最初のヒットへ(全 0 ヒット) 午前10時00分 開会
◯委員長(濱中 映慈君) おはようございます。本日は、
予算決算常任委員会の2日目となりますので、よろしくお願いいたします。
ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから
予算決算常任委員会2日目を開会いたします。本日も審査日程に従いまして進めさせていただきます。
なお、日程第1 議案第40号から日程第5 議案第44号までについて、提案説明は本会議初日に行っておりますので省略いたします。
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◯委員長(濱中 映慈君) 日程第1 議案第40号 平成27年度日の出町
一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
さっそく審議に入ります。
初めに所管課長より、農林水産業費、商工費、土木費、消防費について、主要事業の概要についての説明を求めます。小森産業観光課長。
◯産業観光課長(小森 公夫君) おはようございます。農林水産業費、商工費につきましては私の方から概略の御説明をさせていただきます。
27年度の農林水産業費は総額2億7,478万4,857円と、前年度比1,258万8,200円の減となりました。
主な要因といたしましては玉の内
集落農園整備工事が完了したことに伴い、農業振興費の
農村振興総合整備事業経費3,094万5,000円が皆減となったこと。
勝峰山林道開設工事の最終年度に当たり、工事費が大幅に減額となったことによるものでございます。
まず農業費につきましては総額1億9,178万2,284円と前年度比1,545万9,578円の増となりました。
決算書81、82ページ、事務報告書228、229ページ記載の農業振興費の農業振興事業経費、
ひので塩田農産物普及センター指定管理委託料につきましては、409万2,136円と、前年度比246万7,158円の減となりました。これは26年2月の大雪による減収から大幅に改善をしておりますが、いまだに売上高が完全回復していないことが原因であると考えられます。
ひので塩田農産物普及センター補修工事(雪害)39万8,520円につきましては、本年1月18日の降雪により、温室のガラスが割れたものを補修したものでございまして、全額を建物災害共済金で賄っております。
被災農業者向け経営体育成支援事業費助成金(繰越明許)8,362万7,378円及び
被災農業者支援経営対策特別補助金(繰越明許)399万8,686円につきましては、26年2月の大雪により被災した農業施設の再建費用でございます。
決算書84ページに記載の、玉の内ふれあい農園貸付事業経費のふれあい農園土壌改良工事1,047万円でございますが、事務報告書231ページ、4玉の内ふれあい農園土壌改良工事に記載のとおり、畑、水田区画の施肥・耕起作業による土壌改良を行うとともに、水田上流部にため池を設置して水量の確保を行い、利用者の利便性向上を図りました。
次に
林業費につきましては、全体で8,300万2,573円と前年度比2,804万8,398円の減となりました。冒頭でも触れましたとおり、決算書86ページ記載の
勝峰山林道開設事業経費の
勝峰山林道開設工事が最終年を迎え、比較的構造物の少ない平坦な部分の工事となったことにより、前年比で3,172万7,880円減となっております。
また森林再生事業経費の間伐事業委託料は、前年比179万2,023円の減、花粉対策事業経費の枝打ち事業委託料は、前年比58万9,578円の減となってございます。
森林再生事業、枝打ち事業につきましては、事務報告書237ページに記載されております。
次に商工費でございますが、総額1億3,540万924円と、前年比7,019万1,627円と大幅な増になりました。主な要因といたしましては、
ひのでグリーンプラザに設置をいたしました
太陽光発電システム等設置工事、
プレミアム付商品券発行事業、
温泉センター洋風露天風呂改修工事などでございます。
決算書86ページ、事務報告書240ページ記載の、元気を出せ!商店街事業補助金413万8,000円につきましては、日の出カード会端末機入替補助を含み、前年度比347万2,000円の増となっております。
グリーンプラザ管理運営経費につきましては事務報告書241ページ記載のとおり、指定管理委託料は前年比22万6,902円の減となっておりますが、ホールの雨漏りにより約2カ月間貸し出しを中止したこと及びやまびこホールの供用開始に伴い使用件数が48件減ったことにより、使用料収入も53万4,100円減となっております。
また
太陽光発電システム等設置設計委託料108万円と、設置工事費1,404万円のほか、施設老朽化に伴う維持補修を実施いたしました。
決算書88ページ、事務報告書242ページに記載の地域消費喚起・生活支援事業経費におきましては、
プレミア付商品券発行事業補助金を商工会に交付をいたしました。
同じく決算書88ページ、事務報告書245ページの観光宣伝経費、観光協会補助金につきましては、交付要綱による人件費と事務費にかかる経費を補助しております。
また、
秋川流域ジオパーク推進協議会負担金につきましては、平成24年度から26年度の3カ年は、
広域財団法人東京市町村自治調査会の
多摩島しょ広域連携活動助成金事業を活用し、日の出町、あきる野市、檜原村をはじめ、有識者、観光協会、商工会、流域住民などが連携し、ジオパーク推進会議を組織し、平成30年に日本ジオパーク認定に向けて調査、研究を行うとともに、化石発掘体験や、講座等を行い、地域住民への周知や観光ガイドなどの人材育成等に取り組んでおります。27年度からは助成金の交付が終了したことから3市町村の負担金で賄っております。
観光施設管理及び整備経費の東雲山荘管理委託料、事務報告書では248ページから249ページに記載がされておりますが、山荘管理に関する業務内容と経費等について抜本的な見直しを行いました。
また、
多摩島しょ地域観光施設整備工事につきましては、白岩の滝周辺整備と、
松尾観光トイレ水洗化工事を行っております。
決算書90ページ、事務報告書252ページ、253ページの
温泉センター維持管理では、
洋風露天風呂改修工事として檜露天風呂への改修を行い、ほんのりと香る檜の香りが評判を呼んでおります。
以上、農林水産業費及び商工費の説明を終わらせていただきます。
◯委員長(濱中 映慈君) 岩崎建設課長。
◯建設課長(岩崎 浩君) それでは土木費、建設課の主要事業を御説明いたします。
決算書89ページから92ページの上段にかけての道路橋梁総務費は、保守点検委託及び負担金でございます。
91ページから92ページの2道路維持費の道路維持事業経費の15工事費につきまして、三吉野下平井41号線ほか、舗装打換工事(第二工区)4,042万9,800円につきましては、延長626.2メートルの区間のL型側溝の布設替えと、舗装打替工事を行ったものでございます。
続きまして、日の出団地33号外舗装打換工事(第一工区)3,697万3,800円につきましては、延長564.5メートルの区間のL型側溝の布設替えと、舗装打替工事を行ったものでございます。
3道路新設改良費の落合5号線測量設計委託料734万4,000円につきましては、都道184号線から日の出ケ丘病院までの延長240メートルの拡幅整備を行うための路線用地測量を委託いたしました。
6街路灯管理費の13
LED街路灯等導入調査業務委託料748万4,400円と14LED街路灯賃借料87万8,364円につきましては、町内全域の街路灯をLED化するための調査と設置を行ってございます。
7交通安全施設費の94ページ上段の、補助道第19号線
安全標識等設置工事345万6,000円につきましては、歩行者の安全対策といたしましてLEDの文字案内板を2基設置したものでございます。
4住宅費の諏訪下住宅建設工事(第一期)9,388万5,200円につきましては、6世帯のアパート形式の集合住宅1棟の建設費でございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) それではまちづくり課の都市計画費に関する御説明をさせていただきます。
決算書では94ページ、事務報告書では207ページをごらんいただきたいと存じます。
都市計画費の主要事業は、(仮称)野鳥の森・
こども自然公園管理事業と、
都市公園維持管理事業でございます。
(仮称)野鳥の森・
こども自然公園事業では、森林修景整備といたしまして、見通し確保のための公園内の尾根を6カ所につきまして重点的に伐採を行っております。
また管理棟の基本設計、実施設計を実施いたしまして、公園の管理運営や、利活用をしていくための拠点施設の設計を実施しております。
次に
都市公園維持管理事業でございますが、地元の方等から要望のございました三吉野緑地のカイズカイブキの伐採や、
パークタウン北側河川沿い緑地帯にある桜の木の強剪定、あるいは三吉野下原2
号公園トイレ改修工事などを実施しております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君)
濱中生活安全安心課長。
◯生活安全安心課長(濱中 修君) それでは消防費における概要説明をさせていただきます。
行政事務報告書は85ページから89ページになります。決算書の95ページの目の1常備消防費の約2億5,275万円は東京消防庁への事務委託料です。
次に目の2非常備消防費では、消防団運営経費として団員報酬約1,042万円と、団員への公務災害掛金や、退職掛金などとして、総合事務組合負担金が約484万円、そのほか団、分団、部への交付金、各種消防関係団体など交付金や助成金などです。
96ページの消防団活動経費では、
自治総合センターコミュニティ助成金の
地域防災組織助成事業の100万円の交付を受け、98ページの方になりますが、11着分の防火衣を購入し、各部に配置しました。
消防機械整備経費では、消火器購入費40万3,000円は、街頭消火器の更新を50本を購入し、配置いたしました。
次に97ページの目の3、消防施設費の消防施設整備経費では、第二分団第三部詰所の建築に伴う管理業務委託料、解体工事、建築工事、物件補償費で、合計約3,429万円となっています。
消防水利整備経費では、防火水槽撤去・改修工事104万7,600円は、新井地内1カ所の防火水槽の撤去です。
次に目の1、災害対策費の地震・
台風等災害対策経費では、99ページとなりますが、非常食約175万円の購入のほか、防災用簡易トイレ、避難所間仕切り、寝袋を購入しました。
また、北大久野地区の雨量を把握するため、27年度より雨期の時期にあわせ、6カ月のデータ使用料として6万4,800円を支払っています。
防災行政無線関係経費では、
防災行政無線固定系デジタル化移行工事7,128万円により、平成27年度は屋外子局4カ所の設置及び
土砂災害特別警戒区域の世帯、町施設等に戸別受信機420台を設置しております。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 説明が終わりました。
続きまして農林水産業費、商工費、土木費、消防費についての質疑に入ります。嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) この分野、特に産業観光課のいろんな形で、今後日の出町のこの商工観光の発展というのは、町の地方創生にね、非常に貢献できる、そういう分野がたくさんございまして、その中でおおくくりの中で、3点ほどまず質問させていただきたいんですけども。
まず一つ目が、ページ、84ページのですね、肝要の里、これは触れていかなくちゃいけない大きな課題だなというふうに思っているんですけども。御存じのように肝要の里は維持管理経費のみでですね、また新たにこの除草作業委託料とか、そういったものが入っておりますけども、やはりこれはもうどちらかというと、町にとって足を引っ張る負の遺産的な要素が強いような形になっているというのは非常に今残念でありまして、これをやはりもっと資源活用するために、平成27年度ベースではこの決算ですけども、新たに取り組んでいる諸施策とか、あればお伺いしたいなというのがます1点です。
それから、2点目として、次86ページの林道開設事業経費、エコツーリズム、グリーンツーリズムの観点から、日の出町は林道開設率が西多摩では一番だというふうにお聞きしておりまして、事務報告書の236ページをご参考いただければ、3万4,741メートルですね、延長。相当数林道が開設されております。ですが、これをまだ有効に活用されていないというのが非常に今残念なんですね。多くの方が今までは一般質問だとか、さまざまな形で質問しているんですけど、これをどう今後活かしていくかという、また、今取り組んでいる計画等あればまずお伺いしたいというふうに思います。
それとこれは多くの方が思っていることでございますが、ページ、90ページの
温泉センター維持管理経費、これもですね、これは十数年前から、私が1期目のときからこの温泉センターは特別会計にくみするべきだという議論がずっとありまして、やはりこれ決算状況を見ますとね、利益戻し額というのが出ておりますけども、しかしながらこれは第三セクターで指定管理されているものでございますけれども、実はこの事務報告書のですね、252ページをごらんになっていただければですね、この温泉センターにかける維持管理経費というのはさまざまありますね。洋風露天風呂、
温泉センタープレハブ、あるいは土地賃借、エアコンの設置だとか、サウナストーブだとか、温泉ポンプのこれは揚湯管購入だとか、非常に
さまざま維持管理経費がかかっている。
これはもうこれから来年度以降はですね、新しい新公会計制度改革によって個別の事業、いわゆる財務4表できちっと精査していかなくちゃいけない。これは大きな課題であるわけです。
そうしますと、これは到底ですね、個別的なコストを入れてもこれは赤字になっちゃうんですね。経費、これだけ経費かけていて、やはりその辺を明確にこの検証し、洗い出しをして、そこからじゃあどうしていくかという経営感覚というものが必要になってきています。
ちなみにこの入館者数もですね、当初よりは大分こう減っている。近隣に瀬音の湯だとかいろんなのができてね、なかなかこう入り込み客がパッとしないというところもあります。まさにここは経営感覚をしっかりと導入して、やはりこれが町おこしに寄与できると。こういったふうに持っていかなくちゃいけない。だから私は逆に言うとこれはチャンスだと思うんですね、次年度以降。ということもあります。一応この3点お伺いいたします。
◯委員長(濱中 映慈君) 小森産業観光課長。
◯産業観光課長(小森 公夫君) 毎年お聞きいただく肝要の里でございますけども、今嘉倉委員さんおっしゃいましたとおり、肝要の里につきましてはこれといったですね、目新しい取り組みというものも実際にはないのが現状でございます。
ただ肝要の里につきましては、維持管理経費としてですね、指定管理委託料とあと若干の外周の植木というか、雑草の除草を行ったわけでございますけども、会社の方でですね、いろんな製品を、トマトを加工したもの、あるいはブルーベリーを加工したもの、あとソフトクリームの原料ですか、そういったものを生産して販売をしております。
それにつきましてはですね、これ議員さん御承知のとおり、平成24年度からですね、計画変更を承認いただいて現在実施をしているわけでございますけども、この当時立てた売り上げ目標はですね、800万円という年間の売り上げ目標を立てておりました。実際27年度につきましては、事務報告書231ページに記載されているんですけども、売上高としては27年度で1,196万8,000円何がしという金額が、売り上げがございます。26年度よりは若干減収にはなっておるんですけども、この変更した売り上げ目標はおおよそクリアできているのかなと考えております。
ただですね、入館者数というか、その寄っていただく方ですね、こちらにつきましては変更後の目標でも1万人を超える目標を立てておりましたけども、こちらに記載のとおり3,573人と。まず私も現場へ行ってみますけども、ほとんど車が通らないようなところでですね、何かひとつ口コミで人が呼べるようなもの。ただそれをやるには私の前の課長からも毎回同じ答弁になってしまうと思うんですけど、補助金をもらったがために、利用目的というのがかなり制約があるというところでですね、東京都とも今協議をしている最中なんでございますけども、今後どう活用していくのか。それ相応の町としての計画もお示ししないとそう簡単には東京都の方でも認めていただけないのかなというような感触でございます。
2点目の林道なんですけども、これもたくさんの議員の方からこの有効活用ということでですね、御質問をいただいております。毎回同じ答弁になってしまうんですけども、一応全ての林道、日の出の場合はチェーン、鎖でですね、車両の進入はできないような工夫はされております。その脇はですね、自転車もオートバイも、当然歩く人は入れるようになっております。
林道は全てですね、注意喚起というか、これは
林業用の道路ですというところで注意喚起はしてございます。そこに入るなということは、一応
林業関係者以外立入禁止とはなってますけども、青い看板が必ず立っているんですけども、そこにも
林業専用道路ですよというような注意喚起はしておりますけども、実際にその人が入ることを制止をする、管理人がいるわけではございませんので、その辺はですね、入った方の、同じ答弁になってしまうんですけども、自己責任の上でですね、御利用いただきたいと。ただなかなかその観光、ハイキングコースとしてのマップ上に載せるのはちょっと難しいかなという感じは今しております。
次の温泉でございますけども、こちらについてもいろんな議員さんから御指摘があって、確かにこの時期で、そろそろ経営全般をですね、償却資産を含めた中で考え方というものを立てる時期も、そろそろそういう時期にもきているのかなと感じているところですけども、今現在、ここでですね、この場でこうするというのはまだ今のところ明確な方向性も定まっておりませんので、検討をさせていただきたいなというふうに思います。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) 課長も御苦労なさっているというのはよく理解できます。肝要の里に関しましては、かつてあそこ高校生レストランで賑わったところで、せっかくのああいうものをね、活かしきれてないというのはこれはちょっとまずいですよね。これはしっかりとやらないといけないし、もう傷んでおりますし、テラスもね。あれはもう少しきちっと補修したりして、やはり話題性をつくっていくということが大事だと思うんですね。
なので、何もこれだけの公費を、お金をかけたからなんでも解決するかというと、私はそうでもなくて、話題づくりをしっかりとやって、そしてまた建物自体がコンクリートの打ちっぱなし、ちょっと無機質な状況なので、やっぱりその辺の雰囲気づくり、そして花いっぱい運動なんかで環境づくりをきちっとして、いわゆるおもてなしの対応をしていくというのが一つは大事だろうなと。
やっぱりペンペン草とか雑草が生えているようじゃだめですよ。ね、職員の皆さん、雑草でなんかシルバーさん頼んで予算化しているようですけども、職員の皆さんね、少しずつ、1日1時間とかね、30分でもいいですよ。毎日決めて、おもてなし、これをしっかりとやっていく。こういうやはり心意気というか、心がけがね、私は大事だと思いますので。
御存じのように肝要の里は補助金ということで東京都の制約もあると。そういう中で、いかに活路を見出していくかというのは、まさに行政手腕が試されているんだと思いますよ。だからその辺はやっぱり民間のノウハウをうまく活用して、もうここからいわゆるトンネルが近い将来開通すると。梅ケ谷トンネル、これにあわせて環境整備を、もうこれはね、不断の努力をしてですね、やっていただきたいというふうに思いますのでこれは答弁結構でございます。
それから林道に関しましては、確かに
林業関係者以外立入禁止ということでありますけどね、それはね、もったいない話ですよね。宝の持ち腐れになってしまいます。ですから365日開放するんではなくて、一定期間設けて、例えばこのハイキングにいい季節にはですね、2週間とか、3週間だとか、秋と春に期間を決めて、そして職員の皆さんも出たりして、例えばオリエンテーリングだとか、さまざまな鉄人レースだとか、あるいは亜細亜大がありますね、日の出町に、陸上部。ぜひともまた箱根駅伝に出てもらいたいですので、そういったところの訓練の場所に提供するだとか、もういろいろ考え方があります。
ですからそういったことで話題づくりをしっかりやっていって、もったいない話ですよね。都補助金を使って、林道こんだけ開設しているにも関わらず、何ら使われていないということはやっぱり行政としてはこれはいかがなものかなと思いますよ、やっぱり。方策、対策を講じなくちゃいけないということでございますので、見解を職務代理者さんにこれをお伺いしたいと思います。
それからつるつる温泉に関しましては、もう毎年、何回も何回も我々議会の方で助言をしたり、提案をしたりしております。ここらでもうやはりプロジェクトというかね、その委員会を検討して、例えば議会もやりますし、どうやったらその入館者数をふやしていくかって、地域づくり、まちおこしですよね。今後まさにそれをよく言葉では言われておりますけど、官・学・民と連携をして、やっていくという方向性を示さなくてはいけないときにきていると思うんですけども、この点に関していかがでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 町長職務代理者副町長。
〔町長職務代理者副町長 木崎 孝二君 登壇〕
◯町長職務代理者副町長(木崎 孝二君) ただいまの嘉倉委員さんの御質問の中で2点御答弁をということでございます。
まず林道についてなんですけど、これについてはですね、担当課長からも御説明申し上げましたように、目的としてはね、はっきりしている施設でございます。おっしゃられるように東京都の補助金をいただいてかなり高額の、高率のですね、補助金をいただいて、
林業者のための林道として開設しているのが原則でございます。
その中でかなり整備されている率が高いので、それをどうやって活用するかという、活用というか、あえて言うと副次的に使うということになろうかと思うんですけども、主体とはなかなかなり得ないと思いますので、その中で自己責任において御利用いただくみたいな話をね、先ほどその注意喚起という話もしていると思うんですけど、そういうものもあろうかと。
その中でなかなか一歩、行政としてはですね、踏み出すのは難しいとか、ただそれをどうやって活用するかは検討はしなければいけないと思うんですけども、なかなかそこで責任問題とかになってしまったり、あと基本的に民地でございますので、林道というのは全て。ちょっとその辺のところのですね、地主さんの関係等もございましょうしというところがまず1点あろうかなというふうに思います。
それから温泉なんですけど、温泉についてもですね、かなり厳しい状況が続いておりまして、ただ支配人を公募しましてですね、なかなか一生懸命やっていただいてて、中期的にはまあまあのところ数字になっているかと。ただ今委員さんがおっしゃったような、修繕とかですね、改修とか、そういう、今あるものを直すのは修繕で、そのほか例えばお風呂なんかもですね、檜風呂にレベルアップしたり、先ほど課長からもお話しているところですけども、そういうものをですね、努力しながらということになろうかと思います。
それから会計の話なんですけど、これ会計を仮に分けてもですね、普通会計枠内なんですよ、温泉センターというのは。事業経費として立つものではなくて、普通会計の枠内に入る。結局は最後は一般会計と合致して、要するにそういう形になってしまうというのは多分、また財政担当の方からですね、もしあれば詳しく説明しますけども、その辺もあります。
それから今現在は指定管理という中でですね、一生懸命やっていただいて、あとお客様が減っていらっしゃるについては、やっぱり近隣にですね、類似の施設がたくさんできたこと。それからまた何て言うんでしょう、余暇の過ごし方も多様なものがいろいろ、温泉だけということでなくて、いろんな今かなり何て言うんですか、川を利用したいろんなラフティングみたいなものとかですね、そういうのもかなりはやっている。そういうのもあるんですけど、ちょっと平井川ではそこまではいかないんですけども、いろいろとですね、そういう余暇の利用の仕方についても多様化している中で、いかに今の温泉センターをですね、維持していくかということで、皆さん、町長含めてですね、担当課長、それから担当課、それから第三セクターとかですね、温泉センター、それぞれ苦労していると。ちょっとその辺の実情はですね、ぜひ御理解をいただきたいなと思うところです。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) 林道に関しましては、今職務代理者がおっしゃったことは私も重々承知しております。一定の制約がある中で、これからやっぱりそこを何とかするのが政治の力、行政の力だというふうに思います。地主さんの理解を得て、賛同を得て、まずは一歩を踏み出すということが大事かなというふうに思います。
これはやはり東京都さんにも理解をいただくということがまず一つ。そういう交渉ごとをまず一歩始めるということをまずお願いしたいなというふうに思います。
私は今ですね、オリエンテーリングだとか、結構今ブームになっておりまして、そういった面では日の出町というのはこの立地条件的には圏央道で都心からも非常に近い。だから環境教育だとか、そういった23区の子どもたちがきて、またこのあと質問も出るでしょうけれども、野鳥の森・こども自然公園へ行ったり、またこの林道を散策したりだとか、そういったエコツーリズム、グリーンツーリズム、こういったものにも私は貢献できるというふうに思っておりますので、これはぜひね、お願いしたい、ぜひ行く末を見守っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それからつるつる温泉ね、確かにこの普通会計ということで、指定管理者の中に位置してあるということでございますけれども、ただね、やはりこのつるつる温泉はなし崩し的にさまざまな設備とか、そういったものを投入されるということではなくて、やっぱりこのつるつる温泉単体でしっかりとやりくりできることまで持っていくというのが、まさにそもそも出発したのが福利厚生だとか、そういった意味合いがありましたですね。町直営でやってましたから。
ですけど、今やはりこの行政自体が一つの経営主体だというふうに捉えていくのであれば、やはりその辺もしっかりと民間のノウハウを活用して、しっかりと今言葉はあれかもしれませんけど、自立できるぐらいまで持っていく努力をするべきであろうかなというふうに思いますので、そういったプロジェクトチームというか、委員会を立ち上げてね、外部の識者も寄せて、まちづくりをどうするか。まちおこしをどうするかという、これをもう少し、もっともっと力を入れていく。今後日の出町が生き残っていく、地方創生で活力を持っていくというのはやっぱり商工観光が大きな私は資源かなっていうふうに思っておりますので、その辺をお願いしたいと思います。以上。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 3点伺います。まず農林水産業費の決算書82ページ、青年就農給付金事業、この事業については28年度の予算の中でも説明されてますが、もう一度まとめてですね、この制度のこと、今後の展開なども含めて、課題なども含めてですね、少しお話いただきたいと思います。
それから観光協会補助金、決算書の88ページです。これは観光協会というのは27年10月ですか。会長が交代してから、ことしの2月に新しい事務所も構えましたし、情報発信も積極的に行っていて、新しい息吹を感じるところですけれども、補助金が86万9,000円から378万8,000円と大幅に増額しました。増額の理由がちょっと説明が書いてなかったものですから、この増額の理由を伺います。どんなことに支出されたのかも含めて伺います。
それからもう一つ、消防費の防災行政無線のことですね。これは決算書の100ページになるんでしょうか。防災行政無線、ここで機種も変わって大変聞きやすくなって、戸別の受信機などもですね、設置されております。事業としては進んでいるんですが、やはりいまだにですね、その朝夕と、そして5時半の音楽と、あれに対しての苦情と言いますか、御意見が届きます。町にもあるかと思いますけれども、どう対応していらっしゃいますでしょうか。防災行政無線についての事業評価の内容をかいつまんでお話いただければと思います。以上、3点。
◯委員長(濱中 映慈君) 小森産業観光課長。
◯産業観光課長(小森 公夫君) 田村委員お尋ねの青年就農給付金でございます。この制度につきましては、新たに農業を開始することになってから5年間一律150万円を給付すると。これの基になるのはやはり若い青年ですね。その方たちが就農するにあたって当座の間、収入が得られないということを考慮いたしまして国が設けた制度でございます。
日の出町につきましては、27年度3名というんですかね。1組は御夫婦でやられております。就農されたのがですね、9月の末からということになりますので、通常であれば150万、お一方出るんですけども、それを半額ですね、半年分ということで、今回計上をさせていただいております。
御夫婦につきましてはですね、150、150ではなくて、150万の75万ですか。225万円が支給されるということになっておりますけども、それもやはり半年分で計上させていただいて今回の決算額になってございます。
それとあと観光協会の補助金の増額理由でございますけども、この観光協会、前年ですね、86万9,000円という決算でお示しをしております。それが378万8,000円にふえたということは、これ人件費がですね、平成26年度はその事務局というか、その事務に携わる人の人件費分が、人がいなかったために計上してございませんでした。
平成25年度はですね、367万6,000円という金額が出ておりまして、それを復活ではないんですけども、ここで事務局、今御承知のとおり、オープンしてからずっと事務をやっている方がいらっしゃるので、その辺のものをふやしたということでございます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君)
濱中生活安全安心課長。
◯生活安全安心課長(濱中 修君) 田村委員さん言われますようにですね、防災行政無線については、やはり今生活が多様化しているということでですね、夜中に仕事をして、朝寝る方もいらっしゃりしてですね、うるさいという苦情も確かに町の方にもきてございます。
ただ町の方としましてはですね、住民の安全安心を守るためにもですね、今朝夕2回放送させていただいてますけども、そちらの方でですね、このアンケート調査してもその防災行政無線があるということでですね、70%の方が安心をして御理解をいただいているということもございますので、そういう方には本当に申しわけないんですけども、住民の安全を守るという意味でですね、御理解をさらにお願いしたいというふうにお伝えをしているところです。
またことし戸別受信機を420台、27年度ですか、設置をしましたけども、これは
土砂災害特別警戒区域の方をはじめですね、各公共施設等にですね、配備させていただきましたけども、今後もですね、実際に今防災行政無線も今度は聞こえないという方も連絡をいただいております。そのような方に対してはですね、今後そのあたりのその配置基準ですか、も検討しまして、29年度あたりにですね、なるべく早い時期に戸別受信機もその聞こえない、聞きづらいという方には配置ということで考えております。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 観光協会のことはわかりました。今はなかなか補助金というのはその組織には出ないんだそうですね。それは承知しております。なかなかその事業をやると。新たな事業に補助金は出すものであって、なかなか出さないという中で、特に今回人件費という説明がなかったものですからお尋ねいたしました。そういうことであれば、ちょっと記述して、今後はいただければよりわかりやすいかなというふうに思います。
それからですね、青年就労のことはもう少し伺いたかったのは、今後の展開とかですね、問い合わせがあるかとか、あと課題ですね。例えば住居はこの中で生活費も全部あわせてのこの金額で、例えば町が空き家などを紹介したりとか、定着するような方向づけをしたりとか、いろんな展開が考えられると思うんですが、そこまではやってないということなのかとも思いましたが、もし御意見あれば、時間も時間ですので、今後、あとで再度そのことをお答えいただきたいと思います。
それから防災行政無線のことは特に御答弁、それ以上いりませんが、ぜひそういう御意見があるということはね、忘れないでいただきたいなというふうに思います。というのはやっぱりすぐ近くにあると、これはもうね、例えば朝も8時ですし、夕方のちょっと4時だとお昼寝の時間にかかるというようなことも、赤ちゃんのお昼寝の時間にかかるということもありますし、苦情がきて当然だと思うんですね。ですからぜひ事業評価の中にですね、そういうことをきちんと記載していただいて、みんなでいいもの、いいことだ、いいことだで突き進むんじゃなくて、そうした少数意見をですね、きちんと記録にも残しておいていただきたいなと思います。再度御答弁をお願いします。
◯委員長(濱中 映慈君) 小森産業観光課長。
◯産業観光課長(小森 公夫君) 青年就農給付金につきましては、今後の予定といたしましてはですね、今年度お一方が新規に就農されると。この方は日の出町にお住まいの方でございます。
補正予算のときに嘉倉委員からもちょっと質問があったときにちょっと触れさせていただいたんですけども、来年度もですね、お一方、もう予定されていると。その方も日の出にお住まいの方で、27年度に就農いたしました方につきましては町外の方でございまして、御夫婦の方は平井に住居を構えました。もう一方の方はアパートに住んでいるという状況でございます。
今後もですね、この新規就農される方とですね、今荒廃農地になりつつある遊休農地ですね。そういったところの地主さんとですね、町が当然間に入りまして、上手にマッチングを図りまして、なるべく就農しやすい環境をつくっていくということで担当の方は動いている状況でございます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君)
濱中生活安全安心課長。
◯学校給食センター所長(鈴木 忠彦君) それでは学校給食センターでございます。歳入歳出決算書123ページ、124ページからになります。学校給食費については、私から御説明をさせていただきます。行政事務報告書の方については311ページからになります。
それでは学校給食費の事務事業といたしましては、新規の事業、また廃止の事業は特にございませんでした。
それでは、学校給食費の主なものを説明させていただきます。
まず124ページ、中段からになります。学校給食事業経費でございますが、これは学校給食センターを稼働するための燃料費、光熱水費やセンターの維持管理を行うための委託料、備品購入費が主なものでございます。
平成27年度の決算額といたしましては2,083万7,637円となり、前年度には備品購入として生ごみ処理機998万円の購入があったことから、前年度比で1,152万8,504円の減額となっております。
次に、124ページ下段からになります。学校給食運営一般経費でございますが、これは臨時職員35名分の賃金、またサービス総合センターからの職員5人分の派遣料などの人件費や衛生管理を行うための検査料が主なものでございます。27年度の決算額といたしましては3,833万6,609円となり、前年度比で105万5,860円の減額となっております。
次に、126ページ中段になりますが、病原性大腸菌O-157対策経費でございますが、これはO-157の発生や拡大を未然に防ぐための経費でございます。27年度の決算といたしましては、25万8,794円となり、前年度とほぼ同額となっております。
次に庁用自動車維持管理経費でございますが、これは給食の配送用トラック2台分の維持管理経費でございます。27年度の決算といたしましては704万5,144円となり、前年度比で632万4,506円の増額となっておりますが、要因といたしましては配送用トラックのリアゲートに不具合が発生し、給食配送に支障を来す恐れがあったことから、給食配送車2台のリヤアボディーの更新645万8,400円を行ったものでございます。
最後に、給食センター整備経費でございますが、給食センター施設は、昭和54年に建築された建物でございますので、築36年が経過し、その施設及び設備の老朽化が著しいことから、児童・生徒が毎日食べる給食の提供に支障を来さぬよう、平成27年度につきましても施設及び設備の改修を行ったものでございます。
内容といたしましては、まず給食センター開設以来使用してきた電気設備について、自家用電気工作物保安管理業務委託により、かねてから老朽化により危険な状態にあることを指摘を受けておりましたことから、高圧受変電設備、これはキュービクルでございます。の更新をしたもので、設計委託料と改修工事費を合わせ1,780万3,862円を行ったものでございます。
また衛生管理面から、調理場の入り口に設置されているオートドアがこれも老朽化により不具合が発生していたことから、改修工事29万7,000円を行ったものと、女子便所の便器がこれも老朽化により割れてしまい、便器の床に流した水が飛び散る状態にあったことから、女子便所の改修工事116万6,400円を行ったものでございます。
27年度決算といたしましては、1,926万7,262円となり、前年度比で1,292万2,262円の増額となっております。
学校給食センターからは以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 説明が終わりました。
続きまして、教育費について質疑に入ります。質疑はございますか。青鹿委員。
◯委員(青鹿 和男君) 2点質問をさせていただきます。スポーツ文化課の関係ですが、文化財保護関係経費で光明寺の薬師堂の建築事業で、調査の謝礼とそれと調査委託料というのがあるわけですが、これの調査の謝礼というのはどういう位置づけで、調査委託料との関係で別になっているわけですので、どういう理由かちょっと説明をいただきたいというのが1点です。
それと学校給食センターの関係なんですが、本宿小の老朽化も含めて施設整備が急がれるわけですけれども、給食センター整備の経費で、老朽化によっていろんなところのキュービクルもはじめ、先ほどオートドアとか女子便所うんぬんとかありました。同時期に給食センターもですね、できたんだろうというふうに思いますけれども、本体の、校舎本体そのものの改修計画もあるんでしょうけれども、その辺との、その改修等の計画というのは給食センターそのものも同時にお考えになっているのか、その辺お聞きしたいと思います。
◯委員長(濱中 映慈君) 吉村文化スポーツ課長。
◯文化スポーツ課長(吉村 秀樹君) 決算書118ページの謝礼と委託料の違いということのお尋ねだと思います。
謝礼につきましては個人なんですが、建築史家、建物の建築に、しは歴史の史、そのかは家と書きますけども、そういう専門の方に光明寺の屋根とかあけたときにですね、見ていただいて、歴史的な専門な見地を持った中で、例えばこの間もお話したと思いますが、室町時代の建物だったとかですね、何の道具を使ったとか、そういうことについてはこの方に頼んで調査をしている謝礼でございます。
そして薬師堂の建築調査の委託料の149万4,000万円につきましては、これは建築文化研究所という建築調査会社でございますが、中を調べていただいて、概略を調べるということで、建物の大きさだとか、何を使っているかだとかですね、そういう何づくりとか、そういうふうなところを調べていただいていると、2方向で調べたということでございます。
報告書につきましては、両方から出ておりますので、これをもってですね、改修に使うということになっております。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 鈴木学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(鈴木 忠彦君) それではですね、給食センターの整備の計画ということでございますが、先ほど青鹿委員さんの方からもおっしゃられたとおり、本宿小学校の計画については今大規模な改修ということで進めているということでお聞きしております。
給食センターにつきましても、当初本宿小学校の改修とあわせて進めていこうという話もございましたが、ここで本宿小学校の方が大規模改修ということで方向がついたことから、給食センターについては改めて計画を今後策定をしていく必要があるのかなと思います。
現在、給食センター、同規模の給食センターを建て替えるとしたらどのような、総事業費としてどのくらいかかるのかとか、それとか現在の給食衛生管理基準に合わせると面積、建物の面積的にはどのくらいになるのかというところの調査をし、今後どのくらいの費用がかかっていくのかを、内部で検討した後に計画を立てられるように進めていければなと考えております。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 青鹿委員。
◯委員(青鹿 和男君) スポーツ文化の方に、吉村課長の方からの回答についてはよくわかりました。ありがとうございました。
それと今給食センターの関係なんですけれどもね、いわゆる大規模改修が今後何年ごろ予定を計画として、本体の方ですね、されているのか。それとよくその理解して、私自身が理解していないんですが、その本体の改修で完成がいつごろ完成するので、給食センターの改修整備をですね、どのようにするか。その本体の完成年度とあわせるのか、その前にやるのかとかですね、そういういろんな考えがあるかと思いますが、給食、現在小中学校に配食していると思うんですけれども、その本体の完成年度等の関わりあいというのはあるのか、ないのか。全く関係なく独自で給食センターを事前なり、早めにつくるのかですね。校舎そのものはあれでも、児童・生徒は毎年毎年存在、いるわけですから、その辺の考えはどんなふうになっているんでしょうかね。
◯委員長(濱中 映慈君) 小林教育長。
◯教育長(小林 道弘君) 給食センターの建替えにつきましてはですね、昭和54年の建築ということで、非常に先ほども説明がありましたけれども、36年を経過している。非常に老朽化していることは事実でございます。
そのために耐震工事ですとか、今いろんなその受変電設備の入れ替えですとか、そういうもので整備をしつつ今日まできております。ただやはり建替えをしなければいけないということは重々私も承知はしているところでございますけれども、まずは本宿小学校をですね、先に改修をしつつ、それと同時にですね、計画も立てていかなければいけないなというふうに思っております。
ただ当然のことながら恐らく今千五、六百食つくっているんだと思うんですが、今の規模の給食センターでは済まないんだと思うんですね。恐らく先ほどもちょっと所長とも話したんですが、倍ぐらいの建物が必要になる。敷地も当然そうなんでしょうけれども、ということになりますと、これはかなり地に足をつけてですね、計画をしていかなければいけないということも事実でございますので、その辺のところは今青鹿委員さんの方からもお話がございましたので、当然ながら本宿小学校とは別の計画でですね、やっていきたいと思っておりますけれども、なるべく早い段階でそのプランができればなと思っております。現在の状況はそういう状況でございます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 青鹿委員。
◯委員(青鹿 和男君) ありがとうございました。そうするとですね、これは仮定の話で恐縮ですけども、例えば本宿小学校の大規模改修が完了すると。それまではちょっとその給食センターはそのままと、仮にの話でね、恐縮ですけど、そのままにしておいて、それで今お話の、教育長答弁のお話にもありましたようにね、かなり施設設備的にも倍くらいなということになると、現在の校地の中でいいのかどうかという、そういう検討もしなければなりませんね。あるいはその校地以外の、どこか日の出町の本宿小学校なり、あるいは5校の小中学校のところに配食するための用地なり場所を探さなければいけない、適地を探さなければいけないという話になりますよね。
そうするとおおむねその本体工事は完成した、それまでに検討しながらそういうことも視野に入れて検討するという、そういう認識でよろしいでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 小林教育長。
◯教育長(小林 道弘君) そうですね。本宿小学校が終わってからということではないです。ないというか、まだその辺のところの考えも当然町当局とも話をしなければいけないことですので、そうしますとかなり後年になってしまうということですので、その辺も加味しながらですね、同時で進めていければいいかなというふうに思っていますけれども、極端な話をしますと、本宿小学校ほど、その早急にどうにかしなければいけないというその認識は、やらなければいけないですけれども、緊急的にやらなければいけないというような認識は私は今は持ってはいません。ただ、お話、先ほどもお話しましたとおり、非常に老朽化をしていることは事実でございますので、維持管理を含めながらやっていきたいと思っています。
それで当然これから本宿小学校が具体的にですね、プランなり、それから設計が始まっていきますと、大規模改修ということで今考えは進めておりますけれども、例えば校舎が大規模改修していくにあたってもう少しそのコンパクトでもいいんじゃないかというようなことになれば敷地の余裕もできるでしょうし、その辺もちょっと動向を見ないとですね、何とも言えません。あそこの場所で建てられるのか、あるいは全くほかの場所でやるのかということで、校舎の場合は当然工事をやりながら仮校舎でできますけれども、給食センターの場合は仮給食センターということはまずちょっとなかなか実現が難しいと思います。ですので、当然その本宿小学校の敷地と、それから給食センターの敷地がその共有できるのかということも含めてですね、鋭意その辺は考えさせていただきたいなと思っております。
◯委員長(濱中 映慈君) 青鹿委員。
◯委員(青鹿 和男君) 最後に簡単に、御答弁の中にその施設設備が、今御答弁いただいた中でかなり倍ぐらいな大きさにというお話と、後段の今の御答弁の中で、本宿小学校の工事の中でね、納まるのかどうかということも含めてね、というようなお話があったんで、その倍ぐらいになるというその理由というか、根拠はどこにあるんですか。
◯委員長(濱中 映慈君) 鈴木学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(鈴木 忠彦君) 面積の話でございますが、今現在のですね、衛生管理基準に照らし合わせますと、例えば皆さんよく言われますドライ方式とか、各今の給食センターではですね、下処理の場とか調理の場、あと荷受けの場、区切りが全部が全部ではないんですが、ない給食センターでございます。
その衛生管理基準にあわせると全部工程ごとに部屋を分けなければいけないと。そういったところが一番大きな要因でございます。
またドライシステムになると、やはりその下の設備も大きくなりますので、やはり大きくなると。全体的には今2,000食ぐらいの給食センターをつくっているところは面積的には倍ぐらいがつくっているような状態でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 青鹿委員。
◯委員(青鹿 和男君) ありがとうございました。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) すいません。関連のこと、1問だけ質問させていただきます。
今修繕の計画の話が出ていたんですけれども、たしか27年度は施政方針で当初予算、学校施設の整備計画書の作成が予定されていたと思います。
それで3号補正ですね。それで中止になっているんですね。中止のいきさつとですね、今後この施設整備、どうするのか。また、28年度もどうも数字が見えないんですが、どうしてこれを中止して、今計画、一部では計画をそれぞれで立てておられるような話も今伺いましたけれども、どういうふうになっているのか。このあたりのことを説明をお願いします。
◯委員長(濱中 映慈君) 青木学校教育課長。
◯学校教育課長(青木 勝之君) 25年度、26年度に学校の基本的な修繕体系や何かを委託で調査資料が整ったところでございます。それをもちまして平成27年度当初に設計、基本的な設計の構想を求める調査計上したところでございますが、予算の関係、また基準的な学校の方策、そういったものが整っておりませんでしたので、9月補正等で減額をいたしたところでございます。
変わりまして当課では基本的な学校の改築をどうするかということを関係職員、またはもろもろの方々と協議をいたしまして、学校教育として本宿小学校を単独で大規模改修とするような形を、改修をするというような形で御答弁を申し上げたかと存じます。そして平成28年度に一般的な素案を立ち上げまして、現在に至っているところでございます。
その平成25年、26年に作成されました修繕計画に基づきまして、修繕とする計画は整っておりますが、修繕の突発的な要因、そういったものが先に先行、施行しておりますので、計画的な修繕の形態はございますが、それは参考にしながら今後の維持管理に努めてまいりたいと存じます。現在では本宿小学校の大規模改修工事を素案とする計画を推進しているところでございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) はい、ありがとうございます。そうしますと本宿小の素案はつくっていると。ただ今給食センターも内部的にはいろいろ検討している。それは計画までいかない、その計画の前段階という理解でよろしいですか。
◯委員長(濱中 映慈君) 鈴木学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(鈴木 忠彦君) 給食センターにつきましては、計画を立てるために今どのくらいの規模とか、そういうところを調査した調査をしているところでございます。計画前の準備ということでございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) それぞれにいろいろ考えていらっしゃるのはよくわかるんですけど、いつまでにというのがないと、なかなかピンとこないんですが、じゃあそれはもう来年度あたりにはもう少し形が見えてくると思って。今年度それをやっているということで、来年度の頭ぐらいにはそれがもう見えてくると思っててよろしいんですか。本宿小も給食センターも。どうなんでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 青木学校教育課長。
◯学校教育課長(青木 勝之君) このたび9月補正に本宿小学校の基本的な考え方、企画、計画、ランニングでございますが予算要望いたしましたが、諸般の事情により計上がいたされなかったところでございます。
平成29年度の当初予算に向けまして、当課といたしましては予算を要望して計画をしてまいりたいと存じますが、いかんせん、先般一般質問で御答弁申し上げてましたとおり、本宿小学校の改修には多額な、高額な予算が伴うものでございますので、基本計画の素案については当課で推進を細密にわたりまして計画いたしますが、予算計上に基づきまして今後の事業の推移が行っていくものと存じます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 鈴木学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(鈴木 忠彦君) 給食センターにつきましてもですね、先ほど青鹿委員さんの方からも質問がありました用地の問題もございます。
給食センターについてはあれは工場ということになりますので、普通の都市計画区域でありますと準工業地域以上のところということになります。そうするとやはり用地が本当に限られてしまうというところもございますので、その辺も含めて模索をしているところでございます。
計画についてはそれも含めて今どんな方法があるかとか、そういうところを考えているところでございますので、今のところ、何年に計画を立てることも含めて、その前の準備をしているという状態でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) そうしますと質問の向きをこちらから少しこちらに変えるということなのかなというふうに思いましたが、本宿小の修繕、その少し前は建替えという言葉で、本宿小の整備というのはもう待ったなしの状況というのはここ数年来ずっと話題に上ってますし、あの本宿小が本当に何とかしなきゃというのはもう10年来、行ってればわかることで、老朽化、目に見えたそのいろいろ細かいところではだんだん汚くなって、壁も汚れているしとか、そういうところから始まって、実際壊れている部分があったり、すごくそれはもう10年来見ているわけですよね。
それで例えば教育の方がそれを訴えて、何とか予算要望してもそれが優先順位から言ったらばあまり高くないっていうことは、それはこの町の財政というものがそれほどもうほかのことに取られて、そちらに回らないということなんでしょうか。それともまだ緊急性が薄いという認識でなのか。
私はとてもその細かい予算のことの折衝のことはわかりませんので、何が問題で優先順位として下がっているのか。東玉喜議員さんも盛んにここ何年か質問してらして、もう毎回そのとおりだなと思って伺っていたんですが、どういうことなのか、ちょっとよく理解できないのですが。
町にとって子育て支援というのはとても大事な部分で、保育園だけではありません。子どもはすぐ成長して、今度義務教育施設になるということはもう当然ですので、何かそこへの予算をつける筋道とかですね、そういうことは当然町長もわかっていられることだと思うのですがいかがでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまのお尋ねについてお答えさせていただきます。
ことの重要性というんですか、必要性というのは当然認識してございます。それで予算編成という話の観点からお尋ねをいただきますと、過去からの経緯の中で10数年という話がありましたが、そういう話は経過として私どもの所管の方でも伺っているところでございます。
先ほどその中でですね、あくまで予算編成につきましてはやっぱり総枠調整というものがございます。その時点、時点でのハード事業の当然優先順位も加味されなければいけないということと、あと学校施設については先ほど答弁の中にもありましたが、ちょっと補修、緊急的な補修、それもですね。中規模というんですか、数千万単位の規模の補修も過去から継続的に重ねさせていただいてきたところでございます。
大規模改修につきましてはですね、そういった経過を踏まえていく中で、いったんその学校の整備を、整備、どの程度の老朽化というようなものの調査をしていただくというような、あの当時の話の中で、先ほども申し上げておりました点検等をやってきたと。またそれも補修的な規模のものではなく大規模という形で、その方向性というものが若干軌道修正をされてきた結果があるというふうに財政の方でもそこは認識をさせていただいてございます。
いずれにしましてもですね、今回補正予算、計上を促させていただい経緯については、これから9月補正をやられてからですね、所定の入札行為をやって、後半のその作業に当たる期間等の配慮も勘案をさせていただきながら、そのまだ組める、組めないは今できませんが、当初予算案件として改めて協議をさせていただいた方がよろしいのではないかという認識で補正予算の方は整理をさせていただいてます。
いずれにしましてもその計画に基づいてですね、今後具体的というか、そのあとの段階を踏まえていく中で、総体的な事業費も見えてくるものというふうに理解をしてございますので、その中で教育委員会さんと、また年次計画のすり合わせ等も含めて進めていきたいと考えてございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 学校施設の修繕というのはもう今に始まったことではないと思うんです。もうね、10年以上前から各学校が予算要望しているのを見て、それでやろうと思うけども、新しい緊急のが入ってくると計画どおりにいかないといお話はもう10年以上前から伺っております。
ただね、計画というのはやるんですよ。それで緊急に出てきたものというのは何とかやりくりをしてですね、それはやるべきことなんですよ。ですからね、その考え方ですよね。枠が決まっているって言いますけど、やっぱり緊急なのは何とかそれは、あるときは基金を取り崩したってやらなくてはならないこともあると思うんです。ただ計画に立てたということはですね、後回しにしていいということではないと思うので、計画のところに緊急が割り込んできたから仕方がないと言ってて今があるわけですから、ここは何とかこの踏ん張るというか、何かここをやっていかないといけないなということをきょうのお話を聞いてても思いました。何かもっとこう強い熱意だけじゃだめなんでしょうけれども、お金の問題なんでしょうけれども、ぜひここは大事な予算だという御認識、当然持っていらっしゃると思いますが、さらにですね、よろしくお願いをしたいと思います。
再度御答弁いただきたいけど、特に結構です。
◯委員長(濱中 映慈君) 嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) 何か今のやりとりを聞いてて、なかなかこの方向性が見出せないという、皆さん同じように問題意識を持っているんですね、各委員とも。
そこでこれは公共施設等管理計画、私が一般質問でやったアセットマネジメントで言うと、もう既に20年、30年先のその本宿小学校の運営形態というのが、もう学校個別だけでもう大規模改修やるというような御答弁いただいておりますけども、その辺が町の将来の構想とね、直近の課題との整合性というか、計画性ということの変化、これは話し合いとかどうなんでしょうかね。方向性というのはどういうふうな位置づけであそこをやっていくか。
私が一般質問で発言したように、複合的な、多目的なその施設にこうやっていく。人口動態とかね、減少社会、また高齢者の人口の増を踏まえてやっていくというようなお話をしたと思います。
だからそこで公共施設等の総合管理計画というのは大事になってくるんですよ。その辺の整合性も含めて教育委員会もやらなくちゃいけないんですよね、本来は。その辺はどういう御認識でしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) ちょっとぜひ誤解していただきたくないのはですね、町と教育委員会さんの見解がずれているということは、当然そういうことではございません。
ちょっとリセット、考え方をリセットさせていただくと、そういった計画というのは、前の段階で言えば課題として上がっていたものであったかというふうに認識してございます。それではなかなか年次計画も定まらない。いろいろな財政の状況も強く影響を与えるというようなこともあってですね、これから教育委員会さんの方も大規模改修を前提とした計画を、今度計画をつくるという段階に今入っているということでございますので、その計画が作成された段階ではですね、若干の年次調整とか、事務的な規模の調整はさせていただくことにはなろうかと思いますけど、当然一緒になって前向きに進めていくというところでは変わりはございません。
それとあと今お尋ねのですね、公共施設管理計画につきましては、これは町全体としての将来の老朽化施設の今後のですね、有効な使い方、あるいは行政コストとかいろいろな経費、いろいろなものを加味していただく中で、今後ガイドラインをつくっていきます。
来年度以降、学校の方でも整備計画をつくられるときにはですね、一定のそのガイドラインとの整合性とか、また人口ビジョンで将来的にその小学生の人数がどういうような変動、長期間さらに使用が可能となる施設となることからですね、そういったものを規模とか程度という内容のところで当然加味はしていただきながら、計画書を策定いただくというふうには認識をしてございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) 今課長がおっしゃったことは私もそういうふうに思っているので、ただね、緊急性があるということが一つ大規模改修ですか、修繕ね。これがどの程度になるかというのはまだここ一、二年様子を見ないとわからないんですが、しっかりとその辺がはっきりとするのはいつごろなんでしょうか。その点ちょっと確認したいんですけど。どの程度の規模を要すとか、その辺の修繕とか、その辺はいつごろ確認できるんでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 青木学校教育課長。
◯学校教育課長(青木 勝之君) 期日につきましては企画財政課と先ほど課長が御答弁申し上げたとおり日程、予算措置そのもののいろいろなことを勘案して決定されていくことと考えております。
その学校の躯体の状況といたしましては、現在までは著しく倒壊するとか、そういうことではございませんので、老朽化した建具、そういったものの改修が必要となってこようかと考えておりますので、細部にわたりまして計画をもって検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) 企画財政さんの方とは予算化されないと何とも言えないと、こういう御答弁だったと。これはもうなんでしょうかね、これはもう政治決断でですね、これ緊急性がある課題ですからね、これはもう数年来ずっと私どもが、各個々議会人がね、議会の方が話をしていることでありまして、目に見えてクラックが入っていたり、例えばベランダなんかもですね、そこの下通っちゃいけないなんて、カラーコーンやっていたり、こんな学校ないんですよ、どこにも。
これはもう由々しき事態ですよね。例えば震度7クラスのものがきたらあの壁もクラック入っているんですよ。崩落するような恐れもありますし、そんな予算を待ってだとか、それは当然そういうふうに言わざるを得ないかもしれませんけども、災害はいつくるかわかりません。そういったときにどうね、責任取るかという話にもなってきますから、これだけ危険な状況であるということはもうだれが見てもはっきりしていることなんですから、これは早い時期に優先順位をしっかりと組んでいただいて、とにかく子どもたちの安全確保、これを最優先に取り組んでいけばおのずとこれは予算化、もうされるんではないかなと思うんですけども、御答弁あったらお願いしたいと思います。
◯委員長(濱中 映慈君) 小林教育長。
◯教育長(小林 道弘君) 予算の話でございますけれども、教育委員会も過去からそういう議論はされてましたけれども、財政当局とですね、本当に幾らかかるんだという具体的な話は私が知っている限りは今までされてはいなかったんですね。建替えが必要だという、建替え、その当時は建替えが必要だということで財政当局とは話をしてましたけれども、具体的なそのある程度の額の話をしたのは今年度が初めてでございます。
ですので今後ですね、概略、概算的な額が出ておりますので、来年以降ですね、早急にこの計画は進めて、財政当局とも協議をしながら進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◯委員長(濱中 映慈君) 嘉倉委員。
◯委員(嘉倉 治君) ことしになってね、今教育長の答弁で具体的な、長寿命化ということなんでしょうかね。建替えというのは大変な、莫大な金額かかりますから、長寿命化ということで今公共施設等はそういった方向で動いておりますけどね。
ぜひね、危機感を持ってね、この問題に関してはね、取り組んでいただきたいと思います。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 平野委員。
◯委員(平野 隆史君) 決算書の118ページですかね。先ほど青鹿委員の方から光明寺の薬師堂の建築調査委託というお話がありました。その関連で、調査終わって、その修繕に当たる計画というのはこれから立てるというあれなんですかね。
それをまず1点と、それとですね、ページ、決算書のページのですね、122ページ、サッカー場芝生及び植栽管理委託のところで、先ほど課長の方から説明で、サッカー場の芝生の管理と植栽の管理と灌水という形で三つの管理の合計が金額だというふうに説明あったんですけど、それは一本ずつ、サッカー場の芝生の管理と植栽管理、散水管理、これ全部別々の管理委託で出ている、金額が三つに分かれているのか。その辺ちょっと確認したいんですけど。
◯委員長(濱中 映慈君) 吉村文化スポーツ課長。
◯文化スポーツ課長(吉村 秀樹君) 光明寺の調査管理の結果による今後の見通しというか、そういうことだと思いますけども、実際ですね、腐ってしまった柱だとか、そういうものも全部詳細なところまではいってないんですけども、規模等を調査しているわけです。
詳細な調査についてはまた必要になってくるんですが、今の段階で業者にざっと見積もっていただいたところ、フルコースというか、しっかり基礎から何から全部直すと、使えるものは使うんですけども、そうすると4,000万ぐらいかかるということなんですね。
町の指定文化財でございますので、補助事業だと半分の補助になりますので、所有者方、檀家さん等が半額というと相当の金額になるという。町の負担も多いんですけども、そのようなことなので、なかなかこれは進めることは難しいなと思っております。
一応ですね、9月補正でこれを御承認いただきましたけども、屋根がですね、穴があいてしまったという事案がありまして、屋根だけはですね、補助金制度を使って、約200万ちょっとなんですけども、町から半分半分でですね、応急的な措置と言いますけども、しっかりした屋根を葺き替えますので、それでかなりもつのではないかというようなことで、これは先ほど言いました建築史家という方にですね、聞きましてこのような形がいいんではないかということで事業を進めております。
次にサッカー場の芝の管理ですが、三つの工事、委託になっております。サッカー場はですね、芝管理委託、専門家でございます。そちらの芝の管理の今調査とかですね、というようなことも全部含めてでございます。その内容につきましては、専門業者。
それと文化スポーツ課と、サッカー場の低木管理、除草の委託につきましてもまた別の業者でございます。シルバー等にですね、お願いしなから、間に合わないときについては、27年につきましては町内の業者でございます。
3番目の散水の事業につきましては個人の方、町内の方にですね、散水、朝、早朝に行ってもらってですね、水を撒いていただいていると。これも芝の管理をしている会社からですね、指示がありまして、例えば雨が続いているときはやらなくていいとかいろいろあるんですけど、そのような形で3本別でやっているところでございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 平野委員。
◯委員(平野 隆史君) はい、ありがとうございました。普通ね、考えるとサッカー場というそのエリア、エリアで普通一本の委託、委託というのは普通じゃないのかなと。なぜそこまで細かく分かれたのか。灌水作業とかね、予想だにしない天候で、雨が少ないとか、ちょっとおかしくなったというのはそういうのはわかるんですけど、そういうのも委託の中で散水工とか、そういうのをトータルで委託の中に入れてあるとか、いろいろな発注の仕方あるんですけども、雑工とかね、人工で何人とか、そういう細かく言うとそういう委託管理の出し方もある。
サッカー場で自分はトータルで普通こういうものは場所は管理、管理委託に出しているのかなと思って、そこまで細かく分かれるのも、なぜ分けなければいけないのかなというふうに、ちょっとふと思ったんですね。それで経費も別々ですから、分かれるという、委託管理ってなってくると、経費もまた一本一本になってくると、シルバーの委託というのはわかりますけど、その点ね、そういった経費も抑えるのもやっぱ一個の委託、管理委託という形で出た方がやっぱり経費も抑えられるというふうに自分はちょっとの思いはね、そういう感覚で今思ったんですけども。
あと1点、それはもう結構です。それであと1点、ちょっと質問したいんですけど、水質調査ってありますよね。これ水道の水質調査なのか、ちょっと処分場の要は中なんでね、いや水質調査、何か撒いて、違うものを撒いているのかとか、そういうのもちょっと不思議に思ったんですけど、これはどういうことなのかなって、その点ちょっと説明願います。
◯委員長(濱中 映慈君) 吉村文化スポーツ課長。
◯文化スポーツ課長(吉村 秀樹君) 答弁いいっておっしゃっていましたけども、委託管理のことですが、実際のところ、国体が終わった次の年にですね、内訳を見ますと、散水等はその芝管理をしている会社は3万ぐらい取られてしまうので、こっちの方が安いです。実際1,100万ぐらいかかっていたのがここまで落ちていますので、金額的には200万ぐらい安くなっていますので、それで町内の業者やシルバーに頼んだ方が安いということで、金額的には手間はかかりますけども、そちらの方にさせていただいてます。
本質問の水質調査ですが、芝の管理上、殺菌の、殺菌剤、殺虫剤、除草剤というものの10種類をですね、1年間に2回ずつ撒いているんですね。その撒いた薬剤はもちろん雨とか、散水もしますので、それが流れてくるということで、あそこは管理地でございますので、これをサッカー場をつくるときに条件で、地元の対策委員会の方に水質には問題ないというようなことを報告するためにですね、名前言うと何だかわからないんですが、イソプロチオランとかですね、プルトラニンとかですね、トリアジウムとか、これは対策委員会の中に技術委員会というものがあるそうなんですが、そういう先生方がこの薬剤を撒くんだったら、このちょっと言った、もうちょっとあるんですけども、その成分が流れてくるか調べた方がいいよという指示がありまして、専門の業者に出てくるところからですね、水を採取して、成分分析をしております。
それにつきましては毎年第3自治会の対策委員会の方に御報告しますけども、数値は出てないという、安全であるというようなことを御報告させていただいて、委員会の方には御承諾いただいております。そのために必要なだということでございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 平野委員。
◯委員(平野 隆史君) ありがとうございました。管理委託ですよね。それで予算が抑えられるというのは説明を聞いてわかりました。やはりね、自分もサッカー場の管理費っていうのは結構高いというふうに、その高い割にはちょっと茶色くなったり、刈りかすが残っているよねっていう、通りながらね、こう見て、そういうのもね、やっぱり管理業者に対してどんどん指摘して、そういう刈り残しでこう茶色く見えているのは、町民の人もね、何で刈りかすが残っているんだぞというふうに質問されたりね、いろいろするんですよ。高いお金を払っている分、しっかり管理しなさいよというのはやっぱり当たり前のことでね、やはりどんどんどんどん町の方からも指導して、どんどんクレーム付けた方がいいと思いますよね。まずいものはまずい。見た目がやはりあそこ結構車のね、町民の人、通るんで、結構伸びているよね、本当にこんな管理費、高いお金を払ってるのという質問もね、かなり受けるんで、やっぱり管理業者もしっかりそういう町民からのお話もあるということも話してね、しっかり管理してもらいたいと思います。
あと水質検査、やはりそうだったのかなって、やはり自分が思っていたとおり、やはり薬剤を撒かないとなかなか管理しきれないというのをね、わかりました。これで自分の質問を終わります。
◯委員長(濱中 映慈君) 会議の都合上、2時15分まで休憩といたします。
午後2時00分 休憩
午後2時15分 再開
────── ※ ─────── ※ ──────
◯委員長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
小玉委員。
◯委員(小玉 正義君) 今私の会派の平野さんがサッカー場のことについてですね、いろいろな植栽のこと、専門的な知識をもとにしたお話あったんですが、私どもの会派ではね、こんな議論もここについては実はしているんです。
サッカー場のこの費用ですね。どこまで含まれているかというのは専門的にわからないんですが、860万かかっているんですね。現実的にはこれはレベルは違うんでしょうけど、中学校の芝生、丁寧にね、これはボランティアも相当入っているとは思うんですが、質も違うでしょうけど、170万でできる。そういう、176万7,000円という維持費が書いてある。やまびこホールが維持費が859万、文化財をきちんと守っていく、それも895万、800万、1年間で800万といったら相当な金額。
私は申し上げたいのは、国体で女子サッカーやるのにね、ああいういいものを使わなければいけなかった。私どもも賛成をいたしました。いいものできたんですね。しかしあれをこれから長い間使っていくときにね、先ほど課長はなんだかがどんどんと安くなったという話はあるけれども、800万ぐらいのものをこれから10年もやったら8,000万ですよ。そうしたらあれ都とか国のそういうスポーツ団体からあったお金がね、どれぐらいあったかちょっと、1億とかそのくらいのものでつくったんだと思うんですが、やはりこういう上質、最高級の芝生を要したグランドというやつは、のようなものはこれからの日の出町にとって子どもたちにとってね、どういう位置づけになるのか。グランドが10面も20面もあって、1級の芝生を維持するということ必要なって、町ではいいかもしれませんけども、そういうことを費用対効果を考えないと、あれは肝要の里と同じような考え方になるんじゃないかと、私はそう思うんですね。
したがって、これすぐ返事は結構ですけれども、本当に町民が、もらった方がいいかな。町民がどのくらい使っているか。日の出の町民がどれくらい使っているかということと、これから何年間これを維持していくのか、この芝生のね。それのポイントについて伺います。
◯委員長(濱中 映慈君) 吉村文化スポーツ課長。
◯文化スポーツ課長(吉村 秀樹君) サッカー場の芝でございますが、高麗芝という芝を使っております。小学校の芝はまた違うものなんですけども、性質が違いますので、小学校の方は高麗芝から見れば養生しやすいというか、というような芝でということで言われております。
では高麗芝はどうかと言いますと、サッカーをするにしては一番いいと言われている芝を国体のときにですね、用意してあるんですけども、今後の見通しでございますけども、御承知のとおり、2020年東京オリパラに向けてのですね、事前キャンプも芝のサッカー場であるということの売り物にしておりますので、当面は芝を続けていきたいというようなことで担当課では思っております。
しかしですね、維持管理費につきましては、高額であるということは私も重々承知しておるところで、25年に私が異動してからですね、国体がありましたけども、その翌年、その次の年もですね、削減できないかということで、あの手この手を尽くしています。今回の金額が28年、今年度も少し落ちたんですけども、これは努力ではなくて入札で金額が落ちたと、違う業者が入ったということなんですけども、そういう意味でですね、今後も経費削減するようなことをですね、していきたいと思っています。
芝もですね、状況も、なかなかあれは生き物でございますので、専門業者の調査30センチぐらい掘ってですね、20センチぐらいですかね。根の張り具合だとか、横の張り具合、縦の張り具合とか見ないとわからないというようなところがありまして、職員のレベルではなかなか難しいところでございますが、8月にちょっと端場が枯れてしまったというか、剥げてしまったところをですね、29万かけて養生をしました。そのときに業者任せでなくて、職員で行って、私も行きましたけども、余った芝をですね、張ってみたりして、どんな状況かというようなところでして、やっております。状況によってはそういうところがですね、自前でできなくてもシルバーだとかですね、そういう方にできるようになればそういうところで切り替えていけばもっと経費は節減していくのかなと思っております。
二つでしたよね。それとですね、サッカー場の予約状況につきましては、土日を見ますと61日中57日の予約があります。93.7%、実際事務報告に書いてあるのは70日使ってると書いてあると思うんですけども、これは雨で中止、やらなかったときに、これはいた仕方ないなと思っているんですけども、この中で様子を見ていますと、きのう御質問のあったときに、大人の利用側から子どもに切り替わってきたというようなことを言ったと思うんですけども、子どもはほぼ日の出のチームが使っております。大人は町外の方が比較的多いと思っております。
その内容につきましてはそういう状況なんですけども、今後ですね、サッカー場、また谷戸沢グランド、反対側のですね、の使用はやっぱり町の人じゃない人も多いので、使用料金というんですかね、そういうのも委員の意見を参考に、またうちの方では社会教育委員の会議、教育委員定例会にかけて審議しなければいけないんですけども、審議していってですね、そういうところも含めて考えていきたいなということで、私の方の課題でございます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 小玉委員。
◯委員(小玉 正義君) ぜひ、一応これは教育委員会だけ任せないでね、やっぱり800万というお金はもう大変なお金ですので、それも下手するとまたオリンピックだ、どんどんと続いていく可能性があるんで、きちんと見ていっていただきたいと思います。以上で終わります。
◯委員長(濱中 映慈君) 縄井委員。
◯委員(縄井貴代子君) ありがとうございます。教育関係で二つ質問させていただきます。
ページ、これ全体にわたるので、全体的な質問として2問ですけれど、全国的に学校ではいじめの問題というのがやはり取り沙汰されて深刻な状況ですけれども、日の出町の現在のいじめの現状と今後の対策というとこでちょっとお聞きしたいと、その1点と、現在支援学級、通級学級の先生たちが一生懸命苦労されて、またチーム学校ということでいろいろな形で発達障害の子どもたちなどを皆さんで共同で連携しながら体制づくりをつくられていると思うんですけども、その担任の方になる方の負担の話もちょっと聞きますし、またそこに通わせている保護者の方からも私も進路について御相談いただいたことなどもあるんですが、その辺をちょっと、もうちょっと詳しく教えていただけたらなと思います。よろしくお願いします。
◯委員長(濱中 映慈君) 青木学校教育課長。
◯学校教育課長(青木 勝之君) ただいまの初めにいじめの実態でございますが、平成27年度の文部科学省の調査では、いじめといたしまして小学校で16件、中学校で2件というような回答をいたして、数値としては残っております。全ての問題については解消済みでございます。
いじめの定義、いろいろ平成28年度についても児童・生徒が不快に思ったらそれは1件と数えるとか、今後件数は非常に多くなると考えております。
そのような形の中で学校、先生方、いじめの解消に向けては即日、その対象児童・生徒の聞き取り、またはその被害者となられた児童の方の双方の意見を確認しまして、解消に向けて取り組んでいるところでございます。
また、次の通級指導学級の担当への指導等でございますが、今般平成27年度の児童・生徒の通級指導学級でございますが、小学校では49名が通級指導学級へ、中学校では35名が通級指導学級ということで、普通教科と通常級と一緒に活動をされております。これは小学校では全児童の5%に当たりまして、中学校では9%に当たっております。
また、保護者の御理解がいただけるようなことで、こういう生徒がいらっしゃいますが、まだ潜在的に課題の多い生徒、児童がいることも事実でございます。
そのような形の中で担任の先生方への対応につきましては、学校長の日々の教育指導、また授業観察等持ちまして指導を行っているとともに、学校教職員全員が持ちまして、対応しているところでございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 縄井委員。
◯委員(縄井貴代子君) いじめの方は即日両方からお話を聞いて、今現在は問題は特に上がっていないと、解消しているということでありがとうございます。
もう一つの方のやっぱり支援学級の先生、特別支援学級の先生たちというのは非常にその特別な訓練を受けて、そのための教育を受けて先生になっているわけではなくて普通の学校教諭として小学校の先生だったり、中学校の先生になるための勉強をして学校の先生になって、たまたまそっちの学級をお願いしますということで担任されているっていう状況だと思うんですけど。
大変今発達障害というのがすごく、ようやくこう世の中に浸透してきたというか、親たちも初めて小学校に上がって自分の子どもがそうだったということに気づいて、約10年間ぐらい子どものために育ててきたお母さんたちもとまどっている中、先生たちというのは6年だったり、3年だったりという形で、その子と触れ合っているわけですよね。非常にこのものすごくやっぱりフォロー態勢というか、細かい相談ということがどんどやっぱり必要になってくると思いますし、ほんとこれからまたアクティブランニングって言って、指導要領も次期学習指導要綱に載ってくるらしいんですけども、教員が一方的に知識を伝達するんではなくて、子どもたちが主体的に、対話的に深く学ぶ授業ということが来年次期学習指導要綱の柱に載ってくるということで、非常に先生たちにも高度な技術というか、指導の態勢が必要になってくる。
またそのアクティブランニング、例えば道徳の授業の中で用いているというようなテーマでワークショップなんか今さまざまなところでおこられていると思うんですけども、非常にここはやっぱり慎重に、デリケートな部分でもありますし、非常に普通の担任の先生でも今世間で言われているとおり、やっぱり先生のやることが非常に多くて、ストレスになっててということも、それと関連なのかわからないですけど、ストレスチェックというのが行政の方でも行われて、ことし今般行われていますけども、非常にその辺がきめ細かく今後やっていかなければ、もうちょっと潜在的なとおっしゃっていましたけども、まだまだ本当に氷山の一角の生徒さんなのかなというところで、もうちょっとやっぱり担任の先生にフォローだったり、また親御さんに対するそのフォロー態勢をしっかり組んでいかないといけないんではないかって感じてますので、もし何かその以降の御見解があればお聞きして終わります。
◯委員長(濱中 映慈君) 青木学校教育課長。
◯学校教育課長(青木 勝之君) 学校教育課では、学校支援をするための相談室等の職員の臨時的な職員、臨床心理士3名と、充実した予算をいただきまして対応しているところでございます。
その臨床心理士につきましても日々研鑚を尽くしまして、学校教職員、また保護者等といろいろな形の中で御相談を申し上げて課題解決に努めておりますので、一層今後その推進してまいりたいと考えております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) 2点ほど伺いたいと思います。給食関係のことなんですけれども、学校給食では放射性セシウムというんでしょうか、計測をいただいています。ガンマテックという機械で食材の安全性についてのチェックをしていただいている。ずっと広報などを見てましても基準値以下ということで、大変安心は安心なんですが、一方、子どもさんにとってはその50ベクレル以下でもやはり危険性もないとも言えないというような見解も出てまして、このあたり50以下だから安全ということなのか、30とかっていう数字がもし出た場合も、やはりその食材については検討されているのかどうかについて伺っておきたいと思います。
あともう1点、給食の関係で決算の状況が312ページ出ているんですが、この不納欠損ですとか、やっぱり未納というんでしょうか、が35名というふうにも、この27年度書かれていまして、一方でクーポン券で学校給食費は支払いますよということで、やられているかなと思いますし、実はこの低所得者の方たちには支援策も出ているということで、そうなると一体この方たちはどうなっているのかなということになるんですけれど、そのあたり、翌年度で解消されているというふうに見たらよろしいのかどうか。ちょっとそのあたりの御説明いただけたらと思います。
◯委員長(濱中 映慈君) 鈴木学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(鈴木 忠彦君) まず放射能検査でございます。放射能検査につきましては原則週に2回、よく使われる食材を中心に1回に4品目から5品目ということで調査をさせていただいております。行政事務報告書の315ページの方にも毎月の検査したものを記載しているところでございます。
お尋ねの50ベクレル以下ということでございますが、当時あれの機械を入れた当時は50ベクレル以下ではありますが、30ベクレルぐらいの数字は出たことがあるということは聞いてございます。ただですね、私ここで2年目になるわけですが、調査してから25ベクレル以上を超えた数字は一度も出てございません。機械についてもですね、25ベクレル以下は測定限界値ということで、いろんな検査も測定限界値という、機械によってあると思うんですが、測定限界値が基準が低いとあまり測る、機械的にもこれが正確なところではないが大体なのかというところではあると思いますが、25ベクレル以上は出たことがございません。
仮に出たとしたらですね、ほかのものに換えられるものは換えると考えております。なかなかメインのものが出るということは考えにくいんですが、付け合わせのようなものであれば、その部分は抜かしてもらうというようなことを考えております。
それとですね、給食費の未納の分でございます。行政事務報告書312ページに決算の状況ということで、折田委員お尋ねの27年度給食費未納者35名の80万5,037円ということだと思います。これはですね、27年度分として未納があった分、35名おりました。ただですね、その前年の様子から、26年度の様子からすると、ほぼクーポンにより翌年度では解消が、クーポンだけではないんですが、現金でいただく方もいますけども、クーポンにより解消はされてございます。
2件ほどですか。決算で、27年度の決算でもう転出してしまって、またそこから転出してしまうと、もう税と違ってですね、なかなか追えないところは事実でございますんで、その辺がたしかちょっと今金額持ってないんですが、1万円以下、六千幾らかだったと思うんですけども、それが残ってしまったと。翌年度にということでございます。大体そのような状況でございます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) ほかに質疑がないようですので、教育費についての質疑を終了いたします。
続きまして、災害復旧費、公債費、予備費の質疑に入りますが、担当課入れ替えのため、暫時休憩といたします。
午後2時34分 休憩
午後2時38分 再開
────── ※ ─────── ※ ──────
◯委員長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
あらかじめちょっとお伝えいたします。ここでは災害復旧費、公債費、予備費についての質疑として、後にそれが終わりましたら総括の質疑に入りますので、その点でよろしくお願いいたします。
災害復旧費、公債費、予備費について所管課長より説明を求めます。岩崎建設課長。
◯建設課長(岩崎 浩君) それでは10災害復旧費の決算書125ページ、道路河川災害復旧費につきましては、建設課は予算執行はございませんでした。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 小森産業観光課長。
◯産業観光課長(小森 公夫君) 同じく10の2、農林水産災害復旧費につきましても予算の執行はございませんでした。
◯委員長(濱中 映慈君) 以上で説明が終わりました。
続きまして、災害復旧費、公債費、予備費について質疑をお受けいたします。質疑のある方はいらっしゃいますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 質疑がありませんので、災害復旧費、公債費、予備費についての質疑を終了いたします。
次に、議案第40号に対します総括質疑に入ります。
質疑のある方は御発言願います。田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 今年度からですね、各特別会計からの繰入金ということですか、一般会計に対する繰入金ということですね。それが変わったと。26年度からのが引きずってきている、それが影響しているということで、なかなかこれが理解が難しくて、ちょっと私も混乱したような質問をするかもしれませんが。
それぞれ前年度の繰越金というのが各特別会計から出てきたのが一般会計に入りますね。その入るときの、その額の決め方とかですね、すいません、過年度分繰出金ですね。一般会計への過年度分の繰出金、これはどういうふうな形でこの額が決まるんでしょうか。教えてください。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) 繰出金の翌年度での戻入れということとして御説明をさせていただきます。
過年度繰り出しにつきましてはですね、特別会計からの過年度繰り出しにつきましては、会計によって内容は若干異なるところもございます。一般的にはですね、前年度で給付なりをした法定負担額、法定負担繰り出しを全会計はほとんどの会計では行っているところでございますので、決算が確定した段階で精算的な、そういった法定負担の精算分の戻入れがあるというようなことがまず1点。
もう1点といたしましては、平成26年から始めましたというような、精算という部分につきましては、国民健康保険、あるいは下水道会計につきましてはですね、赤字補てん繰り出しというのを基準外の繰り出しとして、町の方で一般会計から繰出金を出しているところでございます。こちらにつきましてもですね、決算を迎えた段階で適正な本来の数字を確認をさせていただくためにですね、戻入れを始めたというのがその2種類の要素で繰り入れをいただいております。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 実際にお金が年度途中でもう過年度分繰出金を出しますね。そして出したあとでまた3月補正など、例えば国保などは6,598万8,000円を9月補正で出しておいて、また3月補正で4,000万円ほどまた出す。9月でも、それから12月でも一般会計からの繰入金というのをするんですが、これは何か。
やっぱり先ほど言ったような法定分か法定分でないとか、そういうことでのあれなんでしょうか。またその一般会計の繰入金を追加するんだったらば、この6,500万ほどを9月の補正で返す必要ないではないかというふうに単純に思ったのですが、これはどういうことでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) 今田村委員がおっしゃるとおりですね、当該年度の中で、当該年度の繰り出すべき数字、その当該年度の事業費に見合った繰り出すべき数字をですね。前年度の繰越金と相殺をするというような考え方もあろうかと思います。
ただですね、単年度の収支をですね、よりわかりやすくさせていただくというようなねらいがございまして、そういった意味で9月時点では特別会計から前年度の精算分を一般会計へ繰り出していただき、一般会計が繰り入れると。ただ当該年度の分のかかる経費についての法定負担割合であるとか、その他の繰出金、一般会計からの繰出金は、それは当該年度分として増減を補正の中で対応していくというようなことでございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) これで慣れたらまた何年か経てばわかってくるのかなと思うんですが、非常にわかりにくい、今はわかりにくいなと思うんですね。
それで例えば下水道なんかを見ますと、3,600万ほど返していますが、年度の3月で補正でまた2,985万4,000円を入れているわけですよ。そうするとその金額というのが実質、その収支とほぼぴったりあう金額だったりすると、ここで調整をしたのかなって、しちゃいけないということではないですが、やっぱりこうした工夫もしておられるのかと思うことが一つと。
これちょっと御答弁いただきたいんですが、もう一つは各このやはり特別会計の担当は大変なんだなということが今回よくわかりました。特にですね、明らかに給付を確保しなければいけない給付費を確保する国保とか、介護とか、後期高齢というのは数字をいつも給付費を読んだ中で補正を組んだりとか、そうしたことをしているんだなと。それで一般会計から繰り入れているということが私なりに理解したところなんですが、結局それで最終的に決算の段階で1億1,400万ほど一般会計に戻ってきますね。
そうするとこの1億円分だけ日の出町はいつも何かキュウキュウしているのかなという気が、この数字だけですよね。私は現場を直接見ているわけではないですが。でね、こういう特別会計の担当課も必至でやっている。そしてこちらの一般会計全体の係の方も担当の方々、予算を組む方もそのことで足りるか足りないかで必至になっていると。そうすると何かこう萎縮をしているのを感じるわけです。
きのうもとてもいい質問をしてくださっているなと思ったのは、もう少しお金が最終的に2億ぐらい余っているじゃないか、使えるんじゃないかと言ったときに、やはり最後足りなかったら困るという意識が何かこう、そうした特別会計の担当課にも、それから財政を大きく掌る部門にもみなぎっているという気が、このやりくりを見てて感じたんですね。
それでもしそれぞれの特別会計の担当課がしっかりやってくださっているんだったら、逆に、もう少し、1億は戻ってくるくらいのおおらかな気持ちで補正を組む。9月以降に補正が組めるというね、そういう期待感も私なんかにしてみたら広がるところですが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 町長職務代理者副町長。
〔町長職務代理者副町長 木崎 孝二君 登壇〕
◯町長職務代理者副町長(木崎 孝二君) ただいま田村委員さんの御質問、これなかなか口で言うと難しい話ではあるんですけども、まず繰出金、繰入金の関係を申し上げれば、先ほど財政課長の方から申し上げましたけど、ルール分とルール外分が基本的にあります。介護と後期高齢については基本、基本というか全部がルール分です。ただこの場合にあっても余分な繰り出しをせざるを得ないこともおきます。
なぜかと言いますと、国とかその関係団体からの交付金がですね、単年度に全額届かない場合については結果赤字決済になってしまいますので、一時的に町からの繰出金で赤字分を埋めておいて、それで翌年度になってその、例えば介護なら介護保険にですね、国とか都とか、あとほかの団体からですね、交付された段階でそれを戻すという一つ、それはルール分の単なる精算という形になろうかと思います。それからそのほかに国保と下水道については、ルール分もちろんたくさんありますし、それからルール外でやっているものが、それが精算の対象でお返しいただくと。
それでなぜこういうことになるかというとですね、基本的な考え方は、下水道では使用料になります。それから国保で言えば保険税になるんですけど、それの本当の適正な数値を表すためには必要であろうというふうに町は考えているところです。それから特に国民健康保険について申し上げれば、平成30年の東京都への一元化された段階では保険料のあり方が今現在いろんなものは示されておりますけど、実態、じゃあ幾らになるかというのは全く今現在わかってません。
それからこれについては町民課長の方からも過去御説明申し上げていると思いますけど、基本的に法定外の繰り出しを、ルール外の繰り出しをなくすのが都道府県一元化の目的であるとも一部言われています。もちろん広域化による財政の柔軟性を増すというのももちろんあると思うんですけども、そのほかにもそういう法定外の繰り出しをしないようにする。
これについてはかなりこれは小玉委員さんの質問だったでしょうか。全国の40市区の調べた中でやっぱり医療費、一番大きいのは医療費のものです。それから次が繰入金で、どのくらい補てんするかのものです。それによって保険料率がかなり、料率だけじゃなくて保険料ですね、1人あたりの保険料、1世帯あたりの保険料がかなり変わってくると。
そういう中で本来的にその年度の医療費、国保について申し上げれば、医療費について本来必要だった保険料は幾らだったのかと、そういうような考え方で基準点に立てば、こういう制度で明確化にしておく必要があるであろうと。
そういうことで、26年度からですね、今回の、今までは田村委員おっしゃるように、結果は変わらないですよ、正直言って結果は変わらないです。差引されちゃうわけですから。ですけども、単年度の決算をきちっと見ていったときに必要な措置として、こういう制度を取らしていただいているというとこでございます。よろしくお願い申し上げます。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) 下水道会計の動きの中での起きた現象ということでございますけど、繰り出し基準というのを、繰り出すときにですね、公営企業会計につきましてもですね、あくまでこれは繰出金、公営企業法の中で特別会計、公営企業法の会計の中でですね、公営企業法の中でも経費の負担の原則、繰り出し基準に基づく繰出金のほかにですね、特別な事由がある場合については一般会計から補助することができるというようなことで、赤字補てんという、いわゆる赤字補てんというものは法の中で担保されております。
今回今お尋ねで、一回繰戻しがあって、さらに度末にやったというところにつきましては、27年度については予定されていた使用料収入が減になったというような動きもこちらの方では確認をさせていただいてございます。そういったものと、あと歳入の予定されていた歳入がちょっと見込みより落ちたというような状況の中でですね、支出の方はある程度の年度執行を、期間執行をしてましたので、繰出金で賄ったというようなところが予算の中の動きだったというふうに認識してございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) はい、ありがとうございました。28年度にもう既に繰越金がここで入ったと。これは使える大きな補正で、28年度の場合はね、財調を大きく取り崩していたので、そちらに行ったという理解があるんですが、ぜひこの辺も頭に入れながらですね、今後私も予算をというか、執行をですね、予算執行を見ていかなきゃいけないのかなというふうなことも思いましたので、今後この辺もわかりやすくですね、ぜひ説明をまたお願いいたします。よくわかりました。ありがとうございます。
◯委員長(濱中 映慈君) ほかにございませんか。折田委員。
◯委員(折田眞知子君) 今の田村さんに関連してなんですけども、その繰り戻されたお金の使い道というのを、やはりその担当課の優先順位の方に振り向けるという考え方というのはできるものなのでしょうか。
それとも、いやいやそれは基金に積み立てるのがベストなんだということなのか、そのあたり、私どもとしてはやはり優先順位あるものに振り分けてもらえないものかというふうに単純に思ってしまうんですけれど。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) 考え方としましては正規な表現ではないのかもしれないんですけど、いわゆる繰越金の一部だというふうに認識しています。精算金、一般財源でございますので、こちらについては基金に積戻しをしたりとかですね、そういった対応、今の状況ではなおですね、当初予算の中で基金の取り崩しを計上させていただいて運営を図っているさなかでございますので、ほかの何て言うんですか、歳出プラス財源として利用するということは検討はしてございません。状況によりけりという部分は多少あろうかと思いますけど、基本的には基金の積戻し等について翌年度以降への備えとさせていただくと思っています。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) 意味としてはよくわかるんですけれど、それぞれの課でやはり復活折衝じゃないですけれど、例えば災害が起こることも含めてですね、何か突発的なこともあったり、それから優先度が高いということがかなり期の途中で明らかになった場合ですね、やはりその部分を有効活用というと変ですけれども、それは検討する必要があるんじゃないかなと。
もちろん基金も大事です。ですがお金を活かして使わないとならないという点も十分あるのではないかなと思うんですけれど、それぞれの担当課でやはり前年度の予算要望の中で使える可能性というのがあるものもあるんじゃないかなと思うんですけれど、やはりどうしてもだめなんでしょうか。復活折衝のようなことは町としてはないんでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) 全くないということではございません。現にですね、9月初日に御承認いただきました3号補正の中には一般会計の剰余金である繰越金の増額とかですね、今回の特別会計からの基金繰入金を計上させていただきまして、歳出予算の方をごらんいただきましてもですね、それぞれ当初予算変動後に必要となった経費等々は精査をさせていただいた中でプラス補正を計上させていただいてます。それを当て込んだ上でですね、さらに余力がある場合は基金に繰戻しというか、積立てをさせていただいているところでございます。
◯委員長(濱中 映慈君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) ほかに質疑がないようですので、総括質疑を終了いたします。
以上で議案第40号に対する質疑は終了いたしました。
次に、討論につきましては本会議の場で御発言願うこととし、ここでは省略させていただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 御異議ないものと認め討論につきましては本会議の場で御発言願うこととさせていただきます。
これより議案第40号を採決いたします。本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第40号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、日程第2 議案第41号 平成27年度日の出町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
その前に会議の都合上、3時10分まで休憩といたします。
午後2時56分 休憩
午後3時10分 再開
────── ※ ─────── ※ ──────
◯委員長(濱中 映慈君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
それでは所管課長より、主要事業の概要についての説明を求めます。田中町民課長。
◯町民課長(田中 安幸君) それではですね、平成27年度日の出町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の概要につきまして御説明いたします。
決算書は、130ページから158ページでございます。行政事務報告書につきましては、118ページ、119ページ、130ページ、138ページから144ページ、205ページ、206ページに掲載してございます。
決算書の130、131ページをごらんください。
平成27年度の歳入合計は、25億5,373万7,461円で、前年度比約14.8%の増となっております。
次に、決算書の134、135ページをごらんください。歳出合計は、24億5,637万3,578円で、前年度比約14.4%の増となっております。歳入歳出差引残高は、9,736万3,883円で、こちらは平成28年度への繰越金となります。
決算書の136ページをごらんください。歳入の主なものにつきまして款ごとに御説明いたします。
1.国民健康保険税は3億8,215万8,250円、前年度比約1.5%の減で、徴収率は現年課税分が93.8%、滞納繰越分が21.8%で、合計82.2%でございました。
次に2.国庫支出金は3億7,209万3,717円、前年度比約16.1%の減。
3.療養給付費等交付金は7,226万5,000円、前年度比約26.1%の減。
4.前期高齢者交付金は7億7,001万8,318円、前年度比約24.6%の増。
5.都支出金は1億6,242万4,950円、前年度比約10.1%の増。
7.共同事業交付金は4億5,619万9,256円で、前年度比約120.2%の増と、大幅に増加しておりますが、これは共同事業の保険財政共同安定化事業は1件30万円以上のレセプトが対象でございましたが、27年度からは全てのレセプトが対象となったことにより大幅な増となったものでございます。
次に9.繰入金は2億5,927万6,620円、前年度比約7.9%の減となっております。
次に、決算書の138ページをごらんください。歳出の主なものにつきまして款ごとに御説明いたします。
2.保険給付費は14億6,745万4,971円、前年度比約3.2%の減で近年毎年増加してきましたが、27年度は前年度比減となりました。
次に3.後期高齢者支援金等が2億9,058万2,256円、前年度比約2.7%の減。
6.介護納付金が8,838万7,488円、前年度比約16.5%の減。
7.共同事業拠出金が5億2,158円で、前年度比約151.4%の増で、これは歳入の共同事業交付金と同じ理由で大幅な増となってございます。
次に、行政事務報告書の138ページをごらんください。平成27年度の国民健康保険被保険者数は、平成28年3月31日時点で5,121人で、前年度比約2.6%の減、世帯数は2,893世帯で、前年度比約0.3%の減、年度平均では5,214人で、前年度比約2.3%の減、世帯数は2,909世帯で、前年度比約0.6%の減でございました。
説明は以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 以上で説明が終わりました。
これより質疑に入ります。田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 二つ伺います。一つはですね、監査委員さんの方から御指摘があった国民健康保険高額療養費資金貸付金について、今は限度額適用認定証ですか。それが簡単に出していただけますので、確かに高額療養費を払ってあとで戻りというケースというのはあまりないのかなというふうには思いますが、この取り扱いについて、去年もことしも監査委員さんの方から御指摘がありますが、どのようにお考えでしょうか。
それからもう一つは、国民健康保険財政調整基金ですね。これは214ページ、決算書の214ページに今年度は393万2,736円とこの金額を積み立ててますが、この積立額はどのように決めるのでしょうか。以上2点教えてください。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中町民課長。
◯町民課長(田中 安幸君) 今の田村委員さんの御質問の、1番目の高額療養費の貸付基金の取り扱いについてでございますが、こちらの基金はですね、日の出町国民健康保険高額療養費資金貸付基金条例によって定められております。
内容はですね、今お話がありましたように、被保険者が高額療養費に該当した場合に貸付をするというものになってございます。
御指摘のように、平成19年以降、貸付の実績はございません。限度額認定証の方が出ていますので、それでかわることになって足りているのかなと思っております。
ただしですね、監査委員さんの方から去年も指摘を受けてはおるんですけど、使わないんであれば廃止をするべきではないかというような指摘を受けているんですけど、限度額認定証の交付がですね、日の出町の場合は申請があれば全ての方に今限度額認定証の方をお出ししている状況でございます。それで近隣の市町村とかによりましては、保険税に滞納がある方に対しては限度額認定証を出してない、出さない市町村もございますので、今後、30年度以降に東京都の方に一元化されたときにですね、その辺が今までうちの方は限度額認定証を滞納者の方にも出しているんですけど、それができなくなる可能性があるのかなというふうに今考えておりまして、その場合に、そうなってきますと、どうしても資金が足りないという方がいた場合に、それで医者にかかれないということでも困りますので、30年度の動向を見させていただいて、限度額認定証がどうなるか、今までどおり滞納者の方にも出せるようになるか、その辺を見させていただいた上で廃止するかどうかを考えていきたいと思っております。
2番目のですね、財政調整基金の積立額なんですけど、こちらはですね、過去国民健康保険税の収入実績の前3年間の平均額の100分の1を積み立てると。100分の1以上を積み立てるとなっておりますので、そのように毎年計算して積立をしている状況でございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) 幾つか伺いたいと思います。まずは保険税の収入状況というところを見ますと、ちょっとショッキングな数字が載っているんですけれども、このあたりについての御見解を伺いたいと思います。
それと法定繰越金の計算というんでしょうか。それは何を基に計算をするのかという、法定繰り出しですか。
それと今回給付費が大分減った、医療給付が減ったということなんでけれど、今後の見通しというのはやはり立てられるもんでしょうか。その後期高齢者に移行する方がふえれば給付費が減るというふうに単純にはいかないものなんでしょうか。そのあたり、ちょっと御説明いただけるとありがたいんですが。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中町民課長。
◯町民課長(田中 安幸君) 今のちょっと1番目は置いておきまして、2番目の法定繰出金ですか。法定繰入金、法定外じゃなくて、法定外のいわゆる赤字補てんの繰入金の計算方法ということでよろしいでしょうか。
こちらの方はですね、前から説明をしておりますように、給付額や、給付額とかいろんな歳出の方を計算します。予想を立てます。決算の場合はそれで実績が出てきますけど、入ってくるお金が、都から入ってくるお金、国から入ってくるお金、支払い基金から入ってくるお金とか、そういうものを引きます。それであと国保税の収納状況の予想を立てます。それで足りない部分を法定外繰入金として入れているという状況でございます。
だから予想を立てた中で、歳出の予想を立てます、全体の。それで歳入も決まって入ってくるものも予想を立てます。年度途中で決まってくるものもありますけど、税収に関しても幾ら入ってくると。調定額が出ますけど、収納率とかもありますので、税収額も考えます。それで歳入と歳出は増額になるようになりますので、その差額を一般会計からのその他繰り入れという形で入れているという状況でございます。
あと給付の見通しなんですけど、これはちょっと今後どのようになっていくかというのは非常に厳しいと。どう予測を立てるのかというのは非常に何とも厳しい状況ではございます。ただですね、今までずっと上昇してきましたけど、今年度に関しましては減少しました。全体的に減少しておりますし、行政事務報告書のですね、141ページ見ていただきたいんですけど、この一番下のグラフで、これ一般の医療給付費という形で出ているんですけど、この1人あたりで見ましても、前年度が、26年度が34万1,813円だったものが34万123円と、1人あたりのものも減少はしています。その原因が何かというのはちょっと分析は正直できておりませんので、これが今後減少傾向になっていくのか、それとも上昇傾向になっていくのかというのはちょっと何とも言えないと思っております。
ただ医療費の増減にはですね、1人あたりを出すときにどうしても国保の加入者の年齢構成って大きく関わってきてしまうんですね。若い人が多い国保の被保険者であれば、1人あたりの医療費も下がるんですけど、年齢構成高いところであれば、どうしても高くなってしまうという状況にございますので、ちょっとその辺今後の予測というところでは、正直今現在は立てられない。ただ過去の推移から今まで上昇傾向であったもので、今年度下がったから次も下がるという見方ではなくて、過去何年間の経緯を見た中で、いろいろ予測はさせていただきたいと思っております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中税務課長。
◯税務課長(田中 剛君) それでは収入についてショッキングなというようなお話でございましたけども、徴収率の関係で見ますとですね、昨年に比べまして0.2ポイントほど下がったのは事実でございます。
具体的にこの0.2ポイントがどのようなことなのかというところまではですね、ちょっと分析には至らない、中身がですね、見切れないような状況ではございます。それで税務課としての取り組みといたしましても、前年に劣らぬ取り組みは行っていると自負しているところではございます。こんな言い方は申しわけないんですが、単純に納める人が減ってしまったのではないのかなというような状況ではございます。
徴収率につきましてもですね、西多摩地区で見ましても、8市町村の中で4番目ということで、一定の成果を挙げているところかなと、西多摩地区でも平均的なところでは徴収率はいっているのかなというふうには理解しているところでございます。
また今後もですね、この徴収については適正に、またかつ厳格にですね、進めていきたいと、取り組んでまいりたいと考えてございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) ありがとうございました。徴収率についてはぜひ頑張っていただくしかないのかなと思うんですが、一方で国保税の減免の関係、もちろん2割、5割、7割の軽減というのもやっていただいているんですが、この減免というのもかなりできるようなので、この件についてちょっと詳しく伺っていきたいと思います。
まずできる要素として10項目あるようなんですけれど、昨年に比べて収入が3割以上減った、これはできますか、できませんか。聞いていきたいと思います。
それから運転資金などの借入金の返済で生活が苦しい。こういった場合、できるのかできないのか。
それから急な事情による出費で生活が圧迫されている。認められるか、られないか。
それから就学援助や児童扶養手当を受けている場合、できるのか、できないのか。
それから親族が定期的な生活資金援助を受けて。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員に申し上げます。1問ずつですので、それを。
◯委員(折田眞知子君) でもこれ減免の対象になるかならないかの説明なんで。さっき言った収納率との関係なんです。それが対象になるのかならないのかについてちょっと聞きたいので。
◯委員長(濱中 映慈君) 分けていただきたいと思うんですけども。
◯委員(折田眞知子君) これが一つの減免の対象になるかならないかの確認なんで、質問はさっきの収納率との関係で一つなんですけれど。一つ一つを答えていただけますか。
◯委員長(濱中 映慈君) 皆さん、まとめてでよろしいですか。
◯委員(折田眞知子君) 今四つ目まで聞いたと思うんですけど。
◯委員長(濱中 映慈君) それでは折田委員に質問の方をすいません、では続けてお願いいたします。
◯委員(折田眞知子君) 医療費や介護費用の支出が多くて生活が苦しい場合。それから生活維持のための借入金返済で生活が苦しい場合、それから母子家庭、父子世帯であること。それから世帯に障がい者や難病患者がいる場合。それからもちろん火災とか、風水害とかの被害にあった場合ということなんですけれど、これが対象になるかどうかについて一応確認をさせてください。
その場合は減免対象となり、保険税が軽減されるというふうになるでしょうか。そこまで伺っておきたいと思います。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中町民課長。
◯町民課長(田中 安幸君) ただいまの折田委員さんの質問なんですけど、軽減じゃなくて、軽減は7、5、2割軽減なので、所得に応じて自動でかかっております。
減免のお話をされているのかなと思ったんですけど、減免に関しましては日の出町国民健康保険税減免取扱要綱というものがございます。こちらの方にですね、該当するものとして、生活保護に該当している場合とか、納税義務者が死亡し、地方税法の29条第1項に規定する障がい者となった場合とか、収入が皆無、著しくなった場合、減少した場合とか、生活困難な状態にある場合。また納税義務者が失職、休職、廃業、休業等の事由によって収入が皆無になって生活が困難な場合等、7項目あるんですね。
だからそちらの方に該当していれば、それで該当していれば減免になりますし、それの該当する項目によりまして減免割合は決まってきますので、ちょっと今の個別の1個、1個に対しての回答ではないんですけど、この減免取扱要綱に該当するものを申請された場合は減免に当然なるということになります。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) 減免になるということはわかりました。
収納については税務課なんですが、税務課の方でこの対象者がきた場合、その申請というんでしょうか、申告というんでしょうか。対象になりますねということでの減免をされていますか。実際窓口で。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中税務課長。
◯税務課長(田中 剛君) 今御質問がありました減免の世帯の関係ですけども、これ行政事務報告書の118ページに、行政事務報告書の118ページの上、5国民健康保険税(1)課税対象というものがございます。
こちらの表のですね、減免世帯に平成27年度の分、1という形で記載がございます。その方については減免の手続、申し入れがございまして、それに基づき手続の方は進めさせていただいてございます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) ここでは減免世帯1ということにカウントされているんですけど、もっと対象者いるように思うんですけれど、じゃあ町民課長の方に伺うんですが、この減免についての広報というのは十分されているでしょうか。町民の方が自分が対象になっているかもしれないということの認識が今現在されているかどうかについてちょっと伺いたいんですけれど。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中町民課長。
◯町民課長(田中 安幸君) その例えば広報等でこういう減免ってありますよということではそんなにお知らせをしているという、ホームページには載ってますけど、広報等でのお知らせ等はしておらないのが現状でございます。
ただ窓口にこられて、相談を受けた場合には相談には乗りますし、給費被扶養って言って、自己都合以外の退職、会社をクビになったりした場合、特別な今減免の所得を3割減免するとかですね、制度があるんですね。そちらの方の該当者の方はこちらには載ってないですけど、もっと多くいるはずですので、そちらの方は特に制度ができたときに国の方でやった制度ですけどお知らせをした段階しまして、結構それに該当して申し込んでくる方はいらっしゃいます。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 折田委員。
◯委員(折田眞知子君) はい、わかりました。努力はされているんだというふうに認識はするところなんですけれど、私は国保税の納付書が送られてきたところに、やはりこれはきちんと書き込む必要あるんじゃないかなと。条例に当てはめてというかね、そういったことだけではちょっと不十分なのかなと。ホームページ見ればわかりますよと言われても、やはりそこに到達できる方はそんなに多くないのかなというふうに思いますので、ぜひわかりやすくですね、こういう人は対象になりますよ、相談にぜひきてくださいねということを書き込まない限り、この収納率を上げるというのは大変に難しいことなんじゃないかなと。もちろん悪質な方もいらっしゃるのかもしれませんけれど、やはり生活困窮で払えないという方も置き去りにすることはできないだろうなと思いますので、ぜひ今後を含め、努力をこれまで以上にしていただくことをお願いしておきたいなというふうに思います。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) 田中町民課長。
◯町民課長(田中 安幸君) すいません。先ほどですね、私被扶養って、会社をクビになったりって言ったんですけど。ごめんなさい、すいません、間違えました。被扶養というのは世帯主の方とか、世帯などの一部の方が後期高齢に移った場合にちょっと高くなってしまうので、その場合の減免がある。それは申請なくしてうちの方で把握できますので自然にかかる形になってます。
それで会社とかを自己都合以外の退職された場合というのは非自発というので、じゃないということで、それも減免の対象になりまして、そちらの方は結構申請の方はきている状態でございます。すいません。それは訂正させていただきます。
◯委員長(濱中 映慈君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 質疑がないようですので、以上で、議案に対する質疑は終了いたします。
次に、討論につきましては本会議の場で御発言願うこととし、ここでは省略させていただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 御異議ないものと認め、討論につきましては本会議の場で御発言願うこととさせていただきます。
これより議案第41号を採決いたします。本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第41号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
────── ※ ─────── ※ ──────
◯委員長(濱中 映慈君) 次に、日程第3 議案第42号 平成27年度日の出町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
所管課長より、主要事業の概要について説明を求めます。前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) それでは続きまして、下水道事業特別会計の主要事業の御説明をさせていただきます。
決算書では159ページ、事務報告書では213ページをごらんいただきたいと存じます。
下水道事業では、マンホールポンプ保守点検委託事業、管渠維持管理委託事業、事業計画認可変更委託事業が主要事業となっております。
マンホールポンプ保守点検委託事業につきましては、町内24カ所にございますマンホールポンプ施設の点検補修の業務委託料といたしまして、1,805万3,473円の支出をしております。
次に管渠維持管理委託事業につきましては、下水道管渠施設の長期的に安定的な機能を保持するため、管渠施設の清掃や補修作業等を行う業務委託料といたしまして、2,870万8,204円の支出をしております。
次に、事業計画認可変更委託事業につきましては、平成28年3月に事業認可の期間終了に伴い期間の延長を行うとともに、事業計画の中で建設改良費や起債元利償還費などの財政計画を盛り込み策定いたしました。
最後に、事務報告書の213ページをごらんいただきたいと存じます。下水道未接続世帯でございますが、未接続件数は184件で、昨年度より27件減少いたしております。この主な要因でございますが、無使用の未接続物件の撤去が18件ございました。また、接続のお約束をいただいている個人の方が8件と、事業所が1件の接続がございまして、計27件の減少でございます。
下水道未接続件数の184件の内訳でございますが、事業所が15件、個人では169件となりますが、一つの事業所が複数のトイレを所有していることから、実際の事業所の数といたしましては6事業所となります。
また、未接続で経済的理由の方の多くは高齢者のみの世帯と聞いております。これらの方は今後家を継ぐ予定の方もいないとのことで、年金暮らしで自宅を直す予定もない方が多いと聞いているところでございますが、今後とも接続に向け御理解をいただくよう努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 今未接続の御説明がありましたんですが、やっぱり下水道というのはその接続の問題と、もう一つは地方債の問題かと思います。未接続のこと、今伺いましたんですが、そちらは結構なんですが、地方債、なかなか残高が減らないなと思いましたら、資本費平準化債というのを毎年借りているんですが、これはですね、平成24年、最初は24年ですね。5,000万を借りたあと、25、26と、そして27と4,000万ずつ借りてですね、これがとうとう1億3,000万にここの部分がなっているという、行政事務報告書の214ページの説明です。
これはいつまで借りるんですか。これはもうずっと借りるんでしょうか。
◯委員長(濱中 映慈君) 前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) 資本費平準化債の御質問についてでございますが、当初では平成24年度から平成28年度までの予定としておりましたが、今後下水道財政化計画を考慮し、平成29年度以降の借り入れについても必要に応じ検討していきたいと考えております。
なお元利償還開始が借り入れから4年後となっておりますので、一番初めの24年借り入れ分につきましては平成28年度より償還期間20年で償還開始となります。また資本費平準化債の限度額は2億円となっております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 何か金利もすごく安いですし、便利だなと。最初に借りたときは1.1%だったのが、だんだん下がってことしは0.2%というところで、そうしますとついこれで借りて返した方がいいような気もしますが、ある意味では自転車操業的と言いますか、先延ばし的な感も、感というか、実際そうなんですね。これはやっぱり国とか東京都とか、こういうものを推奨するんですか。
◯委員長(濱中 映慈君) 前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) この平準化債というのは特に斡旋ということはないんですが、使用料の負担を求めることより、世代間の公平感ということの観点から平準化債を利用しているところでございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 田村委員。
◯委員(田村みさ子君) 全然借りないで、だったらとにかく現状でも54億のものが残って、54億から27年度末は49億8,000万、50億残っているわけですね。その中で、確かにまだ未接続のところがあって、使用料が足りない分ぐらいはこれで補てんしていこうというふうなお考えというのもわからないではないですが、やっぱりこうした形で、やっぱり借金を重ねていくということは、ですから一方では積立てもして黒字だったと言っても、ここで4,000万というお金が出ていっているわけなんですね、町全体としては。
そうするとこれが本当に健全なのかっていうことも、これにまた限度額が2億ということで、だんだんだんだん借りる額がふえていくような、どこかで歯止めがないとやはりまた厳しいことになってくるんではないかという危惧もありますので、このあたりの町のお考えというのはどういうふうなものなのでしょうか。もしお考えが決まっているんでしたら、来年度からどうしようかという検討もあるようですけれども、お聞かせいただければと思います。
◯委員長(濱中 映慈君) 三澤企画財政課長。
◯企画財政課長(三澤 良勝君) ただいまの下水道会計における平準化債の活用についての考えということでございますが、一言で申し上げればですね、現在はやむを得ない状況というふうに理解をしております。
と申しますのは、1点としてはこれを借り入れなかった場合については一般会計からの繰入金で賄わなければいけないだろうということが容易に推測できるところでございます。日の出町の下水道につきましてはですね、いろいろな御意見あろうかと思いますけど、全町に公共下水道ということで、使用料収入で全てを賄っていくというレベルに達するには莫大な使用料設定をしなきゃいけないというのがもう前提で、これは未来永劫、かなり続くのであろうと。
その中でですね、繰出金とのバランスというんですか、一般会計からの負担のバランスもございますので、企業として合法的に活用できる資金の獲得という観点では、必ずしも間違えてはいないというふうに思ってございますので、ただですね、当たり前のことでございますが、町全体としての地方債残高とかですね、そういったものについては過度にですね、将来負担、いろいろなものに影響していきますので、ならないような、注視した形で見ていきたいとは思っております。
◯委員長(濱中 映慈君) ほかに質疑はございませんか。東委員。
◯委員(東 玉喜君) 簡潔に2問だけお願いしたいと思います。非常に私の場合は簡潔でございます。
行政事務報告書ページ、213ページでございます。そこのですね、一番下、3下水道使用料の状況で、26年度、27年度、対比2,142万9,000ということが、収入が前年度より減っております。何か一度聞いたような気もするんですが、ちょっと確認のため御答弁をお願いします。
◯委員長(濱中 映慈君) 前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) 昨年度に比べ使用料が減額した理由でございますが、一部大口の事業所では降雨による雨水排水も下水道に処理されていますことから、雨水が前年度より少なかったことによりまして、使用料収入が減っております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 東委員。
◯委員(東 玉喜君) あと1点お願いします。非常に未接続ですか。まだ設置してないところの対応につきましても徐々に減っておりまして、本当に御苦労さまです。
無使用建物、取壊し建物、住んでないところの建物を撤去して、その下水道というのは閉鎖とかそういうことなんですか。ちょっとそこだけ説明してください。
◯委員長(濱中 映慈君) 前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) それ個人の場合と事業所の場合がございますが、個人の場合はやはり空き家とかそういったなった場合の無使用ということでございます。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 東委員。
◯委員(東 玉喜君) 特にどこの項目にもあるかなと思うんですが、地震対策のですね、5カ年計画の策定ということで、26年度の同ページにつきましてはですね、その分が予算であるんですが、金額ではたいしたことはないんですが、今年度は載ってないんですが、もう去年策定の費用を組んだから入れてないと、そういうことなのかどうか。その点ちょっと1点最後に質問します。
◯委員長(濱中 映慈君) 前野まちづくり課長。
◯まちづくり課長(前野 恵司君) 下水道の耐震化対策でございますが、管渠の方は問題がないということで、今後の展開としてマンホール、下水道を使ったマンホールトイレというものを町で進めておりまして、28年度の段階で各避難所、小中学校の設計ということを目標に進めております。以上でございます。
◯委員長(濱中 映慈君) 東委員。
◯委員(東 玉喜君) どうもありがとうございました。以上です。
◯委員長(濱中 映慈君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 質疑がないようですので、以上で、議案に対する質疑は終了いたします。
次に討論につきましては本会議の場で御発言願うこととし、ここでは省略させていただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(濱中 映慈君) 御異議ないものと認め、討論につきましては本会議の場で御発言願うこととさせていただきます。
これより議案第42号を採決いたします。本案は、原案のとおり認定すべきものと決することに御異議ありませんか。