世田谷区議会 2022-03-17 令和 4年 3月 予算特別委員会-03月17日-06号
モデル地区である砧地域では、地域住民の参加と協働により、地元協議会での検討や勉強会でのワークショップなどにより協議を重ね、ワゴン車両を活用した定時定路線型コミュニティー交通の検討をしてきたところでございます。
モデル地区である砧地域では、地域住民の参加と協働により、地元協議会での検討や勉強会でのワークショップなどにより協議を重ね、ワゴン車両を活用した定時定路線型コミュニティー交通の検討をしてきたところでございます。
平成二十九年度から砧をモデル地区に選定し、地区住民を巻き込み、定時定路線型コミュニティー交通導入の検討が進められてきましたが、勉強会やアンケート調査ばかりを繰り返している間に、コロナ禍となり、延期が常態化しています。一方、コロナ禍であっても、数多くの自治体が民間と連携し、実証実験を行っています。地方に限った話ではありません。
新たな公共交通不便地域対策の導入に向け、砧モデル地区におきましては、ワゴン車両を活用した定時定路線型コミュニティー交通の検討にこれまで取り組んできたところでございます。一方、ワゴン車での運行は、乗車人員が限定されることから、運行経費の大半を公費負担しなければ成り立たないため、様々な視点から採算性確保に努める必要がございます。
◎堂薗 交通政策課長 委員御指摘のとおり、砧モデル地区においては、地元住民との検討を重ね、昨年七月に実施した定時定路線型コミュニティー交通の需要予測アンケート調査におきまして一定の需要が確認できたことから、令和四年度の実証運行に向けた検討を行ってきたところでございます。
この間、砧モデル地区では、ワゴン車を活用した定時定路線型コミュニティー交通の検討を地域とともに進めてまいりましたが、大多数の自治体におけるコミュニティー交通と同様に、運行経費の多くを公費負担しなければ成り立たない状況でございます。
まず最初に、1の砧モデル地区におけるワゴン車を活用した定時定路線型コミュニティ交通の検討について御説明いたします。令和二年度に実施しました需要予測アンケート調査の結果から利用者数の予測を行ったところ、定員八名での運行を想定した場合、実証運行移行の基準として設定した収支率三○%を上回る数値の三四・五%の結果となった状況でございます。
まず一点目でございますけれども、砧モデル地区における定時定路線型コミュニティ交通の検討についてでございます。九月の本委員会におきまして、アンケート結果の速報版を報告し、また、十月には別紙1にあります概要版を情報提供させていただいております。別紙2におきましては、アンケート結果の詳細、またクロス集計を行っております。後ほど御覧ください。
◎堂下 交通政策課長 砧モデル地区では、地元勉強会におけるワークショップや地元協議会において運行ルートや時間帯といった定時定路線型コミュニティー交通の運行概要を検討してまいりました。運行ルートの検討に当たりましては、病院や商業施設といった生活に必要不可欠な施設や本取り組みに協力いただける企業などが運行ルート沿線にあることが、持続可能な運行を目指すためにも重要なポイントであると考えております。
このことから、まずは砧モデル地区におきまして、令和二年度に事業計画を検討し、令和三年八月から定時定路線型コミュニティー交通の実証運行を目指してまいります。その後、おおむね十カ月程度の砧モデル地区での運行状況を分析、評価いたしまして、実証運行の継続の可否と、他地区における定時定路線型のコミュニティー交通の有効性を総合的に判断してまいります。