〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) おはようございます。昨日に引き続き大変御苦労さまでございます。青鹿議員からの町道の拡幅・補修についてのお尋ねでございますが、私からは、総括的な答弁をさせていただきます。
町道の改修につきましては、交通量、沿線の
居住世帯数や地形などを勘案して、検討並びに実施しております。
改修に当たっては、その
道路周辺の
関係者全員の
道路改修についての要望が不可欠でございます。
また、
工事決定には
道路拡幅等の
道路用地の買収、または建物や擁壁などの物件補償などの協力が得られること、このほか、
工事期間中は自宅への車の乗り入れなど
日常生活にも支障を来すことなどについて、全面的な御理解と御協力をいただけることが必要な条件となっております。
補修工事につきましては、建設課が
舗装状況や予算等も考慮し、策定いたしました「10か年の
工事計画」を基本としつつ、新たに補修等が必要な路線は、職員による
現地調査や路線によっては
路床土調査の試掘等や
FWD調査の
非破壊検査等を行い、総合的な判断の上、
補修箇所の路線を決定をしているところでございます。
なお、詳細につきましては、
担当課長より答弁をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
◯議長(平野 隆史君)
吉村建設課長。
◯建設課長(吉村 秀樹君) 御質問の詳細につきましては、私から答弁させていただきます。
初めに、道場12号線の一部拡幅についてですが、本道路は、
協和木工事務所から北へ鹿の
湯橋方向へ向かう延長214.83メートル、幅員が1.6メートルから4.1メートルの町道であります。幅員が狭いため、従来から自動車の通り抜けはできない状況にございます。また、この道路の西側は崖となっており、その高低差は下の段にあります二階
建て一般住宅の最も高い位置と同等の高さに道路があり、
土砂災害警戒区域及び
特別警戒区域、いわゆる「
イエローゾーン」と「
レッドゾーン」にかかる道路となっています。
現在、町が改良する道路は、原則として4メートルの幅員を基準としておりますが、さらに、
L型側溝や
ガードレール等の構造物を設置する場合は、
道路幅員が増加することとなります。
この道路に基準の
道路改良を行うことを想定しますと、幅員が現道4メートル、両側に
L型側溝が0.1メートル、西側に
ガードレール0.7メートルが必要となり、合計で幅員4.9メートルの
道路用地が必要となります。
そのため、
道路西側の壁を整備する必要がありますが、先ほど説明いたしました
レッドゾーンの中に擁壁を設置するためには、非常に大規模な工事が必要となります。したがいまして、現時点では工事の内容や予算面から計画は大変困難であることと思われます。
次に、道場14号線の補修についてですが、本道路は都道184号線、鹿の
湯橋付近から八幡神社までの延長162メートルの道路であります。
生活道路として利用することを目的として現地の確認をいたしましたが、
道路構造物や舗装等に若干の傷みは見られますが、早急な補修が必要である状態であるとの判断には至っておりません。
よって、当面の間は
補修工事等の予定はございません。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 7番
青鹿和男君。
◯7番(青鹿 和男君) ありがとうございました。先ほど来申し上げた拡幅の場所ですけれども、具体的に言うと、地権者としては2件が対象になるのかなと。今、課長の方から細かく説明がありましたけれども、平井川の鹿の湯橋の方から上がって、ずっと最後の
協和木工の事務所まで出る道の整備というのは、行政としてですね、全体としてやるということがあまり
地元住民は考えていないようです。私もそのようには考えてはいませんでした。
何かといいますと、いわゆるそこは
生活道路の一部としてありますけれども、
生活道路そのものの規定はありませんけれども、
地元住民がもともと、車社会ですので、車を利用してそこを通るということで、付随的に宅配が来たり、郵便局が来たり、救急車が来たり、消防車が来たりということはあります。だけど途中で止まっています、坂の途中で。そこの平らになった一番高いところの2軒に該当するところの土地というのはですね、崖地の方に大昔は平井川が流れて、そのはけです。私のところと前の家ですけれども、そういうはけになっているところです。ですからかなり、説明にもあったように、うちは1メートル盛り土して2階を建てていますけれども、2階屋よりちょっと高いんですよね、そこの土地の方が。12号線の方がですね、高い。予算的にも技術的にも大変困難な状況にあるという御回答はもっともだろうというふうに私も思います。
ただ、前々からにわたって、一部車が入ってきて、今は
軽自動車がぎりぎりの段階で通ると。それは一番高くなっているところの2軒の間です。そこのところだけは
軽自動車が、例えば
サイドミラーをですね、そのままにしてどーんと行って
サイドミラーを壊して落としたなんていう事故もあります。
サイドミラーを戻してですね、そうっと通るような、そういう状況です。
ですから、そこのところについてですね、4メートル
道路云々という基準は確かにあるんだろうと思います。そこの2軒の高いところだけの部分についてですね、これは要望で結構ですけれども、聞き置いていただいて結構なんですが、そこの部分だけを仮に基準の4メートルなくてもですね、あと50センチでも1メートルでも延ばせばですね、広げれば解消できるということなんです。
ただ、町道としての、今課長の方から御回答があったようにですね、下から上まで突き抜けて十分通れるような車が、当然
生活道路ですから、もちろん一方通行になったりとかですね、あるいは
速度規制があったりとかですね、そういったことはあるかと思います。その辺は承知はしておりますが、あえて申し上げれば、そこの生活者のですね、
地域住民の方々からの要望であるということをですね、御認識だけをしておいていただければ幸いかというふうに思います。
私も今言われたようなことについては、
地域住民に持ち帰ってそのようなお話をこれからしなければならないと思っていますし、できれば、欲を言えばですね、例えば
債務負担か何かでですね、継続的に財政調整しながら、
財政計画をしながらやっていけるようなですね、一気にそこをやれというふうには誰も思っていないと思います。大変な事業になるわけですから。ですから、例えば
債務負担で3カ年とかですね、やりながら取りかかれる条件ができたときにですね、やっていただけたらいいなと。
ただし、周りのそこを通行する生活者の、地権者の全員の賛同をですね、得るということが大事だというふうに聞きましたけれども、入口から出口までというより、その2軒分の場所だけが狭くなっているので、そこだけをということであれば、そこだけの地権者の関係だけで周りの人たちの了解を得られればですね、周りの人というのは、
地域住民が広げてくれと言っているわけですので、そういう意味では、そういうことであればその部分の地権者の範囲でもいいのかなというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◯議長(平野 隆史君)
吉村建設課長。
◯建設課長(吉村 秀樹君) その部分をですね、例えば普通の乗用車2メートルぐらい幅を広げて仮にした場合ですね。先ほど議員の説明にもありましたけれども、
鹿野大仏に行く人がふえたということになれば交通量が増えますよね、車が行けるということがわかると。あの道路を、私も2回ほど歩きましたけども、車が通れるようになると、
協和木工から下に行く人と、下から
協和木工に行く人がぶつかると必ずすれ違いができなくなるわけですよね、交通量が増えると。どうするのという問題が起きると思います、必ず。そうすると、一方通行にしなくちゃいけないねという話になります。
協和木工から下、また下から上ですね。そうすると、住んでいる方は、例えば
協和木工から入って3、4軒の家が何軒かありますけども、この方は入ってきたときにはそっちから入っていますから、今までは戻って出ていたわけですね。それを出るときには向こうまで抜けなければいけないですね。今度は下の方の人たちは上から入ってこないと自分のうちに入ってこれないという状況もあります。それと、下から来る方は、上がっていって左へ曲がるところに隅切りがしてあるんですが、今度逆から来る場合には、その上の2軒のところを隅切りしなくては入れないんですね。そうすると、その上の2軒の方の用地や補償の協力を得られないと出入りができなくなるということだと思うんですよ。
ですから、その2軒だけではなくて、
道路管理、
交通規制の面も考慮しなくてはいけないので困難であるということで私はお答えしたんですけども、私の中でもそのような状況ですので、ぜひですね、そこについては要望書も出ているということですから、そういう
交通規制も含めて検討していかなくてはいけないとは思っております。以上です。
◯議長(平野 隆史君)
町長橋本聖二君。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) 今、
担当課長からも答弁を申し上げた、内容的にはとおりだと私は思います。しかし、先ほどの通告の内容から、もう3度この問題についてはいろんなところでアクションを起こしているというお話のようでございます。ここで技術的に現地のことの内容をやり取りしてもあまり好ましいことではないのかなと、私はそんなふうに思います。
現場の状況からして、非常に、
レッドゾーンと
イエローゾーンの交差した厳しい状況の現場であるということもございますので、東側の、今ちょっと図面を見たところ、2軒の方がどうしても影響しているような状況なんですね。ですから、とにかくその2軒の方あるいはその南側の方も協力をしていただけるんだというひとつのですね、前提条件がないと、なかなか
生活再建をしていくに当たっても御理解をいただけないのかなと、私はそんなふうに判断をしておりますけども、いずれにいたしましてもこの問題は、長年の懸案事項でございます。ですからやはり現地の状況をもう一度よく調査をして、そして促進というか、整備ができるものなら
年次計画を立てて進めていくというような方法を取らせさていただければありがたいなと、そんなふうに思っている次第です。
課長も心配しているんですよ、正直なところ。そういう現場であるということでね。かといって、住んでいる人たちがどこまで協力してくれるか。あるいは万が一いろんな救急車、消防車が入れなくて大惨事になったときにどうなのかなということも心配の種でもあるし、いろんな角度から検討を加えた中で、もう一度調査をして進めていければと思っております。ここでやりますということはなかなか私も答弁できませんので、現地をよく調査をして、利害者、関係者の方が「協力しますよ」といういろんな背景があればできないこともないと、私はそんなふうに思っております。以上でございます。
課長、そういうことで。よく調査をして。
◯議長(平野 隆史君) 7番
青鹿和男君。
◯7番(青鹿 和男君) 町長、ありがとうございました。ちょっと参考までに、
前回一般質問で言ったときに御回答いただいている道場12号線の一部拡幅について、町側の答弁があったわけですけれども、
課長答弁でしたけども、
吉村課長かどうか、当時のあれはわかりませんが、「道場12号線の一部拡幅については、
生活道路としての
拡幅工事を行うためには、要望書を提出いただく際に、
関係地権者の方、全員の承諾を添付していただき、事業の
計画検討を開始させていただきたい」と、こういうふうに前回の
一般質問のときには答えをいただいているわけです。
その問題は、ここで言う
関係地権者の、先ほどもちょっと触れましたが、
関係地権者の方全員の承諾というのは、下の入口から上がって出るところ。行政側としてはそこを全体をそういうふうな形に、4メートル道路なら4メートル道路にするという前提でもって
関係地権者の全員の署名と、こういうふうに言っているのだというふうに私は考えますが、一部2軒のそこの部分だけを広げる。4メートル道路になるか、あるいは東京都もね、この西多摩全体の中山間地も含めてね、道路の幅員については取れないところはもう取れない。檜原村、奥多摩町だって取れないところは取れないわけですよね。だからかなり緩和されているんですよね。幅員が必ずこれだけなきゃいけないという基本はたしか基本です、それは。だけど、中山間地も含めてこちら側の方の
道路事情というのは、東京都も、それから建設局もですね、そういう事情についてはある程度緩和を認めています。
ですから、先ほど申し上げたんですが、4メートルにしなくても、仮にの話です。
生活道路としての位置づけを規制をかけて、生活者の車が、車社会ですから、その
地域住民の人たちの生活者の車が行き交うんだと。だから国道や都道みたいにですね、どんどんどんどん車が走っていいよという話にはならないというふうに、前提として考えた方がいいのかなと。そういう規制をかけた方がいいんじゃないかなというふうに思います。
確かに町長のお話もありましたし、課長の方もお話がありました。そこに住んでいる
地域住民の前提で申し上げましたけれども、その周辺に住んでいる人たちの要望だということをぜひ御認識だけをいただきたいというふうに思います。もし何かあればお答えいただきますけれども、特になければ私はそういう思いで質問をしているので、よろしくお願いしたいと思いますが、課長いかがですか。
ぜひ、今後の検討をですね、いただくなり、それからもう1点だけ最後に申し上げますが、つまり14号線の方の道の関係。例えば
道路整備に関して、町道に関しての10カ年計画というのは、どういう目的なり概要になっているのか、簡単で結構ですけれども、御説明いただければと思います。
◯議長(平野 隆史君)
吉村建設課長。
◯建設課長(吉村 秀樹君) 建設課の方で作成しています10年のですね、「
工事概要予算調書」というこういうものなんですけども、
年度ごとにですね、どこの路線をすると、おおよその予算が書いてあるんですけども、これはですね、
予算確保や業務の平準化とか効率化のために10年計画をつくっております。この計画はですね、10年にわたりますので、
年度ごとに見直しをしているというのが現状でございます。緊急性があったりですね、傷みが激しかったりするものがあれば順序を入れ替えるというようなこともあります。これはですね、
財政当局、議会からもですね、計画的なものをつくれと、いろんなものに言われていますので、それに基づいてつくっているものだと思います。これでですね、道路、それから橋梁、河川、
安全設備等のですね、補修が計画になっているところでございます。以上です。
◯議長(平野 隆史君) 7番
青鹿和男君。
◯7番(青鹿 和男君) ありがとうございます。たしか
都市計画マスタープランの中にもそれは載っていたというふうに認識をしていますが、もう一つ最後に、申しわけありません、お聞きしたいんですが、町道の
道路台帳も含めて、
維持管理も含めて管理されていると思いますが、町道の路線のですね、総延長はどのくらいありますか。
◯議長(平野 隆史君)
吉村建設課長。
◯建設課長(吉村 秀樹君) その延長については資料を持ち合わせておりませんので、今はわかりません。
◯議長(平野 隆史君) 7番
青鹿和男君。
◯7番(青鹿 和男君) 後ほどまた議会に示していただければと思います。よろしくお願いします。終わります。
────── ※ ─────── ※ ──────
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
〔10番 濱中 映慈君 登壇〕
◯10番(濱中 映慈君) それでは議長の御指名をいただきましたので、通告に従い
一般質問を行わさせていただきます。
まず1問目、日の出町の障がい者施設についてですが、これは町が設置した
サンホームと
ひまわりホームを見学に行かせていただいて、私が見聞きしてですね、そういったところでいろいろ問題点等感じたことから今回の質問をさせていただきます。
1) 町が設置している施設(
サンホーム及び
ひまわりホーム)の現状についてお伺いいたします。
2) 利用者に対してどのような支援を行っていますか。
3) 施設(
サンホーム及び
ひまわりホーム)の今後の方向性についてお伺いいたします。
2問目、
自動車競技の
ラリー開催についてですが、人気がある主催者の
ラリー競技がありそうだということなので質問をさせていただきたいと思います。
1)
ラリー開催の打診が町にはありましたでしょうか。
2) 林道を使用する場合、いろいろな課題が想定されますが、町の解決策について伺います。
3) この
ラリー競技は人気も高く、
競技範囲も広域なことからですね、観光事業としても期待されます。
近隣市町村と連携し、盛り上げていくべきと思いますが、お考えを伺います。
以降の質問については自席にて行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◯議長(平野 隆史君)
町長橋本聖二君。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君)
濱中議員からの障がい
者福祉施設についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。
サンホーム及び
ひまわりホームの現状についてですが、
サンホームは、「日の出町
心身障害児(者)
福祉作業所設置及び管理に関する条例」の規定により、
心身障害児(者)の
自立更生に必要な指導及び訓練等を行うための施設として設置され、現在は、日の出町
社会福祉協議会を
指定管理者に指定をし、
管理運営を委託しております。
なお、現在の
登録者数につきましては、男性11名、女性7名の計18名でございます。
ひまわりホームにつきましても、「日の出町
精神障害者共同作業所設置及び管理に関する条例」の規定により、
精神障害者の
自立更生に必要な指導及び訓練等を行うための施設として設置をされ、現在、
サンホームと同様に日の出町
社会福祉協議会を
指定管理者として指定し、
管理運営を委託をしております。
なお、現在の
登録者数につきましては、男性17名、女性7名の計24名でございます。なお、
サンホーム、
ひまわりホーム含めての施設の登録されている人数は42名となっております。
このほかの御質問につきましては、
担当課長から答弁をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) それではそのほかの御質問につきましては、私から答弁をさせていただきます。
初めに、利用者に対する支援についてですが、まず、
サンホームは、町長の総括答弁のとおり
心身障害児(者)の社会的自立を目的とした訓練及び指導に関すること、
心身障害児(者)の保護者の指導に関すること、その他
心身障害児(者)の福祉の増進に関することを基本として、市町村が実施する地域生活支援事業である地域活動支援センターII型と位置づけ、基礎的事業として障がい者を通わせ、創作的活動等の機会の提供を行う事業及び機能強化事業に加え、地域において雇用・就労が困難な在宅障がい者に対し、機能訓練、社会適応訓練等のサービスを実施しております。
支援の内容につきましては、通所者の障害区分や程度、能力にあわせ、3から4グループに分かれての作業活動やウォーキングを初め、障がい及び日々の状態に応じた健康維持活動、その他、社会との交流促進、日常における生活の質の向上を兼ねた行事等を実施しております。
主な作業活動は、間伐材を利用して薪づくりを行い、秋川流域のキャンプ場やバーベキュー施設等に年間約500束の薪を納品しております。また、檜原村の宿泊施設の清掃作業や塩田堤景観整備作業を受託し、実施しております。その他、野菜の生産活動、創作的活動、社会適応訓練等を実施しております。
次に、
ひまわりホームについてですが、この施設につきましても総括答弁のとおり
精神障害者の
自立更生を目的とした訓練及び指導に関すること、
精神障害者の保護者の指導に関すること、
精神障害者の福祉の増進に関することを基本として、
サンホームと同様に、地域活動支援センターII型と位置づけ、基礎的事業として障がい者を通わせ、創作的活動等の機会の提供を行う事業及び機能強化事業に加え、地域において雇用・就労が困難な在宅障がい者に対し、機能訓練、社会適応訓練等のサービスを実施しております。
支援の内容につきましては、利用者への生活支援、相談支援、地域との交流事業、関係機関との連携、就労支援、家族支援、作業活動、余暇活動等を行っております。
主な作業活動は、作業療法を兼ねて製菓・製パン活動の実施、また、接客を通じて収入手段としてだけではなく、利用者の社会復帰に向けた、やり甲斐を感じられる活動として喫茶活動を実施しております。
次に、
サンホーム及び
ひまわりホームの今後の方向性についてですが、どちらの施設にも共通する課題といたしまして、通所者の高齢化に伴う入所基準とのかい離、サービス内容等の変化にどう対応していくか、また、職員体制や人員の確保等、今後、通所者の保護者も交えて
社会福祉協議会と3者で検討してまいります。以上です。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) それでは次に、
自動車競技の
ラリー開催についてのお尋ねでございますが、初めに、町への打診についてですが、平成29年10月に福生市から「TGRラリーチャレンジ協議会」への参加について依頼がございました。
ラリー競技について簡単に申し上げますと、ドライバーとナビゲーターがペアとなり、閉鎖された競技区間のタイムの合計を競うスポーツでございます。
サーキットで行われるレースと違い、車両はスタート地点を1分間隔で1台ずつ競技区間を走るため、車両同士が接触することはありません。また、閉鎖された競技区間以外は、一般道と同様に法令を遵守した走行を行うものでございます。
今回、打診をいただいておりますTGRラリーチャレンジとは、トヨタガズーレーシングラリーチャレンジの略で、トヨタ自動車がコース設定を行い、市販車に法令で許された最小限の改造を加えた車両を使用する初心者向けラリーであり、平成30年度には年間12回、全国各地で開催されておりますが、東京では未開催でございます。
この協議会では、東京都市長会の広域連携活動の補助金を活用し、
ラリー競技実施を呼び水とした観光事業及び地域PRの実施を5カ年計画で行うこととし、平成30年3月に協議会キックオフミーティングが福生市、日の出町、ネッツトヨタ多摩等の参加により開催され、その後、打ち合わせ、
ラリー競技の視察を行い、現在に至っております。
日の出町においては、ラリーコースとして町内にございます林道、セレモニアルスタートとしてイオンモール日の出駐車場の一部が会場として想定されております。
次に、林道を使用する場合の課題についてでございますが、林道は、時速20キロメートルを制限速度として整備されているため、タイムトライアル実施時の安全性の確保、また使用する林道の底地には地権者がいるため、地権者の承諾が必要なことの2点のほか、使用を予定している林道は、現在東京都が管理していることからですね、東京都の許可が必要であることでございます。
解決策につきましては、現在検討中の段階で、今後、情報収集に努め、解決策を探っていきたいと考えております。
次に、
近隣市町村との連携ですが、現在の枠組みでは、福生市と連携し、
ラリー競技のPR活動を各種イベントで行い、気運の醸成を図っております。また、
ラリー開催時には、同時に開催となるイベントも予定されておりますので、そのイベントの中で
近隣市町村との連携を図り、地元特産品の販売、町内の観光PRを行っていきたいと考えております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) まず1問目についてはですね、町長からの総括答弁と課長からの詳細答弁ありがとうございました。
この作業所でですね、いろいろな障がいを持たれた方がいろいろな作業やそういった支援を受けてこの施設を利用しているということがわかりました。それでですね、訓練、支援を受けているということでわかりました。またですね、今後その方向性については3者で協議をしていくという御答弁でわかりました。
また、ラリーの方ではですね、天下のトヨタがですね、打診をしてきてくれたということでですね、これはすごく大きいイベントですので、ぜひ町としてもやっていただきたいことであると思います。ただ、先ほどの問題点として安全性の確保とかそういうところがまたいろいろあるのかなと思うんですけども、私も実際自動車の競技をやっていた経験がありますので、その上でですね、ちょっといろいろお話をさせていただきたいと思っております。
それではですね、まず順番に1問目から再質問の方をさせていただきたいというふうに思います。ただ1問目の方の
サンホームと
ひまわりホームのお話を受けますので、全部一緒にやってしまいますとごっちゃになってしまいますので、両方の施設に共通した質問からですね、また各施設ごとと分けてですね、質問する形で進めさせていただきたいと思います。
それでは再質問の方なんですが、この両方の施設で利用者の、答えられる範囲で結構なんですけども、障がいを持たれている方の程度といいますか、症状といいますか、その状態を教えてください。よろしくお願いいたします。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) まず
サンホームですが、主に自閉症、知的障害、ダウン症の方で、皆さん愛の手帳をお持ちで、身体障害者手帳と重複して手帳をお持ちの方もいらっしゃいます。
次に、
ひまわりホームですが、統合失調症の方が多く、ほかに気分障害、発達障害、高次機能障害の方で、ほぼ皆さん
精神障害者保健福祉手帳をお持ちです。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。ダウン症の方と自閉症の方、
サンホームの方ですね。知的障害の方と。またあわせて重複している方とさまざまな方がいらっしゃると。
ひまわりホームの方では統合失調症と気分障害、発達障害、高次機能障害の方ということでわかりました。
それでですね、この両施設の方で、先ほど
サンホームの28名と
ひまわりホームで24名の方の利用者がいるというふうにお聞きしたんですが、大体この方たちが1日平均どれぐらいの方がお見えになっているのか、ちょっとお聞かせください。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 平成30年度の実績値ですが、
サンホームにつきましては1日平均で15.9名、
ひまわりホームにつきましては1日平均で12.6名でございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。やっぱり数名の方が毎日来るのはなかなか厳しいのかなと。おおむね
サンホームの方では多くの方が出ていらして、
ひまわりホームの方では約半分ぐらいの方ですかね、いろいろやはり気分的に何かそういったものがあるんでしょうか、ちょっと12.6名と少な目なんだなというのがわかりました。
それでですね、私が見に行かせていただいて、
サンホームについてちょっとお話を聞きたいんですが、見させてもらってお話を聞いた中では、自閉症の方がですね、パニック状態になってしまったときに、落ち着かせる、クールダウンというんですか、そういった部屋がなくてですね、どうしようもないときにはトイレを使ってですね、クールダウンさせるようなことがあるというふうにも聞きました。また、事務所もなくてですね、大広間のところに事務机が置いてあるような感じで、ああいうふうになってしまうとちょっと狭いですし、建物自体の使い勝手というか、機能的にもですね、ちょっと使い勝手が悪くなっているようなふうに見受けられたんですが、これちょっと何か問題があると思うんですが、町の方としては何かお考えがございますでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 現在ですね、限られた空間で職員の方に、パニック状態になったときには何とか対応していただいておりますが、クールダウンする部屋がないと問題であると認識はしており、何か対策を講じたいと考えてはいるんですが、なかなか難しいのが現状です。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。これなかなか言いづらいところもあるんですけども、やっぱりパニックになってしまうと、わーとなってしまうと抑えることもなかなか厳しいので、町の方でもこういうことがわかっているようですから、ぜひですね、それなりの対応をしてほしいなというふうに思います。
次に、
ひまわりホームの方をちょっと聞かせてもらいたいんですが、
ひまわりホームの方もクッキーやお菓子やパンを焼くための調理室が狭いと。こちらも大広間でその焼き上がったものを詰め込んだりという作業をしていました。こういう作業をしているときに、たまたま私が行っているときに、新規の利用者さんが来たりしてですね、保護者の方と話す部屋がなく、大広間のところにパーテーションを仕切った感じでですね、お話をしていました。新規の利用者さんですと、その症状であったりとか、個人情報ですね、そういうお話をしないといけないということがあってですね、そういうのも何か少しもうちょっと区切れるものというか、そういった部屋があればいいのかななんていうふうには思いましたが、その点についてはいかがでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 個人情報の話をするときにはパーテーションを区切ったぐらいでちょっとされるのはよくないと思いますので、個人情報に関するお話をする際には、社協の事務局に会議室があるので、その会議室を使っていただいたり、あと役場にも会議室がございますので、お声かけいただければちゃんと取って使えるようにしますので、そういうところを使っていただきたいと思います。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。社協の方の施設を使っていただくということでわかりました。
本当はですね、
サンホームの方も、
ひまわりホームも近いですから、何かそういったところがどこかに一つ共通の会議室なり、お話できる部屋なり何なりができたらすごくいいんだろうなというふうには思いますので、これは検討課題で、要望ということで、ぜひそういった部屋を1つでいいんでつくっていただきたいなというふうに思います。
それで次の2)に移らさせていただきたいんですが、共通の質問で、両方の施設で、職員さんの人数というのは何名いらっしゃるんでしょうか。よろしくお願いします。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 職員の数ですが、
サンホームが9名、
ひまわりホームが4名、両施設を担当する所長が1名います。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。それでですね、
ひまわりホームの方はわかりましたけど、
サンホームの方の職員さんの配置の内訳、そこら辺をちょっと聞かせてください。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君)
サンホームの方の職員の配置の内訳ですが、正規職員が3名、契約職員6名の計9名で毎日運営しておりまして、
サンホームには重度の方が4名ほどいらっしゃいますので、この職員9名のうち4名はその4名の方を見ているという状況でございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。
ひまわりホームの方はですね、精神障害の方ですし、クッキーやパンを焼いたり、本宿の老人福祉センターの方でも喫茶店とかもやっているんですよ。ですから比較的落ち着いているので、職員数とかサービスの対応とかもできるというふうにはお聞きしたり、問題ないのかなというふうに思いました。
また一方でですね、
サンホームの方は、今お聞きしたところで、9名の職員さんがいる中で、重度の方1人に職員さん1人がついている状態でした。確かに見させてもらったらそのようになっていました。それで、やはりすごくケアをするのが、一生懸命職員さんやっていられましたけれども、たまたまそのときに見せてもらったのが、トイレ介助なんですね。これはすごく大変だったんですけど、トイレ介助をどのように行っているかちょっとお聞かせください。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) お二人の利用者の方なんですが、そのお二人の方に対しましては、職員2名体制でトイレ介助を行っていると
指定管理者より聞いております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。これは、女性は女性の方で対応しなきゃいけないし、男性は男性の方で対応しなきゃいけない。それでもって1人の方に2人で介助についてトイレに行かなければいけない。その人もですね、抱えながらトイレに座らせてあげたりとか、そうやっていました。すごく職員さんも大変で一生懸命やってくれていたんですが、このトイレなんですが、そういった形になりますと、大人が3人入って介助しているんですが、ここでですね、そのトイレが少し狭く感じるのと、
サンホームの建物の中の隣の部屋には学童がありまして、そのトイレを共用しているんですね。これどうでしょうか、問題というか、対応するようなことが何かございますでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 車椅子の方で、介助が2名でトイレに行かれる方が1名いらっしゃいますが、その方のときはトイレの中の洗面台に車椅子が当たらないように気をつけて入っているそうです。学童と共用していることにつきましては、学童のお子さんがトイレに入っているときに使えないことがあり、間に合わないでおもらししてしまうこともあると聞きました。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。やはりですね、ちょっと障がいを持った方なので、ぎりぎりになって行ってしまうということがあるらしく、学童の方のお子さんたちはあまりそういうのを気にせずに使ってしまうというところで、ちょっと汚してしまうことがあるというふうに聞きました。これぜひですね、早急に対応してもらいたいなというふうに思いますので、これは要望ですので、答弁は結構ですのでよろしくお願いしたいと思います。
3)なんですけども、さっき聞き忘れたので、利用者の年齢の内訳を教えていただけますでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) まず
サンホームですが、24歳から55歳までの方がいらっしゃいまして、平均年齢では48歳となっております。
ひまわりホームにつきましては26歳から63歳までの方がいらっしゃいまして、平均年齢は48歳となっております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 会議の都合上、11時15分まで休憩いたします。
午前11時00分 休憩
午前11時15分 再開
◯議長(平野 隆史君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。両者の内訳が、
サンホームで24歳から55歳、平均が48歳。
ひまわりホームで26歳から63歳の方、平均48歳。ということでわかりました。大分お年を召した方というか、高齢化が進んできているのかなと思います。
ちょっと話が変わってすみません。両施設の建物ですね、これの築年数はどれぐらいなんでしょうか。プレハブ構造とかそんな感じなので、耐用年数というか築年数はそれなりなのかなというふうに思ったんですけども、よろしくお願いいたします。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) どちらの建物もですね、日の出町公共施設等長期保全計画に掲載されておりまして、両方とも鉄骨造で、建物の評価としては
Aランクでおおむね良好、耐用年数は60年ということになっております。
サンホームにつきましてはこの7月で丸28年となります。
ひまわりホームは既に25年経過しております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。私が見せてもらって両施設ともですね、使用頻度が高いのか、壁が汚れていたりですね、ひびっぽいものも見受けられて、機能的にも手狭で、ちょっと施設も手狭な部分があって、そういった意味でさっきも言ったように使い勝手がよくないという部分もあってですね、これ今からというか、28年ということで、耐用年数60年、統合するのも一つの手なのかなと思いますが、何かお考えというのはあったりしますでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 今二つ施設がありまして、両方とも鉄骨造で耐用年数が60年ですので、まだ建替えの計画は実際ございませんで、ですからまだ統合するという計画も今のところございません。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) 建物はそういうことならばでしようがないんですけども、最後の方なんですけども、これは先ほど聞きました利用者さんの高齢化はですね、
サンホームの方でも55歳、
ひまわりホームの方が63歳になっているというふうに考えると、これは本当に考えるべきときに来ているんだと思います。両方の施設も通所型ですし、正直な話、利用者さんが通所できるうちはいいですが、通所できなくなってからでは遅いですし、こういっては何ですけど、そのころには御両親や保護者の方もですね、深刻な御高齢になっている可能性が高いし、もっと言ってしまえば御存命かどうかもわからないような状態になってきてしまうとですね、利用者さんの高齢化というのは、本当に深刻で、これからですね、利用者さんの立場になってですね、きめ細やかに利用者さんも終焉というか、迎えられるようにですね、町の方もこれ指定管理でやっているというのもありまして、そのあり方も含めてですね、今のうちから検討し、その方向性を決めていくべきというふうに思いますが、町の方はどのようにお考えでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 指定管理につきましては、これまで長く運営してきた実績のある
社会福祉協議会にこの先もお願いしたいと思っておりますが、今後の方向性を検討する上ではですね、障害者施設を運営している社会福祉法人等に委託することも考えられると思います。
利用者の高齢化につきましては、
サンホームも
ひまわりホームも通所の施設なので、通所ができなくなると利用できなくなります。ですから、特に年齢の高い方については、通所できなくなる前に次の支援を考えておく必要があると思います。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。こういったこともいろいろあるのも本当にこれは真剣にですね、取り組んでいただかなければいけないと思うんですけども、一つだけちょっとお聞きしたいんですけども、先ほど私も親御さんが高齢になっているか、御存命かもわかりませんという言い方をしてしまったんですけど、親御さんが亡くなってしまったときのですね、もしも亡くなってしまったときの支援というのはですね、これからどういうふうにお考えをしてたりしますでしょうか。そこだけお願いします。
◯議長(平野 隆史君) 野口子育て福祉課長。
◯子育て福祉課長(野口 孝博君) 今すぐ思いつくのはですね、グループホームに入っていただくことですかね。またほかにも調べれば出てくるかもしれないんですが、すぐ思いつくのはグループホームです。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。最後のいろいろそういうきめ細やかに御支援の方をやっていただきたいと思います。
この日の出町は、やはり日本一の福祉の町を目指してということからですね、この障がい者の福祉も充実していってほしいと思いますが、そういったことで、町長これはどのようにお考えでしょうか。もしお答えできましたらお願いします。
◯議長(平野 隆史君)
町長橋本聖二君。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) 福祉の内容について大分シビアな御質問いただきまして、非常に担当の者も答弁に苦慮されたところもありまして、質問者の意に沿うような答弁できなかったこともあろうかと思いますけども、お許しをいただきたいなと、そんなふうに思います。
いずれにいたしましても、私の方に、日本一の福祉の云々という答弁の矛先をいただきましたものですから、概略申し述べさせていただきますけども、非常にこの福祉というものは、私お話をするまでもなく、幅広く、奥行きが深い、無限の、行政、町民の皆さん方が住んている以上は、その生活をしている皆さん方の生きるためのですね、行政として司るのが私たちの行政に勤めている職員全員の使命であるなと、そんなふうに感じているわけでございます。そういうことの認識の上に立って、日本一の福祉の町ということで私も平成22年のときの挑戦をさせていただくときに、大きなことを広げさせていただいたようなわけでございますけども、おかげさまで着々と、どこまで到達するかわかりませんけども、進行しているということでございます。
社会福祉協議会との関連でございますけれども、そういったことの前提に立って
指定管理者制度ということで、
社会福祉協議会の方にいろんな町の抱えている施設を委託をしているということですが、今回はそういった知的障害者、
精神障害者、いろいろな体に障がいを持つ方々の、やはり行政として、その方々は当然憲法上保障されている生きる権利を持っているわけですから、それに従って私たちも一生懸命「日本一の福祉の町」を目指して進めさせていただいているというわけでありまして、そういった方々に最大限の福祉、行政のことを頭に置きながら一生懸命指導していかなければいけないと、私はそんなふうに思っているわけでございます。やはり憲法上保障された生きる権利、保障されているわけですから、そういう一つの観点から考えると、行政、
社会福祉協議会あるいはそこの御厄介になっているそういった障がい者の方々の保護者あるいは当事者と、当事者もなかなかお話ができないと思うかもしれませんけれども、やはりいろんな角度からお聞きをさせていただいた中で対応すべきが、私は福祉の本来の姿ではないのかなと、そんなふうに私自身は考えているわけでありまして、健常者の方に経済的な給付、そういったことは当然の権利として進めさせていただいているわけですけれども、私はそれ以上にそういった方々を救済するのが本来の福祉の、行政のあり方ではないのかなと、そんなふうに思っておる次第でございます。
そういうことから考えまして、最大限、
社会福祉協議会と行政と保護者とも相談をしながら、然るべき生きる権利の方向性を私は見出していきたいなと、そんなふうに思っております。答弁になったかわかりませんけれども、私の考え方としては、福祉行政というものはそういうことであるということを含めてですね、今答弁をさせていただきましたものですから、よろしく御理解、お聞き取りいただければありがたいなと、そんなふうに思っている次第でございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。町長の方から最大限、
社会福祉協議会と保護者の方と相談していただけるということで、利用者さんもですね、何かしらの方向性が見えて安心して生活ができるのかなというふうに思いました。ありがとうございました。これで1問目の質問を終わらさせていただきます。
それでは2問目、ラリーについてなんですが、この競技はいつごろ開催される予定でしょうか。よろしくお願いいたします。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) いつごろ開催かというお尋ねでございますが、あくまでも予定でございますが、来年の5月を目途に準備を進めているところでございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。先ほどの答弁で、どこかの競技を視察されたと言っていましたが、これは具体的にどこの競技を視察されたのでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) どこの競技を視察されたかということでございますが、本年の4月に開催されました長野県茅野市の大会を視察に伺いました。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) そのときの競技車輌ですね、参加台数はどのくらいの規模だったでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 視察しました茅野市の大会では、小型車で、いわゆる車名を言っちゃいますと、ビィッツとか、アクアとかそういう小型車が主なものでしたけれども、全部で90台の参加がございました。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。私も競技を昔やっていまして、なかなか90台ぐらいと言いますけど、90台集まる競技というのはなかなか大きい競技でして、天下のトヨタが主催してやっているんだなというふうに思います。
それでですね、その視察に行かれた会場でですね、イベント等とかいろいろラリーの競技のときってあるんですけども、その中で、どれくらいのお客さんというかですね、集客があったのか、ひとつお聞かせください。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 視察しました大会では、イベント会場が幾つかございました。子どもが遊べる場所とか、働く車が展示されているような場所等がございました。会場全体でございますが、オフィシャルの発表では、約2万3,000人の来場者があったということでございます。私の感じた印象といたしましては、思いのほか家族連れが多かったなという印象がございました。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。ほかのラリーのイベントですとね、あまりこういうイベント会場というのは小規模なんですけど、調べますと、このトヨタのガズーレーシングですと、レースパークと言ってですね、子ども向けのアトラクションを併設したりとかですね、そういったことですごく家族連れで来てもお子さんも楽しめるようなイベント運営をしているようでございます。
ぜひともこの日の出町もですね、盛り上げていただきたいと思うんですけども、そこで2番目の方に移らさせていただきまして、このタイムトライアルの会場は、どこの林道をお考えなんでしょうか。お願いします。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 今現在想定しておりますのが、台沢林道というところでございます。こちらはおおむね延長が4キロで、幅員が4メートルの林道でございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。この4キロって、長野の方とか行くと6キロとかそういったところのコースがあるんですけど、こういった競技の中で4キロというのはなかなか長いコースで、多分そういうのが知れればですね、おもしろいと思って参加台数もふえるのかなというふうに思っています。
しかしながらですね、調べましたら、この林道ですね、まだ東京都の管理ということなのか。今までの林道は整備が終了すれば速やかに町に移管されていたと思うんですが、この林道も整備済みと思ったんですが、なぜまだ都の管理なんでしょうか。よろしくお願いします。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) こちらの台沢林道につきましては、整備した後町に移管するというのを東京都とお約束をしている林道でございます。その移管に関する条件といたしまして、現在ひどいわだちや土砂が崩れている箇所もございます。そういうところちょっと整備が必要な箇所でございますので、そちらの整備が完了した後に移管の手続きを行うということになってございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。あまりよくわからなかったですけど、崩れたり、わだちがひどいところがあるということでまだ移管されていないということでわかりました。
この競技の前までにですね、東京都の方で許可よりは市町村で許可を出しますという話もお聞きしておりますので、うまくそれまでに移管されるようにですね、東京都の方にも働きかけていただきたいと思います。
それでですね、せっかく整備してもわだちという話でまたこれもあれなんですけど、このタイムトライアルというこの会場ですね、これはラリーの方ではSSと呼ぶんですけども、行うとですね、競技車輌が、正直な話、全開で走っていくんですね。そうすると、そこは林道で未舗装路ですので、道が掘れてしまいます。それでですね、この使用した後というのは、主催者とか、そこら辺の方がですね、整備をちゃんとしてくれますか。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 基本的には使用していただいた後は原状回復していただくということが前提だと思います。今後協議は必要ですが、トヨタ自動車の方で行ってくれるということで聞いてございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございます。主催するんであれば当然ですけどね。原状回復に努めていただいて、結構見えないところに砂利が溜まってしまったりすることもありますので、いっぱい主催している主催者ですので、そういったこともわかっていると思いますので、ちゃんと原状回復してもらえればいいのかなと思います。
それでですね、このSSというタイムトライアルを行う場所は林道の中に入ってしまいます。本来ですと、ラリーの競技というのは公道をですね、福生市から日の出町を、例えば10キロの距離があります。その間を時間で割ると何分で日の出町に着くので、その時間より1分早くても減点、1分遅くても減点という、いかに時間どおりに来るかという競技なんですね。公道のラリーの場合。ここのSSに入ってしまうと全開でその区間のタイムを競うというふうになってきます。やっぱりそういったところからも、このSSという場所がですね、一番迫力があって、我々も見たいところなんですけども、どこか観戦席というか、その見れるような場所を設けてほしいと思うんですが、どこか御検討いただけないでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 観戦席があればすごく迫力のある走行をごらんいただけるとは思うんですけれども、何しろコースが林道でございますので、山間となってございます。なかなか観戦席の確保は難しいのではないかなと今のところ考えております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) しょうがないですけど、どこか少しでも見える場所があればと思いますけど、できそうだったらぜひよろしくお願いいたします。
それでは、3)の質問の方に入っていきたいと思いますけども、去年ガズーレーシングの方のラリー車をですね、産業祭のときに展示して、あれがきっかけだったかと思います。ことしも産業祭なり何なりでレース車輌を展示したりしてですね、気運を高めたりするとかというのはお考えでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) やはりこのラリーに向けて機運の情勢は大変重要だと思っております。町のイベントで、例えば観光
アンド物産フェアとかは会場にも想定しているイオンモール日の出を使いますので、そこか産業まつりか、何らか町のイベントで展示したいと考えております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。展示していただける、やっていただけるということでよろしくお願いいたします。このガズーレーシングが東京で開催するのが初めてということで、恰好の観光PRもできます。また、市長会の方の補助をいただいている部分もありますので、これはぜひですね、西多摩のみならず、三多摩の各自治体に広く周知していただきたいと思うんですが、お考えいかがでしょうか。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 議員のおっしゃるとおり、恰好の観光のPRになるとも考えてございます。ただ、イベント会場にも限りがございますので、決められた範囲の中でよりよい形を検討してまいりたいと思います。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) ありがとうございました。林道を使った場合、使用料っていただけそうですか。よろしくお願いします。
◯議長(平野 隆史君) 木崎産業観光課長。
◯産業観光課長(木崎 義通君) 使用料にかかわらず、何らか収入になるものがいただければ、町としては期待したいところでございますが、全国の状況も見ながらですね、収入等今後研究してまいりたいと考えております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 10番濱中映慈君。
◯10番(濱中 映慈君) わかりました。林道、これできれば使用料を取っていただきたいなと思うんです。というのは、林道というのは今までなかなかお金を生めない場所で、こういったイベントをやることによってお金をもらえれば林道整備にも使えるし、次のイベントとかでも使用料が取れます。これは自転車とかで、ヒルクライムとかダウンヒルとか山岳レース、こういったときにもですね、すごく活用できる。これは、とにかく成功させていただきたいと思うんですけども、そういったことからこれはすごく広く周知していかなきゃいけないので、東京都で最初ならね、例えば
MXテレビとか、そういったところにもですね、ぜひ取材の申込みとか入れて、機運を高めていってもらいたいんです。
町長、最後お願いなんですけども、これぜひ成功させていただきたいんですけども、お考えの方を。
◯議長(平野 隆史君)
濱中議員、時間オーバーです。
◯10番(濱中 映慈君) ほかの自治体でトヨタの社長から感謝状をいただいている自治体もあるらしいんですよ。なので、ぜひ東京で成功させてもらって、トヨタの社長から感謝状をもらうように頑張っていただきたいと思います。これで
一般質問を終わります。ありがとうございました。
◯議長(平野 隆史君) ここで先ほどの青鹿議員の質問に対する答弁について、町管理職より発言の申し出ありますので、これを許します。
吉村建設課長。
◯建設課長(吉村 秀樹君) 先ほど青鹿議員から道路延長の御質問があったと思いますが、29年度事務報告書につきましては、議員の皆様お持ちだと思いますので、近々の数値になったと思います。31年3月31日現在の道路延長は、道路、橋梁、トンネルを含めた中で11万6,083メートルでございます。以上です。
────── ※ ─────── ※ ──────
◯議長(平野 隆史君) 12番加藤光徳君。
〔12番 加藤 光徳君 登壇〕
◯12番(加藤 光徳君) 議長のお許しを受けましたので、通告に沿って
一般質問をさせていただきたいと思います。
ことしは私たちの改選時期であります。9月にここに登壇できるかどうか大変不安視があります。その危機感を持って最後の質問ということで取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
この問題につきましてはですね、30年3月2日に同じような趣旨で
一般質問をしております。どうして質問したかというと、これは重要な問題でありまして、私は町の命運がかかっていると言っても過ぎた言葉ではないというふうに捉えておりますので、そういう意味で、全ての人に喚起をする意味で質問させていただきました。特に今回は、その最終年度でありますので、その状況について御質問したいと思います。
ちょっとくだりをやりますけど、日の出町に存する廃棄物の
管理運営に関する日の出町に対する地域振興事業に関する協定書、これはそういう意味でお答えをいただいたんですけども、協定期間は平成22年4月1日から平成32年3月31日まで、10年間でございます。協定金額につきましては年度当たり10億円。その地域振興費に充当に関する基本事項というのがございまして、1.投資的事業、下水道事業に重点的かつ優先的に充当する。2番目として、ソフト事業の充当については、一般的事業経費一定水準を基本に充当する。ここが大事だと思います。
さて、この地域振興費10億円は、日の出町の行財政運営に欠くことのできない極めて重要な財源であり、及ぼす影響ははかりしれない。財政運営の弾力性を示す経常収支比率でございますけど、29年度は108.3%であります。町の考え方は、この地域振興費は毎年恒常的に歳入されるものであり、これを加えて計算すると91.7%となります。これを見てもわかるように、この地域振興費なしでは町の行財政運営は成り立ちません。
地域振興費充当額の実績として、平成22年度から29年度、ハード事業36億5,400万円、ソフト事業に対しては43億4,500万円という、合計で約80億と報告をしております。しかしながら、現在町独自の7つの事業を展開しておりまして、その合計を合わせると約5億7,000万円が使われております。このことが構成団体との交渉の大きな問題点だと思われます。そして、30数年前にごみ処分場谷戸沢処分場を受け入れたときの大きな反対運動が起こり、その思いが風化している。そして、ごみの搬入量が大幅に減少している等、10年前と比べて大幅に変化していることも事実であります。この点を踏まえて、重要な問題であるということで以下の質問をしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
1.地域振興費について
(1)事前協議の経過と現在の状況について
(2)町として、交渉に臨んでいく基本の考え方は
(3)このことについて東京都にどのような協力を求めていくか
(4)協定書締結は何月ごろを目途に交渉していくのか
以上、以下の質問については自席にて執り行いたいと思います。よろしくお願いします。
◯議長(平野 隆史君) 会議の都合上、午後1時まで休憩いたします。
────── ※ ─────── ※ ──────
午前11時53分 休憩
午後 1時00分 再開
◯議長(平野 隆史君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
町長橋本聖二君。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) 加藤議員からの地域振興費についてのお尋ねでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきます。
申し上げるまでもなく、この問題につきましては、町が進めております「環境先進都市ふるさと日の出」を中心に、環境に優しいまちづくり、さらには今後の新時代に向かってのまちづくりを進めていく、極めてその推進を左右する最重要な課題であるということを踏まえて、慎重に私は答弁をさせていただきます。
地域振興費に関しましては、日の出町と東京たま広域資源循環組合との間において、平成22年3月31日に締結いたしました「日の出町に存する廃棄物広域処分場等の管理・運営に係る日の出町に対する地域振興費に関する協定書」に基づき、当該事業の円滑な推進と日の出町の地域振興を図るため、循環組合から交付されているものでございますが、本年度は、当該協定の満了を迎えることから、現在、協議を進めているところでございます。
協議にあたりましては、去る2月22日の全員協議会で御報告申し上げましたとおり、この間の構成市町における、循環型社会構築に向けた取組みには敬意を表するところでございますが、日の出町には2つの処分場と関連施設であるエコセメント化施設が存在している事実認識に変わりはないことから、今後の交渉におきましても、あくまでも現行内容の維持を基本として要請してまいる所存でございます。
とりわけ、町は東京たま広域資源循環組合に対し、処分場受入れにあたる経過が形骸化されることなく、また、現在に至る間の町民皆様の負担や将来への負担を十分に受け止め、考えていただけるよう強く要請してまいる所存でございます。
以上でございますので、議員各位におかれましても御理解、御支援をお願い申し上げます。
詳細につきましては、
担当課長より答弁いたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
◯議長(平野 隆史君) 企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) そのほかの御質問(1)(3)(4)につきまして、私から答弁をさせていただきます。
初めに、事前協議の経過と現在の状況についてですが、地域振興費に関しての協議につきましては、東京たま広域資源循環組合事務局との間において、昨年6月末に協議の仕方、方向性などについて確認した上で、同11月より本格的な協議をスタートしたところでございます。
11月以降、現在に至るまでに延べ4回協議を行い、双方の考え方、循環組合としての算定根拠、課題の検討等について協議を重ね、現状把握・共有認識の構築に努めておりますが、具体的な案の提示には至ってございません。
次に、東京都にどのような協力を求めていくのかについてですが、日の出町内に設置されております谷戸沢・二ツ塚処分場等の施設に関しましては、東京都においても三多摩地域における廃棄物の最終処分対策として、当初から重要かつ緊急な共通の課題として取り組んでいただいているところでございます。
今後、東京都に対しましては、町長が総括答弁で申し上げましたとおり、現在に至るまでの経過や未来にわたる町民の不安解消等に対する御理解を深めていただくとともに、東京都としての見解、さらには、町・循環組合との協議における調整機能の発揮等を期待するところでございます。
次に、協定書締結の目途についてですが、協定書の締結日につきましては、従前より年度末となっており、令和2年3月31日調印と考えてございます。
また、交渉の目途といたしましては、当初は構成団体の次年度予算編成の影響を考慮し、夏頃までと考えておりましたが、循環組合の正副管理者様の交代等もありましたことから、交渉日程は多少流動性を帯びてくるものと感じております。
いずれにいたしましても、諸々を勘案いたしまして、年内には大筋合意に至るよう、今後交渉を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 12番加藤光徳君。
◯12番(加藤 光徳君) 詳細な答弁ありがとうございました。特に町長におかれましては、環境先進都市推進に向けて真剣に受けとめて取り組んでいくという力強い決意をいただきましてありがとうございます。特にですね、町長につきましては、西多摩各構成団体であります青梅市、羽村市、福生市、瑞穂町を事前に、1月、2月にかけて訪問したという話を聞いております。大変先手必勝で、地元の隣組という関係で多分西多摩の構成団体を歩いたと思いますけど、そんな中でどんな対応であったか。それと大変辛い思いもしたという話も聞いておりますけど、その辺について事情をお知らせいただければと思いますので、よろしくお願いします。
◯議長(平野 隆史君)
町長橋本聖二君。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) お答えを申し上げたいと存じます。構成団体の西多摩地区と、それから正副管理者あるいは市長会の会長さんのところに御挨拶に伺わさせていただきました。当然行政と議会の方は議長さんにお願いを申し上げさせていただきまして、一通り歩かせていただいた次第でございます。
非常に、その内容につきましては、誠に残念ながらも若干冷ややかなところも見受けられたのが事実でございます。やはり前回の議会代表で要望書を出した経緯もございますが、あの文書のとおり、言葉が適切ではないと思うんですけども、ここを過ぎると、胃袋に入ってしまうとやっぱり人間、人情的に風化、そういったものが多少見受けられるというのが、挨拶に伺わせていただいた私たちの実感でございました。非常に残念でもあるし、最終的にはですね、この問題につきましては、それぞれの各首長さん方の答弁というかお答えは、局長に一任をしてありますからというお話でございます。ですから言葉の逃げで言っているのか、あるいは実際のところ全権を局長に委任をしているのか、ここは私たちには読めなかったような次第でございます。一応お礼方々含めてお願いを、そういうところに伺わせていただいたというのが現在の状況でございます。
お答えになったかどうかわかりませんけれども、私たちの見解はそういう状況でございました。
◯議長(平野 隆史君) 12番加藤光徳君。
◯12番(加藤 光徳君) 大変率先してアクションを起こしていただいたということは本当に感謝しなくちゃいけないと思います。中には、先ほど町長も申したとおりに、のど元過ぎれば熱さ忘れずで、やはりそういうことが風化しているのかなというのが大きな原因かと思っております。我々もですね、いろんなことを通じてですね、議長も公務傍ら各構成団体の議長さんに、ぜひこの件についてはよろしくお願いしますというふうな挨拶もしているそうですし、私もありとあらゆる場所を通してですね、構成団体の議員に、こういうことなのでぜひ御理解をいただきたいというような要請をしたり、話をしております。なかなか中には、好意的に所在していることについては十分承知はしていると。プラスアルファはないよというような言い方もしますし、なかなか難しいところに来ているのかなと、そういう感は否めないことは事実であります。しかしながら、やはり誠意を持って、交渉ですから、粘り強く交渉していくということしかないのかなと、そう思っております。
私自身がですね、議会がどうのこうのということの直接交渉はできませんので、町長並びに町当局に情報提供するなり、後押しをするということしかできませんので、大変その辺については歯がゆい点もありますけど、ぜひその辺についてはよろしくお願いしたいと思います。
1点だけ再質問をさせていただきたいんですけど、町長がつくったこの冊子の中でですね、東京都の、そのときの総務局長稲田さんからですね、秋川流域廃棄物処分場問題対策協議会の会長に宛てた文書の中でですね、「秋川流域市町村を含む周辺整備事業その他の必要な地域振興事業については、その促進が図られるよう財政措置、既存国庫補助金制度の優先適用、市町村振興交付金の充実等、その他の適当な措置を行う。」その次が大事なんですけど、「広域処分組合が必要かつ適当な財政措置等を行うよう都として指導していきたい。」ということが書いてあるんですね。これは東京都が仲介してこの問題を受けたということでございますので、私は、東京都に何らかの要請をしてですね、東京都に協力を得ることが一番大事だと思いますけど、それについてどうお考えでしょうか。
◯議長(平野 隆史君)
町長橋本聖二君。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) 加藤議員の質問の趣旨は、当然のことで、当時の総務局長稲田さんから、このごみ行政、日の出町がごみを受け入れるに当たって、秋川流域にも応分の地域振興を図るべきだということで、非常に大事な文書をいただいてきたようなわけでございます。これは昭和56年でございますが、当時の秋川流域の会長さんが栗原五日市町長でございましたから、栗原町長宛てにそういう文書をいただいたというわけでございます。内容的にはただいま加藤議員のおっしゃるとおりでございます。
当時の文書の内容でいきますと、秋川流域市町村が行う周辺環境整備事業、その他の必要な地域振興事業については、その促進が図られるよう既存の国庫補助制度の優先適用、市町村振興交付金の充実。この振興交付金というのが今の総合交付金、これに当てはまるのかなと、そういうふうに判断をしているところでございます。そのほかの適当な措置を行うと。なお、この場合においては、広域処分組合が必要かつ重要な財政措置を行うよう、都としても循環組合の方に指導をしていきたいというのが末尾にうたってございます。
ですから、私どもも東京都、今の副知事は多羅尾さんという方ですけれども、当時のこの問題に携わった方でございますから、もう3回ばかり副知事のところに伺っております。このことは十分認識をしているからということで、もう少し、多羅尾さんの言葉でいくと、26市構成団体が町の方との交渉の結果、その進捗を見ながら都としても協力体制を組んでいくというのが今までの一貫しての答弁でございます。
そして、総務局長、ここで遠藤さんという方に替わられまして、遠藤さんという方になったんですけども、よく勉強させていただいて然るべき対応も考えていきたいというのが我々伺ってお願いをしたときのお答えでありました。あとは行政部長、ここで替わったんですけども、その前の行政部長も、私は直談判で、この文書が生きているのか死んでいるのか、言葉は適切でないけど、そういう言葉を吐きながら、させていただきながら交渉もさせていただきました。その結果、ここで生きている死んでいるという問題ではないだろうというお答えでございました。ということは、やはり文書というものは、私は永遠に生きているというふうに解釈をしているところでございます。ですから、今後もこの文書を一つの盾に、私は交渉をさらに鋭意進めていきたいなと。
ただその際に、今度は行政だけでなく、やはり私はできれば議員の代表さんでもいいと思うんですけども、やはり一緒になって私は都の方に陳情、要請ですね、諮るべきだなと、そんなふうに私自身は考えているところでございます。そういうところまで気が煮詰まってきたというふうに私は私自身なりに解釈をしているところでございます。しかも東京都の見解はそうですけれども、町の方でもただいま財政課長のお話のとおり、今後そういうスケジュールの中で進めていくわけでございますけども、今回この問題とは関係はないと言ってしまえばそれまででございますけども、谷戸沢の監視委員会あるいは玉の内の対策委員会、自治会両方から町の方と循環組合の方に要請書が提出をされました。
内容的には、ちょうど谷戸沢処分場を受けてから35年という一つの節目を迎えたということで、今後もこれを一つの契機に、なお一層谷戸沢処分場、閉鎖完了しておりますから、終わったわけではございませんから、より充実した管理をしていただくんですよと。かなり厳しい内容の文面で、行政、循環組合の方に提出をされました。これは先月の24日の日でございます。玉の内の対策委員会からも同じ文面で、町は、ごみ処分場を受けたためにあまりいいイメージを受けていないと。いわゆるこのイメージを払拭するために、先ほど冒頭にも触れました、いわゆる「環境先進都市ふるさと日の出」を基調に、新たな一つの新時代に向かって環境に優しいまちづくりを進めていくんですよというのが、平成29年から施政方針の中に位置づけてきたわけですから、そのことを認識の上に立って玉の内では、町もそういう環境に優しいまちづくりを進めていくという契機を踏まえて、新たに玉の内の二ツ塚の処分場あるいはエコセメント化施設、これについても同じような、地元としても未来永劫にわたって、あの環境の厳しい施設を引き継いでいかなければならないという精神的な負担が我々地元に対しては強いられていると。ですからより一層の管理、そういったものについて徹底をしていただきたいという文書もいただいてきております。
さらにはもう一つは、巷では非常に玉の内の二ツ塚処分場もやれ移転だの、いろんな噂が飛び交っていると。しかも対策委員会の中でそういう言葉がやはり出ているということもございまして、非常に玉の内としても困惑をしていると。ですからこれをはっきりしてもらうんだと。いかにそのことによっては玉の内も未来永劫にわたっての一つのことを踏まえた中で、然るべき対応を考えていかなければならないという文面も中に一項目入っていると。こういう内容で両地区から先月の24日に文書をいただいてきているという状況下でございます。
ですから、こういったいろんな環境が少しずつ整いつつあるということで、さらにちょうどごみを受けてから初めてなんですね、地元地区からそういう厳しい文書が出てきたということは。ですから私はこれを真摯に受けとめて、然るべき循環組合に対しては環境の問題あるいは今課題としておりますそういった問題についても、さらにふんどしの締め直しをして、取りかかってまいりたいと、そんなふうに考えているところでございます。以上でございます。
◯議長(平野 隆史君) 12番加藤光徳君。
◯12番(加藤 光徳君) 本当に御丁寧にありがとうございました。町長がおっしゃったとおり、東京都に対するこの論点というのは、私は間違っていないと思いますので、書いてあることは、それは永劫に生きていくということも私は承知をしております。玉の内と二ツ塚処分場が第3自治会と第22自治会がこれからの安全管理についての要望書が出てきたと。これも一つの契機にはなると思いますので、ぜひその辺についてもきちっと捉えてですね、東京都と広域処分組合の方に要請をしていただきたいと思っております。
私も違うルートで東京都の市町村課長に話をさせていただきました。会長として、この問題を東京都としていただいていますかと話をしたところ、都とすればですね、前段の交渉については、あくまでも町当局と循環組合だろうということで、困ったことがあれば仲介役じゃないけど、そういうことも惜しまないよという話もされました。さらに厳しい言い方をされましたけど、コメントとしてですね、投資的事業に重点を置いて使うべきであるというふうなことも指摘を受けたことも事実であります。そして最後にはですね、スポーツと文化の森の構想については全面的に協力するという話も伺っております。こういうことでございますので、ぜひですね、表裏一体となって、危機感を持って取り組んでいかなければならない問題だなと、そう思っております。
先ほど申したとおり、これ以上質問することはないんですけど、最後として、コメントとしてですね、直接私たちが処分場組合と対等になって話し合いができればいいんですけど、あくまで町当局と循環組合ということでございますので、これ以上質問は避けたいと思います。
最後に、私の考え方を申し上げて終わりたいと思います。私は、まちづくり、ひとづくりに参加させてもらう1人としてですね、常日頃5年先、10年先を見据えて、今やるべきこと、今やっておかなければならないことを常に考えて行動しております。議場内にいる我々議員、正副町長初め、管理職の皆さんも今私たちと一緒にまちづく、ひとづくりに関与している、携わっているメンバーでございます。そんなことで次世代に、次にバトンタッチを渡すときに、「あのときにこうしておいてくれればこんなことにならなかったよ。」そういうふうにならないようにするために、この問題も共通認識を持って取り組んでいかなければならないと、そう思っております。
そして、そこでですね、我々とすれば、議会とすれば、議員1人としてもそうですけど、町長にあらゆる情報提供をしながら、真剣に取り組んでいく姿を見せていかなくちゃいけないのかなと、そう思っております。
そこでですね、副町長に、事務方のトップとしてですね、副町長としてこの問題をどう考えていくのか、それと主観があれは述べていただきたいと思います。
◯議長(平野 隆史君) 木崎副町長。
◯副町長(木崎 孝二君) 今、加藤議員さんからですね、御質問いただいて、基本的に、先ほど町長が総括答弁で申し上げましたように、現行のですね、地域振興費についてはもうこれであるということで、基本姿勢といたしております。これについては議会の中でも何回か答弁させていただいていると思うんですけども、現行の地域振興費年額10億円について、ふやしてくれという理由もなければ減る理由も全くないと町としては考えてございます。これをですね、基本路線として、ただ、議員もありましたように、町長は政治的にいろんなお話を各方面にしていただいていると。私は事務方としてですね、循環組合の事務サイドといろいろなお話を詰めていくと、そういうものが相まって最終的にどの時点かで形になってくるんであろうというふうに考えてございます。
その間はですね、先ほど三澤課長の方からも申し上げましたけども、ここで循環組合のですね、管理者さんが清水立川市長さんから石坂町田市長さんにかわられ、また、副管理者も1名多摩の市長さんが加わって、いろいろな情勢変化は日々あるという中で、それについても循環組合の事務局の方からですね、きちっとそういう部分についてお伝えいただくと。正副管理者の方の異動に伴って、町長のところにそれぞれ正副管理者にお出でいただいて、御挨拶もいただいて、若干話もしているわけですけど、その中でこういう話をばんばんというわけには当然いかないわけなんですけど、こういうものを含みにして、お話をさせていただいたと。私どもとしては、今町長の方でですね、決めていることを相手方にきちっと伝えていくというふうにしていきたいと考えておりますので、ぜひですね、議会の皆様方にも御協力、御支援をですね、お願い申し上げたいと思います。以上です。
◯議長(平野 隆史君) 12番加藤光徳君。
◯12番(加藤 光徳君) 大変ありがとうございました。現状維持ということは、我々も同じでございますので、ぜひ勝ち取るようにですね、議会とそれから町の町部局が一体となって、危機感を持って、この問題に取り組んでいかなくてはいけないことを再認識してもらって取り組んでいってもらいたいと、そう思っております。以上で質問を終わります。
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◯議長(平野 隆史君) 6番折田眞知子君。
〔6番 折田眞知子君 登壇〕
◯6番(折田眞知子君) 通告に従いまして
一般質問をさせていただきます。
まず1問目なんですが、質問に訂正箇所がございました。大変申しわけございません。東京都中等度と、「程度」と書いてしいましたが、「中等度難聴児発達支援事業活用し、補聴器の購入費用の助成制度の早期実施を求める」というふうに訂正をお願いしたいと思います。