針というのが通知される前のことでございまして、権利設定に対応していなかったというふうに考えられますので、民法改正以降に速やかに区分地上権の設定が行われるべきであったのではないかというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次に、平成12年10月6日午後1時30分に発生した鳥取県西部地震は、鳥取県日野町から島根県伯太町にかけて地下5キロから15キロの地点にある長さ20キロの断層が約1.4メートルずれたマグニチュード7.3規模の大きな地震でありました。大沢川暗渠上の民家は、全壊家屋10棟、半壊家屋27棟、一部損壊家屋11棟、合計48棟の被害がありました。被害家屋暗渠下流部から約1.13キロの間の人家密集地域であり、線上に連なっており、おおむね大沢川暗渠上にありました。その後、被害者対策協議会が立ち上がり、米子市長に対して陳情書が提出されました。陳情の要点と、米子市としての調査結果はどのような状況だったのかお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 陳情の要点と調査結果ということでございます。鳥取県西部地震による被害につきまして、大沢川暗渠排水路被害者連絡協議会から、平成12年11月27日付で大沢川暗渠排水路周辺の鳥取県西部地震被害者への補償についてという陳情書が提出されております。陳情の要点といたしましては、大沢川暗渠排水路によって周辺家屋等の被害程度が拡大したものであるから、適切な措置を講じるようにとの趣旨でございます。対策を協議する組織づくりと日程、被害家屋等の復旧費用の補償、被害家屋等の基盤の整備、土地利用の権利の明確化、避難に伴う費用の補償の5点でございました。  それと、調査結果についてでございますけども、地震発生後に県と市とによりまして暗渠管、家屋等、それから地盤についての調査を行っておりますが、暗渠管内の調査では地震による異常は認められなかったということでございます。また、被害地域とその周辺におきましては、液状化現象によりまして家屋や構造物、畑や駐車場に被害が見られ、また下流部におきましては暗渠管上に十数センチの地盤沈下が各所に生じて、不等沈下によって家屋被害が出ておりました。家屋の被害では、被害家屋が暗渠管の中心線に向かって傾いた傾向がありまして、また被害家屋はおおむね暗渠管の埋め戻しを行った範囲にあったという結果でございます。地盤につきましては、地表から約1.5メートルから2.5メートルの深さのところに緩く締まった層があり、支持力が低く、また砂の粒度試験から浅い層の砂は液状化しやすい土質であったという調査結果でございました。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) その後、被害者協議会からの土地に関する要望については、危険な土地には住めない、代替地をあっせんせよ、他所に移住する土地を買い上げてほしい、暗渠を撤去してほしい、暗渠さえなければ安心、暗渠の上は道路にしておくべきだ、土地を改良して安全な土地にしてほしい、土地の権利関係を明確にしてほしい。家屋に関する要望については、不当に家が破壊された、家の補償をしてほしい、補助金ではなく補償として支払ってほしい、地震災害の全壊300万円、半壊150万円、一部損壊の100万円の一律ではなく、特別の事情で加算してほしい。その他の関連要望については、避難、移住等、被害者の雑費を支弁してほしい、借家の住民が提出した逸失利益の補償をしてほしい、一時転出のための住宅をあっせんしてほしい、地震に安全な基礎のつくり方を教えてほしい等がありましたが、鳥取県・米子市の回答及びその後の対応についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 要望に対します鳥取県・米子市の回答とその後の対応についてでございます。大沢川暗渠排水路被害者連絡協議会からの要望につきましては、その都度、鳥取県とともに説明会を開催して、それぞれの要望項目について回答するとともに、その対応を行ったところでございます。その対応としましては、土地に関する要望に対しては、地盤強度のN値が3以上になるように地盤改良工事を行っております。また、土地の権利関係につきましては、一部未設定の土地もございますけども、鳥取県が区分地上権の設定をしておられます。被災家屋に対しましては、大沢川被災家屋等復興特別対策事業によりまして、住宅等の補修や再築される方に対して鳥取県と米子市で助成を行ったところでございます。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 薬液注入工法によって地盤改良されたということですけれども、薬液注入工法の概要と、大沢川暗渠上の全線を施工したのか、また工事費の負担などをお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 地盤改良の薬液注入工法の概要につきましては、浸透固化処理工法という工法によりまして、地面に穴をあけましてセメントと硬化剤を注入して地盤を強化しております。この作業後にサウンディング試験を行いまして、N値が3以上になったということを確認して完了ということにしております。  それから、大沢川暗渠上の全線を施工したかということにつきましては、暗渠の全長1,779メートルのうち、暗渠上の道路、米川、JR境線などを除きました1,345メートルにつきまして施工をしております。  地盤改良にかかりました工事費の負担につきましては、事業費は約7億4,000万円でございまして、鳥取県と米子市が2分の1ずつ負担をしております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 先ほどの答弁では、鳥取県が地上権の設定をされたということですけれども、その内容についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 地上権の内容ということでございます。地上権が設定されました土地の登記事項証明書で確認をいたしました。これによりますと、目的は大沢川暗渠排水路施設の所有及び維持管理、範囲は東京湾平均海面の何メートルから何メートルの間、それから存続期間は排水路施設の存続期間中というふうになっております。特約がついておりまして、この土地の区分地上権設定の範囲を掘削し、または形質を変更しようとするときは、事前に排水路施設の所有者の同意を得なければならない、ほか2項目が特約となっております。この地上権の地上権者は鳥取県というふうになっております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 米子市、鳥取県の薬液注入工法により、地盤改良及び建物補償、布基礎等の助成により、大沢川暗渠排水上に建てられた住宅の地震被害に関する修理、再建の諸問題は終息をいたしました。今後の対応ですけれども、鉄筋コンクリート構造物には耐用年数があり、いずれは壊れてしまいます。そこで、県・市と被害者協議会とで覚書を交わされているようですが、その内容と定期点検についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 高橋農林水産振興局長。 ○(高橋農林水産振興局長) 覚書の内容と定期点検についてということでございます。平成13年10月6日に大沢川暗渠排水路定期点検及び住宅等の被害に関する覚書を大沢川暗渠排水路被害者連絡協議会と鳥取県と米子市の3者で交わしております。覚書の内容につきましては、第1条では、暗渠排水路の内部は毎年1回、改良された地盤は10年に1回、定期的に点検して連絡協議会に点検結果を通知することとされており、その点検項目としましては、ヒューム管の強度試験及び目視検査と写真撮影、地盤強度試験を5カ所行うということになっております。また、第2条では、暗渠排水路及び改良された地盤に異常を発見したときは、速やかに通報するとともに対応を講じること、第3条では、暗渠排水路及び改良された地盤の強度不足が原因で地上部の住宅等に被害が及んだ場合には、誠意を持って解決に当たるというふうな内容になっております。  続いて、定期点検についてでございますけども、この覚書に基づいて県と市が共同で暗渠の定期点検を実施しております。暗渠排水路の内部につきましては、平成14年度から毎年1回実施しております。2年に1度は連絡協議会の方も一緒に内部を目視されております。また、改良された地盤につきましては、10年に1回実施しておりまして、次回は平成33年度に実施予定でございます。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 点検をされておられるということですので、私も中を見たいと思うんですけれども、そのときには案内をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  次にですけれども、今後についてですけれども、再び鳥取県西部地震のような大きな地震が発生するかもしれないとの不安など、地盤改良されたからといって本当に家屋に被害が及ばないのかなど、心配をされておられます。暗渠排水がないのが一番ですが、最初にお話をした4河川の排水路の排水能力について現状をお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 既存4河川の排水路の排水能力についてというお尋ねでございます。平成12年の鳥取県西部地震以降、改良を行っております河川は、準用河川堀川だけでございまして、この工事が平成30年度に完成する予定としております。改修後は、この堀川の流下能力は向上するというところでございます。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) それで、私が考えるのは、この暗渠排水がある程度めどがついたときには廃止をするという方向がいいのではないかなと思っておりまして、仮にですけれども、今、堀川が完成をする。ある程度の、堀川に落ちるところの上の流量はそこでカバーをする。それから、加茂新川ですか、弓ヶ浜公園の横、これも河口閉塞が仮になくなった場合には、そこに落としてしまうというようなことも考えられるんじゃないかなと思うんですけれども、その2つの河川で賄うことができないのかどうか、その辺ちょっと聞いておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 今現在、大沢川の排水につきましては、加茂新川あるいは堀川、福米新田川、こういったところで排水してるということでございますけども、これは今の大沢川の一部ということでございますので、この下流部分については、ここには落とすというのは非常に流量的にちょっとまだ難しいと思いますので、そこら辺は今後そういったところも検討した上でないと、そういった結論はちょっとなかなか難しいというふうに思います。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 大沢川の暗渠排水については、地元の方は非常に不安に思っておられます。今後も誠意ある対応をお願いをいたします。  次に、産業廃棄物最終処分場についてお伺いをしておきたいと思います。  前回質問の3月議会以降の状況についてですが、鳥取県では平成29年12月20日を期限とした手続条例第17条第1項に規定する意見調整の申し出を受け、これまでに意見調整対象の関係住民に対して会議での論点整理、開催日程の調整等を行っているが、いまだ日程照会に回答をいただけないなど、調整に時間を要しているとの報道もあるが、条例手続の現在の状況についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 条例手続の現在の状況ということでございます。平成29年9月19日に県のほうが実施状況報告書を受けた後、同年の11月20日でございますが、県の廃棄物審議会での意見を聞かれ、11月24日に実施状況報告に対する通知が行われたところでございまして、その内容につきましては、「住民への周知に係る事業者の対応は十分であるが、関係住民の理解が得られていないと認めるとき」に該当するというものでございました。その後、関係住民との意見調整が進められている段階ということでございます。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次に、鳥取県環境管理事業センター実施状況報告書に係る米子市長からの回答及び米子市議会からの要望を受け、事業計画について事業者への説明会の開催についての対応についてお伺いをしておきたいと思います。昨年8月にセンターが開催した説明会では、説明を聞いていただけないまま散会となりましたが、その後の対応と説明会の開催状況についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 8月以降の漁業者への説明の状況ということでございます。8月以降に県は、漁業者とセンター、相互理解が促進されますように、改めてセンターが事業計画を説明する場を設定するために、漁業者に対しまして昨年12月から数回にわたり日程調整が行われたところでございまして、ことしの4月15日に説明会が開催されたというふうに伺っております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 漁業者に対する説明会の開催概要と漁業者からの主な意見についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長
    ○(朝妻市民生活部長) 説明会の概要と主な意見ということでございます。まず、説明会につきましては、4月15日に開催されまして、組合員48名が参加されたということでございます。その中で、事業計画が説明された後、質疑応答がありました。その後、会の途中からでございますが、傍聴者からの事業計画に関する内容以外の質問や意見が長時間続く等ございまして、漁業者への事業説明という本来の開催趣旨とは異なった会となったということでございます。  漁業者の主な意見といたしましては、淀江での事業計画に反対である、あるいは処分場は有害物を洗い出して薄めて流すだけで、最終的には海に流れるといったような御意見がございまして、センターのほうからは、環境に影響があってはならないという思いはセンターも同じ、そのため国基準以上の安全な施設を計画している、薄めて流すということは法律違反になるため絶対にあり得ない、国の基準以上の逆浸透膜処理を加えた水処理施設で浄化してから放流するといったような回答がなされているというふうに伺っております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次に、意見調整対象の関係住民と開催日程の調整を行い、日程が整った関係住民との意見調整会議ですが、開催状況と会議の概要、主な質問についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 意見調整会議の開催状況でございます。平成30年の5月9日、5月13日、5月22日、3回行われておりまして、関係住民はそれぞれ1名、3名、1名の方を対象に行われております。  概要でございますが、関係住民からの意見に対するセンターの見解を得て、県が論点整理をまずいたしまして、論点ごとに関係住民からの質問、要望等に対して県のほうが回答をされておられます。そういう形で双方の主張内容の理解の促進に努められておるという状況でございます。  関係住民からの主な質問につきましては、建設資材等の品質についてメーカーのデータ偽造もあり得るので、センターで独自試験しチェックすべきである、あるいはクローズド型を採用すべきではないか、ただしクローズド型であっても処分場自体には反対するなどの質問がございまして、それに対する回答といたしまして、資材等は仕様書、設計図書に定められた規格等について使用前に確認する、また遮水シートはメーカーの試験表と第三者機関の試験結果を確認する、またセンターでも引っ張り等の基本性能の試験を行い、品質を確保するということ、またオープン型は全国に設置実績が多くあり、維持管理に関する技術が蓄積されており、ゲリラ豪雨や大気汚染に対しても対応しているというような回答をなされております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次に、廃棄物審議会の開催があったようですが、審議会の概要、また審議会委員の主な意見についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 県の廃棄物審議会についてでございます。平成30年6月12日に開催されておりまして、県は、意見調整会議で関係住民の意見とセンターの回答内容等を報告され、審議会の委員の方から意見をもらわれたということでございます。  審議会の委員の主な御意見といたしましては、関係住民の理解が得られていない状況であり、このまま調整を続けても双方の主張は平行線が続くと思われる、事業者は前向きに対応しているが、意見の乖離が見られる、一般廃棄物は自分が出した廃棄物なので、どこかに処分場をつくることが前提の議論となるが、産廃処分場はなくても困らないと思って議論が進んでいる、産廃処分場は必要不可欠で、県民のために極めて重要で、つくらなければならないという合意ができていないというようなことの御意見があったようでございまして、審議結果といたしまして、センターの対応は十分だが、関係住民とセンターとの生活環境上の意見が乖離しており、関係住民の理解を得ることが難しい状況にあるということのようでございました。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 地元新聞の報道によれば、県廃棄物審議会は6月、意見調整について、事業者は前向きに対応しているが、事業者の見解と住民の意見に乖離が見られるとの見解を示しております。県は意見調整の申し出があった2自治会と他の3人に対して、新たな通知で日程照会での回答期限を8月30日に設定し、意見調整の照会をしています。その後の状況についてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 県のほうが通知された日程調整のその後の状況ということでございますが、県は既に回答のほうは受け取っておられるということでございますが、現在その内容を検討されている状況であるというふうに伺っております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 条例手続の現状については大まかに理解をいたしました。いまだ意見調整の開催に至らない方もおられますが、今後の対応と建設許可権を持つ県に廃棄物処理法に基づく許可申請提出のスケジュールについてお伺いをしておきたいと思います。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) 今後のスケジュールということでございます。現在、意見調整会議の開催の調整中でございまして、今後の具体的なスケジュールについてはまだ未定ということでございますが、意見調整会議後ということになりますと、県の廃棄物審議会を開催されて意見を聞かれ、県はその意見を受けて合意形成に関する結果を判断されるということになっていくと思います。その結果、仮に条例手続が終了するということになりますれば、事業主体であります環境管理事業センターが廃棄物処理法に基づき県に許可申請をされるということになるのではないかと理解しております。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 次の県の廃棄物審議会、まだ開催の予定が入ってないとは思うんですけれども、8月30日のこの回答を受けて今後どうされるのか、打ち切りにするのか、その辺も含めて審議会で議論されると思うんですけれども、その辺はまだ入っていませんでしょうか。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) そこらあたりの日程も含め、まだ協議中ということでございまして、詳しいところは入ってございません。 ○(渡辺議長) 安田議員。 ○(安田議員) 今回は大沢川と、それから産廃の関係を質問させていただきましたけれども、まだまだ遅々として進まない。大沢川に関しては地元の人が不安に思っておられますし、次、大きな地震があったときにN値3で本当に大丈夫なのかどうか、その辺も含めて不安がっておられますので、しっかりとした対応をしていただきたいと思いますし、それから産廃に関しては、今後どのような方向になるかわかりませんけれども、本当に理解を得られるようなしっかりした対応をしていただきたいなと思って、質問を終わります。 ○(渡辺議長) 次に、田村議員。                 〔田村議員質問席へ〕 ○(田村議員) 会派政英会、打って出る米子市を目指す田村謙介でございます。私は、本定例会に当たりまして、主に米子市の観光戦略について、そういったことを中心に街なみ事業等、まちなかの観光についてお伺いをいたします。当局の明快な御答弁を期待いたします。  米子市の観光戦略については、私も何回も何回もお話をさせていただきました。米子城についても、何度も何度もお話をさせていただきました。少しずつではあるけれども道は開けつつあるのかなと思いつつも、他の鳥取県内、また島根県の他の都市の動きを見ているとやはりまだまだ遅い、そう言わざるを得ない状況にあると思っております。  鳥取市は、先日テレビニュースによりますと、東京の吉祥寺で移住定住のポスターを出したと、吉祥寺というのは住みやすいまちということで全国的にも知られておるというところに打って出たポスター、鳥取もこんなことがすばらしいですよと、一部自虐的な内容ではありますけれども、非常に好評だったそうでして、SNSで拡散した結果、既に移住定住のセミナー、そういった説明会の定員はもうオーバーしておると、そういう状況があるという内容でした。  松江市、これはクルーズ客船のフリー客に対する無料バスを出したと、これ先日米子市も商工会議所さんでトライアルのバス運行というのはありましたけれども、これもまさに松江市内にお金を落としてもらうための施策であるというふうに言っておられました。並行して、広島市から1,000円で乗ってこられるバス、これは外国人向けですが、インバウンド対策としてやっておられます。  境港市については、御存じのとおり、前回も言いましたが、ライトアップの事業がすごく成功しておると。これは非常に悔しいことなんですが、米子市で途絶えた土曜夜市、これを境港では復活したということでございます。先日の地方紙によりますと、境港市長が総括として、この水木ロード整備は大きな成果を得たというふうに述べておられます。4年半かけて整備した事業はひとまず大きな成果を得たということで、市によると、水木ロードの入り込み客数は1月から7月13日が約94万人、前年対比3%増、リニューアル後は7月14から8月31までが82万人で、同64%の増であったと。そういった非常に大きな効果があったというふうに総括をされておられます。  安来市では、山城サミットというものが、近々誘致されたものが実施されるということで、市議会、また市の当局の皆さんもポロシャツを着てPRをされたということですし、もう一つ悔しいことが、北栄町に先日9月6日ですけれども、アメリカの有名な司会者、コメディアンのコナン・オブライエンさんという方が来られました。ジェイ・レノさん、コナン・オブライエンさんって私も好きな方でして、こういった方が地元に来たのかと非常にうれしいですし、うらやましい。これも町長が、北栄町がコナンタウンというふうに、自分の名前を冠している、これは私の名前を勝手に使ってるじゃないかということに対して、松本町長がこれもジョークをもってビデオを返したということを発端として来日が実現したということでございます。非常に小さなチャンスを大きくつかんだ、全米でネットされるニュースが今後、北栄町並びに中部にもたらす影響というのははかり知れないであろうと、そういうふうに思っております。  米子市は、観光戦略という、戦略というすごい格好いい名前をつけて取り組んでおられるわけですけれども、これも前回質問したのとかぶりますが、組織改編を経て以前とどう変わったのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 組織改編についてでございますが、平成30年4月の機構改正で、観光課、文化振興課、スポーツ振興課から成る文化観光局を新設いたしました。そこで、文化、観光、スポーツの3部門を一体化し、施策の実施、イベントの誘致、開催など、総合的な振興を図っているところでございます。3部門が一体化したことによりまして、例えば本9月定例会で補正予算案を上程しておりますナイトデスティネーションinYonago事業のように、文化振興課の事業と観光課の事業を一本化することが可能となりました。今後こうした利点を生かしまして、本市が持つ文化、スポーツの資源を観光資源として捉え、本市の誘客に結びつくような観光戦略、観光ビジョンでございますが、これを作成したいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 今いただいた答弁も以前も聞いたようなお話でございますが、私、以前から言っておりますけれども、米子市というのは全域に歴史的な遺産というのが点在をしております。何も米子城だけではない。よく例示する福市遺跡だったり青木遺跡だったり、さまざまな遺跡があります。それらをちゃんと手をかけて市民に親しまれるような見せ方をする必要があると私は思っております。先日も旧日新小学校前の福市遺跡の土の盛ったところを歩いたんですけれども、足元につるが伸び切って非常に歩けない状態、こういうものが放置されておるということで、近所の方もどうにかならんもんですかねというふうに言っておられました。そういったことにも目が届かない今状況があると思います。また、城下町かいわいには古い町並みなどの歴史文化遺産っていうのが幾つもあるわけなんですが、いずれも個人所有ということで、他市のように常時見学ができるという状態ではないために、まち歩き観光の資源としては生かせてない、そういう状況がございます。  私が以前訪問した高梁市では、しょうゆ問屋だったところ、おばあさんひとり暮らしのところを市が代替地を提供して、そこにおばあさんに移ってもらって、そこを明け渡してもらって観光施設にしている、そういうところもございます。そういった観光の目玉にするというような視点、米子市は取り組んでないように思うんですが、どういうふうに今後されていくのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 歴史的な遺産をどう見せていくのかということでございますが、市内にありますさまざまな時代の遺跡については、それぞれの遺跡の特徴や立地環境を生かした見せ方が必要であると考えております。例えば福市遺跡は、遺跡の中央には広場があり、春には桜、ツツジの名所にもなっている場所です。また、福市遺跡の出土品などの展示を行う福市考古資料館や、米子地域の埋蔵文化財の調査・研究を担う埋蔵文化財センターが隣接しており、これらを一体的に古代の歴史を学び体感できるエリアとしてPRすることができると考えております。  また、いわゆる城下町エリアについてですが、ここには歴史ある建造物が現存しております。これらの建造物の中には、指定文化財や登録有形文化財などもあり、使用形態で見ますと、文化施設や店舗、あるいは一般住宅などさまざまでございます。個人所有の建造物につきましては、以前から事前に所有者の承諾を得られた場合には、城下町めぐりなどの見学コースに組み込むなど活用を図ってきたところでございますが、特に住宅の場合ですと、そこが生活の場であるといったようなことなどから、内部の見学は承諾を得られないケースも多いなど、公開や観光活用については難しい面があると考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 実際に住んでおられる方に出ていってくださいというわけにはいかない、これは理解はできます。しかし、やはり他市でやっておられる実例というのは非常に、先ほど申し上げたような例というのは参考になるんじゃないかというふうに思います。時間がかかっても、ひとつ今後の見せていく歴史的建造物ということでの御協力をいただけるように前向きに対処をしていただきたい、そのようにお願いをしたいと思います。  続きます。山陰DMOとの連携、山陰インバウンド機構さん、これも以前から言っておりますが、さまざまに山陰、鳥取県西部地域において大きな動きをしていただいております。特に海外向けインバウンド対策で映像を発信したり、非常に好評であるというふうに伺っております。本市もこういったインバウンド機構さんと連携を密にすることによって、さらに市内の魅力を発信していただきたいということを以前から申し上げておりますが、これについて再度伺いたいと思います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 山陰インバウンド機構との連携についてでございますが、本市は、米子香港便で訪日した外国人旅行客対象の買い物ツアー、米子よくばりツアーや、外国人向け飲食回数券の販売、グルメマップの作成を柱とします米子の街に灯りをともすプロジェクトなどについて、企画段階から参画し、連携を図っているところでございます。山陰バウンド機構には、民間から出向者も多数おられまして、皆さん幅広い知見を有しておられます。本市もさまざまなアイデアをいただいており、今後も引き続き協議・連携を深めることで、本市のインバウンド施策を推進していきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひお願いしたいと思います。山陰DMOの方とお話しする機会が何度かあるんですけれども、やはり米子市さん、もう一つ腰が及び腰ですねと言われました。これは私も実感するところなんですけれども、やはり民間企業、非常にすぐれた先進的な取り組みをやってこられた方々が集まっている頭脳集団だと私は思っております。米子市もしっかりとかかわって情報発信していただきたい、そのようにお願いしたいと思います。  続きます。他市の情報収集についてということでございます。先ほど来申し上げてますとおり、他市ではさまざまな取り組みというのがなされております。本市にもぜひ取り組んでほしいなということは多々あるわけなんですけれども、こういった情報収集はどのようにされていらっしゃるのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 他市の情報収集についてですが、本市では、中海・宍道湖・大山圏域インバウンド機構や、大山山麓観光推進協議会などの広域連携組織に参画しており、その組織を通じて構成市町村等の情報収集に努めているほか、県を含め県内市町村と定期的に担当者会議を開催するなど、他市との情報交換を行っております。そのほか、必要に応じて他市町村などから直接情報収集を行っておりますが、十分だというふうには考えておりません。今後も引き続き、先進事例や成功事例などの情報収集に努めていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 非常にいいことだと思います。ぜひ進めていただきたいんですが、実際に情報がどんどん集積していきます。これを米子市としてはどのように活用していくのか、どう具現化していく、実現していくのか、活用の方向を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 情報の活用ということでございますが、収集した情報をもとに、鳥取県西部地域活性化協会や大山山麓観光推進協議会などとの連携により事業を実施いたしておりますが、より精度の高い情報収集に努め、今後も関係機関等との連携を図りながら、施策の企画立案等に生かしていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) よろしくお願いいたします。今、観光アプリというものがございます。安来に行きましても、安来の城の下で観光アプリ、QRコードでダウンロードするといろいろ情報が見れたりとかやっておられます。また、山陰DMOさんでも観光アプリ、これ、周遊される外国人向けだと思うんですけれども、アプリケーションの開発をされてらっしゃると。本市はそういったアプリ、単独のものを開発しているというふうな動きというのはちょっと私は見えないんですが、今スマートフォンが非常に普及しておる中、こういった観光アプリの導入というものについてどのように考えておられるのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 観光アプリについてですが、現在中海・宍道湖・大山圏域インバウンド機構で実施しております縁むすびスマートナビ、その中で米子市の情報を発信しているところでございます。観光アプリの活用は重要な観光戦略の一つであると考えておりまして、今後さらなる充実を図っていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 観光アプリつくったつくったではなくて、やはりどれだけ使っていただいているのかということが調査できるようなものというのが非常にいいのじゃないかなと思います。先ほど紹介しました山陰DMOのアプリというのは、GPSでどこを周遊してどこでお金使ったのかというようなところまで、後でデータとして集計できるようになっております。そういった高度なものも米子市内、見るもんないよとよく聞きますけれども、実は外国人こんなところに行ってるんだねというような発見があるような仕掛けづくり、そういったものも含めていただけたらいいんじゃないかというふうに思っております。  続きます。米子市の市内観光の情報の提供というものは非常に多岐にわたるものがあります。本庁舎東の入り口のところにもリーフレットがたくさん置いてあります。まち歩き観光関係で私、手にとったの6種類ぐらいですかね、5種類か6種類ありました。米子城であったりとか地蔵めぐりであったりとかグルメのめぐりであったりとか、内容はすばらしいもので見やすく、非常に私もよくつくってるなというふうに思うわけなんですが、市内を歩いていて実際に観光客の方がそれを持って市内を散策してるというのはまず見たことはありません。種類が多いんじゃないかというふうに思います。いろんなところが出しておられるんですが、そういった複数のリーフレット、情報、そういったものはポータルサイト的な、例えば先ほど言いましたようなアプリ、そういったものの活用で一元化を図れば、来られた方についても非常に便利に使っていただける、また新しい情報をどんどん見ていただけるんじゃないかというふうに考えますが、そのあたりについての見解を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 市内の観光に関するパンフレットについてでございますが、市以外にも観光協会や商工会議所、コンベンションビューロー、あるいは民間事業者などが観光スポットや文化財、店舗情報等、それぞれの目的や利用者に合わせてリーフレットなどを作成されており、一定の効果が上がっているものと考えております。  アプリの作成による情報提供ですが、これにつきましては観光戦略として重要であると考えておりまして、観光情報の一元化につきましては、例えば市のホームページでのポータルサイトの作成など研究してみたいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 前向きな答弁ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいと思います。  それでは、続きます。米子市、安来市の取り組みについてというところでございます。鳥取市では、現在大手登城路復元工事、これは鳥取城なんですけれども、この復元事業というのが進行中でございます。2017年から2022年までタイムスケジュールが組んでありまして、擬宝珠橋、今、復元工事真っ最中なんですが、これは今年度中に完了と。中ノ御門については本年度から2020年で完了、太鼓御門、これが一番大きいものなんですが、これが2019年着工の2021年、その他外構整備が2021年から2022年ということ、それと、市道山の手通り整備事業、これが現在進行中で2019年まで、また、桜の名所再整備工事というものも現在進行中で、2019年までというふうに具体的にタイムスケジュールが示されております。これ市のホームページ、鳥取市のホームページでも見ることができるんですが、こういったものが粛々と進んでおるということでございます。非常にうらやましいと思います。  安来市では、月山富田城に侍所の花の壇というものが復元工事が完了して、それも見どころとしてお客さんをお迎えしておるというところでございます。本市、そういう動きが全くございません。何度か前回、前々回と復元についての意向というのは伺いましたし、前向きな答弁もいただいています。実際に保存活用計画の中にも、いわゆる文化庁が認められる要件を満たせば歴史的建造物の復元に向かいたい、そのような記述もあり、それに沿った答弁をいただいておるところでございます。こういう他市の取り組みを見て、本市としてどのように感じておられるのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 鳥取城跡及び月山富田城跡の整備についてですが、鳥取城跡は、昭和32年に国史跡として指定を受け、昭和59年度に鳥取市が保存活用計画を策定したものでございます。その後、平成18年に策定した整備基本計画により、それから後の30年間にわたる整備構想を示し、その第一段階として行われているのが現在の大手登城路復元整備でございます。この復元整備に係る発掘調査につきましては、平成9年度に着手し、平成26年度まで11次にわたり実施され、その成果をもとに整備内容について文化庁との協議を重ね、工事着手に至ったものでございます。  月山富田城跡は、昭和9年に国史跡指定を受けたものですが、その保存と活用に向けて平成元年度に当時の広瀬町が整備基本計画を策定したものでございます。この計画に基づきまして、花の壇については平成3年度から平成8年度にかけて発掘調査を行い、その成果を踏まえ、平成5年度から平成13年度にかけて石垣修理や便益施設の整備が行われ、その中で侍所の一部が平成8年に復元、建設されたものでございます。  いずれの整備事業につきましても、まず非常に長期的な取り組みであるということを改めて感じさせるものでございます。そして、現在、いろいろな形で整備が進展していることにつきましては、長期的視野を持った保存整備計画を策定し、綿密な発掘調査、資料調査等を実施され、それらを踏まえての設計施工など、長年にわたり地道にかつ着実に事業を推進されてきたことの成果であるというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) るる御説明をいただきました。事実関係の確認ということでございます。本市はじゃあどうなんですかというところなんですね。いわゆるこの復元事業のあり方というものについて、先ほども御答弁いただいたとおり、他市では実際に進んでいるという状況がある。じゃあ、本市はどうなんだということなんです。以前お話を伺った際に、いや、本市は発掘調査がおくれておりましてというようなお話を伺っております。発掘調査がおくれているとか、できていないとか、また聞きますと、今やってさまざまに包蔵物が出てきたというものについては試掘であると、いわゆる試し掘り、これで出てきたものですということで、いわゆる本格的な発掘調査というのが行われてない、そういった旨のお話を伺っているんです。今後の整備のあり方について、そのあたりを含めてどのようにお考えなのか見解を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の建築物の復元と発掘調査、そして今後の整備ということでございますが、建築物の復元につきましては、保存活用計画や整備基本計画での位置づけや、発掘調査及び絵図、文書などの文献史料の調査・研究の成果に基づいた具体的な復元の計画、設計の内容を文化庁の復元検討委員会が総合的に判断し、許可を行うという手順で行うこととなっております。その基礎となります発掘調査でございますが、これにつきましては、米子城跡では、過去に三の丸の一部や武家地などにおいて開発に伴う発掘調査を行ってきましたが、本丸を中心とした史跡指定地内での学術的な発掘調査というのは、保存活用計画策定に合わせて平成27年度に行った発掘調査が初めてでございます。そこからスタートして以来、継続的に米子城の全体像の解明に向けての試掘調査を進めているところですが、これまで絵図上でしか確認できなかった古い時代のくるわや登り石垣の確認、あるいは竪堀の表出など、約3年半ではございますけども、そういう短い期間でかなりの成果を上げているというふうに考えております。  今後、城跡の整備につきましては、試掘調査のほかにも発掘調査の本調査が必要でございますし、現在進行中でございます危険木などの樹木の伐採や、劣化の進んだ石垣の保全措置を講じるための石垣の現況調査、これはいわゆる石垣のカルテというふうに呼ばれておりますけども、そういったものの作成ですとか、あるいはのり面の崩落防止対策のための地盤調査など、そういったものも必要だと考えております。それらを踏まえましての整備工事ということになりますので、それぞれの案件について必要な箇所、優先度などを勘案し、整備基本計画の中で年次計画を検討し、整備を進めていくことになると考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 年次計画という言葉が出たので、申し上げたいと思います。2008年8月8日の日本海新聞の記事を申し上げます。鳥取県米子市は、国指定史跡米子城跡のこの先15年間の整備方針を盛り込んだ米子城跡整備計画基本構想の原案を明らかにしたと。新たに三の丸跡など、史跡追加指定を目指すほか、正面からの登城ルートを改善するなどの内容で、総事業費は約9億3,000万円、いろいろ書いてあります。2008年、今2018年ですか、10年前のことでございますが、これ、どうなってるんですかね。何かいわゆる足踏みの状態でとまってる、そのようにしか見えないんですけれども、これについてどう考えられますか。前に進んでないような気がするんです。  もう一つ言うならば、文化創造計画というのがございました、伯耆の国よなご文化創造計画、これの後期計画の中において、米子城跡の整備事業というのは平成25年度からかかって、整備工事については平成35年に完了するというタイムスケジュールがなされております。こういったものをしっかりとタイムスケジュールに沿った、先ほど御紹介したような、鳥取市が2022年までに完了するといったような、こういったものが米子市は持つんでしょうか。このとおりに行くんでしょうか、伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の整備についてでございますけども、これは平成29年3月に保存活用計画を策定したのが実質的なスタートというふうに言えると考えております。今現在は基礎的な発掘調査や樹木の伐採などを進めている段階であるということでございます。  そして、今後の整備ということでございますけども、史跡の整備を行うためには、どうしても緊急性の高い工事などのほかは、まず史跡の全体像を明らかにし、整備方針などを定めた計画を策定することが必要であります。そういうことで保存活用計画も策定したんでございますけども、その中で抽出した整備課題などをもとに現在基本計画の策定を進めているところでございます。そういった中では、一応今、整備基本計画案におきましても、現時点では約15年程度というところで一通りの基本的な調査、整備を行うというスケジュールを考えておりますが、そういった中でできるところから着手しているという状況でございます。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) できるところから、まあ、よくわかるんです。で、スピード感について何度も何度もこの議場で、ほかの同僚議員の皆さん方からもスピード感についてはいろいろ御意見が出ておるところでございます。  一つ記事を御紹介しますと、ことしの8月9日の地元紙によりますと、先ほど御紹介をした鳥取城の太鼓御門、ここの基礎部分を示す大発見があったというような内容なんですが、驚くべきは鳥取城跡の第43次発掘調査でこれが出てきたということなんです。米子市、どうなんでしょうか。試掘で短い期間にたくさん出てきたということはよくわかるんですけれども、やろうと思ってる、本気でやってるところっていうのはこれぐらいやってるっていうことなんです。いわゆる試掘ではなくて発掘調査、43次ってもう私本当にびっくりしたんです。それぐらいこつこつと着実にやっておられた、その形が今、擬宝珠橋の復元という形になってる、それに尽きるんじゃないかと思います。本市は本当に大きくばんばんと足踏みをしてる、そういうイメージがあります。どんどん、粛々と前に進んでいく、計画を計画で終わらせない、そういった形を、考え方をしっかり持っていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  じゃ、次の質問行きます。現在、まち歩き観光拠点としてまちなか、いわゆる加茂川遊覧であったりとか、まちなか観光案内所などといった民間の方が思いで、強い郷土愛でもってやっておられる、そういった観光施設、観光どころというのがございます。これについて以前の本議会において、米子市の観光インフラとして認識をされているのかということをお伺いをしておりました。どうもそうではないということであります、勝手にやっておられるいうことでございます。しかし、例えば加茂川遊覧船なんて非常に少ない人数で、今2人でやっておられるんだそうですけれども、昨日、お聞きしたら東京のテレビ局が取材に来て、米子市の城下町観光についての取材をされたと。それで、ぜひ船を出してほしいというところでの撮影が行われたんだそうです。そういったものが多分全国ネットなどで流れるかもわからない。東京からクルーが来てそういう取材があったということでございますが、例えば今やっておられる方が高齢化に伴って、またお金がもう尽きて、例えばですね、もうこれ以上やってられないわとなった場合に、個人の手出しで本市としては関係がないという答弁をいただいておるんですけれども、そういったことで本当にいいんでしょうか。私はそう思ってます。  松江の堀川の遊覧船、あれにたくさんの船頭さんがいらっしゃいますけれども、船頭さんの何人かが仮に体調を崩された、引退されたとしても、あの船はずっと動き続けるんです。あれは松江市の観光施策の一つとして位置づけられてるいうことでございます。  こういったことからも、いわゆるこういった個人の思いによって成り立っている、今の観光施策とは言えないんですね。観光を担っていただいてる、これについては運営の継続性に私は非常に大きな懸念を持っております。これについて本市の考え方を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子まちなか観光案内所についてですが、米子市観光協会が過去十数年にわたって実施されてきましたボランティアガイドの事業を、より質の高いものにしていこうという考えで始められたものと伺っております。現在、米子城跡、城下町観光のコンテンツの一つとして好評を博しておりまして、先般開催されました「山の日」記念全国大会in鳥取や、大手旅行会社のツアー、クルーズ客船のオプショナルツアーでのガイドのほか、本市の歴史文化事業等へ御協力をいただくなど、本市の観光振興の面で一定の役割を果たしていただいているというふうに認識しております。運営の継続性についてということでございますけども、民間事業者でございます一般社団法人による事業ということでございますので、観光客のガイド料や物販の売り上げ等の中で運営継続を図られているものと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 売り上げの中でやっておられるんですねということですけれども、市内入り込み客数から見て、事業として成り立つわけがないじゃないですか、今の数からいって。それが余りにも行政として、そういったもの、間違いなく確かに民間がされてる事業でこれは公的なものが手出しするべきではないと、これは私も思うんですが、例えば民間がされているから仕方がないじゃないかということで消えていった、例えば甘味どころみらくなんていうのも、後継者がいない、そういう悩みは長年持っておられたんだけど、結局ついぞ後継者あらわれずなくなってしまった。そういうことについても、例えば後継者を全国で、こういう有名店継続しませんか、若者募集します、そういったことを何でできなかったんだろうかと、私そう思うわけなんです。行政が手出しする部分については制限もあり、非常に厳しいなと、そういうのは私も実感するんですが、先週金曜日の同僚議員の戸田議員の発言の中にも、当市は他市と比べて行政のかかわりが非常に薄いと感じると、鳥取市ができることを何で米子はできないのか、そういう指摘がございました。私もごもっともだと思っております。こういったことについて、なくなってから、ああ、なくなってしまったのかではなくて、今やはりそういうちょっと非常に危機的だというふうな声も聞きます、今の状況じゃちょっとやっていけないよというふうな声も聞いております。そういったものもぜひ声を聞いていただいて、行政として何か支援できるチャンネルがないか、そういったことをぜひ模索していただきたい、そのようにお願いしたいと思います。  じゃ、次、行きます。こういったまちなか観光案内所、先ほど御答弁いただいた、こういった業務っていうのは、私、本来市がすべきなんじゃないかと思っております。市の出先、例えば観光協会さんの事務所があるとか、何らかの形で出先のものがあってやっているっていうのが私は本来だと思っております。これについての見解を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子まちなか観光案内所につきましては、先ほども申し上げましたように、これまで米子市観光協会が実施されてきたボランティアガイド事業の発展型として取り組んでおられるものであると考えております。そうした中で、本市におきましても米子城跡、城下町観光を推進するため、地域おこし協力隊を派遣するなどしておりまして、引き続き連携、協力を図りながら本市の観光振興に努めていきたいと考えております。
    ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) まだ弱いと思います。ぜひとも1度、2度、3度、ぜひ当局の皆さんもまちなか観光、実際に足を運んで船に乗ってどういう観光施策をやっておられるのか、ぜひ見ていただきたいと思います。そういう実態がわからない状態で、机上で今の観光を論じても無理だというふうに指摘をしておきたい、ぜひともまちに出ていただきたい、そのように思います。  それでは、項目変わります。街なみ整備事業について伺います。  皆生温泉の街並み環境整備について皆生温泉まちづくり会議、これについての現状を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 皆生温泉まちづくり会議の現状についてですが、昨年7月に皆生温泉とその周辺地域の活性化を目的とした皆生温泉まちづくり計画の策定に取り組むために立ち上げられたものでございます。これまで自分たちの発想や行動力で皆生温泉を面として捉えたまちづくりにしようと、官民協力のもと検討整備の推進や事業実施、実践などを進めていこうとするものであり、今年度中にも取りまとめをすることとしております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) わかりました。では、続きますが、市長公約でありましたエリア整備について伺いたいと思います。伊木市長は、選挙公約の中で皆生温泉の魅力向上というところにもしっかりやっていきたいというふうなお話をされておられました。市がもっとリーダーシップをとって進めるべきだというふうに思うわけなんですけれども、先ほどお話しいただいた皆生温泉まちづくり会議においては、市長のかわりに市の職員が出ておるというふうに聞いております。これ、どのように、市長が思い描かれたビジョン、こういったものがしっかりと市の職員、参加しておる者に伝わっておるのかというふうなことについては非常に大きな疑念がございます。これについてどのように伝わっているものなのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 平成29年7月に皆生温泉まちづくり会議が立ち上げられまして、以後、会議を何度か開催しております。その中で、会議のメンバーでございます皆生温泉の若手経営者などによる自主的な取り組みを尊重しつつ、そこでつくり上げられたビジョンを具現化するよう市長からは指示を受けているところでございます。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) わかりました。直接、じゃあ、市長の思いというよりは、現地の若者の意見を具現化するというところに重きが置かれているということでございますね。  いわゆる夜のまち歩き施策の、これ多分トライアルだと思うんですが、夜あんどんを立ててまち歩きの風情を醸し出したということがございました。これについては非常に賛否といいましょうか、私の中では、何だありゃという声を非常に多く聞いております。こういったものが本当に市長の発案なのか、これがやろうとされたことなのかということについて非常に大きなちょっと疑問というか、そういうものを持ちましたので、先ほどの質問をさせていただきました。もっとリーダーシップをとって、市長、声を出していただきたい、そのように思いました。指摘をさせていただきたいと思います。  先ほど皆生温泉の町並みについてのお話でしたが、次はまちの中心市街地に目を移したいと思いますが、過去実施された街なみ環境整備事業、これ、以前も質問させていただきました。これについては、歴史と文化に根差したまちづくりを掲げる本市の今の体制のもとで、そういった過去のものを再度検証して、今の米子城跡の整備と合わせて一体的な街なみ環境整備事業として取り組むべきだと、再度事業化を図るべきではないかというふうに私は考えますが、市の見解を伺います。 ○(渡辺議長) 錦織都市整備部長。 ○(錦織都市整備部長) 街なみ環境整備事業の再事業化というお尋ねでございます。旧加茂川・寺町周辺の街なみ環境整備事業につきましては、旧加茂川・寺町周辺地区まちづくりを進める会と協議をしながら進めてきたところでございますが、平成25年度で事業完了をしておりまして、一定の成果はあったというふうに認識しているところでございます。また、旧加茂川・寺町周辺まちづくり協定につきましては、有効期間が本年3月31日で期間満了になっておりまして、現在は米子市景観計画に基づき景観形成を図っているというところでございます。また、同まちづくりを進める会につきましては、地区住民の高齢化等が進む中、事実上休止状態となっております。同会の世代交代等を模索されてはおりますけれども、大多数の賛同を得るのは現時点では困難な状況と推察されます。再事業化へ向かえる状況にないというような認識をしているところでございます。今後、米子城跡の整備を進めつつ、城下町の再事業化に向けた機運を高めていけるよう、引き続き地元住民の方と話し合い、合意形成、そういったところに努めていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 難しいという一言、そういう答弁であったと思います。以前、私ども前会派、蒼生会のときに水戸市を訪問させていただいて、歴史的風致地区の維持向上計画、これについて勉強させていただきました。これも本市とよく似ておりまして、城下町があります。城跡があって城下町があって、それを一体的に整備をするという事業であったんですが、一つのチャンネル、今例えば米子城跡だけを見ると文化庁、文化庁とやたら出てくるんですけれども、水戸市さんは、事業名だけ羅列させていただきますと、まちづくり交付金事業を県単独事業、それと市単独事業、そして景観・都市公園事業、あと社総金を使った都市再生整備計画事業、そして歴史的環境形成総合支援事業、こういった県、市、国一体となったいわゆる資金を充てて、平成20年から真剣にこれは進んでいるというところで、我々訪問したときには大手門でしたか、門の復元を着々と工事中であったと。そういうところで、町並みも非常に一体感を持った整備がなされておる。こういうイメージでやるというのが私は伊木市長が求められた、考えられたことなんじゃないんですかと思うんですが、市長の見解を伺います。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) この街なみ整備事業についてのお尋ねですけれども、もちろんこれはいろんな形で予算を、要は財源を求めて理想的な形に仕上げていくということは思い描く姿ではございます。ただ、これまで米子市が歩んできた道のりというものをそこで改めて検証しつつ、今、整備に向けて考え方をまとめているところだというふうに、今のところ私のほうからは答弁させていただきます。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) ぜひよろしくお願いします。他市の事業、そういったものをしっかりと学んで、本市に何が持ってこれるのかということもしっかりと検討いただきたいというふうに思います。先進事例はたくさんあります。よろしくお願いしたいと思います。  それでは、続きますが、城跡と下町土蔵群のライトアップについて前議会で申し上げました。まち全体を照らすなどの工夫をしてみたいという答弁をいただいたところでありますが、これについてはもう早速でも実証実験したらどうなんだろうというふうに私は考えております。非常に実証実験するには垣根は低い、そう考えますが、本市の所見を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 城跡と下町土蔵群のライトアップということについてでございますが、まず、米子城跡の石垣のライトアップにつきましては、常設する電源や照明機材の遺構や歴史的景観への影響、整備工事との兼ね合い、ライトアップしない景観を楽しみたいというニーズなどにも対応する必要があると考えておりますので、今後整備を進めていく中で考えていきたいというふうに思います。  もう1点、加茂川土蔵群、下町土蔵群でございますが、ライトアップの実証実験についてですが、この米子城跡のライトアップが当初民間の有志の方々の主導による取り組みとして数年間にわたり行われていたものでございまして、こうした中での機運の高まりや米子城跡自体の認知度の向上などを受けまして、本市が米子城魅力発信事業の集合体であります米子城魅せるプロジェクトの事業の一つとして取り組み、発展継続させているという経緯がございます。加茂川の土蔵群につきましても、まずは日中の集客や回遊性の向上などに取り組むとともに、地域への誘客、ライトアップなどに対する機運を高めていくことが必要であると考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 続けます。9月7日の市議会の議会答弁において、文化観光局長がナイトタイムエコノミーのエリアを米子駅前周辺と角盤町、朝日町周辺であるという答弁がなされました。これについては、先ほど言っていただいた城跡と下町土蔵群、それと先ほど来お話しした皆生温泉のライトアップというものも、全体的に米子市の本市のナイトタイムエコノミーを押し上げるものである、そういったエリアになるんじゃないかと私は考えておりますが、所見を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) ナイトタイムエコノミーについてでございますが、ナイトタイムエコノミーの狙いは夜の消費を喚起するということでございます。城跡と皆生温泉のライトアップ事業は、いずれもナイトタイムエコノミーにつながる仕掛けの一つであるというふうに考えますが、現時点でナイトタイムエコノミーの受け皿として町なかに飲食店等が一定数集積するエリアということで米子駅前周辺と角盤町、朝日町周辺であると申し上げたものでございます。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 理由はわかりました。しかし、何度か市長もナイトタイムエコノミーというものの推進についてはこの議場でもお話をされておられます。このエリアを区切るということではなく、やはり夜も歩いて楽しい米子市というふうな形に持っていってはいかがかなというふうに私は思います。また、先議会で私、ライトアップについてお話をさせていただいた後、私の家のほうに7件電話がかかってまいりました。知った人2人、あと知らない人5人ということでしたが、ぜひやっていただきたいですと、すばらしいことをおっしゃいましたねということでございました。やはり市民の中にはそういった、他市と比べて夜歩きの風情、そういったものも米子市にあるんじゃないかという可能性を感じておられる方がいらっしゃるんだなというふうに思っております。これについて市としてどのように考えられるのか伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 加茂川土蔵群のライトアップについてでございますが、先ほど申し上げましたが、今後地域での機運の高まりなどを受けて、場合によっては民間の皆様の知恵をおかりしながらということになるかもしれませんが、夜の消費喚起につながる大きな枠組みの中で考えてまいりたいというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 先ほど紹介のあった山陰DMOさんがやっておられる米子、夜のナイトタイムエコノミー、灯りをともすプロジェクトというものについても、前議会でも米子城跡のライトアップというものが一定期間で終わってしまう、これについての懸念というのも私は聞いております。やはりそういったものは米子はいつ行ってもあるんだよと、そういうふうな施策というのを継続してやっていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。  最後になりますが、先ほど申し上げました鳥取城の復元工事にあわせて、市道山の手通り整備事業、また桜の名所再整備工事など、まち全体の魅力向上を図る事業が進捗中です。今後の方針決定において本市も大いに参考にすべきと考えますが、御意見を伺います。 ○(渡辺議長) 岡文化観光局長。 ○(岡文化観光局長) 米子城跡の整備につきましては、当面その核となります城郭内の整備を主体に進めていきたいと考えております。そうした中で、内堀通りあるいは外堀通りといった道路通称名の表示でありますとか、案内看板の設置などによって動線をつくりまして、城下町との一体的な観光活用を図っていきたいというふうに考えております。  また、鳥取市のこれらの事例につきましては、鳥取城跡の魅力を高める手法の一つだというふうに認識しておりますので、今後町並み整備などを進めることになれば、参考としたいというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 田村議員。 ○(田村議員) 最後になりますが、伊木市長が当選された後、テレビ番組のインタビューにおいて、まずは福祉の充実だということは大事だと、そのためには市がしっかりと財政を確保する、それが求められていくというふうにおっしゃっておられました。非常に私も同感であります。私も観光、観光言っておりますが、やはり自主財源をいかに確保していくのか、いかにもうけていくのか、それを真剣に考えていただきたい、そういうことをお願いしまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○(渡辺議長) 次に、国頭議員。                 〔国頭議員質問席へ〕 ○(国頭議員) 会派よなご・未来の国頭でございます。9月議会において、2点質問したいと思います。まず一つは、熱中症対策、そしてもう一つは公共交通路線のことについてでございます。最後となりましたので、大分他の議員さんとかぶるところもあるかと思いますが、御了承いただきたいと思います。  まず、熱中症対策についてお伺いしたいと思います。  ことしは非常に例年と比べて暑い年、全国的に暑い年でありました。昨年も米子は暑かったところでありますけども、気温というのは30度以上になった日を真夏日、そして35度以上になった日を猛暑日、またはマスコミでは酷暑日などと言ってます。熱帯夜というのは夜の気温が25度以上だったときであります。ことしはこの猛暑日が全国的に何日も連続したものですから、暑さ対策、熱中症対策がより必要となりました。自治体では全国的に熱中症対策は7月1日ごろから9月30日ぐらいまでのスパンでくくっておりますけども、私もそのくらいまでの経過が必要だと考えます。まだまだ残暑、戻り残暑なども9月以降やってくるかもしれません。しっかりとできる対策はすべきと考えております。  まず、ことしのこの35度以上の猛暑日、また30度以上の真夏日は何日あったのか、また熱帯夜の日数は何日あったのか、昨年と比べて、または平年と比べてことしはどうであったのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) ことしの夏の状況についてでございますが、9月2日現在で猛暑日が22日、真夏日が38日、熱帯夜が31日でございました。昨年と比較いたしますと、猛暑日は10日ふえておりまして、それに伴い真夏日は6日減り、熱帯夜は11日ふえております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 昨年は猛暑日は12日だったところが、ことしは22日あったという、真夏日は38日、合わせますと60日、7月、8月はほぼ毎日が30度を超えたというような状況になります。そして、熱帯夜については31日ということでしたけども、ほぼ2日に1回は熱帯夜になったというようなことであります。  次に、熱中症の市内での搬送状況、発生はどうであったのかお聞きいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 熱中症の搬送件数、発生状況についてでございますが、西部圏域内でお答えさせていただきますと、緊急搬送件数が9月2日現在で224人、主な発生の場所といたしましては、住居が80人で最も多く、約36%、道路を含めた屋外が次に多くて69人、約31%でございました。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 搬送は、昨日の答弁でもありましたけども、暑かった昨年からもさらに多くて1.5倍ぐらいになったということであります。熱中症は外よりも屋内でなることが多いという、先ほどの報告からもそうであります。こういうことに対して、市は熱中症に対してどのようなことをされてきたのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 熱中症対策への取り組みについてでございますが、ホームページや広報よなご、防災無線などにより注意喚起を行いますとともに、赤ちゃん訪問時や健診、健康講座等におきまして保健師等による注意喚起を行っております。また、ポスターの掲示や啓発物品の配布なども実施したところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) ホームページや広報よなご、防災無線でもやっておられるということでありました。環境省のページにも、米子市は熱中症に対しての取り組みをしっかりやってますということで登録されてまして、今現状はしっかり取り組んでおられる自治体ではあるかなと思っております。  続いて、質問が前とダブりますけど、生活保護世帯については寒冷手当がございますが、暑いときの手当はあるのかどうかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 生活保護世帯の方の夏季の手当等についてということでございますが、生活保護世帯の方につきましては、11月から3月までの間に冬季加算はありますが、夏の時期についての加算というのはございません。現在県内6団体を通しまして、国に対して夏季加算の新設について要望しているところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) しっかりとこれは要望していただきたいと思います。  続きまして、保育園、幼稚園、学童などの現場に対しての取り組み、冷房施設の整備状況についてお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 景山こども未来局長。 ○(景山こども未来局長) 保育所、幼稚園などの現場に対します取り組みについてでございますが、鳥取県内におきまして熱中症警報が発令されました場合には、市内の保育所、認定こども園、地域型保育事業所、なかよし学級、民間放課後児童クラブに連絡をいたしまして、予防のための注意喚起を行っているところでございます。幼稚園につきましては、鳥取県から連絡しておられるところでございます。また、冷房の整備状況につきましては、先ほど申し上げました保育所、幼稚園など全ての施設におきまして整備されております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 普通はついておると思いますけども、私立保育所とか認定こども園とか地域型保育事業所、幼稚園については今確認中ということで、よろしくお願いしたいと思います。  少し飛ばしましたけども、独居世帯、また高齢世帯に対しての対策はどうなっているのか、お伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 独居の世帯でございますとか高齢者の方の世帯ということに対しましては、民生委員の方や地域包括支援センター職員によります声かけや見守り活動を行っておるところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 民生委員とか包括支援センターの方に回っていただいているということですが、ここがしっかりできていれば何ら問題ないと思えるんですけども、なかなか全員にしっかりとお伺いすることが、毎日のことでありますので大変ではないかと思っております。  続いて、小学校、中学校での熱中症対策についてお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 浦林教育長。 ○(浦林教育長) 小中学校での熱中症対策についてですけれども、気温の上昇に伴う熱中症対策が必要と見込まれる際には、その都度各学校に対しまして、これまでの経験則にとらわれることなく、その日の気象予報やその場の気象条件等に十分留意し、適切な指導が行われるよう通知したところでございます。具体的に申し上げれば、小まめな水分補給や休息の確保ですとか、プールの水温を30度以下にするですとか、計画的にエアコンの設置してある教室を順次使用するなど、可能な範囲での対応に努めたところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 教育現場、小中学校の現場についてお伺いしました。ここで私も、この小中学校のエアコンについてのお願いをする予定でしたが、さきに市長、教育長がこの3年でのエアコンの整備を表明されましたので、しっかりとやっていただきたい。ただ、ことしの熱中症に関して、よくマスコミに専門家が出ておりますけども、政府の設定する28度でも、じっとしていれば、そして湿度が高ければ汗が出てくるということであります。そして、熱中症にもなる可能性があると言われております。先般の事務局のお話を伺いますと、教育現場、教室でも29度から31度近くまで上がっていると伺いました。3年でやられるということですけども、それまでの対策をしっかりとやっていただきたいと思います。 ○(渡辺議長) 国頭議員、あれですか。次の項目に移られて、この時間では途中になるという御判断でございますよね、休憩入れたほうがいいということですね。よろしいですか。そういうことですか。ちょっと外野の人は黙って。私は伺ってるだけですんで。やられますか。 ○(国頭議員) 熱中症だけ。 ○(渡辺議長) 熱中症はまだあるんですね、ほんなら。 ○(国頭議員) あります、あります。 ○(渡辺議長) じゃあ、やってください。  国頭議員。 ○(国頭議員) 続いて、熱中症についてお伺いいたします。現在、議場の気温は、先ほど見ましたけども25度であります。湿度は70%を切っておりまして、心地よい状況でありますけども、こういった場所をつくっていただいていることは非常にありがたいと思います。こういった環境でしたら非常に仕事もはかどると思います。昨年、米子市は全国一の気温を計測した数字があります。それは1日の平均気温が全国で一番でした。その日が32.6度で全国一でありました。ということは、朝から夜までずっとの平均気温ですので、それが32.6度っていうことです。大体米子は、非常に日中ずっと暑い日が続いてるというまちなのかもしれません。最高気温はまた別ですよ、熊谷とか多治見とか、いろいろありますけども、そういった平均気温では全国一でありました。ことしはそういったほかのまちのほうが高くありますけども、そういった状況も踏まえて、今後の対策についてお伺いしたいと思います。  ことしの酷暑ということは、災害という観点に立てば、今後自治会などを通してチラシ配布とか回覧などを行う、さらなる米子市がやってる対策以外のことは検討されるのかどうかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 周知に関しましてさらなる方法の検討ということでございますが、熱中症対策につきましては、鳥取県と市町村等との関係機関が連携して対策を協議しておりまして、本年度は特にテレビによる熱中症予防の啓発、注意喚起を鳥取県が実施されたところでございます。本市もさまざまな取り組みを行っておりますが、さらなる周知方法ということにつきましては、関係機関とも意見交換しながら、連携して研究していきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 防災無線でやっておられると言いますけども、やはり防災無線が聞こえなかったりする世帯もあります。チラシだとか回覧等はやっていけるものではないかなと思っておりますので、目に届くような啓発というものが必要じゃないかなと思ってますので、しっかりとこのあたりはできるんじゃないかなと思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、エアコンの使い方を見直して、涼を分かち合う環境省推奨のクールシェアという取り組みがありますけども、市内施設、公民館であったり、公共施設、スーパー、また百貨店など、こういったところを熱中症対策の避難場所とする涼みどころというものを設けたりすることによって、民間、それから市内施設にこういったところをつくる考えはないのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) 熱中症対策といたしましての避難場所等の設置についてということでございますが、熱中症対策といたしましてのこのクールシェアということにつきましては、注意喚起の一つといたしまして市のホームページでも啓発を行っているところでございます。また、市内施設に避難場所等を設置いたしましたり、スーパーなどへの協力依頼をするということにつきましては、既に趣旨に賛同して協力しておられる企業もあり、本市から特に協力依頼をしましたり、避難場所を設置するということは今のところ考えてはおりませんが、熱中症の注意喚起につきましては、今後も研究しながら努めていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 既に図書館などは、昔から涼みどころみたいなところで市民の方は利用しておられると思いますけども、こういった機会にこういった暑いまち米子であると考えますので、市内公共施設等も、市役所、淀江支所、公民館等も開放されるというような取り組みをされてはいいのではないかなと思っております。  次に、環境省の全国の900の自治体の熱中症対策の取り組み等を伺ってますと、打ち水のイベントをしてるところがあります。そういった自治体も多いですが、水道局としてそういった考えはないのかお伺いいたします、聞いておられますか。 ○(渡辺議長) 細川水道局長。
    ○(細川水道局長) 今、議員のほうから打ち水の多分イベントのお話だと思います。これは決められた時間にみんなで一斉に水をまくということで、伝統的な打ち水がヒートアイランド現象に対してどのような効果を持つのかを検証しようといたしまして、平成15年から始められた多分打ち水大作戦のことだろうと思います。現在は、議員先ほど言われましたけども、東京都など都市部を中心として行われているようでございますが、基本ルールといたしまして、打ち水大作戦には水道水を使わない、2つ目が、打ち水大作戦にはためた雨水や風呂の残り湯など、二次利用水を使うことということが平成22年から徹底ルール化されているようでございます。そういうことがございまして、私のほうで少し調べてみましたら、私のような水道事業体が主催する打ち水イベントの実施例はないというふうに聞いております。したがいまして、水道局長の私といたしましては、環境意識の啓発や水の再利用の促進など環境施策の一つとして行われているものと承知しているという、そこまでにしたいと思います。以上でございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 局長の言われるとおりかもしれません。水道局ではなくて、環境の分野のイベントであるかと思います。環境を所轄される市民生活部長、答弁はありますでしょうか。 ○(渡辺議長) 朝妻市民生活部長。 ○(朝妻市民生活部長) どうも都会のほうで実施されているということのようでございます。こういった我々のような田舎にそぐうかどうか、また打ち水をずっとどのタイミングでどんなふうにしていくか、日中にざらざら水をまいてもなかなか効果は、私の経験としてはないということもございます。そういったあたりで、それぞれの土地土地で向いたやり方というのもあると思います。そういったところを勘案しながら考えていかないといけないというふうに考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) ほかの自治体でもされてますので、おもしろいイベントではないかなと。啓発にもしっかりなりますし、また考えていただければと思います。  次に、室内にいる方で、高齢者に限らず、温度や湿度が高いにもかかわらずにわからない人がいるということであります。他の自治体では、高齢者に熱中症計や温度計、また湿度計などを付与、または貸与することで熱中症に、また健康に気をつけるきっかけにされていますが、そのようなことを考えられるのかお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 斉下福祉保健部長。 ○(斉下福祉保健部長) まず、乳幼児等は体温調節機能が未発達でありまして、また高齢者の方とか体調不良の方は、議員おっしゃいますように、体温調節機能が低下しておりまして体に熱がこもりやすくなります。特に高齢者の方は、老化によりまして暑さや喉の渇きを感じにくくなり、体が出しているSOS信号に気づきにくくなるということがありますので、高齢者の方等に向けまして、熱中症予防グッズとして危険度を見える化した熱中症計や、より簡易なものとして温度計つき熱中症予防カード等がございます。現時点において、本市として高齢者の方等にこのような熱中症計や予防カード等の貸与や配布というものを行う予定というのはございませんが、課題としては認識しておりまして、今後県を初めといたしまして関係機関とも意見交換をしていきたいと考えております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 県ともしっかりと、こういう温度計、湿度計、熱中症計等を付与、貸与については調整いただきたいと思います。  いずれにしましてもこの温暖化で、専門家によりますと、20年後ぐらいにプチ氷河期みたいなものが来るという、寒くなるというまでは温度上昇は続いていくと言われておりますけども、まだまだ来年以降、温度は上がると思われます。しっかりと今後の対策をお願いしたいと思います。 ○(渡辺議長) よろしいということですね。わかりました。  それでは、暫時休憩をいたします。                午前11時55分 休憩                午後 1時00分 再開 ○(渡辺議長) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続行いたします。  国頭議員。 ○(国頭議員) 続いて、公共交通政策について、まず航空路線についてお伺いいたします。  現在の航空路線は、全日空の米子東京便となっておりますが、この利用状況についてお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 全日空米子東京便の利用状況についてでございますが、昨年度、平成29年度の利用状況ですが、これは利用客数は過去最高の57万9,899人、搭乗率にしますと72.4%を記録いたしました。今年度になりまして、4月から8月までの5カ月の利用状況ですけれど、利用客数が24万521人でありまして、搭乗率は75.8%でした。これ、前年度同期間の搭乗率が71.4%でしたので、搭乗率としては4.4ポイント上昇しております。特に先月、8月の搭乗率は83.8%に上りまして、現在非常に好調に来ていると思っております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 利用は現在好調ということですけども、この好調の原因についてお伺いいたします。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) ANA東京便の利用が好調な要因としましては、米子空港の利用促進懇話会等で展開してきました利用促進事業の効果がまずありますし、また県・市からの積極的な要望や利用者のニーズに応じまして、期間限定ではありますけれど、1日6便の運航がされたこと、あるいは大型機材の導入によって提供座席数がふえたこと、それらが考えられます。なお、利用の促進の取り組みとしましては、鳥取県や関係団体等と連携しまして、米子空港利用促進懇話会を通じて各種キャンペーンや旅行商品等の造成、それから観光PR活動、また時刻表の作成配布等の広報活動を展開してきたところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) わかりました。では、スカイマークが運航してた当時、ダブルトラックの時代と比較して、国内線の利用状況についてお伺いしたいと思います。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) スカイマーク便の運航時との比較ということでございます。スカイマーク便は、平成25年の12月から平成27年の8月まで運航しておりました。それぞれの年度のスカイマーク便の利用者数は、平成25年度が約6万4,000人、これ4カ月ほどです。それから26年度、これは1年通してですけれど、約32万人。それから27年度、これは5カ月ほどですけれど、約4万5,000人でございました。スカイマーク便と全日空東京便を合わせた平成25年度から平成27年度までの国内線利用者数は、平成25年度が約60万8,000人、26年度が81万6,000人、27年度が59万4,000人、いずれも約数でございますけれども、ございました。スカイマーク便の就航時と比較しますと、御承知のとおりスカイマークは一番多いときは神戸、羽田、成田、それから北海道の新千歳、沖縄の那覇等の運航がありました、その路線数が全くなくなっておりますので、路線数の減少に伴いまして国内線の利用者数も減少しているということになっております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) やはりスカイマークがあったときには、26年度にはスカイマークだけで最大30万人の利用が米子便についてはあったということであります。そう思えば、やはり経済効果を考えれば、ANAだけではなくてダブルトラックというのが必要ではないかと思います。そういうことで、現在運休となっている路線の再開や新規路線の実現について現在の取り組みをお伺いしたいと思います。 ○(渡辺議長) 大江総合政策部長。 ○(大江総合政策部長) 現在運休となっている便や、あるいは路線の再開や新規路線の実現の取り組みについてでございますけれど、やはり新規路線あるいは運休の再開というのは非常に当方としても望んでいることでございまして、鳥取県や米子空港利用促進懇話会と官民一体となった利用促進策には取り組んでおります。今後も官民一体となって、路線の再開や新規路線の実現についてできる限りのことはやっていきたいと思っております。  運休となっている路線の再開、新規路線の実現につきましては、毎年国に積極的な施策を講じるように要望しております。鳥取県に対しましても、本市と連携していただいて、航空会社や国へ働きかけることを常に要望しているところでございます。鳥取県には路線の再開や新規路線の実現等、さまざまな機会を捉えて航空会社に働きかけていただいておりますほか、国に対しても例年羽田空港の国内線の発着枠の増枠及び地方空港への枠の配分等、これらも要望していただいているところでございます。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) 県と協調して取り組んでおられるということであります。国への働きをされているということです。これと同様の質問は、27年の8月にスカイマークが休止になったちょうど2年前の9月に私も同様の質問をしておりますけれども、休止になっているということで、スカイマークは現在、昨年度の定時運航率という中では、国内線でトップ、一番となりました。全日空ANAのグループのもとですけども、非常に経営がよくなっております。そういった状況でありますので、ぜひとも復活していただきたい。この取り組み、LCCを初めとした他の航空路線についての路線の再開、そして新規路線の実現に向けて、2年前も市長に宛ててトップセールスについてお伺いしましたが、市長はこのトップセールスについてどう思っておられるかお聞きいたします。 ○(渡辺議長) 伊木市長。 ○(伊木市長) 新たな路線の就航ですとか、あるいは再開など、トップセールスについてのお尋ねですけども、トップセールスすること自体、私はもうやぶさかではないし、むしろ積極的にやっていきたいと思っているところでございますが、先ほど具体的な今現在の対応につきまして部長のほうから答弁がございました、鳥取県ですとか、あるいは米子空港利用促進懇話会、こうしたところでどの路線、どの会社、そういったものを具体的に調査しながら、ここぞと決まれば、それは私も当然トップセールスに出かけたいと思っているところです。今はまだそこの、具体的に路線ですとか航空会社ですとか、そのあたりの目標といいましょうか、どこにかけるべきかというところが十分にまだ議論がし尽くされていないところだと認識しております。 ○(渡辺議長) 国頭議員。 ○(国頭議員) この航空路線は、交流規模の拡大という、当市にとっては非常にかつては、ダブルトラック時代はいい状況でありました。その後、国際線、香港便等、それから韓国便の増便など、国際線はふえておりますけども、やはり今回は国内線ということで質問させていただきましたけども、経済の発展、そして今回はちょっと質問しませんけども、経済部長に聞こうと思ったんですけど、やはり首都圏、東京からの企業誘致等に非常につながってくる路線であると思っております。そういう面で、最近は県の平井知事の国際線の誘致ばかりちょっと気になるところでありますけれども、国内線、ANAのもとであるといえども、LCC、バニラだとか、それからほかにいっぱいあります、ピーチだとか。そういったところをしっかりと当たって誘致をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○(渡辺議長) 以上で市政一般に対する質問は終わりました。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜              第2 議案第72号〜議案第77号 ○(渡辺議長) 次に、日程第2、議案第72号から第77号までの6件を一括して議題としたいと思います。  これより6件の議案に対する質疑に入ります。質疑はございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(渡辺議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております6件の議案につきましては、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜              第3 陳情第19号〜陳情第21号 ○(渡辺議長) 次に、日程第3、陳情第19号から第21号までの3件を一括して議題としたいと思います。  ただいま議題となっております3件の陳情については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  以上で本日の日程は、全て終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明13日、15日から17日まで、21日から24日まで、28日から30日まで及び10月2日は休会とし、14日、18日から20日まで、25日から27日まで及び10月1日は委員会審査を行い、10月3日午前10時から会議を開きたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(渡辺議長) 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。  本日はこれをもって散会いたします。                 午後1時12分 散会...