あきる野市議会 2020-03-01
令和2年第1回定例会3月定例会議(第1日目) 本文(審議)
1: 2月18日(火曜日) 午前 9時30分 開議
◯議長(
天野正昭議員) 皆さん、おはようございます。
本日より令和2年
あきる野市議会第1回定例会3月定例会議を開きます。
議員並びに理事者、部課長各位の出席を賜り、まことにありがとうございます。
傍聴席の皆様には、議会に関心をお寄せいただき、まことにありがとうございます。
ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
────────── ◇ ──────────
2: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第89条の規定により、議長において、
20番 奥 秋 利 郎議員
21番 子 籠 敏 人議員
を指名いたします。
────────── ◇ ──────────
3: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第2 会議期間の決定を議題といたします。
議会運営委員会委員長より報告を求めます。
議会運営委員会委員長、
中嶋博幸議員。
〔
議会運営委員長 中嶋博幸議員 登壇 〕
4:
◯議会運営委員長(
中嶋博幸議員) おはようございます。
去る2月13日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について、御報告いたします。
まず、本定例会議の期間につきましては、本日から3月18日までの30日間となっております。
日程につきましては、お手元に配付してあります3
月定例会議予定表のとおりとなっております。
なお、詳細につきましては、
議会運営委員会審査報告書のとおりとなっております。
本定例会議の議会運営が円滑に行われますよう、議員各位並びに理事者の御協力をお願い申し上げ、報告といたします。
5: ◯議長(
天野正昭議員)
議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。
お諮りいたします。ただいま
議会運営委員会委員長から報告がありましたとおり、本定例会議の期間は、本日から3月18日までの30日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
6: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本定例会議の期間は本日から3月18日までの30日間と決定いたしました。
────────── ◇ ──────────
7: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第3 諸般の報告をいたします。
議長から議会の諸般の報告をいたします。
令和2年
あきる野市議会第1回定例会第1回臨時会議以降、昨日までの議会の動静概要は、お手元に配付のとおりでございます。
これをもって議会の諸般の報告といたします。
次に、市長より発言の申し出がありますので、許可します。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
8: ◯市長(村木英幸君) おはようございます。
令和2年
あきる野市議会第1回定例会3月定例会議の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。
連日、
新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大に関するニュースが報道されておりますが、市では、情報収集に努め、関係機関と連携を図りながら、必要に応じて、市民の皆様に的確に注意喚起をしてまいります。
さて、私が公約として掲げた武蔵引田駅
北口土地区画整理事業の見直しにつきましては、2月13日に第2回検討会議が開催されました。3月に第3回検討会議も予定されておりますので、市の財政負担の軽減と、居住者に負の影響を及ぼさないという2点を前提条件とし、委員の皆様からの御意見に耳を傾け、年度内に本事業の方向性をしっかりと定めてまいります。
本定例会議に提出いたしました議案は、人事案件1件、条例案件6件、事件案件9件、予算案件15件であります。
よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。
次に、諸般の報告をさせていただきます。
初めに、
都立五日市高等学校との課題解決力の高い地域人を育成する
五日市メソッド開発に向けた連携に関する協定について、御報告いたします。これは、市と
都立五日市高等学校が、相互の人的資源及び知的資源の交流、活用を図ることで、地域課題の把握及び解決に向けた方策の考案並びに実施、地域の発展並びに地域の若者の人材育成に資することを目的に、締結したものであり、未来を担う高校生の若い力と柔軟な発想力に期待しております。
次に御報告いたしますのは、変りゆく街並五日市の写真展示についてであります。これは40年ほど前の
檜原街道拡幅工事前の写真を3月15日まで
五日市出張所で展示するものであり、当時の街並みがわかる貴重な資料展示であります。市では、今後も地域のレガシーを記録し、未来に伝達することの大切さを感じてもらえるような取り組みを進めてまいります。
次に、東秋留駅
周辺グルメマップの作成について、御報告いたします。明星大学と
あきる野商工会が連携し、東秋留駅周辺の
グルメマップを作成することになりました。昨年度作成した秋川駅周辺の
グルメマップに引き続き、地元グルメを地域内外へ情報発信することにより、地域への誘客及び周遊の促進が図られることを期待しております。
最後に、あきる野市
健康づくり市民推進委員会が東京都の地元から発信する
健康づくり支援事業の団体部門において優秀賞を受賞いたしましたので、御報告いたします。これは、地域のつながりを通じた健康づくりに取り組む優良な団体に贈られるものであります。本委員会には、市民の皆様が健康長寿でいられるよう、ますますの御活躍を期待しております。
以上で報告を終わらせていただきます。
大変貴重な時間をいただきまして、ありがとうございます。
9: ◯議長(
天野正昭議員) 諸般の報告が終わりました。
────────── ◇ ──────────
10: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第4 令和2年度施政方針に移ります。
この際、市長及び教育長より、施政方針及び教育方針についての発言の申し出がありますので、許可します。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
11: ◯市長(村木英幸君) 令和2年
あきる野市議会第1回定例会3月定例会議の開催に当たり、令和2年度の市政運営の基本方針に関する所信の一端を申し述べさせていただきます。
昨年10月に襲来した台風19号は、本市に大きな被害をもたらしました。被災された方を初め、市民の皆様が一日も早く通常の生活に戻れるよう、市といたしましても、被災者支援と災害復旧に全力を挙げて取り組んでいるところであります。
被災された方々に対しましては、災害救助法に基づく制度等に加え、市独自の復旧支援策を講じて、さらなる支援に努めてまいります。また、被災した道路や橋梁、林道、観光ルートの早期復旧に取り組むとともに、雨漏りが生じた秋川体育館、中央公民館、
五日市ファインプラザなどの修繕を進めてまいります。さらに、利用不能となっている
小和田グラウンド、
秋川橋河川公園などにつきましては、国や都の補助制度を活用しながら、関係団体との連携のもと、再開に向け、尽力してまいります。
このような自然災害に備えるため、浸水被害があった留原の中村地区につきましては、排水ポンプの増設などを実施してまいります。また、避難所としても使用される
小・中学校体育館へのエアコン設置につきましては、令和2年度は中学校において、令和3年度は小学校において、それぞれ設置工事を進めてまいります。
それでは、あきる野市総合計画等を踏まえた6つの基本政策について申し上げます。
初めに、人口減少に対する取り組みについてであります。
国の推計によりますと、昨年生まれた子どもの数は、過去最少の86万4000人とのことであります。ますます進む少子化に歯どめをかけるには、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援のさらなる充実を図り、安心して働き、子育てができる環境を整え、誰もが活躍できる社会を実現することが重要であります。
こうしたことを踏まえ、令和元年10月から開始した産後ケア事業につきましては、既存の宿泊型に加え、新たに通所型と訪問型を実施してまいります。
また、
秋川流域病児・病後児保育事業、乳幼児一時預かり事業、子育てひろばなどにつきましては、大変多くの方に御利用いただき、高い評価を得ておりますので、今後も事業等の周知に努めてまいります。
乳幼児期の教育・保育につきましては、無償化の対象外とされた
幼稚園類似施設を利用する保護者へのさらなる支援に取り組むとともに、認証保育所を利用する保護者への保育料の補助を拡充し、子育て家庭への支援の充実を図ってまいります。さらに、0歳から2歳児の保育料につきましては、令和3年度からの引き下げに向け、子ども・子育て会議に諮問するなど、準備を進めてまいります。また、保育士の確保・定着につきましても、宿舎借り上げへの支援を継続して実施し、保育事業者を支援してまいります。
児童館等につきましては、児童館・学童クラブの遊戯室にエアコンを設置し、育成環境の充実を図ってまいります。また、学童クラブの待機児童解消に向け、
若葉学童クラブの施設の拡充に着手するとともに、指導員の確保策として、運営の委託化を検討してまいります。
児童・生徒の基礎学力の向上や家庭学習の習慣づけを促す
学習支援事業につきましては、新たに生活支援を含めた方策について検討を進めてまいります。
現在、大きな社会問題となっている児童虐待への対策につきましては、虐待防止と事案への対応の強化を図るため、関係機関との連携を深めるとともに、専門性を有する人材の育成に取り組んでまいります。
子育て世代を初め、市民の皆様が将来にわたって本市で安心して暮らすためには、生活の足となる公共交通の充実が必要不可欠であります。このため、
公共交通空白地域の解消に向けて、令和元年度に引き続き、
フィーダー交通の実証実験を進めてまいります。また、基幹交通の利便性向上を図るため、車両の増大など、るのバスを増強した場合の効果を検証する実証実験の準備を進めてまいります。
次に、福祉の充実についてであります。
本市が持続的に発展していくためには、誰もが自立した生活を送れるよう取り組みを進めていく必要があります。
生活保護受給者に対しましては疾病の重症化等を予防するための
健康管理支援事業を、
生活困窮者等に対しましては自立に向けた
就労準備支援事業を、それぞれ実施してまいります。
高齢者がいつまでも住みなれた地域で安心して生活できるよう、公共施設において、音楽を利用した
介護予防事業を実施するとともに、
フレイル予防に着目した取り組みの調査・研究や、介護予防の取り組みを推進するための基金の創設に向けた検討を行ってまいります。また、地域ぐるみの支え合い推進協議体の活動を周知するとともに、地域における支え合い活動の拡大に向け、取り組みを開始する団体等を支援するなど、
地域包括ケアシステムの深化・推進に引き続き取り組んでまいります。外国人を含む介護人材の確保につきましては、介護事業者などとの連携のもと、基金の創設も視野に入れ、国の動向を踏まえた方策のあり方について、調査・研究を進めてまいります。また、
高齢者保健福祉計画・
介護保険事業計画につきましては、計画期間の最終年度を迎えますので、改定に取り組んでまいります。
次に、障がい者支援についてであります。
障がい者の就労支援につきましては、障がい者就労・
生活支援センターあすくを中心に、
職場体験実習や関係団体との連携による農業体験等を実施してまいります。さらに、聴覚等に障がいがある方の生活上の利便を図るため、手話通訳者の派遣や
認定手話通訳者の養成に引き続き取り組んでまいります。また、障がい者福祉計画につきましては、計画期間の最終年度を迎えますので、改定に取り組んでまいります。
次に、がん対策についてであります。日本人の死亡原因の第一位であるがんは、早期発見が重要でありますので、あきる野市医師会、
秋川歯科医師会及び
秋川流域がん対策推進議員連盟の御協力を得ながら、
公立阿伎留医療センターと連携し、がん検診の実施方法や個人負担の軽減について、検討してまいります。
新型コロナウイルス肺炎COVID-19などの感染症対策につきましては、情報収集と早急な対策が肝要でありますので、引き続き、国や都と連携し、感染予防の啓発活動に取り組んでまいります。
また、2月14日に、
健康づくり市民推進委員会が、東京都が進める地元から発信する
健康づくり支援事業の
団体部門優秀賞を受賞し、市といたしましても、心強い限りであります。今後も
健康づくり推進協議会を中心に、
健康づくり市民推進委員会及びめざせ
健康あきる野21推進会議との連携のもと、市民の健康寿命の延伸に向け、地域における
健康づくり活動を推進してまいります。
次に、防災力の強化と都市整備の推進についてであります。
防災につきましては、防災・減災意識の向上と、自助、共助による活動が特に重要であります。このことから、防災・
安心地域委員会と連携し、防災力の強化に向けた取り組みや
地域防災リーダーの育成を進めるとともに、
ハザードマップの活用・周知や、家庭内備蓄の推奨など、一人一人の意識向上等を図ってまいります。
また、地域の安全・安心の確保において、消防団が果たす役割は極めて大きいものでありますので、消防団員が消防技能の向上に取り組み、災害時にその成果を十分に発揮できるよう、資機材の拡充等を図ってまいります。さらに、老朽化の著しい第4分団第1部消防詰所につきましては、令和2年度中に建てかえを行ってまいります。
災害に強い基盤整備を着実に進めるため、幹線道路等の計画的な補修整備を推進するほか、東京都からの受託事業である都道165号伊奈福生線の拡幅や五日市街道の歩道整備に、引き続き取り組んでまいります。
また、
道路パトロールカーによる巡視を強化するとともに、
道路損傷判定アプリケーションを活用し、損傷箇所の早期発見、計画的かつ効果的な維持補修に努めてまいります。さらに、老朽化した橋梁につきましても、点検・補修を順次実施してまいります。
武蔵引田駅
北口土地区画整理事業につきましては、早期再開に向け、同
事業見直し検討会議において、事業費縮減の方策等を検討しているところであります。これまでのところ、2回の会議を終了し、3月2日に予定されている第3回会議において、検討結果が示される見込みでありますので、これに基づき、同事業の見直し等を行い、今後の方向性について、地権者の皆様や市議会に説明させていただきます。
改定時期を迎える
都市計画マスタープランにつきましては、
市民生活重視のまちづくりへの転換を図りつつ、職住近接のまちづくりを将来に引き継ぎ、地域の特性や自然との調和に配慮した上で、都市機能の維持・向上が図られるよう改定を進めてまいります。
次に、産業の振興と生活環境・自然環境の保全についてであります。
産業は、まちに豊かさと活力を与え、市民の暮らしを支えるものであり、その振興は非常に重要であります。
商店街の振興につきましては、商工会や
商店会連合会等と連携し、まちゼミなどの各商店会の地域特性を生かした事業を引き続き支援してまいります。
また、好評であった五日市ほしぞらシネマに続き、
商店街リノベーション支援事業の一環として、(仮称)
五日市たそがれ映画祭の実施が予定されております。同イベントは、屋外での映画上映会や地元飲食店による出展などにより、商店街ににぎわいと魅力を創出するものであります。市といたしましても、地域活性化に寄与するこの取り組みを支援してまいります。
創業・就労・
事業承継支援施設であるBi@Staにつきましては、開設以来50人以上の方が創業するなどの実績を上げておりますので、今後も、商工会やハローワークとの連携を深め、相談支援の取り組みを進めてまいります。
観光振興につきましては、
秋川渓谷瀬音の湯が温泉総選挙2019のうる肌部門において、全国第1位を獲得したことを受け、周辺自治会からの要望も踏まえ、周辺地域の回遊性と
経済波及効果を高める取り組みについて、調査・研究を進めてまいります。
また、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会開催を目前に控え、これまでに蓄積してきた
観光プロモーションのノウハウを生かし、計画的な誘客に取り組んでまいります。さらに、
観光まちづくりの方向性を示す
観光推進プランの改定や、広域連携を含めたツーリズムの確立に向けた取り組みを進めてまいります。
農業の振興につきましては、引き続き、担い手の確保・育成を進めるとともに、農地の利用集積や栽培施設の充実、
農業機械導入を支援し、直売所への安定した出荷を確保してまいります。
また、
秋川ファーマーズセンターの再整備につきましては、
秋川農業協同組合が事業主体となって実施するに当たり、関係機関との調整などを通じて支援してまいります。
水産振興につきましては、アユのブランド化を進めるため、天然アユが遡上できるよう、関係機関との連携のもと、魚道の機能回復などを進めてまいります。
林業分野につきましては、
森林環境譲与税を活用し、森林の持つ公益的機能を回復させるため、森林整備に努めるとともに、
森林環境譲与税支援機構と連携し、多摩産材のPRを行ってまいります。また、森林の管理には、林道整備が必要となりますので、開設工事等を進めてまいります。
本市は、東京都内にありながら、森林や渓谷などの豊かな自然環境を有しております。この自然環境を保全するため、
生物多様性あきる野戦略に基づき、外来種対策や
希少野生動植物の保護に取り組んでまいります。また、こうした環境を次世代に引き継ぐため、地域との協働による
森づくり事業や、
小宮ふるさと自然体験学校及び森の子コレンジャーの活動を通じた子どもたちの育成を進めてまいります。
地球温暖化対策につきましては、引き続き庁用自動車に次世代自動車を導入し、
温室効果ガス排出量等の削減に努めてまいります。
また、ごみの減量化のほか、食品ロス削減の取り組みを推進してまいります。
近年急増しているイノシシ等の野生鳥獣による
農作物被害対策としましては、猟友会やあきる野の農と生態系を守り隊との連携により、追い払い、電気柵の貸し出し等の被害防除に努めてまいります。
次に、教育の充実についてであります。
AIの普及などに伴い、社会情勢が目まぐるしく変化し、学校教育の改善・改革が求められる一方で、教員の働き方改革や新
学習指導要領の全面実施など、教育の分野は、大きな変革期を迎えております。
具体的な取り組みにつきましては、後ほど、教育長の教育方針の中で述べさせていただきますが、人と人とのつながりや地域の伝統芸能、思いやりの心などを大切にし、未知に対する興味や挑戦する意欲、学ぶ姿勢を持った
あきる野っ子を育むため、家庭・学校・地域と連携した教育を進めてまいります。
また、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催を契機に、スポーツに親しむ市民をふやしてまいります。
生涯学習の分野では、あらゆる機会に、あらゆる場所で学習ができ、その成果を適切に生かすことができる知の循環型社会の実現に向けた取り組みを進展させてまいります。
最後に、行政力の強化についてであります。
令和3年度以降の総合的なまちづくりの方針を示す第二次あきる野市総合計画につきましては、令和2年第1回定例会12月定例会議への議案上程に向け、
総合計画審議会における審議をいただきながら、計画(案)の取りまとめを進めてまいります。また、市民の皆様が安全かつ安心して暮らしていけるよう、第二次計画には、
非核平和都市宣言の発信、
平和学習事業といった平和に関する取り組みを盛り込みたいと考えております。
公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進につきましては、施設カルテの整備や劣化状況の調査などを進めておりますので、これらの成果を踏まえ、令和2年度中に
個別施設計画を策定いたします。
以上、重要施策の一端を述べさせていただきました。昨年10月に
あきる野市長に就任した際に掲げた公約の実現に向け、令和2年度につきましても、市民の皆様の暮らしに向き合った市政を実行していく決意を申し上げまして、令和2年度の施政方針といたします。
12: ◯議長(
天野正昭議員) 市長の令和2年度施政方針が終わりました。
続きまして、令和2年度教育方針に移ります。教育長。
〔 教育長 私市 豊君 登壇 〕
13: ◯教育長(私市 豊君) それでは、令和2年度あきる野市施政方針を踏まえ、教育行政の基本的な方針と主要な施策の一端を申し述べさせていただきます。
AIの普及や国際化の進展などに伴い、社会情勢や私たちの生活様式、子どもたちを取り巻く環境が急速に変化する中、新たな元号で迎える年度が始まります。教育の分野におきましても、新
学習指導要領に基づく小学校の外国語教育や
プログラミング教育の全面導入、教員の働き方改革への取り組み、国が掲げる
GIGAスクール構想の実現に向けた
校内通信ネットワーク環境の整備などへの対応が求められていることから、大きな変革期が訪れています。また、令和2年度は、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会が開催されることもあり、国際交流やスポーツ振興などの気運のさらなる高まりや取り組みの活性化も予測されます。
この激動の時代、私は、新しい時代に生きる子どもたちを育んでいくに当たり、これまで本市が取り組んできた協働のまちづくりの成果を生かし、教育の分野においても、地域とのつながりや、連携をより強固なものとして施策を展開していかなければならないと強く感じております。
それでは、一人一人の特性を大切にする
特別支援教育を本市の教育の原点とした、
学力向上対策の強化、いじめ不登校ゼロへの挑戦、
特別支援教育の推進、生涯学習活動の推進、スポーツの推進、そして青少年の健全育成の推進を主軸とする令和2年度の取り組みについて述べさせていただきます。
初めに、
学力向上対策の強化であります。
子どもたちが、みずからの力で望ましい未来を切り開き、社会の中で十分に自己実現できるようにするためには、これからの時代に求められる資質や能力を明確にし、それらを育むための授業や学校のあり方などについて考え、取り組んでいかなければなりません。
4月からの小学校における新
学習指導要領全面実施に伴い、小学校で学ぶ英語の時間数が大幅にふえ、内容も大きく変わります。聞くこと、話すことを中心に、音声になれ親しませながら、英語での
コミュニケーション能力と言語や文化の関心を高めるため、本市においては、外国青年を招致し、外国語教育の充実と地域の国際交流を推進することを目的とした
JETプログラムを活用してまいります。また、
学校ICT化の取り組みの進捗にあわせ、
プログラミング教育を着実に進めてまいります。
学校の先生が、子どもたちに対して効果的な教育活動を行うことができるようにするためには、社会問題にもなっている教員の働き方改革、負担軽減にも取り組まなければなりません。このようなことから、業務改善や効率性の向上などが図られるよう、各校のニーズに応じて、
学校経営補佐や副校長補佐を配置いたします。さらに、教員の補助的業務を行うスクール・サポート・スタッフを全校に配置します。
次に、いじめ不登校ゼロへの挑戦であります。
文部科学省の最新データによると、平成30年度の
いじめ認知件数は前年度比12万9555件増の54万3933件となっており、不登校の児童・生徒数についても、小・中・高全ての課程で増加しています。
本市におきましても、小・中学校ともに、いじめ不登校の件数は増加傾向にあることから、引き続き、いじめ防止基本方針を踏まえ、学校、家庭、地域及び関係機関が連携を密にした未然防止、早期発見及び早期対応に努めるとともに、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等とも連携し、組織的な対応を行ってまいります。
去る2月6日に開催した総合教育会議では、平成29年度からテーマとしてきた多様化する教育課題に対する体制づくりについては、教育委員会でさらに検討するとの方向性が示されたことから、せせらぎ教室に通う児童・生徒の増加や教育相談所、教職員研修センターの役割の多様化などへの対応、これら施設のあり方等について、今後、教育委員会の中で検討を進めてまいります。
次に、
特別支援教育の推進であります。
本市においては、
特別支援教育の理念を障がいのある幼児・児童・生徒への教育にとどまらず、障がいの有無やそのほかの個々の違いを認識しつつさまざまな人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるとした国の考えを踏まえ、一人一人の特性、全ての子どもたちを大切にする
特別支援教育を推進することとしております。
特別支援教室については、平成31年4月に全校設置が完了していることから、令和2年度は、新たに南秋留小学校を拠点校に加え、
特別支援教育の充実を図ってまいります。
次に、学校施設等の整備と安全安心対策の強化であります。
学校施設等につきましては、まず、学校体育館への空調設備整備に取り組んでまいります。学校体育館は、市の避難所施設にも位置づけがあることから、有事の際に必要な機能という側面もありますが、日常の教育活動で使用する際に、児童・生徒が体の不調を来さないよう活用してまいります。
また、令和元年度に完了した
小・中学校体育館のトイレ洋式化に続き、中学校武道場のトイレ洋式化も進めてまいります。
次に、
学校ICT化の取り組みであります。Society5.0時代を担う子どもたちにとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められる中、国は、一人一台端末、高速大容量の通信ネットワークの一体的な整備などを掲げた
GIGAスクール構想の実現に向けた取り組みを進めております。この流れを踏まえ、本市においても小・中学校全16校の校内に無線LAN環境を整備するとともに、今後も計画的な整備を進めてまいります。
生涯学習の拠点として広く市民の皆様に活用いただいている中央公民館につきましては、利用者の利便性向上のため、トイレの排水設備改修工事を実施するとともに、高齢者利用が多い1階女子トイレの和式トイレを洋式に改修いたします。
音楽の殿堂秋川キララホールにつきましては、音楽や芸能文化などの発信拠点として、今後も皆様に御利用いただけるよう、老朽化した舞台装置を改修いたします。
児童・生徒の安全安心対策につきましては、学校で行う安全指導に加え、学校、家庭、地域及び関係機関が連携して取り組むことが重要です。市では、令和2年度も職員やスクールガードリーダーによる地域の巡回、交通安全推進員の配置、学校安全ボランティアの活動のほか、大規模災害の発生を想定した児童・生徒の引き取り訓練などを実施してまいります。地域ぐるみの学校安全対策をさらに前進させたいと考えておりますので、保護者の皆様、地域の皆様の御協力を改めてお願いいたします。
次に、生涯学習活動とスポーツの推進であります。
東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催まで半年を切り、気運の高まりと世紀のイベントに対する期待の膨らみを感じております。大会以降も、共生社会形成の担い手となる児童・生徒にボランティアマインドや障がい者理解、豊かな国際感覚などの資質が育まれるよう、生涯にわたってスポーツを楽しむ気風がレガシーとして残るよう、引き続き取り組んでまいります。
昨年の台風19号の影響で使用ができなくなっている
小和田グラウンドにつきましては、五日市地区における屋外スポーツ活動の場を確保するため、復旧に向けた取り組みを進めてまいります。
高齢の方を対象とした寿大学については、秋川校、五日市校ともに講座の回数をふやすなど、内容の充実を図ります。
市民の情報拠点として機能する図書館においては、デジタルアーカイブ機能を更新し、画像提供情報などの充実を図ります。
最後に、青少年の健全育成の推進であります。
子どもたちがみずから考え、学び、問題を解決する資質や能力を養うためには、家庭や学校だけでなく、地域社会でも経験を積んでいくことが重要です。それぞれの主体が役割と責任を理解し、子どもたちが社会規範を尊び、豊かな心と健やかな体を育むことができるよう連携して取り組まなければなりません。地域の長老から地域の祭りや伝統芸能の指導を受け、後世に引き継いでいくことも、健全育成につながるものであります。
また、子どもたちが安全で安心できる放課後の活動場所を提供する放課後子ども教室及び学校支援地域本部を新たに1校ふやし、地域全体で学校を支援する体制づくりを推進いたします。
以上、令和2年度における教育行政の基本的な方針と主要な施策について述べさせていただきました。
令和2年度は、現行教育基本計画における計画期間の最終年度にも当たります。私は、次期教育基本計画の策定を見据えつつ、地域とのきずなをより強いものとしながら、引き続き、教育目標とする人が育ち、人が輝く、あきる野の教育の実現に向け邁進してまいります。
議員各位並びに市民の皆様の、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、令和2年度の教育方針といたします。
14: ◯議長(
天野正昭議員) 教育長の令和2年度教育方針が終わりました。
────────── ◇ ──────────
15: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第5 議案第4号あきる野市監査委員の選任についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
16: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第4号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、監査委員の青木豊氏から、令和元年10月7日付で監査委員を退職する旨の退職願が提出されたことに伴いまして、その後任に、東京税理士会青梅支部から御推薦いただきました影山守彦氏を選任いたしたく、地方自治法の定めるところにより、議会の同意を求めるものであります。
影山氏におかれましては、昭和55年4月に税理士資格を取得され、税理士として御活躍されている方であり、平成12年11月から固定資産評価審査委員会委員を4期にわたり歴任していただき、本市の行政に対しましても多大なる御尽力をいただいております。
また、平成27年5月からは、あきる野市観光協会副会長を、平成30年5月からは、同観光協会会長を務められており、人望も厚く、人柄につきましても、温厚誠実な方で、監査委員にふさわしい方であると考えております。
よろしく御審議のほど、お願いいたします。
17: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
18: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
19: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第4号あきる野市監査委員の選任についての件を採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
20: ◯議長(
天野正昭議員) ただいまの議長を除いた出席議員は19人であります。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に17番田中千代子議員及び18番山根トミ江議員を指名いたします。
これより職員に投票用紙を配付させます。
(投票用紙配付)
21: ◯議長(
天野正昭議員) 念のため申し上げます。本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
22: ◯議長(
天野正昭議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
(投票箱点検)
23: ◯議長(
天野正昭議員) 異常なしと認めます。
これより投票に移ります。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、順次投票願います。
なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第74条第2項の規定により、否とみなします。
記載漏れのないよう、もう一度御確認願います。
(点呼・投票)
24: ◯議会事務局長(山際由晃君) それでは点呼いたします。
議席番号1番松本ゆき子議員、2番辻よし子議員、3番中村のりひと議員、5番臼井建議員、6番中村一広議員、7番ひはら省吾議員、8番大久保昌代議員、9番増崎俊宏議員、10番たばたあずみ議員、11番合川哲夫議員、13番窪島成一議員、14番村野栄一議員、15番
中嶋博幸議員、17番田中千代子議員、18番山根トミ江議員、19番清水晃議員、20番奥秋利郎議員、21番子籠敏人議員、22番堀江武史議員。
以上でございます。
25: ◯議長(
天野正昭議員) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
26: ◯議長(
天野正昭議員) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
開票を行います。17番田中千代子議員及び18番山根トミ江議員の立ち会いをお願いいたします。
(開票)
27: ◯議長(
天野正昭議員) あきる野市監査委員の選任についての投票の結果を報告いたします。
投票総数19票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち、賛成18票、反対1票、以上のとおり、賛成が18票であります。よって、本案は原案のとおり同意されました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
────────── ◇ ──────────
28: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第6 議案第5号あきる野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
29: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第5号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の題名及び条番号等が改められたことに伴い、規定を整備するものであります。
内容につきましては、総務部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
30: ◯議長(
天野正昭議員) 総務部長。
〔総務部長 大出英祐君 登壇 〕
31: ◯総務部長(大出英祐君) それでは、議案第5号あきる野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について、御説明させていただきます。
例規集は326ページです。
本条例につきましては、固定資産評価審査委員会に審査申し出がされた場合に、委員会が書面審理を行うことなどを規定しておりますが、本条例の第7条第2項で引用しております行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の題名が改正され、情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律に改められたことに伴い、規定を整備するものでございます。
施行日は公布の日であります。
説明は以上です。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
32: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
33: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、会議規則第38条の規定により、総務委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
34: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号あきる野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の件につきましては、総務委員会に付託することに決しました。
ここで休憩といたします。
なお、再開は午前10時45分といたします。
午前10時29分 休憩
────────── ◇ ──────────
午前10時45分 再開
35: ◯議長(
天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第7 議案第6号あきる野市職員定数条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
36: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第6号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、令和2年4月1日から、新たに健康福祉部に福祉総務課を設置するほか、市民課の市民窓口業務を委託から直営にすることにより、現在の職員定数を超えるため、規定を整備するものであります。
内容につきましては、別表の補助職員の定数356を366に、合計数460を470に改めるものであります。
よろしく御審議のほど、お願いいたします。
37: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
38: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、会議規則第38条の規定により、総務委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
39: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第6号あきる野市職員定数条例の一部を改正する条例の件につきましては、総務委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
40: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第8 議案第7号あきる野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
41: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第7号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、国民健康保険税の被保険者均等割額及び世帯別平等割額の税額改定を行うため、規定を整備するものであります。
内容につきましては、市民部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
42: ◯議長(
天野正昭議員) 市民部長。
〔 市民部長 渡邉浩二君 登壇 〕
43: ◯市民部長(渡邉浩二君) それでは、議案第7号につきまして、御説明申し上げます。
例規集は1,477ページからになります。
現在の国民健康保険税の賦課方式につきましては、所得割額、被保険者均等割額、世帯別平等割額の3方式で構成されております。このうち世帯別平等割額につきましては、単身世帯の増加に伴い、その負担感や不公平感から、本市と島しょ地域を除く、東京都内全ての区市町村では、既に廃止されております。このため、本市におきましても、令和元年度から3年間をかけて段階的に世帯別平等割額を廃止し、それに伴う財源補填を被保険者均等割額の引き上げで行うことについて、昨年度、あきる野市国民健康保険運営協議会に諮問をし、妥当であるとの答申を得ております。このことに基づき、その2年目として、令和2年度の均等割額及び平等割額について、金額を改めることから、本条例の一部を改正するものでございます。
改正内容につきましては、お手元に配付いたしました新旧対照表により、説明をさせていただきます。
まず、1ページの第5条につきましては、被保険者均等割額を2万2100円から2万4200円に改めるものでございます。
第6条は、世帯割平等割額を7,200円から3,600円に改めるとともに、特定世帯及び特定継続世帯の平等割額も改めるものでございます。
次に、1ページ下段から3ページまでの第22条は、世帯の所得に応じて被保険者均等割額及び世帯別平等割額を減額することについて規定しており、第5条及び第6条の改定にあわせて、それぞれ減額する額を改めるものでございます。
施行日につきましては、令和2年4月1日となります。
また、令和元年度分までの国民健康保険税については、なお従前の例による経過措置を設けております。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
44: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。山根議員。
45: ◯18番(山根トミ江議員) それでは、これは総務委員会に付託ということだと思いますので、私は総務の委員ではないので、何点かお聞きしたいことがありますので、よろしくお願いします。
まず最初に、今回の改正は、今、説明があったのですけれども、国保税の賦課方式が現在、3方式なのですけれども、これを3年間かけて、段階的に2方式にするという条例改正と理解します。今回は2年目の改正で、現行の平等割の部分を7,200円から3,600円に引き下げ、均等割部分を2万2100円から2万4200円に引き上げるという内容となっております。
そこで、最初にお聞きしたいのですけれども、増額となる世帯と減額になる世帯が大体半々ぐらいかなということのようなのですけれども、もう少し具体的に、増額となる世帯と減額になる世帯のそれぞれの影響額はどれくらいになるのかなというところをまず最初に教えてください。
46: ◯市民部長(渡邉浩二君) お答えいたします。
世帯数ですとか、それから世帯構成につきましては、資格の得喪、転入・転出、世帯分離ですとか、世帯合併、そういったもので常に動きがありますので、1月時点で賦課件数をもとに比較試算を行いました。そうしましたところ、増額となる賦課件数が約6,400件。それが全体の約49.6%になります。それから減額となる賦課件数が約6,300件で、全体の約49.1%。それから限度額超過などによりまして影響が及ばないという部分が約170件、1.3%ほどというような形になります。その影響額というのが、増額世帯分が約635万円、減額世帯分が約565万円となりまして、全体としては約70万円ほどの増額になるのではないかというふうに考えております。
以上でございます。
47: ◯18番(山根トミ江議員) ありがとうございます。増額減額が約半々ですよね。増額が636万円で減額が565万円で、その差額が70万円増額になるよという説明でした。
もうちょっとお聞きしたいのですけれども、もう一つは、具体的にこの国保の保険料の算定は世帯ごとにみんな違うので、非常にややこしいなという部分がありますので、具体的には、どのような世帯が増額になって、また減額になる世帯はどのような世帯なのか、わかる範囲で教えてください。
48: ◯市民部長(渡邉浩二君) お答えいたします。
今回の改正は、先ほども申し上げましたとおり、今年度に続きまして、平等割額を引き下げ、その分を、均等割を引き上げて補填するというものでございます。平等割額は世帯に課税される一方で、均等割額は被保険者に課税されるということから、原則、単身世帯は減額となり、世帯員数が多ければ多いほど比例して増額になるということが言えると思います。
現状の世帯構成で言いますと、約60%が単身世帯でございます。したがいまして、原則、減額の対象とこういう方々はなりますけれども、増額となる複数世帯の平均増加額につきましては、約3,000円、月に直しますと約250円ぐらいなのではないかというふうに見込んでいるところでございます。
以上でございます。
49: ◯18番(山根トミ江議員) わかりました。平等割のところは単身世帯のところが約60%、加入者の中にいらっしゃると。逆に、均等割のほうは1人当たりですから、世帯数の人数が多ければ多いほど引き上げが多くなるのかなという理解で、わかりました。平均では約3,000円ぐらいで、月に直すと250円ぐらいかなという説明でした。
次は、意見と要望なのですけれども、これは総務委員会でこれから議論されるわけですので、それぞれ個々の収入とか、世帯構成によってどう変わるのかなというのが具体的にわかるような資料を総務委員会に提出していただいて、どうなるのかなということを委員の皆さんに審議をしていただきたいということを要望いたします。
以上です。
50: ◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
51: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第38条の規定により、総務委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
52: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号あきる野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件につきましては、総務委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
53: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第9 議案第8号あきる野市印鑑条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
54: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第8号につきまして、御説明申し上げます。
本議案につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、印鑑登録資格に係る規定などを整備するものであります。
内容につきましては、市民部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
55: ◯議長(
天野正昭議員) 市民部長。
〔 市民部長 渡邉浩二君 登壇 〕
56: ◯市民部長(渡邉浩二君) それでは、議案第8号の内容について、御説明いたします。
例規集は1,836ページからになります。
本議案につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、国が印鑑登録証明事務処理要領の一部改正を行ったことに合わせまして、あきる野市印鑑条例の一部を改正するものでございます。
改正内容でございますが、第3条登録資格につきまして、国の事務処理要領における印鑑登録の欠格事項の規定が成年被後見人から、意思能力を有しない者に改正されたため、当該規定を準用している部分につきまして、同様に改正するものでございます。
具体的な対応といたしましては、成年被後見人御本人が窓口に来庁され、かつ、法定代理人が同行している場合に限って、印鑑登録の申請を可能とするものでございます。
また、第8条の印鑑登録原票に規定しております磁気ディスクに関する部分につきましては、第7条の登録制限においても規定する必要があることから、第7条に規定し、第8条は削除するものでございます。この部分につきましても、国の事務処理要領の改正にあわせ、規定の整備を行うものでございます。
施行期日につきましては、公布の日となります。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
57: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。辻議員。
58: ◯2番(辻よし子議員) それでは、私も総務委員会に属していませんので、何点か質問させていただきます。
これまでは、印鑑登録をしていた方が成年被後見人になった場合には、成年被後見人は印鑑登録を受けることができないと、あきる野市の条例で、以下の者はできないということで出ていましたので、そこに該当するということで、印鑑登録を抹消されていたと思います。成年被後見人になった時点で抹消されていたと思います。
今回の改正では、この成年被後見人に対する制限が外されたわけですから、印鑑登録をしていた方が、その後、成年被後見人になったとしても、今度からは印鑑登録からは抹消されなくなるのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
59: ◯市民部長(渡邉浩二君) お答えいたします。
改正後の運用ということにつきまして、国は、既に印鑑登録を受けている者が成年被後見人となったことを知った場合には、当該印鑑の登録を職権で抹消した上で、その者に対し、当該印鑑の登録が抹消されたことを通知するとともに、再度、印鑑の登録を受けるための手続について案内することが適当であるというような説明をしております。つまり、これまでと同様の扱いとすべきであるという回答を得ているような状況でございます。これにつきまして市のほうもこの方針に沿った対応を行っていくということでございます。
以上でございます。
60: ◯2番(辻よし子議員) 普通、聞いた方は、えっというふうに思われる方も少なくないのではないかなと思うのですけれども、要するに、国の方針というのは、これまでと同じように抹消すると。だけれども、改めて登録したければ登録できますよという案内を送ると。送るというか、届けるのかどうなのかわかりませんけれども、そういうことだと思います。
ただ、職権で印鑑登録を抹消するというふうに言っているそうですけれども、その根拠となる規定は何なのか。根拠となる規定が条例から外れてしまうわけですから、一体、何を根拠に職権で成年被後見人の方の印鑑登録を抹消するのかなということなのですけれども、この辺は、市も政府の方針に従って、同じように対応するということですけれども、どのようにお考えなのか、見解をお聞かせください。
61: ◯市民部長(渡邉浩二君) お答えいたします。
確かに印鑑条例から成年被後見人という規定がなくなります。しかしながら、印鑑登録を抹消しない場合、後見開始前の印鑑登録証が、法定代理人が知らない間に使用される可能性もございます。このため国は、成年被後見人の財産等を守る方策として、これまで同様、後見開始前の印鑑登録を抹消して、印鑑登録が必要な場合には、改めて法定代理人同行のもと、法定代理人が知り得る中で印鑑登録をすることとしております。これは運用ということだと思います。根拠条文というよりも、運用ということになると思います。
今回の改正は、成年被後見人であることを理由に、不当に差別されないよう、資格、職種、それから業務等から一律に排除する規定を整備することの一環として行われますけれども、そもそも印鑑条例において成年被後見人は印鑑登録ができないとしていたのは、差別等による排除規定ではなくて、成年後見制度に基づく不利益を防ぐための保護規定でございます。このような中で、成年被後見人の権利擁護の観点から、改正というふうに至りましたけれども、成年後見制度そのものの趣旨からも、取り扱いにつきましてはこれまでと同様とするという判断に至ったものというふうに認識しているところでございます。
以上でございます。
62: ◯2番(辻よし子議員) 印鑑登録をこれまでどおり抹消すると。それが何のためにかというと、排除するわけではなくて、あくまで保護するためだということは納得できました。ただ、根拠法ではなくて、運用に基づいてやるのだというふうにおっしゃいましたけれども、要するに、法律上、職権による印鑑登録の抹消ができなくなったにもかかわらず、これまでどおり抹消するというのは、ちょっと法的にどうなのかなと。国がつくったものなのですけれども、ちょっと疑問が残ります。この点についてはぜひ委員会の中でも検討していただきたいと思います。
もう一点だけ質問させていただきます。成年被後見人が外れるかわりに、意思能力を有しない者というのが入りました。意思能力を有しない者は印鑑登録ができないということです。でも、意思能力ができない者かどうかという、なかなかこれは判断が難しいと思うのですけれども、実際の市民課の窓口ではどのように対応される予定なのか、教えてください。
63: ◯市民部長(渡邉浩二君) お答えいたします。
窓口におきましては、これまでも印鑑登録の申請を行うという意思確認のもと、申請を受理しております。意思能力の有無につきましては、例えば成年後見制度においても、医師の診断等をもとに審判がなされます。したがいまして、職員が意思能力の有無について真に判断を行うことというのは、基本的には困難であるというふうに考えます。
しかし、現実的な対応といたしまして、みずから申請ができる方、具体的には、印鑑登録を行うことを職員に例えば伝えることができ、印鑑登録に必要な印鑑ですとか、身分証明、こういったものを持参された方につきましては、意思能力を有するといたしまして、申請を受けることになります。申請に当たりまして、職員と意思の疎通が図れない方が仮にいらした場合、こういった場合につきましては、本人保護の観点から、一度保留としまして、例えば御家族等に確認を行うなどの対応がとられることが想定されます。
また、これまで登録に関しまして問題に発展したことはございませんが、窓口で個別の対応を行う中で、他市町村での状況ですとか、それから対応事例の把握、あるいは状況によっては東京都への確認などを行いまして、運用していく中で適切に対応していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
64: ◯2番(辻よし子議員) 実際の窓口では、おっしゃったような対応になるのかなと思います。基本的には、医師でもない限りなかなか判断ができないと。その中で、あくまで申請者本人を守るという立場で、そういった対応をとられるということだと思います。
しかし、法律のたてつけとしては、印鑑登録を申請した人に対して、意思能力を有しないというふうに行政が判断すれば、印鑑登録をしないという、行政処分をするということですよね。だから、非常に曖昧な基準で、行政処分という一つの権力の行使ですけれども、そのもととなるものが非常に曖昧だと。これはどうなのかなという疑問はやはりどうしても残るのです。その点についてもぜひ委員会の中で慎重な審議をしていただきたいと思います。
以上です。
65: ◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
66: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第38条の規定により、総務委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
67: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号あきる野市印鑑条例の一部を改正する条例の件につきましては、総務委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
68: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第10 議案第9号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
69: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第9号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、民法の一部を改正する法律により、民法の債権関係が見直されることに伴い、規定を整備するものであります。
内容につきましては、都市整備部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
70: ◯議長(
天野正昭議員) 都市整備部長。
〔 都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
71: ◯都市整備部長(清水保治君) それでは、議案第9号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。
初めに、条例第12条関係の改正につきましては、民法の個人の根保証契約の改正を踏まえ、市営住宅への入居に際しての連帯保証人の規定を削除するものでございます。
なお、これまで連帯保証人は、保証債務のほか、緊急連絡先を兼ねておりましたことから、緊急連絡先は今後も継続していくため、その規定を規則に委任するものでございます。
次に、条例第44条関係の改正につきましては、民法の法定利率が年5分の固定から、3年ごとに見直す変動利率となることから、これにあわせ、改正を行うものでございます。
このほか、第15条、第18条及び第48条関係の改正につきましては、条ずれなどを改めるものでございます。
なお、条例の施行日は公布の日といたしますが、現在の入居手続中の取り扱いにつきましては、経過措置を定めております。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
72: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
73: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、会議規則第38条の規定により、環境建設委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
74: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第9号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例の件につきましては、環境建設委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
75: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第11 議案第10号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
76: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第10号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、低所得者の介護保険料の軽減強化を図るため、規定を整備するものであります。
内容につきましては、健康福祉部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
77: ◯議長(
天野正昭議員) 健康福祉部長。
〔 健康福祉部長 川久保明君 登壇 〕
78: ◯健康福祉部長(川久保明君) それでは、議案第10号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例について、御説明をさせていただきます。
例規集は1,505ページになります。
本条例につきましては、国が進める社会保障と税の一体改革のうち、社会保障の充実として、消費税などを財源とした低所得者の介護保険料の軽減の強化を図るため、令和元年度に実施した軽減に引き続き、改正をするものでございます。
令和元年度につきましては、消費税率の引き上げが年度途中の10月であったことから、半年分の介護保険料について軽減されるよう、介護保険法施行令が改正されたところでありますが、令和2年度からは、年間を通じて財源が手当てされることから、改めてその軽減幅を定める介護保険法施行令の改正が年度末に予定されているところでございます。
このことから、市におきましても、同施行令に示す軽減幅を限度に、介護保険料の軽減強化を図るため、介護保険条例の一部を改正するものでございます。
それでは、主な内容について、御説明を申し上げます。
所得段階が第1段階、こちらは
生活保護受給者、また世帯全員が住民税非課税で、前年の課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万円以下の方などが対象となりますが、保険料の額の軽減幅を現在の7,800円から1万2480円としまして、保険料の額を2万520円から1万5840円に改めます。
改正文につきましては、第3条第2項中、平成31年度から平成32年度を令和2年度に、2万520円を1万5840円にそれぞれ改めるものでございます。
次に、所得段階が第2段階、こちらは世帯全員が住民税非課税で、前年の課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万円超120万円以下の方が対象となりますが、保険料の額の軽減幅を現在の7,800円から1万5600円としまして、保険料の額を2万7000円から1万9200円に改めます。
改正文につきましては、第3条第3項中の保険料の額が、先ほどの第2項の額を読みかえる規定となっていることから、2万520円を1万5840円に、2万7000円を1万9200円にそれぞれ改めるものでございます。
次に、所得段階が第3段階、こちらは世帯全員が住民税非課税で、前年の課税年金収入額と合計所得金額の合計が120万円超の方が対象となりますが、保険料の額の軽減幅を現在の1,560円から3,120円としまして、保険料の額を4万440円から3万8880円に改めます。
改正文につきましては、先ほどの所得段階が第2段階の場合と同様に、第3条第4項中の2万520円を1万5840円に、4万440円を3万8880円にそれぞれ改めるものでございます。
施行日につきましては、今後改正が予定されている介護保険法施行令の公布を待ちまして、規則により施行日を定めることから、規則の定める日としております。
また、経過措置としまして、令和元年度分までの保険料については、なお従前の例によることとします。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
79: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
80: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、会議規則第38条の規定により、福祉文教委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
81: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例の件につきましては、福祉文教委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
82: ◯議長(
天野正昭議員) この際、日程第12 議案第11号から日程第15 議案第14号までの市道路線の認定についての4件を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
83: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第11号から議案第14号までの市道路線の認定について、関連がありますので、一括して御説明申し上げます。
本議案につきましては、開発行為により新設された4路線を認定するものであります。
内容につきましては、都市整備部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
84: ◯議長(
天野正昭議員) 都市整備部長。
〔 都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
85: ◯都市整備部長(清水保治君) それでは、議案第11号から議案第14号までの4議案について、一括して御説明申し上げます。
市道路線の認定についてでございますが、お手元に配付してございますそれぞれの路線認定図をごらんいただきたいと思います。
各路線につきましては、開発区域内において、都市計画法第40条による公共施設の用に供する土地の帰属が適用されるため、新たな路線の認定を行うものでございます。
それぞれの路線の起点、終点につきましては、提出議案のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
86: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。なお、質疑がある場合には、議案番号を述べてから質疑願います。
質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
87: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案4件については、会議規則第38条の規定により、環境建設委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
88: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号から議案第14号までの市道路線の認定についての4件につきましては、環境建設委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
89: ◯議長(
天野正昭議員) この際、日程第16 議案第15号から日程第19 議案第18号までの市道路線の廃止について4件を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
90: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第15号から議案第18号までの市道路線の廃止について、関連がありますので、一括して御説明申し上げます。
本議案につきましては、現況、廃滅などしている市道路線の廃止をするものであります。
内容につきましては、都市整備部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
91: ◯議長(
天野正昭議員) 都市整備部長。
〔 都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
92: ◯都市整備部長(清水保治君) それでは、議案第15号から議案第18号までの4議案、市道路線の廃止について、御説明を申し上げます。
お手元に配付してございますそれぞれの路線廃止図をごらんいただきたいと思います。
議案第15号市道小宮565号線につきましては、あきる野市所有の山林が平成30年9月の台風24号の影響で崩落したことを受け、今後、隣接する市道部分と合わせて保安林の指定を受け、一体として管理していくために、路線の廃止を行うものでございます。
議案第16号市道五日市440号線につきましては、路線の一部が開発行為により築造された道路に取り込まれることから、この部分の路線を廃止するものでございます。
議案第17号市道多西758号線及び議案第18号市道東秋留90号線につきましては、現状が道路として機能を果たしていない状況であり、存置する必要性がなく、また、隣接する土地所有者から道路の一部及び全部について払い下げの要望があることから、認定の廃止を行うものでございます。
路線の起点、終点、道路の幅員、道路の延長につきましては、提出議案のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
93: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。なお、質疑がある場合には、議案番号を述べてから質疑願います。
質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
94: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案4件については、会議規則第38条の規定により、環境建設委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
95: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号から議案第18号までの市道路線の廃止についての4件につきましては、環境建設委員会に付託することに決しました。
────────── ◇ ──────────
96: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第20 議案第19号東京都後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
97: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第19号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、後期高齢者医療の保険料の軽減に係る経費を、各区市町村の一般財源から分賦金として支弁するため、規約を変更するものであります。
内容につきましては、市民部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
98: ◯議長(
天野正昭議員) 市民部長。
〔 市民部長 渡邉浩二君 登壇 〕
99: ◯市民部長(渡邉浩二君) それでは、議案第19号つきまして、御説明申し上げます。
例規集は2,219ページからになります。
後期高齢者医療の保険料につきましては、制度が開始された平成20年度から、本来、保険料で賄う経費の一部を東京都後期高齢者医療広域連合を構成する各区市町村の一般財源で負担することにより、保険料を軽減する特別対策を実施しております。
今回の規約変更は、2年ごとに行われる保険料率の改正に当たりまして、時限措置で実施されている特別対策を引き続き実施するというものでございます。
なお、広域連合規約の変更に当たりましては、地方自治法に基づきまして、関係地方公共団体の協議が必要となることから、本議案を上程するものでございます。
規約の変更内容につきましては、附則第5項中、平成30年度分及び平成31年度分を、令和2年度分及び令和3年度分に改め、平成30年4月1日現在を、令和2年4月1日現在に改めるものでございます。
施行期日につきましては、令和2年4月1日となります。
また、令和元年度分以前については、なお従前の例によるとする経過措置を設けております。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
100: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
101: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
102: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第19号東京都後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
103: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
104: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第21 議案第20号令和元年度あきる野市一般会計補正予算(第8号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
105: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第20号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算等の補正であります。
内容につきましては、企画政策部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
106: ◯議長(
天野正昭議員) 企画政策部長。
〔 企画政策部長 田野倉裕二君 登壇 〕
107: ◯企画政策部長(田野倉裕二君) それでは、令和元年度あきる野市一般会計補正予算(第8号)について、御説明いたします。
補正予算書の1ページをお開きください。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億9585万8000円を追加し、補正後の予算総額を331億4575万円とするものです。
4ページ、5ページをお開きください。第2表で繰越明許費を定めております。第3款民生費、被災住宅応急修理委託1875万3000円。同じく被災者生活再建支援金2280万円は、台風19号による被災者への支援が年度内に完了しないため、予算を翌年度に繰り越して、引き続き実施するものでございます。
第8款土木費、秋川駅自由通路エレベーター設置事業2億1982万2000円は、JRとの協議及び支障物件移転工事に時間を要したことにより、年度内の完了が見込めないため、予算を繰り越すものでございます。
同じく第8款土木費、天王橋補修工事4630万円は、受注業者に台風19号による復旧事業の協力依頼を行ったことにより、年度内の完了が見込めなくなったため、予算を繰り越すものでございます。
第9款消防費、防災行政無線デジタル化事業5億6928万7000円は、工事中の地中障害などの影響により、年度内の完了が見込めなくなったため、予算を繰り越すものでございます。
第3表は地方債補正でございます。項番1の廃止、消防用道路整備事業は、予定していた乙津消防用道路復旧事業が台風19号による被害範囲の拡大により、年度内の実施が困難となったため、廃止をするものでございます。
項番2の変更、橋梁整備事業は、西沢橋改良工事の中止に伴い、限度額を減額するものでございます。
10ページ、11ページをお開きください。歳入について、主な内容を御説明いたします。
なお、歳出補正に係る歳入につきましては、主に歳出とあわせて説明させていただきます。
第16款都支出金、02都補助金、01総務費都補助金、説明欄の01、市町村災害復旧・復興特別交付金4億6552万円は、台風19号による災害を起因とする緊急かつ特殊な財政需要に対して交付される交付金を計上するものでございます。
12ページ、13ページをお開きください。第18款寄附金、01寄附金、01一般寄附金、説明欄の01一般寄附金追加74万6000円は、寄附の採納実績に基づき計上するものでございます。
同じく02指定寄附金、説明欄の10指定寄附金減額940万7000円は、当初予算で指定寄附金の総額を見込んで計上しておりましたが、寄附内容が確定したことから、使途の指定に応じて組みかえるため、減額するものでございます。
同じく説明欄の11保健福祉事業指定寄附金273万4000円から63災害対策事業指定寄附金追加194万4000円までは、寄附の採納実績に基づき、それぞれ計上するものでございます。
なお、災害対策事業指定寄附金については、災害復旧事業に充当し、その他の指定寄附金については、全額を歳出予算で基金に積み立てております。
第19款繰入金、02基金繰入金、07安心安全まちづくり基金繰入金、説明欄の02安心安全まちづくり基金繰入金3億570万4000円は、一旦基金に積み立てた市町村災害復旧・復興特別交付金4億6552万円のうち、今年度に実施予定の災害復旧事業に活用するため、繰り入れるものでございます。
予算書14ページ、15ページになります。第21款諸収入、説明欄の54西沢橋改良工事前払金返還金1200万円は、工事着手時点に判明した事象により、工事を中止し、契約解除を行った結果、一部を除く前払金について、未着手部分の精算金として、返還を受けるため、計上するものでございます。
同じく説明欄の64防災行政無線デジタル化事業補償金6179万7000円は、V-Lowマルチメディア放送を利用した防災ラジオの導入を予定しておりましたが、事業主体の経営破綻に伴い、サービス利用ができなくなり、サービス利用の中止に伴う損害として、補償金を受けるため、計上するものでございます。
16ページ、17ページをお開きください。歳出につきまして、主な内容を御説明いたします。
第2款総務費、01総務管理費、02広報広聴費、説明欄の02市民相談事業経費31万1000円は、増加する外国人の各種手続を円滑にするため、多言語対応が可能な翻訳端末などを国からの交付金を活用して整備する経費について計上するものでございます。
同じく05財産管理費、説明欄の03基金の運用に要する経費、01財政調整基金積立金1億2391万7000円は、今回の補正予算に伴う財源調整の結果、積み立てるものでございます。
同じく17安心安全まちづくり基金積立金4億6552万円は、災害復旧に対する東京都からの交付金について、財源として必要とする年度に活用できるよう交付される全額を一旦積み立てるものでございます。
18ページ、19ページをお開きください。06企画費、説明欄の01企画関係経費、01公共交通実証実験実施等業務委託料498万5000円の減額は、実施を予定しておりました草花折立地区の実証実験について、警察との協議に時間を要したことなどから、本年度中の実施が困難となったため、減額をするものでございます。
第3款民生費、01社会福祉費、02障害者福祉費、資料20ページ、21ページをお開きください。説明欄の27自立支援給付事業経費、2055障害福祉サービス費追加9555万6000円は、給付実績及び今後の動向を踏まえた精査の結果、不足が生じると見込まれることから、計上するものでございます。この増額に伴いまして、歳入の国庫及び都の負担金を追加補正しております。
項の02児童福祉費、02保育所運営費、説明欄の03認証保育所運営事業経費1657万6000円は、入所児童が見込みより増加したこと、また、補助単価が改正されたことに伴い、補助金に不足が見込まれるため、追加をするものでございます。この増額に伴い、歳入で都の補助金を追加補正しております。
22ページ、23ページをお開きください。同じく説明欄の16保育サービス推進事業経費1585万9000円の減額は、障害児保育やアレルギー対応が必要となる児童が見込みより少なかったこと、また、次世代育成支援や育児不安軽減などの対象となる施設が少なかったため、減額をするものでございます。この減額に伴いまして、歳入での都の補助金を減額補正しております。
目の04児童関係手当給付費、説明欄の02児童扶養手当給付事業経費、2038児童扶養手当追加2902万8000円は、離婚による新規認定者の増加などにより、支給額に不足が見込まれるため、追加をするものでございます。この増額に伴いまして、歳入の国庫負担金を追加補正しております。
24ページ、25ページをお開きください。項の03生活保護費、02扶助費、説明欄の01生活保護法法内援護措置事業経費、2032法内援護措置費追加2230万9000円は、医療扶助や介護扶助に係る給付実績の伸びに伴い、給付費に不足が見込まれるため、追加をするものでございます。この増額に伴いまして、歳入の国庫負担金を追加補正しております。
第4款衛生費、02清掃費、02じん芥処理費、説明欄の02西秋川衛生組合の運営に要する経費1329万8000円の減額は、西秋川衛生組合の本年度の契約実績などにより、負担金が変更されるため、減額をするものでございます。
同じく説明欄の10災害廃棄物処理事業経費781万7000円は、台風19号で発生した災害廃棄物を西秋川衛生組合で処理するために支払う手数料を計上するものでございます。
26ページ、27ページをお開きください。第8款土木費、02道路橋梁費、04橋梁維持費、説明欄の50橋梁維持事業経費2050万円の減額は、西沢橋改良工事が現場の状況により、大幅な工法変更を要することとなり、今年度の施工を中止するため、減額をするものでございます。
同じく第8款土木費、03都市計画費、02土地区画整理費、説明欄の58武蔵引田駅
北口土地区画整理事業経費7414万4000円は、特別会計で計上していた国と東京都からの補助金が、事業進捗のおくれにより、次年度に交付されることとなり、本年度の歳入が不足となるため、一般会計から年度間調整として繰出金を追加をするものでございます。
第9款消防費、01消防費、04災害対策費、説明欄の05防災行政無線維持管理経費5915万1000円は、事業主体が経営破綻したV-Lowマルチメディア放送を利用した防災ラジオ導入の代替として、個別受信機を設置すること。また、屋外拡声支局の工事において地中障害が発生し、工事費の追加が必要となるため、計上をするものでございます。
第10款教育費、01教育総務費、02事務局費、説明欄の06学校臨時職員等管理経費1282万9000円の減額は、スクール・サポート・スタッフの人材確保が難しいことなどにより、不用額が生じるため、減額をするものでございます。
以上が令和元年度あきる野市一般会計補正予算(第8号)の概要でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
108: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。辻議員。
109: ◯2番(辻よし子議員) それでは、何点か質問させていただきます。
予算書の16、17ページになります。第2款総務費、01総務管理費、05財産管理費、説明欄06庁舎維持管理経費、光熱水費148万9000円についてです。説明資料にあるように、これは屋外散水栓の給水管が漏水していたために、水道料金が高くなってしまったということで、予算に不足が生じて補正するということだと思います。ただ、この148万円のうちのかなりの部分が漏水による水道料金の上がったものだというふうに伺っています。1カ月分は少ないと60~70万円、多いと100万円ということを聞きましたので、140万円というのは決して少なくない額かなと思います。
それで、今回の漏水に関しては、既に昨年12月初めに修繕を済ませたと伺いました。ただ、今年度、4月当初からの水道料金を前年度と比較させていただいたのですけれども、4、5月分、水道料金、下水道料金は2カ月ごとですので、4、5月分で23%増、それから6、7月分で27%増していることがわかりました。本来であれば、4分の1以上近く、あるいは以上高くなっているわけですから、ここで漏水を疑って調査すべきだったのではないかなと思います。それが結局、12月まで引っ張ってしまったと。
それで、2017年度だったかと思うのですけれども、そこでも漏水が見つかっています。そのときにもなぜか12月に修繕をしている。そのときの料金を改めて前年度と比較してみると、やはり早い段階から、今回以上に不自然に料金が高くなっている。だけれども、結局、12月まで何もしなかったということで、これから庁舎が古くなると今後も漏水が起こる可能性というのは高くなると思うのです。なるべく早い段階に見つけて、無駄な水道料金を払わなくて済むように、やはり何かこれまでとは違ったチェック体制をしくべきではないかと思うのです。その辺、どのような御見解かお聞かせください。
110: ◯議長(
天野正昭議員) 総務部長。
〔 総務部長 大出英祐君 登壇 〕
111: ◯総務部長(大出英祐君) お答えします。
今回、漏水が発見された。御指摘のとおり、料金を見ていきますと、その前から料金のほうが高くなっていた。雨水と両方使用しているものですから、若干その辺で見にくい部分もあるのですけれども、パーセンテージでいくと大きな数字が、特に8月、9月分の使用に関しては大きかったということで、ここで確実に気づいたわけなのですけれども、チェック体制につきましては、やはり今、委託事業者と毎日のやりとりをしている中で、まずはここでわかる部分を、前年度のものと比較して報告を受けるような形、そういうものを日常的に行っていく必要があるかなと考えています。点検管理をしている事業者のチェック機能が十分果たせるような形で、ともに取り組んでいきたい。その仕組みというのがまず大事だと思いますので、その仕組み、様式はどのようなものが必要かということにこれから取り組ませていただきたいと考えております。
以上です。
112: ◯2番(辻よし子議員) わかりました。単発的に急に上がった場合には、何か理由あるのではないかということで確認しているという、そういう作業も既にしていらっしゃるというふうに伺いました。ただ、漏水の場合はじわじわと上がってきますので、やはりそういう形ではなかなか見つけにくいということで、ぜひ体制を整えていただきたいなと思います。
続けてよろしいでしょうか。
113: ◯議長(
天野正昭議員) どうぞ。
114: ◯2番(辻よし子議員) 予算書の26、27ページになります。第10款教育費、01教育総務費、02事務局費、説明欄06学校臨時職員等管理経費の1282万9000円についてです。これは、先ほど御説明あったようにスクール・サポート・スタッフの予算が使い切らなかったということだと思います。昨年の9月の決算特別委員会で今年度のスクール・サポート・スタッフの予算について説明がたしかありました。市内16校全てで当初予算を組んだのだけれども、実際に手を挙げたのは12校だけだったということで、執行率は最大でも75%にしかなりませんということをそのとき御説明いただきました。その答弁の中で、できるだけきちんと使い切って、子どもたちのために時間をとれるようにということで指導しているところですという説明をいただきました。
今回、1282万9000円の減額。これは結局、75%ではなくって、50%程度の執行率になるということなのです。ですから、もともと75%だったとしても、それよりもはるかに低くなってしまったということで、この辺についてのまず御見解をお聞かせください。
115: ◯議長(
天野正昭議員) 指導担当部長。
〔 指導担当部長 鈴木裕行君 登壇 〕
116: ◯指導担当部長(鈴木裕行君) お答えいたします。
スクール・サポート・スタッフの事業につきましては、学校における働き方改革の取り組みの全体の中の一つの事業ということで、学校には、働き方改革を進めるという視点での指導を掲げております。そうした中で、人材確保というところ、また、その人材につきましても、各学校の状況に応じて、学校のニーズに応えられるような人材をいかに集めるかというところは非常に難しいところでございました。
例を挙げますと、職員室の中では、たくさんの児童・生徒の個人情報が飛び交う。また、個人情報を扱わない事務処理をしていたとしても、耳に入ってくる。そういった環境の中で、お願いできる人材ということになりますと、やはり学校が非常に慎重になるという部分がございました。また、実際にスクール・サポート・スタッフを導入している学校の中では、その人材については、教員補助員や介助員等、他の職を兼ねている方も多いものですから、そうした日ごろからほかの業務で学校とかかわりの深い方を続けて活用することで、スクール・サポート・スタッフの事業が運用できたというところもございますので、そうした中で執行率が上がらなかったという現状があったということは今後の課題かと認識しております。
117: ◯2番(辻よし子議員) 人材確保が難しい理由というのはわかりました。ただ、先ほどの教育長の教育方針の中にも、このスクール・サポート・スタッフのことが掲げられていまして、教員の働き方改革の一つとしてこれをやっていくのだというふうに言われていますので、やってみたけれども、見つからなかったということでは困るわけです。
それで、実際に現在採用している方々、これは学校側が見つけているのか、教育委員会のほうで派遣をしているのか、実態がどうなっているのか、採用の状況を教えてください。
118: ◯指導担当部長(鈴木裕行君) お答えいたします。
今年度のスクール・サポート・スタッフで採用している人材につきましては、そのほとんどが教員補助員ということになります。教員補助員はもう既に年度当初、教育委員会のほうで採用した方が配置されている方の中から、雇用条件に合う方、学校の事情に合う方がそのままスクール・サポート・スタッフに行くというケースが多いと受けとめております。その採用については、個人に依頼するというところもありますので、学校が主に進めている面は大きいと思います。一方で、また指導室のほうでも人材情報については、年度当初のさまざまな事業で登録していただいている方、申し込みをされている方の人材もございますので、そうした情報をもとに、条件の合う方を御紹介するということもございますが、割合としては、学校が調整するほうが多いという状況でございます。
119: ◯2番(辻よし子議員) お話をお伺いすると、結局、教員補助員の方がスクール・サポート・スタッフも兼ねているという状況が非常に多いということで、新しい人を見つけることにはなかなか至っていないということだと思います。それで、その新しい方を見つけるということに関しても、教育委員会のほうで何か拡大して、新しい人材を学校のほうに送り込んでいる実態でもないということがわかりました。
私は、このスクール・サポート・スタッフという制度自体にそもそも疑問はあるのです。やはり今の学校現場の状況を見れば、常勤の職員をふやさない限り、こういうつぎはぎのことをしていても抜本的な改革にはならないというふうに思っております。ただ、なかなか国が動かない中で、仕方なくというか、少しでも教員の負担を軽減するためにこのスクール・サポート・スタッフがあるというふうに理解はしています。であれば、やはりもうちょっと、学校現場は今、大変なわけです。学校現場で何とか頑張って見つけてくださいというのではなく、もう少し教育委員会のほうで人材確保に努力していただいて、来年度はしっかりと、教育長の教育方針の中にも入っていますので、人材確保に努めていただきたいと思います。
以上です。
120: ◯議長(
天野正昭議員) ここで昼食のため休憩といたします。
なお、再開は午後1時ちょうどといたします。
午前11時58分 休憩
────────── ◇ ──────────
午後 1時00分 再開
121: ◯議長(
天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ありませんか。たばた議員。
122: ◯10番(たばたあずみ議員) 午前中、辻議員の質問されていたスクールソーシャルワーカー、26ページ、27ページのところです。学校臨時職員等管理経費のところです。資料ですと13ページの一番下のところになります。私も辻議員がおっしゃっていたとおり、本来であれば、正規の教員がふえることが一番の負担軽減につながると考えております。ただ、やはり今、それができない現状であればこういうやり方もやむを得ないかなということも同じ考えです。
今回も補助教員と兼用して、確保が非常に難しかったということなのですけれども、これで16校全部で希望されて、だんだん理解も進んできたということだと思うのです。なので、希望が出てきているということなのですが、それだけの今後確保のめどというのはついているのでしょうか。お願いします。
123: ◯指導担当部長(鈴木裕行君) お答えいたします。
人材確保につきましては、毎年度ごとに新規にさまざまな職の募集をしておりますので、来年度につきましても、現在、会計年度任用職員の募集という枠の中で、スクール・サポート・スタッフの募集も新たに加えております。そうした中で、たくさんの人が申し込まれることを期待するのが、まず第一でございます。
また、それ以外に東京都教育委員会がこのたび東京学校支援機構という一般財団法人を立ち上げております。こちらは、都内の公立学校を支援するさまざまな人材あるいは団体を紹介する、仲介する事業がスタートいたします。サポーターバンクというような名称もありますが、こうしたところの機能なども期待するところであります。まずはそこで年度初めの人材確保というところで務めていきたいと考えております。
124: ◯10番(たばたあずみ議員) 今までやっていただくにしても、急に新しい人を連れてくるというのも難しいというお話でしたので、会計年度任用職員だったらぱっとつかまるのかというと、そこもまた難しいのかなとは思います。ただ、必要な人材だと思いますので、ぜひ教育委員会のほうでも力を貸しながらやっていただきたいと思います。また、今、お話にありました学校支援機構のほうは私も初めて聞いた話ですので、これからどうなっていくのか見守っていきたいと思います。
23ページに行きます。保育士等キャリアアップ支援事業経費のところです。使わなかった分を返還ということになるのですけれども、本来であればこれは園としても持ち出しなく使える部分で、保育士の処遇改善ができるものだなというふうに思うのですけれども、それでもやはりこれだけ返還金が出てしまうというのはどういったところが原因なのか、お聞かせいただければと思います。
125: ◯議長(
天野正昭議員) 子ども家庭部長。
〔 子ども家庭部長 岡部健二君 登壇 〕
126: ◯子ども家庭部長(岡部健二君) お答えいたします。
このキャリアアップ補助金につきましては、国の処遇改善加算を上回る処遇改善を実施した場合に助成がされるという内容のものになっております。市としては、補助の上限額まで交付できるように予算措置していたというところでございますが、一部の園においてその活用が進まなかったというのが、残ってしまった原因というところでございます。
民間のそれぞれの事業所の年度内の給与の支給実績に基づく申請ということになりますので、実際にやってみた結果でないとわからないという状況があります。民間園のほうでの処遇改善が進まない園が一部あったということでございます。
以上です。
127: ◯10番(たばたあずみ議員) 処遇改善が進んできていないのではないかというお話でした。やはり保育士にお話を聞いても、少しずつよくはなってきているのだけれども、やはり自分たちの仕事に見合っただけのお給料になっているという実感はないというお話のほうが多く伺います。ですので、そこもしっかり、生活が成り立つし、自分たちのやっていることに誇りを持って、子どもたちの命を守るのだという仕事につけるような処遇になるように、これは本当に、園の持ち出しではなくて、国からせっかくお金が出るものなので、ぜひそういうものを使って、もっと処遇改善をして、保育士さんをいいようにしてあげてほしいというふうに市のほうからもぜひ力を入れてアナウンスをしていただきたいと思います。
それからもう一つ、次の25ページなのですけれども、生活保護法事務事業経費のところです。資料ですと11ページになります。こちらは進学準備給付金等の創設等の制度改正などのためにやるのだという話なのですけれども、そもそも生活保護というのは、私、勉強不足で申しわけないのですけれども、マイナンバーの提出というのはそもそも義務になっているという理解でよろしいのでしょうか。お願いします。
128: ◯議長(
天野正昭議員) 健康福祉部長。
〔 健康福祉部長 川久保明君 登壇 〕
129: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
生活保護事務につきましては、番号法に規定する番号利用事務ということになっております。
以上です。
130: ◯10番(たばたあずみ議員) 番号利用事務ということですので、提出しないといけないですよということなのかなというふうに思います。マイナンバーはそもそも私たちはさまざまな理由から反対をしているのですけれども、このマイナンバーを使うことで、ここの進学準備給付金等の創設などに、そういったものに対応するのだというふうに読み取れるわけですけれども、これがなぜマイナンバーがなければいけないのか。それから、使うことのメリットなどはどういうふうに考えているのかを伺います。
131: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
マイナンバーを使った情報連携ということですけれども、具体的には、他市町村からの転入、また市から転出をされた場合の情報連携、こういったことです。進学準備給付金の支給年月であるとか、支給額、こういった情報をシステムを用いて連携をする。こういったことで、重複であるとか、漏れがないか、こういったものをチェックするということになります。
以上です。
132: ◯10番(たばたあずみ議員) 重複は事務手続としてあってはならないですし、漏れももちろん利用者の利益のことから考えたら、あってはならないというふうに思っています。ただ、このマイナンバーによって重複を調べるみたいな話になっていくと、やはり監視的な見方になってしまうと思いますので、私はそこは何だかな。ちょっと気持ち悪いなと思うわけです。なのですけれども、漏れを防ぐということで、利用者の利益になるように十分配慮した使われ方がするのであれば、そういう意味では、マイナンバーの正しい使い方なのかなとは思います。ただ、私たちはマイナンバーの使い方という、全員にナンバーを振ってというやり方について非常に危惧は感じています。ただ、使うからにはぜひ利用者の利益になるよう、申請を待たないで、きちんとこういったものがありますよといったアナウンスをして使われるのであれば、そういう使い方もありかなというふうには思います。その点についてはいかがお考えか伺います。
133: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
この進学準備給付金の活用につきましては、担当のケースワーカーが世帯の状況をしっかりと把握しまして、こういった進学準備給付金の活用ができるというところはしっかりと案内をしつつ、こういった個人情報、マイナンバーを活用するということも含めてしっかりとアナウンスをしているという状況でございます。
以上です。
134: ◯10番(たばたあずみ議員) 生活保護のあり方などについてはいろいろ意見もあります。管理ではなくて、利用者を支援し、利用者の利益になるような、十分配慮した使われ方をするようにぜひ望みます。
以上です。
135: ◯議長(
天野正昭議員) 中嶋議員。
136: ◯15番(
中嶋博幸議員) 27ページの消防施設整備経費なのですけれども、設計委託料減額223万8000円というものなのですけれども、これは乙津の消防道路。おととしの台風で流されて、乙津の堰の砂利の採取をするのに、結構丈夫な仮設の道路をつくっていて、来年、新しくちゃんとした道路をつくるというような予定で多分、設計をしていたのだけれども、そうしたら、今度は台風19号でまた流されてしまったということで、また設計自身がなくなってしまったという話だと思うのです。
これは結果的に、来年度以降、あそこの消防道路はどういうつくりでつくっていくのかとかという大体、見通しは立っているのでしょうか。見ていると、あそこは結構流されやすい場所なので、簡単なつくりだと、台風が来るたびに流されるし、そのたびにお金がかかる。かといって、堅固なものをつくるとすると相当丈夫なものをつくらないといけなかったり、また、乙津の堰の水道局が砂利をしゅんせつしたりするときには、あそこしか入り口がないから、つくるのだったら、それなりの強いものをつくったらいいのになと思うのですけれども、結果として、都市整備としてはあそこはどのような検討でいるのでしょうか。
137: ◯議長(
天野正昭議員) 都市整備部長。
〔 都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
138: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。
今、中嶋議員のほうからお話があったとおり、あそこの消防用道路につきましては、もともとが砂利で積み上げたようなところに、いわゆる蛇かごというものをもたれかけてあるような、そういう構造だったというふうに思っております。それが台風で飛びまして、仮設ということで、大型土のうを入れて、一定の強度を保っておったのですけれども、台風19号でそれがまた流れてしまったという経緯がございます。
今年度、ここで設計のほうの減額ということでやらせていただきましたけれども、まだ設計自体は着手していない状況がありまして、地元の皆様、あるいは河川管理者である東京都、こういったところと協議を少し始めているところであります。
次年度について、設計の委託料と、それから工事費のほうも計上させていただいて、令和2年度になるのですかね。ここで工事のほうまで持っていきたいなというふうに思っております。
ただ、河川の工事でございますので、工事期間がやはり渇水期ということになりますので、これから設計を新年度になって始めるわけですけれども、協議によっては、構造物がどういうものになるかというのがはっきりしない。一応、市のほうとしては、擁壁等を含めたコンクリートで固めたような、そういうような構造物を今、イメージはしておりますけれども、これがどのぐらいの期間がかかるかによって、もしかすると、来年の11月からの渇水期になりますので、そこの工事期間には間に合わない可能性もあります。またそのときは、その次の年にかかって工事とかということも考えなくてはいけないかなというふうに思っておりますけれども、いずれにしても、令和2年度に乙津の消防用道路については復旧に向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。
以上でございます。
139: ◯15番(
中嶋博幸議員) ありがとうございます。あそこは消防用道路なのですけれども、結構、観光で皆さん使っている。河原にあの辺の人たちがおりるのに、あそこが結構メーンでおりているおり口だと思うのです。そうすると、夏までに直らない場合は、あそこは観光客とかはどうするのかなと思って、そういうのは地元の人たちと協議だとか、そういったものというのはしているのでしょうか。
140: ◯総務部長(大出英祐君) 私からお答えします。
地元と協議というところまでは行っておりませんけれども、話として耳に入ってきているというところぐらいなのです。ですから、立場的に私のほうの部署ですと、消防道路ということで、何か火災等があった場合に消防車がおりられて、水利がとれるというところを考えるというところですから、原則、そちらを重点的に考えての工事ということでありますので、地元との協議というのは具体的に行っておりません。
以上です。
141: ◯15番(
中嶋博幸議員) 消防道路なので、火災があったときに使えるかどうかということなので、なるべく早く直していただかないといけないのかなと思いつつも、できれば、地元の人たちも、勝手に夏までに直るのだろうなというつもりでいて、近くなったら直りませんとかといって、何だよみたいなことにならないように、よくよく地元の人たちとも情報は共有しておいていただいたほうがいいのかなと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
142: ◯議長(
天野正昭議員) 山根議員。
143: ◯18番(山根トミ江議員) 私から2点ほどあります。
1つは、確認の意味で、先ほどの説明を聞いて、この予算書を見たときに、とても複雑でよくわからないところがあったので、予算書の11ページの市町村災害復旧・復興特別交付金4億6552万円の使い道について、先ほど説明がありました。まずは、17ページに計上されている基金に積み立てるということの説明だったというふうに理解します。まずは、安心安全まちづくり基金積立金4億6552万円をそのまま積み立てて、それを次は、13ページの安心安全まちづくり基金を取り崩して、今年度、3億570万4000円を災害復旧費用に使うのだと。その残りの1億5981万6000円になりますか。これは、来年度の災害復旧に回すというふうに私は理解したのです。それでよいのかどうかということと、それでよいとすれば、具体的な3億円の使い道の内容とか、そういうことについては今後、何らかの形で、一覧表みたいな、そういうものが示されるのかどうか、その辺のところをお聞かせください。
144: ◯企画政策部長(田野倉裕二君) お答えいたします。
東京都からいただきます東京都災害復旧・復興特別交付金の流れは、今、議員が言われた4億6552万円をそのまま安心安全まちづくり基金に全額を積み立てを行う。令和元年度、既に災害復旧工事を行っていますので、今年度それに充てる部分についてが、今回、繰入金として計上しております3億570万4000円でございます。
今年度行う事業でございますが、主なものとしましては、秋川橋の河川公園の復旧事業を今現在やっていると思いますが、これが4950万円のうち、2000万円ほどが東京都の別の補助金を受けられる。観光の補助金が受けられる。その裏としまして、一般財源が2950万円の負担がございますので、その全額にこの交付金を充てるということになります。あとは、林道ですとか、戸倉の牛嶽橋の設計委託料、被災者生活再建支援金、こうしたものが、今年度行う事業に充てるものでございます。
それから、残りの部分については、令和2年度当初予算にも計上をしております。令和2年度事業としましては、先ほどちょっと出ました乙津消防用道路の災害復旧事業費ですとか、牛嶽橋の仮設橋の設置工事、こうしたものに充てる予定でおります。
この4億6500万円は既にもう使途が、使い道が決まっているものでございまして、必要であれば、資料提供は応じていきたいというふうに考えております。
以上です。
145: ◯18番(山根トミ江議員) ありがとうございます。わかりました。既にもう決まっているところに充てていくと。前回も二億幾らか一般財源から入れましたね。そこに補填する部分も含まれていると、そういう理解をしました。
これは意見ですけれども、なかなか大きな災害が今回発生しましたので、一日も早く復旧・復興が進むように今後も御尽力をぜひよろしくお願いします。
もう一つだけお聞きしたいのは、これは別の話で、予算書25ページの前回も補正が、前々回だったか、あったような気がするのですけれども、資料では12ページの災害廃棄物処理手数料781万7000円。今回も出てきました。たくさん災害廃棄物はあると思うのですけれども、今のこの廃棄物処分の処理状況はどのような状況になっているのか。今回の補正で処理し切れないですよね。その辺のところを含めて、今の現状はどのような具合になっているのかというのがわかりましたら教えてください。
146: ◯議長(
天野正昭議員) 環境経済部長。
〔 環境経済部長 大久保丈治君 登壇 〕
147: ◯環境経済部長(大久保丈治君) お答えいたします。
災害廃棄物の処理の今回の補正につきましてですが、昨年の11月に補正を出させていただきまして、そのときに災害廃棄物ということで、一般廃棄物、汚泥、処理困難物ということでお出しをさせていただきました。このうちの一般廃棄物につきましては、粗大ごみであるとか、不燃ごみ、可燃ごみというのがありますけれども、11月の時点では収集運搬費を計上させていただいておりまして、処理費については計上してございませんでした。その後、東京都、国の補助金をいただくということの中で調整を進めておりまして、ここで算出根拠が示されましたので、今回、その部分についての計上をさせていただいたものでございます。
処理の状況でございますけれども、ほぼ処理については進んでおりますけれども、まだ処理の済んでないもの、これからするものが家屋等のパネルであるとか、断熱材がこれから出てくるものであるとか、未回収の災害廃棄物が若干出てくるとか、それも想定をしておりまして、その辺も含めてこの予算に計上させていただいているところでございます。
以上です。
148: ◯18番(山根トミ江議員) 今の説明ですと、前回、11月の補正のときは収集運搬費で、今回は処理費だということで、今後のことについては、ほぼこのお金で賄っていくという説明で理解してよろしいのですか。その辺の、今の答弁の内容が、ほぼこれで大体賄えるという、そういう判断なのでしょうか。
149: ◯環境経済部長(大久保丈治君) お答えいたします。
災害廃棄物の処理につきましては、令和2年1月17日現在で計算をしておりますけれども、その段階で145.42トンの処理が済んでおりまして、今後につきましては、先ほど話ししたとおりの、家屋等のパネル等、また、災害廃棄物が追加で出るようなものを、現在の想定としましては50トンほどを想定をして計上させていただいているところでございます。
以上です。
150: ◯18番(山根トミ江議員) やってみないとわからないというニュアンスに受け取りましたけれども、いずれにしましても、引き続き50トンほどあるのかなという話もありましたので、今後まだ必要になった場合にはまた補正を組むという考えでよろしいですか。そういうふうに理解しました。何かあれば。
151: ◯議長(
天野正昭議員) 環境税経済部長、何かありますか。どうぞ。
152: ◯環境経済部長(大久保丈治君) お答えいたします。
現在想定している量としましては、先ほどお話ししたとおりのことになりますけれども、一部、災害を受けた家屋について撤去費も現在、計上ができるような形で国の補助金が適用されることになってございまして、それにつきましては、所有者等のお話を伺っているところでございますけれども、まだ確定をしていない部分が、何人かの方がいらっしゃいますので、そういう部分でふえる可能性があるかと思いますが、今のところはこれの内容で確保できるというふうに考えているところでございます。
以上です。
153: ◯18番(山根トミ江議員) ありがとうございました。わかりました。今後のことは、どうなるかというのはよく見ていこうということで、いずれにしましても、この災害の復旧・復興のためにごみのほうも順調に進むように御尽力をどうぞよろしくお願いいたします。
以上です。
154: ◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑はありませんね。
(「なし」と発言する者あり)
155: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
156: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第20号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第20号令和元年度あきる野市一般会計補正予算(第8号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
157: ◯議長(
天野正昭議員) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
158: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第22 議案第21号令和元年度あきる野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
159: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第21号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算の補正であります。
内容につきましては、市民部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
160: ◯議長(
天野正昭議員) 市民部長。
〔 市民部長 渡邉浩二君 登壇 〕
161: ◯市民部長(渡邉浩二君) それでは、議案第21号の内容につきまして、御説明申し上げます。
補正予算書の1ページをごらんください。歳入歳出の補正額はそれぞれ2227万5000円の追加で、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ87億9034万7000円とするものでございます。
8ページ、9ページをお開きください。初めに歳入について、御説明申し上げます。第4款繰入金、説明欄の保険基盤安定繰入金の保険税軽減分686万1000円及び保険者支援分373万6000円は、低所得者に係る保険税軽減等の実績に基づき追加するものでございます。
同じく説明欄の出産育児一時金等繰入金532万円は、保険給付費の出産育児一時金支給額の増額補正に伴い、一般会計からの法定内繰入分として追加するものでございます。
同じく説明欄の国民健康保険基金繰入金635万8000円は、本補正予算の調整において不足する財源を補填するために追加するものでございます。
続きまして、10ページ、11ページをお開きください。歳出について、御説明いたします。
第2款保険給付費、説明欄の出産育児一時金支給経費798万4000円は、今年度の支給実績が既に前年度実績を上回り、予算に不足が見込まれるため、追加するものでございます。
第7款諸支出金、説明欄の一般被保険者保険税還付経費100万円は、社会保険の適用拡大などの影響により、さかのぼって国民健康保険を脱退するなど、保険税還付金の予算に不足が見込まれるため、追加するものでございます。
同じく説明欄の国都支出金等還付経費1329万1000円は、前年度実績に基づく精算の結果、国都負担金の返還金について追加するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
162: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
163: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第21号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
164: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第21号令和元年度あきる野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
165: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
166: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第23 議案第22号令和元年度あきる野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
167: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第22号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算の補正であります。
内容につきましては、市民部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
168: ◯議長(
天野正昭議員) 市民部長。
〔 市民部長 渡邉浩二君 登壇 〕
169: ◯市民部長(渡邉浩二君) それでは、議案第22号の内容につきまして、御説明申し上げます。
補正予算書の1ページをごらんください。歳入歳出の補正額はそれぞれ4549万4000円の追加で、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億4310万7000円とするものでございます。
8ページ、9ページをお開きください。初めに歳入について、御説明いたします。
第1款後期高齢者医療保険料3327万4000円の追加は、当初の見込みより調定額の増加や、収納率の上昇が見込まれることから、特別徴収保険料2826万1000円、普通徴収現年度保険料346万8000円、普通徴収滞納繰越保険料154万5000円をそれぞれ追加するものでございます。
第2款繰入金1222万円の追加は、今年度の実績見込みに基づき、療養給付費繰入金1514万5000円、保険基盤安定繰入金407万5000円の追加と、保険料軽減措置費繰入金700万円の減額をそれぞれ計上するものでございます。
続きまして、10ページ、11ページをお開きください。歳出について、御説明いたします。
第3款広域連合納付金4549万4000円の追加は、今年度の実績見込みに基づき、保険料等負担金3327万4000円、療養給付費負担金1514万5000円、保険基盤安定負担金407万5000円の追加と、保険料軽減措置負担金700万円の減額をそれぞれ計上するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
170: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
171: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第22号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
172: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第22号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第22号令和元年度あきる野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
173: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
174: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第24 議案第23号令和元年度あきる野市介護保険特別会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
175: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第23号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算の補正であります。
内容につきましては、健康福祉部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
176: ◯議長(
天野正昭議員) 健康福祉部長。
〔 健康福祉部長 川久保明君 登壇 〕
177: ◯健康福祉部長(川久保明君) それでは、議案第23号令和元年度あきる野市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、御説明申し上げます。
1ページをお開きください。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2308万2000円を追加し、補正後の予算の総額を65億559万9000円とするものであります。
8ページ、9ページをお開きください。歳入について、御説明申し上げます。
第3款国庫支出金、01国庫負担金、01介護給付費国庫負担金、説明欄の01介護給付費国庫負担金現年度分追加2686万1000円。
同じく第3款国庫支出金、02国庫補助金、01調整交付金、説明欄の01調整交付金現年度分追加540万1000円。
第4款支払基金交付金、01支払基金交付金、01介護給付費交付金、説明欄の01介護給付費交付金現年度分追加4313万9000円。
第5款都支出金、01都負担金、01介護給付費都負担金、説明欄の01介護給付費都負担金現年度分追加2506万5000円及び第8款繰入金、01一般会計繰入金、01介護給付費繰入金、説明欄の01介護給付費繰入金現年度分追加1997万2000円は、歳出の介護給付費の補正に伴い、国支払基金、東京都、市が負担する割合に乗じて追加するものでございます。
続きまして、第3款に戻ります。国庫支出金、02国庫補助金、01調整交付金、説明欄の02総合事業調整交付金現年度分追加25万9000円。
同じく02国庫補助金、02地域支援事業交付金、説明欄の01介護予防・日常生活支援総合事業交付金現年度分追加103万3000円。
第4款支払基金交付金、01支払基金交付金、02地域支援事業支援交付金、説明欄の01地域支援事業支援交付金現年度分追加139万4000円。
第5款都支出金、02都補助金、01地域支援事業交付金、説明欄の01介護予防・日常生活支援総合事業交付金現年度分追加64万5000円及び第8款繰入金、01一般会計繰入金、02地域支援事業繰入金、説明欄の01介護予防・日常生活支援総合事業繰入金現年度分追加64万5000円は、歳出の地域支援事業費の補正に伴い、国支払基金、東京都、市が負担する割合に乗じて追加するものでございます。
続きまして、第3款に戻ります。国庫支出金、02国庫補助金、04保険者機能強化推進交付金、説明欄の01保険者機能強化推進交付金現年度分減額133万2000円は、交付金額が確定したことにより、減額するものでございます。
10ページ、11ページをお開きください。歳出の主なものについて、御説明申し上げます。
第2款保険給付費、01介護サービス等諸費、01居宅介護サービス給付費、説明欄の01居宅介護サービス給付経費の追加2299万4000円は、訪問看護、特定施設入所者生活介護などの対象者が当初の見込みよりも上回ることにより、追加をするものでございます。
同じく第2款、01介護サービス等諸費、03地域密着型介護サービス給付費、説明欄の01地域密着型介護サービス給付経費の追加2822万4000円は、小規模多機能型居宅介護、地域密着型通所介護などの対象者が当初の見込みよりも上回ることにより、追加をするものでございます。
同じく第2款、01介護サービス等諸費、05施設介護サービス給付費、説明欄の01施設介護サービス給付経費の追加9253万7000円は、介護老人福祉施設、介護老人保健施設の施設サービスの利用件数が当初の見込みよりも上回ることなどにより、追加するものでございます。
同じく第2款、04高額介護サービス等費、01高額介護サービス費、説明欄の01高額介護サービス経費の追加1525万2000円は、支給対象者が当初の見込みを上回るため、追加するものでございます。
次に、第3款地域支援事業費、01介護予防・生活支援サービス事業費、01介護予防・生活支援サービス事業費、説明欄の01介護予防・生活支援サービス事業経費の追加515万4000円は、第1号通所事業費の対象者が当初の見込みよりも上回ることにより、追加をするものでございます。
12ページ、13ページをお開きください。最後に、第4款基金積立金、01基金積立金、01介護給付費準備基金積立金、説明欄の01介護給付費準備基金経費の減額4185万5000円は、今回追加する保険給付費及び地域支援事業費の財源のうち、第1号被保険者の保険料分について、基金に積み立てる予定の保険料を減額するなどの調整をするものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
178: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
179: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第23号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
180: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第23号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第23号令和元年度あきる野市介護保険特別会計補正予算(第3号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
181: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
182: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第25 議案第24号令和元年度あきる野市戸倉財産区特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
183: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第24号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算の補正であります。
内容につきましては、総務部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
184: ◯議長(
天野正昭議員) 総務部長。
〔 総務部長 大出英祐君 登壇 〕
185: ◯総務部長(大出英祐君) それでは、議案第24号令和元年度あきる野市戸倉財産区特別会計補正予算(第1号)について、御説明いたします。
補正予算書1ページをごらんください。第1条のとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ233万1000円を追加し、補正後の予算総額をそれぞれ781万2000円とするものでございます。
8ページ、9ページをごらんください。初めに歳入について、御説明いたします。
第3款繰越金、説明欄01前年度繰越金追加233万1000円は、平成30年度の歳入歳出決算額の確定により、追加するものです。
次に、歳出について、御説明いたします。10ページ、11ページをごらんください。
第4款基金積立金、説明欄01戸倉財産区基金積立金233万1000円は、歳入歳出決算額の確定による歳入の増加に伴い、戸倉財産区基金に積み立てるものでございます。
説明は以上です。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
186: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
187: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第24号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
188: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第24号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第24号令和元年度あきる野市戸倉財産区特別会計補正予算(第1号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
189: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
190: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第26 議案第25号令和元年度あきる野市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
191: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第25号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算等の補正であります。
内容につきましては、都市整備部長から説明させますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
192: ◯議長(
天野正昭議員) 都市整備部長。
〔 都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
193: ◯都市整備部長(清水保治君) それでは、議案第25号令和元年度あきる野市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、御説明申し上げます。
補正予算書の1ページをごらんください。第1条に示しますとおり、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億1887万5000円を減額し、補正後の予算の総額を36億128万4000円とするものでございます。
それでは、補正内容について、御説明を申し上げます。
8ページ、9ページをごらんください。2の歳入でございます。第4款繰入金、01一般会計繰入金、説明欄01一般会計繰入金追加2632万5000円は、事業費の減及び負担金、人件費の増により、増額をするものでございます。
第7款市債、01市債、節欄01公共下水道事業債、説明欄01公共下水道事業債減額1億240万円は、事業費の減に伴い、減額するものでございます。
また、節欄02流域下水道事業債、説明欄01秋川処理区流域下水道事業債減額4280万円は、負担金の減に伴い、減額をするものでございます。
続きまして、10ページ、11ページをごらんください。3歳出でございます。
第1款総務費、目欄02維持管理費、説明欄02流域下水道維持管理経費につきましては、台風19号やその後の大雨により、流域下水道への流入水量が増加したことに伴い、維持管理負担金が増加したため、3052万5000円を追加するものでございます。
第2款事業費、01の公共下水道事業費、説明欄01公共下水道汚水管きょ整備事業経費につきましては、五日市地区汚水枝線工事が入札不調となり、本年度の事業を実施することが困難となったため、5198万5000円を減額するものでございます。
同じく説明欄02公共下水道雨水幹線整備事業経費の1569雨水幹線整備工事減額1097万円につきましても入札不調となり、今年度事業を実施することが困難となったため、減額を行うものでございます。
同じく説明欄02の1903雨水樋門新設工事負担金減額4479万8000円につきましては、国との協議の結果、今年度の工事負担の金額が確定したため、減額を行うものでございます。
続きまして、目欄02流域下水道事業費、説明欄01流域下水道建設事業経費につきましては、八王子水再生センターの高度処理工事の工程調整によりまして、今年度の建設負担金の減額が示されたため、4178万8000円を減額するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
194: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。辻議員。
195: ◯2番(辻よし子議員) それでは、何点か質問させていただきます。
予算書の10ページ、11ページになります。第1款総務費、01総務管理費、02維持管理費、説明欄02流域下水道維持管理経費3052万5000円についてです。これは、台風19号による大雨でかなりの量の不明水が八王子水再生センターに流れ込んだために、構成自治体の処理費用の負担額がふえたということだと思います。
不明水というのは、御承知のとおり、下水道料金では徴収できない費用ということになります。確かに台風19号は近年まれにみるほどの豪雨をもたらしましたので、不明水も多かったのかと思うのですけれども、3000万円という額には驚きました。下水道を布設してから大分時間がたっていますので、汚水ますとか、管きょとか、いろいろなところが老朽化して、平常時から不明水というのは増加傾向にあるというふうに理解しております。今回、それが台風によってこのような顕著な形であらわれたのだなということだと思います。
そう考えると、今回、特別なことということでは済まされるわけではなくて、今後この不明水の課題をどう下水道事業の中で捉えていくのかということは非常に大きな問題だと思うのですけれども、それについての見解をお聞かせください。
196: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。
今、辻議員のほうからお話がありましたとおり、不明水については、台風の時期ということだけでなく、ふだんも流入してしまっているという事実がございます。特に、あきる野市の場合、山田地区、それから二宮、これは屋城小学校の周りになりますけれども、この2地区について相当量の不明水が入ってしまっているという事実がございます。
山田地区につきましては、昨年の台風のときも相当、管きょの中が満水状態になりまして、家からの下水の水が流れていかないというような状況もありまして、これは維持管理費のほうで、委託をしている職員を張りつけて、マンホールのくみ取りをしたり、そういった対応もしたところでございます。
山田地区につきましては、既に管きょの中にカメラを入れて調査をしております。先ほど申し上げた二宮地区もそうなのですけれども、昭和60年代ぐらいに布設をしたということで、管についてはヒューム管、コンクリートの管になっておりますので、相当劣化もしているところでございます。カメラによって、今、山田地区については、どこから水が浸入しているというのを大体捉えております。これは今後、補修費をもって管きょの中の補強というのでしょうか、コーティングというのでしょうか、そういう形のものをして、入ってこないような、そういったものをやっていきたいというふうに考えているところでございます。
二宮地区につきましては、実は、平成24年、25年あたりに流域下水道の調査によりまして、そこの地区からかなり流入が多いという情報をもらっておりますけれども、この地区についてはまだ対策等がとれていない状況がございます。いずれにしましても、相当量の不明水ということでございますので、管きょの補修をもって、今後、対応していきたいと、このように考えております。
以上でございます。
197: ◯2番(辻よし子議員) 詳しい御説明をありがとうございました。今、日本社会では上水道のことが結構大きな問題になっていますね。老朽化が進んでということで。下水道も同じ運命をたどるのかなということで、不明水というのはそういう問題をはらんでいる。そういう問題を象徴しているというのでしょうか。これから管きょの更新をどうやっていくのかということで、下水道事業は本当に大変だと私は認識しております。
もう一つ質問いたします。同じく10、11ページの第2款事業費、01下水道事業費、01公共下水道事業費、説明欄01公共下水道汚水管きょ整備事業費5198万5000円についてですけれども、今年度は総額3億1444万9000円の工事費が計上されていました。そのうち五日市地区の5198万5000円の工事だけが入札不調で実施できなかったということだと思います。残りの2億6000万円は、武蔵引田駅
北口土地区画整理事業地内の下水道工事だと思うのですけれども、それでいいのか。幾つ工事があったのかということと、それぞれの工事の発注時期を教えてください。
198: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えします。
今、お話に出ました不調というのは、五日市地区の枝線の工事ということでございまして、引田の工事も汚水管きょ布設事業の中に入っているというところでございます。引田につきましては、御承知のとおり、現在、見直し検討会議が行われているということで、ここについては、今はまだ現設計のままでございますけれども、まだ結論が出ていないということで、これについては、今回は減額はしておりません。
まず、五日市のほうでございますけれども、これは入札の時期が10月の半ばということでございます。やはりこれも台風の時期と重なってしまったということで、業者のほうがなかなかここまで手が回らなかったということもございまして、不調という結果になっております。
引田については、全体的な包括の委託ということで、まちづくり公社のほうに委託をしております。今、正確な発注時期がわかりませんけれども、いずれにしても、これについては、3月の末で一度精算をしなければいけないというふうに考えているところでございます。ただ、減額等はできませんので、いずれにしても、工事の中止期間、この部分は必ずをおくれてしまうということがございますので、この部分の精算をした上で、余ったお金については不用額という形になってしまうかなというふうに今、思っているところでございます。
以上でございます。
199: ◯2番(辻よし子議員) 私の質問の意図は、引田のほうは発注して、応札があったわけですね。市長がかわってストップしたということはありますけれども、応札があって、順調に工事は進んでいたわけです。一方、五日市のほうは入札不調ということで、工事ができなくなったと。それが何でなのかということなのです。五日市のほうは10月中旬に発注したということで、ちょっと遅いですよね。遅くなるとなかなか応札が少ないということがよく言われています。台風と重なっていなかったといっても、そもそもが遅いのではないかなと思うのですけれども、遅くなった理由を教えてください。
200: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。
遅くなった理由ということでございます。一応、全体の発注する順番というか、それは決まっているというふうに認識はしておりますけれども、済みません、これがなぜ10月だったかというのが、ちょっと今、わからない状況があるところでございます。
ただ、今年度から下水の工事につきましては、入札に関しまして総合評価ということを採用していただいております。これは入札が10月の中ごろだったというふうに思いますので、発注はそれより前だったかなというふうに思っております。総合評価を採用しますと、少し入札までの期間が長いというようなこともありますので、入札がこの時期になってしまったかなというふうに思っております。
以上でございます。
201: ◯2番(辻よし子議員) わかりました。総合評価方式を入れたので、発注が遅くなったということで、では、引田のほうは総合評価方式を入れていないのでしょうか。もし入れていないとしたら、何で引田のほうは入れないで、五日市のほうだけ総合評価方式を入れたのか教えてください。
202: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。
引田のほうにつきましては、まだ総合評価方式を入れる入れないという議論をしているところだったかなというふうに思っております。したがいまして、まだ引田の発注をしたときにはこの結論が出ていなかったというふうに認識しております。
以上でございます。
203: ◯2番(辻よし子議員) どうもはっきりわからないのですけれども、要するに、設計はもう昨年度、終わっているわけですよね。ですから、今年度、この2つの工事をやるということは決まっていたわけで、片一方ができて、片一方ができない。片一方は台風の時期と重なって応札がなかったと言われても、何でかなというふうに普通思うわけです。もし五日市地区の方がこの下水道を早くしてほしいと望んでいらっしゃるとしたら、何で不調に終わってしまって、来年度になってしまったのだろうと思うわけですよね。ということで、どうしてなのかということをお聞きしているわけです。それで、片一方が総合評価方式で、片一方は総合評価方式ではないということの理由がわかったら教えてください。
204: ◯都市整備部長(清水保治君) 申しわけございません。ちょっと今、確認させてください。
205: ◯議長(
天野正昭議員) では、この後確認するということです。
ほかの件で、ほかの方、どなたかいらっしゃいませんか。
そうしましたら、時間的にもちょうど休憩の時間なので、これで休憩したいと思います。
再開は午後2時20分といたします。よろしくお願いします。
午後 2時04分 休憩
────────── ◇ ──────────
午後 2時20分 再開
206: ◯議長(
天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
都市整備部長。
207: ◯都市整備部長(清水保治君) 先ほどのお答えをさせていただきたいと思います。
まず、汚水管の布設委託料の中には、不調になってしまいました五日市の関係、それから引田の区画整理の中の工事、それともう一つが3・4・6号線といいまして、これは都市計画道路なのですけれども、これの整備にあわせた工事ということで、この3本を計画しておりました。それで、去年の、平成31年の2月ごろ、まちづくり公社のほうと協議をしまして、通常、まちづくり公社から発注されます下水道工事は、いわゆる公募型という入札の方法になります。これでやりますと、いろいろと市内の業者でない方も応募してくるというお話もありまして、できるだけ、引田の事業については地元の業者にもぜひ参加をしていただきたいというような意向もございましたので、公募型を総合評価型に変えていただいて、発注をしていただくことを考えてほしいという申し入れをしていたところでございます。引田については5月の発注でございます。この時点ではまだ協議が整っておらず、結果としては公募型の入札になりました。五日市のほうが9月の発注でございますので、これが、今、はっきりした日にちがわかりませんけれども、9月の前には総合評価として発注ができる、そういう準備ができたということで、結果として、五日市については総合評価によって入札を行う形になっております。
3・4・6号線のほうにつきましては、これは、道路工事をやっている施工業者のほうに随契という形でやっております。これが、ちょうどこの間ぐらいになるのでしょうか。8月に3・4・6号線のほうは決定をして、工事をやっていると、そういう流れでございます。
以上でございます。
208: ◯2番(辻よし子議員) 今のお話をまとめると、まちづくり公社、都市づくり公社。まちづくりですか。都市づくりではないかと思うのですけれども。
209: ◯議長(
天野正昭議員) 都市づくり公社に訂正させてください。
210: ◯2番(辻よし子議員) そうですよね。都市づくり公社との話し合い、協議の中で、入札の方法を変えようかということの話し合いをしていたということですね。公募型であったのだけれども、総合評価のほうが地元の方が入れるということなのでしょうか。総合評価の方式に変えようかという協議をしていて、引田のほうは5月に発注なので、協議がそこまでに決着がつかなかったので、従来どおりの公募型になり、五日市のほうは9月に発注だったので、協議が整って、総合評価型になったということはわかりました。
私の最初の質問は、前年度に設計がもう終わっているのに、発注の時期が遅くなったのは何でなのですかということを質問したわけです。今のお話は、発注が9月になったので、公募の方式が総合評価になったというだけの話であって、何で9月が発注だったのかというお答えは、結局いただけなかったのかなと思うのです。同じように設計が終わっていて、今年度やるということが決まっていたものが、一方は5月にもう発注をして進め、片一方は秋になったということは何でなのかということを聞いたわけです。それがもしわかれば教えてください。
211: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。
工事のほうは、先ほど申し上げたように、年間の発注時期というか、それを決めてやっていると。その計画が当初からそういう計画だったということだと思います。
以上です。
212: ◯2番(辻よし子議員) わかりました。というか、どうしてこだわるかというと、前にいろいろ入札のことをお伺いしたときに、やはり年の後半になるとなかなか応札も少なくてというお話を伺っていたので、もしやるつもり、やるつもりというのは失礼ですけれども、今年度やることになっていたのだったら、何で早くやらなかったのかなと思ったわけです。ほかにいろいろ遅くなったもの、事業がこれまでもあって、それを担当課にお伺いすると、それぞれ理由があるわけです。なかなか設計が難しかったとか、何か理由があって秋以降になったりしているわけです。これにも理由があるのではないかなと思って、ちょっとしつこく聞かせていただきました。ただ、都市づくり公社のほうに一括で委託しているので、そういう部分がなかなか見えないということもあるのかなと思います。
ただ、ちょっとしっくりこないかなと。不調だったので、来年度に回しますと言われればそれまでなのですけれども、それはそれなりの理由をきちんと本当は説明するべきではないかなと。どういう理由で工事の入札が不調になったのかということを示していただきたかったなということです。
以上で終わります。
213: ◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
214: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
215: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第25号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第25号令和元年度あきる野市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
216: ◯議長(
天野正昭議員) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
217: ◯議長(
天野正昭議員) 日程第27 議案第26号令和元年度あきる野市秋多都市計画事業武蔵引田駅
北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
218: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第26号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、歳入歳出予算等の補正であります。
内容につきましては、都市整備部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
219: ◯議長(
天野正昭議員) 都市整備部長。
〔 都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
220: ◯都市整備部長(清水保治君) それでは、議案第26号令和元年度あきる野市秋多都市計画事業武蔵引田駅
北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について、御説明申し上げます。
1ページをごらんください。第1条に示しますとおり、歳入歳出予算の総額からそれぞれ3億435万9000円を減額し、歳入歳出の総額をそれぞれ7億84万円とするものでございます。
それでは、補正内容について、御説明いたします。8ページ、9ページをごらんください。2歳入でございます。第1款国庫支出金、説明欄01社会資本整備総合交付金減額7840万円は、事業の中止に伴う埋蔵文化財調査委託の繰り越しに伴い、国庫補助金を次年度へ送るものでございます。
第2款都支出金、説明欄01東京都土地区画整理事業補助金減額3920万円は、国庫補助金と同様に、事業の一時中止に伴う埋蔵文化財調査委託の繰り越しに伴い、都補助金を次年度へ送るものでございます。
第3款繰入金、説明欄01一般会計繰入金追加7414万4000円は、国庫補助金、都補助金の減額及び事業費の減額を受けて、財源調整を行うものでございます。
第4款繰越金、説明欄01前年度繰越金追加109万7000円は、繰越金額の確定に伴い、追加計上するものでございます。
第6款市債、説明欄01武蔵引田駅
北口土地区画整理事業債減額2億6200万円は、繰越金と同様に国庫補助金、都補助金の減額及び事業費の減額を受けて、財源調整を行うものでございます。
次に、10ページ、11ページをごらんください。3歳出でございます。第1款区画整理費、第1項区画整理費、第1目区画整理総務費、説明欄01区画整理事業経費の減額852万2000円につきましては、事業の一時中止に伴い、新現場事務所の設置に関する経費を減額するものでございます。
同じく第1款区画整理費、第2項事業費、第1目事業費、説明欄01武蔵引田駅
北口土地区画整理事業経費の減額2億9583万7000円につきましては、事業の一時中止に伴い、設計等の業務委託、埋蔵文化財調査委託、道路等の公共施設等の整備工事に関する経費を減額するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
221: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。辻議員。
222: ◯2番(辻よし子議員) 確認だけさせてください。国庫補助金7840万円、それから都の補助金3920万円、これは次年度に送るという、そういったお言葉での説明がありましたけれども、年度をまたいで事業をすることになったので、事業が終わってからでないと補助金が入らないということで、これはそっくり来年度いただけるだろうということでよろしいかと思います。
それと確認は、そうなると、一般会計からの繰入金、これも入った時点で戻されると。それから市債のほうも、今年度予定していた工事が一部行えなくなったので、市債が減額になっているので、もし今年度行わなかった工事を行うようになると、その分もそっくり来年度、市債がこの分、起債するということで、要するに、今回の補正は一時中断したことによって、お金の払う時期とか、そういうものがずれたということであって、実質的な市の損失とか、そういうものには全くつながらないと。お金の出たり入ったりする時期がずれたのだと、そういう理解でよろしいですね。ちょっと確認だけさせてください。
223: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えします。
今の御説明のとおりでございます。
224: ◯2番(辻よし子議員) ありがとうございます。そういうことであれば、今回の補正予算については財政に損失を与えるものでないということで理解しました。ただ、私はこれまで区画整理事業にはずっと反対してきましたので、補正予算にも反対をしてきました。ここで見直しということになっているのですけれども、どうも見直しの、これまで私が問題にしてきたことがどれだけ改善されるのか。その辺が先行き不透明と。納得のいく形の見直しになるかどうかも今のところわからないという状況だと私は判断しまして、今回のこの補正予算には、今までと変わらず反対をさせていただきたいと思います。
以上です。
225: ◯議長(
天野正昭議員) たばた議員。
226: ◯10番(たばたあずみ議員) 今回、私たちも立ちどまっていくべきだというふうにずっと言ってきまして、ここで、一時中止に伴っていろいろ減額ということになりました。これでとまるというわけではなく、今、どのように見直しを行っていくかという話になっているわけですけれども、いろいろあるけれども、市長のお考えとして見直しはしっかりやっていくのだというお考えがあるのかどうか、そこをしっかり伺いたいなと思います。お願いします。
227: ◯市長(村木英幸君) たばた議員の質問にお答え申し上げます。
市といたしましては、事業費を縮減をし、市の負担を軽減をしていくということで、見直しについてはさらに進めてまいります。
228: ◯10番(たばたあずみ議員) 縮減していきたいということでした。私たちとしては、財政の縮減だけではなく、公平性ですとか、透明性のところもしっかり担保していただきたいと思っていますので、そこも留意しながらやっていただければと思います。今回は一時中止ということですので、そこには理解を示したいと思っています。
以上です。
229: ◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
230: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第26号は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
231: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第26号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第26号令和元年度あきる野市秋多都市計画事業武蔵引田駅
北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
232: ◯議長(
天野正昭議員) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────── ◇ ──────────
233: ◯議長(
天野正昭議員) この際、日程第28 議案第27号令和2年度あきる野市一般会計予算の件から日程第35 議案第34号令和2年度あきる野市下水道事業会計予算の件までの8件を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長 村木英幸君 登壇 〕
234: ◯市長(村木英幸君) ただいま上程されました議案第27号令和2年度あきる野市一般会計予算から議案第34号令和2年度あきる野市下水道事業会計予算までにつきましては、令和2年度予算の大綱により、副市長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
235: ◯議長(
天野正昭議員)副市長。
〔 副市長 尾崎喜己君 登壇 〕
236: ◯副市長(尾崎喜己君) それでは、お時間を頂戴しまして、令和2年度予算の大綱を申し述べさせていただきます。
日本経済は、これまでの経済政策の推進により、弱含みながらも、緩やかな回復が続いているとされていますが、米中貿易摩擦や英国のEU離脱など、海外経済の不透明さが増しております。このため、国では、成長と分配の好循環を持続・拡大させることが不可欠として、新経済・財政再生計画のもと、経済・財政一体改革の推進に取り組むとしております。
このような中、地方財政につきましては、消費税率引き上げの影響などにより地方税収入の増加が見込まれるものの、社会保障関係経費の増加や社会資本の老朽化対策など、直面する課題に対応するためには、大幅な財源不足が見込まれております。
このため、地方財政計画では、人づくり革命の実現や地方創生の推進、地域社会の維持・再生、防災・減災対策等に取り組みつつ、地方が安定的な財政運営に必要となる一般財源総額について、前年度と実質的に同水準となるよう財源措置を講ずるとしております。
このような状況のもと、本市の令和2年度当初予算編成におきましては、重点的に取り組むべき施策・課題を着実に推進するために、限られた財源の重点的かつ効果的な配分に努めたところであります。
この結果、一般会計予算は、322億595万円で、前年度に比較して、8億5393万円、率で2.7%の増となりました。この主な要因は、小・中学校における体育館空調設備設置事業やICT環境整備事業、昨年の台風第19号に係る災害復旧事業の影響などによるものであります。
また、特別会計予算につきましては、公営企業会計へ移行する下水道事業会計を除いた6つの会計の合計で、181億2307万3000円、前年度比3073万5000円、率にして0.2%の増となりました。会計別では、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計が増加しておりますが、秋多都市計画事業武蔵引田駅
北口土地区画整理事業特別会計及び国民健康保険特別会計が減少していることから、合計では横ばいとなっております。
なお、令和2年度から公営企業会計に移行する下水道事業会計予算につきましては、50億8326万6000円を計上しております。
この結果、一般会計、特別会計及び公営企業会計を合わせた予算の総額は、554億1228万9000円、前年度比で22億4775万円、率にして4.2%の増となりました。
それでは、一般会計予算の概要につきまして、歳入から御説明いたします。
まず、市税につきましては、新増築家屋の増加に伴う固定資産税の増などにより、前年度比1.2%の増を見込んでおります。
各種交付金につきましては、消費税率の改正の影響により地方消費税交付金が大幅に増加するとともに、新たに、地方法人課税における偏在是正措置の創設に伴う法人事業税交付金を計上しております。
地方交付税につきましては、幼児教育・保育の無償化や高齢者福祉費の伸びなど、基準財政需要額の増加要因があるものの、地方消費税交付金が増加する影響などにより、全体としては、減少すると見込んでおります。
国庫支出金及び都支出金につきましては、幼児教育・保育の無償化、小・中学校ICT環境整備事業、
小和田グラウンド災害復旧事業などの影響により、それぞれ増を見込んでおります。
市債につきましては、小・中学校空調設備整備事業債、
小和田グラウンド災害復旧事業債、臨時財政対策債などを計上しております。
次に、歳出についてであります。当初予算資料を配付しておりますので、ここでは、主な事業の概要について、款別に御説明いたします。
議会費につきましては、議場映像配信事業経費や市議会だより発行経費などを計上しております。
総務費につきましては、次期総合計画及び公共施設等総合管理計画の策定経費のほか、庁舎及び野辺地区会館の空調設備改修工事費、国勢調査に要する経費などを計上しております。また、公共交通対策といたしまして、草花折立地区における実証実験に要する経費及び循環バスの購入費を計上しております。
民生費につきましては、児童館及び学童クラブ遊戯室への空調設備設置経費のほか、若葉第2学童クラブの新設に向けた設計費、保育園や幼稚園における給食費負担の軽減を図るための補助金などを計上しております。
また、台風第19号で被災された方の生活の場を引き続き確保するため、民間賃貸住宅の借り上げ経費を計上するとともに、あきる野子育てステーションここるのや、
秋川流域病児・病後児保育室ぬくもりの運営経費のほか、私立保育所運営事業経費、障害者自立支援給付事業経費などを計上しております。
衛生費につきましては、令和元年度に開始した宿泊型の産後ケア事業に加え、通所型及び訪問型を実施するための経費を計上しております。また、市民の健康づくり事業に要する経費やがん検診事業経費のほか、西秋川衛生組合や阿伎留病院企業団への負担金、郷土の恵みの
森づくり事業などの経費を計上しております。
農林水産業費につきましては、都市農業の経営力強化のため、意欲ある農業者への施設や設備等の導入支援を行うほか、雨間東郷前地区の崩落したのり面を改修するための経費、林道整備事業などの経費を計上しております。また、所有者不明や境界未確定により荒廃している森林の整備や多摩産材の利用促進等を図るため、
森林環境譲与税を活用した森林環境保全事業経費を計上しております。
商工費につきましては、首都圏からの旅行者や外国人旅行者の誘客を図る秋川渓谷
観光プロモーション事業経費を計上したほか、御当地デザインを施した下水道マンホールぶた等の作成経費、
観光まちづくり推進協働事業交付金、秋川渓谷戸倉体験研修センター戸倉しろやまテラスの運営事業などの経費を計上しております。
土木費につきましては、
都市計画マスタープランの改定や用途地域等の見直しに要する経費のほか、橋梁の長寿命化を図るための経費、武蔵引田駅
北口土地区画整理事業特別会計への繰出金などを計上しております。また、道路整備事業につきましては、幹線道路及び生活道路の整備のほか、東京都の受託事業として、都道165号伊奈福生線及び秋3・5・15二宮東西線の用地買収などの経費を計上しております。
消防費につきましては、留原中村地区の排水ポンプ機能の増強工事のほか、消防団第4分団第1部詰所の建設工事費、消防団装備の充実を図るための経費、危険ブロック塀等の倒壊による被害防止を図るための支援経費などを計上しております。
教育費につきましては、全ての小・中学校の体育館への空調設備設置に向け、中学校6校分の設置工事費を計上するとともに、小学校につきましては、令和3年度の設置に向けた設計費を計上しております。また、小・中学校におけるICT環境の整備を図るため、無線LANアクセスポイントの設置経費を計上するほか、教員の業務を支援するスクール・サポート・スタッフの配置経費、中学校武道場トイレの洋式化工事費、放課後子ども教室を増設するための経費、秋川キララホールの舞台設備の改修経費、中央公民館トイレの改修工事費などを計上しております。
災害復旧費につきましては、台風第19号で被害を受けた施設の復旧事業として、市道戸倉119号線道路災害復旧工事、
小和田グラウンド災害復旧工事、乙津消防用道路災害復旧工事などに要する経費を計上しております。
次に、特別会計予算の概要につきまして、御説明いたします。
国民健康保険特別会計につきましては、給付実績等を踏まえ、保険給付費、事業費納付金の積算を行うとともに、特定健診・特定保健指導事業や糖尿病性腎症の重症化予防などに取り組む、データヘルス計画推進事業経費などを見込み、総額84億4626万円を計上しております。
後期高齢者医療特別会計につきましては、給付実績や保険料の徴収実績等を踏まえ、広域連合納付金などを積算し、総額21億5199万6000円を計上しております。
介護保険特別会計につきましては、給付実績等を踏まえ、保険給付費の積算を行うとともに、地域支援事業費などを見込み、総額68億3654万3000円を計上しております。
戸倉財産区特別会計につきましては、山林の保育管理委託料などを見込み、総額382万5000円を計上しております。
テレビ共同受信事業特別会計につきましては、共同受信施設の整備経費や維持管理経費などを見込み、総額4081万6000円を計上しております。
秋多都市計画事業武蔵引田駅
北口土地区画整理事業特別会計につきましては、土地区画整理事業業務委託料、埋蔵文化財調査委託料、区画道路の築造工事費などを見込み、総額6億4363万3000円を計上しております。
最後に、公営企業会計予算の概要につきまして、御説明いたします。
下水道事業会計につきましては、汚水管きょ布設業務委託料、秋川処理区流域下水道維持管理負担金、雨水樋門新設工事負担金、雨水幹線整備工事などを見込み、収益的支出と資本的支出を合わせ、総額で50億8326万6000円を計上しております。
以上、予算の大綱につきまして、申し述べさせていただきました。よろしく御審議の上、御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
ありがとうございました。
237: ◯議長(
天野正昭議員) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
238: ◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案8件については、委員会条例第6条の規定により、議長を除く全議員の19名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
239: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第27号から議案第34号までの8件については、議長を除く全議員の19名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
お諮りいたします。ただいま設置されました予算特別委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く全議員を委員に指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
240: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました議長を除く全議員を予算特別委員会委員に選任することに決しました。
以上をもって本日の議事日程は全て終了いたしました。
本日は散会したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
241: ◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会いたします。
なお、次回の本会議は、3月3日、午前9時30分から開くことにいたします。
大変お疲れさまでございました。
午後 2時51分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
あきる野市議会議長 天 野 正 昭
あきる野市議会議員 奥 秋 利 郎
あきる野市議会議員 子 籠 敏 人...