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令和2年第4回定例会(第2日目) 名簿 開催日:2020-12-02
令和2年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020-12-02

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  1. 日の出町議会 2020-12-02
    令和2年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020-12-02


    取得元: 日の出町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)              午前10時00分 開会・開議 ◯議長(濱中 映慈君) おはようございます。  ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第4回日の出町議会定例会第2日目を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1 一般質問を行います。  議会の運営能率上、質問者と答弁者の協力を前提にして、一般質問は一問一答方式とし、原則として質問、答弁を合わせて60分以内といたしたいので、御協力のほどお願い申し上げます。  なお、本定例会より一般質問につきましては、通告順に1日に5人までといたします。  それでは、質問の通告がありますので、順次、発言を許します。7番小玉正義君。 ◯7番(小玉 正義君) 皆さん、おはようございます。  質問事項等及び要旨を申し上げさせていただきます。  1.平成31年3月から教育委員会で取り組んでいる働き方改革の進行状況について伺います。 (1)当初計画で遂行予定となっている各項目について、初年度の実施状況はどうであったかを伺います。  1) 働き方改革の目標との関係。  2) 課題4の質を高めるための環境整備。  3) 組織体制の充実のための3会議の開催。  4) 事務局における学校支援体制の充実6項目について。 (2)本年度はコロナ禍の中での対応となり、実施状況が大きく変わったと思われるが、現時点での状況を伺います。  1) まとめて言うと、順調に計画実施できた項目とできなかった項目について。  2) コロナ禍により新たな項目として発生してきた項目。
    (3)上記の(1)(2)を踏まえて、  1) 当初計画を改定変更する必要があるか?あるとすればどのような内容か。今進行中   の業務について、その方向性を伺います。  2) 今後の働き方改革の推進に当たって、当事者以外で協力を強く要請したいところが   あるか伺います。  2.日の出町役場職員の就労状況について伺います。 (1)平成24年に編さんされた「人材育成基本方針」中の年代別職員構成の問題点について。  1) 現在の構成状況、実施中の施策、今後の課題について伺います。 (2)職員の育成のため目標管理制度について。  1) 最近の実施状況、活用状況はどうか。  2) 改善的な職務が求められる職制の実施例として、総務課内にはどのような実施例があるか。 (3)職員育成の基本理念について  1) 上記基本計画から大分時間が経過した。社会の構造変化、働き方改革の中で、最近の指標としている考え方は何かあるか。  2) それの「踏襲されているもの」「大きく様変わりしているもの」は何か。  3) 上記を遂行するに当たっての隘路のようなものはあるのか。解決方針はどうか、について伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 小林教育長。 ◯教育長(小林 道弘君) それでは、小玉議員からの働き方改革についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  教員一人一人が心身の健康を維持しながら、教育活動に誇りとやりがいを持って意欲的に取り組むことができる環境づくりを進めることにより、日の出町立学校における教育の質の維持向上を図ることを目的に、平成31年3月に「日の出町立学校における働き方改革推進プラン」を策定し、取り組んでまいりました。  特に昨年度は、教員一人一人の働き方改革への当事者意識と時間意識を醸成するために、コンサルタントを学校に派遣し、グループワーク等も取り入れながらスタート全員会議、時間配分全員会議、学校全体業務改善会議の三つの会議を実施し、教員の意識改革、いわゆるソフト面を中心に取り組んでまいりました。  今年度は、それらのソフト面を維持しつつ、統合型校務支援システム出退勤システム、いわゆるハード面の導入を目指し、準備を進めてまいりました。  しかしながら、議員からのご指摘のとおり、昨年末から全世界に広がっている新型コロナウイルス感染症により、我が国においても本年4月の緊急事態宣言、学校においては本年3月から5月末までという前例のない臨時休業を実施せざるを得ない状況となりました。学校再開後も「新しい生活様式」に基づいた様々な取組により、学校のみならず、我が国全体の働き方に関して大きな転換が求められております。  このような時代の中においても、教育委員会といたしましては、子供たちへの教育の質の維持向上は、待ったなしで進めていかなければならないことであると考えております。  今後も「新しい生活様式」を踏まえつつ、日の出町立学校における働き方改革を一歩ずつ着実に進めてまいりたいと考えております。  詳細につきましては、所管課長より答弁いたさせますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。 ◯指導室長(川元 泰史君) 平成31年3月から取り組んでおります、働き方改革の進行状況の詳細につきまして、私から答弁いたします。  初めに、初年度である昨年度の実施状況についてですが、働き方改革の数値目標の達成状況は、「週当たりの在校時間が60時間を超える教員をゼロ」については、現在、まだ各学校に出退勤システムが配備されていないため、昨年度の10月に2週間で調査を行った結果では、週当たりの平均勤務時間が51.5時間と、一昨年度に比べて2.2時間減少しており、60時間を超える教員は、ゼロまではいかないものの減少しております。  「働き方改革アクション実践チェックリストの平均値」につきましては、20%向上を目標にしておりましたが、一昨年度に比べて昨年度は14%向上という結果でした。目標には達していないものの、数値的にもその効果は確実に出ていることがうかがえます。  課題4の「質を高めるための環境整備」につきましては、「ICT環境整備」では、統合型校務支援システム導入学校徴収金システムの適正化に向けて検討を重ね、統合型校務支援システムにつきましては、都の補助事業を活用し、令和3年度から本格導入する予定となっております。  「人的環境」につきましては、外国語指導助手の配置、日の出町人材バンクの活用、学校学習支援員の配置、スクールサポートスタッフの配置など順調に進めてまいりました。  「組織体制の充実のための3会議」につきましては、先ほど教育長からの総括答弁にもありましたが、コンサルタントを学校に派遣しまして、3会議合わせて11時間に及ぶ会議を実施し、学校組織全体で校務を見直し、校務改善を実施することができております。  「事務局における学校支援体制の充実6項目」につきましては、組織体制整備、教員の意識改革・真の同僚性の構築、業務改善、環境整備-ICT環境環境整備-人的環境、社会風土の醸成、いずれも予定通りに実施できております。  次に、コロナ禍の中での本年度の対応につきましては、順調に計画実施できた項目は、多くの項目で計画通り実施できております。特に、今年度の最も大きな取組としては、令和3年度から本格導入予定統合型校務支援システム出退勤システムに関して、学校にとって真に業務軽減になるシステムになるよう、各学校からの代表者による「統合型校務支援システム導入準備委員会」を立ち上げ、先生方の意見をできるだけ取り入れてシステムをカスタマイズしております。現在、そのシステムの内容がほぼ決まり、令和3年1月からの試験導入に向けて準備を進めております。  次に、計画通り実施できなかった項目としては、コロナ禍により今年度水泳指導が全て中止となったことを受け、「日の出町人材バンク」を活用した水泳指導員を派遣することができませんでした。また、「社会風土の醸成」における保護者、地域への啓発活動としての「学校を応援しようセミナー」や「成果報告会」等が、学校に外部の方々が入ることがなかなか難しい状況であり、開催できなくなりました。  コロナ禍による新たな課題としては、外部の方々が学校に協力することが難しい中での外部人材の活用や働き方改革の意義や成果を保護者、地域に啓発することが課題となっております。  これらを踏まえまして、「当初計画を改定変更する必要があるか」、というご質問ですが、本プランは、もともと3か年での計画であり、現在は2年目ということもあり、まずは3年間取り組んだ上で、検証し、プランを改定する方向で考えております。  「今後の働き方改革の推進にあたって」としては、保護者、地域への啓発活動につきましては、次年度以降は、各学校の保護者会等を活用し、各学校それぞれの働き方改革の取組を周知するとともに、文部科学省が示している「教員がやるべきこと」と「家庭、地域が担うことができること」を御理解いただき、地域の学校として地域全体で学校を支えるシステムを構築できたらと考えております。  その上で、まだまだ新型コロナウイルス感染症が終息する兆しが見えておりませんが、終息した後には、日の出町の子供たちのために、例えば、授業中における学習支援や中休み、昼休み等の子供たちの見守り、放課後の学習支援、部活動の指導等を地域の方々に御協力をいただき、地域の学校を目指していくことにより、教員は授業や日常の子供たちの指導に集中することができ、結果として教育の質の向上とともに、教員の働き方改革につながっていくと考えております。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。 ◯総務課長(三輪 秀寿君) それでは、日の出町役場職員の就労状況についてのお尋ねでございますが、初めに、「人材育成基本方針」の中の年代別職員構成についてですが、地方公務員の人材育成については、平成に入り、地方分権の進展や積極的な行政改革の推進により重要性が増し、平成9年に国から示された「地方自治・新時代に対応した地方公共団体行政改革推進のための指針」により、地方公共団体は人材育成の目的、方策等を明確にした人材育成基本方針を策定するよう要請されました。  これに基づき、町は「日の出町人材育成基本方針」を平成24年3月に策定しております。  この基本方針では、「人材確保と配置」の中で、組織を安定的・継続的に運営していくための取組として、計画的な職員採用や適正な職員管理により、社会環境等の変化にも対応できる職員構成を構築していくことの重要性について指摘しております。  具体的には、平成9年から10年間、人件費削減を急ぐため実施した退職不補充の取組により、令和8年には組織の中心となって活躍する40歳代の職員数がわずか5名となる見込みが示されております。この課題解消に向けて、新規職員採用試験の受験可能年齢を、平成26年から28年は35歳、29年は32歳、30年から令和2年は29歳まで広げるなどの措置を講じてまいりました。  このような措置により、令和8年の40歳代職員数の見込は基本方針策定当時の5名から10名まで増加し、組織の継続性の課題解消に向けて施策を実行しているところでございます。  今後も、適正かつ計画的な職員採用を行うことと並行して、増加していく60歳代の職員の活用を進め、特定の年代の人員不足に対応しながら、人件費の適正化を図りつつ、必要な職員数の確保に努めてまいります。  次に、目標管理制度についてですが、地方公務員法の一部改正により、能力及び実績に基づく人事管理の徹底が規定され、能力本位の任用制度の確立、人事評価制度の導入、分限理由の明確化が求められることになりました。  このことを受けて町の目標管理制度については、平成24年度からの人事評価制度の試行開始から研修などを経て、職員本人、評価者の意識レベルの均一化を図っており、単年単位で各課ごとの組織目標に対して各職員の目標設定、スケジュール設定を行っております。  本制度は、職員自らが課題を発見し、解決策を考え、責任をもって実行するという職員の意識改革・資質向上・能力開発に寄与することを目的として全職員を対象に実施しております。  また、事業の進行管理を本人、評価者となる管理職が共に把握、確認することができるため、計画的な業務の組立てやコミュニケーションをとる習慣づけが行われ、組織力向上といった部分などでも効果を発揮しております。  制度実施にあたり、各職員の目標設定に対する適正化会議の開催や、評価者面談の実施、評価者適正化会議を開催し、評価レベルの統一化に努め、制度は定着してきております。  評価結果については、人事・給与面に反映させ活用することにより、各職員の問題解決意識チャレンジ精神などの向上に寄与しているものでございます。  総務課内の改善的な職務が求められる職制の実施例については、目標管理制度目標管理シートについて、毎年6月に各職員が作成をいたしますが、主任職における実施例の一例を挙げますと、テーマとなる現状・問題・課題の項目では、電話交換機の老朽化及び保守期間が切れており、機器の異常も発生しているため、早急に電話交換機の更新をする必要があることから、電話機器の更新を職務目標の設定としております。  次に、達成基準には、いつまでに、どうする、といった具体的な達成基準を設定することとしており、この職員は、令和3年1月末日までに、電話交換機の交換及び音声自動応答装置を廃止し、直通ダイヤルを導入する職務を達成基準に設定いたしました。  以上のように、今後も目標管理制度については、問題解決に向け目標を掲げ、目標達成のためには、職員個々の資質向上が必要であり、期待される行動と成果を残せる職員に成長することを目的に、計画的な能力開発や人材育成につなげてまいります。  次に、職員育成の基本理念についてですが、平成24年3月に「日の出町人材育成基本方針」が策定されてから8年が経過しており、地方公共団体を取り巻く状況は変化し、地方分権の進展に加えて、人事評価制度の導入、女性活躍推進に向けた取組、さらには、長時間労働の是正、ワーク・ライフ・バランスの推進など、公務員制度を取り巻く情勢も変化しております。  このような状況下において、町の執行機関の一員である職員には、住民ニーズの多様化・高度化に加え、新型コロナウイルス感染症対策の対応や、働き方改革などが新たに求められております。  「日の出町人材育成基本方針」に示されている日の出町の求める職員像の4項目は、引き続き踏襲するものの、日々変化する社会情勢や住民の生活様式の変化を捉え、事業の見直しや改善策を提案する「対応力」、相反する意見や要望の調整役となる「調整力」、決定された事を実践する「推進力」など重要な役割が求められており、この「対応力」「調整力」「推進力」が最近の職員像の指標としての考え方でございます。  基本計画を遂行するに当たっての隘路と解決方針については、職員には一人一人個性がございますが、この個性を尊重しつつ、その多様性を認めて共有していくことが重要であり、職員の個性に基づき能力を発揮し、個々の力を結集して組織全体の総合力として発揮できることが望ましいと考えております。  このためにも、職員には自分を伸ばそうという意欲を持ち知識を蓄積すること、そして能力を向上させる努力をし続ける意識改革や、モチベーションの向上を図り、職員の能力を最大限に引き出す人材育成の観点から、人材育成基本方針人事評価制度を連動させ、職責・能力・業績に応える人事・給与制度を推進していくことが不可欠であると考えます。  また、今後も政策形成能力や業務改善スキルなど、職員の個人の能力を向上させる研修制度を充実するなど、人材を育成していく環境整備にも積極的に取り組んでまいります。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番小玉正義君。 ◯7番(小玉 正義君) ありがとうございました。  私は、今回取り上げた二つの課題というのは、必ずしも今日の時点において最も急がれる課題ということではないかもしれません。火災も起きていますし、コロナで大変な状況になっています。そういう意味では、職員の皆さん、町長、副町長の幹部職員の皆さん、それから、我々がどうやって協力していけば、非常に難しい局面を打開していけるか、そういう観点で質問をさせていただきます。  まず最初に、先生方の働き方改革のことで、教育長それから指導室長からお話がございました。進むべきものはかなり進んでいると。ただし、コロナでいろんなことが起きているというお話でございました。総じていうと、非常に大きな、明治時代から言われいる課題について、国が決めた方針について町が取り組んでいるわけでありまして、大変なことは大変だと思うんですが、やっぱりいろんな情報を見てみますと、先生方の働いている時間を正確に把握することがイロハのイだっていうふうに、全ての資料がそうなっています。  そういう意味では、教育長のお話にもハードのこと、推進することの準備をしたんだということも出てきますし、指導室長の話でもそれは大事だと思うんですけれども、来年の1月ですか、そこに向けて、今、準備を進めているということでありますけれども、その実現性について、何か心配することはないのか。議会に対してどういうことを、我々がどういうことを助けてやればこのことが実現できるのかという、その1点をまず質問したいと思います。  一問一答ですので、したがって、出退勤システムがどうすれば本当に実現できるかということについてお答えいただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。 ◯指導室長(川元 泰史君) 出退勤システムについては、今、議員からのお話にもあったように、学校の先生方というのは、これまでは出退勤、何時に出勤をして何時に退勤するという正確な時間を把握することが困難な状況にありました。これは超過勤務手当が、そもそも給特法によって4%ということで与えられていないという状況もあって、これまでは出勤簿に押印をするのみで行われていたところでございます。  しかしながら、今、議員からの御指摘にもあったように、出退勤システムを導入することによって先生方が実際に何時に出勤をして、何時に退勤するかということを正確に把握することが非常に重要となってきております。  ですので、出退勤システムも、今回、統合型校務支援システムと同様に令和3年1月から試験導入し、4月から本格的に導入する予定となっております。  この出退勤システムを導入するに際して、教育委員会として工夫している点としては、教員一人一人の日々の在校時間を教育委員会事務局にも同様の端末を設置し、それで確認することができるように工夫をしているところでございます。そのことによって、どの先生がどのぐらい超過勤務をしているかということが、いつでも把握できるように努めているところでございます。  また、教員の実質労働時間をできるだけ正確に把握するために、例えば、一般的にはお昼休みのときが休憩時間なんですが、先生方は、その時間は給食指導という職務時間に当たっております。夕方の15時45分から16時30分までが教員の休憩時間というふうになっておりますが、実質、放課後の指導であったり、部活動の指導等があって、休憩時間が十分に取れていない現状も今現在、散見されます。  そのために、休憩時間を各教員が取れているかどうかということも入力できるようにする。また、部活動等の指導によって土曜日や日曜日、祝日などの出勤状況も入力するように工夫をしながら配備をするように今、準備を進めているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番小玉正義君。 ◯7番(小玉 正義君) 確かに、先生方、大変長い時間集まって会議を実施していろんなことを検討してきたということについては、評価をします。  ただ、私が心配なのは、先般の補正予算のときも話が出たんですけれども、電算機のシステムについて、必ずしも仕事の進め方が本当にあれでよかったかなと重大な関心があるという表現を私しましたけれども、指導室長がハードの物を用意するとか、実際上、そういう画面をどうするとかということについて、ふだんそういう仕事をしていませんよね。専門が違うと。そういうようなことについて、本当にお金の準備から工事のことから、来年の1月とか3月に向けて本当にできるかって、そういうことについて心配はないのかということが私は心配です。そのことについて、短く答えてください。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。 ◯指導室長(川元 泰史君) 今回、出退勤システム及び統合型校務支援システムについては、業者のほうと契約をさせていただいて、業者も一緒に打合せ、また委員会等にも出席していただいて進めているところでございます。  このシステム、もちろん先生方にとって新しい取組でもあるということなので、その研修も含めながら予定どおり導入できるように、今、進めているところで、特にそれで支障ということは今現在、ないというところでございます。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番小玉正義君。 ◯7番(小玉 正義君) ぜひ、この問題は全国で突然コロナ禍でもって家庭で仕事をするという意味で、ハードを含めてタイトになっているんですね。だから、議員の間にそういうものを普及するということについても、いつになるか分からない状況なんだということなので、ぜひ教育長、ぜひこれは必ず実現できるように、かなり前から、こっち側に座っている皆さんの力を借りて確実に進めるように努力していただきたいとそのように思います。答弁は結構です。  あとは、今、この先生方の改革のことについて、幾つか質問をしたいなと。答弁の中にはほとんどのことが順調に進んでいる、順調に進んでいる、かなり進んでいるという表現があったんだけど、本当にそうかなということについて、確認を一つずつ取りながら進めていっていただきたい。  私は、このことに関する再質問で、一つは、一等最後の今後の働き方改革で当事者以外に協力を強く要請したいところがあるか、何かないのかという質問を通告しているところで、外部の人材の活用というか、そういうところが大切なんだという話がございました。授業中における学習支援とか、休み中の見守りとか、放課後のこととか、いろんなことがあると思うんですが、一番期待したいのは何なのかと、この部分で、外部にね。それも非常に重要だという意見をお持ちのようだというふうに私は思いましたので、そのことについて短くお答えいただきたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。 ◯指導室長(川元 泰史君) こちらの地域の方々、保護者の方々に強く要望するところということで、特に学校においては、様々なことを今やっている状況なんですが、その中でも、文部科学省が示している、例えば、学校で担っていた業務のうち基本的には学校以外、つまり、保護者・地域及び教育委員会等が担うべき業務として、登下校の見守りであったりとか、放課後の補習であったりというふうなところ、また、地域のボランティアの調整であったりという部分もあります。  それから、学校の業務ではあるんですけれども、必ずしも教員が担うべき業務でないものということで、部活動の指導であったりとか校内清掃、それから、休み時間における子供たちの見守りなどがあります。このようなことをぜひ地域の方々にも学校に入っていただいて御協力いただけると、それも教員の働き方改革につながっていくというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番小玉正義君。 ◯7番(小玉 正義君) 今、話された先生方のやるべきこと、PTAがやるべきこと、地域がやるべきこと、これが最近になって、もう非常に難しいというか、ややこしいことを抱えながらきている課題なんだと思われるんです。先生方の働く時間を適性にしていくということで、外部の協力ということがいかに大切であるか。これは積極的に我々議員もその地域に働きかけて、先生たちだけで解決できないこと、町だけでは解決できないこと、国とか都がやるべきこと、そういうことについて間違いなく先生方あるいは職員の皆さんをサポートしていくということが、いかに大切であるかということが痛感されるような世の中だなというふうに私は思います。ぜひ、我々議会と一緒になって町長、副町長と一緒にその問題についても考えていきましょう。ぜひよろしくお願いをいたします。  以上のところで、学校の先生の働き方について終わります。  次に、人材の基本方針です。  町長、この冊子ありますよね、24年3月、私は、この十何年間でこの冊子がもう一番大切な町の方針を示しているなと思って、毎年のようにこれを見ながら仕事をしてきたつもりであります。この冊子の14ページに大変な図があるんです。  この図は何かというと、平成9年から、平成9年の話です。平成9年から10年間、人件費を抑制するために採用を調整したんですね、10年間。したがって、その時点から15年後、令和8年になると、今、職員の皆さんの中で40代の方がどれだけおられるか、ちょっと私も分かりませんが、40代の人が、これを作ったあと15年間で5人になってしまう。5人になってしまう。40代が5人になってしまうと。だから、管理をするのが大変だ、それを何とかしなければいけないというのが、この基本方針の中に書かれているわけです。  私は、去年、おととし、この問題について一度、どうなっているかということを質問いたしましたけれども、今、この問題が出てから8年経過をしました。それで、先ほど総務課長から、いろいろな努力をして5人がどうも10人になる見込みだという話があったんですけれども、私は、平成24年と現在と、それから、6年後の令和8年に40歳代の人が何人になるかということについては、5人が10人になる見込みを得たということをおっしゃっていましたけれども、どうも途中採用の課長さんとか係長さんという実績はないのではないかなと実は思うんですね。  そうすると、答弁にもありましたけど、退職した人に全部頑張って働いてもらう、もう少しね。寿命も延びているんだしね、年金の問題もあるから働いてもらうということと、新規の採用を、公式文書ではないようですけれども、何か4人ぐらい毎年採っていくというようなことでやろうという計画があるようですけれども、再質問、1項になりますけれども、この計画を作ってから半年たちましたけれども、本当に成果としてはどうなのかと、どういうふうに思っているかと、そのポイントについて御答弁をいただきたい。場合によっては、課長の答弁と町長、副町長がどういうふうに考えておられるか、そういう質問をいたしたいと思います。成果について、どう思われているかというポイントです。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。
    ◯総務課長(三輪 秀寿君) まず、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。  確かに10年余り、退職補充をしていなかったためにここの年代が非常に少なくなっている。今、実際いる職員の中で該当する職員というのが35歳から45歳に当たる職員がちょうど10名という形になります。ですから、その方が今後行けば、確かにほかの年代に比べればその層が非常に薄い。それが変わらず課題として、解消されたということには至っていないと自分も思っております。  そこの部分をどのように解消していくかということになりますと、それは、その下に来ている若い世代がこれから係長それから、その上の管理職のほうを受けていくことになると思いますけれども、そこのところの制度をもう少し整備して行っていくこと。それから、あと、退職された方々が今度、再任用という形になりますけれども、そこの方々、さらに上のところがかなり大きな母体がありますので、そこの方々にもう1回係長のほうを受けていただくように働きかけること、この二つ、そこの部分を補う形の取組が必要だと考えます。そのためには、ちょっと制度のほうをもう少し整備しなければいけないのかなと思うところがございます。  あと、途中採用の係長、課長は、議員がおっしゃるとおり、今までは行ってきておりません。  ですから、それについても、例えば、今回のコロナの対策でどうしても必要な職があるとか、そういうピンで押さえるといったら失礼なんですけれども、今まで汎用的な形で新採用職員のほうを採用しておりました。どの課に移ってもいいような形で。  ところが、町の必要に応じて、この人は必用だという場合はそういう専門職をこういう形でっていうような形の採用のほうも必要になってくるのではないかと思います。ただ、それは今後、どのような形になっていくかは分かりませんので、明確にここのところで答弁をすることはできませんけれども、そのような形もちょっと検討に値するのではないかと思うところでございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) 今、総務課長のほうからお答えさせていただいたんですけれども、若干補足というか、町の方針について、今、小玉議員からもお話もありましたのでお答えさせていただきたいというふうに思います。  まず、確かに、おっしゃられるように40代の年齢が極端に減る時期が、もともと20代が少ない、30代が少ない、40代が少ないといった中で今のお話になっているわけでございますけれども、確かに、町としても危機感は持っている。それに合わせて、今言ったような計画を進めるという考え方でいるところです。  ただ、人事というものは、御承知のことだと思いますけれども、薄いところがあれば、厚いところからまた人材をそこから抜てきというか、実績、能力に応じて任用を引き上げていくとそういうことも十分に考えられるし、それから、退職するに当たっても、その方の特性を活用できるようなことを考えていきたいというのが基本的な考えです。  それから、町の、先ほどの途中採用、係長、課長、ものすごく、東京都さんなんかだとかなりIT専門の管理職であるとか、例えば、副知事さんにさえそういう方がいらっしゃるようなところがあります。それはそれとして、町としては、なるべく役場の職員、よく「役場の職員」というふうにくくられることが多いですけれども、町民の方から見ると、役場の職員のある程度の年齢になれば、役場のことはおおむね知っているだろうってそういう形で質問を受けることが非常に多いと思われます。  そういう中で、町としては現在の人事の異動については3年ないし4年でいろいろな課を経験していただいて、ある程度の年齢になったところで管理職等になった場合に、その経験値を生かして、どのような場面であっても対応できると、そういうものを一応基本的な人事異動の観点というふうにはしてございます。  ただ、今言うように、これからいろいろ特殊な分野が市町村にも求められてくる、それもまた一つ事実でございますので、そういう部分については十分に検討はして、また必要があればそういうものも考えなければいけないというふうには思っているところです。  以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 7番小玉正義君。 ◯7番(小玉 正義君) 課長と副町長から今御返事いただきましたけれども、大変な大事な中身を含んでいるなという具合に思います。よろしくお願いをいたします。  それで、あと今日は15分ありますので、私がなぜ今回、この二つのことを質問したかということについて、これは質問というよりも、議員としての意見を申し上げさせていただきたいとそのように思います。  一般質問の中で非常に大切なことで、これは一般質問というのは我々議員にとっては権利でもありますし、義務なんですね。長い時間、特に自民蒼政クラブの癖として、20年も30年も続いていた必ず一般質問を議員はやらなくちゃいけないんだと、そういうことが守られていなかった。今回、ここ2、3年をかけて、そのことについて大きく改善することができるようになりました。自民党の会派の議員が全員で一般質問をどのような形でやるかということについて会派の中で議論をして、本当にその質問が今の町政に大切であるのかどうかということを、最近では議論してやれるようになってきました。  したがって、何を言いたいかと、長い間やってきた悪い癖であっても、みんなが頑張れば直すことができるんだと、今の時代でも。そういうことを私は言いたいのであります。  今回の私の一般質問で教育の改革のことについては、これは立案、実行していくのは国の指導でやっているわけですね。したがって、守っていくのは我々であります。したがって、先生方、教育委員会の皆さんと我々議会がどうやってこれを推進していけるかということについて、我々議会も責任が重いと思います。  それから、職員の年齢構成のことについては、これは平成9年からスタートした仕事のやり方だということだそうです。私は、当時の町長がやっぱり日の出町のことを考えたら、多少10年間、あるいはその後苦しいことがあったとしても、採用を控えてやっていこうじゃないかということを推進してきたのは、これは正しかったことなのではないかというふうに今思います。民間企業でも特に人数が少ない、構成する人数が少ないというのは、ある意味ではいいことなんですね。そこにいる人たちが、先ほどの副町長の答弁でもあったように、若い人が頑張ればいい、そういうことにつながるわけでありますから、それは非常にいいことだと思います。  町長、これ町長と副町長の耳にこの話が届いているかどうか分からないんですけど、11月9日に表彰委員会があった帰りに、私、玄関を出て行ったんですよ。ひょいと役場の上を見たら、これ、建設課長がよくここまでまとめてくれたなという書類が私の手元にあるんですが、何か避雷針のチェックかな、やっていたというんですが、あの役場の一番高い所に青い作業服を来た人が4、5人立っていて、ふらっときたら落っこちるようなところで全員ヘルメットをかぶらないで仕事をしていた。私はそれを見てびっくりして、すぐ総務課長と建設課長に話をして、「これはとんでもないことになっているはずだぞ」と、「よく調べてください」ということをお願いしました、その日のうちに。そうしたら、施工業者への作業員の責務である、この労働契約法とか安全衛生法、それから、特に私が重要だと思ったのは、町労働安全衛生法とか、そういう法律でもって、業者さんにそういう高所作業を頼むときに、ヘルメットをかぶらせないで仕事をしたということで町が非難を受けることがある。  さすがに課長さん、仕事を早くきちっとやっていただいて、ダイオキシン類の調査委託について生活安全安心課ではどうする、総務課ではどうする、建設課ではどうするというお答えをいただきました。  何を私は言いたいかというと、仕事というのは、いろんなことがそのときそのとき、国なりいろんな機関が考えて、ちゃんと職員の皆さんなり何なり組織を守るべく計画されているものなんですね。そういうことを言いたいわけです。そういうことがずるずるといつの間にか守られないで進んできていることが、そういうことを注意しなければならないというそういう例であります。  私は何で今日ここに座っているかと、何で今日ここに座っているか。私は、今76歳になりました。私が勤めていた青梅にある工場は、約50年以上前にあそこに工場を造って、蛍光ランプの需要が世の中になくなったから、今の瞬間では更地になっています。全くきれい、何もなくなっていた。その50年は、それはそれでいいと思います。私は、学校を出て初めてあそこに来たときに、先輩たちに何を言われたか。二つ言われました。死亡事故を起こすなということと、近所に公害で迷惑をかけるなと、その二つを言われて、私は50年あそこの工場に勤めてきました。  今翻って、日の出団地に私は住んでおりますけれども、50年住んでしまって、じゃあ何が残ったんだと、何で俺は今ここに座っているのかということを、後ろに、今日話を聞いてくれている仲間の人たちと、たまたま非常に、最近はちょっと開けないんですが、役員会を開いて、どういうことを推進することが日の出町のためになるのかということを議論しております。そういう点でいうと、今日の一般質問の中で出てきている。やっぱり町をよくしていくのは子供たちと若い人たちです、結論をいうと。  そういう意味で、先生方の働き方改革で、室長は「地域の助けも必要なんだ」ということをおっしゃいました。わざとその答えが出てくるような質問を私したんですけれどもね。やっぱり日の出団地の人たち、あそこはただあそこには、日の出団地はぬくぬくと静かな環境でただ暮らしていけばいいやと思っている人もいるかもしれないけれども、先生方の助けになろうと思う人も大勢います。ぜひそういうことを室長、これから我々も協力したいと思いますので、考えていっていただきたいと思います。  それから、職員の構成比の問題なんですけど、再質問の中で本当は聞きたかったのは、目標管理制度で一番成果の上がったのは何だと言ったら、総務課長は電話のダイヤルインのことだというふうにおっしゃられた。これはどういうことをやって、何が効果があったということは一部マスコミにも取り上げられていますし、公表されていることなんですけれども、実は、50人、100人、150人といる職員の中で、本当に、さっき35歳から45歳という表現がありましたよね。  ああいう年代でもってこの町をいろいろな職制の人たちがどうやったら町をよくできるかということについて目標を定めて、毎年毎年目標を定めて挙げて、朝、役所に出て来て、帰るときに、今日は何をやった。じゃあ、1年間たったら何を実現できたのかというそういう目標管理について、いろんな会議をやって推進するんだって書いてあるんだけど、本当に個人個人大事な50人、課長職と係長職を併せて50人か60人載っていますよね。そういう人たちでもって、この24年にこの計画を立ててから今までの間に、係長職に充てる人がいるとかいないとか、そういう何に問題が出てきているのかということと、若い人たちがどのような目標を持って仕事をしに出てくるのかということについて、ここにいる課長さんたちが、どういう目標を与えてどういうふうに指導しているかということについて、町長、副町長、教育長が、本当に親切に若い人たちが奮い立って仕事をするような仕事のやり方をしているんだろうかと。そういうことが今、この町に求められている一番大切なことだと私は思いました。  確かに、今朝話を聞いたら、コロナも大変な数字になっています。だから、このこと、私が言ったことについて、すぐ力を入れていただくということにはならないかもしれませんし、今回の一般質問で加藤議員、嘉倉議員が大変重要な財政の課題について一般質問することになっています。このこともよく考えてみると、本当に大切なのは何かといったら、一般町民の理解をどうやって得ていくかと、そういうことなんだろうと思うんですね。今、会派の中で、あるいは友党の皆さんと話しているのはそういうことです。  どうやったら一般町民の皆様の理解を得られていくかということが、最高に重要なことだと思いますので、我々議員も、特に私も、今、会派の会長を務めておるそういう立場から、そういうことをしっかりと考えていかなければならないという具合に思っております。  ぜひ、町長はじめ副町長、いろんな交渉で大変な御努力を今されていると思いますけれども、ぜひ頑張っていただいて、町民の理解を得られるように、我々も努力をしたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。お答えは結構でございます。  以上で私の一般質問を終わります。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、11時5分まで休憩いたします。               午前10時54分 休憩               午前11時05分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) 議長より御指名をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  1、町民へ安心と希望を届ける新型コロナウイルス対策について。 (1)「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用し、新たに申請した事業内容と予算額を伺う。 (2)町独自の支援事業「小規模企業者特別支援金4,606万円」の執行状況や「危機関連保証制度(大規模な経済危機、災害等により信用収縮への対応)」の認定動向等から見た今後の小規模企業者への支援のあり方を伺う。 (3)コロナ禍において、全国的に生活困窮者自立支援制度における住居確保給付金が爆発的に増えています。本町における申請件数並びに支給決定件数、また前年と比べてどの程度増えているか伺う。 (4)11月以降、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備えるため、厚生労働省は、PCR検査に至る相談・検査体制のスキームを変更しました。厚労省の方針どおり進んでいるならば、12月にはかかりつけ医等の各地域で身近な医療機関において、相談・PCR検査を受けられるようになっているはずですが、本町における対応の実態はどうなっているか伺う。 (5)町村会等を通じで実施を要望していた、高齢者・障がい者施設の利用者や職員へのPCR検査が都の全額補助で行えるようになった。856施設で約15万人が対象となると伺っているが、本町の対象施設や利用実態を伺う。 ◯議長(濱中 映慈君) 橋本町長。 ◯町長(橋本 聖二君) 私から総括的に答弁をさせていただきます。  もう、いよいよ師走に入りまして、大分陽気も寒くなってまいりました。何とかこの1年間、大きな一つの災害もなく、事故もなく、この1年間が消化できればいいなというふうに思っていた矢先の事故でございます。コロナもしかるに、24名も、いわゆる集団感染ということで残念には思っているんですけれども、夕べも、先ほど担当課長のほうからも報告がされたとおり、家屋1軒丸々燃えてしまったというわけで、しかも尊い命をそこで落とされたということで、大変な一つの最後の月で、なければいいなと願ってはいたんですけれども、また、消防団も夜間の警戒をやっているさ中でございます。そういう一つの時期の中で火災が発生したということは、誠に残念に思う次第でございます。そういうことでございます。  今日は12名の方々が町民の皆様方の要望、そういったものをこの場で反映ができるということの前提において、議員の先生方も一生懸命質問をされ、私も、最後でございますから、一生懸命答弁のほうもさせていただきたいとそう思いますので、ひとつよろしくお聴き取りいただければありがたいとこんなふうに思います。  それでは、総括答弁ということで縄井議員からの質問の要旨にお答えをさせていただきたいというふうに思います。  縄井議員からの新型コロナウイルスの対策についてのお尋ねでございますが、私からは介護保険施設等への対応について総括的な答弁をさせていただきます。  11月26日に行われた第21回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議によると、週平均の新規陽性患者数は399.6人になっており、4月14日に記録した緊急事態宣言下の最大値167.0人を大きく上回り、総括コメントでは、ステージ4の「感染が拡大していると思われる」状態となっております。週当たり2,800人を超える非常に高い水準となり、10人程度の小さなクラスターが多発し、急速に感染が拡大している状況となっております。  新規陽性患者は、全ての年齢層で患者数が増加している状態が続いており、65歳以上の高齢者の患者は、11月10日から16日までの274人から、11月17日から23日にまでは390人と大幅に増加し、重症化リスクの高い高齢者への感染リスクを減らすことが必要と、専門家はコメントしております。感染経路は同居する人からの感染が40.7%と最も多く、80代以上では施設での感染が50%と最も多くなっております。  町では、老年人口の約2割が介護保険施設等に入所されている高齢者であることから、集団感染が発生すると重症化するリスクが高く、最重要の課題と認識して対応しているところでございます。  2月には、各施設で備蓄しているマスク等の衛生用品の把握を行い、3月から6月にかけて町及び東京都から供給されたマスク5万6,000枚を配布し、7月には御寄付を頂いたフェイスシールド400枚の配布、9月から12月にかけて東京都から供給された介護用エプロン約4万1,000枚、医療用手袋約3万9,000組、ゴーグル約1,300個を配布することとしております。このほか、手指消毒用のアルコールに関しては、優先調達の情報提供を行い、各施設で対応されていることと思われます。  この間、3月から11月にかけて介護保険施設事業者連絡会を3回実施しており、各施設における感染対策の現状や課題について情報共有を行っております。  11月23日には、特別養護老人ホーム「第3サンシャインビラ」において職員(町外者)が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、11月30日の時点では、職員2名、入所者8名に感染しており、集団感染が発生していると町では認識しております。  第3サンシャインビラにつきましては、現在、西多摩保健所及び公立阿伎留医療センターにより、PCR検査の実施や施設のゾーニングなどの感染防護対応が行われており、町でも衛生用品の提供など必要な支援を実施しております。  詳細につきましては、所管課長より答弁いたさせますので、どうかひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 初めに、御質問(1)につきまして、私から答弁をさせていただきます。  「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の活用についてですが、令和2年4月7日に公表された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」において、新型コロナウイルス感染症の拡大防止及び感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援を通じた地方創生を図るため、地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施できるよう「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の創設が示され、その後、第1次・第2次補正予算において合計3兆円の予算が計上されてございます。  日の出町における活用内容といたしましては、第一次配分額7,902万2,000円につきましては、小規模企業者特別支援金給付事業及び教育用コンピュータ購入事業として、計画・実施いたしました。  また、第二次配分額2億2,457万2,000円につきましては、ひとり親家庭等への支援、乳児応援臨時特別交付金、町内商店活性化事業など、引き続き、地域経済、住民生活の支援を行いましたほか、中学校空調整備事業、公園や貸出書籍の消毒など感染拡大防止策の充実や、「新たな日常」「新しい生活様式」等への対応として、テレワーク用環境構築事業やWEB会議環境構築に取り組んでまいります。  そのほか、今回の補正予算(第4号)で計上してございます幼児教育・保育従事者に対する奨励金の支給、医療体制確保のための支援として阿伎留病院企業団への支援も実施してまいります。  現段階における日の出町への配分見込額は3億359万4,000円でございますが、今後も町の実情に応じ有効に活用できるよう努めてまいります。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 次に、小規模企業者特別支援金の執行状況についてですが、本支援金は、町内の小規模企業者に対し、コロナウイルス感染症拡大による影響を踏まえ、事業継続支援として、一事業者に対し10万円を支給するものです。  本年6月22日から申請書の受付を開始し、8月31日をもって締め切り、202件の申請書を受理いたしました。  執行状況といたしましては、申請総数202件のうち、申請書の取下げ1件、要件不適合による不支給10件があり、支給件数は191件、支給金額は1,910万円で予算に対する執行率は44.9%となっております。  「危機関連保証制度」については、中小企業等の資金繰りが逼迫していることを踏まえ、信用保証協会で取扱い可能な全業種の事業者を対象として、売上高が前年同月比15%以上減少した中小企業等に対して、一般保証枠、セーフティーネット保証枠とは別枠で、最大2億8,000万円の借入債務の100%を、各都道府県にある信用保証協会が保証する制度です。  これに関連して、セーフティーネット保証制度について申し上げますと、制度の1号から8号までの支援プランのうち、4号は、自然災害等の突発的災害により売上高が前年同月比20%以上減少した中小企業等に対して、一般保証枠とは別枠で、最大2億8,000万円の借り入れ債務の100%を保証し、5号は、特に重大な影響が生じている業種について、売上高が前年同月比5%以上減少した中小企業等に対して、一般保証枠とは別枠で最大2億8,000万円の借り入れ債務の80%を保証する制度です。  危機関連保証の認定状況といたしましては、本年4月以降、11月30日現在、27件となります。  また、セーフティーネット保証4号及び5号の認定状況につきましては、こちらも11月30日現在、4号が97件、5号が13件となっており、4号の内訳としましては、製造業34件、建設業29件、卸小売業7件、運輸業6件、サービス業5件、その他16件。5号の内訳といたしましては、製造業7件、建設業4件、運輸業1件、サービス業1件となっております。  また、認定動向につきましては、町では統計的なデータを収集してはおりませんが、危機関連保証制度等の保証を活用する業種は、製造業が47件、建設業が44件、サービス業が11件などで、業種にかかわらず資金繰りに苦慮していると思われ、また、月別の認定件数は徐々に少なくなってきている状況です。  小規模企業への支援の在り方については、今後も、商工会と連携しながら、国の支援事業、近隣市町村の融資制度等も研究し、活用しやすい支援事業の展開に向け、努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 次に、住居確保給付金についてですが、住居確保給付金につきましては、日の出町を含む西多摩の4か町村では福祉事務所を設置していないことから、住居確保給付金に関する事務については東京都西多摩福祉事務所が所管し、西多摩くらしの相談センターが委託を受けて実施しております。  初めに、申請件数と支給決定件数についてですが、西多摩くらしの相談センターの担当者にお話を伺ったところ、日の出町の町民からの申請は5月に1件あり、支給決定となったということです。それ以降、日の出町民からの申請はないとのことです。  次に、前年との比較についてですが、本制度が開始されて以来、西多摩くらしの相談センターでは、住居確保給付金の申請はこれまで1件もなかったということです。今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により受給の条件が緩和されたこともあり、西多摩くらしの相談センターで支給決定となった件数は、11月11日現在、16件ということです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 次に、かかりつけ医等の医療機関での相談・PCR検査についてですが、まず、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行についてですが、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部より、令和2年9月4日付事務連絡「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」が各都道府県衛生主管部宛に発出され、例年、季節性インフルエンザの流行期には多数の発熱患者が発生することから、新型コロナウイルス感染症と臨床的に鑑別することは困難であることが指摘されております。  この中で、インフルエンザの流行に備えた体制整備について、都道府県に対し発熱者等が帰国者接触者相談センターを介することなく、かかりつけ医等の地域で身近な医療機関等に相談・受診し、必要に応じて検査を受けられる体制について、令和2年10月中を目途に整備するよう要請がなされました。  東京都では、10月1日に感染症対策を効果的に推進していく新たな拠点として東京iCDC(東京感染症対策センター)を立ち上げ、専門家メンバーによる新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備えるための検討が進められ、対応方針を踏まえた東京都の取組について、10月30日開催の「第39回東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議」において取りまとめられました。  主な対策としては、受診につながる相談体制の整備として「発熱相談センターの開設」、流行時を見据えた「検査体制の拡充」、今後の感染者の急増に備えるための「保健所支援体制の強化」となっております。  受診相談体制についてですが、発熱等がある場合には、受診が必要かどうかについて、今までどおり、かかりつけ医に電話で連絡をしてから受診をしますが、かかりつけ医がいない場合には、都が10月30日に開設した「東京都発熱相談センター」へ連絡して相談します。また、発熱相談センターでは新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」による通知を受けた方からの問い合わせにも対応することになっており、発熱者等の相談をワンストップで、土日・祝日を含めた毎日24時間体制で対応する新たな電話相談窓口となります。  検査体制の拡充についてですが、10月現在の東京都のPCR検査等の処理能力は、1日当たり通常時が約2万5,000件、最大稼働時が約4万6,000件となります。今シーズンのピーク時には、例年のインフルエンザの流行状況等を踏まえると1日当たり最大で約6万5,000件が必要と見込まれるため、医師会等の関係機関と連携し体制を整備するとしております。  本町における対応実態についてですが、町では秋川流域の医師会等の協力により、6月10日より秋川流域のPCR検査センターを開設しています。秋川流域のかかりつけ医に電話で相談し、PCR検査が必要を判断された場合には、完全予約制で検査を受けることになります。さらに最近では、検査体制のセーフティーネットが広がってきており、以前に比べ有症状の方の検査も増えてきているかと思います。  現在、東京都においてもインフルエンザ流行期に向けての検査拡充のため、診療・検査医療機関の指定を進めているところであり、これによりさらなる検査体制の拡充が図られることになります。  町では、今後も関係機関との協力のもと、国や東京都からの情報を注視し、広報紙、ホームページ等を活用し、町民の皆様にわかりやくお知らせをしてまいります。  次に、町村会等を通じて実施を要望していたPCR検査についてですが、現在、東京都で措置されているPCR検査に関連する全額補助は2種類ございます。一つが、「高齢者施設における新型コロナウイルス感染症対策強化事業」、もう一つが、「区市町村との共同による感染拡大防止対策推進事業」という名称になっております。  前者は、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護医療院が対象となっており、PCR検査費用や衛生物品の購入など、感染症対策を徹底した上で、サービス提供をするために必要なかかり増し経費を補助対象としています。  こちらの補助金につきましては、全額補助でありますが、定員区分によって上限が定められており、実施主体が東京都のため、対象施設が直接、東京都へ申請をするものになっております。  後者は、地域密着型特別養護老人ホーム、認知症高齢者グループホーム、ショートステイ、通所事業所が対象となっており、1検査2万円を上限に検査費用に要する実支出額を補助対象としています。  こちらの補助金は全額補助で、実施主体が区市町村となっております。事業実施の要望がある対象施設が町へ申請するものになっております。  御説明させていただきました2種類の補助金の日の出町内の対象事業所数でございますが、22事業所で、従事している職員数は約1,700人となります。前者の補助金につきましては、12月1日から補助申請が開始され、後者の補助金につきましては補助申請段階であるため、利用実態は現時点で不明となっておりますので、今後、動向把握に努めてまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) 詳細にわたりましてありがとうございました。  それでは、順番に質問させていただきますが、まず、(1)の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の件でございます。
     第一次配分として7,902万2,000円、そして第二次配分額として2億2,457万2,000円、これは本当に日の出町にとってありがたい交付金だったわけでございますけれども、自由に自治体が取り組めるという交付金でした。先日、第4号補正の中で様々課長のほうからも答弁していただきましたけれども、いろんな事業に充てられました。  まずは、この取り組んだ事業、どのように事業内容が決定されていったのかということを、まず1点伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねについて答弁をさせていただきます。  この補助金につきましては、4月7日の緊急経済対策が公表されて以降、4月30日に予算が成立したことに伴って事務事業が開始となりました。  こちらを受けまして、一次配分につきましては、特に児童・生徒の学習支援等、小規模事業者への経済支援として取り組むこととしたため、一部の関係所管課との調整でとどまってございます。  まだ、二次交付限度額が示された段階におきましては、ただいま縄井議員がおっしゃられたとおり地域の実情にということも踏まえまして、また、さらに、従前から御指摘いただいております未来プラン、いろいろなものを参考にしながら、全課に対して通知、指示、情報提供並びに、また着手可能な事業の聴取をしてございます。  その後、企画係で計画案として取りまとめをさせていただきまして、その後に財政係の予算編成との調整をしていると。  当然のことながら、その間、まとまったものにつきましては、機関決定として決裁を仰ぎながら事業調整、バランス調整をさせていただいたところでございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。様々全体感のプロセス、どのように事業を決定されたかというのが分かりました。  では、各課では、私、9月の一般質問で三澤課長が言ってくださったこの地域未来構想20オープンラボも活用して、ぜひ様々検討してくださいということを訴えさせていただいたんですけれども、こういう聞き方はいいんですかね、このオープンラボの活用を検討されたかというのはあったんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三沢企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) こちらにつきましては、町、以前にも議員の先生から落ち合わせをいただいておりまして、町で地域未来構想20に提案されている、特に新しい生活様式に向けての未来投資といたしましては、テレワークの実現に向けたWeb環境の整備や、タブレットなどの情報通信環境の整備等について、将来的な発展性を視野に入れた中の予算計上をしたところでございます。  しかしながら、新しい仕事の進め方やスタイルの全体像を描きながらも、投資している段階、それを描いて全てのゴールを見た中での投資というところには、まだ現在至っておりません。これについては、余りに計画期間が短かったことや、また、それに対する十分な体制整備、時間をかけられなかったこと、また、人も特化していろいろ協議を重ねられなかったこと等もございますので、また、入口部分の環境整備をまずさせていただいてから、今後、総体的な仕組み、システム等も含めたことを検討してまいりたいと考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  本当に、先ほど小玉議員の質問の中ですばらしい、職員の人材育成に対して対応力と調整力と推進力を養っていくんだというお話があって、まさにこの危機的な状況のときにこれを発揮する、今、時なんだなというのを感じながら、各課の発想力というかアイディア力というか、課題解決力というんですか、そういうものがこの短い間に問われた大きな一つの所作だったのではないかなって感じて、私は小玉議員の質問を聞いておりましたけれども、様々議員として規制はありました。  なかなか直接お会いして声を聞くことができないという期間もあったりとか、本当に人とのつながりがうまくできなくて、全て町民の声を伝えるということがなかなかできるチャンスがなかったと思うんですけれども、まず、私に上がってきた最初の市民相談は、同居されている親の方だったんですね。2人の両親を娘さんが1人で養っているというお宅で、本当に派遣切りに遭ってしまって、今、仕事がないんだと。どうしていいか分からないという御相談だったんです。それで、国から出ている小口融資とかそういうものがありますよということはお伝えしたんですけれども、なかなかその後の様子がすぐには分からなかったんですが、何とか派遣会社に勤めていたので次の仕事場所が見つかって何とかなったと。プラス定額給付金それぞれ1人に10万円が国からのがあったので、何とか今、それでしのげたんだという話がありました。  また、本当にずっと家にいると、高齢者の方はめいっちゃうんだと。ショートステイなんかに行っても、やはり時間が制限されていて、行っているんだけれども何となく気持ちがめいってしまう。また、施設に入っている家族の様子が分からないとか、従業員の、ここは10月でしたかね、最低賃金が上がるのかどうか、もう本当に様々な声がありまして、全てを伝えることが私もできなかったんですけれども、本当にこのコロナのことに関しては、特に町民の声をお伝えするべきだったなと、もっともっとお伝えするべきだったなと感じていたんです。  そんな中で一つあったのが、水道料金がぐっと高くなったという話がありまして、2,000円ぐらいでしたかね、その方が言ったのは、前年度と比べると、やはり自宅にいることが多くなって、手洗いも増えて、気をつけるようになって前年度比2,000円。私も自分のを見返しましたら、昨年と去年と大体1,000円から1,500円ぐらい、2か月に1回水道料金の徴収ありますけれども、上がっているなということで、日の出町では「猶予」ということで、水道料金の猶予をしてくださっているという状況ですけれども、ある自治体では、清瀬市になるんですけれども、下水道料金の基本料金の部分の助成を行ったと、こういうことがありました。1か月分、五百二十何円ぐらいのものですけれども、それを4か月助成したという話があって、こういう幅広いやり方もあるんだなと思ったんですけれども、細かいことが提案できなかったのでなかなか今あれですけれども、その辺、水道料金なんかそんなような、本当に町民側の声を早く伝えるべきだったんですけれども、そういった検討なんかは、まちづくり課ではありましたでしょうかね。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口まちづくり課長。 ◯まちづくり課長(野口  誠君) ただいまの水道料金や清瀬市におけます下水道使用料の基本料の減免につきましては、ちょっと情報が下水道料金の減免についての情報は得られておらず、そちらの検討までには至っておりませんでした。  水道料金、下水道料金の支払いの猶予につきましては、東京都全体で支払の猶予について3月下旬に決定されまして、その後、一度9月の末で終えたんですけれども、また、11月からコロナウイルスの感染拡大が収束していない状況を鑑みて、水道料金の支払いの猶予と下水道の支払いの猶予について再開しております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  各課でそれぞれアイディアを出していただいたと思うんですが、そこばかっりやっているとあれですので、今後、交付金、まだ、たしか先日の議案第62号の中で、東京都にあてがわれた充当事業を全て国のほうのお金でやったと。その分が今残っているという、6,580万円ぐらいですかね、それが残っているということですけれども、今後、この交付金の使い道というか予定等は、今、考えていることはあるんでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) こちらにつきましては、まず、東京都の臨時交付金につきましては、今後のまた第3波を迎えて、今後に新たにまた必要となる資機材等も見込まれますことから、またさらに各課に対しまして情報提供、情報収集をしながら、今後の補正予算あるいは来年度への基金創設も含めた活用を検討してまいりたいと考えております。  また、国の創生交付金のほうの関係につきましても、現時点では二次交付限度額が示されてございますが、最終的には2月頃に三次ということで、一次補正の1兆円の積み残し分と、さらに、一次、二次で不用額となった部分の取扱い等も含めて、今後、示されるというような予定になっていると認識してございますので、また、ここから2月に向けても継続的な支援、またそれらの充実について検討を重ねてまいりたいと考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) そこで提案なんですけれども、時限的なものですから、今年は修学旅行が中止になってしまいました。各自治体様々、今、ニュースで、報道で出ていますけれども、何か子供たちに思い出を作ってあげたいなという思いがありまして、小学校6年生とか中学校3年生、高校生もあるでしょうけれども、何かそれに代わったものが、そのお金を使って何かできないかなという提案をしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 川元指導室長。 ◯指導室長(川元 泰史君) 現在、今年度につきましては、中学校の修学旅行あるいは小・中学校の移動教室については、今年度、中止というふうな形になっております。  議員からのお話にもあったように、やっぱり当該のお子さんにとってみれば一生に一度の体験であるということ、そこも我々としても十分に鑑みているところなんですけれども、今年度につきましては、その代替えとして、宿泊を伴わない形での行事ということは、各学校で様々工夫をして検討をしているところでございます。  その費用についてなんですけれども、実は、実際に行くのは近隣の山登りを行ったりとか、近隣のところで行うんですけれども、そこのところのバスの移動についてはGoToキャンペーンをうまく活用したりとかいうことで、保護者負担分がかなり少なくなっている状況でございます。ちょっと今ここでは数字ははっきりしたもの、今、手持ちにはないんですけれども、そういうことを活用して保護者負担が、もう現在のところでもかなり少ない状況で実施するというふうな形になっています。  ただ、この実施については、全校がというふうな形ではなく、やはり授業がまず、学習内容をきちんと終わらせるというのが何よりも最優先ということなので、各学校工夫をしながら、実施している学校とそうでない学校もあるということを御承知おきいただければと思います。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) 分かりました。ぜひ全校でやっていただきたいなって思いますので、ちょっと調べたんですね。私、どんなことがこの近郊でできるかなと。  サマーランド貸切りやってみようとか考えて、調べたら650万円ぐらい。3,000人ぐらい収容できて、1日でできる。そんなこともありますし、近くのイオンシネマを借りて、そこで何かできないかとか、そういうこといろいろ考えたんですけれども、本当に今、大変な中だからこそ日の町に愛着が湧くような修学旅行の代替えの何かを、心の中に残してあげたいなって思っておりますので、ぜひ各学校にもまたプッシュしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、町の小規模企業者特別支援金と危機関連保証制度ということで、詳細にわたりまして木崎課長から御答弁いただきました。  本当に100件近い企業が資金繰りに今困っていらっしゃって、もちろんコロナだけではないでしょうけれども、コロナのあおりもありながら、大変なことが今、町では実は起こっているんだなというのを感じております。私も回っていますと、本当にもう不安だけしかないんだと。何とか順調に行けるかなと思ったら、その会社は飛行機会社の営業を承っていて、それが全くなくなってしまったものですから、50%以下、もう20、30%しか今、収入はないということで、先が見えないので逆算もできなければお金を借りることもできない。どういう仕事の形態にしていったらいいかも分からないという、そういったお声を聞きました。  その方も持続化給付金ですかね、国が出した100万円の持続化給付金、それも頂いたということですけれども、町がやってくださったこの小規模企業者特別支援金、44.9%ということで、予算見込みがちょっとなかなかそのデータがなかったということで積算根拠がかなり、今回やったことで一つの統計のデータとなるのかなと思いますけれども、これについて、どう評価されているのか、どんな効果があったのかということについて、まず1点質問させていただきます。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 今回の事業の効果でございますけれども、議員おっしゃるとおり、確かにちょっと予算対比としましては申請率で44.9%と、数字だけ見ると少ないかと思われますけれども、件数としては202件の申請をいただけたということは、効果としてあったのかなと思っております。  また、この制度の周知に当たっては、町広報や町ホームページ、あと安全安心メール、ツイッターなど、あと地方紙にも取り上げていただきましたので、あらゆる周知方法を活用できたのかなと思っております。  また、そのおかげで、申請受付につきましては、日の出町商工会に委託したんですけれども、商工会の会員でない事業者の方にも多く申請いただきましたので、その点についてはよかったかなと思っております。  あと、1事業者に対して10万円という、事業を運営していく中では、もしかしたらちょっと少額だったかもしれないですけれども、事業継続の一助にはなったのではないかとは考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ぜひ様々な評価、効果、いろんな角度から検証していただいて、次に生かしていただきたいと思います。本当に、今、様々な企業を回らせていただいて、困っている、先ほど言いましたけれども、資金繰りだけでなくて新しい仕事のあり方も模索しているという企業もたくさんあります。  身近に本当に総合的な相談できる窓口があるということが喫緊に必要だなというのを感じておりますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 町といたしましても、そういった事業者の方に寄り添って、共に相談を受け付けるような、共に一緒に前に進むことは大変重要なのではないかと考えております。  相談体制につきましては、一義的には日の出町商工会において、資金繰りにかかわらず相談は受けていただいているところでございます。こちらについては、会員である、なしにかかわらず相談は受けてくれるということでございます。  この中では、創業支援であったり、販売促進であったり、経営分析、あと細かいことでは、帳簿のつけ方等の相談も受けてくれているようですので、様々な問題について商工会の相談窓口を御利用いただければと思っております。  また、内容に応じては、専門家の派遣等も受けられるようなこともございますようですので、ぜひとも日の出町商工会等を活用いただければと思っております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ぜひきめ細かい伴走型でサポートすることができるように、そういうことができるんだという情報が企業の方にちゃんと行き渡るように、そこが一番重要ですから、幾ら窓口を作っても、その窓口を知らないということが一番問題ですから、そういう状態があるよということがしっかり伝わるような情報の伝達、そこを研究していただいて、取り組んでいただきたいと思います。  次、(3)の生活確保給付金のことになりますけれども、これ、平成27年度から始まった制度であるわけでございますけれども、全国的にはこのコロナで爆発的な数字が出ておりますけれども、先ほど、受給条件がコロナの中で緩和されたということですが、まず、この制度というのはどのような制度か、教えていただけますでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 住居確保給付金制度ですが、「離職、自営業の廃止または個人の責めに帰すべき理由、都合によらない就業機会等の減少により経済的に困窮し、住居損失した方、もしくは喪失する恐れのある方に家賃相当額を支給し、住まいと就労機会の確保に向けた支援を行う制度」となっております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  こういった制度が平成27年からあったわけですけれども、今年5月に日の出町は1件あったという話がありました。この1件の方というのは、今、どういう状態になっていらっしゃるか、追っているでしょうか。状況が分かりましたら、教えていただけたらと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) この方の状況につきましては、緊急事態宣言発出後に、勤務先が休業となり収入が激減したということで、この制度につながりました。  その後、暮らしの相談センターの就労支援により就労先が見つかり、2か月で受給を終了したということです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  就労できて、この制度も使わなくていいように済んだということで安心しましたけれども、こういう方たちがこういう感染症、コロナだけでなくて様々な状況の中でこの制度を使わなければならないという方が起こることを仮定しますと、本当に就労支援の強化とか、家賃の安価な住宅の住み替えとか、公営住宅も、我が町は町営住宅ですけれども、そういうのを積極的に活用したりとか、生活保護の受給など、その後の展開としてはあるんですけれども、なかなか限定的といいますか、選択肢が極めて限定的だなというふうに私も考えておりましたところ、何かないのかなというところで、第3の選択肢として、一つ「住宅セーフティーネット制度の活用」というのがありまして、それは昨日も火災がありましたけれども、お亡くなりになってしまいまして、ちょっとあれですけれども、例えば、御近所の方、万が一延焼があったり、そこに急遽住めなくなった場合、もちろんいろいろ考えてくださると思うんですけれども、この住宅セーフティーネット制度というのがありまして、この内容というのは御存じでしょうか、まず。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 住宅セーフティーネット制度は、低額所得者、被災者、高齢者、障がい者、子育て世帯等の住宅の確保に配慮が必要な方々、これらの方々を住宅確保要配慮者といいますが、住宅確保要配慮者のために民間の空き家、空き室を活用して住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の供給を推進することを目的とした制度だと認識しております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) 今、もう危機的な状況がこういうことが起こりまして、まさにそういうものが必要になってくるんだなというようなことを感じました。  実は、これ国土交通省が令和3年の予算概要要求において、この家賃低廉化制度の補助限度額を拡充するとともに、地方公共団体が必要と認める場合は入居者の公募手続を除外する制度を盛り込んでいて、これが実現すると、実は、転居をすることなく家賃補助を受けながら住み続けられると。引っ越しをしないでも、今住んでいるおうちがセーフティーネットとして登録されて活用できるという事業に今後変わっていくようなんです。ぜひこの事業に取り組んでいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 野口子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 現在、残念ながら日の出町にはこの制度に登録したセーフティーネット住宅というのはありませんので、今後、普及に向けた取組を検討していかなければならないと考えます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  使用していない空き家なども活用して取り入れている自治体もありますので、ぜひ大きく勉強していただいて、私も提供していきたいと思いますけれども、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  続きまして、季節性インフルエンザ、新型コロナ、まさに今ここが大事なところで、今手を打たなければならないようなところですけれども、今日本日付けのホームページで、12月2日現在で町長のメッセージも、先ほど読ませていただきました。五つの対策をするということ、また、町民の皆さんもよき隣人として、陽性患者になられた方やその御家族、関係者の皆さんのプライバシーや人権に配慮していただくようお願いしますということで、町長自ら、そういう「配慮を」ということで、議員の方たちにも配慮をぜひお願いしますということをおっしゃっていただきました。そこがすごく重要なことではないかと私は思っているんですけれども、この身近で本当に感染するケースが出てくると、今出てきているということだと思うんです。  そこで、私たちが一番心がけなければいけないことというのはどういうことなんでしょうか。まず、そこをお聞きしたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) まずは、御自身の健康状態を確認するということが非常に大切なことではなかろうかなと思います。まず、新型コロナウイルスの有症状である発熱であるとか、喉の痛み、あとは嗅覚とか味覚がなくなるとか、倦怠感、そういったものが発生していないかどうかというのを、まず確認をしていただくと。  それと、あとは外から帰ってきたり、家の中でいろいろほかの物を触ったり、外出して直に手でいろいろな物を触りますので、まずは手指消毒を徹底していただくいうことが必要かと思います。  手指消毒に関しましては、いろいろなところに出ているんですけれども、本当にドクターがオペをする前にやるぐらい、30秒ぐらいかけると言われておりますけれども、それぐらい徹底して手指消毒をしていただくということが必要ではなかろうかなと思っているところでございます。  町としては、高齢者外出支援バス等、毎日乗車する方には発熱のチェック、健康状態のチェックを、お名前を入れて記入していただいて、乗車していただいてございます。これは非常に重要なことだと思っておりまして、高齢者の方が毎日自分の体をチェックするということが、非常に感染に対しての防護になるのではなかろうかなというふうに思っているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  課長のほうからも、基本的な対策をしっかりやる、極めてそれは有効だから、皆さんでしっかりやっていくということをおっしゃっていただいたと思うんですけれども、特に冬場は、先ほど町長からも総括答弁でありましたけれども、換気などにも気をつけるということも併せてお願いしていただきたいなということと、最後の町長のメッセージの中に、プライバシーや人権に配慮というところで、ここがすごく大事なとこだと思うんです。感染者に対しての、まず差別は絶対に許さないということを、改めて共通認識として訴えていただきたいなと。本当に身近ですから、感染した場合の心構え、いつでも起こり得る、自分に置き換えて準備しておくということが大事なんじゃないかなと。  多様なかかわりをもって免疫力を、人とのつながりを持って、人とのつながりがたくさんある人は免疫力が高いっていわれますけれども、本当にこもりがちになってしまう人もいますけれども、孤立をすることなく、例えば、独居老人ですとか一人で暮らしていらっしゃる方が孤立するようなことがなるべくないような、そういうつながりは持っておくべきではないかなというふうに考えます。  もう時間もあれですが、感染拡大によって、地域によって差が今広がっている状況で、自治体のコロナに対する捉え方とか、感染拡大防止への意識の差がすごく広まっているというふうに感じておりますけれども、そういうこういう地域社会の分断を生まないっていう視点について、何か御見解があれば、町長、副町長からでもいいんですけれども、ありましたら、一言お願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいま議員の御質問の中にあったように、町としても正しい情報を町民の皆さんにお伝えしていく、これ、もう一番大事です。ただ、その中で非常にそういうプライバシーであるとか、そういう部分について、相当の配慮、やっぱり町長のメッセージにも書いてございますけれども、そこが絶対的な条件であろうと。  そうすると、本日、冒頭で担当課長のほうから御説明させていただいて、情報にタイムラグが生じたり、いろいろ世間で言われていることと乖離も生じることもありますけれども、それは町としても恐れずに、ちゃんと正しい情報の入り方のあったものを町民の皆さんにお伝えしていくと、感染情報についてはね。あと、そのほかの感染予防については、国、東京都、新しい日常であるとか新しい生活様式ということ、また、手指の消毒であるとか、マスクであるとか、3密回避、それから、食事のときに何する、こうする、そういうものは、もう広報、ホームページ、こういうものを通じて、十分に周知を図ってまいりたいと考えているところです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 6番縄井貴代子君。 ◯6番(縄井貴代子君) ありがとうございます。  感染者が本当に対策を怠った、批判されるべき人ではないということを、しっかりと認識していただいて、様々対応あると思いますけれども、よろしくお願いします。  様々ほかも質問したかったんですが、ちょっと時間が足りませんので、また今後、お聞きしたいと思いますので、ありがとうございました。  これで一般質問を終わらせていただきます。
    ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、午後1時まで休憩といたします。               午後12時04分 休憩               午後 1時00分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) 通告に従いまして質問をいたします。  まず、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画について伺います。 (1)当計画の最終年度中ですが、3年間の実施状況について御意見を伺います。 (2)コロナ禍の中で策定される次期計画には、新たな取組や見直しなどがありますか。 (3)次期計画期間の介護保険料の予定額はどの程度ですか。 (4)地域包括ケアシステムの今後について御意見を伺います。  そして、脱判こについてです。 (1)国の押印見直しの取組について町の見解を伺います。 (2)町独自制度における押印見直しは町の決定ですが、今後の取組予定を伺います。  以上です。よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 橋本町長。 ◯町長(橋本 聖二君) 田村議員からの高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  本計画につきましては、令和3年度から5年度を計画期間とするものでございまして、「高齢者保健福祉計画」は、「老人福祉法」第20条の8第1項に基づきまして、介護保険とそれ以外のサービスを組み合わせ、健康づくり、介護予防を初め、高齢者に関する町の福祉の向上を目指すものでございます。  また、「介護保険事業計画」は、「介護保険法」第117条に基づきまして、介護保険給付サービス量の見込みとその確保策、制度の円滑な実施に向けた取組の内容を定め、同法第117条第6項の規定により高齢者保健福祉計画と一体的に計画策定するものとされており、次期計画が第8期となっております。  この計画は、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる令和7年(2025)、及び1.5人の現役世代が1人の高齢世代を支える形になると予測されている令和22年(2040)に向けて、町の実情に合わせて地域包括ケアシステムを進化、推進させるための計画と位置づけられております。  現在、本計画策定に際し、介護保険事業計画等運営協議会を設置し、幅広い関係者の参画の下に、本年2月から4回の協議会を開催し、諸課題について協議・検討を行っていただいております。  今後の予定でございますが、12月1日から15日まで素案のパブリックコメントを実施し、運営協議会より計画の答申をいただき、その後、計画を決定いたしまして、令和3年3月議会定例会に報告させていただく予定でございます。  詳細については、所管課長より答弁いたさせます。どうかよろしくお願い申し上げます。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画についてのお尋ねでございますが、初めに、3年間の実施状況についてですが、事業の実施状況の結果を端的に示すものとして、介護保険の認定率がありますので、都内62区市町村の認定率の最も低いものが第1位として述べさせていただきます。  令和元年度5月段階の集計では、要支援1は都内順位で23位、要支援2は25位、要介護1は7位、要介護2は3位、要介護3は4位、要介護4は5位、要介護5は10位となっております。  以上の結果から、介護予防の観点から要支援については、認定者数を多くして予防改善に努める一方、要介護3以上の数値が低いことは、重度化を抑制しているところであり、地域特性や医療費の助成などの政策の一定の効果が表れていると考えております。  次に、コロナ渦のなかで策定される次期計画への新たな取組や見直しについてですが、国の基本指針には、次期計画の任意記載事項として、災害に対する備えの検討、感染症に対する備えの検討の追加が盛り込まれていますので、そちらの記載を追加いたしました。  また、新型コロナウイルス発生の影響により、次期計画の推計値に影響が出ることも考えられるため、分析、比較がしやすいよう、利用回数、利用者数の記載の充実を図っているところでございます。  次に、次期計画期間の介護保険料の予定額についてですが、総括答弁で申し上げましたとおり、現在、介護保険事業計画等運営協議会で協議・検討を行っているところでございますので、詳細につきましては差し控えさせていただきます。  次に、地域包括ケアシステムの今後についてですが、第8期計画の第1号被保険者数に関しては、全体としては令和3年5,239人から令和5年5,156人と83人の減と推計しており、このうち74歳以下の前期高齢者は令和3年2,570人から令和5年の2,186人の384人の減となる一方、75歳以上の後期高齢者は、令和3年2,669人から令和5年2,970人の301人の増と見込んでおります。  後期高齢者の増加傾向に伴いまして、要介護認定者数は、令和3年842人から令和5年899人と57人の増を見込んでおりますので、認定者数の増に伴い、地域包括ケアで支援が必要な事案が一層増加するものと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 脱判こについてのお尋ねでございますが、初めに、国の押印見直しの取組について町の見解についてですが、内閣府に設置されている規制改革推進会議において、テレワーク等の推進とデジタル時代に向けた規制・制度見直しの一環として、書面主義、押印原則、対面主義に関する官民の規制・制度や慣行の見直しについて取り組まれており、令和2年7月に「書面規制、押印、対面規制の見直しについて」がまとめられております。  この中で「地方公共団体における取組」として、国の法令等に基づいて地方公共団体が実施する手続及び地方公共団体が独自に実施する手続についての対応が言及されており、行政手続における書面規制、押印、対面規制の見直しを行うことは、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のみならず、業務そのものの見直しや効率化が図られ、行政サービスの効率的・効果的な提供にも資するものであるため、各地方公共団体においても積極的に取り組むことが望まれるとされております。  日の出町といたしましても、「経済財政運営と改革の基本方針2020」でも示された、デジタル化の推進による「新たな日常」を定着・加速させるための規制改革であることを認識した上で、各課に向け調査を実施し全体数等の把握に努めておりますが、法令等に基づいて実施する手続か、地方公共団体が独自で実施する手続か等の整理を行い、国の規制改革推進会議で示されている「対応方針」や「具体的基準」を参考にしながら着実に検討・準備を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 三輪総務課長。 ◯総務課長(三輪 秀寿君) 次に、押印見直しに関する今後の取組予定についてですが、さる9月16日に菅新政権が誕生し、その目玉施策の一つとして「脱判こ」への取り組みが進められております。  現在、国では、国の行政手続の押印や、書面や対面対応を削減する方針であるとのことでございます。町といたしましては、国の地方自治体への方針が現在のところ不明確であることもあり、今後の取組については、白紙の状態でございます。  しかしながら、ウィズコロナの時代に新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮した新たな業務体制の確立、たとえば様々な手続等の簡略化は、時代の要請と捉え、国の方針決定を待った上で、脱判こに向けて庁内系決裁システムの導入などと併せて、総合的に検討を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君君。 ◯12番(田村みさ子君) どうもありがとうございました。  それでは、再質問、高齢者の保健福祉計画、介護保険事業計画についてから伺っていきたいと思います。  2021年4月からの計画は、3月の質問ではもう出来上がっていて、遅いと思いまして、今回、通告を出しましたが、昨日、素案が出てきまして目を通すことができました。昨日1日読んでいたんですが、2021年度からの3か年の計画ではありますけれども、2025年、そして2040年を見据えて計画を立てるということで、人口ですとか被保険者数の推計値とか、分かりやすく書かれていましたので、興味深く読ませていただきました。  課長の御答弁にもありましたように、災害や感染症対策にかかる体系整備ということが付け加えられております。もちろん具体的なものというよりは位置づけをしたということですが、主なことだとは思いますが、それでもやはりこういうものもきちんと視野に入った計画であるというふうに捉えました。  そのほかのところを見ますと、ほとんと同じようなものですが、逆に、3年前に作ったときに、介護保険法も大きく変わったりして改正がかなり進んでいるんですね。それで、そのときに3割負担もできましたし、総合事業などの事柄も入ってきておりますので、今回は、そういう意味では体系的に大きなものはないと。むしろ、それを充実していく段階なのかなというふうに思います。実施の段階でのやはり新たなアイディアとか、そういうものが出てくるようなそんな体系の計画になっているのかなと思いました。  数値については、数値を入れこむページは現在算出中ということで書かれておりませんが、一つここで伺っておきたいのは、今年、令和2年度、これまででコロナによる利用控えのようなことは、実態はつかんでおられますでしょうか。いかがですか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) これについては、私どものほうでは数字として出るものとしては、介護サービス等の給付費の増減でございます。緊急事態宣言の中は、やはり通所系のサービス、通所介護であるとか通所リハ、あとは入浴等のものも含めた形のショートステイの部分が、かなり利用の抑制がかかったということがございまして、その一方、訪問看護がかなり数字が伸びているという実態もあったところでございます。  これ、なぜかと申しますと、やはり現在も受診控えが非常に続いているわけでございますけれども、サービスを受けている方が、やはり訪問看護はライフラインといいますか、医療の関係のラインとして残しておいて、若干、入浴とかもサービスができるものですから、そういったサービスは積極的に御利用なさっているのかなと。  現在に関して申し上げますと、かなり従前並みに戻ってきているところでございますけれども、ここで11月以降、また状況がちょっと変わってきておりますので、その辺については随時、数字の変化は見ていきたいなと思っているところでございます。  それとあと、私どものほうで在宅医療・介護連携検討会議とか、様々な介護職とか医療の方の会議体がございまして、そういった中で私どももいろいろなお話を聞いているところでございます。利用者の方の身体機能の低下とか、そういった部分がどうなっているのか、どういうサービスを要望されているのかというような部分については、現場の専門職の方の御意見を伺って、それなりに我々としても受け止めていくと。で、対応していくというふうに現在も進めているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。  計画はもちろん大事ですけれども、計画を作る中で現場の声を吸い上げて、それがコロナ対策にもつながるかと思いますので、今おっしゃったような点をぜひぜひよろしくお願いします。  それから、介護保険料なんですが、公表せずと。今の段階では、まだ公表しないということで、確かに3月の予算とか、条例改正とかにも絡むことなので一定の理解はいたしますが、一番知りたいところかなという気もいたしますので。  この計画の13ページなどの統計の資料ですか、この13ページにあったのは、令和3年、4年、5年、そして7年、22年と、「第1号保険者数の推移」というのがずっと載っているんですね。それを見ますと、65歳以上の高齢者全体の人数というのは減っていくんですね。だけど、前期高齢者は減りますが、後期高齢者は増えていくという、そうした逆転のことなんかもあった中で、やっぱり後期高齢者のほうに一番人数の多いところが増えていく。それの分かりやすい図が「人口の推移」という表が5ページ当たりにも載っていまして、とてもこれ分かりやすくて、今回はこういう統計、すごく面白いなと思って見ていたんですが、そういうことから推察すると、年齢が今より高くなるわけですから、介護の必要性も増してくる、給付量も増えるから、単純に考えて、やはりここは増えるところなのかなという気もいたしいますが、いかがですか。その辺、あまり聞かないほうがよろしいでしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) そこにつきましては、御指摘のとおり、高齢者全体としては減少傾向になっていくと、2025年をピークに。ただ、団塊の世代の方が75歳以上になりますので、一番高齢者の人口の帯が多い方々が後期高齢者になられる。それから、介護が必要な世代になっていくということもございますので、認定率であるとか、認定者数については増加するのではなかろうかなというふうに思っているところでございます。  そういった状況もございますので、現状では、人口は減っても介護サービスとして必要な方々は増加傾向にあるのかなというふうに思っておりますので、そういった部分を含めまして、基金の利用であるとか、保険料の適正な段階設定であるとかそういった部分も含めて、今現在、総合的に考えているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。  併せて、2025年度と2040年度についても、数字を入れ込むようになっているんですよね。これがちょっと私なんかは不思議で、今と単価ももちろん違ってきますし、この予想は、例えば、もしかしたら20年後は今より栄養状態がもっとよくて、お元気なお年寄りが多かもしれない。逆に、20年後はもっといろいろなことがあって、御苦労も多かったから、団塊の世代も大変で、介護が必要な方が増えるかもしれない。それは全く予想が今の段階ではつかない中で、これはやっぱり一定の数値を入れこむような試算なんでしょうか。数字の出し方、どうですか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 数字に関しては、本当にそのときのサービス状況がどうなっているかというのが、ちょっと皆目見当がつかないところがあるんですが、これもう国全体として、2040年問題というのは、様々な部分で計画策定の中では視野に入れて検討するべきことというふうになっておりますので、その部分をどうやって国として乗り越えるかというのが、今日的な課題かなというふうに思っておりますので。  そういう部分では、そこら辺までの数値も見ながら計画を策定していくというのが国のほうの考え方として出されておりますので、実態として合うかどうかは別として、そこまで見据えて現在の計画を考えておくということが必要かなというふうに思っております。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) 20年間といいますと、ちょうど介護保険ができてから今なんですね。そうすると、この20年間というのは、本当に3年ごとの見直しの中で目先の保険料と国の財政の支出と、それから給付費、それのバランスを取るのに、多分厚生労働省というのは相当苦労して、それでも毎年上がっていた。そうした反省から、多分、もう、いっそのこと20年後を一度見据えたデータを各自治体から出させて、それを見据えた中で将来計画的なものを多分計画しようと考えているのかなというふうな気も、これ20年後ですから、ちょうど20年たっての20年後ですから、そんなことも思って見ていましたが、今までになかったことなので、それはそれでまた何か新しい情報が国のほうからも示されたりするかなというふうに思いますので、見ていきたいなと思います。  昨日出たばかりのこの計画について、いろいろ聞くのもなんですが、でも、時間もありますし、介護保険の理解を進めるという意味で幾つか、そんなにややこしいことではないので伺っておきたいなと思ったんですが。  6ページのところに施設入所者数が出た、高齢者の数字があるんですね。「3区分別人口の推移」ということで、先ほど言いましたように、前期高齢者と後期高齢者が逆転するという数字なんかが示されているものなんですが、そこに施設入所者数というのが示されています。これって、平成27、28、29、30年、令和元年、令和2年とこう書いてあるんですが、減ってきているんですよね。施設入所者の数が減少しております。これはどういうことでこうなっているのか。重症度はいろんな意味で上がっていると思うんだけれども、ここがこうやっぱり下がってきたのは、どういうことが考えられますか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) おおむね、それほど大きく入所が減っているということではないわけですけれども、特に大きいポイントとしましては、今後、現在、令和2年度は若干清快園さんが徐々に入所の数をちょっと減らしているというような要項もありまして、それで若干数が減っているところもございます。  全体的には、この数字でいくと140人ほどの増減があるわけですけれども、それは、これ実態の数字として入れさせていただいておりますので、施設の中での利用者数の若干の変動の中で減少してきているのかなというところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。  これは、施設というのは何を指しますか。グループホームなんかも含めてなんでしょうか。特養だけではないような気がするし、医療院なんかも含んでいるんでしょうか。もし、今分からなければ、ちょっとそうした記述がないものですから、もし分かれば御答弁いただければ。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) これは、恐らく老健と特養の数と認識しております。介護医療には入っていないかと思いますので、ちょっと後ほど確認をさせていただきますけれども、恐らく、その数というように思っております。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。  それと、もう一つ、やはり今後のことで気になるのが、高齢者のいる世帯の推移という表が8ページのほうにあるんですけれども、一言で言えば、令和元年と令和2年の比較なんですね。ですから、そんなに長い間の比較ではないんだけれども、そこだけの比較を見ても、高齢者の夫婦のみの世帯とか、あるいは高齢者一人暮らしの世帯が、少しだけれども増えている。そして、一方で同居世帯というのが減っていると。これは、もう少し前から続いていた傾向で、今後もこの傾向が続くと考えられるのか、あるいはこれはどう捉える数字でしょうか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) こちらにつきましては、ちょっとなかなか数字の取り方が非常に難しくなっておりまして、基本的には、国調を取ったときに細かく世帯の状況が把握されますので、そのときのデータと、今はいろいろと手計算といいますか、実際に高齢支援係のほうで老老世帯であるとか、独居世帯、これ数を把握しますので、手計算等で確認をしているところです。  状況としては、やはり独居の方が増えていくということは、当然、老老世帯の方の中でどちらかお一人がお亡くなりになって、それでお一人の独居世帯が増えていくというところの現象があるかと思います。  それとあとは、同居世帯は、現在、従来から日の出町に住んでいる方も当然いらっしゃいますし、そういった方はかなり高齢者の方と同居している方が多いんですけれども、その辺の変容とか、あとは転入の方も徐々に、長い期間で増えてまいりますので、お年寄りのいない世帯等も増えているというような実態があろうかなと思っているところでございます。  西多摩全般としてこういう傾向はあるところでございまして、やはり老老の世帯の方が増えていくというのは本当に課題になるのかなというふうに思っております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) 先ほど地域包括ケアのところの御答弁でも、後期高齢者が増えるから、そこで必要な事案が一層増加するというけれども、やっぱり同居の若い世代がいればまだいろいろなことがあれですけれども、独居だったり、あるいは高齢夫婦のみというのは非常に、先のことを考えたときにより手厚い相談業務とか、あるいは地域包括ケアシステムの体制というのがやはり求められるのかなと思いますが、こうしたものへの何か具体的な今後考えなければいけない、次の計画で具体化させなければいけないようなこと、もし何かお考えがあれば伺っておきます。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) それにつきましては、やはり老老世帯の方が増えているというのは非常に課題というふうに思っておりまして、やはりお一人が要介護3以上になると在宅でなかなか厳しくなってくると。ただ、日の出町は施設もかなり潤沢にございますので、施設入所という面では対応ができるんですけれども、やはり在宅で療養したいということになると、それなりのサービスが必要になってくるかなと。  それと、あとはやはり認知症の方の事案も増えておりますので、そういった部分でお一人が認知症になった場合に、御家族だけではなくて地域の見守りとかそういった部分が必要であろうと。  それとあとは、地域包括ケアシステムの中核にあります包括支援センターですけれども、これ、現在1か所ということになっておりますが、おおむね中学校区で一つというふうになっていまして、人口の目安としては老年人口5,000人というのが一つの目安なんですが、そういった動向も踏まえて、今後、5年から10年の中では包括支援センターのありようについても議論をする必要があるのかなというふうに思っているところでございます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。  今、見守りというお話も出ましたけれども、地域包括支援センターのことは前から人口規模でどうなのかとか、いろいろ議論があったので、またここでこうした対象となる方が増えているということで、ぜひ御検討いただきたいと思います。  それから、地域包括ケアシステムの中には見守りとか、地域の声かけとか、介護予防とか、そうした介護予防の活動ですか、地域の人による活動とかそういうことがやはり大事な一つの柱になっていますね。そんなことの中でコロナなわけで、コロナ禍の中でボランティアや地域住民が訪問するということ、そのこと自体がやはりなかなか難しくなっているのが現状だと思うんです。  これ、1年近くなりますし、今でもまだとてもこの状況の中では、むしろ引き締めなければいけないような時期になっていますので、しばらくこの慎重な対応というか、やらない時期が出てくると思うんですけれども、今まで積み上げてきたものが止まるんじゃなくて後退するんじゃないかっていう、そういう危惧もあるんですよね。今までやってきた方も、どちらかというと高齢者の方だったりすれば、もう意欲とか体力も落ちてくる。もちろん声かけをしていただくほうの利用者もそういう状態になって、いろいろな面で後退していくということ、やっぱり懸念があるんですね。いろんな形で町もできるところから、夏以降取り組んでいるんですけれども、やっぱりここでまた厳しくなっていますけれども、通所のB型を一時止めているとかそういう話、ボランティア活動も見送っているという話聞きましたが、それはどうですか、一時的にでも再開したのか、そのままになっていますか。 ◯議長(濱中 映慈君) 佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 本宿老人福祉センターでやられている通Bに関しては、まだ、ちょっと現在も再会できていないという状況でございます。
     それとあと、老人福祉センターの様々な活動も、今はちょっとまだ抑制傾向にあるのかなと思っていまして、自主活動については、まだ抑制をかけている状況でございます。それについては、再開をお願いするという声は非常に多いんですけれども、やはりちょっと現下の状況、それと高齢者の方にかなり感染が広がってございますので、そういった部分では、ちょっと感染状況を見極めて再開の時期は考えていきたいなと思っているところでございます。  ですから、全般的には、まだちょっと抑制傾向になっておりまして、御指摘のとおり、若干後退とか、あとは、それに伴って活動をやらないことによる影響というのが出てくるのかなとは思っていますので、それの直接的に示すものとしては認定者数の動向とか、あとは地域包括ケアシステムの中での包括の情報収集の状況とか、そういった部分を確認しながらちょっと検討していきたいというふうに思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございました。  今、コロナの中で全町を挙げて大忙しかと思いますが、いきいき健康課は医療と福祉、現場と直接接する場所ですので、いろいろな現場の意見とかそうしたものを吸い上げて、この介護保険の改定だけじゃなくて、コロナ対策にもそれを生かして、やはり地域の施設とか病院とか、事業者とか、それは大事な資源ですし、大変なときだからこそ、逆に信頼関係を築くすごくいい機会でもありますので、ぜひぜひ取組を一層よろしく、重ねてお願いをしたいというふうに思います。  いろいろとあちこち聞いて、ありがとうございました。また、まだ15日までパブリックコメントもあるようですから、また読ませていただきいます。  それでは、2問目の質問にいきます。脱判このことですね。  これは規制改革推進会議というのが、ホームページを見ればいろいろ資料というのは、答申が7月に出たんでしょうか、実施計画のようなものも7月に出ていると思いますが、そうした中で10月7日に当面「当面の審議事項について」という資料、これもやっぱりネットにアップされておりました。それを読みますと、「書面規制押印対面規制への抜本的な見直しについては、年内に省令、告示等の改正、年明けに一連の法改正を行う」とこういうふうに書かれていました。  国の法令に基づいての事柄でも、思った以上にこれ早く実施されるのではないかなというふうに、この文章を読む限り思いましたが、いかがでしょうか。担当の課長さんとして、来年の4月ぐらいから始まるんじゃないかっていうふうに私は読めたんですが、いかがですか。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまお尋ねのとおり、国のほうも大分スピード感を持って急に取組が早まったと認識しております。  また、9月の末ですか、行政改革の担当大臣におかれましては、全省庁に向けて、原則、行政手続の押印を廃止することを要請しながら、さらに全省庁に対して調査を行っているようでございます。  その結果といたしましては、既に御案内かと思いますが、ほぼ、99.4%くらいは廃止の方向で取り組むのかなというようなところが目安の数字として上がってきています。  また、お話にもありました10月7日の規制改革推進会議の会合の席上、菅首相のほうからは、全省庁に行政手続を対象に、押印廃止や書面対面主義の見直しに向けた方針を速やかに策定するように指示がなされたと発表されております。  これに伴って関係省庁におきましては、関係省令、告示を年内に改正をして、来年1月招集の通常国会に関連法案の提出がなされるというような報道もございます。  以上のことからも、まだ具体的ない施行期日等については町のほうでは確認はできておりませんが、かなり早い段階でそういったものが進んでいくのかなということでございます。  いずれにしましても、町が取り組む際には、法例等に基づいて行うものにつきましては、各省からガイドライン等が示されるというふうに伝え聞いておりますので、そういったものを参考とし、また、町独自で行っている手続については、また、先ほど申し上げましたが、そういった国から示されている対応方針等を参考に準備を進めていければと考えているところでございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。  今、何でもネットで見れる時代で、なかなか訪問はしていませんが、福岡市と静岡県の袋井市、その二つの情報はネットにもアップされておりました。福岡市は少し規模の大きなところなので、あまり参考にならないのかなというふうに思いましたが、静岡県の袋井市、これは人口が9万人弱のところなんです。それで1,300種類の申請書類等がありまして、洗い出し調査を行って必要性を再確認した結果、法例等に押印の義務づけがあるものを除くと、慣例的に求めているのは680種類の申請書だと。約680種類の申請書であって、これについての押印の義務付けを、もう9月1日付で廃止したということがアップされておりました。もちろん必要なところでは、本人の身元確認とかそういうことを行うのが前提ですけれども、自治体独自でできる部分があると思います。  先ほど総務課長、庁内決裁システムの導入とかおっしゃいましたけど、脱判こというときに、内容として二つあるんですね。もちろん庁内の決裁の判こという部分もありますが、私、もっときちんと通告で説明をすればよかったんですが、私がお尋ねしたかったのは、町民の方が窓口で何かを申請したり、あるいは業者の人もいろんな申請手続ありますが、そうしたときに、判こが必要な書類がほとんどです。その中で廃止できるものがあるのではないか、そうしたものを省略できないかということをお尋ねしたかったので、庁内決裁システムはそれはそれで大事なことだと思いますので、検討していただきたいと思いますが、町が決めれば単独でできることって、今の段階でも、袋井市の事例を見てもあるのではないかなというふうに思います。  「効率化」という言葉もありますが、住民側からしてみたら、「迅速化」とかそういうことなんですね、「簡略化」とか。要するに、簡単で早い。判こを忘れたというときに、押さないでも「あ、いいですよ」と言われれば、取りに帰るところが簡略化されているし、それだけ早く手続ができる。そういうことなんです。ですから、必要である書類はもちろんありますが、そうでないものについては廃止しなさいということが、国が今進めていることなのかなというふうに私は思いました。  ですから、押す側の問題なんですね。押す側の迅速化、それと簡略化、利便性とか、そういうことでもって、ぜひぜひこれは早く取り組んでいただけるのかなというふうに思いました。  もし、各課でどんな申請書があるかとかそういうの、もし、少しずつでも調べた数字なり、いかがですか。まだ発表の段階ではないですか。おおよそでも、先ほどの袋井市と同じような数字になるものなのでしょうか。正確でなくておおよそでも結構ですので、教えていただければと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 庁内の調査につきましては、先ほど申し上げたような見解が発表された後、急遽11月13日から25日にかけて、庁内各課のお忙しい中ではあったんですが、協力をいただきまして概要を取りまとめさせていただいております。  最低ラインということで認識をいただければと思うんですが、調査結果といたしましては、該当書類の数が1,173件ありました。このうち根拠規定が法律に基づくものが276、条例が42、規則が270でございます。要項が217で、その他が564ということになりましたので、おおむね先ほど来、田村議員がおっしゃっている独自でというのを判断をさせていただきますと、要項とその他運用上の都合で手続に押印を求めているものの合計ということになりますので、767件に該当いたします。  現時点での率といたしましては、約65%相当になるということでございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 12番田村みさ子君。 ◯12番(田村みさ子君) ありがとうございます。もう本当にお忙しい中、数を集めるだけで、各課で調査するだけで大変だったかと思いますが、そういう手続、もう既に始めてくださっているということで、ありがとうございます。  これは何か見落としがあっても、後で追加すればいいことなのかなというふうに思います。取りやめですから、新たに加えることではないので、ぜひ町民の利便性のために、あと4月までといったら3か月、4か月の話ですので、お忙しい中ですが、よろしくお願いいたします。  特にこれ以上の質問はいたしません。ありがとうございました。私の質問は終わります。       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 続きまして、3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 議長の御指名をいただきましたので一般質問をさせていただきます。  基本的に読み上げます。  都市機能の基盤であると同時に、防災・安全面の根幹をなす河川改修と道路建設事業のうち、本日は、都の事業について以下伺います。これは都の事業であるため、日の出町が直接コントロールできないものでありますけれども、町民の生活及び安全・安心に直接関わることでありますので、町民の関心も極めて高いという事情があります。このために地方議会における一般質問として取り上げさせていただきました。  1.平井川の河川改修について。 (1)現時点までの進捗状況と今後の計画。 (2)昨秋の台風被害及び浸水予想区域図改定等を踏まえて現計画を見直す必要はないでしょうか。 (3)於奈淵堰付近及びその下流200メートルほどは学術的価値の高い地層群が現れている地帯となっています。その保護についてはどのように考えていますか。  2.都道251号線の整備について。  平成20年に説明会が行われたこの事業の懸案であった第二工区の用地取得が開始されますが、以下伺います。 (1)第二工区(北大久野橋から水口橋付近)の実施計画。 (2)第一工区(坂本交差点から北大久野橋)の中の整備未完箇所の現状と今後の施策。  3.都道165号線の整備について。  日の出団地・西本宿方面から阿伎留医療センター・イオン方面への交通の利便性と安全確保の観点から、都道165号線、これは都道185号線の東側部分になりますけれども、それの早期整備が強く望まれています。現状と今後の施策を伺います。  以上、よろしくお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 橋本町長。 ◯町長(橋本 聖二君) 萩原議員からの平井川の河川改修についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。  東京都は中小河川において、1時間あたり50ミリの降雨に対応することを目的として流下能力の向上を図る改修を実施しており、平井川についても昭和58年度より50ミリ対応への改修に着手しております。  その後、平成9年に河川法の改正があり、河川管理の目的といたしまして「治水」、「利水」に加え、「河川環境」の整備と保全が位置づけられました。  平成12年7月に平井川流域連絡会が「豊かな自然、風土を育み地域と調和する川づくり」をテーマに設置されました。平成19年には東京都が「多摩川水系平井川流域河川整備計画」を策定し、「平井川は、東京都の中小河川において、川が本来有する自然形態を良好に残している川である。このため、川の特徴を十分勘案し、治水対策の推進とともに、水環境および空間環境を適正に保全・再生する後世に残せる川づくりを実施し、自然と流域に暮らす人々との共生を目指していくものである」との計画の基本理念を基に、平井川の河川改修が下流から進められております。  この事業の災害防止については「洪水に対して安心できる川づくり、地域づくりを目標に、当面は、洪水被害をもたらす恐れがある1時間あたり50ミリの降雨に対して、河道の整備を行い、洪水流量を安全に流下させることを目標とする。なお、目標流量の設定に当たりましては、流域の土地利用状況や河道状況など、平井川流域の流出特性を踏まえた流量とする」となっております。  計画対象区域は、多摩川合流点から日の出町大久野の松尾橋までの16.5キロメートルと平井川に注ぐ四つの支川となっております。  現在の改修の進捗状況は、あきる野市と日の出町の行政境の日の出橋付近まで進んでおります。  昨年の台風19号による被害があり早期の改修が必要と思われることから、今後も町から東京都に早期改修の要請を行ってまいります。  詳細につきましては、所管課長より答弁いたさせます。よろしくお願いを申し上げます。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 本質問は、東京都西多摩建設事務所の所管でありますので、西多摩建設事務所からの回答内容を原文のまま答弁させていただきます。  平井川の河川改修についてのお尋ねでございますが、初めに、進捗状況と今後の計画についてですが、平井川は1時間に50ミリの降雨への対応を整備計画とし、昭和58年に多摩川合流点から日の出町大久野地内の岩井橋まで、延長約11.3キロメートルを都市計画決定し改修事業を進めている。令和元年度末までに、多西橋下流部から日の出橋下流部間のうち約4.5キロメートルの整備が完了した。今後は、順次上流に向けて河川改修を進めていくとのことです。  次に、整備計画の見直しについてですが、平井川では、現在の整備水準である1時間50ミリの降雨に対応できる護岸の整備を、引き続き着実に進めることが重要と考えている。なお、昨年10月の台風19号において、あきる野市の菅生雨量観測所で1時間最大45ミリ、総雨量431ミリの降雨を記録したが、平井川からの溢水による浸水被害は生じていないとのことです。  次に、於奈淵堰付近の地層群の保護についてですが、於奈淵堰においては、堰と露出した岩盤が滝となって、両岸の生い茂った樹木と一体となった良好な景観が形成されている。今後の整備にあたっては、現況河岸及び周辺の詳細な調査を実施し、洪水流による影響、河道法面の安定性などの検討を行い、自然環境が存続するよう配慮を行うとのことです。  都道251号線についてのお尋ねでございますが、初めに、第二工区(北大久野橋から水口橋付近)の実施計画についてですが、北大久野橋付近から水口橋付近、延長約700メートルについては、今年10月から地権者へ用地取得の説明資料を郵送し、用地取得の手続を開始した。工事については、今後の用地の取得状況に合わせ実施していくとのことです。  次に、第一工区(坂本交差点から北大久野橋)中の整備未完了箇所の現状と今後の施策についてですが、坂本交差点から北大久野橋付近、延長約320メートルについては、関係権利者と用地折衝を行い、取得を進めており、令和元年度末の用地取得率は約74%である。引き続き、用地取得を進め、順次工事を進めていくとのことです。  次に、都道165号線の整備についてのお尋ねでございますが、本事業区域は、東京都とあきる野市との受委託協定により、あきる野市が用地を取得し、東京都が工事を施工している。これまで東側の約530メートル区間において街築工事を行い、一部の未買収地を除き、概成している。  今後は、用地が取得できた箇所から順次、工事を進めていくとのことです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 町長、課長からの御答弁、誠にありがとうございます。  再質問をさせていただきますが、今回の一般質問が、先ほども申し上げましたが、町民の安全・安心に関わるものであり、したがって、町民の関心も非常に高いものである一方、日の出町が直接コントロールできないものであるという事情があります。  そこで、今回の一般質問においては再質問の可能性がある項目について、あらかじめ担当課長にお示しして、必要あれば東京都に問合せや確認をしておいていただくようにお願いしてありますことを、最初にお断りさせていただきます。  そういう前提で、まず最初に、平井川の改修について伺います。  これまであきる野市内の約4.5キロメートル改修、ほぼ完了したということは了解いたしました。恐らくは、来年度から、長らく待っておりましたけれども、日の出町内の改修工事が開始されるものと大いに期待しているところでございます。  最初の質問ですが、改修計画の日の出側の終端がどこなのかという点について、確認させていただきます。  町長の御答弁、それから、平成19年に都が作成した整備計画では、計画対象区域が松尾橋までとなっておりますが、課長の御答弁では、岩井橋まで改修事業を進めているというふうに言われたように思います。改修計画の終端は松尾橋なのか岩井橋なのか、再確認の意味で伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) それでは、議員からもお話がありましたが、再質問につきましても、西多摩建設事務所の回答を原文のままお伝えさせていただきます。  平井川の河川整備計画では、河川の維持管理までを含めていることから、計画対象区間は河川法の及ぶ松尾橋までである。一方、都市計画決定し、50ミリ改修を実施する区間の終点は岩井橋までである。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 御答弁ありがとうございました。  そうしますと、具体的に、実際に1時間50ミリの雨量対応の改修が行われるのは岩井橋までであるというふうに理解いたしました。ということは、去年災害の起きました岩井橋より上流の部分は、現在のところは50ミリ対応の改修の計画には入っていないということになるかと思います。  次に、今後の計画期間について伺います。  河川改修は、町長御答弁にもありましたように、計画期間に影響を及ぼす様々な要因があるため、定量的に計画期間を予定することはなかなか難しいということは理解いたします。しかし、現実に台風被害等が発生していること。また、今後さらに大規模な被害も発生し得るという、そういう予測もあることから、日の出町内の工期が何十年かかるか全く分からないということでは、これは町民としてはやはり納得しかねるところでございます。  質問ですが、13年前の平成19年に策定された都の整備計画では、計画期間は、その時点からおおむね20年から30年間と、幅はありますけれども、明示されております。この明示された期間目標が13年経た現在では、どう扱われているのか伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 都は、平成19年に策定した河川整備計画に基づき、平井川の整備を順次進めている、以上が回答でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、2時15分まで休憩といたします。                午後1時59分 休憩                午後2時15分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 課長の御答弁ありがとうございました。  非常に簡潔な御答弁で、計画期間は変わっていないというふうに理解いたしました。  次の質問に移ります。  改修計画において耐え得る降水量目標となっている1時間雨量50ミリメートル、これが意味するところがよく分かりませんので、教えていただきたく伺います。  1時間降水量50ミリメートルとは、1時間当たり50ミリメートルの雨が降るというそういう意味ですが、改修計画では、その1時間当たり50ミリメートルの雨が最大何時間継続するのに耐え得ることと設定しているのか伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 河川計画の降雨モデルでは、雨が24時間降り続く中で、降雨強度50ミリの雨が1時間降り続くことを想定しているとのことです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。
    ◯3番(萩原 隆旦君) 今のお答え、解釈いたしますと、雨自体は24時間降り続けるが、50ミリメートルの雨は1時間だけであると、そういうふうなお答えであるというふうに解釈いたしました。  この1時間降水量50ミリメートルの雨が1時間だけ継続するという降雨モデルでありますけれども、これは、私はやはり見直しが必要なのではないかというふうに考えます。  昨年、東日本に甚大な被害をもたらした台風19号、これの被災地のアメダス降水量データが国土交通省にあるんですが、それによりますと、1時間降水量がその地点の過去の最大値を超えた地点はわずかに9か所であります。それに対して12時間降水量がその地点の過去の最大値を超えた地点数は120か所に及びます。24時間降水量でも103か所であります。このことは平成30年の西日本豪雨でも全く同じ傾向です。  つまり、最近の大規模な水災害では、言ってみれば、短時間の土砂降りではなく、雨が長時間降り続くということによって起こっております。日の出町の昨年の災害の場合も、全く同様であります。  また、今年の夏に、記憶に新しい大きな被害を題した熊本県川辺川について、国土交通省が解析した結果では、森林や土壌による保水力、これが降水量換算で約200ミリメートルほどあります。この200ミリメートルを超えた分の水が洪水を引き起こしたとされております。  この200ミリメートルというのは、川辺川の場合でございますが、西多摩地域におきましても森林や土壌の保水力というのは、ある程度期待できるわけでございますので、50ミリメートルの雨が短時間続くということに対しては、十分保水力があるのではないかというふうに考えられます。  したがって、特に区部を中心とした市街地とは異なり、西多摩地域では森林や土壌による保水効果が相当程度期待できますので、大きな災害に対する耐性という視点で見れば、1時間降水量よりは長時間降水量のほうが重要になるのではないでしょうか。言い換えれば、東京都の主要部を占める市街地には1時間降水量が適していますが、森林や土壌の保水力がある程度期待できる西多摩地域では、必ずしもそうではなくて、長時間降水量のほうが適しているのではないかというふうに思います。  この点の再検討が必要だと私は思いますが、先ほどの改修区間の拡大等も含めまして、改修計画の、あるいは改修計画の早期実施の要望と合わせて、都にこれから要望していっていただければというふうにお願いしたいと思います。これは御答弁は不要です。  次の質問に移ります。  第27自治会区域の平井川南岸には、高さが30センチほど、幅も30センチほどありますけれども、いわゆる止水壁、水を止める壁ですね。これが設けられています。ところが、昨年の台風襲来時に道路への溢水があったということから、この止水壁のかさ上げ要望があります。これに対して見解を伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 当該区域は未改修であり、止水壁の設置により前後の区間を含め、一定程度の高さが確保されたことから、今後の河川整備までさらなるかさ上げの予定はないとのことです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 御解答は理解いたしましたが、これは住民の要望として強い要望がございますので、引き続き、これも町からの要望として出していただければというふうに思います。  次の質問に移ります。於奈淵堰付近の地質学的資源の保護についてでございます。  於奈淵堰付近は、御答弁にもありましたように、良好な景観が形成されておりまして、その保全が言うまでもなく課題であります。その点は平成19年に作成された都の整備計画にもしっかりとうたわれております。ただ、地質学的資源につきましては、全体的な景観もさることながら、むしろ、細部における価値、あるいは、現在は川底にあって通常は見えない箇所の価値等も重要になります。  さらに、生態系や景観とは異なり、一旦失われると二度と復元できないというそういう特質もございます。  今回の改修が治水が本来の目的であって、決しておろそかにはできないということは当然でございます。治水と地質学的資源の保全とは両立していかなければならないというわけであります。そのためには、地質学的資源の価値を知る関係者との十分なコミュニケーションの基に、最も適切な方法を見つけ出すと、そういう努力が必要ではないかと考えます。この点について見解を伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) この御質問なんですけれども、大変申し上げにくいんですが、都としての回答はないという回答でございました。  多分、最初の答弁の、これは私の見解なんですけれども、洪水流による影響、河道法面の安全性など検討を行い、自然環境が存続するよう配慮を行うという中に含まれているのかなと私は思っております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 回答なしという回答だということで、その点は了解いたしましたが、引き続き要望を出していただければというふうに思っております。  次に、都道251号線の整備について伺います。   この都道は、道幅が狭く、歩道もなく、急カーブが連続する中を大型車が高速で走るという危険な道路でありまして、それを改修するべく平成20年に事業計画が示され、住民説明会も行われたものでありますが、取得が困難な用地があったために、第一工区は整備未完箇所が残り、第二工区は用地取得に手がつかないという状況にこれまでございました。  これに対して、清水都議会議員あるいは、ここにおられます清水浩議員、町部局、そして西多摩建設事務所の方々の大変な御努力がありまして、ようやく第二工区の用地取得に着手されることとなったというふうに理解しております。  質問ですが、第二工区の用地取得は、これ第二工区についてですが、用地取得は簡単にいくところ、それから、なかなか進まないところ、これから出てくると思います。その場合、住民の安全の観点から、歩道設置を優先という方針で工事を進めてぜひいただきたい。  すなわち、歩道用地を取得次第、その部分だけでも設置できるところはなるべく設置していくと、そういう進め方をお願いしたいと思いますが、この点についての見解を伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 西建が地元住民に配布しているパンフには、歩行者の安全を第一に用地取得できた箇所から順次、事業用地を活用した仮歩道整備を進めていくとあるそうですので、そのように進めるということです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) ありがとうございます。  これは、要望をほぼ受け入れていただいているということだと解釈いたしました。どうもありがとうございます。  次に、この251号線についての第一工区のほうですね、そちらに用地取得困難箇所があるわけでございますが、どちらも坂本交差点から北大久野橋に向かって左側にあります。この用地取得困難箇所を避けて、右側に拡幅するというそういう計画変更ができないんだろうかという住民の声がございます。  右側は、北大久野川の川べりが主でありまして、工事は川べり対応となるというそういう面はあるかもしれませんが、用地取得自体は総体的に容易で、取得費も減少するのではないかと思われます。これらの専門知識に基づく提案ではございませんけれども、もう既にそれも検討された結果として現在の計画があるのか。されていない場合、計画変更の検討の余地は全くないのか、その点をお伺いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 本道路整備は、急カーブの解消を目的に警察とも協議し、計画されたものであり、提案の変更は難しい。  また、平成20年度に用地説明会を開催して以来、既に74%の用地を取得しており、公営性の観点からも線形見直しは困難であるとの回答です。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 御答弁ありがとうございます。  ここまで進んだ以上、これからの変更は難しいという御回答であるというふうに理解いたしました。  最後に、都道165号線の状況について伺います。  この事業は、日の出町内の区域はイオン及びその周辺の開発に合わせて整備されましたが、美吉野油田4号線との交差点、その付近から秋川消防署横までの区間、すなわち、あきる野市区域において長らく整備が停滞しているように見受けられます。このため、阿伎留医療センター方面に行くために、道路幅が狭く交差点の見通しが悪い、さらに通学路にもなっているという補助道5号線あるいはそれにつながる道路を利用している町民からは、早期整備を強く望む声が上がっております。  私、現地を実際に歩いてみましたけれども、この区域の整備未完箇所は大きく分けて4か所あるように見受けられます。1か所目は、美吉野油田4号線との交差点付近、それから、2か所目は、そこと消防署との中間付近、3か所目は消防署付近で、見たところ、用地取得済みではないか思われる50メートルほどの区間、最後が西側の都道185号線に出るところの4カ所であります。  個々の数字をお聞きするのは難しいかと思いますが、全体としてでもよろしいですから、用地取得率あるいは工事進捗の状況等を伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 用地取得の状況は、令和元年度末で約92%である。  なお、個々の地権者との折衝内容等は、個人情報であるためお答えできない。  工事については、用地が取得済みの消防署付近を今年度発注したものの、契約不調となり、現在、再起工の準備中であるとの回答がありました。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) 御答弁ありがとうございます。  用地取得率も、現地を歩いてみて、用地取得率どのぐらいかなと思ったその感触よりは高い取得率だということが分かりまして、あともう一押しといいますか、ぜひ100%を早く達成していただくよう御努力をお願いしたいなというふうに思っております。  本日取り上げた事業は、いずれも都の事業であるため、日の出町が直接コントロールできないものではありますけれども、繰り返しになりますが、いずれの事業も町民の生活及び安全・安心に直接関わることでありまして、町民の関心も極めて高いものがあります。私ども議員も、議員の立場から必要に応じて直接都にも要望や提言をしてまいりたいと思いますが、日の出町としても町民の期待に応えるべく早期整備に向けて、都に要望するべきことは強く要望していっていただきたいと思います。この点につきまして、副町長のコメントがございましたら、お願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) ただいま萩原議員からの御質問、町で直接受けたものではなく、おっしゃられるとおり、町のコントロール分野というのはほとんどないお話でありますけれども、ちょっと誤解なく申し上げておきますと、町と西多摩建設事務所では年1回定期的な話合いは確実に行っております。その他、またどうしてもという、例えば、災害の発生がもう目前に迫る、例えば、細尾のこの前の崩落ですね。ああいうものについてはやっぱり特別にお願いをしたり、やはり西多摩建設事務所は西多摩地区全部を見てお仕事をされているわけですので、町の要望だけというわけにはいかないと思いますけれども、町として町民のため、今日おっしゃられることはほとんどそのとおりかと思います。  例えば、道路の拡幅であるとか、河川の関係。ただ、道路の拡幅はどなたが見ても同じ答えかと思いますけど、河川等につきましては、やっぱり専門家のいろんな考え方もあろうかと思いますので、町がそこを、お願いはできますけれども、それ以上はなかなか難しいところがあろうかというふうに思います。  道路については、ぜひ拡幅等を推進していただく、また用地取得も、町として協力できる部分についてはもう十分に協力をさせていただくという前提において、進捗を速めていただきたいという申出は常に行っております。また、これからも機会を捉えまして西多摩建設事務所さんとお話をしたいというふうに考えております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 3番萩原隆旦君。 ◯3番(萩原 隆旦君) どうも御答弁ありがとうございました。  繰り返しになりますけれども、町民の安全・安心のためにもぜひ、今日、いろいろ議論しましたことがなるべく早く実現できるように、都のほうにも要望を出していっていただければというふうに思います。  その点をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 続きまして、8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) まずは、一般質問の内容なんですけれども、災害復旧工事についてという題で通告したんですけれども、各自治体、台風19号で甚大な被害を受け、今、復旧工事が進んでいる。また、いまだ手つかずの場所もあるといった状況でございます。比較的日の出町の台風19号における災害箇所というのは、ほとんどもう工事が終わりかけている、そんな状況じゃないかなというふうに思います。  そういった工事の復旧状況、進捗状況というのも、やはり私たち会派、また諸先輩方の、橋本町長も議員の時代からやはり西多摩建設事務所や東京都、そういったところとの要望活動、そして意見交換会というのものの積み重ねがあったからこそ、スピーディーに進んでいったのではないかというふうに思います。  河川改修の要望、また都道154号線をはじめとする様々な都道の拡幅、改修、そういった要望もしっかりと二十数年前から取り組んでまいりました。その積み重ねがあって、この災害復旧はスピーディーに復旧が進んでいるというふうに私は思っております。  そういう中、やはり1年1年の要望活動の積み重ねというのは、非常に大事なんだなって、今をもって痛感しております。  また、いろいろな問題もあります。やはり地主さんも同じ町民の方です。そういったところを事情、様々な事情がありますよ。そういったところも組みながら円満に解決していくというのも、やはりそれも大事な手法の一つっていうふうに思っております。ただ進まないからというのではなくて、やはり相互が理解し合って円満解決する、それがやはり理想ではないでしょうか。  それはさておきまして、それでは本題の一般質問に入らせていただきます。  議長のお許しをいただきましたので、1問目、災害復旧工事について。 (1)東京都が管理する都道184号線及び河川等の被害復旧状況について。 (2)町が管理する災害復旧状況について。 (3)老朽化や洗堀による護岸損傷が激しい幸神沢について。  2問目、第三セクターについて。 (1)第三セクターの役割について。 (2)今後の第三セクターの運営について。 (3)つるつる温泉及び肝要の里の状況について。 (4)日の出ちゃんトマト等の日の出町ブランドについて。  3問目、これは、先ほど、朝ですね、各常任委員会からの要望書として町長のほうに出されたと思いますが、日の出町土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例、太陽光発電施設設置に関するガイドラインについて。 (1)町としての取組について、を伺います。 ◯議長(濱中 映慈君) 橋本町長。 ◯町長(橋本 聖二君) 私のほうからは、平野議員からの災害復旧工事についてのお尋ねでございますが、総括的な答弁をさせていただきます。  昨年の台風19号の襲来に伴い、日の出町でも経験のない降雨が記録されました。そのため、都道184号線の細尾地区での崩落をはじめとする、護岸洗掘、道路冠水、土砂崩落など、町内各所で災害が発生し、自然災害の恐ろしさを目の当たりにしたところでございます。  台風19号による災害の復旧状況についてですが、各所管課におきまして道路、水路、林道等の復旧のための設計や災害復旧工事を、順次行っているところでございます。現在の計画では、令和7年度には全ての復旧工事が完了する予定となっております。  災害復旧に関しましては、町といたしましても、早期の復旧を目指して対応を全力で行ってまいります。  詳細につきましては、所管課長より答弁いたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 災害復旧工事につきましては、私から答弁させていただきます。  初めに、東京都が管理する都道第184号線及び河川等の被害復旧状況についてですが、東京都西多摩建設事務所からの情報では、細尾駐在所前の復旧工事については、護岸は既に本復旧しており、道路部の本復旧は年内に完了する予定であるとのことです。  また、細尾駐在所から肝要方面へ約310メートルの護岸と道路については、現在、仮復旧は完了しており、本復旧は来年5月末までに完了するように進めているとのことでした。  次に、町が管理する台風19号による災害の復旧状況についてですが、建設課が所管する災害復旧工事で、現在までに完了していない場所は2か所あります。  一つ目の道路復旧は、松尾1号線については、測量設計が完了いたしましたので、工事発注を12月に行い、年度内に工事が完了する予定です。  二つ目の河川復旧は、大久野松尾地内の白岩滝入口上流の二つの橋梁の撤去と護岸の補修や川床のしゅんせつです。  この改修は現在、災害復旧工事に必要な災害復旧測量・設計が終了し、今後は東京都と協議を行い、本年度中に工事を完了する予定であります。  次に、幸神沢についてですが、この幸神沢は、大久野幸神の大久野幼児園付近から西へ、東京都水道局第1配水所を経て勝峰山に向かう沢で、幸神川として昭和30年に建設省から砂防指定を受けております。  この護岸破損につきましては、平成30年9月に地域住民の方から連絡があり、建設課で調査いたしましたところ、数か所の石積み崩落やコンクリート床版の崩壊等が確認されました。その後、東京都西多摩建設事務所に幸神沢の改修について依頼いたしましたが、その当時は改修する旨の回答は得られませんでした。  数回の交渉や要望書を東京都西多摩建設事務所に対して提出を続けてまいりましたが、令和2年8月に東京都西多摩建設事務所長から「幸神沢は、貴町の管理する普通河川であるが、砂防施設である既存の石積みや堰堤は都が管理している。平成30年7月に策定した砂防施設予防保全に基づき、令和5年度から9年度の間で対策工事に着手していく予定である」との回答を得ることができました。  そのような事から、幸神沢の改修が実施されることの確認はいたしましたが、町としては、一刻も早く危険個所の改修がされることを期待しているところであります。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。 ◯企画財政課長(三澤 良勝君) 第三セクターについてのお尋ねでございますが、初めに、第三セクターの役割についてですが、日の出町の第三セクター、すなわち日の出町サービス総合センター株式会社は、当時の人件費割合是正を目的とした緊急避難措置として、平成20年3月に会社を設立し、特定労働者人材派遣事業を担っておりましたが、労働者派遣法の改正に起因して28年度末をもって派遣業務を終了いたしました。
     その後の第三セクターの中心業務といたしましては、生涯青春の湯・日の出三ツ沢つるつる温泉センターをはじめ、ひので肝要の里、日の出山荘、ひので塩田農産物普及センターの指定管理業務の受託が主な業務となっております。  また、日の出町イメージキャラクター「ひのでちゃん」に関連したグッズ販売やアパレル商品の販売など、町のイメージ戦略活動・商工観光振興活動の取組みを行っているほか、近年、ひので朝市や産業まつりへの出店、西福寺火渡りや鹿野大仏公開に伴う臨時販売など、地域交流活動も積極的に行っているところでございます。  次に、今後の第三セクター運営についてですが、日の出町サービス総合センターは民間会社の形をとっておりますことから、日の出町が会社自体の運営には直接参画しているところではございません。  一方、現在、日の出町が第三セクターに4施設の運営・管理業務を委託しております期間は、令和5年度末まででございますので、施設所管課とは十分連携をとった上で、期間満了まで円滑かつ効率的な運営がなされることを期待するところでございます。  また、指定管理業務の内容を改めて見てみますと、観光施設が中心となってございますことから、別に町が連携・支援してございます日の出町観光協会との関わりをさらに深めていただきますとともに、役割分担・共有を図っていただくなど、より効果的な活動を期待してございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 次に、つるつる温泉及び肝要の里についてですが、つるつる温泉は平成8年11月に、肝要の里は平成12年4月にそれぞれオープンし、町直営での運営、日の出町商工会の指定管理を経て、平成23年4月からは、両施設ともに日の出町サービス総合センター株式会社が指定管理を受託し、現在にいたっております。  その運営の状況につきましては、昨年10月に襲来した台風19号の被害による都道崩落、また、本年2月からの新型コロナウイルス感染拡大により、数か月にわたる臨時休業を余儀なくされ、日々、その立て直しに努めておりますが、コロナ前の営業実績には戻っていない状況でございます。  個別に申し上げますと、つるつる温泉については、入館者数に制限を設けることや、マスクの着用などコロナ対策を行った上で誘客につながる取組として、インスタグラムによる情報発信の開始や地元野菜を使ったメニューの開発などを行っております。  肝要の里については、これまで行ってきました「ひのでマルシェ」などのイベントがコロナ禍により開催できない状況が続いており、誘客の面では今まで以上に苦戦を強いられており、特産品の加工については、主力商品の一つであるトマトピューレの販売について、つるつる温泉と連携を図っておりますが、引き続きの取組が必要となっております。  いずれにいたしましても、コロナ禍を耐え抜き、各施設の存続に向け努めてまいりたいと考えております。  次に、日の出ちゃんトマト等の日の出ブランドについてですが、議員御指摘の日の出ブランドと呼べる物品が確立できない中、「ひのでトマト」については一定のブランド力を持つものと考えております。  ここで、ひので塩田農産物普及センターで生産する「ひのでトマト」のことを申し上げますと、昭和53年の農事組合法人施設塩田施設園芸の設立から40有余年を数え、この間、日の出町を代表する特産品として地域に愛され、町内外に知れ渡るところとなっております。  平成21年度にはガラスハウスなどの施設が町に寄贈され、同年に日の出町サービス総合センター株式会社が指定管理を受託し、現在に至っております。  現在、定植しております苗については、おおむね年末には、イオンモール日の出をはじめとする店舗に出荷できるよう作業を進めているところでございます。  また、昨今の状況を見ますと、施設の老朽化や黄化葉巻病の蔓延による収穫量の落ち込みなどにより赤字経営が続いておりますが、何とか「ひのでトマト」のブランドは継続しているところでございます。  今後も、コストの面や継続性の面など十分勘案し、引き続き日の出町サービス総合センターに委託するか、その他の方法があるか。町内には多くのトマト生産農家もありますことから、特産品としてのトマトブランドが継続・発展していく方法を総合的に検討してまいります。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長。 ◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 日の出町土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例、太陽光発電施設設置に関するガイドラインについてのお尋ねでございますが、初めに「日の出町土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例」についてですが、同条例は、土砂等による土地の埋立て及び盛土、切土について必要な規制を行うことにより生活環境の保全及び災害の防止を図り、町民の健康で安全かつ快適な生活を確保することを目的に平成11年3月に施行いたしました。  条例施行以降、改正は行っておらず、時代の経過とともに社会経済状況も変化していることから、内容の検証が必要になっていると考えております。  近年、日の出町における土砂の埋め立てに関しては、敷地面積が1,000平米以上あるため、都条例であります「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づき許可されております。こちらの条例も、安全性確保のための規制強化を図るため条例施行規則を改正する方向で進んでおります。  次に、「太陽光発電施設設置に関するガイドライン」についてですが、太陽光発電は、平成24年7月に、再生可能エネルギーの固定買取制度が開始されたのを契機に急速に普及し、事業用の地上設置型の大規模な太陽光発電施設においては、地域の自然環境・生活環境や景観への影響について懸念されるケースが全国的に見受けられるようになりました。  現在、東京都による規制のほうはございません。市町村につきましても太陽光発電施設を明文化して規制している自治体は、ごくわずかであります。  「経済産業省資源エネルギー庁再生可能エネルギー事業計画認定情報」によりますと、日の出町における同一発電事業者による発電出力100キロワットを超える太陽光発電設備は、東京たま広域資源循環組合、第3自治会、現在設置工事中の第19自治会にそれぞれ1か所が既に認定を受けております。  日の出町には現在これらを規制する条例はございませんので、土砂等の埋立て同様、大規模な開発行為の場合は「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づき規制されているところでございます。  太陽光発電による売電価格が年々減少している中、今後は事業用の太陽光発電施設が多数設置される見通しはございませんが、町民が安全で安心して生活できるように、太陽光発電事業に関するガイドラインの策定について検討していきたいと考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) 詳細にわたり答弁ありがとうございました。  それでは、1問目から再質問をさせていただきたいと思います。  細尾地区の護岸というのがようやく、護岸工事は完成しているという、今、水道管の古いほうの管の撤去だとか、新しい水道管の入替え、そんな工事が行われて、もう間もなく道路の工事のほうに入って行くのかなというふうに見受けられます。  本当にまだまだ秋川でも河川工事がまだ進んでいるところも数か所あり、いまだ手つかずのところもございます。日の出町の災害箇所については、本当に西多摩建設事務所様にはもう感謝するしかないというふうに思っております。  あと、細尾地区から350メートルぐらい上流ですかね、そこのところがちょっとまだ仮復旧のままという形で、あそこも昨年の12月に西多摩建設事務所さんとの意見交換会を私たち自民蒼政クラブでしたときにも、その箇所のことも、やはり災害箇所、調べて写真で提出し、データを出したところでありますが、本当に私たちが提出したデータの基、修復工事がほとんどといっていいほどしていただいた。ここは洗堀されて危険だなというところも写真に撮って提出したら、もうちゃんと丁寧に修復してあったと。これはもう本当にありがたいことだなと。これはやはり日頃の1年1年の要望また意見交換会の積重ねの成果というふうに思っております。  それでは、再質問に入らせていただきますが、一応、今年度中には大体残された350メートル上流のところも大体5月までには終わるという形で理解いたしました。  その中で、やはり日の出町の残されている災害復旧のところが2か所あるというふうにお話をいただきました。その中で、東京都の管理されている河川になってしまうんですけれども、やはり前回もあれですけれども、合流点ですよね、河川の。そういったところの本流等の支流、また水路等の改修・改善工事等が必要と思うようなところがあると思いますが、町としても、そういったところの箇所というのはどう考えているのか、ちょっと御意見があったら教えていただければなというふうに思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 町内の都が管理いたします河川の災害の場所の復旧のお尋ねだと思いますが、特に、河川の合流点の御指摘がありましたが、都が独自の判断で危険性、優先順位を基に、総体的に考えて西多摩建設事務所管内の工事をされているということを聞いていますので、私どもから決定的なことは言えませんが、若干、川底のしゅんせつがあってもいいかなと思うようなところがございます。  会うたびに情報を共有していますけれども、危険性の高いところから手をつけているというようなお話を聞いていますので、自分のところばかり言ってはいられないなと思っていますので、そこは私のほうではそのように解釈しているところでございます。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) 分かりました。よく分かりました。また、そういった必要性のあるところって、私たち会派で、また要望活動というのをしっかりしてまいりますので、今後、そういう問題点がありましたら、私たちも働かせていただきたいと思います。  次に、町が管理する河川、松尾橋から上流ですかね。あとは沢とか水路等で、今後、修繕、改善工事等が必要と思われる場所というのがありましたら、お教え願えますか。 ◯議長(濱中 映慈君) 吉村建設課長。 ◯建設課長(吉村 秀樹君) 町が管理する河川または水路でございますけれども、危険度が高いところ、生活に支障のあるところについては、先ほどの2件が済めば、ほぼほぼ終わると思っておりますが、経年劣化により崩れ得たところだとかそういうようなところがありますので、私のほうで控えているのも3か所程度あります。それについては、実際に見て歩いてはいますけれども、順番がありますものですから、今後、対応を検討していきたいと思っております。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  やはり優先順位というか、生命、財産最優先という形で順位を決めていただいて、町民の皆さんの安全・安心に応えていただきたいと思います。  それでは、私も幸神沢、ちょっと見させてもらいましたが、やはりあそこも本当に老朽化が進んでいたり、結構台風19号だけではないと思うんですけれども、その前から結構もういろいろ洗堀等によって石垣の石が抜けていたりだとか、基礎部分が洗堀されて、もう洗われて結構危ないなというところ等々、やっぱり見受けられまして、そして、やはりあの道路も崩れちゃうと孤立してしまうっていうようなところですよね。そういうところも、ましてや砂防指定をされている危険なところという形で、なかなか応急工事というか、それ以外でもやってもらいたいなというところも数か所確認しました。私たちも要望として、町と一緒に東京都のほうに要望しながら、孤立を防ぐためにも、また次の台風のシーズンに備えて、危険度を少しでも下げなきゃいけないという取組というのを取り組んでいきたいと思います。  砂防地域で、特に護岸の石垣っていいますか、結構裏側と隙間が広く空いているところとか、そこが崩れたら川をせき止めて、逆に今度は道路が川になってしまうんじゃないかって、そういった危険性もかなり秘めているので、しっかりと取り組んで、私たちもいきたいと思いますので、町と一緒になって取り組んでいきたいと思います。  また、そんな中、前回の、これは答弁要りませんから、次の質問になっちゃうんですけれども、前回も、これで同じような災害復旧3連続一般質問していますから、災害復旧等々に関して。その中で林道です。町が管理する林道の災害復旧って、令和7年に完成するっていう計画のほうを見させてもらいました。その中でちょっと変わったようなタイムスケジュールといいますか、ちょっと変わった点がありましたら教えていただければなというふうに思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 林道の台風の災害復旧関係でございますけれども、議員がおっしゃられたとおり、令和7年度までで完了する予定でございます。  ただし、本年度予定しております西の入ほおば沢線でございますが、こちら、確認しました段階で、さらにちょっとプラスで災害復旧する必要が生じたところがございます。ですので、西の入ほおば沢林道につきましては、今年度と、あと来年度少し追加工事を行いまして、来年度は、その西の入ほおば沢林道の追加工事と焼岩沢林道を行う、令和3年について2本の林道を行う形で災害復旧を行っていきたいと存じます。  全体の終了については、令和7年度で変更ございません。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  そういった工事の変更等々もありましたらちょっと教えていただいて、やっぱり山の持ち主さんとかも、木を切ったりとかいろいろ管理するのに、使ったりするのに支障が出るようなことがないように、周知のほうをよろしくお願いいたします。  では、続きまして、次にちょっと、前回の一般質問でもちょっとお願いをしておいたんですけれども、災害時の河川監視カメラというのが設置されました。そのとき、やはり河川監視カメラと雨量計というのは、連携して、災害時にデータを基にして避難の目安というのを図るものに使うという形で利用されていると思うんですけれども、やはり河川監視カメラというのは足りないのではないかという、そういったもっと増やしてほしいとお願いしたんですけれども、そういった取組についいて、ちょっと分かりましたらお願いいたします。 ◯議長(濱中 映慈君) 坂井生活安全安心課長。 ◯生活安全安心課長(坂井  岳君) 今現在、町のほうの監視カメラは、平井の老人福祉センターのところに1か所設置しているところでございます。台風19号のときにも、もう遠隔で現状が見て取れるというような形になっておりますので、かなり重宝させていただいております。  それで、この増設等のお話ではございますけれども、今年の1月に東京都のほうから、都内の河川全域を対象に水位計や監視カメラの設置箇所の拡大について検討しているということで、町のほうにどこか設置希望するところはあるかというような調査等来ておりますので、それにつきまして、今、7か所ほど提出はさせていただいて、先ほど議員がおっしゃっていた合流箇所とか、あとは崩れたようなところとか、危険そうなところをピックアップさせていただいて、提出のほうはさせていただいているところでございます。  あくまでも検討段階の資料を作成するというようなことなので、今後どうなるということは、ちょっとまだ、今現時点では何とも申し上げられないんですけれども、その結果を見ながら、また町のほうでも新たにプラスする場所があればちょっと検討していく必要があるのかなというふうに考えております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  そうですね、やはりそういった河川監視カメラというのは、私たちも西多摩建設事務所とか意見交換会でもやっぱりしっかり増やしてほしいという要望もさせていただいていますので、やはり少しでも後押しになればなというふうに思っております。  それでは、1問目を終わりにしまして、2問目の第三セクターのほうに入らせていただきます。  2問目の第三セクターの役割についてという答弁をいただきました。当初は職員のニーズの緊急避難的措置という形でスタートしたわけですけれども、一時的な緊急避難措置というのは本当に一時的なものであって、これで何年もう来ちゃってるのというような形で、途中で民間の会社としてスタートしたわけですけれども、そうした中で、やはり一民間会社という形で今運営されているわけですけれども、その中で今後、会社としての目標というのは、今後どうしていくんだっていう目標というのは、どういう方向性に持って行くんですかというのを、その中でちょうど副町長も社長でありますから、お答えしていただきたいと思うんですけれども。  そういった中で、つるつる温泉をはじめ肝要の里とか、特に肝要の里というのは、造る当初は国の助成を受けて建設され、売上金額や入場者数とかそういった目標の数値を設定して議会でも報告し、建設されたと思うんですけれども、そういった中で、入場者数を上げるためにマルシェとかそういったものを開催したり、その中でこの台風19号やコロナ等でイベントができなくなってきているさ中でございます。そんな中で、近隣の五日市の夜市だとか、日の出でさえ土曜市だとかそういうのもやっている。今後、社長としてどういう方向でイベント等を進めていくのかって、急に「やりますよ」っていうんじゃなくて、やっぱり準備というものが必要だと思うので、そういったところの姿勢というか、目標というのは、社長はどう考えているのか。これからどうしていきたいのかというその考えを、ちょっと社長である副町長にお聞きしたいと思いますが、よろしく答弁のほうをお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) 詳細は後ほど担当の課長のほうからお答えということになろうかと思いますが、肝要の里に特化した御質問ということで理解させていただきます。  確かに、マルシェとか、あといろいろな旅缶とかいろいろな事業を考えて、それぞれ担当者が一生懸命やってきたところです。それから、マルシェもやっとこさっとこという感じにはなってきていたんですけれども、やはりちょっと今回のコロナについては、あの区域の中にかなりの人数の人が入って、出店するのはちょっと危険だろうということで、中止やむなしということで、そこは判断したところでございます。  なかなか肝要の里で事業、イベントを打とうとするんですけれども、いい時期って大体もう何かしら入っているんですね。例えば、桜の時期は桜まつりがある、それから、秋になれば産業祭があるというような形で、あと夏は夏まつりがある、いろいろあるんですけれども、そういう形でなかなかシーズンの中をいいところを探すのも、正直なことを言うと難しいと。5月のゴールデンウイーク、そういうところの中で前にもやっておりましたし、今年も予定はゴールデンウイークの中で何とか組み込もうということで、マルシェをその中にということで、たしか計画には入っていたかと思います。それについては、今、申し上げたように、やむなしということになっているところです。  引き続きマルシェみたいなものをやりながら、肝要の里へ集客をどのようにやっていくかと、それを図っていくかと、それが多分一番の課題かというふうに思っております。  正直なことを申し上げて、なかなか肝要の里も計画どおりにというのは、もう正直言ってかなり厳しいものがあろうか思う。もともと計画的に、はっきりいうと無理、無理というとちょっと言葉が強いですけれども、なかなか厳しい計画があって、それが今、足かせになっているかなというのが実際の話で、これはもう何十年にもわたって議会の中でお話させていただいて、議員皆様方にはもう十分御承知のことかと思います。でも、その中でも、国と東京都とそういう補助金とかの形で契約的なものが結ばれていると。それについては何らか町として応えていく、実行していかなければいけない。そこがジレンマな部分が正直いってあるわけですけれども、しかしながら、やはりそれは約束は約束として、町としてしっかりとやっていかなければいけないというふうに考えております。  ですから、これからコロナが、正直いつ収束するのか、来年はやろうかということで話はしていたところなんですけれども、第三セクターの総務のほうと。話をしていたところなんですけれども、なかなか今年いっぱいの収束、または来年の春の収束が口で言えるような状況にはないのかなと。先ほど出た、今日も東京都は500人というような数値が出ていたようでございますので、なかなか厳しい中ではありますけれども、その中でもそういうものを忘れずチャレンジしていくということを、会社として肝要の里についてやっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  もし、詳細があれば、産業観光課長のほうからお答えしたいと思います。 ◯議長(濱中 映慈君) 会議の都合上、午後3時25分まで休憩といたします。                午後3時14分 休憩                午後3時25分 再開       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  続いて、以前、肝要の里はJAあきがわさんと野菜の加工という形で話があって、のらぼうピクルスとかそういうのを加工して、それで終わっちゃったのかなって、ちょっとその後の取組というのをちょっと聞きたいなと思いまして、再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) 農協との加工品の件でございますけれども、議員がおっしゃっていただいたとおり、のらぼうピクルスというのを1回作って、皆様に、農協の店舗で試食なりしていただいたんですけれども、なかなかその後、コロナの状況とかも出てきてしまいましたので、一旦ちょっと話合いが継続できない状況でございます。  ただし、また頃合いを見て地域、日の出町の特産品を、加工品をうまく作れるような形で協議はまた農協さんと進めていきたいと思っておりますので、ちょっとコロナの状況を見ながらということでしばらくお待ちいただければと思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  製品になるまで、なかなか時間がかかると思うんですよ。コロナとかそういうのはあまり関係なく、開発というのはやっぱり手間暇もかかる仕事ですよね。そういったのを、やはり売り出すにあたっては準備しておき、そして備えるというそういう形も、コロナの影響を受けませんので、やはりそういったJAさんと材料の供給とかいい土壌ができているわけですから、そういうのを利用して、日の出ブランドじゃないですけど、そういったものに特化して開発を進めていっていただきたいなというふうに思います。  本当にやはり日の出ブランドってトマトだけじゃないんだよというのを作っていただければなというふうに思います。  野菜の加工についてはサービス総合センターの職員の皆さん、どのような対応をしながらしていくのかなって聞いたわけなんですけれども、こういうものも加工の方向性というのは社長が「これをやるんだよ」と言えば、トップダウンでぱっと進むようなものなので、やはりそこが民間会社のレスポンスのよさっていうか、大企業じゃないですから、やはりそこが小回りの利く中小企業ですから、そういう点も考慮しながら、チャレンジ精神を持って進めていただければなというふうに思います。  せっかくJAさんといい関係もありますから、本当に日の出ブランドっていうことで進めていってもらいたいなっていうふうに思います。  また、つるつる温泉なんですけれども、昨年からの、ちょっと聞きたいなというのは人数というか、利用者数というのは、既成の100人だとか何人って限定しながら、入場規制しながら進めていったというのがあるんですけれども、対前年度比といいますか、肝要の里とつるつる温泉、その数字が分かりましたら、ちょっとお教え願います。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎産業観光課長。 ◯産業観光課長(木崎 義通君) それでは、つるつる温泉でお話できればと思います。  直近の11月の状況でございますが、先月でございます。こちらは1万1,308人の入館者がございました。  あと対比の仕方なんですけれども、ちょっと前年は台風の被害とかもありまして、またコロナの状況とかもありまして、一昨年は「帰れマンデー見っけ隊」って、テレビで放映していただいたちょっと特殊事情とかもありましたので、平年ベースでいうと、平成29年と比較するのがいいのかなと思っております。  平成29年の11月ですと、1万2,998人でございました。先ほどの1万1,308人と比較いたしますと、1,690人、13%の減という形になっております。コロナ前の状況には及びませんが、8割方は戻ってきているのではないかなと思っているところでございます。  また、来年度中になるかもしれないんですけれども、入館者数がオープンから数え400万人を超える形になろうかと思っておりますので、サービス総合センターと協力しながら、何らか400万人目のお客様をお迎えできるような工夫が凝らせればなと思っております。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございます。
     平成29年度と比べて千ちょっとという形で、もっと人数的に落ち込んでいるのかなって思っていたんですけれども、思ったほどではなかった。  そうですね、メディアの宣伝効果って半年もてばいいかなってそういった実態というか実情があります。落ち込みによって、それを徐々に挽回していくというのは、ただコロナが収束したら増えるだろうじゃなくて、やっぱりある程度の営業努力というか、そういうのもしていかなければいけないというふうに思いますので、その取組のほうもしっかり取り組んでいっていただきたいと思います。  そんな中で、昨年の12月ですかね、支配人がやめちゃって、今、第三セクターの課長さんが兼務している状態が続いているんですけれども、この状態で社長として今後、また支配人をしっかり正式に置くのか、また兼務させたままでいかせるのか。働き方改革もありますので、やっぱり業務を増やして集中させちゃうというのも大変なことであって、やはり、「じゃあ、それだったらもう最初から支配人なんて要らなかったんじゃないの」っていうことになってしまいますので、また、補助金等も、「じゃあ、その人件費分を減らすようだよね」っていうぐらいの考えになってしまうので、その点の考え方というのはどう考えているのか。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) 温泉センターの関係で、特に今具体的に言うと支配人さんなんです。前にもお話したかと思いますけれども、2代支配人さん、民間の方が、外部から来た人がいるんですけど、お二人ともそういう観光業界でノウハウをお持ちの方で、特に前回の支配人さんはいろんな観光事業のところでいろんな経験をされて、なおかつ、あれは東日本大震災の関係で閉鎖された観光施設の従業員さんだったということで、雇用の補助金とかもあったということで雇用した。  先ほど来ありますけれども、こういうコロナの中であっても、そこそこの営業成績が出せているのは、やはり2代続いた民間企業の方のノウハウがあった、それは否めないんであろうなというふうに思っています。  ただ今現在、この半年ぐらいを見ると、今は遺産を食っているという感じなのかなというふうには一応考えています。ですから、何らか民間手法も必要かなというふうには思うところです。  ただ、一番最初の頃は、やっぱりそういう方を通じて観光業者さんとかを呼び込む方法をたくさん取っていたんですね。支配人が何々観光さんとか何々バスさんとかそういうところへ行って、「うち、こういうのをやっているよ、ぜひ来てね」というような営業活動をしていただいて、基礎ができたのかなというふうに思います。ただ、今見る限りですと、そういう大型バスでどんと乗りつけるということではなく、今見ている限りだと、例えば、御岳山の帰りの方とかが非常に、西東京バスさんがちょうど始発が温泉前ということもありまして、地の利もあるんでしょうけれども、そういう部分でいうと、大規模な旅行会社さんのツアーにということではなく、比較的小規模の方でバスと電車を使って来られる方、もちろんあとマイカーで来られる方もたくさんいらっしゃいますけれども、そういうところの方を客層として商売をしていくというのも一つの手法なのかなと思わなくはない、今現在の考えです。  これがもっと違う手法が必要だとなれば、また考えなければいけないんですけれども、今現在は、個人客という、小規模客というんですか、そのお客さんをターゲットにしてしばらくの間、様子を見るというと言葉があれですけれども、そういう方法も営業の手法としてはあるのかなというのは、今、正直なところ、考えているところです。  ただ、たしかに第三セクターの総務課長がかなり会社の業務と両方やらなくちゃいけないというのはあるんですけれども、ただその辺も、分担をもうちょっと、今言われるまさに働き方改革できちっと分けていくと。  それと、昨日ですか、おとといですか、お話に若干出ましたけれども、例えば、Web会議というのを今度入れまして、温泉センターと本社機能を、役場ですね、役場と温泉センターの間を結んで指示であるとか、その日の営業成績であるとか、問題が起きれば問題を、ちょっと熊が出たとかありましたけれども、そういうものに対する対応についても、そういうWebを活用できていければ、また、その支配人の業務をこっちにいながらでもできるような形になれば、またそれは一つの手法かなとも考えているところですけれども、しばらくの間、その辺は併行した考え方で進めていきたいというのが、今のところの考えです。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  そうですね、やはり旅行のあり方、仕方というのも、このコロナ禍で大きく変わってきて、大型バスで大勢乗ってばっと行くんじゃなくて、二つの座席で1人という形が大体主流でバスツアーなんかも行っている状態の中、やはりそういった中でリピーターというお客さんというのは、微動だにしないというか、安定したお客さんだというのを作っていかなければいけないと。そういった面でも、やはりそういったならではの、つるつる温泉ならではのっていうのをある程度作っていかなければ、なかなか人っていうのは増えていかないのではないかなって、そういった取組もしっかりしていっていただければなっていうふうに思います。  働き方改革で無理の、負荷のかからないように、健康で笑顔で勤務できる職場づくりというのは、やはり健康管理というのも社長のしっかりした務めでございますから、しっかり管理していただければなというふうに思います。  続きまして、日の出ちゃんトマト等の日の出町ブランドですね。  トマトハウスでいろいろ作って、トマトのほうをやっています。施設の老朽化等が、いろいろな病気が発生して、温室コナジラミだとか様々な病気が発生して、収穫量が落ちてしまった。施設が老朽化したからそういった虫の発生も増えてきちゃっているのかなっていうふうに、入ってくる隙間だとかそういうのがあるから、原因なのではないかなというふうに思うんですけれども。  なかなか今の時点で、ガラスの温室っていうのは減ってきて、危険度があるので減ってきているという、そういったところの改修計画というのは立ててはいると思うんですけれども、なかなか難しい。赤字も出ているというそんな中で、やはり日の出町もトマトの生産者ってたくさんいるじゃないですか。ましてや日の出ちゃんトマトって、町だけのあそこの1か所だけで大きくPRして顧客を増やしていくって、なかなか限界というのもあると思うので、やっぱり一般の農家の生産者の皆さんとしっかり連携して、あの施設を生産者さんの中でも組合を作っていただいて委託をするなり、施設を町のほうで貸して委託して運営してもらうとか、やり方はいろいろあると思うんですけれども、そういった検討というのは、昨日は私は傍聴で聞いていたんですけれども、予算決算常任委員会で、その中でもちょっと今、検討していますって、今後のちょっと聞いたんですけれども、そのことについて、再度ちょっとお聞きしたいのですが、今後の方向性といいますか、どう考えているのか、検討中と言われたので。 ◯議長(濱中 映慈君) 木崎副町長。 ◯副町長(木崎 孝二君) これについては、三セクというよりも町の農産物に対しての行政ということで、ちょっとお答えさせていただきたいと思います。  今おっしゃられるように、おとといの予算委員会の中でもこの話題出ておりました。実を申し上げますと、今年度にいろいろほかの生産者の方ともお話をする機会を持てればなという気持ちはあって、産業観光課長とも話はしていたところなんですけれども、御多分に漏れずというか、全部コロナのせいにするわけではないですけれども、やはりなかなか人と人が何人も集まって顔を合わせて何かというのは、なかなか難しいところもありまして、今ちょっと足踏み状態ではありますけれども、そういう中でいろいろなお知恵を、ほかの農業者の方、たくさんいらっしゃるわけなので、そういう方のお知恵を、誰とかじゃなく、たくさんいらっしゃいますので、お知恵を借りていい方法を、またその中で、前々から申し上げている日の出のトマト、一応それなりに町としては誇れるものだと思っているところなんです。  せっかくなので、これをぜひ拡大できるような方策を町として考えていかなければいけないというふうに思っております。具体的に何をというのは、ちょっと申し訳ない、ここでは申し上げられませんけれども、要するに、町として日の出トマトといいう名前を何らかの形で残す方法を、いろんな方法を考えなければいけないかなというふうに思っているということで、ぜひ御理解をいただきたいと思います。以上です。 ◯議長(濱中 映慈君) 8番平野隆史君。 ◯8番(平野 隆史君) ありがとうございました。  やはり方向性を決めるというのはやっぱりある程度期間を決めて、今年度中にとか、来年度中にとか、ある程度期日を決めて、しっかり協議していかないと、なかなかだらだらだらっとしてしまうというのがあるので、やはりある程度年度を決めて、ここまでで結論を出しますよっていう方向性を、ぜひ今後進めていくに当たって示していただければなというふうに思います。  時間も迫ってきていますので、最後に、要望じゃないですけど、やっぱり日の出総合サービス株式会社というのは民間ですので、やはりなかなか副町長が社長をやっていて、要は兼務ですよね。中小企業というのは、社長が細かいところまで目を配らないと、なかなか会社というのは進んでいかない。健全に発展していかないというのが、私の間隔としてそうなんです。  大企業は、しっかりとした社長の下に、しっかりとした部下がいて、かなり組織化して、細かいところまでその下の部下がこうやっていく。忙しい中であっちもこっちもっていうのは、なかなか難しいので、もう完璧に民間会社なんだよって、もうしっかりと独立させて、いろいろな町のやっている事業に、車、バスもそうですよ、外出支援バスもそうですよ。そういった会社をしっかりとした会社にして、今後進めていくというやり方もあるのではないかというふうに思います。  やはりそろそろ第三セクターという名前も、どこの自治体でもなくなりつつあります。公益法人だとかしっかりとしたあれで分けてやっていく進め方というのが、今、大体主流になってきていますので、その点をしっかりわきまえて進めていっていただきたいと思います。  それでは、3番目の再質問、最後になりますかね、時間的になるかと思うので。  この日の出町の土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例というのは、ちょうど今日、要望として出されるタイミングに合わせて質問させていただくというような形で、ぜひとも条例改正もされていませんし、本当でしたら、長井のほうの残土の埋立てのあったときに、ちょっとまた条例のほうをいじりだしてもらいたかったなというふうな思いもありまして、こういった質問になったんですけれども、あとは太陽光発電施設ですよね。  点検とかしていると思うんですけれども、今ある太陽光発電施設、第3自治会等ですかね。ごく最近は草とか木を切ったみたいなんですけど、それまでの間は、あの中、どうやって法面のひび割れだとかそういった点検ですね。あの点検というのは、大体目視なので、「できるの?」っていう思いでいたんですけれども、そういったところもやはりしっかりと今後、点検とかそういった報告というのも町のほうにしてもらいたいなというふうに、思いを込めてこういった質問をしたんですけれども、その中で国のほうでも。 ◯議長(濱中 映慈君) 平野議員に申し上げます。時間のほうが経過しておりますので、速やかに終了してください。 ◯8番(平野 隆史君) そういった問題もあるので、ぜひとも町がしっかり、今後、この二つの条例改定等、ガイドラインについて真剣に取り組んでいただければなというふうに思います。  これで私の一般質問を終わります。 ◯議長(濱中 映慈君) 平野隆史君の質問が終わりました。       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) ここで管理職より発言の申し出がありますので、これを許します。佐伯いきいき健康課長。 ◯いきいき健康課長(佐伯 秀人君) 先ほど、田村議員の一般質問の中で介護保険事業計画の素案6ページ、施設入所者数の件で、ちょっと答弁を修正させていただきます。  こちらの数に関しましては、毎年10月1日に住民基本台帳で町民課が施設入所者の数を出している数値でございます。したがいまして、他市町村で住所を移している住所地特例の方、そういった方は全体的に減少傾向なのですが、施設全体がマイナスになっているというわけではないという状況でございます。他市町村の方でも一時入所の方であるとか、そういった方もございますので、それほど定員が大きく減少しているところではないということでございますので、ちょっと表現の仕方とか、数値がこれですとマイナスに見えてしまいますので、その辺の表現の仕方はちょっと今後検討させていただきたいと思います。以上でございます。 ◯議長(濱中 映慈君) よろしいでしょうか。 ◯12番(田村みさ子君) はい、結構です。       ─────── ※ ──────── ※ ─────── ◯議長(濱中 映慈君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(濱中 映慈君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。  なお、次回の本会議は12月3日、午前10時から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。                午後3時47分 延会       ─────── ※ ──────── ※ ─────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   令和2年12月2日          日の出町議会議長          日の出町議会議員          日の出町議会議員 Copyright © HINODE TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...