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平成20年12月定例会(第1号12月 2日)

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  1. 米子市議会 2008-12-02
    平成20年12月定例会(第1号12月 2日)


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    平成20年12月定例会(第1号12月 2日)          平成20年米子市議会12月定例会会議録(第1号) 平成20年12月2日(火曜日)               ~~~~~~~~~~~~~~~                         平成20年12月2日 午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第106号 平成19年度米子市一般会計等決算認定について    議案第107号 平成19年度米子市水道事業会計決算認定について    議案第108号 平成19年度米子市水道事業会計剰余金の処分について    議案第109号 平成19年度米子市工業用水道事業会計決算認定について 第4 議案第116号 米子市表彰条例の一部を改正する条例の制定について    議案第117号 米子市南公園墓地条例の一部を改正する条例の制定について    議案第118号 米子国際会議場指定管理者の指定について    議案第119号 米子市立山陰歴史館、米子市福市考古資料館及び米子市淀江歴史            民俗資料館指定管理者の指定について    議案第120号 米子市万能町駐車場、米子駅前地下駐車場及び米子駅前地下駐輪            場の指定管理者の指定について    議案第121号 境港市と米子市との公共下水道事業汚水処理事務の委託に関す
               る規約を定める協議について    議案第122号 市道の路線の認定について    議案第123号 市道の路線の廃止について    議案第124号 市道の路線の変更について    議案第125号 平成20年度米子市一般会計補正予算(補正第3回)    議案第126号 平成20年度米子市国民健康保険事業特別会計補正予算(補正第            2回)    議案第127号 平成20年度米子市下水道事業特別会計補正予算(補正第3回)    議案第128号 平成20年度米子市老人保健事業特別会計補正予算(補正第3            回)    議案第129号 平成20年度米子市介護保険事業特別会計補正予算(補正第2            回)    議案第130号 平成20年度米子市後期高齢者医療特別会計補正予算(補正第1            回)    議案第131号 平成20年度米子市水道事業会計補正予算(補正第1回) 第5 報告第 14号 議会の委任による専決処分について(公益法人制度改革に伴う関            係条例の整理に関する条例の制定について)    報告第 15号 議会の委任による専決処分について(損害賠償の額の決定につい            て)               ~~~~~~~~~~~~~~~                 本日の会議に付した事件 議事日程に同じ               ~~~~~~~~~~~~~~~                  出席議員(28名)  1番  松 本 松 子       2番  岡 村 英 治  4番  内 田 隆 嗣       5番  松 田   正  6番  野 坂 道 明       7番  森   雅 幹  8番  伊 藤 ひろえ       9番  宮 田   誠 11番  竹 内 英 二      12番  岩 﨑 康 朗 13番  渡 辺 穣 爾      14番  谷 本   栄 15番  八 幡 美 博      16番  門 脇 邦 子 17番  松 井 義 夫      18番  矢 倉   強 19番  原   紀 子      20番  笠 谷 悦 子 21番  中 田 利 幸      22番  中 村 昌 哲 23番  中 川 健 作      24番  遠 藤   通 25番  藤 尾 信 之      26番  中 本 実 夫 27番  安 木 達 哉      28番  安 田   篤 29番  吉 岡 知 己      30番  渡 辺 照 夫               ~~~~~~~~~~~~~~~                  欠席議員(1名) 10番  尾 沢 三 夫               ~~~~~~~~~~~~~~~                 説明のため出席した者 市長        野 坂 康 夫       教育委員長    田 口 立 身 副市長       角   博 明       教育長      足 立   操 水道局長      田 中 通 雄       総務部長     亀 井 紀 成 企画部長      植 田   收       市民人権部長   足 立   融 人権政策監     佐 藤 幸 人       環境下水道部長  皆 尾 雅 人 下水道事業監    田 中   明       福祉保健部長   安 田 明 文 経済部長      矢 倉 敏 久       建設部長     羽 柴   隆 淀江支所長     廣 戸 俊 郎       財政課長     平 木 元 基 教育委員会事務局次長教育総務課長           村 井   正               ~~~~~~~~~~~~~~~                  出席した事務局職員 事務局長      景 里 和 夫       事務局次長    浜 田 一 郎 事務局長補佐議事調査係長           主任       田 村 美 佳           小 坂 秀 己 主任        幸 本 浩 司               ~~~~~~~~~~~~~~~                 午前10時00分 開会 ○(中村議長) これより平成20年米子市議会12月定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  尾沢議員から、都合により本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。  次に、地方自治法第121条の規定により、本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書により御了承願います。  次に、監査委員から報告のありました例月出納検査及び定期監査の結果報告書につきましては、その都度お手元に送付しておりますので御了承願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。               ~~~~~~~~~~~~~~~                第1 会議録署名議員の指名 ○(中村議長) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、野坂議員及び森議員を指名いたします。               ~~~~~~~~~~~~~~~                  第2 会期の決定 ○(中村議長) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から来る12月24日までの23日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(中村議長) 御異議なしと認めます。よって、会期は23日間と決定いたしました。               ~~~~~~~~~~~~~~~              第3 議案第106号~議案第109号 ○(中村議長) 次に、日程第3、議案第106号から第109号までの4件を一括して議題といたします。  これより4件について、決算審査特別委員長審査報告を求めます。  竹内議員。 ○(竹内議員)(登壇) おはようございます。決算審査特別委員会審査報告をいたします。  平成20年米子市議会月定例会において、当委員会に付託されました決算関係4件の議案について、当局から提出された資料を参考に詳細な説明を求めながら、現地視察も含め12回の委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、まず、議案第107号平成19年度米子市水道事業会計決算認定について、議案第108号平成19年度米子市水道事業会計剰余金の処分について及び議案第109号平成19年度米子市工業用水道事業会計決算認定についての3件については、いずれも全会一致で、議案第106号平成19年度米子市一般会計等決算認定については賛成多数で、それぞれ原案のとおり認定及び可決すべきものと決定をいたしました。  なお、審査の結果、大変厳しい財政状況を踏まえながら、米子市の将来と豊かな市民生活に責任を負う行政運営上、特に重点的かつ早急な対応と改善を要すると思われる事項について、委員会において指摘された点を次のとおり報告いたします。  最初に、財政情報の周知についてであります。平成19年度決算審査において、各部・各課の予算不足が明らかになると同時に、米子市の財政状況に対する共通認識はないと思われる。財政状況が厳しい現状だからこそ行政運営を担う機関として、市長以下、行政にかかわるすべての関係者が理解する必要があります。枠配分方式での予算執行が3年経過し、各部・各課の反応は、各部に割り当てられた予算の中でしか事業化できず、米子市のために、市民のためにとの使命が果たせず、不満が蓄積しているとともに職員のやる気を失わせております。財政情報を共有化するとともに、枠配分方式の見直しを図っていただきたい。  次に、今後の財政計画についてであります。財政健全化法に基づき、平成19年度決算から4指標について公表が義務づけられましたが、米子市の数値は全国平均に比べ高くなっております。特別会計の中には会計内での繰上充用金処理ができないと思われる会計もあります。一般会計からの繰出計画も必要であります。今後策定される財政計画には、特別会計、外郭団体(土地開発公社等)も含めた計画を策定していただきたい。  次に、市税、使用料等滞納対策についてであります。市税収納率が県内他市を上回ったことは評価いたしますが、平成19年度決算額において市税、使用料等収入未済額合計は32億円にも上り、不納欠損額も3億円を超えております。米子市の財政運営において最重要課題であり、徴収専門部署の設置など徴収体制の見直し、口座振替の促進など、他市の先進的取り組みをさらに調査し、一層の滞納対策に取り組んでいただきたい。  次に、維持補修費の充実についてであります。平成19年度決算において、各部における維持補修費が不十分であるために、公共財産の良好な維持管理及び有効活用がなされておりません。例えば市営住宅、学校施設の修繕改修については、政策配分し、早期実施を図る等、維持補修費のさらなる充実を図っていただきたい。  次に、子どものセーフティーネットの充実についてであります。社会経済状況を反映して、要保護・準要保護児童の割合は年々増加傾向にありますが、平成19年度は学用品費や給食費に対する補助が大幅に減額されております。また、国民健康保険資格証交付により無保険状態になっている中学生以下の子どもは80人に上り、県内4市のうち米子市のみが何らの救済策も講じておりません。子どもの最低限のセーフティーネットを保障するため、扶助費の削減の見直し、保険証の交付など、子どもが安心して生活できる環境づくり対策を講じていただきたい。  次に、生活保護事務についてであります。本市の保護決定は法律に定める2週間以内の処理件数が2割にとどまっております。今後、金融機関への確認をできる限り迅速に行い、生活困窮者の早期救済に努めていただきたい。  次に、焼却灰等運搬業務についてであります。焼却灰等運搬業務は1社との随意契約でありますが、高額な委託料になっております。契約内容の精査、経理の監査等を厳しく行うとともに、随意契約の見直しを検討していただきたい。  次に、ごみ減量についてであります。ごみ有料化後、ごみの総排出量は20%減少しておりますが、プラスチック類、ちゅうかい類ごみの割合が増加しております。一層のごみ減量化を進めるためには、これらのごみの分別、再資源化が必要であります。ごみ有料化の一番の目的はごみの減量であり、有料化による収入の一部をプラスチック類、ちゅうかい類ごみの分別、再資源化経費に回し、一層のごみ減量化を図っていただきたい。  次に、図書館の充実についてであります。米子市立図書館は、図書費、職員数等において県内他市との比較で大きく差があり、その結果、1人当たりの貸出冊数が他市の半分以下という状況であります。知の拠点、情報拠点として図書館の役割を認識し、必要な予算措置を講じていただきたい。
     以上、各般にわたって指摘し、要望してまいりましたが、近年、同種、同趣旨の指摘が決算審査のみならず、議会の本会議及び委員会においても繰り返されており、その都度、対応方針が示されてはきました。しかし、具体的な改善、効果、充実には至っておりません。このことは、まことに遺憾であります。よって、改めて近年の指摘事項に対する処理状況を検証していただくとともに、本年の指摘事項を真しに受けとめられ、善処されることを望みます。ますます複雑・多様化する行政需要に的確に対応し、効率的な行財政運営が求められていることを肝に銘じて、行財政改革の一層の推進を基本とし、厳しい財政状況ではありますが、原点に立ち返り市民の視点に立って、市長を先頭に全職員が一丸となって英知を結集し、市政発展に努められるよう切望いたしまして、決算審査特別委員会の報告を終わります。以上です。 ○(中村議長) 委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(中村議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  松本議員。 ○(松本議員)(登壇)(拍手) 日本共産党を代表して、議案第106号平成19年度米子市一般会計決算認定に反対する討論をいたします。  国は19年度に定率減税の全廃や、老年者非課税を廃止いたしました。そのため年金はふえないのに税金はふえ、住民税非課税から課税になって各種の補助から外された人たちを多く出しました。その状況の中で米子市は、ふれあいの里と皆生老人憩の家のふろの使用料を無料から250円に値上げしました。独居高齢者にとって人と触れ合う楽しみや閉じこもりの解消、介護予防など数字ではあらわせない福祉を評価する心が欠けているからこのようなことが行われたのではないでしょうか。当初の設置目的は何だったのか、原点に返り高齢者の方へ温かいふろを無料で開放するべきです。ごみの有料化はごみ減量の方法の1つだといって導入され、目標を予想以上に早く達成しましたが、市民の努力のおかげです。しかし、市民は減量したことが実感できないと言っております。単に財源確保のためだったのかと批判の声が寄せられています。有料化の前に生ごみのたい肥化など本当の意味の減量、脱焼却処理を積極的に取り組まなかったからです。また、ごみ袋が一部の低所得者世帯に配られているとはいえ、市民が実感できるような値段に引き下げることが課題です。使用料と手数料を見ても、前年に比べ増加額2億3,000万円、増加率22.8%にはね上がり、ごみの有料化が苦しい市民の暮らしに追い打ちをかけました。次に、同和地区に限って行われている高等学校、専門学校、大学への進学奨励金です。全国の隣保館のある市でこの制度を続けているのは22、制度なしが118で、わずかな自治体で行われているにすぎません。それに鳥取県の高等学校進学率を見ても、両者に差はありません。平成16年度の進学率は、同和地区97.8%、県全体では96.9%と同和地区の方の方が高くなっています。国の制度が終わったら同時に制度を廃止したところも多くあり、早急に廃止するべきです。人の心の差別の解消は住民それぞれの努力に待つよりほかはなく、行政の域ではないと思います。次に、国民健康保険資格証についてであります。米子市は資格証発行世帯の中に母子家庭や乳幼児、障がい者など医療費助成の世帯が含まれているのかについて、厚労省が全国一斉調査を行うまで把握していませんでした。そのことを大いに反省すべきであります。資格証発行に至る事務についても、特別な事情の申し立てや相談がなければ特別な事情がないものとして資格証を発行しました。特別な事情によって払えないのかどうなのか、その見きわめは直接会って話さなければわかりません。面談できない場合に資格証を発行したのでは、非人間的、機械的に交付したと言われても仕方がありません。払わないのか払えないのか、文書の送付や電話だけで判断は困難です。命にかかわることを決定するのですから、責任を持って直接面談した上で決定するべきです。面談できない場合は発行すべきではありません。  以上の理由を述べて、決算認定に反対の討論といたします。 ○(中村議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(中村議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより4件の議案を順次採決いたします。  初めに、議案第107号平成19年度米子市水道事業会計決算認定について、議案第108号平成19年度米子市水道事業会計剰余金の処分について及び議案第109号平成19年度米子市工業用水道事業会計決算認定についての3件を一括して採決いたします。  3件に対する委員長の報告は、いずれも原案認定及び可決であります。 3件については、原案のとおり認定及び可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(中村議長) 御異議なしと認めます。よって、3件は原案のとおり認定及び可決されました。  次に、議案第106号平成19年度米子市一般会計等決算認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、原案認定であります。 本件について、原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(中村議長) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。               ~~~~~~~~~~~~~~~              第4 議案第116号~議案第131号              第5 報告第14号・報告第15号 ○(中村議長) 次に、日程第4、議案第116号から第131号までの16件、並びに日程第5、報告第14号及び第15号の2件、以上18件を一括して議題といたします。  18件について、提案理由の説明及び報告を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) 本定例会に提案いたしました諸議案の説明に先立ち、市政の概要について御報告を申し上げます。  初めに、本年度の重点課題につきまして進ちょく状況等を報告させていただきます。  まず、米子市民自治基本条例の策定についてでございます。米子市民自治基本条例の素案につきましては、米子市民自治基本条例検討委員会において検討を行っているところでございますが、この検討委員会では9月定例会以降これまでに6回の会合を開催し、今後必要となる内部組織についての検討・設立、市民の皆様からの意見集約のための準備などについて協議を進めているところでございます。次に、小中学校及び保育園の耐震診断耐震補強の前倒しについてでございます。小中学校の耐震診断につきましては、完了していない7校について年度内の完了を目指し、事務を進めているところでございます。保育園につきましても、完了していない2園につきまして年内には耐震診断を実施する予定でございます。また耐震補強につきましては、当初から計画しておりました和田小学校加茂中学校の2校について耐震補強設計に着手しておりますが、今年度前倒しで事業化することといたしました成実小学校、米子養護学校箕蚊屋中学校の3校につきましても年内には設計に着手する予定でございます。次に、地域福祉計画の実施についてでございます。米子市地域福祉計画に基づきまして、地域の福祉活動を活性化するため地区版の地域福祉活動計画の策定、住民による支え合いマップの作成の普及に取り組んでおり、3回にわたる講習会の開催や各地区の公民館祭におけるポスター掲示などを行ったところでございます。また地域における高齢者の健康づくりを進めることを目的とした健康指導コーディネーターの養成につきましても、講習会の開催等の取り組みを進めているところでございます。次に、中心市街地活性化基本計画の策定についてでございます。中心市街地活性化基本計画につきましては、10月に内閣府へ認定申請を行い、11月に内閣総理大臣から基本計画としての認定を受けたところでございます。引き続き中心市街地活性化協議会等と連携しながら計画の推進に取り組んでまいります。次に、交通バリアフリー基本構想の策定についてでございます。米子市交通バリアフリー基本構想につきましては、11月に公共交通事業者学識経験者、行政、利用者等で組織する米子市交通バリアフリー基本構想作成委員会を開催し、素案を作成いたしました。現在、その素案についてパブリックコメントを実施するよう準備しているところでございますが、そこで寄せられた意見を踏まえまして、1月には基本構想案を策定したいと考えております。また米子駅のバリアフリー化につきましては、障がいのある方や高齢の方を初め観光客などを含めたJR利用者の方々から強い要望が寄せられているところでございますが、このほど西日本旅客鉄道株式会社事業主体となりまして新たなこ線橋を設置し、エレベーター及びエスカレーターを整備することで協議が整いましたことから、来年度着手のめどが立ったところでございます。今後、平成22年度内の完成を目指し、細部の調整を進める予定となっております。以上が3月定例会の時点で本年度の重点課題として申し上げた取り組み進ちょく状況でございますが、これ以外の取り組みにつきましても主なものを幾つか御報告させていただきたいと存じます。  まず、広域観光の推進についてでございます。観光庁では複数の観光地が連携して2泊3日以上の滞在型観光を目指す観光圏の形成を促進しておりますが、10月に鳥取県中部から島根県大田市までの23市町村をエリアとする山陰文化観光圏を対象地域とする観光圏整備実施計画が認定されたところでございます。今後は、「ご縁で結ばれる、感動の旅」のイメージを掲げ、出雲神話を素材とする観光ルートづくりエコツアーの開発、二次交通マップ作成などを進めてまいることにしております。次に、市有施設のネーミングライツについてでございます。ことしの8月と9月に東山運動公園と美術館・図書館エリアについて、ネーミングライツスポンサー企業を募集いたしましたところ、それぞれ1社の応募がありましたので、本年11月から平成23年度末までの3年5カ月間、ネーミングライツを実施することとなりました。東山運動公園はどらやきドラマチックパーク米子略称どらドラパーク米子と命名され、美術館・図書館エリアハピネライフケア文化広場と命名されました。今後、スポンサー企業と協力しながら各施設の広報宣伝と利用促進に努めてまいりたいと考えております。次に、ふるさと納税取り組みについてでございます。ことしから始まったふるさと納税制度ですが、積極的なPRに努めてまいりました結果、11月末までに108名の方から558万6,000円の寄附の申し出をいただいております。今年分のふるさと納税は今月をもって一たん集計し、今後具体的な寄附金の使途について検討することとしております。次に、溶融スラグストックヤード整備事業についてでございます。溶融スラグストックヤード整備事業は、旧清掃工場の跡地の一部を利用して米子市クリーンセンターから発生する溶融スラグのストックヤードを整備する事業でございます。このほど平成19年度に着手しておりました旧清掃工場の解体工事が完了いたしましたが、引き続きストックヤードの整備工事を実施し、平成21年度からは本格的に溶融スラグの有効利用を図ってまいりたいと考えております。次に、緊急経済対策についてでございます。まず1点目に、商工業振興資金貸付事業の拡充でございます。原油高騰や円高等による景気後退に伴いまして、国が指定する不況業種の数がこれまでの185業種から、10月には545業種、11月には618業種へと大幅に拡大されております。このため、今後資金需要の増加が見込まれる経営改善対策特別資金と新規参入資金の融資枠につきまして、貸付額ベースで約13億円の拡大をしたいと考えております。2点目に、道路・排水路等生活環境整備事業といたしまして、1億6,000万円を限度額とする債務負担行為を設定したいと考えております。これは年度当初において公共工事の発注量が著しく減少することを回避しようとするものでございまして、来年度実施する予定の生活環境整備事業について、本年度内に工事契約を締結し、年度当初から着工できるようにするものでございます。3点目は、水道事業会計における老朽管更新事業につきまして、来年度に予定しておりました事業を前倒しで実施しようとするものでございます。4点目に、来年度以降に計画しておりました東山中学校特別教室棟改築事業につきまして前倒しで整備を進めることとし、本年度中に設計業務委託をしたいと考えております。次に、原油高騰対策についてでございます。昨年来の急激な原油価格の高騰につきましては、ようやく鎮静化する傾向が見えてきたようでございますが、依然として国民生活や経済活動への影響が懸念されているところでございます。このため、今冬期の暖房費用の支援措置といたしまして、灯油購入支援一時金を支給したいと考えております。支給対象は、生活保護、児童扶養手当、特別児童扶養手当、特別障害者手当、障害児福祉手当の受給世帯でございます。なお、支給額等につきましては、県が示す補助基準額を勘案して決定することにしております。また燃料代高騰の影響が大きい公衆浴場につきましても、公衆衛生と福祉向上の観点から1事業者当たり40万円を上限に助成したいと考えております。次に、緊急住宅供給促進事業の取り組みについてでございます。市営住宅の抽せん倍率は年々高まる傾向にありますが、これに対応するため市営冨士見町住宅などで空き家になっているものについて、修繕等の整備を早期に実施することにより入居可能な市営住宅の供給を促進してまいりたいと考えております。次に、総合教育支援センター設置事業についてでございます。本市では、平成18年度から発達障がいのある小学生のために、市内の3小学校に通級指導教室を3教室設置しておりますが、対象となる児童数の増加に対応することと中学生になっても継続的に指導が受けられるような機会を提供することが課題となっております。このため明道公民館の3階を活用して発達障がいのある小学生と中学生を対象とした通級指導教室を整備するとともに、既存の通級指導教室のセンター的な機能を持った施設を整備したいと考えております。中学生の通級指導教室の設置は県内初でございまして、来年4月の開設に支障のないよう、この時期から施設整備に取りかかろうとするものでございます。最後に、市政懇談会についてでございます。7月から10月にかけまして、市内29公民館を会場に市政懇談会「市長と語ろう、協働のまちづくり」を開催し、約1,200名の市民の皆様に御参加いただきました。会場では、各地区の住民の皆様に市の総合計画、行財政改革の実施状況などについて直接説明させていただくとともに、住民の皆様からさまざまな御意見をいただきました。それらの御意見につきましては、今後の市政運営に当たり参考として活用させていただくことにしております。  以上、市政の概要につきまして御報告申し上げました。引き続き議員並びに市民各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  ただいま御上程いただきました議案第116号から議案第131号までの16議案及び報告2件につきまして、御説明を申し上げます。  議案第116号は、米子市表彰条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、本市に対し寄附をされた方に対して表彰を行う場合の基準の見直しをしようとするものでございます。  次の議案第117号は、米子市南公園墓地条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、南公園墓地の管理料の納付方法における10年分前納制度を廃止しようとするものでございます。  議案第118号から議案第120号までの3議案につきましては、いずれも指定管理者の指定についてでございまして、議案第118号は、米子国際会議場指定管理者を新たに指定しようとするものでございます。また議案第119号は、米子市立山陰歴史館、米子市福市考古資料館及び米子市淀江歴史民俗資料館指定管理者を新たに指定しようとするものでございます。議案第120号は、米子市万能町駐車場、米子駅前地下駐車場及び米子駅前地下駐輪場の指定管理者を新たに指定しようとするものでございます。指定期間等詳細につきましては、お手元の議案書のとおりでございますので説明を省略させていただきます。  議案第121号は、境港市と米子市との公共下水道事業汚水処理事務の委託に関する規約を定める協議についてでございまして、米子市大篠津町旭が丘団地から発生する汚水の処理に関する事務の一部の処理を境港市に委託するため、その規約を定める協議をしようとするものでございます。  議案第122号は、市道の路線の認定についてでございまして、市道大篠津西23号線について新たに市道として認定しようとするものでございます。  議案第123号は、市道の路線の廃止についてでございまして、市道大篠津東11号線ほか1路線について廃止しようとするものでございます。  議案第124号は、市道の路線の変更についてでございまして、市道大篠津東1号線ほか6路線について路線の変更をしようとするものでございます。  議案第125号は、平成20年度米子市一般会計の第3回の補正予算でございまして、今回の補正は新たに予算措置を必要とするに至りました諸事業につきまして、所要の経費を計上いたしております。以下、歳出の主なものにつきまして御説明を申し上げます。総務費についてでございますが、犯罪被害者支援事業は、鳥取県、県内各市町村からの負担金及び民間からの会費等で運営されております民間被害者支援団体、とっとり被害者支援センターの事業運営経費の一部を負担しようとするものでございます。次に米子市イメージアップ事業といたしまして、本市イメージキャラクター・ヨネギーズの着ぐるみ2着を追加製作しようとするものでございます。次に、民生費についてでございますが、原油価格高騰に伴う緊急対策事業といたしまして、生活保護世帯等の方々に対する灯油の購入経費の支援を昨年度に引き続き実施しようとするものでございます。また障がい者自立支援特別対策事業は、重度障がい者を受け入れているケアホームにおける生活支援員の加配など適切な支援を行うための費用を助成しようとするものでございます。そのほか保育所措置事業は、3歳未満児の入所人数が大幅に増加したことにより私立の保育所措置費の所要額を措置しようとするものでございます。次に、衛生費についてでございますが、公衆浴場確保対策事業は、原油価格高騰対策の一環として昨年度に引き続き公衆浴場への助成金を増額しようとするものでございます。またがん検診事業は、検診受診者の増加に伴う委託料を措置しようとするものでございます。各種予防接種事業につきましては、はしかやインフルエンザ等の予防接種者の実績の増加に伴う委託料を措置しようとするものでございます。次に、農林水産業費についてでございますが、企業等農業参入促進支援事業は、新規に農業経営に参入した民間企業が実施する機械及び施設等の導入に対して補助金を交付しようとするものでございます。次に、商工費についてでございますが、緊急経済対策といたしまして、商工業振興資金貸付事業におきまして融資枠の拡大を図ろうとするものでございます。次に、土木費についてでございますが、緊急住宅供給促進支援事業として、市営住宅管理事業におきまして空き家となっております市営住宅の修繕等整備を行い、市営住宅の供給促進を図ろうとするものでございます。次に、教育費についてでございますが、東山中学校特別教室棟改築事業は、築後29年が経過し老朽化が著しくなっております校舎の改築のために、建築主体工事等の設計業務経費を措置しようとするものでございます。次に総合教育支援センター設置事業は、平成21年4月からの開設に向け発達障がいのある小中学生を対象とする通級指導教室等を整備しようとするものでございます。次に、図書購入費は、美術館・図書館エリアネーミングライツ料により図書館の図書を充実しようとするものでございます。以上、歳出についての御説明を申し上げましたが、これに対します補正予算の財源といたしましては地方交付税及び国庫負担金等により収支の均衡を図っております。その結果、4億9,938万3,000円を追加し、補正後の予算総額を503億6,324万3,000円といたしております。第2条の債務負担行為の補正につきましては、道路・排水路等生活環境整備事業費につきまして、年度当初の公共事業の発注量が減少しないよう、来年度事業化が必要なものについて本年度内に工事契約を締結し、年度当初すぐに工事に着工できるようにするものでございます。  次の議案第126号から議案第131号までの6議案は、それぞれ実績見込み等により調整いたしました特別会計の補正予算でございまして、議案第126号の平成20年度米子市国民健康保険事業特別会計の第2回の補正予算は、11億9,168万8,000円を追加し、補正後の予算総額を150億406万8,000円といたしております。  議案第127号の平成20年度米子市下水道事業特別会計の第3回の補正予算は、1,290万5,000円を追加し、補正後の予算総額を89億4,373万1,000円といたしております。第2条の繰越明許費につきましては、関係者との協議に不測の日数を要した管きょ等築造事業費につきまして年度内完成が見込めないため、新たに繰越明許費を設定いたしております。  議案第128号の平成20年度米子市老人保健事業特別会計の第3回の補正予算は、2億359万8,000円を追加し、補正後の予算総額を17億3,820万3,000円といたしております。  議案第129号の平成20年度米子市介護保険事業特別会計の第2回の補正予算は、472万円を追加し、補正後の予算総額を97億8,094万5,000円といたしております。  議案第130号の平成20年度米子市後期高齢者医療特別会計の第1回の補正予算は、752万1,000円を減額し、補正後の予算総額を15億5,187万9,000円といたしております。  議案第131号は、平成20年度米子市水道事業会計の第1回の補正予算でございまして、下水道工事に伴う配水細管負担金工事の増加や景気対策による国庫補助事業要件緩和に伴う老朽管更新事業の追加などによりまして所要の補正をいたしております。 なお、一般会計及び特別会計の補正予算の詳細につきましては、お手元に配付いたしております予算説明書を御参照いただきたいと存じます。  次に、報告2件について御説明を申し上げます。報告第14号及び報告第15号の2件の報告につきましては、いずれも地方自治法第180条第1項の規定に基づき議会の委任により専決処分を行ったものでございます。  報告第14号は、公益法人制度改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について御報告するものでございまして、公益法人制度の改革を目的とした法整備における公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律等の一部改正に伴い、同法等の規定を引用する本市の条例について必要な整理を行うため制定したものでございます。  報告第15号は、損害賠償の額の決定について御報告するものでございまして、法律上、市の義務に属する道路の管理のかしによる損害賠償の額を決定したものでございます。 なお、条例の改正内容及び損害賠償の額等詳細につきましては、お手元の専決処分書のとおりでございますので説明を省略させていただきます。  以上、各議案につきまして御説明を申し上げましたが、何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。 ○(中村議長) これより2件の報告について、質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(中村議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  以上で本日の日程は、全部終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明3日は休会とし、4日午前10時から会議を開きたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(中村議長) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  本日は、これをもって散会いたします。                 午前10時49分 散会...