3) 駆除に当たっての課題等について。
でございます。以後の質問につきましては、自席にて質問させていただきます。
◯議長(星野 茂君) 町長。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) おはようございます。本日、1番目の平野議員にお答えを申し上げたいと思います。
1番目の日の出町の観光ということでございますが、私からは総括的な答弁をさせていただきたいと思います。
日の出町の
観光事業につきましては、平成23年3月に定めました「日の出町
観光推進計画」に基づき進めているところですが、同計画に基づく事業であります「日の出町
観光まちづくり支援事業補助金」は、平成23年度から29年度までの7カ年で22件、総額で1,544万円の事業が採択されまして、各種の
観光推進事業が住民主体で実施をされ、一定の成果を上げているところでございます。
さらに、町の
観光施設整備につきましては、
森林修景事業で
ハイキングコースの整備、また、日の出山の会が命名した「日の出三山」、これは、日の出山、麻生山、勝峰山という三つをそろえて「日の出三山」というふうに、ある一定の有名な山でございますから呼んでいるところでございます。特に、日の出山山頂の整備、そして、つるつる
温泉センター、
さかな園、
日の出山荘などの
観光施設の整備を計画的かつ段階的に進めているところでございます。
また、新たな
観光振興事業といたしまして、昨年度は農産物である
日の出トマトの旅缶を発売し、ひので肝要の里、
ひのでマルシェや11月26日に
イオンモール日の出において「
ひので観光&
物産フェア」を開催いたしました。
そして、本年4月11日に、宝光寺の「鹿野(ろくや)大仏」が公開されたことにより日の出町への入込客が増えておりますことから、町の
観光振興につなげた対策として、日の出町はこれからの
観光産業発展ということを課題に置き、鋭意検討しているところでございます。
以下の質問につきましては、担当課長より答弁をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
◯議長(星野 茂君)
吉村産業観光課長。
◯産業観光課長(吉村 秀樹君) 御質問の詳細の部分につきましては、私から答弁させていただきます。
はじめに、「町に訪れた
観光客数について」ですが、
西多摩地域広域行政圏協議会が観光客の実態をより的確に把握するため、観光庁が定めた「観光入込客統計に関する共通基準」を参考に、
西多摩地域の入
込観光客数等を5年ごとに調査しております。これでございます。
この調査の観光の定義は、余暇、
ビジネス、その他の目的のため、日常生活を離れ継続して1年を超えない期間の旅行をし、または、滞在する人々の諸活動で、旅行の主目的が
ビジネスである者が
観光地点を訪れる
ビジネス目的兼観光も含んだものを観光として数値化しているものです。
調査は、各市町村に「
観光地点」を設定し、
来訪者カウント数や
アンケート調査を行っております。
日の出町の
観光地点は、
さかな園、つるつる温泉、ひので肝要の里、
日の出山荘、日の出山、
イオンモール日の出の6ヵ所です。
その調査の結果では、日の出町の年間の入込客数の
延べ人数と行祭事・イベントの
延べ人数の合計は、平成19年度は約20.6万人、平成29年度は約86万人と推定されています。
この4倍の数値の大幅な伸びは、平成19年11月に
イオンモール日の出が開業したことが原因と思われますが、残念ながら、
イオンモール日の出から町内の
観光スポットや
観光施設への入込客は増えていないと思われます。
次に、「町内の
観光スポットをつなぐ
交通アクセスについて」ですが、町内を巡る
公共交通機関は
西東京バスとなっており、1つ目、JR福生駅と
JR武蔵五日市駅間、2つ目、JR秋川駅と
日の出折り返し場間、3つ目、
JR武蔵五日市駅とつるつる温泉間を結ぶ3路線となっています。
また、
JR武蔵引田駅、
JR武蔵増戸駅、
JR武蔵五日市駅から町内に徒歩で来られる方がいらっしゃいますので、観光客は
JR武蔵五日市線も町への
公共交通機関ではありますが、ご質問の「
観光スポットを結ぶ
交通手段」は今のところございません。
次に、「町内の
ハイキングコースの
整備状況について」ですが、町で作成した
観光マップ「
日の出WALK」では、町内の山間地や市街地の
ハイキングコースの7コースを紹介しております。
ハイキングコースの整備についてですが、平成25年度から東京都の「観光に関する
森林資源整備事業補助金」を活用し、
ハイキングコースの景観整備のため伐採や広葉樹の植栽を
日の出山山頂上付近や麻生山や野鳥の森など、平成25年度から9カ所で14.4ヘクタール実施しております。
続きまして、病害獣の被害についてのお尋ねでございますが、御質問は、「病害獣とは、獣害と病気等による被害」と事前にお聞きしましたので、
産業観光課に関連する内容について答弁させていただきます。
はじめに「前年度の被害について」ですが、平成29年度の農作物の
被害状況については、被害を受けた農作物はタケノコ、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、
スイートコーン等で、被害畑数は16カ所で平成28年度より13カ所の減少ですが、被害面積は21アールで平成28年度より8.6アールの増加、被害金額は69万円で28年度より34万円増加しています。
ほかに病害獣では、PPV、いわゆるプラムポックスウィルスですが、この対策は
農林水産省が対応しています。
農林水産省の発表では、日の出町の調査結果は、平成21年度から現在までで、調査園地数5,677カ所、
調査植物数3万8本、感染園地数139カ所、感染植物234本です。
処分植物数は平成28年度までで1,325本となっております。これは感染していない周囲の植物も処分するため、
感染植物数よりも多い数値となっています。
次に、「今後の対応策について」ですが、本年度も
農作物有害鳥獣駆除委託を東京都
猟友会五日市地区に委託しており、農作物の被害報告を受けた後に職員が現場の確認を行い、猟友会に駆除のお願いをしています。
平成29年度の
有害鳥獣害の駆除数は、イノシシ23頭、ニホンジカ8頭、サル1頭、カラス17羽、ヒヨドリ40羽、ハクビシン7頭、タヌキ19頭、アライグマ15頭、アナグマ3頭で、平成28年度と比較して、カラスは激減しましたが、その他の鳥獣の駆除数は変わらない状態です。
ほかの対策については昨年度に「
鳥獣被害対策マニュアル」を、農地を10アール以上所有されている方に配布し、ほかの希望者には窓口で配布をしております。
さらに、
貸出用簡易電気柵を10基用意しており、平成29年度は7件の貸し出しをいたしました。
次に、「駆除に当たっての課題等について」ですが、猟銃による捕獲につきましては、住宅地での猟銃使用が法律で禁止されているため、東京都猟友会により捕獲檻を敷地内に設置していますが、捕獲は難しい状況にあります。全ての耕作者が畑に電気柵や防護柵の対策を実施すれば、鳥獣たちは山間に戻ると言われていますが、全ての畑に対策をすることは、困難であることが課題となっております。
今後も、住民の皆様の声を聞きながら、多種の
有害鳥獣に対応した対策を講じてまいりたいと考えております。
以上です。
◯議長(星野 茂君) 10番
平野隆史君。
◯10番(平野 隆史君) ありがとうございました。
1番目の町を訪れる
観光客数について、今の形で答弁いただきました。やはり
イオンモールのお客さんが多いのかなというふうに思いました。
ここで、本年4月10日に大仏がオープンしまして、その節は町長にも
メディアに出ていただいて、いろいろなPRもしていただきました。
メディアの力というのは、やはりすごいんだなというのを実感として感じたところです。観光というのはPRですね。PRをしっかりとしていかないといけない。1回やったからというのではなくて、定期的に
メディア発信をしっかりしていくというのがやっぱり大事なのかなというふうに思うんですけれども。
その関連で、ちょっと町の
ホームページ、
観光協会の
ホームページを見たりとか、いろいろしているんですけれども、その中で、ちょっと紛らわしい
ホームページもちょっと見受けられて、2016年の日付の催し物だとか、そういうところが出てきたりだとか、そういうのもあるんですね。どうしても町のマークというのがあるので、お客さんから
問い合わせとかあったんですけれども、そういった指摘もいただいたりしています。そういった紛らわしい
ホームページの削除というのはなかなか難しいと思うんですけれども、そういったところの早い段階での情報の転換というか、発信というのをしていただかないと、どうしてもお客さんというのは、来るにあたって、まず
観光協会の
ホームページだとかそういった関連のところを見るというのが最近の傾向なんですね。どうしてもお客さんが違うところの
ホームページをちょっとうっかりして見たりとかしちゃうと、勘違いして、「何だこれは」というふうに思う方もかなり多いし、また、
フェイスブックなんかもそうですね。個人でやっている方々もあるんですけれども、どうしても正確な情報というのがなかなか伝わらない。そういった間違った情報をお客さんが見て来る、そういった形も多い。
そういった点が、やはり整備というのもしっかりしていかなければいけないのかなと思うんですけれども、その点どうですか。
◯議長(星野 茂君)
吉村産業観光課長。
◯産業観光課長(吉村 秀樹君)
観光協会につきましては、
一般社団法人になられまして、独自の活動をするというところで、そこが利点になっている団体だと思いますので、町から直接の働きかけというのは、原則的には余りしてはいけない団体なのかなと思います。
役員の皆さん、
ボランティアでやっていらっしゃいますので、なかなか仕事の合間でやっているということで難しいということ。問題があったということがあって、この4月1日に、管理職が1名派遣されることになったと思います。4月から
事務局長、本当に頑張っていまして、
ホームページも徐々に、今、載せなければいけないものを、鹿野(ろくや)大仏だけでなくて載せていただいていますので、今後、古い情報、それから、紛らわしい町のマーク等を、確認をしながらいいものを作っていけると思います。
ただし、
事務局長1人で勝手に直すと、
観光協会のこともあると思いますので、それはすり合せをしながらうまくやっていただけると思いますので、町としても協力していきたいと思っています。
以上です。
◯議長(星野 茂君) 10番
平野隆史君。
◯10番(平野 隆史君) ありがとうございました。
誤った情報、やっぱり新しい情報というのを随時どんどん発信していかなければいけない。その関連で、ちょっとたまたま
観光協会のほうへ訪れた時に、
電動アシスト自転車が2台あったんですね。そういったものを貸し出しているのかなって、そういうのが余りなかったものですから、そういうのもどんどんPRしていけばいいんじゃないですかってお話もしたところなんですけれども、
貸出自転車2台。やはりグループで来ると、5台ぐらいはないと、なかなか借りる状態にはならないと思うんです。
そういったのを、やはり法人として
観光協会はあるので、なかなか課長の答弁でも「難しい」というふうに言われたんですけれども、そういった面で、町でいろいろな補助金を駆使して
観光協会に貸し出したりだとか、やっぱり
観光協会も
ボランティアっておっしゃっていたので、しっかり町の方でもバックアップしていかないと、なかなか気の回らないところもあるし、なかなかどういったツールを使ってPRしていかなければいけないとか、そういったのもやはり町の方でしっかりバックアップして進めていかなければいけないと思うんですけれども、そういったいろいろな
補助金等を使って、
観光協会等への品物とかそういったものの貸出というものは可能なものかどうかお伺いします。
◯議長(星野 茂君)
吉村産業観光課長。
◯産業観光課長(吉村 秀樹君)
レンタサイクルの御質問でございますが、購入の経緯を聞きますと、二次交通の発達していない当町で、町の
観光めぐりをしてもらうため、点から線の展開を期待して
レンタサイクル事業を計画したということのお話です。
購入年度につきましては、平成29年1月に
電動アシスト自転車を2台購入したということになっています。
現状としましては、準備段階のため、貸し出しには至っていないということになっています。
3時間ぐらいで回れる
サイクリングコースのマップもできているということですので、じき、これを貸し出しするのかなと思われます。
今後に向けては、東京都の
交通インフラ整備支援事業の補助金、3分の2の補助だそうですけれども、利用して保有台数をふやしていきたいと。目標としては、10台程度を考えているというふうなことでお話がありました。
課題としては、やっぱり購入費の捻出に苦慮しているということだとか、あと、収益事業としては採算性に乏しいと言われているということで、課題としては、檜原村もやっているんですが、10台ありますが、評判は上々であるということ。羽村市は、平成29年度秋に始めたが、全く稼働率が高くないと。半年で45件しか借りていないというようなこと。料金は全部取っていますけれども、福生市のほうは
レギュラー利用が80人ぐらいで、ほとんど市民。観光客は少ないというようなことで、これについても、あっちのほうの市部と町村部というのはまた状況が違うので、検証しながら考えているというふうに
事務局長がお話ししていましたし、自転車の乗り捨て場というんですかね、あそこのところで借りて、あそこに帰すとなると、なかなか難しいというのもありましたので、そういうところも考えていきたいというふうなことで報告がありましたので、お伝えしたいと思います。
以上です。
◯議長(星野 茂君) 10番
平野隆史君。
◯10番(平野 隆史君) ありがとうございました。
なぜ自転車のことを言ったのかというと、やっぱり2)の町内の
観光スポットをつなぐ
交通アクセスがどうしても、時刻表なんかを見て、お客さんが大仏に来た時なんか、やはり「つるつる温泉に行きたいんですけど、どう行ったらいいでしょうか」という案内を聞かれると、案内はどうしても、バス路線を利用して、本当でしたら、幸神で乗り換えて行ってもらえればいいんですけれども、そこで待っていても、なかなか座るところもないし、雨の時も屋根もないし、また、待ち時間もかなり待つようなんですね。それだったら、五日市駅まで行って待っていたほうが、まだ時間の調整ができるのかなって、そういったことで、ちょっと自分はそういった質問をしたんですけれども、やはり今後、日の出町だけじゃなくて、土日、週末ですね、秋川流域を結ぶような、
観光スポットを結ぶようなそういった路線といいますか、そういった
交通機関というものを検討するとかそういったお考えは、今、あるのかどうかお伺いします。
◯議長(星野 茂君)
吉村産業観光課長。
◯産業観光課長(吉村 秀樹君)
観光スポットを結ぶ
交通手段、いろいろ私も考えて、ほかの観光地とかも考えてみたんですけれども、観光地だけを結ぶ
交通機関、バスですね、それを用意すると、利用者の問題が出てくるだろうというのはわかるので、例えば、京都だと、循環バスというのがあって回っていますよね。伊勢神宮だと、外宮駅から外宮へ行って、内宮というところに行って回るバスで、皆さん、それで何とか用が足りてしまうというのがあるんですけれども。ちょっと京都と伊勢神宮をうちを比べるのは、ちょっとでか過ぎちゃいますけれども、そういうシェアも考えながら、または、私としては、観光客だけを見たわけではなくて、きのうもいろいろ質問がありました。
公共交通機関の見直しというのもありましたので、そういうのも含めて考えることはできないものかというようなことで、一応、会議では、そのようなものも資料には書いてありますので、そういうところに期待したいなと思っています。
以上です。
◯議長(星野 茂君) 10番
平野隆史君。
◯10番(平野 隆史君) ありがとうございました。
そうですね、昨日の
一般質問でも小玉議員が
公共交通計画のこちらの方、いろいろ質問されいて、自分も見させてもらいました。
交通機関、やはり駅から出発していく路線、そういったものが必要、住民の方も、やっぱり駅まで行く
交通機関というのが、やはりこの
アンケートの中でも出ていたので、そういのをこれからしっかり検討して、観光客だけでなくて、やはり住民の方も幅広く利用できるようなそういったコースというか、そういった交通網をしっかりつくっていただければなというふうに思いました。
観光というのも、なかなか難しい。そういったコースを設定するにあたり、お金もかかることですから、また、シーズンによってもお客さんの上下もかなりあると思うので、なかなか難しいとは思いますけれども、やはり期間限定だとかそういった形でも運行してもらえればなというふうには思います。
続きまして、2番目の
交通アクセスに関しては、その答弁でわかりました。
3番目の
ハイキングコースの整備について、日の出山のほうも間伐したり、いろいろな木を植えたりだとか、整備を進めているという形で答弁もしていただいたんですけれども、やはり
ハイキングブームというか、高齢者の方の
ハイキング、緩やかな山を歩くというのは非常に多くなってきている。
問い合わせも非常に多いんですね。やはり(仮称)野鳥の森を通って大仏を見て、ロンヤスの碑を見て一周できるようなそういったコースというのをよく聞かれるんですね。その中でお寺さんの山もありますし、
林業試験場の試験林もちょっとあるような部分もあるんですね。やはり地権者がおりますので、なかなか「通っていいですよ」とは言えないものですから、どうしても町道を通っていただいたりだとか、都道を通って迂回してもらったりだとか、そういったお話をしているんですけれども、日の出町で7コース、
ハイキングコースがあるというふうにお伺いしたんですけれども、そういった野鳥の森から大仏を経由して、ロンヤスの碑だとか、そういった所へ行ける。また、二ツ塚の処分場のほうへ抜ける、向こうに
ハイキングコースがしっかりありますから、そういった所へアクセスできる
ハイキングコースというのを、やはりしっかり整備していかなければいけないのかなというふうには思うんですけれども、その点はどうお考えでしょうか。
◯議長(星野 茂君)
吉村産業観光課長。
◯産業観光課長(吉村 秀樹君) 今あります7コースも、これで終わりということではなくて、地図をリニューアルしながら、そういうコースもふやしていきたいなというのが私どもでも考えているところで、議員、お答えおっしゃっていたのですけど、やはり地権者の問題があるので、そこも含めて、それと、正直な話、鹿野(ろくや)大仏様のおかげで、こんなに人が来るというのは予想だにしていなかったというのもあって、どんなお客さんが来るか。バスで来る人、JRから歩いて来る方、それから、あそこだけで終わらず歩きたいというお客さんがいらっしゃるというのが、現場に行ってお話を聞くと、本当につぶさに感じましたので、そういう面も含めて、今後の観光の事業に向けてやっていかなくちゃいけない課題だなということで私も感じましたし、担当係もそういうふうに感じていることですので、そんな形で
ハイキングコースも増やしていくと、また、高齢者の方向けも含めて考えていきたいなと思っております。
以上です。
◯議長(星野 茂君) 町長(橋本 聖二君)。
〔町長 橋本 聖二君 登壇〕
◯町長(橋本 聖二君) 私のほうから、ちょっとお答えさせていただきますけれども、今年度4月から
観光産業ということで、新たに町の大きな課題として取り上げて推進を図っていこうということで、
観光協会のほうに
事務局長を配備したという状況でございます。ですから、
事務局長も一生懸命、これからの
観光産業、今までは工業団地が一つの工業地域と、職住近接のまちづくりを進めていく工業と、もう一つは、商業がイオンができたものですから、次は何であるかというか、観光であるということで、なお一層、
観光産業を発展させていこうということで、今、局長も、その意志に燃えまして一生懸命取り組んでいるという状況でございます。
したがいまして、私のほうからは、ただいま平野議員が質問された要旨、野鳥の森、こども自然公園、それから、日の出山の902メートルのここを中心として、両サイドにひとつの山脈が広がっていく、その上に、今、北側につきましては、もう林道が導通ができるような状況で整備をされております。
日の出山から下りてくる一つの道路としては間伐作業道、これが西の入林道とドッキングしております。さらに、そこから梅の木林道、これは東京都が整備したんですけれども、この林道、さらに、そこのところから白山神社まで、これが約4キロ、これは町のほうで整備をしたわけですけれども、大久野北側の林道で白山から西の入のクロスのところまでは。もう導通はしているんですね。そこからさらに、ただいま平野議員が申し上げた、いわゆる白山から若干の間があるんですけれども、いわゆる文化の森までの間の玉の内から、そこのところも林道が一応簡単ではあるけれども、ある程度整備されてきていると。さらに、そこから文化の森までの林道、さらにそこから野鳥の森と、もう、北側の、いわゆる日の出山から野鳥の森までは、尾根伝いに林道がずっと整備をされてきているということです。
平野議員の御指摘のとおり、今、非常に
ハイキングコースということで、高齢者の方の非常に身近な一つの道路として今はやっているということです。この途中にいろいろ
温泉センターあるいは
さかな園、あるいは肝要の里、
観光スポットがあるんですね。ですから、そういったところに一つの距離を、高齢者の年齢に応じた道路として下りられるコースをこれからやっていこうということで、
事務局長においては、今年度からそれを踏まえて何とか観光道路として進めていきたいと意欲を燃やしているところであります。
このことによって、今回のいわゆる大仏様、鹿野大仏ができたので、新たな
観光スポットとしてできたものですから、こういった各施設を導通をして、そして
ハイキングされる方々の楽しみな場所として一時休憩できたり、そこからまた上に登ったり、そのコースコースによって高齢者の方々が楽しめる一つの路線として整備を、できておりますから、利用していくという考え方を今持っているわけであります。
ですから、谷合局長ですけれども、こういったことを認識置きながら、せっかくある一つの道路ですから、これをただ単なる森林のいわゆる撫育管理の整備だけでなくて、いわゆる観光にも役立てていこうということで、今、意欲を燃やしているところであります。
一応、そういう残された7割の山の資源というものを、山を裸にすることではなく、いわゆるそこにある緑の資源というものを活かしながら
観光産業というものを発展させていこうという考えでおりますので、どうかひとつお含みをしていただきたいと思います。
ですから、今の平野議員の御質問の趣旨は私もよくわかります。そんなような形で、鹿野大仏も、私は、これからまだ新たなスポットですから、これもやはり今言った林道のループを組む一つの場所として、私は活かしていかなかればいけないと、そんなふうに思っておりますので、お含みおきをひとつしていただきたいと思います。一応、課長、そういう考え方ですから。
◯議長(星野 茂君) 10番
平野隆史君。
◯10番(平野 隆史君) ありがとうございました。町長自ら答弁いただきまして、ありがとうございました。
やはりせっかくある林道というのは、しっかり利用していただいて、活用していっていただければなというふうに思います。
それと、やっぱり付随して、沿線のトイレのほうもしっかり整備していっていただきたいなというふうに思います。なかなか予算的にも場所的にも難しい面もあるかと思いますけれども、やはり公衆トイレというのも、ある程度コース設定した中で設置していかなければいけないというふうに思っておりますので、そちらのほうもよろしくお願いいたします。
それでは、1問目の最後の質問という形になるんですけれども、やはり大仏ができまして、本当に
観光協会の局長にも大変お世話になって、町の行政の方々にもいろいろ御指導いただき、また、御協力いただいて、本当にありがとうございます。
その中で、やはり大仏ができたおかげで、いろいろな波及効果といいますか、ほかの施設に対しての波及効果というのはどのようにあらわれているのか、その点をお聞きします。
◯議長(星野 茂君)
吉村産業観光課長。
◯産業観光課長(吉村 秀樹君) 大仏ができまして、お寺様の御厚意により、日の出町サービス総合センターの臨時売店を開かせていただけることが可能になりまして、4月11日から、今もやっていますが、5月末までに28日間出店させていただきました。町の産物をお持ちして、多くの観光客の方にお買い求めいただきました。それによって、観光客の方はどのような物を買っていただくというか、御要望なのかというのも初めてわかりました。日の出ちゃんクッキーだとか、バームクーヘンみたいなものが多く好まれるんですね。こっちで売っている時、売れないものが売れたりしていてびっくりしているんですけれども、そのような勉強になっております。
あと、私ども
産業観光課としては、あちらに物産だけでなくて町の観光パンフレット、
観光施設のパンフレットも置かせていただいています。行っている職員には、なるべく声かけしてなるべく持って行ってもらうようにということでお願いしましたら、かなりの方に持って行ってもらっているということで、4月だけの分ですけれども、つるつる温泉は、昨年1万480人のものが1万2,157人という形で1,677人多くなったと。11日からですから、かなり波及があると。
日の出山荘は、昨年4月341人だったのが852人で2.4倍。それから、小さな蔵の資料館が15人だったのが42人で2.8倍。また、直売所も、こちらもかなりお客様が来ているというふうなことでお話しを聞いていますので、そのお客様がかなり日の出町の西の方へ、西の方へ動かれていろんな所を御覧になっているというふうなことは、データ的にも出ているというのが実証できると思います。
以上です。
◯議長(星野 茂君) 10番
平野隆史君。
◯10番(平野 隆史君) ありがとうございました。
やはり日の出の物産、やはりトマトだとかいろいろお客さんのリピーターといいますか、そういう方々をふやしていかなければいけない。やはりバームクーヘンもたまに「バームクーヘンは、今日は置いていませんか」っていうお客さんも出始めていますので、やはりリピーターっていうの、ようかん、すみ衣っていうようかんがあるんですけれども、そのリピーターの方もふえてきていただいているんですけれども、一つか二つの品物でリピーターというのをしっかりつかんでいくと、やはり売り上げにもつなっがっていくのかなと。やっぱり贈答品にも出すという形で、そういったお客さんも、徐々にではありますけれども、ふえているのかなというふうに思います。
やはり一つの
観光スポットじゃなくて、トータル的に観光って進めていかなければいけないというのは、よく数字的にもあらわれてきているのかなというふうには思います。やはり1カ所だと時間がどうしても余るんですね。そういった余った時間をいかにほかのスポットに誘導していくかってそれが大事なので、そういった点もこれからしっかり研究していっていただければなというふうには思います。
それでは、1問目の質問は終わりまして、2問目の害獣の被害の質問に移らせていただきます。
この質問も、いろいろな議員、自分も何度もやっているんですけれども、やはり農作物の被害、件数はふえていない。しかし、被害面積がふえているというのが、やはりどうしても、イノシシとかそういうのは群れで移動するので、どうしてもその1カ所の畑に来ると被害が大きくなってきているのかなというふうに思うんです。
駆除にあたっては五日市の猟友会の皆さんにお願いして駆除を行ってもらっているというのはわかっております。しかしながら、五日市の猟友会の皆さんにも一生懸命やってもらっているんですけれども、やはり青梅側の方、山が深くて、向こうから来るイノシシが多いというのが見受けられるんです。野鳥の森の山の青梅側の方から来る。足下田とかあの辺のところに庭先まで来てあれする。そこを越えて野鳥の森の沢に来るとそういったのが見受けられる感じなんです。
青梅猟友会さんもなかなかお願いしても、人家から尾根までの距離が非常に長いという点があると思うので、どうしても猟友会も高齢化が進んで、車である程度無線を使いながら追い出してやっていくという、なかなか道もないような青梅側のところの方なんですけれども、やはりうまく連携して、五日市猟友会とうまく連携しながら駆除できないのかなというふうに思うんですけれども、その点はどうですか。