米子市議会 1999-03-23
平成11年第414回定例会(第4号 3月23日)
次に、陳情第125号
労働行政の充実・強化については、
労働行政の実態も含めてさらに
調査研究が必要でありますので、継続審査すべきものと決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
間瀬庄作君) 次に、建設水道委員長の報告を求めます。
23番足立智恵君。
○23番(足立智恵君)(登壇) 建設水道
委員会の
審査報告をいたします。
当
委員会に付託されました議案22件及び陳情2件について、去る18日、
委員会を開き審査をいたしました結果、まず議案第13号
米子市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14
号米子市
建築審査会条例の制定について、議案第22号財産の取得についての議決の一部変更について、議案第23号財産の取得についての議決の一部変更について、議案第24号財産の取得についての議決の一部変更について、議案第25号
事業委託契約の締結についての議決の一部変更について、議案第26号
工事請負契約の締結について、議案第27号
工事請負契約の締結について、議案第28号
工事請負契約の締結についての議決の一部変更について、議案第29号
損害賠償の額の決定について、議案第30号市道の路線の変更について、議案第31号市道の路線の認定について、議案第32号市道の路線の廃止について、議案第33
号平成10年度米子市
一般会計補正予算補正第7回のうち当
委員会の
所管部分、議案第38
号平成10年度米子市
下水道事業特別会計補正予算補正第4回、議案第40
号平成10年度米子市
駐車場事業特別会計補正予算補正第1回、議案第45
号平成10年度米子市
水道事業会計補正予算補正第2回、議案第47
号平成11年度米子市
一般会計予算のうち当
委員会の
所管部分、議案第50
号平成11年度米子市
南公園事業特別会計予算、議案第53
号平成11年度米子市
下水道事業特別会計予算、議案第56
号平成11年度米子市
駐車場事業特別会計予算、議案第60
号平成11年度米子市
水道事業会計予算、以上22件の議案については、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情第126号
県内製品の最
優先採用については、鳥取県の通達内容や設計に当たってのオリジナル製品の指定など、陳情書の表現には問題があるものの、安くていいものであれば、できるだけ地元の製品を採用することについては異論がないため、趣旨採択するものと決しました。
次に、陳情第96号紺屋町
周辺地区再
開発事業については、当局も当事者間の調整に努力されたようであるが、結論が出るまでには至らず、引き続き地元住民の話し合いの状況を見守る必要がありますので、継続審査すべきものと決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
間瀬庄作君) 次に、中海問題調査特別委員長の報告を求めます。
21番近藤純造君。
○21番(近藤純造君)(登壇) 中海問題調査特別
委員会の
審査報告をいたします。
当
委員会に付託されました陳情第127号
国営中海土地改良事業本庄工区干陸について、去る19日に
委員会を開き審査いたしました結果、本庄工区干拓事業は、中海の環境や治水の面で数多くの懸念が指摘されており、特に斐伊川最下流に位置する本市は、洪水、高潮等による災害や農業被害など大きな不安を抱いている現状から、本庄水域干陸問題は、単に農業利用か水産利用かという課題ではなく、これらの問題について総合的な検討がなされる必要があります。
また、本庄水域干陸については、今後、本庄工区検討
委員会において検討されるわけですが、事業実施の決定に当たっては地元鳥取県側の意見を十分に聴取し、反映される必要がありますので、今後、国などに対し、これらの点を強力に要望していくことを
委員会として確認し、陳情第127号については、趣旨採択すべきものと決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
間瀬庄作君) 以上で委員長の報告は終わりました。
それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、1番八幡美博君。
○1番(八幡美博君)(登壇) 私は、私どもひかりの3名を代表し、陳情第95号の継続審査に反対し、採択を主張する討論を行います。
陳情第95号は、
妻木晩田遺跡群の
全面保存を県に働きかけることを求めた陳情です。
皆様既に御承知のとおり、
妻木晩田遺跡群は、米子市に隣接する淀江町と大山町にまたがる丘陵地に出現した弥生時代の大規模な村の跡で、その規模は約160ヘクタールにも及び、吉野ケ里遺跡をはるかにしのぐスケールで、しかも尾根ごとに異なった機能を備えた弥生時代の一大都市の跡をほぼ完全な形で残しています。このような遺跡は、乱開発が進んでいる日本では恐らくもう二度と発見されることはないだろうといわれ、奇跡とさえいわれています。
さらに、邪馬台国に卑弥呼が出現した時期から上淀廃寺が建立される数世紀にわたる古代史の変遷を見る上で学術的にも非常に貴重な遺跡で、文化庁は、みずからが国の史跡指定や補助金交付に言及するという異例中の異例の姿勢で、鳥取県に対して、
全面保存の働きかけを行っています。
去る3月3日に行われた京阪電鉄と鳥取県、大山、淀江両町による4者協議の結果、鳥取県がこだわり続けてきた遺跡保存とゴルフ場開発の共存案は、業者側が拒否したことによって事実上、不可能となりました。
西尾知事は、県議会の意向を踏まえて、任期中に判断すると言われてきましたが、マスコミ各社やさまざまな団体によるアンケートの結果を見ても、県議会の中では、共存案ができなくなった場合は、
全面保存し、史跡公園などで活用するという意見が大多数を占めています。最終的に、県議会は開発、保存の両方の陳情を審議未了とし、結論を先送りいたしましたが、保護工事がきちんとされている淀江町の部分はともかく、遺跡が日々、劣化していく状況の中で、もはやこれ以上結論を先送りすることは許されません。
けさの新聞では、一部の新聞でございますけれども、県知事も
全面保存の意向を固められたというふうになっておりますが、定かではございません。先送りの理由はもっぱら財政問題ということになっています。
私どもひかりの3名は、財政面も含めた検討課題のために、昨年8月に佐賀県の吉野ケ里遺跡に行ってまいりました。
吉野ケ里遺跡は1989年以来、10年間で1,100万人を超す人々が訪れており、結果として、社会的効果として、昭和63年から平成8年の10年間に、観光客の総数で1.64倍にふえ、遺跡のある三田川町では、お土産代が300倍にふえています。さらに、県の担当の方の話によれば、お土産屋、交通、宿泊など、地域全体の経済効果として、日銀のマーケティング部は、年間約200億円をはじいているということでした。
確かに、
全面保存した後、歴史公園などの整備をするためには相当のお金がかかることは事実ですが、鳥取県が
全面保存のケースとして示した金額は、吉野ケ里遺跡の場合で見れば25年計画での数字であり、短期間に必要になるものではありませんし、また佐賀県では、県全体の資産として認識をした上で、地元市町村には負担をさせていません。仮に短期間に必要であったとしてもそれを補って余りある経済効果になっています。ゴルフ場をつくったとしてもせいぜい年間に5万人程度が15億円前後の消費をするだけで、このような経済効果はゴルフ場ではおよそ考えられない数字であります。
私どもひかりは、純学術的に国家的財産と言えるこの遺跡群を
全面保存することが私たちの使命だと考えてはおりますが、さらに観光の拠点としても他のものにかえがたい非常に貴重な価値を持っており、まさに神様が鳥取県民に与えてくれた贈り物だと考えています。
この問題に関して、米子市は当事者でなく、行政区が違うから意見を言うべきではないという意見もありますが、世紀の大発見とも言える重要な問題だからこそ西部地区全体の問題として考えなければならず、リーダーシップを求められている米子市として何をすることが本当に地域のためになるのか、勇気を持って提言すべきだと思います。
開発業者である京阪電鉄に対しては、決断のリスク等責任をゆだねるのではなく、むしろよく発見していただいたという気持ちを持って、今までかかった費用はきちんと補償し、快く撤退していただこうではありませんか。
私たち人間はさまざまな道具をつくり、世の中はどんどん便利になりましたが、しかし、それで本当に幸せでしょうか。24時間あいている店があり、東京と九州を日帰り出張ができる、高校生まで1人1台の携帯電話を持っている、それで過去のどの時代より今が幸せだと言えるでしょうか。
母なる秀峰大山を背に妻木晩田遺跡に立って日本海を見渡せば、今でも2000年前と同じ風を感じることができます。目をつぶれば、弥生人の声が聞こえてきます。遺跡の数々は私たちが忘れてしまっている大切なものを思い出させてくれます。もはや選択肢は1つです。一刻も早く全面保全を決定し、その活用に向けてみんなで汗と知恵を出すことが私たちに求められています。
陳情第95号を採択し、鳥取県の西部地域におけるリーダーシップを求められている米子市の役割を果たすために、遺跡の
全面保存を県に対して働きかけるよう訴えまして、私の討論を終わります。(拍手)
○議長(
間瀬庄作君) 次に、3番佐々木康子君。
○3番(佐々木康子君)(登壇)(拍手) 私は日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第17号、第49号、第55号の原案可決に反対し、陳情第124号、第101号、第112号、第114号の継続審査に反対し、採択を求めて、討論を行います。
議案第17号は、鳥取県
西部広域行政管理組合の
共同処理事務及び規約を変更する協議についてであります。
本議案の中で、介護保険法に基づく要介護認定にかかわる事務のうち、審査及び判定に関する業務を
西部広域行政管理組合で行うことについて、反対するものです。
本来、福祉サービスは、住民に身近な市町村で実施すべき仕事です。全国でも3割の自治体が独自で介護保険事務を行うことにしています。
本市の場合も認定審査委員の確保ができる状況にあります。認定結果に対する不服申し立ての多発が予想される中で、高齢者の生活実態に見合った責任ある要介護認定を進める上でも、苦情処理の迅速なる対応の面でも、独自の審査会にしていくべきだと原案可決に反対をするものです。
議案第49号は、1999年度米子市
国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、原案可決に反対をいたします。
高過ぎて払えない家庭が続出している中で、少しでも保険料を下げ、だれもが安心して医療を受けられるようにしていかなくてはなりません。そのためには、医療を受けることにブレーキをかけることにもつながる医療通知などは取りやめ、滞納率や特別医療に対する不当なペナルティーをやめるべきだと国に強く求めるとともに、ほとんどの県が補助金を出している中で、県にも補助を強く求めながら、当面は一般会計からの繰入金をもっとふやしていくべきです。ところが一般会計からの繰入金は昨年度、全国平均を大きく下回る7.1%であったものをさらに減らして、6.3%にまで引き下げています。一般的に老人保健拠出金が下がっていくといわれているにもかかわらず、来年度さらに引き上げられているもとでは一層一般会計からの繰り出しをふやしていかなければならないと考えます。よって、これに反対をするものです。
議案第55号は、1999年度米子市
老人保健事業特別会計予算ですが、原案可決に反対です。
今日の長引く不況の原因の1つともなった医療改悪は、もとに戻して、安心して医療にかかれるようにしていかなくてはなりません。そのためにも、国に強く要請するとともに、市独自でも対応していくべきです。
陳情第124号は、
社会福祉の充実についてであります。
国はこれまで、非営利、公共性を原則として進めてきた
社会福祉サービスを
社会福祉基礎構造改革の名のもとに、措置制度を廃止して、民間企業の参入によって営利事業化を進めようとしています。このようなことが進めば、所得の低い人など、だれもが行き届いたサービスを受け、安心して過ごす社会を築くことができません。
こうした福祉予算を削減していく方向ではなく、世界の国々と同様に、公共事業中心から福祉中心に国の予算を切りかえ、福祉予算をふやして
社会福祉を充実していくことにこそ今、求められるべきことだと考えます。したがって、この陳情を採択し、意見書を提出するべきです。
陳情第101号は、
学校給食用食器についてですが、継続審査に反対して、採択を求めます。
雄の雌化、精子数の減少など、内分泌の働きを阻害する環境ホルモンが
学校給食用食器にも使われているポリカーボネートから検出されることが明らかになりました。ビスフェノールAの厚生省基準は2.5ppmですが、2から5ppmで人の乳がん細胞がふえたという実験もあります。
また、九州大学の
医学部教授の粟生修司氏らのグループの実験では、妊娠中のラットの飲み水の中にビスフェノールAを5ppm入れて与えたら、産まれた子供たちは第2次性徴が早まりました。母親には変化はありませんでしたが、影響があらわれるのはあくまで子供たちであったと報告されています。
既に全国でも、取りかえた自治体、また取りかえを予定している自治体が多くあります。便利さや経済性優先で、次の世代にツケをもたらすことのないよう、早急に給食用食器を取りかえていくべきだと採択を求めるものです。
陳情第112号は、
患者負担をもとに戻し、安心してかかりやすい医療の充実についてでありますが、継続審査に反対して、採択を求めます。
第412回の定例議会の中での討論でも、98年度以降、次々と行ってきた医療改悪が、医療抑制や病院追い出しを生み、国民の生存権を踏みにじっていること。世界でも高過ぎる薬代をせめてドイツ並みに引き下げることでも医療費を大幅に引き下げることができることなどを述べましたので繰り返しませんが、医療改悪をもとに戻して、さらに改悪していかないよう、国に強く要請していくべきだと考えます。
最後に、陳情第114号
介護保険制度の改善についてです。継続審査に反対して、採択を求めます。
介護保険はいよいよ来年の4月にはスタートします。本市でも
実態調査が行われ、準備作業が追い込みにかかっています。けれども、
介護保険制度について明らかになればなるほど、市民の中にもその不安が広がっています。問題点が多いだけに、改善要求を実施していく前に国に示していくことは大変重要なことだと考えます。しかも、自治体にとっても、住民にとっても、だれもが心配している問題点でもございます。
老後を安心して過ごせる介護保険にしていくためにも、採択をして、国に意見書を上げていくべきだと採択を主張するものです。
以上で討論を終わります。
○議長(
間瀬庄作君) 次に、2番岡村英治君。
○2番(岡村英治君)(登壇)(拍手) 私は日本共産党米子市議会議員団を代表して、議案第5号、第7号、第42号、第47号、第48号、第50号、第53号、第56号、第57号、第59号及び第60号の原案可決に反対し、否決を、請願第7号の継続審査に反対し、採択を、陳情第125号、第69号、第94号、第95号、第96号、第104号及び第118号については、継続審査に反対し、採択ないし趣旨採択をそれぞれ求める討論を行います。
まず、議案第5
号米子市
特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてと、議案第59
号平成11年度米子市
崎津団地開発促進事業特別会計予算についてです。
これは国や県の言いなりになって進めた崎津工業団地の失敗の結果、売れ残っているアミューズメント用地の活用の見通しが立たないため、米子市土地開発公社に土地を所有させ、新年度は36億5,000万円という莫大な金額を貸し付けるために条例を制定し、特別会計を計上するものです。
残りの土地の活用策もめどが立たないのに場外馬券売り場という巨大なギャンブル施設のために土地を切り売りすることは問題の解決をおくらせるものでしかありません。今後大切なことは、毎年生じる利息負担を考えた場合、財政規模に応じた県の負担責任を求めていくことが欠かせません。その上で住民の英知を集めて土地の活用策を探るべきです。半分ずつの底地責任などという口実によって県の責任をあいまいにしたまま、市財政をさらに悪化させることは許されません。よって、両議案の原案可決に反対いたします。
次に、議案第7
号米子市
体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、原案可決に反対します。
これは他の体育施設の使用料が96年度に20%引き上げられた際に、市営東山陸上競技場が改修工事のため据え置きとなったため、工事の終わった今回、同様に引き上げようとするものです。特に昨今の長引く不況のもと、公共料金の引き上げについては、市民の理解は到底得られるものではありません。
次に、議案第42
号平成10年度米子市財団法人崎津地区開発促進公社貸付等事
業特別会計補正予算(補正第1回)についてです。
今回の補正は、崎津工業団地の一部を市民の合意のないままギャンブル施設である場外馬券売り場用地として売却したことによるものです。市民の文化や環境を破壊し、残りの土地の活用策を閉ざしてしまう今回の措置には多くの市民が疑問を抱いています。
同補正予算の原案可決には反対です。
次に、議案第47
号平成11年度米子市
一般会計予算についてです。
今回の当初予算は骨格となっていますが、大きく言って2つの点で原案可決に賛成できません。
1点目は、使用料、手数料に消費税を転嫁していますが、97年度決算では、一般会計部分だけで2,380万円以上の上乗せとなるなど、大きな市民負担となっています。
2点目は、歳出全体に対する教育費の割合は7.90%と、この3年間で最低となるなど、教育費の充実を求める市民の願いにこたえていません。
そんな中にあって、一般対策に移行すべきであるにもかかわらず、奨学生進学奨励金に924万円計上するなど、同和教育費は年々増額となっていることは、時代の流れに逆行するものとなっています。
次に、議案第48
号平成11年度米子市
市営葬儀事業特別会計予算、議案第50
号平成11年度米子市
南公園事業特別会計予算、議案第53
号平成11年度米子市
下水道事業特別会計予算、議案第56
号平成11年度米子市
駐車場事業特別会計予算、議案第57
号平成11年度米子市
農業集落排水事業特別会計予算及び議案第60
号平成11年度米子市
水道事業会計予算について、原案可決に反対します。
いずれも使用料に消費税を転嫁しています。その負担額合計は、97年度決算で2億円を超えるなど、市民生活を圧迫しています。
次に、請願第7号米の
関税化阻止と
WTO協定の改定について、陳情第94号
自主流通米の
値幅制限廃止計画の中止と麦の
政府買入の継続については、継続ではなく、採択ないしは趣旨採択するよう主張いたします。
農家に減反を押しつける一方で外国からの米の自由化を容認する、そして米価を3年連続して切り下げるなど、今の自民党農政では農業を続けることができないという悲鳴が農家から上がっています。世界の食糧不足の危機が迫っている中で、いつまでも輸入に頼ってはいられません。ましてや、残留農薬にまみれた輸入農産物や遺伝子組み換え食品がどんどん輸入されていることに多くの国民は不安を抱いています。安心して食べられる国内産の農産物をという声が消費者から起こってきているのも当然です。基幹産業である農業を守り、発展させる、自給率を向上させ、安心して食べられる国内産の農産物を消費者に供給していく、こういったことが政策課題の大きな柱の1つと言えます。
農業政策を農産物の輸入や買いたたきを進める大資本のためでなく、農民、消費者、国民の立場に立ったものに転換させるためにも、本請願と陳情を採択、趣旨採択するよう求めるものです。
次に、陳情第125号
労働行政の充実・強化について、継続審査ではなく、採択するよう主張いたします。
長引く不況によって、企業のリストラ、首切り・解雇が広がり、大きな社会不安の要因となっています。そうした中、公共職業安定所や労働基準監督署の地域社会に果たす役割はますます重要になっています。市民の生活と権利を守るためにも、
労働行政の充実・強化をという陳情の趣旨を生かすべきです。
次に、陳情第69号
被爆者援護法の改正についてですが、国家補償を盛り込んだ
被爆者援護法の制定が強く求められています。これが原爆の犠牲となった被爆者を救うものとなるとともに、国の戦争責任と国家による償いを明記することで、核兵器による悲劇を再び繰り返さないという人類に明るい展望を示すあかしともなります。核兵器を地球上からなくしていくためにも、また少なくとも唯一の被爆国である日本が非核三原則を確固とした国是としていくためにも、国の責任を明確にさせなければなりません。同陳情の採択を主張いたします。
次に、陳情第95
号妻木晩田遺跡群の
全面保存について、継続審査ではなく、速やかに採択するよう求めるものです。
この遺跡群の保存については本議場でも幾度となく論議されてきたところです。学術的にも第一級と折り紙つきのこの遺跡群を破壊するようなことは許されません。本日の新聞紙上でも新たな動きが伝えられています。事態の推移を見守るのではなく、貴重な遺跡を守っていくという陳情者の意を酌んで速やかに採択するよう求めるものです。
次に、陳情第96号紺屋町
周辺地区再
開発事業についてですが、まちづくりは住民の合意と納得によって進められるべきです。バブルの時期に打ち出されたような過大な計画を見直し、身の丈に合った都市計画こそ行政は市民に示すべきです。同陳情を趣旨採択し、計画の抜本的な見直しを進めていくべきです。
最後に、陳情第104号新
ガイドラインに伴う
有事法制化反対についてと、陳情第118号新
ガイドラインとその
立法化反対についてです。
新
ガイドライン関連法案は、アメリカが海外で引き起こす戦争に日本が自動的に巻き込まれる大変危険な中身です。しかも、地方自治体や民間までにも協力義務を負わせ、基本的人権や財産権を侵害するなど、市民生活に重大な影響を及ぼすものとなっています。
後方支援といっても、軍事物資や兵員の輸送など戦争行為そのもの、相手国にすれば敵対行為となり、武力攻撃の対象となってしまうことは国際法から見ても明らかです。平和憲法をないがしろにする新
ガイドライン関連法案と日本の平和とは共存し得ません。
この危険な企てに反対の声を上げていくよう、両陳情の採択を求めて、以上で私の討論を終わります。
○議長(
間瀬庄作君) 次に、10番中川健作君。
○10番(中川健作君)(登壇) 先ほどの各委員長報告に対して、討論を行います。
最初に、議案関係です。
議案第47
号平成11年度米子市
一般会計予算、第48
号米子市
市営葬儀事業特別会計予算、第50
号米子市
南公園事業特別会計予算、第53
号米子市
下水道事業特別会計予算、第56
号米子市
駐車場事業特別会計予算、第57
号米子市
農業集落排水事業特別会計予算及び議案第60
号米子市
水道事業会計予算について、いずれも使用料や手数料に消費税をかけているので、原案可決に反対という立場で討論を行います。
多くの国民の反対を無視して消費税が導入されてからこの4月で丸10年になります。一昨年4月1日からは5%にアップされたわけですけれども、生活必需品を非課税にするなどの措置はとられずに、低所得者層により重い負担を強いるものとなっています。
消費税は水道料金や下水道使用料を初め、公会堂や公民館などの公共施設の使用料、市営の葬儀用具の使用料など、市民生活にかかわるものにも軒並みかけられています。逆進性の高い消費税は見直すべきであるという立場で当初から公共料金への消費税転嫁には反対してきましたが、このたびの予算についても、同じ理由で原案可決に反対するものであります。
次に、議案第61
号平成11年度米子市
工業用水道事業会計予算について、原案可決に反対いたします。
米子市の工業用水は米子富士通1社だけに供給されているものであります。この間、米子市と米子富士通との間で結んでいる公害防止協定は不十分であり、改定を求めてまいりました。すなわち、使用する化学物質の種類と使用量の報告、必要に応じた排出基準の設定、地下水や土壌の定期的測定の義務づけなどを盛り込んだものに改定するように求めてきましたが、いまだに実現されていません。
この件を今議会の議案質疑でも取り上げましたけれども、答弁は、富士通と相談さしてもらうというものでした。公害防止協定が改定されるまでは米子富士通への工業用水の提供は無条件に賛成できないという理由で予算に反対いたします。市民の不安解消のために、公害防止協定を一日も早く改定されるように求めるものであります。
次に、陳情について討論します。
最初に、陳情第101
号学校給食用食器について、継続ではなくて、採択を主張します。
陳情内容は、環境ホルモンであるビスフェノールAが溶け出すポリカーボネート製食器を安全な食器にかえてくださいというものであります。私も本会議の場で何度か取り上げ、子供たちの安全のためにポリカーボネート製食器を一日も早くやめるべきであると言ってきましたが、いまだに実行されていません。
環境ホルモンが生殖機能を阻害して種の絶滅をもたらすおそれがあること、アレルギー病やがんの増加、発達障害や精神神経障害の拡大など、深刻な問題を引き起こすこと、特に子供たちにとっての影響が大きいことなど、既に周知の事実であります。ポリカーボネート製ボトルから環境ホルモン物質であるビスフェノールAが溶け出すことは環境庁の実験でも証明されています。このような危険なものは一刻も早くやめるべきです。米子市の対応は余りにも危機感に欠けていると言わざるを得ません。
ポリカーボネート製食器を強化磁器食器にかえると約1億1,500万円が必要であり、そのほかに、給食センターや単独調理室の増設など相当の費用が必要であるというふうに説明されています。しかし、幾ら費用がかかろうとも、子供たちの命と健康は何物にもかえがたいものであります。子供たちの健康を守るために、既に多くの自治体がポリカーボネート製食器をやめて安全な食器に変更されています。子供たちの安全を守る大人の責任からも、また食教育、環境教育を進めるという観点からも、このポリカーボネート製食器を一日も早く、強化磁器やコレールなどの安全な食器にかえるべきであると考えますので、陳情の採択を強く主張いたします。
次に、陳情第104号新
ガイドラインに伴う
有事法制化反対について及び陳情第118号新
ガイドラインとその
立法化反対についての陳情について、先ほどの委員長報告では継続でありましたけれども、これも採択を強く主張いたします。
陳情内容は、周辺事態法などの有事立法に反対する意見書を提出してくださいというものであります。
昨年4月28日に国会に提出された周辺事態法案は、憲法の平和主義、戦争放棄を明確に否定するのみならず、政府が言ってきた自衛権の発動としての武力行使、すなわち専守防衛という憲法解釈をもなし崩しにするものであります。アメリカ軍がどこかで戦争となるときに政府が周辺事態と判断すれば、自衛隊が全面的にアメリカ軍を支えるといういわば戦争協力法であり、政府が憲法上、許されないと言ってきた集団自衛権の行使そのものであります。また、周辺事態の範囲はあいまいであり、解釈次第では台湾や中東までをも含む非常に危険なものです。しかも、この法律は地方自治と相入れないものであります。それは戦争への自治体の協力義務を盛り込んでいる点であります。
空港や港湾の提供、公共施設や傷病者の治療のための公立病院の使用、都道府県警察による米軍基地の警備などを自治体に義務づけています。核を積んだ艦船の入港を拒否するという、住民生活を守るための自治体の主体的取り組みさえ一切否定するものであります。軍事によっては平和はつくれないということを私たちは20世紀の経験から、歴史から学ばなければいけないと考えます。戦争の構造的原因である飢餓や貧困、経済格差や環境破壊、社会的差別をなくさない限り、平和はつくれません。それは自治体と市民、NGOが先頭に立って取り組むべき課題であります。周辺事態法は、この平和をつくる取り組みを台なしにするものであります。
3月12日付の新聞報道によりますと、これまで、全国107の議会がこの法案に対する反対や慎重審議を求める意見書を提出しているということであります。
米子市議会としても、非核平和都市宣言をしている立場からも、また地方分権を進める自治体としての立場からも、陳情を採択して、意見書を提出すべきであると考えますので、採択を主張いたします。
以上で討論を終わります。
○議長(
間瀬庄作君) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。
これより78件の議案、請願及び陳情を順次採決いたします。
初めに、議案第3号、第4号、第6号、第8号、第9号、第10号、第11号、第12号、第13号、第14号、第15号、第16号、第18号、第19号、第20号、第21号、第22号、第23号、第24号、第25号、第26号、第27号、第28号、第29号、第30号、第31号、第32号、第33号、第34号、第35号、第36号、第37号、第38号、第39号、第40号、第41号、第43号、第44号、第45号、第46号、第51号、第52号、第54号、第58号の44件を一括して採決いたします。
44件に対する委員長の報告は、それぞれ原案可決であります。
44件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認めます。よって、44件の議案はそれぞれ原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号、第7号、第17号、第42号、第49号及び第55号の6件を一括して採決いたします。
6件に対する委員長の報告は、それぞれ原案可決であります。
6件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立多数であります。よって、6件の議案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第47号、第48号、第50号、第53号、第56号、第57号、第59号及び第60号の8件を一括して採決いたします。
8件に対する委員長の報告は、それぞれ原案可決であります。
8件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立多数であります。よって、8件の議案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第61号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、陳情第105号、第116号、第121号、第122号、第126号及び第127号の6件を一括して採決いたします。
6件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認めます。よって、6件の陳情は委員長の報告のとおり決しました。
次に、請願第7号、陳情第69号、第94号、第96号、第112号、第114号、第124号及び第125号の8件を一括して採決いたします。
8件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立多数であります。よって、8件の請願及び陳情は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第104号及び第118号の2件を一括して採決いたします。
2件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立多数であります。よって、2件の陳情は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第95号及び第101号の2件を一括して採決いたします。
2件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立多数であります。よって、2件の陳情は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第123号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立少数であります。
次に、お諮りいたします。
本件については、採択に賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立者なし〕
○議長(
間瀬庄作君) 起立がありません。よって、本件は採択しないことに決しました。
お諮りいたします。
ただいま継続審査に決しました12件の請願及び陳情については、引き続き閉会中の継続審査に付したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
暫時休憩いたします。
午前11時43分 休憩
午後 1時11分 再開
○議長(
間瀬庄作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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第3 諮問第1号
○議長(
間瀬庄作君) それでは、日程第3、諮問第1号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
森田市長。
○市長(森田隆朝君)(登壇) ただいま御上程をいただきました諮問第1号につきまして、御説明を申し上げます。
諮問第1号は、
人権擁護委員候補者の推薦について御意見を求めるものでございまして、人権擁護委員のうち、大西健介氏及び横山幸三氏が本年6月30日をもって任期満了となられますので、今回引き続き大西健介氏を、また新たに川口久美子氏を
人権擁護委員候補者として推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。
○議長(
間瀬庄作君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については、
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認め、
委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件については、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり同意されました。
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第4 報告第1号
○議長(
間瀬庄作君) 次に、日程第4、報告第1号を議題といたします。
本件について、報告を求めます。
森田市長。
○市長(森田隆朝君)(登壇) ただいま御上程をいただきました報告第1号につきまして、御説明を申し上げます。
報告第1号は、市営住宅の管理に関する和解について、議会の委任による
専決処分を行ったものでございます。
平成10年12月、市営河崎住宅に係る建物明け渡し等請求事件の訴えの提起をいたしたところですが、本事件について本年3月5日、相手方と別紙和解条項のとおり和解をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき御報告を申し上げ、御承認を賜りたいと存じます。
○議長(
間瀬庄作君) これより報告について質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
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第5 議案第62号
○議長(
間瀬庄作君) 次に、日程第5、議案第62号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
24番足芝孝幸君。
○24番(足芝孝幸君)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第62号について、提案者を代表して、提案理由の説明を申し上げます。
議案第62号は、
福祉都市宣言についてでありますが、今日の高齢化社会、少子化時代の中で、すべての市民が安心して、生き生きと楽しく生活できる地域づくりが求められているところであります。
しかしながら、現状では、障害者や高齢者等、いわゆる社会的弱者にとって必ずしも良好な社会環境、あるいは生活環境が確保されているとは言いがたい状況であります。それは物理的あるいは制度的等、さまざまな障壁が社会的弱者の社会参加を阻害しているからであります。
こうした阻害要因を除去していくためには、まずは物理的な基盤整備が要求されるわけでありますが、それとあわせて、お互いの人間性を尊重し合うことや相手の立場に立って物事を考えることなど、地域で生活するすべての人間の心の豊かさを醸成していくことも必要であります。
米子市及び米子市民は、だれもが安全で快適に生活することができるよう、社会基盤の整備を行っていくとともに、市民が主体となってお互いの人権を尊重し合い、豊かな心をはぐくんでいくことができるよう、福祉のまちづくりの推進を目指し、米子市を「福祉都市」とすることを宣言しようとするものであります。
何とぞ全議員の皆さんの御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(
間瀬庄作君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認め、
委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
先ほど
種原敏彦君外7人から、議案第63号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認めます。よって、この際、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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日程追加 議案第63号
○議長(
間瀬庄作君) それでは、本件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
31番
種原敏彦君。
○31番(
種原敏彦君)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第63号について、提案者を代表いたしまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案第63号は、30人以下学級を柱とする
次期教職員定数改善計画の
早期策定を求める意見書であります。
1980年に我が国の学級編成基準が40人とされて以来、今日、30人を超える学級が小中学校とも多い状況にあります。
一方、教育課程審議会において、「教え込む教育」から「みずから学ぶ教育」への変換を大きく打ち出すなど、教育が大きく変わろうとしているところであります。この時期こそ、30人以下学級を実現し、一人ひとりの児童・生徒の個に応じた創造的な学力を保障していくことが重要であります。
しかしながら、現行の教職員定数改善計画では、学級編成基準の見直しは見送られている状況であります。
いじめ、不登校、学級崩壊など深刻化する学校の諸課題を解決するとともに、新しい教育課程の円滑な実施を図る必要があります。このため、30人以下学級を柱とする
次期教職員定数改善計画を早期に策定されるよう、お手元の意見書を関係機関に提出しようとするものであります。
何とぞ全議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(
間瀬庄作君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については、
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認め、
委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
間瀬庄作君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
以上で本
定例会に付議された事件は、すべて議了いたしました。
これをもって、第414回米子市議会
定例会を閉会いたします。
午後1時22分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
米子市議会議長 間 瀬 庄 作
同 副議長 松 田 宏
同 議員 森 脇 雄 二
同 議員 遠 藤 通
~~~~~~~~~~~~~~~
議長あいさつ
○議長(
間瀬庄作君) 平成10年度の最終
定例会の閉会に当たり、高いところからではございますが、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
私事ではございますが、平成7年5月の臨時市議会におきまして、議員各位の温かい御支援と御推挙を得まして議長の要職につかせていただいて以来4カ年間、全くの微力にもかかわりませず、議員各位の力強い御支援と御協力を賜りながら、市政の確立と円滑な議会運営、さらには開かれた議会を目指し、副議長とともに力を合わせ専心してまいりましたが、皆様の御期待に十分沿え得なかったのではないかと思っておりまして、この場をお借りし、おわび申し上げる次第でございます。
この4年間の本市政を顧みますと、複雑・多様化する行政需要と厳しい財政事情のはざまにありながら、本市の発展と市民福祉の向上に向けてさまざまな施策が展開され、着々と実を結んでまいったところでありますが、これもひとえに、市長を初めとする当局の皆様と議員各位の御努力のたまものでありまして、深甚なる敬意を表するものでございます。
どうか皆様におかれましては、来るべき21世紀に向けて、本市のさらなる飛躍と13万市民の福祉向上のため、一層の御努力を賜りますよう切にお願いを申し上げる次第でございます。
終わりに当たり、今後とも変わらぬ御友情を賜りますよう心からお願いいたしますとともに、議員各位はもとより、森田市長を初め当局の皆様、報道関係各位からいただきました格別の御支援と御協力に重ねて感謝を申し上げ、米子市の一層の発展と皆様方のいよいよの御活躍、御健勝を心より祈念申し上げ、あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。...