米子市議会 > 2006-12-06 >
平成18年12月定例会(第1号12月 6日)

ツイート シェア
  1. 米子市議会 2006-12-06
    平成18年12月定例会(第1号12月 6日)


    取得元: 米子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-11
    平成18年12月定例会(第1号12月 6日)          平成18年米子市議会12月定例会会議録(第1号) 平成18年12月6日(水曜日)               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                         平成18年12月6日 午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議会運営委員の選任 第4 鳥取県西部広域行政管理組合議会議員の選挙 第5 議案第104号 平成17年度米子市水道事業会計決算認定について    議案第105号 平成17年度米子市水道事業会計剰余金の処分について    議案第106号 平成17年度米子市工業用水道事業会計決算認定について    議案第107号 平成17年度米子市工業用水道事業会計剰余金の処分について    議案第125号 平成17年度米子市一般会計等決算認定について 第6 議案第129号 米子市消防団員の報酬及び費用弁償に関する条例の制定について    議案第130号 米子市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定            について    議案第131号 米子市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一部を改            正する条例の制定について
       議案第132号 米子駅前地下駐輪場管理条例の一部を改正する条例の制定につい            て    議案第133号 米子市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について    議案第134号 米子市下水道条例の一部を改正する条例の制定について    議案第135条 米子市農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定につい            て    議案第136号 米子市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について    議案第137号 米子市民体育館等体育施設指定管理者の指定について    議案第138号 米子市勤労青少年ホーム指定管理者の指定について    議案第139号 損害賠償の額の決定について    議案第140号 平成18年度米子市一般会計補正予算(補正第5回)    議案第141号 平成18年度米子市国民健康保険事業特別会計補正予算(補正第            2回)    議案第142号 平成18年度米子市下水道事業特別会計補正予算(補正第3回)    議案第143号 平成18年度米子市老人保健事業特別会計補正予算(補正第2回            )    議案第144号 平成18年度米子市農業集落排水事業特別会計補正予算(補正第            1回)    議案第145号 平成18年度米子市介護保険事業特別会計補正予算(補正第1回            ) 第7 報告第 13号 議会の委任による専決処分について(損害賠償の額の決定につい            て)    報告第 14号 議会の委任による専決処分について(損害賠償の額の決定につい            て)    報告第 15号 議会の委任による専決処分について(和解について)    報告第 16号 議会の委任による専決処分について(訴えの提起について)               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 本日の会議に付した事件 議事日程に同じ               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  出席議員(29名)  1番  松 本 松 子       2番  岡 村 英 治  3番  宮 田   誠       4番  松 田   正  5番  野 坂 道 明       6番  竹 内 英 二  7番  森   雅 幹       8番  内 田 隆 嗣  9番  原   紀 子      10番  笠 谷 悦 子 11番  尾 沢 三 夫      12番  岩 ア 康 朗 13番  渡 辺 穣 爾      14番  谷 本   栄 15番  八 幡 美 博      16番  伊 藤 ひろえ 17番  安 木 達 哉      18番  安 田   篤 19番  松 井 義 夫      20番  矢 倉   強 21番  中 田 利 幸      22番  中 村 昌 哲 23番  中 川 健 作      24番  門 脇 邦 子 25番  中 本 実 夫      26番  遠 藤   通 27番  藤 尾 信 之      29番  吉 岡 知 己 30番  渡 辺 照 夫               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  欠席議員(1名) 28番  山 形 周 弘               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 説明のため出席した者 市長        野 坂 康 夫       教育委員長    田 口 立 身 助役        五 嶋 青 也       収入役      入 澤 睦 美 教育長       足 立   操       水道局長     田 中 通 雄 総務部長      森 林 政 弘       行政改革推進監  角   博 明 企画部長      矢 倉 敏 久       人権政策部長   佐 藤 幸 人 市民環境部長    黒 須 則 典       福祉保健部長   鷲 見 英 之 経済部長      植 田   收       建設部長     星 野 章 作 下水道部長     小 村   満       淀江支所長    本 田   勝 財政課長      安 田 秀 樹               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  出席した事務局職員 事務局長      松 本 洋 司       事務局次長    安 達 裕 実 事務局長補佐議事係長             主任       田 村 美 佳           小 坂 秀 己               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                 午前10時00分 開会 ○(吉岡議長) これより平成18年米子市議会12月定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  山形議員から、都合により本定例会を欠席する旨の届け出がありましたので御報告いたします。  次に、地方自治法第121条の規定により、本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書により御了承願います。  次に、監査委員から報告のありました例月出納検査及び定期監査の結果報告につきましては、その都度お手元に送付しておりますので御了承願います。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                第1 会議録署名議員の指名 ○(吉岡議長) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、野坂議員及び内田議員を指名いたします。               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  第2 会期の決定 ○(吉岡議長) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から来る12月22日までの17日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                第3 議会運営委員の選任 ○(吉岡議長) 次に、日程第3、議会運営委員の選任を行います。  山形議員から議会運営委員を辞任したい旨の届け出がありましたので、これを許可いたしました。  欠員となりました議会運営委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、藤尾議員を指名したいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、藤尾議員議会運営委員に選任することに決しました。               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜           第4 鳥取県西部広域行政管理組合議会議員の選挙 ○(吉岡議長) 次に、日程第4、鳥取県西部広域行政管理組合議会議員の選挙を行います。  本組合議会議員山形議員の辞任により1名欠員となっておりますので、組合規約第5条第3項の規定により米子市議会議員のうちから選挙により補充するものです。  お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選の方法で行いたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。  お諮りいたします。指名の方法は、議長において指名することにしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。  鳥取県西部広域行政管理組合議会議員松井議員を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました松井議員を、本組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、松井議員が鳥取県西部広域行政管理組合議会議員に当選されました。  ただいま当選されました松井議員に、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選告知をいたします。               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜         第5 議案第104号〜議案第107号・議案第125号 ○(吉岡議長) 次に、日程第5、議案第104号から第107号まで及び第125号の5件を一括して議題といたします。  これより5件について、決算審査特別委員長の報告を求めます。  中田議員。 ○(中田議員)(登壇) 決算審査特別委員会審査報告をいたします。  平成18年米子市議会月定例会において、当委員会に付託されました決算関係5件の議案について、当局から提出された資料を参考に詳細な説明を求めながら、現地視察も含め12回の委員会を開催し慎重に審査いたしました結果、まず議案第104号平成17年度米子市水道事業会計決算認定について及び議案第105号平成17年度米子市水道事業会計剰余金の処分についての2件についてはいずれも全会一致で、議案第106号平成17年度米子市工業用水道事業会計決算認定について、議案第107号平成17年度米子市工業用水道事業会計剰余金の処分について及び議案第125号平成17年度米子市一般会計等決算認定について、以上3件についてはいずれも賛成多数で、それぞれ原案のとおり認定及び可決すべきものと決定いたしました。なお、審査の結果、大変厳しい財政状況を踏まえながら米子市の将来と住民生活に責任を持つ行政運営上、特に重点的かつ早急な対応と改善を要すると思われる事項について、委員会において指摘された点を次のとおり報告いたします。  最初に、市税等の滞納対策についてであります。市税等の滞納対策については、近年指摘が続き、部課長の対応や徴収体制には一定の評価はできるものの、効果としては改善のスピードが追いついてはおらず、新規滞納者への初期対応はもとより、繰越分の対応強化等人員体制及び徴収能力と意識において市の組織を挙げての体制強化がさらに求めるところであり、また市長を初めとするトップみずからの動きが強く求められているところであります。各種料金等の見直しの動きに見られるように、財政状況の悪化から期限内納税者との不公平感が拡大していく傾向にあり、緊縮財政運用の限界からみて早急な体制強化が求められます。高い徴収率を持つ水道事業徴収対応との比較分析を行い、税についての意識の向上に全職員みずからが再認識を図り、組織一丸となった対応で徴収率向上並びに納税の公平確保に努められたい。  次に、随意契約についてであります。随意契約は、法制度上、本来競争入札と対置され、特例的なものとして位置づけられており、契約に当たってはその内容と金額が適正かどうかを厳しくチェックするガイドラインの策定が求められます。しかしながら各部署の随意契約に対する考え方と対応に統一性が見受けられず、例外的契約であり常に合理性と適正化の追求が求められていることの認識が低い。よって今後においては入札契約課機能強化とあわせ、契約更新時期等に配慮の上で多角的に検証し、適性判断の能力を高め、業務の契約内容契約価格の合理性の追求を図られたい。  次に、特別会計についてであります。特別会計は膨大な繰り上げ充用がなされ、中には翌年度の収入見込みを上回ると思われる実態も依然見受けられ、昨年に増して悪化傾向にあることは重要な問題である。特に崎津団地開発促進事業においては、販売促進用資料・冊子すら作成されておらず、いわゆる塩漬け状態にある土地による財政悪化への問題意識が低く、販売への熱意が見受けられません。早急に周辺の土地利用との整合も含め、利用・販売の促進策の再構築を図られたい。また下水道特別会計においては、今日までの投資金額に対する普及率が他市に比較して低く、今後の事業促進に対し深刻な財政状況の傾向にあり、今後の事業計画においては都市計画土地利用とあわせた中長期の排水対策のあり方を再構築し、一般会計財政健全化とあわせ抜本的な対策を講じられたい。  次に、ごみ減量化についてであります。ごみの有料化を控え、ごみの減量化及び処理にかかわる本市の対応については市民から厳しく注目されています。収集処理経費の縮減に向けてより一層の努力を図るとともに、再利用ごみも含めたごみ排出総量抑制策の推進を図られたい。  次に、借地料についてであります。借地料については前年に比較し若干努力の成果が見られるものの、依然、市民からの批判は多く、特に市庁舎とその周辺の借地料については、引き続き減額交渉にトップである市長みずから粘り強く臨まれるよう強く要請いたします。  次に、中心市街地活性化策についてであります。中心市街地活性化策については、昨年もまちづくりの観点から所管課の枠を超えた一体的な事業推進の必要性が指摘されました。しかし、国の動向を理由に極めて消極的な動きであったことは否めません。先進地では、いわゆるまちづくり3法の改正前から積極的な調査と準備に入っており、都市の将来に対する危機感と問題意識の差が存在すると言わざるを得ない。早急に市全体の活性化につながる中心市街地活性化策を目指し、都市計画経済効果にかかわる総合的な施策として米子駅南北一体化事業等、全市民に有益な都市機能の整備を遂行できる体制を整備され、活性化に向けた施策の推進を図られたい。  次に、教育予算についてであります。教育予算については、昨年の指摘事項学校施設の維持、修繕が十分ではなく、児童生徒が安心して教育が受けられるよう施設管理者としての責任を果たすように求めたのに対し、処理状況として、厳しい財政状況の中で、1、児童生徒の安全に関するもの、2、授業等に影響を及ぼすもの、3、施設を維持する上で必要なものの順に状況を比較しながら修繕及び改修に取り組んでいると報告されました。しかしながら県の補助金がなくなったことにより、耐震調査も16年度及び17年度の2カ年にわたり行われていないなど、議会の指摘に対する処理を確認できるだけの予算執行がされているとは言いがたい。設置責任を持つ市長部局の財政当局として、昨今、国レベルにおいても最も重要視されている教育環境における予算については、まさに行政とその首長の教育に対する力点のあらわれということを踏まえ、安心・安全な環境において教育効果が上げられるよう予算配分を図られたい。  以上、各般にわたって指摘し要望してまいりましたが、近年、同種、同趣旨の指摘が決算審査のみならず議会の本会議及び委員会においても繰り返されており、その都度対応方針が市当局から示されていますが、具体的な事業展開とその効果の確認に乏しいことは、市民代表としての機関である議会としては極めて遺憾であります。さかのぼって改めて近年の指摘に対する処理状況を検証していただきたい。全体的に事務事業評価の結果に基づく行財政改革と的確な予算執行との整合性についての疑問や、市民との協働、施策の選択と集中が、施策やその予算と組織体制にあらわれているとは言いがたい状況が見受けられます。少子高齢社会の中で、厳しい財政状況からの健全化と複雑多様化する行政需要への対応の同時展開という難局ではありますが、市民の視点に存在する原点に立ち返り、市民にも職員にもわかりやすい政治方針に基づく施策の力点配分のもとで全職員が一丸となってこの難局を乗り越え、市政発展に努められるよう切望し、決算審査特別委員会審査報告を終わります。 ○(吉岡議長) 委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、松本議員。 ○(松本議員)(登壇)(拍手) 私は日本共産党米子市議団を代表して、議案第106号平成17年度米子市工業用水道事業会計決算認定について、議案第107号平成17年度米子市工業用水道事業会計剰余金の処分について、議案第125号平成17年度米子市一般会計等決算認定について、以上3件について、原案承認及び可決に反対する立場で討論いたします。  公共施設の耐震化は、市民にとって安全な場所として整備されていなければなりませんが、地区の公民館の多くは老朽化しています。学校校舎は、身近で安心な場所として昼間は子どもたちの学びやとなり、災害時には病弱者や高齢者など災害弱者の収容や保護の場となるため、耐震診断耐震構造が何よりも優先されるべき事業でありましたが、県の補助がつかなかったからと16年、17年は耐震調査が中断されています。決算が認められない最大の理由です。  次に、同和地区で30年以上も続けられた住宅資金貸付事業収納処理が徹底していません。市営住宅入居者は家賃を3カ月滞納すると部屋の明け渡しを求められ、国保料を1年間滞納すると資格証を渡され、10割の医療費を払って診察や治療を受けています。それらに比べ、同和地区住宅資金貸し付けは現年度分の収納が77%、過年度分に至っては3%と16年度同様改善されていません。全国的に同和事業の見直しが大きく進められている中で、一般対策に移行せず進学奨励金固定資産税の減免、農業集落排水事業受益者負担金の減免などに1億2,000万円の税金を予算配分し、それに従って執行された決算であり認めることはできません  次に、国保資格証による医療費の還付が一部は本人に返されたものの、大部分は滞納の保険料分として処理されています。還付金は医療費の過払い分ですから、本人に返すのが道理です。  次に、朝日ゴルフ会員権は税金を880万円投入して旧淀江町が求めたものですが、現在の価格は40万円相当に下落しています。田口特別参与が当事者でしたから、特別参与の任期内と言わず、17年度内に弁償も含め結論を出すべきでした。  17年度の決算状況は市民の暮らしや教育施設の充実などに対しては、ニーズにこたえようという姿勢に欠けた行政となっています。これまでも類似他都市に比べ低水準に推移してきた教育予算ですが、これでは米子の将来を担う子どもたちの成長を保障することもできません。共働き家庭の児童が安心して放課後を過ごせるよう、学童保育なかよし学級の充実が求められているのに、大規模校での待機児童が解消されていないなど、学校の施設整備費が低く抑えられ、そのために不備の目立つことが多くありました。早急な対策のために予算枠のあり方について抜本的な検討が必要であります。  議案第106号、107号の米子市工業用水道事業会計については、大企業1社のみを対象とした通水事業は行政本来の役割から逸脱していると従来から指摘してきたところです。  以上をもちまして、3件の原案承認及び可決に反対する討論といたします。 ○(吉岡議長) 次に、中川議員。 ○(中川議員)(登壇) 最初にお断りしておきますけれども、個人的な討論でありまして、会派のものではありませんのでよろしくお願いいたします。  私は、議案第104号平成17年度米子市水道事業会計決算認定について及び議案第125号平成17年度米子市一般会計等決算認定について、この2議案について、結論的には公共料金消費税を一律に転嫁することは税の逆進性を強めるものであり、自治体が行う各種サービス水道料金などは生活の基礎であって、消費税課税対象になじまないということで一貫して予算の議決にも反対してきましたので、この決算認定にも反対させていただきたいと思います。17年度の決算では、市民から消費税として徴収した額は、施設使用料などの一般会計で約2,200万円、下水道事業特別会計で約6,500万円、水道事業で約1億6,700万円などであります。今これだけの額でも財政の厳しい米子市にとっては貴重であります。が、18年前に多くの反対の声を押し切って強行された公共料金生活必需品への消費税転嫁に対して私はずっと反対してきましたので、今回もあえて反対をいたします。当時、自民党を除くすべての政党も国民とともに反対していましたけれども、いつの間にか沈黙しております。しかし私は間違っていることについてはなし崩し的に認めることはできない、そういう立場であります。日本人は余りにも簡単に過去のことを忘れ、既成事実化を安易に許してしまうと言われております。その結果、この税制の問題についても今やどういう社会になってしまったのか、そのことを一言触れさせていただきたいと思います。最近のマスコミでは、いざなぎ景気を超えて戦後最長の景気拡大、あるいは東京証券取引所上場企業バブル期を超えて4年連続で最高利益を更新などと報道されていますが、好調な企業実績人員削減などのリストラを進めた結果であり、それが証拠に個人消費マイナス幅は拡大し、ワーキングプアと呼ばれる層がふえるなど格差社会はますます広がっております。その上に12月1日の政府税調答申は、法人税率の引き下げの検討、企業の減価償却制度の拡充など企業をさらに優遇する方向を打ち出し、一方で政府は生活保護費400億円削減という生存権まで否定するようなことを平気でやろうとしております。それでなくてもことし6月から高齢者の住民税が上がり、国民健康保険料介護保険料も負担がふえ、高齢者は悲鳴を上げています。障がい者は自立支援法施行によって自己負担額がふえ、自立生活そのものが奪われています。このようなおかしな社会を許してきた一因として、最初に述べましたように既成事実に弱く、おかしいこともなし崩し的に許してしまう日本人の悪いくせがあると私は考えております。したがいまして生活必需品公共料金にまで消費税を課し、裕福な者も、あるいは生活困窮者からも同じように税金を取るこのやり方はおかしいと考えますので、あえてこのたびも2件のこの議案については反対をさせていただきます。以上で討論を終わります。 ○(吉岡議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより5件の議案を順次採決いたします。  初めに、議案第104号平成17年度米子市水道事業会計決算認定について採決をいたします。  本件に対する委員長の報告は、原案認定であります。  本件については、原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。  次に、議案第105号平成17年度米子市水道事業会計剰余金の処分についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第106号平成17年度米子市工業用水道事業会計決算認定について及び第107号米子市工業用水道事業会計剰余金の処分についての2件を一括して採決いたします。  2件に対する委員長の報告は、原案認定及び可決であります。  2件については、原案のとおり認定及び可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、2件は原案のとおり認定及び可決されました。  次に、議案第125号平成17年度米子市一般会計等決算認定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案認定であります。  本件については、原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○(吉岡議長) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜            第6 議案第129号〜議案第145号            第7 報告第13号〜報告第16号 ○(吉岡議長) 次に、日程第6、議案第129号から第145号までの17件、日程第7、報告第13号から第16号までの4件、以上21件を一括して議題といたします。  21件について、提案理由の説明及び報告を求めます。  野坂市長。 ○(野坂市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第129号から議案第145号までの17議案及び報告4件につきまして、御説明を申し上げます。  初めに議案第129号は、米子市消防団員の報酬及び費用弁償に関する条例の制定についてでございまして、合併後に調整することとされていました新米子市の消防団員の報酬及び費用弁償の額について、その調整の結果、これらの額が決定されたことを受け、本市の消防団員の報酬及び費用弁償の額並びに支給方法について定めようとするものでございます。  議案第130号は、米子市消防団員等公務災害補償条例の一部改正でございまして、非常勤消防団員等の公務災害補償に係る障がいの程度について、地方公務員災害補償制度における障害等級ごとの障がいを定めた総務省令の見直しに合わせて、本市の消防団員等の公務災害補償に係る障がいについて規則で定めることとするため、所要の整備をしようとするものでございます。  議案第131号は、米子市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一部改正でございまして、非常勤消防団員等に係る損害賠償の基準を定める政令の一部改正が行われ、政令で定められていた非常勤消防団員等の障害補償に係る障害等級ごとの障がいが総務省令で定めることとされたことに合わせて、障害者賞じゅつ金の支給に係る障害等級を規定する引用法令の整備を行うほか、所要の整備をしようとするものでございます。  議案第132号は、米子駅前地下駐輪場管理条例の一部改正でございまして、米子駅前地下駐輪場において市長の許可を受けた場合には営業行為等を行うことができることとするため、所要の整備をしようとするものでございます。  議案第133号は、米子市都市公園条例の一部改正でございまして、施設の老朽化及びこれに伴い予想される今後の財政負担の増大、また今後の入園者数の見込み等を勘案した結果、弓ヶ浜公園内の有料公園施設弓ヶ浜わくわくランドを廃止することとし、所要の規定の整備を行おうとするものでございます。  議案第134号は、米子市下水道条例の一部改正でございまして、合併前の旧米子市区域と旧淀江町区域とでその額及び算定方法が異なっている下水道使用料について、今後の下水道事業財政状況を勘案いたしまして全市で統一した額とするとともに、その算定も全市で統一した方法にするため、所要の整備をしようとするものでございます。  議案第135号は、米子市農業集落排水施設条例の一部改正でございまして、先ほどの議案第134号で下水道使用料の改定についてお願いいたしましたが、農業集落排水事業使用料につきましても今後の農業集落排水事業の財政状況を勘案いたしまして、その額の改定及び算定方法の見直しをしようとするものでございます。  議案第136号は、米子市水道事業給水条例の一部改正でございまして、給水装置の所有者が給水区域内に居住しない場合における代理人の設置義務について見直しを行うほか、中高層建築物における給水方式の変更を見据え、集合住宅等に設置するメーターの取り扱いを明確にするため、所要の整備をしようとするものでございます。  次の議案第137号及び議案第138号の2議案は、いずれも平成19年度から指定管理者制度を適用する施設の指定管理者の指定についてでございまして、議案第137号は米子市民体育館等体育施設指定管理者の指定について、また議案第138号は米子市勤労青少年ホーム指定管理者の指定について議案上程いたすものでございます。各施設の指定管理者及び指定期間等詳細につきましては、お手元の議案書のとおりでございますので説明を省略させていただきます。  議案第139号は、損害賠償の額の決定についてでございまして、市の義務に属する地盤沈下事故による損害賠償の額を決定しようとするものでございまして、旧淀江町が平成10年5月に施行した農業集落排水事業福井処理場建設工事の水かえ工事に起因して、隣接する相手方所有の水田に地盤沈下が発生し、土地の形状、水稲の作付等に損害を与えたものでございますが、このたび相手方と合意が得られましたので損害賠償額を400万円に決定しようとするものでございます。  次に議案第140号は、平成18年度米子市一般会計の第5回の補正予算でございまして、今回の補正は、年度内の所要見込み額を勘案して追加措置いたしておりますほか、新たに予算措置を必要とするに至りました諸事業につきまして所要の経費を計上いたしております。以下、歳出の主なものにつきまして御説明を申し上げます。  まず総務費につきましては、美保基地周辺の集団移転跡地を地域の活性化に資する空間として防衛施設庁に施設整備を要望しております美保基地周辺財産利活用事業の基本設計を作成することといたしておりますほか、議案第139号でお願いいたしております損害賠償金を予算措置いたしております。  民生費につきましては、今回、国の100%の財源を活用して新たに3つの事業を予算計上いたしております。要介護者が住みなれた日常生活圏域において、夜間においても安心して在宅生活を継続することができるよう夜間対応型訪問介護事業を実施いたしますほか、市民を対象とした認知症についての正しい知識の普及イベント及び高齢者とその家族を対象とした認知症予防のための教室を開催する認知症予防プロジェクト事業を実施することといたしております。また介護保険制度改正に伴いまして開始された介護予防関連事業の実施について、その成果を検証し、適切な事業評価を行うことで介護保険の効果的な事業運営を図るため、介護予防継続的評価分析事業に着手することといたしております。そのほか医療助成費、居宅介護給付費及び児童扶養手当等の扶助費について、それぞれ実績見込みにより増額補正いたしております。  衛生費につきましても、老人保健事業費及びがん検診事業費などについて実績見込みにより増額補正いたしております。  農林水産業費につきましては、昨年、淀江町佐陀地区においてサギの被害対策を講じたところでございますが、今年度は石井要害公園に隣接する八幡神社の山及び淀江町淀江地内の精明寺の境内において同様の被害が発生したため、今後の被害防止と周辺住民の生活環境の改善を図るため所要の措置を講じております。  土木費につきましては、弓ヶ浜わくわくランドを本年11月末をもって閉園したことに伴い、未使用の回数利用券の払い戻しをすることといたしております。  次に教育費についてでございますが、要保護・準要保護生徒就学援助費について、対象世帯の増に伴い増額補正いたしておりますほか、学校給食用食器の更新が必要となったため予算措置いたしております。  以上、歳出についての御説明を申し上げましたが、これに対します補正予算の財源といたしましては、国県支出金及び繰越金等により収支の均衡を図っております。その結果、6億6,012万6,000円を追加し、補正後の予算総額を531億245万1,000円といたしております。また第2条の繰越明許費につきましては、国との協議に不測の日時を要した上和田東線改良舗装事業費ほか6事業につきまして年度内完成が見込めないため、新たに繰越明許費を設定いたしております。第3条の債務負担行為の補正につきましては、市営白浜住宅建てかえ事業における入居者の移転に係る民間住宅等借り上げ補償費につきまして、工事期間における債務負担行為を設定いたしております。  次に議案第141号から議案第145号までの5議案は、それぞれ実績見込み等により調整いたしました特別会計の補正予算でございまして、議案第141号の平成18年度米子市国民健康保険事業特別会計の第2回の補正予算は、8億7,866万5,000円を追加し、補正後の予算総額を138億6,442万7,000円といたしております。議案第142号の平成18年度米子市下水道事業特別会計の第3回の補正予算は、155万2,000円を減額し、補正後の予算総額を86億8,453万6,000円といたしております。議案第143号の平成18年度米子市老人保健事業特別会計の第2回の補正予算は、18億4,150万2,000円を追加し、補正後の予算総額を147億8,005万4,000円といたしております。議案第144号の平成18年度米子市農業集落排水事業特別会計の第1回の補正予算は、6,517万円を減額し、補正後の予算総額を13億5,427万円といたしております。議案第145号の平成18年度米子市介護保険事業特別会計の第1回の補正予算は、2億9,474万8,000円を追加し、補正後の予算総額を96億4,001万1,000円といたしております。なお一般会計及び特別会計の補正予算の詳細につきましては、お手元に配付をいたしております予算説明書を御参照いただきたいと存じます。  次の報告第13号から報告第16号までの4件の報告につきましては、いずれも地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の委任により専決処分を行ったものでございます。  報告第13号及び報告第14号は、市の義務に属する道路の管理のかしによる損害賠償の額を決定いたしたものでございます。報告第15号は、市営住宅に係る建物明け渡し等を求める訴えを提起いたしたものにつきまして、相手方と和解いたしたものでございます。  報告第16号は、市営住宅の入居者で長期家賃滞納者に対し建物明け渡し等を求める訴えを提起いたしたものでございます。なお損害賠償の額、和解及び訴えの要旨等詳細につきましては、お手元の専決処分書のとおりでございますので説明を省略させていただきます。  以上、各議案及び報告につきまして御説明を申し上げましたが、何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。 ○(吉岡議長) これより4件の報告について質疑に入ります。  質疑はありませんか。
                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  以上で本日の日程は、全部終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明7日は休会とし、8日午後1時から会議を開きたいと思います。  これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(吉岡議長) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  本日は、これをもって散会いたします。                 午前10時43分 散会...