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  1. 鳥取市議会 2008-12-01
    平成20年 12月定例会(第1号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2008年12月02日:平成20年 12月定例会(第1号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                    午前10時0分 開会 ◯上杉栄一議長 ただいまから平成20年12月鳥取市議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。  日程に先立ちまして、陳情について申し上げます。  昨日までに受理した陳情は、お手元に配付の陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託しましたので、御報告します。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 日程第1 会期の決定 ◯上杉栄一議長 日程第1、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会会期は、本日から12月18日までの17日間にしたいと思います。御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、会期は17日間に決定しました。  お諮りします。  議案調査のため12月3日、委員会開催のため12月8日、12月9日及び12月15日から12月17日まで、以上6日間を休会にしたいと思います。御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、6日間を休会とすることに決定しました。 日程第2 議案第153号平成20年度鳥取一般会計補正予算から議案第227号城下町とっとり交流館指定      管理者指定についてまで(提案説明日程第3 報告第8号専決処分事項報告についてから報告第11号専決処分事項報告についてまで(報告◯上杉栄一議長 日程第2、議案第153号平成20年度鳥取一般会計補正予算から議案第227号城下町とっとり交流館指定管理者指定についてまで、以上75案及び日程第3、報告第8号専決処分事項報告についてから報告第11号専決処分事項報告についてまでを一括して議題とします。
     提出者の説明及び報告を求めます。  竹内市長。                   〔竹内 功市長 登壇〕 ◯竹内 功市長 おはようございます。  本定例会に提案いたしました諸議案の説明に先立ちまして、所信の一端を申し述べさせていただきます。  内閣府の11月の月例経済報告によれば、景気先行きについては、原油価格等の下落による一定の効果が期待されるものの、世界的な金融危機深刻化世界景気の一層の下ぶれ懸念、株式・為替市場の大幅な変動などから、雇用情勢などを含め、国内景気状況がさらに厳しいものとなるリスクに留意するよう求めています。  県内におきましても、ことしに入って9月までの企業倒産件数が61件と、既に前年1年間の52件を上回り、鳥取市の10月の消費者物価指数はことし2月以降6カ月間上昇し続け、ピークは超えたものの相変わらずことし2月に比べ1.9ポイント高く、10月の有効求人倍率は0.61倍と、全国の0.80倍を大きく下回っています。地域経済の情勢は、先行きの不安を伴う厳しい状況にあります。  こうした事態の中にあって、本市としましても、景気を刺激するとともに、市民生活支援する緊急対策を講じる必要があります。事業年度前倒し全額利子補給つき短期融資制度の創設など、かつてない大胆な施策を展開し、短期的及び中・長期的な視野に立った景気の浮揚、暮らしの安心確保を強力に進めてまいります。  原油価格原材料費高騰、急速に進んだ円高などの影響を特に受けやすい地元中小企業に対し、緊急かつ安全な資金繰り対策が必要な状況にあると認識しています。  国の8月の緊急総合経済対策では、保証枠の拡大によるセーフティーネット貸し付けの強化や原材料価格高騰対応等緊急保証制度の導入など、中小零細企業に対する新たな金融対策が打ち出されました。本市としましても、これに連動し、地元中小企業の経営の安定化を目指し、借入限度額500万円、返済期間3年の短期無利子融資制度を新たに創設する方針を決定したところであります。年末年始に向けて資金繰りに不安を抱える中小企業資金調達雇用安定化支援してまいります。  11月7日、パナソニックと三洋電機が資本・業務提携に関する協議を開始すると発表しました。これによる三洋電機コンシューマエレクトロニクスへの影響は、今の時点では明らかにされておりません。しかし、高度な産業集積雇用確保という市政の重要課題に大きく貢献し、市内最大事業所として地域経済を牽引している地元企業事業継続とこれに伴う雇用の堅持を求め、本市三洋電機コンシューマエレクトロニクス支援する姿勢を強くアピールしてまいります。  この一環として、国の第1次経済対策で措置される緊急安心実現総合対策費を活用して、行政課題の解決に役立つ三洋電機コンシューマエレクトロニクスの製品を市が率先して購入する雇用支援地元製品活用モデル事業を提案しております。具体的には、乳幼児の健康の保持を確保するため、市内のすべての保育園の乳児室及び匍匐室などに加湿機能つき空気清浄機を配備し、風邪やインフルエンザウイルスの繁殖、ハウスダストなどによる疾患を予防します。また、夜間の市税徴収のための戸別訪問や、高齢者障害者等からの緊急通報への迅速で的確な対応と業務効率の向上を目指し、税務、福祉、介護、保健を所管する部署を中心にポータブルナビゲーションを整備します。さらに環境への負荷の軽減と費用節減を目指して、総合支所などに電動ハイブリッド自転車を配備します。このモデル事業実施が一助となり、地元製品の活用や普及が進み、雇用支援の輪が広がることを強く期待しています。  原油価格高騰は沈静化し、下落基調が続いていますが、暖房による灯油需要期を迎え、いまだ予断を許さない状況にあります。本市においては、昨年度以来、灯油価格高騰に伴う生活支援や、特に影響を受けやすい産業の安定化を図る立場から、生活困窮世帯一般公衆浴場漁業者畜産業者に対し、さまざまな財政支援策を講じてまいりました。  このたび、これらの施策に加え、燃油価格高騰等影響を受けた稲作農家生産意欲を高める観点から、米の乾燥に係る経費の一部助成実施します。  また、市民生活を守る観点から、昨年度に引き続き生活困窮世帯への生活支援として、対象者助成額見直しを図った上で、1世帯当たり4,000円の灯油等購入費助成平成21年1月上旬に実施します。  さらに、物価統制令により、燃料コスト入浴料金への転嫁がままならない一般公衆浴場に対しても、昨年度に引き続き、燃料費助成を行い、公衆浴場の経営安定と市民保健衛生確保に努めてまいります。  緊急的に景気を刺激するため、第8次総合計画実施計画において、平成21年度実施を予定していた事業を今年度に前倒しして実施します。  第1は、公共工事実施であります。公共工事や民間の建設需要の減少に加え、資材費高騰などから、建設業の経営は困難な状況が続いています。本市入札参加資格を有する市内建設業者数を見ても、過去3年間で451業者が419業者に減少しています。このため、本市としては、道路特定財源問題が大きくなる中にあっても、年度当初から公共工事の積極的な前倒し発注を進めてきました。その結果、上半期の発注件数は171件に達し、対前年度比約53%増になったところです。これに加えて、このたび市道富安路線、南大橋の橋梁補修を1年前倒しして着工することにより、工事量確保道路交通安全確保を図ってまいります。  第2は、新型インフルエンザ感染予防蔓延予防等に従事する職員が使用する防護服・手袋などを2,000セット備蓄します。現在、庁内関係課及び鳥取県、保健所等関係機関と連携を図りながら、新型インフルエンザに対する対策行動計画とマニュアルの作成を進めています。この行動計画で定める備蓄品前倒しして整備することにより、流行初期医療対応円滑化による市民の安全・安心確保を図ってまいります。  また、新型インフルエンザの発生に備えた取り組みを強化する必要があり、まずせきやくしゃみが出る場合のマスク着用の励行など、日常的な感染防止対策の徹底を呼びかけてまいります。  第3は、AED整備です。AEDは5カ年で150施設計画的に導入することとしていましたが、次代を担う子供たちの安全・安心を積極的に確保するため、今年度中に市内のすべての小・中学校への配備を前倒しして実施します。これにより、平成24年度までかかる予定であった第1次のAED導入は22年度で完了することとなります。  最後は、消費生活相談窓口と「鳥取こやま地域包括支援センター」の施設整備です。  中国製冷凍ギョウザによる健康被害問題など、消費生活を脅かす事象が立て続けに発生しています。本市においては、市民生活の安全・安心のため、くらし110番相談室市民総合相談窓口を開設し、相談業務の充実に積極的に取り組んでまいりました。しかしながら、厳しい社会経済情勢の中で市民生活を守るために、一層の体制整備が必要であると認識し、市民総合相談課に新たに消費生活相談窓口を設けることといたします。この窓口は、市民サービスの拠点である駅南庁舎平成21年5月初旬の開設を予定しており、駅南庁舎を中心とした総合的な相談業務体制強化が図られるものと確信しています。  高齢者介護予防事業の拠点である地域包括支援センターにおける業務量増加に適切に対応し、きめ細かなサービスを提供するため、「鳥取こやま地域包括支援センター」を平成21年4月から開設します。このセンターは、湖山町西1丁目の学習・交流センターの2階を活用し、鳥取中央地域包括支援センター業務区域のうち千代川以西を担当することにより、業務効率化市民利便性の向上を目指すものであります。  中・長期的な視点で進めていく地域経済活性化についても、全力で取り組んでまいります。  「2009鳥取因幡祭典」の開催を平成21年4月に控え、目標20万枚を掲げ、オープニングを飾る「世界砂像フェスティバル」の前売り入場券販売を10月1日から始めています。  1市4町の因幡地域自治会経済団体、各企業への購入の取りまとめの要請や126カ所のチケットショップでの販売鳥取自動車道沿線岡山県境・兵庫県北部の各自治体へのキャラバン隊の派遣など、全力で目標達成に向けた販売促進を展開しています。  12月13日からは、大阪市で13日間開かれる「OSAKA光のルネッサンス」に砂像を特別出展し、昨年115万人集めたビッグイベントで砂の彫刻のまち鳥取市を存分にアピールします。また、この機会に前売り入場券販売、「鳥取因幡祭典」と鳥取自動車道開通のPRを強力に進めてまいります。  世界砂像フェスティバルを初めとする「2009鳥取因幡祭典」の実施により、本市観光客の飛躍的な増大を図り、地域経済起爆剤としてまいります。  国土交通省中国地方整備局鳥取河川国道事務所によると、鳥取自動車道智頭~河原インター間の15キロについては、開通に必要な工事はすべて着手され、全線にわたって舗装、安全施設電気機械設備工事が進められており、予定どおり平成21年3月に開通の見通しです。  本市としましても、鳥取自動車道開通による地域経済並びに地域活性化に大いに期待しているところであり、全市一丸となって全線開通に向けた祝賀ムードを高めてまいります。待望のインターチェンジ開通に際して、平成21年3月には鳥取自動車道河原インターチェンジ開通記念事業を開催いたします。11月5日に、鳥取県、鳥取南商工会鳥取観光協会河原町支部など、南部地域関係機関や団体で実行委員会を立ち上げ、イベント内容の検討を始めました。このイベントは、沿線住民皆さん地域の魅力を広くアピールする絶好の機会でもあり、今後、各種催しを通じて地域活性化が図られるよう広く参加を働きかけてまいります。  去る11月14日から18日まで、私は本市交流のある中国江蘇省太倉市と中国内モンゴル自治オルドス市へ「2009鳥取因幡祭典」のPRと「世界砂像フェスティバル」への招聘のため行ってまいりました。太倉市、オルドス市とも因幡祭典世界砂像フェスティバルについて、大きな関心を持ち、積極的な参加を表明していただいたところです。  東アジアでは近年の発展により、「東アジア日帰りビジネス圏」「貨物翌日配達圏」などの実現が目前となっており、特に世界最大級経済市場である中国との関係はますます重要なものとなっております。本市としても、これまでの交流の経過を踏まえ、それぞれの地域との交流の新たな展開を図る必要があると認識しております。  今後は、「2009鳥取因幡祭典」を契機に、国内からの人や物の流れはもとより、世界に開かれた交流都市を目指して、中国など東アジアへの情報発信の充実、広域的な観光パッケージの企画など、新たな施策の展開が必要です。その一環として、地域の特性を生かした新たな発展の可能性を持つ「山陰海岸ジオパーク」への取り組みを「2009鳥取因幡祭典」後の本市魅力づくり課題と位置づけ、積極的に推進し、国内はもとより海外からの観光客をお迎えする体制を構築してまいります。  ガイナーレ鳥取Jリーグ昇格は、残念ながらあと一歩のところで果たすことができませんでした。しかし、地域に根差したサッカーチームとしてスポーツを通じた子供たちの育成など地域貢献にも努めながら、希望を捨てず最終節まで果敢にJリーグ昇格にチャレンジしてきた姿は、私を初め多くの市民に夢と感動を与えてくれたと確信しています。  Jリーグへの昇格が大きな経済効果をもたらし、地域活性化の一翼を担うとの観点も考慮し、物心両面で積極的な支援を展開してきた本市としましては、今期の経験をばねにしたガイナーレ鳥取のさらなる奮起を期待しています。来期の再挑戦に対しても、鳥取県との協調を図りながら、市民企業応援団皆さんと一丸となって、引き続き、力強い応援を展開してまいりたいと考えております。  それでは、本定例会に提案いたしました諸議案につきまして説明申し上げます。  議案第153号から議案第169号までは、一般会計特別会計水道事業会計、及び病院事業会計補正予算でありまして、ただいま申し述べました景気対策生活支援に加え、ごみ減量化の推進など、本市が抱える喫緊の課題に必要な経費を計上したものです。ごみ減量化につきましては、昨年10月の有料指定袋制度の導入以来、可燃ごみ排出量が1年間で17.4%減の約3万600トン、プラスチックごみが12.6%減の約2,400トンとなるなど、着実にその成果を上げています。このたびの補正予算では、新たに生ごみ処理機の貸し出しに係る経費などを計上しております。東部圏域の他の4町におけるごみ減量化取り組みが進められる中、本市におけるさらなる取り組みの強化に向けて、市民皆さん企業への啓発を積極的に進めてまいります。  次は、条例等に関する案件です。  議案第170号は、鳥取市立病院で将来にわたる医師不足が懸念されることを踏まえ、安定的な医師確保を図ることを目的とし、大学卒業後、鳥取市立病院において医師として勤務しようとする医学生に対し、修学上必要な資金を貸与する新たな制度を創設するに当たり、鳥取病院医師奨学金貸与条例を制定するものです。  議案第171号は、鳥取市有施設民間等への譲渡に関する取り扱い方針に基づき、福部町清内谷集会所など3施設自治会無償譲渡するに当たり、これらの施設を廃止するため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第172号は、福部砂丘温泉ふれあい会館の浴室の利用料金の額を改定するため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第173号は、鳥取湯谷荘研修室設置等について定めるとともに浴室の利用料金の額を改定するため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第174号は、道路法施行令の一部改正に準じ、市道及び市の管理する漁港施設等占用料の額の見直しその他所要の整備を行うため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第175号は、暴力団員市営住宅から排除するための入居者資格見直しを行うとともに、期限つき入居について入居できる資格等を定めるため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第176号は、住宅地区改良法施行令の一部改正に伴い、入居者等に係る収入基準等を改定するとともに、暴力団改良住宅等から排除するための入居者資格を見直すなどの整理を行うため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第177号は、暴力団員特定公共賃貸住宅等から排除するための所要の整備を行うため、関係する3つの条例の一部改正を一括して行うものです。  議案第178号は、産科医療補償制度の創設及び同制度への加入に伴い、分娩料見直しを行うなど所要の整備を行うため、関係する条例の一部を改正するものです。  議案第179号は、共同施行営土地改良事業(非補助土地改良事業高江地区農用地造成)に伴い、福部町高江地内の字の区域変更及び廃止を行うに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第180号は、福井地区圃場整備事業計画を変更するに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第181号は、大和地区農村振興総合整備統合補助事業計画を変更するに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第182号は、議案第171号に関連し、3つの集会所自治会へ譲渡するに当たり、財産の無償譲渡について必要な議決を得ようとするものです。  議案第183号は、美保南小学校校舎増築(建築)工事について、工事請負契約を変更するに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第184号は、市道路線を認定するに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第185号は、市道路線を変更するに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第186号は、市道路線を廃止するに当たり、必要な議決を得ようとするものです。  議案第187号は、人権擁護委員候補者について、その職務の重要性にかんがみ慎重に検討いたしました結果、鳥取市福部町蔵見256番地、南部敏氏、及び鳥取市佐治町高山797番地、藤田千里氏を推薦したいと存じますので、御意見をいただきますようお願いします。  議案第188号から議案第227号までの40議案は、いずれも公の施設に係る指定管理者指定するため、それぞれ必要な議決を得ようとするものです。  報告第8号は、平成20年4月21日に叶地内で発生した市道の穴で車両を破損した事故について、相手方との賠償額確定及び和解平成20年10月9日に専決処分したので、報告するものです。  報告第9号は、平成20年8月6日に末広温泉町地内で発生した公用車による事故について、相手方との賠償額確定及び和解平成20年10月24日に専決処分したので、報告するものです。  報告第10号は、平成20年8月15日に突風で飛んだ青谷学校給食センターごみ箱のふたが駐車中の車両を破損した事故について、相手方との賠償額確定及び和解平成20年10月17日に専決処分したので、報告するものです。  報告第11号は、平成20年9月4日に滝山地内で発生した除草中の刈払機が石をはね、走行中の車両を破損した事故について、相手方との賠償額確定及び和解平成20年10月9日に専決処分したので、報告するものです。  以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を説明申し上げました。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◯上杉栄一議長 以上で本日の日程は終了しました。  本日は、これで散会します。                    午前10時29分 散会 このサイトの全ての著作権鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....