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令和元年第1回定例会12月定例会議(第4日目)  議事日程・名簿
令和元年第1回定例会12月定例会議(第4日目)  本文(一般質問)

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  1. あきる野市議会 2019-12-04
    令和元年第1回定例会12月定例会議(第4日目)  本文(一般質問)


    取得元: あきる野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    1:  12月 5日(木曜日)                    午前 9時30分  開議 ◯議長(天野正昭議員) 皆さん、おはようございます。  12月5日、きょうは一般質問の3日目、最終日となります。どうぞきょうも一日よろしくお願いいたします。  傍聴席の皆様には、議会に関心をお寄せいただき、まことにありがとうございます。きょうはもう既にこの傍聴席だけではなく、ほかの部屋でも傍聴されている方がいらっしゃるということをお聞きしております。本当にありがとうございます。  ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。           ────────── ◇ ────────── 2: ◯議長(天野正昭議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第89条の規定により、議長において、             10番    たばた あずみ議員             11番    合 川 哲 夫議員 を指名いたします。           ────────── ◇ ────────── 3: ◯議長(天野正昭議員) 日程第2 きのうに引き続き一般質問を行います。  それでは、順次、発言を許します。  質問者、14番目、中嶋博幸議員、どうぞ。            〔 15番  中嶋博幸議員  登壇 〕 4: ◯15番(中嶋博幸議員) おはようございます。最終日、トップバッターということで、元気よく頑張りたいと思います。議席番号15番、自由民主党志清会、中嶋博幸です。通告に従いまして、ただいまから一般質問を始めます。  (1)二元代表制について  議員経験豊富な市長にとって、二元代表制をどのように考えているのか改めてお伺いいたします。
     (2)市長の公約について  市長は選挙活動や公開討論会でさまざまな公約を掲げ、市民は期待して、当選しました。所信表明でも政策を掲げていますが、事実と異なることが多いと私は思うため、以下お伺いいたします。  1) 市長にとって公約とは、単なる努力目標なのでしょうか、それとも現実的な根拠をもって公言し、それを実行し成果を上げることが公約だと信念をもって掲げたのでしょうか。どちらなのでしょうか。  2) 五日市地区の大きな農業振興地域を解除して住宅を建てて若い世代を誘致すると公開討論会で述べていた公約は、どこの農業振興地域を想定し、なおかつ現実性があるのでしょうか。  3) 五日市映画祭を復活させるということのようですが、誰が主体性をもって行うのでしょうか。  4) るのバス増便、タクシー券の配付など市民サービスの財源は、ことし自由に使えるお金2億4000万円と公用車や退職金の廃止などで浮いた財源を活用し実現していくと公開討論会や街頭演説でも繰り返し述べていましたが、この内容に誤りはありませんか。  5) 区画整理に財源を使ってしまうので子育て支援ができないと、これも公開討論会や街頭演説で繰り返し述べ、区画整理をやめれば財政を立て直せるとも断言していましたが、この内容に誤りはありませんか。  6) 公約の主体は、借金を減らし財政再建を図るとのことですが、数多く掲げた公約を実行したら財政はさらに悪くなると思いませんか。  以上で登壇での質問を終わります。 5: ◯議長(天野正昭議員) 登壇による質問が終わりました。  答弁をお願いします。企画政策部長。           〔 企画政策部長  田野倉裕二君  登壇 〕 6: ◯企画政策部長田野倉裕二君) (1)についてお答えします。  二元代表制とは、住民が直接選挙でその議員と首長を選ぶ制度であります。  地方公共団体の議会の議員と首長を住民が直接選挙で選ぶことは、日本国憲法第93条で定められているほか、地方自治法においても、同様のことが規定されております。  このような二元代表制のメリットは、議案を審議・決定する権限を持つ議会と、それを執行する首長とを、独立した対等な機関とすることで、立法権と行政権とを分離できることにあると認識しております。  こうしたことから、本市におきましても、市議会と市長はお互いに市民の代表として対等な立場にあり、市議会は市の意思を決定する機能を持つほか、執行機関を監視する機能を担い、市長と相互に調和・牽制しあうことにより、公正な行政の確保、事務の執行を図ることが求められていると理解しております。 7: ◯議長(天野正昭議員) 市長。             〔 市長  村木英幸君  登壇 〕 8: ◯市長(村木英幸君) (2)の1)についてお答えいたします。  私にとって公約とは、このあきる野市をよりよくしていくために、選挙において、当選後に実現すべき政策を市民の皆様に示し、実現に向けて最大限の努力をすることをお約束したものであります。  市長就任以降、公約に掲げた政策の実現に向け、各担当部長に課題の洗い出し等を早急に行うよう、指示したところであります。 9: ◯議長(天野正昭議員) 都市整備部長。           〔 都市整備部長  清水保治君  登壇 〕 10: ◯都市整備部長(清水保治君) 2)についてお答えします。  五日市地区農業振興地域につきましては、山林や市街化区域を除いた地域の大半で指定がされているとともに、市街化を抑制する市街化調整区域となっており、農地法及び都市計画法により、住宅の建設が規制されております。  五日市地区の中山間地域では、人口減少や高齢化が進んでおりますので、住宅規制を踏まえつつ、若い世代を初めとする定住化への課題について、取り組んでいく必要があるものと考えております。 11: ◯議長(天野正昭議員) 商工観光担当部長。          〔 商工観光担当部長  門脇 徹君  登壇 〕 12: ◯商工観光担当部長(門脇 徹君) 3)についてお答えします。  1985年に五日市映画祭として始まったあきる野映画祭は、映画文化の醸成や本市の魅力を広く伝えるイベントとして親しまれてまいりましたが、惜しまれながら今年度の第35回をもって閉幕いたしました。  しかしながら、映画祭は地域の財産として映画鑑賞機会の創出及び映画文化の醸成、商店街の活性化に貢献するイベントでありますので、再開に向け各方面の皆様にお声がけしながら検討を進めていきたいと考えております。 13: ◯企画政策部長田野倉裕二君) 4)5)について一括してお答えします。  本市の財政状況は厳しく、るのバス増便や子育て支援の充実など、新たな事業に必要となる財源の確保は困難な状況にあります。  このため、予定していた事業を廃止することで、その事業費を新たな事業に充てることは、考え方として誤りではありません。  また、厳しい財政事情である一つの要因としては、歳出に占める公債費の割合が高いことにあります。  このため、財政健全化には、新たな地方債を抑制し、残高を縮減していくことが必要であり、多額の地方債が見込まれる区画整理においては、事業内容を見直すことで財政負担を抑制していく必要があると考えております。  6)についてお答えします。  公約は、区画整理事業の見直し、行財政改革の推進、基金の有効活用など、限りある財源の中で実行することで財政再建にも取り組みたいと考えております。 14: ◯議長(天野正昭議員) 答弁が終わりました。  再質問がありましたら、どうぞ。中嶋議員。 15: ◯15番(中嶋博幸議員) 御答弁ありがとうございました。というか、担当された部課長には、本当に御苦労さまでしたと労をねぎらいたい気持ちです。今回の質問は全て御自分で掲げた公約や政治姿勢にかかわる質問でしたから、本来は全て市長みずから、市長の言葉で答弁していただきたかったのが、大変残念ですが、再質問していきます。  本来は(1)から順番に再質問していくつもりだったのですが、武蔵引田駅北口区画整理について、この1週間くらいの報道や説明会での発言、今回、複数の議員からの一般質問での問答を見ていて、市長の答弁に一貫性のない部分があり、物すごく不安で、これはあきる野の今後に大きな悪影響を与えかねない重要なことですから、先に(2)の5)6)の区画整理と財政にかかわるところから再質問を進めていきたいと思います。多少、先日、堀江議員が質問したところと重複するところが出てきますが、そこは御理解ください。  市長はあきる野丸の船長になったわけですから、これから航海が始まるに当たり、運行計画だったり、これから起こり得るリスクも想定しながら、かじを切っていかねばならない大変重要な任務に当たるわけです。専門的な細かいことはわからなくとも、重要な部分だったり、概要を船長がつかんでいる中で、部下に指令を出すのがトップの仕事だと思いますので、知らないとか、わからないという答弁はしないでください。わからないところは執行部にサポートしてもらいながら答弁をしていただきたいので、よろしくお願いいたします。  私が今、一番重要なのは、この区画整理事業の再開のスケジュールであり、何が何でも年度内に再開すべきだと強く強く思っていますので、まず、スケジュールのお話をします。  市長は、11月26日の定例記者会見で、移転の手続を進めている住民もいるので、早期に再開したいと述べ、それが東京新聞に掲載されていました。また先日、堀江議員の質問に対し、早急に再開すると答弁しました。そして、これも先日、イオンで開催された地権者150名が集まった説明会では、3月末までに再開しないと、東京建物が撤退する可能性が高いと連絡があったが、そうしたら、市が買い取ることになり、かえって市の負担はふえるのではないか。いつ再開するつもりだと地権者からの質問に対し、今年度中に再開すると答えました。これはよい答弁をもらった、説明会を開いたかいがあったねと参加者は喜んでいたそうです。それらの発言はもちろん、見直しをしてからという前提があっての答弁だということは理解しています。  これらの発言をもとにお聞きしたいのですけれども、市長は、3月中、要するに、今年度中に再開のめどをつける自信はおありですか。 16: ◯市長(村木英幸君) 私が答えるべき質問については答えておりますので、そのほか担当部局のほうがよろしいというところは部長が答えております。  見直しのほうでありますけれども、昨日、おとといも、議会等でも発言をしたように、都市計画道路を狭くする。あるいは駅前広場を縮小させる。それから現在、お住みの既存の住宅地については、そのまま住み続けたい方はそのまま住み続け、また、移転を既に準備されている方は、そのまま移転をしていただくということで、商業地域については見直しをして、住宅地とする。ほかに事業地域もありますが、それらにつきましては、そのまま実行させていただく。あと、ほかにも、電柱の問題等もありますが、そういった問題につきましても、事業費並びに市の起債を縮減させる、そのような方向で進んでおります。  したがいまして、それが整い次第、早急に、年度末に限らず、それが整ったらいつでも再開をいたします。 17: ◯15番(中嶋博幸議員) 全然、これまで言ってきたことと大分変わってしまっているなということで、ますます不安になってきたのですけれども、ここで一つ、市長にお聞きしますけれども、見直しをすると言っているのですけれども、区画整理事業を変更する際に生じる計画の変更と、あと、軽微な変更というのがあるのですけれども、この違いを知っていますか。もし知らなければ、都市整備部長にお答えいただいて結構です。 18: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。  ただいま御質問の軽微な変更という部分でございますけれども、軽微な変更というのは、縦覧の手続を省略することができる事業計画の修正または変更として、土地区画整理法の施行令の第4条1項に定められているものでございます。この中の内容に合うものであれば、軽微な変更として手続ができるということになります。また、軽微な変更でなければ、縦覧手続を行うことになりますので、手続上は時間がかかってくるという形になります。  道路等の都市計画変更をした場合、これに伴いまして事業計画の変更がまず必要となります。御質問の計画の変更が都市計画の変更ということであれば、道路等の都市施設の変更はそれに当たると思いますけれども、これらの変更は事業地内の区画道路の変更にも影響することから、軽微な変更には当たらず、事業計画の変更時の縦覧の手続が省略できない事案となるというふうに思います。区画道路の変更が伴わない場合については、これは軽微な変更として捉えてよいというふうに考えております。  以上でございます。 19: ◯15番(中嶋博幸議員) そうなのです。たとえ道路一本の幅員だけでも変更すると、いろいろな手続をやり直さなければならないので、全体の計画の変更になりますから、ちょっとでも計画の変更になりましたら、順調にいっても、再開までに4、5年は優にかかってしまうと思います。そんなに住民が待てると思いますか。  清水議員はきのうの質問の中で、都市計画決定したものは、そうは変えられないと言っていました。それは、元公務員で行政経験があるから、都市計画決定のルールや、そこに行き着くまでの過程をわかっているから、そう言っているのだと思います。中村のりひと議員もきのうの質問の中で、地権者の生活設計に支障を来さないよう、十分に配慮し、早急に行うべきと言っています。そのほかにも、市長派の議員たちが、もうここまで進んだ事業を大幅に変更することはできないだろう。でも、公約で言っちゃったからよとも言っていました。公約で言っちゃったからでは、市民はたまったもんじゃありません。ですが、与党だ、野党だの関係なく、恐らくここにいるほとんどの議員が住民のことを考えると、早く再開するべきだと思っているはずなのです。  うなずいてくれれば結構ですが、その点では市長も気持ちは一緒ですよね。  市長も早急に再開すべきだと思っているということを前提に、そして、再開時期に物すごく影響が出るのがここなのですが、市長は早急に再開すると言っていながら、道路幅員を減らすとか、広場を小さくするとかの見直しをすると言っていますが、それが現実的にできると本当に思っていますか。先ほどの部長の説明でもありました計画の変更になってしまうのです。再開までに4、5年は間違いなくかかるでしょう。下手すれば、そんなことをしていたら大混乱して、再開不能になる危険性もあります。私はそんな都合のよい変更を早期に行うことは99%無理だと思っています。  ある与党議員が、一部だけ見直してできる策もある。鶴ヶ島が似た事例だと言っておりましたので、調べてみましたが、規模も状況も全く異なる事業展開でした。埼玉県では、一部見直しの事例が2例ほどあるそうです。1つは、面積42ヘクタール、総工費237億円、建物移転1,000棟。もう一つの地区は、面積43ヘクタール、事業費200億円、建物移転1,500棟で、それぞれの事業規模に対してできる予算や事業能力から算定すると、事業完成まで100年から150年かかるということで、やむを得ず地区計画に変えて、事業規模も半分に縮小したという、これは極めて珍しい事例であり、それに比べて、あきる野市の事業は、面積も事業費も移転世帯数も、そして賛同者割合も桁外れに違う状況であり、参考にすべきではない事例だと私は考えています。  それと、先日の質問の中で、与党議員からの提案で、再開だけしておいて、住宅地を先に始めて、後から部分的に変更するというような手法が可能かという提案に、可能であると思うので参考にするというような答弁を部長がされていましたが、さっき市長が言っていたそのものなのですよ。それを聞いて市長もその手法がよいと、もしかしたら市長の頭の中で勝手にそう思い込んじゃっていませんか。提案しただけなのに、勝手に村木さんがそれで行うなどと安易に思い込んでしまったということで、恐らく提案した本人が、私は困惑していると思いますよ。  これも計画の変更ですから、速やかに再開など無理だと思います。後で変更があるとわかっていて再開するのは虚偽な行為ですから、都が認めるはずがありません。時間をかけてやっていけばその手法でもあり得る部分もあるかもしれませんが、実際、うちのように話がまとまっていて、もう認可が取れて、着工まで進んでいるようなケースでは、区画整理自体が混乱して成り立たなくなるぐらい大混乱が生じるかもしれません。そのところ、部長はどう思いますか。これはわかりやすく説明してほしいのです。立場上、非常に言いづらいところがあるかもしれませんけれども、もう理想を言っている時間はないのです。本音で現実的な話をしてもらいたいのですが、お願いします。 20: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。  今、見直しの一つの案ということで、都市計画道路の変更、また、駅前広場の縮小というようなお話が市長のほうからもございました。今まで担当している部署としては、地権者の皆様方と膝を交えて、真剣にいろいろな協議をさせてきていただいたというふうに思っております。  今までの経緯から考えますと、まず道路の変更をする場合には、まず交通管理者、警察との協議がございます。実際のところ、これは1年ほどかかっているような事実がございます。また、都市計画道路の変更となりますと、都市計画の変更も絡んでまいります。これについても約1年ぐらいの時間がかかる。また、当然ながら区画整理の事業の変更もしなければいけないということになります。これにもやはり時間がかかるという感じはしておるところでございます。  お話としますと、やはりこういったところが、例えば計画が変更になりますと、御承知のとおり、引田の区画整理の地内の換地につきましては、申出換地という手法を取り入れさせていただいて、いわゆる飛び換地といって、いろいろなゾーンへ換地が飛んでおります。こういうところにも影響が出てくるということになりますと、やはりここの部分もまた地権者の方と、合意をいただくための協議が必要になってくるというふうに思います。またここにも時間がかかってくるという感じはあります。  今までの時間、地権者の皆様といろいろ話してきたこと、こういったことは、やはり形としては崩してはいけないのかなというふうに私は思っているところでございます。  以上でございます。 21: ◯15番(中嶋博幸議員) ありがとうございます。立場上、大変おつらい立場だと思いますけれども、よく言ってくれたと思います。ありがとうございます。  早期に再開を望むなら、計画の変更でなく、軽微な変更の中で、予算縮減策を見出すしか残された方法はないと私は思っています。それは一度置いておいて、次の話をします。  時折、市長からは仮定や予測の話にお答えはできませんというような答弁を聞いたりするのですけれども、特にリスクヘッジはリーダーの能力を問われる大事な部分だと思いますので、リスクについてお聞きしますが、この区画整理事業は、今年度中に再開しないと結果的に、市長の公約である借金を減らすどころか、借金をふやしてしまい、財政もぐだぐだにしたあげく、市民の人生計画を狂わせてしまうリスクが多分にありますが、そのことは理解されていますか。 22: ◯市長(村木英幸君) 将来的な、そのような仮定の質問にはお答えできません。 23: ◯15番(中嶋博幸議員) 私は、何が何でも今年度中に再開しなければ、市にとっても、市民にとっても大変不幸な結果になると強く感じています。結果的に、市長の公約である借金を減らす、財政の健全化を図る、浮いたお金を市民サービスに回すという公約自体が確実に根底から崩れることにもなると思っています。ですので、何が何でも今年度中に再開すべきだと申し上げているのです。  もし3月中までに再開できなかった場合、起こり得ることを私なりに想定してみますと、まず最初に、現在、工事をストップしている8事業で7億3000万円の契約をしている事業者たちの契約を早急に一度、契約解除することになるでしょう。まず最初に、ここで損害賠償が発生します。金額はわかりませんが、数千万円か、下手すると億単位でなるかもしれません。これは本当に無駄なお金ですが、とめた責任です。  そして、最も大きな金額は、東京建物と約1万坪を坪29万円、約29億円で売買協定書が締結されており、本来なら11月中に本契約し、事業着工が進められるはずだったのが、市長の指示でストップしてしまいました。この協定書の期限は3月中のため、東京建物から期限までに再開できなければ撤退の可能性があると予告されていますので、3月中に再開できず、契約不履行を理由に撤退してしまったと仮定します。そうすると、29億円で売れる契約がされていた地主は激怒するでしょう。そして当然、市の都合で勝手にとめたことによる契約解除なので、責任を取って市が買い取れとなります。こうなった場合、応じざるを得ない可能性が高いでしょうと先日、堀江議員の質問の中で副市長も答弁していますし、私もそうだと思います。  土地の売買は全額現金決済が常識ですから、一時的かもしれませんが、29億円を市が用意し、買い取らなければなりません。市には自由に使えるお金などありませんが、出すとすると、財政調整基金くらいしかないでしょうが、先日、災害補正にも使いましたので、現在、約14億円ぐらいしかありませんので、借りるしかありません。再建の見通しが立たなくて、契約解除がされて、買い戻す土地に果たして金融機関がどこまで貸してくれるかわかりませんけれども、でも、市だからということで借りられたとします。財政課長が夜も眠れないような思いをすることになると思います。  こうなると、村木市長は借金を減らすと言いましたが、約30億円の借金を新たにふやすことになります。金利が1%としても年に3000万円ぐらいかかるでしょう。しかも、この土地が後で同じ条件で売れる保証はありません。今は大手中心ですけれども、企業収益は比較的よく、内部留保も潤沢で、いい物件には投資してくれる、大変よいときに契約できたのに、これから東京オリンピック後には景気も一時的に落ち込むだろうとささやかれている中で、それ以降に探すとなると、恐らく今よりよい条件で売れないでしょう。29億円より安くなってしまったら、売れても借金が残ります。それと、保留地の売却も先送りにすればするほど条件は悪くなるでしょう。  それだけではありません。29億円の契約不履行に対し、利益相当の損害賠償請求が東京建物から億単位で出てくるでしょう。そうなってくると、土地を買い足したり、既に新居の計画をしていた住民からも損害賠償が次々と始まります。これらは一体幾らになるのでしょうか。賠償だけで数億円、いや、10億円近くになってしまうかもしれません。そうすると、新たに40億円ぐらいの借金をふやしたことになってしまうかもしれません。  まちづくりや都市整備をするために投資をする負担なら価値はありますけれども、賠償金や利息などに本来発生するはずのない、本当の無駄なお金が湯水のように消えていくのです。無駄遣いをなくすと言って当選した市長が、多額の無駄なお金と、住民のかけがえのない人生の時間を無駄にし、浪費してしまうことになってしまうのです。  そうなると、住民だけでなく、世論も黙っていないでしょう。選挙公約だったということで、自治法や区画整理法上は違法とまではならないかもしれませんが、市民から、これは市長が勝手にとめたことで損害が出たのだから、これは市長個人が賠償せよと市民から訴えられるでしょう。これは敗訴判例でありますから、市長個人が債務を負わなければならない可能性も極めて高いと思います。そうなったら、必ず訴えると既に予告している市民ももういらっしゃいます。こうなると、訴訟だらけで財政ががたがたになった市政になってしまい、世論の怒りはおさまらないでしょう。市長公約はうそだったとなって、これもうリコール運動や議会でも不信任案が出たり、いろいろなことが起こるかもしれません。  結果的に市民全体の利益のために見直すと言っていたことは、市民全体の不利益を生んでしまい、市民全体を不幸にしてしまうことになります。こんな状況になってしまった財政を元に戻すのは、これは容易じゃないですよ。るのバスの増便、タクシー券の配付、体育館エアコンの設置など、財源はどこから出てくるのですか。出せるのですかということになってしまうのではないでしょうか。だから、区画整理をやめたら予算が浮くなどという公約は誤りではないかと忠告しているわけです。これはお前の勝手な仮定だと言われればそれまでですけれども、年度内に再開ができないと、こうなるリスクはかなり高い確率であると思います。だから、何が何でも再開しなければだめだと私は言っています。  市長としての公約の手前もあるでしょうから、本当に市民のことを思うならば、もう理想を言っている場合ではないのです。ここにビラがあります。私たちが出す市議会だよりとはわけが違って、重みが違うのですよね。ここに証紙が張ってあって、法定ビラと言って、選挙期間中にまず公約をお伝えする、市民に選挙のためにお伝えするビラなのですけれども、ここにこう書いてあります。メンツにこだわり誤りをたださないのはリーダー失格だと自分で書いていらっしゃるのです。ですので、これは大変言いづらいところもあると思いますけれども、もう本音で、現実の話をしてほしいと思うのです。その中で公約を何とか見出すすべを考えましょうよ。  これまでの話を聞いてどう思うか、法的なことも詳しい副市長から本音の御答弁をいただけないでしょうか。 24: ◯市長(村木英幸君) 質問なのか討論なのかよくわかりませんでしたけれども、私は、選挙において公約したことは、市民全体の利益のために区画整理事業を見直すということでございます。現在のあきる野市の財政状況、中嶋議員もよく御存じだと思いますが、したがいまして、事業を縮小し、市の独自の起債を減らしていく。そのために見直しをしていくということでございます。  それから、いろいろ仮定の状況において将来的に起こり得ることについて出てきましたけれども、その中で事業地域については、庁内や一部関係者の方とも相談をいたしまして、事業地域についてはそのまま継続をされていくという方向になっておりますので、そこは見直しの対象にはなっておりません。したがいまして、ぜひ見直しをして、事業を縮減させ、市民全体の利益を図る、このような形で施策を行ってまいります。 25: ◯議長(天野正昭議員) 今、副市長の希望が出たのですが、副市長、いかがですか。副市長。             〔 副市長  尾崎喜己君  登壇 〕 26: ◯副市長(尾崎喜己君) ただいまの中嶋議員の御質問にお答えしたいと思います。  立場上、非常に答えづらいこともありますし、せっかくこういう場ですので、私自身、真っ白な状況にして、この事業、これからの展開について考えてみたこと、今の答弁等を聞きながら考えてみたことをお話しできればと思います。もちろん、選挙期間中のビラであるとか、これまでの広報の主張、それから選挙後の市長の御意向、賛否両方あった陳情内容、地権者の説明会、これまでのことを踏まえて、今回の区画整理の事業の見直しの目的は何なのかというのをまずはっきりさせる必要があるのかなというふうに感じているところであります。  事業内容を見直すことが目的なのか、事業費を圧縮していくことが目的なのか、どちらなのだと。これまでの議論を踏まえますと、やはり起債額を抑えるということですので、事業費を抑えることが目的であるというふうに捉えます。あえて計画を見直すことによる事業費の削減でありますけれども、私もいろいろな開発に携わってまいりました。ヒト・モノ・カネ・時間、4つの要素から検討していく必要があると思います。  見直しをするに当たっては、見直しの期間、それからその結果を受けて事業に再度着手するまでの期間、この間にかかる人件費がふえます。それから公共インフラを縮小することによるメリットとデメリットがあると思います。具体的には、見直しによる工事費、補償費等のコストの削減は当然あります。それから計画設計のやり直しにかかるコスト増というのが逆にありますし、事業計画の変更による期間がふえること、補償費、賠償費等々もふえる可能性があるということ。もう一つは、今年度、3月あるいは早い契約だと2月までの契約がありますけれども、今後、4カ月、5カ月、工事がとまったとしますと、工事や委託契約の停止による補償・賠償の発生。これは、自治法の第96条に触れる可能性も指摘されているところでありまして、議決をいただいた予算、それに伴う契約を勝手にとめることがいかがなものかという、それはグレーゾーンでしょうけれども、1本ずつの契約は議決案件でありませんので、違法だとはなかなか言い切れない部分もあろうかと思います。それから今年度の計画どおりの起債が不可能になる可能性があるということがあります。いわゆる8本の契約、具体的には7本ですかね。7本の契約を充てる予定にしていました起債が契約解除によって起債ができなくなる可能性もあるというリスクがあるということ。それから3月中に結論を出した場合でも、翌年度予定する事業に対する国の交付金等がもう申請時期を過ぎていますので、これが取れなくなる可能性を秘めているということがあります。そして何よりもやはり住民の生活、それから地権者の財産の利用に制限をかけてしまっていることに対する施行者としての責任。これが一番重たい部分だと思います。  こういったことを総合的に勘案しますと、正直に言わせていただきます。現計画のままで工事発注形態を見直すとか、委託契約を見直すとか、あるいは計画線を変えない。計画線を変えないというのは、平面の見直しをしなくて、断面方向の見直しにとめるというようなことで、予定している起債総額の1割ぐらいの圧縮をかけて事業を進めるということが、これは政治的なことは全く抜きにして、技術的なこと、あるいは技術家として開発に携わった経験からとしての見解というふうにさせていただければと思います。  しかしながら、見直し案をつくって、検討会議に諮って、事業を進めるという市長判断でありますので、マネジメントサイドの私としましては、これに従って早急な検討会議の結論を得るように努力しているところでありまして、大学教授にもお会いし、お一人からは参画の承諾をいただいている状況にございます。  済みません。もう少し話させていただきたいと思います。  最後につけ加えさせていただくとすると、これまでの議論を聞いていまして、資産形成に資する予算と消費的予算を比較すること、これはいかがなものかなというふうにちょっと違和感を感じているところがあります。いずれも必要な事業としてこれまで予算化をして事業を進めてきたという経緯がございます。  それから、71億円の総事業費のうち起債による資金調達、約34億円については、既に中期の財政フレームには見込んでいたということでありまして、財政破綻、財政破綻という言葉は使わないでいただきたいというふうに思うところもあります。  逆に、この事業を一旦とめてしまう場合、損害賠償という財政破綻の引き金を引くことになるということがリスクマネジメント上、私は一番危惧しているところであります。これは、一昨日の堀江議員の質問にもお答えしたとおり、民法第709条国家賠償法の第1条第1項第2項、ここが一番恐れているところであります。  それから、平成20年ごろの財政調整基金が底をつきかけたという状況からおよそ10年で約10倍の基金を積み増してきました。それから約500億円の起債残高のうち、半分までいきませんけれども、約半分は帳尻の合わない下水道事業であります。それから、一般会計250億円のうち半分以上は臨時財政対策債であるということ。純粋な建設事業債の残高としては約50億円ほどであるということです。それから、これまで大きな負担となってきました合併特例債、地域総合整備事業債約132億円を中心とする起債償還を進めてきまして、間もなく償還を終えることになります。それから、高金利の起債の繰上償還とより低利な借り入れに切りかえてきたという努力もしてまいりました。  社会情勢を見ますと、日銀当座預金の残高は非常に高い水準であるということ。それから、中嶋議員がおっしゃったように企業の内部留保が多いということ。言いかえれば、超低金利の時代にあるということ。  以上のことを判断すると、あくまで個人的な見解を多く含んでいるところでありますけれども、この事業を推進するタイミングではあるかなというふうに考えているところであります。
     以上になります。 27: ◯15番(中嶋博幸議員) 立場上、大変言いづらいことも率直にお話ししてくださって、ありがとうございます。今、ここでこれ以上、議論しても冷静な判断はできないでしょうから、私としては、何が何でも年度内に区画整理事業を再開してくださいとお願いし、次の質問に移ります。  (1)二元代表制についてであります。答弁は教科書どおりのことを部長が読んでくれましたけれども、市長は二元代表制のことをわかってないと私は思っています。何事も勝っているということが、というか、完全に暴走の域に入っていると思います。  当選してたった2カ月しかたっていないのに、議会軽視のオンパレードです。所信表明に議会の御理解をいただいてと言っておいて、議会で何も議論をしないで勝手に都知事に特養老人ホームの誘致話をしています。これは明らかに大暴走です。怒った業界の人たちが、今定例会で陳情が2件出てきています。これは採択されたら、間違いなく次は都知事に陳情を出すと思いますから、知事は地域のコンセンサスがとれていないことがあったら賛同しないと思います。るのバスについても、きのう、与党議員の共産党の議員にも怒られていました。まだ検討会できちんと議論も調査も終えていないのに、勝手にるのバスを3台走らせるような話までし始めました。もうこれは独裁者の域に達していて、私は非常に危険な状況だと思っています。これは、与党議員団がブレーキをかけてくれて中止しなくて済んだのですが、区画整理地内の数千万円の遺跡調査費の工事をとめようとしていました。これも中止していたら数千万円の補助金を失っていました。  選挙に勝ったから俺が勝手に決めていいんだという裸の王様にならないように注意してください。区画整理をとめたことが選挙に勝ったから民意だと思っているようですが、この15年間、先ほどお話もありましたけれども、何の法的落ち度もなく、住民と向き合い、議会手続もきちんと積み重ねて、98%という区画整理ではあり得ない賛同率で事業認可も得て、着工までこぎつけた事業なのです。このほうが私はよほど重い民意だと思っています。これをほごにして、勝手にとめたこと自体が議会軽視だと思っています。今後もこのように勝手な行動や言動を続けるおつもりなのでしょうか。お答えください。 28: ◯市長(村木英幸君) 批判のための反対討論だったのか、質問だったのか、よくわかりませんけれども、二元代表制のもとで私は市政を施行してまいります。 29: ◯15番(中嶋博幸議員) それでは、(2)の公約について質問をいたします。市長就任以降、公約に掲げた政策の実現に向け、各担当部長に課題の洗い出しを早急に行うよう指示したところでありますと答弁で言っていましたけれども、私、ここが最も市長に足らない部分だと思っています。公約は掲げてから課題を考えるものではなくて、掲げる前に本当に実現性があるのか、法的に問題がないのか、議会の承認は得られるのかなど、事前によく検討して、できる根拠をもって掲げるのが公約なのです。  またビラを出してしまうのですけれども、今度は下のほうに、口先だけの約束は誰でもできます。政策推進目標を設置し、指摘される前にみずからがチェックしますと書いてあるのです。指摘される前にみずからがチェックするどころか、公約掲げて、市民に期待させて、受かってみたら、今度は職員に課題を洗い出せと命令したということなのです。これどういうことなのでしょうか。これは公約とは言えません。公約を掲げ、民意を得て、私は当選したのだから民意だと言っていますけれども、公約は市民との契約です。  既に市民から市の選管に、公約が事実と異なるから当選は無効だなど異議申し立てが出てきてしまっています。この市民の言っている異議、私も同感です。これは既に都選管への異議申し立てへと進んでいるようですから、これもいずれ訴訟に発展するかもしれません。  先ほども申し上げましたが、これらの行動は議会軽視どころか、暴走であると申し上げ、次の質問に進みます。  (2)の2)と3)ですが、私は、6年間、議員活動をしてきた中で、それなりにそれぞれの議員たちが日ごろどのようなことに関心を寄せているのかなとある程度理解しているつもりでしたが、この2つとも選挙になってから初めて市長の口から聞いて、びっくりしました。五日市のことですから、気になりましたが、御本人ではなく、部長からの答弁を聞いて、改めてこれはノープランだったのだなというふうに確信しました。  特に、2)の農振地区を解除してと公開討論会で堂々と胸を張って熱弁しているのを見てさらにびっくりしたのですけれども、そもそも農振地区は簡単に解除できるわけがないのですよ。ぜひ指摘される前にチェックしてください。  次に、3)の五日市映画祭の復活ですけれども、これも政策ビラに掲げてはいましたが、私、眉唾で見ていたのですけれども、今度はさらに所信表明にまで掲げていたので、さすがにこれは本当に関係者が名残惜しくて、それを望んでいるのかなと思い、映画祭を運営されていた方たちに、再開したいと市長に要望を出したのですかと聞いたところ、皆さん口をそろえて寝耳に水だというふうにおっしゃっていました。  手前みそになりますけれども、五日市地区の活動についてはそれなりに誰が何をしているというのを知っているつもりなので、いろいろな人に聞いてみたのですけれども、誰もそのようなことを言っている方はませんでした。強いて申し述べるなら、イベントとかがなくなると、五日市からまた何々のイベントがなくなってしまって寂しいよねなどということを言う方はよくいらっしゃいます。でも、やめるにはやめるなりの御苦労や考え方があってやめたのだと思います。  この五日市映画祭を開催するためにスタッフの方たちが1年間にどのくらいの時間を費やしてきたのか、市長は御存じですか。知らなかったら知らなかったでいいのですけれども、わかりますか。どのぐらいの時間を費やしてきたか。多分、知らないと思います。1年間に約500時間も費やして、物すごい労力の上で成り立ってきたのですよ。  ここで観光担当部長にお聞きしますけれども、五日市映画祭は大変歴史もあって、著名人の方たちも多く協力してもらって続けていたので、やめるに当たっても相当な覚悟があったと思うのです。聞いたところによると、やめる際に吉永小百合さんですとか、大物の映画監督たちからサイン色紙なども贈呈されたらしいです。そこまでしてやめているので、五日市映画祭という名前で復活しようとしたら、いろいろ不都合なことが出てくるのではないかなと思うのですけれども、部長、どうですか。 30: ◯商工観光担当部長(門脇 徹君) お答えいたします。  五日市映画祭の名前が使えるのかという御質問かと思います。この映画祭の立ち上げから35回で、この歴史に幕を閉じるまでにさまざまな方に御支援をいただいております。映画業界の関係者や、地元の皆様を初めとするいろいろな方の関係性を考えますと、五日市映画祭の名称使用や、これまでと同様のイベント内容で開催するということにつきましては非常に厳しいのではないかなというふうに感じております。  五日市映画祭という名称につきましては、合併時に五日市映画祭の名称を残したいという声もあったというふうに聞いておりまして、そのような中では、オールあきる野のイベントとして広めていきたいという気概から、あきる野映画祭に改称したと聞いております。  また、今回で最後であるということから、先ほど中嶋議員からお話あったように、映画業界の方から、これまで築いてきた信頼関係の中で特別に著名の映画監督や、有名な女優さんから色紙をいただいております。それから、地元事業者さんにおきましては、このことを理由に多くの協賛をいただき、これまでの御支援に対してお礼をしたばかりと聞いております。  このような背景から、現在の私の考えとしましては、五日市映画祭の名称使用及びこれまでと同様のイベントとして開催することは率直に厳しいのではないかなというふうに感じております。  以上です。 31: ◯市長(村木英幸君) 反対討論だったのか、質問だったのか、いろいろ羅列がありましたけれども、秋川高校跡地、裸の王様というような表現もありましたけれども、これにつきましては、現在、西多摩療育支援センター、それからあきる野学園があります。その北側に。             (「議事進行」と発言する者あり) 32: ◯議長(天野正昭議員) 議事進行という言葉が出ました。議事進行の内容をお聞きしたいと思います。子籠議員。 33: ◯21番(子籠敏人議員) 市長は、中嶋議員の質問に対して求めがないことも答弁されていると思いますので、その辺は議長の進行においてしっかりとハンドリングをしていただきたいと思います。  以上です。 34: ◯議長(天野正昭議員) 今の中嶋議員の質問は映画祭のことです。そのことについてお答えください。どうぞ。 35: ◯市長(村木英幸君) 五日市映画祭の復活と申しましたのは、ただ映画を見ることが目的ではありません。五日市商店街の活性化のために何らかの形で映画祭を、まさに区画整理と同じように規模を縮小するかもしれませんけれども、そういった形で実現を、再開させ、復活させ、そしてヨルイチとともに、商店街の活性化のイベントの一つとしてやりたい。そういうことを申し上げたところでございます。したがって、今までのまま、そっくりそのまま復活させようということではありません。 36: ◯15番(中嶋博幸議員) ぜひそうしてください。これはなかなか難しいのです。私の言っていることと多少違っていたのですが、でも、今、五日市でも商店街が主体となって、五日市ナイトシネマとか、五日市広場で、商店街の中で飲食業者さんたちと連携しながら映画鑑賞するイベントなども幸いことしから少し試み始めているのです。それには、そちらの応援する会派の明るい未来を創る会さんの若手のエース、中村のりひと議員もお手伝いしているようなお話を聞いていますけれども、ぜひそういうところを支援してあげたりして、映画も含めて、活性化につながる事業にしていただけたらありがたいと思います。  時間があと6分ですね。それでは、最後に5)についてお聞きします。選挙中も演説の中でも、いまだに議会でもしきりに、自由に使えるお金2億4000万円という言葉が出てくるのですけれども、これはどのような予算なのでしょうか。事業というのは必ず予算を組んで執行しているのだと思います。区画整理区画整理として、子育ては子育てとして予算を立てて執行しているのだと思います。恐らく自由に使えるというのは経常経費の差額を自由に使えるお金と勝手にそう呼んでしまっているのかもしれないのですけれども、区画整理をしてから、子育てや公共交通に支援ができないという言い方は、私は、行政のトップとして誤ってはいないかなと思うのです。  これは子育てに関連する部長にお聞きしたいのですけれども、あきる野市は子育て支援に使えるお金はないと言っているのですけれども、子育て支援にお金は使っていないのでしょうか。私は頑張っていると思うのですけれども。そこで振られてちょっと困っているかもしれませんけれども。 37: ◯議長(天野正昭議員) 子ども家庭部長。           〔 子ども家庭部長  岡部健二君  登壇 〕 38: ◯子ども家庭部長(岡部健二君) 突然振られまして戸惑っていますが、あきる野市においても子育て支援は相当充実させているつもりでありますので、予算はしっかりと確保していますし、今後も確保していきたいと思っております。 39: ◯15番(中嶋博幸議員) ありがとうございます。私、本当に一生懸命頑張っていると思います。それをさも区画整理をしているからそういったところに回すお金がないということを選挙で掲げるというのは、私は非常に姑息な手段ではなかったかなというふうに思っています。でも、もう過ぎてしまったから、もうどうにもならないのですけれども、きょうは、私の質問の主体は、区画整理を早期に再開させてください。そういう強い思いが主体の質問とさせていただきました。  ここにいる皆さんも早期に再開することを望んでいると思いますので、ぜひ年度内に必ず再開してくださいとお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 40: ◯議長(天野正昭議員) 中嶋博幸議員の質問が終わりました。  ここで休憩といたします。  なお、再開は午前10時45分といたします。                               午前10時28分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午前10時45分  再開 41: ◯議長(天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者、15番目、臼井建議員、どうぞ。             〔 5番  臼井 建議員  登壇 〕 42: ◯5番(臼井 建議員) 議席番号5番、自由民主党志清会の臼井建と申します。通告に従いまして、質問いたします。どうぞよろしくお願いいたします。  (1)市長の目指す市の将来像等について  本市は、市域の65.7%が森林等で占められています。いかにして、限られた平地を有効に活用していくか、これが、今後の本市のまちづくりの上での課題だと思っています。また、今後到来する超高齢社会を見据えたとき、歩いて暮らせるコンパクトなまちを将来に残すこと、これは、長期的な視点に立てば将来的な行政コストを押し下げる意味でも大切な要素だと考えます。市長選挙における公約や所信表明等では、市長が目指す市の将来像、将来にわたるまちづくりの考え方、これが私としては不透明であると感じました。そこで、以下質問します。  1) 市長は、あきる野市の将来像をどのように考えていますか。  2) 市長のまちづくりについての基本的な考え方を教えてください。  (2)市長選挙における公約等について  市長の公約等は、根拠が不明確なものが散見されるとともに、みずからの強い意志が伝わるようなものが乏しいように思われました。そこで、以下質問します。  1) 退職手当を廃止するための道筋をどのように考えているのでしょうか。  2) 11月13日の都知事との意見交換会において、市長は、公約に掲げた秋川高校跡地への福祉施設の誘致を要望したところ、関係部署と相談してほしいと知事に言われたとのことでした。市長は今後どのように取り組んでいくのでしょうか。  (3)いじめ・不登校対策について  いじめ問題等は、将来にわたり子どもや保護者に大きな傷跡を残します。私たちができることを真摯に取り組むことで、明日を担う子どもたちが、自分には希望を持てる未来があるということが感じられるようなまちを目指したいと思っています。そこで、以下質問します。  1) 小・中学校におけるいじめ・不登校の現状及び今後の対策は。  2) 市のいじめ防止基本方針の改定を昨年12月の議会で提案させていただきました。その後の検討状況は。  3) 教育現場におけるいじめへの初期対応についての課題、今後の取り組みは。  4) 教員間のいじめ対策についての取り組みは。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 43: ◯議長(天野正昭議員) 登壇による質問が終わりました。  答弁をお願いします。市長。             〔 市長  村木英幸君  登壇 〕 44: ◯市長(村木英幸君) (1)1)2)についてお答えいたします。  あきる野市総合計画に掲げる将来都市像、人と緑の新創造都市であり、まちづくりの基本理念として、豊かさと活力のある都市の創造、豊かな自然と人との共生による文化の創造、安心して暮らせる魅力ある社会の創造の3項目を示しております。  この将来都市像は、本市の魅力である豊かな自然や伝統文化に着目しているほか、少子化、高齢化、人口減少、地域経済の縮小といった、私が掲げた本市の課題にも向き合ったものであり、私が思い描く将来像そのものと言っても過言ではありません。  私は、市政運営に際し、開発重視から市民生活重視へというテーマを掲げておりますが、開発を否定しているわけではなく、少子化、高齢化、人口減少といった課題に直面する中、より市民に寄り添った市政運営が必要であると考えている次第です。  このまちで生を受け、そして、人生の幕を閉じるまで、安心して暮らしていけるような、優しいまちづくりに力を注いでまいります。 45: ◯議長(天野正昭議員) 総務部長。            〔 総務部長  大出英祐君  登壇 〕 46: ◯総務部長(大出英祐君) (2)の1)についてお答えします。  市長の退職手当につきましては、一部事務組合である東京都市町村職員退職手当組合の東京都市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の長等の退職手当条例に基づき支給されることとなっております。  そのため、市長が退職金の支給を受けないよう、必要な条例改正について、東京都市町村職員退職手当組合に対し、お願いしたところであります。 47: ◯議長(天野正昭議員) 企画政策部長。           〔 企画政策部長  田野倉裕二君  登壇 〕 48: ◯企画政策部長田野倉裕二君) 2)についてお答えします。  秋川高校跡地につきましては、昨日、清水議員の質問にお答えしましたとおり、これまで、土地所有者である東京都から、地元市の意向を受けとめながら新たな有効活用を検討する意向が示され、市では、旧秋川高校周辺地区土地利用の方針に基づき、都に対して、産業系の土地利用とメタセコイア並木道の保存を要望してまいりました。  今後、市長が都知事との意見交換会で要望した福祉施設の誘致等を進めるに当たりましては、これまで積み上げてきた都との信頼関係を維持しながら、都に対し、市の考え方等を丁寧に伝えていく必要があると認識しております。また、市におきましても、さきに述べた土地利用の方針の見直し等を行う必要があると考えております。 49: ◯議長(天野正昭議員) 指導担当部長。           〔 指導担当部長  鈴木裕行君  登壇 〕 50: ◯指導担当部長(鈴木裕行君) (3)の1)についてお答えします。  平成30年度におけるいじめの認知件数は、小学校が195件、中学校が110件、合計305件でした。平成29年度は133件でしたので大幅に増加しています。  同様に、平成30年度における不登校児童・生徒数は、小学校が29人、中学校が98人であります。在籍児童・生徒数における不登校児童・生徒の割合は、小学校が0.66%、中学校が4.62%になります。平成29年度は小学校が19人、中学校が64人でしたのでこちらも増加しています。  いじめの件数が増加しているのは、法で定めたいじめの定義に基づいて、各学校が軽微なものも報告するようにしている結果であるとも受け取れます。  教育委員会に報告されたいじめの大多数は解消されていますが、一部には対応が継続していたり経過を見守っているものもあります。いじめの問題は、早期発見や早期対応とともに、いじめを生まない未然防止の取り組みが重要と考えます。いじめ問題に対する教員の意識は高まっていますが、組織で対応できていないケースも見られます。いじめの疑いがある場合には、管理職への報告とともに、いじめ問題対策委員会など校内で組織的に対応する意識が高まるように研修等を通じて指導しております。  不登校につきましては、さまざまな背景や事情により既に不登校の状態になっている児童・生徒に対して、教育相談所や適応指導教室を初めとする関係機関との連携を通じて、学校復帰も視野に入れながら長期的には自立を目指した支援を行っております。現在は、新たな不登校を生まない学校づくりとして、多様性を認める学校や児童・生徒の居場所ときずながつくられる学校のあり方を目指して指導しております。  2)についてお答えします。  文部科学省のいじめの防止等のための基本的な方針が平成29年に改訂されたことや、東京都教育委員会のいじめ総合対策(第2次)が平成29年に示されたことを受け、本市でもいじめ防止基本方針の改訂に向けて取り組んでいるところであります。改訂の重点としましては、早期発見・早期対応を強化するために、いじめの定義をより明確にしました。軽微なものや相互の争いに見えるものも含めて、一方から嫌な思いをしたという報告を受けた時点でいじめを認知するようにしています。また、重大事態の捉え方についても明確にいたしました。  改訂案は、令和元年7月の校長会にて素案を提示して意見を求めるとともに、いじめ問題対策連絡協議会に提出し意見を求めました。今後は、今年度中に教育委員会定例会に報告し、改訂の運びとなる予定であります。  3)についてお答えします。  いじめ問題は早期発見・早期対応、未然防止が重要です。しかしながら、SNSに代表されるような表面化しづらい状況や、児童・生徒の多様な感じ方に気づけずに長期化する案件があります。このような案件は組織での対応が必要ですが、教員が抱え込んでしまい、対応が十分に進まない事案が残念ながら本市においてもありました。  いじめ問題に対する初期対応につきましては、他のさまざまな問題と同様に、事実確認を含めた情報収集から始まります。その際には、関係する児童・生徒や保護者の気持ちに寄り添いながら、十分に説明し、理解を得ながら対応をすることを心がけております。その後、収集した情報をもとに、いじめ問題対策委員会を中心に組織的な対応を管理職の指導のもとで検討します。  いじめはどの学級、どの子どもにも起こり得ることを指導し、抱え込まずに報告・連絡・相談を徹底して組織で対応するように研修会等を通じて繰り返し指導してまいります。  4)についてお答えします。  教員間のいじめ、嫌がらせについては、各種のハラスメントの相談窓口として、校内に相談担当者を設置しています。また、管理職を通さずに直接の相談ができるように指導室にも窓口を設置していることを周知しています。  これまでのところ、ハラスメントにかかわる相談はありましたが、事実確認をする中で状況が整理され、厳しい対応を必要とする事案はありませんでした。本市においては、報道等で取り上げられているような教員間におけるいじめの訴えはございません。 51: ◯議長(天野正昭議員) 答弁が終わりました。  再質問がありましたら、どうぞ。臼井議員。
    52: ◯5番(臼井 建議員) 御答弁ありがとうございました。最後の(3)いじめの問題については、私、毎年この12月の議会で、国の問題行動調査結果が発表されたことを踏まえて質問させていただいております。きょうは、(3)については再質問はありません。今後もいじめ防止基本方針の改訂をしっかりやっていただいて、子どもたちに安心・安全な環境を提供できるよう、尽力していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  それでは、再質問に移らせていただきます。先ほども中嶋議員の質疑、また、今議会のさまざまな市長の答弁内容、そして就任後の発言、こういったことを拝見して、私が思ったことを率直に言わせていただくと、残念ながら、選挙での公約の根拠が希薄である。そして市民の意見を聞く前にどんどん思いつきで発表する危うさがあるということを感じました。村木市長で大丈夫かという市民に申しわけない気持ちでいっぱいになったのが事実であります。そのような視点から再質問をいたします。  再質問は、時間の関係もありますので、(2)2)の秋川高校跡地への特養ホーム誘致といった公約について伺いたいと思います。先ほど、今後どのように進めていくのかという質問に対し、土地利用方針の見直しを行う必要があるという答弁がございました。これまで市は、この旧秋川高校跡地の土地利用検討委員会の検討結果に基づいて検討を重ね、都とつらい思いもしながら調整をしてきたと私は理解しています。今回の特養の誘致は、この検討委員会の検討結果に沿わないものであると思いますが、この見直しについて、今回の市長の言う見直しについて、この検討委員会に諮ることは必要ではないでしょうか。 53: ◯議長(天野正昭議員) 都市整備部長。           〔 都市整備部長  清水保治君  登壇 〕 54: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。  知事との意見交換会におきまして、知事はこれまでの方針転換ということで受けとめていることから、都の今後の関係部署との協議におきましても明確な方針を示していくことが必要となってまいります。  御質問の旧秋川高校周辺地区土地利用検討委員会につきましては、市長の附属機関となっておりますので、これまでの方針を見直すに当たっては、附属機関に付議し、調査及び審議結果の報告を踏まえ、見直しを行うことが必要であるというふうに考えております。  以上です。 55: ◯5番(臼井 建議員) ありがとうございます。検討委員会のメンバーは既に任期を終えています。そうすると、その人選なども含めて、今後さらなる時間がかかることになると思われます。市長はどこまで御存じかわかりませんが、都市整備部は苦労に苦労を重ねて、非常につらい思いもしながら都と調整してきたのですよ。実は今、そういう中で、いい状況も見えてきたところだったと私は内外から聞いています。それが、また後戻りになるのですね。もったいない時間を費やすことになる。これまでの発言を聞いても、恐らく市長は検討委員会のことなどまるで頭にないかのような振る舞いだったと思っています。これまでの経緯を知っていたのですか。それとも、自分の判断で何でもできると思っていたのでしょうか。市長、お答えください。 56: ◯市長(村木英幸君) 秋川高校跡地の利用につきましては、既に西多摩療育支援センター、そして、あきる野学園が進出をしております。そして、その北側に約2000坪の土地を使って、あきる野学園が1300坪ぐらいの建物の規模で増築をする計画が発表されました。そして、東京都は特養老人ホームのベッド数をふやそうということで6万2000床、現在は5万床に満たない数値だったかと思います。そういった状況を考えて、都知事との意見交換会というのがありましたので、提案をした次第でございます。したがって、あきる野学園の増築部分の北側の一画を使って介護老人福祉施設を民設民営で誘致をするということでございます。そのほかの部分につきましては何ら変わっておりません。 57: ◯5番(臼井 建議員) 私の質問に対して全く答えていませんので、非常に残念です。傍聴している方々、後でネットで見る方々、こういうような答弁ですので、皆さん、しっかりと把握をしておいていただきたいと思います。  この検討委員会なのですが、私、当然、理解していると思っていたのですが、ちょっとそういう感じではない。どんどん自分の判断で進められるのだというように私は感じましたので、今回、質問をするようにしました。これ、質問をしなかったら、強引に検討委員会を無視していたのではないかと、私はそういうような思いもありましたので、質問させていただきました。恐怖を覚えます。  いずれにしろ、特養誘致することは、今までの時計の針を、薄氷を踏むような思いで調整してきた職員の苦労というものは、ちゃぶ台をひっくり返すように時計の針を戻す、余計な時間をかけるということを私は実感しました。  次に、市長は公開討論会などで都が跡地利用計画を市に出してくれと求めているのだけれども、市はまだ出していないのだというふうに、市が怠慢なようなことをおっしゃって、そして今、ボールは市に投げられたままであるかのようなことを言っていました。ところが、市は、その公開討論会の1年前の昨年の10月に既に利用方針案を都へ出しているのです。私は、今、都から利用計画を出すようには市は求められていない。ボールは市が持っているのではないと理解していましたが、その時点ではいかがでしたか。 58: ◯市長(村木英幸君) 都議会を通じて確認をいたしましたところ、あきる野市は何の行動もとっていない。何の要請もされていないという報告を受けましたので、そのように申し上げたということです。 59: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。  ただいま議員の御質問の中にありましたとおり、昨年の10月には、知事から要請された活用方針案を作成し、東京都の関係部署への提示とあわせて協議を進めております。これまで東京都は、都有地処分に当たって市街化区域への編入により、適切な土地利用の誘導を図ることが前提となっており、このことを踏まえ、活用方針案を作成しております。また、市街化区域編入と都有地処分のあり方について方針案を確定する上で、東京都に協議を行ってまいりました。現在、東京都と市では、これらの取り組みを踏まえ、市街化区域編入に向けた準備作業を行っているものであります。  以上です。 60: ◯5番(臼井 建議員) 市長の発言内容が間違っているということがわかりました。さもまだ特養利用への変更を出す余裕がある、市がボールを持っているのだといった誤った情報を市民に出しているということがわかりました。市がボールを持ったままではなかったのですよね。両方がテーブルについて一生懸命話し合っている状況だったのですよ。それを、今、テーブルをひっくり返すような状況に導いているのが市長だと思っています。都合のいいように話をつくり、市民をミスリードするのはやめていただきたいと思っています。  さらに、市長が公開討論会のときにおっしゃったのは、今、おっしゃいました都議会から聞いていると。都は、工業的な利用よりも、高齢者福祉などの利用をしてほしいのだというふうに、これは都議会から聞いているとおっしゃった。これを聞いた市民は、東京都は福祉の利用をしてもらいたいのに、市は工業利用としているのかしら、こういうふうに思ったのではないでしょうか。また、都がそう言ったというからには、都庁というのは、局が違えば会社が違うような組織なのです。都が言ったというからには、この件については、やはりオール都庁としての意思、責任ある所管部署の意思だと普通は思いますよ。秋川高校の跡地に関する都の主管部署は総務、財務、都市整備局の3局です。この3局が福祉利用してほしいと言ったのですか。お答えください。 61: ◯市長(村木英幸君) ただいま発言に出ました3局について質問をして、そこで確認をしたわけではありません。 62: ◯5番(臼井 建議員) ありがとうございます。結局、所管外の部署ではない。恐らく都議会議員、誰かわかりませんが、所管外の部署のどなたか担当者から聞いて、その所管外のところの希望としたものを受けとめて、それを公開討論会の場で都の意思だというふうにおっしゃったと私は理解をしました。  でも、これは、今、言ったように福祉保健局というのは、多分そうでしょうけれども、跡地の所管外のところだと思うのですよね。所管外からの要望を受けて、今回、市長として対外的に話していると、そういうことになりますよ。実際に担当している3局の外から福祉保健局が市側に働きかけている、要望しているようなものです。これは東京都の中では面倒なことになりますよ。その根源は市長だと。あきる野市は、そういった対応をしているとどの局にも信用されなくなりますよ。市長が勝手にやるからです。都市整備部の職員が薄氷の思いで培ってきた信頼関係を吹っ飛ばすことになる。私はそう思っています。  人が言ったことを、都議会議員が言ったからということではなくて、自分でしっかりと確かめて、そしてその中でそしゃくする。これまでの動きを理解していたら、この3局が福祉利用してほしいということを言うはずないのです。そこを都合のいいように公開討論会でさも東京都が責任ある意思としてこう言っているかのようなことを言うということは非常に困ります。そんなことで市を代表されたら迷惑をすると思いますよ。今のようなスタンスをこれからも対内的にも対外的に行うのですか。市長、答えてください。 63: ◯市長(村木英幸君) 先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、東京都はあきる野学園を増築して、拡大をしたいということを既に通告をしております。したがいまして、その上の続きの一画に福祉事業、東京都がベッドを拡大をしようと、そういった提案をすること。それはあきる野市議会でも再三にわたって質問等も出ておりますし、市の答弁でも待機者が多い。また、西多摩全体としても大変多いという答弁も出ておりますので、そういったことで提案をした次第でございます。したがって、3局の今まで積み上げてきたものを全くほごにするとか、そういったことを指しているものでありません。今まで積み上げてきたものはそのままになっております。したがって、あいた土地は東京都の土地ですので、東京都が決めると思います。福祉施設につきましても東京都が決めると思います。 64: ◯5番(臼井 建議員) とにかく質問と答弁が全くずれていますので、皆さん、よく聞いていただければと思います。  やはり自分の御都合のいいように市民に話したということだと思います。とにかく所管外のところの発言を聞いて、そのまま意見を言っているといったところであります。  先ほど中嶋議員からもありましたけれども、あなたの行動で議会、市民は不安を増殖させています。これについても陳情が出たりしていますよね。これは、もし陳情で可決したら、先ほど東京都のほうにも行くのではないかと中嶋議員からもありました。恐らく知事室だけではないと思いますよ。今、言った所管の局全てに恐らく陳情の方々は行かないといけないと思っているのではないでしょうか。また、メディアにも行くと思いますよ。そういったことも踏まえて、しっかり考えていただきたいと思っています。  今、待機者の話がありましたけれども、御質問させていただきたいと思います。公開討論会などでもおっしゃいました。市内には待機者が77人いるのだと。したがって、特養誘致するとおっしゃいました。誘致する根拠として、市内の待機者77人を解消したいのだというふうに理解しました。この根拠について伺います。私もさまざまな方々にお話を伺いました。彼らが言っていたのは、市長は現場の実情をよくわかっているはずなのにどうしてこういうことをするのだろう。地域包括ケアシステムを推進する姿勢だったのではないのかな。逆行しているんじゃないのというようなことを皆さん、異口同音に言っています。待機者が77人ということですが、待機者はそれぞれさまざまな事情があると思います。施設にいる方、自宅にいる方、これは半数ずつぐらいというのは理解していますけれども、そのほかの待機者の実態ということは、市は把握していますか。 65: ◯議長(天野正昭議員) 健康福祉部長。           〔 健康福祉部長  川久保明君  登壇 〕 66: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。  この77人という数字でございますけれども、東京都が3年に1回実施しております特別養護老人ホームへの入所申し込み等に関する調査の結果ということになりますけれども、臼井議員からも御説明がありました在宅なのか、施設なのか、病院かなど、そういった現在の居住場所の区分などは結果として出ておりますけれども、待機の実態という詳細なところまでは把握できていない状況でございます。 67: ◯5番(臼井 建議員) ありがとうございます。これは市が怠慢なのではありません。待機者はそもそも入所の申請者イコール待機者としてカウントされている。これは、こういったことになってしまったのですね。医療依存度が高くて、そもそも特養に入れない人とか、今すぐ考えていないけれどもという、そういった人が含まれているのです。実質的な待機者の数字ではないのです。77人は実質的な待機者ではないと理解しています。  実はきょう、資料をお配りさせていただきました。これは冊子になっているので、申しわけありませんが、こういうものがあるよという御紹介で、報告書の1ページ、2ページのみだけコピーして、中身はつけていないです。これをお配りさせていただきました。  先月なのですけれども、東京都高齢者福祉施設協議会というところが待機者の実態調査というものを発表しました。配付資料は1枚目にその表紙のみつけていますけれども、これはもちろんあきる野も対象に入っていて、西多摩などのエリア別の調査結果も出ています。私、これを読んで今すぐこのような状況で誘致するというのは非常にハードルが高いなと思うとともに、陳情が2件で出ている。これもむべなるかなと理解したところです。  この実態調査の調査結果考察の主なところを紹介します。待機者について3つあります。23区において施設整備は加速することで、西多摩などの待機者の減少が一層深刻化している。2つ目、待機者の中で増加しているのが、医療依存度が高い方が最も多い。申込者の中には特養ホームでの生活が実質的には難しい方が増加している。このことから、入所申込者イコール待機者といった考えを改め、施設整備計画における根拠数値として用いてはならないというふうに書いてあります。これが分析した、考察した結果であります。あきる野で言えば、この77人を施設整備計画の根拠数値として使ってはいけないというふうにこの福祉協議会は分析をするわけであります。また、3つ目として、入所待機者が減少している一方、施設整備が進展していく状況に疑問を投げる意見が多いとも言っています。  このように、待機者名簿の待機者数、いわゆるあきる野で言えば77人と、実際の入所希望者数、これがわかりませんが、乖離しているのではないかということがわかります。市長が、市内の待機者77人の解消という誘致の根拠は、妥当性が希薄ではないでしょうか。いかがですか。 68: ◯市長(村木英幸君) 私が提案したのは、地域密着型の介護老人福祉施設を誘致しようということではありません。広域的なものであります。東京都全体が望んでいる6万2000床の特養をこれから整備したい、そういった指針に対してあきる野市としてお応えすることができるということで提案したものでございます。  また、待機者77人というのは、それは本当の数字です。要介護3以上の方でないと、あるいはそれ以下の方でも特別な介護事情がない方でないと申し込みができませんので、社会的な入院をなくすために要介護の制度、介護保険制度ができたわけでありますので、そのために調査した結果があきる野市では77名、私が先ほど申しました整備を提案したのは西多摩全体を見据えております。西多摩全体の地域包括ケアについて考えたことを提案したということでございます。また、あきる野市の地域包括ケアにつきましても、中学校区ごとでこれから提案をしてまいりたいと思っております。 69: ◯5番(臼井 建議員) 先ほど部長からは、77人の実態は把握していないというところ、今市長の御答弁とはちょっと食い違っているなというふうに思っております。いずれにしても、この待機者は、これまでも言っているのは、東京都に呼応してということもおっしゃっています。これはやはり選挙のときの公約からすれば、市民の方からすれば、例えば将来もしかしたら自分が特養に入る可能性もあるだろう。だから特養をつくってくれる。これはいいよね。そういった淡い、何か福祉施設っていいよね、そういうような市民にとっての淡いそういった希望というふうに受けとめたのではないでしょうか。だとすれば、市長が今まで言っている東京都に呼応する。これは、市民のためというよりは、市民以外のためというふうに言っているのだと思います。そうすると、やはり選挙のときに、市民のためではなくて、市外の人を呼び込む、そういうためにつくるのだ、そういうふうに言ったほうが適切だったと思っておりますが、いかがですか。 70: ◯市長(村木英幸君) 私が先ほど答弁いたしましたのは、広域型の介護老人福祉施設を民設民営で誘致をするということでございます。市内では確かに77名、要介護3以上の方が特別養護老人ホームへ申込書を出しております。それが待機者となっているわけでありますけれども、西多摩では500名以上の方が出しております。そして、西多摩地域は特殊な事情があります。建設をするときに、かつて措置制度時代には建設補助金というのをもらっている施設が大変多い。西多摩では半数以上でしょう。したがいまして、他の施設から受け入れることは当然のことだというふうに思っておりますし、それが西多摩地域、あきる野も含めて、介護老人福祉施設に課せられた課題であろうというふうに考えております。 71: ◯5番(臼井 建議員) ということであれば、やはり選挙のときに市民が勘違いするような、そういった表現、そういったことをすべきではなかったと思っております。そしてまた、人材確保の問題でもいろいろこの報告書では出ているのです。例えば主なものを紹介しますけれども、特養が新たに整備されること、これにより介護人材不足に陥っている状況がある。その結果、職員などの取り合いになっている。深刻な介護人材不足とは関係なく、施設をふやすこと、これは厳しい指摘がある。施設整備よりも介護職員の人員確保最優先すべきだと。そしてまた、人材確保が追いつかず、施設の運営が困難になっている。これは施設整備が進展した結果であるといった意見が出ています。現状でも、かなり人材確保が困難、深刻な状況なのに、新施設を誘致したらより一層、既存施設の人材確保が困難になるのではないでしょうか。  私、市長のこれまでの議員時代のいろいろな質疑、10年間ぐらいを見させていただきました。やはり地域包括ケアシステムを推進していこう。そういう高齢者福祉への思いを私は感じておりました。でも、今、陳情している市内の多くの事業者の方々がみんな言っているのは、これ、在宅サービスを弱体化の方向に向かわせるんじゃないだろうか。地域包括ケア、逆行させるよね。今やること、それは在宅サービスの充実じゃないの。そういうふうにおっしゃっているのです。市長は気が変わったのかどうか、そういった多くの方々の疑問にどのようにお答えになりますか。 72: ◯市長(村木英幸君) 介護保険制度は利用契約制度から成り立っております。したがいまして、サービス事業を提供する事業者がおります。それから、それを受ける要介護高齢者があります。そして、世話をしている家族というものがあるわけでございまして、利用契約制度は要介護者、あるいは家族がその事業者を選定することによって成り立つわけでありますので、サービスを提供する事業者をこれからさらにふやしていく。特に、地域密着型事業を行う事業者をふやしていくことが地域包括ケアの推進になるというふうに考えております。  それからもう一つ、秋川高校跡地に介護老人福祉施設を誘致することでありますけれども、あそこはあくまで東京都の土地ですので、東京都がだめだということであればそれは難しくなるわけでありますので、東京都の意向は尊重しなければならないと思っております。 73: ◯5番(臼井 建議員) なかなかちょっと質問と答弁がかみ合わない状況がありますので、非常に残念だと思っています。  いずれにしろ、市内の事業者の方々は非常に不安を覚えています。市長が実情をよく知っているはずなのに、どうして自分たちを苦しめることをするのか。このままではあきる野の在宅介護サービスが非常に厳しい。そういう危機感を持っているということは頭の中に入れていただきたいと思っています。  そういう中で、今、さまざまな議員から提案もありましたけれども、私は、あきる野市の実情と経緯というものを考えたら、秋川高校の跡地はやはり産業系でやるべきだというふうに思っています。財政状況が乏しい当市において、このまちを責任を持って経営していく、こういうことを考えたら、やはり地域経済を高めるということが重要だと思うのです。それを基盤に市民の幸せな暮らしのための施策を展開する。基盤が心もとない中でサービスの充実は図れないと私は思っています。  こういう中で、あきる野市というまちを経営するときに、過去なんて関係ないという人もいるかもしれませんが、私は堀江議員と同じで、この地に働く場を、企業誘致してほしいと願って土地を手放した先人の思いをやはりむげにすること、これは非常に逡巡するところであります。為政者は、やはりその思いを体の中に取り込んで、しかし、がちがちに固執することではなくて、そういった先人の思いも尊重しながらまちづくりを考え、実践していく、これが大事なのではないのかなと思っています。  市長、この介護事業者連絡会は、時間の関係もありましたけれども、117の事業所中85の事業所が賛同して陳情を出しています。また特養のほうに至ってはほとんどです。これだけの事業所の再考を求める動きがある中で、性急に誘致を進めるのではなくて、よく実情を精査して、考え直すことを求めますが、いかがですか。 74: ◯市長(村木英幸君) 福祉施設において、在宅の事業者において人材難、特に介護職員が不足しているということは、私自身も20年間経営をやってまいりましたので、それはよく感じております。介護職員処遇改善交付金制度というのが国の制度でできておりまして、月に数万円の介護職員には、そういう加算があるわけでありますけれども、それでも集まらないということはわかっております。国のほうでは、外国人の介護職員を導入しようということで、入管法が改正をされました。既に病院とか介護老人福祉施設では外国人人材、その方々を活用しているところも多々ございますので、そのような道筋を私はつけていきたいと思っております。  とにかくごり押しをするということではなくて、東京都があることですので、東京都の意見も伺わなければなりません。そして、とにかく東京都は特養のベッドをふやしたい、そういった意向を持っておりますので、提案した次第でございます。介護人材につきましてももちろんよく理解をしております。決して在宅サービスの事業者の方を苦しめるためにやっているというわけではありません。全体の福祉の向上、市民福祉の向上のために、地域福祉の向上のためにとっている行動でございます。 75: ◯5番(臼井 建議員) であるならば、しっかりその事業者の方々が理解ができるように説明をして、行動していただきたいと思っております。今、再考を求めましたけれども、耳をかしていただけないということで、私は本当に恐怖を覚えました。  時間の関係がありますので、次に財政の問題に移りたいと思っています。後援会発行の盛夏号、こういった中で、経常収支比率、実質公債費比率が悪化と、この2つの指標のみを用いて分析し、行財政改革が全く進んでないというふうにおっしゃいました。私は、副市長が企画政策部長時代に取り組んできた行財政改革の流れを宮田さんや田野倉さんが受け継いで、私は全く進んでないなんてことは全く思えないのですが、副市長、部長でもいいです。どうですか。全く進んでないのですか、澤井市長時代に行財政改革が。御答弁をお願いします。 76: ◯議長(天野正昭議員) 副市長。             〔 副市長  尾崎喜己君  登壇 〕 77: ◯副市長(尾崎喜己君) 臼井議員の御質問にお答えしたいと思います。  何をもって行財政改革が進んでいるのか、進んでないのかというところは人それぞれ指標が違うかと思います。長期負債が残っているから進んでないと言われれば、進んでないのかもしれません。しかしながら、先代、先々代の市長のもと、行財政の改革プランに沿いまして、例えばですけれども、不要財産の処分を行ってきました。これが平成22年度から平成30年度までの累計では約12億円を処分してきています。これは、ただ資産をキャッシュ化しただけだろうと言われればそうかもしれません。これ以外でも自販機の設置に当たっての競争入札ですとか、それから電話等の通信コストの削減も図ってきました。それから特定規模電気事業者との契約や有料広告の導入、そういったことで削減を図ってきております。ということで、おおむね約10年、平成22年度から昨年度までの実績の合計でありますけれども、人件費を除いても約30億円近い効果を生んできたと思っておりますし、人件費を込めば36億円ほどの収入の増、支出の減を図ってきたという効果はあると思っておりますので、全く進んでないと言われるのは全くの心外でございます。  以上です。 78: ◯5番(臼井 建議員) 今、市長は言っていないとおっしゃいましたけれども、御自分の後援会発行の盛夏号の中で言っていることです。やはり自分で目を通していないのか、この発行、この主張について、これを選挙の前に配っているわけですよね。それを理解していないということがわかりました。  行財政改革が全く進んでいない。市長が主張していたことは違う。市民をあおっていたということがわかりました。市長の盛夏号の分析では、あえて将来負担比率。きょう、資料をお配りさせていただいております。3ページ以降、3、4、5のところに将来負担比率とか、そういったものの比率、借金残高等々の資料をお配りさせていただいております。この4つの指標、将来負担比率、実質赤字比率、連結実質赤字比率、資金不足比率、この4つは非常にいい数字を出しているのです。いい数字の4つの指標を除いて分析して、都合のいい数字の2指標だけを取り上げて、都合の悪い、市としてよい結果を出している指標を無視しているのです。市長が使ったこの2つの指標はいずれも単年度の現金収支、財政状況を示す指標ではないですか。これだけで財政の健全性を判断するのは、市債残高とか、そういった負債のストック面に課題があっても、目をつぶることになるのではないですか。将来に向けた計画的な財政運営という観点がなくなるということは、将来に向けた計画的な財政運営という視点がないということなのですよ。将来負担比率など4つの指標をあえて外して、市民の不安をあおる。これは適切ではないと思いますが、いかがですか。 79: ◯市長(村木英幸君) 一面からの見方であるというふうに感じております。 80: ◯5番(臼井 建議員) 市長も一面からの見方と思っています。市長が使わなかった連結実質赤字比率など、こういった比率は、本市が関係する全ての財務状況を連結させるものなのです。単年度の収支だけではなくて、特別会計とか、第三セクターとか、そういったものを含めたあきる野市が抱える実質的負債の状況を明らかにするものなのです。市の財政の全体像が浮き彫りになるものです。そういったものを見ないで、一面的なものだ。そういうことは、市長はこれから市のかじ取りをして、財政運営をする上で、こういった全体像を見ない。そういうような視点に立っているのだということがわかりました。市民の皆さん、よく考えていただきたいと思っております。市長になったのですから、市民の不安をあおるようなことは慎んでいただきたいと思っております。  次に、実質公債費比率、平成27年度7.3%から平成30年度8.5%、そういったもので推移しております。ただ、悪化というふうに言っていますが、これは一部事務組合の影響が大きいのです。西秋川衛生組合の関係とか、新しい炉をやりましたから。市長は、その上昇をとられて財政状況が悪化している。区画整理をやることでさらに悪化するとしていますが、企画政策部長、どうなのでしょうか。 81: ◯企画政策部長田野倉裕二君) お答えいたします。  実質公債費比率ということでございますが、この実質公債費比率につきましては、議員御指摘のとおり、平成27年度以降、これは一部事務組合、阿伎留医療センターの設備更新ですとか、西秋川衛生組合の新炉建設にかかる負担の増加に伴うもので、実質この上昇が続いている状況でございますが、今後の負担につきましては徐々に減少していくというふうに見込んではおります。  また、区画整理についてでございますが、今後、社会保障関係経費の増加、それと公共施設の適正管理など、財政課題が山積している状況におきましては、多額の地方債は財政運営に影響を及ぼすものではございますが、区画整理にかかる費用負担は既に市の財政計画に予定をされておりますので、区画整理だけを捉えて財政が悪化しているということは言いがたい部分もございます。  以上でございます。 82: ◯5番(臼井 建議員) 苦しいお立場ですけれども、御答弁ありがとうございます。やはり市長の主張は言い過ぎだと。市民を誤った方向へ誘導しているということがわかりました。  たしか市長は公約の中に財政健全化緊急計画をつくって、来年度予算に反映させるということをおっしゃっていたと思います。就任時、10月15日の記者会見でもそう明言していらっしゃいます。ところが、先日の11月26日の記者会見では、早くもそういった公約を見送ると発表いたしました。財政健全化が市の抱える重要課題だ。公開討論会でも三大政策の中の一つだというふうにもおっしゃいました。と言いながら、財政再建の見通しを立てる、ある意味、肝になる計画だと思っておりますが、これを見送る。その理由が、澤井市長がつくった行財政運営基本指針の枠組みで取り組んでいる。そういうようなことも記事で見ました。何とも合点がいかない理由だなと思っています。では、伺います。公約にあった財政健全化緊急計画をなぜ見送ったのですか。 83: ◯市長(村木英幸君) 見送ってはおりません。 84: ◯5番(臼井 建議員) 市長は見送っていないということでありましたけれども、それではこの財政健全化緊急計画を来年度予算に反映するというような公約であったと思いますけれども、いつつくるのですか。 85: ◯市長(村木英幸君) 来年度に向けてこれから作成いたします。 86: ◯5番(臼井 建議員) 来年度に向けてつくると言ったけれども、副市長や企画政策部長はそれも了解しているのでしょうか。思いつきで物事を言ったら本当に職員に、本当にかわいそうですよ。  あと3分ですので、ちょっともう本当に。皆さん、こういった思いつきのような発言をなさる。私は本当に残念でなりません。  最後、区画整理のことを中嶋議員が一生懸命やっていたのですけれども、ちょっとだけ言います。私が憤慨しているのは、堀江議員も言いましたけれども、破綻したということなのですよね。御答弁の中でも、国と都の補助金が削減された、そういうふうにおっしゃっていました。だから、国も都も見放したのだろうと、そういう感覚で物事をおっしゃっていたということが答弁の中でもありました。我々は、都庁に会派みんなで行ってきました。いろいろな話を聞いてきました。私は、また別に東京都の都市整備局のこの区画整理を担当する市街地整備部長も、前に一緒に仕事をしたこともありますので、直接お話も伺ってきました。破綻した、見直す、そんなことを言っているのですか。あり得ないですね。そういうことを言っているのですよ。  あなたは、こういった都が見放した、破綻したと言っていますけれども、ちゃんと自分で確認をしているのですか。都議会議員から聞いたから、だからそうだろうとか。数字だけ見て、補助金が25%減額されたから。ほかのもの、これだけ狙い撃ちされたわけじゃないじゃないですか。なぜそういったふうに根拠もなく、感覚だけで、当事者に確認をしないで発言するのか、これは妄想だったという理解でよろしいですか。 87: ◯市長(村木英幸君) 私がチラシの中で表明したのは、25%の補助金が削減、カットされたこと。それから、国や都のまちづくりに対する考え方が変化をしてきているということを申し上げました。例えば防災対策、国土の強靱化、あるいは高齢者対策、そして子育て支援、そういったことに変化をしてきているということを申し上げました。したがって、区画整理の、都や国が見る位置というのが少し下がったのではないかということを表現したかったということでございます。したがいまして、決して見放されている状態にはなっておりません。区画整理はこれから進行しております。区画整理は今現在も進行しております。これをよく理解してください。 88: ◯5番(臼井 建議員) 非常に、この市のトップとして残念だなと思っております。  最後に、退職手当組合、(2)の1)も触れたかったのですが、この間、退職手当組合に要望したと言いました。そのときに、ほかの首長たち、これはほかの首長たちが合意しないとできないのです。何と言ったか御存じでしょうか。あっけにとられたよ、自分のところは自分で考えろよ。そういう人たちがいるのですよ。あなたの考えだけでこの退職手当の廃止はそう簡単に実現することではないということは御忠告をさせていただきたいと思っております。  したがって、あなたの公約はほとんどが根拠が薄くて、非常に市民をあおるものであったというふうに私は理解しました。  以上です。 89: ◯議長(天野正昭議員) 臼井建議員の質問が終わりました。  次の質問者、16番目、中村一広議員、どうぞ。             〔 6番  中村一広議員  登壇 〕 90: ◯6番(中村一広議員) 議席番号6番、自由民主党志清会、中村一広でございます。それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  (1)市長の公約の重点政策について  市長の推薦団体である新しいあきる野を創る会の秋川地区の重点政策として、掲げた政策は公約と同様なものだと理解しております。重点政策と記されており、市長としても特に力を入れて推し進めていることだと思いますので、以下お伺いいたします。  1) 観光事業の振興について、具体的な方策があると理解しておりますが、市長の見解をお伺いいたします。  2) 企業誘致と地域産業の振興について、具体的な方策があると理解しておりますが、市長の見解をお伺いいたします。  (2)所信表明の地域経済の縮小について  地域経済の活性化を図るために、イベント等を通じて人を集め、これを起爆剤として、身近な地元商店街が活気を取り戻すことが重要である。地域経済の縮小に対する具体的な方策があると理解しておりますが、市長の見解をお伺いいたします。  以上で登壇での質問を終わらせていただきます。 91: ◯議長(天野正昭議員) 登壇による質問が終わりました。  答弁をお願いいたします。          〔 商工観光担当部長  門脇 徹君  登壇 〕 92: ◯商工観光担当部長(門脇 徹君) (1)の1)についてお答えします。  本市は、都心から車や電車で1時間程度の位置にありながらも、豊かな自然や歴史・文化などに恵まれた地域であります。
     観光振興のため、豊かな地域資源を生かした回遊型観光ルートの整備などについて、検討していきたいと考えております。  2)についてお答えします。  企業誘致と地域産業の振興につきましては、秋川高校跡地において、東京都と調整を図りながら、特別養護老人ホームの誘致と並行して企業誘致を進めるとともに、他の未利用地の活用についても検討してまいります。企業誘致を進めることで、定住人口の増加や雇用の創出、さらに地元企業との受発注機会の拡大など、地域産業の振興につながるものと考えております。  (2)についてお答えします。  地域経済の縮小に対する取り組みにつきましては、地域の財産である五日市映画祭の復活、ヨルイチやあきる野夏まつり、産業祭等のイベントを大いに盛り上げ、多くの方にお越しいただき、地域経済の活性化に努めてまいります。 93: ◯議長(天野正昭議員) 答弁が終わりました。  ここで少し早いですけれども、昼食のため休憩といたします。  なお、再開は午後1時ちょうどといたします。                               午前11時49分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午後 1時00分  再開 94: ◯議長(天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  再質問がありましたら、どうぞ。中村議員。 95: ◯6番(中村一広議員) 午前中に引き続きよろしくお願いいたします。  午前中には御答弁をいただき、大変ありがとうございました。市長の公約のことをお聞きしているのに部長に答弁していただき、答弁しづらいところ、大変ありがとうございます。市長は選挙で勝ったのだから民意だということを再三にわたり述べられているので、そういうことなのかなというふうに思います。選挙に当選するための公約ではなく、市長になってからの公約だと私も強く思っております。市長になってからしっかりとしたリーダーシップを発揮してもらわないと市民は困惑してしまうと思います。明確に御答弁をいただきたいと思います。  まず最初に、重点政策は公約ということでよろしいのでしょうか。市長、よろしくお願いします。 96: ◯議長(天野正昭議員) 市長。             〔 市長  村木英幸君  登壇 〕 97: ◯市長(村木英幸君) 公約です。 98: ◯6番(中村一広議員) それでは公約ということで、今、市長の口から直接お聞きしましたので、本題に入らせていただきたいというふうに思います。  それでは(1)の1)より順次再質問をさせていただきたいと思います。まず、観光事業の振興について現状をどのように認識されているのか。まず、現状認識という部分で市長にお伺いをしたいと思います。 99: ◯市長(村木英幸君) 秋川地区の観光事業ということにつきましては、10月の台風19号によりまして、一の谷のバーベキュー場、そして高月への橋上流の第3水辺公園バーベキュー場が大きな被害を受けました。したがいまして、それを復興しませんと、来年の春から夏にかけて、やはりバーベキューを目的であきる野を訪れる観光客の数が減ってしまうだろうと思いますし、またちょうどオリンピックにも当たりますので、さらに打撃というのは大きいのではないかと思いますので、バーベキュー場の復興ということを、今、指定管理者で秋川観光協会に委託をしておりますけれども、その復興ということ。それから遊歩道につきましても、台風によりかなり打撃を受けているところもございますので、それにつきましても、東京都、国に働きかけて、早くに復旧・復興を実現させていきたいと思っております。秋川地区の観光というのは、五日市地区のほうとはちょっと違いますけれども、川辺でそのような遊びを行うということになろうかと思います。 100: ◯6番(中村一広議員) 今、市長のお話をいただきましたが、12月定例会議の初日にあきる野市観光施設にかかわる指定管理の指定が行われて、今後も秋川橋河川公園、第1水辺公園、リバーサイドパーク一の谷、そして第4水辺公園の秋川ふれあいランドの3カ所があきる野市の観光協会で管理をしていただくことになりました。しかしながら、今、市長からも御答弁がありましたが、台風19号でどの施設もやはり壊滅的な被害を受けております。  さきに行われた全国都市問題会議のことしのテーマは防災とコミュニティーということがテーマとして掲げられておりました。その中で被災した地域は、現状復旧ではなく、改良復旧が求められるということでした。同じ被害を出さないためにも、改良をした復旧が求められるということです。河川は都が管理していると思います。今後どのように都に働きかけていくのか。復旧をどう進めていくのか、市長の見解をお伺いしたいというふうに思います。 101: ◯商工観光担当部長(門脇 徹君) 私のほうからお答えさせていただきます。  今、河川の改良ということなのですけれども、私、観光の担当ですから、バーベキュー場に限った形でお答えさせていただきたいと思います。西多摩建設事務所に問い合わせたところによりますと、今回の台風19号の被害により、住宅関係が非常に山田のところだとか、牛沼のところも被害を受けていると。そちらを優先したいということですので、5月をめどに、まずはそちらの護岸工事を完成させた上で、現状の今のバーベキュー場の遊歩道が大分侵されておりますので、そちらのほうに着手したいというふうに聞いております。ただ、改良ということに関しましては、そこまで具体的な話は伺っておりません。 102: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。ぜひ市長から直接、都、国に対してもしっかりとした働きかけをしていただかないと、やはりどうしても、被災された方もいらっしゃいますので、生活再建を第一優先にすべきだというふうに私も感じておりますが、そのような中でもやはりあきる野市の観光資源の一端を担っていただいている部分も多々ございますので、そういった部分ではしっかり東京都だったり、国だったりというところに直接、市長からもお願いをしていただきたいというふうに強く要望をさせていただきたいと思っております。  それでは、次の質問に入らせていただきますが、社寺や行事など、地域を生かした回遊ルートを整備しますということが明記されておりました。新たに整備されるということでよろしいのでしょうか。市長、答弁をお願いします。 103: ◯市長(村木英幸君) 観光ルートということであるかと思いますが、現在、秋川地区における観光ルートというのも担当の部のほうで設定してPR等を行っていると思います。詳しいところはまた再び答弁させていただきたいと思います。 104: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。先ほど冒頭にお聞きしましたが、重点政策の中に書かれていることでございます。これは、市長が事前に調べた上で重点政策として掲げている問題だというふうに私は認識をしておるところでございます。ぜひ市長の口からどういう形で整備するのかというところを聞きたいのですが、御理解をいただいてないようなので、私のほうから話をさせていただきたいと思いますが、みんなで歩くあきる野百景めぐりマップというものがもう既にあきる野市のほうで作成をしていただいているのです。これを市長は見たことあるかどうかお伺いしたいと思います。 105: ◯市長(村木英幸君) 詳しく見たことはございません。 106: ◯6番(中村一広議員) 詳しく見たことがないと。重点政策で掲げているのに、どういう形で下調べをしたのかなとちょっと疑問に残る部分がありますが、この中では、東秋留地区、西秋留地区、多西地区が旧秋川地区の部分ですね。増戸地区、五日市地区、戸倉地区、小宮地区ということで、あきる野市のほぼ全域を散策コースとして指定をして整備がなされております。その上でもう一度聞かせていただきたいと思いますが、新しく回遊型観光ルートを整備されるのかどうか、再度お聞かせください。 107: ◯市長(村木英幸君) 新しい神社等ができたわけではありませんので、新たに社寺をめぐるルートというのは難しいのかと思います。 108: ◯6番(中村一広議員) 神社だったり、お寺だったりというのは2、3年でできるものではないというふうに私も思っていますので、そういうことではなくて、新たに観光ルートを整備するのかどうか。要は、ルート設定、新たなコースをつくるのかどうかということをお聞きしているのです。 109: ◯議長(天野正昭議員) 副市長。             〔 副市長  尾崎喜己君  登壇 〕 110: ◯副市長(尾崎喜己君) 中村議員の御質問にお答えしたいと思います。  確かに公約の中に社寺行事を生かした新たな観光ルート、回遊ルートをつくりますということが書かれていたと思います。確かに新たなルートをつくるとなると、周辺住民の方の御理解であるとか、安全をどう確保するかとか、いろいろな問題があると思います。社寺行事を生かしたとなると、確かに新しい神社ができるわけではないので、これまでの歴史的な資源として見て、そこに何らかの共通する物語とか、そういった位置づけをしながら、ポイントとしては変わらないかもしれないですけれども、そういった物語的なルートを新たに考えるといったようなことも事務方としては考えているところでございます。  以上です。 111: ◯6番(中村一広議員) 副市長、ありがとうございます。新たな整備ということではなくて既存のルートを生かした形でということだというふうに認識をさせていただきましたが、その部分で、今、私自身は整備がかなり進んでいるのかなというふうに感じている部分もあります。観光ルートのマップを駅に掲示したり、またその観光ルートの途中にも案内看板を設置していただいたり、またその観光ルートの中にあるトイレ等も整備をされたりという部分で、かなり整備が進んでいるのかなというふうに私自身は感じているところがあります。そういった中で、どういうところを市長は整備したいというふうに思って重大政策の中に掲げたのか、再度お聞かせいただければと思います。 112: ◯市長(村木英幸君) 歩きたくなる街あきる野という標語がありますけれども、観光に訪れた方がそのような希望を持って歴史を散策する。そういった散歩コースを想定しております。 113: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。観光ルートの整備に力を入れるよりも、やはりどうやってこの地域を訪れてくれる人をふやすのかといったところにやはり注力を注ぐべきではないのかなというふうに私は思っております。観光推進協議会だったり、観光協会の青年部。また、観光まちづくり推進課の皆様で、官民連携して、この地域に人が来ていただくために、拝島だったり、また都内のほうの駅だったり、いろいろなところへキャラバン隊をつくって、この地域に人が訪れていただけるような取り組みを官民連携してやっていただいて、現在もう既にやっていただいているというふうに思いますが、そういった部分で、どうしたらこの地域をPRというか、宣伝していくことがベストな状態になっていくのかなという部分で、再度、市長の見解をお伺いさせていただけたらと思います。市長の口からぜひできればお願いしたいのですが。 114: ◯市長(村木英幸君) 部長のほうが詳しくおやりになっていると思いますので、答弁をさせていただきたいと思います。 115: ◯商工観光担当部長(門脇 徹君) お答えさせていただきます。  どのような形でPRすればいいかという御質問かと思いますが、観光施策には私は3つの柱があると思っています。それは市場調査と情報発信、それから受け入れの、先ほどからお話しされている環境整備、そして観光コンテンツを生かしたツーリズムの確立という三本柱だと思っています。その中で、情報発信という意味では、効果的な観光プロモーションを現在、行っているところでございますので、そういうものをやはり実施していくことと、ウエブやSNSによる情報発信が挙げられるかと思います。  以上です。 116: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。部長から今、御丁寧な説明をいただきました中で、そういった中で観光ルートを整備するということが書かれておりましたが、そこの財源はどういう形で市長は考えていらっしゃるのでしょうか。 117: ◯副市長(尾崎喜己君) お答えいたします。  観光推進に充てる財源につきましては、一般的には一般財源が中心になりますけれども、その中でも東京都、あるいは財団のほうの補助金を極力活用しながら、効果的な政策展開に努めてまいりたいというふうに考えております。 118: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。この観光事業に当たっては、東京都だったり、国だったりというところで、かなりいろいろな補助金のメニューがあると思います。そういった部分をうまく活用して、今後、あきる野市をPRしていただきたいなと思っております。  それでは、次の質問に入らせていただきたいと思いますが、続いて、(1)の2)について質問をさせていただきたいと思います。企業誘致の観点からということで、秋川高校の跡地の問題だったりという部分で重複する部分が出てきてしまうかもしれませんが、御理解をいただければと思っております。  企業誘致については、秋川高校の跡地について特別養護老人ホームの誘致ということで、並行して進めると先ほど答弁がされました。まず、特別養護老人ホームの誘致について伺いたいと改めて思います。現在、市内の状況を踏まえてのことと思いますが、先日も都知事との面談において、災害対応よりも先に知事にお願いしたと聞いております。なぜ特別養護老人ホームを誘致しようと考えられたのか。市長がこの件を力強くこれだけ推し進めるには理由があって当然のことだというふうに思いますが、その意気込みを市長から直接お聞きしたいというふうに思います。 119: ◯市長(村木英幸君) 都知事との話し合い、意見交換においては、まず最初に台風19号での被害の状況、そしてそのための復旧・復興のために東京都の御支援をいただきたいということで、まず最初にお願いいたしました。その後、具体的な意見交換として秋川高校跡地の利用についてということも出てきたわけでありますけれども、それにつきましては広域で利用できる介護老人福祉施設ということで、都知事との意見交換会ではお話をいたしました。東京都が進めている整備計画、そういったものもありますので、そのための都有地が市内にあるわけですので、その支援もできるということで提案をしたところです。 120: ◯6番(中村一広議員) 特別養護老人ホームの誘致に関しては午前中に臼井議員も質問をされていましたが、私も労働力の確保が難しいということが、やはり市内の関係者からも反対の声が上がっているということを聞いております。また、今回も陳情が2件上がっているということも承知をしているところでございます。その点について、当然クリアした上で、今回、一番の政策に上がっていることだというふうに思います。雇用の面からなどは本当に問題ないのでしょうか。市長としてこの判断をしたわけですから、具体的な対応策をお聞きしたいと思いますが、先ほど市長が、冒頭に都知事にお話ししたということですが、具体的な要望という部分では、私もユーチューブで見させていただきましたが、都知事は、あれっ、台風の対応は大丈夫なのかしらというような感じのニュアンスだったのではないのかなと、私はそう受けとめたのですが、まず具体的なところで台風のことは話さずに、特別養護老人ホームのことをお願いしているような感じで、都知事としては受け取られたのではないのかなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 121: ◯市長(村木英幸君) 都知事との意見交換会におきましては、最初に都知事からお話がありまして、今回の台風では大変だったですねというお話がありました。したがって、以降の復旧・復興に御支援をお願いしますということを冒頭に申し上げたところです。  それから、秋川高校跡地の介護老人福祉施設の誘致の件でありますけれども、介護職員が不足しているというのは私自身も20年間、介護老人福祉施設をやってまいりましたので、それはわかっております。介護職員処遇改善交付金というのが国から交付されて、介護職員につきましては月に数万円、給与に上乗せをされている状態ではありますけれども、各施設とも職員の募集の案内を出しましてもなかなか集まってまいりません。私がやっていたところでも大変厳しかったです。したがいまして、いろいろなつてを伝って集めたり、お願いしたり、あるいは人材派遣にお願いしたりということもやっておりましたけれども、ことし、入管法が改正になりまして、外国人の介護人材の受け入れをするということができるようになりましたので、外国の介護人材を受け入れている施設も数多くあります。病院もありますので、あきる野市内の事業者がそのような介護人材を受け入れるためのルートをつくりたいというふうにも思っております。  確かに経営環境といいますか、大変だと思います。特に在宅の方も、入所の3つの事業所の方も大変だとは思いますけれども、最後はやはり利用する側の意向が一番重要だと思いますので、利用する方々、要支援、要介護者、そしてその家族の意向を十分に酌み取って、新たな整備。あくまで秋川高校跡地は東京都の土地ですので、東京都がやってくれということであればやりたいというふうに考えております。 122: ◯6番(中村一広議員) 秋川高校の跡地については今、市長も御答弁されておりましたが、西側のほうに特別養護老人ホーム、そしてメタセコイアの並木道を公園にするといった以外のところについて再度お伺いしたいと思いますが、おとといは企業誘致をする。きのうは防災の道の駅に賛同をしていました。きょうはまた企業誘致をするというところで、ここのところ毎日、あいている土地の利用が、市長の答弁が毎日のように変わっているのですが、再度、老人ホームとメタセコイアの並木の公園にするといった以外の空き地の利用は、市長は、今、残っている土地はどのような形で活用を考えているのか。市として東京都にもこういう形で利用したいのだということで、お話を当然されると思うのですが、そういった部分で、毎日、やりたいことが変わっていますので、再度、何をしたいのかということを市長にお伺いしたいと思います。 123: ◯市長(村木英幸君) 秋川高校跡地は東京都の土地ですので、したがいまして、東京都のほうが会社を誘致してくれるということであればそれは大変ありがたいことだと思っておりますけれども、別の東京都からの意見として、政策として多摩の直下型の地震、あるいは立川断層帯を震源とする地震発生した場合、大きな被害が出るという予測が東京都の防災会議のほうで報告されているということが報道機関のほうから出ておりますので、その報告等も勘案して、東京都のほうでは防災基地としての役割を持った施設をつくったらどうかというような意見も、都庁内部では出ているそうでありますので、東京都がどのような方向になるかということは私はわかりませんけれども、そのようなことで、東京都が計画をしたい、実施をしたいということであれば、同意をし、賛同したいと思っております。 124: ◯6番(中村一広議員) 小池都知事との面談のときに産業系誘致ということで、小池都知事も話されておりました。変わったのですかというようなことが、村木市長に確認があったと思うのですが、その辺のところで、小池都知事は産業系土地利用ということで、知事の中では頭に入っているのかなというふうに思いましたが、そこで変わったのですかということで、面談のときに確認がなされたのかなと思うのですが、その点はいかがでしょう。 125: ◯市長(村木英幸君) 私が提案したのは、図面においても、知事の面前に図面を広げて指摘をいたしましたけれども、高校跡地の西側の一画ということでございます。ほかの東側とか西側のまだ一部のほうはそのまま残っております。東京都のほうでは、今回の議会でも申し上げましたとおり、あきる野学園を拡張する計画を出しておりますので、北側の一画に介護老人福祉施設、東京都がベッドの整備を計画している、そのような福祉施設を提案したところです。  したがいまして、特別養護老人ホームというような言葉は今までは提案として出てこなかったと思いますので、それで、計画が変わったのですかという言葉が出たのではないかというふうに思いますけれども、あくまで残された土地は産業系の会社を誘致してもらえれば大変ありがたいし、防災基地として新たに東京都が計画しているということであれば、それは賛同したいというふうに思います。 126: ◯6番(中村一広議員) 秋川高校については、以前から都知事から要請があった活動方針案を取りまとめて、この方針案に基づいて東京都の関係部局と協議を行って、産業系の土地利用の早期の実現に向けて、あきる野市としても過去に取り組んでこられたのかなという認識を私はしておりました。  それでは、次の質問に入らせていただきたいと思いますが、企業誘致を進めることで定住人口の増加や雇用の創出、さらに地元企業への受発注の機会の拡大など、地域産業の振興につながる未利用地の活用についても検討してまいりますということで御答弁がありました。秋留台地域の未利用地の解消というところで、全力で取り組みますということではっきりと書かれておりましたが、この未利用地の活用というのはどこの部分を指しているのかお聞きしたいと思います。 127: ◯市長(村木英幸君) 市内で未利用地として活用できる場所というのはごく限られていると思います。例えば御堂中西側の市有地。あれはテクノヒルズが造成工事を行ったときに残土の持って行き場所がなくなってあそこに積み上げたものでございますけれども、市有地ですので、そちらのほうを活用して、民設民営で介護老人福祉施設が進出してくれればありがたいということでございますけれども、ただし、これにつきましては、これから要支援、要介護者、あるいはその家族、さまざまな階層の市民に対してアンケート調査が行われますので、それによりまして、どのような地域福祉における事業を望んでいるのかということを、市民の意向として見きわめまして、それによって第8期の整備計画の中にどのように位置づけるかということが決まってくるかと思います。その後に御堂中西側の跡地の処分。賃貸ができれば一番いいのですが、そういったことが出てこようかと思います。 128: ◯6番(中村一広議員) わかりました。少し視点を変えて質問をさせていただきたいと思います。平成30年12月の定例会議の村木市長が議員時代にやったときの一般質問での発言を少し読ませていただきたいというふうに思います。  (3)工業振興の中の2)のところです。企業誘致の問題でありますけれども、私がここで取り上げたいのは秋川高校跡地の企業誘致のことでありますけれども、既に計画書というのはできているはずですよね。時間もお金も使って、何百万円もコンサルに払って、こういう利用計画報告書というものをつくったのではないでしょうか。そこに書いてありますよ。秋川高校跡地の土地利用方針。主なところを読みますと、工業系の土地利用、農業と環境をキーワードに、植物工場と食品生産加工を主とした産業機能の導入及びグリーンIT政策を軸とした産業誘致が考えられる。農業、環境、ITをキーワードに将来に向けて持続的に発展する可能性を有し、かつ、地域活力の向上に寄与する産業の立地を誘導する地区というふうに書かれております。富士通もそうだったのですが、富士通は、市街化調整区域のうちからスタートしたのですか。富士通が決まってから土地を買収して、それで東京都に開発してもらって富士通を誘致した後に、線引きの見直しで都市計画の区域の変更をしたということなのです。ですから、この計画にのっとって土地利用構想も東京都の開発行為に図るということが書かれてありますので、これはすぐやったらいいのではないですか。また計画書をつくっていないで、まずは企業を決めてしまうことではないですか。企業を決めて計画を進める。そういった発言がございました。  また、選挙の際に村木市長は市民連合との政策協定を結ばれております。政策協定とは、目指す政策を合致するために結ぶものでございます。その中で、あきる野市の負債は、旧秋川市時代から計7期に及ぶ臼井孝市政の開発優先政策によるものという内容があります。村木市長は7期にわたり与党として賛成してきたのではないですか。だとすれば、それは自分で天につばを吐くようなものと思われないのですか。また、単純に開発と一くくりにしてしまいますが、果たしてそうなのでしょうか。6期目、7期目、市民と協働が大きなテーマだったと思います。そこから養沢、五日市、秋川駅周辺の活性化が生まれ、今、市民主体のまちづくりが展開されているというふうに思っております。また、地域の防災委員会、自主的な防災の動きも出てきました。  長く議員をやっていて、そんな面しか理解できていないということですね。村木市長は局所でしかものを見ていないのかなと。俯瞰で見る姿勢がないのかという思いがあり、とても危機感を感じているところでございます。  次に、政策協定ですが、なぜほかの田中市長の3期12年、そして澤井市長の1期4年、このことをあえて抜いた表現をしたのですか。それを是としたのか、市長にお伺いしたいと思います。 129: ◯市長(村木英幸君) 秋川高校跡地の産業系土地利用、企業の誘致につきましては、過去2回ほど頓挫しているという経緯があります。したがって、そちらのほうは東京都がやってもらえればそれは一番いいことですけれども、難しいところもあるということで、東京都が今、計画として出している介護老人福祉施設を誘致したところでございます。  あと、田中市長と前市長のときに産業系土地利用がなされていたことも理解しておりますけれども、結果としては誘致ができておりませんので、それにつきましては大変残念なことだと思いますけれども、誘致ができれば一番よかったのだと思いますけれども、そのような結果になっておりますので、新たに都の進める政策の一端を提案させていただいたということでございます。 130: ◯6番(中村一広議員) 総じて感じることは、やはり市民の不安をあおることを是としてやってきたのだというふうに私は思います。いかに選挙といえども承服しがたい部分があるのかなというふうに思っております。市民連合という組織の言いなりになって市民を不幸に陥らせてはいけないというふうに思いますので、強く要望して、次の質問に入らせていただきたいというふうに思います。  続いて、地域産業の振興について質問をさせていただきたいと思います。市政運営を着実に実施していくためには歳入の根幹である市税収をふやすことは重要なことだと思います。特に住民税とともに法人税をふやすことも重要だと考え、私は議員になってからも秋川駅周辺のことを中心に産業活性化についてたびたび一般質問でも取り上げさせていただいております。あきる野市の商工業の現状を市長はどういうふうに認識されているでしょうか。 131: ◯市長(村木英幸君) 北口区画整理事業がなされました昭和60年代、完成に近づいたころ、秋留台開発構想というものが東京都から出されまして、それと相まって地価がすごく上昇いたしました。したがって、北口地域の商工業、進出してくる商工業者、あるいは企業もたくさんあって、区画整理に携わった者として、期待どおりに北口が整備をされ、にぎわいを持つだろうというふうに考えていたのですが、現状はかなり大きな空き地もできておりますし、定住人口はその当時、計画した人口の6割程度でございます。したがって、少子高齢化の影響であろうかと思いますが、特に秋川地区北口地域は大変厳しい状況にあると思います。  また、地域振興ということにつきましては、先ほども答弁をさせていただきましたけれども、五日市商店街の振興ということで、イベント等を再び復活させて、地域振興のために、ヨルイチとあわせて振興に寄与できればというふうに考えております。 132: ◯6番(中村一広議員) それでは、あきる野ルピア内にあきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staが平成28年8月にオープンしましたが、市長はBi@Staのほうには行かれたことはございますでしょうか。 133: ◯市長(村木英幸君) あります。Bi@Staによって新しく商売を起業なさった方の体験談等も載っておりますので、それも見ております。 134: ◯6番(中村一広議員) 行ったことがあるということでほっとしたところでございますが、それでは、重点政策の最後のところ、市内企業、事業所を全て訪問し、地域産業の現状と調査と皆さんの御要望をお聞きしますと記されておりました。市長が就任してから約2カ月が経過しましたが、現在、何件くらい訪問されたのかお聞きしたいと思います。 135: ◯市長(村木英幸君) 起業されている経営者の皆さんからお話を聞く機会というのはまだできておりませんが、訪問する団体の代表の方、商工会の団体の方等からはお話を伺っております。 136: ◯6番(中村一広議員) 全て訪問するということで書かれておりました。役員だけに聞くということではなくて、全て回っていただきたいというふうに思います。それでは、あきる野市内に今、どのぐらいの事業所があるのか御存じでしょうか。もし市長がわからなければ、担当部長のほうにお聞きしたいと思います。 137: ◯商工観光担当部長(門脇 徹君) お答えいたします。  平成26年度の経済センサスの基礎調査結果というのがございまして、こちらの結果から管内に全産業として2,430の事業所がございます。また、あきる野商工会に加入している事業所は1,455事業所で、組織率が59.87%ということでございます。 138: ◯6番(中村一広議員) 現状の調査と要望をヒアリングするということは、1件当たり、最低でも30、40分はかかるのではないのかなというふうに思います。役員だけに聞くのではなくて、ここに全てを訪問するということが書いてありますので、一件一件、丁寧な対応をしていただきたいというふうに思いますが、1日当たり、移動時間も含めて、頑張っても8件から10件ぐらいが精いっぱいなのかなというふうに思います。また、その中で社長だったり、代表者の方でないと悩み事だったり、現状を聞く、そしてまたどのような要望があるのかということを聞き出すのはなかなか難しいのではないのかなというふうに思います。日程調整は担当課の職員にしていただくにしても、市長の公務だったり、また担当部署の職員の皆さんの日々の業務にも支障を来すおそれが出てくるのではないのかなというふうに思います。2,430件を回るということだと私は認識しておりますが、その点、市長はいかがでしょうか。 139: ◯市長(村木英幸君) 全部の事業所2,430件の方を訪問して、それぞれ意見を聞くというのは時間的に無理ですので、例えば先ほどお話ししましたけれども、商工会の役員の方とか、あるいはJAの役員の方、農業委員会、その他、観光協会とか、そういった方々から御意見を伺うということになります。全てというのはなかなか難しいことです。 140: ◯6番(中村一広議員) 冒頭に重点政策は公約ですかということで、私、確認をさせていただきました。そこで、公約で掲げていることをできないと今、おっしゃいました。では、既に公約を守っていないのかなと私は思うのですが、その辺のところはいかがでしょう、市長。 141: ◯市長(村木英幸君) 時間的になかなか難しいところがありますので、各団体の方々と意見交換をいたしたいと思いますし、また、特に意見交換をなさりたいという方に対しては、そのようなことで、意見を交わしていきたいと考えております。 142: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。意見交換をしたい人と意見交換をするということで、では、そのアプローチはどのような形でされるのでしょうか。 143: ◯市長(村木英幸君) 市長公室のほうから今までは予約が来ております。あるいは個人的に御連絡いただいても構いません。そのようなことで、今までは来ております。 144: ◯6番(中村一広議員) わかりました。全部は回らないということですね。あきる野市においても、売上高の減少だったり、後継者不足等により空き店舗が徐々にふえつつあります。そのような中で、五日市地区におきましては、タウンマネジャーが入って出店を決める方が徐々に出てきて、空き店舗の解消に向けた取り組みもしてもらっております。また、市内の各商店街でも商店街振興プランのもと、さまざまなイベントを行ったり、集客に向けた取り組みが行われて、地域の商店街もかなり努力をされているというふうに思っております。現状を踏まえた上で、市内の企業、事業所、できるだけ多くの方の意見をしっかりと聞いていただきたいというふうに思っております。  次の質問に入らせていただきたいと思います。(2)についてですが、地域経済の縮小について所信表明の柱でも掲げております。現状をどのように認識されているのか。現状認識をされ、述べられたのでしょうか。また、私も市内で事業を営んでおります。地域の事業者の声をよく耳にもします。地域経済は必ずしもいいとは言えませんが、地域で日々、頑張っているというふうに私は思っております。市長も事業者の声を聞いていると思いますが、経済の縮小について、これからイベント以外にも対策を考えておられるのか、そこのところはお聞きしたいというふうに思います。 145: ◯市長(村木英幸君) 市内の地域経済の縮小ということでございますけれども、後継者不足とか、あるいは働き手の不足等で店舗を閉鎖したり、会社を閉めてしまう。そういった事業者が出てきているというのが現状だと思います。したがって、例えばJAを通じて、JAからのいろいろ要望も出ております。あるいは商工会からも出てくるかと思いますので、そういった要望を通じまして、事業者の方々が御商売を続けられるような施策をしていきたいというふうに考えております。 146: ◯6番(中村一広議員) ありがとうございます。やはりきっかけだったり、多くの人がまちに、そして商店街、そして地元の事業者を知っていただくことが私は非常に大事かなというふうに思っております。そのきっかけとなることはやはり、引き続き市長にもぜひ御理解をいただきたいというふうに思っております。  商売は各個店の自助努力というところも、私はすごく大事だなというふうに思っておりますが、自助努力だけではどうにもならない部分があります。市の支援だったり、東京都の支援だったり、また商店街に対する支援だったり、いろいろな力をかりてその地域を盛り上げていくということが私は非常に大事だなというふうに感じております。そういった部分で、さまざまな取り組みなど、またイベント等も起爆剤として元気を出せるということも言っておりますので、さらに支援という部分では厚くしていくということでよろしいのでしょうか。  今、市長からはいという返事をいただきましたので、ぜひ今後もしっかりとした支援を。 147: ◯議長(天野正昭議員) 中村議員、今、市長からはそういう返事はもらっていませんから。挙手がありませんので、正式な意見ではございません。 148: ◯6番(中村一広議員) はい。 149: ◯議長(天野正昭議員) どうぞ続けてください。 150: ◯6番(中村一広議員) では、再度、仕切り直しで、各種イベント、商店街へさらに厚く支援をしていただけるということでよろしいのでしょうか。 151: ◯副市長(尾崎喜己君) 市長へということでしたけれども、事務的なこともありますので私のほうから答えさせていただきたいと思います。
     市内に限らず多摩地域の商業環境は非常に厳しい状況が続いていると思います。ここ数年の経済レポートを見ましても、土木建設系あるいは製造系は、例のD.I.という景気動向指数はゼロないしはプラスに転じているのですけれども、商業、小売業は依然としてマイナスが続いている非常に厳しい状況であるというのは認識しているところでございます。  考えますに、これだけのインターネットの社会が発展してきまして、実際、店舗で小売りにいそしまれている方にとっては非常に環境的にきついということで、従来のよく言われるBtoC、いわゆる物を消費者に売るというこのスキームの間にもう一つ、付加価値をつけるようなことが必要だろうということで、多分、今月、ルピアで明星大学の方のプラネットカフェという取り組みがあります。そういったものも付加価値の一つだろうと思っておりますので、そういった、従来型のBtoCに付加価値をつけるような取り組みに対しては積極的な支援というのは考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 152: ◯6番(中村一広議員) 副市長、大変ありがとうございました。  時間も来ましたので、以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 153: ◯議長(天野正昭議員) 中村一広議員の質問が終わりました。  ここで休憩といたします。  なお、再開は午後2時10分といたします。                               午後 1時56分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午後 2時10分  再開 154: ◯議長(天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで中村一広議員から発言の申し出がありますので、これを許可します。中村議員。             〔 6番  中村一広議員  登壇 〕 155: ◯6番(中村一広議員) 先ほどの私の観光事業についての発言の中で、指定管理してもらうための議案が提出されましたと発言をするところ、指定管理していただくことになりましたと発言しましたので、訂正をいたします。 156: ◯議長(天野正昭議員) よろしくお願いします。  それでは次の質問者、17番目、ひはら省吾議員、どうぞ。            〔 7番  ひはら省吾議員  登壇 〕 157: ◯7番(ひはら省吾議員) 議席番号7番、自由民主党志清会、ひはら省吾です。通告に従い、質問をいたします。  (1)村木市長の選挙公約にある市長車廃止について  村木市長の選挙時の公約に、市長車廃止とありました。現在の状況について、以下伺います。  1) 運転手付自動車運行業務を長期継続契約していた民間会社に契約解除を申し入れたと聞いている。この契約解除に伴う損害賠償が発生した場合の責任の所在と財源は。  2) 今回の市長選挙告示前の新聞記事及び公開討論会では、市長公用車(2000万円)を廃止するなどして、投資的予算をふやし市民サービスの向上に充てると明言されているが、この経費の積算根拠は。  3) 就任後、市長車を廃止されたが、現在市長はどのように通勤されているのでしょうか。  4) 公務での移動に当たり、手段はどのようにしているのか。  以上、登壇での質問といたします。 158: ◯議長(天野正昭議員) 登壇による質問が終わりました。    答弁をお願いいたします。企画政策部長。           〔 企画政策部長  田野倉裕二君  登壇 〕 159: ◯企画政策部長田野倉裕二君) (1)の1)についてお答えします。  市長車の運転手付自動車運行業務は、公務執行に当たって使用する車両の調達と運転業務等を民間の事業者に委託したもので、平成30年7月1日から令和3年6月30日までの36カ月間の長期継続契約を締結しております。  契約の解除につきましては、契約書約款の規定により、受注者と協議が整わなければ本契約を解除することができないことから、現在、解除に向けて協議を進めております。  契約解除に伴う損害賠償につきましては、今後、受注者と合意した金額について議会の議決を求め、賠償する必要があり、その財源につきましては、一般財源で対応することになります。  2)についてお答えします。  市長車の委託経費は、一月当たり消費税込みで42万3500円であり、市長の任期である4年間で積算いたしますと2032万8000円となります。  3)についてお答えします。  市長が自宅と市役所などを往復する際の交通手段は、自家用車であります。  4)についてお答えします。  公務で市役所などから移動を要する場合は、職員が運転する庁用車を主に使用しておりますが、出張の際には、電車などの公共交通機関を利用することもあります。また、土曜日や日曜日に公務がある場合には、自家用車で移動しております。 160: ◯議長(天野正昭議員) 答弁が終わりました。  再質問がありましたら、どうぞ。ひはら議員。 161: ◯7番(ひはら省吾議員) 市長は選挙公約に、三多摩一貧しい自治体の市長らしく、市長車を廃止し、庁用車を活用しますと明記し、会合や集いに高級車では乗りつけません。職員が使っている庁用車を活用しますと説明をされておりました。これはあくまでも私的な感想でございます。大変御立派な考えだと私自身思っております。まずは、自分の身を切るようなお考えであるのかなと推測をいたします。そして、この公約に魅力を感じた多くの市民の声には、私自身も真摯に受けとめなければならないと思っております。  しかしながら、幾つかの問題点もあると思いますので、順次質問をさせていただきます。  まず、1)の損害賠償についての再質問でございますが、現在、協議がされているとのことです。市にそのような損害賠償が発生することについて、市長は認識されていたのでしょうか。 162: ◯議長(天野正昭議員) 市長。             〔 市長  村木英幸君  登壇 〕 163: ◯市長(村木英幸君) 市長公用車専用車の契約については、詳しいことは知りませんでした。3年間ということはもちろん知りませんでした。 164: ◯7番(ひはら省吾議員) ちょっと質問の意図と違う答弁だと思います。もう一回お聞きします。損害賠償が発生するということについて認識していたのか、いなかったのか、お答えください。 165: ◯市長(村木英幸君) 損害賠償ということになるかどうかわかりませんけれども、とにかく、3年間の長期契約を前の方がされたわけですので、残りの期間は私はもう要りませんと言いましたので、その期間について少し補償してほしいということならば、それは補償するということになろうかと思います。 166: ◯7番(ひはら省吾議員) やはりちょっとまだ答弁がかみ合っていないような気がしますけれども、要約すると、多分、損害賠償になるような認識はされていなかったのかなということだと思っております。  そういうことですと、私の思うところで言うと、本当にこれは行政の素人である。そして、市長の適格を欠くと本当に思わざるを得ません。また、もし認識していなかった、今、市長がおっしゃっていた、そういった出費が必要となることを理解した時点で公約のメリットとデメリットを比較して、公約の是非自体を改めてしっかりと考えるべきではなかったのでしょうか。こうした新たな事実や考慮要素が出てきたのに、過去の自分の姿勢に拘泥する、これは最悪な市政だと私は思っております。  それでは、改めて損害賠償についてお聞きいたします。損害賠償の財源は一般財源から充てるとの答弁をいただきました。御自分の選挙公約を実施し、そして、発生した損害賠償を市民からの税金で払うということについて、市長としてどう思われますか。 167: ◯市長(村木英幸君) 市長公用車の契約内容までは知りませんので、ですから、事務的な手続ですので、総務部長のほうで答弁させていただきます。 168: ◯議長(天野正昭議員) 副市長。             〔 副市長  尾崎喜己君  登壇 〕 169: ◯副市長(尾崎喜己君) ひはら議員の御質問にお答えしたいと思います。  今回の市長公用車といいましょうか、名称的にいいますと、運転手付自動車運行業務を長期継続契約、36カ月を締結したところであります。  時系列で申し上げるのも時間がかかりますので、かいつまんで申し上げますと、市長が10月15日に就任されまして、公約に基づき、市長車の契約を解除してくれというお話を受けまして、25日付で契約解除の通知を契約先にお届けしたところであります。これを受け、多分、業界ではこれまで余りなかったことであると、対行政との契約において途中で契約が切れるというのがなかったことがあろうかと思います。どう対応していいかよくわからなかったということもあろうかと思いますので、多分、弁護士さんに相談されたのだと思います。代理人の弁護士さんから30日付で契約解除に伴う損害賠償についての申し出があったというところがございます。  これを受けまして、やはり契約上、いわゆる受注者側からの一方的な解除という規定がありませんでした。契約書上読めるとすると、協議による解除。協議による解除しか方法はないだろうということでありまして、先方に損害賠償額はいかほどでしょうかというような問い合わせもしているところであります。  これにつきましては、一昨日、堀江議員の御質問でもお答えしたとおり、民法第709条に損害賠償の話があります。こちらに基づくものと、それから国家賠償法の第1条がありますけれども、損害賠償の責めは地方公共団体が負うということになっておりますので、市として損害賠償をしなければならないであろうというふうに捉えているところでございます。 170: ◯7番(ひはら省吾議員) 事務的なことがわからないということで、副市長から答弁をいただきました。これは、今回、大活躍の村木市長の選挙前の公的なビラです。これに、先ほど私が話をさせていただいた、三多摩一貧しい自治体の云々が書いてあります。ここには市長専用車を廃止しと書いてあります。私の認識なのですけれども、そもそも市長専用車というのが存在するのかどうか。もし存在していないのであれば、これは記載が間違っているのではないでしょうか。市長、いかがでしょうか。 171: ◯市長(村木英幸君) 今までは100%近く、前任の方が乗っていたわけですので、市長専用車です。 172: ◯7番(ひはら省吾議員) それでは、市長以外の執行部の方にお聞きします。市長専用車という文言が書いてあるような契約があるのでしょうか。 173: ◯企画政策部長田野倉裕二君) お答えをいたします。  契約上の件名につきましては、先ほど副市長のほうからもありました運転手付自動車運行業務委託という件名の中で、契約上、市長専用車と表記しているものはございません。 174: ◯7番(ひはら省吾議員) ありがとうございます。企画政策部長の御答弁にもありました。市長専用車という記載はないということで、また、先ほど市長の答弁では、前任者、市長が100%乗っていたので、これは市長専任車だという話がありました。これもちょっと訂正させていただきたいのですけれども、市長が100%乗っているわけではありません。副市長も何度か乗っていたはずです。ということは、パーセンテージ的には100%ではありません。ただ、こんな小さい数字を言ってもしようがないので、次の質問に移らせていただきます。  先ほどの企画政策部長の答弁で、委託経費につきましては一月当たり消費税込で42万3500円。これは、市長の任期である4年間で積算すると2032万8000円であると答弁をいただきました。  そもそも、これはあくまでもちょっと私的な考えを挟みますけれども、市長車というのは、多分、何となく一般市民のイメージでは、市が持っている車に乗っているのではないかなと。それをあたかも高級車である、2000万円もかかっているのだよというような、先ほどのビラに書きますと、ちょっとやはり市民感情としては高いのではないかなというイメージを植えつけるような気がします。  調べましたら、先ほどの答弁にもありましたけれども、委託契約は3年間なのですね。任期を4年間の記載などはこのビラにはどこにも書いていないのです。これを見ると、どうしても市長の選挙前の公約のビラに関しては不十分である。また、新たなこういったデメリットに向き合わず、誤った政策判断を強行した。そのように思わざるを得ないわけですよ。  そもそも委託先の民間企業である、これは横川観光ですけれども、常識的な価格で請け負っていただいていたと判断しております。これは近隣の他市の状況と比べていただいてもわかると思います。これが、民間対民間であれば、一方的な契約の破棄以外の何物でもないわけです。それが今回の件で、あたかもちょっと高い契約のような文言で、横川交通もあらぬ汚名を着せられかねない立場に置かれたものであるから、これに関しては、契約当事者間の信義則にもとるものだというべきであると思います。この一民間企業に損害、あるいは悪いイメージを行政が与えたことについて市長はどう思われていますか。 175: ◯市長(村木英幸君) とにかく市長専用車を廃止するということを選挙で申し上げておりますので、それに従って廃止をさせていただきました。 176: ◯7番(ひはら省吾議員) 何度も市長のこの答弁は、ほかの答弁でも聞かせていただきました。公約で言ったからというような、公約でいろいろなものに関して不具合があったり、迷惑がかかったりすることも余り気にしていないようです。余り心がないような、拙速だと思っております。  それでは、3)について再質問をさせていただきます。原則、自家用車で通っているということだと思うのですけれども、この車、元市長車が入っていた駐車場にあった車なのですけれども、これはどなたの車ですか。 177: ◯市長(村木英幸君) 民間の駐車場があいていなかったために、一時的に置いたものではございますが、私の車です。 178: ◯7番(ひはら省吾議員) わかりました。村木市長本人の車ということで御答弁をいただきました。これは、名義について村木市長本人の名義ということでよろしいですか。御答弁ください。 179: ◯市長(村木英幸君) 私の車です。 180: ◯7番(ひはら省吾議員) ありがとうございます。名義も村木市長御本人ということで、大変安心をしました。これが、今回、理事は退任されたということなのですけれども、社会福祉法人の名義の車を通勤などに乗っているとなると、これは問題ですので、市長の本人の名義の車ということで、安心をさせていただきました。  それでは、私がこの写真を撮ったのは少し前なのですけれども、今の市長の答弁では、契約場所があいていなかったということで、どのくらいの期間、この車はここに置いてあったのでしょうか。 181: ◯市長(村木英幸君) 日数は数えておりませんけれども、数日間置いたと思います。 182: ◯7番(ひはら省吾議員) それでは、他の副市長なり、職員の方が皆さん、有料の駐車場で、月々の料金を払い駐車場をお借りしているという現状の中で、市長だからあそこにとめていたということではないということですね。確認のためにお願いします。 183: ◯市長(村木英幸君) 民間駐車場があいておりませんでしたので、来庁者の駐車場にとめておいたこともありましたけれども、混んでいることもありましたものですから、あそこに一時的にとめたということです。 184: ◯7番(ひはら省吾議員) わかりました。ありがとうございます。今の市長の言葉を信じたいと思います。  それでは、次に再質問させていただきます。ちょっと違うところからなのですけれども、市長自身が理事長を務めていた社会福祉法人の車があると思うのですけれども、これを公務外で使用して、被災現場などを視察していたというような話を聞いたことがあるのですけれども、これは事実でしょうか。 185: ◯市長(村木英幸君) 就任前に被災地のほうに行ったことがあります。台風が明けた翌日です。社会福祉法人の軽自動車を使って行きました。 186: ◯7番(ひはら省吾議員) 就任前ということで、市長になる前ということでよろしいでしょうか。 187: ◯市長(村木英幸君) 13日の日曜日に市内を台風の後、視察をしております。現地視察。市の議員、あるいは都の関係者とも一緒に視察をしております。 188: ◯7番(ひはら省吾議員) 済みません。しつこいようですけれども、市長就任後は社会福祉法人の車で移動して被災場所を回ったということはありませんね。 189: ◯市長(村木英幸君) 休日に1人で被災地を、現地を視察したことはあります。その際は軽自動車を使っております。 190: ◯7番(ひはら省吾議員) わかりました。今の答弁を要約しますと、12日あるいは13日ぐらいですか、市長が就任前に視察を社会福祉法人の車で回ったという答弁がありました。しかしながら、その後も公務以外とはいえ、被災地、これは視察に回っていたということは、市長個人で回ったとしても、公務であるのかなというふうに私は思います。幾らそのとき理事長を本人が勤めていた社会福祉法人の車を使ったとしても、社会福祉法人の性質上、サービス利用者の利用料や公的補助から成り立つ社会福祉法人の車を私物として使う、これに関しては、ちょっと問題があるのではないかなと思っておりますが、公人の市長として、お答えください。いかがでしょうか。 191: ◯市長(村木英幸君) 日曜日に公務でなく、政務といいますか、私の用事で現地を視察し、現地の方と話をして現状を伺ってきたということでございます。 192: ◯7番(ひはら省吾議員) 今、答弁でおっしゃいましたけれども、政務、政治活動ということでよろしいでしょうか。 193: ◯市長(村木英幸君) 現状を視察したということでございます。 194: ◯7番(ひはら省吾議員) わかりました。日曜日、公務以外でも政治活動として回ったということでございます。先ほども申したとおり、社会福祉法人の性質上、公的補助金を運用している施設としては、市長が公人として休みの日でも社会福祉法人の車を使用して被災地、あるいはほかの用事で回るのは不適切ではないのかと思います。いかがでしょうか。 195: ◯市長(村木英幸君) 休日に被災の現地を視察したということでございます。あくまで公務で行ったわけではありません。 196: ◯7番(ひはら省吾議員) わかりました。ちょっと市長にはわかっていただけないようです。道義的にも問題があると私は思っておりますので、ちょっと柔らかめに伝えたつもりなのですけれども、これは法的にも問題があるのではないかと思っております。ただ、ここは別に裁判所でも何でもないので、市長の姿勢としてちょっと気をつけていただきたいということだけは忠告させていただいて、余りにもしつこくなるようですので、この質問はやめさせていただきます。  それでは、4)について再質問させていただきます。市長が現在、市長車を廃止しましたので、移動に関しては市職員に運転をしていただいているということです。具体的に、そのレベルの職員の方にどの程度、運転の時間を割かせ、どの程度の距離を運転させたのか、教えてください。 197: ◯企画政策部長田野倉裕二君) 細かい内容でございますので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。  移動の距離は出しておりません。それ以外の細かい数字を申し上げます。市長が公務で移動する際に使用する庁用車の運転手につきましては、主に市長公室の秘書担当の職員が行っております。それとあと、市長が出席される会議、それから現場確認等に随行する職員がいる場合には、随行する職員や担当課の職員が運転をして、移動をしております。市職員が運転した日数、これまで12日ほど職員が運転をしております。それから運転、随行に要した時間でございますが、これが10時間程度。あとは、運転手、随行者の人数は延べ14人ということになっております。  以上です。 198: ◯7番(ひはら省吾議員) 市長は公約として、市長車が無駄だというような意味合いで廃止をされたのかなと。しかしながら、やはり市長の移動には車が必要であり、運転手が必要であるということが現状わかっていただいていると思います。運転をしていただいた職員の本来の業務に差しさわりがなかったのか、お伺いします。
    199: ◯企画政策部長田野倉裕二君) お答えをいたします。  これまでは市長車の運転士さんが運転をして、移動していたわけでございますが、その分、市の職員が、先ほども答弁を申し上げましたように、秘書担当の職員もしくは会議の担当職員が市長の運転ということで、通常の業務の時間が割かれるということで、やはりそこには通常の業務には支障がないとは言えない状況にあるというふうには考えています。 200: ◯7番(ひはら省吾議員) 御答弁ありがとうございます。通常の業務に支障があるという答弁でしたけれども、市長車を廃止したことによって、この職員の業務に支障がある。これについて市長はどう思われますか。 201: ◯市長(村木英幸君) 市長専用車で利用していたときも随行職員はおりました。したがって、運転手とそのほかに随行職員がおりましたけれども、今回は随行職員1人ですので、業務に支障はありません。 202: ◯7番(ひはら省吾議員) 全て随行職員がいたわけではないと思います。この移動に関しては、私も詳細を調べておりませんので、余り深く突っ込みません。  次の質問に移らせていただきます。例えば今、市の職員あるいは随行の職員が市長を乗せて運転をしていただいているという状況だという答弁をいただいております。例えばもし本当に事故があった場合などは、二種免許を取得していない市職員の方にどれほどの責任を負わせるのか、お答えください。 203: ◯副市長(尾崎喜己君) お答えしたいと思います。  私も法律の専門家ではないのですけれども、交通事故を起こした場合、道路交通法の適用になると思います。当然、運転していた人間の責任が一番大きいというふうに思います。公務で運転していたわけでありますので、これも先ほどの国家賠償法第1条第1項に触れる、これは適用になるのだと思うのですけれども。ちょっと読み上げます。  国又は公共団体の公権力の行使に当たる公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずるというふうになっておりますので、最終的には市が賠償責任を負うということになろうかと思います。 204: ◯7番(ひはら省吾議員) 御答弁ありがとうございます。いいですか。運転にはこういった可能性、重い責任が発生するのですよ。こういう重い責任が発生するから、世の中には運転のプロがいるのです。以前、契約していた会社も車の事故に関しては、これは契約されている会社が全部持つのです。今、市長が市長車を廃止して、市の職員に運転を任せている。二種免許を持っていない市職員が運転をしているのですよ。今、副市長から答弁をいただきました。もし市長が仮に事故を起こされた方に、いや、私がけがをしたけれども、この人には自動車運転過失致死傷罪を問わないでくださいと、こう言ったって、これは法律上できないわけですよ。市長車が事故を起こした場合、市職員が刑事責任を問われても仕方がない、こう思われているということでよろしいですか。 205: ◯市長(村木英幸君) 職員の業務時間内は運転をしてもらっておりますけれども、それ以外につきましては、自分で自家用車で運転しております。  それから、確かに今まで市長専用車で、二種免許を持っていた方が運転していたのだろうと思いますが、___________________________________________________ 206: ◯7番(ひはら省吾議員) 今、御答弁をいただきました。就業時間内は運転していただいていますけれども、就業時間以外は運転してもらっていない。これは余り大きな問題ではないと思います。就業時間は運転してもらっているのですよね。ということは、さっき言ったことをもう一回聞きますよ。もし市長が乗っている車が事故を起こしても、運転していた職員に刑事責任が問われても、これは仕方がないことなのですよ。運転している以上。それでも続けるのですか。必ず事故が起こる可能性があるからこそ、先ほども何回も言いましたけれども、運転のプロがいて、二種免許があって、そういった業務があるのです。今は運転が本職ではないわけですよ。もしこの方が事故を起こされてもしようがないと市長は思っているのですか。もう一回お聞きします。 207: ◯市長(村木英幸君) 運転手が事故を起こすかどうか、そういった仮定の質問にはお答えできませんけれども、________________________________________________________業務範囲以内では市の職員に運転してもらっております。私は自分で運転しますと言ったのですが、それでは困るということですので、そのようにしております。 208: ◯7番(ひはら省吾議員) 何度もちょっと私の趣旨とは違うような答弁をいただいておりますので、なかなか私の質問の趣旨に答えていただけないような気がします。  これは仮定の話をしているわけではないのですよ。これはもちろん車の運転をしていれば事故等の予想もつきながら、市長は公人なわけですから、物すごく大事な立場なわけです。一般市民ではないのですよ。市の職員だって、市長が運転しますよと言って、はい、そうですかと市長には運転させられないですよ。大事な公務が多いわけですから。だから、必ず運転する方がいらっしゃるのですよ。いつまでも、二種免許を持っていない、高齢者ではない、若い方だから運転がうまいだろう、一般の市職員の方に運転をさせて、もし危険な目に遭っても責任を取らなければいけない、そんなことをいつまでも続けないようにしていただきたいと思います。  最後にもう一回お聞きします。そのぐらいの危険を含んでまで、市職員にずっと運転をさせるつもりでしょうか。 209: ◯市長(村木英幸君) 現在のほうが危険は低いと感じております。 210: ◯7番(ひはら省吾議員) 大変残念な答弁で仕方がありません。契約を切った一般企業に関しても一切謝罪の思いもないような答弁でありました。そして、運転に関しても以前の会社よりも今の市の職員のほうが安全だろうというような答弁、私は大変残念であります。  ただしかし、皆さんにわかっていただきたいのが、大事な市職員ですよ。市長からすれば家族同然ですよ。その方に運転をさせてもし事故があったら責任を負わなければいけない。これもわかっているけれども、運転させる。このまま続けるということで認識をさせていただきました。  以上で私の質問を終わります。 211: ◯議長(天野正昭議員) ひはら省吾議員の質問が終わりました。  次の質問者、18番目、村野栄一議員、どうぞ。            〔 14番  村野栄一議員  登壇 〕 212: ◯14番(村野栄一議員) 余りに今のひはら議員の一般質問で私も興奮してしまいました。答弁に本当にびっくりしたところでございます。議席番号14番、自由民主党志清会、村野栄一でございます。登壇での質問をさせていただきます。  10月に行われた市長選挙では、村木市長が無事、御当選されました。選挙結果は、しかし、1万3786票が市長、そして前市長が1万3698票、票差は88票差でした。この僅差で市長とは認められないとは言いません。そんなことみじんも思っていません。しかし、前市長を応援した1万3000人を超える方も市民なのです。当然、その人たちの税金も投入されて事業が行われます。だからこそ、票差が近ければ近いほど、やはり公平性のもと判断していくことがリーダーシップにとって一番大切なのかなと私は思っております。そこで、一般質問をさせていただきます。そのとおりが、そのとおりでないことに不安を覚えています。  (1)若い行政リーダーに期待することについてでございます。  新市長が誕生して、従前と大きな変化をもたらすと期待する市民も多いと思います。そこでリーダーとして市民から何を期待され、どう応えていくのか決意を伺いたいと思います。  (2)公共交通についてでございます。  所信表明において公共交通の具体的な計画が取り上げられたと思いますが、導入に向けての計画を伺いたいと思います。  以上で登壇の質問とさせていただきます。 213: ◯議長(天野正昭議員) 登壇による質問が終わりました。    答弁をお願いいたします。市長。             〔 市長  村木英幸君  登壇 〕 214: ◯市長(村木英幸君) (1)についてお答えします。  私は、さきの市長選において、開発重視から市民生活重視へをテーマに掲げ、市民の皆様に、武蔵引田駅北口土地区画整理事業の見直しや、るのバスの増発・増便、子育て支援策の強化などをお約束いたしました。その結果、市長就任に至っておりますので、これまでの開発に軸足を置いた市政を転換すること、お約束した政策の実現に向け誠実に努力することなどが、私に期待されていることであると認識しております。  少子化、高齢化、人口減少といった課題に直面する中、安心して市民の皆様が暮らせるよう、より市民に寄り添った市政運営が必要であると痛感しております。また、次世代への負の遺産を少しでも減らせるよう、財政の健全化に力を注いでいかなければなりません。これらのことを着実に実行していくために全力を上げていくこと、これが私の決意であります。  以上です。 215: ◯議長(天野正昭議員) 企画政策部長。           〔 企画政策部長  田野倉裕二君  登壇 〕 216: ◯企画政策部長田野倉裕二君) (2)についてお答えします。  公共交通対策につきましては、市長の所信表明において、本市の基幹交通となっている、るのバスの増発・増便と、るのバスの運行が困難な地域において、現在実施中である公共交通実証実験の結果等を踏まえた対策を行うことが示されました。  るのバスにつきましては、現在、各種条件を整理しながら、運行主体である西東京バス株式会社と増発・増便に向けた協議を進めております。車両の購入、運転手や車庫の確保、運行計画の策定といった課題を一つずつクリアしていく必要がありますが、令和2年度中に運行が開始できるよう、迅速に取り組んでまいります。  また、るのバスの運行が困難な地域につきましては、現在、深沢区域において行っているタクシー利用補助の実証実験や、草花折立区域において予定している小型車両を用いた定時・定路線型の実証実験の結果を取りまとめ、効果や課題について検証した上で、公共交通空白地域の解消に向けた対策の検討を行う予定となっております。 217: ◯議長(天野正昭議員) 答弁が終わりました。  ここで休憩といたします。  なお、再開は午後3時15分といたします。                               午後 2時58分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午後 3時15分  再開 218: ◯議長(天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  再質問がありましたら、どうぞ。村野議員。 219: ◯14番(村野栄一議員) それでは、再質問をさせていただきます。これは、今回、村木市長が議員のときに一般質問で言われていた内容です。これについて、まずは覚えていらっしゃるかどうか確認をしたいと思います。  平成29年9月定例会議3日目の一般質問で澤井市長に対してこういっています。市の幹部職員があなたのことを口が軽い人間だと言っていますが、そのような軽さと知識のなさ、見識のなさ、それによって、先ほど申し上げたとおり、無責任な発言をしたこと自体、すぐ忘れたのだと思います。こういうふうに言っております。そして、きちっと謝罪をすべきだ。あなたはそういう発言をしたのだよ。発言をしたのだから、ちゃんと謝るべきだ。どう考えているのだというような発言をされました。  続いて、またこれも審査を求める発言でした。市長に申し上げておきますけれども、あなた、答弁で出任せ言ってはだめだよ。わからないならわからないでいいですから。これから勉強します。なぜそう言えないのか。だめだよ、うそなんかついていたらというようなことをおっしゃっていますので、ぜひうそをつかないで、このような形で答弁をしていただければと思います。繰り返しの発言も、実に聞いていて、どうかなと思うようなことも多いので、気をつけていただければと思います。若輩者の私が言うのも何ですが、よろしくお願いします。  それではまず、リーダーとしてのところを聞きたいと思います。先ほどの御答弁の中から、開発に軸足を置いていた市政を転換していくというようなお話をされていました。その中で、きのうの窪島議員の質問の中で、開発とはどういうことですかというような質問をしたときに、高水準な住宅環境、下水道、道路整備や防犯等々、そういうものを整備することだということで、マイナス面なお話は余りされていなかったと思いますが、そのあたりは今の私の思いでよろしいのでしょうか。 220: ◯市長(村木英幸君) 過去の議事録のことを最初に発表されましたけれども、そのようなことを言った記憶はありますけれども、どうしてそういう言葉になったのかというのは、私はわかりませんけれども、改めて聞きますと、ちょっと失礼な発言だったなと感じておりますが、そのときはぱっと言ったことですので、はっきりわかりませんけれども。  昨日のまちづくりのことでありますけれども、現在、国や東京都のまちづくりに対する考え方というのは変化をしてきているのではないかというふうに感じておりますが、それは、防災、あるいは地震、突発的な災害に対する備えといいますか、国土強靱化という言葉が出ておりますけれども、地方自治体において、防災に対する投資、あるいは少子化、高齢化、子育て支援、そういったことに重点が移ってきているのではないかというふうに思います。  したがって、区画整理につきましても、だんだん国や東京都からは、少し順位としては下に落ちているのではないかというふうにも感じております。その辺はただ感じただけでございます。はっきり言われたわけではありませんので。  それから、高水準の生活環境都市をつくるということは申し上げたとおりでございます。また、長期計画にありましたとおり、先ほど答弁したことも絡みますけれども、そのようにお答えをしております。 221: ◯14番(村野栄一議員) ありがとうございます。それでは、そのときに話した、私も東秋留駅を使う一人ですから、東秋留駅の開発についてのことも触れたと思います。東秋留駅はバスも入れない状態で、しかも、片側は踏切が両方閉まってしまって、市長もそのときおっしゃっていましたけれども、踏切が閉まると、電車とまっているのに行けないので、踏切を渡って、大変危険だと。そのあたりについて危険性を感じているということだったのですが、そこに関して今後整備していくつもりはあるのでしょうか。お聞かせください。 222: ◯市長(村木英幸君) 東秋留駅の危険性というのは、実際に朝の通勤・通学の様子を見ておりますと、どなたも実感されると思います。踏切が降りた状態で踏切のバーの横をかいくぐって駅の構内に行ったりとか、そういったことが見受けられるわけでございます。したがって、何らかの形で跨線橋をJRに整備をしてもらえればいいというふうには感じておりますが、市でやるというのは限界があろうかと思います。 223: ◯14番(村野栄一議員) そうすると、JRのほうでそういうようなことを言ってくれればやるし、市では何もできないというようなことなのですか。うんとうなずかれているので、何もやる気がないということがよくわかるのですが、しかも、それに対して働きかけは少なくともするつもりではいらっしゃるのですか。教えてください。 224: ◯市長(村木英幸君) もう既にJR五日市線改善特別委員会等でも、また市のほうでもJRのほうに申し入れを毎年やっていると思います。 225: ◯14番(村野栄一議員) 毎年やっているのは私も存じ上げています。その上で、市長が本気で危ないと思えば、しっかり力を使って変えていくということを訴えていってもらいたいという思いで私は発言しているのです。毎年やっているからそれでいいのだ、オーケーだというようなつもりで質問しているつもりは毛頭ございません。ですから、危ないと本気で思ったら、そこに対してしっかり何らかの手段をとっていくというのが真のリーダーの当たり前の行動なのではないかなというふうに私は思います。でも、これをまた質問したところで同じような答えが返ってくると思いますので、これはこれで、ぜひ危険だと思うのであれば、何か起こる前にしっかり対応していただけるようにお願いいたします。  きのうも区画整理の中で給食センターの件が出てきました。この話になると決まって市長はコンパクトに、コンパクトにということで、コンパクトをうたっていますが、基本的にどうコンパクトに考えているか教えてください。 226: ◯市長(村木英幸君) 給食センターの整備につきましては報告書が出ておりますが、それよりもコンパクト、少子化が進行しておりますので、ずっと子どもの数は減少しておりますので、それに見合った形で、将来的にも考えた形で、コンパクトな施設をということを申し上げておりますけれども、具体的に何人分とか、何をするとか、委託をするとか、そういったことを考えて言っているものではありません。 227: ◯14番(村野栄一議員) そうすると、イメージ先行ということでよろしいですね。そうですね。感覚でね。 228: ◯議長(天野正昭議員) 質問は質問としてはっきりやってください。 229: ◯14番(村野栄一議員) 済みません。今、うんと言われてしまったのでね。単純に本当にコンパクトになればいいというような気持ちの中で思われているのかなというような、きのうからの答弁でそういうふうに感じておりました。  ただ、私、一つ本当にわからないのは、経営者として、どんな小さい会社でも、普通に考えるのは、やはり目標値があって、そこに向かっていこうよと。売り上げだったら、例えば2億円稼ぎたいね。3億円の売り上げをやっていこうね。そのためには従業員を何人にしなければいけないとか、こういうふうに営業を回らなければいけないねとか、そういうものが一般的で、削減するのだって、これぐらいの規模にしなければいけない。では、何を削減していくか、どのくらい削減するのかというような思いがあって当たり前だと私は思っています。それがなければ削減もできなければ、何もできない。  午前中、副市長の答弁で区画整理の事業の目的について、何をしたいのかという話になりました。費用の削減なのかどうなのかという話になっても、やはり市長は道路を狭くするとか、そういうような話になって実際のところ、幾らをどうしたいのか、どうなればやるのか、どうなればやらないのかみたいなものを話が一切できなくて、でも、コンパクトだったり、削減だったり、その言葉ばかり先行している。世間的にはそういうのを聞けば、きっといっぱいお金が余るのではないかと思うかもしれませんけれども、でもそれはあり得ないですよね。私はすごくそう思っております。というか、一般的にそうです。この辺も感覚の違いなのかと思うので、これは意見にとどめておきます。  私もちょっと勉強不足で、所信表明の中で高齢化に対する取り組みの中で、私の中で思うには、公共施設などに活用したカラオケによる音楽療法とありますけれども、これはどこかでやって実績などが結構上がっているものなのですか。私が調べる範囲だと、あきる野の中で例えば取り組みをしているところはデイサービスで、それこそ市長のところだったこいかわの郷でやられているぐらいで、ほかでは取り組みをされていないと思うのですけれども、急にこういうものが出てきたので、私はちょっと驚いているのです。しかも、これは民業圧迫にならないかなというような不安さえあります。そこについてどう考えているでしょうか。 230: ◯市長(村木英幸君) 民間の事業者、特定施設を運営している会社においても音楽療法というのを取り入れているところがあります。また、社会福祉法人菅生会におきましてもこいかわの郷、今、名前が出ましたけれども、こいかわの郷では音楽療法を実施いたしております。特に認知症高齢者通所介護をやっております。認知症の高齢者に対しては、古い音楽、かつて聞き覚えのある音楽というのをやることで、認知症の進行をとめることができるという効果が出ておりますので、そのことから取り上げております。  したがって、市の政策として、認知症の方を対象に音楽療法をやるということでありませんけれども、一般の高齢者の方、元気な高齢者の方がいつまでも元気に地域で住み続けることができるようにということで、カラオケを中心とした音楽療法、私はそのように捉えておりますけれども、声を出すことによって嚥下の効果が上がったり、あるいはQOLが維持できるということがありますので、そのような効果を目的にして、音楽療法という言葉を使った次第でございます。 231: ◯14番(村野栄一議員) ありがとうございます。そうすると、認知症の高齢者にはそういうことで、昔の記憶の音楽ということで、両方の成果が出ているのかなと思うのですが、これが全体の高齢者にやることの意義みたいなものはやや薄いのかなというような気がいたします。もう一つは民業圧迫ですね。そこが気になります。その辺はしっかり、これを導入するときには検討していただきたいなというふうに思います。よろしいですか。 232: ◯市長(村木英幸君) 民業圧迫というか、そういったことで取り入れようとしているのではありませんので、地域支援事業の一環として取り入れたいということでございます。 233: ◯14番(村野栄一議員) そうですか。いずれにしても、効果もしっかり出ている。認知症以外の方で出ているようなデータも、今の話を聞く限りでは感じ取れませんし、単純に民業圧迫まではいかないにしても、公共施設などに税金を使って投入する以上、しっかりその辺は考えていただきたい。効果もしっかり考えていただいて、検証してやられるならやっていただきたいというような気もします。  また、3つ目、人口減少のことについては(2)で私、やりますので、地域経済の縮小について先ほど中村議員のほうも話をしましたが、少しそこに触れたいと思います。この中で市長が考えられている起爆剤、起爆剤というのはどういうことを思われているのでしょうか。本当にまちづくりは簡単ではないですよね。起爆剤を教えていただきたいなというふうに思います。 234: ◯市長(村木英幸君) 商店街の活性化ということかと思いますが、それにつきましては、一つ挙げているのが、五日市商店街の活性化のために、かつて行われておりました五日市映画祭を復活させる。それはあくまで映画を見るためということではなくて、商店街活性化のため、ヨルイチに並んで人々に商店街に来ていただくための事業であるというふうに考えております。 235: ◯14番(村野栄一議員) 先ほどそのお話は中嶋議員の質問のときにお聞きしました。ただ、起爆剤とまで言っているので、その辺は本当に、今までやっている既存の事業でやられるということであれば、あえて起爆剤ではないですよね。今後どんどん進めていく商店街活性化に対してどうやっていくのか、自分はどういうスタンスでそれに向かっていくのか。その辺が明確でなく、単純にヨルイチで映画祭の後の形をつくっていく。それが起爆剤になるでは余りにも弱過ぎますよね。  私、すごくそこをもっと勉強してもらいたいと思います。やはり商店街を本当に、何かイベントをして、そのイベントで集客ができた。集客ができたって、結局、売り上げにつながらなければ何にもならないのですよ。1回のイベントが次なる、さらなる集客に結びついていく連結がなければこれもまた意味がない。どこの商店街の視察に行かせてもらっても、大きいイベントで何千万人が来る、何万人が来るのだよねみたいな話をしても、でも、商店街にはお金が落ちないのだよね。だから、何年かやっていくうちにやはり疲れちゃって、みんなやめていく。そういう話が往々にして多いのです。  だから、単純に起爆剤、起爆剤と、そのようなことを言えば、みんなが、あっ、今度の市長、すごいなと思ってもらえると思うのは全然違うと思っていまして、現状をちゃんとわかってもらいたい。この内容を見させてもらう限りでは、正直、かなり薄い。やはり中に入ってちゃんとやってきていないということが正直わかります。しっかりこれは勉強していただきたいと思います。所信表明からは以上にします。  次です。今回は、ビラ関係はうちの会派はみんな使っていると思いますが、これです。あきる野市は可能性の宝庫です。なぜそれが生かされないのか。原因の3ですね。一番重要なのは、トップの指導力です。ここです。私、この記事、正直、選挙中に読んだときにびっくりしたのです。こんな事実あったのかと。かなりびっくりしました。これは企業で言ったらすごいことですよ。会社だって潰れかねないぐらいの隠蔽。読みましょうか。  9月議会では、市の決算に義務付けられている固定資産の報告でなんと16億2000万円の前年度の誤謬がこっそり改ざんされていた、という問題が発生し市長が議会に謝罪しましたという内容です。これは事実関係を確認したいと思います。  まず、隠蔽体質とはどういう意味だか当然わかって使われていると思いますので、あえてここでは聞きませんが、不都合なことはこっそり隠す組織であるという、そういうようなことを隠蔽の体質の組織と言います。そういうような不都合なことはこっそり隠す組織であるあきる野市ということをここではうたっているのです。わかっていますよね。しかも、トカゲのしっぽ切をしたと。トカゲのしっぽ切みたいに部下に責任を負わせるあきる野市の体質という話をしていますよね。  まず、本当にこれはそんな事実があったのかと思って、まずそこを確認させてください。実際、このことで強制的な部署がえとか、責任を押しつけられて職員がやめさせられたとか、そういう事実はあるのですか。 236: ◯議長(天野正昭議員) 副市長。             〔 副市長  尾崎喜己君  登壇 〕 237: ◯副市長(尾崎喜己君) お答えいたします。  この件につきましては、皆さんも御記憶が新しいと思います。財務諸表といいますか、財務書類の中の純資産変動計算書への計上が漏れていたというのか、違う数値を載せてしまっていたというか、新しい試算額を載せることができないで、計算書を出していたということが原因でありまして、これにつきましては、特に改ざんをしたというわけではなくて、単なる職員のほうで純資産が変動したことに対する認識が甘かったので、計上漏れが起きたということでありまして、修正をかけたときにあらかじめ議員の皆様に事前に説明をしておけばよかったのですけれども、それができていなかったということが原因でございまして、この誤りというのは、人間誰でもあることでありますので、故意ではございませんので、特に職員に対しての処分というのはしてございません。  以上です。 238: ◯14番(村野栄一議員) ありがとうございます。隠蔽体質があり、改ざんがあったと。それで謝罪しましたと。これはどういうことなのかな。どういうことなのですか、これ。市長、教えてください。 239: ◯市長(村木英幸君) 私も議会でそれを見ておりましたので、それをそのまま書いたものでございます。 240: ◯14番(村野栄一議員) 隠蔽と感じたら、隠蔽と公の人が書いていいのですか。市長、どうなのですか。隠蔽だと思えば、改ざんがあったと思えば書いていいのですか。教えてください。 241: ◯市長(村木英幸君) 草花公園住宅の桁数が誤っていたことだと思いますけれども、それは単純なミスだということが後でわかりましたけれども、議会で説明を受けた際には、そのように感じた次第でございますので、それをそのまま書いたものと思われます。 242: ◯14番(村野栄一議員) 議会でちゃんと、議員全員協議会で説明しましたよね。全部で9つぐらい原因だと思われることや、この場においてはこうだったと私は全部記憶して、記録もしているのですけれども、どう見ても改ざんではないような内容だったと。でも、いいです。そういうふうに思われたということですね。思われて、書いちゃったということですね。それでよろしいですね。そう思ったから書いちゃったと。  それでは、改めて聞きますよ。まずここに書いてあるその対策ですよね。トカゲのしっぽ切みたいに部下に責任を負わせるあきる野市の体質が生まれた背景を抜本的に改革する必要がありますと。抜本的に改革、どういうふうに改革するのですか、市長。 243: ◯市長(村木英幸君) 先ほどの答弁でも申しましたとおり、単純ミスであるということは後でわかりましたので、改革するということは必要ないと思いますが、注意深く業務に当たっていただければよいものと思っております。 244: ◯14番(村野栄一議員) だって、事実関係の時間が違うのですよ。起こって報告をしたのは、議員全員協議会は9月20日ですよ。9月20日に議員全員協議会でみんなに報告して、質疑応答を求めて、自分でビラを出したのはいつですか。その後でしょう。前ですか、後ですか。
    245: ◯市長(村木英幸君) それにつきましては単純ミスだと思っております。それで、当時の市長がここで謝罪をしたのだと思いますので、書いたものにつきましては、これからも注意深く業務に当たってもらいたいという意味も込めて書いたのだろうと思います。 246: ◯14番(村野栄一議員) 笑っちゃいますよね、本当ね。これを見た市民はどう思うのですか。改ざんが起こるような組織で、何とかそれを抜本的に改革する男が村木英幸だと思いますよ。普通、思いますよ。どう見たっておかしいでしょう、今の答弁。そもそもここにも書いてあるのですよ。もうこの話はやめます。今の部分はやめますけれども、できないのではなく、したくないのです。まさしくここですよ。できないのではない、したくない。これは、この前、子籠議員が話したときに、臨時の副市長の関係のことですけれども、情報が漏れているのではないかと。情報管理が問題ではないですかということを何度も言い方を変えて、わかってもらえていないと思ったから、いろいろなしゃべり方をして伝えたつもりだったと私は記憶していますよ。しかし、いつも答えることは、購読していないからわからないと。何と聞いても、購読していないからわからない。今も同じです。先ほどもひはら議員の言った、市職員がもし事故でも起こしたら、そのときはどう思うのですかと言っても、また同じ。年寄りと若い人と比べたら、年寄りのほうが危ないでしょう。若いほうが安全だからとわけがわからない答えを何度も何度も繰り返す。 247: ◯市長(村木英幸君) 先ほどの公用車、市長専用車の問題だと思いますけれども、それにつきましては、_____________________________________________________________________________________________それよりも自分が運転したほうがよろしいということでございます。 248: ◯14番(村野栄一議員) もうばかばかしくて話になりません。ばかばかしくて話にならない。答弁が余りにも低次元で全然答弁になってないということですよ。  最後にこれについて意見を言わせてください。幾ら高齢ドライバーでも何でも、二種免許を取っている。要するに、国家が決めたある一定の水準をクリアしている方に対して、そのような発言は控えられたほうがいいと思いますよ。少なくとも、あきる野市のトップとして、私たちの代表としてあなたはいらっしゃるわけですから、その意識をしっかり持ってください。 249: ◯議長(天野正昭議員) 私語はお慎みください。まだ発言中です。 250: ◯14番(村野栄一議員) それでは、(2)に移ります。具体的に来年度、令和2年にるのバスを増便・増発するということでおっしゃっていました。導入費は幾らかかっていますか。 251: ◯市長(村木英幸君) 先ほどの________________一般的な見方として、近年、高齢による免許を返納される方がふえておりますので、____________________________________________________________私自身が運転しますというふうに答えた次第でございます。  それから、るのバスにつきましては、来年度、ミニるのバスを1台導入いたします。それで、同じ方向で。 252: ◯14番(村野栄一議員) 導入費は幾らか聞いているのです。 253: ◯市長(村木英幸君) るのバスを導入いたします。ミニるのバスを導入いたします。 254: ◯14番(村野栄一議員) 今、市長の発言中、私は言いましたけれども、そもそも私が聞いたのは、るのバスの導入費は幾らですかという話をしたのです。そしたら違う答えが余りにもずっと続いたので、しかも、その前の質問の話から続いたので、ちょっとおかしいのではないですかということで、導入費はという話を自席からさせていただきました。導入費は幾らでしょうか。 255: ◯企画政策部長田野倉裕二君) お答えをいたします。  今、走っている、るのバスと同じ大きさのバスを導入するのであれば、約2000万円ほどかかります。今、小型のるのバスと言っていますので、小型のバスについて車両価格自体はどのぐらいかかるのか、これについてはまだ確認中でございます。  以上です。 256: ◯14番(村野栄一議員) 正直、金額も決まっていないのに導入を進める計画が先に出ているというのはどういうことか、本当に私の中では理解ができません。  きのう、山根議員が質問した中で、村木市長はこんなことを言っていました。19年間ふやせなかったので、まずはバスをふやすことが先だと。これはどういうことなのですかね。物事をするのにプラン・ドゥ・シーとよく言われますよね。プラン・ドゥ・シー。御存じですか。プラン・ドゥ・シー、わかっていますよね。わかりませんか。  わからない方がいるので、ちょっと説明しましょう。まず計画を立てて、そして実行して、それでそれをちゃんと検証するということです。わかりましたか。  それにおいて、まずはドゥから始めるとはどういうことですか。しかも、同じルートを回すと。そもそも、実証実験と昨日、たしか部長が答弁でおっしゃったと思うのですけれども、実証実験でやられるのですか。同じルートを同じように回すのですか。市長、答弁してください。 257: ◯市長(村木英幸君) るのバスにつきましては、話し合いをずっとしていてもバスはふえません。19年間ふえませんでしたので、同じ方向で、手続が簡素化できるように、同じ方向で2つの路線でしか、詳しい路線がわからなくて山根議員からお叱りを受けましたけれども、とにかく1台、ミニるのバスを導入して、今の路線を走ってもらう。そして、それと並行して交通不便地域が7カ所ありますので、そこを経由しながら、交通不便地域の移動手段を持たない方の解消策を検討するための手続をとってもらうということを考えております。それによって交通不便地域が解消できる、7カ所を検討しておりますけれども、解消できるものと思います。バスの台数につきましては、今後さらに必要があればふやしていく。つまり、ミニるのバスだと、狭い道も入っていけますので、そういうことを考えて、まず、るのバス1台を導入させるということを決めたところでございます。 258: ◯14番(村野栄一議員) 私はこの質問をするのに、まず勘違いしていただきたくないのは、公共交通はすごく大事で、充実したいと思っています。これは同じ共通の認識だと思ってください。ただ、余りにるのバスの導入の仕方に問題があるのではないかなというふうに思っております。実際、ワークショップを開いたところで、ワークショップの意見でるのバスを希望した方はほぼいないです。ごらんになっていますよね。るのバスが本当に欲しいという方よりも。何か言っていますか。  ワークショップの実施結果では、西部(小宮・戸倉地域、五日市地域)では、買い物、通院などほとんどの目的で自動車を利用する人が多い。東部(秋川地域、菅生・草花地域、東秋留地域、増戸・引田地域)のうち、菅生・草花地域については、秋川駅より福生駅が近いこと、バスの便が良いことから福生市との結びつきが強く、鉄道利用や買い物などでも福生市を利用する場合が多いという意見が多かった。また、東秋留地域については、近年の拝島駅南口駅前広場整備や、大型商業施設の開業により、拝島駅方面の利用が増えているとの意見がみられた。秋川地域、増戸・引田地域については、JR五日市線の利用が中心であり、路線バスはほとんど利用しないという意見が大半であった。西部、東部とも、高齢者が増え自動車が運転できなくなると非常に困るという意見が多かったが、公共交通を利用する方向に転換するのは難しいとの意見も多かったということです。違っていないですよね。これはちゃんと結果が出て、それを今、読んだのです。  私は、全然必要ではないと言っているわけではないですよ。しかも、導入に向けて今まで市でもかなり公共交通の検討に費用も入れています。公共交通を取り巻く現状の考察から始まった平成28年度では830万円。このときにあきる野市公共交通のあり方に関する提言書等の取りまとめを行っております。そして、平成30年度は540万円。これは、実証実験の支援業務委託でございます。398万円、これも支援業務委託。都合1771万2000円。これを、今まで公共交通をどうしていくかということを考えていました。その結果、これからしっかり計画をしていかなければいけないというところにあって、急にるのバス1台。何もわからない、今まで準備ができていないので、とりあえず同じルートを回します。そんなことおかしいでしょう。実際は、るのバス3台でもいいですよ。4台でもいいです。しっかりその費用やルートをみんなで考えて、そのためにこの公共交通検討委員会があるのではないですか。公共交通検討委員会、しかも、開くと言っていますけれども、ここの提言書は、とりあえず1台を求めていませんよ。しかも、同じメンバーでやるとしたら、今まで使っていたお金は何なのですか。会議をして、方向性を決めて、提言書を出して、それで、市長がかわりました。るのバス1台と。ああ、そうですかというふうになるのですか。この会議では。おかしいでしょう。提言書まで出しているのですよ。今まで1700万円ぐらい使っているのですよ。そこまで使って、ちゃんと着実にステップアップしていっているのに、急に市長がかわった瞬間、るのバス1台追加。それで、じゃあ、そうしましょうと委員会はなるのですか。もしなったとしたら、今までの提言書は何だったのだという話ですよ。ワークショップもそう。何度も開いて、6カ所で開いている。それに、この公共交通のメンバー。学識経験者、教授ですよ。それから市民の代表3名、JR、西東京バスの常務、市の職員も、総務部長も健康福祉部長も都市整備部長も入っていますよ。同じメンバーで会議を開いたら提言書が変わるのですか。内容が。がらっと変わっちゃうのですか。そうしたら、今までの会議は何だったのですか。  全然後ろ向きには考えていませんよ。ぜひやってもらいたいですよ。ただ、まだちゃんと計画もしていないのに、そうやって進めるのはどうなのですかというふうに思っております。でも、これは別に市長の答弁を聞いたところで、多分、同じような話しかされないと思うので、私はそう思っています。だから、来年開かれるというこの会議は本当にどういう形でやられるのか、そこが、私はしっかり注視していきたいと思っています。  また、本当に高齢者は、実際、不便地域だけではないのですよ。車に乗らなくなったらもうその状態で不便なのです。そういう方が市内中、いっぱいいるのです。そこも考えてもらいたい。全部にです。市民全部にタクシーチケットを出すのですか。教えてください。 259: ◯市長(村木英幸君) 交通不便地域、あるいは市内で移動手段を持たない方、そういった方に対して、今、実証実験で別のところをやっておりますけれども、タクシーチケットの補助券を出すということで、現在、実証実験なりを行っているのだと思います。  それから、今まで19年間、バスがふえなかったわけです。どうしたらいいかといったら、手続がいろいろ煩雑であるということも聞きますので、同じルートで回るなら手続は簡素化して済ませるということで、そして、将来的に交通不便地域の移動手段を持たない高齢者、あるいは障がい者、さまざまな市民の方に対して利便性が感じられるような、あるいは使い勝手がよいようなるのバスということで、さまざまな地域を呼び込めるような、特に交通が不便な7カ所を中心にして呼び込めるような形でミニるのバスをまずは運行する。そのために途中で手続は変更していくということです。呼び込めるような形で。したがって、その効果等も検証しながら、さらに必要があれば、ミニるのバス、あるいは現在使っている28人乗りのバスをさらにふやしていくことも検討するということでございます。 260: ◯14番(村野栄一議員) タクシーチケットの件は私も初耳でした。全部の市民にタクシーチケットを検討されているとは知りませんでした。そういうことでよろしいのですよね。 261: ◯議長(天野正昭議員) 直接の会話はやめてください。 262: ◯14番(村野栄一議員) 余りにもびっくりしちゃったので。そんなこと言っていませんと、今、登壇で言ったのですけれども、後で訂正するなら訂正してください。  この前、都市問題会議に私たちが視察に行ったときに大学の教授が言っていたのですけれども、やはり定期便な乗り物よりも、小さいコミュニティーで回っていくようなバスじゃないと、バスというか、そういうようなものではないと。定期便ではないタイプでないとやはり利便性もよくないと。だから、もっと小さいところを、町の中で動いていくようなものを岐阜市ではやっている。細かく動くようなことで話し合いを多くしているところは防災についても強い地域なのだと。だから、乗り物だけではなく、そういう防災の観点からもしっかり地域の住民が力を合わせて自分たちのバスはこういうふうに回りたいからこういうふうにやっていきたいのだというような声を上げるようなところにどんどん市は補助をしていくことで、今、コミュニティーがすごく広がっているというようないい話もありました。  あと5分になってしまいましたけれども、さっきの話にちょっと戻しますけれども、基本的に、期間があればちゃんとルートだって確保できるのですよ。期間があれば。期間がなくて、来年、急にやると、とにかく車を入れるのだと言っているから、みんな混乱してしまっているのですよ。ちゃんといついつだったら許可が取れますよ。そうしたら、そこにるのバスを2台入れましょうよだってあり得るのですよ。即急に1台、とりあえず入れておけみたいなイメージではなくて、とりあえずやれば、あの市長、急に、就任してすごいなと思われることを狙っているのか何だか私はわかりませんけれども、でも、それは本当に、迅速ではなくて、拙速です。本当にそういうような形で、どんどん自分の思ったことを勧めていく。それは、自分の会社ならいいですよ。自分の会社なら。最後に責任を持つのは自分ですから。でも、行政のトップですよ。8万人以上いる市民のトップです。しっかりその辺を自覚していただいて、今後とも運営に当たっていただきたい。そういうふうに思います。  以上で一般質問を終わります。 263: ◯議長(天野正昭議員) 村野栄一議員の質問が終わりました。  ここで休憩といたします。  なお、再開は午後4時20分といたします。                               午後 4時04分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午後 4時20分  再開 264: ◯議長(天野正昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ここであらかじめ会議時間の延長をしておきます。  次の質問者、19番目、子籠敏人議員、どうぞ。            〔 21番  子籠敏人議員  登壇 〕 265: ◯21番(子籠敏人議員) 議席21番、自由民主党志清会の子籠です。きのうの一般質問で合川議員から、僅差だからこそ、市民の目は厳しいものがある。私もそう思います。今回の市長選挙で市長を支持した人、対抗馬の人を支持した人、多くの市民の人が、新しい市長はどういうふうに考えているのだ。そう思っていると思います。市民だけではないと思います。この庁舎で働く職員の人、私たち議員、みんなが新市長はどういうふうに考えているのだ、どうやって物事を組み立てているのだ。それを知りたい。そう思っているのだと思います。今回のこの3日間の一般質問でも傍聴席はいつもいっぱいでした。最後のときまで残っている方も多くいらっしゃいます。私が言うことではないかもしれませんが、心から感謝を申し上げます。また、ネットを見ている人も多くいるのだというのを、先日、臨時会議のときに自分が質疑をしたことを見て、いろいろな御意見をいただきました。その注目もあるのだというのを胸に思っています。いろいろな人から声を私ももらっています。その皆さんの思いを胸に、限られた時間ですから、私なりに市長に伺いたいこと、ただしたいことを聞きたいと思います。それでは通告に従い、12月定例会議の一般質問をいたします。  (1)市長選公約の政策推進目標について  8月発行の御自身の議会報告、そして市長選挙の法定ビラの中で、市長は、口先だけの約束は誰でもできる。政策推進目標を設置し、指摘される前にみずからがチェックしますとありました。具体的にどのように行っていくのか、この際伺います。  (2)市長選公約の下水道整備について  市長選挙法定ビラの中で、下水道区域の拡大、秋川地区全域での水洗化を実現しますとありました。そこで、以下伺います。  1) 秋川地区全域ということは、菅生地区にも全て下水道を整備するということでよいでしょうか。  2) 財源はどうするのか。また、秋川地区全域を水洗化するのに幾らかかると考え、費用対効果についてもどのように考えているのか、伺います。  3) 本年度策定の汚水処理整備計画との整合性はどうなっているのですか。即時見直す等の考えもあるのでしょうか、伺います。  (3)市長の説明責任について  市民や議会に対する市長の説明責任について、市長はどのように考えているのでしょうか。  以上で登壇での質問とします。 266: ◯議長(天野正昭議員) 登壇による質問が終わりました。  答弁をお願いいたします。企画政策部長。           〔 企画政策部長  田野倉裕二君  登壇 〕 267: ◯企画政策部長田野倉裕二君) (1)についてお答えします。  本市では、政策等に基づく各種施策を計画的に推進するに当たり、行政計画を策定いたします。本市には、総合計画を初め、さまざまな行政計画が存在しておりますが、各計画を着実に推進していくため、目標や進捗管理の仕組みを組み入れたものが多くなっています。  市では、現在、令和3年度からの10年間を計画期間とする次期総合計画の策定作業を進めておりますので、総合計画審議会、市議会等の御意見を伺いながら、市長が掲げる政策を施策という形で同計画に位置づけ、しっかりと進捗状況の管理等を行ってまいります。 268: ◯議長(天野正昭議員) 都市整備部長。           〔 都市整備部長  清水保治君  登壇 〕 269: ◯都市整備部長(清水保治君) (2)の1)についてお答えします。  菅生地区の下水道整備につきましては、既に認可を取得している区域の、未整備箇所約1.7ヘクタールの整備を行うとともに、新たな区域の事業認可を取得し、整備を行う予定であります。  2)についてお答えします。  下水道整備に充てる事業費につきましては、主に国庫補助金、東京都補助金、起債、一般財源で賄うものであります。  また、秋川地区全域の整備を行った場合の事業費は、約18億3900万円となり、その効果として1,170戸程度の家屋が公共下水道と接続可能になるため、年間約2925万円の使用料収入が見込まれるものであります。  3)についてお答えします。  菅生地区の下水道整備は、現在、策定中の汚水整備計画の内容と整合性が図られているものと考えております。 270: ◯企画政策部長田野倉裕二君) (3)についてお答えします。  行政機関の説明責任に関しまして、地方公共団体の情報公開制度の根拠である行政機関の保有する情報の公開に関する法律では、同法の目的として、行政機関の保有する情報の一層の公開を図り、もって政府の有するその諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにすると規定されており、その意義として、政府の諸活動を明らかにし、国民の評価と批判の下に行政を置いて、公正で民主的な行政運営を行うことが示されております。  これを市に置きかえますと、市の施策、取り組み等を明らかにし、市民や市民の代表機関である議会の評価と批判の下に行政を置いて、公正で民主的な市政運営を行うということとなり、これが、市長を初めとする市の説明責任であると認識しております。 271: ◯議長(天野正昭議員) 答弁が終わりました。  再質問がありましたら、どうぞ。子籠議員。 272: ◯21番(子籠敏人議員) 先ほど議長が時間の延長もしてくださいましたので、時間の許す限り、質問をさせていただきたいと思います。(1)からまいります。市長、先ほど御答弁で、総合計画の中にしっかりと位置づけて、進捗等もチェックしていくような御答弁でした。この形が市長が公約に掲げたとき、政策に盛り込んだとき、イメージしていた形なのでしょうか。その点をまず確認をさせてください。 273: ◯議長(天野正昭議員) 市長。             〔 市長  村木英幸君  登壇 〕 274: ◯市長(村木英幸君) 施政方針において申し上げましたこと、お訴えしたことは、年度内に実現をしていくように図ってまいりたいと思っております。努力をしてまいります。 275: ◯21番(子籠敏人議員) 答弁になっていません。私がお尋ねしているのは、御自身が政策として法定ビラにしっかりと掲げているとき、掲げたとき、私が考える政策推進目標というのはこういう形でこういうふうにやっていくのだ。その形ですよ。今回は、その答えは、先ほど出た答えでは、今、つくっている総合計画の中に盛り込んでやっていくのだということでした。この形が、このやり方が市長がイメージしていたやり方なのですか。その点を確認しているのです。 276: ◯市長(村木英幸君) 総合計画は令和3年度からですので、まだ先の話です。したがいまして、10月に訴えました施政方針につきましては年度内、そして令和2年度を目標にして、実現できるように努力をしてまいります。 277: ◯21番(子籠敏人議員) 困りましたね。皆さんも困っていますよね。令和3年から新しい総合計画がスタートする。わかっていますよ。私たちも前市長のときから、執行部から議員全員協議会等で御説明いただいていますから、スタートするのは令和3年度からです。わかっていますよ。でも、先ほどの御答弁です。御答弁を詰めるときには、ちゃんと経営会議なり何らかの会議で、こういう答弁でいきますというのは市長も確認されているのではないですか。確認されて、オーケーが出て、私への答弁、政策推進目標を掲げたものというのはどういうふうに管理をしてやっていくのだというのは市長から出た答弁ですよ。令和3年から。御自身でそれを否定してどうするのですか、まずもって。話にならないですよ。御自身で矛盾しているとわかりませんか。御答弁いただきましょう。 278: ◯市長(村木英幸君) 総合計画の文章につきましては、大変抽象的なものが多いわけでございますので、年度ごとに私が施政方針を出した内容につきまして、その実現のために努力していくということでございます。したがって、年度ごとにみずからチェックをするということになります。 279: ◯21番(子籠敏人議員) 今、隣で堀江議員がおっしゃいました。今、庁内で職員が笑っていますよと。私もそう思いますよ。部分的におっしゃるとおりです。確かに総合計画というのは、その名のとおり、総合的、包括的、言い方を変えれば、ちょっと失礼かもしれないですが、総花的。そういうものを網羅してつくるものだと思います。市長もそういう御認識があるようです。だからこそ、私は年度ごとにチェックするとかおっしゃいました。それはそれもちろん結構ですよ。結構ですけれども、だとしたら、最初の答弁で言うべきでしょう。失礼ですよ。最初の答弁でいきなり違うことを、考えを持っていると言うというのはどういうことですか。市長でなくていいです。副市長でも、企画政策部長でもいいです。どうやって私の答弁は詰められて、この場に来ているのですか。市長が確認しているのではないのですか。御答弁をお願いします。 280: ◯議長(天野正昭議員) 副市長。             〔 副市長  尾崎喜己君  登壇 〕 281: ◯副市長(尾崎喜己君) 子籠議員の御質問にお答えします。  一般質問の通告をいただきまして、この内容について市長御自身のお考えが必要なものについてはお考えを伺って、事務方でこんな文章でよろしいかというのを確認し、まとめているところでございます。 282: ◯21番(子籠敏人議員) 今の副市長のお言葉を私なりに解釈させていただくと、市長の考えがあって、それを言っていただいたことは、なるべく沿って書くのでしょうけれども、ない部分は書けないですよね。反映できないですよね。私は、この答弁をさっき聞いていて、行政官がしっかりつくられているのだろうなというふうに思いました。  この点だけは指摘させておいてください。今のあきる野市役所の執行部の実態がまさに今、垣間見えていると思いますよ。市長と副市長以下の職員とのコミュニケーションとか、やりとりとか、調整とか、話し合いとか、私は十分されている状態だとは思えない。だからこそ、今みたいなこういうすぐに違う答弁とか、聞いていないよというようなことが出てくるのだと思います。悲しい現実ですよ。是正しなければならない。そうしなければ、流行語大賞をとったワンチームで臨めないですよ。私たちもどっちを信じて、次なる提案なり、ただすなりしたらいいのか迷ってしまう。それはお互いにとって不幸だ。ぜひ市長にはやめていただきたい。  その上で伺います。市長、政策推進目標というのは、市長の先ほどの職員のほうには伝えていなかったさらなる言葉、思いからすると、毎年のようにチェックしていくのだというふうな、毎年のように決めていくのだ、そのようなお話だったと思います。  さっき施政方針だとか、お話もありましたけれども、この前の所信表明の話をされているのだと思いますけれども、次年度からは施政方針になるのでしょう。それを政策推進目標というふうに置くということなのですか。首長が全国でされていますよ。政策プラン、目標プラン立てて、ローリングをかけてやっていくとか、いろいろな例があります。だからこそ私もこのテーマは非常に関心があります。これはやりようによっては非常にいいものだと思っています。恐らく法定ビラを見た人も、そこに期待をした人はいると思いますよ。きっちりやっていきそうだと。でも、今のやりとりを伺っていると、きっちりどころか、ぎくしゃくしながら進むのかもしれない。  さらに、これは(3)のほうの質問にもかかってきてしまいますけれども、この3日間の市長の御答弁を聞いていると、結構ぶれる。ころころ変わる。それは、市民に対する区画整理の説明会のやりとりの後だったり、新聞報道だったり、いろいろな場面でも、Aと言っていたのに、やはりBになる。Bになりましたよねとただしたら、やはりAに戻る。これは典型なのが、臼井議員に対する財政健全化の緊急の計画ですよ。やると言ったり、やらないと言ったり、この現実を早く正さないといけないですよ。市長、改めて交通整理をしましょう。政策推進目標は毎年つくるのですね。毎年つくって、毎年チェックをする。このやり方でいくと、最初の御答弁とちょっと変わります。これでいくということでよろしいですか。 283: ◯市長(村木英幸君) 具体的に何をお聞きになりたいのかよくわかりませんけれども、答弁したとおりでございます。 284: ◯21番(子籠敏人議員) 皆さん、私が言っていることはそんなに解読不可能ですか。皆さんの反応を見ているとそうではなさそうだなというふうに私なりに感触を持っていますけれども。交通整理まで私はさせてもらったつもりです。どう次に進んでいったらいいのですか。毎年のようにやっていくのだとなれば、それに沿って、さらに提案内容もできます。でも、市長はそれに進もうとしてくれているのかな、どうなのかなと思わざるを得ないです。  いま一度、伺います。また市長が答えられないのでしたら、副市長以下で構いません。今、市長のここの場でお話になっていることをそのまま受けとめると、いい意味で受けとめると、非常に違っていると思っていますけれども、いい意味で受けとめると、毎年のように政策推進目標は立て、それは施政方針の中にもしっかり言い、そして、毎年のようにチェックをしていく。それが毎年変えていくものなのか、任期4年間を見通しての政策推進目標で毎年やっていくものを分割していくやり方なのか、その辺が見えないですけれども、とにかく毎年立ててやっていくのがやりたいようです。その方針でつくり直すと、つくっていくというふうに軌道修正できますか。 285: ◯企画政策部長田野倉裕二君) 事務的な話でお答えさせていただきます。  冒頭の答弁で総合計画という計画期間10年の中で、そこに目標を置いて5年ごとの基本計画を策定もします。予算編成において、その基本構想、基本計画に基づいて3年ごとの実施計画をつくっていくというのが現状でございまして、それが毎年、この政策推進目標なるものを立てるとなると、そうした事務的には、また継続性というものも当然必要になりますので、予算編成時には多少支障は来すのではないかなというのは考えます。  以上です。 286: ◯21番(子籠敏人議員) 企画政策部長のおっしゃることはよくわかります。一般的な考え方ですね。正しいと思います。  市長、困っていますよ。支障を来すそうですよ。もう少しリードしないと。もう少し御自身がやりたいということをしっかり職員のほうに伝えていかなければ形にはならないと思いますよ。どうですか。今のこの職員のやりとりを聞いていて、困っている感情を受け入れませんか、リーダーとして。
    287: ◯市長(村木英幸君) 政策推進目標についてはみずからが頭の中に刻んでおくものでございますので、単年度につきまして、それに基づいて実現に向けて努力をするということは変わりません。何をお聞きになりたいのかよくわかりませんけれども、何度も答えているとおりでございます。 288: ◯21番(子籠敏人議員) 市長、安心してください。私の中ではかみ砕いています。今、また新しいキーワードが出ました。政策推進目標とは自分の中に刻んでいくものだと。ふざけるんじゃない。それでは説明責任も果たすことができなくなる。担保ができない。政策推進目標というのはしっかりと掲げて、それが施策だったり、数値目標だったり、それをしっかり掲げて、検証できるものにする。それは、職員はもちろん、議会ももちろん、市民の人だって見えるようにする。だからこそ意義があるのですよ。  さらにヒントを言わせていただければ、それを総合計画と何とかしてうまく連動させてやっていく、これはやれる余地はあると思いますよ。もっと言えば、自分の任期にも合わせてやっていくとか、やられている首長もいます。事例はあります。恐らく今の、恐らくというか間違いなく、市長は、いろいろな全国の首長の事例は研究はされていない。今までの議会の質問でも聞いたことはないし、今のやりとりを伺っていても、自分の中に刻んでおけばいい、そんな首長、さすがに勘弁してくださいよ。職員の皆さん、市民の皆さん、聞いてください。これが今のあきる野市長ですよ。 289: ◯議長(天野正昭議員) 私語をお慎みください。 290: ◯21番(子籠敏人議員) 市長のお話になっていること私は質問して、その際に伺う機会はつくっていますので、その際に言っていただければいいと思います。ですから、市長、自分の胸の中に刻んでおくとかだけではなくて、ぜひされるならしっかりと項目立ては必ずしも、本当だったら公約に掲げたことを全部何かしらのところに盛り込んでいくべきだと思いますよ。  最初のほうに言おうと思っていましたけれども、総合計画の中に市長の公約を盛り込んでいく、当たり前の話です。いろいろな計画を盛り込んでいく。当たり前の話です。さも市長のビラを見ると、市民の皆さんは、新しいことをやりそうだな、この市長。期待が持てる。そう思ったかもしれません。でも実際、市長が思っていることは、先ほどの答弁からすると、何ら変わらないことです。でも、その中で、きょう、質疑をさせていただいて初めて、毎年のように掲げていくぐらいの気持ちはあるのだというのがわかりましたから、全部を盛り込むのは本当に一番理想的です。ただ、それが4年間の中でできる、できないものが出てくるでしょう。それは検証すればいいのです。盛り込んだ上で。後で見ればいいのです。だからこそ、胸の中に刻んでおくレベルではいけないのです。でも、なるべく市長のものを形にするのだったら、全部ではなくてもいいですよ。最初は10項目とかでもいいと思いますよ。そういう首長もいます。でも、そこに掲げる10項目というのは当然、市長はこの市長選とか、所信表明とかいろいろなもので強く強く訴えたものほど優先順位が上がるはずです。るのバスだったり、福祉施設であったり、いろいろやればいいでしょう。具体的に盛るのですよ。それができたかできないか毎年チェックすればいいのです。そうされたらどうですか、市長。しましょうよ、せっかくですから。検証ができる形で、自分の胸にとどめておけばいいなんて、そんなのでは市民も納得できないですよ。市長を支持した、1票を投じた人も、あれっと思うと思いますよ。伺います。 291: ◯市長(村木英幸君) 1年ごとに施政方針で述べたことを実現を図っていく。そのために努力をしていく。これが政策推進をチェックすることになります。 292: ◯21番(子籠敏人議員) せっかくですから、補足で確認させてください。そうすると、その時々の話になるわけですよ。当然いろいろな、今回の台風19号のように災害が起きたりすることもあり得ます。そういうのが入ってくることだって当然、施政方針に盛り込まなければいけない。政策推進に入れなければいけないということもあると思います。その一方で、市長選のときに掲げたもの全部を入れないのかな。何らかの形で入れないのかなというちょっと不安もできました。  市長の考えを聞いていると、余り総合計画重視ではない。施政方針重視のような感じに皆さん聞こえますよね。入れないのかな。入れないものも当然出てきてしかりなのかなと思っているのですけれども、そのようなことはないのか。あり得ますよとあっさりおっしゃるのか。そこはちょっと確認させておいてください。 293: ◯市長(村木英幸君) 総合計画の中でも、私の意見というのは盛り込まれております。よく読んでください。 294: ◯21番(子籠敏人議員) しれっと着座されましたけれども、できていません。もらっていません。令和3年からです。素案もまだです。今、総合計画の審議会が3回開かれて、その段階で一回、市民の声を聞くとか、そういう手続を踏んでいるのです。形になんてなっていません。それを見てくださいとおっしゃるその姿勢、何と無責任な。そう思っていると思いますよ。職員をがっかりさせるのもいいかげんにしてくださいよ。やるべきことをやっていただければ支持はします。その部分については。でも、今の御自身の姿勢は、支持はできない。矛盾されていますよ。矛盾されているという指摘を受けたときにも、先ほど言ったとおりですみたいな、それを繰り重ねる。そんな市長は困るし、要りませんよ。  とにかく計画はいただいていません。できていませんから。その点は改められてよろしいですよね。うなずいていただければ結構です。そのうなずきもそうですね。わかっていただけましたね。  それでいいのですよ。そういうのも大事です。見てくださいなのですか。違いますよね。わかっていただけましたよね。わかりました。では、登壇で答えてください。  引き続き済みません。先ほど、計画は盛り込まれています、見てくださいとおっしゃいましたけれども、その計画は今、策定段階なのです。できていないのです。形になっていないのです。ですから、私たちのもとにも来ていないのです。だから、見られるはずがないのです。  市長、総合計画をつくっているスケジュールとか、このぐらいされているとかというのはおわかりですよね。それも含め、来ていないのです。だから、見ていないのですというのをわかって、訂正してください。それが質問です。 295: ◯市長(村木英幸君) 総合計画のたたき台というのが出てまいりましたので、私自身の意見を申し上げて、その中に盛り込んでもらいました。これから出てくると思いますので、しっかりと読んでください。 296: ◯21番(子籠敏人議員) そうおっしゃっていただければ、それは、手元に来れば見ます。首長が誰であろうと見ます。丁寧な御答弁をお願いしたいですね。  今回のやりとりを伺っていて、また、いろいろな人の一般質問を聞いていて疑問に思うことがあるのです。それは、さまざまな、法定ビラとかに書かれている市長の政策、公約というのは、本当に市長が練り上げてつくられたものなのかなということです。  それはどうしてそう思うかというと、恐らく皆さんも思っていると思います。まだ総論的なものだったらいいです。今までの経験則からでも御答弁できる範疇のものがあると思うのです。でも、細かなものとかを伺うと、それは答弁されないのですよね。詰まるのです。時には、きょうは特にそういう雰囲気が出てきましたけれども、担当部長のほうに答えてもらいたいということですね。そういう姿勢が出ています。だから、本当につくられているのかなと思います。  市長、どうなのですか。御自身の、先ほどの村野議員のやりとりを聞いていても、自分が本当に報告をつくったのかなと思ったりもするぐらいなのですけれども、御自身で練ってつくられて出したものなのですか。伺います。 297: ◯市長(村木英幸君) 政策スタッフと話し合って、議論をして、まとめ上げております。したがって、ワンチームでつくった報告書です。 298: ◯21番(子籠敏人議員) ワンチームのフレーズも使っていただいて。そうなのです。中嶋議員がおっしゃったとおり、ワンチームで議論を重ねてつくられたのだったら、わかるはずなのですよ。市長、強弁されたと思いますけれども、みんなわかっているというか、見抜いているというか、気づいているというか、思っています。それだったら、あの答弁はないだろう。あの場面のあの答弁はないだろう。私だけではないと思いますよ。それが実態だと思いますよ、皆さん。知っておいていただけたらと思います。だって、自信がなさそうなときはか細くなりますよね、市長の答弁。  まとめ的になりますけれども、政策推進目標は、毎年つくられるならつくられたほうがいいと思いますよ。政治の世界にはハネムーン期間という言葉があるのですよ。これは、大統領選などでよく言われますけれども、政権交代されて100日間、この間をハネムーン期間と言います。今日は市長が就任されて50日ぐらいです。この100日ぐらいの間にまさに、私は、政策推進目標をつくるのだったらつくるべきだと思いますよ。そのぐらい、政策推進目標を掲げるというのは意味があるし、意味があるからこそ、スピード感と集中、これが大事なのですよ。これでできて、それを達成できたら、第2弾でも、第3次でもいいではないですか。つくっていけばいいのですよ。ぜひ、やるのだったらそのぐらいのクオリティーのものをやられたらいいと思います。やられなかったら私は言いますよ。ああやって言っていたじゃないですかと。それが施政方針にしれっと入れたから。総合計画とかに入れる、各種計画に入れるのは当たり前だ。それ以上のものを期待を持たせて市長はなられているのです。それをやはり胸に置いて、それこそ胸にしっかり置いて、100日、ハネムーン期間が終わるときに、どのようなことをされたり、言われているのか。  先ほどの臼井議員の答弁には、財政健全化の計画をつくると言いましたね。まさにそれなどは政策推進目標に入れて、100日間の中でつくればいいのですよ。つくってみてくださいよ。来年度に向けてとさっきおっしゃっていましたけれども、来年度に向けての予算編成にもう入っているのですよ。これは都とか、国とか関係するところになればなるほどもっと早くから始まっているのですよ。今からつくってやるなど相当遅い。登庁して最初にこれをやろうぜと言うべきですよ。それが、私は足りていないと思いますよ。それをお伝えしておきます。何もされなかったら、それはそれで皆さんの批評を受けることになるでしょう。それが市長の仕事だと思いますよ。  時間が押してしまうといけないので、(2)に行きます。下水道整備のお話です。まず伺います。先ほど答弁を伺って思いました。このスケジュール感、予定というのは、澤井市政下でつくられているものですよ。何ら変わりはないと思います。その認識を市長はしっかりお持ちになっていますか、それをまず聞かせてください。 299: ◯市長(村木英幸君) 汚水整備計画に基づいて実行されるものと考えております。 300: ◯21番(子籠敏人議員) そういうふうに答弁でおっしゃっています。答弁に出ていないところを私は確認したいからこそ、さらなる質問をかぶせているのです。改めて、もう一度伺います。その汚水整備計画というのは前澤井市長のもとでつくって進めてきているものです。今年度中に策定の予定です。その予定も変わっていないはずです。その中で、先ほど出た御答弁は担当課がつくられたのでしょうけれども、その計画どおりだと思っています。澤井市政下のもとでつくられているものと何ら変わりないというのが、市長、わかっていますかというのを知りたいのです。わかっていらっしゃるのか、いや、それは知らなかったとおっしゃるのかわかりませんけれども、それをまず聞かせてください。とにかく聞かせてください。 301: ◯市長(村木英幸君) 何を質問されているのかよくわかりませんけれども、とにかく公共下水道事業は汚水整備計画のもとにこれから実行されてまいります。 302: ◯21番(子籠敏人議員) 都市整備部長、大変申しわけない。私が今、質問したことを市長はおわかりになっていないようですから、質問も含めなのか、おわかりになっていないようですから、確認をさせていただいていいですか。澤井市政下でつくられてきているものそのものだと思います。それに沿った御答弁だったと思います。いかがでしょうか。 303: ◯都市整備部長(清水保治君) お答えいたします。  汚水整備計画につきましては今年度中にまとめるということになっておりますけれども、今までやってきたことを引き継いでやっている状況でございます。  以上でございます。 304: ◯21番(子籠敏人議員) 都市整備部長、お手数をおかけしました。そのとおりですよね。そうすると、一つ言わせてください。あの法定ビラにおいて、市長は秋川地区を全部水洗化すると言って、実現しますまで言っているのです。でも、今、進めているピッチというのは、澤井市政下で財政のいろいろなバランスなども鑑みながら進めてきている形の枠内でのやり方なのです。でも、実現するためには、実現するとおっしゃっているのですから、実現する。つまり、任期は4年間ですよね。今のペースでは、今、持っている計画では、4年でなんてとてもできないと思いますよ。既に認可をとっているところは終わっていないのですから。担当課はよくわかっていると思います。現在持っている、既に認可を持っているところを終えるだけで、どのぐらいの時間、期間を要すると思っていますか、市長は。担当課はわかっているから。私もわかっているつもりです。市長、どのくらいかかると思っていますか。 305: ◯市長(村木英幸君) 何度も申しますけれども、何を主眼に質問されているのかよくわかりませんけれども、とにかく汚水整備計画にのっとり、毎年度ごとに予算で実施されるものと思っております。 306: ◯21番(子籠敏人議員) 非常に悲しいです。私が伺いたいのは、今のペースでいくと、市長が実現するとビラで書いたが、それはできないのですよ。認可はそれこそとれたとしても、着工して、完了するまでできないのですよ。引田もやはりやられる方向を出しましたよね。そっちもあります。ほかもあるのですよ。だから、できないのです。できるようにするためには相当、新たな予算を拡充して、つぎ込んでやらなければならないのです。それは無理でしょうという話なのです。それをわかっていますかというのを聞きたいのです。それが、聞きたいことがわからないからと。  もう一つ言わせてください。私、初日から思っているのです。初日の例えば田中議員に対する日の出町との関係、給食センターの話です。きょうだって、ひはら議員の車の話だってそうですよ。通告を出しているのです。そのための通告なのです。通告を出している。通告を出しているのだから、このテーマはいろいろな角度で質問が来るのだというのを準備するのが、それがやはり紳士でしょう。市長は、伺っていると、それは知らないとか、わからないとか、それで通そうとしているのですよ。乗り切ろうとしているのですよ。あんまりですよ。そんなリーダーには部下だってやっていくのつらいですよ。もちろん、わかっていること、これはまだちょっとよくわからないことが正直あるのだというのはおっしゃっていただければいいと思いますよ。少なくとも、私はそこをねちねちやろうと思いませんよ。でも、そこを詭弁を通してとか、あと、相手をデスって答弁しないとか、そのやり口はトップとしてひどいと思います。これもぜひ、市民の皆さんにはやはり伝えなければならないと思います。職員の皆さん、でも諦めないでください。一緒にやっていきましょうよ。  とにかく、この点だけ確認しましょう。市長の思いを4年で実現するためには、下水道は予算を相当拡充しないとできません。拡充はするのですか。 307: ◯市長(村木英幸君) 何を質問したいのかよくわかりませんけれども、とにかく汚水整備計画にのっとってこれから一年一年、実施をしてまいります。そのことです。 308: ◯21番(子籠敏人議員) 傍聴されている方とか職員の方、がっかりさせてまことに申しわけありません。でも、これが市長なのです。これが今、持てている市長のスキルです。よく、よく受けとめてください。  今のお話だと予算の拡充をするつもりはないそうです。ということは、あの法定ビラに書かれたことは実現できません。ということは、私が思うに、市民に過度の期待を持たせて、それを履行しない政治家である。そういう要素を持っている人だということです。私はそういうふうに理解しました。もっと伺いたいですけれども、(3)に行きます。  (3)の質問をさせていただくに当たって、先ほども言いましたけれども、村野議員とのやりとりを特に伺っていると、この首長は説明責任を果たしていってくれる方なのだろうかというふうにやはり思わざるを得ない。そう思っています。  その上で、今後のために聞かせてください。今回、一般質問をそれぞれの議員が通告をし、登壇の質問に対する答弁、これは、前市長だと、執行部のほうは市長がお答えになり、教育委員会関係は教育長が登壇の質問にはお答えされました。でも、新市長になられて、市長は答えるパターンと答えないパターン。基本は答えないような、担当部長とかに言ってもらうというふうに考えを変えたようですけれども、この理由は何なのでしょうかと思っているのです。  どなたかの議員も、松原議員か誰かのお話を引き合いに出されて評価されていたと思いますけれども、市長みずからが登壇の質問にもお答えをまずするというのは、説明責任とか、いろいろな関係でいいよねという声もあったと思います。そういう文化の中であきる野市議会も来ていたと思うのですけれども、それをこのようにされた理由をまずお聞かせいただければうれしいです。さらに言うと、答える中にも、市長に同じように見解を求めているのに、ある議員には答え、ある議員には答えないというふうに区別されています。その辺も含め、どうしてこのようになったのかというのをまずお聞かせください。説明責任をというテーマで話す上で、私は非常に大事なところだと思っていまして、まず聞かせてください。 309: ◯市長(村木英幸君) 答えるべき質問には答えております。 310: ◯21番(子籠敏人議員) 聞きましたよね、皆さん。この一言で済ませる人ですよ。では、答えてもらえなかった私は答えるべき人ではないのでしょうかと思ってしまうのが人というものです。そんなふうに言われたら嫌ですから、私は質問を続けたいと思います。  何なんだろうな。この性格というか、感性というか、行く行く自分の首を絞めることにならないかなと思います。  やはり説明責任は等しく果たすというか、同じように対応するべきだと思いますよ。明確な理由があるのでしたらあれですけれども、どうやらないようですから、気分かと言われてもよくないですから。私たちのまちの市長がそういうふうに思われるのは私も嫌ですから。  それと、今回の一般質問を伺っていて、市長はやはり一人走りしているところがすごく多いのではないかなと思うのです。余り答弁されないかなと思うと、特に得意分野はもちろんそうなのでしょうけれども、自分の思いを紹介するシーンはすごくあります。でも、市長は今やあきる野市長なのです。その一つ一つもあきる野市長の言葉なのです。これまでの一議員というか、村木英幸さんの言葉とはやはり重みとか、責任が違うのですよ。だからやはり思いだけばっとまず言うというのは、ほかの議員からも指摘が出ていましたけれども、やめるべきだと思います。いろいろな議員からも指摘をこの3日間でされて、改めて市長、そこは肝に銘じていただきたいのですけれども、どうですか。今後は気をつけていただけますか。 311: ◯市長(村木英幸君) 何度も申しますけれども、何を質問されたいのかよくわかりませんけれども、とにかく選挙で公約したことを私は実現するために実行しております。行動しております。 312: ◯21番(子籠敏人議員) その一つ一つの言葉、姿勢、態度が私たちのまちのリーダーの質というか、品位を下げているのです。私はそう思います。だからこそ、やめてほしいのです。わかっていただけないのは非常に残念です。  これを何で言うかというと、市長はいろいろなところで、例えば引田の区画整理だと、検討会議で話してもらってから決めますとかとおっしゃるではないですか。また、ほかの場面では、議会の意見を聞いてから決定するとか、そういうふうにおっしゃるけれども、その一方でというか、その次の日には自分の思いで方針を言ってしまう。これは、議会を初め、さまざまな会議で協力をしてくれている方々、ひいては市民の皆さん、協力してくれている方とか、この皆さんに対して失礼、軽視していると言わざるを得ないですよ。そういう状況を市長、醸し出しているのですよ。だから、やめましょうと言っているのに、何をおっしゃりたいのかわからない。残念だ。  議会のみんなもやはりこの点だけはまずしっかり指摘というか、正すというか、市長に考えを変えていただけるように言いましょうよ。  何でこんなこと言うかというと、今、会議体の話もさせてもらいましたけれども、説明責任をトップが果たしていくためには、そのチーム、役所で言うと、副市長を初め、さまざまな職員の人とのコミュニケーションとか、日ごろの研鑽、これには情報収集。情報収集というのは市民の皆さんといろいろな言葉を交わすとか、いろいろなことをやったり、副市長の選任のときにも新聞を引き合いに出して言いましたけれども、アンテナをいろいろ立てるとか、いろいろな情報を仕入れたりして、その中で職員といろいろなコミュニケーションをして、協議をして、時には考えを変えたり、新しいアイデアを入れたりして、それで練り上げたからこそ、説明責任というのはしっかりと適切に果たせるようになると思うのですよ。それが今の市長には欠如していて、できていないと思うのです。  きょうの最終日は答弁に詰まって、いろいろ職員のほうを向くようになりましたけれども、それまでは市長はもう全然、市長と職員の間でいろいろな答弁のやりとりをしているときに、普通、アイコンタクトをするじゃないですか。そういうのがなかなかないというのも、全然ないというぐらい言っていいと思うのですけれども、見られないのは、やはりコミュニケーションをなかなかとられていないのだろうなというふうに、まだ不足しているのだなというふうに思ったところなのです。中嶋議員が裸の王様だと言いました。私も、そうなってしまっているのではないかとか、非常に危惧しています。なられては非常に困るのです。  市長、改めて伺いますけれども、そのようにならないように肝に銘じていろいろなことに当たっていただきたい。説明責任を果たすためにもしっかりとコミュニケーションをいろいろな人ともとって、いろいろな会議体も軽視しないで、そういうところにも必要があれば出ていって、ちゃんと話をすればいいではないですか。そういう姿勢をもって臨んでいっていただきたいというふうに思ってこの質問をさせていただいているのです。お考えをお聞かせください。 313: ◯市長(村木英幸君) 何度も申し上げておりますけれども、何を聞いているのかよくわかりません。したがって、目をつぶっている方もこちらから見ると見受けられますけれども、とにかくよく練り直して質問していただきたいと思います。 314: ◯21番(子籠敏人議員) 大変大変申しわけない。副市長、役所のガバナンスというのは、今、私がお話をさせていただいたようなことを大切にして、説明責任を果たさなければならないと私は思っておりますけれども、副市長の見解を伺えたら非常にありがたいのですが、可能な範囲で結構です。立場もわかっています。 315: ◯副市長(尾崎喜己君) ここで来るとは思いませんでしたけれども。何から話をすればいいかなと思っておりますけれども、まず、行政サイドとすれば、政権交代があったときこそ行政に対する継続性であるとか、信頼性、信用をこの変化のときにどう保っていくかということが、私は一番必要だと思っております。当然、首長がかわれば方針も変わることもあるでしょう。ただ、そのときには市民の方の信頼を裏切ることはできません。継続も必要なことがあります。変えるべきは変えなければいけません。変えるときには、よく使われる言葉でしょうけれども、合意形成といった言葉がよく使われます。それも必要なことだと思っております。  ということで、先ほど総合計画の話もありましたけれども、総合計画は10年の計画ですから、市長任期は4年です。次の市長にかわるかもしれません。ただ、現在つくられているのは村木市長でありますので、村木市長のお考えというのは、総合計画レベルでは難しいかもしれないけれども、基本計画レベル、実施計画レベルには持ち込んで、当然反映していかなければいけないというふうに私は思っております。  もう一つ、施政方針においては、それは来年度、翌年度の重点施策、目玉となるようなものを中心に述べていくものであろうというふうに思っております。それが法定計画ではなくなりましたけれども、市民の皆様にお示しする行政の姿勢の大きな部分であると思っております。  ということで、繰り返しになりますけれども、これだけ首長交代、政権交代があったときであるからこそ、私たち行政、ここに部長がたくさんいますし、課長も控室で聞いております。一般職員も聞いています。ということで、行政の継続性、信頼性を損なわないような形で行政運営に当たってまいりたいというのが、まず基本的なところでございます。 316: ◯21番(子籠敏人議員) 答弁に立っていただいて、ありがとうございました。本当にお願いします。不安を持っている人は多くいると思います。何とかこのまちはやはり守っていきたいです。  今回、いろいろな質問を各議員だったり、うちの会派のメンバーだったりがさせていただいて、やはり私が感じることは、市長はノープラン。ビラとかは過度に期待を与えて、履行できないものがやはりいろいろ見えている。部分的に、それこそ公約は破綻してきている。それが確認できた側面。あと、説明責任を果たす気持ち、覚悟、準備がなかなかないなという思い。寂しいですね。これを受けとめてくれていない感じの市長が本当に寂しく見えますね。  でも、このまちをとめるわけにはいきませんから、みんなで力を合わせてやっていくことはやっていく。支持することは支持はします。でも、正さなければならないことは多々ある。それは、多くの議員が確認をしたこの一般質問だったのではないでしょうか。しっかりと私たちも改めて勉強して、しっかりと市長を正していきましょうよ。私はしていきたいと思います。  議長、時間延長もしていただいて、ありがとうございました。  なかなか市長から答弁をいただけないものが多かったですけれども、これ以上引き合いに出しても難しいでしょう。  以上で質問を終わりますが、これからしっかりみんなでやっていきたいということを改めて確認をして、終わりたいと思います。  終わります。 317: ◯議長(天野正昭議員) 子籠敏人議員の質問が終わりました。  これで全ての一般質問が終了しました。  以上をもって本日の議事日程は終了いたしました。本日は散会したいと思います。これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 318: ◯議長(天野正昭議員) 御異議なしと認めます。  来週から委員会審査に入ります。次の本会議は、12月19日木曜日、午前9時30分から12月定例会議最終日を開きます。  本日はこれにて散会いたします。  大変お疲れさまでした。                               午後 5時18分  散会           ────────── ◇ ──────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    あきる野市議会議長   天 野 正 昭    あきる野市議会議員   たばた あずみ    あきる野市議会議員   合 川 哲 夫...