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令和3年第2回定例会(第3日目) 名簿 開催日:2021-06-03
令和3年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日:2021-06-03

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  1. 日の出町議会 2021-06-03
    令和3年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日:2021-06-03


    取得元: 日の出町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)              午前10時00分 開会・開議 ◯議長(濱中 映慈君) おはようございます。  ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第2回日の出町議会定例会(第3日目)を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) おはようございます。開会前に申し訳ございません。答弁としてお声をいただいております佐伯いきいき健康課長につきましては、ただいまコロナワクチンの接種に従事しておりまして、本日は欠席をさせていただいておりますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) それでは会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。昨日に引き続き一般質問を行います。  それでは質問の通告がありますので、順次発言を許します。14番東亨君。             〔14番 東   亨君 登壇〕 ◯14番(東   亨君) おはようございます。田村町長になられまして初めての一般質問でございます。私もこの時間に一般質問を行うのは本当に久しぶりな気がいたしまして、気持ちも初心に戻ったつもりで取組みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  昨日も複数の議員の方々が、田村新町長の所信表明施政方針につきましてお聞きをしております。お答えいただいた部分もありますけれども、大変恐縮ですが、通告により質問を行わせていただきます。 1.まず初めに、施政方針についてです。  1) 令和3年第1回定例会で提出されました施政方針「6つの施策の柱+1」は全て継続をされるお考えでしょうか。  2) 所信表明の中で、「全ての事務事業の見直しを徹底的に行う」と述べられておりますが、どのような手法で事務事業の見直しを行うのでしょうか。  3) 議会から提出された「事務事業評価」につきまして、今後どう事業や予算に反映されるのかお伺いをいたします。 2.現在、3回目の非常事態宣言下で不急不要な外出、移動の自粛など、様々な自粛要請がされております。感染リスクから多くの行事が中止となり、感染予防策を徹底しながらの活動が難しい、どうしたらよいのか迷われている自治会の役員の方々も多いかと思います。そこで、現在の自治会活動についてお伺いいたします。  1) 現在の自治会の活動状況や課題・自治会加入率についてお伺いをいたします。  2) 自治会加入について町としてどのような支援・取組みをされているのかお伺いをいたします。 3.3月定例会におきまして、町長報告で、日の出町学校施設長寿命化計画が提出されました。この点についてお伺いをいたします。  1) 日の出町学校施設長寿命化計画の位置づけについてお伺いをします。
     2) 各学校の土砂災害警戒区域土砂災害特別警戒区域浸水想定区域に対しては、どのような対策を考えていくのでしょうか。  3) 体育館の冷暖房化は検討されましたでしょうか。  4) 本計画の実施に当たり、どのように今後フォローアップされるのかお伺いをいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) 皆様、おはようございます。  本日は昨日に続いて一般質問ということでございます。昨日は5名の議員さんから私の所信表明の御質問や町の行財政運営全般への御提案等々いただきました。ありがとうございます。本日もよろしくお願いを申し上げます。  それでは東議員からの施政方針についてのお尋ねでございますが、私から総括的に答弁をさせていただきます。  初めに、施政方針「6つの施策の柱+1」の継続についてですが、昨日の小玉議員の答弁と重複いたしますことを御容赦願いたいと存じますが、所信表明の中でお示ししましたとおり、基本的には橋本前町長が定められた「第五次日の出町長期総合計画(案)」に掲げる「3つの基本目標」と「6つの施策の柱+1」については継承してまいります。  次に、どのような手法で事務事業の見直しを行うのかについてですが、こちらにつきましても、昨日の答弁と重複いたしますが、御容赦願いたいと存じます。  事務事業の見直しを行うためには、事務事業の現状把握を行わなければなりませんが、同時に課題等についても把握しなければ、その先の判断・対策等が講じられないと考えておりまして、まずは事務事業の洗い出しを行いたいと考えています。  その結果を踏まえ、何らかの改善を要すると判断したものにつきましては、事務事業の手法や効率性等について見直し・改廃等の判断や改善目標の設定を行い、さらに施策の評価も参考とした上で、最終的に「行政改革プラン」に反映してまいりたいと考えております。  次に、議会から提出された「事務事業評価」について、今後どう事業や予算に反映されていくかについてですが、日の出町議会による事務事業評価につきましては、平成29年度の常任委員会所管事務調査として取り組まれ、30年第3回定例会において「議会評価報告書」として御提出いただきました。  これを受け、担当課において報告書内容を確認し、町としての対応を検討した結果として、31年2月22日に町議会に対し「議会評価報告書に対する予算反映等報告書」を提出しております。  それ以後につきましては、各担当で常に事業の効率化等の検討を継続しており、「小さな蔵の資料館」につきましては、令和3年第1回定例会において「休館し、今後の在り方を継続協議する」旨を町長報告させていただいております。  いずれにいたしましても、引き続きそれぞれの担当課で研究を進め、改善すべきものについては対応してまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 現在の自治会活動についてのお尋ねでございますが、初めに、現在の自治会の活動状況や課題・自治会加入率についてですが、まず、自治会の行事につきましては、各自治会におきまして、地域特有の行事等もございますが、おおむね総会、役員会等の会議、清掃活動や資源回収、防災訓練、祭礼、どんど焼き子ども会等の活動を行っているところでございます。  活動状況につきましては、昨年度からの新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響を受け、総会の書面開催であったり、防災訓練の縮小や中止、祭礼等の神事におきましても中止になっているのが現状でございます。  また、会員の高齢化や負担増により役員の選出に苦慮しており、近年は高齢世帯の会員の脱会であったりとか、新規加入者も減少しており、加入率の低下は大きな課題となっているところでございます。  町内の加入率につきましては、今年度は4月1日現在で、平井地区で58.27%、大久野地区で65.38%、町全体では60.41%となっており、年々徐々に加入率が減少しているのが現状でございます。  次に、自治会加入についての支援・取組みについてですが、自治会加入率が減少していく中、町といたしましても、自治会に加入していただく取組みといたしまして、自治会長連合会と協力して、加入促進のためのチラシを作成し、転入手続きの際に窓口において、地域のつながりであったり、暮らしていく上での安心感等、自治会加入メリット等を説明し、該当する自治会長の連絡先とチラシを同時に配布しているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 小作学校教育課長◯学校教育課長(小作 昌弘君) 日の出町学校施設長寿命化計画についてのお尋ねでございますが、初めに、計画の位置づけについてですが、本計画は、日の出町公共施設等総合管理計画を上位計画とする学校施設を対象とした公共施設の個別施設計画として位置づけております。  次に、土砂災害警戒区域等に対する対策についてでございますが、平成27年度に作成された土砂災害等ハザードマップによりますと、本宿小学校を除く、町内4校の建物や敷地の一部が土砂災害警戒区域浸水予想区域に位置しております。  特に、大久野小学校は、校舎裏側の広範囲の敷地が土砂災害特別警戒区域となっているほか、校舎全体が土砂災害警戒区域に、大久野中学校は敷地の一部、平井中学校は校舎の一部が土砂災害警戒区域に、平井小学校屋内運動場及び敷地の一部が50センチメートルから1メートル未満の浸水予想区域に指定されています。なお、浸水予想区域に関しましては、東京都が昨年8月に区域の見直しを行っており、平井小学校の一部の浸水予想区域は10センチメートルから50センチメートルに見直されておりますことを申し添えさせていただきます。  お尋ねの対策についてでございますが、大久野小学校校舎裏側土砂災害特別警戒区域については、平成27年度に町から東京都に対して急傾斜地崩壊防止事業の要望を行い、令和2年度から東京都の事業として「日の出町大久野新井地区傾斜地崩壊防止工事」が既に開始されておりますが、大久野小学校裏側の急傾斜地については、令和4年1月から9月にかけて急傾斜地崩壊防止工事が着工される見込みでございます。そのほかの学校につきましては、町の防災部局や建設部局と調整した上で対策を検討してまいりたいと考えております。  次に、体育館の冷暖房化についてでございます。本計画には、体育館に空調設備を設置する計画はございません。  体育館の空調設備につきましては、令和2年第3回定例会において、嘉倉議員からの一般質問で御答弁をさせていただいておりますが、昨年3月に専門業者に委託し、築38年の本宿小学校及び築25年の大久野中学校の体育館の施設機能評価を行いました。想定される空調負荷につきましては、構造体負荷、日射負荷、人体負荷、換気負荷を考慮し、空調能力算定に対する考え方につきましては、体育館は大空間であり、空調負荷は学校の教室などの約10倍となること、また、災害時のことも考慮し、停電時でも運転が可能であるガス自立運転型ヒートポンプエアコンを設置した場合に係るイニシャルコストの概算費用は、両校ともそれぞれおおむね1億円前後と試算結果が出ております。ほかにもランニングコストといたしまして、保守管理委託などの維持管理費が1校につき年間約50万円と燃料費についてもかかることとなります。また、空調機器につきましては、使用していないと故障する可能性も高くなるため、定期的に運転させる必要がありますので、例えば授業等で空調を稼働すれば燃料費もそれなりに嵩んでまいりますことから、現段階におきましては、小中学校の体育館につきましては、空調設置における費用対効果を考慮いたしますと、コスト面において大変難しいと考えております。  しかしながら、昨年12月に生活安全安心課より避難所用備蓄品として、各学校の体育館に4台から8台の大型扇風機、計29台と延長ケーブル計29本を配布していただきましたので、平常時においても児童・生徒の熱中症対策等にも活用いたしております。  次に、本計画の実施に当たり、どのようにフォローアップされているのかについてですが、本計画は、学校施設の改修や建替えの優先順位やその内容、実施時期の目安等について示しているものでございますので、本計画の実施計画の進捗状況については、毎年確認と評価を行ってまいります。  しかしながら、その実施状況や社会情勢、まちづくりの変化及び児童・生徒数の増減など、状況の変化も想定されますことから、必要に応じて見直しを行ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) ありがとうございました。初めに、第1につきまして再質問させていただきます。  おおむね施政方針につきましては継続をされるというお話でございました。その中でですね、施政方針+1のところですね。「みんなで進める協働のまちづくりについて、情報発信力の強化」という点を挙げられております。また、所信表明の中でも、町長は、業務の合理化、住民サービスについてのシステム化について、職員の能力の活用や町内の識者も含めて今後検討されるというふうに述べられておられます。  この点につきまして、現在町長の構想なり、お考えがあればぜひお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) おはようございます。よろしくお願いいたします。  ただいまの情報発信力についてですが、他の議員さんからもこういった関係でお尋ねをいただいておりますが、まず、町長のほうでも申し上げています町の今のホームページ等々も含めた、いわゆるタウンプロモーション、うちのほうで所管させていただいているタウンプロモーションをですね、もう少し、いろんな意味で日の出町をまだまだ知らない、御存じない方が多勢いらっしゃいますので、またそういうSNS等も通じた中で今後さらに町の情報をより多くの方にまず知っていただく。その中で豊かな自然でありますとか、そういった教育環境、子育て環境の充実を併せて、総合的に発信をしていければというふうに考えています。  また、いろんな意味で、そういう意味では町職員もですね、これからいろいろな視点を広げさせていただくような研修、民間のいろいろな方のお力添えもいただきながら、研修の充実でありますとか、そういった部分で視点の拡大も図る必要があるというふうには認識してございます。  いずれにいたしましても、これからいろんな分野での発信力を高めて、ますます日の出町を注目していただけるように進めていきたいと考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) 今、SNSを含めて情報発信力を強化するという話は昨日も伺いましたので、わかりました。  この協働のまちづくりについて、住民参加に対して、私は町長のお考えなり、構想なりというものをおわりでしたらお聞きをしたいということで質問したんですが、どうでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) 今、住民参画についての御質問がありました。今でもいろいろな形で住民がまちづくりについて御意見を言ってきたりとか、そういう場面はあったかと思います。ただ、なかなかそれが現実のものとして実現まで至らなかったり、そういう場面もあります。まちづくり事業の話が昨日も産業観光課のほうの御質問の中で出てきましたが、あれは補助金をつけるという形ですが、あれも1つの住民参画の形だと思います。あれは予算のつく補助事業でございますが、そうした形を取らなくてもですね、具体的なもので、本当に一歩一歩進めるような、そういうことをと思うのですが、なかなかこちらが旗を振っても、人がどのような形で集まってくるのかも正直言って検討がつかない部分もあります。  例えば、若い世代だったら、夜の開催がいいのか。あるいはリモートでの主催がいいのかですね。分野にもよります。福祉の分野、子育ての分野だったり、観光の分野だったり、そういうことをですね、とにかく意見を言いたいんだよという人を集めてやっていくような仕組みができたらいいなと思うのですが、まだ現実的な御提案までには行かないですし、こういうことこそまさに議員の皆様の御意見も伺って進めたいというふうに思うのです。  と言いますのは、私も議員時代にですね、議会の町民懇談会のようなものがありました。そういう場でもとても貴重な御意見が出るのですが、どう吸い上げて、そうした力を活かしていけばいいかというところまでは、なかなか次のステップに行かれないというのが現実だったような気もいたします。ぜひそうしたことも含めて、御一緒によりよい方法を考えていかれたらいいと思っておりますし、具体的に今後進めていきたいなというふうには考えとしては持っておりますので、御理解くださいませ。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) わかりました。この中で、はからずも町長も述べられていらっしっゃいます職員の能力の活用、また町内の識者を含めてということで、それぞれの分野で本当に専門的な方がいらっしゃいますから、この事業を行いたいテーマを決めて、その部分についてその方々に参画をして取り組んでいただける。今後検討していただけるということですので、いろいろな取組み方があると思います。審議会の今後もそうでしょうけども、そのほかにこのことについて町で行っていくんだということであれば、そのことに対して協力をされる方がいらっしゃると思いますので、ぜひ取組みをしていただきたいと思います。  あと1点、この方針について質問したいと思います。昨日も総合文化体育センターにつきまして、企画財政課長が答弁をされていらっしゃいました。この計画につきましても、田村町長も同じ考えということでよろしいのでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) お答えいたします。管理職及び職員というのは、町長の補助機関といいますか、委任をしております。基本的に私の考えにないことの答弁ということはない。同じ歩調であるということで御理解いただいていいかと思います。  ただ、私も就任してまだ2カ月もたっておりません。その間に様々な優先順位で行きますと、再三お話しておりますように、事務事業の見直し、そして財政の問題とかですね、行事もいろいろあります。皆様から所信表明の御質問があっての、先月の中頃からは皆様への答弁の打ち合わせとかある中で、正直言って、この総合文化体育センターについて詰めて話をするという段階までは至っておりませんので、その点御理解をいただきたいというふうに思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) 確かに田村町長就任されてまだ日にちがそれほどたっていらっしゃらないというのは十分承知をしております。ただ、行政というのは今待ったなしで日々動いているわけでもございますし、この総合文化体育センターの問題につきましても、現実的な対応をされるというふうに昨日も町長おっしゃっていましたけども、これは処分場については認めるということでよろしいんですかね。その上で、これは本当に計画を継続するとなるとですね、東京たま広域資源循環組合から用地の交渉ですとか、また建設費を積み立てて、財政的にも大変厳しい中で取り組まなければいけないんだと思うんです。そこはまだ細かく詰めてないということでありますけれども、この方針というのは、計画だけあって進まないということはいけないと思いますので、もし詰めていないとおっしゃるんでしたら、方針を出していただいてですね、昨日も嘉倉議員がおっしゃっていましたけども、本当にあの場所でいいのかですね。また、この総合文化体育センターを建てるとした場合に、どのような方法がいいのか。いろんな建て方もあると思いますし、また、この厳しい状況の中で違う選択肢もあろうかと思うんです。そこはぜひお考えをいただきたいと思うんですけども、よろしいでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいま東議員さんから御質問をいただいている総合文化体育センター、これについては昨日企画財政課長のほうからも御答弁させていただいているとろでございますけども、施政方針にかえてという部分で、ずっとこの中で施政方針として総合文化体育センターの設置、推進という項目を立ててまいりました。それについてはですね、昨日来地域振興費のお話もありますけども、循環組合さん、当時の処分組合ですけれども、のほうからですね、スポーツ・文化の森構想の設置に協力するという形でお話をいただいて、その先に全てとして、例えば今話題になっている地域振興費の関係とかありますけども、当初の谷戸沢の処分場の関係からスタートいたしまして、そのスポーツと文化の森設置構想を仕上げる。これは当時の処分組合からの申し出について実行していただくと、これが1つの終着点と言ったらいいんでしょうか。というふうに町ではずっと考えてまいりました。これについては、多分青木元町長、それから橋本前町長、それから田村現町長についても基本的にはそういう形でここに残っている。  ただ、昨日も申し上げましたけど、当初ですね、この総合文化体育センターの件と地域振興費の10年ごとの見直しについて話したわけですけども、ちょっとこれを一緒にするのは芳しくないというような御意見も頂戴した中で、一度切り離して、当初はですね、並行でという考えもあったんですけど、あまりにも話が複雑になってしまう。また、いろんな言い分がいろいろい出てしまうということもありまして、話は地域振興費に一度絞るというふうに方向を、当時変更しまして、その後何回も循環組合と話し合いを重ねて75億円という決着を見た。これについては御了承いただいているところかと思います。  そうであればですね、総合文化体育センターについてはぜひスポーツと文化の森の用地内に造っていきたいと、これが今のところ町としての基本的な姿勢であると。これについては橋本前町長の政策を引き継ぐということでございますので、それについては併せててですね、この部分も同様に考えていくと。  ただ、なかなか今申し上げたように話はしておりますけれども、現に今東議員からもありましたけど、あそこはまだ循環組合の正式な事業地でもあります。相沢沖の覆土材置き場という言葉があるくらい、ちゃんと覆土材をあそこに今保管している状況にあると。ただもう1つの状況を申し上げれば、そこについて、覆土材というのは、二ツ塚処分場から発生した土をあそこに保管しておいて、埋立を行った場合にその上に覆土するということで保管しているわけですけれども、現時点、ここ2年ほど埋立てはゼロという状況が続いておりますので、ぜひその辺も交渉の中で話をしながら、ぜひあそこに総合文化体育センターを造っていきたいということを考えているということでございますので、よろしく御理解をお願い申し上げたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) 計画自体の経過を今お話をいただきました。前町長の政策を引き継ぐということで基本的には了承しています。ただ、時代とともに、さきの地域振興費の話と、総合文化体育センターと併せての協議の話と、時代とともにそういった様々な経過でできること、できないことあろうかと思いますので、その辺はよく取捨選択をしていただいてですね、今後この計画に取組みをしていただきたいと思います。  次に、事務事業の見直しにつきまして、全ての事務事業を洗い出されて、令和5年度から集中改革プランを実施するというお話をいただきました。この取組みは、企画財政課が中心になって実施をするということでよろしいのでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) この事務事業の洗い出しにつきましては行革につながるものでございますので、企画財政課のほうで担当をさせていただきます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) わかりました。特別プロジェクトチームみたいなそういったものをつくるということではなく、企画財政課が中心になって行うということで、財政当局は本当に大変なことをこれから行われるということだと思いますけども、その中でですね、これまで行ってまいりました枠配分方式、予算編成に当たりまして、この方式というものは今後継続されるんでしょうか。されないということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) 今回の行革に伴う工程につきましては、それはあくまでその事務事業それぞれを洗い出しをさせていただいて、5年間でどのゴールを目指していくか。例えばある費目であれば5年間で10%削減目標を立てるとかですね、事業については5年間で存続の決定を図っていくとか、様々な形で表現はされていくというふうに予想しています。  予算につきましては、毎年度の財政フレームというのは別に通常の歳入ベースを見込みまして、算定をしてまいりますので、基本的には枠配分というのはある程度の形では残しつつ、また、その行革のゴールの地点である5年後におきましては、並行してどういった形での予算編成にしていくかというのも検討の余地はあるのかなというふうに考えてございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) 全ての事務事業を洗い出されてですね、この予算編成をもう一度効果また評価をされるということで、この個別算定方式というんですか、全体の事業を企画財政課で、どの事業を必要か、存続させるか、そういったものを評価をされて、そこの上で町長、副町長が、これは事業として続けます、また改廃もあるかもしれませんけれども、そういった方式で取り組むのかと思いましたけど、そうではないということなんですかね。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) 少し説明で言葉が足りなくて申し訳ございません。こちらにつきましては、事務事業の評価の洗い出しにつきましてはですね、まず事務事業の洗い出しについては作業として全件把握、どういった作業というのは各課の御協力をいただきながら、洗い出しをしながら、全部点検をさせていただきます。事務事業評価のほうについては、並行して、決算に伴うシートとして作ってまいりますので、そちらにつきましては、各課一定の評価をしていただいた後に、内部に調整会議、主に管理職中心になろうかと思いますが、調整会議、町長を筆頭に設置をさせていただいて、その中で総合的な評価をさせていただくと。最終的には町長のほうに報告をさせていただくというような運びになろうかと思います。  事務事業のほうは、先ほど申し上げましたとおり、企画財政課のほうで所管ということではございますが、こちらについても洗い出しをして、素案、たたき台をつくらせていただくのがうちのほうの集計作業としてやらせていただきますが、この内容についての検討につきましても、庁内会議をもちろん設置をさせていただきながら、また、行革大綱を平成8年につくったときには、審議会等も設置をさせていただいているんですけど、こういったものも今後必要に応じて設置等も検討していきたいと思っております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) わかりました。今後様々な調整会議を踏まえて、そういった判断をされていくということでございました。  改革プランができるまでいろんな議論をしていって積み重ねていく。その間にこの部分は減らせる、この部分は見直すべきだということは毎年度行っていくのでしょうか。  やはり各課とも、これは現在行っていてなかなかこの費はいりませんよということはあまりないんだと思いますけども、であるならば全体の見直しの金額をですね、これぐらいトータルとして削減しなければいけない、そういう厳しい状況にある、そういった共有を財政当局と各課とある程度持たないと、この部分は何で減らされたんだというようなことになりかねないんじゃないかと思うんですけれども、ならないように、財政フレームを、これだけ厳しい状況だということをお示しをして、全体で取り組むというふうにしなければいけないんではないんですかね。そのためには見直しというのは絶えず、次年度からでも始められるんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねでございますが、スケジュール的には正直かなりタイトな日程で今後進んでいくというふうに予想しております。洗い出しにつきましては、その結果を課題も含めて把握をした上で行革プランのほうの具体的な目標設定をさせていただくと。その過程におきましては当然のことながら、これは企画財政課がフレームだけで一方的に内容を決定していく、設定していくというわけには当然いきませんので、もちろん先ほど申し上げました内部会議、またそういった作業に入る段階におきましてはですね、どういった作業で進めていくかという行程ももちろんですが、目標をどういうことでやらざるを得ないのかというような共有認識を図るための説明会等々も併せて検討していきたいと考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) 一度行っている事業を見直すのは本当に大変なことだと思いますので、この点は財政当局の部署で本当に大変だと思いますけども、これはしっかり取り組んでいただきたいと思います。  3問目の議会からの事務事業評価について先ほど町長から答弁をいただきました。議員の方々から出された意見というものは、議員の意見だということで、町とはまた違うということでなく、今後サイクルとしては、そうした定例的に議会側から町側に出すべきではないかと思いますけども、また先ほど、田村町長も、まだ議会側にいらしたときに、総務まちづくり常任委員長として取りまとめをされた御経験がおありだと思います。そういった点で、どういった点が議員の方たちが指摘をして、またどういった点を改善していただきたいかというのは本当によく御存じだと思いますので、ぜひその点は今後議会側から出された場合には、目に見える形で示していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。答弁は結構です。  2問目に移ります。先ほどなかなかコロナ禍の中での自治会活動は大変だというお話というのがありました。実際に総会等も書面決議で開催されたり、役員会もなかなか開けない、そういった厳しい状況も続いているかと思います。特に昨年自治会の役員改選が多くの自治会でされて、自治会連合会の会議もなかなか開けなかった、そういったお話もお聞きをしています。  他の自治体でですね、自治会の会議をズームですとか、あるいはLineのビデオ通話を使って実施しているという話もお聞きいたします。会議を開かないからいけないことではありませんけれども、こうしたことは検討されましたでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) ただいまのオンラインの会議ですかね。検討されているかという質問かと思いますけれども、現在、先ほど申し上げたとおり、コロナ禍で実際自治会会長会議のほうも開けてない状況ではございますので、そのあたりの検討というのはですね、具体的に現在はできていないのが現状でございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) 実際にオンラインの会議というのはなかなか慣れないと使用しづらかったりですね、慣れない方々もいらっしゃるのは現実だと思います。そうした会議が行われるように運用マニュアル等の冊子ですとか、配信版ですとか、そういったものを作成をしたり、また研修等を開催している自治体もあるんですね。そうした点はぜひ今後検討していただきたいと思いますし、自治会加入の点につきましても、以前嘉倉議員さんが質問されて、そのときも日の出町に転入されるときにはそういった方にチラシを御案内されたり、また、同じ御回答だと思うんですけども、こういう状況の中で放っておいたら、どんどんどんどん自治会の加入率がもっと下がってしまうと思うんです。実際自治会活動が今されていないということで、中には自治会費だけ取られてどういうメリットがあるんだと、そういうようなことをおっしゃる方もいますし、確かに地域の結びつきというものはコミュニティをつくるという点でも、また防災という面でも必要な部分多々あるのは皆さん御存じだと思います。  そうした自治会加入に対してですね、なかなかいい方法はないんだということは本当によく言われることですけども、どういった形で新しく、例えば日の出町に越してきた方にお声かけをするのか。また、自治会のメリットはどういったものがあるのか。そういったものをかなり詳しく近所に住んている、お声かけをする方をつくるですとか、いろんなチラシよりももう少し詳しいものをつくられて、そこを地域の皆様にお願いをして、加入のお願いをする。そうした取組みも必要ではないかと思うんですけども、その自治会加入についての取組みというものをもう少し考えて強化していただけないでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) ただいま自治会の運営についてというような部分で、オンライン会議等の検討と、あとは会議のチラシのほうをもっと強化するというようなお話かと思いますけれども、オンライン会議のほうは、自治会館等の状況であったりとか、自治会長さんがパソコンを持っている、持っていないとか、そういうような部分もあるので、こうですとはなかなか言いにくいんですけれども、今後連合会の役員会等の中でも提案しながら、情報収集や御意見をいただきながら協議できればなというふうに考えております。  また、そのチラシのほうもですね、同様に、この西多摩地域の連合会のそれぞれの会長さんの集まり等もございまして、なかなかどこの市町村につきましても、この加入率の低下という部分についてはなかなか悩ましい状況で、なかなかこれといった打開策が見い出せていないのが現状でございます。  そんな中でもですね、今後よりよくしていくためにも、このまま現状維持というわけではなくて、何か上積みできるような部分も含めて、いろいろ連合会とも相談しながら、今後やっていきたいと思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。
    ◯14番(東   亨君) 自治会活動というのは一度活動を中止してしまうとなかなか再開するのが大変で、これまで培ってきた地域のつながりというものが希薄になってしまう、そういった心配もあります。今、各自治会館の話も出ましたけども、貸し出しの制限、判断、そういったものがあるかと思いますけども、例えばWi-Fiの設置をすることというのも検討できないでしょうか。最近光回線の工事費等も大変安くなってきていますし、プロバイダーによってはこうした自治会の回線について無料で提供してくださるというそういった事業者もありますので、自主的にこうした工事費が無料になるプロバイダーということですけども、そうした工事をしなくてもですね、現在コンセントを入れるだけで使用できるような、そういった据え置き型の機器ですとか、またポケットWi-Fi等も提供していただける、そういった話もお聞きをしますので、ぜひそうしたことも含めて検討していただきたいと思います。  時間もありませんので、3問目に移らせていただきます。  先ほど平井小学校の浸水予定区域が変更されたということでしたけども、この大規模災害時での避難所としては問題がないということでよろしいのでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 平井小学校の避難所としての御質問でございますけれども、今回の浸水予想区域の公表に当たりまして、先ほどの答弁とちょっと重複するところもございますけれども、前回と比較させていただきますと、調査の精度の向上であったりとか、メッシュサイズが50メートル四方だったものが10メートル四方というような形で変更になったりしておりまして、今までと比較しますと25分の1ぐらいに細かくなったというのが現状でございます。  ですので、浸水予想区域が変更されたというような感じよりも、精度が上がってより細かくなったというような御認識をしていただければいいのかなというふうに考えているところでございます。  御質問の平井小学校につきましては、避難所として活用できると認識しておりますけれども、どの施設を避難所として開設するかはまたその災害の状況によっていろいろと判断していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) わかりました。先ほど各学校につきましての急傾斜地等の土砂災害防止に対しての工事を行ったり、それぞれ取組みをされていることでその点は安心いたしました。特に、大規模災害時の避難所等にもなるわけでございまして、そうした点はよく周知をしていただきたいと思います。  次に、計画の中で、26ページに、文部科学省の通知により、「公立小中学校におけるバリアフリー化について、令和3年度から令和7年度までの5年間に集中的に整備を行うため、整備目標が定められました」と記載があります。また、30ページには、「バリアフリー化については単独工事を行わず」とありますが、このバリアフリー化についてはどのように取り組まれるのでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 小作学校教育課長◯学校教育課長(小作 昌弘君) 公立小中学校のバリアフリー化につきましては、今後の大規模な改修や修繕に併せてですね、バリアフリー化を含めて検討してまいりたいと考えております。  なお、ちょっとした段差の解消など、比較的小規模な改修でできる屋外スロープ等、バリアフリー化につきましては、必要に応じて予算の範囲内で改修してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) それぞれ改修の時期ですとか、どの段階でどの程度の工事を行うというのもありますけども、これは適宜行っていくということの理解で、適宜と言いますか、改修を行っていくということで理解してよろしいんですかね。わかりました。  次に、体育館の冷暖房化につきましては、現段階では難しいということでしたけども、どのような状況になれば実際に実現できるというふうにお考えなんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 小作学校教育課長◯学校教育課長(小作 昌弘君) 町内の学校体育館につきましては、築年数的にどこの学校も老朽化しております。先ほど申し上げました想定される空調負荷をまず軽減する必要があると考えております。特に、体育館自体の断熱性はあまりないと考えておりまして、文部科学省においても、断熱性のない屋内運動場への空調設置を行う場合は、併せて断熱性の確保が重要であるといった方針が示されております。  お尋ねのどのような状況になれば実現するかでございますが、町の財政状況も十分鑑みる必要があることから、実現できるとは言い切れませんが、効率的・効果的な施設整備の観点から、少なくとも断熱性を確保するための工事等も行わなければ実現できないのではないかと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) ありがとうございました。なかなか現状難しいという話だと思いますけども、町の財源だけでなく、国や様々な補助金もあろうかと思いますので、その辺はいろいろなアンテナを張っていただいて、ぜひ今後も検討していただきたいと思います。  時間がありませんので、あと1問、フォローアップについてですけれども、毎年確認等評価を行うということでしたけれども、これは町の財政事情等で大幅に変更されるということはあるんでしょうか。また、教育関係の予算というものはある程度きちんとして整備をしていただかないと、町の子どもたちが日々通う施設ですので、ぜひこの点についてお答えいただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 小作学校教育課長◯学校教育課長(小作 昌弘君) 学校施設長寿命化計画の策定を進める上でですね、一部財政担当部局も打ち合わせに加わっておりますので、現段階ではこの計画に沿って改修工事を進めていきたいと考えておりますが、特別教室のエアコン設置等は毎年可能な範囲で行いまして、大規模改修については、町の財政状況や国や都の補助金等の有無も含めて、今後の工事時期を見定めていきますので、状況に応じて見直しもあり得ると考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 14番東亨君。 ◯14番(東   亨君) ありがとうございました。各計画それぞれ立てられて、ぜひこの5年間は少なくともその計画を実現していただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございました。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、11時15分まで休憩といたします。               午前11時00分 休憩               午前11時15分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  6番中西千惠君。              〔6番 中西 千惠君 登壇〕 ◯6番(中西 千惠君) 今回は緊急事態宣言の中で、コロナで大変な思いをしておられると思います。特に、今回西多摩発日の出女性町長や町職員の方も本当に大変御苦労されていると思います。  それでは通告に従い一般質問いたします。 1.日の出町民、特に子どもたちの健康被害とエコセメント化施設からの大気汚染の影響について  これまで東京たま広域資源循環組合、以後「循環組合」と裁判を通して、様々な分野の専門家の方々の御助力もいただきながら、町民の健康被害と最終処分場とエコセメント化施設からの大気汚染との因果関係の1つとして証明してまいりました。裁判が終結した今、これまで係争中ということで、私たち住民に明らかにできなかったことが多くありました。現実の問題として、エコセメント化施設などが稼働する状況の中で町民は生活していくこととなります。  これからは積極的に循環組合に、町民の健康を守るために、町としても谷戸沢処分場、二ツ塚処分場、そして稼働中のエコセメント化施設の稼働状況も含め、これまで明らかにできなかった様々な情報の開示を求めていただき、もって町民が安心して生活できるよう努めていただきたいと思います。この点に関していかがお考えでしょうか。  具体的には以下に述べますが、まず焼却灰のエコセメント化施設からの飛散による健康被害が重要な問題となります。 (1)町民が閲覧できる仕組みづくりについて  以前になりますが、処分場の汚水漏れ問題が起きたころ、焼却灰の組成などを住民が閲覧できたと思いますが、このような処分場やエコセメント化施設の基本的な情報も住民が自由に閲覧できるような仕組みを復活させるなどを、町として申し入れていただきたいと思います。御意見をお伺いいたします。 (2)焼却灰の毒性調査について  以前に処分組合の発表でビスフェノールAなど環境ホルモン物質の検出濃度が発表されました(2001年6月2日付け「西の風」)。実はこれをiPadにこの記事を入れる予定だったのですが、ちょっと手違いで入れられなかったので、少しお時間をいただいて読み上げたいと思います。  日の出の処分場で浸出水の環境ホルモン。谷戸沢、二ツ塚の両処分場の浸出水原水から高濃度のビスフェノールAなど、外因内分泌かく乱物質、一般に環境ホルモンと称されるが、検出され、埋立られる破砕されたプラスチックから溶出されていることが明らかとなった。  同処分場を管理する東京都三多摩地域広域廃棄物処分組合が昨年11月にサンプリングした浸出水原水、下水道放流水、地下水集排水管、防災調整治水を分析して明らかになったもの。環境ホルモンと関連物質126物質について調査をし、全体で28物質が検出されました。検出された物質のうちに特に多かったのが浸出水原水中のビスフェノールA。浸出水は雨水などが埋め立てられた廃棄物と接触し、処分場の最下層から染み出てきたもの。塩化ナトリウム、塩化カルシウムなど、様々な物質が溶け出ていることは解明されているが、環境ホルモンの調査が行われたのは全国的にも例がない。  浸出水原水から検出されたビスフェノールAは、谷戸沢処分場で6,000マイクロパーリットル、二ツ塚では4,400マイクロパーリットルという驚異的な濃度だった。  処分組合の飯田真美参事は、プラスチック類を埋め立てているので、ビスフェノールAなどの溶出は避けられない。ほとんど分解した放流水は、公共下水道へ送っているので、周辺環境には影響を与えることはないが、分解メカニズムは今後研究の余地がある。また、谷戸沢処分場の地下水集排水管からも、この地下水集排水管というのは、皆さんもよく御存じだと思うんですが、処分場のゴムシートの上に焼却灰がありますが、さらに一番下です。絶対きれいな水しか流れない。その地下水集排水管からもビスフェノールAが38マイクログラムパーリットルが検出され、浸出水の混入が続いていることが示唆されている。この記事を欲しい方は手配いたします。  その後、循環組合は水質調査などの調査をどのようにしているのか開示していただきたいと思いますが、御意見をお伺いいたします。 (3)今後の役場の体制について  処分場やエコセメント化施設からの影響やそれに絡まる町民の健康影響を専門に担当する部署を将来的につくっていただき、個々の情報の開示も含めた循環組合と住民との間の橋渡しをしていただきたいのですが、御意見をお伺いいたします。 2.オスプレイの飛行について  町長も4月28日に申し入れしていただいたと思いますが、今後もぜひ日の出町として町民の不安をなくし、騒音のない平穏な生活を送るために申し入れをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) 中西議員からの子どもたちの健康被害とエコセメント化施設からの大気汚染の影響ついてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  町長就任から2カ月足らずですが、この間に第3自治会谷戸沢処分場監視委員会及び第22自治会二ツ塚処分場対策委員会各委員長にお会いしました。地元自治会の皆様には御理解と御協力をいただいているところですが、引き続きの御理解と御協力のお願いをいたしました。そして、東京たま広域資源循環組合正副管理者、事務局長及び各課長、エコセメント化施設代表など、関係各機関の方々ともお会いする機会がありました。特に、正副管理者、事務局長及び各課長との面談では、安全・安心な管理運営の維持を要請しております。  これまで地元自治会、循環組合、日の出町の三者による連携・協力により、安全・安心な管理運営が維持されてきておりますが、お尋ねの健康被害や大気汚染等の公害については、絶対に発生させてはいけないことであり、公害防止については、処分場受け入れに当たっての最も重要かつ基本的な条件の1つであると認識しております。  これまで町として報告を受けております各調査結果におきましては、特段問題となるようなものはなく、「処分場は周辺環境に特段の影響を与えていない」というものであり、町といたしましても同様に認識をしてきたところです。  今後も、町としてさらに安全・安心な処分場の管理運営に努めていかれるよう、循環組合との連携・協力を図ってまいりますとともに、従前のとおり町民の方への情報提供など、調整機能を図ってまいりたいと考えております。  なお、毎年6月中に議会全員協議会において、循環組合から報告を受ける機会もございますことを申し添えます。  詳細については所管課長より答弁いたさせます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) そのほかの御質問(1)から(3)につきましては、私から答弁をさせていただきます。  初めに、情報の閲覧に関する仕組みについて町として要望することについてですが、処分場の管理運営や周辺環境についての調査結果につきましては、循環組合から町及び地元自治会に対し、月例報告をいただいているところでございます。  また、四半期ごとに両処分場の地元自治会であります第3自治会谷戸沢処分場監視委員会及び第22自治会二ツ塚処分場対策委員会が開催され、その席上において循環組合から各種報告がなされており、その内容につきましては、循環組合のホームページで公表されておりますので、御確認いただければと存じます。また、二ツ塚処分場の入口ゲート前にも調査結果報告が置かれており、9時から17時までどなたでも自由に閲覧できるようになっていると伺っております。  次に、焼却灰の毒性調査についてですが、このことにつきましては、現在に至るまでの間、地域住民の生活環境を保全するとともに、生命・財産の安全を確保することを目的として、循環組合と町及び地元自治会とで締結してございます「公害防止協定」等に基づき循環組合により調査が行われており、定められた項目について、第三者機関による調査を行い、町に報告をいただいてございます。  なお、調査に当たりましては、地元自治会の御理解・御協力をいただき、町の管理職等と一緒に立会い活動を継続して実施いただいております。  最後に、今後の役場の体制についてですが、循環組合に関する業務につきましては、企画財政課が町の窓口機関として担っており、循環組合との連絡調整、情報提供等を適宜行い、町として処分場の安全・安心な管理運営に努めているところでございます。  お尋ねの専門部署の設置につきましては、現段階では設置予定はございませんが、必要な情報提供につきましては、引き続き循環組合と調整を図ってまいります。  次に、オスプレイの飛行についてのお尋ねでございますが、オスプレイの飛行に関係した横田基地への申し入れにつきましては、横田基地周辺5市1町で構成されます「横田基地周辺市町基地対策連絡会」の要請活動を注視し、隣接する青梅市、あきる野市とも連絡を密にして、今後も町民の安全・安心の確保のために、必要に応じて要請活動を続けてまいります。  そのための情報収集につきましては、以前から防衛省北関東防衛局に連絡を行い、オスプレイに関する動きがあった場合においては、速やかに連絡をいただけるように要請しており、併せて、新聞報道等にも注意を払い、基地周辺の5市1町や近隣自治体とも連絡を取れる体制を維持してまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番中西千惠君。 ◯6番(中西 千惠君) お答えどうもありがとうございます。第3自治会、22自治会の地元自治会の方たちもよく頑張っておられるのは重々承知しております。  しかし、私たちが、不安という言葉が全然それが解消されないで、健康被害のことやその不安ですというのも、裁判でも、結局私たちが一番心配なのは町民の健康、特に子どもたちの健康でございます。まだデータは、今回コロナの関係で、いきいき健康課のお答えをいただかなければいけないので提出してはおりませんが、子どもたちの一端を述べますと、アレルギー性鼻炎とかアトピー性とか、心の障害とか、これはまだはっきりしていません。というのがあるのではないかとすごく心配しているからです。  それで、申し上げるならば、その谷戸沢処分場の焼却灰ですが、この中に含まれているのはダイオキシン、これは発がん性とか催奇形性、カドニウムが、例のイタイイタイ病ですね。鉛は四肢麻痺とか脳障害を起こしやすいとか、ヒ素は視覚とか循環障害、水銀、これは水俣病で有名でしたが、マンガン、神経障害、あと先ほど申しましたプラスチック、難燃剤添加物、これは遺伝子の突然変異とか発がん性、さらに2011年からは例の福島原発事故からの放射能、これは発がん性とか遺伝子を傷つけたりします。  私たちはそのことが心配で環境調査をこの30年間ずっとやってきました。水質調査のみならず、周りの水質調査、大気汚染、土壌調査もやってきました。それを本当は処分組合を交えてこれはどうなんでしょう、こうなんでしょうかというふうに解決をしたいわけです。  それで今回の提案になったわけですけど、本当に日の出町も真摯にやってくださっているのはわかっていますが、処分組合に言っても、これはこうですといつも平行線になってしまう。そのことを循環組合と一緒に、それではどうしたらいいだろうと解決したい、テーブルをつくっていただきたいのです。これは町民の意見が届くように、届いて、これは一部の人は届いているかもわからないけれども、全体に届くように。町民が不安に思っていることが届くように。私たちが問題にしているのは、私たちの監視の目が届かないシステムであるから、その辺も先ほど申しましたようなテーブルができれば、監視もできるし、安心もできるわけです。循環組合とも一緒に仲良くできるわけです。  ですから、私が申し上げたいのは、この1の(3)のほうですね。町長の所信表明にもありましたが、話は、日の出町は日本一の福祉のまちというふうに、町単独福祉施策委員会をつくっておられますが、それと同じように、先ほど申しました健康環境調査のための日の出町独自の環境調査の委員会等を立ち上げていただきたいのです。これは何度もこれから私がずっと申し上げるようになりますが、今の意見をもう一度お答え願えないでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまの中西議員からの意見交換の場の設定ということでお尋ねをいただきましたので、答弁させていただきます。  御承知のとおりですね、先ほどの御説明も申し上げておりますが、循環組合もですね、町といたしましても、処分場受入れは先ほど町長答弁にありますとおり、公害防止が最大の重要課題であるというふうに認識をしてございます。当然その遵守に当たって、循環組合の皆さんは開場以来とても御尽力をいただいて、真摯に取り組んでいただいていると。その報告については町にも提示していただく中で確認を取らせていただきまして、また、技術委員会等々の御意見を付しながら問題はないという報告をいただいているので、これは私どもとしてもですね、信用をさせていただいて、そういう判断をさせていただいてございます。  また、この立ち合い活動につきましても、地元の自治会の皆様に長きにわたって御理解をいただき、また、微力ではありますが、町のプロジェクトチームの職員も必ず1名帯同させていただくと、そういった取組みについてはですね、ぜひ御理解をいただいて、何も間違えたような活動、行動はしていないということはお受け止めいただきたいと思います。  その後ですね、また情報の開示につきましても、先ほども申しましたが、町に報告をいただいている書類につきましては、必要であれば町のほうでも開示をさせていただきますし、また組合のほうでも開示、一定の時間内ということはありますが、公開されているというところでございますので、ぜひそちらのほうも御確認をいただきながら意見調整をしていただければと。  ただ、いずれにつきましても、中西議員もおっしゃってましたが、これからまた、今までは我々の認識としては、そういった諸々の処分場が環境に影響を与えていないという報告を信用させていただいて理解をしているところでございますが、今後の意見交換につきましても、どんな形であれ、町民の方の健康・安全を守るために行うものであって、それは一緒になってやるという姿勢はお互いに維持をさせていただきたいと思っております。  その中でですね、私どものの独断でこういった協議の場を設定する、しないということが、本日この場ではちょっと申し兼ねるところもございますので、そういった御意見も今日は受け止めをさせていただきまして、今後調整をさせていただければと思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番中西千惠君。 ◯6番(中西 千惠君) お答えどうもありがとうございます。最後の協議の場を設けさせていただくとおっしゃってくださいまして、本当にこれはぜひとも調整をしていただき、処分組合と町、その住民というのが22区と3区の人だけが住民で、私は21区なので入れないとか、いつも排除されているのです。先ほどの協議していただく中でも、本当の22区でも、玉の内のすぐ横にいる坂本ですが、そういうのも一緒に入れたり、特に被害があるだろうと思っている、不安に思っている、被害があるかどうかわからないけど、不安に思っている住民も入れて協議していただきたいと思います。これは全く要望です。次回もこのことについて、私2年間議員をやりますが、ここの部分をずっと言っていきたいと思います。お答えありがとうございます。  それでは質問の2のオスプレイの飛行で、田村町長も日の出町もずっと申し入れをしていただいているというお答えでしたけど、私が今回のオスプレイの質問をするのは、実は3週間くらい前、日の出町の上空をオスプレイが2機、ものすごい音、今まで聞いたことがない音。我が家の屋根を震わせて、まるでトラックが家の上を通ったかというような状況だったんです。このオスプレイは初めて聞いたので、どうしてオスプレイが日の出町の上空を飛ぶんだろうか。その前から軍用機は、訓練機は5、6機編隊を組んでちょうど二ツ塚の処分場あたりからうちの上を通って日の出団地のほうへ抜けるコースが多いんですが、そういうのもすごい騒音だし、実は孫たちも怖いよと、あれは何の音というぐらい怖がる音なんです。  日の出町がどうしていつから横田基地の影響を受けているんだろうか。2、3年前あたりからすごく影響を受けています。いろいろ新聞記事にもありますが、3年間連続で増えている。これは私たちは、どうして米軍のその基地でおびえなきゃいけないのか。特にオスプレイは事故が多い、欠陥機と言われております。その欠陥機で、それが先ほど申しましたように、2機編隊が、私が目撃したのは、2回目撃したんですが、この辺でしっかり申し入れしていただいているんですが、もっと地位協定とかいろいろ絡まると思うんですが、日の出町民を守るための本当の申し入れをしていただきたいのです。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのオスプレイに関する要請についてお答えをさせていただきたいと思います。  こちらにつきましては、ここ数年、特に私が在籍をさせていただいてから、28年度からの経過を見させていただきましてもですね、年々確かに町民の方からの苦情等も増えているというような状況でございます。主なものといたしましては、やはり輸送機も含めて、ちょっと低空飛行が目立つというようなことと、今お話いただきましたようなそれに伴う恐怖感を抱かれるというような苦情がほとんどでございます。  こういう苦情をいただきますと、町といたしましても、熊川にございます横田防衛事務所のほうに必ず一報を入れさせていただき、また航空ルートについてもぜひ確認をさせていただきたいというような申し入れはさせていただいているところなんですが、実際航空ルートについては、日米合意に基づくということで、非公表という一貫してそういう回答でございます。また、過去においてはですね、いろいろ訓練中の事故、パラシュート落下であるとか、いろいろな事故もございました。その際はですね、もちろん5市1町の皆さんはもとより、先ほど申し上げました青梅市、あきる野市と連携した形、あるいは単独で要請活動も展開をさせていただいております。  また、その中身の強さというんですか、思いという部分では、確かにいろいろまだ不十分と感じてられることもあろうかと思いますが、いずれにしましても、今後も町民の方の安全・安心を守るために、そういった要請活動は引き続き行ってまいりますし、それはお約束できるということで、内容につきましてはまたさらに今後検討を重ねてまいりたいと思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番中西千惠君。 ◯6番(中西 千惠君) どうも答弁ありがとうございます。本当に私たちが安全・安心に暮らすためにも本当に申し入れしていただくというので、1つずつやる必要があると思います。  これは要望ではありませんけど、先ほどのことと、それから9月議会にはもっと細かく実例を挙げながら、処分場の問題です。私たちが調査をした内容とか実例を申し上げて、健康被害のことをお話したいと思います。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) お諮りいたします。ただいま11時50分ぐらいなんですけども、このまま木住野議員の質問に入ってしまうか、また休憩を入れてしまうか、皆さんの御意向をちょっとお伺いしたいと思いますが。  それでは会議の都合上、午後1時30分まで休憩といたします。               午前11時49分 休憩
                  午後 1時30分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続きまして、5番木住野智行君。              〔5番 木住野智行君 登壇〕 ◯5番(木住野智行君) まず、町長の所信表明の質問ですが、先輩方の質問と重なるところがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 1.所信表明にある「財政対策」及び「暮らしに直結する諸施策」について  今後、地域振興費が令和4年度には5,000万、8年度には4億円の減、さらにコロナ禍による税収減が見込まれる中、財政対策に取り組む強い決意をされています。また、「暮らしに直結する諸施策」を掲げております。この点について、どのようなお考えがあるのか伺います。 (1)財政対策について、具体的に金額目標を設定して対策を行うのか、あるいは無駄(二重給付)をなくすという意味での対策を行うのか伺います。もしほかに具体的なお考えがあるのであれば併せて伺います。 (2)(1)に関連して、前町政の継承を掲げていますが、事業見直しは住民サービスの継続につながらない部分が出てきます。住民に痛みを伴う説明が想定される中で何を見直して何を継続していくのかという具体的なお考えがあるのか伺います。 (3)若者の定住促進を掲げておりますが、簡単に成果が表れるものではありません。10年、20年先を見据えた政策が必要と思いますが、具体的なお考えがあるのか伺います。 (4)「暮らしの総合相談窓口」の設置について、現在想定しているお考えについて伺います。 2.道路の舗装・改良工事について  生活道路の整備はインフラ整備の一環として、早期の対応を周辺住民は非常に期待しておりますので、今後の予定について伺います。 (1)5号線外、6号線外について、令和2年度に測量設計が終了しておりますが、今後について、以前に答弁いただいた予定で変更ないという認識でよろしいか伺います。 (2)今年度、3号線の道路改良工事が予算計上されておりますが、工期などについて伺います。 3.日の出町公式動画チャンネルの創設と組織構築について  3月定例会で質問させていただきましたが、早速対応していただきまして大変ありがとうございます。取組みの経緯及び今後について伺います。 (1)日の出町公式動画チャンネルについて「有効なツールとして考えており、必要に応じて活用してまいりたい」という答弁をいただきましたが、早速取り入れた経緯またはきっかけについて伺います。 (2)組織構築のための精通した専門的人材の採用については、「検討していない」という答弁をいただきましたが、情報発信力の強化とシステム強化に取り組むという町長のお考えについて伺います。以上です。よろしくお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) 木住野議員からの所信表明にある「財政対策」及び「暮らしに直結する諸施策」についてのお尋ねでございますが、私から総括的に答弁をさせていただきます。  所信表明に関する御質問につきましては、これまでの議員の皆様からの御質問に対する答弁と重複することが多くなりますが、御容赦願いたいと存じます。  初めに、財政対策についてですが、財政対策については、必ずしも具体的な目標金額を定めて行うものではなく、事務事業全般の点検を行った上で、「行政改革プラン」の中に目標設定し、一定期間をもって取組みを行うこととしています。  次に、事業の見直しの具体的な考えについてですが、福祉単独施策の検証のように、既に検証が始められているものもありますが、ただいま申し上げましたとおり、聖域なく全ての分野を対象として行ってまいりたいと思います。  住民サービスの継続維持と見直しについては捉え方がいろいろあるかと思いますが、見直しは必ずしも「廃止・削減」だけを指すものではなく、制度の改正などにより更新するもの、所期の目的を達成したと考えられるもの。あるいは、他の事業との統合や代替事業の提案などにより、結果としてサービス向上につながるもこともあるのではないかと考えております。  いずれにいたしましても、木住野議員の御意見のとおり、将来、見直しを行う必要が生じた事業につきましては、各所管課により十分な周知に努めてまいる所存でございます。  次に、若者の定住促進についてですが、この件につきましては、小玉議員、川脇議員の御質問に対し御答弁申し上げてまいりましたとおりですが、10年後、20年後を見据えてという大変貴重な御意見の主旨は理解しておりますが、できることから着実に対策を講じ、継続していくことにより利便性や住環境の向上等を図り、満足度や町への愛着度を高めていただくことが大切ではないかと考えております。  次に、「暮らしの総合相談窓口」の設置についてですが、暮らしの総合相談窓口につきましては、先般の第2回臨時会において、私の所信表明として申し上げましたとおり、日々のお困りごとの相談をワンストップでお受けする窓口を設置してまいりたいと考えております。  具体的にどの部門に、どういう形でということにつきましては、まだまだ実情の把握も含め、研究・検討の必要がございますが、福祉のまちづくりとして暮らしに直結する施策といたしまして、今後進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 小松建設担当課長。 ◯建設担当課長(小松 典之君) 補助道の舗装・改良工事についてのお尋ねでございますが、初めに、補助道第5号線、第6号線についてでございますが、この事業は補助道第5号線及び道場6.7.15.17の5路線で、平井郵便局から六道までと、シルバー人材センターから小山たばこ店、多摩縫製から福島牧場までの延長約1,260メートル、補助道第6号線及び谷戸9号線の2路線はグリーンプラザから谷戸沢沿いを北に上る、延長約660メートルの舗装打換え等を行うものでございます。  御質問の路線について、建設課が策定した計画では、当初案として、2から3カ年の改修予定としておりましたが、現在、完了した測量設計委託の成果により検討中でございますが、成果である設計図書によりますと、工事の期間はおおむね3から4年は必要と思われます。  今後、工事全体計画につきましては、財政担当とも調整をいたしまして、工事の期間や着手年度を決定してまいります。  次に、補助道第3号線の道路改良工事についてですが、この路線は平井1738番地先の延長約68メートルで、路線の北側に歩道の設置や、交差点改良等の整備を行うものです。  御質問の工期についてですが、現在の予定では本年9月に着手し、来年3月に完了する予定で計画を進めておりますが、隣接する事業所と調整が必要であることから、事業所の都合により工期が変更となることも考えられます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 岸田総務担当課長。 ◯総務担当課長(岸田  学君) 日の出町公式動画チャンネルの創設と組織構築についてのお尋ねでございますが、初めに、日の出町公式動画チャンネルを取り入れた経緯についてでございますが、動画による情報発信は直感的でわかりやすく、動画の配信サイトを利用することにより簡単に情報が発信でき、非接触を基本とするコロナ禍にあって有効なツールであること。また、動画公開をするためには、職員の動画作成に関する技術習得や、公開のルールが必要になることについて、前回の令和3年第1回定例会で答弁をさせていただきました。  その後、動画編集に関する職員の技術習得や公開のルールなどの検討を進め、これらに一定の目途がついたことから、4月24日の故橋本町長お別れの会のライブ配信から動画の配信を開始させていただいたこところでございます。  5月17日には、田村町長の就任の御挨拶と新型コロナウイルスワクチン接種の取組みの状況について御報告させていただきましたほか、今後も、町民の皆様へ新たな情報発信ツールとして、広報等でも継続的に動画チャンネルを周知し、様々な動画の配信に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、情報発信力の強化とシステム化についてですが、ICT導入の組織構築のための精通した専門的人材の採用につきましては、前回の定例会の答弁のとおり検討はしておりません。日の出町は小規模な自治体であり、人材の処遇や財政面からも、専門的な人材を採用することは簡単なことではございません。そのため、東京都や周辺自治体と相互協力や有益な情報の共有などを目的に連携を強めており、必要に応じ専門家などからの技術的な助言を得ながら、職員の能力向上を図るとともに、情報発信力の強化、さらには様々な業務のシステム化などについても取組みを進めているところでございます。  直近の動向といたしましては、東京都が令和3年4月1日にデジタルサービス局を発足いたしまして、コロナ禍で浮き彫りとなりました行政のデジタル化の遅れを克服し、住民の皆様へ向けて質の高いデジタルサービスを提供するために取組みを開始したところでございます。  日の出町としましては、このような都内全体の流れに乗り遅れることなく、人材に限りがある小規模自治体に適したDX(デジタル・トランスフォーメンション)施策の実現に向け、強く関わってまいりたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) では順番に所信表明のほうから再質問させていただきます。  (1)の目標金額の設定はしないということですが、昨日の答弁から、行政改革を進めていくという姿勢にリンクしないように思うんですけれども、やはりある程度の目標を掲げて取り組まなければ、住民には見える化されないと思いますが、その点についてお伺いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねにつきまして、行政改革、今後策定を予定しております集中改革プランなる行政改革プランの中には、前回で申し上げますと、7つの項目立てをして、その中に55の実施項目を設けてございます。今回も大きなつくりとしては、その項目立てを幾つになるかというところは多少違いがあるかもしれませんが、基本的には同じようなつくりで。それぞれの実施項目のところには、当然のことながら5カ年の計画で、5年後に5%削減であるとか、配置統合であるとか、そういった目標数値は定めてまいります。  結果的にはそれを積み上げる、また影響額等を算定をさせていただくと、おおむねこのぐらいの数字になるであろうというのは、まとめる段階では出てまいりますので、事務事業の洗い出しを行うときには、さきに5億円であるとか、具体の数字は掲げませんが、行革プランをつくっていく中で、総体的には数字はある程度の目安は反映してくると考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) 詳細にわたりありがとうございました。  それでは続きまして、暮らしの総合窓口の再質問です。生活に直結する相談窓口、ワンストップでということですが、その利便性から理解できるところであります。しかしながら、過去においてもこのような同様の要望をしており、実現していないということを伺っております。また、設置場所や人員の課題もあるかと思います。一例として、無理に窓口を設置するのではなく、やはり知識や経験が何よりも重要です。職員のスキルアップ、人材育成を含め、組織向上を図ることも必要ではないかと思います。機能しない窓口はサービス低下を招きます。焦らずじっくり時間をかけ、準備が整ったら実行する。この点についてお考えはどうでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいまの木住野議員さんからの暮らしの総合相談窓口をどうするのかという御質問かと思います。今おっしゃるとおりの部分多々あろうかと思います。ただ形態を整えればいいというものでもないでしょうし、実際にどういうニーズでという、もともとがですね、役場がものすごく大きな庁舎というわけではございませんので、カウンターをつくったらいいとか単純にそういうものでもないんだろうと。どうやって来庁された方とか、また困り事がある方がどこにつなげられるか、そこが重要かと。それは全く議員さんがおっしゃるとおりかと私も思っております。  その中で、今ちょっとありましたけど、職員の知識の活用とお答えありましたけども、そういうことも当然に考慮していかなくちゃいけないというふうに思います。どうやったら一番困っていること、それからわからないこと、それを担当課にどうやって早く持っていけるか。多分そこが肝だというふうに思っております。例えば、ワンストップということもありますけども、なるべく一カ所で相談ができるように。ものによると、交通整理的な意味合いも出てくるんであろうかというふうな考えも持っております。今でも庁舎内の各関係課のこともありますし、それから実際に住民が窓口に来られた方のいろんな御意見を聞きながら、探っていきたいというふうに思っているところです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) 大体様子がわかりました。早く実現させて、じっくり確実にやっていただきたいと思います。  高齢者の優遇措置は十分過ぎるほどの政策でありますが、これと比較して働く世代には住んでよかっと思える、感じる政策が十分でないという町民の声をよく耳にします。若者世代がシニア世代を支えるという社会的には理解できますが、納税額に見合った政策転換が必要と思われます。今や生命保険等においても、がん治療に関わる保険メニューはスタンダードとなり、行政のサービスとして過剰と判断されても不思議ではありません。仮に継続するのであれば、その目的が行く行くは高齢者になる働く世代の適用することが妥当と考えています。そういったことから定住促進につながっていくものと思うところであります。  少子超高齢化の対策は、どの自治体にとっても喫緊の課題となっているとともに、長期的な課題でもあります。将来への負担を少しでも軽減するために、今や町の政策転換の過渡期にあるのではないでしょうか。これは意見として述べさせていただきます。  次に、道路の問題を質問させていただきます。  現在、精査中、検討段階ということで、当初の予定よりも1年延長されるという見込みとのことなんですが、想定される原因について伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 小松建設担当課長。 ◯建設担当課長(小松 典之君) ただいまの計画年数が増加するという御質問でございますが、令和2年度におきまして設計、測量をさせていただきましたが、その委託の中におきまして現場を精査したところ、側溝等も破損しているところがございましたので、そちらのほうですね、この舗装の打ち換えの工事と併せまして施工する予定としてございますので、工事費が若干上がってしまうような状況でございます。  そのためですね、これから財政当局とも調整させていただきますが、予算等の配分等もございますので、それを見ながら検討しますと若干延びる可能性があるかなと今考えてございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) 詳細な答弁ありがとうございます。側溝のほうの傷みが激しいということ、それはそうですね。確かにそのとおりだと思います。  次に、3号線のことなんですけれど、隣接する事業者との調整または大型車が通行する場所でもあります。3号線の工事の具体的な内容について伺いたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 小松建設担当課長。 ◯建設担当課長(小松 典之君) 御質問の補助道3号線の工事内容でございますが、歩行者や車両の安全を確保するため、幅員1.5メートルの歩道の設置のほかに、L型側溝、ボックス側溝と言われている暗渠型側溝、そのほかに区画線の設置、幅員5メートルの車道の部分の舗装及び交差点付近の安全を確保するため、カラー舗装などをする予定となってございます。総幅員は6.5メートルの改良工事を施工する予定でございます。  また、近隣の事業所との調整も必要でございます。トレーラー等の出入りもございますので、その辺の調整を事務所と今まで調整してきておりますが、これからも調整をいたしまして、工事を進めていきたいと考えてございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) 隣接する事業所と密に連携を取ってもらって、工事の遅れがないようによろしくお願いいたします。私もですね、地元の代表として周辺住民に直結する生活道路の整備、事業でありますから、協力は惜しまない覚悟でいます。  今、申し上げた道路は、交通量や歩行者も多くなっています。亀の甲羅状にひび割れた路面の傷み、側溝のL字型の蓋のずれが非常に多いカ所があります。また、公共交通、新たに走るコミュニティバスの路線の整備にもつながりますので、ぜひとも早急に対応していただきたいと思います。これはお願いですので、答弁はいりません。  次に、動画チャンネルのほうの質問に移らさせていただきます。  ホームページを拝見しましたが、クリックの数が、町の情報、広報、情報公開タグからユーチューブにアクセス可能となっておりますが、やはりトップの画面からダイレクトにアクセスされれば、ユーチューブを見る人にとってもですね、早く動画が見れるということがありますので、多くの方にも見てもらえると思います。今後対応するという認識でよろしいでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 岸田総務担当課長。 ◯総務担当課長(岸田  学君) ただいまの質問のことでございますが、議員のおっしゃるとおりですね、やはりトップページのところにそういった表示されるものがないというのは、非常にわかりづらいというのは確認しております。実際どういうふうな対応を取るのかというところですね。やはりこれから検討して、できるだけ早い段階で、例えばホームページの中にあるバナーの表示、そういったものをうまく活用しながら対応していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) これもですね、早く対応していただければ非常にいいことだと思います。  次に、2番目としまして、他の自治体ではコロナ禍にあって健康体操などの配信をしております。また、町独自の四季折々の観光等が魅力発信として必要ではないかと思いますが、今後の発信予定を含めて伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 岸田総務担当課長。 ◯総務担当課長(岸田  学君) それではですね、実際の配信予定ということで、今私どものほうで考えている話でございますが、まず、現時点で健康体操に近いようなものといたしましては、スポーツ推進委員によるラジオ体操、これをなるべく早い段階で動画のほうにアップするというような取組みを進めております。また、そのほかの観光の魅力発信ということにつながるかと思いますが、現在観光協会のほうで計画を進めております日の出山ライブカメラ、また温泉センターのライブカメラ、こういったものを実際ユーチューブのチャンネルを利用して動画を配信していくと、そういったことも考えております。  さらには、広報のほうで、毎月声のボランティア「セキレイ」さんにより音声の広報を作成していただいているところなんですが、こちらもですね、今現在音声の広報としてチャンネルのほうに掲載できないかということで調整をしているようなところでございます。  あとは過去の動画、そういったものも掲載を順次できるように検討してまいりたいと、そのように考えているところです。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) 耳が不自由な方にとっては大変いいことだと思いますので、これも実践していただければいいなと思います。  次に、3問目の質問としまして、運用ポリシーについて伺います。私も認識不足ですみません、ちょっとこれわからなかったんですけれども、これは誰でも投稿ができるということでよろしいのですか。セキュリティの問題とか想定されますが、不適切な投稿のチェック等はどのように行っていくのか、これを伺いたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 岸田総務担当課長。 ◯総務担当課長(岸田  学君) 運用のポリシーということでお尋ねをいただいておりますが、こちらはですね、誰でも投稿できるものではございません。あくまでも町の職員の中でいろいろなチェックを受けた上でアップをするということになります。  具体的な方法としましては、「公式動画チャンネル配信伺い書」というものを実際作成しておりまして、そちらのほうで動画の配信を計画している担当課のうほうで決裁を受け、総務課のほうで確認をして、それで自治体の配信する動画であるということを前提に、ふさわしいものかどうかの判定をした上で動画をアップすると、そういった流れになっているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) わかりました。ありがとうございます。  最後の質問ですが、必要に応じて専門家などの技術的な助言を得ながら、職員の能力向上を図るということですが、研修等により実践していくという認識でよろしいのでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 岸田総務担当課長。 ◯総務担当課長(岸田  学君) 研修等により実践していくというようなお話でございます。まさに議員のおっしゃるとおりでございます。まず、ITの担当者としての能力の向上、こちら先ほど答弁でもいたしました。やはり国や東京都、周辺自治体との連携を図りながら、能力の強化、そういったものをしていこうというふうに考えているところでして、また組織としてデジタル化に対する取組みは、議会初日の予算委員会のほうでお伝えしたかと思いますが、デジタル化推進方針策定業務、そちらの中で推進会議やワーキンググループを設け、実際にAIやRPA等の検討を通じ、全体のデジタル化に対する意識の底上げ、そういったものも図って取組みを進めていくと、そのように考えているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 5番木住野智行君。 ◯5番(木住野智行君) ありがとうございました。今月号の「広報ひので」裏面にも、ユーチューブによる田村町長のメッセージのことが掲載されていました。QRコードもついて大変よいことだと思いました。  動画配信については、多くの方が期待するところでもあります。視聴者から親しみやすく、田舎の人情味あふれるのめっこい内容の動画をどんどん取り入れていただき、より一層の町のPR、サービスの向上を図ってもらいたいと思います。  また、組織体制については、現状の維持により、関係課機関の連携の強化で対応していくということですので、サービスの停滞、低下などを招かないように努めていただければと思います。
     いずれにしましても、急速に進むデジタル化、国のほうも9月からデジタル庁が本格始動します。日の出町のほうも立ち遅れることのないように行政運営を期待します。どうぞよろしくお願いいたします。これで私の一般質問を終わります。 ◯議長(濱中 映慈君) 続きまして、12番折田眞知子君。             〔12番 折田眞知子君 登壇〕 ◯12番(折田眞知子君) 通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。 1.国は地域共生社会の実現に向け、社会福祉法等の一部改正を令和2年6月に行いました。これは地域住民の複雑化・複合した支援ニーズに対応するため、市町村において既存の相談支援体制の取組みを生かしつつ、地域住民の抱える課題解決のため包括的な支援体制の整備が行えるとしたものです。  全体像として「高齢者・障がい者・子ども・生活困窮の属性や世代を問わず、相談を一体的に受け止め、他機関への協働をコーディネートし、アウトリーチも実施する包括的な相談体制」と「各制度のはざまのニーズへの対応を行い、社会とのつながりを回復する参加支援」、「世代や属性を越えて住民同士が交流できる場所や居場所の確保と、交流・参加・学びの機会を生み出すためのコーディネートを行う地域づくりに向けた支援」の3つの事業を創設することができるとされています。  1) 包括的・重層的に支援体制の整備には、「たらいまわし」ではないワンストップの相談窓口が必要と考えるが、町の考えは。  2)多面的な問題解決に専門的支援員の配置が求められる。ソーシャルワーカーの活用を求める。  3) 80.50問題・子育てと介護などのダブルケア・ヤングケアラーなどの実態調査は進んでいるでしょうか。 2.ジェンダー平等への取組みと課題  1) ジェンダー平等の達成に向け取組みの強化が必要と思われますが、町の取組みの状況は。  2) 選択的夫婦別姓を認める民法の改正を行うよう、国に働きかけを求める。  3) ハラスメントやDVなど被害にあっても抱え込まないよう、相談・支援体制の充実が求められますが、取組みと現状を伺います。  4) 行政書類の性別表記については、国や東京都に対し、不必要な記載欄の削除を求めるとともに、町が新たに作る書類等にも、不必要な性別欄を設けないよう、所管課に徹底していただきたいと思います。  5) 性の多様性に対する職員・学校教職員への研修や町民への啓発などの取組みは進んでいますか、現状と今後の取組みを伺います。  6) 同性パートナーシップ制度の導入を検討してください。 3.日の出町の平和事業の充実を  1) 日の出町では、1990年平和都市宣言を行いましたが、これに「核兵器廃絶の決意」を加え「非核平和都市宣言」としてはいかがでしょうか。  2) 多くの町民の願いでもある核兵器廃絶実現のため、この機会を逃さず、国に対し核兵器廃絶の条約批准するよう求めることは大変重要だと思いますが、町のお考えを伺います。以上よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) 折田議員からの地域共生社会についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  本年、第1回定例会で「日の出町地域福祉計画」策定の町長報告をいたしましたが、令和2年6月の社会福祉法等の改正についても触れ、町の地域福祉の方向性を示す計画となっており、地域共生社会の実現に向けた取組みを進めてまいります。  また、ワンストップの相談窓口につきましては、先般の第2回臨時会で申し上げました私の所信表明にて、福祉のまちづくりとして暮らしに直結する施策といたしまして、ワンストップで日々のお困り事の相談をお受けする「暮らしの総合相談窓口」の設置について今後検討し、進めてまいりたいと考えております。  詳細については、所管課長より答弁いたさせます。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) それではそのほかの御質問2)、3)につきましては、私から答弁させていただきます。  初めに、ソーシャルワーカーの活用についてですが、全ての分野に精通した専門的支援員の配置は大変に難しいことですが、それぞれの部署において専門知識を有する有資格者を雇用して、それぞれの業務に当たっており、課や係をまたぐようなケースの場合には、調整会議を行ったり、関連機関も含めたケース会議を開き、連携して対応しております。  また、日の出町社会福祉協議会に「福祉サービス総合支援事業」を委託しており、地域において福祉サービスを必要とする方が安心して福祉サービスが利用できるよう相談体制の充実を図り、地域住民が抱える多面的な問題解決のため、専門職員が相談対応しております。そのほかにも、弁護士による専門相談を実施し、生活での困り事や福祉に関する情報提供等を行い、身近な法律相談としての支援も行っております。  次に、80.50問題、子育てと介護のダブルケア、ヤングケアラーなどの実態把握についてですが、町では、当事者の方や民生委員さん、地域の方等からの相談や情報提供により実態を把握し、現状を調べて適切なサービスの提供や、専門機関へつなぐ等の対応を行っております。しかし、情報がない場合の実態の把握は非常に難しい状況にあります。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ジェンダー平等への取組みと課題についてのお尋ねでございますが、初めに、ジェンダー平等の達成に向けた取組み強化についてですが、ジェンダーとして表現されております「社会的な性別」は、社会的属性や文化的な役割の違いなどにより構築された男性、女性、または男児、女児の相互関係であり、時代や背景によっても変化してきているものと解されます。  また、ジェンダー平等の実現には時代の変化だけではなく、男性、女性相互の意識改革が特に重要であると認識しております。  町の取組みとしいたしましては、男女共同参画社会基本法に基づき、平成18年3月に策定した「日の出町男女共同参画行動計画~思いやりのある町 ひのでいきいきプラン」を基本とし、男女平等の基本理念のもと、各担当部署によりそれぞれ事務事業に取り組んでおり、通常の窓口業務においても、性差別のない対応に心がけております。  ジェンダー平等の取組は、福祉や教育をはじめ、役場、町民、団体、事業所など、全ての事柄に関連してくる問題でございますので、地域全体が「ジェンダー平等」について直接的、間接的にそれぞれの立場で取組みが進められるよう、また、そういうことが当たり前の感覚として共有できるよう、情報提供等を行い、幅広い理解を求めてまいりたいと考えます。  次に、ハラスメントやDVなどの相談・支援体制の充実、取組みと現状についてですが、ハラスメントは、広義は「人権侵害」を意味しており、「性別や年齢、職業、宗教、社会的出自、人種、民族、国籍、身体的特徴、セクシャリティなどの属性、あるいは広く人格に関する行動などによって、相手に不快感や不利益を与え、その尊厳を傷つけること。」と定義されております。  パワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど、人の尊厳を大きく傷つけるハラスメント行為が職場などの組織で行われた場合は、働きやすい職場の環境維持や人事管理等にも大きな支障となることから、労務管理上の重要な課題として、また、比較的に表面化しやすい組織の問題として取り上げられ、対策が講じられております。  一方、家庭におけるハラスメント行為は、DV同様、人の心を傷つける行為として過去から大きな社会問題となっておりますが、家庭内という限られた閉鎖的な場所で起こるため、また、その原因がそれぞれの家庭の個別事情によるものと思われ、表面化し難い潜在的な部分が多いことが伺われます。  また、昨年来のコロナ禍においては、外出自粛により自宅で過ごす時間が長くなり、ストレスや生活不安が原因と思われる家庭内暴力が増えていることが国の調査結果でも示されております。  ハラスメントやDVは未然に防止することが重要であることから、各所管において常に相談窓口体制や、関係機関との連携強化に努めておりますが、広く情報共有が図れるよう効果的な情報提供を研究してまいります。  なお、相談、支援体制の取組みと現状につきましては、子育て福祉課長から説明をさせていただきます。  次に、行政書類の性別標記の削除について、国や都への働きかけ、町が新たに作る書類等への性別記載欄を設けないよう所管課に徹底していくということについてですが、平成30年第3回定例会の場におきまして、折田議員から「性的少数者(LGBT)の人権尊重の観点から、公的書類の性別欄の記載方法の改善」について御質問をいただいており、関連する部分もありますことから、答弁に重複する内容もございますが、御了承いただきたいと存じます。  昨今、生まれながらの性別にとらわれない性別のあり方が見直されてきており、LGBTとしての理解と配慮が広がり、性別表記に関する配慮は常識化しつつあります。住民が自治体に提出する申請書類の性別欄を削除し、「男」、「女」の2つだった選択肢に「その他」、「答えたくない」などの項目を加えたりする動きが広がっておりますが、一方では「その他」の表現が、差別につながるものではといった指摘もあるようでございます。  役場内で取り扱う書類につきましては、国や都で定められた書式のものもございますので、性別表記の変更や削除につきましては、国や都の方針に従いますほか、日の出町独自の公的書類につきましては、不要な性別表記欄を削除するなど、今後も情報収集と研究に努め、徹底を図ってまいりたいと考えているところでございます。  次に、同性パートナーシップ制度の導入についてですが、同性パートナーシップ制度につきましては、いかなる差別もあってはならないという人権尊重の理念と人々の多様性への理解を共有し、全ての人が性別等にとらわれず、個性や能力を発揮し、ともにあらゆる分野に参加できる社会の実現に取り組む制度であると認識しております。2015年に渋谷区と世田谷区で初めて導入されて以降、現在全国で100以上の自治体で同性パートナーシップ制度が施行されております。  一方、この制度への理解が広がり、受けられるサービスも増加傾向にあるようですが、渋谷区型は公営・区営住宅への入居が認められているようですが、世田谷区型は認められないことがあるなど、自治体によって対応が異なるなど、国が定める法律ではないことから、法的拘束力がなく、あくまで地域における制度であることを認識していなければなりません。  いずれにいたしましても、本制度の趣旨は、政治に性的志向に関する差別解消や多様な性への理解の推進という、極めて重要な取組みであることを理解した上で、今後町として研究を重ねていく必要があると考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) DV被害の相談・支援体制につきましては、私から答弁させていただきます。  DV被害の相談があった場合には、聞き取りを行い、西多摩福祉事務所や警察、関係機関と連携して必要な支援を行っております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 田中町民課長。 ◯町民課長(田中  剛君) 次に、選択的夫婦別姓制度を認める民法の改正への働きについてですが、このことを所管する法務省においては、選択的夫婦別字制度、いわゆる選択的夫婦別姓制度の導入について、婚姻制度や家族の在り方と関係する重要な問題であり、国民の理解のもとに進められるべきものとしております。  平成8年2月には、法制審議会が選択的夫婦別氏制度の導入を提言した「民法の一部を改正する法律案要綱」を答申し、この答申を受けて平成8年及び平成22年に民法の改正法案を準備したものの、国民各層に様々な意見があること等から、国会に提出するには至っていない状況でございます。  平成29年に内閣府が行った「家族の法制に関する世論調査」の結果を見ますと、法律を改めても構わないと回答した方が42.5%、法律を改める必要はないが29.3%、婚姻前の氏を通称として使えるように法律を改めても構わないが24.4%となっております。  また、令和2年12月25日に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画において、「夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方に関し、国会における議論の動向を注視しながら、司法の判断も踏まえ、更なる検討を進める」とされております。  町といたしましては、国民の意識の変化は見られるものの、様々な意見が混在している状況であることに加え、内閣においては検討を進めるとの意思決定がなされていることから、今後の意見の推移と検討結果の動向を見守りたいと考えております。なお、選択的夫婦別氏制度に向けて民法の改正等が行われた場合には、遺漏のないよう的確に対応してまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。 ◯総務課長(三輪 秀寿君) 次に、性の多様性に対する職員への研修の現状と今後の取組みについてですが、まず、性については多様性があるということについての理解を深め、性的指向の異なる人たちへの偏見や差別をなくし、全ての人々の人権が尊重される社会を実現することが大切であると認識しております。  地方自治体は、このような課題に対応しながら、住民生活に直接影響する事務を担うことが求められていることから、町職員は、高い人権意識を持って業務にあたることが必要不可欠であります。これらの職員の責務も踏まえ、職員を対象とした人権に関する研修を継続して実施しており、その中で性の多様性についても取り上げております。  その一例を申し上げますと、職員採用時の初期の段階から、市町村職員研修所で人権に関する研修を集中して実施しており、性の多様性に関しても様々な実例を挙げた研修内容として、より理解を深められるような工夫がされております。  また、町独自の研修といたしましては、平成30年に主事・主任職を対象としたハラスメント防止研修の一部として、性の多様性に関する研修を実施したところです。  今後も引き続き、職員一人一人が確固たる人権感覚を身につけ、職務を遂行できるよう職員研修の充実に努めてまいりたいと思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。 ◯指導室長(川元 泰史君) 性の多様性に対する学校教職員への研修や町民への啓発につきましては、私から答弁させていただきます。  教職員の研修資料である東京都教育委員会発行「人権教育プログラム」に、人権課題として「性同一性障害者」、「性的指向」が位置づけられており、これらに関する指導資料や関連資料等が収録されております。各学校においては、毎年「人権教育プログラム」を活用し、性の多様性を含む様々な人権課題について研修を進めております。  また、各学校、学校便り等様々な場面を通じて、性の多様性に限らず、様々な子どもの多様性についても触れ、家庭・地域に啓発をしているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) 日の出町の平和事業についてのお尋ねでございますが、初めに、「非核平和都市宣言」とすることについてですが、日の出町における平和事業の取組みといたしましては、平成2年9月17日に「戦争のない平和で明るい国際社会を築き、核兵器をなくし、全世界の人々が尊い生命(いのち)と生活(くらし)を守り、共に手を携えて幸福(しあわせ)な恒久的平和を確立するため、ここに『日の出町平和都市』を宣言します。」とする「日の出町平和都市宣言」を行ってございます。  また、平成28年1月から「都市相互の緊密な連帯を通じて核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起する取組みなどを推進し、世界恒久平和の実現に寄与すること」を目的としております平和首長会議に加盟しております。  日の出町の平和都市宣言は「核兵器をなくす」という思いを込めた、核兵器の廃絶を内外に訴える宣言として表明しております。  今後も戦没者追悼式及び平和のパネル展を開催し、「先の大戦」をはじめとする幾多の戦禍により犠牲になられた戦没者を追悼し、平和への誓いを新たにしてまいるとともに、「日の出町平和都市宣言」にあるように、地道に平和に対するPRを続け、広く普及に努めてまいりますので、御理解いただきたいと存じます。  次に、国に対し核兵器廃絶の条約批准するよう求めることについてですが、お尋ねにあります条約は「核兵器禁止条約」のことであると思われます。  核兵器禁止条約は、核兵器の開発、製造、保有、使用などを禁止するものですが、この条約の批准につきましては、国において米国との安全保障政策上の立場などを理由として条約の批准に否定的な見解や、核兵器のない世界の実現への、前向きの変化のため、将来的な条約参加の環境を整えていくべきとの批准を求める見解も出されております。  町といたしましては、今後も国の動向に注視しながら、「日の出町平和都市宣言」の思いを持ち続け、地道に平和に対するPRを継続し、平和への願いを広く普及することに努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上2時45分まで休憩といたします。                午後2時31分 休憩                午後2時45分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) まず1点目から伺っていきたいと思います。  先ほど福祉計画のほうで方向性を示したというお話をいただきました。これは共生社会というか、そういった社会に向けてやはり取組みが必要であるということは理解できるものだというふうに思っています。  その中で、先ほど相談支援の関係で、総合相談窓口をつくっていただけるという話もいただきましたが、私としては、それぞれの窓口に行って済めばそれはそれで問題はないのかなと思うんですが、まずこういった方たちは複数の問題を抱えていらっしゃる方が多くて、一体何をどこに相談すればいいのかがわからない。先ほど総合相談窓口で、交通整理が重要というお話をいただきました。まさにそのとおりだと思うんですね。まずは断らないで、一人ひとりの話によく耳を傾けていただいて、その要望が何なのかということを確実にキャッチをして、それで交通整理をしていただいて、どこに行けばあなたのこういった問題を解決できますよというようなことがやっぱり示されるということが非常に重要だと思います。課題が1つであればそれで済ますが、そのほかにも、例えば子育て中に介護をしているとか、ひきこもりがあるとか、それから生活に困窮を極めているとか、そういった複数の要因があった場合、やはり連携をしてその人たちの具体的な提案をして、それが合致するのか合致しないのかも含めてですけれども、やはり対応するということが求められていると思います。ソーシャルワーカーさんもいらっしゃるというようなこともありましたし、調整会議やケース会議を開いていただいているので、一定努力もしていただいているし、やっていただいていることは認識をしております。  ですが、やっぱりまず最初の段階での、あっちに行けこっちに行けという、それをなくすということが非常に重要なポイントになるのかなと。でないとどこに行っても結局何もやってもらえなかったという気持ちだけが残ってしまうような気がしますので、そのあたりですね、交通整理ができる人というのがキーポイントなのかなと思うんですけれども、専門職でないとこれは務まらないのではないかと思っているんですが、そのあたりいかがでしょうか。誰でもできるという話ではないような気もしますし。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 実際全ての分野に、先ほど答弁でも申し上げましたが、精通した方がいらっしゃるのかどうかの把握もできませんし、そういう方を確保するというのも非常に難しいことなんだと思います。  実際にですね、今高齢の関係だと、例えば高齢福祉係とか、包括支援センターは町の高齢者の方の問題とかを取り扱って対処してくださっているんですが、先ほど折田議員がおっしゃった高齢者の方だけの問題でなくて、例えばそこに障がい者の方が御家族にいらっしゃったりとかですと、包括のほうでもすぐ地域支援係のほうにつないでですね、そういうところで調整会議とか、個別のケース会議を実際開いております。子育てのほうでも、例えば子ども家庭支援センターのほうで扱っている案件でも、ここに障がい者の方がいらっしゃれば障がい者のほうと連携してつながったり、いろいろそうやって横のつながりは密にしているので、あっちに行けこっちに行けとか、行ったけどどこにも何も支援がなかったということは実際にないと思っております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) 連携が十分されていることが一番必要なのかなという気もしますけれども、やはり調整ですとか、コーディネートというのがすごく重要なのかなというふうに思います。自分でできることは自分で自助・共助・公助と言われるんですけれども、適切な支援はやはり行政じゃないとできない部分、その連携がないとできない部分というのがとても多いと思うんですね。今、連携は十分だというお話をいただきましたので、少し安心しましたけれども、それと包括支援センターなども十分機能しているなということは私自身も感じています。  ただ、時間がかかる、今日の今日というわけにはなかなかいかない部分がありますよね。でも病気で入院してしまって、障がいを持った方が家庭にいるとかということが往々にしてありまして、結構これは緊急性、そういったものがあるなということを感じることがたくさんあります。1週間待たなくちゃいけない2週間待たなくちゃいけない、施設の空き状況がどうなっているかがはっきりしないとかということも聞いていますので、やはり私は、先ほどケース会議をしていただいているということなんですが、そのスピードですね、それがどうしても必要なのかなというふうに思います。  あと、在宅介護の事業所からなどで、訪問先の情報というのはかなり入手できるのかなと思います。そういった重複したいろんな問題点があった場合、やはりこの連携がされればスムーズに支援に結びつけられるということはありますので、ぜひそういった情報収集も含めてですね、問題を抱えている方がやはり問題を解決できる糸口が、アドバイスができるような体制をどうしてもつくっていただきたいなというふうに思います。  さっき言った包括的な相談支援とか、社会参加の支援とか、地域づくりに向けた支援ということが課題に国では挙がっているんですけれども、こういったことについて町では何か取組みをする予定はありますか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 今のところこれをしようということはないんですが、東京都で、よく事例で、何区でこういうことをやっていますというのはいただけたりしているので、町でできそうなことがあればやってみたいなというのは少し考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) 法令が改正されて、国の流れはこういった方向に進んでいるわけですから、やはりその受け皿的な自治体がどういう方向性を示すかということがとても問われていると思います。この共生というのは、住民参画だったり、住民協働だったりということも入っていますので、私はやっぱり一定の方向性を持つべきだと思いますし、その中に住民をどのように参画させていくか、協力をしてもらうかということも考えなくてはいけないのではないかというふうに思います。  3点目の80.50問題とかダブルケアの問題とか、特に私が関心があるのはヤングケアラーということなんですけれども、最近この言葉が新しく出てきたように思います。兄弟に障がいを持つとか、祖父母世代の介護が必要とか、親世代に疾病があるとかということで、子どもさんが介護したり看護したりというようなことで、十分な子どもさん自身の養育ができない状況に置かれているということがあります。年齢に見合わない重たい責任を負っている場合があって、本来の子どもの権利というのが侵害されているかなというようなことがあります。  これに気がつくのはやはり学校だったり、家庭支援センターだったりということがあると思いますので、私は学校と家庭支援センターとの関係とか、そういった子どもさんに負担がかかっているのではないかと思われる状況というのをやはり把握する必要があるのかなと。  今後なんですけれども、こういった状況把握をぜひしていただけないかと思うんですが、このあたり何かお考えをお持ちでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。
    ◯指導室長(川元 泰史君) ヤングケアラーの子どもたちの実態把握等についてなんですが、今現在のところではそういうお子さんは日の出町には今いないというふうに、こちらのほうは把握をしているところでございます。  しかしながら、ヤングケアラーのお子さんがなかなか登校ができなかったり、そういうふうなことは全国な様々なニュース等でも報じられているところでございます。ですので、特に不登校傾向のあるお子さんについては、その可能性も頭に入れながら、丁寧にその家庭状況等についても対応しているところでございます。  また、そういうケースについては、当然子どもだけの問題ではなくて、家庭の状況等も十分考慮していかなければならないこともありますので、子ども家庭支援センターと、そういうケースがあったときには個別のケース会議等を設けながら、子ども家庭支援センター、それと学校、それから教育委員会とが一堂に会するそういう場面を設けて情報共有を図りながら、どのような支援ができるかということを検討する準備はしているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) この問題は、子どもさん自身が自分がケアラーだという意識をしていなかったり、家族のことを誰かに相談するということがはばかれたりですね、また回りの大人たちが子どもさんの置かれている状況を気がつかない、認識が不十分だったりということは往々にしてあるようです。子どもさんの遊びとか自由な時間というのが結局失われている。子どもの権利の保障が十分に行われていないという視点に立つということがとても非常に重要だと思います。  今、学校と教育委員会、そして子ども家庭支援センターなどの対応でそういった連携を進めていただいて、こういった状況を把握し、改善に向けていただけるということで大変安心しました。昨日も出ていましたけれど、今コロナの中で、子ども家庭支援センター、包括子ども家庭支援センターですか、設置が遅れているということでしたけれども、ぜひ早く設置をしていただいて、こういった問題解決につなげていただければというふうに思います。  2点目に移らせていただきます。ジェンダー平等の関係ですが、日の出町では第五次長期総合計画にSDGsの考え方を取り入れるということで、このジェンダー平等についても取り入れていただいています。全ての女性と少女のエンパワーメントを図ることを掲げたジェンダー平等です。性別学的な性別にとらわれるのではなく、また社会や文化が押しつける性差を乗り越えて、対等な関係性を持っていこうという考えがジェンダー平等だというふうに思います。これは女性だけの問題ではなくて、人権そのものの問題なんだというふうなことで、先ほども御答弁いただいて、そういった認識を持っていただいているということで非常によかったなというふうに思っています。女性が生きやすい社会イコール男性にとっても、さらに性的少数者の方にとっても暮らしやすい社会になるんだというふうに思っています。  町でもこういった取組みを進めていくということを伺っているわけなんですけれども、目標というのは設定されていたでしょうか。そのために何をどうするのかというのは具体的なことまでは検討されているでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねでございますが、お話にありましたとおり、SDGsの取組みというか、考え方については、長期総合計画案の中で各分野に落とし込みをさせていただいて、まずは共有的な認識を図っていこうという取組みを進めたところでございます。  具体的な目標達成率というんですか、そういったものについては、現段階では、統一的には組まれていないというのが現状でございます。ただ分野的にはですね、それぞれ職場における行動計画であるとか、そういったものには取り組んでいただいて、反映をしていただいているものも既にございますので、これからまたさらに統一的な見通し、目標設定等も研究をしていければと思っております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) ありがとうございます。行動計画で示していただくということなので、よろしくお願いしたいと思います。  あと2点目の夫婦同姓を強制している国は全世界的に見ても日本だけだそうです。96%の女性が改正を余儀なくされていて、様々な改正というんでしょうか、手続きをしなければなりません。例えば預金通帳の名前を変えるとか、住所を変えるとかも含めてですね。  国連では、この女性差別撤廃委員会からも夫婦同姓の義務づけを見直すようにという勧告を日本政府はされていると聞いています。選択的夫婦別姓というのは、別姓を選びたい人は別姓にできるという選択肢を増やすだけのものでありまして、同姓にしたい人には何ら不利益になることは全くありません。国の動向を先ほども見守るというようなことでしたけれども、やはり機会を捉えて前進させる働きかけをぜひしていただきたいと思います。これは要望にとどめておきます。  3点目です。DV被害の関係ですけれども、被害届があった場合は警察に報告をしますというような御答弁をいただきました。  これなかなか告白できないというんでしょうか。誰かにこういうことがあったのよねということはなかなか言えることじゃないんですよね。そういったところに、専門機関に連絡をしたりということで難を逃れるということは可能なのかなと思うんですけれども、実際に町でこういった通報した件数とかありますか。また、避難場所というんでしょうか、そういったところに案内したような例はありますでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) DVの関係は、子育て福祉課の地域支援係が主管の担当となっております。ここ何年か地域支援係のほうでそのような相談が来たという実績はないんですが、実際子ども家庭支援センターのほうで、お子さんがいる関係で扱っているところでDVみたいなものが発覚しまして、西多摩福祉事務所につなげたり、警察のほうと連携したりという事例は何件かございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) こういったDVや暴力的なハラスメントというんでしょうか。それについては被害者が今声を上げるということが運動化しています。「Me too」とか「With you」という運動が世界的にも広がりまして、こういったことをされたことは、決して被害者になった人が悪いんじゃなくて、被害者が悪いというふうにレッテルを張ったりする社会のほうに問題があるというようなことで、そういった社会的なメッセージというのが打ち出されています。私はこういったメッセージを発するということがとても重要なのかなというふうに思っています。誰にも相談できない、どこにも被害を訴えられないということがやはりなくなるということがとても重要だと思いまして、今教育委員会の図書館ですとか庁舎にも、「被害に遭われた方はお電話を」というようなことでメッセージカードを置いていただいていますけれども、やはりああいう表示がどこにでもあるという社会がいい社会なんだろうなというふうに思っています。相談機関の周知というのがとても重要でして、これを解決するには相談が安心してできる、そういった場がありますよというメッセージがやはり私は町にも必要なのかなと。ウイメンズ何とかとか、東京何とかというのはありますけども、やはり地元の行政のところでも相談ができて、守ってもらえる場があるんだというメッセージが伝えられることがすごく重要だと思いますので、ぜひこのあたり改善できる点があれば教えていただければと思いますが。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) DVに限らず、町のほうに、どこの部署に来ても、いろんな相談に来ると思うんですが、それはうちの課じゃないですとお断りしたり、それはあっちの課に行ってくれという案内はしていないと思います。必ずお話を伺って、それはこっちの係ですというふうに一緒に御案内して、その係の人に説明して、きちんとつなぐという案内をしています。ただ、今DVをもっと周知しないといけないのかなというのは感じておりますので、例えばホームページですとか、広報ですとか、そのところでまめに周知をしていきたいと考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) ありがとうございました。ぜひ町でも安心して相談できるよというメッセージが伝わるということがとても重要だと思いますので、よろしくお願いします。  4点目の行政書類の性別記載。これについては、削除できるものは削除していただいているんだというふうに思いますが、以前私はこの戸籍上は女性なんだけれども、性自認は男性という方から相談を受けました。病院などに行っても、容姿を見て性別が違うんではないかということを言われてみたり、男女というところに丸をすることにすごい抵抗を感じているということを聞きました。また、入院するときは自分が病室をどう選べばいいのかというようなことですごく悩んでいるとか、そういったことを伺いました。柔軟な対応というのはなかなか難しくて、これは法律で定められている性での生活というのを余儀なくされているわけですね。我々が何気なく丸をつけている男女というのにもすごい抵抗があるということで、男性と女性の間にある丸に丸をつけているなんていう話も聞きました。  戸籍の性と自分の持っている性が違った場合は、その人の尊厳に関わる問題になっているんですね。このことで悩んだり、自殺を考えたりということも聞いていますので、なるべく性別を書かずに済むものについては、やはり書かずに済むような書式というんでしょうかね。脱ハンコもそうでしたけれども、必要ない記載はなるべくしない、させないということで考えていただければいいのかなというふうに思います。  先ほど国とか都とか研究して、町も徹底をしていただけるということで、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。  5点目です。性の多様性に関する配慮や支援を行うことを条例に定めるとか、そういった宣言をするということは、日の出町では検討していただけないでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) 今、折田議員さんからですね、そういう部分についての条例化の取組みはしないのかと、そういう御質問ということでよろしいでしょうかね。  今ですね、このジェンダー平等、性の自認とか、LGBTとか、いろいろなお話を伺っておりますし、全国的にもまた一部の区市町村で取組みをされているということも承知しております。  ただ、そこで一足飛びに条例とかそういう部分には、今現在は町としては考えてはございません。ただ、そういう流れがあることについては十分理解をしておりますので、今しばらく研究・検討を続けていきたいというふうに考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) 先ほどの人権問題、人権の意識の改革が必要だというお話をいただいています。やはりこの偏見とか差別をなくすということは重要な視点だというふうに思うんですね。やはりそういった発信をすることで、より住みよい、誰もが安心して暮らせるまちづくりというものにつながるのではないかと思います。ぜひ研究をしていただいて、早急に宣言なりをしていただけたらありがたいなというふうに思います。研究していただけるということでありがとうございます。  6点目のパートナーシップ制度ですが、現在2020年で34自治体まで広がったということです。公営住宅の入居についてはさっき渋谷区と世田谷区では違いがあるということで、法律では決まっていないからなかなか難しいというお話もいただきました。  差別を感じる人がいる以上、その権利の保障というのは改善が必要なのかなというふうに思います。町でも、そういった事例があった場合、前向きな検討をしていただきたいというふうにお願いをしてこれは終わりにしておきます。  ジェンダー平等は、私たちの認識とか常識が問い直される重要な問題だと思います。自分自身の中にも言われのない差別とか偏見というのがあったなと、自分自身も認識をしています。差別されて、選別をされているなと感じる人がいる限り、その克服というのが求められているんだというふうに思います。全ての人が自分は自分らしく力を発揮できる社会というのがやっぱり求められているんじゃないかなというふうに思います。  日の出町では、第五次長期総合計画の中にそういった視点が盛り込まれていますので、よりよいまちづくりにはそういった視点が大変重要であるということを申し述べて、2問目を終わらせていただきます。  3問目に移らせていただきます。平和の問題です。平和都市宣言には、核兵器をなくすということも表明をされているということで、それは承知はしているんですけれども、広島と、そして長崎に投下された原子爆弾が、尊い命を奪ったということは、日本国民誰もが知るところだというふうに思います。私たちはこの悲しい事実というのをやはり戦争被爆国の国民として繰り返してほしくないという、こういうメッセージのもとにこの核兵器禁止条約というのが国連でも承認をされているということはよくよく重く受け止めなければいけないものだというふうに思うんですね。この条約が核兵器によって引き起こされた被ばくの現実を踏まえた上で、核兵器の非人道性というんでしょうか、それを強調しています。いかなる状況においても、核兵器は使っちゃいけない、そして開発をしてもいけない、そして持っていてもいけない、実験なども全部駄目ですよというのが今回の条約なんですね。  これは非常に大きな一歩を踏み出した内容だというふうに思っています。とても意義深いことだというふうに思っているんですが、先ほど日の出町も平和主張会議に参加をしていましたよね。御答弁いただいています。地道にPRも続けるし、平和意識というんですか、それの普及にも努めていただけるということだったんですけれども、その辺は主張会議の呼びかけで、市民署名というのが行われているんですね。様々な自治体では、首長みずからがそれに署名をして、そしてまた広く市民にも、庁舎などに署名用紙など置いてですね、呼びかけているというそういった自治体もあります。まさに本気度が試されているのかなと思うんですが、こういった取組みを日の出町でもできないでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) 今後検討させていただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番折田眞知子君。 ◯12番(折田眞知子君) 検討していただけるということでしたが、首長にもぜひ署名をしていただいて、町民にも進めていただきたいというのが私のお願いです。ぜひよろしくお願いいたします。  そしてもう1点、平和への取組みをしていただいています。平和パネル展ですとか、そういったものがされていますけれども、これも1つの提案なんですが、この主張会議で、平和な町の絵画コンテストというのがあります。これは子どもたちが絵を主張会議などに送って、コンテストをするんですけれども、世界中からこの絵が集まっているということを聞いています。私はぜひ日の出町でも、子どものころから平和に対する思いというんでしょうか、そういったものを発信するということがとても重要ではないかなと思っているんですが、ぜひこういった取組みをしていただけないかと考えているんですが、これは全加盟都市の6歳以上で15歳以下の子どもたちを対象としているということなんですけれども、こういった提案はいかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまお話にありましたポスター等の募集については、つい先日、1カ月ぐらい前ですか、私ども目に触れておりまして、優秀作品というんですか、そういった方は一覧で載っていると。こういうのもやはりいいなと正直思って、係とも見ていたところなんですが、現実に募集をかけさせていただくときに、どうしても小中学校に依頼させていただいたり、夏休みの中でということで、あまり無理強いもできないなというところも正直なところがありまして、ほかの分野でもそういった依頼をかけているというのはちょっと実態では把握しているところなので、とは言え、これはそういうところを介さずに、一般で広報紙等々で募集をかけて応募していただくと。また、電子でもたしか募集ができるような形であったかと思うので、こちらについては準備が整った段階でですね、取組みをして、研究をしていければと思っています。  ちょっと先ほどの答弁の中で、少し歯切れが悪かったところがありまして、いずれにしても今の町の平和宣言を行った際にはですね、こちら平成2年のときだったかと思いますが、元青木町長のもとで、こういった非核についてはもちろん同意はするところであるという前提においた上でですね、ただ、発展的な主要というんですか、核の平和利用については否定しないというような趣旨の発言をさせていただいています。ですからこういった条約批准とかにつきましては、こういった部分もすり合わせをよくさせていただきながら、今後検討させていただければと思っております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 折田議員に申し上げます。ただいまで時間が超過いたしましたので、速やかに終わらせてください。 ◯12番(折田眞知子君) 検討していただけるということに期待をしたいというふうに思います。ありがとうございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 続きまして、11番平野隆史君。             〔11番 平野 隆史君 登壇〕 ◯11番(平野 隆史君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  日の出町ではですね、コロナの予防接種も順調に進んでいて、テレビ報道でもいろんな予防接種について報道がなされています。電話がつながらないとか、青梅市では、つながらないので75歳以上は電話予約というように変えて進め始めたというふうに、それでもやはりつながらないというような形で、いろいろな混乱をしているというふうに受け止めております。やはりそういったいろいろな経験を積み重ねて、また、次来るであろう事態に備えて検証していただければなというふうに思います。  高齢者というのはなかなかせっかちで、心配性で、予防接種会場に早く行ったりとか、1時間以上も前から並んでいたりとかいろいろあるので、そういった高齢者の性格といいますか、そういうのも汲んであげなければいけないのかなというふうに思います。一般質問とちょっとかけ離れたお話をしてしまいました。  それでは中身に入らせていただきます。1問目、玉の内地区における残土埋め立てについて (1)現在の残土埋め立て状況について。 (2)道路脇の低木が折れたり道路路面に傷がついたりしているのが見受けられるが。 (3)総務まちづくり常任委員会でも残土条例改定に取り組んでおりますが、町長はどう考えているのか。  2問目、長井地区における太陽光発電施設について (1)今も工事をしているようだが、現在の状況について。 (2)残土埋め立て地より沢に流出し、堆積した土砂は元の状態に戻すと地権者の話だったが終了しているのか。 (3)厚生文教常任委員会では、太陽光発電施設設置等に関するガイドライン策定に取り組んできたが、町長はどう考えているか。 (4)東京都では、本年8月ごろに残土や太陽光発電施設に関わる環境保護条例の改定をするのではと、答弁をいただきましたが、現在の状況について。  この環境保護条例というのは、正確に言いますと、「東京における自然の保護と回復に関す条例」の意味を指しております。  3問目、町道について。 (1)亡き橋本町長は、家の建替え等により、セットバックした町道脇の土地を計画を立て整備していくと答弁をいただきましたが、町長はどう考えているのか。  以上、お伺いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              〔町長 田村みさ子君 登壇〕 ◯町長(田村みさ子君) 長井地区における太陽光発電施設についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  本件については、過去から部分的な答弁はありましたが、今回、機会をいただきましたので、改めて総括的な答弁をさせていただきます。  近年、太陽光発電は、環境にやさしい再生可能エネルギーとして非常に注目されてきたところでございます。また、国が保証している固定買取制度もあり、急速に普及してまいりました。  しかし、他方では大規模な開発による環境破壊や、住宅地直近での開発については、近隣住民の安全性など多くのトラブルも発生するようになりました。  環境省でも、太陽光発電の急速な普及に伴う地域とのトラブルとなる事例が増加しているため、太陽光発電施設の設置に当たり、地域に受け入れられる太陽光発電施設とするためにガイドラインを作成しております。また、各地の自治体でも環境破壊や土砂災害等の危険性を回避すべく、例規の整備やガイドラインの策定を行っております。  近隣の県では、県が主体となり、条例、指針、ガイドライン制定や市町村への技術的な助言等行われているところもあると聞いておりますが、東京都ではそれが行われておりません。  町においても、太陽光発電に係る例規やガイドラインの規定はないことから、厚生文教常任委員会で、太陽光発電施設設置等に関するガイドラインの御提案をいただいたと認識しております。  町といたしましても、地域の安全及び景観に配慮し、町民が安全で安心して生活できるための太陽光発電施設等設置に関するガイドラインは必要であると考えており、御提案いただいたガイドラインを参考にしながら、日の出町の実情に即したガイドラインを検討していきたいと考えております。  詳細につきましては、所管課長より答弁いたさせます。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) そのほかの御質問(1)と(4)につきましては、私のほうから御答弁させていただきます。  初めに、現在の状況についてですが、自然保護条例、森林法の許可を平成31年4月に受けて、令和元年6月に住民説明会を実施し、同年7月から太陽光パネルの設置工事を開始しております。  当初の許可期限につきましては、2年3月31日までとなっており、その期限までに調整池や水路の設置を行う予定とされておりましたが、元年12月7日に行われた住民説明会で配布された資料の工程表では、既に工事は遅れているとのことで、2年3月に太陽光発電施設設置に係る工事を完了し、その後、昨年4月から5月にかけて調整池や水路の工事を行う予定となっておりました。  しかしながら、5月21日に現場で行った現場作業員や雲龍寺の関係者からの聞き取りによりますと、岩盤が出て、予定より大幅に工事が遅れており、パネル設置工事は現在も完了していない状況であり、設置状況としてはまだ9割程度であるとの話でした。残りの太陽光パネルの設置は、天候にもよりますが、秋ごろまでのなるべく早い時期に完成させたいとのことで、まずはパネルの設置を完了して、その後パネル下流部に調整池の整備と水路の改修工事を並行して行うと伺っております。  また、売電は1年前から開始しており、太陽光パネルの設置が完了したところから順次売電しているとのことでございます。なお、昨年は大雨時に現場脇の水路から土砂が溢れ、都道251号線が2回にわたり通行止めとなっております。  次に、自然保護条例の現在の状況についてですが、東京における自然の保護と回復に関する条例施行規則の一部を改正する規則が、令和3年3月31日に公布され、10月1日から施行されます。盛り土、切り土の安定等の基準を都市計画法や森林法の基準と同様になるように改正するとともに、緑地等管理計画書を提出させ、開発行為完了後も一定期間開発行為により確保した植栽緑地、残留緑地等について維持管理を行い、報告することを義務づけています。審査基準についても都市計画法上と同様とする改正を行っております。  今後は、10月までに許可を受けずに開発行為を行った事業者や許可条件に違反した事業者に対して、行政処分や行政指導を課すことができる監視・指導指針の策定。併せて、開発の手引きには、事業者には住民説明会等の実施を求めることを明記する予定であると伺っております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 次に、沢に流出し、堆積した土砂についてですが、この件につきましては、昨年の12月18日に建設課で雲龍寺に出向き、住職及び室長に接見をいたしました。  その接見の内容ですが、住職からは「工事については、現場も見て確認をしており、現在は収入源(売電)であるソーラーパネルを早く設置するように指示しているが、降雨により工事が大幅に遅れている。令和3年3月末までにはソーラーパネル設置が終わり、調整池や水路などの整備に取りかかれると思う。もう少し待っていただきたい。」との話がありました。しかしながら、現時点では、ソーラーパネル設置は完了しておりません。  また、接見の際に、町長名の文書により雲龍寺へ水路の適正管理等について、通知及び説明を行っております。  主な通知の内容については、「1.大雨等でコルゲート管内の土砂が水路から都道へ流出しない対策を講じること。2.平成31年3月4日付の太陽光パネル設置工事のための「林地開発許可申請書」にある調整池、浸透トレンチを早急に設置すること。また、申請書のとおり水路の整備を行うこと。」以上の2点を通知しております。  また、平成31年4月に東京都多摩環境事務所が本件の「林地開発行為」を森林法第10条の2の規定による開発を許可する際には、町の同意条件として法面の勾配の安全確保、道路河川への土砂流出防止、隣接する民有山林内の土砂処理についてなど9つの条件を付しております。  現在は、許可権者であります東京都に工事状況の監視強化や指導徹底を要請し、町では建設課と生活安全安心課と連携して工事の状況の把握に努めております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 玉の内地区における残土の埋め立てについてのお尋ねでございますが、初めに、残土の埋め立て状況についてですが、まず、今工事が進められている現場の赤道を境に西の部分を2期工事、東の部分を3期工事ということで御説明させていただきたいと思います。  現在、東京における自然の保護と回復に関する条例により第2期工事が令和2年1月10日に、第3期工事が4月27日にそれぞれ開発行為の許可が出ておりましたが、6月に行われた玉の内会館での説明会以降全く動きはございませんでした。  3年3月4日に工事施主が来庁し、2月16日に第2期・第3期とも土地の売買が完了し、事業ごと新規所有者に譲渡したとのことでした。  3年3月にまちづくり課に土地売買等届出書が提出され、登記簿上でも土地の所有権移転を確認いたしました。また、4月に入り、現地に設置された工事看板には、第2期・第3期ともに工期は3年4月15日から4年4月30日までとされていることを確認しました。
     自費工事願については、建設課に3年4月19日に提出され、第2期工事については5月6日付、第3期工事については5月14日付で自費工事承認をしております。  第2期工事の状況は、植栽を撤去し、道路と同じ高さになるよう整地し、搬入路の整備を確認しており、5月27日には土砂の搬入を確認しております。第3期工事については、11月ごろに着手となる予定と聞いております。  なお、今後、順次埋立て及び擁壁等の工事が進んでいくと思われますので、東京都や地元自治会と協力しながら監視活動を行ってまいります。  次に、残土条例の改定についてですが、東京における自然の保護と回復に関する条例施行規則の改正が、先ほども申し上げましたが、3年3月31日に公布され、10月1日に施行されます。  総務まちづくり常任委員会から御提案いただいている残土条例の改正案と比べてみましても、現在のところ改正による重複や整合性について問題はないと思われますが、技術的な部分も含め対応が可能であるか確認・調整をしてまいります。  今後、なるべく早い時期での改正を検討してまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 次に、町道の低木や舗装面についてですが、この残土埋め立て事業につきましては、玉の内15号線の道路管理用地の一部を使用するため、本年4月19日に「自費工事願」が施工者から提出されました。その後、5月6日に町から「自費工事承認書」を発行しております。  自費工事の内容につきましては、低木の撤去8株、砂利敷40.55平方メートルで、町道から工事敷地内に出入りできる入口の施工です。  御質問の低木と舗装面の状況につきましては、許可日より前に行われたものと思います。  舗装の傷につきましては、自費工事承認の条件に「(5)本件自費工事により、路面及び付帯する道路側溝(蓋含む)等の構造物を破損した場合、また、本件自費工事により設置した出入り口を使用しての造成工事(土砂運搬車両等の出入り含む)に起因して、出入口部の道路舗装及び側溝を破損した場合は、申請者の費用により復旧すること。」とありますので、5月17日に建設課から現場代理人に直接連絡を行い、この舗装面の補修を施工者が行うことについて同意を得ております。  次に、3つ目の御質問のセットバックの整備についてですが、この件につきましては、3月議会の一般質問でも答弁したとおり、今後の町の道路と河川を中心としたインフラ整備の在り方について検討を進めるため、町道及び橋梁の維持管理の検証及び見直し、町道に隣接する、いわゆるセットバック部分の整理の課題として、私が検討を指示されているものの1つであります。  御質問の町道に隣接するセットバック部分の整備は、将来の日の出町の住環境の整備として、道路の幅員4メートルを確保することで、お住まいの方だけでなく、緊急自動車、ゴミ収集車、物流運搬車の通行が確保され、さらには日照や風通しなど生活環境が向上していくものと考えております。  この問題につきましては、令和2年度中に町の状況や近隣市町村の対応等を調査し、本年3月に中間報告書を作成して提出をいたしました。  今年度はこの中間報告書をもとに、今後の町の方向性を精査し、さらに近接市町の状況調査や関係課とも協議を行い、将来的には何らかの形でセットバック部分の対応ができるように諸問題を解決すべく、最終報告書の作成を進めてまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、午後4時まで休憩といたします。                午後3時43分 休憩                午後4時00分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  11番平野隆史君。 ◯11番(平野 隆史君) ありがとうございました。詳細なる答弁をいただきまして。1問目から順次再質問をしていきたいと思います。  この玉の内のところの、たまたま埋立て現場を通りかかって、たまたま植木が折れたり、重機が入っていたりと、そういうのに気がついたもので、その通った時期のことを最初に質問したという形になります。  この残土についても、一番最初は、斎場に行くところの霊園のところを埋め立てた。あそこも今は草が伸び放題で、その後放置されている。新しい条例に改定されればその後の管理もある程度しなさいよという形が取られるという形で、少しは良くなるかなというふうに感じますけども。  この残土の問題は、私のところにも地元の人から電話を頂いたりしているので、何もしないで埋め立てるのかという、間知ブロックを積んだりとか、そういうのがしてなくて埋立てが始まるんですかと、そういった電話をいただいたりとか、普通はそういったものを造ってから埋め立てるものじゃないのかなというふうに聞かれるものですから、そしてまたただ法面に残土を埋めていくんじゃなくて、安全性を考えて、段切りをしながら埋めていく。残土をそのまま乗せると法面に対して層ができて滑り崩壊につながるんじゃないかという、そういった心配もあるので、住民の方には、やはり町も東京都もしっかりこの件に関してパトロール等注視していきますよというお答えも頂いていますので、私も定期的に一般質問もさせていただきますからというふうに、そういう形でお答えはしているんですけど、ああいったところもやはり条例が改定されて、都内のほうで当てはまる地域というのは、なかなか23区内にはないものですから、やはり国立公園との境といいますか、そして道路が山林の脇を通っている。どうしても狙われやすい場所というのは免れないんじゃないかというのは、やはり業者としてもそういうところはいかに低コストでできるかというのを望んでいますので、そしてまた条例の隙間といいますか、そういうところを、今までもそうですし、そういうところをついて、逃げ道を考えるというのはそれが常ですので、そういうところも条例で足りない部分はやはりある程度町のほうで補わなきゃいけない部分も出てくるんじゃないかというふうに思うんですね。  そういう中で、町長も議員時代一緒に太陽光も含めてこういった条例の話し合いもしてきました、視察も一緒に行ってきました。やはり一番問題になったらすぐ対応していくというのが大事だと思うので、雲龍寺がそうじゃないですか。あれだけ問題になっていて、それで台風のたびに土砂が流れて、通行止めになる。そういうのを何度も何度も繰り返している中でなかなか条例等も改定できなかった。東京都もなかなか一歩踏み出さなかった。そういう点がやはり住民の人も、私たちも歯がゆい部分があるなと思いました。当事者じゃないとなかなかこういった通勤なり、不便さというのを感じたり、一歩間違えると孤立にもつながりかねない、そういったところになると思うんですけれども、やはり残土というのも、1つ気がついたんですけれども、大型ダンプが道路から出入りしますよね。ちょうどカーブの部分に当たっているので、「車両出入り口何メートル先」とか、そういった看板も一切見当たらないので、その点もやはりしっかり指導していただければなというふうに思います。  それとあとですね、その点の申し入れを町として対応していただけるかどうか、お伺いしたいんですけども。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 玉の内の現場につきましては、我々第2工区と言っているんですけれども、あの工事につきましては、道路管理の立場とですね、交通規制、五日市警察署になりますけれども、連絡を取ってお話をしております。入り口にガードマンを立てるという義務がないそうなんですね。あくまでも指導で、向こうが協力するという立場でいるということですので、残土の埋立てが始められてからパトカーも何回も行っていますし、警備警らも強化してもらえるようにお願いしてまいりまして、地元の駐在所にも行ってもらっていますので、いろいろな面で、現場の工事代理人、それから運搬する運転手に注意を促しているので、状況を見て、交通整理員とか、御指摘のありました看板等もお願いするような形になると思いますけども、道路管理者としてでなく、交通管理者のほうにお願いできるように私どもも話を続けていきます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 11番平野隆史君。 ◯11番(平野 隆史君) ありがとうございました。  次の質問は、両方に、太陽光にも関わってきますし、残土と、そういったところにもに関わってくるんですけども、東京都も9つに及ぶ改定を出したということで、10月1日から施行という形で、本当によくやっていただきましたというような形で思ったんですけども、やはりこの残土条例というのも総務まちづくりのほうでも一生懸命取り組んでいただいて、あと一歩まで来ておりまして、議長のほうからも書類を提出していいただいて、町のほうに投げかけていただいていますけども、その後の町としての取組みというのはどういう答えが出たのかなというのを期待しているんですけども。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 残土条例の様子といいますか、現状というところかと思いますけれども、先ほどの答弁、両方にわたるような形でちょっとわかりにくかったかと思いますけども、残土のほうにしてみると、基本的には御提案いただいているものと今回の東京都の改正、ちょっと重複するとか、そういう部分は今ないというふうに考えておりますので、御提案いただいた内容を含めまして、プラスアルファ、技術的な部分も含めまして可能であるかどうかというところも十分検討させていただいてですね、早い時期に条例改正のほうはさせていただければというふうに考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 11番平野隆史君。 ◯11番(平野 隆史君) ありがとうございます。やはり町として、よその自治体の動向を見ながらとか、そういっているあれではなくて、ましてやこういった梅雨の時期に工事が進行してますし、1問目と2問目ちょっとかぶるんですけども、やはり太陽パネルのあれが遅れているとか、調整池のほうが後回しになって、それは普通逆なんで、水が出るようなところは調整池をさきに造って、パネルを後から設置していくという、金目当てだけかというふうに、自分なんかさきに思っちゃうんですけども、順序立てて、施工に関しても指導していかないと、なかなか民間ですから、やはりまずお金ということで、そういうふうになってしまうので、そこら辺も注視していただきたいなというふうに思います。  1問目のほうは、太陽光と残土、いろいろな条例等々絡んでおりますけども、また、梅雨に入って台風シーズンになってというふうな、住民の人も一番心配しているのは、また同じ土砂崩れか起きるんじゃないかというのを心配しているわけで、一日でも早い調整池とか、そういった排水処理というのを進めるように、町からも指導していただければというふうに、これは答弁いらないので、ぜひとも要望書を出して業者に、施工者に対してもお願いしたいと思います。  そしてあと気がついたのは、残土と太陽光に関するあれにも関わるんですけど、許可申請書、表示板というんですかね、小さい。坂井課長に聞いたら、80センチ以上あればいいんだよという規格があるとは思うんですけど、なかなかわかりづらい。表示板というのは、誰が見てもわかりやすいというのが表示板ですから、そういったのも指導していただければ。業者の建設許可番号とか、そういうのも一切入っていないですし、それもいらないような話もあります。しかしながら、そういったものも、許可の番号、表示板の中に入れて、そしてどう見てもこれ会社の名前が違うから責任者になっているけど、これは下請けですよねというふうに自分からは見えるんですけど、そういったところも、施工体系じゃないですけど、責任者がどういう資格を持って対応していきますよというのがわからないと、非常に危険な災害を起こす工事ですから、そういうのもしっかり改善していかなければ、表示板、認可証、そういうものも駄目なんじゃないかなというふうに思います。  38分までなので、時間があれなんですけど、1問目の残土は終わりにしたいと思います。  2問目の太陽光発電施設設置についてなんですけども、この9つの改定に当たってという形で大きく踏み込んでいただきましたけども、10月1日付で発出されるという形ですよね。そういった中で、町の条例の、残土条例、それに当てはまるのはないという課長から答弁をいただきましたけども、そのない部分は、地域に密着していろんな視察、研修等もしまして、そういった内容をちょうど必要だという部分が議会から出した、常任委員会から出ているそういった内容ですので、東京都のほうの条例はそうですけど、町のほうはやはりある程度細かくしておかないといけない、駄目だというふうに思います。そこのところで、やはり議会のそうした提出したものをしっかりと取り入れて条例の改定に取り組んでいただければなというふうに思います。  ガイドラインと残土の条例というのは密接につながっている。町の条例というのはいろんな条例が積み重なって1つの許可が下りる。東京都もそうですよね。いろんな建築とか、いろいろな環境、そういうもの全部の条例が組み合わさって、調べて、そして最後に東京における自然の保護と回復に関する条例で許可を出すという形になっていると思うんですけども、町の環境条例ってありますよね。町の環境条例というのは、公害条例みたいな条例というか、化学物質、処分場の建設があったと思うんで、それをターゲットにしてつくられた条例なのかなというふうに思うんですけども、そういった条例もやはり見直しもしていかなければ、環境といっても公害条例なんじゃないのと、近いような条例になっているんですけれども、そういった町の条例の見直しというのをやはり進めていかないと、時代に合った条例に改定していくというのが大事だと思うんですけども、そのお考えについてお伺いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 今、御質問の中でも残土条例等自然保護条例ですか、東京都はガイドラインはないですけども、町でつくったとしても、ガイドラインと整合しながらというようなお話だったかと思うんですけども、非常にその部分については重要なのかなというふうに考えているところでございます。  町の環境保全条例につきましては、議員がおっしゃるとおり、公害対策というか、そちらに特化したような形になっている条例でございます。  今後ですね、そういう部分も含めていろいろと調査・研究、近隣の状況も把握しながら、先進事例もお勉強させていただきながら、必要な状況になりましたら、そういう部分も含めて検討できればいいのかなというふうに考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 11番平野隆史君。 ◯11番(平野 隆史君) わかりました。課長の答弁は確かにそうですけども、やはり何か事態が起こって、いざ合わせるというのはなかなか大変なので、その辺が起こらないようにしっかり条例を整備していくというのが、それが重要なところなので、その点もぜひ先手先手である程度つくっていかないと、後手後手に回ってしますと大変なので、その点もよく研究しながら進めていただきたいなというふうに思います。  次に、3問目のほうに移ります。亡き橋本町長が、セットバックについて計画を立てて進めていくというお話をいただきました。本当にありがたい話で、昔、青木町政のときに、「舗装大作戦」と言って、使い勝手の非常によいのがありまして、そういったすぐ対応できるような、そういったあれをしっかりまた構築していただきまして、進めていく。やはり町長も、町民の皆さんの声をすぐに聞ける場というのを考えているようですから、町民の皆さんが困っているそういった道路とか、そういったすぐ対応できるような環境整備もしていただきたいなというふうに思います。どうですかね、そういった政策といいますか、町民に寄り添った、生活に欠かせない生活道路、そういったところの整備の考えはありますか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) セットバック部分の話、橋本前町長からもセットバックについて、整理というふうにたしか言っていたと思いますけれども、していくということで、はっきり申し上げまして、先ほど建設課長からもお答え申し上げたところですけど、橋本前町長が、セットバックとは何ぞやということで話をしていたかと思います。私たちも議論する中で、建築基準法に基づく敷地の後退というんですか、言い方としては。そういうものであって、それについてちょっと空いたところは全部セットバックという意識も若干お見受けできたところもあるんですけど、そうじゃなくて、ちゃんと建築確認を取るに当たって、東京都から指示が出て、その部分についての40センチだったり70センチだったりすると思いますけど、全部で4メートル、片方で2メートルずつ、その部分についてまずはセットバックの部分を確認させていただいて、それについての対応策を考えていかなくちゃいけないんだろうと。当然そのときには水のことであるとか、いろんな問題が実際に、へりが、例えばどこまで内になってるのかとかいろんな問題もあろうかと思いますので、そういう現況をよく確認をさせていただくところからまずスタートして、セットバックというのはこういうものを町としてセットバックとして捉えれますよということを確認するところから仕事をスタートしたいというふうに思っているところです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 11番平野隆史君。 ◯11番(平野 隆史君) わかりました。これもちょっと抜け道というか、あれもありまして、やはり道路に面している表側ですね、横にもあるとすると、前側は地価が高いから、それを減らさないで、横の細い側をセットバックするという、そういった細かなやり方をしているようなところもたまに見受けられるという、そういった逃げ道もあることはあるという、不動産屋さんなんか特にそういうのをよくあれしているみたいですけども、そういったところも、町の未来の今後にかける計画というのに大きく影響してくると思うんですよ。せっかくセットバックして放出するだろうなと思っていたところがそのまま家のあれが残っていたりとか、その横側をちょっとあれしたという。  やはり計画も、年月が経てば経つほど土地の単価も変動していって高くなったりとかしていくわけなので、そこら辺も道路の拡幅にも大きな影響が出てきちゃうというのもあると思うんですけども、そこら辺もしっかり計画を立てて進めていかないと、セットバックしたところは全部、基本は町と同じ構造のものにして出しなさいよという形だと思いますけれども、なかなか寄附するものに、お金をかけて寄附するというのはなかなか何度も、以前から言わせてもらっているんですけれども、それはない。やはりそれだったらそのまま置いておいたほうがまだいい。そんな形で住民の方は思っていると思うので、それで正式に寄附しないと税は免除されていないというのをあまりわかっていないという、そういう方たちも多いので、その点もやはりしっかりと計画を立てて前に進めていってもらいたいなというふうに思います。先ほど舗装大作戦のああいった同じようなものができないんですかという質問を、どうですかね。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいまの御質問で、抜け道とは言わないけどという表現がありましたけども、町としては、今おっしゃられるとおりで、当然にさっき言ったように、建築確認に基づいてやって、なおかつさっきそこまで言わなかったですけども、議論の中では町道と町道をつないでいる、通り抜けするようなみんなに開放されている道路、そういうものを基本とするべきだろうという議論もしているところです。ですから家に入るだけのところというのはそれはまたちょっと違うんじゃないかというような議論もしているところです。  それから、舗装大作戦、これについてはですね、私もその当時いろいろありましたけれども、あまりにも使い勝手が良過ぎる部分もあるかなという気も。ある程度の税金を使ってやることですので、それについては今申し上げたように、町道と町道の間を結んでみんなが通れる、それから部分的にセットバックとかそういうものではないとか、そういう一定の条件は、やっぱりそれが大変だと思うんですけども、その条件を設定するべきであろうと。多分今議員おっしゃるのもそういう意味だったんだろうと理解しておるところですけれども、やはり一定の条件を定めてからでないと、何かおかしな形になってしまうかなというふうに考えているところです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 11番平野隆史君。 ◯11番(平野 隆史君) ありがとうございます。どうしてもそういうところに限って水が溜まったりとか、苦情が多いという場所があるので、なかなか車の往来にも退避場がないとなかなかすれ違いも民地に入って避けないといけないという、そういった点も、セットバックをしているところの中にもありますから、そういったところを優先して整備していただきたいなというふうに思います。  そういったセットバックに関していろんな相談が多くて、役場のほうにもお話はしておきますよとしますけど、やはり道路の利用率というのもよく考慮して吟味していかなければいけない。優先順位もありますからという形もあるので、救急車両というのは、そういった緊急性のある車両というのは優先していかなきゃいけないというのは地域の方にお話しています。できれば計画をしっかり立てて進めていっていただきたい。そういったところを通って怪我をするという、砂利とかそういうのが出ているので、子どもたちが怪我をしたりとか、自転車で入ったりして転んで怪我したりとか、そういったお話もいただいているので、できれば通学路に近いようなところと、緊急性が高いところを優先的に計画を立てて進めていっていただきたいと思います。  できれば、副町長がお話されるように、ある程度の決まり事をしっかりつくらないと、なかなかあっちもやったからこっちもというふうにならないように、しっかり早期に決めていただいて、限られた予算の中で進めていただければなというふうに思います。  あと8分ですけども、この質問に対して町長のお考えはという質問の中に入っているんですよ。やはり議員時代はこうです、こう思っているよというふうに、町長になると立場が変わります。守らなければいけないところは守らないといけない。議員のときはそこら辺の葛藤というのもあると思いますけれども、そこをうまくやはり町民の声をしっかり聞いて、生活環境を少しでもよくしていただいて、孤立するような世帯を少しでも減らしていくという、ぜひとも計画をしっかりと立てて、前に進めていただきたいなというふうに思います。私のお願いをして一般質問を終わりにしたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 平野隆史君の質問が終わりました。  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(濱中 映慈君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決しました。  なお、次回の本会議は6月4日午前10時から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。                午後4時30分 散会       ─────── ※ ──────── ※ ───────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   令和3年6月3日          日の出町議会議長          日の出町議会議員          日の出町議会議員 Copyright © HINODE TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...