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令和3年第2回定例会(第2日目) 名簿 開催日:2021-06-02
令和3年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021-06-02

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  1. 日の出町議会 2021-06-02
    令和3年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021-06-02


    取得元: 日の出町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)              午前10時00分 開会・開議 ◯議長(濱中 映慈君) おはようございます。  ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第2回日の出町議会定例会第2日目を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。  なお、11番平野隆史君より欠席届が提出されておりますので御報告いたします。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1 一般質問を行います。  議会の運営能率上、質問者と答弁者の協力を前提にして一般質問は一問一答方式とし、原則として質問答弁を合せて60分以内といたしたいので、御協力のほどお願い申し上げます。  なお、令和2年第4回定例会より、一般質問につきましては通告順に1日5人までとしております。  それでは、質問の通告がありますので、順次、発言を許します。10番小玉正義君。             [10番 小玉 正義君 登壇] ◯10番(小玉 正義君) 皆さん、おはようございます。  議長、質問を開始するに当たり、本日の質問の補足資料としてサイドブックス上に格納したグラフを使用させていただきたいと思いますが、御許可お願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 許可いたします。 ◯10番(小玉 正義君) ありがとうございます。  皆様に申し上げます。私のグラフは、サイドブックスの中の全体共有フォルダ、定例会、令和3年第2回定例会、一般質問補足資料、小玉議員、この順に開示していただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  それでは、通告に基づきまして質問をさせていただきます。  田村町長の所信表明について伺います。  1.福祉のまちづくりについて。  福祉のまちづくりを後退させることなく、「ひとにやさしく住み良い町づくり」に取り組むという表現になっておりますが、具体的な方針について伺います。
    (1)いつの時期に、どのようなことをもって福祉の後退前進と判断するのか、具体的にして進めるべきと考えますが、その方針について伺います。 (2)住み良い町づくりには改善しなければならない項目も山積しています。特に最重要と考えて取り組む業務について、方針を伺います。  2.子育て支援について。  子育て育成クーポンについては、「時代が変わり、情勢変化で求める需要も変化している」との表現について伺います。 (1)新たな「子育て環境の構築」を研究・検討見直しをするとのことですが、時期的及びどのような手段で取り組むのか伺います。 (2)教材費の補助は、上記の(1)との関連でどのような位置づけで進められるのかを伺います。  3.財政対策。  1の状況を踏まえて、今後の財政対策をどう展開していくのか伺います。 (1)財政対策で最重点として取り組むポイントは何かを伺います。例えば、経常収支比率改善とかです。 (2)二重の補助、時代に合わないものとの表現がでてきますが、代表的な事業は何かを伺います。 (3)75億円を大切に使っていくとのこと。「協定書覚書の経費の充当」について、過去からの経緯でどのような考え方で進めていくのかを伺います。 (4)東京都に「日の出町の三多摩で担っている役割を理解していただく」とのことについて、過去からの経緯を踏まえて、どの部分の何を理解していただくのか。例えば、「エコセメント設備の今後について」はどのように、判断していきますか。  4.暮らし直結の諸施策「若者が住みやすく」との表現について、具体的に何を実行するのか。 (1)町内でのさらなる仕事の確保も大切と思いますが、方針がありますか。  5.「議員に計画の早い段階で発信」との表現について伺います。  具体的な進め方について伺います。  今回の私の一般質問は、町長から施政方針ではなく、4月23日に、就任間もない時期に所信表明をしていただきました。まだ、施政方針がないという状況で一般質問はいろいろ厳しいことがあろうかと思いますが、よくよく考えてみますと、町長の考え方でいろいろ大切なことが決まっていくことがございます。そのような意味で、今日、あえて全ての質問を町長にお答えいただきたい、そういう失礼な一般質問になっております。まだ、時間が、町長に就任されて時間がなくて決断されていないことも多かろうと思いますが、現在の時点での考え方をぜひお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              [町長 田村みさ子君 登壇] ◯町長(田村みさ子君) 皆様、おはようございます。  本日は、議員13名の方、初日に続きまして御出席をいただき、本日は私の就任後、初めての一般質問でございます。そのトップバッターが小玉議員ということで、少々緊張しておりますが、ただいま大変御配慮のある御挨拶、冒頭にいただきまして恐縮でございます。私も一生懸命答弁させていただきたいと思います。  それでは、小玉議員からのまず所信表明へのお尋ねでございます。私から総括的に答弁をさせていただきます。  まず、福祉のまちづくりについてのお尋ねでございますが、地方自治法第1条の2にあるとおり、地方自治の目指すところは「住民の福祉の増進を図ること」であると認識しています。  人々の暮らしを支え、守るもの、それは一つではなく、福祉の諸施策をはじめ、インフラ整備、経済活動の支援、自然環境の保護、住民の交流促進等々様々であり、どれも全て重要であります。それらを手段として、町づくりのゆくところは住民の暮らしの安全・安心であると考えております。  第5次長期総合計画策定のためのアンケート調査結果では、住み続けたいとの回答が84.2%となっており、とても高い数字だと受けとめています。今後も引き続き、住民の満足度を低下させず、不足を補うよう努め、一人一人にとって住みよいまちづくりを推進していく、このように考えております。  令和3年度の具体的な方針については、既に3月に町長職務代理者名で予算編成の根拠となる文書「追悼 令和3年度施政方針にかえて」が発表されており、令和3年度予算についても議会承認をされています。これらについては、現時点での変更追加等は考えておりません。  具体的な進め方等につきましては、町づくりは町長の思いだけによるのではなく、多くの方の御意見をお聴きし、取り入れて行っていくのは当然のことであります。特に町議会議員の皆様には、今後、あらゆる面で議論を交わし、御理解、御協力、御提案をいただければと願っているところであります。  また、福祉については、現実に既存の制度や諸々の事業があり、今後、見直しについての検証と、十分な検討・協議を要するものと考えています。  一方、行政改革(案)の作成に向け取り組んでいく予定の「事務事業全般の点検」には、当然、福祉制度や施策が入ってくるものと考えており、既に昨年度から取り組んでいる福祉単独施策検証会議は継続していますことから、研究・検討の取組は既に開始していると御理解いただきたいと思います。  住みよい町づくりを行っていくため、特に重要と考えて取り組む業務等につきましては、町民生活の向上を図るための公共交通の早期運行開始、子育て世代包括支援センターの設置・開設による支援を含む「行政による支援」、その入り口である相談業務の充実をはじめ、高齢者については、介護予防事業の充実やフレイル予防対策の推進などを、極めて重要な事業として当面の目標として見据えています。  一方、コロナ禍の状況で様々な対応等が迫られている中、各所管課において事業検討・推進が計画通りに行かない事業もあり、大変もどかしく感じております。  いずれにいたしましても、これらの事業はタイミングを計りながら取組を進めてまいります。  続いて、子育て支援についてのお尋ねでございますが、初めに、新たな子育て環境の構築を研究・検討、見直しの時期及び手段についてですが、「子育て環境の構築」につきましては、クーポンや医療費助成にとどまるものではなく、幅広い分野で関係・連携していかなければならないと捉えています。  また、これまでの間における諸制度の変化も含めた時代の流れを客観的に整理した上で、アンケート調査等に基づく御意見や関連する町施策・事業・施設の現状等も考慮し、「給付と支援」のバランスの取れた制度設計にしていかなくてはならないと考えています。  これらのこと、また、日の出町福祉単独施策検証会議の報告を踏まえた上で、具体的に取り組んでいかなければならないと考えており、実施時期につきましては、行政改革と歩調を合わせる形で、庁内関係所管課と検討・協議を重ねてまいる所存でございます。  次に、教材費の補助は(1)との関連でどのような位置づけで進められるのかについてですが、「子育て環境の構築」の範囲は多様であり、その中の一つとして「教育環境の充実」は極めて重要な要素であると考えています。  教材費の補助につきましては、「学力向上を図る」という教育の本質に関わるために必要な教科用図書以外の図書その他の教材、いわゆる「補助教材」に係る費用について一定の補助を検討していくという考えでございます。  続いて、今後の財政対策をどう展開していくのかについてのお尋ねでございますが、初めに、財政対策で最重点として取り組むポイントですが、経常収支比率など財政指標や財政構造からの視点など様々あると思いますが、まずは行政改革の検討・実践と考えています。行政改革の具体的な取組をまとめた「集中改革プラン」の作成にはもう少し時間を要しますが、既に事務事業の徹底した見直しは指示をしています。  また、事務事業評価書についてもより実効性のあるものに検討中であり、令和3年度決算評価からの導入を目途に、2年度決算評価から試験的に導入を行う予定です。  いずれにしましても、令和5年度を基準年次とした行政改革の取組を進めるため、「集中改革プラン」の策定準備を今後進めていく考えでおります。  次に、二重の補助、時代に合わないものとの表現が出てきますが、代表的な事業は何かとのお尋ねでございます。  ただいま申し上げましたとおり、行政改革を行う前段として「事務事業の洗い出し」が必要と考えていますが、その中で目的や対象、期待する効果が同一あるいは近しいもの、いわゆる二重の補助的に見受けられるものがあった場合においては検討・見直しを行うことを想定しており、具体的な事業を指して申し上げたものではありません。  また、「時代に合わないもの」と言い表したものとしては、現在、町が行っているものの中で、国や東京都の制度改正・充実等により、町の事業目的を補っていると理解できるもの等についても、検討の必要があると考えています。  これについては、保育料の一部を除く無償化や高校授業料の無償化等の制度改正などとの整合性の検証などが一例として挙げられると考えます。  次に、75億円の充当について、どのような考え方で進めて行くのかについてですが、令和3年2月22日に締結いたしました「日の出町に存する廃棄物広域処分場等の管理・運営に係る日の出町に対する地域振興費に関する協定書」に伴う覚書につきましては、既に町議会議員の皆様には配られているとは思いますが、覚書中には、「経費の充当について一般的な行政水準にある事業等とする」と定められており、また、「生活環境整備事業などの投資的経費に優先的に充てるものとする」とうたわれています。  これまで同様、覚書にのっとり、有効に充当させていただくことになると考えております。  また、地域振興費総額の変動に伴い充当総額も変更となることから、先ほどから申し上げていますとおり、事務事業全般の点検を行い、より一層効果的な充当となるよう努めていきたいと思います。  次に、東京都に日の出町の担っている役割をどのように理解していただくのかについてですが、まず一つ目といたしましては、今日に至るまでの経過の認識についてです。  最終処分場受入にあたっては、議会及び直接の地元自治会、町民皆様の御理解の下に、町としても広域行政の基本姿勢に基づき、かつ、人道的支援に立って処分場の受入れを承諾したこと、受入れから現在に至る間の住民負担や、現存する三つの施設の将来性及び閉鎖管理期間の負担の大きさ、このような経緯や住民の負担の上に現在があることを、構成団体も含め「決して風化させることなく常に認識していただく」ということを訴えてまいります。  二つ目といたしましては、日の出町に存在する廃棄物最終処分場は、三多摩市町の都民から排出されるごみの最終処分場であり、東京都にとっても、ごみ行政の重要課題であるということです。  これらのことを踏まえ、東京都に対しましては、今まで以上の日の出町への地域振興・発展に特別の御配慮をお願いしていきたいと考えているところです。  続いて、町内でのさらなる仕事の確保に係る方針についてのお尋ねですが、都心にできるだけ近いことがよい時代から、必ずしもそうではないという時代になってきているように感じています。特にコロナ禍で新しい日常の一つとして、新たな働き方としてリモートワークが注目を集めています。  日の出町には、イオンモール、福祉施設、そして工業団地の各種の企業などが進出しており、東京都施設には東京都の職員が働いておられます。  平成27年度から、農業委員会のお力をお借りして農業後継者育成の一環として取り組んでいる「新規就農者」支援事業については、既に4人の方が新たに認定農業者として町内で農業を営んでおられます。  私は、日の出町が都心から身近なところにある自然豊かな町であり、「平日は仕事、休日は自然の中で余暇を楽しめる町」として、子育て支援策だけではなく違った角度からの日の出町の良さをアピールし、日の出町での魅力ある生活を提案していきたいとも考えています。  そのためにも、住宅や就業に関する情報の提供や日の出町の魅力発信を充実していきたいと考えています。  最後に、計画の早い段階での発信の具体的な進め方についてのお尋ねですが、公共交通計画については、1年計画が遅れました。そして、第5次長期総合計画(案)については、いまだに議決をいただいておりません。これらには、立案する町側と審議いただく議会側それぞれに考えがあることは承知しております。  一番避けなければいけないことは、御理解がいただけない状況となって住民に大きな影響を与えること、事業が滞ることであり、今後、このようなことがないよう全員協議会の場などでの説明に努めていきたいと考えております。特に、町が策定する重要な計画については、最終決定の前に、一度は説明の機会を持たせていただきたい、そのようにも考えております。早い段階がどこであるのか、そこは一律ではなく個別のことであるとも感じています。その点については、議会の皆様と話し合いができればと思います。  また、計画を作成する町職員がどうしたらいいのか困惑することや、必要以上に事務負担が増加することは避けなければいけないこと、その点にも御理解をお願い願いしたいと思います。  これまでを変えるには御相談と時間の必要なことも出てくると思われますが、より円滑な御審議をいただくためでありますので、御理解と御協力をいただきたいと思います。  以上でございます。よろしくどうぞ。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) 御丁寧な御説明で、もう25分たってしまったので、大事なポイントのみ再質問をさせていただきたい、そのように思います。  まず、最初の1問目で「福祉のまちづくり、後退させることなく」、私は何か田村町長の所信表明の言葉尻を捉えたような質問になってしまったのかなというふうに思ったんですが、もし、一般町民からすると、我が町は、「福祉重点」「福祉日本一」「日本一の福祉の町」ということで青木町長、橋本町長やってこられました。田村町長に代わって「福祉を後退させることなく」というと、「あっ、今までやってきたこと全てが後退することがないのかな」とそういう認識を持たれると大変困るなというふうに正直思いました。  今、説明を伺っておりますと、福祉という理念の中に経済のことから様々な理念が含まれているんだとそういうことでございますので、これは考え方の範囲だなという理解をいたしましたので、ぜひこれは町長のお答えどおり進めていただきたいと、そのように思います。  それから、住みよいまちづくりについても、これは交通の問題、子育てセンターの話、介護予防の話、いろいろおっしゃっておりました。こういうようなことをおっしゃっておられましたので、どれが第1番目だ、なかなか決められないんだなと、そういうお考えだろうと思いますので、1番目につきましては、それで了解をいたしました。  次に、2番目の子育て支援についてでございます。  内容、幅広くアンケート調査を行ったり、バランスのよい施策をこれからやっていくんだということ。それから、時期的にも検討を重ねるということでございました。私は再質問として、田村町長は、私は議員になって10年なんですが、倍以上、しかも、様々なお立場で意見を述べられてこられた経緯がございます。このクーポンの支給についても、スタート当時は反対の意向を示されておられたのではないかなというふうに思います。途中で橋本政権を支えるようなお考えに変わってきたと。  今回も、環境が変わってきたので研究をするんだと、研究・検討するんだということでありますけれども、この部分ですね、後で、町長の所信表明の中に高齢者への対策と子育て支援についての対策が、際立って異なる見方をされているのではないかなと、実は思いました。高齢者については、進める、維持するという表現にスパッとなっているんですが、子育て支援ということと高齢者のことと大きな違いがあるわけでありますけれども、このことについて、一問一答ですから、この違いということについて、町長の過去からの考え方と何か大きく変更があってこういう決断をされているのかどうか、その部分についてお考えをお聞かせいただければと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) 小玉議員の再質問にお答えいたします。  私は、現状を見て未来を見る、そういう方針で議員時代もやってまいりました。子供たち一人一人の多様性を見るときに、やはりいろいろな検討が必要ではないかというふうに思っております。一方、高齢者の場合、この20年で介護保険制度ができる、そしていろいろな支援の体制が入っています。そういう意味では、高齢者と子供の世代というのは、やはりそれぞれに現状を見た中で施策を詰めていかなければならない、そういう考えを持っております。  そういう意味で、違和感をお感じになるということなのかもしれませんが、私の中では現実をきちんと見た中で施策を詰めていきたい、政策を作っていきたいというそういう考えでございますので、その点御理解いただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) 子育て支援のところで、子供たちへの支援と高齢者への支援は、現実をよく見てみるとかなり異なる部分があると、そういうお考えでもって所信を表明されたと、簡単に言えばそういうことと理解してよろしいでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) 現状を見て検討したいということでございます。よろしいでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) 子育て支援のところでの再質問、もう1問なんですが、教材費の補助というのがぽんと出てまいりました。議会の中でも、田村町長が議員の頃も、クーポンのことについては、言葉が悪いけど、「クーポンがパパのビールに代わった」とか、いろんな、今日もその子育て支援のことについては、議員の中からいろんな議論が出てまいりますけれども、これも言葉尻になったら申し訳ないんですが、町長の所信表明の中に「まず教材費の補助」という言葉が出てくるんですよね。そうすると、町民は、子育てのクーポンのことについては、いろいろそのままにしておいて、いきなり教材費の補助を考えるのかなと。ある時期は、クーポンはそのままで教材費の補助、これは教材費というのは金額の程度は小さい場合もあるし、もうとてつもなく大きく変わることも考えられる。  そうすると、やっぱりこういうことについては、私たちは議員としては、子供のクーポンのところの財政負担というのは大変重たいものがあって、しかも、このことについては国とか都もいろいろ授業料の無償化とかいろんな制度がこれから出てくるときに、まず教材費のことを考えるということにすると、これプラスアルファで教材費ということを考えているのかと。  私が(1)との関連においてこれはどういうことになるんですかということを聞いたと思うのは、子供のクーポンをいろいろ、子供の支援についていろいろ考えていく過程で、クーポンを、少し二重になる部分や何かは町の負担を軽くして、その代わりに教材費というような考え方になるのではないかなというふうに思ったんですけども、その辺の教材費ということについて、プラスアルファでほかに考えるのか、その辺のことについて、もし所信表明の中でそういうことを町長がおっしゃられたということは、どういうお考えで、「まずは」と言うと、これは日本語では、「まずは」と言うと、「ほかのさておいても、まずそれをやるぞ」というふうに町民に理解されると、これはどういうことなのかなというふうに思ったんですが。  その教材費ということと、子供クーポンのありようというのをどのように考えているのかと。もし、所信表明の後で職員の皆さん、そのほかの方と御相談されて決まったようなお考えがもしおありになれば、ぜひ示していただきたい、そのように思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) では、小玉議員からの御質問、この所信表明に当たって町長と我々のほうでいろいろな打合せ、話合いをしたところの中のことをお伝えしたいと思います。  この教材費、「まずは」という言葉、今おっしゃったような意味もあろうかというふうに思います。ただ、この教材費については、学力の向上に資するということがまず第一だと思っています。ただ、その学力の向上に資する方法というのは、やはり町長と教育委員会でいう、よほど協議をして内容を詰めないと、なかなかすぐにはいかないだろうと。でも、ここをまずはやっていきたいというのがこの所信表明を作ったときの考え方だというふうに町では理解しているところです。  ですから、すぐにこれがということではないと思いますけれども、でも、学力向上は非常に重要な案件であるということをお伝えするという分部であったかというふうに理解しているところです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) 冒頭も申し上げましたが、私の今日の一般質問は、副町長の意見を聞いているんじゃないんですね。  それで、町長の所信、歴史的に見れば今回しかないわけです。町長が初めて町長になられて、だから、施政方針の前の所信表明なので、はっきりと決まっておられなければ、決まってないとおっしゃってください、そういうふうに私は言いましたけれども、そうすると、この教材費ということについて、一般町民が子供たちの学力向上に資するものについて、これ、拒否することはないんですよ。教材費、これはどの程度のことであるかは別として。  したがって、私が聞いているのは、まずは教材費を考えるというのであれば、クーポンをそのままにしておいても教材費のことをやるのか。やっぱり教材費とか、それから、後で出てくるかもしれませんが、給食のあきる野市と一緒にやるとか、教育とかいろんなことに関しては、これだけじゃなくてたくさんやらなきゃならないこと抱えているんです、我々。なぜ教材費というのがぽっと出てきたのかというのが分からない。  したがって、時間はどんどん迫ってきますから、ぜひこのことについては、クーポンとの関係で町の子供はもちろん親御さんたちに、どういう考え方で田村町長はいるんですよと、子供の支援に対して。そういうことは明確にやっぱり示しておく。その上で今度は町部局の皆さんと相談したら、田村町長は昔からたくさんのことをこちらの議員の席でおっしゃっていた。ところが、実現できることというのはなかなかないんだよね。実現できることってなかなかない。そういうことを御承知の町長が教材費ということを所信表明で述べたので、これは何なのかなというふうに町民は期待します。  したがって、これはやっぱり町長、大事にされていったほうがいいのではないかと私は思いました。答弁、もし特別答弁がおありになればお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) 小玉議員にお答えいたします。  大変励ましていただいた御指摘かというふうに受け取りました。その部分に共感していただいたこと、言葉として共感していただいたこと、大変ありがたいことでございまして、先ほど副町長からの答弁にあったように、まだこれから詰めは幾らでもしなければなりません。ぜひぜひ今後も御意見伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。そのような答弁でよろしいでしょうか。ありがとうございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) 今の件、よろしくお願いいたします。  次に、財政対策の件なんですね。  財政で私は4点話をさせていただきました。皆さん、例の経常収支比率のページを出してください。  実は、このグラフ、傍聴の方には申し訳ないんですが、分からないと思うんですが、何回かこの席で大きな紙で橋本町長にも示させていただきました。私は、この図を見ていただけば分かるように、田村町政、本当に大変な時期に町政を担っていただくことになったなというふうに思います。
     よくよくこれを分析してみますと、平成6年の経常収支比率というのは80%なんです。ところが、ずっと時がたちまして、平成18年から福祉扶助費が上がったということと、子供のクーポンが始まったということで、青木町政の最後の1期目にどかーんって上がっちゃったんですね。それからずっと橋本町政で、平成31年まで来てしまったと。その間、この赤線の下に「振興費を含む場合」というグラフがありますけれども、ここを見ても、これ、私の計算間違い、多分ないと思うんですが、最近の5年間、これ数値で単純に平均すると、90.9%、91%になります。ですから、それの前ですね。平成22年から26年が86.8%です。したがって、我が町のこの30年間を振り返ると、青木町政のときの最後にどんと上がって、橋本町長のときは、残念ながら、これあまり改善できなかったと。したがって、このとおり来てしまったということなんですね。  で、問題は、令和2年までに振興費のようなもの、水道に使ったり、事業とかいろんなものに使っていましたけれども、これは頂いたのが三百何十億円ありまして、そのうち多くをいろんな水道、下水道、私詳しくは分析していませんけど、そういう公共事業にも本当によく使わせていただいて、町はよくなったと。  ところが、ここ10年ぐらいは、その振興費もらっていた10億円のうち5割とか50%を超すような数字を町の独自施策に使ってきたとそういう傾向あるんです。その上で田村町長が就任した途端に、これは田村町長が就任したからそうなったんじゃないよ。事前にもう決まっていたんだけど、10億、10億、9.5億、8億、7億円、6年目からは6億円に振興費が減額になってしまいます。そうすると、なぜ私がこれを大事にしているかというと、「経常費」というのは広辞苑なんかでいうと、「毎年決まってかかるお金」と書いてある。すなわち、もう決められてしまって、その時々に裁量を持って必要なお金に、経常収支比率が上がるということはそういうお金がなくなるということ、そういうことを意味しているわけです。  よくよく決算カード、そのほかを読ませてもらうと、最近の4年、5年間で投資的経費、投資的経費に該当する経費というのは、大体5億とか6億円ぐらいなものです。これがやっぱり昔にくらべれば、どんどんどんどん悪くなってきていたという経緯があります。  ちょっとこれから目を離していただいて、では、私は日の出町の町民の方々は、このことについてどう思っているのかなということを考えてみたんです。  日の出町はほかの町に比べて地域振興費が入ってくるから金があるんだと。だから、10億円もらってきたうちの5億、6億円をお年寄りとか子供のために、ほかの全国の市町村ではやっていないお金を使ったとしても、ほかの事業は全部まともにいっているんだと、そういう考え方を、私の論理展開に間違いがあるのかもしれませんけど、そういうことを思っている人がいるのかもしれない、多いかもしれない。  したがって、やはり私は、大変気の毒という言い方は変だな、大変な御苦労を田村町長にお願いすることになるんだけども、このように振興費が落ちていくときに、落ちていくとき、もう5年、6年目ぐらいまで、青木さんが町長になる以前のような数字ですよね、詳しくは分かりませんけれども。そうすると、そういうこのことについて、これ一問一答だからな。町長は、この振興費が落ちていくということについて、どのようにこれから考えて行動していくかと、そのポイントについてお答えを、できれば短くお願いします。自分で長く言ってごめんね。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) お答えいたします。  そのために行政全部の事務事業の見直しをして、見直しと言いますか、全部点検をいたします。そして、それを行政改革プランとしてお示しをするということを先ほどお答えしているわけです。  もちろん私が大変な苦労というふうに御心配いただきましたが、当然、議員の皆様、決するのは議員の皆様でございますので、十分に御一緒に検討を進めていく、いかねばならない、両輪としての役割をお互いにしていかなければならない大変な時というふうに認識しております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) 御答弁ありがとうございました。  そういうことだろうと思うんですね。今の町長のお言葉にも出てきましたけれども、事務事業の見直しをするんだということを書かれています。ぜひ進めたいと思います。  財政の考え方、私はもう一つ、絶対これは町長に考えていただかなければならないなという表現が実はあるんです。「新しい事業による財源を追いかけるより、事務事業の見直しを徹底することが重要だ」と、これ所信表明に書いてある。この「新しい事業」というのはどういうことなのかということをお聞きしておきたいと思います。  二つぐらい多分、新しい事業というのは、私たちのここ町の30年、40年を考えると、新しい事業をやって歳入を大きく増やして町が変わったという一番は、イオンの周辺の開発のことなんです。あれで固定資産税、そのほかの事業税、ぼんと上がった。あのぐらい大きいことはないんですね。したがって、まだまだ長期5か年計画の中で私たちが動議を出して反対したのは、新しい事業ということに対するものの考え方が載っていないじゃないかと。あんなに大きいものは確かにないかもしれないけれども、小さいものでも載せなければならないという考え方がある、それが一つ。  それから、もう一つ、新しい事業というのは補助金とかいろんなそういうプラスアルファの費用というのが、町が何かの計画を、新しい事業というようなことを考えないと補助金ついてこない。この二つのことなんです。  そういうことをやらないで歳入を増やしていくというようなことは、これはなかなか難しいのではないかというふうに思います。  ぜひ、この新しい事業ということに対する考え方を少し変えていただかなければいけないのではないかと。この所信表明の中からは読み切れないんですが、やはり東京都、さっきの処理場のことではあの考え方でいいと思うんですが、日の出町はこういう事業をやりたいんだということでもって足しげく通ってほしい。町長は前の政権である橋本さん、橋本町長とかお隣におられる木崎副町長が足しげく都議会のほうに、都のほうに足しげく通って仕事をやってもらっているというふうに思っていますか。それとも、まだ足りないと思っていますか。  町長はこのようなことの人脈をどうやって築こうとしているか。そのようなことをぜひ考えていただいて、事務事業の見直しによって無駄をなくす、それは確かに必要だけど、そういうことと同時に新しい歳入のことを、時間がかかっても考えていくとそういうことも必要だろうと思います。  もし特別お考えがあれば、短く答えてください。ちょっと時間がありません。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) 御指摘ありがとうございます。  ここで言います新しい事業というのは当面のことでございます。工業団地もありました。もちろんイオンもありました。それから、古くは日の出団地もそうです。ただの山が宅地になりました。三吉野もそうです。ただ、そういうことに今は取り組むよりは、全ての事務事業を見直したいと、見直すんだというそういうことでございますので、全くしないというふうなつもりでここに書いたわけではありませんので、御理解ください。  そして、東京都、既に関係する各部局、副知事以下、局長には御挨拶に行ってまいりました。人脈といいますか、そうした組織との付き合いは当然のことでございますし、いろいろな問題のことが起きたり、あるいは補助金のことがあった場合は、それは積極的に取りに行くというようなその姿勢は持っておりますので、その点はどうぞ御理解くださいませ。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) ありがとうございます。ぜひそのようにお願いをいたします。  事務事業の見直し、田村町長は議員時代に、多分この中で一番多く厳しく事務事業については厳しく追及したはずです。ところが、なかなか実現できないんだよね。なかなか実現できない、見直し。今度はばったばったと切り捨てることができるというふうにお思いかもしれませんが、なかなかそちら側に座っている人たちはしぶといから、なかなか思いどおりに行かない。幾ら田村さんが町長になっても厳しいので、ぜひ頑張ってほしいと。そういう意味では、我々は同じ立場でこれから、今度は前町長と違う町長になったから違う立場で見直しに我々も力を入れたいと思いますので、皆さんもよろしくお願いをいたします。  時間も押しておりますので、次の75億円の話なんです。  先ほど、町長の総括的な答弁の中で「経費の充当についてはこれまでと同様に」ということをちょっとおっしゃった。私は、ここは絶対変えるべきだと思います。  今回、前町長が御存命の頃、もうなかなか決着しなくて悩んでおられた。自公の我々は、町長、副町長に働きかけて、これは戦略的になかなかあのときは決まっていなかったので数字を落とすことはできなかったんだけれども、使い方を変えるんだと。お金を出してくれる都下25市1町の皆さんに理解をしていただけるような使い方をしないと、これはなかなかうまくいかないですねと。だから、多羅尾副知事、これを日の出町に認めてくださいということを申し上げておりました。  したがって、私は、将来のことを考えると、もう10年先はすぐ来るんですね。10年先は田村さんが2期やっていると8年、もうすぐ来ます。ああ、ここで田村町長になって、日の出町は10億、8億、6億といったら、さすがに公に書いているとおり、お金を出してくれるところの皆さんにも理解をしやすい施策に変えていったなということがなければ、10年後、この次の地域振興費をまとめるときは、今度のようなわけにはいかないだろうと私は思います。  したがって、ぜひこのお金の使い方については、町民の皆さんに簡単なお金じゃないんだよということを分からせることが必要だと。それが経常収支比率の改善にもつながるし、いろんなことにつながっていく。多分、そちら側に座っている皆さんの中にも私と同じような考え方をしている人が、町長にはなかなか言いにくいね、親分に反旗翻す職員はいないから、なかなか難しいけどね。そういう考え方の人がかなりいるんだろうと思う。  あと5分しかありません。田村町長がここで、青木さんから橋本さんになったと、ここで大きく変えるのは、私はそのポイントではないかというふうに思います。  私たちが、お金を出してくれるところの市長さんとか議員さんたちから口を酸っぱく言われたのは、日の出町の地域振興費は自分たちがやれないような施策、全国で日の出町にしかやれてない施策なんかで使うのは3割以下にしてくれと。そうしないと、お金を出したほうの立場がないんだということを、みんな異口同音に言っておられると。そういうことをぜひ町長、考えていただきたいとそのように思います。  それで、もう一つ、エコセメントのことについては、先ほど、答えを私聞き取れなかったんですが、エコセメント、ぜひ7年かどこかで寿命になって、どこかほかへ一部持っていくように言っていますけど、これはぜひ町長、町長はこの全体の処理場の問題に反対のお立場であった時期もありました。今は違うんだと思っておりますけれども、エコセメントは東京のごみとか灰はよその県に持っていくんじゃない。せっかくここできちんと問題なく収めてきているんだから、東京のそういう環境問題は東京の中で収めるんだと、そういう理念に日の出町は立つんだから、地域振興費についても、いろんな仕分けについても手厚く考えてください、そういうことだと思うんですが、その考え方について、短く御答弁をお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) お答えいたします。  エコセメント施設の7年後のことについては、まだ循環組合のほうから伺っておりませんので、答弁は控えさせていただきたいと思います。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 10番小玉正義君。 ◯10番(小玉 正義君) ありがとうございました。  確かに、エコセメントの件はそのとおりだと思います。その前段に私が申し上げました理念をどう変えていくんだということについては、なかなかまだ所信表明の段階で、全て施策を伴って申し上げることが難しいかと思いますけれども、ぜひ最も大事なことだというふうに御理解をいただいて、御検討を重ねていただきますようお願いを申し上げます。答弁は結構でございます。   以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、11時15分まで休憩といたします。               午前10時58分 休憩               午前11時15分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  8番縄井貴代子君。              [8番 縄井貴代子君 登壇] ◯8番(縄井貴代子君) それでは、議長よりお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  今回の私の質問は、新型コロナワクチン接種事業についてと子育て支援策についてでございます。  1、新型コロナウイルスワクチン接種事業について。 (1)重症化リスクの大きさ等を踏まえて、まずは医療従事者へのワクチン接種が先行されました。町内の医療従事者への接種状況と、現在行われている65歳以上の町民への接種状況を伺う。 (2)他の自治体で接種を希望する場合、希望接種先の自治体に申請し「住所地外接種届出済証」を発行してもらう必要があります。ただし、ほかの自治体に入院・入所している場合や基礎疾患があり他の自治体にいる主治医のもとで接種する場合などは、「住所地外接種届出済証」は申請せずに接種が可能とされています。この場合の接種予約手続について、どのように情報提供されているか伺う。 (3)日の出町では、令和3年4月26日以降に65歳以上の高齢者へ接種券が送付され、5月6日からは電話または町のホームページでの接種予約を行っています。予約の殺到を避けるため、当町は希望する接種日の7日間くらい前からの予約をお願いする対策を行いました。コロナワクチン専用コールセンターやインターネット予約が円滑に運用されているか伺う。 (4)町内高齢者施設等でのワクチン接種は、施設内での接種体制を各施設の嘱託医や協力医療機関に委託する方法で検討されているとのことでしたが、その後の進捗状況を伺う。  2、子育て支援策について。 (1)学校の教材費の補助などを進めたいとの所信表明をされておりました。今後の子育て支援全体の方針や財源の見通しについて伺う。  (2)長年にわたって日の出町公明党が提案させていただいた、妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援を一体的に行う拠点、日の出町「子育て世代包括支援センター」設置については、新型コロナワクチン接種が優先事業のため具体的な計画が中断されていると認識している。開設時期や人員確保等、センター開設に向けての今後のスケジュールを伺う。  以上でございます。よろしくお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              [町長 田村みさ子君 登壇] ◯町長(田村みさ子君) 縄井議員からの新型コロナウイルスワクチンの接種についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  医療従事者へのワクチン接種に関しましては、登録が済んでいない訪問看護事業所を除いて、医療、歯科、薬剤師に関しては1回目の接種が終了し、現在、2回目の接種を実施しており、終了時期は6月末の見込みとなっております。  65歳以上で在宅高齢者の接種に関しては、5月17日から接種を開始し、6月1日までに4,057人の接種が終了しており、在宅の65歳以上高齢者のおおむね80%の方々に1回目の接種が完了している状況となっております。  詳細については、所管課長より答弁いたさせます。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) その他の御質問(2)-(4)につきましては、私から答弁させていただきます。  初めに、「住所地外接種」に関する事務についてですが、事前に届出が必要な方は、出産のために里帰りしている妊産婦、遠隔地へ下宿している学生、単身赴任者、DV、ストーカー行為や児童虐待などに準ずる行為の被害者、その他市町村長がやむを得ない事情があると認めた者とされています。  一方、事前に届出が不要な方は、入院・入所者、基礎疾患を有し他自治体のかかりつけ医で接種する者、副反応リスクが高く医療機関で接種する者、住所地外の医療機関の往診により在宅で接種する者、災害被害者、拘留又は留置者、住所地外接種であって市町村に申請を行うことが困難な者となっており、町ホームページで「住所地外接種」のページで情報を提供しております。このうち、入院患者や町外のかかりつけ医での接種に関しては、ワクチンの供給状況から必ずしもすぐに接種ができる環境にない状況となっております。  次に、65歳以上高齢者の予約状況についてですが、町では、東京都からワクチンの供給状況が明らかになった4月23日から、65歳以上高齢者の方へのワクチン接種に関する確定情報の提供を行い、4月26日から随時、接種券、予診票等を発送しました。  また、4月30日には自治会回覧を行う一方、自治会長にお集まりいただいて、ワクチン接種の方法を説明させていただきました。説明の主な内容は以下のとおりでございます。  初めに、新型コロナウイルスワクチンの接種は、全国民に2回接種を行うことから、通常の予防接種とは異なり、町だけではとても実施することが困難であることから、自治会や町民の皆様の御協力をお願いし、予約開始は電話が殺到するため、7日前の予約など分散化の協力や、高齢者のWeb予約の支援を依頼しました。  5月30日現在、在宅高齢者5,070人の95.7%、4,853人の方が予約を済ませており、電話予約は32.7%、Web予約は63.0%となっており、初日の5月6日は1,530件のWeb予約があり、高齢者の家族や自治会などによる予約支援の御協力をいただいた結果と考えております。  次に、町内高齢者施設等の接種についてですが、集団接種会場に来られる施設従事者は5月27日より接種を開始し、利用者に関しては、施設で準備が整い次第、嘱託医などの協力を得て接種を開始しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。 ◯総務課長(三輪 秀寿君) 子育て支援策についてのお尋ねですが、「子育て支援拠点の整備及び庁舎の利活用の推進」について、特命事項が継続しておりますことから、私より御説明させていただきます。  初めに、学校の教材費の補助についてですが、小玉議員の御質問への答弁で申しましたとおり、子育て環境の構築の範囲は多様であり、その中の一つとして「教育環境の充実」は極めて重要な要素であると考えています。  教材費の補助につきましては、「学力向上を図る」という教育の本質に関わるために、必要な教科用図書以外の図書その他教材、いわゆる補助教材に係る費用について、一定の補助を検討していくという考えでございます。  次に、子育て世代包括支援センター設置についてですが、この件につきましては、本年第1回定例会での縄井議員からの一般質問において、関係部署で協議する中で、子育て世代包括支援センターの設置については、「子育て世代包括支援センターは母子保健型となるが、いきいき健康課所管の母子保健分野の母子相談及び支援プランを作成する事業と、子育て福祉課所管の子育て支援分野で親子が気軽に立ち寄ることができる場・居場所・親子交流の場である不特定多数が誰でも利用できる常設の空間が必要である」という共通認識を持つことに至ったが、新型コロナワクチンの接種が事務事業の最優先の課題であることから並行してのセンター開設は難しく、センター開設の具体的な検討は足踏みをしているとお答えいたしました。  設置を予定している保健センター2階は現在、新型コロナウイルスワクチン専用コールセンターが設置・稼働しており、人員につきましても役場一丸となって取り組む姿勢でワクチン接種の体制整備に臨んでおります。  開設時期や人員確保など子育て世代包括支援センター開設に向けてのスケジュールは、ある程度ワクチン接種が順調に行われ、感染拡大阻止に一定の目途がたった後に、検討が本格化してまいります。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) 詳細にわたりまして御答弁ありがとうございました。  それでは、まずワクチン接種のことについて再質問させていただきます。  先ほど、医療・歯科・薬剤師に関しては、1回目が終了し、現在2回目ということで、6月末までに接種が終了するというお話がございました。先般5月26日に阿伎留医療センター病院議会がございまして、荒川企業長から医療従事者の優先接種についての諸報告があって、4月26日より構成市町村医療従事者の優先接種として構成市町村内医療機関の医療従事者618人へのワクチン接種が5月21日をもって2回目のワクチン接種が完了したというふうにお聞きしたんですが、この内容について私の認識がちょっと違うようなので、まずそこを教えていただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 医療従事者の接種に関しましては、基本的には東京都が集計をしておりまして、東京都がkintoneというシステムもありまして、そちらで接種をしていくというのが基本的な形になってございます。  ただ、かなりキャッシュ系であるとか、東京都のケアがかなり混乱しているところもございまして、現在、大半はあきる野市の健康課さんのほうで大半対応しているところでございます。  先ほど、議員がおっしゃられたあきる野の接種に関しましては、あくまでも阿伎留病院でやられる接種がその段階で終了するというふうに私は認識しているところでございます。  現在、かなり漏れている方がいらっしゃいまして、町でも、薬剤師の方であるとか、あとは訪問看護の方とか、ちょっと漏れている方がかなりいらっしゃいまして、そういう方はあきる野市のほかの病院で接種しているケースもあるようでございます。  詳細については、私どもは全ては把握していないんですが、そういった方々を含めておおむね6月末で終わるのではないかなというところで、現在、聞き取りを行っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございました。よく分かりました。  では、優先接種のことなんですけれども、医療従事者等の中には自治体等で感染対策業務あるいは予防接種業務に携わる職員、あるいは消防団等なども含まれているようなんですけれども、職員さん等への優先接種の状況について伺いたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。
    ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 職員の優先接種に関しましては、現在、町ではコロナワクチン接種に関連する業務を行っている職員、これに関しては優先接種を実施してございます。私どもいきいき健康課の健康推進係の職員、それと会計年度任用職員として接種に来ていただく看護師さん、それと委託業者の一部の職員という形になってございます。そちらに関しては、現在、私どもは2回目接種を終了しておりまして、JTBという業者が委託業者なんですが、そちらの職員はまだ2回目が終わっていない状況でございます。  あとは、消防団に関しては、現在、私どもとしては優先接種というふうにはちょっと考えてございませんで、恐らく、消防職員は優先接種対象になっておりますので、医療従事者に準じた形の優先対象になっているというふうに聞いているところでございます。管内の秋川消防署等の職員さんについては、もう既に接種をしているのではなかろうかなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) それでは、(2)の住所地外接種届出済証について質問させていただきます。  これは、日の出町内と外でいろいろあると思うんですが、現在、日の出町外で接種を希望する方への住所地外接種届出済証は何件発行されているか教えていただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) お尋ねは、日の出町外で住所地外接種をされる方ということでよろしいんでしょうか。 ◯8番(縄井貴代子君) はい、両方。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 両方ですね。町外の住所地外接種に関しましては、私どもには情報が入ってまいりませんので、そちらについては承知していないところでございます。  先ほど御答弁申し上げました国の定めによって住所地外接種届が必要な方は、例えば、日の出町の方であきる野市で接種をしたいという方がいた場合は、あきる野市で住所地外接種届を出すという形になってございますので、私どもの住民の方で住所地外で接種する方は、その接種する場所で届出を出すという形になってございますので、我々はちょっと把握していないところでございます。  私どものほうで、例えば、ほかの県から単身赴任で来ているような方、あるいは一時的に身内の方の看護に来ている方とか様々なケースがございまして、そういった部分の方は私どもの日の出町に住所地外接種届出というのを出していただいて、それから、接種済証というのを私どものほうで出す形になってございますので、そちらについては現在把握しているところでございまして、23名の方を住所地外接種届の対象者ということで、現在、届出を受理して接種済証を出しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございました。  住所が町内になくて日の出町で打たれる方は23名ということで、日の出町以外で打ちたい日の出町住民の方の数というのは、把握が機械上もできないということだと思うんです。分かりました。ありがとうございます。  詳しく我々も、途中で日の出町公明党としても、このワクチン接種を円滑にするために町長に要望させていただきまして、この住所地外の部分ではちょっと最初混乱があったりして、調整を課長とさせていただいて、ホームページなど、また、今回6月1日の広報などでもしっかり、こういう方たちはこの住所地外接種届ですか、これを出してくださいということもきちっと出していただきましたので、ありがとうございました。逆に23名ということで、ワクチンが逼迫してしまうということは多分ないんだろうということで安心をいたしました。  ただ、やっぱり本来、かかりつけ医で打ちたかったという方が心配でそちらで打ちたいんだけれどもという御相談が何件かありましたけれども、うまくいかずに、やっぱり集団接種会場に頑張って来たという経緯も私聞いておりますので、これは町だけのことではなくて、ほかの自治体とも調整が、連携がうまくいかないと、ここはうまくできないのかなということで、今後、このワクチンが1回で終わるのか、継続的になっていくのかもあるので、ぜひこの辺は今後の課題としてスムーズに、かかりつけ医で打ちたいという方が打てるような体制づくりを次のときに考えていただきたいと思います。  続きまして、予約体制のことなんですけれども、本当に今回、様々ニュースでも報道されていて、予約のときになかなかつながらないということは様々な報道がありましたけれども、おおむね日の出町では本当にいろいろ工夫してくださったこともありまして、円滑に行われていたのではないかなって思います。  また、現在、65歳以上の人の95.7%ということで4,858人の方が、65歳以上の在宅の方が接種を希望されて予約を取られたということは、ものすごく驚異的な数字だと思うんですけれども、現在行われていますけれども、例えば、急なキャンセルとかで廃棄ワクチン等そういったものは発生していませんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 現在、キャンセルによってワクチンを廃棄しているという事例はございません。  1回だけ、今は通常、最初は5本シリンジが取れるワクチンだったんですが、そこで4本しか取れなかったものがございました。それに関しては、接種をせずに全て廃棄をさせていただきましたので、1本分のバイアルについては廃棄した事例がございます。ただ、ほかの部分に関しましては、現在廃棄しているものはございませんので。  キャンセルに関しましては、通常出てくるんですね。当日キャンセルされる方とか当然いらっしゃいますので、そこで出た分であるとか、今、バイアルによっては6本、シリンジで、注射針で取れたり、7本取れる場合がありますので、全てが同じ数取れないというところがございますので、やはり数にかなりばらつきがございます。そうなると、予定している人数をかなり後ろのほうで絞りまして、それでキャンセルが出た部分と整合を取りながら、やはりどうしても1バイアル取るとなると2人、3人接種が必要だというケースが出ますので、そういった部分については介護職の方に会場に来ていただいて、当日お願いして会場に来て接種をさせていただいているという状況でございますので、無駄にワクチンを廃棄しているということは今のところないというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  キャンセルがあったワクチンの対策もしっかりされているということで安心をいたしました。  では、4番目の高齢者施設のことなんですけれども、現在、5月27日から高齢者施設の従業員の方に接種が始まったということで、クラスターのリスクが高いそういう施設での職員さんへの接種は、日の出町特有のリスクに対応しているのであろうと安心しています。  一昨日も65歳以上の高齢者に、国が7月末までに打てるようにという方針を出した関係で、その質問を私がさせていただいて、課長のほうから、在宅の方に関しては大概は、ただ、おうちにいらっしゃって集団接種会場に来られない約40名の方、そういう方たちの接種が課題だということをおっしゃられておりました。この40人の方への接種に関して、具体的にどこを改善すれば接種ができるのかということがあれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 議員のお尋ねの40人ぐらいの方でございますけれども、現在、予約をされている95.7%という数字は、これは非常に大きい数字でございます。  接種会場に毎日私も行っておりますけれども、本当に認知症の方とか、あとは在宅でやはり車椅子で来る方がかなり多くなってございます。これに関しては、施設のほうがケアマネさんとかにケアをしていただいて、自力で来れない方を大分施設のほうで搬送していただいているという状況でございます。ですから、かなりの方に接種会場においでいただいているのではなかろうかなと思っております。  私どものほうでもケアマネさんと連絡して、その40名ぐらいという、今、数字を出しているところでございますけれども、これからもうちょっと精査をさせていただいて、現在、公立阿伎留医療センターのほうも予約を開始しておりますので、具体的にそちらに接種を希望されている方もいるようでございますので、どれだけ私どもが訪問して接種をしなければいけないかという方を振るい出すのは、まだもうちょっと時間がかかるのかなと思っているところでございます。1日も早く接種をさせていただきたいとは思っているんですが、やはりまずは集団接種会場で、1日400人を打っているわけでございますけれども、多くの方を接種する必要がございますので、まずそちらを優先させていただきながら、そういった接種会場に来られない方への対応を、お医者さんの数も限りがありますから、その部分を見ながら対応をしていきたいというふうに思っております。  あとは、やはり訪問するに当たっては、現在のファイザー社のワクチンは希釈したものを運搬するということが国から認められておりませんので、そういった部分から申し上げますと、今のワクチンではなかなか訪問して接種をしていくということが非常に難しいのかなと。例えば、アストラゼネカであるとか、温度管理が非常にたやすいものになってくれば、より一層訪問の接種が可能になるのかなというふうに思ってございます。  ただ、血栓等の出る事例も出ているようでございますので、そういったいろいろな部分も含めてワクチンの質であるとか、お医者さんのケアができる体制とか、全体のワクチン接種の進捗を見ながら速やかに対応していきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございました。  なかなか課題があって、思うようにはいかないけれども、40名からは少し若干阿伎留医療センターのほうでも打っていただけるような体制に努力していただいているのかなということで、厚労省からのファイザー製の輸送のときの注意事項もあると思うんですが、ちょっと私の資料の読み間違いかもしれませんけども、移動が困難な方への配慮が必要というところで、厚生労働省がこのファイザー製のワクチンの特性の課題ということをおっしゃっていまして、高齢者宅を訪問する前に医療機関などで希釈したワクチンをシリンジ、いわゆる注射物ですね、それに詰めた状態で運ぶよう求めているが、「1瓶6回分を希釈後6時間以内に使い切らなければならない。移動を含め1人当たりにかかる時間が多い訪問接種では、時間切れで無駄になることも懸念される」というような認識なんですけれども、運べないということなのか、それともこういったことあがるのでちょっとすぐにはできないという解釈で理解をしていいのか、ちょっとその辺を確認しておきたいんですけれども。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) そういった時間内で運ぶということがやはり難しいということもあるんですけれども、やはり現在、各地の集団接種会場で温度管理が非常に難しいというところがございまして、在宅の方に訪問していくとなると、温度維持をしながらシリンジに入れたものを配送するというのがなかなか容易ではないなというところがございますので、私どもとしては、現在のファイザーではちょっと考えていないというところです。  あとは、かなり集団接種会場で、報道の中では温度管理についてちょっといろいろな問題が出ているということがございますので、集団接種会場でさえ温度管理が問われておりますから、個別訪問をしていくとなると、それをどこまで管理していくかというのが非常に課題になっているのかなと思いますので、私どもとしては、現在のファイザーではちょっと考えられないなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) よく分かりました。運べないということではなくて、温度管理の部分が非常にデリケートで難しいということで、そこまでできる体制が整えられないということもよく分かりました。  それでは、今後、その接種の日程、6月1日付の広報で最新のものが町としての公的なものが出たと思うんですが、政府もワクチンの接種を効率よく接種するために、様々自治体の裁量を認めたりとか、あと、今、職場とか大学などでもワクチン接種を進めてほしいということで、どんどん促進をしているところだと思います。  65歳以上の高齢者の接種が終わると、この広報でいいますと、基礎疾患を有する65歳未満の方、以前、課長から頂いたデータだと1,045人ぐらいの方と、60歳から64歳の方592人、それでここに含まれたのが保育園従事者、小・中学校従事者ということで、我々も町長に要望いたしました小・中学校の職員さんへの接種を早めるようにということで要望したことが実っておりました。ありがとうございます。また、こういう方たちが次の接種に進むと。  現在、保育園従事者、小・中学校の従事者が増えましたけれども、この部分のまずこの方たちというのはどのぐらい対象者の人数がいらっしゃるのかというのは把握していらっしゃるんでしょうか。  その前の段階ですと、基礎疾患に有する方が1,045人で、60歳から64歳が592人ということでした。合わせると1,637人で、現在、1日400回打っておられるので、ざっと簡単にいうと4日間ぐらいで終わるのかなという見通しをしていたんですけれども、この保育園従事者、小・中学校従事者という方がどのぐらいいて、何を聞きたいかというと、要するに、その数です。16歳から60歳未満の方、6,500人ぐらいの方たちが今、大体どのぐらいで接種券が発送されて打つことができるのかな。  今、様々選択肢が増えてしまって、大規模接種会場ですとか、様々なところに広がっている中で、要するに、日の出町で打ったほうが早いのかというか、打てることが早いのか、それとも外のところに行ったほうが早いのかというのが多分出てくると思うんですね。  例えば、これが今の段階ではここでは未定と書いてありますけれども、いつぐらいになったら大体これが分かるのかというようなことが分かれば、皆様の目安になると思うので、そういった点からちょっと質問させていただいたんですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) いつから接種できるかというのは、これはワクチンの確保にかかっております。私どもは、ワクチンの確保については東京都、厚労省とも十分協議をさせていただいて、それについては、現在、かなり確保をさせていただいている状況でございますので、1回目の接種は80%という実績になってございます。  今後は、6月28日までで65歳以上高齢者が終わる予定になってございますので、それ以降については、広報で出ております慢性疾患のある方であるとか、64歳から60歳の方、それから保育園従事者、小・中学校の従事者について接種をしていきたいというふうに考えているところでございます。  ただ、現状ではちょっといろいろな問題がございますので、いつ接種券を配れるかというのは、ちょっと言明はできないところでございます。  それと、あと大きな課題として考えているところは、本当に小・中学校、保育園ですね、集団感染というか、子供たちの感染が非常に多くなっているところでございます。したがいまして、そういった子供たちを感染から守るためには、やはり先生方の接種が必要ではないかなと思っておりますが、これに関しては大半の方が住所地外、居住地外になっております。その方たちに私どもが接種券を作るというシステムが現在ないわけでございます。医療従事者であるとか介護職の方であれば、私どもで接種券は作れるんですけれども、こういった教育関係者、保育関係者に関しては、現在、私どもは接種券を作れないわけでございますので、これに関しては国のほうに住所地外接種の方の接種券が作れるように迅速に対応をお願いしたいということで要望は上げているところでございます。  6月の終わりの段階になれば、それぐらいには国のほうでもシステム的な問題がございますので、住所地外の方にも接種券が自治体で発行できるような仕組みを作っていただけるのではなかろうかなと思っているところでございます。  保育園と小・中学校でおおむね500人前後の方がいらっしゃるというふうに考えておりまして、その方たちへ速やかに接種券を作らせていただいて、1日も早く接種をしていきたいというふうに思っているところでございます。  一応、現状では今の予定はそんな状況になっておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  今回、保育園、小・中学校の従事者に門戸は開けたけれども、接種券の問題で接種自体が6月末以降に予定をしたということで、よく分かりました。  それでは、ワクチンのほうで最後の質問ですけれども、ファイザー製のワクチンがここで12歳までに広がりました。12歳から15歳も無料で接種ということが決まりましたけれども、町としての今後の方針、日程等もありましたら伺っておきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 国の決定がほんの数日前に出されたところでございますので、これに関しては、方針というのがまだないところでございます。  当然、教育委員会の方々と様々協議をして、実施について検討に入りたいというふうに思っておりますけれども、保護者の方の御了解とか、あとアレルギーへの反応であるとか、非常に様々課題がございますので、ちょっとなかなかすぐにここでどういうふうにやるということは申し上げられないという状況でございます。  ただ、課題としては持っておりますので、1日も早く子供たちにも接種ができるような環境を整備していく必要はあるかなというふうに認識しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  ワクチン接種につきましては、本当に佐伯課長の采配が見事で、これだけの予約率もありますし、円滑に進められているということは、私も4回ぐらい会場に行かせていただき、また自身の母が対象だったものですから中も見させていただきました。2回目の予約が中でできたということも非常によかったのではないかと、皆さんからお声をいただいています。これでどうやって取るのかなという不安があったけれども、その場で15分間様子を見ているときに2回目の予約を取ってくださったり、「体調はどうですか」ということでお聞きいただいたことがすごく安心になったということで言っておりましたので、大変に私もうれしく思いました。ぜひ今後とも円滑に進むよう、また、国のほうへ学校関係者の方の接種券が1日も早く自治体で出せることを要望として持ち上げさせていただきたいと思いますので、本当にありがとうございます。  続きまして、子育て支援について質問させていただきます。  先ほど、小玉議員からも様々子育て支援について質問がありましたので、重なる部分もあったんですけれども、町長のほうからは、全体的な、私もやっぱり、まずは教材費の補助と子育て世代包括支援センターの設置というところを読んで、「あっ、これはまず先にやるのかな」というふうに認識をしてしまったんです。ただ、子育て世代包括支援センターのほうは、前町長からずっと続いてきた流れだったので違和感はなかったんですけれども、検証、検討、いろいろ子育てについてするけれども、これはまずやりますよというふうに認識をしてしまったので、そういう意味ではなくて、学力の向上に資する内容なので、そういうことも今後入れて検討していくということで理解をしたんですけれども、そういった理解でよろしかったでしょうか。まず確認のため聞きたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) お答えいたします。  そのように御理解ください。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  本当に子育てに関してはいろいろな分野があって、多種多様で様々な内容を検討していかなければならないかなというふうに思います。  そこで我々も、公明党としてこの「子育て世代包括支援センターネウボラ」は、ずっと我々も言ってきまして、本当にひずみの中にいる方たちというか、悩みを持った方たちがいろいろな形で相談をしたいけれども、うまく回っていかないということの現状も聞いております。本当に困っている御家庭、お子さん、あるいはお子さん自身もありますし親御さんもあります。また、その生活の中での、全体の中でのいろいろな課題があると思います。  本当に必要なところに支援がいかなくてはいけないかなということをずっと私も考えておりますけれども、その前に確認しておきたいのが、「子育て支援拠点の整備及び庁舎の利用促進」について、特別な命令が出ているので三輪総務課長のほうから御答弁いただいたと思うんですが、この子育て支援拠点の整備及び庁舎の利用促進の特命というのは、子育て世代包括支援センターの設置が完了して運用が順調に進んだらこれは任命が解かれるのか、どういう目的でこれをやっているのかというか、どういう部分の任命がなされているのかというのを、まずお聞きしたいと思うんですけれども。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。 ◯総務課長(三輪 秀寿君) お答えさせていただきます。  これは前の橋本町長のほうから3人の参事に特命事項として拝命されたものでございます。それを現在の田村町長のほうも引き続き継続して任命が、これは町長のほうから任命されたもので、町長から解かれないと、その間は継続するということが原則でございます。ですから、町長が必要ないと判断されたときがある程度の目安がつく、ある程度の結果が出た、そこでもういいだろうというところで任命を解かれるものと私は思っておりますので、それまでは継続ということでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) それでは、ある程度結果が出た、町長がこれだったらいいんじゃないかというところまでが任命の期限ということは理解したんですけれども、では、今、具体的にどういったことを検討されていらっしゃるんでしょうか。何か。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。 ◯総務課長(三輪 秀寿君) まず、中間報告として、今まで令和2年度、コロナで途中からなかなか進まなかったんですけれども、先ほどお答えした、3月の第1回定例会で縄井議員の御質問に答えたとおり、母子保健型ではあるけれども、子育ての親子が集まれる場も必要であるというそういう共通認識に至ったということですね。  その後、コロナがある程度収束の方向が見えたところ、コロナワクチンの接種が今優先されていて、同時には走らせることができないので、今は足踏みをしている状態であるとうところまでは決まっております。その報告を田村町長のほうにさせていただきました。  その結果、母子保健型ではあるけれども、そういう親子が集まれる場所とか、あと、今まであるもので体制ができているんだったらば、わざわざ作るものではないので、何か今までと違った形のものを検討していただきたいということも、新たに私のほう、言い使ってございます。  ですから、今までの共通事項はできたこと。縄井議員のほうでお考えになっていると思うんですけれども、母子保健型とかいう類型にかかわらず、一体どういうものがもう1回必要になっているのか、求められているのか、そこら辺を何らかの方法、まず検討をさせていただいて、そういう意見を聴取いたしまして、そういう部分を組み込んで、必要なものになるべく近づけるような形で、何ができるのかを今後は検討していきたいと、私は考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  今は、具体的に子育て世代包括支援センターのほかにも様々な子育て支援拠点の整備及び庁舎の利用促進について、ほかにも様々具体的に何か検討されていることがあるのかということを質問したかったんですけれども、子育て世代包括支援センターの内容について具体的に言っていただいたので、そちらのほうのことについて再質問させていただきたいんですけど。  確かに、母子保健型ということで、いわゆる保健師さん等がいろいろ面談とかして、必要な支援があればプッシュしていくというようなやり方が母子保健型だと思うんですけれども、先ほども言ったとおり、親御さんで居場所づくり、そういうのも必要だという認識はしていただいていると思うんです。この考え方というのは母子保健型だけではなくて、基本型と言われるほうで御自身が困っていることを相談ができて、それに対しての支援なり、つなげていただいたりということもやはり必要だと思うんです。  今まで多分、母子保健型というのは、形が拠点がないだけで大分やっていただいているのかなというふうに思っております。なぜ、この拠点が必要なのかというところがすごく重要だと思うんですけれども、やはり様々なことを聞きます。もちろん乳幼児さんの遊ぶ場所がほしいとか、一次的に預かってもらいたいとか、例えば、成長してくるにつれて障がいが見つかって、自分としては、親としてはどう対応したらいいのか分からないとか、あとは親御さん自身が鬱になってしまったり、産後鬱のケアだったり、産前の鬱のケアだったり、あるいは、もうおうちで育てたいけれども、今できなくて、何とか手を貸してほしい、おうちにいられる状態で家事を手伝ってほしいとか、家事援助をしてほしい、そういったお声をたくさん私は聞いている現状があります。
     なので、そういうことを相談できる、支援してもらえる場の拠点になっていただけたらなということが大事だと思っておりますので、ぜひそこの部分は母子保健型というものに固執せずに、それだけいろいろな相談の幅がありますので、柔軟に検討していただきたいと思うんですが、町長のほう、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) では、ただいまの縄井議員の御質問についてお答えしたいと思います。  子育て世代包括支援センター、これについてはかなり御質問をたくさんいただいていて、町の考え方も今までお話をしてきたということかというふうに思います。大筋については三輪総務課長のほうからお答えしたとおりでございます。ただ、基本線は母子保健型という考えは基本ありますけれども、そこだけに固執するわけではなく、もうちょっと幅を持って、ニーズの把握ですかね、それをもうちょっとする必要があろうかというふうに思います。  本当に何が必要なのか、それから、例えば、正直言って、どのくらいそういう希望される方がいらっしゃるのか、やっぱりその辺をしっかり把握しないと、それがアンケートという手法がよろしいのか、もっとほかの、例えば、どこかの団体のほうに聞くとかいろんな方法があろうかと思いますけれども、そういうものを含めてその辺のニーズの把握の仕方、対象者の把握の仕方、そういうものをこれからちょっと研究、検討をしていきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ぜひ手法が様々あると思いますけれども、個別のニーズをぜひ的確に把握していただいて、相談支援が必要な方に行くように、また、数ではない部分もあると思います。たとえその声が一つであっても、とても重要な場合もありますので、命に関わることにもなりかねない部分もあると思います。そういったところは逃さずに、ぜひニーズとして組み込んでいただけたらと思います。  最後の質問になりますけれども、子育て支援全体について、やはり所信表明ということで今後、研究検討様々していくということでしたけれども、改めて、今後の子育て支援全体の方針等が今おありでしたら、町長のほうからお聞きしておきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) お答えいたします。  私自身がまた産まれたばかりの1か月の子供を、今から42年前に抱いて、夫と2人、この日の出町に越してきた。そしてその中で、親戚もいない、そしてまた最初、お友達もいないような環境の中で子育てをして、その後、出産もしました。そんな経験があります。もう本当に苦労と言うのは今も昔も変わらない。今はもっとネット社会で便利になったようでいて、余計にいろいろまた違った困難があるかと思います。  そうした方々、子育て世代の方一人一人に寄り添うような施策、きめの細かい施策を今後、展開していきたいなというふうに思っておりますので、すぐに今日の明日ということではなくて、今、担当ともいろいろ話しながら検討を進めているところですので、もう少しお時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番縄井貴代子君。 ◯8番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  ぜひ東京都、国からの様々な全世代型の社会保障等、二重になっている部分とかもかなりあるのかなということで、先ほど事務事業の洗い出しの中でそういったこともされるということもおっしゃっておりました。ぜひ、本当に子育て真っ最中の方には、もう今にもやってほしいという方もたくさんおられると思いますので、1日も早くぜひ安定した子育て支援策、クーポンも含めまして、財源のほうも目減りしていきますので、早めにやっていただきたいということと、町民の方に分かりやすい分かりやすいシフトをする場合、子育て支援に対してのシフトをする場合は、分かりやすい提供ということでお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、私からの一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、午後1時30分まで休憩といたします。               午後12時12分 休憩               午後 1時30分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  13番嘉倉治君。             [13番 嘉倉  治君 登壇] ◯13番(嘉倉 治君) 議長より御指名をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきたいと存じます。  午後の大変まどろむ時間帯ではございますが、よろしくお願いしたいと思います。  まずもって、田村新町長、御就任おめでとうございます。  私ども公明党会派は、常々、政策本位そしてまた、やっぱり是々非々の対応、そして、これは素晴らしい提案、施策だなというものに関しては合意形成を図りながら、しっかりとまちづくり、また福祉、そして町の安全・安心等にもしっかりとまた協力していきたいという思いはありますので、ぜひともよろしくお願いしたいというふうに思います。  さて、それでは、今回の一般質問でございますが、新時代にふさわしい町政の基本方針を伺うということでございます。  折しもコロナ禍のパンデミックの中、どこの自治体、どこの世界でも大変な中での行財政運営、自治体運営を強いられておるわけでございます。そういった意味で、ここは逆にピンチをチャンスに変える、そういう時でもあるだろうというふうに思いますし、あらゆる面で行政も変化に対応し、変わっていかなくてはいけない。当然、我々議会もそうでございます。そして国民、そして、この日の出町民の皆様もやっぱり意識変革をしていく時期に取りかかっているんだろうなと、差しかかっているんだろうなというふうに思うわけでございます。  以上のようなことを踏まえまして、以下の質問をさせていただきます。  1) 町長所信表明演説を基に政策の具体的方針と実施計画を伺います。  まず、冒頭伺いたいのは「橋本町政」が標榜していた5大施策の位置づけは、今後どうなるのか、方針転換も含めどのように執行するのか伺います。  2) 福祉の町づくりについて、現在、福祉単独施策検証会議に委員の皆様の意見を伺っている最中ですが、当時の橋本町長は「検証会議は町長が諮問しているわけではなく、あくまでも意見を伺うもの」という主旨のお話をされ、これを参考に町が計画を立て、議会に提示するということでした。この点に関しての認識を伺います。  3) 財政対策に関して一番大きな課題であると認識しております。町長は事務事業の徹底した見直しで財源確保を見つけ出すと提言されております。極めて妥当な考え方ですが、具体的にどういう手法で事務事業を改廃していくのか。また、私は十数年前から新公会計制度、特に東京モデルを基調とした取組が事務事業評価には欠かせないと訴えてまいりました。町長の具体的方策を伺います。  4) 今日の日の出町が存続できているのは、昭和50年代、財政逼迫の折、大変な反対運動の中、大英断を決意し谷戸沢処分場を、後に二つ塚処分場を受け入れ、「地域振興費」の活用などで行財政の立て直し、町民の福祉向上、生活インフラ整備等に充当してまいりました。この事実は大変重く受け止めるべきであります。  私ども自公会派は今般の地域振興費75億円の獲得に向けて、橋本前町長と共に関係機関に働きかけ全力で取り組んでまいりました。今までは町の見解は、恒久的財源と言ってはばからなかったが、今後は先行き不透明であります。地域振興費の今後の活用、獲得に向けての方策を伺います。  5) 町づくり全般に関して伺います。町長がお示しの広域連携、新時代に相応しい「ワーケーション」などの推進は賛同できます。私は、「リモートワークするなら日の出町を」をスローガンに定住促進の諸施策、都市計画マスタープランなどの改定で具体的計画を推し進めるべきだと考えます。町長御自身具体的構想がおありなのかどうか伺います。  6) 今回、農業振興、商工観光振興策などお示しいただいておりませんが、具体的方針を伺います。  以上でございます。よろしくお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              [町長 田村みさ子君 登壇] ◯町長(田村みさ子君) 嘉倉議員からの「新時代にふさわしい町政の基本方針」についてのお尋ねでございますが、私から総括的に答弁をさせていただきます。  初めに、町政の基本方針についてですが、私の町政における基本方針は、先月開催いただきました臨時議会で「所信表明」としてお示ししていますとおり、基本的には橋本前町長が掲げた「第五次日の出町長期総合計画(案)」の基本姿勢を継承していくという考えでおります。  ここに掲げられています「安心・躍進・自立のまち」という基本目標は、第四次計画から引き継がれているものであり、大規模な自然災害の発生をはじめ、新型コロナウイルスのパンデミックなど、今までに経験したことのないような日常の暮らしを大きく変えてしまうような出来事が起こっている今日、困難に立ち向かい、希望の持てる新たな日常の構築など「今後の行政の在り方」そのものを示していると思います。  もろもろの細かな施策や手法につきましては、それぞれお考え、御意見あろうかと存じますが、基本目標など根幹にかかわる部分については、議員皆様とは共有できていると理解しておりますので、「みんなでつくろう日の出町!」というキャッチフレーズのとおり、議会議員の皆様をはじめ、関係機関、町民皆様と協力してよりよいまちづくりに努めてまいりたいと考えております。御理解・協力をお願いいたします。  次に、福祉のまちづくりについてですが、現在、継続しております「福祉単独施策検証会議」につきましては、多方面の角度から御意見をいただき、その御意見をまとめ町に御報告をいただくという趣旨で行っています。  町といたしましては、国や東京都の諸制度の動向、将来の財政フレームの展望を踏まえた上で、今後の福祉施策の方向性(案)をまとめていきたいと考えています。  この件に関しましては、これまでの議会議論の中でも、議会あるいは会派としての検討を進めているという御意見も頂いておりますので、よりよい方向に向かっていくためにも、すり合わせも含め御協議いたければと思います。  次に、事務事業の見直しについてですが、事務事業の徹底した見直しを行うことは既に指示していることは先ほど申し上げましたが、見直しを行うためには総体的な「施策の評価」とその「手法や効率性」を踏まえて行うべきと考えています。そのためには、事務事業の現状を把握し、課題の抽出をしなければ対策が講じられないと考えており、まずは、事務事業の洗い出しを行いたいと考えています。  その結果として、改善を要すると判断したものについて、事務事業の手法、効率性等について見直し・改廃等の判断・目標設定を行い、施策の評価と合わせた上で、最終的には「行政改革プラン」としてまとめていきたいと考えております。  また、「施策の検証・評価」につきましては、嘉倉議員も兼ねてより御提案されておりましたが、町としても検討を重ね、より実効性のあるもの、フォーマットを作成し、2年度決算評価から試験的導入を行う予定です。  次に、地域振興費の活用、獲得についてですが、現在、町にはエコセメント化施設を含め稼働中の二ツ塚処分場、閉鎖管理中の谷戸沢処分場の三つの最終処分施設が存在しています。  日の出町と東京たま広域資源循環組合との間で締結している基本協定に基づく地域振興費については、その期間、総額等について、令和3年2月22日に締結いたしました「日の出町に存する廃棄物広域処分場等の管理・運営に係る日の出町に対する地域振興費に関する協定書」により担保したところであります。  今後も、処分場が完全に閉鎖されるまで安全な閉鎖管理が継続されていくものであり、地域振興費についても総額のいかんにかかわらず継続していくと理解しています。  また、活用については、先ほどの小玉議員に対する答弁でも申し上げたとおり、これまで同様「覚書」中の定めを遵守し「一般的な行政水準にある事業等」及び「生活環境整備に資する投資的経費」に充当してまいります。  獲得に向けた方策については、本年2月に締結された現協定締結にあたりましては、橋本前町長のもと足かけ3年をかけ協議を進めてきた経過を教訓にし、平素から循環組合・東京都に対し、町に対する認識・理解をより一層深めていただくよう求めてまいります。  次に、町づくりについてですが、働く世代への住居情報の提供や働く場の情報提供など、若い世代の定住促進を図っていく必要性、重要性は認識しております。  そして、新型コロナウィルス感染拡大防止、緊急事態宣言により「リモートワーク」、「在宅勤務」、「テレワーク」、「ワーケーション」といった、新たな働き方の導入が、企業等におきまして急速に進んでおります。  町内の民間による宅地開発の状況を申し上げますと、毎年、2地点程度、1地点、5区画から10区画ほどの宅地開発が行われております。人口減少社会にありますが、住宅建築が進んでおりますことは、日の出町が、自然豊かな環境にありつつ、一定のインフラは整備されており、大型ショッピングセンターや圏央道インターチェンジもあり、都心に向かうにも1時間程度で行くことができる、新たな働き方の導入に適した環境にあるためと捉えております。  一方、空き家も増加傾向にあります。空き家の利活用などにおける諸課題の研究も進めていく必要があり、今年度は、空き家調査の実施を予定しております。  そして、このたび、日の出町公式動画チャンネルが設けられました。若者の目に留まり、定住促進にもつながるような情報発信、工夫を研究していきたいと考えております。  これらは、即座に都市計画マスタープランを改定する必要はなく、業務改善等で進めていけるものと考えます。  都市計画マスタープランの改定につきましては、これまで前町長からも答弁されたとおり、大幅な方針転換や土地利用の変更がないこと、プランの一部に事業の進展が様々な原因により停滞している案件もあることから、今あるプランを活用しておりますが、社会環境の変化などに応じた見直しも必要なことと考えております。  また、町づくりにおける広域連携としまして、東京都が都市計画法に基づき定めております「都市計画区域マスタープラン」では、日の出町とあきる野市からなる、秋多都市計画区域に位置づけられていることから、市町間の調整や調和、諸課題解決に向けた連携は、非常に重要なことと認識しております。  今後とも、日の出町が住みよい町で在り続けるよう、取り組んでまいります。  最後に、農業振興、商工観光振興についてですが、農業振興については、日の出町農業振興基本計画に基づき、商工観光振興については、日の出町商工業振興計画、日の出町観光振興計画に基づき、それぞれの振興に努めてまいります。  まず、農業振興から申し上げますと、人の育成・確保、農地の保全・活用、食を支える地域農業の推進の3本に分類し、新規就農者などへの支援、6次産業化の推進、農地の集積促進、鳥獣被害対策の推進などの事業を実施いたします。  本年度の具体的な内容では、ひので塩田農産物普及センターのガラス温室を解体し、土地は地権者にお返しいたしますが、ひのでトマトブランドについては、引継ぎ先として予定しております日の出町農業振興委員会とブランドの維持・発展について協議を進めてまいります。  次に、商工業ですが、日の出町ならではのビジネスモデルを探求し、商業の振興につなげる。地域に根差した工業地として持続的な操業環境を創出するとし、これまで商工会が実施するひので一店逸品運動への支援、産業まつり、ひのでちゃん行政カード事業などを実施いたしました。  本年度は、住宅改修補助制度を住環境整備事業補助へと変更し、住宅の外回りの改修も補助対象とし実施します。また、コロナ禍における事業者支援の実施や創業支援策の検討も重要な事柄であると考えております。引き続き、日の出町商工会と連携を密にし、商工業の発展に取り組んでまいります。  次に、観光業についてですが、基本コンセプトを「東京のやまなみに輝き、自然と文化が融け合い、人に優しく、活力あふれた観光の創造」と定め、特別重点プロジェクトとして観光まちづくり支援事業を実施し、多くの事業採択を行ってまいりました。このほかイオンモール日の出の駐車場を会場とした、ひので観光&物産フェア、イメージ戦略として、調布・狛江市と連携したロケツーリズムの推進を実施してまいりました。本年度は、引き続きロケツーリズムの推進に努めるほか、つるつる温泉の源泉ポンプの入替工事や、日の出山荘青雲堂の茅葺屋根葺き替え工事を実施いたします。  引き続き、日の出町観光協会と連携を密にし、観光施策の充実に取り組んでまいります。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) ありがとうございます。  所信表明演説を受けて非常に範囲が広かったんですけれども、最初の定例会の町長への質問でございますので、将来のまちづくり、そういったものを全般にわたってどういう意向で、どういう見識をお持ちなのかなということを確かめたいということもあったので質問させていただきました。  町長の答弁を伺って大変丁寧に、そして私どもが思っているビジョンとやはり同じ方向性は向いているのかなというふうに思っております。  今、日の出町が抱えている課題というのは、やらなくてはいけない課題というのは、もう分かっているんですよね。やらなくてはいけない課題がある、それをどういうスケジュールで、どう具現化していくか、そこに尽きるのだろうなというふうに思います。そこには、私たちが思うようなスピード感と行政とはまた違うかもしれませんけれども、そこにはやはり合議の上にしっかりと合意形成を図っていく、こういう基本姿勢で臨みたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  さて、1)のほうから再質問させていただきたいんですが、町長は、橋本町長が作り上げてきたこのニュー五大作戦、それから、第五次長期総合計画を基本に継続していくんだと、それは当然だというふうには思うんですけれども、とはいえ、時代は非常に激動の時代を迎えておりますし、やっぱりこの時代の変化に対応した施策というのも展開していかなくてはいけないというふうに思っております。  青木町政、橋本町政がずっと掲げてきたニュー五大作戦の中、例えば、日の出町の総合文化体育センター、これも現実味があるのかどうか。非常に現時点ではいわゆる建築設計なんかも取ってお示しをいただいたこともありますけれども、その後、全然暗礁に乗り上げているといいますか、もともとまだ広域資源循環組合の管理下に置かれている地域でありますから、多くの町民の皆様は、具体的に申し上げますと、「あんな山の上では嫌だ」とかいう方々がほとんどでございます。  そういったことも含めて、やはりここは新体制になったわけでございますから、その辺の、五大政策とは言いながらも、やはりリセットして、ゼロベースにして考えるということも必要なのではないかなというふうに思います。具体的に、ちょっと今、総合文化体育センターのことをお話いたしましたが、この件に関してはどういうふうに思っていらっしゃいますか、町長お願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねの総合文化体育センターにつきましては、御案内のとおり、こちらはスポーツと文化の森構想の残された唯一の課題という形で前町長からも引継ぎをされているところでございます。ただ、一方では、ここ数年来、地域振興費の協定の見直しということで、基本計画書を作らせていただいたものの、こちらの交渉とは分けて話をさせていただくというのが前提でございました。  ということで、結果的には、妥当な表現かどうか分かりませんが、一旦ペンディングをさせていただいていると。新たにまたここへきまして、このコロナ禍、あるいは、また新しい課題としては、今後、Society5.0というようなデジタルトランスフォーメーションの取組など新しい課題も新たに見つかってきております。  こういったことも含めまして、いずれにしましてもタイミングを見ながら、ただ、計画、構想を過去に掲げられた構想の一部としてまだ残っているというのも事実でございますので、その辺はタイミングを見計らいながら進めて検討していければと考えております。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) 今、現状、ちょっとペンディング状態であるということの理解をいたしました。  そもそも論なんですけれども、総合文化体育センターは、相沢沖というのは、当時、青木國太郎町長が宣言をして、「あそこにします」と。そこにはまさにいわゆる議会の承認も何もない状況で宣言をしたという経緯もあります。そこにはまた町民の意向とかそういったものが果たしてどうなのかなということもあります。  再度ちょっと御足労いただいて申し訳ないんですけど、基本的に広域資源循環組合とのこの件に関しての基本合意というのは、ちゃんとした書面とかそういったものでは残っていますでしょうか。いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 総合文化体育センターとしての設置協定というのは結ばれておりません。  ただ、先ほども申し上げましたとおり、スポーツと文化の森設置構想、町の掲げる構想については、当時、全面的に協力するというような文言の中で指定をさせていただいてございますので、そちらを酌んで町としては粛々と進めさせていただいているというところでございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) 承知いたしました。  当初からスポーツと文化の森構想の位置づけということで、あのエリアはそういうふうになりました。ただし、個別に総合文化体育センターをという文言はなかったというふうには思いますけれども、これは町の思いですから、それはそれで私は否定するものではありません。今後、こういったことも含めて、いわゆるこの施設が果たして必要なのかどうか、あるいはもっと違った形での町民に貢献できるような公共施設とは何なのか等々も含めて、ゼロベースで考えていったほうがよろしいのかなというふうに思いますので、これは御答弁結構でございます。  次の質問に行きたいと思います。  2) 福祉のまちづくり、日本一の福祉のまちづくりを青木町長のときから標榜して今日まできております。  今回、今、福祉単独施策検証会議が行われていて、私ども、昨年度からずっと令和3年度中にこの検証会議を受けて、令和3年度の予算に反映するべきだという主張をしておりました。ところが、それはちょっと手続上、それからスケジュール的に難しいということで、令和4年度に反映するよう令和3年度中に中間報告を、また最終報告をまとめて、令和4年度の予算に反映するという答弁をいただいております。この辺に関しては検証会議にかけて何らかの回答、答弁を頂いて、それを議会で検証して、最終的に、また令和4年度の予算に反映するというような形になろうかというふうに思います。
     確認ですけれども、このスケジュールでよろしいのかどうかお伺いいたします。町長でも副町長でも結構です。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねでございますが、福祉検証会議は御案内のとおり令和2年度から設置をさせていただきまして、書面開催を含め3回開催をさせていただきました。  その中では、今現在、子育て、高齢関係の一定の成果について御説明を申し上げ、意見を頂いているところでございます。今後、本年度6月からおおむね8月にかけて延べ3回ぐらいを予定させていただきまして、最終的な意見の取りまとめを図るという予定でございます。  一方で、先ほどの町長からの答弁にもありますが、こちらは意見を集約させていただいて、いろんな角度で我々の気づきも含めた意見を頂くというところでございますが、町としましては、町のいろいろな財政、当面のフレーム等を勘案した中で、今後、並行する形でいろいろな計画を、シミュレーションを進めていくと。  最終的には、今年度中にいろいろな形の御提案、たたき台というんですか、そういったものは作成させていただくというような事務的な流れになろうかとは思っておりますが、また4年度予算に全てというか、今回の検証会議の内容が必ずしも反映されるという前提では、ちょっといろいろな福祉施策、長年にわたって町民の方にサービス提供してきたものが多くございますので、こちらについては4年度予算にというよりは、今現在は5年度の行政改革の中に落とし込みながら、5年度から具体のところは大きく反映するものであると認識しています。  と申し上げますのは、先ほど小玉議員のお話にもありました来年度の地域振興費については、これは福祉が直接というわけではございませんが、総枠的には5,000万円動いていくと。もちろん今年度から行革の準備をさせていただきますので、この辺のところは予算編成また福祉に限らず全ての項目を確認しながら予算編成の中で対応していくと。  今申し上げました福祉の大きいところにつきましては、議会のほうにも御提案をさせていただきながら相談をして、結果的には5年度の行革プランの中に落として本格的に対応を進めてまいりたいと考えているところです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) そうしますと、私どもが以前質問して、答弁いただいた令和4年度から全てとは言っていませんでしたけれども、4年度から反映していきたいということとはちょっと齟齬を生じるのかなというふうに思うんですね。だから、全てとはこの場では言えませんけれども、ある程度、実効性があるもの、そして町民の理解が得られてできるものに関しては、まさにこれは政治決断なんですね。政治決断をして、やるか否か、これに尽きるのではないかなと思います。  昨今の経済状況、特に日の出町の財政状況等も踏まえ、そしてまた歳入確保が75億円と、向こう10年間。もう令和2年度から11年度まで限定された中で、この限られた財源を、もちろん歳出削減をしながら、そしてまた国、東京都の全世代型社会保障こういったものを見据えながら、これはまさに今、行政に求められているのは決断力とそれからスピード感ですよ。そしてまた、町民への情報発信、これをきちっとやっていくということなんです。  やはり従来どおりの1年かけてこれをやる、これは2年後というような長期的な、そういうスパンもよろしいかと思いますけれども、これは必要性があるものはスピード感を持って対応するべきなんだろうなと思います。  いずれにしても、検証会議の検討を踏まえ、そして町側から提案を示された段階で、我々サイドもしっかりと対応していきたいというふうに思いますので、この点に関しましてはよろしくお願いしたいと思います。  では、3)のほうに移りまして、公会計制度ですね。事務事業の評価ということで、いみじくも一昨日、町のほうから事務事業検証調査研究業務委託料ということで予算化されましたね。これがまさにこの事務事業をしっかりと今後推進していくという大きな糧になっていくんだろうなと、これを試験的にフォーマットとして令和2年度に反映していこうとこういう流れになっております。  また、町長報告書の中にも、皆さんお持ちだと思いますけれども、本町の財務書類の公表についてと、これは公表しなさいということで国のほうから、総務省から言われているものですから、ある程度、財務4表とか様々なことが、貸借対照表だとかコスト計算書とか様々あるんですけれども、これを作り上げるのもまた大変かというふうにお察しするんですけれども、これはなぜこういうふうになっているかというと、やはり国と地方の主従関係というのは、地方交付税とかそういったもので賄われてきているというのがありますね、ずっと明治以来。だけど、そんな中で各自治体が自治体のマネジメントをしっかりと自分たちで確実にできるようにしていくというのが一つの大きな趣旨であるというふうに思うんです。  そんな中で、参考までに申し上げますと、新公会計制度にそもそも着手したのは東京都なんですね。2006年の、私ども都議会公明党の東村幹事長が都議会議員で唯一の公認会計士でございまして、時の石原都知事に進言をいたしまして、「よし、やろうじゃないか」ということで実現し、それが全国に広がって今日に至っております。そもそも私どもは、私も22年議員をやっていましたけど、単年度会計で現金主義なものですから、なかなか長期スパンで予算を見ることができなかったというのがあります。  今後は複式簿記、発生主義会計に基づいてやっていくんですね。いわゆる資産と負債がどれぐらいあるかというようなこともしっかりと複式簿記の中で入れていかなくちゃいけない。例えば、おととい議論になりました600万円のPHEVの自動車ありましたね。600万円のアウトランダーですか。あれは仮に買ったとすると、600万円で購入したから600万円のお金が動いたということがありますけれども、でも、逆に言うと、その600万円の資産が増えたというこういう考え方が複式簿記なんですね。  そして、なおかつ重要なのは、減価償却という考えをしていかなくちゃいけない。10年で減価償却するのであれば、毎年60万円は減価償却費としてプールしておかなくちゃいけないというようなこともあります。それから、職員の皆様の退職金の引当金、こういったものもやはり計画的に予算の中にちゃんと組み込んでいかなくてはいけない。これが発生主義、複式簿記の考え方でございます。これをやらないとおとといのような、もうこの庁舎は30年もたってにっちもさっちもいかなくなったから、いきなり予算を投入してというようなことではなくて、計画的にそういう減価償却費というのをしっかりと組み込んでいかなくてはいけない。こういうことがこの事務事業評価では、今後、この新公会計制度を活用しながらですね。  今回、予算化されます事務事業検証、調査研究、業務委託料、ここでしっかりとそういったことも、我が町にとってどのような事務事業の評価がいいのかどうか。すぐ近くの福生市さんなんかも東京都から派遣を入れて1億5,000万円程度で東京都の新公会計制度のモデルを導入したんです。その場合、東京都も応援に来ていただいて、作り上げたんですね。1年半ぐらいかかったというふうに聞いております。1億数千万円、経費がかかったということもあると思います。  必ずしもそのとおりやれということではなくて、このやり方が、おととい予算化したこういったものが少ない予算で日の出町のこの事務事業をしっかりと精査して、客観的に誰が見ても評価できる、そういったものを作り上げていくことが今一番求められております。それはなぜかというと、無駄削減ということと、やはり財政の見える化、これをしっかりと多くの町民、そして議会、誰が見ても分かるようにしていく、これが大事なんですね。  そこでちょっと再質問でお尋ねしたいんですけれども、国は新公会計制度に合わせて事務事業を円滑に進めるために検証、そういった体制を構築するために、公認会計士などアドバイザーとして派遣する事業を創設しておるんですけれども、この辺に関しての御認識はおありでしょうか、どうでしょうか。また、必要性を感じているかどうかということをお伺いしたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 関谷企画財政担当課長。 ◯企画財政担当課長(関谷 好史君) ただいまの嘉倉議員の御質問の公会計のアドバイザーの話かというように思います。  今年度からアドバイザーの派遣事業というのが開始されているところでございます。町もそのアドバイザーの推薦といたしまして、この公会計制度、令和2年度から外部委託を行っております。その委託先の事業者の公認会計士の方を推薦しているところでございます。  今回は派遣は依頼しておりませんけれども、今後、下水道事業会計こういったもろもろの公営企業の改正なんかも想定されておりますので、時期を見て、必要が生じた場合には派遣のほうを依頼していきたいというように考えているところでございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) 関谷課長のほうではそれは認識していらっしゃるということで、外部委託、これは必要だというふうに思います。下水道会計公営事業、公営企業会計もそうですし、日の出町がいわゆる普通債が大体60億円かそこらぐらいでしたかね、その辺のことも専門的な見地からやはりきちっと返していかなくちゃいけないだろうし、それから、また、いろんな形で相談をすることが可能なのかなと思います。  例えば、行財政運営に関しては特にそうだと思います。この公共施設等長期保全計画、こういったものの基金をどうやって積み増していくのかとか、そういったこともやっぱり専門的な見地からお知恵を拝借するというのは必ず、必ずというか、今、私は必要だというふうに思いますので、ぜひその辺はお願いしたいなというふうに思います。  それでは次、4)のほうにいきます。地域振興費の問題。  大変な歴史があるわけですよ、日の出町は、この処分場に関しましては。ただ、やはり何度でも言うように、これが処分場を受入れたからこそ今日の日の出町があるわけでありまして、だけども、今後はごみ処分に関しては各25市1町の自治体が非常に自助努力をされておりまして、地域振興費も今回は25億円、10年間で目減りしました。今後は、やはり地域振興費そして半永久的に我が町に処分場が残るわけでありますから、このことに関しての新たな付加価値をどうやって、当事者の25市1町の資源循環組合、そもそもその先に東京都が三多摩のごみ処分場をお願いしたいということで東京都が動き出した当初の事業でありますから、その辺はやはり環境行政ということで、やっぱり日の出町の処分場に関しては風化させてはいけないということは誰しも皆さん思っていることであります。  このことを踏まえながら、かといって我々が思っているのは、やっぱりごみ処分場所在地交付金なるもの、今は地域振興費という名目で頂いておりますけれども、今後は、エコセメント工場もどうやらどんどんどんどん縮小していくような流れになってきております。かといっても、抽出水とかそういったものでずっと管理下に処分場は置かれていくわけです、半永久的に。こういったことを踏まえて、やはり新たな、あんまりあからさまに言うのもあれなんですけれども、振興費プラスアルファのものをやはり日の出町としても訴えていく。そしてまた、あのエリアをもっと違う形で活用できるということもあるんだろうと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいまの嘉倉議員の地域振興費についてのこれからの在り方のような御質問、御意見かとも思います。  実際に、今回、75億円という数字で決定を見たわけでございますけれども、これについては、橋本前町長と私も一部参加させていただきながらいろんな話をさせていただいたところでございます。  町の基本的なスタンスとしては、これはもう当然の権利だとまずは思っています。そうでないと、実際に循環組合また組織団体、管理者の皆さん方とお話はできないというふうに考えております。  当然に町の中に、処分場もよく三つある、二つあるという言い方はありますけれども、谷戸沢処分場を終了して、現在、閉鎖管理中、それから二ツ塚処分場、これは現在、生きておりますけれども、実質的には埋め立ては行われていない。今現在、稼働しているのはエコセメント化施設、これは二ツ塚処分場の付属施設で、同じごみの最終処分という目的を持った施設というふうに理解してございます。  そのような中で、例えば、谷戸沢処分場を見た場合でも、まだまだ当分の間は閉鎖管理と、当然にそれは町にとっても大きな負担にもなりますので、それについては当然、循環組合に対して相応の負担を求めていくと。もちろん、二ツ塚処分場についても40数%、今、埋立て率でございますけれども、その現状がある。それから、エコセメントについては、もう確実に稼働して多摩25市1町のごみの焼却灰についての最終処分を担っていると。これについては、当然の町として言うべきことは言わせていただくというスタンスで交渉を行っていきます。これについては、今後についても同様のことになろうかというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) 副町長の御答弁、ごもっともでございます。現時点である権利、これは町が受けたということ、重く受け止めていただいて、権利をしっかりと行使し、またその努力をしていく。また新たなものをというのは、ちょっとあまりにもおねだり過ぎるのかなという気分もありますけど、これは正攻法にちゃんとその辺はやっていったほうがいいかなと。  片や地域振興費が減らされているという状況、今後はどうなるか分からないという中では、なおさらやはり、先ほど小玉議員が言っていたように、地域振興費の使われ方というのも非常に着目しているし、注視しておりますので、25市1町のほうは。その辺はしっかりと福祉検証会議等も踏まえながら、やはりこれだったら大丈夫だなというふうなところまで、やはり町が自主努力し、改善の努力をしているんだということを示すということが今大事なんだろうなと、このように思うわけでございます。  それでは、5)のまちづくり全般に関して。  これ、亡くなった星野議員と私が2人で交代交代この都市計画マスタープラン、定住促進を推進するには、やはりイオンモール、ショッピングセンターの周りの場末、それから宿上とか清坊地域、やはりあの辺の人たちから様々よく要望を聞くんですね、地権者の皆さん。ここ数年来、都市計画審議会というのをやっておりませんし、私どうも記憶しておりません。それもちょっとどうかなというふうに思います。  それで、実は、このアンケート調査を平成19年にしているんですよ。あの地域の調整区域の地権者の皆さんに。それ以降、平成19年以降、何もやっていない。もう代も代わっています。  そういったことで代も代わっているし、考え方も変わっているし、やはりそこはここで再度、土地活用に関してのアンケートを実施するべきだというふうに思いますけれども、いかんせん今、武蔵引田駅の北口再開発、日の出町とあきる野市が協力して給食センターの着工も協定書が結ばれて進められておりますし、あのエリアは本当に、北口というのは日の出町を向いているんですよね。だから、本当に日の出町はそれと合わせて、あのエリアをしっかりともう一度たたき台に乗せていく。  秋多都市計画の中であきる野市との話し合いというのは、しばらくやっていないんじゃないですかね、秋多都市計画に関しての話合いというのも。これもぜひ、せっかく新町長でそういう広域連携も進めたいし、リモートワーク、ワーケーション等も進めたいとおっしゃっているんですから、これはどのような活用の仕方があるのかということも踏まえて、一度やっぱり審議会、協議会をあきる野市さんとやってもいいし、日の出町の都市計画審議会でも一度こういうのを議題にしてもよろしいのではないかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。副町長。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいまの都市計画のマスタープランについてということの御質問というふうに理解しております。また、星野前議員さんと嘉倉議員からも三吉野の清坊辺りのことについてお話を何回も頂いているのも十分承知してございます。  ただ、区画整理というか土地の整備事業につきましては、なかなか、前にもお話していると思いますけれども、担当課からも年に何回か、数年に1回ぐらいは東京都にも問合わせをしているところですけれども、単に住宅を作るというような都市開発というのは、なかなか今、御理解をいただけない状況にあろうかというふうに思います。それについては、空き家が町内に百十数軒あるということを見ても、言われると「なるほどな」と、そういうことをもうちょっと、既に都市の整備を進めるところになっているところをもうちょっと進めるべきという声もありますし、あとは、その時代の流れの中で、工業団地もおかげさまでうまくいきましたし、三吉野の桜木のイオンについても、非常に結果としてはいい結果を導き出していけてると。結果として、町にとっても財政的には潤いを与えていただいていると、これはもう本当に間違いない事実かというふうに思います。  ただ、今ここでどこかというの、なかなか表に出していってそこに乗っていただけるかというのは、あまり近隣のことを言うのはどうかと思いますけれども、なかなかタイミングというのは非常に難しいところに今あるんじゃないかと。まして、こういうコロナ禍の中、なかなかタイミング的には難しいんじゃ、それをそういうふうに町としては現在捉えておりまして、平井地区についても、それなりの開発については一定してきたと。そういう中で成果も挙げているということでございますので、今後も、全く都市計画マスタープランをいじらないとかそういうことを考えているわけではございませんけれども、当面は、もうしばらく静観すべき時代状況、経済状況にあるんじゃないかというふうに考えているところでございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 13番嘉倉治君。 ◯13番(嘉倉 治君) タイミング的には、私は、確かにコロナ禍ではあるけれども、タイミング的には武蔵引田駅の北口再開発もやっているから、それはタイミングが悪いとは思いません。私個人の見解ですから、これ以上言っても平行線ですからあれなんですけれども。何も定住促進と合わせて複合的な施設の誘致というのも考えて、やはりもう少し柔軟に考えて、町単独の事業というよりもPFIを活用するだとかそういった手法でもって、この流域全体をいかに活性化していくかというような視点も片や必要だと思います。  いわゆる昼間人口をいかに呼び込むかといったそういったことでも何かしら、亜細亜大学が近くにありますし、スポーツ振興に関しての施設なんかもあのエリアに持ってくるというのも、私は非常にタイムリーだなというふうには思いますし、何しろもう少し可能性を信じて、できることからどんどんやっていくべきではないかなというふうに思いますので、御答弁は結構でございます。  それから、もう時間があと3分、4分でございます。6)の農業振興、商工観光振興は、現状抱えている課題というのはもう認識しているとおり、町長の答弁のとおりでもありますし、担当課長の存じ上げているとおりでございます。  ただ、今、日の出町が抱えているこの大久野の山間地域のいわゆる耕作放棄地、こういったものの土地の集約化を、やはりある程度の面でもってやっていきながら、やはり企業とか民間をどんどん投資していただくようなそういうインセンティブをどうやってつけていくか。これは、東京都の話し合いもやっていかなくちゃいけないというのは重々承知なんですけれども、詳しいことはまた個別に担当課長と相談したいと思いますが、一応時間もまいりましたので、今回、所信表明演説を受けて、マクロ的な質問で大変恐縮なんですけれども、町長の方針、町長の意気込みも分かりましたし、期待したいなと思います。  ぜひ、何とかできることから一つ一つ着実にやっていただきたいということをお願い申し上げまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、2時45分まで休憩といたします。                午後2時28分 休憩                午後2時45分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続きまして、9番川脇敏徳君。              [9番 川脇 敏徳君 登壇] ◯9番(川脇 敏徳君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。  議長、質問資料をサイドブックのほうに格納してありますので、見ていただければと思います。順番としましては、全体共有ホルダー、定例会、令和3年第2回定例会、一般質問補足資料、川脇敏議員で載っておりますのでよろしくお願いいたします。  私の今回の質問は、二つございます。  1.今年の長期予報から降水量が多くなることが予想されております。行政の基本である「住民の生命と財産、そして生活を守る」観点から河川氾濫の危険性とその対策について。  1)2019年10月に発生した台風19号のような過去に発生した台風・集中豪雨により生じた洪水・河川氾濫の危険性について、町内のエリアごとに現場調査を基礎自治体として実施していると思いますが、その調査結果について伺います。  2)日の出町が管理すべき橋は、90数か所あると思います。昨今の問題である橋自体がダム化現象(流木等により河川の流れが滞留する現象)による災害。あきる野市網代橋の損傷メカニズムがこのダム化現象による事例ですが、橋の管理者としてこのような危険性のある橋(損傷や氾濫の危険性)について、台風や集中豪雨による河川氾濫の危険性が予見される場合、現地調査を行っているのかを伺います。  3)上記1)、2)の調査結果が、既存のハザードマップ等に反映・改善されているのか否かを伺います。  2.田村町長の所信表明でも述べられている若い世代の定住促進や日の出町・西多摩地区の魅力・情報発信等について。  1)田村みさ子町長の所信表明から「若い世代の定住促進や日の出町・西多摩地区の魅力・情報発信等」に関して具体的な構想・考えについて伺います。  2)日の出町、そして西多摩地区の活性化についての基本は、「日の出町商工業振興計画・観光振興計画等」に基づくものと思いますが、この活性化に取り組んでいる「商工会・観光協会・青年会議所・NPO法人など」の各種機関・団体等について町側が把握している数は、どれだけあるのかを伺います。  3)これらの各種機関・団体に対して、町側が実施している協賛などの支援状況について伺います。  以上、よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              [町長 田村みさ子君 登壇] ◯町長(田村みさ子君) 川脇議員からの河川氾濫の危険性とその対策ついてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  令和元年10月11日の台風19号は、降り始めからの総雨量が役場屋上で486.5ミリメートル、肝要の里で611.5ミリメートルとなり、1時間当たりの最大雨量は役場屋上で45ミリメートル、肝要の里で48.5ミリメートルを記録しました。  また、最大瞬間風速は、庁舎の風速計で25.4メートルが観測されました。  この台風に関する生活安全安心課による被害覚知認定件数は51件となり、住宅被害認定調査では全壊2件、一部損壊5件、被災届受理証発行は11件となる被害がありました。  また、警視庁五日市警察署細尾駐在所前の都道第184号線の崩落では、第17、18自治会の214世帯、約400人が孤立する事態となりました。  町では従前から、町の管理となる橋梁や河川について、法令等に基づく点検を行ってまいりましたが、台風19号では、まさに想像を超える被害が発生しました。  今後は、より一層の点検を行い、災害の発生の防止や減災に努めてまいります。  詳細については、所管課長より答弁いたさせます。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 河川の氾濫の危険性とその対策の詳細につきましては、私から答弁させていただきます。  初めに、洪水・河川氾濫の危険性の現場調査についてですが、令和元年の台風19号のような災害級の台風や豪雨等のあとに、建設課ではエリアごとの調査ではなく、町内全体の町が管理する道路と河川の状況について確認を行っており、被害状況に応じて復旧工事などを実施しております。  なお、台風19号では、東京都が管理する河川8か所、橋梁が1か所、町が管理する河川7か所、水路が8か所、橋梁が4か所と私設橋1か所の被害状況を建設課では確認しております。  次に、橋のダム化現象による災害の調査についてですが、現在のところ、町が管理する橋梁について、「橋自体のダム化現象」による危険性などの調査は行っておりません。  現在、行っております橋梁調査は、国土交通省道路局が平成26年6月に策定した「道路橋梁定期点検要領」により示された調査をするにあたり、必要となる法令・基準等に準拠し、各区市町村が統一された項目について実施しているものでございます。  そのようなことから、御指摘の調査を町単独で実施するには、専門的な調査項目や危険性の数値などの調査基準を設定する必要がありますことから、今回の御指摘を参考にさせていただき、今後の橋の管理に資するため、調査項目として設定できるか、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長。 ◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 次に、調査結果が、既存のハザードマップ等に反映・改善されているかについてでございますが、既存のハザードマップにつきましては、東京都から土砂災害警戒区域が指定されたことを受け、「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」、いわゆる土砂災害防止法にのっとり、住居や利用する施設の土地が土砂災害等による危険性がある区域かどうか、また、災害時にはどのように避難を行うべきかといった情報をハザードマップで住民等に周知しているところでございます。  平成27年3月に、土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒区域、浸水予想区域、避難所等を地図上で重ね合わせて表示したハザードマップを平井地区と大久野地区の2種類を作成し、全戸配布をいたしました。  転入者につきましても、転入手続時に説明を行い配布しているところでございます。  なお、町独自の調査につきましては行っておりませんので、掲載はされておりません。  今後につきましては、東京都が令和2年8月に「秋川・平井川浸水予想区域」の見直しを行っており、本年夏頃には「土砂災害警戒区域」の見直しが完了する予定であると伺っておりますので、それに合わせてハザードマップを作成し、全戸配布を予定しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
    ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 若い世代の定住促進や日の出町・西多摩地区の魅力・情報発信等に関してのお尋ねでございますが、若い世代の定住促進につきましては、日の出町の魅力を対外的に広くPRする施策展開が重要であると認識しております。  「日の出町人口ビジョン及び第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定時に実施いたしました、15歳から40歳までの町民の皆様を対象としたアンケート結果によりますと、日の出町に住み続けたい主な理由として、自然や空気などの環境の良さをはじめ、子育て・教育環境の整備、住み慣れた愛着度の高さが挙げられており、愛着度に関しては、回答者の約8割の方が町に愛着を感じているとの結果が出ております。  新型コロナウイルス感染症対策の一つとしてリモートワークが、新たな働き方として定着してきておりますが、町といたしましては、豊かな自然の中で働き、安心して子育てをしながら暮らしていける町として、ひので野鳥の森自然公園をはじめとする自然環境の保全と、包括的な子育て福祉施策の充実を図ってまいります。  一方、日の出町に住み続けたくない理由として挙がっております公共交通の不便さへの対応につきましては、町外への通勤、通学のための重要な移動手段となっております。JR五日市線、JR青梅線の近年のダイヤ改正による運行本数の削減抑制や、鉄道の駅に直結する路線バスの利用者数に合わせたダイヤ改正など、西多摩地域の共通の課題として、近隣市町村と連携して関係機関に要望を行っており、今後も引き続き通勤、通学のための足の確保、改善に努め、定住化の促進につなげてまいりたいと考えております。  日の出町をはじめとする西多摩地域の魅力・情報発信等につきましては、これまでも西多摩地域広域行政圏協議会において西多摩地域魅力発信PR「西多摩フェア」などに取り組んでまいりましたが、さらに平成30年度より秋川流域開発振興協議会において、あきる野市・檜原村と共同で、秋川流域の観光名所をドローンで撮影したプロモーションビデオ「秋川流域 空の旅」をユーチューブで公開しております。  また、調布市・狛江市と共同で行っておりますフィルムコミッション事業につきましては、ロケの誘致や独自のロケ地MAPの作成を通じて新たな魅力の創設にも努めております。  今後も、こうした取り組みや、ツイッターやユーチューブ等のSNSの活用による「地域の自然、景観、文化」などの魅力発信について研究・検討を進め、定住の促進に資するPR活動を展開してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 次に、各種機関・団体等について町側が把握している数についてですが、商工や観光に関連するものですと、日の出町商工会、一般社団法人日の出町観光協会がございます。青年会議所につきましては、あきる野青年会議所があり、日の出町に居住または勤務されている方も会員の対象となっていると認識しております。  NPO法人の数ですが、東京都生活文化局のNPO法人ポータルサイトで町内に所在する法人を検索すると10件の登録がございました。活動分野は様々で商工や観光に関連する法人は、おおむね三つと認識しております。  このほか秋川農業協同組合や農業振興委員会、三吉野工業団地に立地し多くの企業が参加する三吉野工業団地懇話会や、観光まちづくり支援事業にこれまで応募いただいた団体など、全てを合わせて何件と把握しているわけではありませんが、数多くの団体に町の活性化に取り組んでいただいております。  次に、団体への支援の状況についてですが、商工会及び観光協会、農業振興委員会へは、それぞれ運営に関する補助金を交付しておりますほか、観光まちづくり支援事業では、採択された事業に対して年間50万円を上限として補助金を交付しております。  また、各団体が実施する事業に対して、求めに応じ町の後援を行っておりますことも申し添えます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇敏徳君。 ◯9番(川脇 敏徳君) 御答弁ありがとうございました。  今回、1問目の質問は、田村町長が所信表明で防災・減災について触れていなかったことと、負のスパイラル、訴訟リスクの回避という視点から確認、提案型として質問させていただきました。  2点目は、町長も今後取り扱っていきたいと思っている案件でございますが、やはり民間活力の連携と、それで町の活性化からの視点から質問をいたしました。  まず1点目の基本でございます住民の生命と財産、そして生活を守る観点から、その危険性とその対策についてでございますが、基本的に、また先ほど町としては吉村課長のほうからは対象でちょっとやっていないという答弁もあったのですが、平成31年度国交省から出された指針では、そういった自然災害があった場合には、橋の構造的な耐久性とかそういったことも臨地点検でやりなさいということも出ておりますので、そういった観点からもしっかり構造体を見ていただきたいというのを思っております。  それと橋のダム化、今回これは資料を出しましたが、私自身、3年以上前ほど、森の中に事務所を作りたいということで網代のほうにちょっと事務所を構えたんですが、その時のダム化現象、最近、結構問題になっているんですけども、これを皆さん、状況の共有化、今後の対策として添付させていただきました。グーグルマップの利用規約から、商行為、営利行為でなければ使って構わないということと、写真は私が撮影して、論理構成は私のほうでしております。また、公的機関が出している書類も引用しておりますが、それも公的機関のものですので、やっぱりこういった情報は見える化でやっておいたいいのかなと思っております。  そこでまず最初、段階的に踏んで質問を詰めていきたいんですが、再質問でございますが、河川氾濫の危険性、やはりあるエリアとしては子育て世代が集中的にその建物を買って、一気に高齢化が進んでいる。やはり基本としては自助、共助、公助というのがあると思うんですけれども、やはり高齢化していくと、またうちの母は85なんですけれども、もう6時とか5時ぐらいには御飯食べて寝ているんですね。我々と生活体系が違う。そういった方々をどうやって対策を取って救済していくのかという問題もあります。  また、この辺で雨降っていなくても、山間部で降っていれば、寝静まった頃に河川氾濫という危険性もありますので、第1問目の再質問でございますが、そういった意味を込めて基本計画はあると思いますけれども、実際、実効性のある住民への対策はどのように考えているのかお伺いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長。 ◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 住民に対する避難行動に対する周知につきましては、先ほどの答弁と一部ちょっと重複するところもございますけれども、現状は、河川氾濫に限らず土砂災害等も含めまして、危険箇所の表示をした土砂災害等のハザードマップのほうを作成して、各戸に配付さていただいている。それで危険箇所の周知のほうを行っているというところが現状でございます。  それに合わせまして、また避難行動の順序であったりとか、あとは広報や回覧のほうを活用させていただきまして、危険な場所にお住いの方は基本的に早めの避難であったりとか、親戚や友人宅への避難も検討してくださいねというような形で、基本的にそこにとどまるというわけではなくて、危険な場所にお住いの方はもう避難していただくというような形で現在周知しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇敏徳君。 ◯9番(川脇 敏徳君) 御答弁ありがとうございます。  でも、やはり実効性となったら様々なリスクを背負ってしまう。やっぱり人的被害も出かねない。当然、物的被害が出て人的被害となろうかと思いますけれども、その辺は、また今後いろいろと精査して実行力のあるものにしていただきたいと思います。  それで再質問二つ目でございますが、そういったやっぱり河川氾濫の危険性があるところ、早急に護岸工事を、東京都の所管になろうかと思いますけれども、西多摩建設にやっぱり基礎自治体としてそれなりのアピールをしていくべきではないかと思っておるんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 町内に流れます河川は平井川とその支流となります。  町の中心を流れます平井川は東京都が整備しております。平井川は河川整備工事を実施されております。この計画は、平井川が1時間に50ミリメートルの降雨への対応を整備基準として、昭和58年に、多摩川合流点から日の出町大久野地内の祝橋まで約11.3キロメートルを都市計画決定し、改修事業を進めております。  令和元年の末までに多西橋下流部から日の出橋下流部の間のうち4.5キロメートルの整備が完了しました。今後は、順次上流に向けて河川改修が進められていくところでございます。  そのような点から、一刻も早く河川の整備が完成するよう、様々なところで早期の改修の要望をしており、今後も要望を続けてまいります。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇敏徳君。 ◯9番(川脇 敏徳君) 御答弁ありがとうございました。  今後も、要望もやはり履歴として私は残していたほうがいいのかなと思っております。  そこで質問でございます。橋のダム化についてなんですが、これはちょっとあきる野市の事例なんですけれども、これはあきる野行政機関のこういった非難的なそういった問題ではなくて、各市町村、なかなか技術系が、技術職がいないというところから、リスク管理そういった危険性がなかなか理解できていなくて、こういった問題が生じているんですけれども、今回はこの橋の損傷のメカニズムなんですが、山間部で昔、杉の伐採が盛んな頃、結構廃材を山間部に残しているんですね。それがこういった集中豪雨で河川に流れ込んで、当然、濁流、激流となっていく。  昔の橋の形式としては、川が狭いところに橋を作っている。今回の網代橋もそうなんです。狭いところであり、かつ両サイドの橋台で持たせればいいんですけど、やっぱりその辺、これ62年前に建築された昭和34年の建築物なんですけれども、橋脚を設けているんですね。そうすると、流木はそこに集まってきてダム化的になっていくという。当然、橋の耐震基準も何度も改定されておりますし、そういったダム的な体力がない。そういった中で損傷しているんですけれども、ちょうど私も早く帰ろうと思いながらも夜8時頃まで仕事して、実際この橋にかかったときに、既に川は濁流となって橋の上を実際流れていたんですけど、やっぱり危険性を感じながら実際通ちゃったんですけど、翌日見たら、損傷、損壊していたという状態なんですね。  こういった事例というのは、3.11の東日本大震災、東北地方はリアス式海岸、小学校、中学校時代に習ったことなんですけど、ここに宮古市というところがあるんですけれども、やはり津波が入っていくと行き止まりで、戻ってくる波、入ってくる波、そこでやっぱり濁流となってパワーアップされていく。そういった事象現象、当然パワーアップしては異なりますけれども、橋が損傷されている。こういった事例はもう数年前からあって、町の管理下、執行は市の管理下のところに電話をしても現場を見てない。  そういった中で、2015年には長寿命化対策で橋の上部構造一部だけをいじくっている。それで結局はこのような被害で損壊を受けて、結局無駄な工事になってしまっている。じゃあ、基本設計が来て、説明会でメカニズムも分からないでそのまま修繕をしようか、架け替えをしようかという理論。私も地元住民の方々、そういった理論はないので市のほうに提案して、これはメカニズムからまず理解しないと二の舞ですよとこう言ったら、2回目の説明会では、東京都の指導助言で橋の高さを2メートル上げなさいという状態になっているんです。これはあきる野市さんのほう、どうのこうのという批判ではなくて情報の共有化でそういった問題は過去にも。今後、日の出町にもそういったことはあり得るので、やはり町の所管ではなくても、ある程度そういったことも情報共有化して危機管理をしていったほうがいいのではないかということで、私はこういった事例を挙げて今回の質問をしております。  そこで、先ほどこういったものはちょっと把握していないということを言っておりましたけれども、実際、50年に1度、100年に1度という、また、台風も今回28.何メートル、でも八王子では瞬間風速55メートルとあるんですね。55メートルというと、時速198キロメートルの速さなんですね、瞬間で。だから、どれだけの被害になるかということは、本当に50年に1度、100年に1度の観点から考えるのではなくて、それはスタンダードだということで考えていかないと、危機管理をしていかないと、やはり全てが東京都の所管ではなくて、基礎自治体として上部にしっかりと訴えていくべきだと私は考えております。  そこで再質問でございますが、実際、ダム化はないということでございますけど、実際、そういった事象は大丈夫でしょうか。再確認ですけれども、日の出町が管理している橋でそういった危険性があるものは、実際どうですかね。あり得るか、ないか。ないと言えば問題ないんですけど、当然、先ほどの流木も途中で止まってしまえば、狭い川では当然、そこから河川氾濫もありますので、再質問でございますが、そういった危険性があるなというような橋は、実際ありますか、ないですか。難しい質問ですが、よろしくお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 川脇議員のお話をお伺いしていますと、まず橋の橋脚がある橋、そして橋が架設している場所で川幅が狭隘になっている場所が危険性が高いよというような御指摘があったと思います。  この原因だけで考慮させていただきますと、町が管理しております橋で橋脚があるというものについては4橋あると思います。  あともう一つの原因の川幅が狭くなっているということについては、ちょっと狭くなっているという基準がなかなか何%とかあると思うんですが、見えなくて、私もずっと図面を見ていたりしたんですけれども、極端に狭くなっているところはないのではないかなと思っております。  御質問のダム化現象がないのかというお話があったと思うんですけれども、川脇議員がおっしゃったとおり、材木が流れてきたというようなこと、町の山も間伐をかなりしています。その間伐した木が残置というんですか、そのまま置いてあるという状況がありますので、そのほかにも土砂等もありますので、可能性はなくはないと思っております。  一応、地形的には明らかに危ないというものは今、認められないのではないかなと私は考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇議員。 ◯9番(川脇 敏徳君) 御答弁ありがとうございました。  法的、適用条文がないとか云々ではなくて、今後、そういったことも視点に入れて、やはりかなりの危険が予見される場合には、そういったものもひっくるめて、問題があれは東京都にしっかりと訴えていただきたいなと。  そういった問題を根本的に考えるには、そういった、先ほど私、負のスパイラルとか言いましたけれども、不動産の売買だと重要事項で浸水エリアとか、過去にあったということは説明事項になるんですね。そうすると、不動産として売りづらくなる。そうすると、売れなくて空き家になる。雑草や、あるいは廃墟化していくと、その雰囲気も悪くなるという負のスパイラル。また、人的被害が発生すれば訴訟リスクの問題も出てくるということもありますので、そういったことを踏まえたら、やはり危険性のあるところ、優先順位を決めて、これは田村町長にお願い、質問でございますけれども、町の代表者、首長として、また先ほど田村町長が答弁でも言っていましたけれども、内陸型の埋立地、東京都たま循環組合でそういった面で協力しているので、やはり護岸工事が必要なところは東京都に何度も足を、当然、セオリーとしては町から西多摩建設にお願いしていくのは当然ですけれども、やはり直々に行ってスピード感を持っていかないと、物的被害、人的被害が出てからでは対応が非常に大変です。  これ、参考資料で入れておりますけれど、日の出町では東細尾を早急に護岸工事をやっていただいたり、あるいは小和田グラウンドもあきる野市はやってもらったり、秋留橋の牛沼、こちらテレビにも出ておりましたけど、要は、すぐに工事に取りかかって復旧工事が1年ないし1年半で終わっているんですね。できるんだったら最初からやってよという感じで、川だから川上対策ではないんですけれども、そういったことを何かの危険性があれば早急に、田村町長はそういったことで臨機応変に動いてくれる方だと思っておりますので、東京都に何度も危険性があれば早急に対応を取っていただくということを動いてもらえないかという質問となりますけれども、町長いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。 ◯町長(田村みさ子君) 御質問の趣旨、よく分かりました。  19号の被災の現場も私も見ておりまして、大変な強風でございます。特に住んでいらっしゃる方にとっても、日の出町にとっても大変なことだったというふうに思っております。  災害防止あるいは災害対策、それから災害復旧については、国や東京都を含めて関係機関と密接な情報交換や協力体制の強化、そして連携を取って、さらに防災、減災対策に向けて対応してまいりたいと思います。スピード感を持ってということ、部分的にはもちろん本当に高い必要性のあるところには積極的に働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇敏徳君。 ◯9番(川脇 敏徳君) 御答弁ありがとうございます。ぜひともお願いしたいと思います。  1問目の質問は終わりますけれども、ちょっとこれは私の意見として。  今回、この台風19号においても、例えば、その以前の鬼怒川であったり、今回、川崎市が訴えられているんですね。そういった訴訟の論点、判例あるいは最高裁の考え方としては、予見可能性があったかどうか。2点目が行政の職務怠慢。大変失礼な言い方なんですけど、危険を予知していながら対応を取っていなかった。計画がありながら実施していなかった。3点目が住民側から要望が出ていたか、嘆願書が出ていたか。これ3問とも全部クリアすると完全アウトです、行政としては。  だから、そういった訴訟リスクを回避する上でも、やっぱりしっかりと対応を取っていくということが私は重要だと思っておりますので、やはり限られた財源、限られた職員、何より人的損害を出さないように対応を取るべきだと思いまして、今回こういった質問をさせていただきました。1問目はこれで終わります。  2問目の質問でございますが、やはり先ほども申し上げたとおり、限られた財源と人材でいかに、ある意味、行政って実効性のあるアイデア勝負かなと思っております。そういった意味では、限られた財源、人材でいかに効果を上げるか。やはり民間活力を有効に利用すべきだと思っております。NPO法人だったり青年会議所だったりいろいろあると思うんですけれども、そういった中で、先ほど商工会とか観光協会への御答弁はいただきましたので、その支援内容は大体分かりましたので、大丈夫でございます。  先ほど青年会議所、こちらはあきる野市さんと合同でやっているようでございますけど、この青年会議所、若い実業家たちがみんなで集まって、自分たちの貴重な時間と、それとあとガソリンを使ったりして陳情していくんですね。例えば、2019年には1,000万円ほどかけてサマーランドで花火大会をやったり、昨年は西多摩霊園の高台、頂上で、やはりこういったコロナでお金も集まらなかったので500万円ぐらいで、ただ打ち上げ場所は言わないで打ち上げをやっていたという、そういった志のあるような団体、そういったようなもの、その団体数も一応聞いておりますので、その辺をやはりしっかりと連携を取って、できることは支援をしていただきたいなと思っております。  それで再質問でございますが、やはり行政サイドでできる、よくポスターなんか見ると、あきる野市、日の出町協賛とか応援と書いてあるんですね。それによって当然、クラウドファンディングとか、行政のお墨つきを頂けると当然それは社会的信用となってクラウドファンディングでお金を集めたりとかそういったこともできますけれども、そういったクラウドファンディングとか協賛とか後援をする場合に、そういった町側の基準、先ほど答弁では述べていないですよね。そういった基準があれば教えていただければと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) それでは、協賛なり後援についての基準でございますけれども、まず、今現在、協賛という形で行っている事業はございません。  そちらはないんですけれども、後援については「日の出町後援名義使用承認事務取扱要領」というのを定めておりまして、こちら所管は総務課になるんですけれども、そちらにおいて後援の事務を行っていただいております。  例といたしまして、令和2年度で後援した事業、主催者の幾つかを申し上げますと、大久野を明るくする会や日の出町ハイキングガイドの会、日の出朝市委員会などがございます。  その後援にかかる基準でございますけれども、そちらについても後援名義の使用承認事務取扱要領のほうに定めてございまして、そちらの第2条のほうに基準として規定されておりますが、町の行政の運営に関する一般方針に反しない事業であることなど9項目設けてございますので、そちらの基準をクリアしているというのが条件になります。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇敏徳君。 ◯9番(川脇 敏徳君) 御答弁ありがとうございます。  実際、このコロナ禍で、日本には企業としては410万社、個人事業は240、中小応対企業は170、当然中には休眠会社だったり倒産だったり、またあと、大体二百五、六十万社は後継ぎ問題で会社はそのままなくなっていく傾向にあると思います。  実際、コロナの問題で日の出町でも、やっぱり商工会によっても、いろんなことを協力いただいている会社においても、かなりもう縮小とか減少、そういった傾向にあると思うんですけれども、その辺は町側はどのように把握しておりますか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) コロナ禍における状況でございますけれども、やはりかなり厳しいというお話は聞いておりまして、直接商工会のほうとその都度やり取りをして情報を得る場合と、あとこのコロナ禍において、やはり企業さんについては資金繰りが厳しいというようなお話をいろいろ伺っております。それについては国のほうでもセーフティーネット保障というような制度を設け、町の認定をするようなものもございます。  そちらについて認定の件数等によって、これだけ町内の企業が困っているのではないかというような状況を肌感覚では感じていると、そういうような状況で判断をしているということになります。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 9番川脇敏徳君。 ◯9番(川脇 敏徳君) 私の質問はこれで終わりなんですけど、ちょっと御意見を言わせてください。大変に短く、時間、大変申し訳ありません。簡潔明瞭な答弁を頂いたのでありがとうございます。  やはり先ほど言ったように、活性化というのはやはり民間の活力を入れていく。また、旅行企画会社も、実際、HIS、JTB、名前を出していいかどうかという問題はあろうかと、大企業はやはりこの辺には旅行企画は持ってこないんですね。しかし、小さい会社でもインバウンドで、また外国人も恐らく秋以降、来年には少しずつ動き出してくると思うんですけども、そういったことを三つ、大きなSNSですけれども、インスタだったりフェイスブックだったり、ツイッターだったり、そういったところで海外に向けて発信している会社もあるんですね。  だから、そういったところも連携を取ってタイアップして、町を活性化する。企業もやっぱり先ほど、セーフティーネットいろいろとやっていますけど、やはり様々な活力がここで消滅していく、後継者がいなくなって消滅していく。そうすると、当然、町としては財源もなくなっていくという問題もあろうかと思いますけど、やはり民間活力の活用もだんだん疲弊していくということになりますので、その辺はやっぱり密に取っていただいて、様々なアングルで、また観光資源もこういったものがあるよというと、彼らはネット上でアップしていって外国人を誘致していく。やはり町長が目指している、やはりこれだけ東京都にある日の出町、かなり日の出町は人気のある、ブランド力が私はあると思っています。  今後、利便性が悪いといっても、やはり教育環境でも最高なところはありますので、そういったところもしかりとそういったところで連携を取って、さらに民間活力、限られた人材、財源、効果を生むようなアイデアを、私も提案していきますけど、共に考えて活気あるものにしていきたいと思いますので。  以上をもちまして私の質問を終わります。ありがとうございました。       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 続きまして、7番清水浩君。              [7番 清水  浩君 登壇] ◯7番(清水  浩君) それでは、議長の御指名をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  1、補助金・助成金事業について。 (1)補助金・助成金事業の基本的な考え方について伺います。 (2)周知方法について伺います。 (3)調査検討方法について伺います。  2、公営住宅について。 (1)入居条件について伺います。 (2)入居世帯の状況について伺います。 (3)今後の課題について伺います。
     3、公共施設の有効活用について。 (1)公園の役割について伺います。 (2)コインパーキングへの転用について伺います。  よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 田村町長。              [町長 田村みさ子君 登壇] ◯町長(田村みさ子君) 清水議員からの補助金・助成金についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  初めに、一般論としての助成金等を含めた補助金の定義についてですが、補助金とは一般的には特定の事業、研究等の育成、助長するために法令の規定に基づき交付するもの、または、地方公共団体が、公益上必要があると認めた事業、行為等に対する保護、奨励のために反対給付を求めずに支出する経費であるとされております。  また、補助金として支出されるものは、その名称が例えば奨励金、助成金等といったものでも、その実質が補助金と同様のものであれば、補助金の支出科目に計上することになります。  地方公共団体が、補助金を支出するにあたっては、「憲法第89条」あるいは「地方自治法第232条の2」により、その支出が制限されるものもありますが、規則、要綱等を制定した上で、公益上の目的、手続を明確にすることが求められております。  町の補助金については、一般的な指針として「日の出町補助金等交付規則」を定めており、個別には、補助の目的、手続、実施期間などを規定した補助金交付要綱を事業ごとに各所管課において制定し、事業執行を行っております。  令和3年度予算における補助金等の予算計上額は、95件、約9億5,000万円となっております。  今後も補助金等の交付については、必要に応じ行ってまいりますが、事業の必要性や効果の検証、経費の効率化など行政改革と関連させながら、公平・公正で透明性のある支出を心がけてまいります。  詳細については、所管課長より答弁いたさせます。 ◯議長(濱中 映慈君) 関谷企画財政担当課長。 ◯企画財政担当課長(関谷 好史君) そのほかの御質問(2)から(3)につきましては、私から答弁させていただきます。  初めに、周知方法についてですが、補助金の周知に関しては、新規に行なうものについては、初めに所管課において目的、手続、実施期間などを定めた交付要綱を制定し、告示しております。その後、広報、ホームページなどを通して、対象者への案内周知を行っております。  また、団体補助や対象者が明確なものについては、個別に周知を図っているものもございます。  次に、調査検討方法についてですが、令和3年度の予算編成時には、行政改革の不断の取組強化を各課に指示しておりますが、特に各補助金において、長期間にわたり継続的に補助を行っているもので、所期の目的を達成したものなどは、段階的な削減や廃止、見直しを必ず検証する旨を指示いたしました。  また、予算執行段階においても常に補助効果が最大限に発揮されるよう留意し、厳正な執行に努める旨を指示しており、これらを踏まえ、各課においても補助事業の内容分析を常に行いながら、適正な執行を図っているものと認識しております。  いずれにいたしましても、冒頭で町長が答弁したとおり、公平・公正で透明性のある執行を行っていくためには、常に事業の必要性や効果の検証を図っていくことが重要と考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) 公営住宅についてのお尋ねでございますが、初めに、入居条件についてですが、「日の出町町営住宅管理条例」に定められており、町に引き続き3年間居住していること、滞納がないこと、同居親族があること、住宅に困窮していることなど、積極的要件とともに、消極的要件も規定しています。入居募集に申し込まれた方については、それらの入居条件に合致するか調査を実施し、確認を行っております。  次に、入居世帯の状況についてですが、令和2年度の状況になりますが、全部で67戸あります町営住宅で、2年4月は59戸が入居しておりました。年度中に4戸の退去があり、3回の入居募集により新たに11戸が入居し、2年度末では66戸が入居している状況にあります。  次に、今後の課題についてですが、駐車場や共用部分に適正ではない使用が見受けられることや、配偶者等が亡くなり一人暮らしとなった方の連絡体制の確立などがあります。  駐車場利用などは、昨年度から始めた夕方夜間パトロールの実施等により状況を把握し、改善を図ってまいります。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 公共施設の有効活用についてのお尋ねでございますが、役割については種類別に所管課ごとにお答えいたします。  初めに、子育て福祉課では、児童遊園を1か所とその他の遊び場として3か所の施設を設置し、管理しております。  まず、諏訪下児童遊園ですが、「日の出町児童遊園設置及び管理に関する条例」により、国の定める「標準的児童遊園設置運営要綱」に規定する設備を満たす児童遊園として設置しております。  児童遊園は、児童福祉法に規定されている児童厚生施設の一つとして、地域における児童を対象として、児童の健康増進や情緒を豊かにすることを目的とし、児童に安全かつ健全な遊び場所を提供する屋外型の施設としての役割があります。  次に、その他の遊び場として、こども未来公園、塩田こども遊園地、中野地内遊び場の3施設を設置、管理しております。いずれの施設も国の定める「標準的児童遊園設置運営要綱」に規定する設備を満たしてはおりませんが、児童遊園に準ずる施設として、児童遊園と同様の役割と考えております。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) 次に、まちづくり課では、都市公園法に基づく都市公園や緑地を23か所管理しています。ほかに、ひので野鳥の森自然公園も管理しております。  町内の都市公園は、三吉野工業団地や三吉野桜木地区のように、区画整理事業が行われたことにより設置された公園や緑地、日の出団地、三吉野パークタウン、宿上、落合や坂本地区に見られる宅地開発により設置された公園、このほかに語らいとふれあい広場、屋根つきゲートボール場があります。  国土交通省の都市公園法運用指針では、都市公園は、人々のレクリエーションの空間となるほか、良好な都市景観の形成、都市環境の改善、都市の防災性の向上、生物多様性の確保、豊かな地域づくりに資する交流の空間など、多様な機能を有する都市の根幹的な施設とされています。  町内の都市公園や緑地は、大人も子供も誰もが、心身のリフレッシュ、憩いの場として利用され、あるいは景観の形成や防災機能の向上などの役割を果たしていると捉えております。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長。 ◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 次に、民間の遊び場についてですが、町としては把握はしておりませんが、民間の遊び場につきましては、主に自治会で設置や維持管理を行っており、生活安全安心課で自治会役員の方に伺ったところでは、地域の子供たちの安全な遊び場を確保するために設置しており、遊具の維持管理等も自治会等で行っているとのことでございました。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 次に、コインパーキングへの転用についてですが、初めに、行政目的に基づき供用しております公共施設、すなわち行政財産の使用に係る一般的な考え方、現状をお話しさせていただきます。  行政財産の貸出しは「日の出町公有財産管理規則」に基づき、その用途または目的を妨げない限度において使用を許可しており、許可はその財産を所管する担当課において行っております。行政財産使用許可例といたしましては、自動販売機の設置や一時的に公共工事の資材置場等として貸出しをしてございます。  お尋ねのコインパーキングへの転用についてでございますが、コインパーキングを設置する手法の一つとして官民連携での実施が考えられ、町が所有する土地を提供し、事業者に企画・施工・管理・運営を行っていただければ、町としましても安定した収入が確保でき、土地管理の負担も軽減されることから、メリットのある手法であると考えております。  近年の他団体での事例では、庁舎に併設してコインパーキングが設置されているところや、観光目的に駐車場を整備している自治体が見受けられ、近隣自治体でも観光駐車場を備えている自治体もあり、奥多摩町では観光シーズンの駐車場不足や交通渋滞解消を目的に民間企業と連携協定を締結し運営しております。  現在、町内のほとんどの公共施設にはそれぞれ駐車場は備えられておりますが、観光等を目的とした駐車場・公共コインパーキングはございません。  日の出町には御案内のとおり、平井地区の野鳥の森自然公園をはじめ、大久野地区のこども未来公園からつるつる温泉方面には、多くの自然や観光スポットが点在しておりますことから、観光資源を生かし、日の出町の魅力を知り楽しんでいただくためにも、遠方からお越しになる方のための駐車場確保は重要と思われます。  また、近年の電気自動車の普及により充電器が備えられている駐車場もございますので、観光協会で実施しているレンタサイクル等の補助的利用も含め、日の出町をお楽しみいただける環境整備が図られることは理想的であると考えております。  いずれにいたしましても、これらのことを踏まえまして、今後、費用対効果・近隣自治体の状況や民間の取組などを調査研究してまいります。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、午後4時まで休憩といたします。                午後3時47分 休憩                午後4時00分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) まず、詳細な御答弁をいただきましてありがとうございました。  それでは、再質問のほうをさせていただきます。  1番の個別に補助金等の交付規則を定めていると、事業の必要性や効果の検証、行政価格と関連させて公平、公正で透明性のある支出を心がけると、基本的な考え方というか定義についてはよく分かりました。  次に、周知方法なんですけれども、御答弁の中で広報、ホームページなどを通じて案内を行っているという形で御答弁をいただきました。ただ、私、ちょっと町のホームページで検索のところに「補助金」と入力して検索いたしますと、ちょっと分かりづらいんですよね。その名前だったりとか、どういうものというのが分かっている人には、すぐそれでぱっと分かると思うんですけど、町民の方にとってはちょっとこれだと伝わりづらいんじゃないかなと思うんですけど、その点についていかがですか。 ◯議長(濱中 映慈君) 関谷企画財政担当課長。 ◯企画財政担当課長(関谷 好史君) ただいまの御質問なんですけれども、補助金につきましては、目的、対象者など多岐にわたってございます。ホームページでの案内、こちらにつきましては、目的、対象者など状況によって所管課サイドで掲載のほうを行っております。  一方で、確かに今考えると、どのような補助金があるのかということを探す側からすると、確かにホームページの構成上、ちょっと難しい面もあるのかなというように考えられます。  ホームページでの補助金の案内についても、その点を含めましてちょっと検証が必要な部分もあるのかなというふうに思います。御指摘ちょっと頂いた内容について、分かりやすい案内となるように、手法とか各所管課ともちょっと調整を図りながら検証してまいりたいというように考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) 確かに、関連団体を通じ補助事業を行っているのも確かにあると思います。それまでも載せるというのは、確かに難しいのかもしれませんけれども、町民の方の立場に立って考えると、やっぱりどんなものがあるのかというのは、名前まで正直分からないですよね。補助金・助成金という言葉は分かりますけれども、そこから深く入っていくことというのはなかなか難しいので、これを検索するこういったものを作るというのも確かに難しいと思いますけれども、ぜひ検証していただいて、より分かりやすく使いやすいものを作っていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の3番の調査検討方法なんですけれども、こちらのほう、各課で補助事業の内容分析を行っているという形で御答弁いただきました。先ほど町長のほうからも御答弁ありましたけれども、公平、公正で透明性を考えると、町民にという形で透明性ある支出を心がけるということお話いただきましたけど、透明性を持たせるのであれば、何かもうちょっと調査検討した結果を公表していただければななんては思うんですけれども、それが要は透明性につながっていくんじゃないかなって。確かに、補助事業というのは支出のほとんどが要綱や規則で処理されているので仕方ないのかもしれないですけど、もう少しその辺というのは改善できるんですか。 ◯議長(濱中 映慈君) 関谷企画財政担当課長。 ◯企画財政担当課長(関谷 好史君) ただいまの御質問でございますけれども、補助金の種類によっては、補助終了後、一定期間の事業の報告なんかも求めている事業もございます。また、補助の実施年度の翌年度において、成果の検証を求めて評価を行っている事業などもございます。  補助金の多くは、特に団体補助についてなんですけれども、5年間は帳票書類の保管を求めていたりしているものが大部分となっております。また、必要に応じて補助金の処理が適正に行われているかどうかの検査なんかも実施したりしております。  一方で、補助金の目的など照らして、一定期間追跡調査なんかも必要な事業もあるのかななんていうのも、ちょっと事業的には考えられるところでございます。  この辺も含めまして、今後、ちょっと行政改革との絡みの中で、行政改革進めていきながら事業の検証、その公表の方法とかその辺を含めて合わせて検証してまいりたいというようにちょっと考えているところでございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) ありがとうございます。  ぜひ検証していただいて、確かに方法と言うのは団体等に出している部分、様々な分野がございますので、ちょっと難しいとは思いますけれども、何とぞよろしくお願いいたします。  あとこの補助金のほうについては、幅が広いものですから、令和4年度の予算時にまた質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。まず、これで1問目の再質問が終わります。  次、2問目の公営住宅なんですけれども、入居条件ですとかというのが状況についてよく分かりました。  先日も募集案内が載っておりました。私もちょっとシェアさせていただいたんですけれども、そこでちょっと掲載してすぐ知人から連絡があって、どんな内容かといいますと、そのホームページ、リンクで飛びますのでホームページのほうに飛んで、そこから平面図は載っているんですけど、外内装の写真とかっていうのはないのかなっていうふうに聞かれたんですね。確かに平面図は載っているので、ただ、なかなかイメージがわかないというところで、そんなことを連絡がありまして、そういうのというのは載せることというのは可能なのかどうかということを聞きたいんですけど。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) ただいまの御質問ですけれども、外観ですとか、あるいはまた内装的なものも、今後、ホームページ等で確認できるように改善のほうを図っていければと思います。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  もう1点あったんですけど、使用の申込書もPDFでプリントアウトして入力するような形の方式になっているんですね。今、ほとんどがパソコンではなくて携帯ですとかタブレットでそういった検索をする方が増えていて、プリントアウトするプリンターがないとかという形の御意見も頂きました。  確かにコンビニとかに行けばプリントアウトができるのかもしれませんが、今後、ウェブ上で入力をして募集ができるような対応をしていただければなと思います。これというのは、またソフトの改善をしなくてはならないという形になるので、予算が絡んでなかなかソフトのそういったのというのは、ちょっと私も詳しくないですけれども、関わってくる部分なので、これは御提案をさせていただいて、今後いろいろな検討をしていただければと思いますので、御答弁のほうは結構です。  次に、今後の課題についてなんですが、御答弁の中で、配偶者等が亡くなったり一人暮らしとなった方の連絡体制の確立などという形で御答弁ありましたけど、入居のときに保証人の制度みたいなものというのはないんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) ただいまの保証人、入居申込みのときの保証人については、こちらも連帯保証人ということで求めておるんですけれども、長期にわたりお住いの方について、その後10年ぐらいお住いの方等について連帯保証人の方がそのまま存否というんですか、そういったものの確認をしなければいけないのかなというようなことを感じています。  また、保証人の制度につきまして、法律改正がここで行われて、保証人を守るといった観点で、なるべく保証人を設けない方向に法律改正がなされていっております。そのような課題も生じております。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) ありがとうございます。  そうですね、確かに保証人制度というのでそういったところがないとすると、知人の方の連絡先を書いておいていただくとかいう形になってくると思うんですけど、知人の方がいない方はどうするのとか、いろいろなちょっと課題があるのかなと思います。その辺に関しても、今後もちょっとどのような形にしていくかというのも検討していただければなと思います。  今現状として67戸で、ここで募集をかけていますが、ほぼいっぱいの状態ですね。これは非常にいいことだと思うんですけど、時代がやっぱりいろいろ変化をしていく中で、入居者自体もいろいろ変化があると思うんです。  公営住宅というのは、次世代育成住宅という位置づけもありますので、これ御提案なんですけど、今の段階では特にいっぱいですのであれですけども、もしこれが入居数が減ってきた場合には、例えば、日の出町、今、入居の条件でいくと、3年間住んでいなくてはいけないですけれども、そこの部分を取り外して、新婚の方に日の出町に住んでもらうために募集をしていただくと。居住がなくても入居できるような、募集の資格が取れるような形にしていただければなと思うんです。  滞納とかというのというのは、本人の了承を得れば、その前にお住いのところでの滞納があるかないかというのも確認は取れると思うので、新婚の方に日の出町に住んでいただいて、そうするとお子さんがいずれ産まれたりとかして、生産人口を増やすという形のものでいけるんじゃないかなと思うんですけど、確かに公営住宅ができたときというのは町民の方にという形であったのが、もしかしたらそういった形の変化があるかもしれないんですね。
     ですので、そういうときのために、ぜひそういったところも含めて御検討をしていただきたいなと思うんですけど、その点についていかがですか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) ただいまの清水議員の御理解いただいているとおり、今現状では、ほぼ満室というか、空室がないような状況に保てておりますが、いずれそういった入居、幾ら入居募集をしても減少して入居率が上がっていかないというような状況が続く場合は、そういった入居条件の見直しですとか、あるいは、例えば、他市へも周知するかとかいった場合はどうするかとか、そういったもろもろの検討材料が発生してこようかと思います。  これまで3年の居住要件ということは、滞納ですとか、あるいは町への納税等が行われているという観点もあり、3年の居住要件ということでありますが、公営の住宅として空室があまりにも発生しないようにはしていきたいと思いますので、様々な検討もしていければと思います。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) ありがとうございます。  今後も公営住宅で子供を育て、そして収入もアップしてきたから今度はマイホームを持つという形の、そういう例があったとすれば、了承を得てインタビューをして「日の出町で今、こうやって家族みんなで暮らしています」みたいなそんなPRの動画みたいなのをユーチューブとかに配信できたら、いいPRになるんじゃないかななんて思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  次に、最後に3番の公共施設の有効活用について質問させていただきます。  まず、公園のほうなんですけれども、公園のほうは子育て福祉課、そしてまちづくり課という形で担当課が分かれております。子育て福祉課のほうでは児童遊園という形、まちづくり課のほうでは都市公園、宅地開発により設置された公園があるということで、ちょっとこれ分かりづらいんですよね。  何が分かりづらいかって、担当課がどこになっているのかというのが、その公園に何も書いてないんですね。利用者の方でもし何かあった場合に、小さい看板でもいいですから、何々課にお問合せくださいとかという形で書いてあれば、より分かりやすいんじゃないかなと思うんです。その点とかというのは、そんなにお金をかけなくてもできると思うので、ぜひ設置をしていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) ただいまの公園について、管理の主体が分かりにくいという御意見でございますので、せめても所管の課名と、あとは問合せ先、本当に立派な注意書きが作れるような看板があって、そこに最後に所管名とかがあるような公園もあるんですけれども、なかなかもうそういうのもすぐには設置は難しいと思いますので、簡易的に作製して、町民の方が分かりやすいような問合せ先等を載せる等、先に検討していきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 子育て福祉課のほうでも四つ管理している公園、ちょっと確認しまして、もしそういう分かりやすい看板みたいなのがないところは、まちづくり課のほうとも相談しながら、同じような看板ができたらなと思っております。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  公園といっても、町民の方が思っている公園と、町のほうでそういった形で作られた公園、その温度差というのがやっぱりあると思うので、そういった部分も含めてやっぱり町民の方に理解をしていただかなければいけないと思うんです。  アンケート調査を取った結果が令和3年3月に日の出町人口ビジョン及び第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の中に載っておりました。「日の出町が特に住みやすいと感じた点は」というところで、そこで公園や自然環境で55.9%という結果が載っていました。  やっぱりそういった声を求められているというのが実際ありますので、これ、基本方針に公園の役割、位置づけを検討した上で、機能低下した公園については用途の廃止や集約化して有効活用していきますよという形で書いてあるんですね。なので、これだけ自然、公園、環境がいいよと言われているので、またもっとちょっと一歩踏み込んで、もうちょっと町民の方がどういうのを求めているのかというのも調査したほうがいいんじゃないかななんて思いました。これはちょっとあくまでも今後アンケートを取るときにそういった形で一歩踏み込んでアンケート調査をしていただければと思いますので、これは御答弁は結構です。  次のコインパーキングの転用なんですけれども、これは公園とちょっと少しリンクする部分があるので質問させていただくんですが、先ほど課長のほうから御答弁いただきまして、私が再質でしようと思ったのはほとんどしゃべられちゃっているので、なかなかちょっと再質があれなんですけれども、このコインパーキングの転用というのが、今、コロナ禍で人の動きというのは止まっています。ただ、これがコロナが収束してトンネルも開通して、日の出町に観光に来るお客さんというのがどういう形で動くのかというのは、ちょっとまだ今の段階では読むことができないです。  ただ、人が動くようになったとすると、今、日の出町にはそういった有料での駐車場というのがないんですね。確かに公共施設に駐車場はついていますけれども、ただそれが空いているかどうかって、ネットでも分からないですし、来ていただく方に対してのサービスというものが少し欠けているかなというふうに感じたんです。  これは今後、2030年に日本でガソリン車じゃなくて電気自動車の新車販売が始まるという形で言われていますけれど、充電ステーションとしても、このコインパーキングというのは使えるんじゃないかなと。そのコインパーキングの会社による、いろいろな中まで調べていないから分からないですけれども、場所によってはコインパーキングの中にそういう充電ステーションが設置されていて、そこで充電をできると、家庭用充電だとやっぱりどうしても時間がかかってしまうので、そういったところもステーションというのは急速充電ですので、短い時間でたくさん充電ができるので、それを町のほうで設置というのはなかなか難しいので、今後そういった展開を考えていくと、コインパーキングにそういった場所、先ほど公園の基本方針にあった用途、廃止とかという形になった場合には、それはコインパーキングとしてもし利用ができるのであれば、そういう形に転用もいいのかなと。  また、防犯面もコインパーキングとかというのはカメラとかというのがついていますので、防犯面も非常にいいですし、そこの駐車場の管理自体もその会社のほうでやっていただけるので、非常にメリットがあるんじゃないかと思ってちょっとこれをお話させていただいたんですけど、最後の課長のほうの答弁で環境設備が得られるのは理想的であると考えておりますという形で御答弁いただきましたが、これをすぐにどうのこうのとかという形で私、今回質問をしているではなくて、そういった考え方もあるんじゃないかというところで、また、今後、町民の皆さんにもいろいろなそういった企画みたいなのも考えてもらったりとかしたらワクワクするんじゃないかなと思うんですよ。  住民の方が参加型という形で、先ほど1番目にあった補助金もそうですし、何かこう、うまく御説明できないんですけど、今、コロナ禍で少し暗い話ばかりなので、明るい未来のために、ぜひ何かそういった形でみんなで一つになって作りたいなというのが私の中であるんですけど、これについてどうですかって言われても、なかなか困っちゃうと思うんですけど、ぜひ町民型のそういった形で提案できるような、そんなシステムを作っていただければなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまお尋ねいただきました件でございますが、今回御提案をいただいた形の御質問と受け止めさせていただいていますけれど、これまでやはり町は行政財産についてはどういった形でお貸しして、貸付料というんですか、収入を得ていると。また、普通財産について、将来目的がないものについては売却が中心ということで、税収転嫁というんですか、そういう観点で処理をしてきたというのがこれまで中心であったかなというふうに思っています。  今回、御提案を頂いて、コインパーキング、先ほど申し述べたとおりでございますが、ただいまの清水議員の町民の方が参加型というようなケースでは、ちょっとここで担当のほうで調べたところ、奥多摩町などでは、公共施設のアダプト制度ということで、公共施設を一定の登録と約束ごとをしていただいた上で、清掃活動であるとか、道具は甲が貸して活動をやっていただく。そういったようなガードレール清掃だとか、河川敷の雑草の草刈りとか、そういったようなものも制度として設置されていると。  町も、つい最近では、ちょっと具体例を挙げて申し上げていいのかどうかあれですけど、6区のところの三角のところ、今まで地域の方の本当に長いこと御理解をいただいて、花とかを植えていただいていたんですけど、そういったものも、後々すぐに売払いだけではなく、何か投げかけてみて、どこかの皆さんが活動として展開していただけるならなというようなことも、つい先日、係のほうからも話がありましたので、こういったこともこれから御提案頂いたのをきっかけに、さらに、ちょっと視野を広げたり、また皆様の御意見も伺いながら、投げかけ式の人の動きが生まれるような活用方法もさらに検討していければなと思っております。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番清水浩君。 ◯7番(清水  浩君) ありがとうございます。  私も、いろいろちょっといろんな地方ですとかで行われているものをいろいろちょっと勉強して、わくわくするような御提案をさせていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  これで私の質問を終わります。       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 清水浩君の質問が終わりました。  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(濱中 映慈君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。  なお、次回の本会議は6月3日午前10時から開きます。  本日はこれをもって延会いたします。お疲れさまでした。                午後4時31分 延会       ─────── ※ ──────── ※ ───────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   令和3年6月2日          日の出町議会議長          日の出町議会議員          日の出町議会議員 Copyright © HINODE TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...