それから、現在の
市場場内の
車両の
運行状況はどうなっておるのか。また、
設置されようとする
ゲートはどういう方式の
ゲートで、どれくらいな
耐用年数があるものなのか。また、
ゲートは機械ですから、これの
維持管理はどうされるのか。また、
市場に出入りする者、たくさんおると思いますけれども、これらの
理解といいますか、同意が得られておるのかどうか。また、いつからこの
機械ゲートを
設置されようとしておるのか、
お尋ねしたいと思います。
また、今度は
歳入の諸収入の雑入に、
入門ゲートの
パスカード代として252万円見込まれておりますが、この252万円というのは、だれが、どんな方法で
パスカードを購入して負担するのか。それから、その252万円の
歳入見通しというものはある程度立っておるのか。
設置時期にもよるでしょうけれども、どういうところで252万円という
歳入が見込まれるのかどうか、とりあえずその点
お尋ねしてみたいと思います。
◯議長(
岡本善徳君)
佐々木商工観光部長。
◯商工観光部長(
佐々木恒雄君) 6番
佐々木議員さんの御質問にお答えいたします。
まず、
市場の
入門ゲート設置の理由あるいは経緯についてということでございますけれども、本市の
公設市場は、
市場業務の円滑な
運営確保と
市場の
秩序保持のために、
関係者以外の
車両が
市場へ入場することを禁止しているところでございます。当
市場は、
境界棚あるいは門等が
設置されておりません。開設当時は
周辺環境は田畑のみであり、
市場に
関係する者以外の
車両が
市場へ入場することはほとんどありませんでした。
その後、
南安長土地区画整理事業をはじめ周辺の
宅地化の
進行等によりまして、
市場関係者以外の
車両が
市場へ入場するようになり、年々増加して
市場業務に支障を来すようになってまいりました。さらには
市場内での
交通事故が発生するなどの、
管理面で適切な
改善策を講ずる必要が生じてまいりました。
この問題は、かねてから
市場審議会において指摘されていたところでございまして、
平成3年5月には、
協同組合の
鳥取総合食品卸売市場から提出されました
市場運営についての
報告書でも指摘されているところでございます。これを踏まえまして、
入門ゲートを含めた
市場の再
整備計画案を
平成5年度の
市場運営審議会に提出いたしまして、承認を受けて、
平成6年度を初年度とする
市場再
整備計画を策定いたしまして、順次
市場整備を行ってきておるところでございます。
入門ゲートの整備につきましては、
平成7年度の
市場審議会におきまして、
市道安長古海線の
安徳橋完了後に実施することとされたところでございまして、
市場関係者の代表で組織されております
市場運営推進協議会において、
具体的内容を協議して
事業実施に向けて推進してまいりました。このような経緯を経まして、本年7月7日、
安徳橋が完成いたしましたので、
入門ゲートを
設置する予算を今回計上させていただいているところでございます。
また、
入門ゲートの
設置について、
関係者の
理解と協力をいただくため
説明会を開催いたしまして、
関係者との話し合いを進めているところでございます。
関係者はもとより、
周辺住民の方や市民の方々の一層の御
理解と御協力をお願いしたいと考えております。
次に、
通行量はどのようになっておるかという
お尋ねでございます。
市場における
車両の
通行量を昨年度と今年度、
調査を実施したわけでございますが、今年度は
市道安長古海線、
安徳橋の効果を測定する意味から、昨年度と同じく盆前の8月初旬の金・土曜日、24時間
調査を行いました。その結果、出入りする
車両の全体量といいますか、
通行量の全体量は
平成9年度は8,058台ございましたし、
平成10年度は6,648台ということで1,410台減少しております。率で言えば17.5%の減少でございます。
また、
市場関係者以外の
車両がどの程度あるのかということを分析いたしましたところ、
平成9年度におきましては
関係車両が54.8%、
関係者以外の
車両が40.6%、それから、
平成10年度におきましては
関係車両が55.6%、
関係者以外が42.7%という結果が出ておりまして、おおむね
関係車両は約60%ぐらいを占めておりますし、
関係者以外の
車両が40%を占めておるところでございます。
今回の
通行量調査を見ますと、
通行量が約17.5%減少しておりますが、これは現在の
経済状況の影響や、あるいはこのたび完成しました
安徳橋の効果が出ているものと考えております。依然として
関係者以外の
車両の
通行量が多いということが判明したわけでございます。
次に、今回計画しております
ゲートの仕組み、機能といいますか、これと
耐用年数はどうかという
お尋ねでございます。
計画しております
入門ゲートは
機械ゲートでございまして、出入りする
車両は、一たん停止いたしまして
パスカードを差し込めば
ゲートが開くようになっております。また、
パスカードを持たない
車両は、
インターホンで
管理人を呼べば、
管理人の操作によりまして
ゲートが開くようになっております。
また、
通行量を
調査いたしました結果、
大型車両はすべて
市場との取引のある業者の
車両であることがわかりましたので、
大型車両はセンサーでキャッチいたしまして自動的に
ゲートが開くようになっております。また、
ゲートの
耐用年数はどうかということでございますが、
部品交換等メンテナンスを行えば、20年以上の
耐用年数があると伺っております。
次に、
ゲートの
維持管理、だれが、どのようにするかという
お尋ねでございますが、
入門ゲートは
機械ゲートでございまして、基本的には
管理人は要らないわけでございますが、
パスカードを持たない方の対応やら、あるいは
故障等の
トラブルに対応するためには、この
ゲートの
作動期間中に
管理人1名を配置いたしまして管理することといたしております。
次に、
ゲートの
設置について、
市場関係者の
理解の
状況はどうなのかという
お尋ねでございますが、
ゲートの
設置につきましては、
平成8年度から
卸売市場推進協議会、これは
卸売業者、
買受人代表、
協同組合代表、
市職員で構成しておりますが、この
推進協議会で
ゲートの
設置の
方法等について協議をいたしてまいりました。
これを踏まえまして、本年に入りましてから、
市場関係者に対しまして7月28日と9月7日の2回、
説明会を開催いたしまして今日に至っております。結果といたしまして、現時点ではまだ
関係者の
理解を全員得ていない
状況でございます。
次に、
ゲートはいつ
設置するのかという
お尋ねでございますが、
設置時期につきましては、本議会で
補正予算成立後、
市場関係者の
理解と了承をいただいた上で、年度内には
設置したいと考えております。
次に、
入門ゲートの
設置とも
関係がございますけれども、だれが、どのように負担し、
歳入見込みについては大丈夫かという
お尋ねでございますが、
市場管理費の雑入についてでございます。
入門ゲートの
パスカードの
製作実費は800円程度というふうに聞いておりまして、
市場の
関係者の方々に御購入をお願いすることといたしておりまして、
必要枚数としましては約3,000枚見込んでおります。その内訳といたしましては、会社の
関係が320、
従業員が650、
買受人が550、あるいは
出荷者、
取引業者600、その他
小口生産者等880枚と見込んでおるところでございます。
なお、
設置時期等の関連もございますし、不
確定要素がございますので、
歳入見込みにつきましては努力いたしますけれども、変更もあり得るところでございます。
以上でございます。
◯議長(
岡本善徳君) 6番
佐々木紘一君。
◯6番(
佐々木紘一君) ありがとうございました。
さらに
お尋ねしてみたいと思いますけれども、6月議会にも
市場の
特別会計に
一般会計から258万繰り入れて
工事請負費が載っておったわけですけれども、この6月の補正の258万という
工事費は何の
工事だったのか、その
工事はもう済んだのかどうなのか、あわせて
お尋ねしたいと思いますし、また今、
佐々木部長の方から答弁をいただきました中で、7月の28日と9月の7日の2日間、
市場の
関係者に
ゲートをつくることについての
説明会を持たれたということでした。それで、
ゲートの
説明と
協力方を要請されたわけですけれども、その後に
関連店舗の一部の方からの
反対意見もあって、現在の時点では多数の同意はまだ得られてないという答弁だったと思います。
その話が1つと、それから、去年の8月の第2金・土に、
市場の
交通量調査を時間を追って24時間やっておられますね。それと対応するように今年になって、今年も8月の第2金・土に
交通量の
調査をされたと。そのときには一月前に
安徳橋が
供用開始になって、ちょうど1カ月後のわけですね。その結果、昨年よりも今年は車の台数は1,410台、割合にして17.5%減ってきておるけれども、
市場の
関係ある者の車と
関係ない者の車の割合は変わってないという答弁だったわけですね。
それはまた後で
お尋ねしたいと思いますけれども、その
調査のやり方ですけれども、何か
調査をやられるときに、どうも周知徹底していないと。
調査される金曜日、土曜日には
関係者の方は
市場を出入りされるときは手を挙げてくださいという話があったけれども、どうも
関連店舗の社長の辺もついうっかり忘れておったとか、
従業員にも十分連絡していなかったという話も後から聞いたわけですけれども、聞きますと
市場の
関係の調べられる方が車に乗っておる者の顔を見て、これは常時見ておる者だから
関係者だと、これはあんまり見慣れん者だから
一般者だという仕分けをされて、大体6対4ということの判断で
調査の結果が出ておるようですけれども、それが正しいとは思いませんけれども、おおむねそんなものかなあという感じもしないではないわけです。
それで、
安徳橋というものができて、来月1日からあそこを
路線バスが走るそうですね。何か
供用開始で陸運の許可を得たという話が今日新聞に載っておりましたけれども、恐らく
安徳橋というものができまして、
徳吉団地だとか、
安長の2丁目ですか、3丁目に住んでおられる方などの生活には、相当利便が出てくると思います。そうすると、
市場をどうしても通らないといけんという者は、もっと少なくなってくるのではないかなという考えがするわけですので、もう少し
交通量の
調査を時間をかけて、時間をおいて
調査されて、もっと実態を調べられれば、もっと
交通量というものは減ってくるんじゃないかと、このように思いますし、昨年よりも1,410台減ったというのは、
市場の
関係者の車も相当減っておると。景気が不景気で
市場に買い物に行かなくてもいいという話も聞きました。ですから、もう少し様子を見て、
市場内の車の流れがどうなるのかというのを見られた方がいいではないかと私は思います。
それから、第1回目の
関係者の
説明が7月の28日に持たれたということですけれども、持たれた後で、
卸売業者の社長から電話がありまして、「ちょっと来いや」という話だったですけれども、第1回目の会議の様子を聞かされました。そうこうしている間に第2回目の
説明会が持たれた。第2回目の
説明会が持たれた後は、今度は
関連店舗の社長から、「こういう話がある。困ったもんだ。なかなかいいことのようだけれども、大変不便なことになる。
カードも
従業員のものも恐らく商売人の方が買ってやらないけんじゃないか」というような話も出ました。
それで、
市場内の
交通整理というものは
市場内の
関係者の方から出てきた話で、
審議会とかいろんなところで協議されて、やはり
ゲートをつくってみてはということのようですけれども、いざつくろうと思ったら、なかなか
関係者の方も、「ちょっと待ってつかんせえ。そうは言われても、出入りするのに一々
パスカード持って
ゲートを上げ下げせないけん」と、それでなかなか
理解が得られんということだと思います。本当で必要だったら、1回や2回の
説明会ですぐ同意を得られるはずですけれども、得られないということは、何かどこかに問題があるんじゃないかと、このように私は思います。
たまたま先週の8日といいますから火曜日ですか、私も朝3時ごろ
市場に行って1時間ほど見ておりました。朝3時ですから、まだ
競りは始まっておりませんが、岡山とか姫路の大型のトラックが入って荷おろしをして、
競りを始める準備をしておる最中でした。早い人は、
関連店舗の
従業員はもう2時半から来て、商売をする準備をしておる、シャッターを開けておるというようなことでした。
それで、現在、
市場に
嘱託職員を
管理人として何人か配置しておりますね。まだ
競りが始まりませんけれども、そのときに嘱託の方2人が
競りをする場外で立ち話をしておられた。それから、1日おいて木曜日の日に、今度は時間を少しずらして6時前に行ってみました。そしたら、
管理人の方は
競り場に入っておられましたけれども、ただぼんやりと見て突っ立っておるだけだと。
そういう話は、そこの
市場の
関係者の方から、「実は
佐々木さん、市役所の人がここに来て
管理人をしておられますけれども、言っちゃ悪いけれども、
管理人の役目を何にも果たしておらん。私らが
競りをして車に荷物を乗せようと思ったら、それがなくなっておったり、帽子に
番号札をつけた者でなかったら
競りができんのに、それをつけん者が
競りをしたりするのにも、
管理人は全然何にも言われません。何しょうられるですかいな」という話を聞かされたわけですけれども、そういうことであれば、
管理人さんを裏門といいますか、正面から入って正面から出るのは恐らく
市場の
関係者でしょうから、
安長だとか徳吉の方から入る裏道が4カ所あるのだったら、そこにその
管理人でも何時間か配置して
交通整理をしていただいて、「この道は市道ではありません。
市場の
管理道路ですから通らないようにしてください」というような指導は今まで一遍もされてないというふうに聞いておりますけれども、まずそういうことをやって、
市場に
関係のない者に啓発していくのが初めではないかと、このように私は思います。
それで、そういう指導を毎日やるのか、1日挟みにやるのか、またどれくらいやるのかは別にして、そしてもう少し様子を見るということも、
ゲートを
設置する前に必要なことではないかなと思います。
ゲートを
設置しまして、
出入門の多いのは恐らく6時、7時、8時ごろでしょう。その3時間。その間に一々止まって
カードを差し込んで、
ゲートが上がるのを待って車が出る。そんなことをしておったら、その時間帯には200台から300台の
関係者の車が出入りするわけです。恐らく渋滞もするのじゃないかというような話。
カードを持ってない者は
インターホンで
管理人を呼んで
ゲートを開けてもらうと。その時間も結構かかるわけです。そしたら、今は多少は
交通事故といいますか、
トラブルがあるかもしれないけれども、今まではスムーズに何にも一時停止しなくても
市場に出入りできているわけですね。
ゲートがあるために余計なロスがかかるということを心配しておる
市場の
関係者もあったわけですから、もう少し皆さんの
状況を見るなり同意を得てから
ゲートを
設置された方がいいのではないかと、このように思います。
それから、ついでですけれども、
市長の方に
お尋ねしてみたいと思いますけれども、この
市場の問題は大変いろんなときに話が出ておりますけれども、この
市場を持ったというのは、従来
鳥取市の内市というところに
市場があって、あそこが
大変煩雑で手狭になったのでということで、現在の
安長に移転したのが昭和48年なわけです。先ほど
佐々木部長から答弁がありましたように、その当時は田んぼの真ん中で、住宅が建つということは考えていなかったわけですからよかったでしょうけれども、もう相当時間が経過しておりますし、この
市場の果たす役割といいますか、
鳥取市を中心とした人口25万圏域のものに新しい新鮮な食糧を安定的に安く供給するという目的でこの
市場はできたものだと思いますけれども、今この
市場の
取り扱い量などは年々減っております。また、金額も減少しております。今、
鳥取市には郊外に
大型店がどんどんできておりますし、コンビニなんかも相当動いております。
そうすると、この
鳥取の
青果市場といいますか、鮮魚も含めて
市場を通さないでも何ぼでも物が入ってくる時代になっておりますから、
公設という時代は、もう役目は済んだのではないかと、このように私は思います。例えば米子市などは
公設市場じゃありません。あれは私設の、私がつくった
市場で十分稼働しておるわけですから、もう
耐用年数も25年きて、いずれ建て替えといいますか、位置の
関係も含めて検討しなければならないときが早晩来ると思います。
市長はまだまだ先のことだとお思いでしょうけれども、この
公設市場というもののあり方なり位置なり、そういうものに対してどのようなお考えを持っておられるのか、あわせて
お尋ねしておきたいと思います。
以上でございます。
◯議長(
岡本善徳君)
西尾市長。
〔
市長 西尾迢富君 登壇〕
◯市長(
西尾迢富君) 6番
佐々木議員さんから、
公設市場の問題について、そろそろ民営の時期に来ておると思うがどう思うかと、こういうような趣旨の御意見でございました。
指摘がありましたように、本市の
卸売市場は、
卸売市場法に基づきまして、
鳥取県
東部地域の
総合食品流通の拠点といたしまして、昭和48年に
公設卸売市場として開設されたものでございます。その後、4半世紀たった現在、
大型量販売店の
立地等により
流通機構が多様化するなど、
卸売業を取り巻く環境は大きく変化してきておるのも事実でございます。
しかし、
鳥取市の
公設市場の
取り扱い高、年々減少というお言葉がございましたけれども、
人口増なり
消費者の嗜好の変化する中でも、例えば
平成9年度は青果で33万6,000トン、鮮魚で6,700トンというような
取り扱い量でありまして、昭和55年当時で3万6,000トン、鮮魚で6,400トンと、こういうような実態でありまして、その後
平成2年ごろにやや上がっておりますけれども、またもとの数字に返っておるような現状で、これから先どうなるかわかりませんけれども、現実には年々の推移というのはそんなに大きく変化はしていないのではないか。こういうような数字はあるわけでございまして、
東部圏域の方々の
生鮮食料品の供給に大きな役割を果たしてきているのも現実の姿ではないかなと、このように考えております。
しかし、県の第6次
総合卸売整備計画におきまして、こういう時代の推移でありますとか、いろんな
状況を踏まえまして、結論的には
規模拡大による
合理化なり
効率化を図るようにというような趣旨から、
卸売業の統合に努めることというようなことが指摘をされ、
卸売機構を強化して今後の
流通環境に対応していくべきだと、県の
卸売市場整備計画ではそういうようなことも言われておるわけであります。
本市といたしましては、現在、
公設市場で営業をやっておられますところの
卸売業者の方々や、さらには
買受人など流通にかかわる
関係者の方々が、このような
流通環境の実態を認識されて、今後御指摘がありましたようなことも含めてどう対処すべきか、県で言われておりますような
卸売業の統合も含め、真剣に議論されるべき時期に来ていると、このようにも考えます。もちろん御指摘のありましたような
公設なり民営も、その議論の中に入れていただいて結構ではないかと、このようにも思います。
また、必要に応じまして、市といたしましてもこの議論の中に加わらせていただいてもいいのではないかなと、こういうような感じもするわけでありまして、これからどう
方向性を決めるのかと。いえば
体質改善、
経営環境の向上を期して、現状のままで卸売
関係の方々が統合をされるというようなことも1つの方法でもありましょうし、御指摘がありましたように、いっそ民営にして、むしろ競争していくと、こういうようなことも選択されるのも1つの方法でもありましょうし、これは市当局でどうこうするというよりも、むしろ
市場関係者の方々で議論をされて、しっかり将来を見極めながら議論されるべき課題ではないかなと。この方向に市としても入らせていただいて議論の中に入っていく、そのことによって将来の方向を見定めると、こういうような方法がいいのじゃないかなというのが率直な今の気持ちでございます。
以上であります。
◯議長(
岡本善徳君)
佐々木商工観光部長。
◯商工観光部長(
佐々木恒雄君) 6番
佐々木議員さんの重ねての御質問でございますが、その中で
市場管理員の話がちょっと出ましたのですが、
市場管理員は
市場の業務を監視あるいは業務指導といいますか、こういう形の仕事をやっておるわけでございまして、今御指摘のようなことをしていないということであれば、これは私の方で厳重に注意し、させるようにいたしたいと思いますが、
市場管理員を車のチェックといいますか、指導といいますか、そういうふうなことにするということは、ちょっと現時点では対応上難しい
状況でございまして、いえば今までの経過を申し上げましたけれども、経過の中で適正な管理ということを考えますと、今時点では
入門ゲートを
設置することが最も最適な方法であるというふうに考えておるわけでございまして、先がたもおっしゃっておられましたように、
関係者の方々の御
理解を得るよう、既に2回の
説明会をいたしておりますが、今後も
説明会を持って、御
理解等御了承を得るよう努力いたしまして、何とか今年度中に
設置をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
6月補正予算の予算執行でございますが、現在既に発注いたしておりまして、今月の中旬過ぎには大体
設置するように、今準備を進めておるところでございます。
◯議長(
岡本善徳君) 6番
佐々木紘一君。
◯6番(
佐々木紘一君) 最後に要望しておきたいと思いますけれども、6月補正予算の250万は、場内を一般の車が通らないような看板を
設置するという予算であったわけですね。今発注しておるということで、まだ
設置していないわけですね。
そういうものを
設置して、もうちょっと一般
車両に警告を促したり、それから、やはり
市場の
関係者の同意が得られんと、「何だい、
鳥取市は機械つくっちゃって、ほんにもったいない。かえって煩雑になったわい、
市長は何考えておるだい」という話が出てこんとも限らんわけですから、その辺十分検討されて、皆さんが同意された上で
ゲートの
設置というものをお願いしたいと思います。
つくったがいいわ、もういけんわと、それで、1年先になったらみんなが嫌がって、撤去せないけんということに今の段階ではなるのではなかろうかと思います。私は
関連店舗の4者からそういう話を聞きました。今、大変景気が悪うございまして、私も店をやっておる
関係で、コストがかかってかなわんから吉岡まで配達に行かないということで、卸屋さんから取りに来いという話が来ております。今、老舗の菓子屋さんが米子と一緒に合併して生き残りをかけようかというときですし、八百屋さんなんかも、「わずかなものだったらもう配達しません。要れば買いにきてつかんせえ。買ってもらうのはありがたいけれども、人件費がかないません」ということで、相当経営的に苦しいようですから、私なども今度は
ゲートを通ってリンゴだとかミカンだとか、品物を買いに行かないけなくなるわけです。そしたら、一々監視員さんを
インターホンで呼んで、「ちょっと買い物しましたけれども、出られませんけ開けてつかんせえ」と言うわけですね。大変不便なといいますか、煩雑な。それなら、裏の徳吉の方から出た方が帰り道は近いですから、表から出ずに裏から抜けようかというようなことにもなるわけです。これが一般車なのか
関係車なのかという判断が、4割6割の中に入ってくると思うのです。
ですから、もう少し実態を十分
調査されて、
安徳橋というものができたわけですから、車の流れが変わってくるでしょうし、また、
関連店舗の人なども相当出入りされる人もあるわけですから、そういう人の同意も得られてから
設置されるよう要望いたしておきます。
以上です。
◯議長(
岡本善徳君) 14番武田えみ子君。
◯14番(武田えみ子君)
議案第102号の中で、予算書の21ページ、清掃費の中の320万予算計上されておりますが、この理由と、それから内訳を御
説明いただければと思います。よろしくお願いします。
◯議長(
岡本善徳君) 森田生活環境部長。
◯生活環境部長(森田 勲君) 14番武田議員さんの御質問にお答えをいたします。
ごみの減量化、資源化対策ということで、今議会に320万を補正計上させていただいておるわけでありますが、ごみの減量化及び再資源化を推進するために、再資源化等推進事業を
平成2年度から実施しておりまして、現在、推進団体にキログラム当たり4円の奨励金を交付し、事業の推進を図っているところでございます。
しかし、昨年3月以降、全国的に古紙の
市場が低迷しておりまして、本市においても廃品回収業者の買い取り価格が新聞、段ボールはゼロ円、雑誌類がマイナス4円の逆有償になったところでございます。4月以降、古紙の
市場価格の動向を見ていたところでございますが、
市場の回復が当分期待できないということと、あわせて市民の皆さんに定着いたしましたリサイクル活動の意欲低下も懸念をいたしまして、今回補正計上したものでございます。
320万円の内訳につきましては、古紙類であります新聞、段ボール、雑誌に限りまして2円増額し、キログラム当たり6円の奨励金にしようとするものでございます。
今後の見込み量等につきましては、昨年の量を参考としまして積算したものでございます。実施につきましては、10月の実績分から対象としようとするものでございます。今後も市民の皆さんの御協力をいただきながら、再資源化等推進事業の推進を図ってまいりたいというぐあいに考えております。
◯議長(
岡本善徳君) 14番武田えみ子君。
◯14番(武田えみ子君) 御答弁ありがとうございました。
先ほどの御
説明の中で、昨年の3月以降に雑誌類等が逆有償になったという御
説明がございました。私、このころからよく耳にしておりましたのが、学校等もございますが、各町内会ごとで廃品回収等々進めてこられたところが、ここのところずっと町内会の廃品回収ができなくなって、やめてきておられるというようなことを耳にすることが多くなってまいりました。
それで、回収業者の古紙類等の量がどういうふうに今変わってきているのか、私の話を聞く中ではだんだんと減少してきているんじゃないかな、逆にそれが主婦の方々が、一度に出せば迷惑かけるので、少しずつ分けてごみに出しているのだということを大変よく耳にいたしておりますので、このあたり、それがごみに回っているんじゃないかなと。せっかく今までごみ減量化のために御努力いただいてきたわけですし、また市民も汗を流してくださっていたわけですが、このあたりの推移がどのようになっているのかなということを懸念しております。
それから、今の
経済状況、社会
状況の中で、これからそのあたりをどのように推移、変動を見込まれて、またどのように対応していかれる御予定なのか、そのあたりのことをお聞かせいただきたいと思います。
◯議長(
岡本善徳君) 森田生活環境部長。
◯生活環境部長(森田 勲君) 再度の御質問にお答えをさせていただきます。
再資源化推進団体が収集をいたしました古紙、缶などの資源化対象物の回収量といいますのは、本年度では約1,477トンでありまして、昨年の同一時期、4月から8月まででございますけれども、に比べますと若干40トンばかり減っております。しかし、
状況としましては、ほぼ横ばいであるということでございます。そのうち雑誌類につきましては、逆有償という
状況下にありましても80トン程度の減少ということでございます。したがって、現在のところ、古紙類等がリサイクルされないでごみになって、ごみの量が大きく増えているというようなことはないというぐあいに判断をしております。
当初、古紙類の引き取り価格の暴落によりまして、再資源化対象物の収集量が大幅に減少するのではないかと、武田議員さんと同じように懸念をしていたところでございますけれども、回収量は前年対比でマイナス40トンということでございまして、大きく減少していない
状況で推移しております。このことは、市民の皆さんのリサイクル事業に対する意識の高さであるというぐあいに改めて敬意を表し、感謝を申し上げるところでございます。
また、将来的な対応でございますけれども、再資源化対象物の引き取り価格は、古紙など対象物の需要と供給のバランスによる
市場価格の変動が根底にあるわけでありまして、将来的な予測が難しい問題でございます。しかしながら、リサイクル社会の構築を目指す立場から、その都度
状況に応じた判断や対応を行っていくべきものというぐあいに考えております。
なお、再資源化対象物の需要や再資源化を推進するためには、行政はもとより事業所あるいは市民の皆さんにできる限り再製品を購入していただくなど、リサイクル社会に向けての努力が必要なものであるというぐあいに考えております。
御
理解いただきたいと思います。
◯議長(
岡本善徳君) 14番武田えみ子君。
◯14番(武田えみ子君) ありがとうございました。
1点だけ要望させていただきたいと思います。
この2円プラスというのが10月からということでございますので、もう間もなくこれが通ればなっていくわけですので、このあたり市民のこういう団体へのお知らせ等、また再製品の購入等々で、また啓発事業の方も御努力いただきたいと思います。
以上でございます。
◯議長(
岡本善徳君) これをもって通告による質疑を終わります。
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
岡本善徳君) これをもって質疑を終結いたします。
議案第102
号平成10年度
鳥取市
一般会計補正予算から
議案第114
号平成9年度
鳥取市
老人保健施設事業決算認定についてまで及び
議案第116
号住居表示の実施に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定についてから
議案第125
号工事請負契約の
締結についてまで、以上23案は、審査のため諸君のお手元に配付いたしております
議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。
なお、請願・陳情、また継続審査中の請願・陳情につきましても、文書表のとおり付託いたしますので、念のため申し添えます。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時48分 散会
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