~~~~~~~~~~~~~~~
説明のため出席した者
市長 伊 木 隆 司 副市長 伊 澤 勇 人
教育長 北 尾 慶 治 水道局長 細 川 庸一郎
総務部長 菅 原 朗 企画部長 大 江 淳 史
ふるさと創生推進局長 福祉保健部長 斉 下 美智子
門 脇 功
経済部長 大 塚 寿 史 建設部長 錦 織 孝 二
下水道部長 矢 木 茂 生
淀江支所長 足 立 新一郎
会計管理者 政 木 人 巳
教育委員会事務局長
岩 崎 豪
財政課長 辻 佳 枝
市民人権部次長 足 賀 浩 司
~~~~~~~~~~~~~~~
出席した
事務局職員
第1号(9月1日)に同じ
~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時00分 開議
○(
尾沢議長) これより本日の会議を開きます。
この際、御報告申し上げます。
本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了承願います。
なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~
第1 議案第64号~議案第72号
第2 陳情第65号・陳情第69号
○(
尾沢議長) それでは、日程第1、議案第64号から第72号までの9件、並びに日程第2、陳情第65号及び第69号の2件、以上11件を一括して議題といたします。
これより11件の議案及び陳情について、各委員会の審査報告を求めます。
初めに、
三穂野総務文教委員長。
○(
三穂野議員)(登壇)
総務文教委員会の審査報告をいたします。
当委員会に付託されました議案2件及び陳情2件について、去る21日に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。
まず、議案第64号米子市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第65号米子市市税条例の一部を改正する条例の制定については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情第65号共謀罪の趣旨を盛り込んだ
組織犯罪処罰法の改正に係る意見書の提出について陳情については、初めに、賛同議員の岡村議員から
組織犯罪処罰法の改正により国民の思想や信条が処罰の対象となること、国民への監視が常態化し、
プライバシーが侵害されること等が懸念されるため、本陳情に賛同いただき、
組織犯罪処罰法の改正の前の状態に戻すよう国に意見書を提出していただきたい旨の説明を受けた後、審査を行いました。
委員からは、まず
組織犯罪処罰法改正案については、国民に十分な説明がなされないまま成立したことにより、表現の自由や内心の自由が侵害されるのではないかという懸念を国民に抱かせており、また参議院では
法務委員会の採決を飛ばし、本会議での中間報告という形で強引に成立されたものであるとの意見。また、本法を実効性にあるものにするためには捜査権の拡大が必要となるが、その拡大が市民生活にどのような影響を与えるのか等が不明確であり、本法は完成度が低いと思われるため、この陳情の趣旨に賛同するとの採択を主張する意見がありました。一方、世界的にテロ等の組織犯罪が多発している現状に鑑みると、改正案の成立はやむを得ない。また、本陳情の内容は、国の専権事項であるため、地方議会においてその是非は審議できないとの不採択を主張する意見がありました。
採決した結果、世界的にテロ等の犯罪が多発している現状に鑑みると、改正案の成立はやむを得ない。本陳情の内容は国の専権事項であるため、地方議会においてその是非は審議できないとの理由により、賛成少数で採択しないものと決しました。
次に、陳情第69号旧教育会館よなご荘の
一般競争入札における収入の使途についての陳情については、初めに、
陳情提出者から陳情を提出するに至った思いと採択していただきたい旨の説明がありました。続いて、賛同議員の土光議員から、本市の
教育関係予算は類似団体と比較して割合が低いため、議会として陳情者の思いに応えるのが適当との説明を受けた後、審査を行いました。
委員からは、まず当該土地については、昭和30年に本市がよなご
荘建設用地として無償譲渡した土地であり、その利用が終わったので返還したと捉えられるが、陳情の趣旨、陳情者の思いは十分理解できる。また、本陳情は土地売却の収入の使い道を具体的にお願いするものではなく、団体の思いを受けとめてほしいとの内容であり、その思いには賛同するとの趣旨採択を主張する意見がありました。一方、土地売却による収入は、その使途が制限された財源ではない。陳情に記載してある団体の思いというもの自体、
陳情提出者も確認をとっておらず、不明確である。また、
予算編成権は市長にあることを考慮し、議会としてこの陳情には賛同できないとの不採択を主張する意見がありました。
採決した結果、土地売却による収入は、その使途が制限された財源ではない。陳情に記載してある団体の思いというもの自体、
陳情提出者も確認をとっておらず、不明確である。また、
予算編成権は市長にあることを考慮し、議会としてこの陳情には賛同できないとの理由により、賛成少数で採択しないものと決しました。
以上で、
総務文教委員会の審査報告を終わります。
○(
尾沢議長) 次に、
稲田建設経済委員長。
○(稲田議員)(登壇)
建設経済委員会の審査報告をいたします。当委員会に付託されました議案3件について、去る25日に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。
議案第66号米子市
特別会計条例の一部を改正する条例の制定について、議案第67号米子市下水道
事業の設置等に関する条例の制定について及び議案第68号米子市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定については、採決の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
建設経済委員会の審査報告を終わります。
○(
尾沢議長) 次に、
岩﨑予算決算委員長。
○(岩﨑議員)(登壇)
予算決算委員会の
予算審査報告をいたします。
当委員会に付託されました予算関係の議案4件について、去る9月13日及び27日に全体会を、21日、22日及び25日に分科会を開き、審査をいたしました。全体会での総括質問、分科会での個別の審査を経て、27日の全体会において採決した結果、議案第69号平成29年度米子市
一般会計補正予算補正第2回、議案第70号平成29年度米子市下水道
事業特別会計補正予算補正第1回、議案第71号平成29年度米子市介護保険
事業特別会計補正予算補正第1回及び議案第72号平成29年度米子市
和田浜工業団地整備事業特別会計予算、以上4件の議案につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
予算決算委員会の
予算審査報告を終わります。
○(
尾沢議長) 以上で委員長の報告は終わりました。
それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を
終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
岡村議員。
○(岡村議員)(登壇) おはようございます。
日本共産党米子市議団の岡村英治です。
私は、陳情第65号共謀罪の趣旨を盛り込んだ
組織犯罪処罰法の改正に係る意見書の提出について、採択するよう求めて討論いたします。
この法案をめぐっては、犯罪の実行を処罰する刑法の原則に反し、国民の思想や信条を処罰する
現代版治安維持法だという批判が湧き上がり、世論調査でも8割の国民が政府の説明は不十分としていました。にもかかわらず、ことし6月15日、
委員会採決をすっ飛ばして、中間報告という異例の形で参議院本会議で採決が強行されました。
議会制民主主義を踏み外した暴挙と言わなければなりません。この法律によって国民の行動を監視する警察権力の肥大化がもたらされ、密告、盗聴が常態化する、
プライバシーの侵害が蔓延する、自由な発言が抑制される暗黒社会がもたらされるものと危惧されています。また、密告による冤罪が増大する危険性も指摘されています。テロの心配に備えるため必要だとの委員会での議論もありました。しかし、多くの刑法学者が指摘するまでもなく、テロを中心とする危険な地帯には国際条約や決議、またそれらに対応する国内立法や独自の国内法によって既に対応可能な体制は整っている、このように言われています。また、国の専権事項であるという議論もありましたが、地方の自立性、地方分権に逆行した議論と言わなければなりません。
よって、この陳情を採択し、共謀罪法を廃止する政府をつくることを呼びかけて、私の討論を終わります。
○(
尾沢議長) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、討論を
終結いたします。
これより11件の議案及び陳情を順次採決いたします。
初めに、議案第64号から第72号までの9件の議案を一括して採決いたします。
9件の議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
9件の議案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、9件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
次に、陳情第65号共謀罪の趣旨を盛り込んだ
組織犯罪処罰法の改正に係る意見書の提出について陳情を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、不採択であります。
本件について、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○(
尾沢議長) 起立少数であります。よって、本件は、採択しないことに決しました。
次に、陳情第69号旧教育会館よなご荘の
一般競争入札における収入の使途についての陳情を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、不採択であります。
本件について、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○(
尾沢議長) 起立少数であります。よって、本件は、採択しないことに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
第3 閉会中の継続審査について
○(
尾沢議長) 次に、日程第3、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
陳情第67号一日も早い中海の再生を求める陳情について、
市民福祉委員長からお手元に配付しております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
これより本件に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を
終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
岡村議員。
○(岡村議員)(登壇) 私は、陳情第67号一日も早い中海の再生を求める陳情について、継続審査ではなく、採択するよう求めて討論いたします。
国による無謀な中海・
宍道湖干拓淡水化事業がストップされて16年が経過しました。当時の片山知事が言うように、
事業を中止した以上、もとの姿に戻すのが自然へのエチケットです。きれいで魚の宝庫と呼ばれた中海を取り戻すためには、中海の半時計回りの潮の流れを取り戻す、そのためにはせめて大海崎、森山の両堤防の一部開削、このことは長年、中海で漁業を営んできた方や専門家が指摘されているところです。さらに、干拓堤防ができたことによって水かさが上がり、一旦冠水した弓浜部の農地において水はけが悪化している、このような指摘もなされています。また、
大橋川拡幅事業をめぐっても、両堤防の開削がなければ弓浜部への洪水の危険性が増大すると、
米子市議会は
境港市議会とともに主張してきたことは御承知のとおりです。陳情を継続して今後の
モニタリング調査の状況を見定めると継続の理由が述べられていますが、森山堤防が上部60メートル、下部24メートル開削されて7年が経過しましたが、中海はきれいになるどころか、本庄工区の水質はむしろ悪化しているのが現状です。年に一度出される
モニタリング調査結果において、いつまでも水質環境に大きな変化は見られないと手をこまねいているうちに、中海に生息する魚種は、鳥取県
水産試験場の調査でも激減してしまっています。広島大学の農学博士、
山本民次教授は、くぼ地にたまったヘドロからの硫化水素の影響、そして下水の高度処理によって魚の生息環境を奪っていると指摘しています。現場に即した指摘をされている山本教授などのこうした知見を本市議会として直接検証するなどしながら、一日も早い中海の再生、豊かな自然を取り戻すために、同陳情は、継続審査として
モニタリング調査待ちという姿勢ではなく、採択することで国や県に働きかけていくことが求められていると考えます。
そのことを主張して私の討論といたします。
○(
尾沢議長) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、討論を
終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件については、委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○(
尾沢議長) 起立多数であります。よって、本件は、閉会中の継続審査とすることに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
第4 議案第73号~議案第76号
○(
尾沢議長) 次に、日程第4、議案第73号から第76号までの4件の議案を一括して議題といたします。
これより4件の議案について、委員会の審査報告を求めます。
岩﨑予算決算委員長。
○(岩﨑議員)(登壇)
予算決算委員会の
決算審査報告をいたします。
当委員会に付託されました決算関係の議案4件について、去る9月13日及び27日に全体会を、14日、15日及び19日に分科会を開き、審査をいたしました。全体会での総括質問、分科会での個別の審査を経て、27日の全体会において採決した結果、議案第74号平成28年度米子市水道
事業会計の決算認定について、議案第75号平成28年度米子市水道
事業会計剰余金の処分について及び議案第76号平成28年度米子市
工業用水道事業関係の決算認定について、以上3件の議案につきましては、いずれも全会一致でそれぞれ原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。
次に、議案第73号平成28年度米子市
一般会計等の決算認定については、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決しました。
なお、審査の結果、大変厳しい財政状況を踏まえながら、米子市の将来と住民生活に責任を持つ
行政運営上、特に重点的かつ早急な対応と改善を要すると思われる事項について、委員会において指摘された点について報告をいたします。
1、
自主防災組織育成事業については、本市の
自主防災組織の結成率は県内19市町村で最下位という状況である。
結成率向上に向け、
自主防災組織と常備消防、消防団の役割分担を明確にし、わかりやすい自助、共助、公助のイメージができるような市民への啓発を図られたい。また、未
結成自治会に対して、地域防災の必要性を感じながらも組織化への組み込みが難しいという現実があることも意識し、丁寧な説明と支援体制を構築されたい。あわせて、
自主防災組織結成時のサポートと、休眠状態にある既存組織の活性化に取り組まれたい。
2、
生活路線運行対策事業については、路線バスの運行において、かかる経費に対する収入の不足を助成することにより、路線を維持することとバス
事業者の自立を図ることとしているが、この2つの目的を両立させ、現行の
生活交通路線を維持することは、現行制度では困難と考えられる。
利便性向上策や
路線経路等の見直しによる利用拡大に加え、単に路線の赤字補填とならない
運行助成策を検討されたい。
3、
先端医療創造都市よなご情報発信
事業については、鳥取大学の先端医療を核として、他市に比較して医療機関が充実しているという本市の誇るべき生活基盤であることを広く情報発信し、移住定住を促進することに取り組まれている。しかしながら、本市が誇る医療環境の充実度を、実際にこの地に住む市民が再認識する取り組みが不足している。本市の魅力の発信には、市民からの発信が最も強力であるため、市民に対する取り組みを強化されたい。
4、
公民館運営については、公民館は地域住民のさまざまな活動において重要な拠点施設である。しかしながら、現状は、
社会教育法に基づく生涯学習以外に、
自治会活動のほか多くの
地域住民生活に必要な活動が行われている実態から、住民が
公民館職員に求めている職務内容に対し、現行の人的配置が応え切れない状況にある。
地域コミュニティの拠点施設である公民館の今後のあり方を見据え、公民館のあるべき姿の再構築につながるよう職員の職務内容の精査と人的配置について検討されたい。
5、
国民健康保険事業特別会計繰出金財政安定化については、必要に応じて実施するとのことであるが、同
事業は国の制度であり、必ず実施されたい。また、
国民健康保険事業については、平成28年度は単年度で約2億8,000万円の黒字決算であったが、累積赤字を繰上充用していたため、最終的に約8,500万円の赤字決算となった。さらに、この決算額については、2,000万円の
法定外繰り入れを行い、残額を新年度予算から繰上充用している。このように繰上充用による対応が常態化している。平成30年度に国保が県単位の広域化となることからも、今後、赤字決算となった場合は、
法定外繰り入れなどにより収支の均衡を図られたい。
6、
保育所支援体制整備事業については、対象者数、対象園数が不明朗であり、研修内容についても見えにくい。保育業務の安心・安全の確保の観点から、研修内容を充実させ、保育士の
スキルアップを図るべきであり、同
事業の拡充に努められたい。
7、がん検診
事業については、本市以外の鳥取県西部の市町村では年度末まで受診できるところが多いが、本市においては7月から12月までの期間で実施しているため、この期間を過ぎると他市町村の方は受診できても米子市民は受診を断られるという状況がある。今後、受診率の向上に向けて、受診期間の延長、
受診方法等、適正な受診のあり方について検討されたい。
8、予算の執行状況については、平成28年度の土木費において、主に
社会資本整備総合交付金など、国の交付金の財源確保ができなかったとことが要因で、7億6,604万円もの多額の不足額が発生し、各
事業の進捗に大きな影響を及ぼしている。ついては、予算の財源確保には万全を期されたい。また、財源確保ができず、当初予算での
事業が見込まれない場合は、不用額として処理をせず、適宜減額補正などを行い、適切な予算の調製に努められたい。
9、
駐輪場管理事業及び
駅前放置自転車等防止事業については、いずれも長期にわたって実施されているが、その
事業成果は十分な状況にあるとは認められない。現在、米子駅周辺の
まちづくりについては、JR、県との3者協議の場が設けられており、庁内においても米子がいいな
総合戦略推進事業の中で、自転車の活用の推進に関する調査・研究が行われている。これらの協議の場や調査・研究内容を生かすことで、
事業の基本方向である機能的で持続可能な
都市環境づくりに立ち返り、駅周辺の
まちづくりに寄与し得るよう
事業の再検討を図られたい。
10、
市道安倍三柳線改良事業については、財源である
社会資本整備総合交付金の確保が困難であったため、予算の執行率は3割程度にとどまり、
事業の進捗が図られていない。
事業完成年度にもおくれが生じていることから、地元住民に対し
事業計画を説明するとともに、一般財源の充当や起債、他の交付金の活用などの財源確保に努め、
事業の進捗を図られたい。
11、市営住宅の管理については、平成28年度末の
政策空き家を除く空き家は65戸と多い状況にある。
入居申込者数が多い現状や財産管理の観点からも、早急に空き家の修繕を行い、より多くの住宅の供給に努められたい。また、用途廃止を計画している市営住宅については、その実施に向け、職員体制を強化されたい。
12、危険家屋
対策事業については、地元住民からの再三の要望にもかかわらず未解決のまま長期に及んでいる案件が存在しており、
環境衛生面にとどまらず、危険性においても深刻度が増している実態がある。その中には所有者に
経済的余裕があると思われるにもかかわらず、危険の回避に対する助言、勧告に応じてこなかった案件も存在していることから、今後、空家等
対策の推進に関する
特別措置法に基づいた
対策計画の策定に入ることと並行し、悪質と判断される所有者に対しては、名実ともに勧告、命令まで踏み込んだ危険家屋
対策を講じられたい。
以上が委員会としての指摘事項であります。今後、自治体を取り巻く環境は、
少子高齢化の進展、
人口減少社会の到来による市税収入の減少に加え、
社会保障費が増大するなど、さらに厳しさを増す一方であり、自治体には、多様化する行政需要に的確に対応し、効率的な
行財政運営が求められ、自治体の運営能力が問われる時代を迎えていくこととなります。このような中で、市長を初め、執行部においては、この指摘を真摯に受けとめ、市長のリーダーシップのもと、全職員が一丸となって英知を結集し、市民の信頼に応え、市政発展に努められるよう強く求めまして、
予算決算委員会の
決算審査報告を終わります。
○(
尾沢議長) 以上で委員長の報告は終わりました。
それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を
終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
岡村議員。
○(岡村議員)(登壇) 私は、議案第73号平成28年度米子市
一般会計等の決算認定について、反対する立場から討論いたします。
2016、平成28年度の教育費は、決算額47億3,177万円、決算総額に占める割合はわずか6.9%と、前年度が73億8,617万2,000円、総額に占める割合が10.6%だったのに比べても大幅な落ち込みとなりました。学校校舎の改修など、大型建設工事がなかったからと言いますが、米子市の教育予算は例年でも、類似団体40市の中でも最低クラスで推移しています。これをせめて平均値程度に引き上げるだけで、就学援助の給食費全額補助など、充実が図れます。また、学校関係者から要望の強い、全ての教室へのエアコン設置も年次的に進めることもできます。大幅な改善を求めるものです。
マイナンバーカードを利用した印鑑登録証明書などの交付がコンビニでもできるよう、システム改修に2,458万円つぎ込みました。市民の利便性向上など、どれほど寄与するのか疑問ですし、カードを持ち歩くことで紛失や盗難などによる情報漏えいを誘発しかねません。市民要求に基づかない、国のマイナンバーカード普及を狙った誘導策に沿った支出です。
米子の宝とも言うべき子どもたちの健やかな成長を育む保育の充実は待ったなしです。しかし、ゼロ歳から2歳までの低年齢児に多い待機児童
対策は、前年度から始まった民間による小規模保育施設に任せっ放しです。保育の質を高めるためにも小規模保育所に頼るのではなく、非正規保育士の処遇改善を図るなど、認可保育所の充実で、安心して子どもを預けられる保育環境の整備が求められます。また、両親が共働きなどによる放課後の留守家庭児童の居場所として、学童保育なかよし学級の果たしている役割は重要です。年々膨れる待機児童
対策が民間児童クラブに丸投げされています。高い利用料などから児童クラブに通えなく、なかよし学級の待機児童として11学級46人もの児童が放置された状況は許せません。
米子駅南北自由通路等整備
事業に7,710万円を投じていますが、鳥取県、JR、米子市の3者による協議を先行させ、玄関口として米子市の一つの象徴とすべき
事業であるにもかかわらず、市民参画を置き去りにした
事業手法は到底認めるわけにはいきません。
最後に、差別は基本的に解消されたとして、国が
同和対策事業を2002年に
終結して15年、全国的にその流れが加速、拡大し、また県内他市全てで
同和対策としての個人給付
事業である固定資産税の減免と進学奨励金の支給を打ち切っています。しかし、米子市は今もって継続し、2016年度も固定資産税が240件、348万5,000円が減免対象となり、進学奨励金が10人に対し216万円支給されています。昨年3月に
同和対策審議会にその見直しを諮問しておきながら、できもしない、またやってはならない実態調査の実施を口実に、その見直しをずるずると先延ばしにしていることは行政の公平性を求める観点からも見逃せません。早急に個人給付
事業を打ち切り、一般
対策に移行すべきです。
以上などの理由から、決算認定には賛成できません。
○(
尾沢議長) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) ほかにないものと認め、討論を
終結いたします。
これより4件の議案を順次採決いたします。
初めに、議案第74号から第76号までの3件を一括して採決いたします。
3件の議案に対する委員長の報告は、それぞれ原案可決及び原案認定であります。
3件の議案について、原案のとおりそれぞれ可決及び認定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、3件の議案は、原案のとおりそれぞれ可決及び認定されました。
次に、議案第73号平成28年度米子市
一般会計等の決算認定についてを採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案認定であります。
本件について、原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○(
尾沢議長) 起立多数であります。よって、本件は、原案のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
第5 議案第77号・議案第78号
○(
尾沢議長) 次に、日程第5、議案第77号及び議案第78号を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
伊木市長。
○(伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第77号及び議案第78号の2議案につきまして御説明を申し上げます。
議案第77号及び議案第78号は、いずれも
工事請負契約の締結についてでございまして、米子市無線放送施設更新工事第2期及び市営河崎住宅47R1棟長寿命化改善建築主体工事につきまして、公募型指名競争入札に付しました結果、お手元の議案書の相手方、契約金額等により
工事請負契約の締結をしようとするものでございます。御審議をよろしくお願いいたします。
○(
尾沢議長) これより2件の議案に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を
終結いたします。
ただいま議題となっております2件の議案については、それぞれ
総務文教委員会及び
建設経済委員会に付託いたします。
委員会審査のため、暫時休憩いたします。
午前10時41分 休憩
午前10時59分 再開
○(
尾沢議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。
それでは、議案第77号及び議案第78号について、委員会の審査報告を求めます。
初めに、
三穂野総務文教委員長。
○(
三穂野議員)(登壇)
総務文教委員会の審査報告をいたします。
先ほど当委員会に付託されました議案1件について、休憩中に委員会を開き、審査いたしました結果、議案第77号
工事請負契約の締結については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で
総務文教委員会の審査報告を終わります。
○(
尾沢議長) 次に、
稲田建設経済委員長。
○(稲田議員)(登壇)
建設経済委員会の審査報告をいたします。
当委員会に付託されました議案1件について、休憩中に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。議案第78号
工事請負契約の締結については、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
建設経済委員会の審査報告を終わります。
○(
尾沢議長) 以上で委員長の報告は終わりました。
それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を
終結いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、討論を
終結いたします。
これより2件の議案を一括して採決いたします。
2件の議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
2件の議案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、2件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
第6 諮問第2号
○(
尾沢議長) 次に、日程第6、諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
伊木市長。
○(伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました諮問第2号につきまして御説明を申し上げます。
諮問第2号は、
人権擁護委員候補者の推薦について御意見を求めるものでございまして、人権擁護委員のうち長谷川晋也氏及び松田美保子氏が本年12月31日をもって任期満了となられますので、引き続き2名を
人権擁護委員候補者に推薦いたしたいと存じます。御審議をよろしくお願いいたします。
○(
尾沢議長) これより本件について質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を
終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、討論を
終結いたします。