おめでとうございました。
〔
表彰状伝達〕(拍手)
〔議長、
受賞者代表 着席〕
◯福田泰昌議長 受賞されました方々の栄誉をたたえ、これで伝達を終了します。
日程第1 議席の一部変更について
◯福田泰昌議長 日程第1、議席の一部変更についてを議題とします。
お諮りします。
会派所属議員の異動により、
森田紘一郎議員の議席を10番から7番に、
藤縄喜和議員の議席を7番から8番に、
上杉栄一議員の議席を8番から9番に、
伊藤憲男議員の議席を9番から10番に、それぞれ変更したいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。したがって、ただいま申し述べましたとおり、議席の一部を変更することに決定しました。
日程第2 会期の決定
◯福田泰昌議長 日程第2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。
本
定例会の会期は、本日から6月21日までの11日間にしたいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。したがって、会期は11日間に決定しました。
日程第3
中心市街地活性化に関する
調査特別委員及び
鳥取環境大学に関する
調査特別委員の選任について
◯福田泰昌議長 日程第3、
中心市街地活性化に関する
調査特別委員及び
鳥取環境大学に関する
調査特別委員の選任についてを議題とします。
お諮りします。
委員会条例第6条第1項の規定により、欠員中の
中心市街地活性化に関する
調査特別委員の選任については23番
渡辺喜八郎議員を、欠員中の
鳥取環境大学に関する
調査特別委員の選任については30番
沢根岩男議員を、それぞれ
特別委員に指名します。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました、
渡辺喜八郎議員を
中心市街地活性化に関する
調査特別委員に、
沢根岩男議員を
鳥取環境大学に関する
調査特別委員に、それぞれ選任することに決定しました。
日程第4 議案第65
号平成14年度
鳥取市
一般会計補正予算から議案第81
号専決処分事項の報告及び承認につ
いてまで(
提案説明)
日程第5 報告第3
号繰越明許費繰越計算書についてから報告第9
号専決処分事項の報告について(報告)
◯福田泰昌議長 日程第4、議案第65
号平成14年度
鳥取市
一般会計補正予算から議案第81
号専決処分事項の報告及び承認についてまで、以上17案及び日程第5、報告第3
号繰越明許費繰越計算書についてから報告第9
号専決処分事項の報告についてまでを一括して議題とします。
提出者の説明を求めます。
竹内市長。
〔竹内
功市長 登壇〕
◯竹内 功市長 皆さん、おはようございます。
本
定例会に提案いたしました平成14年度
鳥取市
一般会計補正予算を初めとする諸議案の説明に先立ちまして、所信の一端を申し述べさせていただきます。
市民の負託を受け、
鳥取市長としてこれからの
鳥取市政を担当させていただきますことは、私、
竹内功にとりましてまことに重責であり、身の引き締まる思いであります。私は市民のための新しい市政の実現を目指し、選挙を通じて訴えてまいりました公約の実現と、直面する市政の諸課題の解決に向けて、初心を忘れることなく、市民の
皆さんのお声を十分にお聞きしながら
誠心誠意全力で取り組んでまいります。
議員各位を初め、市民の皆様の御理解と御支援をお願い申し上げます。
私は、まず第1に、21世紀の新しい
地域づくりを今年度からスタートさせたいと思います。
鳥取市という地域が持つ
自然条件、
伝統文化、
産業構造を踏まえ、この地域の持つ発展の
可能性をしっかりと見据えて、
鳥取らしさを生かした特色ある
地域づくりを進めてまいります。それには、
地場産業の振興、教育・福祉の充実などに特に力を入れ、地域の環境を大切にし、自然や文化に触れ合いながら、すべての市民が生き生きと暮らせる地域とすることが必要であります。こうした新しい
地域づくりの実現のため、広域的な視野に立って、東部15
市町村の連携を強化しながら、
市町村合併の
具体化に向けて、議会の
皆様方とともに全力を挙げて取り組んでまいります。
浄水場事業の
見直しについては、5月27日の
臨時議会において本会議で御説明しました
浄水場施設見直し検討委員会を早急に立ち上げるための準備を進めております。
公募委員の募集につきましては、6月15日号の市報で広くお知らせすることにしております。また、
水道関係の
専門家の委員の推薦を
財団法人水道技術研究センターに依頼したところであります。本事業の速やかな
見直しに向け取り組んでいるところであります。
第2に、市民と市政の新たな関係の構築を図り、市民が主役の新しい市政の実現を目指します。このため、広報・広
聴機能を一層充実し、
政策形成の早い段階で
情報提供を行い、十分な
説明責任を果たすことのできる体制を整え、市政に対する
市民参画の一層の促進を図ってまいります。
私は、助役を2人以内とする措置を講じたいと思います。
市町村合併、
行政改革、
男女共同参画社会の実現などの直面する
行政課題に的確に対応するために必要であるとともに、
自治会はもとより、
経済界や
女性団体を初めとする市民の各界の皆様と市政との
結びつきを緊密なものとし、市民のニーズを的確に把握し、
市民サービスを格段に向上するために必要があるからであります。
女性副市長の実現は私の公約の1つであり、その実現のために
市長就任以来慎重に検討を重ねてまいりました。まず第1に、新たに条例を制定し、助役の定数を2人以内とすることが必要であると考えております。さらに、、
市役所内部の
組織体制の
整備も必要であり、これは7月1日に予定している
人事異動とあわせて実現することとしているところであります。女性副市長の実現は市政の歴史の中で前例のないことであり、段階的に準備を整え、機の熟するのを待って
適任者を選任することが適切であると考えておりますので、こうしたことに必要な時間を与えてくださいますようお願いします。
ところで、これは西尾前市長さんの御功績が大きいのでありますが、先月18日から今月の8日まで
ワールドカップサッカー大会に出場する
エクアドル代表チームを
鳥取市にお迎えし、これに関する多くの報道がなされ、
鳥取市と
サッカーとの関係が広く全国に知られるところとなりました。
鳥取空港国際ターミナルにおいてはたくさんの市民の
皆さんが
チームを出迎え、また見送ったのであります。この間、
少年サッカー教室、市民との
交流会、
親善試合などを通じて
エクアドル代表チームと市民との交流が深まり、
子供たちが一流の
サッカー選手に直接出会って感激するなど、多くの市民や
ボランティアとして参加した若者にとって何物にもかえがたい貴重な体験となりました。
また、
在日エクアドル大使が来鳥され、今後の交流を提案されました。本市といたしましてもこのたびのキャンプを契機として、
エクアドルとの交流を無理のない形で継続していくことを検討する必要があると考えております。今回の経験で培った市民のエネルギーが今後の新しい
地域づくりの大きな力となるものと確信いたしております。
さて、今回の肉づけ予算の編成に当たりましては、従来からの
継続事業や
懸案事項については第7次
総合計画をベースにしながら、その
必要性、市民の
皆さんの強い
要望等を勘案し、予算に盛り込むとともに、市民のための新しい市政の実現に向けて、教育・福祉の充実、
市民サービスの充実など、私の公約いたしました諸施策の推進に積極的に対応いたしたところでございます。
その結果、
一般会計での肉づけ後の
予算規模は598億7,584万1,000円となり、前年度の当初予算に対し3.1%の増、また、
特別会計、
企業会計を加えた全会計では1,158億9,404万2,000円となり、0.1%の減となりました。
それでは、私が今後取り組ませていただきます幾つかの柱に沿って説明をさせていただきます。
柱の第1は、教育の充実についてでございます。
まず、
義務教育の充実につきましては、
小学校1・2年生における30人学級を実施するとともに、
語学指導等を行う
外国青年の招致を現在の3人から5人に増員し、中学校の
英語教育の充実を図ります。また、施設の
整備としては、
日進小学校校舎等及び
修立小学校屋内運動場の改築に向けて
設計業務を行います。
学校週5日制への対応といたしましては、地域の住民が
ボランティアとなり、各地域の特色を生かしながら
子供たちの休日活動を支援する子供と大人のふれあい事業に取り組むとともに、小学生を対象とした
ジュニアハングル講座を土曜日に開催いたします。
生涯スポーツの推進につきましては、
地区住民の身近な
体育施設として
大和体育館を新設するとともに、
若葉台小学校グラウンドに
夜間照明を設置いたします。
生涯学習の推進につきましては、
豊実地区公民館を新築いたします。
柱の第2は、福祉の充実についてでございます。
まず、
児童福祉の推進につきましては、
子育て総合相談室を設置いたしますし、また、
城北小学校に
放課後児童クラブ専用施設を
整備いたします。
障害者福祉の推進につきましては、
障害児の一時預かり事業を
若草学園でも実施いたします。また、
社会福祉法人が建設する
知的障害者更生施設、
知的障害児施設に対し助成いたします。
高齢者福祉の推進につきましては、
高齢者世話付住宅生活援助員の
派遣対象施設を、民間の
高齢者向け優良賃貸住宅にも拡大するとともに、
徘回高齢者位置検索システムに加入する家族に対し、加入時の費用を助成いたします。また、
医療法人が建設する
老人保健施設整備費の一部に対し無
利子貸付を行います。
柱の第3は、市政の改革についてでございます。
まず、市民100人で構成する
市政改革100人
委員会を設置し、100日間で集中的に意見・要望をお聞きし、
行政運営に反映させてまいります。
また、
事務事業の効率的な推進を図るため、
行政評価システムを構築し、平成15年度からの導入を目指してまいります。
広
聴機能の充実につきましては、本
庁舎玄関ロビーに
市民談話室を設置するとともに、市政に対して気軽に
意見等を提案していただくため、市のすべての
公共施設に
市政提案箱を設置いたします。
また、来庁者の
利便性の向上を図るため、現在、第2庁舎に配置している
福祉保健部を
本庁舎へ移転し、
各種窓口サービスを集約するとともに、
本庁舎1階、2階にトイレを増設いたします。
さらに、
管理職を対象とした
民間経営感覚養成研修、
窓口職員を対象とした
接遇研修を実施し、
市民サービスの向上に努めてまいります。
柱の第4は、文化・観光の推進についてであります。
まず、
観光ボランティアガイドの養成、
予約観光ガイド、
ループ麒麟獅子乗客ガイドを実施するとともに、
観光行事への
市民参加を促し、市民の手による
観光振興を図ってまいります。
また、
鳥取32万石お
城まつり開催費や、
市観光協会の
ホームページ作成費に対し助成いたします。
さらに、道の
駅整備に関連した
白兎海岸周辺整備、
海水浴場の
サメ対策、県が建設を予定している
カニ展示施設に関連した
鳥取港
西浜地区振興事業を実施いたします。
文化の振興につきましては、
岡崎平内邸や
池内邸などの
歴史的建造物の保存の
方向性を判断するための
基礎資料を作成するとともに、地域の
民俗芸能を保存・伝承している
覚寺麒麟獅子舞の衣装・用具の新調に対し、また、
仁風閣で開催される
仁風閣ロイヤルコンサートに対し助成いたします。
また、姫路市との
姉妹都市提携が30周年を迎えることから、
記念祝賀事業、
姫路鳥取連携事業フォーラムを実施いたします。
柱の第5は、
男女共同参画の推進についてであります。
まず、
男女共同参画に関する活動や情報を得る
拠点施設として
男女共同参画センターを設置いたします。また、女と男のハーモニーフェスタとあわせて
センターの
開設記念事業を実施いたします。
さらに、女性の市政への参画を推進するため、
女性議会を開催いたします。
柱の第6は、
市町村合併の推進についてであります。
市町村合併につきましては、
市長就任以来4月から5月にかけて
市民説明会や東部14
町村長との話し合いを実施してまいりました。今後は
世話人会の場を中心として合併の
枠組み協議に積極的に取り組むとともに、本市の
推進体制の
整備や
市民説明会を実施いたします。
また、
県東部地域の
若者たちが主体的に
市町村合併について公開でディベートする
イベントを開催するとともに、住民が主体となって実施する調査・研究や
イベントに対する
助成制度を創設いたします。
柱の第7は、
中心市街地の
活性化についてであります。
まず、TMOが実施される
中心市街地商店街の歩道への
ハンギングフラワー設置事業に助成いたします。
また、東部15
市町村の
観光情報、
特産品等の
情報発信をするいなば
ふるさと館設置事業に取り組むとともに、
市街地において民間が施行する
優良建築物等整備事業に対し助成いたします。
柱の第8は、
地場産業の振興についてであります。
まず、地場の卸売・
小売業者と
製造業者が一堂に会して
商談交流会を開催する
地場産業出会いの
広場事業を実施いたします。
また、市内で創業・開業しようとする個人・
中小企業者に対し助成する、まちの
起業家育成事業に取り組んでまいります。
さらに、
鳥取いなば農協が
整備する
カントリーエレベーター施設に対して助成するとともに、
地産地消の
取り組みとして、地場産米を使った
米粉パンを
学校給食に供給するための試行を行います。
その他、
鳥取港の
利用促進のため、
コンテナ航路開設可能性調査の実施や、県が
整備する
ボートパークの
駐車場等の
整備に着手いたします。
柱の第9は、
高速交通網の
整備促進についてであります。
高速道路の
整備促進につきましては、
中国横断自動車道姫路・
鳥取線の
早期実現のためのシンポジウムを開催いたします。
また、JRが実施する山陰本線、因美線、境線の
鉄道高速化事業の促進や、
鳥取空港の
東京便4便化に向けた
利用促進等のPRを行います。
柱の第10は、
生活環境の向上についてであります。
まず、市道の
整備につきましては、江津・
浜坂線、倭文・玉津1号線等の
整備に着手するとともに、
都市計画街路として
西品治45号線を
整備いたします。
公園の
整備につきましては、若葉台北2丁目の街区公園の
整備を行うとともに、老朽化している
真教寺公園の猿舎の建てかえ、
千代川緑地に
ソフトボール場の
整備、
岩倉地区の
公共空地への
植栽整備などを行います。
また、
全国都市緑化フェアの平成19年度開催に向け、
基本構想を策定いたします。
下水道の
整備につきましては、
千代水クリーンセンター及び
吉岡クリーンセンターの増設に着手いたします。
市営住宅の
整備につきましては、
賀露団地29戸の建てかえに着手するとともに、
西品治北団地21戸を建設いたします。
その他、
市内全域での常時
接続高速インターネット環境を
整備するため、
鳥取テレトピアが実施する
農村型CATVインターネット施設整備事業に助成いたします。
また、
御熊地区の
簡易水道施設整備に着手するとともに、
可燃ごみの
減量化に向けた
取り組みとして、生
ごみ処理機器購入補助制度を創設いたします。
以上が、
補正予算として計上いたしました主な事業の概要でございます。
一般会計で44億7,784万1,000円、
特別会計で6億8,872万円を合わせて、総額51億6,656万1,000円の
補正額となりました。
それでは、提案いたしました議案につきまして御説明いたします。
議案第65号から議案第70号までは、
一般会計、
特別会計の
補正予算でございまして、ただいま申し述べました諸施策に基づき編成いたしたのものでございます。
次は、
条例等に関する案件でございまして、議案第71号は、さきに申し述べましたとおり、助役の定数を2人以内とするため、議案第72号は、
男女共同参画センターの設置及び管理について定めるため、それぞれ条例を制定しようとするものでございます。
議案第73号は、
高齢者世話付住宅生活援助員の
派遣対象施設を拡大するため、議案第74号は、
市営住宅円通寺団地建てかえに伴い旧団地の
廃止等をするため、議案第75号は、
非常勤消防団員に係る
退職報償金の
支給額を改定するため、それぞれ条例を
整備しようとするものでございます。
議案第76号は、低
開発地域工業開発促進法に係る
固定資産税の
課税免除を廃止するため、条例を廃止しようとするものでございます。
議案第77号は、
千代水クリーンセンター増設工事に係る
業務委託に関する
基本協定を日本下水道事業団と締結するため、議案第78号は、
鳥取港
西浜地区振興事業用地を取得するため、それぞれ議決を得ようとするものでございます。
議案第79号から議案第81号までは、いずれも
専決処分事項の報告及び承認に係る案件でございまして、まず、議案第79号は、平成13年度
一般会計及び
特別会計の
専決処分をいたしたものでございます。
一般会計では、
地方交付税の
配分額の決定や市債の決定に伴う
財源更正等を、
特別会計では、市債の決定に伴う
財源更正等について
専決処分をいたしました。
議案第80号は、
市税条例の一部改正について、また、議案第81号は、低
開発地域工業開発地区における
固定資産税の
課税免除に関する条例の一部改正について
専決処分をいたしたものでございます。
次は
報告事項でございますが、報告第3号は、平成13年度
一般会計及び
特別会計の予算のうち
繰越額が確定したため、報告第4号は、平成13年度
一般会計のうち3事業について
事故繰り越しの措置をしたため、それぞれ報告しようとするものでございます。
報告第5号は、
水道事業会計の
浄水施設整備事業等について、報告第6号は、
病院事業会計の
電子カルテシステム導入事業について、それぞれ
繰り越しの措置をいたしたものでございますし、報告第7号は、
各種法人の平成13年度の
経営状況につきまして、それぞれ報告しようとするものでございます。
報告第8号は、
市営住宅の
長期家賃滞納者に対し、
市営住宅の
明け渡し等を求めるための訴えの提起について、報告第9号は、
損害賠償の額及び和解について、それぞれ
専決処分をいたしましたので、その報告をしようとするものでございます。