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  1. 鳥取市議会 2007-09-01
    平成19年 9月定例会(第8号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2007年10月05日:平成19年 9月定例会(第8号) 本文 ▼最初ヒット発言へ(全 0 箇所)                    午前10時0分 開議 ◯上杉栄一議長 ただいまから本日の会議を開きます。  日程に先立ちまして、御報告します。  お手元配付のとおり、議案第120号平成18年度鳥取歳入歳出会計決算認定についての附属資料に一部訂正の申し出が市長からありましたので、御報告します。  そのほかに報告事項がありますので、事務局次長報告させます。 ◯楮原伸一事務局次長 御報告いたします。  湯口史章議員から、所用のため本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。  以上、報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 本日の議事日程は、お手元配付のとおりであります。 日程第1 議案第120号平成18年度鳥取歳入歳出会計決算認定についてから議案第123号平成18年度鳥取病院事業決算認定についてまで(委員長報告討論・採決) ◯上杉栄一議長 日程第1、議案第120号平成18年度鳥取歳入歳出会計決算認定についてから議案第123号平成18年度鳥取病院事業決算認定についてまで、以上4案を一括して議題とします。  各特別委員長から委員会審査報告書議長に提出されております。  各委員長報告を求めます。  決算審査特別委員長吉田博幸議員。                   〔吉田博幸議員 登壇◯吉田博幸議員 決算審査特別委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果及び経過を御報告いたします。  議案第120号平成18年度鳥取歳入歳出会計決算認定について、本案は一部委員反対がありましたが、賛成多数で認定すべきものと決定しました。  それでは、経過について御報告いたします。  まず、平成18年度決算につきましては、合併後2度目の通年決算、かつ第8次鳥取総合計画初年度決算であり、一般会計を初めとする18会計決算であります。  9月13日に設置されました本特別委員会は、12名の委員によって、9月21日から延べ5日間にわたり委員会を開催し、平成18年度歳入歳出決算書及び主要な施策成果等説明書に基づき、関係各部署に詳細な説明を求め、監査委員決算審査意見書参考に、平成18年度の予算執行結果、行政効果不用額検証など、広い視野で慎重かつ活発な審査を行いました。
     この際、審査過程において各委員から出されました意見提言の中で、委員会として特に重要と判断したものについて指摘、要望いたします。  1点目として、予算執行あり方であります。  まず、歳出不用額についてであります。適正な執行努力されている点は理解いたしますが、補正予算減額対応が可能なものや、増額補正しておきながら大きな不用額が生じているものが見受けられました。今後において、補正対応なり、財源の有効活用をし、他の事業に充てるなど、迅速かつ適切な判断をされることを求めます。また、本庁と支所などの間における予算執行状況の把握、連携に一層努められることを求めます。  次に、翌年度繰り越し事業についてであります。早期の事業発注事業における関係機関との交渉に努力されておりますが、多くの繰越明許費があります。努力の結果、やむを得ず繰り越すものとしては理解いたしますが、今後においては事業スケジュール検証し、適切な対応をされることを要望します。  次に、国・県の補助金等についてであります。平成18年度においても多くの国・県補助金交付金がありますが、その内容は多岐にわたっており、煩雑な事務を解消するためにも国・県との連携を密にし、改善を図るべき点は要望されることを求めます。  次に、各種団体等に対する補助金あり方についてであります。第4次鳥取行財政改革大綱において、補助金整理合理化方針に沿った展開をされておりますが、今後においては、補助したことによる効果検証、一層の補助金透明化努力されることを求めます。  なお、具体的な指摘事項として、各部署で数多くの電算システムがありますが、現状を一括把握した上で、可能なものは整理統合検討し、コスト削減努力をされることを望みます。  2点目は、市税等徴収率向上であります。  平成18年度におきましては、市税税外収入金は、管理職動員による夜間訪問徴収口座振替の促進など、徴収率向上に向けた積極的な取り組みがなされており、具体的数値については申し上げませんが、その努力に対して敬意を表するものであります。  今後の徴収率向上に向けた具体的な意見として、上下水道使用料賦課徴収統合について検討されることを望みます。  また、徴収に当たっては、縦割り徴収体制ばかりではなく、横の連携を考慮し、徴収システム構築検討されることを望みます。徴収に要する費用効果検証も必要であります。  今後とも、引き続き徴収率向上に向けた努力を期待します。  3点目は、事業成果とその検証についてであります。  市民にとって、施策事業がよりわかりやすいものとなるよう、予算執行に重点を置くばかりではなく、費用効果の視点でのみずからのチェック、また成果とその検証を適切に行われることを求めます。施策事業成果は、次年度予算に反映していくこと、あわせてさらなる成果に期待し、職員の認識の向上を図られることを求めます。  なお、具体的な点として、指定管理者制度について指摘します。平成18年度から多くの施設指定管理者の導入を行っておりますが、その運営状況を適切に把握し、適正な管理運営が行われるよう、行政側チェックも必要であります。  4点目として、観光振興についてであります。  まず、鳥取砂丘についてであります。平成18年度においても鳥取砂丘関連事業に積極的に取り組まれておりますが、今後においては鳥取砂丘の大自然の魅力、景観、自然保護の観点などでの総合的な事業展開も図られることを望みます。  次に、吉岡温泉についてであります。過去の決算において幾度にもわたり指摘がございましたが、平成18年度決算におきましても指摘せざるを得ません。債務負担行為として、温泉権取得事業費が継続しておりながら、活用については平成18年度もストップしたままとなっております。今後において、早急に行政として可能な努力をされることを要望します。  また、地産地消についてであります。「地産地消の店」事業など、鋭意取り組まれてきておりますが、今後においては、鳥取市の地産地消について総括をされ、市民観光客に満足していただける展開を図られるよう求めます。  以上が、審査過程において出されました意見提言でありまして、平成20年度予算に反映されることを求め、決算審査特別委員会委員長報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 企業会計決算審査特別委員長中西照典議員。                   〔中西照典議員 登壇◯中西照典議員 企業会計決算審査特別委員会に付託されました議案につきまして、本委員会における審査の結果を御報告します。  議案第121号平成18年度鳥取水道事業決算認定について、議案第122号平成18年度鳥取工業用水道事業決算認定について、議案第123号平成18年度鳥取病院事業決算認定について、以上3案について、本委員会は各事業決算書に基づき、当局の説明を聴取し、監査委員決算審査意見書参考に慎重かつ詳細に審査を行ったところであります。  その結果、議案第122号平成18年度鳥取工業用水道事業決算認定については、全会一致認定すべきものと決定しました。また、議案第121号平成18年度鳥取水道事業決算認定について、議案第123号平成18年度鳥取病院事業決算認定についての2案は、いずれも一部委員反対がありましたが、賛成多数で認定すべきものと決定しました。  なお、審査過程において各委員から意見、要望及び提言がありましたので、その主なものを申し上げます。  最初に、水道事業決算についてであります。  平成18年度における本事業経営収支状況は、総収益が30億6,792万7,000円に対し、総費用は30億5,043万9,000円で、この結果、当年度の純利益は1,748万8,000円となっております。水道事業を取り巻く環境は、事業所等のISO14001の認証取得など節水意識の定着が進み、水需要の伸びが期待できない厳しい状況にあります。この中で浄水施設整備事業鉛製給水管更新事業石綿管改良事業などの諸事業に取り組まれながらも、経営健全化を図るべく検討された、長期経営構想効果が認められます。  そして、平成18年度下期から強化された給水停止措置等により取り組まれている滞納整理対策も、収納率向上が今後数値としてあらわれることを期待しております。  また、実際に起こった水質汚濁事故を踏まえ、具体的な事例を想定された訓練をされるなど、危機管理体制強化にも配慮されており、厳しい財政事情の中でも諸課題に取り組まれ、適切な業務運営がなされたものと評価いたします。  今後も安全で安定した給水のため、特に次の事項に留意の上、なお一層の経営改善をされるよう要望します。  1点目として、効率的な職員体制検討及び諸手当の見直し等による経費のさらなる削減についてであります。  浄水施設整備事業がピークを迎える中、限られた収入経営基盤強化を図るため、業務委託を含めた効率的な職員体制検討及び諸手当の見直しによる人件費のさらなる削減に努められるよう求めます。  2点目として、技術継承仕組みづくりであります。  長年にわたって蓄積された技術は貴重な財産であります。合理化のみを優先させることは安全性の低下も懸念されます。人為的ミスによる事故を起こさないため、今後の職員体制検討される中で確実に技術継承がされる仕組みをあわせて検討されるよう求めます。  次に、工業用水道事業決算についてであります。  平成18年度における本事業経営収支状況は、総収益が2,429万5,000円に対し、総費用は1,492万5,000円で、この結果、当年度の純利益は937万円となっております。  長引く景気低迷影響もあり、契約水量が減少し、新たな契約先も見込めない中、今後の事業経営に当たっては、将来の収支を見きわめながら施設整備運営改善に努められるよう求めます。  最後に、病院事業決算についてであります。  平成18年度における本事業経営収支状況は、総収益が73億9,856万3,000円に対し、総費用は77億3,670万4,000円で、この結果、当年度の純損失は3億3,814万1,000円となっております。  病院経営を取り巻く環境は、診療報酬引き下げ改定医師不足など厳しい状況が続いております。そういった中、市立病院では、中央材料室滅菌業務委託化などの業務効率化経費節減に向けた努力や、在院日数について、昨年より0.4日短縮して14.9日とされ、病床利用率向上による収益確保努力等により、損失を最小限に抑えられたことは高く評価するものです。  また、治療の一環であり、入院患者さんが毎日の不安と苦しみの中で一番楽しみにしておられる病院給食について、地産地消を積極的に取り入れられ、大変喜ばれていること、そして収納業務についても、退院時の請求明細書の出し方について工夫されていることについても評価いたします。  今年度決算損失が生じたことは、診療報酬引き下げ改定や、医師不足による患者数の減少が影響していると思われますが、今後の事業経営に当たっては、患者の安定確保経費節減に引き続き努めながら、特に次の事項に留意の上、医療サービス向上病院経営の安定になお一層の努力をされることを要望します。  1点目として、医師の給与の増額改定を含めた医療環境構築についてであります。  医師の確保は、地域医療の充実を初め病院経営に大きな影響を及ぼす課題であります。医師が働きやすい、そして勤めたくなる魅力ある病院づくりをするために、給与の増額改定を含めた医療環境構築に努められるよう求めます。  2点目として、PET-CT検査利用の促進についてであります。  鳥取市として初めての取り組みとなる鳥取市場公募債がん対策市民債」を発行し、PET-CT装置を県内で初めて設置し、がん治療の充実、強化を図っておられますが、検査件数については、当初予定の1日5人という検査数以上を確保するよう、一層の啓発活動に努められるよう求めます。  3点目として、地域医療機関との医療体制検討についてであります。  市立病院は、高度医療救急医療を担う地域中核病院として、地域住民の命と健康を守るという重要な役目を担っており、その使命を果たすためには、県を初めとして、地域の開業医や他の病院連携して、より効果的に、効率よく良質な医療が提供できるよう、地域医療体制検討を進められるよう求めます。  以上、報告を終わります。 ◯上杉栄一議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  通告により順次発言を許可します。  角谷敏男議員。                 〔角谷敏男議員 登壇〕(拍手) ◯角谷敏男議員 私は、日本共産党市議会議員団を代表して、本議会に提案された議案第120号鳥取歳入歳出決算認定について、議案第121号水道事業決算認定について、議案第123号鳥取病院事業決算認定について、以上3議案について反対をいたしますので、その理由を述べます。  18年度は鳥取市の総合計画初年度でした。国の地方交付税削減合併事業継承による予想以上の厳しい財政のもとで、真に必要な事業の再評価、特に、市民暮らしの支援と福祉の拡充を進める事業計画が必要でありました。  しかし、税制改悪による約6億円の負担増延べ12万人の市民影響を与えるにもかかわらず、市長保育料国保料介護保険料、人間ドックと各種検診に対する負担軽減を拒否されました。また、所得の少ないほど重い税の消費税も、水道料金など各会計市民負担となっております。  2点目は、総合計画の柱から、市民の依然として強い要望である福祉まちづくり福祉都市宣言を追求する「福祉都市の実現」がなくなり、生涯健康都市の実現に置きかえられました。しかし、市の財政負担が優先され、市民の命を守る各種健診の条件の見直しが行われました。  また、市民福祉医療について言えば、政府与党の中からも抜本的な見直しが言われているように、障害者自立支援法障害者の実情を無視し、人間らしい労働と暮らしに反していることは、もはや明らかです。市長が言われる持続的な制度の維持どころか、障害者福祉や就労など、暮らしを維持できない制度であります。この制度改悪に合わせるかのように、市では障害者小規模作業所等通所助成削減住宅改良助成費支給基準の縮小がされました。さらに、介護保険料国保料の引き上げも行われ、市民税の増税とあわせ、高齢者などへの市民負担をさらに重くするものであり、所得状況に応じた負担軽減策が必要です。  3点目は、不公正な同和事業です。昨年12月に、特別対策から一般対策への移行は表明されました。一部に18年度は予算の適正な執行への努力はありますが、対策の主流は個人給付事業などの特別対策でした。  最後は行財政改革です。総合計画でも、行政運営が「都市経営」に、主役である市民が「顧客」、「民間にできることは民間に」をキャッチフレーズとする市場原理を持ち込み、自治体で営利を追求する企業に変えようとする取り組みがあります。  また、「高齢化・少子化の到来」や「財政危機」を利用しての「官と民」の役割分担の強調、山間部除雪対応でも「自助、共助、公助」を持ち出し、市民参画を「市民との協働」と安易に言いかえられています。安上がり・効率の優先ではなく、市民の命綱としての責任・役割を持った自治体が求められます。  今、地方分権の推進の中で、本市では市民によって住民自治基本条例検討が始まっております。自治体の民主的な運営と確立のために、改めて地方自治の理念とあり方が十分に議論される必要があります。特に、合併して巨大な行政組織となった本市が、地方自治の基本を踏まえた国等への対応を行うとともに、市民の小さな声でもしっかりと受けとめ、どこに住んでいても温かさが実感でき、暮らしの明るさが見える市政の転換が必要であることを述べて、私の討論を終わります。 ◯上杉栄一議長 森本正行議員。                 〔森本正行議員 登壇〕(拍手) ◯森本正行議員 こう風の森本正行です。  私は、平成18年度鳥取歳入歳出会計決算認定について及び企業会計決算認定について、賛成する立場で討論いたします。  平成18年度は、三位一体改革による国庫補助金大幅削減、長引く景気低迷による市税収入の減少など、大変厳しい財政状況でありましたが、平成17年度に策定した鳥取行財政改革大綱や、またその実践、そして第8次総合計画初年度として長期的展望に立っての市政運営が進められました。さらには、4月に行われた市長選挙後の肉づけ補正予算も含め、厳しい財政事情にありながら、「20万都市づくり前進予算」と位置づけて市民生活向上に向けた新たな施策が導入されました。個別の決算内容については、お二人の決算特別委員長から、提言も含めて報告されたとおりでありますので多くは述べませんが、不用額につきましても、その多くは行財政改革成果があらわれてきたものと受けとめています。  そのような理由により、議員各位決算認定賛成への同意をお願いし、私の討論といたします。 ◯上杉栄一議長 以上で討論を終わります。  これより採決します。  まず、議案第120号平成18年度鳥取歳入歳出会計決算認定について及び議案第121号平成18年度鳥取水道事業決算認定について、以上2案を一括して起立により採決します。  お諮りします。  2案に対する委員長報告認定です。2案について認定することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立多数であります。したがって、2案は認定されました。  次に、議案第123号平成18年度鳥取病院事業決算認定についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長報告認定です。本案について認定することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯上杉栄一議長 起立多数であります。したがって、本案認定されました。  次に、議案第122号平成18年度鳥取工業用水道事業決算認定についてを採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長報告認定です。本案について認定することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、本案認定されました。 日程第2 議員派遣の件 ◯上杉栄一議長 日程第2、議員派遣の件を議題とします。  お手元配付してありますとおり、議員を派遣したいと思います。  お諮りします。  議員の派遣について、お手元配付してありますとおり決定することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯上杉栄一議長 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定されました。  以上で、本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。  これで、平成19年9月鳥取市議会定例会を閉会します。                    午前10時28分 閉会
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