鳥取市議会 2009-12-01
平成21年 12月定例会(第7号) 本文
〔谷口輝男
議員 登壇〕(拍手)
◯谷口輝男
議員 私は、
議案第150
号平成21年度
鳥取市
一般会計補正予算第5号のうち、
予算書39ページに記載されている
民生費、社会福祉費、老人福祉費の公共交通機関利用
助成事業について賛成し、
議案第150
号平成21年度
鳥取市
一般会計補正予算第5号に対する
修正動議に反対する立場で討論をいたします。
平成21年9
月定例会において、
鳥取市
老人クラブ連合会より
老人クラブ活性化に関する陳情が出され、陳情
審査が行われました。そのときの
審査で、他都市との状況の十分な比較・検討や、経費、財源について不明確な点があり、さらに調査・研究する必要があると、
継続審査にされたものであります。本
定例会に提出された
事業を見ると、
継続審査になった経過を踏まえ、交通弱者である高齢者への優待制度の内容や、経費が
鳥取市全体の財政規模の中、適切に明示されているとともに、
地域活性化・
経済危機対策臨時交付金という有利な財源も確保された内容になっております。このように、市民にとってよりよい制度であり、財源確保がなされているのであれば、この制度の実施に当たっては速やかに、待ち望んでいる市民へ早くサービスを提供すると考えます。
以上により、本
定例会に提出された公共交通機関利用
助成事業費を含む
議案第150
号平成21年度
鳥取市
一般会計補正予算第5号について
委員長の
報告のとおり賛成し、
議案第150
号平成21年度
鳥取市
一般会計補正予算第5号に対する
修正動議に反対するものであります。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
◯中島規夫議長 寺垣健二
議員。
〔
寺垣健二
議員 登壇〕(拍手)
◯寺垣健二
議員 私は、
議案第150
号鳥取市
一般会計補正予算に反対し、ただいま提出された
高齢者バス優待助成事業予算の
修正案に対し賛成の立場から討論いたします。
原案に反対する理由は2つに分かれます。1つには、この
予算が当議会の
福祉保健委員会において
継続審査中で、議会の立場としては本
委員会で十分審議し、来
年度予算に反映されるべきものとして考えられる
事業であります。同陳情に
緊急性はなく、
委員会の採択を待って当初
予算に提出されても何ら支障を感じない
予算であります。2つ目の理由として、市長にも同趣旨の陳情が提出されているとはいえ、この
事業に
緊急性はなく、議会と執行部とバス会社や関係機関がよく協議を重ね、
鳥取市のまちづくりや老人福祉政策として反映されるべき
事業であります。そして、その
事業効果を確認しながら綿密な導入計画を練るべきだと考えます。その本市にとってよりよい補助計画がなされているならば、
鳥取市の福祉政策、交通対策、まちづくり
事業として堂々と来年度の当初
予算に組み込み、議会の承認を受けるべきであると考えます。本来、バス会社に本市の
予算を
助成しているのは、より多くの市民のバス利用を促し、まちと村の重要な交通アクセスとして交通弱者の足を確保するためになされているものであります。その趣旨からいっても、より多くの交通弱者が利用する制度として活用されなくてはなりません。空のバスを走らせているより、多くの乗客に利用される補助のあり方を関係各所と研究・議論し、その
事業を計画されることを望みます。
修正案はこの考えをもとに考えられたものであり、賛成いたします。
よって、市長、執行部の猛省を促し、
議員の皆さんの賛同を得ることを期待いたしまして、私の討論といたします。
◯中島規夫議長 森本正行
議員。
〔森本正行
議員 登壇〕(拍手)
◯森本正行
議員 私は、本市が進める公共交通機関利用
助成事業は、市民生活における公共交通の維持・継続の点から、その必要性を強く感じております。今回、
議案第150号に計上されている
高齢者バス優待助成事業は、高齢者福祉のみならず、公共交通機関利用拡大による路線の維持・確保についても必要な施策と考えます。とりわけ、雪が降るこの時期、買い物や通院などにおいて高齢者が移動手段をバスに頼らざるを得ない機会が増加いたします。
発議者の
提案説明や、
先ほどの
質疑に対する
答弁を聞いても、理解しがたい理由で本
事業の先延ばしを主張する
修正案には反対です。高齢者や障がいのある方、さらには児童・生徒の通学などに対する公共交通維持に向けた取り組みは、本
事業の成果や財源手当をしっかりと見きわめてから幅広く検討・議論し、今後の政策決定をするべきだと考えます。
よって、私は
修正案に反対し、あわせて原案のとおり本
事業の早期実施を強く求めて、
議員各位の賛同をお願いするものであります。
◯中島規夫議長 角谷敏男議員。
〔
角谷敏男議員 登壇〕(拍手)
◯角谷敏男議員 私は、日本共産党市議団を代表して、提案された
補正予算のうち、第150号一般会計、第151号下水道
事業費、第152号簡易水道
事業費、第154号国民健康保険費、第156号集落排水
事業費、第157号介護保険費、第160号後期高齢者医療費、第161号水道
事業費及び第162号病院
事業費の、以上9
議案並びに第166号簡易水道
事業条例の一部改正、第167号
下水道条例の一部改正及び第168号集落排水の設置及び
管理に関する条例の一部改正、以上3
議案とあわせ、12
議案に反対しますので、主な理由を述べます。
補正予算は、11月臨時議会で賛成多数で可決された
鳥取市職員給与条例改正等の一部改正による職員の給与と手当のカットに対する
予算減額が含まれています。臨時議会で述べたとおり、法人・民間企業への賃金引き下げや地域経済への冷え込みなどの影響は無視できないものです。認められません。
条例は、料金の統一という、合併による調整方針が前提にありますが、下水道においては特に資本費の扱いについて指摘せざるを得ません。先日の
質疑でも明らかになった下水道料金は、3年間の段階的な負担調整が行われ、
鳥取・国府地域の平均的な20立方メートルの世帯では、対前年度比で19年度が11.8%、20年度が8.4%、21年度が8.1%、それぞれ引き上げられてきました。今回は基本料金、従量料金と特別料金の改定による増収は4,800万円余りです。従量料金の中で20立方メートルから30立方メートルの一般家庭の使用料は抑制するといっても、基本料金の引き上げによって全体の料金は引き上げとなります。その理由として、基本料金は固定的な経費を対象とし、資本費については汚水の場合2分の1を使用料金で賄うとしています。
答弁でもあったように、下水道整備はもともと建設の初期投資が高額となるということもありますが、都市基盤の整備、快適な市民生活の環境の維持という多大な役割があることから、全額公費の負担となってきました。下水道
事業は、審議会や
常任委員会でも
説明されたように、線引きを行政が一方的に政策的に行ってきた性格や、その施設の役割、整備手順の進捗等を考えれば、当然基本的な投資は行政が負担し、市民全体の共有財産とすべきものです。使用者の負担は、資本費以外を対象経費にすべきものです。そうすれば、今回下水道料金の引き上げは必要ありません。市は、国への補助率の引き上げなどの財源確保を求めながら、負担区分をもとに戻して、汚水分も全額公費で負担すべきであります。
以上で私の討論を終わります。
◯中島規夫議長 西田正人
議員。
〔西田正人
議員 登壇〕(拍手)
◯西田正人
議員 私は、本会議に提案されている
議案第150号の
修正動議以外の全
議案に対し、賛成の立場で討論いたします。
本市を取り巻く大変厳しい経済・雇用情勢で、本市の
予算編成も厳しい対応が求められている中、「最小の経費で最大の効果」という市長の指示のもと、財源の確保に最大限努力されながら、本市の喫緊の課題である「新型インフルエンザ予防対策」ではより迅速に対応されるとともに、「山陰海岸ジオパーク推進
事業」や「極東ロシアとの経済交流調査
事業」など
地域活性化の戦略的展開の布石をしっかり取り組んでおられます。このように竹内市政の経営手腕を高く評価するとともに、その政策の今後の効果に期待するものです。
また、今
定例会で提案されている一般職及び特別職の給与改定につきましては、さきの第5回臨時会で可決された
議案である「
鳥取市職員給与条例等の一部改正について」に基づき減額されるものであり、条例を根拠とした
予算計上であり、至極当然で、これ以外は条例に反すると言わざるを得ません。
よって、
議案第150
号平成21年度
鳥取市
一般会計補正予算第5号について、またそのほかの給与改定に付随するすべての
議案に対しましても、各常任
委員長の
報告のとおり賛成するものであります。
また、167号、168号につきましては、下水道料金、集落排水の料金改定についてでありまして、合併協議会の合併調整の中で、
平成19年度から3年間かけて段階的に見直してきて22年度から全市統一料金とする協定の履行であり、当然のことであります。
また、172
号鳥取市
文化センターの
指定管理者の
指定につきましては、指名された経緯について、また
指定管理者選考
委員会の選考過程について、
指定管理候補者の選定について、すべての過程において何ら問題もなく、
常任委員会で十分
審査されており、当然のものであります。
以上により、本会議に提案された
議案第150号の
修正動議以外のすべての
議案に対し、各常任
委員長の
報告のとおり賛成するものであります。皆様の御賛同をお願いいたしまして、賛成討論といたします。
◯中島規夫議長 児島良
議員。
〔児島 良
議員 登壇〕(拍手)
◯児島 良
議員 私は、
議案第172号
文化センターの
指定管理者の
指定について、反対の立場から討論を行います。
その理由は、大きく分けて2つあります。1つは、公募によらない指名
指定であること。もう1つは、
指定管理料が、教育
委員会が見積もった予定価格と、財団法人が提案した金額が全く同額であるということでございます。そもそも
指定管理者制度の目的は、地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の
管理・運営を、株式会社を初めとした営利企業や財団法人、NPO法人、そして市民グループなど他の団体に包括的に代行させ、弾力性や柔軟性のある施設運営によるサービス向上により
利用者の利便性の向上を促進することです。同時に、競争により
管理・運営費の削減が図られ、施設を所有する地方公共団体の負担の軽減につながることも大きな目的とされております。
本
議案は、
文化センターの
指定管理者を
指定するものですが、
議案によりますと、
文化センターの設置以来
管理してきた教育
委員会所管の財団法人が引き続き
管理を行うものとして、他団体の参入を排除した指名で
指定しております。確かに
指定管理者の
指定等に関する事務取扱要綱に公募になじまない理由を幾つか認めておりますが、教育
委員会が、この
文化センターが公募しない理由として、特に専門的な
事業を行い、
事業にかかわるノウハウや人材のネットワークが相当程度蓄積されている施設に当たるとしております。
文化センターは、生涯学習センターと視聴覚ライブラリー、こども科学館及び文化ホールの複合施設です。その施設の中で特に専門的な
事業やノウハウが必要としているものに、文化ホールの照明と音響であると教育長は
答弁されました。しかしながら、照明や音響技術は同様の設備の市民会館では公募を行っておりますので、なぜ文化ホールだけが指名となるのか、全く理解ができません。また、こども科学館に学芸員を置いていることも最大の理由としているのでしょうが、展示物が全くない現状は博物館法で定める博物館とは言いがたいものになっております。また、展示物のない博物館に学芸員を置く必要もさることながら、こども科学館そのもののあり方も今後大いに議論されるべき問題であります。
以上、教育
委員会が
説明する指名
指定の理由では、その財団法人しかできないほどの理由が見受けられません。また、
指定管理料につきましても、指名
指定により競争原理が働かないからでしょうか、予定の上限の金額と全く同額になっていることは常識的にも問題が残りますし、市民の理解を得られないでしょう。
よって、私は
議案第172号
文化センターの
指定管理者の
指定について反対するものですが、なお、教育
委員会は当該財団法人が施設設置時から
管理してきた経験を高く評価して候補者としてという旨も選考資料に書かれていましたが、その理由が通用するのであるならば、外部からの参入を疎外する最大の要因となり、
指定管理者制度そのものを否定するものであります。また、教育
委員会は学校給食調理業務委託では、所管する財団法人を全国規模の大手企業と熾烈な競争にさらしながら、一方では本
議案のように安易に指名
指定にしてサービスと価格の競争を避けさせているというダブルスタンダードであります。教育
委員会におかれましては早急に組織内の意識統一をされることを強く望みまして、私の討論を終わります。
◯中島規夫議長 以上で討論を終わります。
これより
議案第150
号平成21年度
鳥取市
一般会計補正予算を採決します。
まず、
長坂則翁議員ほか3人から提出された、原案に対する
修正案について、起立により採決します。
お諮りします。
本
修正案について、賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯中島規夫議長 起立少数であります。したがって、本
修正案は否決されました。
次に、原案を起立により採決します。
お諮りします。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第172
号鳥取市
文化センターの
指定管理者の
指定についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案に対する
委員長の
報告は原案可決です。
本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第151
号平成21年度
鳥取市
下水道事業費特別会計補正予算、
議案第152
号平成21年度
鳥取市
簡易水道事業費特別会計補正予算、
議案第154
号平成21年度
鳥取市
国民健康保険費特別会計補正予算、
議案第156
号平成21年度
鳥取市
集落排水事業費特別会計補正予算、
議案第157
号平成21年度
鳥取市
介護保険費特別会計補正予算、
議案第160
号平成21年度
鳥取市
後期高齢者医療費特別会計補正予算から
議案第162
号平成21年度
鳥取市
病院事業会計補正予算まで、
議案第166
号鳥取市
簡易水道事業給水条例の一部改正についてから
議案第168
号鳥取市
集落排水施設の設置及び
管理に関する条例の一部改正についてまで、以上11案を一括して起立により採決します。
お諮りします。
11案に対する
委員長の
報告は原案可決です。
11案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、11案は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第153
号平成21年度
鳥取市
駐車場事業費特別会計補正予算、
議案第155
号平成21年度
鳥取市
土地取得費特別会計補正予算、
議案第158
号平成21年度
鳥取市財産区
管理事業費特別会計補正予算、
議案第159
号平成21年度
鳥取市
観光施設運営事業費特別会計補正予算、
議案第163
号鳥取市
鹿野往来交流館の設置及び
管理に関する条例の制定についてから
議案第165
号鳥取市
国民健康保険条例等の一部改正についてまで、
議案第169
号鳥取市福部砂丘温泉ふれあい会館の
指定管理者の
指定についてから
議案第171
号鳥取市
勤労青少年ホームの
指定管理者の
指定についてまで、
議案第173
号鳥取市プールの
指定管理者の
指定についてから
議案第178
号市道の路線の変更についてまで及び
議案第181
号損害賠償の額及び和解について、以上17案を一括して採決します。
お諮りします。
17案に対する
委員長の
報告は原案可決です。
17案について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、17案は原案のとおり可決されました。
日程第2
議案第179
号鳥取市固定資産評価
審査委員会委員の選任について及び
議案第180号人権擁護
委員候
補者の推薦について(討論・採決)
◯中島規夫議長 日程第2、
議案第179
号鳥取市固定資産評価
審査委員会委員の選任について及び
議案第180号人権擁護
委員候補者の推薦について、以上2案を一括して議題とします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 討論なしと認めます。
これより採決します。
まず、
議案第179
号鳥取市固定資産評価
審査委員会委員の選任についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、同意することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯中島規夫議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。
次に、
議案第180号人権擁護
委員候補者の推薦についてを起立により採決します。
お諮りします。
本案について、同意することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
◯中島規夫議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。
日程第3
委員会提出
議案第2号改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書の提出についてから
委員会
提出
議案第4号JR
鳥取駅のバリアフリー化に対する支援を求める意見書の提出についてまで
(
質疑・討論・採決)
◯中島規夫議長 日程第3、
委員会提出
議案第2号改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書の提出についてから
委員会提出
議案第4号JR
鳥取駅のバリアフリー化に対する支援を求める意見書の提出についてまで、以上3案を一括して議題とします。
お諮りします。
3案に対する提出者の
説明は省略したいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の
説明は省略することに決定しました。
これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 討論なしと認めます。
これより、
委員会提出
議案第2号改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書の提出についてから
委員会提出
議案第4号JR
鳥取駅のバリアフリー化に対する支援を求める意見書の提出についてまで、以上3案を一括して採決します。
お諮りします。
3案について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、3案は原案のとおり可決されました。
日程第4
議員提出
議案第10号子供たちの生命を守るため、Hibワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費
助成、定期接種化を求める意見書の提出について及び
議員提出
議案第11号さらなる緊急雇用対策
の実施を求める意見書の提出について(
質疑・討論・採決)
◯中島規夫議長 日程第4、
議員提出
議案第10号子供たちの生命を守るため、Hibワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費
助成、定期接種化を求める意見書の提出について及び
議員提出
議案第11号さらなる緊急雇用対策の実施を求める意見書の提出について、以上2案を一括して議題とします。
お諮りします。
2案に対する提出者の
説明、
委員会付託は省略したいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の
説明、
委員会付託は省略することに決定しました。
これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 討論なしと認めます。
これより、
議員提出
議案第10号子供たちの生命を守るため、Hibワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費
助成、定期接種化を求める意見書の提出について及び
議員提出
議案第11号さらなる緊急雇用対策の実施を求める意見書の提出について、以上2案を一括して採決します。
お諮りします。
2案について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、2案は原案のとおり可決されました。
日程第5
鳥取市庁舎等に関する調査特別
委員会の中間
報告(
報告)
◯中島規夫議長 日程第5、
鳥取市庁舎等に関する調査特別
委員会の中間
報告を議題とします。
鳥取市庁舎等に関する調査特別
委員会から、
会議規則第45条第2項の規定により中間
報告を行いたい旨の申し出がありますので、これを許可します。
鳥取市庁舎等に関する調査特別
委員長上杉栄一議員。
〔
上杉栄一議員 登壇〕
◯上杉栄一議員 鳥取市庁舎等に関する調査特別
委員会における調査及び調査の経過について中間
報告をいたします。
本特別
委員会は、本年2
月定例会において、9人の
委員から成る特別
委員会として設置されて以来、現在までに9回の
委員会を開催し、耐震診断結果を踏まえて、新築、耐震改修等今後の市庁舎等のあり方について調査研究を行ってまいりました。
また、この間、庁舎の新築、耐震改修等の先進地である東京都福生市、神奈川県厚木市、静岡県熱海市、東京都豊島区を視察いたしました。
このたびは、現在までの本特別
委員会での調査研究、先進地視察における
委員の意見を集約しての中間
報告でございます。
まず、第1点として本庁舎、第2庁舎の耐震診断結果でございます。
本庁舎は昭和39年、第2庁舎は昭和43年に竣工し、それぞれ築後45年、41年が経過しています。耐震診断では、本庁舎のIs値は0.20、q値は0.66、第2庁舎でもIs値は0.24、q値は0.80という診断結果が執行部から
報告されました。Is値とは、構造耐震指標と言われ、建築物に耐震性があるかないかをはかる指標であります。また、q値とは保有水平耐力に係る指標であり、地震や風圧などの水平力に対して建築物が耐えることができる強さをあらわした指標となります。耐震改修促進法では、改修が必要でないとされる基準値はIs値0.6以上かつq値が1.0以上とされており、現状では両庁舎とも震度6強の地震で倒壊のおそれがあり、何らかの対策をとる必要があり、
委員会でも早急に調査すべきとの意見で一致しました。
2点目は、耐震改修の工法についてであります。
診断結果をもとに、耐震改修の工法として1強度型耐震改修、2制震型耐震改修、3免震型耐震改修の、3つの工法を調査いたしました。
委員会では3工法中、基礎と建物の間に免震装置を設置し、地盤の揺れ自体を建物に伝わらないようにする特徴を持つ免震型耐震改修が総合的にすぐれているとの結論に達しました。
さらに、耐震改修とは別に、庁舎新築も選択肢に入れるべきとの意見があり、免震型耐震改修だけでなく、新築についても調査研究することにいたしました。その参考とするために、新庁舎を建築した福生市役所、免震型耐震改修された厚木市役所、免震型耐震改修後、新たに新築が計画されている豊島区役所、リース方式での新築計画から分庁舎化計画へ変更し、現在は財源不足により計画自体が凍結している熱海市役所を視察し、新庁舎の必要性・建設検討経過、耐震改修の検討経過、市民の合意形成、今後の課題等について調査を行いました。
3点目は、財源についてであります。
免震型耐震改修に要する
事業費は、本庁舎、第2庁舎で約25億円、本庁舎・第2庁舎・福祉文化会館・秋里下水道庁舎の庁舎機能を統合した新築の場合、鉄骨鉄筋コンクリート造で約66億円が試算されており、厳しい財政状況下、財源確保は大きな課題であります。合併特例債や防災対策
事業債、耐震改修
事業補助金等、有利な市債や
補助金の活用の検討をすべきであると考えます。
4点目は、市民への情報公開と
説明責任そして合意形成についてであります。
市民の合意形成をどのように確立するのか、市庁舎の老朽度、危険度の情報公開と新築・耐震改修の必要性の
説明責任をどう果たしていくのか大変重要な課題であります。課題解決のためにも今後、市民アンケートや直接市民の意見を聞く機会等を設ける必要があると考えます。そして、市民参画による検討
委員会などの設置を検討していくべきであると考えます。
最後に、市民サービスとまちづくりについてであります。
本庁舎・第2庁舎・駅南庁舎・福祉文化会館・秋里下水道庁舎など庁舎機能が分散化している現状にかんがみ市民サービス向上の観点からどうあるべきか、また、
鳥取市のまちづくりを進めていく上で市庁舎の役割をどのように位置づけしていくのか、検証の必要があるのではないかと考えます。
以上、本特別
委員会におけるこれまでの調査及び調査の経過について述べましたが、今後は、より具体的な調査研究を重ねていく必要があるとの結論に達したことを申し上げ、中間
報告といたします。
◯中島規夫議長 これより中間
報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯中島規夫議長 質疑なしと認めます。
以上で、本
定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。
これで、
平成21年12月
鳥取市議会定例会を閉会します。
午前11時40分 閉会
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