新宿区議会 1993-09-01 09月17日-10号
それは、第一に、小選挙区比例代表並立制を政権の命運をかけて導入しようとしている点です。 今、国民が国の政治に何を求めているかは、総選挙後の世論調査でも「「金権腐敗の解決」が八割前後を占め「選挙制度の改革」を求める声は一割台の少数の意見」との結果でも明らかなように、総選挙の前も、その後も一貫しているのです。
それは、第一に、小選挙区比例代表並立制を政権の命運をかけて導入しようとしている点です。 今、国民が国の政治に何を求めているかは、総選挙後の世論調査でも「「金権腐敗の解決」が八割前後を占め「選挙制度の改革」を求める声は一割台の少数の意見」との結果でも明らかなように、総選挙の前も、その後も一貫しているのです。
九月九日、小選挙区制比例代表並立制案の要綱が出されました。小選挙区制というのは、一選挙区で一人だけが当選ということで、二位以下は全てが切り捨てられ、膨大な死に票が出るわけであります。さきの衆議院選挙の結果で試算をしてみますと、特に大都市部では六割から七割という有権者の投じた票が死に票になってしまいます。
また、小選挙区比例代表併用制や並立制、連用制などがもちだされているが、小選挙区制を前提とするかぎり、どのようなすり合わせをしようと、第一党に絶対多数の議席を保障することに変わりはない。民意を公正に議会に反映させるという議会制民主主義の根本にかかわる選挙制度問題で、小選挙区制導入のために妥協案さがしに走ることは断じて許されない。
また、小選挙区比例代表併用制や並立制、連用制などがもちだされているが、小 選挙区制を前提とするかぎり、どのようなすり合わせをしようと、第一党に絶対多 数の議席を保護することに変わりはない。民意を公正に議会に反映させるという議 会制民主主義の根本にかかわる選挙制度問題で、小選挙区制導入のために妥協案さ がしに走ることは断じて許されない。
一九八六年、国会決議に基づく定数是正が必要だとし、格差二倍未満で行われなければなりませんと言い、公明党は、小選挙区比例代表併用制を主張した上で、死に票が多く、民意を反映しないなど、制度上、根本的な欠陥のある小選挙区制及び小選挙区比例代表並立制の導入には、断固反対と言っていたのであります。今、その公約を転換させ、国民不在の論議を重ねていることをこれらの党は一体どう説明するのでしょうか。
日本共産党は、将来の選挙制度について、都道府県単位の比例代表制を提唱していますが、まずは国会決議に基づき定数の抜本的是正を実施し、総選挙で民意を反映した新しい国会をつくり、そこで、国民に向かって堂々と提起するのが当然の道筋だと考えています。それもやらずに、中選挙区制廃止で国会が一致したとして強行すれば、国民の代表によって構成される国権の最高機関としての国会の自殺行為にならないでしょうか。
自民党が提案をしている単純「小選挙区制」、社会党と公明党の「小選挙区比例代表併用制」、さらに民間政治臨調の「小選挙区比例代表連用制」です。これらのいずれも「小選挙区制」が入っているという点では一致しています。
そうすれば、比例代表の当選者数で計算いたしますと、共産党も現有議席を確保することができるというシミュレーションもございますので、なぜ、そういうところで御一緒に改革をしようとしないのか、それについて御意見を伺いたいと思います。
しかも今回は「比例代表制を加味する」とい うぎまん的な装いさえかなぐりすて、最も露骨な単純小選挙区制を導入するというもの であります。 小選挙区制は、自民党が四割台の得票で九割以上の議席を独占する一方、多くの有権 者の意思と選択を切り捨てる最悪の選挙制度です。この制度が、国民の求める真の「政 治改革」とは全く無縁であるばかりか、自民党の一党支配体制の永久化をはかるもので あることは明らかです。
自民党の場合、参議院の全国区比例代表を若干入れておりますけれども、かえって金がかかるようになった、こういうことであります。党員、党友を集めなくちゃいけない、その党費を立てかえなくちゃいけない、上位にランクされるためには、何としても多く集めなくちゃいけない。衆議院になったら、当然公認争いというのは激烈になると思います。
激動する世界情勢のもとで戦われた今回の参議院選挙で、私たち日本共産党は前回八九年の選挙に比較して、比例代表選挙では、得票率で前回七・〇%から七・九%に前進して四議席を確保し、選挙区選挙では前回の一議席から二議席へと前進しました。何よりもこの首都東京で上田耕一郎候補を、これまでの最高得票率の第二位で四選を勝ち取らせていただくことができました。
ところが自民党は、「政治改革」の名のもとに、衆議院への小選挙区比例代表制導入を打ち出した「政治改革大綱」の実現をうたうなど、あくまでも小選挙区制を導入する姿勢を示している。これは、「四割台の得票で八割の議席をとるもの」という国民の批判の高まりのもと、昨年の国会で三度廃案にされた小選挙区制を再びむしかえそうとするものである。
ところが自民党は、「政治改革」の名のもとに、衆議院への小選挙区比例代表制導入 を打ち出した「政治改革大綱」の実現をうたうなど、あくまでも小選挙区制を導入する 姿勢を示している。これは、「四割台の得票で八割の議席をとるもの」という国民の批 判の高まりのもと、昨年の国会で三度廃案にされた小選挙区制を再びむしかえそうとす るものである。
私は意見は賛成だけどちょっとメモして考えてみると、これは参議院の比例代表区がある以上そういうことは不可能なんで、趣旨には賛成だけれども実際はできないことで反対というようなことで、5分たって電話をしましたんですけれども、約25分ぐらい、11時の締切まで通じなかったと、おとといのことであります。
さらに海部内閣ではなし得なかった政治改革についても、あえて一言触れますと、宮沢首相は小選挙区比例代表並立制を批判していながら、総裁選間近のときに、「一年をめどに合意を得たい」と方針を転換をしたことはまことに遺憾であります。 国外においては、去る一日、中東和平会議が閉幕し、イスラエル、アラブの領土平和問題が結果的には平行線のまま二国間交渉にゆだねられました。
国会に提出された区割り基準に沿って、全国300の選挙区の区割りを行い、過去3回の83年、86年、90年の総選挙の各党得票数を当てはめて計算をし、比例代表区は83年、86年、89年の過去3回の参議院比例代表の各党得票をもとに議席を比例配分する試算を行った例をとってみても、このことは明らかであります。
同 鶴 田 粘 八王子市議会議長 吉 本 良 久 殿 ……………………………………………………………………………………………… 小選挙区制法案に反対し、衆議院の定数是正に関する意見書 多くの国民世論の反対にもかかわらず、政府、自民党は今臨時国会に、「政治改革」の 名のもとに、衆議院の選挙制度を改正する「小選挙区比例代表並立制
小選挙区制法案に反対し、衆議院の定数不均衡の是正を求める意見書(案) 多くの国民世論の反対にもかかわらず、政府・自民党は今臨時国会に、「政治改革」の名のもとに、衆議院の選挙区制度を改正する「小選挙区比例代表並立制」法案を提出した。
小選挙区制は、数多くの試算が示すように、投票の半分以上が死票になり、自民党が小選挙区部分で九割台、比例代表部分を加えても四割台の得票で八割の議席を独占できるという選挙制度であります。選挙制度の根本原則は、言うまでもなく、政党や議員のためにあるのではなくて、国民の意思をいかに広く、正確に反映させるかにあります。
政治の前に選挙ありきで、公職選挙法改正案の一案として、小選挙区比例代表並立案を考えておられるようですが、国会議員の選挙も、私どものような地方議員の選挙も、選挙して投票してくださる方は国民であり、区民である有権者の方です。制度を変えれば金のかからない選挙ができるだろうなどという甘い考えではないでしょうが、一票の格差是正とか、いろんな問題もあるでしょうが、大変甘い考えのような気もいたします。