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  1. 鳥取市議会 2007-12-01
    平成19年 12月定例会(第7号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2007年12月20日:平成19年 12月定例会(第7号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                    午前10時0分 開議 ◯上杉栄一議長 ただいまから本日の会議を開きます。  報告事項がありますので、事務局長報告させます。 ◯山本義紀事務局長 御報告します。  谷口秀夫議員から、所用のため本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。  以上、報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 日程第1 議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算から議案第179号損害賠償の額及び和解について      まで(委員長報告討論採決日程第2 平成19年請願第4号湖山池周辺集落排水及び公共下水道処理水千代水クリーンセンターへ      早期接続する請願委員長報告討論採決◯上杉栄一議長 日程第1、議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算から議案第179号損害賠償の額及び和解についてまで、以上32案及び日程第2、平成19年請願第4号湖山池周辺集落排水及び公共下水道処理水千代水クリーンセンターへ早期接続する請願を一括して議題とします。  委員会審査報告書が議長に提出されております。  各常任委員長報告を求めます。  総務企画委員長有松数紀議員。                   〔有松数紀議員 登壇◯有松数紀議員 総務企画委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第154号平成19年度鳥取土地取得費特別会計補正予算議案第157号平成19年度鳥取市財産区管理事業費特別会計補正予算議案第165号鳥取職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の一部改正について、議案第172号鳥取市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用及び掲示場用ポスターの作成についての市費負担に関する条例の一部改正について、議案第176号財産無償譲渡について、議案第177号工事請負契約の締結について、以上7案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第162号鳥取企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税課税免除に関する条例制定について、本案は一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、報告を終わります。
    ◯上杉栄一議長 福祉保健委員長上紙光春議員。                   〔上紙光春議員 登壇◯上紙光春議員 福祉保健委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第153号平成19年度鳥取国民健康保険費特別会計補正予算議案第156号平成19年度鳥取介護保険費特別会計補正予算議案第159号平成19年度鳥取介護老人保健施設事業費特別会計補正予算議案第161号平成19年度鳥取病院事業会計補正予算議案第164号鳥取児童健康支援センター設置及び管理に関する条例制定について、議案第166号鳥取介護老人保健施設設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第168号鳥取保健センター条例の一部改正について、以上7案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第167号鳥取特別医療費助成条例の一部改正について、以上2案は、一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 文教経済委員長田村繁已議員。                   〔田村繁已議員 登壇◯田村繁已議員 文教経済委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第150号平成19年度鳥取簡易水道事業費特別会計補正予算議案第151号平成19年度鳥取公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算議案第158号平成19年度鳥取観光施設運営事業費特別会計補正予算議案第173号字の区域変更等について、議案第174号鳥取青谷上寺地遺跡展示館指定管理者の指定について、議案第175号鳥取市あおや郷土館指定管理者の指定について、議案第178号工事請負契約の変更について、以上7案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第163号鳥取企業立地促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例制定について、本案は一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 建設水道委員長森本正行議員。                   〔森本正行議員 登壇◯森本正行議員 建設水道委員会に付託されました議案及び請願につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  まず、議案について申し上げます。  議案第149号平成19年度鳥取下水道事業費特別会計補正予算議案第152号平成19年度鳥取駐車場事業費特別会計補正予算議案第155号平成19年度鳥取集落排水事業費特別会計補正予算議案第160号平成19年度鳥取水道事業会計補正予算議案第169号鳥取市営住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第170号鳥取特定公共賃貸住宅設置及び管理に関する条例等の一部改正について、議案第171号鳥取集落排水施設設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第179号損害賠償の額及び和解について、以上8案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算うち、本委員会の所管に属する部分、本案は一部委員の反対がありましたが、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  なお、議案第148号について付言いたします。米子ソウル国際定期便利用促進実行委員会に対する追加負担金について、今後、執行部においては実行委員会を初め、県、関係市町村と連携し、費用対効果を勘案しつつ、各種事業が効果的に実施され、当該施策の所期の目的が達成されるよう御努力いただくとともに、施策の策定段階においては、委員会構成員に対し、情報の提供及び共有化が速やかに図れるよう県に強く求めていただき、施策の実施が効果的になされるよう求めます。  次に、請願について申し上げます。  平成19年請願第4号、湖山池周辺集落排水及び公共下水道処理水千代水クリーンセンターへ早期接続する請願は、賛成者少数で不採択にすべきものと決定しました。  なお、平成19年請願第4号について付言いたします。本委員会での審査に当たり、現地視察を行い、湖山池の現状や関係者との意見交換を行い、その水質状況漁獲高減少等を確認したところであり、その切迫した状況は深刻であると考えられます。しかしながら、その請願内容の実現には多額の国庫補助金返還等が発生するなど、現実的に実施困難と判断し、不採択と決定したところです。執行部におかれましては、このたびの補正予算対応で、下水道事業の前倒しや水質浄化実証実験を行う等の浄化に向けた取り組みを積極的に行われていることは認識しておりますが、今後ともさらに浄化に向けた取り組みがなされますよう要望するとともに、公共下水道事業等を初めとする各種の補助事業地域の実情に応じて柔軟かつ速やかに対応できるよう関係機関に働きかけていただき、湖山池の浄化に向けた取り組みが効果的に実施されるよう強く要望いたします。  以上、報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  通告により、順次発言を許可します。  村口英子議員。                 〔村口英子議員 登壇〕(拍手) ◯村口英子議員 私は、日本共産党議員団を代表して、議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算議案第162号鳥取企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税課税免除に関する条例制定について、議案第163号鳥取企業立地促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例制定について、議案第167号鳥取特別医療費助成条例の一部改正について、議案第169号鳥取市営住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について、以上5議案に反対しますので、意見を述べます。  まず、議案第148号です。重度障害者への医療費助成に一部負担金を求めるための特別医療システム導入費2,036万円。来年度から導入予定後期高齢者医療制度では、家族に扶養されている人も含め、75歳以上のすべての人が年金天引きで保険料徴収され、滞納者には保険証を取り上げが計画をされており、うば捨て山と全国で怒りの声が高まっています。この制度への準備経費1,575万円計上され、持続可能な制度をうたい文句に障害者高齢者の福祉が切り捨てられてきています。一方では、空港利用促進費が計上されています。米子ソウル便は、当初5年間の支援期間であったものが、昨年度からさらに3年間の追加支援期間となりました。ところが、搭乗率低下により運休が懸念されるとして、県は支援策を打ち出し、鳥取市も追加支援の上に、さらなる追加予算を計上したのであります。不況と生活苦の市民にとって、こうした一企業への支援は理解しがたいものであります。  議案第162号、163号は、企業進出優遇措置を設けるものです。企業誘致を否定するものではありませんが、市民の負担がふえる中で、この条例には地場企業にはない減免による特別扱いが行われるものであり、認められません。  議案第167号特別医療費助成条例の一部改正についてであります。この条例は、障害者医療費助成所得制限を設けて負担を求めるものと、小児の通院費助成対象範囲を拡大するものとセットで提案されています。我が党は、乳幼児医療費助成を求めて、市民団体の方々、関係者の方々とも共同して運動してまいりました。今回の助成対象範囲の拡大は大いに歓迎し、賛同するものでありますが、多くのハンデを抱え苦労されている障害者医療助成が削減されることには反対であります。  議案第169号市営住宅設置及び管理に関する条例の一部改正についてであります。この条例は、入居者承継範囲を狭めるものです。国が言う入所者と非入所者の不公平の対象を理由にしていますが、公営住宅の新たな建設に国は補助金を出さず、民間任せで国民の要求にこたえない政策が原因です。市が国の言いなりのまま期間を制限し、追い出すことは認められません。長年、ともに住みなれている同居親族居住権を奪い、公営住宅法の目的である生存権を侵害するものであります。市は、国に住宅政策の転換を求めるべきであります。  以上、討論を終わります。 ◯上杉栄一議長 下村佳弘議員。                 〔下村佳弘議員 登壇〕(拍手) ◯下村佳弘議員 私は、議案第148号、第162号、第163号、第167号、第169号に賛成の立場で討論をいたします。  議案第148号は、市政の諸課題や情勢の変化に対応するため、早急に実施する必要がある事業などの経費を計上したものであり、子育て支援のための医療助成漁業振興のためのシジミの養殖実証試験、また障害のある児童・生徒に支援を行うための特別教育支援員の配置など、喫緊の課題に対応したものであり、必要な予算であろうと考えます。後期高齢者医療施行準備経費につきましても、その制度自体、将来にわたり持続可能な医療制度とするため、県下19市町村が足並みをそろえて取り組んでいるところであり、それに対する激変緩和のための措置に対応したシステムの開始を行うものであり、また重度障害者医療助成は、県の助成事業改正に伴い、受給資格証印刷費郵送料システム構築等に要するものであるということで、ともに必要な補正であると考えます。  次に、議案第162号は、企業が少なく経済基盤の弱い本市において、県地域産業活性化基本計画で定められた区域固定資産税を免除し、鳥取市の企業立地を促進し、活性化を図り、ひいては経済基盤の強化につながるものであり、必要な条例であると考えます。  議案第163号においても、第162号と同様、緑地面積率の緩和によって企業立地を促進し、経済基盤の強化に資するものであると認識しており、必要な条例であると考えております。  次に、議案第167号については、この特別医療費助成制度を持続可能な制度とするためには必要な条例改正であり、妥当なものであると考えます。  議案第169号は、現在、市営住宅に入居を希望する真に住宅に困窮する者が入居しにくい状況が継続していることに対して改善につながることが期待され、条例改正は当然のことと考えます。  以上の観点から、議案第148号、第162号、第163号、第167号、第169号に賛成するものでございます。皆様の御賛同をよろしくお願いいたしまして、賛成討論といたします。 ◯上杉栄一議長 以上で討論を終わります。  これより採決します。  まず、議案第148号平成19年度鳥取一般会計補正予算議案第162号鳥取企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税課税免除に関する条例制定について、議案第163号鳥取企業立地促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例制定について、議案第167号鳥取特別医療費助成条例の一部改正について及び議案第169号鳥取市営住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について、以上5案を一括して起立により採決します。  お諮りします。  5案に対する委員長報告原案可決です。  5案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立多数であります。したがって、5案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第149号平成19年度鳥取下水道事業費特別会計補正予算から議案第161号平成19年度鳥取病院事業会計補正予算まで、議案第164号鳥取児童健康支援センター設置及び管理に関する条例制定についてから議案第166号鳥取介護老人保健施設設置及び管理に関する条例の一部改正についてまで、議案第168号鳥取保健センター条例の一部改正について及び議案第170号鳥取特定公共賃貸住宅設置及び管理に関する条例等の一部改正についてから議案第179号損害賠償の額及び和解についてまで、以上27案を一括して採決します。  お諮りします。  27案に対する委員長報告原案可決です。  27案について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、27案は原案のとおり可決されました。  次に、平成19年請願第4号湖山池周辺集落排水及び公共下水道処理水千代水クリーンセンターへ早期接続する請願採決します。  お諮りします。  本請願に対する委員長報告は不採択です。  本請願について、採択することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立少数であります。したがって、本請願は不採択とすることに決定されました。 日程第3 議案第180号鳥取教育委員会委員の任命について及び議案第181号人権擁護委員候補者の推薦に      ついて(採決◯上杉栄一議長 日程第3、議案第180号鳥取教育委員会委員の任命について及び議案第181号人権擁護委員候補者の推薦について、以上2案を一括して議題とします。  これより採決します。  まず、議案第180号鳥取教育委員会委員の任命についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案について、同意することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。  次に、議案第181号人権擁護委員候補者の推薦についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案について、同意することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。 日程第4 委員会提出議案第1号割賦販売法抜本改正に関する意見書提出について及び委員会提出議      案第2号地方財政の強化・拡充、及び財政健全化法施行に当たっては地方自治原則の堅持を求      める意見書提出について(質疑討論採決◯上杉栄一議長 日程第4、委員会提出議案第1号割賦販売法抜本改正に関する意見書提出について及び委員会提出議案第2号地方財政の強化・拡充、及び財政健全化法施行に当たっては地方自治原則の堅持を求める意見書提出について、以上2案を一括して議題とします。  お諮りします。  2案に対する提出者の説明は省略したいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明は省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 討論なしと認めます。  これより、委員会提出議案第1号割賦販売法抜本改正に関する意見書提出について及び委員会提出議案第2号地方財政の強化・拡充、及び財政健全化法施行に当たっては地方自治原則の堅持を求める意見書提出について、以上2案を一括して採決します。  お諮りします。  2案について原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
                     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、2案は原案のとおり可決されました。 日程第5 議員提出議案第19号生活保護費引き下げに慎重な対応を求める意見書提出について(質疑・討      論・採決◯上杉栄一議長 日程第5、議員提出議案第19号生活保護費引き下げに慎重な対応を求める意見書提出についてを議題とします。  お諮りします。  本案に対する提出者の説明は省略したいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明は省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案について、委員会付託は省略したいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、本案委員会付託は省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  通告により発言を許可します。  角谷敏男議員。                 〔角谷敏男議員 登壇〕(拍手) ◯角谷敏男議員 私は、議員提出議案第19号生活保護費引き下げに慎重な対応を求める意見書提出について賛成の理由を述べ、討論を行います。  生活保護費のうち、食費、被服費、光熱費などに当たる生活扶助基準の見直しのために、11月30日、厚生労働省の有識者会議、生活扶助基準に関する検討会は報告書をまとめました。報告書は、生活扶助基準を見直して、生活保護費を引き下げるものです。これに対し、その日に記者会見した厚生労働大臣は、「きちんと受けとめ、第一歩としたい」と述べ、来年度予算で引き下げを検討する姿勢を示しました。  今回の検討会の引き下げの理由は、低所得者の生活費よりも現行の生活保護基準が高いというものです。これに対して、一般新聞にコメントを寄せた学者・研究者から、「検討会は低所得者世帯の消費の一部を取り出し、生活保護世帯と比較したが、そこから基準引き下げは導き出せない。食費を削り、教育費などの不足を補っている世帯もある」、「調査のサンプル数が少ないことも含め、報告書には疑問な点が多い」という声が出されております。そして、多くの学者や福祉関係者は、生活保護の引き下げが今以上に格差を拡大することになると懸念を表明しております。今、生活保護基準以下の収入しか得られないワーキングプアの人たちが450万とも600万世帯とも言われ、生活保護世帯の5倍以上にもなります。こうした世帯への支援にとって、生活保護費の引き下げは、セーフティネットの役割を危うくし、大きな不安を与えることになります。  また、今月初め、日本弁護士連合会の会長声明の中で、生活保護費の引き下げは、先月に成立した改正最低賃金法で地域別最低賃金の決定基準として明確にされた生活保護との整合性ということに影響を与えていくこと、また、地方税の非課税基準、介護保険料・利用料と公立学校の授業料の免除基準など、地方自治体の医療・福祉、教育などの施策の適用にも連動することを指摘しております。鳥取市においては、生活保護基準が就学援助の給付対象基準、市営住宅の家賃や介護保険料の減免、生活福祉資金の貸し付けなどの決定に当たって参考にされたり、また目安として運用されているように、市民にも影響を与えることになりかねません。  近年の生活保護世帯の生活は、灯油の高騰などの物価高が続くもとで、1日の食費も少なくして、1回減らすことも多いとか、銭湯に3日に1回を4日に1回にしたなど、健康で文化的な生活の中身が問われるほど大変厳しくなっております。もし、この生活費より他の低所得者が低いから生活扶助を引き下げることになれば、格差の是正ではなく、貧困の拡大を進めることです。それは、社会的に自立する生活を支援する政治ではありません。  このように、生活保護費引き下げが、生活保護を現に受けている人たちだけでなく、生活保護基準を考慮してつくられた他の制度を利用する人たちにも多大な影響を与えるものです。今、市民と国民の生活を守る上で、政府に引き下げに慎重な対応を強く求めていくべきであります。  最後に、議員各位のこの意見書に対する御賛同を心からお願いをし、意見書についての討論を終わりといたします。 ◯上杉栄一議長 以上で討論を終わります。  これより、議員提出議案第19号生活保護費引き下げに慎重な対応を求める意見書提出についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立少数であります。したがって、本案は否決されました。 日程第6 鳥取市選挙管理委員及び同補充員の選挙 ◯上杉栄一議長 日程第6、鳥取市選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。  まず、鳥取市選挙管理委員の選挙を行います。  お諮りします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選によりたいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることに決定しました。  お諮りします。  指名につきましては、議長が行うことにしたいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定しました。  鳥取市選挙管理委員に、鳥取市紙子谷58番地、福田一郎氏、鳥取市美萩野3丁目81番地、森英明氏、鳥取市丸山町280番地3、中家洋氏、鳥取市若葉台北2丁目3番7号、安谷屋明子氏、以上4人の方々を指名します。  お諮りします。  ただいま指名しました4人の方々を鳥取市選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました4人の方々を鳥取市選挙管理委員の当選人とすることに決定しました。  次に、鳥取市選挙管理委員補充員の選挙を行います。  お諮りします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選によりたいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることに決定しました。  お諮りします。  指名につきましては、議長が行うことにしたいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定しました。  鳥取市選挙管理委員補充員に、鳥取市湖山町南3丁目626番地、淀瀬秀夫氏、鳥取市猪子184番地、奥田 満氏、鳥取市桂木315番地、稲垣壽子氏、鳥取市北園1丁目186番地、池本百代氏、以上4人の方々を指名します。  お諮りします。  ただいま指名しました4人の方々を鳥取市選挙管理委員補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました4人の方々を鳥取市選挙管理委員補充員の当選人とすることに決定しました。  お諮りします。  鳥取市選挙管理委員補充員の順序は、ただいま指名しました順序にしたいと思います。  御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。 日程第7 住民自治基本条例に関する調査特別委員会の中間報告 ◯上杉栄一議長 日程第7、住民自治基本条例に関する調査特別委員会の中間報告を議題とします。  住民自治基本条例に関する調査特別委員会から、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申し出がありますので、これを許可します。  住民自治基本条例に関する調査特別委員長、高見則夫議員。                   〔高見則夫議員 登壇〕 ◯高見則夫議員 住民自治基本条例に関する調査特別委員会の中間報告を申し上げます。  まず、この条例制定の背景ですが、これまでの全国の市町村は、国の均一性、統一性を重視した中央集権型システムのもとで行政運営がなされてきました。しかし、平成12年4月に施行された地方分権一括法のもとで、市町村は自己責任、自己決定による自主的な行政運営が求められるようになりました。本市は、平成16年11月1日、周辺8町村との市町村合併により市域が拡大し、豊かな自然と多くの伝統文化などの資源を有する鳥取市となりましたが、全市の一体化と、一層の飛躍をするため、各地域の特性を育て、地域が抱えるさまざまな課題や地域間格差を解決するため、新しいまちづくりの構築が急務ともなりました。このため、市民が主役の協働によるまちづくりを推進する中で、市民、行政、議会が一体となって、まちづくりの最も基本となる規範として位置づけられる本条例の趣旨を共通理解し、連携しながら協働のまちづくりを展開することが重要となったところであります。  次に、調査の経過について申し上げます。本特別委員会は、3月定例市議会で9名の委員からなる特別委員会として設置されて以来、本日までに13回の委員会等を開催し、調査研究を行ってまいりました。その主な経過は次のとおりです。  平成19年3月23日、正副委員長の互選を行い、この案件について調査終了まで閉会中も継続して調査を行うことが確認、承認をされました。4月26日には、鳥取市みんなでつくる住民自治基本条例検討委員会設置要綱で、市長に公募で委嘱されている22名の委員が既に4回にわたる検討委員会を開催されて、条例素案等の作成に着手されている状況について執行部から説明を受けるとともに、第8次総合計画に位置づけられた本条例制定取り組みは妥当であると了承しました。また、特別委員会の効率的調査審議を期するため、議事運営に関する基本的な申し合わせを行いました。5月17日には、検討委員会の正副委員長を市議会に招致し、5回にわたる検討状況の経過について意見を求めました。7月24日から26日には、条例制定の先進地、埼玉県草加市、山梨県甲府市、東京都文京区を視察しました。3市とも条例の検証時期でもあり、条例と市民とのかかわり、条例の住民への周知等が課題とされておりましたが、本市にとりましても、この条例が必要と認められました。10月12日には、検討委員会の正副委員長条例素案ワーキング3部会、市民広報部会の部会長7名の方々を市議会に招致して、執行部から参考送付された「鳥取市住民自治基本条例(仮称)についての基本的な考え方(中間まとめ)」について、提案に至る委員長の経過説明を受けるとともに、それぞれの部会長より意見聴取を行いました。  次に、検討委員会から提出された条例素案について申し上げます。その内容について、本特別委員会の主な意見を申し上げますと、1、前文や条文の平明な表現の検討、2、義務的表現の検討、3、最高規範性のあり方、4、議会と市の執行機関の明確化、5、条例の前提となる自治、まちづくり、市政の統一整理、6、住民投票規定の検討、以上6点であります。これらを課題として申し添えます。  最後になりましたが、地方自治法第1条が改正され、地方自治体の役割として「地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担う」とあるように、「みんなでつくる」という協働の内容が大幅に入り込んでいる条例素案であるということを広く市民に理解を得ることが大切です。検討委員会は、これまでさまざまな住民周知の活動を行ってこられましたが、この条例の主旨が市民に十分浸透するに至っていないと思います。市民みんなの条例として、市民に理解を得るため、市民の協力のもと、積極的に広報に取り組んでいただきたいと思います。そして、本特別委員会を初めとする議会の意見や、市民の皆様の幅広い御意見を踏まえながら、市の法制的な視点での審査などをもとに集約され、取り組みを進めていくことが大切と思います。  本特別委員会におきましても、12月4日、市長から議長あてに事前協議の依頼があった議会に関する規定部分を初め、各条文について引き続き調査研究を進めていくこととし、中間報告とさせていただきます。 ◯上杉栄一議長 これより中間報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 質疑なしと認めます。  以上で、本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。  これで、平成19年12月鳥取市議会定例会を閉会します。                    午前10時44分 閉会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....