• 800(/)
ツイート シェア
  1. 西東京市議会 2022-09-27
    西東京市:令和4年第3回定例会(第7日目) 本文 開催日: 2022-09-27


    取得元: 西東京市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 西東京市:令和4年第3回定例会(第7日目) 本文 2022-09-27 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 42 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 2 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 3 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 4 : ◯決算特別委員長納田さおり君) 選択 5 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 6 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 7 : ◯9番(中村すぐる君) 選択 8 : ◯11番(佐藤大介君) 選択 9 : ◯2番(かとう涼子君) 選択 10 : ◯3番(田村ひろゆき君) 選択 11 : ◯21番(小峰和美君) 選択 12 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 13 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 14 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 15 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 16 : ◯9番(中村すぐる君) 選択 17 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 18 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 19 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 20 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 21 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 22 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 23 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 24 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 25 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 26 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 27 : ◯19番(保谷清子君) 選択 28 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 29 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 30 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 31 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 32 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 33 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 34 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 35 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 36 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 37 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 38 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 39 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 40 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 41 : ◯議長保谷なおみ君) 選択 42 : ◯議長保谷なおみ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午前10時開議 ◯議長保谷なおみ君) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。     ─────────────── ◇ ─────────────── 2: ◯議長保谷なおみ君) 日程第1、議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第6、議案第74号 令和3年度西東京市下水道事業会計決算の認定についてまでを一括議題といたします。  審査報告書は配付のとおりであります。           ────────────────────               決算特別委員会審査報告書   本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、西東京市  議会会議規則第110条の規定により報告します。                  記   議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定につ  認  定         いて   議案第70号 令和3年度西東京市国民健康保険特別会計歳入歳出決  認  定         算の認定について   議案第71号 令和3年度西東京市駐車場事業特別会計歳入歳出決算  認  定         の認定について   議案第72号 令和3年度西東京市介護保険特別会計歳入歳出決算の  認  定         認定について   議案第73号 令和3年度西東京市後期高齢者医療特別会計歳入歳出  認  定         決算の認定について
      議案第74号 令和3年度西東京市下水道事業会計決算の認定につい  認  定         て           ──────────────────── 3: ◯議長保谷なおみ君) 決算特別委員長の報告を求めます。      〔決算特別委員長 納田さおり君登壇〕 4: ◯決算特別委員長納田さおり君) 去る9月15日から9月22日までの5日間の日程で審査いたしました議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第74号 令和3年度西東京市下水道事業会計決算の認定についてまでの審査結果について御報告いたしますが、正副議長及び監査委員を除く全議員で構成する決算特別委員会でありますので、簡略な御報告とさせていただきます。  まず、議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定についてですが、審査を2区分とし、第1区分を歳入全般から歳出の第4款衛生費及び決算資料の給与費明細書までとし、第2区分は歳出の第5款労働費から第13款予備費までといたしました。  会計管理者から、歳入決算額は853億2,240万8,119円、歳出決算額は804億8,310万3,711円であるとの説明を受けた後、第1区分、第2区分に分けて担当部長から補足説明を受け、区分ごとに質疑を行いました。  主な質疑について御報告いたします。持続可能な自治体運営について市の考え方、市税の収納状況について。財政調整基金の残高と一定額を確保した上での活用について。受益者負担割合の算出方法について。市町村総合交付金の減額理由と待機児童対策の関連性について。ふるさと納税制度の税額控除の市財政への影響について。新型コロナウイルス感染症対策本部での協議、決定事項及びコロナに関連した施策の司令塔について。雑入予算の複写機等使用料の算定方法と複写単価の根拠について。公共施設の警備状況、機械警備の警備員出動数と料金の発生について。暫定予算の自動通話録音機給付事業への影響、機器の購入数と在庫数、都の補助金内容について。いこいーなの活用とこれまでの評価、関連商品の販売場所、使用料について。いこいーな西東京ナビの登録者数、減額理由、アプリの機能と本市における特徴について。時間外勤務時間の多かった職場の要因、市としての年間平均時間外数の目標値について。特定事業主行動計画の研修の対象者と計画期間内での目標値の見直しについて。育児休業制度の男性職員の取得状況について。職員提案制度の部門内訳の傾向について。マイナンバーカードの交付枚数と住民票の交付件数の乖離について。投票済証明書の工夫など、投票率向上への取組、候補者が多い場合の候補者名の文字サイズについて。障害者のグループホームの量的・質的な課題について。ペアレントメンター事業の評価、今年度の予定について。意思疎通支援事業の手話通訳者派遣の手続、派遣の対象外となる基準について。在宅療養後方支援病床確保事業の利用件数、登録医師数、医療機関による利用件数の違いと分析について。もの忘れ予防検診の概要と事業の評価、今後の課題について。市民文化祭の内容と評価、身近なイベントとしての取組について。情報誌パリテの配布場所と今後の周知方法、市民からの評判について。休日歯科診療事業における事務報告書の記載内容について。がん検診の検討状況、胃がん検診の受診率、内視鏡検査の導入の検討について。からだと心の健康相談の件数、周知方法、事業の評価と緊急性のある相談の把握方法の検討について。ガバメントクラウドファンディングの集金方法と活用について。子ども家庭支援センターにおける児童虐待の新規及び継続の相談件数について。大学生等若者食料支援の担当課の評価、支出の有無について。生活保護の扶養照会の方法、照会の件数、扶養照会への市の配慮について。生活保護費返還徴収金の傾向、外国人の生活保護の受給の根拠と運用について。男女平等参画推進計画の見直し、男女平等に関する条例等の検討状況について。避難行動要支援者個別計画の作成件数、最近の有効支援者件数、対象者に対する作成数、福祉避難所へのダイレクト避難の考え方、今後の取組について。安心・安全いーなメールの登録者数と登録者を増やすための取組について。災害時用備品のローリングストックについて。市内消費喚起事業等の委託内容について。勤労者福祉サービスセンターの第3次経営改善計画と今後の見込みについて。安全安心農業推進事業補助の農業者への周知方法と補助内容について。空き家除去後の再建築不可の状況の把握について。駅前広場の清掃状況と老朽化への対応、駅前のにぎわいの創出の検討状況について。コミュニティバスはなバスの運行状況に関する地域公共交通会議での議論内容、車内広告の実績について。道路幅員と自転車通行の考え方、人にやさしいまちづくり条例との関連性について。成人式及び21歳のお祝いの実施状況、18歳になった成人へのアプローチについて。学校選択制度の懇談会の実施状況とアンケート結果の取りまとめと市民への広報について。学校でのタブレットの使用方法、導入後1年経過しての評価と今後の活用について。学校給食において地場産野菜の使用が進まない理由について。交通擁護員の配置箇所と通学路合同点検との関連性について。小中学校トイレの洋式化についてのアンケートと今後の洋式化の方向性、丁寧なヒアリングについて。体育実技用具等の就学援助内容の検討について。修学旅行の実施校数、支払い方法、実施不可に対する教育委員会の見解について。各小学校における課題等に対する児童の個別対応の状況と市の考え方について。不登校児童数、生徒へのアプローチの方法及びタイミングについて。社会教育主事の配置状況と職務内容について。下野谷遺跡の整備状況、整備後の市民からの評価について。公民館の職員体制、トイレの洋式化の進行状況と考え方、今後の予定について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手多数で議案第69号は認定されました。  次に、議案第70号 令和3年度西東京市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  会計管理者から、歳入決算額は192億3,506万3,764円、歳出決算額は188億5,891万9,372円であるとの説明を受けた後、市民部長から補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑について御報告いたします。国民健康保険財政健全化計画と保険料の改定の見通しについて。KDBデータを活用した今後の取組、保健事業と介護予防事業の一体的実施について。アクションプランの財政効果額と保険料の関連性について。即時消滅の件数増の理由、財産調査の基準及びタイミングについて。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手多数で議案第70号は認定されました。  次に、議案第71号 令和3年度西東京市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  会計管理者から、歳入決算額は1億2,991万2,395円、歳出決算額は1億2,072万2,623円であるとの説明を受けた後、まちづくり部長から補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑について御報告いたします。令和2年度から現在までの駐車場の利用台数について。東京都駐車場条例改正に伴う附置義務の変更と機械式駐車場の検討について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で議案第71号は認定されました。  次に、議案第72号 令和3年度西東京市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  会計管理者から、歳入決算額は185億951万6,042円、歳出決算額は178億1,249万5,265円であるとの説明を受けた後、健康福祉部長から補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑について御報告いたします。保険給付費の伸びの評価と今後の予測について。地域密着型サービス利用低下の評価と市民ニーズの把握、高齢化の進展との関連性について。介護保険認定審査会の簡素化の取組について。軽度者への対応として行うモデル事業の実施について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で議案第72号は認定されました。  次に、議案第73号 令和3年度西東京市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  会計管理者から、歳入決算額は47億1,715万2,955円、歳出決算額は46億9,017万2,735円であるとの説明を受けた後、市民部長から補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑について御報告いたします。納税課債権回収対策係に引き継がれる案件の概要、受診者数の変化の要因、自己負担割合の変化に対する市民からの問合せ状況について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手多数で議案第73号は認定されました。  次に、議案第74号 令和3年度西東京市下水道事業会計決算の認定について御報告いたします。  都市基盤部長から、収益的・資本的収入決算額はそれぞれ31億6,881万494円、3億3,330万2,882円、収益的・資本的支出決算額はそれぞれ30億4,695万9,891円、8億3,320万7,607円であるとの説明を受け、収入支出一括して審査を行いました。  主な質疑について御報告いたします。利益剰余金を減債積立金として処分する意思決定の過程について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で議案第74号は認定されました。  以上で本委員会の報告を終わらせていただきます。 5: ◯議長保谷なおみ君) 報告が終わりました。  これより質疑に入りますが、質疑、討論の際は、発言席への移動をお願いいたします。  質疑のある方。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯議長保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、議案第69号についての討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。 7: ◯9番(中村すぐる君) 議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定について、日本共産党西東京市議団を代表して反対の討論を行います。  2021年度一般会計歳入決算額は853億2,240万8,119円、対予算収入率は98.6%、歳出決算額は804億8,310万3,711円、執行率は93.1%であります。実質収支額は38億1,172万9,408円の黒字、単年度収支額は19億4,590万327円の黒字、実質収支比率は9.1%と前年度から4.4ポイント増、経常収支比率は89.5%と前年度から4.5ポイント減の大幅な改善となりました。  歳入総額のうち基幹収入である市税は328億6,766万2,826円で、前年度比0.7%増となり、2年ぶりに増加となりました。個人市民税については、滞納繰越分の収入額の増額等により156億4,425万2,213円、前年度比0.3%増となりました。また、個人市民税は、納税義務者の増加で均等割額は増えているものの、所得割額は減少しております。法人市民税は、法人税割の増加等により12億1,469万731円、前年度比2.3%増となりました。市税収入全体の状況からは新型コロナウイルス感染症の影響からの回復傾向が見られるものの、景気動向や雇用情勢、また、2022年度に入ってからの物価高騰の状況など、先行きを見通せる状況ではありません。また、地方交付税については、再算定により基準財政需要額が増となったことなどにより45億9,829万5,000円と、前年度比56%増となったことも歳入面での大きな特徴となりました。  歳出について性質別経費で見ますと、義務的経費は約420億4,800万円で、前年度比10.4%増となりました。増額の主な要因は、扶助費として、コロナ禍における子育て世帯や住民税非課税世帯への給付金の支給事業がありますが、一方の減額要因としては、人件費における退職者の減による退職金の減少、公債費における合併特例債の償還が進んだことなどがあります。投資的経費は、普通建設事業として中央図書館・田無公民館の耐震補強等改修工事等が行われ、約39億7,100万円、その他の経費は、物件費として新型コロナワクチン集団接種の運営委託料やコロナ禍の下の市内消費喚起の実施に伴う委託料等により約142億9,000万円となりました。  2021年度決算全体としては、実質単年度収支が過去最大の約24億8,700万円の黒字となり、財政調整基金は5億円を取り崩しましたが、10億4,081万9,000円を積み立て、年度末残高は約39億1,300万円、標準財政規模の9.3%となり、目標としている10%にほぼ到達する状況となりました。先ほど申し上げましたとおり、今後の景気動向等の先行きの見通しは難しい状況ではありますが、引き続くコロナ禍の下で2021年度決算が過去最大の黒字額となったこと、また、目標額の達成に近づきつつある財政調整基金残高の状況、運用については、今後の住民福祉の向上として市民生活に最大限還元することを求めておきます。  以下、本決算に反対する主な理由として5点について申し上げます。  1点目は、2021年度も少なくない不適切な事務処理、事務処理誤りが起こってしまったということであります。具体的には、市民税・都民税税額決定・納税通知書の課税明細の印字出力誤り、後期高齢者医療保険料の算定誤り、特定健康診査受診券の送付誤り、公文書の偽造、公印不正使用等がありました。また、今年度に入ってからも、児童扶養手当が1年間にわたって未支給となっていた事案の発覚、今議会でも後期高齢者医療保険特別会計補正予算書における記載誤りが発生しております。  この間も企画総務委員会でも、所管事務調査として事務処理適正化の取組について議論がされており、執行部でも事務処理適正化等検討委員会を設置、2021年度には7回の会議があったことが決算資料で示されましたが、根本的な改善策にはまだ至っていないと私たちは考えております。不適切な事務処理、事務処理誤りの発生は、執行部と議会の信頼関係はもちろん、市民からの行政全体への信頼という観点からも大きな溝が生まれてしまうことにつながります。引き続きの組織的な改善検討とともに、職員が萎縮することなく働ける職場環境づくり、メンタルヘルスのケアやハラスメントの根絶、また、過度な負担が特定の部署、職員に偏っている状況があれば、ミスを防ぐという観点からの人事的な対応も必要と考えます。  反対理由の2点目は、私たちが会派で繰り返し指摘をしてきております第4次行財政改革大綱アクションプランに基づく市民サービスの有料化、値上げの問題であります。この間に様々な項目にわたり指摘をしてきておりますが、コロナ禍の下、その検討状況は、率直に言って足踏み状態となっているのではないでしょうか。コロナ禍に物価高騰の状況が重なる下、受益者負担の適正化という名目で市民サービスの有料化、値上げを検討することは、市民感情ともかけ離れることだと強く指摘します。決算審議では具体的に胃がん検診について取り上げましたが、対策型5がんの無料検診制度は市民の命と健康を守るためにも、今後も継続すべきと意見を申し上げておきます。  行革大綱アクションプランに関連して、マイナンバーカードについても一言意見を申し上げます。決算資料、決算質疑では、西東京市のマイナンバーカード普及率が2021年度末にようやく50%近くになったものの、カードを使用したコンビニでの住民票写しの発行は20%台にとどまっているということが明らかになりました。根本的にはマイナンバー制度自体への国民的な大きな不信感があることは会派としても繰り返し指摘をしてきました。国からは、マイナンバーカード交付率に応じて自治体への地方交付税の算定率に差をつける方針が示されましたが、とんでもない筋違いであり、地方自治の軽視にもつながります。国の言いなりになるのではなく、西東京市としてマイナンバーカード関連の施策には慎重な対応をしていく必要があることを指摘しておきます。  なお、今後策定される第5次行財政改革大綱についても、私たちはこれまでと同様の立場から、その内容を厳しく見ていくことも申し添えておきます。  3点目は生活保護行政についてであります。今回の決算審議では、生活保護行政に関わり大きく2つの問題点が明らかになりました。  まずは無料低額宿泊所についてであります。無料低額宿泊所は、あくまで本来は一時的な利用が前提でありますが、決算資料により、1年以上入居している方が一定数おり、3年以上が13人、うち相部屋となっている方が5人いることが明らかになりました。憲法第25条 生存権の理念から考えても、早急に改善すべき事態だと強く指摘をします。住宅課が行っている住宅セーフティネットの活用を含め、庁内連携や関係機関との連携の強化により早期に課題を解決し、今後の無料低額宿泊所の対応については適切に行うことを求めます。  もう1点は扶養照会についてであります。この間、池澤市長からは、扶養は保護の要件とは異なる位置づけであると規定されているので、生活保護の申請を妨げるものではない、申請者の状況を丁寧に聞き取り、扶養照会は申請者の同意を得てから行っているという趣旨の答弁を頂いているところではありますが、そのとおりの対応が現場に徹底されているのか、また、市民への広報、周知がそのように行われているのか疑問を呈さざるを得ない状況が今回の決算資料や決算質疑から明らかになりました。昨年の3月30日付で厚労省から発出された「「生活保護問答集について」の一部改正について」では、扶養義務者に対する扶養照会は、扶養義務の履行が期待できると判断される者に対してのみ行うことが明記されています。この点についても改めての対応を求めます。  なお、質疑では時間の関係で触れませんでしたが、生活保護の申請者、受給者への対応を改善していくためにも、ケースワーカー1人当たりの担当数が国基準の80世帯となるよう、ケースワーカーの抜本的増員も継続して求めます。  反対理由の4点目は、コロナ禍の下の市内事業者への支援について、とりわけ、年度途中で1億円余りの未執行額が出る見通しの下、その額を直接支援に使わなかったことであります。2021年度は、4月から5月に感染拡大の第4波、オリンピックが開催された前後の7月から8月に第5波、そして年明けすぐの1月から3月に第6波という状況でありました。多くの専門家が指摘をしたように、感染拡大の波が繰り返されました。商工費として使える1億円余りの未執行額をどのように使うか、その検討がされたのは確かに感染動向としては減少傾向の時期であった9月から10月だと思いますが、次の感染拡大の波が来るリスクを踏まえて検討するのは当然であります。私たちは幅広い業種の市内事業者に届く直接支援策に使うように求めました。しかし、キャッシュレス決済ポイント還元事業の第2弾実施という判断がされ、結果的に実施時期は感染拡大のタイミングに当たってしまい、国からの交付金を使い切れず、キャッシュレス決済ポイント還元事業の関連で約8,000万円もの執行残額を国庫に返還することになりました。私たちは消費喚起策も重要とは考えますが、コロナ禍の下、優先されるべきは、幅広い事業者に届く直接支援策であります。当時の西東京市の政策判断について大きな誤りがあったことを2021年度決算審議の場で改めて指摘をいたします。  最後、5点目は、学校図書館の学校司書配置についてであります。私たちは1校1名の配置を長年にわたり要望していますが、今回の決算審議の場でも2校1名の現行の配置に異常なまでに固執をする教育委員会の姿勢が改めて明らかになりました。この間に指摘をしてきているように、国の方針では1校1名配置に向けた動きが今後より具体化される可能性も大いにあります。本市では、学校司書に係る基準財政需要額算定基準相当の予算措置はしていますが、プラスの予算措置を行い、学校司書の処遇を変更することなく、1校1名の学校司書配置を目指すべきであります。決算審議の答弁の中では、現行の2校1名配置のメリットなどが示されましたが、いずれも1校1名でも対応できる、あるいは1校1名のほうがその取組内容を豊かに発展させることができるものであると考えます。2校1名配置への固執からは脱却し、子どもたちが読書の楽しみを実感しながら読書の習慣づけをしていくためにも、まずは小学校からでも1校1名の学校司書配置を早期に進めることを求めます。  以上のことを申し述べ、2021年度決算に対する反対討論とさせていただきます。 8: ◯11番(佐藤大介君) 議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定について、立憲フォーラムを代表いたしまして賛成の立場で討論を行います。  令和3年度一般会計は当初予算額が722億3,000万円でありましたが、11回の補正で118億3,548万9,000円を増額し、令和2年度からの繰越明許費24億2,828万6,000円が加算され、予算現額は864億9,377万5,000円となりました。歳入決算額は853億2,240万8,119円、歳出決算額は804億8,310万3,711円で、歳入歳出差引額は48億3,930万4,408円となっております。歳入歳出の差引額から繰越明許費に係る翌年度への繰り越すべき財源額を差し引いた実質収支額は38億1,173万9,408円の黒字となっております。前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額も19億4,590万327円の黒字となっております。  なお、実質収支額には超過交付返還金が約16億円含まれていることに留意する必要があります。令和3年度の経常収支比率は89.5%で、前年度と比べて4.5ポイント改善したことは評価できますが、経常収支比率を今後90%以下に維持できるかは微妙であります。  新型コロナウイルス感染症への対応として市民生活や地域経済の支援などの対策を最優先とし、令和3年度は11回の補正予算のうち10回の補正予算で、国や東京都からの補助金や国の地方創生臨時交付金などの財源と合わせて機動的に一般財源を活用した生活支援、健康支援、事業者支援等、さらには教育分野の支援などに積極的に取り組んだことは高く評価をさせていただきます。  高齢者のフレイル予防事業の推進では、東京大学高齢社会総合研究機構と連携協力し、フレイルチェックや啓発活動、サポーターの養成などを実施したことは評価いたしますけれども、まだまだ足りないなという印象でございます。2025年、団塊の世代が75歳の後期高齢者となるまで残り約2年半となりました。一人暮らしの高齢者は年々増加しており、2035年には841万人の高齢者が一人暮らしになると予測されております。フレイル予防は、最近では40歳から始めるのがベストという話もありますので、今後は対象者を広げての事業の取組を要望させていただきます。  キャッシュレス決済ポイント還元事業においては、PayPay等、機器を設置したお店からは、売上げが上がった、お客さんが増えたなどの声が私のところにも寄せられておりますが、一方では、難しそうだから使わない、現金払いじゃないと心配などの声も聞きました。現に商工会に加入していない店舗は十分な説明が行き届いておらず、この事業の目的がはっきり伝わっていないお店も多数ありました。今後は、この事業に限らずですが、例えば高齢の方が経営されている店舗などでも分かるような説明の場をもっと設けていただきたいと意見を申し述べておきます。  小学校17校、中学校7校の体育館に空調設備を設置し、熱中症対策及び災害時の避難施設としての機能向上に取り組まれたことは高く評価いたします。今後、体育館のトイレについて、災害時、誰でも安心して使用できる設備等の議論もさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  障害者支援については、もう少し力を注いでいただきたいと率直に意見を言わせていただきます。今回の決算特別委員会でも質疑させていただきましたが、目の不自由な方の外出はまさに命がけであります。そんな中で市内に設置されている音響信号機は10か所でありますが、その中で24時間音が出る設定となっている箇所が1か所もないということが分かりました。まさに、2018年に駒込駅近くであった事故がこれであります。周辺住民の要望により、時間帯によって音が止められているわけです。目の不自由な方の外出できる時間帯を強制的に狭められているようなものです。委員会でも提案させていただきましたが、周辺の住民に配慮した信号機もあるわけですから、市長がおっしゃる、障害のある方やその御家族が住み慣れた地域で安心して安全に生活できるようなまちになるよう、今後の取組に期待いたします。  令和4年度もまだまだ新型コロナウイルス感染症への対応で大変かと思いますけれども、さらなる健康応援都市の実現に向けた取組と子どもがど真ん中にあるまちづくりの実現に向けた取組をお願い申し上げまして、賛成の討論といたします。 9: ◯2番(かとう涼子君) 議案第69号 令和3年度西東京市一般会計決算に対し、生活者ネットワークを代表して賛成の立場で討論を行います。  池澤市政1期4年間の初年度に当たる令和3年度は、令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症対策に伴う国・都の事業が相次いだことにより、歳入歳出総額ともに800億円を超える過去2番目の決算額となりました。歳入総額は853億2,240万8,119円、市の基幹的収入である市税は予算現額を10億1,313万1,826円上回る過去最高の328億6,766万2,826円となりました。コロナ禍に伴う税収悪化を見越していた当初予算段階から大幅な上振れとなったことにも助けられ、公債費の総額は前年比6.4%減の47億4,428万3,243円となりました。次世代への責任を打ち出した池澤市政の初年度としては好調な滑り出しと言えますが、物価高騰による経済情勢の悪化など、以前にも増して先行きが見通せない状況が続く中、今後はより一層戦略的な公債費管理が必要と言えます。  市税の徴収率は前年比0.3ポイント増の98.8%と、合併後最高の実績となりました。徹底した財産調査により不納欠損を着実に減らしていることを評価しつつ、滞納繰越分の徴収率が前年比12.0%増の55.7%となったことから、コロナ禍での無理な債権回収が行われていないかを注視してまいりました。督促、催告は滞納者との重要なコミュニケーションの機会でもあります。できる限り自主納付に向けた相談につなげるとともに、多重債務や生活困窮に陥っている市民を早期に発見し適切な支援へつなぐための一助としていただけますよう求めます。  コロナ禍も2年目に突入した令和3年度は、市民生活や子どもたちの学校生活にも疲労が色濃い中での1年でした。地域における共助が足踏み状態となり、孤立する人々への目配りが届きにくくなる中、子育てや介護の閉塞感が高まっています。また、コロナ禍は、若者や女性を広範に直撃し、見えない貧困を可視化させました。審査時間に限りのある中、今回の決算で生活者ネットワークは、市民の窮状に応えるサービスが提供できたかという点に絞って審査に臨みました。中重度の要介護者が市内に増加しており、在宅介護を担うケアラーの負担は日に日に増しています。後方支援病床事業は、在宅介護を支える非常に重要な事業であるにもかかわらず、必要な人を制度につなぐ回路が十分に機能していない状況が明らかになりました。医療ニーズの高い高齢者が急増する中、9期介護保険事業計画では、ケアラーのレスパイトに光を当てた政策が急務の課題です。持続可能な在宅介護の推進に向け、ケアラー支援施策の本格的な検討実施を強く要望いたします。  コロナ禍の中、児童虐待件数も過去最高となりました。未就学児の件数が圧倒的に多いことから、乳幼児を抱えた保護者がストレスの中で孤立している状況が見てとれます。児童福祉と母子保健、身近な子育て支援の場が一体となって地域での見守りに取り組めるよう、エリア圏域の議論と併せて地域子育て支援センターの早期増設を強く求めるものです。  また、市民生活を支える職員のうち約40%が会計年度任用職員で、ワーキングプアと呼ばれる低所得で不安な立場であります。職員はコストではなく財産です。そのことを再認識するとともに、正規職員を減らさなければ交付金を減らされるという国制度を変えるよう市から国に対し意見することを求めます。  また、池澤市長は初めての施政方針において、令和3年度中のゼロカーボンシティ宣言を目指し、脱温暖化への転換を図ると明確に打ち出しました。このことは生活者ネットワークがかねてより求めてきたことであり、その方向性について心から歓迎しております。しかし、国内外の災害の状況を鑑みれば、温暖化対策の一環として廃棄物減量に向けた取組は速やかに推進すべき課題です。かねてより提案してきた廃棄物減量等推進員の役割を見直し、より実効力のある事業に転換するよう再度要望いたします。  今回の決算に当たり、評価できる点については大幅に質疑を割愛しましたが、若者の困窮に光を当てた学生応援特別給付金給付事業やフードパントリーの実践、災害備蓄品を活用した自宅療養者支援の取組などは、市職員が一丸となって市民に寄り添う姿勢も含めて高く評価しております。また、度重なる緊急事態宣言の中、市内小中学校が家庭と学校をつなぐオンライン授業に果敢に着手し、学校預かりや給食登校など、様々な家庭状況に配慮しながら子どもに寄り添う対応をされたことは、今なお強く印象に残っております。夏休み明けの授業は、テレビや新聞にも度々取り上げられるなど、市内外からの注目を集めたほか、取組の検証によってオンライン授業と対面授業、双方の有効性と限界を学べたことは、まさに実践のたまものでありました。教育委員会をはじめ各校の先生方の取組に心より感謝を申し上げます。  11回に及ぶ補正予算の中では、子育て世帯臨時特別給付金給付事業や住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業などにおいて、プッシュ型給付の体制が少しずつ進んできました。申請主義に寄りかからず、必要な支援を必要な方に漏れなく届けるために何ができるのか、さらなる検討と体制整備に取り組んでいただけますよう要望いたします。  最後に、令和3年度の目玉事業でもあったキャッシュレス決済ポイント還元事業と市内消費喚起事業について一言申し添えます。本事業については、本年6月、令和4年度補正第4号で超過交付返還金が確定した際の質疑において様々指摘させていただきましたが、参加店の3分の1しか回答のない事業者アンケートを効果測定の根拠としたことや、どの業種の売上げにどの程度寄与したのかといった客観的な分析に欠けるなど、依然として課題の大きい事業であったと総括しています。国・都の交付金とはいえ、巨額な予算を使って独自事業を遂行したのですから、事業の効果検証は市長の当然の責務です。単なるバラマキ、選挙対策などと言われないためにも、以後、新たな事業を検討する際には、効果測定の手法とセットで制度設計を行うべきであると申し添え、本議案への賛成討論といたします。 10: ◯3番(田村ひろゆき君) 議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定について賛成の立場で討論いたします。  令和3年度一般会計歳入決算額は令和2年度比170億5,274万9,784円、16.7%減の853億2,240万8,119円、歳出決算額は令和2年度比192億5,584万5,111円、19.3%減の804億8,310万3,711円となりました。特別定額給付金給付事業等により過去最高の決算額となった令和2年度と比べれば減少したものの、新型コロナウイルス感染症への対応等により計11回の補正予算を編成したこともあり、過去2番目の決算額となりました。市税収入が過去最高となったことにも支えられ、財政調整基金残高が標準財政規模の10%近くにまで回復したことは一定の評価をいたしますが、依然として新型コロナウイルス感染症への対応が求められるのに加え、燃料費の高騰や物価高が市民生活に大きく影響していることを踏まえ、基金残高の回復と市民生活の下支えの両面を意識したバランス感ある財政運営を今後も求めます。  令和3年度を振り返ったとき、市民にも多大な影響を与える不適切な事務執行が繰り返されたことは非常に残念です。個々の事案について改めてここで述べることはいたしませんが、事務処理適正化に向けて原因の究明、再発防止策の徹底を図るとともに、一人一人の職員にとって風通しがよく働きやすい職場環境をつくっていただきますよう、改めてお願い申し上げます。  令和3年度の予算執行に当たっては、子ども・若者支援の視点を盛り込むよう強く要望いたしました。市内の子ども食堂への補助や、本市独自の取組として国の修学支援新制度を受けている非課税世帯等の学生を対象とした西東京市学生応援特別給付金の支給が行われたこと、子育て世帯への各種給付金の支給が行われたことは評価します。一方、各種給付金の支給に当たっては、いわゆる所得制限によって、もらえる、もらえないの差が生じ、不公平感を抱く方が少なからずいらっしゃったことは指摘しておきたいと思います。今後実施される事業の中でどのような対応ができるかについて御検討いただきたいと思います。  大学生等若者向け緊急食料支援を計2回実施し、困窮する学生の支援ができたことに加え、その後の相談先として福祉丸ごと相談窓口につながったケースもあったという点は、これまで行政との接点が持ちづらかった若年層へのアプローチとして有効であったと思います。また、令和2年度に実施できなかった成人式に代わり、21歳の成人式として旧交を温める機会を設けられたことも評価いたします。  令和4年第1回定例会において、2050年二酸化炭素排出量実質ゼロを目指し、ゼロカーボンシティ宣言を行ったことは、かねてより求めてきたことでもあり、今後の大きな方向性を示すものとして評価します。残念ながら、その後のロシア・ウクライナ情勢の悪化により、電力、ガス等のエネルギーを取り巻く状況が厳しさを増していますが、本市として再生可能エネルギーのさらなる導入についてどのようなことができるか、未来に向けて何ができるかについては、引き続き模索していただきたいと思います。  学校教育においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためのオンライン授業が実施されました。児童生徒の状況に合わせて預かりの実施や給食の提供も行うといった他自治体にはない取組は多くのメディアでも取り上げられ、注目を集めました。現場で奮闘された先生方の御努力に深く感謝いたします。一方、学校行事については中止や内容変更を余儀なくされるものも多く、結果として、通っている学校によって同じ西東京市の児童生徒でありながら体験できる内容が大きく異なる結果となったのは残念です。そうした中でも、常に子どもたちの気持ちに寄り添った対応をしていただいたと承知しておりますので、その姿勢は今後もお続けいただければ幸いです。  市内経済対策として実施された市内消費喚起事業、キャッシュレス決済ポイント還元事業、エッセンシャルワーカー応援事業の3事業については、これまでにも、その規模の妥当性や効果検証の手法について厳しい意見を申し上げてまいりました。使用実績、決済額等の数字をもって事業効果があったと繰り返し御説明いただいているところではありますが、一過性のものになっていないか、事業期間終了後の売上増、来店者増にもつながるような取組となっているのか、アンケートにお答えいただけなかった事業者、各種事業に参加しなかった事業者の声は拾えているのか等、今後に向けて検討すべき課題はあると改めて申し上げます。  最後に、ただいまの市内経済対策にも関係しますが、委託の在り方について一言申し上げます。本市の事業を委託として実施することについて否定するものではありませんし、効果的、効率的な事業実施、また、専門性を生かした事業実施が行われるのであれば、委託事業者がそれに当たることは必要なことであると思います。しかしながら、決算審査の場面で申し上げると、委託された事業については、決算書上、委託料としか表示されず、詳細の使途についてのチェックが難しいのが現状です。先日の決算特別委員会では、市内消費喚起事業、キャッシュレス決済ポイント還元事業、エッセンシャルワーカー応援事業の3事業について、実績報告書を資料として求め、詳細な内容についてお尋ねしましたが、十分なお答えを頂くのに時間がかかる場面がありました。委託した中身について、その実施状況を担当部署が十分に把握しているのか不安になる場面であったと言わざるを得ません。とりわけ随意契約によって行われる事業については、入札時の競争性が働いていないことから、その実施状況については、より厳しい目をもって確認していく必要があると考えます。  今後も気になる事業については今回のように資料を求め、決算特別委員会をはじめ様々な機会に、その詳細について確認させていただきたいと思いますが、各担当部署にあっては、委託先業者の事業執行状況についてしっかりとチェックをし、説明責任を果たせるようにしていただきたいと要望させていただきます。  以上、幾つかの意見を申し上げた上で、令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定について賛成討論とさせていただきます。 11: ◯21番(小峰和美君) 討論に先立ちまして、私の議員経験の中で市長がいない議会というのは初めてです。市長の代わりに副市長をはじめ多くの職員に聞いてもらいたいと思っております。  議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論に参加させていただきます。そもそも歳入歳出決算の数字等は同僚議員が今述べておりますので、私は決算審査で明らかになった点だけを中心に討論に参加させていただきます。  まず、令和3年度の一般会計全体としては、たしか11回の補正予算まで組んで、市内の経済、また医療関係、市民の生命・財産を守るために尽力したことは大変評価いたします。その中でエッセンシャルワーカー支援などは、これは市独自の施策でしたよね。その中でとても効果を発揮した。要するに、医療関係者をサポートする立場の人たちを本当にそういうところでサポートしたということで、大変な評価を私は持っております。  それで、コロナ禍で先が読めない中で、貴重な予算に対して執行率は、不用額が一定額生じたことはやむを得ない事情だと私も思っております、これは同様の意見でありますが。一方、決算審査における執行部の姿勢に関して大きな疑問、大きな失望がありました。改めて指摘しますが、令和3年度の事務報告書における休日歯科診療委託事業における歯科医院の箇所数について、年末年始、歯科医師会の先生方の御尽力により、1日、2日、3日、3院も開設していただいて、市民の歯科診療に対して尽力をしている中、令和3年度の事務報告書は、歯科医院1か所で診療と書いてある。私が決算特別委員会の審査中に指摘したにもかかわらず、執行部からの答弁は、誤解を招く表現でした。このような答えがあって、私はもう本当に唖然としてね。どうしたのって。だって、私が指摘した3か所の歯科医師会会員の方が御尽力していただいたのに、事務報告書は1か所だけ診療と書いた。それを、「誤解を招く表現」。私は、誤解とか理解しないとかの問題ではない。実際に誤りですよ。誰もが人間は誤りをしますよ。  それで、過去の歴史を見ると、保谷市の都丸市長、彼はいろんなことで議会に対して減額条例かな、自分の、日本一ですよ。でもそれは、自分が自ら招いたことで議会に迷惑をかけたということで、しているわけです。西東京市でもありましたよね、介護保険の誤徴収、数字が違った。今回も後期高齢者医療でたしか記載ミスがありましたよね。そのときに部長は謝罪をしているわけですよ。私はそれを、ずっと──誤解を招く表現だって、ずっと言われちゃうよ。こんな市議会、隠蔽体質そのものを語っているようだよ、事なかれ主義を語っているようだよ、これでいいの。私は許さないよ、私は絶対に許さない。誤表記を、歯科医院1か所で診療と書いてあるんですから。それを、3か所やって、尽力していただいたのに、事務報告書に、市のほうがそういうようなことを書いていいんですか。  私は過去の歴史を見て、田無市の木部市長の次、末木市長、そのときに合併した保谷高範市長、そして坂口市長かな、それで丸山市長、今の池澤市長、過去の市長で、こういうミスをミスと認めない隠蔽体質や事なかれ主義、もうがっかりですよ。部課長、あなたたちが市長を守らなきゃ誰が守るんですか。本当にがっかりです。恐らくこの決算に限らず、事務処理がしっかり行われるのか私はよく知りませんが、事務処理何とか委員会って多分あると思うんですけど、副市長がトップで行われることですよね。行政のプロから見れば、今回の指摘が不適切かどうか、誤解とかそういうレベルなのか明らかになるでしょう。私はその結果を楽しみにしています。私は任期中、次の定例会の一般質問でもお伺いいたしたいと思います。私の言っていることが間違っているなら、間違っていると言ってくださいよ。事務報告書に1か所、でも、歯科医師会の先生方の御尽力に、市民の歯科診療に関して3か所も、休みのときに3か所も開いていて、1か所なんて、こんな失礼な書き方はない。ということを付して私の賛成討論とさせていただきます。 12: ◯議長保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13: ◯議長保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第69号 令和3年度西東京市一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 14: ◯議長保谷なおみ君) 挙手多数であります。よって議案第69号は委員長の報告のとおり認定されました。
        ─────────────── ◇ ─────────────── 15: ◯議長保谷なおみ君) 次に、議案第70号についての討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許します。 16: ◯9番(中村すぐる君) 議案第70号 令和3年度西東京市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日本共産党西東京市議団を代表して反対の討論をいたします。  2021年度決算は、歳入総額が192億3,506万3,764円、歳出総額が188億5,891万9,372円であり、歳入歳出差引額は3億7,614万4,392円となりました。歳入において今後削減、解消を図っていくとされる、その他一般会計繰入金、法定外繰入れは14億8,000万円であります。  私たちは2021年度当初の本特別会計予算審議の際は、当時の国民健康保険財政健全化計画で2021年度に予定されていた国保料引上げについて、池澤市長が国保料据え置きという判断をされたことを評価して賛成しました。しかし、2021年度には、改めての国民健康保険財政健全化計画が策定され、2023年度から2年置きに保険料率を改定し、20年かけて法定外繰入金を解消していく方針が示されました。この間の議会質問により、法定外繰入れが解消された場合、年収400万円のモデル世帯では、現在でも高過ぎる国保料からさらに1.5倍にも跳ね上がることが明らかになっています。このような値上げ計画は、憲法第25条で保障する生存権を脅かすものであり、断じて容認できません。  全国知事会、全国市長会などは、国保加入世帯に低所得層が多い一方で、保険料が他の医療保険よりも高く、国保加入世帯の負担が限界になっていることを国保の構造問題だとし、これを解消するため、公費投入、国庫負担を増やし国保料を引き下げることを国に要望し続けている状況があります。本来は国策で財源の手当てがされるべきですが、国がその姿勢を示さない下では、自治体において国保料軽減のための独自の財源措置を継続して行うべきであります。西東京市国民健康保険財政健全化計画では、法定外繰入れが決算補填、赤字であることが殊さら強調されていますが、このような姿勢は国保の構造問題を自治体自身がさらに悪化させることになります。  この間にも繰り返し述べていますが、国民健康保険は国民皆保険制度の根幹であり、市民の命、健康を守る最後のとりでだということを改めて強く指摘します。国保料の今後の大幅な引上げにつながる財政健全化計画には賛同できないことを申し述べ、2021年度国民健康保険特別会計決算への反対討論とします。 17: ◯議長保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯議長保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第70号 令和3年度西東京市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 19: ◯議長保谷なおみ君) 挙手多数であります。よって議案第70号は委員長の報告のとおり認定されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 20: ◯議長保谷なおみ君) 次に、議案第71号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21: ◯議長保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第71号 令和3年度西東京市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 22: ◯議長保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第71号は委員長の報告のとおり認定されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 23: ◯議長保谷なおみ君) 次に、議案第72号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24: ◯議長保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第72号 令和3年度西東京市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 25: ◯議長保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第72号は委員長の報告のとおり認定されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 26: ◯議長保谷なおみ君) 次に、議案第73号についての討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許します。 27: ◯19番(保谷清子君) 議案第73号 令和3年度西東京市後期高齢者医療特別会計決算の認定に、日本共産党西東京市議団を代表して反対の立場で討論を行います。  令和3年度の決算額は、歳入総額は47億1,715万2,955円、歳出総額は46億9,017万2,735円、歳入歳出差引額は2,698万円となりました。後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を、それまで加入していた国民健康保険や健康保険などの公的医療保険から引き離し、別立ての医療保険に囲い込み、高齢者の受診を抑制するためにつくられた制度です。保険料は2年ごとに改正され、令和2年度、3年度の保険料は、均等割額を4万3,300円から4万4,100円に800円の値上げ、所得割率を8.8%から8.72%に0.08%引き下げました。均等割額については、国の軽減特例措置が廃止されたことにより、8割軽減が令和2年、3年度は7割軽減に、8.5割軽減は、令和2年度7.75割軽減、令和3年度は7割軽減になり、特に低所得者の保険料が引き上がりました。  東京都広域連合の試算では、公的年金収入80万円の一人暮らしの方は、令和元年度年額8,600円の保険料が、令和3年度では4,600円引き上がり、1万3,200円と、1.5倍の値上げになります。年金収入168万円の一人暮らしの方は、令和元年度、1万3,000円の保険料が、令和3年度、6,700円引き上がり、1万9,700円になるとの試算で、やはり1.5倍の引上げです。  このような状況の下、令和2年度、3年度の1人当たりの平均年額保険料は10万1,053円で、前年度より3,926円、4.0%増の大幅な値上げとなっています。  反対の理由の第1は、このように、あまりにも高い保険料の負担です。高齢者の暮らしは、コロナ禍の影響、物価高、年金の目減り等で悪化の一途をたどっており、暮らしを直撃する保険料の負担増は容認できません。  反対の理由の第2は、今年の10月1日から医療費の窓口負担が1割から2割に引き上がるからです。昨年の国会で私どもと立憲民主党は反対しましたが、自民党、公明党、維新の会、国民民主党の賛成で成立した改悪法に基づき実施されるものです。単身で年収200万円以上、夫婦世帯で年収320万円以上が該当するなど、中低所得者を狙い撃ちにしたものです。本市でも後期高齢者の2万6,700人のうち4人に1人以上、7,000人の方が2割負担となります。幾つもの病気を抱え、治療が長引きがちの高齢者の窓口負担を2倍化するということは、受診抑制を引き起こし、医療の中断を招き、重症化につながります。  国は、2倍化は現役世代の負担を減らすためと言っていますが、国会の質疑で、現役世代の負担軽減は1人当たり月30円にしかならないことが明らかになりました。最も削減されるのは国・自治体の公費1,140億円で、公的な社会保障費の削減を推進するものです。減らしてきた高齢者医療の国庫負担割合を元に戻すことこそ急務です。国は配慮措置を設けて、負担増を月最大3,000円に抑えると言いますが、外来に限った3年間だけの措置です。その上、複数の医療機関の外来や薬局を利用すれば、負担増が月3,000円を超えても2倍負担を支払う償還払いとなります。負担超過分が患者に返金されるまで4か月ほど待たされます。配慮措置を設けていても、お金のない人は医療にかかれないとなる、高齢者の命を削る制度です。さらに、窓口2割負担となる所得要件は、国会審議の必要がない政令で定めているため、今後、2割負担の対象拡大が狙われるのは必至です。医療費窓口負担の2倍化は中止、撤回すべきです。  以上、述べた理由から、問題の多い後期高齢者医療制度は廃止し、かつて高齢者の医療費が無料であった老人福祉法に戻すことを指摘し、本議案に反対の討論といたします。 28: ◯議長保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯議長保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第73号 令和3年度西東京市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 30: ◯議長保谷なおみ君) 挙手多数であります。よって議案第73号は委員長の報告のとおり認定されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 31: ◯議長保谷なおみ君) 次に、議案第74号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯議長保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第74号 令和3年度西東京市下水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 33: ◯議長保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第74号は委員長の報告のとおり認定されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 34: ◯議長保谷なおみ君) 日程第7、陳情第18号 西東京市役所の業務改善に関する陳情を議題といたします。  ただいま議題となっております陳情第18号は、配付してあります陳情付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。(別冊参照)  お諮りいたします。  ただいま議題となっております陳情第18号については、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯議長保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よってそのように決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 36: ◯議長保谷なおみ君) 日程第8、文教厚生委員会の閉会中継続審査の申出を議題といたします。  文教厚生委員長から、会議規則第111条の規定により、配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申出がございました。  文教厚生委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯議長保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 38: ◯議長保谷なおみ君) 日程第9、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定により、配付いたしました議員派遣についてのとおり閉会中に議員派遣を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39: ◯議長保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって議員派遣についてのとおり閉会中に議員派遣を行うことに決しました。  お諮りいたします。  ただいま議決されました議員派遣について、変更を要するものについての措置は議長に一任していただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯議長保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって議員派遣について変更を要するものについての措置は、議長に一任していただくことに決しました。  また、令和4年第2回定例会で議決されました議員派遣についての報告は、配付のとおりであります。     ─────────────── ◇ ─────────────── 41: ◯議長保谷なおみ君) 日程第10、諸報告を行います。  議長報告は、東京都北多摩議長連絡協議会定例総会概要、東京都市議会議長会8月定例総会概要であります。  次に、行政報告は、予備費の充用状況、令和4年度第1回及び第2回東京都市長会議報告について、契約関係、裁判関係、以上であります。  報告の詳細は、配付してあります文書によって御了承願います。     ─────────────── ◇ ─────────────── 42: ◯議長保谷なおみ君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。  本日の会議を閉じます。  これをもって令和4年第3回西東京市議会定例会を閉会いたします。               午前11時21分閉議・閉会    ──────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    西東京市議会議長    保 谷 なおみ                    西東京市議会副議長   森  しんいち                    西東京市議会議員    かとう 涼 子
                       西東京市議会議員    大 林 光 昭                    西東京市議会議員    田 中のりあき 発言が指定されていません。 © 西東京市 ↑ 本文の先頭へ...