ツイート シェア
  1. 鳥取市議会 1998-09-01
    平成10年 9月定例会(第5号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    1998年09月17日:平成10年 9月定例会(第5号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                   午前10時2分 開議 ◯議長岡本善徳君) これより本日の会議を開きます。 日程第1 議案第125号工事請負契約締結について(提案説明◯議長岡本善徳君) 日程第1、議案第125号工事請負契約締結についてを議題といたします。  提出者説明を求めます。  西尾市長。                 〔市長 西尾迢富君 登壇〕 ◯市長西尾迢富君) ただいま追加提案いたしました議案につきまして御説明いたします。  本案は、工事請負契約締結に関する案件でございまして、千代保育所改築工事新興建設株式会社指名競争入札の結果、工事請負契約締結をしようとするものでございます。  以上、まことに簡単でございますが、提案いたしました議案説明といたします。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 日程第2 議案第102号平成10年度鳥取一般会計補正予算から議案第114号平成9年度鳥取老人保健施設      事業決算認定についてまで及び議案第116号住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例      の制定についてから議案第125号工事請負契約締結についてまで(質疑・委員会付託◯議長岡本善徳君) 日程第2、議案第102号平成10年度鳥取一般会計補正予算から議案第114号平成9年度鳥取老人保健施設事業決算認定についてまで及び議案第116号住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてから議案第125号工事請負契約締結についてまで、以上23案を一括して議題といたします。  これより23案に対する質疑に入ります。  通告により順次発言を許します。  6番佐々木紘一君。 ◯6番(佐々木紘一君) 通告に従いまして、早速ですけれども、議案106号平成10年度鳥取公設地方卸売市場事業費特別会計予算についてお尋ねします。  ページで言いますと72ページの歳入ですが、まず初めに、一般会計からこのたび4,007万2,000円の繰り入れをして市場への出入門ゲート設置するよう予算計上されてあるわけです。この公設市場は昭和48年の4月に開場しまして、今日までに25年と少しを経過しておるわけですが、なぜ今さらゲートが必要なのかと考えるものですけれども、この点についてお尋ねします。  また、ゲート設置必要性と今日までの経緯といいますか、いきさついろいろあっただろうと思います。これについてもお尋ねしておきたいと思います。
     それから、現在の市場場内の車両運行状況はどうなっておるのか。また、設置されようとするゲートはどういう方式のゲートで、どれくらいな耐用年数があるものなのか。また、ゲートは機械ですから、これの維持管理はどうされるのか。また、市場に出入りする者、たくさんおると思いますけれども、これらの理解といいますか、同意が得られておるのかどうか。また、いつからこの機械ゲート設置されようとしておるのか、お尋ねしたいと思います。  また、今度は歳入の諸収入の雑入に、入門ゲートパスカード代として252万円見込まれておりますが、この252万円というのは、だれが、どんな方法でパスカードを購入して負担するのか。それから、その252万円の歳入見通しというものはある程度立っておるのか。設置時期にもよるでしょうけれども、どういうところで252万円という歳入が見込まれるのかどうか、とりあえずその点お尋ねしてみたいと思います。 ◯議長岡本善徳君) 佐々木商工観光部長◯商工観光部長佐々木恒雄君) 6番佐々木議員さんの御質問にお答えいたします。  まず、市場入門ゲート設置の理由あるいは経緯についてということでございますけれども、本市の公設市場は、市場業務の円滑な運営確保市場秩序保持のために、関係者以外の車両市場へ入場することを禁止しているところでございます。当市場は、境界棚あるいは門等が設置されておりません。開設当時は周辺環境は田畑のみであり、市場関係する者以外の車両市場へ入場することはほとんどありませんでした。  その後、南安長土地区画整理事業をはじめ周辺の宅地化進行等によりまして、市場関係者以外の車両市場へ入場するようになり、年々増加して市場業務に支障を来すようになってまいりました。さらには市場内での交通事故が発生するなどの、管理面で適切な改善策を講ずる必要が生じてまいりました。  この問題は、かねてから市場審議会において指摘されていたところでございまして、平成3年5月には、協同組合鳥取総合食品卸売市場から提出されました市場運営についての報告書でも指摘されているところでございます。これを踏まえまして、入門ゲートを含めた市場の再整備計画案平成5年度の市場運営審議会に提出いたしまして、承認を受けて、平成6年度を初年度とする市場整備計画を策定いたしまして、順次市場整備を行ってきておるところでございます。  入門ゲートの整備につきましては、平成7年度の市場審議会におきまして、市道安長古海線安徳橋完了後に実施することとされたところでございまして、市場関係者の代表で組織されております市場運営推進協議会において、具体的内容を協議して事業実施に向けて推進してまいりました。このような経緯を経まして、本年7月7日、安徳橋が完成いたしましたので、入門ゲート設置する予算を今回計上させていただいているところでございます。  また、入門ゲート設置について、関係者理解と協力をいただくため説明会を開催いたしまして、関係者との話し合いを進めているところでございます。関係者はもとより、周辺住民の方や市民の方々の一層の御理解と御協力をお願いしたいと考えております。  次に、通行量はどのようになっておるかというお尋ねでございます。  市場における車両通行量を昨年度と今年度、調査を実施したわけでございますが、今年度は市道安長古海線安徳橋の効果を測定する意味から、昨年度と同じく盆前の8月初旬の金・土曜日、24時間調査を行いました。その結果、出入りする車両の全体量といいますか、通行量の全体量は平成9年度は8,058台ございましたし、平成10年度は6,648台ということで1,410台減少しております。率で言えば17.5%の減少でございます。  また、市場関係者以外の車両がどの程度あるのかということを分析いたしましたところ、平成9年度におきましては関係車両が54.8%、関係者以外の車両が40.6%、それから、平成10年度におきましては関係車両が55.6%、関係者以外が42.7%という結果が出ておりまして、おおむね関係車両は約60%ぐらいを占めておりますし、関係者以外の車両が40%を占めておるところでございます。  今回の通行量調査を見ますと、通行量が約17.5%減少しておりますが、これは現在の経済状況の影響や、あるいはこのたび完成しました安徳橋の効果が出ているものと考えております。依然として関係者以外の車両通行量が多いということが判明したわけでございます。  次に、今回計画しておりますゲートの仕組み、機能といいますか、これと耐用年数はどうかというお尋ねでございます。  計画しております入門ゲート機械ゲートでございまして、出入りする車両は、一たん停止いたしましてパスカードを差し込めばゲートが開くようになっております。また、パスカードを持たない車両は、インターホン管理人を呼べば、管理人の操作によりましてゲートが開くようになっております。  また、通行量調査いたしました結果、大型車両はすべて市場との取引のある業者の車両であることがわかりましたので、大型車両はセンサーでキャッチいたしまして自動的にゲートが開くようになっております。また、ゲート耐用年数はどうかということでございますが、部品交換等メンテナンスを行えば、20年以上の耐用年数があると伺っております。  次に、ゲート維持管理、だれが、どのようにするかというお尋ねでございますが、入門ゲート機械ゲートでございまして、基本的には管理人は要らないわけでございますが、パスカードを持たない方の対応やら、あるいは故障等トラブルに対応するためには、このゲート作動期間中に管理人1名を配置いたしまして管理することといたしております。  次に、ゲート設置について、市場関係者理解状況はどうなのかというお尋ねでございますが、ゲート設置につきましては、平成8年度から卸売市場推進協議会、これは卸売業者買受人代表協同組合代表市職員で構成しておりますが、この推進協議会ゲート設置方法等について協議をいたしてまいりました。  これを踏まえまして、本年に入りましてから、市場関係者に対しまして7月28日と9月7日の2回、説明会を開催いたしまして今日に至っております。結果といたしまして、現時点ではまだ関係者理解を全員得ていない状況でございます。  次に、ゲートはいつ設置するのかというお尋ねでございますが、設置時期につきましては、本議会で補正予算成立後、市場関係者理解と了承をいただいた上で、年度内には設置したいと考えております。  次に、入門ゲート設置とも関係がございますけれども、だれが、どのように負担し、歳入見込みについては大丈夫かというお尋ねでございますが、市場管理費の雑入についてでございます。入門ゲートパスカード製作実費は800円程度というふうに聞いておりまして、市場関係者の方々に御購入をお願いすることといたしておりまして、必要枚数としましては約3,000枚見込んでおります。その内訳といたしましては、会社の関係が320、従業員が650、買受人が550、あるいは出荷者取引業者600、その他小口生産者等880枚と見込んでおるところでございます。  なお、設置時期等の関連もございますし、不確定要素がございますので、歳入見込みにつきましては努力いたしますけれども、変更もあり得るところでございます。  以上でございます。 ◯議長岡本善徳君) 6番佐々木紘一君。 ◯6番(佐々木紘一君) ありがとうございました。  さらにお尋ねしてみたいと思いますけれども、6月議会にも市場特別会計一般会計から258万繰り入れて工事請負費が載っておったわけですけれども、この6月の補正の258万という工事費は何の工事だったのか、その工事はもう済んだのかどうなのか、あわせてお尋ねしたいと思いますし、また今、佐々木部長の方から答弁をいただきました中で、7月の28日と9月の7日の2日間、市場関係者ゲートをつくることについての説明会を持たれたということでした。それで、ゲート説明協力方を要請されたわけですけれども、その後に関連店舗の一部の方からの反対意見もあって、現在の時点では多数の同意はまだ得られてないという答弁だったと思います。  その話が1つと、それから、去年の8月の第2金・土に、市場交通量調査を時間を追って24時間やっておられますね。それと対応するように今年になって、今年も8月の第2金・土に交通量調査をされたと。そのときには一月前に安徳橋供用開始になって、ちょうど1カ月後のわけですね。その結果、昨年よりも今年は車の台数は1,410台、割合にして17.5%減ってきておるけれども、市場関係ある者の車と関係ない者の車の割合は変わってないという答弁だったわけですね。  それはまた後でお尋ねしたいと思いますけれども、その調査のやり方ですけれども、何か調査をやられるときに、どうも周知徹底していないと。調査される金曜日、土曜日には関係者の方は市場を出入りされるときは手を挙げてくださいという話があったけれども、どうも関連店舗の社長の辺もついうっかり忘れておったとか、従業員にも十分連絡していなかったという話も後から聞いたわけですけれども、聞きますと市場関係の調べられる方が車に乗っておる者の顔を見て、これは常時見ておる者だから関係者だと、これはあんまり見慣れん者だから一般者だという仕分けをされて、大体6対4ということの判断で調査の結果が出ておるようですけれども、それが正しいとは思いませんけれども、おおむねそんなものかなあという感じもしないではないわけです。  それで、安徳橋というものができて、来月1日からあそこを路線バスが走るそうですね。何か供用開始で陸運の許可を得たという話が今日新聞に載っておりましたけれども、恐らく安徳橋というものができまして、徳吉団地だとか、安長の2丁目ですか、3丁目に住んでおられる方などの生活には、相当利便が出てくると思います。そうすると、市場をどうしても通らないといけんという者は、もっと少なくなってくるのではないかなという考えがするわけですので、もう少し交通量調査を時間をかけて、時間をおいて調査されて、もっと実態を調べられれば、もっと交通量というものは減ってくるんじゃないかと、このように思いますし、昨年よりも1,410台減ったというのは、市場関係者の車も相当減っておると。景気が不景気で市場に買い物に行かなくてもいいという話も聞きました。ですから、もう少し様子を見て、市場内の車の流れがどうなるのかというのを見られた方がいいではないかと私は思います。  それから、第1回目の関係者説明が7月の28日に持たれたということですけれども、持たれた後で、卸売業者の社長から電話がありまして、「ちょっと来いや」という話だったですけれども、第1回目の会議の様子を聞かされました。そうこうしている間に第2回目の説明会が持たれた。第2回目の説明会が持たれた後は、今度は関連店舗の社長から、「こういう話がある。困ったもんだ。なかなかいいことのようだけれども、大変不便なことになる。カード従業員のものも恐らく商売人の方が買ってやらないけんじゃないか」というような話も出ました。  それで、市場内の交通整理というものは市場内の関係者の方から出てきた話で、審議会とかいろんなところで協議されて、やはりゲートをつくってみてはということのようですけれども、いざつくろうと思ったら、なかなか関係者の方も、「ちょっと待ってつかんせえ。そうは言われても、出入りするのに一々パスカード持ってゲートを上げ下げせないけん」と、それでなかなか理解が得られんということだと思います。本当で必要だったら、1回や2回の説明会ですぐ同意を得られるはずですけれども、得られないということは、何かどこかに問題があるんじゃないかと、このように私は思います。  たまたま先週の8日といいますから火曜日ですか、私も朝3時ごろ市場に行って1時間ほど見ておりました。朝3時ですから、まだ競りは始まっておりませんが、岡山とか姫路の大型のトラックが入って荷おろしをして、競りを始める準備をしておる最中でした。早い人は、関連店舗従業員はもう2時半から来て、商売をする準備をしておる、シャッターを開けておるというようなことでした。  それで、現在、市場嘱託職員管理人として何人か配置しておりますね。まだ競りが始まりませんけれども、そのときに嘱託の方2人が競りをする場外で立ち話をしておられた。それから、1日おいて木曜日の日に、今度は時間を少しずらして6時前に行ってみました。そしたら、管理人の方は競り場に入っておられましたけれども、ただぼんやりと見て突っ立っておるだけだと。  そういう話は、そこの市場関係者の方から、「実は佐々木さん、市役所の人がここに来て管理人をしておられますけれども、言っちゃ悪いけれども、管理人の役目を何にも果たしておらん。私らが競りをして車に荷物を乗せようと思ったら、それがなくなっておったり、帽子に番号札をつけた者でなかったら競りができんのに、それをつけん者が競りをしたりするのにも、管理人は全然何にも言われません。何しょうられるですかいな」という話を聞かされたわけですけれども、そういうことであれば、管理人さんを裏門といいますか、正面から入って正面から出るのは恐らく市場関係者でしょうから、安長だとか徳吉の方から入る裏道が4カ所あるのだったら、そこにその管理人でも何時間か配置して交通整理をしていただいて、「この道は市道ではありません。市場管理道路ですから通らないようにしてください」というような指導は今まで一遍もされてないというふうに聞いておりますけれども、まずそういうことをやって、市場関係のない者に啓発していくのが初めではないかと、このように私は思います。  それで、そういう指導を毎日やるのか、1日挟みにやるのか、またどれくらいやるのかは別にして、そしてもう少し様子を見るということも、ゲート設置する前に必要なことではないかなと思います。  ゲート設置しまして、出入門の多いのは恐らく6時、7時、8時ごろでしょう。その3時間。その間に一々止まってカードを差し込んで、ゲートが上がるのを待って車が出る。そんなことをしておったら、その時間帯には200台から300台の関係者の車が出入りするわけです。恐らく渋滞もするのじゃないかというような話。カードを持ってない者はインターホン管理人を呼んでゲートを開けてもらうと。その時間も結構かかるわけです。そしたら、今は多少は交通事故といいますか、トラブルがあるかもしれないけれども、今まではスムーズに何にも一時停止しなくても市場に出入りできているわけですね。ゲートがあるために余計なロスがかかるということを心配しておる市場関係者もあったわけですから、もう少し皆さんの状況を見るなり同意を得てからゲート設置された方がいいのではないかと、このように思います。  それから、ついでですけれども、市長の方にお尋ねしてみたいと思いますけれども、この市場の問題は大変いろんなときに話が出ておりますけれども、この市場を持ったというのは、従来鳥取市の内市というところに市場があって、あそこが大変煩雑で手狭になったのでということで、現在の安長に移転したのが昭和48年なわけです。先ほど佐々木部長から答弁がありましたように、その当時は田んぼの真ん中で、住宅が建つということは考えていなかったわけですからよかったでしょうけれども、もう相当時間が経過しておりますし、この市場の果たす役割といいますか、鳥取市を中心とした人口25万圏域のものに新しい新鮮な食糧を安定的に安く供給するという目的でこの市場はできたものだと思いますけれども、今この市場取り扱い量などは年々減っております。また、金額も減少しております。今、鳥取市には郊外に大型店がどんどんできておりますし、コンビニなんかも相当動いております。  そうすると、この鳥取青果市場といいますか、鮮魚も含めて市場を通さないでも何ぼでも物が入ってくる時代になっておりますから、公設という時代は、もう役目は済んだのではないかと、このように私は思います。例えば米子市などは公設市場じゃありません。あれは私設の、私がつくった市場で十分稼働しておるわけですから、もう耐用年数も25年きて、いずれ建て替えといいますか、位置の関係も含めて検討しなければならないときが早晩来ると思います。市長はまだまだ先のことだとお思いでしょうけれども、この公設市場というもののあり方なり位置なり、そういうものに対してどのようなお考えを持っておられるのか、あわせてお尋ねしておきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長岡本善徳君) 西尾市長。                 〔市長 西尾迢富君 登壇〕 ◯市長西尾迢富君) 6番佐々木議員さんから、公設市場の問題について、そろそろ民営の時期に来ておると思うがどう思うかと、こういうような趣旨の御意見でございました。  指摘がありましたように、本市の卸売市場は、卸売市場法に基づきまして、鳥取東部地域総合食品流通の拠点といたしまして、昭和48年に公設卸売市場として開設されたものでございます。その後、4半世紀たった現在、大型量販売店立地等により流通機構が多様化するなど、卸売業を取り巻く環境は大きく変化してきておるのも事実でございます。  しかし、鳥取市の公設市場取り扱い高、年々減少というお言葉がございましたけれども、人口増なり消費者の嗜好の変化する中でも、例えば平成9年度は青果で33万6,000トン、鮮魚で6,700トンというような取り扱い量でありまして、昭和55年当時で3万6,000トン、鮮魚で6,400トンと、こういうような実態でありまして、その後平成2年ごろにやや上がっておりますけれども、またもとの数字に返っておるような現状で、これから先どうなるかわかりませんけれども、現実には年々の推移というのはそんなに大きく変化はしていないのではないか。こういうような数字はあるわけでございまして、東部圏域の方々の生鮮食料品の供給に大きな役割を果たしてきているのも現実の姿ではないかなと、このように考えております。  しかし、県の第6次総合卸売整備計画におきまして、こういう時代の推移でありますとか、いろんな状況を踏まえまして、結論的には規模拡大による合理化なり効率化を図るようにというような趣旨から、卸売業の統合に努めることというようなことが指摘をされ、卸売機構を強化して今後の流通環境に対応していくべきだと、県の卸売市場整備計画ではそういうようなことも言われておるわけであります。  本市といたしましては、現在、公設市場で営業をやっておられますところの卸売業者の方々や、さらには買受人など流通にかかわる関係者の方々が、このような流通環境の実態を認識されて、今後御指摘がありましたようなことも含めてどう対処すべきか、県で言われておりますような卸売業の統合も含め、真剣に議論されるべき時期に来ていると、このようにも考えます。もちろん御指摘のありましたような公設なり民営も、その議論の中に入れていただいて結構ではないかと、このようにも思います。  また、必要に応じまして、市といたしましてもこの議論の中に加わらせていただいてもいいのではないかなと、こういうような感じもするわけでありまして、これからどう方向性を決めるのかと。いえば体質改善経営環境の向上を期して、現状のままで卸売関係の方々が統合をされるというようなことも1つの方法でもありましょうし、御指摘がありましたように、いっそ民営にして、むしろ競争していくと、こういうようなことも選択されるのも1つの方法でもありましょうし、これは市当局でどうこうするというよりも、むしろ市場関係者の方々で議論をされて、しっかり将来を見極めながら議論されるべき課題ではないかなと。この方向に市としても入らせていただいて議論の中に入っていく、そのことによって将来の方向を見定めると、こういうような方法がいいのじゃないかなというのが率直な今の気持ちでございます。  以上であります。 ◯議長岡本善徳君) 佐々木商工観光部長◯商工観光部長佐々木恒雄君) 6番佐々木議員さんの重ねての御質問でございますが、その中で市場管理員の話がちょっと出ましたのですが、市場管理員は市場の業務を監視あるいは業務指導といいますか、こういう形の仕事をやっておるわけでございまして、今御指摘のようなことをしていないということであれば、これは私の方で厳重に注意し、させるようにいたしたいと思いますが、市場管理員を車のチェックといいますか、指導といいますか、そういうふうなことにするということは、ちょっと現時点では対応上難しい状況でございまして、いえば今までの経過を申し上げましたけれども、経過の中で適正な管理ということを考えますと、今時点では入門ゲート設置することが最も最適な方法であるというふうに考えておるわけでございまして、先がたもおっしゃっておられましたように、関係者の方々の御理解を得るよう、既に2回の説明会をいたしておりますが、今後も説明会を持って、御理解等御了承を得るよう努力いたしまして、何とか今年度中に設置をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  6月補正予算の予算執行でございますが、現在既に発注いたしておりまして、今月の中旬過ぎには大体設置するように、今準備を進めておるところでございます。 ◯議長岡本善徳君) 6番佐々木紘一君。 ◯6番(佐々木紘一君) 最後に要望しておきたいと思いますけれども、6月補正予算の250万は、場内を一般の車が通らないような看板を設置するという予算であったわけですね。今発注しておるということで、まだ設置していないわけですね。  そういうものを設置して、もうちょっと一般車両に警告を促したり、それから、やはり市場関係者の同意が得られんと、「何だい、鳥取市は機械つくっちゃって、ほんにもったいない。かえって煩雑になったわい、市長は何考えておるだい」という話が出てこんとも限らんわけですから、その辺十分検討されて、皆さんが同意された上でゲート設置というものをお願いしたいと思います。  つくったがいいわ、もういけんわと、それで、1年先になったらみんなが嫌がって、撤去せないけんということに今の段階ではなるのではなかろうかと思います。私は関連店舗の4者からそういう話を聞きました。今、大変景気が悪うございまして、私も店をやっておる関係で、コストがかかってかなわんから吉岡まで配達に行かないということで、卸屋さんから取りに来いという話が来ております。今、老舗の菓子屋さんが米子と一緒に合併して生き残りをかけようかというときですし、八百屋さんなんかも、「わずかなものだったらもう配達しません。要れば買いにきてつかんせえ。買ってもらうのはありがたいけれども、人件費がかないません」ということで、相当経営的に苦しいようですから、私なども今度はゲートを通ってリンゴだとかミカンだとか、品物を買いに行かないけなくなるわけです。そしたら、一々監視員さんをインターホンで呼んで、「ちょっと買い物しましたけれども、出られませんけ開けてつかんせえ」と言うわけですね。大変不便なといいますか、煩雑な。それなら、裏の徳吉の方から出た方が帰り道は近いですから、表から出ずに裏から抜けようかというようなことにもなるわけです。これが一般車なのか関係車なのかという判断が、4割6割の中に入ってくると思うのです。  ですから、もう少し実態を十分調査されて、安徳橋というものができたわけですから、車の流れが変わってくるでしょうし、また、関連店舗の人なども相当出入りされる人もあるわけですから、そういう人の同意も得られてから設置されるよう要望いたしておきます。  以上です。 ◯議長岡本善徳君) 14番武田えみ子君。 ◯14番(武田えみ子君) 議案第102号の中で、予算書の21ページ、清掃費の中の320万予算計上されておりますが、この理由と、それから内訳を御説明いただければと思います。よろしくお願いします。 ◯議長岡本善徳君) 森田生活環境部長。 ◯生活環境部長(森田 勲君) 14番武田議員さんの御質問にお答えをいたします。  ごみの減量化、資源化対策ということで、今議会に320万を補正計上させていただいておるわけでありますが、ごみの減量化及び再資源化を推進するために、再資源化等推進事業を平成2年度から実施しておりまして、現在、推進団体にキログラム当たり4円の奨励金を交付し、事業の推進を図っているところでございます。  しかし、昨年3月以降、全国的に古紙の市場が低迷しておりまして、本市においても廃品回収業者の買い取り価格が新聞、段ボールはゼロ円、雑誌類がマイナス4円の逆有償になったところでございます。4月以降、古紙の市場価格の動向を見ていたところでございますが、市場の回復が当分期待できないということと、あわせて市民の皆さんに定着いたしましたリサイクル活動の意欲低下も懸念をいたしまして、今回補正計上したものでございます。  320万円の内訳につきましては、古紙類であります新聞、段ボール、雑誌に限りまして2円増額し、キログラム当たり6円の奨励金にしようとするものでございます。  今後の見込み量等につきましては、昨年の量を参考としまして積算したものでございます。実施につきましては、10月の実績分から対象としようとするものでございます。今後も市民の皆さんの御協力をいただきながら、再資源化等推進事業の推進を図ってまいりたいというぐあいに考えております。 ◯議長岡本善徳君) 14番武田えみ子君。 ◯14番(武田えみ子君) 御答弁ありがとうございました。  先ほどの御説明の中で、昨年の3月以降に雑誌類等が逆有償になったという御説明がございました。私、このころからよく耳にしておりましたのが、学校等もございますが、各町内会ごとで廃品回収等々進めてこられたところが、ここのところずっと町内会の廃品回収ができなくなって、やめてきておられるというようなことを耳にすることが多くなってまいりました。  それで、回収業者の古紙類等の量がどういうふうに今変わってきているのか、私の話を聞く中ではだんだんと減少してきているんじゃないかな、逆にそれが主婦の方々が、一度に出せば迷惑かけるので、少しずつ分けてごみに出しているのだということを大変よく耳にいたしておりますので、このあたり、それがごみに回っているんじゃないかなと。せっかく今までごみ減量化のために御努力いただいてきたわけですし、また市民も汗を流してくださっていたわけですが、このあたりの推移がどのようになっているのかなということを懸念しております。  それから、今の経済状況、社会状況の中で、これからそのあたりをどのように推移、変動を見込まれて、またどのように対応していかれる御予定なのか、そのあたりのことをお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長岡本善徳君) 森田生活環境部長。 ◯生活環境部長(森田 勲君) 再度の御質問にお答えをさせていただきます。  再資源化推進団体が収集をいたしました古紙、缶などの資源化対象物の回収量といいますのは、本年度では約1,477トンでありまして、昨年の同一時期、4月から8月まででございますけれども、に比べますと若干40トンばかり減っております。しかし、状況としましては、ほぼ横ばいであるということでございます。そのうち雑誌類につきましては、逆有償という状況下にありましても80トン程度の減少ということでございます。したがって、現在のところ、古紙類等がリサイクルされないでごみになって、ごみの量が大きく増えているというようなことはないというぐあいに判断をしております。  当初、古紙類の引き取り価格の暴落によりまして、再資源化対象物の収集量が大幅に減少するのではないかと、武田議員さんと同じように懸念をしていたところでございますけれども、回収量は前年対比でマイナス40トンということでございまして、大きく減少していない状況で推移しております。このことは、市民の皆さんのリサイクル事業に対する意識の高さであるというぐあいに改めて敬意を表し、感謝を申し上げるところでございます。  また、将来的な対応でございますけれども、再資源化対象物の引き取り価格は、古紙など対象物の需要と供給のバランスによる市場価格の変動が根底にあるわけでありまして、将来的な予測が難しい問題でございます。しかしながら、リサイクル社会の構築を目指す立場から、その都度状況に応じた判断や対応を行っていくべきものというぐあいに考えております。  なお、再資源化対象物の需要や再資源化を推進するためには、行政はもとより事業所あるいは市民の皆さんにできる限り再製品を購入していただくなど、リサイクル社会に向けての努力が必要なものであるというぐあいに考えております。  御理解いただきたいと思います。 ◯議長岡本善徳君) 14番武田えみ子君。 ◯14番(武田えみ子君) ありがとうございました。  1点だけ要望させていただきたいと思います。  この2円プラスというのが10月からということでございますので、もう間もなくこれが通ればなっていくわけですので、このあたり市民のこういう団体へのお知らせ等、また再製品の購入等々で、また啓発事業の方も御努力いただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長岡本善徳君) これをもって通告による質疑を終わります。  ほかに質疑はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長岡本善徳君) これをもって質疑を終結いたします。  議案第102号平成10年度鳥取一般会計補正予算から議案第114号平成9年度鳥取老人保健施設事業決算認定についてまで及び議案第116号住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてから議案第125号工事請負契約締結についてまで、以上23案は、審査のため諸君のお手元に配付いたしております議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。  なお、請願・陳情、また継続審査中の請願・陳情につきましても、文書表のとおり付託いたしますので、念のため申し添えます。  本日は、これをもって散会いたします。                   午前10時48分 散会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....