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平成30年防災・震災対策調査特別委員会( 4月11日)

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  1. 豊島区議会 2018-04-11
    平成30年防災・震災対策調査特別委員会( 4月11日)


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    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年防災震災対策調査特別委員会( 4月11日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │             防災震災対策調査特別委員会会議録              │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年4月11日(水曜日)          │場所   │第2委員会室 │ │    │午前10時00分〜午前10時58分        │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│根岸委員長  芳賀副委員長            │欠席議員 │       │ ├────┤ 小林(弘)委員  池田委員  星委員      ├─────┤       │ │ 9 名│ 儀武委員  島村委員  吉村委員  山口委員  │な し  │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │木下議長  大谷副議長                            │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │宿本副区長                                  │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │今浦危機管理監  廣瀬防災危機管理課長  長澤危機管理担当課長             │ │         秋山治安対策担当課長                         │ ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │渡辺議会総務課長  関谷議会担当係長  濱田書記               │ ├────┴───────────────────────────────────────┤
    │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   小林弘明委員儀武委員を指名する。                        │ │1.異動説明員事務局職員紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.委員会運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.感震ブレーカー配布について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   廣瀬防災危機管理課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.移動系無線通信状況解析調査について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7  │ │   廣瀬防災危機管理課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.全国瞬時警報システムJアラート)全国一斉伝達訓練実施について・・・・・・ 11 │ │   長澤危機管理担当課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 │ │   5月10日(木)午前10時、委員会開会することとなる。             │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会根岸光洋委員長  ただいまから防災震災対策調査特別委員会開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。小林弘明委員儀武委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○根岸光洋委員長  初めに、異動理事者及び事務局職員紹介がございます。   〔今浦危機管理監異動説明員紹介を行う〕   〔渡辺議会総務課長事務局職員紹介を行う〕 ───────────────────◇──────────────────── ○根岸光洋委員長  委員会運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は、3件の案件予定しております。  なお、移動系無線通信状況解析調査についての資料でございますが、区議会ポータルへの掲載後に修正がございましたので、机上に配付してございます。後ほど修正内容理事者から説明があります。また、区議会ポータルへの掲載は、本日の委員会終了後にいたします。  最後に、次回の日程についてお諮りをいたします。  以上でございますが、運営について何かございますか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○根岸光洋委員長  それでは、案件に入ります。  最初に、感震ブレーカー配布について理事者より説明があります。 ○廣瀬防災危機管理課長  それでは、最初案件といたしまして、感震ブレーカー配布につきまして御報告を申し上げます。資料はA4判、1枚物の資料になります。よろしくお願いいたします。  まず、今回の目的でございますけれども、昨年度より実施いたしました感震ブレーカー設置助成事業でございますけれども、認知度も低いということもございまして、実績は余り芳しくないような状況にございます。  資料の下段に参考といたしまして、ことしの3月末までの設置助成実績といたしまして御紹介を申し上げておりますけれども、簡易タイプの、いわゆる地震揺れによって鉄球が落下いたしまして、そこで縛っておいたブレーカーを落とすタイプのもので、無料で支給をさせていただいたものが17件でございます。同じ簡易タイプでも、分電盤に張りつけまして、揺れを感じますとばねの力によって、ブレーカーを落とすというタイプのものがございますが、そちらのもので購入費助成を行ったものが3件でございます。それから、分電盤そのものに内蔵いたしまして、センサーの感知によってブレーカーを落とすという高性能タイプのもの、こちらの購入費助成を行ったものが1件にとどまっているというような状況でございました。このため事業要綱で定める対象地域うち、特に火災危険度が高い地域対象に改めて普及を図りたいということで考えたものでございます。  2番目といたしまして、今回の実施方法でございます。職員を4人組みまして、それを2人ずつ2班に分けまして、1週間でおおむね20軒程度を回りまして、個別に訪問いたしまして、特に鉄球型現品配布による助成の勧奨を行うというものでございます。  内容でございますが、感震ブレーカーとは何かというのを御説明させていただきまして、具体的な事業内容について御説明をさせていただきまして、次の段階で、設置しますと、その場でよろしくお願いしますというお宅があった場合には、もうその場で申請交付手続に応じまして、鉄球型のものは、その場で設置のお手伝いもしながら配布を行いたいというようなものでございます。  4番目といたしまして、実施対象地域でございますけれども、池袋本町三丁目全域を回るという予定になっております。実施の時期につきましては、今月から始めまして、ことしの9月いっぱいまでということで考えておる次第でございます。  助成目標といたしまして、おおむね450個程度配布目標としたいということで考えております。  その他といたしまして、助成制度の一部改正を行いまして、無料配布鉄球型の場合には、申請書に関しまして受領書を兼ねたものにいたしまして、その場で書いていただいて、もう受領した方には受領書を兼用したものを、現品と一緒にそのままお渡ししてしまうと。そんな形で簡素化を図りたいと考えております。  大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○根岸光洋委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○小林弘明委員  ちょっと確認なんですけれども、今回450個程度ということなんですけれども、この池袋本町三丁目というのは実際に、特に鉄球型で網羅した場合、これで数的にはもう足りるという状況でよろしいんですね。 ○廣瀬防災危機管理課長  対象耐火造を除く建物全戸対象とするというものでございまして、こちらを全域支給できれば世帯分はほぼ賄えるというような数ということで、我々どもは認識しております。 ○小林弘明委員  あと、実際に鉄球のやつ、例えば木造とか鉄筋とかで、それぞれ揺れによって多分鉄球が落ちてブレーカーがぽんと落ちると思うんですけれども、あれというのは、構造上、この家だったら、例えばこれぐらいの震度で落ちるけれども、これだと落ちないとか、そういうのはやはりあるんですか。 ○廣瀬防災危機管理課長  鉄球が落ちる度合いなんですけれども、大体おおむね震度5強以上ということに対して設定をしておりまして、木造住宅で通常のつくりのものであれば、そちらのほうで感知するような形でのつくり方をされているということは聞きました。ただ、やはり簡易型でございますので、厳密に、本当にその震度と合って落ちるかというところまでは、なかなか確証できているデータではないというような状況でございます。一応、目安として、簡易型ということで考えていただければなというふうに考えております。 ○小林弘明委員  最後ちょっと1点なんですけれども、ブレーカーが落ちたとき、やはり1回電気がぽんと消えちゃうじゃないですか。その後の復旧するときに、もう本当に鉄球がこんと転がるのをただ上げるだけで済むタイプ簡易型という意識でいいんですよね。 ○廣瀬防災危機管理課長  簡易型にしても高性能型にしてもブレーカーを落とすというものが、まずこれがこの感震ブレーカーの役割でございますので、例えば地震がおさまって電気が通電できている状態であれば、上げれば電気は通るというようなことでございます。ただ、ちょっと補足で御説明させていただきますと、配布のときにも、皆様方にお願いしているのは、やはり突然落ちますと真っ暗になります。ですから、例えば、懐中電灯等を身近に備えていただければ、慌てずに済みますよというような御説明も、あわせて訪問の際には行うということで考えております。 ○小林弘明委員  漏電ではないですけれども、落ちた後に、復旧するときに、かえってこう火事になったりするケースが結構あるので、そこら辺の注意というか、いつ戻していいのかとかが、結構やはりわからないというか、例えば余震もあるのかもしれないし、実際にブレーカーは落ちちゃうと、すぐぽんと戻しちゃう人が多分多かったりすると思うんですけれども、当然地震ですから、ある程度、時間がたってからすると思いますけれども、特に木造建築だと、昔はろうそくとかで、いろんなのがあったと思うんですけれども、結構かえってそっちのほうが危なかったりとか、余震で、またそれが倒れたりとか、そういうのもある。例えばそういう部分でこういうのができていると思うんですけれども、戻すときによくショートではないですけれども、あると思うんです。そこら辺の指導みたいな、そういうのもしっかりしていただかないと多分だめなのかなとは思うんで、そこら辺について、お伺いして終わりたいと思います。 ○廣瀬防災危機管理課長  御指摘ごもっともかなと思います。いわゆる委員が御指摘通電火災と言われているものかと思います。揺れがありましてブレーカーが落ちたはいいんですけれども、例えば電気ストーブなどを使っていて、揺れの関係で衣類がその上に落ちてしまったと。それで、逃げ出した後にブレーカーが、要するに落ちておれば、その場では当然のことながら電気火災というのは、なかなか考えづらいと思うんですけれども、やはりどういったタイミングでブレーカーを戻すのかといったようなことは、やはり防災の啓発の中で、また努めて考えていかなきゃいけないことなのかなと思っております。そういった通電火災危険性、あるいは予防策、どんなことがあれば戻していいのかといったようなことも含めまして、訪問の際には丁寧に御説明するようにしたいと思います。 ○山口菊子委員  池袋本町三丁目全域ということですけれども、これは1週間で20軒程度というけれども、実際には何カ月ぐらいかけて行う。 ○廣瀬防災危機管理課長  1週間で大体20軒程度でございますので、やはり9月末までの半年ということで回る予定ということにはなっております。 ○山口菊子委員  9月末までと、その期間なんだけれども、その期間で例えば、いろいろお留守のおうちが今すごく多いじゃないですか。だから、そういうことを考えたときに、この9月末日を目標と言っているけれども、実際にはほとんど留守だと思うのね。昼間いらっしゃるおうちがすごく減っていますよね。その辺で、例えばかなり職員疲労感というのが大きいんじゃないかなというふうに思っていて、2人で二つの班でやっていくというのにしても。その辺の考え方というか配慮というか、その辺をちょっと伺いたいと思います。 ○廣瀬防災危機管理課長  先週1度回らせていただきまして、ちょっとその実績について御説明申し上げますと、19軒、先週の木曜日に訪問いたしまして、やはりそのうち8軒がお留守でございました。そういったお宅にはチラシポスティングいたしまして、こんな事業を行っておりますので、改めて御興味のある方、御連絡いただければということでのお知らせをさせていただいております。また、今後は例えば防災訓練の日などを利用いたしまして、職員が土日出勤したような場合については、あわせて訪問することも考えたいなと思っております。  様子を見ながら、その辺はまめに回れるような形で進めていきたいと思います。 ○今浦危機管理監  若干補足させていただきます。  先週の成果としましては、設置等で5件、ポスティングの効果で1件設置したいと、これはもうすぐ処置をします。それから、検討中というのは基本的にもう設置をしていただくということで、合計8件。ポスティングについては、今後もうポスティングそのもの申請用紙を入れまして、無料で返送していただけるような形で、それを受けたら、すぐ時間調整して伺ってつけていくと。まずそういうやり方でそれぞれのブロックごとを埋めていきたいなと思っています。  途中で、要するにそれでも空白地帯がある可能性はありますので、そこの回り方について、例えば日曜日等の防災訓練のときにちょっと回ってみるとか、そういうやり方も考えながら、とにかくこの半年間で全部対象地域を埋めたいなというふうに思っています。 ○山口菊子委員  それで、池袋本町三丁目を選択したというわけですけれども、実際には、これ、ほかの地域でも欲しいというところがあれば配布をしていくわけですよね。助成も含めてやっていくということですよね。 ○廣瀬防災危機管理課長  まず、ことしは池袋本町三丁目地区、火災危険度の非常に高いところで、優先的に回らせていただきたいと思います。  残念ながら、ちょっと今年度予算が切られてしまったということもあるんですけれども、今後の対象地域につきましては、火災危険度の高いと言われる地域中心に、面的な形でそういった地域中心に力を入れていきたいなということで、今の時点では考えておるということでございます。 ○山口菊子委員  ということは、今年度の予算ではもうこれでおしまいということで、来年度以降というふうになっちゃうわけね。 ○廣瀬防災危機管理課長  そうですね、無料配布するという分には、まずこの池袋本町三丁目を全域回るのは、今年度は何とかできることかなということで考えているということでございます。 ○今浦危機管理監  若干補足します。  火災危険度の高い地域、8回目の東京都の調査で、最新のものが出ています。まず、それに基づきますと、火災危険度4の地域、これが池袋本町三丁目、ことしは、そこをまず回ってみて、先ほど申し上げましたようなほぼ100%普及できるような回り方というものを確立した後、来年度以降、あと5カ年計画で、5年ごとに危険度を見直していきますので、5年計画で今、火災危険度4の地域、ここに全て今のような形で感震ブレーカー設置していきたいというふうに考えております。 ○山口菊子委員  最後に伺いたいのは、耐火建築は除くということで、耐火建築基準というのは、例えばモルタルの場合は耐火になるのか、木造モルタルの場合もなるのか、もちろん鉄骨とか、そういうものは当然だけれども、その辺のところの基準は。 ○廣瀬防災危機管理課長  要綱上は耐火造を除くということになっておりますので、基本的に木造モルタルのような家であるとかアパートなどはやはり対象ということで考えております。いわゆる鉄筋のマンションみたいなところまでは、ちょっと現時点は、なかなか考えにくいのかなということでございます。 ○山口菊子委員  木造であっても、モルタル耐火とは認めないで対象とするということなわけですよね。 ○今浦危機管理監  これは、今、生活再建支援システムで、どの家がどういうつくりになっているかというのがわかりますので、まずそれに基づいて非耐火建築木造建築対象に選んでいます。基本的にはそういうやり方で、その地域全域をまず埋めていくという考え方です。 ○山口菊子委員  これで終わりますけれども、やはりどこが耐火なのか、あそこは対象になったけれどもうちは違うと、明らかに鉄骨とかコンクリートは別なんだけれども、その辺が今わかりにくいおうちが結構あって、新しいおうちも含めてね。だから、そういう意味では、あそこはついたけれども、うちはつかなかったわとかという不公平感みたいなのが残ると、またそれはそれで課題かなというふうに思ったものですから、やはり耐火構造は除くというところの線は明確にしておいて、御説明できるようにしておいていただければいいかなというふうに思います。 ○廣瀬防災危機管理課長  御訪問の際もそうですけれども、丁寧にその辺は進めていきたいと思います。 ○池田裕一委員  ちょっと伺いたいんですけれども、対象地域を歩いて回るということなんですけれども、どういった回り方するのか。例えば、エリアを決めて回るのか、ただ単に、ここがいいかなというところを回るのか、その辺のところはどういうふうに回るんでしょう。 ○廣瀬防災危機管理課長  あらかじめ、回るエリアというのを行く前に協議いたしまして、今回このエリアを回ろうというような形で20軒を目途に進めていくということで、飛び飛びで回るようなことではなくて、順次進めていくというようなことを今考えています。 ○池田裕一委員  あと、ちょっと気になるのは、最近振り込め詐欺とかで、特に最近は振り込むんじゃなくて取りに来るとか、区役所の名を語ってというのがあるんで、その辺について回る方、慎重に回らないと変な人が来たよというふうなことになると思うんで、その辺の対策というのはお考えなんでしょうか。 ○廣瀬防災危機管理課長  まず、区の防災服を着まして、名札を掲示、それから区の職員であることを明らかにするというような服装、身分証明書、そういったものをきちんと身につけさせた上で、丁寧に御説明して回るということを心がけたいと思います。 ○池田裕一委員  当然ながら町会長なんかには、もう事前にそういうお話しして、行きますよというのは言われると思うんで、その辺しっかり、こういう感震ブレーカーつけることによって、防災には非常に有効であると思うんで、しっかりと皆さんに御理解いただいて、ぜひとも多くの方に設置していただくように努めていただければと思います。  以上です。 ○廣瀬防災危機管理課長  特にやはり訪問といいますと、いろんな方がいらっしゃいますんで、怪しげな者に間違えられないように、くれぐれもちょっと注意させるよう、再度指導したいと思います。 ○儀武さとる委員  戸別訪問して普及するということで、これまでの取り組みが一つはどうだったのか、そのしっかり反省というか、経験を踏まえてこういうことになったと思うんですが、従来はどういうふうなことで普及しようとしていたのか、ちょっと簡単に経過を報告していただけますか。 ○今浦危機管理監  対象地域に対しまして、まずチラシを全戸に配りまして、当初はそれの応募を待つという形が第一段階でした。思うように集まらないということで、再度、チラシを配り直したというのが第二段階です。3回目の段階としまして、町会内での説明会をしたというのが第三段階で、その結果が参考にありますトータル簡易タイプで17件という形になっております。 ○儀武さとる委員  町会内で説明会を開催されたということなんですけれども、区政連報告があったということですけれども、この池袋本町で実際に説明会ということは、何回ぐらいやられたんでしょうか。 ○今浦危機管理監  これは3月下旬に最後1回のみです。 ○儀武さとる委員  本当に認知度が低いということで、チラシを入れただけではなかなかその必要性というのは感じないというか、結構町会でも知らない人がいっぱいいるということで、そういう点では戸別訪問してやるということは、私は積極的に普及しようということで、区の姿勢が変わったという点では評価できるとは思うんですが、ただ、先ほどから言われましたように、不在の家庭も多いですし、やはりチラシを入れながら、説明会とセットしながら効果的に普及していくというか、そのほうが、職員の負担も軽減されるんではないかなと思うんですが、これはいかがでしょうか。 ○今浦危機管理監  今年度の今やっている方法、あらゆることを考えながら、目的は100%普及にあると思っておりますので、御指摘いただいたような説明会も含めながら進めていきたいなというふうに思っています。 ○儀武さとる委員  あと、先週の経験から言いますと、8軒ほど普及、もしくは可能性があるということでしたので、本当にこの経験からすると、単純に計算すると4週ですと、半年待たずに普及する可能性はあると思うんですけれども、これは池袋本町三丁目なんですが、火災危険度というのは、4というのは、そのほかにたしか12町丁ぐらいあったと思うんですけれども、今後の計画といいますか、今回はたまたま昨年度の予算で買った在庫があって、今年度は予算カットされているんですけれども、区のそういう姿勢普及しますと、残りの火災危険度4の町丁、12町丁あったと思うんですけれども、これの普及計画といいますか、見通しというか、その辺をちょっと教えていただけますか。 ○今浦危機管理監  最新の8回目の調査に基づきますと、危険度4以上の地域、今年度は池袋本町三丁目です。それから、残りが上池袋三丁目、駒込六、七丁目、長崎二、三、四丁目、南長崎二、三丁目、東池袋五丁目でありまして、これらのエリアをことしから34年度まで、次回、調査までの間の5年間で、年間2ないし3町丁を同じように回りながら、全域を5年間で100%、感震ブレーカー普及したいというふうに考えておりまして、予算要求につきましては、今年度、今行っているやり方という形で実績をしっかり積み上げて、来年度以降の予算要求計画的に実施していくというふうに考えております。 ○儀武さとる委員  ぜひ実績をつくって、しっかりとまず危険度の高いところを早く普及していただきたいと思います。  以上です。 ○島村高彦委員  最初の小林委員とのやりとりでも出てきましたけれども、普及を急ぐ余り、正確な機能を理解しないと非常に大変なことになるというのが、実は防災の専門家の中で、ずっと言われていて、問題になっているんですけれども、この三つのタイプを進めている中で、一番多いのは鉄球型なんですけれども、これは遮断された後にランプがつくだとか、そういう機能があるものもあると思うんですけれども、この三つの中ではどれがそういう機能を持っているんですか。 ○今浦危機管理監  簡易タイプ高性能型と分電盤タイプのみです。 ○島村高彦委員  一番多いのが、この鉄球型でありまして、この鉄球型は単に電気が切れて真っ暗になっちゃうというところで、実際に普及した自治体で起こった問題として、地震の後に、ほかの家はみんな明かりがついているのに私の家だけが消えていると。つけているから当たり前なんですけれども。だけど、そういうのも理解しないで、真っ暗な中で、なおかつ物が散乱している中で負傷を負ってしまったという事例もあるとのことでございます。そういった中から、普及を急ぐ余り、本当の機能、状態を理解しないで、使うほうがかえって危険だという感震ブレーカーそのものの特質の問題がありますんで、その辺をやはり、今の皆さんの声は早く普及しろ、早くやれということなんですけれども、特に高齢者は理解するまでに時間がかかりますので、その辺をじっくり取り組んでいただきたいと思うんですが、その辺のことはいかがですか。 ○廣瀬防災危機管理課長  やはり、そういった啓発というのは非常に大事なのかなと。本日いただいた御意見も踏まえまして、丁寧にわかりやすいような資料も、今後もやはり工夫していく必要があるのかなということで考えております。検討させていただきます。 ○今浦危機管理監  ちょっと補足させていただきますと、今週はきょうまた回っておるんですけれども、事前に回るグループでミーティングをしっかりやっておりまして、説明事項等を含めて、その辺は打ち合わせをしっかりやっております。委員が御指摘のとおり、急ぐ余りそういう説明がおろそかにならないようにというのは、今後とも徹底してまいりたいというふうに思います。 ○島村高彦委員  各家庭のお金の問題もあるんですが、この分電タイプなんかは電気が遮断されるまで時間差があるんですよね。揺れてすぐ切れちゃうんじゃなくて、しばらくは明るい状態で、ある一定の時間を置いてから切れると。こういういい性能を持っているものもありますんで、各機種の説明を詳細にした上で、それぞれの御家庭が一番安いのがいいんだなと、ぱっと気軽に飛びつくんじゃなくて、本当に自分自身の生活実態に合って機能できるようなそういったものを、高いからこっちはどうせだめだろうから説明しないとか、そういうことのないように取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 ○廣瀬防災危機管理課長  先ほど危機管理監が申し上げましたとおり、ミーティング等でしっかりその辺の説明についての徹底ということは、改めて職員のほうに指導したいと思います。 ○星京子委員  一つだけ、助成実績というのが大変ちょっと寂しい結果ではあるんですが、ぜひ町会も、防災訓練等がこれから各町会等で予算枠をとりながら実施しておりますので、例年同じような防災訓練の内容にはなっている中で、ぜひこの感震ブレーカー、それから以前も、監視カメラ、防犯カメラの件も、町会の役員会等に来ていただいて、御説明をいただいておりますので、ぜひそういう各町会ごとの、今回は地域限定で池袋本町ということもありますが、これはやはり町会全体に公平的な部分も持ち合わせて声かけをすれば、ぜひ各町会に来ていただいて御説明をいただくというのが、一番いろんな意味では効果的かと思います。私どもももう防災訓練、近々中にございますので、そういう情報を得ていただいて、ぜひその中で各町会への説明という部分をしていただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○廣瀬防災危機管理課長  内閣府が以前に調査した結果でも、やはり感震ブレーカーの存在を知らないというその割合がかなり多いというのも出ておりますので、いろんな機会を通じまして普及促進を目指すということは、防災危機管理課としても、必要なんじゃないかと思っております。いろんな機会を捉えて周知を図るように頑張ってまいります。
    根岸光洋委員長  よろしいでしょうか。   「はい」 ○根岸光洋委員長  では、以上でこの案件を終わります。 ───────────────────◇──────────────────── ○根岸光洋委員長  次に、移動系無線通信状況解析調査について理事者より説明があります。 ○廣瀬防災危機管理課長  それでは、移動系無線通信状況解析調査について、御説明申し上げます。  大変申しわけございません。資料につきまして机上での差しかえとなりましたことをおわび申し上げます。その他の事項の数値のあらわし方について、少しわかりづらかったものですから、ちょっと詳しいような内容に変更をさせていただいたということでございますので、趣旨は大きな変更はございません。その前提でお話をさせていただきます。  初めに、今回の目的でございますけれども、移動系の防災行政無線、こちらは参考といたしまして、ことしの3月末現在の状況を記載させていただきましたけれども、例えば全部で285局あるうち、内訳といたしましては、地域本部に半固定式のものが12台、これはバッテリーとアンテナ線を直接つないで、箱形のもので通信機がついているというようなものでございますけれども、それが地域本部には12台、それから携帯型ということで携帯電話に近いようなトランシーバー型のものが48台ということで、全部で記載のとおり285局あります。このうち、相当数の子局で通信の不通、あるいは通信状況の不安定な状況が確認されているということでございます。このため、障害の原因等につきまして解析を行いまして、今後の運用について調査検討を行いたいというふうに考えておるものでございます。  解析の方法でございますけれども、特に通信状況の芳しくない地域、こちらの建物や地形のモデルを作成いたしまして、緻密に電波環境を把握できるようなシミュレーター、業者のほうにちょっとつくっていただきまして、そういった専門の事業者もございますけれども、個別の建物だとか地形等の状況を考慮できるような方法によって、実施を行いたいということで考えております。  その実施の方法ですけれども、通信の不能あるいは不安定な通信エリア、それから、解析の拠点施設というのを選定いたしまして、アンテナの位置であるとか、高さ、そういったものを変更した場合はどうかといったような電波の解析、伝わるかどうかの解析を実施するということになっております。また、中継局を設置するとどうなるかというようなシミュレーションもちょっと行いたいなと思いまして、そこを経由してシミュレーションするとどうかというような解析も行っていきたいということで考えております。  これらの解析に基づきまして、通信状況の安定かつ良好な状態を保つための対応策、改良すれば済むのか、あるいは根本的にどうしてもだめなのか、そういったことの調査研究を行いまして、それに応じて所要経費の選定を行いまして、これらの結果についての報告を作成するというようなところまでをことしは行いたいなと思っております。  実施期間はこの4月から7月の末までということで、事業者に委託を行って実施してまいります。  その他といたしましては、この調査が終わりましたら、その報告を受けまして、移動系無線の活用方法、あるいはほかの方法があるのかということも含めまして、本区における防災無線の対応方針を固めまして、次年度予算の反映等、具体的な取り組みを考えてまいりたいということで、今のところ、予定しておるというところでございます。  大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○根岸光洋委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○山口菊子委員  何かあったときに情報が正確になるべく早く伝わるということが一番大事なことで、そういう意味では、この通信状況というのはとても大事なことだというふうに思っておりますので、こういう解析調査をする、不通及び通信状況の不安定な状態というのは、これはどのレベルなんですか。 ○廣瀬防災危機管理課長  昨年度、通信訓練等で実際の機器を通じて、どこが通じるか通じないかというのをやりました。やはりどうしても通じないというところ、あるいは途切れ途切れにしか聞こえないとかいったようなところが、特に区役所から見て西側の地域に多いというような状況になっております。ですから、そういったところを、一番通じないところ等を想定したような形でシミュレーションを行うのが最適かなということで、今のところ考えておりまして、アンテナの調整をするとどうであるかとか、先ほど言いましたように、中継局を立てたらどうかといったような、少し現在の無線のシステムを生かすとすればどういうことになるのか、そういったものを踏まえつつ、やはりだめなのかどうかというものの結論があれば、また別の方法を考えていくというような方法になるのかなというふうに考えております。 ○山口菊子委員  たしか、おととしかな、帰宅困難者訓練のときか何か、私も西口のほうでお手伝いしていたんだけど、そのときにたしか何かうまくつながらなかった覚えがあって、それから、結構通信って、今いろんな電波が飛び交っている状況の中で、どれだけ有効な、緊急性の高いものが優先的にどれだけ情報として伝わるのかはすごく大変だなというふうに思うので、そういう意味では、こういう解析調査して解決をしていくというのはとても大事なことだというふうに思いますので、豊島区中というか、うまくきちんと情報が伝わるような環境整備、これからもぜひやっていただければと思います。 ○廣瀬防災危機管理課長  やはり電波法との関係で、行政無線に与えられる周波数だとか、それから設置できるものというのは限りがありますので、どうしても高い建物がふえてきた、住宅が密集している、かたい建物が多い、そういった状況の中で非常にちょっと難しい状況になっているのは事実でございますので、その辺も何がいいか、最良の方法というのは検討していきたいと思います。 ○小林弘明委員  この防災無線は、私も消防団でよく、うまく聞き取れなかったりとか、結構そういう音声のなれとかもあると思うんですね。そういうものも定期的にくせがついてないと、消防とか警察とかある特定の機関はそれになれているんで、すぐわかるんですけれども、やはり結構一般的に聞きなれてない中では、ざざざざって言われてもちょっと聞き取りにくい中で、今回、この半固定と携帯とあると思うんですけれども、半固定はもちろん自動受信で常に電源が入った状態で、この携帯というのは、基本的には何かJアラートなのか、災害時の後に、そういう各機関が電源をオンにしないと原則受信しない状態になっているということですよね。それとも、自動受信になっているのか。 ○今浦危機管理監  携帯については、そうです。常時オンにはしておりませんので、使うときにオンにするという形の使い方を実際はやっています。 ○小林弘明委員  これは基本的には充電型ですか、それとも電池型ですか。 ○今浦危機管理監  全て充電型です。 ○小林弘明委員  だから、基本的にはさっきの通信の不備とかも、オンにしてないとか、結構うちなんか消防長から来る無線の訓練のときに、昔のやつは、たしか電池型のとかもあって、結構電池がなくなっていたりとか、今充電型であれば、当時、先ほど言ったように充電している状況を必ずチェックするとか、実際に当然、通信だけの問題もあるでしょうけれども、それ以外のハード側のほうの意識をもちょっとしっかりしておかないと、さっきの音声の聞きなれるというのもそうですけれども、ハードもしっかりそういう意識しておかないと、結構そういう通信環境が整ったとしても、せっかく調査した中で、やはりそういうのもすごく重要なのかなと思うんですけれども、それについてお伺いして終わりたいと思います。 ○今浦危機管理監  経緯をちょっと御説明させていただきますと、28年度から通信訓練を開始いたしました。そのときに通じないというのを、はっきり言って、私は感じました。ただ、委員がおっしゃったとおり、使い方がわからなかったりとか、あるいはオフといいますか、アンテナと要するに接続されてなかったりというのも、実は数件あったわけです。これは訓練をやることによって、そういうものがだんだんなくなっていった。  ただし29年度、ではどこがどのように通じないのかというのを含めて、また通信訓練をやっているんですが、全く通じないか、アンテナが立たないかが40%にも達するというところがわかりました。大きな原因は、操作のミス以外の原因は、この無線の特徴は見通せる地点同士ではないと通じないんですよね。間に大きな建物だとか、あるいは急に谷のように落ち込んでいる高田のほうとかですね。局同士が見通したところにないと通じないというのが、この無線の特徴なんで、そういうことがかなり原因しているだろうということで、東西にわたって、不通域が実はあって、そのうちの西側をまずモデルとして、どういうことが原因になっているのかと、しっかり解析したいと思っています。  今、都市開発がどんどん進む中で、では、そこを一つ解決しても、新たな建物が建っていくとなると、また同じことが起こるわけで、経費的にも性能的にも今のものをそういう形で中継基地なんかを使いながら使うのが、要するに費用対効果的にもいいのかどうかを含めて業者のほうに提示をしていただくということを考えています。 ○小林弘明委員  ということは、今回の移動無線の調査で、もしかしたら、今のこのタイプの周波数でやる旧来の無線型というのをやめて、例えば今回オリパラで、今、いろんなところが検証して、5Gとかいろんな新しい回線も出てくると思うんですけれども、それに対して違う回線を余らす、それを行政が使うとか、せんだっての予算委員会でちょっとお話したんですけれども、例えば池袋ですと豊島ケーブルが全部で網羅していて、今検証に入るらしいんですけれども、ソフトバンクと組んで、豊島ケーブルネットワークが、各家庭に何かそういうアナウンスができるような特殊なことを今試行しているらしいんですね。そういう部分ではないですけれども、いろんな多方面のそういう側面も本当にありなのかなというのも、今実感していて、そういう部分も、今回調査で‥‥、逆に言うと、今までそれなりに拠点をつくったり、携帯の設備で投資した部分があると思うんですけれども、それよりも将来の安全性を確保するために、結果的にここまでお金を入れちゃったから何とかしようとかではなくて、そこら辺はうまく切りかえて、確実につながる、やはり緊急時に対応できるような、そういうような本当に実のある調査にしていただけたらと思います。それについてお伺いして終わります。 ○今浦危機管理監  実は、私たちも調査結果が出るまで待っているわけではなくて、いろいろ機種について勉強しております。委員おっしゃったような今後の流れもありますし、あと例えばIP電話というのも一つの候補だと思うんですけれども、これはデータ通信体系を使ってふくそうがほとんどないと。東日本でも熊本でもしっかりと通話が可能であると。去年の11月の帰宅困難者対策訓練でも、本部と地下街でも全く違和感、要するに障害なしに通話が可能というようなものもあります。ただ、その弱点は何かというのは、やはり業者ではないと指摘できないんで、我々その弱点も考慮しながら最善のものを選んでいければ、もし変えなければいけないんであれば最善のものを選んでいくと。  さらにいうと、今の保守料金というのは、本当に毎年保守をそのまま頼むと1,000万円ぐらいするんですよね。少なくとも今我々のIP電話のリース形態を見ますと、同じ局で同じぐらいの保守料で運用できるというのも、とりあえず情報としては持っていますので、最終的にその業者の意見も聞きながら、最善の方法というのを考えていきたいというふうに思っております。 ○池田裕一委員  ちょっと確認なんですけれども、今、見通せる場所しか電波は届かないというようなお話だったんですけれども、この区役所のアンテナというのは、どこにあるんでしょうか。 ○今浦危機管理監  区役所の9階部分で、何方向かに向かっているというふうな形です。 ○池田裕一委員  わかりました。私は上が分譲なんで、あれですけれども、あの上に行っているのかなと思ったんですけれども、結構低いんで、そうすると、やはり、どっか、今の見通せるところじゃなきゃというと、なかなか行かないような気がするんですね。見通せる場所しか行かないって、これはアナログ回線とかそういうものなんですか。デジタルだと、我々携帯がデジタルに変わったときに、つながりやすくなりますよというのを聞いていた記憶があるんで、この電波の方法というのはどういう方法なんでしょうか。 ○今浦危機管理監  これはデジタルなんですが、まず電波法、私も詳しいわけではないんですが、では、屋上に置けばいいじゃないか、49階に置けばいいんじゃないかと思うんですけれども、そこは電波法上、やはり無理だというのが一つハードルがあるみたいです。やはりこれいわゆるFM無線だというふうに、私は短波、波長が短い無線なんだと、そういうふうに認識しているんですけれども、それはもう通信距離、お互いに見えてないと基本的には通じないような種類の無線機だということです。 ○池田裕一委員  わかりました。高い部分だからいいというわけでもないというような今、お話だったんで、法律、電波法の規制もあってそういうところにつけているということなんですけれども、やはり40%が不通、不安定な状況というのも、先ほどもちょっとお話あったと思うんで、ぜひとも、もしあした災害になったとき40%のところが連絡とれないというようなことは早々に避けなければいけないと思うんで、今回の調査でよく把握していただいて、先ほどお話があったようにさまざまな方法を捉えながらやっていただければなと思います。 ○今浦危機管理監  今、防災行政無線移動系がこのような状況だというのが、現状が一つで、さらにいうと、実はバックアップで100%バックアップしているのがイエデンワ、PHSです。これがあったから28年、29年度は家電話を使って、防災行政無線の、要するに通じないところをカバーしておったわけですね。ただ、このPHS事業が来年度で終了してしまうというところで、要するに今年度中に原因を突きとめて予算要求をして、来年度中にしっかりしたシステムを構築しないといけないというところで、30年度、31年度の重要事業だというふうに捉えています。 ○儀武さとる委員  今、確かに見通せるところでないと電波が通じないというお話があって、電波法との関係で高層建築物に設置ができないというお話でしたけれども、例えばせっかくこういうシミュレーターを用いてやって、実際にやってみるとなかなかうまくいかないというケースも出てくるんではないかなと思うんですね。そうすると、普通テレビですとかいろんな電波障害が起こったときに、高層建築物を建てた原因者が一定程度補償したり、そうしたケースがあったんですが、今後、都市の再開発がどんどん進んで、高層ビルもどんどんできると思うんですが、そういったときには、その原因者に何らかの負担を求めるということはできないということなんでしょうか、今のお話ですと。 ○今浦危機管理監  申しわけありません、その辺はちょっとまだわかりません。いずれにしても見通せる局同士でしかできない。それをどう補うかというと、一つは中継局を建てるということになるんですが、途中にそういう高いビルができたときに、その中継局みたいなもので補えるかという手段は多分あると思います。それが要するに、建物を建てた業者側とどういう形で折り合いをつけていくのか、話し合いをするのかというのは現状ではちょっとお答えできないんですけれども、その辺ちょっとまた調べさせていただきたいと思います。 ○儀武さとる委員  今のお話は、現状では不可能だけど、高層建築物建てた建築主と相談して何らかの解決策を見通せる可能性はあるという、こういう理解でよろしいんでしょうか。 ○今浦危機管理監  それも含めてちょっと調べさせていただきたいと思います。 ○根岸光洋委員長  よろしいですか。   「はい」 ○根岸光洋委員長  それでは、この案件はこれで終わりたいと思います。 ───────────────────◇──────────────────── ○根岸光洋委員長  最後に、全国瞬時警報システムJアラート)全国一斉伝達訓練実施について理事者より説明があります。 ○長澤危機管理担当課長  それでは、全国瞬時警報システムJアラート)全国一斉伝達訓練実施について御説明させていただきます。  まず、1枚目、Jアラートのシステムでございます。弾道ミサイル情報や津波情報、緊急地震速報など、対応に時間的余裕のない事態に関する情報を、人工衛星、地上回線を用いて国より送信し、区市町村の防災行政無線等を自動起動させて、直接、住民の皆様に対して緊急情報を瞬時に伝達するシステムでございます。  こちらの訓練につきましては昨年度に続きまして、今年度から年4回訓練を実施することとなりました。  2番目、訓練の概要でございます。まず、今年度第1回目の訓練でございますが、5月16日11時からでございます。  (2)対象につきましては、Jアラートの受信機を運用する全ての都道府県、区市町村。  内容につきましては、国におきまして内閣官房から訓練情報を発信し、東京都はその受信を確認する。区におきましては、受信の確認とともに情報伝達手段の起動訓練を実施いたします。  (4)番、配信情報でございます。まず、防災行政無線・戸別受信機、区のホームページ、デジタルサイネージ、安全・安心メール、ツイッター、フェイスブックに訓練情報を配信する予定でございます。防災行政無線につきましては、防災行政無線のチャイムの後に「これはJアラートのテストです」を3回繰り返し、最後、「こちらは防災豊島です」防災行政無線のチャイムで終了いたします。また、区のホームページ、安全・安心メール等につきましては、「これはJアラートのテストです」と表示させていただきます。  (5)区民の皆様への周知でございます。広報としまの5月1日号、区のホームページ、安全・安心メール等で区民の皆様にお知らせをしてまいります。  3、今後の訓練の予定でございます。まず、8月29日水曜日、3回目が11月21日水曜日、年が明けまして2月20日水曜日、いずれも午前11時から訓練を実施予定でございます。なお、今後の訓練につきましては、訓練内容等に大幅な変更がございましたら、委員会に御報告させていただければと考えてございます。  資料説明は以上でございます。 ○根岸光洋委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○儀武さとる委員  4回訓練するということなんですが、私は前のこの委員会でもちょっと質問したことがあるんですけれども、このJアラート、本当に弾道ミサイルが発射されましたということで、学校が休みになったり、電車がとまったり、日常生活にもいろんな影響があったんですけれども、国は一体どういう検証をしているのか、そして、なぜ4回するようになったのか、まずその辺をちょっと教えていただきたいんですけれども。 ○長澤危機管理担当課長  まず、訓練によりまして、いろいろな状況が発生しましたけれども、それにつきまして、やはり例えば鉄道であれば鉄道事業者間で停止の基準がいろいろあったりというような問題もありましたので、それにつきましては各事業者の皆様で検討されているのかなと考えてございます。  また、今回なぜ4回に回数をふやしたかということでございます。国のほうがこれまでの訓練の調査をまとめまして、Jアラートの訓練で発生したふぐあいの多くというものが、例えば定期的な機器の点検ですとか動作の確認をしていれば、ふぐあいが防げたというものであり、継続的に訓練を実施することでこうしたミスを防ぐことができるのではないかということで、今回ふやしたということでございます。  また、地方自治体からも、訓練の参加の機会をふやすことで、そういった機器の点検、確認により当たっていきたいというような意見も踏まえまして、今回、実施回数がふやされたと考えてございます。 ○儀武さとる委員  全国的に幾つかの自治体でふぐあいが生じたというのは知っているんですけれども、ろくな検証もしないで、いきなり4回ですからね。何で4回もやるのかなと、率直に思うんですけれども、一つは、本当に北朝鮮の弾道ミサイルですとか、いろんな、国民にやたらと危機感をあおるというか、そのことによって実際いろんなところで問題点が発生しておりますし、私はそういうのをきちんと国なり自治体もやっていますので、まず豊島区も実施して、どういう結果だったのか、そういうのをきちんと検証しながらやっていくと。それで、機器のふぐあいですとか、いろんな方法なんですが、それは日常的に点検していて、チェックできる問題もあるんではないかなと思うんですよね。回数をいきなり4回ふやすということは、やはり国民に対する危機感を非常にあおるということで、私はただ単にそういうことではいけないんではないかなと。  今、本当に世界が大きく変わりつつあって、米朝会談ですとか、それから南北首脳会談ですとか、中朝会談ですとか、世界的に非核化、朝鮮半島平和、あるいはアジア全体がそういう方向に向かう動きもありますし、この時期に4回ふやして危機感をあおるというのは、まさにちょっと逆行しているような感じで、そういう点は本当に気になるところでして、私は回数をふやすんであれば、きちんと国も地方自治体もどういう結果であった、検証をしっかりやるべきだと思います。  以上です。 ○根岸光洋委員長  ほかにございますか。よろしいですか。   「はい」 ○根岸光洋委員長  以上で案件は終了いたします。ありがとうございました。 ───────────────────◇──────────────────── ○根岸光洋委員長  次回の日程についてお諮りをいたします。  次回は1年のまとめに入ってまいります。日程は5月10日木曜日午前10時から開会したいと存じますが、いかがでしょうか。よろしいですか。   「異議なし」 ○根岸光洋委員長  それでは、そのように決定をいたします。  以上で、防災震災対策調査特別委員会を閉会いたします。   午前10時58分閉会...