ただいま指名しました4人の
方々を
鳥取市
農業委員会委員に
推薦することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
◯上杉栄一議長 御
異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました4人の
方々を
推薦することに決定しました。
日程第6
まちづくりに関する
調査特別委員会の
中間報告
◯上杉栄一議長 日程第6、
まちづくりに関する
調査特別委員会の
中間報告を
議題とします。
まちづくりに関する
調査特別委員会から、
会議規則第45条第2項の規定により、
中間報告を行いたい旨の申し出がありますので、これを許可します。
まちづくりに関する
調査特別委員長房安光議員。
〔房安
光議員 登壇〕
◯房安 光議員 まちづくりに関する
調査特別委員会の現在までの
調査状況について、
中間報告をいたします。
このたびは、
まちづくりに関する
調査特別委員会の中に設置しております「
中心市街地の
活性化に関する小
委員会」における
調査・
検討状況について、
中心市街地の
活性化に関する小
委員会の
中間報告を
寺垣小委員長が行います。
◯上杉栄一議長 小
委員長の
報告を許可します。
寺垣健二
議員。
〔
寺垣健二
議員 登壇〕
◯寺垣健二
議員 本小
委員会では、現在の本市における
中心市街地の
状況を
現地調査、
執行部からの
説明、また、
まちづくりに取り組む
方々との
意見交換を通じ、
現状認識や課題の把握に努めました。その結果、「
交通体系について」、「文化・芸術について」の2項目を核にした
中心市街地の
活性化、
まちづくりについて、
調査・研究を行っているところであり、このたびの
中間報告は、それらを踏まえ、
検討状況や具体的な要望・提案を行うものであります。
まず、
交通体系に関するものとして、本年度、本市において策定される「
地域公共交通総合連携計画」について提案をいたします。
今議会における
一般質問において、また、本
特別委員会の
行政視察の
委員報告においても、各
議員から指摘のあった、今後の本市の大きな命題・課題とも言える
地域公共交通の再編でございますが、「
連携計画」の成否にかかっていると言っても過言ではないと認識しています。
視察した京都府
京丹後市においてのその
成功事例は、市長の強いリーダーシップのもと、職員の
創意工夫、
公共交通運行者との協働、これらが車の両輪として
京丹後市の
公共交通を大いに再生・
活性化し、全国にも誇れる
交通体系になったものであります。
本市の地理的・経済的な諸条件が
京丹後市の
成功事例とそのまま合致するものでないということは十分に理解するものでありますが、「
連携計画」の策定時における
取り組みは大いに参考になるものであり、
鳥取発の
取り組みをぜひとも発信していただくよう要望いたします。
次に、「
連携計画」の策定に当たり、1点、提案をいたします。
さきに述べた
まちづくりに取り組む
方々との
意見交換において、
中心市街地の
飲食店、特に夜に営業される
飲食店の経営は大変厳しい
状況にあるというようなお話もございました。また、
統計数字にもその
状況は見てとれます。
鳥取の夜の
まちの
状況は、ある意味、
まちのにぎわいのバロメーターであり、夜の
まちが元気であれば
鳥取の
まちも元気であるというのは言い過ぎかもしれませんが、今までの
活性化の施策にない、また、重要なファクターではないかと考えます。
そのため、「
連携計画」の
策定過程において、
住民ニーズ調査の実施、あるいは
実証運行の実施が計画されていると仄聞しておりますが、これらの項目に「夜間・深夜バス」の視点を入れるよう提案いたします。
これは、軽々に「夜間・深夜バス」の運行について提案するものではなく、各種の手続を経て、運行主体、また、その形態等のしっかりした議論の後、有効かつ有益な運行方法により、ぜひとも
鳥取の夜のにぎわいの創出のため、ひいては元気な
まち鳥取の創出のため、実現できるよう期待するものであります。
次に、文化・芸術の中でも、現在集中的に、食文化に関することとして、地元の食材を使った
中心市街地の
飲食店の
活性化について、
調査・研究を行っているところであります。
この
中心市街地の
飲食店の
活性化は、
まちのにぎわいに欠かせないものであり、また、郊外店にない特色ある
活性化への
取り組みが可能であると考えているところであります。
特に、その大きな柱として「地産地消の店認証事業」という、本市の特徴的、かつ現在までに一定の成果が得られている施策を活用した
取り組みが効果的であると考えています。
ただし、現在の本市の「地産地消の店認証事業」に関する施策は、地産地消の啓発やその
取り組み促進を図る視点に重きが置かれており、今後は、来訪者へのもて
なしの視点等も持ち、より一層内容を充実されることが重要であると考えます。その中で、生産物・食材の高付加価値化の
取り組み促進や、生産者、
飲食店等の提供者、消費者が連携できるシステムの構築が必要であります。
鳥取の山の幸・海の幸は、全国にも十分に誇れる食材であります。
鳥取の人は、
鳥取県人気質と申しますか、積極性に欠けるとよく評されますが、その食材のよさ、おいしさにみずからが満足だけして、外に発信する
取り組みが不足していたのだと思います。
しかしながら、
鳥取県におかれましても、「食のみやこ
鳥取県」と銘打ち、各種の事業を展開されることを先日の勉強会でお聞きし、打って出る姿勢、PRする姿勢に転換されたと認識したところであります。
本市においても、県との類似の施策はしっかりと内容精査、協働歩調をとり、ナンバーワンではなくオンリーワン・
鳥取にしかないというようなものをつくり、また、磨き上げていくことでおのずと
活性化の道は開けてくるのではと考え、地産地消推進事業において次のことを提案いたします。
まず、
鳥取にしかない食材・料理の
取り組みとして、1、
鳥取の食材・料理を競うコンテストを行い、広くPRする。ただし、内外の著名な方を
審査員とし、大きなインパクトとパブリシティー効果を創出するものであること。2、コンテスト上位の食材・料理が市内の
飲食店で同程度の料金や内容で食すことができる仕組みづくりを行うこと。3、
鳥取に来訪しても、
鳥取を感じさせる「もの」がない
状況であり、コンテストや各種の
取り組みから創出すること。
次に、地産地消の店の
取り組みとして、1、地産地消の店にさまざまなカテゴリーを設定し、地産地消の店の看板に、より信頼を持たせる、また、より信頼の置けるという点を付加し、広くかつ深く事業を推進することも重要であり、その看板の形態自体も視覚に訴え、イメージをかき立てるものへ変更すること。2、地産地消の店が繁盛すれば、敏感にその流れは他店へ波及することを踏まえ、行政の立場として、可能な限りの側面支援を行うこと。
最後に、地元のしゅんの食材の活用への
取り組みとして、1、インターネット等の情報媒体を有効に活用し、農協・漁協等と緊密に連携した、生産者、提供者、消費者がしゅんの食材の情報を相互に提供・入手できるシステムを構築すること。2、流通の仕組みから考慮した場合、「市(いち)・マーケット」が果たす役割は大変重要であり、3月議会においても本
特別委員会の
中間報告にもございましたが、周辺地域との交流をより進めるためにも、街中のにぎわいの創出拠点施設である「パレットとっとり」を初めとする既存の施設や公共空地で「市(いち)・マーケット」の充実・拡充を検討すること。3、「しゅんの食材」という言葉がよく使われますが、「しゅん」を定義すると、魚介や野菜、果物などの最も味のよい出盛りの時期となっています。この視点とあわせ、本市の
取り組みとして、しゅんのものを食することは、食育や健康への配慮の観点から大変有益であることを念頭に置き、さきに述べたシステム構築やその他広報の際に科学的な効能や知見を掲載することを提案いたします。
現在、担当部局においても
鳥取市地産地消推進協議会を中心に「地産地消の店認証事業」のあり方についての協議が始められており、それらと相まって今回の提案が有効に生かされるよう検討をお願いするとともに、「市(いち)・マーケット」の項目についてはさらに本
特別委員会でも深い議論を重ねることが必要であると考えております。
次に、「
鳥取駅前・賑わいの
まちづくり実証事業」について一言触れるとともに、数点、提案いたします。
この事業は、今までの
中心市街地の
活性化事業にはない、いい意味で異彩を放っているものであると思われます。
先日、実行
委員会が組織され、おおむね事業に対する好評を得たと仄聞しております。しかしながら、この実行
委員会の構成を拝見いたしますと、文化・芸術関連の
方々の参画がありません。今、既に文化・芸術関連の
方々は
まちづくりに多方面から取り組まれております。そのような
方々に積極的に参画していただき、特色ある事業実施がなされますよう提案いたします。
また、イベント事業内容の検討に当たっては、成否を勘案した場合、一過性の内容に偏るおそれがあります。やはり、将来を見据えた場合、継続性や日常性を考慮した内容になるべきであります。
最後に、この実行
委員会には許認可権を持つ道路
管理者または警察関係の
方々が入っており、事業実施への速やかな手続が期待されています。
しかしながら、この事業に参加されるであろう
方々や、自身で
鳥取の
まちを
活性化したい、にぎわいを創出したいと考えている
方々は、このような許認可権等に関する手続が複雑かつ時間を要する
状況にあり、市民協働参画や
まちづくりの観点からも、このような手続に一元的にアドバイス・支援を行う市民イベント支援担当の設置について提案いたします。
終わりに、本市の
まちの
活性化、にぎわいの創出に官民一体となって取り組むことが元気な
まち鳥取の創造に重要であると申し添え、本
委員会においても引き続き
調査を継続し、具体的な政策提案を行っていくことを申し上げ、以上で
中間報告を終わります。
◯上杉栄一議長 これより、
中間報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
◯上杉栄一議長 質疑なしと認めます。
以上で、本
定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。
これで、平成20年6月
鳥取市議会
定例会を閉会します。
午前10時34分 閉会
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