◯山田延孝議長 日程第3、議案第241号鳥取市監査委員の選任についてを議題とします。
本件については、上田孝春議員が地方自治法第117条の規定により除斥されますので、退場を求めます。
〔上田孝春議員 退場〕
◯山田延孝議長 これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯山田延孝議長 討論なしと認めます。
これより、議案第241号鳥取市監査委員の選任についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、同意することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯山田延孝議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。
除斥された上田孝春議員の入場を許可します。
〔上田孝春議員 入場〕
日程第4 議案第242号鳥取市公平委員会委員の選任について及び議案第243号鳥取市固定資産評価審査委員
会委員の選任について(討論・採決)
◯山田延孝議長 日程第4、議案第242号鳥取市公平委員会委員の選任について及び議案第243号鳥取市固定資産評価審査委員会委員の選任について、以上2案を一括して議題とします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯山田延孝議長 討論なしと認めます。
これより採決します。
まず、議案第242号鳥取市公平委員会委員の選任についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、同意することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯山田延孝議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。
次に、議案第243号鳥取市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、同意することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯山田延孝議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。
日程第5 委員会提出議案第3号現行の学童保育指導員の資格と配置基準を維持するための財政措置を求め
る意見書の提出について(質疑・討論・採決)
◯山田延孝議長 日程第5、委員会提出議案第3号現行の学童保育指導員の資格と配置基準を維持するための財政措置を求める意見書の提出についてを議題とします。
お諮りします。
本案に対する提出者の説明は省略したいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯山田延孝議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明は省略することに決定しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯山田延孝議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
通告により、順次発言を許可します。
浅野博文議員。
〔浅野博文議員 登壇〕(拍手)
◯浅野博文議員 公明党の浅野博文です。公明党市議団を代表して、委員会提出議案第3号現行の学童保育指導員の資格と配置基準を維持するための財政措置を求める意見書に反対の立場で討論いたします。
この意見書は、学童保育指導員の人材不足という問題に対して、国が人材配置について従うべき基準を参酌すべき基準に変更する対応方針に反対する陳情に基づくものであります。従うべき基準の見直しは、国が全国一律に決定している基準等を地方自治体みずからが決定し、その地域の実情に合った最適・最善なサービスと施策が講じられることを達成させるためのものであります。この参酌すべき基準により、中山間地域など少人数の放課後児童クラブの維持や、放課後児童クラブの新設・増設を円滑に行うことが可能となることから、人員配置について参酌すべき基準にすることは適切であると考えます。
よって、この意見書に反対いたします。議員各位の賛同をお願いし、討論を終わります。
◯山田延孝議長 荻野正己議員。
〔荻野正己議員 登壇〕(拍手)
◯荻野正己議員 私は、日本共産党市会議員団を代表して、委員会提出議案第3号現行の学童保育指導員の資格と配置基準を維持するための財政措置を求める意見書の提出について、賛成の立場で発言いたします。
学童保育には長年基準がなく、設備や運営は自治体ごとの判断に任されていました。子供の安全や質の向上を願う保護者や職員の声に押され、国は児童福祉法を改正し、2015年に省令で基準を施行しました。安全・安心のかなめとなる職員については、放課後児童支援員という資格を新設し、1クラスにつき2人以上の配置、そのうち1人は都道府県の研修を受けた放課後児童支援員とすることを従うべき基準として定めました。ところが、安倍内閣は、人材確保が困難だとして、職員基準を自治体ごとの判断で引き下げ、職員1人でも可能とする、参酌すべき基準という基準緩和の方針を閣議決定し、来年の通常国会に法律の改定案を提出しようとしています。
これに対して、現場の学童保育クラブの保護者や職員から、安全性が低下すると不安や批判の声が広がっています。ある学童保育関係者は、職員2人は最低限の基準だと語ります。学童では年齢の違う子供たちが部屋と外で思い思いに過ごし、離れた場所で同時多発的にけんかなど、子供への対応が必要となり、職員1人ではとても対処できません。また、1人だと職員の体調が悪くなれば閉所するしかない。困るのは保護者と子供ですと。また、放課後児童支援員の資格がつくられたことで学童保育の仕事の専門性が保護者などに認知され、職員自身も研修で学んだことを日々の実践や保護者とのかかわりで生かすなど、水準が上がっており、保護者から参酌化で質の低下が不安だという声が寄せられていると語っています。
全国学童保育連絡協議会の調査では、週5日以上勤務する職員の約半数が年収150万円未満で、3割が150万ないし300万円未満です。人手不足の背景には、基準策定後も待遇改善がなかなか進まず、子供の命を預かる大変な仕事なのに短期契約で低賃金。仕事の内容に待遇が合わないことが応募の少なさや高い離職率につながっている。参酌化よる基準緩和ではなく待遇改善こそ必要だと指摘しています。つまり、人材不足の原因は、学童保育指導員の劣悪な処遇にあります。国がやるべきは、職員配置基準の緩和の参酌化ではなく、学童保育指導員の処遇改善です。
以上、賛成理由を述べ、この意見書への皆さんの御賛同をお願いし、私の発言を終わります。
◯山田延孝議長 以上で討論を終わります。
これより、委員会提出議案第3号現行の学童保育指導員の資格と配置基準を維持するための財政措置を求める意見書の提出についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯山田延孝議長 起立少数であります。したがって、本案は否決されました。
日程第6 議員提出議案第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出について(質疑・討論・採決)
◯山田延孝議長 日程第6、議員提出議案第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出についてを議題とします。
お諮りします。
本案に対する提出者の説明、委員会付託は省略したいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯山田延孝議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明、委員会付託は省略することに決定しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯山田延孝議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
通告により、順次発言を許可します。
金田靖典議員。
〔金田靖典議員 登壇〕(拍手)
◯金田靖典議員 日本共産党の金田です。議員提出議案第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論を行います。
認知症対策は、超高齢化社会が進む中、国民的課題となっています。鳥取市においても、介護保険・福祉サービスの充実を図りながら、高齢者対策、特に認知症対策にも取り組んでいるところです。
この意見書に反対する理由として、その中身に疾患登録に基づくビックデータの活用とありますが、個人情報保護法の観点からすれば、新たな例外規定での情報の拡散となることを懸念するからです。医療機関や医療研究の倫理指針には「人を対象とする医学系研究は、研究対象者の身体及び精神又は社会に対して大きな影響を与える場合もあり、様々な倫理的、法的又は社会的問題を招く可能性がある。研究対象者の福利は、科学的及び社会的な成果よりも優先されなければならず、また、人間の尊厳及び人権が守られなければならない」、こう特に患者情報については厳密な管理を行っています。医療の現場は電子カルテで患者データのデジタル化が進められています。それは大規模な病院においても、そして小規模な診療所、個人クリニックにおいても同じですが、それは、ネット上には流れないことを前提に、クローズされた環境の中で扱われています。レセプト業務も次第に紙媒体からデジタル化されています。だからこそ、医療現場は個人データの扱いには非常に慎重に、倫理観を持って扱っています。
それは行政が扱う住民データとまさに同じです。外部にデータを出すときは、個人が決して特定できないよう匿名加工化し、統計学的なデータとしています。私たちが目にするがん登録のデータ、これもまたしかりで、県医師会に所属する健対協が扱っていますが、集約データはクローズされた中で厳密に扱われています。だからこそ、患者情報の基礎データであるビッグデータはより一層慎重な扱いが求められると考えます。
最後に、認知症により全国で起こっている不幸な事故や事件が一日も早く改善・解消に向かい、また、鳥取市が取り組む介護サービス、保健サービスが充実したものになり、誰もが安心して暮らせる社会、その実現を願う気持ちは提案者と同じであることを申し上げて、反対討論とします。
◯山田延孝議長 加藤茂樹議員。
〔加藤茂樹議員 登壇〕(拍手)
◯加藤茂樹議員 会派新生の加藤茂樹です。私は、議員提出議案第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出について、会派を代表し、賛成の立場で討論いたします。
我が国では、急速に進む高齢化とともに、認知症の人も年々ふえ続けており、2025年には700万人を超えると見込まれています。今や誰もが発症する可能性のある認知症に対する施策の推進は重要な課題となっています。今回の意見書は、従来、認知症施策として主に取り組まれてきた医療・介護だけではなく、認知症の方が尊厳を持って生きることができる社会を実現するため、地域づくりや生活支援、教育などの課題に対し、国や自治体、企業や地域が力を合わせ取り組む総合的かつ計画的な基本法の制定を求めるものであります。
例えばその取り組みとして、認知症診断直後、相談できる人がいないといった方には、認知症サポーターの活用やガイドブックによる情報提供によって空白期間を解消する支援体制の構築が必要です。また、これまで十分に取り組まれていない若年性認知症の支援については、若年性認知症支援コーディネーターに対する研修の支援体制を整備し、効果的かつ効率的な活動を推進しなくてはなりません。
また、全国規模の疫学調査と疾患登録に基づくビッグデータは、有効活用することによって認知症に対する予防や、行動・心理症状に対する適切な対応が期待されます。活用されるビッグデータは、2017年に改正された個人情報保護法のもと、個人情報保護委員会のガイドラインに基づき、本人が特定できる情報を削除した匿名加工情報に位置づけられており、個人のプライバシーや権利は守られています。個人情報保護法上の個人情報と評価されない匿名なデータベースとして定義されたことで、個人情報保護が強化されたと言えます。
共生社会の構築を目指す我が国にあって、ふえ続ける認知症への施策を推し進めることは重要であります。皆様の御理解と御賛同をお願い申し上げ、
賛成討論といたします。
◯山田延孝議長 以上で討論を終わります。
これより、議員提出議案第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯山田延孝議長 起立多数であります。したがって、本案は可決されました。
日程第7 議員派遣の件
◯山田延孝議長 日程第7、議員派遣の件を議題とします。
お手元に配付してありますとおり、議員を派遣したいと思います。
お諮りします。
議員の派遣について、お手元に配付してありますとおり決定することに御異議ありませんか。