本件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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第4 議案第64
号~議案第76号
第5 報告第14
号~報告第19号
○(
尾沢議長) 次に、日程第4、議案第64号から第76号までの13件並びに日程第5、報告第14号から第19号までの6件、以上19件を一括して議題といたします。
提案理由の説明及び報告を求めます。
伊木市長。
○(
伊木市長)(登壇) 本定例会に提案をいたしました諸議案の説明に先立ちまして、市政の概要についての御報告を申し上げます。
初めに、
施政方針におきまして、今年度から重点的に取り組む課題として掲げております項目のうち、特に進展のありましたものについて、その
進捗状況等を御報告させていただきます。
最初に、経済の
活性化についてでございます。
企業誘致や
市内事業者の移転、拡張等に対応するための
米子インター周辺工業用地整備事業につきましては、現在、
測量設計業務に入ったところでございます。本年度末までに開発に係る諸手続を経て、
用地買収を完了させたいと考えております。
また、長年懸案であった
和田浜工業団地の未整備地につきましても、現在、計画されております
バイオマス発電所の
進出計画を踏まえ、地元との調整を図りながら整備してまいりたいと考えておりまして、今議会におきまして
関連議案を上程しているところでございます。
観光振興といたしましては、7月16日に開催された第37回
全日本トライアスロン皆生大会に個人の部に923人、リレーの部に60組の約1,100人の鉄人の皆さんが出場されました。約4,000人の
ボランティアスタッフの支えもあり、大きな事故もなく
無事大会を終えることができました。
また、7月29日から30日までの2日間にわたり開催された第44回
米子がいな祭には、2日間で約22万人の人出がございました。
いずれのイベントも地域の
活性化や
にぎわいの創出に寄与するとともに、本市の魅力を全国に情報発信できたものと考えております。
次に、
米子境港間の高
規格道路についてでございますが、7月27日に開催をいたしました本市と境港市が共通する諸課題について意見交換する
連携懇談会におきまして、高
規格道路整備の必要性についての認識を再確認したところでございまして、両市、さらには県などとも連携を強めながら
取り組みを加速したいと考えております。
次に、
中心市街地活性化についてでございます。
角盤町エリアの
活性化については、
中心市街地活性化協議会と連携し、協議・検討を行っているところでございまして、
米子髙島屋東館活用の検討や、
やよいデパート跡地の
民間駐車場整備にあわせて、角盤町商店街の
環境整備を図ることとしております。
また、鳥取県と連携して
ゲストハウス等の
施設整備の支援を行い、
インバウンドによる
にぎわいの創出を図ることとしております。
次に、少子・
高齢化対策についてでございます。
保育所等の
待機児童対策として、
認定こども園2施設、
小規模保育所1施設及び
民間放課後児童クラブ1施設の整備を進めるとともに、新たに
民間放課後児童クラブ1施設の整備を予定しているところでございまして、さらなる
受け入れ枠の拡大を図ることとしております。
高齢者対策といたしましては、
認知症施策について、認知症の症状の程度に応じた支援を標準的に示した冊子、
認知症ケアパスを6月に作成し、配布を始めたほか、8月には新たに医師も含めた
認知症初期集中支援チームを設置し、
早期対応を図ることとしております。
また、
認知症高齢者で行方不明になられる事例がふえる中、
早期発見、
早期保護を図るために、
米子警察署との連携による
認知症高齢者等事前登録制度を8月から開始したところでございます。
次に、
広域連携の推進についてでございます。
中海・宍道湖・
大山圏域では、圏域の総合的かつ一体的な
観光振興を図ることを目的として、7月14日に中海・宍道湖・
大山圏域インバウンド機構を設立したところでございます。
鳥取県
西部圏域では、鳥取県
西部地域振興協議会として、7月28日に
国土交通省と
県選出国会議員に対して、
中国横断自動車道岡山米子線の4車線化など、
西部圏域の
インフラ整備について
要望活動を実施したところでございます。
次に、
教育環境の整備についてでございます。
学校施設の耐震化につきましては、昨年度から非
構造部材の耐震化として
中学校武道場の
つり天井落下防止改修工事に取り組んでおり、今年度は残り7校を実施することとしております。現在、
尚徳中学校の工事を終え、
湊山中学校、
福生中学校及び後
藤ヶ丘中学校の工事に着手したところでございます。
次に、
防災対策についてでございます。
7月2日に開催された消防団が
消火活動の
基本操作や動作を競う
操法大会の鳥取県大会において、
小型ポンプ操法の部で
福生東分団が6連覇という偉業をなし遂げました。
原子力防災対策につきましては、8月9日に島根原子力発電所の事故を想定した多様な
避難手段の検証として、
大篠津地区住民参加のもと、海上保安庁の船舶を活用し、
境港大正岸壁から鳥取港までの避難を想定した
模擬避難航行訓練を美保湾内で行ったところでございます。さまざまな訓練を実施することで、
広域住民避難計画の実効性の確保と
地域防災力のさらなる向上を図ってまいりたいと考えております。
また、北朝鮮の
弾道ミサイル発射時の情報について、市民への伝達に万全を期すため、8月18日に
Jアラートの
情報伝達訓練を行ったところ、機器の
ふぐあいにより
防災行政無線の音声により伝達することができませんでしたが、再度、
試験放送を行い、正常に作動していることを確認をしております。今後は、機器の点検はもとより、
試験放送の頻度を上げるなどの対応により、
再発防止を徹底したいと考えております。
以上、市政の概要につきまして御報告を申し上げました。
引き続き
米子市政の推進に対しまして、議員並びに
市民各位の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
それでは、ただいま御上程をいただきました議案第64号から議案第76号までの13議案及び報告6件につきまして御説明を申し上げます。
初めに、議案第64号は、米子市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、
国家公務員に係る
育児休業等について、再度の
育児休業等をすることができる特別の事情が追加されたことを踏まえ、本市の職員に係る
育児休業等についても同様の取り扱いとするため、所要の整備を行おうとするものでございます。
議案第65号は、米子市
市税条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、
地方税法の一部改正に伴い、対応する条例の改正を行おうとするものでございます。
議案第66号は、米子市
特別会計条例の一部を改正する条例についてでございまして、新たに
公営企業としての
和田浜工業団地整備事業を実施することに伴い、同事業に係る
歳入歳出を整理するための
和田浜工業団地整備事業特別会計を設けようとするものでございます。
議案第67号は、米子市
下水道事業の設置等に関する条例の制定についてでございまして、本市の
公共下水道事業及び
農業集落排水事業の経営を安定的に継続させるよう、これらの事業の
財務会計事務に
地方公営企業法の
関係規定を適用しようとするものでございます。
議案第68号は、米子市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、
排水区域外の者による
農業集落排水施設の使用の許可、市以外の者が行う
農業集落排水施設に関する工事等の承認及び
農業集落排水施設に係る
排水施設の設置等の許可並びに
当該工事等の承認及び
排水施設の設置等の許可に係る
監督処分等に関する規定を整備しようとするものでございます。
次に、議案第69号は、平成29年度米子市
一般会計の第2回の
補正予算でございまして、今回の補正は補助金の
交付決定等に伴い、新たに
予算措置を必要とするに至りました諸事業につきまして、所要の経費を計上いたしております。
以下、歳出の主なものにつきまして御説明を申し上げます。
初めに、総務費でございますが、本
庁舎設備等整備事業は、来庁者の方々の利便性を高めるため、
庁舎東側の
駐車スペースにあります用度などの表示の削除をするほか、本庁舎1階及び5階の多
目的トイレに簡易型の
オストメイト設備を設置しようとするものでございます。非
常用電源基本設計策定事業は、災害時の本庁舎非
常用電源装置の整備に係る
基本設計を行うためのものでございます。
財政調整基金積立金は、平成28年度の
一般会計の
決算剰余金のうち一部を
財政調整基金に積み立てようとするものでございます。
基幹業務システム管理運営事業は、マイナンバーカードをお持ちの方がパソコンや
スマートフォンを活用して行う
子育てワンストップサービスに対応するための
システム改修を行うためのものでございます。
移住者向け住宅取得支援事業は、県外から移住してこられる方の
住宅取得や改修等に対する助成の
実績見込みの増によるものでございます。よなご
まちなかコミュニティ活性化支援事業は、
中心市街地の空き家を改装して
ゲストハウスなどを整備する事業者に対して助成しようとするものでございます。
次に、民生費でございますが、
助産施設入所実施事業は、
実績見込みの増によるものでございます。
ひとり親家庭学習支援事業は、参加している
児童生徒と
学習指導ボランティアをコーディネートし、
学習指導や
進路相談などを充実させるため、専任の職員を配置しようとするものでございます。
放課後児童クラブ施設整備事業は、
待機児童対策のため新たに
放課後児童クラブを整備する事業者に対し助成しようとするものでございます。
公立保育所運営事業は、本年度より
新規追加となりました保育士の
処遇改善加算に対応するため、子ども・
子育て支援システムの改修を行うものでございます。
次に、
農林水産業費でございますが、
園芸産地活力増進事業は、
JA鳥取西部が行う特産品の
調理加工のほか、研修が行える
産地交流会館の整備に対して助成しようとするものでございます。
次に、商工費でございますが、
和田浜工業団地整備事業特別会計繰出金は、
特別会計で実施する
和田浜工業団地整備に係る経費を
一般会計から繰り出ししようとするものでございます。
次に、土木費でございますが、単
県斜面崩壊復旧事業は、本年1月、2月の雪害により崩壊した山の斜面の
災害復旧を行うためのものでございます。
市道角盤町
通り東線維持補修事業は、角盤町エリアの
活性化に向け、官民挙げた
取り組みの一環として実施するものでございまして、
やよい跡地での
民間駐車場整備に伴う市道の
植栽整備や
排水対策等でございます。
バリアフリー改修推進事業は、
民間特定建築物の
バリアフリー化の
実績見込みの増によるものでございます。
次に、教育費でございますが、
米子城跡雪害対策事業は、本年1月、2月の雪害により崩落した城山の
のり面保護工事を行うに当たり、支障となる木の伐採及び
発掘調査を行おうとするものでございます。
スポーツ環境整備事業は、鳥取県
サッカー協会からの寄附を活用し、
東山陸上競技場における
サッカー関連の備品等を購入しようとするものでございます。
次に、公債費でございますが、
起債償還元金は、平成28年度の
一般会計の
決算剰余金の一部により市債の繰り上げ償還を行おうとするものでございます。
次に、第2条の
債務負担行為の補正につきましては、
公立保育園給食調理等業務の
委託業者に対し支払うべき委託料について、平成30年度以降の
委託業者を今年度内に
プロポーザル方式により選定することから、
債務負担行為の設定をお願いするものでございます。
以上、歳出についての御説明を申し上げましたが、これに対します
補正予算の財源といたしましては、国・
県支出金、市債等により収支の均衡を図っております。その結果、7億4,992万円を追加し、補正後の
予算総額を640億5,103万2,000円といたしております。
次に、議案第70号は、平成29年度米子市
下水道事業特別会計の第1回の
補正予算でございまして、
先ほど議決を賜りました議案第63号の和解に係る
損害賠償金等として200万円を追加し、補正後の
予算総額を61億3,693万1,000円といたしております。
次に、議案第71号は、平成29年度米子市
介護保険事業特別会計の第1回の
補正予算でございまして、前年度実績に伴う交付金の償還金として3,246万2,000円を追加し、補正後の
予算総額を138億3,338万円といたしております。
次に、議案第72号は、議案第66号でお願いをいたしております平成29年度米子市
和田浜工業団地整備事業特別会計の
新規計上予算でございまして、
工業団地の整備に係る事業費及び事務費を計上いたしております。なお、
一般会計及び
特別会計の
補正予算並びに
和田浜工業団地整備事業特別会計予算の詳細につきましては、お手元に配付しております
予算説明書を御参照いただきたいと存じます。
次に、議案第73号は、平成28年度米子市
一般会計等の
決算認定について御承認をお願いするものでございまして、
一般会計及び9つの
特別会計の各会計につきまして
監査委員の審査を経ましたので、その意見を付し認定をお願いするものでございます。
次に、議案第74号は、平成28年度米子市
水道事業会計の
決算認定についてでございまして、これにつきましても
監査委員の審査を経て認定をお願いするものでございます。
次に、議案第75号は、平成28年度米子市
水道事業会計剰余金の処分についてでございまして、決算により剰余金の額が確定いたしましたので、剰余金のうち2億5,925万8,339円を
建設改良積立金として処分するとともに、当年度の
補填財源として使用した後の未
処分利益剰余金について同額を資本金に組み入れ、また3,440万円を
減債積立金として処分しようとするものでございます。
次に、議案第76号は、平成28年度米子市
工業用水道事業会計の
決算認定についてでございまして、
監査委員の審査を経て認定をお願いするものでございます。なお、詳細につきましては、決算書及び
決算説明書を御参照いただき、口頭による説明を省略させていただきますので、御了承をお願いいたします。
続きまして、報告6件につきまして御報告を申し上げます。
報告第14号は、平成28年度決算に基づく米子市の
健全化判断比率についてでございまして、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、平成28年度決算に基づく米子市の
健全化判断比率を
監査委員の意見をつけて報告するものでございます。
健全化判断比率につきましては、実質公債費比率は13.6%、将来負担比率は124.8%でございます。また、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、実質赤字が発生していないため算定されておりません。
報告第15号は、平成28年度決算に基づく米子市の
公営企業における
資金不足比率についてでございまして、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成28年度決算に基づく米子市の
公営企業における
資金不足比率を
監査委員の意見をつけて報告するものでございまして、全ての
公営企業におきまして資金不足額は生じておりません。
報告第16号は、平成28年度米子市
水道事業会計継続費精算報告書についてでございまして、平成22年度から継続費を設定し施工してまいりました配水池設置事業が平成28年度に完了したことに伴い、
地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定に基づき、精算報告をするものでございます。各年割り額等の詳細につきましては、お手元の報告書のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。
報告第17号及び報告第18号は、いずれも法律上、市の義務に属する物損事故及び交通事故による
損害賠償の額の決定について、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の委任による
専決処分を行ったものでございます。なお、事故の概要、
損害賠償額等詳細につきましては、お手元の
専決処分書のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。
報告第19号は、米子市
債権管理条例に基づく
水道事業に係る非
強制徴収債権等の放棄についてでございまして、
水道事業に係る非
強制徴収債権等を放棄したことについて報告するものでございます。
以上、各議案及び報告について御説明を申し上げました。御審議をよろしくお願いいたします。
○(
尾沢議長) これより6件の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明2日から4日までは休会とし、5日午前10時から会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
尾沢議長) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
午前10時49分 散会...