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  1. 西東京市議会 2022-03-28
    西東京市:令和4年第1回定例会(第7日目) 本文 開催日: 2022-03-28


    取得元: 西東京市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 西東京市:令和4年第1回定例会(第7日目) 本文 2022-03-28 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 170 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 2 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 3 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 4 : ◯予算特別委員長(田代伸之君) 選択 5 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 6 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 7 : ◯19番(保谷清子君) 選択 8 : ◯6番(山田忠良君) 選択 9 : ◯18番(森てるお君) 選択 10 : ◯23番(佐藤公男君) 選択 11 : ◯2番(かとう涼子君) 選択 12 : ◯21番(小峰和美君) 選択 13 : ◯8番(納田さおり君) 選択 14 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 15 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 16 : ◯3番(田村ひろゆき君) 選択 17 : ◯11番(佐藤大介君) 選択 18 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 19 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 20 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 21 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 22 : ◯2番(かとう涼子君) 選択 23 : ◯8番(納田さおり君) 選択 24 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 25 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 26 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 27 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 28 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 29 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 30 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 31 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 32 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 33 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 34 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 35 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 36 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 37 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 38 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 39 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 40 : ◯22番(森しんいち君) 選択 41 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 42 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 43 : ◯18番(森てるお君) 選択 44 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 45 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 46 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 47 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 48 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 49 : ◯企画総務委員長(田代伸之君) 選択 50 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 51 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 52 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 53 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 54 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 55 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 56 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 57 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 58 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 59 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 60 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 61 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 62 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 63 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 64 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 65 : ◯文教厚生委員長(大竹あつ子君) 選択 66 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 67 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 68 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 69 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 70 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 71 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 72 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 73 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 74 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 75 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 76 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 77 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 78 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 79 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 80 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 81 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 82 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 83 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 84 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 85 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 86 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 87 : ◯建設環境委員長(納田さおり君) 選択 88 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 89 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 90 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 91 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 92 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 93 : ◯市長(池澤隆史君) 選択 94 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 95 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 96 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 97 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 98 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 99 : ◯市長(池澤隆史君) 選択 100 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 101 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 102 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 103 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 104 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 105 : ◯市長(池澤隆史君) 選択 106 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 107 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 108 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 109 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 110 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 111 : ◯市長(池澤隆史君) 選択 112 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 113 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 114 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 115 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 116 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 117 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 118 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 119 : ◯15番(酒井ごう一郎君) 選択 120 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 121 : ◯15番(酒井ごう一郎君) 選択 122 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 123 : ◯18番(森てるお君) 選択 124 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 125 : ◯18番(森てるお君) 選択 126 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 127 : ◯8番(納田さおり君) 選択 128 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 129 : ◯8番(納田さおり君) 選択 130 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 131 : ◯21番(小峰和美君) 選択 132 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 133 : ◯21番(小峰和美君) 選択 134 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 135 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 136 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 137 : ◯20番(藤岡智明君) 選択 138 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 139 : ◯20番(藤岡智明君) 選択 140 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 141 : ◯3番(田村ひろゆき君) 選択 142 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 143 : ◯3番(田村ひろゆき君) 選択 144 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 145 : ◯1番(後藤ゆう子君) 選択 146 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 147 : ◯1番(後藤ゆう子君) 選択 148 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 149 : ◯22番(森しんいち君) 選択 150 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 151 : ◯22番(森しんいち君) 選択 152 : ◯提出者(稲垣裕二君) 選択 153 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 154 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 155 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 156 : ◯8番(納田さおり君) 選択 157 : ◯20番(藤岡智明君) 選択 158 : ◯1番(後藤ゆう子君) 選択 159 : ◯3番(田村ひろゆき君) 選択 160 : ◯18番(森てるお君) 選択 161 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 162 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 163 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 164 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 165 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 166 : ◯市長(池澤隆史君) 選択 167 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 168 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 169 : ◯議長(保谷なおみ君) 選択 170 : ◯議長(保谷なおみ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午前10時35分開議 ◯議長(保谷なおみ君) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。     ─────────────── ◇ ─────────────── 2: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第1、議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算から日程第7、議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)までを一括議題といたします。  審査報告書はお手元に配付のとおりであります。           ────────────────────               予算特別委員会審査報告書   本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、西東京市  議会会議規則第110条の規定により報告します。                  記   議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算           原案可決   議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)    原案可決   議案第7号 令和4年度西東京市国民健康保険特別会計予算     原案可決   議案第8号 令和4年度西東京市駐車場事業特別会計予算      原案可決   議案第9号 令和4年度西東京市介護保険特別会計予算       原案可決   議案第10号 令和4年度西東京市後期高齢者医療特別会計予算    原案可決   議案第11号 令和4年度西東京市下水道事業会計予算        原案可決           ──────────────────── 3: ◯議長(保谷なおみ君) 予算特別委員長の報告を求めます。      〔予算特別委員長 田代伸之君登壇〕
    4: ◯予算特別委員長(田代伸之君) 去る3月14日から24日まで、予算特別委員会で審査いたしました議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算から議案第11号 令和4年度西東京市下水道事業会計予算まで及び議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)の審査結果について御報告申し上げます。正副議長を除く全議員で構成する予算特別委員会でありますので、簡潔な報告とさせていただきます。  まず、議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算及び議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)でございますが、審査は2区分とし、第1区分を総則、歳入全般と歳出の第4款衛生費まで及び給与費明細書、債務負担行為調書、市債現在高調書まで並びに議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)とし、第2区分を歳出の第5款労働費から第13款予備費までとしました。  企画部長から、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ770億9,000万円と定めること、債務負担行為はキャッシュレス決済ネットワーク機器リース料など20件を予定していること、地方債は保谷庁舎解体事業など13事業32億4,970万円の借入限度額を予定していること、一時借入金の最高額は60億円と定めるものであるなどとの補足説明を受け、第1区分、第2区分とに分けて質疑に入りました。  主な質疑の概要について御報告いたします。市税全体の前年度との比較と財政フレームについて。法人市民税の傾向と特徴について。トリガー条項発令による地方揮発油譲与税への影響について。教育費負担金の経緯について。都市計画道路3・4・11号線事業に伴う都補償金について。地方創生臨時交付金の使い道、市の上乗せ支援についての見解、学生応援給付金など若い人への支援について。庁舎整備基金繰入金の活用の用途について。庁舎総合管理委託料の減額要因、庁舎の防犯体制について。安全運転管理者の設置と主な役割について。防犯推進会議の実績と今後の予定、防犯推進計画の策定状況について。法改正に伴う個人情報保護審議会の位置づけについて。幅広い年代、外国人へのアプローチ方法など広報の考え方について。電子自治体推進事業費の内容、手続のオンライン化の状況、クレジットカードの利用、公共施設におけるWi-Fiの環境整備、執行部のタブレット端末の活用方法について。出張所の役割と今後の方向性、書かない窓口の検討について。ワクチン接種の効果と選択に関しての周知方法について。総合計画策定に関しての庁内への指示、市民参加の方法について。平和啓発映像制作の内容、完成時期、若年層の平和意識の醸成について。市民交流施設の機能、予約のオンライン化とIT弱者への対応、地域コミュニティとしての取組について。収納支援システムの委託、構築の内容について。選挙の普及啓発の方法、ポスター掲示場の位置、期日前を含む投票所及び開票の点検方式の検討について。こもれびホールの指定管理者の変更に伴う引継ぎ期間の考え、事業の継続性と市の関わり、トイレの洋式化について。生活保護費の不正受給と返還請求、未然防止策の検討について。生活困窮者自立相談支援事業の滞納整理と徴収事務関係部署との連携について。家計改善支援事業の概要、経緯、見込まれる効果、ほかの相談事業との連携について。特別障害者手当受給者の推移と制度の周知方法について。心身障害者自動車燃料費助成事業の対象者数と電気自動車所有者への支給の検討について。移動支援事業の従業者研修の成果と、従業者数の増加、視覚障害者の申込み方法と知的障害者対応の従業者数について。介護給付費の適正化と重度化防止の取組について。敬老金贈呈方法の変更の経緯、周知方法、敬老金の意義について。高齢者応援事業の内容、目的、周知方法、フレイル予防に関連させた外出支援の検討について。子ども条例推進事業費の相談受付体制、メール相談の返信時間について。子ども食堂推進事業の定義、所管課の変更とそのメリット、補助事業対象経費について。養育費確保支援事業の実績と評価、対象経費の考えについて。保育園における保護者からの要望を聞く仕組みについて。勤労者福祉サービスセンターの評価と第3次経営改善計画の見直しと補助金の算定について。自治会・町内会活性化補助金の実績、執行率と傾向、自治会等の必要性と今後の方向性について。農業と福祉の連携実績と今後の取組状況について。新型コロナウイルス感染症対策キャッシュレス決済ポイント還元事業の電子化によるメリット、対応が困難な事業者への支援について。新型コロナウイルス感染症対策市内消費喚起事業の変更点と委託先について。えのき児童遊園の一時利用の周知方法、ボール遊びの試行、団体利用の方法、トイレの設置について。下保谷特別緑地保全地区におけるみどりの保全活用と樹木のガイドラインの策定について。コミュニティバス運行の目的と乗降調査の内容及び目的、補助金基準の見直し、地域公共交通会議での検討内容、今後の方向性について。自転車走行の安全の取組、ナビマークの周知、シェアサイクルの検討とゼロカーボンシティとの関連について。防災行政無線音達エリア調査の背景と内容、防災行政無線戸別受信機の設置状況、今後の取組について。国民保護訓練の内容と課題について。雨水溢水対策工事の概要について。通学路の安全点検、安全対策、児童生徒への安全指導について。学校を核とした地域づくりへの取組、市長部局との連携について。学校施設と体育施設の施設開放の考え方について。学校体育館のトイレの洋式化の現状、今後の考え方について。オンライン授業による学力向上の取組と成果、今後の課題、児童生徒の様子について。学習支援員と生活支援員の配置目的と役割、配置基準、支援員の資格について。コロナ禍における成人式の評価、課題、実行方式の検討について。学校司書の配置に関する基準財政需要額と予算措置について。保育無償化に伴う法定代理受領のメリットと導入の背景について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、議案第6号及び議案第22号は挙手多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 令和4年度西東京市国民健康保険特別会計予算について御報告を申し上げます。  市民部長から、本議案は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ192億9,233万円と定めるものであること、一時借入金の最高額は5億円と定めるものであるなどとの補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑の概要について御報告いたします。国民健康保険事業運営基金への繰入れについて。医療費通知の根拠、通知の宛先と希望による宛先変更について。医療費適正化事業の内容、国民健康保険財政健全化について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号 令和4年度西東京市駐車場事業特別会計予算について御報告申し上げます。  まちづくり部長から、本議案は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億1,301万3,000円と定めるものであること、一時借入金の最高額は1,000万円と定めるものであるなどとの補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑の概要について御報告いたします。基金積立金の残高状況について。駐車場の大規模改修と付置義務の見直しについて。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号 令和4年度西東京市介護保険特別会計予算について御報告申し上げます。  健康福祉部長から、本議案は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ175億2,945万4,000円と定めるものであること、一時借入金の最高額は11億円と定めるものであるなどとの補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑の概要について御報告いたします。コロナ禍におけるサービス利用者のニーズの変化と要因について。重度変更率の分析、課内の情報共有について。要介護認定審査会の簡素化の取組について。通いの場を増やすための取組について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号 令和4年度西東京市後期高齢者医療特別会計予算について御報告申し上げます。  市民部長から、本議案は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ51億5,598万5,000円と定めるものであるなどとの補足説明を受け、歳入歳出一括して審査を行いました。  主な質疑の概要について御報告いたします。被保険者数の推移、医療費適正化の取組について。国民健康保険、介護保険と連携して行うKDBデータの分析について。国への財政支援の拡充の要望について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号 令和4年度西東京市下水道事業会計予算について御報告申し上げます。  都市基盤部長から、本議案は、地方公営企業法の財務規定等を適用した公営企業会計による予算を編成したもので、業務の予定量として計画人口等を定めるとともに、収益的収入及び支出の予定額をそれぞれ32億8,017万4,000円及び31億8,540万6,000円、資本的収入及び支出の予定額をそれぞれ5億5,171万6,000円及び10億3,032万2,000円、あわせて、企業債、一時借入金の限度額等を定めるものであるなどとの補足説明を受け、収入支出一括して審査を行いました。  主な質疑の概要について御報告いたします。下水道使用料の減額要因について。下水道ストックマネジメントと公共施設等総合管理計画との関係、老朽管の工事スケジュールについて。下水道工事のオープンデータ化について。  以上で質疑を終結した後、討論を省略し、採決の結果、挙手全員で本案は原案のとおり可決されました。  以上で本特別委員会の報告を終わらせていただきます。 5: ◯議長(保谷なおみ君) 委員長の報告が終わりました。  これより質疑に入りますが、質疑、討論の際は発言席への移動をお願いいたします。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、議案第6号についての討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。 7: ◯19番(保谷清子君) 議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算について、日本共産党西東京市議団を代表して反対の立場で討論を行います。  討論に先立ち、ウクライナ情勢について一言述べさせていただきます。ロシアのウクライナへの蛮行に対して強く抗議するとともに、ロシア軍の軍事行動の即時中止を求めます。プーチン政権の違法行為は大きく3つ挙げられます。1つ目は、武力の行使を禁止した国連憲章に反する侵略を行っていることです。2つ目は、ロシア軍は原発、病院を攻撃し、民間人を無差別に攻撃、各地で深刻な人道危機が起きています。これは国際人道法に違反する戦争犯罪です。3つ目は、プーチン大統領は核兵器の先制使用の恫喝を世界に対して行っています。ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシアが存亡の危機に陥ったら核兵器使用もあり得ると述べました。絶対に許すわけにはいきません。核兵器を使うなという声を被爆国日本から上げることがまさに重要となっています。我が党は、どんな国であれ覇権主義的な干渉、戦争、支配を許さず、平和の秩序を築くことを綱領に掲げています。旧ソ連やロシアの覇権主義と一貫して対決してきました。ロシアの覇権主義は許さない、この立場で世界の人々と連携し、ウクライナへの侵略を中止させるために全力を挙げることを述べさせていただきます。  それでは、令和4年度西東京市一般会計予算について反対討論を行います。  本議案は、2022年度一般会計予算額を歳入歳出それぞれ770億9,000万円とし、前年度比48億6,000万円、6.7%増とするものです。  歳入では、市税が個人市民税や固定資産税の増などにより前年度から約10億6,000万円増となる322億7,176万1,000円となりました。普通交付税については前年度比35.9%増の35億3,500万円、臨時財政対策債については前年度比44.1%減の14億3,000万円を見込んでいます。  歳出については、義務的経費が前年度比1.5%増の345億9,203万2,000円となり、歳出予算全体に占める割合は44.9%となりました。その内訳としては、扶助費については障害福祉関係などの社会保障関係費の増加により前年度比2.2%増となり、人件費についても前年度比1.1%増となりました。臨時財政対策債の借入れについては、後年度負担を考慮し、令和3年度に引き続き予算段階で5億円の借入れ抑制を行ったことにより、令和4年度末の市債現在高は約13億6,300万円の減と見込んでいます。  予算に反対の理由を5点にわたり述べます。  1つは、コロナ感染拡大から市民の命と暮らしを守る対策が不十分だからです。新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置は解除されましたが、依然として感染者数は高止まりをしています。本市の感染者発生の状況は、3月25日の東京都の公表を見ますと、新規感染者数は150人、累計患者数は1万3,934人です。療養状況は、自宅療養者は884人、入院中は146人、宿泊療養は30人、調整中は145人です。本市も高止まりであることは否めません。私どもは、市民の命と暮らしを守るために以下の3点の予算措置を求めました。1 市独自のPCR検査については、高齢者・障害者施設の検証に加えて、市内小中学校、保育所に対しても検査予算計上を行うこと、また、無症状者の検査料補助を行うこと。2 自宅療養者支援については、これまでの食料支援、パルスオキシメーター貸与だけではなく、多摩小平保健所との情報共有を生かして、プッシュ型により自宅療養者の要望、相談を聞き取り、それに対応することを実施すること。3 市民の暮らし支援対策として、市独自で困っている人に寄り添う直接支援対策を行うこと、とりわけキャッシュレス決済ポイント還元事業、消費喚起事業の対象外業者や学生、青年への支援対策を行うこと。この3点を予算措置することを求めましたが、市長は全ての予算措置に背を向けました。市民の命と暮らしを守る市の責務を投げ捨てたとしか言いようがありません。  2つ目は、値上げ、有料化、市民サービス低下につながる第4次行財政改革大綱アクションプランを進めるからです。アクションプランの令和4年度版では、胃がん検診体制と有料化、保育料・学童クラブ育成料見直し、田無庁舎等駐輪場の有料化の検討があります。これらは次年度以降に向けて値上げ、有料化と市民サービス低下につながる可能性があります。コロナ禍の下、市民の暮らしが厳しさを増しています。市長はあくまで市民サービスの維持向上を図るため不断のものとして取組を進めるとしていますが、市民サービスの維持向上につながらないからこそ私どもは反対しています。市民の暮らしこそ大切にすべきで、市の進むべき方向は真逆だと指摘せざるを得ません。  3つ目は、現在でも高い国民健康保険料がさらに引き上げられる計画となっていることです。国民健康保険財政健全化計画実施が2022年度から始まり、一般会計からの法定外繰入れを赤字として、解消計画として2年ごとに保険料引上げとなります。現在でも高い保険料を払っている国保加入者にとっては、これ以上の引上げは限界です。次年度の料率引上げ計画は見直し、一般会計からの法定外繰入金の削減は留保すること、また、未就学児対象の子どもの均等割半減については、市独自で対象拡充をすることが重要です。しかし、いずれについても市長は行おうとしません。法定外繰出金の削減開始を進めること、均等割の拡充については市長会を通じ対象拡充を要望している、このようなことのみです。子育て中の国保加入者の経済困難解消に取り組むべきです。  4つ目は、行政手続のオンライン化が市民のプライバシー権の侵害につながるからです。2022年度は行政手続のオンライン化を加速させるということですが、オンライン化とマイナンバーカード普及が一体となっています。マイナンバーカードは、国民の理解が得られている、このような状況ではありません。個人情報のひもづけでの利用がプライバシー権侵害につながる危険を持っています。マイナンバーカード普及と一体の自治体DXの推進は、自治体として慎重に行うべきです。しかし、市長は、国の動向を踏まえ推進していくと、国の言いなりです。市民のプライバシー権を守ろうという、そういう姿勢がありません。  5つ目は、学校図書館司書の1校1名配置に背を向けているからです。学校図書館が子どもが、教員が利用したいときにはいつでも開いていて、図書や資料について子どもたちや教員が相談できることが必要です。そのためには1校に1名学校図書館業務に専念できる専任であることが必要です。しかし、本市の学校図書館司書は2校に1名であり、週の半分はいない状況です。これでは学校図書館を有効に活用し、子どもや教員の要求に応えることができません。文部科学省の第6次学校図書館整備計画は、これまで1.5校に1名配置としていた学校司書をおおむね1.3校に1名配置に拡充し、国の学校司書配置予算額が増額計上されました。この機会を逃さず、学校図書館司書配置を1校1名に改善を進めることを求めましたが、2校に1名にこだわり続けています。子どもの読書環境を充実させ、どの子も本を読むことを好きにさせる意欲も熱意も全くないものと指摘せざるを得ません。  以上5点にわたり反対の理由を述べました。しかし、本予算には評価できるのもあります。西東京市ゼロカーボンシティ宣言を行ったこと、国民健康保険料の値上げが据置きされたこと、産前産後ケア事業に加えショートステイサービスを取り入れたこと、幼稚園への法定代理受領に見直すための準備に取り組むこと、多機関協働での相談支援などを一体的に実施する重層的支援整備事業に取り組むこと、小中学校のトイレの改善で床を乾いたまま清掃できる乾式化、便器の洋式化、手洗いの自動水栓などへの取替え等です。保谷町5丁目のえのき児童遊園が、暫定的ではありますが、市民開放されたことです。学童クラブ指導員と会計年度任用職員の有資格者の処遇改善を行ったことです。子ども食堂等への食材費支援を行ったことなどです。  以上より議案第6号の反対討論といたします。 8: ◯6番(山田忠良君) 議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算に対し、自由民主党西東京市議団を代表して賛成の立場から討論を行います。  令和4年度の予算編成は、次世代への責任ある選択の考えに基づき、未来のまちの姿を示す第3次総合計画の策定に向けた大変重要な年度であり、コロナ禍で必要な行政支援を的確に届け、さらに本市の目指すまちづくりを進めていただくため、大変御苦労されたのではと考えております。さらに、将来を見据えたさらなる公債費管理の徹底により、昨年度に引き続き臨時財政対策債の借入れを抑制されたことについては、まさに次世代への責任ある選択の表れであり、すばらしい判断であったと改めて評価させていただくとともに、将来を見据え、この考えを継続していただくことを要望いたします。  令和4年度予算の最優先課題としたコロナ対策では、まず、ワクチン接種についてですが、4回目の追加接種の動きもございますので、しっかりと調整していただき、接種を希望される方にワクチンを届けられるよう引き続き尽力していただきたいと考えております。  また、市内事業者の皆様にとりましては、約2年間にわたり本当に厳しい状況が続いていることと思います。市内消費喚起事業やキャッシュレス決済ポイント還元事業などの事業者支援策を着実に切れ目なく実施することで、市内経済の活力をまち全体で支えていただきたいと思っております。  新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的には第6波のピークを越えたのではとも言われておりますが、いまだ予断を許さない状況であり、今後の動向を十分に注視する必要があると考えております。市におかれましては、国、東京都、近隣自治体と十分に連携を図っていただくとともに、自由民主党西東京市議団といたしましても、引き続き市と緊密な連携を取り、市民の安全・安心のため、また市内経済の発展に尽力してまいりたいと考えております。  次に、ゼロカーボンシティ宣言についてですが、次世代への責務を果たすためにも、脱炭素社会の実現はしっかりと目指していかなければならない課題であると考えております。そのためにも、新たな発想と市民全体を巻き込んだ取組を着実に継続的に続けていくことが重要でありますので、今後の取組に大きく期待しております。  子育て分野では、産後ケア事業の拡充や、児童発達支援センター、子ども家庭総合支援拠点の整備などとともに、児童館や学童クラブにおける子どもの居場所の充実も図られるとのことです。引き続き幼児教育・保育分野を含め、子どもがど真ん中のまちづくりをしっかりと進めていただくことをお願いいたします。  教育分野では、これまで学校から要望の多かった学校トイレの改善など学校環境の向上にも取り組まれるとのことです。コロナ禍で様々な制約が学校教育の現場においても生じており、子どもたちにとってとても大きな影響が出ているのではと感じております。引き続きハードとソフトの両面で子どもたちの学びの充実とともに、生き生きとした学校生活を送っていただけるようしっかりと取り組んでいただくことを要望いたします。  福祉分野では、重層的支援体制を整備することにより、様々な課題に対して分野横断的で一体的な支援を実現されるとのことで、大きな期待をしております。この取組の先にエリアの整備や既存のネットワークの見直しなどについてもしっかり方向性を示してほしいと考えております。  高齢者福祉では、フレイル予防として高齢者応援事業やデジタル技術を活用したフレイル予防事業に取り組むとともに、障害福祉分野では、地域生活支援拠点等の充実やケースワーカー制の導入など、健康で元気なまちの実現に向けた取組を進めていただけることに感謝いたします。  次に、まちづくりの面では、田無駅南口の駅前広場の整備とともに、無電柱化の推進、都市計画道路3・4・11号線や西武新宿線の連続立体交差事業などを進めていくとのことです。引き続き安全で快適なまちの実現に向け着実に取り組んでいただくとともに、まちの将来ビジョンとなるグランドデザインの策定に当たっては、まちづくりへの共感が得られるものとなるよう期待しております。  また、今後の公共施設については、施設の在り方や方向性を踏まえ中学校区を想定しているエリア構想の中で、再編の方向性を導き出していただくようお願いいたします。  また、庁舎統合については、田無庁舎の使用可能年数を見据え、さらなる調査を実施した上で方針を見直すとのことです。我が会派といたしましては、一貫して庁舎を統合すべきとの立場であり、今後の検討を注視してまいります。  最後に、今後の西東京市が次世代への責任を果たし、市民にとって誇れるまちとなるよう、我々議会とも十分に議論を重ね検討を進めていただきたいと考えております。  以上、自由民主党西東京市議団を代表して、議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算に対する賛成討論といたします。 9: ◯18番(森てるお君) 議案第6号 西東京市一般会計予算に反対をいたします。  まず第1の理由としては、コロナ対策ということになります。市長は、選挙以来、ワクチン接種ということで、積極的にワクチン接種を進めてきておられるわけですけれども、このコロナが日本に初めて入ってきてからもう2年2か月になります。そして、この間、一度もこのコロナの状況を冷静に見ることがなかったのではないかというふうに考えております。まあ、何が何か分からないという時期にあっては、大変に恐ろしいものであったというふうに私も感じておりますし、そう認識されて当然だというふうには思っております。しかし、この段階で少し冷静になって考えてみると違った様相が見えてくる、こういうふうに思っています。  西東京市はPCR検査の陽性者を感染者というふうに呼んでおりますので、感染者というふうな表現を使わせていただきますが、3月25日付で先ほどもありましたように西東京市の感染者は1万3,934人ということになっております。これは西東京市の人口の6.7%ということになっております。そして、西東京市にはデータはありませんけれども、全国での入院率というふうなことを取り上げますと、入院率は6.4%。これ、入院するのは当然陽性者、感染者ということになりますから、西東京市の人口比にして0.4%、これが入院される人数というふうなことになっております。ここで見方を変えると、人口の93.3%は未感染、感染をしていないということになります。それから、重症化率ということで言えば、人口の99.6%は重症化していない。感染した方もその中に入っておりますけれども、重症化していないということなんですね。  こういった段階で、今ワクチンが接種をされ2回、そして3回目、あるいは幼児に対してワクチンが接種されるということなんですが、私が常々言ってきておりますように、コロナ対策、これについては治療法が出てくれば、あるいは治療する方法、やり方が出てくれば、それほど恐れる必要はないのではないかというふうなことを言ってきております。感染をする、そして重症化する、死亡に至る、この過程が治療という内容で抑えられていけばいい話というふうに思っております。そうだとすると、ワクチン接種に全力を注ぎ、そして積極的に推進しているということが逆に市民の不安をあおっていることになっているのではないか、こういうふうにも思っております。  現実にオミクロン株という状態の中で、西東京市が言う感染者、広がってきております。しかしながら、重症化率は低いというふうに言われていますけれども、感染が広がっている。しかし、これはワクチンが、乳児についてはまだ始まったばかりですけれども、高齢者、あるいは成年男性、女性、こういった方に対してワクチンを接種するというふうなことが期待どおりの効果を持っているのかどうなのか。前に行われた2回の接種でどうも効きが悪い、だからオミクロン株がはやっているというふうなことも言われております。ですから、あまり過度な期待はできないのではないかなというふうに思っております。  そういった今御紹介しましたような未感染者の数、パーセント、それから重症化していない率、こういったことをやはり正確に市民の皆さんにお伝えして、ワクチン接種するかしないかということも含めて判断を求めるというふうな対応が必要なのではないかというふうに思っております。そして、この市民の皆さんが感じている不安を解消する、それは正しく恐れる、そのための情報を市が出すというふうなことだと思っております。そういったことがあれば、当然政府が進めようとしている、もうあおりにあおって進めている、そのワクチン接種を思いとどまる方も出てくるというふうに思っております。  そして、その方たちの不安を解消するために、PCR検査であるとか、抗原検査であるとか、こういったところに市は力を注ぐべきだと思っております。ワクチンで安心を得るということではなくて、PCR検査、あるいは抗原検査で感染が分かった、感染しているかもしれない、その時点で治療行為に移る、治療を受けるというふうなことで十分なのではないかというふうな考え方を持っております。  ですから、このコロナ関連の予算、国の予算ではありますけれども、無駄になっているんじゃないかなと、無駄に使われている部分が多分にあるのではないかなというふうに思っております。これが1点。  2つ目として、自治体DX、ただいま議論がありましたけれども、オンライン施策を進めていくというふうな立場でマイナンバーカード、こういったものを使った施策が様々に提案されておりますけれども、普及率そのものはいまだ50%いくかいかないかというふうなところにとどまっております。もう何年たっているんですかね。そういった状態の中で国が求めているこのマイナンバーカード関連施策といったものをどんどん盛り込んで進めていく、そのことによってマイナンバーカードを持っていない、こういった人たちに対する施策が遅れていくのではないか、あるいはその施策を十分に行うとすれば二重投資になるのではないかというふうな感じを抱いております。ですから、今回の予算の中では、そういった意味での無駄遣いというところが多分に見られるというふうに思っております。  3番目としましては、こういったコロナ対策、あるいはマイナンバーカード関連施策といったところに一定程度の人的資源を投入するというふうなこと、これそのものがやはり無駄だというふうに思っております。予算特別委員会の中でも質疑がありましたけれども、委託を増やす、計画づくりについての委託も増やすということになっております。委託を増やす、つまり民間に任せるというふうなことで、私は職員の能力が落ちてきているのではないかなということを心配しております。先ほど言いました人的資源、これを各種計画づくりに効率的に導入していくことによって、コンサル任せの計画ではない、西東京市の自前の計画づくりができる、そしてコンサル会社に支払うその経費も削減することができるというふうなことになるのではないかというふうに思っております。こういった努力をぜひ続けてもらいたいと思っております。しかしながら、そういった努力の跡がどうも見えないと。コンサルに委託をするということが数多く行われております。これは工事等々も同じですけれども、こういった業者が出してくる様々なアイデア、それを市の職員が検証する、そういったことが果たして本当にできているのかというふうなことが心配になっています。ですから、職員の能力を開発して、そして市をもっと生き生きと動かしていく、そのためには安易なコンサル委託はやめていくべきだというふうに考えております。  4番目として、コロナの関連で、経済対策として、プレミアム事業というふうなものが今回も計画をされております。基本的に、このプレミアム事業に参加した人は、満足します。しかしながら、当然、それは全員にというわけにはいかないので、そこから漏れる人たちが出てきます。漏れる人たちは、満足か不満足かということで言えば、満足していないということだと思うんですね。そうすると、こういった政策はばらまきということになり、人気取りの政策というふうなことを言わざるを得ないというふうに思っております。もっともっとコロナの経済対策という意味で言えば苦労している人もいます。そして、先ほど言いましたワクチン接種をどんどん進める、しかも不安をあおるというふうな中で進められていることによって、経済活動も当然沈静化していくという副作用が起こっております。今、コロナに対して行う経済対策として、プレミアム事業というものは転換をしていくべきだというふうに思っております。  5つ目として、勤労者福祉サービスセンターの問題があります。第3次経営改善計画というふうなものの結果、若干の整理をして、今年度予算で952万2,000円ですか、そういった金額に抑えられた。昨年ですと1,200万円ですかね。そういう金額からすれば確かに少なくはなってきております。しかしながら、この事業、このまま900万円、あるいは構想の中では700万円ぐらいの考えもあろうかというふうに思っておりますけれども、そういった金額を出し続けて継続していく事業なのかどうなのか、こういったことをしっかりと考えていっていただきたいというふうに思っております。そういったことを質疑の中でも言いましたけれども、しかしながら、このサービスセンター、第3次経営改善計画が出されてなおこの数字にしか届かない。一体西東京市はこの福祉サービスセンターに対して幾らまで出すことが許容の範囲なのか、こういったこともいまだに分かっておりません。どうするのかということについて、今後とも発言は続けていきますが、そのことが明確になっていない今回の予算にこの点をもってしても反対せざるを得ないと、こういうふうに考えております。  以上、議案第6号 西東京市一般会計予算の反対討論といたします。 10: ◯23番(佐藤公男君) それでは、議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算に対し、市議会公明党を代表して賛成の立場で討論を行います。  令和4年度一般会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ770億9,000万円であります。市議会公明党の全議員は、これまでの議会質問や緊急要望などにより、新型コロナ対策をはじめ様々な政策を提案してまいりました。その積み重ねの結果として、本年初頭、池澤隆史市長に対し、50項目の予算要望、35項目の政策提案を提出いたしました。また、新型コロナ対策の緊急要望はこれまで21回149項目に上ります。これらは全てコロナ禍で悩む市民の声、コロナ禍で健気に学校生活を送る子どもたちの声、ふだんどおりの生活を送ることができず不安な毎日を送る高齢者の声など、あらゆる市民の現場の声を集約したものであります。今回の予算は、池澤市長がこの市民の声に呼応する形で編成した予算であると感じています。  コロナ対策としては、3回目となるワクチン接種体制の整備により、全国平均はもとより東京都平均をも上回る接種が進んでいること、小中高校生への図書カードの配布、65歳以上の高齢者への買物応援カードの配布、キャッシュレス決済ポイント還元事業、市内消費喚起事業の継続、東京都、保健所と連携した自宅療養者支援などが挙げられます。  子どもや子育ての支援としては、産前産後ケア事業にショートステイサービスを追加、こどもの発達センターひいらぎの児童発達支援センター化、学童クラブへのWi-Fi環境の整備、新たに児童館2館の日曜開館、小中学校のトイレの洋式化と乾式化及び手洗いの自動水栓化、水飲み場のレバー式蛇口への改修、そして、公共施設の学習スペースの増設については、来年度から田無公民館、保谷こもれびホールなどが追加されたことが明らかになりました。  また、市内橋梁42か所の調査費の計上、免疫喪失者への定期予防接種費用の助成、子宮頸がんワクチン接種の積極的推奨の再開、フレイル予防でのeスポーツの導入、障害福祉でのケースワーカー制の導入、8050問題やダブルケア対策など重層的支援体制整備事業の実施、ゼロカーボンシティ宣言に伴う公共施設への再生可能エネルギー由来による電力調達への切替えなど、小学5年生から中学3年生の英語、算数、数学のデジタル教科書の導入、行政手続のオンライン化、行政窓口のキャッシュレス化、おくやみ窓口の設置などが本年度予算に盛り込まれました。  しかしながら、学校体育館のトイレの洋式化が未着手であること、国民健康保険特別会計の話でありますが、高額療養費の申請がマイナンバーカードがなくても限度額適用認定証が不要な病院があることに対する答弁の食い違いが質疑で明らかになるなど、課題も残りました。来年度、課題解決へ向けて御努力をお願いいたします。  今回の予算特別委員会では、委員の発言に対する議事進行により委員会が約2日間空転しました。この間の委員長機関の精力的な調整に敬意を表するとともに、空転により御迷惑をおかけした執行部に対し、委員の1人としておわびを申し上げます。発言に対する責任はもちろんのこと、議会運営における議事進行の在り方、議事進行の本来の集約の仕方、またその先の表現方法などが問われた委員会だったのではないでしょうか。今後の議会運営の課題として在り方を検討すべきと申し上げておきます。  最後に、市長、副市長に申し上げます。これまで不適切な事務処理により市民に御迷惑をおかけした事案が複数ありました。その多くが人事に伴う異動などにより複数の目で見るべきところを1人で行うなどの人事異動直後に発生しております。間もなく4月1日を迎えます。しっかり丁寧な引継ぎを行っていただき、どの部署もスムーズに移行できるよう御努力をお願い申し上げます。  そのことができるという前提において、議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算の賛成討論といたします。 11: ◯2番(かとう涼子君) 議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算に生活者ネットワークを代表して賛成の立場で討論を行います。  池澤市政2年目となる令和4年度予算は、長期にわたる新型コロナウイルス感染症拡大の影響で疲弊する市民、事業者、市内経済への対応を重要な柱としながらも、「次世代への責任」というキーワードで、地球温暖化防止対策や持続可能な行財政運営に向けた明確な意思を示す予算であったと受け止めております。とりわけ、これまで遅々として進まなかった西東京市の温暖化対策がゼロカーボンシティ宣言の具体化によって大きく前進しようとしていることは、私たち生活者ネットワークが予算の賛否を判断する上での大きな決め手となりました。  本予算を評価した点について、以下3点に絞り申し述べます。  1点目は、生活者ネットワークが長きにわたり要望してきた公共施設への再生可能エネルギー導入が実現することです。田無庁舎、防災センター、小中学校などCO2排出量の比較的多い50施設のみならず、エコプラザや保育園、市民集会所といった受変電設備のない約120の小規模施設についても、西東京市は再生可能エネルギー由来の電力調達へ切り替えていくのだという表明は、脱炭素化に向けた池澤市長の強い決意の表れであると高く評価いたします。あわせて、制度創設以来、生活者ネットが繰り返し提案してきた森林環境譲与税の効果的な活用についても、具体的な方策が示されました。自治体間連携による森林整備とカーボンオフセット事業の展開は西東京市初の全く新しい試みとなりますが、森づくりに参加された市民の学びと行動変容が地域全体へと波及するよう事業の組立てをぜひ工夫していただきたいと要望いたします。  2点目は、子ども食堂の継続的な支援に向けて都補助を活用した子ども食堂推進事業費が予算計上されたことです。食堂の開催支援を基本としながらも、コロナ禍の運営実態を踏まえて配食や宅食も補助対象としたこと、また、各団体の要望を酌み、食材費や会場費、食材運搬に係る交通費なども対象経費に含むとしたことを高く評価いたします。子どもの見守りを通じて市民と行政との間に信頼が育まれ、協働が進展していくことを心から期待しております。  3点目は、持続可能な行財政運営に向け、公債費管理を徹底しながらも、産後ケア事業の拡充や学校トイレの改修など市民ニーズの高い事業への新規予算づけが行われたことです。  さらに、予算特別委員会の質疑を通じて、既存事業の拡充や改善に向けた努力も感じられました。重層的支援体制整備事業の実施、ヤングケアラー支援に向けた多機関連携、eスポーツを通じた新たなフレイル予防事業の展開、障害のある方の就労訓練の場と就労機会の創出、めぐみちゃんメニュー認定事業における農福連携、保谷町5丁目市有地の市民開放、空き家バンクの創設、まちなか先生事業、介助員制度の配置時間の拡充などなど、決して派手とは言えませんが、こうした地道な取組の中に市民ニーズに寄り添う真摯な姿勢が感じられることを評価したいと思っております。  一方で、国のコロナ対応地方創生臨時交付金の活用については課題があると言わざるを得ません。非接触だからコロナ対策なのだという理由でこの間進められてきたキャッシュレス決済ポイント還元事業は、果たして自治体が公金を使ってまで行うべき事業なのか甚だ疑問です。また、効果測定を棚上げにしたままプレミアム応援チケットを3度も続けて発行するというのは、コロナに名を借りたばらまきと批判されてもやむを得ません。思考停止状態から脱却し、アフターコロナを見据えた真の事業者支援策に向けて知恵を絞るべきと申し述べます。  高齢者応援カードの配布、図書カードの配布といった施策についても、これらが高齢者のフレイル予防や子どもたちへの教育的な支援へとどうつながるのかは見えてきませんでした。2年間強という長期にわたる自粛生活が高齢者や子どもたちに与えた影響、ダメージは計り知れません。カードの配布といった単純かつ一過性の給付で支援をした気になっていては、政策的思考の低下を招くと厳しく指摘させていただきます。人と人との距離を取り触れ合わないことが思いやりとされてきたこの2年間ですが、感染防止対策には引き続き留意しつつも、社会的フレイルに陥った地域コミュニティのもやい直しに全力を尽くすべきときです。比較的小規模の単位で顔を合わせる機会を増やすこと、感染リスクをにらみつつも子どもたちが楽しみにしてきた学校行事や部活動を守り抜くことを新年度においてはぜひ西東京市の重点課題として取り組んでいただけますよう強く要望いたします。  また、小児に対するコロナワクチンの接種については、その効果や安全性、副反応に関する十分な情報やデータがそろってはおりません。ワクチン接種後に重篤な副反応も起きていること、長期的な安全性が確立されていないことから、子どもへのワクチン接種勧奨には極めて慎重な判断が求められるべきです。接種をしないと判断した非接種者への差別やいじめ、同調圧力や行動制限などが起きないよう引き続き丁寧な対応をお願い申し上げまして、令和4年度一般会計予算への賛成討論といたします。 12: ◯21番(小峰和美君) 議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算に対し、賛成の立場で討論に参加いたします。  池澤市長が令和3年2月28日に西東京市の新しい市長として誕生しました。令和3年度予算は暫定予算でスタートしたのはまだ記憶に新しいところでありますが、その後、本予算が可決され、予算が執行されておりました。大変な時期の執行だと思っております。そのような意味からすると、令和4年度が池澤市長にとっては初めての1年間分のフル予算ですよね。予算編成まで市長の考えがしっかり盛り込まれた予算であるのではないかと理解するところであります。市長、どうでしょうか、この予算に市民の思い、十分取り込むことはできたでしょうか。新型コロナウイルス感染症対策だけではなく、少子高齢化をはじめ、公共施設の老朽化、そして庁舎問題をはじめ、行政問題はまだまだ山積していると私は思っております。  たしか副市長で8年間務められましたよね。まさに行政のプロであると私は思っております。でも、池澤市長は今や行政マンじゃないんですよ、もう。政治家なんですよ。新年度に向けて手腕を発揮しなければなりません。行政の実務は十分であります。しかし、本当にこの実行に対してはフル活動が必要だと思います。実務は行政職員で行います。副市長時代は、実務を着実にこなし、事務方のトップであればよかったんですよ。でも、今は西東京市の市長、リーダーです。リーダーというのは、私はウクライナのゼレンスキー大統領を思い出すが、今、世界はロシアによるウクライナ侵攻問題に直面しております。先週23日には、日本の国会で初めてとなるウクライナのゼレンスキー大統領のオンラインの国会演説がありましたことは、記憶に新しいところでございます。大統領は世界各地で様々な国に対し心を大きく揺さぶる強いメッセージを発信し続けています。窮地にあるゼレンスキー大統領の言葉はなぜ世界を揺さぶるのでしょうか。有事の際のリーダーのコミュニケーション能力は人々を団結させ、その一貫したメッセージ、そして話す相手に合わせた表現を選び抜くゼレンスキー大統領の能力は秀逸であると思います。  ゼレンスキー大統領を見習えとは言いませんが、ぜひ市長、行政のプロ、編成された予算は抜かりないものと思いますが、限られた予算、ぜひ池澤市長が子どもにやさしいまち、子どもがど真ん中のまち、そしてゼロカーボンシティという味をつけてもらいたいと思います。私は予算に賛成ですよ。ぜひこの予算を執行するのであれば、そこに味をつけてもらいたい。幾ら予算があっても味がなければ市民には伝わりません。味をつけるのは池澤市長であります。  新型コロナウイルス感染症は、新年度に入って、収束にはまだまだ時間を要すると思います。高止まりですよね。先日、大きな地震がありました、やはり東日本のほうで。西東京市も震度4ぐらいになったのではないでしょうか。感染症や自然災害だけでなく、ありとあらゆる危機がいつか西東京市に降りかかってもおかしくありません。予想もしないような出来事が今後も降りかかってくることでしょう。そのときに池澤市長は、行政組織を動かし、市民を1つにまとめるリーダー性を持ち合わせていなければなりません。市役所の仕事に誤りがないよう行政組織が実務能力を高めることは、組織のリーダーとしての役目かもしれません。でも、市長、市民はそこに期待していない。市役所の仕事がおろそかになってはならない。どうしたら市役所という組織がダイナミックに動くのでしょうか。西東京市が行おうとする施策に味をつけられるでしょうか。繰り返しになりますが、私は令和4年度の予算に賛成です。しかし、どのように味をつけて執行するか、組織が動けるか、私はそこに期待します。  新年度になればまた新たに予算が必要となることも考えられます。ぜひ市長、市民が味わって、うまい、おいしいと思えるような実感のある施策、スピード感のある施策を展開してもらいたいと思っています。どんな味になるか市長次第ですよ。私は本当にこの令和4年度に期待しております。ぜひ市民のために全力で努力していただくことを祈願しまして、私の賛成の立場の討論とさせていただきます。ありがとうございました。
    13: ◯8番(納田さおり君) 議案第6号 令和4年度一般会計予算に対し、賛成の立場で討論をいたします。  令和4年度当初予算の歳入歳出の総額は770億9,000万円、前年度比48億6,000万円ということで6.7%増、これは当初予算としては過去最高を更新いたしました。令和2年1月に国内で最初のコロナ感染者が発生して以来はや2年以上が経過しましたが、今なおオミクロン株の蔓延は収束に至っておらず、再拡大の兆しも徐々に今見え始めていますが、社会経済状況の不安定さ、また生活困窮者の進展、様々な課題、さらに高齢化、少子化、全くこの自治体にとって大きな課題が山積になっている状態であることは市長もしっかり認識されているのではないかと思います。そのような中で、この令和4年度においても、この予算編成、また予算の執行管理、どのように進めていくかは、市長の政治の力量、また市役所全体の職員の力量というものが問われていると思いますので、応援したい気持ちもありまして賛成をさせていただきたいと思います。  それでは、意見を述べます。令和4年度においても、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が5億1,530万3,000円の大型歳入となりました。この歳入は歓迎するものでもありますが、一方で、危機発生時のバブル予算のきらいも見えてきております。このバブル予算をいかにコントロールしていくか、これが大きな課題となってまいります。コロナ禍に起因する高齢者フレイルの真価が徐々にあらわれ始めており、超高齢化社会を見据えた重層的支援体制整備交付金のほうも創設されたということで、この介護保険事業からの一般会計事業への移転、移動というものもあり、そういったことで一般会計をどのようにコントロールしていくのかは、コロナだけではなくて、本当に多角的に検証しなくてはならなくなっております。  そのような現状を踏まえまして、健全な財政運営という点で意見を申し述べますが、令和4年度当初予算に賛成を投じるひとえに大きな理由といたしましては、財政の健全化が今こそ大切という思いに関しては、池澤市長におかれましても強い意思が感じられたからにほかなりません。  平成25年度から令和2年度における丸山市政8年間、この期間は好景気であり、社会も比較的安定しておりました。そして、過去最高の税収を更新しながらも放漫財政運営が続き、特に公債費管理、基金残高の確保においては大きな課題を残したと言わざるを得ません。具体的には、実質的な赤字補填債である臨時財政対策債の起債が8年間合計で204億2,369万1,000円。これは副市長としても積み上げたものであるときちんと認識していただきたいんですが、8年間で204億円です。こういった臨時財政対策債の積上げによる結果として令和2年度決算の公債費における臨時財政対策債比率は54.7%にまで広がりました。さらに、公債費負担比率に関して、10.3%は多摩26市の中でも高い水準という結果であり、結果的に経常収支比率94%というのは、多摩26市平均より3.4ポイントも依然高い、明らかに財政の硬直化がこの公債費によりもたらされているということが如実に表れていると思います。さらに、財政調整基金の年度末残高に関しては、坂口市政の最終年度、平成24年度末と丸山市政の最終年度、令和2年度末を比較いたしますと、10億29万5,000円の、これ、食い潰しとなっております。枯渇となっており、この結果、コロナ禍における緊急対策は、国や東京都の補助金、交付金頼みにならざるを得なかった。これは執行者として全体的に本当に重く受け止めていただいているのではないかと思っております。  これらの現状について、8年間、私は声高に改善を求める質疑を繰り返してきたこと、これ、当時副市長だった池澤市長にも重く受け止めていただいたのではないかと考えております。臨時財政対策債の当初予算段階における5億円の借入れ抑制の2年間の継続。さらに、昨年度当初に引き続き財政調整基金の繰入れ抑制も行い6億5,900万円に抑制を図ったこと。それで、当初予算段階における令和4年度末の基金残高は、財政調整基金残高で27億2,824万8,000円まで回復。また、特定目的基金を含めました全基金の合計が丸山市政の最終年に当たる令和2年度末の残高に比しまして2億9,750万1,000円増の100億7,075万4,000円となりまして、長年指摘してきました当初予算段階での基金総額100億円超えというものが達成できたことも評価しております。  私の議員就任の大きな目的は、財政の健全化でした。これを仕事の目的といたしまして、以来、継続して様々な角度から財政問題の質疑を行ってまいりましたが、ようやく執行部との意思疎通が成り立ち、そして成果として現れてきたと考えております。この長年の主張が一定実ったと判断できた背景には、全職員の皆様の歳出削減努力、また予算執行管理があるということも重く受け止めておりますので、ぜひ今年1年また頑張って予算執行のほう、事業進捗のほう、努めていただきたいと思います。  さて、予算に賛成するからには今後の執行について自分自身も賛成議員としての大きな責任を負う覚悟を持たなくてはならないと考えております。そこで、次の10点について、展望も含め、課題を取り上げます。  1点目は、市税納税者情報の分析です。令和4年度の給与特別徴収納税義務者は令和3年度比で2,700人、大幅の増ですね──の7万人となっております。コロナ前の好景気だった平成30年度当初、これが6万5,600人でありましたので、ここと比べても4,400人の増となっております。社会情勢が不安定で失業が問われている今なぜ大幅増なのか質問したところ、厚生労働省の毎月勤労統計調査で常用雇用が1.0%増加し、給与特別徴収に切り替える特別徴収推進の影響があるとのことでしたが、状況説明としては不十分であると考えております。これまで何度も西東京市の実情に合った納税分析ができるデータ収集体制を求めてまいりましたが、自治体DXを令和7年度までに遂行し、令和4年度、5年度にかけて総合計画の財政フレームの策定業務も行っていくこの大事な時期でありますため、納税者情報、住民情報のシステムなどを統合いたしながら、連結いたしながら、しっかりと分析し、中長期的な税の見通しを具体的な数字で立てられるように戦略的に取り込んでいただきたいということを強く要望いたします。  2点目は、先ほど森てるお議員のほうからもお取り上げがありましたが、総合計画ほか個別計画における極度のコンサル依存体質です。令和5年度までに策定予定の主要計画は19計画、うち令和4年度予算に計上された16計画の経費合計で1億1,139万4,000円となっています。平成11年に東京大学の大森彌教授が自前で総合計画策定を行うことで自治体の地力を強化すると主張されてから22年が経過。西東京市においては今なお過度なコンサル委託計画策定が続行している状況は看過できません。今までにコンサル委託で上がってきた計画、これを多々拝見してまいっております。チェックもしておりますが、全国一律で個性のない金太郎あめ計画が多数散見されており、西東京市最大の無駄遣いであるこのコンサル予算であると私は考えております。特に単年度で1,925万円もかけている都市計画マスタープランは、そもそも立地適正化計画を前提の計画としているといった答弁がありましたが、しかしながら、立地適正化計画が西東京市に即した計画であるかどうかに関しても疑問です。既に福祉施設、病院施設など一定区域に集約されている西東京市の都市構造に適している計画とは思えない計画自体を根本から見直す必要があるのではないかと考えます。また、まちづくりは、やはり職員全体で考えていく、アイデアを出し合っていくものではないでしょうか。市長が掲げられておりますグランドデザインの構想、これは都市計画マスタープランと両輪でやっていくというような御答弁も今まであったかと思いますけれども、コンサルに丸投げではなく、まさにその両輪でやっていく職員、市民が主体となっていく部分に重きを置いて、この計画策定のプロセス自体を見直していただきたいと考えております。  特に拠点として位置づけるという駅周辺まちづくりに関しては、これまで合併による新市建設計画による保谷駅南口、またひばりヶ丘駅北口等々事業を行ってまいりましたが、この検証がまずは大事ではないかと思っております。まだまだ事業が完了した後も課題が山積し、デザイニング、都市の意匠の在り方、またグリーンインフラの在り方など、市民からの要望、また課題認識も述べられているところであります。さらに、今後、田無駅南口も、ビジョンが今は全く見えないんですけれども、職員の方々と意匠などを考えていくということなんですけれども、このように軸がない中でつくり上げられる田無駅南口のビジョンに関しては、非常に不安を感じております。軸をしっかりと定め、計画策定はやはり市全体で行っていくことがまちづくりの基準ではないかということ、また、さらに、物件費に関して、これは委託料も含まれておりますが、多摩26市中2位というこの立ち位置に関してもしっかりと見つめ直していただき、無駄なコンサル委託をしているということは改めて自覚いただきながら、委託よりも職員の能力を上げていこうという前向きな姿勢を持っていただく、この計画策定を職員のOJT、能力開発、そして市民との交流の増進、そういったものにつなげていただきたいと思います。  3点目からはもう少し巻きで言います。3点目は、市民会館の解体工事に見られる急な財政出動におけるエッジの効かなさです。本当にこういった予算策定段階では非常に厳しい査定のほうも行っていると思います。市長の審査のほうもやっている。こういった市全体の無駄遣いを省く予算の執行管理をしっかりやっていくということをこの予算編成段階でやっているにもかかわらず、予算が一旦決まって、そして何かこういった市民会館の解体工事でアスベストが急に出てきたというようなことがあった場合に、やはり考え方が弱い、緩い部分が見えます。1か月の工期短縮のため945万円もの予算増に関しましては、さきの、初日の工事議案について厳しく指摘をし、また討論もいたしたところでございますけれども、やはりこういう緩みがあってはいけない。緩みがあってはやはり本当の財政健全化は確立することはできないし、市全体の同じ認識、同じ方向性を持った西東京市づくりというものにも支障を来すと思います。こういった緩み、エッジの効かなさというものはぜひ解消していただきたいと思います。  4点目は、ばらまき政策における職員のモチベーション低下への懸念と政策立案能力への影響です。先ほど来御指摘されておりますが、高齢者応援カード5,000円分を9月から配布し、12月まで利用するという仕組みは、市民の方から市議選を意識したばらまきであるという非常に厳しい意見を承っております。さらに、私自身、ばらまきといった簡単な政策に関しては、職員の政策立案能力を大きく損なうということを懸念しております。この事業自体の目的はフレイル予防にあると思います。また、コロナ禍において、フレイル予防はしっかりと、これはもう本当に前進させなくてはならない大事な施策であります。そういったところに簡単なばらまきというものを充当するのではなく、職員の皆さんの政策立案能力を結集し、そして西東京市独自の、健康応援都市独自のそういった政策に練り上げていく、市長がリーダーシップをもってそれを引き上げていく、そういったことを行うことこそが今必要なのではないでしょうか。先ほどのコロナ予算、国から頂いている臨時交付金ですね、こういったものが5億円超あるから使えるのではなくて、この財源を生かしていくか、それともただばらまきで一過性に終わっていくのか、これはきちんと考えていかなくてはならないと考えております。見直し、また今後の反省を込めてきちんと効果測定のほうをお願いしたいと思います。  5点目は、学校タブレット教育における危機管理です。何度もこれは一般質問も通じて取り上げましたが、フィルタリングへの信用度が過剰ではないか、過信となっていないかということについて懸念を抱いております。現在、オンライン上で大人が子どもを手なずけ性的搾取に導くオンライングルーミングが非常に大きな社会課題──これ、日本だけではなく、全世界の社会課題になりつつあります。アメリカのノル教授という児童虐待、性的虐待のことを研究する教授のお話を聞いたところ、アメリカ国民にとっても世界で初めて遭遇するネットと子どもとのこの危険な交流というものをしっかり大人が見つめ直していかなくてはならないという御指摘も頂いております。ネット上の深淵な世界にはあらゆるアクセスルートが存在し、子どもが危険につながるということは現実に起こり得ることを前提に、より強固な危機管理、具体的には今できることは限られておりますが、プロバイダーの強制遮断装置ブロッキングの機能の採用などをぜひ考えていただきたいと思っております。西東京市だけでできないのであれば、教育委員会は東京都でのネットワークもお持ちでしょうから、きちんと教育委員会が主体となりまして、このタブレット教育における危機管理の徹底というものを前進させていただきたいと強く要望いたします。  次に、6点目、自治体DXの推進です。西東京市は令和6年まで現行の統合情報システムを運用していくために、国のDX推進計画における標準化・共通化においては後発組になります。そこで様々な課題が生じるのですが、令和4年度から行政手続のオンライン化が始まり、これをパッケージソフトのバージョンアップの中で行えるかと質問いたしたところ、そうではないことが分かりました。やはり新たな経費がかかってくるということが明らかになっております。こういった事業費の拡大については、ベンダーロックインというような懸念がこれまでも示されてまいりましたけれども、やはり業者の言いなりにならない、しっかりと専門的な視点を持って対峙していくということが大事です。専門人材の育成、そしてチーム化していくということは非常に評価をしておりますので、このチームの強化ですね、そういったことがより前進した自治体DX、そして経費の削減に直結していくということで、ここ、期待しているところですので、頑張っていただきたいと思います。  さらに、7点目は、総合防災訓練における避難所運営協議会を中心とした市民協働の取組の強化です。コロナ禍で寸断されたコミュニティ再構築は本当に西東京市の大課題であります。これを防災課題と連携いたしまして進めていくことこそがやはりコミュニティ強化の再構築につながっていくと思いますので、ぜひこれも前向きに前進をお願いします。  さらに、8点目は、市営住宅の見直しとハウジングファーストの強化です。市営住宅は、令和9年に泉町市営住宅に65戸を集約建て替えするという提案が出されておりますが、しかしながら、今、居住の貧困に陥っているのは、高齢者だけではなく、若者、そして母子、そういったコロナ禍において突出した様々な層がハウジングファーストを求めている状況にあります。市営住宅の計画では、高齢者の専門になるということで、これはぜひ見直していただきたい。見直しも着手していただけるというようなことでしたが、ぜひこれは生活困窮者対策、地域共生課の行っている事業をさらに重層的支援体制整備事業の構築の一環といたしまして、庁内横断的にしっかり居住の貧困を支えていくという体制をつくってください。また、生活困窮者対策に関しては、ウクライナ危機も様々述べられましたが、ウクライナ危機による経済危機もこれは本当に現実的に考えていかなくてはならない段階に入っているかと思います。リーマン危機、それから東日本大震災の危機、そしてこのコロナ危機と様々な経済危機に直面してまいりましたが、また、ウクライナ危機という全世界を揺るがすような経済危機に関しては、やはり先手を打っていろいろな情報を集め、西東京市がこの危機に陥った場合はどのような影響があるのか。さらに、一番影響があるのは生活困窮者と生活保護の方々の支援になります。こういった支援策、今までもたくさん構築されておりますので、では、どれを採用していくのか。コロナ危機においては第2のセーフティネットが機能した状況でありますが、じゃ、これをさらに進化させ第2のセーフティネットの中だけで市民を支援していけるかどうかの検証も必要だと思っております。非常に厳しい時代でありますけれども、前向きに行ってください。  さらに、9点目になりますけれども、田無庁舎の発電機の早期更新です。昨日、大規模な地震が起きました。その際、西東京市内も大規模な停電に見舞われました。1時間半ぐらい停電になったと思います。その際に最も大事なのは、やはり庁舎内の発電機がいかに稼働時間が長いかということにつながってくるかと思います。建て替えされた清瀬市の新庁舎においても、まずイの一番に蓄電器、発電機のことについては強化をしてきたというようなお話も伺ったところです。まず、田無第二庁舎があるにもかかわらず、まだ旧の発電機、10時間しかもたない、この1機しかないということは非常に問題であり、この発電機を今使わざるを得ないのであればどのくらい稼働するのかをまず検証していただきたい。検証した中で課題を抽出し、やはりこの電力がなくなるということは非常に問題ですので、この補填策というものを検討してください。  最後になりますけれども、一言申し上げます。市役所、さらに市民全体にメンタルヘルスの問題が広がっております。市役所のメンタルヘルスの休職の方は17人ということで、驚くべき数字になっておりました。また、若い方々のメンタルヘルス等々あります。そういった方々の支援策を構築することは、本当に生活保護も生活困窮者の国保も、健康施策全体的につながっていく、財政的にも大きな課題であると考えておりますので、まだまだやれることはあるのではないかと思います。提案もしていきたいと思いますので、これらの事業をしっかりと執行していただきたいと思います。  以上、長くなりましたが、賛成の討論といたします。 14: ◯議長(保谷なおみ君) 議事の途中ですが、ここで昼食休憩といたします。                 午後0時5分休憩    ──────────────────────────────────                 午後1時4分開議 15: ◯議長(保谷なおみ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 16: ◯3番(田村ひろゆき君) 議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算に対し、賛成の立場で討論いたします。  本予算は、歳入歳出予算の総額を前年度比48億6,000万円、6.7%増の770億9,000万円とするものです。次世代への責任ある選択を掲げ、厳しい財政状況の中でも、目下最大の課題である新型コロナウイルス感染症対策をはじめとする各分野に予算を配分した上で、臨時財政対策債5億円の借入れ抑制を令和3年度に引き続き行うなど、公債費管理の徹底に努めた予算編成が行われたことは全体として評価したいと思います。  池澤市長の政策の一丁目一番地とも言える子どもがど真ん中のまちづくり、子どもにやさしいまちに関しては、児童発達支援センターひいらぎの開設、産後ケア事業の拡充、私立幼稚園入園時に係る費用の一部補助、児童館、児童センターの日曜開館の拡充、全ての学童クラブへのWi-Fi環境整備、子ども食堂への補助による居場所と見守りの充実、市内の全児童生徒及び高校生年齢世代への図書カード配布、コミュニティ・スクールの推進など、数多くの事業が盛り込まれました。議会からも多くの要望があった学校のトイレについて、建て替えや大規模改造等により改修済みの学校を除く小学校12校、中学校7校で改修工事が行われることは、ようやくという思いを持ちつつも評価をいたします。  今定例会冒頭、ゼロカーボンシティ宣言を行い、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すと表明したことは、今後の環境分野における取組を加速させるものです。公共施設の電力を再生可能エネルギー由来のものに切り替える、環境に配慮した行動に対する表彰制度や環境ポイント制度を創設するといった事業が予算に盛り込まれていることを評価いたします。宣言にもあるように、ゼロカーボンシティはオール西東京で達成していかなければなりません。当然、市においても特定の部署のみが取り組む課題ではありません。予算特別委員会の質疑では、はなバスの見直しに当たっては、西東京市ゼロカーボンシティガイドラインに示されている公共交通の充実という視点を入れることが重要ではないか。電気自動車が対象外となっている心身障害者自動車燃料費助成事業は、これを機に再検討すべきではないかといった具体的な問題提起もさせていただきました。これらはあくまでも一例であり、ゼロカーボンシティを目指すという市の方向性にそぐわない事業、制度がないのか、どのような取組をすればゼロカーボンシティの達成に寄与できるのか、いま一度各部署が自分事として捉えて考える必要があると申し上げます。  昨年12月に導入された西東京市公式LINEに関連して、市民から道路や公園遊具等の不具合を画像で頂く仕組みを構築することは、これらの不具合の迅速な解消につながるものと期待をしています。市民からの一方的な情報提供にとどまるのではなく、行政側の対応状況についても市民と共有することで双方向性のあるコミュニケーションツールとなり、市民の行政に対する満足度や納得感の向上につながる仕組みとなるよう求めます。なお、通学路安全点検においてこれまで指摘されている道路の危険箇所については、市として既に把握できているわけですから、子どもの命を最優先に、できる限り速やかに安全対策を取っていただき、万が一の事故が発生することが決してないように取り組んでいただくことを求めます。  国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して行われる事業については、幾つかの意見を申し上げたいと思います。  まずは、キャッシュレス決済ポイント還元事業と市内消費喚起事業についてです。キャッシュレス決済ポイント還元事業においては、取扱事業者をこれまでの1社から3社に拡大すること、市内消費喚起事業においては、紙のプレミアム応援券から電子商品券方式によるプレミアム応援カードに変更することなど、一定の改善が図られていることは、予算特別委員会の審査の中で確認させていただきました。しかしながら、こうした一定のプレミアム分を付与することによって消費を喚起する手法は、一時的な景気刺激策としての効果があるとしても、継続的な市内経済の振興につながるものとは思いません。コロナ禍の影響が長期化する中、事業実施を求める声があり、3年連続して同様の事業が続く形となっていますが、これらの事業ありきになってしまってはいけません。今後の在り方についてはコロナ後を見据えて検討していただくことを強く望みます。また、キャッシュレス決済に不慣れな方、そもそもプレミアム応援カードを購入する余裕のない方、新たな機器の設置をためらって参加をちゅうちょする事業者など、事業の恩恵を受けられない方がいることは改めて指摘をしておきます。今後、利用者、事業者双方に向けた説明会の場なども用意されていると伺っていますので、可能な限り多くの方が利用でき、参加店舗数が1店舗でも増えるよう、個別のお問合せにも丁寧に対応していただくことを要望します。  もう1点は、高齢者応援事業として行われる65歳以上に5,000円の電子商品券を配布する事業です。現在、政府が検討している年金受給者への5,000円の臨時給付金支給案については、参議院選挙を前にしたばらまきではないかとの批判の声が上がっています。今回実施される高齢者応援事業についても期せずして金額が同じ5,000円でありますが、同様のばらまきではないかとの声が私のところにも届いています。いわゆるシルバーデモクラシー、政治への関心が比較的高く投票率も高い高齢者が優遇された結果ではないか、そのように考える現役世代からの声も聞いています。この高齢者応援事業を安易なばらまきで終わらせてはなりません。本事業は、予算書の中ではフレイル予防事業費の中に位置づけられています。事業の目的は、市長記者会見での資料を引用すれば、「長引く新型コロナウイルス感染症等に伴う行動制限の影響を受けている高齢者の方々に、買物や外食などによる外出や交流の機会等を創出することで、フレイル予防につなげるとともに、高齢者の方々の生活を広く応援すること」とされています。単に商品券を配布するだけに終わらず、外出した先でどのように地域の人などとの新たな交流の機会をつくるか、フレイル予防の取組にどうつなげていくか工夫することが求められます。3月25日に田無アスタ専門店街で「お買い物でつながろう~フレイル予防のすすめ~」が開催され、私もその様子を見に行ってまいりました。当日はグループで館内を歩いてお買物や体験を楽しめるツアー、地域包括支援センターをはじめとするブース出展、ステージではしゃきしゃき体操や薬の相談会などが行われていました。例えばこのようなイベントを開催することによって、単なる買物ではなく、地域との新たな結びつきを得たり、趣味を見つけることにつなげられる仕組みが求められます。また、新たな事業として実施されるeスポーツを活用したフレイル予防事業、こうしたものもその1つであると考えます。あくまでも商品券配布はきっかけづくりにすぎません。繰り返しになりますが、この事業が終わった後に安易なばらまきだったと言われないような取組を切に願います。  令和3年度は、「若者支援」が1つのキーワードとなり、西東京市独自の学生応援特別給付金の創設やLINEを活用した新たな若者向けの相談制度の開始、大学生等に対する食料、生理用品の無償配布など目に見える形で具体的な取組がありましたが、令和4年度の当初予算審査の中では「若者支援」というキーワードが語られる場面が少なかったように感じ、残念に思います。次世代を担う若者が西東京市への愛着と誇りを持ち、西東京市に住み続けたいと思ってもらえるようなまちにしていくことについては、市長も同じ思いであると思います。総合計画策定審議会において、市民委員4名のうち2名を学生枠としたことは評価をしていますし、学生委員が活発に議論に参加している姿は大変頼もしく思います。他の審議会や今後行われる各種計画の策定における市民参加の場面でも積極的に次世代を担う市民の意見を聞き、今後の市政運営に生かしていただくよう要望いたします。  最後に、これは以前の当初予算に対する討論の際に申し上げたことがあるのですが、誰もが100%満足できる予算というものはありません。今回、賛成の立場を取りますが、もろ手を挙げて全ての内容に100%賛成するというわけではありません。今日の討論やこれまでの委員会審査等を通じて指摘してきた課題については、今後も議会での論戦を通じ、どのように取り組んでいくのかをしっかりとチェックさせていただくということを申し上げた上で、本予算に対する賛成討論といたします。 17: ◯11番(佐藤大介君) 令和4年度西東京市一般会計予算について、立憲フォーラムを代表いたしまして賛成の立場で討論をさせていただきます。  本予算は、歳入歳出それぞれ770億9,000万円と定めるものであります。歳入では、市税が個人市民税や固定資産税の増などにより前年度を上回り、また普通交付税については前年度比で35.9%増、臨時財政対策債については前年度比で44.1%減を見込み、これらを合わせた実質的な普通交付税については前年度比で3.4%減と見込んでおり、一方で、財政調整基金は令和4年度末の見込残高については18.3%増となる約27億3,000万円と見込んでいることを高く評価をさせていただきます。歳出では、扶助費について障害福祉関係などの社会保障経費の増加により前年度比2.2%増となり、人件費についても前年度比1.1%増となりました。令和3年度で合併特例債の償還が終了したことにより、公債費はほぼ横ばいとなっております。歳出面では、コロナ禍において市民生活や市内経済が直面している様々な課題にしっかりと対応するとともに、予算の執行管理を徹底し、より一層第4次行財政改革大綱アクションプラン等を推進することで財源の確保と基金残高の回復を図り、安定的で自立的な財政運営を目指していることも高く評価をさせていただきます。  令和4年度の主要な取組といたしまして、新型コロナウイルス感染症への対応やゼロカーボンシティの推進などにも期待を寄せるところであります。子ども施策や高齢者施策にも力を入れ、健康で元気なまちづくりに取り組んでいただきたいと思っております。また、本年度予算には、これまで私ども立憲フォーラムが提案してまいりました骨髄移植等の医療行為により予防接種の効果が薄れた20歳未満の方を対象に再接種費用の助成制度を創設していただいたことに感謝を申し上げます。まだまだ先の見えない新型コロナウイルス感染症への対応を引き続き強化するとともに、重症化リスクが高い高齢者への対策を重ねて要望するものであります。  そのほか、施政方針を基にした一般会計予算により市民益がかなうことを願い、賛成の討論といたします。 18: ◯議長(保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第6号 令和4年度西東京市一般会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 20: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手多数であります。よって議案第6号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 21: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第7号についての討論を行います。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。──次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 22: ◯2番(かとう涼子君) 議案第7号 令和4年度国民健康保険特別会計予算に生活者ネットワークを代表して賛成の立場で討論を行います。  高齢社会の進展により保険給付費の増加基調が続く中、令和4年度予算の歳出においては、一般被保険者の療養給付費及び高額療養費、また東京都への事業費納付金の伸びが顕著となり、歳出合計は前年度比8億830万8,000円増加の192億9,233万円となりました。一方の歳入においては、賦課限度額の見直しによって若干の増収が図られるものの、保険料率を令和3年度に引き続き据え置きとしたこともあり、歳入不足分を国民健康保険運営基金のほぼ全額となる2億円を繰り入れることで、辛うじて収支の均衡を保つ形となりました。これにより運営基金の年度当初の残高は24万7,000円とほぼ枯渇状態となることも、予算特別委員会の審査を通して理解いたしました。  令和3年度において当初予算で繰り入れた1億1,000万円の運営基金を年度末の補正2号で全額繰り戻した先例はあるものの、先行きの見通せないコロナ禍にあって、医療費が見込み値を超え大幅に増加する可能性は否定できません。まさに綱渡りの財政運営であり、本予算編成においては保険者としても苦渋の決断であったのではないかと推察いたします。  しかし、社会経済情勢が依然厳しい状況にある中、拙速な保険料率の見直しに至らなかったことは懸命な判断であったと評価いたします。一般会計からの法定外繰入金の削減は、市財政の健全化に向けた課題の1つであることは確かですが、低所得かつ医療費水準の高い被保険者が多数を占めるという現行の健康保険制度の構造上の問題に着手しないまま、さらなる保険料負担で赤字解消を目指すこと自体に無理があるというのが生活者ネットワークの見解であります。  予算特別委員会において池澤市長からは、国・都の財政的支援の拡充に向け、市長会を通してさらなる働きかけを行う旨の表明がありましたが、そのことと併せて、持続可能な国民皆保険制度に向けた抜本的な見直しに着手することをぜひ要望していただけますよう強く求めるものです。  この3月に改定された西東京市国民健康保険財政健全化計画が赤字解消期間を18年間という長期計画として提案されていることを併せて評価しております。市の取組と両輪で国の制度の見直しが進むこと、そのためには保険者である基礎自治体がイニシアチブを発揮し、制度改善に向けた世論をリードしていただけるようお願いいたします。  また、本計画が新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、令和4年度から令和8年度までの5年間にわたり、法定外繰入削減予定額を低めに設定されたことについても併せて評価しております。コロナ禍が自営業者やパート、アルバイトなどの非正規労働者を直撃していること、さらには生活必需品の高騰が市民生活に追い打ちをかけていることを鑑み、保険料率の改定に当たっては、引き続き慎重な調査、分析、審議を重ねていただくことを求めます。  なお、予算特別委員会の審査の中で、国民健康保険の医療費通知の送付先を希望があれば世帯主から被保険者個人宛てに変更できるなど、丁寧な御対応をしていただけるとの御答弁を頂けたことに大変安堵しております。個人ではなく世帯単位で家族を一くくりにし、男性を扶養者や世帯主とする前提が長い間社会のありようと結びついてきましたが、今や家族の形は多様化しております。そもそも日本のように戸籍制度を持ち、住民を世帯単位で把握する手法は、世界的に見れば例外です。医療費通知のようなデリケートな個人情報が当人に断りもなく世帯主宛てに送りつけられるといった世帯主義の弊害を個人の人権に照らし合わせて一つ一つ丁寧に解消していくのもまた自治体の大切な仕事であることを申し添えまして、議案第7号への賛成討論といたします。 23: ◯8番(納田さおり君) 議案第7号 国民健康保険特別会計について賛成の立場で討論をいたします。  令和4年度当初予算は、歳入歳出それぞれ192億923万3,000円となっており、令和3年度最終補正でも明らかになった様々な課題が盛り込まれた内容となりました。保険料収入については、コロナ経済対策として事業者に支払われた持続化給付金や事業復活支援金が課税所得に反映される状況が令和4年度も継続し、時限的に納入率も、また保険料も高水準の状態で計上されたことが明らかになりました。しかし、現実的には、被保険者数は減少傾向にあり、団塊の世代が全て後期高齢者医療に移行する令和7年度以降、保険料収入の担い手が激減することが明らかになっています。さらに、令和4年度保険給付費は、前年度当初予算比に対して5億6,783万円の大幅増加となっております。給付費は、令和2年度にコロナ受診控えで一旦減少傾向になったものの、令和3年最終補正の段階からリバウンドの様相を呈しており、それが明らかになってきたのが令和4年度予算であると言えます。  そこで、今後も国保事業が医療セーフティネットとして着実に継続していくためには、国・都の財政支援をしっかりと市長会等で求めていただくとともに、従来の発想を超えた医療費適正化事業の遂行が必要ではないかと考えております。西東京市が現在注力をしている医療費適正化事業は、受診勧奨通知事業、糖尿病性腎症重症化予防事業、ジェネリック利用差額通知事業、重複・頻回受診、重複服薬訪問指導事業となっておりますが、がん患者やメンタル疾患の方々に対するジェネリック利用差額通知事業は行っておりません。聞くところによると、デリケートな疾患のため、勧奨自体に課題があるとのことですが、医療費適正化という押しつけがましい文句でのアプローチの仕方を見直すことで、考えるきっかけづくりを患者の皆さんにつなげていくことは十分に可能であると考えております。具体的に、がん治療薬であっても、薬局では薬剤師の方からジェネリック医薬品を推奨されることも現実にあります。ぜひ前向きな検討をお願いし、患者の皆様に寄り添いつつ、しかしながらこの医療費適正化というものをアプローチを変えながら実現していく、そういったことを知恵を出し合いながら検討していっていただきたいと思います。  なお、一般会計の討論でも申し上げましたが、メンタルヘルス、心の健康施策については本当に大きな問題となっております。国保KDB計画の第1回目の内容からも若者のメンタルヘルスの傾向が如実に表れており、このコロナ禍、コロナ後を見据えた各種施策の中でも重要な位置づけに引き上げていかなくてはならないと考えております。全庁的課題として総合支援体制による早期受診を後押しする仕組みづくりを検討していただけないかと考えております。  なお、最後になりますが、出産一時金がコロナの影響により出産数の減少が起こり減額となっております。先日の報道では婚姻届の提出件数自体も減少傾向にあるとのことでしたが、深刻な少子化が進展していく大きな懸念となっております。現在、出産一時金は42万円ですが、この金額を拡大し、少子化の対策の後押しとなっていくことも必要です。国・都への働きかけの強化ももちろんですが、市として何ができるのか積極的に考えていただきたいと思います。  それでは、以上意見を申し述べまして、賛成の討論といたします。 24: ◯議長(保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第7号 令和4年度西東京市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 26: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第7号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 27: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第8号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第8号 令和4年度西東京市駐車場事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 29: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第8号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 30: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第9号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第9号 令和4年度西東京市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 32: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第9号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 33: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第10号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第10号 令和4年度西東京市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 35: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第10号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 36: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第11号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第11号 令和4年度西東京市下水道事業会計予算を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
         〔賛成者挙手〕 38: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第11号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 39: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第22号についての討論を行います。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 40: ◯22番(森しんいち君) 議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)に立憲フォーラムを代表して反対の立場で討論します。  本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,090万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ771億2,090万円とするものです。歳出の説明によりますと、旧西東京市民会館解体工事に関わる契約変更に伴う増額補正ということでありました。  旧西東京市民会館の契約変更については、本定例会初日の審議で賛成多数で可決されました。契約変更議案で市長が示された変更理由は、解体工事中の旧西東京市民会館において、当初の想定を上回る対応を要する特定建築材料が見つかったため、具体的に言うとアスベストが見つかったためであるというものでありました。  しかし、初日に追加で出された資料の契約金額増減額の内訳によりますと、アスベスト除去に関わる費用は357万2,000円であり、アスベスト除去工事により工期が3か月延伸するために工期延伸に伴う諸経費が2,266万8,000円プラスされ、変更設計額は2,624万円となります。これに落札比率を乗じて消費税を含めると2,024万円が実際にアスベストが見つかり増額される予算であります。アスベストが理由の増額補正であるなら、補正額は約3,000万円ではなく約2,000万円で済んだはずです。  ところが、初日の契約変更の議案の中には、アスベストによる解体工事の3か月延伸を少しでも短縮するために、今後行われる予定の基礎部分の解体工事の工法を変更する予算までが含まれていました。結果的に提案された増額予算額は2,969万8,000円であります。繰り返しとなりますが、アスベスト除去により当初の計画より3か月延伸することになった工期を1か月短縮するだけのために2,024万円で済む増額予算を2,969万8,000円とすることは、市民のためであると言えるのでしょうか。短縮できたとしても1か月だけです。1か月のために945万8,000円を使うことは正しい選択と言えるのでしょうか。  今年も厳しい財源の中、令和4年度一般会計予算を先ほど成立させました。待ったなしの多くの事業がある中で、予算外に発生したアスベスト除去工事に追加予算が必要であることは理解できます。しかし、延伸することになった工期を1か月短縮させるだけのために、さらに945万8,000円の予算を組むことが必要であるとは理解できません。もっと優先的にやらなくてはならない事業や新たな事業にこの予算を使うべきです。  なお、資料で示された工期延伸に伴う諸経費1,433万6,000円の内訳や予算書に記載された解体工事監理委託料125万7,000円の内訳など、増額予算の半分近くを占める間接経費が全て一式で記載されています。積算根拠が不透明であることを指摘いたします。  議会は、市長提案に対して問題点を指摘して最終決断をする場であると私は考えております。1,000万円近い予算の使い道を審議する議案です。市民へ納得のいく説明ができない議案であることを指摘して、反対討論とさせていただきます。 41: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。 43: ◯18番(森てるお君) 議案第22号 西東京市一般会計補正予算(第1号)について反対の討論をさせていただきます。  ただいま森しんいち議員からるる御説明があったところでありますけれども、もともとアスベストの工事は想定されていた。しかしながら、想定外の設備であったというふうなことで、アスベスト除去の工事の延伸、そして費用の変更ということが持ち出されてきたわけでありますけれども、ここで問題になったのは、この工期の変更が1か月先延ばしになるということについて、これを工期内に収めるために費用が余分にかかるというふうな御説明がありました。議案そのものについては、想定を上回る特定建築物が見つかったためということで、この工期の延伸云々については全く触れられていないということになっております。そして、この工費も、工期の短縮、そのための工法の変更で900万円余り余分にかかるというふうな御説明を審査の中で受けたわけですけれども、この工法の変更、これがどういった内容なのかということを実は西東京市の職員、分かっているのかなと。私は分かりません。私はこの内容について、それが妥当なものなのかどうなのかは分かりません。そうすることによって1か月短縮ができるということについても、残念ながら専門家ではないので分かりません。しかしながら、審議の過程で、この工法の変更によってどの程度の費用がかかるのかということを他の事業者に聞き取り、あるいは見積り等々を取って、それで変更したというふうな状況は確認できておりません。つまり業者の言いなりで、業者の言い値でこの工法の変更が行われたのではないかという疑問が1点あります。  それからもう1つは、この1か月の工期短縮が本当に必要だったのかどうなのかということについても、はっきりとしておりません。確かに、工期が延びてその後の事業に影響が出た場合に、違約金等々が発生することもあります。しかしながら、これが本当に発生するのかどうなのか。そして、その発生した金額がこの工期を1か月短縮する費用とどのように見合ってくるのか、見合ってこないのか。こういった基本的な必要な事項というものが検討されない中で今回の決定が行われているというふうに見てとれます。ですから、この900万円余という金額、この市民会館解体事業の中、あるいはこの総体事業の中で900万円というのは金額的には大きい金額と言えるかどうかはよく分かりませんけれども、しかしながら、財政全体から見ると900万円というのは大きい金額です。そして、市民感覚からすれば大変大きな金額です。行政マンの皆さんにとっては、あるいは毎日動かしている金額の中では些少の金額かも分かりません。しかしながら、市民の税金を預かっている、そして市民の税金を大切に使う、そういう観点から考えれば、今回の工法の変更、あるいは期間の1か月短縮、こういった問題については、もっともっと検討を深めるべきであったのではないかというふうに私は考えております。  したがいまして、今回の工法の変更、そして予算の増額、大変に拙速であったというふうに思っております。この点を指摘して、私の反対討論とさせていただきます。 44: ◯議長(保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第22号 令和4年度西東京市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 46: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手多数であります。よって議案第22号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 47: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第8、議案第12号 西東京市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例から日程第11、議案第15号 西東京市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を一括議題といたします。  審査報告書はお手元に配付のとおりであります。           ────────────────────               企画総務委員会審査報告書   本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、西東京市  議会会議規則第110条の規定により報告します。                 記   議案第12号 西東京市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関す  原案可決         る条例の一部を改正する条例   議案第13号 西東京市長等の給与等に関する条例の一部を改正する  原案可決         条例   議案第14号 西東京市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一  原案可決         部を改正する条例   議案第15号 西東京市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改  原案可決         正する条例           ──────────────────── 48: ◯議長(保谷なおみ君) 企画総務委員長の報告を求めます。      〔企画総務委員長 田代伸之君登壇〕 49: ◯企画総務委員長(田代伸之君) ただいま議題となりました議案4件につきまして、去る3月10日に開催されました企画総務委員会で審査しましたので、その概要と結果について御報告をいたします。  初めに、議案第12号 西東京市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例、議案第13号 西東京市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例及び議案第14号 西東京市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例、以上3件は一括して審査しましたので、一括して御報告をいたします。  執行部より、本案は、去る1月19日、西東京市特別職報酬等審議会会長から西東京市長宛てに提出された西東京市特別職報酬等審議会の答申を踏まえ、特別職の報酬等を改めるものとの補足説明があり、質疑に入りました。  主な質疑を御報告いたします。質問、今回の見直しに至った経緯について。答弁、平成27年度の審議会の附帯意見で見直し時期はおおむね5年が望ましいという御意見を頂いていたが、この間の新型コロナウイルス感染症に伴う社会情勢の変化を受ける中で、先行きの見通しが不透明だということも踏まえてこの時期に見直しを諮問した。質問、体系と水準の考え方について。答弁、体系については、部長級の給料、年収を1とし、設定倍率を掛け職ごとの年収を決める、この格付をすること。水準については、社会情勢等を踏まえて判断するというところで、今回、東京都人事委員会勧告の月数を使い月額を算出、計算した結果を示している。質問、現行と改正後の年収比較について。答弁、市長がマイナス0.3%、副市長がマイナス0.21%、教育長がマイナス0.22%、常勤の監査委員がマイナス0.19%、議長がマイナス0.35%、副議長がマイナス0.42%、常任委員長等がマイナス0.3%、議員がマイナス0.36%となっている。質問、報酬と給与の違いについて。答弁、報酬は、一般の非常勤の職員が業務や活動の業務量に対する対価として支払われる金銭。議員の報酬については、自治法の改正により、非常勤の職員から切り離され、自治法第203条に規定されている。給料は、自治法第204条で、常勤の地方公務員に対し、職務の複雑、困難及び責任の度合いに応じて給料表に基づき支給される職員の勤務時間の勤務に対して支払われる金銭と定められている。質問、設定倍率の根拠について。答弁、明確な根拠はないが、平成21年度の審議会の議論において、各市や類似団体の状況を検証する中で、市民への分かりやすさという観点で倍率が改定されたと認識をしている。質問、議員報酬及び市長等の特別職の給与も含めた今後の考え方について、類似団体との比較について。答弁、本市の取組、体系、水準を含めた在り方や審議の期間の検証と併せて、他団体との比較など、今後どのような姿であるべきかを検討していく。質問、今後の審議会の開催についての市の考え方は。答弁、この間、5年を基準として考えてきたが、他団体の調査なども含めて準備し、一度審議会を開催する開催の時期など検証する機会を設けたい。  以上で質疑を終結し、まず、議案第12号 西東京市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は、討論なく、採決の結果、挙手全員で可決されました。  続いて、議案第13号 西東京市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例は、討論なく、採決の結果、挙手全員で可決されました。  続いて、議案第14号 西東京市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例は、討論なく、採決の結果、挙手全員で可決されました。  次に、議案第15号 西東京市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御報告いたします。  執行部より、本案は、部長級職員の給与体系の見直しに伴い関連する規定の整備を行うもので、部長級職員の号給を区別せず単一の号給とするものとし、改定内容、管理職手当の影響、期末・勤勉手当の見直しなどの補足説明があり、質疑に入りました。  主な質疑を申し上げます。質問、昨年9月第3回定例会で条例を撤回後、この間の検討状況について。答弁、1号給化と併せ、モチベーションの維持を含め議論してきた。財政状況を鑑み部長級の人件費全体の枠の中で何かできなかったかを議論する中で、期末・勤勉の見直しに至った。質問、期末手当1.8月、勤勉手当2.65月の根拠について。答弁、東京都の人事委員会勧告の中で部長級についての期末手当、勤勉手当それぞれの月数が示されており、それを採用した。質問、改定によりモチベーションにどのような影響を与えるか。答弁、勤勉手当の支給月数を拡大することで業績を適切に反映する制度と考える。質問、期末・勤勉手当について、同じ月数で実施している他市の状況は。答弁、26市中16市が実施をしている。質問、期末・勤勉手当の見直しによる退職金の影響は。答弁、退職手当の額に今回の見直しによる影響はない。質問、今後、2号給も含め職責に応じた管理職の在り方を検討すべき。答弁、行政を取り巻く状況の変化、行政の課題も多岐にわたっている。組織力強化という意味では、一定程度組織の中で判断を素早くできる組織体制、それを担う職責というものを検討していく必要があると考える。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決の結果、挙手全員で本案は可決されました。  以上で企画総務委員会の審査報告を終わります。 50: ◯議長(保谷なおみ君) 委員長の報告が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、議案第12号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第12号 西東京市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 53: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第12号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 54: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第13号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第13号 西東京市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 56: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第13号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 57: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第14号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第14号 西東京市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 59: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第14号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 60: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第15号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第15号 西東京市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 62: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第15号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 63: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第12、議案第16号 西東京市国民健康保険条例の一部を改正する条例から日程第17、陳情第2号 5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチン接種に関する適切な情報公開につきましての陳情までを一括議題といたします。  審査報告書はお手元に配付のとおりであります。           ────────────────────               文教厚生委員会審査報告書   本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、西東京市
     議会会議規則第110条の規定により報告します。                  記   議案第16号 西東京市国民健康保険条例の一部を改正する条例    原案可決   議案第17号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する  原案可決         規約   議案第18号 西東京市生活つなぎ資金貸付条例の一部を改正する条  原案可決         例   議案第19号 西東京市保谷こもれびホールの指定管理者の指定につ  原案可決         いて   議案第23号 西東京市市民交流施設条例の一部を改正する条例    原案可決           ────────────────────              文教厚生委員会陳情審査報告書   本委員会に付託の陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、西東京市議会会  議規則第143条の規定により報告します。                  記   陳情第2号 5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチン接種に関  趣旨採択         する適切な情報公開につきましての陳情         意見:市は、5歳から11歳の新型コロナワクチン接種            について、引き続き丁寧な周知・啓発に努めら            れたい。         措置:執行機関に送付し、処理の経過及び結果の報告            を請求する。           ──────────────────── 64: ◯議長(保谷なおみ君) 文教厚生委員長の報告を求めます。      〔文教厚生委員長 大竹あつ子君登壇〕 65: ◯文教厚生委員長(大竹あつ子君) ただいま議題になりました議案5件、陳情1件について、去る3月9日に開催されました文教厚生委員会で審査いたしましたので、その審査の概要と結果について御報告いたします。  初めに、議案第16号 西東京市国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたしました。  まず、執行部より次のような補足説明がありました。改正点は2点あり、1点目は、結核医療給付金の支給要件を見直すもので、給付金が支払われる被保険者の年齢について、民法の改正を踏まえ、20歳から18歳に改めるものである。2点目は、令和4年度の国民健康保険料の賦課限度額を保険料負担の公平を図る観点から、政令改正に合わせ、基礎賦課額を2万円、後期高齢者支援金等賦課額を1万円、合計3万円引き上げるものであるとの説明がありました。  次に、主な質疑を申し上げます。質問、今回の改正案で実際に保険料が引上げとなる世帯の所得あるいは収入の基準、世帯数及び全体の影響額はどの程度になるのか。答弁、872世帯が賦課限度額に到達するものと見込んでいる。賦課限度額に到達する世帯の所得金額は1,190万円、収入にすると給与がおおむね1,390万円と見込んでいる。賦課限度額の引上げに伴う増収額では、1,020万円程度の増収を見込んでいる。質問、引上げ幅3万円の根拠は。答弁、全国の平均保険税率を参考にし、民間保険の世帯超過割合が1.5%台に近づくように推計して、賦課限度額の引上げ幅が3万円程度に収められれば1.5%までに収まるといった試算を見込んだ。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決の結果、挙手全員で本案は可決されました。  次に、議案第17号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約を議題といたしました。  執行部より次のような補足説明がありました。変更内容は、令和4年、5年度の保険料について、令和2年、3年度に引き続き保険料軽減に係る市区町村負担の割合を100%とし、規約の附則に定めるものである。変更の手続は、広域連合の経費の支弁の方法のみに係る規約の変更で、広域連合は、地方自治法の規定に基づき、関係市区町村の協議によりこれを定め、東京都知事に届出を行うため、関係市区町村の議会の議決を経る必要があるためであるとの説明がありました。  次に、主な質疑を申し上げます。質問、令和4年、5年度の保険料は、令和2年、3年度と比べてどのような推計をたどるのか。今回の規約改正案で、本市の保険料軽減対策を実施するための投入金額は、令和2年、3年度がどのくらいで、令和4年、5年度はどの程度変わるものなのか。答弁、令和4年、5年度の均等割額が4万6,400円、所得割率が9.49%で、令和2年、3年度から均等割額にすると2,300円の増、所得割率にすると0.77ポイントの増となり、1月28日の広域連合議会において条例改正が議決されている。令和4年、5年度の保険料率を支えるための西東京市の財政支援は、令和2年、3年度と比べて令和4年度の後期高齢者医療特別会計予算案において、特別対策の財政支援として1億6,584万3,000円を上程している。令和3年度との比較では、予算上134万1,000円の増額になる。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決の結果、挙手全員で本案は可決されました。  次に、議案第18号 西東京市生活つなぎ資金貸付条例の一部を改正する条例を議題といたしました。  執行部より次のような補足説明がありました。本議案は、平成30年の民法の一部改正により、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、令和4年4月より施行されるため、その法律の趣旨を踏まえ、本条例における貸付要件についても、年齢を満20歳から満18歳に改め、規定整備をするものであるとの説明がありました。  次に、主な質疑を申し上げます。質問、この間の生活つなぎ資金の貸付実績で、20代前半の方での貸付事例はどの程度あるのか。また、背景、特徴について伺う。答弁、令和3年度における20代の貸付実績は4人。このうち最年少の方が23歳となっている。特徴については、カード決済による残高不足で家賃の引き落としができなくなるなどがあったと記憶している。質問、親の養育の下で通っている高校生がつなぎ資金の申出をした場合には、保護者の確認等は必要なく借りられるのか。答弁、つなぎ資金の貸付けの要件として、市内に引き続き3か月以上居住し、今回、18歳以上の独立した生計を営んでいる世帯主という要件があり、親と同居している学生は生計を営む主ということではないので、この要件には当てはまらない。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決を行い、挙手全員で本案は可決されました。  次に、議案第19号 西東京市保谷こもれびホールの指定管理者の指定についてを議題といたしました。  執行部より次のような補足説明がありました。本議案は、西東京市保谷こもれびホール指定管理者の指定期間が令和4年度末をもって満了となることから、令和5年度からの5年間の指定を行うものである。令和3年11月19日から令和4年1月21日までの間、公募を行い、2団体から応募があり、選定結果に基づき、株式会社ケイミックスパブリックビジネスを指定管理者候補とすることについて、令和4年2月7日付で市長が決定をしたとの説明がありました。  次に、主な質疑を申し上げます。質問、今回選定された事業者は、面接審査、プレゼンテーション審査で評価がより優れていたということが最終的な理由となったと思うが、具体的に面接審査、プレゼンテーション審査の内容、全体としての評価はどうだったのか、特徴的なことについて伺う。答弁、ケイミックスパブリックビジネス社の提案で高く評価された点は、市の計画と結びつけた事業を計画して提案している点に加え、サービス介助士の導入により、高齢者、障害のある方をはじめ、多様な利用者や来館者への対応に配慮している点。また、全国で多くの指定管理を手がけている実績から、事例等を水平展開して施設運営に生かしていくということが提案されている点。また、エントランスの8時半からの開放、窓口受付時間の拡大、主催の鑑賞事業実施時の駐車場の3時間無料などの市民目線のサービスの向上という点。また、カフェを使って事業展開をするという提案、市また市民の皆様の文化芸術活動の現状の把握状況などが評価された。質問、カフェに特化する提案については、保谷庁舎がなくなり、敷地内の利用者が大きく減ったことによるが、保谷庁舎の跡地活用の検討の中で見直しが可能なのか、協定を結ぶに当たっての考え方について伺う。答弁、指定管理期間が始まってからであっても調整が可能と聞いている。状況に合わせて柔軟な対応をしていきたい。質問、事業の見直し、改善、あるいは収益を確保していくということに対しての事業者の考え方について伺う。答弁、基本事業計画書の中で事業の組立ての考え方というのが示されており、実施をしてきちんと確認をしていくというような体制を取っていく、他施設の実績、また成功事例なども導入しながら改善をしていくという考えが示されていた。市としてもモニタリングで指定管理者の業務の状況を見ていく。質問、今の事業者との雇用契約で働く方の雇用の継続は契約書上はどうなっているのか。答弁、現在の指定管理者の指定管理期間が令和5年3月までということになっており、それ以上の期間について契約をしていない。質問、収支見込みが赤字となっているが、興行の収支を見込まないという組み立て方は一般的なのか。答弁、指定管理料を市が支払っており、施設の維持管理、文化芸術の振興に関わる事業は、民間事業者だけで回していく、賄っていくということではないものと考える。質問、「はなみずき」の厨房の改修、こもれびホールの和式トイレの洋式化の提案についての利用者意見の反映について伺う。答弁、改修工事の費用は指定管理者のほうでできる50万円までというところを超えてしまうものとなるので、市のほうできちんと検討していきたい。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決の結果、挙手全員で本案は可決されました。  次に、議案第23号 西東京市市民交流施設条例の一部を改正する条例を議題といたしました。  執行部より次のような補足説明がありました。改正の内容は、市民交流施設のうち、地域型交流施設は地域名の後を「コミュニティセンター」に、一般型交流施設は地域名の後を「市民集会所」にそれぞれ統一するものであるとの説明がありました。  次に、主な質疑を申し上げます。質問、運営の形態と予約方法がそれぞれ異なっているのが分かりにくかったが、そこはどうなったのか。答弁、令和3年度利用分から、一般型交流施設については全て公共施設予約システム化を図り、さらに鍵の管理についても電子錠を導入することとなった。今後は、地域型交流施設も公共予約システムで予約できるように準備を進めていく。質問、一般型交流施設のほかにその他の施設というのがあるが、扱いはどうなるのか。答弁、ひばりが丘市民集会所、保谷町市民集会所、東町市民集会所は、旧分団の和室と併用している施設となっている。緑町市民集会所は、学童クラブと併設をされている。本来目的は消防団の和室であり、学童クラブという位置づけとなっている。それらの本来目的に使わない時間帯において、市民集会所として使えるというような規定を設けてあるという位置づけだ。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決の結果、挙手全員で本案は可決されました。  次に、陳情第2号 5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチン接種に関する適切な情報公開についての陳情を議題といたしました。  執行部より、市民、保護者、お子さんが適切に判断いただける情報提供をこれまでも行ってきており、引き続き国及び東京都の情報を注視し、様々な媒体を活用した周知を図っていくとの意見が述べられました。  次に、主な質疑を申し上げます。質問、適切な情報公開ということで行政が出す情報は、一般に目に入るSNSとでは責任が全然違うということをもう少しアピールしたほうがよいのではないか。市の考え方を伺う。答弁、本市では、独自の情報ツールである西東京市ワクチン掲示板なども活用して情報発信をしてきた。ほかにもツイッターやSNSなどを用いて、子どもへの新型コロナワクチン接種の考え方と副反応への対処、厚生労働省が提供している保護者が求めている情報を随時発信してきたところだ。質問、市民がどういった点を心配されているのか、その点をどう理解されているのか、それに応える情報提供になっているのか伺う。答弁、保護者が心配されていることとは、やはりワクチンに関わる安全性や副反応であると考えている。接種券を同封した文書の中に、リスクということでその部分を記載している。質問、厚生労働省のホームページへのリンクとは、具体的にどういったところにリンクをしているのか。小児科学会の声明等へのリンクはしているのか。答弁、小児接種について記載をしている厚生労働省のホームページ、新型コロナワクチンのQ&A、新型コロナワクチンの有効性・安全性・副反応というページなどにリンクを設定している。日本小児科学会と日本小児科医会についてもホームページのリンクを設定している。質問、新型コロナワクチンの小児に対するオミクロン株への感染予防効果について、政府のほうからデータ等はあるのか。答弁、まだ十分な知見が得られていないと国からは発表されている。  以上で質疑、意見を終結し、討論なく、協議の結果、本陳情については「市は、5歳から11歳の新型コロナワクチン接種について、引き続き丁寧な周知・啓発に努められたい」との意見を付し、趣旨採択とすることに決定しました。  以上で文教厚生委員会の報告を終わります。 66: ◯議長(保谷なおみ君) 委員長の報告が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、議案第16号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第16号 西東京市国民健康保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 69: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 70: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第17号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第17号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 72: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第17号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 73: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第18号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第18号 西東京市生活つなぎ資金貸付条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 75: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第18号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 76: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第19号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第19号 西東京市保谷こもれびホールの指定管理者の指定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 78: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第19号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 79: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、議案第23号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第23号 西東京市市民交流施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 81: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第23号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 82: ◯議長(保谷なおみ君) 次に、陳情第2号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより陳情第2号 5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチン接種に関する適切な情報公開につきましての陳情を採決いたします。
     本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 84: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって陳情第2号は委員長の報告のとおり決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 85: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第18、議案第20号 西東京市地球温暖化防止対策基金条例を議題といたします。  審査報告書はお手元に配付のとおりであります。           ────────────────────               建設環境委員会審査報告書   本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、西東京市  議会会議規則第110条の規定により報告します。                  記   議案第20号 西東京市地球温暖化防止対策基金条例         原案可決           ──────────────────── 86: ◯議長(保谷なおみ君) 建設環境委員長の報告を求めます。      〔建設環境委員長 納田さおり君登壇〕 87: ◯建設環境委員長(納田さおり君) ただいま議題となりました議案1件について、去る3月9日の建設環境委員会で審査いたしました。  議案第20号 西東京市地球温暖化防止対策基金条例についての概要と結果について御報告をいたします。  まず、執行部より次のような補足説明がありました。本議案は、地球温暖化の防止対策の推進を図るための基金を設置するために条例を制定するものである。第1条は目的、第2条は基金の積立額、第3条は基金の管理、第4条は繰替運用、第5条は運用益金の処理、第6条の基金の処分では、特定目的基金として本条例第1条に定める地球温暖化の防止対策の推進を図るために処分することができる旨、第7条は委任について定める。附則では、本条例の施行日を令和4年4月1日と定める。  基金の目的は、地球温暖化防止対策の推進を図るためである。基金の原資については、(1) 森林環境譲与税、(2) 地球温暖化防止対策として使途を指定された寄附金を予定する。原資別の使途は、(1) 森林環境譲与税積立分は、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律第34条1項に定めがあり、1) 森林の整備に関する施策、2) 森林の整備を担うべき人材の育成及び確保、森林の有する公益的機能に関する普及啓発、木材の利用の促進その他の森林の整備の促進に関する施策に充てる。(2) 寄附金積立分については、(1)の使途範囲を含め広く地球温暖化防止対策の推進を図る施策に充てる。ほかの基金とのすみ分けは、基金を充当する事業の目的が地球温暖化防止対策であるかどうかで判断する。  次に、主な質疑を取り上げます。質問、原資別使途の中に自治体間連携によるカーボンオフセットとあるが、どのような自治体を想定しているのか。答弁、市の姉妹都市及び友好都市を想定している。質問、豊島区と秩父市、新宿区と伊那市・沼田市・あきる野市、中野区と水上市の連携における経費と財源構成は。答弁、公表されている令和元年度実績は、豊島区は総事業費385万円のうち森林環境譲与税が200万1,000円、新宿区は総事業費2,138万8,000円のうち税は1,280万3,000円、中野区は総事業費302万8,000円のうち税は232万円である。質問、環境学習ツアーの内容は。答弁、市民を連携する自治体に引率し、植林、間伐の体験を通じ、森林の公益的機能の重要性を学ぶツアーを検討している。質問、一般寄附金の申込欄には地球温暖化対策に関する項目がないが。答弁、市のふるさと納税のページに新たに「地球温暖化防止対策のため」というメニューを設け、選択いただく。質問、森林環境譲与税は令和元年が765万円、令和2年、3年が1,600万円だった。今後の収入見込額は。答弁、令和4年、5年度で約2,100万円、令和6年、7年度で約2,600万円と試算している。質問、幼少期からの環境教育や、若い世代が林業や森林保全に関心を持つきっかけづくりが重要だ。教育分野で考える機会をつくれるか。答弁、子どもへの学習は環境学習ツアーが中心となる。学校との連携は、社会科や総合的な学習の時間での連携を今後考えていきたい。質問、森林環境税の徴収を令和6年度から開始するが、金額の推移は。答弁、令和6年度から住民税均等割の枠組みで国税として森林環境税を1,000円徴収する形となる。全体の譲与額は令和4、5年で500億円、令和6、7年で600億円、都道府県と市町村の分配比率は令和4、5年で88対12、令和6、7年で90対10となり、歳入は上がっていく。質問、環境学習ツアーの場として下保谷四丁目特別緑地保全地区を考えられるか。答弁、現在も保谷第一小や栄小の児童が訪れている。今年度、保全活用計画を策定しており、ほかの小中学生を含め、緑に親しむ貴重な資源として活用していく。質問、全国的に担い手不足で、森林が放置、後継者不足、外国資本の参入といった現状がある。森林の有する公益的機能に関する普及啓発や人材育成や確保にどのような考えを持ち貢献していくのか。答弁、森林環境譲与税は、パリ協定の枠組みの下、我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための森林整備に必要な地方財源を安定的に確保する観点で創設された。姉妹都市等で行う環境ツアーや間伐材を使用した木工製品により、木材の大切さ、森林の公益的機能を普及させていきたい。  以上で質疑を終結し、討論なく、採決の結果、挙手全員で本案は可決しました。  これで建設環境委員会の報告を終了いたします。 88: ◯議長(保谷なおみ君) 委員長の報告が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  議案第20号についての討論を行います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第20号 西東京市地球温暖化防止対策基金条例を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 91: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第20号は委員長の報告のとおり可決されました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 92: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第19、議案第24号 西東京市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 93: ◯市長(池澤隆史君) それでは、御説明申し上げます。議案第24号 西東京市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。  本議案は、西東京市教育委員会委員の山田章雄氏の任期が令和4年3月30日をもって満了することに伴い、引き続き同氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  略歴等につきましては、お手元に配付されております議案書の添付資料のとおりでございます。  よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 94: ◯議長(保谷なおみ君) 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 95: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 96: ◯議長(保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって本案は委員会の付託を省略することに決しました。  人事でありますので、討論を省略し、採決を行います。  議案第24号 西東京市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 97: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第24号は同意することに決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 98: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第20、議案第25号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 99: ◯市長(池澤隆史君) 議案第25号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。  本議案は、西東京市固定資産評価審査委員会委員の柳原桑子氏の任期が令和4年3月31日をもって満了することに伴い、引き続き同氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  略歴等につきましては、お手元に配付されております議案書の添付資料のとおりでございます。  よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 100: ◯議長(保谷なおみ君) 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102: ◯議長(保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって本案は委員会の付託を省略することに決しました。  人事でありますので、討論を省略し、採決を行います。  議案第25号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 103: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第25号は同意することに決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 104: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第21、議案第26号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 105: ◯市長(池澤隆史君) 議案第26号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。  本議案は、西東京市固定資産評価審査委員会委員に山内章氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  略歴等につきましては、お手元に配付されております議案書の添付資料のとおりでございます。  よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 106: ◯議長(保谷なおみ君) 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 107: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108: ◯議長(保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって本案は委員会の付託を省略することに決しました。  人事でありますので、討論を省略し、採決を行います。  議案第26号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 109: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第26号は同意することに決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 110: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第22、議案第27号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 111: ◯市長(池澤隆史君) 議案第27号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。  本議案は、西東京市固定資産評価審査委員会委員に城石惣氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
     略歴等につきましては、お手元に配付されております議案書の添付資料のとおりでございます。  よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 112: ◯議長(保谷なおみ君) 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 114: ◯議長(保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって本案は委員会の付託を省略することに決しました。  人事でありますので、討論を省略し、採決を行います。  議案第27号 西東京市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 115: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手全員であります。よって議案第27号は同意することに決しました。     ─────────────── ◇ ─────────────── 116: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第23、議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      〔提出者 稲垣裕二君登壇〕 117: ◯提出者(稲垣裕二君) それでは、ただいま議題となりました議員提出議案第2号について提案理由を説明させていただきます。提案理由の説明につきましては、本文の朗読をもって代えさせていただきます。  市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議。  ツイッター等のSNSは、その情報の発信力や拡散力から、社会的に重要なインフラとなっているが、同時に、SNSによる発信や拡散には社会的責任が伴うことは当然である。  公職である市議会議員が、SNSその他の表現手段によってその思うところを表現することは、憲法の保障する表現の自由によって保護されるべきであることは、言うまでもない。しかしながら、市議会議員であることが広く知られている状況において、表現行為を行う場合には、市民に誤解を与えないような表現を心がけるべきであり、とりわけ自己を律するべきであると考える。  また、公開の場で行う市議会本会議あるいは委員会における、市議会議員の発言には責任を伴うことは言うまでもなく、そこで発せられた発言は、会議録として記録されることとなる。  一方で、その発言自体を取り消したり、訂正したりすることが許されないのであれば、自由闊達な議論を委縮させることにもなりかねない。  そこで、地方自治法をはじめ、市議会の会議規則では、発言に関する諸手続が定められているところである。とりわけ、議員の発言の取消しは、慎重な手続が定められており、西東京市議会会議規則第86条では会議録の配付について、また、第87条では、取り消した発言については、この配付用の会議録には掲載しない旨を規定している。これは、唯一の公式な記録である会議録原本には、発言の取消しに係る経過を記載することを意味する一方、広く会議内容を周知する配付用会議録については、あえて、その旨を記載しない取扱いとなっている。  以上のことから、取り消すべき事由があったものについては、その配慮がなされた規定であると理解する。  そうであるならば、個人の憶測を交え、これをSNS上に公開することは、議員の言論を委縮させるだけでなく、正当な議会の手続により処理された内容を、無用な混乱におとしめるものと言える。  発言の取消しがあった事実をSNS上に取り上げるだけならまだしも、SNS投稿者の私見も交え、これを公開することは、議会制度そのものの信頼を揺るがしかねない行為である。  繰り返しになるが、本会議や委員会での活動自体をSNS等を通じて、より広く市民をはじめ多くの方々に公表すること自体には全く異論はない。ただし、所定の手続によりなされた行為を事実のみならず、私見を交え、これを公開することは、殊さら慎重でなければならないことをここに確認する。  以上、決議する。  以上をもちまして提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御決定賜りますようお願いいたします。 118: ◯議長(保谷なおみ君) これより質疑に入ります。 119: ◯15番(酒井ごう一郎君) それでは、議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議について質疑をさせていただきます。  まず、この決議文につきまして、特定の人物や案件を指し示しているのか、それとも一般論として提案をしているのかという点が1点と、なぜこの時期の提案なのかについて質問をさせていただきます。 120: ◯提出者(稲垣裕二君) まず1点目についてであります。今回の議員提出議案の決議につきましては、一般論として私は提案をさせていただいているものであります。先ほど本文の朗読をさせていただきましたが、本文中にも私をはじめどなたか個人を特定しているということは一切ございませんし、また特定個別の事案を取り上げているわけでもございません。先ほど申し上げましたように、一般論として今回の決議を提案させていただいております。  次に、このタイミング、この時期についてということでございます。まずは、我々議員、そしてまた議会事務局にタブレットの貸与がいよいよスタートいたしました。そしてまた、本定例会よりタブレットの試験的な使用がスタートしたところであります。タブレットの使用につきましては、これから情報の受発信についてどのように行っていくのか、当然これが今後の1つのテーマになる。そのタイミングでここで提案をさせていただいております。  また、国政に目を向ければ、今月8日、政府の閣議決定で社会問題となっているインターネット上の誹謗中傷を抑止するための侮辱罪の厳罰化、このことの法改正が閣議決定をされたところであり、また、地方を見ていきますと、大阪府議会では、インターネット上の誹謗中傷や差別の防止を図る条例が全会一致で可決をされたと。群馬県に続いての事例が既に出てきております。  また、地方議会に目を配りますと、日高市では、日高市議会ソーシャルメディアの利用に関するガイドライン、このようなものが既に策定されております。ここでは、その目的の1つに「ソーシャルメディアを通じてインターネット上に一度発信された情報は、自身でコントロールすることは限界があり、不可能だと言われています」と述べられ、その適用範囲を日高市議会議員としての身分を有する者に適用しますと適用範囲を定め、さらに、この目的に沿って基本原則が定められているところであります。  また、京都府の亀岡市議会、こちらにおきましても、亀岡市議会ソーシャルメディア運用ガイドライン、こちらが定められております。こちらも前文では「断片的な情報を発信する恐れもあり、意図する範囲を超えた情報拡散が起こり得るといった問題点もある」と述べながら、その適用範囲を亀岡市議会議員及びこちらは亀岡市議会事務局職員にも適用範囲を広げて制度が定められており、基本原則が定められているところであります。  先ほども申し上げましたように、タブレット、この導入を機会として、私ども自民党では、議会運営委員会の協議事項に議員個人のSNS情報発信のルール化というものも協議事項の1つとして求めてまいりました。ルール化、ガイドラインにつきましては、早急にできるという形ではないかもしれませんが、慎重な議論を積み上げながら、ぜひこれをきっかけにその議論が進むことを願って今定例会で提案をさせていただいております。そのようなものであります。 121: ◯15番(酒井ごう一郎君) ありがとうございました。よく分かりました。  再度御質問をさせていただきますが、この中で発言の取消しについて言及をされておりますが、発言取消しについてどのような解釈をしているのか再度お尋ねいたします。 122: ◯提出者(稲垣裕二君) 本文中に記載されております議員の発言並び発言の取消しについてであります。  戦後、地方議会は様々な事務運営がされてきたかと思われます。そして、その経験則を生かして、地方議会研究会では議会運営の実際というものを編さんしていて、1つの標準値として示されていることなのかなと私は思っております。  そこで、その地方議会研究会が示している議会運営の実際では、その議員の発言をどのように捉えているのか。「議会における発言は慎重、正確であるべきであり、議員はその発言内容に政治的な責任を負うものとされていますので、発言を軽々に取り消すようなことはすべきではありません。」、このように記載をされております。しかし、取消しが認められないとしますと、発言者は言葉を選び、必要以上に慎重になり、言論の府である議会での発言が低調となる弊害をもたらすことになりかねません。このため、発言の取消しの道を認めているようにしているとされております。  そしてまた、このことを受け、発言者からの申出による取消しは議会の許可を要しますので、発言者が一方的に「取り消します」と述べても、あくまで不規則発言であり、取消しの効果はありません。例えば今私が述べていることを私自身が「この発言を取り消す」と言っても、取り消されるものではないということを指し示しているものであろうかと思います。  そしてまた、これを受け、実際に取消しが許可をされるとどのような効果が起こるのか。これにつきましては、取消しが許可されますと、その部分については最初から発言がなかったものとされます。このような解釈が示されております。  そして、この解釈を受け、さきに発言した甲議員の発言が取り消されれば、後の乙議員は引用しないであろうし、また仮に引用した部分が取り消されずに残るとするならば、それから取り消した部分が分かり取消しの効果がありませんので、乙議員の引用部分も取り消しとなります。このような解釈が示されております。  事実、私自身、会派の同僚議員に対し発言の取消しを求める議事進行をかけ、引用部分を含めて発言者が取り消し、引用した私の部分の発言も同時に取消しがされた、このような事例も実際にあり、先ほど申し上げました地方議会研究会の議会運営の実際とこの点については西東京市議会は同じような対応を取ってきた、そのように私は理解をいたしております。 123: ◯18番(森てるお君) それでは、質疑をさせていただきます。  ただいまの酒井ごう一郎議員との質疑のやり取りの中で、今回の提案が具体的な事例を基にして出されたものではないというふうな御発言がありましたので、その点についてもう一度再確認をお願いします。  それから、今回の御提案、なかなかちょっと分からないところもあるなというふうなことで考えていたんですが、今、幾らか御答弁がありまして多少分かったところなんですけれども、決議文の中にもるる述べられているところですが、一般的にはSNSによる発信、議員の発信ということについては憲法の表現の自由というふうなことが原則として基礎にあるということは、私もそのように思っております。そして、これをどういうふうな形で行使するのかということについては、これは私は個人に任されているんだろうなというふうに思っているんですが、それについて、この一番最後の部分が今回の決議の求めているものというふうに受け取ったんですけれども、この部分について、あまり私は具体的でないなというふうに思っておりまして、その点について、審議というか、お考えになっているところを教えていただければありがたいと思います。 124: ◯提出者(稲垣裕二君) まず1点目のことにつきましては、先ほど酒井ごう一郎議員に御答弁したとおりの解釈で結構かと思っております。  また2点目のことについてであります。恐らく最後の部分の「これを公開することは、殊さら慎重でなければならない」云々と、このことなのかなというふうに思っております。あえて私は断定的な表現はこの場で避けております。これは先ほども少し述べましたけれども、今後、議会の中で、個人のSNSの情報発信、このことについて、ルールなのかガイドラインなのか分かりませんけれども、そういうものを策定すべきではないか、そしてその中でしっかりと決めるべきではないかというのが私どもの会派のスタンスです。したがって、議会運営委員会にそのような協議の提案をさせていただいているというところでございます。 125: ◯18番(森てるお君) 御説明ありがとうございます。こういった内容について議会運営委員会に御提案されているというふうなことで、議会運営委員会の中では、当然のことながら、総意を形成して、それを規則としていくということがあろうかと思うんですが、この時期に今回のタイミングで出されて、そして全会一致で可決をされるというふうなことが──まあ、内容的にはそういうことでなければならないというふうに思っているんですが、それが可能だというふうにお考えになったのかどうなのか、その点について。総意が形成できるかどうかということについてどんなふうなお考えを持っていたのか、この点についてお答えをお願いします。 126: ◯提出者(稲垣裕二君) 今後の詳しいルール化、ガイドラインについては、当然のことなら議会運営委員会の総意をもって形成すべきだというふうに思っていますが、お尋ねの今回の決議のことについては、27名の各議員──議長を除くと26名ということになりますが、各議員の皆様方が個々人で御判断をされることであり、私がその見通しを立てるということではなく、あくまでも1つのきっかけづくりになれば、そのような思いで提案をさせていただいております。 127: ◯8番(納田さおり君) それでは、私からも、幾つか分からない点がございますので、質疑をさせていただきたいと思います。  まず最初に、決議の関係です。決議はいろいろ出されてきました。意義のある決議、運用がちょっと疑問視される決議、いろいろあります。決議の社会的責任や議会に対する責任についてはどのようにお考えになりこの決議を出されたのかどうか。また、この文面にあります自己を律するべき発言というものを具体的にどのようにお考えになっているか、お考えをお示しください。  次に、2点目、憲法に保障される表現の自由によって保護される範囲には、個人の憶測や私見も含まれるのではないかと考えております。我々、政治的発言、また議員としての説明責任、様々負っておりますが、これを阻害されるようなことがあってはなりませんので、憲法に保障される表現の自由の中に私見、また個人の憶測、これは入っているかどうかの見解を求めたいと思います。  次に、先ほど来、酒井ごう一郎議員、森てるお議員の質疑の中で、特定の人物や特定の案件には全く関わりがないというような御説明がありました。参考までに、私、この内容に抵触するような事実がありまして、私のことではなかったのかなというような疑問が生じておりますので、そのことについてちょっと確認をさせていただきたいと思います。  私、ちょっと失敗をしてしまいまして、踏み込んだフェイスブック投稿をしてしまいました。そのことについて同僚議員のほうから反省すべき部分があるというような御指摘も頂き、その反省すべき部分を私も反省をし、反省の弁を述べながら昨日──3月18日にフェイスブックに投稿したんですけれども、昨日に取消しをしました。この取消しが許されないから決議が出されたのかなと思っていたらそうではないということなので、参考までにお伺いしたいんですけれども、この決議は、「その発言自体を取り消したり、訂正したりすることが許されないのであれば、自由闊達な議論を委縮させることにもなりかねない」ということがあります。これは、議会での議事録に残る発言のみならず、外での、今私が行ったような失敗をしました、おわびをして訂正をし削除しました、こういった活動の内容も含まれる内容であると解釈していいのかどうか。違うのであれば違うと具体的に御説明を頂きたいと思います。繰り返しますけれども、私の失敗に対して批判をされるような、そういう決議の内容であったのかどうかと、私は思い込んでしまいましたので。しかしながら、そうではなく一般論でこの決議を取り上げているということですので、ぜひ具体的にお示しください。  また、取消しについてです。取消しについての言及については、議会運営の実際という冊子ですかね、そちらを用いまして、西東京市議会の運用にはこれが運用できるんじゃないか。ちょっと私、聞こえなかったので、議会運営の実際というか、出典をもう一度聞きたいんですが、何らかの運用書を基に西東京市の運用についてもこうあるべきではないかというような披瀝がございましたけれども、ちょっと私と取消しについての考え方について違う見解がありましたので、確認をさせていただきたいと思います。  私は、取り消された発言であっても、議員の発言というものは非常に重いものであり、たとえそれが議事録に載っていなくても、説明責任は負いますし、自分の政治家としての責任も負うというような解釈をしております。これに同調するような意見が過去の議事録にあったと思いまして調べてみましたところ、2018年3月18日のある議員の質疑におきまして、万一発言の取消しを求めたとしても、生涯にわたり議事録に残し、後世の市民の皆さんにこのような発言をした議員が存在したことを知らしめるべきであると考えるというような指摘があったんです。つまり、発言を取消ししたとしても、議事録に残すような意義がある、そういう必要性もあるんじゃないかというような御指摘ではないかと思います。私も同じ考えです。やはりその発言をした議員としては、たとえ消されたとしてもその責任は議員個人として、政治家個人として負うものであり、それが誤っていれば、謝るものは謝る、反省するものは反省するということです。しかしながら、ほかの方がその意見に対して批判したとしても、自分としてはこれは断固として譲れないという信念に基づく発言もあろうかと思います。いろいろございますので、やはり発言の取消しがあっても、取り消した発言においても議員は責任を負うということについて、どのようにお考えになるのかお伺いしたいと思います。  さらにもう1点なんですけれども、発言した取消しについても、市民の傍聴者がいらっしゃいます。市民の傍聴者はそれぞれメモを取り、また、市民の傍聴者の方々のSNS発信というものもございましょう。そういったことまで責任を問うものであるのかどうか。この決議の内容は議員に対するものではありますが、念のため確認をさせていただきたいと思います。  それで、次なんですけれども、発言の取消しがあった事実をSNS上に取り上げるならまだしも、SNS投稿者の私見も交え、これを公開することは、議会制度そのものの信頼を揺るがしかねないというような強い表現がありますが、この私見を交え公開することというのが具体的にどのような内容を示すのかいま一つ理解ができません。標準化するにはもう少し理解を深めたいと思うので、具体的に私が失敗した内容の1つをお示しして、これは私見が交じっているのかどうか、それとも単なる事実なのかどうかお尋ねしたいんですけれども。  内容は、元NHKから国民を守る党の党員が自民党員となり、その恩恵の中で発言をするという表現もあり、これはリスペクトに欠けるような内容も含まれているのではないかと指摘があり、そこも反省を含めて削除はしております。しかしながら、こういった事実を載せることは私見や個人の憶測の範疇に入るのか、それとも単なる事実であるのか、この範囲が私なかなか分かりませんので、ぜひ御指導いただけないかと思います。  では、以上ですので、よろしくお願いいたします。 128: ◯提出者(稲垣裕二君) まず1点目についてでございます。今回の決議はあくまでも機関意思の決定をする、このことを目的としているものでございます。ただ単にそのことのための提案をさせていただいております。  また、「自己を律する」とは、まさに自己を律することであり、それはおのおのが判断をすべきことであると考えております。  また、私見、憶測はどのようなことかというようなお問合せもあったかと思いますが、この私見、憶測を、私が申し上げたのは、一般論ではなく、議事録から削除された行為に対しては事実のみを申し上げるべきではないか、そのような趣旨で今回の決議は述べているものであります。  それと、次に、私のことがという発言者の納田議員のことがありましたが、その私のことという意味がちょっと私は分からないので、ちょっとお答えのしようがないです。あくまでも私は一般論のこととして今回の決議を出していて、個別具体のことではございませんので、私のことと言われても、そのことを私は認識をしていないので、お答えできません。  それから、議事録に載らなくても、取り消さなければならない、これを取り消すべきだというお話がありましたけれども、元来は、取消しをすべきでないと思うものであれば取り消さなければよいというふうに認識をしています。先ほど言いましたように、発言者の己自らの意思でそれを取り消すことは不可能でありますから、取り消すべきでないと思うのであれば、そのような活動をすればよいのかなというふうに思っております。  また、市民の傍聴云々につきましては、質問者自らがおっしゃっていましたように、これは市議会議員を対象とした機関意思決定の決議であるということでございます。  また、「私見も交え」というようなことでございましたが、私見の見解につきましては、おのおの御自身で御判断をするべきであろうと、そういう立場であろうというふうに認識をしております。 129: ◯8番(納田さおり君) ちょっと私、知恵がなくて、今の御答弁ではなかなか理解ができませんでした。具体的に私はこの決議がある一定程度の意味を持っているものではないかと考えております。それは、私がさっきお話ししたのは、稲垣議員に質問したのではなくて、こういうことがありましたという事例を紹介しただけなんです。私はSNSの投稿に関しまして失敗をしました、反省をして削除しましたという、そういう事実を述べただけなんです。それを一般論だから答えられないではなくて、そうではなくて、こういうことがあったから聞きたいという内容をぜひ答えていただきたいんですけれども。  私が聞きたいのは、実際に議員活動というのは様々な場面があります。ここで、決議の中で具体的に指摘をされているのは、議事録の中に残るような議会内での発言であろうかと思います。しかしながら、この決議全体を拝見いたしておりますと、それだけではなく、やはり議員活動、議員の発言ですね、そういったものに対して自分を律し責任を持つべきではないかということは、先ほどの答弁の中でも述べられておりました。であるのならば、実際、議会の外で自らのSNS投稿を削除したというものに関しましても、この決議の内容が援用されるというような意味で捉えていいのかどうかということをお尋ねしております。分かりますか。分かりますか。もう一回説明しますね。  私たちの議会活動というものは、議会の中だけではない。その外の政治活動、また議員活動としての市民への説明責任を負う場面も多々あります。その基本は言論であります。この言論がきちんと確保される、安心して萎縮しないでこの言論が駆使できる、行使できるというような環境整備は非常に重要であり、この決議に関してはその点におきまして大きな疑問を持っているんですね。それでお聞きしたいのは、この内容は議事録が残る議会活動の中の内容だけなのか、それとも議会を離れた自らの議員活動、外での議員活動──SNSの投稿もございます。そういったことを投稿して失敗した、削除した、そういった内容にまで、取消しをした──外でも投稿し取消しをするということはあり得るんです。発言を取り消すこともあります。演説をしていて発言を取り消すこともございます。そういった取消しに関しても援用される内容であるかということをお尋ねしているんですけれども、そのことについて改めて御答弁いただけますでしょうか。  それからもう1点聞きます。自らの取消しをしなくていいような責任を持った発言するのは当然です。それは議員である以上、最大の責務であると考えております。だから、取り消された内容についても自分は自己責任を負うべきであるという信念を先ほど申し述べましたけれども、もう一度お聞きしますが、万一発言の取消しを求めたとしても、生涯にわたり議事録に残し、後世の市民の皆さんにこのような発言をした議員が存在したことを知らしめるべきであると考えるという、そういう発言の取消しは不適切であるというようなせめぎ合いというのもたくさん場面としてはあると思うんです。それを、その内容を例えば発言を取り消したからといって、そういう主張が一方ではあるんですから、その主張に基づきその主張を外でするということは、やはりこの様々な意見を包括していく決議、議会のルールを決めるとしては課題があるのではないかという意味でお尋ねしたんですけれども、もう一度この件に関して見解を求めたいと思います。  最後になりますけれども、私見だとは言うんですけれども、具体的な例を提示してこれは答えられないということは不十分な御説明であるとしか思えません。事実であるのか私見が交じっているのか、聞いた限り、これは問題があるか、問題でないか、決議の提出者がそのことをきちんと境界線を持ち説明責任を負えなければ、この決議はどういう意味を持つのか全く分からない、そのように私は意見を持ちます。  まあ、いいです。最後の質問に関して、具体的にこれは私見であるのか事実であるのかに関しては、お答えができないということで収めますので、もしお答えができるのであればもう一度答えていただきたいんですけれども、そのほかの私の再質問に関しては誠意ある御答弁をお願いしたいと思います。 130: ◯提出者(稲垣裕二君) まず、今回の決議については、先ほど来述べていますように、議会における発言、このことをテーマとしたものでございます。  また、議会で一度取消しをされた発言は、先ほども申し上げましたけれども、議会内では当然のことながらその発言はなかったとの扱いになっているというふうに認識をしております。ただ、納田議員御指摘のように、一方で街頭演説などで私がマイクを握り様々な発言をする場面もあります。その街頭での発言というのは、そのおのおのが自分たちの主義主張をする、それは当然のことだろうというふうに思っております。 131: ◯21番(小峰和美君) 何人かの質問でおおむね分かったんですが、私は一般上のことでの決議ということで、まず稲垣議員に質問したいと思います。  我々市議会議員は市民の代表者で、SNS上で私見を交えて発信した場合ですね、私見を交えて発信、相手側に不愉快な思いをさせたときはどのような対応が取れるのか、一般的に。  それと、例えばBPOというのは御存じでしょうか。テレビでちょっと間違ったことを放送した場合はそういう審査会があって訂正なり謝罪があるんですが、例えばSNSで── 一般論です。SNSで市議会議員が発信して、間違った文を発信した場合、それを取り消しました。でも、取り消したけど相手側にもう伝わっています。そういうときには、通常は謝罪文を載せなければならないとは思うんですけど、その点の感覚はいかがなものでしょうか。  それと、このSNSと。私は、SNSをやらないもので、ツイッターもやらないもので、誰が何を言っているのか分からないので、これ、一般論でお聞きしたいんですけど、このSNSでそういうようなちょっと誤解を招くような発信で、何かのチェックはないんですかね、チェック機関が。  最後に、この決議が可決された場合どのような効果があるのか。  その以上4点をお伺いいたします。 132: ◯提出者(稲垣裕二君) ツイッター等で発信したもの、そのことが相手側に不愉快を与えた場合どうなのかということですが、すみません、小峰議員に申し上げたいのは、今回はあくまでも機関意思決定の議会内のことで取り上げさせていただいております。議事録が一旦削除されたときの取扱いについてはどうすべきなのかということについて申し上げているので、不愉快なのか、不愉快でないかというその後の対応については、それこそもともとの情報発信者個々人の御判断かなというふうに思っております。  また、放送倫理等に絡めて謝罪文のことについてですが、これもやはり、謝罪文を出すか出さないかというのは当事者がお考えになるべきことで、私が謝罪文を載せるべきだとか他者に対してそのようなことを言うような立場ではございませんのと同時に、あくまでもこの中でも述べておりますように、自己自身、自己で判断して情報発信をすべきではないのかということを述べていますので、チェック機関があるのかないのかと言われれば、私はなかなか市議会としてチェックをそこまでしていくのは難しいことなのかなというふうに思っています。  それと最後に、この効力についてということですが、これは先ほども述べましたけれども、厳格なルールをここの中で述べているものではなく、表現も最後は「慎重でなければならない」と申し上げているとおりに、これをきっかけに今後のルールづくりに役立っていただければよいなと、こんなような思いでございます。 133: ◯21番(小峰和美君) 私、この本文には、まず議員が発信したのを訂正という部分と、その私見の部分という部分が2通りあると私は認識したんです。この繰り返しになりますがという最後の文章なんですけど、「本会議や委員会での活動自体をSNS等を通じて、より広く市民をはじめ多くの方々に公表すること自体には全く異論はない。ただし、所定の手続によりなされた行為を事実のみならず、私見を交え」と、ここも1つの文章だと思って私は質問したんですけれど、今の答弁だと、私はここには2つあると思っているんですけど、これは、そうしたら、最後のこの文章は要らないと思ってはいたんですけど。すみません、ちょっと待って。それで、ここを今出して、そして……。ですから、最初の市議会議員がSNS上で私見を交えて発信した場合ということにつながってくると思うんですけれど、その点はどうなのかということですね。  それと、この決議をされたときに、効力ですか、効果ですか、それをいま一度教えていただきたい、私の気持ちを整理したいと思いますので。  以上2点です。 134: ◯提出者(稲垣裕二君) まず、私見ということについてでございます。ここで述べていることは、小峰議員も御指摘されましたように、SNSの発信そのものを私は否定をしているわけではなくて、実際に事実として発言が取り消されたことであれば、その事実を素直にお伝えすべきもので、そこに私見というのは、それこそ各人の温度差が少しあろうかと思っておりますが、その私見も極めて慎重に行うべきではないかという意味でございます。  それと、効力ということについてですが、実際にはこちらは、先ほども言いましたけれども、これがイコール議会のルールということではなく、議会のルール、情報発信のルール化、ガイドラインについては今後、議会運営委員会で議論をしっかりとすべきだろうというふうに私は考えておりますので、これが1つのもしよければきっかけになればなと、こんなふうに思っております。 135: ◯議長(保谷なおみ君) 議事の途中ではありますが、ここで3時休憩といたします。                 午後3時8分休憩    ──────────────────────────────────                 午後3時39分開議
    136: ◯議長(保谷なおみ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合によりこれをあらかじめ延長いたします。 137: ◯20番(藤岡智明君) それでは、質問します。ただいまの御答弁で、一般論での決議提案ということでございましたが、事実に反する個人の憶測や私見を交えることは当然戒めるべきことであります。決議で取り上げる以前の一般的モラルの問題であるというふうに考えています。決議をするまでもないことだというふうに私は考えているんです。そう理解をしているんですが、このことについて見解を聞かせてください。 138: ◯提出者(稲垣裕二君) ただいま質問者の藤岡議員から、決議をするまでもない案件ではないのかというようなことでございましたが、決議をする必要性があるのかないのか、私は必要性があるという判断の下、提案をさせていただいております。 139: ◯20番(藤岡智明君) 提案者としては当然必要があるというふうに感じておられるからということですが、この間、質疑を聞いていまして、今なぜ必要なのかということについて、るる説明があったと思います。しかし、なぜ決議が今緊急に必要なのかということをもう一遍考えてみると、これは議運での議論でもよいのではないかというふうに私は考えるんですね。この辺についてお考えを聞かせていただきたいと思います。なぜ緊急性が求められているのかということ、それから議運でもよいではないかということです。 140: ◯提出者(稲垣裕二君) なぜ緊急にということでございますけれども、提案は常に緊急時なのかもしれません。前もって提案するという告知をするものではなく、議員提出議案はあくまで締切日におのずとして提出されるものでありますから、私は別に緊急とは思っておらずに提案をさせていただいております。  また、議会運営委員会で議論すべきではないかということにつきましては、先ほど来申し上げておりますように、細かいルール、ガイドラインについてはしっかりと議会運営委員会で定めるべきであって、今回の決議につきましては1つのきっかけづくりになればということで今回は提案をさせていただいております。 141: ◯3番(田村ひろゆき君) よろしくお願いいたします。これまでの質疑で御提案の理由などについてはよく分かったところなんですけれども、まだ少し分からないところがありますので、お尋ねをさせていただきます。  まず、1点目ですが、ここまでの質疑の中で、今回の決議の御提案については一般論として提案をしたという御説明を頂いております。特定の人物を想定したりですとか、特定の事象を想定したものではないということでありました。それで、御説明の中で日高市ですとか亀岡市ですとか幾つかの自治体の名前も挙げていただいて、ガイドラインが必要ではないかということの御説明もありました。ただ、今回の決議の内容を拝見させていただきますと、この発言の取消しがあった事実をSNS上に上げるだけならまだしも、SNS投稿者の私見も交え、これを公開することは云々と、かなり具体的な事象について書かれているように私には受け止められました。先ほど私のことではないかというような心当たりがある発言もあったわけですけれども、どうも個別のことであるとか、この予算特別委員会の中でも実際に発言の取消しという事態もあったというのは事実だと思いますので、そのことであったり、あるいは他の議会でこの発言の取消しをめぐって何らか問題になったような事例がある、そうしたことを何か念頭に置いてつくられたのではないかなというふうに私には理解できるところです。もう少し、一般的なといいましょうか、個別のことではなくて一般的にこのSNS等の投稿についてのガイドラインの必要性があるですとか、そういった決議であれば、まだおっしゃることは分かるんですが、少し内容が個別具体的なものになっているのではないかと私には感じられますので、その点についての御見解を伺いたいと思います。  それと、2点目ですけれども、今回、議員提出議案ということで決議が提出されておりますが、提出者と賛成者のところを見ますと、稲垣幹事長のお名前と小林副幹事長のお名前が書かれていると。このお二方の名前しか載っていないということでございます。私、こうした決議を提出する、特に議会全体に関わるような決議であれば、やはり多くの会派、議員の賛同が得られるような努力をしていただいて、場合によってはこの賛成者のところにほかの会派の方のお名前があるというような事例もあるわけですけれども、そのような御努力などがあったのかどうか。私のところにも来てはいただきましたけれども、その後、特にお話はそれ以降はなかったということでありまして、この多数の賛同が果たして得られるのか。この状況だとなかなか、この議会全体の意思としてこの決議を決めるということについては非常に難しいのではないかなというふうに私は見ているんですが、その点についての御見解をお聞かせいただきたいと思います。  以上2点です。 142: ◯提出者(稲垣裕二君) 具体的な事象を念頭に置いているのではないかということでございましたけれども、決してそういうことではなく、先ほど来申し上げていますように一般論として、ただ、その上で、分かりやすい事例としてここに、決議の中にお伝えをさせていただきました。  また、提出者、賛成者につきまして、私と会派同僚の小林議員しかないと、こういうことでございますが、そこにあります日章旗、このことにつきましても、議場に日章旗を掲揚すべきだという決議を私はかつて提案をさせていただきました。そのときにも提出者、賛成者、皆様方のお名前がない中でこのような結論を得たということでございますので、決して全員が署名議員になるということではないというふうに理解をいたしております。一定のルールの中で行われていることだと理解しております。 143: ◯3番(田村ひろゆき君) 御答弁いただきまして、分かりやすい事例としてこれを載せたということでありますけれども、いろいろな事例があると思うんですね、議会のSNS発信については。他の議会でもいろいろな事例がある。例えばプライバシーに関わることであるとか、議員の名誉、尊厳、そうしたものを傷つけるような発言であるとか、様々な事例があると思います。そうした中で、なぜ今回この発言の取消しに関わることをその事例として取り上げたのかということの理由としては、まだちょっと私には理解ができないところですので、その点を重ねてお尋ねをさせていただきたいと思います。もう少しほかの事例もあったのではないかなと思いますので、その点についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  賛成者の関係につきましては、分かりましたけれども、ただ、こうした決議と出てくるものとしては、多くのやはり賛同を得て──決議を成立させるのであれば多くの賛同があったほうがいいんだろうなと思いますので、ちょっとここに書かれている賛成者というところは、少しその方向性とは異なるのかなということは申し上げてはおきたいと思いますけれども、1点目のことについてのみ御答弁いただければと思います。 144: ◯提出者(稲垣裕二君) 1点目のことについてでございます。このような事例、分かりやすい事例というのはどうしてなのかと、こういったことでございますけれども、先ほど来申し上げていますように、議員の発言は重い、その議員の発言は重いものを取り消すというのはさらに重いことだと、そのようなことから今回このようなケースとして取り上げさせていただきました。  また、答弁は要らないということではございましたが、多くの賛成者をということでございますので、そういう意味では田村議員もぜひ賛成をしていただければと、このように思っております。 145: ◯1番(後藤ゆう子君) それでは、質問させていただきます。この議員提出議案を何度も何度も読み返して、なかなかちょっとすっきりと理解することができなかったんですけれども、今回、今までのこの間の質疑を聞いてますますちょっと混乱するところもありますので、改めて質問させていただきます。  それで、今、田村さんの御質問でもありましたけれども、この議員提出議案は、議員の発言の取消しに関してのことにフォーカスされているというか、議員の発言について書かれていたものですから、私も議員の発言についての過去の例などをいろいろ調べておりましたら、先ほど稲垣議員が御紹介いただいたものとちょっと私の認識が違うのかなと思ったんですけれども、先ほど御紹介いただきました地方議会研究会、議会運営の実際の標準値というもの、改めてこれは何かの書籍であるのか。そして、それは地方議会、西東京市議会はその書籍に書かれているものに従っているのかということをまずお聞かせいただきたいのが1点目と、それから、これは決議ですね。決議というのはどういうものであるというふうに稲垣議員は受け止めていらっしゃるのか。そして、本決議は誰に対して何を求める決議であるのか。そして、この決議は市民にどんな影響があるとお考えで出されているのか。それから、私がちょっと本当にどうしても気になったのは、最後の部分の慎重にというところですね。その文章なんですけれども、慎重でないというのをジャッジするのは誰だというふうにお考えになっているのか。  以上、1回目の質問とさせていただきます。 146: ◯提出者(稲垣裕二君) まず1点目についてでございます。書籍についてのお問合せがございました。こちらの書籍については、議会図書館に保管されている書籍でございます。  そしてまた、西東京市議会はそれに従っているのかということでございましたが、冒頭、酒井ごう一郎議員の御質問の中でもお答えしましたが、過去の事例、私の発言、議事進行に係る会派同僚議員の発言の取消し等はこの議会もこの書籍と同様の対応をしたということですので、その点については同様の対応をしているということを申し上げたまででございます。  決議の意味ということにつきましては、これもお答えしておりますが、機関意思を決定すると、こういうことだと理解をしております。  市民への影響につきましては、あくまでも市議会議員としての機関意思決定をしていくということでございますので、このことが何ら市民を拘束するということではないということでございます。  慎重にという点につきましては、まさに己自身で慎重にということを申し上げているのであって、そこは個々人の判断をされればよいかというふうに理解をしています。 147: ◯1番(後藤ゆう子君) 分かりました。私、まだ西東京市議会2期目なんですけれども、これまで様々議運で各会派が協議したい事項などを持ち寄りまして、非常に丁寧に議論されてきたと思っております。私などは、寒がりなものもありまして、首にストールを巻きたいというのはもうずっとかねてから要望しておりましたけれども、なかなか全員の意見が一致しなくていまだそれがかなっておりません。先ほどの稲垣議員のお話ですと、今後、情報発信について議会でルール化を進めていきたい、議運の中でというような御発言もありましたけれども、これまで本当に議運で取り扱う事項等をとても丁寧に扱ってきたと思うんですが、今回、この件に関しては、最終日に突然出てきたというところで、お渡しいただいたときにお会いはしているんですけれども、本当に急なタイミングで、私たちの意見を申し述べる機会も、今のように質問する機会も頂けませんでした。不自然なまでに拙速だと思うんですけれども、この点について、先ほど質問でいつも突然にという御発言もありましたけれども、本当にこれまでの流れからすると急なタイミングだと思っているんです。特定のことではなくて一般論だとおっしゃっているんですけれども、それがどうしてもそごがあると思うんです。どうしてこの件に関してはこんな拙速にお進めになられているのか、いま一度お聞かせいただきたいと思います。 148: ◯提出者(稲垣裕二君) 議会運営委員会の協議事項のことにつきましては、私ども自民党会派では幾つもの、例えば議員本人の住所、連絡先の公表の選択性、こういうものを協議事項として対象としていただけないかとか、幾つもの項目を出しています。実際には、優先順位を決めて、大きく5項目でしたかね、議会運営委員会で順番にやっていきましょうということで、これは正直言って、議員個人のSNS情報発信のルール化、これについては議論の対象の順位としてははかなり低い位置とされていたかと思います。したがって、私どもとしては、1つのきっかけづくりとして今回このような提案をさせていただいた。このことで具体的にこうしろああしろというルールをこの決議の中で述べているということではないので、そのように御理解いただければと。  拙速にということでございますが、後藤議員は拙速にというふうにお感じになられているのかもしれませんが、私としては決してそのようなつもりはございません。 149: ◯22番(森しんいち君) 皆さんの質問で大分分かってきました。私ども会派でも決議文を頂いた後に会派の中でいろいろと、また読ませていただいたり、意見を交わしたりしてきました。正直言って賛同できる部分も多々あったんです。ただ、疑問に思う部分もまた同じようにあったものですから今質疑に立たせていただいております。  まず、一般論ということで、個別具体的なものではないという、そういう説明が先ほど来ありました。ただ、これは私個人の主観かもしれませんけれども、この決議を提出するきっかけとなった事柄がやはりあったのかなと。これは皆さん口には出さないけれども、多分あれだろうな、このことだろうなというようなことは、ここにいる皆さん思っているのかなというふうに思います、あくまで私個人の意見ですけれども。  それで、質問したいのは、稲垣議員が先ほど来きっかけにしてほしいんだと、これからの議論のきっかけにしてほしいんだということをおっしゃっていましたけれども、今回、この決議がもし可決した場合、または可決しなかった場合、どちらであったとしても、今後どこかでこのことは協議したいんだというふうなお考えでこの決議を出されたのかということをもう一度確認をさせていただきたいと思います。  先ほど小峰議員の質問の中にも、この決議を可決した場合どういう効力があるのかというような話、また、たった今も後藤議員の質問の中にも同じようなことがありました。何度も同じことを言わせるようで大変申し訳ないんですけれども、今後きっかけにするということがどういうことなのか、もう一度詳しく教えていただければと思います。 150: ◯提出者(稲垣裕二君) まず、冒頭部分で森しんいち議員のほうから、多分あれだろうなというような御発言がありましたけれども、私にはその多分あれだろうなというものがございませんので、分かりません。あえてそのことは述べさせていただきます。  また、そのきっかけ部分につきましては、先ほど申し上げましたように、私ども自民党会派として、議員個人のSNS情報発信のルール化ということを今後、議会運営委員会の中で議論をぜひしていただきたいというふうに思っていて、その議論の中でこれが1つのきっかけになれば大変ありがたい、こんなふうに思っています。 151: ◯22番(森しんいち君) ありがとうございます。続けての質問なんですけれども、SNSイコール議会外の事柄だというふうに私は、SNS自体が議会の中での事柄ではなく議会の外での事柄だというふうに思っているんですが、その議会の外における議員の行動や言動、または市民への説明責任など、幅広く議員のモラルについてを話し合うべきなんじゃないかと。そこら辺についてこれから議論を始めるきっかけに今回のこの決議がなればいいのではないかというふうに言われているように私は受け止めたんですけれども、それで間違いございませんでしょうか。 152: ◯提出者(稲垣裕二君) 今回の決議につきましては、議員の発言の取消しの扱いについてを述べているものでございます。これが広く議会の外における議員のSNS、ツイッター等の発信について、今この段階でそのことを述べているものではなく、議会内の取扱いを発信する場合には十分慎重に発信をすべきではないのかという趣旨でございます。 153: ◯議長(保谷なおみ君) ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 154: ◯議長(保谷なおみ君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 155: ◯議長(保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって本案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。 156: ◯8番(納田さおり君) 議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議に反対の立場で討論をいたします。  本決議ですが、提案者よりもっともらしい提案理由がるる述べられましたが、提出する意味や意義のある決議であるとは全く思えません。本来、SNS投稿におけるルール化については、提案者もおっしゃっていたとおり、議会運営委員会で総括的に話し合うべき内容であり、その一部である議会における発言の取消しに関するSNSの投稿ルールを抜粋して決議することについては全く意味がないと考えております。SNS投稿ルールに直結した表現の自由の解釈について、議員それぞれの境界値や思いというものは明らかに違い、これらを最大限尊重しつつ、また慎重に時間をかけ合意形成が必要になる極めてデリケートな話題でありますが、決議を先に可決することにより、取消しの部分だけルール化することで、全体バランスが恣意的な方向に向かわざるを得なくなる、つまりゼロベースの重要な合意形成ができなくなる危険性が十分にあると考えております。  私は今回の決議における最大の課題は、憲法に保障される表現の自由によって保護される範囲に含まれる私見や個人の憶測の範囲が極めて恣意的に断言されているという点にあると考えております。提案者は、私のこの問いに関し、私見や個人の憶測を一般論ではなく事実をもって判断すると答えましたが、事実の捉え方や方向性、焦点、当事者の属性によって変わってくるものであるのは間違いありません。その論拠として、具体的に私は質問の中で、元NHKから国民を守る党だった者が自民党に入り、その恩恵の中で発言しているという表現は事実なのか私見なのか直接問いましたが、事実その内容について御提案者自身お答えになられなかったではないでしょうか。実際は極めて大くくりな内容という印象を与えながら、その実、非常に恣意的で、議員の表現の自由、発言の自由、発想の自由を縛るものであり、すなわち決議は市民益を大きく損なう内容であると断言せざるを得ません。さらに、決議が制限しようとしている私見がない発言は借り物の発言にすぎず、借り物の発言しかできない政治家、議員は責任を全うしているとは言えないと断言します。議員は、議会活動、議員活動、政治活動の中で市民の知る権利に応えるため、その発言の自由、意思の自由を正義とし、自由闊達な言論を行うことができ、これは基本的に制限されることはあってはなりません。発言が制限されるのは、プライバシー、個人情報、秘匿情報、名誉毀損、また尊厳などに関して抵触した極めて限られたケースであり、たとえ取り消された発言であっても、議事録に掲載しないものであっても、これらが今言った抵触する個人情報や秘匿情報にならない限りは、誤った発言であったとしても自己責任を負うものであるのは間違いありません。なぜなら、たとえ取り消された発言であっても、発言時には傍聴した市民の記憶やメモ等に残るものであり、当該議員や執行部の記憶にも当然残ります。たとえ発言を取り消しても、未来永劫議事録に残すべきという意見を言われることさえ、この議会の運営の中では発生してきます。  このような中、取消しの内容の取扱いの詳細に関し、議会がコントロールするきっかけをこのような決議でつくるべきではないと考え、内容を考えるのであれば、最初に戻りますが、しっかりと議会運営委員会で丁寧に合意形成をしていくことを行わなくてはなりません。それはなぜならと言うと、言論統制を許すことになり、結果的に市民の知る権利を議会自体が侵害するという重大事態を招くからです。私自身は、これまで自分の15年の議員人生の中で何度も議事進行を受け、発言の訂正、削除を行ってきた経験を持ちます。しかし、取り消されたからといって、その発言に対して責任がなくなるわけではないと自覚しています。たとえ削除されようと、私がその発言に込めた政治信条や信念は変わることはなく、誤った内容であれば、反省する責任が終わることはなく、議会外のSNSで仮に私の取消し内容が指摘されたとしても、私はその指摘に対し応える義務があると考えております。私は、今回この決議が出るに当たって、取消しのあった内容について抵触するようなSNS投稿を行ってしまいました。これは深く反省しております。反省の弁を述べ削除したところですが、これ、もし逆に私の立場であったとしたら、そのSNSの投稿者に直接連絡をし、何が問題であるか、またそのSNS投稿について議論を交わす覚悟を固めております。これができなかったら議員である存在価値が損なわれると考えているからです。  最後に、SNS投稿に私見を交えることを公開することが議会の信頼を揺るがしかねないと表現していますが、私見のない政治的主張などあり得ません。議会の手続であっても、それが完璧であるなどとは傲慢であり、手続が行われたとしても、そのプロセスが間違っていたり、疑義が生じているものであれば、誰でもそれは説明責任を負います。これは取消しであっても説明責任は負います。さらに、私たち議員は同時に地方政治家でもあります。市政の状況、議会で行っている内容を市民に対し説明をする責務を負っており、私見があるからこそ市民への説明を柔軟で幅広いものとして伝えることができます。こういった私たち議員の責務の根幹を制限し、制約し、果たせない状況まで萎縮させる内容は、到底認められるものではありません。  結論として、議員の自由闊達な発言を阻害する極めて深刻な内容を含む決議、この決議こそが議会、議員の信頼を揺るがし、発言を萎縮させ、議会の本質をおとしめるものであると主張し、反対の討論といたします。 157: ◯20番(藤岡智明君) 議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議に対して、日本共産党西東京市議団を代表して反対の立場で討論を行います。  この決議は、議会での活動のSNS等の投稿について、所定の手続によりなされた行為、発言取消しや訂正を事実のみならず、私見を交え公開することは、殊さらに慎重でなければならないと確認するものであります。  この決議に反対する理由は次の3点です。  第1点は、まず、決議でいう確認事項については、決議で取り上げる以前の一般的モラルにすぎないことで、あえて決議することでもないということです。個人の憶測や私見を交えるという判断をすることには、事実に即しているかどうかということがあります。SNS投稿内容が事実に反することであれば、当事者同士で解決すべきことではないでしょうか。言うまでもなく、個人の憶測や私見を交えたり、誹謗中傷は、SNS投稿だけではなく、全ての言論行動にあって行ってはならないことです。お互いの意見を尊重する言論活動におけるリスペクトを原則にしたSNS上でのやり取りが求められているわけです。  2つ目の理由は、所定の手続よりなされた行為を事実のみならず、私見を交え、これを公開することは、殊さら慎重にならなければならないということがありますが、事実を知らせることまで慎重にあらねばならないのでしょうか。取消し、訂正に関しては、確かに市議会規則はあります。しかしながら、自らの議員の行動、言動に関して説明責任を果たすことが重要です。その際、SNS等の活動は大事なツールであります。そのSNS等の投稿の規則を加えることは、言論、表現の自由を逸脱するものであると考えるものです。  3つ目の理由は、この決議が可決されたとすれば、これから次から次とSNS等への投稿への規制がかけられることが想定されます。際限なく言論、表現への規制を加えていくことにつながりかねません。それこそ議員の言論を萎縮させることになりかねないのです。この事態は避けなければなりません。  最後に、このようなSNS等の投稿に関することについては、議会運営委員会で慎重に丁寧に議論をすべきであると申し述べて、反対討論といたします。 158: ◯1番(後藤ゆう子君) 議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議に生活者ネットワークを代表して反対の立場で討論いたします。  第1回定例会の最終日、本日、突然提案されたSNS等の投稿に関する決議ですが、内容が非常に曖昧であり、私たち生活者ネットワークは大変困惑しております。議員の発言取消しについては、国会のみならず、地方議会でもこれまで数多く起こっています。それが本人の発意によるもの、議長や委員長の職権で行われるものなど様々ありますが、中にはマスコミで報道されることもあり、その際に発言内容もつまびらかにされています。事実誤認や差別や侮辱する発言を議事録に載せないという手続は理解するものの、議員の発言は重いもので、たとえ取り消したとしても発言した事実とその内容はなかったことにはならず、その責任は本人について回るものと私たち生活者ネットワークは考えています。まずこの点で決議文と考えを異にします。  また、そもそも市議会議員がSNS投稿で私見を述べるのは当然であると考えます。地方議員が政策の提案や議会をチェックする、そういった行動の中で私見を述べずに行えるはずがないと思っております。でなければ、市民や有権者はどうして議員を選ぶことができるのでしょうか。決議文の最後にある「所定の手続によりなされた行為を事実のみならず、私見を交え、これを公開することは、殊さら慎重でなければならないこと」、この部分、何度も読み返しましたが、読み返せば読み返すほどこれは議員の発言を萎縮させるもの、本来の仕事範囲を狭めるようなこと、議員の職を縛るようなもの、相互監視を招くようなものと、大変危ない文章だと思っております。  決議は議会の意思を対外的に表明するものですので、まずは議会内でよく議論をし、合意形成を行って、全員一致を見てからなされることが望ましいと考えます。しかし、この件について一度も議員間討議が行われないままであり、唐突に大会派から提出されることは極めて強引で、私たちはとても容認できません。決議文も、市民にとって内容が不明瞭で、特段何の利益にもならず、むしろ議会内のごたごたを露呈する恥ずべきものではないでしょうか。  3年目を迎えたコロナ禍で住宅を失いそうだ、収入が減った、子どもに満足に食事を与えられないという深刻な困り事を抱えた市民の皆さんの前で、今、議会がこのような問題に取りかかっているということを知られるということは、私たち議員にとってとても問題だと思っています。私たち議員は、投票率の低下を嘆いており、投票率アップの方策についていろいろ話し合っていますが、こういった私たちの振る舞いが政治不信を招き、ひいては投票率の低下を招くのではないかと大変危機感を持っております。  以上のことから、この議員提出議案に反対の討論といたします。 159: ◯3番(田村ひろゆき君) 議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議に反対の立場で討論をいたします。本議案は、本日、定例会最終日に上程された議案であります。私も討論の原稿を十分準備しておりませんので、十分言いたいことが言えるか分かりませんが、私の思いをお話しさせていただきたいと思います。  私がこの決議に反対をしております大きな理由は、これは今決議でやることではないだろうというのが一言で言えば理由であります。SNS等の発信というものは、この提案者もおっしゃっているとおり大変重要なものであって、また社会的に重要なインフラとなっているということであるとか、SNSその他の表現手段によってその思うところを表現することは、憲法の保障する表現の自由によって保護されるべきである、こうしたことは同じ考え方なのかと思います。  SNSの発信というのは、議会外で個人の責任において行っている政治活動の1つであると私は理解をしております。そして、それは発信者自身の責任において行われるべきであると考えております。私も、この西東京市議会の中では、このSNS等の発信、投稿を多く行っているほうであると自認をしておりますが、私自身もその発信においては責任を持って行っております。例えば、まだ公になっていない情報についてであるとか、個人のプライバシー、尊厳に関わる問題、こうした点についてはその取扱いに十分慎重を期さなければならない、このことは私も理解をし発信をさせていただいております。また、私が発信する内容について、同僚議員や事務局等を通じて、あるいは市民の方から御指摘を受けることもございます。その都度、改めて発信内容を見直し、精査をさせていただいて、必要があれば削除や修正などを行ってきたところです。そのような個人の責任においてSNS等の発信はされるべきだというのが私の基本的な考え方であります。  私は、今回の決議が出された背景に具体的な事柄があったんだろうと思ってこの決議を拝見しました。この西東京市議会において今すぐに解決しなければいけない大きな課題があって、課題があったからこの決議が出た、そのように理解をできれば、私はある意味ではこの決議、納得できる内容になっているんですけれども、どうも提案者のお話を伺うとそうではないということでありました。であるならば、なぜ殊さらに具体的な発言取消し、また、そこに個人の憶測を交えてSNS上に公開するなど、非常に個別具体的な事象について、あえてこの最終日に決議として提出をする必要があったのか、その理由がますます分からなくなったというのが正直な思いです。  仮に、SNS発信等について何らかの取り決めが議会において必要であるとしても、決議という形ではなく、議会全体の合意を得て、各会派、各議員の丁寧な意見を聞き取りながら合意を得ていく。議会運営委員会において既に検討事項として挙げられていることでもあります。しかるべき場所に置いて丁寧な議論を進めていけばよい。にもかかわらず、本日、この決議がこの議会の中で多数を持っている会派から提出をされ、多くの疑問の声、反対の声が上がる中で決議を採決しようとしているということについては、非常に大きな問題だということを申し述べさせていただきます。  今回の議員提出議案、この決議、このような形で採決を行おうとしていることについて、そしてこの内容についてもまだまだ検討が必要な部分がたくさんある、疑問点があるという中でこれからの採決を迎えようとしていることについては、私は承服することができない。そして、こうした形で決議を上げるということを市民の皆さんは一体どう判断するんだろうかということについて、先ほど投票率の問題や政治不信の話もありましたが、ますますこの議会に対して不信感を持つ市民の方が出てきてしまうのではないかということを危惧するところであります。  以上の理由から、市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議については、私は反対という立場を表明させていただきます。 160: ◯18番(森てるお君) 議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議に反対の立場で討論をいたします。この決議を行ってはいけないというふうに私は思っております。その理由を述べることによってこの決議に対する反対討論とさせていただきたいと思います。  議員の発言、しかも議会の中での発言、これは大変に重いものがあります。重いものという抽象的な表現じゃなくて、もう少し言えば、ここにも書いてありますが、責任が伴うというふうなことだと思っております。ですから、その責任が伴うことを担保する、そういう意味で議事録が作られています。そして、発言は全て議事録に掲載されるというふうになっております。そして、その発言の中で言い間違いであるとかということは当然起こります。それと同時に、プライバシーに関わること、あるいは他人に対する誹謗中傷に当たるような事柄、こういったことが発言の中に含まれていれば、当然それは削除されるべきものだというふうに思っております。なぜならば、これが議事録に載せられて、そして市民の目に触れるということになれば、2次被害が起こります。2次被害を避ける、そういう意味で発言の取消し、部分削除というふうなことは当然あると思っております。しかしながら、議員がその思想、信条を基に自分の考えで述べたこと、これを後で取り消してなかったことにする、こういったことは行ってはならないというふうに思っております。そして、訂正をするということがなければ、自由に発言することができない、自由闊達な議論ができないというふうなことも書かれておりますけれども、議員として責任を持って発言することと自由闊達に議論をするというふうなことは決して矛盾はしません。何でも言っていい、何でもやりたい放題言っていいんだというふうなことになれば、それこそ議会のルールは成り立ちません。ですから、本来的には、責任を持って発言するのであれば、取消しについては最小限度にとどめる、2次被害を引き起こさない、その程度にとどめるというのが当たり前のことだと私は思っております。そういう意味では、この決議文の中に書かれている取消しの議論、これについては、私は間違っているというふうに思っております。  さて、この発言の取消しの問題を会議録にとどめるかどうか、あるいは会議録から削除するかどうか、これが発言の取消しで求められていることですね。発言を取り消す、それは本来作成するべき会議録から消し去ってしまうというふうなことであるわけです。これが同時に言ったことをなかったことにするということになるわけがないというふうに思っております。発言によっては大変に不愉快に感じることもあります。しかしながら、そういった発言を後に市民の皆さんが議事録を見て確認をして、そして、あ、こういう発言をしているのは問題だな、あるいはいいなという判断をする機会を閉ざしてしまうということになるわけですね。私も長く議員をやっているといろんなことがありました。一度秘密会というふうなものを──委員会でですけれども、秘密会というものをやったことがあるんですね。この秘密会については、そこで質疑されたことを外に漏らしてはならない。明確な縛りが入っています。ですから、ここでどういう議論があったのかということを皆さんにお伝えすることはもちろんできませんけれども、そういった縛りがあって初めて、議会の外にそれを持ち出してはいけないということになるわけですね。そういう縛りがない議員の発言、たとえ議事録から削除されたとしても、市民を含め、そして議員、あるいは理事者の方含め、明確にその耳にとどめたものについて外に発信してはいけない、こういうふうなことにはならないというふうに思っています。先ほど申しましたように、それが2次被害を引き起こすものであれば当然削除はするべきです。そして、自分の議員としての責任の下で発言されたもの、これは取消しをしようが何をしようが外に一旦発信されたものは取り消すことはできない、それぐらいの責任を議員としては負っていただきたいというふうに思っております。  それで、こういった決議というふうなものについてですけれども、これも私の経験ということですけれども、以前、私が初めて立候補したときに、議会の事務局だか選挙管理委員会から言われたんですけれども、議会の中でお互いに誹謗中傷をしないようにしましょうという、そういう決議が行われたというふうなことを聞きました。当然、そのときに私は議員ではありませんけれども、議員ではないけれども、選挙に出るんだったらそれに従ってくださいねという意味で言われたんだと思うんですね。しかしながら、私はその場にも参加していないし、そもそも何が誹謗中傷に当たるのかというふうなことに明確な規定はありません。それは立候補している候補者本人に委ねられていることであるわけですね。当然、その誹謗中傷に当たることを発言してしまったら、その発言に対して責任は伴ってきます。しかしながら、それをあらかじめやってはいけないというふうなことに決めてしまうと、当然のことながらそれに対する、発言に対するちゅうちょというものが出てきます。ですから、私はそういった決議には従うことができないということを明確に宣言をしました。そうしたら、その後の選挙前からはそういった決議が行われなくなりました。今も選挙前にお互いに誹謗中傷しないようにしましょうという、そういう決議は行われていないというふうに認識しております。  そういった決議によって、お互いの主張、あるいは他の主張に対する批判、こういったものが押さえつけられてしまうと、市民の皆さんは何をもって候補者の判断をすればいいのか、投票する相手を判断すればいいのか、よく分からなくなります。ですから、当然選挙に当たって批判をし合うというふうなことは必要なことだと、やらなければいけないことだというふうに私は考えています。そんな中で、先ほど言いましたように、誹謗中傷というふうなものがどういったものになるのか、そういったことが分からない以上、規制はすべきではない。あくまでも御本人の社会的責任──議員としての責任でもありますけれども、社会的責任の範囲の中で話していただく、発言していただくというふうなことになろうかと思っています。それぐらい公職にある人、あるいは公職にあろうとする者、その人たちの発言における責任、こういったものは重いものだというふうに私は考えています。そして、そういったことが憲法、表現の自由ということで認められている。これを制限してはいけない。これを制限するとすれば他の法律に違反するということでなければいけないというふうに思っています。  今回出されている決議、これについては、「所定の手続によりなされた行為を事実のみならず、私見を交え、これを公開することは、殊さら慎重でなければならない」というふうなことが述べられています。先ほどから言いましたように、「所定の手続」、議会の中で発言の取消しをする、そしてその取り消した内容を議事録に載せないということは所定の手続なんですね。しかしながら、それを外に向けて発信することは所定の手続の範囲の中には入っていません。それを規制するとすれば、憲法、明確に表現の自由に違反するというふうに思っております。ですから、先ほど言いましたように、この決議は本来であれば議員個々の良識ある判断に委ねるべき事柄、そういうことにすぎないものを決議という形で縛ってしまうという、ここのところに私がこの決議は行うべきではないというふうに申し上げている理由があります。こういったことで議員の発言をちゅうちょさせてしまうということがあってはならないというふうに思っています。  そして、今この決議が出されている背景、先ほどから何度も、議運にも出されている、十分な協議が必要じゃないかというふうなことに対して、私の質問に対しても他の議員の皆さんの質問に対してもお答えがありましたけれども、ここで決議をするということ、これがどんな意味を持つのかということを考えてみました。つまり、議会の議運の中で協議中である事柄、これに1つの方向性を持たせるために数の多数をもってこの決議を押し通していこうというふうに感じられてならないんです。  ですから、私は、憲法の表現の自由の規定、そして議員の良識に任せるべき点、こういったものを十分考慮した中では、この決議は採決すべきではない、あるいは可決すべきではないというふうに思っておりますので、これをもって議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議に反対をしたいと思います。 161: ◯議長(保谷なおみ君) ほかに討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 162: ◯議長(保谷なおみ君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。      〔4番 田代伸之君退席〕〔12番 大林光昭君退席〕 163: ◯議長(保谷なおみ君) これより議員提出議案第2号 市議会議員によるSNS等の投稿に関する決議を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 164: ◯議長(保谷なおみ君) 挙手多数であります。よって議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。(「表現の自由が奪われた」と呼ぶ者あり)  御静粛に。      〔4番 田代伸之君復席〕〔12番 大林光昭君復席〕     ─────────────── ◇ ─────────────── 165: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第24、諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      〔市長 池澤隆史君登壇〕 166: ◯市長(池澤隆史君) 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。  本諮問は、現在、人権擁護委員であります管野照光氏の任期が満了することから、引き続き推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。  略歴等につきましては、お手元に配付されております諮問書の添付資料のとおりでございます。  よろしく御審議の上、御意見賜りますようお願い申し上げます。 167: ◯議長(保谷なおみ君) お諮りいたします。  諮問第1号は、お手元に配付いたしました意見のとおり答申したいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 168: ◯議長(保谷なおみ君) 御異議なしと認めます。よって諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、お手元に配付いたしました意見のとおり答申することに決しました。
        ─────────────── ◇ ─────────────── 169: ◯議長(保谷なおみ君) 日程第25、諸報告を行います。  議長報告は、東京都三多摩地区消防運営協議会第二部会概要、東京都市議会議長会2月定例総会概要であります。  次に、行政報告は、予備費の充用状況、令和3年度第5回、第6回東京都市長会議報告について、契約関係、裁判関係、以上であります。  また、令和3年第4回定例会で議決されました議員派遣についての御報告は、お手元に配付のとおりでございます。  報告の詳細は、配付してあります文書によって御了承願います。     ─────────────── ◇ ─────────────── 170: ◯議長(保谷なおみ君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。  本日の会議を閉じます。  これをもって令和4年第1回西東京市議会定例会を閉会いたします。               午後4時41分閉議・閉会    ──────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    西東京市議会議長    保 谷 なおみ                    西東京市議会議員    大 竹 あつ子                    西東京市議会議員    森   てるお                    西東京市議会議員    小 林 たつや 発言が指定されていません。 © 西東京市 ↑ 本文の先頭へ...