米子市議会 1993-03-15
平成 5年第380回定例会(第6号 3月15日)
陳情第59号
航空自衛隊美保基地へのT-400
配備反対について
陳情第60号
最低保障年金制度の創設等について
陳情第61号 義歯の
健康保険診療報酬の
引き上げについて
陳情第62号
生活保護費の
級地差是正について
陳情第63号
佐川事件の
徹底究明等について
陳情第64号
不況打開のための
制度融資について
陳情第65号
佐川疑惑徹底究明について
陳情第66号
国民健康保険の改善について
陳情第67号
学校給食用食器について
陳情第68号
学校給食用食器について
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出席議員(35名)
1番 湯 原 俊 二 君 2番 八 幡 美 博 君
3番 中 川 健 作 君 4番 竹 内 利 友 君
5番 大 谷 輝 子 君 6番 矢 倉 強 君
7番 井 上 千恵子 君 9番 斎 木 正 一 君
10番 長 岡 和 好 君 11番 梅 林 稔 史 君
12番 友 森 宏 君 13番 藤 田 栄 治 君
14番 藤 尾 信 之 君 15番 山 形 周 弘 君
16番 中 本 実 夫 君 17番 松 田 宏 君
18番 浦 木 修 一 君 19番 本 池 篤 美 君
20番 遠 藤 通 君 21番 中 村 和 夫 君
22番 足 立 智 恵 君 23番 近 藤 純 造 君
24番 足 芝 孝 幸 君 25番 山 口 政 淑 君
26番 間 瀬 庄 作 君 27番 芝 岡 要 君
28番 中 原 修 治 君 29番 実 繁 一 男 君
30番 戸 田 重 治 君 31番 平 田 賢 君
32番 生 田 薫 君 33番 塚 田 喜 美 君
34番 種 原 敏 彦 君 35番 安 達 昭 男 君
36番 福 谷 清 君
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欠席議員(1名)
8番 佐 藤 正 夫 君
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説明のため出席した者
市 長 森田 隆朝 君 助 役 小坂 道弘 君
収 入 役 田中 俊長 君 教 育 長 山岡 宏 君
総 務 部 長 武本 光弘 君 企 画 部 長 田沢 善雄 君
市民生活部長 亀山 良 君 環 境 部 長 吉川 義光 君
福祉事務所長 佐々木 亮 君 経 済 部 長 田中 是明 君
建 設 部 長 足立 修三 君
都市開発部長 松岡 泰則 君
下水道部長 安田 祐次 君 水 道 局 長 真壁 誠一 君
参 事 岩佐 弘志 君
農業委員会事務局長 秋里 昭夫 君
選挙管理委員会事務局長 足立 良 君
総務部次長兼財政課長 永見 俊介 君
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出席した
事務局職員
事 務 局 長 中村 治夫
事務局次長 吉川 亘晃
主査兼庶務係長 田中 勝彦 調 査 係 長 松本 洋司
議 事 係 長 亀井 紀成 主 事 先灘 匡
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午後1時57分 開議
○議長(福谷 清君) これより本日の会議を開きます。
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○議長(福谷 清君) この際、御報告申し上げます。
佐藤正夫君から都合により、本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、御報告いたします。
次に、本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、先日のとおりでありますので、御了承願います。
なお、本日の
議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。
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第1
市政一般に対する質問
○議長(福谷 清君) それでは、日程第1、
市政一般に対する質問を行います。
発言を許します。
10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君)(登壇) 第380回定例会に当たり、大要2点について質問いたします。
第1点目は、
歴史ネットワ―ク構想についてであります。
米子の町を上空から見ますと、ちょうどコハクチョウの頭から首にかけての部分に当たるような気もいたします。決して広いとは言えない米子市でありますが、よく見ると、それぞれの地域で異なった歴史があり、地域の特色に満ちた顔があります。近年、それらの特色を生かした
地域づくりがあちこちで、例えばしょうじき村等々でありますが、市民の皆さんの手によって進められてきています。
地域づくりとはいかないまでも地域再発見とか、
地域ウオッチングといった動きが起こり始めています。こういった下からといいますか、市民の手による自発的な
まちづくりが、21世紀の米子の町を愛着のある人間味あふれる町にしていくのではないかと期待しているところであります。先月28日も、山陰の吉野ケ里とも言われる
尾高浅山遺跡を守る会が発足しています。
地域住民の有志の皆さんが、
浅山遺跡発見を契機に、我が地域の歴史をもっと知ろう、ここから
地域づくり、
町づくりを始めていこうとの思いから発足したものであります。守る会の人たちは、何としても
浅山遺跡を公園として整備をし、市民のために喜んで活用されるよう保存していきたいとの熱意で満ちています。古代から中世にかけての遺跡と言えば、米子市の歴史的な背景からして、どうしても東部から南部にかけての丘陵地に集中して点在しております。一応、発掘、保存整備されているものもあれば、そうでないものも数多くあります。しかし、公園として整備、あるいは一部保存されている遺跡を見ますと、決して好ましい姿であるとは言えないものも見られます。また、市民の皆さんに有効に活用されているとは言えない遺跡、史跡が大部分ではないかと思われます。さらに存在すら知らないものも多くあります。これらの遺跡の
ネットワ―ク化を図れば、米子市のほかの地域にはない文化の香りのする
まちづくりが、米子の新しい顔の1つとしてでき上がるのではないかと考えるのであります。
そこで、まずこれらの史跡、遺跡をもっと市民の皆さんに、
案内板等を整備してわかりやすくする必要があると考えますが、どうでしょうか。
次に、公園内が雑草に覆われたりして
遺跡そのものがわかりにくかったり、そこへ行く道もはっきりしないといった状況となっている箇所もあります。点検をして整備をし、管理を徹底する必要があると考えますが、どうでしょうか。
3点目は、福市、
青木地区には2つの大きな遺跡が公園として整備されており、地域内には安養寺の史跡もあります。そして近くの日野川には、ゲ―トボ―ル場、
グラウンドゴルフのコ―スも整備されようとしております。さらには県事業による
弓ケ浜サイクリングロ―ドのコ―スにも入っております。これらの公園や施設などを有機的に関連させる1つの
拠点施設として、この地域内に研修室、休憩室、駐輪場などを備えた
サイクリングタ―ミナルを建設されてはどうかと提案しますが、市長の御見解をお聞かせください。
2点目は、話題になっております
業者テスト問題についてであります。
去る2月22日、文部省は脱偏差値のため、中学校での
業者テスト実施や教職員の関与をあってはならないとし、6年度入試から、中学校は偏差値を高校に提供せず、高校は中学校のみならず、塾や
テスト業者にも偏差値を求めないこととした。
ところが、これを受けて
学校現場では、困惑といいますか、混乱が生じております。
業者テスト問題は
高校入試との関連が深い。入試は各自治体で異なり、
業者テストは全国一律に中止というのは納得いかない。県教委は、県内の状況をよく見た上で方針を出してほしい、あるいは
高校入試の変革がどのような方針で行われるのか、
中学校側に示してはどうか。それによって指導のあり方も考えやすくなる、などの声が、先日の鳥取県
中学校長会の理事会で出されていたとの新聞報道でありました。この
業者テストの
問題についてよく理解できない点もありますので、以下、質問いたします。
まず第1点は、なぜ中学校において
業者テストが行われるようになったのか。
2点目は、どのような形でテストが実施されていたのか。
業者テストを実施していた中学校数、テストの実施時間はいつやったか等々、実情をお知らせいただきたいと思います。
3点目は、文部省の通知、現場の混乱についてどう受けとめておられるのか、教育長の御見解をお聞かせください。
4点目に、今後の対応についての御所見をお伺いいたします。
以上、答弁によりましては、追及さしていただきます。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君)(登壇)
広域自転車道につきましては、境港市上道から米子市兼久まで計画されて昭和63年度より県事業として整備が進められております。このル―ト付近には
福市遺跡等数多くの文化財がございますが、これらの
連絡道路網及び
利便施設の整備につきましては、御提言の趣旨を踏まえて、今後の
整備計画の参考といたしたいと思っております。
次に、公園の管理につきましてでございますが、これも今後より一層良好な
維持管理に努めるよう努力をいたします。
さらに、
サイクリングタ―ミナルにつきましてでございますが、各機関とよく研究をしてまいりたいと考えております。
○議長(福谷 清君)
山岡教育長。
○教育長(山岡 宏君)(登壇)
業者テストに関連しまして、4点お答えいたしたいと思います。
まず、生徒の
進路指導につきましては、一人ひとりの生徒の能力、適性、興味、関心や将来の進路希望等的確に把握した上で総合的に行うべきものと理解いたしております。
そこで、まず第1点目のいつごろから利用されるようになったかというお尋ねでございますが、学習の評価は、
指導計画により教師が作成した
テスト等で適切に行うべきものでありますが、他校の生徒と比べてどの程度かを客観的に見る資料として
業者テストを実施し、利用されてきたものと思います。
2点目の
業者テストの
利用状況等のお尋ねでございますが、市内、組合立と合わせまして、10校が実施いたしております。
また、実施時間でございますけれども、それぞれの教科の授業時間を利用して行っております。
3点目の文部省の通知、現場の混乱を市教委はどのように受けとめておるかという点についてでございますが、文部省の通知がございましたので、
業者テストを廃止することは基本的にはやむを得ないものと考えております。
最後の今後の中学校における対応についてでございますけれども、それぞれの学校が考えていくと同時に、校長会でありますとか、あるいは
進路指導部会などで十分検討していくよう指導してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君)
歴史ネットワ―ク構想の方から再度質問さしていただきます。 先ほど
サイクリングタ―ミナルの
問題は、各機関でよく研究をしていきたいと。また先ほど私が述べました構想につきまして、今後の参考にしたいということでありますので、おおむね了解いたしますが、
福市遺跡、
青木遺跡を一体化させるために遊歩道を新設あるいは整備してはどうか、これも提案でありますけども。
それからもう1つは、
サイクリングロ―ドをさらに生かすために、福市、青木あるいは永江、別所、上安曇、ああいった遺跡が点在しているところ、あるいは史跡があるところ、この地内を周回できるような
サイクリングロ―ドを米子市としても整備をしてはどうか。
さらには、東部から南部にかけての遺跡、史跡あるいは
文化遺産等を
ネットワ―ク化するために道路の整備、これは
サイクリング専用道路ができればいいんですけども、例えば高齢者の方の散歩あるいは
歴史探訪といいますか、そういったふうな
道路整備をしていってはどうかと、これはまた結果として
観光資源の1つにもなる可能性を秘めた構想ではないかと私自身は思っていますけども、この3点について、いま一度お答えをいただきたいと思います。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君) 遊歩道を設置する福市、
青木遺跡の
環境整備についてでございますが、このことにつきましては、今までも福市、青木とそれぞれ別個に整備をいたしておりますけど、この遊歩道として一体化するということについても考えてまいりたいと存じます。
また、上安曇そのほかの遺跡の点在に向けて
サイクリングロ―ドを周回するという案でございますが、これは
浅山遺跡その他先住民族が住んでおりました南部の地域は非常に遺跡に恵まれております。
遺跡古墳のたぐいを整備されるに伴って、そういう
サイクリングロ―ドのことも逐次検討していきたいと存じております。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君) 今後、検討あるいは考えてまいりたいということでありますので、ぜひとも時間はかかると思いますけれども、実現できるように取り組んでいっていただきたいというふうに思います。
最後に、
観光資源の1つにもなるというふうに話をしましたけども、この観光
問題で、先日の本会議での質問でもありましたが、境港から隠岐に向かって出ます超
高速船レインボ―、これは島根県の場合は、松江市から、4月1日から寄港地である七類港、それから境港港とJR松江駅を結ぶ直行バスが4月1日から運行されるようであります。
それについて先日の新政会の質問の中で、要望といいますかありましたが、そのときに、現在の日交バスを当面対応していきたいというような答弁だったと思いますけれども、七類と境港の間はこれは交通機関があります。今のところないように私は思いますが、七類港と米子港との直行バスの運行ということもこれも大事じゃないかなと思うんですが、その点についてどういうふうに協議が進んでいるのか、なされていないのか、あるいは今後の考え方ですね、それについてお伺いしたいと思います。
○議長(福谷 清君) 田沢企画部長。
○企画部長(田沢善雄君) バスの
問題でございますけども、先日答弁いたしましたように、現在急行バスをそういつた方向に使っていきたいというバス会社の方の意向ではございましたが、ただいまの御質問の七類港までのつなぎという
問題等についても、バス会社の方と今後協議していきたいというふうに思っておりますので、御理解願いたいと思います。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君) 今後協議していきたいということでありますが、具体的にいつごろの時期を目指して取り組んでいかれるのか、そういう決意でおられるのか、いま一度お聞かせ願いたいと思います。
○議長(福谷 清君) 田沢企画部長。
○企画部長(田沢善雄君) 早急に協議していきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君) 4月1日はもう間もなくやってきますので、早急ということでありますが、大至急協議を進めていただきたいというふうに要望しておきます。
それから、
業者テストの
問題でありますけども、今後テストの廃止はやむを得ないと、また今後の対応としては、校長会あるいは
進路指導部会等々で詰めていきたいといいますか、検討していきたいといいますか、そういう答弁だったと思いますが、ちょっと長くなりますが、3月の10日に中学校の
業者テストを、偏差値追放などで
高校入試の改善を主なテ―マとした都道府県教員、あるいは知事部局の担当者を対象とした担当者会議が開かれたわけです。
その席で文部省は、
業者テストの結果で合否が事実上決まったり、希望校が受けられない不合理さを先生は考えるべきであると。難しい
問題だが新しい
進路指導の第一歩として各県が工夫してほしい。
2つ目には、数県が
業者テストに変わって導入を検討している法的な統一テストについて、教師が作成採点し、子供の学力を伸ばす教育的なものとし、偏差値や全県での順位を出さない比較的狭い地域での手づくりテストを想定している。
3つ目に、高校の選択から生き方の選択に
進路指導を変えるべきで、合格率を100%に近づけるだけの考え方を改める必要がある、といった大まかにいって3点の考え方を文部省の方から示されました。
それに対して各県、新潟県等であったと思いますが、教育委員会から、過渡的、暫定的な措置はとれないか。法的テストについて文部省の説明は非常に限定的であると。2つ目に、市販のテストを使っても教師が採点すればよいのか。3つ目に、学習塾に頼る傾向が強まるとの懸念がある、といった質問あるいは疑問が出されたわけです。
これに対して文部省は、時間的な猶予は考えていない。法的テストも限定的に読んでほしい。またテストの使われ方など幾つかの要素で判断すべきだと。学習塾に頼る傾向が強まったとしても、中学校がその分を抱え込むわけにはいかないと文部省は答えております。
ちょっと前置きが長くなりましたが、私自身も生き方の選択というこの方向に
進路指導を変えるべきであるという文部省の考え方には基本的に賛同するわけですが、これら文部省の考え方に対する各県の教育委員会や、先ほど壇上で述べた県校長会から出された疑問、困惑の背景にいま一つ子供、生徒の姿が見えないという気がしてならないわけであります。昨今の高校中退者が非常に激増しております。全国で年間約12万人とも報道されておりますけども、そういった実態から見て、もっと早く今回のような改正がされるべきではなかったのかと悔やまれるとこでありますけども、いま一度今後の対応について教育長の見解をお聞かせいただきたいと。例えば、文部省の決定を待つという先日の答弁であったと思いますけれども、そういうスタンスで臨まれるのかどうかという点ですね。それをお答えを願います。
○議長(福谷 清君)
山岡教育長。
○教育長(山岡 宏君)
業者テストの廃止については文部省の方からそういう通知がまいっておりますので、今後それぞれの教科の授業中とか、あるいは業者のテストを使用することは控えるよう指導してまいりたいというぐあいに考えます。
ただ、本市の場合、先ほどもお答えいたしましたように、客観的に子供たちが、他の学校10校あるわけですから、どういう自分が位置におるかということのみに対しての一応目安として今まで行われてきたわけですけども、他県におきましては偏差値云々、輪切りどうのこうのと言われてきた中ですけれども、本市におきましてはそういう利用の仕方はされておらなかったというぐあいに理解しております。したがいまして、それぞれ10校の担当の先生なり、あるいは
進路指導の先生方が寄る中、
業者テストにかわるものをつくっていけば、今までの目的は今後も達成できるものというぐあいに理解しております。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君) 確認ですけども、輪切りに利用はされていなかったということは、高校の入試のときにそれを高校に提出したことはないということですね。偏差値について。
○議長(福谷 清君)
山岡教育長。
○教育長(山岡 宏君) おっしゃるとおりで、中学校で行った
業者テストは高校に提供してないということでございます。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君) 大体、おおむね了解しましたが、あくまでも子供の個性を生かした、あるいは人間性あふれる教育を実現するために一番ベストな方法を選択していただきたいと思います。
また、代表質問のときに、我が党の、単位高校の導入について取り上げましたが、
業者テストを廃止イコ―ル偏差値追放といいますか、これとあわせて文部省の方では総合学科高校の設置を94年度から文部省令を改正する案が示されています。将来の進路を決定していない生徒にも進学か就職か、これから自分はどんな分野で活躍したいのか、将来の職業観をつくり上げながら学ぶことができるといったこの総合学科高校でありますけども、この総合学科高校をつくりどんな選択科目をつくるかは、都道府県や学校法人の今後の取り組みにかかっているわけであります。総合学科高校の米子市内設置に向けて積極的に県に働きかける考えがないかどうか、教育長の御見解をお聞かせください。
○議長(福谷 清君)
山岡教育長。
○教育長(山岡 宏君) 総合学科というのは、現在ございます普通高校と、それから実業高校にその間に当てはまるような学科であるというぐあいに理解しておるわけですけども、高校の設置につきましては、これは県なり国なりが行うものでありまして、本市がどうこうと言うべきものではないと思いますけども、文部省が言っておりますそういった総合学科とか、あるいは単位制高校というのは今後当然に考えられるべきことであるというぐあいに思っておりますし、そういう機会があればまた話はいたしたいというぐあいに考えております。
○議長(福谷 清君) 10番
長岡和好君。
○10番(
長岡和好君) 県や国が取り組むべき課題であるというふうにおっしゃいましたけども、確かにそうであるかもしれません。ですけど、米子市の中学校を卒業されて次、進学あるいは就職を希望するという、特に今の場合は進学の方がメインでありますけども、そういった子供が15歳という段階で自分の人生、将来の職業について選択を決断するというのはかなり難しい
問題でもあろうかと思います。このあれは文部省の決定がなければ対応できないという
問題ではありませんし、実際、埼玉県伊奈学園総合高校ですとか、それから4月からは福島県のいわき光洋高校等がこの総合学園を実施するようであります。ぜひとも米子市に設置をする方向で取り組んでいただきたいと、要望して終わります。
○議長(福谷 清君) 以上で
市政一般に対する質問を終わります。
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第2 議案第4号~議案第46号
○議長(福谷 清君) 次に、日程第2、議案第4号から議案第46号までの43件を一括して議題といたします。
これより43件について質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、20番遠藤 通君。
○20番(遠藤 通君) 議案第34号93年度予算に関連をして、その中の公園事業費、それから
国民健康保険事業、下水道予算についてお尋ねをしたいと思います。
また、議案第14号
下水道条例の一部改正に関する条例の制定についての見解も承りたいと思います。
まず、議案第34号の関係ですが、その中の公園事業の関係で弓ケ浜公園整備事業の予算と事業計画について考えをただしておきたいと思います。
本年度の予算には6,200万円予算化がされておりますが、その中で予算説明にありましたように、施設整備も進めていくいうことの内容でありますけれども、この6,200万円の事業の施設整備というのは一体どういう内容を持っておられるのか。これが第1点であります。
もう1点は、昨年度は同事業には2億4,800万円用地費を含めて予算がついとったわけでありますが、財政計画を見ると、平成8年までに毎年3億円の単年度事業が計画がされておりますけども、また当公園事業の公園の構想自身が確定してないと思っておるわけです。そういうふうに状況を考えてみますと、当公園事業というものは、当時59年、地元の皆さん方が提唱されてこられた経過から踏まえて、市長は、今日の段階でこの予算の動向を見たときにどのように公園事業というものを位置づけておられるのか疑問を抱くわけでありますが、それらについて御見解を賜わっておきたいと思うんであります。
それから、地元には自治連合会を中心として提唱された立場からも、対策委員会を設置して市に対してもこれまで公園機能を含めて意見が出されておると思っておりますが、これらを含めて同公園の基本構想についてはどういうふうに関連づけて進められるお考えなのか。しかもこの基本構想は3月末までに確定をするというのが今までの議会の説明だったわけでありますけども、これについてはどういう見通しを持っておられるのか、あわせて伺っておきたいと思います。
それから、
国民健康保険事業に関連してですが、人間ドックの健診もことしもう2年目に入るわけでありますけれども、これについて予算化されていますが、昨年度の予算化は500人であったと思っております。本年度は何人を対象にして予算化をされておるのかいう点が1点であります。
もう1点は、昨年の段階でもこれをめぐっていろいろ議論がありましたが、特に健診を受ける場所について診療所のみに限定をした取り組みが昨年行われたと思っています。しかし、受ける市民の側から見ればどこでも健診ができるというのが望みではないかということで、市長にもこの
問題を今後の改善策として提起したと思っておりますが、本年度は、そういう健診の受け入れ先については、昨年の審議の経過を見てどのように行われるのか、これをひとつ伺っておきたいと思います。
それから、昨年度の各健診が診療機関でどの程度の内容でそれぞれ健診がされておるのか、あわせて伺っておきたいというふうに思います。
それから、議案第14号の
下水道条例に関する
問題ですが、この値上げの理由というのが、例えば、値上げの資料の中に載っておりましたけれども、繰出金というものが毎年多額になってくるいうことから値上げの理由というのが行われるということであるのかどうなのか。これを1点伺っておきたいと思うんです。
それからもう1点は、議案第34号予算に関連してですが、ことしから生活扶助世帯の助成制度が実施される予定であります。その内容はどういう内容であるのか、あるいは何世帯本年度の対象に予算化されているのか。
それから、無利子融資制度の拡大ということもあわせて行っていますが、これは水洗化の促進だというふうにうたわれていますけれども、例えば、この2つの生活扶助世帯と無利子制度の拡大による関係は私どもも賛成するもんですけれども、
問題はこの65歳以上、ひとり暮らしの老人の御家庭、あるいは老人世帯のみの御家庭いう皆さんの場合、さらには生活保護世帯と同等の収入の世帯の皆さんいう方も認可区域内にはいらっしゃるんじゃないだろうか、こういうふうに見ております。
先般、三柳地区のことし以降からの下水道
整備計画の中で、住民の皆さんからこの
問題が提起をされました。つまり水洗化をしたいんだけれども、所得、年齢、そういう状況からなかなか難しい
問題を抱えとる。つまり1軒の皆さんがそういうことが出てくると全体の水洗化に結びつかないということで溝掃除という
問題がまた自治会の課題として残るということも意見が出ておりましたが、これらの
問題についてはどのように水洗化に向けての促進対策としてお考えになるのか、あるいはこの助成制度を検討されたときに、そういうことを含めて御検討されてきたのかどうなのか、伺っておきたいと思います。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君) 第1点の公園事業につきましては、その早期実現に向けてできるだけ努力を傾注したいと考えております。
そのほか、健康診断、下水道、生活扶助世帯等々につきましては、担当部長の方から答弁をさせます。
○議長(福谷 清君) 松岡
都市開発部長。
○
都市開発部長(松岡泰則君) まず、弓ケ浜公園整備事業についてのお尋ねでございますが、御案内のとおり本事業は昭和63年度より第1期整備事業に着手いたしまして、事業用地1 4. 2ヘクタ―ルのうち、用地取得区域面積約 4. 5ヘクタ―ルの取得を進め、平成4年度で予定用地の取得をほぼ完了することとなってまいりました。平成5年度からは、いよいよ工事に着手することにいたしておりますが、事業を行うに当たりまして、実施設計を進めるほか、一部基盤整備に着手することといたしております。
したがいまして、平成5年度は、実施設計が中心になりますので、一時的に予算減となるわけでございますが、平成6年度以降は、積極的な予算化に取組んでまいりたいと存じます。
なお、今後の事業の進め方といたしましては、事業地が広大なことにあわせ相当額の事業費が予定されていることから、さまざまな事業手法を検討し、効率的な整備を進めて早期完成に向けて努力してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。
なお、事業実施に当たりましては、地元関係者の皆さんと十分協議してまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(福谷 清君) 亀山
市民生活部長。
○
市民生活部長(亀山 良君) お答えいたします。
人間ドックの予算措置でございますけれども、500人を予定いたしております。これは実績によりまして、また再度ふえればお願いをする可能性もあります。
それと、健診項目でございますけども、昨年と同じ57項目予定いたしております。
それと、病院を含めた検査体制でございますけれども、昨年から、人間ドック、基本健診、各種がん検診の病院を含めた健診体制につきまして、西部医師会と協議を重ねてまいっておるところでございますけれども、各種保健事業を推進していく上におきまして、医師会との協力、理解は必要不可欠でございますので、引き続き協議をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
○議長(福谷 清君) 安田
下水道部長。
○
下水道部長(安田祐次君) まず、議案第14号についてのお尋ねでございますが、繰出金が多いから使用料を上げるんじゃないかということでございますが、そうではございません。施設も相当老朽化してまいっておりますし、あるいはまだ本市は2 8. 3%という進捗率でございますが、これらの事業を促進するために、いわゆる下水道財政の確立を図るために値上げをお願いするものでございます。
次に、議案第14号に係るものでございますが、低所得者に対する助成制度の創設に当たりましては、生活保護世帯に準ずる老人、あるいは母子世帯など社会的弱者の利用者負担の軽減を図るために、生活扶助世帯の助成制度の創設にあわせまして、他市の状況を参考に対応策を検討してまいったわけでございますが、現段階におきましては、これらの世帯の判定基準となる資料収集が極めて困難であります。したがいまして、生活扶助世帯のみにお願いしようとするものでございます。
生活扶助世帯に対する補助の内容でございますが、現認可区域、あるいは完了区域に生活扶助世帯が12戸ございます。とりあえず平成5年度はそのうちの4戸、1戸当たり70万円を限度に補助をしようとするものでございます。
以上です。
○議長(福谷 清君) 20番遠藤 通君。
○20番(遠藤 通君) 公園事業に関係して、これは部長の方から御答弁をいただいて、市長は前向きに取り組むということなんですけれども、これは当然、市長自身も前向きに取り組んでいただかなきゃいけないのは施政方針としてもうたわれているわけで当然なんですが、ただこの事業計画が、前向きに取り組むといいながらなおかつ総事業費を含めていつの時点でどの程度の都市公園機能をつくるのかということがまだ明らかになっていかないということについては、これは非常に早急に策定をいただかなきゃならんじゃないだろうかと。特に横断道との開通を含めてストロ―現象というのが発生するんじゃないかという危惧をされておる今日の状況を踏まえると、当地域のカントリ―パ―クの計画もあわせながら、やっぱり早く事業化をして、受け皿をつくって都市の機能というのをつくっていかないかんということになるんじゃないでしょうか。
そうなってくると、一生懸命やるということなんだけども、
問題は、お金がしっかりここにつけていただかないと、気持ちだけはあったとしてもお金がなければ事業は進展しないいうことになっていくわけでありまして、今年度の予算を見てるとかなり総花的な、予算も一部では見えますが、そういう過去の経過と今日の抱える現状の都市の機能というものを考えたときに、今の市長の前向きに取り組むというお言葉の中に、やはり相当な力を入れた財政を含めて、そして本格的にこの事業というのをつくり上げていくという、そういうことが何よりも急がれるんじゃないかと思うんです。
そういう意味で、単に公共事業だけでできなければ、やはり民間の第3セクタ―ということを含めながら早急にその状況をつくり上げていくということが必要なんじゃないかと思うんですけども、重ねて市長に御見解を伺っておきたいと思います。
それから、もう1つの方の
国民健康保険の関係ですけども、これ部長の方から答弁ございましたが、私の情報を入手したところによると、昨年度の診療機関における健診率の状況は、それなりに機能を持たれる診療機関にはそれなりの御希望があったように思っております、健診率が高かったのは。しかしそうでない、まあ余り健診事業に似合わないといいましょうか、そういう診療所にはゼロのところもかなり多かったんじゃないかと。非常に健診されたところは1人とか2人とかという、極めて希な状況に見えたと思っています。
それは何が原因かというと、やっぱり患者というか受ける側にしてみれば、やっぱり安心できて信用できるというか、そういうものは最優先的に健診事業といえども選択される立場の市民の方が多いんじゃないだろうかと。それが健診率が500人予定のが下回っている要因にもなっているんじゃないかと。一方、自分とこで受け入れるよというそういう機能を持った診療所が対象になってないというのも今日の現状じゃないかと思いますね。
だから、市の行政にあわせて協力をするよと、しかもそれなりの機能を持っているよという、そういう診療機関なり病院の方がいらっしゃったら、それを対象にしていくような方向をとられるということがこの事業を高めていくことになるんじゃないでしょうか。これは市長、前向きにそういう方向に向けて昨年は取り組むということだったんですが、市長自身の考え方というものをもう一度お伺いしたいというふうに思うんです。
それから、下水道の関係ですけれども、私は、確かに財源確保の上で値上げの理由が説明述べられましたけれども、現状では27%という人口比率で、あるいは認可区域でまだ50%ちょっとという段階で、確かにこの値上げというのは一つの管理される側からすれば理屈の通る内容だろうというふうに思いますけれども、逆に受ける側からすると、まだこういう形で値上げが進んでくると自分とこが水洗化する段階で余りいい商品になっていかないということになると、今後の水洗化に対しても影響が出てくるんじゃないかと。
ただ、これは一つの財政運営なり、下水道事業というのを市長自身がどう位置づけられるかということにかかってくると思うんでありますが、少なくともある一定の水洗化のところまでくるまでは、余り値上げというロ―リングじゃなくしてある程度重点的な事業としてこの事業を進捗をさせながら、一定段階にきた段階で適正な料金化というものを考えていく、これも私は政策の1つではないかというふうに判断をいたしますが、これは市長自身のお考えを承っておきたいというふうに思います。
それから、進捗を進めるに当たって、他市との状況を含めながら検討もしなきゃならんが、今回のところ、十分資料がなくて検討できなかったと言われる、いわゆる65歳以上のひとり暮らし、あるいは独居世帯の皆さん、それから生活保護世帯と同等の所得の皆さん方の私は調査をぜひしていただいて、そして何らかのやっぱり手当てをしながら水洗化を高めていくいうことが結果的には財源を確保していく、そういうことにもつながっていくんじゃなかろうかと。こう思っておりますので、これはぜひ今後の検討にしていただきたいと思います。要望しておきます。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君) 弓ケ浜公園等の計画につきましてでございますが、今後の事業推進の中で、民間、第3セクタ―のことも含めまして、できるだけの予算化を進めていきたいと考えております。
それから、人間ドックに関しましては、西部医師会とよく相談して合致点をなるべく早く見い出したいと精力的に交渉を続けておるところでございます。
それから、下水道の適正な料金につきましても、これは今回の場合は、料金のいささかの値上げをしないと事業の推進が不可能となりますので、お願いしたゆえんでございます。
○議長(福谷 清君) 次に、3番中川健作君。
○3番(中川健作君) 私は、議案3つについて質問いたします。
まず1つは、最初は議案の第34号93年度米子市
一般会計予算関係です。
4点ほどあるわけですけれども、最初に土木費の街路事業費の中で、加茂町の沿道土地区画整理事業として、このたびの予算で10億5,750万円ほど計上されております。内容としては、米子駅境線の県道拡幅にあわせてあの一帯を区画整理しようと、約 2. 6ヘクタ―ルですか、いうものであります。この中で、いただいた図面によりますと、今大学病院の入り口からシルバ―人材センタ―の方にあの真ん中を抜ける区画道路が計画されているわけです。幅が6メ―トルで長さが215メ―トルということですけれども、御存じのように3年前に、あの一帯を区画整理しようというときに、地元の中から静かな住宅地の中になぜあえて道路をつくる必要があるんだということで、騒音とか振動、あるいは交通事故等の不安から反対運動が起きて、その地域については今度の区画整理対象から外されたという経緯があります。それなのにあえてまたあの場所に区画道路を入れるということの意味がわからないわけです。しかも、だれが考えも、朝夕、病院入り口の前とそれから湊山公園から9号線にかけてはず―と車が連なっております。あそこの道路をつくっても現在の道路に合流するということは現実的に不可能だと思うわけです。無理に合流しようとすれば衝突等起こると思うんです。そういう点から考えても、あの区画道路をあえてつくるという意味が理解できませんので、その点について説明をいただきたいと思います。
それから2番目は、農林水産事業費の林業振興費です。
ことしも6月ぐらいから松くい空散等防除対策が行われようとしているわけですけれども、昨年、鳥取市で水源汚染、あるいは青島公園の土壌汚染等が大
問題になりました。市民団体によって行政監査請求も今なされており、それから報道によりますと、国府町議会も、空散を中止してくださいという陳情を趣旨採択したというようなことで状況も変わってきております。米子市でも、昨年、通学時間帯にヘリコプタ―から散布したということで地元の方からクレ―ムがついたりしたわけです。
ことし予算化しておられるわけですけれども、お聞きしたいのは、昨年度に比較して、空散面積とかあるいは空散方法も含めて松くい対策についてどのように昨年と比較して違うのかということと。
それから、昨年、法改正でなるべく空散面積を減らして特別伐倒駆除とか樹種、木の種類の転換を図るようにという国の指導もあっているわけですけれども、そういう点について、このたびの予算にどのように生かされたのかということをお尋ねしたいと思います。 それから3つ目の
問題は、総務費の中の水鳥公園整備事業費です。
6億5,090万1,000円全体で予算化されているわけですけど、その中でちょっとお聞きしたいのは、予算説明によりますと、アルゴスシステム、コハクチョウに発信器をつけて人工衛星で追跡してどういうふうに飛来コ―スを鳥がとっているのかを調査するという、そういう内容でありますけれども、その作成調査費という形で予算化されております。ただ内容についてちょっと不明確ですので、その予算内容をお知らせいただきたいというのと。それからこのアルゴスシステムについては、例えば、現在やっているので私が調べたところ、鹿児島県の出水市のツルと、それから青森県のオオハクチョウの多分2つしかないと思うんです。この2つについては、例えば出雲市においては、主催は日本野鳥の会と読売新聞です。協賛についてもNECとか、それから研究団体としてNTT山階鳥類研究所とか東海大学、しかも環境庁の指導のもとにやってると。青森県の東津軽郡のオオハクチョウについても、これは環境庁の事業の一環として環境庁が日本野鳥の会とか、先ほど言った山階鳥類研究所とか東海大学、NTTに委託してやってると。そういう国挙げての、研究機関挙げての大きな事業です。
米子市の場合、それがポンと予算化されておりますけれども、このアルゴスシステムの実施について、そのような国との調整とか、そういう研究機関のバックアップの背景があってこういう予算化されているのか。どうも思いつきみたいなところがあるような気がして、そうであるならばもっと慎重に考えるべきだと思うわけですけれども、その辺の運営体制等についてどのような打ち合わせのもとに進められておられるのか、お尋ねしたいと思います。
それと水鳥関係のもう1つは、予算の中にこれもありますけれども、水系生態循環システムということで、ラグ―ンを掘って活性汚泥によって水を浄化してあの水鳥公園の中に池の水をきれいにするという、そういう計画でありますが、その工事に土壌凝固剤を使うということが以前この本会議の中でもちょっと答弁されてたわけです。再三、私もこの土壌凝固剤ついてどのようなものを使うのかということを資料提出求めたわけですけれども、まだ設計ができてないということで提出されませんでした。このたび予算化されておりますので、この内容についてある程度固まってるんじゃないかと思うわけですが、この凝固剤の使用方法なり種類、使用量あるいは水質に及ぼす影響についてどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。
それから予算の最後は商工業観光費の中のがいな祭の補助金1,000万の件であります。
ことしは第20回記念ということでかなり増額されてるわけです。これは日本海新聞3月2日の報道によりますと、がいな祭振興会の総会で、ことしの目玉として、記念事業として米子城の石垣のライトアップ、それからバル―ン米子城の設置、それから城山シンポジウムを併催するということが出たわけです。これは新聞報道ですから、ちょっと確認したいわけですけれども、本当にそのがいな祭の一環としてこういうことをやられるのかどうか。もしやられるとすれば具体的な内容はどういうことなのか、もっと詳しく説明いただきたいと思うわけです。
それと、それに関連しまして、現在、城山再建運動という形で一部民間の方で始まっているわけですけれども、これについては、私個人としては、文化財保護条例とか、それから都市公園法とかあるいは建築基準法、消防法との関係で、法的に考えてもあそこに建設することは無理だろうと。しかも再建するとなると財源
問題なり、将来の
維持管理費の
問題がありますから不可能に近いと思うわけです。
その辺について、市長も今からの研究課題だというふうに答弁されております。市としては、まだ十分論議なり研究ができていない段階で、これがもしがいな祭の一環として行われるならばその再建運動につながるものに対して市が今補助を出すということは非常に
問題ではないかと思うわけです。適正でないと思うわけです。そういう点でがいな祭の趣旨からも外れるんじゃないかと思いますので、その点についてどのように市として考えておられるのかお尋ねしたいと思います。
2番目の大きな次の
問題は、議案の第43号です。93年度の米子市の
駐車場事業特別会計予算でありますけれども、駐車場の総事業費として全体33億で、駐車場だけは27億と、駐輪場が6億という説明があっております。駐車場に関して言えば、1台当たりの建設費が1,350万円ということになっておりますけれども、この事業は一般会計に、大変な額ですので、今後相当影響があってくると思うわけです。そのことを懸念するわけです。この地下駐車場建設費、今の段階で考えられております27億円の財政見通し、例えば事業費に占める一般財源の内訳とか、将来の起債償還に当たっての交付税算入の
問題とか、そのようなことをどのように考えておられるのか、あるいは県なり国と打ち合わせしておられるのかお尋ねしたいと思います。
それともう1つの
問題は、地下駐車場という形で十分論議されずに私は進んでるんじゃないかというふうに思っています。例えば、立体駐車場という考え方もあるわけですけれども、その辺との関係で建設費についての計算、比較っていうのをどのようにやられたのかということが1つと。
それから、機能の
問題ですけれども、常識的に考えて地下駐車場というのは非常に建設費が高いですから、使用料も相当取らないと採算ベ―スに合わないだろうと思うわけです。しかも数が限られてますので、駐車スペ―スが。安い契約金で月決め駐車をするということは不可能だろうと思うわけです。で、これは市民の方から声としてでも聞かれるわけですけども、例えば、現在松江等へ車で通っておられる方がおられると、大変な朝夕の交通ラッシュであると。もし駅周辺にそういう月決め駐車場でもあれば、そこまで車で行ってあとはJRで通勤もできるんじゃないかという話もあっているわけです。公共交通の利用促進とか道路渋滞緩和とか、そういう観点から考えてもその立体駐車場というのは非常に機能的にもやっぱり検討すべき
問題ではないかと思うわけです。しかも橋上駅っていう構想があるわけですから、何も駅前でなくても駅裏でもそら場所はいいと思うわけです。
そういう意味で、地下駐車場と立体駐車場という、先ほどの経済的な
問題と、それから機能的な
問題ということでどのように検討されてきたのか、お尋ねしたいと思います。
それと、やはりたった200台の車になぜ27億円もかけるのかという、そういうやっぱり批判というのも強いと思うわけです。このたびの議会でも、新年度予算の論議の中で、学校図書司書の
問題とか出てきております。これも予算的な
問題で米子市としては図書司書は当分置かないということのようですし、それから給食食器についても、3つほどこのたびも陳情が出ておりますが、やはり陶磁器にできないというのは、その施設改善とか人員配置なんかで予算の
問題が一番大きかったと思うわけです、説明としては。
そういう子供の教育とか、あるいは陳情も出ております共同作業所等への補助のアップとか、在宅福祉の充実とか、そういう福祉面とか、あるいは水の浄化のために合併浄化槽にもっと予算化すべきじゃないかとか、環境
問題とかいろいろ出ております。そういう身近な生活にかかわる
問題でまだまだやるべきことがたくさんあるのに、あえてその地下駐車場に対して27億円使うということのやっぱり政策的な判断というのが問われると思うわけです。そういう点で、厳しい財政ということが市長も予算説明の中で言われております。そういう中でなぜ地下駐車場なのかという、やっぱり選択の
問題について市長の基本姿勢を確かめておきたいと思います。
最後に、議案第46号の93年度米子市
工業用水道事業会計予算です。
これも予算説明資料によりますと、米子富士通に対して、1日平均給水量を1,800立方メ―トルで給水するという内容ですが、代表質問の中でもちょっと出ておりましたが、富士通が経済状況等考えて液晶ディスプレ―の生産へ変更するということでありました。将来水の使用量が大幅にふえるという説明があっているわけですけれども、具体的にこの操業内容の変更によって水の使用量というのがどの程度ふえるのかということについて明確な説明があっておりませんので、御説明いただきたいと思うわけです。
またそれと、これも答弁の中で、将来、このふえる水の
問題については、工業用水の供給ということで県の企業局と協議中という話でしたが、この米子市の工業用水道事業の設置に当たっては、県の工水をあそこに引くことはできないということで企業局が設置してくれないから米子市が工業用水道事業を設置するんであるという、そういうことでずっとやってきた経緯があります。それがなぜ今さら県の企業局なのかという。じゃあ、あの投資は何だったのかという疑問を持つわけですけども、そのあたりのことはどうなっているのかお尋ねしたいと思うわけです。
それと、一番市民の立場で心配するのは、水の使用量がふえるということはそれだけ洗浄工程なりがふえるということだと思うんです。大量の水を使うことで排水等洗浄工程によって出てくる水質汚濁物質、あるいは大気汚染物質、そういうことに対する非常に不安があるわけです。今の時点で、当然つかんでおられると思いますけれども、変更後の具体的な液晶ディスプレ―製造工程ですね、あるいはそこで使われる化学物質、あるいは排水なり排ガスの種類、状況、そういうことについてお尋ねしたいと思います。
以上です。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君) 米子駅前につきましては、地下駐車場は、限られた区域内にタ―ミナル施設を充実させなければならない重要な拠点でして、土地利用上からも、都市景観上からもより合理的な活用が図られる必要があるものと考えております。したがいまして、これらのことを総合的に判断して地下式としたものでございます。
市政全般の課題の中で、地下駐車場に財政投資することの是非でございますが、平成4年3月、米子市駐車場整備基本計画で当地区が最重要整備地域であるとの答申を受けたところでございまして、
まちづくりの長期的展望に立ったときに社会資本の整備充実は大切な課題でありかつ重要であると考えて、さらに再びやり直しのできない事業であると考えております。
地下駐車場の財政投資については、第5次米子市総合計画に基づき、駅前開発の整備とあわせて財政投資計画により実施するものでございまして、続きましては、担当部長の方から追加答弁をさせます。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) お答え申し上げます。
まず1点の空中散布の件でございますが、御案内のように、昨年法律が改正されまして、昨年は改正された法律を遵守いたしまして道路の区域、あるいは人家等から200メ―タ―区域内は同意を得るようにということでございましたので、実際にはそういった地域は航空防除いたしておりません。
ことしどういう違いがあるかということですが、やはりことし、ほかの地域からも航空防除をやってほしいという地域からの御要望もございますし、やはりやるというスタンスにおいては変わりがございません。したがいまして、慎重を期しながら実施をしてまいりたいと考えております。
次の水鳥公園についてでございますが、アルゴスシステムの実施体制について、例えば、日本野鳥の会とか、あるいは山階鳥類研究所等のバックアップがなきゃあこの事業はできにくいのではないかという御指摘でございますが、我々もそういったことについては、情報を得ております。これからはそういう点も十分考えまして、これから委託するわけですので、できるようしてまいりたいと考えておるわけでございます。
それから、凝固剤の使用についてでございますが、これは水の浄化施設、あるいはまた散策路と申しますか、水辺の周辺を凝固剤で凝固する必要がございますが、具体的に申し上げますと、ある程度水位を下げまして水がたまっておるその水の中に凝固剤をかき混ぜるといいますか、そういうことをするわけじゃございませんので、極力水の方に凝固剤が拡散しないような方法でやるように考えておりますし、その成分と申しますか、使用する薬剤と申しますか、それはセメント系石灰複合剤と言われておりまして、平べったく言いますと、我々、素人はセメント系複合剤ということで聞いております。で、そう拡散をするということはないというぐあいに聞いております。
それから、がいな祭の石垣のライトアップ、あるいはバル―ン城の計画についての御質問でござましたが、来年ちょうど20周年になりますし、現在、がいな祭を企画する特別委員会というのがございまして、そこでいろいろ素案を現在検討されておりまして、その中でこういった話が出ておるわけでございます。最終的には、企画実行本部で決定を見るわけでございまして、これは市が今こういったことをするとかどうとかということではなく、そういったところでこういった案が検討されておるということでございます。
それから、富士通の操業内容でございますが、これは御指摘のように、富士通がセラミック配線板から液晶に製造製品が変更になりました関係で、当初セラミック配線板を製造するときに比べて多くの水が必要になってくるという話はうかがっておりまして、県の企業局の方へお願いをしておるところでございます。
初めに、なぜ米子市で当初計画しておったのにこういったことになったかとおっしゃいますことにつきまして、もともとあそこには富士通は、組み立て工場をもってくるという計画がございまして、米子市が水は供給しますという約束のもとに米子市工業用水道事業を設置したわけでございますが、その後セラミック配線板になって水が多くなってきました。この時点でも、米子市の工業用水の取水量では不十分でありますので、県の企業局の方へ、富士通のこういった操業に見合う水を供給していただきたいということを内々お願いしておったわけでございます。また、このたび業種が、製造製品が変わりましたけど、やはり水が必要でございますので、具体的な操業時期等も明確になってまいりましたので、県の方へ精力的と申しますか、御協力を仰ぐように現在お願いをいたしております。
水の使用量についてのお尋ねでございますが、まだこれは確定とは申し上げられないかもわかりませんが、富士通の方から資料等で使用量等我々が把握しております数量は、平成7年ぐらいに日量3,000トンぐらいの数字が示されております。これ3,000トンでいいというわけではないわけで、なるべくこのリサイクルと申しますか、水を再使用することを今考えておるということでございまして、再使用しない場合はもっと必要になってくるという話はうかがっておりましたが、水を再使用することによって平成7年ぐらいには3,000トンぐらいと。
最終的に企業がこの計画どおり企業規模がここでやる最終的な時期にどの程度水が必要かという将来の展望につきましてうかがった結果によりますと、例えば、経済の動向によってこの最終目標というのはいつになるか非常に不確定なところもございますが、現在の推移からいきますと、平成16年には1万トンぐらいの水が必要ではないかというような話もうかがっております。いずれにしましても、米子市の工業用水道事業では対応できませんので、現在県の企業局の方へお願いして、県の企業局の方も前向きに協議に乗っていただいておるところでございます。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 松岡
都市開発部長。
○
都市開発部長(松岡泰則君) まず、加茂町沿道型区画整理事業の区画街路の新設につきまして、お答え申し上げます。
区画道路の新設につきましては、区画整理後の土地利用の増進を図るとともに、都市防災上、必ず必要でございます。御指摘の在来道路との交差部についての交通混雑の点につきましては、今後十分検討してまいりたいと存じます。
次に、駐車場会計の御質問でございますが、地下駐車場建設の財政見通しについてのお尋ねに対するお答えでございますが、この事業は、建設省所管の特定交通安全施設等整備事業により実施するものでございます。全体事業費に対しまして国費が4分の1、一般財源が4分の1、公営企業債が2分の1の割合で事業を行うものでございます。
次に、立体駐車場との財政的、機能的比較についてでございますが、まず建設費の比較では、立体式に比べ地下式の方が割高となります。ただし、立体駐車場につきましては、現在補助制度がございません。
次に、機能的な比較でございますが、大きな差はないというふうに考えております。しかしながら、先ほど市長が答弁申し上げましたように、タ―ミナル施設を充実させなければならない重要な拠点ということを考えたときに、土地利用上、あるいは景観上からも考えてぜひ地下駐にしたいというふうに判断したということでございます。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) 先ほどこのセメント系複合系と申しましたが、私がうかがっておるところでは、セメント石灰複合系とうかがっております。大変失礼しました。
○議長(福谷 清君) 3番中川健作君。
○3番(中川健作君) 順次、私の質問の順番で再質問したいんですけれども、沿道区画整理の
問題については、市の立場では先ほど答弁されましたけれども、現場の状況があると思いますので、どうもその認識っていいますかが非常に、このたび拡幅される県道のそれから今度つけられようとしている区画道路の間というのはほとんどビル1つ分ぐらいしかないわけです、実際
問題。表からも入り口があり裏からも入り口があるというような、そら非常に理想かもわかりませんけれども、あえてそういうものをつくるという意味がなかなか薄いんじゃないかと思いますし、いずれにしても、やっぱり地元でそういう動きがあったわけですから、地元とこの道路の必要性とか設計について十分検討する必要があるんじゃないかと思うんですが、そこについて再度、考え方をお尋ねしておきたいと思います。 それから、松くいの関係ですけれども、慎重にということで御答弁いただいたわけですけれども、ちょっと関連してお聞きしたいんですが、これも昨年の私の議会質問に対する答弁で、松くい虫被害対策推進連絡協議会というのを毎年開いておられるわけですけれども、その昨年の6月の答弁の中で、必要に応じて参考人の意見を聞くと、入っていただいて御意見をうかがうようにしたいというふうに部長が答弁されているわけです。近々開かれるんじゃないかと思いますが、いつごろ開かれて、この会にやはり農薬調査等した市民グル―プなり招いて意見を聞くべきじゃないかと思いますけれども、その点についてお尋ねしておきたいと思います。
それから、水鳥公園の関係で、これからの検討課題だと、そういう研究体制とか国との関係とかいうのは今後できるようにしたいということで、まだ明確になってないわけです。明確になってない段階でやはり予算化するというのは非常に
問題ではないかと思います。そういう点で、ちょっと先ほど答弁がなかったんですが、この調査費の予算はどういうものですかということをお尋ねしておりますので、再度お答えいただきたいと思います。
それから、土壌凝固剤については、後ほど資料をいただいて私も検討してみたいと思いますので、またいただきたいと思います。
それから、がいな祭の関係ですが、市がどうこう言うことはできないという話だったんですけれども、ここはちょっと見解の違いになりますのでこれ以上言いませんけれども、やっぱり城の再建運動というのを考えた上でのシンポジウムなり、ライトアップなり、バル―ンというふうにしか受け取れませんので、そういうがいな祭の趣旨に反するような補助については、しかも何かお聞きしますと、バル―ンについては500万円で今もう製作発注してると、そのうち250万円が米子市の補助金であるということも聞いております。バル―ンは、10年、15年、将来使うことのようですので、毎年こういう
問題が出てくるんじゃないかと思いますので、やはりそこは市としてもっと慎重に考えていただきたいと、これ要望しておきたいと思います。
ただ1点お尋ねしたいのは、バル―ン米子城の設置位置についてちょっと確認しておきたいと思うんですけれども、これもですね、昭和53年と56年に城の何といいますか、城山の上にライト城という形で足場を組み立てて電飾城をつくられたことがあります。そのときに石垣が傷ついたりして、それで文化財保護審議会の方でですね、こういうことは二度とさせないということで確認して文書なんかもがいな祭振興会の方に出された経緯があるわけですけれども、そういう点で城の上にはもう設置できないということは前提だと思うんですが、であるならばバル―ン米子城というのをどこに設置しようというふうに考えられているのか、そこらあたりお答えいただきたいと思います。
それから、議案の43号の駐車場の関係ですけれども、先ほどの説明では財源見通しについて非常に不十分だと思うんです。国の補助率4分の1と一般財源4分の1、あと企業債5割ということはわかるわけですけれども、その企業債5割が国の企業債の元利償還に果たして交付金などが入って来るのかどうかによっては、これが全部一般財源に将来しわ寄せを受けるということも当然考えられると思うわけです。そういう点で、今後の米子市のやっぱり財政運営にとってどのような影響があるのかという点で、もっと丁寧なお答えをいただきたいなと思います。
それから、地下駐車場の考え方についてはかなり違うわけですけれども、一言、これはもう少し僕は論議して議会の中で十分事業化についてはすべきでなかったかと。例えば、先ほどの駐車場
問題検討委員会の答申というのもいまだに委員会にさえ提示されておりませんし、そういう中で、やはり既成事実が進んでいくということは非常に米子市政の運営上、
問題だと思うんです。やはりそういう論議不足ということで再検討を僕は求めたいと、このように思います。
それから、最後の工業用水の関係ですけれども、答弁の中では変更後の具体的な工程とか使用化学物質等についてお尋ねしたんですが、これに対する答弁がありませんでした。今の段階でどこまで把握しておられるのかということも含めてもう1回お答えいただきたいと思いますし、それから平成7年度に今の予定では日量3,000トンを水を利用する計画であるという話なわけですけれども、これはもしそれまでに県の工業用水の関係が間に合うということなのか、あるいは間に合わなければ米子市として何か手立てをとるということなのかもついでにお尋ねしておきたいと思います。
それと、さっきの使用物質等の関係するわけですけれども、今までのセラミック配線板の製造工程における富士通と米子市との環境保全協定というのが結ばれております。これについては、本会議の場でも指摘しましたけれども、その水質汚濁防止法とか大気汚染防止法とかそういう一般的な項目しかその協定の中での検査項目に入ってないわけです。それで今後、最近では環境庁の方もやはりトリクロロエチレンとかそういう大気汚染物資について、今までの基準では不十分であるということで見直しを進めなければいけないと。各地方自治体が先行してそういうものを環境項目に入れてるところもあるということで新聞に出ておりました。
そういう点で、今後事業計画を変更されるわけですが、当然協定見直しは代表質問の答弁でもありましたようにされると思うんです。そのときに以前の協定は、専門家にも相談せずに市がいわば勝手に業者と、企業と結んだという経緯がありましたので、今後は、特に内容も水使用なんかもふえるわけですから、やはりこの協定締結に当たっては専門家のアドバイスっていいますか、指導のもとにやるべきでないかと。そのために米子市でも公害対策審議会というのが条例において設置されているわけです。市長は公害防止対策等諮問できるわけですので、今回はやっぱり公害審に対して諮問すべきじゃないかと思うわけですが、その点について市長の考え方をお尋ねしておきたいと思います。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君) 公害審に対しての諮問でございますが、相談をしたいと思っております。
○議長(福谷 清君) 松岡
都市開発部長。
○
都市開発部長(松岡泰則君) 加茂町沿道区画整理事業についてのお答えでございますが、区画街路は必要ないではないかという質問でございますが、区画整理という事業手法上あるいは都市防災上、必ず必要であるというふうに判断しております。なお、これらの事業につきましては、地権者の皆さんと十分納得がいった上での事業推進ということになるかというふうに理解しております。
それから、駐車場の財政計画でございますが、企業債の関係でございますが、全体事業費の2分の1を公共事業債で賄うわけでございますが、据え置き3年、償還20年、現時点で金利 5. 5%というふうにうかがっております。
なお、財政投資計画でございますが、これは総合計画の財政投資計画の中にのっとって事業を実施するものでございます。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) お答え申し上げます。
初めの松くい虫の件についてでございますが、おっしゃるとおりでございまして、推進連絡協議会がございますので、開催時期としては4月上旬を予定しております。
参考人の件につきましては、その際御答弁申し上げましたように、状況を見て検討してまいりたいと思っております。
次に、水鳥公園に関してでございますが、今のアルゴスシステムがそういったところの支援を受けられないとなかなか実施が困難であるのにということで御質問がございましたが、我々といたしましては、現時点でそれなりの見通しをつけております。
それから、がいな祭のバル―ンの設置についてでございますが、設置位置につきましてはまだ確定をしたというぐあいにはうかがっておりませんので、どこでされるかということも含めて検討がされるものと思います。
それから、米子富士通についてのお尋ねでございますが、大変失礼を申し上げましたが、工程、使用物質等の御質問もございました。これにつきましては、現在まだ詳細な内容と申しますか、話をまだ聞く段階ではございませんので、そういった点につきましては、今後十分把握をして考えてまいらねばならないことであるというぐあいには感じております。
それから、平成7年度とおっしゃいましたけど、あるいは私が7年度と言ったら間違いでございまして訂正さしていただきたいと思いますが、今のところ、平成7年にはということでございまして、非常にまだ不確定な要素もございますのでそういう言い方をしたわけでございますが、7年には3,000トン程度は必要であるという話をうかがっておりまして、この話を率直に県の方にもお願いをいたしまして、極力間に合うようにお願いをしておるところでございます。したがいまして、公害防止協定につきましては、代表質問でも市長がお答えいたしましたとおり、今後の推移を見て検討していかなければならないことであろうと考えております。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 暫時休憩いたします。
午後3時26分 休憩
午後3時47分 再開
○議長(福谷 清君) 休憩前に引き続き会議を開き、議案に対する質疑を続行いたします。
なお、質疑の場でありますので、発言は自己の意見等にわたらないように、簡潔にお願いします。
次に、5番大谷輝子君。
○5番(大谷輝子君) 全協における質問ができない状態がありましたので、ちょっと数が多いんですけれども、まず議案第6号の国保条例の一部改正についてですけれども、今まで値上げをされますときには、ちょっと議会から議会の間ぐらいに、詳しい資料を出してそして説明されましたけれども、今回それがございませんでしたのでお聞きしたいというふうに思います。均等割の
引き上げで各所得ランクごとの国保料がどう変化するかっていう説明をしてほしいと思います。まだ教民でも論議がされますけれども、大まかなところはぜひお願いしたいというふうに思います。
6号の2つ目の
問題は、滞納世帯は低所得層がこれまで圧倒的でありました。今回資料が出されておりませんので、所得ランク別の滞納状況を説明していただきたいと思います。この国保の値上げが市民生活に与える影響というのが大変大きいことと、収納率についての
問題もこの国保料とかかわって大きくなってくると思いますので、当然検討されていると思いますので、そこをお聞きしたいと思います。
第2は、議案7号の乳幼児の医療費の助成の改正でありますけれども、市長は、3歳までの無料化を公約されておりました。当然、今回の1、2歳までの入院の検討に当たってはそのことが検討されていると思います。それでこの2歳までの入院の負担に通院の負担を加えるとどういう計算になるか。また3歳までしたら幾らぐらいになると検討されましたかということと。早期発見と徹底治療で効果を上げるためにこの助成制度は必要なわけですけれども、通院の場合が非常に多いと思うんですよ、その点はどのように検討されたかお伺いしたいと思います。
次は、議案第34号1993年度の一般会計でありますけれども、企画費の大山リゾ―トの推進協議会及びリゾ―ト開発関係費についてであります。
一般質問で行いましたけれども、国土庁、環境庁の見直しとこの報告に基づいて市としてどんな検討がされたかということは御答弁がありませんでした。今やこれが一番大きな
問題だと思いますので、あそこで言われている環境の
問題や家族で1週間程度滞在できるそういう料金の施設とか、企業任せでなく主体的にやるという
問題です。それと住民の反対が起こっているということから、住民に最初から参加させたり知らせるという点を言ってるわけですけれども、そこはどういうふうに検討なさいましたかということです。
2つ目は、シャロンの自己資金、これは議員としても、崎津の二の舞は許されないということ、これはもうはっきりしてると思います。そういう点で、自己資金や事業遂行能力について独自の調査がどこまでできてるか、そういうことについて。そして、このことが地元に説明をして地元の同意をとるというようなことがされてるかということと。地元の意見はどういう意見だ、地元や地権者に今同意をとっているわけですから、100%の同意がなければできないと思うんですけれども、その状況というものを少し具体的に、何人中何人とか、何自治会中何自治会というふうにお聞きしたいと思います。
それから、中海周辺地域
整備計画策定についてでありますけれども、指定に向けての計画策定費680万、この事業内容についてお伺いしたいと思います。一般質問のときに、市長さんが県境を越えて、可能性の
問題ですね、指定の、その方がよいといういわゆる可能性があるという意味の答弁をされてたと思いますが、私はこれは広域行政圏構想と符合するものだとは思いますけれども、根拠は何かということです。
それから、非常に地元の不況対策ではそれほど積極的でないけどもこれには積極的なんですが、国は地方へ何を持ってくるかはっきりしていないと思います、今の時点で。またその際の地方の負担ですとか明らかになってないと思います。この事業を進めるに当たって、相当市の財政的負担が大きくなって、市民のための本当に必要な事業に支障を来すことにならないかという点で非常に心配するんです。その点でどういうふうに検討して一生懸命になっていらっしゃるかお聞きしたい。
それから、民生関係の質問ですけれども、1つは、在宅介護支援センタ―の
問題なんですけれども、やっぱり全面委託でなく市職員の一定部分、指導的役割といいましょうか、配置が重要ではないかと思います。24時間体制でなくてはこれはなりませんから、そのためにも、全体の奉仕者としての献身、公平性、プライバシ―など人権を守る上でも、営利目的の民間に全面委託をすべきではないのではないかということです。
2つ目は、老人ホ―ムの委託料に関してですが、一般質問で行いましたけれども、市町村が入所の事務をすることになるわけですけれども、老人ホ―ムで病気になって病院に入院させた場合、ホ―ムが、病院から退院を求められたら老人ホ―ムで扱うというのが筋だというふうに思いますけれども、こういう点について、その体制について検討すべきじゃないかと思います。
それから3つ目は、老人保健福祉計画の対策費についてですが、やっぱりはっきりしないんです。それでどういう方たちが、どういう体制で、どういう順序でされるかということが本当はもう一覧表にして出されまして、こういうのでやりますよってボンと出されますとあれこれ回りくどい質問しなくてもいいんですけども、ぜひ今回はそれを出していただきたいと思います。
例えば、実態分析について非常に専門的な知識が必要だという点で米子市の実態で思いますのは、質問に対して、痴呆老人が45人だっておっしゃいました。おかしいと思うんです。東京中野が30万で1,550人、それから大山町でも19人なんです。そして計画に当たっては、例えば痴呆老人の場合は、E型の施設ですね、デイサ―ビス施設つくるわけですけれども、その数が初めから実態に合わないものになってしまうというような、例えばこの
問題で例に挙げますとね。それで実態把握のところから、保健婦さんやホ―ムヘルパ―や看護婦さんや老人ホ―ムの担当者や介護者が参加していく必要があると思います。そういう点で、内部での検討と市民参加の検討の体制をきっちりと、理念を含めてお聞きしたいと思います。
4つ目は、総合福祉センタ―の設計費予算化ということなんですけれども、私はどうしても場所が決まっていないのに、大方のめどもついていないのに設計の予算というのは、これはすごくおかしいなと思っています、やり方が。それで場所についても市民の意見もあると思うんです。議員の意見もあると思うんです。そういう点では、もうこの議会に明確にある程度のところは出されるべきじゃないかというふうに思います。
それから、この福祉センタ―の役割について、どんなセンタ―が必要か市民の声を広く聞いてやっぱり設計に生かされなければならないと思うんです。そういう点が、この設計費に組まれている現在、どういうふうにされようとしているかということであります。
6番目は、国保会計の繰出金であります。4億6,178万9,000円でありますけども、このうちに国の交付金に算入されてる金額とその他の国庫負担、合わせて国庫負担が一般会計に入ってこの繰出金となる金額は幾らかということをお伺いしたいと思います。
それと、来年度の国の予算に当たって、国保の保険基盤安定制度、それが460億マイナス、国保の事務負担金104億削減となっていますが、これらの影響っていうのはどういうふうになるかということです。
それから、放課後の対策なんですけど、児童福祉の方なんですが、夏休み、春休みの長期の休みも、福祉事務所にかわったわけですから、児童福祉法に沿って実施する必要があると思いますが、その点と全校区で実施する検討が必要ですけれども、そこらあたりどうなんでしょうかということです。
それから、保健衛生費なんです。これは伝染病の予防対策費5,294万9,000円に関連して質問するんです。予防接種なんですけども、大体インフルエンザを初め予防接種の全国の接種率と米子市の接種率、それから副作用についての徹底の仕方、不幸にして副作用の被害を受けたときの対応の
問題なんですけど、これらはどういうふうに住民に知らされているかということが、まず1点聞きたいわけです。
それと、インフルエンザの接種率と効果ということについては、本当にこれは国民からだんだん見離されている状況に、数パ―セントっていう県もできていますので、なってきてそういう引導が渡される前に、専門家としてもう本当にやめることが大事だと思いますけど、このことと。
それから、三種混合は中止すべきじゃないかと、副作用の面で。それで麻疹、風疹、オタフク風というのは、それぞれ個別の分だけを残して父母が選択できるようにすべきじゃないかと思いますが、どうでしょうかということですね。
それから、衛生費の妊産婦の栄養強化、牛乳支給が非課税世帯だけになりました。これは私は女性として大
問題だと思っています。一生の健康にかかわる母体の中での赤ちゃんの成育と母体の健康という点で、母子の保健という立場でありまして、こういうふうにされますと本当に貧救対策になっちゃってると思うんです。そういう点でなぜなのかということをお伺いしたいと思います。
それと、廃棄物処理基本計画がやっとという感じで予算化されるわけですけれども、これも本当に今ごみ
問題を勉強したり、ごみ処理にかかわっていたりという市民も含めまして本当に広い人たちの意見を聞いてつくる必要があると思うんですが、そういうふうにされるのか。それと何を教訓にして、また参考にして進められようとしていますかということです。
それから、商工費の新しいふるさと資金、地域総合整備財団の資金なんですけど、貸付金5億4,000万ですけれども、なぜこのような制度が突然に出てきたのか。国との関係があるのかということですけども、地元の中小企業が本当に不況で困っている中で、その特別融資の
問題は予算化されずにこれが加わったということを、私は大変疑問に思っています。それで1億円以上の投資という条件があります。しかも借金による投資なんです。5人以上雇用というこの条件ですけども、地元の業者で具体的に要求があったのか。そしてどういう業者が使われるというふうに思われてるのかということです。
それから、商工費の市街地再開発です。都市計画から商工に回ったわけです。それと今までデベロッパ―を探してるということでした。それは決まったのかということです。それがバブルの崩壊で各地でいろんな影響が出てますけど、そういう点であるのかと。それから残りたい人がどれだけ残れるかというふうに、事業になるかということをお聞きしたいと思います。
教育費、中学校給食検討委員会活動費473万2,000円ですけども、生徒、保護者、教師に対するアンケ―ト実施がされようとしています。教育の一環としての中学校給食の意義とかやっぱり新しい学校給食指導の手引き、内容を含めましたね、そういうこととか、現在の給食センタ―の反省点など、教育委員会としての正しい指導内容を明確にして、父母や子供や先生が正しいアンケ―トに答えられるようにすべきだと思いますが、その点どうでしょうかという質問なんです。
それから、給食食器の予算が組まれています。私は、ぜひ父母に公開して見てもらうことが大事だと思いますが、ランチ皿がまたああいうふうなんでマナ―の改善につながらないのではないかという意見が出ています。そういう点で、もう一つ強化磁器の食器も試験をしてもらってというですか、一緒に検討してもらって決めるべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
それから、教育費の豊かな人間づくり事業の平成3年度の事業の教訓をことしどう発展させようとしていらっしゃるかということをお伺いしたいと思います。
社会教育費の図書館費、図書購入費が平成4年度も1,000万、そして来年度の予算でも1,000万削られるということですけれども、おくれて出発した図書館のその整備をしていくという点で、私はこれは非常に
問題だと思います。その点でなぜなのかと、本当に合意を得られたのかということをお聞きしたいと思います。
2つ目のこの図書館の
問題は、図書館のみでなく司書とか学芸員などのこの文化事業外郭団体の専門職に対する待遇は本庁並みに考慮しないといけないと思うんですが、そういう点でどうなんでしょうかということをお聞きしたいと思います。
以上、お聞きしたいと思います。
○議長(福谷 清君)
森田市長。
○市長(
森田隆朝君) 中海周辺地区
整備計画について県境を越えた方が有意義であるというお話は、これは鳥取県と島根県の商工会議所が共催でやりました安来市における講演会で国土庁の六波羅審議官がそう申されたわけでございます。
以下、担当部長に説明をさせます。
○議長(福谷 清君) 亀山
市民生活部長。
○
市民生活部長(亀山 良君) 初めに、均等割の
引き上げに伴って、保険料の変化ということでございますけれども、今回議案をお願いしとるところでございますが、4月から、
国民健康保険法施行令の改正に伴うものでございまして、保険料の算出根拠の1つである所得割の中間層の負担の軽減と被保険者間の負担の公平化、それと賦課割合の調整を趣旨といたしております。
内容といたしましては、賦課限度額を46万円から48万円に、法定軽減のある4割軽減世帯に1人当たりの基準額を22万5,000円から23万円に、所得割を 8. 6%から 8. 3%に、均等割を1万8,000円から1万9,400円に改正をお願いしておるところでございます。保険料総額といたしましては、賦課割合の調整でございますので、増額ではないことを申し添えておきます。
例えば、3人世帯の場合を3つほど例を挙げてみたいと思いますけれども、3人世帯で50万円の所得の世帯でございますけれども、平成4年度と5年度を今予算案で出していただいておりますそれで比較いたしますと、1,900円の
引き上げになります。これは法定軽減の4割世帯でございます。それと同じく3人世帯で250万円の所得があった場合にはマイナス2,400円の引き下げでございます。今度は600万円の世帯の場合には、
引き上げ2万円ということになります。
次、2番目の滞納の所得ランク別の内容でございますけれども、今ここに資料を持っておりませんので、後日提出さしていただきたいと思いますが。
それと、3歳未満児の通入院の見込みをどう見とるかということでございますが、単純に計算いたしまして現在の実績でいきますと、ゼロ歳の場合に3,720万円を支出いたしております。これは平成3年度でございます。それを単純に3倍いたしますと約1億1,200万という数字が出るわけでございます。
それと、国庫の財源の内訳でございますけれども、4億6,178万9,000円の内訳でございますが、職員給与費といたしまして1億4,264万3,000円、助産費が2,688万円、財政安定化支援事業に対するものが1億4,176万6,000円、基盤安定対策費に対するものが1億5,500万円、計4億6,178万9,000円を見込んでおるところでございます。
その減に伴うものでございますが、助産費はこれは実績によるものでございまして、それ以外は職員給与費が2,000万ほどふえておりまして、財政安定化支援事業、基盤安定事業は、大体前年度並みということでございます。
次に、予防接種率の米子と全国の比率ということでございますが、平成3年度の米子市の分は出てはおりますけれども、全国の率というものは持っておりません。御理解をいただきたいと思います。
それから、副作用に対するものにつきましては、接種の都度、保護者に対しまして、チラシ等で周知をして実施をしておるところでございますので、御理解を賜りたいと思います。
それと、インフルエンザの率でございますけれども、これは平成3年度の実績ですが1万2,636人実施しておられます。
それと、妊産婦の栄養強化事業につきましては、近年、食生活も改善されましたし、また妊産婦の保健指導を通じまして、妊娠時の栄養強化の必要性についての理解と認識も高まってまいりましたので、本事業の趣旨であります妊産婦の健康の保持及び増進を図ることの目的は達成されたものと判断したことにより見直しをしたところでございます。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 吉川環境部長。
○環境部長(吉川義光君) 大谷議員の質疑にお答えいたします。
廃棄物処理基本計画についてということでございますが、この一般廃棄物の基本計画は廃棄物処理及び清掃に関する法律に基づきまして実施するものでございます。内容といたしましては、施設の整備を初めといたしまして、廃棄物の減量化、資源化、有効利用、それから収集運搬、効率化等の推進による処理経費の節減、さらには財源の確保等、一般廃棄物にかかります長期ビジョンを明確にするとともに、それを実現するための具体的な施策を盛り込んでおるところでございます。
お尋ねのこの策定に当たりましては、廃棄物処理検討委員会はもちろんのことでございますが、市民の皆さん方の意見を聴取しながら、さらにまた他市の資料収集、視察研修等実施いたしまして、本市に即した実効ある基本計画を策定したいと、このように考えております。
以上です。
○議長(福谷 清君) 田沢企画部長。
○企画部長(田沢善雄君) リゾ―ト関係についてお答えしますが、まず第1点のこのたび国土庁の総合保養地域整備研究所が発表されたことについてのどのように検討してるかということでございますが、このリゾ―ト報告によりますと、まず第1点には、このリゾ―トというものについては、長期的な展望に立って考えるべきだというのが大前提になっておりまして、その理念といたしましては、安くて家族が楽しめる施設、それから地域の振興になるような施設、それから自然環境を破壊しないというこの3つが柱になっておるわけでございますが、こういったことを踏まえまして、この大山国際村リゾ―ト構想につきましては、そういった趣旨を十分に反映するように今後指導してまいりたいというふうに考えているところでございます。
それから、2点目のシャロンの事業の遂行能力云々ということでございますが、これにつきましては、先日市長の方からも答弁いたしましたように、市としては企業調査等を進めておりまして、それなりの判断をいたしております。
それから、地元の方々へのそういった能力についての御説明でございますが、これにつきましては、地元の協議会並びに自治会、地権者の方々の説明の段階にシャロンも同席いたしまして、その会社情報なり企業意欲、そういったものを説明してまいっておるところでございまして、その点で御理解願いたいと思います。
それから、中海の周辺
整備計画についての御質問で事業内容ということでございましたが、今年度につきましては678万4,000円を5年度予算として計上いたしておるところでございますが、その主なものといたしましては、中海周辺、この一帯地域2,700平方キロでございますけれども、これにつきましての事業計画を策定するということで600万円計上いたしております。その他につきましては、会場費等を予定しております。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 佐々木
福祉事務所長。
○
福祉事務所長(佐々木 亮君) 介護支援センタ―につきまして全面委託というようなことの御質問でございましたが、介護支援センタ―の設置につきましては、厚生省は、在宅福祉サ―ビスまたは保健医療サ―ビスの実施機関と機能的に連携した運営を確保し、夜間の相談に対応する必要もあると。そういうことから終日にわたって機能をしており、かつこれらのサ―ビス実施機関として積極的に活動している特別養護老人ホ―ム、あるいは老人保健施設等に併設したセンタ―において実施することを原則といたしております。本市につきましては、この厚生省の考え方に沿って対応するのが適切と考えているところでございます。
全面委託等の委託の
問題につきましては、民間施設におきますきめ細かいサ―ビス、あるいは終日対応というような状況からいたしまして、委託するのが今までどおりやっていくのが適切であろうと考えておるところでございます。
それから、老人ホ―ムにつきまして、病院から退院を求められた際には引き取るべきではないかというような措置に関する御質問でございましたが、俗に言いますと、施設か病院かというような話になるわけでございますが、一般質問等で御質問になりました事例等につきましては、施設としてそれなりに命を預かる施設として、それなりに対応できるような状況でないというような状況から病院で現在おられるというようなことであったようでございます。いずれにいたしましても、要は本人さんにとってどのような措置がその場面で適当であるかというようなことに相なろうかと思います。いわゆるケ―スバイケ―スで、関係者と協議いたしまして適切に対応するということに相なると考えております。
それから、老人保健福祉計画について、特に数字等がおかしいのではないかというような御指摘を受けておるようでございますが、御案内のとおり、実態調査につきましては、昨年の8月1日現在で民生児童委員による高齢者全員について、一応生活実態等について調査をいたしたわけではございますが、虚弱老人、寝たきり老人、あるいは痴呆性老人等に該当すると思われる者につきましては、専門的な知識を備えた保健婦、あるいは看護婦等が抽出調査を別途いたしておるものでございますので、御理解をいただきたいと思います。
なお、全容も見えにくいというような御指摘、手順等についてもわかりにくいというようなことでございますが、一般質問の中でお答えしたような状況でございます。
それから、総合福祉センタ―の設計委託について、場所等も決まっていないのにおかしいではないかというようなことの御質問でもございましたが、総合福祉センタ―の設計につきましては、本市と類似する他市の施設等を参考として地質調査費とともに概算額として予算措置をいたしたところでございます。今後定める予定の基本構想の建設位置、施設規模、機能等施設踏査が出た段階で、それに基づき取り組むということにいたしているところでございます。
以上でございます。
○議長(福谷 清君)
山岡教育長。
○教育長(山岡 宏君) まず、中学校給食検討委員会でのアンケ―ト調査についての御質問でございますが、学校給食法に基づく学校給食の教育的意義につきましては、かねてより検討委員会に対し、資料を提供するなどして検討委員の方々に十分御理解いただいているものと認識いたしております。その中でアンケ―ト調査の内容とか方法につきましては、今後検討委員会で十分討議され、教育見地に基づいた客観的で公正な調査がなされるものというぐあいに考えております。
次に、食器を父母に公開してはということでございますが、食器検討委員会及び選定委員会の皆様方は学識経験者、あるいは小学校のPTAの代表の方、小学校長の代表、給食主任の代表、栄養士、調理員の代表に加わっていただき十分に検討していただいた結果選定したものであり、十分御理解はいただいておるものと考えております。
なお、食器の公開の必要がございましたら、御連絡いただければ対応したいと考えておりますし、既にどういう食器か見してほしいという団体の代表の方もいらっしゃいまして、見ていただいておるところでございます。
3点目の御質問で、豊かな人間づくり事業の内容、結果についてでございますが、この事業は、各学校の特色を生かした教育活動のための経費として、年間各学校に10万円ずつつけていただきまして、学校が自由に使用できるということでお願いいたしたものでございます。
実施事業の内容でございますけれども、各学校まちまちではございますけれども、例えば、第2土曜日の地区のお年寄りとの交流事業とか、あるいはお年寄りとのゲ―トボ―ル交流の開催、それから一輪車の購入とか、一鉢運動のための植物採集のための鉢代とか、土代とか種代とか、あるいは学校園の整備、それから文化祭の開催等が挙げられますが、各学校の特色を生かした活動として成果を上げておるものというぐあいに理解いたしております。来年度につきましても、引き続き実施したいというぐあいに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
最後に、図書館の購入費の減額についてでございますが、議員さんおっしゃるとおり、昨年度は3,000万円でしたけれども、ことしは2,000万円であったと、1,000万減であったということについてだと思いますが、図書館は生涯学習の中核的施設として重要な役割を果たすものと認識いたしており、引き続き新刊図書や視聴覚機器の購入など資料の充実に努めますとともに、一方では、図書館機能を十分に発揮するため、平成6年度中にコンピュ―タ―システムの導入を計画しており、蔵書の整理など準備作業も急がねばならないところでございます。コンピュ―タ―導入に伴う諸経費といたしまして1,100万円など、新年度は全体といたしまして530万の増額をお願いいたしているところでございますので、御理解賜りたいというぐあいに思います。
次に、司書を初めとする事業団の職員の待遇改善でございますけれども、逐次改善のため努力を図っているところでございまして、昨年4月に教育文化事業団の職員の給与の見直しが行われたところでございますが、今後とも努力を重ねてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいというぐあいに思います。
また、職員の研修費の増額でございますが、御指摘のように、司書等専門職の研修は必要というぐあいに認識いたしております。司書の研修につきましては、県立あるいは市町村図書館で構成いたしております鳥取県図書館協議会主催の研究会への参加を初め県立図書館の研修会が県内各地で計画されており、積極的に参加に努め、職員の資質向上に努めてまいりたいというぐあいに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) お尋ねの商工費に関しまして、お答え申し上げます。
初めの地域総合整備貸付金についてでございますが、これにつきましては、先ほどなぜ今かということでございましたが、御案内のように、これは自治省の方で平成元年度でしたか国の方で創設されまして、本県におきましては平成2年度から実施されております。したがいまして、本市の活性化につながる制度は積極的に導入して施策を講じていく必要があるという考え方から設置をしたものでございます。
それから、要望があったかとかどういう業種かとかいうようなお尋ねでございましたが、以前にもこういう制度があれば借りたいというようなことは仄聞したこともございますしあれですが、現時点でのそういったことについては差し控えさしていただきたいと存じます。
それから、市街地再開発事業についてのお尋ねでございますが、現在紺屋町周辺地区再開発準備組合が設立されておりまして、そこで地元関係者の地権者の合意形成と申しますか、そういった運動とあわせてキ―テナントを探しておられるわけでございまして、地権者の合意形成などについては精力的にやっておいでになりますが、キ―テナントにつきましては、いまだ決まっておらないというぐあいに聞いております。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 佐々木
福祉事務所長。
○
福祉事務所長(佐々木 亮君) 一生懸命メモしておった関係でどうも聞き漏らしておったかもしれませんが、ちょっと違っとったら、済みませんが、また御指摘いただきたいと思います。
放課後児童対策につきましては、児童の数、空き教室等開設にかかわる諸条件が整いますれば開設をいたすということにいたしておるところでございます。
○議長(福谷 清君) 5番大谷輝子君。
○5番(大谷輝子君) さっきのは後でもう一遍聞きますから。
国保なんですけれども、私が一番聞きたいことに答えていただいてないと思うんですけども、それはですね、今収納率の
問題は米子市にとって非常に重要だし、納められない人はとても苦しんでいて生活を圧迫されてると、保険証は短期保険証という状態がございますですね。そういう意味で、例えば今言っていただきました3人世帯で50万のところが1,900円上がると、250万のところは2,400円減るということでしたね。
だから、言えば今日はデ―タを出していただけませんのでお願いをしておきましたんですけれど、出していただいてないわけです。聞き取りのときにお願いしておきました、はっきりと。で、詳しいことはわからないんですけれども、生活保護以下、またそれすれすれの状態の人たちが、つまり国民の生存権にかかわる生活保護、憲法第25条で保障しなければいけないと言ってるところが上がっていくということは、私は徴収率は落ちるというふうに思います。
ですからそういう点で、本当に国保運営協議会にどういうことを検討していただいたんだと、そしてその事実はこうだと、その中でどういう意見が出てこれが認められたんだという資料が当然議会にも出されるべきだと思います。私たちは本当に市民の健康だとか、生命だとかそういうものを守っていくためにここで論議するわけですから、どうしても私は教民の検討までには出していただいて、本当に一層生活保護以下の所得の人たちを追い詰めるような、そういう料金にすべきではないと。憲法を守ってそこのところを保障すべきだという、そういう料金にすべきだという点で本当に強くこのことは言っておきたいと思います。ぜひその収納率云々の
問題で質問してることについても、言えば一覧表がなくてもどこの部分が一番納められないか、苦しんでるかということについてどうなるのか、どう検討されたのかということは言っていただきたいと思います。
それから、乳幼児の
問題ですが、先ほどの答弁は、2歳までの通院を加えると1億1,200万になるということだったんでしょうか。はっきりと言っていただかなかったのでわからないんですけれども。その点でですね、早期発見、徹底治療で効果を上げるために入院のみじゃなしに通院もすべきじゃないかという質問しておりますので、そういう答え方をしていただきたいというふうに思います。
それから、大山リゾ―トの
問題ですけれども、はっきりとその企業の自己資金とか事業遂行能力ですとか、そういうものについて議会や住民が検討できる資料を出さなければ、崎津のようなことはいたしません、今回はきっちりとそのことを調査しておりますっていうふうに言われても、住民も議会も、ああ、そうですかと言うわけにはいかないというふうに思います。そういう点では一度犯した
問題、崎津の
問題を見ますと、全国の状況を見ると、なぜシャロンだけがそんなにうまくいくのかというふうに疑問を持たざるを得ません。
それと、地元の意見ということを、状況、例えば具体的に聞きましたけど、答えられておりませんので、答えてください。
それから、中海の周辺地域
整備計画の策定の
問題、地方拠点都市地域としての計画を策定する
問題なんですけれども、六波羅審議官がおっしゃったということで、やっぱり国が考えております広域行政圏構想とこの県境を越えてもいいという考え方は一致すると思うんです。そういう点で、今本当に米子市として、ここに向けて情熱を傾けるんじゃなしに、既存のこの米子市内の業者、農業、そういうものを活性化していく、そのことが失業の面でも、経済の面でも大事ではないかと思いますので、もう一度お伺いしたいと思います。 それから、在宅介護支援センタ―の
問題なんですけれども、公務員を配置して本当に住民のプライバシ―も保護しながらこの在宅介護支援センタ―が運営できるようにするという、そういうところについてお答えがなかったと思います。民間で大丈夫というお答えしかなかったと思います。私はそういう観点で質問しておりませんので、お答えいただきたいと思います。
それから、老人ホ―ムの委託に関する
問題でホ―ムから入院して退院する場合はホ―ムに入所させるべきではないかという
問題については、今は医療の
問題についての改善はともかくといたしまして、行政としてできることなんですね、このことは。その点についてどう思うか。そして検討して本当に入所できるように、もとに返るようにするべきではないかという質問でありますので、お答えいただきたいと思います。
それから、老人保健福祉計画の策定の
問題でありますけれども、ぜひ私は機構図のようなものをつくって内部検討のやり方等決定に至るまでのプロセスをぜひ明らかにして議員も住民も職員も検討できるようにして本当に住民参加で行うべきではないかというふうに思いますので、お答えいただきたいと思います。
それから、福祉センタ―の設計費について、他の施設を参考にして云々というお答えですけれども、場所を含めて住民の声を聞く必要があるわけです。そういう中で、場所についての選定がどこまで進んでいるかということさえ明らかにしないで設計にかかるということはどういうことなんですかという質問してるんですから、それとセンタ―の役割についてもお伺いしたいと思います。
国保の繰出金のでは、これはよくわかりました。だから、今まで国保料が上がって払えない人たちがあるために一般会計から繰り出ししてそして引き下げるようにという要求してきました。今回は、結局は一般会計からの支出はゼロというふうに判断します。これは国から来るものがそのままトンネルで国保にいってるだけという点で、今までやってきたことをやらなくして値上げをするのではないかというふうに私は思いますので、その点についてお伺いしたいと思います。
それから、放課後対策については、空いた教室ができてからという
問題ではなしに、春休みとか長期の休みを児童福祉法に基づいてすべきではないかという質問に答えられておりません。
それから、ふるさと資金の
問題についても、例えば米子市の中で1億円以上借金して事業を始めるとか増設するというのはどういうところが対象になると現時点で考えられるかということを聞いております。
それから、市街地再開発の
問題について、例えば、杉並区の高円寺のJR駅付近の今再開発進んでいますけれども、ここでは都がはっきりと住民の七、八割は出て行くことになるであろうと公言しています。そういう点で、地元の人たちがどんなふうに言ってらっしゃるのか。本当に残りたい人が残れる計画としてこの進める予算をつけられたのかを明確に答えていただきたいというふうに思います。
それから、三種混合の
問題については、はっきりお答えがなかったと思うんです。例えばインフルエンザの接種の効能という点では、大体70%の人たちが接種を受けなければ効果は期待されないというふうに言われてるんです、専門家から。そういう点で、人数ではなくどれだけの率で行っているかということをお答えいただきたいと思います。
それから、妊産婦の栄養の点なんですけど、これは本当に、目的が達成されたっていうふうに言われましたけれども、今の労働者のしかも若い低所得の労働者の現状というのは、そんなに達成されたというような状況では生活上でもないと思います。そしてむしろ本当に母性を社会的な機能としていよいよ大切にして健康な赤ちゃんを生むために積極的に検討されているかどうかという点ではちょっとわかりませんので、もう一度その検討内容をお聞きしたいと思います。
給食食器の
問題につきましては、陳情も出ているようですから、これから後、論議や討論が行われると思いますので、それであれしたいと思います。
それから、教育長さんが図書費のことについて、コンピュ―タ―導入に予算をふやしたのでというお話でありましたけれども、実際には約束した本当に
問題でもあるし、いよいよそういう社会教育の中核としての図書館の本の購入費は減らさないで施設、コンピュ―タ―導入についての予算化を多くすべきだというふうに思います。
それと、私が質問しました、もちろん文化事業団全体の職員の市の職員並みの賃金、待遇アップというのは必要でありますが、司書とか学芸員の専門職に対する待遇、これをやっぱり明確にすべきじゃないかということも聞いておりますので、以上、お願いします。○議長(福谷 清君) 亀山
市民生活部長。
○
市民生活部長(亀山 良君) 御質問の第1点でございますけれども、運営協議会でどう検討されたかということでございますが、私たちの資料に基づいて各界の代表に基づきまして誠心誠意検討をしていただいたというふうに思っておりますし、今回の料金改定といいますのは、米子市の保険料全体で見たときには増額というふうには考えておりません。賦課割合の調整ということで今回はお願いしたという経緯がございます。
それと、所得の低い方につきましては、法定軽減というものがございまして、6割軽減、4割軽減ということがございますので、応益のそういった軽減の特典を受けられるわけでございます。それと所得の高い方におきましては、賦課限度額で抑えられるということから、今回は中間層、特に全然恩恵のない中間層の負担軽減といいましょうか、そういった目的で改正をお願いしとるものでございます。
それと、医療費のこの3歳未満児でございます。先ほど言いましたのは、ゼロ歳児の実績が3,720万ほどでございますので、それの約3倍いたしまして1億1,200万と申し上げたところでございます。
なぜ入院のみかということでございますけれども、従来から、この制度は県と協調して実施した経緯がございます。特に3歳未満児の入院の場合の本人の負担金が、県平均で9万円と高くなっておりますので、その保護者の負担の軽減を目的として実施するものでございます。
それと、三種混合の実施率でございますけれども、平成3年度の実績でいたしますと、9 3. 5%実績がございます。
それと、妊産婦の牛乳の検討ををどうしたかということでございますが、市といたしましても、いろいろな事業がございますので、見直しをいたしまして、これにかわるいわゆる3カ月から24カ月のやはり必要な個別接種をということを取り入れた経緯もございますし、いろいろ新しいものを取り入れながら見直していくということもやっておりますので、御理解を賜りたいと思います。
○議長(福谷 清君) 田沢企画部長。
○企画部長(田沢善雄君) 第1点、リゾ―トの
問題について答弁しますが、このシャロンが事業遂行能力があるかどうかについて地元の意見はどうであったかということですが、同意等についての
問題でございますが、これにつきましては、先ほども申し上げましたように、説明会等しまして現在の構想計画をお話しし、それに対しての同意を現時点21名の同意を得てるというのが現状でございます。
それから、中海計画でございますけども、中海周辺地域
整備計画につきましては、この地域振興活性化を図る上でそれなりのポテンシャルを持ってるということから、この事業を関係市町村一致してやっていこうということの中で進めていることでございますので、御理解願いたいと思います。
○議長(福谷 清君)
山岡教育長。
○教育長(山岡 宏君) 学芸員の優遇改善の件でございますけども、同じ文化事業団の職員として昨年4月に給与の見直しを行ったところでございますので、他の職員とあわせて今後も努力さしていただきたいというぐあいに思いますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(福谷 清君) 佐々木
福祉事務所長。
○
福祉事務所長(佐々木 亮君) 介護支援センタ―の運営について、市職員でということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、運営に当たりましては、終日対応その他いろんな事業を考えますと、現在の委託方式が適当であろうと考えておるところでございます。
それから、老人ホ―ムの、入所していた者が入院した場合は、そのまままた入所させるようにということでございますが、先ほど申しましたように、あくまでケ―スバイケ―スの事情というのが生ずるものとも考えられますし、入院後の状況変化等もあるかもしれません。あくまで状況において、施設長の判断、福祉事務所等の中で、どうしていくのかというようなことの
問題になろうかと考えます。
それから、老人保健福祉計画についての全容がしっかりしないし、プロセスをきちんと明確にということでございましたが、取り組みが若干おくれておりまして、確かに御指摘を受けるようなわかりにくい面があったかとは思いますが、その策定に係る順序、手順等につきましては、今までの答弁でもお答え申し上げておるところでございます。
それから、総合福祉センタ―の設計に関してでございますが、構想懇談会のそれなりの結論がまとまり市の意思決定がきちんといたしますれば、直ちに平成7年度早期完成を目指して準備をしていくというような状況の中で、概算を見積もらさせていただいたというのは先ほど御答弁申し上げたとおりでございます。
以上です。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) 商工費の関係についてお答え申し上げます。
いわゆるふるさと融資につきましてどういう業種が該当するのかということでございましたが、業種によって選別するということではなくして、例えば、この貸し付け対象者の基準と申しますかそういうことを二、三申し上げてみますと、1点が広域性、事業採算性、低収益性等の観点から実施される事業であること。新規雇用者の増加が5人以上であること。設備投資の総額、用地費を除くが1億円以上であること、そういうような地域の活性化に寄与するようなことを対象事業といたしております。
それから、紺屋町の再開発事業でございますが、杉並区の方で居住者が減っておるということでございましたが、本市におきましては、そういうことにならないように商業者のみならず住居される方も共存共栄できるように考えておるところでございます。
○議長(福谷 清君) 本日の会議時間は議事の都合により、これを延長いたします。
次に、4番竹内利友君。
○4番(竹内利友君) 議案第34号の93年度米子市
一般会計予算にかかわる
問題でお尋ねします。
総務費の暴力追放鳥取県民会議の出資金についてであります。これはもともと県が出すべきもんだと思いますが、昨年ああいう経過で出し、続いて今回も出るようになっているんですが。今度、姫路市などを視察してまいりまして、暴力団がいろいろと経済的な活動にまで関与して暴力と経済活動に干渉してくるというふうな状況がありますので、この県民会議が開設されてからどういうふうな相談がどのように持ち込まれているのだろうかということを、まずお聞きします。同時に常駐される方はどういうふうな経歴を持っておられて対応がされてるんだろうかということです。
それから、米子市に相談の事務所を平成6年度に開設するというふうに前回のときに言われたわけでありますが、県内の状況の中では、米子市が最も暴力団が多いところでもあります。市民の方が、被害があったときにどっちかといえば早く、気軽と言っては語弊がありますけれども、相談に行けるというような点について、米子市の事務所の開設の状況はどうだろうかという点であります。
2点の
問題は、都市計画費の公園事業のうちの錦海公園についての
問題であります。
私も、祇園町におりまして非常に近いとこですから、いつも見たり聞いたりしてるとこなんでありますが、当初、王子の緑化推進なんとか事業ということでユ―カリが植えられました。これには植樹をされた方々の名前までちゃんとそこに標柱で示されておりまして、石の一つの庭石みたいなものができて、これで私は公園事業がここを起点に進めるんだなというふうに思っていたところ、今年度の事業の中で、これが全部とっ払われましてそれでこの事業が今進んでいるということで、一体市の事業計画というものがどういうふうな計画を持って進められているのかということを、市民の方からも質問がありました。私自身も大変疑問に思っているところでありまして、その点を明らかにしてほしいと思います。
それから、第3番目の
問題でありますが、農業費の農業振興費であります。
全協のときに、予算説明では考え方として、安定した農業、そのために負担金とか補助金、交付金などの名称も変えたんだと、こういうふうに言われたんでありますが、その内容が全くわかりませんので、安定した農業にするという基本的なその考え方というのは一体どういうものなのか。同時に農業振興費などにどのように反映をされているのだろうかと。当然、安定した農業ということになりますと、本当に日本の食糧自給率というものが、今50%切れておりますが、これが賄えるように、そして農家の方々が価格で保証され、そして山間、中間地における所得補償というようなものが当然あるべきだというふうに思われるんですが、今度の考え方の中ではどのようになっているだろうかということをお聞きします。
4点としましては、民生費の社会福祉総務費にわたる
問題です。
部落解放基本法制定の県、市の実行委員会に県の場合、負担金、市の場合は補助金として出される予算が出ております。部落差別をなくするという点ではだれも一致しとるわけであって、これは今国民的な融合ということでずっと進んできておりまして、部落解放の差別の解決の方向が見えている中で、なぜこの基本法というふうなものをつくろうとされるのか、検討されました内容、そしてつくられようとしている、法制化しようとされている内容というものはどんなもんかという点をお聞きします。
この2点としましては、同和事業推進協議会の補助金であります。
私も市の同対審にちょっとしばらくおりまして同和対策事業、いわば地域改善事業というものが米子市の場合、ほとんど終わっていると。ただ若干残った
問題について、早く完了するようにということを話し合ってきましたが、ほとんど事業が終わっているのにこの補助金というものがずっと同じ金額で組まれるというのには一体どういうふうなことが検討されたり、何にどのように使われているのかというふうな点についてお伺いをいたします。
○議長(福谷 清君) 田沢企画部長。
○企画部長(田沢善雄君) まず、暴力追放県民会議についての御質問でございますが、3点ほどございましたので、答弁いたします、
まず、第1点の7月1日にこの会が開設されまして、それ以後どういったような御相談があったかということでごさいますが、これにつきましては、3月時点までに47件の御相談が入ったということをお聞きしておりまして、そのうち、6件が暴力団関係だったということでございます。
それから、2点目のどういった構成で事務をやっているかということでございますけども、これにつきましては、県のセンタ―の方に事務局員を2人、それからそのほかに、非常勤ではございますが、弁護士さん2人、それから保護司さんが1人、それから少年指導員さんが1名ということで、計4名の体制でやっておられるということをうかがっております。
それから、3点目の米子事務所の
問題でございますが、これにつきましては、平成6年度に米子事務所の開設予定だということをうかがっております。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 松岡
都市開発部長。
○
都市開発部長(松岡泰則君) 錦海公園の整備前に植えました植樹の処理についてのお尋ねでございますが、植樹いたしております苗木はユ―カリの苗木を中心に、平成4年5月に米子商工会議所創立100周年を記念いたしまして、王子製紙株式会社米子工場の協力を得まして寄贈を受けたものでございます。寄贈を受けるに当たりまして、錦海町の地形及び造成された経過から考えまして、通常の植樹方法では正常な育成が困難であるというふうに懸念されたこともございまして、試験栽培を中心に行ったものでございます。この中から良好に育つと確信得たものを公園の修景木として活用することにしたものでございます。したがいまして、公園の整備に着手する中で、育成良好な樹木を利用いたしまして移植工事を行っているのが現状でございます。御理解を賜りたいと思います。
また、石碑につきましては、寄贈していただきました経過もございます。大切にしたいと考えておるところでございます。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) 農業振興費についてお答え申し上げたいと存じますが、御案内のように、昨年の6月に農林水産省におきまして、新しい食糧農業農村政策の方向が出されまして、それに沿った政策が今後出てくるわけでございまして、本市といたしましても、そういった趣旨にのっとって農業の振興を図るという意味でございます。
主な事業ということでございますが、大変多くありますので、いちいち事業名を言うのは省略さしていただきたいと思いますが、例えば集落営農組織の育成事業であるとか、水田営農活性化対策であるとかというようなことでいろいろな事業についての助成なり、推進がなされておるところでございます。
○議長(福谷 清君) 武本総務部長。
○総務部長(武本光弘君) 部落解放基本法制定運動についてでございますが、同和
問題は、憲法に保障された基本的人権にかかわる課題でございます。市政の重要施策といたしまして、一日も早い解決を望むものでございます。
現在、法制定以来、二十数年を経過しておりますが、今日の社会状況の中でも、差別事象が後を絶たないのが現状でございます。部落解放基本法制定運動は、時代に逆行するものではないかということでございますが、そういうことではございませんで、ここではっきりと申し上げておきます。
先日の代表質問でもお答えいたしましたように、市議会でも、早期制定を国へ要望するよう議決いただいたところでございます。引き続き法制定運動を促進いたしまして、部落解放基本法案の内容について、引き続いて同和
問題の根本的解決とあらゆる差別のない民主社会の発展に寄与することを目的として、環境、就労等の改善、教育、啓発等の推進、悪質な差別行為の防止等を内容といたしたものでございます。
次に、同和事業推進協議会についてでございますが、同和
問題の早期解決を市政の重要施策として位置づけて長い間努力してまいったわけでございますが、全体的にはかなりの成果を上げることができたというぐあいに考えております。しかしながら、物的事業、非物的事業とも、今後とも推進しなければなりません。決して同和
問題が解決したわけではなく、引き続き同和事業推進協議会の支援は必要と考えております。
補助金の使途でございますけれども、環境改善、同和教育、人権擁護活動等の研修会、諸集会参加などに活用させていただきたいというぐあいに考えております。御理解を賜りたいと存じます。
○議長(福谷 清君) 4番竹内利友君。
○4番(竹内利友君) 最初の
問題でありますが、一応の概括はわかりますが、お聞きしました弁護士さんや保護司、少年指導員の方はいいんですが、常駐されております2人の方の今までの職業、いわばどういう方が立ち向かってくれてるのかということをお聞きしとるんで、その2名というのはわかりますが、どんな職業の経験の方かということを聞いておきたいと思いますし、それから米子市に近く相談事務所が開設されることは部長も御答弁になってるんですけども、これに対してやはり、先ほど言いましたように市民の方がいわば気安くというんか、行きやすいようなということで、米子市から要望ということはできないものかと、できればそういうところということを御相談願いたいとも思うんですが、その点をお聞きします。
それから、錦海公園のことでありますけども、どうなんでしょう、試し植えにされたと、今部長御答弁になっているんですけども、実際にあのときの状況から見ますと、植えられた人の名前もそこにピシッと標柱がありまして、何のだれべいさんと、こう書かれているわけね。そうすると、植えた方はその木がそのまま成長していくだろうというふうに思われるわけです。同時に、先ほど言いました石の記念碑までピシャッとあったという、こういうことですから、もし試し植えにされるというならばそのようなことが当然皆さんにも話しておられるかどうか知りませんが、地元の我々にだってわかるようにしとかれないと、大変むだ遣いじゃないかと、全部はがれるわけですから、跡形もないわけですから。こういうことは、もし試し植えなら試し植えにするようなこととしてやられようし、本格的なら、大事にそこはして次の計画に発展させていくという、こういうことなので、もう1つその点のことをお聞きしておきたいと思います。
それから、農業
問題ですけども、部長は、新政策が国から示されて計画が出てそれに基づいてというふうに言われます。ところがその新政策が既に出とるわけです、基本としては。それを米子市の経済部としては、よろしいという立場で向かおうとするのか、待てよと、これは米子の条件から見てもっと検討すべきじゃないかというふうに思って向かわれようとしているのか。このことは後々の
問題になりますので、ぜひ聞いときたいと思います。
それから、どうなんでしょうか。部落解放基本法制定という
問題なんですが、こんな点は御討議なってるんでしょうか。法律で部落とそうでないところと人為的な法律で垣根をつくるというようなことになるのではないか。法律というのはそういうことになると。そういった点について、差別の固定化なり、潜在化になるという、そのような点で……。
○議長(福谷 清君) 竹内議員に注意します。意見は述べないでください。
○4番(竹内利友君) だから、内容を検討されたかどうかというやつをお聞きします。○議長(福谷 清君) このまま自分の意見を述べられると発言を中止することがありますので、注意してください。
○4番(竹内利友君) 検討されたかどうかお聞きするわけですから、内容ですわ。
○議長(福谷 清君) 田沢企画部長。
○企画部長(田沢善雄君) 事務常勤の方の職歴でございますが、2名とも警察上がりだというふうにうかがっております。
それから、米子事務所の場所につきましては、今後相談していきたいというふうに思っております。
○議長(福谷 清君) 松岡
都市開発部長。
○
都市開発部長(松岡泰則君) 錦海公園の植栽の関係でございますが、この植栽につきましては、当初から、立派なユ―カリの森をつくりたいという申し出がございました。8種類の苗木を植えたわけでございますが、必ずしも8種類すべてが育たないだろうという推測がございました。したがいまして、そういう想定のもとに皆さんに承知していただいて植えて1年間そこで育ててみたわけです。それを今度の公園計画の中で、ユ―カリの森という1つの場所を設定して設置していったと。その中に皆さんに刻んでいただいた石をユ―カリの森という石碑をその中に設置していくということでございます。
○議長(福谷 清君) 田中経済部長。
○経済部長(田中是明君) 農業
問題についてのお尋ねでございますが、これは先ほども申し上げましたとおり、新しい食糧農業の政策の方向ということで将来の方向を農林水産省で示されておるわけでございます。したがいまして、本市といたしましても、その方向に沿った考え方で農業振興を図っていかなければならないと思います。
○議長(福谷 清君) 武本総務部長。
○総務部長(武本光弘君) 再度のお尋ねでございますが、先ほど詳しく御答弁申し上げたとおりでございます。
以上でございます。
○議長(福谷 清君) 以上で通告による質疑は終わりました。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福谷 清君) ほかにないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案のうち、下水道特別委員会、中海
問題調査特別委員会、開発
問題調査特別委員会及び高等教育機関設置調査特別委員会の所管事項については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、各特別委員会にそれぞれ付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福谷 清君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
なお、その他の議案については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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第3 陳情第56号~陳情第68号
○議長(福谷 清君) 次に、日程第3、陳情第56号から第68号までの13件を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております陳情第59号については、美保基地
問題等調査特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福谷 清君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
なお、その他の陳情については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。
本日は、これをもって散会し、20日、21日及び23日の3日間は休会、明16日から22日までの間に委員会審査を行っていただき、24日午前10時から会議を開きたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福谷 清君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午後5時06分 散会...